JP2555943Y2 - 吸引器 - Google Patents
吸引器Info
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- JP2555943Y2 JP2555943Y2 JP9672391U JP9672391U JP2555943Y2 JP 2555943 Y2 JP2555943 Y2 JP 2555943Y2 JP 9672391 U JP9672391 U JP 9672391U JP 9672391 U JP9672391 U JP 9672391U JP 2555943 Y2 JP2555943 Y2 JP 2555943Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、吸引により顔面等の
皮膚をマツサージする美顔用の吸引器に関するものであ
る。
皮膚をマツサージする美顔用の吸引器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧時等において、美顔用のク
リーム等を塗布し、これを手で引き延ばしながら、皮膚
をマツサージすることが行われている。このようなマツ
サージによつて、血行が良くなるとともに、皮膚が刺激
され、肌がすつきりし、美しい素肌が得られる。このよ
うな美顔処理を、自動的に吸引作動する機器を用いて行
うことができれば、力を要することなく楽な美顔処理が
できるとともに、顔面全体を万遍なくマツサージするこ
とができるようになり便利である。このため、往復ピス
トンを吸引ポンプに利用した吸引器等が開発され一部で
使用されている。
リーム等を塗布し、これを手で引き延ばしながら、皮膚
をマツサージすることが行われている。このようなマツ
サージによつて、血行が良くなるとともに、皮膚が刺激
され、肌がすつきりし、美しい素肌が得られる。このよ
うな美顔処理を、自動的に吸引作動する機器を用いて行
うことができれば、力を要することなく楽な美顔処理が
できるとともに、顔面全体を万遍なくマツサージするこ
とができるようになり便利である。このため、往復ピス
トンを吸引ポンプに利用した吸引器等が開発され一部で
使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吸引器は、吸引力が大きすぎて皮膚を傷つけたり、
吸引ポンプの駆動による音が大きすぎて不快感を感じた
りするという問題があり、効果的な美顔処理を心地よく
行えるものではなかつた。また、上記吸引器は、顔面に
塗布した美顔用のクリーム等を内部に吸い込み、そのク
リームが内部で詰まるため、吸引力が低下するという欠
点を有している。場合によつては、クリームが内部で硬
化し使用不可能な状態になるという不都合な事態を生じ
る。
うな吸引器は、吸引力が大きすぎて皮膚を傷つけたり、
吸引ポンプの駆動による音が大きすぎて不快感を感じた
りするという問題があり、効果的な美顔処理を心地よく
行えるものではなかつた。また、上記吸引器は、顔面に
塗布した美顔用のクリーム等を内部に吸い込み、そのク
リームが内部で詰まるため、吸引力が低下するという欠
点を有している。場合によつては、クリームが内部で硬
化し使用不可能な状態になるという不都合な事態を生じ
る。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、効果的な美顔処理を心地よく行え、しかもク
リーム等が内部に詰まることのない吸引器の提供をその
目的とする。
たもので、効果的な美顔処理を心地よく行え、しかもク
リーム等が内部に詰まることのない吸引器の提供をその
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案の吸引器は、中空の外装ケースの内部にモ
ータを配設し、このモータの回転軸に偏心軸を連結し、
この偏心軸に支持リングを遊嵌し、この支持リングの下
端を、弾性板の上面に設けられた凸部の中央部に連結
し、この弾性板の端部に2個の貫通穴を穿設するととも
に、この両貫通穴から上記凸部の下面に形成された凹部
にかけてそれぞれ溝部を設け、一方の貫通穴に上下に移
動しうる弾性薄板状の吸気弁を設け、他方の貫通穴に上
下に移動しうる弾性薄板状の排気弁を設け、上記弾性板
の凸部を開放しかつ上記弾性板の凹部の溝部の部分以外
の部分を密封した状態で、上記弾性板の縁部を上下一対
の固定材で挟持固定し、上記一対の固定材のうち上側の
固定材の上記吸気弁の上面に対応する部分から上方に向
けて、上記吸気弁で開閉される穴部を有する吸気筒を延
設してその先端部を上記外装ケースの上面から外部に突
出させ、下側の固定材に穴部を穿設し、この穴部の穴壁
を下方に延ばして外部と連通する筒状体を形成し、この
筒状体に着脱自在に栓体を取り付け、上記排気弁に対応
する固定材の部分に、この排気弁が上方に位置した時に
開いた状態になり、排気弁が下方に位置した時に閉じた
状態になる吐出路を設けたという構成をとる。
め、この考案の吸引器は、中空の外装ケースの内部にモ
ータを配設し、このモータの回転軸に偏心軸を連結し、
この偏心軸に支持リングを遊嵌し、この支持リングの下
端を、弾性板の上面に設けられた凸部の中央部に連結
し、この弾性板の端部に2個の貫通穴を穿設するととも
に、この両貫通穴から上記凸部の下面に形成された凹部
にかけてそれぞれ溝部を設け、一方の貫通穴に上下に移
動しうる弾性薄板状の吸気弁を設け、他方の貫通穴に上
下に移動しうる弾性薄板状の排気弁を設け、上記弾性板
の凸部を開放しかつ上記弾性板の凹部の溝部の部分以外
の部分を密封した状態で、上記弾性板の縁部を上下一対
の固定材で挟持固定し、上記一対の固定材のうち上側の
固定材の上記吸気弁の上面に対応する部分から上方に向
けて、上記吸気弁で開閉される穴部を有する吸気筒を延
設してその先端部を上記外装ケースの上面から外部に突
出させ、下側の固定材に穴部を穿設し、この穴部の穴壁
を下方に延ばして外部と連通する筒状体を形成し、この
筒状体に着脱自在に栓体を取り付け、上記排気弁に対応
する固定材の部分に、この排気弁が上方に位置した時に
開いた状態になり、排気弁が下方に位置した時に閉じた
状態になる吐出路を設けたという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案の吸引器は、吸引ポンプを
ピストンで構成するのではなく吸気弁および排気弁等を
有するダイアフラムポンプを利用して構成されており、
かつその吸気弁および排気弁が弾性薄板状に形成されて
いる。このため、吸引力が美顔処理に適した適正な強さ
になるとともに、使用時に発生する音が静かになり、心
地よく美顔処理を行うことができるようになる。また、
上記弾性板を上下から挟持固定する一対の固定材のうち
下側の固定材に穴部が穿設され、この穴部の穴壁を下方
に延して形成された筒状体に栓体が着脱自在に取り付け
られている。このため、美顔用のクリーム等が吸引器内
に入り込んでも、上記栓体を上記筒状体から取り外す
と、吸引器内に水を流し入れて洗浄することができる。
その結果、吸引器を衛生的な状態で使用することがで
き、吸引器の寿命を延ばすことができる。
ピストンで構成するのではなく吸気弁および排気弁等を
有するダイアフラムポンプを利用して構成されており、
かつその吸気弁および排気弁が弾性薄板状に形成されて
いる。このため、吸引力が美顔処理に適した適正な強さ
になるとともに、使用時に発生する音が静かになり、心
地よく美顔処理を行うことができるようになる。また、
上記弾性板を上下から挟持固定する一対の固定材のうち
下側の固定材に穴部が穿設され、この穴部の穴壁を下方
に延して形成された筒状体に栓体が着脱自在に取り付け
られている。このため、美顔用のクリーム等が吸引器内
に入り込んでも、上記栓体を上記筒状体から取り外す
と、吸引器内に水を流し入れて洗浄することができる。
その結果、吸引器を衛生的な状態で使用することがで
き、吸引器の寿命を延ばすことができる。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1および図2はこの考案の吸引器の一実施
例を示している。すなわち、これらの図において、1は
中央部がやや括れた略瓢箪形の外装ケースで、上面が開
口した下側ケース1aの開口縁部に、下面が開口した上
側ケース1bの開口縁部を嵌合させて構成されている。
1cは下側ケース1aの後端部を切り離して形成した電
池収容部カバーで、下側ケース1aの後端縁部に対して
着脱自在になつている。上記外装ケース1の内部の前端
部側には、図3に示すように、カバー部2が配設されて
いる。このカバー部2は、図4に示すように、後端面お
よび上面が開口した略円筒状部2aと底面の中央部に穴
部3が穿設された略箱形部2bとからなり、上記略円筒
状部2a内にモータ4が収容されている。5は上記モー
タ4(図3に戻る)から前方に突出している回転軸、6
はこの回転軸5に外嵌している偏心シヤフトである。こ
の偏心シヤフト6は、先端が細径の偏心部6aに形成さ
れており、この偏心部6aに金属製のリング体7が遊嵌
されている。8はリング体7に外嵌しているゴム製の支
持体で、下端が上記カバー部2の略箱形部2bの穴部3
の下側に配設されたゴム製の弾性板9の上面に連結され
ている。この弾性板9は、図5に示すように、四角板状
体の前端中央部とそれに隣接する角部に半円板状体10
a,10bが上記四角板状体の同一平面にそれぞれ設け
られた形状のものである。上記弾性板9は、図6に示す
ように、その上面中央部が上記カバー部2の穴部3に遊
嵌できる円形状の凸部11に形成され、その下面が凹部
11aに形成されている。上記両半円板状体10a,1
0b(図5に戻る)には、円形状の貫通穴12a,12
bがそれぞれ穿設されている。この一方の貫通穴12a
の後端側の穴壁の上側から貫通穴12aの中心部には、
薄円板状の吸気弁13aが延設され、他方の貫通穴12
bの後端側の穴壁の下側から貫通穴12bの中心部に
は、薄円板状の排気弁13bが延設されている。14は
溝部で、上記凸部11の外周および半円板状体10aの
縁部に沿つて設けられている。また、上記カバー部2の
略箱形部2bの下面には、図7に示すように、上記弾性
板9の形状に対応する形状の凹部15が設けられ、上記
弾性板9の吸気弁13aに対応する部分には吸気孔16
が穿設されている。17は上記カバー部2の略箱形部2
bの下面に設けられた突条で、上記弾性板9の溝部14
の半円板状体10bの根元部に対応する部分以外の部分
に設けられている。なお、上記略箱形部2bの下面に
は、板状のポンプカバー18(図3参照)が取り付けら
れており、このポンプカバー18と略箱形部2bの底部
の縁部によつて上記弾性板9の縁部が挟持固定されてい
る。このため、上記モータ4を駆動させると、弾性板9
(図6に戻る)の凸部11が上方に引つ張られたり、下
方に押圧されたりして凸部11の下面の凹部11aとポ
ンプカバー18とからなる空間部Aが膨張・収縮を繰り
返すようになる。また、上記ポンプカバー18の上面の
部分の上記弾性板9の吸気弁13aに対応する部分に
は、溝部28aが設けられ、吸気弁13aが下方に下が
ると、外部と上記空間部Aとを連通させることができる
ようになつている。それとともに、排気弁13bに対応
する部分には、溝部28b(図8参照)が設けられ、排
気弁13bが上方に持ち上がると、上記空間部Aと外部
とを連通させることができるようになつている。図3お
よび図4において、19は略箱状部2bの前端部上面に
立設された吸気筒で、下端が略箱状部2bの吸気孔16
と連通し、先端部が上側ケース1bの前端側に設けられ
た穴部19aから外部に突出している。20は上記吸気
筒19の下部外周に所定間隔で設けられた補強用のリブ
で、このリブ20の上端に当接した状態で防振用のゴム
リング21が取り付けられている。22は吸気筒19の
上端側に設けられたリング状のシール材である。23は
吸気筒19の先端部に着脱自在に取り付けられているア
タツチメントで、中央部に小径の穴23aを有する略円
盤体23bを挟んで上下に口径の異なる円筒体23c,
23dが延設されて構成されている。24は上記凹部1
1aに対応するポンプカバー18の部分に穿設された穴
部で、この穴部24の穴壁から下方に筒状体25が延設
されている。この筒状体25は、上記外装ケース1に穿
設された穴24aから外部に突出している。26は栓体
で、その外周面に刻設されたねじを上記筒状体25の内
周面に刻設されたねじにら合することにより上記筒状体
25に着脱自在に取り付けられている。27は外装ケー
ス1の後端部に形成された電池収容部に収容される乾電
池、28はスイツチ、29はカバー部2の底部に設けら
れた防振シートである。また、図7において、30はカ
バー部2の側面に設けられた固定用の取付部である。
例を示している。すなわち、これらの図において、1は
中央部がやや括れた略瓢箪形の外装ケースで、上面が開
口した下側ケース1aの開口縁部に、下面が開口した上
側ケース1bの開口縁部を嵌合させて構成されている。
1cは下側ケース1aの後端部を切り離して形成した電
池収容部カバーで、下側ケース1aの後端縁部に対して
着脱自在になつている。上記外装ケース1の内部の前端
部側には、図3に示すように、カバー部2が配設されて
いる。このカバー部2は、図4に示すように、後端面お
よび上面が開口した略円筒状部2aと底面の中央部に穴
部3が穿設された略箱形部2bとからなり、上記略円筒
状部2a内にモータ4が収容されている。5は上記モー
タ4(図3に戻る)から前方に突出している回転軸、6
はこの回転軸5に外嵌している偏心シヤフトである。こ
の偏心シヤフト6は、先端が細径の偏心部6aに形成さ
れており、この偏心部6aに金属製のリング体7が遊嵌
されている。8はリング体7に外嵌しているゴム製の支
持体で、下端が上記カバー部2の略箱形部2bの穴部3
の下側に配設されたゴム製の弾性板9の上面に連結され
ている。この弾性板9は、図5に示すように、四角板状
体の前端中央部とそれに隣接する角部に半円板状体10
a,10bが上記四角板状体の同一平面にそれぞれ設け
られた形状のものである。上記弾性板9は、図6に示す
ように、その上面中央部が上記カバー部2の穴部3に遊
嵌できる円形状の凸部11に形成され、その下面が凹部
11aに形成されている。上記両半円板状体10a,1
0b(図5に戻る)には、円形状の貫通穴12a,12
bがそれぞれ穿設されている。この一方の貫通穴12a
の後端側の穴壁の上側から貫通穴12aの中心部には、
薄円板状の吸気弁13aが延設され、他方の貫通穴12
bの後端側の穴壁の下側から貫通穴12bの中心部に
は、薄円板状の排気弁13bが延設されている。14は
溝部で、上記凸部11の外周および半円板状体10aの
縁部に沿つて設けられている。また、上記カバー部2の
略箱形部2bの下面には、図7に示すように、上記弾性
板9の形状に対応する形状の凹部15が設けられ、上記
弾性板9の吸気弁13aに対応する部分には吸気孔16
が穿設されている。17は上記カバー部2の略箱形部2
bの下面に設けられた突条で、上記弾性板9の溝部14
の半円板状体10bの根元部に対応する部分以外の部分
に設けられている。なお、上記略箱形部2bの下面に
は、板状のポンプカバー18(図3参照)が取り付けら
れており、このポンプカバー18と略箱形部2bの底部
の縁部によつて上記弾性板9の縁部が挟持固定されてい
る。このため、上記モータ4を駆動させると、弾性板9
(図6に戻る)の凸部11が上方に引つ張られたり、下
方に押圧されたりして凸部11の下面の凹部11aとポ
ンプカバー18とからなる空間部Aが膨張・収縮を繰り
返すようになる。また、上記ポンプカバー18の上面の
部分の上記弾性板9の吸気弁13aに対応する部分に
は、溝部28aが設けられ、吸気弁13aが下方に下が
ると、外部と上記空間部Aとを連通させることができる
ようになつている。それとともに、排気弁13bに対応
する部分には、溝部28b(図8参照)が設けられ、排
気弁13bが上方に持ち上がると、上記空間部Aと外部
とを連通させることができるようになつている。図3お
よび図4において、19は略箱状部2bの前端部上面に
立設された吸気筒で、下端が略箱状部2bの吸気孔16
と連通し、先端部が上側ケース1bの前端側に設けられ
た穴部19aから外部に突出している。20は上記吸気
筒19の下部外周に所定間隔で設けられた補強用のリブ
で、このリブ20の上端に当接した状態で防振用のゴム
リング21が取り付けられている。22は吸気筒19の
上端側に設けられたリング状のシール材である。23は
吸気筒19の先端部に着脱自在に取り付けられているア
タツチメントで、中央部に小径の穴23aを有する略円
盤体23bを挟んで上下に口径の異なる円筒体23c,
23dが延設されて構成されている。24は上記凹部1
1aに対応するポンプカバー18の部分に穿設された穴
部で、この穴部24の穴壁から下方に筒状体25が延設
されている。この筒状体25は、上記外装ケース1に穿
設された穴24aから外部に突出している。26は栓体
で、その外周面に刻設されたねじを上記筒状体25の内
周面に刻設されたねじにら合することにより上記筒状体
25に着脱自在に取り付けられている。27は外装ケー
ス1の後端部に形成された電池収容部に収容される乾電
池、28はスイツチ、29はカバー部2の底部に設けら
れた防振シートである。また、図7において、30はカ
バー部2の側面に設けられた固定用の取付部である。
【0009】この構成において、まず、化粧用のクリー
ムを顔面に塗布し、これを引き延ばして皮膚に馴染ませ
る。つぎに、吸引器のスイツチ28をオンにしてモータ
4を駆動させ、アタツチメント23の先端開口を顔面に
軽く押しあてながら吸引器を顔面に沿つて移動させる。
その結果、アタツチメント23内の空気が弾性板9等の
ポンプ作用により吸気筒19から外装ケース1の内部に
向けて吸引され、この吸引力によつて、顔面の皮膚が刺
激されマツサージ効果が発揮される。この場合、上記吸
引力は、つぎのようにして発生する。すなわち、まず、
モータ4の駆動による偏心シヤフト6の引つ張り力によ
つて支持体8が図6の状態から上方に引つ張られると、
凸部11の下側の空間部Aは、図9および図10の膨張
した状態になる。この状態では、排気弁13bは、根元
側が上方に引つ張られ略箱形部2bの縁部に押し付けら
れるとともに、先端側が下方のポンプカバー18に押し
付けられて溝部28bを閉じ、上記空間部Aが閉塞状態
となる。また、吸気弁13aも根元側が上方に引つ張ら
れて先端が下方に押し付けられ吸気筒19の下端部が開
口した状態になる。このため、アタツチメント23内の
空気が、吸気筒19,貫通孔12aおよび溝部28aを
通つて上記空間部A内に吸引されるようになる。つい
で、偏心シヤフト6の押さえ力によつて支持体8が下方
に押さえ付けられると、凸部11の下側の空間部Aは、
図11,図12および図13,図14のように、通常の
状態から収縮した状態になる。この場合、空間部A内の
空気は圧縮された状態となり、排気弁13bを上方に押
し上げて外部に吐出する。吸気弁13aは、空間部A内
の空気に押し上げられて吸気筒19の下端部を閉塞し、
空間部Aの空気が吸気筒19に逆流することを防止す
る。つぎに、再び、支持体8が上方に引つ張られると、
凸部11の下側の空間部Aは、図15,図16から図
9,図10のように、通常の状態から膨張した状態にな
つて、排気弁13bが吐出口を閉塞し、吸気弁13aが
吸気筒19の下端部を開口させアタツチメント23内の
空気を空間部Aに吸引する。このような動作が一定サイ
クルで繰り返され、吸引力が生じる。そして、使用後に
は、スイツチ28をオフにした後、栓体26を筒状体2
5から外し、再度スイツチ28をオンにしてアタツチメ
ント23から吸気筒19内に水を流し入れ、吸気筒1
9,空間部Aを洗浄することが行われる。
ムを顔面に塗布し、これを引き延ばして皮膚に馴染ませ
る。つぎに、吸引器のスイツチ28をオンにしてモータ
4を駆動させ、アタツチメント23の先端開口を顔面に
軽く押しあてながら吸引器を顔面に沿つて移動させる。
その結果、アタツチメント23内の空気が弾性板9等の
ポンプ作用により吸気筒19から外装ケース1の内部に
向けて吸引され、この吸引力によつて、顔面の皮膚が刺
激されマツサージ効果が発揮される。この場合、上記吸
引力は、つぎのようにして発生する。すなわち、まず、
モータ4の駆動による偏心シヤフト6の引つ張り力によ
つて支持体8が図6の状態から上方に引つ張られると、
凸部11の下側の空間部Aは、図9および図10の膨張
した状態になる。この状態では、排気弁13bは、根元
側が上方に引つ張られ略箱形部2bの縁部に押し付けら
れるとともに、先端側が下方のポンプカバー18に押し
付けられて溝部28bを閉じ、上記空間部Aが閉塞状態
となる。また、吸気弁13aも根元側が上方に引つ張ら
れて先端が下方に押し付けられ吸気筒19の下端部が開
口した状態になる。このため、アタツチメント23内の
空気が、吸気筒19,貫通孔12aおよび溝部28aを
通つて上記空間部A内に吸引されるようになる。つい
で、偏心シヤフト6の押さえ力によつて支持体8が下方
に押さえ付けられると、凸部11の下側の空間部Aは、
図11,図12および図13,図14のように、通常の
状態から収縮した状態になる。この場合、空間部A内の
空気は圧縮された状態となり、排気弁13bを上方に押
し上げて外部に吐出する。吸気弁13aは、空間部A内
の空気に押し上げられて吸気筒19の下端部を閉塞し、
空間部Aの空気が吸気筒19に逆流することを防止す
る。つぎに、再び、支持体8が上方に引つ張られると、
凸部11の下側の空間部Aは、図15,図16から図
9,図10のように、通常の状態から膨張した状態にな
つて、排気弁13bが吐出口を閉塞し、吸気弁13aが
吸気筒19の下端部を開口させアタツチメント23内の
空気を空間部Aに吸引する。このような動作が一定サイ
クルで繰り返され、吸引力が生じる。そして、使用後に
は、スイツチ28をオフにした後、栓体26を筒状体2
5から外し、再度スイツチ28をオンにしてアタツチメ
ント23から吸気筒19内に水を流し入れ、吸気筒1
9,空間部Aを洗浄することが行われる。
【0010】なお、上記使用時には、使用の状態に応じ
てアタツチメント23を取り換えることができる。例え
ば、頬や首等の広い部分の処理を行う場合には、口径の
大きなアタツチメントを用い、小鼻や目の周り等の狭い
部分の処理を行う場合には、口径の小さなアタツチメン
トを用いることが行われる。また、その他の部分の処理
を行う場合には,その中間の口径のアタツチメントを用
いることが適宜行われる。
てアタツチメント23を取り換えることができる。例え
ば、頬や首等の広い部分の処理を行う場合には、口径の
大きなアタツチメントを用い、小鼻や目の周り等の狭い
部分の処理を行う場合には、口径の小さなアタツチメン
トを用いることが行われる。また、その他の部分の処理
を行う場合には,その中間の口径のアタツチメントを用
いることが適宜行われる。
【0011】このように、この吸引器によれば、顔面の
皮膚を刺激するマツサージ効果により、血行がよくな
り、皮膚が美しくなるとともに、皮膚がすつきりしリフ
レツシユ感が得られる。また、吸気弁13aおよび排気
弁13bをゴム製の薄板状に形成して発生する音を小さ
くしていることに加えて、外装ケース1の底部側に防振
シート29を設け、吸気筒19の補強用のリブ20と上
側ケース1bとの間に防振用のゴムリング21を設けて
いるため振動が吸収され心地よく使用することができ
る。さらに、ポンプカバー18の筒状体25から栓体2
6を取り外すことができるため、外部から吸気筒19,
空間部Aにクリームや異物等が入り込んでもアタツチメ
ント23から吸気筒19に水を流し入れて吸気筒19,
空間部Aを簡単に洗浄することができる。したがつて、
吸引器内が清潔な状態に維持され、モータ4を常に正常
な状態で作動させることができ、モータ4の寿命が長く
なる。また、アタツチメント23を使用に応じて取り換
えることにより、使用時の適用性が大幅に広がる。
皮膚を刺激するマツサージ効果により、血行がよくな
り、皮膚が美しくなるとともに、皮膚がすつきりしリフ
レツシユ感が得られる。また、吸気弁13aおよび排気
弁13bをゴム製の薄板状に形成して発生する音を小さ
くしていることに加えて、外装ケース1の底部側に防振
シート29を設け、吸気筒19の補強用のリブ20と上
側ケース1bとの間に防振用のゴムリング21を設けて
いるため振動が吸収され心地よく使用することができ
る。さらに、ポンプカバー18の筒状体25から栓体2
6を取り外すことができるため、外部から吸気筒19,
空間部Aにクリームや異物等が入り込んでもアタツチメ
ント23から吸気筒19に水を流し入れて吸気筒19,
空間部Aを簡単に洗浄することができる。したがつて、
吸引器内が清潔な状態に維持され、モータ4を常に正常
な状態で作動させることができ、モータ4の寿命が長く
なる。また、アタツチメント23を使用に応じて取り換
えることにより、使用時の適用性が大幅に広がる。
【0012】
【考案の効果】以上のように、この考案の吸引器は、吸
引手段として、いわゆるダイヤフラムポンプを利用して
おり、かつそれに用いる吸気弁および排気弁が弾性薄板
状に形成されている。したがつて、吸引力が美顔処理に
適した適正な強さになるとともに、使用時に発生する音
が静かになり、心地よく美顔処理を行うことができる。
また、弾性板を上下から挟持固定する一対の固定材のう
ちの下側の固定材に穿設された穴部の穴壁を下方に延ば
して形成された筒状体に、栓体が着脱自在に取り付けら
れている。したがつて、吸引時に、吸引器の内部にクリ
ームや異物等が入り込んでも、上記筒状体から栓体を取
り外し、吸引器内に水を流し入れて簡単に内部を洗浄す
ることができるため、吸引器を衛生的な状態に維持する
ことができ、吸引器の寿命を延ばすことができる。
引手段として、いわゆるダイヤフラムポンプを利用して
おり、かつそれに用いる吸気弁および排気弁が弾性薄板
状に形成されている。したがつて、吸引力が美顔処理に
適した適正な強さになるとともに、使用時に発生する音
が静かになり、心地よく美顔処理を行うことができる。
また、弾性板を上下から挟持固定する一対の固定材のう
ちの下側の固定材に穿設された穴部の穴壁を下方に延ば
して形成された筒状体に、栓体が着脱自在に取り付けら
れている。したがつて、吸引時に、吸引器の内部にクリ
ームや異物等が入り込んでも、上記筒状体から栓体を取
り外し、吸引器内に水を流し入れて簡単に内部を洗浄す
ることができるため、吸引器を衛生的な状態に維持する
ことができ、吸引器の寿命を延ばすことができる。
【図1】この考案の一実施例の平面図である。
【図2】上記実施例の正面図である。
【図3】上記実施例の縦断面図である。
【図4】上記実施例の要部斜視図である。
【図5】上記実施例に用いる弾性板の平面図である。
【図6】弾性板が取り付けられた部分の図5におけるX
−X′断面図である。
−X′断面図である。
【図7】カバー部の略箱形部の底面図である。
【図8】弾性板が取り付けられた部分の図5におけるY
−Y′断面図である。
−Y′断面図である。
【図9】吸気弁の動作を説明する説明図である。
【図10】排気弁の動作を説明する説明図である。
【図11】吸気弁の動作を説明する説明図である。
【図12】排気弁の動作を説明する説明図である。
【図13】吸気弁の動作を説明する説明図である。
【図14】排気弁の動作を説明する説明図である。
【図15】吸気弁の動作を説明する説明図である。
【図16】排気弁の動作を説明する説明図である。
1 外装ケース 2 カバー部 4 モータ 5 回転軸 6a 偏心部 8 支持体 9 弾性板 11 凸部 11a 凹部 12a,12b 貫通穴 13a 吸気弁 13b 排気弁 16 吸気孔 18 ポンプカバー 19 吸気筒 24 穴部 25 筒状体 26 栓体 28a,28b 溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 中空の外装ケースの内部にモータを配設
し、このモータの回転軸に偏心軸を連結し、この偏心軸
に支持リングを遊嵌し、この支持リングの下端を、弾性
板の上面に設けられた凸部の中央部に連結し、この弾性
板の端部に2個の貫通穴を穿設するとともに、この両貫
通穴から上記凸部の下面に形成された凹部にかけてそれ
ぞれ溝部を設け、一方の貫通穴に上下に移動しうる弾性
薄板状の吸気弁を設け、他方の貫通穴に上下に移動しう
る弾性薄板状の排気弁を設け、上記弾性板の凸部を開放
しかつ上記弾性板の凹部の溝部の部分以外の部分を密封
した状態で、上記弾性板の縁部を上下一対の固定材で挟
持固定し、上記一対の固定材のうち上側の固定材の上記
吸気弁の上面に対応する部分から上方に向けて、上記吸
気弁で開閉される穴部を有する吸気筒を延設してその先
端部を上記外装ケースの上面から外部に突出させ、下側
の固定材に穴部を穿設し、この穴部の穴壁を下方に延ば
して外部と連通する筒状体を形成し、この筒状体に着脱
自在に栓体を取り付け、上記排気弁に対応する固定材の
部分に、この排気弁が上方に位置した時に開いた状態に
なり、排気弁が下方に位置した時に閉じた状態になる吐
出路を設けたことを特徴とする吸引器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672391U JP2555943Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 吸引器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672391U JP2555943Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 吸引器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537234U JPH0537234U (ja) | 1993-05-21 |
JP2555943Y2 true JP2555943Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=14172661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9672391U Expired - Fee Related JP2555943Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 吸引器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555943Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10857063B2 (en) | 2013-09-23 | 2020-12-08 | Novoluto Gmbh | Stimulation device |
US12090110B2 (en) | 2015-03-13 | 2024-09-17 | Novoluto Gmbh | Stimulation device having an appendage |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19900642C2 (de) * | 1998-01-14 | 2003-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Apparat zur Gesichtspflege |
TW558982U (en) | 1998-10-26 | 2003-10-21 | Matsushita Electric Works Ltd | Facial aesthetic treatment apparatus |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP9672391U patent/JP2555943Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10857063B2 (en) | 2013-09-23 | 2020-12-08 | Novoluto Gmbh | Stimulation device |
US11090220B2 (en) | 2013-09-23 | 2021-08-17 | Novoluto Gbhh | Stimulation device |
US11103418B2 (en) | 2013-09-23 | 2021-08-31 | Novoluto Gmbh | Stimulation device |
US12090110B2 (en) | 2015-03-13 | 2024-09-17 | Novoluto Gmbh | Stimulation device having an appendage |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537234U (ja) | 1993-05-21 |
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