JP2564727Y2 - 小型ショベルの油圧回路 - Google Patents
小型ショベルの油圧回路Info
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、走行直進弁をそなえた
小型ショベルの油圧回路に関する。
小型ショベルの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、小型ショベルの側面図である。
図において、1は小型ショベルの下部走行体、2L及び
2Rは左右の走行モータ、3は上部旋回体、4L及び4
Rは左右の油圧リモコン弁、5は旋回モータ、6は上部
旋回体3のフロント部に装着された作業アタッチメン
ト、7は作業アタッチメント6のブーム、8はアーム、
9はバケット、10はブームシリンダ、11はアームシ
リンダ、12はバケットシリンダ、13はドーザ装置、
14はドーザ装置13のドーザシリンダである。
図において、1は小型ショベルの下部走行体、2L及び
2Rは左右の走行モータ、3は上部旋回体、4L及び4
Rは左右の油圧リモコン弁、5は旋回モータ、6は上部
旋回体3のフロント部に装着された作業アタッチメン
ト、7は作業アタッチメント6のブーム、8はアーム、
9はバケット、10はブームシリンダ、11はアームシ
リンダ、12はバケットシリンダ、13はドーザ装置、
14はドーザ装置13のドーザシリンダである。
【0003】図3は、小型ショベルの従来技術の回路図
である。図において、15L及び15Rは左右の走行モ
ータ2L及び2Rをそれぞれ制御する走行用切換弁、1
6L及び16Rはそれぞれ走行用切換弁、15L及び1
5Rと連動して切換作動するサブバルブ、17はブーム
用パイロット切換弁、18はバケット用パイロット切換
弁、19はアーム用パイロット切換弁、20は旋回用パ
イロット切換弁、21はドーザ用切換弁、22は走行直
進弁、23は走行直進弁22のパイロット圧受圧部、2
4,25,26はそれぞれ第1,第2,第3ポンプ、2
7は油タンク、28はパイロットポンプ、29は油圧リ
モコン弁4L,4Rより導出されるパイロット圧(この
場合パイロット二次圧である)の高圧選択を行うシャト
ル弁である。また符号イ−イ,ロ−ロ,チ−チは油圧リ
モコン弁4L,4Rとパイロット切換弁17,〜,20
とを連結しているパイロット管路の接続を示す。
である。図において、15L及び15Rは左右の走行モ
ータ2L及び2Rをそれぞれ制御する走行用切換弁、1
6L及び16Rはそれぞれ走行用切換弁、15L及び1
5Rと連動して切換作動するサブバルブ、17はブーム
用パイロット切換弁、18はバケット用パイロット切換
弁、19はアーム用パイロット切換弁、20は旋回用パ
イロット切換弁、21はドーザ用切換弁、22は走行直
進弁、23は走行直進弁22のパイロット圧受圧部、2
4,25,26はそれぞれ第1,第2,第3ポンプ、2
7は油タンク、28はパイロットポンプ、29は油圧リ
モコン弁4L,4Rより導出されるパイロット圧(この
場合パイロット二次圧である)の高圧選択を行うシャト
ル弁である。また符号イ−イ,ロ−ロ,チ−チは油圧リ
モコン弁4L,4Rとパイロット切換弁17,〜,20
とを連結しているパイロット管路の接続を示す。
【0004】次に、従来技術の油圧回路を図2及び図3
について述べる。小型ショベルの従来技術の油圧回路で
は、各種油圧アクチュエータ(図2に示す符号2L,1
0,12,2R,11,5,14)を3個のグループ
A,B,Cに分け、各々第1ポンプ24,第2ポンプ2
5,第3ポンプ26で駆動するようにし、また左右の走
行用切換弁15L及び15R(以下走行弁15L及び1
5Rという)をグループA及びBの最上流側に配置し、
また第1ポンプ24及び第2ポンプ25の吐出側に走行
直進弁22を配設し、走行弁15L及び15Rと他アク
チュエータ制御用パイロット切換弁(17,〜,20の
内いずれかのパイロット切換弁)とを同時操作したと
き、小型ショベルが走行直進を行うようにしている。
について述べる。小型ショベルの従来技術の油圧回路で
は、各種油圧アクチュエータ(図2に示す符号2L,1
0,12,2R,11,5,14)を3個のグループ
A,B,Cに分け、各々第1ポンプ24,第2ポンプ2
5,第3ポンプ26で駆動するようにし、また左右の走
行用切換弁15L及び15R(以下走行弁15L及び1
5Rという)をグループA及びBの最上流側に配置し、
また第1ポンプ24及び第2ポンプ25の吐出側に走行
直進弁22を配設し、走行弁15L及び15Rと他アク
チュエータ制御用パイロット切換弁(17,〜,20の
内いずれかのパイロット切換弁)とを同時操作したと
き、小型ショベルが走行直進を行うようにしている。
【0005】小型ショベルが走行を行うときには、走行
弁15L及び15Rを操作する。その切換操作と連動し
て、サブバルブ16L及び16Rがともに遮断油路位置
から開通油路位置に切換わる。この走行状態のとき他ア
クチュエータ制御用パイロット切換弁(17,〜,20
の内いずれかのパイロット切換弁)を操作すると、油圧
リモコン弁4L,4Rより導出されるパイロット圧は、
シャトル弁29、管路30、サブバルブ16Lの開通油
路位置、管路31、サブバルブ16Rの開通油路位置、
管路32を経て、パイロット圧受圧部23に作用する。
走行直進弁22は、第2ポンプ吐出油路位置リより走行
直進位置ヌに切換わる。第1ポンプ24からの圧油は、
管路33を通り、一方は管路34、走行弁15Lを経て
走行モータ2Lに、そして他方は管路33で分岐して管
路35、走行直進弁22のヌ位置、管路36、走行弁1
5Rを経て走行モータ2Rに供給される。また第2ポン
プ25からの圧油は、管路37、38、走行直進弁22
のヌ位置、管路39、40又は41、チェック弁42又
は43を通り、操作した他油圧アクチュエータに供給さ
れる。上記のようにして走行弁15L及び15Rと他ア
クチュエータ制御用パイロット切換弁とを同時操作した
とき、小型ショベルの走行直進を行うことができる。
弁15L及び15Rを操作する。その切換操作と連動し
て、サブバルブ16L及び16Rがともに遮断油路位置
から開通油路位置に切換わる。この走行状態のとき他ア
クチュエータ制御用パイロット切換弁(17,〜,20
の内いずれかのパイロット切換弁)を操作すると、油圧
リモコン弁4L,4Rより導出されるパイロット圧は、
シャトル弁29、管路30、サブバルブ16Lの開通油
路位置、管路31、サブバルブ16Rの開通油路位置、
管路32を経て、パイロット圧受圧部23に作用する。
走行直進弁22は、第2ポンプ吐出油路位置リより走行
直進位置ヌに切換わる。第1ポンプ24からの圧油は、
管路33を通り、一方は管路34、走行弁15Lを経て
走行モータ2Lに、そして他方は管路33で分岐して管
路35、走行直進弁22のヌ位置、管路36、走行弁1
5Rを経て走行モータ2Rに供給される。また第2ポン
プ25からの圧油は、管路37、38、走行直進弁22
のヌ位置、管路39、40又は41、チェック弁42又
は43を通り、操作した他油圧アクチュエータに供給さ
れる。上記のようにして走行弁15L及び15Rと他ア
クチュエータ制御用パイロット切換弁とを同時操作した
とき、小型ショベルの走行直進を行うことができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】小型ショベルが走行し
ながら他アクチュエータを操作したとき(走行直進弁は
走行直進位置に切換わっている)には、第1ポンプから
の圧油は左右の走行モータにパラレルに供給されるの
で、小型ショベルは蛇行することなく走行直進を行うこ
とができる。また小型ショベルが他アクチュエータを操
作しないで単独走行をしているとき(走行直進弁は第2
ポンプ吐出油路位置にある)は、第1及び第2ポンプか
らそれぞれ左右の走行モータに供給される。したがって
小型ショベルが他アクチュエータを操作しながら走行直
進を行っているときの走行速度は単独走行時の走行速度
のほぼ1/2の低速になるが、運転操作としては安全で
ある。しかし小型ショベルを運転するときには、単独走
行時の走行速度をより高速に増速したいことがある。ま
た走行しないで作業を行っているときには、バケット,
アームなどの回動速度をより高速に増速して作業性をた
かめたいことがある。本考案は上記の問題点を解決し、
走行直進弁をそなえた小型ショベルの単独走行時の走行
速度、走行を行わないときのバケット、アームなど回動
速度を増速できる油圧回路を提供することを目的とす
る。
ながら他アクチュエータを操作したとき(走行直進弁は
走行直進位置に切換わっている)には、第1ポンプから
の圧油は左右の走行モータにパラレルに供給されるの
で、小型ショベルは蛇行することなく走行直進を行うこ
とができる。また小型ショベルが他アクチュエータを操
作しないで単独走行をしているとき(走行直進弁は第2
ポンプ吐出油路位置にある)は、第1及び第2ポンプか
らそれぞれ左右の走行モータに供給される。したがって
小型ショベルが他アクチュエータを操作しながら走行直
進を行っているときの走行速度は単独走行時の走行速度
のほぼ1/2の低速になるが、運転操作としては安全で
ある。しかし小型ショベルを運転するときには、単独走
行時の走行速度をより高速に増速したいことがある。ま
た走行しないで作業を行っているときには、バケット,
アームなどの回動速度をより高速に増速して作業性をた
かめたいことがある。本考案は上記の問題点を解決し、
走行直進弁をそなえた小型ショベルの単独走行時の走行
速度、走行を行わないときのバケット、アームなど回動
速度を増速できる油圧回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、小型ショベル
に装備した各種油圧アクチュエータを3個のグループ
A,B,Cに分け、各々第1,第2,第3ポンプで駆動
するようにし、また左右の走行用切換弁をグループA及
びBのそれぞれポンプ最上流側に設け、また上記第1ポ
ンプ及び上記第2ポンプの吐出側に走行直進弁を配設
し、左右の走行用切換弁と他アクチュエータ制御用パイ
ロット切換弁とを同時操作したとき小型ショベルが走行
直進を行うようにした油圧回路において、上記走行直進
弁に、上記走行直進弁と連動して切換作動するサブバル
ブを設け、上記走行直進弁が第2ポンプ吐出油路位置の
ときには上記サブバルブが開通油路位置に、また上記走
行直進弁が走行直進位置のときには上記サブバルブが遮
断位置に切換わるように設定し、また上記サブバルブに
パイロットポンプからのパイロット圧が通じるように
し、一方、グループCの上記第3ポンプ最下流側に補給
用パイロット切換弁を配設し、上記補給用パイロット切
換弁のパイロット圧受圧部と上記サブバルブとを電磁開
閉弁を介して連通し、また上記補給用パイロット切換弁
と、上記第1及び第2ポンプ吐出側管路とを分流弁を介
して連通し、スイッチ操作で上記電磁開閉弁を切換える
ことにより上記補給用パイロット切換弁を制御するよう
に構成した。
に装備した各種油圧アクチュエータを3個のグループ
A,B,Cに分け、各々第1,第2,第3ポンプで駆動
するようにし、また左右の走行用切換弁をグループA及
びBのそれぞれポンプ最上流側に設け、また上記第1ポ
ンプ及び上記第2ポンプの吐出側に走行直進弁を配設
し、左右の走行用切換弁と他アクチュエータ制御用パイ
ロット切換弁とを同時操作したとき小型ショベルが走行
直進を行うようにした油圧回路において、上記走行直進
弁に、上記走行直進弁と連動して切換作動するサブバル
ブを設け、上記走行直進弁が第2ポンプ吐出油路位置の
ときには上記サブバルブが開通油路位置に、また上記走
行直進弁が走行直進位置のときには上記サブバルブが遮
断位置に切換わるように設定し、また上記サブバルブに
パイロットポンプからのパイロット圧が通じるように
し、一方、グループCの上記第3ポンプ最下流側に補給
用パイロット切換弁を配設し、上記補給用パイロット切
換弁のパイロット圧受圧部と上記サブバルブとを電磁開
閉弁を介して連通し、また上記補給用パイロット切換弁
と、上記第1及び第2ポンプ吐出側管路とを分流弁を介
して連通し、スイッチ操作で上記電磁開閉弁を切換える
ことにより上記補給用パイロット切換弁を制御するよう
に構成した。
【0008】
【実施例】図1は、本考案の油圧回路図である。図にお
いて、従来技術と同一構成要素を使用するものに対して
は同符号を付す。22’は走行直進弁、44は走行直進
弁22’のサブバルブ、45は分流弁、46は補給用パ
イロット切換弁、47は補給用パイロット切換弁46の
パイロット圧受圧部、48は電磁開閉弁、49は電磁開
閉弁48のソレノイド、50は電気回路、51は電気回
路50内のスイッチ、52は電源である。
いて、従来技術と同一構成要素を使用するものに対して
は同符号を付す。22’は走行直進弁、44は走行直進
弁22’のサブバルブ、45は分流弁、46は補給用パ
イロット切換弁、47は補給用パイロット切換弁46の
パイロット圧受圧部、48は電磁開閉弁、49は電磁開
閉弁48のソレノイド、50は電気回路、51は電気回
路50内のスイッチ、52は電源である。
【0009】次に、本考案の油圧回路の構成を図1につ
いて述べる。小型ショベルにそなえた走行直進弁(2
2’)に、その走行直進弁(22’)を連動して切換作
動するサブバルブ44を設け、走行直進弁22’が第2
ポンプ吐出油路位置リのときにはサブバルブ44が開通
油路位置に、また走行直進弁22’が走行直進位置ヌの
ときにはサブバルブ44が遮断油路位置に切換わるよう
に設定し、またそのサブバルブ44にパイロットポンプ
28からのパイロット圧が通じるようにし、一方、グル
ープCの最下流側に補給用パイロット切換弁46(以下
補給弁46という)を配設し、その補給弁46のパイロ
ット圧受圧部47と上記サブバルブ44とを電磁切換弁
48を介して連通し、また上記補給弁46と、第1及び
第2ポンプ吐出側管路とを分流弁45を介して連通し、
スイッチ(51)操作で上記電磁開閉弁48を切換える
ことにより補給弁46を制御するように構成した。
いて述べる。小型ショベルにそなえた走行直進弁(2
2’)に、その走行直進弁(22’)を連動して切換作
動するサブバルブ44を設け、走行直進弁22’が第2
ポンプ吐出油路位置リのときにはサブバルブ44が開通
油路位置に、また走行直進弁22’が走行直進位置ヌの
ときにはサブバルブ44が遮断油路位置に切換わるよう
に設定し、またそのサブバルブ44にパイロットポンプ
28からのパイロット圧が通じるようにし、一方、グル
ープCの最下流側に補給用パイロット切換弁46(以下
補給弁46という)を配設し、その補給弁46のパイロ
ット圧受圧部47と上記サブバルブ44とを電磁切換弁
48を介して連通し、また上記補給弁46と、第1及び
第2ポンプ吐出側管路とを分流弁45を介して連通し、
スイッチ(51)操作で上記電磁開閉弁48を切換える
ことにより補給弁46を制御するように構成した。
【0010】次に、本考案は油圧回路の作用について述
べる。スイッチ51をオフ状態にしているときにはソレ
ノイド49は非通電であるので、電磁開閉弁48は遮断
油路位置にある。補給弁46のパイロット圧受圧部47
はセンタバイパス下流位置ルにある。したがってスイッ
チ51をオフ状態にしているときには、従来技術の油圧
回路の場合における機能と同じである。
べる。スイッチ51をオフ状態にしているときにはソレ
ノイド49は非通電であるので、電磁開閉弁48は遮断
油路位置にある。補給弁46のパイロット圧受圧部47
はセンタバイパス下流位置ルにある。したがってスイッ
チ51をオフ状態にしているときには、従来技術の油圧
回路の場合における機能と同じである。
【0011】次にスイッチ51をオン操作すると、ソレ
ノイド49は通電し、電磁開閉弁48は遮断油路位置よ
り開通油路位置に切換わる。このスイッチオン状態のと
き小型ショベルが他アクチュエータを操作しないで単独
走行を行うと、走行直進弁22’は第2ポンプ吐出油路
位置リにあり、第1ポンプ24からの圧油は左走行モー
タ2Lに、また第2ポンプ25からの圧油は右走行モー
タ2Rに供給される。それと同時点にパイロットポンプ
28からのパイロット圧は、管路55、56、絞り部5
7、管路58、サブバルブ44の開通油路位置、管路5
9、電磁開閉弁48の開通油路位置、管路60を経て、
パイロット圧受圧部47に作用する。補給弁46は、セ
ンタバイパス下流位置ルより補給油路位置オに切換わ
る。そこで第3ポンプ26からの圧油は、管路61、セ
ンタバイパス油路62、補給弁46のオ位置、管路6
3、分流弁45を通り、一方はチェック弁64、油路5
3を経て、第1ポンプ24の吐出側管路33に合流され
る。また他方は分流弁45で分岐してチェック弁65、
油路54を経て、第2ポンプ25の吐出側管路37に合
流される。上記のようにして第1及び第2ポンプ吐出側
の流量を増加させるので、単独走行時の走行速度を従来
技術における単独走行時より高速にすることができる。
ノイド49は通電し、電磁開閉弁48は遮断油路位置よ
り開通油路位置に切換わる。このスイッチオン状態のと
き小型ショベルが他アクチュエータを操作しないで単独
走行を行うと、走行直進弁22’は第2ポンプ吐出油路
位置リにあり、第1ポンプ24からの圧油は左走行モー
タ2Lに、また第2ポンプ25からの圧油は右走行モー
タ2Rに供給される。それと同時点にパイロットポンプ
28からのパイロット圧は、管路55、56、絞り部5
7、管路58、サブバルブ44の開通油路位置、管路5
9、電磁開閉弁48の開通油路位置、管路60を経て、
パイロット圧受圧部47に作用する。補給弁46は、セ
ンタバイパス下流位置ルより補給油路位置オに切換わ
る。そこで第3ポンプ26からの圧油は、管路61、セ
ンタバイパス油路62、補給弁46のオ位置、管路6
3、分流弁45を通り、一方はチェック弁64、油路5
3を経て、第1ポンプ24の吐出側管路33に合流され
る。また他方は分流弁45で分岐してチェック弁65、
油路54を経て、第2ポンプ25の吐出側管路37に合
流される。上記のようにして第1及び第2ポンプ吐出側
の流量を増加させるので、単独走行時の走行速度を従来
技術における単独走行時より高速にすることができる。
【0012】次にスイッチ51をオン状態にして、小型
ショベルが走行しないで他アクチュエータ(バケット,
アームなど)を操作するときも、走行直進弁22’は第
2ポンプ吐出油路位置リにある。パイロットポンプ28
からのパイロット圧は、上記単独走行時の場合と同様に
補給弁46に作用する。したがって第3ポンプ26から
の圧油は、第1及び第2ポンプ吐出側の管路33及び3
7に対してそれぞれ分流する。すなわち第3ポンプ26
からの圧油をグループA及びBに対して補給するので、
バケット,アームなどの回動速度の従来技術の場合より
速くすることができる。
ショベルが走行しないで他アクチュエータ(バケット,
アームなど)を操作するときも、走行直進弁22’は第
2ポンプ吐出油路位置リにある。パイロットポンプ28
からのパイロット圧は、上記単独走行時の場合と同様に
補給弁46に作用する。したがって第3ポンプ26から
の圧油は、第1及び第2ポンプ吐出側の管路33及び3
7に対してそれぞれ分流する。すなわち第3ポンプ26
からの圧油をグループA及びBに対して補給するので、
バケット,アームなどの回動速度の従来技術の場合より
速くすることができる。
【0013】なお本考案の油圧回路をそなえた小型ショ
ベルが他アクチュエータを操作しながら走行していると
きには、走行直進弁22’が走行直進位置ヌに切換わる
のでサブバルブ44が遮断油路位置に切換わっている。
そのためにパイロットポンプ28からのパイロット圧
は、スイッチ51のオンオフ操作にかかわらず、補給弁
46のパイロット圧受圧部47に作用しない。したがっ
て本考案の小型ショベルが他アクチュエータを操作しな
がら走行直進を行っている走行速度は、従来技術の場合
と同じ速度であり、運転操作上安全である。
ベルが他アクチュエータを操作しながら走行していると
きには、走行直進弁22’が走行直進位置ヌに切換わる
のでサブバルブ44が遮断油路位置に切換わっている。
そのためにパイロットポンプ28からのパイロット圧
は、スイッチ51のオンオフ操作にかかわらず、補給弁
46のパイロット圧受圧部47に作用しない。したがっ
て本考案の小型ショベルが他アクチュエータを操作しな
がら走行直進を行っている走行速度は、従来技術の場合
と同じ速度であり、運転操作上安全である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案では、小型シ
