JP2546107B2 - ワッシャ加工供給方法及び装置 - Google Patents
ワッシャ加工供給方法及び装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワッシャ加工と供給を
連続して行なうワッシャ加工供給方法及び装置に関する
ものである。
連続して行なうワッシャ加工供給方法及び装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】ワッシャ加工に際しては、図８（ａ）に
示すように、リール（１）に巻き取ったフープ状樹脂製
薄板材（２）を順次、繰り出し、加工ポジションにて上
下パンチ（３）（４）によりドーナツ形状に打ち抜く。
上記打ち抜きに際しては、図８（ｂ）（ｃ）に示すよう
に、まず最初に薄板材（２）から同心円の内形（Ｗａ）
を打ち抜いて残りカス（２ａ）を落下・除去した後、薄
板材（２）を一定ピッチ送って、外形（Ｗｂ）を打ち抜
き、２段階でドーナツ状にワッシャ加工する。そして、
一定数のワッシャ（Ｗｏ）を容器に貯めると、次の組み
立て工程等へ移送し、１個ずつ選別して供給する。
示すように、リール（１）に巻き取ったフープ状樹脂製
薄板材（２）を順次、繰り出し、加工ポジションにて上
下パンチ（３）（４）によりドーナツ形状に打ち抜く。
上記打ち抜きに際しては、図８（ｂ）（ｃ）に示すよう
に、まず最初に薄板材（２）から同心円の内形（Ｗａ）
を打ち抜いて残りカス（２ａ）を落下・除去した後、薄
板材（２）を一定ピッチ送って、外形（Ｗｂ）を打ち抜
き、２段階でドーナツ状にワッシャ加工する。そして、
一定数のワッシャ（Ｗｏ）を容器に貯めると、次の組み
立て工程等へ移送し、１個ずつ選別して供給する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、ワッシャ加工する際、相異なるポジションにおい
て、内形（Ｗａ）の打ち抜き後に薄板材（２）を定ピッ
チ送って外形（Ｗｂ）を打ち抜いているため、薄板材
（２）の送りピッチが少しでもずれると、ドーナツ状の
内外形（Ｗａ）（Ｗｂ）が同心円とならず、外形中心
（Ｐｂ）に対して内形中心（Ｐａ）が偏心すること、
又、加工したワッシャ（Ｗｏ）を一旦、容器に貯めてか
ら逐次、選別して移送し、次工程へ供給しているため、
供給作業に手間が掛かる点である。
は、ワッシャ加工する際、相異なるポジションにおい
て、内形（Ｗａ）の打ち抜き後に薄板材（２）を定ピッ
チ送って外形（Ｗｂ）を打ち抜いているため、薄板材
（２）の送りピッチが少しでもずれると、ドーナツ状の
内外形（Ｗａ）（Ｗｂ）が同心円とならず、外形中心
（Ｐｂ）に対して内形中心（Ｐａ）が偏心すること、
又、加工したワッシャ（Ｗｏ）を一旦、容器に貯めてか
ら逐次、選別して移送し、次工程へ供給しているため、
供給作業に手間が掛かる点である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、方法として、
薄板材を定ピッチ送りし、所定ポジションで上下パンチ
により同心円の内外形同時に打ち抜いてドーナツ状にワ
ッシャ加工すると共に、加工したワッシャを一方のパン
チに仮チャックし、仮チャックしたワッシャをノックア
ウトピンによって取り外すと同時に連続して１個ずつチ
ャックして移送し、次工程へ自動供給することを特徴と
し、
薄板材を定ピッチ送りし、所定ポジションで上下パンチ
により同心円の内外形同時に打ち抜いてドーナツ状にワ
ッシャ加工すると共に、加工したワッシャを一方のパン
チに仮チャックし、仮チャックしたワッシャをノックア
ウトピンによって取り外すと同時に連続して１個ずつチ
ャックして移送し、次工程へ自動供給することを特徴と
し、
【０００５】又、装置として、定ピッチ送りされる薄板
材を所定ポジションで同心円の内外形同時に打ち抜いて
ドーナツ状にワッシャ加工すると共に、加工したワッシ
ャを一方のパンチに仮チャックする上下パンチと、仮チ
ャックしたワッシャを取り外すノックアウトピンと、取
り外しと同時にワッシャを連続して１個ずつチャックし
て自動供給位置へ移送する移送用仮置きステージとを具
備したことを特徴とする。
材を所定ポジションで同心円の内外形同時に打ち抜いて
ドーナツ状にワッシャ加工すると共に、加工したワッシ
ャを一方のパンチに仮チャックする上下パンチと、仮チ
ャックしたワッシャを取り外すノックアウトピンと、取
り外しと同時にワッシャを連続して１個ずつチャックし
て自動供給位置へ移送する移送用仮置きステージとを具
備したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記技術的手段によれば、定ピッチ送りされる
薄板材を所定ポジションで上下パンチにより同心円の内
外形同時に打ち抜いてドーナツ状にワッシャ加工する
と、加工後のワッシャを一方のパンチに仮チャックし、
仮チャックしたワッシャをノックアウトピンによって取
り外すと同時に連続してチャックして１個ずつ移送し、
次工程へ自動供給する。
薄板材を所定ポジションで上下パンチにより同心円の内
外形同時に打ち抜いてドーナツ状にワッシャ加工する
と、加工後のワッシャを一方のパンチに仮チャックし、
仮チャックしたワッシャをノックアウトピンによって取
り外すと同時に連続してチャックして１個ずつ移送し、
次工程へ自動供給する。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図７を参照して以
下に説明する。まず図１（ａ）（ｂ）及び図２において
（５）（６）は上下パンチ、（７）はノックアウトピ
ン、（８）は移送用仮置きステージである。上記上パン
チ（５）は、円筒（５ａ）の筒内の中央に丸棒部（５
ｂ）を一体に配置してなる上下動自在の横断面ドーナツ
状円筒部（５ｃ）からなり、その円筒部（５ｃ）内にノ
ックアウトピン（７）を上下動自在に収納する。且つ、
円筒（５ａ）の筒形状及び丸棒部（５ｂ）の形状は、そ
れぞれワッシャ（Ｗｏ）の外形（Ｗｂ）及び内形（Ｗ
ａ）に等しい。下パンチ（６）は、バネ（１４）によっ
て支持した上下動自在の可動筒体（６ａ）に、固定筒体
（６ｂ）を貫通して収嵌してなり、可動筒体（６ａ）及
び固定筒体（６ｂ）の各筒形状はワッシャ（Ｗｏ）の外
形（Ｗａ）及び内形（Ｗｂ）に等しく、上パンチ（５）
の下降により可動筒体（６ａ）を押し下げると、固定筒
体（６ｂ）内に丸棒部（５ｂ）が嵌合してその中心軸
（Ｐｏ）が打ち抜きセンタ（Ｐｏ）となる。尚、ワッシ
ャ形状が変わると、上下パンチ（５）（６）を適宜、交
換すれば良い。仮置きステージ（８）は回転アーム
（９）と一対のチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）と
を具備し、回転アーム（９）は支軸（Ｑｏ）に回動自在
に軸支されると共に、一端（９ａ）がシリンダ（１１）
に連結され、シリンダ（１１）の突出退入動により支軸
（Ｑｏ）を中心に水平回動して他端（９ｂ）が上下パン
チ（５）（６）内に打ち抜きセンタ（Ｐｏ）を横切って
出入りする。チャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）は回
転アーム（９）上で中間部が支軸（Ｑａ）（Ｑｂ）に回
動自在に軸支されると共に、各一端をバネ（１２）によ
って連結し、且つ、他端にワッシャ保持部（１０ｃ）を
有する。又、ワッシャ保持部（１０ｃ）と支軸（Ｑａ）
（Ｑｂ）との中間に、チャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）間に割り込むように突出退入する底部テーパ面の開
閉ピン（１３）を上方から配し、突出下降による割り込
みによってチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）を左右
に開くと共に、退入上昇による離隔によって作動するバ
ネ（１２）の弾性力（伸張力）によってチャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）が閉じてワッシャ（Ｗｏ）を保持
する。尚、図２に図示しないが、回転アーム（９）が打
ち抜きセンタ（Ｐｏ）から取り出し位置（Ｒ）まで回動
した時、取り出し位置（Ｒ）においてチャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）を開閉する開閉ピンを突出退入自
在に下方から配しておく。更に、図示しないが、チャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）の動きを検知するセン
サ、例えばチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）の動き
によって光の遮断又は透過を検出する透過型投受光セン
サを配しておくと、チャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）の動きを検出することによりワッシャ保持の有無を
検知出来る。又、チャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）
に代えて回転アーム（９）の保持位置にワッシャ（Ｗ
ｏ）の嵌合凹部やザグリ穴を設けても良い。
下に説明する。まず図１（ａ）（ｂ）及び図２において
（５）（６）は上下パンチ、（７）はノックアウトピ
ン、（８）は移送用仮置きステージである。上記上パン
チ（５）は、円筒（５ａ）の筒内の中央に丸棒部（５
ｂ）を一体に配置してなる上下動自在の横断面ドーナツ
状円筒部（５ｃ）からなり、その円筒部（５ｃ）内にノ
ックアウトピン（７）を上下動自在に収納する。且つ、
円筒（５ａ）の筒形状及び丸棒部（５ｂ）の形状は、そ
れぞれワッシャ（Ｗｏ）の外形（Ｗｂ）及び内形（Ｗ
ａ）に等しい。下パンチ（６）は、バネ（１４）によっ
て支持した上下動自在の可動筒体（６ａ）に、固定筒体
（６ｂ）を貫通して収嵌してなり、可動筒体（６ａ）及
び固定筒体（６ｂ）の各筒形状はワッシャ（Ｗｏ）の外
形（Ｗａ）及び内形（Ｗｂ）に等しく、上パンチ（５）
の下降により可動筒体（６ａ）を押し下げると、固定筒
体（６ｂ）内に丸棒部（５ｂ）が嵌合してその中心軸
（Ｐｏ）が打ち抜きセンタ（Ｐｏ）となる。尚、ワッシ
ャ形状が変わると、上下パンチ（５）（６）を適宜、交
換すれば良い。仮置きステージ（８）は回転アーム
（９）と一対のチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）と
を具備し、回転アーム（９）は支軸（Ｑｏ）に回動自在
に軸支されると共に、一端（９ａ）がシリンダ（１１）
に連結され、シリンダ（１１）の突出退入動により支軸
（Ｑｏ）を中心に水平回動して他端（９ｂ）が上下パン
チ（５）（６）内に打ち抜きセンタ（Ｐｏ）を横切って
出入りする。チャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）は回
転アーム（９）上で中間部が支軸（Ｑａ）（Ｑｂ）に回
動自在に軸支されると共に、各一端をバネ（１２）によ
って連結し、且つ、他端にワッシャ保持部（１０ｃ）を
有する。又、ワッシャ保持部（１０ｃ）と支軸（Ｑａ）
（Ｑｂ）との中間に、チャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）間に割り込むように突出退入する底部テーパ面の開
閉ピン（１３）を上方から配し、突出下降による割り込
みによってチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）を左右
に開くと共に、退入上昇による離隔によって作動するバ
ネ（１２）の弾性力（伸張力）によってチャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）が閉じてワッシャ（Ｗｏ）を保持
する。尚、図２に図示しないが、回転アーム（９）が打
ち抜きセンタ（Ｐｏ）から取り出し位置（Ｒ）まで回動
した時、取り出し位置（Ｒ）においてチャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）を開閉する開閉ピンを突出退入自
在に下方から配しておく。更に、図示しないが、チャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）の動きを検知するセン
サ、例えばチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）の動き
によって光の遮断又は透過を検出する透過型投受光セン
サを配しておくと、チャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）の動きを検出することによりワッシャ保持の有無を
検知出来る。又、チャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）
に代えて回転アーム（９）の保持位置にワッシャ（Ｗ
ｏ）の嵌合凹部やザグリ穴を設けても良い。
【０００８】上記構成に基づき本発明の動作（方法）を
次に説明する。まず図１（ａ）（ｂ）に示すように、上
パンチ（５）を上昇させておくと共に、ピッチ送り機構
（図１に図示せず）により板厚が０．０５〜１．０ｍｍ
程度でフープ状樹脂製薄板材（２）を一定ピッチで繰り
出し、薄板材（２）が上下パンチ（５）（６）間に入る
と、上パンチ（５）が下降して上下パンチ（５）（６）
により薄板材（２）を固定・挟持する。そこで、更に、
上パンチ（５）を下降させて下パンチ（６）の可動筒体
（６ａ）を押し下げると、固定筒体（６ｂ）が上パンチ
（５）内に嵌合すると共に、丸棒部（５ｂ）が固定筒体
（６ｂ）の筒内に嵌合し、丸棒部（５ｂ）と固定筒体
（６ｂ）により薄板材（２）を内外２及び４ｍｍ径の同
心円の内外形（Ｗａ）（Ｗｂ）に同時に打ち抜いてドー
ナツ状にワッシャ加工する。且つ、打ち抜かれたワッシ
ャ（Ｗｏ）を上パンチ（５）の筒内に食い付き状態で収
納して仮チャックし、同時に、図１（ａ）に示すよう
に、内形（Ｗａ）の打ち抜き残りカス（２ａ）が固定筒
体（６ｂ）から筒外へ落下する。この時、ワッシャ（Ｗ
ｏ）を食い付かせるために薄板材（２）の板厚がワッシ
ャ外径の約１０％以下、好ましくは５％程度であること
が好適で、樹脂以外に鉄等の適当な金属製薄板材でも良
い。
次に説明する。まず図１（ａ）（ｂ）に示すように、上
パンチ（５）を上昇させておくと共に、ピッチ送り機構
（図１に図示せず）により板厚が０．０５〜１．０ｍｍ
程度でフープ状樹脂製薄板材（２）を一定ピッチで繰り
出し、薄板材（２）が上下パンチ（５）（６）間に入る
と、上パンチ（５）が下降して上下パンチ（５）（６）
により薄板材（２）を固定・挟持する。そこで、更に、
上パンチ（５）を下降させて下パンチ（６）の可動筒体
（６ａ）を押し下げると、固定筒体（６ｂ）が上パンチ
（５）内に嵌合すると共に、丸棒部（５ｂ）が固定筒体
（６ｂ）の筒内に嵌合し、丸棒部（５ｂ）と固定筒体
（６ｂ）により薄板材（２）を内外２及び４ｍｍ径の同
心円の内外形（Ｗａ）（Ｗｂ）に同時に打ち抜いてドー
ナツ状にワッシャ加工する。且つ、打ち抜かれたワッシ
ャ（Ｗｏ）を上パンチ（５）の筒内に食い付き状態で収
納して仮チャックし、同時に、図１（ａ）に示すよう
に、内形（Ｗａ）の打ち抜き残りカス（２ａ）が固定筒
体（６ｂ）から筒外へ落下する。この時、ワッシャ（Ｗ
ｏ）を食い付かせるために薄板材（２）の板厚がワッシ
ャ外径の約１０％以下、好ましくは５％程度であること
が好適で、樹脂以外に鉄等の適当な金属製薄板材でも良
い。
【０００９】そして、上パンチ（５）を上昇させて可動
筒体（６ａ）が初期位置に弾性復元すると、更に、上パ
ンチ（５）を上昇させて上下パンチ（５）（６）を離隔
し、ワッシャ（Ｗｏ）を上パンチ（５）に収納・保持
（仮チャック）する。次に、開閉ピン（１３）をチャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）間に差し込んでチャック
アーム（１０ａ）（１０ｂ）が開いた状態で、仮置きス
テージ（８）が回動して上下パンチ（５）（６）間に入
り込む。そして、ワッシャ保持部（１０ｃ）が打ち抜き
センタ（Ｐｏ）に位置すると同時に、ノックアウトピン
（７）が下降してワッシャ（Ｗｏ）を落下させ、上パン
チ（５）から取り外す。そうすると、ワッシャ（Ｗｏ）
は回転アーム（９）上に落下し、更に、チャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）のワッシャ保持部（１０ｃ）間に
嵌まると、開閉ピン（１３）を上昇・離隔させてチャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）を閉じ、ワッシャ（Ｗ
ｏ）をチャックして位置決めする。そこで、仮置きステ
ージ（８）が回動してワッシャ（Ｗｏ）を上下パンチ
（５）（６）から取り出し位置（Ｒ）まで水平移送し、
取り出し位置（Ｒ）でチャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）を開いた後、搬送ロボット（図示せず）等によりワ
ッシャ（Ｗｏ）を連続して取り出して次の組み立て工程
に自動供給する。そして、薄板材（２）をピッチ送り機
構によって定ピッチ送りし、同様にワッシャ加工を繰り
返す。
筒体（６ａ）が初期位置に弾性復元すると、更に、上パ
ンチ（５）を上昇させて上下パンチ（５）（６）を離隔
し、ワッシャ（Ｗｏ）を上パンチ（５）に収納・保持
（仮チャック）する。次に、開閉ピン（１３）をチャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）間に差し込んでチャック
アーム（１０ａ）（１０ｂ）が開いた状態で、仮置きス
テージ（８）が回動して上下パンチ（５）（６）間に入
り込む。そして、ワッシャ保持部（１０ｃ）が打ち抜き
センタ（Ｐｏ）に位置すると同時に、ノックアウトピン
（７）が下降してワッシャ（Ｗｏ）を落下させ、上パン
チ（５）から取り外す。そうすると、ワッシャ（Ｗｏ）
は回転アーム（９）上に落下し、更に、チャックアーム
（１０ａ）（１０ｂ）のワッシャ保持部（１０ｃ）間に
嵌まると、開閉ピン（１３）を上昇・離隔させてチャッ
クアーム（１０ａ）（１０ｂ）を閉じ、ワッシャ（Ｗ
ｏ）をチャックして位置決めする。そこで、仮置きステ
ージ（８）が回動してワッシャ（Ｗｏ）を上下パンチ
（５）（６）から取り出し位置（Ｒ）まで水平移送し、
取り出し位置（Ｒ）でチャックアーム（１０ａ）（１０
ｂ）を開いた後、搬送ロボット（図示せず）等によりワ
ッシャ（Ｗｏ）を連続して取り出して次の組み立て工程
に自動供給する。そして、薄板材（２）をピッチ送り機
構によって定ピッチ送りし、同様にワッシャ加工を繰り
返す。
【００１０】上記装置の総括的構成を図３〜図７を参照
して示すと、まず図３（ａ）（ｂ）は本発明装置の打ち
抜き部分の平面図と正面図を示し、図において（２）は
フープ状薄板材、（５）は上パンチ、（５ａ）は上パン
チ（５）の円筒、（５ｂ）は上パンチ（５）の丸棒部、
（６）は下パンチ、（６ａ）は可動筒体、（６ｂ）は固
定筒体、（７）はノックアウトピン、（９）は回転アー
ム、（１３）はチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）を
上方から開閉する開閉ピン、（１４）は可動筒体（６
ａ）を支持するバネ、（１５）はピッチ送り機構、（Ｐ
ｏ）は打ち抜きセンタ、（Ｑｏ）は回転アーム（９）の
支軸である。
して示すと、まず図３（ａ）（ｂ）は本発明装置の打ち
抜き部分の平面図と正面図を示し、図において（２）は
フープ状薄板材、（５）は上パンチ、（５ａ）は上パン
チ（５）の円筒、（５ｂ）は上パンチ（５）の丸棒部、
（６）は下パンチ、（６ａ）は可動筒体、（６ｂ）は固
定筒体、（７）はノックアウトピン、（９）は回転アー
ム、（１３）はチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）を
上方から開閉する開閉ピン、（１４）は可動筒体（６
ａ）を支持するバネ、（１５）はピッチ送り機構、（Ｐ
ｏ）は打ち抜きセンタ、（Ｑｏ）は回転アーム（９）の
支軸である。
【００１１】上記ピッチ送り機構（１５）は、図３及び
図４（ａ）（ｂ）の平面図と側面図に示すように、薄板
材（２）の送り方向に沿って打ち抜きセンタ（Ｐｏ）を
挟んで配置した一対のチャック部（１６）（１７）と、
チャック部（１６）（１７）を往復運動させる駆動部
（１８）とを具備する。一方の上記チャック部（１６）
は、図５（ａ）の正面図及び図５（ｂ）の側面図に示す
ように、バネ（２０）によって下方に弾性支持されて打
ち抜き後の外形（Ｗｂ）に嵌合する凸部（１９）を下面
に突設した上チャック（１６ａ）と、上チャック（１６
ａ）に対向した下チャック（１６ｂ）とを具備し、他方
のチャック部（１７）は、図４（ｂ）の側面図に示すよ
うに、薄板材（２）の幅を規制する一対のニードルピン
（２１）（２１）を設けた上下チャック（１７ａ）（１
７ｂ）を具備する。そこで、薄板材（２）の打ち抜きが
終わると、外形（Ｗｂ）内に一方のチャック部（１６）
の凸部（１９）を嵌めて下チャック（１６ｂ）とで滑り
が起きないように保持すると共に、他方のチャック部
（１７）によって薄板材（２）の幅を規制しながら位置
決め・保持して平行チャックし、定寸送りする。
図４（ａ）（ｂ）の平面図と側面図に示すように、薄板
材（２）の送り方向に沿って打ち抜きセンタ（Ｐｏ）を
挟んで配置した一対のチャック部（１６）（１７）と、
チャック部（１６）（１７）を往復運動させる駆動部
（１８）とを具備する。一方の上記チャック部（１６）
は、図５（ａ）の正面図及び図５（ｂ）の側面図に示す
ように、バネ（２０）によって下方に弾性支持されて打
ち抜き後の外形（Ｗｂ）に嵌合する凸部（１９）を下面
に突設した上チャック（１６ａ）と、上チャック（１６
ａ）に対向した下チャック（１６ｂ）とを具備し、他方
のチャック部（１７）は、図４（ｂ）の側面図に示すよ
うに、薄板材（２）の幅を規制する一対のニードルピン
（２１）（２１）を設けた上下チャック（１７ａ）（１
７ｂ）を具備する。そこで、薄板材（２）の打ち抜きが
終わると、外形（Ｗｂ）内に一方のチャック部（１６）
の凸部（１９）を嵌めて下チャック（１６ｂ）とで滑り
が起きないように保持すると共に、他方のチャック部
（１７）によって薄板材（２）の幅を規制しながら位置
決め・保持して平行チャックし、定寸送りする。
【００１２】次に、図６（ａ）（ｂ）及び図７はワッシ
ャ（Ｗｏ）の移送部分の平面図と正面図と側面図を示
し、図において（８）は仮置きステージ、（９）は回転
アーム、（１０ａ）（１０ｂ）はチャックアーム、（１
１）は回転アーム（９）を駆動するシリンダ、（１２）
はチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）の各一端を連結
するバネ、（１３）は上方に配した開閉ピン、（Ｐｏ）
は打ち抜きセンタ、（Ｑｏ）は回転アーム（９）の支
軸、（Ｑａ）（Ｑｂ）はチャックアーム（１０ａ）（１
０ｂ）の支軸、（Ｒ）はワッシャ取り出し位置である。
又、図６（ｂ）に示すように、取り出し位置（Ｒ）側で
回転アーム（９）の下方に、突出退入自在で上面テーパ
面の開閉ピン（２２）を配すると共に、それに対応して
回転アーム（９）にその貫通孔を穿設しておく。そし
て、取り出し位置（Ｒ）において開閉ピン（２２）を上
昇させてチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）間に差し
込み、ワッシャ（Ｗｏ）を保持したチャックアーム（１
０ａ）（１０ｂ）を開いてワッシャ（Ｗｏ）を解放す
る。
ャ（Ｗｏ）の移送部分の平面図と正面図と側面図を示
し、図において（８）は仮置きステージ、（９）は回転
アーム、（１０ａ）（１０ｂ）はチャックアーム、（１
１）は回転アーム（９）を駆動するシリンダ、（１２）
はチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）の各一端を連結
するバネ、（１３）は上方に配した開閉ピン、（Ｐｏ）
は打ち抜きセンタ、（Ｑｏ）は回転アーム（９）の支
軸、（Ｑａ）（Ｑｂ）はチャックアーム（１０ａ）（１
０ｂ）の支軸、（Ｒ）はワッシャ取り出し位置である。
又、図６（ｂ）に示すように、取り出し位置（Ｒ）側で
回転アーム（９）の下方に、突出退入自在で上面テーパ
面の開閉ピン（２２）を配すると共に、それに対応して
回転アーム（９）にその貫通孔を穿設しておく。そし
て、取り出し位置（Ｒ）において開閉ピン（２２）を上
昇させてチャックアーム（１０ａ）（１０ｂ）間に差し
込み、ワッシャ（Ｗｏ）を保持したチャックアーム（１
０ａ）（１０ｂ）を開いてワッシャ（Ｗｏ）を解放す
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、薄板材を定ピッチ送り
し、打ち抜き位置で上下パンチにより同心円の内外形同
時に打ち抜いてドーナツ状にワッシャ加工すると共に、
加工したワッシャを一方のパンチに食い付かせて仮チャ
ックし、仮チャックしたワッシャをノックアウトピンに
よって取り外すと同時に連続して１個ずつチャックして
移送し、次工程へ自動供給するようにしたから、ドーナ
ツ状内外形が偏心することがなく、ワッシャ加工出来、
且つ、次工程へ連続して自動供給出来、作業性が向上す
る。
し、打ち抜き位置で上下パンチにより同心円の内外形同
時に打ち抜いてドーナツ状にワッシャ加工すると共に、
加工したワッシャを一方のパンチに食い付かせて仮チャ
ックし、仮チャックしたワッシャをノックアウトピンに
よって取り外すと同時に連続して１個ずつチャックして
移送し、次工程へ自動供給するようにしたから、ドーナ
ツ状内外形が偏心することがなく、ワッシャ加工出来、
且つ、次工程へ連続して自動供給出来、作業性が向上す
る。
【図１】（ａ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施
例を示す上下パンチの要部側面図である。（ｂ）は図１
（ａ）に示す上下パンチの動作説明図である。
例を示す上下パンチの要部側面図である。（ｂ）は図１
（ａ）に示す上下パンチの動作説明図である。
【図２】本発明に係るワッシャ加工装置の実施例を示す
仮置きステージの要部側面図である。
仮置きステージの要部側面図である。
【図３】（ａ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施
例の総括的構成を示す打ち抜き部分の平面図である。
（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例の総括
的構成を示す打ち抜き部分の正面図である。
例の総括的構成を示す打ち抜き部分の平面図である。
（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例の総括
的構成を示す打ち抜き部分の正面図である。
【図４】（ａ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施
例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構の平面図で
ある。（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例
の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構の側面図であ
る。
例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構の平面図で
ある。（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例
の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構の側面図であ
る。
【図５】（ａ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施
例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構のチャック
部の正面図である。（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工
装置の実施例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構
の側面図である。
例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構のチャック
部の正面図である。（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工
装置の実施例の総括的構成を示す薄板材ピッチ送り機構
の側面図である。
【図６】（ａ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施
例の総括的構成を示す仮置きステージの平面図である。
（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例の総括
的構成を示す仮置きステージの正面図である。
例の総括的構成を示す仮置きステージの平面図である。
（ｂ）は本発明に係るワッシャ加工装置の実施例の総括
的構成を示す仮置きステージの正面図である。
【図７】本発明に係るワッシャ加工装置の実施例の総括
的構成を示す仮置きステージの側面図である。
的構成を示す仮置きステージの側面図である。
【図８】（ａ）は従来のワッシャ加工装置の一例を示す
概略側面図である。（ｂ）は図８（ａ）に示す従来装置
によって内形が打ち抜かれたフープ状薄板材の側面図で
ある。（ｃ）は図８（ａ）に示す従来装置によって外形
が打ち抜かれたフープ状薄板材の側面図である。
概略側面図である。（ｂ）は図８（ａ）に示す従来装置
によって内形が打ち抜かれたフープ状薄板材の側面図で
ある。（ｃ）は図８（ａ）に示す従来装置によって外形
が打ち抜かれたフープ状薄板材の側面図である。
２ 薄板材 ５ 上パンチ ６ 下パンチ ７ ノックアウトピン ８ 仮置きステージ
Claims (3)
- 【請求項１】 薄板材を定ピッチ送りし、所定ポジショ
ンで上下パンチにより同心円の内外形同時に打ち抜いて
ドーナツ状にワッシャ加工すると共に、加工したワッシ
ャを一方のパンチに仮チャックし、仮チャックしたワッ
シャをノックアウトピンによって取り外すと同時に連続
して１個ずつチャックして移送し、次工程へ自動供給す
ることを特徴とするワッシャ加工供給方法。 - 【請求項２】 薄板材がフープ状薄板であり、前記ワッ
シャの打ち抜き径の略１０％以下の厚みとしたことを特
徴とする請求項１記載のワッシャ加工供給方法。 - 【請求項３】 定ピッチ送りされる薄板材を所定ポジシ
ョンで同心円の内外形同時に打ち抜いてドーナツ状にワ
ッシャ加工すると共に、加工したワッシャを一方のパン
チに仮チャックする上下パンチと、仮チャックしたワッ
シャを取り外すノックアウトピンと、取り外しと同時に
ワッシャを連続して１個ずつチャックして自動供給位置
へ移送する移送用仮置きステージとを具備したことを特
徴とするワッシャ加工供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4261717A JP2546107B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワッシャ加工供給方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4261717A JP2546107B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワッシャ加工供給方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106279A JPH06106279A (ja) | 1994-04-19 |
| JP2546107B2 true JP2546107B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=17365733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4261717A Expired - Lifetime JP2546107B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワッシャ加工供給方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546107B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE532183C2 (sv) * | 2007-09-28 | 2009-11-10 | Nord Lock Ab | Metod och anordning för tillverkning av brickor för låsning |
| KR102078599B1 (ko) * | 2018-10-04 | 2020-02-19 | 백홍기 | 와셔 제조장치 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4261717A patent/JP2546107B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06106279A (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |