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JP2024056577A - スイッチング電源 - Google Patents

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JP2024056577A
JP2024056577A JP2022163583A JP2022163583A JP2024056577A JP 2024056577 A JP2024056577 A JP 2024056577A JP 2022163583 A JP2022163583 A JP 2022163583A JP 2022163583 A JP2022163583 A JP 2022163583A JP 2024056577 A JP2024056577 A JP 2024056577A
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泰洋 志村
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Abstract

【課題】スイッチング電源の個体差に応じて電源効率を改善する。【解決手段】スイッチング電源の制御手段は、停止期間において動作を継続する第一回路ブロックと、スイッチング期間においてスイッチング動作を制御し、停止期間において動作を停止する第二回路ブロックと、を有する。第一回路ブロックは、電源電圧を監視し、停止期間において、電源電圧が所定の閾値電圧よりも低くなると、停止期間を終了させてスイッチング期間に移行し、第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁トランスを用いたスイッチング電源の制御に関する。
スイッチング電源は画像形成装置などの電子機器用の電源回路として広く普及している。特許文献1によれば、スイッチング電源の消費電力を削減するために、間欠制御が提案されている。間欠制御とは、トランスをスイッチングしているスイッチング期間とトランスのスイッチングを停止する停止期間とを一つの繰り返し周期(制御周期)とする制御方法である。
特開2017-112798号公報
ところで、低負荷状態におけるスイッチング電源の電源効率を改善するためには、間欠制御における停止期間をできるだけ長くすることが必要となる。ただし、停止期間が長すぎると、トランスの一次側に設けられる制御回路が起動不能に陥ってしまうか、起動回路が長く動作して電源効率を低下させる。一方、停止期間が短すぎれば、スイッチング回数が多くなり、十分に消費電力を低減することができない。特許文献1によれば、タイマーに一定の設定値をセットすることで、停止期間が管理されている。しかし、適切な停止期間は、スイッチング電源の個体差に応じて異なる。そのため、従来技術では、スイッチング電源の個体差に応じて、停止期間をさらに長くできる余地が残っている。そこで、本発明は、スイッチング電源の個体差に応じて電源効率を改善することを目的とする。
本発明によれば、たとえば、
一次巻線、二次巻線、および第一補助巻線を有するトランスと、
スイッチング動作により前記一次巻線への電力の供給と遮断とを行うスイッチング素子と、
前記二次巻線に生じる電圧から生成される出力電圧をフィードバックするフィードバック手段と、
前記スイッチング動作を行うスイッチング期間と前記スイッチング動作を停止させる停止期間とを繰り返す間欠制御モードを有し、前記フィードバック手段から供給されるフィードバック電圧に応じて、前記出力電圧が目標電圧を維持するように前記スイッチング動作を制御する制御手段と、
前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき前記制御手段に供給される電源電圧を生成する生成手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記停止期間において動作を継続する第一回路ブロックと、
前記スイッチング期間において前記スイッチング動作を制御し、前記停止期間において動作を停止する第二回路ブロックと、を有し、
前記第一回路ブロックは、前記電源電圧を監視し、前記停止期間において、前記電源電圧が所定の閾値電圧よりも低くなると、前記停止期間を終了させて前記スイッチング期間に移行し、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、スイッチング電源が提供される。
本発明によれば、スイッチング電源の個体差に応じて電源効率が改善される。
電源回路を説明する図 制御回路を説明する図 制御モードを説明する図 メインとなる制御方法を示すフローチャート 間欠制御モードを示すフローチャート 別の電源回路を説明する図 別の制御回路を説明する図 別の間欠制御モードを示すフローチャート スリープ状態とアウェイク状態とを切り替える回路を示す図 画像形成装置を説明する図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<実施例1>
[スイッチング電源]
図1は実施例1のアクティブクランプ方式を用いたデジタル制御電源100の概略図を示している。アクティブクランプ方式とは、スイッチング素子であるFET1がオフしたときにトランスT1の一次巻線P1に発生する逆起電力からFET1を保護する回路をいう。ここでは、アクティブクランプ回路190が、電圧クランプ用のコンデンサC2とFET2とにより実現されている。デジタル制御電源100は、交流電圧から直流の電圧Vout(例:24V)を生成するスイッチング電源である。FETは電界効果トランジスタの略称である。
交流電源10は、商用電源などであり、デジタル制御電源100に交流電圧を供給する。ブリッジダイオードBD1は、交流電源10から供給された交流を全波整流して脈流を生成する整流回路である。平滑用コンデンサC3は脈流を平滑化して直流を生成する平滑回路である。ここでは、平滑用コンデンサC3の端子間電圧がVinと定義されている。また、平滑用コンデンサC3の低電位側はDCLと表記され、高電位側はDCHと表記されている。
平滑用コンデンサC3の後段には起動回路130が設けられている。起動回路130は、デジタル制御電源100の起動時に電源電圧V1を生成する回路である。起動回路130は3端子レギュレータ、または、降圧型スイッチング電源である。起動回路130のVC端子とG端子との間に電圧Vinが印加される。起動回路130は、電圧Vinから電源電圧V1を生成し、OUT端子から出力する。補助巻線P2、ダイオードD4およびコンデンサC4から構成される電源回路191が電源電圧V1を生成できるようになると、起動回路130は、電源電圧V1の生成を停止できる。電源電圧V1は、駆動回路120、およびDC/DCコンバータ150に供給される。これにより、駆動回路120、およびDC/DCコンバータ150が動作可能となる。DC/DCコンバータ150は、VC端子とG端子との間に印加された電源電圧V1を電源電圧V2に変換してOUT端子から出力し、制御回路110に供給する。これにより、制御回路110が動作可能となる。なお、電源電圧V2は、制御回路110のVC端子とG端子との間に印加される。
トランスT1は、絶縁型のトランスである。一次側に一次巻線P1と補助巻線P2が設けられている。二次側に二次巻線S1が設けられている。一次巻線P1にはFET1とFET2が接続されている。FET1と、FET2とがスイッチング動作することで、二次巻線S1にエネルギーが伝達される。
一次巻線P1に電圧Vinを印加すると、補助巻線P2にフォワード電圧が生じる。補助巻線P2にはダイオードD4とコンデンサC4が接続されている。ダイオードD4が電圧整流し脈流を生成し、コンデンサC4が脈流を平滑して、電源電圧V1を生成する。
FET1はトランスT1の一次巻線P1に対して直列に接続されている。コンデンサC2とFET2とが、トランスT1の一次巻線P1に対して並列に接続さている。
制御回路110は、FB端子に入力されるフィードバック電圧に基づき、制御信号Dr1、Dr2を駆動回路120に出力し、駆動回路120を通じてFET1およびFET2を制御する。これにより、電圧Voutが目標電圧(例:+24V)に維持される。電源電圧V1は、抵抗R3と抵抗R4とで形成される分圧回路193により分圧されて、V1S端子に印加される。つまり、V1S端子は、電源電圧V1に比例した電圧V1Sが入力される端子である。説明の便宜上、V1S端子に印加される電圧もV1Sと表記される。電源電圧V1は、平滑用コンデンサC3に充電された電圧Vinに相関することから、電圧V1Sは、電圧Vinにも相関している。つまり、制御回路110は、電圧V1Sに基づき、電圧Vinを知ることができる。
駆動回路120は、制御信号Dr1に従いFET1のゲートに印加される駆動信号DLを生成して出力する。駆動回路120は、制御信号Dr2に従いFET2のゲートに印加される駆動信号DHを生成する。駆動回路120のVC端子とG端子との間には、電源電圧V1が印加される。
駆動回路120は、さらに、VH端子とGH端子を有している。VH端子とGH端子には、コンデンサC5とダイオードD5とにより構成されるチャージポンプ回路192が接続されている。チャージポンプ回路192が電源電圧V1から別の電源電圧を生成して、VH端子とGH端子に印加する。制御信号Dr1がHigh状態になると、駆動回路120は、FET1の駆動信号DLをHigh状態とする。これにより、FET1はオン状態となる。制御信号Dr1がLow状態になると、駆動回路120は、FET1の駆動信号DLをLow状態とする。これにより、FET1はオフ状態となる。同様に、制御信号Dr2がHigh状態になると、駆動回路120は、FET2の駆動信号DHをHigh状態とする。これにより、FET2がオン状態となる。制御信号Dr2がLow状態になると、駆動回路120は、FET2の駆動信号DHをLow状態とする。これにより、FET2がオン状態となる。このようにして、FET1とFET2とがスイッチング動作を実行する。
電圧共振用コンデンサC1はFET1と並列に接続されており、FET1とFET2のスイッチオフ時の損失を低減する。ダイオードD1は、FET1のボディーダイオード(寄生ダイオード)である。ダイオードD2はFET2のボディーダイオードである。
二次巻線S1にはダイオードD11が接続されている。ダイオードD11は、二次巻線S1に生じるフライバック電圧を整流して脈流を生成する。コンデンサC11は脈流を平滑紙、出力電圧Voutを生成する。
フィードバック回路140は、出力電圧Voutを二次側から一側にフィードバックする回路である。出力電圧Voutは、抵抗R52と抵抗R53とにより形成される分圧回路によって分圧され、シャントレギュレータIC5のリファレンス端子REFに印加される。出力電圧Voutが目標電圧より高くなると、シャントレギュレータIC5のカソード端子Kから、フォトカプラPC5の二次側ダイオードおよびプルアップ抵抗R51に、電流が流れる。二次側ダイオードが発光すると、フォトカプラPC5の一次側トランジスタが動作する。これにより、コンデンサC6から電荷が放電され、制御回路110のFB端子に印加されている電圧Vfbが低下する。電圧Vfbはフィードバック電圧と呼ばれてもよい。また、デジタル制御電源100に接続されている負荷が増加し、出力電圧Voutが目標電圧より低くなると、電源電圧V2から抵抗R2を介してコンデンサC6に充電電流が流れる。これにより、制御回路110のFB端子の電圧Vfbが上昇する。出力電圧Voutが目標電圧に維持されるよう、制御回路110はFB端子の電圧Vfbに応じてフィードバック制御を実行する。
制御回路110は、FB端子の電圧Vfbを監視することによりデジタル制御電源100の負荷の状態を把握できる。つまり、電圧Vfbが高いほど、負荷が大きく、電圧Vfbが低いほど、負荷が小さい。よって、制御回路110は、負荷に応じた適切なスイッチング制御を実行できる。負荷をより正確に検知するためには、FET1または負荷に電力を供給する経路に、電流検知回路が設けられてもよい。
[制御回路の詳細]
図2(A)は制御回路110のブロック図である。制御回路110は、クロック回路115によって生成されたクロック信号CLKにしたがって動作するデジタル制御回路(CPU、ASICなど)である。CPUは中央演算処理装置の略称である。ASICは特定用途集積回路の略称である。制御回路110をCPU等のデジタル制御回路で実現することで、制御信号Dr1、Dr2などの複雑な波形の制御が安価な集積回路で実現可能となる。
制御回路110は、ブロックB1とブロックB2とを有している。ブロックB1は、デジタル制御電源100がスイッチング動作を停止している停止期間中であっても、動作を継続する回路ブロックである。つまり、ブロックB1には、常時、電源電圧V2が供給されている。ブロックB2は、スイッチング動作の停止期間中に、動作を停止する回路ブロックである。
ブロックB1は、クロック回路115、PWM回路117、比較回路118a、比較回路118bを有している。クロック回路115は、一定周期のクロック信号CLKを生成し、ブロックB1、B2に供給する発振回路である。PWM回路117は、PWM信号として制御信号Dr1、Dr2を生成する回路である。比較回路118aは、基準電圧Vref_aとFB端子に印加される電圧Vfbとを比較し、比較結果をスイッチSW1の制御端子に出力する。比較回路118bは、基準電圧Vref_bとV1S端子に印加される電圧(電圧Vinに比例した電圧)とを比較し、比較結果をスイッチSW1の制御端子に出力する。基準電圧Vref_a及び、Vref_bは、制御回路110の内部で生成される基準電圧である。
ブロックB2は集積回路で形成されたマイコンである。ブロックB2は、演算制御部111、主記憶部112、外部記憶部113、AD変換器114を有している。演算制御部111は、クロック回路115から供給されるクロック信号CLKに基づき動作する。演算制御部111は、外部記憶部113に記憶されている命令とデータを、主記憶部112にロードして、逐次演算を実行する。主記憶部112は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を有する。外部記憶部113は、フラッシュメモリおよびリードオンリメモリ(ROM)を有する。演算制御部111は、AD変換器114により検知された電圧Vfbに基づき、制御信号Dr1、Dr2の元になる設定値(例:制御開始タイミング、周期、デューティ比、デッドタイム、オン幅など)を制御することで、FET1、FET2を制御する。
スイッチSW1は、比較回路118a、118bに比較結果および演算制御部111からの制御信号に応じてオン/オフするスイッチ素子である。スイッチSW1がオンになると、電源電圧V2がブロックB2に供給され、ブロックB2が動作可能となる。スイッチSW1がオフになると、電源電圧V2がブロックB2に供給されず、ブロックB2が停止する。
たとえば、演算制御部111は、電圧Vfbが非常に小さくなったかどうかを判定する。電圧Vfbが非常に小さくなると、演算制御部111は、スイッチSW1をオンからオフに切り替え、ブロックB2を停止させる(スリープ状態)。このように、制御回路110は、ブロックB2に配置された機能部の消費電力を削減することができる。
図2(B)が示すように、スイッチSW1はクロック信号CLKの供給をオン/オフしてもよい。ただし、図2(B)に示された回路よりも図2(A)に示された回路は、より大きな省電力効果を発揮する。電源電圧V2を停止することで、ブロックB2に配置された機能部に流れるリーク電流も削減されるからである。
制御回路110は、ブロックB2に配置された機能部に供給されるクロック信号CLKの周波数を極端に低くしてもよい。あるいは、制御回路110は、ブロックB2に配置された機能部に供給される電源電圧V2を低下させてもよい。あるいは、制御回路110は、ブロックB2に配置された機能部に供給されるクロック信号CLKの周波数と電源電圧V2とをそれぞれ低下させてもよい。
ところで、実施例1において、制御回路110は、スイッチング動作に間欠制御を適用する。間欠制御の制御周期は、スイッチング動作が実行されるスイッチング期間と、スイッチング動作が停止される停止期間と、からなる。制御回路110は、停止期間において、スイッチSW1をオフにし、ブロックB2への電源電圧V2の供給を停止する。停止期間の終了タイミングは、比較回路118aまたは比較回路118bによって検知される。比較回路118aは、電圧Vfbに基づき、停止期間の終了タイミングを検知し、スイッチSW1をオフからオンに切り替える。同様に、比較回路118bは、V1S端子に印加される電圧に基づき、停止期間の終了タイミングを検知し、スイッチSW1をオフからオンに切り替える。スイッチSW1をオフからオンに切り替えられると、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開される。これにより、演算制御部111が動作を再開できる。このように、実施例1では、比較回路118bによって、間欠制御の停止期間の終了タイミングを検知することで、ブロックB2のスリープ状態を解除することに特徴がある。
[制御方法の詳細]
