JP2024111886A - Temporary Stage - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建設現場等で作業用ステージとして使用する仮設ステージに関するものである。 The present invention relates to a temporary stage used as a work stage at construction sites, etc.
近年、次世代足場と称せられるくさび緊結式の足場が使用されることが多い。この次世代足場は図示は省略するが、ソケット金具(またはフランジ)を上下方向に所定間隔おきに設けた支柱間隔をおいて立て、前後に並んだ2つの支柱のソケット金具に横桟の両端部に垂下状に設けられたくさび状のインサート金具が上方から挿入され、それによって両支柱と横桟とが連結され、また、左右に隣り合う2つの横桟に、踏板の左右端部に設けられたフックが掛け止められ、それによって両横桟に踏板が渡し止められる。 In recent years, wedge-tightened scaffolding, known as next-generation scaffolding, has come into widespread use. Although illustrations of this next-generation scaffolding are omitted, socket fittings (or flanges) are erected at a fixed interval between the vertical posts, and wedge-shaped insert fittings that are suspended at both ends of a horizontal bar are inserted from above into the socket fittings of two posts lined up front and back, thereby connecting both posts and the horizontal bar. Also, hooks on the left and right ends of the tread are hooked onto two adjacent horizontal bars, thereby connecting the tread to both horizontal bars.
かかる次世代足場を用いる仮設ステージは、下記特許文献にも示されている。
図17~図19は次世代足場を用いる仮設ステージの1例を示すもので、図中1はくさび緊結式の足場である次世代足場の足場用支柱で、前記のように締結用の挿入孔を形成したフランジ1aを上下方向に所定間隔おきに設けている。
Figures 17 to 19 show an example of a temporary stage that uses next-generation scaffolding, where 1 in the figure is a scaffolding support for next-generation scaffolding, which is a wedge-tightening type scaffolding, and
図中2は先行手すりと称せされる手摺・筋違の組み合わせ部材であり、この手摺・筋違2を間隔をおいて前後2列にかつ列ごとに左右方向に間隔をおいて立てられている支柱1間に架け渡して、くさび状のインサート金具もしくはフック等で係止する。
In the figure, 2 is a combination of handrails and diagonals called a leading handrail. The handrails and
支柱1の上端にはコ字形の大引受金物4を取り付けた大引ジャッキ3(ジャッキ金物)を挿入設置し、この大引ジャッキ3の大引受金物4に大引5を渡し、その上に根太6を敷設し、さらに根太6の上に足場板7を並べてステージを構成している。
A stilt jack 3 (jack hardware) with a U-shaped support hardware 4 attached is inserted into the upper end of the
このように従来の仮設ステージの構成は、大引ジャッキ3を使用して、大引5や根太6を介した足場板7の設置であり、組立が面倒であるとともに積載荷重も制限され、重量物の搬入ができなかった。
Conventional temporary stages are constructed in this way by using
また、外周に手摺を設ける場合には手摺は専用部材での組立や単管・クランプにて施工する必要があり、これも手間のかかるものとなる。 In addition, if handrails are to be installed on the outer perimeter, they must be assembled using special parts or installed using single pipes and clamps, which is also time-consuming.
