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JP2024079068A - 車両制御装置、車両制御方法及びプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法及びプログラム Download PDF

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JP2024079068A JP2022191784A JP2022191784A JP2024079068A JP 2024079068 A JP2024079068 A JP 2024079068A JP 2022191784 A JP2022191784 A JP 2022191784A JP 2022191784 A JP2022191784 A JP 2022191784A JP 2024079068 A JP2024079068 A JP 2024079068A
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知明 宮澤
Tomoaki Miyazawa
良哉 熊澤
Yoshiya Kumazawa
美樹 辻野
Miki Tsujino
つかさ 北沢
Tsukasa Kitazawa
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Abstract

【課題】レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員が操作部材を操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能である車両制御装置、車両制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】車両12の乗員が操作可能な操作部材20が操作されたときに車両にレーンチェンジアシスト制御を実行させる制御部を備え、制御部は、操作部材に対して第1操作が実行されたときに車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、操作部材に対して第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、車両を走行車線から隣接車線を挟んで走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置、車両制御方法及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、ターンシグナルレバー(ウィンカーレバー)を備える車両が開示されている。この車両のターンシグナルレバーが所定位置まで移動させられると、車両の制御装置が車両にLCA(レーンチェンジアシスト制御)を実行させる。
特開2018-103767号公報
ここで車両が3車線を有する道路の最も左側の車線を走行している場合を想定する。さらに、乗員がこの車両をLCAにより、左右方向の真ん中の車線へ移動させ且つ真ん中の車線から最も右側の車線へ移動させる場合を想定する。この場合、車両が最も左側の車線を走行しているときに、乗員がターンシグナルレバーを所定位置へ移動させると、LCAにより車両が真ん中の車線へ移動する。さらに車両が真ん中の車線を走行しているときに、乗員がターンシグナルレバーを所定位置へ移動させると、LCAにより車両が最も右側の車線へ移動する。
このように上記特許文献1に記載された技術では、乗員が車両に複数車線に渡るLCAを実行させたいとき、LCAの開始前及びLCAの開始後に、乗員がターンシグナルレバーを操作する必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員が操作部材を操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能な車両制御装置、車両制御方法及びプログラムを得ることを目的とする。
請求項1の車両制御装置は、車両の乗員が操作可能な操作部材が操作されたときに前記車両にレーンチェンジアシスト制御を実行させる制御部を備え、前記制御部は、前記操作部材に対して第1操作が実行されたときに前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する。
請求項1の車両制御装置の制御部は、操作部材に対して第1操作が実行されたときに、車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行する。
さらに請求項1の車両制御装置の制御部は、操作部材に対して第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、車両を走行車線から離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する。そのため、請求項1の車両制御装置によれば、レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員が操作部材を操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能である。
請求項2の車両制御装置は、請求項1において、前記操作部材が、初期位置と操作位置との間を移動可能なターンシグナルレバーであり、前記第1操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、前記第2操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である。
請求項2の車両制御装置によれば、乗員が車両に複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行させたい場合に、乗員はターンシグナルレバーを初期位置から操作位置へ移動させ且つ操作位置に第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作を1回だけ実行すればよい。即ち、請求項2の車両制御装置によれば、レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員がターンシグナルレバーを操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能である。
請求項3に記載の車両制御装置は、請求項1において、前記操作部材が、前記車両のステアリングホイールに設けられ、初期位置と操作位置との間を移動可能なスイッチであり、前記第1操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、前記第2操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である。
請求項3の車両制御装置によれば、乗員が車両に複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行させたい場合に、乗員はスイッチを初期位置から操作位置へ移動させ且つ操作位置に第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作を1回だけ実行すればよい。即ち、請求項3の車両制御装置によれば、レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員がスイッチを操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能である。
請求項4に記載の車両制御装置は、請求項1又は請求項2において、高速道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記高速道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記高速道路の出口を有し且つ前記離間車線に接続された接続車線を含むか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部が前記所定領域が前記接続車線を含むと判定したときに警告を発する警告発生装置と、を備える。
請求項4の車両制御装置では、高速道路を走行中の車両の操作部材に対して第2操作が実行されたとき、高速道路における車両の現在位置を含む所定領域が、高速道路の出口を有し且つ離間車線に接続された接続車線を含むか否かを第1判定部が判定する。さらに第1判定部が、所定領域が接続車線を含むと判定したときに、警告発生装置が警告を発する。このように請求項4の車両制御装置は、高速道路を走行中の車両の操作部材に対して第2操作が実行されたとき、出口に向かって車両を走行させてもよいかを問う警告を乗員に対して発することが可能である。
請求項5に記載の車両制御装置は、請求項1又は請求項2において、道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記隣接車線及び前記離間車線を含むか否かを判定する第2判定部を備え、前記第2判定部が前記所定領域が前記隣接車線を含み且つ前記離間車線を含まないと判定したときに、前記制御部が前記車両に前記第1レーンチェンジアシスト制御を実行させる。
請求項5の車両制御装置では、操作部材に対して第2操作が実行されたとき、車両が走行中の道路が隣接車線及び離間車線を含むか否かを第2判定部が判定する。さらに第2判定部が、隣接車線が含まれ且つ離間車線が含まれないと判定したときに、制御部が、車両が隣接車線へ移動するように第1レーンチェンジアシスト制御を実行する。このように請求項5の車両制御装置は、乗員の車線に関する誤解を踏まえた上で、安全なレーンチェンジアシスト制御を実行できる。
請求項6に記載の発明に係る車両制御方法は、車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する。
請求項7に記載の発明に係るプログラムは、車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、及び前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、をコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明に係る車両制御装置、車両制御方法及びプログラムは、レーンチェンジアシスト制御の開始後に乗員が操作部材を操作しなくても、車両が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行可能である、という優れた効果を有する。
実施形態に係る車両制御装置を備える車両の車内を示す図である。 図1に示されるターンシグナルレバーの動作を示す模式図である。 図1に示される車両のハードウェア構成を示す図である。 図3に示されるECUの機能ブロック図である。 図1に示される車両及び車両が走行中の高速道路の第1所定領域を示す模式的な平面図である。 車両及び車両が走行中の高速道路の第2所定領域を示す模式的な平面図である。 車両及び車両が走行中の高速道路の第3所定領域を示す模式的な平面図である。 LCAが実行可能と判定されているときのディスプレイを表す図である。 第1操作が実行されたときのディスプレイを表す図である。 第2操作が実行されたときのディスプレイを表す図である。 ECUのCPUが実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車両制御装置、車両制御方法及びプログラムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。図中に適宜示される矢印FRは車両前後方向の前側を示し、矢印LHは車両左右方向の左側を示し、矢印UPは車両上下方向の上側を示す。
車両制御装置10が搭載された車両12は、図1に示されるようにインストルメントパネル14を備える。インストルメントパネル14にはステアリングコラム16が設けられ、ステアリングコラム16にステアリングホイール18が回転可能に支持されている。さらにステアリングコラム16の右側部にはターンシグナルレバー(操作部材)20が移動可能に支持されている。
ターンシグナルレバー20は、その基端部(左端部)を中心にステアリングコラム16に対して上方(反時計方向)及び下方(時計方向)に回転可能である。図2に符号P0(実線参照)で示された位置がターンシグナルレバー20の初期位置である。ターンシグナルレバー20が初期位置に位置するとき、ターンシグナルレバー20の軸線20Xは水平方向(左右方向)と略平行になる。
ターンシグナルレバー20に対して車両12の運転者(乗員。図示省略)が外力を加えると、ターンシグナルレバー20はLCA操作位置(操作位置)P1L又はLCA操作位置(操作位置)P1Rまで回転する。ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに移動すると、車両12の前端部に設けられた照明器具である左側のターンシグナル(方向指示器)22L(図3参照)が点灯し、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに移動すると、車両12の前端部に設けられた照明器具である右側のターンシグナル(方向指示器)22R(図3参照)が点灯する。さらにLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに位置するターンシグナルレバー20に付与していた外力が消失すると、ターンシグナルレバー20は自動的に初期位置P0へ移動復帰する。
さらにターンシグナルレバー20に対して運転者が力を加えると、ターンシグナルレバー20は点灯位置P2L又は点灯位置P2Rまで回転する。ターンシグナルレバー20が点灯位置P2Lに移動すると左側のターンシグナル22Lが点灯し、ターンシグナルレバー20が点灯位置P2Rに移動すると右側のターンシグナル22Rが点灯する。
図3に示されたように、車両12はGPS(Global Positioning System)受信機21を有する。GPS受信機21はGPS衛星から送信されたGPS信号を受信することにより、車両12が走行している位置に関する情報(以下、「位置情報」と呼ぶ)を取得する。
図1及び図2に示されたように、インストルメントパネル14にはディスプレイ(警告発生装置)23及びスピーカ(警告発生装置)24が設けられている。さらにインストルメントパネル14には運転支援操作装置25が設けられている。運転支援操作装置25は、車両12に後述する運転支援制御を実行させるための装置である。運転支援操作装置25がON状態にあるとき、車両12は運転支援制御を実行可能である。運転支援操作装置25がOFF状態にあるとき、車両12は運転支援制御を実行不能である。
図3に示されるように、車両12はハードウェア構成としてECU(Electronic Control Unit)26を有する。
ECU26は、CPU(Central Processing Unit)(制御部)(第1判定部)(第2判定部)(コンピュータ)26A、ROM(Read Only Memory)(非一時的記録媒体)(記録媒体)26B、RAM(Random Access Memory)26C、ストレージ(非一時的記録媒体)(記録媒体)26D、通信I/F26E及び入出力I/F26Fを含んで構成されている。CPU26A、ROM26B、RAM26C、ストレージ26D、通信I/F26E及び入出力I/F26Fは、内部バス26Zを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU26Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。CPU26Aは、ROM26B又はストレージ26Dからプログラムを読み出し、RAM26Cを作業領域としてプログラムを実行する。CPU26Aは、ROM26B又はストレージ26Dに記録されているプログラムに従って、各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM26Bは、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM26Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ26Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により構成され、各種プログラム及び各種データを格納する。例えば、ROM26B又はストレージ26Dには、地図データを有するナビゲーションアプリケーションがインストールされている。即ち、車両12にはナビゲーションシステムが搭載されている。
通信I/F26Eは、ECU26とは別のECU(図示省略)と、外部バス(図示省略)を介して接続するためのインタフェースである。当該インタフェースは、例えばCANプロトコルによる通信規格が用いられている。
入出力I/F26Fは、様々な装置と通信するためのインタフェースである。これらの装置には、GPS受信機21、ターンシグナル22L、22R、ディスプレイ23、スピーカ24、運転支援操作装置25、センサ群(後述)及びアクチュエータ群(後述)が含まれる。
図4には、ECU26の機能構成の一例がブロック図で示されている。ECU26は、機能構成として、ターンシグナル制御部261、道路判定部262、運転支援制御部263、警告制御部264、及びディスプレイ制御部265を有する。ターンシグナル制御部261、道路判定部262、運転支援制御部263、警告制御部264、及びディスプレイ制御部265は、CPU26AがROM26Bに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
ターンシグナル制御部261は、ターンシグナルレバー20の位置に応じてターンシグナル22L、22Rを制御する。即ち、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1L又は点灯位置P2Lにあるとき、ターンシグナル制御部261の制御により左側のターンシグナル22Lが点灯させられる。また、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1R又は点灯位置P2Rにあるとき、ターンシグナル制御部261の制御により右側のターンシグナル22Rが点灯させられる。
道路判定部262は、ナビゲーションシステム(ナビゲーションアプリケーション)の地図データ及びGPS受信機21から受信した車両12の位置情報に基づいて、車両12が走行中の道路を特定する。例えば道路判定部262は、車両12が走行中の道路が高速道路と一般道路のいずれであるかを特定する。さらに道路判定部262は、車両12が走行中の道路の一部の領域であり且つ車両12の現在位置が含まれる所定領域の車線の数を特定する。さらに道路判定部262は、車両12が走行中の道路が複数の車線を有する場合に、車両12が走行中の車線を特定する。なお本実施形態の車両12は、車両が左側通行を行う旨を規定した規則を有する国の道路を走行する。
運転支援操作装置25がON状態にあるとき、運転支援制御部263は車両12に設けられたセンサ群(図示省略)及びアクチュエータ群(図示省略)を利用して、車両12にSAE(Society of Automotive Engineers)(アメリカ自動車技術会)が定めるレベル1~5の運転レベルの運転支援制御を実行させる。さらに運転支援操作装置25がON状態にあるとき、車両12の乗員は運転支援操作装置25を操作することにより、運転レベル及び実行する運転支援制御を選択できる。本実施形態の運転支援制御には、例えば、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LTA(レーントレースアシスト、車線維持支援制御)及びLCA(レーンチェンジアシスト、車線変更支援制御)が含まれる。車両12に設けられたセンサ群には、例えば、探査波を送信し反射波を受信するミリ波レーダ、車両12の前方をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)及び車両12の周辺の被写体を撮影するカメラが含まれる。車両12に設けられたアクチュエータ群には、ブレーキ装置、ステアリングホイール18を有する電動パワーステアリング装置(Electric Power Steering)及び駆動源である内燃機関を駆動させるための様々な電動アクチュエータ、並びに駆動源である電動モータが含まれる。
ここでLCAについて簡単に説明する。LCAは、LTAと同様に車両12の車線に対する横方向(車線幅方向)の位置制御である。レベル1~3の運転支援制御が選択され且つLTA及びACCの実施中にターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに移動させられた場合に、LCAが開始される。LTA及びACCが実行されているときに、センサ群から取得した情報に基づいて、CPU26A(運転支援制御部263)が車両12の周囲を監視する。さらに車両12が安全に車線変更を実行可能であると判定されている状態でターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに移動させられると、CPU26AがLCAを実行する。LCAが実行されると、車両12が現在走行している車線である走行車線から、走行車線とは別の車線へ移動するように、上記アクチュエータ群が制御される。本実施形態のLCAには、第1LCA(第1レーンチェンジアシスト制御)及び第2LCA(第2レーンチェンジアシスト制御)が含まれる。
車両12を安全に走行車線から走行車線の隣りの車線である隣接車線へ移動可能と判定された後に、車両12を走行車線から隣接車線へ移動させる制御が第1LCAである。運転支援操作装置25がON状態にあり且つターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置するとき、運転支援制御部263が第1LCAを実行する。例えば、所定値は1秒間であり、第1閾値は2秒間である。ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに位置する場合は、車両12は走行車線から走行車線の左隣りの隣接車線へ移動し、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに位置する場合は、車両12は走行車線から走行車線の右隣りの隣接車線へ移動する。以下、運転支援操作装置25がON状態にある場合にターンシグナルレバー20をLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作を「第1操作」と称する。
車両12を安全に隣接車線へ移動可能と判定された後に、車両12を走行車線から隣接車線へ移動させ、且つ、車両12を安全に離間車線へ移動可能と判定された後に、車両12を隣接車線から離間車線へ移動させる制御が第2LCAである。ここで離間車線とは、隣接車線を挟んで走行車線と反対側の車線のことである。運転支援操作装置25がON状態にあり且つターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに第1閾値以上の時間に渡って位置するとき、運転支援制御部263が第2LCAを実行する。ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに位置する場合は、車両12は走行車線から走行車線より左側の離間車線へ移動し、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに位置する場合は、車両12は走行車線から走行車線の右側の離間車線へ移動する。以下、運転支援操作装置25がON状態にある場合にターンシグナルレバー20をLCA操作位置P1L又はLCA操作位置P1Rに第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作を「第2操作」と称する。
なおLCAの実行中に所定の中断条件が成立したときに、運転支援制御部263はLCAを中断する。例えば、LCAの実行中に車両12が他車両と衝突するまでの予測時間(TTC)が所定の閾値未満であると運転支援制御部263が判定したときに、中断条件が成立する。
警告制御部264は、後述する警告条件が成立したときにディスプレイ23及びスピーカ24に所定の警告動作を実行させる。
ディスプレイ制御部265は、LCAに関する様々な画像をディスプレイ23の一部の領域であるLCA表示エリア23Aに表示させることが可能である。
例えば、LTA及びACCが実行され且つ車両12が安全に車線変更を実行可能であると判定された場合に、ディスプレイ制御部265は図1及び図8に示されたLCA表示エリア23Aに道路画像40A及び走行軌跡画像IM-Aを表示させる。道路画像40Aは、走行車線を表す走行車線画像41A、及び、区画線を表す区画線画像40A-1、区画線画像40A-2を含む。走行軌跡画像IM-Aは、実行可能な車線変更の方向を表す。LCA表示エリア23Aにおける道路画像40A及び走行軌跡画像IM-Aと、その周辺の画像とのコントラストは小さく、そのため道路画像40A及び走行軌跡画像IM-Aの視認性は低い。
また図8の画像が表示された状態で第1操作が実行されたときに、ディスプレイ制御部265はLCA表示エリア23Aに図9に示された道路画像40B、走行軌跡画像IM-B及び報知画像43Bを表示させる。道路画像40Bは、走行車線を表す走行車線画像41B、及び、区画線を表す区画線画像40B-1、40B-2を含む。走行軌跡画像IM-Bは、実行中の車線変更の方向を表す。報知画像43Bは、離間車線への車線変更を安全に実行可能と判定されていることを運転者に報知するための文字画像である。LCA表示エリア23Aにおける道路画像40B、走行軌跡画像IM-B及び報知画像43Bと、その周辺の画像とのコントラストは、図8の上記コントラクトより大きく、そのため道路画像40B、走行軌跡画像IM-B及び報知画像43Bの視認性は良好である。
また第2操作が実行されたときに、ディスプレイ制御部265はLCA表示エリア23Aに図10に示された道路画像40C及び走行軌跡画像IM-Cを表示させる。道路画像40Cは、走行車線を表す走行車線画像41C、隣接車線を表す隣接車線画像42C、及び区画線を表す区画線画像40C-1、40C-2、40C-3を含む。走行軌跡画像IM-Cは、実行中の車線変更の方向を表す。LCA表示エリア23Aにおける道路画像40C及び走行軌跡画像IM-Cと、その周辺の画像とのコントラストは、図8の上記コントラクトより大きく、そのため道路画像40C及び走行軌跡画像IM-Cの視認性は良好である。
ターンシグナルレバー20、GPS受信機21、運転支援操作装置25、ECU26、上記センサ群及び上記アクチュエータ群が車両制御装置10の構成要素である。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
続いて、ECU26のCPU26Aが実行する処理について説明する。CPU26Aは所定時間が経過する毎に図11に示されたフローチャートの処理を繰り返し実行する。
なお、車両12は図5~図7に示された道路30を走行しているものとする。道路30は高速道路であり、第1車線31、第2車線32及び第3車線33を有する。第1車線31と第2車線32は区画線30Aによって区画され、第2車線32と第3車線33は区画線30Bによって区画されている。但し、道路30の領域ごとに車線の数が異なる。即ち、図5に示された第1所定領域AR1では道路30に第1車線31、第2車線32及び第3車線33が含まれる。図6に示された第2所定領域AR2では道路30に第1車線31、第2車線32及び第3車線33が含まれ、且つ、第3車線33が接続車線34に接続されている。接続車線34の先端部には出口34Eが設けられている。出口34Eによって、道路30と、道路30とは異なる道路である一般道路(図示省略)が接続されている。図7に示された第3所定領域AR3では道路30に第1車線31及び第2車線32のみが含まれる。なお図5~図7に示された矢印DRは、車両12の進行方向を表している。
ステップS10(以下、ステップの文字を省略する)においてCPU26Aは、車両12が高速道路を走行中か否かを判定する。この場合にCPU26AはYesと判定してS11へ進む。
S11においてCPU26Aは、道路フラグの値を「1」に設定する。道路フラグの初期値は「0」である。
なお、仮に車両12が一般道路を走行している場合は、CPU26AはS10でNoと判定してS12へ進み、道路フラグの値を「0」に設定する。
S11又はS12の処理を終えたCPU26AはS13へ進み、車両12が走行中の所定領域に含まれる車線の数が「1」であるか否かを判定する。上述のように道路30は全ての領域において複数の車線を有する。そのためCPU26AはS13でNoと判定してS14へ進む。
S14においてCPU26Aは、第1操作が行われたか否かを判定する。
S14においてYesと判定した場合、CPU26AはS15へ進み、ターンシグナルレバー20の操作方向が表す方向に隣接車線があるか否かを判定する。例えば、車両12が図5に示された第1所定領域AR1の第1車線31又は図6に示された第2所定領域AR2の第1車線31を走行している場合を想定する。即ち、車両12が図5の位置P12-A又は図6の位置P12-Dに位置する場合を想定する。この場合の走行車線は第1車線31であり、隣接車線は第2車線32である。そのため、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに位置するように第1操作が行われた場合は、CPU26AはS15でYesと判定する。一方、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに位置するように第1操作が行われた場合は、CPU26AはS15でNoと判定する。
