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JP2550038Y2 - 建築用電動開閉体の安全装置 - Google Patents

建築用電動開閉体の安全装置

Info

Publication number
JP2550038Y2
JP2550038Y2 JP1991050432U JP5043291U JP2550038Y2 JP 2550038 Y2 JP2550038 Y2 JP 2550038Y2 JP 1991050432 U JP1991050432 U JP 1991050432U JP 5043291 U JP5043291 U JP 5043291U JP 2550038 Y2 JP2550038 Y2 JP 2550038Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference value
rotation speed
pulse
motor
opening
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP1991050432U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04134397U (ja
Inventor
晃 古谷野
耕平 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP1991050432U priority Critical patent/JP2550038Y2/ja
Publication of JPH04134397U publication Critical patent/JPH04134397U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550038Y2 publication Critical patent/JP2550038Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の出入り口や窓
に取付けられる電動シヤツター等の建築用電動開閉体の
安全装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
建築用電動開閉体においては、障害物検知に基づいて開
閉体(電動モータ)の開閉作動を自動的に停止させる安
全装置を設けることが望ましく、そして安全装置として
は、開閉体と障害物との接当に伴つて変動するモータ負
荷が予め設定される基準値を越えたか否かの判断に基づ
いて障害物検知を行うものが知られている。しかるに上
記モータ負荷は、開閉体の重量、電源環境、施工誤差、
ノイズ等でも変動するものであるため、汎用の基準値を
設定することは事実上不可能であり、このため現場毎に
面倒な基準値設定を行わなければならないという不都合
があつた。そこで、施工後の初回の開閉作動時に検出し
たモータ負荷(パルス)に基づいて自動的に基準値を設
定することが考えられるが、初回のみの基準値設定で
は、経時変化(シヤツタースラツトの変形等)に伴つて
モータ負荷が変動した場合に基準値が対応しなくなる惧
れがあるため、障害物検知の検知精度が低下したり、障
害物が存在しないにも拘らず突然開閉作動が停止する等
の不具合が生じる可能性がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑み、これらの欠点を一掃することができる建築用
電動開閉体の安全装置を提供することを目的として創案
されたものであつて、開閉体を開閉作動せしめる電動モ
ータに、モータ駆動に対応したパルスを発生するパルス
発生装置を連動連結すると共に、電動モータの駆動制御
をするモータ駆動制御部には、パルス発生装置の発生パ
ルスと予め設定される基準値との比較に基づいて異常の
発生を判断する異常判断手段を設けてなる建築用電動開
閉体において、前記モータ駆動制御部に、初回の開閉作
動時に発生したパルスに基づいて自動的に基準値を設定
する基準値自動設定手段と、二回目以降の開閉作動時に
発生したパルスに基づいて基準値を補正する基準値補正
手段とを設けたことを特徴とするものである。そして本
考案は、この構成によつて、経時変化にも対応するべく
基準値を補正して障害物検知の検知精度を向上させると
共に、検知異常による不作動等の不具合も確実に防止で
きるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は電動シヤツターのシヤツタ
ーカーテンであつて、該シヤツターカーテン1は、電動
モータ2の正逆駆動に伴う巻胴3の巻取、巻戻作動によ
り、開口部左右両側に立設されるガイドレール4に沿つ
て上下昇降することで開口部を開閉するが、これらの基
本構成は何れも従来通りである。
【0005】一方、5は前記電動モータ2のモータ軸に
連動連結される交流式のタコジエネレータ(速度発電
機)であつて、該タコジエネレータ5は、電動モータ2
の駆動に伴う発電作動により交流電圧を発生するが、該
交流電圧は、交流電圧を半波整流する整流回路と、半波