なお、前記大引ジャッキ3や大引5、根太6を使用しないで組立てる方法もなくはないが、図20に示すように支柱1の上部が足場板7の上に飛び出るので、邪魔な存在となる。足場板7の引掛けフック7aに隙間と段差ができてしまう。
It is possible to assemble the scaffolding without using the
さらに、同じく前記大引ジャッキ3や大引5、根太6を使用しないで組立てる方法として、図21~図23に示すように支柱1に足場を支えるための支承フランジを形成し、これで強度部材としての支持枠を備えた足場板(矩形ステージ部材を支持する構成も考えられる。なお、この図21~図23に示す仮設ステージは本出願の発明者が想定したものであり、実際に使用したものではない。
As an assembly method without using the
前記支承フランジ8はこれを支柱1に挿入するジャッキ金物9に設ける水平矩形フランジであり、その隅角部にアングル11とナット10を取り付けている。
The
足場板は矩形ステージ部材12であり、矩形の金属板体13を中空パイプによる枠材14で枠組している。
The scaffolding board is a
金属板体13の隅に長孔15が形成され、角部部分を支承フランジ8の上に載置してから押さえプレート16で足場板7の角部部分の集合部を上から押さえて、固定ボルト17を押さえプレート16の長孔16aおよび金属板体13の長孔15を通してナット10に螺合させる。
A
矩形ステージ部材12は角部部分の集合部では枠材14の端間に隙間が生じ、押さえプレート16はこの隙間を塞ぐ塞ぎ板としての役割もある。
At the corners of the
前記ジャッキ金物9で手摺立脚用のものは支承フランジ8の中央に手摺用支柱1´の結合ピン挿入用のピンソケットを突設した。これに対応する前記さえプレート16は図示は省略するがピンソケットが挿通する穴を中央に形成している。
The
このような押さえプレート16での矩形ステージ部材12の固定構造では床面に押さえプレート16の厚み、固定ボルト頭が飛び出るので、台車の走行に支障がある、又、作業員がつまずくデメリットがある。
When the
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、支柱としてくさび緊結式の足場である次世代足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、大引ジャッキや大引、根太を使用しないで組立てることが可能であるとともに、ステージ部材の上面にプレートやボルトなどの出っ張りがなくフラットとすることができるので、つまずくおそれもなく、また、台車の走行にも支障をきたさない仮設ステージを提供することにある。 The object of the present invention is to provide a temporary stage that eliminates the inconveniences of the above-mentioned conventional examples, and uses next-generation scaffolding supports, which are wedge-tightened scaffolding supports, and can be assembled without the use of joist jacks, joists, or floor beams. The top surface of the stage components can be made flat without protruding plates or bolts, so there is no risk of tripping, and the stage does not interfere with the running of carts.
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、ステージ支柱としてくさび緊結式の足場である次世代足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、上端に支承フランジを形成したジャッキ金物と金属板体を金属フレームの枠組みに貼設した矩形ステージ部材とからなり、前記ジャッキ金物を前記支柱の上端に装着し、ジャッキ金物の支承フランジに矩形ステージ部材の隅角を稠密させて載置し、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側を前記支承フランジにボルト固定したことを要旨とするものである。
To achieve the above object, the present invention described in
請求項1記載の本発明によれば、矩形ステージ部材としては金属板体を金属フレームの枠組みに貼設したものであり、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みが強度部材および支持部材とて作用するので大引、根太を使用しないでもよい。また、矩形ステージ部材の隅角である金属フレームの枠組みの周囲枠角部を突き合わせることにより、矩形ステージ部材の隅角では隙間を生じることがない。
According to the present invention described in
さらに、ジャッキ金物の支承フランジはこの矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側をボルト固定するので、該固定部が上にでることはなく、上面は突出部のないフラットなものとなる。 In addition, the support flange of the jack hardware is bolted to the underside of the perimeter of the metal frame of the rectangular stage member, so the fixing part does not protrude upwards and the top surface is flat with no protrusions.
請求項2記載の本発明は、ジャッキ金物の支承フランジに、矩形ステージ部材のズレ防止として、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の角部内側に係合する突起を突設したことを要旨とするものである。
The gist of the present invention described in
請求項2記載の本発明によれば、突起は例えばピンによるもので、ジャッキ金物の支承フランジはこの矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側をボルト固定するまでの位置合わせの役割を有する。
According to the present invention described in
請求項3記載の本発明はジャッキ金物の支承フランジに支柱下端へのソケット金物を立設し、このソケット金物に係合する支柱を手摺支柱とすることを要旨とするものである。
The gist of the present invention described in
請求項3記載の本発明によれば、ステージ周囲に手摺を設けるのにジャッキ金物の支承フランジに立設するソケット金物に手摺支柱を立てることで行うことができる。
According to the present invention described in
以上述べたように本発明の仮設ステージは、支柱としてくさび緊結式の足場である次世代足場用支柱を用いる場合に、大引ジャッキや大引、根太を使用しないで組立てることが可能であるとともに、ステージ部材の上面にプレートやボルトなどの出っ張りがなくフラットとすることができるので、つまずくおそれもなく、また、台車の走行にも支障をきたさないものである。 As described above, when using next-generation scaffolding supports, which are wedge-tightened scaffolding supports, the temporary stage of the present invention can be assembled without the use of joist jacks, joists, or floor joists, and the top surface of the stage components can be made flat without protruding plates or bolts, so there is no risk of tripping and no hindrance to the running of carts.
