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JP2024073412A - 通信方法および通信装置 - Google Patents

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JP2024073412A
JP2024073412A JP2024018178A JP2024018178A JP2024073412A JP 2024073412 A JP2024073412 A JP 2024073412A JP 2024018178 A JP2024018178 A JP 2024018178A JP 2024018178 A JP2024018178 A JP 2024018178A JP 2024073412 A JP2024073412 A JP 2024073412A
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Abstract

【課題】本出願は、通信方法および通信装置を提供する。【解決手段】送信デバイスがトリガフレームを運ぶPPDUを送信するシナリオにおいて、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することが保証され得る。方法は、以下を含む。送信デバイスが、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信し、第1のPPDUが、トリガフレームを運ぶ。送信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信し、第2のPPDUの送信の終了時点が、第1の時点以降であり、第2の時点以前であり、第1の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連し、第2の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびSIFS時間に関連する。【選択図】図4

Description

本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年3月11日に中国国家知識産権局に出願した、「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICATION APPARATUS」と題した中国特許出願第202010167728.9号の優先権を主張するものである。
本出願は、通信の分野に関し、より詳細には、通信方法および通信装置に関する。
超高スループット(extremely high throughput)という技術的目標を達成するために、次世代規格IEEE 802.11beは、鍵となるテクノロジーとしてマルチリンク(multi-link、ML)を使用する。次世代のIEEE 802.11規格をサポートする無線LAN(Wireless Local Area Network、WLAN)デバイスは、マルチバンド(Multi-band)送受信能力を有する。次世代規格をサポートするWLANデバイスによってサポートされる複数の周波数帯域の周波数間隔が小さい場合、ある周波数帯域上で信号を送信することが、別の周波数帯域上で信号を受信することに影響を与える。したがって、エンティティ(entity)は、干渉を避けるために、複数の周波数帯域において送信動作および受信動作を独立して実行することはできない。たとえば、図1に示される同時送受信(simultaneous transmit and receive、STR)制約システムに関して、ブロック肯定応答(block ack、BA)2および物理レイヤプロトコルデータユニット(PHY protocol data unit、PPDU)1が時間的に重なり合うとき、妨害が発生する。はっきり言えば、リンク2上でのBA2の送信中にリンク1上に漏れたエネルギーが、リンク1上でのPPDU 1の受信を妨害する。
STR制約システムのための通常のテクノロジーにおけるソリューションは、限界があり、送信デバイスによって送信されるPPDUのいずれもトリガフレームを運ばないシナリオにのみ適用可能である。しかし、通常のテクノロジーは、送信デバイスがトリガフレームを運ぶPPDUを送信するシナリオに適用可能でない。
このことに鑑みて、本出願は、通信方法および通信装置を提供する。送信デバイスによって送信されるPPDUがトリガフレームを運ぶとき、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することが保証され得る。
第1の態様によれば、通信方法が提供される。方法は、以下を含む。送信デバイスが、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信し、第1のPPDUが、トリガフレームを運ぶ。送信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信し、第2のPPDUの送信の終了時点が、第1の時点以降であり、第2の時点以前であり、第1の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびショートフレーム間スペース(SIFS: short interframe space)時間における状態転換時間(state turnaround time)に関連し、第2の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびSIFS時間に関連する。したがって、本出願のこの実施形態においては、トリガフレームを運ぶPPDUが2つのリンクのうち1つのみで送信されるとき、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することができるように、PPDUの終了時点に対して制約が課される。
SIFS時間は、以下のように理解されてよい。受信デバイスは、SIFS時間の後にTB PPDUを返す。TB PPDUを返す前に、受信デバイスは、TB PPDUを送信する前のSIFS時間内に、エネルギーを検出するようにして、チャネルがアイドル状態であるかどうかを検出する必要がある。
可能な実装において、第1の時点は、次の式、M = T1 - T2を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + T4を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表す。第1の時点および第2の時点が満たす式は、本明細書において、第2のPPDUの終了時点が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装においては、第1の時点が、スロット時間にさらに関連し、第2の時点が、スロット時間にさらに関連する。言い換えると、実装がスロット時間が存在するシナリオに適用可能であるように、第1の時点および第2の時点を決定するために、スロット時間因子がさらに考慮されてよい。
可能な実装において、第1の時点は、次の式、M = T1 - (T2 - x×T3)、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×T3)を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。本明細書において、スロット時間が考慮されるシナリオでは、第1の時点および第2の時点が満たす式は、第2のPPDUの終了時点が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装においては、第1の時点が、無線伝搬(air propagation)時間にさらに関連し、第2の時点が、無線伝搬時間にさらに関連する。言い換えると、実装が無線伝搬時間が存在するシナリオに適用可能であるように、第1の時点および第2の時点を決定するために、スロット時間因子がさらに考慮されてよい。
可能な実装において、第1の時点は、次の式、M = T1 - (T2 - x×(T3 - A))、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、T3は、スロット時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。本明細書において、スロット時間および無線伝搬時間が考慮されるシナリオでは、第1の時点および第2の時点が満たす式は、第2のPPDUの終了時点が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装において、方法は、以下をさらに含む。送信デバイスが、受信デバイスから状態転換時間を受信する。本明細書において、送信デバイスは、状態転換時間を受信する。これは、第2のPPDUの終了時点に対する制約を決定するのを助ける。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。方法は、以下を含む。受信デバイスが、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信し、第1のPPDUが、トリガフレームを運ぶ。受信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを受信し、第2のPPDUの送信の終了時点が、第1の時点以降であり、第2の時点以前であり、第1の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびショートフレーム間スペース(SIFS)時間における状態転換時間に関連し、第2の時点が、第1のPPDUの送信の終了時点およびSIFS時間に関連する。したがって、本出願のこの実施形態においては、トリガフレームを運ぶPPDUが2つのリンクのうち1つのみで送信されるとき、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することができるように、PPDUの終了時点に対して制約が課される。
任意選択で、方法は、以下をさらに含む。受信デバイスが、送信デバイスに状態転換時間を送信する。これは、送信デバイスが状態転換時間を使用することによって第2のPPDUの終了時点に対する制約を決定するのを助ける。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。方法は、以下を含む。送信デバイスが、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信し、第1のPPDUが、第1のトリガフレームを運ぶ。送信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信し、第2のPPDUが、第2のトリガフレームを運ぶ。第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、第1の継続時間以下であり、第1の継続時間は、ショートフレーム間スペース(SIFS)時間における状態転換時間に関連する。したがって、トリガフレームを含むPPDUが2つのリンクの各々で送信されるとき、送信デバイスは、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することを保証するために、2つのPPDUの終了時点の間の時間差の絶対値に対して制約を課す。
可能な実装において、第1の継続時間は、次の式、L = T2を満たし、Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表す。第1の継続時間が満たす式は、本明細書において、2つのPPDUの終了時点の間の時間差の絶対値が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装において、第1の継続時間は、スロット時間にさらに関連する。言い換えると、実装がスロット時間が存在するシナリオに適用可能であるように、第1の継続時間を決定するために、スロット時間因子がさらに考慮されてよい。
可能な実装において、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×T3、またはL = Max(0, T2 - x×T3)を満たす。Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。本明細書において、スロット時間が考慮されるシナリオでは、第1の継続時間が満たす式は、2つのPPDUの終了時点の間の時間差の絶対値が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装において、第1の継続時間は、無線伝搬時間にさらに関連する。言い換えると、実装が無線伝搬時間が存在するシナリオに適用可能であるように、第1の継続時間を決定するために、スロット時間因子がさらに考慮されてよい。
可能な実装において、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×(T3 - A)、またはL = Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たす。Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。本明細書において、スロット時間および無線伝搬時間が考慮されるシナリオでは、第1の継続時間が満たす式は、2つのPPDUの終了時点の間の時間差の絶対値が満たす必要がある条件を決定するのを助けるために導入される場合がある。
可能な実装において、方法は、以下をさらに含む。送信デバイスが、受信デバイスから状態転換時間を受信する。本明細書において、送信デバイスは、状態転換時間を受信する。これは、第1のPPDUの終了時点と第2のPPDUの終了時点との間の時間差の絶対値の制約条件を決定するのを助ける。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。方法は、以下を含む。受信デバイスが、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信し、第1のPPDUが、第1のトリガフレームを運び、受信デバイスが、SIFS時間の後に送信デバイスに第1のPPDUに関するTB PPDUを送信する。受信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを受信し、第2のPPDUが、第2のトリガフレームを運び、受信デバイスが、SIFS時間の後に送信デバイスに第2のPPDUに関するTB PPDUを送信する。第1のPPDUの終了時点と第2のPPDUの終了時点との間の時間差の絶対値は、第1の継続時間以下であり、第1の継続時間は、ショートフレーム間スペース(SIFS)時間における状態転換時間に関連する。したがって、本出願のこの実施形態においては、トリガフレームを運ぶPPDUが2つのリンクの各々で送信されるとき、受信デバイスがTB PPDUを返す前にキャリアセンスを成功裏に実施することができるように、2つのPPDUの終了時点の間の時間差の絶対値に対して制約が課される。
第1の継続時間の実装は、第3の態様の実装と同じである。詳細に関しては、第3の態様における説明を参照されたい。
任意選択で、方法は、以下をさらに含む。受信デバイスが、状態転換時間を送信デバイスに送信して、送信デバイスが状態転換時間を使用することによって第1のPPDUの終了時点と第2のPPDUの終了時点との間の時間差の絶対値に対する制約を決定するのを助ける。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行するように構成されたモジュール、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行するように構成されたモジュール、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行するように構成されたモジュール、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
第6の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第1の態様、第3の態様、または第1の態様もしくは第3の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法を実施するように構成されてよい。任意選択で、装置は、メモリをさらに含む。任意選択で、装置は、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは、通信インターフェースに結合される。
実装において、装置は、送信デバイスである。装置が送信デバイスであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであってよい。
別の実装において、装置は、送信デバイス内に構成されたチップである。装置が送信デバイス内に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入力/出力インターフェースであってよい。
任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であってよい。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であってよい。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を実行して、第2の態様、第4の態様、または第2の態様もしくは第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法を実施するように構成されてよい。任意選択で、装置は、メモリをさらに含む。任意選択で、装置は、通信インターフェースをさらに含み、プロセッサは、通信インターフェースに結合される。
実装において、装置は、受信デバイスである。装置が受信デバイスであるとき、通信インターフェースは、トランシーバまたは入力/出力インターフェースであってよい。
別の実装において、装置は、受信デバイス内に構成されたチップである。装置が受信デバイス内に構成されたチップであるとき、通信インターフェースは、入力/出力インターフェースであってよい。
任意選択で、トランシーバは、トランシーバ回路であってよい。任意選択で、入力/出力インターフェースは、入力/出力回路であってよい。
第8の態様によれば、プロセッサが、提供され、入力回路、出力回路、および処理回路を含む。処理回路は、入力回路を介して信号を受信し、出力回路を介して信号を送信するように構成され、その結果、プロセッサは、第1の態様から第4の態様および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされる。
特定の実施プロセスにおいて、プロセッサは、チップであってよく、入力回路は、入力ピンであってよく、出力回路は、出力ピンであってよく、処理回路は、トランジスタ、ゲート回路、トリガ、様々な論理回路などであってよい。入力回路によって受信される入力信号は、たとえば、ただしこれに限定されることなく受信機によって受信され、入力される場合があり、出力回路によって出力される信号は、たとえば、ただしこれに限定されることなく送信機に出力され、送信機によって送信される場合があり、入力回路および出力回路は、同じ回路である場合があり、回路は、異なる時点に入力回路および出力回路として使用される。プロセッサおよび回路の特定の実装は、本出願の実施形態において限定されない。
第9の態様によれば、装置が提供される。装置は、プロセッサおよびメモリを含む。プロセッサは、メモリに記憶された命令を読み、受信機を介して信号を受信し、送信機を介して信号を送信して、第1の態様から第4の態様および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法を実行するように構成される。
任意選択で、1つまたは複数のプロセッサが存在し、1つまたは複数のメモリが存在する。
任意選択で、メモリは、プロセッサと統合されてよく、またはメモリおよびプロセッサは、別々に配置される。
特定の実施プロセスにおいて、メモリは、非一時的(non-transitory)メモリ、たとえば、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)であってよい。メモリおよびプロセッサは、同じチップに統合されてよく、または異なるチップに別々に配置されてよい。メモリの種類と、メモリおよびプロセッサを配置する手法とは、本出願のこの実施形態において限定されない。
インジケーション情報の送信などの関連するデータ交換プロセスは、プロセッサからインジケーション情報を出力するプロセスであってよく、能力情報の受信は、プロセッサによって入力能力情報を受信するプロセスであってよいことを理解されたい。特に、プロセッサによって出力されるデータが、送信機に出力される場合があり、プロセッサによって受信される入力データが、受信機からのものである場合がある。送信機および受信機は、集合的にトランシーバと呼ばれる場合がある。
第9の態様の装置は、チップであってよい。プロセッサは、ハードウェアまたはソフトウェアを使用することによって実装されてよい。プロセッサがハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、論理回路、集積回路などであってよい。プロセッサがソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは、汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読むことによって実装される。メモリは、プロセッサに組み込まれてよく、またはプロセッサの外部に独立して存在してよい。
第10の態様によれば、コンピュータ可読ストレージ媒体が提供される。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータプログラムまたは命令を記憶する。コンピュータプログラムまたは命令が実行されるとき、第1の態様から第4の態様および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法が、実施される。
第11の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令が実行されるとき、第1の態様から第4の態様および第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに係る方法が、実施される。
第12の態様によれば、通信チップが提供される。通信チップは、命令を記憶する。命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、通信チップは、第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされ、または通信チップは、第3の態様または第3の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされる。
第13の態様によれば、通信チップが提供される。通信チップは、命令を記憶する。命令がコンピュータデバイス上で実行されるとき、通信チップは、第2の態様または第2の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされ、または通信チップは、第4の態様または第4の態様の可能な実装のいずれか1つに係る方法を実行することを可能にされる。
第14の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、送信デバイスおよび受信デバイスを含む。
任意選択で、通信システムは、送信デバイスおよび/または受信デバイスと通信する別のデバイスをさらに含む。
STR制約システムの例示的な図である。 本出願が適用されるシナリオの例示的な図である。 本出願が適用されるシステムの例示的な図である。 本出願の実施形態に係る通信方法の概略図である。 本出願に係る通信方法が適用される例の概略図である。 本出願に係る通信方法が適用される別の例の概略図である。 本出願の実施形態に係る別の通信方法の概略図である。 本出願に係る別の通信方法が適用される例の概略図である。 本出願の実施形態に係る通信装置の概略的なブロック図である。 本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
以下で、添付の図面を参照して本出願の技術的ソリューションを説明する。
本出願の実施形態の技術的ソリューションは、様々な通信システム、たとえば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、およびLTE時分割複信(time division duplex、TDD)、Wi-Fiシステム、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、新無線(new radio、NR)、またはデバイスツーデバイス(device to device、D2D)システムにおいて使用されてよい。
通信システムにおいて、デバイスが別のデバイスにデータを送信するか、または別のデバイスによって送信されたデータを受信する場合、別のデバイスは、データ送信デバイスによって送信されたデータを受信し、および/またはデータ送信デバイスにデータを送信する。
本出願の実施形態において提供される技術的ソリューションは、通信デバイス間のワイヤレス通信に適用されてよい。通信デバイス間のワイヤレス通信は、ネットワークデバイスと端末との間のワイヤレス通信、ネットワークデバイス間のワイヤレス通信、および端末間のワイヤレス通信を含む場合がある。本出願の実施形態において、用語「ワイヤレス通信」は、「通信」と呼ばれる場合があり、用語「通信」は、「データ送信」、「情報送信」、または「送信」とも記載される場合がある。
端末デバイスは、局(station、STA)、ユーザ機器、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置である場合がある。さらに、端末デバイスは、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末デバイス、将来の進化型公衆陸上モバイルネットワーク(public land mobile network、PLMN)などである場合がある。これは、本出願の実施形態において限定されない。
ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されたデバイスである場合があり、または無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)デバイスなどと呼ばれる場合がある。ネットワークデバイスは、アクセスポイント(access point、AP)、5Gの次世代NodeB(next generation nodeB、gNB)、進化型NodeB(evolved nodeB、eNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、送受信点(transmitting and receiving point、TRP)、送信点(transmitting point、TP)、中継局などを含むがこれらに限定されない。ネットワークデバイスは、代替的に、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)のシナリオにおいては無線コントローラなどである場合がある。さらに、ネットワークデバイスは、無線リソース管理、サービス品質(quality of service、QoS)管理、ならびにデータ圧縮および暗号化などの無線インターフェース側の機能をさらに担う場合がある。ネットワークデバイスは、LTEまたはNRなどの少なくとも1つのワイヤレス通信テクノロジーをサポートしてよい。
一部の配置において、gNBは、集中ユニット(centralized unit、CU)および分散ユニット(distributed unit、DU)を含んでよい。gNBは、アクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)をさらに含んでよい。CUは、gNBの一部の機能を実装し、DUは、gNBの一部の機能を実装する。たとえば、CUは、非リアルタイムのプロトコルおよびサービスの処理を担い、無線リソース制御(radio resource control、RRC)レイヤおよびパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤの機能を実装する。DUは、物理レイヤプロトコルおよびリアルタイムのサービスの処理を担い、無線リンク制御(radio link control、RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(media access control、MAC)レイヤ、および物理(physical、PHY)レイヤの機能を実装する。AAUは、一部の物理レイヤ処理機能、無線周波数処理、およびアクティブアンテナに関連する機能を実装する。RRCレイヤの情報は、最終的に、PHYレイヤの情報になるか、またはPHYレイヤの情報から変更される。したがって、このアーキテクチャにおいては、RRCレイヤのシグナリングなどのより上位のレイヤのシグナリングも、DUによって送信されるか、またはDUおよびAAUによって送信されると考えられてよい。ネットワークデバイスが、CUノード、DUノード、およびAAUノードのうちの1つまたは複数を含むデバイスであってよいことは理解されるであろう。さらに、CUは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)のネットワークデバイスとして分類される場合があり、またはCUは、コアネットワーク(core network、CN)のネットワークデバイスとして分類される場合がある。これは、本出願において限定されない。
本出願の実施形態において、端末デバイスまたはネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤの上で実行されるオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤの上で実行されるアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(主メモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)を使用することによってサービスの処理を実施する任意の1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであってよい。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、文書処理ソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。さらに、本出願の実施形態において提供される方法を実行するためのエンティティの特定の構造は、エンティティが、本出願の実施形態において提供される方法のコードを記録するプログラムを実行して、本出願の実施形態において提供される方法に従って通信を実行することができるならば、本出願の実施形態において特に限定されない。たとえば、本出願の実施形態において提供される方法を実行するためのエンティティは、端末デバイス、ネットワークデバイス、または端末デバイスもしくはネットワークデバイス内にあり、プログラムを呼び出し、実行することができる機能モジュールである場合がある。
さらに、本出願の各態様または特徴は、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリングテクノロジーを使用する方法、装置、または製品として実装される場合がある。本出願において使用される用語「製品」は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、担体、または媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを包含する。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気ストレージコンポーネント(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、または磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)、デジタルバーサタイルディスク(digital versatile disc、DVD))、スマートカード、およびフラッシュメモリコンポーネント(たとえば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含んでよいがこれらに限定されない。さらに、本明細書に記載の様々なストレージ媒体は、情報を記憶するように構成される1つまたは複数のデバイスおよび/またはその他の機械可読媒体を示す場合がある。用語「機械可読媒体」は、命令および/またはデータを記憶する、含む、および/または運ぶことができるワイヤレスチャネルおよび様々なその他の媒体を含んでよいがこれらに限定されない。
本出願は、1つのノードが1つまたは複数のノードとワイヤレス通信を実行する通信システムに適用可能である。ノードは、アクセスポイントマルチリンクデバイス(access point multi-link device、AP MLD)であってよく、または非アクセスポイントマルチリンクデバイス(non-access point multi-link device、non-AP MLD)であってよい。ワイヤレス通信は、1つのAP MLDと1つもしくは複数の非AP MLD/SLDとの間の通信である場合があり、または1つの非AP MLDと1つもしくは複数のAP MLDとの間の通信である場合があり、または非AP MLD間の通信、もしくはAP MLD間の通信である場合がある。これは、本出願において限定されない。図2は、本出願が適用されるシナリオの例示的な図である。図2に示されるように、シナリオは、AP 1、STA 1、STA 2、およびSTA 3を含む。APとSTAとの間でアップリンク通信およびダウンリンク通信が実行され得る。図2の3つのSTAがMLDデバイス内の3つのSTAであってよく、AP 1がMLD内のAPであってよいことは、理解されるであろう。さらに、図2におけるAPまたはSTAの数量は、本出願において限定されるものではなく、図2における例は、単に説明のための例示に過ぎないことを理解してもよい。
超高スループットという技術的目標を達成するために、次世代規格IEEE 802.11beは、鍵となるテクノロジーとしてマルチリンク(multi-link、ML)を使用する。核となる考え方は、次世代のIEEE 802.11規格をサポートするWLANデバイスがマルチバンド(multi-band)送受信能力を有し、したがって、より広い帯域幅がデータ送信のために使用され得ることである。これは、スループットを大幅に高める。マルチバンドは、2.4GHzのWi-Fi周波数帯域、5GHzのWi-Fi周波数帯域、および6GHzのWi-Fi周波数帯域を含むがこれらに限定されない。各周波数帯域上で実行されるアクセスおよび送信は、1リンクと呼ばれ、複数の周波数帯域上で実行されるアクセスおよび送信は、MLと呼ばれる。また、各周波数帯域に複数のリンクが存在する場合があり、複数のリンクが、MLを形成する場合がある。たとえば、5GHzのWi-Fi周波数帯域に複数のリンクが存在する場合がある。別の例においては、6GHzのWi-Fi周波数帯域に複数のリンクが存在する場合がある。複数のリンクを同時にサポートする次世代のIEEE 802.11規格の局デバイスは、本明細書においてはマルチリンクデバイス(multi-link device、MLD)と呼ばれる。たとえば、MLDは、複数のSTAを含んでよく、各STAは、通信のために別のMLD内のSTAとのリンクを確立してよい。
図3は、本出願が適用されるシステムの例示的な図である。図3に示されるように、システムは、MLD AおよびMLD Bを含む。MLD Aは、n個のSTAを含む。MLD Bは、n個のSTAを含む。MLD AおよびMLD Bは、互いに送信デバイスおよび受信デバイスである場合がある。たとえば、MLD Aが、送信デバイスであり、MLD Bが、受信デバイスである。別の例においては、MLD Bが、送信デバイスであり、MLD Aが、受信デバイスである。図3においては、MLDが複数のSTAを含む例が説明のために使用されることは、理解されるであろう。これは、本出願の実施形態の保護範囲に対する限定とはならない。たとえば、MLDは、代替的に、複数のAPを含んでよい。別の例において、MLDは、代替的に、別のデバイスであってよい。これは、限定されない。
理解を容易にするために、以下で、本出願の実施形態において使用される用語または概念を簡潔に説明する。
送信デバイスは、トリガ(trigger)フレームを運ぶ物理レイヤプロトコルデータユニット(PHY protocol data unit、PPDU)を受信デバイスに送信する。トリガフレームを運ぶPPDUを受信した後、受信デバイスは、ショートフレーム間スペース(short interframe space、SIFS)時間(SIFSTimeとも表記される場合がある)の後に、トリガベース物理レイヤプロトコルデータユニット(trigger-based PHY protocol data unit、TB PPDU)を使用することによってアップリンクデータを送信する。TB PPDUを返す前に、受信デバイスは、TB PPDUを送信する前のSIFS時間内に、エネルギーを検出するようにして、チャネルがアイドル状態であるかどうかを検出する必要がある。チャネルがアイドル状態である場合、受信デバイスは、TB PPDUを送信する。チャネルがビジー状態である場合、受信デバイスは、TB PPDUを送信しない。たとえば、送信デバイスおよび受信デバイスは、MLDであってよい。送信デバイスがトリガフレームを運ばないPPDUを送信するとき、受信デバイスは、BAを返す前にキャリアセンスを実行する必要はない。
SIFS時間は、3つの部分、すなわち、D1、M1、およびRx/Txを含む。たとえば、SIFS時間は、16マイクロ秒である。D1は、物理レイヤ処理遅延であり、D1は、aRxPHYDelayと表記される場合もある。M1は、MACレイヤ処理遅延であり、M1は、aMACProcessingDelayと表記される場合もある。Rx/Txは、受信状態から送信状態への遷移時間であり、RxTxTurnaroundTimeと表記される場合もある。3つの時間の期間は、特定の実装に関連し、3つの時間の期間の継続時間は、決められていない。D1およびM1の時間の期間内に、受信デバイスは受信状態であり、信号処理が物理レイヤおよびMACレイヤにおいて実行されるときに、同時にエネルギーセンス(energy sensing)が実行されてよい。エネルギーセンスは、通常、独立した回路によって実行され、エネルギー測定が、受信プロセス全体を通じて実行され得る。実装においては、Rx/Txのために、通常、数百ナノ秒から2マイクロ秒の時間の期間が必要とされ、受信デバイスはRx/Tx時間の期間内にエネルギーセンスを実行することはできない。エネルギーセンスは、通常、4マイクロ秒以内の測定結果を必要とする。次いで、測定が継続的に実行され、測定結果がMACレイヤにフィードバックされて、チャネルのビジー/アイドル状態を判定するために使用される。
送信デバイスがトリガフレームを運ぶPPDUを送信する場合に関して、通常のテクノロジーは、有効なソリューションを提供することができない。本出願は、受信デバイスがTB PPDUを返す前のSIFS時間内にエネルギー検出を実行することができるように、2つのリンク上で送信されるPPDUのアラインメント基準を提供するための通信方法を提供する。
以下で、図4から図8を参照して、本出願において提供される通信方法を説明する。
図4は、本出願の実施形態に係る通信方法400の概略図である。図4に示されるように、方法400は、以下のステップを含む。
S410: 送信デバイスが、第1のリンク上で第1のPPDUを送信し、第1のPPDUは、トリガフレームを運ぶ。
トリガフレームを運ぶPPDUに関して、トリガフレームを運ぶ第1のPPDUを受信した後、受信デバイスは、SIFS時間内にキャリアセンス(またはエネルギー検出またはエネルギーセンス)を実行して、SIFS時間の後に第1のリンク上で送信デバイスにTB PPDUを返す必要がある。
S420: 送信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信し、第2のPPDUの送信の終了時点は、第1の時点以降であり、第2の時点以前であり、第1の時点は、第1のPPDUの送信の終了時点およびショートフレーム間スペース(SIFS時間)における状態転換時間に関連し、第2の時点は、第1のPPDUの送信の終了時点およびSIFS時間に関連する。
本明細書において、第2のPPDUは、トリガフレームを運ばない。したがって、受信デバイスは、SIFS時間内にキャリアセンスを実行する必要がない。
SIFS時間の説明に関しては、上述の説明を参照されたい。SIFS時間内の状態転換時間は、上記のRx/Txである。
第2のリンク上で送信デバイスによって送信される第2のPPDUは、トリガフレームを運ばない。受信デバイスが第1のリンク上でTB PPDUを返す前にSIFS時間内にキャリアセンスを実行することを保証するためには、第2のリンク上の送信デバイスによるPPDUの送信の終了時点が制約される必要がある。第2のPPDUの送信の終了時点は、第1の時点よりも前であることはできず、第2の時点よりも後であることはできない。第1の時点は、第1のPPDUの終了時点およびSIFS時間内の状態転換時間に基づいて決定される必要がある。このようにして、受信デバイスが第1のリンク上でTB PPDUを返す前にSIFS時間内にキャリアセンスを実行することができることが、保証され得る。
任意選択で、第1の時点は、次の式、M = T1 - T2を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + T4を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表す。
図5は、本出願に係る通信方法が適用される例の概略図である。図5に示されるように、送信デバイスは、リンク1上でトリガフレームを運ぶPPDU 1を送信し、リンク2上でトリガフレームを運ばないPPDU 2を送信する。SIFS時間の後、送信デバイスは、リンク1上で受信デバイスからTB PPDUを受信し、リンク2上で受信デバイスからBA 2を受信する。図5は、PPDU 2の終了時点に関して許容される最も早い時間および最も遅い時間(すなわち、図に示された最も早い終了時点および最も遅い終了時点)を示す。
BA 2の送信の開始時点は、リンク1上のTB PPDUの開始時点の前のRx/Tx時間よりも前になり得ないことが図5から分かる。そうでなければ、リンク1上の受信デバイスのエネルギー検出が、リンク2上のBAの送信によって引き起こされる近隣リンクの干渉によって妨害される。言い換えると、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の送信の終了時点の前のRx/Tx時間よりも前になり得ない。さらに、送信デバイスによるPPDU 2の送信の終了時点は、リンク1上でのPPDU 1の送信の終了時点の後のSIFS時間よりも後になり得ない。そうでなければ、受信デバイスは、リンク1上でTB PPDUを返す間にリンク2上でPPDU 2を受信する。TB PPDUによって引き起こされる近隣リンクの信号干渉が、リンク2上でのPPDU 2の受信を妨害する。
任意選択で、SIFS時間に関して、スロット時間(aSlotTimeと表記される場合がある)因子が、さらに考慮される場合がある。言い換えると、SIFS時間は、スロット時間を考慮して変動する場合がある。可能な実装においては、第1の時点が、スロット時間にさらに関連する場合があり、第2の時点が、スロット時間にさらに関連する場合がある。
任意選択で、第1の時点は、以下の式を満たす。
M = T1 - (T2 - x×T3)、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×T3)
第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たす。
Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。
本明細書の統一された説明のために、第1の遅延係数と第2の遅延係数との間の値の関係は、本出願のこの実施形態において限定されない。第1の遅延係数および第2の遅延係数は、同じである場合があり、または異なる場合がある。たとえば、第1の遅延係数と第2の遅延係数との両方が、10%である場合がある。
図5のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、xとyとの両方が10%であり、状態転換時間T2がRx/Txであり、SIFS時間T4がSIFSである場合、図5のPPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点から(Rx/Tx - 10%×aSlotTime)を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×aSlotTime)を足した時間よりも後になり得ない。Rx/Txは受信デバイスの実装に関連するので、Rx/Txの長さは10%×aSlotTime未満である場合があり、(Rx/Tx - 10%×aSlotTime)は負の数である。この場合、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点と同じであってよい。はっきり言えば、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点からMax(0, Rx/Tx - 10%×aSlotTime)を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×aSlotTime)を足した時間よりも後になり得ない。
任意選択で、SIFS時間に関して、無線伝搬時間(aAirPropagationTimeと表記される場合がある)因子が、さらに考慮される場合がある。可能な実装においては、第1の時点が、無線伝搬時間にさらに関連する場合があり、第2の時点が、無線伝搬時間にさらに関連する場合がある。
任意選択で、第1の時点は、以下の式を満たす。
M = T1 - (T2 - x×(T3 - A))、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×(T3 - A))
第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たす。
Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、T3は、スロット時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。
図5のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間および無線伝搬時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、xとyとの両方が10%であり、無線伝搬時間AがaAirPropagationTimeであり、状態転換時間T2がRx/Txであり、SIFS時間T4がSIFSである場合、図5のPPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点から(Rx/Tx - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を足した時間よりも後になり得ない。Rx/Txは受信デバイスの実装に関連するので、Rx/Txは10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime)未満である場合があり、(Rx/Tx - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))は負の数である。この場合、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点と同じであってよい。はっきり言えば、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点からMax(0, Rx/Tx - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を足した時間よりも後になり得ない。
無線伝搬時間の特定の値が本出願において限定されないことは、理解されるであろう。概して、Wi-Fiの基本サービスセット(basic service set, BSS)のカバー半径は、100m未満であり、100mの距離に対応する無線伝搬時間は、0.33マイクロ秒である。たとえば、これに基づいて、aAirPropagationTimeは、規格において0.33マイクロ秒に設定される可能性がある。
本出願のこの実施形態において、状態転換時間は、受信デバイスによって送信デバイスに報告されてよく、またはプロトコルにおいて定義されてよい。これは、限定されない。
任意選択で、方法400は、以下をさらに含む。送信デバイスが、受信デバイスから状態転換時間を受信する。状態転換時間は、受信デバイスに関連する。たとえば、受信デバイスは、受信デバイスの状態転換時間Rx/Txを関連付け(association)要求フレームまたは関連付け応答フレームに付加し、関連付け要求フレームまたは関連付け応答フレームを送信デバイスに送信し、その結果、送信デバイスが、状態転換時間Rx/Txを知る。
たとえば、プロトコルにおいて定義される状態転換時間に関して、状態転換時間は、典型的な実装値であってよく、またはすべてのチップベンダーによって取り決められた値であってよく、または規格において投票によって選択された値であってよい。
受信デバイスに関して、状態転換時間がプロトコルにおいてがRx/Tx0として定義される場合、受信デバイスは、Rx/Tx0を参照して受信デバイスのRx/Txを選択してよい。受信デバイスがRx/Txをどのようにして選択するかの異なる実装が存在する場合がある。
実装1: 受信デバイスによって選択されるRx/Txの値が、Rx/Tx0の値以上である。
受信デバイスがRx/Tx0の値以上のRx/Txの値を選択する理由が、図6の例を使用することによって本明細書において説明される。図6に示されるように、送信デバイスは、リンク1上でトリガフレームを運ぶPPDU 1を送信し、PPDU 2上でトリガフレームを運ばないPPDU 2を送信する。SIFS時間の後、受信デバイスは、リンク1上でTB PPDUを返す必要があり、リンク2上でBA 2を返す。本明細書において、受信デバイスによって選択されるRx/Txの値は、Rx/Tx0の値以上である必要がある。受信デバイスによって選択されるRx/Txの値がRx/Tx0未満である場合、第1の時間の期間内に、BA 2によって引き起こされる近隣リンクの信号漏洩が、リンク1上のエネルギー検出を妨害する。その結果、チャネルは、ビジー状態になる。図6において、第1の時間の期間は、[T0 - Rx/Tx0, T0 - Rx/Tx]と表記される。T0は、TB PPDUの送信の所定の開始時点であり、またはT0は、第1のPPDU(たとえば、図6のPPDU 1)の終了時点にSIFS時間を足した時間である。
実装2: 受信デバイスによって選択されるRx/Txの値が、Rx/Tx0の値未満である。
実装2において、受信デバイスは、エネルギー検出閾値を使用することによって、TB PPDUを送信すべきかどうかを判定してよい。Rx/Txの値がRx/Tx0の値未満であるとき、受信デバイスは、エネルギー検出結果から近隣リンクのエネルギー漏洩量を引いて、第1の時間の期間のチャネル状態を判定する。たとえば、第1の時間の期間において、エネルギー検出結果から近隣リンクのエネルギー漏洩量を引くことによって取得された値がエネルギー検出閾値より大きい場合、チャネルはビジー状態であると判定される。第1の時間の期間において、エネルギー検出結果から近隣リンクのエネルギー漏洩量を引くことによって取得された値がエネルギー検出閾値以下である場合、チャネルはアイドル状態であると判定される。近隣リンクのエネルギー漏洩量を取得する方法は、本出願において限定されない。たとえば、近隣リンクのエネルギー漏洩量は、チャネルトレーニング(channel training)によって取得されてよい。
TB PPDUを送信すべきかどうかを判定するためにエネルギー検出閾値が導入される上述の実装が例示的な説明であるに過ぎず、本出願の実施形態の保護範囲に対する限定とはならないことは、理解されるであろう。当業者は、上述の実装に基づいて、エネルギー検出閾値に関連する様々な実装を得ることができる。
