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JP2024125538A - 回転電機 - Google Patents

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JP2024125538A
JP2024125538A JP2023033402A JP2023033402A JP2024125538A JP 2024125538 A JP2024125538 A JP 2024125538A JP 2023033402 A JP2023033402 A JP 2023033402A JP 2023033402 A JP2023033402 A JP 2023033402A JP 2024125538 A JP2024125538 A JP 2024125538A
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光範 石崎
僚太 芦川
利昭 柏原
潤 田原
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機を得ること。【解決手段】回転子と固定子とブラケットとを設けたモータ部、及びパワーモジュールと界磁モジュールと冷却器とを設けたインバータ部を備え、冷却器は、他方側の面にパワーモジュールと界磁モジュールが熱的に接続され、一方側の面に他方側に窪んだ流路溝部が形成された伝熱部材と、流路溝部の開口を塞ぐ蓋部材と、流路溝部の周囲に充填されたシール材と、流路に冷媒を供給及び排出する冷媒給排部とを備え、伝熱部材は、流路溝部を取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部を有し、蓋部材は、突出部が貫通した貫通孔を有し、蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した突出部の部分に、貫通孔の径よりも大きい蓋固定部が設けられ、蓋部材は、蓋固定部により伝熱部材に固定されている。【選択図】図5

Description

本願は、回転電機に関するものである。
回転子及び固定子を有した回転電機本体であるモータ部と、電力変換部を含み、モータ部に供給する電力を制御するインバータ部とが一体化された制御装置一体型の回転電機は、例えば、自動車等の車両に搭載されている。車両に搭載される制御装置一体型の回転電機は、エンジンルーム内に設置されて使用されることが多い。エンジンルーム内では回転電機が設置できる空間に限りがあるため、回転電機の径方向の寸法の小型化が要求されている。
電力変換部が備えるパワーモジュール及び界磁モジュール等を効果的に冷却するために、インバータ部には一般的に冷媒が流れる流路を備えた冷却器が設けられる。冷媒には、例えば、水、不凍液(LLC:Long Life Coolant)が用いられる。冷却器を備えた電力変換装置の構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。冷却器は、電力変換部を収容するケースの外側に向かって開口した流路溝部、及び流路溝部を塞ぐ蓋部材により構成されている。蓋部材は、複数の貫通孔を有する。貫通孔にボルトを挿通し、ケースに設けたねじ穴部にボルトを締結することで、蓋部材はケースに固定される。流路溝部と蓋部材との間の空間が、冷媒を流通させる流路となる。また、流路溝部と蓋部材との間の密閉性を確保するために、ケースと蓋部材との間に液状ガスケット等のシール材が設けられる。
特開2015-033289号公報
上記特許文献1に示したような電力変換装置のケースには、短時間に大量かつ高精度で生産できるダイカスト等の鋳造品がよく採用されている。しかしながら、鋳造品の内部には複数の鋳巣がある。鋳巣の一端が流路溝部の表面に露出し、他端が外部の表面に露出して、流路溝部と外部とが鋳巣を介して繋がった場合、冷媒が外部に漏れるという課題があった。また、鋳造品の表面に切削等の加工を加えた場合、鋳巣が表面に露出する可能性が高まる。ケースに蓋部材を固定するねじ穴部を形成するために、ケースの外側にタップ加工を施すことで、鋳巣を介してねじ穴部から冷媒が漏れるという課題があった。また、ねじ穴の位置を流路溝部から遠ざけることで、流路溝部とねじ穴とが鋳巣を介して繋がることを抑制することができる。しかしながら、ねじ穴の位置を流路溝部から遠ざけることで、回転電機が径方向に大型化するという課題があった。
そこで、本願は、径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機を得ることを目的としている。
本願に開示される回転電機は、回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して回転軸と一体回転する回転子と、界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、界磁コア及び固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けたモータ部と、固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、パワーモジュール及び界磁モジュールを冷却する冷却器と、を設け、ブラケットの軸方向の他方側に配置され、ブラケットに固定されたインバータ部と、を備え、冷却器は、軸方向の他方側の面にパワーモジュール及び界磁モジュールが熱的に接続され、軸方向の一方側の面に軸方向の他方側に窪んだ流路溝部が形成された伝熱部材と、流路溝部の軸方向の一方側の開口を塞ぐ蓋部材と、伝熱部材と蓋部材との隙間において流路溝部の周囲に沿って設けられたシール材と、流路溝部と蓋部材とに囲まれた流路に冷媒を供給及び排出する冷媒給排部と、を備え、伝熱部材は、流路溝部を取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部を有し、蓋部材は、突出部が貫通した貫通孔を有し、蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した突出部の部分に、貫通孔の径よりも大きい蓋固定部が設けられ、蓋部材は、蓋固定部により伝熱部材に固定されているものである。