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の仮設ステージの1実施形態を示す側面図、図2は同上平面図で、支柱1としてくさび緊結式の足場である次世代足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、支柱1は前記のように締結用の挿入孔を形成したフランジ1aを上下方向に所定間隔おきに設けている。
The following is a detailed explanation of the embodiment of the present invention with reference to the drawings. Fig. 1 is a side view of one embodiment of the temporary stage of the present invention, and Fig. 2 is a plan view of the same. This is an assembled temporary stage that uses next-generation scaffolding supports, which are wedge-fastening type scaffolding, as supports 1, and
間隔をおいて前後2列にかつ列ごとに左右方向に間隔をおいて立てられている支柱1間に先行手すりと称せされる手摺・筋違2を架け渡して、くさび状のインサート金具もしくはフック等で係止する。
A handrail/
本発明は前記支柱1と、上端に支承フランジ18を形成したジャッキ金物19と、金属板体13を貼設した矩形ステージ部材12とからなる。
The present invention consists of the
図14にこの金属フレームの枠組み20の一例を示すが、フレーム材としては図15,図16に示すように角パイプを使用し、矩形の周囲枠20aに対して内部に縦桟、横桟を配置し格子体として組んだ。このフレーム材には角パイプの他にチャンネル材やI型鋼などの使用も可能である。
Figure 14 shows an example of this
前記矩形の周囲枠20aの下側面の角部(四コーナー)にジャッキ金物19の支承フランジ18とこの矩形ステージ部材12を固定するための三角板20bを取付けた。三角板20bにはボルト挿通用の孔や、位置決めピン挿通用の孔を設けておく。
The support flanges 18 of the
また、前記矩形の周囲枠20aを構成する横手方向のフレーム中央に取手係止め用の受金物20cを設けた。この取手係止め用の受金物20cはアングル材を使用し、その片面が取手貫通孔を設けた水平フランジとして、他の片面を溶接により前記矩形の周囲枠20aの側面に取付ける。
A handle-retaining
前記矩形ステージ部材12はそれだけで荷重の支持強度を有するもので、図8に示すような長方形(約900×1200)や、図示は省略するが、正方形(約900×900)、長方形(約600×1200)、長方形(約600×900)など大きさに各数種類があり、矩形の金属板体13には縞鋼板チェッカープレートを使用した。
The
前記矩形の金属板体13は金属フレームの枠組み20の上に溶接により取り付けるものであり、金属フレームの枠組み20とほぼ同じ大きさとする。
The
矩形ステージ部材12には前記取手係止め用の受金物20cを介して丸棒をコ字形とした取手23を設けるものであり、取手係止め用の受金物20cの挿入孔に差し入れて引き出し可能とする。取手23は対称に2個設けるものである。この取手23は矩形ステージ部材12の運搬・載置に使用する。
The
本発明は、ジャッキ金物19の支承フランジ18に前記矩形ステージ部材12の隅角を稠密させて載置し、矩形ステージ部材12の金属フレームの枠組み20の周囲枠20aの下側を前記支承フランジ18にボルト固定するものである。
The present invention involves placing the
ジャッキ金物19は図5,図6に示すように足場の支柱1の端部に挿入するものとして、棒ジャッキである螺子棒本体に把手付のナットカラー19aを備えたものであるが、上に水平は正方形板による支承フランジ18を設けている。
As shown in Figures 5 and 6, the
該支承フランジ18にはボルト挿通孔22を穿設し、また、位置決め用のピン21を突設した。
The
支承フランジ18の大きさはその四半分に矩形ステージ部材12の隅角を載置でき、一つの支承フランジ18で4つの矩形ステージ部材12の隅角を稠密させて載置できるものである。
The size of the
前記ボルト挿通孔22や位置決め用のピン21は、支承フランジ18の四半分
毎に形成する。
The bolt insertion holes 22 and positioning pins 21 are formed in each quarter of the
本発明の仮設ステージは周囲に手摺を設けることができるもので、図12、図13に示す手摺支柱設置用のジャッキ金物19を使用する。 The temporary stage of the present invention can be equipped with handrails around the perimeter, and uses a jack fitting 19 for installing handrail posts, as shown in Figures 12 and 13.
手摺支柱設置用のジャッキ金物19は、支承フランジ18の一角部に支柱下端へのソケット金物24を立設し、ソケット金物24は支承フランジ18に立つ支持片24aとこの支持片24aに溶接する鞘管24bで構成した。鞘管24bは手摺用支柱1′の下端へのソケット金物である。
The
該鞘管24bおよびこれに挿入する手摺用支柱1′の下部にはボルト挿通孔27を設けている。
A
このようにして本発明の仮設ステージは、ジャッキ金物19を間隔をおいて立てられている支柱1の上端に装着し、支承フランジ18に矩形ステージ部材12を載置して敷き並べる。
In this way, the temporary stage of the present invention is constructed by attaching
仮設ステージの内側部分では、図2に示すように前記矩形ステージ部材12はジャッキ金物19の支承フランジ18に隅角である矩形ステージ部材12の金属フレームの枠組み20の周囲枠20aの角部同士を突き合わせるようにして稠密させて載置するものであり、外周部では前記手摺支柱設置用のジャッキ金物19の支承フランジ18に、一個ないし2個の矩形ステージ部材12の角部が載置される。
As shown in Figure 2, in the inner part of the temporary stage, the
また、支承フランジ18上の位置決め用のピン21は矩形ステージ部材12の周囲枠20aの下側面の角部の三角板20bにずれ止めとして係合させる。
The
ボルト・ナット25を用いて矩形ステージ部材12の下側三角板20bを前記支承フランジ18にボルト固定した。
The lower
ボルト・ナット25のボルトは支承フランジ18のボルト挿通孔22および前記三角板20bのボルト挿通孔2を通して下側から差し入れてナット止めすれば、矩形ステージ部材12の上側に出ないで収めることができる。
The bolts of the bolt/
このように敷き並べる矩形ステージ部材12を支柱1のジャッキ金物19の支承フランジ18で支承して仮設ステージを形成するが、仮設ステージの外周部では図10、図11に示すように手摺支柱設置用のジャッキ金物19のソケット金物24を用いて鞘管24bに手摺構成用の支柱1′の下端を挿入してボルトをボルト挿通孔27に挿通させてボルト通し固定する。
The
手摺構成用の支柱1′は次世代足場用支柱であり、これに手摺を組んで完成させる。 The handrail support pillar 1' is a next-generation scaffolding support pillar, and the handrail is assembled to it to complete the structure.
1…支柱 1a…フランジ
1′…手摺用支柱 2…手摺・筋違の組み合わせ部材
3…大引ジャッキ 4…大引受金物
5…大引 6…根太
7…足場板 7a…フック
8…支承フランジ 9…ジャッキ金物
10…ナット 11…アングル
12…矩形ステージ部材 13…矩形の金属板体
14…枠材 15…長孔
16…押さえプレート 16a…長孔
17…固定ボルト 18…支承フランジ
19ジャッキ金物 19a…把手付のナットカラー
20…金属フレームの枠組み 20a…周囲枠
20b…三角板 20c…取手係止め用の受金物
21…位置決め用のピン 22…ボルト挿通孔
23…取手 24…ソケット金物
24a…支持片 24b…鞘管
25…ボルト・ナット 27…ボルト挿通孔
1...
本発明は、建設現場等で作業用ステージとして使用する仮設ステージに関するものである。 The present invention relates to a temporary stage used as a work stage at construction sites, etc.
近年、くさび緊結式の足場が使用されることが多い。この足場は図示は省略するが、ソケット金具(またはフランジ)を上下方向に所定間隔おきに設けた支柱間隔をおいて立て、前後に並んだ2つの支柱のソケット金具に横桟の両端部に垂下状に設けられたくさび状のインサート金具が上方から挿入され、それによって両支柱と横桟とが連結され、また、左右に隣り合う2つの横桟に、踏板の左右端部に設けられたフックが掛け止められ、それによって両横桟に踏板が渡し止められる。 In recent years, wedge-fastening scaffolding has become more common. Although not shown in the drawings, this type of scaffolding has socket fittings (or flanges) set up at a fixed interval between the vertical posts, and wedge-shaped insert fittings suspended at both ends of a horizontal rail are inserted from above into the socket fittings of two posts lined up front and back, thereby connecting the two posts and the horizontal rail. Also, hooks at the left and right ends of a tread are hooked onto two horizontal rails adjacent to each other, thereby connecting the tread to both horizontal rails.
かかる足場を用いる仮設ステージは、下記特許文献にも示されている。
図17~図19はくさび緊結式の足場を用いる仮設ステージの1例を示すもので、図中1はくさび緊結式の足場の足場用支柱で、前記のように締結用の挿入孔を形成したフランジ1aを上下方向に所定間隔おきに設けている。
Figures 17 to 19 show an example of a temporary stage that uses wedge-fastening scaffolding , in which 1 is a scaffolding support for the wedge-fastening scaffolding, and
図中2は先行手すりと称せされる手摺・筋違の組み合わせ部材であり、この手摺・筋違2を間隔をおいて前後2列にかつ列ごとに左右方向に間隔をおいて立てられている支柱1間に架け渡して、くさび状のインサート金具もしくはフック等で係止する。
In the figure, 2 is a combination of handrails and diagonals called a leading handrail. The handrails and
支柱1の上端にはコ字形の大引受金物4を取り付けた大引ジャッキ3(ジャッキ金物)を挿入設置し、この大引ジャッキ3の大引受金物4に大引5を渡し、その上に根太6を敷設し、さらに根太6の上に足場板7を並べてステージを構成している。
A stilt jack 3 (jack hardware) with a U-shaped support hardware 4 attached is inserted into the upper end of the
このように従来の仮設ステージの構成は、大引ジャッキ3を使用して、大引5や根太6を介した足場板7の設置であり、組立が面倒であるとともに積載荷重も制限され、重量物の搬入ができなかった。
Conventional temporary stages are constructed in this way by using
また、外周に手摺を設ける場合には手摺は専用部材での組立や単管・クランプにて施工する必要があり、これも手間のかかるものとなる。 In addition, if handrails are to be installed on the outer perimeter, they must be assembled using special parts or installed using single pipes and clamps, which is also time-consuming.
