JP2568781B2 - イージーオープン缶蓋 - Google Patents
イージーオープン缶蓋Info
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Description
を容易に開口することができるイージーオープン缶蓋に
関する。
及び果汁飲料等の飲料を充填した飲料缶の缶蓋には、イ
ージーオープン缶蓋が用いられている。
の他の器具を用いず、缶蓋を開口できるように、パネル
(天蓋面)に一定のループ状のスコア(切込み)を刻設
して開口部を形成し、この開口部にタブ(取手)を取り
付け、このタブを押す、引っ張る等の操作によりスコア
を破断して容易に開口することのできる缶蓋をいう。
よって、パーシャルオープン缶蓋(缶蓋の一部分を開口
する方式のもの)とフルオープン缶蓋(缶蓋全体を開口
する方式のもの)に分けられる。
タブを引っ張って缶蓋に閉ループ状に刻設した開口用ス
コアを破断して缶蓋を開口し、その際生じた破断開口片
は、タブと共に缶蓋から完全に切り離される、いわゆる
プルトップ・タブ・タイプの缶蓋と、タブを持ち上げて
缶蓋に開ループ状に刻設した開口用スコアを破断して缶
蓋を開口しても、その際生じた破断開口片は、缶蓋に繋
がったまま缶内に押し込まれ、タブは、缶蓋にリベット
で固着されているので、共に缶蓋から切り離されること
がない、いわゆるステイオン・タブ・タイプの缶蓋に大
別される。
のプルトップ・タブ・タイプの缶蓋が大々的に使用さ
れ、イージーオープン缶蓋の主流をなして来た。
缶蓋では、タブ付き破断開口片が缶蓋から完全に切り離
され、しかも飲料缶に比べて比較的小さいこともあって
無意識に或いは不用意に所構わず捨てられており、アル
ミ缶の回収・再資源化、環境美化の両面から由々しい問
題となっている。
缶蓋から切り離されることがないステイオン・タブ・タ
イプの缶蓋が注目されるようになってきた。
は、従来、特公昭57-42544号公報に見られるような缶蓋
が知られている。
のパネル71に開口部を形成する形状に沿って始端から
終端に連続するスコア72が設けられ、該スコア72に
よって包囲されて破断開口部73を形成する破断開口片
73aが設けられている。該スコア72の始端と終端と
は所定間隔を存して設けられているため、該スコア72
に沿って破断したとき、その始端と終端との間隔によっ
て破断開口部73を開口することによって形成された破
断開口片73aがパネル71に繋がったままの状態とな
る。
にリベット74によって固定されたタブ75により行わ
れる。スコア72の始端部は、タブ75の先端縁76と
リベット74との間の破断開始位置に設けられ、タブ7
5の先端部77はスコアの破断開始位置及び破断開口部
73に臨むように設けられている。
は、タブ75の後端部の把持部78に指を掛けて、該タ
ブ75をパネル71に対して起立する方向に引き上げ
る。これにより、先ず、該タブ75の先端縁76が支点
となってリベット74が持ち上げられ、同時に該タブ7
5の先端縁76が破断開口部73を押圧する。そして、
破断開始位置のスコア72がリベット74側と破断開口
部73側とで離反方向に引きちぎられるようにして破断
され、同時にタブ75の先端部77によって前記破断開
口片73aがパネル71の裏面方向に押し下げられる。
このとき、支点がリベット74に移ってタブ75の先端
部77が更に破断開口片73aを押し下げる。これによ
り、前記破断開口片73aがパネル71に繋がった状態
でパネル71の裏面側に折り込まれて、パネル71に破
断開口が形成される。
開口片73aがパネル71に繋がれた状態であると共
に、タブ75がパネル71に取り付けられた状態で開口
されるので、破断開口片73aやタブ75が不用意に捨
てられることなく、ゴミとしての処理、或いはスクラッ
プとしての回収が容易となる。
プの缶蓋においても、更に改善されるべき点が種々考え