本願に開示される回転電機によれば、伝熱部材が、流路溝部を取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部を有し、蓋部材が、突出部が貫通した貫通孔を有し、蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した突出部の部分に、貫通孔の径よりも大きい蓋固定部が設けられ、蓋部材が、蓋固定部により伝熱部材に固定されているため、蓋部材の固定箇所を流路溝部が形成された伝熱部材の本体部分から軸方向に遠ざけることができ、さらに伝熱部材の本体部分に蓋部材を固定するための切削等の表面加工を不要とすることも可能となるため、流路溝部と外部とが鋳巣を介して繋がることが抑制されるので、回転電機が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機を得ることができる。
実施の形態1に係る回転電機の概略を示す断面図である。 実施の形態1に係る回転電機のインバータ部の側を示す平面図である。 実施の形態1に係る回転電機の固定子とインバータ部の接続を説明する断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の蓋部材の平面図である。 実施の形態1に係る回転電機のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態1に係る回転電機の別のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態2に係る回転電機のインバータ部の要部の製造工程を説明する断面図である。 実施の形態2に係る回転電機のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態3に係る回転電機のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態3に係る回転電機の別のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態3に係る回転電機の別のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態4に係る回転電機のインバータ部の要部断面図である。 実施の形態4に係る回転電機の別のインバータ部の要部断面図である。
以下、本願の実施の形態による回転電機を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。本願は以下の記述に限定されるものではなく、本願の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合があり、また、本願の特徴に関係しない構成の図示は省略する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る回転電機1の概略を示す断面図、図2はリヤカバー15を取り除いて回転電機1のインバータ部40の側を示す平面図で、インバータ部40の内部の部品を破線で示した図、図3は回転電機1の固定子3とインバータ部40の接続を説明する断面図、図4は回転電機1の蓋部材32の平面図、図5は回転電機1のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図、図6は回転電機1の別のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図である。回転電機1は、図1に示すように、モータ部30とインバータ部40とを備えた制御装置一体型の回転電機1である。本実施の形態では、制御装置一体型の回転電機1を車両に搭載して、回転電機1を駆動の補助及び発電に用いる交流発電電動機に適用した例を示す。
モータ部30は回転子2及び固定子3を有し、内燃機関(図示せず)を駆動する電動機として動作する。あるいは、モータ部30は内燃機関より駆動されて発電する発電機として機能する。インバータ部40はモータ部30の軸方向の他方側にモータ部30と並べて配置され、モータ部30に供給する電力を制御する。インバータ部40はモータ部30に固定され、モータ部30とインバータ部40とは一体化されている。
<モータ部30>
最初に、モータ部30について説明する。モータ部30は、回転軸11と、回転軸11と一体回転する回転子2と、回転子2の外側に配置された固定子3と、これらを収容すると共に回転軸11を回転自在に保持するブラケットとを備える。
回転子2は、界磁巻線2a、及び界磁巻線2aが巻装された界磁コア2bを有する。界磁コア2bの径方向外側に配置された固定子3は、複数相の固定子巻線3a、及び固定子巻線3aが巻装された固定子コア3bを有する。複数相の固定子巻線3aは、例えば、1組の3相巻線もしくは2組の3相巻線であるがこれらに限るものではなく、回転電機の種類に応じて設定される。ブラケットは、界磁コア2b及び固定子コア3bの外側を覆う。ブラケットは、フロントブラケット4及びリヤブラケット5を備える。フロントブラケット4は、軸受7を介して回転軸11の一端側を保持し、回転子2及び固定子3の一方側であるフロント側を覆う。リヤブラケット5は、軸受8を介して回転軸11の他端側を保持し、回転子2及び固定子3の他方側であるリヤ側を覆う。フロントブラケット4とリヤブラケット5とは、軸方向に間隔を空けて配置され、ボルト5aによって連結される。
