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JP2571774B2 - 空調用空気吹出器 - Google Patents

空調用空気吹出器

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JP2571774B2
JP2571774B2 JP62002479A JP247987A JP2571774B2 JP 2571774 B2 JP2571774 B2 JP 2571774B2 JP 62002479 A JP62002479 A JP 62002479A JP 247987 A JP247987 A JP 247987A JP 2571774 B2 JP2571774 B2 JP 2571774B2
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JP
Japan
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air
damper
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adjusting mechanism
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靖司 渡辺
浩 笠原
悳 岡本
四郎 小田原
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Taikisha Ltd
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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  • Duct Arrangements (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気供給流路の流路出口にダンパーを設け
た空調用空気吹出器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の空調用空気吹出器としては、第5図に
示すように、空気供給流路(1)を形成する空気吹出用
筒(2)の先端部(すなわち、流路出口部)に、流路出
口(4)を閉塞する閉塞姿勢と流路出口(4)を開放す
る開放姿勢とにわたって回動自在なダンパー(5)を設
け、そして、このダンパー(5)を、閉塞姿勢と開放姿
勢とで択一的に保持するようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の如き従来の吹出器では、ダンパー
(5)を閉塞姿勢か開放姿勢かの二姿勢でしか保持でき
ず、その開放姿勢が一定であるため、ダンパー(5)を
開放姿勢として流路出口(4)から空気を吹き出すの
に、一定流量の空気を一定方向にしか吹き出し得ず、空
気の吹出方向及び吹出量を種々の空調条件等によって適
宜に変更するといったことができないものであった。
また、この点に対する改良として、前記ダンパー
(5)を閉塞姿勢と開放姿勢との間で傾斜角度調節でき
るようにし、これにより、流路出口(4)よりも下手側
に位置するダンパー部分をもって吹き出し空気を案内す
ることにおいて、ダンパー(5)の傾斜角度調節により
空気の吹き出し方向を変更することも考えられるが、こ
のものにしても、吹出方向の変更を目的としてダンパー
(5)の傾斜角度を変更した際、これに伴い、流路出口
(4)における抵抗が変化して空気吹出量までがともに
変化してしまう問題があった。
本発明の目的は、構造の簡素化を図りながら、空気の
吹出方向及び吹出量を個別に変更調整できる空調用空気
吹出器を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による空調用空気吹出器の特徴構成は、空気供
給流路の流路出口にダンパーを設ける構成において、 前記ダンパーを回動により姿勢変化させて、前記流路
出口の開口面に対する前記ダンパーの傾斜角度を変更す
る角度調節機構と、 前記ダンパーを、前記流路出口よりも空気吹出方向の
下手側にダンパー部分が存在する状態で、前記流路出口
における流路中心軸芯の方向に移動させる移動調節機構
とを設けたことにある。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、流路出口よりも空気吹出方
向の下手側にダンパー部分が存在する状態で、移動調節
機構をもってダンパーを流路出口における流路中心軸芯
の方向に移動させることにより、上記の下手側ダンパー
部分で吹き出し空気を案内する方向は一定に保ちなが
ら、流路出口における抵抗を変化させて空気吹出量を変
更することができる。
また、角度調節機構によりダンパーを回動姿勢変化さ
せて流路出口の開口面に対するダンパーの傾斜角度を変
更すれば、上記の下手側ダンパー部分による空気案内方
向を変更して空気吹出方向を変更することができる。
〔発明の効果〕
上記作用の結果、流路出口からの空気の吹出方向及び
吹出量を種々の空調条件等に応じて個別に変更調整する
ことが可能となる。
また、吹出方向の調節と吹出量の調整とを一つのダン
パーについての移動操作と傾斜角度変更をもって行うか
ら、例えば、空気供給流路の途中に吹出量調整用のダン
パーを設け、かつ、流路出口に吹出方向調節用のダンパ
ーを設けて、これら二つの専用ダンパーにより吹出方向
の調節と吹出量の調整とを各別に行う形態に比べ、ダン
パー数が少なくて構造が簡素なものとなり、製作面、コ
