JP2576087Y2 - エンコーダ構造 - Google Patents
エンコーダ構造Info
- Publication number
- JP2576087Y2 JP2576087Y2 JP1993011162U JP1116293U JP2576087Y2 JP 2576087 Y2 JP2576087 Y2 JP 2576087Y2 JP 1993011162 U JP1993011162 U JP 1993011162U JP 1116293 U JP1116293 U JP 1116293U JP 2576087 Y2 JP2576087 Y2 JP 2576087Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- mounting
- encoder
- hollow shaft
- spring
- Prior art date
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンコーダ構造に関
し、特に、モータとエンコーダとを接続する取付ばねを
エンコーダの外径以内に収め、接続時の軸方向長さを短
く抑えかつ外径の径大化を抑えるための新規な改良に関
する。
し、特に、モータとエンコーダとを接続する取付ばねを
エンコーダの外径以内に収め、接続時の軸方向長さを短
く抑えかつ外径の径大化を抑えるための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のエンコー
ダ構造としては、一般に、図3及び図4に示す構成が採
用されていた。すなわち、図3の場合、モータ1とエン
コーダ2とはU型の取付ばね3を介して接続され、この
取付ばね3はU型で、エンコーダ2の外径より外側に配
設されている。また、図4の場合、取付ばね3はU型の
長手形状に構成され、エンコーダ2の外周2aに取付ね
じ4を介して接続されている。
ダ構造としては、一般に、図3及び図4に示す構成が採
用されていた。すなわち、図3の場合、モータ1とエン
コーダ2とはU型の取付ばね3を介して接続され、この
取付ばね3はU型で、エンコーダ2の外径より外側に配
設されている。また、図4の場合、取付ばね3はU型の
長手形状に構成され、エンコーダ2の外周2aに取付ね
じ4を介して接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のエンコーダ構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、図3の場合、各取付ばねが
エンコーダの外径以上に位置していたため、モータの外
径を大きくせざるを得ず、小型化を達成することは不可
能であった。また、図4の場合、取付ばねが長手形状
で、取付ねじがエンコーダの外周の取付けられているた
め、全体形状が長くなると共に、この取付ねじの突出分
だけ径が大形化していた。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、図3の場合、各取付ばねが
エンコーダの外径以上に位置していたため、モータの外
径を大きくせざるを得ず、小型化を達成することは不可
能であった。また、図4の場合、取付ばねが長手形状
で、取付ねじがエンコーダの外周の取付けられているた
め、全体形状が長くなると共に、この取付ねじの突出分
だけ径が大形化していた。
【0004】本考案は以上のような課題を解決するため
になされたもので、特に、モータとエンコーダとを接続
する取付ばねをエンコーダの外径以内に収め、接続時の
軸方向長さを短く抑えかつ、外径の径大化を抑えるよう
にしたエンコーダ構造を提供することを目的とする。
になされたもので、特に、モータとエンコーダとを接続
する取付ばねをエンコーダの外径以内に収め、接続時の
軸方向長さを短く抑えかつ、外径の径大化を抑えるよう
にしたエンコーダ構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるエンコーダ
構造は、ケーシングに回転自在に設けられた中空軸と、
前記中空軸に設けられた回転符号板と、前記ケーシング
に設けられ前記回転符号板を介して対向配置された発光
部及び受光部とを備え、前記中空軸にモータ軸を接続す
るようにしたエンコーダ構造において、前記中空軸が突
出する前記ケーシングの端面部と、前記端面部に取付ね
じを介して装着され前記中空軸が貫通する取付ばねと、
前記取付ばねに形成された複数の取付孔と、前記ケーシ
ングの周面において軸方向に形成され前記取付孔に対応
する複数の逃げ溝とを備え、前記取付ねじは前記ケーシ
ングの軸方向に設けられ、前記取付ばねの外縁は前記ケ
ーシングの外径以内に位置する構成である。
構造は、ケーシングに回転自在に設けられた中空軸と、
前記中空軸に設けられた回転符号板と、前記ケーシング
に設けられ前記回転符号板を介して対向配置された発光
部及び受光部とを備え、前記中空軸にモータ軸を接続す
るようにしたエンコーダ構造において、前記中空軸が突
出する前記ケーシングの端面部と、前記端面部に取付ね
じを介して装着され前記中空軸が貫通する取付ばねと、
前記取付ばねに形成された複数の取付孔と、前記ケーシ
ングの周面において軸方向に形成され前記取付孔に対応
する複数の逃げ溝とを備え、前記取付ねじは前記ケーシ
ングの軸方向に設けられ、前記取付ばねの外縁は前記ケ
ーシングの外径以内に位置する構成である。
【0006】さらに詳細には、前記取付ばねは、中央に
U字部を有する構成である。
U字部を有する構成である。
【0007】
【作用】本考案によるエンコーダ構造においては、エン
コーダのケーシングの端面部において軸方向に螺入した
取付ねじによって取付ばねを装着することができるた
め、取付ねじはケーシングの周面から外方に突出するこ
とによる径大化を防止することができる。また、ケーシ
ングの周面に形成された軸方向に沿う逃げ溝を介してド
ライバ等の治具を挿入することにより、取付ばねの取付
孔とモータとをねじを介して接続することができる。従
って、エンコーダ構造の長大化及び径大化を防止するこ
とができる。
コーダのケーシングの端面部において軸方向に螺入した
取付ねじによって取付ばねを装着することができるた
め、取付ねじはケーシングの周面から外方に突出するこ
とによる径大化を防止することができる。また、ケーシ
ングの周面に形成された軸方向に沿う逃げ溝を介してド
ライバ等の治具を挿入することにより、取付ばねの取付
孔とモータとをねじを介して接続することができる。従
って、エンコーダ構造の長大化及び径大化を防止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、図面と共に本考案によるエンコーダ構
造の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1及び図2において符号2で示されるものはエンコー
ダのケーシングであり、このケーシング2の端面部2a
には、前記ケーシング2内に回転自在に設けられた中空
軸5が回転自在に設けられている。
造の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1及び図2において符号2で示されるものはエンコー
ダのケーシングであり、このケーシング2の端面部2a
には、前記ケーシング2内に回転自在に設けられた中空
軸5が回転自在に設けられている。
【0009】前記ケーシング2内には、発光部5Aと受
光部5Bが前記中空軸5に一体状に設けられた回転符号
板5aを介して対向配置されており、前記発光部5Aと
受光部5Bにより回転符号板5aの回転を検出するよう
に構成されている。
光部5Bが前記中空軸5に一体状に設けられた回転符号
板5aを介して対向配置されており、前記発光部5Aと
受光部5Bにより回転符号板5aの回転を検出するよう
に構成されている。
【0010】前記端面部2aには、その中央に案内孔1
0及びU字状に突出したU字部11を有する取付ばね3
が設けられ、ケーシング2の軸方向に沿って螺入された
一対の取付ねじ4によってこの取付ばね3が端面部2a
に取付けられている。
0及びU字状に突出したU字部11を有する取付ばね3
が設けられ、ケーシング2の軸方向に沿って螺入された
一対の取付ねじ4によってこの取付ばね3が端面部2a
に取付けられている。
【0011】前記ケーシング2の周面には一対の逃げ溝
12が軸方向に沿って形成されており、この各逃げ溝1
2は前記取付ばね3に形成された一対の取付孔13に対
応して設けられている。
12が軸方向に沿って形成されており、この各逃げ溝1
2は前記取付ばね3に形成された一対の取付孔13に対
応して設けられている。
【0012】従って、前記取付ばね3の案内孔10には
前記中空軸5が貫通して突出し、この中空軸5にモータ
1の回転軸からなる回転体を接続し、前記各取付孔13
に設けられたねじ14を前記逃げ溝12を介して挿入さ
れたドライバ等の治具15により、ねじ14が回転され
て取付ばね3をモータ1の端部1aに固定することがで
きる。なお、この取付ばね3の外縁3aはケーシング2
の外径2b以内の形状で構成されている。
前記中空軸5が貫通して突出し、この中空軸5にモータ
1の回転軸からなる回転体を接続し、前記各取付孔13
に設けられたねじ14を前記逃げ溝12を介して挿入さ
れたドライバ等の治具15により、ねじ14が回転され
て取付ばね3をモータ1の端部1aに固定することがで
きる。なお、この取付ばね3の外縁3aはケーシング2
の外径2b以内の形状で構成されている。
【0013】
【考案の効果】本考案によるエンコーダ構造は、以上の
ように構成されているため、エンコーダとモータを接続
する場合、取付ばねの外縁をケーシングの外径よりも小
とすることができると共に、軸方向におけるエンコーダ
とモータ間の長さを短くすることができる。全体形状を
エンコーダとモータを組合わせたのみの構成とすること
ができる。
ように構成されているため、エンコーダとモータを接続
する場合、取付ばねの外縁をケーシングの外径よりも小
とすることができると共に、軸方向におけるエンコーダ
とモータ間の長さを短くすることができる。全体形状を
エンコーダとモータを組合わせたのみの構成とすること
ができる。
【図1】本考案によるエンコーダ構造を示す一部切欠を
有する構成図である。
有する構成図である。
【図2】図1の取付ばねを示す正面図である。
【図3】従来の第1従来例を示す平面図である。
【図4】従来の第2従来例を示す平面図である。
2 ケーシング 2a 端面部 2b 外径 3 取付ばね 3a 外縁 4 取付ねじ 5 中空軸 5a 回転符号板 5A 発光部 5B 受光部 11 U字部 12 逃げ溝 13 取付孔
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシング(2)に回転自在に設けられた
中空軸(5)と、前記中空軸(5)に設けられた回転符号板(5
a)と、前記ケーシング(2)に設けられ前記回転符号板(5
a)を介して対向配置された発光部(5A)及び受光部(5B)と
を備え、前記中空軸(5)にモータ軸を接続するようにし
たエンコーダ構造において、前記中空軸(5)が突出する
前記ケーシング(2)の端面部(2a)と、前記端面部(2a)に
取付ねじ(4)を介して装着され前記中空軸(5)が貫通する
取付ばね(3)と、前記取付ばね(3)に形成された複数の取
付孔(13)と、前記ケーシング(2)の周面において軸方向
に形成され前記取付孔(13)に対応する複数の逃げ溝(12)
とを備え、前記取付ねじ(4)は前記ケーシング(2)の軸方
向に設けられ、前記取付ばね(3)の外縁(3a)は前記ケー
シング(2)の外径(2b)以内に位置する構成よりなること
を特徴とするエンコーダ構造。 - 【請求項2】 前記取付ばね(3)は、中央にU字部(11)
を有することを特徴とする請求項1記載のエンコーダ構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011162U JP2576087Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | エンコーダ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993011162U JP2576087Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | エンコーダ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669731U JPH0669731U (ja) | 1994-09-30 |
JP2576087Y2 true JP2576087Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=11770348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993011162U Expired - Fee Related JP2576087Y2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | エンコーダ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576087Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110895150B (zh) | 2018-09-12 | 2021-11-26 | 台达电子工业股份有限公司 | 编码器及其适用的可转动装置 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP1993011162U patent/JP2576087Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0669731U (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |