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JP2024539983A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

エアロゾル供給デバイス Download PDF

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JP2024539983A
JP2024539983A JP2024524735A JP2024524735A JP2024539983A JP 2024539983 A JP2024539983 A JP 2024539983A JP 2024524735 A JP2024524735 A JP 2024524735A JP 2024524735 A JP2024524735 A JP 2024524735A JP 2024539983 A JP2024539983 A JP 2024539983A
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Abstract

エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラとを備えてもよい。コントローラは、使用セッション中にエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるようにエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であってもよい。コントローラはまた、使用セッション中にエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、エアロゾル生成器に対して異なる第2の加熱プロファイルを設定するために第2の動作モードで動作可能であってもよい。【選択図】 図6

Description

本開示は、エアロゾル供給デバイス、エアロゾル生成システムおよびエアロゾルを生成する方法に関する。
背景
シガレット、葉巻などの物品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を作りだす。燃やすことなく化合物を放出する製品を作りだすことによって、タバコを燃やすこれらのタイプの物品の代替物を提供するための試みがなされてきた。喫煙可能材料を加熱して、喫煙可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、典型的には、喫煙可能材料を燃やすまたは燃焼させることなく、吸入することができるエアロゾルを形成する装置が知られている。そのような装置は、「非燃焼加熱式」装置または「タバコ加熱製品」(THP)または「タバコ加熱デバイス」などとして説明されることがある。喫煙可能材料の少なくとも1つの成分を揮発させるための様々な異なる構成体が、知られている。
材料は、例えば、タバコもしくは他の非タバコ製品、またはニコチンを含有しても含有しなくてもよいブレンドされた混合物などの組合せであってもよい。
改良されたエアロゾル供給デバイスを提供することが望ましい。
概要
一態様によれば、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、エアロゾル供給デバイスが、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
を備え、
コントローラは、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
コントローラは、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して異なる第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能である、エアロゾル供給デバイスが提供される。
様々な実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して2つ以上の異なる加熱プロファイルを設定する能力を有するエアロゾル供給デバイスが、提供される。2つ以上の異なる加熱プロファイルは、使用セッション中に同じまたは略同じ平均動作温度T1を有するように構成され、それによってエアロゾル化可能な材料を使用セッション中に最適なまたは所望の平均温度に維持することを可能にしながら、異なる加熱プロファイルの選択の間で選択することによってユーザが異なる感覚経験を有することを容易にもする。
したがって、様々な実施形態によるエアロゾル供給デバイスは、ユーザが感覚体験を変化させることを可能にしながら、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するための最適な動作条件を維持することが明らかであろう。
一実施形態によれば、加熱プロファイルT1の平均動作温度は、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内であってもよい。
一実施形態によれば、第1および第2の加熱プロファイルは、互いに鏡像であってもよい。
一実施形態によれば、第1の加熱プロファイルは、第1の最高動作温度を有してもよく、第2の加熱プロファイルは、異なる第2の最高動作温度を有してもよい。
一実施形態によれば、第1の加熱プロファイルは、時間に応じて上方にステップアップされてもよく、第2の加熱プロファイルは、時間に応じて下方にステップダウンされてもよい。
代替的な実施形態によれば、第1の加熱プロファイルは、時間に応じて下方にステップダウンされてもよく、第2の加熱プロファイルは、時間に応じて上方にステップアップされてもよい。
一実施形態によれば、使用セッションは、少なくとも第1の時間期間t1と少なくとも第2の後続の時間期間t2とを含み、第1の動作モードおよび/または第2の動作モードのいずれかにおいて、第1の時間期間t1中、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の最高温度T1maxを設定するように構成され、第2の時間期間t2中、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の最高温度T2maxを設定するように構成され、ここで、(i)T1max>T2max、または(ii)T1max<T2maxのいずれかである。
一実施形態によれば、使用セッションは、少なくとも第1の時間期間t1と、少なくとも第2の後続の時間期間t2と、少なくともさらに別の第3の時間期間t3を含んでもよく、第1の動作モードおよび/または第2の動作モードのいずれかにおいて、第1の時間期間t1中、コントローラは第1の最高温度T1maxを設定するように構成され、第2の時間期間t2中、コントローラは、第2の最高温度T2maxを設定するように構成され、第3の時間期間t3の間、コントローラは、第3の最高温度T3maxを設定するように構成され、ここで、(i)T1max>T2max>T3max、(ii)T1max>T2max<T3max、(iii)T1max<T2max>T3maxまたは(iv)T1max<T2max<T3maxのいずれかである。
一実施形態によれば、第1の加熱プロファイルは、第1の持続時間D1を有してもよく、第2の加熱プロファイルは、異なる第2の持続時間D2を有してもよい。
一実施形態によれば、D1およびD2は、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%または50%異なってもよい。
一実施形態によれば、D1は、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択されてもよい。
一実施形態によれば、D2は、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択されてもよい。
一実施形態によれば、第2の加熱プロファイルは、第1の加熱プロファイルに対応してもよいが、1つまたは複数の調整期間をさらに含んでもよい。調整期間を含む目的は、第1および第2の加熱プロファイルが同じ平均動作温度T1を有することを確実にすることであり得る。
別の態様によれば、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、エアロゾル供給デバイスが、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
コントローラと、
を備え、
コントローラは、第1の使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで最初に上昇され、次いで第2の時間期間中に温度T3まで低下され、次いで第3の時間期間中に温度T4まで上昇され、
コントローラは、第2の使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで最初に上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
コントローラは、第3の使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第3の加熱プロファイルを設定するように第3の動作モードで動作可能であり、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで最初に上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、エアロゾル供給デバイスが提供される。
様々な実施形態によれば、少なくとも3つの異なる動作モードで動作可能なコントローラが提供され、各動作モードでは、異なる加熱プロファイルが、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定されてもよい。したがって、ユーザがより多様な感覚体験を体験することを可能にするより汎用的なコントローラが提供される。
任意選択的に、コントローラは、第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式にまたは(ii)実質的に円滑に、1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT5からT6からT7まで上昇させるように構成される。
任意選択的に、コントローラは、第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式にまたは(ii)実質的に円滑に、1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT8からT9からT10に低下させるように構成される。
一実施形態によれば、第1の使用セッションは、持続時間D1を有してもよく、第2の使用セッションは、持続時間D2を有してもよく、第3の使用セッションは、持続時間D3を有してもよく、ここで、(i)D1=D2=D3、(ii)D1=D2≠D3、(iii)D1≠D2=D3、(iv)D1=D3≠D2、または(v)D1≠D2≠D3のいずれかである。
別の態様によれば、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、エアロゾル供給デバイスが、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
を備え、
コントローラは、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、第2の加熱プロファイルは、第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、エアロゾル供給デバイスが提供される。
様々な実施形態によれば、使用セッションを延長することと、使用セッションを通して1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度を変更することとの両方を行うために1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して別の形で設定される、加熱プロファイルを変更することが望ましくなり得る。
一実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の誘導加熱ユニットを備える。
一実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の抵抗または非誘導加熱ユニットを備える。
一実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の外部加熱ユニットを備える。
一実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の内部加熱ユニットを備える。
一実施形態によれば、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットとを備える。
一実施形態によれば、(i)第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、(ii)第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、(iii)第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、または(iv)第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、のいずれかである。
一実施形態によれば、(i)第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、(ii)第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、(iii)第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、または(iv)第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、のいずれかである。
一実施形態によれば、使用セッションは、エアロゾル生成物品がエアロゾル供給デバイスに挿入された後に電力またはエネルギーが1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されるときに開始するように決定される。
一実施形態によれば、使用セッションは、ユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの最初のパフを行うことができるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度を動作温度Tminまで上昇させるために、電力またはエネルギーが1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されるときに開始するように決定される。任意選択で、Tminは、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内である。
一実施形態によれば、使用セッションは、電力またはエネルギーがもはや1つまたは複数のエアロゾル生成器に供給されなくなったときに終了するように決定される。
一実施形態によれば、使用セッションは、エアロゾル生成材料が実質的に消費されたとき、またはユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルのさらなるパフを行うことができないときに終了するように決定される。
一実施形態によれば、使用セッションは、エアロゾル生成材料の交換または補充なしにエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの複数回のパフをユーザが行うことができる時間期間に関連するように決定される。
本開示の別の態様によれば、
上述のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を備えるエアロゾル生成物品とを備える、エアロゾル生成システムが提供される。
エアロゾル生成物品は、使用時にエアロゾル供給デバイスに挿入されてもよい。
一態様によれば、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品をエアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップとを含み、
第1の動作モードでは、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、第1の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
第2の動作モードでは、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、異なる第2の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定される、エアロゾルを生成する方法が提供される。
一態様によれば、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品をエアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
少なくとも3つの異なる動作モード間で選択するステップとを備え、
第1の動作モードでは、第1の使用セッション中に第1の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで上昇され、次いで、第2の時間期間中に温度T3に低下され、次いで、第3の時間期間中に温度T4まで上昇され;
第2の動作モードでは、第2の使用セッション中に第2の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
第3の動作モードでは、第3の使用セッション中に第3の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、エアロゾルを生成する方法が提供される。
一態様によれば、
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品をエアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップとを含み、
第1の動作モードでは、使用セッション中に第1の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
第2の動作モードでは、第2の加熱プロファイルが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、第2の加熱プロファイルは、第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、エアロゾルを生成する方法が提供される。
ここで、添付の図面を参照して、単なる例として、様々な実施形態を説明する。
