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JP2024540125A - 人工心臓弁を圧縮して装填するためのシステムおよび方法 - Google Patents

人工心臓弁を圧縮して装填するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

アセンブリは、送達装置と、圧縮デバイスと、装填アセンブリと、を含むことができる。圧縮デバイスは、送達装置の第一シャフト上にわたって配置されるハウジングであるとともに、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングを、含むことができる。ハウジングは、ハウジングに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、出口と、を有することができる。圧縮デバイスは、押込部材と、押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータと、をさらに含むことができ、アクチュエータをハウジングに対して前進駆動することにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている。装填アセンブリは、送達装置の第二シャフト上に配置される支持チューブと、支持チューブの第一端部部分上にわたって配置される漏斗部材と、を含むことができる。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2021年10月27日付けで出願された米国仮出願第63/272,577号明細書の優先権を主張するものであり、この文献は、参照により本明細書に援用される。
本開示は、患者の身体内へと送達するために、人工心臓弁などの移植可能な人工デバイスを圧縮するためのシステムおよび方法に関する。
ヒトの心臓は、様々な弁膜症に罹患する可能性がある。これらの弁膜症は、心臓の深刻な機能不全を引き起こし得るものであって、最終的には、天然弁を人工弁へと置換することが必要となり得る。修復デバイス(例えば、ステント)および人工弁として、多数のものが知られているとともに、それらデバイスおよび弁をヒト内へと移植するための方法としても、多数のものが知られている。経皮的なおよび低侵襲的な外科的アプローチを、様々な手順で使用することで、身体内部における、手術では容易にアクセスし得ない位置へと、また、手術なしでアクセスすることが望ましい位置へと、人工医療デバイスが送達される。一具体例では、人工心臓弁を、送達装置の遠位端上に圧縮状態で装着し得るとともに、患者の血管系を通して(例えば、大腿動脈および大動脈を通して)前進させることができ、これにより、人工心臓弁を、心臓内の移植部位へと到達させる。その後、例えば、人工弁が装着されているバルーンを膨張させることにより、または人工心臓弁に対して拡張力を印加する機械的アクチュエータを駆動することにより、または人工心臓弁を送達装置のシースから展開することで人工心臓弁をその機能的サイズへと自己拡張させ得ることにより、人工心臓弁を、その機能的サイズへと拡張させる。
そのような手順で使用するための人工弁は、人工弁の弁尖を結合し得るような、径方向に圧潰可能なかつ拡張可能なフレームを含むことができる。弁尖は、典型的には、心膜弁または採取した弁などの、生物学的材料から形成されている。展開後の機能を改良するために、そのような弁は、移植のために送達デバイス上へと装着されるまでは、保存液の内部で、開口した(すなわち、拡張した)直径の状態で、包装されて保管されることが望ましいことが多い。したがって、手術室で移植の数分前に弁を圧縮する必要がある場合があり、そのため、製造業者による事前の圧縮は不可能である。よって、多くの装填デバイスおよび/または圧縮デバイスが、現在、弁および送達システムと一緒に、使い捨ての付属品として出荷されており、そのため、それらデバイスの携帯性と使いやすさに関して重要性が高まっている。
一般に、従来的な装填圧縮デバイスは、二つの手法のいずれかで動作する。一つの手法では、ステントが、円錐状の面を通して押し込まれることで、ステントが、より小さな直径へと圧縮される。例えば、静的な円錐チューブを、ステント上にわたって通すことで、その直径を減少させることができる。この手法は、典型的には、容易に変形可能な自己拡張型の金属フレーム(例えば、ニチノール製のフレーム)を有した人工弁を圧縮する際に、使用される。自己拡張型の人工弁は、典型的には、装填/圧縮デバイスの円錐チューブから送達装置のシース内へと押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向圧縮状態で保持される。第二の圧縮手法では、圧縮ジョーを使用することにより、直径を変更し得る円筒状の面を作製する。この手法は、典型的には、塑性的に拡張可能なフレーム(例えば、ステンレス鋼またはコバルトクロム合金から形成されたフレーム)を有した人工弁を圧縮する際に、使用される。
自己拡張型の人工弁は、典型的には、送達装置の遠位端に対して着脱可能な接続を形成するフレームから延びた複数の接続特徴を有している。人工弁が患者の身体内でシースから展開された後には、医師は、送達装置と人工弁の接続特徴との間の接続を解除することができる。自己拡張型の人工弁を圧縮する際の課題には、医師が、人工弁の接続特徴を送達装置の係合接続特徴に対して位置合わせして接続しながら、容易かつ迅速に人工弁を圧縮して送達装置のシース内へと装填する能力が含まれる。よって、従来技術におけるこれらの欠点および他の欠点に対処する改良された装填圧縮デバイスが、なおも要望されている。
本明細書で説明するものは、人工心臓弁を圧縮するための、さらに、そのような弁を送達装置内へと装填するための、様々な例示的なデバイスおよび方法である。
圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントを含むハウジングと、アクチュエータと、アクチュエータに対して結合される押込部材であり、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成されているとともに、人工弁を漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動するように構成された、押込部材と、を含むことができる。
これらの構成要素に加えて、圧縮デバイスは、本明細書で開示する構成要素の一つまたは複数を、さらに含むことができる。
いくつかの例では、圧縮デバイスは、ハウジングの入口部分から延びた延長器部分でありかつネジ山付き内面を含む延長器部分と、ハウジングの円筒形延長部材上の対応したネジ山付き外面と、を含むことができる。
いくつかの例では、ハウジングのネジ山付き内面とアクチュエータのネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されている。
いくつかの例では、ハウジングは、第一側部と第二側部とを含み、これら第一側部および第二側部は、一つまたは複数の係合部材を使用して、互いに着脱可能に結合される。
いくつかの例では、一つまたは複数の係合部材は、第一側部の外面から横方向に延びたフランジと、第二側部の外面から横方向に延びていて、フランジを受けるように構成されたフック状部材と、を含む。
代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングを含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングの入口部分から延びた延長器部分でありかつネジ山付き内面を含む延長器部分と、を含むことができる。圧縮デバイスは、ベースと、延長器部分のネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、アクチュエータのベースに対して結合されるとともにハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、をさらに含むことができる。ハウジングの内面とアクチュエータのネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成することができ、これにより、人工弁は、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動される。
別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングを含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングの入口部分から延びた延長器部分でありかつネジ山付き内面を含む延長器部分と、を含むことができる。圧縮デバイスは、ベースと、延長器部分のネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、アクチュエータのベースに対して結合されるとともにハウジングの内部で人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材であり、押込部材はハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされ、さらに、第一端部部分から延びた複数のアームを含み、人工弁の隣接した端部部分に対して係合するように構成された座部を各アームが含む、押込部材と、をさらに含むことができる。ハウジングの内面とアクチュエータのネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動されるものとされている。
さらに別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングを含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むことができ、さらに、第一側部および第二側部を含み、第一側部および第二側部は、互いに対して横方向に移動しないように第一側部および第二側部を保持する第一対の係合部材と第二対の係合部材とを介して、一緒に着脱可能に結合される。圧縮デバイスは、ベースを含むアクチュエータと、アクチュエータのベースに対して結合されるとともにハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、をさらに含むことができる。第一対の係合部材は、ハウジングの入口端に対して隣接して互いに径方向反対側に配置された第一係合部材および第二係合部材を含むことができ、第二対の係合部材は、出口に対して隣接して互いに径方向反対側に配置された第三部材および第四部材を含む。第一係合部材および第二係合部材により、第一の向きにおいては、第一部分と第二部分とが互いに軸線方向に移動することが可能とされ、かつ、第二の向きにおいては、第一部分と第二部分とは、選択された位置を超えて互いに軸線方向に移動しないように拘束されている。
代表的な例では、アセンブリは、第一シャフトと、第一シャフト上にわたって配置された第二シャフトと、を含む送達装置と、圧縮デバイスと、を含むことができる。圧縮デバイスは、第一シャフト上にわたって配置されているとともに、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ハウジングに対するアクチュエータの軸線方向の前進駆動により、人工弁が漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされた、アクチュエータと、を含む。アセンブリは、装填アセンブリをさらに含み、装填アセンブリは、第二シャフト上にわたって配置されるとともに第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、支持チューブの第一端部部分上にわたって配置されるとともに第一側部と第二側部とを含む漏斗部材と、を含む。
代表的な例では、方法は、送達装置のカプセル上にわたって、装填アセンブリの支持チューブを配置することであり、支持チューブを、第一側部と第二側部とを含むものとすることと、圧縮デバイスのハウジングを、送達装置のシャフト上にわたって配置することにより、圧縮デバイスの出口端部分を、装填アセンブリの入口端部分に対して隣接して配置することであり、ハウジングを、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を規定しているものとすることと、を含むことができる。方法は、径方向拡張状態とされた人工弁を、ハウジングの入口端部分内へと挿入することと、人工弁を、ハウジングの漏斗セグメントを通して、および少なくとも部分的に出口を通して、軸線方向に前進駆動することと、装填アセンブリの漏斗部材を、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置することであり、漏斗部材を、第一側部と第二側部とを含むものとすることと、をさらに含むことができる。方法は、装填アセンブリを、人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することにより、人工弁を径方向に圧縮するとともに、人工弁を、送達装置のカプセル内へと前進駆動することと、をさらに含むことができる。
代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングを含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントであり、ハウジングの周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含み、リブは、ハウジングの長手方向軸線に向けて内向きに延びている、漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むことができる。圧縮デバイスは、人工弁がハウジング内に受けられた時にはハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、第一端部部分から延びた複数のアームを含み、各アームは、人工弁の隣接した端部部分に対して係合するように構成された座部を含む、押込部材と、押込部材に対して結合されるアクチュエータと、をさらに含むことができる。ハウジングは、選択された角度配向性でアクチュエータを受けるように構成されており、アクチュエータが、選択された角度配向性でハウジング内へとスライド的に前進駆動されるように構成されていることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている。
代表的な例では、装填装置は、送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、を含むことができる。装填アセンブリは、漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、をさらに含むことができる。装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成することができる。
別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングと、押込部材と、アクチュエータと、を含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むことができる。押込部材は、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成され得るとともに、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされる。アクチュエータは、押込部材に対して着脱可能に結合され得るものであって、ベース部材と、ベース部材から延びた一つまたは複数の長尺ガイド部材と、を含み、各長尺ガイド部材は、ガイド部材の長さに少なくとも部分的に沿って延びたスロットと、スロットの内部にスライド可能に配置されたスライド可能部材でありかつハウジングに対して着脱可能に結合されるスライド可能部材と、を含む。ベース部材に対するハウジングの軸線方向前進駆動により、スライド可能部材を、それぞれ対応したスロットの内部でスライド駆動することができ、これにより、押込部材がハウジング内へと挿入されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている。
別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングと、内部にハウジングが配置された外側シェルと、アクチュエータと、押込部材と、を含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むことができる。外側シェルは、円筒形状を有し得るとともに、ネジ山付き内面を含むことができる。アクチュエータは、ベースと、外側シェルのネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むことができる。押込部材は、アクチュエータのベースに対して結合され得るものであって、径方向に延びた複数のアームでありかつハウジングの内部で人工弁に対して係合するように構成された複数のアームを有している。ネジ山付きの部分どうしは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成することができ、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている。
さらに別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングと、アクチュエータと、押込部材と、を含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含む。アクチュエータは、自身の厚さを貫通して延びた開口部を有したベースであり、開口部は、ネジ山付き内面を含む、ベースと、開口部のネジ山付き内面に対して係合するネジ山付き外面を有したネジ山付き部材と、アクチュエータをハウジングに対して結合する一つまたは複数の延長部材と、を含む。押込部材は、ネジ山付き部材に対して結合され得るものであって、ネジ山付き部材は、押込部材に対して回転駆動し得るとともに押込部材を軸線方向に前進駆動し得るものとされ、押込部材は、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成されている。ネジ山付き部材の回転により、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている。
さらに別の代表的な例では、圧縮デバイスは、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングと、アクチュエータと、押込部材と、を含むことができる。ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むことができる。アクチュエータは、駆動された時にはアクチュエータ部材を前進駆動するように構成されたレバー部材を含むハンドルと、ハンドルから延びているとともにハウジングを受けるように構成された保持部分であり、ハウジングを着脱可能に結合するように構成された保持部材を含む第一端部部分を有した保持部分と、を含むことができる。押込部材は、アクチュエータ部材に対して結合され得るものであって、人工弁がハウジングの内部に配置された時には人工弁に対して当接するように構成することができる。レバー部材の駆動により、アクチュエータ部材が軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている。
別の代表的な例では、人工弁のための装填アセンブリは、送達装置の送達カプセルの周囲に位置決め可能な支持チューブであり、近位端部分と遠位端部分とを含む支持チューブと、支持チューブの遠位端部分に対して着脱可能に結合可能とされた漏斗部材であり、装填アセンブリが人工弁上にわたって前進駆動される際には、または人工弁が装填アセンブリの内部で後退駆動される際には、人工弁を径方向に圧縮するように構成されているとともに人工弁を送達カプセル内へと案内するように構成されている漏斗部材と、を含むことができる。
本開示に関する、上記のおよび他の、目的、特徴、ならびに利点は、添付図面を参照しながら進められる以下の詳細な説明から、より明瞭となるであろう。
図1は、一例による、圧縮デバイスに関する斜視図である。 図2Aは、例示的な送達装置上に取り付けられた図1の圧縮デバイスに関する側断面図である。 図2Bは、圧縮デバイスにおけるハウジングの別の例に関する側断面図である。 図2Cは、図2Bのハウジングの一部に関する斜視図である。 図3Aは、図1の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する斜視図である。 図3Bは、図1の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する端面図である。 図4は、図1の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する斜視図である。 図5は、図1の圧縮デバイスにおける保持リングに関する斜視図である。 図6は、図1の圧縮デバイスにおける押込部材に関する斜視図である。 図7は、図1の圧縮デバイスにおける押込部材に関する斜視図である。 図8は、図1の圧縮デバイスにおける押込部材に関する端面図である。 図9は、図1の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する斜視図であって、押込部材は、内部に配置されている。 図10は、図1の圧縮デバイスにおけるアクチュエータに関する斜視図である。 図11は、図1の圧縮デバイスにおける押込部材に対して結合されたアクチュエータの別の例に関する斜視図である。 図12は、図11のアクチュエータおよび押込部材に関する側断面図である。 図13は、図1の圧縮デバイスにおける押込部材に対して結合されたアクチュエータの別の例に関する斜視図である。 図14は、図13におけるスライド可能部材に関する斜視図である。 図15は、ハウジングに対して結合された図13のアクチュエータおよび押込部材に関する側面図である。 図16は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図17は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図18は、図16の圧縮デバイスに関する斜視断面図である。 図19は、図16の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材に関する斜視図である。 図20は、図16の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材に関する斜視断面図である。 図21は、図16の圧縮デバイスにおけるシェルに関する斜視図である。 図22は、図16の圧縮デバイスにおけるシェルおよびハウジングに関する斜視図である。 図23は、圧縮デバイスの別の例に関する側面図である。 図24は、図23の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する斜視図である。 図25は、図23の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材に関する斜視図である。 図26は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図27は、図26の圧縮デバイスにおけるアクチュエータに関する斜視図である。 図28は、図27のアクチュエータにおけるつまみネジに関する側断面図である。 図29は、図26の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材に関する斜視図である。 図30Aは、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図30Bは、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図31は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図32は、図31の圧縮デバイスにおける延長器に関する斜視図である。 図33は、図31の圧縮デバイスにおける延長器および押込部材に関する斜視図である。 図34は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図35は、図34の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材に関する斜視図である。 図36は、本明細書で開示する任意の圧縮デバイスを使用して圧縮され得る人工心臓弁の一例に関する側面図である。 図37は、図36の人工弁を送達して移植するために使用し得る送達装置の一例における遠位端部分に関する側断面図である。 図38は、圧縮デバイスの一例に関する斜視図である。 図39は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図40は、圧縮デバイスのさらに別の例に関する斜視図である。 図41は、圧縮デバイスの一例に関する斜視図である。 図42は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図43Aは、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図であって、ハウジングは、底面図で示されており、アクチュエータは、平面図で示されている。 図43Bは、図43Aの圧縮デバイスに関する斜視図である。 図43Cは、図43Aの圧縮デバイスに関する斜視図である。 図44は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図45は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図46は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図47は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図48は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図49Aは、一例による、圧縮デバイスにおけるアクチュエータに関する平面図である。 図49Bは、図49Aのアクチュエータに関する斜視図である。 図49Cは、図49Aに示すアクチュエータと共に圧縮デバイスを形成するハウジングにおける一部に関する斜視図である。 図50は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図51は、圧縮デバイスの別の例に関する断面図である。 図52は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図53は、一例による、装填アセンブリに関する分解斜視図である。 図54は、図53の装填アセンブリに関する斜視図である。 図55は、図53の装填アセンブリに関する斜視図である。 図56は、図53の装填アセンブリにおけるクランプ部材に関する斜視図である。 図57は、図53の装填アセンブリと共に使用され得る例示的な送達装置における遠位端部分に関する側面図である。 図58は、図57の送達装置におけるシャフトの遠位端部分に関する側断面図であって、図53の装填アセンブリが上部に配置されている。 図59は、図57の送達装置における遠位端部分に関する側面図であって、図53の装填アセンブリおよび図36の人工心臓弁が、上部に配置されている。 図60は、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図61は、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図62は、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図63は、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図64Aは、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図64Bは、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図65は、図70~図71のトリミングガイドデバイスを使用して、図57の送達装置におけるシースを切り取るための例示的な方法を示している。 図66は、図70~図71のトリミングガイドデバイスを使用して、図57の送達装置におけるシースを切り取るための例示的な方法を示している。 図67は、図70~図71のトリミングガイドデバイスを使用して、図57の送達装置におけるシースを切り取るための例示的な方法を示している。 図68は、図70~図71のトリミングガイドデバイスを使用して、図57の送達装置におけるシースを切り取るための例示的な方法を示している。 図69は、図70~図71のトリミングガイドデバイスを使用して、図57の送達装置におけるシースを切り取るための例示的な方法を示している。 図70は、一例による、トリミングガイドデバイスに関する斜視図である。 図71は、図70のトリミングガイドデバイスに関する側面図である。 図72は、トリミングガイドデバイスの追加的な例に関する斜視図である。 図73は、トリミングガイドデバイスの追加的な例に関する斜視図である。 図74は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図75は、図74の圧縮デバイスにおけるハウジングに関する斜視図である。 図76は、図74の圧縮デバイスに関する断面図である。 図77は、送達装置における、ホルダ部材の一例を含めた遠位端部分に関する、斜視図である。 図78は、送達装置における、ホルダ部材の一例を含めた遠位端部分に関する、斜視図である。 図79は、図77~図78のホルダ部材に関する斜視図である。 図80は、図77~図88のホルダ部材に関する平面図である。 図81は、一例による、トリミングデバイスに関する斜視図である。 図82は、図81のトリミングデバイスに関する斜視図であって、送達装置の遠位端部分上に配置されているとともに、トリマーガイド部材を含む。 図83は、図81のトリミングデバイスに関する斜視図であって、送達装置の遠位端部分上に配置されているとともに、トリマーガイド部材を含む。 図84は、別の例による、トリミングデバイスに関する斜視図である。 図85は、図84のトリミングデバイスに関する斜視図であって、デバイスの内部に配置された送達システムの遠位端部分を示している。 図86は、図84のトリミングデバイスにおけるブレードホルダに関する斜視図である。 図87は、図84のトリミングデバイスにおける回転可能部材に関する正面図であって、ドア部材は、開放位置で示されている。 図88は、図84のトリミングデバイスにおける回転可能部材に関する正面図であって、ドア部材が閉塞位置で示されているとともに、ラチェット部材が取り外されている。 図89は、別の例による、トリミングデバイスに関する斜視図であって、送達システムの、トリミングデバイスの内部に配置された遠位端部分を示している。 図90は、図89のトリミングデバイスにおける回転可能部材に関する正面図であって、ドア部材は、開放位置で示されている。 図91は、図89のトリミングデバイスに関する正面図であって、ドア部材は、閉塞位置で示されている。 図92は、図89のトリミングデバイスにおける端部部分に関する斜視図である。 図93は、図89のトリミングデバイスに関する斜視図であって、送達システムの、デバイスの内部に配置された遠位端部分を示しているとともに、開放位置とされた第二クランプ部材を示している。 図94は、図89のトリミングデバイスにおける回転可能部材に関する正面図であって、ブレードは、退避位置で示されている。 図95は、図89のトリミングデバイスにおける回転可能部材に関する正面図であって、ブレードは、使用位置で示されている。 図96は、別の例による、トリミングデバイスに関する斜視図であって、送達システムの、トリミングデバイスの内部に配置された遠位端部分を示している。 図97は、図96のトリミングデバイスにおける遠位端部分に関する斜視図であって、送達システムの、トリミングデバイスの内部に配置された遠位端部分を示しているとともに、開放位置とされたドア部材を示している。 図98は、別の例による、トリミングデバイスに関する斜視図であって、送達システムの遠位端部分を、デバイスに対して隣接した位置で示している。 図99は、図98のトリミングデバイスに関する図であって、送達システムの遠位端部分は、デバイスの内部に配置されている。 図100は、図98のトリミングデバイスに関する図であって、送達システムの遠位端部分は、デバイスの内部に配置されている。 図101は、一例による、送達システムにおける遠位端部分に関する側面図である。 図102は、図101の送達装置におけるシャフトの遠位端部分に関する側断面図であって、例示的な装填アセンブリが、上部に配置されている。 図103は、例示的な送達システムにおけるシャフトに関する斜視図であって、シャフトの外壁を、透けさせて示している。 図104Aは、例示的な支持チューブが上部に配置された図103のシャフトに関する斜視図であって、支持チューブが断面で示されている。 図104Bは、図104Aにおける一部に関する拡大図であって、構造的特徴を断面で示している。 図105は、例示的な送達システムにおけるシャフトに関する側断面図である。 図106Aは、例示的な送達システムにおけるシャフト上に配置された例示的な突起に関する図である。 図106Bは、例示的な送達システムにおけるシャフト上に配置された例示的な突起に関する図である。 図107Aは、例示的な送達システムにおけるシャフト上に配置された例示的な突起に関する図である。 図107Bは、例示的な送達システムにおけるシャフト上に配置された例示的な突起に関する図である。 図108は、例示的な送達システムにおけるシャフト上に配置された例示的な突起に関する図である。 図109は、一例による、構造部材に関する斜視図である。 図110は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図111は、図110の圧縮デバイスにおける側部に関する斜視図である。 図112は、図110の圧縮デバイスにおける側部に関する正面図である。 図113は、図110の圧縮デバイスにおける他方の側部に関する正面図である。 図114は、図111の側部に関する平面図である。 図115は、図113の側部における係合部材に関する正面図である。 図116は、図113の側部における係合部材に関する正面図である。 図117は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図118Aは、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図118Bは、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図119は、圧縮デバイスの別の例に関する斜視図である。 図120は、クランプ部材の別の例に関する斜視図である。 図121は、クランプ部材の別の例に関する正面図である。 図122は、例示的なクランプ部材に関する斜視図であって、装填装置ロックとして構成されている。 図123は、例示的なクランプ部材に関する斜視図であって、支持チューブロックとして構成されている。 図124は、クランプ部材の別の例に関する正面図である。 図125は、図74~図76の圧縮デバイスにおけるアクチュエータおよび押込部材の内部に配置された図36の人工心臓弁に関する斜視図である。 図126は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図127は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図128は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図129は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図130は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図131は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。 図132は、図74~図76の圧縮デバイスを使用して、図36の人工心臓弁を図53の装填アセンブリ内へと装填するための例示的な方法を示している。
一般的な考慮事項
本明細書の目的のために、本開示の例における特定の態様、利点、および新規な特徴について、本明細書で説明する。開示する方法、装置、およびシステムは、いかようにも限定的なものとして解釈されるべきではない。代わりに、本開示は、単独で、互いの様々な組合せで、および互いの様々な下位組合せで、様々な開示する例に関する、すべての新規かつ非自明な、特徴ならびに態様を対象とする。方法、装置、およびシステムは、特定の態様、特徴、またはこれらの組合せに限定されるものではなく、また、開示する例は、任意の一つまたは複数の特定の利点が存在することを必要とするものでもなく、解決すべき問題点を必要とするものでもない。
いくつかの開示する例における操作は、提示の便宜上、特定の連続した順序で説明されているけれども、この説明の態様が、以下に記載した具体的な文言によって特定の順序が要求されない限り、並べ替えを包含するものであることは、理解されよう。例えば、順次的に説明する操作は、場合によっては、並べ替えられてもよく、また、同時に実行されてもよい。その上、簡略化のために、添付図面は、開示する方法を他の方法と組み合わせて使用し得る様々な態様を示していないことがあり得る。追加的に、説明では、開示する方法を記述するために、時に、「提供する」または「達成する」などの用語を使用する。これらの用語は、実行される実際の操作に関する高レベルの抽象概念である。これらの用語に対応した実際の操作は、特定の実装によって相違し得るものであって、当業者であれば容易に認識可能である。
本明細書で説明するすべての特徴は、互いに独立したものであって、構造的に不可能な場合を除き、本明細書で説明する任意の他の特徴と組み合わせて使用することができる。例えば、図26~図27に示すような長尺ガイド608は、本明細書で開示する任意の圧縮デバイスと組み合わせて使用することができる。別の例では、図32~図33に示すような延長器820は、本明細書で開示する任意の圧縮デバイスと組み合わせて使用することができる。開示する任意の圧縮デバイスは、装填アセンブリ2400と組み合わせて使用することができる。開示する任意のトリミングデバイスは、装填アセンブリ2400と組み合わせて使用することができる。
本出願および特許請求の範囲で使用した際には、「一つの(a)」、「一つの(an)」、「その(the)」という単数形は、文脈が別のことを明確に記述しない限り、複数形を含む。追加的に、「含む(includes)」という用語は、「含む(comprises)」ことを意味する。さらに、「結合する(coupled)」という用語は、一般に、物理的に、機械的に、化学的に、磁気的に、および/または電気的に、結合または連結することを意味するものであり、特定の反対の文言がない限り、結合されたまたは関連付けられた部材どうしの間における中間介在要素の存在を排除するものではない。本明細書で使用した際には、構成要素からなるリストにおける最後の二つの間で使用される「および/または」という用語は、列挙された構成要素における任意の一つまたは複数を意味する。例えば、「A、B、および/またはC」という表現は、「A」、「B」、「C」、「AおよびB」、「AおよびC」、「BおよびC」、または「A、B、およびC」、を意味する。
本明細書で使用した際には、「近位」という用語は、ユーザに対してより近くであり、かつ、移植部位から離間している、デバイスの位置、方向、または部分を指す。本明細書で使用した際には、「遠位」という用語は、ユーザから離間しており、かつ、移植部位に対してより近くである、デバイスの位置、方向、または部分を指す。よって、例えば、デバイスの近位移動とは、デバイスが移植部位から離間して、ユーザへと向かう(例えば、患者の身体外へと)移動であり、他方、デバイスの遠位移動とは、デバイスがユーザから離間して、移植部位へと向かう(例えば、患者の身体内へと)移動である。「長手方向」および「軸線方向」という用語は、別のことが明示的に定義されない限り、近位向きにおよび遠位向きに延びた軸線を指す。
開示する技術の例
図1~図10は、人工弁を、および、ステントや移植片等などの他の圧縮可能な移植可能医療デバイスを、少なくとも部分的に圧縮するための、また、そのような移植可能な医療デバイスを送達装置に対して固定するための、例示的なシステムを示している。図示したシステムは、一般に、圧縮デバイス100と、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁1000(図36)と、を含む。圧縮デバイス100は、送達装置に対する初期的な結合のために、人工弁1000の直径を、完全な拡張構成から、完全なまたは部分的な径方向圧縮状態へと、減少させるように構成されている。人工弁1000が送達装置に対して結合された後には、別個の装填アセンブリ(例えば、図53に示す装填アセンブリ2400)を使用することにより、人工弁を完全に圧縮して、その人工弁を、送達装置のカプセルまたはシース内へと装填することができる。図36は、本明細書で開示する任意の圧縮デバイスと共に使用され得る例示的な人工弁1000を図示している。
上述したように、図1~図10に示す例示的なシステムは、送達装置102を、またはその一部を、さらに含むことができる。図2Aを参照すると、送達装置は、例えば、内側シャフトまたはカテーテル104(ガイドワイヤシャフトなど)と、外側シース106(カプセルとも称される)と、を含むことができ、送達装置は、患者内へと送達するための径方向圧縮構成で人工弁1000を保持するようなサイズとされている。人工弁1000は、人工心臓弁などの、任意の径方向に圧潰可能なかつ拡張可能な人工弁を含むことができる。人工弁1000は、拡張構成と送達構成(または、これらの間における任意の様々な構成)との間にわたって、径方向に圧潰可能かつ拡張可能とすることができる。人工弁1000は、自己拡張型または塑性拡張型とすることができる。自己拡張型弁は、自己拡張性金属(例えば、ニチノール)から形成されたフレームを有することができる。塑性変形的に拡張可能な弁は、塑性変形可能な金属(例えば、ステンレス鋼またはコバルトクロム合金)から形成されたフレームを有することができる。
本明細書で示す人工弁は、塑性変形可能なまたは自己拡張可能な人工弁として説明されているけれども、本明細書で開示する圧縮デバイスが、任意のタイプの人工弁と共に使用され得ることに、留意すべきである。例えば、圧縮デバイスは、一つまたは複数の機械的アクチュエータを介してフレームが径方向に拡張可能とされた機械的に拡張可能な人工心臓弁(米国特許第10,603,165号明細書および国際出願第PCT/US2021/052745号に記載された人工弁などであって、各文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される)と共に使用することができる。いくつかの機械式弁のフレームは、フレームの支柱どうしの間に、枢動可能な接合部分を含むことができ、他方、他の機械式弁のフレームは、機械的手段によって拡張可能なおよび/または圧縮可能な一体型格子フレームを含むことができる。本明細書で説明する圧縮デバイスは、追加的に、米国特許第9,393,110号明細書、米国特許第11,096,781号明細書、および米国特許公開第2019/0365530号明細書に開示されているものなどの、フレームが塑性変形可能な材料から形成されたバルーン拡張可能な人工心臓弁を含めた、他のタイプの経カテーテル人工弁と共に使用することができ、各文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
人工弁1000が送達装置102に対して結合された後には、人工弁1000を、圧縮デバイス100から取り外すことができる。いくつかの例では、送達装置102の、人工弁1000よりも遠位に位置した一部の周囲に、圧縮デバイス100が位置決めされたままであるようにして、人工弁1000および送達装置102を、圧縮デバイス100の出口を通して前進駆動することができる。他の例では、圧縮デバイス100は、またはその構成要素は、以下でさらに説明するように、送達装置102および人工弁1000から圧縮デバイス100が横方向に取り外され得るよう、例えば貝殻のような態様などで、断片へと分離されるようにまたは開口するように、構成することができる。人工弁1000が圧縮デバイス100から取り外された後には、人工弁1000は、例えば装填アセンブリを使用することなどによって、さらに圧縮されて送達装置102内へと装填されることができる。
図1を参照すると、例示的な圧縮デバイス100は、一般に、ハウジング108と、アクチュエータ110と、アクチュエータ110に対して着脱可能に結合される弁ホルダまたは押込部材112(台座部材とも称される)と、を含むことができる。アクチュエータ110および押込部材112は、ハウジング108に対して軸線方向に移動可能とすることができる。いくつかの例では、ハウジング108は、互いに分離可能な第一のハウジング構成部材すなわち側部114(図4を参照されたい)および第二のハウジング構成部材すなわち側部114(図4を参照されたい)を含むことができ、他の例では、ハウジング108は、一体部材として形成することができる。
図2Aに示すように、ハウジング108は、開口部もしくは入口118を含む遠位端部分または入口端部分116と、開口部もしくは出口122を含む近位端部分または出口端部分120と、を含むことができる。ハウジング108は、入口118から出口122に向けてテーパー形状とされるとともに出口で終端したテーパー形状セグメントすなわち漏斗セグメント124を規定する内側穴を有した略円筒形状を有することができる。特定の例では、漏斗セグメント124は、以下でより詳細に説明するように、ハウジングの内面から内向きに延びた複数のリブ部材128によって規定することができる。漏斗セグメント124は、入口118に対して隣接した第一の大きな直径から、出口122に対して隣接した第二の小さな直径へと、テーパー形状とすることができる。出口122の直径は、径方向に圧縮された送達構成とされた人工弁1000に関する規定直径に対して、ほぼ同じとすることができる。いくつかの例では、図2~図4に示すものなどのように、出口122は、出口端部分120のところで、外側リム部分126に対して面一とされ得るけれども/外側リム部分126によって規定され得るけれども(図4)、他の例では、出口122は、リム部分126に対して凹むことができる、あるいは、リム部分126を超えて延びることができる。
図3Aを参照すると、漏斗セグメント124は、周方向に離間して配置された複数のランプ部材および/または複数のリブ128を含むことができ、ここで、ランプ部材および/またはリブ128は、ハウジング108の長さの少なくとも一部に沿って長手方向に延びているとともに、ハウジング108を通して延びた長手方向軸線A(図4)に向けて径方向内向きに延びている。リブ128の径方向内向き面129は、漏斗セグメント124を規定することができる。リブ128の厚さ(厚さとは、ハウジング108の内壁130から長手方向軸線Aに向けて延びた寸法である)は、入口端部分116に対して隣接したより薄い厚さから、出口端部分120に対して隣接したより厚い厚さへと、自身の長さに沿って、増加することができる。換言すれば、軸線Aとリブ128の内面129との間で測定される径方向距離rは、入口端部分116から、出口122に向けた向きにおいて、減少することができる。よって、漏斗セグメント124の直径は、出口122に向けた向きにおいて、減少することができる。リブ128は、径方向圧縮時に人工弁(図36に示す人工弁1000など)の軸線方向の変形を阻止するようにもしくは少なくとも最小化するように機能する、および/または、人工弁の接続特徴と送達装置の係合特徴との位置合わせを補助するように機能する。人工弁が漏斗セグメント124に沿って前進する際には(例えば、押込部材112によって押し込まれる時には)、テーパー形状リブ128は、人工弁を、圧縮構成へと漸次的に圧縮する。
図2Aを参照すると、いくつかの例では、漏斗セグメント124は、第一テーパー形状セクション132および第二テーパー形状セクション134を規定することができ、これら第一テーパー形状セクション132および第二テーパー形状セクション134は、これら二つのセクションに関する異なるテーパー形状角度に基づいて、人工弁を、異なる速度で圧縮することができる。図示の例では、例えば、第一セクション132は、長手方向軸線Aに対して、第二セクション134に関する角度βと比較して、より小さな角度αでテーパー形状とされている。例えば、いくつかの特定の例では、各角度は、0度~90度とすることができる。特定の例では、角度αは、1°~90°、1°~70°、1°~60°、1°~40°、1°~30°、1°~20°、5°~30°、5°~20°、40°以下、30°以下、20°以下、等とすることができる。図示の例では、角度αは、15°とすることができる。特定の例では、角度βは、10°~90°、20°~70°、30°~70°、30°~60°、40°~60°、90°以下、70°以下、60°以下、50°以下、等とすることができる。図示の例では、角度βは、50°とすることができる。したがって、第一セクション132は、人工弁を、完全な拡張直径から部分的に圧縮された直径へと径方向に圧縮し始めることができ、人工弁が、第二セクション134へと導入された後には、第二セクション134において、人工弁は、送達装置への取付のために、および/または送達装置(例えば、送達装置102)内への装填のために、部分的に圧縮された直径から、さらに部分的に圧縮された直径へと、圧縮される。他の例では、第一セクション132は、第二セクション134と同じ角度で、または第二セクション134よりも大きな角度で、テーパー形状とすることができる。
他の例では、漏斗セグメント124は、一つまたは複数の追加的なテーパー形状セクションを規定することができ、この追加的なテーパー形状セクションは、各セクションの異なるテーパー形状角度に基づいて、人工弁を、異なる速度で圧縮することができる。例えば、図2B~図2Cは、四つのテーパー形状セクション125a、125b、125c、125dを有した漏斗セグメント124を図示している。第一セクション125aは、ハウジング108の長手方向軸線Aに平行な線に対して、第一角度γでテーパー形状とすることができ、第二セクション125bは、第二角度δでテーパー形状とすることができ、第三セクション125cは、第三角度εでテーパー形状とすることができ、第四セクション125dは、第四角度θでテーパー形状とすることができる。図示の例では、第二角度δは、第一角度γおよび第三角度εよりも大きくすることができ、これにより、第二セクション125bは、第一セクション125aと第三セクション125cとの間に、段差を形成している。図示の例では、第四角度θは、第二角度δよりも大きくすることができ、また、第二角度δは、第三角度εよりも大きくすることができ、さらに、第三角度εは、第一角度γよりも大きくすることができる。したがって、セクション125a~125dは、人工弁がハウジング108を通して前進する際には、人工弁1000を、完全な拡張直径から、部分的に圧縮された直径へと、圧縮することができる。他の例では、一つまたは複数のセクションは、同じ角度を有することができる。例えば、いくつかの特定の例では、各角度は、0度~90度とすることができる。特定の例では、角度δは、1°~90°、1°~75°、1°~65°、1°~45°、1°~35°、1°~25°、5°~35°、5°~25°、45°以下、35°以下、25°以下、等とすることができる。図示の例では、角度δは、45°とすることができる。特定の例では、角度γは、1°~90°、1°~70°、1°~50°、1°~40°、10°以下、20°以下、30°以下、等とすることができる。図示の例では、角度γは、7°以下とすることができる。特定の例では、角度εは、1°~90°、1°~50°、1°~40°、1°~30°、1°~20°、10°以下、20°以下、30°以下、等とすることができる。図示の例では、角度εは、15°以下とすることができる。特定の例では、角度θは、1°~90°、1°~75°、1°~65°、1°~55°、1°~45°、60°以下、50°以下、40°以下、等とすることができる。図示の例では、角度θは、55°以下とすることができる。図示の例では、角度γは、10°以下とすることができる。いくつかの例では、第一角度γおよび第二角度δは、人工弁100の輪郭に追従するように構成することができる。したがって、第一セクション125aおよび第二セクション125bは、圧縮前に人工弁1000を受けるように構成することができ、人工弁が、第三セクション125cおよび第四セクション125dを通して前進する際に、人工弁1000は、第三角度εおよび第四角度θによって、圧縮されることができる。このような構成により、人工弁1000を、漏斗セグメント124内へと容易に挿入することができ、有利である。
図4を参照すると、ハウジング108の各側部114は、これらが一緒に配置された時に全体的に円筒形状またはチューブ形状を形成するよう、半円筒を含むことができる。側部114a、114bのそれぞれは、側部どうしを互いに結合させることを可能とする係合特徴を含むことができる。例えば、図4に示すように、第一側部114aは、第一側部114aの長手方向エッジに形成された径方向反対側に位置した凹所などの、一つまたは複数の凹所136を含むことができ、第二側部114bは、第二側部114bの長手方向エッジから延びた対応した突起またはタブ138を含むことができる。図示のように、突起138は、側部114どうしが互いに結合した時には、凹所136の内部に着座することができる。
第一側部114および第二側部114は、人工弁が圧縮される際には、組み立てられた状態で互いに保持またはロックされることができ、その後、人工弁が送達装置上へと装填された後には、送達装置102からの圧縮デバイス100の取り外しを容易とするために、互いに分離することができる。図1に示すように、第一側部114および第二側部114は、保持部材または保持リング140を介して結合することができ、ここで、保持部材または保持リング140は、両側部114を包囲し得るとともに、両側部114を互いに着脱可能に保持することができる。
いくつかの例では、図3Aに図示した例などのように、ハウジング108は、ハウジング108の内面130上に配置された一つまたは複数の位置合わせ特徴131を、さらに含むことができる。位置合わせ特徴131は、人工弁の接続特徴(例えば、図36に示すアーム1012の拡大端部部分1014)と送達装置の係合特徴との位置合わせを補助するために、人工弁の一部を案内するような形状とされたおよび/または配向させるような形状とされた突起あるいは小塊として、構成することができる。
図5を参照すると、保持部材140は、内側環状面146を含むことができ、この内側環状面146は、ハウジング108の外面144(図4)上をスライドするようなサイズとされ得るとともに、例えばハウジングの側部114の出口端部分120などに対して摩擦係合を形成するようなサイズとされることができ、これにより、保持部材140は、使用時には側部114どうしを一緒に保持し得るものの、ハウジングアセンブリ108を分解してハウジングアセンブリ108を送達装置102から取り外すことが要望された時には、ユーザによって容易に取り外され得るものとされている。他の例では、保持リング140は、ハウジング108の入口端部分116上に配置することができる。側部114は、一つまたは複数のタブ142(例えば、図4を参照されたい)を含むことができ、この一つまたは複数のタブ142は、保持部材140に対して係合するように構成されているとともに、選択された点を超えてハウジング108の外面に沿って移動しないよう保持部材140を拘束するように構成されている。いくつかの例では、保持リング140は、一つまたは複数の凹所148を含むことができ、この一つまたは複数の凹所148は、タブ142が凹所148の内部に着座し得るように構成されている(例えば、サイズおよび形状が、そのように構成されている)。保持部材140は、ユーザが容易に把持して使用するための、把持インターフェース150を含むことができる。把持インターフェース150は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部152を含むことができる。ハウジングおよび保持部材に関する更なる詳細は、例えば、米国特許第10,639,147号明細書に見出すことができ、この文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
他の例では、側部114どうしは、様々な代替的なもしくは追加的な技術または機構を使用して、互いに着脱可能に結合することができ、例えば、側部どうしは、スナップフィット接続を形成するように構成することができる、または、各側部は、他方の側部における対応した係合特徴(例えば、バヨネットマウント)に対して係合するように構成された一体型係合特徴を含むことができる。さらに他の例では、ハウジング108は、複数の分離可能な構成要素ではなく、円筒形のハウジング構成要素またはハウジング部材として構成された一体的構成要素とすることができる。
上述したように、圧縮デバイス100は、アクチュエータ110に対して着脱可能に結合可能とされた弁ホルダまたは押込部材112を、さらに含むことができる。図6~図8を参照すると、押込部材112は、内側穴156を含む全体的に円筒形状もしくはチューブ形状のボディまたはステム154と、本明細書ではアーム160と称されるような、周方向に離間して配置された複数の径方向延出部材を含む保持部分158と、を含むことができる。アーム160は、図9に示すように、ハウジング108のリブ128どうしの間へとスライド可能に配置されるように構成され得るものであり、これにより、押込部材112がハウジング108に対して軸線方向に駆動された際には、アーム160は、リブ128どうしの間に規定された間隙/スロット127を通して、移動および/またはスライドする。押込部材112は、押込部材112がハウジング108の内部に配置され得るよう、リブ128どうしの間の間隙内にハウジング108の内面130によって規定された内径D(図3B)と比較して、より小さな外径D(図7)を有することができる。特定の例では、間隙/スロット127は、また、インプラント(例えば、インプラントのフレーム)を案内するために漏斗部分内へのツールの挿入を容易とし得るとともに、インプラントが圧縮される際にインプラントが漏斗部分の内側エッジ上へと引っ掛かってしまうことを防止することもできる。
ステム154は、第一直径を有した第一端部部分162と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分164と、を有することができる。第二端部部分164は、アクチュエータ110の一部内へと延びるようなサイズとすることができる。アーム160は、第一端部部分162から延びることができる。各アーム160は、実質的に三角形のベース部分166と、座部168と、を有することができ、ここで、座部168は、例えば、第一壁170および第二壁170を含むものとされ、第一壁170と第二壁170との間には、凹所またはチャネル172が規定されている。よって、図示の例では、押込部材112は、弁圧縮動作時に押込部材の前進方向においてチャネル172が開口した状態で、第一端部部分162まわりにおいて周方向に配列された複数の座部168を含むことができる。座部168は、例えば、人工弁が押込部材112に対して変位することを防止するために、および/または人工弁の一部をリブ128に対して位置合わせするために、人工弁の一部(例えば、図36に示す人工弁1000のアンカー1010)を保持するように、あるいは人工弁のそのような一部に対して係合するように、構成することができる。例えば、アンカー1010は、座部168のチャネル172の内部に着座することができる。図8に最も明瞭に見られるように、座部168は、ハウジング108のリブ128どうしの間に位置した空間の形状に対して全体的に対応するよう、押込部材112の径方向外側エッジ(例えば、座部168の径方向最外端部のところに位置したエッジ)に対して隣接した第一幅/第一厚さから、ステム154に対して隣接した、第一厚さよりも薄い第二幅/第二厚さへと、テーパー形状とすることができる。
ステム154の第二端部部分164は、アクチュエータ110を使用することで押込部材112を(ひいては人工弁を)ハウジング108の内部で前進駆動させ得るよう、押込部材112をアクチュエータ110に対して着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の弾性ロック特徴174(例えば、図示の例では、径方向反対側に位置した二つのロック特徴)を含むことができる。例えば、図示の例では、ロック特徴174は、アクチュエータ110内の対応した特徴(例えば、開口または棚)に対して係合し得る突起またはリップ176を有した弾性ラッチ部材として構成されている。図1~図10に示す例では、アクチュエータ110は、ロック特徴174に対して係合可能な一つまたは複数の開口178(図10)を含む。ロック特徴174は、押込部材112の第二端部部分164がアクチュエータ110の内側穴180内に前進駆動された時には、内向きに撓み得るとともに、開口178の内部に導入された後には、外向きに撓むことができ、これにより、押込部材112とアクチュエータ110とを、スナップフィット接続によって結合する。
図10を参照すると、アクチュエータ110は、把持部分またはベース182を含むことができ、ベース182からは、一つまたは複数の延長部分/延長部材184、186が延びることができる。延長部材は、中央延長部材184(これは、開口178などの対応したロック特徴(単数または複数)を含むことができる)と、本明細書では直線状ガイド部材186(例えば、図示の例では、三つの直線状ガイド部材)と称される一つまたは複数のガイド部材と、を含むことができる。中央延長部材184は、内腔または内側穴180を有した円筒形の突起/チューブとして構成することができ、直線状ガイド部材186は、ベース182から延びているとともに中央延長部材184まわりにおいて周方向に配列された長尺矩形突起とすることができる。直線状ガイド部材186は、ハウジング108のリブ128どうしの間に位置した空間の形状に対して全体的に対応するよう、アクチュエータ110の径方向外側エッジに対して隣接した第一厚さから、中央延長部材184に対して隣接した直線状ガイド部材の径方向内側エッジに沿った、第一厚さよりも薄い第二厚さへと、テーパー形状とすることができる。ユーザは、ベース182を握り得るとともに、アクチュエータ110に対して押し込み力を印加することにより、図1において矢印188によって表されているように、押込部材112をハウジング108内へと押し込むことができる。いくつかの例では、ベース182は、保持リング140の把持インターフェース150と同様の把持インターフェースを含むことができる。図2に最も明瞭に見られるように、いくつかの例では、ベース182は、ベース182の厚さ内へと延びた凹所190を含むことができる。
図示の例では、圧縮デバイス100は、実質的に円形の断面を有した構成要素によって示されているけれども、他の例では、構成要素は、任意の様々な断面形状(例えば、正方形、長方形、卵形、三角形、等)を有することができる。
使用時には、圧縮デバイス100を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング108内へと挿入することができる。押込部材112およびアクチュエータ110は、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合するよう、人工弁1000に対して位置合わせすることができる。図2に示すように、ハウジング108と、押込部材112と、アクチュエータ110とは、送達装置102のシャフト104まわりにおいて同軸的に位置決めすることができる。アクチュエータ110は(ひいては押込部材112は)、ユーザが例えばハウジングとアクチュエータとを一緒に軸線方向に押し込むことなどによって、ハウジング108内へと軸線方向に前進駆動することができる。アクチュエータ110がハウジング108に対して前進駆動された際には、押込部材112がハウジング108内へと前進し、これにより、人工弁1000が、ハウジング108の漏斗セグメント124を通して、出口122の向きへと押し込まれる。人工弁1000が漏斗セグメント124を通して押し込まれた際には、人工弁は、少なくとも部分的に径方向に圧縮されるとともに、出口122を通して外向きに押し出される。
図1~図10の例では、アクチュエータおよび押込部材は、ユーザによって(例えば、手によって、または、万力などの押圧デバイスを使用して)アクチュエータに対して印加された軸線方向を向く力によって、ハウジングに対してアクチュエータを大きく回転させることなく、ハウジング内へと駆動される。特定の例では、アクチュエータのガイド部材186を、ハウジングのリブ128どうしの間に位置したチャネル内へと挿入することにより、弁が圧縮される際にハウジングに対してアクチュエータが回転することを防止または実質的に防止することができる(例えば、ハウジングとアクチュエータとは、これらが一緒に前進駆動される際に、例えば5°以下の分だけなどのように、10°以下の分だけ、互いに対して回転する)。換言すれば、ガイド部材は、圧縮動作時に、ハウジング108とアクチュエータ110との間における角度的位置合わせを維持することができる。いくつかの例では、人工弁1000は、圧縮デバイス100から、送達装置のシース(図2に示すシース106など)内へと、直接的に押し込まれることができる。他の例では、人工弁1000は、弁保持部材に対して、例えば送達装置1100の弁保持部材1110に対して、結合されることができ、別個の装填アセンブリ(図53に示す装填アセンブリ2400など)を使用することにより、人工弁1000を、完全な圧縮構成へと圧縮し得るとともに、送達装置のシース/カプセル内へと装填することができる。この追加的な圧縮装填ステップについては、図60~図69に関して、さらに詳細に説明する。
いくつかの例では、アクチュエータ110および/または押込部材112は、選択された圧縮構成(例えば、部分的な圧縮、または、完全な圧縮)へと人工弁1000が到達した後にはアクチュエータ110(および/または、押込部材112)とハウジング108とが一緒にロックされ得るよう、ハウジング108上の対応した係合機構に対して着脱可能に係合するように構成された係合機構を、さらに含むことができる。これにより、ユーザは、人工弁1000の弾性スプリング力が押込部材112をハウジング108から押し出してしまうことなく、アクチュエータ110を解放することができ、人工弁が、非圧縮構成へとまたは部分的な圧縮構成へと、弾性的に復帰することを可能とする。例えば、アクチュエータ110の直線状ガイド部材186は、ハウジング108内の一つまたは複数の対応した開口に対して係合することでハウジングとアクチュエータとを選択された位置(例えば、人工弁が部分的にまたは完全に圧縮された時)(例えば、人工弁が部分的にまたは完全に圧縮された時)で一緒にロックするように構成された一つまたは複数の弾性ラッチ(上記で説明したラッチ174と同様のもの)を含むことができる。他の例では、様々な他のタイプの係合機構を使用することができる。いくつかの例では、ハウジング108およびアクチュエータ110は、人工弁が出口122の内部に配置されているような(換言すれば、人工弁が出口を通して部分的にしか進んでいないような)選択された位置で、一緒にロックすることができる。このような構成により、ユーザは、人工弁が弾性的に拡張して押込部材112を入口端部分116から押し出すことなく、圧縮デバイス100を解放することで、人工弁の接続特徴を、送達装置の係合特徴に対して接続することができる。
本明細書で開示する任意のまたはすべての圧縮デバイスは、有利には、圧縮デバイスを一人で操作することを可能とし得るとともに、人工弁を圧縮して装填するための/人工弁を送達装置に対して結合するための、反復可能で予測可能な手順を可能とすることができる。人工弁のいくつかの例は、送達装置の係合特徴に対する着脱可能な接続を形成する接続特徴を含むことができる(接続特徴は、人工弁の、押込部材に対して係合する端部とは反対側の端部のところに、配置される)(例えば、以下でさらに詳細に説明するような、人工弁1000の接続アーム1012を参照されたい)。特定の例では、人工弁の接続特徴は、送達装置の係合特徴に対する回転的位置合わせを維持しながら、径方向に圧縮されることができる。デバイス100などの圧縮デバイスは、一人の操作者が、人工弁の接続特徴と送達装置の係合特徴との回転的位置合わせを維持しながら、人工弁の圧縮を制御することを可能とする。人工弁が、圧縮デバイス100の出口122から前進駆動される際には、操作者は、人工弁の接続特徴を、送達装置の係合特徴に対して、接続することができる。
いくつかの例では、図2に示す例などのように、人工弁を、圧縮デバイス100の出口122を通して、送達装置102のシース106内へと、前進駆動することができる。シース106は、人工弁を送達構成で収容するように構成されたチューブ状構造とすることができる。その後、圧縮デバイス100は、圧縮デバイス100を内側シャフト104から遠位向きに(矢印191の向きに)スライドさせることによって、または保持リング140を取り外すことでハウジング108の側部114どうしを分離させることによって、送達装置102から取り外すことができる。押込部材112およびアクチュエータ110は、例えば、これらが送達装置の遠位端から取り外されるまでこれらを内側シャフト104に対して遠位向きにスライドさせることによって、これらが送達装置102からスライド除去され得るよう充分に大きな内側穴を有することができる。
他の例では、図37に関して説明したものなどのように、人工弁を、圧縮デバイス100の出口122を通して前進駆動し得るとともに、弁保持部材(例えば、送達装置1100の部材1110)に対して結合することができる。このように結合した後には、圧縮デバイス100を、送達装置から取り外すことができ(例えば、圧縮デバイス100を内側シャフト104から遠位向きに(矢印191の向きに)スライドさせることによって、または、保持リング140を取り外すことで、ハウジング108の側部114どうしを分離させることによって)、別個の圧縮装填アセンブリ(例えば、装填アセンブリ2400)を使用することにより、人工弁を、送達装置のカプセル/シース内へと前進駆動することができる。
人工弁1000が送達装置内へと装填された後には、送達装置102を、患者の血管系内へと挿入し得るとともに、送達装置102を使用することで、従来的な技法を使用して、人工弁1000を、所望の移植位置へと経皮的に送達することができる。送達装置102の遠位端は、患者内への送達装置102の挿入を容易とするために、既に患者内へと挿入済みの導入器シースなどの別のデバイス内へと、挿入することができる。
いくつかの例では、圧縮デバイス(例えば、圧縮デバイス100)と送達装置102と人工弁(例えば、人工弁1000)とを含むシステムは、送達装置上へと同軸的に取り付けられた完全組立済み圧縮デバイスの内部に人工弁が予め装填された状態で、製造業者からエンドユーザーへと、包装されて出荷されることができる。いくつかの例では、システムは、滅菌パッケージをさらに含むことができ、この滅菌パッケージは、送達器具の遠位端部分上に取り付けられた圧縮デバイスと、この圧縮デバイス内に予め装填された人工弁と、を収容しているとともに、さらに、送達装置の全体を、または、送達装置の、圧縮デバイスと人工弁とが上部に取り付けられた遠位端部分のみを、収容している。他の例では、システムは、人工弁がシース106内へと装填された後に送達装置102を患者内へと挿入することを補助するために、導入器シースなどの別のデバイスをさらに含むことができる。いくつかの例では、システムは、他の構成要素と共に包装された圧縮装填アセンブリ(例えば、図53に示す圧縮装填アセンブリ2400)を、さらに含むことができる。
いくつかの例では、人工弁(人工弁1000など)は、圧縮デバイス100(または、本明細書で開示する任意の他の圧縮デバイス)の内部に配置される前に、部分的な圧縮構成とすることができる。例えば、人工弁は、圧縮デバイス100内へと組み付ける前に、別の圧縮器具を使用して、部分的な圧縮構成へと、予め圧縮することができる。部分的な圧縮構成では、人工弁は、拡張構成における外径と送達構成における外径との間とされた外径を有している。いくつかの例では、人工弁は、部分的な圧縮構成では、拡張構成における外径よりも、送達構成における外径に対して、より近い外径を有することができる。例えば、部分的な圧縮構成とされた人工弁1000は、拡張構成から送達構成への道のりにおいて約75%へと圧縮されたものとすることができる。圧縮デバイス100は、また、人工弁を中間的な部分圧縮構成へと初期的に事前圧縮することなく、拡張構成から送達構成へと圧縮するように構成することもできる。
図11~図12は、上記で説明したアクチュエータ110に代えて使用され得る、または上記で説明したアクチュエータ110に加えて使用され得る、別の例をなすアクチュエータ200を図示している。アクチュエータ200は、ベースプレート/ベース部材202と、ベース部材202の第一面210から軸線方向に延びた第一延長部材/第一延長部分204と、を含むことができ、ここで、第一延長部材204は、押込部材112の弾性ロック特徴174に対して係合するように構成された一つまたは複数の開口206を含む。アクチュエータ200は、第一面210から延びているとともに第一延長部材204まわりにおいて同軸的に位置決めされた第二延長部材/第二延長部分208を、さらに含むことができる。よって、図示の例では、第一延長部材204は、内側延長部材として構成することができ、第二延長部材208は、ベース部材202の外周縁まわりに配置された外側延長部材として構成することができる。特定の例では、第二延長部分208の内径は、ハウジング108の外径よりも大きなものとすることができる。図11~図12に示す例では、各延長部材204、208は、それぞれ対応した内側穴212(図12)、214を含む円筒形状の/チューブ形状の延長部材とすることができる。他の例では、延長部材204、208は、正方形、長方形、卵形、三角形、等の、任意の様々な他の断面形状を有することができる。
図12に示すように、第一円筒形延長部材204は、第一面210に対して測定した際に、第二円筒形延長部材208の高さHよりも低い高さHを有することができる。押込部材112は、中央部分184に関して上述したのと同じ態様で、第一円筒形延長部材204に対して着脱可能に結合することができる。いくつかの例では、図示した例などのように、押込部材112の第一端部部分162は、第二円筒形延長部材208の第一部分/開口端部分216を超えて延びることができる。図示のように、ベース部材202の第二面218は、凹所220を、例えば半球状の凹所を、含むことができる。凹所220は、アクチュエータ200を前進駆動するためにユーザがアクチュエータ200上に指を置くための人間工学的な面を提供することができる。
アクチュエータ200は、押込部材112およびハウジング108と組み合わせて使用することで、アクチュエータ110に関して上述したのと同じ態様で、人工弁(例えば、人工弁1000)を圧縮することができる。例えば、アクチュエータ200とハウジング108とが一緒に前進駆動される際には、ハウジング108は、第二円筒状延長部分208の内部へと、少なくとも部分的に受けられることができる。このような構成により、有利には、押込部材112を、ハウジングの長手方向軸線A(図2B)に沿って中心合わせすることができ、これにより、押込部材112は、圧縮時には、人工弁に対して位置合わせされる。
図13~図15は、上記で説明したアクチュエータ110に代えて使用され得る、または上記で説明したアクチュエータ110に加えて使用され得る、別の例をなすアクチュエータ300を図示している。アクチュエータ300は、アクチュエータ300が、ガイド306などのガイド部材をさらに含む点を除いては、上記で説明したアクチュエータ110と同様のもの(例えば、ベース182と、開口178を有した中央延長部材184と、直線状ガイド部材186と、を含む)とすることができる。
ガイド306は、ベース部分/ベース部材302に対して結合されているとともにベース部分/ベース部材302から延びた長尺部材として、構成することができる。各ガイド306は、第一端部部分308と、ベース部材302に対して隣接した第二端部部分310と、を含むことができる。第二端部部分310は、ベース部材302を内部に受け得るサイズとされた開口を有したブラケット312として構成された結合部分を介して、ベース部材302に対して着脱可能に結合することができる。一つまたは複数の開口部314を、第二端部部分310内に配置することができ、これにより、締結部材が開口部を通して延びることで、各ガイド306をベース部材302に対して結合することができる。ガイド306のそれぞれは、ガイド306の長さに沿って少なくとも部分的に延びた長尺開口またはスロット316を含むことができる。
アクチュエータ300は、各ガイド306に対して対をなすものとされた一つまたは複数のスライド可能部材318(スペーサ部材とも称される)を、さらに含むことができる。図14を参照すると、スライド可能部材318は、メイン部分320と、突出部分または突起322と、を含むことができる。突起322は、図13に示すように、それぞれ対応したガイド306のスロット316内へと延びるようなかつスロット316の内部に着座するようなサイズとすることができ、これにより、スライド可能部材318は、ガイド306に対して軸線方向にスライドすることができる。各スライド可能部材318は、図15に示すように、スライド可能部材318をハウジング108に対して結合するために締結部材が内部に配置され得る開口部または開口324を含むことができる。例えば、締結部材の端部は、ハウジング108の外面144に対して係合することができる、および/または、締結部材は、ハウジング108の外面144内の対応した開口内へと延びることができる。図13に示すように、各ガイド306およびスライド可能部材318は、ハウジング108の湾曲した外周に対応するなどのように、湾曲した断面形状を有することができる。
図13~図15に示すように、図示の例では、アクチュエータ300は、ベース部材302の周縁まわりにおいて互いに等間隔で配置された三つのガイド306を有することができる。他の例では、アクチュエータ300は、より多数のまたはより少数のガイド306を有することができ、それらガイド306は、ベース部材302の周縁まわりにおける任意の位置および/または間隔で、離間して配置することができる。
使用時には、人工弁1000がハウジング108内へと挿入された後に、アクチュエータ300を、ハウジング108に対して位置合わせすることができ、これにより、スライド可能部材318が、ハウジング108の外面に対して隣接して配置されるとともに、押込部材112が、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合する。このように位置合わせされた状態で、締結部材を、スライド可能部材318の開口324を通して締め付けることで、アクチュエータ300をハウジング108に対して結合することができる。ユーザが、アクチュエータに対して、力(例えば、押込力)を印加した際には、ハウジング114とアクチュエータ300とが、互いに向けて移動することにより、スライド可能部材318の突起322が、スロット316に沿ってスライド/移動するとともに、押込部材112が、ハウジング108内へと、軸線方向前方に前進駆動される。押込部材112は、ハウジング108を通して前進し続けることができ、これにより、人工弁1000が、ハウジング108を通して前進駆動される。スライド可能部材318の、ガイド部材のスロットに沿って移動する突起は、ハウジングとアクチュエータとが互いに押圧される際に、ハウジングとアクチュエータとの角度配向を維持することができ、互いに回転することを防止することができる。人工弁1000が漏斗セグメント124を通して押し出される際には、人工弁は、径方向に圧縮されており、出口122を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
いくつかの例では、ガイド306は、人工弁1000が完全圧縮位置へと到達した後に(例えば、押込部材112がハウジング108内へと完全に前進駆動された後に)、スロット316に対して移動しないようスライド部材318をロックするように構成された係合機構またはロック機構を、さらに含むことができる。これにより、ユーザは、人工弁1000の弾性スプリング力が押込部材112をハウジングから押し出すことなく、アクチュエータ300を解放することができる(これにより、人工弁が非圧縮構成または部分的な圧縮構成へと弾性的に復帰することが可能とされ得る)。例えば、スロット316は、第一の向き(例えば、押込部材112をハウジング108内へと前進させる向き)でタブを超える突起322の移動を可能とするような、かつ、第一の向きとは逆の第二の向き(例えば、押込部材112をハウジング108から退避させる向き)でタブを超える突起322の移動を阻止するような、一つまたは複数のラッチまたはタブ(例えば、角度付きの歯)を含むことができる。別の例では、ガイド306は、ユーザが圧縮手順を任意の時点で「一時停止」することを可能とするように構成された一つまたは複数の止めネジを含むことができる。開口324内の止めネジは、また、この目的のために使用することができる、および/または、ガイド部材は、ガイド部材に沿った離散的な移動増分を形成するために、戻り止め、カムローブ、等を含めた任意の様々な他の固定手段を含むことができる。
図16~図22は、別の例をなす圧縮デバイス400を図示している。圧縮デバイス400は、一般に、ハウジング108(上述と同様)と、外側ハウジングまたは外側シェル402と、押込部材112(上述と同様)を有したアクチュエータ404と、を含むことができる。図18に示すように、ハウジング108は、外側シェル402の内部に配置することができる。アクチュエータ404の一部は、シェル402の内面406とハウジング108の外面144との間に受けられ得るとともに、例えばアクチュエータ404の外面上のネジ山およびシェル402の内面上の相補的なネジ山などによって、前進駆動することができる。
図19~図20を参照すると、アクチュエータ404は、ベース408と、ベース408から延びた延長部分410と、を含むことができる。延長部分410は、内側穴412を規定している円筒状の延長部分として構成することができる。延長部分410の外面は、シェル402の内面406上に配置された対応したネジ山部分416(例えば、内部ネジ山)に対して係合するように構成されたネジ山部分414(例えば、外部ネジ山)を、含むことができる。
ベース408は、ユーザが容易に把持して使用するための把持インターフェース418を含むことができる。把持インターフェース418は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部420を含むことができる。図20に示すように、ベース408は、また、押込部材112の第二端部部分164が内部へと延び得る開口または開口部422を含むことができる。開口部422は、以下では棚424と称される環状面/肩部/フランジによって取り囲まれることができる。押込部材112は、弾性ロック特徴174を介して、ベース408に対して着脱可能に結合することができる。例えば、上述したように、ロック特徴は、リップ176(例えば、図7を参照されたい)を有した弾性ラッチとすることができる。ロック特徴174は、第二端部部分164が開口422内へと挿入される際には、内向きに撓むことができ、その後、リップ176が棚424に対して係合し得るよう、弾性的に復帰することができ、これにより、ベース408と押込部材112との間にスナップフィット接続を形成することができる。押込部材112とアクチュエータ404との間の接続は、押込部材112の対応した回転を引き起こすことなく、アクチュエータ404の回転を可能とするように構成することができる(例えば、押込部材112のアーム160が、ハウジング部分のリブ128どうしの間に位置している時)。換言すれば、アクチュエータ404が回転する際には、押込部材112は、アクチュエータ404と共に軸線方向に移動するけれども、リップ176が棚424に対してスリップまたは回転するように構成されていることのために、回転することがない。ベース408は、押込部材とアクチュエータとが互いに着脱可能に結合された時に押込部材112の第二端部部分164が内部へと延び得る凹所426を、さらに含むことができる。凹所426は、押込部材112をベース408から取り外すために、ユーザが弾性ロック特徴174に対してアクセスすることを可能とするようなサイズとすることができる。
図21を参照すると、図示の例では、シェル402は、ハウジング108の第一側部114および第二側部114と同様に、互いに分離可能とされた第一側部428および第二側部428を含むことができる。他の例では、シェル402は、分離可能な三つ以上の部分を有することができる、あるいは、一体部材として形成することができる。シェル402は、入口端部分430と出口端部分432とを含むことができる。出口端部分432は、ハウジングがシェルの内部に配置された時にハウジング108の出口122に対して位置合わせするように構成された開口部または出口434(図17)を含むことができる。図17に示すように、出口434は、ハウジング108の出口122よりも大きな直径を有することができ、これにより、例えば、送達装置102のシース106は、ハウジングの出口端部分に対して直接的に当接し得るとともに、出口122を取り囲むことができる。
シェル402は、内側穴を有した全体的に円筒形状を有することができる。上述したように、シェル402の内面406は、アクチュエータ404の対応したネジ山部分414に対して係合するように構成されたネジ山部分416を含むことができる。図示の例では、シェル402の各側部428は、これらが一緒に配置された時に全体的に円筒形状またはチューブ形状を形成するよう、半円筒を含むことができる。第一側部428および第二側部428は、保持部材または保持リング438(例えば、ハウジング108の保持リング140と同様のもの)を介して、互いに結合することができ、この保持部材または保持リング438は、両側部428を包囲し得るとともに、両側部428を互いに着脱可能に保持することができる(図17および図18)。保持部材438は、ハウジングの両側部428の近位端部分(例えば、出口434に対して軸線方向に位置合わせされる)上をスライドするようなかつそのような近位端部分に対して摩擦係合を形成するようなサイズとすることができ、これにより、ハウジングの両側部428を、組み立てられた位置で保持することができる。
図21を参照すると、シェル402の各側部428は、ハウジング108がシェル402内に受けられた時にシェル402に対するハウジング108の回転を防止もしくは緩和するように構成された一つまたは複数の位置合わせ特徴440を含むことができる。図示の例では、各位置合わせ特徴440は、シェル402の内面上に配置されているとともに入口436に向けて延びた突起とすることができる。位置合わせ特徴440は、径方向外側端部442における第一幅から、径方向内側端部444におけるより小さな第二幅へと、テーパー形状とされた楔形状を有することができ、これにより、位置合わせ特徴440は、ハウジング108の出口端部分内の対応した凹所192(図4)内へと延びることができる。凹所192は、リブ128どうしの間に規定することができる、および/または、リブ128によって規定することができる(例えば、リブ128の中空内部の中へと延びることができる)。図22に示すように、ハウジング108が、シェル402の内部に配置されるとともに、位置合わせ特徴(単数または複数)に対して位置合わせされた時には、周方向に延びた空間Sを、ハウジング108の外面144とシェル402の内面406との間に、規定することができる。図18に示すように、アクチュエータの延長部分410のネジ山は、シェル402のネジ山に対して係合することができ、これにより、アクチュエータ404は、空間Sの内部で前進することができ、これにより、押込部材112を、ハウジング108内へと前進駆動することができる。したがって、アクチュエータ404は、ハウジング108(弁を圧縮する漏斗セグメント124を含む)に対して結合されておらず、むしろ、アクチュエータの延長部分410の内面446(図20)は、アクチュエータ404とシェル402とが互いに螺着された際には、ハウジング108の外面144に対して軸線方向に移動することができる。
使用時には、ハウジング108は、位置合わせ特徴440に対して係合するようにしてシェル402の内部に配置されることができ、人工弁1000は、ハウジング108内へと挿入することができる。押込部材112は、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合するように、人工弁1000に対して位置合わせすることができる(例えば、ハウジング108のリブ128どうしの間において)。このように位置合わせされた状態で、アクチュエータ404の延長部分410を、空間S内へと挿入することができ、これにより、アクチュエータのネジ山部分414を、シェル402のネジ山部分416に対して係合させる。アクチュエータ404を回転駆動した際には、両ネジ山部分414、416は、回転を、軸線方向移動(例えば、並進/押込)へと変換し、これにより、押込部材112を、ハウジング108内へと軸線方向前方向きに前進駆動することができる。アクチュエータ404は、シェル402に対して前進し続けることができ、これにより、押込部材112が前進駆動され、したがって、人工弁1000が、ハウジング108を通して押し出される。人工弁1000が漏斗セグメント124を通して押し出される際には、人工弁は、径方向に圧縮されており、出口122を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。特定の例では、アクチュエータ404は、圧縮プロセス時には、ハウジング108に対して直接的に接触することがない。
図23~図25は、別の例をなす圧縮デバイス500を図示している。圧縮デバイス500は、一般に、メインボディ503(弁圧縮部分とも称される)と延長器部分504(ドライバ結合部分またはアクチュエータ結合部分とも称される)を有したハウジング502と、アクチュエータ506と、アクチュエータに対して着脱可能に結合される押込部材508と、を含むことができる。押込部材508は、押込部材112と比較した時に押込部材508が長尺ステム510を有している点を除いては、上記で説明した押込部材112と同じ(例えば、第一端部部分511と第二端部部分513とを有したステム510と、それぞれが座部514を有した複数のアーム512と、を含む)とすることができる。
図25を参照すると、アクチュエータ506(押込部材508に対して結合して示されている)は、ベース516と、ベース516から延びた延長部分/延長部材518と、を含むことができる。ベース516は、ユーザが把持するための把持インターフェース520を含むことができる。把持インターフェース520は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部522を含むことができる。図示のように、ベース516は、また、押込部材508の第二端部部分513が内部へと延び得る開口または開口部524を含むことができる。開口部524は、押込部材をアクチュエータ506に対して着脱可能に結合するために、弾性ロック特徴528(弾性ロック特徴174に関して上述したものと同様)に対して係合し得る面/肩部/棚526によって取り囲まれることができる。延長部分518は、押込部材508が内部へと延び得る内側穴519(図76)を規定している円筒状の延長部分として構成することができる。延長部材518の外面は、ハウジング502の延長器部分504の内面上に配置された対応したネジ山部分532(図24)に対して係合するように構成されたネジ山部分530を含むことができる。
図24を参照すると、ハウジング502のメインボディ503は、メインボディ503が、メインボディ503の入口端536(図23)から延びた延長器部分504を含む点を除いては、あるいはそのような延長器部分504に対して結合されている点を除いては、上記で説明したハウジング108(例えば、内側漏斗セグメント505(図76)と、複数のリブと、を含む)と同様のものとすることができる。延長器部分504は、内側穴538を含む実質的に円筒形の部材とすることができる。図示の例では、延長器部分504は、メインボディ503の直径よりも大きな直径を有している。しかしながら、他の例では、図74~図76の例に示すものなどのように、延長器部分504の直径は、メインボディ503の直径に対して、実質的に等しいものとすることができる。図23に示す例では、延長器部分504は、延長器部分504の直径からメインボディ503の直径へとテーパー形状とされたテーパー形状部分540を含むことができる。
ハウジング502は、第一側部542および第二側部542(図24)を含むことができ、これら側部542どうしは、保持リング140および側部114に関して上述したように側部542を包囲するように構成されたかつそれらを着脱可能に一緒に保持するように構成された保持リング544(図23)を介して、結合/保持することができる。延長器部分504の入口端部分546は、ユーザが把持して使用するための把持インターフェース548を含むことができる。把持インターフェース548は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部550を含むことができる。
上述したように、延長器部分504の内面は、アクチュエータのネジ山部分530に対して係合するように構成されたネジ山部分532を含むことができる。使用時には、人工弁1000がハウジング502のメインボディ503内へと挿入された後に、押込部材508を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合することができる。このように位置合わせされた状態で、押込部材508を、アクチュエータ506のネジ山530が延長器部分504のネジ山532に対して係合するまで、延長器部分504を通してハウジング502内へと挿入することができる。このように係合した状態で、アクチュエータ506を、回転させることができ、ネジ山部分は、その回転を、押込部材508の軸線方向移動(例えば、押し込むこと)へと変換することができ、これにより、押込部材を、メインボディ503内へと軸線方向に前進駆動することができ、これにより、人工弁1000を、メインボディ503を通して押し込むことができる。人工弁1000が、メインボディの漏斗セグメントを通して押し込まれる際に、人工弁は、径方向に圧縮され、出口509(図76)を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
上述したように、図74~図76は、ハウジング502の延長器部分504(ドライバ結合部分またはアクチュエータ結合部分とも称される)が、メインボディ503の外径に対して実質的に等しい外径を有しているような、圧縮デバイス500の別の例を図示している。図76を参照すると、ハウジング502のメインボディ503は、メインボディ503が延長器部分504を含む点を除いては、ハウジング108と同様のもの(例えば、複数のリブを有した内側漏斗セグメント505を含む)とすることができる。図示の例では、延長器部分504は、メインボディ503に対して一体的に形成されている。しかしながら、他の例では、延長器部分504は、メインボディとは別個に形成され得るとともに、メインボディに対して、恒久的にまたは着脱可能に結合することができる。
延長器部分504は、内側穴538を含む実質的に円筒形の部材とすることができる。図74~図76に示す例では、延長器部分504は、メインボディ503の外径に対して実質的に等しい外径を有している。延長器部分504の内面は、アクチュエータ506の外面上の対応したネジ山部分530に対して係合するように構成されたネジ山部分532を含むことができる。
いくつかの例では、図74~図76に示すように、メインボディ503の外面は、周方向に延びた複数の隆起部507を含むことができる。隆起部507は、ユーザによる把持を容易とすることができる。特定の例では、ハウジング502は、またはその一部(単数または複数)は、人工弁が漏斗を通して押し出される際に人工弁の観察を容易とするよう、透明とすることができる。
