JP2024131668A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる画像形成装置。【解決手段】記録媒体110を搬送する搬送手段209、液体吐出ヘッド221、排出領域bにおいて記録媒体のカール量を検知する検知手段210、制御手段300を備える画像形成装置である。搬送手段は、複数の孔205を有する支持部材204と、記録媒体を吸引する吸引手段208とを備える。制御手段は、検知手段が記録媒体のカール量を検知した後、記録媒体を巻き戻し、記録媒体の先端を、印字領域に位置させる、又は、印字領域よりも搬送方向の上流側であって印字領域の近傍に位置させるとともに、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、記録媒体を引き出し、記録媒体を吸引しながら搬送する吸引搬送が知られている。従来、吸引搬送する際に、記録媒体の巻き癖による浮きを抑制して搬送する技術が提案されている。
特許文献1では、支持部材(プラテン)の表面に記録媒体(記録シート)を吸着させて搬送する搬送装置が開示されている。特許文献1では、記録媒体の種類、記録媒体の先端位置、プラテンから記録媒体が浮き上がった部分の高さに基づいて吸引圧力を設定している。特許文献1によれば、記録媒体の種類、記録媒体の先端部の位置に応じて記録媒体を吸引する圧力を適切かつ短時間で設定することができるとしている。
特許文献2では、記録媒体の先端部のカール量を取得し、その量に基づいて記録領域から下流側への突出量を制御する記録装置が開示されている。特許文献2によれば、ロール状の記録媒体の記録領域での浮き上がりを抑制しつつ、記録媒体を節約することができるとしている。
特許文献1では、シートがプラテンから浮き上がった部分の高さを制御に用いており、このような方法の場合、初期にシートを備え付けた場合に、シートの先端が画像形成に使用されない。そのため、シートの先端を切除することになり、画像形成に使用できる部分が廃棄されてしまう。
特許文献2では、ロール紙の残量により用紙の先端部のカール量を推定し、記録媒体の先端を記録領域から下流側へ突出させている。このような方法では、記録領域から下流側へ突出させた記録媒体を切除することになるため、画像形成に使用できる部分が廃棄されてしまう。
特許文献2では、ロール紙の残量により用紙の先端部のカール量を推定し、記録媒体の先端を記録領域から下流側へ突出させている。このような方法では、記録領域から下流側へ突出させた記録媒体を切除することになるため、画像形成に使用できる部分が廃棄されてしまう。
そこで本発明は、先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする。
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする。
本発明によれば、先端部分を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる。
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の画像形成装置は、
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする。
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする。
本発明では、排出領域において記録媒体のカール量を検知し、検知後に記録媒体を巻き戻して印刷可能状態とし、カール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。これにより、先端部分(先端付近、先端部などと称してもよい)を切除することがなく、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる。このため、記録媒体の浮きによる画像の乱れを抑制することができる。
また本発明では、記録媒体をカットしながら印刷(画像形成などと称してもよい)する場合においても、記録媒体の先端部分を切除しなくてよい。そのため、印刷動作中においても、記録媒体の先端部分を切除しなくてよく、記録媒体を余分に消費することを防止できる。つまり、記録媒体を装置にセットし、初期の印刷を行う前に記録媒体の先端部分を切除することを防止できるだけでなく、記録媒体をカットしながら印刷するといった印刷の動作中においても、記録媒体の先端部分を切除することを防止できる。
なお、記録媒体を装置にセットし、印刷可能状態にするときのことを、初期取り付け時などとも称する。また、記録媒体を装置にセットして印刷可能状態になり、吐出を開始した後のことを、印字中、印刷動作中などと称することがある。つまり、本発明によれば、初期取り付け時だけでなく、印字中においても、記録媒体の先端部分を切除することを防止できる。
更に本発明では、記録媒体の使用量(消費量)等による変化を考慮して、吸引手段の吸引力を再設定することも可能である。これにより、印刷動作中において、カールが強い巻芯付近の記録媒体であっても支持部材(例えばプラテン)からの浮きを低減できる。
図1は、本実施形態の画像形成装置の一例を示す図である。本例では、画像形成装置の一例であるインクジェット記録装置を用いて説明する。
本例のインクジェット記録装置100は、記録装置本体101と支持台102を備えている。インクジェット記録装置100は、記録装置本体101の内部の両側板(不図示)に、ガイドロッド103及びガイドレール104を備えている。ガイドロッド103及びガイドレール104は、キャリッジ105を、矢印A方向(主走査方向A)に摺動可能に保持している。
