JP2580002Y2 - 筆記具等のキャップ - Google Patents
筆記具等のキャップInfo
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- JP2580002Y2 JP2580002Y2 JP7357692U JP7357692U JP2580002Y2 JP 2580002 Y2 JP2580002 Y2 JP 2580002Y2 JP 7357692 U JP7357692 U JP 7357692U JP 7357692 U JP7357692 U JP 7357692U JP 2580002 Y2 JP2580002 Y2 JP 2580002Y2
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- Japan
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- cap
- groove
- airtight holding
- flange
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は筆記具等のキャップに関
する。さらに詳細には、幼児等の誤飲による窒息防止の
ための筆記具等のキャップであって、本来の気密性を損
なうことなく前記窒息防止機能を満たす筆記具、塗布
具、化粧具等のキャップ構造に関する。
する。さらに詳細には、幼児等の誤飲による窒息防止の
ための筆記具等のキャップであって、本来の気密性を損
なうことなく前記窒息防止機能を満たす筆記具、塗布
具、化粧具等のキャップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャップにおいて、例え
ば、キャップ体外側面に軸方向に連続した空気通路を設
けてなる構成が、特開平3−187796号公報等に開
示されている。
ば、キャップ体外側面に軸方向に連続した空気通路を設
けてなる構成が、特開平3−187796号公報等に開
示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
キャップは、軸方向に凹凸のない滑らかな形状であるた
め、幼児等が誤って飲み込んだ場合、気管内奥部まで入
り込んでしまう恐れがあった。
キャップは、軸方向に凹凸のない滑らかな形状であるた
め、幼児等が誤って飲み込んだ場合、気管内奥部まで入
り込んでしまう恐れがあった。
【0004】また、従来のキャップは、プラスチック材
料により一体に射出成形されるため、気密保持部外周に
不均一な肉厚箇所が存在すると、内周の気密保持部に、
凸凹が生じるいわゆるヒケを発生させ、所期の精度の気
密保持機能が得られなかった。
料により一体に射出成形されるため、気密保持部外周に
不均一な肉厚箇所が存在すると、内周の気密保持部に、
凸凹が生じるいわゆるヒケを発生させ、所期の精度の気
密保持機能が得られなかった。
【0005】本考案は、前記従来の問題点を解決するた
めのものであり、幼児が誤って飲み込んだ場合でも通気
が可能であることは勿論、気管内奥部まで入り込んでし
まうことがなく、さらに、筆記具本体と装着時、十分な
気密機能を有する筆記具等のキャップに関する。
めのものであり、幼児が誤って飲み込んだ場合でも通気
が可能であることは勿論、気管内奥部まで入り込んでし
まうことがなく、さらに、筆記具本体と装着時、十分な
気密機能を有する筆記具等のキャップに関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、キャップ外表
面の軸方向に空気通路となる溝を設けた誤飲による窒息
防止のための筆記具等のキャップ1であって、キャップ
内表面に筆記先端との気密保持部3を設け、該気密保持
部3の前方又は後方位置の外表面に鍔部4を設け、該鍔
部4の外表面に軸方向の第一の溝5を貫設し、前記気密
保持部3の位置する箇所の外表面を除くキャップ外表面
にはキャップ本体2の前端又は後端に開口する軸方向の
第二の溝6が配設されてなることを要件とする。
面の軸方向に空気通路となる溝を設けた誤飲による窒息
防止のための筆記具等のキャップ1であって、キャップ
内表面に筆記先端との気密保持部3を設け、該気密保持
部3の前方又は後方位置の外表面に鍔部4を設け、該鍔
部4の外表面に軸方向の第一の溝5を貫設し、前記気密
保持部3の位置する箇所の外表面を除くキャップ外表面
にはキャップ本体2の前端又は後端に開口する軸方向の
第二の溝6が配設されてなることを要件とする。
【0007】前記第一の溝5及び第二の溝6は、少なく
とも一本ずつあればよく、通常は十分な空気流量を考慮
して、複数本用意される。前記鍔部4の第一の溝5は、
鍔部4先端及び後端の両側に開口するよう鍔部4に貫設
されている。また、前記第二の溝6は、気密保持部3前
方に設けられる場合は本体2先端に開口し、気密保持部
3後方に設けられる場合は本体2後端に開口する。
とも一本ずつあればよく、通常は十分な空気流量を考慮
して、複数本用意される。前記鍔部4の第一の溝5は、
鍔部4先端及び後端の両側に開口するよう鍔部4に貫設
されている。また、前記第二の溝6は、気密保持部3前
方に設けられる場合は本体2先端に開口し、気密保持部
3後方に設けられる場合は本体2後端に開口する。
【0008】前記鍔部4は、本体2の気密保持部3の前
方又は後方のどちらか一方に設けられる。また、複数の
リブを外周面に縦設して鍔部4を形成すると同時に、該
リブの間に第一の溝5を構成することもできる。また、
本体2の気密保持部3外表面は、前記鍔部4あるいは第
二の溝6は形成されず平滑面である。
方又は後方のどちらか一方に設けられる。また、複数の
リブを外周面に縦設して鍔部4を形成すると同時に、該
リブの間に第一の溝5を構成することもできる。また、
本体2の気密保持部3外表面は、前記鍔部4あるいは第
二の溝6は形成されず平滑面である。
【0009】
【作用】キャップ本体2外表面に鍔部4を設けたことに
より、気管内壁との摩擦抵抗を生じさせ、キャップ1を
幼児が誤って飲み込んだ場合でも、気管内奥部まで入り
込むことがないため、容易に吐き出すことができる。し
かも、鍔部4によって気管内壁と気密保持部3外表面の
間に空間部が形成されるため、該空間部で前記第一の溝
5及び第二の溝6の通気路が連通するため、窒息させる
ことがない。
より、気管内壁との摩擦抵抗を生じさせ、キャップ1を
幼児が誤って飲み込んだ場合でも、気管内奥部まで入り
込むことがないため、容易に吐き出すことができる。し
かも、鍔部4によって気管内壁と気密保持部3外表面の
間に空間部が形成されるため、該空間部で前記第一の溝
5及び第二の溝6の通気路が連通するため、窒息させる
ことがない。
【0010】また、第一の溝5及び第二の溝6を、気密
保持部3を除く該気密保持部3の前後位置の外表面に設
けたことにより、プラスチック材料で一体に形成する場
合でも、気密保持部3にヒケを発生させることがないの
で、キャップ本来のインキ蒸発防止機能を満足させる。
保持部3を除く該気密保持部3の前後位置の外表面に設
けたことにより、プラスチック材料で一体に形成する場
合でも、気密保持部3にヒケを発生させることがないの
で、キャップ本来のインキ蒸発防止機能を満足させる。
【0011】
【0012】本考案実施例を図面に従って説明する。
【0013】図1及び図2は、本考案の第一実施例を示
す。キャップ本体2内表面には、環状突起よりなる気密
保持部3が形成される。前記気密保持部3後方の、本体
2外表面には鍔部4が形成され、該鍔部4外周には、軸
方向に複数本の第一の溝5が設けられている。該第一の
溝5は、それぞれ前記鍔部4の先端から後端にわたり軸
方向に貫設されている。一方、前記気密保持部3前方の
本体2外表面には、本体2先端に開口する複数の第二の
溝6が形成されている。
す。キャップ本体2内表面には、環状突起よりなる気密
保持部3が形成される。前記気密保持部3後方の、本体
2外表面には鍔部4が形成され、該鍔部4外周には、軸
方向に複数本の第一の溝5が設けられている。該第一の
溝5は、それぞれ前記鍔部4の先端から後端にわたり軸
方向に貫設されている。一方、前記気密保持部3前方の
本体2外表面には、本体2先端に開口する複数の第二の
溝6が形成されている。
【0014】前記気密保持部3近傍の本体2外表面は、
鍔部4又は第二の溝6が形成されていないので、プラス
チック材料の射出成形により一体に形成されても不均一
な肉厚箇所がなく、気密保持部3にヒケが生じることが
ない。
鍔部4又は第二の溝6が形成されていないので、プラス
チック材料の射出成形により一体に形成されても不均一
な肉厚箇所がなく、気密保持部3にヒケが生じることが
ない。
【0015】図3は、第二実施例を示す。本体2が大径
部と小径部よりなり、前記大径部前部の内表面には環状
突起が設けられ、気密保持部3を形成する。該気密保持
部3外周は平滑面である。
部と小径部よりなり、前記大径部前部の内表面には環状
突起が設けられ、気密保持部3を形成する。該気密保持
部3外周は平滑面である。
【0016】前記気密保持部3後方には鍔部4が設けら
れ、該鍔部4には、その先端から後端に縦貫する第一の
溝5が複数本、設けられる。前記第一の溝5は、底面が
前記気密保持部3外周と同一面であるため、前記鍔部4
は複数本のリブを縦設した如き形状となっている。
れ、該鍔部4には、その先端から後端に縦貫する第一の
溝5が複数本、設けられる。前記第一の溝5は、底面が
前記気密保持部3外周と同一面であるため、前記鍔部4
は複数本のリブを縦設した如き形状となっている。
【0017】前記気密保持部3前方の小径部及び気密保
持部3近傍の本体2外表面には、前記第一の溝5の延長
線上に第二の溝6が設けられている。
持部3近傍の本体2外表面には、前記第一の溝5の延長
線上に第二の溝6が設けられている。
【0018】図4及び図5は、第三実施例を示す。本体
2内表面には、周状の平滑面が形成され、気密保持部3
が構成される。前記気密保持部3後方の本体2外表面に
は、鍔部4が形成され、該鍔部4には軸方向に複数の第
一の溝5が貫設されている。前記第一の溝5は本体2後
端から気密保持部3近傍までの位置で径方向内方に開口
している。
2内表面には、周状の平滑面が形成され、気密保持部3
が構成される。前記気密保持部3後方の本体2外表面に
は、鍔部4が形成され、該鍔部4には軸方向に複数の第
一の溝5が貫設されている。前記第一の溝5は本体2後
端から気密保持部3近傍までの位置で径方向内方に開口
している。
【0019】前記気密保持部3前方には、複数本の第二
の溝6が本体2先端に開口するよう縦設されている。こ
こでは本体2側壁の先端が本体2天面部より前方に突出
しているため、前記第二の溝6は本体2先端において径
方向内方にも開口する構成となっている。
の溝6が本体2先端に開口するよう縦設されている。こ
こでは本体2側壁の先端が本体2天面部より前方に突出
しているため、前記第二の溝6は本体2先端において径
方向内方にも開口する構成となっている。
【0020】前記第一の溝5及び第二の溝6が、径方向
内方にも開口しているため、本体2先端又は本体2後端
の前記第一及び第二の溝6の開口部が、万一、気管内壁
によって塞がれたとしても通気路が確保される。
内方にも開口しているため、本体2先端又は本体2後端
の前記第一及び第二の溝6の開口部が、万一、気管内壁
によって塞がれたとしても通気路が確保される。
【0021】図6は、第四実施例を示す。第一実施例同
様、本体2内表面には、環状突起よりなる気密保持部3
が形成される。第一実施例と異なるのは、第一の溝5と
第二の溝6の位置が気密保持部3に対して逆となってい
る点であり、本体2外表面の、前記気密保持部3前方に
鍔部4が形成され、該鍔部4外周に軸方向に複数本の第
一の溝5が設けられ、一方、前記気密保持部3後方の本
体2外表面に、本体2後端に開口する複数の第二の溝6
が形成されている。
様、本体2内表面には、環状突起よりなる気密保持部3
が形成される。第一実施例と異なるのは、第一の溝5と
第二の溝6の位置が気密保持部3に対して逆となってい
る点であり、本体2外表面の、前記気密保持部3前方に
鍔部4が形成され、該鍔部4外周に軸方向に複数本の第
一の溝5が設けられ、一方、前記気密保持部3後方の本
体2外表面に、本体2後端に開口する複数の第二の溝6
が形成されている。
【0022】
【考案の効果】本考案キャップは前記構成であるから、
幼児が誤って飲み込んだ場合、通気可能であるため窒息
させることがなく、その上、気管内奥部まで入り込むこ
ともないため容易に吐き出すことができる。また、プラ
スチック材料による射出成形で一体に形成する場合で
も、気密保持部にヒケを発生させることがないので、十
分な気密機能を満足させる。
幼児が誤って飲み込んだ場合、通気可能であるため窒息
させることがなく、その上、気管内奥部まで入り込むこ
ともないため容易に吐き出すことができる。また、プラ
スチック材料による射出成形で一体に形成する場合で
も、気密保持部にヒケを発生させることがないので、十
分な気密機能を満足させる。
【図1】本考案の第一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第一実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の第二実施例を示す縦断面図である。
【図4】本考案の第三実施例を示す縦断面図である。
【図5】本考案の第三実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の第四実施例を示す縦断面図である。
1 キャップ 2 本体 3 気密保持部 4 鍔部 5 第一の溝 6 第二の溝 7 筆記具本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43K 23/12 A45D 34/04 510 B05C 17/00
Claims (1)
- 【請求項1】キャップ外表面の軸方向に空気通路となる
溝を設けた誤飲による窒息防止のための筆記具等のキャ
ップにおいて、 キャップ内表面に筆記先端との気密保持部を設け、該気
密保持部の前方又は後方位置の外表面に鍔部を設け、該
鍔部の外表面に軸方向の第一の溝を貫設し、前記気密保
持部の位置する箇所の外表面を除くキャップ外表面には
キャップ本体の前端又は後端に開口する軸方向の第二の
溝が配設されてなる筆記具等のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7357692U JP2580002Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 筆記具等のキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7357692U JP2580002Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 筆記具等のキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629886U JPH0629886U (ja) | 1994-04-19 |
JP2580002Y2 true JP2580002Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13522258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7357692U Expired - Fee Related JP2580002Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 筆記具等のキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580002Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP7357692U patent/JP2580002Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629886U (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |