JP2568939Y2 - 鍵盤楽器用スタンドの固定構造 - Google Patents
鍵盤楽器用スタンドの固定構造Info
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/32—Constructional details
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/02—Cases
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B2200/00—Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
- F16B2200/40—Clamping arrangements where clamping parts are received in recesses of elements to be connected
- F16B2200/403—Threaded clamping parts
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、電子ピアノな
どの鍵盤楽器の脚部を構成するスタンドの固定構造に関
するものである。
どの鍵盤楽器の脚部を構成するスタンドの固定構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスタンドは、図6ないし
図8に示すように、一般に、鍵盤楽器を支持する一対の
側板114、114と、この一対の側板114、114
の間に固定されてこれを補強する背板115で構成され
ており、各側板114の下端部にはベース116が固定
され、ベース116の間にはペダル台118が配置され
る。
図8に示すように、一般に、鍵盤楽器を支持する一対の
側板114、114と、この一対の側板114、114
の間に固定されてこれを補強する背板115で構成され
ており、各側板114の下端部にはベース116が固定
され、ベース116の間にはペダル台118が配置され
る。
【0003】図6に示す固定構造は、丸ナット151を
用いる構造であり、背板115の後面に形成された一対
の穴152、152の各々に丸ナット151を挿入する
とともに、背板115の端面に穴152、152と直交
するように形成された一対のねじ孔153、153及び
このねじ孔153、153に対応するように側板114
に形成された一対の貫通ねじ孔154、154の各々に
ねじ155を通し、このねじ155と丸ナット151に
よって、背板115を側板114に固定するものであ
る。
用いる構造であり、背板115の後面に形成された一対
の穴152、152の各々に丸ナット151を挿入する
とともに、背板115の端面に穴152、152と直交
するように形成された一対のねじ孔153、153及び
このねじ孔153、153に対応するように側板114
に形成された一対の貫通ねじ孔154、154の各々に
ねじ155を通し、このねじ155と丸ナット151に
よって、背板115を側板114に固定するものであ
る。
【0004】図7及び図8の固定構造は、いずれもL型
金具156を用いるものである。図7の構造では、L型
金具156の一辺を側板114にねじ止めしておき、背
板115に前後方向に貫通して形成されたねじ孔157
にねじ158を前方から通し、背板115をL型金具1
56の他辺にねじ158で固定することによって、背板
115が側板114に固定される。また、図8の構造
は、L型金具156の一辺を背板115の後端部にねじ
止めしておき、側板114に左右方向に貫通して形成さ
れたねじ孔159にねじ160を側方から通し、L型金
具156の他辺を側板114にねじ160で固定するこ
とによって、背板115を側板114に固定するもので
ある。
金具156を用いるものである。図7の構造では、L型
金具156の一辺を側板114にねじ止めしておき、背
板115に前後方向に貫通して形成されたねじ孔157
にねじ158を前方から通し、背板115をL型金具1
56の他辺にねじ158で固定することによって、背板
115が側板114に固定される。また、図8の構造
は、L型金具156の一辺を背板115の後端部にねじ
止めしておき、側板114に左右方向に貫通して形成さ
れたねじ孔159にねじ160を側方から通し、L型金
具156の他辺を側板114にねじ160で固定するこ
とによって、背板115を側板114に固定するもので
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のスタンドの固定構造のうち、まず図7及び図8に示
すものは、いずれも背板115を前後方向に、すなわ
ち、L型金具156を介して側板114と背板115と
が互いに向かい合う方向と直交する方向に締め付けて固
定するように構成されているので、側板と背板の間に隙
間が生じ、ぐらつき易い等、両者の間を十分に固定する
ことができないという問題があった。
来のスタンドの固定構造のうち、まず図7及び図8に示
すものは、いずれも背板115を前後方向に、すなわ
ち、L型金具156を介して側板114と背板115と
が互いに向かい合う方向と直交する方向に締め付けて固
定するように構成されているので、側板と背板の間に隙
間が生じ、ぐらつき易い等、両者の間を十分に固定する
ことができないという問題があった。
【0006】一方、図6に示す固定構造は、側板114
に背板115が直接当接されると共に、この当接する方
向に、両者が互いに押し付け合うように締め付けられる
ので、図7及び図8の固定構造の問題点は解消される
が、丸ナット151が穴152の中で長さ方向に移動し
たり回転したりし易いために、貫通ねじ孔154とねじ
丸ナット151との心合わせに手間がかかり、組立作業
が行いにくいという問題がある。
に背板115が直接当接されると共に、この当接する方
向に、両者が互いに押し付け合うように締め付けられる
ので、図7及び図8の固定構造の問題点は解消される
が、丸ナット151が穴152の中で長さ方向に移動し
たり回転したりし易いために、貫通ねじ孔154とねじ
丸ナット151との心合わせに手間がかかり、組立作業
が行いにくいという問題がある。
【0007】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、構成が比較的単純で、組立作
業を容易に行えるとともに、背板を側板に強固に固定で
きるようにした鍵盤楽器用スタンドの固定構造を提供す
ることを目的とする。
めになされたものであり、構成が比較的単純で、組立作
業を容易に行えるとともに、背板を側板に強固に固定で
きるようにした鍵盤楽器用スタンドの固定構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、鍵盤楽器の鍵盤本体を支持する一対の側板
と、この一対の側板間に掛け渡されてこの側板を補強す
る背板とを備え、この側板と背板とのいずれか一方の端
面を他方に突き当てた状態で、固定板を介して相互にね
じ止め固定する鍵盤楽器用スタンドの固定構造におい
て、前記側板および背板の前記他方は、側面に前記ねじ
が貫通可能な挿通孔を有し、前記一方は、端面に前記挿
通孔に合致させた挿入孔を有すると共に、側面に前記挿
入孔に略直交方向から連通する連通孔を有し、前記固定
板は、前記連通孔に挿入されて前記挿入孔に致心する雌
ねじを形成した固定部を有すると共に、この固定部と一
体に形成され、前記側板および前記背板の前記一方の前
記側面に当接して、前記雌ねじを前記挿入孔に致心する
ように位置決めすると共に、前記連通孔を覆い隠す当接
部を有することを特徴としたものである。
成するため、鍵盤楽器の鍵盤本体を支持する一対の側板
と、この一対の側板間に掛け渡されてこの側板を補強す
る背板とを備え、この側板と背板とのいずれか一方の端
面を他方に突き当てた状態で、固定板を介して相互にね
じ止め固定する鍵盤楽器用スタンドの固定構造におい
て、前記側板および背板の前記他方は、側面に前記ねじ
が貫通可能な挿通孔を有し、前記一方は、端面に前記挿
通孔に合致させた挿入孔を有すると共に、側面に前記挿
入孔に略直交方向から連通する連通孔を有し、前記固定
板は、前記連通孔に挿入されて前記挿入孔に致心する雌
ねじを形成した固定部を有すると共に、この固定部と一
体に形成され、前記側板および前記背板の前記一方の前
記側面に当接して、前記雌ねじを前記挿入孔に致心する
ように位置決めすると共に、前記連通孔を覆い隠す当接
部を有することを特徴としたものである。
【0009】
【作用】固定板の当接部は、固定部を、例えば背板の連
通孔に挿入したときに、背板の側面に当接して、固定部
に形成された雌ねじを背板の挿入孔に致心するように位
置決めする。また、この状態で、固定板の当接部は、背
板の連通孔を覆い隠す。側板と背板とは、ねじを固定板
の雌ねじに螺合することによって、互いに当接すると共
に、当接する方向に互いに押し付け合うようにして締め
付けられる。
通孔に挿入したときに、背板の側面に当接して、固定部
に形成された雌ねじを背板の挿入孔に致心するように位
置決めする。また、この状態で、固定板の当接部は、背
板の連通孔を覆い隠す。側板と背板とは、ねじを固定板
の雌ねじに螺合することによって、互いに当接すると共
に、当接する方向に互いに押し付け合うようにして締め
付けられる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0011】図1は、本考案のスタンドの固定構造を適
用した電子ピアノの外観図を示しており、電子ピアノ1
は、ピアノ本体2と、これを支持するスタンド3で構成
されている。ピアノ本体2は、スタンド3を取り付けた
底板4の前後方向(演奏者から見て手前を「前」、先方
を「後」として説明する)に鍵盤部5と装置部6を有
し、またこの鍵盤部5および装置部6の両側にこれらを
挟むように、左右一対の腕木7、7を有している。
用した電子ピアノの外観図を示しており、電子ピアノ1
は、ピアノ本体2と、これを支持するスタンド3で構成
されている。ピアノ本体2は、スタンド3を取り付けた
底板4の前後方向(演奏者から見て手前を「前」、先方
を「後」として説明する)に鍵盤部5と装置部6を有
し、またこの鍵盤部5および装置部6の両側にこれらを
挟むように、左右一対の腕木7、7を有している。
【0012】鍵盤部5は、鍵盤8と、その後部を覆うよ
うに設けられたコントロールパネル9とを備え、コント
ロールパネル9には、各種のコントロールスイッチ10
が配置されている。一方、装置部6は、天板11と後板
12を有し、これらと底板4との間に形状された内部空
間に、音響装置等(図示せず)が収容されている。ま
た、天板11の上面前部には、譜面台13が設けられて
いる。
うに設けられたコントロールパネル9とを備え、コント
ロールパネル9には、各種のコントロールスイッチ10
が配置されている。一方、装置部6は、天板11と後板
12を有し、これらと底板4との間に形状された内部空
間に、音響装置等(図示せず)が収容されている。ま
た、天板11の上面前部には、譜面台13が設けられて
いる。
【0013】スタンド3は、ピアノ本体2を支持する左
右一対の側板14、14と、両端を側板14、14の上
部間に固定されてこれを補強する背板15で構成されて
いる。各側板14の下端部にはベース16が固定され、
ベース16、16間に、ペダル17を取り付けたペダル
台18が配置されている。
右一対の側板14、14と、両端を側板14、14の上
部間に固定されてこれを補強する背板15で構成されて
いる。各側板14の下端部にはベース16が固定され、
ベース16、16間に、ペダル17を取り付けたペダル
台18が配置されている。
【0014】次に、図2〜図5を参照して、スタンド3
の固定構造、すなわち側板14に背板15を固定する構
造について詳細に説明する。図2に示すように、本実施
例の固定構造では、背板15の端面を側板14の内側面
に突き合わせ、ねじ19と背板金具(固定部材)20に
よって、背板15を側板14に固定するようになってい
る。この背板金具20は、図3に示すように、板状でほ
ぼT字形の本体部21と、本体部21から直角に折り曲
げられて延びる一対の板状の固定部22、22とから成
り、各固定部22の中央には、ねじ19が螺合する雌ね
じ23が形成されている。
の固定構造、すなわち側板14に背板15を固定する構
造について詳細に説明する。図2に示すように、本実施
例の固定構造では、背板15の端面を側板14の内側面
に突き合わせ、ねじ19と背板金具(固定部材)20に
よって、背板15を側板14に固定するようになってい
る。この背板金具20は、図3に示すように、板状でほ
ぼT字形の本体部21と、本体部21から直角に折り曲
げられて延びる一対の板状の固定部22、22とから成
り、各固定部22の中央には、ねじ19が螺合する雌ね
じ23が形成されている。
【0015】一方、背板15の後面(背板15にとって
は側面)の端部付近には、一対の長穴(連通孔)24、
24が、上下方向に整列して形成されている。この長穴
24は、背板15の後面と垂直方向に延び、その前面の
手前で終わるめくら穴となっている。また、背板15の
端面には、ねじ19,19が挿入される一対のねじ孔
(挿入孔)25、25が形成されており、各ねじ孔25
は、背板15の長さ方向に延びて長穴24に連通してい
る。そして、背板金具20の雌ねじ23の位置は、固定
部22を長穴24に挿入したときに、雌ねじ23がねじ
孔25と心合わせされるように設定されている。なお、
図2中の符号26、26は、ねじ孔25、25に対応す
る位置に形成された側板14の一対の貫通ねじ孔(挿通
孔)である。
は側面)の端部付近には、一対の長穴(連通孔)24、
24が、上下方向に整列して形成されている。この長穴
24は、背板15の後面と垂直方向に延び、その前面の
手前で終わるめくら穴となっている。また、背板15の
端面には、ねじ19,19が挿入される一対のねじ孔
(挿入孔)25、25が形成されており、各ねじ孔25
は、背板15の長さ方向に延びて長穴24に連通してい
る。そして、背板金具20の雌ねじ23の位置は、固定
部22を長穴24に挿入したときに、雌ねじ23がねじ
孔25と心合わせされるように設定されている。なお、
図2中の符号26、26は、ねじ孔25、25に対応す
る位置に形成された側板14の一対の貫通ねじ孔(挿通
孔)である。
【0016】上記構成によって、背板15を側板14に
固定するには、まず、図3に示すように、背板金具20
の固定部22を背板15の長穴24に挿入する。この挿
入は、背板金具20の本体部21の当接面が背板15の
後面に当接することによって位置決め規制される。図5
に示すように、この状態において、背板金具20の雌ね
じ23がねじ孔25と心合わせされる。また、この状態
では、図4及び図5に示すように、長穴24は、本体部
21によって完全に被われる。このように、本体部21
は、雌ねじ23を位置決めする役割と、背板15の長穴
24の目かくしとしての役割を果たすものである。ま
た、本実施例のように本体部21を板状にすれば、長穴
24を被ったときに背板15の後面とほぼ面一になるの
で、背板金具20の取付けによって美観を損ねることは
なく、また、長穴24をめくら穴とすれば、長穴24が
背板15の前面にまったく現れず、美観上好ましいもの
とすることができる。
固定するには、まず、図3に示すように、背板金具20
の固定部22を背板15の長穴24に挿入する。この挿
入は、背板金具20の本体部21の当接面が背板15の
後面に当接することによって位置決め規制される。図5
に示すように、この状態において、背板金具20の雌ね
じ23がねじ孔25と心合わせされる。また、この状態
では、図4及び図5に示すように、長穴24は、本体部
21によって完全に被われる。このように、本体部21
は、雌ねじ23を位置決めする役割と、背板15の長穴
24の目かくしとしての役割を果たすものである。ま
た、本実施例のように本体部21を板状にすれば、長穴
24を被ったときに背板15の後面とほぼ面一になるの
で、背板金具20の取付けによって美観を損ねることは
なく、また、長穴24をめくら穴とすれば、長穴24が
背板15の前面にまったく現れず、美観上好ましいもの
とすることができる。
【0017】次いで、図2に示すように、背板金具20
を取り付けた背板15の端面を側板14の一方の内側面
と対向させ、背板15のねじ孔25を側板14の貫通ね
じ孔26と位置合わせし、ねじ19を側板14の外側か
らこれらのねじ孔25、26に挿入して締め付けること
によって、背板15の一端部の組立作業を完了する。こ
の場合、背板金具20の雌ねじ23は、本体部21によ
ってねじ孔25と心合わせされるので、背板金具20を
背板15に軽く押し付けておくだけで、雌ねじ23をね
じ孔25と同心の位置に保持することができ、したがっ
てこの組立作業を極めて容易に行うことができる。ま
た、側板14と背板15は、ねじ19と背板金具20の
固定部22の間で、側板14と背板15が互いに当接す
る方向に、両者が互いに押し付け合うように締め付けら
れるので、両者の当接面に十分な摩擦力が働き、両者を
互いにしっかり固定することができる。
を取り付けた背板15の端面を側板14の一方の内側面
と対向させ、背板15のねじ孔25を側板14の貫通ね
じ孔26と位置合わせし、ねじ19を側板14の外側か
らこれらのねじ孔25、26に挿入して締め付けること
によって、背板15の一端部の組立作業を完了する。こ
の場合、背板金具20の雌ねじ23は、本体部21によ
ってねじ孔25と心合わせされるので、背板金具20を
背板15に軽く押し付けておくだけで、雌ねじ23をね
じ孔25と同心の位置に保持することができ、したがっ
てこの組立作業を極めて容易に行うことができる。ま
た、側板14と背板15は、ねじ19と背板金具20の
固定部22の間で、側板14と背板15が互いに当接す
る方向に、両者が互いに押し付け合うように締め付けら
れるので、両者の当接面に十分な摩擦力が働き、両者を
互いにしっかり固定することができる。
【0018】次いで、上述したのと同じ手順によって、
背板15の他端部を側板14に固定して、固定作業を完
了する。
背板15の他端部を側板14に固定して、固定作業を完
了する。
【0019】なお、本考案は、上述した実施例に限ら
ず、種々の態様で実施することができる。例えば、実施
例では、固定部材をほぼT字形の板状の金具で構成して
いるが、同様の機能を発揮できるものであれば、他の任
意の形状や材料を採用できることは勿論である。また、
本実施例では、側板に背板を突き当てるようにしている
が、背板に側板の背面側の一部を突き当てるようにして
もよい。この場合には、固定部材が側板の内側に取り付
けられることはもちろんのこと、側板の突当て部を背板
が嵌り込むように切り欠けば、背板が側板の背面に出っ
張ることもなく、強度的にも有利となる。
ず、種々の態様で実施することができる。例えば、実施
例では、固定部材をほぼT字形の板状の金具で構成して
いるが、同様の機能を発揮できるものであれば、他の任
意の形状や材料を採用できることは勿論である。また、
本実施例では、側板に背板を突き当てるようにしている
が、背板に側板の背面側の一部を突き当てるようにして
もよい。この場合には、固定部材が側板の内側に取り付
けられることはもちろんのこと、側板の突当て部を背板
が嵌り込むように切り欠けば、背板が側板の背面に出っ
張ることもなく、強度的にも有利となる。
【0020】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の鍵盤楽器
用スタンドの固定構造は、構成が比較的単純で、組立作
業を容易に行えるとともに、背板を側板に強固に固定す
ることができるなどの効果を奏する。
用スタンドの固定構造は、構成が比較的単純で、組立作
業を容易に行えるとともに、背板を側板に強固に固定す
ることができるなどの効果を奏する。
【図1】本考案を適用した電子ピアノの全体を示す外観
図である。
図である。
【図2】図1の電子ピアノのスタンドを後方から見た分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図3】図2の固定金具を詳細に示す斜視図である。
【図4】図3の固定金具を取り付けた状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】図4の線A−Aに沿う断面図である。
【図6】従来のスタンドの固定構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】図6と異なる従来のスタンドの固定構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図6及び図7と異なる従来のスタンドの固定構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
1 電子ピアノ 2 ピアノ本体 3 スタンド 14 側板 15 背板 19 ねじ 20 背板金具 21 背板金具の本体部 22 背板金具の固定部 23 背板金具の雌ねじ部 24 長穴
Claims (4)
- 【請求項1】 鍵盤楽器の鍵盤本体を支持する一対の側
板と、この一対の側板間に掛け渡されてこの側板を補強
する背板とを備え、この側板と背板とのいずれか一方の
端面を他方に突き当てた状態で、固定板を介して相互に
ねじ止め固定する鍵盤楽器用スタンドの固定構造におい
て、 前記側板および背板の前記他方は、側面に前記ねじが貫
通可能な挿通孔を有し、前記一方は、端面に前記挿通孔
に合致させた挿入孔を有すると共に、側面に前記挿入孔
に略直交方向から連通する連通孔を有し、前記固定板
は、前記連通孔に挿入されて前記挿入孔に致心する雌ね
じを形成した固定部を有すると共に、この固定部と一体
に形成され、前記側板および前記背板の前記一方の前記
側面に当接して、前記雌ねじを前記挿入孔に致心するよ
うに位置決めすると共に、前記連通孔を覆い隠す当接部
を有することを特徴とする鍵盤楽器用スタンドの固定構
造。 - 【請求項2】 前記連通孔が、当該連通孔が開口する前
記側面と反対側の側面の手前で終わるめくら孔であるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の鍵盤楽器用スタンド
の固定構造。 - 【請求項3】 前記連通孔が、前記挿通孔および前記挿
入孔とほぼ直角な主軸を有する長孔であることを特徴と
する、請求項1に記載の鍵盤楽器用スタンドの固定構
造。 - 【請求項4】 前記挿通孔および前記挿入孔が、それぞ
れ複数の挿通孔および複数の挿入孔で構成されると共
に、前記固定板の前記固定部が、複数の固定部で構成さ
れていることを特徴とする、請求項1に記載の鍵盤楽器
用スタンドの固定構造。
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