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JP2558835Y2 - 操舵複輸の泥掻き落とし装置 - Google Patents

操舵複輸の泥掻き落とし装置

Info

Publication number
JP2558835Y2
JP2558835Y2 JP1991017351U JP1735191U JP2558835Y2 JP 2558835 Y2 JP2558835 Y2 JP 2558835Y2 JP 1991017351 U JP1991017351 U JP 1991017351U JP 1735191 U JP1735191 U JP 1735191U JP 2558835 Y2 JP2558835 Y2 JP 2558835Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
arm
mud
steering
scraper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991017351U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04107155U (ja
Inventor
雄史 木下
弘 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoritsu Co Ltd
Original Assignee
Kyoritsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoritsu Co Ltd filed Critical Kyoritsu Co Ltd
Priority to JP1991017351U priority Critical patent/JP2558835Y2/ja
Publication of JPH04107155U publication Critical patent/JPH04107155U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558835Y2 publication Critical patent/JP2558835Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、不整地や圃場内を走行
する複輪を有する農耕作業車等の走行車において、複輪
の間隙部に挟まった石泥等を掻き落とす泥掻き落とし装
置に関し、特に、操舵輪が複輪の走行車における泥掻き
落とし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記のような走行車においては、軟弱地
や傾斜地でも安定的な作業を行い得るように、接地面積
の大きい複輪が用いられている。この場合、その複輪の
間隙部には作業中に泥や石礫が侵入、堆積する。そして
そのまま放置すればどんどん泥が車輪に巻き付き、車輪
のラグもすべて泥で覆われてスリップを多発し、さらに
甚しい場合には車輪や車軸部の故障をも引き起こすこと
がある。
【0003】そこでこのような不都合を防止するため
に、例えば実公昭54−8504号公報、実開昭57−
192860号公報等に示されるように、従来から複輪
の間隙部に石泥等を掻き落とすためのスクレーパーを挿
入することが行われている。
【0004】すなわち、複輪である後部駆動輪の間隙部
に車体の固定部分に取り付けたスクレーパーを挿入し、
車輪の回転力を利用して走行と同時に石泥等の掻き取り
が行われるように構成したものである。
【0005】ところで、軟弱地等において、より安定的
な作業を行うためには、後部駆動輪だけでなく操舵輪で
ある前輪をも複輪とすることが望ましい。この場合にも
後部駆動輪と同様、複輪の間隙部に挟まる石泥等を除去
する必要がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成の泥掻き落とし装置では、左右に向きを変えることが
ない後輪については実施可能であったが、操舵輪である
前輪を複輪とした場合には実施不可能であるという問題
があった。前輪は操向ハンドルの操作により左右に向き
を変えるため、スクレーパーを車体の固定部分に取り付
けた前記従来技術では、スクレーパーが車輪と接触する
ことになるからである。
【0007】更に、後輪も操舵するいわゆる4WDとし
た場合にも、同様の不都合が生じる。
【0008】本考案は、前記従来技術に鑑みてなされた
もので、操舵輪についても泥の掻き落としが可能で、し
かも強度的に優れた泥掻き落とし装置の提供を目的とす
るものである。
【0009】本考案は、前記課題を解決するため、走行
車における内車輪と外車輪とで構成される操舵複輪と一
体にキングピンを中心として回動するとともに前記内車
輪の外周部を横切る複数本のアーム12、13を設け、
該アーム12、13のうちの少なくとも一本のアーム1
3には前記操舵複輪の間隙部に挟まった石泥等を掻き落
とすスクレーパーを連接し、前記複数のアーム12、1
3を前記内車輪の外周部に沿った弧状の連結アームで連
結した構成としたものである。
【0010】
【作用】図1に示すように、操向ハンドル6の操作によ
り操舵輪である複輪3が左右に向きを変える。このと
き、ナックル部4に設けられたアーム13及び該アーム
13に連設されたスクレーパー15はナックル部4と、
ひいては操舵輪である複輪3と一体にキングピ7を中心
として回動する。このため、操舵複輪3が左右に向きを
変える場合であっても、スクレーパー15が車輪と接触
することがなく、走行車の走行により複輪3の間隙部8
に挟まった石泥等がスクレーパー15によって除去さ
、同時にアーム13、さらにアーム12によって内車
輪1の外周部に付着している石泥等が除去される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1は、本考案の一実施例を示す斜視図で
あり、進行方向右側の操舵複輪周辺部を示している。図
2は図1の平面図である。
【0013】車軸5に取り付けられた操舵車輪は、内車
輪1と外車輪2とで構成される複輪3とされている。前
記車軸5と複輪3との取り付け部にはナックル部4が介
在し、操向ハンドル6の操作により、該ナックル部4と
複輪3とがキングピン7を中心として一体的に左右に変
向する構造である。
【0014】前記ナックル部4には略コ字形の鋼板等か
らなるアーム基板11が、前記ナックル部4の上下を挟
むように一体的に固着されている。その固着方法には、
溶接やボルト等の適宜の締着手段が用いられる。
【0015】前記アーム基板11の上面にはカギ形のア
ッパーアーム12が前記内車輪1の上部を横切るように
立設されている。また、前記アーム基板11の後側面に
は、略コ字形のサイドアーム13が内車輪1を跨いで、
その一端部分15が前記内車輪1と外車輪2との間の間
隙部8に突入するように一体的に設けられている。前記
サイドアーム13の内、前記間隙部8に突入する一端部
分15は、軟弱地を走行する場合に該間隙部8に挟まる
石泥等を掻き落とすためのスクレーパー15である。該
スクレーパー15の前記間隙部8への突入角度は、前記
複輪3の軸の下側の接線方向であることが望ましい。図
中符号14は、前記内車輪1の外周に沿った弧状の連結
アームであり、前記アーム基板11からそれぞれ突設さ
れたアッパーアーム12とサイドアーム13とを連結
し、補強するためのものである。
【0016】前記アーム基板11とアッパーアーム12
とサイドアーム13と連結アーム14とスクレーパー1
5とにより泥掻き落とし装置10が構成される。
【0017】次に前記構成に基づきその作用を説明する
と、操向ハンドル6を操作することによりナックル部が
キングピン7を軸として一定角度内で左右に回動し、該
ナックル部4に一体的に取り付けられている複輪3が走
行車の進行方向を定めるべく左右に変向される。このと
き、泥掻き落とし装置10は、前記ナックル部4に一体
的に設けられているため、該ナックル部4及び複輪3と
一体動する。従って、泥掻き落とし装置10と複輪3と
の相対位置関係は、複輪3が変向しても変化することが
ないため、走行中に有効に泥等の掻き落としを行うこと
が可能となる。また、本考案においては、アーム基板1
1に対してアッパーアーム12とサイドアーム13とを
放射状に設け、これらのアーム12、13を連結アーム
14で連結した構成であるため、アーム13さらには
クレーパー15の強度が向上させられ、それらが石泥等
により変形させられることがなく、該変形に伴うトラブ
ルが防止されるという利点がある。
【0018】なお、図面に示す実施例においてはアーム
基板にアッパーアームとサイドアームとが設けられた構
成のものが示されているがこれに限るものではなく、ナ
ックル部にアームを直接固着した構成であってもよい。
また、アームも図示のようにアッパーアームとサイドア
ームとから構成されるものである必要はなく、その本数
や取り付け角度等は適宜変更可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、スクレーパーがナック
ル部ひいては車輪と一体にキングピンを中心として回動
するため、操舵複輪が左右に向きを変える場合でもスク
レーパーが車輪に接触することがない。従って、複輪が
操舵輪である走行車でも、スクレーパーによる泥等の掻
き落としが可能であり、複輪の間隙部の詰まりが防止さ
、さらに内車輪の外周部を横切る複数本のアームが設
けられ、そのうちの少なくとも一本のアームにスクレー
パーが連設され、前記複数のアーム間を前記内車輪の外
周部に沿った円弧状の連結アームで連結したため、前記
アームさらにはスクレーパーの強度が向上させられ、そ
れらが石泥等により変形させられることがなく、該変形
に伴うトラブルが防止され、軟弱地等においても、より
安定的な走行ができ作業性が良い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した操舵複輪周辺部の概略斜視図
である。
【図2】図1に示す部分の平面図である。
【符号の説明】
3 操舵複輪 8 間隙部 10 泥掻き落とし装置 15 スクレーパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車にける内車輪1と外車輪2とで構
    成される操舵複輪3と一体にキングピン7を中心として
    回動するとともに前記内車輪1の外周部を横切る複数本
    アーム12、13を設け、該アーム12、13のうち
    の少なくとも一本のアーム13には前記操舵複輪3の間
    隙部8に挟まった石泥等を掻き落とすスクレーパー15
    を連設し、前記複数のアーム12、13を前記内車輪1
    の外周部に沿った弧状の連結アーム14で連結したこと
    を特徴とする複輪の泥掻き落とし装置。
JP1991017351U 1991-02-28 1991-02-28 操舵複輸の泥掻き落とし装置 Expired - Lifetime JP2558835Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991017351U JP2558835Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 操舵複輸の泥掻き落とし装置

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JP1991017351U JP2558835Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 操舵複輸の泥掻き落とし装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04107155U JPH04107155U (ja) 1992-09-16
JP2558835Y2 true JP2558835Y2 (ja) 1998-01-14

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JP5669914B1 (ja) * 2013-10-18 2015-02-18 三菱重工業株式会社 走行台車、及び軌道系交通システムの車両

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JPH04107155U (ja) 1992-09-16

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