JP2024507826A - ガラスシート用の支持体 - Google Patents
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Abstract
ガラスシート用の支持体を開示する。支持体は、第1および第2の支持アセンブリを備え、各支持アセンブリはそれぞれベースおよびアームアセンブリを備える。各アームアセンブリは、第1および第2の端と、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と接触するためのそれらの各端における第1の接触表面と、を有するそれぞれ第1のアームを備える。各アームアセンブリは、旋回軸を中心として回転するようにそれぞれのカップリングによってそれぞれのベースに連結されている。任意の第1の接触表面は、ボールキャスターまたはホイールによって設けられ得る。本支持体は、支持体が平衡構成に迅速に到達することが可能であるため、ガラスシートを支持する際にその形状の測定が必要な場合に有用である。本支持体を使用してガラスシートを支持する方法も開示される。【選択図】図9
Description
本発明は、ガラスシート用の支持体、ガラスシートを支持する方法、および支持体上に支持された成形ガラスシートの形状を決定する方法に関する。
平板ガラスのシートを成形するための多くのプロセスが知られており、例えば、ガラスシートを適切な高温に加熱し、ガラスシートを重力でたわませたり、加熱して軟化させたガラスシートを相補的な成形部材の間に押し付けたりする。
高温のガラスシートの支持体は、仏国特許出願公開第3063286号明細書に記載される。
どのような成形プロセスを使用する場合でも、製造される形状は、通常、特定の設計に基づいて事前に選択される。例えば、車両のグレージングとして使用する成形ガラスシートを作成するとき、設計は車両製造業者によって提供され得る、その設計は、しばしばCAD図面の形式で提供される。
成形プロセスを使用して成形ガラスシートを製造するとき、通常、製造されたガラスシートの形状を測定することが望ましい。これによって、成形プロセスを監視したり、所定の形状公差を外れた成形ガラスシートがあるかどうかを判定したりすることが可能になり、そのような形状外れのガラスシートが排除され得る。製造された形状を測定することによって、より多くの成形ガラスシートが所定の形状公差内に収まるように成形プロセスを調整可能であるため、それによって無駄が削減される。
成形ガラスシートの形状を測定するには、成形または湾曲したガラスシートの支持体が必要である。通常、支持体は成形ガラスシートの設計ごとに作成される。このような支持体には通常、複数の支持点(しばしば約10個)を含むCNC機械加工された治具が使用される。成形ガラスシートは、CNC加工治具上に位置し、支持点によって支持され、差動変圧器(LVDT)コンタクトプローブは、形状の違いを測定するために使用される。このようなアプローチは、異なる設計の成形ガラスシートが測定されるたびに成形ガラスシートを支持するための新しい固定具が必要となるため、問題がある。これには費用がかかり、時間もかかる。
また、成形ガラスシートと多くの点で接触すると、成形ガラスシートが損傷する可能性が高まり、ガラスシートが接触点に静止するにつれてガラスシートの形状が変形し得る。成形ガラスシートを支持する接触点の数を減らすと、接触点が特定の成形ガラスシートを支持するのに最適な位置に存在しないため、成形ガラスシートが歪み得る。
本発明は、上記の問題を少なくとも部分的に克服することを目的とする。
したがって、本発明の第1の態様によれば、ガラスシート用の支持体であって、支持体は、第1の支持アセンブリと第2の支持アセンブリとを備え、第1の支持アセンブリは、第1のベースと第1のアームアセンブリとを備え、第1のアームアセンブリは、それらの第1の端と第1の端の反対側の第2の端とを有する第1のアームを備え、第1のアームの第1の端と第2の端との各々に、ガラスシートが支持体上に支持されているときにガラスシートの第1の主表面に接触するための少なくとも第1の接触表面が存在し、第1のアームアセンブリは、第1の旋回軸を中心として回転するように第1のカップリングによって第1のベースに連結されており、第1のカップリングは、第1のアームの第1の端と第2の端との間にあり、さらに、第2の支持アセンブリは、第2のベースと第2のアームアセンブリとを備え、第2のアームアセンブリは、それらの第1の端と第1の端の反対側の第2の端とを有する第2のアームを備え、第2のアームの第1の端と第2の端との各々に、ガラスシートが支持体上に支持されているときにガラスシートの第1の主表面に接触するための少なくとも第1の接触表面が存在し、第2のアームアセンブリは、第2の旋回軸を中心として回転するように第2のカップリングによって第2のベースに連結されており、第2のカップリングは、第2のアームの第1の端と第2の端との間にあり、好ましくは、第1の支持アセンブリは、第1の旋回軸が第2の旋回軸に対して平行になるように、第2の支持アセンブリに対して配置される、ガラスシート用の支持体を提供する。
ガラスシートが支持体上に支持されるとき、第1および第2のアームアセンブリの少なくとも第1の接触表面は、ガラスシートの第1の主表面に接触するように配置され、それによってガラスシートを支持体上に支持する。
誤解を避けるために記すと、支持されるガラスシートは、第1の主表面と反対側の第2の主表面とを有する。また、ガラスシートは、ガラスシートが少なくとも一方向に湾曲するように、少なくとも一方向に成形または曲げられ得る。少なくとも一方向の曲率半径は、500mm~20000mmであることが好ましく、1000mm~8000mmであることがより好ましい。ガラスシートが少なくとも一方向に成形または曲げられているとき、そのようなガラスシートは、湾曲ガラスシート、または曲げガラスシート、または成形ガラスシートとも呼ばれる。ガラスシートは、0.5m2~10m2の主表面積を有し得る。
好ましくは、第1のアームは、長手方向軸を有する伸長部材であり、好ましくは、第1のアームの第1および第2の端は、第1のアームの長手方向軸の反対側の端に位置する。
好ましくは、第2のアームは、長手方向軸を有する伸長部材であり、好ましくは、第2のアームの第1および第2の端は、第2のアームの長手方向軸の反対側の端に位置する。
それぞれの旋回軸を中心として回転するようにベースに連結された2つの支持アセンブリを有する本発明による支持体を使用すると、支持体は、例えば特定の形状のガラスを作成するときまたは異なる成形ガラスシートを作成するときに製造公差のために生じ得る異なるガラス形状に、支持アセンブリの回転自由度のため、よりよく適応可能であることがわかった。さらに、回転自由度によって、各接触表面における力の均衡をとることによって、支持体が平衡構成に迅速に達することが可能になり、これによって支持体上のガラスシートの振動が低減される。これは、共焦点変位センサーなどの非接触距離センサーを使用してその形状を測定するためにガラスシートを支持するために支持体を使用し得るという追加の利点を提供する。このようなセンサーは、測定対象部品の振動の影響を受けやすい場合があり得る。振動を減衰させることによって安定した構成に迅速に到達する支持体を有することによって、非接触距離センサーの使用が可能となり、それによってガラスシートの形状の迅速な測定が可能になる。第1の支持アセンブリは、第1の旋回軸が第2の旋回軸と平行になるように、第2の支持アセンブリに対して配置されることが好ましい。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にある。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分は、第1のアームに対して固定される。このような実施形態では、第1のアームの第1の端における第1の部分が第1のアームと一体的に形成されることが好ましい。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、第1のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供される。好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にあるホイールは、第1の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、ボールキャスター(しばしばスペルキャスター)の一部である。当技術分野では、ボールキャスターはボール移送ユニットとしてしばしば知られており、一般的に拘束固定具の内側に球形のボールを備える。好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、ボールキャスターのボールの表面の一部である。これらの実施形態では、第1のアームの端における第1の部分の端における第1の接触表面は、第1のアームに対して移動可能である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、その第1の端において、第1のアームに対して固定された第3のアームを備え、第3のアームは、第1の端および第2の端を有し、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第3のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、第3のアームの第2の端にあり、第3のアームの第1の端における第1の接触表面および第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートの第1の主表面と接触するように配置される。
好ましくは、第3のアームは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面が第1のアームの第1の側にあり、第3のアームの第2の端における第2の接触表面が第1のアームの反対側にあるように、第1のアームの第1の端に固定される。
好ましくは、第3のアームは、第1のアームに対して直交する。
好ましくは、第3のアームは、第1の旋回軸に対して平行である。
好ましくは、固定具は、第1のアームの第1の端と第3のアームとの間にあり、第3のアームを第1のアームの第1の端に固定する、または、第3のアームは、第1のアームと一体的に形成される。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第3のアームの第2の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第2の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、第3のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、第3のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、第3のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって提供される。好ましくは、第3のアームの第1の端における第1のホイールは、第1の旋回軸に平行な回転軸を有する。
好ましくは、第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、第3のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって提供される。好ましくは、第3のアームの第2の端における第2のホイールは、第1の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第1のアームの第1の端における第1の部分は、第3の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第1の端に連結される。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分は、第1の端と第2の端とを有する第3のアームを備え、第3のアームは、第3のアームの第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって第1のアームの第1の端に連結される。
好ましくは、第3のアームの第1の端と第2の端とは、第3のアームの両端にあり、より好ましくは、第3のアームの長手方向軸の両端にある。
好ましくは、第3のアームを第1のアームの第1の端に連結するカップリングは、第3のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第3のアームを第1のアームの第1の端に連結するカップリングは、第3のアームの重心と垂直方向に位置合わせされる。
好ましくは、第3のアームを第1のアームの第1の端に連結するカップリングは、旋回ヒンジおよび/またはベアリングを備える。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第3のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面が第3のアームの第1の端における第1の接触表面と第3のアームの第2の端における第2の接触表面とに接触するように配置された第3のアームの第2の端にある。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面および第3のアームの第2の端における第2の接触表面の少なくとも一方は、第3のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面および第3のアームの第2の端における第2の接触表面のうちの少なくとも1つは、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触をもたらすように構成される。
好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第3の旋回軸は、第1の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第3の旋回軸が第2の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分を第1のアームの第1の端に連結するカップリングは、第3の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされる。
カップリングがロックされるこのような実施形態では、第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供されることが好ましい。好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端は、第1の旋回軸に平行な回転軸を有する。
カップリングがロックされ第1のアームの第1の端における第1の部分が第3のアームの第1の端における第1の接触表面および第3のアームの第2の端における第2の接触表面を有する第3のアームを備えるこのような実施形態では、好ましくは、第3のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のホイール軸を中心として回転するように第3のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって設けられ、好ましくは、第3のアームの第1の端における第1のホイールの第1のホイール軸は、第1の旋回軸と平行であり、および/または、第3のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のホイール軸を中心として回転するように3のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって設けられ、好ましくは、第3のアームの第2の端における第2のホイールの第2のホイール軸は、第1の旋回軸と平行である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にある。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第1のアームに対して固定される。このような実施形態では、第1のアームの第2の端における第2の部分が第1のアームと一体的に形成されることが好ましい。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、第1のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供される。好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にあるホイールは、第1の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、ボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、その第2の端において、第1のアームに対して固定された第4のアームを備え、第4のアームは、第1の端および第2の端を有し、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第4のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、第4のアームの第2の端にあり、第4のアームの第1の端における第1の接触表面および第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートの第1の主表面と接触するように配置される。
好ましくは、第4のアームは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面が第1のアームの第1の側にあり、第4のアームの第2の端における第2の接触表面が第1のアームの反対側にあるように、第1のアームの第2の端に固定される。
好ましくは、第4のアームは、第1のアームに対して直交する。
好ましくは、第4のアームは、第1の旋回軸に対して平行である。
好ましくは、第1のアームの第2の端と第4のアームとの間に固定具があり、第4のアームを第1のアームの第2の端に固定する、または、第4のアームは、第1のアームと一体的に形成される。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第4のアームの第2の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第2の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、第4のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、第4のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、第4のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって提供される。好ましくは、第4のアームの第1の端における第1のホイールは、第1の旋回軸に平行な回転軸を有する。
好ましくは、第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、第4のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって提供される。好ましくは、第4のアームの第2の端における第2のホイールは、第1の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第4の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第1の端と第2の端とを有する第4のアームを備え、第4のアームは、第4のアームの第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって第1のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第4のアームの第1の端と第2の端とは、第4のアームの両端にあり、より好ましくは、第4のアームの長手方向軸の両端にある。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分を第1のアームの第2の端に連結するカップリングは、第4のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第4のアームを第1のアームの第2の端に連結するカップリングは、第4のアームの重心と垂直方向に位置合わせされる。
好ましくは、第4のアームを第1のアームの第2の端に連結するカップリングは、旋回ヒンジおよび/またはベアリングを備える。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第4のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面が第4のアームの第1の端における第1の接触表面と第4のアームの第2の端における第2の接触表面とに接触するように配置された第4のアームの第2の端にある。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面および第4のアームの第2の端における第2の接触表面の少なくとも一方は、第4のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面および第4のアームの第2の端における第2の接触表面のうちの少なくとも1つは、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触をもたらすように構成される。
好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第4の旋回軸は、第1の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第4の旋回軸が第2の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分を第1のアームの第2の端に連結するカップリングは、第4の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされる。
カップリングがロックされるこのような実施形態では、第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供されることが好ましい。好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の部分の端は、第1の旋回軸に平行な回転軸を有する。
カップリングがロックされ第1のアームの第2の端における第2の部分が第4のアームの第1の端における第1の接触表面および第4のアームの第2の端における第2の接触表面を有する第4のアームを備えるこのような実施形態では、好ましくは、第4のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のホイール軸を中心として回転するように第4のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって設けられ、好ましくは、第4のアームの第1の端における第1のホイールの第1のホイール軸は、第1の旋回軸と平行であり、および/または、第4のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のホイール軸を中心として回転するように第4のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって設けられ、好ましくは、第4のアームの第2の端における第2のホイールの第2のホイール軸は、第1の旋回軸と平行である。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第1のアームはまた、第1のアームの第2の端から延在する第2の部分をも備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にある。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の部分の端にあり、第1のアームの第1の端における第1の部分は、第3の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第1の端に連結され、第1のアームはまた、第1のアームの第2の端から延在する第2の部分をも備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第4の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第3の旋回軸は、第4の旋回軸と位置合わせされる。
好ましくは、第3および/または第4の旋回軸は、第1および/または第2の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第3および/または第4の旋回軸が第2の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される。
好ましくは、第3の旋回軸を中心とした回転のために第1のアームの第1の端における第1の部分を第1のアームの第1の端に連結するカップリングは、第3の旋回軸を中心とした回転が防止されるようにロックされる。すなわち、使用中、第3の旋回軸を中心とした回転は防止される。
好ましくは、第4の旋回軸を中心とした回転のために第1のアームの第2の端における第2の部分を第1のアームの第2の端に連結するカップリングは、第4の旋回軸を中心とした回転が防止されるようにロックされる。すなわち、使用中、第4の旋回軸を中心とする回転は防止される。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にある。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第2のアームに対して固定される。このような実施形態では、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第2のアームと一体的に形成されることが好ましい。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、第2のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供される。好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にあるホイールは、第1の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分の端における第1の接触表面は、ボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、その第1の端において、第2のアームに対して固定された第5のアームを備え、第5のアームは、第1の端および第2の端を有し、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第5のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、第5のアームの第2の端にあり、第5のアームの第1の端における第1の接触表面および第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートの第1の主表面と接触するように配置される。
好ましくは、第5のアームは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面が第2のアームの第1の側にあり、第5のアームの第2の端における第2の接触表面が第2のアームの反対側にあるように、第2のアームの第1の端に固定される。
好ましくは、第5のアームは、第2のアームに対して直交する。
好ましくは、第5のアームは、第2の旋回軸に対して平行である。
好ましくは、第2のアームの第1の端と第5のアームとの間に固定具があり、第5のアームを第2のアームの第1の端に固定する、または、第5のアームは、第2のアームと一体的に形成される。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第5のアームの第2の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第2の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、第5のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、第5のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、第5のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって提供される。好ましくは、第5のアームの第1の端における第1のホイールは、第2の旋回軸に平行な回転軸を有する。
好ましくは、第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、第5のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって提供される。好ましくは、第5のアームの第2の端における第2のホイールは、第2の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第5の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第1の端に連結される。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第1の端と第2の端とを有する第5のアームを備え、第5のアームは、第5のアームの第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって第2のアームの第1の端に連結される。
好ましくは、第5のアームの第1の端と第2の端とは、第5のアームの両端にあり、より好ましくは、第5のアームの長手方向軸の両端にある。
好ましくは、第5のアームを第2のアームの第1の端に連結するカップリングは、第5のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第5のアームを第2のアームの第1の端に連結するカップリングは、第5のアームの重心と垂直方向に位置合わせされる。
好ましくは、第5のアームを第2のアームの第1の端に連結するカップリングは、旋回ヒンジおよび/またはベアリングを備える。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第5のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面が第5のアームの第1の端における第1の接触表面と第5のアームの第2の端における第2の接触表面とに接触するように配置された第5のアームの第2の端にある。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面および第5のアームの第2の端における第2の接触表面の少なくとも一方は、第5のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面および第5のアームの第2の端における第2の接触表面のうちの少なくとも1つは、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触をもたらすように構成される。
好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第5の旋回軸は、第2の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第5の旋回軸が第2の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分を第2のアームの第1の端に連結するカップリングは、第5の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされる。すなわち、使用中、第5の旋回軸を中心とする回転は防止される。
カップリングがロックされるこのような実施形態では、第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供されることが好ましい。好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の部分の端は、第2の旋回軸に平行な回転軸を有する。
カップリングがロックされ第2のアームの第1の端における第1の部分が第5のアームの第1の端における第1の接触表面および第5のアームの第2の端における第2の接触表面を有する第5のアームを備えるこのような実施形態では、好ましくは、第5のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のホイール軸を中心として回転するように第5のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって設けられ、好ましくは、第5のアームの第1の端における第1のホイールの第1のホイール軸は、第2の旋回軸と平行であり、および/または、第5のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のホイール軸を中心として回転するように第5のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって設けられ、好ましくは、第5のアームの第2の端における第2のホイールの第2のホイール軸は、第2の旋回軸と平行である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にある。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第2のアームに対して固定される。このような実施形態では、第2のアームの第2の端における第2の部分が第2のアームと一体的に形成されることが好ましい。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、第2のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供される。好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にあるホイールは、第2の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端における第1の接触表面は、ボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、その第2の端において、第2のアームに対して固定された第6のアームを備え、第6のアームは、第1の端および第2の端を有し、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第6のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、第6のアームの第2の端にあり、第6のアームの第1の端における第1の接触表面および第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートの第1の主表面と接触するように配置される。
好ましくは、第6のアームは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面が第2のアームの第1の側にあり、第6のアームの第2の端における第2の接触表面が第2のアームの反対側にあるように、第2のアームの第2の端に固定される。
好ましくは、第6のアームは、第2のアームに対して直交する。
好ましくは、第6のアームは、第2の旋回軸に対して平行である。
好ましくは、第2のアームの第2の端と第6のアームとの間に固定具があり、第6のアームを第2のアームの第2の端に固定する、または、第6のアームは、第2のアームと一体的に形成される。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触するように構成される。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、第6のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、第6のアームの長手方向軸と少なくとも部分的に位置合わせされる。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、第6のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって提供される。好ましくは、第6のアームの第1の端における第1のホイールは、第2の旋回軸に平行な回転軸を有する。
好ましくは、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、第6のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって提供される。好ましくは、第6のアームの第2の端における第2のホイールは、第2の旋回軸と平行な回転軸を有する。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第6の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第1の端と第2の端とを有する第6のアームを備え、第6のアームは、第6のアームの第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって第2のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第6のアームの第1の端と第2の端とは、第6のアームの両端にあり、より好ましくは、第6のアームの長手方向軸の両端にある。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分を第2のアームの第2の端に連結するカップリングは、第6のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第6のアームを第2のアームの第2の端に連結するカップリングは、第6のアームの重心と垂直方向に位置合わせされる。
好ましくは、第6のアームを第2のアームの第2の端に連結するカップリングは、旋回ヒンジおよび/またはベアリングを備える。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第6のアームの第1の端にあり、第2の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面が第6のアームの第1の端における第1の接触表面と第6のアームの第2の端における第2の接触表面とに接触するように配置された第6のアームの第2の端にある。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面および第6のアームの第2の端における第2の接触表面の少なくとも一方は、第6のアームの長手方向軸と位置合わせされる。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面および第6のアームの第2の端における第2の接触表面のうちの少なくとも1つは、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と点接触をもたらすように構成される。