図3(A)は連続制御モードを示している。連続制御モードとは、スイッチング動作が継続する制御モードである。スイッチング動作が実行されている期間は、スイッチング期間Pswと呼ばれる。駆動信号DLはFET1のゲートに供給される駆動信号である。駆動信号DHはFET2のゲートに供給される駆動信号である。Idは、FET1のドレイン電流である。Vdsは、FET1のドレインとソースとの間の電圧である。FBL1は電圧Vfbに対する閾値電圧である。
スイッチング期間Pswでは、FET1とFET2とが交互にオン/オフを繰り返す。駆動信号DL、DHが示すように、FET1とFET2とがともにオフとなる期間であるデッドタイムdtが設けられている。
電圧Vfbが閾値電圧FBL1より大きい状態が維持される限り、制御回路110は、デジタル制御電源100の高負荷状態にあると判定する。つまり、制御回路110は、スイッチング期間Pswを継続する。閾値電圧FBL1は、外部記憶部113に記憶された、所定の閾電圧値である。
連続制御モードにおいて電圧Vfbが高くなると、制御回路110は、FET2のオン時間に対するFET1のオン時間の比率を大きくする。制御回路110は、電圧V1Sに基づき電圧Vinを検知できる。制御回路110は、電圧Vinが高いほど、FET1のオン時間を短くする。制御回路110は、電圧Vinが低いほど、FET1のオン時間を長くする。つまり、電圧VinとFET1のオン時間とは反比例の関係を有する。これにより、負荷に供給される電力が維持される。
図3(B)は間欠制御モードを示す。間欠制御モードでは、スイッチング期間Pswと停止期間Pstopとが繰り返されるし制御モードである。つまり、制御周期CPはスイッチング期間Pswと停止期間Pstopとからなる。時刻t0から時刻t2までの期間が一つの制御周期CPである。スイッチング期間Pswは時刻t0から時刻t1までの期間である。停止期間Pstopは時刻t1から時刻t2までの期間である。このように時刻t0はスイッチング期間Pswの開始タイミングである。時刻t1はスイッチング期間Pswの終了タイミングであるとともに、停止期間Pstopの開始タイミングである。時刻t2は、停止期間Pstopの終了タイミングであるとともに、次のスイッチング期間Pswの開始タイミングでもある。
仮に、デジタル制御電源100が低負荷状態にあるときに連続制御モードを継続すると、デジタル制御電源100の効率が低下する。この原因は、一次側に流れる電流による抵抗損失と、FET1とFET2のスイッチング損失などである。そのため、低負荷状態においては、間欠制御モードが採用される。これにより、一次側に流れる電流が減少し、FET1とFET2のスイッチング回数も削減され、低負荷状態における電源効率が改善する。
ブロックB2に配置された演算制御部111は、電圧Vfbが閾値電圧FBL1より低くなったかどうかを監視する。時刻t1で電圧Vfbが閾値電圧FBL1より低くなると、演算制御部111は、デジタル制御電源100が高負荷状態から低負荷状態に遷移したと判定し、制御モードを連続制御モードから間欠制御モードへ切り替える。停止期間PstopにおいてはスイッチSW1がオフとなるため、ブロックB2は停止する。そこで、停止期間Pstopにおいては、比較回路118aが電圧Vfbと基準電圧Vref_aとを比較する。時刻t2で電圧Vfbが基準電圧Vref_aを超えると、比較回路118aはスイッチSW1をオフからオンに切り替える。これにより、ブロックB2に再び電源電圧V2が供給され、ブロックB2が再起動する。なお、基準電圧Vref_aは、閾値電圧FBL1よりも高く設定される。
このように、電圧Vfbのオーバーシュートとアンダーシュートを利用することで、間欠制御モードが実現されている。
図3(C)は制御周期Cpの制御方法を示す。デジタル制御電源100の負荷状態が図3(B)の負荷状態と比較してさらに低負荷状態(例:無負荷状態)になると、停止期間Pstopが非常に長くなってしまう。
停止期間Pstopが所定の期間よりも長くなると、トランスT1の補助巻線P2から、電源電圧V1を生成する回路に供給される電力が不足する。この場合、駆動回路120と制御回路110が停止してしまうため、起動回路130が駆動回路120と制御回路110とに電力を供給しなければならない。起動回路130は、平滑用コンデンサC3に充電された電圧Vinから電源電圧V1を生成する。電圧Vinと電源電圧V1との間には電位差があるため、それに起因した損失が非常に大きくなる。その結果、無負荷状態の電源効率が低下する。
この問題を解決するために、比較回路118bが採用されている。比較回路118bは、電源電圧V1が下限電圧V1min未満になったことを検知すると、停止期間pstopを終了させる。すなわち、比較回路118bはスイッチSW1をオフからオンに切り替え、スイッチング動作を再開させる。このように、電源電圧V1を監視することで、トランスT1の補助巻線P2により生じるフォワード電圧から生成される電源電圧V1の不足が抑制される。
図3(C)が示す制御方法では、電源電圧V1の低下によって停止期間Pstopが終了してしまう。そのため、停止期間Pstopの長さに応じて、一次側から二次側に供給される電力を制御することができない。そこで、電圧Vfbが低下した場合、スイッチング期間PswにおけるFET1のオン時間が短縮される。これにより、電圧Vfbに基づく出力電圧Voutのフィードバック制御が実現される。アクティブクランプ方式を用いたデジタル制御電源100では、FET2のオン時間に対するFET1のオン時間の比率が十分に小さくなればよい。これにより、出力電圧Voutを上昇させることなく、電源回路191に十分な電力が供給される。図3(C)が示す制御では、電圧Vfbが低下した場合、出力電圧Voutを上昇させずに、電源電圧V1を生成可能となる。そのため、デジタル制御電源100の無負荷状態においても、起動回路130を動作させることなく、駆動回路120と制御回路110とが動作を継続できる。
このように、電源電圧V1が下限電圧V1min未満になったことを比較回路118bが検知した場合、比較回路118bが停止期間Pstopを終了させる。これにより、起動回路130を動作させることなく、停止期間Pstopができる限り長い期間に制御される。
[フローチャート]
(1)メインの動作
図4は制御回路110により実行される制御方法を示すフローチャートである。交流電源10からデジタル制御電源100に電力が供給されると、制御回路110は以下の処理を実行する。
S401で、制御回路110は制御モードを連続制御モードに設定する。たとえば、演算制御部111は、外部記憶部113から連続制御モードに関する設定値を読み出し、ブロックB1とブロックB2に設定する。設定値は、たとえば、制御開始タイミング、周期、デューティ比、デッドタイム、オン幅、閾値電圧FBL1などである。
S402で、制御回路110はデジタル制御電源100を連続制御モードで動作せる。たとえば、PWM回路117は、設定値にしたがった制御信号Dr1、Dr2を生成して出力する。これにより、FET1とFET2がスイッチング動作を連続的に実行する。
S403で、制御回路110はデジタル制御電源100の負荷を計測する。たとえば、負荷を示す物理量として、電圧Vfbが計測される。
S404で、制御回路110は、負荷が低いかどうかを判定する。たとえば、演算制御部111は、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えているかどうかを判定する。電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えている場合は、負荷が高い。そのため、制御回路110は処理をS402に進める。つまり、連続制御モードが継続される。一方、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えていない場合は、負荷が低い。そのため、制御回路110は処理をS405に進める。
S405で、制御回路110は制御モードを間欠制御モードに設定する。たとえば、演算制御部111は、外部記憶部113から間欠制御モードに関する設定値を読み出し、ブロックB1などに設定する。設定値は、たとえば、制御開始タイミング、周期、デューテティ比、デッドタイム、オン幅、基準電圧Vref_a、Vref_b、閾値電圧FBL1などである。
S406で、制御回路110はデジタル制御電源100を間欠制御モードで動作せる。たとえば、PWM回路117は、スイッチング期間Pswにおいて、設定値にしたがった制御信号Dr1、Dr2を生成して出力する。これにより、スイッチング期間Pswにおいて、FET1とFET2がスイッチング動作を連続的に実行する。また、PWM回路117は、スイッチング期間Pswにおいて、制御信号Dr1、Dr2の生成を停止する。さらに、制御回路110は、スイッチSW1をオフにして、ブロックB2を停止させる。
S407で、制御回路110はデジタル制御電源100の負荷を計測する。たとえば、負荷を示す物理量として、電圧Vfbが計測される。
S408で、制御回路110は、負荷が低いかどうかを判定する。たとえば、演算制御部111は、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えているかどうかを判定する。電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えている場合は、負荷が高い。そのため、制御回路110は処理をS401に進める。つまり、制御モードが間欠制御モードから連続制御モードに切り替えられる。一方、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えていない場合は、負荷が低い。そのため、制御回路110は処理をS406に進める。つまり、間欠制御モードが続行される。
(2)間欠制御モードの詳細
図4は間欠制御モードの詳細を示すフローチャートである。間欠制御モードにおいて、制御回路110は以下の処理を実行する。
S501で制御回路110(演算制御部111、PWM回路117)は、電圧Vfbに応じてオン時間を制御する。つまり、FET1のオン時間とFET2のオン時間とが電圧Vfbに応じて制御される。なお、演算制御部111は、電圧Vfbに応じたFET1のオン時間とFET2のオン時間とを、外部記憶部113に記憶されている数式またはテーブルを用いて決定してもよい。
S502で制御回路110(演算制御部111)は、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えているかどうかを判定する。電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えている場合、まだ、スイッチング期間Pswから停止期間Pstopへの切り替えタイミングが到来していない。よって、制御回路110は、処理をS501に進める。一方、電圧Vfbが閾値電圧FBL1を超えていない場合、スイッチング期間Pswから停止期間Pstopへの切り替えタイミングが到来した。そこで、制御回路110は、処理をS503に進める。
S503で制御回路110の演算制御部111は、スイッチSW1をオンからオフに切り替えることで、ブロックB2をオフにする。これにより、停止期間Pstopが開始される。
S504で制御回路110の比較回路118aは電圧Vfbが閾値電圧Vref_aを超えているかどうかを判定する。電圧Vfbが閾値電圧Vref_aを超えている場合、制御回路110は処理をS505に進める。一方、電圧Vfbが閾値電圧Vref_aを超えていない場合、制御回路110は処理をS506に進める。このように、電圧Vfbが閾値電圧Vref_aを超えていることは、停止期間Pstopの終了条件の一つである。
S505で制御回路110の比較回路118aはスイッチSW1をオフからオンに切り替えることで、ブロックB2をオンにする。これにより、停止期間Pstopが終了し、スイッチング期間Pswが開始される。つまり、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開され、演算制御部111が動作を再開する。
S506で制御回路110の比較回路118bはV1S端子に印加される電圧V1Sが閾値電圧Vref_bよりも低いかどうかを判定する。電圧V1Sは電源電圧V1に比例した電圧である。閾値電圧Vref_bは下限電圧V1minに比例した電圧である。よって、ここでは、電源電圧V1が下限電圧V1minよりも低いかどうかが判定されている。電圧V1Sが閾値電圧Vref_bよりも低くない場合、制御回路110は処理をS504に進める。一方、電圧V1Sが閾値電圧Vref_bよりも低い場合、制御回路110は処理をS507に進める。このように、電圧V1Sが閾値電圧Vref_bよりも低いことは、停止期間Pstopの終了条件の一つである。
S507で制御回路110の比較回路118bは、スイッチSW1をオフからオンに切り替えることで、ブロックB2をオンにする。これにより、停止期間Pstopが終了し、スイッチング期間Pswが開始される。つまり、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開され、演算制御部111が動作を再開する。
実施例1のデジタル制御電源100は下記の特徴を有している。
・ デジタル制御電源100が低負荷状態にある場合、間欠制御モードが採用される。これにより、消費電力が削減され、低負荷状態における電源効率が改善される。
・ 停止期間Pstopにおいて、制御回路110のブロックB2への電源電圧V2の供給が停止される。これにより、ブロックB2はスリープする。その結果、ブロックB2の消費電力が削減され、低負荷状態における電源効率が改善される。
・ 比較回路118aが電圧Vfbの上昇を検知すると、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開される。これにより、演算制御部111が動作可能となり、制御回路110はスイッチング期間Pswに移行する。
・ 比較回路118bが電源電圧V1の低下を検知すると、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開される。これにより、起動回路130に頼ることなく、演算制御部111が動作可能となり、制御回路110はスイッチング期間Pswに移行する。
このような電圧監視をベースとすることで、停止期間Pstopを可能な限り長くすることが可能となる。つまり、低負荷状態におけるスイッチング回数が削減され、電源効率がさらに改善する。
<実施例2>
本開示の技術思想はアクティブクランプ回路190を利用しないスイッチング電源にも適用可能である。そこで、実施例2として、アクティブクランプ回路の代わりに、サージ吸収回路を用いたスイッチング電源が説明される。
[回路構成]
図6は実施例2のデジタル制御電源600の回路図である。実施例2の要素のうち、実施例1で説明された要素には同一の参照符号が付与されており、その説明は援用される。図1では、FET2と電圧クランプ用のコンデンサC2とから構成されていたアクティブクランプ回路190が採用されているが、図6ではサージ吸収回路620が採用されている。サージ吸収回路620は、たとえば、スナバ回路などにより実現される。デジタル制御電源600は、トランスT4をスイッチングする素子としてFET1のみを有している。FET1がオフした際に生じるサージ電圧は、サージ吸収回路620によって吸収され。
トランスT4は、トランスTと比較して、補助巻線P3を追加されている。二次巻線S1によるフライバック電圧が補助巻線P3に生じる。補助巻線P3に生じたフライバック電圧は、電源回路691に印加される。電源回路691はダイオードD5でフライバック電圧を脈流に変換する。電源回路691はコンデンサC5は脈流を平滑化して直流電圧である電源電圧V3を生成する。電源電圧V3はDC/DCコンバータ150に供給される。DC/DCコンバータ150は、電源電圧V3から電源電圧V2を生成する。
制御回路610は、電圧Vfbに基づきFET1のオン時間を制御することで、出力電圧Voutのフィードバック制御を実行する。制御回路610は、電源電圧V3の低下を検知する機能を有している。電源電圧V3は、抵抗R5と抵抗R6とによって形成される分圧回路693によって分圧されて、制御回路610のV3S端子に印加される。V3S端子に印加される電圧も、説明の便宜上、電圧V3Sと表記される。
起動回路630は、3端子レギュレータ、降圧型スイッチング電源、または、スイッチにより形成される。起動回路630のVC端子とG端子間との間には電源電圧V1が印加される。起動回路630は、電源電圧V1から電源電圧V3を生成し、OUT端子に出力する。起動回路630は、デジタル制御電源600の起動時において、補助巻線P3の代わりに、電源電圧V3を供給する。
上述されたように、補助巻線P3には、二次側巻線S1の出力電圧と巻線比とから決まるフライバック電圧が出力される。そのため、電源電圧V3は入力電圧Vinの変動の影響を受けにくい。電源電圧V3は、電源電圧V1よりも低い。そのため、デジタル制御電源100と比較して、デジタル制御電源600は、DC/DCコンバータ150の損失を削減できる。このように、補助巻線P3を用いることで、低負荷状態におけるデジタル制御電源600の効率が改善する。
[制御回路の詳細]
