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JP2553219Y2 - 接続端子 - Google Patents

接続端子

Info

Publication number
JP2553219Y2
JP2553219Y2 JP1991021863U JP2186391U JP2553219Y2 JP 2553219 Y2 JP2553219 Y2 JP 2553219Y2 JP 1991021863 U JP1991021863 U JP 1991021863U JP 2186391 U JP2186391 U JP 2186391U JP 2553219 Y2 JP2553219 Y2 JP 2553219Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating layer
copper plating
terminal
terminal body
connection terminal
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP1991021863U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04111152U (ja
Inventor
克美 松本
恵一郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Sanwa Tekki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Sanwa Tekki Corp filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP1991021863U priority Critical patent/JP2553219Y2/ja
Publication of JPH04111152U publication Critical patent/JPH04111152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553219Y2 publication Critical patent/JP2553219Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高圧送電線等のアルミニ
ウム又はアルミニウム合金からなる電線を受変電設備等
に接続する継手として好適の接続端子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高層ビル等において使用する電力
用高圧送電線には、電線重量を軽減するためにアルミニ
ウム又はアルミニウム合金が使用されている。一方、こ
のような高圧送電線から供給される電力を受電し、変圧
する変圧器においては、ブスバー等の導体部分に銅が使
用されている。このため、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金からなる電線と変圧器の銅製の導体部分とをその
まま接続すると、相互間のエネルギー準位の差により接
続部分に電気的腐食(以下、電食という)が発生する。
【0003】そこで、予め端子本体の接続面に銅板又は
銅メッキ層を設けることにより、電食を防止した接続端
子が種々提案されている。
【0004】図7は従来の圧縮接続端子を示す斜視図で
ある。アルミニウム製の端子本体11は立方体状をな
し、その長手方向の一端部にスリーブ12が連結されて
いる。このスリーブ12は円筒状をなし、その筒内に電
線が圧縮固定されるようになっており、このスリーブ1
2を介して電線と端子本体11とが相互に電気的に接続
される。そして、端子本体11の接続面には、はんだ1
3により銅板14が接合されている。
【0005】図8は実公昭60−13178号に開示さ
れた従来の圧縮接続端子を示す斜視図である。この端子
においては、銅板をはんだ付けする替わりに、アルミニ
ウム製の端子本体11の全面に銅メッキ層15が形成さ
れている。
【0006】図9は実公平1−40128号及び実公平
2−3259号に開示された従来の圧縮接続端子を示す
斜視図である。この場合、端子本体11に前処理を施す
ことにより、端子本体11の接続面にのみ下地層16が
形成されており、この下地層16の表面に銅メッキ層1
7が形成されている。
【0007】なお、図7乃至図9においては、銅板14
及び銅メッキ層15,17の表面から端子本体11を貫
通する複数個のボルト孔が設けられていて、このボルト
孔にボルトを挿入し、このボルトを固定することによ
り、圧縮接続端子を所定の部材に接続することができ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接続端子には以下に示す問題点がある。
【0009】先ず、端子本体の接続面に銅板14をはん
だ付けした接続端子においては、はんだ付けが物理的な
接合方法であるため、銅板14の平坦度及び接合時の加
圧条件に応じてその接合状態が異なると共に、はんだ付
け時に溶融はんだ中の介在物及び気泡により残渣が生
じ、この残渣により端子本体11と銅板14との境界部
には未接合部分が残存する。このため、端子本体11と
銅板14との間の接合強度が不十分であるので、銅板1
4が端子本体11から剥離し、送電又は受電ができなく
なる虞がある。
【0010】また、端子本体11の全面に銅メッキ層1
5を形成した接続端子は、銅メッキ液の消費量が多いた
め、接続端子の製造コストが高く、実生産上、好ましく
ない。一方、端子本体11の接続面にのみ銅メッキ層1
7を形成した接続端子は、製造コストを低減できるもの
の、端子本体11と銅メッキ層17とが実質的に平行に
接合されているため、曲げ応力が負荷されると、境界部
分に引張応力が生じ、これにより端子本体11から銅メ
ッキ層17が剥離する場合がある。このため、接続端子
を屋外等で使用した場合、風力等により曲げ応力が負荷
されると、銅メッキ層17が剥離し、送電又は受電がで
きなくなる。
【0011】本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、銅メッキ層の剥離を防止できると共に、製
造コストを低減できる接続端子を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願考案に係る接続端子
は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されその
一端面から導体が延びる端子本体と、この端子本体の接
続面及びその前記一端面の反対側の端面にのみ形成され
た銅メッキ層とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本考案においては、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金からなる端子本体の接続面の外に、端子本体の
導体接続端面と反対側の端面にも銅メッキ層が形成され
ている。このため、この端子本体に対し、その長手方向
(導体が延びる方向)に曲げ応力が負荷され、銅メッキ
層と端子本体との間に銅メッキ層を剥離する方向の応力
が作用しても、前記反対側の端面に形成された銅メッキ
層により銅メッキ層と端子本体との間に剥離限界応力を
超える応力が作用することが防止される。従って、銅メ
ッキ層が端子本体から剥離することが回避される。
【0014】なお、銅メッキ層はメッキにより端子本体
の接続面に化学的に接合されるため、銅板をはんだ付け
する従来の接続端子とは異なって未接合部分が存在する
ことはなく、端子本体と銅メッキ層との間の接合強度が
高い。
【0015】また、銅メッキ層は端子本体の接続面及び
前記反対側の端面にのみ形成されているため、端子本体
の全面に銅メッキを施す従来の接続端子に比して、銅メ
ッキ液の消費量を低減でき、その製造コストを大幅に低
減することができる。
【0016】このような銅メッキ層は、以下に示すよう
にして形成することができる。即ち、端子本体の銅メッ
キ層を形成しない部分を樹脂等によりマスクした後、こ
のマスクを設けた端子本体をメッキ浴に浸漬する。これ
により、端子本体の所定の部分に銅メッキ層を選択的に
形成することができる。
【0017】
【実施例】次に、本考案の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0018】図1は本考案の実施例に係る圧縮接続端子
を示す斜視図、図2は図1の破線部Aにおける部分拡大
側面図である。
【0019】アルミニウム製の端子本体1は立方体状を
なし、その長手方向の一端面にスリーブ2が連結されて
いる。このスリーブ2は円筒状をなし、その筒内に電線
が圧縮固定されるようになっており、このスリーブ2を
介して電線と端子本体1とが相互に電気的に接続され
る。そして、端子本体1の接続面及び端子本体1の長手
方向の他端面、即ちスリーブ2が連結された一端面の反
対側の端面(以下、他端面という)には、下地層3が形
成されており、この下地層3の表面に銅メッキ層4が形
成されている。更に、銅メッキ層4の表面には錫メッキ
層(又は銀メッキ層)5が形成されている。
【0020】なお、銅メッキ層4の表面から端子本体1
を貫通する複数個のボルト孔が設けられていて、このボ
ルト孔にボルトを挿入し、このボルトを固定することに
より、圧縮接続端子を所定の部材に接続することができ
る。例えば、1対の圧縮接続端子を相互接続する場合、
その接続面を対向させてボルトにより固定する。
【0021】このように構成される圧縮接続端子におい
ては、端子本体1の接続面から前記他端面にまで延びる
ように銅メッキ層4が形成されているため、この端子本
体1の長手方向に曲げ応力が負荷されて銅メッキ層4を
剥離する方向の応力が作用しても、この応力が銅めっき
層4の剥離限界応力を超えることを防止できる。このた
め、銅メッキ層4が端子本体1から剥離することを回避
できる。また、銅メッキ層4は端子本体1の接続面及び
特定の端面にのみ形成されているため、端子本体1の全
面に銅メッキを施す従来の圧縮接続端子に比して、銅メ
ッキ液の消費量を低減でき、その製造コストを大幅に低
減することができる。
【0022】次に、実際に本実施例に係る圧縮接続端子
を製造し、その耐剥離性を従来のものと比較した結果に
ついて説明する。
【0023】先ず、端子本体1の接続面及び前記他端面
に塩化第一銅を塗布し、これをオーブン炉内で焼成する
ことにより、下地層3を形成した。次に、樹脂により端
子本体1のメッキ不要部分をマスキングした後、この端
子本体1を硫酸銅浴に浸漬し、液温が25℃、電流密度
が2A/dm2 の条件にて銅メッキを施すことにより、
下地層3の表面に銅メッキ層4を形成した。その後、端
子本体1のマスキングを除去した。このようにして、本
実施例に係る圧縮接続端子を製造した。
【0024】また、下地層、銅メッキ層及び錫メッキ層
の形成部分が異なること以外は、実施例と同様にして、
図9に示す従来の圧縮接続端子を製造した。なお、図3
及び図4に示すように、実施例及び従来例に係る圧縮接
続端子はその長手方向の長さをLとした。
【0025】上述の実施例及び従来例に係る圧縮接続端
子について、夫々曲げ角度及び曲げ半径を変化させて屈
曲させ、その耐剥離性を調べた。その結果を図5及び図
6に示す。なお、図5は本実施例を示すものであり、図
6は従来例を示すものであって、図中において、剥離が
ない場合を○で示し、剥離がある場合を×で示した。
【0026】この図5及び図6から明らかなように、本
実施例に係る圧縮接続端子は種々の曲げ角度及び曲げ半
径で屈曲させても、端子本体から銅メッキ層が剥離する
ことはなく、耐剥離性が優れていた。また、この圧縮端
子に所定のヒートサイクル試験を行なっても、特に異常
はなかった。
【0027】一方、従来の圧縮接続端子は曲げ半径をL
/2πにし、曲げ角度を180°にすると、端子本体の
接続面の端部にて、端子本体と銅メッキ層との境界部分
が剥離した。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、銅
メッキ層をアルミニウム又はアルミニウム合金からなる
端子本体の接続面及び導体が連結された端面の反対側の
端面(他端面)に形成するから、端子本体の長手方向に
曲げ応力が負荷されても、銅メッキ層が端子本体から剥
離することを防止できる。従って、本考案に係る接続端
子は高品質であって、屋外等においても長期間安定して
使用することができる。
【0029】また、銅メッキ層は端子本体の接続面及び
前記他端面にのみ形成するから、その製造コストを大幅
に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る圧縮接続端子を示す斜視
図である。
【図2】図1の破線部Aにおける部分拡大側面図であ
る。
【図3】本実施例に係る圧縮接続端子を示す斜視図であ
る。
【図4】従来例に係る圧縮接続端子を示す斜視図であ
る。
【図5】本実施例に係る圧縮接続端子の耐剥離性を示す
グラフ図である。
【図6】従来例に係る圧縮接続端子の耐剥離性を示すグ
ラフ図である。
【図7】従来の圧縮接続端子を示す斜視図である。
【図8】従来の圧縮接続端子を示す斜視図である。
【図9】従来の圧縮接続端子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11;端子本体 2,12;スリーブ 3,16;下地層 4,15,17;銅メッキ層 5;錫メッキ層 13;はんだ 14;銅板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−123658(JP,A) 特開 昭55−17954(JP,A) 特開 昭55−11128(JP,A) 特開 昭53−122790(JP,A) 特開 昭54−75585(JP,A) 特開 昭55−49875(JP,A) 実開 昭56−78175(JP,U) 実開 平4−59071(JP,U) 実開 平2−98775(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金で形
    成されその一端面から導体が延びる端子本体と、この端
    子本体の接続面及びその前記一端面の反対側の端面に
    形成された銅メッキ層とを有することを特徴とする接
    続端子。
JP1991021863U 1991-03-11 1991-03-11 接続端子 Expired - Fee Related JP2553219Y2 (ja)

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JP1991021863U JP2553219Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 接続端子

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JPH04111152U JPH04111152U (ja) 1992-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5549875A (en) * 1978-10-04 1980-04-10 Sumitomo Electric Industries Aluminum terminal and method of manufacturing same

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JPH04111152U (ja) 1992-09-28

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