JP2576591Y2 - 自動車用内装部品 - Google Patents
自動車用内装部品Info
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- JP2576591Y2 JP2576591Y2 JP1993015815U JP1581593U JP2576591Y2 JP 2576591 Y2 JP2576591 Y2 JP 2576591Y2 JP 1993015815 U JP1993015815 U JP 1993015815U JP 1581593 U JP1581593 U JP 1581593U JP 2576591 Y2 JP2576591 Y2 JP 2576591Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車体の側壁パネルに
内装される自動車用ドアトリム,リヤサイドトリム等の
自動車用内装部品に関するもので、特に、側方からの衝
撃を有効に吸収できるアームレストを付設した自動車用
内装部品に関する。
内装される自動車用ドアトリム,リヤサイドトリム等の
自動車用内装部品に関するもので、特に、側方からの衝
撃を有効に吸収できるアームレストを付設した自動車用
内装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内には、ドアパネルに内
装される自動車用ドアトリム,2ドアハードトップ車等
では後席乗員の側方にリヤサイドトリム等の内装部品が
設置されており、室内美観の向上を図るとともに、側方
からの衝撃に対して、乗員の保護を図るようにしてい
る。
装される自動車用ドアトリム,2ドアハードトップ車等
では後席乗員の側方にリヤサイドトリム等の内装部品が
設置されており、室内美観の向上を図るとともに、側方
からの衝撃に対して、乗員の保護を図るようにしてい
る。
【0003】すなわち、図8,図9にドアパネルに内装
されるドアトリムを例示して説明すると、ドアパネル1
の室内面に自動車用ドアトリム2が通常設置されてお
り、この自動車用ドアトリム2は、保形性とドアパネル
1に対する取付剛性を備え、所望の曲面形状に成形され
た芯材3と、この芯材3の表面側にクッション性ならび
に装飾性を備えた表皮材4を被覆貼着して構成されてい
る。
されるドアトリムを例示して説明すると、ドアパネル1
の室内面に自動車用ドアトリム2が通常設置されてお
り、この自動車用ドアトリム2は、保形性とドアパネル
1に対する取付剛性を備え、所望の曲面形状に成形され
た芯材3と、この芯材3の表面側にクッション性ならび
に装飾性を備えた表皮材4を被覆貼着して構成されてい
る。
【0004】そして、乗員の腰部および肩部に対応する
ように、アームレスト部5,ウエスト部6を室内側に膨
出状に形成してドアトリム2が構成されている。
ように、アームレスト部5,ウエスト部6を室内側に膨
出状に形成してドアトリム2が構成されている。
【0005】そして、車両に側方からの衝撃が加わった
際、比較的小さな衝撃に対しては、表皮材4のもつクッ
ション性により衝撃を吸収するとともに、側突等比較的
大きな衝撃に対しては、芯材3の裏面に衝撃吸収パッド
7等を貼着して、ドアパネル1とドアトリム2との間に
設置される衝撃吸収パッド7の弾性作用により側突等の
比較的大きな衝撃荷重を吸収するように構成されてい
る。
際、比較的小さな衝撃に対しては、表皮材4のもつクッ
ション性により衝撃を吸収するとともに、側突等比較的
大きな衝撃に対しては、芯材3の裏面に衝撃吸収パッド
7等を貼着して、ドアパネル1とドアトリム2との間に
設置される衝撃吸収パッド7の弾性作用により側突等の
比較的大きな衝撃荷重を吸収するように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動車用ドアトリム2は、表皮材4のもつクッション性能
により比較的小さな衝撃は吸収できるものの、乗員の腰
部がぶつかりやすいドアトリム2のアームレスト部5
は、肘掛け機能等を考慮して、その剛性が高く設定され
ているため、側突等の側方からの大きな衝撃が加わった
際、表皮材4のもつクッション性および芯材3の湾曲形
状による撓み特性により衝撃の一部は吸収されるもの
の、大きな衝撃に対しては、衝撃吸収パッド7の衝撃吸
収性能だけでは乗員に加わる衝撃を緩和させるには充分