られる。
に納められた内容物の影響によって些少であるが変形す
る。即ち、内容物が炭酸飲料やビール等であるとき、そ
れらの内容物の性質によって缶容器内部の圧力が高くな
る。缶容器内部の圧力が高い場合には、缶蓋70のパネ
ル71が缶容器内部から押し上げられて外方に盛り上が
るように変形する。また、内容物がホットパックされた
とき、内容物の冷却に伴って缶容器内部の圧力が低くな
る。缶容器内部の圧力が低いと、缶蓋70のパネル71
が缶容器内部方向に引き付けられて内方に窪み込むよう
に変形する。前者の場合のように、パネル71が盛り上
がるように変形した場合には、該パネル71に取り付け
られているタブ75はリベット74を除くその先端部7
7及び把持部78がパネル71から離反してタブ75の
把持部78に容易に指を掛けることができるが、後者の
場合のように、パネル71が窪み込むように変形した場
合には、該パネル71に取り付けられているタブ75
は、リベット74を中心にその先端部77及び把持部7
8がパネル71に密着する。このため、タブ75の把持
部78に指が掛かり難くなり、タブ75を引き上げるこ
とが困難となる不都合がある。
が低い場合であってもタブを引き上げ易くした缶蓋が、
特公昭45-12358号公報に開示されている。
したプルトップ・タブ・タイプの缶蓋であって、リベッ
ト81の近傍にスコア82の破断開始位置が形成され、
タブ83は、リベット81によって固着される部分83
aから円錐状にパネル84から次第に離反する窪み部8
5が形成されている。これによって、タブ83の把持部
86は、パネル84から常に離反した状態で該パネル8
4上に固着され、缶容器内部の圧力が低い場合であって
もタブ83を引き上げ易く、更に、タブ83の把持部8
6を上方に引き上げたとき、タブ83の先端側のリベッ
ト81近傍が支点87となって破断開始位置のスコア8
2に大きな引き裂き力を及ぼし、スコア82の初期破断
が容易とされる。
ト81がパネル84から分離されるプルトップ・タブ・
タイプにおいて有効であり、プルトップ・タブ・タイプ
とはその開口時のメカニズムが著しく異なってリベット
74がパネル51から分離されないステイオン・タブ・
タイプの缶蓋においては不向きである。即ち、スイテイ
オン・タブ・タイプの缶蓋70は、図11に示すよう
に、破断開始位置のスコア72を破断するためにタブ7
5の把持部78を上方に持ち上げた時には、タブ75の
先端縁76が支点となってリベット74が上方に引っ張
られる。この時の支点は、前記プルトップ・タブ・タイ
プの缶蓋80と同様にそのスコア72近傍を押圧するこ
とが望ましい。その反面、破断開始以降にスコア72を
破断する時には、リベット74を支点としてタブ75の
把持部78を上方に持ち上げてタブ75の先端76で破
断開口部73を下方に押圧する。このように、支点が移
動して開口するスイテイオン・タブ・タイプの缶蓋70
においては、破断開始位置のスコア72の破断への着目
だけでは、破断開口部73全体の開口操作を容易にする
ことができない。
イオン・タブ・タイプの缶蓋70は、タブ75の先端部
77全体が破断開口部73に密着しており、該タブ75
を引き起こし始める部分から、該タブ75が完全に引き
起こされる部分まで、常にタブ75の先端縁76が破断
開口部73の略水平な上面に角度を存して当接されてス
コア72を破断しつつ破断開口部73を下方に押圧して
開口操作を行う。このため、タブ75の先端縁76の破
断開口部73上を押圧する部分が徐々にリベット74側
に移行するため、スコア72を破断するための破断力
が、特にリベット74に対向する側のスコア72に伝達
され難い。そのため、スコア72を破断する際の抵抗が
大きく、タブ75を引き起こす時には、比較的大きな力
を必要とする不都合がある。
あってもスコアを破断することができる缶蓋が、実公昭
63-23316号公報に開示されている。
示すように、リベット91の近傍のパネル92にタブ9
3の先端94が嵌入し得る凹部95が形成されている。
該凹部95は、スコア97の破断開始位置側に浅い部分
95aが形成されており、パネル部92と破断開口部9
8との連結部分92a側に深い部分95bが形成されて
いる。
ネル92から常に離反した状態で臨んでおり、タブ93
の把持部96を引き上げ易い。更に、タブ93の把持部
96を上方に引き上げたとき、先ず、タブ93の先端9
4が、凹部95の浅い部分95aの底部に当接されてそ
の先端94による下方への押圧によって破断開始位置の
スコア97の破断が開始される。次いで、更に把持部9
6を上方に引き上げたとき、タブ93の先端94が、凹
部95の深い部分95bに嵌合してその先端94が破断
開口部98を下方に押し下げつつスコア97を破断す
る。
スコア97の破断及び破断開口部98の押し込みが、リ
ベット91を支点としてタブ93の先端94で凹部95
を押圧することによって行われる。しかし、このように
タブ93の先端94による押圧にのみ着眼した場合、例
えば、タブ93の先端94がパネル92を押圧する際に
発生するパネル92の反発力をタブ93の先端94が受
けることになる。しかも、このタブ先端94を長くする
とタブ93の先端94が弾性変形し、押圧力を低下させ
るので、タブ先端94を長くすることは好ましくない。
しかし、タブ先端94を短くするとスコアの初期破断の
際に、タブ先端94を支点としてリベット91を持ち上
げる力を大とすることができない不都合がある。
イオン・タブ・タイプの缶蓋70は、破断開口部73の
破断開口片73aがパネル71の裏面側に折り込まれる
ので、破断開口片73aの破断縁に接触することなく安
全に取り扱うことができる。しかし、パネル71の破断
開口部73の破断縁は、パネル71上に露出した状態で
あるため、例えば、缶容器内部の飲料物をパネル71の
開口部73から直接飲む際に、該開口部73の破断縁に
唇が接触して不快である不都合がある。
て、本発明は、缶容器内部の圧力が低い場合であっても
タブの把持部に指を掛け易く、また、タブを引き起こす
力を比較的小として、容易且つ確実に開口することがで
き、更に、開口した後に開口部の破断縁に唇を接触する
ことなく飲料するができるイージーオープン缶蓋を提供
することを目的とする。
めに、本発明の第1の態様は、パネルと、該パネルに始
端と終端とが間隔をなし該始端から該終端まで連続して
破断開口形状に刻設したスコアと、該スコアによって包
囲形成された破断開口部と、該破断開口部に臨む先端部
と把持部である後端部とを有しパネルの上面にリベット
により固着されたタブとを備え、該タブによって前記ス
コアを破断しつつ前記破断開口部をパネルの裏面方向に
押し下げて破断開口部を開口すると共に開口することに
よって形成される破断開口片の一部がパネルに繋がった
状態でパネルの裏面側に折り込まれるイージーオープン
缶蓋において、前記リベットの近傍のパネル上に前記ス
コアの破断を開始させるスコアの始端部を設け、前記タ
ブの先端部に、前記リベット側からスコアの始端部を越
えてその近傍までパネルと平行でかつ直線状に延出する
延出部と、該延出部の先端に連設して前記破断開口部よ
り次第に離反するように傾斜し、タブを傾動してスコア
の初期破断を行った後該破断開口部の上面に当接する形
状のタブ傾斜部とを設けたことを特徴とする。
を、その先端部がパネルと平行でかつ直線状に延出させ
て設け、前記破断開口部の前記タブ側に、該タブの先端
部と前記リベットとの間であって、タブ下面に近接する
位置からタブより次第に離反するようにパネルの裏面方
向に傾斜し、タブを傾動してスコアの初期破断を行った
後に該タブの先端部の下面が当接する形状のパネル傾斜
部を設け、該パネル傾斜部の上縁と前記リベットとの間
のパネル上の前記スコアの破断開始位置にスコアの始端
部を設けたことを特徴とする。
