JP2583088Y2 - 根菜収穫機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は主に大根などの根菜類を
堀取って収穫するようにした根菜収穫機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、実開昭６３−１７３０２２号公報
に示す如く、土中から根菜を抜上げて後方斜上方に持上
げる搬送体と、該搬送体から受継いだ根菜を略水平に支
持し乍ら搬送する搬送ベルトと、搬送ベルト送り終端に
連結させる上り勾配の積込ベルトを設ける技術がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、搬送
ベルトと積込ベルトの搬送幅を略同一大きさに搬送ベル
ト送り終端下方に積込ベルト送り始端を配設させていた
から、搬送ベルトから積込ベルトに根菜が落下して受継
がれ、頸部を切断した大根など円柱形の根菜は、積込ベ
ルト上面を送り始端側に転落し易く、積込ベルトの搬送
勾配が制限される不具合があり、また搬送ベルトからの
落下衝撃が小さくても根菜が成熟しているときは、ひび
割れし易く、商品価値が低減する不具合があり、積込ベ
ルトの急勾配設置による積込ベルト短尺化及び支持構造
の簡略化、並びに積込ベルトの高速搬送による作業能率
の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、土中
から根菜を抜上げて後方斜上方に持上げる搬送体と、該
搬送体から受継いだ根菜を略水平に支持し乍ら搬送する
搬送ベルトと、搬送ベルト上面の根菜の頸部を切断する
切断刃と、搬送ベルト送り終端に連結させる上り勾配の
積込ベルトを設ける根菜収穫機において、頸部切断後の
根菜全長よりも搬送ベルトの根菜支持幅を小さく形成
し、搬送ベルトから突出する根菜両端部を係止して搬送
する２本の積込ベルトを搬送ベルト送り終端部のローラ
軸に連結させると共に、搬送ベルトを挾む２本の積込ベ
ルト間をガイド板によって閉塞し、搬送ベルトを取付け
るベルトフレームに連結フレームを介して積込ベルト送
り終端部のプーリ軸を高さ調節自在に設け、前記プーリ
軸の軸受にガイド板一端側を取付け、搬送ベルトに接近
させるガイド板他端側を前記ベルトフレームに回動及び
高さ調節自在に連結させたもので、前記搬送ベルト送り
終端側上面に積込ベルト送り始端側上面を側面視で斜交
させて根菜受継ぎ段差をなくし得、前記各ベルト受継部
での根菜のひび割れ損傷を容易に防止し得、また根菜両
端部を係止させる２本の積込ベルトの急勾配設置を可能
にして積込搬送距離を容易に短縮し得、積込搬送作業性
の向上並びに積込ベルト支持構造の簡略化などを容易に
行い得ると共に、２本の積込ベルト間をガイド板によっ
て閉塞するから、積込ベルトから離脱した根菜をガイド
板が受止め、かつガイド板上面の離脱した根菜を後続の
根 菜によって積込ベルト送り終端に送出させ、積込ベル
ト上での根菜の停滞または転落などを容易に防止し得、
さらに積込ベルト搬送面とガイド板上面の高さを略一定
に保ち乍ら積込ベルト送り終端部を高さ調節し得、また
ベルトフレームを利用して積込ベルト及びガイド板を取
付けるから、搬送ベルトに対して積込ベルト及びガイド
板の相対配置を略一定に維持し得、積込ベルトの高速搬
送による作業能率の向上などを容易に図り得るものであ
る。

【０００５】

【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図１は積込コンベア部の側面説明図、図２は作
業機の平面説明図、図３は同左側面図、図４は同右側面
図、図５は同搬送部の平面説明図、図６は同背面説明図
であり、トラクタ後輪（１）後方にトップリンク（２）
及びロワリンク（３）を介して作業機フレーム（４）を
昇降自在に連結させると共に、左右ゲージホィール
（５）（５）を高さ調節自在に前記フレーム（４）に設
けるもので、ＰＴＯケース（６）及び振動ドライブケー
ス（７）を前記フレーム（４）に設け、ドライブケース
（７）の左側に均し板（８）を、またドライブケース
（７）の右側に取付け高さ調節自在な振動刃（９）を夫
々取付け、均し板（８）及び振動刃（９）の各下端を土
中に突入させて左右の牽引抵抗を略等しくすると共に、
左側のゲージホィール（５）及び均し板（８）を左の後
輪（１）の移動跡に移動させ、また振動刃（９）を右の
後輪（１）の機外側方に配置させ、振動刃（９）が根菜
である大根（１０）の列に沿って土中を移動し、前後に
揺振し乍ら牽引される振動刃（９）によって大根の根切
り及び浮上がり作業を行うように構成している。

