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JP2024043155A - メモリデバイス - Google Patents

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JP2024043155A JP2022148181A JP2022148181A JP2024043155A JP 2024043155 A JP2024043155 A JP 2024043155A JP 2022148181 A JP2022148181 A JP 2022148181A JP 2022148181 A JP2022148181 A JP 2022148181A JP 2024043155 A JP2024043155 A JP 2024043155A
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Abstract

【課題】メモリデバイスの性能を向上させ且つ製造コストを抑制する。【解決手段】実施形態のメモリデバイスは、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のトランジスタとを含む。複数のワード線は、各々が第1方向に延伸して設けられ、第2方向に並んでいる。複数のビット線は、各々が第2方向に延伸して設けられ、第1方向に並んでいる。複数のトランジスタは、ゲート端が第1ワード線に接続された複数の第1トランジスタと、ゲート端が第2ワード線に接続された複数の第2トランジスタとを含む。複数の第1トランジスタと、複数の第2トランジスタとは、第1方向において互い違いに配置される。複数のビット線は、第1乃至第4ビット線を含む。第1及び第3ビット線は、第1及び第2トランジスタのそれぞれの他端に接続される。第2及び第4ビット線は、第1又は第2トランジスタの他端に接続される。【選択図】図5

Description

実施形態は、メモリデバイスに関する。
メモリデバイスとして、DRAM(Dynamic Random Access Memory)が知られている。DRAMのメモリセルは、キャパシタとトランジスタとを含む。また、DRAMのメモリセルに縦型トランジスタを用いたメモリデバイスが知られている。縦型トランジスタは、チャネルとして、半導体基板の主面に対して交差する方向に延びる半導体ピラーを備える。そして、縦型トランジスタでは、半導体ピラーの周囲を覆うゲート電極が、基板主面に沿う方向に延びる配線にて形成される。
特許第3302796号公報
メモリデバイスの性能を向上させ且つ製造コストを抑制する。
実施形態のメモリデバイスは、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のトランジスタと、複数のキャパシタと、プレート線とを含む。複数のワード線は、各々が第1方向に延伸して設けられ、第1方向と交差する第2方向に並んで設けられる。複数のビット線は、各々が第2方向に延伸して設けられ、第1方向に並んで設けられる。複数のトランジスタは、各々が第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延伸して設けられたチャネルを有する。複数のキャパシタのそれぞれの一方電極が複数のトランジスタのそれぞれの一端にそれぞれ接続される。プレート線は、複数のキャパシタのそれぞれの他方電極に接続される。複数のトランジスタは、ゲート端が複数のワード線に含まれた第1ワード線に接続された複数の第1トランジスタと、ゲート端が複数のワード線に含まれ且つ第1ワード線と隣り合う第2ワード線に接続された複数の第2トランジスタとを含む。複数の第1トランジスタと、複数の第2トランジスタとは、第1方向において互い違いに配置される。複数のビット線は、第1方向に順に並んだ第1乃至第4ビット線を含む。第1ビット線及び第3ビット線のそれぞれは、第1トランジスタ及び第2トランジスタのそれぞれの他端に接続される。第2ビット線は、第1トランジスタの他端に接続され且つ前記第2トランジスタの他端には接続されない。第4ビット線は、第2トランジスタの他端に接続され且つ前記第1トランジスタの他端には接続されない。
第1実施形態に係るメモリデバイスの構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。 第1実施形態に係るメモリデバイスにおける第1サブアレイ及び第2サブアレイとセンスアンプ回路との一例を示す概略図。 第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルの構造の一例を示す斜視図。 第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 Open-BL方式におけるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 Folded-BL方式におけるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 第1実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。 第2実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 第2実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第1構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第2構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第3構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第4構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第5構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第6構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第7構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第8構成例を示す概略図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第2構成例における平面レイアウトの一例を示す平面図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第2構成例における断面構造の一例を示す、図19のXX-XX線に沿った断面図。 第3実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの第8構成例における平面レイアウトの一例を示す平面図。 第4実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。 第4実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の第1例を示す、図22のXXIII-XXIII線に沿った断面図。 第4実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の第2例を示す断面図。 第4実施形態に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の第3例を示す断面図。 変形例に係るメモリデバイスが備えるメモリセルアレイの断面構造の一例を示す断面図。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。各実施形態は、発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示している。図面は模式的又は概念的なものであり、各図面の寸法及び比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。本発明の技術的思想は、構成要素の形状、構造、配置などによって特定されるものではない。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素には、同一の符号が付加されている。参照符号の後の数字又は文字は、同じ参照符号によって参照され、且つ同様の構成を有する要素同士を区別するために使用される。
<1>第1実施形態
第1実施形態に係るメモリデバイス100は、Open-BL方式とFolded-BL方式との両方を利用したDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。以下に、第1実施形態に係るメモリデバイス100の詳細について説明する。
<1-1>メモリデバイス100の全体構成
図1は、第1実施形態に係るメモリデバイス100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、メモリデバイス100は、外部のメモリコントローラ200に電気的に接続される。メモリデバイス100は、メモリコントローラ200の命令に基づいてデータを読み出し及び書き込み可能に構成される。メモリデバイス100は、例えば、アドレスADR、コマンドCMD、データDT、及び制御信号CNTを、メモリコントローラ200から受け取る。また、メモリデバイス100は、制御信号CNT及びデータDTを、メモリコントローラ200に送る。メモリデバイス100は、例えば、メモリセルアレイ110、ロウ制御回路120、カラム制御回路130、読み出し/書き込み回路140、入出力回路150、及び制御回路160を備える。
メモリセルアレイ110は、データの記憶に利用される回路である。メモリセルアレイ110は、複数のサブアレイ111を含む。複数のサブアレイ111は、例えば、2つのサブアレイ111の組毎に分類される。本例では、複数のサブアレイ111が、2つのサブアレイ111の組に対応する第1サブアレイ111Aと第2サブアレイ111Bとを含む。また、各サブアレイ111は、複数のメモリセルMCと、複数のワード線WLと、複数のビット線BLとを含む。各メモリセルMCは、1ビット以上のデータを記憶し得る。各メモリセルMCは、1つのワード線WLと1つのビット線BLとの間に接続される。各ワード線WLには、ロウアドレスが割り当てられる。各ビット線BLには、カラムアドレスが割り当てられる。各メモリセルMCは、ロウアドレス及びカラムアドレスによって特定され得る。
ロウ制御回路120は、メモリセルアレイ110においてロウ方向に割り当てられた配線(例えば、ワード線WL)を制御する。ロウ制御回路120は、アドレスADRに応じて、ワード線WLを選択する(活性化)。また、ロウ制御回路120は、非選択のワード線WLを、非選択状態に設定する(非活性化)。そして、ロウ制御回路120は、選択されたワード線WLと非選択のワード線WLとのそれぞれに、所定の電圧を供給する。ロウ制御回路120は、例えば、ドライバ回路121、及びアドレスデコーダ122を含む。ドライバ回路121は、ワード線WLに印可する電圧を生成する。アドレスデコーダ122は、アドレスADRをデコードする。ロウ制御回路120は、アドレスデコーダ122のデコード結果に基づいてワード線WLを選択する。なお、ロウ制御回路120は、ロウデコーダと呼ばれてもよい。
カラム制御回路130は、メモリセルアレイ110においてカラム方向に割り当てられた配線(例えば、ビット線BL)を制御する。カラム制御回路130は、例えば、アドレスデコーダ131、カラム選択回路132、センスアンプ回路133を含む。アドレスデコーダ131は、アドレスADRをデコードする。センスアンプ回路133は、サブアレイ毎に配備され、サブアレイに含まれるビット線BLに接続される。すなわち、センスアンプ回路133は、サブアレイ数、及び、サブアレイに含まれるビット線BLの本数に応じた、複数のセンスアンプSAを含む。複数のセンスアンプSAは、Open-BL方式に対応するセンスアンプSAoと、Folded-BL方式に対応するセンスアンプSAfとを含む。センスアンプSAo及びSAfの詳細については後述する。センスアンプ回路133は、接続されるサブアレイの動作に応じて、以下の動作を行う。ロウ制御回路120によって特定サブアレイ中のワード線WLの一つが活性化されると、そのワード線WLに接続されるメモリセルMC中に格納されたデータ(電荷)によってビット線BLの電位が変化する。センスアンプ回路133は、そのビット線BLの電位の変化を、読み出し回路が読み出し可能な電位に増幅する。また、センスアンプ回路133は、ビット線BLに読み出されることによってデータ(電荷)が消失するメモリセルMCに、増幅された電位によって元のデータを再格納(リストア)する。このように、センスアンプ回路133は、ロウ制御回路120によってワード線WLが活性化されるサブアレイに含まれるビット線BLの全てに対して動作する。カラム選択回路132は、ワード線WLおよびセンスアンプ回路133の動作において活性化されるビット線BLのうち、カラムアドレスによって指定されるビット線BLと読み出し/書き込み回路140との間のデータのやり取りを制御する。カラム選択回路132は、読み出し動作において、センスアンプ回路133によって増幅されたビット線BLのうち、指定されたビット線BLのデータを読み出し回路に出力する。カラム選択回路132は、書き込み動作において、指定されたビット線BLの電位を書き込みデータに応じたものに変化させ、メモリセルMCに新しいデータを格納する。なお、カラム制御回路130は、カラムデコーダと呼ばれてもよい。
読み出し/書き込み回路140は、メモリセルアレイ110へのデータの書き込みと、メモリセルアレイ110からのデータの読み出しとを実行可能な回路である。データの書き込み時において、読み出し/書き込み回路140は、メモリセルアレイ110への書き込みが要求されたデータに応じた信号(電圧又は電流)を、カラム制御回路130を介してメモリセルアレイ110に送る。データの読み出し時において、メモリセルアレイ110から読み出されたデータに応じた信号(電圧又は電流)を、カラム制御回路130を介してメモリセルアレイ110から受け取る。なお、メモリデバイス100は、データの書き込みのための回路とデータの読み出しのための回路とを独立に備えていてもよい。
入出力回路150は、メモリデバイス100とメモリコントローラ200との間の通信を司るインターフェイス回路である。入出力回路150は、メモリコントローラ200から、コマンドCMD、アドレスADR、データDT(例えば、メモリセルアレイ110への書き込みが要求されたデータ)、及び複数の制御信号CNTなどを受け取る。入出力回路150は、制御信号CNT及びデータDT(例えば、メモリセルアレイ110から読み出されたデータ)を、メモリコントローラ200へ送る。
制御回路160は、コマンドCMD及び制御信号CNTに基づいてロウ制御回路120、カラム制御回路130、読み出し/書き込み回路140などを制御し、メモリデバイス100が実行すべき動作を実行する。メモリデバイス100がDRAMである場合、制御回路160は、データの書き込み及びデータの読み出しに加えて、メモリセルアレイ110内のデータのリフレッシュ動作を実行する。リフレッシュ動作は、ワード線WLを活性化させることで各メモリセルMCが記憶しているデータをビット線BLに読み出し、センスアンプ回路133によって読み出したデータをメモリセルMCに書き戻す動作である。また、制御回路160は、クロック信号CLKに同期したタイミングで、ロウ制御回路120、カラム制御回路130、読み出し/書き込み回路140などを制御する。すなわち、メモリデバイス100では、データの書き込み及びデータの読み出しが、クロック信号CLKに同期したタイミングで実行される。クロック信号CLKは、メモリデバイス100の内部で生成されてもよいし、外部から供給されてもよい。なお、制御回路160は、シーケンサ、内部コントローラなどと呼ばれてもよい。
なお、メモリデバイス100は、以上で説明された構成に限定されない。例えば、メモリデバイス100は、リフレッシュ動作を制御する制御回路や、クロック生成回路や、内部電圧生成回路などを含んでもよい。
<1-2>メモリデバイス100の回路構成
次に、メモリデバイス100の回路構成について説明する。
<1-2-1>メモリセルアレイ110の回路構成
図2は、第1実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の回路構成の一例を示す回路図である。図2は、メモリセルアレイ110に含まれたサブアレイ111の一部の構成を抽出して示している。図2に示された3次元の直交座標系は、配線の延伸方向に対応している。図2に示すように、複数のメモリセルMCは、X方向とY方向からなる平面(XY平面)においてマトリクス状(千鳥状)に配置される。また、サブアレイ111は、プレート線PLをさらに含む。
プレート線PLは、XY平面に沿って延伸して設けられた部分を有するプレート状の配線である。プレート線PLには、プレート電位、例えば、接地電位が印加される。プレート線PLには、複数のメモリセルMCのそれぞれの一端が接続される。複数のメモリセルMCのそれぞれの他端は、関連付けられたビット線BLに接続される。プレート線PLは、プレート電極と呼ばれてもよい。プレート線PLは、サブアレイ111の制御単位に応じて分割されてもよい。
各メモリセルMCは、セルトランジスタCT、及びセルキャパシタCCを含む。各メモリセルMCのセルトランジスタCT及びセルキャパシタCCは、関連付けられたビット線BLと、プレート線PLとの間に直列に接続される。具体的には、各メモリセルMCにおいて、セルトランジスタCTの一端は、関連付けられたビット線BLに接続され、セルトランジスタCTの他端は、ノードNDに接続される。各メモリセルMCにおいて、セルキャパシタCCの一方電極は、ノードNDに接続され、セルキャパシタCCの他方電極は、プレート線PLに接続される。セルトランジスタCTは、電界効果トランジスタである。セルキャパシタCCは、容量素子である。セルトランジスタCTは、単に“トランジスタ”と呼ばれてもよい。セルキャパシタCCは、単に“キャパシタ”と呼ばれてもよい。
サブアレイ111に含まれた複数のワード線WLは、それぞれがX方向に延伸して設けられ、Y方向に並んでいる。各ワード線WLは、X方向に沿って並んだ複数のメモリセルMCのそれぞれのセルトランジスタCTのゲート端に接続される。言い換えると、各ワード線WLは、同じロウアドレスが割り当てられた複数のメモリセルMCのそれぞれのセルトランジスタCTのゲート端に接続される。なお、セルトランジスタCTのゲート端は、“メモリセルMCの制御端”と呼ばれてもよい。
サブアレイ111に含まれた複数のビット線BLは、それぞれがY方向に延伸して設けられ、X方向に並んでいる。各ビット線BLは、Y方向に沿って並んだ複数のメモリセルMCのそれぞれのセルトランジスタCTの一端に接続される。言い換えると、各ビット線BLは、同じカラムアドレスが割り当てられた複数のメモリセルMCのそれぞれのセルトランジスタCTの一端に接続される。
セルトランジスタCTは、メモリセルMCとビット線BLとの間を電気的に接続された状態、又は電気的に絶縁された状態に切り替え可能に構成されたスイッチである。セルトランジスタCTは、メモリセルMCの選択素子として機能する。セルトランジスタCTの一端は、トランジスタのソース端及びドレイン端の一方として機能し、セルトランジスタCTの他端は、トランジスタのソース端及びドレイン端の他方として機能する。セルキャパシタCCは、1ビット以上のデータに関連付けられた量の電荷を保持する。セルキャパシタCCは、メモリセルMCのメモリ素子として機能する。
<1-2-2>メモリセルアレイ110とセンスアンプ回路133との配置
図3は、第1実施形態に係るメモリデバイス100における第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bとセンスアンプ回路133との配置の一例を示す概略図である。図3は、第1サブアレイ111Aに含まれた8つのビット線BL1~BL8及び8つのワード線WL1~WL8と、第2サブアレイ111Bに含まれた8つのビット線BL1~BL8及び8つのワード線WL1~WL8と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMC、複数のセンスアンプSAo、及び複数のセンスアンプSAfを示している。
図3に示すように、第1サブアレイ111Aでは、奇数番のビット線BL(例えば、BL1、BL3、BL5、及びBL7)のそれぞれと、複数のワード線WL(例えば、WL1~WL8)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。第1サブアレイ111Aでは、ビット線BL(2+4*k)(kは0以上の整数)のそれぞれと、偶数番のワード線WL(例えば、WL2、WL4、WL6、及びWL8)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。第1サブアレイ111Aでは、ビット線BL(4+4*k)のそれぞれと、奇数番のワード線WL(例えば、WL1、WL3、WL5、及びWL7)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。
第2サブアレイ111Bでは、奇数番のビット線BL(例えば、BL1、BL3、BL5、及びBL7)のそれぞれと、複数のワード線WL(例えば、WL1~WL8)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。第2サブアレイ111Bでは、ビット線BL(2+4*k)のそれぞれと、偶数番のワード線WL(例えば、WL2、WL4、WL6、及びWL8)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。第2サブアレイ111Bにおいて、ビット線BL(4+4*k)のそれぞれと、奇数番のワード線WL(例えば、WL1、WL3、WL5、及びWL7)のそれぞれとの間に、1つのメモリセルMCが接続される。すなわち、第2サブアレイ111Bの回路構成は、第1サブアレイ111Aと同様である。
センスアンプ回路133は、例えば、第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bの間に複数のセンスアンプSAoを備え、第1サブアレイ111Aに対応して複数のセンスアンプSAfを備え、第2サブアレイ111Bに対応して複数のセンスアンプSAfを備えている。なお、本明細書で参照される図面では、Open-BL方式で使用されるメモリセルMCとFolded-BL方式で使用されるメモリセルMCとの間で、異なるハッチングが付加されている。
各センスアンプSAoは、第1サブアレイ111Aの奇数番のビット線BLと、第2サブアレイ111Bの奇数番のビット線BLとに接続される。具体的には、第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bのそれぞれのビット線BL1に1つのセンスアンプSAoが接続され、第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bのそれぞれのビット線BL3に1つのセンスアンプSAoが接続され、…、第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bのそれぞれのビット線BL7に1つのセンスアンプSAoが接続される。各センスアンプSAoは、第1サブアレイ111Aのビット線BLと第2サブアレイ111Bのビット線BLとの一方を参照ビット線BLとして使用することによって、他方のビット線BLに接続され且つ選択されたメモリセルMCから読み出されたデータに基づく電圧又は電流を増幅することができる(Open-BL方式)。
第1サブアレイ111Aに関連付けられた各センスアンプSAfは、第1サブアレイ111Aのビット線BL(2+4*k)及びBL(4+4*k)に接続される。具体的には、第1サブアレイ111Aのビット線BL2及びBL4に1つのセンスアンプSAfが接続され、第1サブアレイ111Aのビット線BL6及びBL8に1つのセンスアンプSAfが接続される。同様に、第2サブアレイ111Bに関連付けられた各センスアンプSAfは、第2サブアレイ111Bのビット線BL(2+4*k)及びBL(4+4*k)に接続される。各センスアンプSAfは、関連付けられたサブアレイ111において接続された2本のビット線BLの一方を参照ビット線BLとして使用することによって、他方のビット線BLに接続され且つ選択されたメモリセルMCから読み出されたデータに基づく電圧又は電流を増幅することができる(Folded-BL方式)。なお、図3は、センスアンプSAfが第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bのそれぞれに設けられる場合を例示しているが、これに限定されない。センスアンプSAfは、第1サブアレイ111Aと第2サブアレイ111Bとの間、すなわちビット線BLの延伸方向(例えば、Y方向)に隣り合う2つのサブアレイ111間で切り替えスイッチ等を介して共有されてもよい。
以上で説明されたように、第1実施形態に係るメモリデバイス100のメモリセルアレイ110は、Open-BL方式で使用されるビット線BLと、Folded-BL方式で使用されるビット線BLとが交互に配置された構成を有している。さらに、Folded-BL方式で使用される複数のビット線BLでは、奇数番のワード線WLで制御されるメモリセルMCに接続されるビット線BLと、偶数線のワード線WLで制御されるメモリセルMCに接続されるビット線BLとが交互に配置される。すなわち、メモリデバイス100は、Open-BL方式で使用されるビット線BLを挟む2本のビット線BLを組み合わせて、Folded-BL方式で動作させることが可能である。また、Open-BL方式で使用されるセンスアンプSAoは、第1サブアレイ111Aの1つのビット線BLと、第2サブアレイ111Bの1つのビット線BLとに接続される。Folded-BL方式で使用されるセンスアンプSAfは、関連付けられたサブアレイ111に含まれ、Open-BL方式のビット線BLを挟んで配置され、Folded-BL方式で使用される2つのビット線BLに接続される。
なお、Open-BL方式及びFolded-BL方式の組み合わせを利用した繰り返しの単位は、X方向に順に並んだ4本のビット線BLのグループによって表現されてもよい。例えば、第1実施形態におけるサブアレイ111に設けられた複数のビット線BLは、X方向に順に並んだ4本のビット線BL1~BL4からなるグループを含む。そして、このグループが、X方向に繰り返し配置される。例えば、ビット線BL1~BL4に関連付けられたメモリセルMCなどの構成は、ビット線BL5~BL8に関連付けられたメモリセルMCなどの構成と同様である。
<1-3>メモリデバイス100の構造
以下に、第1実施形態におけるメモリデバイス100の構造の一例について説明する。以下の説明では、Z方向は、XY平面に対する垂直方向であり、例えば、メモリデバイス100の形成に使用される半導体基板SUBの表面に対する鉛直方向に対応する。半導体基板SUBは、例えば、シリコン基板である。“下”との記述及びその派生語並びに関連語は、Z軸上のより小さい座標の位置を示している。“上”との記述及びその派生語並びに関連語は、Z軸上のより大きい座標の位置を示している。平面図には、ハッチングが適宜付加されている。平面図に付加されたハッチングは、ハッチングが付加された構成要素の素材や特性とは必ずしも関連していない。各図面では、構成の図示が適宜省略されている。
<1-3-1>メモリセルMCの構造
図4は、第1実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルMCの構造の一例を示す斜視図である。図4は、メモリセルアレイ110においてメモリセルMCの構造に関連する構成を1つのメモリセルMCに注目して示している。図4に示すように、プレート線PLは、半導体基板SUBの上方に設けられる。プレート線PL上に、メモリセルMCが設けられる。メモリセルMC上に、コンタクトVCが設けられる。コンタクトVC上に、ビット線BLが設けられる。
セルトランジスタCTは、Z方向に沿って延伸したチャネル領域を有する縦型トランジスタである。セルトランジスタCTは、半導体層10、ゲート絶縁層11、及びゲート電極12を含む。半導体層10は、Z方向に延伸して設けられている。言い換えると、半導体層10は、Z方向に延伸した柱状の構造を有する。ゲート電極12は、ゲート絶縁層11を介して、半導体層10の側面に対向する。ゲート絶縁層11は、半導体層10の側面とゲート電極12との間に設けられている。セルトランジスタCTのチャネル領域は、半導体層10内に設けられる。半導体層10は、半導体ピラー、又はチャネルピラーと呼ばれてもよい。セルトランジスタCTのソース領域及びドレイン領域は、半導体層10内に設けられる。ソース領域及びドレイン領域のうち一方は、半導体層10の上側に設けられ、ソース領域及びドレイン領域のうち他方は、半導体層10の下側に設けられる。セルトランジスタCTの上側のソース領域又はドレイン領域は、例えば、コンタクトVCを介してビット線BLに接続される。セルトランジスタCTの下側のソース領域又はドレイン領域は、セルキャパシタCCに接続される。
セルトランジスタCTの半導体層10(チャネル材料)としては、例えば、酸化物半導体が使用される。半導体層10が酸化物半導体で有る場合、半導体層10は、例えば、酸化インジウム、酸化ガリウム、及び酸化亜鉛を含む。このように、酸化インジウム、酸化ガリウム、及び酸化亜鉛を含む酸化物半導体は、例えばIGZO(In-Ga-Zn oxide)と称される。また、酸化物半導体としては、インジウム、亜鉛、スズのうち少なくとも1つを含む酸化物(例えば、InO、InZnO、InSnO、SnO、ZnO、ZnSnO)が使用されてもよい。
また、セルトランジスタCTは、GAA(Gate all around)構造のゲート構造を有する。GAA構造のセルトランジスタCTに関して、ゲート電極12は、半導体層10内のチャネル領域の側面全体にオーバーラップする。ゲート電極12は、ゲート絶縁層11を介して、チャネル領域の側面(Z方向に沿う面)を円環状に覆う。これにより、セルトランジスタCTは、高いゲート静電制御力を有する。なお、ゲート電極12には、X方向に延伸して設けられた導電体層19が接続されている。本例では、ゲート電極12と導電体層19との組が、ワード線WLに対応している。ゲート電極12と導電体層19との間は、境界を有していてもよいし、連続的に設けられていてもよい。
セルキャパシタCCは、2つの導電体層22及び23と、絶縁体層24とを含む。絶縁体層24は、2つの導電体層22及び23の間に設けられる。言い換えると、導電体層22は、Z方向に延伸して設けられている。導電体層22の上部には、半導体層10が接続される。すなわち、導電体層22の上部は、セルトランジスタCTのソース領域又はドレイン領域に接続される。導電体層22の側面及び下部は、絶縁体層24によって覆われている。絶縁体層24の側面及び下部は、導電体層23によって覆われている。導電体層23の底部は、プレート線PLに接続される。つまり、導電体層22の底部とプレート線PLとの間には、絶縁体層24と導電体層23とが設けられている。このため、導電体層22は、プレート線PLから離れている。2つの導電体層22及び23は、キャパシタ電極、又は電極と呼ばれてもよい。絶縁体層24は、キャパシタ絶縁層と呼ばれてもよい。なお、絶縁体層24の下部に導電体層23が設けられず、絶縁体層24がプレート線PLに接している構造でも良い。
以上で説明されたように、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、3次元構造を有するメモリセルアレイ110を有する。そして、メモリセルMCが、セルトランジスタCTとして、縦型トランジスタを備えている。縦型トランジスタの電流経路は、Z方向に沿っている。すなわち、セルトランジスタCTは、Z方向に電流を流すことができる。また、第1実施形態において、メモリセルMCは、セルトランジスタCTとセルキャパシタCCとの積層体を含む。これにより、メモリデバイス100の構造は、メモリセルMCの集積度を向上させ、メモリセルアレイ110の記憶密度を向上させることができる。例えば、メモリデバイス100では、メモリセルMCが4F程度のサイズで構成され得る。
<1-3-2>メモリセルアレイ110の平面レイアウト
図5は、第1実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の平面レイアウトの一例を示す平面図である。図5は、サブアレイ111に含まれた5つのビット線BL1~BL5及び4つのワード線WL1~WL4と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMC及び複数のコンタクトVCとを示している。図5に示すように、複数のメモリセルMCは、千鳥状に配置されている。各メモリセルMCと、関連付けられたビット線BLとの間は、コンタクトVCを介して接続されている。
以下では、X方向の座標(X座標)を、Y方向に並んだメモリセルMCの組毎に割り当てて説明に用いる。具体的には、サブアレイ111に設けられた複数のメモリセルMCに対して、X座標に関連付けられた座標(1)~(M)(Mは4以上の整数)が割り当てられている。サブアレイ111では、Y方向に並んだ複数のメモリセルMCの組が、奇数座標と偶数座標とで互い違いに配置される。言い換えると、一例として、奇数番の座標のメモリセルMCは、偶数番のワード線WL(例えば、WL2やWL4)に接続される。偶数番の座標のメモリセルMCは、奇数番のワード線WL(例えば、WL1やWL3)に接続される。以下では、奇数番の座標のメモリセルMCのことを“奇数メモリセルMC”と呼び、偶数番の座標のメモリセルMCのことを“偶数メモリセルMC”と呼ぶ。奇数番のビット線BLのことを“奇数ビット線BL”と呼び、偶数番のビット線BLのことを“偶数ビット線BL”と呼ぶ。奇数番のワード線WLのことを“奇数ワード線WL”と呼び、偶数番のワード線WLのことを“偶数ワード線WL”と呼ぶ。
第1実施形態では、ビット線BL1に、奇数メモリセルMCと偶数メモリセルMCとが接続される。ビット線BL2に、奇数メモリセルMCのみが接続される。ビット線BL3に、奇数メモリセルMCと偶数メモリセルMCとが接続される。ビット線BL4に、偶数メモリセルMCのみが接続される。言い換えると、ビット線BL1に、座標(1)及び(2)のそれぞれの複数のメモリセルMCが接続される。ビット線BL2に、座標(3)の複数のメモリセルMCが接続される。ビット線BL3に、座標(4)及び(5)のそれぞれの複数のメモリセルMCが接続される。ビット線BL4に、座標(6)の複数のメモリセルMCが接続される。座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の平面レイアウトが繰り返し配置される。さらに言い換えると、複数の奇数ビット線BL(BL1、BL3、…)では、奇数メモリセルMCと偶数メモリセルMCとの両方に接続されるビット線BLがX方向に並んで配置される。複数の偶数ビット線BL(BL2、BL4、…)では、奇数メモリセルMCに接続されるビット線BL(例えば、BL2)と、偶数メモリセルMCに接続されるビット線BL(例えば、BL4)とがX方向に交互に配置される。第1実施形態において、奇数ビット線BLの線幅と、偶数ビット線BLの線幅とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
第1実施形態に係るメモリデバイス100では、図5に示すように、座標(1)~(6)におけるビット線BL及びメモリセルMCの配置が、Open-BL方式及びFolded-BL方式の組み合わせを利用した繰り返しの単位に対応する。そして、第1実施形態では、座標(1)~(6)に対応して、4本のビット線BL1~BL4が設けられている。ここで、図6及び図7を参照して、第1実施形態におけるメモリセルアレイ111と、Open-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Xと、Folded-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Yとのビット線BLのピッチの違いについて説明する。図6及び図7は、それぞれOpen-BL方式及びFolded-BL方式におけるメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図である。図6及び図7に示されるメモリセルMCの配置密度は、図5に示される第1実施形態のメモリセルMCの配置密度と同じであり、ビット線BLの配置のみが異なっている。
図6に示すように、Open-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Xでは、座標(1)~(2)におけるビット線BL及びメモリセルMCの配置が、繰り返しの単位に対応する。Open-BL方式では、座標(1)及び(2)に対応して、1本のビット線BL1が設けられる。すなわち、座標(1)~(6)に対応して、3本のビット線BL1~BL3が設けられる。つまり、メモリセルアレイ111Xでは、メモリセルMCの配置密度が第1実施形態と同じである場合、3/4倍の本数のビット線BLが配置され得る。従って、メモリセルMCが同じ密度で配置された場合に、Open-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Xにおけるビット線BLのピッチは、第1実施形態と比較して、4/3倍となる。
図7に示すように、Folded-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Yでは、座標(1)~(2)におけるビット線BL及びメモリセルMCの配置が、繰り返しの単位に対応する。Folded-BL方式では、座標(1)及び(2)に対応して、2本のビット線BL1及びBL2が設けられる。この場合、座標(1)~(6)に対応して、6本のビット線BL1~BL6が設けられている。つまり、メモリセルアレイ111Yでは、メモリセルMCの配置密度が第1実施形態と同じである場合、6/4=3/2倍の本数のビット線BLが配置され得る。従って、メモリセルMCが同じ密度で配置された場合に、Folded-BL方式のみで構成されたメモリセルアレイ111Yにおけるビット線BLのピッチは、第1実施形態と比較して、2/3倍となる。
<1-3-3>メモリセルアレイ110の断面構造
図8は、第1実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の断面構造の一例を示す断面図である。図8は、サブアレイ111に含まれた4つのビット線BL1~BL4及び1つのワード線WL2と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMCと、ワード線WL2とプレート線PLとのそれぞれの制御に使用されるCMOS回路の一部とを示している。なお、図面の奥行き方向に配置されたメモリセルMC及びコンタクトVCは、破線により示されている。図8に示すように、メモリデバイス100は、トランジスタTR1及びTR2と、複数のコンタクトCP0、CP1、及びCP2と、複数の配線M0及びM1とを含む。
トランジスタTR1及びTR2は、半導体基板SUB上に設けられた電界効果トランジスタである。トランジスタTR1及びTR2は、ロウ制御回路120やカラム制御回路130などのCMOS回路に含まれる。トランジスタTR1及びTR2は、半導体基板SUBに形成されたアクティブ領域AA1及びAA2にそれぞれ対応して設けられる。アクティブ領域AA1及びAA2のそれぞれは、STI(Shallow Trench Isolation)によって囲まれている。アクティブ領域AA1及びAA2のそれぞれは、半導体基板SUBに設けられたウェル領域30を備えている。
また、各トランジスタTRは、ゲート電極31、ゲート絶縁層32、及び2つのソース/ドレイン領域33A及び33Bを含む。ゲート電極31は、Z方向においてウェル領域30の上方に設けられる。ゲート絶縁層32は、ウェル領域30の上面とゲート電極31との間に設けられる。2つのソース/ドレイン領域33A及び33Bは、ウェル領域30内に設けられる。2つのソース/ドレイン領域33A及び33Bのうち一方がトランジスタTRのソースとして機能し、2つのソース/ドレイン領域33A及び33Bのうち他方がトランジスタTRのドレインとして機能する。ウェル領域30内における2つのソース/ドレイン領域33A及び33Bの間の部分が、トランジスタTRのチャネル領域となる。チャネル領域は、ゲート絶縁層32を介してゲート電極31の下方に配置されている。各トランジスタTRは、半導体基板SUB上の層間絶縁層(図示せず)に覆われている。
各コンタクトCP0は、半導体基板SUB上に設けられ、トランジスタTRなどに接続される柱状の導電体である。各配線M0は、関連付けられたコンタクトCP0上に設けられた導電体であり、例えば金属である。各コンタクトCP1は、関連付けられた配線M0上に設けられた柱状の導電体である。各配線M1は、関連付けられたコンタクトCP1上に設けられた導電体であり、例えば金属である。プレート線PLは、例えば、配線M1と同じ高さに配置され、コンタクトCP1上に設けられる。なお、プレート線PLは配線M1と同じ高さに配置される必要はなく、異なる高さに配置されても良い。プレート線PLは、プレート状の導電体であり、例えば金属である。プレート線PLは、プレート電極、又はプレート層と呼ばれてもよい。各コンタクトCP2は、関連付けられた配線M1上に設けられた柱状の導電体である。各コンタクトCP2は、例えば、関連付けられた配線M1とワード線WLとの組の間を接続する。本例において、トランジスタTR1は、コンタクトCP0、配線M0、コンタクトCP1、配線M1、及びコンタクトCP2を介してワード線WL2に接続されている。トランジスタTR2は、コンタクトCP0、配線M0、及びコンタクトCP1を介してプレート線PLに接続されている。
各ワード線WLは、プレート線PLの上方に設けられる。各メモリセルMCのセルキャパシタCCは、プレート線PL上に設けられる。セルトランジスタCT(縦型トランジスタ)は、セルキャパシタCC上に設けられ、関連付けられたワード線WLを貫通している。コンタクトVCは、セルトランジスタCT上に設けられ、関連付けられたセルトランジスタCT及びビット線BLの間を接続している。各コンタクトVCは、各ワード線WLと離れている。すなわち、各ワード線WLは、プレート線PLが設けられた層と、コンタクトVCが設けられた層との間の層に設けられる。
偶数ビット線BLは、例えば、関連付けられたコンタクトVC上にオーバーラップしている。奇数ビット線BLは、奇数メモリセルMC上のコンタクトVCの一部と、偶数メモリセルMC上のコンタクトVCの一部とのそれぞれにオーバーラップするように設けられる。これにより、奇数ビット線BLが、隣り合う座標の両方のメモリセルMCに接続され得る。コンタクトVCは、ランディングパッドと呼ばれてもよい。奇数ビット線BLの線幅と、偶数ビット線BLの線幅とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。
なお、図8では、プレート線PLの下方にトランジスタTR1及びTR2が配置されている場合が例示されているが、これに限定されない。トランジスタTR1及びTR2のそれぞれは、平面視において、プレート線PLと重なって配置されていてもよいし、プレート線PLと重なって配置されていなくてもよい。
<1-4>第1実施形態の効果
以上で説明された第1実施形態に係るメモリデバイス100に依れば、メモリデバイス100の性能を向上させ且つ製造コストを抑制することができる。以下に、第1実施形態の効果の詳細について説明する。
例えば、酸化物半導体を縦型のアクセストランジスタとして使用する1T1C型のDRAM(4Fセル構造)においては、メモリセルの配置密度の増加に伴う寄生容量の増加により、データの読み出しマージン(センスマージン)の向上が求められている。
Open-BL方式は、隣接する2つのサブアレイ111が組み合わされ、隣接する2つのサブアレイ111の一方を読み出し対象のビット線BLとして、他方を参照ビット線BLとして使用する。Open-BL方式のビット線BLは、例えば、ランディングパッド(コンタクトVC)が使用されることにより、奇数ワード線WLに接続されたメモリセルMCと、偶数ワード線WLに接続されたメモリセルMCとの両方に接続される。しかしながら、Open-BL方式は、参照ビット線BLが異なるサブアレイに属するために、例えば、ワード線WLとビット線BL間の寄生容量に起因したカップリングノイズに差が生じ、これによりデータの読み出しマージンが低下し得る。
Folded-BL方式は、読み出し対象のビット線BLと参照ビット線BLとを同一のサブアレイ111に設ける。これにより、読み出し対象のビット線BLと参照ビット線BLとの間で共通するノイズ成分が相殺され、Open-BL方式よりも読み出しマージンが向上され得る。しかしながら、Folded-BL方式では、奇数ワード線WLに接続されたメモリセルMCと偶数ワード線WLに接続されたMCとで、接続されるビット線BL線が区別されるため、ビット線BLの本数がOpen-BL方式に対して倍増する。このため、Folded-BL方式は、Open-BL方式に対して、ビット線BLのピッチを半減させる必要があり、製造の難易度が高い。また、ピッチを半減させることによるビット線BLの薄膜化に伴いビット線BLの抵抗値が上昇し得る。
そこで、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、Open-BL方式とFolded-BL方式とを組み合わせて利用する。言い換えると、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、隣接する偶数ワード線WLと奇数ワード線WLで活性化されるメモリセルMCのグループと接続されるビット線BLと、隣接する偶数ワード線WLと奇数ワード線WLで活性化されるメモリセルMCの一方のみと接続するビット線BLとが交互に設けられた構成を有する。これにより、第1実施形態に係るメモリデバイス100では、Open-BL方式と、Folded-BL方式との両方式のビット線BLが交互に配置されたメモリセルアレイ110(サブアレイ111)が構成される。このような構成では、Open-BL方式の対象のビット線BLの半数が、Folded-BL方式のビット線BLによってシールドされ、リストア時のノイズが軽減される。
その結果、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、Open-BL方式のみが使用される場合と比べて、読み出しマージンを向上させることができる。さらに、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、Folded-BL方式のみが使用される場合と比べて、ビット線BLのピッチを緩和させることができ、製造の難易度を低下させることができる。製造の難易度が低下することは、製造工程の開発期間を短縮させることができ且つ歩留まり向上の難易度が低下するため、製造コストの抑制に繋がり得る。従って、第1実施形態に係るメモリデバイス100は、メモリデバイス100の性能を向上させ且つ製造コストを抑制することができる。
<2>第2実施形態
第2実施形態に係るメモリデバイス100では、Open-BL方式で使用されるビット線BLとFolded-BL方式で使用されるビット線BLとが異なる高さに設けられる。以下に、第2実施形態に係るメモリデバイス100の詳細について説明する。
<2-1>メモリデバイス100の構造
<2-1-1>メモリセルアレイ110の平面レイアウト
図9は、第2実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の平面レイアウトの一例を示す平面図であり、図5と同様の領域を示している。図9に示すように、第2実施形態におけるサブアレイ111(メモリセルアレイ110)は、第1実施形態におけるサブアレイ111に対して、偶数ビット線BLとメモリセルMCとの間のコンタクトVCが省略された構成を有している。
第2実施形態におけるサブアレイ111では、偶数ビット線BLが、隣り合う偶数メモリセルMCの組、若しくは、隣り合う奇数メモリセルMCの組から離れている。具体的には、ビット線BL2は、平面視において、座標(2)のメモリセルMCに接続されたコンタクトVCと、座標(4)のメモリセルMCに接続されたコンタクトVCとのそれぞれから離れている。ビット線BL4は、平面視において、座標(5)のメモリセルMCに接続されたコンタクトVCと、座標(7)のメモリセルMCに接続されたコンタクトVCとのそれぞれから離れている。
<2-1-2>メモリセルアレイ110の断面構造
図10は、第2実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の断面構造の一例を示す断面図であり、図8と同様の領域を示している。図10に示すように、第2実施形態では、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLの高さと、Folded-BL方式で使用される偶数ビット線BLの高さとが異なっている。
具体的には、第2実施形態における偶数ビット線BLは、コンタクトVCと同じ高さに設けられる。言い換えると、偶数ビット線BLと、コンタクトVCとは、同じ配線層に設けられる。この場合、奇数ビット線BLと偶数ビット線BLとは、異なる製造工程によって形成される。また、奇数ビット線BLの線幅と、偶数ビット線BLの線幅とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。第2実施形態に係るメモリデバイス100のその他の構成は、第1実施形態に係るメモリデバイス100と同様である。
<2-2>第2実施形態の効果
第2実施形態に係るメモリデバイス100では、第1実施形態よりもOpen-BL方式で使用されるビット線BLのピッチを緩和させることができる。また、第2実施形態に係るメモリデバイス100では、Open-BL方式のビット線BLと、Folded-BL方式のビット線BLとの間隔が、第1実施形態よりも広くなる。このため、第2実施形態では、第1実施形態よりもOpen-BL方式及びFolded-BL方式で隣り合うビット線BLのノイズを減らすことができる。その結果、第2実施形態に係るメモリデバイス100は、第1実施形態よりも読み出しマージンを向上させることができ、且つ第1実施形態よりも製造コストを抑制することができる。
<3>第3実施形態
第3実施形態に係るメモリデバイス100は、複数のビット線BLが交差して設けられた部分を有するサブアレイ111を備える。以下に、第3実施形態に係るメモリデバイス100の詳細について説明する。
<3-1>メモリデバイス100の回路構成
第3実施形態に係るメモリデバイス100は、以下で説明されるメモリデバイス100の回路構成を除いて、第1又は第2実施形態と同様の構成を有する。以下に、第3実施形態に係るメモリデバイス100の回路構成の第1~第8構成例について順に説明する。
<第1構成例>
図11は、第3実施形態に係るメモリデバイス100の第1構成例を示す概略図である。図11は、第1構成例において、第1サブアレイ111A及び第2サブアレイ111Bのそれぞれの8つのビット線BL1~BL8及び8つのワード線WL1~WL8と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMCと複数のセンスアンプSAo及びSAfとを示している。
図11に示すように、第1構成例では、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLが、隣り合う2つのビット線BLの組に分けられる。具体的には、2つのビット線BL1及びBL3が組み合わされ、2つのビット線BL5及びBL7が組み合わされる。そして、第1構成例では、第1サブアレイ111Aが、ワード線WL1~WL4のいずれかに接続されたメモリセルMCを含む第1領域RG1と、ワード線WL5~WL8のいずれかに接続されたメモリセルMCを含む第2領域RG2とに分割される。第1構成例における第1領域RG1のメモリセルMCとビット線BLとの接続関係は、第1実施形態と同様である。一方で、第1構成例における第2領域RG2のメモリセルMCとビット線BLとの接続関係は、第1領域RG1に対して、組み合わされた2つのビット線BLが入れ替えられている点で異なっている。以下に、図5で説明されたメモリセルMCのX座標を用いて、第1構成例におけるビット線BLの接続構成について説明する。
第1サブアレイ111Aのビット線BL1は、第1領域RG1において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続される。一方で、第1サブアレイ111Aのビット線BL3は、第1領域RG1において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続される。また、第2サブアレイ111Bのビット線BL1は、第1領域RG1において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続される。一方で、第2サブアレイ111Bのビット線BL3は、第1領域RG1において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続される。
このため、第1サブアレイ111Aのビット線BL1~BL3は、第1サブアレイ111Aの第1領域RG1及び第2領域RG2の間において交差している。同様に、第2サブアレイ111Bのビット線BL1~BL3は、第2サブアレイ111Bの第1領域RG1及び第2領域RG2の間において交差している。第2構成例において、Folded-BL方式で使用される偶数ビット線BLとメモリセルMCとの接続関係は、第1実施形態と同様である。例えば、対応するサブアレイ111において、ビット線BL2は座標(3)のメモリセルMCのみに接続され、ビット線BL4は座標(6)のメモリセルMCのみに接続される。第1構成例において、座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の接続関係が繰り返される。また、複数のセンスアンプSAo及び複数のセンスアンプSAfのそれぞれは、第1実施形態と同様に、関連付けられたビット線BLの組に接続される。
以上で説明されたように、第1構成例では、隣り合う2つの奇数ビット線BL毎に、第2領域RG2における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置(座標)が、第1領域RG1における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。
なお、本明細書では、複数のビット線BLのうち、第1領域RG1に含まれた部分と、第2領域RG2に含まれた部分とのそれぞれのことが“ビット線部”と呼ばれてもよい。すなわち、各ビット線BLは、第1領域RG1に含まれたビット線部と、第2領域RG2に含まれたビット線部とを有し得る。第1領域RG1に含まれた複数のビット線部と、第2領域RG2に含まれた複数のビット線部とのそれぞれは、第1実施形態と同様に、X方向に順に並んだ4つのビット線部からなるグループによって表現されてもよい。第1領域RG1及び第2領域RG2のそれぞれでは、X方向に順に並んだ4つのビット線部からなるグループが、X方向に繰り返し配置される。
具体的には、第1構成例において、複数のビット線BLは、第1領域RG1においてX方向に順に並んだ第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2においてX方向に順に並んだ第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第1グループ及び第2グループのそれぞれは、X方向に繰り返し配置される。第1構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。第1構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第1構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が第7ビット線部と接続され、第3ビット線部が第5ビット線部と接続され、第2ビット線部が第6ビット線部と接続され、第4ビット線部が第8ビット線部と接続される。
また、第1構成例において、第2サブアレイ111BにおけるメモリセルMCとビット線BLとの接続関係は、第1サブアレイ111Aにおける第1領域RG1及び第2領域RG2の接続関係を反転させた関係と類似している。この点は、以下で説明される第2構成例~第8構成例についても同様である。このため、以下では、第1サブアレイ111Aの回路構成に注目して説明する。
<第2構成例>
図12は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第2構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図12に示すように、第2構成例では、Folded-BL方式で使用される偶数ビット線BLが、隣り合う2つのビット線BLの組に分けられる。具体的には、2つのビット線BL2及びBL4が組み合わされ、2つのビット線BL6及びBL8が組み合わされる。そして、第2構成例では、各サブアレイ111が、第1構成例と同様に、第1領域RG1と第2領域RG2とに分割される。
第2構成例では、第1サブアレイ111Aのビット線BL2は、第1領域RG1において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(6)のメモリセルMCに接続される。一方で、第1サブアレイ111Aのビット線BL4は、第1領域RG1において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(3)のメモリセルMCに接続される。第2構成例では、第1サブアレイ111Aのビット線BL2~BL4が、第1サブアレイ111Aの第1領域RG1及び第2領域RG2の間において交差している。第2構成例において、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLとメモリセルMCとの接続関係は、第1実施形態と同様である。座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の接続関係が繰り返される。
以上で説明されたように、第2構成例では、隣り合う2つの偶数ビット線BL毎に、第2領域RG2における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置(座標)が、第1領域RG1における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。
言い換えると、第2構成例において、複数のビット線BLは、第1構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第2構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第2構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第2構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が第5ビット線部と接続され、第3ビット線部が第7ビット線部と接続され、第2ビット線部が第8ビット線部と接続され、第4ビット線部が第6ビット線部と接続される。
<第3構成例>
図13は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第3構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図13に示すように、第3構成例は、第2構成例の変形であり、各サブアレイ111が3つの領域に分割される。具体的には、第1サブアレイ111Aが、第1領域RG1、第2領域RG2、及び第3領域RG3に分割される。本例では、第1領域RG1が4つのワード線WL1~WL4に関連付けられ、第2領域RG2が4つのワード線WL5~WL8に関連付けられ、第3領域RG3が4つのワード線WL9~WL12に関連付けられている。
第3構成例において、第1領域RG1及び第2領域RG2のそれぞれにおけるビット線BLとメモリセルMCの接続関係は、第2構成例と同様である。そして、第3構成例では、第3領域RG3が、第1領域RG1と同様の接続関係を有する。
具体的には、第3構成例では、第1サブアレイ111Aのビット線BL2は、第1領域RG1において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(3)のメモリセルMCに接続される。一方で、第1サブアレイ111Aのビット線BL4は、第1領域RG1において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(6)のメモリセルMCに接続される。
第3構成例では、第1サブアレイ111Aのビット線BL2~BL4が、第1領域RG1及び第2領域RG2の間と、第2領域RG2及び第3領域RG3の間とのそれぞれにおいて交差している。第3構成例において、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLとメモリセルMCとの接続関係は、第1実施形態と同様である。座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の接続関係が繰り返される。
以上で説明されたように、第3構成例は、第2構成例と比べて、複数のビット線BLのそれぞれが、第2領域RG2を基準として第1領域RG1とは反対側に設けられた第3領域RG3に設けられた部分をさらに有する。そして、隣り合う2つの偶数ビット線BL毎に、第3領域RG3における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第2領域RG3における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。すなわち、第3構成例では、各サブアレイ111において、組み合わされた偶数ビット線BLが接続されるメモリセルMCの座標が、2箇所(偶数箇所)で入れ替えられる。これにより、第3構成例は、第2構成例よりも各サブアレイ111内における非対称性を解消することができる。
なお、本明細書では、複数のビット線BLのうち、第3領域RG3に含まれた部分のことが“ビット線部”と呼ばれてもよい。すなわち、各ビット線BLは、第1領域RG1に含まれたビット線部と、第2領域RG2に含まれたビット線部と、第3領域RG3に含まれたビット線部とを有し得る。第1領域RG1に含まれた複数のビット線部と、第2領域RG2に含まれた複数のビット線部と、第3領域RG3に含まれた複数のビット線部とのそれぞれは、第1実施形態と同様に、X方向に順に並んだ4つのビット線部からなるグループによって表現されてもよい。第1領域RG1、第2領域RG2、及び第3領域RG3のそれぞれでは、X方向に順に並んだ4つのビット線部からなるグループが、X方向に繰り返し配置される。