ョベルにそなえた走行直進弁に、その走行直進弁と連動
して切換作動するサブバルブを設け、走行直進弁が第2
ポンプ吐出油路位置のときにはサブバルブが開通油路位
置に、また走行直進弁が走行直進位置のときにはサブバ
ルブが遮断油路位置に切換わるように設定し、またその
サブバルブにパイロット圧が通じるようにし、一方、グ
ループCの最下流側に補給用パイロット切換弁を配設
し、その補給用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部
と上記サブバルブとを電磁切換弁を介して連通し、また
上記補給用パイロット切換弁と、第1及び第2ポンプ吐
出側管路とを分流弁を介して連通し、スイッチ操作で上
記電磁開閉弁を切換えることにより補給用パイロット切
換弁を制御するように構成した。それによりスイッチを
オフ状態にしているときには、従来技術の油圧回路にお
ける機能と同じ機能が発揮されるので、運転操作上安全
である。しかしスイッチをオン操作して単独走行を行う
ときには、第3ポンプからの圧油の補給により、走行速
度を従来技術の単独走行時より速くすることができる。
また走行しないで作業を行っているときには、バケッ
ト,アームなどの回動速度を従来技術の場合より速くす
ることができる。したがって本考案の油圧回路をそなえ
た小型ショベルではスイッチ操作により単独走行速度を
高低二速に切換えられ、また走行しないときにバケッ
ト,アームなどの回動速度を速くして作業性を向上させ
ることができる。
ョベルにそなえた走行直進弁に、その走行直進弁と連動
して切換作動するサブバルブを設け、走行直進弁が第2
ポンプ吐出油路位置のときにはサブバルブが開通油路位
置に、また走行直進弁が走行直進位置のときにはサブバ
ルブが遮断油路位置に切換わるように設定し、またその
サブバルブにパイロット圧が通じるようにし、一方、グ
ループCの最下流側に補給用パイロット切換弁を配設
し、その補給用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部
と上記サブバルブとを電磁切換弁を介して連通し、また
上記補給用パイロット切換弁と、第1及び第2ポンプ吐
出側管路とを分流弁を介して連通し、スイッチ操作で上
記電磁開閉弁を切換えることにより補給用パイロット切
換弁を制御するように構成した。それによりスイッチを
オフ状態にしているときには、従来技術の油圧回路にお
ける機能と同じ機能が発揮されるので、運転操作上安全
である。しかしスイッチをオン操作して単独走行を行う
ときには、第3ポンプからの圧油の補給により、走行速
度を従来技術の単独走行時より速くすることができる。
また走行しないで作業を行っているときには、バケッ
ト,アームなどの回動速度を従来技術の場合より速くす
ることができる。したがって本考案の油圧回路をそなえ
た小型ショベルではスイッチ操作により単独走行速度を
高低二速に切換えられ、また走行しないときにバケッ
ト,アームなどの回動速度を速くして作業性を向上させ
ることができる。
【図1】本考案の小型ショベルの油圧回路図である。
【図2】小型ショベルの側面図である。
【図3】従来技術の油圧回路図である。
【符号の説明】 2L,2R 走行モータ 4L,4R 油圧リモコン弁 15L,15R 走行用切換弁 16L,16R,44 サブバルブ 17,〜,20 パイロット切換弁 22,22’ 走行直進弁 24,25,26 第1,第2,第3ポンプ 28 パイロットポンプ 45 分流弁 46 補給用パイロット切換弁 48 電磁開閉弁 51 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 小型ショベルに装備した各種油圧アクチ
ュエータを3個のグループA,B,Cに分け、各々第
1,第2,第3ポンプで駆動するようにし、また左右の
走行用切換弁をグループA及びBのそれぞれポンプ最上
流側に設け、また上記第1ポンプ及び上記第2ポンプの
吐出側に走行直進弁を配設し、左右の走行用切換弁と他
アクチュエータ制御用パイロット切換弁とを同時操作し