【０００６】また、上下揺動する平行リンク（１１）
（１１）を介して前記フレーム（４）後側に昇降フレー
ム（１２）を連結させ、左右揺動する平行リンク（１
３）（１３）を介して搬送フレーム（１４）を昇降フレ
ーム（１２）に連結させ、各リンク（１３）（１３）に
筋交いレバー（１５）を係脱自在に連結させてリンク
（１３）の揺動を規制すると共に、ハンドル（１６）操
作によって高さ調節する左右ゲージホィール（１７）
（１７）を搬送フレーム（１４）に設けるもので、無端
ロードチェン（１８ａ）（１８ａ）に無端波状のゴムベ
ルト（１８）（１８）を固定させて左右一対の搬送体
（１９）（１９）を形成し、搬送体（１９）後側上面に
支点軸（２０）を介して搬送フレーム（１４）右側端の
支杆（２１）を連結させ、搬送体（１９）前側上面に電
動シリンダ（２２）を介して支杆（２１）を連結させ、
前記フレーム（１４）右側に搬送体（１９）を取付け、
トラクタ運転席で電動シリンダ（２２）を遠隔操作して
搬送体（１９）前部を昇降させ、根切り後の大根（１
０）の茎葉部をゴムベルト（１８）（１８）で挾持した
状態で大根（１０）を後方斜上方に引上げ搬送するよう
に構成している。

【０００７】さらに、前記搬送体（１９）下面側に上下
ローラ（２３）（２４）を配設し、円筒形の下ローラ
（２４）を送り前端側で大根（１０）の先端部（下端
側）に当接させる位置に設け、また円錐台柱形の上ロー
ラ（２３）を機内側が先細り状となるように送り後端側
に設けて大根（１０）の株元側（上端側）に当接させ、
搬送体（１９）下方に吊下げられる搬送途中の大根（１
０）に下ローラ（２４）を、次に上ローラ（２３）を当
て、大根（１０）を水平姿勢に変更すると共に、各ロー
ラ（２３）（２４）を高さ調節自在に搬送体（１９）の
フレーム（２５）に設け、大根（１０）の長さなどによ
って上下調節するように構成している。

【０００８】またさらに、前記搬送体（１９）送り終端
部下方に受継板（２６）を設け、各ローラ（２３）（２
４）によって水平に倒された大根（１０）を搬送体（１
９）から送り終端部で受取ると共に、前記搬送フレーム
（１４）後側でベルトフレーム（２７）及びローラ（２
８）（２９）を介して水平搬送体である無端横搬送ベル
ト（３０）を略水平に左右方向に張設させ、３本一組と
する二組の間欠掻取り体（３１）…をベルト（３０）搬
送面に突設固定させ、掻取り体（３１）を受継板（２
６）の上面に間欠的に移動させ、受継板（２６）上面の
大根（１０）をベルト（３０）上面に取出して左側に横
送り移動させるように構成している。

【０００９】また、前記搬送ベルト（３０）の送り終端
部には大根（１０）頸部の切断を行うディスク形切断刃
（３２）を備えるもので、前記搬送ベルト（３０）の左
外側に配設する切断刃（３２）の回転軸（３３）を、前
記ベルト（３０）の駆動を行う駆動用ローラ（２８）の
ローラ軸（３４）にプーリ（３５）（３６）及びベルト
（３７）を介して連動連結させて、前記ベルト（３０）
の駆動時に切断刃（３２）も同時に回転させるように構
成している。

【００１０】さらに、前記切断刃（３２）位置における
ベルト（３０）上方には、大根（１０）を上方から弾圧
する左右２つのスポンジローラ（３８）（３９）を左右
及び前後に位置をずらせて配備するもので、前記ベルト
フレーム（２７）に下端側を支持させてベルト（３０）
で搬送される大根（１０）の根先側を案内する搬送ガイ
ド（４０）に取付板（４１）を固定させ、該取付板（４
１）に各圧縮バネ（４２）を介してスポンジローラ（３
８）（３９）の各横ローラ軸（３８ａ）（３９ａ）の他
端縦軸部（３８ｂ）（３９ｂ）を上下動自在に支持さ
せ、且つ各ローラ軸（３８ａ）（３９ａ）を中心にベル
ト（３０）の移動方向に回転自在に各ローラ（３８）
（３９）を設け、前記ベルト（３０）上の大根（１０）
が切断位置となる左右ローラ（３８）（３９）間まで移
動したとき、これら左右ローラ（３８）（３９）でベル
ト（３０）上面に大根（１０）を押え付ける状態とさせ
て、切断刃（３２）による大根（３０）の良好な頸切り
を行わしめるように構成している。

【００１１】図１にも示す如く、前記搬送ベルト（３
０）の送り終端部には、トラック（４３）などの荷台
（４３ａ）に大根（３０）を積込む積込搬送体である積
込コンベア（４４）を連設させるもので、前記ローラ軸
（３４）におけるベルト（３０）の両端外側に一定巾を
有して取付ける駆動側プーリ（３５）（４５）と、前記
ベルトフレーム（２７）に対して連結フレーム（４６）
・上下及び左右調節ベルト（４７）（４８）・軸受（４
９）を介して支持するプーリ軸（５０）に一定巾を有し
て取付ける従動側プーリ（５１）（５１）と、これら駆
動側及び従動側プーリ（３５）（５１）・（４５）（５
１）間にそれぞれ張架するベルト面に積込用突起（５
３）を有する前後２つの積込ベルト（５４）（５４）
と、これら一定巾を有して取付けられる積込ベルト（５
４）（５４）間に配設してこの平坦上面をベルト（５
４）上面に略一致させるプラスチック製ガイド板（５
５）とを積込コンベア（４４）は備え、該コンベア（４
４）左端となるこの送り終端側を送り始端より高位置と
させるように設けて、前記搬送コンベア（３０）から送
り出される頸切り大根の両端部を積込ベルト（５４）
（５４）に受継いでトラック（４３）などの荷台（４３
ａ）に搬送するように構成している。

【００１２】前記ガイド板（５５）は、傾斜下端側裏面
を揺動枢支軸（５６）及び上下調節ボルト（５７）を介
して前記ベルトフレーム（２７）に連結支持させると共
に、傾斜上端側裏面を前記軸受（４９）に回動枢支部材
（５８）を介して連結支持させて、前記上下及び左右調
節ボルト（４７）（４８）による積込ベルト（５４）の
傾斜角調節時にこのガイド板（５５）の傾斜角調節も可
能とするように構成している。

【００１３】そして、前記ローラ軸（３４）は搬送ドラ
イブケース（５９）及びドライブ軸（６０）を介して前
記ＰＴＯケース（６）に入力接続させる一方、前記搬送
体（１９）の入力部（１９ａ）をドライブ軸（６１）を
介してドライブケース（５９）に入力接続させて、トラ
クタＰＴＯ出力でもって前記搬送体（１９）及び各ベル
ト（３０）・（５４）の駆動を行うように構成してい
る。

