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JP2584918B2 - 剥離シート - Google Patents

剥離シート

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JP2584918B2
JP2584918B2 JP3243447A JP24344791A JP2584918B2 JP 2584918 B2 JP2584918 B2 JP 2584918B2 JP 3243447 A JP3243447 A JP 3243447A JP 24344791 A JP24344791 A JP 24344791A JP 2584918 B2 JP2584918 B2 JP 2584918B2
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靖 佐々木
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Lintec Corp
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/40Adhesives in the form of films or foils characterised by release liners
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーン粘着テー
プ,シリコーン粘着シートまたはシリコーン粘着ラベル
もしくはシリコーンフィルムキャスティングに用いて好
適な剥離シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の剥離シートは、剥離シート基材の
片面もしくは両面に剥離剤であるフルオロシリコーンが
単層に塗工されたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】剥離剤であるフルオロ
シリコーンが剥離シート基材上に単層で塗工された従来
の剥離シートの構成では、シリコーン粘着剤に対して優
れた剥離性(実用剥離強度は、約150g/2cm以下
である。)を得るには、フルオロシリコーン剥離層の厚
みが1μm以上必要としていた。
【0004】一般に、シリコーン粘着テープ,シートま
たはラベル等の粘着テープ製品の製造は、シリコーン粘
着剤が剥離シート上に直接塗工され、次に粘着剤を加熱
・硬化し、さらに表面基材と貼り合わされて製造される
ことが多い。この製造方法においては、特に剥離剤であ
るフルオロシリコーンの塗工層の厚みを厚くする必要が
あった。しかし、剥離剤であるフルオロシリコーンを1
μm以上塗工したものでは、剥離シート基材から剥離剤
フルオロシリコーンが剥がれおちる現象(フルオロシリ
コーン層を指でこすると剥離層が基材からとれる脱落現
象)がみられる。このような脱落現象を伴う剥離シート
では、シリコーン粘着剤と接合後、剥がされる時に適正
で安定した剥離性能が得られなくなるばかりでなく、場
合によっては剥がれない剥離トラブルを起こしやすい。
また、たとえ剥がれたとしても剥離シート基材から脱落
した剥離剤が粘着剤層側に取られてしまい、粘着剤の粘
着物性を著しく低下してしまうという問題点がある。ま
た、剥離剤とシート基材の投描効果を高めるために、シ
ート基材にマット加工,エンボス加工等の処理をする方
法もあるが、剥離剤フルオロシリコーンのシート基材か
らの脱落現象を抑制するには充分な効果はない。
【0005】上記のようなフルオロシリコーン剥離層が
剥離シートからとれてしまう脱落現象を伴う剥離シート
では、シリコーン粘着剤と接合後、ラベル・シートまた
はテープ等に加工後、剥離シートが剥がされるときに、
剥離剤が剥離シート基材から取れてしまい、良好な剥離
性能が得られないばかりでなく、取られた剥離剤が粘着
剤側へ移行し、粘着剤の粘着物性を著しく低下させてし
まうという問題点を有していた。
【0006】これに対し、剥離剤であるフルオロシリコ
ーンの塗工厚を1μm以下と薄くすると、剥離剤がシー
ト基材からの脱落現象はみられなくなるが、シリコーン
剥離剤に対する剥離性能が劣ってしまう。特にシリコー
ン粘着剤が剥離シート上に直接塗工され、ラベル,シー
トまたはテープ等に加工される製造方法においては、剥