パネル傾斜部に連なって前記破断開口部の外側に延び、
パネルの裏面方向に傾斜して前記スコアの始端部及び終
端部を除くスコアの外側を包囲する壁部を設けたことを
特徴とする。
めには、先ず、タブの把持部に指を掛ける。このとき、
タブの先端部は前記延出部が、破断を開始する位置のス
コアを越えてその近傍に位置しており、更に、タブの先
端は、該タブ傾斜部により破断開口部に当接されていな
い。これにより、該タブはその延出部の先端が破断開口
部に当接するまでは容易に揺動するので、タブの先端部
全体が破断開口部に当接している場合に比して、その把
持部を容易に持ち上げられる。
せる方向に引き上げる。このとき、引き上げられたタブ
は、前記延出部の先端を支点としてリベットを上方に引
き上げ、同時に、該延出部の先端で破断開口部を下方に
押圧する。このように、リベット側と破断開口部側とで
引き合って前記リベットとタブの延出部の先端が当接さ
れる破断開口部との間に存るスコアの始端部が容易に破
断される。
る方向に引き起こしたとき、破断開始位置が破断された
破断開口部の上面に、該タブのタブ傾斜部の下面が略平
行となるようにして当接される。このとき、従来のよう
なタブの先端部が破断開口部の上面に角度を存して当接
される場合に比べ、前記タブ傾斜部によって破断開口部
のリベットに対向する側のスコア寄りにその先端が当接
する。これにより、リベットに対向する側のスコアにお
いても比較的小さな破断力で破断され、開口不良等が防
止される。
を開口するためには、先ず、タブの把持部に指を掛け
る。このとき、前記パネル傾斜部は、前記リベットに近
接する位置から傾斜しており、タブの先端は、該パネル
傾斜部により破断開口部に当接されていない。これによ
り、該タブはパネル傾斜部の上縁に当接するまでは容易
に揺動するので、タブの先端が破断開口部に当接してい
る場合に比して、その把持部を容易に持ち上げられる。
せる方向に引き上げる。このとき、引き上げられたタブ
は、前記パネル傾斜部の上縁を支点としてリベットを上
方に引き上げ、同時に、前記パネル傾斜部の上縁を下方
に押圧する。このように、リベット側とパネル傾斜部の
上縁側とで引き合って前記リベットとパネル傾斜部の上
縁との間に存るスコアの始端部が容易に破断される。
る方向に引き起こしたとき、該タブの先端部がパネル傾
斜部に当接する。そして、該タブの先端部の下面がパネ
ル傾斜部の上面を掛止した状態で破断開口部をパネルの
裏面方向に角度を存して引き込み、該破断開口部はスコ
アに沿って容易に破断される。これにより、特に、パネ
ル傾斜部に対向する側のスコアは、破断開口部をパネル
の裏面方向に垂直に押圧した場合に比して小さな破断力
で破断され、開口不良等が防止される。そして、スコア
全体が破断された後、該タブの先端部がパネル傾斜部の
上縁を更に押圧して該タブの後端部の比較的少ない角度
の揺動によって、破断開口部をパネルの裏面側に折り込
むことを可能とする。
は、前記壁部を前記パネル傾斜部に連ねて破断開口部の
全周に沿って設け、前記スコアを前記壁部に包囲される
内側に設けることによって、該スコアが破断されてパネ
ルが開口されたとき、該スコアの破断縁はパネル上面よ
りも缶容器の内方側に位置するので、パネル上方からの
該破断縁への接触が防止される。
図2は図1のII−II線断面図、図3(a)乃至(d)は
缶蓋の破断開口工程を示す説明図、図4は缶蓋の第1の
開口試験方法の説明図、図5は第1の開口試験の結果を
示す線図、図6は缶蓋の第2の開口試験方法の説明図、
図7は第2の開口試験の結果を示す線図である。
締め用のカール部2をその周縁に備え、該カール部2に
包囲される内側にパネル3を備えている。そのパネル3
には、缶蓋1を開口するためのスコア4が刻設されてお
り、そのパネル3の上面側には、リベット5を介してタ
ブ6が固定されている。
終端8とが間隔9をなして破断開口形状に沿って始端7
