JP2540436Y2 - モールクリップ - Google Patents
モールクリップInfo
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- JP2540436Y2 JP2540436Y2 JP1989142014U JP14201489U JP2540436Y2 JP 2540436 Y2 JP2540436 Y2 JP 2540436Y2 JP 1989142014 U JP1989142014 U JP 1989142014U JP 14201489 U JP14201489 U JP 14201489U JP 2540436 Y2 JP2540436 Y2 JP 2540436Y2
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- Japan
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- shaped
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の窓部に嵌着されるウインドガラスの
周縁に装着されるモールを取付けるためのクリップであ
って、ウインドガラスへの取付作業がガラス寸法にバラ
ツキがあっても容易であるようにしたモールクリップに
関する。
周縁に装着されるモールを取付けるためのクリップであ
って、ウインドガラスへの取付作業がガラス寸法にバラ
ツキがあっても容易であるようにしたモールクリップに
関する。
[従来技術] 従来自動車の窓枠部に嵌着されるスイッチガラスGの
周縁部に沿着され、かつ窓枠部B上面に密着される第1
フランジ縁f1およびウインドガラスG上面に密着される
第2フランジ縁f2が形成されたモールMを取付けるため
の保持具として第10図、第11図に示すように基板51と該
基板51の上部においてモールMを装着可能に形成され、
且つ前記第2フランジ縁f2に対してウインドガラスG側
への押し付け力を作用しうる状態で弾性的に係合し得る
撓み片52を有するモール装着部と基板51の両側からウイ
ンドガラスGの下面に係合可能に延出されて保持具全体
の抜け止めをなす一対の翼片53と基板51に付設され、且
つモールMの取付け時には窓枠部Gの側枠片に圧接され
てその弾性反力によって生じるモーメントによって前記
モールMの第1フランジ縁f1をボディ側に押し付けうる
浮上り防止片54とを備えた実開昭61-17322号にかゝる自
動車用ウインドモールの保持具や、第12図に示すように
モール側に装着されるクリップ本体55と、自動車等のボ
ディ側に装着されかつクリップ本体55に係合される係止
具とからなり、この係止具はその下部に上向きに開口し
拡開方向への適度の弾性変形可能な差込み溝部が形成さ
れる一方、前記クリップ本体55はその下部において前記
差込み溝部に弾性係入される押込み縁56が形成され、か
つその内壁の一部には前記押込み縁56の差込みに伴って
相互に拡開する方向へ弾性変形し、押込み縁が差込まれ
た状態ではウインドガラスの端面とボディとの間におい
てガラス端面に当着されることにより、前記係止具をボ
ディ側へ押付ける弾性反力を作用させる少なくとも一対
の押圧翼片57が形成され、しかもこの押圧翼片57の一部
には、モールMの内面に当接しうる突起58が突設されて
なる実開昭63-128113号にかかるモール取付け用保持具
等があった。
周縁部に沿着され、かつ窓枠部B上面に密着される第1
フランジ縁f1およびウインドガラスG上面に密着される
第2フランジ縁f2が形成されたモールMを取付けるため
の保持具として第10図、第11図に示すように基板51と該
基板51の上部においてモールMを装着可能に形成され、
且つ前記第2フランジ縁f2に対してウインドガラスG側
への押し付け力を作用しうる状態で弾性的に係合し得る
撓み片52を有するモール装着部と基板51の両側からウイ
ンドガラスGの下面に係合可能に延出されて保持具全体
の抜け止めをなす一対の翼片53と基板51に付設され、且
つモールMの取付け時には窓枠部Gの側枠片に圧接され
てその弾性反力によって生じるモーメントによって前記
モールMの第1フランジ縁f1をボディ側に押し付けうる
浮上り防止片54とを備えた実開昭61-17322号にかゝる自
動車用ウインドモールの保持具や、第12図に示すように
モール側に装着されるクリップ本体55と、自動車等のボ
ディ側に装着されかつクリップ本体55に係合される係止
具とからなり、この係止具はその下部に上向きに開口し
拡開方向への適度の弾性変形可能な差込み溝部が形成さ
れる一方、前記クリップ本体55はその下部において前記
差込み溝部に弾性係入される押込み縁56が形成され、か
つその内壁の一部には前記押込み縁56の差込みに伴って
相互に拡開する方向へ弾性変形し、押込み縁が差込まれ
た状態ではウインドガラスの端面とボディとの間におい
てガラス端面に当着されることにより、前記係止具をボ
ディ側へ押付ける弾性反力を作用させる少なくとも一対
の押圧翼片57が形成され、しかもこの押圧翼片57の一部
には、モールMの内面に当接しうる突起58が突設されて
なる実開昭63-128113号にかかるモール取付け用保持具
等があった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら実開昭61-17322号に係る保持具において
は翼片53を窓枠部BとガラスGの端縁間の隙間Sに押込
んで、翼片53の自由端部に設けられている係止爪53aを
ガラスGの下面に係合させて保持具全体の抜け止めとす
るものであり、保持具の翼片53の係止爪53aの一部が隙
間S内に入った状態で押込むことにより係止爪53aの傾
斜面がガラスGの端縁によって押される状態となり、係
止爪53a即ち翼片53の自由端部が窓枠部B側へ押されな
がら隙間S内に入り込むようになっている。しかしガラ
スGの端縁にバラツキがあって窓枠部Bとの間の隙間S
が少い部分等においては、翼片53の一方の面側にのみ設
けられた係止爪53aの傾斜端縁の端部がガラスGの上面
に乗り上げて係止爪53aの傾斜面がガラスGの端縁に接
する状態とならず、従って翼片53が隙間Sに入ることが
できないと云う問題点があった。
は翼片53を窓枠部BとガラスGの端縁間の隙間Sに押込
んで、翼片53の自由端部に設けられている係止爪53aを
ガラスGの下面に係合させて保持具全体の抜け止めとす
るものであり、保持具の翼片53の係止爪53aの一部が隙
間S内に入った状態で押込むことにより係止爪53aの傾
斜面がガラスGの端縁によって押される状態となり、係
止爪53a即ち翼片53の自由端部が窓枠部B側へ押されな
がら隙間S内に入り込むようになっている。しかしガラ
スGの端縁にバラツキがあって窓枠部Bとの間の隙間S
が少い部分等においては、翼片53の一方の面側にのみ設
けられた係止爪53aの傾斜端縁の端部がガラスGの上面
に乗り上げて係止爪53aの傾斜面がガラスGの端縁に接
する状態とならず、従って翼片53が隙間Sに入ることが
できないと云う問題点があった。
又、実開昭63-128113号に係るモール取付用保持具は
クリップ本体55の押圧翼片57はその長さ方向にリブ状の
凸条57aが設けられており、弾性変形が少いため窓枠部
BとガラスG間の隙間Sにバラツキがあった場合に、押
圧翼片57の自由端がガラスG面上にかかって押圧翼片57
が前記の隙間Sに入り難いという問題点があり、又、突
起58は設けられていても上記のように押圧翼片57が変形
量が少いため余り効果はなかった。
クリップ本体55の押圧翼片57はその長さ方向にリブ状の
凸条57aが設けられており、弾性変形が少いため窓枠部
BとガラスG間の隙間Sにバラツキがあった場合に、押
圧翼片57の自由端がガラスG面上にかかって押圧翼片57
が前記の隙間Sに入り難いという問題点があり、又、突
起58は設けられていても上記のように押圧翼片57が変形
量が少いため余り効果はなかった。
本考案は上記の状況から窓枠部BとガラスG間の隙間
Sにバラツキがあっても翼片が挿入し易く、しかも翼片
の幅方向への変形及び逃げを防止することができるモー
ルクリップの提供を目的としている。
Sにバラツキがあっても翼片が挿入し易く、しかも翼片
の幅方向への変形及び逃げを防止することができるモー
ルクリップの提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためにモールクリップ
Cを、一側縁1aに折曲げ状に連設されている板状舌片2
を有する板状本体1の前記一側縁1aに隣合う両側縁1b、
1b′には、弾性変形可能な細長板状の支承片3が前記板
状舌片2の突出側へ稍屈折状となって延設され、前記板
状舌片2の両側縁の2a、2a′前記板状本体1との連設側
には該板状舌片2と同一面上で前記板状舌片2の突出側
に前記支承片3と漸次離れる方向に突出する係止突片4
が設けられ、前記板状本体1における前記板状舌片2の
突出側と反対側の面には、該面から立上って前記板状舌
片2の連設側と反対方向へ屈折する鉤状片5が設けられ
ていると共に、前記支承片3の細長板状をなす自由端部
における板幅方向の前記一側縁1aと反対側には、該支承
片3の板厚方向に亘って該支承片3の板厚方向に向けて
該支承片3の両面から係合顎6が突設してあり、該係合
顎6の前記一側縁1aと反対側の面は、前記板状舌片2の
側から前記鉤状片5の側に向けて前記支承片3から漸次
遠ざかる傾斜面とされている構成としたものである。
Cを、一側縁1aに折曲げ状に連設されている板状舌片2
を有する板状本体1の前記一側縁1aに隣合う両側縁1b、
1b′には、弾性変形可能な細長板状の支承片3が前記板
状舌片2の突出側へ稍屈折状となって延設され、前記板
状舌片2の両側縁の2a、2a′前記板状本体1との連設側
には該板状舌片2と同一面上で前記板状舌片2の突出側
に前記支承片3と漸次離れる方向に突出する係止突片4
が設けられ、前記板状本体1における前記板状舌片2の
突出側と反対側の面には、該面から立上って前記板状舌
片2の連設側と反対方向へ屈折する鉤状片5が設けられ
ていると共に、前記支承片3の細長板状をなす自由端部
における板幅方向の前記一側縁1aと反対側には、該支承
片3の板厚方向に亘って該支承片3の板厚方向に向けて
該支承片3の両面から係合顎6が突設してあり、該係合
顎6の前記一側縁1aと反対側の面は、前記板状舌片2の
側から前記鉤状片5の側に向けて前記支承片3から漸次
遠ざかる傾斜面とされている構成としたものである。
[作用] 上記の構成とされたモールクリップCは係止突片4の
先端から鉤状片5の先端迄をモールM内へその幅方向に
亙って装着し、支承片3を窓枠部BとガラスGとの間の
隙間Sに鉤状片5を窓枠部B側にして押込んでモールM
を取付ける。
先端から鉤状片5の先端迄をモールM内へその幅方向に
亙って装着し、支承片3を窓枠部BとガラスGとの間の
隙間Sに鉤状片5を窓枠部B側にして押込んでモールM
を取付ける。
支承片3に設けられている係合顎6は支承片3と直交
状に設けられ、支承片3の両面に突出しており、前記の
隙間Sにバラツキがあっても係合顎6の鉤状片5側の端
部がガラスGの面上に乗り上げることなく隙間S内に入
り込んで係合顎6の下面6aがガラスGの端縁に当る。
状に設けられ、支承片3の両面に突出しており、前記の
隙間Sにバラツキがあっても係合顎6の鉤状片5側の端
部がガラスGの面上に乗り上げることなく隙間S内に入
り込んで係合顎6の下面6aがガラスGの端縁に当る。
従って更にモールクリップCを押込むことにより、ガ
ラスGの先端に当った係合顎6の下面6aが端縁によって
押され、細長板状の支承片3が窓枠部B側へ弾性変形す
ることによって係合顎6は全体が隙間S内に入り、ガラ
スGの他方の面に係合し、モールクリップCをガラスG
に係止する。
ラスGの先端に当った係合顎6の下面6aが端縁によって
押され、細長板状の支承片3が窓枠部B側へ弾性変形す
ることによって係合顎6は全体が隙間S内に入り、ガラ
スGの他方の面に係合し、モールクリップCをガラスG
に係止する。
[実施例] 以下本考案にかかるモールクリップの一実施例につい
て図面によって説明する。尚第1図における上、下を
上、下、手前側を前、反対側を後、左、右を、左、右と
して説明する。
て図面によって説明する。尚第1図における上、下を
上、下、手前側を前、反対側を後、左、右を、左、右と
して説明する。
このモールクリップCは合成樹脂により一体成形され
ており、略方形状の板状本体1には上側縁1aに略直角に
近い状態で折曲げ状に連設され、折曲部内面の中央に設
けた板状本体1との間のリブ2′により板状本体1に対
する弾性変形を防止するようにした板状舌片2を有す
る。
ており、略方形状の板状本体1には上側縁1aに略直角に
近い状態で折曲げ状に連設され、折曲部内面の中央に設
けた板状本体1との間のリブ2′により板状本体1に対
する弾性変形を防止するようにした板状舌片2を有す
る。
又、この板状舌片2が設けられている側縁1aを挟む板
状本体1の左右両側縁1b、1b′にはこの板状本体1と同
一面上に弾性変形可能な細長板状の支承片3、3が延設
され、そして板状舌片2の突出し側へ稍折曲された形状
となっている。又前記板状舌片2の前記側縁1aを挟む左
右両側縁2a、2a′には板状舌片2と同一面上に細長状係
止突片4、4が設けられており、且つ後方へ前記支承片
3、3から漸次離れる方向へ屈折している。
状本体1の左右両側縁1b、1b′にはこの板状本体1と同
一面上に弾性変形可能な細長板状の支承片3、3が延設
され、そして板状舌片2の突出し側へ稍折曲された形状
となっている。又前記板状舌片2の前記側縁1aを挟む左
右両側縁2a、2a′には板状舌片2と同一面上に細長状係
止突片4、4が設けられており、且つ後方へ前記支承片
3、3から漸次離れる方向へ屈折している。
この板状舌片2と係止突片4はモールMの一方の側の
縁部内へ装着されるものであり、挿入が容易であるよう
に板状舌片2及び係止突片4の端縁は先端に向けて漸次
肉薄とされている。
縁部内へ装着されるものであり、挿入が容易であるよう
に板状舌片2及び係止突片4の端縁は先端に向けて漸次
肉薄とされている。
又、前記板状本体1の前記板状舌片2の突出し側と反
対側の面にはこの面から立上り、前記板状舌片2の連設
側と反対方向へ屈折する一定幅の鉤状片5が設けられ、
モールMの他方の側の縁部内に挿入されて、縁部を係止
する形状となっている。8は型抜き用の孔である。
対側の面にはこの面から立上り、前記板状舌片2の連設
側と反対方向へ屈折する一定幅の鉤状片5が設けられ、
モールMの他方の側の縁部内に挿入されて、縁部を係止
する形状となっている。8は型抜き用の孔である。
前記支承片3は板状本体1の上下幅より稍細幅となっ
ており、板状本体1の側縁1a側の上側縁3aは側縁1aと段
違状に平行しており、側縁3aと反対側の下側縁3a′は板
状本体1の下側縁1a′より稍上方から、自由端側へ稍上
り傾斜状となっていると共に、前記のように支承片3、
3は板状本体1の左右両側縁1b、1b′部から後方へ稍折
曲されている。
ており、板状本体1の側縁1a側の上側縁3aは側縁1aと段
違状に平行しており、側縁3aと反対側の下側縁3a′は板
状本体1の下側縁1a′より稍上方から、自由端側へ稍上
り傾斜状となっていると共に、前記のように支承片3、
3は板状本体1の左右両側縁1b、1b′部から後方へ稍折
曲されている。
この支承片3の自由端部の下側縁3a′には支承片3の
前後両面より突出する係合顎6が板状本体1より後方位
置となるように設けられており、この係合顎6の下面6a
は前端から後端にかけて稍々円弧状の上り傾斜面となっ
ていると共に、この係合顎6の下面6aの最下部即ち、前
端の下面6aの上下方向の位置は前記板状本体1の下側縁
1a′と略同位置とされており、又係合顎6は後部に支承
片3の後面と直角をなす係合面6bを有する。
前後両面より突出する係合顎6が板状本体1より後方位
置となるように設けられており、この係合顎6の下面6a
は前端から後端にかけて稍々円弧状の上り傾斜面となっ
ていると共に、この係合顎6の下面6aの最下部即ち、前
端の下面6aの上下方向の位置は前記板状本体1の下側縁
1a′と略同位置とされており、又係合顎6は後部に支承
片3の後面と直角をなす係合面6bを有する。
尚前記板状本体1の下側縁1a′は前側から後側にかけ
て下り傾斜面とされて、窓枠部BとガラスG間の隙間S
にクリップCを押込む時に最初にこの下側縁1aを入れ易
いようになっている。
て下り傾斜面とされて、窓枠部BとガラスG間の隙間S
にクリップCを押込む時に最初にこの下側縁1aを入れ易
いようになっている。
又、支承片3の下側縁3a′は前記下側縁1a′とは逆に
後側から前側にかけて下り傾斜面とされ、隙間Sに挿入
された板状本体1の下側縁1a′に続いて隙間S内に入り
易いようになっている。
後側から前側にかけて下り傾斜面とされ、隙間Sに挿入
された板状本体1の下側縁1a′に続いて隙間S内に入り
易いようになっている。
このように構成されたモールクリップCは板状舌片2
と係止突片4を軟質材よりなる鍔M′を突出させたモー
ルMの一方の側の縁部内へ、鉤状片5を他方の側の縁部
内に挿入してモールMをモールクリップCに装着し、第
8図に示すように両面粘着テープ10により係止爪9aを有
するファスナー9が取付けられた窓枠部Bと、ダム11、
シーラント12を介して嵌め付けられたガラスGとの隙間
Sに板状本体1の下側縁1a′から入れると、支承片3の
係合顎6は従来のクリップよりも長いためその前端が隙
間Sに達して隙間S内に入り、傾斜した下面6aがガラス
Gの端縁に当接する。
と係止突片4を軟質材よりなる鍔M′を突出させたモー
ルMの一方の側の縁部内へ、鉤状片5を他方の側の縁部
内に挿入してモールMをモールクリップCに装着し、第
8図に示すように両面粘着テープ10により係止爪9aを有
するファスナー9が取付けられた窓枠部Bと、ダム11、
シーラント12を介して嵌め付けられたガラスGとの隙間
Sに板状本体1の下側縁1a′から入れると、支承片3の
係合顎6は従来のクリップよりも長いためその前端が隙
間Sに達して隙間S内に入り、傾斜した下面6aがガラス
Gの端縁に当接する。
そこで更にモールクリップCを押込むと支承片3は窓
枠部B側に撓んで係合顎6は下面6aがガラスGの端縁に
摺接しつゝ、隙間S内に入り、係合顎6は支承片3の反
発により後部の係合面6bをガラスGの下面の端縁部に係
合させて第9図のようにモールクリップCをガラスGに
固定する。
枠部B側に撓んで係合顎6は下面6aがガラスGの端縁に
摺接しつゝ、隙間S内に入り、係合顎6は支承片3の反
発により後部の係合面6bをガラスGの下面の端縁部に係
合させて第9図のようにモールクリップCをガラスGに
固定する。
次に請求項2の実施例について説明すると第1図に示
すように支承片3の自由端に近い位置の上縁にストッパ
ー小片7が係止突片4の下面位置までの高さに設けられ
ており、支承片3は薄肉で弾性変形がし易くなってい
る。
すように支承片3の自由端に近い位置の上縁にストッパ
ー小片7が係止突片4の下面位置までの高さに設けられ
ており、支承片3は薄肉で弾性変形がし易くなってい
る。
従って係止顎6の下面6aがガラスGの端縁に押された
時に支承片3は容易に前方に動いて隙間S内に入る特色
がある。但しこの場合に支承片3が上方へ弾性変形して
逃げ易いのでその時に、前方のストッパー小片7がモー
ルMの上部内面に当接して支承片3の逃げを防ぐように
したものである。
時に支承片3は容易に前方に動いて隙間S内に入る特色
がある。但しこの場合に支承片3が上方へ弾性変形して
逃げ易いのでその時に、前方のストッパー小片7がモー
ルMの上部内面に当接して支承片3の逃げを防ぐように
したものである。
[効果] 上記のように構成されたモールクリップは支承片の自
由端部に設けられた係止顎が従来のモールクリップと異
り、支承片のガラス端面への圧接側と反対側にも突出さ
せて設けられており、モールクリップの板状本体を窓枠
とガラスとの隙間に押込む時に係合顎の一部が前記隙間
に掛りやすいので、隙間にバラツキがあっても係合顎が
ガラス上面に乗り上げることがなく、確実にモールを取
付けることができる。
由端部に設けられた係止顎が従来のモールクリップと異
り、支承片のガラス端面への圧接側と反対側にも突出さ
せて設けられており、モールクリップの板状本体を窓枠
とガラスとの隙間に押込む時に係合顎の一部が前記隙間
に掛りやすいので、隙間にバラツキがあっても係合顎が
ガラス上面に乗り上げることがなく、確実にモールを取
付けることができる。
又、支承片にストッパー小片を突設したモールクリッ
プは支承片の肉厚を薄くして撓み易いようにし、係合顎
の傾斜面とガラスの端縁によって係合顎がガラスと窓枠
部との隙間に導入され易いようにし、支承片の剛性不足
のためモール側へ支承片が逃げてもモールの内面にスト
ッパー小片が当接して支承片の逃げを防止することがで
きる。
プは支承片の肉厚を薄くして撓み易いようにし、係合顎
の傾斜面とガラスの端縁によって係合顎がガラスと窓枠
部との隙間に導入され易いようにし、支承片の剛性不足
のためモール側へ支承片が逃げてもモールの内面にスト
ッパー小片が当接して支承片の逃げを防止することがで
きる。
第1図は本考案にかゝるモールクリップの実施例の斜視
図、第2図は同正面図、第3図は同平面図、第4図は同
底面図、第5図は同背面図、第6図は右側面図、第7図
は同断面図、第8図、第9図は取付状態を示す同断面
図、第10図は従来例の斜視図、第11図は同使用状態の断
面図、第12図は他の従来例の斜視図である。 C……クリップ、B……窓枠部、G……ガラス、S……
隙間、1……板状本体、2……板状舌片、3……支承
片、4……係止突片、5……鉤状片、6……係合顎、7
……ストッパー小片。
図、第2図は同正面図、第3図は同平面図、第4図は同
底面図、第5図は同背面図、第6図は右側面図、第7図
は同断面図、第8図、第9図は取付状態を示す同断面
図、第10図は従来例の斜視図、第11図は同使用状態の断
面図、第12図は他の従来例の斜視図である。 C……クリップ、B……窓枠部、G……ガラス、S……
隙間、1……板状本体、2……板状舌片、3……支承
片、4……係止突片、5……鉤状片、6……係合顎、7
……ストッパー小片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−128113(JP,U) 実開 昭60−145919(JP,U) 実開 昭62−52013(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】一側縁に折曲げ状に連設されている板状舌
片を有する板状本体の前記一側縁に隣合う両側縁には、
弾性変形可能な細長板状の支承片が前記板状舌片の突出
側へ稍屈折状となって延設され、前記板状舌片の両側縁
の前記板状本体との連設側には該板状舌片と同一面上で
前記板状舌片の突出側に前記支承片と漸次離れる方向に
突出する係止突片が設けられ、前記板状本体における前
記板状舌片の突出側と反対側の面には、該面から立上り
前記板状舌片の連設側と反対方向へ屈折する鉤状片が設
けられていると共に、前記支承片の細長板状をなす自由
端部における板幅方向の前記一側縁と反対側には、該支
承片の板厚方向に向けて該支承片の両面から係合顎が突
設してあり、該係合顎の前記一側縁と反対側の面は、前
記板状舌片の側から前記鉤状片の側に向けて前記支承片
から漸次遠ざかる傾斜面とされていることを特徴とする
モールクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989142014U JP2540436Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | モールクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989142014U JP2540436Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | モールクリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382613U JPH0382613U (ja) | 1991-08-22 |
JP2540436Y2 true JP2540436Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31688867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989142014U Expired - Lifetime JP2540436Y2 (ja) | 1989-12-11 | 1989-12-11 | モールクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540436Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60145919U (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ウインドモ−ルの保持具 |
JPS6252013U (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-31 | ||
JPH0524568Y2 (ja) * | 1987-11-05 | 1993-06-22 |
-
1989
- 1989-12-11 JP JP1989142014U patent/JP2540436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0382613U (ja) | 1991-08-22 |
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