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JP2024125967A - 運転支援表示装置、および運転支援表示方法 - Google Patents

運転支援表示装置、および運転支援表示方法 Download PDF

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JP2024125967A JP2023034143A JP2023034143A JP2024125967A JP 2024125967 A JP2024125967 A JP 2024125967A JP 2023034143 A JP2023034143 A JP 2023034143A JP 2023034143 A JP2023034143 A JP 2023034143A JP 2024125967 A JP2024125967 A JP 2024125967A
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Abstract

【課題】他の走路との交差領域における交通環境の変化に応じた走路情報を、運転者が視認しやすい形態で表示させることが可能な運転支援表示装置、および運転支援表示方法を提供する。【解決手段】対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部(20)を備え、予め定められた条件が充足された場合に、第1の表示モードと第2の表示モードとが切り替わることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援表示装置、および運転支援表示方法に関する。
従来、車両の運転を支援する技術として、例えば車載カメラの実画像と、アイコン化した他車両、障害物等の車両周囲の交通環境情報を合成して、車載モニタに表示する技術が知られている。また、車両に搭載したHUD(Head Up Display:ヘッドアップディスプレイ)に、運転者が把握しやすいように加工された路面情報、あるいはナビゲーション情報等を重畳表示する技術が知られている。
運転支援表示装置の一例として、特許文献1には、交差点における安全性を向上させ得るHUDが開示されている。特許文献1に係るHUDは、自車両が交差点に所定の距離まで接近した第1のタイミングで、当該交差点を俯瞰して表す画像を画像投影部に投影させ、自車両が第1のタイミングよりもさらに当該交差点に接近した第2のタイミングで、実景と重畳して表示される他車両を示す画像を画像投影部に投影させる。特許文献1に係るHUDによれば、より早期に他車両を認識して交差点における安全性をより向上させることができるとされている。
特開2022-018493号公報
上記のように、運転支援表示装置の表示形態には、一般に、自車両周囲の交通環境の実画像と、自車両周囲の交通環境をアイコン化して示すアイコン画像とがある。実画像によれば、運転者は、自車両周囲の状況を実体に即して、より正確に把握することができる。しかしながら、実画像は運転者による運転に際し、必ずしも必要でない情報も含まれ、運転者は情報の取捨選択に迫られる。このことは運転者の負担になるので、運転に必要な情報を中心として模式化して示すアイコン画像が広く用いられている。
ここで、自車両周囲の交通環境情報を常にアイコン画像で表示すると、運転者にとって好ましくない場合がある。例えば、進入方向の走路上に他車両が複数存在する交差点にさしかかった場合、他車両をアイコン画像で表示させる形態だと、移動する複数のアイコン画像が表示されるので、運転者にとって判断しにくく煩わしい。また、夜間や濃霧といった視界不良環境の場合、アイコン画像では実際の交通環境との対応がとりにくく、運転者のストレスの原因となることも想定される。
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、他の走路との交差領域における交通環境の変化に応じた走路情報を、運転者が視認しやすい形態で表示させることが可能な運転支援表示装置、および運転支援表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の運転支援表示装置は、対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および前記対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部を備え、予め定められた条件が充足された場合に、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとが切り替わることを特徴とする。
このような本発明の運転支援表示装置では、対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部を備えている。そして、予め定められた条件が充足された場合に、第1の表示モードと第2の表示モードとが切り替わる。このことにより、他の走路との交差領域における交通環境の変化に応じた走路情報を、運転者が視認しやすい形態で表示させることが可能となる。
また、本発明の一態様では、前記簡略画像が前記対象物をアイコン化したアイコン画像であることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとを切り替える制御部をさらに備え、前記予め定められた条件が前記対象物の数であり、前記制御部は前記対象物の数が予め定められた数以下である場合に前記第1の表示モードに切り替え、前記対象物の数が予め定められた数を越える場合に前記第2の表示モードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記運転支援表示装置が搭載された車両の周囲の照度情報を取得する照度取得部、および前記周囲の天候情報を取得する天候取得部の少なくとも一方をさらに備え、前記予め定められた条件が前記照度取得部で取得した照度、または前記天候取得部で取得した天候情報であり、前記制御部は前記照度情報による照度が予め定められた値以上である場合、または前記天候情報が天候不順でない場合に前記第1の表示モードに切り替え、前記照度情報による照度が予め定められた値未満である場合、または前記天候情報が天候不順である場合に前記第2の表示モードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記運転支援表示装置が搭載された車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記車両の前部左右に配置され、予め定められた領域に存在する対象物を検知する1組の検知部と、前記車両の前部左右に配置され、前記予め定められた領域を撮像し実画像を取得する1組の撮像部と、地図情報を記憶した記憶部と、をさらに備え、前記制御部は前記位置情報と前記地図情報を用いて前記車両の位置を特定し、前記車両が前記地図情報上において進路変更する場合に前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとの切り替え動作を行うことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の運転支援表示方法は、対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および前記対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部を備えた運転支援表示装置を用いた運転支援表示方法であって、予め定められた条件が充足された場合に、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとを切り替えることを特徴とする。
本発明では、他の走路との交差領域における交通環境の変化に応じた走路情報を、運転者が視認しやすい形態で表示させることが可能な運転支援表示装置、および運転支援表示方法を提供することができる。
実施形態に係る運転支援表示装置を搭載した車両の一例を示す上面図である。 実施形態に係る運転支援表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る運転支援表示装置の、カメラ、第1センサ、第2センサの稼働領域を示す模式図である。 実施形態に係る運転支援表示装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る運転支援表示装置が表示モードAで表示する場合の、(a)は交通環境の一例を示す図、(b)はHUDの表示の一例を示す図である。 実施の形態に係る運転支援表示装置が表示モードAで表示する場合の、(a)は交通環境の一例を示す図、(b)はHUDの表示の一例を示す図である。 実施の形態に係る運転支援表示装置が表示モードBで表示する場合の、(a)は交通環境の一例を示す図、(b)はHUDの表示の一例を示す図である。 実施の形態に係る運転支援表示装置が表示モードBで表示する場合の、(a)は交通環境の一例を示す図、(b)はHUDの表示の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。以下の実施形態では、本実施形態に係る運転支援表示装置を、車両等の移動体に搭載する形態を例示して説明する。本実施形態に係る運転支援表示装置の表示デバイスはHUD、モニタ、メーターパネル等特に限定されないが、以下の実施形態ではHUDに表示する場合を例示して説明する。