スト面、コンパクト化の面等で有利になる。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第3図は、工場建物のように天井が高く(例えば10m
以上)、かつ、幅の広い(例えば10m〜20m)室内におい
て、床面から2m〜3m程度までの作業域(S)を空調用空
気吹出器(A)からの空気吹き出しにより冷暖房する設
備構成を示し、空調用空気を供給するメインダクト
(B)から導出した分岐ダクト(C)の下端部に空調用
空気吹出器(A)を接続してある。
この空調用空気吹出器(A)の具体構造については、
第1図及び第2図に示すように、空気供給流路(1)を
形成する金属製又は合成樹脂製の空気吹出用筒(2)を
設け、この空気吹出用筒(2)の上端側開口を分岐ダク
ト(C)に対する接続口とし、かつ、下端側開口(すな
わち、空気供給流路(1)の流路出口)を下向き吹出口
(4)とする。
また、空気吹出用筒(2)の周壁には、その全体に多
数の横向き吹出口(3)を形成してあり、空気吹出用筒
(2)の下端部には、下向き吹出口(4)を開閉するダ
ンパー(5)を設けてある。
この空調用空気吹出器(A)には、下向き吹出口
(4)からの空気の吹出方向及び吹出量を調節する調節
機構(D)を設けてあり、この調節機構(D)は、上記
ダンパー(5)に対する移動調節機構(6)と角度調節
機構(7)とで構成してある。
移動調節機構(6)は、下向き吹出口(4)よりも空
気吹出方向の下手側にダンパー部分が存在する状態でダ
ンパー(5)を下向き吹出口(4)における流路中心軸
芯の方向(本例では縦軸芯(Y)の方向)に移動させる
ものであり、また、角度調節機構(7)は、ダンパー
(5)を回動により姿勢変化させて下向き吹出口(4)
の開口面に対するダンパー(5)の傾斜角度を変更する
ものである。
移動調節機構(6)の具体構造については、下端にダ
ンパー(5)を連設した縦向きの操作軸(10)を、空気
吹出用筒(2)の内部において上下二個のボス(11),
(12)により、縦軸芯(Y)の周りで回転自在に、か
つ、縦軸芯(Y)の方向にスライド移動自在に支持して
あり、そして、上側のボス(11)には、操作軸(10)に
形成した環状溝(10a)に対し係合させるボール(13)
と、このボール(13)を係合側に付勢するスプリング
(14)とを装備し、他方、操作軸(10)には、上記の環
状溝(10a)を軸方向の複数箇所に形成してある。
つまり、操作軸(10)を縦軸芯(Y)の方向に押し引
き操作して、ボール(13)を複数の環状溝(10a)のう
ちの一つに対し選択的に係合させることにより、ダンパ
ー(5)を下向き吹出口(4)よりも空気吹出方向の下
手側で縦軸芯(Y)の方向に移動させて、複数の移動位
置で選択的に位置保持するようにしてある。
なお、図中(8),(9)はボス(11),(12)を支
持するサポートアームである。
一方、角度調節機構(7)の具体構造については、操
作軸(10)に対するダンパー(5)の取り付け構造とし
て、一対のダンパー(5)を、操作軸(10)の下端部に
付設した取り付け部材(19)に蝶番(20)を介して夫
々、横軸芯周りで回動自在に連結し、これに対し、操作
軸(10)の中間部では、この操作軸(10)に形成した雄
ねじ部(10b)に円筒状のねじ部材(15)を螺合してお
き、そして、このねじ部材(15)と各ダンパー(5)と
をリンク(18)を介して連結してある。
つまり、縦軸芯(Y)の周りでの操作軸(10)とダン
パー(5)との相対回転を許す状態で、操作軸(10)を
縦軸芯(Y)の周りで回転操作して、これに伴い、ねじ
部材(15)を雄ねじ部(10b)との相対回転により縦軸
芯(Y)の方向に移動させることで、リンク(18)によ
り連動をもってダンパー(5)を横向き軸芯周りで回動
させ、これにより、下向き吹出口(4)の開口面に対す
るダンパー(5)の傾斜角度を変更するようにしてあ
る。
また、縦軸芯(Y)の周りでの操作軸(10)とダンパ
ー(5)との相対回転を禁止した状態で、操作軸(10)
をダンパー(5)とともに縦軸芯(Y)の周りで回動操
作することにより、下向き吹出口(4)の開口面に対す
るダンパー(5)の傾斜角度は保ったままで縦軸芯
(Y)の周りについて吹出方向を変更し得るようにして
ある。
なお、図中(16)はリンク(18)に対するねじ部材
(15)側の連結ブラケット、(17)はリンク(18)に対
するダンパー(5)側の連結ブラケットである。
上記構成の空調用空気吹出器(A)では、角度調節機
構(7)によりダンパー(5)を水平姿勢にすることと
移動調節機構(6)によりダンパー(5)を上方へ移動
させることとをもって下向き吹出口(4)を閉じること
により、分岐ダクト(C)から供給される冷風を横向き
吹出口(3)から吹き出させる冷房モードを実施する。
また、角度調節機構(7)や移動調節機構(6)によ
るダンパー操作で下向き吹出口(4)を開くことによ
り、分岐ダクト(C)から供給される冷風を下向き吹出
口(4)から吹き出させる暖房モードを実施する。
そして、暖房モードにおいては、下向き吹出口(4)
を開いた状態で、移動調整機構(6)をもってダンパー
(5)を下向き吹出口(4)よりも空気吹出方向の下手
側で縦軸芯(Y)の方向に移動させることにより、ダン
パー(5)で吹き出し空気を案内する方向は一定に保ち
ながら、下向き吹出口(4)における抵抗を変化させて
空気吹出量を変更し、また、角度調節機構(7)により
ダンパー(5)を回動姿勢変化させて下向き吹出口
(4)の開口面に対するダンパー(5)の傾斜角度を変
更することで、ダンパー(5)による空気案内方向を変
更して空気吹出方向を変更する。
次に、上記の空調用空気吹出器(A)の仕様の一例を
挙げる。
床面(FL)から下向き吹出口(4)までの高さH=20
00mm 空気吹出用筒(2)の軸芯長L=600mm 空気吹出用筒(2)の直径D1=450mm 吹出風速:冷房時〔横向き吹出口(3)〕1.0〜1.5m/
s 暖房時〔下向き吹出口(4)〕3.0〜4.0m/
s 吹出温度:冷房時17〜20℃ 暖房時28〜30℃ 尚、吹出口高さ(H)は1m〜3mの範囲で適当高さに設
定すればよい。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
前述の実施例では、ほぼ半円状に形成したダンパー
(5)の一対を、操作軸(10)の下端部に付設の取り付
け部材(19)に対し、夫々、横軸芯周りで回動自在に取
り付けたが、第4図に示すように、前述実施例と同様の
操作軸(10)(すなわち、移動調節機構(6)により縦
軸芯(Y)の方向での移動操作と固定操作とを可能にし
た軸)の下端部に対し、一枚のダンパー(5)を、適当
な具体構造の角度調節機構(7)により横軸芯(X)周
りでの回動操作と固定操作とを可能にした状態(すなわ
ち、傾斜角度の変更操作を可能にした状態)で、取り付
けるようにしてもよい。
なお、第4図は、移動調節機構(6)による操作軸
(10)の上方への移動操作により、ダンパー(5)を図
に示す傾斜姿勢において限界位置まで引き上げた状態を
示すものであり、角度調節機構(7)による横軸芯
(X)周りでの回動操作で、ダンパー(5)を図示の傾
斜姿勢から水平姿勢側へ傾斜角度変更すること、また、
移動調節機構(6)による操作軸(10)の下方への移動
操作で、ダンパー(5)を図示の傾斜姿勢に保って下方
へ移動させること、さらにまた、移動調節機構(6)に
よる操作軸(10)の下方への移動操作によりダンパー
(5)を下方へ移動させた状態で、角度調節機構(7)
による横軸芯(X)周りでの回動操作をもってダンパー
(5)を図示の傾斜姿勢よりも水平姿勢側あるいは急傾
斜側へ傾斜角度変更操作するといったことが、前述実施
例と同様に可能である。
前述の実施例では、空気供給流路(1)を空気吹出用
筒(2)により形成したが、耐震壁や間仕切りなどの一
部を利用して空気供給流路(1)を形成するようにして
もよい。
下向き吹出口(4)の形状、及び、横向き吹出口
(3)の形成位置、形状、数は種々の構成変更が可能で
ある。
要するに、空気供給流路(1)に供給された空気を下
向き吹出口(4)ないし横向き吹出口(3)から所定の
空調領域に吹き出すことができるものであれば、如何な
る流路構造にしてもよい。
前述の実施例では、移動調節機構(6)と角度調節機
構(7)とを一本の操作軸(10)で操作する構成とし
て、この兼用化による部品点数の削除により構造の簡素
化を図ったが、移動調節機構(6)及び角度調節機構
(7)の具体構造として、これら機構(6),(7)を
各別の操作具により操作する構成を採用してもよく、ま
た、これら操作をモータやシリンダ等のアクチュエータ
をもって行う構成を採用してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対象を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る空調用空気吹出器の
実施例を示し、第1図は要部の縦断正面図、第2図は第
1図のII-II線矢視図、第3図は設備の概略正面図であ
る。 第4図は別の実施例を示す概略縦断正面図であり、第5
図は従来の空調用空気吹出器を示す概略縦断正面図であ
る。 (1)……空気供給流路、(4)……流路出口、(5)
……ダンパー、(6)……移動調節機構、(7)……角
度調節機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 悳 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大氣社内 (72)発明者 小田原 四郎 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大氣社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気供給流路(1)の流路出口(4)にダ
    ンパー(5)を設けた空調用空気吹出器であって、 前記ダンパー(5)を回動により姿勢変化させて、前記
    流路出口(4)の開口面に対する前記ダンパー(5)の
    傾斜角度を変更する角度調節機構(7)と、 前記ダンパー(5)を、前記流路出口(4)よりも空気
    吹出方向の下手側にダンパー部分が存在する状態で、前
    記流路出口(4)における流路中心軸芯の方向に移動さ
    せる移動調節機構(6)とを設けた空調用空気吹出器。
  2. 【請求項2】前記空気供給流路(1)を形成する側壁
    が、前記流路出口(4)からの空気吹出方向に対して直
    交する方向に空気を吹き出す吹出口(3)を備えるもの
    である特許請求の範囲第1項に記載の空調用空気吹出
    器。
  3. 【請求項3】前記ダンパー(5)が前記流路出口(4)
    における流路中心軸芯の周りで回動操作可能に構成され
    ている特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の空調用
    空気吹出器。
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