なお、前記大引ジャッキ3や大引5、根太6を使用しないで組立てる方法もなくはないが、図20に示すように支柱1の上部が足場板7の上に飛び出るので、邪魔な存在となる。足場板7の引掛けフック7aに隙間と段差ができてしまう。
It is possible to assemble the scaffolding without using the joist jacks 3,
さらに、同じく前記大引ジャッキ3や大引5、根太6を使用しないで組立てる方法として、図21~図23に示すように支柱1に足場を支えるための支承フランジを形成し、これで強度部材としての支持枠を備えた足場板(矩形ステージ部材を支持する構成も考えられる。なお、この図21~図23に示す仮設ステージは本出願の発明者が想定したものであり、実際に使用したものではない。
As an assembly method without using the joist jacks 3,
前記支承フランジ8はこれを支柱1に挿入するジャッキ金物9に設ける水平矩形フランジであり、その隅角部にアングル11とナット10を取り付けている。
The
足場板は矩形ステージ部材12であり、矩形の金属板体13を中空パイプによる枠材14で枠組している。
The scaffolding board is a
金属板体13の隅に長孔15が形成され、角部部分を支承フランジ8の上に載置してから押さえプレート16で足場板7の角部部分の集合部を上から押さえて、固定ボルト17を押さえプレート16の長孔16aおよび金属板体13の長孔15を通してナット10に螺合させる。
A
矩形ステージ部材12は角部部分の集合部では枠材14の端間に隙間が生じ、押さえプレート16はこの隙間を塞ぐ塞ぎ板としての役割もある。
At the corners of the
前記ジャッキ金物9で手摺立脚用のものは支承フランジ8の中央に手摺用支柱1´の結合ピン挿入用のピンソケットを突設した。これに対応する前記さえプレート16は図示は省略するがピンソケットが挿通する穴を中央に形成している。
The
このような押さえプレート16での矩形ステージ部材12の固定構造では床面に押さえプレート16の厚み、固定ボルト頭が飛び出るので、台車の走行に支障がある、又、作業員がつまずくデメリットがある。
When the
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、支柱としてくさび緊結式の足場の足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、大引ジャッキや大引、根太を使用しないで組立てることが可能であるとともに、ステージ部材の上面にプレートやボルトなどの出っ張りがなくフラットとすることができるので、つまずくおそれもなく、また、台車の走行にも支障をきたさない仮設ステージを提供することにある。 The object of the present invention is to eliminate the inconveniences of the above-mentioned conventional examples, and to provide a temporary stage that is an assembly stage that uses scaffolding supports of a wedge-fastening type scaffolding as supports, can be assembled without using joist jacks, joists or floor joists, and has a flat top surface with no protruding plates or bolts, thereby eliminating the risk of tripping and not interfering with the running of carts.
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、ステージ支柱としてくさび緊結式の足場の締結用の挿入孔を形成したフランジを上下方向に所定間隔おきに設けた足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、上端に支承フランジを形成したジャッキ金物と金属板体を金属フレームの枠組みに貼設した矩形ステージ部材とからなり、前記ジャッキ金物を前記支柱の上端に装着し、ジャッキ金物の支承フランジに矩形ステージ部材の隅角を稠密させて載置し、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側を前記支承フランジにボルト固定したことを要旨とするものである。
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention described in
請求項1記載の本発明によれば、矩形ステージ部材としては金属板体を金属フレームの枠組みに貼設したものであり、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みが強度部材および支持部材とて作用するので大引、根太を使用しないでもよい。また、矩形ステージ部材の隅角である金属フレームの枠組みの周囲枠角部を突き合わせることにより、矩形ステージ部材の隅角では隙間を生じることがない。
According to the present invention described in
さらに、ジャッキ金物の支承フランジはこの矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側をボルト固定するので、該固定部が上にでることはなく、上面は突出部のないフラットなものとなる。 In addition, the support flange of the jack hardware is bolted to the underside of the perimeter of the metal frame of the rectangular stage member, so the fixing part does not protrude upwards and the top surface is flat with no protrusions.
請求項2記載の本発明は、ジャッキ金物の支承フランジに、矩形ステージ部材のズレ防止として、矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の角部内側に係合する突起を突設したことを要旨とするものである。
The gist of the present invention described in
請求項2記載の本発明によれば、突起は例えばピンによるもので、ジャッキ金物の支承フランジはこの矩形ステージ部材の金属フレームの枠組みの周囲枠の下側をボルト固定するまでの位置合わせの役割を有する。
According to the present invention described in
請求項3記載の本発明はジャッキ金物の支承フランジに支柱下端へのソケット金物を立設し、このソケット金物に係合する支柱を手摺支柱とすることを要旨とするものである。
The gist of the present invention described in
請求項3記載の本発明によれば、ステージ周囲に手摺を設けるのにジャッキ金物の支承フランジに立設するソケット金物に手摺支柱を立てることで行うことができる。
According to the present invention described in
以上述べたように本発明の仮設ステージは、支柱としてくさび緊結式の足場の足場用支柱を用いる場合に、大引ジャッキや大引、根太を使用しないで組立てることが可能であるとともに、ステージ部材の上面にプレートやボルトなどの出っ張りがなくフラットとすることができるので、つまずくおそれもなく、また、台車の走行にも支障をきたさないものである。 As described above, when the temporary stage of the present invention uses scaffolding supports of a wedge-fastening type scaffold as the supports, it can be assembled without using joist jacks, joists or floor joists, and the top surface of the stage components can be made flat with no protruding plates, bolts or the like, so there is no risk of tripping and the movement of carts is not hindered.
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の仮設ステージの1実施形態を示す側面図、図2は同上平面図で、支柱1としてくさび緊結式の足場の足場用支柱を用いる組立仮設ステージであって、支柱1は前記のように締結用の挿入孔を形成したフランジ1aを上下方向に所定間隔おきに設けている。
The present invention will be described in detail below with reference to the drawings. Fig. 1 is a side view of an embodiment of the temporary stage of the present invention, and Fig. 2 is a plan view of the same, which shows a temporary assembly stage using scaffolding supports of a wedge fastening type scaffolding as
間隔をおいて前後2列にかつ列ごとに左右方向に間隔をおいて立てられている支柱1間に先行手すりと称せされる手摺・筋違2を架け渡して、くさび状のインサート金具もしくはフック等で係止する。
A handrail/bracing 2 called a leading handrail is stretched across two
本発明は前記支柱1と、上端に支承フランジ18を形成したジャッキ金物19と、金属板体13を貼設した矩形ステージ部材12とからなる。
The present invention consists of the
図14にこの金属フレームの枠組み20の一例を示すが、フレーム材としては図15,図16に示すように角パイプを使用し、矩形の周囲枠20aに対して内部に縦桟、横桟を配置し格子体として組んだ。このフレーム材には角パイプの他にチャンネル材やI型鋼などの使用も可能である。
Figure 14 shows an example of this
前記矩形の周囲枠20aの下側面の角部(四コーナー)にジャッキ金物19の支承フランジ18とこの矩形ステージ部材12を固定するための三角板20bを取付けた。三角板20bにはボルト挿通用の孔や、位置決めピン挿通用の孔を設けておく。
The support flanges 18 of the
また、前記矩形の周囲枠20aを構成する横手方向のフレーム中央に取手係止め用の受金物20cを設けた。この取手係止め用の受金物20cはアングル材を使用し、その片面が取手貫通孔を設けた水平フランジとして、他の片面を溶接により前記矩形の周囲枠20aの側面に取付ける。
A handle-retaining
前記矩形ステージ部材12はそれだけで荷重の支持強度を有するもので、図8に示すような長方形(約900×1200)や、図示は省略するが、正方形(約900×900)、長方形(約600×1200)、長方形(約600×900)など大きさに各数種類があり、矩形の金属板体13には縞鋼板チェッカープレートを使用した。
The
前記矩形の金属板体13は金属フレームの枠組み20の上に溶接により取り付けるものであり、金属フレームの枠組み20とほぼ同じ大きさとする。
The
矩形ステージ部材12には前記取手係止め用の受金物20cを介して丸棒をコ字形とした取手23を設けるものであり、取手係止め用の受金物20cの挿入孔に差し入れて引き出し可能とする。取手23は対称に2個設けるものである。この取手23は矩形ステージ部材12の運搬・載置に使用する。
The
本発明は、ジャッキ金物19の支承フランジ18に前記矩形ステージ部材12の隅角を稠密させて載置し、矩形ステージ部材12の金属フレームの枠組み20の周囲枠20aの下側を前記支承フランジ18にボルト固定するものである。
The present invention involves placing the
ジャッキ金物19は図5,図6に示すように足場の支柱1の端部に挿入するものとして、棒ジャッキである螺子棒本体に把手付のナットカラー19aを備えたものであるが、上に水平は正方形板による支承フランジ18を設けている。
As shown in Figures 5 and 6, the
該支承フランジ18にはボルト挿通孔22を穿設し、また、位置決め用のピン21を突設した。
The
支承フランジ18の大きさはその四半分に矩形ステージ部材12の隅角を載置でき、一つの支承フランジ18で4つの矩形ステージ部材12の隅角を稠密させて載置できるものである。
The size of the
前記ボルト挿通孔22や位置決め用のピン21は、支承フランジ18の四半分
毎に形成する。
The bolt insertion holes 22 and positioning pins 21 are formed in each quarter of the
本発明の仮設ステージは周囲に手摺を設けることができるもので、図12、図13に示す手摺支柱設置用のジャッキ金物19を使用する。 The temporary stage of the present invention can be equipped with handrails around the perimeter, and uses a jack fitting 19 for installing handrail posts, as shown in Figures 12 and 13.
