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JP2024103092A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2024103092A
JP2024103092A JP2023007238A JP2023007238A JP2024103092A JP 2024103092 A JP2024103092 A JP 2024103092A JP 2023007238 A JP2023007238 A JP 2023007238A JP 2023007238 A JP2023007238 A JP 2023007238A JP 2024103092 A JP2024103092 A JP 2024103092A
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solder
bonding
wafer
manufacturing
sheet
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JP2023007238A
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米山 和男
Kazuo Yoneyama
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Minebea Power Semiconductor Device Inc
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Minebea Power Semiconductor Device Inc
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Abstract

Figure 2024103092000001
【課題】生産設備のコストを抑制することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置の製造方法は、短手方向と長手方向を有するはんだシート10から複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く打ち抜き工程と、接合用はんだ箔とウエハとを接合する接合工程とを有する。複数種類の接合用はんだ箔の少なくとも1種類は、はんだシート10の短手方向の長さよりも大きい直径d1の円弧部51と、はんだシート10の長手方向に略平行な直線部52とを有する。そして、円弧部51の径は、接合するウエハの径と同じである。
【選択図】図1

Description

本発明は、はんだ箔とウエハを接合して製造する半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置を製造する際に、はんだ箔とウエハを接合する場合がある。特許文献1には、半導体装置の製造方法が記載されている。特許文献1に記載された半導体装置の製造方法は、積層体ウエハ形成工程と、積層体ウエハをリードフレームにマウントして半導体装置を組み立てる組立工程とを有している。
積層体ウエハ形成工程では、ウエハと、はんだ箔と、金属板とを積み重ねたものに、プレス装置によって減圧熱プレス加工を施して、積層体ウエハを形成する。そして、積層体ウエハを所定のサイズにダイシング加工して、個片の積層体チップを形成する。
特開2003-174116号公報
しかしながら、特許文献1に記載された積層体ウエハ形成工程では、円板状のウエハの大きさに合わせて、円形のはんだ箔を用意している。円形のはんだ箔は、例えば、ウエハの径よりも大きい幅のはんだシートを打ち抜いて形成される。はんだシートとしては、例えば、フープ材のはんだシート(以下、「フープ材はんだシート」)がある。
複数種類のフープ材はんだシートを製造する場合は、フープ材はんだシートの種類ごとに製造装置を用意する必要がある。また、フープ材はんだシートの種類ごとに、フープ材はんだシートを搬送する装置を用意する必要がある。したがって、複数種類のフープ材はんだシートを製造する場合は、生産設備のコストが増大してしまう。
なお、はんだシートとしては、矩形のシート状である定尺材のものであってもよい。この定尺材のはんだシートを用いる場合においても、フープ材はんだシートと同様に生産設備のコストが増大してしまう。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、生産設備のコストを削減することができる半導体装置の製造方法を提供することである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の一態様である半導体装置の製造方法は、短手方向と長手方向を有するはんだシートから複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く打ち抜き工程と、接合用はんだ箔とウエハとを接合する接合工程とを有する。複数種類の接合用はんだ箔の少なくとも1種類は、はんだシートの短手方向の長さよりも大きい直径の円弧部と、はんだシートの長手方向に略平行な直線部とを有する。そして、円弧部の径は、接合するウエハの径と同じである。
上記構成の半導体装置の製造方法によれば、生産設備のコストを削減することができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した第1接合用はんだ箔を示す図である。 第1実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した第2接合用はんだ箔を示す図である。 第1実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した第3接合用はんだ箔を示す図である。 第1実施形態に係る第1ウエハと第1接合用はんだ箔の位置決めを行う治具を示す斜視図である。 第1実施形態に係る第1ウエハと第1接合用はんだ箔を接合した積層体ウエハを示す斜視図である。 第2実施形態に係る積層体ウエハの分解斜視図である。 第3実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した接合用はんだ箔を示す図である。 第4実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した接合用はんだ箔を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複する説明を省略する。
1.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図1~図5を参照して説明する。
[半導体装置の製造方法]
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法は、積層体ウエハ形成工程と、積層体ウエハをダイシングして積層体チップを形成するダイシング工程と、積層体チップとリードを合体して半導体装置を組み立てる組立工程を有する。なお、組立工程では、積層体チップをリードフレームにマウントして半導体装置を組み立ててもよい。ダイシング工程及び組立工程は、従来と同じであるため、説明を省略する。
積層体ウエハ形成工程は、接合用はんだ箔を打ち抜く打ち抜き工程と、ウエハと接合用はんだ箔を位置合わせする位置合わせ工程と、接合用はんだ箔とウエハを接合する接合工程と有する。
(打ち抜き工程)
まず、打ち抜き工程について、図1~図3を用いて説明する。
図1は、はんだシートを打ち抜いて形成した第1の接合用はんだ箔を示す図である。図2は、はんだシートを打ち抜いて形成した第2の接合用はんだ箔を示す図である。図3は、はんだシートを打ち抜いて形成した第3の接合用はんだ箔を示す図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法では、1種類のはんだシート10から複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く。図1~図3に示すはんだシート10は、短手方向の長さがLのフープ材からなる。はんだシート10は、直径がLよりも小さいウエハ用の接合用はんだ箔を打ち抜くことができる。この場合の接合用はんだ箔は、ウエハと同じ直径の円形に形成される。
図1に示すように、本実施形態では、はんだシート10から第1接合用はんだ箔5を打ち抜く。第1接合用はんだ箔5は、直径d1の第1ウエハ(図4参照)と接合される。第1接合用はんだ箔5は、はんだシート10の長手方向において対向する2つの円弧部51と、はんだシート10の短手方向において対向する2つの直線部52を有する。
2つの円弧部51は、直径d1の円の円周の一部である。つまり、2つの円弧部51の径は、第1ウエハの径と同じである。2つの直線部52は、2つの円弧部51間に位置する。2つの直線部52は、はんだシート10の短手方向に垂直な両側辺と略平行である。第1接合用はんだ箔5は、2つの円弧部51の中心点を通り、且つ、はんだシート10の長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
2つの直線部52間の距離M1は、はんだシート10の短手方向の長さLよりも短い。すなわち、打ち抜き工程では、はんだシート10の短手方向の両側を残して第1接合用はんだ箔5を打ち抜く。これにより、はんだシート10から第1接合用はんだ箔5を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10aが形成される。
図2に示すように、本実施形態では、はんだシート10から第2の接合用はんだ箔6を打ち抜く。第2の接合用はんだ箔6は、直径d2の第2ウエハ(不図示)と接合される。第2の接合用はんだ箔6は、はんだシート10の長手方向において対向する2つの円弧部61と、はんだシート10の短手方向において対向する2つの直線部62を有する。
2つの円弧部61は、直径d2の円の円周の一部である。つまり、2つの円弧部61の径は、第2ウエハの径と同じである。2つの直線部62は、2つの円弧部61間に位置する。2つの直線部62は、はんだシート10の短手方向に垂直な両側辺と略平行である。第2の接合用はんだ箔6は、2つの円弧部61の中心点を通り、且つ、はんだシート10の長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
2つの直線部62間の距離M2は、はんだシート10の短手方向の長さLよりも短い。すなわち、打ち抜き工程では、はんだシート10の短手方向の両側を残して第2の接合用はんだ箔6を打ち抜く。これにより、はんだシート10から第2の接合用はんだ箔6を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10bが形成される。なお、距離M2は、図1に示す距離M1と同じであってもよい。
図3に示すように、本実施形態では、はんだシート10から第3の接合用はんだ箔7を打ち抜く。第3の接合用はんだ箔7は、直径d3の第3ウエハ(不図示)と接合される。第3の接合用はんだ箔7は、はんだシート10の長手方向において対向する2つの円弧部71と、はんだシート10の短手方向において対向する2つの直線部72を有する。
2つの円弧部71は、直径d3の円の円周の一部である。つまり、2つの円弧部71の径は、第3ウエハの径と同じである。2つの直線部72は、2つの円弧部61間に位置する。2つの直線部72は、はんだシート10の短手方向に垂直な両側辺と略平行である。第3の接合用はんだ箔7は、2つの円弧部71の中心点を通り、且つ、はんだシート10の長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
2つの直線部72間の距離M3は、はんだシート10の短手方向の長さLよりも短い。すなわち、打ち抜き工程では、はんだシート10の短手方向の両側を残して第3の接合用はんだ箔7を打ち抜く。これにより、はんだシート10から第3の接合用はんだ箔7を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10cが形成される。なお、距離M3は、図1に示す距離M1や図2に示す距離M2と同じであってもよい。
このように、本実施形態では、1種類のはんだシート10から複数種類(第1~第3)のウエハに対応する接合用はんだ箔5~7を得ることができる。その結果、ウエハの種類(大きさ)に応じた幅のはんだシート(フープ材)を製造する必要が無い。したがって、生産設備のコストを削減することができる。
また、接合用はんだ箔5~7を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10a~10cが形成される。これにより、接合用はんだ箔5~7を打ち抜いた後のはんだシート10を引っ張って、搬送することができる。その結果、はんだシート10の打ち抜かれていない部分を、打ち抜き位置に容易に配置することができる。したがって、打ち抜き工程に要する時間を短くして、効率よく接合用はんだ箔5~7を形成する(打ち抜く)ことができる。
また、Pb(鉛)フリ-のはんだシートは、短手方向の両側にはんだ成分が不均一になる部分が生じる場合がある。このような場合においても、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10a~10cを形成することにより、はんだ成分が不均一になる部分を避けた接合用はんだ箔5~7を得ることができる。その結果、接合用はんだ箔5~7を用いた積層体ウエハから積層体チップを形成した際の歩留まりを向上させることができる。
(位置合わせ工程)
次に、位置合わせ工程について、図4を用いて説明する。
図4は、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の位置決めを行う治具を示す斜視図である。
本実施形態に係る第1積層体ウエハ3(図5参照)は、2枚の第1ウエハ8と1枚の第1接合用はんだ箔5を積層して形成される。2枚の第1ウエハ8は、直径d1の円形のウエハを、第1接合用はんだ箔5と同じ形状となるようにカットすることで形成されている。すなわち、第1ウエハ8は、2つの円弧部と、2つの円弧部間に位置する2つの直線部を有する。第1接合用はんだ箔5は、2枚の第1ウエハ8に挟まれる。
また、本実施形態に係る第2積層体ウエハ(不図示)は、2枚の第2ウエハ(不図示)と1枚の第2接合用はんだ箔6を積層して形成される。2枚の第2ウエハは、直径d2の円形のウエハを、第2接合用はんだ箔6と同じ形状となるようにカットすることで形成されている。
さらに、本実施形態に係る第3積層体ウエハ(不図示)は、2枚の第3ウエハ(不図示)と1枚の第3接合用はんだ箔7を積層して形成される。2枚の第3ウエハは、直径d3の円形のウエハを、第3接合用はんだ箔7と同じ形状となるようにカットすることで形成されている。
なお、本発明に係る積層体ウエハは、1枚のウエハと1枚の接合用はんだ箔を重ねて形成してもよい。また、本発明に係る積層体ウエハは、複数枚のウエハと複数枚の接合用はんだ箔を交互に積層して形成してもよい。
位置合わせ工程では、治具20を用いて2枚の第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の位置合わせを行う。治具20は、支持台21と、支持台21に着脱可能な位置決め筒部22とを有する。支持台21は、矩形の板状に形成されている。支持台21の一方の面には、位置決め筒部22が嵌合される凹部(不図示)が形成されている。
位置決め筒部22は、位置決め部材22A,22Bから構成されている。位置決め部材22A,22Bは、支持台21の一方の面に平行な水平方向において対向して、略円筒状の位置決め筒部22を形成する。位置決め筒部22の筒孔は、第1ウエハ8及び第1接合用はんだ箔5と同じ形状であり、2つの円弧部と、2つの円弧部間に位置する2つの直線部を有する。
位置合わせ工程では、治具20における位置決め筒部22の筒孔に、第1ウエハ8、第1接合用はんだ箔5、第1ウエハ8を順に挿入する。これにより、2枚の第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の位置合わせを容易に行うことができる。また、2枚の第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の重なりにずれが生じないため、歩留まりを向上させることができる。
なお、第2積層体ウエハを製造する場合は、位置合わせ工程において、2枚の第2ウエハと第2接合用はんだ箔6の位置合わせを行う治具(不図示)が用いられる。また、第3積層体ウエハを製造する場合は、位置合わせ工程において、2枚の第3ウエハと第3接合用はんだ箔7の位置合わせを行う治具(不図示)が用いられる。
本実施形態では、2枚の第1ウエハ8と1枚の第1接合用はんだ箔5の両方の位置決めを行う治具20を用いた。しかし、上述した治具20は、3枚以上の第1ウエハ8と2枚以上の第1接合用はんだ箔5を積層した積層体ウエハを製造する際に、3枚以上の第1ウエハ8と2枚以上の第1接合用はんだ箔5の位置合わせに用いることができる。この場合は、2枚以上の第1接合用はんだ箔5の重なりにずれが生じない(直線部52が同じ方向を向く)ため、ダイシング工程において無駄なく積層体チップを形成することができる。
また、1枚のウエハと1枚の接合用はんだ箔を重ねて積層体ウエハを形成する場合は、ウエハに対して接合用はんだ箔を位置決めすればよい。したがって、本発明に係る治具としては、所定位置に配置されたウエハに対して接合用はんだ箔の位置決めを行うものであってもよい。
(接合工程)
次に、接合工程について、図5を用いて説明する。
図5は、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5を接合した第1積層体ウエハ3を示す斜視図である。
第1積層体ウエハ3を製造する場合の接合工程では、2枚の第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5を位置合わせした状態で、例えば、減圧雰囲気中で加熱しながらプレスする。これにより、第1接合用はんだ箔5が溶融され、2枚の第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5が接合される。その結果、図5に示すように、第1積層体ウエハ3が形成される。
なお、第2積層体ウエハを製造する場合の接合工程では、2枚の第2ウエハと第2接合用はんだ箔6を位置合わせした状態で、例えば、減圧雰囲気中で加熱しながらプレスする。また、第3積層体ウエハを製造する場合の接合工程では、2枚の第3ウエハと第3接合用はんだ箔7を位置合わせした状態で、例えば、減圧雰囲気中で加熱しながらプレスする。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図6を参照して説明する。
図6は、第2実施形態に係る積層体ウエハの分解斜視図である。
[半導体装置の製造方法]
第2実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様の工程を有している。第2実施形態に係る半導体装置の製造方法が、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と異なる点は、積層体ウエハにおけるウエハの形状である。そのため、ここでは、第2実施形態に係る積層体ウエハについて説明する。
図6に示すように、第2実施形態に係る第1積層体ウエハ3Aは、2枚の第1ウエハ9と1枚の第1接合用はんだ箔5を積層して形成される。2枚の第1ウエハ9は、直径d1の円形に形成されている。第1接合用はんだ箔5は、2枚の第1ウエハ9に挟まれる。
第2実施形態では、円形の第1ウエハ9を用いるため、直線部を形成するための加工が必要ない。これにより、第1ウエハ9の製造費用を抑えることができる。また、第1ウエハ9の歩留まりを低下しないようにすることができる。なお、第2実施形態においても、2枚の第1ウエハ9と1枚の第1接合用はんだ箔5の位置合わせをする治具を用いてもよい。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図7を参照して説明する。
図7は、第3実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した接合用はんだ箔を示す図である。
第3実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様の工程を有している。第3実施形態に係る半導体装置の製造方法が、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と異なる点は、打ち抜き工程である。そのため、ここでは、第3実施形態に係る打ち抜き工程について説明する。
(打ち抜き工程)
第3実施形態に係る半導体装置の製造方法では、1種類のはんだシート30から複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く。はんだシート30は、矩形の定尺材である。はんだシート30の長手方向の長さがKであり、短手方向の長さがLである。はんだシート30は、不図示のシート搬送装置によって1枚ずつ打ち抜き位置に搬送される。
はんだシート30は、直径がLよりも小さいウエハ用の接合用はんだ箔を打ち抜くことができる。この場合の接合用はんだ箔は、ウエハと同じ直径の円形に形成される。
図7に示すように、本実施形態では、はんだシート30から接合用はんだ箔15を打ち抜く。接合用はんだ箔15は、直径d2のウエハと接合される。直径d2は、はんだシート30の長手方向の長さKよりも短く、短手方向の長さLよりも長い。接合用はんだ箔15は、はんだシート30の長手方向において対向する2つの円弧部151と、はんだシート30の短手方向において対向する2つの直線部152を有する。
2つの円弧部151は、直径d2の円の円周の一部である。2つの直線部152は、2つの円弧部151間に位置する。2つの直線部152は、はんだシート30の短手方向の両側部である。すなわち、2つの直線部152は、はんだシート30の短手方向に垂直な両側辺である。また、接合用はんだ箔15は、2つの円弧部151の中心点を通り、且つ、はんだシート30の長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
第3実施形態に係る半導体装置の製造方法では、接合用はんだ箔15の2つの直線部152がはんだシート30の短手方向に垂直な側辺であるため、はんだシート30の無駄になる部分を少なくすることができる。また、直径d2の円形の型を用いて、直線部152を有する接合用はんだ箔15を打ち抜くことができる。
第3実施形態においても、1種類のはんだシート30から複数種類のウエハに対応する接合用はんだ箔を得ることができる。その結果、ウエハの種類(大きさ)に応じた幅のはんだシート(矩形の定尺材)を製造する必要が無い。したがって、生産設備のコストを抑制することができる。
4.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図8を参照して説明する。
図8は、第4実施形態に係るはんだシートを打ち抜いて形成した接合用はんだ箔を示す図である。
第4実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様の工程を有している。第4実施形態に係る半導体装置の製造方法が、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法と異なる点は、打ち抜き工程である。そのため、ここでは、第4実施形態に係る打ち抜き工程について説明する。
第4実施形態に係る半導体装置の製造方法では、1種類のはんだシート10から複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く。図8に示すはんだシート10は、短手方向の長さがLのフープ材からなる。はんだシート10は、直径がLよりも小さいウエハ用の接合用はんだ箔を打ち抜くことができる。この場合の接合用はんだ箔は、ウエハと同じ直径の円形に形成される。
図8に示すように、本実施形態では、はんだシート10から接合用はんだ箔16を打ち抜く。接合用はんだ箔16は、直径d2のウエハと接合される。接合用はんだ箔16は、1つの円弧部161と、1つの直線部162を有する。
円弧部161は、直径d1の円の円周の一部である。直線部162は、はんだシート10の短手方向に垂直な両側辺と略平行である。接合用はんだ箔16は、円弧部161の中心点を通り、且つ、はんだシート10の短手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
直線部162と円弧部161の最長距離M4は、はんだシート10の短手方向の長さLよりも短い。すなわち、第4実施形態に係る打ち抜き工程では、はんだシート10の短手方向の両側を残して接合用はんだ箔16を打ち抜く。これにより、はんだシート10から接合用はんだ箔16を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10dが形成される。
第4実施形態においても、1種類のはんだシート10から複数種類のウエハに対応する接合用はんだ箔を得ることができる。その結果、ウエハの種類(大きさ)に応じた幅のはんだシート(フープ材)を製造する必要が無い。したがって、生産設備のコストを抑制することができる。
また、接合用はんだ箔16を打ち抜いた場合に、はんだシート10の短手方向の両側に、残存部10dが形成される。これにより、接合用はんだ箔16を打ち抜いた後のはんだシート10を引っ張って、搬送することができる。その結果、はんだシート10の打ち抜かれていない部分を、打ち抜き位置に容易に配置することができる。したがって、打ち抜き工程に要する時間を短くして、効率よく接合用はんだ箔16を形成する(打ち抜く)ことができる。
5.まとめ
(1)上述した第1実施形態に係る半導体装置の製造方法は、短手方向と長手方向を有するはんだシート10から複数種類の接合用はんだ箔(接合用はんだ箔5~7)を打ち抜く打ち抜き工程と、接合用はんだ箔とウエハとを接合する接合工程とを有する。複数種類の接合用はんだ箔のうちの第1接合用はんだ箔5は、はんだシート10の短手方向の長さよりも大きい直径の円弧部51と、はんだシート10の長手方向に略平行な直線部52とを有する。そして、円弧部51の径は、接合する第1ウエハ8の径と同じである。
これにより、1種類のはんだシート10から複数種類のウエハ(第1~第3ウエハ等)に対応する接合用はんだ箔5~7を得ることができる。その結果、ウエハの種類(大きさ)に応じた幅のはんだシート(フープ材)を製造する必要が無い。したがって、生産設備のコストを削減することができる。
(2)上述した第1実施形態に係るはんだシート10は、フープ材である。そして、打ち抜き工程では、はんだシート10の短手方向の両側を残して接合用はんだ箔(接合用はんだ箔5~7)を打ち抜く。
これにより、接合用はんだ箔5~7を打ち抜いた後のはんだシート10を引っ張って、はんだシート10の打ち抜かれていない部分を、打ち抜き位置に容易に配置することができる。その結果、打ち抜き工程に要する時間を短くして、効率よく接合用はんだ箔5~7を形成する(打ち抜く)ことができる。
(3)上述した第1実施形態に係る接合用はんだ箔5は、2つの円弧部51と、2つの円弧部51間にある2つの直線部52とを有する。
これにより、接合用はんだ箔5のウエハとの接合面積を広く確保することができる。その結果、第1積層体ウエハ3から形成する積層体チップの数を多くすることができる。
(4)上述した第1実施形態に係る接合用はんだ箔5は、円弧部51の中心点を通り、且つ、はんだシート10の長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である。
これにより、接合用はんだ箔5のウエハとの接合面積を広く確保することができる。その結果、第1積層体ウエハ3から形成する積層体チップの数を多くすることができる。