整流された脈流を基準電圧と比較して最高振幅の矩形波
に変換する比較回路と、矩形波の一周期において発生す
る基準パルスをカウントするカウント回路とを備える信
号変換回路6を介して後述する制御部7にカウント値と
して入力されるようになつている。
【0006】前記制御部7は、所謂マイクロコンピユー
タからなり、シヤツター制御盤8内のシヤツター制御回
路に設けられるが、このものは、前記タコジエネレータ
5、三点押釦スイツチPBU、PBS、PBD、上限お
よび下限リミツトスイツチLSU、LSD等の信号を入
力し、これら入力信号に基づく判断によつて、前記電動
モータ2、電気錠9、モニタランプ10、警報ブザー1
1等に対して作動信号を出力するようになつている。
【0007】次に、制御部7の制御手順を第3図〜第8
図に示すフローチヤートに基づいて説明する。制御部7
のメイン制御は、前記上昇および下降用押釦スイツチP
BU、PBDの操作に基づいて電動モータ2を正逆駆動
させることによりシヤツターカーテン1を昇降作動せし
めると共に、該昇降作動を、停止用押釦スイツチPBS
の操作や、上限および下限リミツトスイツチLSU、L
SDの作動に基づいて停止するものであるが、昇降作動
中には基準値設定制御、基準値補正制御および異常判断
制御を行ない、そして異常判断制御において異常である
と判断された場合には異常処理制御を行う一方、停止状
態においては基準値変更制御を行うようになつている。
【0008】上記基準値設定制御では、まず上昇作動で
あるか否か、基準値が未設定であるか否か、さらには全
閉もしくは全開位置からの作動であるか否かが連続的に
判断されることになる。即ち、基準値の設定は、電源投
入後、初回の上昇作動もしくは下降作動が全区間作動
(全閉→全開もしくは全開→全閉)である場合に、上昇
作動、下降作動においてそれぞれ別々に行われるように
なつている。そして上記条件を満たす場合は、モータ起
動時の不安定な回転数に基づいた設定を避けるべくT1
時間(実施例では0.5秒)待機した後、前記カウント
値に基づいて電動モータ2の最低回転数、最高回転数、
回転数最大変動値の検出が行われることになるが、シヤ
ツターカーテン1の昇降作動が全開もしくは全閉位置ま
で達することなく停止した場合には基準値の設定を中止
するようになつており、一方、全開もしくは全閉位置ま
で達した場合には、検出した最低回転数、最高回転数、
回転数最大変動値にそれぞれ所定の常数a1〜a3を乗
じて基準値を設定するようになつている。
【0009】一方、上記基準値設定制御に続く基準値補
正制御は、基準値が既に設定されている状態でのみ行わ
れるようになつており、そして基準値設定制御と同様に
電動モータ2の最低回転数、最高回転数、回転数最大変
動値を検出して基準値の算出を行うが、該制御では、今
回算出した仮の基準値と現在使用中の基準値とを比較
し、そして仮の基準値が現在使用中の基準値よりも基準
緩和方向の値であると判断した場合には基準値を今回算
出した基準値に補正するようになつている。即ち、シヤ
ツターカーテン1が時間の経過に伴つて延びる等の経時
変化に基づいて電動モータ2の最低回転数、最高回転
数、回転数最大変動値が変動した場合に、この変動を吸
収することによつて後述する異常判断制御における誤つ
た異常判断を確実に防止するようになつている。
【0010】続いて異常判断制御においては、まず、モ
ータ起動からT2時間(実施例では0.5秒)後に正常
なカウント値が入力されるか否かが判断され、ここでカ
ウント値の入力がない場合には電動モータ2の起動異常
であると判断してメイン制御に復帰するが、電動モータ
2が正常に起動した場合には、電動モータ2の最低回転
数、最高回転数、回転数最大変動値がそれぞれの基準値
を越えたか否かが判断されることになり、そして何れか
がYESと判断された場合には、異常であると判断して
メイン制御に復帰するようになつている。つまり、最低
回転数が基準値を越えた場合には、シヤツターカーテン
1と障害物の接当に伴うモータ回転数の低下であると判
断し、最高回転数が基準値を越えた場合には、シヤツタ
ーカーテン1を作動方向に人為的に押し引きしたのに伴
うモータ回転数の増大であると判断し、また回転数最大
変動値が基準値を越えた場合には、上記両異常も含めた
何らかの異常に伴う回転数変動であると判断するように
なつている。
【0011】そして、上記異常判断制御において異常で
あると判断された場合に行われる異常処理制御では、直
ちに電動モータ2の停止および警報が行われるが、最低
回転数が基準値を越えた場合、つまり障害物による異常
であると判断された場合には、これが下降作動時であれ
ば、T3時間(実施例では0.5秒)後に電動モータ2
を上昇側に駆動してシヤツターカーテン1を退避上昇せ
しめると共に、T4時間(実施例では5秒)後に退避作
動を停止させるようになつている。また、各異常の発生
に伴つて警報作動する警報ブザー11は、停止用押釦ス
イツチPBSが操作されるまでは警報作動状態を維持す
るようになつている。
【0012】さらに、基準値変更制御は、前記基準値設
定制御において最低回転数、最高回転数、回転数最大変