エアロゾル供給デバイスの加熱アセンブリの概略図である。 エアロゾル生成物品が内部に配置された図1Aに示す加熱アセンブリの断面図である。 エアロゾル供給デバイスと共に使用するためのエアロゾル生成物品の概略断面図である。 エアロゾル供給物品の斜視図である。 例示的な喫煙セッション中のエアロゾル供給デバイス内の第1の加熱ユニットの一般的な温度プロファイルを示すグラフである。 例示的な喫煙セッション中のエアロゾル供給デバイス内の第2の加熱ユニットの一般的な温度プロファイルを示すグラフである。 例示的な使用セッション中のエアロゾル供給デバイス内の加熱要素の一般的なプログラムされた加熱プロファイルを示すグラフである。 一実施形態による、エアロゾル供給デバイスの1つまたは複数のエアロゾル生成器に対してコントローラが設定し得る2つの異なる加熱プロファイルを示す図であり、加熱プロファイルは、異なるが、使用セッションを通して同じ平均動作温度T1を有する。 一実施形態によるエアロゾル供給デバイスの1つまたは複数のエアロゾル生成器に対してコントローラが設定し得る2つの異なる加熱プロファイルを示し、加熱プロファイルは、異なる最高温度および最低温度を有するが、使用セッション全体の平均動作温度は同じである。 第1の加熱プロファイルが使用セッションを通して上方にステップアップされ、第2の加熱プロファイルが使用セッションを通して下方にステップダウンされ、2つの加熱プロファイルが使用セッションを通して同じ平均動作温度を有する実施形態を示す図である。 コントローラが異なる持続時間を有する2つの異なる加熱プロファイルを適用し得るが、加熱プロファイルは、同じ平均動作温度を有する実施形態を示す図である。 コントローラが、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して加熱プロファイルを設定するように構成され、少なくとも3つの異なる動作モードで動作可能であり、ユーザが、エアロゾル供給デバイスの1つまたは複数のエアロゾル生成器に適用され得る少なくとも3つの異なる加熱プロファイル間で選択することができる実施形態を示す図である。 第1の動作モードにおいて、コントローラが、温度が上昇し、次いで低下する加熱プロファイルを設定する実施形態を示す図である。 第2の動作モードにおいて、コントローラが、上方にステップアップされる加熱プロファイルを設定する実施形態を示す図である。 第3の動作モードにおいて、コントローラが、下方にステップダウンされる加熱プロファイルを設定する実施形態を示す図である。 コントローラが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して、平均動作温度T1を有する加熱プロファイルを設定する実施形態を示す図である。 ダミーバッファ期間または調整期間が、加熱プロファイルの持続時間を延長するために加熱プロファイルに挿入され、それによって使用セッションを通して1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度T2が変更されるという効果を有する実施形態を示す図である。
詳細な説明
「エアロゾル生成材料」という用語は、典型的にはエアロゾルの形態で、加熱時に揮発性成分を提供する材料を含む。エアロゾル生成材料は、任意のタバコ含有材料を含み、例えば、タバコ、タバコ誘導体、膨化タバコ、再生タバコ、またはタバコ代替品のうちの1つまたは複数を含んでもよい。エアロゾル生成材料はまた、製品に応じてニコチンを含有してもしていなくてもよい、他の非タバコ製品を含んでもよい。エアロゾル生成材料は、例えば、固体、液体、ゲル、またはワックスなどの形態であってもよい。エアロゾル生成材料はまた、例えば、材料の組合せまたはブレンドであってもよい。エアロゾル生成材料はまた、「喫煙可能材料」としても知られ得る。一実施形態では、エアロゾル生成材料は、非液体エアロゾル生成材料である。特定の実施形態では、非液体エアロゾル生成材料は、タバコを含む。
エアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させて、典型的には、エアロゾル生成材料を燃やすまたは燃焼させることなく吸入することができるエアロゾルを形成する装置が知られている。そのような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品」、「タバコ加熱製品デバイス」、「タバコ加熱デバイス」などとして説明されることがある。一実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、タバコ加熱製品である。タバコ加熱製品と共に使用するための非液体エアロゾル生成材料は、タバコを含む。
ニコチンを含有しても含有しなくてもよい液体の形態のエアロゾル生成材料を気化させるエアロゾル供給デバイスを備える電子タバコデバイスも知られている。エアロゾル生成材料は、装置に挿入することができるロッド、カートリッジ、もしくはカセットなどの形態であってもよく、またはその一部として提供されてもよい。エアロゾル生成材料を加熱し揮発させるためのヒータは、装置の「恒久的な」部分として設けられてもよい。
ハイブリッドエアロゾル生成物品からエアロゾルを生成するエアロゾル供給デバイスも知られている。ハイブリッドエアロゾル生成物品は、液体またはゲルエアロゾル生成材料を含むカートマイザを含むセクションと、タバコ顆粒などの固体エアロゾル生成材料を含む別のセクションとを備える。
エアロゾル供給デバイスは、「喫煙物品」とも称される、加熱用のエアロゾル生成材料を含む物品を受け入れることができる。この文脈では「物品」、「エアロゾル生成物品」または「喫煙物品」は、加熱されてエアロゾル生成材料を揮発させるエアロゾル生成材料を使用時に含むか、または含有する成分であり、任意選択的に使用時の他の成分である。ユーザは、物品が加熱されてエアロゾルを生成する前に物品をエアロゾル供給デバイス内に挿入し得、その後、ユーザはエアロゾルを吸入する。物品は、例えば、物品を受け入れるようにサイズ設定されたデバイスの加熱チャンバ内に置かれるように構成された所定のまたは特定のサイズのものであってもよい。
様々な実施形態によるエアロゾル供給デバイスは、使用時にエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するための複数のエアロゾル生成器を備える。
エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された装置である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料から1つまたは複数の揮発性物質を放出してエアロゾルを形成するために、エアロゾル生成材料を熱エネルギーに供するように構成されたヒータである。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器は、加熱せずにエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成される。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料を振動、圧力上昇、または静電エネルギーの1つまたは複数に供するように構成されてもよい。
加熱ユニットは、典型的には、電気エネルギー源から電気エネルギーを受け取り、エアロゾル生成材料に熱エネルギーを供給するように構成された構成要素を指す。加熱ユニットは、加熱要素を備えてもよい。加熱要素は、典型的には、使用時にエアロゾル生成材料に熱を供給するように構成された材料である。加熱要素を備える加熱ユニットは、加熱ユニットによって受け取られた電気エネルギーを変換するための構成要素など、必要な任意の他の構成要素を備えてもよい。他の例では、加熱要素自体が、電気エネルギーを熱エネルギーに変換するように構成されてもよい。
加熱ユニットは、誘導コイルを備えてもよい。いくつかの例では、コイルは、少なくとも1つの導電性加熱要素の加熱を引き起こすように構成され、それにより、熱エネルギーは、少なくとも1つの導電性加熱要素からエアロゾル生成材料に伝導され、それによってエアロゾル生成材料の加熱を引き起こす。
いくつかの例では、コイルは、使用時に、少なくとも1つの加熱要素に浸透する変動磁場を生成し、それによって少なくとも1つの加熱要素の誘導加熱および/または磁気ヒステリシス加熱を引き起こすように構成されてもよい。そのような構成体では、加熱要素または各加熱要素は、「サセプタ」と呼ばれ得る。使用時に、少なくとも1つの導電性加熱要素に浸透する変動磁場を生成し、それによって少なくとも1つの導電性加熱要素の誘導加熱を引き起こすように構成されたコイルは、「誘導コイル」または「インダクタコイル」と呼ばれ得る。
いくつかの例では、コイルは、螺旋状であってもよい。いくつかの例では、コイルは、エアロゾル生成材料を受け入れるように構成されたエアロゾル供給デバイスの加熱ゾーンの少なくとも一部を取り囲んでもよい。いくつかの例では、コイルは、加熱ゾーンの少なくとも一部を取り囲む螺旋コイルである。
エアロゾル供給デバイス内の誘導加熱ユニットは、対応する抵抗加熱要素よりもはるかに迅速に最高動作温度に達することが分かっている。様々な実施形態によれば、エアロゾル供給デバイスは、一方または両方の加熱ユニットが少なくとも毎秒100℃の速度でその最高動作温度に達するように構成されてもよい。特定の実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、一方または両方の加熱ユニットが少なくとも毎秒150℃の速度で最高動作温度に達するように構成されてもよい。
誘導加熱システムは、加熱ユニットに供給される電力を制御することによって、変動磁場の大きさを容易に制御することができるため、関心対象でもあり得る。さらに、誘導加熱は、変動磁場の供給源と熱源との間に物理的接続を提供する必要がないため、加熱プロファイルに対する設計の自由度および制御が大きくなり、コストが低くなり得る。
エアロゾル供給デバイスは、加熱アセンブリを備えてもよい。加熱アセンブリは、第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットを備えてもよい。
第1の加熱ユニットおよび第2の加熱ユニットは、誘導加熱ユニットを備えてもよく、ユニットは、互いに独立して制御可能であってもよい。独立した加熱ユニットでエアロゾル生成材料を加熱することにより、エアロゾル生成材料の加熱のより正確な制御が提供され得る。独立して制御可能な加熱ユニットはまた、エアロゾル生成材料の各部分に異なる熱エネルギーを供給し、その結果、エアロゾル生成材料の部分間で異なる温度プロファイルをもたらしてもよい。
様々な実施形態によれば、第1および第2の加熱ユニットは、使用時に互いに異なる温度プロファイルを有するように構成されてもよい。これにより、エアロゾル供給デバイスの使用時に、エアロゾル供給デバイスの吸い口端と遠位端との間の長手方向平面に沿ってエアロゾル生成材料の非対称の加熱が提供され得る。
あるいは、第1および第2の加熱ユニットは、使用時に略同じ温度プロファイルを有するように構成されてもよい。これにより、エアロゾル供給デバイスの使用時に、エアロゾル供給デバイスの吸い口端と遠位端との間の長手方向平面に沿ってエアロゾル生成材料の対称的な加熱が提供され得る。
誘導加熱され得る物体は、サセプタとして知られている。サセプタが鉄、ニッケル、またはコバルトなどの強磁性材料を含む場合、熱は、サセプタ内の磁気ヒステリシス損失によって、すなわち、変動磁場とのそれらの整列の結果として生じる磁性材料内の磁気双極子の変動する向きによっても生成され得る。誘導加熱では、例えば伝導による加熱と比較して、サセプタ内部で熱が生成され、迅速な加熱が可能になる。さらに、誘導ヒータとサセプタとの間にいかなる物理的接触も必要とせず、構築および適用の自由度を高めることが可能になる。
本明細書全体を通して、1つまたは複数の加熱ユニットまたは加熱要素の温度に参照がなされ得る。加熱ユニットまたは加熱要素の温度は、便宜上、加熱要素を備える加熱ユニットの温度とも称されてもよい。これは、加熱ユニット全体が所与の温度にあることを必ずしも意味しない。例えば、誘導加熱ユニットの温度に参照がなされる場合、誘導要素およびサセプタの両方がそのような温度を有することを必ずしも意味しない。むしろ、この例では、誘導加熱ユニットの温度は、誘導加熱ユニット内に構成された加熱要素の温度に対応する。誤解を避けるために、加熱要素の温度および加熱ユニットの温度は、交換可能に使用することができる。
本明細書で使用される場合、「温度プロファイル」または「加熱プロファイル」は、材料の温度の経時変化を指す。例えば、喫煙セッションの持続期間中に加熱要素または加熱ユニットで測定された加熱要素または加熱ユニットの変化する温度は、その加熱要素または加熱ユニットの温度プロファイルまたは加熱プロファイルと称されてもよい。加熱要素または加熱ユニットは、使用中にエアロゾル生成材料に熱を提供してエアロゾルを生成する。したがって、加熱要素または加熱ユニットの温度プロファイルまたは加熱プロファイルは、加熱要素または加熱ユニットの近くに配置されたエアロゾル生成材料の温度プロファイルを誘発する。
加熱要素または加熱ユニットに関して本明細書で使用される「動作温度」は、要素がエアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料を燃焼させることなく満足のいくパフのための十分なエアロゾルを生成することができる任意の加熱要素温度を指す。加熱要素または加熱ユニットの最高動作温度は、喫煙セッション中に加熱要素または加熱ユニットが到達する最高温度である。加熱要素または加熱ユニットの最低動作温度は、満足のいくパフのために加熱要素または加熱ユニットによってエアロゾル生成材料から十分なエアロゾルを生成することができる最低加熱要素温度を指す。エアロゾル供給デバイス内に複数の加熱要素または加熱ユニットが存在する場合、各加熱要素または加熱ユニットは、関連する最高動作温度を有する。各加熱要素もしくは加熱ユニットの最高動作温度は、同じであってもよく、または加熱要素もしくは加熱ユニットごとに異なってもよい。
一実施形態によるエアロゾル供給デバイスでは、各加熱要素または加熱ユニットは、エアロゾル生成材料から不燃式にエアロゾルを生成するように構成されてもよい。各加熱要素または加熱ユニットの温度プロファイルまたは加熱プロファイルは、エアロゾル生成材料の各関連部分の温度プロファイルを誘発し得るが、加熱要素または加熱ユニットおよびエアロゾル生成材料の関連部分の温度プロファイルまたは加熱プロファイルは、正確に対応しないことがある。例えば、エアロゾル生成材料の一部から別の部分への熱エネルギーの伝導、対流および/または放射の形態の「ブリード」があってもよく、加熱要素または加熱ユニットからエアロゾル生成材料への熱エネルギーの伝導、対流および/または放射に変動があってもよく、エアロゾル生成材料の熱容量に応じて、加熱要素または加熱ユニットの温度プロファイルの変化とエアロゾル生成材料の温度プロファイルの変化との間に遅延があってもよい。
エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイス内に存在する各加熱ユニットを制御するためのコントローラを備えてもよい。コントローラは、プリント回路基板(「PCB」)を備えてもよい。コントローラは、各加熱ユニットに供給される電力を制御するように構成され、エアロゾル供給デバイス内に存在する各加熱ユニットの「プログラムされた加熱プロファイル」を制御するように構成されてもよい。例えば、コントローラは、対応する誘導加熱要素または誘導加熱ユニットの結果として生じた温度プロファイルまたは加熱プロファイルを制御するために、複数のインダクタに供給される電流を制御するように構成されてもよい。上述の加熱要素/ユニットおよびエアロゾル生成材料の温度プロファイル間と同様に、加熱要素または加熱ユニットのプログラムされた加熱プロファイルは、上記と同じ理由で、加熱要素または加熱ユニットの観察された温度プロファイルに正確に対応しないことがある。
「動作温度」という用語は、エアロゾル生成材料に関しても使用することができる。この場合、この用語は、満足のいくパフのためにエアロゾル生成材料から十分なエアロゾルが生成されるエアロゾル生成材料自体の任意の温度を指す。エアロゾル生成材料の最高動作温度は、喫煙セッション中にエアロゾル生成材料の任意の部分が達する最高温度である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料の最高動作温度は、200℃、210℃、220℃、230℃、240℃、250℃、260℃または270℃より高い。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料の最高動作温度は、300℃、290℃、280℃、270℃、260℃または250℃未満である。最低動作温度は、満足のいく「パフ」のために十分なエアロゾルを生成するのに十分なエアロゾルが材料から生成されるエアロゾル生成材料の最低温度である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料の最低動作温度は、90℃、100℃、110℃、120℃、130℃、140℃または150℃より高い。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料の最低動作温度は、150℃、140℃、130℃または120℃未満である。
エアロゾル供給デバイスを使用する準備を行うのにかかる時間を短縮し、より一般的にはユーザの吸入体験を改善する様々な実施形態が開示される。驚くべきことに、加熱要素または加熱ユニットが動作温度に達するのにかかる時間を短縮することにより、生成されたエアロゾルが高い含水量を含む場合に生成する現象である「ホットパフ」が少なくとも部分的に緩和され得ることが分かった。したがって、様々な実施形態によるエアロゾル供給デバイスは、最高動作温度に迅速に達する加熱ユニットを含まない従来のエアロゾル供給デバイスによって提供されるエアロゾルよりも優れた感覚刺激特性を有する吸入可能なエアロゾルを消費者に提供し得る。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、デバイス内の少なくとも1つの加熱要素または加熱ユニットが20秒以内にその最高動作温度に達するように構成され、少なくとも1つの加熱ユニットが少なくとも1秒間、2秒間、3秒間、4秒間、5秒間、10秒間または20秒間保持される第1の温度が、最高動作温度である。すなわち、これらの実施形態では、加熱ユニットは、最高動作温度に達する前に最高動作温度ではない温度に保持されない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの加熱ユニットは、周囲温度から所与の期間内にその最高動作温度に達する。
エアロゾル供給デバイスは、本明細書に記載のように動作するように構成されてもよい。エアロゾル供給デバイスは、1つまたは複数の異なるモードでデバイスを動作させるようにプログラムされ得るコントローラによってこのように動作するように少なくとも部分的に構成されてもよい。したがって、本明細書における、エアロゾル供給デバイスまたはその構成要素への参照は、他の特徴(加熱ユニットの空間的配置など)の中でも、本明細書に開示されるエアロゾル供給デバイスを動作させるようにプログラムされるコントローラを指してもよい。
エアロゾル供給デバイス用のエアロゾル生成物品(タバコ加熱製品など)は、通常、使用時のエアロゾルの形成を容易にするために、可燃性喫煙物品よりも多くの水および/またはエアロゾル生成剤を含有する。このより高い水および/またはエアロゾル生成剤の含有量は、特に加熱ユニットから離れた場所で、使用中にエアロゾル供給デバイス内に凝縮物が集まるリスクを高める可能性がある。この問題は、密閉された加熱チャンバを備えたエアロゾル供給デバイス、特に外部加熱器を備えたエアロゾル供給デバイスの方が、内部加熱器(「ブレード」加熱器など)が設けられたエアロゾル供給デバイスよりも大きくなる場合がある。理論に束縛されることを望むものではないが、エアロゾル生成材料のより大きな割合/表面積が外部加熱加熱アセンブリによって加熱されるため、エアロゾル生成材料を内部で加熱するエアロゾル供給デバイスよりも多くのエアロゾルが放出され、エアロゾル供給デバイス内のエアロゾルのより多くの凝縮をもたらすと考えられる。
エアロゾル生成材料を外部および/または内部で加熱して、エアロゾル供給デバイス内側で凝縮するエアロゾルの量を比較的低く保ちながら、望ましい量のエアロゾルをユーザに提供するように構成されたエアロゾル供給デバイスにおいて、様々なプログラムされた加熱プロファイルが使用されてもよい。例えば、加熱ユニットの最高動作温度は、形成される凝縮物の量に影響を及ぼし得る。最高動作温度が低いほど、望ましくない凝縮物が少なくなり得る。加熱アセンブリ内の加熱ユニットの最高動作温度間の差もまた、形成される凝縮物の量に影響を及ぼし得る。さらに、各加熱ユニットがその最高動作温度に達する使用セッションの時点が、形成される凝縮物の量に影響を及ぼし得る。
使用時、エアロゾル供給デバイスは、吸入可能なエアロゾルを提供するためにエアロゾル生成材料を加熱し得る。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料の少なくとも一部が最低動作温度に達し、ユーザが満足のいく量のエアロゾルを含有するパフを行うことができる場合に「使用する準備が整う」と称されてもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、一方または両方の加熱ユニットに電力を供給してから約20秒以内、または15秒以内、または10秒以内、または5秒以内に使用する準備が整ってもよい。エアロゾル供給デバイスは、デバイスのアクティブ化から約20秒以内、または15秒以内、または10秒以内、または5秒以内に使用する準備が整ってもよい。エアロゾル供給デバイスは、デバイスがアクティブ化されたときに第1の加熱ユニットまたは第2の加熱ユニットなどの加熱ユニットへの電力供給を開始してもよく、またはエアロゾル供給デバイスがアクティブ化された後に加熱ユニットへの電力供給を開始してもよい。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイスのアクティブ化後しばらくして、例えばエアロゾル供給デバイスのアクティブ化後少なくとも1秒、2秒または3秒経ってから電力が1つまたは複数の加熱ユニットに供給され始めるように構成されてもよい。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイスの作動後少なくとも2.5秒まで、加熱ユニットのうちの1つ、または加熱アセンブリ内に存在する任意の加熱ユニットに電力が供給されないように構成されてもよい。これにより、加熱ユニットの意図しないアクティブ化を回避することによって、電池寿命が延び得る。
エアロゾル供給デバイスは、当技術分野で知られている対応するエアロゾル供給デバイスよりもすばやく使用する準備が整い、改善されたユーザ体験を提供し得る。通常、エアロゾルを生成するために加熱ユニットからエアロゾル生成材料に十分な熱エネルギーを伝達するのにある程度の時間がかかるため、エアロゾル供給デバイスが使用可能な状態になる時点は、加熱ユニットの1つがその最高動作温度に達してしばらくしてからである。エアロゾル供給デバイスは、加熱ユニットのうちの1つがその最高動作温度に達してから20秒以内、または15秒以内、または10秒以内、または5秒以内に使用する準備が整ってもよい。
いくつかの実施形態では、本デバイスによって生成されたエアロゾルから生じるユーザの感覚的体験は、工場生産のシガレットなどの可燃性シガレットを喫煙する感覚的体験のようなものである。
エアロゾル供給デバイスは、インジケータを介して、使用する準備が整うことを示してもよい。一実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、加熱ユニットのうちの1つに電力が供給されてから約20秒以内、または15秒以内、または10秒以内、または5秒以内に、エアロゾル供給デバイスを使用する準備が整うことをインジケータが示すように構成されてもよい。特定の実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、デバイスの作動から約20秒以内、または15秒以内、または10秒以内、または5秒以内にエアロゾル供給デバイスを使用する準備が整うことをインジケータが示すように構成されてもよい。別の実施形態では、デバイスは、第1の加熱ユニットがその最高動作温度に到達してから約20秒以内、または15秒以内、または10秒以内にデバイスを使用する準備が整うことをインジケータが示すように構成される。
本明細書で使用する場合、「パフ」は、エアロゾル供給デバイスによって生成されたエアロゾルの、ユーザによる1回の吸入を指す。
本明細書で使用される「使用セッション」は、ユーザによるエアロゾル供給デバイスの単一の使用期間を指す。使用セッションは、加熱アセンブリ内に存在する少なくとも1つの加熱ユニットまたはエアロゾル生成器に電力が最初に供給される時点で開始する。デバイスは、使用セッションの開始から一定の時間期間が経過した後、使用する準備が整う。
使用セッションは、エアロゾル供給デバイス内の加熱ユニットまたはエアロゾル生成器のいずれにも電力が供給されない時点で終了してもよい。使用セッションの終了は、エアロゾル生成物品が枯渇する点(各パフにおける総粒子状物質収量(mg)がユーザによって許容できないほど低いと見なされる点)と一致してもよい。セッションは、複数のパフを含んでもよい。セッションは、7分未満、または6分未満、または5分未満、または4分30秒未満、または4分未満、または3分30秒未満の持続時間を有してもよい。いくつかの実施形態では、使用セッションは、2から5分、または3から4.5分、または3.5から4.5分、または約4分の持続時間を有してもよい。セッションは、ユーザがデバイスのボタンまたはスイッチを作動させることによって開始されて、アクティブ化時またはアクティブ化後しばらくしてから少なくとも1つの加熱ユニットまたはエアロゾル生成器の温度上昇を開始させてもよい。
使用セッションは、エアロゾル生成物品がエアロゾル供給デバイスに挿入された後に電力またはエネルギーが最初に加熱ユニットまたはエアロゾル生成器に供給されるときに開始するように決定されてもよい。使用セッションは、ユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの最初のパフを行うことができるように、1つまたは複数の加熱ユニットまたはエアロゾル生成器の温度を動作温度Tminまで上昇させるために、電力またはエネルギーが1つまたは複数の加熱ユニットまたはエアロゾル生成器に最初に供給されたときに開始するように決定されてもよい。様々な実施形態によれば、Tminは、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内であってもよい。
使用セッションは、電力またはエネルギーが1つまたは複数の加熱ユニットまたはエアロゾル生成器にもはや供給されなくなったときに終了するように決定されてもよい。使用セッションは、エアロゾル生成材料が実質的に消費されたとき、またはユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルのさらなるパフを行うことができないときに終了するように決定されてもよい。
使用セッションは、エアロゾル生成材料の交換または補充を行うことなく、エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの複数回のパフをユーザが行うことができる時間期間に関連するように決定されてもよい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、少なくとも第1(例えばベース)動作モードおよび第2(例えば、ブースト)動作モードで動作可能であってもよい。
加熱アセンブリは、最大2つの動作モードで動作可能であってもよく、または3つのモード、4つのモード、または5つのモードなどの3つ以上のモードで動作可能であってもよい。
各動作モードは、プログラムされた加熱プロファイルなど、加熱アセンブリ内の各加熱ユニットの所定の加熱プロファイルに関連付けられてもよい。プログラムされた加熱プロファイルの1つまたは複数は、ユーザによってプログラムまたは選択されてもよい。追加的または代替的に、プログラムされた加熱プロファイルの1つまたは複数は、製造業者によってプログラムされてもよい。これらの例では、1つまたは複数のプログラムされた加熱プロファイルは、エンドユーザが1つまたは複数のプログラムされた加熱プロファイルを変更することができないように固定されてもよい。
動作モードは、ユーザによって選択可能であってもよい。例えば、ユーザは、ユーザインターフェースと対話することによって所望の動作モードを選択してもよい。電力は、所望の動作モードが選択されるのと略同時に、第1の加熱ユニットに供給され始めてもよい。
各モードは、他のモードの温度プロファイルとは異なる温度プロファイルに関連付けられてもよい。さらに、1つまたは複数のモードが、デバイスを使用する準備が整う異なる時点に関連付けられてもよい。例えば、加熱アセンブリは、第1のモードでは、デバイスが、使用セッションの開始後の第1の時間期間に使用する準備が整い、第2のモードでは、デバイスが、セッションの開始後の第2の時間期間に使用する準備が整うように構成されてもよい。第1の時間期間は、第2の時間期間と異なってもよい。
いくつかの例では、加熱アセンブリは、エアロゾル供給デバイスが、第1のモードで動作した場合に加熱ユニットに電力を供給してから30、25秒、20秒または15秒以内に使用できるように構成されてもよい。加熱アセンブリはまた、エアロゾル供給デバイスが、第2のモードで動作しているときに、より短い時間期間、すなわち第2モードで動作しているときに加熱ユニットに電力を供給してから25秒、20秒、15秒、または10秒以内に使用する準備が整うように構成されてもよい。
特定の実施形態では、エアロゾル供給デバイスは、第1の(例えばベース)モードの選択から20秒以内、および第2の(例えば、ブースト)モードの選択から10秒以内に、エアロゾル供給デバイスを使用する準備が整うことをインジケータが示すように構成されてもよい。
複数のモード(例えば、ベースモードおよびブーストモード)で動作可能な加熱アセンブリを有するタバコ加熱製品などのエアロゾル供給デバイスを提供することにより、特に各モードが異なる最高ヒータ温度に関連付けられている場合に、消費者により多くの選択肢が与えられる。さらに、そのようなエアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料中の揮発性成分が異なるヒータ温度で異なる速度および濃度で揮発するため、異なる特性を有する異なるエアロゾルを提供することができる。これにより、ユーザは、吸入可能なエアロゾルの所望の特性、例えば、タバコ香料の程度、ニコチン濃度、およびエアロゾル温度に基づいて特定のモードを選択することが可能になる。例えば、よりすばやくエアロゾル供給デバイスを使用する準備が整うモード(例えば、第2のまたは「ブースト」モード)は、よりすばやい最初のパフ、または1パフ当たりのより多くのニコチン含有量、または1パフ当たりのより濃縮された香味を提供してもよい。逆に、エアロゾル供給デバイスが使用セッションのより遅い時点で使用する準備が整うモード(例えば、第1またはベースモード)は、より長い全体的な使用セッション、1パフ当たりのより少ないニコチン含有量、および香味のより持続的な送達を提供してもよい。
エアロゾル供給デバイスが第2の(例えば、ブースト)モードでより迅速に使用する準備が整い、ならびに/または第1および/または第2の加熱ユニットもしくはエアロゾル生成器が第2のモードでより高い最高動作温度を有する実施形態では、第2のモードは、「ブースト」モードと称されてもよい。様々な実施形態は、第1の「通常」または「ベース」モードおよび第2の「ブースト」モードで動作可能なエアロゾル供給デバイスを提供する。「ブースト」モードは、よりすばやい最初のパフ、または1パフ当たりのより多いニコチン含有量、または1パフ当たりのより濃縮された香味を提供してもよい。
エアロゾル供給デバイスは、最大2つのエアロゾル生成器を備えてもよい。他の例では、エアロゾル供給デバイスは、3つ、4つまたは5つの独立して制御可能なエアロゾル生成器など、3つ以上の独立して制御可能なエアロゾル生成器を備えてもよい。
上述のように、いくつかの実施形態では、加熱アセンブリ内に設けられた加熱ユニットまたはエアロゾル生成器の少なくとも1つは、誘導加熱ユニットを備えてもよい。これらの実施形態では、加熱ユニットは、インダクタ(例えば、1つまたは複数のインダクタコイル)を備え、エアロゾル供給デバイスは、交流などの変化する電流をインダクタに流すように構成されてもよい。インダクタ内の変化する電流は、変動磁場を生成する。インダクタによって生成された変動磁場が加熱要素を貫通するようにインダクタおよび加熱要素が適切に相対的に配置されると、加熱要素の内部に1つまたは複数の渦電流が生成される。加熱要素は、電流の流れに対する抵抗を有するため、そのような渦電流が物体内に生成されると、物体の電気抵抗に対するそれらの流れは、ジュール加熱によって物体を加熱する。サセプタに変動磁場を供給することは、便宜的に、サセプタにエネルギーを供給すると称されてもよい。
エアロゾル生成物品と組み合わせて本明細書に記載のエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル生成システムが、開示される。
エアロゾル供給デバイスは、喫煙可能材料を燃やすまたは燃焼させることなく喫煙可能材料質を加熱するための不燃性装置またはタバコ加熱製品(「THP」)を備えてもよい。
ここで、エアロゾル供給デバイスまたはエアロゾル生成デバイスについてより詳細に説明する。
図1Aは、熱ではなくエアロゾル供給デバイスの様々な態様を示すために例示目的で与えられるエアロゾル供給デバイスの誘導加熱アセンブリ100を示す。図1Bは、デバイスの誘導加熱アセンブリ100の断面図を示す。代替的な実施形態では、加熱アセンブリは、エアロゾル生成器が1つまたは複数の電気抵抗ヒータを備える抵抗加熱アセンブリを備えてもよい。一実施形態によれば、1つまたは複数の電気抵抗ヒータは、電気抵抗性ワイヤまたは薄膜の巻線を備えてもよい。電気抵抗性ワイヤまたは薄膜の巻線は、エアロゾル生成物品を取り囲む管状構成体で提供されてもよい。
加熱アセンブリ100は、第1のまたは近位または吸い口端102と、第2のまたは遠位端104とを有する。使用時に、ユーザは、エアロゾル生成デバイスの吸い口端から形成されたエアロゾルを吸入する。吸い口端は、開放端であってもよい。
加熱アセンブリ100は、第1の誘導加熱ユニット110と第2の誘導加熱ユニット120とを備える。第1の誘導加熱ユニット110は、第1のインダクタコイル112と、第1の加熱要素114とを備える。第2の誘導加熱ユニット120は、第2のインダクタコイル122と、第2の加熱要素124とを備える。
図1Aおよび図1Bは、サセプタ140(図1B参照)内に受け入れられたエアロゾル生成物品130を示す。サセプタ140は、第1の誘導加熱要素114および第2の誘導加熱要素124を形成する。サセプタ140は、誘導による加熱に適した任意の材料から形成されてもよい。例えば、サセプタ140は、金属を含んでもよい。いくつかの実施形態では、サセプタ140は、銅、ニッケル、チタン、アルミニウム、スズ、もしくは亜鉛などの非鉄金属、および/または鉄、ニッケル、もしくはコバルトなどの鉄系材料を含んでもよい。追加的または代替的に、サセプタ140は、炭化ケイ素、炭素またはグラファイトなどの半導体を含んでもよい。
エアロゾル供給デバイス内に存在する各誘導加熱要素は、任意の適切な形状を有してもよい。図1Bに示す実施形態では、誘導加熱要素114、124は、エアロゾル生成物品を囲み、エアロゾル生成物品を外部から加熱するためのレセプタクルを画定する。他の実施形態(図示せず)では、1つまたは複数の誘導加熱要素は、略細長く、エアロゾル生成物品を貫通し、エアロゾル生成物品を内部で加熱するように構成されてもよい。
図1Bに示すように、第1の誘導加熱要素114および第2の誘導加熱要素124は、一体型要素140として一緒に設けられてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、第1の加熱要素114と第2の加熱要素124との間に物理的な区別はない。むしろ、第1のエアロゾル生成器110と第2のエアロゾル生成器120との間の異なる特性は、互いに独立して制御され得るように、各誘導加熱要素114、124を取り囲む別個のインダクタコイル112、122によって画定される。他の実施形態(図示せず)では、物理的に別個の誘導加熱要素が、使用されてもよい。
第1および第2のインダクタコイル112、122は、導電性材料から作製されてもよい。この例では、第1および第2のインダクタコイル112、122は、螺旋状に巻かれて螺旋状のインダクタコイル112、122を提供するリッツ線/ケーブルから作製される。リッツ線は、個別に絶縁されており、一緒にねじられて単一のワイヤを形成する、複数の個別のワイヤを含む。リッツ線は、導体内の表皮効果損失を低減させるように設計される。例示的な誘導加熱アセンブリ100において、第1および第2のインダクタコイル124、126は、円形断面を有する銅リッツ線から作製される。他の例では、リッツ線は、円形などの他の形状の断面を有することができる。
第1のインダクタコイル112は、第1の誘導加熱要素114を加熱するための第1の変動磁場を生成するように構成され、第2のインダクタコイル122は、サセプタ124の第2のセクションを加熱するための第2の変動磁場を生成するように構成される。第1のインダクタコイル112および第1の誘導加熱要素114は合わせて、第1の誘導加熱ユニット110を構成する。同様に、第2のインダクタコイル122および第2の誘導加熱要素124は合わせて、第2の誘導加熱ユニット120を形成する。
この例では、第1のインダクタコイル112は、デバイス加熱アセンブリ100の長手方向軸に沿った方向において第2のインダクタコイル122に隣接している(すなわち、第1および第2のインダクタコイル112、122は重なっていない)。サセプタ構成体140は、単一のサセプタを備えてもよい。第1および第2のインダクタコイル112、122の端部150は、PCB(図示せず)などのコントローラに接続することができる。実施形態では、コントローラは、PIDコントローラ(比例積分微分コントローラ)を備える。
変動磁場は、第1の誘導加熱要素114内に渦電流を生成し、それによって、コイル112に代替電流を供給してから短い時間期間内、例えば20、15、12、10、5、または2秒以内に、第1の誘導加熱要素114を最高動作温度まで迅速に加熱する。第2の誘導加熱ユニット120よりも加熱アセンブリ100の吸い口端102の近くで最高動作温度に迅速に達するように構成された第1の誘導加熱ユニット110を配置することは、許容可能なエアロゾルが使用セッションの開始後できるだけ早くユーザに提供されることを意味し得る。
第1および第2のインダクタコイル112、122は、いくつかの例では、互いに異なる少なくとも1つの特性を有してもよいことが理解されよう。例えば、第1のインダクタコイル112は、第2のインダクタコイル122とは異なる少なくとも1つの特性を有してもよい。より具体的には、1つの例では、第1のインダクタコイル112は、第2のインダクタコイル122とは異なるインダクタンス値を有してもよい。図1Aおよび図1Bでは、第1および第2のインダクタコイル112、122は、第1のインダクタコイル112が第2のインダクタコイル122よりも小さいサセプタ140のセクションにわたって巻かれるように、異なる長さである。したがって、第1のインダクタコイル112は、(個々のターン間の間隔が略同じであると仮定して)第2のインダクタコイル122とは異なる数のターンを含んでもよい。さらに別の例では、第1のインダクタコイル112は、第2のインダクタコイル122とは異なる材料から作製されてもよい。いくつかの例では、第1および第2のインダクタコイル112、122は、略同一であってもよい。
この例では、第1のインダクタコイル112および第2のインダクタコイル122は、同一方向に巻回されている。しかしながら、別の実施形態では、インダクタコイル112、122は、反対方向に巻かれてもよい。これは、インダクタコイルが異なる時間にアクティブである場合に有用であり得る。例えば、最初に、第1のインダクタコイル112が、第1の誘導加熱要素114を加熱するように動作してもよく、その後に、第2のインダクタコイル122が、第2の誘導加熱要素124を加熱するように動作してもよい。コイルを反対方向に巻回することは、特定のタイプの制御回路と共に使用されたときに非アクティブのコイル内に誘導される電流を低減させることに役立つ。1つの例では、第1のインダクタコイル112は右螺旋であってもよく、第2のインダクタコイル122は左螺旋であってもよい。別の例では、第1のインダクタコイル112は左螺旋であってもよく、第2のインダクタコイル122は右螺旋であってもよい。
コイル112、122は、任意の適切な形状を有してもよい。理論に束縛されることを望むものではないが、誘導加熱要素をより小さく(例えば、螺旋ピッチがより小さい、螺旋の回転がより少ない、螺旋の全長がより短い)構成することにより、誘導加熱要素が最高動作温度に達することができる速度が上昇され得る。いくつかの実施形態では、第1のコイル112は、加熱アセンブリ100の長手方向に、約20mm未満、18mm未満、16mm未満の長さ、または約14mmの長さを有してもよい。第1のコイル112は、加熱アセンブリ100の長手方向において第2のコイル124よりも短い長さを有してもよい。そのような構成体は、エアロゾル生成物品の長さに沿ってエアロゾル生成物品の非対称的な加熱を提供してもよい。
この例のサセプタ140は中空であり、したがって、その中にエアロゾル生成材料が受け入れられるレセプタクルを画定する。例えば、物品130をサセプタ140に挿入することができる。この例では、サセプタ140は、円形断面を有する管状である。
誘導加熱要素114および124は、エアロゾル生成物品130を囲み、エアロゾル生成物品130を外部から加熱するように構成される。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成物品130がサセプタ140内に受け入れられているとき、物品130の外面がサセプタ140の内面に当接するように構成される。これにより、加熱が最も効率的に行われることが保証される。この例の物品130は、エアロゾル生成材料を含む。エアロゾル生成材料は、サセプタ140内に配置される。物品130はまた、フィルタ、包装材料および/または冷却構造などの他の構成要素を備えてもよい。
加熱アセンブリ100は、2つの加熱ユニットに限定されない。いくつかの例では、加熱アセンブリ100は、3つ、4つ、5つ、6つ、または6つを超える加熱ユニットを備えてもよい。これらの加熱ユニットはそれぞれ、加熱アセンブリ100内に存在する他の加熱ユニットから独立して制御可能であってもよい。
図2Aおよび図2Bを参照すれば、エアロゾル生成物品200の一例の部分断面図および斜視図が示されている。図2Aおよび図2Bに示すエアロゾル生成物品200は、図1に示すエアロゾル生成物品130に対応する。
エアロゾル生成物品200は、エアロゾル供給デバイスと共に使用するのに適した任意の形状であってもよい。エアロゾル生成物品130は、装置に挿入することができるカートリッジまたはカセットまたはロッドの形態であってもよく、またはその一部として提供されてもよい。図1Aおよび図1Bおよび図2に示す実施形態では、エアロゾル生成物品130は、喫煙可能材料202の本体と、ロッドの形態のフィルタアセンブリ204とを含む略円筒形のロッドの形態である。フィルタアセンブリ204は、冷却セグメント206、フィルタセグメント208、および吸い口端セグメント210の3つのセグメントを含む。物品200は、吸い口端または近位端としても知られている第1の端部212と、遠位端としても知られている第2の端部214とを有する。エアロゾル生成材料202の本体は、物品200の遠位端214に向かって配置される。1つの例では、冷却セグメント206は、冷却セグメント206がエアロゾル生成材料202およびフィルタセグメント208と当接関係にあるように、エアロゾル生成材料202の本体とフィルタセグメント208との間でエアロゾル生成材料202の本体に隣接して配置される。他の例では、エアロゾル生成材料202の本体と冷却セグメント206との間、およびエアロゾル生成材料202の本体とフィルタセグメント208との間に分離が存在してもよい。フィルタセグメント208は、冷却セグメント206と吸い口端セグメント210との間に配置される。吸い口端セグメント210は、フィルタセグメント208に隣接して、物品200の近位端212に向かって配置される。1つの例では、フィルタセグメント208は、吸い口端セグメント210と当接関係にある。1つの実施形態では、フィルタアセンブリ204の全長は37mmから45mmの間であり、任意選択的に、フィルタアセンブリ204の全長は41mmである。
使用時、エアロゾル生成材料202の本体の部分202aおよび202bは、それぞれ図1Bに示す部分100の第1の誘導加熱要素114および第2の誘導加熱要素124に対応してもよい。
喫煙可能材料の本体は、エアロゾル供給デバイスに存在する複数の誘導加熱要素に対応する複数の部分202a、202bを有してもよい。例えば、エアロゾル生成物品200は、第1の誘導加熱要素114に対応する第1の部分202aと、第2の誘導加熱要素124に対応する第2の部分202bとを有してもよい。これらの部分202a、202bは、使用セッション中に互いに異なる温度プロファイルを呈してもよい。部分202a、202bの温度プロファイルは、それぞれ第1の誘導加熱要素114および第2の誘導加熱要素124の温度プロファイルから導出されてもよい。
エアロゾル生成材料202の本体の複数の部分202a、202bがある場合、任意の数の基材部分202a、202bは、略同じ組成を有してもよい。特定の例では、基材の部分202a、202bのすべてが、略同じ組成を有する。1つの実施形態では、エアロゾル生成材料202の本体は、単一の連続体であり、第1の部分202aと第2の部分202bとの間に物理的分離はなく、第1の部分および第2の部分は略同じ組成を有する。
1つの実施形態では、エアロゾル生成材料202の本体は、タバコを含む。しかしながら、他のそれぞれの実施形態では、喫煙可能材料202の本体は、タバコから構成されてもよく、略完全にタバコから構成されてもよく、タバコとタバコ以外のエアロゾル生成材料とを含んでもよく、タバコ以外のエアロゾル生成材料を含んでもよく、またはタバコを含まなくてもよい。エアロゾル生成材料は、グリセロールなどのエアロゾル生成剤を含んでもよい。
特定の実施形態では、エアロゾル生成材料は、1つまたは複数のタバコ成分、充填剤成分、結合剤およびエアロゾル生成剤を含んでもよい。
充填剤成分は、任意の適切な無機充填剤材料であってもよい。適切な無機充填剤材料は、炭酸カルシウム(すなわち、チョーク)、パーライト、バーミキュライト、珪藻土、コロイダルシリカ、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、およびモレキュラーシーブなどの適切な無機吸着剤が含まれるが、これらに限定されない。炭酸カルシウムが特に好適である。場合によっては、充填剤は、木材パルプ、セルロースおよびセルロース誘導体などの有機材料を含む。
結合剤は、任意の適切な結合剤であってもよい。いくつかの実施形態では、結合剤は、アルギネート、セルロースもしくは変性セルロース、多糖類、デンプンもしくは変性デンプン、および天然ガムの1つまたは複数を含む。
適切な結合剤は、任意の適切なカチオンを含むアルギン酸塩、例えばアルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウムおよびアルギン酸カリウムなど、セルロースまたは変性セルロース、例えばヒドロキシプロピルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースなど、デンプンまたは変性デンプン、多糖類、例えばペクチン酸ナトリウム、ペクチン酸カリウム、ペクチン酸カルシウムまたはペクチン酸マグネシウムなどの任意の適切なカチオンを含むペクチン塩など、キサンタンガム、グアーガム、および任意の他の適切な天然ガムを含むが、これらに限定されない。
結合剤は、任意の適切な量および濃度でエアロゾル生成材料中に含まれてもよい。
「エアロゾル生成剤」とは、エアロゾルの生成を促進する剤である。エアロゾル生成剤は、吸入可能な固体および/または液体エアロゾルへのガスの初期気化および/または凝縮を促進することによってエアロゾルの生成を促進し得る。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成剤は、エアロゾル生成物品からの香味の送達を改善し得る。
通常、任意の適切なエアロゾル生成剤が、エアロゾル生成材料中に含まれてもよい。適切なエアロゾル生成剤は、ポリオール、例えばソルビトール、グリセロール、およびプロピレングリコールまたはトリエチレングリコールのようなグリコールなど、非ポリオール、例えば一価アルコール、高沸点炭化水素など、乳酸などの酸、グリセロール誘導体、エステル、例えばジアセチン、トリアセチン、トリエチレングリコールジアセタート、クエン酸トリエチル、またはミリスチン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルを含むミリスチン酸など、ならびに脂肪族カルボン酸エステル、例えばステアリン酸メチル、ドデカン二酸ジメチル、およびテトラデカン二酸ジメチルなどを含むが、これらに限定されない。
特定の実施形態では、エアロゾル生成材料は、タバコ組成物の60~90重量%の量のタバコ成分と、タバコ組成物の0~20重量%の量の充填剤成分と、タバコ組成物の10~20重量%の量のエアロゾル生成剤とを含む。タバコ成分は、タバコ成分の70~100重量%の紙で再構成されたタバコを含んでもよい。
1つの例では、エアロゾル生成材料202の本体は、34mmから50mmの間の長さであり、任意選択的に、エアロゾル生成材料202の本体は、38mmから46mmの間の長さであり、さらに任意選択的に、エアロゾル生成材料202の本体は、42mmの長さである。
1つの例では、物品200の全長は71mmから95mmの間であり、任意選択的に、物品200の全長は、79mmから87mmの間であり、さらに任意選択的に、物品200の全長は、83mmである。
エアロゾル生成材料202の本体の軸方向端部は、物品200の遠位端214で見ることができる。しかしながら、他の実施形態では、物品200の遠位端214は、エアロゾル生成材料202の本体の軸方向端部を覆う端部部材(図示せず)を含んでもよい。
エアロゾル生成材料202の本体は、フィルタアセンブリ204を囲むようにフィルタアセンブリ204のほぼ円周の周りに配置され、エアロゾル生成材料202の本体の長さに沿って部分的に延びる環状の傾斜紙(図示せず)によってフィルタアセンブリ204に接合される。1つの例では、チップ紙は、58GSM規格のチップ原紙で作製される。1つの例では、42mmから50mmの間の長さを有し、任意選択的に、チップ紙は46mmの長さを有する。
1つの例では、冷却セグメント206は、環状管であり、冷却セグメントの周りに配置され、冷却セグメント内の空隙を画定する。空隙は、エアロゾル生成材料202の本体から生成された加熱された揮発性成分が流れるためのチャンバを提供する。冷却セグメント206は、エアロゾル蓄積のためのチャンバを提供するために中空であるが、製造中および物品200がデバイス100への挿入中に使用されている間に生じ得る軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分に剛性である。1つの例では、冷却セグメント206の壁の厚さは、約0.29mmである。
冷却セグメント206は、エアロゾル生成材料202とフィルタセグメント208との間の物理的変位を提供する。冷却セグメント206によって提供される物理的変位は、冷却セグメント206の長さにわたって熱勾配を提供する。1つの例では、冷却セグメント206は、冷却セグメント206の第1の端部に入る加熱された揮発性成分と冷却セグメント206の第2の端部から出る加熱された揮発性成分との間に少なくとも40℃の温度差を提供するように構成される。1つの例では、冷却セグメント206は、冷却セグメント206の第1の端部に入る加熱された揮発性成分と、冷却セグメント206の第2の端部から出る加熱された揮発性成分との間に少なくとも60℃の温度差を提供するように構成される。冷却要素206の長さにわたるこの温度差は、デバイスエアロゾル供給デバイスの加熱アセンブリ100によって加熱されたときに、エアロゾル生成材料202の高温から感温性フィルタセグメント208を保護する。フィルタセグメント208とエアロゾル生成材料202の本体および加熱アセンブリ100の加熱要素114、124との間に物理的変位が提供されなかった場合、感温性フィルタセグメント208は、使用中に損傷を受ける可能性があり、そのため、必要な機能を効果的に実行しない。
1つの例では、冷却セグメント206の長さは、少なくとも15mmである。1つの例では、冷却セグメント206の長さは、20mmから30mmの間、より具体的には23mmから27mmの間、より具体的には25mmから27mmの間、より具体的には25mmである。
冷却セグメント206は紙で作製されており、これは、冷却セグメントが、エアロゾル供給デバイスのヒータアセンブリ100に隣接して使用するときに懸念される化合物、例えば毒性化合物を生成しない材料で構成されていることを意味する。1つの例では、冷却セグメント206は、中空の内部チャンバを提供するが機械的剛性を維持する螺旋状に巻かれた紙管から製造される。螺旋状に巻かれた紙管は、管の長さ、外径、真円度および真直度に関して高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。
別の例では、冷却セグメント206は、硬質プラグラップまたはチップ紙から作りだされた凹部である。硬質プラグラップまたはチップ紙は、製造中および物品200がデバイス100への挿入中に使用されている間に生じ得る軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分な剛性を有するように製造される。
冷却セグメント206の各例について、冷却セグメントの寸法精度は、高速製造プロセスの寸法精度要件を満たすのに十分である。
フィルタセグメント208は、喫煙可能材料からの加熱された揮発性成分から1つまたは複数の揮発性化合物を除去するのに十分な任意のフィルタ材料で形成されてもよい。1つの例では、フィルタセグメント208は、酢酸セルロースなどのモノアセテート材料で作製される。フィルタセグメント208は、加熱された揮発性成分の量をユーザにとって満足できないレベルまで枯渇させることなく、加熱された揮発性成分からの冷却および刺激低減を提供する。
フィルタセグメント208の酢酸セルローストウ材料の密度は、フィルタセグメント208にわたる圧力降下を制御し、さらに物品200の引き込み抵抗も制御する。したがって、フィルタセグメント208の材料の選択は、物品200の引き込み抵抗を制御する上で重要である。さらに、フィルタセグメント208は、物品200内で濾過機能を実行する。
1つの例では、フィルタセグメント208は、8Y15グレードのフィルタトウ材料から作製されており、それによって、加熱された揮発性材料に濾過効果を提供する一方で、加熱された揮発性材料から生じる凝縮エアロゾル液滴のサイズも減少させ、その結果、加熱された揮発性材料の刺激および喉への衝撃を満足のいくレベルまで減少させる。
フィルタセグメント208の存在は、冷却セグメント206を出る加熱された揮発性成分にさらなる冷却を提供することによって断熱効果を提供する。このさらなる冷却効果は、フィルタセグメント208の表面上のユーザの唇の接触温度を低下させる。
フィルタセグメント208内への香味付けされた液体の直接注入の形態で、またはフィルタセグメント208の酢酸セルローストウ内に1つまたは複数の香味付けされた破断可能なカプセルまたは他の香味キャリヤを埋め込むかまたは配置することによって、フィルタセグメント208に1つまたは複数の香味が加えられてもよい。
1つの例では、フィルタセグメント208は、6mmから10mmの間の長さであり、任意選択的に8mmである。
吸い口端セグメント210は、環状管であり、吸い口端セグメント210の周りに配置され、その中に空隙を画定する。空隙は、フィルタセグメント208から流れる加熱された揮発性成分のためのチャンバを提供する。吸い口端セグメント210は、エアロゾル蓄積のためのチャンバを提供するために中空であるが、製造中および物品がデバイス100への挿入中に使用されている間に生じ得る軸方向の圧縮力および曲げモーメントに耐えるのに十分に剛性である。1つの例では、吸い口端セグメント210の壁の厚さは、約0.29mmである。
1つの例では、吸い口端セグメント210の長さは、6mmから10mmの間であり、任意選択的に8mmである。1つの例では、吸い口端セグメントの厚さは、0.29mmである。
吸い口端セグメント210は、中空の内部チャンバを提供するが、臨界機械的剛性を維持する螺旋状に巻かれた紙管から製造されてもよい。螺旋状に巻かれた紙管は、管の長さ、外径、真円度および真直度に関して高速製造プロセスの厳しい寸法精度要件を満たすことができる。
吸い口端セグメント210は、フィルタセグメント208の出口に蓄積する液体凝縮物がユーザと直接接触するのを防止する機能を提供する。
一例では、吸い口端セグメント210および冷却セグメント206は、単一の管から形成されてもよく、フィルタセグメント208は、吸い口端セグメント210と冷却セグメント206とを分離する管内に位置付けられることを理解されたい。
物品200には、物品200の外部から物品200の内部に空気を流入させることができる通気領域216が設けられる。1つの例では、通気領域216は、物品200の外層を通して形成された1つまたは複数の通気孔216の形態をとる。通気孔は、物品200の冷却を助けるために冷却セグメント206内に配置されてもよい。1つの例では、通気領域216は、孔の1列または複数の列を含み、任意選択的に、孔の各列は、物品200の長手方向軸に略垂直な断面において物品200の周りに円周方向に配置される。
1つの例では、物品200に通気を提供するために、1~4列の通気孔がある。通気孔の各列は、12~36個の間の通気孔216を有してもよい。通気孔216は、例えば、直径が100から500μmの間であってもよい。1つの例では、通気孔216の列間の軸方向分離は、0.25mmから0.75mmの間であり、任意選択的に、通気孔216の列間の軸方向分離は、0.5mmである。
1つの例では、通気孔216は、均一なサイズである。別の例では、通気孔216の大きさは、様々である。通気孔は、任意の適切な技術、例えば、レーザ技術、冷却セグメント206の機械的穿孔、または物品200に形成される前の冷却セグメント206の事前穿孔のうちの1つまたは複数を使用して作製することができる。通気孔216は、物品200に効果的な冷却を提供するように配置される。
1つの例では、通気孔216の列は、物品の近位端212から少なくとも11mmに配置され、任意選択的に、通気孔は、物品200の近位端212から17mmから20mmの間に配置される。通気孔216の位置は、物品200が使用されているときに使用者が通気孔216を塞がないように配置される。
物品200の近位端212から17mmから20mmの間に通気孔の列を設けることにより、図1から分かるように、物品200がデバイス100に完全に挿入されたときに、通気孔216をデバイス100の外側に配置することが可能になる。通気孔を装置の外側に配置することにより、非加熱空気は、物品200の冷却を助けるためにデバイス100の外側から通気孔を通って物品200に入ることができる。
冷却セグメント206の長さは、物品200がデバイス100に完全に挿入されたときに、冷却セグメント206がデバイス100内に部分的に挿入されるような長さである。冷却セグメント206の長さは、物品200がデバイス100内に完全に挿入されたときに、デバイス100のヒータ構成体と感温性フィルタ構成体208との間に物理的間隙を提供する第1の機能と、通気孔216が、冷却セグメント内に配置されることを可能にしながら、デバイス100の外側にも配置される第2の機能とを提供する。図1で分かるように、冷却要素206の大部分は、デバイス100内に配置される。しかしながら、デバイス100から延出する冷却要素206の一部が存在する。デバイス100から延出するのは、通気孔216が配置される冷却要素206のこの部分である。
図3は、例示的な使用セッション302中の、図1Bに示す第1の誘導加熱要素114などのエアロゾル供給デバイス内の第1の加熱要素の温度プロファイル300を示す。温度プロファイル300は、適切には、加熱アセンブリの任意の動作モードにおける第1の誘導加熱要素114の温度プロファイルを指す。第1の加熱要素114の温度プロファイル300は、第1の加熱要素114に配置された適切な温度センサによって測定される。適切な温度センサは、熱電対、熱電対列または測温抵抗体(抵抗温度計とも称されるRTD)を含む。特定の実施形態では、デバイスは、少なくとも1つのRTDを備える。一実施形態では、デバイスは、エアロゾル供給デバイス内に存在する各加熱要素114、124内に配置された熱電対を備える。温度センサまたは各温度センサによって測定された温度データは、コントローラに伝えられてもよい。さらに、このデータは、加熱要素114、124が所定の温度に達したときにコントローラに伝えられてもよく、それにより、コントローラは、それに応じてエアロゾル供給デバイス内の要素への電力の供給を変更してもよい。任意選択的に、コントローラは、PID(比例積分微分)コントローラを備え、このPIDコントローラは、制御ループフィードバック機構を使用して、デバイス内に配置された1つまたは複数の温度センサから供給されたデータに基づいて加熱要素の温度を制御する。一実施形態では、コントローラは、加熱要素の各々に配置された熱電対から供給される温度データに基づいて各加熱要素の温度を制御するように構成されたPIDコントローラを備える。
使用セッション302は、デバイスがアクティブ化され304、コントローラが少なくとも第1の誘導加熱ユニット110にエネルギーを供給するようにデバイスを制御するときに開始する。デバイスは、例えば、押しボタンを作動させることによって、またはデバイスから吸入することによって、ユーザによってアクティブ化されてもよい。エアロゾル供給デバイスと共に使用するための作動手段は、当業者に知られている。誘導加熱手段を備えるヒータアセンブリの文脈では、使用セッションは、コントローラが変動電流をインダクタ(第1および第2のコイル112、122など)に供給するように、したがって変動磁場を誘導加熱要素に供給するように命令して、誘導加熱要素の温度上昇を生成するときに開始する。上述したように、これは、便宜的に、「誘導加熱ユニットにエネルギーを供給する」と称されてもよい。
使用セッション302の終了306は、コントローラがエアロゾル供給デバイス内に存在するすべてのエアロゾル生成器へのエネルギーの供給を停止するようにデバイス内の要素に命令するときに起こる。誘導エアロゾル生成器を含むヒータアセンブリの文脈では、使用セッションは、加熱アセンブリ内に設けられた誘導加熱要素のいずれにも変動電流が供給されなくなり、それにより、いかなる変動磁場も誘導加熱要素に供給されなくなるときに終了する。
喫煙セッション302の開始時に、第1の加熱要素の温度は、最高動作温度308に達するまで迅速に上昇する。最高動作温度308に達するのにかかる時間310は、「ランプアップ」期間と称されてもよく、様々な実施形態によれば20秒未満の持続時間を有する。
第1の加熱要素の温度は、任意選択的に、使用セッション312の後半に最高動作温度308からより低い温度314に降下してもよい。使用セッション302の後半に温度が最高動作温度308から降下する場合、第1の加熱要素が降下する温度314が動作温度であることが好ましい。第1の加熱要素が降下する動作温度314は、適切には、「第2の動作温度」314と称されてもよい。任意選択的に、第1の加熱要素の温度は、使用セッション302の終了306まで第1の加熱要素の最低動作温度を下回らない。第1の加熱要素は、任意選択的に、使用セッション302の終了306まで第2の動作温度314以上のままである。
加熱アセンブリが複数のモード(例えば、ベースモードおよびブーストモード)で動作可能である実施形態では、第1の加熱要素の温度は、モードの少なくとも1つにおいて最高動作温度308から第2の動作温度314に降下してもよい。任意選択的に、第1の加熱要素の温度は、すべての動作可能モードで最高動作温度308から第2の動作温度314に降下する。誤解を避けるために、第1の加熱要素の最高動作温度308および第2の動作温度314は、モードごとに異なり得る。
いくつかの例では、第2の動作温度314は、180から240℃である。加熱アセンブリが複数のモードで動作可能である場合、少なくとも1つの動作モードにおける第2の動作温度314は、180から240℃であってもよい。任意選択的に、すべての動作モードにおける第2の動作温度314は、180から240℃であってもよい。さらに任意選択的に、第2の動作温度314は、少なくとも220℃である。いくつかの例では、第1の加熱要素またはエアロゾル生成器は、すべての動作モードで使用セッションが終了するまで、第2の動作温度314以上のままである。理論に縛られることを望むものではないが、使用セッション220の終了まで第1の加熱要素が220℃未満に降下しないように加熱アセンブリを構成することにより、使用セッション中にエアロゾル生成物品の第1の部分で凝縮が生成することが少なくとも部分的に防止され得、および/またはエアロゾル生成物品の第1の部分によって提供される吸引に対する抵抗も低減され得る。
これらの実施形態では、第1の加熱要素は、セッションの少なくとも25%、50%、または75%までの間、最高動作温度またはそれに略近い温度のままであり得る。例えば、第1の加熱要素は、使用セッションの第1の持続時間にわたってその最高動作温度のままであり、次いで使用セッションの第2の持続時間にわたって第2の動作温度に降下してこの温度のままであってもよく、第1の持続時間は、セッションの少なくとも25%、50%、または75%である。第1の持続時間は、第2の持続時間よりも長くても短くてもよい。任意選択的に、少なくとも1つの動作モードでは、第1の持続時間は、第2の持続時間よりも長い。この例では、第1の持続時間と第2の持続時間との比は、1.1:1~7:1、1.5:1~5:1、2:1~3:1、または約2.5:1であってもよい。
特定の実施形態では、デバイスは、複数のモードで動作可能であり、上記の比率は、第1の動作モードに適用される。第2の動作モードでは、第1の持続時間は、第2の持続時間よりも長くても短くてもよい。任意選択的に、第2の持続時間は、第1の持続時間よりも長い。したがって、1つの実施形態は、第1の動作モードでは、第1の持続時間が第2の持続時間よりも長いが、第2の動作モードでは、第2の持続時間が第1の持続時間よりも長いように構成されるデバイスである。1つの実施形態では、第2の動作モードでは、第1の持続時間に対する第2の持続時間の比は、1.1:1~5:1、1.2~2:1、または1.3:1~1.4:1であってもよい。別の実施形態では、第2の動作モードでは、第1の持続時間に対する第2の持続時間の比は、2:1~12:1、2.5:1~11:1であってもよい。特に、比は、3:1~4:1であってもよい。あるいは、比は、8:1~10:1であってもよい。この実施形態は、使用セッション中にデバイス内に形成される凝縮物の量を低減するのに特に適し得る。
使用セッションのより大きな割合の間で第1の加熱要素をその最高動作温度で動作させることは、使用中にデバイス内に集まる凝縮物の量を減らすのに役立ち得ることが分かった。この効果は、加熱ユニットがより短い使用セッション中により高い最高動作温度で動作する、いわゆる「ブースト」動作モードにおいて特に顕著であり得る。
最高動作温度308は、約200℃~300℃、または210℃~290℃、または220℃~280℃、または230℃~270℃、または240℃~260℃であってもよい。
図4は、例示的な喫煙セッション402中に、図1Bに示す第2の誘導加熱要素124などのエアロゾル供給デバイス内に存在するときの第2の加熱要素の温度プロファイル400を示す。喫煙セッション402は、図3に示す喫煙セッション302に対応する。温度プロファイル400は、適切には、加熱アセンブリの任意の動作モードにおける第2の誘導加熱要素124の温度プロファイルを指す。
使用セッション402は、デバイスがアクティブ化され404、エネルギーが少なくとも第1の誘導加熱ユニットに供給されるときに開始する。この例では、コントローラは、使用セッション402の開始時に第2の誘導加熱ユニットにエネルギーを供給しないように構成される。それにもかかわらず、第2の誘導加熱要素の温度は、第1の加熱要素114から第2の加熱要素124への熱エネルギーの熱「ブリード」-伝導、対流および/または放射に起因して幾分上昇しやすくなる。
使用セッションの開始後の第1のプログラムされた時点406において、コントローラは、エネルギーが第2の加熱ユニット120に供給されるように命令し、第2の加熱要素124の温度は、所定の第1の動作温度410に達する時点408まで迅速に上昇し、次いで、コントローラは、第2の加熱要素124がさらなる時間期間にわたって実質的にこの温度のままになるように第2の加熱ユニット120を制御する。所定の第1の動作温度410は、第2の加熱要素124の最高動作温度412よりも低くてもよい。他の実施形態(図示せず)では、第1の所定の動作温度は、最高動作温度である。すなわち、第2の加熱要素124は、第2の加熱ユニット120のアクティブ化時に最高動作温度まで直接加熱される。
いくつかの実施形態では、所定の第1の動作温度410は、150℃~200℃である。所定の第1の動作温度410は、150℃、160℃、170℃、180℃、または190℃より高くてもよい。所定の第1の動作温度410は、200℃、190℃、180℃、170℃、または160℃未満であってもよい。任意選択的に、所定の第1の動作温度410は、150℃~170℃である。より低い第1の動作温度410は、デバイス内に集まる望ましくない凝縮物の量を減らすのに役立ち得る。
加熱アセンブリが複数のモードで動作可能である実施形態では、加熱アセンブリは、少なくとも1つのモードで、第2の加熱要素124が第1の動作温度410まで上昇し、第1の動作温度410を維持し、次いで、続いて最高動作温度412まで上昇するように構成されてもよい。任意選択的に、加熱アセンブリは、すべての動作可能なモードで、第2の加熱要素124が第1の動作温度410まで上昇し、第1の動作温度410を維持し、次いで、続いて最高動作温度412まで上昇するように構成される。
電力が第2の加熱ユニット120に最初に供給される第1のプログラムされた時点406は、デバイス404のアクティブ化後少なくとも約10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、または60秒であってもよい。加熱アセンブリが複数のモードで動作可能である実施形態の場合、第1のプログラムされた時点406は、少なくとも1つのモードにおいてデバイス404のアクティブ化後少なくとも約10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒、70秒、または80秒である。任意選択的に、第1のプログラムされた時点406は、すべての動作可能なモードにおいてデバイス404のアクティブ化後少なくとも約10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒、70秒、または80秒である。第1のプログラムされた時点406は、各モードで同じであってもよく、またはモード間で異なってもよい。任意選択的に、第1のプログラムされた時点406は、モード間で異なる。特に、第1のプログラムされた時点406は、第2のモードよりも第1のモードにおける使用セッションの遅い時点であってもよい。
いくつかの実施形態では、加熱アセンブリ100は、第2の誘導加熱要素124の温度を第1の所定の動作温度410まで上昇させるためのプログラムされた時点406の10秒以内、または5秒、4秒、3秒もしくは2秒以内に、第2の誘導ユニット120が所定の動作温度410まで上昇するように構成されてもよい。言い換えると、2つの時点406、408の間の期間414は、10秒以下、5秒以下、4秒以下、3秒以下、または2秒以下の持続時間を有してもよい。任意選択的に、期間414は、2秒以下の持続時間を有する。
第2の加熱要素124は、第2の加熱要素124がその最高動作温度412まで上昇するようにコントローラが第2の加熱ユニットを制御する第2のプログラムされた時点416まで、所定の時間期間にわたって所定の第1の動作温度410に保たれてもよい。この第2のプログラムされた時点416において、第2の加熱要素124の温度は、最高動作温度412に達する時点418まで迅速に上昇する。次いで、コントローラは、第2の加熱要素124がさらなる時間期間にわたって実質的にこの温度のままになるように第2の加熱ユニットを制御する。
第2のプログラム時点416は、デバイス404のアクティブ化後少なくとも約10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、または60秒であってもよい。
いくつかの実施形態では、加熱アセンブリ100は、第2の誘導加熱要素124の温度を最高動作温度412まで上昇させるためのプログラムされた時点416の10秒以内、または5秒、4秒、3秒もしくは2秒以内に、第2の誘導要素124が第1の所定の動作温度410から最高動作温度412まで上昇するように構成されてもよい。言い換えると、2つの時点416、418の間の期間420は、10秒以下、5秒以下、4秒以下、3秒以下、または2秒以下の持続時間を有してもよい。任意選択的に、期間420は、2秒以下の持続時間を有する。
時点416から時点418までの期間の第2の加熱要素の温度は、少なくとも毎秒50℃、または毎秒100℃、または毎秒150℃の速度で上昇し得る。
いくつかの実施形態では、加熱アセンブリ100は、第2の誘導加熱要素124が、デバイス404のアクティブ化から少なくとも約30秒、40秒、50秒、60秒、80秒、100秒、または120秒後に最高動作温度412に達するように構成されてもよい。任意選択的に、加熱アセンブリ100は、第2の誘導加熱要素124が、デバイス404のアクティブ化後少なくとも約120秒後に最高動作温度412に達するように構成される。
いくつかの実施形態では、加熱アセンブリ100は、第1の誘導加熱要素122がその最高動作温度308に達してから少なくとも約10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒、80秒、100秒、または120秒後に、第2の誘導加熱要素124が最高動作温度412に達するように構成されてもよい。任意選択的に、加熱アセンブリ100は、第1の誘導加熱要素122がその最高動作温度308に到達してから少なくとも約120秒後に、第2の誘導加熱要素124がその最高動作温度412に到達するように構成される。言い換えれば、図3および図4を参照すると、時点418は、喫煙セッション302、402中の時点310より少なくとも120秒後であってもよい。
第2の加熱要素124は、喫煙セッション422の終了まで所定の時間期間にわたってその最高動作温度412に保たれてもよく、その終了時点で、コントローラは、エアロゾル供給デバイス内に存在するすべての加熱要素へのエネルギーの供給を停止するように加熱アセンブリを制御する。任意選択的に、第2の加熱要素124の温度が動作温度(おおよそ第1の所定の時点406付近)に達した後、第2の加熱要素124の温度は、喫煙セッション402の終了まで第2の加熱要素124の最低動作温度424を下回らない。
第1の加熱要素122が喫煙セッションの後半に最高動作温度308からより低い温度に降下する実施形態では、第2の加熱要素124は、第1の加熱要素122の温度降下の前、第1の加熱要素122の温度降下の後、または第1の加熱要素122の温度降下と同時に、その最高動作温度412に達してもよい。一実施形態では、第2の加熱要素124は、第1の加熱要素122がその最高動作温度308からより低い温度に降下する前に、その最高動作温度412に達する。
いくつかの実施形態では、第1の加熱要素122の最高動作温度308は、第2の加熱要素124の最高動作温度と略同じである。他の実施形態では、第1および第2の加熱要素122、124の最高動作温度308、412は、異なってもよい。例えば、第1の加熱要素122の最高動作温度308は、第2の加熱要素124の最高動作温度よりも高くてもよく、または第2の加熱要素124の最高動作温度412は、第1の加熱要素122の最高動作温度よりも高くてもよい。1つの実施形態では、第1の加熱要素122の最高動作温度308は、第2の加熱要素124の最高動作温度412よりも高い。別の実施形態では、第1の加熱要素122の最高動作温度308は、第2の加熱要素124の最高動作温度と略同じである。
加熱要素が略一定の温度のままである期間では、コントローラによって定義された目標温度付近の温度にわずかな変動があり得る。いくつかの実施形態では、変動は、約±10℃、または±5℃、または±4℃、または±3℃、または±2℃、または±1℃未満である。任意選択的に、変動は、少なくとも第1の加熱要素、少なくとも第2の加熱要素、または第1の加熱要素と第2の要素の両方について、約±3℃未満である。
上記で論じた図3および図4は、デバイス100内に存在する加熱ユニットの測定または観察された温度プロファイルを反映する。図5は、デバイス100内に存在する任意の加熱ユニットのプログラムされた加熱プロファイルを反映する。本デバイスの加熱アセンブリ内に存在する任意の加熱ユニットの任意のプログラムされた加熱プロファイルは、図5に示すような一般的なプログラムされた加熱プロファイルによって示され得る。
プログラムされた加熱プロファイル500は、第1の温度である温度A502を含む。温度A502は、時点A504において、所与の使用セッション中に加熱ユニットが到達するようにプログラムされている第1の温度である。時点A504は、使用セッションの開始から、すなわち加熱アセンブリ内に存在する少なくとも1つの加熱ユニットに電力が最初に供給された時点から経過した秒数に関して好都合に定義され得る。
任意選択的に、プログラムされた加熱プロファイル500は、第2の温度である温度B506を含んでもよい。温度B506は、温度A502とは異なる温度である。いくつかの実施形態では、デバイスは、時点B508で所与の使用セッション中に温度B506に達するようにプログラムされる。時点B508は、時点A504の時間的に後に起こる。
時点A504から時点B508まで、デバイスは、略同じ温度である温度A502を有するようにプログラムされる。しかしながら、いくつかの実施形態では、この期間内の温度A502に関する変動があってもよい。例えば、加熱ユニットは、この期間中に温度A502の10℃以内、任意選択的にこの期間中に温度A502の5℃以内である温度を有してもよい。そのようなプロファイルは、依然として図5に全体的に示すプロファイルに対応すると考えられる。他の実施形態では、この期間中に温度A502からの変動は実質的にない。
図5は温度A502よりも高い温度B506を示すが、本開示のプログラムされた加熱プロファイルはそのように限定されず、温度B506は任意の所与の加熱プロファイルについて温度A502よりも高くても低くてもよい。
任意選択的に、プログラムされた加熱プロファイル500は、第2の温度である温度B506を含む。
任意選択的に、プログラムされた加熱プロファイル500は、第3の温度である温度C510を含んでもよい。温度C510は、温度Bとは異なる温度である。いくつかの実施形態では、デバイスは、時点C512で所与の使用セッション中に温度C510に達するようにプログラムされる。時点C512は、時点B508、したがって時点A502の時間的に後に起こる。
温度C510は、温度A502と同じ温度であってもなくてもよい。
図5は、温度B506および温度A502よりも高い温度C510を示すが、本開示のプログラムされた温度プロファイルはそのように限定されず、温度C510は、任意の所与の加熱プロファイルについて温度A502よりも高くても低くてもよい。温度C510は、任意の所与の加熱プロファイルについて温度B506より高くても低くてもよい。
プログラムされた加熱プロファイル500は、使用セッションの残りの間にエネルギーが加熱ユニットに供給されるのを停止する最終時点514を含む。最終時点514は、使用セッションの終了と同時であり得る。
驚くべきことに、加熱ユニットのプログラムされた加熱プロファイルの温度502、506、510および時点504、508、512、514は、デバイス100内の凝縮物の蓄積を低減するように変調され得ることが分かった。特に、使用セッションの50%が経過した後、任意選択的に使用セッションの75%が経過した後に時点B508が起こるようにデバイスを構成することにより、使用中のデバイス内に集まる凝縮物の量が低減され得る。
加熱アセンブリが少なくとも2つのエアロゾル生成器を含む実施形態では、加熱アセンブリは、第1および第2のエアロゾル生成器が略同じ最高動作温度を有するように構成されてもよい。本発明者らは、この構成もまたデバイス内の凝縮物の蓄積を低減し得ることを確認した。
図6は、コントローラがエアロゾル供給デバイスの1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して2つの異なる加熱プロファイルを設定し得る実施形態を示す。コントローラは、エアロゾル供給デバイスの1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイル601、602を設定するように第1の動作モードで動作可能であってもよい。図6に示すように、第1の加熱プロファイル601、602は、時間に応じてステップダウンされてもよい。コントローラは、第1の動作モードで動作されるとき、使用セッション(すなわち、時点610と612との間)中に、1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度が温度T1になるように構成されるように、第1の加熱プロファイル601、602を設定するように構成される。
図6に示す特定の実施形態では、第1の動作モードでは、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対する初期時点610での温度601を設定するように、セッションの開始時に最初に構成される。初期温度601は、時間期間t1の間維持されてもよく、その後、時点611において、使用セッションの残りの間、温度はより低い温度602に降下されてもよい。セッションは、コントローラが1つまたは複数のエアロゾル生成器へのエネルギーの供給を停止した時点612で終了すると考えられる。
コントローラはまた、図6に示すような第2の動作モードで動作されてもよく、ここでは、コントローラは、使用セッション中(すなわち、時点610と612との間)に、1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでも温度T1になるように構成されるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して異なる第2の加熱プロファイル603、604を設定するように構成される。
したがって、コントローラは、少なくとも第1のモードおよび第2のモードで動作するように構成されてもよく、このとき、異なる加熱プロファイルが利用され得るが、異なる加熱プロファイルは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して同じ平均動作温度T1を設定する。
使用セッションを通してエアロゾル化可能な材料を特定の最適な平均温度に維持することが望ましくなり得ること、したがって、1つまたは複数のエアロゾル生成器に適用される加熱プロファイルが、所望の最適な平均温度と実質的に一致または対応する平均動作温度T1を有することが望ましいことが理解されよう。
一実施形態によれば、加熱プロファイル601、602;603、604の平均動作温度T1は、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内であってもよい。
第1および第2の加熱プロファイル601、602;603、604は、図6を参照して図示し、説明した例のように、互いの鏡像であってもよい。図6に示す例では、第1の加熱プロファイル601、602は、時点610から611までの第1の時間期間t1中第1の温度601を設定するように構成され、次いで、時点611において、第1の加熱プロファイルは、時点611から612までの残りの時間期間t2の間、より低い温度602を設定する。逆に、第2の加熱プロファイル603、604は、時点610から611までの時間期間t1中、温度603を設定するように構成され、次いで、時間611において、第2の加熱プロファイルは、残りの時間期間611から612の間により高い温度604を設定する。
ユーザにとって所望のまたは最適な感覚体験は、使用セッション中(すなわち、時間点610~612中)に1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度を特定の平均動作温度T1に維持することによって達成され得ることが分かっている。しかしながら、図6に示すように、同じ平均動作温度T1を有する異なる加熱プロファイルが利用されてもよい。
使用セッション中に同じ平均動作温度T1を有する異なる加熱プロファイルを設定する能力は、エアロゾル化可能な材料が使用セッション中に最適な平均温度に維持されることを可能にしながらも、2つ以上の異なる加熱プロファイル間で選択することによってユーザが異なる感覚経験を有することを容易にもする。
一実施形態によれば、使用セッションは、図6に示すように、少なくとも第1の時間期間t1と少なくとも第2の後続の時間期間t2とを含んでもよい。
図6を参照すると、第1の時間期間t1中の第1の動作モードでは、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器の第1の最高温度601を設定するように構成されてもよい。第2の時間期間t2中、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器の第2の最高温度602を設定するように構成されてもよい。第1の最高温度601は、第2の最高温度602よりも高くてもよい。
代替の実施形態によれば、第1の最高温度は、第2の最高温度よりも低くてもよい。
第1の時間期間t1中の第2の動作モードでは、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の最高温度603を設定するように構成されてもよい。第2の時間期間t2中、コントローラは、次いで、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の最高温度604を設定するように構成されてもよい。第1の最高温度603は、第2の最高温度604よりも低くてもよい。
代替の実施形態によれば、第1の最高温度は、第2の最高温度よりも高くてもよい。
図7は、コントローラが、第1の最高動作温度701、703を有する第1の加熱プロファイル701、702、703、704と、異なる第2の最高動作温度705、707を有する第2の加熱プロファイル705、706、707、708とを設定するように構成され得るが、両方の加熱プロファイルが同じ平均動作温度T1を有する実施形態を示す。
同様に、第1の加熱プロファイル701、702、703、704は、第1の最低動作温度702、704を有してもよく、第2の加熱プロファイル705、706、707、708は、異なる第2の最低動作温度706、708を有してもよい。
図8は、コントローラが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイル801、802、803、804を設定し得る実施形態を示し、ここで第1の加熱プロファイル801、802、803、804は、時間に応じて上方にステップアップされてもよく、使用セッションを通して平均動作温度は、T1である。コントローラはまた、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイル810、811、812、813を設定するように構成されてもよく、ここで第2の加熱プロファイル810、811、812、813は、時間に応じて下方にステップダウンされてもよい。第2の加熱プロファイル810、811、812、813は、使用セッションを通して、第1の加熱プロファイル、すなわちT1と同じ平均動作温度を有するように構成されてもよい。
図8に示す特定の例では、2つの加熱プロファイルは、互いに鏡像である。しかしながら、2つの加熱プロファイルが鏡像であることは必須ではないことが理解されよう。
他の実施形態によれば、第1の加熱プロファイルは、時間に応じて下方にステップダウンされてもよく、第2の加熱プロファイルは、時間に応じて上方にステップアップされてもよく、ここで両方の加熱プロファイルは、使用セッションを通して同じ平均動作温度T1を有してもよい。
別の例として、使用セッションは、少なくとも第1の時間期間t1と、少なくとも第2の後続の時間期間t2と、少なくとも第3のさらに別の時間期間t3とを含んでもよい。コントローラは、第1の動作モードおよび第2の動作モードで動作可能であってもよい。第1の時間期間t1中、コントローラは、第1の最高温度T1maxを設定するように構成されてもよく、第2の時間期間t2中、コントローラは、第2の最高温度T2maxを設定するように構成され、第3の時間期間t3中、コントローラは、第3の最高温度T3maxを設定するように構成される。一実施形態によれば、T1max>T2max>T3maxである。別の実施形態によれば、T1max>T2max<T3maxである。別の実施形態によれば、T1max<T2max>T3maxである。別の実施形態によれば、T1max<T2max<T3maxである。
図9は、コントローラが1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して2つの異なる加熱プロファイルを設定するように構成され得る別の実施形態を示す。第1の加熱プロファイル900は、平均動作温度T1と持続時間D1とを有する。第2の加熱プロファイル901は、同じ平均動作温度T1を有するが、異なる持続時間D2を有する。D1およびD2は、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%または50%異なってもよい。D1は、200~210秒、210~220秒、220~230秒、230~240秒、240~250秒、250~260秒、260~270秒、270~280秒、280~290秒または290~300秒であってもよい。同様に、D2は、200~210秒、210~220秒、220~230秒、230~240秒、240~250秒、250~260秒、260~270秒、270~280秒、280~290秒または290~300秒であってもよい。
図10は、加熱プロファイルを1つまたは複数のエアロゾル生成器に設定するためのコントローラが、少なくとも3つの異なる動作モード1001、1002、1003で動作可能である実施形態を示す。
したがって、ユーザがより多様な感覚体験を選択できるようにするコントローラが提供される。
図11Aに示すように、ユーザは、第1の動作モード1001で動作するようにコントローラを選択してもよく、コントローラは、第1の使用セッション中(時刻t0からt3の間)に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように構成されてもよく、ここで1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間t0~t1中に温度T2に最初に上昇され、次に第2の時間期間t1~t2中により低い温度T3に低下され、次に第3の時間期間t2~t3中により高い温度T4まで上昇される。使用セッションは、時刻t3で終了するものとする。
図11Bに示すように、ユーザは、第2の動作モード1002で動作するようにコントローラを選択してもよく、コントローラは、第2の使用セッション中(時刻t0からt3の間)に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように構成されてもよく、ここで1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間t0~t1中に温度T5に最初に上昇され、次に第2の時間期間t1~t2中により高い温度T6にさらに上昇され、次に第3の時間期間t2~t3中にさらにより高い温度T7にさらに上昇される。使用セッションは、時刻t3で終了するものとする。
図11Cに示すように、ユーザは、第3の動作モード1003で動作するようにコントローラを選択してもよく、コントローラは、第3の使用セッション中(時刻t0からt3の間)に1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第3の加熱プロファイルを設定するように構成されてもよく、ここで1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、時間期間t0~t1中に温度T8に最初に設定され、次いで時刻t1でより低い温度T9に低下される。コントローラは、時刻t2において温度をさらにより低い温度T10に低下させるようにさらに構成される。一実施形態では、温度は、時間期間t2~t3の間温度T10に維持される。使用セッションは、時刻t3で終了するものとする。
一実施形態によれば、第1の使用セッションは持続時間D1を有してもよく、第2の使用セッションは持続時間D2を有してもよく、第3の使用セッションは持続時間D3を有してもよい。
図11A~図11Cに示す例では、3つの使用セッションすべての持続時間が同じであるため、D1=D2=D3である。しかしながら、例えば、D1=D2≠D3である他の実施形態が企図される。別の実施形態によれば、D1≠D2=D3である。さらなる実施形態によれば、D1=D3≠D2である。またさらなる実施形態によれば、D1≠D2≠D3である。図11A~図11Cに示す様々な加熱プロファイルは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定される動作温度が時間に応じてステップ式に変化するステップ式プロファイルを有する。しかしながら、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定される動作温度が、時間に応じて滑らかにまたは連続的に変化し得る他の実施形態も考えられる。
図12Aは、別の実施形態による加熱プロファイルを示す。図12Aに示すような第1の動作モードでは、コントローラは、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイル1200、1201を設定する。第1の加熱プロファイルは、時間期間t0~t1中に第1の温度1200を設定し、次いで時間期間t1~t2中に第2の温度1201を設定し、次いで時間期間t2~t3中に第3の温度1200を設定し、次いで時間期間t3~t4中に第4の温度1201を設定することを含む。使用セッションは、時刻t4で終了するものとする。
そのような使用セッション中、1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度は、T1である。
図12Bに示すように、一実施形態によれば、コントローラは、新しい第2の加熱プロファイルを形成するためにダミーバッファ期間または調整期間が加熱プロファイルに挿入され得る動作モードで動作されてもよい。
図12Bに示す特定の例では、ダミーバッファ期間または調整期間は、使用セッションがより遅い時刻t5で終了するように使用セッションを延長するために、時刻t4で第1の加熱プロファイルの最後に加熱プロファイルに挿入される。
したがって、コントローラが、1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するために第2の動作モードで動作可能であり、第2の加熱プロファイルが、第1の加熱プロファイルに対応するが、1つまたは複数のダミーバッファ期間をさらに含む様々な実施形態が、開示される。1つまたは複数のダミー期間は、1つまたは複数の調整期間とも称されてもよい。
ただし、図12Bに示すように、ダミーバッファ期間(または調整期間)が第1の加熱プロファイルの最後にされることは必須ではないことを理解されたい。1つまたは複数のダミーバッファ期間または調整期間が、第1の加熱プロファイル内の任意の点で第1の加熱プロファイルに挿入され得る実施形態が企図される。
図12Bに示す実施形態を参照すると、第2の動作モードでは、コントローラは、時間期間t0~t1中に第1の温度1200を有する加熱プロファイルを設定し、次に時間期間t1~t2中に第2の温度1201を設定し、次いで時間期間t2~t3中に第3の温度1200を設定し、次いで時間期間t3~t4中に第4の温度1201を設定する。コントローラは、時刻t4からt5の間にダミーバッファ期間または調整期間をさらに含み、温度は温度1200に維持される。
第2の動作モードでは、1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度は、T2である。T2は、第1の動作モードにおける平均動作温度T1とは異なることが理解されよう。
様々な理由で、1つまたは複数のダミー期間または調整期間が、第1の加熱プロファイルに挿入されてもよい。例えば、エアロゾル供給デバイスを、第1の動作モードとは異なる平均動作温度を有する第2の動作モードで動作させることが望ましくなり得る。より高い温度またはより低い温度を設定する前に、マーク空間比または時間期間などのエアロゾル生成器に設定される温度プロファイルの別の特性を変更することが望ましくなり得る他の実施形態が考えられる。
また、1つまたは複数のダミー期間または調整期間が第1の加熱プロファイルに挿入されるとき、使用セッションが、エアロゾル生成器に対して設定された温度プロファイルの終了前に終了し得ることも考えられる。
上述の実施形態を参照すると、1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の誘導加熱ユニットまたは1つまたは複数の抵抗もしくは非誘導加熱ユニットを備えてもよい。1つまたは複数のエアロゾル生成器は、1つまたは複数の外部または内部加熱ユニットを備えてもよい。
外部加熱ユニットは、エアロゾル生成物品を取り囲み、エアロゾル生成物品の外側部分に熱を導き、次いでエアロゾル生成物品の残りの部分を加熱する加熱ユニットを備えるものとして理解される。外部加熱ユニットは、誘導加熱ユニットおよび/または抵抗加熱ユニットを備えてもよい。
対照的に、内部加熱ユニットは、エアロゾル生成物品の本体に入るか、またはエアロゾル生成物品の本体内に設けられる加熱ユニットを備える。例えば、内部加熱ユニットは、エアロゾル供給デバイスの加熱チャンバのベース内に設けられたブレードを備えてもよい。エアロゾル生成物品は、エアロゾル供給デバイスに挿入されると、ブレード上に押し下げられ、その結果、ブレードはエアロゾル生成物品の遠位端内に延びる。様々な実施形態によれば、内部加熱ユニットは、抵抗加熱ユニットを備えてもよく、この加熱ユニットを加熱するために、電流が加熱ユニットを通過する。しかしながら、内部加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え得る他の実施形態が考えられる。誘導加熱ユニットは、時変磁場を生成するための誘導コイルと、サセプタとを備えてもよい。誘導コイルおよびサセプタは、インダクタによって生成された変動磁場がサセプタを貫通し、1つまたは複数の渦電流がサセプタの内部に生成されるように、適切に相対的に配置される。サセプタは電流の流れに対して抵抗を有するため、そのような渦電流がサセプタ内に生成されると、サセプタの電気抵抗に対するそれらの流れが、サセプタをジュール加熱によって加熱する。例えば、エアロゾル生成物品がエアロゾル供給デバイスに挿入されたときにエアロゾル生成物品がサセプタ上に押し込まれるように、エアロゾル供給デバイスの加熱チャンバのベース内にサセプタが設けられてもよい。次いで、サセプタは、内部サセプタから距離を置いて離間され得る誘導コイルによって加熱されてもよい。
1つまたは複数のエアロゾル生成器は、第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットとを備えてもよい。一実施形態によれば、(i)第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、(ii)第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、(iii)第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、または(iv)第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、のいずれかである。
一実施形態によれば、(i)第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、(ii)第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、(iii)第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、または(iv)第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、のいずれかである。
使用セッションは、エアロゾル生成物品がエアロゾル供給デバイスに挿入された後に、電力またはエネルギーが1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されるときに開始するように決定される。使用セッションはまた、ユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの最初のパフを行うことができるように、1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度を動作温度Tminまで上昇させるために、電力またはエネルギーが1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されたときに開始するように決定されてもよい。Tminは、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内であってもよい。使用セッションは、電力またはエネルギーがもはや1つまたは複数のエアロゾル生成器に供給されなくなったときに終了するように決定されてもよい。一実施形態によれば、使用セッションは、エアロゾル生成材料が実質的に消費されたとき、またはユーザがエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルのさらなるパフを行うことができないときに終了するように決定される。
一実施形態によれば、使用セッションは、エアロゾル生成材料の交換または補充なしにエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの複数回のパフをユーザが行うことができる時間期間に関連するように決定される。
本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求される特徴の理解および教示を支援するためにのみ提示される。これらの実施形態は、実施形態の代表的なサンプルとしてのみ提供され、網羅的および/または排他的ではない。本明細書に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲に対する制限または特許請求の範囲の均等物に対する制限と見なされるべきではなく、特許請求される発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用されてもよく、修正が行われてもよいことを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の、開示される要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを適切に含むか、それからなるか、または本質的にそれからなり得る。さらに、本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含んでもよい。
本明細書に記載の様々な実施形態は、特許請求される特徴の理解および教示を支援するためにのみ提示される。これらの実施形態は、実施形態の代表的なサンプルとしてのみ提供され、網羅的および/または排他的ではない。本明細書に記載の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、および/または他の態様は、特許請求の範囲によって定義された本発明の範囲に対する制限または特許請求の範囲の均等物に対する制限と見なされるべきではなく、特許請求される発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用されてもよく、修正が行われてもよいことを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の、開示される要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを適切に含むか、それからなるか、または本質的にそれからなり得る。さらに、本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含んでもよい。
本開示は以下の実施形態を含む。
(実施形態1)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して異なる第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能である、エアロゾル供給デバイス。
(実施形態2)
T1が、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内である、実施形態1に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態3)
前記第1および第2の加熱プロファイルが、互いに鏡像である、実施形態1または2に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態4)
前記第1の加熱プロファイルが、第1の最高動作温度を有し、前記第2の加熱プロファイルが、異なる第2の最高動作温度を有する、実施形態1または2に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態5)
前記第1の加熱プロファイルが、時間に応じて上方にステップアップされ、前記第2の加熱プロファイルが、時間に応じて下方にステップダウンにされる、実施形態1~4のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態6)
前記第1の加熱プロファイルが、時間に応じて下方にステップダウンされ、前記第2の加熱プロファイルが、時間に応じて上方にステップアップされる、実施形態1~4のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態7)
前記使用セッションが、少なくとも第1の時間期間t1と少なくとも第2の後続の時間期間t2とを含み、前記第1の動作モードおよび/または前記第2の動作モードのいずれかにおいて、前記第1の時間期間t1中、前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の最高温度T 1max を設定するように構成され、前記第2の時間期間t2中、前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の最高温度T 2max を設定するように構成され、ここで、(i)T 1max >T 2max 、または(ii)T 1max <T 2max のいずれかである、実施形態1~6のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態8)
前記使用セッションが、少なくとも第1の時間期間t1と、少なくとも第2の後続の時間期間t2と、少なくとも第3のさらに別の時間期間t3とを含み、前記第1の動作モードおよび/または前記第2の動作モードのいずれかにおいて、前記第1の時間期間t1中、前記コントローラは、第1の最高温度T 1max を設定するように構成され、前記第2の時間期間t2中、前記コントローラは、第2の最高温度T 2max を設定するように構成され、前記第3の時間期間t3中、前記コントローラは、第3の最高温度T 3max を設定するように構成され、ここで、(i)T 1max >T 2max >T 3max 、(ii)T 1max >T 2max <T 3max 、(iii)T 1max <T 2max >T 3max または(iv)T 1max <T 2max <T 3max のいずれかである、実施形態1~7のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態9)
前記第1の加熱プロファイルが、第1の持続時間D1を有し、前記第2の加熱プロファイルが、異なる第2の持続時間D2を有する、実施形態1~8のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態10)
D1およびD2が、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%または50%異なる、実施形態9に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態11)
D1が、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択される、実施形態9または10に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態12)
D2が、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択される、実施形態9、10、または11に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態13)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、第1の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで上昇され、次いで第2の時間期間中に温度T3まで低下され、次いで第3の時間期間中に温度T4まで上昇され、
前記コントローラは、第2の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
前記コントローラは、第3の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第3の加熱プロファイルを設定するように第3の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、エアロゾル供給デバイス。
(実施形態14)
前記コントローラが、前記第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式に、または(ii)実質的に円滑に、のいずれかで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT5からT6からT7まで上昇させるように構成される、実施形態13に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態15)
前記コントローラが、前記第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式に、または(ii)実質的に円滑に、のいずれかで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT8からT9からT10に低下させるように構成される、実施形態13または14に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態16)
前記第1の使用セッションが、持続時間D1を有し、前記第2の使用セッションが、持続時間D2を有し、前記第3の使用セッションが、持続時間D3を有し、ここで(i)D1=D2=D3、(ii)D1=D2≠D3、(iii)D1≠D2=D3、(iv)D1=D3≠D2、または(v)D1≠D2≠D3である、実施形態13、14または15に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態17)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、前記第2の加熱プロファイルは、前記第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、エアロゾル供給デバイス。
(実施形態18)
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の誘導加熱ユニットを備える、実施形態1~17のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態19)
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、実施形態1~18のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態20)
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の外部加熱ユニットを備える、実施形態1~19のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態21)
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の内部加熱ユニットを備える、実施形態1~20のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態22)
前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットとを備える、実施形態1~21のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態23)
(i)前記第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、(ii)前記第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、(iii)前記第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、または(iv)前記第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、のいずれかである、実施形態22に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態24)
(i)前記第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、(ii)前記第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、(iii)前記第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、または(iv)前記第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、のいずれかである、実施形態22または23に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態25)
使用セッションは、エアロゾル生成物品が前記エアロゾル供給デバイスに挿入された後に電力またはエネルギーが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されるときに開始するように決定される、実施形態1~24のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態26)
使用セッションは、ユーザが前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの最初のパフを行うことができるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度を動作温度Tminまで上昇させるために、電力またはエネルギーが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されたときに開始するように決定される、実施形態1~25のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態27)
Tminが、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内である、実施形態26に記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態28)
使用セッションは、電力またはエネルギーがもはや前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に供給されなくなったときに終了するように決定される、実施形態1~27のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態29)
使用セッションは、前記エアロゾル生成材料が実質的に消費されたとき、またはユーザが前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルのさらなるパフを行うことができないときに終了するように決定される、実施形態1~28のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態30)
使用セッションは、エアロゾル生成材料の交換または補充なしに前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの複数回のパフをユーザが行うことができる時間期間に関連するように決定される、実施形態1~29のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイス。
(実施形態31)
実施形態1~30のいずれか一つに記載のエアロゾル供給デバイスと、
エアロゾル生成材料を備えるエアロゾル生成物品と、
を備える、エアロゾル生成システム。
(実施形態32)
前記エアロゾル生成物品が、使用時に、前記エアロゾル供給デバイスに挿入される、実施形態31に記載のエアロゾル生成システム。
(実施形態33)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップと、
を含み、
前記第1の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