とは言えず、このような側方から加わる比較的大きな衝
撃に対して乗員に加わる衝撃を有効に緩和させることが
急務とされていた。
動車用ドアトリム2は、表皮材4のもつクッション性能
により比較的小さな衝撃は吸収できるものの、乗員の腰
部がぶつかりやすいドアトリム2のアームレスト部5
は、肘掛け機能等を考慮して、その剛性が高く設定され
ているため、側突等の側方からの大きな衝撃が加わった
際、表皮材4のもつクッション性および芯材3の湾曲形
状による撓み特性により衝撃の一部は吸収されるもの
の、大きな衝撃に対しては、衝撃吸収パッド7の衝撃吸
収性能だけでは乗員に加わる衝撃を緩和させるには充分
とは言えず、このような側方から加わる比較的大きな衝
撃に対して乗員に加わる衝撃を有効に緩和させることが
急務とされていた。
【0007】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、側突等側方から比較的大きな衝撃荷重が加
わった際、アームレストを破断させることにより、この
衝撃荷重を有効に吸収できる自動車用内装部品を提供す
ることを目的としている。
れたもので、側突等側方から比較的大きな衝撃荷重が加
わった際、アームレストを破断させることにより、この
衝撃荷重を有効に吸収できる自動車用内装部品を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、車体パネルの室内側に装着され、所要形
状に成形された芯材表面に表皮材を被覆貼着して構成さ
れるとともに、室内側に膨出するアームレストロア部上
面にアームレストアッパーメンバーを設置してなる自動
車用内装部品において、前記アームレストアッパーメン
バーは、縦横方向に適宜間隔毎に配設され、相互に交差
する複数の棒状体からなるアームレスト芯材表面をアー
ムレストパッド,アームレスト表皮により被覆してなる
ことを特徴とする。
に、本考案は、車体パネルの室内側に装着され、所要形
状に成形された芯材表面に表皮材を被覆貼着して構成さ
れるとともに、室内側に膨出するアームレストロア部上
面にアームレストアッパーメンバーを設置してなる自動
車用内装部品において、前記アームレストアッパーメン
バーは、縦横方向に適宜間隔毎に配設され、相互に交差
する複数の棒状体からなるアームレスト芯材表面をアー
ムレストパッド,アームレスト表皮により被覆してなる
ことを特徴とする。
【0009】さらに、本考案の別態様は、車体パネルの
室内側に装着され、所要形状に成形された芯材表面に表
皮材を被覆貼着して構成されるとともに、室内側に膨出
するアームレストロア部上面にアームレストアッパーメ
ンバーを設置した自動車用内装部品において、前記アー
ムレストアッパーメンバーは、アームレスト芯材表面を
アームレストパッド,アームレスト表皮で被包して構成
されているとともに、上記アームレスト芯材は、ベース
プレートの中央に沿って複数の破断用開口、破断用スリ
ットの少なくとも一方側が開設されていることにより、
側突時、アームレスト芯材が左右2分割に破断すること
により、衝撃荷重を吸収するようにしたことを特徴とす
る。
室内側に装着され、所要形状に成形された芯材表面に表
皮材を被覆貼着して構成されるとともに、室内側に膨出
するアームレストロア部上面にアームレストアッパーメ
ンバーを設置した自動車用内装部品において、前記アー
ムレストアッパーメンバーは、アームレスト芯材表面を
アームレストパッド,アームレスト表皮で被包して構成
されているとともに、上記アームレスト芯材は、ベース
プレートの中央に沿って複数の破断用開口、破断用スリ
ットの少なくとも一方側が開設されていることにより、
側突時、アームレスト芯材が左右2分割に破断すること
により、衝撃荷重を吸収するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】以上の構成から明らかなように、アームレスト
アッパーメンバーのベースとなるアームレスト芯材は、
縦横方向に適宜間隔毎に配設され、相互に交差する複数
の棒状体,あるいはプレート状のベース芯材に破断用開
口が複数開設された容易に破断する構成であるため、側
突等側方からの衝撃が加わった際、このアームレスト芯
材の破断により、衝撃を大幅に吸収することができる。
アッパーメンバーのベースとなるアームレスト芯材は、
縦横方向に適宜間隔毎に配設され、相互に交差する複数