動値にそれぞれ乗ぜられる常数の変更(感度調整)、初
期値の再セツト、初期値の消去等を行うものであるが、
その操作は全て押釦スイツチPBU、PBS、PBDに
おいて行うことができるようになつている。
【0013】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、シヤツターカーテン1が障害物に接当した場合に
は、タコジエネレータ5の発電作動により検出されるモ
ータ回転数の低下に基づいて異常と判断して電動モータ
2を停止させることになるが、上記異常判断において検
出モータ回転数と比較される基準値は、初回の開閉作動
において検出されたモータ回転数に基づいて設定された
後、経時変化に伴うモータ回転数の変動に基づいて補正
されることになる。
【0014】この様に、本考案にあつては、シヤツター
カーテン1の開閉作動を阻害する障害物の存在を検知し
て開閉作動を停止するものであるが、上記障害物を検知
するための異常判断においてモータ回転数と比較される
基準値は、初回の開閉作動において検出されたモータ回
転数に基づいて設定された後、経時変化に伴つてモータ
回転数が変動した場合には適宜補正されることになる。
即ち、シヤツターカーテン1が延びる等の経時変化が仮
令生じたとしても、常に対応する基準値に基づいて異常
判断を行えることになり、この結果、障害物検知の検知
精度を著しく向上させることができる許りか、誤つた異
常判断によつて開閉作動が意味もなく突然停止してしま
う等の不具合も確実に防止することができる。
【0015】しかも、実施例においては、基準値を基準
緩和方向にのみ補正するので、タコジエネレータ5の出
力信号のバラツキに基づいて殊更狭い基準値を設定して
しまうようなことがなく、このため、誤つた異常判断に
基づいた作動停止をさらに確実に防止することができ
る。
【0016】尚、本考案は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えばパルス発生装置
はタコジエネレータに限定されず、光学式エンコーダ等
を用いてもよい。また、前記実施例においては、基準値
の補正を基準緩和方向のみに行うが、基準値の補正を両
方向に行うようにしてもよい。またさらに、前記実施例
では、算出基準値が一回でも基準緩和方向に変化すると
基準値の補正を実行するが、所定回数同じ変化を確認し
た場合のみ基準値の補正を実行するようにしてもよい。
【0017】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、モータ駆動速度に対応したパルス
と基準値との比較に基づいて異常の発生を判断するもの
でありながら、上記基準値は、初回の開閉作動時に発生
したパルスに基づいて自動的に設定されると共に、二回
目以降の開閉作動時に発生したパルスに基づいて自動的
に補正されることになる。つまり、経時変化に伴つてモ
ータ負荷が変動したとしても、これに対応するべく常に
基準値が補正されることになる。従つて、常に現状に対
応した基準値に基づいた異常判断が行えることとなり、
この結果、障害物検知の検知精度を著しく向上させるこ
とができる許りでなく、障害物が存在しないにも拘らず
突然開閉作動が停止する等の不具合も確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用電動シヤツターの正面図である。
【図2】シヤツター制御回路を示す回路図である。
【図3】メイン制御を示すフローチヤートである。
【図4】基準値設定制御を示すフローチヤートである。
【図5】基準値補正制御を示すフローチヤートである。
【図6】異常判断制御を示すフローチヤートである。
【図7】異常処理制御を示すフローチヤートである。
【図8】設定値変更制御を示すフローチヤートである。
【図9】作用を示す波形図である。
【符号の説明】
1 シヤツターカーテン 2 電動モータ 5 タコジエネレータ 7 制御部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体を開閉作動せしめる電動モータ
    に、モータ駆動に対応したパルスを発生するパルス発生
    装置を連動連結すると共に、電動モータの駆動制御をす
    るモータ駆動制御部には、パルス発生装置の発生パルス
    と予め設定される基準値との比較に基づいて異常の発生
    を判断する異常判断手段を設けてなる建築用電動開閉体
    において、前記モータ駆動制御部に、初回の開閉作動時
    に発生したパルスに基づいて自動的に基準値を設定する
    基準値自動設定手段と、二回目以降の開閉作動時に発生
    したパルスに基づいて基準値を補正する基準値補正手段
    とを設けたことを特徴とする建築用電動開閉体の安全装
    置。
JP1991050432U 1991-06-03 1991-06-03 建築用電動開閉体の安全装置 Expired - Fee Related JP2550038Y2 (ja)

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