代替的に、実施2において、受信デバイスは、第1の時間の期間内のエネルギー検出結果を無視してよい。はっきり言えば、たとえリンク1上のエネルギー検出結果が、第1の時間の期間内のビジー状態であるとしても、受信デバイスは、第1のリンク(たとえば、図6のリンク1)上でTB PPDUを送信してよい。
可能な実装においては、プロトコルにおいて定義された状態転換時間が使用される場合、言い換えると、値がRx/Tx0として固定される場合、スロット時間(aSlotTime)因子も、Rx/Tx0の値の計算に取り入れられてよい。言い換えると、スロット時間因子が、固定値Rx/Tx0の選択のために考慮済みである。それに対応して、第1の時点は、次の式、M = T1 - T5を満たす。第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たす。
Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T5は、プロトコルにおいて定義された状態転換時間を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、yは、第2の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表す。T3因子は、T5の選択のために考慮済みである。
図5のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、yが10%であり、プロトコルにおいて定義された状態転換時間T5がRx/Tx0であり、SIFS時間T4がSIFSである場合、図5のPPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点からRx/Tx0を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×aSlotTime)を足した時間よりも後になり得ない。
任意選択で、プロトコルにおいて定義された状態転換時間が使用される場合、無線伝搬時間(aAirPropagationTime)因子も、Rx/Tx0の値の計算に取り入れられてよい。言い換えると、スロット時間因子および無線伝搬時間因子が、固定値Rx/Tx0の選択のために考慮済みである。
それに対応して、第1の時点は、次の式、M = T1 - T5を満たす。第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たす。
Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T5は、プロトコルにおいて定義された状態転換時間を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、yは、第2の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表す。T3因子およびA因子は、T5の選択のために考慮済みである。
図5のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間および無線伝搬時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、yが10%であり、無線伝搬時間AがaAirPropagationTimeであり、プロトコルにおいて定義された状態転換時間T5がRx/Tx0であり、SIFS時間T4がSIFSである場合、図5のPPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点からRx/Tx0を引いた時間よりも前になり得ず、PPDU 1の終了時点に(SIFS - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を足した時間よりも後になり得ない。
本出願のこの実施形態においては、2つのリンク、第1のリンクおよび第2のリンクが説明のための例として使用されるが、これが本出願のこの実施形態に対する限定とはならないことは、理解されるであろう。送信デバイスと受信デバイスとの間には、複数のリンクが存在する場合がある。複数のリンクが存在するとき、本出願のこの実施形態は、なおも適用可能である。言い換えると、受信デバイスが複数のリンクのうちのいずれか2つのリンク上でSTRを制約され(STR constrained)、TB PPDUが1つのリンク上でのみトリガされる場合、本出願のこの実施形態の通信方式が、適用可能である。
第1のPPDUおよび第2のPPDUの送信順は、本出願のこの実施形態において限定されないことに留意されたい。第1のPPDUが、最初に送信されてよく、または第2のPPDUが、最初に送信されてよい。どちらのPPDUが最初に送信されるかにかかわらず、最初に送信されるPPDUの終了時点が、後に送信されるPPDUの終了時点を制約するために利用されてよい。
たとえば、第1のPPDUが第2のPPDUの前に送信される場合、第2のPPDUの終了時点は、第1の時点以降であり、第2の時点以前である。第1の時点および第2の時点の説明に関しては、上述の説明を参照されたい。たとえば、図5の例においては、PPDU 1が、PPDU 2より前に送信される。この場合、PPDU 2の終了時点は、PPDU 1の終了時点を使用することによって制約される。
たとえば、第2のPPDUが第1のPPDUの前に送信される場合、第1のPPDUの終了時点は、第3の時点以降であり、第4の時点以前である。第3の時点の決定原理に関しては、第1の時点の説明を参照されたい。第4の時点の決定原理に関しては、第2の時点の説明を参照されたい。
以上は、TB PPDUが2つのSTRを制約されたリンクのうちの1つのリンク上でのみトリガされるシナリオにおける通信方法を説明し、以下は、TB PPDUが2つのSTRを制約されたリンクの各々においてトリガされるシナリオにおける通信方法を説明する。
図7は、本出願の別の実施形態に係る通信方法700の概略的な流れ図である。図7に示されるように、方法700は、以下のステップを含む。
S710: 送信デバイスが、第1のリンク上で第1のPPDUを送信し、第1のPPDUは、第1のトリガフレームを運ぶ。
第1のトリガフレームを運ぶ第1のPPDUに関して、トリガフレームを運ぶ第1のPPDUを受信した後、受信デバイスは、SIFS時間内にキャリアセンス(またはエネルギー検出またはエネルギーセンス)を実行して、SIFS時間の後に第1のリンク上で送信デバイスに第1のPPDUに関するTB PPDUを返す必要がある。
S720: 送信デバイスが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信し、第2のPPDUは、第2のトリガフレームを運び、第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、第1の継続時間以下であり、第1の継続時間は、ショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連する。
第2のトリガフレームを運ぶ第2のPPDUに関して、トリガフレームを運ぶ第2のPPDUを受信した後、受信デバイスは、SIFS時間内にキャリアセンス(またはエネルギー検出またはエネルギーセンス)を実行して、SIFS時間の後に第2のリンク上で送信デバイスに第2のPPDUに関するTB PPDUを返す必要がある。
SIFS時間の説明に関しては、上述の説明を参照されたい。SIFS時間内の状態転換時間は、上記のRx/Txである。
本明細書において、第1のリンクおよび第2のリンク上で送信デバイスによって送信されるPPDUは、それぞれ、トリガフレームを運ぶ。受信デバイスが2つのリンク上でTB PPDUを返す前にSIFS時間内にキャリアセンスを実行し得ることを保証するためには、2つのリンク上の送信デバイスによるPPDUの送信の終了時点の間の時間差が制約される必要がある。第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、第1の継続時間以下であり、第1の継続時間は、ショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連する。このようにして、受信デバイスがTB PPDUを返す前にSIFS時間内にキャリアセンスを実行することができることが、保証され得る。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2を満たし、Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表す。特に、状態転換時間T2の値がRx/Txである場合、第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、状態転換時間Rx/Tx以下である。状態転換時間T2の値がプロトコルにおいて定義された固定値、たとえば、Rx/Tx0である場合、第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、状態転換時間Rx/Tx0以下である。
図8は、本出願に係る別の通信方法が適用される例の概略図である。図8に示されるように、送信デバイスは、リンク1上でトリガフレームを運ぶPPDU 1を送信し、リンク2上でトリガフレームを運ぶPPDU 2を送信する。SIFS時間の後、送信デバイスは、リンク1上で受信デバイスからTB PPDU 1を受信し、リンク2上で受信デバイスからTB PPDU 2を受信する。図8は、PPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差の絶対値の許容可能な継続時間を示す。
図8は、PPDU 2の最も早い終了時点および最も遅い終了時点を示す。PPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差がRx/Txを超えることができないことが、図8から知られ得る。任意選択で、状態転換時間がプロトコルにおいて定義されたRx/Tx0である場合、PPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差は、Rx/Tx0を超えることができない。
方法400と同様に、任意選択で、SIFS時間に関して、スロット時間(aSlotTime)因子が、さらに考慮される場合がある。可能な実装において、第1の継続時間は、スロット時間にさらに関連する場合がある。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×T3、またはL = Max(0, T2 - x×T3)を満たす。
Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。
図8のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、xが10%、であり状態転換時間T2がRx/Txである場合、図8におけるPPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差は、(Rx/Tx - 10%×aSlotTime)を超えることができず、またはMax(0, Rx/Tx - 10%×aSlotTime)を超えることができない。本明細書において、状態転換時間T2がプロトコルにおいて定義されたRx/Tx0である場合、PPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差が満たす条件のRx/TxがRx/Tx0によって置き換えられることは、理解されるであろう。
方法400と同様に、任意選択で、SIFS時間に関して、無線伝搬時間(aAirPropagationTime)因子が、さらに考慮される場合がある。可能な実装において、第1の継続時間は、無線伝搬時間にさらに関連する。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×(T3 - A)、またはL = Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たす。
Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。
図8のPPDU 1およびPPDU 2が、説明のために引き続き使用される。スロット時間および無線伝搬時間が考慮されるとき、たとえば、スロット時間T3がaSlotTimeであり、xが10%であり、状態転換時間T2がRx/Txであり、無線伝搬時間AがaAirPropagationTimeである場合、図8におけるPPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差は、(Rx/Tx - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を超えることができず、またはMax(0, Rx/Tx - 10%×(aSlotTime - aAirPropagationTime))を超えることができない。本明細書において、状態転換時間T2がプロトコルにおいて定義されたRx/Tx0である場合、PPDU 1の終了時点とPPDU 2の終了時点との間の時間差が満たす条件のRx/TxがRx/Tx0によって置き換えられることは、理解されるであろう。
図5、図6、および図8の例が、本出願の実施形態を例に示される特定のシナリオに限定するのではなく、単に当業者が本出願の実施形態を理解するのを助けるために提供されることは理解されるであろう。当業者は、図5、図6、および図8に示された例に従って様々な等価な修正または変更を行うことができ、そのような修正または変更も、本出願の実施形態の範囲に入る。本出願のこの実施形態においては、2つのリンク、第1のリンクおよび第2のリンクが説明のための例として使用されるが、これが本出願のこの実施形態に対する限定とはならないことは、さらに理解されるであろう。送信デバイスと受信デバイスとの間には、複数のリンクが存在する場合がある。複数のリンクが存在するとき、本出願のこの実施形態は、なおも適用可能である。言い換えると、受信デバイスが複数のリンクのうちのいずれか2つのリンク上でSTRを制約され、TB PPDUが2つのリンクの各々においてトリガされる場合、本出願のこの実施形態の通信方式が、2つのリンクに適用可能である。
一部のシナリオにおいては、本出願の実施形態のいくつかの任意選択の特徴が、対応する技術的問題を解決し、対応する効果を達成するために、別の特徴、たとえば、任意選択の特徴が現在基づいているソリューションに依存せずに独立して実施される場合があることはさらに理解されるであろう。代替的に、一部のシナリオにおいては、任意選択の機能が、要件に基づいてその他の特徴と組み合わされる。それに対応して、本出願の実施形態において提供される装置も、これらの特徴または機能を相応に実施する場合がある。詳細は、本明細書において説明されない。
本出願の実施形態のソリューションが使用するために適切に組み合わされてよく、実施形態における用語の説明または記述が実施形態において相互参照または説明される場合があることは、理解されるであろう。これは、限定されない。
上述のプロセスのシーケンス番号が、本出願の様々な実施形態における実行順を意味しないことはさらに理解されるであろう。プロセスの実行順は、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきである。上述のプロセスにおける番号またはシーケンス番号は、単に説明を容易にするための区別のために使用され、本出願の実施形態の実施プロセスに対するいかなる限定ともなるべきでない。
上述の方法の実施形態において提供された方法に対応して、本出願の実施形態は、対応する装置をさらに提供する。装置は、上述の実施形態を実行するように構成された対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せであってよい。方法の実施形態において説明された技術的特徴は、以下の装置の実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
図9は、本出願の実施形態に係る通信装置900の概略的なブロック図である。図9に示されるように、通信装置は、送信ユニット910を含む。任意選択で、通信装置は、受信ユニット920および処理ユニット930をさらに含んでよい。
可能な設計において、通信装置900は、上述の方法の実施形態における送信デバイスに対応する場合があり、たとえば、MLDまたはMLDに構成されたチップである場合がある。
特に、通信装置900は、本出願の実施形態の方法400または方法700の送信デバイスに対応する場合がある。通信装置900は、図4の方法400または図7の方法700の送信デバイスによって実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでよい。さらに、通信装置900のユニットおよび上述のその他の動作または機能は、図4の方法400または図7の方法700の送信デバイスの対応する手順を実施するように別々に意図される。
可能な実装において、送信ユニット910は、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信するように構成され、第1のPPDUは、トリガフレームを運ぶ。送信ユニット910は、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するようにさらに構成され、第2のPPDUの送信の終了時点は、第1の時点以降であり、第2の時点以前であり、第1の時点は、第1のPPDUの送信の終了時点およびショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連し、第2の時点は、第1のPPDUの送信の終了時点およびSIFS時間に関連する。
任意選択で、第1の時点は、次の式、M = T1 - T2を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + T4を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表す。
任意選択で、第1の時点が、スロット時間にさらに関連し、第2の時点が、スロット時間にさらに関連する。
任意選択で、第1の時点は、次の式、M = T1 - (T2 - x×T3)、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×T3)を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。
任意選択で、第1の時点は、無線伝搬時間にさらに関連し、第2の時点は、無線伝搬時間にさらに関連する。
任意選択で、第1の時点は、次の式、M = T1 - (T2 - x×(T3 - A))、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、第2の時点は、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たす。Mは、第1の時点を表し、T1は、第1のPPDUの終了時点を表し、T2は、状態転換時間を表し、T3は、スロット時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、Maxは、最大値の取得を表し、Nは、第2の時点を表し、T4は、SIFS時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、yは、第2の遅延係数を表す。
装置は、受信デバイスから状態転換時間を受信するように構成された受信ユニット920をさらに含む。
別の可能な実装において、送信ユニット910は、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信するように構成され、第1のPPDUは、第1のトリガフレームを運ぶ。送信ユニットは、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するようにさらに構成され、第2のPPDUは、第2のトリガフレームを運ぶ。
第1のPPDUの送信の終了時点と第2のPPDUの送信の終了時点との間の時間差の絶対値は、第1の継続時間以下であり、第1の継続時間は、ショートフレーム間スペース(SIFS)時間における状態転換時間に関連する。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2を満たし、Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表す。
任意選択で、第1の継続時間は、スロット時間にさらに関連する。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×T3、またはL = Max(0, T2 - x×T3)を満たす。Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。
任意選択で、第1の継続時間は、無線伝搬時間にさらに関連する。
任意選択で、第1の継続時間は、次の式、L = T2 - x×(T3 - A)、またはL = Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たす。Lは、第1の継続時間を表し、T2は、状態転換時間を表し、xは、第1の遅延係数を表し、T3は、スロット時間を表し、Aは、無線伝搬時間を表し、Maxは、最大値の取得を表す。
任意選択で、装置900は、受信デバイスから状態転換時間を受信するように構成された受信ユニット920をさらに含む。
各ユニットが上述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、上述の方法の実施形態において詳細に説明されたことを理解されたい。簡潔にするために、詳細は本明細書において再度説明されない。
通信装置900が図10の通信装置であるとき、通信装置900の送信ユニット910が図10に示される送信機に対応してよく、受信ユニット920が図10に示される受信機に対応してよく、通信装置900の処理ユニット930が図10に示されるプロセッサに対応してよいことをさらに理解されたい。
任意選択で、通信装置900は、ストレージユニットをさらに含む。ストレージユニットは、命令またはデータを記憶するように構成されてよい。処理ユニットは、ストレージユニットに記憶された命令またはデータを呼び出して、対応する動作を実施してよい。ストレージユニットは、少なくとも1つのメモリを使用することによって実装される場合があり、たとえば、図10のメモリに対応する場合がある。
通信装置900がMLDに配置されたチップであるとき、通信装置900の送信ユニット910が出力インターフェース回路であってよく、通信装置900の受信ユニット920が入力インターフェース回路であってよいことをさらに理解されたい。
図10は、本出願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。図10に示されるように、デバイスは、プロセッサ、メモリ、送信機(または送信機マシンもしくは送信機回路と呼ばれる)、受信機(または受信機マシンもしくは受信機回路と呼ばれる)、信号ディテクタ、ユーザインターフェース、およびデジタル信号プロセッサを含む。プロセッサ、メモリ、送信機、受信機、信号ディテクタ、ユーザインターフェース、およびデジタル信号プロセッサは、制御信号またはデータ信号を転送するために内部接続経路を介して互いに通信してよい。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、信号を送信するように送信機を制御し、および/または信号を受信するように受信機を制御するためにメモリからコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するように構成される。送信機は、信号を送信するように構成され、受信機は、信号を受信するように構成される。任意選択で、通信装置は、ワイヤレス信号を使用することによって、送信機および受信機によって出力されたアップリンクデータまたはアップリンク制御シグナリングを送信するように構成されたアンテナをさらに含んでよい。
任意選択で、送信機および受信機は、独立して配置されてよく、またはトランシーバへと組み合わされてよい。
図10に示される通信装置は、本出願の実施形態において送信デバイスまたは受信デバイスによって実行される方法、たとえば、図4または図7に示された方法の実施形態における送信デバイスに関連するプロセスを実施することができることを理解されたい。通信装置のモジュールの動作および/または機能は、上述の方法実施形態における対応する手順を実施するように別々に意図される。詳細に関しては、上述の方法の実施形態における説明を参照されたい。繰り返しを避けるために、詳細な説明は、本明細書において適切に省略される。
図10に示される通信装置は、送信デバイスの可能なアーキテクチャであるに過ぎず、本出願に対するいかなる限定ともならないことを理解されたい。
任意選択で、通信装置は、通信サーバ、ルータ、スイッチ、またはブリッジなどのAPデバイスと、モバイル電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、スマートウォッチ、またはスマートTVなどの非APデバイスとを含むがこれらに限定されない。
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、図4または図7に示された実施形態の方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態において提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ可読ストレージ媒体をさらに提供する。コンピュータ可読ストレージ媒体は、プログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、図4または図7に示された実施形態の方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態は、プロセッサおよびインターフェースを含む処理装置をさらに提供する。プロセッサは、上述の方法の実施形態のいずれか1つの通信方法を実行するように構成される。
