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JP2549790B2 - 塗料配管内沈着物の除去用組成物 - Google Patents

塗料配管内沈着物の除去用組成物

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Publication number
JP2549790B2
JP2549790B2 JP4005567A JP556792A JP2549790B2 JP 2549790 B2 JP2549790 B2 JP 2549790B2 JP 4005567 A JP4005567 A JP 4005567A JP 556792 A JP556792 A JP 556792A JP 2549790 B2 JP2549790 B2 JP 2549790B2
Authority
JP
Japan
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paint
composition
weight
cleaning
parts
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4005567A
Other languages
English (en)
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JPH05185045A (ja
Inventor
裕之 三友
博明 中田
幸久 小林
仁司 滝上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakuto Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Hakuto Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakuto Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Hakuto Co Ltd
Priority to JP4005567A priority Critical patent/JP2549790B2/ja
Publication of JPH05185045A publication Critical patent/JPH05185045A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両、各種機器等の大
型塗装工場において、塗料調合室を設置して、ここから
塗料を吹き付け室へ圧送する配管、又循環する塗料循環
供給装置の塗料配管において、該配管内に固着した塗
料、顔料、塵芥等の沈着物を効果的に除去、洗浄する組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗料循環供給装置の塗料配管内に残留固
着した沈着物は、時には循環する塗料に連動して被塗装
物の表面に付着し、塗装不良を生じ、その修復には多大
な時間とコストを必要とする。その為、該工場では塗料
配管を定期的にあるいは必要に応じて洗浄するのが一般
的である。この場合の洗浄方式としては、洗浄用シンナ
ーを2〜4週間循環し洗浄する方式や、高圧水洗方式、
ピグ洗浄方式等が行われてきたが、洗浄効果が不充分で
あったり、該配管は長く、かつ曲折部も多く、配管の耐
圧性も必要なため、適用箇所が限られている。又、塩素
系溶剤にアミン類、有機酸類を混合して循環させる方法
が知られているが、配管中の固着塗料の剥離が充分に行
われず洗浄効果は充分でなかった。また同様な化学的な
洗浄方法として、強アルカリ溶液を過熱循環して、塗料
を除去する方式も用いられることがある(特開昭63−
256163号公報)が、洗浄液が強アルカリ液であ
り、しかも高温で処理しないと塗料除去効果が十分に発
揮されないため、加熱設備が必要となり、更に高温高濃
度アルカリ溶液は非常に人体に危険であり、液が漏れた
時には大きな事故につながる危険性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、このよ
うな従来の塗料配管洗浄方法の欠点を改善し、安全にか
つ効率よく洗浄を行うための組成物、及びその洗浄方法
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、塗料配管
内に付着した塗料、顔料、塵芥等の沈着物を効果的に除
去、洗浄する方法について鋭意研究を重ねた結果、メチ
レンクロライドにギ酸を加え、これに更にHLBが8〜
12の非イオン性界面活性剤を加えることにより固着塗
料の剥離がよくなり、塗料配管の洗浄力が大幅に改善さ
れることを見いだし、本発明をなすに至った。
【0005】すなわち本発明は、塩化メチレン60〜9
3重量部、ギ酸4〜20重量部、HLB8〜12の非イ
オン性界面活性剤3〜12重量部を主有効成分として含
有してなる塗料配管内沈着物の除去用組成物に関するも
のである。また、前記組成物を用い、0.1〜5m/s
ecの流速で塗料配管内沈着物を除去する方法に関す
る。
【0006】本発明で用いるメチレンクロライドは、6
0〜93重量部、好ましくは65〜90重量部の範囲で
配合される。メチレンクロライドが60重量部未満で
は、塗料配管内の沈着物の除去効果が十分に行われな
い。
【0007】ギ酸は、沈着物の除去促進効果を有してお
り、組成物全量に基づき2〜20重量部、好ましくは5
〜15重量部を配合する。ギ酸を20重量部以上配合し
ても、除去効果の向上は顕著でなく、又、2重量部未満
ではその効果が十分に発揮されない。
【0008】HLB8〜12の非イオン性界面活性剤
は、メチレンクロライドとギ酸との相溶性を高めると共
に、固着塗料と配管面の間、及び更に固着塗料の塊の中
に浸透し、剥離を促進する効果がある。HLBが8〜1
2の非イオン性界面活性剤は、浸透性の強さや塗料剥離
効果から選ばれたもので、HLBが8より小さい、ある
いは12より大きいものは固着塗料の剥離効果が充分に
発揮されない。このHLB8〜12の非イオン性界面活
性剤は、組成物全量に基づき3〜12重量部、好ましく
は5〜10重量部配合する。非イオン性界面活性剤の配
合量が3重量部より少量では十分その効果が発揮され
ず、また12重量部より多量では除去効果の向上は顕著
とならないので経済的に不利である。界面活性剤のHL
B値は、界面活性剤分子中の親水基と親油基(疎水基)
とのバランスで定義された値であり、HLBが低いもの
は親油性(疎水性)であり、HLBが高くなる程親水性
が増してくる。HLBの値は、分子中の親水基、親油基
の数から計算で求めることが出来、実験的には一定の油
に対する乳化効率の測定から求めることが出来る(吉田
時行ら共編、「界面活性剤ハンドブック」234頁、工
学図書株式会社刊(1987)、北原文雄ら共編、「界
面活性剤」25頁、講談社サイエンティク刊(199
0))。
【0009】HLB8〜12の非イオン性界面活性剤と
しては、例えば、プロピレングリコール、高級アルコー
ル、アルキルフェノール、高級脂肪酸、高級脂肪酸アミ
ド、油脂等のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド等のアルキレンオキサイド付加物、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイド共
重合物、ソルビタンエステル等が挙げられる。
【0010】本発明の組成物における水は必須な成分で
はなく、市販されているギ酸が通常水溶液であるため、
ギ酸水溶液を配合することにより結果として組成中に含
まれてくる。
【0011】また本発明の組成物に、ギ酸水溶液をメチ
レンクロライドに相溶させるための可溶化剤としての低
級アルコールや、増粘剤としてのエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、その他防食剤等を適量配合
することもしばしば有効であり、本発明になんら制限を
加えるものではない。
【0012】本組成物を用い、塗料配管内の沈着物を除
去、洗浄するにあたっては、循環装置を用いて、本組成
物を循環して行う。この循環装置としては、該配管より
除去されてくる塗料や塵芥等の沈着物が再循環する事を
防ぐ意味よりストレーナを設置するのが好ましい。
【0013】本組成物の循環時間は、該塗料配管系の設
備状況、配管内の汚れ具合等を考慮して、適宜決定され
るが、通常は5〜24時間である。この間ストレーナは
適宜取り替え、その汚れ具合により洗浄時間を決定する
のが普通である。また、該塗料配管の汚れが著しい場合
は、本組成物を適宜入れ替えつつ行うとよい。なお循環
は通常0.1〜5m/secの流速で、好ましくは1〜
3m/secの流速で行うと良い。0.1〜5m/se
cより遅い時は剥離物の除去が不十分となり、5m/s
ecより速い流速は設備コストの面から不利である。本
組成物の循環により、該配管等の沈着物は除去、洗浄さ
れるのでその後、洗浄シンナー次いで希釈用シンナーを
用いて該塗料配管内を循環して復旧する。
【0014】また、塗料配管によっては、沈着物の下部
等の錆除去や、塗料配管内付着沈着物中の無機成分を除
去する目的で、本組成物による洗浄後、酸による洗浄が
有効である場合がある。この場合は公知の方法により、
酸洗浄工程、中和工程、防錆工程、次いで水置換工程を
経た後、洗浄シンナー及び希釈用シンナーを循環して復
旧することになる。
【0015】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細にを
説明する。なお、この例においては次の非イオン性界面
活性剤を用いた。 非イオン性界面活性剤1: HLBが10であるポリエ
チレンオキサイド/ポリプロピレンオキサイド共重合
(ブロック重合)型非イオン性界面活性剤(旭電化工業
株式会社より市販されている「プルロニックL−64」
(商品名))。 非イオン性界面活性剤2: HLBが11であるノニル
フェノールエトキシレート型非イオン性界面活性剤(旭
電化工業株式会社より市販されている「アデカトールN
P−660」(商品名))。
【0016】非イオン性界面活性剤3: HLBが8.
7であるポリオキシエチレングリコールオレート型非イ
オン性界面活性剤(旭電化工業株式会社より市販されて
いる「アデカエストールOEG−204」(商品
名))。 非イオン性界面活性剤4: HLBが6であるポリエチ
レン−ポリオキシプロピレン縮合物型非イオン性界面活
性剤(旭電化工業株式会社より市販されている「プルロ
ニックL−62」(商品名))。
【0017】非イオン性界面活性剤5: HLBが15
であるノニルフェノールエトキシレート型非イオン性界
面活性剤(旭電化工業株式会社より市販されている「ア
デカトールNP−760」(商品名))。 非イオン性界面活性剤6: HLBが13である第一級
直鎖アルコールエトキシレート型非イオン性界面活性剤
(旭電化工業株式会社より市販されている「アデカトー
ルLO−9」(商品名))。
【0018】処方1〜5(実施例)、6〜13(比較
例)に従い、塗料洗浄組成物を調整した。表1〜3にそ
の組成を示す。 表1 表2 表3
【0019】(固着塗料の洗浄テスト)自動車工場にお
いて、約10年間使用して塗料の固着している配管の一
部を切断して取り出した。テストチューブ寸法は、内径
1インチ×長さ500mmであった。実験室のテスト循
環装置(薬液保有量10L、循環量36L/分)に、こ
のテストチューブを接続し、組成物A〜Mをそれぞれ用
いて1.2m/secの流速で3時間循環した。テスト
チューブを取り外し、水道水を3L/分で2分間通した
後、テストチューブ内面の状態を観察した。結果を表4
に示した。 表4
【0020】
【発明の効果】本発明の塗料配管内の沈着物を除去する
ための組成物、及びその方法を用いる事により、塗料配
管内の固着した塗料、顔料、塵芥等の沈着物を効果的に
除去することが可能であり、その結果、該塗料配管を再
利用しても、塗装物表面に沈着物の付着による塗装不良
を発生することがなく、その修復に要する多大な時間と
コストを節約することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C11D 10/02 1:722 7:26 7:30) (72)発明者 小林 幸久 三重県四日市市別名6−6−9 伯東株 式会社四日市研究所内 (72)発明者 滝上 仁司 埼玉県狭山市新狭山2−14−10 伯東株 式会社狭山営業所内 (56)参考文献 特開 昭63−256163(JP,A) 特開 昭55−106580(JP,A) 特開 平2−200789(JP,A) 特公 平3−30640(JP,B2) 特公 昭62−25130(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化メチレン60〜93重量部、ギ酸4
    〜20重量部、HLB8〜12の非イオン性界面活性剤
    3〜12重量部を主有効成分として含有してなる塗料配
    管内沈着物の除去用組成物。
JP4005567A 1992-01-16 1992-01-16 塗料配管内沈着物の除去用組成物 Expired - Lifetime JP2549790B2 (ja)

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JPH05185045A JPH05185045A (ja) 1993-07-27
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