の棒状体,あるいはプレート状のベース芯材に破断用開
口が複数開設された容易に破断する構成であるため、側
突等側方からの衝撃が加わった際、このアームレスト芯
材の破断により、衝撃を大幅に吸収することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案による自動車用内装部品の実施
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1ないし図4は本考案を自動車用ドアト
リムに適用した第1実施例であり、図5乃至図7は本考
案を自動車用ドアトリムに適用した第2実施例をそれぞ
れ示す。
リムに適用した第1実施例であり、図5乃至図7は本考
案を自動車用ドアトリムに適用した第2実施例をそれぞ
れ示す。
【0013】まず、図1ないし図4に基づいて、本考案
の第1実施例について説明する。
の第1実施例について説明する。
【0014】図1,図2に示すように、自動車用ドアト
リム10は、所望の曲面形状に成形されており、ドアパ
ネル20の室内側に図示しない取付用クリップ等を介し
て装着されている。
リム10は、所望の曲面形状に成形されており、ドアパ
ネル20の室内側に図示しない取付用クリップ等を介し
て装着されている。
【0015】さらに詳しくは、自動車用ドアトリム10
は、保形性とドアパネル20に対する取付剛性を備えた
芯材11と、この芯材11の表面側に一体貼着され、ク
ッション性ならびに装飾性を付与する表皮材12とから
大略構成されている。
は、保形性とドアパネル20に対する取付剛性を備えた
芯材11と、この芯材11の表面側に一体貼着され、ク
ッション性ならびに装飾性を付与する表皮材12とから
大略構成されている。
【0016】本実施例においては、芯材11として、木
粉フィラーを混入したポリプロピレン樹脂をTダイ押出
成形機によりシート状に押出し、加熱軟化させた後、コ
ールドプレス成形により所望の曲面形状に成形されたも
のを使用するとともに、表皮材12としては、塩ビシー
ト裏面にクッション性の優れたポリエチレンフォームを
裏打ちしたものを芯材11の表面側に真空成形すること
により表皮材12が芯材11表面側に一体化されてい
る。
粉フィラーを混入したポリプロピレン樹脂をTダイ押出
成形機によりシート状に押出し、加熱軟化させた後、コ
ールドプレス成形により所望の曲面形状に成形されたも
のを使用するとともに、表皮材12としては、塩ビシー
ト裏面にクッション性の優れたポリエチレンフォームを
裏打ちしたものを芯材11の表面側に真空成形すること
により表皮材12が芯材11表面側に一体化されてい
る。
【0017】そして、ドアトリム10のほぼ中央部に
は、乗員が肘をかけて休めるようにアームレスト部13
が設置されている。このアームレスト部13は、ドアト
リム10を室内側に膨出させてアームレストロア部14
を形成するとともに、このアームレストロア部14上面
にアームレストアッパーメンバー30を設置することに
よりアームレスト部13が構成されている。
は、乗員が肘をかけて休めるようにアームレスト部13
が設置されている。このアームレスト部13は、ドアト
リム10を室内側に膨出させてアームレストロア部14
を形成するとともに、このアームレストロア部14上面
にアームレストアッパーメンバー30を設置することに
よりアームレスト部13が構成されている。
【0018】このアームレストアッパーメンバー30
は、ベースとなるアームレスト芯材40の表面にクッシ
ョン性を付与するポリウレタンフォーム等のアームレス
トパッド50を載置し、その表面を塩ビシート等のアー
ムレスト表皮60により被包して構成されている。
は、ベースとなるアームレスト芯材40の表面にクッシ
ョン性を付与するポリウレタンフォーム等のアームレス
トパッド50を載置し、その表面を塩ビシート等のアー
ムレスト表皮60により被包して構成されている。
【0019】ところで、本考案の特徴は、側突等車両に
側方から比較的大きな衝撃が加わった際、乗員の腰部が
触れやすいアームレスト部13にその衝撃荷重を有効に
吸収できる手段を配することにより、安全走行に大きく
貢献できるようにした点にある。
側方から比較的大きな衝撃が加わった際、乗員の腰部が
触れやすいアームレスト部13にその衝撃荷重を有効に
吸収できる手段を配することにより、安全走行に大きく
貢献できるようにした点にある。
【0020】すなわち、図3に示すように、アームレス
トアッパーメンバー30のベースとなるアームレスト芯
材40は、本実施例では縦横方向に適宜間隔毎に配設さ
れ、相互に交差する複数の棒状体41,42により構成
される骨組み構造のものが採用されている。
トアッパーメンバー30のベースとなるアームレスト芯
材40は、本実施例では縦横方向に適宜間隔毎に配設さ
れ、相互に交差する複数の棒状体41,42により構成
される骨組み構造のものが採用されている。
【0021】このことにより、アームレストアッパーメ
ンバー30に加わる衝撃により、アームレスト芯材40
の破断を生じやすくして、衝撃を有効に吸収しようとす
るものである。
ンバー30に加わる衝撃により、アームレスト芯材40
の破断を生じやすくして、衝撃を有効に吸収しようとす
るものである。
【0022】さらに、このアームレストアッパーメンバ
ー30をドアトリム10に取付けるには、アームレスト
ロア部14上面に開口15が開設されており(この開口
15はアームレストアッパーメンバー30のアームレス
ト芯材40の破断の障害とならないように破断スペース
を確保するために設けられている)、アームレスト芯材
40の下面に設けた係止爪43を開口15の前縁部及び
後縁部に係着することにより、アームレストアッパーメ
ンバー30はドアトリム10に取付けられる。
ー30をドアトリム10に取付けるには、アームレスト
ロア部14上面に開口15が開設されており(この開口
15はアームレストアッパーメンバー30のアームレス
ト芯材40の破断の障害とならないように破断スペース
を確保するために設けられている)、アームレスト芯材
40の下面に設けた係止爪43を開口15の前縁部及び
後縁部に係着することにより、アームレストアッパーメ
ンバー30はドアトリム10に取付けられる。
【0023】このように、本考案によれば、アームレス
トアッパーメンバー30のアームレスト芯材40とし
て、縦横方向に配設され、相互に交差する複数の棒状体
41,42からなる骨組み構造のものを採用したことに
より、図4に示すように、アームレストアッパーメンバ
ー30に衝撃が加わった際、アームレスト芯材40が容
易に破断するため、アームレスト芯材40の破断に伴う
衝撃吸収により衝撃荷重を有効に吸収することができ
る。
トアッパーメンバー30のアームレスト芯材40とし
て、縦横方向に配設され、相互に交差する複数の棒状体
41,42からなる骨組み構造のものを採用したことに
より、図4に示すように、アームレストアッパーメンバ
ー30に衝撃が加わった際、アームレスト芯材40が容
易に破断するため、アームレスト芯材40の破断に伴う
衝撃吸収により衝撃荷重を有効に吸収することができ
る。
【0024】なお、アームレスト芯材40は、合成樹脂
の射出成形により簡単に成形できる。
の射出成形により簡単に成形できる。
【0025】次いで、図5は本考案の第2実施例を示す
もので、アームレストアッパーメンバー30の変形例を
示す。
もので、アームレストアッパーメンバー30の変形例を
示す。
【0026】この実施例においては、アームレスト芯材
40は、ベースプレート44の中央に複数の破断用開口
45が開設されており、この破断用開口45によりアー
ムレスト芯材40が左右2分割に破断しやすい構成にな
っている。
40は、ベースプレート44の中央に複数の破断用開口
45が開設されており、この破断用開口45によりアー
ムレスト芯材40が左右2分割に破断しやすい構成にな
っている。
【0027】この実施例においても、側突等側方から車
両に比較的大きな衝撃が加わった際、乗員の腰部がぶつ
かるアームレスト部13において、アームレストアッパ
ーメンバー30におけるアームレスト芯材40は破断用
開口45により容易に2分割に破断し、その破断に伴う
衝撃吸収作用により、乗員の腰部に加わる衝撃荷重を大
幅に低減することができる。
両に比較的大きな衝撃が加わった際、乗員の腰部がぶつ
かるアームレスト部13において、アームレストアッパ
ーメンバー30におけるアームレスト芯材40は破断用
開口45により容易に2分割に破断し、その破断に伴う
衝撃吸収作用により、乗員の腰部に加わる衝撃荷重を大
幅に低減することができる。
【0028】また、図6に示すように、破断用開口45
と破断用スリット46とを組み合せても良く、同様に、
破断用スリット46のみで構成しても良い。