図26~図29は、別の例をなす圧縮デバイス600を図示している。圧縮デバイス600は、一般に、ハウジング108(上述と同様)と、アクチュエータ602と、アクチュエータ602に対して着脱可能に結合される押込部材112(上述と同様)と、を含むことができる。
図27を参照すると、アクチュエータ602は、中央開口606を含むベース部材604として構成されたネジ山付きガイド部材と、ベース部材604から延びているとともにベース部材の周縁まわりに配置された複数の延長部材608と、以下ではつまみネジ610と称される長尺ネジ山付き部材として構成されたアクチュエータ部材と、を含むことができる。図示の例では、アクチュエータ602は、周縁まわりにおいて等間隔で離間して配置された三つの延長部材608を含む。しかしながら、他の例では、アクチュエータ602は、より多数のまたはより少数の延長部材を含むことができ、それら延長部材は、任意の構成で離間して配置することができる。
各延長部材608は、長尺部材とされ得るとともに、第一端部部分612と、ベース部材に対して結合された第二端部部分614と、を有している。第一端部部分612は、図26に示すように、アクチュエータ602をハウジング108に対して結合するための手段を含むことができる。例えば、図示の例では、第一端部部分612は、アクチュエータ602をハウジング108に対して結合するために、内部を通して締結部材618が延び得る開口部616を含むことができる。図26に示すように、延長部材608は、ハウジング108の外面144に対して隣接して配置されることができ、締結部材618は、延長部材608を通して延びることで、ハウジング108がなす面に対して接触または係合することができ、これにより、ハウジング108に対して移動しないようにアクチュエータ602を拘束することができる。いくつかの例では、開口部616および締結部材618は、締結部材を回転駆動することによって締結部材を延長部材608に対して前進および/または後退させ得るよう、螺着することができる。各締結部材618は、ユーザが締結部材618を駆動することを可能とするように構成された把持部分またはハンドル620(例えば、ループ)を、さらに含むことができる。いくつかの例では、ハウジング108の外面144は、ハウジング108とアクチュエータ602とを互いにより強固に固定するために、内部へと締結部材618が延び得る開口または凹所を含むことができる。他の例では、例えば、各延長部材608は、ハウジング108内の対応した開口部もしくは凹所に対して係合するように構成された一体的な突起またはフック状端部を含むことができる。このような例では、延長部材608は、弾性的に可撓性とすることができ、これにより、ユーザは、延長部材608を曲げることで、ハウジングの開口部/凹所から突起を取り外すことができ、これにより、アクチュエータ602をハウジング108から切り離すことができる。
上述したように、アクチュエータ602のベース部材604は、ベース部材604の厚さを通して延びた中央開口606(図27)を含むことができる。開口606は、つまみネジ610の対応したネジ山部分622に対して係合するように構成されたネジ山部分(例えば、内面)を含むことができる。つまみネジ610は、長尺部材とされ得るとともに、第一端部部分624と、第二端部部分626と、ネジ山部分622を含む外面と、を有している。第二端部部分626は、ユーザによる把持および使用(例えば、回転駆動)を容易とするための把持インターフェース628を含むことができる。把持インターフェース628は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部630を含むことができる。
図28を参照すると、つまみネジ610は、つまみネジ610の長さに沿って軸線方向に延びた内側穴632を有することができ、これにより、圧縮デバイス600が送達装置102上に配置された時には、送達装置の一部(例えば、送達装置102の内側シャフト104)が、内側穴632を通して延びることができる。つまみネジの第一端部部分624は、内部へと押込部材112の第二端部部分164が延び得る凹所634を含むことができる。凹所634は、押込部材112の遠位エッジ113(図7)が当接し得る第一環状肩部636と、押込部材112上の弾性ロック特徴174に対して係合することで押込部材の第二端部部分を凹所634内に保持するように構成された第二環状肩部638と、を含むことができる。弾性ロック特徴174の突起またはリップ176は、第二環状肩部638に対して係合することができ、これにより、これらは、押込部材112に対するつまみネジ610の回転運動を可能としつつも、つまみネジ610に対する押込部材112の軸線方向運動を阻止または軽減する。この構成により、つまみネジ610が回転駆動される際には(押込部材のアーム160と、ハウジング108のリブ128と、の係合によって補助される)、押込部材112は、同じ回転配向性を維持し得る一方で、つまみネジ610は、押込部材112をハウジング108内へと軸線方向に前進駆動することができる。
使用時には、圧縮デバイス600を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング108内へと挿入することができる。図26に示すように、アクチュエータ602の延長部材608は、ハウジング108の外面144に対して隣接して配置されることができ、締結部材618を駆動することで、アクチュエータ602をハウジング108に対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材112を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、つまみネジ610を回転駆動することができ、つまみネジのネジ山部分とベース部材604のネジ山部分とは、その回転を、つまみネジ610の軸線方向移動(例えば、押し込むこと)へと、ひいては押込部材112の軸線方向移動(例えば、押し込むこと)へと、変換することができ、これにより、押込部材112を、ハウジング108内へと軸線方向前方向きに前進駆動することができる。押込部材112をハウジング108内へと前進駆動することにより、人工弁1000が、ハウジング108の漏斗セグメント124を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、送達装置に対する結合のために、出口122を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図30A~図30Bは、別の例をなす圧縮デバイス700を図示している。圧縮デバイス700は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したデバイス600と同様のもの(例えば、ハウジング108と、つまみネジ704を有したアクチュエータ702と、を含む)とすることができる。
アクチュエータ702は、ネジ山付き開口部705を有したベース部材703(例えば、ガイド部材)と、ベース部材703から延びた一つまたは複数の延長部材706と、を含むことができる。延長部材は、第一端部部分708と第二端部部分712とを有することができる。特定の例では、延長部材706は、ハウジングの内面130に対して、係合または結合することができる。例えば、延長部材706のそれぞれは、ハウジング108の内面130内の対応した開口内へと延びるように構成された突起710を含むことができる。他の例では、延長部材706は、ハウジング108の内面130に対して摩擦係合を形成するよう、径方向外向きに付勢されることができ、これにより、アクチュエータ702をハウジング108に対して結合することができる。さらに他の例では、部材706は、図30Bに示すものなどのように、ハウジング108の外面に対して係合することで、ハウジングをアクチュエータ702に対して結合することができる。
いくつかの例では、圧縮デバイス700は、ハウジング108を通して人工弁を前進駆動するために、人工弁の隣接部分に当接して押し込むように構成された押込部材714を、例えばプレート部材を、含むことができる。いくつかの例では、押込部材714は、上記で説明した押込部材112などの押込部材とすることができる。つまみネジ704の第一端部部分716は、押込部材714の中央開口部を通して延びることで押込部材714とつまみネジ704とを互いに結合するように構成された係合部材718(例えば、ピン部材)を含むことができる。係合部材718は、つまみネジ704の回転駆動によって押込部材714の対応した回転移動が引き起こされないようにして、押込部材714に対して結合することができる。
つまみネジ704は、つまみネジの回転駆動によってベース部材703に対しての押圧部材714の軸線方向前進駆動が引き起こされるよう、対応したネジ山付き開口部705に対して係合するように構成されたネジ山部分720を含むことができる。圧縮デバイス700を使用することにより、圧縮デバイス600に関して上述したのと同様の態様で、人工弁を圧縮することができる。
図31~図33は、別の例をなす圧縮デバイス800を図示している。圧縮デバイス800は、ハウジング108(上述と同様)と、押込部材112(上述と同様)と、アクチュエータ802と、を含むことができる。
アクチュエータ802は、プランジャタイプのアクチュエータ(例えば、コーキングガンまたは他の同様のデバイス)とすることができ、ハンドル806に対して結合されたホルダ/フレーム/バレル部分804を有している。バレル部分804は、第一端部部分808と、ハンドル806に対して結合された第二端部部分810と、を有することができる。第一端部部分808は、ハウジング108に対して着脱可能に結合するように構成された保持部材812を含むことができる。
図示の例では、保持部材812は、ハウジング108の周縁に対応した環状形状を有することができる。しかしながら、他の例では、保持部材812は、ハウジングの外周に対応するように構成された任意の形状を有することができる。いくつかの例では、ハウジングおよび保持部材は、これら二つの構成要素が互いに着脱可能に結合されることを可能とするそれぞれ対応した係合特徴を含むことができる。例えば、ハウジング108は、保持部材812内の凹所内へともしくは開口部内へと延びるように構成された一つまたは複数の突起814を含むことができる、ならびに/あるいは、保持部材812は、ハウジング108内の凹所内へとまたは開口部内へと延びるように構成された突起を含むことができる。他の例では、ハウジング108は、摩擦係合を使用して、保持部材によって保持されることができる。いくつかの例では、保持部材812は、保持リング140に代えて、または保持リング140に加えて、使用することができる。保持部材812は、ハウジング108の出口122に対して位置合わせするように構成された開口部または出口811を、さらに含むことができる。図31に示すように、出口811は、例えば、ハウジング108の出口122よりも大きな直径を有することができ、これにより、送達装置102のシース106は、ハウジングの出口端部分に対して直接的に当接し得るとともに、出口122を取り囲むことができる。
ハンドル806は、プランジャとして構成されたアクチュエータ部材816と、トリガ部材818と、を含むことができる。例えば、いくつかの例では、ハンドル806は、コーキングガンにおけるハンドルと同様のものとすることができる。トリガ818は、ユーザによって駆動された時には(例えば、引っ張られた時には)、アクチュエータ部材816を前進駆動するように構成することができる。例えば、トリガが引かれるたびに、アクチュエータ部材816は、第一の向きに(例えば、ハウジング108に向けて)増分的に前進駆動され得るとともに、逆の第二の向き(例えば、ハウジング108から離間する向き)には移動しないよう、拘束されることができる。いくつかの例では、トリガは、アクチュエータ部材を、前進させることができる、および/または、後退させることができる。例えば、トリガが押し下げられた時には、ユーザは、アクチュエータ部材を、ハウジングから離間する向きに引くことで、アクチュエータ部材を後退させることができる。特定の例では、アクチュエータ部材816は、押込部材112に対して着脱可能に結合するように構成された延長器820に対して、恒久的にまたは着脱可能に結合することができる。
図32を参照すると、延長器820は、ベース部分822と、中央延長部材824と、押込部材ホルダ826と、延長器820の長さに沿って延びた内側穴828と、を含むことができる。ベース部分822は、図31に示すように、アクチュエータ部材816に対して結合することができる。押込部材ホルダ826は、押込部材112の第二端部部分164が内部へと延び得る内側凹所830を含むことができる。凹所830は、押込部材112の遠位エッジ113(図7)が当接し得る第一環状肩部832と、押込部材112上の弾性ロック特徴174に対して係合することで押込部材の第二端部部分を凹所830の内部に保持するように構成された第二環状肩部834と、を含むことができる。弾性ロック特徴174の突起またはリップ176は、第二環状肩部834に対して係合することができる。押込部材112は、延長器820の内部で回転することができ、これにより、ユーザは、押込部材112のアーム160を、人工弁に対して手動で位置合わせすることができ、人工弁の隣接した端部部分に対して係合させることができる。アクチュエータ部材816がトリガ818を使用して前進駆動される際には、アクチュエータ部材816は、延長器820を(ひいては押込部材112を)、ハウジング108に対して前進駆動する。
使用時には、圧縮デバイス800を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング108内へと挿入することができ、ハウジング108は、アクチュエータの保持部材812内へと挿入することができる。ユーザは、トリガ818を駆動することにより、押込部材112が人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合するまで、アクチュエータ部材816を(ひいては延長器820および押込部材112を)前進駆動することができる。ユーザは、トリガ818を駆動し続けることで、ハウジング108を通して押込部材を前進駆動することができ、これにより、人工弁を前進駆動する。人工弁1000が、ハウジングの漏斗セグメント124を通して押し出される際には、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口122を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。特定の例では、延長器部材820は、またはその一部(例えば、押込部材ホルダ826)は、プランジャ部材816の端部部分などの、プランジャ部材816の一体部分とすることができる。
図34~図35は、別の例をなす圧縮デバイス900を図示している。圧縮デバイス900は、ハウジング108(上述と同様)と、押込部材112(上述と同様)と、アクチュエータ902と、を含むことができる。アクチュエータ902は、加圧された液圧流体を使用して押込部材112をハウジング108内へと前進駆動するように構成された液圧アクチュエータとして構成することができる。特定の例では、液圧流体は、シリンジを使用することなどにより、アクチュエータ902内へと圧送されることができる。
アクチュエータ902は、流体チャンバ904とピストン906とを含むことができる。ピストン906は、押込部材112の弾性ロック特徴174に対して係合することで押込部材とピストンを互いに着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の開口910を有した第一端部部分908(例えば、ピストンのシャフト部材上に)を有することができる。ピストン906の第二端部部分912は、流体チャンバ904の形状に対応した外周縁を有したディスク形状のピストンヘッド914として構成することができる。ピストンヘッド914は、流体チャンバ904の内部で移動し得るサイズであり、かつ、ピストンヘッド914の周縁を通して流体が漏れ得ないよう、チャンバ壁に対してシールを形成するようなサイズ、とすることができる。換言すれば、ピストンヘッド914の外径は、流体チャンバ904の内径に対して、実質的に等しいものとすることができる。いくつかの例では、ピストンヘッド914は、ピストンヘッド914の外周縁まわりに配置された、一つまたは複数の、Oリングまたは他のシール部材915を、さらに含むことができ、これにより、ピストンヘッドの周縁を通して流体が漏れることを阻止するよう、ピストンヘッドをシールすることを補助することができる。
流体チャンバ904は、第一端部部分916と第二端部部分918とを含むことができる。図示の例では、チャンバ904は、円筒形とされているけれども、他の例では、流体チャンバは、任意の様々な形状を有することができる。第一端部部分916は、図34~図35に示すように、ピストン906の第一端部部分908が内部を通して延びることを可能とするように構成された開口または開口部920を含むことができる。第二端部部分918は、例えば、高圧シリンジ(例えば、図51に示すシリンジ2208を参照されたい)といったようなシリンジなどの、流体分注デバイス、流体リザーバ、またはポンプに対して(例えば、可撓性チューブを使用して)流体的に結合するように構成された注入口922を含むことができる。特定の例では、シリンジは、Atrion QL(登録商標)シリンジとすることができる。
流体チャンバ904は、第一端部部分916から延びているとともに第一端部部分916の周縁まわりに配置された複数の延長部材924を、さらに含むことができる。図示の例では、アクチュエータ902は、周縁まわりにおいて等間隔で離間して配置された三つの延長部材924を含む。しかしながら、他の例では、アクチュエータ902は、より多数のまたはより少数の延長部材を含むことができ、それら延長部材は、任意の構成で離間して配置することができる。
各延長部材924は、長尺部材とされ得るとともに、第一端部部分926と、流体チャンバ904に対して結合された第二端部部分928と、を有している。第一端部部分926は、アクチュエータ902をハウジング108に対して結合するための手段を含むことができる。例えば、図示の例では、第一端部部分926は、第一端部部分926をハウジング108に対して結合するために、内部を通して締結部材930が延び得る開口部を含むことができる。図34に示すように、延長部材924は、ハウジング108の外面144に対して隣接して配置されることができ、締結部材930は、延長部材924を通して、ハウジング108内の対応した凹所内へとまたは開口内へと、延びることができ、これにより、ハウジングに対して移動しないようにアクチュエータを拘束することができる。他の例では、締結部材は、延長部材を通して延びることで、ハウジング108の外面に対して、摩擦的に接触または係合することができる。各締結部材930は、ユーザが締結部材930を駆動/回転駆動することを可能とするように構成された把持部分またはハンドル932(例えば、ループ)を、さらに含むことができる。他の例では、例えば、各延長部材924は、ハウジング108内の対応した開口部もしくは凹所に対して係合するように構成された一体的な突起またはフック状端部を含むことができる。このような例では、延長部材924は、弾性的に可撓性とすることができ、これにより、ユーザは、延長部材924を曲げることで、ハウジング108の開口部/凹所から突起を取り外すことができ、これにより、アクチュエータ902をハウジング108から切り離すことができる。いくつかの例では、延長部材924の開口部と締結部材930とは、締結部材を回転駆動することによって締結部材930を延長部材924に対して前進および/または後退させ得るよう、螺着することができる。
使用時には、圧縮デバイス900を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング108内へと挿入することができる。アクチュエータ902の延長部材924は、ハウジング108の外面144に対して隣接して配置されることができ、締結部材930を駆動することで(例えば、ハンドル932を使用して)、アクチュエータ902をハウジングに対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材112を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、流体リザーバを駆動することにより(例えば、シリンジのプランジャを押し下げることにより、あるいは、ポンプを起動することにより)、流体(例えば、生理食塩水)を、注入口922を介して流体チャンバ904内へと分注することができる。流体チャンバ904が流体によって充填される際には、圧力によってピストン906が前進駆動され、これにより、押込部材112が、ハウジング108内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材をハウジング内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング108の漏斗セグメント124を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口122を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。特定の例では、動作流体は、水性液体(例えば、生理食塩水)などの液体とすることができる、あるいは、気体(例えば、窒素、二酸化炭素、等などの、圧縮された不活性ガス)とすることができる。
いくつかの例では、本明細書で開示する圧縮デバイス(例えば、圧縮デバイス100、200、300、400、500、600、700、800、900、等)におけるすべての構成要素は、使い捨てとすることができる。他の例では、本明細書で説明する任意の圧縮デバイスにおける一つまたは複数の構成要素は、再利用可能なものとして構成することができる。例えば、各圧縮デバイスのアクチュエータ(例えば、液圧アクチュエータ902、およびプランジャタイプのアクチュエータ802)は、複数の人工弁に対して何度にもわたって再利用可能であるように構成することができる。
本明細書で説明する任意のまたはすべての圧縮デバイスアセンブリの構成要素は、射出成形されたプラスチックなどのポリマー材料から形成することができる。特定の例では、一つまたは複数の構成要素は、また、三次元印刷によって、または他の追加的な製造プロセスによって、形成することもできる。特定の例では、大きな応力、大きな摩擦、または同種のものを受ける構成要素は、あるいはそのような構成要素の各部分は、求められる特定の特性に応じて、金属、セラミック、等などの他の材料を含むことができる。
図36は、本明細書で開示する任意の圧縮デバイスを使用して圧縮され得るような、例示的な人工弁1000に関する側面図である。人工弁1000は、径方向に拡張可能かつ圧縮可能な金属フレーム1002を含み、このフレーム1002は、複数の弁尖1004を、フレームの内部で支持する。いくつかの例では、フレーム1002は、内側フレーム部分と外側フレーム部分とを含むことができる。人工弁1000は、また、フレーム1002の外側上に固定されたシール部材1006でありかつ天然弁輪に対するシールを形成するように構成されたシール部材1006(例えば、布製のスカート)を、含むことができる。特定の例では、人工弁1000は、フレーム1002が自己拡張性金属(例えば、ニチノール)から形成されており、自己拡張可能とされる。他の例では、上述したように、人工弁1000は、バルーンによって拡張可能とすることができる、あるいは、機械的に拡張可能とすることができる。
フレーム1002は、メインボディ1003と、メインボディ1003における反対側に位置した両部分から互いに向けて延びた第一組のアンカー1008および第二組のアンカー1010と、を含むことができる。いくつかの特定の例では、人工弁1000は、人工僧帽弁とされ、第一アンカー1008は、弁の心房部分の一部であるとともに、人工弁1000を左心房に対してアンカー止めすることを補助するように構成されており、他方、第二アンカー1010は、弁の心室部分の一部であるとともに、人工弁1000を左心室に対してアンカー止めすることを補助するように構成されている。第二アンカー1010は、フレーム1002における複数の頂部1013どうしの間に配置することができる。フレーム1002の、第二アンカー1010とは反対側に位置した端部は、拡大端部部分1014を有した複数の接続アーム1012を含むことができる。端部部分1014は、人工弁と送達装置との間における着脱可能な接続を形成するために、送達装置の係合特徴に対して係合するように構成されている。人工弁に関する更なる詳細は、例えば米国特許第10,639,143号明細書に見出すことができ、この文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
上記で注記したように、開示する任意の圧縮デバイスにおいてハウジングの内部における複数のリブ128は、人工弁1000の位置合わせを補助することができる。例えば、人工弁1000は、第一組のアンカー1008と第二組のアンカー1010との一方または両方が複数のリブ128どうしの間に配置されるようにして、それぞれ対応した圧縮デバイスの内部で位置合わせされることができ、これにより、拡大端部部分1014が、送達装置の係合特徴に対する係合のために位置合わせされることで、人工弁と送達装置との間に着脱可能な接続が形成されることが、確保される。人工弁が出口122から押し出される際には、第二組のアンカー1010は、人工弁1000のフレーム1002におけるメインボディ1003に対して、径方向に圧縮されることができる。代替的な例では、漏斗セグメント124の第二テーパー形状部分134(図2)は、人工弁1000が漏斗セグメント124を通して移動する際には、アンカー1010がメインボディ1003から離間する向きに曲げられるとともにメインボディ1003から180度で延びた実質的な直線状構成へと曲げられるような形状とすることができる。
図37は、人工弁1000を患者の身体内へと送達して移植するために使用され得るような、例示的な送達装置1100の遠位端部分を示している。本明細書で開示する任意の圧縮デバイスを使用することにより、人工弁1000を少なくとも部分的に圧縮し得るとともに、人工弁1000を弁保持部材1110に対して結合することができる。人工弁1000を弁保持部材1110に対して結合した後には、別個の装填アセンブリ2400(図53)を使用することにより、人工弁1000を、さらに圧縮し得るとともに、送達装置内へと装填することができる。
図37に示すように、送達装置1100は、一般に、外側シース1102と、シース1102を通して同軸的に延びた第一シャフト1104と、第一シャフト1104を通して同軸的に延びた第二シャフト1106と、を含む。ノーズコーン1108を、第二シャフト1106の遠位端部分に対して取り付けることができる。図示していないけれども、シース1102の近位端部分、第一シャフト1104の近位端部分、および第二シャフト1106の近位端部分は、ハンドルに対して結合することができ、これら構成要素のそれぞれは、互いに対して軸線方向に移動可能とすることができる。
弁保持部材1110は、第一シャフト1104の遠位端部分に対して接続され得るとともに、人工弁1000の接続アーム1012を受けるようなサイズとされた周方向に離間して配置された複数のスロット1112を含むことができる。圧縮プロセス時には、弁保持部材1110は、初期的には、シース1102の外側に位置することができる。人工弁1000が、初期的に、ハウジング108の出口122から押し出される際には、接続アーム1012は、弁保持部材1110の各スロット1112の内部に配置されることができる。拡大端部部分1014は、弁保持部材からの人工弁の軸線方向分離を防止するために、スロット1112よりも近位の位置で、環状スロット1114の内部に位置決めされることができる。人工弁の装填と、送達装置に対する人工弁の係合と、に関する更なる詳細は、例えば、米国特許公開第2018/0055629号明細書に見出すことができる。
いくつかの例では、人工弁が弁保持部材1110に対して結合された後には、圧縮デバイスを送達装置から取り外すことができ、別個の圧縮装填アセンブリ(装填アセンブリ2400など)を使用することにより、人工弁1110を送達構成へと圧縮し得るとともに、人工弁をシース1102内へと装填することができる。他の例では、人工弁が圧縮デバイスからさらに前進駆動される際には、シース1102を、弁保持部材1110および人工弁1000を超えて遠位向きに前進駆動することができる。送達装置1100が患者の血管系内へと挿入されて、遠位端部分が所望の移植部位(例えば、天然の僧帽弁)へと位置決めされた後には、または所望の移植部位に対して隣接して位置決めされた後には、シース1102を近位向きに退避させることで、シース1102から人工弁1000を展開することができ、これにより、人工弁が、それ自体の弾性に基づいて拡張することを可能とする。シース1102を、弁保持部材1110を超えて近位向きに退避させた時には、接続アーム1012を、スロット1112に対する係合から径方向に離間して拡張させることができ、これにより、人工弁を送達装置から切り離すことができる。
図38は、ハウジング1202とアクチュエータ1204とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1200を概略的に図示している。ハウジング1202は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ1204は、ベース部材/ベースプレート1206と、可動部分1208と、を含むことができる。可動部分1208は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁をハウジング1202の漏斗セグメント1212を通して前進駆動するために、上記で説明した押込部材112などの、または上記で説明した押込部材112と同様の、押込部材1210に対して、着脱可能に結合することができる。押込部材1210は、アクチュエータの可動部分1208に対して結合することができる。
ベース部材1206は、アクチュエータ1204をハウジング1202に対して着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の延長部材1214(例えば、長尺部材)を含むことができる。例えば、いくつかの例では、延長部材1214は、上記で説明した延長部材608または924と同様のものとすることができる。他の例では、延長部材1214は、ハウジング1202の内面に対して(例えば、摩擦係合を介して、ならびに/あるいは、ハウジング上の対応した係合特徴および/または開口に対して結合するように構成された係合特徴(例えば、締結部材、等)を介して)係合することができる。
可動部分1208は、複数の歯1220を有した直線状ラック部材1218と、直線状ラック1218の歯1220に対して係合するように構成された対応した複数の歯1224を有した円形歯車またはピニオン部材1222と、を含むラックピニオンアセンブリ1216を含むことができる。二組をなす歯1220、1224は、互いに係合するように構成することができ、これにより、ピニオン1222を第一の向きに回転駆動することにより、直線状ラック1218が、第一の向き(例えば、矢印1226によって表されている)において対応して軸線方向に駆動されることとなり、ピニオンを第二の向きに回転駆動することにより、直線状ラック1218が、第一の向きとは逆の第二の向きにおいて対応して軸線方向に駆動されることとなる。いくつかの例では、直線状ラック1218の歯1220は、傾斜させることができ、これにより、ラックは、第一の向きにおいては、ピニオン1222に対して軸線方向に移動し得るものの、第二の向きにおいては、ピニオンに対して移動することが阻止されたものとされる。換言すれば、いくつかの例では、ラックピニオンアセンブリ1216は、ラチェット機構を含むことができる、あるいは、ラチェット機構として機能することができる。
ピニオン1222は、ピニオン1222を回転駆動するように構成されたアクチュエータ部材1228(ノブまたはレバーなど)に対して結合することができる。いくつかの例では、ピニオン1222は、傘歯車とすることができ、アクチュエータは、傘歯車に対して係合するように構成された対応したヘッド部分を含むことができる。第一の向きにアクチュエータ部材1228を回転駆動することにより(例えば、矢印1230によって表されているように)、ピニオン1222を、第一の向きにおいて対応して回転駆動することができ、これにより、直線状ラック1218と押込部材1210とを、ハウジング1202に対して前進駆動することができる。第二の向き(例えば、第一の向きとは逆向き)にアクチュエータ部材1228を回転駆動することにより、ピニオン1222を、第二の向きにおいて対応して回転駆動することができ、これにより、直線状ラック1218を、ハウジング1202に対して後退させることができる。
使用時には、圧縮デバイス1200を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1202の漏斗セグメント1212内へと挿入することができる。アクチュエータ1204は、延長部材1214を使用して、ハウジング1202に対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材1210を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、アクチュエータ部材1228を駆動することにより(例えば、ノブを回転させることにより)、ピニオン1222を回転駆動することができて、直線状ラック1218の対応した軸線方向移動を引き起こすことができ、これにより、押込部材1210が、ハウジング1202内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材1210をハウジング内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1202の漏斗セグメント1212を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1232を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図39は、ハウジング1302とアクチュエータ1304とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1300を概略的に図示している。ハウジング1302は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ1304は、ベース部材またはベースプレート1306と、可動部分1308と、を含むことができる。可動部分1308は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁をハウジング1302の漏斗セグメント1312を通して出口1314へと前進駆動するために、上記で説明した押込部材112などの、または上記で説明した押込部材112と同様の、押込部材1310に対して、着脱可能に結合することができる。
ベース部材1306は、アクチュエータ1304をハウジング1302に対して着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の延長部材1316(例えば、長尺部材)を含むことができる。例えば、いくつかの例では、延長部材1316は、上記で説明した延長部材608または924と同様のものとすることができる。他の例では、延長部材1316は、ハウジング1302の内面に対して(例えば、摩擦係合を介して、ならびに/あるいは、ハウジング上の対応した係合部材および/または開口に対して結合するように構成された係合部材を介して)係合することができる。可動部分1308は、レバー1318とカム部材1320とを含むことができる。カム部材1320は、ベース部材1306に枢動可能に結合され得るとともに、例えばピン1322のところで、レバー1318に剛直に取り付けることができ、これにより、レバー1318を回転駆動することによって(矢印1324によって表されている)、カム部材1320が、対応して回転駆動される(矢印1326によって表されている)ものとされている。他の例では、レバー1318は、ノブとすることができ、あるいは、カム部材1320の回転移動を引き起こすように構成された他のタイプの駆動機構とすることができる。
カム部材1320は、カム部材1320を回転駆動することによって押込部材1310に対して第一の向きに駆動力が印加されこれにより押込部材がハウジング1302内へと軸線方向に前進駆動されるように、構成することができる。例えば、カム部材1320は、レバー1318が駆動された時には押込部材に対して接触するとともに押込部材1310に駆動力を印加するように構成されたローブ形状を有することができる。いくつかの特定の例では、押込部材1310をハウジング1302内へと完全に前進駆動する(例えば、人工弁を少なくとも部分的に出口を通して前進させる)ためには、1インチ(25.40mm)未満の移動が必要とされている。このような例では、人工弁を出口を通して少なくとも部分的に前進させるためには、レバー1318のただ一回の回転(例えば、約90度と約180度との間における一回の移動)だけが必要とされてもよい。他の例では、レバー1318を複数回にわたって駆動することにより、人工弁を、出口内へと/出口を通して、前進駆動することができる。このような例では、圧縮デバイス1300は、レバー1318の駆動どうしの間に押込部材1310をハウジング1302から後方へとスライドさせないように構成された係止機構またはラチェット機構を、さらに含むことができる。
使用時には、圧縮デバイス1300を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1302の漏斗セグメント1312内へと挿入することができる。アクチュエータ1304は、延長部材1316を使用して、ハウジング1302に対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材1310を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、レバー1318を駆動することにより(例えば、レバー1318を、約90度と約180度との間にわたって回転駆動することにより)、カム部材1320を回転させることができ、このカム部材1320は、押込部材1310に対して接触し得るとともに、押込部材1310の対応した軸線方向移動を引き起こすことができ、これにより、押込部材1310が、ハウジング1302内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材1310をハウジング1302内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1302の漏斗セグメント1312を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1314を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図40は、ハウジング1402とアクチュエータ1404とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1400を図示している。ハウジング1402は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ1404は、ベース部材/ベースプレート1406と、可動部分1408と、を含むことができる。可動部分1408は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁をハウジング1402の漏斗セグメント1412を通して出口1414から前進駆動するために、上記で説明した押込部材112などの、または上記で説明した押込部材112と同様の、押込部材1410に対して、着脱可能に結合することができる。
ベース部材1406は、アクチュエータ1404をハウジング1402に対して着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の延長部材1416(例えば、長尺部材)を含むことができる。例えば、いくつかの例では、延長部材1416は、上記で説明した延長部材608または924と同様のものとすることができる。他の例では、延長部材1416は、ハウジングの内面に対して(例えば、摩擦係合を介して、ならびに/あるいは、ハウジング上の対応した係合部材および/または開口に対して結合するように構成された係合部材を介して)係合することができる。
可動部分1408は、ラチェット機構またはラチェットアセンブリ1418を含むことができ、ラチェット機構またはラチェットアセンブリ1418は、複数の歯1422を有した直線状ラック部材1420と、直線状ラック1420の歯1422に対して係合するように構成された爪部材1424と、を含む。爪1424および歯1422は、爪1424がラック1420に対して係合した時には、直線状ラック1420が(ひいては押込部材1410が)、軸線方向における第一の向き(例えば、矢印1426によって表されている)においては、ベース部材1406に対して移動し得るものの、軸線方向において逆向きをなす第二の向きにおいては、ベース部材1406に対して移動することが阻止されたものとされるように、構成されている。この構成により、人工弁の弾性的な拡張が押込部材1410をハウジング1402から押し出してしまうことを防止しつつ、人工弁の圧縮/圧迫を可能とする。
爪1424は、ピボットまたは回転可能なピン1430を介して、アクチュエータ部材1428に対して結合することができる。ピン1430は、スプリングによって付勢することができ、これにより、爪1424は、直線状ラック1420の歯1422に対して係合したままとされる。アクチュエータ部材1428は、例えばピン1432を介して、それぞれ対応した延長部材1416および/またはベース部材1406に対して、枢動可能に結合することができ、これにより、ユーザは、アクチュエータ部材1428を駆動することにより、ベース部材1406に対する直線状ラック1420の移動を引き起こすことができる(例えば、押込部材1410を、ハウジング1402内へと前進駆動することができる)。アクチュエータ1404は、軸線方向における第二の向き(例えば、ハウジング1402から離間する向き)に直線状ラック1420が移動することをさらに阻止するように構成されたロック部材1434(例えば、追加的な爪)を、さらに含むことができる。ロック部材1434は、ピン1436を介して、ベース部材1406に枢動可能に結合することができる。アクチュエータ部材1428は、図示の例では、レバーとして示されているけれども、他の例では、アクチュエータ部材1428は、例えば、駆動された時に爪1424を直線状ラック1420に対して駆動するように構成されたノブまたは他の機構とすることができる。
使用時には、圧縮デバイス1400を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1402の漏斗セグメント1412内へと挿入することができる。アクチュエータ1404は、延長部材1416を使用して、ハウジング1402に対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材1410を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、アクチュエータ部材1428を駆動することにより(例えば、レバーを枢動させることにより)、爪1424を駆動することができて、直線状ラック1420を、軸線方向における第一の向きに軸線方向移動させることができ、これにより、押込部材1410が、ハウジング1402内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材1410をハウジング1402内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1402の漏斗セグメント1412を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1414を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図41は、ハウジング1502とアクチュエータ1504とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1500を図示している。ハウジング1502は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。ハウジング1502は、ハウジング1502に対して結合された把持部分またはハンドル1506を有することができ、これにより、ユーザは、ハンドル1506を介してハウジング1502を保持することができる。ハンドル1506は、ハウジングに対して、恒久的にまたは着脱可能に、結合することができる。
アクチュエータ1504は、ハウジング1502に対して結合された延長部材1508を含むことができる。延長部材1508は、レバー部材1510として構成された可動部分に対して枢動可能に結合することができる。図41に示すように、レバー1510は、人工弁をハウジング1502内へと前進駆動するように構成された押込部材または突起1512を含むことができる。図示の例では、突起1512は、ハウジング1502の入口端部分1516のところに配置された平坦部材またはプレート部材1514として構成された押込部材に対して、作用する。いくつかの例では、プレート部材1514は、ハウジング1502の内部でリブ(例えば、上記で説明したリブ128など)に対して係合するように構成された複数の凹所または開口を含むことができ、これにより、プレート部材1514は、ハウジング内へと挿入され得るとともに、ハウジングの内部で前進駆動されることで、人工弁を圧縮することができる。他の例では、プレート部材1514は、上記で説明した押込部材112などの押込部材に対して、結合することができる。さらに他の例では、プレート1514に代えて、押込部材112を、突起1512に対して着脱可能に結合することができる、あるいは、入口端部分1516の内部に配置することができる。いくつかの例では、ハンドル1506およびレバー1510は、レバー1510が駆動された時にハンドル1506とレバー1510とを着脱可能に一緒にロックするように構成された対応したロック特徴を含むことができ、これにより、人工弁1000が圧縮位置とされた状態で、圧縮デバイス1500をロックすることができる。
使用時には、圧縮デバイス1500を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1502の漏斗セグメント1518内へと挿入することができ、プレート1514および/または押込部材112は、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、レバー1510を枢動することで(例えば、矢印1520で示すように)、突起1512を、プレート1514に対して係合させ得るとともに、プレート1514を(ひいては人工弁1000を)、ハウジング1502内へと軸線方向前方に前進駆動することができる。プレート1514をハウジング内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1502の漏斗セグメント1518を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1520を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