【００１４】上記から明らかなように、土中から根菜で
ある大根（１０）を抜上げて後方斜上方に持上げる搬送
体（１９）と、該搬送体（１９）から受継いだ大根（１
０）を略水平に支持し乍ら搬送する搬送ベルト（３０）
と、搬送ベルト（３０）上面の大根（１０）の頸部を切
断する切断刃（３２）と、搬送ベルト（３０）送り終端
に連結させる上り勾配の積込ベルト（５４）を設ける根
菜収穫機において、頸部切断後の根菜（１０）全長より
も搬送ベルト（３０）の大根（１０）支持幅を小さく形
成し、搬送ベルト（３０）から突出する大根（１０）両
端部を係止して搬送する２本の積込ベルト（５４）を搬
送ベルト（３０）送り終端部のローラ軸（３４）に連結
させると共に、搬送ベルト（３０）を挾む２本の積込ベ
ルト（５４）間をガイド板（５５）によって閉塞し、搬
送ベルト（３０）を取付けるベル トフレーム（２７）に
連結フレーム（４６）を介して積込ベルト（５４）送り
終端部のプーリ軸（５０）を高さ調節自在に設け、前記
プーリ軸（５０）の軸受（４９）にガイド板（５５）一
端側を取付け、搬送ベルト（３０）に接近させるガイド
板（５５）他端側を前記ベルトフレーム（２７）に回動
及び高さ調節自在に連結させている。そして、前記搬送
ベルト（３０）送り終端側上面に積込ベルト（５４）送
り始端側上面を側面視で斜交させて大根（１０）受継ぎ
段差をなくし、前記各ベルト（３０）（５４）受継部で
の大根（１０）のひび割れ損傷を防止し、また大根（１
０）両端部を係止させる２本の積込ベルト（５４）の急
勾配設置を可能にして積込搬送距離を短縮し、積込搬送
作業性の向上並びに積込ベルト（５４）支持構造の簡略
化などを行えると共に、２本の積込ベルト（５４）間を
ガイド板（５５）によって閉塞させ、積込ベルト（５
４）から離脱した大根（１０）をガイド板（５５）が受
止め、かつガイド板（５５）上面の離脱した大根（１
０）を後続の大根（１０）によって積込ベルト（５４）
送り終端に送出させ、積込ベルト（５４）上での大根
（１０）の停滞または転落などを防止し、さらに積込ベ
ルト（５４）搬送面とガイド板（５５）上面の高さを略
一定に保ち乍ら積込ベルト（５４）送り終端部を高さ調
節し、またベルトフレーム（２７）を利用して積込ベル
ト（５４）及びガイド板（５５）を取付け、搬送ベルト
（３０）に対して積込ベルト（５４）及びガイド板（５
５）の相対配置を略一定に維持し、積込ベルト（５４）
の高速搬送による作業能率の向上などを図れるように構
成している。

【００１５】なお（６２）は前記搬送体（１９）後方位
置に適宜設ける補助作業座席である。

【００１６】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記振動刃（９）によって根切り及び浮上がりが行
われた大根（１０）が、前記搬送体（１９）のゴムベル
ト（１８）によって挾持搬送され、前記搬送ベルト（３
０）に受継ぎされてこの左端方向に横送りされてこの移
動終端近傍まで至るとき、前記切断刃（３２）によって
大根（１０）の頸部の切り落しが行われて大根（１０）
の茎葉部が切除される。そしてこの頸切り後の大根（１
０）が搬送ベルト（３０）の移動終端まで移動すると
き、大根（１０）の両端部が前記積込ベルト（５４）の
突起（５３）に係合されて該ベルト（５４）の傾斜上端
まで搬送され、この移動終端まで搬送されたときトラク
タ（４３）など運搬車の荷台（４３ａ）に放出される。

【００１７】このように大根（１０）の掘取りからトラ
タタ（４３）などの荷台（４３ａ）までの搬送を自動的
に行えるばかりでなく、搬送途中に不必要部の茎葉部の
切除も同時に行えて、生漬用大根の収穫作業の著しい作
業性向上が図れる。

【００１８】なお前述実施例にあっては、積込コンベア
（４４）としてベルト（５４）に積込用突起（５３）を
有する段付ベルト構成のものを用いて、大根（１０）の
両端部に係合させて搬送する手段のものを示したが、例
えば搬送ベルト（３０）と略同様構成のものを用いても
良く、また前述ベルト（５４）と略同様構成のものを２
本以上複数多列に用いても良い。

【００１９】

【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、土中から根菜（１０）を抜上げて後方斜上方に持上
げる搬送体（１９）と、該搬送体（１９）から受継いだ
根菜（１０）を略水平に支持し乍ら搬送する搬送ベルト
（３０）と、搬送ベルト（３０）上面の根菜（１０）の
頸部を切断する切断刃（３２）と、搬送ベルト（３０）
送り終端に連結させる上り勾配の積込ベルト（５４）を
設ける根菜収穫機において、頸部切断後の根菜（１０）
全長よりも搬送ベルト（３０）の根菜（１０）支持幅を
小さく形成し、搬送ベルト（３０）から突出する根菜
（１０）両端部を係止して搬送する２本の積込ベルト
（５４）を搬送ベルト（３０）送り終端部のローラ軸
（３４）に連結させると共に、搬送ベルト（３０）を挾
む２本の積込ベルト（５４）間をガイド板（５５）によ
って閉塞し、搬送ベルト（３０）を取付けるベルトフレ
ーム（２７）に連結フレーム（４６）を介して積込ベル
ト（５４）送り終端部のプーリ軸（５０）を高さ調節自
在に設け、前記プーリ軸（５０）の軸受（４９）にガイ
ド板（５５）一端側を取付け、搬送ベルト（３０）に接
近させ るガイド板（５５）他端側を前記ベルトフレーム
（２７）に回動及び高さ調節自在に連結させたもので、
前記搬送ベルト（３０）送り終端側上面に積込ベルト
（５４）送り始端側上面を側面視で斜交させて根菜（１
０）受継ぎ段差をなくすことができ、前記各ベルト（３
０）（５４）受継部での根菜（１０）のひび割れ損傷を
容易に防止でき、また根菜（１０）両端部を係止させる
２本の積込ベルト（５４）の急勾配設置を可能にして積
込搬送距離を容易に短縮でき、積込搬送作業性の向上並
びに積込ベルト（５４）支持構造の簡略化などを容易に
行うことができると共に、２本の積込ベルト（５４）間
をガイド板（５５）によって閉塞するから、積込ベルト
（５４）から離脱した根菜（１０）をガイド板（５５）
が受止め、かつガイド板（５５）上面の離脱した根菜
（１０）を後続の根菜（１０）によって積込ベルト（５
４）送り終端に送出させ、積込ベルト（５４）上での根
菜（１０）の停滞または転落などを容易に防止でき、さ
らに積込ベルト（５４）搬送面とガイド板（５５）上面
の高さを略一定に保ち乍ら積込ベルト（５４）送り終端
部を高さ調節でき、またベルトフレーム（２７）を利用
して積込ベルト（５４）及びガイド板（５５）を取付け
るから、搬送ベルト（３０）に対して積込ベルト（５
４）及びガイド板（５５）の相対配置を略一定に維持で
き、積込ベルト（５４）の高速搬送による作業能率の向
上などを容易に図ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】積込コンベア部の側面説明図。

【図２】作業機の平面説明図。

【図３】作業機の左側面図。

【図４】作業機の右側面図。

【図５】搬送部の平面説明図。

【図６】作業機の背面説明図。

【符号の説明】

（１０） 大根（根菜） （１９） 搬送体（２７） ベルトフレーム （３０） 搬送ベルト（３２） 切断刃 （３４） ローラ軸 （４６） 連結フレーム （４９） 軸受 （５４） 積込ベルト （５５） ガイド板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A01D 13/00 - 33/14

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 土中から根菜（１０）を抜上げて後方斜
   上方に持上げる搬送体（１９）と、該搬送体（１９）か
   ら受継いだ根菜（１０）を略水平に支持し乍ら搬送する
   搬送ベルト（３０）と、搬送ベルト（３０）上面の根菜
   （１０）の頸部を切断する切断刃（３２）と、搬送ベル
   ト（３０）送り終端に連結させる上り勾配の積込ベルト
   （５４）を設ける根菜収穫機において、頸部切断後の根
   菜（１０）全長よりも搬送ベルト（３０）の根菜（１
   ０）支持幅を小さく形成し、搬送ベルト（３０）から突
   出する根菜（１０）両端部を係止して搬送する２本の積
   込ベルト（５４）を搬送ベルト（３０）送り終端部のロ
   ーラ軸（３４）に連結させると共に、搬送ベルト（３
   ０）を挾む２本の積込ベルト（５４）間をガイド板（５
   ５）によって閉塞し、搬送ベルト（３０）を取付けるベ
   ルトフレーム（２７）に連結フレーム（４６）を介して
   積込ベルト（５４）送り終端部のプーリ軸（５０）を高
   さ調節自在に設け、前記プーリ軸（５０）の軸受（４
   ９）にガイド板（５５）一端側を取付け、搬送ベルト
   （３０）に接近させるガイド板（５５）他端側を前記ベ
   ルトフレーム（２７）に回動及び高さ調節自在に連結さ
   せたことを特徴とする根菜収穫機。