離シートがシリコーン粘着剤層から剥がされるときに剥
がれなくなるという問題点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上、従来の剥離シート
の問題点である剥離剤の基材からの脱落およびシリコー
ン粘着剤に対する剥離性を解決するために、本発明者ら
は、剥離剤の基材からの脱落がなく、かつシリコーン粘
着剤に対する優れた剥離性能が得られることを目的に種
々検討を行った。その結果、シート基材に単層で塗工・
形成されていたフルオロシリコーン剥離層に代えて、1
層以上のシリコーン層を新しく設け、さらに、その最外
層にフルオロシリコーン剥離層を設けることにより、フ
ルオロシリコーン剥離剤のシート基材からの脱落がなく
かつシリコーン粘着剤に対して優れた剥離性能を有する
ことを見い出した。
【0008】本発明は、まず、第1に剥離シート基材と
剥離剤フルオロシリコーン層との間にシリコーンを主成
分とする接着増強層を有する剥離シートであり、従来の
剥離シートに比べ基材と剥離剤との密着性に優れるもの
である。上記の接着増強層としては、ジメチルポリシロ
キサンを主成分とするもので、従来から公知の剥離シー
ト用シリコーンが使用でき、接着増強層のシリコーンの
中には、接着増強層としての性能を損わない範囲にてシ
リコーン以外の成分、例えば、アルキド,SBR,アク
リル,ポリ酢酸ビニル,EVA,ポリブタジエン,イソ
プレンゴム,ブチルゴム,エチレン・プロピレン共重合
体,充填物等が共重合・ブレンドされてもよい。
【0009】また、シリコーンは、特に限定はないが、
付加反応型シリコーンが、硬化性および基材との密着性
の点で好ましい。
【0010】接着増強層の厚みとしては、0.01〜1
0μm、望ましくは0.1〜1μmが良い。フルオロシ
リコーンとしては、従来よりシリコーン粘着剤用剥離剤
として知られているものが使用でき、特開平1−154
740号に記載のものがあり、市販製品としては信越化
学工業製X−70−201が知られている。また、フル
オロシリコーン剥離剤の厚みは本発明ではシリコーンの
接着増強層があるため、その厚みを1.0μm以上とし
ても基材からの脱落がないので0.2〜10μm、コス
ト等の点から望ましくは0.5〜2μmが良い。
【0011】本発明の剥離シートを得るには、まずシー
ト基材上に接着増強層としてシリコーンを従来公知の方
法で塗布し、これを加熱硬化させ、さらに剥離剤である
フルオロシリコーンを接着増強層の上に従来の公知方
法、例えば、バー塗工,グラビア塗工,エアナイフ塗
工,その他のロール塗工などで塗布し、同様に加熱硬化
させる。シリコーンの塗工液はエマルジョン,有機溶剤
型,無溶剤型、何れでもよい。また、シリコーン粘着剤
の剥離剤として用いられるフルオロシリコーンは有機溶
剤型が一般的であり、シリコーンおよびフルオロシリコ
ーンの硬化方法も従来公知の方法でよい。たとえば熱硬
化が一般的である。
【0012】また、本発明では、剥離シート基材の少な
くとも一方の面に、JIS K7213試験による剪断
弾性率が1×107 dyn/cm2 以下であるシリコー
ンを1層以上塗工し、さらにその最外層に剥離剤である
フルオロシリコーン層を設けたことにより、剥離シート
基材とフルオロシリコーン剥離層との密着性が良くなる
他に、シリコーン粘着剤に対し、より優れた剥離性能を
得ることができる。弾性率が1×107 dyn/cm2
以上のシリコーン層を基材とフルオロシリコーン層との
間に設けた剥離シートでは、シリコーン粘着剤に対する
より優れた剥離性能は得がたい。基材とフルオロシリコ
ーン層との間に設けるシリコーン層は、弾性率が1×1
7 dyn/cm2 以下である皮膜の柔らかいシリコー
ンを用いなければ、本発明の目的であるより優れた剥離
性能は達し得ない。
【0013】本発明においては、上記の剥離シート基材
とフルオロシリコーン層との間に設けられた1層以上の
弾性率を特定した場合のシリコーン層の厚みは、少なく
とも1μm以上必要であり、望ましくは2〜5μmが良
い。この場合の上記フルオロシリコーン剥離層の厚み
は、0.2〜0.6μm程度で良い。なお、フルオロシ
リコーン層の厚みを0.6μm以上塗工しても本発明の
効果になんら支障はないが、フルオロシリコーン剥離剤
を必要以上塗工するのは経済的でない。
【0014】上記シリコーンおよびフルオロシリコーン
は前記したような公知のものが使用できる。また、本発
