JP2560375Y2 - 電力回生装置 - Google Patents
電力回生装置Info
- Publication number
- JP2560375Y2 JP2560375Y2 JP4808491U JP4808491U JP2560375Y2 JP 2560375 Y2 JP2560375 Y2 JP 2560375Y2 JP 4808491 U JP4808491 U JP 4808491U JP 4808491 U JP4808491 U JP 4808491U JP 2560375 Y2 JP2560375 Y2 JP 2560375Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- converter
- regenerative
- circuit
- switching element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブリッヂ接続したダイ
オードの各々に回生用スイッチング素子を逆並列接続し
てなるコンバータと当該コンバータの負荷側正負端子間
に挿入された平滑用コンデンサとを備え、このスイッチ
ング素子を所定幅の導通指令信号で制御する電力回生装
置に関する。
オードの各々に回生用スイッチング素子を逆並列接続し
てなるコンバータと当該コンバータの負荷側正負端子間
に挿入された平滑用コンデンサとを備え、このスイッチ
ング素子を所定幅の導通指令信号で制御する電力回生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、電力回生装置の従来例を示した
ものである。同図において、1は3相交流電源、2はリ
アクトル、3はコンバータ、4は平滑用のコンデンサ、
5はインバータ、6はモータ等の負荷である。コンバー
タ3は、ブリッジ接続されたダイオードD1 〜D6 の各
々に、回生用のトランジスタTr1〜Tr6が逆並列接続さ
れた回路構成を有している。7はトランスであって、3
相交流電源1の交流電圧VACと同相の3相交流電圧を降
圧して取り出し、120°導通指令信号発生回路8へ供
給する。9はトランジスタTr1〜Tr6のベース駆動回路
である。
ものである。同図において、1は3相交流電源、2はリ
アクトル、3はコンバータ、4は平滑用のコンデンサ、
5はインバータ、6はモータ等の負荷である。コンバー
タ3は、ブリッジ接続されたダイオードD1 〜D6 の各
々に、回生用のトランジスタTr1〜Tr6が逆並列接続さ
れた回路構成を有している。7はトランスであって、3
相交流電源1の交流電圧VACと同相の3相交流電圧を降
圧して取り出し、120°導通指令信号発生回路8へ供
給する。9はトランジスタTr1〜Tr6のベース駆動回路
である。
【0003】なお、図3の(A)に、コンバータ3の回
生時の出力波形を示す。
生時の出力波形を示す。
【0004】この構成において、コンデンサ4の電圧を
VDCとすると、1.35VAC>VDCである場合には、交
流電源1→リアクトル→コンバータ3のダイオードD1
〜D6 →コンデンサ4→インバータ5→負荷6の経路で
負荷電流IL が流れ、コンデンサ4は充電される。逆
に、1.35VAC<VDCになると、コンデンサ4→コン
バータ3のトランジスタTr1〜Tr6→リアクトル→交流
電源1の経路で回生電流Iが流れる。1.35VAC=V
DCの場合は、負荷電流IL も回生電流Iも流れない。
VDCとすると、1.35VAC>VDCである場合には、交
流電源1→リアクトル→コンバータ3のダイオードD1
〜D6 →コンデンサ4→インバータ5→負荷6の経路で
負荷電流IL が流れ、コンデンサ4は充電される。逆
に、1.35VAC<VDCになると、コンデンサ4→コン
バータ3のトランジスタTr1〜Tr6→リアクトル→交流
電源1の経路で回生電流Iが流れる。1.35VAC=V
DCの場合は、負荷電流IL も回生電流Iも流れない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、上記電力
回生装置では、力行運転から回生運転へ、またその逆の
切換わりは、切換え指令等を与えなくても、自動的に行
なわれ、制御としては、トランジスタTr1〜Tr6を制御
するだけであり、電圧制御も電流制御も行っていないの
で、簡単な回路構成で済むが、何らかの原因で大きな異
常電流が流れても、これを抑えることができず、また、
力行運転時に、3相交流電源1に停電が生じたりした場
合、1.35VAC<VDCになるので、回生動作になって
しまい、場合によっては、コンデンサ4の電圧VDC=0
になってしまうような事態が生じる。
回生装置では、力行運転から回生運転へ、またその逆の
切換わりは、切換え指令等を与えなくても、自動的に行
なわれ、制御としては、トランジスタTr1〜Tr6を制御
するだけであり、電圧制御も電流制御も行っていないの
で、簡単な回路構成で済むが、何らかの原因で大きな異
常電流が流れても、これを抑えることができず、また、
力行運転時に、3相交流電源1に停電が生じたりした場
合、1.35VAC<VDCになるので、回生動作になって
しまい、場合によっては、コンデンサ4の電圧VDC=0
になってしまうような事態が生じる。
【0006】本考案はこの問題を解消するためになされ
たもので、過電流や誤動作を防止することができ、従来
の利点を損なうことなく、信頼性を向上することができ
る電力回生装置を提供することを目的とする。
たもので、過電流や誤動作を防止することができ、従来
の利点を損なうことなく、信頼性を向上することができ
る電力回生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、請求項1では、主回路の電流を検出し、この
検出値が電流設定値を超えた場合には、コンバータのス
イッチング素子がPWM制御される構成とした。
するため、請求項1では、主回路の電流を検出し、この
検出値が電流設定値を超えた場合には、コンバータのス
イッチング素子がPWM制御される構成とした。
【0008】請求項2では、平滑用コンデンサの電圧を
検出し、この検出値が回生レベル設定値を超えた場合
に、コンバータのスイッチング素子が駆動されるように
した。
検出し、この検出値が回生レベル設定値を超えた場合
に、コンバータのスイッチング素子が駆動されるように
した。
【0009】
【作用】本考案では、通常の回生動作時は、コンバータ
のスイッチング素子は120°の定導通角制御され、回
生電流が電流上限値を与える設定値を超える異常時に
は、導通角が、超過電流量相当分だけ絞られるようにな
る。
のスイッチング素子は120°の定導通角制御され、回
生電流が電流上限値を与える設定値を超える異常時に
は、導通角が、超過電流量相当分だけ絞られるようにな
る。
【0010】また、力行時に、停電が発生して、交流電
圧が喪失しても、コンデンサ→コンバータのスイッチン
グ素子→リアクトル→交流電源1の経路で電流が流れる
ようなことはない。
圧が喪失しても、コンデンサ→コンバータのスイッチン
グ素子→リアクトル→交流電源1の経路で電流が流れる
ようなことはない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0012】図1において、11は電流検出器CTであ
って、リアクトル2とコンバータ3との間に挿入されて
おり、電流検出器CTが出力する交流電流は全波整流器
12で直流に変換される。13は電流上限設定器であっ
て、電流上限値IMAX を出力する。14は電流演算器で
あって、全波整流器12が出力する帰還電流IF と電流
上限値IMAX の偏差ΔIに基づき、下記の信号を発生す
る。
って、リアクトル2とコンバータ3との間に挿入されて
おり、電流検出器CTが出力する交流電流は全波整流器
12で直流に変換される。13は電流上限設定器であっ
て、電流上限値IMAX を出力する。14は電流演算器で
あって、全波整流器12が出力する帰還電流IF と電流
上限値IMAX の偏差ΔIに基づき、下記の信号を発生す
る。
【0013】 (A)ΔI=IMAX −IF >0の場合 ΔIに比例した大きさで、電圧VC-MIN 以下の信号 (B)ΔI=IMAX −IF <0の場合は ΔIに比例した大きさで、VC-MIN より大きく、V
C-MAX より小さい信号 を発生する。ここで、VC-MIN は三角波発生器15が出
力する三角波VC の最小値、VC-MAX は三角波VC の最
大値である。比較器16はこの三角波VC と電流演算器
14の出力とを比較し、上記(A)に該当する場合は、
Hレベルの定レベル信号VK を発生し、上記(B)に該
当する場合は、PWM信号VPWM を発生する。17はゲ
ート回路(アンド回路)であって、比較器16の出力と
120°導通指令信号発生回路8の出力Vα120 とが導
かれ、ゲート回路17の出力はベース駆動回路9へ供給
される。
C-MAX より小さい信号 を発生する。ここで、VC-MIN は三角波発生器15が出
力する三角波VC の最小値、VC-MAX は三角波VC の最
大値である。比較器16はこの三角波VC と電流演算器
14の出力とを比較し、上記(A)に該当する場合は、
Hレベルの定レベル信号VK を発生し、上記(B)に該
当する場合は、PWM信号VPWM を発生する。17はゲ
ート回路(アンド回路)であって、比較器16の出力と
120°導通指令信号発生回路8の出力Vα120 とが導
かれ、ゲート回路17の出力はベース駆動回路9へ供給
される。
【0014】従って、本実施例では、回生状態時、回生
電流Iが電流上限値IMAX 以下の場合には、ゲート回路
17のゲート信号が定レベル信号VK であるので、各ト
ランジスタTr1〜Tr6は120°導通制御される。回生
電流Iが電流上限値IMAX を超えた場合には、ゲート回
路17のゲート信号がPWM信号IPWM となるので、各
トランジスタTr1〜Tr6はPWM制御され、回生電流I
を電流上限値IMAX 以下に抑える。この時のコンバータ
3の出力波形の1例を図3の(B)に示す。
電流Iが電流上限値IMAX 以下の場合には、ゲート回路
17のゲート信号が定レベル信号VK であるので、各ト
ランジスタTr1〜Tr6は120°導通制御される。回生
電流Iが電流上限値IMAX を超えた場合には、ゲート回
路17のゲート信号がPWM信号IPWM となるので、各
トランジスタTr1〜Tr6はPWM制御され、回生電流I
を電流上限値IMAX 以下に抑える。この時のコンバータ
3の出力波形の1例を図3の(B)に示す。
【0015】このように、本実施例では、通常の回生動
作時は、トランジスタTr1〜Tr6は120°の定導通角
制御され、回生電流Iが電流上限値IMAX を超える異常
時には、導通角が、ΔI相当分だけ絞られるようにな
る。
作時は、トランジスタTr1〜Tr6は120°の定導通角
制御され、回生電流Iが電流上限値IMAX を超える異常
時には、導通角が、ΔI相当分だけ絞られるようにな
る。
【0016】図2は本考案の他の実施例を示したもので
ある。図において、18はスイッチであって、アンド回
路17の出力はこのスイッチ18を介してベース駆動回
路9へ供給される。
ある。図において、18はスイッチであって、アンド回
路17の出力はこのスイッチ18を介してベース駆動回
路9へ供給される。
【0017】このスイッチ18は比較器19の出力によ
り開閉制御され、この比較器19は電圧検出器20が検
出したコンデンサ4の電圧VDCが回生レベル設定器19
が出力する回生レベルVS に達すると、スイッチ18へ
閉指令信号を与える。
り開閉制御され、この比較器19は電圧検出器20が検
出したコンデンサ4の電圧VDCが回生レベル設定器19
が出力する回生レベルVS に達すると、スイッチ18へ
閉指令信号を与える。
【0018】従って、本実施例では、回生状態になる
と、スイッチ18が閉路して、コンバータ3のトランジ
スタTr1〜Tr6がON/OFF駆動されるようになるか
ら、力行時に、停電が発生して、交流電圧VACが喪失し
ても、コンデンサ4→コンバータ3のトランジスタTr1
〜Tr6→リアクトル→交流電源1の経路で電流が流れる
ようなことはない。
と、スイッチ18が閉路して、コンバータ3のトランジ
スタTr1〜Tr6がON/OFF駆動されるようになるか
ら、力行時に、停電が発生して、交流電圧VACが喪失し
ても、コンデンサ4→コンバータ3のトランジスタTr1
〜Tr6→リアクトル→交流電源1の経路で電流が流れる
ようなことはない。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上説明した通り、回生電流の
大きさが電流上限値を超えると、コンバータのスイッチ
ング素子が定導通角制御から、過電流分に応じて総導通
時間を絞るフィードバック制御に切り換わるので、異常
電流が流れるのを防止することができ、また、回生状態
を検出する回路を設けて回生用スイッチング素子は回生
状態時にのみ動作する構成としたから、交流電源側に電
圧喪失等が発生しても誤動作を防止することができるの
で、従来に比し、信頼性を向上することができる。
大きさが電流上限値を超えると、コンバータのスイッチ
ング素子が定導通角制御から、過電流分に応じて総導通
時間を絞るフィードバック制御に切り換わるので、異常
電流が流れるのを防止することができ、また、回生状態
を検出する回路を設けて回生用スイッチング素子は回生
状態時にのみ動作する構成としたから、交流電源側に電
圧喪失等が発生しても誤動作を防止することができるの
で、従来に比し、信頼性を向上することができる。
【図1】本考案の実施例を示すブロック図である。
【図2】本考案の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】コンバータの回生動作時の出力波形を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の電力回生装置を示すブロック図である。
1 交流電源 2 リアクトル 3 コンバータ 4 コンデンサ 5 インバータ 6 負荷 7 トランス 8 120°導通指令信号発生回路 9 ベース駆動回路 11 CT 12 全波整流器 13 電流上限設定器 14 電流演算器 15 三角波発生器 16 比較器 17 ゲート回路 18 スイッチ 19 比較器 20 回生レベル設定器
Claims (1)
- 【請求項1】 ブリッジ接続したダイオードの各々に回
生用スイッチング素子を逆並列接続してなるコンバータ
と当該コンバータの負荷側正負端子間に挿入された平滑
用コンデンサとを備える主回路と、上記コンバータの交
流電源に同期した所定幅の導通指令信号を常時発生する
指令回路と、この導通指令信号を入力して上記スイッチ
ング素子をオン/オフ駆動する駆動回路とを備える制御
回路を有する電力回生装置において、上記主回路の電流
を検出して直流変換し、変換後の電流値があらかじめ設
定した電流値を越えた場合は上記スイッチング素子がP
WM制御されることを特徴とする電力回生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4808491U JP2560375Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電力回生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4808491U JP2560375Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電力回生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052593U JPH052593U (ja) | 1993-01-14 |
JP2560375Y2 true JP2560375Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12793461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4808491U Expired - Fee Related JP2560375Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 電力回生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560375Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4634817B2 (ja) * | 2005-02-22 | 2011-02-16 | 株式会社Ihi | 負荷駆動装置 |
JP5332853B2 (ja) * | 2009-04-16 | 2013-11-06 | 富士電機株式会社 | 電力変換システム |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP4808491U patent/JP2560375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052593U (ja) | 1993-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2760666B2 (ja) | Pwmコンバ―タの制御方法及び装置 | |
JP4489238B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JPH0575669B2 (ja) | ||
JP2560375Y2 (ja) | 電力回生装置 | |
US11811353B2 (en) | Load driving device, refrigeration cycle applicable apparatus, and air conditioner | |
JP2003189631A (ja) | 電力変換器回路の停電検知装置 | |
JP2872210B1 (ja) | サーボ駆動装置 | |
JP2994892B2 (ja) | 電気車の電力変換装置 | |
JPH0127436Y2 (ja) | ||
JPH0337394B2 (ja) | ||
JPS58107083A (ja) | 駆動回生変換電源装置 | |
JP2562591Y2 (ja) | 回生機能を有する電力変換回路 | |
JPH0681416B2 (ja) | 交流電動機駆動装置 | |
JPH0667200B2 (ja) | 電流形pwm変換器の制御方法 | |
JP2001294378A (ja) | 昇降機用ドライブ装置 | |
JP2734111B2 (ja) | 電力回生回路の制御装置 | |
JP2000253686A (ja) | 電力回生回路 | |
JPH10304669A (ja) | Pwmコンバータ装置 | |
JPH10327503A (ja) | 交流電車用静止型周波数変換装置 | |
JP3276991B2 (ja) | 直流ブラシレスモータの制御装置 | |
JPH05344734A (ja) | 無停電電源装置の停電検知方法及び装置 | |
JPH09149655A (ja) | 三相インバータの保護装置 | |
JPH0919160A (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH0350510B2 (ja) | ||
JPH05103418A (ja) | 低電圧異常検出方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |