JP2024531082A

JP2024531082A - マルチホストタッチディスプレイ

Info

Publication number: JP2024531082A
Application number: JP2024504998A
Authority: JP
Inventors: オーグル、ハワード
Original assignee: マクロ－ブルーインコーポレイテッド
Priority date: 2021-07-27
Filing date: 2022-07-27
Publication date: 2024-08-29
Also published as: US11698724B2; WO2023009582A1; AU2022318894A1; CA3226962A1; EP4377776A1; US20240152270A1; MX2024001186A; US20230034520A1

Abstract

例示的なマルチゾーンタッチスクリーン装置は、異なるそれぞれのデータソースからタッチスクリーン表示データの複数のフィードを受信するように構成される。タッチスクリーン装置は、タッチスクリーンディスプレイの所定の領域における同時表示のためにタッチスクリーン表示データのそれぞれのフィードをスケーリングする。タッチスクリーン装置は、タッチ感知ディスプレイの事前定義された領域のうちの１つでタッチ入力を受信し、選択されたタッチスクリーン表示データに逆スケーリングを適用して、元のデータフィード内の選択された位置を決定する。次いで、タッチスクリーン装置は、選択位置を元のデータフィードのソースに通信する。

Description

（関連出願への相互参照）
本出願は、２０２１年７月２７日出願の米国仮出願Ｎｏ．６３／２２６，０７４、３５Ｕ．Ｓ．Ｃ．１１９に基づく優先権の利益を主張し、当該出願は、その全体が本明細書中に参照により援用される。

本発明は、タッチスクリーンディスプレイの単一のビューを通じて複数の別個のコンピュータ装置を制御するためのユーザインタフェースとして、単一のタッチスクリーンディスプレイを使用することに関する。

タッチスクリーン装置は、ディスプレイの上にタッチ感知パネルを重ねることによって、ユーザが、表示されたコンテンツと直接対話することを可能にする。この組み合わせは、タッチ感知ディスプレイと呼ばれることがある。ユーザは、自分の指またはスタイラスを使用してディスプレイに触れることによって、タッチ感知ディスプレイと対話することができる。

現在開示されている技術の特徴、態様、および利点は、以下に列挙するように、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面に関連してよりよく理解されることができる。当業者は、図面に示される特徴が例示の目的のためのものであり、その異なるおよび／または追加の特徴および構成を含む変形形態が可能であることを理解するであろう。

例示的な実施形態によるタッチスクリーン装置の簡略化された図を示す。例示的な実施形態によるタッチスクリーン装置の分解図を示す。例示的な実施形態によるタッチスクリーン装置の機能構成要素のブロック図を示す。例示的な実施形態によるタッチスクリーン装置のレイアウトを構成するためのユーザインタフェースを示す。他の実施形態に係るタッチスクリーン装置のレイアウトを構成するためのユーザインタフェースを示す図である。別の例示的な実施形態による、タッチスクリーン装置のレイアウトを構成するためのユーザインタフェースを示す。一実施形態に係るタッチスクリーン装置によって実行される動作のフローチャートを示す。

図面は、例示的な実施形態を示すためのものであるが、本明細書で開示される技術が、図面に示される構成および／または手段に限定されないことを、当業者は理解するであろう。

以下の開示は、添付の図およびいくつかの例示的な実施形態を参照する。当業者は、そのような参照が説明のためだけのものであり、したがって限定を意味しないことを理解すべきである。開示されたシステム、装置、および方法の一部またはすべては、様々な方法で再構成、組み合わせ、追加、および／または除去することができ、そのそれぞれが本明細書で企図される内容である。

Ｉ．概要
いくつかのタッチスクリーン装置は、複数の異なるソースからの入力データを受信し、表示するように構成され得る。例えば、ヘリコプターに見られるような複雑な車両制御システムは、ロジスティック情報、１以上のカメラからのビデオデータ、及び様々な飛行制御センサからのセンサデータを受信し、表示するように構成されたタッチスクリーン装置を含むことができる。他の例も同様に可能である。

複数の異なるソースからの入力データを受信し、表示するために、従来のタッチスクリーン装置は、異なる入力チャネル上で入力データを受信しつつ、一度に１つのチャネルのデータのみを表示するように構成されてきた。このようなタッチスクリーン装置は、ロータリスイッチなどの入力を切り替えるためのコントロール（操作部）を含んでもよく、タッチスクリーン装置は、コントロールによって選択された入力のみを表示することができる。

タッチスクリーン装置に複数の異なるソースからの入力データを受信し、表示するこの従来の手法は、改善の余地がある。例えば、ユーザは、複数のソースからのタッチスクリーンデータを同時に閲覧し、それと対話することを望む場合があるが、一度に単一のソースからの入力のみを表示することができる従来のタッチスクリーン装置は、このような機能を提供しない。

これらの問題または他の問題への対処を支援するために、本明細書では、タッチスクリーンディスプレイの単一のビューを通じて複数の別個のコンピュータ装置を制御するためのユーザインタフェースとして、単一のタッチスクリーンディスプレイを使用するように構成された例示的なタッチスクリーン装置が開示される。

ＩＩ．例示的タッチスクリーン装置及びその操作
図１は、例示的なタッチスクリーン装置１００の簡略化された図を示す。図示のように、装置１００は、ディスプレイ１０１と、ディスプレイ１０１上に重ねられたタッチ感知層１０２とを含む。ディスプレイ１０１は、複数の異なるソースからの表示データを、ディスプレイ１０１の異なる領域（ゾーン）にそれぞれ提示するように構成されている。図示されるように、ディスプレイ１０１は、第１の表示領域１０３と第２の表示領域１０４とを含むが、他の例では、ディスプレイ１０１は、より多くの又はより少ない表示領域を含むことができる。

タッチスクリーン装置１００は、表示データの複数の異なるソースとして機能する複数の異なるコンピュータ装置に電気的に結合される。図示のように、タッチスクリーン装置１００は、第１のコンピュータ装置１０５と第２のコンピュータ装置１０６に結合されている。すなわち、ディスプレイ１０１は、第１のタイプの接続１０７によってコンピュータ装置１０５および１０６に接続され、タッチ感知層１０２は、第２のタイプの接続１０８によってコンピュータ装置１０５および１０６に接続される。また、図１は、コンピュータ装置１０５および１０６を中央処理装置（ＣＰＵ）として示しているが、コンピュータ装置１０５および１０６は、追加的または代替的なコンピュータ装置構成要素も含むことができる。

本明細書で使用される場合、「コンピュータ装置」という用語は、以下のうちの１以上を含む任意のデバイスを指すことができ、すなわち、（ｉ）プロセッサ、（ｉｉ）データストレージ、および（ｉｉｉ）通信インタフェースを含むものであって、通信インタフェースの任意のもの又はすべてが、システムバス、パブリック（公衆）、プライベート、またはハイブリッドクラウドなどの通信ネットワーク、あるいは何らかの他の接続機構の形態を取る通信リンクにより接続される。

そのようなコンピュータ装置において、プロセッサは、汎用プロセッサ（例えば、シングルコアマイクロプロセッサまたはマルチコアマイクロプロセッサ）、専用プロセッサ（例えば、特定用途向け集積回路またはデジタル信号プロセッサ）、プログラマブル論理デバイス（例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ）、コントローラ（例えば、マイクロコントローラ）、および／または現在知られているかまたは今後に開発される任意の他のプロセッサコンポーネントなど、１以上のプロセッサコンポーネントを含むことができる。また、プロセッサは、パブリック、プライベート、またはハイブリッドクラウドのコンピューティングクラスタなどのネットワークを介して接続された、複数の物理コンピュータ装置に分散された処理構成要素を含むことができることを理解されたい。

コンピュータ装置のデータストレージは、（ｉ）コンピュータ装置が本明細書で開示される機能の一部またはすべてを実行するようにコンピュータ装置が構成されるようにプロセッサによって実行可能なプログラム命令と、（ｉｉ）本明細書で開示される機能に関連してコンピュータ装置によって、例えば、１以上のデータベース、ファイルシステムなどで受信、導出、または他の方法で記憶され得るデータと、を記憶するように集合的に構成される、１以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。この点で、データストレージの１以上の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、様々な形態をとることができ、その例として、ランダムアクセスメモリ、レジスタ、キャッシュなどの揮発性記憶媒体、ならびに読取り専用メモリ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ、光ストレージデバイスなどの不揮発性記憶媒体を含むことができる。また、データストレージは、パブリック、プライベート、またはハイブリッドクラウドのストレージクラスタなどのネットワークを介して接続された、複数の物理コンピュータ装置に分散されたコンピュータ可読記憶媒体を含むことができることを理解されたい。データストレージは、他の形態をとってもよく、及び／又は他の方法でデータを記憶してもよい。

コンピュータ装置の通信インタフェースは、図１のタッチスクリーン装置１００などの外部データソースおよび／またはコンピュータ装置との有線および／または無線通信を可能にするように構成され得る。したがって、通信インタフェースは、これらの機能を実行するための任意の適切な形態をとることができ、その例は、他の可能性の中でもとりわけ、イーサネット（登録商標）インタフェース、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）ネットワークインタフェース、セルラーネットワークインタフェース、シリアルバスインタフェース（例えば、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ（登録商標）、ＵＳＢ３．０など）、無線通信（例えば、短距離ワイヤレスプロトコルを使用するもの）を可能にするように適合されたチップセットおよびアンテナ、および／または、無線／有線通信を提供する任意の他のインタフェースを含む。また、通信インタフェースは、異なる種類の複数の通信インタフェースを含んでもよい。他の構成もまた可能である。

以下でより詳細に説明するように、動作中、ディスプレイ１０１は、第１のタイプの接続１０７を通じてコンピュータ装置１０５および１０６からそれぞれ表示データを受信し、ディスプレイ１０１のそれぞれの領域に表示データを提示する。例えば、ディスプレイ１０１は、第１のコンピュータ装置１０５からの表示データを第１の表示領域１０３に提示し、ディスプレイ１０１は、第２のコンピュータ装置１０６からの表示データを第２の表示領域１０４に提示する。次いで、第１の表示領域１０３または第２の表示領域１０４におけるタッチ入力の受信に応答して、タッチスクリーン装置１００は、タッチ入力を示す通信を適切なコンピュータ装置に送信する。例えば、タッチ感知ディスプレイ１０２が第１の表示領域１０３でタッチ入力を受信した場合、タッチスクリーン装置１００は、第２のタイプの接続１０８を通じて第１のコンピュータ装置１０５に、タッチ入力の位置を識別する通信を送信することができる。同様に、タッチ感知ディスプレイ１０２が第２の表示領域１０４でタッチ入力を受信した場合、タッチスクリーン装置１００は、第２のタイプの接続１０８を通じて第２のコンピュータ装置１０６に、タッチ入力の位置を識別する通信を送信することができる。

次に図２を参照すると、タッチスクリーン装置２００の分解図が示されている。図２のタッチスクリーン装置２００は、図１のタッチスクリーン装置１００と同一又は類似のものであってよい。タッチスクリーン装置２００は、図１のディスプレイ１０１と同一又は類似のディスプレイ２０１、図１のタッチ感知層１０２と同一又は類似のタッチ感知層２０２、及び制御部２０３を含む。

ディスプレイ２０１は、画像データ、テキストデータ、またはビデオデータなどのグラフィカルデータを受信し、ユーザに提示するためにグラフィカルデータの視覚的表現を出力するように構成され得る。このように、ディスプレイ２０１は、これらの機能を実行するための任意の適切な形態をとることができ、その例は、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ（例えば、有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）ディスプレイ、アクティブマトリクス有機発光ダイオード（ＡＭＯＬＥＤ）ディスプレイ、スーパーＡＭＯＬＥＤディスプレイ、マイクロＬＥＤディスプレイなど）、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）（例えば、ＬＥＤバックライトＬＣＤ、薄膜トランジスタ（ＴＦＴ）ＬＣＤ、量子ドット（ＱＬＥＤ）ディスプレイなど）、プラズマディスプレイパネル（ＰＤＰ）、エレクトロルミネッセンスディスプレイ（ＥＬＤ）、電子ペーパーディスプレイ、又は陰極線管（ＣＲＴ）ディスプレイを含む。

タッチ感知層２０２は、タッチ入力（例えば、指タッチ入力又はスタイラスタッチ入力）を受信し、タッチ感知層２０２上のタッチ入力の位置を示すデータを出力するように構成され得る。したがって、タッチ感知層２０２は、これらの機能を実行するための任意の適切な形態をとることができ、その例は、静電容量式タッチスクリーン（例えば、表面型静電容量式タッチスクリーン、投影型静電容量式タッチスクリーン、相互静電容量式タッチスクリーン、自己静電容量式タッチスクリーンなど）、抵抗膜式タッチスクリーン、光学タッチスクリーン、表面弾性波（ＳＡＷ）タッチスクリーン、赤外線タッチスクリーン、赤外線アクリル投影タッチスクリーン、分散信号技術（ＤＳＴ）を使用して動作するように構成されたタッチスクリーン、又は音響パルス認識（ＡＰＲ）技術を使用して動作するよう構成されたタッチスクリーンを含む。

制御部２０３は、上記のコンピュータ装置の構成要素を含むことができ、以下でさらに詳細に説明するタッチスクリーン装置２００の様々な機能を実行するように構成することができる。