と破断用スリット46とを組み合せても良く、同様に、
破断用スリット46のみで構成しても良い。
【0029】更に、図7に示すように、ベースプレート
44の中央に設けた破断用開口45、破断用スリット4
6の左右側に破断用スリット46をつけ加えることによ
り、アームレスト芯材40の破断をより容易に制御でき
る利点があり、破断用開口45、破断用スリット46を
設定する際に種々のバリエーションを付与しても良い。
44の中央に設けた破断用開口45、破断用スリット4
6の左右側に破断用スリット46をつけ加えることによ
り、アームレスト芯材40の破断をより容易に制御でき
る利点があり、破断用開口45、破断用スリット46を
設定する際に種々のバリエーションを付与しても良い。
【0030】以上説明した第1実施例ならびに第2実施
例は、アームレストアッパーメンバー30を自動車用ド
アトリム10のアームレスト部13に適用したものであ
るが、2ドアハードトップ車等、後席乗員の側方に装着
されるリヤサイドトリムに適用しても同様の作用効果が
得られる。
例は、アームレストアッパーメンバー30を自動車用ド
アトリム10のアームレスト部13に適用したものであ
るが、2ドアハードトップ車等、後席乗員の側方に装着
されるリヤサイドトリムに適用しても同様の作用効果が
得られる。
【0031】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案に係る自動車
用内装部品は、特に乗員の腰部が対応するアームレスト
部に設置されるアームレストアッパーメンバーとして、
容易に破断するアームレスト芯材を採用したものである
から、側突等車両の側方から比較的大きな衝撃荷重が加
わった際、アームレストアッパーメンバーが容易に破断
することにより、衝撃を有効に吸収することができ、乗
員に加わる衝撃荷重を大幅に低減できるという効果を有
する。
用内装部品は、特に乗員の腰部が対応するアームレスト
部に設置されるアームレストアッパーメンバーとして、
容易に破断するアームレスト芯材を採用したものである
から、側突等車両の側方から比較的大きな衝撃荷重が加
わった際、アームレストアッパーメンバーが容易に破断
することにより、衝撃を有効に吸収することができ、乗
員に加わる衝撃荷重を大幅に低減できるという効果を有
する。
【図1】本考案に係る自動車用内装部品を自動車用ドア
トリムに適用した第1実施例を示す正面図。
トリムに適用した第1実施例を示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本考案に係る自動車用内装部品の第1実施例を
示すもので、アームレストアッパーメンバーをドアトリ
ムに取付ける状態を説明する要部斜視図。
示すもので、アームレストアッパーメンバーをドアトリ
ムに取付ける状態を説明する要部斜視図。
【図4】本考案に係る自動車用内装部品のアームレスト
部の衝撃吸収形態を示す説明図。
部の衝撃吸収形態を示す説明図。
【図5】本考案に係る自動車用内装部品の第2実施例に
使用するアームレストアッパーメンバーを示す一部切欠
斜視図。
使用するアームレストアッパーメンバーを示す一部切欠
斜視図。
【図6】図5に示すアームレストアッパーメンバーの変
形例を示す一部切欠斜視図。
形例を示す一部切欠斜視図。
【図7】図5に示すアームレストアッパーメンバーの変
形例を示す一部切欠斜視図。
形例を示す一部切欠斜視図。
【図8】従来の自動車用ドアトリムを示す外観図。
【図9】図8中IX−IX線断面図。
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 13 アームレスト部 14 アームレストロア部 15 開口 20 ドアパネル 30 アームレストアッパーメンバー 40 アームレスト芯材 41,42 棒状体 43 係止爪 44 ベースプレート 45 破断用開口 46 破断用スリット 50 アームレストパッド 60 アームレスト表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−270676(JP,A) 特開 昭61−226345(JP,A) 特開 平3−200420(JP,A) 実開 平1−91621(JP,U) 実開 昭58−145229(JP,U) 実開 平5−62355(JP,U) 実開 平4−43517(JP,U) 実開 平1−93143(JP,U) 実開 平4−42452(JP,U) 実開 平6−6123(JP,U) 実公 平1−11532(JP,Y2) 実公 昭55−21872(JP,Y2) 実公 昭46−3284(JP,Y1) 実公 昭53−37384(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/04 B60J 5/00 B60J 5/04 B60N 3/00