当業者は、本出願の実施形態に挙げられている様々な例示的論理ブロック(illustrative logical block)およびステップ(step)が電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せを使用することによって実装されてよいことをさらに理解するであろう。機能がハードウェアを使用することによって実装されるのか、またはソフトウェアを使用することによって実装されるのかは、具体的な適用例、およびシステム全体の設計の要件に応じて決まる。当業者は、様々な方法を使用して説明された機能をそれぞれの具体的な適用例のために実装してよいが、実装は、本出願の実施形態の範囲を逸脱すると考えられるべきでない。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を有することを理解されたい。実装プロセスにおいて、上述の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって完了される場合がある。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート、トランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央演算処理装置(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラユニット(micro controller unit、MCU)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、またはその他の集積チップであってよい。プロセッサは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行してよい。汎用プロセッサがマイクロプロセッサである可能性、またはプロセッサが任意の通常のプロセッサである可能性などがある。本出願の実施形態に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアの復号プロセッサによって直接実行および完了される場合があり、または復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実行および完了される場合がある。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの当技術分野の成熟したストレージ媒体に置かれてよい。ストレージ媒体は、メモリに置かれ、プロセッサは、メモリ内の情報を読み、プロセッサのハードウェアとの組合せで上述の方法のステップを完了する。
本出願において説明されたテクノロジーは、様々な方法で実装されてよい。たとえば、これらのテクノロジーは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せを使用することによって実装されてよい。ハードウェアの実装に関して、通信装置(たとえば、基地局、端末、ネットワークエンティティ、またはチップ)においてこれらのテクノロジーを実行するように構成された処理デバイスは、1つもしくは複数の汎用プロセッサ、DSP、デジタル信号処理デバイス、ASIC、プログラマブルロジックデバイス、FPGA、または別のプログラマブルロジック装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せに実装されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサである場合がある。任意選択で、汎用プロセッサは、代替的に、任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンである場合がある。プロセッサは、代替的に、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと組み合わされた1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他の同様の構成などのコンピューティング装置の組合せによって実装されてよい。
本出願の実施形態のメモリが揮発性メモリもしくは不揮発性メモリである場合があり、または揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含む場合があることは、理解されるであろう。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。限定的な説明ではなく例として、多くの形態のRAM、たとえば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンク(synchlink)ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびDirect Rambusランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が、使用される場合がある。本明細書において説明されるシステムおよび方法のメモリは、これらのメモリおよび別の適切な種類の任意のメモリを含むがこれらに限定されないことに留意されたい。
上述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せを使用することによって実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータにロードされ、実行されるとき、本出願の実施形態に係る手順または機能が、すべてまたは一部生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラミング可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶される場合があり、またはコンピュータ可読ストレージ媒体から別のコンピュータ可読ストレージ媒体に送信される場合がある。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、ラジオ波、もしくはマイクロ波)の方法で送信されてよい。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を組み込むサーバもしくはデータセンターなどのデータストレージデバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気式媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学式媒体(たとえば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD))などであってよい。
本明細書全体の中で述べられた「実施形態」は、実施形態に関連する特定の特徴、構造、または特性が本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味することを理解されたい。したがって、明細書全体の中の実施形態は、必ずしも同じ実施形態ではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適切な方法で組み合わされる場合がある。上述のプロセスのシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行順を意味しないことを理解されたい。プロセスの実行順は、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実施プロセスに対するいかなる限定とも考えられるべきでない。
本出願において、「~とき」および「~場合」は、UEまたは基地局が目的の状況において対応する処理を実行することを意味し、時間を限定するように意図されておらず、UEまたは基地局は、実施中に判定アクションを有することを必ずしも要求されず、いかなるその他の限定も意味しないことをさらに理解されたい。
当業者は、本出願における「第1の」および「第2の」などの様々な参照数字が、単に説明を容易にするための区別のために使用され、本出願の実施形態の範囲を限定するかまたは順番を表すために使用されないことを理解するであろう。
本出願においては、特に明記されない限り、単数形で表される要素は、「1つまたは複数」を表すように意図されているが、「1つおよび1つだけ」を表すように意図されていない。本出願においては、特に明記されない限り、「少なくとも1つ」は、「1つまたは複数」を表すように意図されており、「複数」は、「2つ以上」を表すように意図されている。
加えて、用語「システム」および「ネットワーク」は、本明細書においては交換可能なように使用される場合がある。本明細書における用語「および/または」は、関連する対象を説明するための関連付け関係のみを示し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表す可能性がある。Aは、単数または複数である場合があり、Bは、単数または複数である場合がある。
文字「/」は、概して、関連する対象の間の「または」の関係を示す。
本明細書における用語「~のうちの少なくとも1つ」は、列挙されたもののすべてまたは任意の組合せを示す。たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」は、次の6つの場合、すなわち、Aが単独で存在する場合、Bが単独で存在する場合、Cが単独で存在する場合、AおよびBが共存する場合、BおよびCが共存する場合、ならびにA、B、およびCが共存する場合を示す可能性がある。Aは、単数または複数である場合があり、Bは、単数または複数である場合があり、Cは、単数または複数である場合がある。
本出願の実施形態において、「Aに対応するB」は、BがAに関連付けられることを示しており、BがAに基づいて決定されてよいことを理解されたい。しかし、Bに従ってAを決定することは、BがAのみに従って決定されることを意味せず、つまり、BがAおよび/またはその他の情報に従って決定される場合もあることをさらに理解されたい。
当業者は、本明細書において開示された実施形態において説明された例のユニットおよびアルゴリズムのステップと組み合わせて、実施形態が、電子的なハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子的なハードウェアとの組合せによって実施されてよいことを知っているであろう。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはソフトウェアによって実行されるのかは、具体的な適用例、および技術的ソリューションの設計の制約に応じて決まる。当業者は、異なる方法を使用してそれぞれの具体的な適用例のために説明された機能を実装してよいが、実装は、本出願の範囲を逸脱すると考えられるべきでない。
丁度よい簡潔な説明を目的として、上述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスに関しては、上述の方法の実施形態の対応するプロセスを参照するものとし、詳細が本明細書において再度説明されないことは、当業者によってはっきりと理解されるであろう。
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は別様に実装されてよいことを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施形態は、例であるに過ぎない。たとえば、ユニットへの分割は、論理的な機能の分割であるに過ぎず、実際の実装中はその他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットもしくはコンポーネントが組み合わされるか、もしくは別のシステムに統合される可能性があり、または一部の特徴が無視されるか、もしくは実行されない可能性がある。加えて、示されたかまたは検討された相互の結合または直接的な結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実装されてよい。装置またはユニットの間の間接的な結合または通信接続は、電気的形態、機械的形態、または別の形態で実装されてよい。
別々の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれている場合があり、または物理的に分かれていない場合があり、ユニットとして示された部分は、物理的なユニットである場合があり、または物理的なユニットではない場合があり、1つの位置に置かれる場合があり、または複数のネットワークユニットに分散される場合がある。ユニットの一部またはすべては、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてよい。
加えて、本出願の実施形態の機能ユニットが、1つの処理ユニットに統合される場合があり、またはユニットの各々が、物理的に単独で存在する場合があり、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される場合がある。