いくつかの例では、図42に示すように、ハンドル1506に代えて、圧縮デバイス1500は、レバー1510に対して結合されているとともにユーザがレバー1510を駆動し得るように構成されたアクチュエータ部材1522を含むことができる。アクチュエータ部材1522は、長尺のネジ山付き部材とされ得るものであって、ハウジング1502に対して結合された第一端部部分1524を有している。図示の例では、アクチュエータ部材1522は、ハウジング1502の外面に対して結合されているけれども、他の例では、アクチュエータ部材1522は、例えば入口部分1516のところで、ハウジング1502の内面に対して結合することができる。第一端部部分1524は、内部を通してアクチュエータ部材1522が延びている開口を有しているような取付部材、突起、ボス、および/またはブロック1530として構成された部材を介して、ハウジング1502に対して結合することができる。第一端部部分1524は、アクチュエータ部材1522がブロック1530から自由に引き出されてしまうことを阻止するように構成された係止部材またはキャップ1532を含むことができる。
アクチュエータ部材1522は、レバー1510内の開口を通して延びた第二端部部分1526を有することができる。ネジ山付き蝶ナット1528(締結部材とも称される)として構成されたアクチュエータ部材を、アクチュエータ部材1522の、レバー1510に対して隣接した第二端部部分1526上に、配置することができる。いくつかの例では、開口と締結部材との両方を、ネジ山付きのものとすることができ、他の例では、これら二つの構成要素の一方だけが、ネジ山付きのものとされる。使用時には、人工弁とプレート1514とがハウジングの内部に配置された後に、ユーザは、締結部材1528を駆動することにより(例えば、締結部材1528を、アクチュエータ部材1522のネジ山に沿って回転駆動することにより)、レバー1510を、ハウジング1502に対して前進駆動することができる。このような構成により、有利なことに、人工弁を圧縮するためにユーザが印加しなければならない力の程度が、低減される。蝶ナット1528とアクチュエータ部材1522との螺着係合は、第二の向き(例えば、ハウジング1502から離間する向き)におけるレバー1510の移動を緩和または防止するものであり、これにより、ユーザは、人工弁が弾性的に圧縮解除されてレバー1510をハウジングから押し出すことなく、圧縮プロセス時にアクチュエータ1504を解放することができる。
図43A~図43Cは、ハウジング1602とアクチュエータ1604とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1600を図示している。ハウジング1602は、内側漏斗セグメント1606を規定した半球形状またはカップ形状を有し得るとともに、出口1608を含むことができる。アクチュエータ1604は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁を漏斗セグメント1606を通して出口1608から前進駆動するために、ベース部分1610と押込部材1612とを含むことができる。
図43Bに示すように、押込部材1612は、ステム1613と、環状リップまたは肩部1614と、ドーム状中央突起1616と、を含むことができる。人工弁1000は、人工弁1000のエッジ部分(例えば、流入エッジ部分)が環状リップ1614上に着座するようにして、かつ、中央突起1616が人工弁1000の内部に着座するようにして、押込部材上に配置することができる。アクチュエータ1604のベース部分1610は、ハウジング1602上の対応した係合特徴1620(図43A)に対して着脱可能に結合するように構成された一つまたは複数の係合特徴1618を含むことができ、これにより、選択された圧縮構成(例えば、部分的なまたは完全な圧縮)へと人工弁1000が到達した後には、アクチュエータ1604とハウジング1602とを、一緒にロックすることができる。これにより、ユーザは、人工弁の弾性スプリング力が押込部材1612をハウジング1602から押し出してしまうことなく、アクチュエータ1604を解放することを可能とする。
図示の例では、係合特徴1618は、ハウジング1602内の対応した特徴1620(例えば、開口)に対して係合し得る突起または歯1622(図43B)を含む弾性ラッチ(例えば、径方向反対側に位置した二つの弾性ラッチ)として構成されている。係合特徴1618は、アクチュエータ1604がハウジング1602に対して前進駆動される際には、径方向内向きに撓み得るとともに、開口1620の内部に導出された後には、径方向外向きに撓むことができ、これにより、アクチュエータ1604とハウジング1602とを、スナップフィット接続によって一緒に結合する。
図示の例では、押込部材1612およびベース部分1610は、一体部材として形成されているけれども、他の例では、押込部材1612およびベース部分1610は、別個の部材として形成され得るとともに、着脱可能にまたは恒久的に結合することができる(例えば、押込部材112およびアクチュエータ110に関して上記で説明したように)。
図示のように、ハウジング1602は、人工弁の圧縮時には、および漏斗セグメント1606を通しての人工弁の前進駆動時には、人工弁1000と送達装置の係合特徴との位置合わせを補助するように構成された隆起部付き内面1624を含むことができる。ハウジング1602は、ハウジングの外周縁まわりに配置されているとともに、(図43Cに示すように)アクチュエータ1604のベース部分1610の遠位エッジ1628に対して選択的に当接するように構成された、環状リップまたは肩部1626を含むことができる。ハウジング1602は、アクチュエータ1604のベース部分1610の直径よりも小さな直径を有した延長部分1630をさらに含むことができ、これにより、アクチュエータ1604とハウジング1602とが一緒に結合された時には、延長部分1630は、アクチュエータ1604の内部に着座するものとされている。上述したように、そして図43Cに示すように、肩部1626は、アクチュエータ1604上の係合特徴1618に対して係合するように構成された一つまたは複数の係合特徴1620(例えば、開口/開口部)を含むことができる。
使用時には、圧縮デバイス1600を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1602の漏斗セグメント1606内へと挿入することができる。アクチュエータ1604は、押込部材1612が人工弁1000の隣接した端部部分に対して位置合わせされるように(例えば、人工弁1000の流入端部分が押込部材1612の環状リップ1614上に配置されるように)、配置することができる。ユーザは、アクチュエータ部材1604を駆動することにより(例えば、アクチュエータを手動で押し込むことにより)、押込部材1612を、ハウジング1602内へと軸線方向前方に前進駆動することができる。押込部材1612をハウジング1602内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1602の漏斗セグメント1606を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1608を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図44~図45は、ハウジング1702とアクチュエータ1704と押込部材1706(図45)とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1700を図示している。押込部材1706は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁1000をハウジング1702の漏斗セグメント1708(図45)を通して出口1710(図45)へと前進駆動するために、上記で説明した押込部材112と同じものとすることができるまたは上記で説明した押込部材112と同様のものとすることができる。
アクチュエータ1704は、ベース部材1712と、アクチュエータ1704がハウジング1702上を軸線方向に前進駆動され得るよう、ハウジング1702の外径よりも大きな内径を有した円筒形延長部材1714と、を含むことができる。延長部材1714は、延長部材1714の内面から径方向内向きに延びているとともに、ハウジング1702の外面1720内に配置された一つまたは複数のチャネル/凹所/トラック1718に対して係合するように構成された、一つまたは複数の突起/突出部/ピン1716を含むことができる。
いくつかの例では、アクチュエータ1704は、ユーザが(例えば、ベース部材1712上で)容易に把持して使用するための把持インターフェース1722を、さらに含むことができる。把持インターフェース1722は、例えば、周方向に離間して配置された複数の隆起部1724を含むことができる。
ハウジング1702は、ハウジング1702の外面1720内に配置された一つまたは複数のチャネル/凹所/トラック1718(例えば、径方向反対側に位置した二つのチャネル)をハウジング1702が含む点を除いては、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ1704がハウジング1702上を前進駆動される際には、ピン1716は、チャネル1718の内部を前進することができる。いくつかの例では、チャネル1718は、ハウジング1702の壁の厚さを少なくとも部分的にしか通すことなく延び得るけれども、他の例では、チャネル1718は、壁を完全に貫通して延びることで、スロットを形成することができる。チャネル1718は、ハウジング1702の入口または開口1726から、ハウジングの長さの少なくとも一部に沿って、延びることができる。
いくつかの例では、図44に示すものなどのように、チャネル1718は、軸線方向に延びた第一部分1728と、傾斜した第二部分1730と、を含むことができる。このような例では、アクチュエータ1704のピン1716を、軸線方向に延びた部分1728の内部で前進駆動させることができ、その後、アクチュエータ1704を捩ることでまたは回転させることで、傾斜部分1730の内部でピン1716を前進駆動させ続けることができる。他の例では、図45に示すものなどのように、一つまたは複数のチャネル1718は、軸線方向に延びた部分1732と横方向に延びた部分1734とをそれぞれが有してなる複数の段部を含むことができる。いくつかの例では、段部は、係止部または休止部1736を、さらに含むことができる。このような例では、ピン1716を、横方向に延びた部分1734へと到達するまで、軸線方向に延びた部分1732の内部で前進駆動することができ、その後、アクチュエータ1704および/またはハウジング1702を、捩る/回転させることで、ピンを、横方向に延びた部分1734に沿って横方向にスライドさせることができる。係止部または休止部1736は、明確な係止点を提供するものであり、これにより、ユーザは、人工弁の弾性スプリング力によってアクチュエータ1704がハウジングから押し出されることなく、アクチュエータ1704および/またはハウジング1702に対して印加された力を解放することができる。段部は、アクチュエータ1704がハウジング1702上を前進駆動される際に、人工弁1000が段階的に圧縮されることを可能とする。
使用時には、圧縮デバイス1700を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1702の漏斗セグメント1708内へと挿入することができる。アクチュエータ1704は、押込部材1706(図45)が人工弁1000の隣接した端部部分に対して位置合わせされているようにして、かつ、ピン1716がチャネル1718に対して位置合わせされているようにして、配置することができる。その後、ユーザは、アクチュエータ部材1704を駆動することにより(例えば、アクチュエータを手動で押し込むことにより)、ピン1716をチャネル1718の内部で前進駆動することができ、これにより、押込部材1706は、ハウジング1702内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材1706をハウジング1702内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1702の漏斗セグメント1708を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1710を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図46は、ハウジング1802とアクチュエータ1804と押込部材1806とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1800を図示している。ハウジング1802は、具体的に注記されている場合を除き、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ1804は、ベース部分1808を含むことができ、このベース部分1808は、一つまたは複数の延長部材またはアーム1810と、一つまたは複数のスプリング1812(例えば、圧縮スプリング)と、係止部材1814と、を含む。アクチュエータ1804は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁をハウジング1802の漏斗セグメント1818を通して出口1820から前進駆動するために、上記で説明した押込部材112などの、または上記で説明した押込部材112と同様の、押込部材1806に対して、移動可能に結合することができる。
押込部材1806は、一つまたは複数のスプリング1812を介して、アクチュエータ1804に対して結合することができる。特定の例では、スプリング1812は、引張スプリングとすることができる。スプリング1812は、スプリング1812が自然な状態へと復帰する際にはスプリング1812が収縮することで押込部材1806を(ひいては、ハウジングの内部に配置された人工弁1000を)ハウジング1802内へと前進駆動するように、(例えば、延伸状態へと)予荷重を印加することができる。スプリング1812は、人工弁1000が提供する弾性スプリング力よりも大きな押込力を提供するような剛性を有することができる。換言すれば、スプリング1812は、人工弁1000の対抗するスプリング力にもかかわらず、押込部材1806をハウジング1802内へと前進駆動するのに充分な、かつ、人工弁1000を圧縮するのに充分な、強度を有することができる。
上述したように、アクチュエータ1804は、ハウジング1802に対して移動しないよう押込部材1806を選択的に保持するように構成されたロック部材/係止部材1814を、さらに含むことができる。例えば、係止部材1814は、(押込部材1806が、押込部材112のように構成されている例では)押込部材1806のアームどうしの間に延びた長尺ロッドとすることができる、あるいは、押込部材1806の遠位端上に延びた平坦プレートとすることができる、あるいは、押込部材1806の遠位端上に延びた環状プレートであるものの、ハウジングの内部に配置された人工弁に対して押込部材が接触し得る開口を含む環状プレートとすることができる。係止部材1814は、ベース部分1808が押込部材1806を前方向きに前進駆動する際には(すなわち、スプリング1812の圧縮に基づいて)、所定位置に留まることができる。
使用時には、圧縮デバイス1800を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1802の漏斗セグメント1818内へと挿入することができる。アクチュエータ1804は、ハウジング1802の入口に対して隣接して配置することができ、スプリング1812は、(例えば、ベース部材1808を、人工弁1000から離間する向きに引っ張ることにより)張力状態とすることができる。その後、ユーザは、ベース部材1808を解放することができ、これにより、スプリング1812を圧縮して無負荷状態に復帰させることが可能とされ、これにより、押込部材1806は、ハウジング1802内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材1806をハウジング1802内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング1802の漏斗セグメント1818を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1820を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図47は、ハウジング1902とアクチュエータ1904とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス1900を図示している。ハウジング1902は、出口1910で終端する内側漏斗セグメント1908を規定し得るとともに、ハウジング1902の内面1916の少なくとも一部に沿って軸線方向に延びた複数の傾斜歯1914を含む一つまたは複数の直線状ラック1912を含むことができる。
アクチュエータ1904は、押込部材112などの押込部材1906に対して、もしくは押込部材112と同様の押込部材1906に対して、着脱可能にまたは恒久的に結合することができる。押込部材1904および/またはアクチュエータ1906は、ハウジング1902の傾斜歯1914に対して係合するように構成された一つまたは複数の爪部材1918を含むことができる。ハウジング1902の歯1914に対して、一つまたは複数の爪1918が係合していることにより、アクチュエータ1904および押込部材1906は、ハウジング1902に対して、軸線方向における第一の向きには、前進駆動され得るけれども、アクチュエータおよび押込部材は、ハウジングに対して、軸線方向において逆向きをなす第二の向きには、移動することが阻止されている。この構成により、人工弁の弾性的な拡張によって押込部材1906がハウジング1902から押し出されてしまうことを防止しつつ、人工弁を圧縮/圧迫することが可能とされる。
使用時には、圧縮デバイス1900を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング1902内へと挿入することができる。その後、押込部材1906およびアクチュエータ1904は、爪部材(単数または複数)1918が複数の歯1914に対して係合するまで、ハウジング1902内へと前進駆動することができ、これにより、押込部材1906は、人工弁1000に対して位置合わせされ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合する。その後、ユーザは、アクチュエータ1904を(ひいては押込部材1906を)ハウジング内へと軸線方向に前進駆動させ続けることができる。押込部材1906をハウジング1902内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、漏斗セグメント1908を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口1910を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図48を参照すると、別の例では、一つまたは複数の直線状ラック1912は、内面1916に代えて、ハウジング1902の外面1920上に配置することができる。このような例では、対応した一つまたは複数の爪1918は、アクチュエータ1904から延びた延長部材上にまたはアーム1922上に配置することができる。
図49A~図49Cは、別の例をなす圧縮デバイス2000を図示している。圧縮デバイス2000は、ハウジング2002(その半分が図49Cに示されている)と、アクチュエータ2004(図49A~図49B)と、を含むことができる。ハウジング2002は、ハウジング2002の外面2008上に配置された外側リブ2006をハウジング2002が含む点を除いては、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。図示の例は、二つの半体(一方のみが図示されている)を含むハウジング2002を示しているけれども、他の例では、ハウジングは、一体部材として形成されてもよい。ハウジング2002は、出口2010に対して連接された内側漏斗セグメント(図示せず)を規定することができる。
図49A~図49Bを参照すると、アクチュエータ2004は、ベース部材またはフロア2012と、C字形状の延長部材2014と、延長部材2014の内面上に配置された一つまたは複数のリブ2016と、を含むことができ、リブ2016どうしの間には、チャネル2018が規定されている。アクチュエータ2004は、クランプ部材として構成することができ、これにより、アクチュエータ2004がハウジング2002の第一側部上をおよび第二側部上を前進駆動される時には、アクチュエータ2004は、両側部を、組み立てられた構成で一緒に保持するものとされている。
アクチュエータは、フロア2012の厚さを貫通して延びた開口2020を、さらに含むことができる。開口2020は、押込部材112などの押込部材に対して、または押込部材112と同様の押込部材に対して、結合するように構成することができる。図示の例では、開口2020は、非円形形状(例えば、D字形状)を有することができる。このような例では、押込部材112の第二端部部分164は、対応した非円形形状の断面を有することができ、これにより、押込部材112が開口2020内へと挿入された時には、押込部材112は、アクチュエータ2004に対して回転しないように拘束される。押込部材112は、圧縮デバイス100に関して上述したように、一つまたは複数の弾性ロック特徴/ラッチ174を使用して、開口2020の内部に保持することができる。
使用時には、圧縮デバイス2000を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング2002内へと挿入することができる(ハウジングをなす半体どうしは、ユーザによって、またはカラーもしくは他の手段によって、一緒に保持されることができる)。その後、アクチュエータ2004を、ハウジング2002上を通して前進駆動することができ、これにより、ハウジング2002のリブ2006は、アクチュエータ2004のチャネル2018の内部に配置され、かつ、押込部材112は、人工弁1000に対して位置合わせされることで、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合する。アクチュエータ2004のC字形状は、ハウジング2002がアクチュエータ2004の内部に配置されている際には、ハウジングの二つの半体どうしを一緒に保持する。その後、ユーザは、ハウジング2002の外面に沿ってアクチュエータ2004を軸線方向に前進駆動させ続けることができ、これにより、押込部材112をハウジング内へと軸線方向に前進駆動することができる。押込部材112をハウジング2002内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング2002の漏斗セグメントを通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口2010を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図50は、ハウジング2102とアクチュエータ2104と押込部材2106とを含むような、別の例をなす圧縮デバイス2100を図示している。ハウジング2102は、ハウジングの外面2112上に配置された一つまたは複数の係合部材2108でありかつアクチュエータ2104上の対応した係合部材2114に対して係合するように構成された一つまたは複数の係合部材2108をハウジング2102が含む点を除いては、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。例えば、いくつかの例では、係合部材2108は、ハウジングの外面2112における、アクチュエータ2104上の対応した突起/突出部2114を受けるように構成された窪み/凹所/開口部/戻り止めとすることができる。他の例では、係合部材2108は、アクチュエータ2104上の対応した磁石2114に対して結合するように構成された磁石とすることができる。
アクチュエータ2104は、ベース部材2116と、一つまたは複数の延長部材2118と、を含むことができる。アクチュエータ2104は、人工弁(例えば、人工弁1000)を保持するために、さらに、人工弁をハウジング2102の漏斗セグメントを通して出口2120へと前進駆動するために、上記で説明した押込部材112などの、または上記で説明した押込部材112と同様の、押込部材2106に対して、結合することができる。いくつかの例では、押込部材2106とアクチュエータ2104とは、着脱可能に一緒に結合することができ、他の例では、これらは、一体部材として形成することができる。上述したように、延長部材2118は、アクチュエータをハウジング2102に対して着脱可能に結合するように構成された対応した係合部材2114(例えば、突起/突出部、および/または、磁石)を含むことができる。ハウジング2102上の係合部材2108は、ハウジングの長さに沿った、選択された軸線方向位置のところに配置することができ、これにより、アクチュエータ2104とハウジング2102とが一緒に結合された時には、人工弁1000は、選択された圧縮構成(例えば、部分的なまたは完全な圧縮)とされるものとされている。特定の例では、ハウジング2102は、リングまたはカラー2122などの結合部材によって一緒に結合された分離可能な半体を含むことができる。他の例では、ハウジング2102上の係合部材2108と、アクチュエータ2104上の係合部材2114と、の相互作用(例えば、物理的係合または磁気的係合)により、ハウジングの半体どうしを一緒に結合することができる。特定の例では、ハウジング2102は、また、ハウジング2102の長さに沿って軸線方向に離間して配置されかつ周方向に配列された、係合部材2108からなる複数の列を含むこともでき、これにより、ハウジングおよびアクチュエータ部材2104を、ハウジングの内部における異なる軸線方向位置のところで、押込部材2106に対して一緒に着脱可能に結合することを可能とする。
使用時には、圧縮デバイス2100を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング2102の漏斗セグメント内へと挿入することができる。その後、アクチュエータ2104を、ハウジング2102に対して前進駆動することができ、これにより、押込部材2106は、ハウジング内へと軸線方向前方に前進駆動され、延長部材2108は、ハウジングの外面2112に沿って前進駆動される。特定の例では、アクチュエータ2104は、構成要素を回転させることなく、または構成要素を実質的に回転させることなく、ハウジング2102内へと駆動することができる。押込部材2106をハウジング2102内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング2102の漏斗セグメントを通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口2120を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
押込部材2106が、選択された量の分だけハウジング2102内へと前進駆動された後には(例えば、人工弁1000が、出口を通して少なくとも部分的に前進駆動された後には)、延長部材2118上の係合部材2114は、ハウジング2102上の係合部材2108に対して係合することができ、これにより、アクチュエータ2104およびハウジング2102を、一緒に着脱可能にロックすることができる。このような構成により、ユーザは、人工弁が弾性的に拡張して押込部材2106をハウジング2102から押し出すことなく、圧縮デバイス2100を解放することで(例えば、離すことで)、人工弁の接続特徴を、送達装置の係合特徴に対して接続することができる。
図51は、別の例をなす圧縮デバイス2200を図示している。圧縮デバイス2200は、ハウジング2202と、アクチュエータ2204と、押込部材2206と、を含むことができる。アクチュエータ2204は、加圧された液圧流体(例えば、水、油、等)を使用してハウジング2202の内部で押込部材2206を前進駆動するように構成された液圧アクチュエータ(例えば、アクチュエータ902と同様のもの)として構成することができる。特定の例では、液圧流体は、シリンジなどの流体分注デバイス2208を使用して、アクチュエータ2202内へと圧送されることができる。
アクチュエータ2204は、流体チャンバ2210とピストン2212とを含むことができる。ピストン2212は、押込部材2206に対して結合された第一端部部分またはシャフト部材2214と、流体チャンバ2210の形状に対応した外周縁を有したディスク形状のピストンヘッド2216として構成された第二端部部分と、を有することができる。ピストンヘッド2216は、流体チャンバ2210の内部で移動し得るサイズであり、かつ、ピストンヘッド2216の周縁を通して流体が漏れ得ないよう、チャンバ壁に対してシールを形成するようなサイズ、とすることができる。換言すれば、ピストンヘッド2216の外径は、流体チャンバ2210の内径に対して、実質的に等しいものとすることができる。いくつかの例では、ピストンヘッド2216は、ピストンヘッド2216の外周縁まわりに配置された、一つまたは複数の、Oリングまたは他のシール部材2218を、さらに含むことができ、これにより、ピストンヘッドの周縁を通して流体が漏れることを阻止するよう、ピストンヘッドをシールすることを補助することができる。アクチュエータ2204の流体チャンバ2210は、ハウジング2202の入口部分2220に対して結合することができる。
図示の例では、チャンバ2210およびハウジング2202は、円筒形とされているけれども、他の例では、流体チャンバは、任意の様々な形状を有することができる。流体チャンバ2210は、例えば、高圧シリンジといったようなシリンジなどの、流体分注デバイス2208、流体リザーバ、またはポンプに対して(例えば、可撓性チューブ2224を使用して)流体的に結合するように構成された注入口2222を含むことができる。特定の例では、シリンジは、Atrion QL(登録商標)シリンジとすることができる。
使用時には、圧縮デバイス2200を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング2202内へと挿入することができる。アクチュエータ2204は、ハウジング2202に対して結合することができる。このように結合された状態で、押込部材2206を、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させることができる。ユーザは、流体リザーバ2208を駆動することにより(例えば、シリンジのプランジャを押し下げることにより、あるいは、ポンプを起動することにより)、流体(例えば、生理食塩水)を、注入口2222を介して流体チャンバ2210内へと分注することができる。流体チャンバ2210が流体によって充填される際には、圧力によってピストン2212が前進駆動され、これにより、押込部材2206が、ハウジング2202内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材をハウジング内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング2202の漏斗セグメント2226を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、出口2228を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。特定の例では、動作流体は、水性液体(例えば、生理食塩水)などの液体とすることができる、あるいは、気体(例えば、窒素、二酸化炭素、等などの、圧縮された不活性ガス)とすることができる。
図52は、別の例をなす圧縮デバイス2300を図示している。圧縮デバイス2300は、ハウジング2302と、アクチュエータ2304と、アクチュエータ2304に対して結合された押込部材2306(上記で説明した押込部材112と同様のものまたは同じもの)と、を含むことができる。アクチュエータ2304は、押込部材2306をハウジング2302内へと前進駆動するように構成することができる。
ハウジング2302は、ハウジング2302の内面上に配置されたネジ山部分2308をハウジング2302が含む点を除いては、上記で説明したハウジング108と同様のものとすることができる。アクチュエータ2304は、ベース部材2310と、ハウジング2302のネジ山部分2308に対して係合するように構成されたつまみネジ/ネジ山付きロッド/アクチュエータ部材2312と、を含むことができる。アクチュエータ部材2312は、押込部材2306の長手方向軸線から径方向にオフセットして位置決めされ得るとともに、アクチュエータ部材2312を通して延びた長手方向軸線まわりにアクチュエータ部材2312が回転駆動され得るように構成することができる。
使用時には、圧縮デバイス2300を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、図36に示す人工弁1000)を圧縮することができる。人工弁1000は、ハウジング2302内へと挿入することができる。押込部材2306は、人工弁1000に対して位置合わせすることができ、これにより、人工弁1000の隣接した端部部分に対して係合させ得るとともに、アクチュエータ部材2312は、ハウジング2302のネジ山部分2308に対して位置合わせされる。その後、ユーザは、アクチュエータ部材2312を回転駆動することにより(例えば、把持部分2314を使用して)、アクチュエータ部材2312を、ハウジング2302のネジ山部分2308に対して係合させる。ネジ山どうしが係合することにより、回転移動を、アクチュエータ2304の軸線方向移動(例えば、押込)へと、ひいては押込部材2306の軸線方向移動(例えば、押込)へと、変換することができ、これにより、押込部材2306は、ハウジング2302内へと軸線方向前方に前進駆動される。押込部材2306をハウジング2302内へと前進駆動することにより、人工弁1000は、ハウジング2302の漏斗セグメント2316を通して押し込まれ、これにより、人工弁は、径方向に圧縮されるとともに、送達装置に対する結合のために、出口2318を通して外向きに押し出される。その後、人工弁1000は、図37に関してさらに詳細に説明するように、送達装置1100の弁保持部材1110に対して結合することができる、あるいは、圧縮デバイス100に関して上記で説明したように、送達装置のシース内へと直接的に装填することができる。
図53~図63を参照すると、上述したように、人工弁1000が、送達装置に対して(例えば、弁保持部材に対して)初期的に結合された後には、別個の装填アセンブリ2400を使用することにより、人工弁を完全に圧縮し得るとともに、人工弁を送達装置のカプセルまたはシース(例えば、図57に示す送達装置2500のシース2512)内へと装填することができる。
図53を参照すると、装填アセンブリ2400は、一般に、支持チューブ2402と、装填部材/漏斗部材2404と、一つまたは複数の締結部材/クランプ2406と、環状タブリング/保持部材2408と、を含むことができる。装填アセンブリ2400は、もしくはその構成要素は、例えば貝殻などのように、複数の部材へと分離するようにまたは開口するように構成することができ、これにより、装填アセンブリ2400は、送達装置上に配置され得るものであるとともにまたは送達装置上で組み立てられ得るものであるとともに、送達装置から取り外すことができる。
支持チューブ2402は、第一側方側部2403aと第二側方側部2403bとを含むことができる。各側部2402は、これらが一緒に配置された時には内側穴2410(図55)を規定した全体的な円筒形状またはチューブ形状を形成するよう、半円筒を含むことができる。支持チューブ2402は、メインボディ2412を有することができ、メインボディ2412は、第一端部部分すなわち入口端部分2414と、第二端部部分2416と、を有している。両側部2402のそれぞれは、両側部を互いに結合することを補助する係合特徴を含むことができる。例えば、図53に示すように、各側部2402は、側部の長手方向エッジ2420から延びた突起/タブ2418と、反対側の長手方向エッジ2421内に形成された径方向反対側に位置した凹所2422と、を含むことができる。各タブ2418は、両側部2402が互いに結合された時には、対応した凹所2422の内部に着座することができる。
入口端部分2414は、メインボディ2412の外径よりも小さな外径を有した延長部分2424を含むことができる。延長部分2424は、環状肩部2426によってメインボディ2412から分離することができる。入口端部分2414は、凹所2428をさらに含むことができ、この凹所2428は、漏斗部材が支持チューブ2402上へと組み立てられた時には、漏斗部材2404の環状肩部2468がこの凹所2428の内部に配置され得るように構成されている。図示の例では、凹所2428は、支持チューブ2402の周縁の一部まわりに延びた円弧形状を有することができる。
第二端部部分2416は、第一環状肩部2432と、メインボディ2412の外面から径方向に延びた第二環状肩部2434と、を含むことができる。各側部2403は、径方向反対側に位置したフランジ2436を含むことができ、これにより、両側部が互いに隣接して配置された時には、第一側部2403a上のフランジ2436の内面が、第二側部2403b上のフランジ2436の内面に対して、接触し得るものとされている。第二端部部分2416は、第一肩部2432と第二肩部2434との間において長手方向に延びた一つまたは複数のリブ2438(例えば、図示の例では、一つのリブ)を、さらに含むことができる。
第一側部2403aおよび第二側部2403bは、送達装置のシャフト(例えば、シャフト2512)上に配置され得るとともに、その後、第一クランプ2406aを使用して、一緒に保持またはロックすることができる。両側部2403は、人工弁(例えば、人工弁1000)が圧縮されて送達装置のカプセル内へとまたはシース内へと装填される際には、組み立てられた位置で保持され得るとともに、その後、人工弁が装填された後には、互いに分離することができ、これにより、装填アセンブリ2400を、送達装置から容易に取り外すことができる。
図56を参照すると、各クランプ2406は、C字形状部材とすることができ、第一端部部分2440と第二端部部分2442とを有している。クランプ2406は、クランプ2406の自由端部分の内壁から径方向内向きに延びているとともにクランプの長さの少なくとも一部に沿って延びている一つまたは複数の棚2444(例えば、反対側に位置した二つの棚)を有することができる。第二端部部分2442は、クランプ2406の長手方向軸線に向けて径方向内向きに延びた係止面2446を含むことができる。クランプ2406は、クランプの内面から径方向内向きに延びているとともにクランプの長さに沿って長手方向に延びているような、第一リブ2448および第二リブ2448を、さらに含むことができる。第一リブ2448および第二リブ2448は、これらリブどうしの間に、チャネル2450を規定することができる。チャネル2450は、クランプ部材2406を支持チューブ2402に対して配向させるための位置合わせ特徴として(例えば、支持チューブの部分2403aにおける第二端部部分2416のリブ2438(図53)と共に)、機能することができる。
各クランプ2406は、クランプ2406の外面から径方向外向きに延びた一つまたは複数のタブ2452を、さらに含むことができる。図示の例では、タブ2452は、径方向反対側に位置した矩形のタブとされているけれども、他の例では、タブ2452は、任意の様々な形状を有し得るとともに、クランプの外周まわりにおける任意の位置に、位置決めすることができる。タブ2452に対して、(例えば、ユーザによって手動で)力を印加することができ、これにより、クランプ2406を、支持チューブ2402の一部上にわたって、および/または装填アセンブリ2400における他の構成要素の一部上にわたって、前進駆動することができる。いくつかの例では、クランプ2406は、クランプ2406が部品上にわたってどの向きに前進駆動されるべきかを示す表示2454(矢印など)を含むことができる。
第一クランプ部材2406a(例えば、図53を参照されたい)を使用することにより、支持チューブ2402の両側部2403を、組み立てられた位置で、保持またはロックすることができる。第一クランプ2406は、リブ2438がチャネル2450に対して位置合わせされるようにして、支持チューブ2402の第二端部部分2416に対して位置合わせすることができる。その後、第一クランプ2406aは、フランジ2436が係止面2446に対して係合するまで、支持チューブ2402の第二端部部分2416上にわたって軸線方向に前進駆動することができる。棚2444は、図54~図55に示すように、フランジ2436を一緒に保持することで、両側部2403をクランプ2406aの内部に保持することができ、これにより、両側部2403を、組み立てられた位置で、ロックすることができる。
再び図53を参照すると、上述したように、装填アセンブリ2400は、保持部材2408を含むことができる。保持部材2408は、支持チューブ2402の延長部分2424上へと適合するサイズとされた環状部材とすることができる。支持チューブ2402が、送達システムのカプセル/シース上に配置された時には、保持部材2408は、図58に示すように、延長部分2424上にわたって前進駆動することができ、これにより、カプセル2512の一つまたは複数のタブ2514(図57)を、折り返された位置で保持することができる。いくつかの例では、カプセル2512は、PTFE、ePTFE、ポリエーテルブロックアミド(Pebax(登録商標))、ポリエーテルイミド(Ultem(登録商標))、PEEK、ウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、および/または任意の他の生体適合性材料、などの一つまたは複数の材料から形成することができる。いくつかの特定の例では、カプセルは、外側ポリマー層と、この外側ポリマー層の径方向内面上に配置された金属製中間層と、この中間層の径方向内面上に配置された内側ライナーと、を含むことができる。タブ2514は、カプセル2512の遠位端部分まわりにおいて周方向に延びているとともに離間して配置された軸線方向に延びた切断部分によって規定することができる。タブ2514は、カプセル内へのインプラントの挿入を容易とするために、また、遠位端部分の曲げを容易とするために、カプセル上へと(近位向きに)折り返されることができる。カプセルに関する更なる詳細は、少なくとも、米国特許第10,813,757号明細書に見出すことができ、この文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。保持部材2408は、有利なことに、シース2512のタブ2514(図57)を張力状態に保持することで、カプセルを張りつめた状態に維持することができ、これにより、人工弁の挿入/装填軸線方向におけるカプセルの曲がりもしくは変形を防止または緩和することができる。保持部材2408は、支持チューブ2402の両側部2403を、組み立てられた位置で保持することを補助するように、さらに機能する。
漏斗部材2404は、ボディ部分2456と漏斗部分2458とを含むことができる。漏斗部材2404は、第一側部2460と第二側部2460とを含むことができ、これら第一側部2460および第二側部2460は、一緒に組み立てられた時には、漏斗部材を形成するとともに、漏斗部材の長さに沿って延びた内側穴を規定する。ボディ部分2456は、組み立てられた時には、全体的に円筒形状を有することができる。図58に示すように、漏斗部分2458は、入口端部分2462と出口端部分2464とを含み得るとともに、入口端部分2462のところにおける第一直径Dから、ボディ部分に対して連接する(例えば、出口端部分2464のところで)ようなより小さな第二直径Dへと、テーパー形状とすることができる。支持チューブ2402上で組み立てられた時には、漏斗部材2404の出口は、カプセル2512に対して隣接して(例えば、カプセル2512の遠位側に)位置決めされ得るとともに、カプセル2512の内部に対して連通するように位置決めされることができる。ボディ部分2456は、漏斗部分2458に対して連接する第一環状肩部2466と、第二環状肩部2468と、を含むことができる。支持チューブ2402上で組み立てられた時には、第二環状肩部2468は、支持チューブの凹所2428の内部に着座することができ、これにより、支持チューブに対して漏斗部材が軸線方向に移動することを拘束することができる。図53に最も明瞭に見られるように、第二環状肩部2468は、支持チューブ2402に対して漏斗部材2404が回転移動することを防止するために、凹所2428の突起またはリブ2472として構成された回転防止特徴に対して位置合わせするように構成された切欠2470を含むことができる。
各側部2460は、径方向反対側に位置したフランジ2474を含むことができ、これにより、両側部が互いに隣接して配置された時には、第一側部2460a上におけるフランジ2474の内面が、第二側部2460b上におけるフランジ2474の内面に対して接触するものとされている。両フランジ2474は、クランプ2406を使用して一緒にクランプされることで、漏斗部材2404を、組み立てられた状態で保持することができる。漏斗部材2404は、漏斗部材2404の長さの少なくとも一部に沿って長手方向に延びた一つまたは複数のリブ2476(例えば、図示の例では、一つのリブ)を、さらに含むことができる。リブ2476は、漏斗部材2404に対して第二クランプ部材2406bを配向させるために、第二クランプ部材2406bのチャネル2450と組み合わせて、位置合わせ特徴として機能することができる。
第二クランプ部材2406bを使用することにより、図54~図55に示すように、漏斗部材2404の両側部2460を、組み立てられた位置で、保持またはロックすることができる。第二クランプ2406bは、漏斗部材2404のボディ部分2456に対して位置合わせすることができ、これにより、リブ2476は、チャネル2450に対して位置合わせされたものとされる。その後、第二クランプ2406bは、図58に示すように、両フランジ2474が係止面2446に対して接触するまで、漏斗部材2404のボディ部分2456上を軸線方向に前進駆動することができる。棚2444は、一つまたは複数のフランジ2474の外面に対して係合することで、両側部2460をクランプ2406bの内部に保持することができ、これにより、図54~図55に示すように、漏斗部材2404を、組み立てられた位置で、ロックすることができる。
装填アセンブリ2400は、送達装置2500(図57)のシースまたはカプセル2512上で組み立てることができ、装填アセンブリ2400を使用することにより、以下の例示的な態様で、人工弁(例えば、人工弁1000)を、カプセル2512内へと装填することができる。図57は、ノーズコーン/テーパー形状先端2502と、ガイドワイヤ内腔として構成された第一シャフト2504と、ガイドワイヤシールド2506と、弁保持部材2508と、以下では外側リング2510(これは、自身のシャフト上に配置されることができる)と称されるチューブ状保持部材と、外側シャフト2513(その遠位端部分は、複数のタブ2514を有したカプセル2512を含む)と、を有した例示的な送達装置2500の一部を図示している。送達装置に関する更なる詳細は、少なくとも、米国特許第10,813,757号明細書に見出すことができ、この文献は、参照によりその全体が本明細書に援用される。図58は、カプセル2512上に配置された装填アセンブリ2400を示している。
図58を参照すると、支持チューブ2402の両側部2403を、カプセル2512上に配置することができ、第一クランプ2406aを、支持チューブ2402の第二端部部分2416上にわたって(例えば、支持チューブの入口端部分2414に向けた向きに)前進駆動することで、支持チューブ2402を、組み立てられた位置で、保持することができる。保持部材2408は、支持チューブの延長部分2424(図53)上にわたって(例えば、入口端部分2414から離間する向きに)前進駆動することができ、カプセル2512のタブ部分2514を折り返すことで、タブ部分2514は、保持部材2408と延長部分2424との間に保持される。組立プロセスのこの時点で、装填アセンブリ2400は、「部分的に組み立てられた」と称されることができる。
図60を参照すると、装填アセンブリ2400が、送達装置2500上で部分的に組み立てられた後には、圧縮デバイス100(圧縮デバイス100が示されているけれども、上記で説明した任意の圧縮デバイスを使用することができる)を使用することで、上記で説明したように、人工弁1000を弁保持部材2508に対して結合することができる。カプセル2512は、圧縮デバイス100(例えば、図61を参照されたい)に対して接触するまで、前進駆動することができ(例えば、送達装置2500のハンドルを使用して)、人工弁1000を、圧縮デバイス100からゆっくりと引き出すことができる。その後、カプセル2512を後退させることで(例えば、送達装置のハンドルを使用して)、圧縮デバイスのアクチュエータが所定位置に保持されている際に、人工弁1000が弁保持部材2508に対して適切に結合されることを、確保することができる。このように結合された状態で、外側リング2510を、弁保持部材2508上にわたって、および弁保持部材2508内の人工弁1000の一部(例えば、拡大端部部分1014を有したアーム1012)上にわたって、前進駆動することができる(例えば、送達装置のハンドルを使用して)。特定の例では、外側リング2510は、人工弁のフレームの拡大端部部分1014が弁保持部材2508から外れてしまうことを防止することができる。その後、図61に示すように、保持部材2408が圧縮デバイス100の出口端に対して隣接して位置するまで、部分的に組み立てられた装填アセンブリ2400を、外側リング2510上にわたって前進駆動することができる。その後、図62に示すように、圧縮デバイス100を、送達装置から取り外すことができ、ガイドワイヤシールド2506を、人工弁1000から軸線方向に離間して配置されているようにして、ノーズコーンに対して隣接して第一シャフト2504上にわたって遠位向きに前進駆動することができる(例えば、前進ツール2516を使用して)。
図59および図63を参照すると、その後、漏斗部材2404の両側部2460(図53)を、保持部材2408上へと配置することができ、これにより、外側リング2510を、漏斗部分2458の内部に少なくとも部分的に配置されたものとする。この時点で、装填アセンブリ2400は、「完全に組み立てられた」と称されることができる。第二クランプ2406bを、漏斗部材2404上にわたって(例えば、支持チューブ2402の入口端部分2414に向けた向きに)前進駆動することで、漏斗部材2404を、組み立てられた位置で保持することができる。その後、カプセル2512を(ひいては、取り付けられた装填アセンブリ2400を)、送達装置2500のハンドルを使用して、矢印2518によって示す向きに、人工弁1000上にわたって前進駆動することができる(あるいは、人工弁は、組み立てられたカプセルおよび装填アセンブリの内部に引っ込めることができる)。
図64Aに示すように、装填アセンブリ2400を、人工弁1000上にわたって前進駆動する際には、漏斗部分2458が、人工弁1000を径方向に圧縮し、これにより、人工弁をカプセル2512内へと装填することが可能とされる。より詳細には、カプセル2512および装填アセンブリ2400を、人工弁1000上にわたって前進駆動する際には、人工弁1000のアンカー1010を、漏斗部分2458に対して接触させ得るとともに、漏斗部分2458によって反転されることができ、これにより、人工弁1000は、アンカー1010が非拘束構成から約180°回転したメインボディ1003から遠位向きに延びた実質的な直線状構成へと、移行することとなる。カプセル2512のタブ部材2514が、カプセル上へと近位向きに折り返されて、保持部材2408によって所定位置に保持された状態で、カプセルの遠位端部分内の開口は、インプラントがカプセル内へと挿入される際には(例えば、タブ部材2514が保持部材2408を超えて滑り落ちることを防止することによって)、維持されることができる。カプセル2512は、インプラントの装填時には、張力状態または張りつめた状態で維持されることができ、これにより、座屈または束となることが防止されることができる。支持チューブ2402は、また、カプセル2512に対して構造的支持を提供することもできる。特定の例では、漏斗部分2458は、人工弁の装填時には、生理食塩水(例えば、送達装置のハンドル内のポートから供給される)によって充填することができる。特定の例では、人工弁のフレームにおける自由頂部を、例えば、ツール1516を使用して、漏斗部分2458の内部へと案内することができる。
図64Bを参照すると、人工弁1000のフレームにおける流出側頂部1013を漏斗部分2458の内部に受ける際には、ガイドワイヤシールド部材2506は、ガイドワイヤシャフトに沿って近位向きに前進駆動され得るとともに、流出側頂部1013がなす環状アレイの内部へと径方向に位置決めされることができる。特定の例では、ガイドワイヤシールド部材2506は、インプラントが完全に圧縮された後には、人工弁のフレームにおける流出側頂部1013を支持し得るとともに、それら流出側頂部1013を、下方に位置したガイドワイヤシャフトに対する選択された配向性に、維持することができる。
人工弁1000がカプセル2512の内部へと完全に受けられた後には、装填アセンブリ2400を、送達装置2500から取り外すことができる(例えば、第一クランプ2406および第二クランプ2406を取り外すとともに、漏斗部材2404の側部2460、2403と支持チューブ2402とを取り外すことにより)。
図65を参照すると、装填アセンブリ2400が送達装置2500から取り外された後には、図67に示すように、トリマーガイド部材2478を、カプセル2512の遠位端内へと挿入することで、選択された軸線方向位置でのカプセルタブ2514のトリミングを容易とすることができる。図70~図71を参照すると、トリマーガイド部材2478は、スロット2482を有したメインボディ2480を含むことができる。スロット2482は、メインボディの長手方向軸線から、メインボディの径方向外面2484までにわたって、延びることができる。メインボディ2480は、丸められた端部部分2486と傾斜した端部部分2488とを有した実質的な円筒形状を有することができる。メインボディ2480は、メインボディ2480まわりにおいて周方向に延びた環状ノッチまたは溝2490を含むことができる。トリマーガイド部材2478は、アーム部材/ガイドアーム2492をさらに含むことができ、このアーム部材/ガイドアーム2492は、径方向延在部分2494と、丸められた端部部分2486の向きに延びた軸線方向延在部分2496と、を有している。図71に最も明瞭に見られるように、ガイドアーム2492の軸線方向延在部分2496は、選択された長さを有することができ、これにより、軸線方向延在部分2496の端面2498は、溝2490に対して軸線方向に位置合わせされている。
図65~図69を参照すると、トリミングガイド部材2478(これは、「トリマーデバイス」とも称され得る)は、第一シャフト2504をスロット2482内へと挿入することにより、送達装置2500の第一シャフト2504上に配置することができる。その後、トリミングガイド部材2478は、丸められた端部部分2486がカプセル2512内のガイドワイヤシールド部材2506に対しておよび/または人工弁1000に対して当接するまで、カプセル2512の遠位端部分2520内へと前進駆動することができる。図66に示すように、ガイドアーム2492は、カプセル2512の外面上に(例えば、タブ2514どうしの間に)、延びることができる。図67に示すように、ユーザは、切断器具2524(例えば、メス)のブレード2522を、ブレード2522の第一面2526(例えば、側面)がガイドアーム2492の軸線方向延在部分2496の端面2498に対して接触するように、位置決めすることができる。ブレード2522が端面2498に対して接触している状態で、ユーザは、ブレードの切断エッジを、この切断エッジがトリミングガイド部材2478の溝2490内に配置されるまで、カプセル2512の長手方向軸線に向けて径方向内向きに前進させることができる。ユーザは、図68に示すように、カプセル2512を切り開いてタブ2514を除去するために、溝2490内に切断エッジを保持した状態で切断圧力を印加しながら、カプセル2512をブレード2522に対して回転させることができる(またはその逆に回転させる)。これにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。
その後、複数のタブ2514を含めた切取済みカプセルセグメント2528は、例えば切取済みセグメント2528をボディ2530の残部から手動で引き裂くことなどにより、カプセルのボディ2530の残部から取り除くことができる。カプセル2512は、必要であれば(例えば、遠位エッジ2532を仕上げ処理するために)、切断器具2524およびトリマーガイド部材2478を使用して、再び切り取ることができる。その後、トリマーガイド部材2478を、取り外すことができる。
図69に示すように、ノーズコーン2502は、このノーズコーン2502の近位エッジ2536がカプセル2512の遠位エッジ2532に対して当接するまで、近位向きに引っ込めることができる(矢印2534によって表されているように)。トリマーガイド部材2478を使用することにより、有利なことに、カプセル2512を切断するための開始位置として装填済み人工弁1000の端部を使用することで、カプセル2512とノーズコーン2502との間における間隙が、最小化される。さらに、トリマーガイド部材2478は、有利なことに、切断時における、ノーズコーン2502、カプセル2512、および/または人工弁1000に対する損傷リスクを、防止または緩和する。
図72は、代替可能な例をなすトリマーガイド部材2600を図示している。トリマーガイド部材2600は、傾斜付き端部部分をトリマーガイド部材2600が含んでいない点を除いては、トリミングガイド部材2478と同様のものとすることができる(例えば、スロット2604と丸められた端部部分2606と環状溝2610とを有したボディメイン2602と、径方向延在部分2612と軸線方向延在部分2614とを有したガイドアーム2608と、を有している)。トリマーガイド部材2600は、トリマーガイド部材2478のメインボディ2480と比較して、長尺とされたメインボディ2602を有することができる。
図73は、別の代替可能な例をなすトリマーガイド部材2700を図示している。トリマーガイド部材2700は、ガイドアーム2710の軸線方向延在部分に対して結合された円弧部材2712をトリマーガイド部材2700がさらに含む点を除いては、トリマーガイド部材2478と同様のものとすることができる(例えば、スロット2704と丸められた端部2706と環状溝2708とを有したメインボディ2702と、ガイドアーム2710と、を有している)。円弧部材2712は、C字形状部材とされ得るものであって、メインボディ2702内の溝2708に対して位置合わせされた近位面2714を有している。この例では、有利なことに、ユーザは、カプセル2512および/またはトリマーガイド部材2700を互いに回転させる必要なく、カプセル2512の周縁に沿って切断しながら、ブレードの側面を円弧部材2712に対して押し付けることができる。本明細書で説明する任意のトリマーガイド部材の例は、圧縮装填アセンブリの例と組み合わせて使用することができる。
特定の例では、支持チューブ2402をなす半体どうしは、平行な構成で配置され得るとともに、上述した切断プロセス時には、送達装置および/またはカプセル2512の遠位端のための支持体として機能することができる。
人工弁1000が送達システム2500のカプセル2512内へと装填された後には、外科医は、ガイドワイヤを、患者内へと挿入し得るとともに、天然の僧帽弁などの選択された処置部位へと到達させることができる。送達システムは、患者の血管系内へと導入され得るとともに、ガイドワイヤ上にわたって、天然の僧帽弁のところまで前進駆動することができる。その後、外科医は、カプセル2512を、天然の僧帽弁の弁輪に対しての選択された位置のところに位置決めし得るとともに、例えば、カプセルを人工弁上から引き抜くことにより、および/または、人工弁をカプセルから導出して遠位向きに前進駆動することで、人工弁をその機能的構成へと拡張させて、僧帽弁を通る血流を調節することにより、天然の僧帽弁の弁輪内に人工弁を配備することができる。特定の例では、外科医は、送達装置を操作することで、シャフトの遠位端のところに位置した弁保持特徴(単数または複数)から人工弁を切り離すことができる。その後、送達装置およびガイドワイヤを、患者から引き抜くことができる。また、本明細書で説明する送達装置の例およびインプラントの例を使用することにより、大動脈弁、三尖弁、または肺動脈弁などの、他の天然の心臓弁の機能を置換することもできる。
図77~図80を参照すると、装填アセンブリ2400のいくつかの例では、可撓性タブリング/保持部材2800を、環状タブリング/保持部材2408に代えて、または環状タブリング/保持部材2408に加えて、使用することができる。装填アセンブリ2400におけるすべての他の構成要素は、別のことが注記されていない限り、同じままとすることができる。図77~図78に示すように、可撓性保持部材2800は、保持部材2408と同じ態様で使用することができる、すなわち、支持チューブ2402の延長部分2424(図53を参照されたい)上へと適合することで、シース/カプセル2512のタブ2514を緊張状態に保持して、カプセル2512を張りつめた状態に保持するために使用することができ、これにより、人工弁の挿入/装填時におけるカプセルの曲がりもしくは変形を防止または緩和することができる。保持部材2800は、支持チューブ2402の両側部2403が、組み立てられた位置で保持されることを補助するように、さらに機能する。
可撓性保持部材2800は、内部を通して延びる内腔または穴2810を規定したメインボディ2802を含む環状部材とすることができる。メインボディ2802は、複数の山2804および谷2806を含むような、正弦波形状/波形状の断面を有している。他の例では、可撓性保持部材2800は、ジグザグ形状を有することができる。可撓性保持部材2800の形状により、保持部材2800を、剛直な保持部材の場合に必要とされる力よりも小さな力でもって、延長部分2424上へと挿入したり、延長部分から取り外したり、することができる。いくつかの例では、必要な力は、最大で50%の分だけ、低減することができる。例えば、剛直な保持部材に関して、約20lbf(約89.0N)の挿入力と、約12lbf(約53.4N)の取り外し力とが、必要とされている場合には、可撓性保持部材2800は、約10lbf(約44.5N)で挿入され得るとともに、約6lbf(約26.7N)で取り外すことができる。
図81~図83を参照すると、上述したように、人工弁(上記で説明した人工弁1000など)を、カプセル2512の遠位端内へと装填した後に、カプセルタブ2514を、カプセル2512から切り取ることができ、よって、図69に示すものなどのように、ノーズコーン2502の近位端2536を、カプセル2512の遠位端2532に対して当接させることができる。いくつかの例では、一体化された切断エッジ/ブレードを含むトリミングデバイス2900を、上記で説明したメスなどの切断器具に代えて、使用することができる。トリミングデバイス2900は、図82~図83に示すように、カプセル2512からタブ2514を切り取るために、トリマーガイド部材2478と組み合わせて、使用することができる。トリミングデバイス2900は、カプセル2512まわりに回転するように構成されており、よって有利には、一人のオペレータがカプセルタブ2514を切断することを可能とする。
図81を参照すると、トリミングデバイス2900は、メインボディ2902と、プラットフォーム部材2904と、切断エッジ2908を有した着脱可能なブレード2906と、を含むことができる。メインボディ2902は、メインボディ2902の厚さを通して延びた中央内腔/中央穴2910を規定している環状部材とすることができる。中央穴2910は、図82~図83に示すように、カプセル2512が中央穴2910の内部に配置され得るように構成することができる(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができる)。メインボディ2902は、中央穴2910から径方向外向きにメインボディ2902の径方向外側エッジ2914へと延びた切欠2912を含むことができる。プラットフォーム部材2904は、メインボディの第一面2916に対して結合することができ、ブレード2906は、プラットフォーム部材2904上に配置することができる。プラットフォーム部材2904は、リップまたはエッジ部分2918を含むことができ、このリップまたはエッジ部分2918は、ブレード2906をプラットフォーム部材2904上に保持するように構成されているとともに、切断エッジ2908が中央穴2910内へとわずかに延びるようブレード2906を位置決めするように構成されている。いくつかの例では、プラットフォーム部材2904は、標準的なカミソリに対して互換的であるように構成することができ(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができ)、これにより、ブレード2906を、所望された時に、容易に取り外して交換することができる。
使用時には、図82~図83に示すように、第一シャフト2504をスロット2482(図82)内に挿入することにより、トリマーガイド部材2478を、第一シャフト2504上に配置することができる。その後、トリマーガイド部材2478を、丸められた端部部分2486(図65)がガイドワイヤシールド部材2506に対して当接するまでおよび/またはカプセル2512内の人工弁1000に対して当接するまで、カプセル2512の遠位端部分内へと前進駆動することができる。図82に示すように、ガイドアーム2492は、カプセル2512の外面上に(例えば、タブ2514どうしの間に)延びることができる。
図82~図83に示すように、ユーザは、ブレード2906の第一面2920がガイドアーム2492の端面2498に対して接触するように、トリミングデバイス2900を位置決めすることができる。その後、ブレード2906の切断エッジ2908がトリマーガイド部材2478の溝2490(図70)の内部に配置されるまで、トリミングデバイス2900を、カプセル2512に向けて前進駆動することができる。ユーザは、切断エッジ2908を溝2490内に保持しながら、トリミングデバイス2900をカプセル2512に対して(またはその逆)回転させ得るとともに、カプセル2512を切断してタブ2514を除去するために、切断圧力を印加することができる。これにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。この構成により、有利なことに、例えば、一方の手でカプセル2512を保持しつつ、他方の手でトリミングデバイス2900を回転させることによって、一人のユーザが、カプセルからタブ2514を容易に切り取ることができる。さらに、この構成により、有利なことに、タブ2514を、カプセル2512まわりにおいてトリミングデバイス2900を360度回転させるだけで、取り除くことができる。
複数のタブ2514を含めた切取済みカプセルセグメントは、例えば切取済みセグメント2528をカプセルから手動で引き裂くことなどにより、カプセル2512のボディの残部から取り除くことができる。カプセル2512は、必要であれば(例えば、遠位エッジを仕上げ処理するために)、トリミングデバイス2900を再度使用することにより、再び切り取ることができる。その後、トリマーガイド部材2478を、取り外すことができる。
図84~図87を参照すると、いくつかの例では、カプセル2512のタブ2514は、トリマーガイド部材2478もまたメスなどの別個の切断器具も使用する必要がないようなトリミングデバイス3000を使用して、取り除くことができる。人工弁(例えば、上記で説明した人工弁1000)が、カプセル2512内へと装填された後には、トリミングデバイス3000を使用することにより、カプセル2512からカプセルタブ2514を取り除くことができ、よって、図69に示すものなどのように、ノーズコーン2502の近位エッジ2536を、カプセル2512の遠位エッジ2532に対して当接させることができる。カプセル2512は、いくつかの例では、例えば延伸ポリテトラフルオロエチレンEPTFEなどの、潤滑特性を有したソフトな複合材料を含むことができる。このため、ストランド/エッジの残骸/バリの残骸/微粒子を発生させることなくカプセルを切断することが困難であり得る。本明細書で説明するトリミングデバイス(上記で説明したものも含めて)は、これらの問題を防止および/または緩和する。
図84を参照すると、トリミングデバイス3000は、一般に、メインボディ3004および支持延長部材3006を含むハウジング3002と、回転可能部材3008と、回転可能部材3008に対して結合されたブレードホルダ3010(図86)と、を含むことができる。図86に示すように、ブレードホルダ3010は、尖端3016を含めて切断エッジ3014を有したブレード3012を保持するように構成することができる。
さらに図84を参照すると、メインボディ3004は、回転可能部材3008が内部に配置される環状内側チャンバを規定する全体的な円筒形状を含むことができる。メインボディ3004は、切欠3018を含むことができ、ここで、回転可能部材3008がメインボディ3004の内部に位置している時には、この切欠3018を通して、回転可能部材3008を見ることができるとともに、回転可能部材3008を駆動することができる。切欠3018は、いくつかの例では、円筒形状部分のような形状とすることができる。
上述したように、ハウジング3002は、支持延長部材3006をさらに含むことができる。支持延長部材3006は、メインボディ3004の第一面3020に対して結合され得るとともに、その第一面3020から延びることができる。いくつかの例では、図示した例などのように、支持延長部材3006は、一つまたは複数の脚または支持部材3022を含むことができる。支持部材3022により、トリミングデバイス3000を、テーブル等などの作業面上に配置することができ、これにより、一人のオペレータによる使用を容易とすることができる。いくつかの例では、支持部材3022は、傾斜部分3024を含むことができる。傾斜部分3024は、デバイスの動作長さを延ばすよう、トリミングデバイス(メインボディ3004と、回転可能部材3008と、を含む)の遠位端部分3026を、第二面上に位置決めし得るように構成することができる。いくつかの例では、図84に示すものなどのように、支持部材3022は、外面内に凹所を含むことができ、この凹所は、使用時におけるトリミングデバイス3000の保持を容易とするよう、ユーザが親指を(または、他の指を)この凹所の内部に位置決めすることを可能とするように構成されている。
図84に示すように、支持延長部材3006は、中央チャネルまたは中央凹所3028を含むことができる。中央凹所3028は、図85に示すものなどのように、この凹所3028の内部にカプセル2512が配置され得るように構成することができる(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができる)。トリミングデバイス3000は、一つまたは複数のヒンジ3032を介して支持延長部材3006に対して枢動可能に結合された蓋部材またはクランプ部材3030を、さらに含むことができる。クランプ部材3030は、開放位置(図84)と、支持延長部材3006に対するカプセル2512の移動を緩和するようにクランプ部材3030が構成された閉塞位置と、の間にわたって移行可能とすることができる。クランプ部材3030は、中央チャネルまたは凹所3034を含むことができ、これにより、クランプ部材3030が閉塞位置とされた時には、カプセル2512が、凹所3028の内部に、および凹所3034の内部に、配置されるものとされている。
トリミングデバイス3000は、カプセル2512上の対応した位置合わせ特徴(単数または複数)2515に対して位置合わせされるように構成された一つまたは複数の位置合わせ特徴3036を含むことができ、これにより、カプセル2512が凹所3028の内部に配置された時には、カプセル2512の遠位端部分のところにおける選択された切断位置が、ブレード3012に対して位置合わせされるものとされている。図84に示すように、凹所3028およびクランプ部材3030は、一緒に第一位置合わせ特徴3036を含むことができる。図示の例では、位置合わせ特徴3036は、凹所3028内とクランプ部材3030内とのそれぞれに配置された第一の横方向に延びた溝/チャネル3038aと第二の横方向に延びた溝/チャネル3038bとを含むことができる。いくつかの例では、位置合わせ特徴3036は、例えば、カプセル2512の外面に対して摩擦的に係合するように構成された把持部材とすることができる。
図85に示すように、カプセル2512が凹所3028の内部に配置された時には、位置合わせ特徴2515(例えば、カプセル2512のフレア形状部分/テーパー形状部分)は、位置合わせ特徴3036の内部に着座する。よって、位置合わせ特徴3036が、カプセル2512を位置合わせすることにより、選択された切断位置(例えば、タブ2514に対する近位)が、ブレード3012に対して位置合わせされる。その後、クランプ部材3030は、切断プロセス時にカプセル2512が移動してしまうことを防止するようまたは緩和するよう、閉塞位置へと駆動されることができる。
いくつかの例では、図示した例などのように、トリミングデバイス3000は、第二位置合わせ特徴3042を含むことができる。第二位置合わせ特徴3042は、トリミングデバイス3000の近位端部分3044のところに配置され得るとともに、カプセル2512のコネクタ2517(図85)に対して係合するように構成することができる。第二位置合わせ特徴3042は、トリミングデバイス3000に対するカプセル2512の移動を防止することができる、および/または、選択された切断位置がブレード3012に対して位置合わせされた状態でカプセル2512がトリミングデバイスの内部に位置決めされることを確保することを補助することができる。図示の例では、第二位置合わせ特徴3042(図84)は、コネクタ2517の一部を内部に着座させ得るようなサイズとされたような、横方向に延びた溝/チャネルとされている。しかしながら、他の例では、第二位置合わせ特徴は、例えば、凹所の内部に配置された、および/またはクランプ部材の内部に配置された、および/または追加的なクランプ部材の内部に配置された、把持部材とすることができ、この把持部材は、コネクタ2517の外面に対して、および/またはカプセル2512の外面に対して、摩擦的に係合するように構成されている。
ここで、図86を参照すると、ブレードホルダ3010は、メインボディ3046を含むことができ、メインボディ3046は、ブレード係合部材3048と、開口3050と、を含む。ブレード係合部材3048は、メインボディの一面から延びた第一部材3052と、第一部材3052とブレード3012との間に配置されることでブレード3012をブレードホルダ3010のメインボディ3046に対して当接させつつ保持するように構成された着脱可能な第二部材3054と、を含む。このような構成により、切断エッジ3014が鈍くなった時には、ブレード3012を容易に交換することができる。第一部材3052および第二部材3054は、互いに連結されることで、ブレードホルダ3010に対しての、第二部材3054の移動を、またはブレード3012の移動を、防止することができる。例えば、図86に示すように、第二部材3054は、第一部材3052の下側をおよび第一部材3052の周囲をスライドし得るようU字形状を有し得るけれども、他の例では、第一部材3052および第二部材3054は、任意の様々な連結形状を有することができる。
図87~図88は、説明のためにトリミングデバイス3000の他の構成要素を取り除いた状態で、回転可能部材3008とブレードホルダ3010とを図示している。図87に示すように、回転可能部材3008は、一般に、メインボディ3056と、ラチェット部材3058と、ドア部材3060と、を含むことができる。回転可能部材3008は、メインボディの厚さを貫通して延びた中央内腔または中央穴3062を規定することができる。中央穴3062は、カプセル2512の遠位端部分が穴3062の内部に位置決めされ得るように構成することができ(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができ)、これにより、選択された切断位置が、ブレード3012に対して位置合わせされるものとされている。
ドア部材3060は、開放位置(図87)と閉塞位置(図88)との間にわたって、移動可能とすることができる。回転可能部材3008は、ドア部材3060が開放位置から閉塞位置へと移動することにより、ブレード3012が、第一の安全位置/非切断位置/退避位置(図87)から、図88に示すような、ブレード3012の切断エッジ3014が中央穴3062内へと延びた第二の切断位置/延出位置/使用位置(図88)へと、駆動されるように構成することができる。例えば、ドア部材3060は、カム部材3064を介して、ブレードホルダ3010に対して結合することができる。カム部材3064は、長尺のC字形状を有し得るものであって、例えば、ブレードホルダ3010内の開口3050を通して延びた締結部材3068を使用して、第一端部部分3066のところでドア部材3060に対して(例えば、締結部材3068を介して)、および第二端部部分3070のところでブレードホルダ3010に対して、それぞれ枢動可能に結合することができる。
いくつかの例では、ドア部材3060は、ロック部材をさらに含むことができる。ロック部材は、ドア部材が閉塞位置または開放位置のいずれかに保持されたロック位置と、ドア部材がロック位置とロック解除位置との間にわたって移動可能とされたロック解除位置と、の間にわたって、駆動することができる。
図87~図88に示すように、ドア部材3060が開放位置から閉塞位置へと移動する際には、カム部材3064の第一端部部分3066は、中央穴3062から径方向に離間する向きに移動し、これにより、カム部材3064の第二端部部分3070が、対応して移動することとなり、これにより、ブレードホルダ3010は、退避位置(図87)から、使用位置(図88)へと、駆動される。このような構成により、有利なことに、ユーザの負傷が防止されるとともに、ドアが閉塞されるまではブレード3012の切断エッジ3014がカプセル2512に対して接触しないことが確保されることにより、カプセルに対する不注意な損傷を防止することができる。これにより、選択された位置にカプセルが位置していない時には、偶発的な切断を防止することができる。他の例では、ブレードホルダ3010は、ボタンなどの手動で駆動可能な部材に対して結合することができ、これにより、ユーザは、ブレードを退避位置から使用位置へと駆動するタイミングを選択し得るものとされる。図89~図95は、そのような例を図示している。
再び図87を参照すると、ラチェット部材3058は、回転可能部材3008のメインボディ3056に対して結合され得るとともに、複数の歯3072を含むことができる。歯3072は、ラチェット部材3058の周縁まわりにおいて円形に配置することができる。複数の歯3072は、メインボディ3004の爪(例えば、同様に機能するような、図91に示す例における爪3150を参照されたい)に対して係合するように構成することができ、これにより、回転可能部材3008は、第一の向き(例えば、図87に示す配向性では、時計回り)には回転し得るけれども、第二の向き(例えば、図87に示す配向性では、反時計回り)には回転が阻止されている。いくつかの例では、爪は、スプリングなどの、複数の歯3072に対して当接させるよう爪を付勢するように構成された付勢部材を含むことができる。
図85を参照すると、使用時には、カプセル2512は、カプセル2512の位置合わせ特徴2515が第一位置合わせ特徴3036に対して位置合わせされているようにして、かつ、コネクタ2715が第二位置合わせ特徴3042(図84)に対して位置合わせされているようにして、トリミングデバイス3000の内部で位置決めされることができる。その後、カプセルを所定位置に保持するために、クランプ部材3030を、開放位置(図85)から閉塞位置へと駆動することができる。これにより、選択された切断位置(例えば、タブ2514よりも近位側)を、ブレード3012の切断エッジ3014に対して位置合わせされるようにして、位置決めする。このように位置合わせされた状態で、ドア部材3060を開放位置(図87)から閉塞位置(図88)へと駆動することにより、カム部材3064を駆動することで、ブレードホルダ3010を(ひいてはブレード3012を)、退避位置から使用位置へと駆動することができ、ブレード3012の尖端3016を、カプセル2512の壁を通して挿入することができる。その後、回転可能部材3008を360度にわたって回転駆動することで、カプセル2512を切断することができて、タブ2514を取り除くことができる。カム部材3064の移動によって決定されるようなブレード3012の位置決めにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。この構成により、有利なことに、例えば、トリミングデバイス3000の内部でカプセル2512を位置決めすることによりさらに回転可能部材3008を回転駆動することにより、一人のユーザがカプセルからタブ2514を容易に切り取ることが可能とされる。さらに、この構成により、有利なことに、タブ2514を、回転可能部材3008の一回の360度回転によって取り除くことができ、これにより、プロセスを迅速化し得るとともに、更なる切取の必要性を回避することができる。
図89~図95は、別の例をなすトリミングデバイス3100を図示している。トリミングデバイス3100は、別のことが示されている場合を除き、上記で説明したトリミングデバイス3000と同様のものとすることができる。すなわち、トリミングデバイス3100は、一般に、メインボディ3104および支持延長部材3106を含むハウジング3102と、回転可能部材3108と、回転可能部材3108に対して結合されたブレードホルダ3110でありかつブレード3112を含むブレードホルダ3110(図91)と、を含むことができる。トリミングデバイス3100に関して本明細書で説明する任意の特徴が、トリミングデバイス3000と共に使用され得ることに、また、その逆も可能であることに、留意されたい。
ドア部材3060の位置に基づいてブレードホルダ3010を位置決めするような上記で説明したカム部材3064に代えて、トリミングデバイス3100は、ボタンなどの、ブレードホルダ3110の位置をユーザなどが手動で決定することを可能とするアクチュエータ部材3114を含む。図94~図95を参照すると、アクチュエータ部材3114は、回転可能部材3108の中央内腔3116に対して隣接して位置決めされ得るとともに、ブレードホルダ3110に対して結合することができる。アクチュエータ部材3114は、ブレードホルダ3110が安全位置/非切断位置/ロック位置/退避位置(図94)に位置している第一位置と、ブレードホルダが(ひいてはブレード3112が)切断位置/延出位置/使用位置(図95)に位置している第二位置と、の間にわたって移動可能とすることができる。使用位置とされた時には、ブレード3120の切断尖端3118および切断エッジは、回転可能部材3108の中央穴3116内へと延びている。いくつかの例では、アクチュエータ部材3114は、アクチュエータ部材3114を第一位置へと付勢するように構成された付勢部材(スプリングなど)を含むことができる。
図91~図92を参照すると、いくつかの例では、第一位置(ロック位置とも称される)に位置している時には、アクチュエータ部材3114は、回転可能部材3108の回転を阻止することができる。このような構成により、有利なことに、回転可能部材3108の不用意な回転が防止されるため、トリミングデバイス3100内へのカプセル2512の装填を、容易とすることができる。例えば、ハウジング3102のメインボディ3104は、一つまたは複数の肩部3124を規定する切欠3122を含むことができる。アクチュエータ部材3114(これは、回転可能部材3108に対してスライド可能に結合されている)は、図92に示すように、アクチュエータ部材3114が第一位置に位置している時には切欠3122の内部に着座する突起3126を含むことができる。突起3126と一つまたは複数の肩部3124とが係合することにより、メインボディ3104に対する回転可能部材3108の回転が防止される。アクチュエータ部材3114が、第一位置(図94)から第二位置(図95、ロック解除位置とも称される)へと移動した時には、突起3126は、もはや切欠3122の内部には配置されておらず、回転可能部材3108は、メインボディ3104に対して回転することができる。
いくつかの例では、トリミングデバイス3100は、トリミングデバイス3100の動作時にドア部材3130を閉塞位置に保持するように構成された戻り止め機構3128を、含むことができる。図90を参照すると、ドア部材3130は、ドア部材3130が閉塞位置に位置している時には(図94を参照されたい)回転可能部材3108のメインボディ3136の開口/開口部3134の内部に着座するように構成された突起/突出部/戻り止め3132を、含むことができる。戻り止め3132と開口3134とが係合することにより、ドア部材を開放するためにドア部材3130に対して(例えば、ユーザによって手動で)充分な力が印加されるまで、ドア部材3130を、閉塞位置で選択的に保持することができる。図示の例では、戻り止め3132は、半球状の突起とされており、開口3134は、対応した円形形状を有しているけれども、他の例では、戻り止めおよび開口は、任意の様々な対応した形状を有することができる。
図93を参照すると、トリミングデバイス3100は、上記で説明したクランプ部材3030および位置合わせ特徴3036と同様に、第一クランプ部材3138および第一位置合わせ特徴(図示せず)を含むことができる。トリミングデバイス3100は、ハウジング3102の近位端部分3142のところに位置決めされた第二クランプ部材3140を、さらに含むことができる。第二クランプ部材3140は、支持延長部材3106に対して枢動可能に結合され得るとともに(一つまたは複数のヒンジを介してなど)、開放位置(図93)と閉塞位置(図89)との間にわたって移動可能とすることができる。第二クランプ部材3140は、コネクタ2517に対して係合することで、トリミングデバイス3100に対するカプセル2512の移動を防止するように構成することができる。いくつかの例では、第二クランプ部材3140は、コネクタ2517を保持するようなサイズとされた溝または凹所を含むことができ、いくつかの例では、第二クランプ部材3140は、コネクタ2517の外面に対して、および/またはカプセル2512の外面に対して、摩擦的に係合するように構成された把持部材を含むことができる。
図89を参照すると、ハウジング3102の支持延長部材3106は、伸縮的な態様で互いに移動可能とされた第一部分3144および第二部分3146を含むことができ、これにより、支持延長部材3106の全長が調節可能とされている。これにより、有利なことに、第二クランプ部材3140を、カプセル2512のコネクタ2517に対して位置合わせされるようにして(または、カプセル2512上の選択された位置に対して位置合わせされるようにして)位置決めすることが可能とされる。これに加えて、装填プロセス時にカプセル2512が長手方向に圧縮されることがあり得るため、トリミングデバイス3100内でのカプセル2512の意図しない並進を防止または緩和するために、第二クランプ部材3140がコネクタ2517に対して係合することを確保するよう、ハウジング3102の長さを調整可能とすることが有利である。
図91に示すように、トリミングデバイス3100は、回転可能部材3108を第一の向き(例えば、図91に示す配向性では、反時計回り)にのみ回転することを可能としつつ第二の向き(例えば、図91に示す配向性では、時計回り)における回転を阻止するように構成されたラチェット爪機構を含むことができる。回転可能部材3108は、回転可能部材3108上に円形パターンで配置された複数の歯3148を含むことができ、ハウジング3102のメインボディ3104は、歯3148に対して係合するように構成された端部部分を有した爪3150を含むことができる。歯3148は、傾斜することができ、これにより、爪3150が歯に沿ってスライドすることで、第一の向きでは、回転可能部材3108の回転が可能とされつつも、第二の向きでは、それぞれ対応した歯3148と爪3150との係合を介して、回転可能部材の回転が阻止されるものとされている。
使用時には、カプセル2512を、トリミングデバイス3100の内部に配置することができ、第一クランプ部材3138を開放位置から閉塞位置(図89)へと駆動することで、カプセル2512を所定位置に保持し得るとともに、切断位置がブレード3112の切断エッジに対して位置合わせされているようにして、カプセル2512を位置決めすることができる。支持延長部材3106の第二部分3146を、第一部分3144に対して駆動することで(例えば、スライドすることで)、第二クランプ部材3140を、カプセル2512のコネクタ2517に対して位置合わせすることができる。第二クランプ部材3140を、閉塞位置(例えば、図89を参照されたい)へと駆動することで、トリミングデバイス3100に対するカプセル2512の並進移動を防止することができる。このように位置合わせされた状態で、ドア部材3130を、開放位置(図90)から閉塞位置(図89)へと、枢動することができる。戻り止め3132を開口3134に対して係合させることで、ドア部材3130を、閉塞位置に保持することができる。
その後、アクチュエータ部材3114を、第一位置/ロック位置から第二位置/ロック解除位置へと駆動することができ、これにより、ブレードホルダ3110を(ひいてはブレード3112を)使用位置へと駆動することができ、これにより、ブレード3112の尖端3118を、カプセル2512の壁を通して挿入することができる。その後、回転可能部材3108を360度にわたって回転駆動することで、カプセル2512を周方向に切断することができて、タブ2514を取り除くことができる。アクチュエータ部材3114の移動によって決定されるようなブレード3112の位置決めにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。この構成により、有利なことに、例えば、トリミングデバイス3100の内部でカプセル2512を位置決めすることによりさらに回転可能部材3108を回転駆動することにより、一人のユーザがカプセルからタブ2514を容易に切り取ることが可能とされる。さらに、この構成により、有利なことに、タブ2514を、回転可能部材3108の一回の360度回転によって取り除くことができ、これにより、プロセスを迅速化し得るとともに、更なる切取の必要性を回避することができる。
図96~図97は、別の例をなすトリミングデバイス3200を図示している。トリミングデバイス3200は、別のことが示されている場合を除き、上記で説明したトリミングデバイス3000、3100と同様のものとすることができる。すなわち、トリミングデバイス3200は、一般に、メインボディ3204および支持延長部材3206を含むハウジング3202と、回転可能部材3208と、ブレードホルダ3210(図97)と、を含むことができる。トリミングデバイス3200に関して本明細書で説明する任意の特徴が、トリミングデバイス3000および/または3100と共に使用され得ることに、また、その逆も可能であることに、留意されたい。
トリミングデバイス3200は、第一位置合わせ特徴3214を有した第一クランプ部材3212(上記で説明したクランプ部材3030および位置合わせ特徴3036と同様のもの)と、ハウジング3102の第二端部部分3218に対して結合された第二クランプ部材3216と、をさらに含むことができ、この第二クランプ部材3216は、第一部分3220に対して伸縮的な態様で移動可能とされており、これにより、支持延長部材3206の全長が調節可能とされている。
図96を参照すると、支持延長部材3206の第一部分3220は、直線状に延びた凹所3222を含むことができる。第一クランプ部材3212は、クランプ部材3213の内面に沿って延びた対応した直線状突起を含むことができる。クランプ部材3212が閉塞位置に位置している時には、突起が、凹所3222の内部に配置されることで、第一クランプ部材3212の不注意な開放を阻止することができる。第一クランプ部材3212は、クランプ部材3212を開放するに際して突起を凹所3222から取り外すよう(トリミングデバイス3200の長手方向軸線に対して)径方向外向きの力をクランプ部材3212に対して印加することにより、開放することができる。
回転可能部材3208は、回転可能部材3208のメインボディ3226に対するスライドフィット構成/スナップフィット構成/圧入構成を有したドア部材3224を含むことができる。例えば、図97に示すように、ドア部材3224は、メインボディ3226のスロット3230内に受けられるように構成された直線状突起3228を含むことができる。
トリミングデバイス3200は、ボタンなどの、ブレードホルダ3210の位置をユーザなどが手動で決定することを可能とするアクチュエータ部材3232を含む。アクチュエータ部材3232は、ブレードホルダが安全位置/非切断位置/ロック位置/退避位置(図97)に位置している第一位置と、ブレードホルダ3210が(ひいては、ブレードホルダの内部に配置されたブレードが)切断位置/延出位置/使用位置に位置している第二位置と、の間にわたって移動可能とすることができる。使用位置とされた時には、ブレードの切断尖端および切断エッジは、回転可能部材3208の中央穴内へと延びており、これにより、カプセル2512が中央穴内に配置された時には、ブレードの切断エッジが、カプセルを穿孔するものとされている。図96~図97に示すように、アクチュエータ部材3232は、アクチュエータ部材3232を第一位置へと付勢するように構成された付勢部材3234(スプリングなど)を含むことができる。
いくつかの例では、図示した例などのように、アクチュエータ部材3232は、第一アクチュエータ部材とすることができ、トリミングデバイス3200は、第二アクチュエータ部材3236をさらに含むことができる。アクチュエータ部材3236は、ブレードホルダ3210を(ひいてはブレードを)使用位置から退避位置へと後退させるように構成することができる。第二アクチュエータ部材3236は、例えば、ボタン、ノブ、スライド部材、等とすることができる。いくつかの例では、第二アクチュエータ部材3236は、キャッチを解放することができ、これにより、ブレードホルダ3210が使用位置から持ち上げられることを可能とする。
図97に示すように、トリミングデバイス3200は、回転可能部材3208を第一の向き(例えば、図97に示す配向性では、反時計回り)にのみ回転することを可能としつつ第二の向き(例えば、図97に示す配向性では、時計回り)における回転を阻止するように構成されたラチェット爪機構を含むことができる。回転可能部材3208は、回転可能部材3208の外周縁まわりに配置された複数の歯3238を含むことができ、ハウジング3202のメインボディ3204は、歯に対して係合するように構成された端部部分を有した爪3240を含むことができる。歯3238は、傾斜することができ、これにより、爪3240が歯に沿ってスライドすることで、第一の向きでは、回転可能部材3208の回転が可能とされつつも、第二の向きでは、それぞれ対応した歯3238と爪3240との係合を介して、回転可能部材の回転が阻止されるものとされている。
使用時には、ユーザは、図96に示すように、カプセル2512の位置合わせ特徴2515が第一位置合わせ特徴3214に対して位置合わせされているようにして、かつ、コネクタ2517が第二クランプ部材3216に対して位置合わせされているようにして、カプセル2512を、トリミングデバイス3200の内部に位置決めすることができる。その後、第一クランプ部材3212を開放位置(図96)から閉塞位置へと駆動することで、カプセル2512を所定位置に保持し得るとともに、切断位置がブレードの切断エッジに対して位置合わせされているようにして、カプセルを位置決めすることができる。第二クランプ部材3216を、閉塞位置へと駆動することで、トリミングデバイス3200に対するカプセル2512の並進移動を防止することができる。このように位置合わせされた状態で、第一アクチュエータ部材3232を駆動することができ、これにより、ブレードホルダ3210を(ひいてはブレードを)使用位置へと駆動することができ、これにより、ブレードの尖端を、カプセル2512の壁を通して挿入することができる。回転可能部材3208を360度にわたって回転駆動することで、カプセル2512を周方向に切断することができて、タブ2514を取り除くことができる。アクチュエータ部材3232の移動によって決定されるようなブレードの位置決めにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。タブ2514が取り除かれた後には、第二アクチュエータ部材3236を使用して、ブレードホルダ3210を後退させることができる。この構成により、有利なことに、例えば、トリミングデバイス3200の内部でカプセル2512を位置決めすることによりさらに回転可能部材3208を回転駆動することにより、一人のユーザがカプセルからタブ2514を容易に切り取ることが可能とされる。さらに、この構成により、有利なことに、タブ2514を、回転可能部材3208の一回の360度回転によって取り除くことができ、これにより、プロセスを迅速化し得るとともに、更なる切取の必要性を回避することができる。
図98~図100は、別の例をなすトリミングデバイス3300を図示している。トリミングデバイス3300は、別のことが示されている場合を除き、上記で説明したトリミングデバイス3000、3100、3200と同様のものとすることができる。すなわち、トリミングデバイス3300は、一般に、メインボディ3304と中央凹所3305付き支持延長部材3306とを含むハウジング3302と、回転可能部材3308と、回転可能部材3308に対して結合されたブレードホルダ(図示せず)と、を含むことができ、ブレードホルダは、ブレードを保持するように構成されている。トリミングデバイス3300に関して本明細書で説明する任意の特徴が、トリミングデバイス3000、3100、および/または3200と共に使用され得ることに、また、その逆も可能であることに、留意されたい。
トリミングデバイス3300は、ハウジング3302のメインボディ3304に対して結合されたガイド部材3310を、さらに含むことができる。ガイド部材3310は、長手方向に延びた中央チャネル3314を有した円筒形のメインボディ3312を含むことができる。チャネル3314は、送達システムの、上記で説明した第一シャフト2504などの第一シャフトを受けるようなサイズとすることができる。
ガイド部材3310は、アーム/保持部材3316を介して、ハウジング3302のメインボディ3304に対して結合することができ、ここで、アーム/保持部材3316は、ガイド部材3310を、メインボディ3304の中央凹所3318の内部に位置決めするとともに、回転可能部材3308の中央凹所3320の内部に位置決めする。保持部材3316は、凹所3318、3320の内部にガイド部材3310が懸架されるようにして、かつ、メインボディ3304に対しておよび/または回転可能部材3308に対してガイド部材3310が接触しないようにして、ガイド部材3310を、凹所3318、3320の内部に位置決めすることができる。ガイド部材3310とメインボディ3304との間の距離は、および/または、ガイド部材3310と回転可能部材3308との間の距離は、ガイド部材3310とメインボディ3304との間におよび/またはガイド部材3310と回転可能部材3308との間に、カプセル2512の壁が挿入され得るようなサイズとすることができる。カプセル2512は、ガイド部材3310上にわたって前進駆動することができ、これにより、トリマーガイド部材2478の使用と同様に、ガイド部材3310の一部が、カプセル2512の内部に配置される。ガイド部材3310は、切断プロセス時にカプセル2512の内部に収容された内部構成要素が損傷されることを、防止または緩和することができる。
いくつかの例では、ガイド部材3310は、上記で説明したトリマーガイド部材2478の溝2490と同様の、周方向に延びた環状ノッチまたは溝3322(図99)を含むことができる。溝3322は、ブレードの切断エッジが溝3322の内部に配置されるようにして、ブレード(図示せず)の切断エッジに対して位置合わせすることができる。いくつかの例では、図99に示すものなどのように、ガイド部材3310は、ピボットピンまたは締結部材3324を使用することなどにより、保持部材3316に対して枢動可能に結合することができる。このような構成により、ガイド部材3310を、使用位置(ガイド部材が、凹所3318、3320の内部に配置されている)と非使用位置(例えば、図99を参照されたい)との間にわたって、移動可能とすることができる。
使用時には、ガイド部材3310を使用位置へと駆動することができ、ユーザは、送達装置の第一シャフト2504がガイド部材3310のチャネル3314の内部に配置されるようにして、トリミングデバイス3300の内部にカプセル2512を位置決めすることができる。ユーザは、カプセル2512の選択された切断位置が、ガイド部材3310の溝3322に対して位置合わせされているようにして、したがって、ブレードの切断エッジに対して位置合わせされているようにして、カプセル2512の選択された切断位置を、位置決めすることができる。このように位置合わせされた状態で、回転可能部材3308を360度にわたって回転駆動することで、カプセル2512を周方向に切断することができて、タブ2514を取り除くことができる。溝3322によって拘束されたようなブレードの位置決めにより、ユーザは、カプセルの内部に収容された内部構成要素を損傷することなく、カプセル2512の壁を切断することができる。この構成により、有利なことに、例えば、トリミングデバイス3300の内部でカプセル2512を位置決めすることによりさらに回転可能部材3308を回転駆動することにより、一人のユーザがカプセルからタブ2514を容易に切り取ることが可能とされる。さらに、この構成により、有利なことに、タブ2514を、回転可能部材3308の一回の360度回転によって取り除くことができ、これにより、プロセスを迅速化し得るとともに、更なる切取の必要性を回避することができる。
図101~図102を参照すると、いくつかの例では、タブ2514を含むカプセル2512に代えて、送達システム2500は、タブを含まないカプセル3400を含むことができる。このような例では、カプセル3400は、支持チューブ3404の一つまたは複数の対応した係合特徴3406(すなわち、第二係合特徴)に対して係合するように構成された一つまたは複数の係合特徴3402(すなわち、第一係合特徴)を、含むことができる。支持チューブ3404は、支持チューブ3404が第二係合特徴3406を含む点を除いては、上記で説明した支持チューブ2402と同様のものとすることができる。
カプセル3400と支持チューブ3404とが一緒に組み立てられた時には、係合特徴3402、3406が係合することで、剛性チューブ構造を形成する。このような構成により、装填プロセス時に可撓性カプセル3400が支持され、これにより、タブ(図53~図58に関して上記で説明したように、カプセルを剛直な位置に保持する)の必要性をなくすことができる。これにより、有利なことに、一人の操作者が、人工弁(例えば、上記で説明した弁1000)を、支持チューブ2402に代えて支持チューブ3404を含めた装填アセンブリ2400内へと、装填することができる。
図101を参照すると、いくつかの例では、第一係合特徴3402は、一つまたは複数の突起3408を含むことができる。いくつかの例では、突起3408は、カプセル3400の壁内に一つまたは複数の構造部材を埋設することによって、形成することができる。カプセル3400は、複数の層(例えば、ライナー、PTFEラップ、等)を含むことができ、構造部材(単数または複数)は、これらの層どうしの間に挟まれ得るとともに、構造部材の形状がカプセル3400の外面上に突起を形成するような厚さを有することができる。例えば、構造部材は、カプセル3400の壁の内部に埋設された太いワイヤとすることができる。図示の例では、突起3400は、カプセルの外周縁まわりに延びた螺旋形状/渦巻き形状を有しているけれども、他の例では、突起(単数または複数)は、任意の様々な形状(例えば、離散的とされた複数のリング)を有することができる。他の例では、突起(単数または複数)3408は、例えば、オーバーモールドされたプラスチック形状として、カプセル3400の外面上に配置することができる。
図102に示すように、第二係合特徴3406は、例えば、支持チューブ3404の内面に設けられた一つまたは複数の凹所3410とすることができる。凹所(単数または複数)3410は、突起の形状に対応した形状を有することができ、例えば、図示の例では、螺旋状/渦巻き状である。上記で説明したように、支持チューブ3404は、第一側方側部2403aと第二側方側部2403bとを含むことができる。支持チューブ3404をカプセル3400上に組み立てるために、第一側部2403および第二側部2403を互いに固定する前に(例えば、クランプ2406を使用して)、第一係合特徴3402および第二係合特徴3406を、互いに位置合わせすることができる。しかしながら、他の例では、支持チューブ3404は、例えば凹所3410を突起3408上へと螺着することによりさらに支持チューブ3404を捩ることでカプセル3400上にわたって支持チューブ3404を前進駆動することによりカプセル上にわたって横方向に前進駆動させ得る一体構造とすることができる。
突起3408を凹所3410に対して係合することにより、カプセル3400と装填チューブ3404との間の接触が最大化され、これにより、有利なことに、装填力(例えば、人工弁を装填する時に、カプセルに対して印加される力)を、カプセルの長さに沿って分散させ、これにより、カプセル材料の損傷を回避する。
ここで、図103~図104を参照すると、いくつかの例では、カプセル3500は、構造部材3504の厚さ内へと延びた一つまたは複数の開口/開口部/凹所3506を含む構造部材3504などの、一つまたは複数の第一係合特徴3502を含むことができる。いくつかの例では、開口3506は、図103に示すものなどのように、構造部材の厚さを貫通して延びることができる。いくつかの例では、開口3506は、図105に示すものなどのように、厚さを部分的に通して延びることができる。
いくつかの例では、図103に示すものなどのように、カプセル3500は、装填バンドとして構成された複数の構造部材3504を含むことができる。各装填バンド3504は、カプセル3500の壁3508内に埋設された(例えば、カプセル層どうしの間に挟まれた)環状部材/リング部材とすることができる。上述したように、装填バンド3504のそれぞれは、装填バンドの厚さ内へと延びた一つまたは複数の開口3506を含むことができる。装填バンド3504は、カプセル3500の元の外径を維持するように構成することができる(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができる)。これにより、有利なことに、対象者の血管系内を前進駆動されることとなるあらゆる構成要素の直径を増大させることなく、装填バンド3504を追加することができる。いくつかの例では、装填バンド3504は、金属(例えば、ニチノール、チタン、ステンレス鋼、等)および/または硬質プラスチック(例えば、PEEK、ポリカーボネート、等)を含むことができる。
図示の例では、装填バンド3504は、カプセル壁3508内へと長手方向において互いに離間して配置されているようにして埋設された別個の構成要素とすることができる。これにより、カプセル3500は、その可撓性を維持することができ、これにより、有利なことに、カプセル3500を、対象者の血管系の湾曲を通して前進駆動することができる。いくつかの例では、装填バンド3504は、連結構成を有することができ、これにより、装填プロセス中に装填力が印加された時には、装填バンド3504どうしが互いに接触/係合/オーバーラップすることで、有利なことに、装填力(例えば、人工弁を装填する時に、カプセルに対して印加される力)を、カプセル3500の長さに沿って一つの装填バンドから別の装填バンドへと直接的に分配することができ、これにより、カプセル材料に対する損傷を回避することができる。例えば、装填バンド3504は、ステップ状エッジ部分/面取りエッジ部分/留め継ぎエッジ部分を有することができ、このステップ状エッジ部分/面取りエッジ部分/留め継ぎエッジ部分は、選択された装填バンドの一部が、隣接した装填バンドの一部内へと、例えば合わせ接ぎ(シップラップ)構成または舌溝構成で、受けられることを可能とする。
いくつかの例では、カプセルは、ポリマー製前方エッジ3510を、および/またはこの前方エッジ3510に対して隣接して配置されたマーカーバンド3512を、さらに含むことができる。マーカーバンド3512は、例えば、人工心臓弁の交連に対して固定された放射線不透過性マーカーを含むことで、移植手順時に、撮像(例えば、放射線透視)下で交連を可視化することができる。カプセル3500は、埋め込みコイルなどの支持構造3513をさらに含むことができる。いくつかの例では、支持構造は、ステンレス鋼製のコイルとすることができる。
図104Aを参照すると、支持チューブ3514は、第一係合特徴3502に対して係合するように構成された一つまたは複数の第二係合特徴3516(対応した係合部材とも称される)を含むことができる。支持チューブ3514は、上記で説明した支持チューブ2402と同様のものとすることができる。いくつかの例では、一つまたは複数の第二係合特徴3516は、支持チューブ3514の内面3520から延びた一つまたは複数の突起/突出部/小塊3518を含むことができる。図104A~図104Bに示すように、支持チューブ3514の一つまたは複数の突起3518は、構造部材/装填バンド3504の開口3506の内部に配置することができる。
いくつかの例では、突起3518は、例えば支持チューブ3514の成形時に、支持チューブ3514をなす半体に対して、一体的に形成することができる。他の例では、突起3518は、支持チューブ3514とは別個に形成することができ、例えば、接着剤、溶接、および/または、スナップフィットやネジ等の機械的手段を使用して、支持チューブ3514に対して結合することができる。いくつかの例では、図106A~図106Bに示すものなどのように、突起3518は、支持チューブ3514の内面3520に対して結合され得る長尺部材3522の一部として、一体的に形成することができる。いくつかの例では、長尺部材3522および突起3518は、金属(例えば、ニチノール、チタン、ステンレス鋼、等)および/または硬質プラスチック(例えば、PEEK、ポリカーボネート、等)を含むことができる。
いくつかの例では、突起3518は、円形の断面形状(例えば、図106A~図106Bに示すような)、および/または三角形の断面形状(例えば、図107A~図107Bに示すような)、および/または半円形の断面形状(例えば、図108に示すような)、を有することができる。他の例では、突起3518は、例えば、正方形、長方形、直線状、楕円形、正方形楕円形、等の、任意の様々な断面形状を有することができる。構造部材/装填バンド3504内の開口3506は、例えば対応した断面形状を有することにより、突起を受けるように構成することができる。例えば、図109における開口3506は、図108に示す突起3518を受けることができる。
いくつかの例では、図105に示すものなどのように、構造部材/装填バンド3504内の開口3506は、カプセル壁3508の外層(単数または複数)3526内の開口3524に対して、位置合わせすることができる。他の例では、カプセル3500の薄い(例えば、0.001mm)外層が、構造部材/装填バンド3504内の開口3506上に延びることができる。このような例では、支持チューブ3514上の対応した係合部材3516は、開口3506内に配置された時には、外層を、開口3506内へと変形させることができる。対応した係合部材3516は、開口3506内へと挿入された時に外層を穿孔することなく外層を変形させるように、構成することができる(例えば、そのようなサイズおよび形状とすることができる)。
図110~図117は、別の例をなす圧縮デバイス3600を図示している。圧縮デバイス3600は、保持リング544に代えてまたは保持リング544に加えて、ハウジング3602の第一側部3604および第二側部3606を一緒に着脱可能に保持するように構成された一つまたは複数の係合部材3608を圧縮デバイス3600が含み得る点を除いては、上記で説明した圧縮デバイス500と同様のものとすることができる。場合によっては、第一側部および第二側部が保持リングによって一緒に保持されている圧縮デバイスは、このデバイスの近位端/装填端部/入口端のところなどで、弁装填プロセス時に裂けたり分離したりする可能性があり、その結果、弁または送達装置が損傷する可能性がある。圧縮デバイス3600を含めた本明細書で開示する圧縮デバイスは、特にデバイスの入口端部分のところに、第一側部および第二側部を一緒に保持するように構成された一つまたは複数の係合部材を含む。
圧縮デバイス3600は、一般に、メインボディ3610(弁圧縮部分とも称される)および延長器部分3612(ドライバ結合部分またはアクチュエータ結合部分とも称される)を含むハウジング3602と、アクチュエータと、アクチュエータに対して着脱可能に結合される押込部材と、を含むことができる。押込部材は、上記で説明した押込部材508と同じものとすることができ、アクチュエータは、上記で説明したアクチュエータ506と同じものとすることができる。
ハウジング3602のメインボディ3610は、メインボディ3610の入口端部分から延びた延長器部分3612をメインボディ3610が含む点を除いては、またはそのような延長器部分3612に対してメインボディ3610が結合されている点を除いては、上記で説明したハウジング108(例えば、内側漏斗セグメント3614(図112~図113)と複数のリブ3616とを含む)と同様のものとすることができる。延長器部分3612は、内側ネジ山付き面3618を含む実質的に円筒形の部材とすることができる。延長器部分3612の内面は、アクチュエータのネジ山部分(例えば、アクチュエータ506のネジ山部分530)に対して係合するように構成されたネジ山部分3618を含むことができる。圧縮デバイス3600を使用することにより、圧縮デバイス500に関して上記で説明した態様で、人工弁を送達装置の弁保持部材に対して結合することができる。
上述したように、ハウジング3602は、一つまたは複数の係合部材3608を介して一緒に着脱可能に保持された第一側部3604および第二側部3606を含む。各係合部材3608は、第一側部3604に対して結合された第一係合部材3620と、第二側部3606に対して結合された第二係合部材3622と、を含むことができる。第一係合部材3620および第二係合部材3622は、図110に示すように、第一側部3604と第二側部3606との分離を防止するために、互いに着脱可能に係合することができる。
図111~図112を参照すると、いくつかの例では、第一係合部材3620は、第一側部3604の外面から横方向に延びた突起/突出部/フランジとすることができる。いくつかの例では、図112に示すように、第一係合部材3620(フランジ3620とも称される)は、丸められた側壁3624を有することができる。図113を参照すると、第二係合部材3622は、第二側部部材3606の外面から横方向に延びた部材とすることができる。第二係合部材3622(フック状部材3622とも称される)は、全体的にJ字形状またはフック状とすることができ、第一横方向延在部分3626と、垂直方向延在部分3628と、第二横方向延在部分3630と、を有している。第二係合部材3622は、第一係合部材3620がチャネル3632の内部に配置され得るように構成された凹所/穴/チャネル3632を規定することができる。例えば、第一係合部材3620は、チャネル3632に対して位置合わせされるように位置決めされ得るけれども、圧縮デバイス3600の長手方向軸線に沿ってチャネルから軸線方向にオフセットされるように位置決めされることができ、第一側部3604を、第一係合部材3620がチャネル3632の内部をスライドするよう、軸線方向に前進駆動することができる。
再び図110を参照すると、いくつかの例では、図示した例などのように、圧縮デバイス3600は、互いに径方向反対側に配置された二つの係合部材からなる二対として配置された四つの係合部材3608を含むことができる。第一対の係合部材3608aは、圧縮デバイス3600の入口端部分3634に対して隣接して配置することができ、第二対の係合部材3608bは、圧縮デバイス3600の出口端部分3636に対して隣接して配置することができる。
図114を参照すると、第二対の係合部材3608bにおけるフランジ3620bのそれぞれは、第二対の係合部材3608bにおけるフック状部材3622bの係止面3640(図115)に対して係合するように構成された肩部3638を含むことができる。図115~図116に示すように、第一対の係合部材3608aにおけるフック状部材3622aと、第二対の係合部材3608bにおけるフック状部材3622bとは、フック状部材3622bが係止面3640を含む点を除いては、全体的に同じである。係止面3640に対する肩部3638の係合は、第一側部3604および第二側部3606が互いに長手方向に位置合わせされることを確保するためのハードストップとして機能する。フック状部材3622の形状により、フランジ3620は、チャネル3632の内部に保持され、これにより、第一側部と第二側部とが互いに横方向に離間して移動することが防止または緩和され、肩部3638と係止面3640との係合により、第一側部3604と第二側部3606とが第一の向きにおいて互いに軸線方向に移動することが防止または緩和される。これにより、有利なことに、圧縮デバイス3600の入口端部分3634が、人工弁の圧縮プロセス時に分離してしまうことが防止される。
図117は、ハウジング3702の第一側部3704と第二側部3706とが人工弁の圧縮プロセス時に互いに分離してしまうことを防止または緩和する一つまたは複数の係合特徴3708を含むような、別の例をなす圧縮デバイス3700を図示している。第一側部3704は、図117では、説明の目的のために半透明で示されている。圧縮デバイス3700は、別のことが注記されている場合を除き、圧縮デバイス3600と同様のものとすることができる。例えば、圧縮デバイス3700は、デバイスの出口端部分3712のところで両側部3704、3706を包囲するように構成された保持リング3710でありかつ両側部3704、3706を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持リング3710を、含むことができる。圧縮デバイス3700は、デバイス3700の入口端部分3714に対して隣接して配置された一つまたは複数の係合特徴3708を、さらに含むことができる。図示の例では、圧縮デバイス3700は、互いに径方向反対側に配置された二つの係合特徴3708を含む。しかしながら、他の例では、デバイス3700は、より多数のまたはより少数の係合特徴3708を含むことができ、これらの係合特徴は、デバイスの長さに沿って軸線方向において、互いにオフセットして、および/または異なる位置のところに、配置されることができる。
第一側部3704は、第一側部3704の一つまたは複数の長手方向側壁内へと延びた一つまたは複数の凹所を含むことができ、第二側部は、第二側部3706の一つまたは複数の長手方向側壁から延びた一つまたは複数の突起3716を含むことができる。突起3716は、第一側部の凹所内へと延びるように構成することができる。図示の例では、突起3716は、円筒形の突起であるけれども、他の例では、突起は、任意の様々な形状を有することができ、凹所は、任意の様々な対応した形状を有することができる。
突起3716と凹所との間における係合により、第一側部3704と第二側部3706とが互いに横方向に離間して移動してしまうことを防止または緩和することができる。これにより、有利なことに、圧縮デバイス3700の入口端部分3714が、人工弁の圧縮プロセス時に分離してしまうことが防止される。
図118A~図118Bは、ハウジング3802の第一側部3804と第二側部3806とが人工弁の圧縮プロセス時に互いに分離してしまうことを防止もしくは緩和する一つまたは複数の係合特徴3808を含むような、別の例をなす圧縮デバイス3800を図示している。圧縮デバイス3800は、別のことが注記されている場合を除き、圧縮デバイス3600、3700と同様のものとすることができる。例えば、圧縮デバイス3800は、デバイスの出口端部分3812のところで両側部3804、3806を包囲するように構成された保持リング3810でありかつ両側部3804、3806を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持リング3810を、含むことができる。圧縮デバイス3800は、デバイス3800の入口端部分3814に対して隣接して配置された一つまたは複数の係合特徴3808を、さらに含むことができる。図示の例では、圧縮デバイス3800は、互いに径方向反対側に配置された二つの係合特徴3808を含む。しかしながら、他の例では、デバイス3800は、より多数のまたはより少数の係合特徴3808を含むことができ、これらの係合特徴は、デバイスの長さに沿って軸線方向において、互いにオフセットして、および/または異なる位置のところに、配置されることができる。
図118Bを参照すると、第一側部3804は、フック状係合部分3818を有した一つまたは複数の第一部材3816を含むことができ、第二側部3806は、一つまたは複数の第二部材3820を含むことができ、ここで、一つまたは複数の第二部材3820のそれぞれは、フック状係合部分3818を受けるように構成された(例えば、そのようなサイズおよび形状とされた)対応した凹所3822を有しており、これにより、第一部材3816と第二部材3820とが連結されるものとされている。第一部材3816と第二部材3820との間における係合により、第一側部3804と第二側部3806とが互いに横方向に離間して移動してしまうことを防止または緩和することができる。これにより、有利なことに、圧縮デバイス3800の入口端部分3814が、人工弁の圧縮プロセス時に分離してしまうことが防止される。
図示の例では、第一部材3816および第二部材3820の連結特徴は、フック状係合部分3818および凹所3822とされているけれども、他の例では、第一部材3816および第二部材3820は、第一部材3816および第二部材3820が互いに係合するように構成されているような、かつ、第一側部3804と第二側部3806とが互いに横方向に移動してしまわないように保持され得るように構成されているような、任意の様々な連結形状を有することができる。
図119は、ハウジング3902の第一側部3904と第二側部3906とが人工弁の圧縮プロセス時に互いに分離してしまうことを防止もしくは緩和する一つまたは複数の係合特徴3908を含むような、別の例をなす圧縮デバイス3900を図示している。圧縮デバイス3900は、別のことが注記されている場合を除き、圧縮デバイス3600、3700、3800と同様のものとすることができる。例えば、圧縮デバイス3900は、デバイスの出口端部分3912のところで両側部3904、3906を包囲するように構成された保持リング3910でありかつ両側部3904、3906を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持リング3910を、含むことができる。圧縮デバイス3900は、デバイスの長さに沿って長手方向に配置された一つまたは複数の係合特徴3908を、さらに含むことができる。図示の例では、圧縮デバイス3900は、互いに径方向反対側に配置された二つの係合特徴3908を含む。しかしながら、他の例では、デバイス3900は、より多数のまたはより少数の係合特徴3908を含むことができ、これらの係合特徴は、互いに周方向にオフセットして、および/またはデバイスの長さに沿って軸線方向において異なる位置のところに、配置されることができる。
さらに図119を参照すると、第一側部3904は、第一側部の一つまたは複数の長手方向エッジから横方向に延びた一つまたは複数の第一部材3916を含むことができる。第二側部3906は、第二側部3906の一つまたは複数の長手方向エッジから横方向に延びた一つまたは複数の第二部材3918を含むことができる。第一部材3916および第二部材3918は、これら第一部材3916と第二部材3918とが交互的なパターンで配置されるよう、圧縮デバイス3900の長さに沿って互いにオフセットされることができる。例えば、図119に示すように、第一側部3904と第二側部3906とが一緒に結合される時には、各第一部材3916は、隣接した二つの第二部材3918の間に配置されることができる。第一部材3916は、第二部材3918に対して摩擦的に係合することで、第一側部3904と第二側部3906とが互いに離間する向きに横方向に移動してしまうことを防止または緩和することができる。いくつかの例では、第一部材3916および第二部材3918は、追加的な連結特徴を含むことができる。開示した構成により、有利なことに、圧縮デバイス3800の入口端部分3914が人工弁の圧縮プロセス時に分離してしまうことが防止される。
図示の例では、第一部材3916および第二部材3918は、交互的な配向性で配置された台形の突起とされている。すなわち、第一部材3916は、短い方の非傾斜面を第一側部3904に対して隣接させて配置されており、第二部材3918は、長い方の非傾斜面を第二側部3906に対して隣接させて配置されている。このような交互的な配向性により、図119に示すように、第一部材3916と第二部材3918とを、互いに連結することができる。他の例では、第一部材3916および第二部材3918は、圧縮デバイス3900の長さに沿って互いに連結するように構成された、かつ、互いに横方向に移動しないよう第一側部3904と第二側部3906とを保持するように構成された、任意の様々な形状を有することができる。
説明した任意の係合特徴は、互いに組み合わせて使用することができる。例えば、係合特徴3708は、係合特徴3908と組み合わせて使用することができ、これにより、分離しないように圧縮デバイスの入口端部分を保持することを、追加的に補助することができる。
図120~図123を参照すると、上述したように、アセンブリ2400などの装填アセンブリは、一般に、支持チューブ2402と、装填部材/漏斗部材2404と、一つまたは複数の締結部材/クランプ2406と、を含むことができ、これについては、図53~図59を参照されたい。いくつかの例では、クランプ2406に代えてもしくはクランプ2406に加えて、装填アセンブリ2400は、一つまたは複数のクランプ4000を含むことができる。クランプ4000は、別のことが注記されている場合を除き、上記で説明したクランプ2406と同様のものとすることができる。すなわち、クランプ4000は、C字形状のメインボディ4002と、クランプ4000の自由端部分の内壁から径方向内向きに延びたかつクランプの長さの少なくとも一部に沿って延びた一つまたは複数の棚4004(図121)(例えば、対向した二つの棚)と、クランプ4000の長手方向軸線に向けて径方向内向きに延びた一つまたは複数の係止面4006(図121)と、を含むことができる。クランプ4000は、また、位置合わせ特徴4008(例えば、第一リブ4010および第二リブ4010であって、これら第一リブ4010と第二リブ4010との間には、チャネル4012が規定されている)と、クランプ4000の外面から径方向外向きに延びた一つまたは複数のタブ4014と、を含むことができる。
図120は、メインボディ4002の壁を貫通して延びたかつクランプ4000の長さに少なくとも部分的に沿って延びた一つまたは複数のスロット4016をクランプ4000がさらに含むような例を図示している。図示のように、いくつかの例では、スロット4016は、長尺形状、正方形-楕円形状、またはピル形状、を有している。他の例では、スロットは、長方形、正方形、三角形、非直線状(例えば、正弦波状)、等とすることができる。スロット4016は、メインボディ4002が支持チューブ2402に対して接触する表面積を減少させるとともに、クランプ4000に対して追加的な可撓性を提供するものであり、これにより、支持チューブ2402に対してクランプ4000を挿入/適用したり支持チューブ2402からクランプ4000を取り外したりする際に必要な力の量を、減少させる。いくつかの例では、クランプ4000は、ナイロンPA12などの可撓性材料を含むことができる。
図121を参照すると、いくつかの例では、スロット4016に代えてもしくはスロット4016に加えて、クランプ4000は、クランプ4000の内面4020上に、一つまたは複数のレリーフカット/スロット/凹所4018を含むことができる。各凹所4018は、内面の厚さ内へと延び得るとともに、クランプの長さに沿って少なくとも部分的に延びることができる。図示のように、いくつかの例では、凹所4018は、半円形状の断面を有し得るけれども、他の例では、レリーフカットは、正方形、長方形、三角形、等を含めた任意の様々な断面形状を有することができる。凹所4018は、クランプを押し込んだり引っ張ったりする時にこれら凹所が追加的な可撓性を提供するよう、クランプ4000の曲げ平面上に配置することができる。これにより、クランプ4000に対して追加的な可撓性が提供され、これは、特にクランプ4000と支持チューブ2402との間の相互作用が緊密な干渉係合である時に、支持チューブ2402に対してクランプ4000を挿入/適用したり支持チューブ2402からクランプ4000を取り外したりする際に必要な力の量を、減少させる。
図122~図123を参照すると、いくつかの例では、スロット4016および/または凹所4018に代えて、あるいはスロット4016および/または凹所4018に加えて、一つまたは複数のクランプ4000は、クランプ4000の挿入時もしくは取り外し時にユーザに対して機械的利点を提供するように構成された長尺タブ部材を含むことができる。図122は、この特徴が組み込まれた装填装置クランプ4022(装填装置ロック4022とも称される)として構成されているとともに、支持チューブ2402の第一端部部分すなわち入口端部分2414上に配置されるように構成された、第一クランプ4000に関する一例を図示しており、図123は、この特徴が組み込まれた支持チューブクランプ4024(支持チューブロック4024とも称される)として構成されているとともに、支持チューブ2402の第二端部部分2416上に配置されるように構成された、第二クランプ4000に関する一例を図示している。
第一クランプ4022(例えば、装填装置ロック)は、クランプ4000のメインボディ4002から横方向に延びていて、径方向反対側に位置した第一タブ部材4026および第二タブ部材4026を含むことができる。図122に示すように、タブ部材4026は、例えば、図120~図121に示すタブ部材4014と比較した時には、長尺形状を有することができる。タブ部材4026は、それぞれ、約0.2インチ~約0.9インチ(約5.08mm~約22.86mm)、約0.3インチ~約0.8インチ(約7.62mm~約20.32mm)、約0.4インチ~約0.7インチ(約10.16mm~約17.78mm)、約0.4インチ~約0.6インチ(約10.16mm~約15.24mm)、の長さを有することができる。いくつかの例では、タブ部材は、それぞれ、約0.5インチ(約12.70mm)の長さを有することができる。タブ部材4026は、それぞれ、タブ部材4026に対して力を印加する時にユーザに対して機械的利点を提供する人間工学的形状を形成するように構成された曲線形状および/または正弦波形状を含むことができる。タブ部材4026の形状は、ユーザがタブ上に親指を位置決めして装填装置ロック4022に対して力を印加することを容易とするように構成することができる。
第二クランプ4024は、クランプ4000のメインボディ4002から横方向に延びていて、径方向反対側に位置した第一タブ部材4028および第二タブ部材4028を含むことができる。図123に示すように、タブ部材4028は、例えば、図122に示すタブ部材4026と比較した時には、長尺形状を有することができる。タブ部材4028は、それぞれ、約0.2インチ~約1.5インチ(約5.08mm~約38.10mm)、約0.3インチ~約1.4インチ(約7.62mm~約35.56mm)、約0.4インチ~約1.3インチ(約10.16mm~約33.02mm)、約0.5インチ~約1.2インチ(約12.70mm~約30.48mm)、約1.6インチ~約1.1インチ(約40.64mm~約27.94mm)、約1.7インチ~約1インチ(約43.18mm~約25.40mm)、の長さを有することができる。いくつかの例では、タブ部材4028は、それぞれ、約1インチ(25.40mm)の長さを有することができる。タブ部材4028は、横方向延在部分4030と、係止面4006から離間する向きに延びた湾曲部分またはフック状部分4032と、を含むことができる。タブ部材4028の形状は、ユーザがタブ上に人差し指および中指を位置決めして支持チューブロック4024に対して力を印加することを容易とするように構成することができる。
いくつかの例では、タブ部材4028の一つまたは複数の面は、ユーザが容易に把持して使用するための把持インターフェース4034を含むことができる。把持インターフェース4034は、例えば、離間して配置された複数の隆起部と複数の谷とを含むことができる。タブ部材4028の長尺形状は、タブ部材4028に対して力を印加する時にユーザに対して機械的利点を提供することができる。いくつかの例では、タブ部材4028は、タブ部材4028に対して力を印加する時にユーザに対して更なる機械的利点を提供する人間工学的形状を形成するように構成された曲線形状および/または正弦波形状を含むことができる。
いくつかの例では、タブ部材4026および/または4028は、クランプ部材4000のメインボディ4002から、90度ではない角度で、延びることができる。例えば、タブ部材4026/4028は、メインボディから、約1度~約179度における任意の角度で、例えば、約20度~約160度で、約45度~約135度で、約10度~約90度で、約90度~約160度で、延びることができる。
いくつかの例では、タブ部材4026および/または4028は、任意の様々な形状を有することができる。例えば、図124は、横方向延在部分4036と垂直方向延在部分4038とを含むタブ部材4035を有するような、クランプ部材4000に関する一例を図示している。図124に示すように、垂直方向延在部分は、クランプ部材のメインボディ4002に向けて内向きに湾曲することができる。
上記の例は、装填装置クランプ(例えば、入口部分2414上に配置される)および/または支持チューブクランプ(例えば、支持チューブ2402の第二端部部分2416上に配置される)を具体的に参照して説明され得るけれども、本明細書で開示する任意のクランプ部材4000が、装填装置クランプ、支持チューブクランプ、またはそれらの両方、のいずれかとして使用され得ることは、理解されよう。
図125~図132は、図74~図76に示す圧縮デバイス500を、図53~図59に示す装填アセンブリ2400と組み合わせて使用することで、人工弁(図36に図示した人工弁1000など)を、カプセル2512などの、送達装置2500(図57)のカプセルまたはシース内へと、圧縮して装填するための方法を図示している。他の例では、図110~図116に示す圧縮デバイス3600を、圧縮デバイス500へと置き換えることができる。
図125を参照すると、人工弁1000は、第二アンカー1010がアーム512の座部514内に配置されているようにして、押込部材508上に配置することができる。押込部材508は、アクチュエータ506に対して着脱可能に結合することができる。
図126に示すように、人工弁1000および押込部材508(および、例示の目的で図126~図127には示していないアクチュエータ506)は、送達装置2500(図57)の第一シャフト2504上に配置することができる。人工弁1000は、フレーム1002の拡大端部部分1014が弁保持部材2508に対して隣接して位置決めされるような向きとすることができる。図127を参照すると、その後、圧縮デバイス500のハウジング502は、人工弁1000および/または弁保持部材2508上へと少なくとも部分的に配置されるよう、第一シャフト2504上へと配置することができる。ハウジング502は、押込部材508のアーム512が(よって、人工弁1000の第二アンカー1010が)内側漏斗セグメント505(図75)のリブどうしの間に位置決めされるようにして、配置することができる。
図74~図76に関して上記で説明したように、ハウジング502の内面は、アクチュエータ506のネジ山部分530(図125)に対して係合するように構成されたネジ山部分532(図75)を含むことができる。ハウジング502が第一シャフト2504上に配置された後には、押込部材508を、アクチュエータ506のネジ山530がハウジングのネジ山532(図75)に対して係合するまで、ハウジング502内へと挿入することができる。このように係合させた状態で、アクチュエータ506を回転駆動することができ、ネジ山部分は、その回転を、押込部材508の軸線方向移動(例えば、押し込むこと)へと変換することができ、これにより、押込部材を、ハウジング内へと軸線方向前方に前進駆動することができ、これにより、人工弁1000は、ハウジング502を通して押し込まれることとなる。人工弁1000が漏斗セグメント505(図75)を通して押し込まれる際には、人工弁1000は、径方向に圧縮されるとともに、出口509に向けて押し込まれる。人工弁1000が漏斗セグメント505を通して前進駆動される際には、漏斗セグメント505のリブは、フレーム1002の拡大端部部分1014を、図128に示すように、弁保持部材2508内の対応した開口内へと案内する。その後、結合済みの弁保持部材2508と人工弁1000とを、出口509を通して部分的に前進駆動することができる。
装填アセンブリ2400は、圧縮デバイス500を使用した最初の圧縮を行う前に、または最初の圧縮と同時に、または最初の圧縮の後に、送達装置2500上で組み立てられる(あるいは、場合によっては、部分的に組み立てられる)ことができる。支持チューブ2402の側部2403は、カプセル2512上へと配置されることができ、第一クランプ2406aを、支持チューブ2402の第二端部部分2416上へと(例えば、支持チューブの入口端部分2414に向けた向きに)前進駆動することで、支持チューブ2402を、組み立てられた位置で保持することができる。保持部材2408は、支持チューブの延長部分2424(図53)上にわたって(例えば、入口端部分2414から離間する向きに)前進駆動することができ、カプセル2512のタブ部分2514を折り返すことで、タブ部分2514は、保持部材2408と延長部分2424との間に保持される。
カプセル2512は、圧縮デバイス100(例えば、図61を参照されたい)に対して接触するまで、前進駆動することができ(例えば、送達装置2500のハンドルを使用して)、人工弁1000を、圧縮デバイス100からゆっくりと引き出すことができる。図128に示すように、その後、カプセル2512を後退させることで(例えば、送達装置のハンドルを使用して)、圧縮デバイスのアクチュエータが所定位置に保持された状態で、人工弁1000が弁保持部材2508に対して適切に結合されることを、確保することができる。図129に示すように、このように結合された状態で、外側リング2510を、弁保持部材2508上へと、さらに、弁保持部材2508の内部における人工弁1000の一部(例えば、拡大端部部分1014を有したアーム1012)上へと、前進駆動することで(例えば、送達装置のハンドルを使用して)、圧縮デバイス500が第一シャフト2504から取り外される時に、拡大端部部分1014を、弁保持部材2508の内部に保持することができる。
図130を参照すると、その後、装填アセンブリ2400を、外側リング2510上へと前進駆動することができる。いくつかの例では、図62に示すものなどのように、ガイドワイヤシールド2506を、第一シャフト2504上にわたって遠位向きに前進駆動することで(例えば、前進ツール2516を使用して)、装填プロセスの残りの際に、第一シャフト2504を保護することができる。図131に示すように、カプセル2512を(ひいては、取り付けられた装填アセンブリ2400を)、送達装置2500のハンドルを使用して、人工弁1000上へと前進駆動することができる(あるいは、人工弁1000を、組立済みのカプセルおよび装填アセンブリ内へと引っ込めることができる)。図131に見られるように、装填アセンブリ2400を人工弁1000上へと前進駆動する際には、漏斗部分2404が、人工弁1000を径方向に圧縮することにより、人工弁を、カプセル2512内へと(支持チューブ2402の内部で)装填することができる。より詳細には、カプセル2512および装填アセンブリ2400を、人工弁1000上へと前進駆動する際には、人工弁1000のアンカー1010が、漏斗部材2404に対して接触し得るとともに、漏斗部材2404によって反転されることができ、これにより、人工弁1000は、アンカー1010がメインボディ1003から遠位向きに延びておりかつ非拘束構成から約180度回転した実質的な直線状構成へと、移行することとなる。
カプセル2512のタブ部材2514(例えば、図57を参照されたい)が、カプセル2512上へと近位向きに折り返されるとともに、保持部材2408によって所定位置に保持された状態で、人工弁1000がカプセル内へと挿入される際には、カプセル2512の遠位端部分を、張りつめた状態に維持することができる。これにより、装填プロセス時にカプセルが束となったり座屈したりすることを防止することができる。支持チューブ2402は、また、カプセル2512に対して追加的な構造的支持を提供することができる。特定の例では、人工弁の装填時には、装填アセンブリ2400の漏斗部材2404を、生理食塩水(例えば、送達装置のハンドル内のポートから供給される)によって、充填することができる。特定の例では、人工弁のフレームにおいて自由端とされた頂部は、例えばツール1516(図62)を使用して、漏斗部分2458の内部へと誘導することができる。
図132に示すように、人工弁1000がカプセル2512の内部に完全に受けられた後には、装填アセンブリ2400を、送達装置2500から取り外すことができる(例えば、第一クランプ2406および第二クランプ2406を取り外すとともに、漏斗部材2404の側部2460と支持チューブ2402の側部2403とを取り外すことによって)。人工弁がカプセル2512内に完全に装填された後には、タブ2514を、本明細書で説明する任意のタブ切断方法またはタブ切断デバイスを使用して(例えば、タブトリミングデバイス3000を使用して)、カプセル2512から取り除くことができる。このようにタブ2514が取り除かれた状態で、ノーズコーン2502(図130)を、ノーズコーン2502の近位エッジがカプセルの遠位エッジに対して当接するまで、カプセル2512に向けて近位向きに引っ込めることができる。
本明細書における任意の、システム、デバイス、装置、等は、滅菌する(例えば、加熱/高温、圧力、蒸気、放射線、および/または化学薬品、等を使用して)ことで、患者に対する使用に関して安全であることを確保することができ、本明細書における任意の方法は、方法における様々なステップの一つとして、関連したシステム、デバイス、装置、等を滅菌することを、含むことができる。加熱/高温による滅菌の例は、蒸気滅菌およびオートクレーブ滅菌を含む。滅菌に使用するための放射線の例は、例えば、ガンマ線、紫外線、および電子ビーム、を含むが、これらに限定されるものではない。滅菌に使用するための化学物質の例は、エチレンオキシド、過酸化水素、過酢酸、ホルムアルデヒド、およびグルタルアルデヒド、を含むが、これらに限定されるものではない。過酸化水素による滅菌は、例えば、過酸化水素プラズマを使用して行われてもよい。
開示する技術に関する追加的な実施例
開示する主題に関して上述した実装を考慮して、本出願は、以下に列挙する追加的な実施例を開示する。一例における個別の一つの特徴が、またはその例における組合せでの二つ以上の特徴が、および任意選択的に、一つまたは複数の更なる例における一つ以上の特徴との組合せも、また、本出願の開示内に属する更なる例であることに、留意すべきである。
実施例1.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータと、を含み、アクチュエータを、ハウジングに対して手動で軸線方向に前進駆動することにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例2.
漏斗セグメントは、ハウジングの内周縁まわりにおいて離間して配置されかつ径方向内向きに延びた複数のリブを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1に記載の、圧縮デバイス。
実施例3.
リブは、ハウジングの長手方向軸線に向けて径方向内向きに延びている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例2に記載の、圧縮デバイス。
実施例4.
リブは、ハウジングの入口端部分に対して隣接した第一厚さから、出口に対して隣接した第二厚さでありかつ第一厚さよりも厚い第二厚さへと、径方向に厚さが増大している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例2または3に記載の、圧縮デバイス。
実施例5.
リブは、第一角度で配置された第一テーパー形状部分と、第二角度で配置された第二テーパー形状部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例2~4のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例6.
第一角度は、第二角度よりも小さい、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例5に記載の、圧縮デバイス。
実施例7.
第一テーパー形状部分および第二テーパー形状部分は、人工弁を異なる速度で圧縮するように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例5または6に記載の、圧縮デバイス。
実施例8.
ハウジングは、二つ以上の分離可能な部分を含み、各分離可能な部分は、漏斗セグメントの一部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~7のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例9.
二つ以上の分離可能部分を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例8に記載の、圧縮デバイス。
実施例10.
押込部材は、周方向に離間して配置されかつ径方向に延びた複数のアームを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~9のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例11.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例10に記載の、圧縮デバイス。
実施例12.
各アームは、第一壁と第二壁とを有した保持部分を含み、第一壁と第二壁との間には、チャネルが規定されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例10または11に記載の、圧縮デバイス。
実施例13.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~12のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例14.
第二端部部分は、アクチュエータ上の一つまたは複数の対応したロック特徴に対して係合するように構成された一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例13に記載の、圧縮デバイス。
実施例15.
一つまたは複数のロック特徴は、弾性ラッチを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例14に記載の、圧縮デバイス。
実施例16.
アクチュエータのロック特徴は、開口を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例14または15に記載の、圧縮デバイス。
実施例17.
アクチュエータは、ベースと、ベースから延びた一つまたは複数の延長部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~16のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例18.
一つまたは複数の延長部材は、人工弁の圧縮時にアクチュエータとハウジングとの間の角度的位置合わせを維持するように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例17に記載の、圧縮デバイス。
実施例19.
一つまたは複数の延長部材は、内側穴を有した中央延長部材と、一つまたは複数の直線状ガイド部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例17または18に記載の、圧縮デバイス。
実施例20.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、アクチュエータの径方向外側エッジに対して隣接した第一厚さから、中央延長部材に対して隣接した第二厚さへと、テーパー形状とされた長尺部材を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例19に記載の、圧縮デバイス。
実施例21.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、漏斗セグメントの一つまたは複数のリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例19または20に記載の、圧縮デバイス。
実施例22.
一つまたは複数の延長部材は、内側穴を規定した第一円筒形延長部材と、ベースの径方向外周縁まわりに配置された第二円筒形延長部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~17のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例23.
第一円筒形延長部材は、第一高さを有しており、第二円筒形延長部材は、第二高さを有しており、第一高さは、第二高さよりも低い、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例22に記載の、圧縮デバイス。
実施例24.
アクチュエータは、ハウジング上の対応した係合機構に対して着脱可能に係合するように構成された係合機構をさらに含み、これにより、人工弁が出口を通して少なくとも部分的に前進駆動された後には、アクチュエータとハウジングとを、一緒にロックし得るものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~23のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例25.
押込部材およびアクチュエータは、それぞれ、送達装置のシャフトを受けるように構成された内側穴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~24のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例26.
アクチュエータおよびハウジングは、軸線方向において一緒に押圧されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例1~25のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例27.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、
ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントであり、ハウジングの周縁まわりにおいて離間して配置されかつハウジングの長手方向軸線に向けて内向きに延びた複数のリブを含む漏斗セグメントと、
漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
人工弁がハウジング内に受けられた時にハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、
第一端部部分と、一つまたは複数の弾性ラッチを含む第二端部部分と、を有したステムと、
第一端部部分から延びた複数のアームであり、人工弁の隣接した端部部分に対して係合するように構成された座部を各アームが含む複数のアームと、を含む押込部材と、
一つまたは複数の弾性ラッチに対して係合した一つまたは複数の開口を介して押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータと、を含み、
アクチュエータを、ハウジングに対して手動で軸線方向に前進駆動することにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例28.
リブは、ハウジングの入口端部分に対して隣接した第一厚さから、出口に対して隣接した第二厚さでありかつ第一厚さよりも厚い第二厚さへと、自身の長さに沿って厚さが増大している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27に記載の、圧縮デバイス。
実施例29.
ハウジングは、二つ以上の側部を含み、各側部は、漏斗セグメントの一部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27または28に記載の、圧縮デバイス。
実施例30.
二つ以上の側部を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例29に記載の、圧縮デバイス。
実施例31.
複数のアームは、押込部材から径方向に延びている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27~30のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例32.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例31に記載の、圧縮デバイス。
実施例33.
各アームの座部は、第一壁と第二壁とを含み、第一壁と第二壁との間には、チャネルが規定されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例31または32に記載の、圧縮デバイス。
実施例34.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27~33のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例35.
第二端部部分は、アクチュエータ上の一つまたは複数の対応したロック特徴に対して係合するように構成された一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例34に記載の、圧縮デバイス。
実施例36.
アクチュエータは、ベースと、内側穴を有した中央延長部材と、一つまたは複数の直線状ガイド部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27~35のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例37.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、アクチュエータの径方向外側エッジに対して隣接した第一厚さから、中央延長部材に対して隣接した第二厚さへと、テーパー形状とされた長尺部材を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例36に記載の、圧縮デバイス。
実施例38.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、漏斗セグメントの一つまたは複数のリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例37に記載の、圧縮デバイス。
実施例39.
アクチュエータは、ハウジング上の対応した係合機構に対して着脱可能に係合するように構成された係合機構をさらに含み、これにより、人工弁が出口を通して少なくとも部分的に前進駆動された後には、アクチュエータとハウジングとを、一緒にロックし得るものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27~38のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例40.
押込部材およびアクチュエータは、それぞれ、送達装置のシャフトを受けるように構成された内側穴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例27~39のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
41.
アセンブリであって、
圧縮デバイスであり、
ハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントとこの漏斗セグメントに対して連通した出口とを有した内側穴を含み、漏斗セグメントは、漏斗セグメントの内周縁まわりにおいて離間して配置されかつ径方向内向きに延びた複数のリブを含む、ハウジングと、
周方向に離間して配置されるとともに径方向に延びた複数のアームでありかつ漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成された複数のアームを含む押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、アクチュエータおよび押込部材は、ハウジングに対して軸線方向に移動可能であるように構成されている、アクチュエータと、を含む圧縮デバイスと、
漏斗セグメントの内部に配置された径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であり、フレームと、フレームの内部に配置された弁構造と、フレームから延びた複数の接続アームでありかつ拡大端部部分を含む複数の接続アームと、を含む人工弁と、を含み、
アクチュエータおよび押込部材を、ハウジングに対して手動で軸線方向に前進駆動することにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、アセンブリ。
実施例42.
押込部材は、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することにより、ハウジング内へとまたハウジング外へと駆動可能なものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例41に記載の、アセンブリ。
実施例43.
押込部材の各アームは、第一壁と第二壁とを有した保持部分を含み、第一壁と第二壁との間には、チャネルが規定されており、人工弁は、それぞれ対応したチャネルの内部へと配置されるように構成された複数のアンカーを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例41または42に記載の、アセンブリ。
実施例44.
人工弁のフレームは、自己拡張可能なフレームとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例41~43のいずれか一つに記載の、アセンブリ。
実施例45.
アセンブリであって、
シャフトと、シャフトの遠位端部分に対して結合される弁保持部材でありかつ周方向に離間して配置された複数のスロットを含む弁保持部材と、を含む送達装置と、
シャフト上に配置される圧縮デバイスであり、
ハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントとこの漏斗セグメントに対して連通した出口とを有した内側穴を規定しており、漏斗セグメントは、漏斗セグメントの内周縁まわりにおいて離間して配置されかつ径方向内向きに延びた複数のリブを含む、ハウジングと、
周方向に離間して配置されるとともに径方向に延びた複数のアームでありかつ漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成された複数のアームを含む押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、アクチュエータおよび押込部材は、ハウジングに対して軸線方向に移動可能であるように構成されている、アクチュエータと、を含む圧縮デバイスと、
漏斗セグメントの内部に配置された径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であり、フレームと、フレームの内部に配置された弁構造と、フレームから延びた複数の接続アームでありかつ拡大端部部分を含む複数の接続アームと、を含む人工弁と、を含み、
アクチュエータおよび押込部材を、ハウジングに対して手動で軸線方向に前進駆動することにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされており、
接続アームの拡大端部部分は、弁保持部材の周方向に離間して配置されたスロット内へと延びることで、弁保持部材に対して移動しないよう人工弁を拘束するように構成されている、アセンブリ。
実施例46.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスの入口端部分内へと挿入することであり、圧縮デバイスを、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントとこの漏斗セグメントに対して連通した出口とを規定しているハウジングを含むものとすることと、
アクチュエータに対して着脱可能に結合された押込部材を、人工弁の、入口端部分に対して隣接した第一端部部分に対して、位置合わせすることと、
アクチュエータに対して軸線方向の力を印加することで、アクチュエータおよび押込部材が、ハウジング内へと前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して前進駆動され、これにより、人工弁が径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例47.
人工弁を、ハウジングの出口端部分内の出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例46に記載の、方法。
実施例48.
圧縮デバイスは、送達装置の第一シャフト上に配置され、送達装置は、シャフトの遠位端部分に対して結合される弁保持部材をさらに含み、
人工弁を出口を通して前進駆動することは、人工弁から延びた複数の接続アームを、弁保持部材内の周方向に離間して配置された複数のスロット内へと、前進駆動することを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例47に記載の、方法。
実施例49.
押込部材を人工弁の第一端部部分に対して位置合わせすることは、人工弁から延びた複数のアンカーを、押込部材内に規定された複数のチャネル内へと、配置することを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例46~48のいずれか一つに記載の、方法。
実施例50.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ベース部材と、ベース部材から延びた一つまたは複数の長尺ガイド部材と、を含み、各長尺ガイド部材は、ガイド部材の長さに少なくとも部分的に沿って延びたスロットと、スロットの内部にスライド可能に配置されたスライド可能部材でありかつハウジングに対して着脱可能に結合されるスライド可能部材と、を含む、アクチュエータと、を含み、
ハウジングを、ベース部材に対して軸線方向に前進駆動することにより、スライド可能部材が、それぞれ対応したスロットの内部でスライド駆動され、これにより、押込部材がハウジング内へと挿入されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例51.
長尺ガイドは、ベース部材の周縁まわりにおいて離間して配置されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例50に記載の、圧縮デバイス。
実施例52.
長尺ガイドは、第一端部部分と第二端部部分とを含み、第二端部部分は、ベース部材に対して着脱可能に結合するように構成されたブラケットを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例50または51に記載の、圧縮デバイス。
実施例53.
各スライド可能部材は、メイン部分と突起とを含み、突起は、それぞれ対応したスロットの内部に配置されることで、スライド可能部材を長尺ガイドに対してスライド可能に結合している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例50~52のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例54.
スライド可能部材は、スライド可能部材をハウジングに対して着脱可能に結合するための締結部材を受けるように構成された開口部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例53に記載の、圧縮デバイス。
実施例55.
アセンブリであって、
圧縮デバイスであり、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ベース部材と、ベース部材から延びた一つまたは複数の長尺ガイドと、を含み、各長尺ガイドは、ガイドの長さに少なくとも部分的に沿って延びたスロットと、スロットの内部にスライド可能に配置されたスライド可能部材でありかつハウジングに対して着脱可能に結合されるスライド可能部材と、を含む、アクチュエータと、を含む圧縮デバイスと、
漏斗セグメントの内部に配置された径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であり、フレームと、フレームの内部に配置された弁構造と、フレームから延びた複数の接続アームでありかつ拡大端部部分を含む複数の接続アームと、を含む人工弁と、を含み、
ハウジングを、ベース部材に対して軸線方向に前進駆動することにより、スライド可能部材が、それぞれ対応したスロットの内部でスライド駆動され、これにより、押込部材がハウジング内へと挿入されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、アセンブリ。
実施例56.
押込部材の各アームは、第一壁と第二壁とを有した座部を含み、第一壁と第二壁との間には、チャネルが規定されており、人工弁は、それぞれ対応したチャネルの内部へと配置されるように構成された複数のアンカーを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例55に記載の、アセンブリ。
実施例57.
アセンブリであって、
シャフトと、シャフトの遠位端部分に対して結合される弁保持部材でありかつ周方向に離間して配置された複数のスロットを含む弁保持部材と、を含む送達装置と、
シャフト上に配置される圧縮デバイスであり、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ベース部材と、ベース部材から延びた一つまたは複数の長尺ガイドと、を含み、各長尺ガイドは、ガイドの長さに少なくとも部分的に沿って延びたスロットと、スロットの内部にスライド可能に配置されたスライド可能部材でありかつハウジングに対して着脱可能に結合されるスライド可能部材と、を含む、アクチュエータと、を含む圧縮デバイスと、
漏斗セグメントの内部に配置された径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であり、フレームと、フレームの内部に配置された弁構造と、フレームから延びた複数の接続アームでありかつ拡大端部部分を含む複数の接続アームと、を含む人工弁と、を含み、
ハウジングを、ベース部材に対して軸線方向に前進駆動することにより、スライド可能部材が、それぞれ対応したスロットの内部でスライド駆動され、これにより、押込部材がハウジング内へと挿入されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされており、
接続アームの拡大端部部分は、弁保持部材の周方向に離間して配置されたスロット内へと延びることで、弁保持部材に対して移動しないよう人工弁を拘束するように構成されている、アセンブリ。
58.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジングの入口端部分内へと挿入することであり、ハウジングを、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を規定しているものとすることと、
アクチュエータの一つまたは複数のスライド可能部材を、ハウジングに対して結合することであり、アクチュエータを、アクチュエータのベース部材から延びた長尺ガイド内のスロットの内部に配置された複数のスライド可能部材を含むものとすることと、
アクチュエータとハウジングとを一緒に前進駆動することで、アクチュエータのベース部材に対して結合された押込部材が、人工弁をハウジング内へとさらに漏斗セグメントを通して前進駆動させ、これにより、人工弁が径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例59.
押込部材をハウジング内へと前進駆動することは、ハウジングに対して軸線方向力を印加することで、ハウジングを、ベース部材に対して長尺ガイドに沿ってスライドさせることを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例58に記載の、方法。
実施例60.
押込部材を人工弁の第一端部部分に対して位置合わせすることで、人工弁から延びた複数のアンカーを、押込部材内に規定された複数の座部内に配置されるものとすることを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例58または59に記載の、方法。
実施例61.
人工弁を、ハウジングの出口端部分内の出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例60に記載の、方法。
実施例62.
圧縮デバイスは、送達装置の第一シャフト上に配置され、送達装置は、第一シャフトの遠位端部分に対して結合される弁保持部材を含み、
人工弁を出口を通して前進駆動することは、人工弁から延びた複数の接続アームを、弁保持部材内の周方向に離間して配置された複数のスロット内へと、前進駆動することを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例61に記載の、方法。
実施例63.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
内部にハウジングが配置された外側シェルであり、円筒形状を有しているとともに、ネジ山付き内面を含む、外側シェルと、
ベースと、外側シェルのネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
アクチュエータのベースに対して結合される押込部材であり、径方向に延びた複数のアームでありかつハウジングの内部で人工弁に対して係合するように構成された複数のアームを有している押込部材と、を含み、
ネジ山付きの部分どうしは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例64.
外側シェルは、外側シェルの内面上に配置された一つまたは複数の位置合わせ特徴を含み、この位置合わせ特徴は、ハウジングに対して係合することで、外側シェルに対して回転しないようハウジングを拘束するものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例63に記載の、圧縮デバイス。
実施例65.
押込部材は、アクチュエータに対して結合するように構成された一つまたは複数のラッチを含み、これにより、押込部材は、アクチュエータに対して回転し得るものとされ、かつ、アクチュエータの軸線方向移動によって前進駆動されるものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例63または64に記載の、圧縮デバイス。
実施例66.
外側シェルは、二つ以上の側部を含み、各側部は、ネジ山付き内面の一部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例63~65のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例67.
二つ以上の側部を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例66に記載の、圧縮デバイス。
実施例68.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジング内へと挿入することであり、圧縮デバイスを、ネジ山付き内面を有した外側シェルを含むものとし、ハウジングを、外側シェルの内部に配置されたものとし、さらに、ハウジングを、ハウジングの長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を規定しているものとすることと、
ネジ山付き外面を含む延長部材を有したアクチュエータに対して着脱可能に結合された押込部材を、人工弁の、入口端部分に対して隣接した第一端部部分に対して、位置合わせすることと、
アクチュエータの延長部材をハウジングの外面と外側シェルの内面との間に挿入することにより、外側シェルのネジ山付き内面を、延長部材のネジ山付き外面に対して係合させることと、
アクチュエータを回転駆動することで、ネジ山付きの部分どうしが、回転移動を、外側シェルに対するアクチュエータの軸線方向移動へと、変換し、これにより、押込部材および人工弁が、ハウジング内へと前進駆動されるとともに、人工弁が、漏斗セグメントを通して前進駆動され、これにより、人工弁が径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例69.
人工弁を、出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例68に記載の、方法。
実施例70.
圧縮デバイスは、送達装置の第一シャフト上に配置され、送達装置は、第一シャフトの遠位端部分に対して結合される弁保持部材を含み、
人工弁を出口を通して前進駆動することは、人工弁から延びた複数の接続アームを、弁保持部材内の周方向に離間して配置された複数のスロット内へと、前進駆動することを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例69に記載の、方法。
実施例71.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングの入口部分に対して結合された延長器でありかつネジ山付き内面を含む延長器と、を含むハウジングと、
ベースと、延長器のネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
一つまたは複数の結合部材を介してアクチュエータのベースに対して結合されるとともにハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、を含み、
ハウジングのネジ山付き内面と延長器のネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例72.
延長器は、ハウジングの外径よりも大きな外径を有しており、延長器とハウジングとは、延長器の外径からハウジングの外径へとテーパー形状とされたテーパー形状部分を介して、結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例71に記載の、圧縮デバイス。
実施例73.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジング内へと挿入することであり、ハウジングを、ハウジングの長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングの入口端部分に対して結合された延長器でありかつネジ山付き内面を含む延長器と、を含むものとすることと、
ネジ山付き外面を含む延長部材を有したアクチュエータに対して着脱可能に結合された押込部材を、人工弁の、入口端部分に対して隣接した第一端部部分に対して、位置合わせすることと、
アクチュエータの延長部材をハウジングの外面と外側シェルの内面との間に挿入することにより、外側シェルのネジ山付き内面を、延長部材のネジ山付き外面に対して係合させることと、
アクチュエータを回転駆動することで、ネジ山付きの部分どうしが、回転移動を、外側シェルに対するアクチュエータの軸線方向移動へと、変換し、これにより、押込部材が、ハウジング内へと前進駆動されるとともに、人工弁が、漏斗セグメントを通して前進駆動され、これにより、人工弁が径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例74.
人工弁を、出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例73に記載の、方法。
実施例75.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
自身の厚さを貫通して延びた開口部を有したベースであり、開口部は、ネジ山付き内面を含む、ベースと、
開口部のネジ山付き内面に対して係合するネジ山付き外面を有したネジ山付き部材と、
アクチュエータをハウジングに対して結合する一つまたは複数の延長部材と、
ネジ山付き部材に対して結合された押込部材であり、これにより、ネジ山付き部材は、押込部材に対して回転駆動し得るとともに押込部材を軸線方向に前進駆動し得るものとされ、押込部材は、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された、押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
ネジ山付き部材の回転により、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例76.
漏斗セグメントは、径方向内向きに延びた複数のリブでありかつハウジングの内周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75に記載の、圧縮デバイス。
実施例77.
リブは、第一角度で配置された第一テーパー形状部分と、第二角度で配置された第二テーパー形状部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75または76に記載の、圧縮デバイス。
実施例78.
押込部材は、周方向に離間して配置されかつ径方向に延びた複数のアームを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75~77のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例79.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例78に記載の、圧縮デバイス。
実施例80.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75~79のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例81.
第二端部部分は、ネジ山付き部材の環状肩部に対して係合するように構成された一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例80に記載の、圧縮デバイス。
実施例82.
環状肩部は、第一環状肩部とされ、ネジ山付き部材は、押込部材の遠位エッジに対して当接するように構成された第二環状肩部をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例81に記載の、圧縮デバイス。
実施例83.
一つまたは複数のロック特徴は、弾性ラッチを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例81または82に記載の、圧縮デバイス。
実施例84.
一つまたは複数の延長部材は、ハウジングの外面に対して隣接して配置されるように構成されており、各延長部材は、延長部材の開口部を通して延びたそれぞれ対応した締結部材を介して、ハウジングに対して結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75~83のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例85.
各締結部材は、ハウジングの外面内の対応した開口部内へと延びている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例84に記載の、圧縮デバイス。
実施例86.
各締結部材と各開口部とは、対応したネジ山付きのものとされており、各締結部材の端部部分は、ハウジングの外面に対して摩擦的に係合している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例84または85に記載の、圧縮デバイス。
実施例87.
押込部材およびネジ山付き部材のそれぞれは、送達装置のシャフトを受けるように構成された内側穴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75~86のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例88.
一つまたは複数の延長部材は、ハウジングの内部内へと延びているとともに、ハウジングの内面に対して結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例75~87のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例89.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジング内へと挿入することであり、ハウジングを、ハウジングの長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むものとすることと、
アクチュエータを、ハウジングに対して、アクチュエータのベースから延びた一つまたは複数の延長部材を介して結合することであり、アクチュエータを、ベースの厚さを貫通して延びたネジ山付き開口部と、ネジ山付き開口部に対して係合する対応したネジ山付き外面を有したネジ山付き部材と、を含むものとすることと、
ネジ山付き部材に対して結合された押込部材を、人工弁の、入口端部分に対して隣接した第一端部部分に対して、位置合わせすることと、
ネジ山付き部材を回転駆動することで、ネジ山付き部材と押込部材とがハウジングに対して軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材が、ハウジング内へと前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して前進駆動されることで、人工弁が径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例90.
人工弁を、出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例89に記載の、方法。
実施例91.
アクチュエータをハウジングに対して一つまたは複数の延長部材を介して結合することは、それぞれ対応した締結部材を、各延長部材内の対応した開口部を通して挿入することで、締結部材をハウジングに対して係合させることを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例89または90に記載の、方法。
実施例92.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
駆動された時にはアクチュエータ部材を前進駆動するように構成されたレバー部材を含むハンドルと、
ハンドルから延びているとともにハウジングを受けるように構成された保持部分であり、ハウジングを着脱可能に結合するように構成された保持部材を含む第一端部部分を有した保持部分と、
アクチュエータ部材に対して結合される押込部材であり、人工弁がハウジングの内部に配置された時には人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
レバー部材の駆動により、アクチュエータ部材が軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例93.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例92に記載の、圧縮デバイス。
実施例94.
押込部材は、延長器を介してアクチュエータ部材に対して結合されており、延長器は、ベース部分と、中央延長部材と、内側凹所を有した押込部材ホルダと、を含み、延長器の第二端部部分は、内側凹所内へと挿入されることで、押込部材を延長器に対して結合することができる、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例93に記載の、圧縮デバイス。
実施例95.
押込部材の第二端部部分は、延長器の環状肩部に対して係合するように構成された一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含むことにより、第二端部部分を凹所の内部に保持する、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例94に記載の、圧縮デバイス。
実施例96.
環状肩部は、第一環状肩部とされ、内側凹所は、押込部材の遠位エッジに対して当接するように構成された第二環状肩部をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例95に記載の、圧縮デバイス。
実施例97.
一つまたは複数のロック特徴は、弾性ラッチを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例95または96に記載の、圧縮デバイス。
実施例98.
漏斗セグメントは、径方向内向きに延びた複数のリブでありかつハウジングの内周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例92~97のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例99.
リブは、第一角度で配置された第一テーパー形状部分と、第二角度で配置された第二テーパー形状部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例98に記載の、圧縮デバイス。
実施例100.
押込部材は、周方向に離間して配置されかつ径方向に延びた複数のアームを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例92~99のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例101.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例100に記載の、圧縮デバイス。
実施例102.
保持部材は、ハウジングが保持部材に対して結合された時にはハウジングの出口に対して位置合わせするように構成された出口を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例92~101のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例103.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジング内へと挿入することであり、ハウジングを、アクチュエータの保持部材の内部に配置されたものとし、ハウジングを、ハウジングの長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むものとすることと、
アクチュエータのトリガを駆動することにより、アクチュエータ部材がハウジングに向けて軸線方向に前進駆動され、これにより、アクチュエータ部材に対して結合された押込部材が、ハウジングの内部で人工弁の第一端部部分に対して当接するものとすることと、
トリガを駆動し続けることで、押込部材がハウジング内へと前進駆動され、これにより、人工弁が、ハウジングの漏斗セグメントを通して前進駆動され、これにより、人工弁が、径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例104.
人工弁の少なくとも一部を、出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例103に記載の、方法。
実施例105.
押込部材は、延長器を介してアクチュエータ部材に対して結合されており、延長器は、ベース部分と、中央延長部材と、内側凹所を有した押込部材ホルダと、を含み、延長器の第二端部部分は、内側凹所内へと挿入されることで、押込部材を延長器に対して結合することができる、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例103または104に記載の、方法。
実施例106.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
第一端部部分と第二端部部分とを有した流体チャンバであり、第一端部部分は、開口部を含み、第二端部部分は、注入口を含む、流体チャンバと、
開口部を通して延びたシャフト部材と、流体チャンバの内部に配置されかつ流体チャンバに対してシールを形成しているピストンヘッド部材と、を有しているピストンと、
ピストンのシャフト部材に対して結合される押込部材であり、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
流体を、注入口を介して流体チャンバ内へと注入することにより、ピストンが軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例107.
注入口は、流体リザーバに対して結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例106に記載の、圧縮デバイス。
実施例108.
流体チャンバの第一端部部分から延びた一つまたは複数の延長部材でありかつアクチュエータをハウジングに対して結合している一つまたは複数の延長部材を、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例106または107に記載の、圧縮デバイス。
実施例109.
一つまたは複数の延長部材は、ハウジングの外面に対して隣接して配置されるように構成されており、各延長部材は、延長部材内の開口部を通して延びたそれぞれ対応した締結部材を介して、ハウジングに対して結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例108に記載の、圧縮デバイス。
実施例110.
各締結部材は、ハウジングの外面内の対応した開口部内へと延びている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例109に記載の、圧縮デバイス。
実施例111.
各締結部材と各開口部とは、対応したネジ山付きのものとされており、各締結部材の端部部分は、ハウジングの外面に対して摩擦的に係合している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例109または110に記載の、圧縮デバイス。
実施例112.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含み、第二端部部分は、一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例106~111のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例113.
着脱可能なロック特徴は、ピストンの第一端部部分における一つまたは複数の開口に対して結合することにより、ピストンと押込部材とを互いに結合する、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例112に記載の、圧縮デバイス。
実施例114.
一つまたは複数のロック特徴は、弾性ラッチを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例112または113に記載の、圧縮デバイス。
実施例115.
漏斗セグメントは、径方向内向きに延びた複数のリブでありかつハウジングの内周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例106~114のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例116.
リブは、第一角度で配置された第一テーパー形状部分と、第二角度で配置された第二テーパー形状部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例115に記載の、圧縮デバイス。
実施例117.
押込部材は、周方向に離間して配置されかつ径方向に延びた複数のアームを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例106~116のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例118.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例117に記載の、圧縮デバイス。
実施例119.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
アクチュエータをハウジングに対して結合するように構成された一つまたは複数の延長部材を含むベース部材と、
複数の歯を含む直線状ラック部材を含む可動部分と、
直線状ラック部材の複数の歯に対して係合するように構成された対応した複数の歯を含むピニオン部材であり、ピニオン部材の回転移動により、直線状ラック部材の軸線方向移動を引き起こすものとされた、ひいては可動部分の軸線方向移動を引き起こすものとされた、ピニオン部材と、を含むアクチュエータと、
可動部分に対して結合される押込部材であり、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含み、
ピニオン部材の回転により、可動部分が軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例120.
ユーザによって駆動された時にはピニオンを回転駆動するように構成されたアクチュエータ部材を、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例119に記載の、圧縮デバイス。
実施例121.
人工弁を圧縮するための方法であって、
径方向拡張状態とされた人工弁を、圧縮デバイスのハウジング内へと挿入することであり、ハウジングを、ハウジングの長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むものとすることと、
アクチュエータをハウジングに対して結合することであり、アクチュエータを、アクチュエータをハウジングに対して結合するように構成された一つまたは複数の延長部材を含むベース部材と、複数の歯を含む直線状ラックを含む可動部分と、直線状ラックの複数の歯に対して係合するように構成された対応した複数の歯を含むピニオンと、を含むものとすることと、
ピニオンを回転駆動することにより、可動部分がハウジングに向けて軸線方向に駆動され、これにより、可動部分に対して結合された押込部材が、ハウジングの内部で人工弁の第一端部部分に対して当接するものとすることと、
ピニオンを回転駆動し続けることで、押込部材がハウジング内へと前進駆動され、これにより、人工弁が、ハウジングの漏斗セグメントを通して前進駆動され、これにより、人工弁が、径方向に圧縮されるものとすることと、を含む、方法。
実施例122.
人工弁を、出口を通して前進駆動することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例121に記載の、方法。
実施例123.
ピニオンを回転駆動することは、ピニオンに対して結合されたアクチュエータ部材を回転駆動することを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例121または122に記載の、方法。
実施例124.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
アクチュエータをハウジングに対して結合するように構成された一つまたは複数の延長部材を含むベース部材と、
ローブ形状を含むカム部材であり、ベース部材に枢動可能に結合されたカム部材と、
カム部材に対して結合されるレバー部材であり、レバー部材の回転により、カム部材の対応した回転が引き起こされるものとされた、レバー部材と、
カム部材とハウジングとの間に配置された押込部材であり、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
レバー部材の回転により、カム部材の対応した回転が引き起こされ、これにより、カム部材が押込部材に対して接触することで、押込部材が、ハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例125.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
アクチュエータをハウジングに対して結合するように構成された一つまたは複数の延長部材を含むベース部材と、
複数の歯を含む直線状ラック部材と、
爪部材であり、直線状ラック部材の複数の歯に対して係合することで、第一の向きにおける直線状ラック部材の移動を可能とするように構成されているとともに、逆の第二の向きには移動しないよう直線状ラック部材を拘束するように構成されている、爪部材と、を含むアクチュエータと、
直線状ラック部材に対して結合される押込部材であり、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含み、
爪の駆動により、直線状ラック部材が軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動することで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例126.
爪は、爪を駆動することで直線状ラック部材の第一の向きにおける移動を引き起こすように構成されたアクチュエータ部材に対して、結合されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例125に記載の、圧縮デバイス。
実施例127.
第二の向きには移動しないよう直線状ラック部材を拘束することを補助するように構成されたロック部材を、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例125または126に記載の、圧縮デバイス。
実施例128.
ロック部材は、爪とされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例127に記載の、圧縮デバイス。
実施例129.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングから延びたハンドルでありかつユーザが把持し得るように構成されたハンドルと、を含むハウジングと、
ハウジングに対して枢動可能に結合されたレバーであり、ハウジングの入口部分の内部に配置された押込部材に対して当接するように構成された突起を含むレバーと、を含み、
レバーの回転により、突起が押込部材に対して係合するものとされ、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例130.
押込部材は、突起に対して結合される、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例129に記載の、圧縮デバイス。
実施例131.
ハンドルは、ロック特徴を含み、レバーは、対応したロック特徴を含み、これにより、ハンドルとレバーとを、一緒に着脱可能にロックし得るものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例129または130に記載の、圧縮デバイス。
例132.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
ハウジングに対して枢動可能に結合された第一端部部分と第二端部部分とを有したレバーであり、ハウジングの入口部分の内部に配置された押込部材に対して当接するように構成された突起を含むレバーと、
ハウジング上における、第一位置とは周方向反対側の第二位置に位置した取付部材であり、厚さを貫通して延びた開口部を含む取付部材と、
取付部材内の開口部を通して延びたおよびレバーの第二端部部分内の開口部を通して延びたアクチュエータ部材と、を含むアクチュエータと、
レバーの第一面に対して隣接してアクチュエータ部材上に配置されたドライバ部材であり、ドライバ部材を駆動することにより、ドライバ部材がアクチュエータ部材に沿って軸線方向に前進駆動されることで、レバーの第二端部部分が取付部材に向けて前進駆動されるものとされた、ドライバ部材と、を含み、
レバーの前進駆動により、突起が押込部材に対して係合するものとされ、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例133.
アクチュエータ部材は、ネジ山付き外面を含み、ドライバ部材は、対応したネジ山付き面を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例132に記載の、圧縮デバイス。
実施例134.
ドライバ部材は、蝶ナットを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例132または133に記載の、圧縮デバイス。
実施例135.
アセンブリであって、
第一シャフトと、第一シャフト上にわたって配置された第二シャフトと、を含む送達装置と、
圧縮デバイスであり、
第一シャフト上にわたって配置されているとともに、径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ハウジングに対するアクチュエータの軸線方向の前進駆動により、人工弁が漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされた、アクチュエータと、を含む圧縮デバイスと、
装填アセンブリであり、
第二シャフト上にわたって配置されるとともに第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分上にわたって配置されるとともに第一側部と第二側部とを含む漏斗部材と、を含む装填アセンブリと、を含む、アセンブリ。
実施例136.
装填アセンブリは、支持チューブの第一側部と第二側部とを互いに結合するクランプ部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例135に記載の、アセンブリ。
実施例137.
クランプ部材は、第一クランプ部材とされ、装填アセンブリは、漏斗部材の第一側部と第二側部とを互いに結合する第二クランプ部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例136に記載の、アセンブリ。
実施例138.
人工弁を送達装置内へと装填するための方法であって、
送達装置のカプセル上にわたって、装填アセンブリの支持チューブを配置することであり、支持チューブを、第一側部と第二側部とを含むものとすることと、
圧縮デバイスのハウジングを、送達装置のシャフト上にわたって配置することにより、圧縮デバイスの出口端部分を、装填アセンブリの入口端部分に対して隣接して配置することであり、ハウジングを、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を規定しているものとすることと、
径方向拡張状態とされた人工弁を、ハウジングの入口端部分内へと挿入することと、
人工弁を、ハウジングの漏斗セグメントを通して、および少なくとも部分的に出口を通して、軸線方向に前進駆動することと、
装填アセンブリの漏斗部材を、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置することであり、漏斗部材を、第一側部と第二側部とを含むものとすることと、
装填アセンブリを、人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することにより、人工弁を径方向に圧縮するとともに、人工弁を、送達装置のカプセル内へと前進駆動することと、を含む、方法。
実施例139.
クランプ部材を支持チューブの第一端部部分上にわたって前進駆動することにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例138に記載の、方法。
実施例140.
クランプ部材は、第一クランプ部材とされ、方法は、第二クランプ部材を漏斗部材の少なくとも一部上にわたって前進駆動することにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持することを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例139に記載の、方法。
実施例141.
人工弁をハウジングの漏斗セグメントを通して前進駆動することは、
圧縮デバイスの押込部材でありかつアクチュエータに対して着脱可能に結合された押込部材を、人工弁の、ハウジングの入口端部分に対して隣接した第一端部部分に対して、位置合わせすることと、
アクチュエータに対して軸線方向の力を印加することで、アクチュエータと押込部材とをハウジング内へと前進駆動し、これにより、人工弁を漏斗セグメントを通して前進駆動することと、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例138~140のいずれか一つに記載の、方法。
実施例142.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、
ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントであり、ハウジングの周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含み、リブは、ハウジングの長手方向軸線に向けて内向きに延びている、漏斗セグメントと、
漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
人工弁がハウジング内に受けられた時にはハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、第一端部部分から延びた複数のアームを含み、各アームは、人工弁の隣接した端部部分に対して係合するように構成された座部を含む、押込部材と、
押込部材に対して結合されるアクチュエータと、を含み、
ハウジングは、選択された角度配向性でアクチュエータを受けるように構成されており、アクチュエータが、選択された角度配向性でハウジング内へとスライド的に前進駆動されるように構成されていることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例143.
押込部材は、第一端部部分と一つまたは複数の弾性ラッチを含む第二端部部分とを有したステムを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142に記載の、圧縮デバイス。
実施例144.
アクチュエータは、一つまたは複数の弾性ラッチに対して係合した一つまたは複数の開口を介して、押込部材に対して着脱可能に結合される、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例143に記載の、圧縮デバイス。
実施例145.
リブは、ハウジングの入口端部分に対して隣接した第一厚さから、出口に対して隣接した第二厚さでありかつ第一厚さよりも厚い第二厚さへと、自身の長さに沿って厚さが増大している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~144のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例146.
ハウジングは、二つ以上の側部を含み、各側部は、漏斗セグメントの一部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~145のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例147.
二つ以上の側部を一緒に着脱可能に保持するように構成された保持部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例146に記載の、圧縮デバイス。
実施例148.
複数のアームは、押込部材から径方向に延びている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~147のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例149.
アームは、漏斗セグメントのリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例148に記載の、圧縮デバイス。
実施例150.
各アームの座部は、第一壁と第二壁とを含み、第一壁と第二壁との間には、チャネルが規定されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~149のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例151.
押込部材は、第一直径を有した第一端部部分と、第一直径よりも小さな第二直径を有した第二端部部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~150のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例152.
第二端部部分は、アクチュエータ上の一つまたは複数の対応したロック特徴に対して係合するように構成された一つまたは複数の着脱可能なロック特徴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例151に記載の、圧縮デバイス。
実施例153.
アクチュエータは、ベースと、内側穴を有した中央延長部材と、一つまたは複数の直線状ガイド部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~152のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例154.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、アクチュエータの径方向外側エッジに対して隣接した第一厚さから、中央延長部材に対して隣接した第二厚さへと、テーパー形状とされた長尺部材を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例153に記載の、圧縮デバイス。
実施例155.
一つまたは複数の直線状ガイド部材は、漏斗セグメントの一つまたは複数のリブどうしの間へと移動可能に配置されるように構成されていることにより、アクチュエータを、ハウジングに対して、選択された角度配向性で保持するものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例153または154に記載の、圧縮デバイス。
実施例156.
アクチュエータは、ハウジング上の対応した係合機構に対して着脱可能に係合するように構成された係合機構をさらに含み、これにより、人工弁が出口を通して少なくとも部分的に前進駆動された後には、アクチュエータとハウジングとを、一緒にロックし得るものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~155のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例157.
押込部材およびアクチュエータは、それぞれ、送達装置のシャフトを受けるように構成された内側穴を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例142~156のいずれか一つに記載の、圧縮デバイス。
実施例158.
装填アセンブリであって、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含み、
装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成されている、装填アセンブリ。
実施例159.
第一クランプおよび第二クランプは、C字形状部材とされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158に記載の、装填アセンブリ。
実施例160.
支持チューブの第一側部および第二側部は、それぞれ、径方向反対側に位置した第一フランジと第二フランジとを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158または159に記載の、装填アセンブリ。
実施例161.
第一クランプ部材および第二クランプ部材は、それぞれ、径方向内向きに延びたかつクランプの長さの少なくとも一部に沿って軸線方向に延びた棚を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~160のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例162.
保持部材をさらに含み、保持部材は、保持部材の内面と支持チューブの外面との間にシャフトの一部を保持するように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~161のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例163.
漏斗部材は、入口端部分における第一直径から、出口端部分における第二直径でありかつ第一直径よりも小さな第二直径へと、テーパー形状とされた漏斗部分を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~162のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例164.
周方向に延びた溝を有したメインボディとガイドアームとを有したトリマーガイド部材をさらに含み、メインボディは、カプセルの内部で人工弁の端部部分に対して当接するように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~163のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例165.
ガイドアームは、周方向に延びた溝に対して位置合わせされる端面を有した軸線方向延在部分を有している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例164に記載の、装填アセンブリ。
実施例166.
支持チューブの第一端部部分は、支持チューブの長さの少なくとも一部に沿って軸線方向に延びたリブを含み、第一クランプ部材は、リブを受けるように構成されたチャネルを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~165のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例167.
漏斗部材は、支持チューブの第二端部部分上における対応した凹所内に着座するように構成されたエッジ部分を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例158~166のいずれか一つに記載の、装填アセンブリ。
実施例168.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された押込部材であり、ハウジングの内径よりも小さな外径を有することでハウジング内へと前進駆動され得るものとされた押込部材と、
押込部材に対して着脱可能に結合されるアクチュエータであり、ベース部材と、ベース部材から延びた一つまたは複数の長尺ガイド部材と、を含み、各長尺ガイド部材は、ガイド部材の長さに少なくとも部分的に沿って延びたスロットと、スロットの内部にスライド可能に配置されたスライド可能部材でありかつハウジングに対して着脱可能に結合されるスライド可能部材と、を含む、アクチュエータと、を含み、
ハウジングを、ベース部材に対して軸線方向に前進駆動することにより、スライド可能部材が、それぞれ対応したスロットの内部でスライド駆動され、これにより、押込部材がハウジング内へと挿入されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例169.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
内部にハウジングが配置された外側シェルであり、円筒形状を有しているとともに、ネジ山付き内面を含む、外側シェルと、
ベースと、外側シェルのネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
アクチュエータのベースに対して結合される押込部材であり、径方向に延びた複数のアームでありかつハウジングの内部で人工弁に対して係合するように構成された複数のアームを有している押込部材と、を含み、
ネジ山付きの面どうしは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるとともに、出口を介して圧縮デバイスから導出されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例170.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
自身の厚さを貫通して延びた開口部を有したベースであり、開口部は、ネジ山付き内面を含む、ベースと、
開口部のネジ山付き内面に対して係合するネジ山付き外面を有したネジ山付き部材と、
アクチュエータをハウジングに対して結合する一つまたは複数の延長部材と、
ネジ山付き部材に対して結合された押込部材であり、これにより、ネジ山付き部材は、押込部材に対して回転駆動し得るとともに押込部材を軸線方向に前進駆動し得るものとされ、押込部材は、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された、押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
ネジ山付き部材の回転により、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと軸線方向に前進駆動され、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例171.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含むハウジングと、
アクチュエータであり、
駆動された時にはアクチュエータ部材を前進駆動するように構成されたレバー部材を含むハンドルと、
ハンドルから延びているとともにハウジングを受けるように構成された保持部分であり、ハウジングを着脱可能に結合するように構成された保持部材を含む第一端部部分を有した保持部分と、
アクチュエータ部材に対して結合される押込部材であり、人工弁がハウジングの内部に配置された時には人工弁に対して当接するように構成された押込部材と、を含むアクチュエータと、を含み、
レバー部材の駆動により、アクチュエータ部材が軸線方向に前進駆動され、ひいては押込部材が軸線方向に前進駆動され、これにより、押込部材がハウジングの漏斗セグメント内へと前進駆動されることで、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動され、これにより、人工弁の少なくとも一部が、漏斗セグメントに対する係合によって径方向に圧縮されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例172.
人工弁のための装填アセンブリであって、
送達装置の送達カプセルの周囲に位置決め可能な支持チューブであり、近位端部分と遠位端部分とを含む支持チューブと、
支持チューブの遠位端部分に対して着脱可能に結合可能とされた漏斗部材であり、装填アセンブリが人工弁上にわたって前進駆動される際には、または人工弁が装填アセンブリの内部で後退駆動される際には、人工弁を径方向に圧縮するように構成されているとともに人工弁を送達カプセル内へと案内するように構成されている漏斗部材と、を含む、装填アセンブリ。
実施例173.
支持チューブと漏斗部材との間に配置されることにより、送達カプセルの、近位向きに折り返されたタブ部材を、支持チューブの遠位端部分の外面へと、保持するように構成された環状保持部材をさらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例172に記載の、装填アセンブリ。
実施例174.
支持チューブは、クランプ部材によって一緒に保持された分離可能な部材を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例172または173に記載の、装填アセンブリ。
実施例175.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁を径方向拡張状態で受けるように構成されたハウジングであり、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、ハウジングの入口部分から延びた延長器でありかつネジ山付き内面を含む延長器と、を含むハウジングと、
ベースと、延長器部分のネジ山付き内面に対して係合するような形状とされた対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
アクチュエータのベースに対して結合されるとともにハウジングの内部で人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材と、を含み、
ハウジングのネジ山付き内面とアクチュエータのネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動されるものとされている、圧縮デバイス。
実施例176.
装填アセンブリであって、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分上にわたって配置される保持部材であり、送達装置の一つまたは複数のタブを保持することにより、送達カプセルを張りつめた位置に保持するためにように構成されている保持部材と、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含み、
装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成されている、装填アセンブリ。
実施例177.
保持部材は、可撓性材料を含むとともに、複数の山と複数の谷とを含む正弦波形状の断面を有している、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例176に記載の、装填アセンブリ。
実施例178.
タブトリミングデバイスであって、
中央穴を規定している環状のメインボディであり、周方向外側エッジから中央穴内へと延びた凹所を含むメインボディと、
メインボディに対して着脱可能に結合されるブレードであり、中央穴内へと延びるように位置決めされた切断エッジを含むブレードと、を含み、
中央穴は、送達システムのシャフトを受けるように構成されており、シャフトまわりにおけるタブトリミングデバイスの回転により、ブレードの切断エッジを使用して、シャフトの選択された部分が切断される、タブトリミングデバイス。
実施例179.
周方向に延びた溝を有したメインボディとガイドアームとを備えたトリマーガイド部材との組合せにおいて、トリマーガイド部材は、ガイドアームの端面がブレードの第一面に対して接触するよう位置決めされるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例178に記載の、タブトリミングデバイス。
実施例180.
タブトリミングデバイスであって、
メインボディと支持延長部材とを含むハウジングであり、支持延長部材は、送達システムのシャフトを受けるように構成されている、ハウジングと、
送達システムのシャフトの一部を受けるように構成された内側穴を含む回転可能部材であり、少なくとも部分的にメインボディの内部に配置されているとともに、メインボディに対して回転可能とされている、回転可能部材と、
回転可能部材に対して結合されるブレードホルダであり、切断エッジを有したブレードを着脱可能に結合するように構成されたブレードホルダと、を含み、
送達システムのシャフトまわりにおける回転可能部材の回転により、ブレードの切断エッジが、シャフトの選択された部分を切断するものとされている、タブトリミングデバイス。
実施例181.
ハウジングは、支持延長部材に対して枢動可能に結合されたクランプ部材をさらに含み、クランプ部材および支持延長部材は、それぞれ、位置合わせ特徴の一部を含み、位置合わせ特徴は、シャフトの対応した位置合わせ特徴がハウジングの位置合わせ特徴の内部に配置された時には、シャフトの選択された部分がブレードの切断エッジに対して位置合わせされるように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例180に記載の、タブトリミングデバイス。
実施例182.
位置合わせ特徴は、第一位置合わせ特徴とされ、ハウジングは、ハウジングの近位端部分のところに配置された第二位置合わせ特徴でありかつハウジングに対して移動しないようハウジングの内部に配置されたシャフトを拘束するように構成された第二位置合わせ特徴を、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例180または181に記載の、タブトリミングデバイス。
実施例183.
タブトリミングデバイスであって、
メインボディと支持延長部材とを含むハウジングであり、支持延長部材は、送達システムのシャフトを受けるように構成されている、ハウジングと、
送達システムのシャフトの一部を受けるように構成された内側穴を含む回転可能部材であり、少なくとも部分的にメインボディの内部に配置されているとともに、メインボディに対して回転可能とされている、回転可能部材と、
ブレードに対して着脱可能に結合されるブレードホルダであり、回転可能部材に対して結合されるとともに、ブレードの切断エッジが内側穴内へと延びていない第一位置と、ブレードの切断エッジが内側穴内へと延びている第二位置と、の間にわたって、回転可能部材に対して移動可能とされたブレードホルダと、を含み、
ブレードホルダが第二位置に位置している時における回転可能部材の回転により、ブレードの切断エッジを使用して、送達システムのシャフトの選択された部分が切断されるように構成されており、
回転可能部材は、カム部材を介してブレードホルダに対して結合されたドア部材を含み、ドア部材は、開放位置と閉塞位置との間にわたって移動可能とされ、開放位置と閉塞位置との間におけるドア部材の移動により、第一位置と第二位置との間にわたっての、ブレードホルダの対応した移動が引き起こされる、タブトリミングデバイス。
実施例184.
タブトリミングデバイスであって、
メインボディと支持延長部材とを含むハウジングであり、支持延長部材は、送達システムのシャフトを受けるように構成されている、ハウジングと、
送達システムのシャフトの一部を受けるように構成された内側穴を含む回転可能部材であり、少なくとも部分的にメインボディの内部に配置されているとともに、メインボディに対して回転可能とされており、さらに、内部にシャフトの一部が配置される内側穴を含む、回転可能部材と、
ブレードに対して着脱可能に結合されるブレードホルダであり、アクチュエータに対して結合されるとともに、ブレードの切断エッジが内側穴内へと延びていない第一位置と、ブレードの切断エッジが内側穴内へと延びている第二位置と、の間にわたって、アクチュエータを介して回転可能部材に対して移動可能とされた、ブレードホルダと、を含み、
ブレードホルダが第二位置に位置している時における回転可能部材の回転により、ブレードの切断エッジを使用して、送達システムのシャフトの選択された部分が切断されるように構成されている、タブトリミングデバイス。
実施例185.
アクチュエータは、第一アクチュエータとされ、タブトリミングデバイスは、ブレードホルダを第二位置から第一位置へと駆動するように構成された第二アクチュエータを、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例184に記載の、タブトリミングデバイス。
実施例186.
タブトリミングデバイスであって、
メインボディと、メインボディから延びた支持延長部材と、を含むハウジングであり、支持延長部材は、送達システムのシャフトを受けるように構成されている、ハウジングと、
少なくとも部分的にメインボディの内部に配置されているとともに、メインボディに対して回転可能とされた、回転可能部材であり、内部にシャフトの一部が配置される内側穴を含み、切断エッジを有したブレードに対して結合され、切断エッジの一部は、内側穴内へと延びている、回転可能部材と、
メインボディに対して枢動可能に結合されたガイド部材であり、周方向に延びた溝を含むボディ部材を含むとともに、第一位置と第二位置との間にわたって移動可能とされ、さらに、ガイド部材と回転可能部材の内面との間に、シャフトの壁を受けるようなサイズとされた空間が存在するようにして、内側穴の内部に配置された、ガイド部材と、を含み、
回転可能部材の回転により、ブレードの切断エッジが、送達システムのシャフトの選択された部分を切断することが可能とされている、タブトリミングデバイス。
実施例187.
アセンブリであって、
装填アセンブリであり、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、支持チューブであり、内面が一つまたは複数の係合部材を含む、支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置されるとともに、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成された、漏斗部材であり、第一側部と第二側部とを含む漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含む装填アセンブリと、
送達装置であり、
径方向圧縮構成とされた人工弁を受けるように構成されたシャフトであり、外面が、支持チューブの一つまたは複数の係合部材に対して係合することで剛直な構造を形成するように構成された一つまたは複数の対応した係合部材を含む、シャフトを含む送達装置と、を含む、アセンブリ。
実施例188.
一つまたは複数の係合部材は、螺旋状凹所を含み、一つまたは複数の対応した係合部材は、螺旋状突起を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例187に記載の、アセンブリ。
実施例189.
アセンブリであって、
装填アセンブリであり、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、支持チューブであり、内面が一つまたは複数の係合部材を含み、一つまたは複数の係合部材は、内面から延びた複数の突起を含む、支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置されるとともに、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成された、漏斗部材であり、第一側部と第二側部とを含む漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含む装填アセンブリと、
送達装置であり、
径方向圧縮構成とされた人工弁を受けるように構成されたシャフトであり、シャフトの壁の内部に配置された一つまたは複数の対応した係合部材を含み、一つまたは複数の対応した係合部材は、支持チューブの複数の突起に対して係合することで剛直な構造を形成するように構成された複数の開口を含む、シャフトを含む送達装置と、を含む、アセンブリ。
実施例190.
圧縮デバイスであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングであり、
ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、
漏斗セグメントに対して連通した出口と、
ハウジングの入口部分から延びているとともに、ネジ山付き内面を含む、延長器部分と、
それぞれが漏斗セグメントの一部を含む第一側部および第二側部であり、第一側部は、係合特徴の第一部分を含み、第二側部は、係合特徴の第二部分を含む、第一側部および第二側部と、を含むハウジングと、
ベースと、延長器部分のネジ山付き内面に対して係合するように構成された対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
アクチュエータのベースに対して結合されるとともに、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するように構成された、押込部材と、を含み、
ハウジングの内面とアクチュエータのネジ山付き外面とは、アクチュエータの回転移動を、ハウジングの漏斗セグメント内への押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、人工弁が、漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動されるものとされ、
係合特徴の第一部分と第二部分との間の係合により、ハウジングの第一側部と第二側部とは、ハウジングの入口端部分のところで互いに横方向に移動しないように保持されている、圧縮デバイス。
実施例191.
係合特徴の第一部分は、ハウジングの第一側部の長手方向側壁内へと延びた凹所であり、係合特徴の第二部分は、ハウジングの第二側部の長手方向側壁から延びた突起である、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例190に記載の、圧縮デバイス。
実施例192.
係合特徴の第一部分は、第一フック状部材であり、係合特徴の第二部分は、第二フック状部材であり、第一フック状部材と第二フック状部材とは、互いに係合するように構成されている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例190に記載の、圧縮デバイス。
実施例193.
係合特徴の第一部分は、複数の第一部材を含み、係合特徴の第二部分は、複数の第二部材を含み、各第一部材が、隣接した第二部材どうしの間に配置されることで、第一部材と第二部材とは、互いに摩擦的に係合し得るものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例190に記載の、圧縮デバイス。
実施例194.
装填アセンブリであって、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含み、
装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成されており、
第一クランプ部材および第二クランプ部材は、それぞれ、C字形状のメインボディを含み、メインボディは、メインボディの厚さを貫通して延びた一つまたは複数の長尺スロットを含み、長尺スロットは、第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブ上へと挿入するのに必要な力の量を、または第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブから取り外すのに必要な力の量を、減少させる、装填アセンブリ。
実施例195.
装填アセンブリであって、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含み、
装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成されており、
第一クランプ部材および第二クランプ部材は、それぞれ、C字形状のメインボディを含み、メインボディは、メインボディの内壁に沿って長手方向に配置された一つまたは複数の凹所を含み、凹所は、第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブ上へと挿入するのに必要な力の量を、または第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブから取り外すのに必要な力の量を、減少させる、装填アセンブリ。
実施例196.
装填アセンブリであって、
送達装置のシャフト上にわたって配置されるように構成された支持チューブであり、第一側部と第二側部とを含む支持チューブと、
支持チューブの第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第一クランプ部材と、
支持チューブの第二端部部分上にわたって配置される漏斗部材であり、人工弁の少なくとも一部上にわたって配置されるように構成されているとともに、第一側部と第二側部とを含む、漏斗部材と、
漏斗部材の第一端部部分に対して着脱可能に結合されることにより、第一側部と第二側部とを一緒に保持する第二クランプ部材と、を含み、
装填アセンブリは、漏斗部材を人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動することによって、または人工弁を漏斗部材の内部で後退駆動することによって、人工弁を、漏斗部材との係合によって径方向に圧縮するように構成されており、
第一クランプ部材および第二クランプ部材は、それぞれ、C字形状のメインボディと、メインボディから側方に延びた一つまたは複数のタブ部材と、を含み、タブ部材は、機械的利点を提供するものであり、ひいては、第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブ上へと挿入するのに必要な力の量を、または第一クランプ部材および第二クランプ部材を支持チューブから取り外すのに必要な力の量を、減少させる、装填アセンブリ。
実施例197.
第一クランプ部材の一つまたは複数のタブ部材は、横方向延在部分と、第一クランプ部材の第一端部部分に向けて延びた湾曲部分またはフック状部分と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例196に記載の、装填アセンブリ。
実施例198.
第二クランプ部材の一つまたは複数のタブ部材は、正弦波形状を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例196または197に記載の、装填アセンブリ。
実施例199.
患者の身体内へと前進駆動するために人工弁を送達装置内へと装填するためのシステムであって、
径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であり、第一端部部分から延びた複数の接続アームを含む人工弁と、
シャフトを含む送達装置であり、シャフトは、シャフト上に配置される弁保持部材を含み、弁保持部材は、人工弁の複数の接続アームを受けるような形状とされた複数のスロットを含み、送達装置は、カプセルをさらに含み、カプセルは、シャフト上に延びているとともに、人工弁を径方向圧縮構成で受けて保持するようなサイズとされている、送達装置と、
人工弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングを含む圧縮デバイスであり、ハウジングは、ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含み、人工弁を漏斗セグメントを通して軸線方向に前進駆動することにより、人工弁が径方向に圧縮され、これにより、複数の接続アームが、弁保持部材の複数のスロット内へと受けられ得るものとされている、圧縮デバイスと、
カプセルに対して結合されるような形状とされたまたはカプセル上にわたって配置されるような形状とされた支持チューブと、支持チューブの第一端部部分上に配置される漏斗部材と、を含む装填アセンブリと、を含み、
装填アセンブリは、人工弁の複数の接続アームが弁保持部材に対して結合された状態で弁保持部材を受けるように構成されており、これにより、支持チューブおよび漏斗部材が、人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動されることで、人工弁が径方向に圧縮されるとともに、人工弁がカプセル内へと装填されるものとされている、システム。
例200.
圧縮デバイスは、ハウジングの内部で人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材でありかつ人工弁をハウジングの漏斗セグメントを通して軸線方向に前進駆動するようなサイズとされた押込部材を、さらに含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199に記載の、システム。
実施例201.
圧縮デバイスは、押込部材に対して結合されるアクチュエータをさらに含み、アクチュエータは、ベースと、ハウジングの内面上の対応したネジ山に対して係合するような形状とされたネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例200に記載の、システム。
実施例202.
圧縮デバイスのハウジングは、二つ以上の側部を含み、各側部は、漏斗セグメントの一部を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~201のいずれか一つに記載の、システム。
実施例203.
二つ以上の側部は、一つまたは複数の係合部材を使用して互いに着脱可能に結合される第一側部および第二側部を含み、一つまたは複数の係合部材の各係合部材は、第一側部に対して結合された第一係合部材と、第二側部部材に対して結合された第二係合部材と、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例202に記載の、システム。
実施例204.
第一係合部材は、第一側部の外面から横方向に延びたフランジとされており、第二係合部材は、フランジを受けるような形状とされたフック状部材とされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例203に記載の、システム。
実施例205.
第一側部と第二側部とを互いに結合することは、フランジをフック状部材に対して隣接して位置決めすることと、フランジをフック状部材のチャネル内へと軸線方向に前進駆動することと、を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例204に記載の、システム。
実施例206.
送達装置は、シャフト上にわたって配置される外側リングをさらに含み、外側リングは、弁保持部材上にわたっておよび人工弁の一部にわたって前進駆動されることで、複数の接続アームを、弁保持部材のスロットの内部に保持するようなサイズとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~205のいずれか一つに記載の、システム。
実施例207.
人工弁は、第二端部部分から延びた複数のアンカーをさらに含み、アンカーは、圧縮デバイスのハウジングの内部で人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材から延びたそれぞれ対応したアーム上に各座部が配置された複数の座部の内部に、収容されるようなサイズとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~206のいずれか一つに記載の、システム。
実施例208.
人工弁は、内側フレーム部分と外側フレーム部分とを含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~207のいずれか一つに記載の、システム。
実施例209.
人工弁は、患者の天然の僧帽弁内にまたは三尖弁内に移植されるようなサイズとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~208のいずれか一つに記載の、システム。
実施例210.
人工弁は、フレームの内部に結合された弁構造を含み、弁構造は、各弁尖が心膜を有した複数の弁尖を含む、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~209のいずれか一つに記載の、システム。
実施例211.
人工弁は、自己拡張可能なものとされている、本明細書の任意の実施例に記載の、特に実施例199~210のいずれか一つに記載の、システム。
本開示の原理が適用され得る多くの可能な例を考慮すると、例示した例が、本開示の範囲を限定するものとして捉えられるべきではないことは、認識されよう。むしろ、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲と少なくとも同程度に、および記載された特徴の均等物と少なくとも同程度に、広義である。したがって、それら特許請求の範囲および精神に包含されるすべてのものが主張される。

Claims (34)

  1. 圧縮デバイスであって、
    径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングであって、前記ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、前記漏斗セグメントに対して連通した出口と、前記ハウジングの入口部分から延びた延長器部分でありかつネジ山付き内面を含む延長器部分と、を含む、ハウジングと、
    ベースと、前記延長器部分の前記ネジ山付き内面に対して係合するような形状とされた対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記ベースに対して結合されるとともに前記ハウジングの内部で前記人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材と、を含み、
    前記ハウジングの前記内面と前記アクチュエータの前記ネジ山付き外面とは、前記アクチュエータの回転移動を、前記ハウジングの前記漏斗セグメント内への前記押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、前記人工弁が、前記漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動されるものとされている、圧縮デバイス。
  2. 前記押込部材は、第一端部部分と一つまたは複数の弾性ラッチを含む第二端部部分とを有したステムを、さらに含む、請求項1に記載の圧縮デバイス。
  3. 前記アクチュエータは、前記一つまたは複数の弾性ラッチに対して係合した一つまたは複数の開口を介して、前記押込部材に対して着脱可能に結合される、請求項2に記載の圧縮デバイス。
  4. 前記漏斗セグメントは、前記ハウジングの周縁まわりにおいて離間して配置された複数のリブを含み、前記リブは、前記ハウジングの長手方向軸線に向けて内向きに延びている、請求項1に記載の圧縮デバイス。
  5. 前記リブは、前記ハウジングの入口端部分に対して隣接した第一厚さから、前記出口に対して隣接した第二厚さでありかつ前記第一厚さよりも厚い第二厚さへと、自身の長さに沿って厚さが増大している、請求項4に記載の圧縮デバイス。
  6. 前記ハウジングは、二つ以上の側部を含み、各側部は、前記漏斗セグメントの一部を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の圧縮デバイス。
  7. 前記二つ以上の側部は、第一側部と第二側部とを含み、前記第一側部および前記第二側部は、一つまたは複数の係合部材を使用して、互いに着脱可能に結合される、請求項6に記載の圧縮デバイス。
  8. 前記一つまたは複数の係合部材の各係合部材は、前記第一側部に対して結合された第一係合部材と、前記第二側部部材に対して結合された第二係合部材と、を含む、請求項7に記載の圧縮デバイス。
  9. 前記第一係合部材は、前記第一側部の外面から横方向に延びたフランジとされており、前記第二係合部材は、前記フランジを受けるような形状とされたフック状部材とされている、請求項8に記載の圧縮デバイス。
  10. 前記ハウジングは、第一係合部材と、第二係合部材と、第三係合部材と、第四係合部材と、を含み、前記第一係合部材および前記第二係合部材は、前記入口部分に対して隣接して互いに径方向反対側に配置されており、前記第三係合部材および前記第四係合部材は、前記出口に対して隣接して互いに径方向反対側に配置されている、請求項7~9のいずれか一項に記載の圧縮デバイス。
  11. 前記第三係合部材および前記第四係合部材は、それぞれ、係止面を含み、前記係止面は、選択された点を超えて互いに対して軸線方向に移動しないように前記ハウジングの前記第一側部および前記第二側部を拘束するような形状とされている、請求項10に記載の圧縮デバイス。
  12. 前記係合部材は、前記第一側部および前記第二側部が互いに対して横方向に移動することを阻止する、請求項7~11のいずれか一項に記載の圧縮デバイス。
  13. 前記二つ以上の側部を一緒に着脱可能に保持するようなサイズとされた保持部材を、さらに含む、請求項6に記載の圧縮デバイス。
  14. 圧縮デバイスであって、
    径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングであって、前記ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、前記漏斗セグメントに対して連通した出口と、前記ハウジングの入口部分から延びた延長器部分でありかつネジ山付き内面を含む延長器部分と、を含む、ハウジングと、
    ベースと、前記延長器部分の前記ネジ山付き内面に対して係合するような形状とされた対応したネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含むアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記ベースに対して結合されるとともに前記ハウジングの内部で前記人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材であって、前記ハウジングの内径よりも小さな外径を有することで前記ハウジング内へと前進駆動され得るものとされ、さらに、第一端部部分から延びた複数のアームを含み、前記人工弁の隣接した端部部分に対して係合するような形状とされた座部を各アームが含む、押込部材と、を含み、
    前記ハウジングの前記内面と前記アクチュエータの前記ネジ山付き外面とは、前記アクチュエータの回転移動を、前記ハウジングの前記漏斗セグメント内への前記押込部材の軸線方向前進移動へと、変換するように構成されており、これにより、前記人工弁が、前記漏斗セグメントを通して軸線方向に駆動されるものとされている、圧縮デバイス。
  15. 前記複数のアームは、前記押込部材から径方向に延びている、請求項14に記載の圧縮デバイス。
  16. 前記複数のアームは、前記漏斗セグメントにおける複数のリブの間へと移動可能に配置されるような形状とされている、請求項14または15に記載の圧縮デバイス。
  17. 前記ハウジングは、第一側部および第二側部を含み、前記第一側部および前記第二側部は、互いに対して横方向に移動しないように前記第一側部および前記第二側部を保持するような形状とされた第一対の係合部材と第二対の係合部材とを使用して、互いに着脱可能に結合される、請求項14~16のいずれか一項に記載の圧縮デバイス。
  18. 各係合部材は、前記第一側部に対して結合されたフランジと、前記第二側部に対して結合されたフック状部材と、を含み、前記フック状部材は、内部へと前記フランジが挿入され得るチャネルを規定している、請求項17に記載の圧縮デバイス。
  19. 圧縮デバイスであって、
    径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工心臓弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされるハウジングであって、前記ハウジングが、前記ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、前記漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含み、前記ハウジングが、第一側部および第二側部を含み、前記第一側部および前記第二側部が、互いに対して横方向に移動しないように前記第一側部および前記第二側部を保持する第一対の係合部材と第二対の係合部材とを介して、一緒に着脱可能に結合される、ハウジングと、
    ベースを含むアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記ベースに対して結合されるとともに前記ハウジングの内部で前記人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材と、を含み、
    前記第一対の係合部材は、前記ハウジングの入口端に対して隣接して互いに径方向反対側に配置された第一係合部材および第二係合部材を含み、前記第二対の係合部材は、前記出口に対して隣接して互いに径方向反対側に配置された第三部材および第四部材を含み、
    前記第一係合部材および前記第二係合部材により、第一の向きにおいては、前記第一部分と前記第二部分とが互いに軸線方向に移動することが可能とされ、かつ、第二の向きにおいては、前記第一部分と前記第二部分とは、選択された位置を超えて互いに軸線方向に移動しないように拘束されている、圧縮デバイス。
  20. 各係合部材は、前記第一側部の外面から横方向に延びたそれぞれ対応したフランジと、前記第二側部の外面から横方向に延びたフック状部材と、を含む、請求項19に記載の圧縮デバイス。
  21. 前記第三係合部材および前記第四係合部材におけるそれぞれ対応した前記フック状部材は、係止面を含み、前記係止面は、それぞれ対応した前記フランジ上の対応した面に対して係合するような形状とされることで、前記選択された位置を超えて前記第一側部が前記第二側部に対して前進することを阻止するものとされている、請求項20に記載の圧縮デバイス。
  22. 患者の身体内へと前進駆動するために人工弁を送達装置内へと装填するためのシステムであって、
    径方向に拡張可能なかつ圧縮可能な人工弁であって、第一端部部分から延びた複数の接続アームを含む人工弁と、
    シャフトを含む前記送達装置であり、前記シャフトは、前記シャフト上に配置される弁保持部材を含み、前記弁保持部材は、前記人工弁の前記複数の接続アームを受けるような形状とされた複数のスロットを含み、前記送達装置は、カプセルをさらに含み、前記カプセルは、前記シャフト上に延びているとともに、前記人工弁を径方向圧縮構成で受けて保持するようなサイズとされている、前記送達装置と、
    前記人工弁を径方向拡張状態で受けるようなサイズとされたハウジングを含む圧縮デバイスであって、前記ハウジングは、前記ハウジングの軸線方向長さに少なくとも部分的に沿って延びた漏斗セグメントと、前記漏斗セグメントに対して連通した出口と、を含み、前記人工弁を前記漏斗セグメントを通して軸線方向に前進駆動することにより、前記人工弁が径方向に圧縮され、これにより、前記複数の接続アームが、前記弁保持部材の前記複数のスロット内へと受けられ得るものとされている、圧縮デバイスと、
    前記カプセルに対して結合されるような形状とされたまたは前記カプセル上にわたって配置されるような形状とされた支持チューブと、前記支持チューブの第一端部部分上に配置される漏斗部材と、を含む装填アセンブリと、を含み、
    前記装填アセンブリは、前記人工弁の前記複数の接続アームが前記弁保持部材に対して結合された状態で前記弁保持部材を受けるように構成されており、これにより、前記支持チューブおよび前記漏斗部材が、前記人工弁上にわたって軸線方向に前進駆動されることで、前記人工弁が径方向に圧縮されるとともに、前記人工弁が前記カプセル内へと装填されるものとされている、システム。
  23. 前記圧縮デバイスは、前記ハウジングの内部で前記人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材でありかつ前記人工弁を前記ハウジングの前記漏斗セグメントを通して軸線方向に前進駆動するようなサイズとされた押込部材を、さらに含む、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記圧縮デバイスは、前記押込部材に対して結合されるアクチュエータをさらに含み、前記アクチュエータは、ベースと、前記ハウジングの内面上の対応したネジ山に対して係合するような形状とされたネジ山付き外面を有した円筒形延長部材と、を含む、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記圧縮デバイスの前記ハウジングは、二つ以上の側部を含み、各側部は、前記漏斗セグメントの一部を含む、請求項22~24のいずれか一項に記載のシステム。
  26. 前記二つ以上の側部は、一つまたは複数の係合部材を使用して互いに着脱可能に結合される第一側部と第二側部とを含み、前記一つまたは複数の係合部材の各係合部材は、前記第一側部に対して結合された第一係合部材と、前記第二側部部材に対して結合された第二係合部材と、を含む、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記第一係合部材は、前記第一側部の外面から横方向に延びたフランジとされており、前記第二係合部材は、前記フランジを受けるような形状とされたフック状部材とされている、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記第一側部と前記第二側部とを互いに結合することは、前記フランジを前記フック状部材に対して隣接して位置決めすることと、前記フランジを前記フック状部材のチャネル内へと軸線方向に前進駆動することと、を含む、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記送達装置は、前記シャフト上にわたって配置される外側リングをさらに含み、前記外側リングは、前記弁保持部材上にわたっておよび前記人工弁の一部にわたって前進駆動されることで、前記複数の接続アームを、前記弁保持部材の前記スロットの内部に保持するようなサイズとされている、請求項22~28のいずれか一項に記載のシステム。
  30. 前記人工弁は、第二端部部分から延びた複数のアンカーをさらに含み、前記アンカーは、前記圧縮デバイスの前記ハウジングの内部で前記人工弁に対して当接するようなサイズとされた押込部材から延びたそれぞれ対応したアーム上に各座部が配置された複数の座部の内部に、収容されるようなサイズとされている、請求項22~29のいずれか一項に記載のシステム。
  31. 前記人工弁は、内側フレーム部分と外側フレーム部分とを含む、請求項22~30のいずれか一項に記載のシステム。
  32. 前記人工弁は、患者の天然の僧帽弁内にまたは三尖弁内に移植されるようなサイズとされている、請求項22~31のいずれか一項に記載のシステム。
  33. 前記人工弁は、フレームの内部に結合された弁構造を含み、前記弁構造は、各弁尖が心膜を有した複数の弁尖を含む、請求項22~32のいずれか一項に記載のシステム。
  34. 前記人工弁は、自己拡張可能なものとされている、請求項22~33のいずれか一項に記載のシステム。
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