次に、図３は、タッチスクリーン装置２００の簡略化したブロック図と、タッチスクリーン装置２００の異なる構成要素間のデータフローを示す。図３に示されるように、図１の第１のコンピュータ装置１０５と同一又は類似の第１のコンピュータ装置３０４と、図１の第２のコンピュータ装置１０６と同一又は類似の第２のコンピュータ装置３０５とが、グラフィカルデータを制御部２０３に送信する。上記の説明において、グラフィカルデータは、画像、テキスト、又はビデオデータなどの様々な形式をとることができる。その形式にかかわらず、グラフィカルデータは、タッチスクリーン装置２０２のディスプレイ２０１によって表示されることとなる。したがって、グラフィカルデータは、本明細書では「タッチスクリーン表示データ」とも呼ばれる。したがって、第１のコンピュータ装置３０４は、第１のタッチスクリーン表示データ３０６を制御部２０３に送信し、第２のコンピュータ装置３０５は、第２のタッチスクリーン表示データ３０７を制御部２０３に送信する。

制御部２０３は、ディスプレイ２０１の様々な表示領域内でディスプレイ２０１によって提示されるように第１のタッチスクリーン表示データ３０６及び第２のタッチスクリーン表示データ３０７をスケーリングするように構成されたスケーリングユニット３０８を含む。上記の説明において、ディスプレイ２０１は、いくつかの異なる事前構成された表示領域を有することができる。図示のように、ディスプレイ２０１は、第１の表示領域３０９及び第２の表示領域３１０を含むが、他の例では、ディスプレイ２０１は、より多くの又はより少ない表示領域を含んでもよい。各表示領域は、ディスプレイ２０１のピクセルの所定のサブセットを含むことができる。

いくつかの例では、ディスプレイ２０１の事前構成された表示領域は、ユーザによって定義され得る。例えば、ユーザは、表示領域を定義する様々な構成パラメータをコンピュータ装置に入力することができ、コンピュータ装置は、それらの構成パラメータを制御部２０３に送信して、制御部２０３のデータストレージに格納することができる。次いで、制御部２０３は、記憶された構成パラメータにアクセスし、スケーリングユニット３０８に、受信したタッチスクリーン表示データを、構成パラメータに従ってスケーリングさせることができる。

図４～図６は、ディスプレイ２０１の表示領域を構成するためにコンピュータ装置がユーザに提示することができる例示的なユーザインタフェースを示す。図４は、第１のそのようなユーザインタフェース４００を示す。図示のように、ユーザインタフェース４００は、ユーザが予め構成されたフォーマットのセットから選択することができるフォーマット入力フィールド４０１を含むことができる。本例では、フォーマット入力フィールド４０１は、並べて配置された第１表示領域４０２と第２表示領域４０３とを含む「ＰｉｃＢｙＰｉｃ」フォーマットに設定されている。この包括的なフォーマット内で、ユーザは、第１及び第２の表示領域４０２及び４０３の様々なパラメータを定義することができる。例えば、図示のように、ユーザインタフェース４００は、表示領域毎に、データソース入力フィールド４０４、方向入力フィールド４０５、サイズ入力フィールド４０６、及び変換入力フィールド４０７を含むことができる。

所与の表示領域のデータソース入力フィールド４０４によって、ユーザは、ディスプレイ２０１が表示領域に存在するように構成するタッチスクリーン表示データのソースを指定することができる。例えば、ディスプレイ２０１は、タッチスクリーン表示データを受信するための複数の入力チャネルを含むことができ、データソース入力フィールド４０４は、ユーザが表示領域のそれぞれについて入力チャネルのうちのそれぞれ１つを選択可能にすることができる。

所与の表示領域の向き入力フィールド４０５によって、ユーザは、ディスプレイ２０１が表示領域にタッチスクリーン表示データを表示すべき向きを指定することができる。向きの例には、横長及び縦長の向きが含まれる。

所定の表示領域のサイズ入力フィールド４０６によって、ユーザは、表示領域の幅および／または高さなど、表示領域の１以上の寸法を指定することができるようになる。表示領域の寸法は、ピクセル数または固定距離単位（例えば、ミリメートル、センチメートル、インチなど）などの様々な測定単位を使用して定義することができる。

また、所定の表示領域の変換入力フィールド４０７により、ユーザは、タッチスクリーン表示データをスケーリングする際に、スケーリングユニット３０８によってタッチスクリーン表示データに適用される変換の種類を指定することができる。例えば、タッチスクリーン表示データが表示領域とは異なるアスペクト比を有する場合、スケーリングユニット３０８は、データを表示領域に適切に適合させるために、表示データを単に比例的にスケーリングするのではなく、１以上の変換を適用する必要があり得る。そのような異なるアスペクト比を考慮するために適用され得るそのようなフィット変換の例は、ストレッチフィット変換、フィルフィット変換、中央フィット変換、タイル変換、またはスパン変換を適用することを含む。しかし、他の変換例も可能である。

図５は、コンピュータ装置がディスプレイ２０１の表示領域を構成するためにユーザに提示することができる別の例示的なユーザインタフェース５００を示す。図５のユーザインタフェース５００は、図４のユーザインタフェース４００とほぼ同じであるが、この例では、ユーザインタフェース５００のフォーマット入力フィールド４０１は、メイン表示領域５０１と、メイン表示領域５０１に隣接して垂直方向に積み重ねられた２つのより小さい表示領域５０２および５０３とを含む、３つの表示領域を定義する「ＳｐｌｉｔＣ」フォーマットに設定される。図４のユーザインタフェース４００と同様に、図５のユーザインタフェース５００は同様に、ユーザが各表示領域の様々なパラメータを指定可能にするための同じ又は同様の入力フィールドを含む。

図６は、コンピュータ装置がディスプレイ２０１の表示領域を構成するためにユーザに提示することができる、さらに別の例示的なユーザインタフェース６００を示す。図６のユーザインタフェース６００は、図４のユーザインタフェース４００とほぼ同じであるが、この例では、ユーザインタフェース６００のフォーマット入力フィールド４０１は、第１の表示領域６０１、第２の表示領域６０２、第３の表示領域６０３、および第４の表示領域６０４を含む２×２フォーマットで配置された、４つの表示領域を定義する「Ｑｕａｄ」フォーマットに設定される。図４のユーザインタフェース４００と同様に、図６のユーザインタフェース６００は同様に、ユーザが各表示領域の様々なパラメータを指定可能にするための同じ又は同様の入力フィールドを含む。

図４～図６のユーザインタフェースに示される例示的な表示領域構成は、例示目的のためのみのものであり、本明細書では多数の他の表示領域構成も企図されることを理解されたい。例えば、表示領域構成は、図示されたものよりも多くの又は少ない表示領域を含むことができ、様々な他の構成で配置することができる。いくつかの例では、表示領域は、互いに直接隣接していなくてもよく、ディスプレイ２０１のいくつかのピクセルによって分離されていてもよい。さらに、図４～６のユーザインタフェースは、ユーザが、図示されたものとは異なる方法で表示領域のパラメータを指定可能にし得ることも理解されたい。例えば、いくつかの例では、図４～図６のユーザインタフェースは、座標系を使用して各表示領域のコーナピクセルを定義することなどによって、各表示領域に含めるべきディスプレイ２０１の特定のピクセルを指定する１以上の入力フィールドを含むことができる。別の例として、図４～図６のユーザインタフェースは、ディスプレイ２０１のピクセルを表すグリッドを提示してもよく、ユーザは、形状を自由に描画すること（例えば、クリック・アンド・ドラッグのマウス入力を介して）、所定の形状をドラッグ・アンド・ドロップすること、またはグリッドの上で所定の形状をサイズ変更することなどによって、グリッド上に表示領域を「描画」してもよい。本明細書では、他の例も含むことが企図される。

さらに、いくつかの例では、タッチスクリーン装置２００は、タッチスクリーン装置２００によって受信されたタッチスクリーン表示データフィードの数に基づいて、図４～図６に示される表示領域レイアウトのうちの１つを自動的に選択するようにも構成され得る。例えば、タッチスクリーン装置２００は、それが２つのタッチスクリーン表示データフィード（例えば、第１のタッチスクリーン表示データ３０６及び第２のタッチスクリーン表示データ３０７）を受信していることを判断し、それに応答して、図４に示される構成のような２つの表示領域のみを含む表示領域構成を選択することができる。別の例として、タッチスクリーン装置２００は、それが３つのタッチスクリーン表示データフィードを受信していると判断し、それに応答して、図５に示される構成のような３つの表示領域を含む表示領域構成を選択することができる。さらに別の例として、タッチスクリーン装置２００は、それが４つのタッチスクリーン表示データフィードを受信していると判断し、それに応答して、図６に示される構成などの４つの表示領域を含む表示領域構成を選択することができる。本明細書では、他の例も含むことが企図される。

図３に戻ると、スケーリングユニット３０８によって第１および第２のタッチスクリーン表示データ３０６および３０７に適用されるスケーリングの量は、第１および第２のタッチスクリーン表示データ３０６および３０７のネイティブ（固有、又は元々の）解像度、ならびにディスプレイ２０１の表示領域の解像度に依存し得る。例えば、第１のタッチスクリーン表示データ３０６は、第１の表示領域３０９での表示を目的とすることができ、したがって、スケーリングユニット３０８は、第１のタッチスクリーン表示データ３０６をそのネイティブ解像度から、第１の表示領域３０９の解像度と一致するスケーリングされた解像度に変換するスケーリングを適用することができる。同様に、第２のタッチスクリーン表示データ３０７は、第２の表示領域３１０での表示を目的とすることができ、したがって、スケーリングユニット３０８は、第２のタッチスクリーン表示データ３０７をそのネイティブ解像度から、第２の表示領域３１０の解像度に一致するスケーリングされた解像度に変換するスケーリングを適用することができる。このようにして、スケーリングユニット３０８は、受信した第１のタッチスクリーン表示データ３０６を、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データ３１１に変換することができ、受信した第２のタッチスクリーン表示データ３０７を、スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データ３１２に変換することができる。そして、制御部２０３は、スケーリングされた第１タッチスクリーン表示データ３１１及び第２タッチスクリーン表示データ３１２を、第１表示領域３０９及び第２表示領域３１０に表示するためにディスプレイ２０１に出力することができる。

タッチスクリーン装置２００は、スケーリングされた第１及び第２のタッチスクリーン表示データ３１１、３１２を、第１及び第２の表示領域３０９、３１０に、アクティブタッチモードで提示するように構成することができ、これにより、いずれかの領域へのその後のタッチ入力が、表示されたデータと直接対話することができるようになる。例えば、第１の表示領域３０９に提示されるスケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データ３１１は、第１の選択可能な要素（例えば、ボタンなど）を含むことができ、第２の表示領域３１０に提示されるスケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データ３１２は、第２の選択可能な要素を含むことができる。アクティブタッチモードでそのようなデータを提示することは、第１の選択可能要素に対する任意のその後（後続）のタッチ入力がその要素の選択をトリガし、第２の選択可能要素に対する任意の後続のタッチ入力がその要素の選択をトリガするように、データを提示することを含み得る。これは、一度に１つのウインドウのみがアクティブであり、残りのウインドウが休止状態であり得るように、複数のウインドウ化データフィードを表示するように構成された、従来の表示システムに対する利点を提供する。このような従来の表示システムでは、休止状態のウインドウと対話するためには、休止状態のウインドウを最初に選択して、ウインドウを休止中モードからアクティブモードに遷移させる一方、以前にアクティブであったウインドウをアクティブモードから休止中モードに遷移させなければならない。したがって、従来の表示システムは、本明細書で説明される技法を使用して達成され得るような単一のタッチ入力ではなく、表示されたコンテンツと対話するために複数の入力を必要とし得る。

ディスプレイ２０１が第１及び第２の表示領域３０９及び３１０にスケーリングされた第１及び第２のタッチスクリーン表示データ３１１及び３１２を提示している間に、ユーザはタッチ感知層２０２にタッチ入力を提供することができる。上述のタッチスクリーン技術のいずれか、または今後に開発される任意のタッチスクリーン技術を使用して、タッチ感知層２０２は、タッチ感知層２０２上のタッチ入力の位置を示すタッチ位置データ３１３を出力することができる。

制御部２０３は、タッチ位置データ３１３を受信し、制御部２０３のタッチデータユニット３１４は、タッチ位置データ３１３を処理して、タッチ入力に対応するディスプレイ２０１上の位置を決定する。例えば、タッチ感知層２０２上のタッチ入力の位置を示す位置データ３１３に基づいて、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力の位置におけるディスプレイ２０１の１以上のピクセルを識別することができる。次いで、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力が、ディスプレイ２０１の複数の表示領域のうちの１つ、ならびにタッチ入力が受信された特定の表示領域で受信されたかどうかを判定することができる。例えば、タッチデータユニット３１４は、第１の表示領域３０９及び第２の表示領域３１０のピクセルを定義する、格納された構成パラメータにアクセスし、構成パラメータに基づいて、タッチ入力の位置にある１以上のピクセルが第１の表示領域３０９内にあるか第２の表示領域３１０内にあるかを判定することができる。

さらに、タッチ入力が受信された特定の表示領域を決定することに加えて、タッチデータユニット３１４は、特定の表示領域のローカル座標系内のピクセルの座標を決定することなどによって、特定の表示領域内のタッチ入力の位置を決定することができる。例えば、特定の表示領域が１００ピクセルの幅及び２００ピクセルの高さを有する例では、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力が表示領域の列番号７５及び行番号１５０（すなわち、ピクセル座標（７５，１５０））のピクセルで受信されたと決定することができる。

タッチデータユニット３１４が表示領域内のタッチ入力の位置を決定すると、タッチデータユニット３１４は、この位置の標示を、表示領域のタッチスクリーン表示データの適切なソースに送信することができる。例えば、タッチデータユニット３１４が、タッチ入力が第１の表示領域３０９で受信されたと判定した場合、タッチデータユニット３１４は、第１の表示領域３０９に提示されたタッチスクリーン表示データのソースである第１のコンピュータ装置３０４に、タッチ位置の標示を送信することができる。そして、タッチデータユニット３１４が、タッチ入力が第２の表示領域３１０で受信されたと判定した場合、タッチデータユニット３１４は、第２の表示領域３１０に提示されたタッチスクリーン表示データのソースである第２のコンピュータ装置３０５に、タッチ位置の標示を送信することができる。

いくつかの例では、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力の位置を決定し、タッチ入力が受信された特定の表示領域を能動的に決定することなく、位置の標示を適切なデータソースに送信することができる。例えば、タッチデータユニット３１４は、ディスプレイ２０１の画素座標系におけるタッチ入力の画素座標を決定してもよい。ディスプレイ２０１のピクセル座標の第１のサブセット（例えば、第１の表示領域３０９を定義するピクセル）を第１のコンピュータ装置３０４に宛てて送信し、ディスプレイ２０１のピクセル座標の第２のサブセット（例えば、第２の表示領域３１０を定義するピクセル）を第２のコンピュータ装置３０５に宛てて送信することができる。そのような実装形態では、タッチ入力の位置がピクセル座標の第１のサブセット内に入る場合、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力の標示を第１のコンピュータ装置３０４に送信することができ、タッチ入力の位置がピクセル座標の第２のサブセット内に入る場合、タッチデータユニット３１４は、タッチ入力の標示を第２のコンピュータ装置３０５に送信することができる。

いずれの場合でも、スケーリングユニット３０８は、第１のコンピュータ装置３０４と第２のコンピュータ装置３０５とから受信した第１のタッチスクリーン表示データ３０６と第２のタッチスクリーン表示データ３０７とをスケーリングして、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データ３１１と第２のタッチスクリーン表示データ３１２とが、ネイティブの第１のタッチスクリーン表示データ３０６と第２のタッチスクリーン表示データ３０７との代わりに、第１の表示領域３０９と第２の表示領域３１０とに提示されるようにするので、タッチデータユニット３１４は、第１のコンピュータ装置３０４と第２のコンピュータ装置３０５とのいずれかにタッチ位置の標示を送信する際に、このスケーリングを考慮する必要がある。

タッチデータユニット３１４は、スケーリングユニット３０８によって行われるスケーリングを考慮するために、スケーリングユニット３０８からスケーリングデータ３１７を受信してもよい。スケーリングデータ３１７は様々な形態をとることができ、第１のタッチスクリーン表示データ３０６及び第２のタッチスクリーン表示データ３０７を、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データ３１１及び第２のタッチスクリーン表示データ３１２に変換するためにスケーリングユニット３０８によって適用される様々な変換を反映することができる。

一例として、スケーリングデータ３１７は、タッチ入力が受信された特定の表示領域についてスケーリングユニット３０８によって実行された変換のセットを特定することができ、タッチデータユニット３１４は、スケーリングユニット３０８によって実行されたスケーリングを効果的に取り消すために、特定の表示領域内のピクセルに逆の変換のセットを適用することができる。逆の変換のセットを適用した後、タッチデータユニット３１４は、シールされていない（変換前の）ピクセルデータ内のタッチ入力の新しい位置を決定することができる。例えば、逆の変換のセットを特定の表示領域内のピクセルに適用することは、表示領域のローカルピクセル座標系を、第１のコンピュータ装置３０４及び第２のコンピュータ装置３０５のうちの１つから制御部２０３によって受信したタッチスクリーン表示データのネイティブ解像度のピクセル座標系に変換することを含むことができる。その結果、タッチデータユニット３１４は、表示領域のローカル座標系（例えば、上記の例では画素座標（７５，１５０））内のタッチ入力の画素座標を、タッチスクリーン表示データのネイティブ解像度の座標系における対応する画素座標に変換してもよい。

別の例として、スケーリングデータ３１７は、各表示領域の各ピクセルをネイティブタッチスクリーン表示データ内の１以上の対応するピクセルにマッピングするマッピングデータを含むことができる。例えば、第１のタッチスクリーン表示データ３０６及び第２のタッチスクリーン表示データ３０７に適用されるスケーリング処理の一部として、スケーリングユニット３０８は、対応するピクセルの座標を互いに関連付けて記憶することなどによって、第１のタッチスクリーン表示データ３０６及び第２のタッチスクリーン表示データ３０７のネイティブ解像度のどのピクセルが、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データ３１１及び第２のタッチスクリーン表示データ３１２の解像度のどのピクセルに対応するかを決定することができる。そのような例では、タッチデータユニット３１４は、次いで、特定の表示領域のローカル座標系内のタッチ入力のピクセル座標を識別した後、表示領域内の識別されたピクセル座標を、タッチスクリーン表示データのネイティブ解像度内のその対応するピクセル座標に変換するために、マッピングデータを参照することができる。

いずれの場合でも、タッチデータユニット３１４が、タッチ入力のピクセル座標を、タッチスクリーン表示データのネイティブ解像度に一致する座標系に変換すると、タッチデータユニット３１４は、変換されたピクセル座標をタッチスクリーン表示データのソース（例えば、第１のコンピュータ装置３０４または第２のコンピュータ装置３０５）に送信することができる。次いで、タッチスクリーン表示データのソースは、制御部２０３に提供され、ディスプレイ２０１によって提示されるタッチスクリーン表示データを変更することによって、またはタッチスクリーン装置２００の外部で何らかのアクションを実行することなどによって、タッチ入力のピクセル座標に基づいて１以上のアクションを実行することができる。

図７を参照すると、タッチスクリーンディスプレイの単一のビューを通じて複数の別個のコンピュータ装置を制御するためのユーザインタフェースとして単一のタッチスクリーンディスプレイを使用することを支援するために実行され得る、例示的な動作を含むフローチャート７００が示されている。例示的な動作は、タッチ感知ディスプレイを含み、例示的な動作を実行することができるタッチスクリーン装置を参照して説明される。この点に関して、タッチスクリーン装置は、図１～３に示されるタッチスクリーン装置と同様であってもよく、上記のタッチスクリーン装置の構成要素のいずれかまたはすべてを含んでいてもよい。

フローチャート７００に示される方法の様々な実施形態は、ブロック７０１～７１０によって示される１以上の動作、機能、またはアクションを含む。ブロックのいくつかは一連の順序で示され、他のブロックは並列に示されるが、これらのブロックは、可能であれば、本明細書で開示および説明される順序とは異なる順序で実行されてもよい。また、様々なブロックを、より少ないブロックに組み合わせ、追加のブロックに分割し、かつ／または所望の実装に基づいて除去することもできる。

さらに、フローチャート７００に示される方法、ならびに本明細書で開示される他のプロセスおよび方法について、フローチャート７００は、いくつかの実施形態の１つの可能な実装の機能および動作を示す。この点に関して、各ブロックは、モジュール、セグメント、またはプログラムコードの一部を表すことができ、プログラムコードは、プロセス内の特定の論理機能またはステップを実装するために１以上のプロセッサによって実行可能な１以上の命令を含む。プログラムコードは、例えば、ディスク又はハードドライブを含む記憶装置などの任意の種類のコンピュータ可読媒体に記憶することができる。コンピュータ可読媒体は、例えば、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、およびランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）のような短期間の間データを記憶する有形の非一時的なコンピュータ可読媒体などの、非一時的なコンピュータ可読媒体を含むことができる。また、コンピュータ可読媒体は、例えば、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、光ディスクまたは磁気ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ（ＣＤ－ＲＯＭ）などの二次記憶装置または永続的長期記憶装置などの非一時的媒体を含むことができる。コンピュータ可読媒体はまた、任意の他の揮発性または不揮発性記憶システムを含むことができる。コンピュータ可読媒体は、例えば、コンピュータ可読記憶媒体、または有形の記憶装置と見なすことができる。さらに、フローチャート７００に示される方法、ならびに本明細書で開示される他のプロセスおよび方法について、図７の各ブロックは、プロセス内の特定の論理機能を実行するように配線された回路を表すことができる。

ここでフローチャート７００の動作を参照すると、ブロック７０１で、タッチスクリーン装置は、第１のコンピュータ装置から、第１の表示解像度を有する第１のタッチスクリーン表示データを受信し、タッチスクリーン装置は、第１のコンピュータ装置とは異なる第２のコンピュータ装置から、第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データを受信する。いくつかの例では、第１の表示解像度と第２の表示解像度は、同じ解像度とすることができ、他の例では、第１の表示解像度と第２の表示解像度は異なっていてもよい。

ブロック７０２で、タッチスクリーン装置は、そのタッチ感知ディスプレイのピクセルの第１のサブセットを含む第１の領域と、タッチ感知ディスプレイのピクセルの第２のサブセットを含む第２の領域を決定する。第１の領域は第３の表示解像度を有し、第２の領域は第４の表示解像度を有する。上記の議論に関連して、いくつかの例では、タッチスクリーン装置、ユーザによって定義され得る構成データを使用して（例えば、図４～６に示されるインタフェースを使用して）、第１の領域および第２の領域を決定し得る。また、構成データは、第３及び第４の表示解像度を指定してもよく、これらは同一であっても異なっていてもよい。さらに、第３および第４の表示解像度は、必ずしもそうである必要ではないが、通常、第１および第２の表示解像度とは異なる。

ブロック７０３で、タッチスクリーン装置は、第１のタッチスクリーン表示データを第１の表示解像度から第３の表示解像度にスケーリングし、タッチスクリーン装置は、第２のタッチスクリーン表示データを第２の表示解像度から第４の表示解像度にスケーリングする。タッチスクリーン装置は、図３のスケーリングユニット３０８に関連して上記で説明したような様々なスケーリング技法を使用して、第１のタッチスクリーンデータと第２のタッチスクリーンデータをスケーリングすることができる。

ブロック７０４で、タッチスクリーン装置は、第３の表示解像度で第１の領域内にスケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを表示し、第４の表示解像度で第２の領域内にスケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを表示する。上記の説明に関連して、タッチスクリーン装置は、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データと、スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データと、の両方をアクティブタッチスクリーンモードで表示することで、第１のタッチスクリーン表示データの第１の選択可能要素と、第２のタッチスクリーン表示データの第２の選択可能要素と、のいずれかまたは両方が、任意の後続のタッチ入力によって選択可能であるようにすることができる。

スケーリングされた第１および第２のタッチスクリーン表示データを表示している間に、タッチスクリーン装置のタッチスクリーン装置は、タッチ入力を受信し得る。上記の説明に関連して、タッチスクリーン装置は、タッチ入力が受信されたディスプレイの特定の領域を決定し、それに応答して、どの領域がタッチ入力を受信したかに応じて第１または第２のコンピュータ装置を制御するための動作を実行することができる。ブロック７０５～７０７は、タッチ入力が第１の領域に位置する場合にタッチスクリーン装置が実行し得る動作を示し、ブロック７０８～７１０は、タッチ入力が第２の領域に位置する場合にタッチスクリーン装置が実行し得る動作を示す。いくつかの例では、タッチスクリーン装置は、第１の領域内の第１のタッチ入力と第２の領域内の第２のタッチ入力など、２つ以上のタッチ入力とを同時に受信し得る。そのような例では、タッチスクリーン装置は、ブロック７０５から７０７に示される動作と、ブロック７０８から７１０に示される動作の両方を実行することができ、これらを並列にまたは順次実行することができる。

ブロック７０５で、スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを第３の表示解像度で第１の領域に表示している間に、タッチスクリーン装置は、タッチ感知ディスプレイが、第１の領域のスケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第１のピクセルで第１のタッチ入力を受信したと判定する。

ブロック７０６で、第１のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、タッチスクリーン装置は、第３の表示解像度を有するスケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第１のピクセルに対応する、第１の表示解像度を有する第１のタッチスクリーン表示データの第３のピクセルを決定する。上記の議論に関連して、これは、第１のタッチスクリーン表示データに適用されるスケーリングを元に戻すための逆の変換のセットを実行することによって、第１のピクセルの座標を第３のピクセルの新しい座標に変換することを伴い得る。あるいは、上記でさらに論じたように、これは、第１のタッチスクリーン表示データをスケーリングするときにタッチスクリーン装置によって生成され、第１の領域内の各ピクセルを第１のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングするマッピングデータのセットにアクセスし、そのマッピングデータのセットを使用して、第１のピクセルを第３のピクセルにマッピングすることを含むことができる。

ブロック７０７で、タッチスクリーン装置は、第３のピクセルの選択を識別する情報を第１のコンピュータ装置に送信する。

ブロック７０８で、スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを第４の表示解像度で第２の領域に表示している間に、タッチスクリーン装置は、タッチ感知ディスプレイが、第２の領域のスケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの第２のピクセルで第２のタッチ入力を受信したと判定する。

ブロック７０９で、第２のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、タッチスクリーン装置は、第４の表示解像度を有するスケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの第２のピクセルに対応する、第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データの第４のピクセルを決定する。ここでも、上記の議論と関連して、これは、第２のタッチスクリーン表示データに適用されるスケーリングを元に戻すための逆の変換のセットを実行することによって、第２のピクセルの座標を第４のピクセルの新しい座標に変換することを伴い得る。あるいは、上記でさらに論じたように、これは、第２のタッチスクリーン表示データをスケーリングするときにタッチスクリーン装置によって生成され、第２の領域内の各ピクセルを第２のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングするマッピングデータのセットにアクセスし、マッピングデータのセットを使用して第２のピクセルを第４のピクセルにマッピングすることを含むことができる。