具体的には、第3構成例において、複数のビット線BLは、第1領域RG1においてX方向に順に並んだ第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2においてX方向に順に並んだ第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループと、第3領域RG3においてX方向に順に並んだ第9ビット線部~第12ビット線部とを含む。第1グループ、第2グループ、及び第3グループのそれぞれは、X方向に繰り返し配置される。第3構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。第3構成例において、第1~第4ビット線部は、それぞれ第5~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第3構成例において、第5~第8ビット線部は、それぞれ第9~第12ビット線部とY方向に隣り合う。第3構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が第5ビット線部と接続され、第3ビット線部が第7ビット線部と接続され、第2ビット線部が第8ビット線部と接続され、第4ビット線部が第6ビット線部と接続される。第3構成例において、Y方向に隣り合う第2グループ及び第3グループでは、第5ビット線部が第9ビット線部と接続され、第6ビット線部が第12ビット線部と接続され、第7ビット線部が第11ビット線部と接続され、第8ビット線部が第10ビット線部と接続される。
<第4構成例>
図14は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第4構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図14に示すように、第4構成例は、第1構成例における奇数ビット線BLの接続関係と第2構成例における偶数ビット線BLの接続関係との組み合わせである。
具体的には、第4構成例のビット線BL1は、第1領域RG1において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続される。第4構成例のビット線BL3は、第1領域RG1において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続される。
第4構成例のビット線BL2は、第1領域RG1において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(6)のメモリセルMCに接続される。第4構成例のビット線BL4は、第1領域RG1において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(3)のメモリセルMCに接続される。
第4構成例において、ビット線BL1及びBL2のそれぞれは、第1領域RG1及び第2領域RG2の間において、ビット線BL3及びBL4のそれぞれと交差している。座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の接続関係が繰り返される。
以上で説明されたように、第4構成例では、隣り合う2つの奇数ビット線BL毎に、第2領域RG2における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第1領域RG1における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。さらに、第4構成例では、隣り合う2つの偶数ビット線BL毎に、第2領域RG2における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれの第1方向に沿った位置が、第1領域RG1における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。
言い換えると、第4構成例において、複数のビット線BLは、第1構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第4構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第4構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第4構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が前記第7ビット線部と接続され、第3ビット線部が第5ビット線部と接続され、第2ビット線部が第8ビット線部と接続され、第4ビット線部が第6ビット線部と接続される。
<第5構成例>
図15は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第5構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図15に示すように、第5構成例は、第4構成例の変形であり、各サブアレイ111が3つの領域に分割される。具体的には、第1サブアレイ111Aが、第1領域RG1、第2領域RG2、及び第3領域RG3に分割される。本例では、第1領域RG1が4つのワード線WL1~WL4に関連付けられ、第2領域RG2が4つのワード線WL5~WL8に関連付けられ、第3領域RG3が4つのワード線WL9~WL12に関連付けられている。
第5構成例において、第1領域RG1及び第2領域RG2のそれぞれにおけるビット線BLとメモリセルMCの接続関係は、第4構成例と同様である。そして、第5構成例では、第3領域RG3が、第1領域RG1と同様の接続関係を有する。
具体的には、第5構成例のビット線BL1は、第1領域RG1において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続される。第5構成例のビット線BL3は、第1領域RG1において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続される。
第5構成例のビット線BL2は、第1領域RG1において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(3)のメモリセルMCに接続される。第5構成例のビット線BL4は、第1領域RG1において、座標(6)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において、座標(3)のメモリセルMCに接続され、第3領域RG3において、座標(6)のメモリセルMCに接続される。
第5構成例において、ビット線BL1及びBL2のそれぞれは、第1領域RG1及び第2領域RG2の間と、第2領域RG2及び第3領域RG3の間とのそれぞれにおいてビット線BL3及びBL4のそれぞれと交差している。座標(7)から先は、座標(1)~(6)と同様の接続関係が繰り返される。
以上で説明されたように、第5構成例は、第4構成例と比べて、複数のビット線BLのそれぞれが、第2領域RG2を基準として第1領域RG1とは反対側に設けられた第3領域RG3に設けられた部分をさらに有する。そして、隣り合う2つの奇数ビット線BL毎に、第3領域RG3における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第2領域RG2における隣り合う2つの奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。さらに、第5構成例では、隣り合う2つの偶数ビット線BL毎に、第3領域RG3における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第2領域RG2における隣り合う2つの偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置から入れ替えられている。すなわち、第5構成例では、各サブアレイ111において、組み合わされた奇数ビット線BLが接続されるメモリセルMCの座標が、2箇所(偶数箇所)で入れ替えられるとともに、組み合わされた偶数ビット線BLが接続されるメモリセルMCの座標が、2箇所(偶数箇所)で入れ替えられる。
言い換えると、第5構成例において、複数のビット線BLは、第3構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループと、第3領域RG3に含まれた第9ビット線部~第12ビット線部からなる第3グループとを含む。第5構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第5構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第5構成例において、第5ビット線部~第8ビット線部は、それぞれ第9ビット線部~第12ビット線部とY方向に隣り合う。第5構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が前記第7ビット線部と接続され、第3ビット線部が第5ビット線部と接続され、第2ビット線部が第8ビット線部と接続され、第4ビット線部が第6ビット線部と接続される。第5構成例において、Y方向に隣り合う第2グループ及び第3グループでは、第5ビット線部が第11ビット線部と接続され、第6ビット線部が第12ビット線部と接続され、第7ビット線部が第9ビット線部と接続され、第8ビット線部が第10ビット線部と接続される。これにより、第5構成例は、第4構成例よりも各サブアレイ111内における非対称性を解消することができる。
<第6構成例>
図16は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第6構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図16に示すように、第6構成例では、各サブアレイ111が、第1構成例と同様に、第1領域RG1と第2領域RG2とに分割される。そして、第6構成例では、第1領域RG1においてFolded-BL方式で使用される偶数ビット線BLが、第2領域RG2において隣の偶数ビット線BLの座標にシフトして接続される。
具体的には、第6構成例において、ビット線BL2は、第1領域RG1において座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(6)のメモリセルMCに接続される。第6構成例において、ビット線BL4は、第1領域RG1において座標(6)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(9)のメモリセルMCに接続される。第6構成例において、ビット線BL6は、第1領域RG1において座標(9)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(12)のメモリセルMCに接続される。以下同様に、第6構成例において、ビット線BL(2*k)(kは1以上の整数)は、第1領域RG1において座標(3*k)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(3*(k+1))のメモリセルMCに接続される。第6構成例において、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLとメモリセルMCとの接続関係は、第1実施形態と同様である。
以上で説明されたように、第6構成例では、第2領域RG2における複数の偶数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第1領域RG1において隣り合う偶数ビット線BLのX方向に沿った位置にシフトして設けられる。
言い換えると、第6構成例において、複数のビット線BLは、第1構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第6構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第6構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第6構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が第5ビット線部と接続され、第3ビット線部が第7ビット線部と接続され、第2ビット線部が第8ビット線部と接続され、第4ビット線部が隣の第2グループに含まれた第6ビット線部と接続される。そして、第6構成例では、第2ビット線部と第8ビット線部とを接続する配線と、第4ビット線部と第6ビット線部とを接続する配線とが、交差しない。
<第7構成例>
図17は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第7構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図17に示すように、第7構成例では、各サブアレイ111が、第1構成例と同様に、第1領域RG1と第2領域RG2とに分割される。そして、第7構成例では、第1領域RG1においてOpen-BL方式で使用される奇数ビット線BLが、第2領域RG2において隣の奇数ビット線BLの座標にシフトして接続される。
具体的には、第7構成例において、ビット線BL1は、第1領域RG1において座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続される。第7構成例において、ビット線BL3は、第1領域RG1において座標(4)及び(5)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(7)及び(8)のメモリセルMCに接続される。第7構成例において、ビット線BL5は、第1領域RG1において座標(7)及び(8)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(10)及び(11)のメモリセルMCに接続される。以下同様に、第7構成例において、ビット線BL(2*k-1)(kは1以上の整数)は、第1領域RG1において座標(3*k-2)及び(3*k-1)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(3*(k+1)-2)及び(3*(k+1)-1)のメモリセルMCに接続される。第7構成例において、Folded-BL方式で使用される偶数ビット線BLとメモリセルMCとの接続関係は、第1実施形態と同様である。
以上で説明されたように、第7構成例では、第2領域RG2における複数の奇数ビット線BLのそれぞれのX方向に沿った位置が、第1領域RG1において隣り合う奇数ビット線BLのX方向に沿った位置にシフトして設けられる。
言い換えると、第7構成例において、複数のビット線BLは、第1構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第7構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第7構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、それぞれ第5ビット線部~第8ビット線部とY方向に隣り合う。第7構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第1ビット線部が第7ビット線部と接続され、第3ビット線部が隣の第2グループに含まれた第5ビット線部と接続され、第2ビット線部が第6ビット線部と接続され、第4ビット線部が第8ビット線部と接続される。そして、第7構成例では、第1ビット線部と第7ビット線部とを接続する配線と、第3ビット線部と第5ビット線部とを接続する配線とが、交差しない。
<第8構成例>
図18は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第8構成例を示す概略図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図18に示すように、第8構成例では、各サブアレイ111が、第1構成例と同様に、第1領域RG1と第2領域RG2とに分割される。図18には、第1領域RG1のX座標(1)~(12)と、第2領域RG2のX座標(1)~(12)とのそれぞれが示されている。そして、第8構成例では、隣り合う2本のビット線BLが、第1領域RG1と第2領域RG2との間で入れ替えられて接続される。
具体的には、第8構成例において、ビット線BL1は、第1領域RG1において座標(1)及び(2)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(2)及び(3)のメモリセルMCに接続される。第8構成例において、ビット線BL2は、第1領域RG1において座標(3)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(1)のメモリセルMCに接続される。座標(4)から先は、座標(1)~(3)と同様の接続関係が繰り返される。
言い換えると、第8構成例において、ビット線BL(2*k-1)(kは1以上の整数)は、第1領域RG1において座標(3*k-2)及び(3*k-1)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(3*k-1)及び(3*k)のメモリセルMCに接続される。第8構成例において、ビット線BL(2*k)(kは1以上の整数)は、第1領域RG1において座標(3*k)のメモリセルMCに接続され、第2領域RG2において座標(3*k-2)のメモリセルMCに接続される。
以上で説明されたように、第8構成例では、隣り合う2つの奇数ビット線BL及び偶数ビット線BLの組毎に、第2領域RG2において接続されるメモリセルMC(セルトランジスタCT)のアサインが、第1領域RG1において接続されるメモリセルMC(セルトランジスタCT)のアサインから入れ替えられている。
言い換えると、第8構成例において、複数のビット線BLは、第1構成例と同様に、第1領域RG1に含まれた第1ビット線部~第4ビット線部からなる第1グループと、第2領域RG2に含まれた第5ビット線部~第8ビット線部からなる第2グループとを含む。第8構成例において、第1ビット線部~第4ビット線部は、例えば、ビット線BL1~BL4にそれぞれ対応する。そして、第8構成例において、Y方向に隣り合う第1グループ及び第2グループでは、第5ビット線部と第6ビット線部との配置が入れ替えられ、第7ビット線部と第8ビット線部との配置が入れ替えられ、第1ビット線部~第4ビット線部が第5ビット線部~第8ビット線部にそれぞれ接続される。このため、第8構成例では、第1ビット線部と第5ビット線部とを接続する配線と、第2ビット線部と第6ビット線部とを接続する配線とが交差している。同様に、第8構成例では、第3ビット線部と第7ビット線部とを接続する配線と、第4ビット線部と第8ビット線部とを接続する配線とが交差している。なお、“2つのビット線部の配置が入れ替えられること”は、ビット線部に接続されるメモリセルMC(Open-BL方式又はFolded-BL方式)の対応関係が変わることなく、2つのビット線部の位置関係が入れ替えられることを示している。
<3-2>メモリデバイス100の構造
以下に、第3実施形態に係るメモリデバイス100の構造について、第2構成例と第8構成例とを代表に挙げて説明する。
<第2構成例>
図19は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第2構成例における平面レイアウトの一例を示す平面図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図19は、第2構成例において、第1サブアレイ111Aに含まれた5つのビット線BL1~BL5及び8つのワード線WL1~WL8と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMC及び複数のコンタクトVCとを示している。
図19に示すように、ビット線BL1は、第1領域RG1に設けられた第1部分40と、第2領域RG2に設けられた第2部分50とを有する。ビット線BL2は、第1領域RG1に設けられた第1部分41と、第2領域RG2に設けられた第2部分51とを有する。ビット線BL3は、第1領域RG1に設けられた第1部分42と、第2領域RG2に設けられた第2部分52とを有する。ビット線BL4は、第1領域RG1に設けられた第1部分43と、第2領域RG2に設けられた第2部分53とを有する。また、第2構成例では、第1領域RG1及び第2領域RG2の間に、配線領域WRが設けられている。第1サブアレイ111Aは、配線領域WRにおいて、シャント線SH1及びSH2と、複数のコンタクトCP3とをさらに含む。シャント線SH1及びSH2は、導電体であり、例えば金属である。シャント線SH1は、シャント線SH2から離れている。シャント線SH1及びSH2は、ビット線BL3及びBL4にそれぞれ対応して設けられている。
第2構成例において、ビット線BL1の第1部分40と第2部分50とは、配線領域WRを介して連続的に設けられている。第2構成例において、ビット線BL2の第1部分41と第2部分51とは、配線領域WRを介して連続的に設けられている。第2構成例において、ビット線BL3の第1部分42と第2部分52とのそれぞれに、コンタクトCP3が接続される。そして、シャント線SH1が、ビット線BL3の第1部分42に接続されたコンタクトCP3と、ビット線BL3の第2部分52に接続されたコンタクトCP3との間を接続している。つまり、ビット線BL3の第1部分42と第2部分52との間は、2本のコンタクトCP3とシャント線SH1を介して電気的に接続されている。同様に、第2構成例において、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53とのそれぞれに、コンタクトCP3が接続される。そして、シャント線SH2が、ビット線BL4の第1部分43に接続されたコンタクトCP3と、ビット線BL4の第2部分53に接続されたコンタクトCP3との間を接続している。つまり、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53との間が、2本のコンタクトCP3とシャント線SH2を介して電気的に接続されている。ビット線BL5以降では、ビット線BL1~BL4と同様の構成が繰り返し配置される。
なお、シャント線SH1及びSH2のそれぞれの平面形状は、特に限定されず、第1領域RG1のビット線BLと第2領域RG2のビット線BLとの間を電気的に接続可能であればよい。例えば、ビット線BL2の第1部分41と、ビット線BL4の第2部分53との間に、ビット線BL3の第2部分52の端部が延伸して設けられる。そして、ビット線BL3の第2部分52の当該端部に、コンタクトCP3が接続される。さらに、配線領域WRに設けられたビット線BL2の部分の平面形状は、例えば、クランク形状に設けられる。そして、ビット線BL2は、ビット線BL3及びBL4の何れとも離れて設けられる。これにより、第2構成例では、配線領域WRのY方向に沿った幅が抑制され、且つ第1領域RG1及び第2領域RG2の間で交差する配線が接続され得る。
図20は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110(第1サブアレイ111A)の第2構成例における断面構造の一例を示す、図19のXX-XX線に沿った断面図である。図20は、ビット線BL4の第1部分43及び第2部分53の接続部分を示している。図20に示すように、2つのコンタクトCP3は、ビット線BL4の第1部分43上と、ビット線BL4の第2部分53上とにそれぞれ設けられる。そして、2つのコンタクトCP3上に、シャント線SH2が設けられる。シャント線SH2は、例えば、ビット線BLよりも上層に設けられる。つまり、本例では、ビット線BL4と交差するビット線BL2及びBL3は、シャント線SH2と、プレート線PLの間に設けられている。このように、第2構成例では、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で交差する複数のビット線BLの少なくとも1つが、ビット線BLよりも上層のシャント線SHを介して、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で電気的に接続される。
なお、第2構成例において、シャント線SHが利用されるビット線BLは、以上で説明されたビット線BLに限定されない。第2構成例におけるビット線BLの接続関係を実現することが可能なように、シャント線SHが利用されていればよい。また、第2構成例のようなビット線BLの第1領域RG1及び第2領域RG2の間のシャント線SHを利用した接続は、第1構成例、第3構成例~第8構成例のいずれにも適用され得る。
<第8構成例>
図21は、第3実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の第8構成例における平面レイアウトの一例を示す平面図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図21は、第8構成例において、第1サブアレイ111Aに含まれた5つのビット線BL1~BL5及び8つのワード線WL1~WL8と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMC及び複数のコンタクトVCとを示している。以下に、第8構成例について、第2構成例と異なる点について説明する。
図21に示すように、第8構成例において、ビット線BL1の第1部分40と第2部分50とは、配線領域WRを介して連続的に設けられている。第8構成例において、ビット線BL3の第1部分42と第2部分52とは、配線領域WRを介して連続的に設けられている。第8構成例において、ビット線BL2の第1部分41と第2部分51とのそれぞれに、コンタクトCP3が接続される。そして、シャント線SH1が、ビット線BL2の第1部分41に接続されたコンタクトCP3と、ビット線BL2の第2部分51に接続されたコンタクトCP3との間を接続している。つまり、ビット線BL2の第1部分41と第2部分51との間は、2本のコンタクトCP3とシャント線SH1を介して電気的に接続されている。同様に、第8構成例において、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53とのそれぞれに、コンタクトCP3が接続される。そして、シャント線SH2が、ビット線BL4の第1部分43に接続されたコンタクトCP3と、ビット線BL4の第2部分53に接続されたコンタクトCP3との間を接続している。つまり、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53との間が、2本のコンタクトCP3とシャント線SH2を介して電気的に接続されている。ビット線BL5以降では、ビット線BL1~BL4と同様の構成が繰り返し配置される。
第8構成例において、ビット線BL1は、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で、1座標分X方向にオフセットされて設けられている。第8構成例において、ビット線BL3は、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で、1座標分X方向にオフセットされて設けられている。言い換えると、第8構成例では、ビット線BLの配置を、第1領域RG1及び第2領域RG2の間でオフセットさせることによって、Open-BL方式で使用される奇数ビット線BLと、Folded-BL方式で使用される偶数ビット線BLとのアサインが入れ替えられている。なお、シャント線SHが利用されるビット線BLは、偶数ビット線BLでなく、奇数ビット線BLであってもよい。ビット線BLがオフセットされる方向は、X軸の正方向であってもよいし、負方向であってもよい。
<3-3>第3実施形態の効果
Folded-BL方式における読み出し対象のビット線BLと参照ビット線BLとに挟まれたOpen-BL方式のビット線BLでは、リストア時における逆向きのノイズが相殺される。一方で、Folded-BL方式における読み出し対象のビット線BLと参照ビット線BLとに挟まれないOpen-BL方式のビット線BLは、2つの独立なFolded-BL方式のビット線BLからのノイズを受ける。
そこで、第3実施形態に係るメモリデバイス100は、サブアレイ111内で複数のビット線を交差させた構成を有する。これにより、第3実施形態に係るメモリデバイス100は、Folded-BL方式で隣り合うビット線BLの間に配置されたOpen-BL方式のビット線BLにおける、カップリングに起因したノイズの対称性を向上させることができる。その結果、第3実施形態に係るメモリデバイス100は、隣り合うビット線BLからのノイズの非対称性を軽減させることができ、第1実施形態よりも読み出しマージンを向上させることができる。
<4>第4実施形態
第4実施形態に係るメモリデバイス100は、第3実施形態で説明されたビット線BLの配置を、ワード線WLの高さに設けられた配線を用いて実現された構造を有する。以下に、第4実施形態に係るメモリデバイス100の詳細について説明する。
<4-1>メモリデバイス100の構造
<4-1-1>メモリセルアレイ110の平面レイアウト
図22は、第4実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110(第1サブアレイ111A)の平面レイアウトの一例を示す平面図であり、第1サブアレイ111Aを抽出して示している。図22は、第4実施形態において、第1サブアレイ111Aに含まれた5つのビット線BL1~BL5と、第1領域RG1に含まれた2つのワード線WL3及びWL4と、第2領域RG2に含まれた2つのワード線WL5及びWL6と、これらの配線に関連付けられた複数のメモリセルMC及び複数のコンタクトVCとを示している。図22に示すように、第4実施形態に係るメモリデバイス100は、第3実施形態に対して配線領域WRにおける構造が異なり、複数のコンタクトCP3が複数のコンタクトCP4に置き換えられ、複数のシャント線SH1及びSH2が複数のシャント線SHa1及びSHa2に置き換えられた構成を有する。
シャント線SHa1及びSHa2は、導電体であり、配線領域WRの構造に応じた材料が使用される。シャント線SHa1は、シャント線SHa2から離れている。シャント線SHa1及びSHa2は、ビット線BL3及びBL4にそれぞれ対応して設けられている。シャント線SHa1及びSHa2は、ワード線WLと同じ高さに設けられる。各コンタクトCP4は、シャント線SHa1及びSHa2と、対応するビット線BLの端部とを接続する。
具体的には、第4実施形態において、ビット線BL3の第1部分42と第2部分52とのそれぞれに、コンタクトCP4が接続される。そして、シャント線SHa1が、ビット線BL3の第1部分42に接続されたコンタクトCP4と、ビット線BL3の第2部分52に接続されたコンタクトCP4との間を接続している。つまり、ビット線BL3の第1部分42と第2部分52との間は、2本のコンタクトCP4とシャント線SHa1を介して電気的に接続されている。同様に、第4実施形態において、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53とのそれぞれに、コンタクトCP4が接続される。そして、シャント線SHa2が、ビット線BL4の第1部分43に接続されたコンタクトCP4と、ビット線BL4の第2部分53に接続されたコンタクトCP4との間を接続している。つまり、ビット線BL4の第1部分43と第2部分53との間が、2本のコンタクトCP4とシャント線SHa2を介して電気的に接続されている。ビット線BL5以降では、ビット線BL1~BL4と同様の構成が繰り返し配置される。なお、シャント線SHa1及びSHa2のそれぞれの平面形状は、特に限定されず、第1領域RG1のビット線BLと第2領域RG2のビット線BLとの間を電気的に接続可能であればよい。
<4-1-2>メモリセルアレイ110の断面構造