S15においてYesと判定した場合、CPU26AはS16へ進み、第1LCAを実行する。例えば、車両12が図5の位置P12-Aに位置する状態で第1LCAが実行されると、車両12は走行軌跡JP1に沿って第2車線32上の位置P12-Bまで移動する。また車両12が図6の位置P12-Dに位置する状態で第1LCAが実行されると、車両12は走行軌跡JP3に沿って第2車線32上の位置P12-Eまで移動する。
S16の処理を終えた場合又はS14、15においてNoと判定した場合、CPU26AはS17へ進み、第2操作が行われたか否かを判定する。
S17においてYesと判定した場合、CPU26AはS18へ進み、ターンシグナルレバー20の操作方向が表す方向に離間車線があるか否かを判定する。例えば、車両12が図5に示された第1所定領域AR1の第1車線31の位置P12-A又は図6に示された第2所定領域AR2の第1車線31の位置P12-Dに位置する場合を想定する。この場合の走行車線は第1車線31であり、隣接車線は第2車線32であり、離間車線は第3車線33である。そのため、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに位置するように第2操作が行われた場合は、CPU26AはS18でYesと判定する。一方、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに位置するように第2操作が行われた場合は、CPU26AはS18でNoと判定する。
S18においてYesと判定した場合、CPU26AはS19へ進み、道路フラグの値が「1」か否かを判定する。
S19においてYesと判定した場合、CPU26AはS20へ進み、出口フラグの値が「0」か否かを判定する。なお、出口フラグの初期値は「0」である。また、車両12が走行している所定領域に接続車線34が存在しない場合に、CPU26Aが出口フラグの値を「0」に設定する。一方、車両12が走行している所定領域に接続車線34が存在する場合に、CPU26Aが出口フラグの値を「1」に設定する。
例えば、車両12が図5に示された第1所定領域AR1を走行している場合を想定する。この第1所定領域AR1に接続車線34は存在しない。そのため、この場合にCPU26AはS20でYesと判定してS21へ進む。
S21においてCPU26Aは第2LCAを実行する。例えば、車両12が図5の位置P12-Aに位置する状態で第2LCAが実行されると、車両12は走行軌跡JP1に沿って第2車線32上の位置P12-Bまで移動し、さらに走行軌跡JP2に沿って第3車線33上の位置P12-Cへ移動する。
一方、車両12が図6に示された第2所定領域AR2を走行している場合を想定する。この第2所定領域AR2に接続車線34が存在する。そのため、この場合にCPU26AはS20でNoと判定してS22へ進む。なお、CPU26AがS20でNoと判定したときに警告条件が成立する。
S22においてCPU26Aは、ディスプレイ23及びスピーカ24に警告動作を実行させる。この場合、ディスプレイ23は「第2LCAが実行されると、あなたの車両は高速道路の出口へ進みますが問題ないでしょうか?」という文字を表示する。また、スピーカ24は「第2LCAが実行されると、あなたの車両は高速道路の出口へ進みますが問題ないでしょうか?」という音声を発する。
S22の処理を終えたCPU26Aは、再びS17の処理を実行する。
S18においてNoと判定した場合、CPU26AはS23へ進む。例えば、車両12が図7に示された第3所定領域AR3の第1車線31又は第2車線32を走行するとき、CPU26AはS18でNoと判定する。
S23に進んだCPU26Aは、ターンシグナルレバー20の操作方向が表す方向に隣接車線があるか否かを判定する。例えば、車両12が図7に示された第3所定領域AR3の第1車線31を走行している場合を想定する。即ち、車両12が図7の位置P12-Gに位置する場合を想定する。この場合の走行車線は第1車線31であり、隣接車線は第2車線32である。そのため、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Rに位置するように第2操作が行われた場合は、CPU26AはS23でYesと判定する。一方、ターンシグナルレバー20がLCA操作位置P1Lに位置するように第2操作が行われた場合は、CPU26AはS23でNoと判定する。
S23においてYesと判定した場合、CPU26AはS24へ進み、第1LCAを実行する。例えば、車両12が位置P12-Gに位置する状態で第1LCAが実行されると、車両12は走行軌跡JP5に沿って第2車線32上の位置P12-Hまで移動する。
S13、S17、S23でNoと判定したとき又はS21、S24の処理を終えたとき、CPU26Aは図11のフローチャートの処理を一旦終了する。
以上説明したように本実施形態では、ターンシグナルレバー20に対して第1操作が行われたときに、CPU26A(運転支援制御部263)が、車両12を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行する。また、ターンシグナルレバー20に対して第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、CPU26A(運転支援制御部263)が、車両12を走行車線から離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する。そのため運転者が車両12に複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御を実行させたい場合、運転者は車両12が走行車線を走行している間にターンシグナルレバー20に対して1回だけ第2操作を実行すればよい。即ち、本実施形態の車両制御装置10によれば、レーンチェンジアシスト制御の開始後に運転者がターンシグナルレバー20を操作しなくても、車両12が複数車線に渡るレーンチェンジアシスト制御(第2LCA)を実行可能である。