回転軸11は、フロントブラケット4の貫通孔から突出した回転軸11の一端側の端部に、プーリ12を備える。プーリ12は、回転子2と外部の内燃機関(図示せず)の双方向でトルクを授受する。プーリ12と内燃機関とは、ベルト(図示せず)を介して連結される。回転軸11は、リヤブラケット5の貫通孔から突出した回転軸11の他端側にスリップリング13を備える。スリップリング13と界磁巻線2aとは電気的に接続されており、スリップリング13から界磁巻線2aに界磁電流が供給される。スリップリング13を摺設して界磁巻線2aに電流を供給するブラシ16は、ブラシホルダ16aに保持される。ブラシホルダ16aは、リヤカバー15が取り付けられる前のインバータ部40をモータ部30に装着した後、インバータ部40の中央に設けられた回転軸11が貫通する空間に配置される。ブラシホルダ16aはインバータ部40に固定される。
回転子2の界磁コア2bのフロント側の端面に空冷ファン20が固定される。回転子2の界磁コア2bのリヤ側の端面に空冷ファン21が固定される。空冷ファン20と空冷ファン21とは、回転子2と一体回転する。空冷ファン20と空冷ファン21の回転に伴って冷却風が発生し、ブラケットの内部を冷却する。また、インバータ部40の冷却器37とリヤブラケット5との間には冷却気体通路となる隙間が設けられ、冷却風は冷却気体通路を通過して冷却器37を冷却する。
磁極位置検出センサー6は、センサーステータ6aとセンサーロータ6bとから構成される。センサーロータ6bは、リヤブラケット5から突出した回転軸11の他端側のスリップリング13と軸受8との間に設置される。センサーロータ6bは鉄心で形成され、回転軸11と一体回転する。センサーステータ6aは、センサーロータ6bと同軸に配置され、インバータ部40の伝熱部材31に設けられる。磁極位置検出センサー6は、センサーロータ6bの位置から回転軸11すなわち回転子2の磁極位置を検出する。
<インバータ部40>
インバータ部40は、モータ部30に電力を供給するパワーモジュール9及び界磁モジュール10と、パワーモジュール9及び界磁モジュール10を制御する制御モジュール17と、パワーモジュール9及び界磁モジュール10を冷却する冷却器37と、パワーモジュール9とモータ部30とを電気的に接続するターミナル14aを備えたケース14と、これらの部材をリヤ側及び径方向外側から覆うリヤカバー15とを備える。インバータ部40は、リヤブラケット5の軸方向の他方側に配置され、リヤブラケット5に固定される。本実施の形態では、図2に示すように、インバータ部40は6個のパワーモジュール9を有しているが、パワーモジュール9の個数はこれに限るものではない。
パワーモジュール9は、スイッチング素子と周辺回路とを備える。スイッチング素子は、例えば、MOSFET(金属酸化膜型電界効果トランジスタ、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。パワーモジュール9は、図3に示すように、ターミナル14aとターミナル19を介して固定子口出し線3cと接続される。スイッチング素子は電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。パワーモジュール9が備えるAC端子9a、グランド端子9b、入力端子9c、及び制御端子9dは、樹脂材から露出して設けられる。スイッチング素子は駆動時に直流電源から固定子巻線3aへの供給電流をオンオフし、固定子巻線3aへ固定子電流を供給する。スイッチング素子は、発電時に固定子電流の整流を行う。
界磁モジュール10は、スイッチング素子と周辺回路とを備える。界磁モジュール10は、ターミナル14bとブラシ16とスリップリング13を介して界磁巻線2aと接続される。スイッチング素子は電気配線を形成するリードフレーム上に配置され、周辺回路と共に樹脂材で封止される。スイッチング素子は、界磁巻線2aへの供給電流をオンオフして界磁電流を制御する。
制御モジュール17は、パワーモジュール9及び界磁モジュール10を制御する制御回路を備える。制御モジュール17は、例えば、電気的特性と機械的特性に優れたガラスエポキシ樹脂を機材とした基板に、複数の電子部品(図示せず)と外部機器との間で信号の送受信を行うための外部接続コネクタ(図示せず)とが実装されたものである。制御モジュール17は、パワーモジュール9及び界磁モジュール10よりも軸方向の他方側に、パワーモジュール9及び界磁モジュール10とは間隔を空けて配置される。パワーモジュール9の制御端子9dは、制御モジュール17に接続される。磁極位置検出センサー6の信号配線は、制御モジュール17に接続される。
ケース14は、パワーモジュール9、界磁モジュール10、及び制御モジュール17の周囲を径方向外側から取り囲んで設けられ、軸方向の一方側及び他方側の一部が開口している。ケース14は、絶縁性を備えた樹脂材で作製される。樹脂材は、PPS(Poly Phenylene Sulfide)、PBT(Poly Butylene Terephthalate)等の熱可塑性樹脂である。ケース14は、図2に示すように、他端側でパワーモジュール9と電気的に接続され、一端側がケース14から突出したターミナル14aを備える。ターミナル14aは、パワーモジュール9とモータ部30とを接続するための端子である。ターミナル14aは、ケース14に一体的にインサート成形して設けられる。
<固定子3とインバータ部40の接続構成>
固定子3とインバータ部40との電気的な接続の構成について説明する。回転電機1は、図3に示すように、コネクティングボード18を備える。コネクティングボード18は、固定子3とインバータ部40とを電気的に接続するターミナル19がインサート成形されたボードである。コネクティングボード18は、インバータ部40とリヤブラケット5の間に設けられ、リヤブラケット5にねじ(図示せず)で固定される。
固定子口出し線3cは、固定子巻線3aの端部である。固定子口出し線3cは、リヤブラケット5を貫通し、コネクティングボード18が備えたターミナル19の一端側の接続箇所19aでターミナル19と溶接により接続される。この接続後に、リヤカバー15を取り付ける前のインバータ部40がリヤブラケット5の軸方向のリヤ側に装着される。ケース14が備えたターミナル14aの一端側は、ターミナル19の他端側の接続箇所19bでターミナル19とねじ19cにより接続される。パワーモジュール9のAC端子9aとターミナル14aの他端側とは、溶接等で接合される。図3では図示していないパワーモジュール9のグランド端子9bは、伝熱部材31にねじ(図示せず)で固定される。グランド端子9bと伝熱部材31とは電気的に接続され、伝熱部材31はグランドになる。
<冷却器37>
本願の要部を含む冷却器37について説明する。冷却器37は、図1に示すように、伝熱部材31と、蓋部材32と、シール材35と、冷媒給排部である冷媒入出力管33とを備える。伝熱部材31には、軸方向の他方側の面にパワーモジュール9及び界磁モジュール10が熱的に接続され、軸方向の一方側の面に軸方向の他方側に窪んだ流路溝部31aが形成される。蓋部材32は、流路溝部31aの軸方向の一方側の開口を塞ぐように設けられる。蓋部材32は、図4に示すように、板状に形成される。伝熱部材31は、ADC12等の安価で軽量なアルミニウム合金を用いて鋳造により作製されるがこれに限るものではなく、他の金属材料により作製しても構わない。蓋部材32は、炭素鋼又はアルミニウム等の金属材料により作製される。シール材35は、図1に示すように、伝熱部材31と蓋部材32との隙間において流路溝部31aの周囲に沿って設けられる。シール材35の材料は、例えば、シリコーン樹脂であるがこれに限るものではなく、フッ素系のシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル等の他の樹脂、又はゴムであっても構わない。シール材35を設けることで、流路36の密閉性を得ることができる。冷媒入出力管33は伝熱部材31の側面に設けられ、流路溝部31aと蓋部材32とに囲まれた流路36に冷媒を供給及び排出する。冷媒には、例えば、水、不凍液、又はエチレングリコール液が使用される。伝熱部材31は、上述した冷却風に加え、冷媒によって冷却される。
本願の要部である、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の構造について、図5を用いて説明する。伝熱部材31は、流路溝部31aを取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部31bを有する。蓋部材32は、突出部31bが貫通した貫通孔32aを有する。貫通孔32aは、図4に示すように、蓋部材32の外周に沿って設けられる。図4に示した破線は、蓋部材32を伝熱部材31に配置した際の回転軸11の位置を示すものである。蓋部材32の形状及び伝熱部材31に対する蓋部材32の配置はこれに限るものではなく、流路溝部31aの形状又は配置等に応じて変更して構わない。貫通孔32aの配置及び個数も図4に示した構成に限るものではない。図5に示すように、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した突出部31bの部分に、貫通孔32aの径よりも大きい蓋固定部34が設けられる。蓋部材32は、蓋固定部34により伝熱部材31に固定されている。
本実施の形態における、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の構造の詳細について説明する。突出部31bは、伝熱部材31の軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した第1突出部31cと、第1突出部31cの軸方向の一方側の端部の部分から軸方向の一方側に突出した第2突出部31dとを有する。第1突出部31cの径方向の大きさは、第2突出部31dの径方向の大きさよりも大きく、第2突出部31dは、貫通孔32aを貫通する。蓋部材32の軸方向の他方側の部分と第1突出部31cの軸方向の一方側の端部とが当接する。蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分に、蓋固定部34が設けられている。蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分の外周に、雄ねじ部31d1が形成され、蓋固定部34は、雄ねじ部31d1に締結されたナットである。
シール材35は、第1突出部31cの流路溝部31aの側の伝熱部材31の部分と、蓋部材32との間の隙間に配置され、伝熱部材31と蓋部材32との間に挟まれ、押圧されている。伝熱部材31と蓋部材32との間の隙間は、伝熱部材31から突出した第1突出部31cの部分により形成される。シール材35の配置はこれに限るものではないが、このように構成することで、流路溝部31aに隣接した位置に確実にシール材35を設けることができるので、シール材35による流路36の密閉性を向上させることができる。
このように伝熱部材31から突出した複数の突出部31bを利用して蓋固定部34により伝熱部材31に蓋部材32を固定することで、蓋部材32の固定箇所を流路溝部31aが形成された伝熱部材31の本体部分から軸方向に遠ざけることができ、流路溝部31aと外部とが鋳巣を介して繋がることが抑制されるので、回転電機1が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機1を得ることができる。
本実施の形態では、突出部31bが第1突出部31cと第2突出部31dとを有した構成を示したがこれに限るものではなく、突出部31bが第1突出部31cと第2突出部31dとを有さず、一つの突出部により形成されていても構わない。突出部31bが第1突出部31cと第2突出部31dとを有し、蓋部材32の軸方向の他方側の部分と第1突出部31cの軸方向の一方側の端部とを当接させた場合、シール材35を伝熱部材31と蓋部材32との間の隙間に確実に配置させることができるので、シール材35による流路36の密閉性を確実に得ることができる。
本実施の形態では、蓋固定部34を雄ねじ部31d1に締結したナットにより構成したが蓋固定部34の構成はナットに限るものではなく、後述する他の実施の形態による構成など他の構成でも構わない。蓋固定部34をナットにより構成した場合、ナットの雄ねじ部31d1への締結により、確実に蓋部材32を伝熱部材31に固定することができる。確実に蓋部材32が伝熱部材31に固定されるので、シール材35による流路36の密閉性を確実に得ることができる。
図6を用いて、回転電機1の別のインバータ部40の構成について説明する。第1突出部31cと流路溝部31aとの間の第1突出部31cの側であって、伝熱部材31の軸方向の一方側の面の部分に凹部31eが設けられている。凹部31eを設けることで、伝熱部材31と蓋部材32との隙間が部分的に広くなるため、伝熱部材31に蓋部材32を固定する際にシール材35が雄ねじ部31d1まで到達し難くなる。ナットの締め付け時に雄ねじ部31d1にシール材35が付着すると、ナットの締め付けトルクが変化するため、締付トルクによる工程管理ができなくなるので、確実に蓋部材32を伝熱部材31に固定することができなくなる。凹部31eを設けた場合、シール材35の雄ねじ部31d1への付着が確実に抑制されるので、確実に蓋部材32を伝熱部材31に固定することができる。
以上のように、実施の形態1による回転電機1において、伝熱部材31が、流路溝部31aを取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部31bを有し、蓋部材32が、突出部31bが貫通した貫通孔32aを有し、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した突出部31bの部分に、貫通孔32aの径よりも大きい蓋固定部34が設けられ、蓋部材32が、蓋固定部34により伝熱部材31に固定されているため、蓋部材32の固定箇所を流路溝部31aが形成された伝熱部材31の本体部分から軸方向に遠ざけることができ、流路溝部31aと外部とが鋳巣を介して繋がることが抑制されるので、回転電機1が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機1を得ることができる。
突出部31bが、伝熱部材31の軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した第1突出部31cと、第1突出部31cの軸方向の一方側の端部の部分から軸方向の一方側に突出した第2突出部31dと、を有し、第1突出部31cの径方向の大きさが、第2突出部31dの径方向の大きさよりも大きく、第2突出部31dが、貫通孔32aを貫通し、蓋部材32の軸方向の他方側の部分と第1突出部31cの軸方向の一方側の端部とが当接し、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した第2突出部の部分に、蓋固定部34が設けられている場合、シール材35を伝熱部材31と蓋部材32との間の隙間に確実に配置させることができるので、シール材35による流路36の密閉性を確実に得ることができる。
シール材35が、第1突出部31cの流路溝部31aの側の伝熱部材31の部分と、蓋部材32との間の隙間に配置され、伝熱部材31と蓋部材32との間に挟まれ、押圧されている場合、流路溝部31aに隣接した位置に確実にシール材35を設けることができるので、シール材35による流路36の密閉性を向上させることができる。また、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分の外周に、雄ねじ部31d1が形成され、蓋固定部34が、雄ねじ部31d1に締結されたナットである場合、ナットの雄ねじ部31d1への締結により、確実に蓋部材32を伝熱部材31に固定することができる。確実に蓋部材32が伝熱部材31に固定されるので、シール材35による流路36の密閉性を確実に得ることができる。
第1突出部31cと流路溝部31aとの間の第1突出部31cの側であって、伝熱部材31の軸方向の一方側の面の部分に凹部31eが設けられている場合、伝熱部材31に蓋部材32を固定する際にシール材35が雄ねじ部31d1まで到達し難くなるため、シール材35の雄ねじ部31d1への付着が確実に抑制されるので、確実に蓋部材32を伝熱部材31に固定することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る回転電機1について説明する。図7は実施の形態2に係る回転電機1のインバータ部40の要部である、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の製造工程を説明する断面図、図8は回転電機1のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図である。実施の形態2に係る回転電機1は、蓋固定部34が、実施の形態1とは異なる構成になっている。
実施の形態2の蓋固定部34は、図8に示すように、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出し、貫通孔32aの径よりも大きい径を有する第2突出部31dの部分である。蓋固定部34は、第2突出部31dを変形させた変形部31fである。
変形部31fの製造工程について説明する。図7に示すように、最初に、蓋部材32に設けた貫通孔32aに第2突出部31dを挿通して、蓋部材32を伝熱部材31に設置する。次に、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分を加工する。加工により、貫通孔32aの径よりも大きい径を有する第2突出部31dの部分として、変形部31fが形成される。変形部31fの形成により、蓋部材32が伝熱部材31に固定される。具体的には、アーク又はレーザー等の熱源により、軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分を溶融凝固させることで変形部31fを形成することができる。変形部31fの形成の際に、伝熱部材31と蓋部材32とを溶接してもよい。また、軸方向の一方側に突出した第2突出部31dの部分に軸方向の一方側から大きな圧力加えて、第2突出部31dを塑性変形させることでも変形部31fを形成することができる。
このように変形部31fを設けた蓋部材32の伝熱部材31への固定構造においても、実施の形態1と同様に、蓋部材32の固定箇所を流路溝部31aが形成された伝熱部材31の本体部分から軸方向に遠ざけることができ、さらに伝熱部材31の本体部分に蓋部材32を固定するための切削等の表面加工が施されておらず流路溝部31aと外部とが鋳巣を介して繋がることが抑制されるので、回転電機1が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機1を得ることができる。
蓋固定部34が、蓋部材32よりも軸方向の一方側に突出し、貫通孔32aの径よりも大きい径を有する第2突出部31dの部分であるため、蓋固定部34を形成する箇所が別部品ではなく回転電機1を構成する部品が減るので、回転電機1の生産性を向上させることができ、回転電機1を低コスト化することができる。また、第2突出部31dを加工して変形する工程において、鋳巣が潰れて鋳巣を閉塞させることができるので、冷媒の外部への漏れを抑制する効果をさらに高めることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る回転電機1について説明する。図9は実施の形態3に係る回転電機1のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図、図10は回転電機1の別のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図、図11は回転電機1の別のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図である。実施の形態3に係る回転電機1は、冷却器37に中間部材38を追加して設けた構成になっている。
蓋固定部34と蓋部材32との間に、第2突出部31dが貫通した中間部材38が設けられている。図9に示した蓋固定部34は、ナットである。図9に示した構成では、中間部材38はナットと蓋部材32との間に設けられ、中間部材38はナットにより蓋部材32と共に伝熱部材31に固定されている。中間部材38は貫通孔38aを有し、第2突出部31dは貫通孔38aを貫通する。中間部材38は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属材料により作製される。中間部材38の軸方向に見た形状は、例えば円形であるが、中間部材38の軸方向に見た形状は円形に限るものではない。
このように中間部材38を設けることで、中間部材38により冷却器37の放熱を補助することができるので、冷却器37の冷却性能を向上させることができる。例えば、特許文献1に示された構成に中間部材を設けた場合、中間部材はボルトのねじ頭と蓋部材との間に設けることになる。その場合、パワーモジュール及び界磁モジュールの熱が伝熱部材に伝導し、次に伝熱部材と蓋部材のボルトとの接触面を介して熱はボルトに伝導する。さらに、ねじ頭の他端側の面を介して熱は中間部材へと伝導していく。これに対して本実施の形態に示した構造では、熱は、伝熱部材31から第2突出部31dと蓋固定部34であるナットとの接触面を介してナットに伝導する。次にナットの他端側の面を介して中間部材38に伝わるため、伝熱経路が短縮されるので、冷却器37の冷却性能を向上させることができる。
図10に示した構成では、中間部材38に、複数の放熱フィン38bが形成されている。蓋固定部34は、図9と同様にナットである。中間部材38に放熱フィン38bを形成することで、冷却器37の冷却性能をさらに向上させることができる。
図11は、変形部31fを設けた蓋部材32の伝熱部材31への固定構造に、中間部材38を追加して設けた構成である。中間部材38には、複数の放熱フィン38bが形成されている。図9又は図10に示した構成と同様に、中間部材38により冷却器37の放熱を補助することができるので、冷却器37の冷却性能を向上させることができる。図10に示した中間部材38の放熱フィン38bは、軸方向に並べて設けられ、図11に示した中間部材38の放熱フィン38bは、径方向に並べて設けられている。放熱フィン38bは、何れの方向に並べて設けてもよく、放熱フィン38bの形状はこれらの形状に限るものではない。
実施の形態4.
実施の形態4に係る回転電機1について説明する。図12は実施の形態4に係る回転電機1のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図、図13は回転電機1の別のインバータ部40の要部断面図で、蓋部材32が伝熱部材31に固定された箇所の断面図である。実施の形態4に係る回転電機1は、蓋部材32が蓋部材突出部32bを有した構成になっている。
蓋部材32は、軸方向の一方側の貫通孔32aの周囲の部分に、軸方向の一方側に突出した蓋部材突出部32bを有し、蓋部材突出部32bと蓋固定部34とが当接している。図12に示した蓋部材突出部32bは、例えば、バーリング加工により形成される。図12に示した蓋固定部34は、ナットである。このように構成することで、蓋部材32の固定箇所を流路溝部31aが形成された伝熱部材31の本体部分から軸方向にさらに遠ざけることができ、流路溝部31aと外部とが鋳巣を介して繋がることがさらに抑制されるので、回転電機1が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機1を得ることができる。また、蓋部材突出部32bを設けることで蓋部材32の表面積が増加するので、冷却器37の冷却性能をさらに向上させることができる。
図13は、変形部31fを設けた蓋部材32の伝熱部材31への固定構造に、蓋部材突出部32bを設けた構成である。図13に示した蓋部材突出部32bは、例えば、押出し加工により形成される。図12に示した構成と同様に、蓋部材32の固定箇所を流路溝部31aが形成された伝熱部材31の本体部分から軸方向にさらに遠ざけることができ、さらに伝熱部材31の本体部分に蓋部材32を固定するための切削等の表面加工が施されておらず流路溝部31aと外部とが鋳巣を介して繋がることがさらに抑制されるので、回転電機1が径方向に大型化することなく、冷媒の外部への漏れが抑制された回転電機1を得ることができる。また、蓋部材突出部32bを設けることで蓋部材32の表面積が増加するので、冷却器37の冷却性能をさらに向上させることができる。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して前記回転軸と一体回転する回転子と、前記界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、前記界磁コア及び前記固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して前記回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けたモータ部と、
前記固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、前記界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールを冷却する冷却器と、を設け、前記ブラケットの軸方向の他方側に配置され、前記ブラケットに固定されたインバータ部と、を備え、
前記冷却器は、軸方向の他方側の面に前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールが熱的に接続され、軸方向の一方側の面に軸方向の他方側に窪んだ流路溝部が形成された伝熱部材と、前記流路溝部の軸方向の一方側の開口を塞ぐ蓋部材と、前記伝熱部材と前記蓋部材との隙間において前記流路溝部の周囲に沿って設けられたシール材と、前記流路溝部と前記蓋部材とに囲まれた流路に冷媒を供給及び排出する冷媒給排部と、を備え、
前記伝熱部材は、前記流路溝部を取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部を有し、
前記蓋部材は、前記突出部が貫通した貫通孔を有し、
前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記突出部の部分に、前記貫通孔の径よりも大きい蓋固定部が設けられ、
前記蓋部材は、前記蓋固定部により前記伝熱部材に固定されている回転電機。
(付記2)
前記突出部は、前記伝熱部材の軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した第1突出部と、前記第1突出部の軸方向の一方側の端部の部分から軸方向の一方側に突出した第2突出部と、を有し、
前記第1突出部の径方向の大きさは、前記第2突出部の径方向の大きさよりも大きく、
前記第2突出部は、前記貫通孔を貫通し、
前記蓋部材の軸方向の他方側の部分と前記第1突出部の軸方向の一方側の端部とが当接し、
前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記第2突出部の部分に、前記蓋固定部が設けられている付記1に記載の回転電機。
(付記3)
前記シール材は、前記第1突出部の前記流路溝部の側の前記伝熱部材の部分と、前記蓋部材との間の隙間に配置され、前記伝熱部材と前記蓋部材との間に挟まれ、押圧されている付記2に記載の回転電機。
(付記4)
前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記第2突出部の部分の外周に、雄ねじ部が形成され、
前記蓋固定部は、前記雄ねじ部に締結されたナットである付記2又は3に記載の回転電機。
(付記5)
前記蓋固定部は、前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出し、前記貫通孔の径よりも大きい径を有する前記第2突出部の部分である付記2又は3に記載の回転電機。
(付記6)
前記蓋固定部と前記蓋部材との間に、前記第2突出部が貫通した中間部材が設けられている付記2から5のいずれか1項に記載の回転電機。
(付記7)
前記蓋部材は、軸方向の一方側の前記貫通孔の周囲の部分に、軸方向の一方側に突出した蓋部材突出部を有し、
前記蓋部材突出部と前記蓋固定部とが当接している付記2から5のいずれか1項に記載の回転電機。
(付記8)
前記中間部材に、複数の放熱フィンが形成されている付記6に記載の回転電機。
(付記9)
前記第1突出部と前記流路溝部との間の前記第1突出部の側であって、前記伝熱部材の軸方向の一方側の面の部分に凹部が設けられている付記2から5のいずれか1項に記載の回転電機。
1 回転電機、2 回転子、2a 界磁巻線、2b 界磁コア、3 固定子、3a 固定子巻線、3b 固定子コア、3c 固定子口出し線、4 フロントブラケット、5 リヤブラケット、5a ボルト、6 磁極位置検出センサー、6a センサーステータ、6b センサーロータ、7 軸受、8 軸受、9 パワーモジュール、9a AC端子、9b グランド端子、9c 入力端子、9d 制御端子、10 界磁モジュール、11 回転軸、12 プーリ、13 スリップリング、14 ケース、14a ターミナル、14b ターミナル、15 リヤカバー、16 ブラシ、16a ブラシホルダ、17 制御モジュール、18 コネクティングボード、19 ターミナル、19a 接続箇所、19b 接続箇所、19c ねじ、20 空冷ファン、21 空冷ファン、30 モータ部、31 伝熱部材、31a 流路溝部、31b 突出部、31c 第1突出部、31d 第2突出部、31d1 雄ねじ部、31e 凹部、31f 変形部、32 蓋部材、32a 貫通孔、32b 蓋部材突出部、33 冷媒入出力管、34 蓋固定部、35 シール材、36 流路、37 冷却器、38 中間部材、38a 貫通孔、38b 放熱フィン、40 インバータ部

Claims (9)

  1. 回転軸と、界磁巻線が巻装された界磁コアを有して前記回転軸と一体回転する回転子と、前記界磁コアの径方向外側に配置され、固定子巻線が巻装された固定子コアを有する固定子と、前記界磁コア及び前記固定子コアの外側を覆うと共に軸受を介して前記回転軸の一端側及び他端側を保持するブラケットと、を設けたモータ部と、
    前記固定子巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有するパワーモジュールと、前記界磁巻線への供給電流をオンオフするスイッチング素子を有する界磁モジュールと、前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールを冷却する冷却器と、を設け、前記ブラケットの軸方向の他方側に配置され、前記ブラケットに固定されたインバータ部と、を備え、
    前記冷却器は、軸方向の他方側の面に前記パワーモジュール及び前記界磁モジュールが熱的に接続され、軸方向の一方側の面に軸方向の他方側に窪んだ流路溝部が形成された伝熱部材と、前記流路溝部の軸方向の一方側の開口を塞ぐ蓋部材と、前記伝熱部材と前記蓋部材との隙間において前記流路溝部の周囲に沿って設けられたシール材と、前記流路溝部と前記蓋部材とに囲まれた流路に冷媒を供給及び排出する冷媒給排部と、を備え、
    前記伝熱部材は、前記流路溝部を取り囲む軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した複数の突出部を有し、
    前記蓋部材は、前記突出部が貫通した貫通孔を有し、
    前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記突出部の部分に、前記貫通孔の径よりも大きい蓋固定部が設けられ、
    前記蓋部材は、前記蓋固定部により前記伝熱部材に固定されている回転電機。
  2. 前記突出部は、前記伝熱部材の軸方向の一方側の面から軸方向の一方側に突出した第1突出部と、前記第1突出部の軸方向の一方側の端部の部分から軸方向の一方側に突出した第2突出部と、を有し、
    前記第1突出部の径方向の大きさは、前記第2突出部の径方向の大きさよりも大きく、
    前記第2突出部は、前記貫通孔を貫通し、
    前記蓋部材の軸方向の他方側の部分と前記第1突出部の軸方向の一方側の端部とが当接し、
    前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記第2突出部の部分に、前記蓋固定部が設けられている請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記シール材は、前記第1突出部の前記流路溝部の側の前記伝熱部材の部分と、前記蓋部材との間の隙間に配置され、前記伝熱部材と前記蓋部材との間に挟まれ、押圧されている請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出した前記第2突出部の部分の外周に、雄ねじ部が形成され、
    前記蓋固定部は、前記雄ねじ部に締結されたナットである請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記蓋固定部は、前記蓋部材よりも軸方向の一方側に突出し、前記貫通孔の径よりも大きい径を有する前記第2突出部の部分である請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記蓋固定部と前記蓋部材との間に、前記第2突出部が貫通した中間部材が設けられている請求項2に記載の回転電機。
  7. 前記蓋部材は、軸方向の一方側の前記貫通孔の周囲の部分に、軸方向の一方側に突出した蓋部材突出部を有し、
    前記蓋部材突出部と前記蓋固定部とが当接している請求項2に記載の回転電機。
  8. 前記中間部材に、複数の放熱フィンが形成されている請求項6に記載の回転電機。
  9. 前記第1突出部と前記流路溝部との間の前記第1突出部の側であって、前記伝熱部材の軸方向の一方側の面の部分に凹部が設けられている請求項2に記載の回転電機。
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