好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のボールキャスターのボールの表面の一部である。
好ましくは、第6の旋回軸は、第2の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第6の旋回軸が第1の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分を第2のアームの第2の端に連結するカップリングは、第6の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされる。すなわち、使用中、第6の旋回軸を中心とする回転は防止される。
カップリングがロックされるこのような実施形態では、第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端に適切に連結されたホイールによって提供されることが好ましい。好ましくは、第2のアームの第2の端における第2の部分の端は、第2の旋回軸に平行な回転軸を有する。
カップリングがロックされ第2のアームの第2の端における第2の部分は、第6のアームの第1の端における第1の接触表面および第6のアームの第2の端における第2の接触表面を有する第6のアームを備えるこのような実施形態では、好ましくは、第6のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のホイール軸を中心として回転するように第6のアームの第1の端に適切に連結された第1のホイールによって設けられ、好ましくは、第6のアームの第1の端における第1のホイールの第1のホイール軸は、第2の旋回軸と平行であり、および/または、第6のアームの第2の端における第2の接触表面は、第2のホイール軸を中心として回転するように第6のアームの第2の端に適切に連結された第2のホイールによって設けられ、好ましくは、第6のアームの第2の端における第2のホイールの第2のホイール軸は、第2の旋回軸と平行である。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第2のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にある。
いくつかの実施形態では、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の部分の端にあり、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第5の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第1の端に連結され、第2のアームはまた、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第6の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第2の端に連結される。
好ましくは、第5の旋回軸は、第6の旋回軸と位置合わせされる。
好ましくは、第5および/または第6の旋回軸は、第1および/または第2の旋回軸に対して直交する。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第5および/または第6の旋回軸が第1の旋回軸に対して直交するように、第2の支持アセンブリに対して配置される
好ましくは、第5の旋回軸を中心とした回転のために第2のアームの第1の端における第1の部分を第2のアームの第1の端に連結するカップリングは、第5の旋回軸を中心とした回転が防止されるようにロックされる。
好ましくは、第6の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第2の端における第2の部分を第2のアームの第2の端に連結するカップリングは、第6の旋回軸を中心とした回転が防止されるようにロックされる。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第1のアームの端における第1の部分は、第3の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第1の端に連結され、第1のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第4の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第2の端に連結され、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第2のアームの第1の端における第1の部分は、第5の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第1の端に連結され、第2のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第6の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第2の端に連結される。
いくつかの実施形態では、第1のアームは、第1のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第1のアームの第1の端における第1の部分は、第3の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第1の端に連結され、第1のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第1のアームの第2の端における第2の部分は、第1のアームに対して固定され、第2のアームは、第2のアームの第1の端から延在する第1の部分を備え、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第1の部分の端にあり、第2のアームの第1の端における第1の部分は、別の旋回軸を中心として回転するように第2のアームの第1の端に連結され、第2のアームは、第2のアームの第2の端から延在する第2の部分を備え、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第2の部分の端にあり、第2のアームの第2の端における第2の部分は、第2のアームに対して固定される。
好ましくは、第3の旋回軸は、他の旋回軸と位置合わせされる。
好ましくは、第3および/または他の旋回軸は、第1および/または第2の旋回軸に対して直交する。
いくつかの実施形態では、支持体は、第1および/または第2の支持アセンブリに関連付けられた少なくとも第1のダンパーを備える。
いくつかの実施形態では、第1の支持アセンブリは、第1のアームアセンブリが平衡構成を確立するのにかかる時間を短縮するために、少なくとも第1のダンパーを備える。
好ましくは、ダンパーは、ガラスシートが最初に支持体上に置かれたときまたはガラスシートを支持体上で移動させるその後の衝撃から発生し得る振動の振幅を低減する。
好ましくは、第1のダンパーは、バネおよび/またはダッシュポットを備える。
好ましくは、第1のダンパーはマスダンパー、特にストックブリッジダンパーを備える。
好ましくは、第1のダンパーは、第1のアームの第1の端および/または第2の端に取り付けられたマスダンパーを備える。
好ましくは、第1のダンパーは、可撓性アーム、特に鋼撚線ケーブル、を備え、可撓性アームの各々に質量を有する、マスダンパーの少なくとも1つを備え、可撓性アームは第1のアームの端に取り付けられる。
好ましくは、ダンパーは、ロータリーダンパーを含む。
いくつかの実施形態では、第2の支持アセンブリは、第2のアームアセンブリが平衡構成を確立するのにかかる時間を短縮する第1のダンパーを備える。
好ましくは、第1のダンパーは、ガラスシートが最初に支持体上に置かれたとき、またはガラスシートを支持体上で移動させるその後の衝撃から発生し得る振動の振幅を低減する。
好ましくは、第1のダンパーは、バネおよび/またはダッシュポットを備える。
好ましくは、第1のダンパーはマスダンパー、特にストックブリッジダンパーを備える。
好ましくは、第1のダンパーは、第1のアームの第1の端および/または第2の端に取り付けられたマスダンパーを備える。
好ましくは、第1のダンパーは、可撓性アーム、特に鋼撚線ケーブル、を備え、可撓性アームのそれぞれに質量を有する、マスダンパーの少なくとも1つを備え、可撓性アームは第2のアームの端に取り付けられる。
好ましくは、第1のダンパーは、ロータリーダンパーを備える。
いくつかの実施形態では、第1のアームの第1の端における少なくとも第1の接触表面は、第1のアームに対して移動可能である。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、ホイールまたはキャスターの一部である。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、ボールキャスターの一部であり、より好ましくはボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第1のアームの第2の端にある少なくとも第1の接触表面は、第1のアームに対して移動可能である。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、ホイールまたはキャスターの一部である。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、ボールキャスターの一部であり、より好ましくはボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームの第1の端における少なくとも第1の接触表面は、第2のアームに対して移動可能である。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、ホイールまたはキャスターの一部である。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、ボールキャスターの一部であり、より好ましくはボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第2のアームの第2の端における少なくとも第1の接触表面は、第2のアームに対して移動可能である。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、ホイールまたはキャスターの一部である。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、ボールキャスターの一部であり、より好ましくはボールキャスターのボールの表面の一部である。
いくつかの実施形態では、第1のアームの第1の端における少なくとも第1の接触表面は、第1のアームの第1の端における第1の接触アセンブリの一部であり、圧縮性ダンパーを備える第1のアームの第1の端における第1の接触アセンブリは、第1のアームが第1のベースに対して静止しているときに第1のアームの第1の端における第1の接触アセンブリの一部であるダンパーを圧縮すると第1のアームの第1の端における第1の接触表面が第1のベースに向かって移動可能であるように構成されている。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の接触アセンブリの一部であるダンパーは、バネまたは弾性部材を備える。
いくつかの実施形態では、第1のアームの第2の端における少なくとも第1の接触表面は、第1のアームの第2の端における第2の接触アセンブリの一部であり、圧縮性ダンパーを備える第1のアームの第2の端における第2の接触アセンブリは、第1のアームが第1のベースに対して静止しているときに第1のアームの第2の端における第1の接触アセンブリの一部であるダンパーを圧縮すると第1のアームの第2の端における第1の接触表面が第1のベースに向かって移動可能であるように構成されている。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第2の接触アセンブリの一部であるダンパーは、バネまたは弾性部材を備える。
いくつかの実施形態では、第2のアームの第1の端における少なくとも第1の接触表面は、第2のアームの第1の端における第3の接触アセンブリの一部であり、圧縮性ダンパーを備える第2のアームの第1の端における第3の接触アセンブリは、第2のアームが第2のベースに対して静止しているときに第2のアームの第1の端における第3の接触アセンブリの一部であるダンパーを圧縮すると第2のアームの第1の端における第1の接触表面が第2のベースに向かって移動可能であるように構成されている。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第3の接触アセンブリの一部であるダンパーは、バネまたは弾性部材を備える。
いくつかの実施形態では、第2のアームの第2の端における少なくとも第1の接触表面は、第2のアームの第2の端における第4の接触アセンブリの一部であり、圧縮性ダンパーを備える第2のアームの第2の端における第4の接触アセンブリは、第2のアームが第2のベースに対して静止しているときに第2のアームの第2の端における第4の接触アセンブリの一部であるダンパーを圧縮すると第2のアームの第2の端における第1の接触表面が第2のベースに向かって移動可能であるように構成されている。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第4の接触アセンブリの一部であるダンパーは、バネまたは弾性部材を備える。
いくつかの実施形態では、第1の支持アセンブリは、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートが第1の支持アセンブリの第1の停止部に対して支持体上に位置するように、少なくとも第1の停止部を備える。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、第1の支持アセンブリの第1の停止部がガラスシートの第1の縁部分と反対側にあり第1の支持アセンブリの第2の停止部がガラスシートの第2の縁部分の反対側にあるように配置された第2の停止部をさらに備える。
好ましくは、ガラスシートの第1の縁部分は、ガラスシートの第2の縁部分とは反対側のガラスシートの縁に沿っている。
第1の支持アセンブリが少なくとも第1の停止部を備える実施形態は、第1のアームの第1の端および/または第2の端における第1の接触表面が第1のアームに対して可動であるときに特に有用である。第1の支持アセンブリに少なくとも第1の停止部を設けることによって、支持体上に支持されるときの第1の支持アセンブリに対するガラスシートの位置は、第1の支持アセンブリの第1の停止部によって停止される。特に支持されるガラスシートの周囲に複数の停止部を備えた第1の支持アセンブリを構成すると、支持体上に支持されたときの第1の支持アセンブリに対するガラスシートの位置がさらに停止する。
いくつかの実施形態では、第2の支持アセンブリは、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、ガラスシートが第2の支持アセンブリの第1のストップに対して支持体上に位置するように、少なくとも第1の停止部を備える。
好ましくは、第2の支持アセンブリは、ガラスシートが支持体上に支持されるときに、第2の支持アセンブリの第1の停止部がガラスシートの第1の縁部分と反対側にあり、第2の支持アセンブリの第2の停止部は、ガラスシートの第2の縁部分の反対側にあるように配置された第2の停止部をさらに備える。
好ましくは、ガラスシートの第1の縁部分は、ガラスシートの第2の縁部分とは反対側のガラスシートの縁に沿っている。
第2の支持アセンブリが少なくとも第1の停止部を備える実施形態は、第2のアームの第1の端および/または第2の端における第1の接触表面が第2のアームに対して可動であるときに特に有用である。第2の支持アセンブリに少なくとも第1の停止部を設けることによって、支持体上に支持されるときの第2の支持アセンブリに対するガラスシートの位置は、第2の支持アセンブリの第1の停止部によって停止される。特に支持されるガラスシートの周囲に複数の停止部を備えた第2の支持アセンブリを構成すると、支持体上に支持されたときの第2の支持アセンブリに対するガラスシートの位置がさらに停止する。
いくつかの実施形態では、第1の支持アセンブリは、第1のアームアセンブリが第1の構成から第2の構成に移動すると、第2のアームアセンブリが第1の構成から第2の構成に移動するように、第2の支持アセンブリに連結される。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、第1および第2のアームと機械的に連通する少なくとも1つのリンク機構によって第2の支持アセンブリに連結される。
好ましくは、第1のアームアセンブリの第1および第2の構成は、第1のベースに対する第1のアームアセンブリの構成に関連し、第2のアームアセンブリの第1および第2の構成は、第2のベースに対する第2のアームアセンブリの構成に関連する。
好ましくは、第1のアームアセンブリが第1の構成中にあるとき、第1のアームは第1のベースに対して第1の位置にあり、第1のアームアセンブリが第2の構成中にあるとき、第1のアームは第1のベースに対して第2の位置にある。
好ましくは、第2のアームアセンブリが第1の構成中にあるとき、第2のアームは第2のベースに対して第1の位置にあり、第2のアームアセンブリが第2の構成中にあるとき、第2のアームは第2のベースに対して第2の位置にある。
接触表面がホイールによって設けられる実施形態では、ホイールは球面ホイールであり得る。
一部分が旋回軸を中心として回転するようにアームの端に連結されその部分をアームの端に連結するカップリングが旋回軸を中心とした回転が防止されるようにロックされている実施形態では、カップリングは、旋回軸が軸であるような剛体カップリングであり、その部分は剛体カップリングのために回転できない(つまり、旋回軸が存在しない)ことが好ましい。しかしながら、これは、支持体がより汎用性があり異なる構成で使用可能であるようにロック可能なカップリングを有することが有利であるため、アームの一部と端との間に剛体カップリング有する場合に比べて、あまり好ましくない。例として、この記述は、(i)第1のアームの第1の端における第1の部分が、第3の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第1の端に連結されるとき、第1のアームの第1の端における第1の部分を第3の旋回軸を中心とする回転のために第1のアームの第1の端に連結するカップリングが第3の旋回軸を中心とした回転が防止されるように固定され、第1のアームの第1の端における第1の部分を第1のアームの第1の端に連結するカップリングが剛性カップリングによって置き換えられ得る場合、および、(ii)第1のアームの第2の端における第2の部分が、第4の旋回軸を中心として回転するように第1のアームの第2の端に連結されるとき、第1のアームの第2の端における第2の部分を第4の旋回軸を中心とする回転のために第1のアームの第2の端に連結するカップリングが第4の旋回軸を中心とした回転が防止されるように固定され、第1のアームの第2の端における第2の部分を第1のアームの第2の端に連結するカップリングが剛性カップリングによって置き換えられ得る場合に、適用される。