(5)上述した第1実施形態に係る半導体装置の製造方法は、打ち抜き工程の後に、治具20を用いて第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5を位置合わせする位置合わせ工程を有する。
これにより、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の位置合わせを容易に行うことができる。また、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の重なりにずれが生じないため、第1積層体ウエハ3から積層体チップを形成した際の歩留まりを向上させることができる。
(6)上述した第1実施形態に係る治具20は、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の両方の位置決めを行う。
これにより、第1ウエハ8と第1接合用はんだ箔5の位置合わせを迅速に行うことができる。
(7)上述した第1実施形態に係る第1ウエハ8は、第1接合用はんだ箔5と同じ形状に形成されている。
これにより、治具20を簡単な構成にすることができる。
(8)上述した第1実施形態に係る第1ウエハ8は、第1接合用はんだ箔5を挟んで3枚以上積層されていてもよい。
これにより、2枚以上の第1接合用はんだ箔5の重なりにずれが生じないようにすることができる。その結果、第1積層体ウエハ3から無駄なく積層体チップを形成することができる。
(9)上述した第3実施形態に係るはんだシート30は、矩形の定尺材であり、接合用はんだ箔15の直線部152は、はんだシート30の短手方向に垂直な側辺である。
これにより、はんだシート30の無駄になる部分を少なくすることができる。また、円形の型を用いて、直線部152を有する接合用はんだ箔15を打ち抜くことができる。
以上、本発明の半導体装置の製造方法の実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の半導体装置の製造方法は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
なお、本明細書において、「平行」、「垂直」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」、「垂直」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」、「垂直」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」、「略垂直」や「略直交」の状態であってもよい。
3,3A…第1積層体ウエハ、 5…第1接合用はんだ箔、 6…第2の接合用はんだ箔、 7…第3の接合用はんだ箔、 8,9…第1ウエハ、 10,30…はんだシート、 10a,10b,10c,10d…残存部、 15,16…接合用はんだ箔、 20…治具、 21…支持台、 22…筒部、 22A,22B…位置決め部材、 51,61,71,151,161…円弧部、 52,62,72,152,162…直線部

Claims (9)

  1. 短手方向と長手方向を有するはんだシートから複数種類の接合用はんだ箔を打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記接合用はんだ箔とウエハとを接合する接合工程と、を有し、
    前記複数種類の接合用はんだ箔の少なくとも1種類は、前記はんだシートの短手方向の長さよりも大きい直径の円弧部と、前記はんだシートの長手方向に略平行な直線部とを有し、
    前記円弧部の径は、接合するウエハの径と同じである
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記はんだシートは、フープ材であり、
    前記打ち抜き工程において、前記はんだシートの短手方向の両側を残して前記接合用はんだ箔を打ち抜く
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記接合用はんだ箔は、2つの前記円弧部と、2つの前記円弧部間にある2つの前記直線部とを有する
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記接合用はんだ箔は、前記円弧部の中心点を通り前記はんだシートの長手方向に延びる直線を軸として対称な形状である
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記打ち抜き工程の後に、治具を用いて前記ウエハと前記接合用はんだ箔を位置合わせする位置合わせ工程を有する
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記治具は、前記ウエハと前記接合用はんだ箔の両方の位置決めを行う
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ウエハは、前記接合用はんだ箔と同じ形状に形成されている
    請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記ウエハは、前記接合用はんだ箔を挟んで3枚以上積層される
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記はんだシートは、矩形の定尺材であり、
    前記接合用はんだ箔の直線部は、前記はんだシートの短手方向に垂直な側辺である
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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