Claims (2)
- 【請求項1】 車体パネル(20)の室内側に装着さ
れ、所要形状に成形された芯材(11)表面に表皮材
(12)を被覆貼着して構成されるとともに、室内側に
膨出するアームレストロア部(14)上面にアームレス
トアッパーメンバー(30)を設置してなる自動車用内
装部品において、 前記アームレストアッパーメンバー(30)は、縦横方
向に適宜間隔毎に配設され、相互に交差する複数の棒状
体(41,42)からなるアームレスト芯材(40)表
面をアームレストパッド(50),アームレスト表皮
(60)により被覆してなることを特徴とする自動車用
内装部品。 - 【請求項2】 車体パネル(20)の室内側に装着さ
れ、所要形状に成形された芯材(11)表面に表皮材
(12)を被覆貼着して構成されるとともに、室内側に
膨出するアームレストロア部(14)上面にアームレス
トアッパーメンバー(30)を設置した自動車用内装部
品において、 前記アームレストアッパーメンバー(30)は、アーム
レスト芯材(40)表面をアームレストパッド(5
0),アームレスト表皮(60)で被包して構成されて
いるとともに、上記アームレスト芯材(40)は、ベー
スプレート(44)の中央に沿って複数の破断用開口
(45)、破断用スリット(46)の少なくともいずれ
か一方側が開設されていることにより、側突時、アーム
レスト芯材(40)が左右2分割に破断することによ
り、衝撃荷重を吸収するようにしたことを特徴とする自
動車用内装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015815U JP2576591Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993015815U JP2576591Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用内装部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674426U JPH0674426U (ja) | 1994-10-21 |
JP2576591Y2 true JP2576591Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11899350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993015815U Expired - Lifetime JP2576591Y2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 自動車用内装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576591Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06252753A (ja) * | 1993-03-01 | 1994-09-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pll周波数シンセサイザ |
JP2012144216A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Shigeru Co Ltd | 車両用アームレストの芯材 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP1993015815U patent/JP2576591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0674426U (ja) | 1994-10-21 |
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