いくつかの実施形態では、第1のアームアセンブリは、第1のベースに対する第1のアームの平衡位置を調整するための調整アセンブリを備える。第1のアームの平衡位置は、第1の支持アセンブリ上にガラスシートが支持されていない状態で第1のアームを静止させることによって決定され得る。
好ましくは、第1のアームアセンブリの調整アセンブリは、第1のアームに取り付け可能な少なくとも第1の質量体を備える。
好ましくは、第1のアームアセンブリの調整アセンブリは、第1のカップリングに対する第1の位置から第1のカップリングに対する第2の位置に第1の質量体を移動させると第1のアームは第1の旋回軸を中心として回転するように、第1のアームに移動可能に取り付けられた第1の質量体を備える。
好ましくは、第1の質量体は、第1のアームに摺動自在に取り付けられる。
いくつかの実施形態では、第2のアームアセンブリは、第2のベースに対する第2のアームの平衡位置を調整するための調整アセンブリを備える。第2のアームの平衡位置は、第2の支持アセンブリ上にガラスシートが支持されていない状態で第2のアームを静止させることによって決定され得る。
好ましくは、第2のアームアセンブリの調整アセンブリは、第2のアームに取り付け可能な少なくとも第1の質量体を備える。
好ましくは、第2のアームアセンブリの調整アセンブリは、第2のカップリングに対する第1の位置から第2のカップリングに対する第2の位置に第1の質量体を移動させると、第2のアームは第2の旋回軸を中心として回転するように、第2のアームに移動可能に取り付けられた第1の質量体を備える。
好ましくは、第1の質量体は、第2のアームに摺動自在に取り付けられる。
いくつかの実施形態では、第1のアームアセンブリは、第1のベースに対する第1のアームの平衡位置を調整するための調整アセンブリを備え、第2のアームアセンブリは、第2のベースに対する第2のアームの平衡位置を調整するための調整アセンブリを備える。第1および第2のアームの平衡位置は、第1および第2の支持アセンブリ上にガラスシートが支持されていない状態でそれぞれのアームを静止可能にすることによって決定され得る。
好ましくは、第1のアームアセンブリの調整アセンブリは、第1のアームに取り付け可能な少なくとも第1の質量体を備え、第2のアームアセンブリの調整アセンブリは、第2のアームに取り付け可能な少なくとも第2の質量体を備える。
好ましくは、第1のアームアセンブリの調整アセンブリは、第1のカップリングに対する第1の位置から第1のカップリングに対する第2の位置に第1の質量体を移動させると第1のアームが第1の旋回軸を中心として回転するように、第1のアームに移動可能に取り付けられた第1の質量体を備える。
好ましくは、第2のアームアセンブリの調整アセンブリは、第2のカップリングに対する第1の位置から第2のカップリングに対する第2の位置に第1の質量体を移動させると第2のアームが第2の旋回軸を中心として回転するように、第2のアームに移動可能に取り付けられた第1の質量体を備える。
好ましくは、第1のアームアセンブリの調整アセンブリは、第1のカップリングに対する第1の位置から第1のカップリングに対する第2の位置に第1の質量体を移動させると第1のアームが第1の旋回軸を中心として回転するように、第1のアームに移動可能に取り付けられた第1の質量体を備え、第2のアームアセンブリの調整アセンブリは、第2のカップリングに対する第1の位置から第2のカップリングに対する第2の位置に第2の質量体を移動させると第2のアームは第2の旋回軸を中心として回転するように、第2のアームに移動可能に取り付けられた第2の質量体を備える。
好ましくは、それぞれのアームに関連付けられた質量体は、それに摺動自在に取り付けられる。
本発明の第1の態様の他の実施形態は、他の好ましい特徴を有する。
本発明による支持体は、真空カップまたは吸引カップを利用しないことが好ましい。特に、ガラスシートが支持体上に支持されるときにガラスシートの第1の主表面と接触する接触表面には、吸引手段が設けられていない。
本発明による支持体は、400℃~600℃などの、高温での使用には適さないことが好ましい。
好ましくは、第1および/または第2のアームアセンブリの第1のアームは、アルミニウムで作製される。
好ましくは、第1および/または第2のアームアセンブリの第1のベースは、アルミニウムで作製される。
好ましくは、第1のアームの第1および/または第2の端における第1の接触表面は、(i)第1のアームのそれぞれの端に回転可能に適切に連結されたホイールによって、好ましくはプラスチックホイールによって、または(ii)好ましくは拘束固定具内側のプラスチックボールを備える、ボールキャスターによって、設けられる。
好ましくは、第2のアームの第1および/または第2の端における第1の接触表面は、(i)第2のアームのそれぞれの端に回転可能に適切に連結されたホイールによって、好ましくはプラスチックホイールによって、または(ii)好ましくは拘束固定具内側のプラスチックボールを備える、ボールキャスターによって、設けられる。
好ましくは、第1のアームの第1の端における第1の接触表面は、第1のアームに対して固定位置にある。
好ましくは、第2のアームの第1の端における第1の接触表面は、第2のアームに対して固定位置にある。
好ましくは、第1のアームの第2の端における第1の接触表面は、第1のアームに対して固定位置にある。
好ましくは、第2のアームの第2の端における第1の接触表面は、第2のアームに対して固定位置にある。
好ましくは、第1のカップリングは、第1のアームの重心と垂直に位置合わせされる。
好ましくは、第2のカップリングは、第2のアームの重心と垂直に位置合わせされる。
好ましくは、第1および/または第2のカップリングは、旋回ヒンジおよび/またはベアリングを備える。
好ましくは、第1および/または第2アームの第1および第2の端における少なくとも一方の第1の接触表面は、ガラスシートが支持体上に支持されているとき、ガラスシートの第1主表面と点接触する。
好ましくは、使用中、第1の支持アセンブリと第2の支持アセンブリとは互いに離隔される。
好ましくは、第1のベースと第2のベースとは機械的に連通しており、より好ましくは、第1のベースは、第2のベースと摺動自在に接続されている。
好ましくは、第1のベースと第2のベースとは一体的に形成される。
好ましくは、支持されるガラスシートは対称線を有し、ガラスシートが支持体上に支持されるとき、ガラスシートの対称線は、第1の旋回軸と第2の旋回軸との間の軸と位置合わせされ、好ましくは、ガラスシートの対称線は、第1の旋回軸と第2の旋回軸との間の中ほどの軸と位置合わせされる。対称線は、ガラスシートの中心線付近であり得る。
好ましくは、第1の支持アセンブリは、ホイップルツリー構成を備え、より好ましくは、第1の支持アセンブリは、ホイップルツリー構成中に少なくとも3つのアームを備える。
好ましくは、第2の支持アセンブリは、ホイップルツリー構成を備え、より好ましくは、第1の支持アセンブリは、ホイップルツリー構成中に少なくとも3つのアームを備える。
好ましくは、支持体は、ホイップルツリーとして配置され、より好ましくは、支持体は、少なくとも6つのアームを備えるホイップルツリー構成として配置される。
好ましくは、支持体は、測定方法中にガラスシートを支持するために使用され、測定方法は、支持体上に支持されたガラスシートの形状を測定するために使用される。
いくつかの実施形態では、使用中に、第1の旋回軸は、第2の旋回軸と整列または実質的に整列する。
いくつかの実施形態では、使用中、第1の旋回軸は、第2の旋回軸と平行である。
いくつかの実施形態では、使用中、第1のアーム旋回軸は、第2のアームと位置合わせされるかまたは実質的に位置合わせされる。
いくつかの実施形態では、使用中、第1のアームは、第2のアームと平行である。
本発明はまた、第2の態様によれば、(i)本発明の第1の態様によるガラス支持体を提供するステップと、(ii)第1および第2の支持アセンブリの第1の接触表面上にガラスシートを配置するステップと、を含むガラスシートを支持する方法を提供する。
好ましくは、支持されるガラスシートは対称線を有し、ステップ(ii)において、ガラスシートの対称線は、第1の旋回軸と第2の旋回軸との間の軸、好ましくは、第1の旋回軸と第2の旋回軸との間の中ほどの軸である。
好ましくは、第1の旋回軸は、第2の旋回軸と平行である。
好ましくは、ガラスシートは、成形ガラスシートである。
いくつかの実施形態では、第1の旋回軸は、第2の旋回軸と位置合わせされまたは実質的に位置合わせされる。
好ましくは、支持されるガラスシートは対称線を有し、ステップ(ii)において、ガラスシートの対称線は第1の旋回軸および/または第2の旋回軸と平行である。
本発明はまた、第3の態様によれば、(a)本発明の第2の態様によるガラスの成形シートを支持するステップと、(b)形状測定装置を使用して、支持体上に支持された成形ガラスシートの形状に関するデータを取得するステップと、(c)ステップ(b)から得られたデータを使用して、成形ガラスシートの形状を決定するステップと、を含む、成形ガラスシートの形状を決定する方法を提供する。
好ましくは、ステップ(b)中に使用する形状測定装置は干渉縞投影システムを備える。
好ましくは、ステップ(b)中に使用される形状測定装置は、接触測定プローブを備え、より好ましくは形状測定装置は、座標測定機を備える。
好ましくは、この方法は、成形ガラスシートの測定された形状を基準形状と比較するステップを含み、基準形状は、好ましくは、所望の形状を有する成形ガラスシートおよび/または成形ガラスシートのCAD表示と関連付けられる。
いくつかの実施形態では、ステップ(b)中に使用される形状測定装置は、センサーから成形ガラスシートまでの距離を測定するために、成形ガラスシートに対して移動可能なセンサーを備える。
好ましくは、センサーは、センサーから成形ガラスシートまでの距離を測定するために、成形ガラスシートに対して移動される。
好ましくは、センサーは非接触距離測定センサーである。
好ましくは、センサーは共焦点変位センサーを備える。
好ましくは、ステップ(b)中に、センサーはロボットによって移動される。
誤解を避けるために記すと、本発明はまた、一態様によれば、(a)本発明の第2の態様によるガラスの成形シートを支持するステップと、(b)成形ガラスシートに対してセンサーを移動させてセンサーから成形ガラスシートまでの距離を測定するステップと、(c)ステップ(b)の測定結果を使用して、成形ガラスシートの形状を決定するステップと、を含む、成形ガラスシートの形状を決定する方法を提供する。
好ましくは、センサーは、非接触距離測定センサーである。
好ましくは、センサーは、共焦点変位センサーを備える。
好ましくは、ステップ(b)において、センサーはロボットによって移動される。
次に、下記の図(縮尺は一定ではない)を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の態様による支持体1の概略側面図を示す。図2は、図1に示される支持体1の概略平面図を示す。図1における支持体1の図は、図2における矢印2の方向から見た図である。
図1および図2を参照すると、支持体1は、第1の支持アセンブリ3および第2の支持アセンブリ3’を備える。
この例では、第1の支持アセンブリ3と第2の支持アセンブリ3’とは同じように構成されている。使用中、支持体1は、第1の支持アセンブリ3が第2の支持アセンブリ3’に対して鏡写しになるように、第1の支持アセンブリ3と第2の支持アセンブリ3’とが互いに向かい合って配置される。
第1の支持アセンブリ3は、支持体1上で特定のガラスシートを支持するのに十分な距離5の分、第2の支持アセンブリ3’から離隔される。例えば、長さl1を有するガラスシートの場合、そのようなガラスシートを支持体1上に支持するために、第1の支持アセンブリ3は、第2の支持アセンブリ3’から距離l1の分離隔され得る。長さl2を有する異なるガラスシートが支持体1上に支持される場合、第1の支持アセンブリ3は、第2の支持アセンブリ3’から距離l2の分離隔され得、ここで、l1はl2に等しくない。
第1の支持アセンブリ3および第2の支持アセンブリ3’の下記の説明では、第2の支持アセンブリ3’中の同等の部品には、アポストロフィが追加されていることを除き、すなわち、第1の支持アセンブリ3のベース7および第2の支持アセンブリ3’のベース7’のように、第1の支持アセンブリ3中の部品を識別するために使用されるものと同じ参照番号が付けられている。
第1の支持アセンブリ3は、ベース7およびアームアセンブリ9を備える。アームアセンブリ9は、ベースカップリング11によってベース7に連結される。ベースカップリング11は、アームアセンブリ9がベース7に対して旋回軸A-A’を中心として回転し得るように配置されている。
ベースカップリング11は、ベース7に接続された第1の旋回マウント13とアームアセンブリ9に接続された第2の旋回マウント15とを備える。第1の旋回ピン(図示せず)は、第1の旋回ピンを中心として回転するように第1の旋回マウント13を第2の旋回マウント15に連結する。第1の旋回ピンは旋回軸A-A’に沿って位置する。第1の旋回マウント13は、ベース7と一体的に形成され得る。第1の旋回マウント13および/または第2の旋回マウント15は、アームアセンブリ9の回転量を制限するように構成され得る。すなわち、カップリングは、旋回軸A-A’を中心とするアームアセンブリ9の回転量を制限するように構成され得る。これは、アームアセンブリ9がベース7に衝突するのを防ぐのに役立ち得る。
アームアセンブリ9は、実質的に伸長であり、第1の端19および第2の端21を有する第1のアーム17を備える。
第1のアーム17は長手方向軸B-B’を有し、第1のアーム17の第1および第2の端19、21は長手方向軸B-B’の両端に位置する。旋回軸A-A’は長手方向軸B-B’に対して垂直であることが好ましい。この例では、旋回軸A-A’は長手方向軸B-B’に対して垂直である。
第2の旋回マウント15は、第1のアーム17に接続されており、第1のアーム17と一体的に形成され得る。
第1のアーム17の第1の端19において、第1のアーム17は、そこから上方に延在する第1の部分23を有する。すなわち、第1の部分23は、ベース7から離れる方向に第1のアーム17から延在する。この例では、第1の部分23は、第1のアーム17と一体的に形成され、正方形断面を有するL字状形状の形態である。代替の実施形態では、第1の部分23は、第1のアーム17に取り外し可能に固定され得る。
第1の部分23の端には、接触ピン25がある。接触ピン25は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面27を有する。湾曲した上面27は、好ましくは、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触を提供するように構成される。
第1のアーム17の第2の端21には、そこから上方に延在する第2の部分29がある。第2の部分29は、第1の端31および第2の端32を有する第2のアーム30を備える。第2のアーム30は、伸長バーであり、その伸長方向に沿って延在する軸b-b’を有する。この例では、軸b-b’は旋回軸A-A’に平行である。伸長バーは、少なくとも1つの部分的に中空の領域を有し得、部分的に中空すなわち管状であり得、または、中実であり得る。
第2の部分29は、カップリング33によって第1のアーム17の第2の端21に連結される。カップリング33は、第2のアーム30の第1の端31と第2の端32との間に位置する。カップリング33は、第1のアーム17の第2の端21に固定された第1の旋回マウント34と、第2のアーム30に接続された第2の旋回マウント35とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸C-C’を中心として回転するように、カップリング31の第1の旋回マウント34をカップリング31の第2の旋回マウント35に連結する。この例では、旋回軸C-C’は、軸b-b’に直交する。
第2のアーム30の第1の端31には接触ピン37があり、第2のアーム30の第2の端32には接触ピン38がある。各接触ピン37、38は、接触ピン25と同様に構成され、それぞれ湾曲した上面を有する。例えば、接触ピン37は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面39を有する。接触ピン38は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面(ラベルは付けられていない)を有する。接触ピン37、38の湾曲した上面は、各々、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように構成されることが好ましい。
接触ピン25、37、38の上部曲面が支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように配置されるとき、点接触領域はすべて同じ第1の平面内に位置する。
この例では、旋回軸C-C’は、第1のアーム17の長手方向軸B-B’と実質的に平行であり、それと位置合わせされている。
この例では、旋回軸C-C’は、第1の旋回軸A-A’に対して直交する。
第1の支持アセンブリ3の構成部品を作製するのに適した材料は、その軽量かつ適度な強度のため、アルミニウムである。他の同様の材料を使用してもよい。接触ピン25、37、38は、フレームの残りの部分とは異なる材料で作製されてもよい。接触ピン25、37、38は、ガラスシートの表面が傷付けられたり損傷されたりしないように、支持体1上に支持されるガラスシートに接触する弾性および/または軟質材料を備え得る。
図1および図2に示される例では、軸A-A’は、第1の支持アセンブリ3の第1の旋回軸と呼ばれ得、軸C-C’は、第1の支持アセンブリ3の第2の旋回軸と呼ばれ得る。次に、第2の支持アセンブリ3’について記載する。上記のように、第2の支持アセンブリ3’は、第1の支持アセンブリ3と同様に構成されるが、第1および第2の支持アセンブリ3、3’の両方を使用して支持体1を形成するとき、第1の支持アセンブリ3は、第2の支持アセンブリ3’が実質的に図1の線M-M’および図2の線N-N’に関して第1の支持アセンブリ3の鏡像となるように、第2の支持アセンブリ3’に面する。
第2の支持アセンブリ3’は、ベース7’とアームアセンブリ9’とを備え、その結果、支持体1は、それに連結されたアームアセンブリ9を有するベース7と、それに連結されたアームアセンブリ9’を有するベース7’とを備える。図1および図2に示す実施形態の代替実施形態では、2つの別個のベース7、7’の代わりに単一のベースが使用される。単一のベースは、一体構造であり得、またはアームアセンブリ9、9’の間隔を変えるために互いに対して可動である少なくとも2つの接続されたベース部分を備え得る。
アームアセンブリ9’は、ベースカップリング11’によってベース7’に連結される。カップリング11’は、アセンブリ9’が旋回軸D-D’を中心として回転し得るように配置される。旋回軸D-D’は、第2の支持アセンブリ3’の第1の旋回軸と呼ばれ得る。
カップリング11’は、ベース7’に接続された第1の旋回マウント13’とアームアセンブリ9’に接続された第2の旋回マウント15’とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回ピンを中心として回転するように第1の旋回マウント13’を第2の旋回マウント15’に連結する。旋回ピンは旋回軸D-D’に沿って位置する。第1の旋回マウント13’は、ベース7’と一体的に形成され得る。第1の旋回マウント13’および/または第2の旋回マウント15’は、アームアセンブリ9’の回転量を制限するように構成され得る。すなわち、カップリングは、旋回軸D-D’を中心とするアームアセンブリ9の回転量を制限するように構成され得る。これは、アームアセンブリ9がベース7’に衝突するのを防ぐのに役立ち得る。
アームアセンブリ9’は、実質的に伸長であり、第1の端19’と第2の端21’とを有する第1のアーム17’を備える。第1のアーム17’は長手方向軸E-E’を有し、第1のアーム17’の第1および第2の端19’、21’は長手方向軸E-E’の両端に位置する。好ましくは、長手方向軸E-E’は旋回軸D-D’に対して垂直である。
第2の旋回マウント15’は、第1のアーム17’に接続されており、それと一体的に形成され得る。
第1のアーム17’の第1の端19’において、第1のアーム17’は、そこから上方に延在する第1の部分23’を有する。すなわち、第1の部分23’は、ベース7’から離れる方向に、第1のアーム17’から離れて延在する。この例では、第1の部分23’は、第1のアーム17’と一体的に形成されている。代替実施形態では、部分23’は、第1のアーム17’に取り外し可能に固定され得る。
第1の部分23’の端には接触ピン25’がある。接触ピン25’は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面27’を有する。湾曲した上面27’は、好ましくは、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように構成される。
第1のアーム17’の第2の端21’において、第1のアーム17’は、そこから上方に延在する第2の部分29’を有する。第2の部分29’は、第1および第2の端31’、32’を有する第2のアームを備える。第2のアーム30’は、その伸長方向に沿って延在する伸長軸e-e’を有する。この例では、軸e-e’は旋回軸D-D’に平行である。
第2の部分29’は、カップリング33’によって第1のアーム17’の第2の端21’に連結される。カップリング33’は、第2のアーム30’の第1の端31’と第2の端32’との間に位置する。カップリング33’は、第1のアーム17’の第2の端21’に接続された第1の旋回マウント34’と第2のアーム30’に接続された第2の旋回マウント35’とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸F-F’を中心として回転するように、カップリング33’の第1の旋回マウント34’をカップリング33’の第2の旋回マウント35’に連結する。
第2のアーム30’の第1の端31’には接触ピン37’があり、第2のアーム30’の第2の端32’には接触ピン38’がある。各接触ピン37’、38’は、接触ピン25’(および接触ピン25、37、38)と同様に構成され、それぞれ湾曲した上面を有する。接触ピン37’は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面39’を有する。接触ピン38’は、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面に接触するための湾曲した上面(図示せず)を有する。接触ピン37’、38’の湾曲した上面は、好ましくは、支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触を提供するように構成される。
接触ピン25’、37’、38’の上部曲面が支持体1上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように配置されるとき、点接触領域はすべて同じ第2の表面内に位置する。支持体1上にガラスシートが支持されていないとき、第1の支持アセンブリ3の第1の平面と第2の支持アセンブリ3’の第2の平面とは同一平面上にあることが好ましい。
この例では、旋回軸F-F’は、第1のアーム9’の長手方向軸E-E’と実質的に平行であり、それと位置合わせされている。
旋回軸F-F’は旋回軸D-D’に対して直交する。
第2の支持アセンブリの構成部品を作製するのに適した材料は、アルミニウムである。
使用時、第1の支持アセンブリ3は、第1の支持アセンブリ3の旋回軸C-C’が第2の支持アセンブリ3’の旋回軸F-F’と実質的に位置合わせされるように、第2の支持アセンブリ3’の反対側に位置する。第1の支持アセンブリ3と第2の支持アセンブリ3’との間の間隔5は、支持体1上に支持されるガラスシートのサイズに応じて変えられ得る。
使用中、カップリング33および33’の少なくとも一方は、そのそれぞれの第1の旋回マウントがそのそれぞれの第2の旋回マウントに対して回転可能でないように、ロック構成中にあることが好ましい。例えば、カップリング33がロック構成中にある場合、第1の旋回マウント34は、第2の旋回マウント35に対して回転可能でない。
カップリング33および33’のうちの少なくとも1つがロック構成中にあるとき、ロックされたアーム上の接触ピンの湾曲した上面が水平に位置合わせされることが好ましい。例えば、カップリング33がロック構成中にある場合には、接触ピン37、38の湾曲した上面が水平に位置合わせされることが好ましい。
また、カップリング33および33’の少なくとも1つがロック構成中にあるとき、ロックされたカップリングに関連付けられた接触ピン37、38、37’、38’の少なくとも1つは、それぞれのホイール軸を中心として回転するためにそれぞれの第2のアーム30、30’に連結されたそれぞれのホイールと置換されることが好ましい。それぞれの接触ピンを置き換えるホイールのそれぞれのホイール軸は、旋回軸A-A’および/またはD-D’と平行であることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、カップリング33は、ロック構成中にあり、第2のアーム30の第1の端における接触ピン37は、第1のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム30に連結された第1のホイールによって置き換えられ、第2のアーム30の第2の端における接触ピン38は、第2のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム30に連結された第2のホイールによって置き換えられる。このような実施形態では、第1および第2のホイール軸が旋回軸A-A’に平行であることが好ましい。
別の実施形態では、図1および図2に示す第1の支持アセンブリの接触ピン25を、第1のホイール軸を中心として回転するように第1の部分23の端に連結されたホイールに置き換えられ得る。ホイールは、支持体上に支持されるガラスシートの主表面と接触するために使用される外表面を有し、ホイールの外表面は第1の部分23(したがって第1のアーム17)に対して移動可能である。第1のホイールの軸を軸A-A’に平行にすることによって、ホイールの外表面と支持されているガラスシートの主表面との間の摩擦によって、ガラスシートが軸A-A’に平行な方向に移動することを防止するのを助け、一方で、第1のホイールは、第1のホイール軸を中心として回転し得るため、第1のホイール軸に垂直な方向のガラスシートの移動が可能である。このような実施形態は、第1のカップリング33がロック構成中にあるときに特に有用である。
別の代替実施形態では、図1および図2に示す第1の支持アセンブリの接触ピン25を、拘束固定具内にボールを備えるボールキャスターと置き換えられ得る。ボールは、外表面を有し、ボールの外表面のある部分は、支持体上に支持されるガラスシートの主表面と接触するために使用される。ボールの外表面は、第1の部分23(したがって、第1のアーム17)に対して移動可能である。
代替実施形態では、図1および図2に示す第2の支持アセンブリの接触ピン25’は、第1のホイール軸を中心として回転するように第1の部分23’の端に連結されたホイールと置き換えられ得る。ホイールは、支持体上に支持されるガラスシートの主表面と接触するために使用される外表面を有し、ホイールの外表面は、第1の部分23’(したがって、第1のアーム17’)に対して移動可能である。第1のホイール軸を軸D-D’に平行にすることによって、ホイールの外表面と支持されているガラスシートの主表面との間の摩擦によって、軸D-D’に平行な方向へのガラスシートの移動が防止され、一方で、第1のホイールが第1のホイール軸を中心として回転し得るため、第1のホイール軸に垂直な方向のガラスシートの移動が可能である。このような実施形態は、第1のカップリング33’がロック構成中にあるときに特に有用である。
別の代替実施形態では、図1および図2に示す第1の支持アセンブリの接触ピン25’は、拘束固定具内にボールを備えるボールキャスターと置き換えられ得る。ボールは外表面を有し、ボールの外表面の一部分は、支持体上に支持されるガラスシートの主表面と接触するために使用される。ボールの外表面は、第1の部分23’(したがって、第1のアーム17’)に対して移動可能である。
別の代替実施形態では、接触ピン37、38の少なくとも1つは、拘束固定具内にボールを備えるそれぞれのボールキャスターに置き換えられる。このような実施形態は、カップリング33’がロック構成中にある実施形態において特に有用である。
別の代替実施形態では、接触ピン37’、38’の少なくとも1つは、拘束固定具内にボールを備えるそれぞれのボールキャスターに置き換えられる。このような実施形態は、カップリング33がロック構成中にある実施形態において特に有用である。
別の代替実施形態では、図2に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ3は、旋回軸A-A’が線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ3’もまた、旋回軸D-D’も線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム17の長手方向軸B-B’は、第1のアーム17’の長手方向軸E-E’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸A-A’は旋回軸D-D’と整列しているか、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図2に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ3は、旋回軸A-A’が線N-N’に対して垂直となるように反時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ3’もまた、旋回軸D-D’が線N-N’に対して垂直になるように、反時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム17の長手方向軸B-B’は、第1のアーム17’の長手方向軸E-E’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸A-A’は旋回軸D-D’と位置合わせされ、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図2に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ3は、旋回軸A-A’が線N-N’に垂直になるように反時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ3’は、旋回軸D-D’もまた線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90度回転される。このような実施形態では、第1のアーム17の長手方向軸B-B’は、第1のアーム17’の長手方向軸E-E’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸A-A’は旋回軸D-D’と位置合わせされ、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図2に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ3は、旋回軸A-A’が線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ3’もまた、旋回軸D-D’も線N-N’に対して垂直になるように反時計回りに90度回転される。このような実施形態では、第1のアーム17の長手方向軸B-B’は、第1のアーム17’の長手方向軸E-E’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸A-A’は旋回軸D-D’と位置合わせされ、またはそれに実質的に平行である。
図3は、本発明の第1の態様による別の支持体100の概略側面図を示す。図4は、図3に示される支持体100の概略平面図を示す。図4における支持体100の図は、図4における矢印102の方向から見た図である。
図3および図4を参照すると、支持体100は、第1の支持アセンブリ103および第2の支持アセンブリ103’を備える。
図1および2に示す前の例と同様に、第1の支持アセンブリ103と第2の支持アセンブリ103’とは同じように構成されている。使用中、支持体100は、第1の支持アセンブリ103が第2の支持アセンブリ103’に対して鏡写しになるように、第1の支持アセンブリ103と第2の支持アセンブリ103’とが互いに向かい合って配置される。
第1の支持アセンブリ103および第2の支持アセンブリ103’の下記の説明では、第2の支持アセンブリ103’中の同等の部品には、アポストロフィが追加されていることを除き、すなわち、第1の支持アセンブリ3のベース107および第2の支持アセンブリ103’のベース107’のように、第1の支持アセンブリ103中の部品を識別するために使用されるものと同じ参照番号が付けられている。
第1の支持アセンブリ103は、ベース107およびアームアセンブリ109を備える。アームアセンブリ109は、カップリング111によってベース107に連結される。カップリング111は、アームアセンブリ109が旋回軸G-G’を中心として回転し得るように配置されている。
カップリング111は、ベース107に接続された第1の旋回マウント113とアームアセンブリ109に接続された第2の旋回マウント115とを備える。第1の旋回ピン(図示せず)は、第1の旋回ピンを中心として回転するように第1の旋回マウント113を第2の旋回マウント115に連結する。第1の旋回ピンは旋回軸G-G’に沿って位置する。第1の旋回マウント113は、ベース107と一体的に形成され得る。
アームアセンブリ109は、実質的に伸長であり、第1の端119および第2の端121を有する第1のアーム117を備える。第1のアーム117は長手方向軸P-P’を有し、第1のアーム117の第1および第2の端119、121は長手方向軸P-P’の両端に位置する。この例では、第1のアーム117は、長方形の断面を有する伸長バーであるが、伸長バーは異なる断面を有し得る。伸長バーは、少なくとも1つの部分的に中空の領域を有し得、部分的に中空、すなわち管状であっても、中実であってもよい。
第2の旋回マウント115は、第1のアーム117に接続されており、それと一体的に形成され得る。
第1のアーム117の第1の端119において、第1のアーム117は、そこから上方に延在する第1の部分123を有する。すなわち、第1の部分123は、ベース107から離れる方向に第1のアーム117から延在する。第1の部分123は、第1の端125および第2の端126を有する第2のアーム124を備える。
第1の部分123は、カップリング127によって第1のアーム117の第1の端119に連結される。カップリング127は、第2のアーム124の第1の端125と第2の端126との間の中ほどに位置する。カップリング127は、第1のアーム117の第1の端119に固定された第1の旋回マウント128と、第2のアーム124に接続された第2の旋回マウント129とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸I-I’を中心として回転するように、カップリング127の第1の旋回マウント128をカップリング127の第2の旋回マウント129に連結する。
第2のアーム124の第1の端125には第1の接触ピン130があり、第2のアーム124の第2の端126には第2の接触ピン134がある。各接触ピン130、134は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面に接触するためのそれぞれの湾曲した上面を有する。図3では、接触ピン130の湾曲した上面には参照番号132が付けられている。
第1の接触ピン130および第2の接触ピン134の湾曲した上面は、各々、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように構成されることが好ましい。
第1のアーム117の第1の端121において、第1のアーム117は、そこから上方に延在する第2の部分135を有する。すなわち、第2の部分135は、ベース107から離れる方向に第1のアーム117から離れて延在する。第2の部分135は、第1の端137および第2の端138を有する第3のアーム136を備える。第3のアーム136は、第1の端137と第2の端138との間に延在する伸長軸を有する伸長部材である。
第1の部分123は、カップリング139によって第1のアーム117の第2の端121に連結される。カップリング139は、第3のアーム136の第1の端137と第2の端138との間の中ほどに位置する。カップリング139は、第1のアーム117の第2の端121に接続された第1の旋回マウント140と、第3のアーム136に接続された第2の旋回マウント142とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸J-J’を中心として回転するように、カップリング139の第1の旋回マウント140をカップリング139の第2の旋回マウント142に連結する。
第3のアーム136の第1の端137には第1の接触ピン144があり、第3のアーム136の第3の端138には第2の接触ピン146がある。各接触ピン144、146は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面に接触するためそれぞれの湾曲した上面を有する。第1の接触ピン144の湾曲した上面148は、図3に示されている。第1の接触ピン144および第2の接触ピン146の湾曲した上面は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように構成されることが好ましい。
図4を参照すると、第1の支持アセンブリ103は軸G-G’に関して対称である。
第2の支持アセンブリ103’について記載する。上記のように、第2の支持アセンブリ103’は、第1の支持アセンブリ103と同様に構成されるが、第1および第2の支持アセンブリ103、103’の両方を使用して支持体100を形成するとき、第1の支持アセンブリ103は、第2の支持アセンブリ103’が実質的に図3の線M-M’および図4の線N-N’に関して第1の支持アセンブリ103の鏡像となるように、第2の支持アセンブリ103’と向かい合っており、空間105の分それらから離隔する。
第2の支持アセンブリ103’は、ベース107’とアームアセンブリ109’とを備える。アームアセンブリ109’は、ベースカップリング111’によってベース107’に連結される。カップリング111’は、アセンブリ109’が旋回軸H-H’を中心として回転し得るように配置される。
カップリング111’は、ベース107’に接続された第1の旋回マウント113’とアームアセンブリ109’に接続された第2の旋回マウント115’とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回ピンを中心として回転するように第1の旋回マウント113’を第2の旋回マウント115’に連結する。旋回ピンは旋回軸H-H’に沿って位置する。第1の旋回マウント113’は、ベース107’と一体的に形成され得る。
アームアセンブリ109’は、実質的に伸長であり、第1の端119’と第2の端121’とを有する第1のアーム117’を備える。第1のアーム117’は長手方向軸Q-Q’を有し、第1のアーム117’の第1および第2の端119’、121’は長手方向軸Q-Q’の両端に位置する。この例では、第1のアーム117’は、長方形の断面を有する伸長バーであるが、伸長バーは異なる断面を有し得る。伸長バーは、少なくとも1つの部分的に中空の領域を有し得、部分的に中空、すなわち管状であっても、中実であってもよい。
第2の旋回マウント115’は、第1のアーム117’に接続されており、第1のアーム117’と一体的に形成され得る。
第1のアーム117’の第1の端119’において、第1のアーム117’は、そこから上方に延在する第1の部分123’を有する。すなわち、第1の部分123’は、ベース107’から離れる方向に、第1のアーム117’から延在する。第1の部分123’は、第1および第2の端125’、126’を有する第2のアーム124’を備える。
第1の部分123’は、カップリング127’によって第1のアーム117’の第2の端119’に連結される。カップリング127’は、第2のアーム124’の第1の端125’と第2の端126’との間の中ほどに位置する。カップリング127’は、第1のアーム117’の第1の端119’に固定された第1の旋回マウント128’と、第2のアーム124’に接続された第2の旋回マウント129’とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸K-K’を中心として回転するように、カップリング127’の第1の旋回マウント128’をカップリング127’第2の旋回マウント129’に連結する。
第2のアーム124’の第1の端125’には第1の接触ピン130’があり、第2のアーム124’の第2の端126’には第2の接触ピン134’がある。各接触ピン130’、134’は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面に接触するためのそれぞれの湾曲した上面を有する。図3では、接触ピン130’の湾曲した上面には参照数字132’が付けられている。
第1および第2の接触ピン130’、134’の湾曲した上面は、好ましくは、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面と点接触を提供するように構成される。
第1のアーム117’の第2の端121’において、第1のアーム117’は、そこから上方に延在する第2の部分135’を有する。すなわち、第2の部分135’は、ベース107’から離れる方向に第1のアーム117’から延在する。第2の部分135’は、第1および第2の端137’、138’を有する第3のアーム136’を備える。
第2の部分135’は、カップリング139’によって第1のアーム117’の第2の端121’に連結される。カップリング139’は、第3のアーム130’の第1の端137’と第2の端138’との間の中ほどに位置する。カップリング139’は、第1のアーム117’の第2の端121’に接続された第1の旋回マウント142’と第3のアーム136’に接続された第2の旋回マウント142’とを備える。旋回ピン(図示せず)は、旋回軸L-L’を中心として回転するように、カップリング139’の第1の旋回マウント140’をカップリング139’の第2の旋回マウント142’に連結する。
第3のアーム136’の第1の端137’には接触ピン144’があり、第3のアーム136’の第2の端138’には接触ピン146’がある。各接触ピン144’、146’は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面に接触するためのそれぞれの湾曲した上面を有する。第1の接触ピン144’の湾曲した上面148’が図3に示されている。接触ピン144’、146’の湾曲した上面は、支持体100上に支持されるガラスシートの主表面と点接触するように構成されることが好ましい。
図4を参照すると、第1の支持アセンブリ103は、軸H-H’に関して対称である。
使用中、カップリング127、139、127’、および139’のうちの少なくとも1つは、そのそれぞれの第1の旋回マウントがその第2の旋回マウントに対して回転可能でないように、ロック構成中にあることが好ましい。例えば、カップリング139がロック構成中にある場合、第1の旋回マウント140は、第2の旋回マウント142に対して回転可能でない。
カップリング127、139、127’、および139’のうちの少なくとも1つがロック構成中にあるとき、ロックされたアーム上の接触ピンの湾曲した上面は、水平に位置合わせされることが好ましい。例えば、カップリング139がロック構成中にある場合、接触ピン144、146の湾曲した上面は、水平に位置合わせされることが好ましい。
カップリング127、139、127’、139’のうちの2つがロック構成中にある場合、ロックされたアーム上の接触ピンの湾曲した上面が水平面内にあることが好ましい。
ロック構成中にカップリング127、139、127’、139’のうちの少なくとも1つを有することによって、ガラスシートが支持体100上に支持されるとき、ガラスシートはその上に無期限に支持されることが可能である。さもなければ、ガラスシートが非常に不安定な配置になり、支持体100から脱落し得る。
図3および図4から明らかなように、支持体100は、第1および第2の支持アセンブリ103および103’を備える。第1および第2の支持アセンブリの各々が3つのアームを備えると仮定すると(第1の支持アセンブリ103は、第1のアーム117と、第2のアーム124と、第3のアーム136とを備え、第2の支持アセンブリ103’は、第1のアーム117’と、第2のアーム124’と、第3のアーム136’とを備える)、支持体100は6つのアーム117、117’、124、124’、136および136’を備える。したがって、アーム117が支持体100の第1のアームであり、アーム117’が支持体100の第2のアームであり、アーム124が支持体100の第3のアームであり、アーム136が支持体100の第4のアームであり、アーム124’が支持体100の第5のアームであり、アーム136’が支持体100の第6のアームであるように、アーム117、117’、124、124’、136、および136’の各々を支持体に関して定義することが可能である。
カップリング127がロック構成中にある実施形態では、接触ピン130、134のうちの少なくとも1つが、それぞれのホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124のそれぞれの端に連結されたそれぞれのホイールに置き換えられることが好ましい。それぞれの接触ピンを置き換えるホイールのそれぞれのホイール軸は、旋回軸G-G’および/またはH-H’と平行であることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、カップリング127は、ロック構成中にあり、第2のアーム124の第1の端125における接触ピン130は、第1のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124の第1の端125に連結された第1のホイールによって置き換えられ、第2のアーム124の第2の端126における接触ピン134は、第2のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124の第2の端126に連結された第2のホイールによって置き換えられる。このような実施形態では、第1および第2のホイール軸が旋回軸G-G’に平行であることが好ましい。
カップリング139がロック構成中にある実施形態では、接触ピン144、146のうちの少なくとも1つが、それぞれのホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136のそれぞれの端に連結されたそれぞれのホイールに置き換えられることが好ましい。それぞれの接触ピンを置き換えるホイールのそれぞれのホイール軸は、旋回軸G-G’および/またはH-H’と平行であることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、カップリング139は、ロック構成中にあり、第3のアーム136の第1の端137における接触ピン144は、第1のホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136の第1の端137に連結された第1のホイールによって置き換えられ、第3のアーム136の第2の端138における接触ピン146は、第2のホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136の第2の端138に連結された第2のホイールによって置き換えられる。このような実施形態では、第1および第2のホイール軸が旋回軸G-G’に平行であることが好ましい。
カップリング127’がロック構成中にある実施形態では、接触ピン130’、134’のうちの少なくとも1つが、それぞれのホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124’のそれぞれの端に連結されたそれぞれのホイールに置き換えられることが好ましい。それぞれの接触ピンを置き換えるホイールのそれぞれのホイール軸は、旋回軸G-G’および/またはH-H’と平行であることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、カップリング127’は、ロック構成中にあり、第2のアーム124’の第1の端125’における接触ピン130’は、第1のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124’の第1の端125’に連結された第1のホイールによって置き換えられ、第2のアーム124’の第2の端126’における接触ピン134’は、第2のホイール軸を中心として回転するように第2のアーム124’の第2の端126’に連結された第2のホイールによって置き換えられる。このような実施形態では、第1および第2のホイール軸が旋回軸H-H’に平行であることが好ましい。
カップリング139’がロック構成中にある実施形態では、接触ピン144’、146’のうちの少なくとも1つが、それぞれのホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136’のそれぞれの端に連結されたそれぞれのホイールに置き換えられることが好ましい。それぞれの接触ピンを置き換えるホイールのそれぞれのホイール軸は、旋回軸G-G’および/またはH-H’と平行であることが好ましい。例えば、好ましい実施形態では、カップリング139’は、ロック構成中にあり、第3のアーム136’の第1の端137’における接触ピン144’は、第1のホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136’の第1の端137’に連結された第1のホイールによって置き換えられ、第3のアーム136’の第2の端138’における接触ピン146’は、第2のホイール軸を中心として回転するように第3のアーム136’の第2の端138’に連結された第2のホイールによって置き換えられる。このような実施形態では、第1および第2のホイール軸が旋回軸H-H’に平行であることが好ましい。
カップリング127、139、127’、139’のうちの少なくとも1つがロック構成中にあるとき、ロック構成中にないカップリング127、139、127’、139’は、ボールキャスターとロックされていないカップリングと関連する接触ピンの少なくとも1つを交換することによって修正され得、それぞれの湾曲した上面がそれぞれのボールキャスターのボールの表面の一部分によって提供される。例えば、カップリング127がロック構成中にあり、カップリング139がロックされていない構成中にあり、その結果第2のアーム136が旋回軸J-J’を中心として自由に回転する場合、接触ピン144、146の一方または両方は、それぞれのボールキャスターに置き換えられ得、それぞれのボールキャスターのボールの一部分は、接触表面を提供する。
前述の支持体1および100において、1つ以上の接触ピンがボールキャスターに置き換えられるとき、ボールキャスターは、バネを縮めるとボールが拘束固定具内で移動可能であるように配置されたボールと拘束固定具との間にバネを備え得る。バネはダンパーとして機能し、ガラスシートがボールキャスターのボールによって提供される接触表面上に位置すると、バネが圧縮され得、それによってガラスが支持体上に位置するときに発生し得る振動を減衰させ得る。
一代替実施形態では、図4に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ103は、旋回軸G-G’が線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ103’もまた、旋回軸H-H’も線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム117の長手方向軸P-P’は、第1のアーム117’の長手方向軸Q-Q’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸G-G’は旋回軸H-H’と整列しているか、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図4に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ103は、旋回軸G-G’が線N-N’に対して垂直になるように反時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ103’もまた、旋回軸H-H’も線N-N’に対して垂直になるように反時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム117の長手方向軸P-P’は、第1のアーム117’の長手方向軸Q-Q’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸G-G’は旋回軸H-H’と整列しているか、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図4に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ103は、旋回軸G-G’が線N-N’に対して垂直になるように反時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ103’は、旋回軸H-H’も線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム117の長手方向軸P-P’は、第1のアーム117’の長手方向軸Q-Q’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸G-G’は旋回軸H-H’と整列しているか、またはそれに実質的に平行である。
別の代替実施形態では、図4に示す配置を参照すると、第1の支持アセンブリ103は、旋回軸G-G’が線N-N’に対して垂直になるように時計回りに90°回転され、第2の支持アセンブリ3’は、旋回軸H-H’も線N-N’に対して垂直になるように反時計回りに90°回転される。このような実施形態では、第1のアーム117の長手方向軸P-P’は、第1のアーム117’の長手方向軸Q-Q’に平行である。また、そのような実施形態では、旋回軸G-G’は旋回軸H-H’と整列しているか、またはそれに実質的に平行である。
図5は、図1および図2を参照して説明したように構成された支持体1上に支持されている成形ガラスシートの概略等角図を示す。成形ガラスシート(しばしば湾曲ガラスシートまたは湾曲ガラスシートと呼ばれる)は、直交する2つの方向に湾曲し得る。
図1、2および5を参照すると、成形ガラスシート50が支持体1上に支持されて示されている。第1の支持アセンブリ3は、間隔5の分、第2の支持アセンブリ3’から離隔されている。支持アセンブリ3、3’の線N-N’およびM-M’は、線N-N’およびM-M’の両方に垂直な別の線と交差し、図5では軸52として示されている。
成形ガラスシート50は、線N-N’およびM-M’に関して実質的に対称であり、一方の側で第1の支持アセンブリ3の接触ピン25、37、38および反対側で第2の支持アセンブリ3’の接触ピン25’、37’、38’上に支持される。第1および第2の支持アセンブリ3、3’は、実質的に同一であるが、上記したように互いの鏡像となるように配置されているため、実質的に対称な形状のガラスシート50にかかる力は迅速に均衡がとれ、それによって、成形ガラスシート50が支持体1上に置かれたときの振動が低減される。さらに、支持体1によって提供される均衡力によって、支持体は他の外力による振動に適応可能になる。これは、振動が測定精度に影響を与え得、測定にかかる時間が長くなり得るため、成形ガラスシートの形状測定を行う場合に望ましい方法である。
別の実施形態では、第1および第2の支持アセンブリ3、3’は各々、図5に示される位置に対して90°回転される。90度の回転は、時計回り、または反時計回りであり得る。つまり、第1の支持アセンブリ3は、時計回りに90度回転し得、第2の支持アセンブリ3’は、時計回りに90度回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ3は、時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ3’は、反時計回りに90°回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ3は、反時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ3’は、時計回りに90°回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ3は、反時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ3’は、反時計回りに90°回転し得る。支持体1をこのように配置することは、ガラスシート50が軸N-N’に平行な方向により大きな曲率を有する場合に有用であり得る。
図6は、図3および図4を参照して説明したように構成された支持体100上に支持されている成形ガラスシート50の概略等角図を示す。
図3、4および6を参照すると、成形ガラスシート50が支持体100上に支持されて示されている。第1の支持アセンブリ103は、間隔105の分、第2の支持アセンブリ103’から離隔されている。支持アセンブリ103、103’の線N-N’およびM-M’は、線N-N’およびM-M’の両方に垂直な別の線と交差し、図6では軸54として示されている。
図示のこの例では、カップリング139は、上記のようにロック構成中にあり、カップリング139’は、ロックされていない構成中にあるため、第3のアーム136’は、旋回軸L-L’を中心として自由に回転できる。
成形ガラスシート50は、線N-N’およびM-M’に関して実質的に対称であり、一方の側で第1の支持アセンブリ103の接触ピン125、134、144、146および反対側で第2の支持アセンブリ103’の接触ピン125’、134’、144’、146’上に支持される。第1および第2の支持アセンブリ103、103’は、実質的に同一であるが、上記したように互いの鏡像となるように配置されているため、実質的に対称な形状のガラスシート50にかかる力は迅速に均衡がとれ、それによって、湾曲ガラスシート50が支持体100上に置かれたときの振動が低減される。さらに、支持体100によって提供される均衡力によって、支持体は他の外力による振動に適応可能になる。これは、振動が測定精度に影響を与え得、測定にかかる時間が長くなり得るため、成形ガラスシートの形状測定を行う場合に望ましい方法である。
支持体1と100とはどちらも、ホイップルツリー(しばしばホイッフルツリーと呼ばれる)配置を使用して力を均等に分散し、それによってガラスの形状を歪めることなく、接触ピンにかかる力の均衡をとりながら、ガラス形状の小さな変化に対応する、ガラスシートを支持するために数が増加した接触ピンを有し得る、ガラスシートの支持体を提供する。
代替実施形態では、カップリング139は、ロックされていない構成中にあり、その結果、第3のアーム136は、旋回軸J-J’を中心として自由に回転し、カップリング139’はロック構成中にある。
別の実施形態では、カップリング127は、ロックされていない構成中にあり、その結果、第2のアーム124は、旋回軸I-I’を中心として自由に回転し、カップリング127’はロック構成中にある。
別の実施形態では、カップリング127は、上記のようにロック構成中にあり、カップリング127’は、第2のアーム124’が旋回軸K-K’を中心として自由に回転するように、ロックされていない構成中にある。
別の実施形態では、カップリング127および139は、上記のようにロック構成中にあり、カップリング127’は、第2のアーム124’が旋回軸K-K’を中心として自由に回転するように、ロックされていない構成中にあり、カップリング139’は、第3のアーム136’が旋回軸L-L’を中心として自由に回転するように、ロックされていない構成中にある。
別の実施形態では、カップリング127、127’、139は、上記のようにロック構成中にあり、カップリング139’は、第2のアーム136’が旋回軸L-L’を中心として自由に回転するように、ロックされていない構成中にある。
別の実施形態では、カップリング127、139、139’は、上記のようにロック構成中にあり、カップリング129’は、第2のアーム124’が旋回軸K-K’を中心として自由に回転するように、ロックされていない構成中にある。
図1および2、または図3および4に示すような支持体を使用して成形ガラスシートを支持するとき(図5および6に示すように)、成形ガラスシートをそれぞれの支持体上に置くと、支持体は、成形ガラスシートの位置がベース部分に対して実質的に固定される、すなわち平衡構成に達する前に、非常に短時間振動することがわかった。
成形ガラスシートが支持体上に支持されると、その安定性は従来のCNC支持体と比較して改善されることが判明した。旋回接続によって、支持体は非常に迅速に平衡状態に達することが可能になる。例えば、図5および6に示すように、曲げられたガラスシートの中央部分に衝撃を加えると、側面部分の振動の量は、約0.5秒後には50μm未満であることがわかった。このような安定性は、振動が発生し得る環境でガラスシートを支持するときに重要である。その結果、支持体は、より広範囲の環境で使用され得、支持されたガラスシートに対するその後の測定をより迅速に行い得る。
上記したように、1つ以上の接触ピンを、ダンパーバネを備えたボールキャスターと交換すると、安定性がさらに向上し得る。
別の実施形態では、第1および第2の支持アセンブリ103、103’は各々、図6に示される位置に対して90°回転される。90度の回転は、時計回り、または反時計回りであり得る。つまり、第1の支持アセンブリ103は、時計回りに90度回転し得、第2の支持アセンブリ103’は、時計回りに90度回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ103は、時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ103’は、反時計回りに90°回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ103は、反時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ103’は、時計回りに90°回転し得る、あるいは、第1の支持アセンブリ103は、反時計回りに90°回転し得、第2の支持アセンブリ103’は、反時計回りに90°回転し得る。支持体100をこのように配置することは、ガラスシート50が軸N-N’に平行な方向により大きな曲率を有する場合に有用であり得る。
図7は、その上に成形ガラスシート50を支持する支持体100の概略断面図を示す。
図3、4、および7を参照すると、支持体100は、第1の支持アセンブリ103が第2の支持アセンブリ103’から間隔105の分離隔されるように、適切な水平テーブル57上に配置される。
成形ガラスシート50が支持体100上に支持されるとき、その形状が測定され得る。この例では、形状測定装置60を使用して、支持体100上に支持された成形ガラスシート50の形状を測定する。
形状測定装置60は、相互に移動するように取り付けられた第1および第2のアーム64、66を有するロボットアームアセンブリ62を備える。第2のアーム64には、共焦点距離センサーなどの距離センサー68が取り付けられている。他の距離センサーが使用されてもよい。
ロボットアームアセンブリ62は、距離センサー68を矢印70の方向に移動させて、成形ガラスシート50のセクションを横切るように配置される。距離センサー68は、所望の形状と測定された形状との間の差異を決定し得るように、測定ごとに固定経路(例えば、点線72で示される)を横切り得る。所望の形状は、「標準サンプル」または成形ガラスシートのCAD表現に関連し得る。成形ガラスシートの全体形状は、ガラス表面を横切るさまざまな経路を使用して測定され得る。
距離センサーを移動させる他の手段を使用してもよい。1つ以上の距離センサーが使用される場合もあり得る。
支持体1および支持体100は両方とも、外力による振動および/またはガラスシートが支持体上に配置されたときの振動を減衰し得る。
振動をさらに低減するために、1つ以上のダンパーを支持体の可動部品、特に第1および/または第2の支持アセンブリに関連付けて、ガラスシートが最初にその上に置かれるときまたはその後の衝撃によってガラスシートが支持体上で移動するときに発生し得る振動の振幅をさらに低減することができる。ダンパーは、当技術分野で知られている任意のタイプのダンパーであり得る。ダンパーは、バネおよび/またはダッシュポットを備え得る。特に有用なタイプのダンパーは、ストックブリッジダンパーなどのマスダンパーである。図8は、図3および図4を参照して説明した支持アセンブリ内の2つのストックブリッジダンパーの位置を示す(すなわち、図8に示す支持アセンブリ203は、ストックブリッジダンパー205、207の追加を除いて、第1の支持アセンブリ103と同じ構造である)。
各ストックブリッジダンパー205、207は、アーム117の各々においてそれぞれのカップリング127、139と機械的に連通する各端に適切な質量体(例えば50gの重さ)を有する鋼撚線ケーブルを備える。例えば、ストックブリッジダンパー205は、その両端に50gの重り208、209を備えた撚線鋼ケーブル206を有する。質量体が上下に動く(または回転する)とき、ケーブル内で摩擦エネルギーが消散する。重りはカンチレバーの均衡が取れるように配置される。
支持体100は、他の種類の形状測定技術、例えば干渉縞投影ベースのシステムおよび座標測定機などの接触測定システムがガラスシートの形状を決定するために使用されるときに、ガラスシートを支持するために使用することもできる。
また、図8には、カップリング111と機械的に連通するロータリーダンパー210が示されている。支持アセンブリ203は、ストックブリッジダンパー205、207と同様に、またはストックブリッジダンパー205、207の代わりに、ロータリーダンパー210を含んでも、含まなくてもよい。
図9は、成形ガラスシート150を支持する、図8に示されたタイプの1対の支持アセンブリを示す。ガラスシート150は、支持体200を使用して成形されず、その代わりに、重力垂れ曲げやプレス曲げなどのガラス成形プロセスを使用して事前に成形された。形状測定は周囲温度、例えば40℃未満の温度で行われる。
支持体200は、第2の支持アセンブリ203’から離隔した第1の支持アセンブリ203を備える。湾曲したガラスシートは支持体200上に支持され、その形状は、測定装置160を使用して測定された形状を使用して示されている。
この例では、測定装置160は、第2のアーム部分166に連結された第1のアーム部分164を有するロボットアームアセンブリ162を備える。第2のアーム166の端には、距離センサー168が位置し、成形ガラスシート150の上面までの距離を測定する。
ロボットアームアセンブリ162および/または距離センサー168は、適切なケーブル配線169を介して制御システム170と電気通信する。制御システム170は、測定対象のガラスシートに対するロボットアームアセンブリの動きを制御するプログラムを実行するコンピュータを備える。
異なる測定位置におけるロボットアームアセンブリの位置は、162’として疑似的に示されている。
図9に示される構成は、各支持アセンブリ203、203’に関連付けられたストックブリッジダンパー205、207を除いて、図7に示される構成と同様である。
支持体200は、他の種類の形状測定技術、例えば干渉縞投影ベースのシステムおよび座標測定機などの接触測定システムがガラスシートの形状を決定するために使用される場合に、ガラスシートを支持するためにも使用され得る。
図10は、本発明の第1の態様による別の支持体300の概略側面図を示す。図11は、図10に示される支持体300の概略平面図を示す。図10の支持体300の図は、図11の矢印302の方向から見た図である。支持体300はまた、ホイップルツリー配置を使用する。
図10および11を参照すると、支持体300は、第1の支持アセンブリ303および第2の支持アセンブリ303’を備える。
図1~4に示される例と同様に、この例では、第1の支持アセンブリ303および第2の支持アセンブリ303’は同じように構成される。使用時、支持体300は、第1の支持アセンブリ303が第2の支持アセンブリ303’の鏡写しになるように、第1の支持アセンブリ303と第2の支持アセンブリ303’とが互いに向かい合って配置される。
第1の支持アセンブリ303および第2の支持アセンブリ303’の下記の説明では、第2の支持アセンブリ303’中の同等の部品には、アポストロフィが追加されていることを除き、すなわち、第1の支持アセンブリ303のベース307および第2の支持アセンブリ303’のベース307’のように、第1の支持アセンブリ303中の部品を識別するために使用されるものと同じ参照番号が付けられている。
第1および第2の支持アセンブリ303、303’は、図3および図4に示される支持体100の第1および第2の支持アセンブリ103、103’と同様の方法で構成される。しかしながら、この例では、各接触ピン130、134、144、146、130’、134’、144’、146’は、下記に説明するように、別個の支持サブアセンブリに置き換えられている。
第1の支持アセンブリ303は、ベース307およびアームアセンブリ309を備える。アームアセンブリ309は、カップリング311によってベース307に連結される。カップリング311は、アームアセンブリ309が旋回軸G-G’を中心として回転し得るように配置される。
カップリング311は、前述のカップリング111と同じであり、ベース307に接続された第1の旋回マウントと、アームアセンブリ309に接続された第2の旋回マウントとを備える。旋回ピン(図示せず)は、第1の旋回ピンを中心として回転するように第1の旋回マウントを第2の旋回マウントに連結する。第1の旋回ピンは旋回軸G-G’に沿って位置する。第1の旋回マウントは、ベース307と一体的に形成され得る。
アームアセンブリ309は、実質的に伸長であり、第1の端319および第2の端321を有する第1のアーム317を備える。第2の旋回マウントは、第1のアーム317に接続され、第1のアーム317と一体的に形成され得る。
第1のアーム317の第1の端319において、第1のアーム317は、そこから上方に延在する第1の部分を有し、第1の端325および第2の端326を有する第2のアーム324を備える。
第2のアーム324は、第2のアーム324の第1の端325と第2の端326との間の中ほどに位置するカップリング327によって、第1のアーム317の第1の端319に連結される。カップリング327によって、第2のアーム324が、旋回軸I-I’の周囲を回転することが可能となる。
第2のアーム324の第1の端325には、第1の支持サブアセンブリ330が旋回軸331を中心として回転するように連結されている。第2のアーム324の第2の端326には、第2の支持サブアセンブリ334が旋回軸348を中心として回転するように連結されている。
旋回軸331は、旋回軸348と位置合わせされている。
旋回軸331は、旋回軸I-I’に対して垂直である。旋回軸348もまた、旋回軸I-I’に対して垂直である。
下記の説明から容易に明らかなように、第1および第2の支持サブアセンブリ330、333は、支持アセンブリ103(または103’)と同様の方法で構成される。
第1の支持サブアセンブリ330は、実質的に伸長であり、第1の端342および第2の端344を有する第1のサブアセンブリアーム340を備える。
第1のサブアセンブリアーム340は、旋回軸331を中心として回転するように、カップリング346によって第2のアーム324の第1の端325に連結される。
第1のサブアセンブリアーム340の第1の端342には、第2のサブアセンブリアーム350が旋回軸352を中心として回転するように連結されている。旋回軸352は旋回軸331に対して垂直である。
第2のサブアセンブリアーム350の第1の端には第1の接触ピン354があり、第2のサブアセンブリアーム350の第2の反対側の端には第2の接触ピン356がある。
第1のサブアセンブリアーム340の第2の端344には、旋回軸362を中心として回転するように第3のサブアセンブリアーム360が連結されている。旋回軸362は旋回軸352と位置合わせされている。旋回軸362は旋回軸331に対して垂直である。
第1の支持サブアセンブリ330は、旋回軸352が旋回軸362と位置合わせされるように構成される。また、第1の支持サブアセンブリは、旋回軸331が旋回軸352および旋回軸362に対して垂直になるように構成される。旋回軸331、348は、旋回軸G-G’と平行である。
第3のサブアセンブリアーム360の第1の端には第3の接触ピン364があり、第3のサブアセンブリアーム360の第2の反対側の端には第4の接触ピン366がある。
第2の支持サブアセンブリ334は、第1の支持サブアセンブリ330と実質的に同じように構成されており、第2の支持アセンブリの構成の説明は、第1の支持サブアセンブリの構成の説明と同じである。
第1のアーム317の第2の端321には、第1の端336および第2の端337を有する第3のアーム335が、カップリング339によって回転可能に接続されている。
カップリング339は、第3のアーム335の第1の端336と第2の端337との間の中ほどに位置する。カップリング339によって、第3のアーム335が旋回軸J-J’を中心として回転可能にする。旋回軸J-J’は、旋回軸I-I’と位置合わせされている。旋回軸J-J’は、旋回軸G-G’に対して垂直である。
第3のアーム335の第1の端336には、第3の支持サブアセンブリ370が旋回軸371を中心として回転するように接続されており、第3のアーム335の第2の端337には、第4の支持サブアセンブリ380が旋回軸381を中心として回転可能に接続される。
旋回軸371は旋回軸381と位置合わせされている。旋回軸371、381は旋回軸G-G’と平行である。
第3および第4の支持サブアセンブリ370、380は、上記の第1の支持サブアセンブリ330と同様に構成される。
第1、第2、第3および第4の支持サブアセンブリの各々には、4つの接触ピンが設けられている。使用時、ガラスシートは、第1、第2、第3および第4の支持サブアセンブリのそれぞれの接触ピン上に少なくとも部分的に支持される。
図1~4に示す例を参照して前述したように、図10および11に示す例で説明した接触ピンの少なくとも1つは、それぞれのホイール軸を中心として回転するようにそれぞれのサブアセンブリアームのそれぞれの端に連結されたそれぞれのホイールに置き換えられ得る。
さらに、前述のようなボールキャスターは、支持体300とともに利用され得る。
図11を参照すると、第1の支持アセンブリ303は軸G-G’に関して対称である。
第2の支持アセンブリ303’について記載する。上記のように、第2の支持アセンブリ103’は、第1の支持アセンブリ103と同様に構成されるが、第1および第2の支持アセンブリ303、303’の両方を使用して支持体300を形成するとき、第1の支持アセンブリ303は、第2の支持アセンブリ303’が実質的に図10の線M-M’および図11の線N-N’に関して第1の支持アセンブリ303の鏡像となるように、第2の支持アセンブリ303’に面し、空間305の分それらから離隔する。
第1の支持アセンブリ303’は、ベース307’とアームアセンブリ309’とを備える。アームアセンブリ309’は、ベースカップリング311’によってベース307’に連結される。カップリング311’は、アセンブリ309’が旋回軸H-H’を中心として回転し得るように配置される。
アームアセンブリ309’は、実質的に伸長であり、第1の端319’と第2の端321’とを有する第1のアーム317’を備える。
第1のアーム317’の第1の端319’において、第1のアーム317’は、そこから上方に延在する第1の部分を有し、第1の端325’および第2の端326’を有する第2のアーム324’を備える。
第2のアーム324’は、第2のアーム324’の第1の端325’と第2の端326’との間の中ほどに位置するカップリング327’によって、第1のアーム317’の第1の端319’に連結される。カップリング327’によって、第2のアーム324’が、旋回軸K-K’の周囲を回転することが可能となる。旋回軸K-K’は、旋回軸H-H’に対して垂直である。
第2のアーム324’の第1の端325’には、第1の支持サブアセンブリ330’が旋回軸331’を中心として回転するように連結されている。第2のアーム324’の第2の端326’には、第2の支持サブアセンブリ334’が旋回軸348’を中心として回転するように連結されている。
第1の支持サブアセンブリ330’は、実質的に伸長であり、第1の端342’および第2の端344’を有する第1のサブアセンブリアーム340’を備える。
第1のサブアセンブリアーム340’は、旋回軸331’を中心として回転するように、カップリング346’によって第2のアーム324’に連結される。
第1のサブアセンブリアーム340’の第1の端342’には、第2のサブアセンブリアーム350’が旋回軸352’を中心として回転するように連結されている。
第2のサブアセンブリアーム350’の第1の端には第1の接触ピン354’があり、第2のサブアセンブリアーム350’の第2の反対側の端には第2の接触ピン356’がある。
第1のサブアセンブリアーム340’の第2の反対側の端344’には、旋回軸362’を中心として回転するように第3のサブアセンブリアーム360’が連結されている。
第3のサブアセンブリアーム360’の第1の端には第3の接触ピン364’があり、第3のサブアセンブリアーム360’の第2の反対側の端には第4の接触ピン366’がある。
第2の支持サブアセンブリ334’は、第1の支持サブアセンブリ330’と同様に構成される。
第1のアーム317’の第2の端321’には、第1および第2の端336’、337’を有する第3のアーム335’が、旋回軸L-L’を中心として回転するようにカップリング339’によってそこに連結されている。
カップリング339’は、第3のアーム335’の第1の端336’と第2の端337’との間の中ほどに位置する。カップリング339’によって、第3のアーム335’が、旋回軸L-L’の周囲を回転することが可能となる。
第3のアーム335’の第1の端336’には、旋回軸371’を中心として回転するように第3の支持サブアセンブリ370’が連結されている。第3のアーム335’の第2の端337’には、旋回軸381’を中心として回転するように第4の支持サブアセンブリ380’が連結されている。
第3および第4の支持サブアセンブリ370’、380’は、第1の支持サブアセンブリ330’と実質的に同じ方法で構成される。
図11を参照すると、第1の支持アセンブリ303’は、軸H-H’に関して対称である。
使用中、カップリング327、339、327’、および339’のうちの少なくとも1つは、それぞれのアームがそれぞれのベースに対して回転可能でないように、ロック構成中にあることが好ましい。
カップリング327、339、327’、および339’のうちの少なくとも1つがロック構成中にあるとき、ロックされたアーム上の接触ピンの湾曲した上面は、水平に位置合わせされることが好ましい。
カップリング327、339、327’、339’のうちの2つがロック構成中にある場合、ロックされたアーム上の接触ピンの湾曲した上面が水平面内にあることが好ましい。
ロック構成中にカップリング327、339、327’、339’のうちの少なくとも1つを有することによって、ガラスシートが支持体300上に支持されるとき、ガラスシートはその上に無期限に支持されることが可能である。さもなければ、ガラスシートが非常に不安定な配置になり、支持体300から脱落し得る。
支持体300は、支持サブアセンブリ330、334、330’、334’の追加によって、支持体1、100よりもガラスシートに大きな支持を提供する。これは、例えば約2mm未満、好ましくは約0.2mm~約1.8mmの厚さを有する薄いガラスシートを支持するのに特に有用である。支持サブアセンブリによって提供される追加の支持体は、支持体300上で支持されるときにガラスシートが変形するのを防ぐ。
支持体300は、図7に示される支持体100または図9に示される支持体200の代わりに使用され得る。
追加の支持サブアセンブリは、支持体300の1つ以上の接触ピンの代わりに使用され得る。例えば、第2のサブアセンブリアーム350の第1の端にある接触ピン354は、支持サブアセンブリ330と同じ方法で構成された追加の支持サブアセンブリと置き換えられ得る。このような追加の支持アセンブリは、旋回軸352に垂直で旋回軸331に平行な旋回軸を中心として回転するように、第2のサブアセンブリアーム350の第1の端に連結され得る。第2のサブアセンブリアーム350の第1の端に連結するためのそのような追加の支持サブアセンブリを作成するための構成部品の寸法は、通常、支持サブアセンブリを作成するために使用される構成部品の寸法と比較して縮小されるであろう。例えば、寸法は50%以上縮小され得る。
図10および図11には示されていないが、第1のアーム317には、第1のアームの平衡位置を調整するために可動質量体が取り付けられ得る。第1のアーム317に摺動自在に取り付けられ得るこのような可動質量体は、旋回軸G-G’を中心とするモーメントを変更して、第1の支持アセンブリ303の平衡構成を調整するのに有用である。これは、第1の支持アセンブリ303が、構成部品の質量の意図しない変動、または接触による意図的な構造の変動、例えば支持サブアセンブリ370、380の代わりに接触ピンを有すること、のいずれかによって、旋回軸G-G’に関して対称ではない実施形態において特に有用であり得る。
本発明は、ガラスシートの形状に過度の影響を与えることなく複数の接触点でガラスシートをより適切に支持可能であり、成形ガラスシートの形状をより適切に測定可能にする、ガラスシート、特に湾曲したガラスシート用の支持体を提供する。また、ホイップルツリー構造を使用することによって、力の均衡がとれ、それによって成形ガラスシートがより均一に支持され、静的で硬い支持体と比較してガラスシートがより早く平衡構造に達することができる。製造公差によって、その後支持されるガラスシートの形状が変化し得るが、このような形状の偏差も、本発明による支持体を使用することでより容易に適応される。
Claims (35)
- ガラスシート用の支持体であって、前記支持体は、第1の支持アセンブリと第2の支持アセンブリとを備え、前記第1の支持アセンブリは、第1のベースと第1のアームアセンブリとを備え、前記第1のアームアセンブリは、それらの第1の端と前記第1の端の反対側の第2の端とを有する第1のアームを備え、前記第1のアームの前記第1の端と第2の端との各々に、前記ガラスシートが前記支持体上に支持されているときに前記ガラスシートの第1の主表面に接触するための少なくとも第1の接触表面が存在し、前記第1のアームアセンブリは、第1の旋回軸を中心として回転するように第1のカップリングによって前記第1のベースに連結されており、前記第1のカップリングは、第前記1のアームの第1の端と第2の端との間にあり、さらに、前記第2の支持アセンブリは、第2のベースと第2のアームアセンブリとを備え、前記第2のアームアセンブリは、それらの第1の端と前記第1の端の反対側の第2の端とを有する第2のアームを備え、前記第2のアームの前記第1の端と第2の端との各々に、ガラスシートが前記支持体上に支持されているときに前記ガラスシートの前記第1の主表面に接触するための少なくとも第1の接触表面が存在し、前記第2のアームアセンブリは、第2の旋回軸を中心として回転するように第2のカップリングによって前記第2のベースに連結されており、前記第2のカップリングは、前記第2のアームの前記第1の端と第2の端との間にあり、好ましくは、前記第1の支持アセンブリは、前記第1の旋回軸が前記第2の旋回軸に対して平行になるように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、ガラスシート用の支持体。
- 前記第1のアームは、前記第1のアームの前記第1の端から延在する第1の部分を備え、前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の接触表面は、前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の部分の端にある、請求項1に記載の支持体。
- 前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の部分は、前記第1のアームに対して固定されており、好ましくは、前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の部分は、第3のアームを備える、請求項2に記載の支持体。
- 前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の部分は、第3の旋回軸を中心として回転するように前記第1のアームの前記第1の端に連結され、好ましくは、前記第1のアームの前記第1の部分は、第1の端と第2の端とを有する第3のアームを備え、前記第3のアームは、前記第3のアームの前記第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって前記第1のアームの前記第1の端に連結され、好ましくは、前記第3のアームの前記第1の端と前記第2の端とは、前記第3のアームの長手方向軸の両端にある、請求項2に記載の支持体。
- 前記第3の旋回軸は、前記第1の旋回軸に対して直交し、および/または前記第1の支持アセンブリは、前記第3の旋回軸が前記第2の旋回軸に対して直交するように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、請求項4に記載の支持体。
- 前記第3の旋回軸を中心として回転のために前記第1のアームの前記第1の端における前記第1の部分を前記第1のアームの前記第1の端に連結する前記カップリングは、前記第3の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされており、好ましくは、使用中に前記第3の旋回軸を中心とする回転が防止される、請求項4または5に記載の支持体。
- 前記第1のアームは、前記第1のアームの前記第2の端から延在する第2の部分を備え、前記第1のアームの前記第2の端における前記第1の接触表面は、前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分の端にある、請求項1から6のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、前記第1のアームに対して固定されており、好ましくは前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、前記第4のアームを備える、請求項7に記載の支持体。
- 前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、第4の旋回軸を中心として回転するように前記第1のアームの前記第2の端に連結され、好ましくは、前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、第1の端と第2の端とを有する第4のアームを備え、前記第1のアームの前記第2の部分は、前記第4のアームの前記第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって前記第1のアームの前記第2の端に連結され、好ましくは、前記第4のアームの前記第1および第2の端は、前記第4のアームの長手方向軸の両端にある、請求項7に記載の支持体。
- 前記第4の旋回軸は、前記第2の旋回軸に対して直交し、および/または前記第1の支持アセンブリは、前記第4の旋回軸が前記第1の旋回軸に対して直交するように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、請求項9に記載の支持体。
- 前記第4の旋回軸を中心として回転するように前記第1のアームの前記第2の端における前記第2の部分を前記第1のアームの前記第2の端に連結する前記カップリングは、前記第4の旋回軸を中心とする回転を防止するようにロックされており、好ましくは、使用中に前記第4の旋回軸を中心として回転することが防止される、請求項9または10に記載の支持体。
- 前記第3の旋回軸は、前記第4の旋回軸と整列し、および/または前記第3および/または第4の旋回軸は、前記第1の旋回軸に対して直交し、好ましくは、前記第1の支持アセンブリは、前記第3および/または第4の旋回軸が前記第2の旋回軸に対して直交するように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、請求項5から7のいずれか一項に従属するときの請求項9から11のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第2のアームは、前記第2のアームの前記第1の端から延在する第1の部分を備え、前記第2のアームの前記第1の端における前記第1の接触表面は、前記第2のアームの前記第1の端における前記第1の部分の端にある、請求項1から12のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第1の部分は、前記第2のアームに対して固定されており、好ましくは、前記第2のアームの前記第1の端における前記第1の部分は、第5のアームを備える、請求項13に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第1の端における前記第1の部分は、第5の旋回軸を中心として回転するように前記第2のアームの第1の端に連結され、好ましくは、前記第2のアームの前記第2の端における前記第1の部分は、第1の端と第2の端とを有する第5のアームを備え、前記第5のアームは、前記第5のアームの前記第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって前記第2のアームの前記第1の端に連結され、好ましくは、前記第5のアームの前記第1および第2の端は、前記第5のアームの長手方向軸の両端にある、請求項13に記載の支持体。
- 前記第5の旋回軸は、前記第2の旋回軸に対して直交し、および/または前記第1の支持アセンブリは、前記第5の旋回軸が前記第1の旋回軸に対して直交するように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、請求項15に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第1の端における前記第1の部分を前記第2のアームの前記第1の端に連結する前記カップリングは、前記第5の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされ、好ましくは、使用中に、第5の旋回軸を中心とした回転が防止される、請求項15または16に記載の支持体。
- 前記第2のアームは、前記第2のアームの前記第2の端から延在する第2の部分を備え、前記第2のアームの前記第2の端における前記第1の接触表面は、前記第2のアームの前記第2の端における前記第2の部分の端にある、請求項1から17のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第2の端の前記第2の部分は、前記第2のアームに対して固定されており、好ましくは前記第2のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、第6のアームを備える、請求項16に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、第6の旋回軸を中心として回転するように前記第2のアームの前記第2の端に連結され、好ましくは、前記第2のアームの前記第2の端における前記第2の部分は、第1の端と第2の端とを有する第6のアームを備え、前記第6のアームは、前記第6のアームの前記第1の端と第2の端との間にあるカップリングによって前記第2のアームの前記第2の端に連結され、好ましくは、前記第6のアームの前記第1および第2の端は、前記第6のアームの長手方向軸の両端にある、請求項19に記載の支持体。
- 前記第6の旋回軸は、前記第2の旋回軸に対して直交し、および/または前記第1の支持アセンブリは、前記第6の旋回軸が前記第1の旋回軸に対して直交するように、前記第2の支持アセンブリに対して配置される、請求項20に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第2の端における前記第2の部分を前記第2のアームの前記第2の端に連結する前記カップリングは、前記第6の旋回軸を中心とする回転が防止されるようにロックされ、好ましくは、使用中に、第6の旋回軸を中心とした回転が防止される、請求項20または21に記載の支持体。
- 前記第5の旋回軸は、前記第6の旋回軸と整列しており、および/または前記第5および/または第6の旋回軸は、前記第2の旋回軸に対して直交する、請求項15から17のいずれか一項に従属するときの請求項20から22のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第1のベースと前記第2のベースとは、一体的に形成されるか、または前記第1のベースと前記第2のベースがと機械的に連通しており、好ましくは、前記第1のベースは、前記第2のベースと摺動自在に接続されている、および/または、前記第1の支持アセンブリは、前記第1のアームアセンブリが第1の構成から第2の構成に移動すると、前記第2のアームアセンブリが第1の構成から第2の構成に移動するように、前記第2の支持アセンブリに連結され、好ましくは、前記第1の支持アセンブリは、前記第1および第2のアームと機械的に連通する少なくとも1つのリンク機構によって第2の支持アセンブリに連結される、請求項1から23のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第1および/または第2の支持アセンブリは、ホイップルツリー構成を備え、および/または前記支持体は、ホイップルツリーとして配置されている、請求項1から24のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第1の支持アセンブリおよび/または前記第2の支持アセンブリは、前記支持体が平衡構成を確立するのにかかる時間を削減するための少なくとも第1のダンパーを備え、好ましくは、前記第1のダンパーは、ガラスシートが最初に前記支持体上に置かれたときにまたは前記ガラスシートを前記支持体上で移動させるその後の衝撃によって発生し得る振動の振幅を減少させ、より好ましくは、前記第1のダンパーは、バネおよび/またはダッシュポットおよび/またはマスダンパー、特にストックブリッジダンパー、および/またはロータリーダンパーを備える、請求項1から25のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第1のアームの前記第1および/または第2の端における前記第1の接触表面は、(i)前記第1のアームのそれぞれの端に回転可能に適切に連結されたホイールによって、または(ii)ボールキャスターによって、設けられる、請求項1から26のいずれか一項に記載の支持体。
- 前記第2のアームの前記第1および/または第2の端における前記第1の接触表面は、(i)前記第2のアームの前記それぞれの端に回転可能に適切に連結されたホイール、または(ii)ボールキャスターによって、請求項1から27のいずれか一項に記載の支持体。
- ガラスシートを支持する方法、好ましくは成形ガラスシートを支持する方法であって、(i)請求項1から28のいずれか一項に記載のガラス支持体を準備するステップと、(ii)前記第1および第2の支持アセンブリの前記第1の接触表面上にガラスシートを位置させるステップと、を含み、好ましくは、支持されるガラスシートは対称線を有し、ステップ(ii)において、前記ガラスシートの前記対称線は、前記第1の旋回軸と前記第2の旋回軸との間の中ほどの軸と位置合わせされ、および/または前記第1の旋回軸は、前記第2の旋回軸と平行である、ガラスシートを支持する方法、好ましくは成形ガラスシートを支持する方法。
- 成形ガラスシートの形状を決定する方法であって、(a)請求項29に記載の前記成形ガラスシートを支持するステップまたは請求項1から28のいずれか一項に従って構成された支持体上に前記成形ガラスシートを支持するステップと、(b)形状測定装置を使用して前記支持体上に支持された前記成形ガラスシートの形状に関するデータを取得するステップと、(c)ステップ(b)から得られたデータを使用して、前記成形ガラスシートの形状を決定するステップと、を含む、成形ガラスシートの形状を決定する方法。
- 前記形状測定装置は、干渉縞投影システム、接触測定プローブ、および座標測定機のうちの少なくとも1つを備える、請求項30に記載の方法。
- 前記形状測定装置は、前記センサーからの前記成形ガラスシートの距離を測定するように、前記成形ガラスシートに対して移動可能なセンサーを備える、請求項30に記載の方法。
- 前記センサーは、ステップ(b)中に、前記センサーから前記成形ガラスシートまでの距離を測定するように、前記成形ガラスシートに対して移動される、請求項32に記載の方法。
- 前記センサーは、非接触距離測定センサーであり、好ましくは前記センサーは、共焦点変位センサーを備える、請求項32または33に記載の方法。
- ステップ(b)中に、前記センサーは、ロボットによって移動される、請求項32から34のいずれか一項に記載の方法。
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