図7は実施例2の制御回路610の詳細を示す。実施例1と比較して、実施例2では、ブロックB1に比較回路118cが採用されている。比較回路118cは、電源電圧V3に比例した電圧V3Sと、演算制御部111により設定された基準電圧Vref_cとを比較する。比較回路118cは、比較結果をスイッチSW1の制御端子に出力することで、スイッチSW1をオン/オフする。電圧V3Sが基準電圧Vref_cよりも低くなると、スイッチSW1がオフからオンに切り替えられる。
[フローチャート]
実施例2のメインのフローチャートは実施例1のメインのフローチャートと共通である。そこで、以下では、間欠制御モードについて詳細に説明される。
図8は実施例2の間欠制御モードを示すフローチャートである。実施例1で説明された処理については、同一の参照符号が付与されており、その説明は援用される。S506でNoであった場合、制御回路110は処理をS801に進める。
S801で、制御回路110の比較回路118cは、電圧V3Sが基準電圧Vref_c未満かどうかを判定する。電圧V3Sが基準電圧Vref_c未満でなければ、比較回路118cは、処理をS504に進める。一方、電圧V3Sが基準電圧Vref_c未満である場合、電源電圧V3が下限電圧V3min未満に低下している。この場合、起動回路の630の動作時間をできる限り短くすべく、制御回路110は、処理をS802に進める。
S802で、制御回路110の比較回路118cは、ブロックB2をオンにする。たとえば、比較回路118cは、スイッチSW1をオフからオンに切り替えることで、ブロックB2への電源電圧V2の供給を再開する。これにより、ブロックB2の演算制御部111が動作を再開する。その結果、停止期間Pstopが終了し、スイッチング期間Pswが開始される。
実施例2のデジタル制御電源600は、デジタル制御電源100の特徴に加えて、下記の特徴を有している。
・ 比較回路118cが電圧V3S端子の低下を検知すると、ブロックB2への電源電圧V2の供給が再開され、演算制御部111が動作を再開する。つまり、制御回路110は、停止期間Pstopからスイッチング期間Pswに移行する。
このように、デジタル制御電源600は、駆動回路120に適した電源電圧V1を供給する補助巻線P2と、電源電圧V1より低く、かつ、制御回路610に適した電源電圧V3を供給する補助巻線P3と、を有する。デジタル制御電源600は、停止期間Pstop中に、制御回路110をスリープさせる。つまり、ブロックB1は動作を継続するが、ブロックB2は動作を停止する。ブロックB1に配置された比較回路118bと比較回路118cは、停止期間Pstopの終了タイミングを電源電圧V1、V3に基づき検知する。つまり、電源電圧V1が下限電圧V1limを下回るか、または、電源電圧V3が下限電圧V3limを下回ると、停止期間Pstopが終了する。電源電圧V1、V3は、デジタル制御電源600を形成している素子の個体差を反映している。よって、個体差に応じて、停止期間Pstopを長くすることが可能となる。
電源電圧V3は電源電圧V1よりも低いため、デジタル制御電源600は、DC/DCコンバータ150の消費電力を削減できる。したがって、低負荷状態における電源効率がさらに改善される。
図2(B)が示すように、実施例2でもスイッチSW1はクロック信号CLKを停止するために使用されてもよい。これにより、ブロックB2における消費電力が削減されてもよい。
実施例2でも制御回路110は、ブロックB2への電源電圧V2の供給を停止する代わりに、電源電圧V2を低減したり、クロック信号CLKの周波数を低減したりしてもよい。図9(A)が示すように、電源電圧V2を低減するためには、たとえば、分圧回路901が設けられてもよい。分圧回路901は、DC/DCコンバータまたはレギュレータなどにより実現される。スイッチSW1は、分圧回路901により電源電圧V2を電源電圧V4へと低減するか、分圧回路901をバイパスさせて電源電圧V2を出力するかを、切り替える。電源電圧V4は電源電圧V2よりも低い。分圧回路901をバイパスすると、ブロックB2に供給される電圧が電源電圧V4から電源電圧Vへと上昇する。
図9(B)が示すように、クロック信号CLKの周波数の低減は、たとえば、分周回路902により実現されてもよい。分周回路902は、周波数f0のクロック信号を分周して、周波数f1のクロック信号を生成する回路である。ここで、f0>f1である。スイッチSW1は、クロック信号CLKを分周回路902に通過させるか、分周回路902をバイパスさせるかを、切り替える。分周回路902をバイパスすると、ブロックB2に供給されるクロック信号CLKの周波数がf1からf0へ増加する。
<実施例3>
図10はデジタル制御電源100、600により電力を供給されて動作する電子機器の一例を示している。画像形成装置1000は電子写真方式のプリンタである。給送カセット2および給送トレイ3は記録材Pを収納する収納手段である。給送ローラ4a、4bは記録材Pを搬送路へ送り出して画像形成部17に供給する供給手段である。搬送路には記録材Pを搬送する搬送ローラ対5およびレジストローラ対6が設けられている。画像形成部17には静電潜像およびトナー画像を担持する感光ドラム11が設けられている。帯電ローラ12は感光ドラム11の表面を一様に帯電させる。露光部13は入力画像に対応した画像信号でレーザ光を変調し、レーザ光を偏向する。これによりレーザ光は感光ドラム11の表面を走査し、静電潜像が形成される。現像ローラ15はトナーを用いて静電潜像を現像し、トナー画像を形成する。転写ローラ16は感光ドラム11により搬送されてきたトナー画像を記録材Pに転写する。定着器20は記録材Pを搬送しながら、記録材Pに転写されたトナー画像に熱と圧力を加え、記録材Pにトナー画像を定着させる。加圧ローラ22は定着フィルム24と当接するように付勢されている。ヒータ23は円筒状の定着フィルム24の内周面に当接しており、定着フィルム24の定着温度を目標温度まで加熱する。排出ローラ29は、定着器20によってトナー画像を定着された記録材Pを排出する。
デジタル制御電源100、600は、出力電圧Voutを、たとえば、搬送ローラ対5およびレジストローラ対6を駆動するモータに供給する。デジタル制御電源100、600の効率が向上することで、画像形成装置1000のさらなる省電力化が達成されるであろう。
<実施例から導き出される技術思想>
[項目1]
一次巻線、二次巻線、および第一補助巻線を有するトランス(例:T1、T4)と、
スイッチング動作により前記一次巻線への電力の供給と遮断とを行うスイッチング素子(例:FET1,FET2)と、
前記二次巻線に生じる電圧から生成される出力電圧をフィードバックするフィードバック手段(例:フィードバック回路140)と、
前記スイッチング動作を行うスイッチング期間と前記スイッチング動作を停止させる停止期間とを繰り返す間欠制御モードを有し、前記フィードバック手段から供給されるフィードバック電圧に応じて、前記出力電圧が目標電圧を維持するように前記スイッチング動作を制御する制御手段(例:制御回路110)と、
前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき前記制御手段に供給される電源電圧を生成する生成手段(例:D4、C4)と、を有し、
前記制御手段は、
前記停止期間において動作を継続する第一回路ブロック(例:比較回路118b、ブロックB1)と、
前記スイッチング期間において前記スイッチング動作を制御し、前記停止期間において動作を停止する第二回路ブロック(例:演算制御部111、ブロックB2)と、を有し、
前記第一回路ブロックは、前記電源電圧を監視し、前記停止期間において、前記電源電圧(例:V1、V1S)が所定の閾値電圧(例:V1min、Vref_b)よりも低くなると、前記停止期間を終了させて前記スイッチング期間に移行し、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、スイッチング電源。
このように、所定の電圧を監視することで停止期間を終了させることが可能となる。つまり、タイマー回路を用いないため、スイッチング電源を構成する回路素子のばらつきの影響を受けにくくなる。その結果、スイッチング電源の個体差に応じて停止期間を十分に長くすることが可能となり、電源効率が改善する。
[項目2]
前記第二回路ブロックは、前記フィードバック電圧に基づき、前記スイッチング素子のオン時間、または、オフ時間の少なくとも何れか一方を制御することで、前記出力電圧を前記目標電圧に維持する演算手段を含み、
前記演算手段は、前記停止期間においてスリープし、前記スイッチング期間においてアウェイクする、項目1に記載のスイッチング電源。
図4(B)などが示すように演算制御部111は、時刻t1でスリープし、消費電力が削減される。また、時刻t2でアウェイクすることで、起動回路130に頼ることなく、演算制御部111は、再稼働可能となる。よって、電源効率が改善する。
[項目3]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段(例:比較回路118b)と、
前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックに前記電源電圧を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記電源電圧の供給を停止する、スイッチ手段(例:SW1)と、をさらに有し、
前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記電源電圧の供給を再開させる、項目1に記載のスイッチング電源。
このように、ブロックB2の動作電圧を供給と遮断とを制御することで、ブロックB2をスリープさせてもよい。
[項目4]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧(例:Vref_a)とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段(例:比較回路118a)をさらに有し、
前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記電源電圧の供給を再開させる、項目3に記載のスイッチング電源。
このように停止期間において負荷が大きくなると、停止期間が終了してもよい。その後、フィードバック制御によって、一次側から二次側に送られるエネルギーが増加される。たとえば、ON時間が長くされたり、スイッチング期間Pswが長くされたりする。これにより、負荷に対して安定的に電力を供給することが可能となる。
[項目5]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックに前記電源電圧を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対して供給される前記電源電圧を低減する、スイッチ手段と、をさらに有し、
前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記電源電圧を上昇させる、項目1に記載のスイッチング電源。
図9(A)が示すように、電源電圧の低下と上昇によって、スリープ状態とアウェイク状態とが切り替えられてもよい。
[項目6]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧(例:Vref_a)とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記電源電圧を上昇させる、項目5に記載のスイッチング電源。
図9(A)が示すように、電源電圧の低下と上昇によって、スリープ状態とアウェイク状態とが制御されてもよい。このように停止期間Pstopにおいて負荷が増加したケースでも電源電圧を上昇されて、スリープ状態が解除されてもよい。
[項目7]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックにクロック信号を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記クロック信号の供給を停止する、スイッチ手段と、をさらに有し、
前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記クロック信号の供給を再開させる、項目1に記載のスイッチング電源。
図2(B)が示すように、ブロックB2へのクロック信号CLKの供給と遮断とを制御することで、スリープ状態とアウェイク状態とが制御されてもよい。
[項目8]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧(例:Vref_a)とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記第二回路ブロックへの前記クロック信号の供給を再開させる、項目7に記載のスイッチング電源。
このように停止期間Pstopにおいて負荷が増加したケースでもクロック信号の供給を再開することで、スリープ状態が解除されてもよい。
[項目9]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックにクロック信号を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記クロック信号の周波数を低減する、スイッチ手段と、をさらに有し、
前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記クロック信号の周波数を増加させる、項目8に記載のスイッチング電源。
図9(B)が示すように、クロック信号CLKの周波数を制御することで、スリープ状態が解除されてもよい。
[項目10]
前記制御手段は、
前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧(例:Vref_a)とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記第二回路ブロックへ供給される前記クロック信号の周波数を増加させる、項目9に記載のスイッチング電源。
このように停止期間Pstopにおいて負荷が増加したケースでもクロック信号を増加させることで、スリープ状態が解除されてもよい。
[項目11]
前記生成手段は、
前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき第一電源電圧を生成する生成回路(例:D4、C4)と、
前記第一電源電圧を第二電源電圧(例:V2)へ変換し、前記制御手段へ供給する変換回路(例:DC/DCコンバータ150)と、
を有する、項目1から10のいずれか一項に記載のスイッチング電源。
[項目12]
前記生成手段は、
前記スイッチング電源の起動時に前記生成回路が前記第一電源電圧を生成できるようになるまで、前記生成回路の代わりに前記第一電源電圧を生成する起動回路をさらに有する、項目11に記載のスイッチング電源。
このように、起動時に効率の低い起動回路130の助けを借りることで、全体としてみれば、スイッチング電源の効率が改善される。
[項目13]
前記トランスは、第二補助巻線を有し、
前記制御手段は、第一電源電圧を供給され、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路を有し、
前記第一回路ブロックは、
第二電源電圧を供給され、前記駆動回路を制御する制御回路を有し、
前記生成手段は、
前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき前記第一電源電圧を生成する第一生成回路と、
前記第二補助巻線に生じる電圧に基づき、前記第一電源電圧よりも低い第三電源電圧を生成する第二生成回路(例:D5、C5)と、
前記第三電源電圧を前記第二電源電圧へ変換し、前記制御回路へ供給する変換回路(例:DC/DCコンバータ150)と、
を有する、項目1に記載のスイッチング電源。
実施例2で説明されたように、第一電源電圧よりも低い第三電源電圧を用いることで、DC/DCコンバータ150における損失が削減される。つまり、第一電源電圧と比較して、第三電源電圧は第二電源電圧により近い(|V1-V2|>|V3-V2|)。これにより、電源効率がさらに改善される。
[項目14]
前記生成手段は、
前記スイッチング電源の起動時に前記第一生成回路が前記第一電源電圧を生成できるようになるまで、前記第一電源電圧を生成する第一起動回路(例:起動回路130)と、
前記スイッチング電源の起動時に前記第二生成回路が前記第三電源電圧を生成できるようになるまで、前記第一起動回路により生成された前記第一電源電圧に基づき前記第三電源電圧を生成する第二起動回路(例:起動回路630)と、
をさらに有する、項目13に記載のスイッチング電源。
スイッチング電源の起動時は補助巻線P3、ダイオードD5およびコンデンサC5からなる電源回路が電源電圧V3を生成できない。そのため、起動回路630が採用されてもよい。
[項目15]
前記第一回路ブロックは、
前記フィードバック電圧と第三閾値電圧(例:Vref_c)とを比較し、比較結果を出力する第三比較手段(例:比較回路118c)をさらに有し、
前記第三比較手段は、前記停止期間において前記第三電源電圧が前記第三閾値電圧よりも低下すると、前記停止期間を終了させて前記スイッチング期間に移行し、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、項目13に記載のスイッチング電源。
図4(B)では、時刻t2でアウェイクすることで、起動回路130に頼ることなく、演算制御部111は、再稼働可能となる。同様に、起動回路630に頼ることなく、演算制御部111が再稼働可能となるためには、電源電圧V3が下限電圧V3min未満になると、ブロックB2をアウェイクさせる必要がある。これにより、電源効率が改善する。
[項目16]
前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対する前記第二電源電圧の供給を再開することで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、項目15に記載のスイッチング電源。
図7(B)が示すように、比較回路118cは、電源電圧V2の供給を再開してもよい。
[項目17]
前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対するクロック信号の供給を再開することで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、項目15に記載のスイッチング電源。
実施例2において図2(B)が言及されたように、比較回路118cは、クロック信号CLKの供給と遮断とを制御してもよい。
[項目18]
前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対して供給される前記第二電源電圧を上昇させることで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、項目15に記載のスイッチング電源。
図9(A)が示すように、実施例2においても、比較回路118cは、スイッチSW1を通じて、電源電圧V2の供給と遮断とを制御してもよい。
[項目19]
前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対して供給されるクロック信号の周波数を増加させることで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、項目15に記載のスイッチング電源。
図9(B)が示すように、比較回路118cは、クロック信号CLKの周波数を低下または増加させることで、スリープ状態とアウェイク状態とを切り替えてもよい。
[項目20]
前記制御手段は、前記停止期間を設けずに前記スイッチング動作を連続的に実行する連続制御モードをさらに有し、
前記第二回路ブロックは、前記フィードバック電圧に応じて前記連続制御モードまたは前記間欠制御モードを選択する、項目1に記載のスイッチング電源。
図4が示すように、演算制御部111は、電圧Vfbに応じて制御モードを選択してもよい。なぜなら、電圧Vfbは負荷の変化を表すからである。
[項目21]
前記一次巻線に対して並列に接続されたアクティブクランプ回路をさらに有する、項目1に記載のスイッチング電源。
実施例1で説明されたようにアクティブクランプ回路(例;FET2、C2)が採用さてもよい。
[項目22]
前記スイッチング素子は、
第一スイッチ素子と、
第二スイッチ素子と、を有し、
前記アクティブクランプ回路は、
コンデンサと
前記コンデンサに対して直列に接続された前記第二スイッチ素子と、を有し、
前記第二回路ブロックは、
前記スイッチング期間において、
前記フィードバック電圧に基づき、前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とを交互にオン/オフさせるとともに、
前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とがともにオフになるデットタイムが存在するように、前記第一スイッチ素子のオン時間と、前記第二スイッチ素子のオン時間とを制御し、
前記停止期間において、
前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子との両方をオフ状態に保持するよう、前記停止期間に移行する前に、前記第一スイッチ素子のオン時間と、前記第二スイッチ素子のオン時間とをそれぞれゼロに設定する、項目21に記載のスイッチング電源。
[項目23]
前記一次巻線に対して並列に接続されたサージ吸収回路をさらに有する、項目1に記載のスイッチング電源。
このようにアクティブクランプ回路に代えてサージ吸収回路が採用されてもよい。サージ吸収回路としては、たとえば、抵抗とコンデンサとを直列に接続することで形成されるRCスナバ回路、または、ダイオードにより形成されるダイオードスナバ回路などがある。
[項目24]
記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
項目1に記載のスイッチング電源と、
を有し、
前記画像形成手段は、前記スイッチング電源から供給される電力に基づき、動作することを特徴とする画像形成装置。
このように、スイッチング電源は画像形成装置1000などの電子機器に採用され得る。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
T1,T4:トランス、FET1、FET2:電界効果トランジスタ、140:フィードバック回路、110:制御回路

Claims (24)

  1. 一次巻線、二次巻線、および第一補助巻線を有するトランスと、
    スイッチング動作により前記一次巻線への電力の供給と遮断とを行うスイッチング素子と、
    前記二次巻線に生じる電圧から生成される出力電圧をフィードバックするフィードバック手段と、
    前記スイッチング動作を行うスイッチング期間と前記スイッチング動作を停止させる停止期間とを繰り返す間欠制御モードを有し、前記フィードバック手段から供給されるフィードバック電圧に応じて、前記出力電圧が目標電圧を維持するように前記スイッチング動作を制御する制御手段と、
    前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき前記制御手段に供給される電源電圧を生成する生成手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記停止期間において動作を継続する第一回路ブロックと、
    前記スイッチング期間において前記スイッチング動作を制御し、前記停止期間において動作を停止する第二回路ブロックと、を有し、
    前記第一回路ブロックは、前記電源電圧を監視し、前記停止期間において、前記電源電圧が所定の閾値電圧よりも低くなると、前記停止期間を終了させて前記スイッチング期間に移行し、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、スイッチング電源。
  2. 前記第二回路ブロックは、前記フィードバック電圧に基づき、前記スイッチング素子のオン時間、または、オフ時間の少なくとも何れか一方を制御することで、前記出力電圧を前記目標電圧に維持する演算手段を含み、
    前記演算手段は、前記停止期間においてスリープし、前記スイッチング期間においてアウェイクする、請求項1に記載のスイッチング電源。
  3. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
    前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックに前記電源電圧を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記電源電圧の供給を停止する、スイッチ手段と、をさらに有し、
    前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記電源電圧の供給を再開させる、請求項1に記載のスイッチング電源。
  4. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
    前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記電源電圧の供給を再開させる、請求項3に記載のスイッチング電源。
  5. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
    前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックに前記電源電圧を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対して供給される前記電源電圧を低減する、スイッチ手段と、をさらに有し、
    前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記電源電圧を上昇させる、請求項1に記載のスイッチング電源。
  6. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
    前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記電源電圧を上昇させる、請求項5に記載のスイッチング電源。
  7. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
    前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックにクロック信号を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記クロック信号の供給を停止する、スイッチ手段と、をさらに有し、
    前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへの前記クロック信号の供給を再開させる、請求項1に記載のスイッチング電源。
  8. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
    前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記第二回路ブロックへの前記クロック信号の供給を再開させる、請求項7に記載のスイッチング電源。
  9. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記電源電圧と前記閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する比較手段と、
    前記スイッチング期間において前記第二回路ブロックにクロック信号を供給し、前記停止期間において前記第二回路ブロックに対する前記クロック信号の周波数を低減する、スイッチ手段と、をさらに有し、
    前記比較手段は、前記停止期間において前記電源電圧が前記閾値電圧よりも低くなると、前記スイッチ手段をオフからオンに切り替え、前記第二回路ブロックへ供給される前記クロック信号の周波数を増加させる、請求項8に記載のスイッチング電源。
  10. 前記制御手段は、
    前記第一回路ブロックに設けられ、前記フィードバック電圧と第二閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する第二比較手段をさらに有し、
    前記第二比較手段は、前記停止期間において前記フィードバック電圧が前記第二閾値電圧を超えると、前記第二回路ブロックへ供給される前記クロック信号の周波数を増加させる、請求項9に記載のスイッチング電源。
  11. 前記生成手段は、
    前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき第一電源電圧を生成する生成回路と、
    前記第一電源電圧を第二電源電圧へ変換し、前記制御手段へ供給する変換回路と、
    を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載のスイッチング電源。
  12. 前記生成手段は、
    前記スイッチング電源の起動時に前記生成回路が前記第一電源電圧を生成できるようになるまで、前記生成回路の代わりに前記第一電源電圧を生成する起動回路をさらに有する、請求項11に記載のスイッチング電源。
  13. 前記トランスは、第二補助巻線を有し、
    前記制御手段は、第一電源電圧を供給され、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路を有し、
    前記第一回路ブロックは、
    第二電源電圧を供給され、前記駆動回路を制御する制御回路を有し、
    前記生成手段は、
    前記第一補助巻線に生じる電圧に基づき前記第一電源電圧を生成する第一生成回路と、
    前記第二補助巻線に生じる電圧に基づき、前記第一電源電圧よりも低い第三電源電圧を生成する第二生成回路と、
    前記第三電源電圧を前記第二電源電圧へ変換し、前記制御回路へ供給する変換回路と、
    を有する、請求項1に記載のスイッチング電源。
  14. 前記生成手段は、
    前記スイッチング電源の起動時に前記第一生成回路が前記第一電源電圧を生成できるようになるまで、前記第一電源電圧を生成する第一起動回路と、
    前記スイッチング電源の起動時に前記第二生成回路が前記第三電源電圧を生成できるようになるまで、前記第一起動回路により生成された前記第一電源電圧に基づき前記第三電源電圧を生成する第二起動回路と、
    をさらに有する、請求項13に記載のスイッチング電源。
  15. 前記第一回路ブロックは、
    前記フィードバック電圧と第三閾値電圧とを比較し、比較結果を出力する第三比較手段をさらに有し、
    前記第三比較手段は、前記停止期間において前記第三電源電圧が前記第三閾値電圧よりも低下すると、前記停止期間を終了させて前記スイッチング期間に移行し、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、請求項13に記載のスイッチング電源。
  16. 前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対する前記第二電源電圧の供給を再開することで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、請求項15に記載のスイッチング電源。
  17. 前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対するクロック信号の供給を再開することで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、請求項15に記載のスイッチング電源。
  18. 前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対して供給される前記第二電源電圧を上昇させることで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、請求項15に記載のスイッチング電源。
  19. 前記第三比較手段は、前記第二回路ブロックに対して供給されるクロック信号の周波数を増加させることで、前記第二回路ブロックの動作を再開させる、ように構成されている、請求項15に記載のスイッチング電源。
  20. 前記制御手段は、前記停止期間を設けずに前記スイッチング動作を連続的に実行する連続制御モードをさらに有し、
    前記第二回路ブロックは、前記フィードバック電圧に応じて前記連続制御モードまたは前記間欠制御モードを選択する、請求項1に記載のスイッチング電源。
  21. 前記一次巻線に対して並列に接続されたアクティブクランプ回路をさらに有する、請求項1に記載のスイッチング電源。
  22. 前記スイッチング素子は、
    第一スイッチ素子と、
    第二スイッチ素子と、を有し、
    前記アクティブクランプ回路は、
    コンデンサと
    前記コンデンサに対して直列に接続された前記第二スイッチ素子と、を有し、
    前記第二回路ブロックは、
    前記スイッチング期間において、
    前記フィードバック電圧に基づき、前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とを交互にオン/オフさせるとともに、
    前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子とがともにオフになるデットタイムが存在するように、前記第一スイッチ素子のオン時間と、前記第二スイッチ素子のオン時間とを制御し、
    前記停止期間において、
    前記第一スイッチ素子と前記第二スイッチ素子との両方をオフ状態に保持するよう、前記停止期間に移行する前に、前記第一スイッチ素子のオン時間と、前記第二スイッチ素子のオン時間とをそれぞれゼロに設定する、請求項21に記載のスイッチング電源。
  23. 前記一次巻線に対して並列に接続されたサージ吸収回路をさらに有する、請求項1に記載のスイッチング電源。
  24. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1に記載のスイッチング電源と、
    を有し、
    前記画像形成手段は、前記スイッチング電源から供給される電力に基づき、動作することを特徴とする画像形成装置。
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