手摺支柱設置用のジャッキ金物19は、支承フランジ18の一角部に支柱下端へのソケット金物24を立設し、ソケット金物24は支承フランジ18に立つ支持片24aとこの支持片24aに溶接する鞘管24bで構成した。鞘管24bは手摺用支柱1′の下端へのソケット金物である。
The
該鞘管24bおよびこれに挿入する手摺用支柱1′の下部にはボルト挿通孔27を設けている。
A
このようにして本発明の仮設ステージは、ジャッキ金物19を間隔をおいて立てられている支柱1の上端に装着し、支承フランジ18に矩形ステージ部材12を載置して敷き並べる。
In this way, the temporary stage of the present invention is constructed by attaching the
仮設ステージの内側部分では、図2に示すように前記矩形ステージ部材12はジャッキ金物19の支承フランジ18に隅角である矩形ステージ部材12の金属フレームの枠組み20の周囲枠20aの角部同士を突き合わせるようにして稠密させて載置するものであり、外周部では前記手摺支柱設置用のジャッキ金物19の支承フランジ18に、一個ないし2個の矩形ステージ部材12の角部が載置される。
As shown in Figure 2, in the inner part of the temporary stage, the
また、支承フランジ18上の位置決め用のピン21は矩形ステージ部材12の周囲枠20aの下側面の角部の三角板20bにずれ止めとして係合させる。
The
ボルト・ナット25を用いて矩形ステージ部材12の下側三角板20bを前記支承フランジ18にボルト固定した。
The lower
ボルト・ナット25のボルトは支承フランジ18のボルト挿通孔22および前記三角板20bのボルト挿通孔2を通して下側から差し入れてナット止めすれば、矩形ステージ部材12の上側に出ないで収めることができる。
The bolts of the bolts and
このように敷き並べる矩形ステージ部材12を支柱1のジャッキ金物19の支承フランジ18で支承して仮設ステージを形成するが、仮設ステージの外周部では図10、図11に示すように手摺支柱設置用のジャッキ金物19のソケット金物24を用いて鞘管24bに手摺構成用の支柱1′の下端を挿入してボルトをボルト挿通孔27に挿通させてボルト通し固定する。
The
手摺構成用の支柱1′は次世代足場用支柱であり、これに手摺を組んで完成させる。 The handrail support pillar 1' is a next-generation scaffolding support pillar, and the handrail is assembled to it to complete the structure.
1…支柱 1a…フランジ
1′…手摺用支柱 2…手摺・筋違の組み合わせ部材
3…大引ジャッキ 4…大引受金物
5…大引 6…根太
7…足場板 7a…フック
8…支承フランジ 9…ジャッキ金物
10…ナット 11…アングル
12…矩形ステージ部材 13…矩形の金属板体
14…枠材 15…長孔
16…押さえプレート 16a…長孔
17…固定ボルト 18…支承フランジ
19ジャッキ金物 19a…把手付のナットカラー
20…金属フレームの枠組み 20a…周囲枠
20b…三角板 20c…取手係止め用の受金物
21…位置決め用のピン 22…ボルト挿通孔
23…取手 24…ソケット金物
24a…支持片 24b…鞘管
25…ボルト・ナット 27…ボルト挿通孔
1...
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