キャリッジ105には、記録ヘッド221が搭載されている。図1中、記録ヘッド221の符号は省略している。記録ヘッド221は、液体吐出ヘッドの一例であり、液体(例えばインク)を吐出する。例えば、記録ヘッド221は複数備えられ、各記録ヘッド221は、各色のインク滴を吐出する。記録ヘッド221が吐出するインクは、インクカートリッジ108、109から供給される。
記録ヘッド221には、例えばサブタンクが一体的に備えられていてもよい。サブタンクには、インクカートリッジ108、109から供給されるインクが貯められる。なお、記録ヘッド221を備えるキャリッジ105を液体吐出手段などと称してもよい。
キャリッジ105を移動走査する主走査機構は、主走査モータ111、駆動プーリ112、従動プーリ113、ベルト部材114を備えている。
主走査モータ111は、主走査方向の一方側に配置されている。駆動プーリ112は、主走査モータ111によって回転駆動される。従動プーリ113は、主走査方向他方側に配置されている。また、従動プーリ113は、図示しないテンションスプリングによって外方(駆動プーリ112に対して離れる方向)にテンションを付与されている。
ベルト部材114は、駆動プーリ112と従動プーリ113との間に掛け回されている。ベルト部材114は、キャリッジ105の背面側に設けたベルト固定部に一部分が固定保持されていることで、主走査方向にキャリッジ105を牽引する。
キャリッジ105における主走査領域のうち、記録領域では、用紙110が吸着搬送部107(図3参照)によって用紙搬送方向Bに間欠的に搬送される。記録領域は、記録ヘッド221(液体吐出ヘッド)が用紙110に液体を吐出する領域であり、印字領域、印字エリア、記録エリアなどと称してもよい。
用紙110は、記録媒体の一例であり、給紙口106に端部を挿し込まれたシート状の被搬送物である。以下、用紙110と記録媒体の両方を用いて説明する。また本例では、例えばロール状に巻かれた記録媒体が装置に取り付けられる。ロール状に巻かれた記録媒体をロール紙などとも称する。記録媒体を被搬送物、メディア、媒体、被印字物などと称してもよい。用紙搬送方向Bは、キャリッジ105の主走査方向Aと直交する方向であり、副走査方向と称してもよい。
インクジェット記録装置100は、用紙110が搬送されていることを検知する搬送センサ115を備えている。搬送センサ115は、印字後に用紙110が幅を問わず必ず通る位置に、用紙110が搬送されていることを検知する。
なお、図1では、排出領域(後述)図示を省略している。図1において、排出領域を設けるには、例えば排紙トレイを設けてもよいし、吸着搬送部107の形状を適宜変更し、例えば吸着搬送部107を延長させてもよい。
本実施形態において、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
次に、インクジェット記録装置100の制御系の一例について説明する。
図2は、インクジェット記録装置100の制御系の電気的接続を示すブロック図である。
図2は、インクジェット記録装置100の制御系の電気的接続を示すブロック図である。
インクジェット記録装置100は、各部の制御主体となる制御装置300を備えており、制御装置300は制御手段の一例である。制御装置300は、制御部である主制御部301と、ヘッド駆動制御部302と、駆動波形記憶部306と、モータ駆動回路307と、ファン駆動回路308とを備えている。
主制御部301は、インクジェット記録装置100の全体の制御を司るCPU、ROM、RAM、I/F、タイマなどで構成されるマイクロコンピュータを含む。主制御部301のROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。主制御部301のRAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。主制御部301のCPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、インクジェット記録装置100の各部を統括的に制御する。
インクジェット記録装置100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
インクジェット記録装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。インクジェット記録装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
ヘッド駆動制御部302は、記録ヘッド221を駆動制御する。駆動波形記憶部306は、ヘッド駆動制御部302から記録ヘッド221に印加する駆動波形データを格納する。モータ駆動回路307は、主走査モータ111及び用紙110を搬送するためのレジストローラ201(搬送ローラ)を駆動する用紙送りモータ316を駆動する。ファン駆動回路308は、吸着ファン208を駆動する。
主制御部301は、キャリッジ105のエンコーダセンサ322、用紙センサ323、搬送センサ115に加え、用紙110の副走査方向を検知するエンコーダセンサ324を接続する。
主制御部301は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されるメモリ311を接続する。主制御部301は、タイマで計測した各機能の動作時間と停止時間をメモリ311に保持させる。
主制御部301は、外部と通信する通信回路310を備えている。主制御部301は、通信回路310及びバス312を介して操作部314と通信可能に接続されている。
次に、図3~図5を用いて本実施形態における制御の一例を説明する。図3は、インクジェット記録装置100の要部概略図である。図3は、用紙110のカール量を検知する状態を説明するための概略図である。図4は、用紙110のカール量を検知する状態を説明するための概略図であり、図3に示す状態から時間経過した状態を示す図である。図5は、印刷可能状態の一例を示す概略図であり、図4に示す状態から時間経過した状態を示す図である。
まず、本例における搬送手段203について説明する。搬送手段203は、ロール状に巻かれたシート状の用紙110を搬送するとともに、用紙110を搬送する方向を変更可能である。また、搬送手段203は、印字領域aで用紙110を支持し、複数の孔を有するプラテン部材204(支持部材)と、支持部材を介して用紙110を吸引する吸引手段(例えば吸着ファン208)と、を備えている。
前述したように、キャリッジ105は、用紙搬送方向Bと直交する方向(主走査方向A)に移動走査される。図3において、主走査方向Aは紙面の手前側と奥側との方向である。
キャリッジ105には、記録ヘッド221が搭載されている。記録ヘッド221は、1つでもよいし、複数でもよい。また、キャリッジ105には、エンコーダセンサ322、用紙センサ323が搭載されている。ただし、図3では、エンコーダセンサ322と用紙センサ323の符号を省略している。上記の他にも、キャリッジ105は、用紙110がキャリッジ105と接触したことを検知するタッチセンサ等を備えていてもよい。
エンコーダセンサ322は、キャリッジ105の主走査方向の位置を検知する。エンコーダセンサ322は、例えば、キャリッジ105の主走査方向に沿って配置されたエンコーダシート322A(図2参照)を読み取り、キャリッジ105の主走査方向の位置を検知する。
用紙センサ323は、用紙110の先端位置及び用紙110の幅方向の両端の位置を検知する光学式センサなどからなる。用紙センサ323は、用紙検知手段の一例である。用紙センサ323は、例えば、対象物に対して光を照射する照射部と、対象物からの反射光を受光する受光部とを有する光学センサを用いることができる。なお、用紙センサ323は、用紙110の紙種や紙厚を検知する機能を有していてもよい。
図示するように、本例では、シート状の用紙110が図中の矢印方向に搬送される。用紙110は、例えば巻芯209に巻かれている。また、用紙110は、例えば給紙口106(図1参照)に端部を差し込まれて装置に備えられる。
本例における搬送手段203は、レジストローラ201とレジスト加圧ローラ202を有している。用紙110は、レジストローラ201とレジスト加圧ローラ202に挟まれて搬送される。
また、本例における搬送手段203は、用紙110の搬送方向を変更可能である。例えばレジストローラ201の回転方向を変更することにより、用紙110の搬送方向を変更できる。その他にも、例えば巻芯209の回転方向を変更することで用紙110の搬送方向を変えることができる。
本例において、用紙110は、一の方向と、一の方向とは逆方向の他の方向とに搬送されることが可能である。本例では、一の方向を用紙搬送方向Bとしている。つまり、本例では、記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を記録媒体の搬送方向(用紙搬送方向B)としている。
搬送手段203は、図1に示す吸着搬送部107を有しており、吸着搬送部107は、例えば、図3に示すプラテン部材204、気室形成部材206A、吸着ファン208を有する。
プラテン部材204は、支持部材の一例であり、記録ヘッド221が用紙110に液体を吐出する領域を印字領域aとしたとき、印字領域aで用紙110を支持する。プラテン部材204は、レジストローラ201及びレジスト加圧ローラ202により搬送される用紙110をキャリッジ105の下方に案内する。
また、本例におけるプラテン部材204は、複数の孔(吸着孔205)を有している。吸着孔205は、図示するように、例えば用紙搬送方向Bの方向に配列して設けられるが、これに限られず、適宜変更できる。
気室形成部材206Aは、気室206を形成する。吸着ファン208は、気室形成部材206Aに形成された吸着口207に接続され、気室206内の気体を吸引する。本例における吸引手段は、吸着ファン208及び気室形成部材206Aを有し、プラテン部材204を介して用紙110を吸引する。
気室206は、例えば用紙幅方向(主走査方向A)に配列する。ただし、本実施形態はこれに限られるものではなく、気室206は1つであってもよいし、複数であってもよいし、配置についても適宜選択することができる。
吸引手段の吸引力は、適宜変更が可能であり、制御手段によって制御される。例えば、吸着ファン208の回転数、吸着孔205の数や大きさ等を変更することにより吸引力を変更できる。
プラテン部材204上の用紙110は、吸着孔205に吸引されながら搬送される。記録ヘッド221は、印字領域aにおいて、用紙110に液体を吐出する。本実施形態は、記録ヘッド221がキャリッジ105に搭載され、キャリッジ105が走査する例を用いて説明しているが、このようなシリアル方式に限られず、ライン方式であってもよい。
本例のように、印字領域aにおいて、用紙110をプラテン部材204上に吸着させることで、印字中に用紙110がプラテン部材204から浮いてしまうことを抑制できる。これにより、画像の乱れを抑制できる。この他にも、キャリッジ105と用紙110との接触を抑制できる。
次に、本例におけるカール量の検知について説明する。
図3に示すように、印字領域aを経た用紙110は、排出領域bに搬送される。排出領域bは、印字領域aよりも用紙搬送方向Bの下流側の領域であって用紙110が排出される領域である。排出領域bに搬送されることを排出などと称してもよい。また、排出領域は、排紙領域、排紙エリア、排出エリアなどと称してもよい。なお、上述したように、図1では排出領域bの図示を省略している。
図3に示すように、印字領域aを経た用紙110は、排出領域bに搬送される。排出領域bは、印字領域aよりも用紙搬送方向Bの下流側の領域であって用紙110が排出される領域である。排出領域bに搬送されることを排出などと称してもよい。また、排出領域は、排紙領域、排紙エリア、排出エリアなどと称してもよい。なお、上述したように、図1では排出領域bの図示を省略している。
本例のインクジェット記録装置100は、排出領域bにおいて用紙110のカール量を検知する検知手段210を有している。なお、本例における検知手段210は、図1に示す搬送センサ115とは別である。
ここで、本例におけるカールの検知例について説明する。記録媒体の搬送において、用紙110は、印字領域aを経て排出領域bまで搬送される。例えば用紙110の先端は、印字領域aを通過すると、プラテン部材204側への吸引やローラによる搬送、上からの抑えつけのないフリーな状態で排出領域bに到達する。排出領域bでは、用紙110の浮きを抑制するレジストローラ201が存在せず、また、排出領域bは、吸着孔205から離れている。そのため、用紙110に巻き癖があり、用紙110の先端にカールが生じていると、図3に示すように、用紙110の先端がプラテン部材204から浮いた状態になる。この浮いた状態を検知手段210により検知する。
なお、用紙110の浮きを抑制するローラや吸着手段が用紙110の先端と離れている方が、プラテン部材204から用紙110が浮きやすいため、カールを検知しやすい。このようなことも考慮し、検知手段210を排出領域bに設け、レジストローラ201及びレジスト加圧ローラ202を印字領域aよりも上流側に設けている。
図4は、図3に示す状態から時間経過した状態を示す図である。図示するように、用紙110の先端tが図3に示す位置よりも先に進んでいる。図4では、用紙110の先端tがセンサ210Bを通過した状態としており、図4の時点で、用紙110のカール量が検知できたとしている。なお、センサ210A、センサ210Bについては下記で説明している。
制御手段は、検知手段が用紙110のカール量を検知した後、用紙110を用紙搬送方向Bとは逆方向に巻き戻す。巻き戻した後の状態を図5に示している。図5(1)に示す例では、用紙110の先端tを印字領域aに位置させている。図5(2)に示す例では、用紙110の先端tを印字領域aよりも用紙搬送方向Bの上流側であって印字領域aの近傍に位置させている。用紙110を巻き戻した後の用紙110の先端tの位置は、適宜選択することができる。このように、用紙110のカール量が検知された後、用紙110を巻き戻すことで、印刷可能状態となる。図5は、印刷開始時の状態を示す図であるともいえる。なお、図5(2)に示す例では、レジストローラ201及びレジスト加圧ローラ202によって用紙110のカールが抑制された状態になっている。
図5(1)に示すように、用紙110を巻き戻して用紙110の先端tを印字領域aに位置させる場合、用紙110の先端tは、印字領域aにおける用紙搬送方向Bの上流側に位置することが好ましい。例えば、印字領域aにおける用紙搬送方向Bの中間地点よりも上流側に用紙110の先端tを位置させることが好ましい。これにより、用紙110で画像が形成されない部分を減らすことができ、無駄を減らせる。また、用紙110を巻き戻して用紙110の先端tを印字領域aに位置させる場合、用紙110の先端が、吸着孔205が設けられた箇所に位置することが好ましい。
ロール紙を装置に取り付けて印刷可能状態にするとき(初期取り付け時)の動作は、例えば図3~図5に示す状態を経る。制御手段は、検知手段が用紙110のカール量を検知した場合、用紙110を用紙搬送方向Bとは逆方向に巻き戻した後、記録ヘッド221の吐出を開始する。吐出を開始した後、印刷動作中(印字中)となる。また、印刷動作中において、用紙110をカットしながら連続で何枚も印刷する場合があり、この場合、用紙110の先端が印字領域a、排出領域bに搬送される。検知手段が用紙110の先端tを検知し、用紙110のカール量を検知すると、装置は、再度、図3~図5の動作を行う。
このように、用紙110のカール量の検知は、初期取り付け時だけでなく、印刷動作中においても行う。用紙110のカール量が検知された後、用紙110を巻き戻すことで、用紙110の先端を破棄することなく、用紙110のカール量を検知できる。用紙110のカール量を検知した後、用紙110を巻き戻さない場合、用紙110のカール量を検知するために排出領域bまで搬送された用紙110の先端を切除することになってしまう。
本実施形態では、用紙110をカットしながら連続で何枚も印刷する場合、用紙110をカットした後、先端でカール量を検知して吸引手段の吸引力を設定する。これにより、適切な吸引力で用紙110を吸引搬送することができる。用紙110をカットしながら連続で何枚も印刷する場合、用紙110のカール量の検知は、1枚ごとに都度行ってもよいし、1枚ごとに都度行わなくてもよい。例えば、所定の量の用紙110を消費した後に、用紙110のカール量を検知してもよい。そのため、印刷動作中に、カール量の検知を行わない用紙110の先端があってもよい。
なお、本実施形態の画像形成装置は、用紙110をカット(切断)する切断手段を備えていてもよく、制御手段が切断手段を制御してもよい。この他にも、使用者の指示によりカットしてもよいし、使用者が用紙110をカットしてもよい。
カール量の検知の方法は、適宜選択することができる。例えば、用紙110のカール量については、用紙110がカールしたときにおける用紙110の先端tの搬送遅延により検知することができる。スキュー検知などの搬送動作がある場合は同時にカール量を検知できる。この場合、検知のためのダウンタイムを低減でき、また安価なセンサで検知ができる。これらの他にも、プラテン部材204の面からの用紙110の浮き量を検知する方法も可能である。
検知手段210は、用紙110のカール量を検知する際、用紙110の先端tの位置が一の点から他の点までの到達時間に基づいて用紙110のカール量を求めることが好ましい。この場合、安価なセンサを用いることができ、また、スキュー検知など他の動作と同時にカールの検知を行うことができ、ダウンタイムを低減できる。図3に示す例は、このような到達時間に基づいてカール量を求める例としている。
図3に示す例では、検知手段210が2つのセンサ210Aとセンサ210Bを有している。センサ210Aを一の点とし、センサ210Bを他の点とし、用紙110の先端tの位置が一の点から他の点までの到達時間を求める。このように求めた到達時間と、カールが発生しなかった場合の到達時間とを比較することにより、搬送遅延を求めることができ、用紙110のカール量を求めることができる。
カール量の検知について図6を用いて補足説明する。図6は、図3の要部概略図であり、(X1)及び(X2)はカールが発生している場合の説明図であり、(Y1)及び(Y2)はカールが発生していない場合の説明図である。
図6(X1)は、カールが生じている用紙110の先端tがセンサ210Aに到達した時点を示す図であり、図6(X2)は、(X1)の時点から更に用紙110が搬送されて、用紙110の先端tがセンサ210Bに到達した時点を示す図である。(X1)では、カールが発生している部分も吸着孔205で吸引されているため、カールが抑制されている。
一方、図6(Y1)は、カールが生じていない用紙110の先端tがセンサ210Aに到達した時点を示す図であり、図6(Y2)は、(Y1)の時点から更に用紙110が搬送されて、用紙110の先端tがセンサ210Bに到達した時点を示す図である。(X1)と(Y1)は同じ時刻であり、(X2)と(Y2)は同じである。
(X2)と(Y2)を比べるとわかるように、カールが発生していない(Y2)の方が、カールが発生している(X2)よりも用紙110の先端tがより速く進む。そのため、(X1)から(X2)への到達時間と、(Y1)から(Y2)への到達時間とを比較することで、搬送遅延を求めることができ、これにより用紙110のカール量を求めることができる。
次に、用紙110を巻き戻す動作について、補足を説明する。用紙110を巻き戻す際には、用紙110を吸引しながら巻き戻すことが好ましい。この場合、印字領域aにおいて、用紙110にたるみが生じることを抑制できる。
用紙110を巻き戻す際、用紙110の先端tが所望の位置になったかどうかを検知するようにしてもよい。特に制限されるものではないが、例えば図1の搬送センサ115等を用い、用紙110が巻き戻されて用紙110の先端tが所望の位置になっているかどうかを検知するようにしてもよい。
記録媒体を巻き戻す方法としては、適宜選択することができる。上述したように、例えば、レジストローラ201の回転方向を変更することにより、用紙110を巻き戻すことができる。その他にも、例えば巻芯209の回転方向を変更することにより用紙110を巻き戻すことができる。
用紙110を巻き戻す際には、あらかじめ定めておいた所定の量を巻き戻すようにしてもよい。例えば、モータ等の駆動手段に対して、所定の駆動量を駆動させて用紙110を巻き戻してもよい。例えば、モータに対して所定の量の回転数で逆回転させてもよい。
次に、吸引手段の吸引力の設定について説明する。
制御手段は、検知手段が記録媒体のカール量を検知した後、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。これにより、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる。このため、記録媒体の浮きによる画像の乱れを抑制することができる。
制御手段は、検知手段が記録媒体のカール量を検知した後、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。これにより、記録媒体のカール量に応じた吸引搬送を行うことができ、吸引搬送の際に記録媒体の浮き上がりを低減できる。このため、記録媒体の浮きによる画像の乱れを抑制することができる。
制御手段は、用紙110のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する。例えば、用紙110のカール量が大きい場合、吸引手段の吸引力を大きくする。このように、用紙110のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定することで、印字領域aにおける用紙110の浮きを抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
吸引手段の吸引力は、例えば、吸着ファン208のdutyが挙げられる。吸着ファン208のdutyを大きくすることで、吸引手段の吸引力を大きくすることができる。逆も同様に、吸着ファン208のdutyを小さくすることで、吸引手段の吸引力を小さくすることができる。なお、吸引力を吸着力などと称してもよい。また、吸引手段を吸着手段などと称してもよい。
吸引手段の吸引力の設定は、吸着ファン208のdutyを設定することが好ましいが、プラテン部材204の構成を変更することでも可能であり、例えば吸着孔205の孔径を遮蔽部材などにより変更することも可能である。
吸引手段の吸引力は、例えば用紙110の特性などを考慮して、デフォルト値を設定しておいてもよい。用紙110のカール量に応じてこのデフォルト値を変更することも、吸引手段の吸引力の設定に含まれる。また、用紙110のカール量を検知し、結果として吸引力がデフォルト値と同じ値になった場合も、吸引手段の吸引力を設定したといえる。また、特に制限されるものではないが、吸引力の設定値は、例えば図2のメモリ311に設定(格納、保持、記憶、変更などと称してもよい)することができる。この他にも、制御装置300の外部に設定してもよい。また、用紙110のカール量に応じて設定された吸引力の設定値は、初期値などと称してもよい。
制御手段は、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定する際、記録媒体のカール量に加えて、その他の条件を考慮して吸引手段の吸引力を設定してもよい。
制御手段は、記録媒体のカール量と、記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて吸引手段の吸引力を設定することが好ましい。このようにすることで、印字領域aにおける用紙110の浮きをより抑制することができ、画像品質の低下をより抑制することができる。
条件に用いる記録媒体の特性としては、例えば、材質、幅の長さ、厚さ、秤量、腰の強さ(曲げにくさ)などが挙げられる。例えば、剛性が大きい材質の場合や厚さが大きい場合、吸引力を大きくすることが好ましい。また、記録媒体の幅の長さ(主走査方向Aの記録媒体の長さ)が大きい場合、吸引力を大きくすることが好ましい。
装置使用環境における温度及び湿度は、装置内の温度と湿度であってもよいし、装置外の温度と湿度であってもよい。温度のみを条件に用いてもよいし、湿度のみを条件に用いてもよいし、温度と湿度の両方を条件に用いてもよい。例えば、装置使用環境における湿度が高い場合、カールが生じやすくなるため、吸引力を大きくすることが好ましい。また例えば、装置使用環境における温度が高い場合、カールが生じやすくなるため、吸引力を大きくすることが好ましい。
また、上記の他にも、巻芯209の径の大きさなども条件として考慮してもよい。巻芯209の径が大きい場合、小さい場合に比べてカール量が小さくなる場合がある。また、ジョブの内容を条件として考慮してもよい。例えば、連続印刷を行うジョブの場合、印刷していくにつれて吸引力を大きくさせてもよい。
用紙110は、例えばロール紙中における位置によってカール量が異なる場合がある。例えば、巻芯209からの位置によってカール量が異なる。例えば、巻芯209から遠いほどカールが弱くなり、巻芯209に近いほどカールが強くなる。カールが強い(カール量が大きい)と、用紙110が吸引手段に吸引されにくくなり、印字領域aでプラテン部材204から浮いてしまう場合がある。また例えば、長尺の記録媒体(例えば何m、何十mあるようなもの)に対して画像を形成する場合、その他にも、連続で画像を形成する場合、カール量が変化し、適切な吸引ができない場合が生じる。
そこで、本実施形態では、例えば印刷動作中における記録媒体の消費量(累計搬送量などとも称する)などを考慮して、吸引手段の吸引力を再設定することが好ましい。これにより、用紙110のカール量の変化にも対応することができ、吸引手段の吸引力を適切な値にすることができる。更に例えば、長尺の記録媒体(例えば何m、何十mあるようなもの)に対して画像を形成する場合にも、印字領域aにおける用紙110の浮きを抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。また、画像品質の低下を抑制できるだけでなく、液体吐出ヘッドのノズル面の汚染防止、用紙110の汚染防止、メディアジャムの防止などの利点も得られる。
なお、記録媒体のカール量に応じて吸引手段の吸引力を設定することを、本実施形態では「設定」と称している。これに対して、記録媒体のカール量ではなく、例えば印刷動作中における記録媒体の消費量(累計搬送量)などを考慮して、吸引手段の吸引力を設定することを、本実施形態では「再設定」と称している。
本実施形態では例えば以下のようにすることが好ましい。用紙110の用紙搬送方向Bへの搬送量の累計を累計搬送量としたとき、制御手段は、累計搬送量に基づいて吸引手段の吸引力を再設定することが好ましい。これにより、印刷動作中に、印字領域aにおける用紙110の浮きをより抑制することができ、画像品質の低下をより抑制することができる。
例えば長尺の用紙110に対して画像形成を行う場合、用紙110の先端が発生せず、かつ、長尺であることで用紙100の最初と最後とでカール量が大きく変わってしまう。これに対して、用紙110の累計搬送量に基づいて吸引手段の吸引力を再設定することにより、例えば長尺の用紙110に対して画像形成を行う場合にも、吸引手段の吸引力を適切な値にすることができ、用紙110の浮きをより抑制することができ、画像品質の低下をより抑制することができる。また、一つの印刷物の中での画質変化を防ぐことができる。
また、用紙110の累計搬送量に基づいて吸引手段の吸引力を再設定することにより、巻芯209に近いほどカールが強くなることに対応することができる。上述したように、例えばロール紙は巻芯209に近いほどカールが強くなり、吸引ファンで吸引されにくくなる。一方、本例のように、記録媒体の累計搬送量を考慮して吸引手段の吸引力を再設定することにより、印刷が継続されることにより生じるカール量の変化に対応することができる。
本実施形態では、用紙110の吸引搬送中に、プラテン部材204からの用紙110の浮きを直接光学センサなどで読み取るようにしてもよい。用紙110の浮きを直接読み取り、これに基づいて吸引手段の吸引力を再設定してもよい。一方で、用紙110の吸引搬送中に、用紙110がプラテン部材204からの浮き量を直接検知してカール量を求めることは、実現が難しい場合がある。この場合、本例のように、記録媒体の累計搬送量を考慮して吸引手段の吸引力を再設定する方法は、装置のコストや実現性の観点などで有効である。
本実施形態において、記録媒体の累計搬送量は、記録媒体の消費量と同じ意味で用いている。用紙110の消費量は、ロール状に巻かれた用紙110が装置にセットされてから、どの程度消費したかを示す量であるともいえる。本実施形態では、用紙110の用紙搬送方向Bへの搬送量(距離)の累計を累計搬送量としている。ただし、累計搬送量を単に搬送量と称することがある。累計搬送量を合計搬送量などと称してもよい。
記録媒体の累計搬送量を求める方法としては、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。例えば、記録媒体の搬送時間と搬送速度に基づいて求めてもよいし、モータの回転数の合計で求めてもよい。また、記録媒体の累計搬送量は、用紙搬送方向Bへの搬送量の累計であるため、記録媒体を巻き戻した場合は、その分を累計搬送量から差し引いてもよい。
特に制限されるものではないが、例えば、記録媒体の累計搬送量は、ロール状に巻かれた記録媒体が装置にセットされたときにリセットする。ただし、新たに別の記録媒体が装置にセットされた場合、記録媒体の累計搬送量をゼロにする必要はなく、適宜選択できる。例えば新品のロール紙であって装置の上限量である場合は、記録媒体の累計搬送量をゼロにしてもよいが、ある程度消費されたロール紙が装置にセットされた場合は、所定の値を記録媒体の累計搬送量にすればよい。
制御手段は、記録媒体の累計搬送量を用いて吸引手段の吸引力を再設定する際、累計搬送量が増加するに従って、連続的又は段階的に吸引手段の吸引力を増加させることが好ましい。記録媒体の累計搬送量(消費量)が増えていくと、巻芯209に近い用紙110となり、カールが強くなる。そのため、カールが強くなることを考慮して適切な吸引力とすることができ、精度良く、より確実に用紙110の浮きを抑制することができる。
制御手段は、記録媒体の累計搬送量を用いて吸引手段の吸引力を再設定する際、累計搬送量と、記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて吸引手段の吸引力を再設定することが好ましい。このようにすることで、印刷動作中に、印字領域aにおける用紙110の浮きをより抑制することができ、画像品質の低下をより抑制することができる。
以下、表1を用いて吸引手段の吸引力の設定例を説明する。
ここでは主に記録媒体(1)を例に挙げて説明する。
No.1に示すように、記録媒体(1)では、吸着ファンdutyのデフォルト値としてX[%]が設定されている。記録媒体(1)のカール量を検知し、検知したカール量を用い、No.2のように、初期吸着ファンdutyをA[%]に設定する。そして、記録媒体(1)を巻き戻し、印刷可能状態となる。
No.1に示すように、記録媒体(1)では、吸着ファンdutyのデフォルト値としてX[%]が設定されている。記録媒体(1)のカール量を検知し、検知したカール量を用い、No.2のように、初期吸着ファンdutyをA[%]に設定する。そして、記録媒体(1)を巻き戻し、印刷可能状態となる。
No.2のように設定する際、記録媒体(1)のカール量に応じてA[%]の値は異なる。例えば、記録媒体(1)のカール量が大きい場合、A[%]を大きくし、記録媒体(1)のカール量が小さい場合、A[%]を小さくするといった設定が挙げられる。
印刷可能状態となった後、印刷動作を行う。累計搬送量(消費量)が第一段階である場合、吸着ファンdutyを再設定する。No.3のように、吸着ファンdutyをA×a1[%]に再設定する。ここでは、a1>1としている。
更に印刷動作を続けて、累計搬送量が第二段階である場合、吸着ファンdutyを再設定する。No.4のように、吸着ファンdutyをA×a2[%]に再設定する。ここでは、a2>a1としている。
更に印刷動作を続けて、累計搬送量が第三段階である場合、吸着ファンdutyを再設定する。No.5のように、吸着ファンdutyをA×a3[%]に再設定する。ここでは、a3>a2としている。
更に印刷動作を続けて、累計搬送量が第二段階である場合、吸着ファンdutyを再設定する。No.4のように、吸着ファンdutyをA×a2[%]に再設定する。ここでは、a2>a1としている。
更に印刷動作を続けて、累計搬送量が第三段階である場合、吸着ファンdutyを再設定する。No.5のように、吸着ファンdutyをA×a3[%]に再設定する。ここでは、a3>a2としている。
このように、記録媒体のカール量を検知して吸引力の初期値を設定し、印刷動作中に累計搬送量を用いて吸引力を再設定して搬送及び印刷を行うことで、記録媒体の使用量に応じた吸引を行うことができる。これにより、印字領域における記録媒体の浮きを抑制でき、画像品質の低下を抑制することができる。
表1に示す例では、記録媒体の累計搬送量(消費量)が増加するにつれて、段階的に吸引力を再設定しているが、これに限られず、連続的に吸引力を再設定してもよい。
また、表1に示すように、記録媒体(1)~(3)でそれぞれ吸着ファンdutyを設定している。すなわち、記録媒体の特性を考慮して吸引手段の吸引力を設定及び再設定している。このため、より的確に記録媒体を吸引しつつ搬送させることができ、画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<1>
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする画像形成装置。
<2>
前記制御手段は、前記記録媒体のカール量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする<1>に記載の画像形成装置。
<3>
前記記録媒体の前記搬送方向への搬送量の累計を累計搬送量としたとき、
前記制御手段は、前記累計搬送量に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする<1>又は<2>に記載の画像形成装置。
<4>
前記制御手段は、前記吸引手段の吸引力を再設定する際、前記累計搬送量が増加するに従って、連続的又は段階的に前記吸引手段の吸引力を増加させる
ことを特徴とする<3>に記載の画像形成装置。
<5>
前記制御手段は、前記累計搬送量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする<3>に記載の画像形成装置。
<6>
前記検知手段は、前記記録媒体のカール量を検知する際、前記記録媒体の先端位置が一の点から他の点までの到達時間に基づいて前記記録媒体のカール量を求める
ことを特徴とする<1>から<5>のいずれかに記載の画像形成装置。
<1>
ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする画像形成装置。
<2>
前記制御手段は、前記記録媒体のカール量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする<1>に記載の画像形成装置。
<3>
前記記録媒体の前記搬送方向への搬送量の累計を累計搬送量としたとき、
前記制御手段は、前記累計搬送量に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする<1>又は<2>に記載の画像形成装置。
<4>
前記制御手段は、前記吸引手段の吸引力を再設定する際、前記累計搬送量が増加するに従って、連続的又は段階的に前記吸引手段の吸引力を増加させる
ことを特徴とする<3>に記載の画像形成装置。
<5>
前記制御手段は、前記累計搬送量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする<3>に記載の画像形成装置。
<6>
前記検知手段は、前記記録媒体のカール量を検知する際、前記記録媒体の先端位置が一の点から他の点までの到達時間に基づいて前記記録媒体のカール量を求める
ことを特徴とする<1>から<5>のいずれかに記載の画像形成装置。
100 インクジェット記録装置
105 キャリッジ
107 吸着搬送部
110 用紙
201 レジストローラ
202 レジスト加圧ローラ
203 搬送手段
205 吸着孔
206 気室
206A 気室形成部材
207 吸着口
208 吸着ファン
209 巻芯
210 検知手段
210A、210B センサ
221 記録ヘッド
300 制御装置
105 キャリッジ
107 吸着搬送部
110 用紙
201 レジストローラ
202 レジスト加圧ローラ
203 搬送手段
205 吸着孔
206 気室
206A 気室形成部材
207 吸着口
208 吸着ファン
209 巻芯
210 検知手段
210A、210B センサ
221 記録ヘッド
300 制御装置
Claims (6)
- ロール状に巻かれたシート状の記録媒体を搬送するとともに、前記記録媒体を搬送する方向を変更可能な搬送手段と、
前記記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記記録媒体が搬送される方向のうちの一の方向を前記記録媒体の搬送方向とし、前記液体吐出ヘッドが前記記録媒体に液体を吐出する領域を印字領域とし、前記印字領域よりも前記搬送方向の下流側の領域であって前記記録媒体が排出される領域を排出領域としたとき、前記排出領域において前記記録媒体のカール量を検知する検知手段と、
前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記印字領域で前記記録媒体を支持し、複数の孔を有する支持部材と、前記支持部材を介して前記記録媒体を吸引する吸引手段と、を備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記記録媒体のカール量を検知した後、前記記録媒体を前記搬送方向とは逆方向に巻き戻し、前記記録媒体の先端を、前記印字領域に位置させる、又は、前記印字領域よりも前記搬送方向の上流側であって前記印字領域の近傍に位置させるとともに、前記記録媒体のカール量に応じて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記記録媒体のカール量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体の前記搬送方向への搬送量の累計を累計搬送量としたとき、
前記制御手段は、前記累計搬送量に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記吸引手段の吸引力を再設定する際、前記累計搬送量が増加するに従って、連続的又は段階的に前記吸引手段の吸引力を増加させる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記累計搬送量と、前記記録媒体の特性並びに装置使用環境における温度及び湿度から選ばれる少なくとも一つ以上の条件と、に基づいて前記吸引手段の吸引力を再設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記検知手段は、前記記録媒体のカール量を検知する際、前記記録媒体の先端位置が一の点から他の点までの到達時間に基づいて前記記録媒体のカール量を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023042082A JP2024131668A (ja) | 2023-03-16 | 2023-03-16 | 画像形成装置 |
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2023
- 2023-03-16 JP JP2023042082A patent/JP2024131668A/ja active Pending
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