機能は、ソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売されるかまたは使用されるとき、機能はコンピュータ可読ストレージ媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的ソリューションは基本的にソフトウェア製品の形態で実装される場合があり、あるいは通常のテクノロジー、または技術的ソリューションの一部に寄与する部分はソフトウェア製品の形態で実装される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は、ストレージ媒体に記憶され、本出願の実施形態において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)コンピュータデバイスに命じるためのいくつかの命令を含む。上述のストレージ媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能なハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、またはコンパクトディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上述の説明は、本出願の特定の実装であるに過ぎず、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願において開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到されるすべての変更または置き換えは、本出願の保護範囲に入る。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従う。
400 通信方法
700 通信方法
900 通信装置
910 送信ユニット
920 受信ユニット
930 処理ユニット

Claims (31)

  1. 送信デバイスによって、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信するステップであって、前記第1のPPDUが、トリガフレームを運ぶ、ステップと、
    前記送信デバイスによって、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するステップであって、前記第2のPPDUの送信の終了時間が、第1の時間以降であり、第2の時間以前であり、前記第1の時間が、前記第1のPPDUの送信の終了時間およびショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連し、前記第2の時間が、前記第1のPPDUの送信の前記終了時間および前記SIFS時間に関連する、ステップとを含む通信方法。
  2. 前記第1の時間が、次の式、M = T1 - T2を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + T4を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表す請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の時間が、スロット時間にさらに関連し、前記第2の時間が、前記スロット時間にさらに関連する請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1の時間が、次の式、
    M = T1 - (T2 - x×T3)、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×T3)を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Maxが、最大値の取得を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表し、yが、第2の遅延係数を表す請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の時間が、無線伝搬時間にさらに関連し、前記第2の時間が、前記無線伝搬時間にさらに関連する請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記第1の時間が、次の式、
    M = T1 - (T2 - x×(T3 - A))、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、T3が、前記スロット時間を表し、xが、前記第1の遅延係数を表し、Maxが、最大値の取得を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表し、Aが、前記無線伝搬時間を表し、yが、前記第2の遅延係数を表す請求項5に記載の方法。
  7. 前記送信デバイスによって、受信デバイスから前記状態転換時間を受信するステップをさらに含む請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 送信デバイスによって、第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信するステップであって、前記第1のPPDUが、第1のトリガフレームを運ぶ、ステップと、
    前記送信デバイスによって、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するステップであって、前記第2のPPDUが、第2のトリガフレームを運ぶ、ステップとを含み、
    前記第1のPPDUの送信の終了時間と前記第2のPPDUの送信の終了時間との間の時間差の絶対値が、第1の継続時間以下であり、前記第1の継続時間が、ショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連する通信方法。
  9. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表す請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の継続時間が、スロット時間にさらに関連する請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2 - x×T3、またはL = Max(0, T2 - x×T3)を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Maxが、最大値の取得を表す請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の継続時間が、無線伝搬時間にさらに関連する請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2 - x×(T3 - A)、またはL = Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Aが、前記無線伝搬時間を表し、Maxが、最大値の取得を表す請求項12に記載の方法。
  14. 前記送信デバイスによって、受信デバイスから前記状態転換時間を受信するステップをさらに含む請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信するように構成された送信ユニットであって、前記第1のPPDUが、トリガフレームを運ぶ、送信ユニットを含み、前記送信ユニットが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するようにさらに構成され、前記第2のPPDUの送信の終了時間が、第1の時間以降であり、第2の時間以前であり、前記第1の時間が、前記第1のPPDUの送信の終了時間およびショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連し、前記第2の時間が、前記第1のPPDUの送信の前記終了時間および前記SIFS時間に関連する通信装置。
  16. 前記第1の時間が、次の式、M = T1 - T2を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + T4を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表す請求項15に記載の装置。
  17. 前記第1の時間が、スロット時間にさらに関連し、前記第2の時間が、前記スロット時間にさらに関連する請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記第1の時間が、次の式、
    M = T1 - (T2 - x×T3)、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×T3)を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + (T4 - y×T3)を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Maxが、最大値の取得を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表し、yが、第2の遅延係数を表す請求項17に記載の装置。
  19. 前記第1の時間が、無線伝搬時間にさらに関連し、前記第2の時間が、前記無線伝搬時間にさらに関連する請求項17または18に記載の装置。
  20. 前記第1の時間が、次の式、
    M = T1 - (T2 - x×(T3 - A))、またはM = T1 - Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、
    前記第2の時間が、次の式、N = T1 + (T4 - y×(T3 - A))を満たし、
    Mが、前記第1の時間を表し、T1が、前記第1のPPDUの前記終了時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、T3が、前記スロット時間を表し、xが、前記第1の遅延係数を表し、Maxが、最大値の取得を表し、Nが、前記第2の時間を表し、T4が、前記SIFS時間を表し、Aが、前記無線伝搬時間を表し、yが、前記第2の遅延係数を表す請求項19に記載の装置。
  21. 受信デバイスから前記状態転換時間を受信するように構成された受信ユニットをさらに含む請求項15から20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 第1のリンク上で第1の物理レイヤプロトコルデータユニットPPDUを送信するように構成された送信ユニットであって、前記第1のPPDUが、第1のトリガフレームを運ぶ、送信ユニットを含み、前記送信ユニットが、第2のリンク上で第2のPPDUを送信するようにさらに構成され、前記第2のPPDUが、第2のトリガフレームを運び、
    前記第1のPPDUの送信の終了時間と前記第2のPPDUの送信の終了時間との間の時間差の絶対値が、第1の継続時間以下であり、前記第1の継続時間が、ショートフレーム間スペースSIFS時間における状態転換時間に関連する通信装置。
  23. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表す請求項22に記載の装置。
  24. 前記第1の継続時間が、スロット時間にさらに関連する請求項22または23に記載の装置。
  25. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2 - x×T3、またはL = Max(0, T2 - x×T3)を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Maxが、最大値の取得を表す請求項24に記載の装置。
  26. 前記第1の継続時間が、無線伝搬時間にさらに関連する請求項24または25に記載の装置。
  27. 前記第1の継続時間が、次の式、
    L = T2 - x×(T3 - A)、またはL = Max(0, T2 - x×(T3 - A))を満たし、
    Lが、前記第1の継続時間を表し、T2が、前記状態転換時間を表し、xが、前記第1の遅延係数を表し、T3が、前記スロット時間を表し、Aが、前記無線伝搬時間を表し、Maxが、最大値の取得を表す請求項26に記載の装置。
  28. 受信デバイスから前記状態転換時間を受信するように構成された受信ユニットをさらに含む請求項22から27のいずれか一項に記載の装置。
  29. 処理回路と、インターフェース回路とを含む通信装置であって、前記インターフェース回路が、前記通信装置以外の通信装置から信号を受信し、前記信号を前記処理回路に送信するか、または前記処理回路から前記通信装置以外の通信装置に信号を送信するように構成され、前記処理回路が、コード命令を実行して、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実施する、通信装置。
  30. プログラムまたは命令を記憶するコンピュータ可読ストレージ媒体であって、前記プログラムが実行されるかまたは前記命令が実行されるときに、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読ストレージ媒体。
  31. 請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実行するために使用される命令を含むコンピュータプログラム。
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