から終端8に連続して設けられており、このスコア4に
よって包囲されて、大略楕円形状の破断開口部10が形
成されている。
は、リベット5の近傍のパネル3上に設けられている。
え、その先端部にリベット5によってパネル3に固定さ
れる舌片12を備えている。更に、該タブ6は、リベッ
ト5側からスコア4の破断開始位置17を越えてその近
傍までパネル3に沿って延出する延出部13を備え、該
延出部13の先端14に連設して前記破断開口部10よ
り次第に離反するタブ傾斜部15を備えている。該タブ
傾斜部15の下面は、タブ6を傾動してスコア4の初期
破断を行った後に、該破断開口部10の下面に当接す
る。
る連結縁16を備え、この連結縁16を介してタブ6が
揺動自在となっている。
口操作を説明する。
うに、前記タブ6の把持部11に指を掛けて引き上げ
て、該タブ6全体をパネル3に対して起立する方向に持
ち上げる。該タブ6は、そのタブ傾斜部15によって先
端18が破断開口部10から離反しているので、該タブ
6の延出部13の先端14が破断開口部10に当接する
まで容易に持ち上げることができ、例えば、図示しない
缶容器内部の圧力が低く、パネル3がその裏面の方向に
窪み込むように変形しても、タブ6の把持部11に指を
容易に掛けることができる。
出部13の先端14が破断開口部10の上面に当接す
る。その後、更にタブ6を持ち上げると、延出部13の
先端14の位置を支点として、前記リベット5が引き上
げられると共に、図3(b)に示すように、延出部13
の先端14によって破断開口部10が押圧されて破断開
始位置17のスコア4が破断される。このように、破断
開始位置17のスコア4は、リベット5側と破断開口部
10側とによって互いに離反する上下方向に同時に引張
られるため、初期の破断力が比較的小であっても容易に
スコア4の破断を開始することができる。
ブ6を持ち上げると、タブ6のタブ傾斜部15の下面が
破断開口部10の上面に当接して破断開口部10を更に
押圧し、前記スコア4が破断開始位置17から徐々に破
断される。このとき、破断開始位置17が破断された破
断開口部10の上面に、該タブ6のタブ傾斜部15の下
面が略平行となるようにして当接され、該タブ傾斜部1
5の先端18は、従来のようなタブの先端部が破断開口
部の上面に角度を存して当接される場合に比べ、リベッ
ト5に対向する側のスコア4寄りにその先端18が当接
される。
コア4を比較的小さな破断力で破断することができる。
(d)に示すように、パネル3の裏面方向に破断され、
破断開口片10´が前記スコア4の始端7と終端8にあ
る間隔9に繋がった状態でパネル3の裏面側に折り曲げ
られて残留する。
11に示した従来の缶蓋70との開口のし易さを比較す
るために行った第1の開口試験について説明する。本実
施例の缶蓋1と従来の缶蓋70とは互いに、蓋外径寸
法、スコアの形状、破断開口部の形状、リベットの位
置、リベットからタブの後端縁までの距離、及び、リべ
ットからタブの先端縁までの距離を同一とした。
に、基準台19と、缶容器20を基準台19に対して60
度の角度に固定する固定部21と、缶蓋1の把持部11
に掛止する測定紐22と、測定紐22を引いたときの抗
力を測定して開口力を検出する検出器23とで構成され
る開口試験機24を使用して行った。
の把持部を引き上げるに従って開口力が上昇し、スコア
の破断を開始したときにピークP1,P2となり、開口
力が一旦下降する。続いてタブ6の把持部11をパネル
に起立する方向に持ち上げると、破断開口部に沿ってス
コアの破断が徐々に行われるので再び開口力が上昇し、
スコアの破断が終了されたときにピークO1,O2とな
る。そして、本実施例の缶蓋1のスコアの破断が開始さ
れたときのピークP1は、従来の缶蓋70のスコアの破
断が開始されたときのピークP2よりも低く、また、本
実施例の缶蓋1のスコアの破断が終了されたときのピー