たとき小型ショベルが走行直進を行うようにした油圧回
路において、上記走行直進弁に、上記走行直進弁と連動
して切換作動するサブバルブを設け、上記走行直進弁が
第2ポンプ吐出油路位置のときには上記サブバルブが開
通油路位置に、また上記走行直進弁が走行直進位置のと
きには上記サブバルブが遮断位置に切換わるように設定
し、また上記サブバルブにパイロットポンプからのパイ
ロット圧が通じるようにし、一方、グループCの上記第
3ポンプ最下流側に補給用パイロット切換弁を配設し、
上記補給用パイロット切換弁のパイロット圧受圧部と上
記サブバルブとを電磁開閉弁を介して連通し、また上記
補給用パイロット切換弁と、上記第1及び第2ポンプ吐
出側管路とを分流弁を介して連通し、スイッチ操作で上
記電磁開閉弁を切換えることにより上記補給用パイロッ
ト切換弁を制御するように構成したことを特徴とする小
型ショベルの油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1838091U JP2564727Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 小型ショベルの油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1838091U JP2564727Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 小型ショベルの油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107501U JPH04107501U (ja) | 1992-09-17 |
JP2564727Y2 true JP2564727Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=31904918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1838091U Expired - Lifetime JP2564727Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 小型ショベルの油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564727Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150049352A (ko) * | 2013-10-30 | 2015-05-08 | 두산인프라코어 주식회사 | 굴삭기의 주행제어장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3681833B2 (ja) * | 1996-09-19 | 2005-08-10 | ヤンマー株式会社 | 掘削旋回作業機の油圧回路 |
WO2006132010A1 (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. | 流体圧回路、エネルギ回生装置、作業機械の流体圧回路 |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP1838091U patent/JP2564727Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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KR102088062B1 (ko) * | 2013-10-30 | 2020-04-14 | 두산인프라코어 주식회사 | 굴삭기의 주행제어장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04107501U (ja) | 1992-09-17 |
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