さらに高速道路である道路30を走行中の車両12のターンシグナルレバー20に対して第2操作が実行されたとき、離間車線(第3車線33)が道路30の出口34Eに接続されているか否かを、CPU26Aが判定する。さらにCPU26Aが、離間車線が道路30の出口34Eに接続されていると判定したときに、ディスプレイ23及びスピーカ24が警告を発する。このように本実施形態の車両制御装置10は、高速道路である道路30を走行中の車両12のターンシグナルレバー20に対して第2操作が実行されたとき、出口34Eに向かって車両12を走行させてもよいかを問う警告を運転者に対して発する。従って、警告を受けた運転者は、このまま第2レーンチェンジアシスト制御を続行してもよいか否かを判断できる。
さらにターンシグナルレバー20に対して第2操作が実行されたとき、車両12が走行中の道路30の所定領域が隣接車線及び離間車線を含むか否かをCPU26Aが判定する。さらに隣接車線が含まれ且つ離間車線が含まれないと判定したときに、CPU26Aが、車両12が隣接車線へ移動するように第1LCAを実行する。このように本実施形態の車両制御装置10は、運転者の車線に関する誤解を踏まえた上で、安全なレーンチェンジアシスト制御を実行できる。
以上、実施形態に係る車両制御装置10、車両制御方法及びプログラムについて説明したが、これらは本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
例えば、図1に示されたように、ステアリングホイール18にハンドルスイッチ(操作部材)(スイッチ)19が設けられてもよい。ハンドルスイッチ19は、ステアリングホイール18の表面からの後方への突出量が大きい初期位置と、初期位置より突出量が小さい操作位置と、の間をステアリングホイール18に対して移動可能である。さらにステアリングホイール18に設けられたバネ部材の働きにより、ハンドルスイッチ19に対して外力が付与されないとき、ステアリングホイール18は初期位置に保持される。この変形例では、LTA及びACCの実施中にハンドルスイッチ19が操作位置に位置するときに、LCAがLTAに代わって実行される。より詳細には、運転支援操作装置25がON状態にある場合にハンドルスイッチ19が操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させられたときに、運転支援制御部263が第1LCAを実行する。運転支援操作装置25がON状態にある場合にハンドルスイッチ19が操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させられる操作が「第1操作」である。例えば、所定値は1秒間であり、第1閾値は2秒間である。また、運転支援操作装置25がON状態にあり且つハンドルスイッチ19が操作位置に第1閾値以上の時間に渡って位置するとき、運転支援制御部263が第2LCAを実行する。運転支援操作装置25がON状態にある場合にハンドルスイッチ19が操作位置に第1閾値以上の時間に渡って位置させられる操作が「第2操作」である。
道路が高速道路と一般道路のいずれであるかに拘わらず、道路が4つ以上の車線を有してもよい。ここで道路が4車線であり且つ車両12が最も左側の車線である走行車線に位置する場合を想定する。この場合は、走行車線の右隣りの車線が隣接車線であり、隣接車線の右隣りの車線が第1離間車線(離間車線)であり、第1離間車線の右隣りの車線が第2離間車線(離間車線)である。この場合も、ハンドルスイッチ19又はターンシグナルレバー20に第2操作が行われたときに第2LCAが実行される。さらにこの場合は、ハンドルスイッチ19又はターンシグナルレバー20が操作位置に第1閾値以上且つ第2閾値未満の時間に渡って位置するとき、LCAにより車両12が走行車線から第1離間車線へ移動し、且つ、ハンドルスイッチ19又はターンシグナルレバー20が操作位置に第2閾値以上の時間に渡って位置するとき、LCAにより車両12が走行車線から第2離間車線へ移動してもよい。第2閾値は、例えば4秒間である。
車両12が、第1LCA用の操作部材と、第2LCA用の操作部材を別々に備えてもよい。
さらに操作部材を操作位置に1度だけ移動させる操作が「第1操作」であり、所定時間の間に操作部材を操作位置に複数回移動させる操作が「第2操作」であってもよい。この所定時間は、例えば1秒間である。
[付記]
本発明の車両制御装置は以下の構成1~構成5を任意に組み合わせたものであってもよい。
〈構成1〉車両の乗員が操作可能な操作部材が操作されたときに前記車両にレーンチェンジアシスト制御を実行させる制御部を備え、前記制御部は、前記操作部材に対して第1操作が実行されたときに前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する車両制御装置。
〈構成2〉前記操作部材が、初期位置と操作位置との間を移動可能なターンシグナルレバーであり、前記第1操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、前記第2操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である車両制御装置。
〈構成3〉前記操作部材が、前記車両のステアリングホイールに設けられ、初期位置と操作位置との間を移動可能なスイッチであり、前記第1操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、前記第2操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である車両制御装置。
〈構成4〉高速道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記高速道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記高速道路の出口を有し且つ前記離間車線に接続された接続車線を含むか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部が前記所定領域が前記接続車線を含むと判定したときに警告を発する警告発生装置と、を備える車両制御装置。
〈構成5〉道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記隣接車線及び前記離間車線を含むか否かを判定する第2判定部を備え、前記第2判定部が前記所定領域が前記隣接車線を含み且つ前記離間車線を含まないと判定したときに、前記制御部が前記車両に前記第1レーンチェンジアシスト制御を実行させる車両制御装置。
さらに本発明の車両制御方法は以下の構成6と、構成1~5の少なくとも一つを組み合わせたものであってもよい。
〈構成6〉車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する車両制御方法。
さらに本発明のプログラムは以下の構成7と、構成1~5の少なくとも一つを組み合わせたものであってもよい。
〈構成7〉車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、及び前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、をコンピュータに実行させるプログラム。
10 車両制御装置
12 車両
19 ハンドルスイッチ(操作部材)(スイッチ)
20 ターンシグナルレバー(操作部材)
23 ディスプレイ(警告発生装置)
24 スピーカ(警告発生装置)
26 ECU
26A CPU(制御部)(第1判定部)(第2判定部)(コンピュータ)
30 道路(高速道路)
31 第1車線(走行車線)
32 第2車線(隣接車線)
33 第3車線(離間車線)
34 接続車線
34E 出口
AR1 第1所定領域(所定領域)
AR2 第2所定領域(所定領域)
AR3 第3所定領域(所定領域)
P0 初期位置
P1L LCA操作位置(操作位置)
P1R LCA操作位置(操作位置)

Claims (7)

  1. 車両の乗員が操作可能な操作部材が操作されたときに前記車両にレーンチェンジアシスト制御を実行させる制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記操作部材に対して第1操作が実行されたときに前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、
    前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する車両制御装置。
  2. 前記操作部材が、初期位置と操作位置との間を移動可能なターンシグナルレバーであり、
    前記第1操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、
    前記第2操作が、前記ターンシグナルレバーを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記操作部材が、前記車両のステアリングホイールに設けられ、初期位置と操作位置との間を移動可能なスイッチであり、
    前記第1操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に第1閾値未満且つ所定値以上の時間に渡って位置させる操作であり、
    前記第2操作が、前記スイッチを前記操作位置へ移動させ且つ前記操作位置に前記第1閾値以上の時間に渡って位置させる操作である請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 高速道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記高速道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記高速道路の出口を有し且つ前記離間車線に接続された接続車線を含むか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部が前記所定領域が前記接続車線を含むと判定したときに警告を発する警告発生装置と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。
  5. 道路を走行中の前記車両の前記操作部材に対して前記第2操作が実行されたとき、前記道路における前記車両の現在位置を含む所定領域が、前記隣接車線及び前記離間車線を含むか否かを判定する第2判定部を備え、
    前記第2判定部が前記所定領域が前記隣接車線を含み且つ前記離間車線を含まないと判定したときに、前記制御部が前記車両に前記第1レーンチェンジアシスト制御を実行させる請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。
  6. 車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行し、
    前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する車両制御方法。
  7. 車両の乗員が操作可能な操作部材に対して第1操作が実行されたときに、前記車両を走行中の車線である走行車線から隣接車線へ移動させる第1レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、及び
    前記操作部材に対して前記第1操作とは異なる第2操作が実行されたときに、前記車両を前記走行車線から前記隣接車線を挟んで前記走行車線と反対側の車線である離間車線へ移動させる第2レーンチェンジアシスト制御を実行する処理、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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