クO1は、従来の缶蓋70のスコアの破断が終了された
ときのピークO2よりも低い。これにより、本実施例の
缶蓋1の開口性は、従来の缶蓋70に比して飛躍的に改
善されていることが明らかとなった。
おいて、その先端部のタブ傾斜部15のパネル3に対す
る角度を変えて行い、同時に、図11に示した従来の缶
蓋70のタブ75による開口との比較を行った。本実施
例の缶蓋1のタブ6のタブ傾斜部15においては、その
パネル3に対する傾斜角度(以下チップアップ度とい
う)を15度のものと35度のものを夫々比較し、従来の缶
蓋70のタブ75においては、そのチップアップ度を0
度とした。
に、基準台25に対して垂直に起立させて缶胴26を固
定する固定部27と、タブ6の把持部11に掛止する測
定紐28と、測定紐28を引いたときの抗力を測定して
開口力を検出する検出器29とで構成される試験機30
を使用して行った。測定紐28の引っ張り速度は30mm/
分とした。なお、前記缶胴26は、 200D -250mlの規格
とし、内容物を温度90度の状態で充填して該缶胴の内圧
を380mmHg の負圧状態とした。
プ度15度のタブ6における開口力の推移A、チップアッ
プ度35度のタブ6における開口力の推移B及び従来のチ
ップアップ度0度のタブ75における開口力の推移Cに
ついて、先ず、各タブの把持部を引き上げるに従って開
口荷重が上昇し、スコアの破断が開始されたときに各タ
ブの開口力の推移A,B,CがピークQ,R,Sとな
る。
るピークQは、従来のチップアップ度0度のタブ75に
よるピークSよりも開口力が低く、また、チップアップ
度35度のタブ6によるピークRは、チップアップ度15度
のタブ6によるピークQよりも開口力が低い。これによ
り、タブ6に前記タブ傾斜部11を形成することによっ
て、本実施例の缶蓋1の開口性は、従来の缶蓋70に比
して飛躍的に改善されていることが明らかとなった。
いて説明する。
図、図9は図8のIX−IX線断面図、図10(a)乃至
(d)は缶蓋開口時の作動説明図である。
充填した缶容器に巻締められて缶容器を密封するもので
ある。
巻締め用のカール部32をその周縁に備え、該カール部
32に包囲される内側にパネル33を備えている。その
パネル33には、パネル33を開口するためのスコア3
4が刻設されており、そのパネル33の上面側には、リ
ベット35を介してタブ36が固定されている。
7と終端38とが間隔39をなして破断開口形状に沿っ
て始端37から終端38に連続して設けられており、こ
のスコア34によって包囲されて、大略楕円形状の破断
開口部40が形成されている。
え、その先端部にリベット35によってパネル33に固
定される舌片42を備え、更に、先端に破断開口部40
を押圧する押圧部43を備えている。
連結縁44を備え、この連結縁44を介してタブ36が
揺動自在となっている。
ブ36側にパネル傾斜部45が形成されている。該パネ
ル傾斜部45は、その上縁46がタブ36の先端とリベ
ット35との間であって該リベット35に近接して位置
されており、パネル33の裏面方向に次第に傾斜し、そ
の上方にタブ36の押圧部43が臨むように形成されて
いる。また、破断開口部40のパネル傾斜部45に連な
る周縁に沿って、パネル33の裏面側の方向に傾斜する
壁部47が形成されている。そして、前記スコア34の
破断開始位置48は、パネル傾斜部45の上縁46とリ
ベット35との間に設けられ、更に、スコア34は、破
断開始位置48に連続して壁部47に包囲される内側に
形成されている。
開口作業を説明する。
すように、把持部41に指を掛けて引き上げて、パネル
33に対して起立する方向に持ち上げる。該タブ36
は、その押圧部43の下方側が前記パネル傾斜部45に
よって開放されているので、該タブ36がパネル傾斜部
45の上縁46に当接されるまで持ち上げられるので、
例えば、図示しない缶容器内部の圧力が低く、パネル3
3がその裏面の方向に窪み込むように変形しても、タブ
36の把持部41に指を容易に掛けることができる。
押圧部43が前記パネル傾斜部45の上縁46に当接す
る。その後、更にタブ36を持ち上げると、パネル傾斜
部45の上縁46を支点として、前記リベット35が引
き上げられると共に、図10(b)に示すように、パネ
ル傾斜部45の上縁46が押圧部43に押圧されてスコ
ア34の破断開始位置48が破断される。このように、
スコア34の破断開始位置48は、リベット35側と破
断開口部40側とによって互いに離反する上下方向に同
時に引張り、破断開始の破断力が比較的小であっても容
易にスコア34の破断を行うことができる。
タブ36を持ち上げると、タブ36の押圧部43が破断
開口部40のパネル傾斜部45に当接して破断開口部4
0を更に下方に押圧し、前記スコア34が徐々に破断さ
れる。このとき、タブ36の押圧部43がパネル傾斜部
45の上面を掛止した状態で破断開口部40をパネル3
3の裏面方向に角度を存して引き込み、該破断開口部4
0はスコア34に沿って容易に破断される。
10(d)に示すように、パネル33の裏面方向に破断
して形成され、前記スコア34の始端37と終端38に
ある隙間9を連結状態としたままパネル33の裏面側に
残留する。
み口49は、スコア34が前記壁部47の内方に設けら
れていることから、そのスコア34の破断縁47´がパ
ネル33の裏面側に形成され、缶容器内部の飲料を直接
飲むときに、唇等への接触を防止することができる。
の第1の態様によれば、前記タブにリベット側から破断
開始位置のスコアを越えてその近傍まで延出する延出部
を設けたことによって、その先端が、前記リベットの近
傍に位置し、更に、該延出部に連設するタブ傾斜部をタ
ブの先端部に設けたので、該タブは延出部の先端が破断
開口部に当接するまでは揺動してその把持部を容易に持
ち上げることができる。これにより、パネルが缶容器内
部方向に引き付けられて内方に窪み込むように変形して
いても、タブの把持部に指を容易に掛けることができ
る。
る方向に引き上げるとき、引き上げられたタブは、延出
部の先端を支点としてリベットを上方に引き上げ、同時
に、該延出部の先端で破断開口部を下方に押圧するの
で、前記リベットとタブの延出部の先端が当接する位置
との間に存るスコアの始端部の破断を容易に行うことが
できる。
に引き起こしたとき、該タブは、前記延出部を介してタ
ブ傾斜部が形成されているので、破断開口部の上面に略
平行に当接され、従来に比してリベットに対向する側の
スコアに近づいた位置にその先端を当接させることがで
きるので、リベットに対向する側のスコアを比較的小さ
な破断力で破断することができ、開口不良を防止するこ
とができる。
パネル傾斜部が、前記リベットに近接する位置から傾斜
し、該パネル傾斜部にタブの先端を臨ませたので、該タ
ブはパネル傾斜部の上縁に当接するまでは容易に揺動し
てその把持部を容易に持ち上げることができる。これに
より、パネルが缶容器内部方向に引き付けられて内方に
窪み込むように変形していても、タブの把持部に指を容
易に掛けることができる。
る方向に引き上げるとき、引き上げられたタブは、前記
パネル傾斜部の上縁を支点としてリベットを上方に引き
上げ、同時に、前記パネル傾斜部の上縁を下方に押圧す
るので、前記リベットとパネル傾斜部の上縁との間に存
るスコアの始端部の破断を容易に行うことができる。
方向に引き起こしたとき、該タブの先端部がパネル傾斜
部に当接して、該タブの先端部がパネル傾斜部の上面を
掛止した状態で破断開口部をパネルの裏面方向に角度を
存して引き込むので、小さな破断力で破断開口部に沿っ
たスコアを破断することができ、開口不良を防止するこ
とができる。
口部の全周に沿って前記パネル傾斜部に連なってパネル
の裏面方向に傾斜する壁部を設け、前記スコアの始端部