ブロック７１０で、タッチスクリーン装置は、第４のピクセルの選択を識別する情報を第２のコンピュータ装置に送信する。

このようにして、単一のタッチスクリーン装置の単一のタッチ感知ディスプレイを、タッチ感知ディスプレイのそれぞれの領域に表示するタッチスクリーン表示データを提供する複数の異なるコンピュータ装置を制御するためのユーザインタフェースとして使用することができる。これらの技法を使用することは、ディスプレイの対応する領域に触れることによって複数の異なるコンピュータ装置の直感的制御を提供すること、外部ポインティング装置の必要性を低減または排除すること、表示データを異なるチャネル間で選択または切り替える必要性を低減または排除すること、単一のタッチスクリーンディスプレイ上での複数のコンピュータ装置のシームレス制御を可能にすることを含む、既存のデバイスに対する様々な改善を提供する。

本明細書で説明する例は、主に、２つのコンピュータ装置によって提供されるタッチスクリーン表示データの２つのセットの提示を含む例を対象とするが、他の例では、追加のコンピュータ装置によって提供されるタッチスクリーン表示データの追加のセットの提示を含むことができる。例えば、いくつかの例では、フローチャート７００によって示される方法は、タッチスクリーン装置が、第１のコンピュータ装置および第２のコンピュータ装置とは異なる第３のコンピュータ装置から、第５の表示解像度を有する第３のタッチスクリーン表示データを受信することを含み得る。タッチスクリーン装置は、タッチ感知ディスプレイのピクセルの第３のサブセットを含む第３の領域を決定することができ、ここで、第３の領域は第６の表示解像度を有する。タッチスクリーン装置は、第３のタッチスクリーン表示データを第５の表示解像度から第６の表示解像度にスケーリングし、スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを、第６の表示解像度で第３の領域に表示することができる。スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを第６の表示解像度で第３の領域に表示している間に、タッチスクリーン装置は、タッチ感知ディスプレイが、第３の領域のスケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データの第５のピクセルで第３のタッチ入力を受信したと判定することができる。タッチスクリーン装置は、第３のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、第６の表示解像度を有するスケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第５のピクセルに対応する、第５の表示解像度を有する第３のタッチスクリーン表示データの第６のピクセルを決定することができる。そして、タッチスクリーン装置は、第６のピクセルの選択を識別する情報を第３のコンピュータ装置に送信することができる。このプロセスは、任意の数のコンピュータ装置からのタッチスクリーン表示データを提示するための任意の数の表示領域に同様に適用することができる。

さらに、本明細書で提示される例は、指タッチ入力およびスタイラスタッチ入力を含むタッチ入力を受信し、処理する文脈で特に説明されるが、本例は、他のタイプのユーザ入力を使用しても実施され得ることも理解されたい。例えば、本明細書で開示されるタッチ入力の任意の又は全ての例を、代替的に、マウス入力（例えば、マウスクリック）、ジェスチャ入力（例えば、指先、視線追跡入力など）、又は任意の他の適切な選択入力と置き換えることができる。

ＩＩＩ．結論
上記の詳細な説明は、添付の図を参照して、開示されたタッチスクリーン装置の様々な特徴および機能を説明する。様々な態様および実施形態が本明細書で開示されてきたが、他の態様および実施形態も当業者には明らかであろう。本明細書で開示される様々な態様および実施形態は、説明のためのものであって、限定を意図するものではなく、発明の真の範囲は以下の特許請求の範囲によって示される。

Claims

マルチゾーンタッチスクリーン装置であって、
タッチ感知ディスプレイと、
少なくとも１つのプロセッサと、
非一時的なコンピュータ可読媒体と、
少なくとも１つのプロセッサによって実行可能であり、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたプログラム命令と、
を備え、前記プログラム命令は、前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
第１のコンピュータ装置から、第１の表示解像度を有する第１のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記第１のコンピュータ装置とは異なる第２のコンピュータ装置から、第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データを受信し、
タッチ感知ディスプレイのピクセルの第１のサブセットを含む第１の領域を決定し、前記第１の領域は第３の表示解像度を有し、
前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第２のサブセットを含む第２の領域を決定し、前記第２の領域は第４の表示解像度を有し、
前記第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の表示解像度から前記第３の表示解像度にスケーリングし、
前記第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の表示解像度から前記第４の表示解像度にスケーリングし、
スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の領域に第３の表示解像度で表示し、
スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の領域に第４の表示解像度で表示し、
前記第１の領域内に、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第１の領域内の前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第１のピクセルで第１のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第２の領域内に、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第２の領域内の前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの第２のピクセルで第２のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの第３のピクセルを決定し、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの第４のピクセルを決定し、
前記第３のピクセルの選択を識別する情報を前記第１のコンピュータ装置に送信し、
前記第４のピクセルの選択を識別する情報を前記第２のコンピュータ装置に送信する
ように構成する、マルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記第１のタッチスクリーン表示データは、第１の選択可能要素を表すデータを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データは、第２の選択可能要素を表すデータを含み、
前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データおよび前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを表示することは、前記第１の選択可能要素と前記第２の選択可能要素との両方が任意の後続のタッチ入力によって選択可能であるように、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データおよび前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データをアクティブタッチスクリーンモードで表示することを含む、
請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度から前記第１の表示解像度に変換することを含み、
前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度から前記第２の表示解像度に変換することを含む、
請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第１の領域内の各ピクセルを前記第１のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第１のセットのマッピングデータを生成し、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することは、前記第１のセットのマッピングデータを使用して前記第３のピクセルを決定することを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第２の領域内の各ピクセルを前記第２のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第２のセットのマッピングデータを生成し、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することは、前記第２のセットのマッピングデータを使用して前記第４のピクセルを決定することを含む
ように構成する、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能であり、前記非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたプログラム命令をさらに備える、請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義するユーザ入力を受信し、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つの決定は、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義する前記ユーザ入力に基づく
ように構成する、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能であり、前記非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたプログラム命令をさらに備える、請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記タッチ感知ディスプレイは、前記第１のタッチ入力と前記第２のタッチ入力とを同時に受信する、
請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
前記第１のコンピュータ装置及び前記第２のコンピュータ装置とは異なる第３のコンピュータ装置から、第５の表示解像度を有する第３のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第３のサブセットを含む第３の領域を決定し、前記第３の領域は第６の表示解像度を有し、
前記第３のタッチスクリーン表示データを前記第５の表示解像度から前記第６の表示解像度にスケーリングし、
スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを前記第３の領域に前記第６の表示解像度で表示し、
前記スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを前記第６の表示解像度で前記第３の領域に表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第３の領域内の前記スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データの第５のピクセルで第３のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第３のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第６の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第５のピクセルに対応する、前記第５の表示解像度を有する前記第３のタッチスクリーン表示データの第６のピクセルを決定し、
前記第３のコンピュータ装置に、前記第６のピクセルの選択を識別する情報を送信する
ように構成する、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能であり、前記非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたプログラム命令をさらに備える、請求項１に記載のマルチゾーンタッチスクリーン装置。
マルチゾーンタッチスクリーン装置によって実行される方法であって、
第１のコンピュータ装置から、第１の表示解像度を有する第１のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記第１のコンピュータ装置とは異なる第２のコンピュータ装置から、第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置のタッチ感知ディスプレイの第１の領域を決定し、前記第１の領域は、前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第１のサブセットを含み、前記第１の領域は第３の表示解像度を有し、
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置の前記タッチ感知ディスプレイの第２の領域を決定し、前記第２の領域は、前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第２のサブセットを含み、前記第２の領域は第４の表示解像度を有し、
前記第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の表示解像度から前記第３の表示解像度にスケーリングし、
前記第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の表示解像度から前記第４の表示解像度にスケーリングし、
スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の領域に前記第３の表示解像度で表示し、
スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の領域に前記第４の表示解像度で表示し、
前記第１の領域内に、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第１の領域内の前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第１のピクセルで第１のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第２の領域内に、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第２の領域の前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの第２のピクセルで第２のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの第３のピクセルを決定し、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データの第４のピクセルを決定し、
前記第３のピクセルの選択を識別する情報を前記第１のコンピュータ装置に送信し、
前記第４のピクセルの選択を識別する情報を前記第２のコンピュータ装置に送信する
ことを含む方法。
前記第１のタッチスクリーン表示データは、第１の選択可能要素を表すデータを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データは、第２の選択可能要素を表すデータを含み、
前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データおよび前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを表示することは、前記第１の選択可能要素と前記第２の選択可能要素との両方が任意の後続のタッチ入力によって選択可能であるように、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データおよび前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データをアクティブタッチスクリーンモードで表示する
ことを含む、
請求項８に記載の方法。
前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度から前記第１の表示解像度に変換することを含み、
前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度から前記第２の表示解像度に変換することを含む、
請求項８に記載の方法。
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第１の領域内の各ピクセルを前記第１のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第１のセットのマッピングデータを生成し、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することは、前記第１のセットのマッピングデータを使用して前記第３のピクセルを決定することを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第２の領域内の各ピクセルを前記第２のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第２のセットのマッピングデータを生成し、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することは、前記第２のセットのマッピングデータを使用して前記第４のピクセルを決定することを含む、
請求項８に記載の方法。
前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義するユーザ入力を受信し、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つの決定は、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義する前記ユーザ入力に基づく、
請求項８に記載の方法。
前記タッチ感知ディスプレイは、前記第１のタッチ入力と前記第２のタッチ入力とを同時に受信する、
請求項８に記載の方法。
前記第１のコンピュータ装置及び前記第２のコンピュータ装置とは異なる第３のコンピュータ装置から、第５の表示解像度を有する第３のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第３のサブセットを含む第３の領域を決定し、前記第３の領域は第６の表示解像度を有し、
前記第３のタッチスクリーン表示データを前記第５の表示解像度から前記第６の表示解像度にスケーリングし、
スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを前記第３の領域に前記第６の表示解像度で表示し、
前記スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データを前記第６の表示解像度で前記第３の領域に表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第３の領域内の前記スケーリングされた第３のタッチスクリーン表示データの第５のピクセルで第３のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第３のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第６の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第５のピクセルに対応する、前記第５の表示解像度を有する前記第３のタッチスクリーン表示データの第６のピクセルを決定し、
前記第３のコンピュータ装置に、前記第６のピクセルの選択を識別する情報を送信する
ことを含む請求項８に記載の方法。
プログラム命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラム命令は、少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
第１のコンピュータ装置から、第１の表示解像度を有する第１のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記第１のコンピュータ装置とは異なる第２のコンピュータ装置から、第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データを受信し、
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置のタッチ感知ディスプレイの第１の領域を決定し、前記第１の領域は、前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第１のサブセットを含み、前記第１の領域は第３の表示解像度を有し、
前記マルチゾーンタッチスクリーン装置の前記タッチ感知ディスプレイの第２の領域を決定し、前記第２の領域は、前記タッチ感知ディスプレイのピクセルの第２のサブセットを含み、前記第２の領域は第４の表示解像度を有し、
前記第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の表示解像度から前記第３の表示解像度にスケーリングし、
前記第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の表示解像度から前記第４の表示解像度にスケーリングし、
スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第１の領域に前記第３の表示解像度で表示し、
スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第２の領域に前記第４の表示解像度で表示し、
前記第１の領域内に、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第１の領域内の前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの第１のピクセルで第１のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第２の領域内に、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度で表示している間に、前記タッチ感知ディスプレイが、前記第２の領域内の前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの第２のピクセルで第２のタッチ入力を受信したことを判定し、
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの第３のピクセルを決定し、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用されたスケーリングに基づいて、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する第２のタッチスクリーン表示データの第４のピクセルを決定し、
前記第３のピクセルの選択を識別する情報を前記第１のコンピュータ装置に送信し、
前記第４のピクセルの選択を識別する情報を前記第２のコンピュータ装置に送信する
ように動作させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
前記第１のタッチスクリーン表示データは、第１の選択可能要素を表すデータを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データは、第２の選択可能要素を表すデータを含み、
前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データと前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データとを表示することは、前記第１の選択可能要素と前記第２の選択可能要素との両方が任意の後続のタッチ入力によって選択可能であるように、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データと前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データとをアクティブタッチスクリーンモードで表示することを含む、
請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データを前記第３の表示解像度から前記第１の表示解像度に変換することを含み、
前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することが、前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データを前記第４の表示解像度から前記第２の表示解像度に変換することを含む、
請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
前記第１のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第１の領域内の各ピクセルを前記第１のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第１のセットのマッピングデータを生成し、前記第３の表示解像度を有する前記スケーリングされた第１のタッチスクリーン表示データの前記第１のピクセルに対応する、前記第１の表示解像度を有する前記第１のタッチスクリーン表示データの前記第３のピクセルを決定することは、前記第１のセットのマッピングデータを使用して前記第３のピクセルを決定することを含み、
前記第２のタッチスクリーン表示データに適用された前記スケーリングに基づいて、前記第２の領域内の各ピクセルを前記第２のタッチスクリーン表示データの１以上の対応するピクセルにマッピングする第２のセットのマッピングデータを生成し、前記第４の表示解像度を有する前記スケーリングされた第２のタッチスクリーン表示データの前記第２のピクセルに対応する、前記第２の表示解像度を有する前記第２のタッチスクリーン表示データの前記第４のピクセルを決定することは、前記第２のセットのマッピングデータを使用して前記第４のピクセルを決定することを含む
ように動作させるプログラム命令をさらに備える、請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、前記マルチゾーンタッチスクリーン装置を、
前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義するユーザ入力を受信し、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つの決定は、前記第１の領域または前記第２の領域のうちの少なくとも１つを定義する前記ユーザ入力に基づく
ように動作させるプログラム命令をさらに備える、請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
前記タッチ感知ディスプレイは、前記第１のタッチ入力と前記第２のタッチ入力とを同時に受信する、
請求項１５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。