本実施形態に係る運転支援表示装置は交差点における右折、左折等、車両の進行方向を変更する場合において、進入先の交通環境情報を事前に運転者に提示し、進行方向変更に伴う危険を極力回避することが可能となっている。そのため本実施形態に係る運転支援表示装置は、HUDにアイコン画像で表示する表示モードA(簡略表示)と、実画像で表示する表示モードB(詳細表示)との2つの表示モードを備えている。「表示モードA」および「表示モードB」は、各々本発明に係る「第1の表示モード」および「第2の表示モード」の一例である。本実施形態に係る運転支援表示装置は表示モードAで表示させることを基本とし、予め定められた条件が充足された場合に表示モードBに切り替える。本実施形態に係る運転支援表示装置は、交通環境を判断するために、1つ以上のセンサによって車両周囲の対象物を検知するが、以下の説明では、他車両、二輪車、人等の移動体を「注意喚起対象物」と呼称し、建築物、塀、柱等の構造物を「障害物」と呼称し区別する。
図1から図8を参照して、本実施形態に係る運転支援表示装置、および運転支援表示方法について説明する。図1は本実施形態に係る運転支援表示装置を搭載した車両の一例を示す上面図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両30は、運転支援表示装置10(不図示)の一部である、左方の第1センサ14L、右方の第1センサ14R(以下、総称する場合は「第1センサ14」)、左方の第2センサ15L、右方の第2センサ15R(以下、総称する場合は「第2センサ15」)、左方のカメラ17L、右方のカメラ17R(以下、総称する場合は「カメラ17」)、および第3センサ16を備えている。第1センサ14L、カメラ17Lは、各々左方の前照灯31Lの内部に、第1センサ14R、カメラ17Rは、各々右方の前照灯31Rの内部に配置されている。第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16、およびカメラ17の各々は運転者40の視界を支援するための情報を収集する。なお、「カメラ17」は、本発明に係る「撮像部」の一例である。
図2は運転支援表示装置10の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、運転支援表示装置10は上述した第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16、およびカメラ17以外に、制御部11、位置情報取得部18、記憶部19、表示部20、IP接続部23、および進路情報取得部24を備えている。
位置情報取得部18は、不図示の受信機を含んでおり、GPS(Global Positioning System)衛星から取得されるGPS情報等を受信することができる。当該GPS情報によって、車両30の現在の位置(緯度、経度等)を知ることができる。
IP接続部23は、IP(Internet protocol)網を介してインターネットと接続する部位である。IP接続部23は、例えばルーター等によって構成されている。本実施形態では、IP接続部23を介してインターネットに接続し、主として天候情報を入手する。また、本実施形態では、IP接続部23によってインターネットに接続し、IPネットワーク上に配置された地図情報提供装置(例えばサーバ等)からHDマップ等の地図情報を入手してもよい。
進路情報取得部24は、車両30が進路を変更する際に、事前にその情報を取得する部位である。より具体的には、進路情報取得部24は車両30のECU(Electrical Control Unit:図示省略)に接続され、当該ECUから方向指示器の指示情報、ステアリング情報等の進路変更する方向に関する情報(以下、「進路変更指示」という場合がある)を取得する。
記憶部19は、詳細な道路情報を含んだ地図データ等を記憶している。位置情報取得部18によって取得された位置情報と当該地図データを組み合わせて、車両30の地図上の位置を把握することができる。記憶部19としては、例えばHDD(hard disk drive)、ROM等を用いることができる。記憶部19は、車両30に搭載されたナビゲーションシステム等であってもよい。
第1センサ14は、車両前側方の注意喚起対象物を検知するためのセンサである。上述したように第1センサ14は、前照灯31の内部に配置されている。本実施形態では第1センサ14の一例として、ミリ波のレーダセンサを用いているが、これに限らず、LiDAR(Light Detection And Ranging)、カメラ、超音波センサ等を用いてもよい。検知距離は一例として200m程度とされている。図3を参照して第1センサ14の検知範囲について説明する。図3は車両30の車体39の右前方を示した図であり、前照灯31Rとともに、第1センサ14R、第2センサ15R、カメラ17Rを図示している。車体39の左前方は図3と線対象になっているだけなので、説明を省略する。第1センサ14Rの検知範囲を、前方を0°とした時計回りの角度で表わすと、10°~120°の範囲である。図3ではこの範囲を領域A1として模式的に示している。ただしこれは一例であって、他のセンサとの関係等を勘案して適宜設定してよい。なお、「第1センサ14」および「注意喚起対象物」は、各々本発明に係る「検知部」および「対象物」の一例である。
第2センサ15は、車両側方の障害物を検知するためのセンサである。第2センサ15は、車両30の前方に配置されている。本実施形態では第2センサ15の一例として、ミリ波のレーダセンサを用いているがこれに限らず、LiDAR、カメラ、超音波センサ等を用いてもよい。検知距離は一例として200m程度とされている。図3を参照して第2センサ15Rの検知範囲について説明する。第2センサ15Rの検知範囲を、前方を0°とした時計回りの角度で表わすと、45°~135°の範囲である。図3ではこの範囲を領域A2として模式的に示している。ただしこれは一例であって、他のセンサとの関係等を勘案して適宜設定してよい。第2センサ15によって検知された構造物が予め定められた距離、例えば5m以内である場合に、当該構造物は障害物と判定される。なお、本実施形態では第1センサ14と第2センサ15との2つのレーダセンサを配置する形態を例示して説明するが、これに限らず、検知範囲等を考慮して、1つのレーダセンサで兼用させてもよい。
図1に示す第3センサ16は、視界不良環境の検知を目的とし、車両30の周囲の明るさを検知する照度センサである。図1に示すように、第3センサ16は、一例として車両30のウィンドシールド直下にあるダッシュボード上に配置されている。視界不良環境とは、例えば夜間や暗闇等の、交通環境において明るさが不足する場合(以下、「夜間等」という場合がある)や、濃霧、雪、雨等の天候不順の場合等をいう。本実施形態に係る運転支援表示装置10は、夜間等を検知するセンサ、および天候不順の情報を入手する手段の少なくとも一方を備えている。第3センサ16は、視界不良環境のうちの夜間等を検知するセンサである。照度が予め定められた値未満である場合に、車両30の周囲が夜間等であると判断する。予め定められた値は、一例として100lx(ルクス)とされている。なお、夜間を判断するだけでよい場合には、例えば時刻で判断してもよい。なお、「第3センサ16」は本発明に係る「照度取得部」の一例である。
一方天候情報は、上述したように、IP接続部23を介してインターネットに接続し、天候情報を扱っているサイトから入手することができる。入手した天候情報において、例えば濃霧注意報が出ている場合、降雪量が30mm/時を越えている場合、降雨量が30mm/時を越えている場合等において、車両30のおかれている環境が視界不良環境であると判定される。なお「IP接続部23」は、本発明に係る「天候取得部」の一例である。
カメラ17は、車両30の前側方の映像(実画像)を取得する撮像手段である。カメラ17としては特に限定されず通常のカメラを用いてもよいが、本実施形態ではナイトビジョンカメラを用いている。ナイトビジョンカメラとは、赤外線カメラによる暗視モニタカメラで、夜間のみならず、雨天、濃霧でも明瞭な視界を確保することができる。カメラ17Rの撮像範囲を、前方を0°とした時計回りの角度で表わすと、10°~120°の範囲である。本実施形態では、カメラ17の撮像範囲と第1センサ14の検知範囲とがほぼ等しい範囲とされている。図3ではこの撮像範囲を領域A3として模式的に示している。ただしこれは一例であって、他のセンサとの関係等を勘案して適宜設定してよい。また、カメラ17として、高感度カメラや、ゲーティングカメラを用いた物体識別システム(例えば、国際公開2022/039229号)等を用いてもよい。ゲーティングカメラを用いた物体識別システムは、奥行方向のスライス画像に基づいて物体を識別するので、悪天候に有利であるという特徴がある。
表示部20は、運転支援表示装置10の支援情報を表示する部位である。上述したように本実施形態に係る表示部20としては、HUD、モニタ、メーターパネル等の種々の表示手段を用いることができるが、本実施形態ではHUDを用いている。
制御部11は、処理部12、制御信号生成部13を含む。第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16、カメラ17、位置情報取得部18、記憶部19、表示部20、IP接続部23、および進路情報取得部24の各々は制御部11に接続されている。制御部11は、第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16、カメラ17、位置情報取得部18、記憶部19、IP接続部23、および進路情報取得部24から主として情報を取得し、表示部20、IP接続部23、記憶部19、処理部12、および制御信号生成部13を主として制御する。制御部11は、例えば図示しないCPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータであってもよい。
処理部12は、第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16、カメラ17、位置情報取得部18、記憶部19、IP接続部23、および進路情報取得部24から取得した情報を処理する部位である。
制御信号生成部13は、処理部12で処理されたデータに基づき、表示部20(本実施形態ではHUD)に画像を表示させるためのデータを生成する。なお、本実施形態において、処理部12、および制御信号生成部13の各々はソフトウエアによって実現されているが、これに限らず、少なくとも一部についてASIC等のハードウエアによって実現してもよい。
図4から図8を参照して、本実施形態に係る運転支援表示装置10が実行する表示処理について説明する。図4は、本表示処理を記述する表示プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。本表示プログラムは、一例として図示しないROM等の記憶手段に記憶されており、CPUによって読み出され、RAM等に展開されて実行される。以下の説明では、運転支援表示装置10に対して、すでに本表示プログラムの実行開始の指示がなされているとする。実行開始の指示は、例えば制御部11が車両30のエンジンの始動を受信したタイミングとすることができる。あるいは、ドライバによってHUDの表示が有効にされたタイミングとしてもよい。制御部11の処理部12は、位置情報取得部18から自車両である車両30の位置情報を連続的、または間欠的に取得している。処理部12はIP接続部23を介して、インターネットから天候情報を連続的、または間欠的に取得している。
図4を参照して、ステップS10で、交差点CSを検知するまで待機する。交差点CSの検知は以下のような手順で実行する。すなわち、まず位置情報取得部18からのGPS情報により、車両30位置(緯度、経度等)を取得する。次に、記憶部19に記憶されている地図情報から当該位置周辺の地図を取得する。そして、車両30が交差点CS付近にいるか判定する。交差点CS付近にいるという判定は、例えば車両30の位置が交差点CSの中央から30m以内であるか否かで判定してもよい。交差点CSが検知された場合はステップS11に移行する。
ステップS11で、制御部11は進路変更指示があったか判定する。進路変更指示の有無の判断は、一例として、進路情報取得部24を介して車両のECU(図示省略)から方向指示器の情報を取得して行う。当該判定が肯定判定となった場合はステップS12に移行し、否定判定となった場合はステップS10に戻り交差点の検知を継続する。
ステップS12で、制御部11は、第1センサ14が車両30の前側方において注意喚起対象物(他車両、二輪車、人等)を検知したか判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップS13に移行し、否定判定となった場合はステップS10に戻り交差点の検知を継続する。
ステップS13で、制御部11は表示モードAで表示部20に表示させるように、制御信号生成部13を制御する。
図5(a)は本ステップが適用される場合の交通環境の一例を、図5(b)はHUD表示領域35の表示の一例を示している。図5(b)に示すように、HUDの画像はウィンドシールド34のHUD表示領域35に表示される。図5(a)に示すように、自車両である車両30が交差点CSにさしかかり、右折しようとしている。一方交差点CSに交差する道路の、車両30の進入方向には、他車両である車両32が停車している。交差点CSの角には建物50が存在する。かかる状況下において、第1センサ14が車両30の前側方の注意喚起対象物である車両32を、領域A1において検知している。
図5(a)に示す交通環境において、車両32が検知されたので、制御部11は、表示モードAで車両32の存在を報知するように表示部20を制御する。図5(b)はこの場合のHUD表示領域35への表示の一例を示している。制御部11は車両32をアイコンでシンボル化し、アイコン画像21をHUD表示領域35に表示する。アイコン画像21は車両32の移動に追随して移動する。本実施形態ではアイコン画像21として3つの円弧を並べた形態を例示しているが、これに限らず、運転者40の視認性等を勘案して適切な画像としてよい。
ステップS14で制御部11は、車両30の側方において、第2センサ15が障害物(建築物、塀、柱等)を検知したか判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップS15に移行し、否定判定となった場合はステップS10に戻り、交差点の検知を継続する。
図6(a)は本ステップが適用される場合の交通環境の一例を、図6(b)は、HUD
表示領域35の表示の一例を示している。図6(a)に示すように、第2センサ15が車両30の側方の障害物を、領域A2において走査している。図6(a)では第2センサ15が建物50を検知している。図6(b)に示すように、障害物を検知しただけではHUD表示領域35における表示の変更はない。ここで、本実施形態では、注意喚起対象物のみならず、障害物も、視界を遮る、走行の障害となる等の理由で検知している。しかしながら、本実施形態では必ずしも障害物を検知する必要はなく、ステップ14は省略しても差し支えない。
ステップS15で、制御部11は複数の注意喚起対象物を検知したか判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップS17に移行し、否定判定となった場合はステップS16に移行する。
ステップS15からステップS17は、表示モードAから表示モードBに切り替える処理である。本実施形態では、交通環境が予め定められた条件を充足した場合に、表示モードAから表示モードBに切り替える。本実施形態では、予め定められた環境条件の一例として、以下の2条件を適用している。
環境条件1:複数の注意喚起対象物を検知した場合
環境条件2:車両の周囲が視界不良環境にある場合
すなわち、ステップS15は環境条件1の判定である。なお、本実施形態では1つの注意喚起対象物が検知された場合に表示モードAに切り替え、複数の注意喚起対象物が検知された場合に表示モードBに切り替える形態を例示して説明するが、これに限らず、両モードの切り替えを行う注意喚起対象物の数は、運転支援表示装置10の仕様等を勘案して、適切な数としてよい。
ステップS17で、制御部11は表示モードBで表示するように表示部20を制御する。図7(a)は本ステップが適用される場合の交通環境の一例を、図7(b)は、HUD表示領域35の表示の一例を示している。図7(a)に示すように、第1センサ14が車両30の前側方の注意喚起対象物を、領域A1において走査している。図7(a)では、2台の他車両である車両32、33が検知されている。これを受け、制御部11はHUD表示領域35の表示画像を、アイコン画像からカメラ17による実画像22に切り替える。すなわち、表示モードAから表示モードBへの切り替えを行う。この場合のHUD表示領域35の画像は図7(b)のようになる。HUD表示領域35には、車両32、33の実画像が表示されている。図7(b)では第2センサ15が検知した建物50も写っている。
ステップS16で、制御部11は、現在の交通環境として視界不良環境を検知したか判定する。すなわち、上記環境条件2の判定を行う。本実施形態では、視界不良環境として、夜間等、あるいは天候不順を想定している。上述したように、第3センサ16によって夜間等が検知された場合、あるいはIP接続部23を介してインターネットから天候不順の情報を取得した場合に、制御部11は視界不良環境を検知する。当該判定が肯定判定となった場合はステップS17に移行し、HUD表示領域35の表示を表示モードAから表示モードBに切り替える。一方、否定判定となった場合はステップS10に戻り、交差点CSの検知を継続する。
図8(a)は本ステップが適用される場合の交通環境の一例を、図8(b)は、HUD表示領域35の表示の一例を示している。図8(a)は天候が濃霧である場合を例示しており、図8(a)に示す細かい点は霧を模式的に表している。図8(a)に示すように第1センサ14が車両30の側方の注意喚起対象物を領域A1において走査しており、図8(a)では、他車両である車両32が検知されている。図8(b)に示すように、HUD表示領域35には車両32、建物50の実画像が表示される。本実施形態ではカメラ17としてナイトビジョンカメラを用いているので、濃霧であるにも関わらず、車両32等の映像は鮮明である。
ステップS18で、終了指示があったか判定する。当該判定が肯定判定の場合は本表示プログラムを終了し、否定判定の場合は、ステップS10に戻り、交差点CSの検知を継続する。本表示プログラム終了の指示の判定は、例えば、運転者によって車両30のエンジンが停止されたことを示す情報を、制御部11が受け取ったタイミングとしてもよい。
あるいは、ドライバによってHUDの表示が無効にされたタイミングとしてもよい。
ここで、自車両としての車両30の周囲の環境は、時々刻々変化するのが通常である。つまり表示モードAから表示モードBへの切り替え、表示モードBから表示モードAへの切り替えが頻繁に発生することも想定される。このような場合であっても、本表示処理では、開始後終了指示があるまでの間は常にステップS10に戻ってループ処理しているので、交通環境の変化を確実に追跡することができる。なお、図4に示すフローチャートは一例であって、処理の流れに矛盾を生じない限り、各ステップは前後してもよいし、入れ替えてもよい。
以上詳述したように、本実施形態に係る運転支援表示装置、および運転支援表示方法によれば、他の走路との交差領域における交通環境の変化に応じた走路情報を、運転者が視認しやすい形態で表示させることが可能な運転支援表示装置、および運転支援表示方法を提供することができる。
なお、上記実施形態では、本発明に係る運転支援表示装置、および運転支援表示方法を交差点における進路変更を例示して説明したが、これに限られない。例えば道路に隣接した駐車場に進入する場合、あるいは駐車場から退出する場合等についても同様に適用が可能である。
また、上記実施形態では、第1センサ14、第2センサ15、第3センサ16の3種のセンサを用いて交通環境情報を取得する形態を例示して説明したが、これに限らず、少なくとも1種のセンサを用いて交通環境情報を取得する形態としてもよい。
10…運転支援表示装置
11…制御部
12…処理部
13…制御信号生成部
14、14L、14R…第1センサ
15、15L、15R…第2センサ
16…第3センサ
17、17L、17R…カメラ
18…位置情報取得部
19…記憶部
20…表示部
21…アイコン画像
22…実画像
23…IP接続部
24…進路情報取得部
30…車両
31、31L、31R…前照灯
32、33…車両
34…ウィンドシールド
35…HUD表示領域
39…車体
40…運転者
50…建物
A1、A2、A3…領域
CS…交差点

Claims (6)

  1. 対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および前記対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部を備え、
    予め定められた条件が充足された場合に、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとが切り替わることを特徴とする運転支援表示装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援表示装置であって、
    前記簡略画像が前記対象物をアイコン化したアイコン画像であることを特徴とする運転支援表示装置。
  3. 請求項1に記載の運転支援表示装置であって、
    前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとを切り替える制御部をさらに備え、
    前記予め定められた条件が前記対象物の数であり、
    前記制御部は前記対象物の数が予め定められた数以下である場合に前記第1の表示モードに切り替え、前記対象物の数が予め定められた数を越える場合に前記第2の表示モードに切り替えることを特徴とする運転支援表示装置。
  4. 請求項3に記載の運転支援表示装置であって、
    前記運転支援表示装置が搭載された車両の周囲の照度情報を取得する照度取得部、および前記周囲の天候情報を取得する天候取得部の少なくとも一方をさらに備え、
    前記予め定められた条件が前記照度取得部で取得した照度、または前記天候取得部で取得した天候情報であり、
    前記制御部は前記照度情報による照度が予め定められた値以上である場合、または前記天候情報が天候不順でない場合に前記第1の表示モードに切り替え、前記照度情報による照度が予め定められた値未満である場合、または前記天候情報が天候不順である場合に前記第2の表示モードに切り替えることを特徴とする運転支援表示装置。
  5. 請求項3に記載の運転支援表示装置であって、
    前記運転支援表示装置が搭載された車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記車両の前部左右に配置され、予め定められた領域に存在する対象物を検知する1組の検知部と、
    前記車両の前部左右に配置され、前記予め定められた領域を撮像し実画像を取得する1組の撮像部と、
    地図情報を記憶した記憶部と、をさらに備え、
    前記制御部は前記位置情報と前記地図情報を用いて前記車両の位置を特定し、前記車両が前記地図情報上において進路変更する場合に前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとの切り替え動作を行うことを特徴とする運転支援表示装置。
  6. 対象物を模式化した簡略画像で表示させる第1の表示モード、および前記対象物を実画像を用いた詳細画像で表示させる第2の表示モードの2つの表示モードを有する表示部を備えた運転支援表示装置を用いた運転支援表示方法であって、
    予め定められた条件が充足された場合に、前記第1の表示モードと前記第2の表示モードとを切り替えることを特徴とする運転支援表示方法。
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