前記第2の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、異なる第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定される、
エアロゾルを生成する方法。
(実施形態34)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
少なくとも3つの異なる動作モード間で選択するステップと、
を含み、
第1の動作モードでは、第1の使用セッション中に第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで上昇され、次いで、第2の時間期間中に温度T3に低下され、次いで、第3の時間期間中に温度T4まで上昇され、
第2の動作モードでは、第2の使用セッション中に第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
第3の動作モードでは、第3の使用セッション中に第3の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、
エアロゾルを生成する方法。
(実施形態35)
エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップと、
を含み、
前記第1の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
前記第2の動作モードでは、第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、前記第2の加熱プロファイルは、前記第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、
エアロゾルを生成する方法。

Claims (35)

  1. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
    前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
    前記1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
    前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して異なる第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能である、エアロゾル供給デバイス。
  2. T1が、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内である、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 前記第1および第2の加熱プロファイルが、互いに鏡像である、請求項1または2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記第1の加熱プロファイルが、第1の最高動作温度を有し、前記第2の加熱プロファイルが、異なる第2の最高動作温度を有する、請求項1または2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記第1の加熱プロファイルが、時間に応じて上方にステップアップされ、前記第2の加熱プロファイルが、時間に応じて下方にステップダウンにされる、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記第1の加熱プロファイルが、時間に応じて下方にステップダウンされ、前記第2の加熱プロファイルが、時間に応じて上方にステップアップされる、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 前記使用セッションが、少なくとも第1の時間期間t1と少なくとも第2の後続の時間期間t2とを含み、前記第1の動作モードおよび/または前記第2の動作モードのいずれかにおいて、前記第1の時間期間t1中、前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の最高温度T1maxを設定するように構成され、前記第2の時間期間t2中、前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の最高温度T2maxを設定するように構成され、ここで、(i)T1max>T2max、または(ii)T1max<T2maxのいずれかである、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記使用セッションが、少なくとも第1の時間期間t1と、少なくとも第2の後続の時間期間t2と、少なくとも第3のさらに別の時間期間t3とを含み、前記第1の動作モードおよび/または前記第2の動作モードのいずれかにおいて、前記第1の時間期間t1中、前記コントローラは、第1の最高温度T1maxを設定するように構成され、前記第2の時間期間t2中、前記コントローラは、第2の最高温度T2maxを設定するように構成され、前記第3の時間期間t3中、前記コントローラは、第3の最高温度T3maxを設定するように構成され、ここで、(i)T1max>T2max>T3max、(ii)T1max>T2max<T3max、(iii)T1max<T2max>T3maxまたは(iv)T1max<T2max<T3maxのいずれかである、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記第1の加熱プロファイルが、第1の持続時間D1を有し、前記第2の加熱プロファイルが、異なる第2の持続時間D2を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. D1およびD2が、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%または50%異なる、請求項9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. D1が、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択される、請求項9または10に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. D2が、(i)200~210秒、(ii)210~220秒、(iii)220~230秒、(iv)230~240秒、(v)240~250秒、(vi)250~260秒、(vii)260~270秒、(viii)270~280秒、(ix)280~290秒、または(x)290~300秒から選択される、請求項9、10、または11に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
    前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
    コントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、第1の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで上昇され、次いで第2の時間期間中に温度T3まで低下され、次いで第3の時間期間中に温度T4まで上昇され、
    前記コントローラは、第2の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
    前記コントローラは、第3の使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第3の加熱プロファイルを設定するように第3の動作モードで動作可能であり、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、エアロゾル供給デバイス。
  14. 前記コントローラが、前記第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式に、または(ii)実質的に円滑に、のいずれかで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT5からT6からT7まで上昇させるように構成される、請求項13に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記コントローラが、前記第2の動作モードで動作されるとき、(i)実質的にステップ式に、または(ii)実質的に円滑に、のいずれかで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度をT8からT9からT10に低下させるように構成される、請求項13または14に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記第1の使用セッションが、持続時間D1を有し、前記第2の使用セッションが、持続時間D2を有し、前記第3の使用セッションが、持続時間D3を有し、ここで(i)D1=D2=D3、(ii)D1=D2≠D3、(iii)D1≠D2=D3、(iv)D1=D3≠D2、または(v)D1≠D2≠D3である、請求項13、14または15に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスであって、前記エアロゾル供給デバイスが、
    前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器と、
    前記1つまたは複数のエアロゾル生成器を制御するためのコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第1の加熱プロファイルを設定するように第1の動作モードで動作可能であり、
    前記コントローラは、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して第2の加熱プロファイルを設定するように第2の動作モードで動作可能であり、前記第2の加熱プロファイルは、前記第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、エアロゾル供給デバイス。
  18. 前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の誘導加熱ユニットを備える、請求項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  19. 前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の外部加熱ユニットを備える、請求項1~19のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  21. 前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、1つまたは複数の内部加熱ユニットを備える、請求項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  22. 前記1つまたは複数のエアロゾル生成器が、第1の加熱ユニットと第2の加熱ユニットとを備える、請求項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  23. (i)前記第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、(ii)前記第1の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、(iii)前記第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが誘導加熱ユニットを備える、または(iv)前記第1の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが抵抗または非誘導加熱ユニットを備える、のいずれかである、請求項22に記載のエアロゾル供給デバイス。
  24. (i)前記第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、(ii)前記第1の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、(iii)前記第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備える、または(iv)前記第1の加熱ユニットが内部加熱ユニットを備え、前記第2の加熱ユニットが外部加熱ユニットを備える、のいずれかである、請求項22または23に記載のエアロゾル供給デバイス。
  25. 使用セッションは、エアロゾル生成物品が前記エアロゾル供給デバイスに挿入された後に電力またはエネルギーが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されるときに開始するように決定される、請求項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  26. 使用セッションは、ユーザが前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの最初のパフを行うことができるように、前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の温度を動作温度Tminまで上昇させるために、電力またはエネルギーが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に最初に供給されたときに開始するように決定される、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  27. Tminが、(i)200~210℃、(ii)210~220℃、(iii)220~230℃、(iv)230~240℃、(v)240~250℃、(vi)250~260℃、(vii)260~270℃、(viii)270~280℃、(ix)280~290℃、および(x)290~300℃の範囲内である、請求項26に記載のエアロゾル供給デバイス。
  28. 使用セッションは、電力またはエネルギーがもはや前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に供給されなくなったときに終了するように決定される、請求項1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  29. 使用セッションは、前記エアロゾル生成材料が実質的に消費されたとき、またはユーザが前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルのさらなるパフを行うことができないときに終了するように決定される、請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  30. 使用セッションは、エアロゾル生成材料の交換または補充なしに前記エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルの複数回のパフをユーザが行うことができる時間期間に関連するように決定される、請求項1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  31. 請求項1~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を備えるエアロゾル生成物品と、
    を備える、エアロゾル生成システム。
  32. 前記エアロゾル生成物品が、使用時に、前記エアロゾル供給デバイスに挿入される、請求項31に記載のエアロゾル生成システム。
  33. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
    エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
    第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップと、
    を含み、
    前記第1の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
    前記第2の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がここでもT1になるように、異なる第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定される、
    エアロゾルを生成する方法。
  34. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
    エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
    少なくとも3つの異なる動作モード間で選択するステップと、
    を含み、
    第1の動作モードでは、第1の使用セッション中に第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T2まで上昇され、次いで、第2の時間期間中に温度T3に低下され、次いで、第3の時間期間中に温度T4まで上昇され、
    第2の動作モードでは、第2の使用セッション中に第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T5まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により高い温度T6までさらに上昇され、次いで、第3の時間期間中にさらにより高い温度T7までさらにより上昇され、
    第3の動作モードでは、第3の使用セッション中に第3の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、ここで前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の動作温度は、第1の時間期間中に温度T8まで上昇され、次いで、第2の時間期間中により低い温度T9まで低下され、次いで、第3の時間期間中にさらにより低い温度T10までさらにより低下される、
    エアロゾルを生成する方法。
  35. エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成された1つまたは複数のエアロゾル生成器を備えるエアロゾル供給デバイスを提供するステップと、
    エアロゾル生成物品を前記エアロゾル供給デバイスに挿入するステップと、
    第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択するステップと、
    を含み、
    前記第1の動作モードでは、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT1になるように、第1の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、
    前記第2の動作モードでは、第2の加熱プロファイルが前記1つまたは複数のエアロゾル生成器に対して設定され、前記第2の加熱プロファイルは、前記第1の加熱プロファイルに対応するが、使用セッション中に前記1つまたは複数のエアロゾル生成器の平均動作温度がT2になるように1つまたは複数の調整期間をさらに含み、ここでT1およびT2は異なる、
    エアロゾルを生成する方法。
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