から連続するスコアを前記壁部に包囲される内側に設け
たので、パネルが開口されたとき、該スコアの破断縁が
パネル上面よりも缶容器の内方側に位置してパネル上方
からの該破断縁への接触を防止することができる。
指を掛け易く、また、タブを引き起こす力を比較的小と
して、容易且つ確実に開口することができ、更に、開口
した後に開口部の破断縁に唇を接触することなく飲料す
るができるイージーオープン缶蓋を提供することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】パネルと、該パネルに始端と終端とが間隔
をなし該始端から該終端まで連続して破断開口形状に刻
設したスコアと、該スコアによって包囲形成された破断
開口部と、該破断開口部に臨む先端部と把持部である後
端部とを有しパネルの上面にリベットにより固着された
タブとを備え、該タブによって前記スコアを破断しつつ
前記破断開口部をパネルの裏面方向に押し下げて破断開
口部を開口すると共に開口することによって形成される
破断開口片の一部がパネルに繋がった状態でパネルの裏
面側に折り込まれるイージーオープン缶蓋において、前
記リベットの近傍のパネル上に前記スコアの破断を開始
させるスコアの始端部を設け、前記タブの先端部に、前
記リベット側からスコアの始端部を越えてその近傍まで
パネルと平行でかつ直線状に延出する延出部と、該延出
部の先端に連設して前記破断開口部より次第に離反する
ように傾斜し、タブを傾動してスコアの初期破断を行っ
た後該破断開口部の上面に当接する形状のタブ傾斜部と
を設けたことを特徴とするイージーオープン缶蓋。 - 【請求項2】パネルと、該パネルに始端と終端とが間隔
をなし該始端から該終端まで連続して破断開口形状に刻
設したスコアと、該スコアによって包囲形成された破断
開口部と、該破断開口部に臨む先端部と把持部である後
端部とを有しパネルの上面にリベットにより固着された
タブとを備え、該タブによって前記スコアを破断しつつ
前記破断開口部をパネルの裏面方向に押し下げて破断開
口部を開口すると共に開口することによって形成される
破断開口片の一部がパネルに繋がった状態でパネルの裏
面側に折り込まれるイージーオープン缶蓋において、前
記タブを、その先端部がパネルと平行でかつ直線状に延
出させて設け、前記破断開口部の前記タブ側に、該タブ
の先端部と前記リベットとの間であって、タブ下面に近
接する位置からタブより次第に離反するようにパネルの
裏面方向に傾斜し、タブを傾動し てスコアの初期破断を
行った後に該タブの先端部の下面が当接する形状のパネ
ル傾斜部を設け、該パネル傾斜部の上縁と前記リベット
との間のパネル上の前記スコアの破断開始位置にスコア
の始端部を設けたことを特徴とするイージーオープン缶
蓋。 - 【請求項3】前記パネル傾斜部に連なって前記破断開口
部の外側に延び、パネルの裏面方向に傾斜して前記スコ
アの始端部及び終端部を除くスコアの外側を包囲する壁
部を設けたことを特徴とする請求項2記載のイージーオ
ープン缶蓋。
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JP3-101039 | 1991-05-02 | ||
JP10103991 | 1991-05-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
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- 1991-12-20 JP JP3339081A patent/JP2568781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0532255A (ja) | 1993-02-09 |
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