以下に、第4実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の断面構造の第1~第3例について順に説明する。
<第1例>
図23は、第4実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110(第1サブアレイ111A)の断面構造の第1例を示す、図22のXXIII-XXIII線に沿った断面図である。図23は、ビット線BL4の第1部分43及び第2部分53の接続部分を示している。図23に示すように、2つのコンタクトCP4は、例えば、セルトランジスタCTに対応して設けられた半導体層10及びゲート絶縁層11と同じ高さに設けられる。すなわち、本例において、コンタクトCP4の下端の高さと、半導体層10及びゲート絶縁層11の下端の高さとが揃っている。また、コンタクトCP4の上端の高さと、半導体層10及びゲート絶縁層11の上端下端の高さとが揃っている。コンタクトCP4は、導電体層13を含む。導電体層13は、例えば、金属、又は不純物がドープされた半導体である。
例えば、各導電体層13上に、コンタクトVCが設けられる。導電体層13上のコンタクトVC上に、関連付けられたビット線BLの一部が接している。具体的には、ビット線BL4の第1部分43の下面が、配線領域WRにおいて、コンタクトVCを介して導電体層13(コンタクトCP4)に電気的に接続されている。ビット線BL4の第2部分53の下面が、配線領域WRにおいて、コンタクトVCを介して導電体層13(コンタクトCP4)に電気的に接続されている。
各コンタクトCP4は、関連付けられたシャント線SHを貫通している。具体的には、ビット線BL4の第1部分43の下方に設けられた導電体層13と、ビット線BL4の第2部分53の下方に設けられた導電体層13とのそれぞれが、同じシャント線SHa2を貫通し、且つ電気的に接続されている。これにより、ビット線BL4は、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で、2つのコンタクトCP4とシャント線SHa2とを介して電気的に接続されている。
第1例において、メモリデバイス100は、各コンタクトCP4の下方にセルキャパシタCCと同様の構造を有しない。言い換えると、第1例において、メモリデバイス100は、配線領域WR(より具体的には、各コンタクトCP4の下方)におけるダミーのセルキャパシタCCが省略される。なお、“ダミーのセルキャパシタCC”は、セルキャパシタCCを形成するために複数のホールを形成する工程において、当該複数のホールの形状を補償するために配置される構成である。セルキャパシタCCを形成することが可能であれば、ダミーのセルキャパシタCCは省略されてもよい。
コンタクトCP4の柱状の構造の形成には、セルトランジスタCTを形成するためのホール(チャネルホール)形成工程が利用される。具体的には、例えば、セルトランジスタCTに対応する複数のホールの形成と、コンタクトCP4に対応する複数のホールの形成とが一括で実行される。そして、セルトランジスタCTに対応する構造と、コンタクトCP4に対応する構造とが、別の工程で実行される。これに限定されず、第1例におけるメモリデバイス100の構造が形成可能であれば、その他の製造工程が利用されもよい。コンタクトCP4を形成するための複数のホールは、チャネルホールのピッチに合わせて形成されていなくてもよい。
なお、ビット線BL4の第1部分43及び第2部分53の間をシャント線SHa2を介して接続することが可能であれば、シャント線SHa2に接続されたコンタクトVCが省略されてもよい。第1例において、シャント線SHaが利用されるビット線BLは、以上で説明されたビット線BLに限定されない。第1例におけるビット線BLの接続関係を実現することが可能なように、シャント線SHが利用されていればよい。また、第1例のようなビット線BLの第1領域RG1及び第2領域RG2の間のシャント線SHを利用した接続は、第3実施形態の第1~第8構成例のいずれにも適用され得る。
<第2例>
図24は、第4実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110(第1サブアレイ111A)の断面構造の第2例を示す断面図であり、図23と同様の領域を示している。図24に示すように、第2例における第1サブアレイ111Aは、第1例に対して、コンタクトCP4の構成が異なっている。具体的には、第2例では、コンタクトCP4が、セルトランジスタCTと同じ組成の半導体層10を含む。すなわち、第2例におけるコンタクトCP4は、セルトランジスタCTからゲート絶縁層11が省略され、チャネルとして使用される材料が充填された構成を有する。コンタクトCP4内の半導体層10の上端は、例えば、コンタクトVCに接している。そして、コンタクトCP4内の半導体層10は、コンタクトVCを介して、関連付けられたビット線BLに接続される。
各コンタクトCP4の半導体層10は、関連付けられたシャント線SHを貫通している。具体的には、ビット線BL4の第1部分43の下方に設けられた半導体層10と、ビット線BL4の第2部分53の下方に設けられた半導体層10とのそれぞれが、同じシャント線SHa2を貫通し、且つ電気的に接続されている。これにより、ビット線BL4は、第1領域RG1及び第2領域RG2の間で、2つのコンタクトCP4とシャント線SHa2とを介して電気的に接続されている。第2例において、メモリデバイス100は、各コンタクトCP4の下方にセルキャパシタCCと同様の構造を有しない。第2例におけるメモリセルアレイ110のその他の構成は、第1例と同様である。
なお、ビット線BL4の第1部分43及び第2部分53の間をシャント線SHa2を介して接続することが可能であれば、シャント線SHa2に接続されたコンタクトVCが省略されてもよい。第2例において、シャント線SHaが利用されるビット線BLは、以上で説明されたビット線BLに限定されない。第2例におけるビット線BLの接続関係を実現することが可能なように、シャント線SHaが利用されていればよい。また、第2例のようなビット線BLの第1領域RG1及び第2領域RG2の間のシャント線SHaを利用した接続は、第3実施形態の第1~第8構成例のいずれにも適用され得る。
<第3例>
図25は、第4実施形態に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110(第1サブアレイ111A)の断面構造の第3例を示す断面図であり、図23と同様の領域を示している。図25に示すように、第3例における第1サブアレイ111Aは、第1例に対して、配線領域WRに複数のダミーのセルキャパシタCC(ダミーピラーDP)が配置され、コンタクトCP4の構造が異なっている。ダミーピラーDPは、セルキャパシタCCと同様の構造を有する。そして、第3例におけるコンタクトCP4は、ダミーピラーDPから離れている。
具体的には、ダミーピラーDPの上方に配置されたコンタクトCP4の下端の高さは、ダミーピラーDPの上端から離れて配置される。第3例におけるコンタクトCP4の上端の高さは、例えば、セルトランジスタCT(半導体層10)の上端の高さと揃っている。、第3例では、コンタクトCP4が、導電体層14を含む。導電体層14としては、半導体層10や導電体層13が使用されてもよく、シャント線SHa2と電気的に接続可能な材料が使用されていればよい。第3例におけるメモリセルアレイ110のその他の構成は、第1例と同様である。
なお、ビット線BL4の第1部分43及び第2部分53の間をシャント線SHa2を介して接続することが可能であれば、シャント線SHa2に接続されたコンタクトVCが省略されてもよい。また、第3例では、導電体層14がシャント線SHa2を貫通していなくてもよい。この場合、コンタクトCP4(導電体層14)が、シャント線SHa2上に設けられる。第3例において、シャント線SHaが利用されるビット線BLは、以上で説明されたビット線BLに限定されない。第3例におけるビット線BLの接続関係を実現することが可能なように、シャント線SHaが利用されていればよい。また、第3例のようなビット線BLの第1領域RG1及び第2領域RG2の間のシャント線SHaを利用した接続は、第3実施形態の第1~第8構成例のいずれにも適用され得る。
<4-2>第4実施形態の効果
第4実施形態に係るメモリデバイス100では、ワード線WLの配線層を用いて、第3実施形態のようなサブアレイ111内におけるビット線BLの交差が実現される。これにより、第4実施形態に係るメモリデバイス100は、第3実施形態よりもメモリデバイス100の製造工程を削減することができ、メモリデバイス100の製造コストを抑制することができる。
<5>その他
上記実施形態で説明に使用された図面では、セルキャパシタCC、セルトランジスタCT、コンタクトCPのそれぞれがZ方向において同一径を有している場合を例示したが、これに限定されない。これらの構成要素は、テーパー形状、逆テーパー形状、又はボーイング形状を有していてもよい。
上記実施形態において、メモリデバイス100の回路構成、平面レイアウト、及び断面構造のそれぞれは、適宜変更され得る。例えば、トランジスタTR1及びTR2等を含むCMOS回路は、セルキャパシタCCの下方の半導体基板SUB上に設けられなくともよく、CMOS回路はセルキャパシタCCの周辺近傍の半導体基板SUB上に設けられてもよい。また、例えば、メモリデバイス100は、プレート線PL、メモリセルMC、ワード線WL、及びビット線BLの組が、上下に反転して配置された構成を有していてもよい。図26は、変形例に係るメモリデバイス100が備えるメモリセルアレイ110の断面構造の一例を示す断面図である。図26に示すように、メモリデバイス100は、半導体基板SUBの上方に、ビット線BL、ワード線WL、セルキャパシタCC、プレート線PLが順に設けられた構造を有していてもよい。本変形例では、プレート線PLが、コンタクトCP1、配線M1、及びコンタクトCP2を介して、配線M0に電気的に接続されている。また、ワード線WLが、コンタクトCP1を介して、配線M0に電気的に接続されている。なお、本変形例において、コンタクトCP1が複数のコンタクトに分割され、分割された部分に配線が設けられてもよい。
第1実施形態の説明では、奇数ビット線BLがOpen-BL方式で使用されるビット線BLに対応付けられ、偶数ビット線BLがFolded-BL方式で使用されるビット線BLに対応付けられている。これに限定されず、ビット線BLの偶奇は、任意の位置のビット線BLを基準として定義されてもよい。このため、上記実施形態において、奇数ビット線BLと、偶数ビット線BLとの関係が入れ替えられてもよい。同様に、上記実施形態において、奇数ワード線WLと、偶数ワード線WLとの関係が入れ替えられてもよい。
本明細書において“接続”は、電気的に接続されていることを示し、例えば、間に別の素子を介することを除外しない。“電気的に接続される”は、電気的に接続されたものと同様に動作することが可能であれば、絶縁体を介していてもよい。“テーパー形状”は、基準とされる基板から離れるにつれて細くなる形状のことを示している。“逆テーパー形状”は、基準とされる基板から離れるにつれて太くなる形状のことを示している。“柱状”は、例えばメモリデバイス100の製造工程において形成されたホール内に設けられた構造体であることを示している。 “幅”は、例えば、X方向又はY方向における構成要素の幅のことを示している。“半導体層”は、“導電体層”と呼ばれてもよい。“Z方向”は、縦型トランジスタのチャネルの延伸方向と言い換えられてもよい。
本明細書において“領域”は、基準とされる基板によって含まれる構成と見なされてもよい。 “高さ”は、例えば計測対象の構成と半導体基板SUBとのZ方向の間隔に対応している。“高さ”の基準としては、半導体基板SUB以外の構成が使用されてもよい。“平面位置”は、平面レイアウトにおける構成要素の位置を示している。“上面(平面)視”は、例えば、プレート線PL側から半導体基板SUBを見ることに対応する。“リストア”は、DRAMにおいて、読み出したデータをメモリセルMCに書き戻す動作のことを示している。DRAMでは、データの読み出しによってメモリセルMCに記憶されたデータが破壊されてしまうため、このようなリストアが実行される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…メモリデバイス、110…メモリセルアレイ、111…サブアレイ、120…ロウ制御回路、121…ドライバ回路、122…アドレスデコーダ、130…カラム制御回路、131…ドライバ回路、132…アドレスデコーダ、133…センスアンプ回路、140…読み出し/書き込み回路、150…入出力回路、160…制御回路、200…メモリコントローラ、10…半導体層、11…ゲート絶縁層、12…ゲート電極、13,14,19,22,23…導電体層、24…絶縁体層、30…ウェル領域、31…ゲート電極、32…ゲート絶縁層、33…ソース/ドレイン領域、AA…アクティブ領域、BL…ビット線、WL…ワード線、MC…メモリセル、CC…セルキャパシタ、CT…セルトランジスタ、TR…トランジスタ、CP0~CP4…コンタクト、M0,M1…配線、RG…領域、SH…シャント線

Claims (22)

  1. 各々が第1方向に延伸して設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に並んだ複数のワード線と、
    各々が前記第2方向に延伸して設けられ、前記第1方向に並んだ複数のビット線と、
    各々が前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸して設けられたチャネルを有する複数のトランジスタと、
    それぞれの一方電極が前記複数のトランジスタのそれぞれの一端にそれぞれ接続された複数のキャパシタと、
    前記複数のキャパシタのそれぞれの他方電極が接続されたプレート線と、
    を備え、
    前記複数のトランジスタは、ゲート端が前記複数のワード線に含まれた第1ワード線に接続された複数の第1トランジスタと、ゲート端が前記複数のワード線に含まれ且つ前記第1ワード線と隣り合う第2ワード線に接続された複数の第2トランジスタとを含み、前記複数の第1トランジスタと、前記複数の第2トランジスタとは、前記第1方向において互い違いに配置され、
    前記複数のビット線は、前記第1方向に順に並んだ第1乃至第4ビット線を含み、前記第1ビット線及び前記第3ビット線のそれぞれは、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのそれぞれの他端に接続され、前記第2ビット線は、前記第1トランジスタの他端に接続され且つ前記第2トランジスタの他端には接続されず、前記第4ビット線は、前記第2トランジスタの他端に接続され且つ前記第1トランジスタの他端には接続されない、
    メモリデバイス。
  2. 前記複数のビット線は、前記第1ビット線、前記第2ビット線、前記第3ビット線、及び前記第4ビット線からなるグループを含み、
    前記グループは、前記第1方向に繰り返し配置される、
    請求項1に記載のメモリデバイス。
  3. 複数の第1コンタクトをさらに備え、
    前記複数の第1コンタクトは、前記第1ビット線と前記第1トランジスタとの間を接続する第1コンタクトと、前記第1ビット線と前記第2トランジスタとの間を接続する第1コンタクトと、前記第3ビット線と前記第1トランジスタとの間を接続する第1コンタクトと、前記第3ビット線と前記第2トランジスタとの間を接続する第1コンタクトと、を含む、
    請求項2に記載のメモリデバイス。
  4. 前記複数の第1コンタクトは、前記第2ビット線と前記第1トランジスタとの間を接続する第1コンタクトと、前記第4ビット線と前記第2トランジスタとの間を接続する第1コンタクトとを含む、
    請求項3に記載のメモリデバイス。
  5. 前記第2ビット線と前記第4ビット線とのそれぞれは、前記複数の第1コンタクトと同じ高さに設けられる、
    請求項3に記載のメモリデバイス。
  6. 前記複数のトランジスタのそれぞれは、前記第3方向に延伸して設けられた半導体層と、前記半導体層と前記複数のワード線のいずれかとの間に設けられたゲート絶縁層と、を含み、
    前記半導体層は、酸化物半導体を含む、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のメモリデバイス。
  7. 各々が第1方向に延伸して設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に並んだ複数のワード線と、
    各々が前記第2方向に延伸して設けられ、前記第1方向に並んだ複数のビット線と、
    各々が前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延伸して設けられたチャネルを有する複数のトランジスタと、
    それぞれの一方電極が前記複数のトランジスタのそれぞれの一端にそれぞれ接続された複数のキャパシタと、
    前記複数のキャパシタのそれぞれの他方電極が接続されたプレート線と、
    を備え、
    前記複数のトランジスタは、第1領域に含まれた複数の第1トランジスタ及び複数の第2トランジスタと、第2領域に含まれた複数の第3トランジスタ及び複数の第4トランジスタとを含み、前記複数の第1トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれた第1ワード線に接続され、前記複数の第2トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれ且つ前記第1ワード線と隣り合う第2ワード線に接続され、前記複数の第3トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれた第3ワード線に接続され、前記複数の第4トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれ且つ前記第3ワード線と隣り合う第4ワード線に接続され、前記複数の第1トランジスタと、前記複数の第2トランジスタとは、前記第1方向において互い違いに配置され、前記複数の第3トランジスタと、前記複数の第4トランジスタとは、前記第1方向において互い違いに配置され、
    前記複数のビット線は、前記第1領域において前記第1方向に順に並んだ第1乃至第4ビット線部と、前記第2領域において前記第1方向に順に並んだ第5乃至第8ビット線部とを含み、
    前記第1ビット線部及び前記第3ビット線部のそれぞれは、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのそれぞれの他端に接続され、前記第2ビット線部は、前記第1トランジスタの他端に接続され且つ前記第2トランジスタの他端には接続されず、前記第4ビット線部は、前記第2トランジスタの他端に接続され且つ前記第1トランジスタの他端には接続されず、前記第5ビット線部及び前記第7ビット線部のそれぞれは、前記第3トランジスタ及び前記第4トランジスタのそれぞれの他端に接続され、前記第6ビット線部は、前記第3トランジスタの他端に接続され且つ前記第4トランジスタの他端には接続されず、前記第8ビット線部は、前記第4トランジスタの他端に接続され且つ前記第3トランジスタの他端には接続されず、
    前記第1ビット線部は、前記第5ビット線部及び前記第7ビット線部の一方と接続され、前記第3ビット線部は、前記第5ビット線部及び前記第7ビット線部の他方と接続され、前記第2ビット線部は、前記第6ビット線部及び前記第8ビット線部の一方と接続され、前記第4ビット線部は、前記第6ビット線部及び前記第8ビット線部の他方と接続される、
    メモリデバイス。
  8. 前記複数のビット線は、前記第1乃至第4ビット線部からなる第1グループと、前記第5乃至第8ビット線部からなる第2グループとを含み、前記第1グループと前記第2グループとのそれぞれは、前記第1方向に繰り返し配置される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  9. 前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、それぞれ前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第1ビット線部は、前記第7ビット線部と接続され、前記第3ビット線部は、前記第5ビット線部と接続され、前記第2ビット線部は、前記第6ビット線部と接続され、前記第4ビット線部は、前記第8ビット線部と接続される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  10. 前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、それぞれ前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第1ビット線部は、前記第5ビット線部と接続され、前記第3ビット線部は、前記第7ビット線部と接続され、前記第2ビット線部は、前記第8ビット線部と接続され、前記第4ビット線部は、前記第6ビット線部と接続される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  11. 前記複数のトランジスタは、第3領域に含まれた複数の第5トランジスタ及び複数の第6トランジスタを含み、前記複数の第5トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれた第5ワード線に接続され、前記複数の第6トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれ且つ前記第5ワード線と隣り合う第6ワード線に接続され、前記複数の第5トランジスタと、前記複数の第6トランジスタとは、前記第1方向において互い違いに配置され、前記第2領域は、前記第1領域と前記第3領域との間に配置され、
    前記複数のビット線は、前記第3領域において前記第1方向に順に並んだ第9乃至第12ビット線部含み、前記第9ビット線部及び前記第11ビット線部のそれぞれは、前記第5トランジスタ及び前記第6トランジスタのそれぞれの他端に接続され、前記第10ビット線部は、前記第5トランジスタの他端に接続され且つ前記第6トランジスタの他端には接続されず、前記第12ビット線部は、前記第6トランジスタの他端に接続され且つ前記第5トランジスタの他端には接続されず、
    前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部は、それぞれ前記第9ビット線部乃至前記第12ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第5ビット線部は、前記第9ビット線部と接続され、前記第6ビット線部は、前記第12ビット線部と接続され、前記第7ビット線部は、前記第11ビット線部と接続され、前記第8ビット線部は、前記第10ビット線部と接続される、
    請求項10に記載のメモリデバイス。
  12. 前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、それぞれ前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第1ビット線部は、前記第7ビット線部と接続され、前記第3ビット線部は、前記第5ビット線部と接続され、前記第2ビット線部は、前記第8ビット線部と接続され、前記第4ビット線部は、前記第6ビット線部と接続される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  13. 前記複数のトランジスタは、第3領域に含まれた複数の第5トランジスタ及び複数の第6トランジスタを含み、前記複数の第5トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれた第5ワード線に接続され、前記複数の第2トランジスタのそれぞれのゲート端は、前記複数のワード線に含まれ且つ前記第5ワード線と隣り合う第6ワード線に接続され、前記複数の第5トランジスタと、前記複数の第6トランジスタとは、前記第1方向において互い違いに配置され、前記第2領域は、前記第1領域と前記第3領域との間に配置され、
    前記複数のビット線は、前記第3領域において前記第1方向に順に並んだ第9乃至第12ビット線部を含み、前記第9ビット線部及び前記第11ビット線部のそれぞれは、前記第5トランジスタと前記第6トランジスタとのそれぞれの他端に接続され、前記第10ビット線部は、前記第5トランジスタの他端に接続され且つ前記第6トランジスタの他端には接続されず、前記第12ビット線部は、前記第6トランジスタの他端に接続され且つ前記第5トランジスタの他端には接続されず、
    前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部は、それぞれ前記第9ビット線部乃至前記第12ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第5ビット線部は、前記第11ビット線部と接続され、前記第6ビット線部は、前記第12ビット線部と接続され、前記第7ビット線部は、前記第9ビット線部と接続され、前記第8ビット線部は、前記第10ビット線部と接続される、
    請求項12に記載のメモリデバイス。
  14. 前記複数のビット線は、前記第9乃至第12ビット線部からなる第3グループを含み、前記第3グループは、前記第1方向に繰り返し配置される、
    請求項11又は13に記載のメモリデバイス。
  15. 前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、それぞれ前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第2方向に隣り合う前記第1グループ及び前記第2グループにおいて、前記第1ビット線部は、前記第5ビット線部と接続され、前記第3ビット線部は、前記第7ビット線部と接続され、前記第2ビット線部は、前記第8ビット線部と接続され、前記第4ビット線部は、隣の第2グループに含まれた前記第6ビット線部と接続され、
    前記第2ビット線部と前記第8ビット線部とを接続する配線と、前記第4ビット線部と前記第6ビット線部とを接続する配線とは、交差しない、
    請求項8に記載のメモリデバイス。
  16. 前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、それぞれ前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部と前記第2方向に隣り合い、
    前記第2方向に隣り合う前記第1グループ及び前記第2グループにおいて、前記第1ビット線部は、前記第7ビット線部と接続され、前記第3ビット線部は、隣の第2グループに含まれた前記第5ビット線部と接続され、前記第2ビット線部は、前記第6ビット線部と接続され、前記第4ビット線部は、前記第8ビット線部と接続され、
    前記第1ビット線部と前記第7ビット線部とを接続する配線と、前記第3ビット線部と前記第5ビット線部とを接続する配線とは、交差しない、
    請求項8に記載のメモリデバイス。
  17. 前記第2グループにおいて、前記第5ビット線部と前記第6ビット線部との配置が入れ替えられ、前記第7ビット線部と前記第8ビット線部との配置が入れ替えられ、
    前記第2方向に隣り合う前記第1グループ及び前記第2グループにおいて、前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部は、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部にそれぞれ接続される、
    請求項8に記載のメモリデバイス。
  18. 前記第1領域と前記第2領域との間の第4領域において、前記複数のビット線が設けられた層に対して、前記複数のトランジスタが設けられた層の反対側の層に設けられた配線をさらに備え、
    前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部のいずれかと、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部のいずれかとの間が、前記配線を介して電気的に接続される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  19. 前記第1領域と前記第2領域との間の第4領域において、前記複数のワード線が設けられた高さに設けられた配線をさらに備え、
    前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部のいずれかと、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部のいずれかとの間が、前記配線を介して電気的に接続される、
    請求項7に記載のメモリデバイス。
  20. 各々が前記配線を貫通して設けられた2つの第2コンタクトをさらに備え、
    前記複数のトランジスタのそれぞれは、前記第3方向に延伸して設けられた半導体層と、前記半導体層と前記複数のワード線のいずれかとの間に設けられたゲート絶縁層と、を含み、
    前記2つの第2コンタクトの一方が、前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部のいずれかに接続され、前記2つの第2コンタクトの他方が、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部のいずれかに接続され、
    前記第2コンタクトの底面の高さは、前記半導体層の底面の高さと揃っており、前記第2コンタクトの上面の高さは、前記半導体層の上面の高さと揃っており、
    前記第2コンタクトは、前記半導体層と異なる導電体を含む、
    請求項19に記載のメモリデバイス。
  21. 各々が前記配線を貫通して設けられた2つの第2コンタクトをさらに備え、
    前記複数のトランジスタのそれぞれは、前記第3方向に延伸して設けられた半導体層と、前記半導体層と前記複数のワード線のいずれかとの間に設けられたゲート絶縁層と、を含み、
    前記2つの第2コンタクトの一方が、前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部のいずれかに接続され、前記2つの第2コンタクトの他方が、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部のいずれかに接続され、
    前記第2コンタクトの底面の高さは、前記半導体層の底面の高さと揃っており、前記第2コンタクトの上面の高さは、前記半導体層の上面の高さと揃っており、
    前記第2コンタクトは、前記半導体層と同じ材料を含む、
    請求項19に記載のメモリデバイス。
  22. 各々が前記配線を貫通して設けられた2つの第2コンタクトと、
    前記第4領域において前記複数のキャパシタと同じ高さに設けられた少なくとも1つのダミーキャパシタをさらに備え、
    前記複数のトランジスタのそれぞれは、前記第3方向に延伸して設けられた半導体層と、前記半導体層と前記複数のワード線のいずれかとの間に設けられたゲート絶縁層と、を含み、
    前記2つの第2コンタクトの一方が、前記第1ビット線部乃至前記第4ビット線部のいずれかに接続され、前記2つの第2コンタクトの他方が、前記第5ビット線部乃至前記第8ビット線部のいずれかに接続され、
    前記第2コンタクトの底面は、前記ダミーキャパシタの上面よりも高い位置に設けられ、前記第2コンタクトの上面の高さは、前記半導体層の上面の高さと揃っている、
    請求項19に記載のメモリデバイス。
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