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JP2566150B2 - 鉄心の打抜き方法 - Google Patents

鉄心の打抜き方法

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Publication number
JP2566150B2
JP2566150B2 JP63012572A JP1257288A JP2566150B2 JP 2566150 B2 JP2566150 B2 JP 2566150B2 JP 63012572 A JP63012572 A JP 63012572A JP 1257288 A JP1257288 A JP 1257288A JP 2566150 B2 JP2566150 B2 JP 2566150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
punched
diameter
rotor core
punching
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63012572A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01190235A (ja
Inventor
清 竹村
佐仲 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuroda Precision Industries Ltd
Original Assignee
Kuroda Precision Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuroda Precision Industries Ltd filed Critical Kuroda Precision Industries Ltd
Priority to JP63012572A priority Critical patent/JP2566150B2/ja
Publication of JPH01190235A publication Critical patent/JPH01190235A/ja
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Publication of JP2566150B2 publication Critical patent/JP2566150B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、順送り金型を用いて帯状電気鋼板から電動
機等の回転子(ロータ)と固定子(ステータ)の鉄心を
打抜く方法に関するものである。
(従来の技術) 例えば、第3図および第4図で示すようなステッピン
グモータの回転子鉄心Rと固定子鉄心Sを打抜く場合、
従来の一般的な方法としては第5図のような方法で行な
われている。鉄心材料となる薄い帯状電気鋼板Bを、図
示しない順送り金型が配置された通路に沿って矢視m方
向へ順次間欠的に送られる。工程(I)では、前記の送
り間隔ピッチを規制するためのパイロット孔1と、固定
子鉄心Sのスロット孔2を打抜く。工程(II)では、回
転子鉄心Rのスロット孔3と、固定子鉄心Sのシャフト
孔4を打抜く。工程(III)では、回転子鉄心Rの外形
5を打抜く。工程(IV)では、前記外形5より僅かに小
径の固定子鉄心Sの内形6を打抜く。工程(V)では、
固定子鉄心Sの外形7を打抜く。
前記の工程(III)で打抜く回転子鉄心Sの外形5
と、次工程(IV)で打抜く固定子鉄心Rの内形6の寸法
差によって、固定子と回転子間のエアギャップが形成さ
れるが、その寸法差は電気鋼板Bの板厚の半分から3倍
程度の僅かなものである。このために特にエアギャップ
の小さい鉄心では、前記固定子鉄心Sの内形6をパンチ
(上型)によって打抜いた際に、通常はダイス(下型)
内から外部へ排出されるエアギャップ相当量のリング状
スクラップが、パンチと一緒に浮上して二度抜きしたり
金型を破損することになる。またエアギャップが小さい
鉄心打抜きの場合の金型は、金型製作時における寸法精
度を良くしたり、耐久性を材料を使用して金型の破損を
防止する必要があり、このために金型の製作コストが高
くなる。
これらの欠点を改善するための従来の手段としては、
例えば特公昭61−39132号公報で開示された鉄心の打抜
き方法や、実公昭59−27944号公報で開示された電動機
鉄心用抜型等がある。更には、前記の回転子用鉄心Rと
固定子用鉄心とを別々の順送り金型装置によって打抜き
加工する方法もある。
(発明が解決しようとする問題点) 前記した特公昭61−39132号公報の打抜き方法では、
前記工程(I)で打抜いていた固定子鉄心Sのスロット
孔2のうち、開口部9のみを打抜かずに残余させてお
き、工程(IV)で固定子鉄心Sの内形6を打抜く際に、
スロット孔2の開口部9を同時に打抜くことによつて前
記スクラップの浮上を防止させている。しかしながら、
この方法でも開口部9の位置以外のスクラップ巾は従来
の場合と同様のために、エアギャップが小さい鉄心打抜
き用の金型は寸法精度を良くしたり耐久性材料を使用す
る必要がある。
また実公昭59−27944号公報の鉄心用抜型は、固定子
鉄心Sの内形6とスロット孔2とを同時に打抜くように
したものであって、前記したスクラップの問題は解消す
るが、大きな打抜力を必要とするのでパンチを駆動する
プレス機が大型化すると共に、パンチおよびダイスの形
状が複雑となって金型の製作コストも高価になる。
しかも、前記した各公報の技術では、固定子鉄心の内
形寸法に対して回転子鉄心の外形寸法は必らず小さく打
抜くように構成されており、両者の同心状態に僅かでも
偏りを生ずるとエアギャップが不均一になって電気性能
が低下すると共に、より高性能を得るために打抜き後の
回転子鉄心の外形を研削仕上げするとエアギャップが所
望以上になるので、有効な手段になりえなかった。
更に、回転子鉄心と固定子鉄心とを別々の順送り金型