明の特定の剪断弾性率を有する剥離シートは前記したよ
うな公知の方法で製造して得ることができる。
【0015】本発明の剥離シート基材としては、従来公
知のものが使用できる。たとえばPETフィルム,OP
Pフィルムなどの合成樹脂フィルム,紙たとえばグラシ
ン紙,PEラミネート紙,PVA・デンプン等のアンダ
ーコート紙等が挙げられる。
【0016】なお、本発明のシリコーン層およびフルオ
ロシリコーン剥離層は、シート基材の片面でも両面でも
よい。場合によっては、フルオロシリコーン層/シリコ
ン層/シート基材/フルオロシリコーン層の構成でもよ
い。
【0017】
【作用】本発明によれば、基材と剥離剤との密着性が高
く、剥離剤フルオロシリコーンの基材からの脱落がな
く、かつ剥離性能に優れた剥離シートを得ることができ
る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。なお、以下の実施例において、剥離シート
基材上に形成する接着増強層に用いるシリコーンはジメ
チルポリシロキサンを主成分としたシリコーンであり、
以下単にシリコーンと記す。
【0019】(実施例1) 剥離シート基材である厚さ50μmのPETフィルムの
一方の面に剪断弾性率(JIS K7213)が4.0
×106 dyn/cm2 であるシリコーンを塗工し、1
50℃・60secで加熱硬化させ、厚み3.0μmの
シリコーン層を形成させた。さらに、前記シリコーン層
の上にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−70−
201)を塗工し、150℃・60secで加熱硬化さ
せ、厚み0.2μmの剥離層を形成させ、剥離シートと
した。
【0020】(実施例2) 実施例1のフルオロシリコーン層の厚みを0.6μmに
する以外はすべて実施例1の条件にて剥離シートを作成
した。
【0021】(実施例3) 剥離シート基材である厚さ50μmのPETフィルムの
一方の表面に剪断弾性率(JIS K7213)が8.
0×106 dyn/cm2 であるシリコーンを塗工し、
150℃・60secで加熱硬化させ、厚み3.0μm
のシリコーン層を形成させた。さらに、このシリコーン
層の上にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−70
−201)を塗工し、150℃・60secで加熱硬化
させ、厚み0.6μmの剥離層を形成させ、剥離シート
とした。
【0022】(実施例4) 剥離シート基材である厚さ50μmのPETフィルムの
一方の面に剪断弾性率(JIS K7213)が1.0
×107 dyn/cm2 であるシリコーンを塗工し、1
50℃・60secで加熱硬化させ、厚み3.0μmの
シリコーン層を形成させた。さらにこのシリコーン層の
上にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−70−2
01)を塗工し、150℃・60secで加熱硬化さ
せ、厚み0.6μmの剥離層を形成させ、剥離シートと
した。
【0023】(実施例5) 剥離シート基材である厚み50μmのPETフィルムの
一方の面に剪断弾性率(JIS K7213)が4.0
×106 dyn/cm2 であるシリコーンを塗工し、1
50℃・60secで加熱硬化させ、厚み1.5μmの
シリコーン層を形成させた。さらに、このシリコーン層
の上にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−70−
201)を塗工し、150℃・60secで加熱硬化さ
せ、厚み0.6μmの剥離層を形成させて剥離シートを
得た。
【0024】(比較例1) 剥離シート基材である厚さ50μmのPETフィルムの
一方の面にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−7
0−201)を直接塗工し、150℃・60secで加
熱硬化させ、厚み0.2μmの剥離層を形成させ、剥離
シートを得た。
【0025】(比較例2) 比較例1で用いた剥離剤フルオロシリコーンの塗工厚を
0.6μmとする以外は、すべて比較例1と同じ条件に
て剥離シートを作成した。
【0026】(比較例3) 比較例1で用いた剥離剤フルオロシリコーンの塗工厚を
1.2μmとする以外は、すべて比較例1と同じ条件に
て剥離シートを作成した。
【0027】(比較例4) 剥離シート基材である厚さ50μmのPETフィルムの
一方の面に剪断弾性率(JIS K7213)が1.5
×107 dyn/cm2 であるシリコーンを塗工し、1
50℃・60secで加熱硬化させ、厚み3μmのシリ
コーン層を形成させた。さらに、このシリコーン層の上
にフルオロシリコーン(信越化学工業製X−70−20
1)を塗工し、150℃・60secで加熱硬化させ、
厚み0.6μmの剥離層を形成させ、剥離シートとし
た。
【0028】以上実施例1〜5、比較例1〜4で得た剥
離シートについて、シリコーン粘着剤に対する剥離強度
および剥離剤フルオロシリコーンの剥離シート基材から
の脱落の有無を調べた。結果を表1,2に示した。
【0029】なお、本発明における剪断弾性率の測定方
法は、JIS K7213試験の方法で、剪断弾性率を
測定した。測定雰囲気は温度23±2℃、相対湿度50
±5%とした。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】*…剥離強度 剥離シートの剥離処理面上にシリコーン粘着剤(トーレ
・ダウコーニング・シリコーン製SD−4580)を塗
工し、130℃・2分加熱硬化し、塗工厚50μmのシ
リコーン粘着剤層とし、表面基材50μm厚さPETフ
ィルムを貼り合わせ、粘着シートとした。このシートを
70℃の雰囲気下、100g/cm2 加圧条件にて7d
ays老化し、万能引張試験機にて180°表面基材ピ
ールで剥離強度(クロスヘットスピード0.3m/分)
を測定した。
【0033】**…フルオロシリコーンの密着性 上記剥離シートを40℃・95%RH雰囲気下、7da
ys老化後、フルオロシリコーン層を指でこすり、フル
オロシリコーン層のシート基材からの取られ,脱落現象
の有無を観察した。
【0034】 (評価) ○…脱落なし ×…脱落あり なお、前記実施例1のPETフィルムの代わりに、厚さ
64μmのOPPフィルムを、グラシン紙(坪量85g
/m2 )とを用い、それぞれ他は実施例1と同じ方法で
剥離シートを作成したが、これらの剥離シートの密着性
は実施例1の場合と同様良好であった。
【0035】
【発明の効果】従来の剥離シートの構成である剥離シー
ト基材に剥離剤であるフルオロシリコーンを単層で塗工
したものでは、剥離剤フルオロシリコーンが基材から脱
落し易いあるいはシリコーン粘着剤に対して剥離性能が
不充分といういずれかの問題点を有しており、両者の問
題点を同時に満足する剥離シートは存在しなかった。
【0036】従来の剥離シートに対して、剥離シート基
材と剥離剤フルオロシリコーン層との間に(ある特定の
弾性率を有する)シリコーン層を設けることにより上記
問題点を同時に解消した新規の剥離シートを提供したの
が本発明である。
【0037】シリコーン粘着剤用剥離剤フルオロシリコ
ーンを直接剥離シート基材上に配設した従来の剥離シー
トに比べ、本発明品は基材と剥離剤との密着性に優れ、
剥離剤が基材面側から取られたり、剥離困難となる剥離
トラブルを生じることなく、安定な剥離特性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルオロシリコーン剥離層が単層である従来の
剥離シートの断面図である。
【図2】本発明の剥離シートの断面図である。
【図3】本発明の剥離シートの断面図である。
【図4】本発明の剥離シートの断面図である。
【符号の説明】
1 剥離シート基材 2 シリコーン層(シリコーンを主成分とする接着増強
層) 3 フルオロシリコーン層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離シート基材の少なくとも一方の面に
    剪断弾性率(JISK7213)が1×10 7 dyn/
    cm 2 以下であるシリコーン層が設けられ、このシリコ
    ーン層の上にフルオロシリコーン系の剥離層が形成され
    ていることを特徴とする剥離シート。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン層がジメチルポリシロキ
    サンを主成分とするシリコーンからなることを特徴とす
    る請求項1に記載の剥離シート。
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