で打抜く場合には、前記の各問題点は解消するが、金型
を含むプレス装置が2台必要であると共に、固定子鉄心
の内形を打抜いた際のブランクが回転子鉄心として活用
できずにスクラップとして処理されるので、不経済であ
る等の欠点があった。そこで本発明では、前記した各種
の問題点を改善しうる新規な鉄心の打抜き方法の提供を
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、回転子鉄心の外形を打
抜く前の帯状電気鋼板に対して、当該打抜き予定外形よ
り大径で同心状態で環状の絞り部を設けておき、該絞り
部の内側を所定の回転子鉄心の外形又は仕上代の分だけ
所定の回転子鉄心の外形より大径状態で打抜きした後、
前記絞り部を平打ちして回転子鉄心の外形打抜き直径よ
り小径になるように軸心方向へ展伸させ、その後に固定
子鉄心の内形打抜きを行うようにしたことを特徴とする
鉄心の打抜き方法である。
(実施例) 以下に本発明を第1図で示す実施例に基づいて説明す
る。帯状電気鋼板Bが矢視m方向へ間欠送りされ、工程
(I)ではパイロット孔11が打打かれ、工程(II)では
前記パイロット孔11と協働して送りピッチを一定にする
ためのスロット又はスリットによる長孔12がパイロット
孔11間へ打抜かれる。工程(III)では、後工程で打抜
きされる回転子鉄心の外形15の直径d2より大径の内側直
径d1を有するビード状に突設した環状の絞り部13を成形
加工し、工程(IV)では軸心部に絞り部13と同心状の軸
孔14が打抜きされる。工程(V)では回転子鉄心Rの外
形15が前記絞り部13の内側直径d1より小径の直径d2で当
該絞り部と同心状に打抜きされて回転子鉄心Rとして抜
き落される。工程(VI)では前記絞り部13を押圧して当
該絞り部を平に戻し、この際に軸心方向へ展伸された絞
り部によって前記直径d2は小さな直径d3の縮径孔16にな
る。
工程(VII)では縮径孔16の周囲に固定子鉄心Sのス
ロット孔17が打抜きされ、工程(VIII)では固定子鉄心
Sの内形18が直径d4で打抜きされる。この場合に、直径
d4と直径d3の寸法差がリング状スクラップとして抜き落
されることになるが、縮径孔16の直径d3が回転子鉄心R
が抜き落された後の直径d2より小径のために、従来方法
に比べてスクラップ巾を充分大きく出来、当該スクラッ
プがパンチと一緒に浮き上ることが防止されると共に、
金型の損傷等も著しく低減できる。また、前記工程
(V)で回転子鉄心Rの外形15を打抜く際に、抜き落さ
れた回転子鉄心Rに対して研削加工してより精度の高い
内形に仕上げを行うことを前提とし、当該研削代を見込
んで予め大径に打抜くことも前記絞り部13の展伸によっ
て可能となる。
工程(IX)では、固定子鉄心Sの外形19を打抜き、固
定子鉄心Sとして抜き落される。
尚、前記工程中において、例えば工程(III)と工程
(V)の間に回転子鉄心に必要なその他の加工工程を付
加したり、工程(VI)と工程(VIII)の間に固定子鉄心
に必要なその他の加工工程を付加する場合もあるが、本
実施例では説明を省略する。
また絞り部13も、第2図(A)〜(D)に示すように
各種の形状にすることができ、いずれの場合も平に戻し
た際にシワが発生しないことが必要である。更には、ス
テッピングモータ以外の電動機鉄心や発電機鉄心にも、
同様に適用することができる。
また、通常の順送り金型装置のみでなく、打抜かれた
鉄心を金型内で順次かしめたり積層する作業を自動的に
行う所謂積層金型装置にも採用することができる。
(発明の効果) 前記した実施例でも明らかなとおり、本発明による鉄
心の打抜き方法では次のような作用効果を奏するもので
ある。
回転子鉄心の外形を打抜いた後に絞り部を展伸さ
せ、当該打抜き孔を縮径させているので、固定子鉄心の
外形を打抜く際にエアギャップ以上のブランク巾で打抜
きされ、ブランクの浮き上りによる二度抜きが防止でき
ると共に、高い金型精度が要求されないので金型の設計
が容易で且つ安価にできる。
前記と同様の理由により、回転子鉄心の外形を打
抜く際に予め仕上代の分だけ大径にして打抜き、研削加
工によってより高精度の回転子鉄心に仕上げることが可
能である。
エアギャップが極めて小さい場合でも、回転子鉄心
と固定子鉄心とを別々の順送り金型装置を用いずに、同
一の順送り金型装置によって高精度で安価に製作するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による鉄心の打抜き方法を示す
工程図、第2図は同方法における絞り部の各種形状を示
す断面図、第3図は回転子鉄心の平面図、第4図は固定
子鉄心の平面図、第5図は従来例による鉄心の打抜き方
法を示す工程図である。 〔符号の説明〕 11……パイロット孔、12……長孔 13……絞り部、14……軸孔 15……回転子鉄心の外形 16……縮径孔 17……固定子鉄心のスロット孔 18……固定子鉄心の内形 19……固定子鉄心の外形 B……帯状電気鋼板、R……回転子鉄心 S……固定子鉄心

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の順送り金型装置で帯状電気鋼板に対
    して電動機等の回転子鉄心と固定子鉄心を順次打抜く鉄
    心の打抜き方法において、 回転子鉄心の外形を打抜く前の帯状電気鋼板に対して、
    当該打抜き予定外形より大径で同心状態に環状の絞り部
    を設けておき、該絞り部の内側を所定の回転子鉄心の外
    形又は仕上代の分だけ所定の回転子鉄心の外形より大径
    状態で打抜きした後、前記絞り部を平打ちして回転子鉄
    心の外形打抜き直径より小径になるよう軸心方向へ展伸
    させ、その後に固定子鉄心の内形打抜きを行うようにし
    たことを特徴とする鉄心の打抜き方法。
JP63012572A 1988-01-25 1988-01-25 鉄心の打抜き方法 Expired - Lifetime JP2566150B2 (ja)

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