以下、本開示の実施形態について詳細に説明するが、添付の図面を参照して説明する実施形態は例示的である。本開示の実施形態について以下に詳細に説明する。
本開示の一実施形態によるパッケージアセンブリ100について、図1~図21を参照して以下に説明する。
図1、図3~図5、図8~図9、図12~図14、及び図19~図21に示すように、本開示の実施形態によるパッケージアセンブリ100は、トレイ1及び太陽電池モジュールアセンブリ2を含む。
ここで、太陽電池モジュールアセンブリ2はトレイ1上に配置され、太陽電池モジュールアセンブリ2は複数の太陽電池モジュール21を含み、各太陽電池モジュール21の長辺211はトレイ1の上面に対して垂直であり、各太陽電池モジュール21の短辺212はトレイ1の上面と平行である。このとき、複数の太陽電池モジュール21は並んで縦置きに配置されている。本開示において「複数」とは、2つ以上を意味する。
例えば、図1、図3~図5、図8~図9、図12~図14、図19~図21に示される例では、トレイ1は、複数の太陽電池モジュール21の底部に配置することができる。すなわち、トレイ1を太陽電池モジュールアセンブリ2の底部に配置すれば、複数の太陽電池モジュール21の底部を効果的に保護し、組み立て、分解、及び操作のときに複数の太陽電池モジュール21が損傷を受けることを防止できる。複数の太陽電池モジュール21は縦置きされている。例えば、図1、図3~図5、図8~図9、図12~図14、図19~図21に示される例では、複数の太陽電池モジュール21は、太陽電池モジュール21の厚さ方向に沿って順番に配置することができ、このとき、各太陽電池モジュール21の長さ方向は、垂直方向と同じでもよく、各太陽電池モジュール21の短辺212は、トレイ1の上面と接触することができ、各太陽電池モジュール21の長辺211は、トレイ1の上面に対して垂直(言い換えれば、地面に対して垂直)である。太陽電池モジュール21のサイズが大きい(例えば、電池セルの辺の長さが210mmに達する)場合、縦置きに配置された太陽電池モジュールアセンブリ2を含むパッケージアセンブリ100は、コンテナドアを容易に通過することができる。さらに、太陽電池モジュールアセンブリ2の横方向のサイズは比較的小さいので、輸送中にコンテナ内で太陽電池モジュールアセンブリ2が占める横方向のスペースを減らすことができ、積載率を向上させることができる。
図1、図3~図6に示すように、パッケージアセンブリ100は、補強装置30をさらに含むことができる。補強装置30は、2つの補強構造3を含むことができ、2つの補強構造3はそれぞれ太陽電池モジュールアセンブリ2の互いに反対の両側に位置し、かつ2つの補強構造3は複数の太陽電池モジュール21の側面に対向している。なお、「太陽電池モジュール21の側面」とは、太陽電池モジュール21の前面、背面、上面及び底面といずれも垂直する面として理解できる。ここで、太陽電池モジュール21がトレイ1上に縦置きに配置されたとき、太陽電池モジュール21の上面は太陽電池モジュール21の上側の面であり、太陽電池モジュール21の底面は太陽電池モジュール21の下側の面(すなわち、トレイ1と接する面)である。太陽電池モジュール21が片面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は、太陽電池モジュール21の受光面であり得る;太陽電池モジュール21が両面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は、太陽電池モジュール21の主要受光面であり得、太陽電池モジュール21の背面は、前面とは反対側の面である。したがって、上述の2つの補強構造3を設けることによって、パッケージアセンブリ100の構造強度を効果的に高めることができると同時に、2つの補強構造3は、トレイ1と共に支持及び補強の役割を果たすことができ、したがって、太陽電池モジュール21の転倒を防止し、太陽電池モジュール21の安定性を確保することができる。また、2つの補強構造3がそれぞれ太陽電池モジュールアセンブリ2の2つの側面に対向しているので、2つの補強構造3が複数の太陽電池モジュール21の側面を効果的に支持し、さらに、複数の太陽電池モジュール21の側面に一定の引っ張り力を加えるため、太陽電池モジュール21が厚さ方向に転倒してガラスを損傷することを防止し、太陽電池モジュール21の輸送信頼性を向上させることができる。また、2つの補強構造3が間隔を空けて配置されているので、太陽電池モジュール21の取り外しプロセスにおいて2つの補強構造3の間の部分との干渉を回避でき、太陽電池モジュール21の取り外し作業をより簡便に行うことができ、かつパッケージアセンブリ100の材料費をある程度削減する。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図6を参照すると、各補強構造3は、第1の補強構造31を含み、各第1の補強構造31は、第1の補強ストリップ311及び第2の補強ストリップ312を含み、第1の補強ストリップ311及び第2の補強ストリップ312は、太陽電池モジュールアセンブリ2の隣接する2つの縁部にそれぞれ配置され、第1の補強ストリップ311の下端と第2の補強ストリップ312の下端はいずれもトレイ1に接続されている。例えば、トレイ1の底部には、複数のトレイ支柱11を設けることができ、各第1の補強ストリップ311の下端は、対応するトレイ支柱11に接続され、例えば、釘13によって固定接続される。第1の補強ストリップ311の上端面は、第2の補強ストリップ312の上端面よりも下方に位置している。2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311及び2つの第2の補強ストリップ312は、太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部にそれぞれ位置する。これにより、上述の第1の補強構造31を設置し、第1の補強ストリップ311の高さを第2の補強ストリップ312の高さより低くすることで、取り外し時、複数の太陽電池モジュール21は第1の補強ストリップ311のところから取り出すことができ、したがって、第1の補強構造31を解体する必要はなく、太陽電池モジュールアセンブリ2の取り外しが容易になり、複数の太陽電池モジュール21が取り出しやすくなる。さらに、2つの第1の補強ストリップ311及び2つの第2の補強ストリップ312は太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部を効果的に保護する役割を果たし、太陽電池モジュールアセンブリ2が中継及び輸送の過程で損傷することを回避することができる。
さらに、図3~図5を参照すると、各補強構造3は、第2の補強構造32をさらに含み、2つの第2の補強構造32は、2つの第1の補強構造31と個別に対応、適合しており、例えば、第2の補強構造32は、第1の補強構造31の頂部に適合している。この場合、例えば、補強装置30は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側に設けてもよい。各第2の補強構造32は、第4の補強ストリップ321及び第5の補強ストリップ322を含み、第4の補強ストリップ321の下端は、対応する第1の補強ストリップ311の上端と対向し、第5の補強ストリップ322の下端は、対応する第2の補強ストリップ312の上端と対向する。このように、上述の第2の補強構造32を設けることで、各第2の補強構造32は対応する第1の補強構造31の上方に位置させることができ、したがって、補強装置30全体の高さを高くすることができ、パッケージアセンブリ100の中継及び輸送の過程で太陽電池モジュールアセンブリ2が転倒することを防止でき、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を向上させることができる。さらに、2つの第2の補強構造32の2つの第4の補強ストリップ321及び2つの第5の補強ストリップ322は、太陽電池モジュールアセンブリ2のエッジの縁部を効果的に保護することができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2への損傷をさらに回避することができる。また、取り外し時、太陽電池モジュール21は、2つの第2の補強構造32を取り外すだけで取り出すことができ、2つの第1の補強構造31は、依然として太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を効果的に保護及び防止することができるので、太陽電池モジュール21の取り外しにおける信頼性が確保される。
本開示のいくつかの実施形態では、図6を参照すると、2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311が隣接して配置され、2つの第1の補強構造31の2つの第2の補強ストリップ312が隣接して配置される。このような配置により、第1の補強ストリップ311の高さが比較的低いので、取り外し時に2つの第1の補強ストリップ311の側から複数の太陽電池モジュール21を取り出すことができ、作業が非常に便利である。また、2つの第2の補強ストリップ312の高さが比較的高いので、2つの第2の補強ストリップ312は太陽電池モジュール21の取り外しプロセスにおいて転倒防止の役割を効果的に果たすことができ、したがって、複数の太陽電池モジュール21の取り外しにおける信頼性を実現し、取り外しの効率を向上させるとともに、太陽電池モジュール21の損傷を回避できる。
本開示のいくつかの実施形態では、図6及び図8を参照すると、一方の第1の補強構造31から他方の第1の補強構造31への方向に対して垂直な方向に沿って、複数の太陽電池モジュール21が順次配置されている。例えば、図6~図8に示す例では、同一の第1の補強構造31の第1の補強ストリップ311から第2の補強ストリップ312に向かう方向に沿って、複数の太陽電池モジュール21が順次に配置されている。これにより、2つの第1の補強構造31は太陽電池モジュールアセンブリ2の2つの側面とそれぞれに対向するので、2つの第1の補強構造31は複数の太陽電池モジュール21の側辺を効果的に支持することができ、したがって、取り外しプロセスにおける太陽電池モジュール21の転倒によるガラスの損傷を回避することができ、太陽電池モジュール21の取り外しにおける信頼性を向上させることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1、図3~図6を参照すると、第1の補強構造31は、第3の補強ストリップ313をさらに含み、第3の補強ストリップ313は、第1の補強ストリップ311と第2の補強ストリップ312との間で傾斜した状態で接続されている。上述の第3の補強ストリップ313を設けることにより、第3の補強ストリップ313を用いて第1の補強ストリップ311と第2の補強ストリップ312を接続することができ、したがって、第1の補強構造31全体の構造強度を向上させることができ、第1の補強構造31がより大きな荷重に耐えられるようにすることができる。また、傾斜して配置された第3の補強ストリップ313は、複数の太陽電池モジュール21の側面に対してより良好な引っ張り効果を発揮し、太陽電池モジュール21の転倒をより良好に防止することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図3~図6を参照すると、第3の補強ストリップ313は、第1の補強ストリップ311の上端と第2の補強ストリップ312の上端との間に接続され、例えば、第3の補強ストリップ313は、第1の補強ストリップ311の上端と第2の補強ストリップ312の上端との間で傾斜した状態で接続されている。このように配置することで、第3の補強ストリップ313は太陽電池モジュールアセンブリ2のウエスト部分に位置することができ、また、第3の補強ストリップ313は、第1の補強ストリップ311及び対応する第2の補強ストリップ312と併せて、おおよその台形構造を形成することができ、したがって、第1の補強構造31の構造強度をさらに向上させることができる。さらに、第3の補強ストリップ313の高さは比較的高く、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をより良好に防止することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、第2の補強構造32はさらに第6の補強ストリップ323を含み、第6の補強ストリップ323は、第4の補強ストリップ321と第5の補強ストリップ322との間で傾斜した状態で接続されている。第6の補強ストリップ323を用いて第4の補強ストリップ321と第5の補強ストリップ322を接続することができ、したがって、第2の補強構造32全体の構造強度を向上させることができ、第2の補強構造32がより大きな荷重に耐えられるようにすることができる。また、傾斜して配置された第6の補強ストリップ323は、複数の太陽電池モジュール21の側面に対してより良好な引っ張り効果を発揮し、太陽電池モジュール21の転倒をより良好に防止することができる。
さらに、図1、図3~図5を参照すると、第6の補強ストリップ323は、第4の補強ストリップ321の下端と第5の補強ストリップ322の下端との間に接続され、例えば、第6の補強ストリップ323は、第4の補強ストリップ321の下端と第5の補強ストリップ322の下端との間で傾斜した状態で接続されている。このように、第6の補強ストリップ323は太陽電池モジュールアセンブリ2のウエスト部分に位置することができ、また、第6の補強ストリップ323と対応する第4の補強ストリップ321及び第5の補強ストリップ322は、おおよその台形構造を形成することができ、したがって、第2の補強構造32の構造強度をさらに向上させることができ、補強構造3全体がより大きな荷重に耐えられるようにすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をより良好に防止することができる。
上述の第3の補強ストリップ313及び第6の補強ストリップ323を設けることにより、第3の補強ストリップ313及び第6の補強ストリップ323はいずれも太陽電池モジュールアセンブリ2のウエスト部分に位置することができ、第3の補強ストリップ313は第1の補強ストリップ311及び対応する第2の補強ストリップ312と併せて、おおよその台形構造を形成することができ、第6の補強ストリップ323は第4の補強ストリップ321及び対応する第5の補強ストリップ322と併せて、おおよその台形構造を形成することもでき、したがって、第1の補強構造31及び第2の補強構造32の構造強度を向上させることができ、補強装置30がより大きな荷重に耐えられるようにすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をより良好に防止することができる。
任意選択で、図1、図3~図6を参照すると、第6の補強ストリップ323及び第3の補強ストリップ313は互いに平行してかつ互いに接触することができ、これにより、第6の補強ストリップ323及び第3の補強ストリップ313の全体的な構造強度をより高くすることができ、複数の太陽電池モジュール21をより良好に保護することができる。さらに、第6の補強ストリップ323と第3の補強ストリップ313の全体の幅はより大きくなり、第6の補強ストリップ323、及び第6の補強ストリップ323と複数の太陽電池モジュール21の側面との間の摩擦力を増加させることができ、したがって、太陽電池モジュール21の転倒をより良好に防止することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図5及び図6を参照すると、各第1の補強ストリップ311の上端及び各第2の補強ストリップ312の上端はいずれも、第1の凹溝3111が形成されており、各第4の補強ストリップ321の下端及び各第5の補強ストリップ322の下端はいずれも、第1の突起3211が設けられており、第1の突起3211は、対応する第1の凹溝3111内に係合する。このように、第1の突起3211と対応する第1の凹溝3111とを係合させることにより、第1の補強ストリップ311と第4の補強ストリップ321との間、及び第2の補強ストリップ312と第5の補強ストリップ322との間の嵌合をより密にすることができる。さらに、このように配置することで、第1の補強ストリップ311と第4の補強ストリップ321の間、及び第2の補強ストリップ312と第5の補強ストリップ322との間に水平方向における非対称嵌合が実現され、パッキングベルトでパッキングするとき、パッキングベルトは第1の補強ストリップ311及び対応する第4の補強ストリップ321と接触すると同時に、第2の補強ストリップ312及び対応する第5の補強ストリップ322と接触することができ、したがって、第1の補強構造31、第2の補強構造32及び太陽電池モジュールアセンブリ2を一体構造としてパッケージングすることができ、構造がより安定する。
本開示のさらなる実施形態では、図5及び図6に示されるように、各第1の補強ストリップ311及び各第2の補強ストリップ312は、互いに垂直の第1の補強部3112及び第2の補強部3113を含み、第1の補強部3112は太陽電池モジュールアセンブリ2の1つの側面に対向し、第2の補強部3113は当該1つの側面に隣接する別側の側面に対向し、第2の補強部3113の上端は第1の補強部3112の上端を越えて延在することで、第1の補強部3112の上端との間で第1の凹溝3111を規定し、各第4の補強ストリップ321及び各第5の補強ストリップ322はいずれも、互いに垂直の第3の補強部3212及び第4の補強部3213を含み、第3の補強部3212は第1の補強部3112と上下に対向し、第4の補強部3213は第2の補強部3113と上下に対向し、第3の補強部3212の下端は第4の補強部3213の下端を越えて延在することで、第1の突起3211を形成する。
例えば、図5及び図6に示す例では、第4の補強部3213の下端と第3の補強部3212との間に凹溝が規定されている。第1の補強構造31が第2の補強構造32と係合するとき、第1の突起3211は第1の凹溝3111内に係合し、また、第2の補強部3113の上端が上述の凹溝内に係合するので、第1の補強ストリップ311と第4の補強ストリップ321との間、及び第2の補強ストリップ312と第5の補強ストリップ322との間の密接な連結を実現する。このとき、第1の突起3211と第2の補強部3113の上端が水平方向において対応する。このように、上述の互いに垂直の第1の補強部3112と第2の補強部3113、及び第3の補強部3212と第4の補強部3213を設けることで、太陽電池モジュールアセンブリ2に対して良好な耐荷重及び補強の役割を果たすことができ、太陽電池モジュールアセンブリ2が第1の補強部3112と第3の補強部3212の方向へ、及び第2の補強部3113と第4の補強部3213の方向へ転倒することを効果的に防止することができる。さらに、パッキングベルトでパッケージングするとき、パッキングベルトは同時に第1の突起3211、第2の補強部3113の上端と接触することができ、したがって、第4の補強ストリップ321と対応する第1の補強ストリップ311、及び第5の補強ストリップ322と対応する第2の補強ストリップ312を同時に結束することができ、パッケージアセンブリ100全体の構造的安定性を向上させる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、第2の補強部3113の上端には第2の凹溝(図示せず)が形成され、第2の凹溝は第1の凹溝3111と連通する。第4の補強部3213の下端には第2の突起が設けられ、第2の突起は第1の突起3211に垂直に接続され、第2の突起は第2の凹溝内に係合する。例えば、加工前では、各第1の補強部3112の上端面と各第2の補強部3113の上端面とが同一水平面内に位置することができ、第3の補強部3212の下端面と第4の補強部3213の下端面とが同一水平面内に位置することができる。加工の際、最初は第2の補強部3113を鉛直下方にカットし、次に第2の補強部3113を第1の補強部3112の方に向かって水平方向にカットし、第1の補強部3112と第2の補強部3113の接続部までカットしたら、第1の補強部3112を水平方向に沿ってカットし、最終的に上述の第1の凹溝3111及び第2の凹溝を形成することができる。同様に、第2の突起及び第1の突起3211は、最初に第4の補強部3213を鉛直方向にカットし、次に第4の補強部3213を水平方向にカットし、最後に第3の補強部3212を水平方向にカットすることで、形成することができる。
このように、第1の補強部3112と第2の補強部3113との接続部、及び第3の補強部3212と第4の補強部3213との接続部の厚さが比較的大きいため、上述の第2の凹溝及び第2の突起を設けることで、加工時に、第1の補強部3112と第2の補強部3113との接続部、及び第3の補強部3212と第4の補強部3213との接続部を鉛直方向にカットする必要はなく、したがって、補強構造3全体の加工を容易に行うことができる。さらに、第2の突起と第1の突起3211との間は垂直に接続することができるので、第2の突起と第1の突起3211との接続部は太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部に対向することができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部を効果的に保護し、パッケージング中の太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部への損傷を回避することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1、図3~図6を参照すると、第1の補強構造31は第7の補強ストリップ314をさらに含み、第7の補強ストリップ314は、第1の補強ストリップ311と第2の補強ストリップ312との間で水平に接続され、第2の補強構造32は第8の補強ストリップ324をさらに含み、第8の補強ストリップ324は、第4の補強ストリップ321と第5の補強ストリップ322との間で水平に接続される。例えば、図1、図3~図6に示される例では、第7の補強ストリップ314は第3の補強ストリップ313の下方に位置し、第8の補強ストリップ324は第6の補強ストリップ323の上方に位置する。これにより、第7の補強ストリップ314及び第8の補強ストリップ324を設けることで、第1の補強構造31及び第2の補強構造32の構造強度をさらに向上させることができ、第1の補強構造31及び第2の補強構造32の耐荷重能力を効果的に向上させることができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を確保できる。さらに、第7の補強ストリップ314及び第8の補強ストリップ324がともに水平に配置されるため、第7の補強ストリップ314及び第8の補強ストリップ324の材料消費が少なくてもよく、したがって、パッケージアセンブリ100全体の重量及びコストを削減することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図6を参照すると、2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311が隣接して配置され、2つの第1の補強構造31の2つの第2の補強ストリップ312が隣接して配置される。このような配置により、第1の補強ストリップ311の高さが比較的低いので、取り外し時に2つの第1の補強ストリップ311の側から複数の太陽電池モジュール21を取り出すことができ、作業が非常に便利である。また、2つの第2の補強ストリップ312の高さが比較的高いので、2つの第2の補強ストリップ312は太陽電池モジュール21の取り外しプロセスにおいて転倒防止の役割を効果的に果たすことができ、したがって、複数の太陽電池モジュールの取り外しにおける信頼性を実現し、取り外しの効率を向上させるとともに、太陽電池モジュール21の損傷を回避できる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図5に示されるように、第1の補強ストリップ311の上端面とトレイ1の上面との間の距離をS1、第2の補強ストリップ312の上端面とトレイ1の上面との間の距離をS2とし、太陽電池モジュールアセンブリ2の上面とトレイ1の上面の間の距離をS3とした場合、S1、S2、S3は1/10≦S1/S3≦1/3、及び/又は1/2≦S2/S3≦2/3を満たす。このように、1/10≦S1/S3≦1/3であれば、第1の補強ストリップ311の高さは比較的小さく、取り外し時に第1の補強ストリップ311から複数の太陽電池モジュール21を容易に取り外すことができ、また、第1の補強ストリップ311の重量を小さくすることができ、パッケージアセンブリ100のコスト削減に資する;1/2≦S2/S3≦2/3であれば、第2の補強ストリップ312の上端面が太陽電池モジュールアセンブリ2の重心位置に到達でき、したがって、補強構造3全体の上面を太陽電池モジュールアセンブリ2の重心よりも高くすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を防止し、太陽電池モジュールアセンブリ2の組み立て、分解、及び操作を容易にする。
任意選択で、図1~図5を参照すると、2つの第2の補強構造32の2つの第4の補強ストリップ321の上端面及び2つの第5の補強ストリップ322の上端面は、同じ水平面内に位置する。このように配置された第4の補強ストリップ321及び第5の補強ストリップ322は、太陽電池モジュールアセンブリ2の上部をより良好に保護することができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部にかかる力をより均一にし、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を向上させることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2が転倒する現象を回避することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図5を参照すると、各第2の補強構造32の構造は、各第1の補強構造31の構造と同じである。このような構成により、第1の補強構造31及び第2の補強構造32の汎用性が向上し、加工がより便利になり、補強構造3全体の生産効率を効果的に向上させることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図5に示されるように、各補強構造3の上面は、少なくとも太陽電池モジュールアセンブリの重心に位置する。ここで、補強構造3の上面は、太陽電池モジュールアセンブリ2の重心と同じ高さにあり得る;あるいは、補強構造3の上面は、太陽電池モジュールアセンブリ2の重心より高くてもよい。このように、上述の構成により、補強構造3は、トレイ1と共に良好な耐荷重及び補強の役割を果たすことができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止し、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を確保することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図5に示されるように、各補強構造3の上面とトレイ1の上面との間の距離をS4とし、太陽電池モジュールアセンブリ2の上面とトレイ1の上面との間の距離をS3とした場合、S4、S3は2/3≦S4/S3≦1を満たす。具体的に、例えば、S4/S3<2/3の場合、補強構造3の高さが比較的低く、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を確保することが難しく、太陽電池モジュールアセンブリ2が転倒しやすくなる;S4/S3>1の場合、太陽電池モジュールアセンブリ2の構造強度は効果的に高められるが、補強構造3の高さは比較的高く、これにより補強構造3の重量が比較的重くなり、太陽電池モジュールアセンブリ2の組み立て、分解、及び操作に一定の影響を与え、コストが増加し、また、補強構造3の高さがコンテナの高さよりも高くなる可能性があり、その結果、パッケージアセンブリ100をコンテナに積み込むことができない。したがって、S4、S3が2/3≦S4/S3≦1を満たすことで、補強構造3の上面が太陽電池モジュールアセンブリ2の重心より高いことを効果的に確保することができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の構造強度を効果的に高めて、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を防止することができると同時に、補強構造3の重量を低減して、パッケージアセンブリ100をコンテナに確実に積み込めるようにすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の組み立て、分解、及び操作が容易になり、かつコストを削減できる。
本開示のいくつかの実施形態では、図8~図10を参照すると、太陽電池モジュールアセンブリ2の最も外側の2つはそれぞれ第1の太陽電池モジュール及び第2の太陽電池モジュールであり、第1の太陽電池モジュールの前面と第2の太陽電池モジュールの前面とは互いに対向している。例えば、太陽電池モジュール21が片面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュールアセンブリ2をこのように配置することができる。例えば、太陽電池モジュール21をパッケージングするとき、太陽電池モジュール21の長辺を鉛直上向き又はほぼ鉛直に配置することができ、太陽電池モジュール21の短辺のある面がトレイ1に接し、かつ、太陽電池モジュール21の短辺がトレイ1の対応する縁部と平行又はほぼ平行となるように、整然に積み重ね、同時に、隣接する2つの太陽電池モジュール21の間に顕著な隙間がないことを確保し、太陽電池モジュール21の積み重ねの方向を概ね一つの方向を向けて、第1の太陽電池モジュールと第2の太陽電池モジュールの一方の方向を反転させ、第1の太陽電池モジュールと第2の太陽電池モジュールのバックプレートの面を外側に向ける。第1の太陽電池モジュールと第2の太陽電池モジュールとの間の複数の太陽電池モジュール21は、第1の太陽電池モジュールと同じ方向であってもよく、第1の太陽電池モジュールと同じ方向であってもよい。したがって、上述の構成により、太陽電池モジュール21をパッキングベルトでパッキングしやすくなり、パッキングベルトが前面ガラスに当たることによる前面ガラスのコーティング層の損傷を回避することができる。また、これは補強構造3のパッキングを容易にし、応力の偏りにより太陽電池モジュール21の前面ガラスに傷がついたり、割れたりすることを防止する。さらに、転倒防止テープが前面ガラスに接触することを防ぎ、ガラス表面に接着剤が残ることを防ぐことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、太陽電池モジュール21が両面ガラスモジュールである場合、複数の太陽電池モジュール21の前面が同じ方向を向むように積み重ねられる。このような構成により、隣接する2つの太陽電池モジュール21が磨耗により破損する可能性が低くなり、作業者が太陽電池モジュール21を積み重ねやすくなり、これによりパッケージアセンブリ100の組立効率が向上する。
なお、太陽電池モジュール21が片面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は、太陽電池モジュール21の受光面であり得る。太陽電池モジュール21が両面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は、太陽電池モジュール21の主要受光面であり得る。
本開示のさらなる実施形態では、図1~図8に示されるように、パッケージアセンブリ100はさらにパッケージボックス6を含み、パッケージボックス6は筐体61を含み、筐体61は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側を取り囲むように配置され、かつ筐体61は太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆い、補強構造3は筐体61の外周側に配置されている。このように、筐体61は、太陽電池モジュールアセンブリ2の外周面を包むことができるので、複数の太陽電池モジュール21の外周面を効果的に保護し、組み立て、分解、及び操作中に複数の太陽電池モジュール21が損傷を受けることを防止できる。また、筐体61が太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向の少なくとも一部を覆うように構成することにより、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をある程度防止することができ、同時に、筐体61は、水蒸気を隔離する一定の効果も有し、それによって太陽電池モジュール21の正常な使用を有効に保証することができる。
さらに、図7~図9を参照すると、筐体61は、複数の側壁を含む。図1~図9では、説明のために筐体61が4つの側壁を含むことが示されているが、本出願の技術的ソリューションを読めば、当業者は、当該ソリューションを3つ、5つ、又はそれ以上の側壁の技術的ソリューションに適用することが理解でき、これらも本開示の保護範囲内に含まれる。
複数の側壁は、太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側に沿って端部同士において順に接続されることで、上端と下端が開いた中空の筐体61が形成され、したがって、パッケージボックス6は太陽電池モジュールアセンブリ2をパッケージングすることができ、輸送が便利になる。複数の側壁の少なくとも1つは第1の側壁611であり、第1の側壁611は第1の折り線7を有し、第1の折り線7は、第1の側壁611を第1の側壁部分6111及び第1の側壁部分6111の下方に位置する第2の側壁部分6112に分割し、第1の側壁部分6111は第2の側壁部分6112に対して折り曲げ可能及び/又は引き裂き可能であり、パッケージボックス6にパッケージングされた太陽電池モジュール21の取り出しを容易にする。
任意選択で、第1の折り線7は、作業者が第1の折り線7に沿って第1の側壁部分6111を折り曲げ及び/又は引き裂くことができるように、第1の側壁611に点線状の窪み又は実線状の窪みを設けることによって形成されてもよい。なお、第1の折り線7は、作業者が折り線に沿って第1の側壁部分6111を折り曲げる、又は引き裂くことを便利にする限り、他の方法でも実現できることを留意されたい。
ここで、作業者がパッケージボックス6から太陽電池モジュール21を取り出す際には、第1の側壁部分6111のみを第2の側壁部分6112に対して外側に折り曲げることができ、このとき、第1の側壁部分6111と第2の側壁部分6112とは繋がった状態に保たれる;あるいは、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112から引き裂くことも可能であり、このとき、第1の側壁部分6111は第2の側壁部分6112から分離される;あるいは、第1の側壁部分6111の一部を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ、かつ、第1の側壁部分6111の他の一部を第2の側壁部分6112から引き裂くことができ、この場合、第1の側壁部分6111は一部において第2の側壁部分6112と繋がっている。作業者は、太陽電池モジュール21を取り出す操作を実行するために、実際の操作条件に応じて、第2の側壁部分6112に対して第1の側壁部分6111を選択的に折り曲げ及び/又は引き裂くことができることが理解される。
例えば、図1~図8に示される4つの側壁を含む筐体61を例示して説明すると、筐体61は、縦置きに並べられた複数の太陽電池モジュール21の周囲に配置される。筐体61は、太陽電池モジュールアセンブリ2と一体になるように密接に締め付けることで、太陽電池モジュールアセンブリ2が筐体61に対して揺れて転倒することを防止することができる。
4つの側壁は一体成型品であり得る。これにより、パッケージボックス6全体の製造工程を減らして製造効率を向上させることができるとともに、太陽電池モジュール21のパッケージングプロセスを簡略化して労力的コストを節約することができる;あるいは、4つの側壁のうちの2つが一体成型品であり、かつ残りの2つが一体成型品である;あるいは、4つの側壁のうちの3つが一体成型品である。もちろん、隣接する2つの側壁は各々マジックテープ(登録商標)や、両面テープ又は釘などにより取り外し可能に接続することもできる。ここで、筐体61の第1の側壁611は、太陽電池モジュールアセンブリ2の外面のうちの1つに対向して配置され得る。複数の太陽電池モジュール21をパッケージボックス6から取り出す必要があるとき、第1の折り線7に沿って、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ及び/又は引き裂くことで、各太陽電池モジュール21の高さ方向における一部を露出させることができ、これにより各太陽電池モジュール21を簡便に取り出すことができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図1~図6を参照すると、第1の折り線7は、2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311の間に位置する。このようにして、取り外し時に第1の補強構造31を取り外す必要がなく、第1の折り線7に沿って、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ及び/又は引き裂くだけで、各太陽電池モジュール21を簡便に取り出すことができ、したがって、太陽電池モジュール21を取り外すときに第1の補強構造31により良好な転倒防止効果を実現することができる。
さらに任意選択で、図1~図6を参照すると、2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311の上端面は整列し、第1の折り線7は2つの第1の補強ストリップ311の上端面と整列する。このような構成により、太陽電池モジュール21を取り外すとき、第1の折り線7は、太陽電池モジュール21の高さ方向において、2つの第1の補強ストリップ311と干渉せず、したがって、第1の折り線7に沿って、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ及び/又は引き裂くことがより簡便になる。
本開示のいくつかの実施形態では、図7及び図8を参照すると、複数の側壁の少なくとも1つは第2の側壁612であり、第2の側壁612は第1の側壁611と接続されており、第2の側壁612は第2の折り線8を有し、第2の折り線8は、第2の側壁612を第3の側壁部分6121及び第3の側壁部分6121の下方に位置する第4の側壁部分6122に分割し、第3の側壁部分6121は第4の側壁部分6122に対して折り曲げ可能及び/又は引き裂き可能であり、第2の折り線8の一端は第1の折り線7の対応する一端に接続されおり、第2の折り線8の他端は対応する第2の補強ストリップ312の上端に対向する。
このように、上述の第2の折り線8を設けることで、複数の太陽電池モジュール21をパッケージボックス6から取り出す必要があるとき、第1の折り線7に沿って、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ及び/又は引き裂き、かつ、第2の折り線8に沿って、第3の側壁部分6121を第4の側壁部分6122に対して折り曲げ及び/又は引き裂くことで、複数の太陽電池モジュール21の少なくとも2つの側面を露出させることができ、太陽電池モジュール21を簡便かつ迅速に取り出すことができる。さらに、第2の折り線8の2つの端部は、第1の折り線7及び第2の補強ストリップ312の上端とそれぞれ対向するため、取り外しのとき、第2の折り線8は、太陽電池モジュール21の高さ方向において2つの第2の補強ストリップ312と干渉せず、太陽電池モジュール21の取り外しがさらに容易になる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図7及び図8を参照すると、第2の側壁612は2つであり得、2つの第2の側壁612はそれぞれ、第1の側壁611の両側に接続され、各第2の側壁612はいずれも第2の折り線8を有する。このように構成することで、第1の折り線7に沿って、第1の側壁部分6111を第2の側壁部分6112に対して折り曲げ及び/又は引き裂き、かつ、第2の折り線8に沿って、第3の側壁部分6121を第4の側壁部分6122に対して折り曲げ及び/又は引き裂くとき、複数の太陽電池モジュール21の少なくとも3つの側面を露出させることができ、したがって、太陽電池モジュール21の取り外しがさらに簡便になる。
本開示のいくつかの実施形態では、図7及び図8を参照すると、第2の側壁部分6112は、第1の側壁部分6111が位置する側に向かって突出する突起6113を有する。このように構成することで、突起6113を押圧すれば第1の側壁部分6111と第2の側壁部分6112の分離を実現することができ、操作がさらに簡便になる。
本開示のいくつかの特定の実施形態では、図7及び図8に示されるように、第1の折り線7は、突起部71及び2つの直線部72を含み、2つの直線部72はそれぞれ突起部71の両端に接続され、突起部71が突起6113の縁を構成し、突起部71は曲線部又は折れ線部である。例えば、図7及び図8に示される例では、突起部71は、ほぼ円弧形状である。このように、取り外しのとき、作業者は、突起6113を指で押すことで、第1の側壁部分6111と第2の側壁部分6112を突起部71に沿って分離させ、次に第1の側壁部分6111と第2の側壁部分6112を、直線部72の突起部71に接続された一端から他端に向かって分離させることができ、取り外しの効率を効果的に高めることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図6~図8及び図11に示されるように、パッケージボックス6は、底板62及びトップカバー63をさらに含む。ここで、底板62は筐体61の下端に接続され、かつ底板62はトレイ1に固定接続されており、トップカバー63は太陽電池モジュールアセンブリ2の頂部に配置され、トップカバー63、底板62及び筐体61は共同して、太陽電池モジュールアセンブリ2の外面を覆う。例えば、図6~図8に示される例では、底板62のサイズは、トレイ1の上面のサイズとほぼ等しくすることができ、かつ底板62には接着部材(両面テープなど)を設けることができ、これにより、底板62とトレイ1との間の固定接続が実現され、底板62とトレイ1との間の相対移動を防止できる。このように、上述の底板62及びトップカバー63を設けることで、パッケージボックス6は太陽電池モジュールアセンブリ2の外面全体を覆うことができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の外面全体を効果的に保護し、組み立て、分解、及び操作のときに太陽電池モジュールアセンブリ2が損傷することを防止することができる。
任意選択で、複数の太陽電池モジュール21の側面を粘着テープで固定接続することができる。例えば、複数の太陽電池モジュール21の側面に転倒防止テープを貼り付けることができる。このようにして、複数の太陽電池モジュール21を接続して一体構造とすることができ、輸送中に複数の太陽電池モジュール21が転倒することを効果的に防止し、かつ、隣接する2つの太陽電池モジュール21の間の衝突を回避し、パッケージアセンブリ100の構造的安定性を確保することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、各太陽電池モジュール21はジャンクションボックス(図示せず)を含み、ジャンクションボックスはジャンクションボックス本体及びケーブルを含み、ケーブルの一端はジャンクションボックス本体の外に延出し、ケーブルの一端にはケーブル端子があり、ケーブル端子はトレイ1に向いている。このように、筐体61が太陽電池モジュールアセンブリ2の下部を覆うと、ケーブル端子がトレイ1に向いているので、ケーブル端子を筐体61内で覆うことができ、筐体61は、太陽電池モジュールアセンブリ2内への水蒸気の侵入を効果的に防止することができるので、ケーブル端子の故障を回避することができ、太陽電池モジュール21が比較的長い耐用年数を有することが保証される。
本開示のいくつかの実施形態では、図1~図9を参照すると、パッケージアセンブリ100の外面は複数の第1のパッキングベルト9によって取り囲まれ、太陽電池モジュールアセンブリ2の外面は複数の第2のパッキングベルト12によって取り囲まれている。このように、上述の複数の第1のパッキングベルト9及び複数の第2のパッキングベルト12を設けることで、複数の第2のパッキングベルト12は太陽電池モジュールアセンブリ2の複数の太陽電池モジュール21を一緒に固定して、複数の太陽電池モジュール21をパッケージングして一体構造とすることができ、複数の第1のパッキングベルト9は、補強構造3、パッケージボックス6及び太陽電池モジュールアセンブリ2を一緒に固定することができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の複数の太陽電池モジュール21がパッケージング及び輸送のときに相対移動しにくく、したがって、パッケージングの効率を向上させることができるとともに、太陽電池モジュール21の損傷を効果的に防止することができる。
任意選択で、図1~図4を参照すると、複数の第1のパッキングベルト9は複数の横方向のパッキングベルト91を含み、複数の横方向のパッキングベルト91は、太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向に沿って、間隔を空けて補強構造3の外周側に配置されている。例えば、図3及び図8を参照すると、複数の第1のパッキングベルト9はさらに複数の縦方向のパッキングベルトを含むことができ、複数の縦方向のパッキングベルトは太陽電池モジュール21の短辺方向に沿って、間隔を空けてパッケージボックス6の外周側に配置されており、パッケージボックス6と太陽電池モジュールアセンブリ2との間の密着を実現する。このように、上述の横方向のパッキングベルト91を設けることで、補強構造3と太陽電池モジュールアセンブリ2を一体として拘束することができ、補強構造3とパッケージボックス6との隙間のない接触を実現し、一方では補強構造3、パッケージボックス6及びトレイ1を一体化させ、輸送中に太陽電池モジュールアセンブリ2が補強構造3に対して揺れないようにすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の輸送安定性を確保し、転倒防止効果が向上する;他方ではパッケージアセンブリ100全体のサイズを小さくして、コンテナの積載率を高めることができる。
例えば、図1~図4に示す例では、複数の横方向のパッキングベルト91は、少なくとも1つの第1のサブパッキングベルト911及び少なくとも1つの第2のサブパッキングベルト912を含み得る。ここで、第1のサブパッキングベルト911は2つの第1の補強構造31の外周側を取り囲み、第2のサブパッキングベルト912は2つの第2の補強構造32の外周側を取り囲む。このようにして、第1のサブパッキングベルト911は、2つの第1の補強ストリップ311、2つの第2の補強ストリップ312、及び太陽電池モジュールアセンブリ2を一緒にパッケージングすることができ、第2のサブパッキングベルト912は、2つの第3の補強ストリップ313、2つの第4の補強ストリップ321、及び太陽電池モジュールアセンブリ2を一緒にパッケージングすることができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2及び補強構造3を一体構造にパッケージングすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の輸送安定性をより向上させることができる。
図1~図11を参照すると、本開示の実施形態によるパッケージアセンブリ100の具体的なパッケージングプロセスは以下の通りである:第1のステップとして、モジュールの積み重ね。太陽電池モジュールアセンブリ2の複数の太陽電池モジュール21をトレイ1上に置く。例えば、複数の太陽電池モジュール21を上下方向でトレイ1に積み重ねることができる;次に、複数の太陽電池モジュール21を第2のパッキングベルト12でパッケージングする;次に、パッケージングされた太陽電池モジュールアセンブリ2を回転させてトレイ1上で縦置きにし、このとき、トレイ1は底板62に固定されているか、装置のロボットアームによって太陽電池モジュール21を個別に縦置きにし、所定の数になるまで整然に積み重ねる。モジュールを積み重ねるプロセスでは、一定の傾斜角度と側面保護を備えたターンオーバー台車の助けを借りることができ、台車には底板62を備えたトレイ1を載せることで、整然かつ隙間のないモジュールの積み重ねが実現しやすく、転倒も起こりにくい。積み重ねが完了すると、台車の上でパッケージングを行う。
第2のステップとして、パッケージボックス6で包む。縦置きされた太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側を上から下まで筐体61で覆い、そして、太陽電池モジュールアセンブリ2の上面にトップカバー63をかぶせる。
第3のステップとして、補強構造3を取り付ける。2つの第1の補強構造31の下端をトレイ1に接続し、次に、第1の補強構造31の外周側を2つの第1のサブパッキングベルト911で取り囲み、第1の補強構造31と筐体61の固定を実現する;次いで、2つの第1の補強構造31の上方に2つの第2の補強構造32を取り付け、そして、第2の補強構造32の外周側を2つの第2のサブパッキングベルト912で取り囲み、第2の補強構造32と筐体61の固定を実現する。ここで、図2を参照すると、2つの第1の補強構造31の2つの第1の補強ストリップ311の下端及び2つの第2の補強ストリップ312の下端は、釘13によってトレイ支柱11に固定接続することができる。
第4のステップとして、パッケージボックス6の各側壁はそれぞれ、2つの縦方向のパッキングベルトを介して、太陽電池モジュールアセンブリ2とパッケージボックス6のパッケージングを行う。
最後に、フィルムを巻き付け、太陽電池モジュールアセンブリ2とパッケージボックス6をより安定して固定させ、水蒸気の侵入を防止する。
本開示の他の実施形態によれば、図12~図17を参照すると、太陽電池モジュールアセンブリ2は立方体構造に形成されており、かつ2つの第1の側壁213及び2つの第2の側壁214を含み、2つの第1の側壁213は互いに対向しており、2つの第2の側壁214は互いに対向している。パッケージアセンブリ100はさらに補強装置30を含み、補強装置30は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側に配置され、補強装置30は4つの第1の補強ストリップ41及び複数の第2の補強ストリップ42を含む。4つの第1の補強ストリップ41は太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部にそれぞれ位置し、かつ4つの第1の補強ストリップ41の下端はいずれもトレイ1に接続され、第2の補強ストリップ42は隣接する2つの第1の補強ストリップ41の間で接続されている。例えば、トレイ1の底部には複数のトレイ支柱11を設けることができ、各第1の補強ストリップ41の下端は対応するトレイ支柱11と接続されることができ、例えばネジ留め具によって接続され得る。このようにして、4つの第1の補強ストリップ41を太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部にそれぞれ配置することにより、第1の補強ストリップ41は、太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部を保護し、輸送中に太陽電池モジュールアセンブリ2が損傷することを防止することができる。また、第2の補強ストリップ42を設けることにより、補強装置30の構造強度を効果的に高めることができ、補強装置30全体の構造が安定し、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性が確保され、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒現象を効果的に回避することができる。
複数の第2の補強ストリップ42は少なくとも1つの第1のサブストリップ421を含み、第1のサブストリップ421は本体4211及び2つの接続部4212を含み、2つの接続部4212は本体4211の両端にそれぞれ接続され、これにより第1のサブストリップ421はほぼ「U」字形の構造を形成できる。本体4211は隣接する2つの第1の補強ストリップ41(例えば第1の補強ストリップ41の上端)の間に位置し、かつ第1の側壁213に対向しており、2つの接続部4212は2つの第2の側壁213とそれぞれ対向し、かつ第1のサブストリップ421は2つの接続部4212を介して、対応する2つの第1の補強ストリップ41に接続されている。
例えば、図12~図15に示される例では、取付時、ネジなどのネジ式ファスナ(図示せず)は、接続部4212を貫通して対応する第1の補強ストリップ41とネジ式に接続することができ、ネジ式ファスナは第2の側壁214に対して垂直な方向に取り付けることができ、本体4211のスペースを占有する必要はない。このように、上述の本体4211及び2つの接続部4212を設けることで、第1のサブストリップ421と第1の補強ストリップ41との間の接続は2つの接続部4212を介して実現することができ、したがって、本体4211上に取付位置を残す必要はなく、第1の側壁213に垂直な方向におけるパッケージアセンブリ100全体のサイズの最小化を実現でき、太陽電池モジュールアセンブリ2の横方向のサイズを比較的小さくし、輸送時、太陽電池モジュールアセンブリ2のコンテナ内での横方向の占有スペースを小さくすることができ、太陽電池モジュール21の積載率を効果的に向上させることができ、したがって、太陽電池モジュール21の輸送コストを削減することができる。このように、第1のサブストリップ421を、本体4211と、本体4211の両端にそれぞれ接続された2つの接続部4212とを含むようにし、本体4211を隣接する2つの第1の補強ストリップ41の間に配置して第1の側壁213に対向させ、かつ2つの接続部4212を2つの第2の側壁にそれぞれ対向するようにすることで、2つの接続部4212を介して第1のサブストリップ421と対応する第1の補強ストリップ41との接続を実現することができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を効果的に防止すると同時に、第1の側壁213に垂直な方向におけるパッケージアセンブリ100全体の占有スペースを効果的に減少させることができ、コンテナ内により多くの太陽電池モジュール21を収納することができるようになり、太陽電池モジュール21の輸送コストを効果的に削減することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図12~図17を参照すると、各接続部4212は、本体4211に対して垂直であってもよい。例えば、図12~図17に示される例では、太陽電池モジュールアセンブリ2は立方体構造として形成され、第1の側壁213は第2の側壁214に対して垂直であってもよい。本体4211は第1の側壁213に面し、第1の側壁213に平行であり、2つの接続部4212はそれぞれ、対応する第2の側壁214に面し、かつ各接続部4212は対応する第2の側壁214に平行である。このように、接続部4212を本体4211に対して垂直にすることで、接続部4212の本体4211と平行な方向における占有スペースを小さくすることができ、したがって、接続部4212の第2の側壁に垂直な方向における占有スペースを小さくすることができ、太陽電池モジュール21の積載率をさらに向上させることができ、輸送コストを削減することができる。また、このように配置された接続部4212は第1のサブストリップ421全体の構造強度を向上させることができ、第1のサブストリップ421が比較的大きな力に耐えられるようになり、したがって、補強の役割をよりよく果たすことができ、さらに太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を防止することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図12~図17を参照すると、第1のサブストリップ421は2つであってよく、各第1のサブストリップ421の形状はほぼ「U」字形であり、2つの第1のサブストリップ421の本体4211は、2つの第1の側壁213にそれぞれ対向している。各第1のサブストリップ421の2つの接続部4212は、2つの第2の側壁214にそれぞれ対向している。このように、上述の2つの第1のサブストリップ421を設けることで、2つの第1のサブストリップ421はストッパーの役割を効果的に果たし、複数の太陽電池モジュール21が第1のサブストリップ421に向かう方向に転倒することを防止する。また、2つの第1のサブストリップ421の本体4211を2つの第1の側壁213にそれぞれ対向させることにより、2つの第1のサブストリップ421の本体4211は互いに向かい合い、2つの第1のサブストリップ421の本体4211は、設置位置を確保する必要がないので、パッケージアセンブリ1000の第1の側壁213に垂直な方向における占有スペースをさらに小さくすることができ、太陽電池モジュール21の積載率をさらに向上させることができ、したがって、太陽電池モジュール21の輸送コストを効果的に削減することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図12~図17を参照すると、複数の第2の補強ストリップ42は少なくとも1つの第2のサブストリップ422を含み、第2のサブストリップ422は第2の側壁に対向している。例えば、図12~図17に示される例では、第2のサブストリップ422はスラット状構造として形成されてもよい。このように、上述の第2のサブストリップ422を設けることで、補強装置30全体の構造強度を効果的に向上させ、補強装置30が補強の役割をよりよく果たすことを可能にし、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を効果的に防止することができる。
ここで、第2のサブストリップ422の少なくとも一端と、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端とは、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向する。
例えば、図12~図14に示される例では、第2のサブストリップ422が2つあり、2つの第2のサブストリップ422は2つの第2の側壁214にそれぞれ対向し、各第2のサブストリップ422の長さ方向の両端は、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端と互いに対向している。このように構成することで、第2の側壁214に垂直な方向における第2のサブストリップ422の端部及び接続部4212の自由端の厚さは比較的小さく、したがって、第2の側壁214に垂直な方向におけるパッケージアセンブリ100全体のサイズを小さくすることができ、太陽電池モジュール21の比較的高い積載率を確保することができる。
もちろん、本開示はこれらに限定されるものではなく、第2のサブストリップ422の少なくとも一端は、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なっている。例えば、図17に示される例では、接続部4212は、第2のサブストリップ422の上述の少なくとも一端の、太陽電池モジュールアセンブリ2の中心から離れた側に位置する。このように構成することで、第1のサブストリップ421、第2のサブストリップ422及び第1の補強ストリップ41の接続部の接続強度を効果的に改善することができ、したがって、補強装置30全体の補強効果を向上させることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止し、太陽電池モジュール21の輸送安定性を確保することができる。また、このとき、第2のサブストリップ422と接続部4212との重なり部分は、コンテナの空き容量のある方向、例えば幅方向に置くことで、太陽電池モジュール21の積載率を依然として確保することができ、輸送コストを削減することができる。さらに、重ねられた第2のサブストリップ422及び接続部4212は、ネジ留め具などの留め具を1つだけ使用して取り付けることができ、操作が便利である。
なお、第2のサブストリップ422の少なくとも一端と、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端とが、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向するとき、第2のサブストリップ422と接続部4212は厚さ方向において重なっておらず、このとき、第2のサブストリップ422の上述の少なくとも一端は、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において完全に整列して対向することができる(図16に示されるように);あるいは、第2のサブストリップ422の上述の少なくとも一端は、対応する接続部4212の自由端とは上下方向において部分的にずれている(図示せず)。ここで、第2のサブストリップ422の端面と接続部4212の自由端は、接触していてもよく(図16に示されているように)、互いに離れていてもよい(図示せず)。
このように、第2のサブストリップ422の端部と接続部4212の自由端とが互いに対向するとき、第2のサブストリップ422の端部及び接続部4212の自由端は、第2の側壁に垂直な方向においてより小さい厚さを有し、したがって、第2の側壁に垂直な方向におけるパッケージアセンブリ100全体のサイズを小さくすることができ、太陽電池モジュール21の比較的高い積載率を確保できる;第2のサブストリップ422の端部と接続部4212の自由端とが第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なるとき、第2のサブストリップ422と接続部4212との接続強度が高く、したがって、補強装置30全体の補強効果を向上させることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止し、太陽電池モジュール21の輸送安定性を確保することができる。また、このとき、第2のサブストリップ422と接続部4212との重なり部分は、コンテナの空き容量のある方向、例えば幅方向に置くことで、太陽電池モジュール21の積載率を依然として確保することができ、輸送コストを削減することができる。さらに、重ねられた第2のサブストリップ422及び接続部4212は、ネジ留め具などの留め具を1つだけ使用して取り付けることができ、操作が便利である。
第2のサブストリップ422が1つある場合、第2のサブストリップ422の両端がいずれも、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向してもよいことが理解できる;あるいは、第2のサブストリップ422の両端はいずれも、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なっている;あるいは、第2のサブストリップ422の一端が、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向し、第2のサブストリップ422の他端が、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚み方向において重なっていてもよい。
第2のサブストリップ422が複数ある場合、各第2のサブストリップ422の両端と、対応する接続部4212の自由端との接続方法は同じであってもよい。この場合、すべての第2のサブストリップ422の両端がいずれも、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向してもよい;あるいは、すべての第2のサブストリップ422の両端がいずれも、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なる;あるいは、一部の第2のサブストリップ422の両端が、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において互いに対向し、他の一部の第2のサブストリップ422の両端が、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なっていてもよい。
あるいは、複数の第2のサブストリップ422のうち少なくとも1つにおいて、その両端と対応する接続部4212の自由端との接続方式が異なっていてもよい。この場合、各第2のサブストリップ422の一端は、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向で互いに対向し、各第2のサブストリップ422の他端が、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なっていてもよい;あるいは、複数の第2のサブストリップ422のうちの一部において、一端が対応する接続部4212の自由端と太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向で互いに対向し、他端が対応する接続部4212の自由端と第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なり、複数の第2のサブストリップ422のうちの他の一部において、両端とも、対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において対向若しくは平行であり、又は、対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なっている。
もちろん、本開示はこれらに限定されるものではなく、上述の第2のサブストリップ422の少なくとも一端は、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端と、太陽電池モジュールアセンブリ2の周方向において、完全にずれていてもよい(図示せず)。本開示はこれらについて制限するものではない。
本開示のさらなる実施形態では、図17に示されるように、第2のサブストリップ422の少なくとも一端が、隣接する第1のサブストリップ421の対応する接続部4212の自由端と、第2のサブストリップ422の厚さ方向において重なる場合、接続部4212は、第2のサブストリップ422の上述の少なくとも一端の、太陽電池モジュールアセンブリ2の中心から離れた側に位置する。例えば、図17に示される例では、第2のサブストリップ422の端部と第1のサブストリップ421の接続部4212はいずれも第1の補強ストリップ41に接続されており、ここで、第2のサブストリップ422の端部は、第1のサブストリップ421の接続部4212と第1の補強ストリップ41との間に位置する。このように構成することで、接続部4212は、第2のサブストリップ422が直線状に延びることができるように、第2のサブストリップ422の少なくとも一端を覆うことができ、したがって、第2のサブストリップ422の構造強度を向上させる、第2のサブストリップ422が比較的大きな力に耐えられるようにすることができ、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を防止することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図14を参照すると、補強装置30は、少なくとも1つの第3の補強ストリップ43をさらに含み、第3の補強ストリップ43は、隣り合う2つの第1の補強ストリップ41の間に接続されており、かつ第3の補強ストリップ43は第2の補強ストリップ42とトレイ1との間に位置する。例えば、図14に示される例では、第3の補強ストリップ43は、第1のサブストリップ421とトレイ1との間に位置する。第3の補強ストリップ43と第1のサブストリップ421の構造は同じであってもよく、第3の補強ストリップ43は第1の本体と2つの第1の接続部とを含むことができ、2つの第1の接続部は、第1の本体の両端にそれぞれ接続されることができ、第1の本体は第1の側壁213に対向し、2つの第1の接続部はそれぞれ2つの第2の側壁に対向し、第3の補強ストリップ43は、2つの第1の接続部を介して対応する2つの第1の補強ストリップ41に接続される。これにより、第1の側壁213に垂直な方向におけるパッケージアセンブリ100のサイズを最小化し、太陽電池モジュール21の積載率を向上させることができる。このように、上述の第3の補強ストリップ43を設けることで、第3の補強ストリップ43は補強装置30の補強効果をさらに改善し、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止し、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を確保することができる。
任意選択で、図14を参照すると、第3の補強ストリップ43は水平又は傾斜した状態で配置できる。例えば、図14に示される例では、第3の補強ストリップ43が傾斜した状態で配置されている。このように、第3の補強ストリップ43が傾斜した状態で配置された場合、第3の補強ストリップ43は、対応する第2の補強ストリップ42及び2つの第1の補強ストリップ41と併せて、台形構造を形成することができるので、補強装置30の構造はより安定し、したがって、大きな力に耐えることができ、太陽電池モジュール21が第3の補強ストリップ43に向かう方向に転倒することを効果的に防止することができる;第3の補強ストリップ43が水平に配置された場合、第3の補強ストリップ43の長さは比較的短くてもよく、構造がより簡単になり、設置が便利になり、コストを削減することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、第2の補強ストリップ42は、2つの隣接する第1の補強ストリップ41の上端の間に接続されてもよい。このように、第2の補強ストリップ42の高さは比較的高く、隣接する2つの第1の補強ストリップ41とトレイ1との間に大きな補強スペースを形成することができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2に対してより良好なストッパーとしての効果を発揮し、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒を効果的に防止することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、図12~図14に示されるように、各第2の補強ストリップ42は水平に配置できる。例えば、図14に示される例では、4つの第1の補強ストリップ41の上端は同一水平面内に一致し、第2の補強ストリップ42は4つあり、4つの第2の補強ストリップ42はそれぞれ、隣接する2つの第1の補強ストリップ41の上端の間に接続されている。このように、第2の補強ストリップ42を水平配置することで、補強装置30が良好な補強効果を有することが保証される一方で、第2の補強ストリップ42の構造はより簡単になり、取り付け及び分解に便利である。
もちろん、本開示はこれらに限定されるものではない。本開示のいくつかの他の任意選択の実施形態では、第2の補強ストリップ42を傾斜した状態で配置することもできる(図示せず)。第2の補強ストリップ42の特定の配置は、実際の用途によりよく適合するように、実際の必要性に従って具体的に決定することができることは理解できる。
本開示のいくつかの実施形態では、図12~図14に示されるように、4つの第1の補強ストリップ41は、少なくとも1つの補強スラット411を含み、補強スラット411は第2の側壁に対向し、第1のサブストリップ421の接続部4212は補強スラット411に接続されている。例えば、図12~図14に示される例では、補強スラット411は平面板状構造であり、かつ補強スラット411は上下方向に沿って延在する。このように、上述の補強スラット411を設けることで、補強スラット411は、太陽電池モジュールアセンブリ2の第1の側壁213の方向におけるスペースを占有する必要はなく、取り外し時には、第1のサブストリップ421を取り外すだけで、太陽電池モジュール21を補強スラット411のところから、補強スラット411と平行な方向に取り出すことができ、一方では、太陽電池モジュール21の取り外しが容易になり、他方では、太陽電池モジュール21を取り外すとき、補強装置30の原状を可能な限り維持することができ、したがって、補強装置30は取り外し時でもなお補強の役割を効果的に果たすことができ、取り外し時に太陽電池モジュール21の転倒を防止し、太陽電池モジュール21のパッケージ安全性を効果的に向上させることができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図12~図14を参照すると、複数の太陽電池モジュール21は、一方の第2の側壁から他方の第2の側壁に向かう方向に沿って順次配置される。このように、太陽電池モジュール21をこのように配置することで、補強スラット411は太陽電池モジュール21の厚さ方向の一方の側に位置することができ、取り外し時には、太陽電池モジュール21を補強スラット411のところから、第2の側壁に平行な方向に沿って引き出すことができ、したがって、太陽電池モジュール21をより便利に取り外すことができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図12~図14を参照すると、4つの第1の補強ストリップ41は、少なくとも1つの補強コーナーストリップ412を含み、補強コーナーストリップ412及び補強スラット411はそれぞれ2つの第2の側壁に位置し、各太陽電池モジュール21の背面は補強スラット411に面している。例えば、図12~図14に示される例では、補強コーナーストリップ412は2つの補強部を含み、2つの補強部はいずれも上下方向に延伸し、2つの補強部は互いに接続されかつ互いに垂直している。2つの補強部の一方は本体4211に当接し、2つの補強部の他方は接続部4212に当接する。
このように、上述の補強コーナーストリップ412を設けることで、補強コーナーストリップ412は、太陽電池モジュールアセンブリ2の縁部をよりよく支持及び保護することができ、したがって、輸送中に太陽電池モジュールアセンブリ2が損傷することを効果的に防止し、パッケージの安全性と信頼性を向上させる。また、太陽電池モジュール21を取り外すとき、補強コーナーストリップ412は太陽電池モジュール21に対して、より優れた耐荷重及び補強の役割を果たすことができ、取り外し時の太陽電池モジュール21の転倒を効果的に防止する。ほかにも、太陽電池モジュール21の背面を補強スラット411に対向させることにより、太陽電池モジュール21を取り外すときは、モジュールフレームのC面を補強スラット411のところから引っ張るだけでモジュールを取り出すことができ、したがって、太陽電池モジュール21をより便利に取り外すことができ、取り外しの効率を効果的に向上させることができる。
例えば、図12に示される例では、補強コーナーストリップ412は3つあり、各補強コーナーストリップ412は2つの補強部を含み、2つの補強部はいずれも上下方向に延伸し、2つの補強部は互いに接続されかつ互いに垂直している。2つの補強部の一方は第1の側壁213に当接していてもよく、2つの補強部の他方は第2の側壁214に当接していてもよい。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、各第1の補強ストリップ41の厚さをT1とし、第2の補強ストリップ42の厚さをT2とした場合、T1、T2はそれぞれ、2mm≦T1≦5mm、2mm≦T2≦5mmを満たす。このように構成することで、第1の補強ストリップ41及び第2の補強ストリップ42の厚さが比較的小さく、これにより、太陽電池モジュール21に対してより優れた耐荷重及び保護の役割を果たしながら、パッケージアセンブリ100の全体サイズを小さくすることができ、したがって、太陽電池モジュール21の搭載率を効果的に高めることができ、輸送コストを削減することができる。
任意選択で、各第1の補強ストリップ41は鋼板であってもよく、各第2の補強ストリップ42は鋼板であってもよい。例えば、各第1の補強ストリップ41は普通鋼板又は防錆亜鉛メッキ鋼板であってもよく、各第2の補強ストリップ42は普通鋼板又は防錆亜鉛メッキ鋼板であってもよい。このように、第1の補強ストリップ41及び第2の補強ストリップ42を鋼板とすることで、第1の補強ストリップ41及び第2の補強ストリップ42が比較的高い構造強度を有し、これにより、太陽電池モジュール21を効果的に保護し、太陽電池モジュール21の転倒や破損を防止することができる。また、第1の補強ストリップ41及び第2の補強ストリップ42の厚さは比較的薄くてもよく、これにより、パッケージアセンブリ100のサイズを小さくすることができるので、パッケージアセンブリ100が占有するスペースがより小さくなり、太陽電池モジュール21の積載率を効果的に向上させることができる。もちろん、第1の補強ストリップ41及び第の補強ストリップ42は他の材質であってもよく、本開示はこれらについて制限するものではない。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態では、トレイ1の高さをT3とした場合、T3は、T3≦100mmを満たす。このように、トレイ1の高さは比較的低く、太陽電池モジュールアセンブリ2はより便利かつ迅速にコンテナに積載することができる。また、太陽電池モジュールアセンブリ2の重心の高さを低くすることができるので、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、図12~図14を参照すると、補強装置30の上面は、少なくとも太陽電池モジュールアセンブリ2の重心に位置する。ここで、補強装置30の上面は、太陽電池モジュールアセンブリ2の重心と同じ高さにすることができる;あるいは、補強装置30の上面は、太陽電池モジュールアセンブリ2の重心より高くてもよい。このように構成された補強装置30は、トレイ1とともに、良好な耐荷重、補強の役割を果たすことができ、したがって、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をさらに防止し、太陽電池モジュールアセンブリ2の安定性を確保することができる。
本開示のさらなる実施形態では、パッケージアセンブリ100はさらにパッケージ緩衝部材5を含み、パッケージ緩衝部材5は太陽電池モジュールアセンブリ2と補強装置30との間に設けられており、かつパッケージ緩衝部材5は太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆う。例えば、図12~図14に示される例では、パッケージ緩衝部材5は筐体61とトップカバー63とを含み、ここで、筐体61は太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆い、トップカバー63は太陽電池モジュールアセンブリ2の頂部に設けられている。トップカバー63は、太陽電池モジュールアセンブリ2の頂部を効果的に保護し、組み立て、分解及び輸送中に太陽電池モジュールアセンブリ2の頂部が損傷することを防止することができる。
このように、パッケージ緩衝部材5は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周面を包むことができ、トレイ1は太陽電池モジュールアセンブリ2の底部に配置されるので、複数の太陽電池モジュール21の外周面及び底部を効果的に保護し、複数の太陽電池モジュール21が組み立て、分解及び輸送中に損傷することを防止することができる。また、太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆うようにパッケージ緩衝部材5を構成することにより、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をある程度防止することができ、したがって、輸送の信頼性を向上させることができる。
任意選択で、パッケージ緩衝部材5は防水カートンであってもよい。このように、パッケージ緩衝部材5は、太陽電池モジュールアセンブリ2を水気から隔離することができ、水気により複数の太陽電池モジュール21が損傷することを回避し、したがって、太陽電池モジュール21の正常な使用を効果的に保証することができる。もちろん、パッケージ緩衝部材5は、包装用フィルム、発泡フォーム、発泡スチロールなどであってもよい。この開示はこれらについて制限するものではない。
任意選択で、図12~図21を参照すると、複数の太陽電池モジュール21の前面は、同じ方向を向いて積み重ねられている。例えば、複数の太陽電池モジュール21を太陽電池モジュール21の厚さ方向に沿って順次配置することができ、複数の太陽電池モジュール21の前面はすべて図12中のトレイ3の左側に向いていてもよく、複数の太陽電池モジュール21の背面はすべて図12中のトレイ3の右側に向いていてもよく、隣接する2つの太陽電池モジュール21は磨耗及び損傷する可能性が低く、かつ作業者がより簡便に太陽電池モジュール21を積み重ねることができるので、パッケージアセンブリ100の組立効率が向上する。ここで、太陽電池モジュール21が片面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は太陽電池モジュール21の受光面であり得る;太陽電池モジュール21が両面ガラスモジュールである場合、太陽電池モジュール21の前面は太陽電池モジュール21の主要受光面であり得る。
パッケージアセンブリ100はさらに補強装置30を含み、補強装置30はトレイ1上に配置され、補強装置30は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側に位置する。例えば、図12~図21に示される例では、太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側に補強装置30を設けることにより、パッケージアセンブリ100の構造強度を効果的に高めることができるとともに、補強装置30はトレイ1と共に良好な耐荷重及び補強の役割を果たすことができ、したがって、太陽電池モジュール21の転倒を効果的に防止し、太陽電池モジュール21の安定性を確保することができる。このように、上述のトレイ1及び補強装置30を設け、複数の太陽電池モジュール21を直立してトレイに載置し、かつ複数の太陽電池モジュール21の前面を同じ方向に向けて積み重ねることで、パッケージアセンブリ100の構造強度を効果的に向上させることができるので、太陽電池モジュール21の転倒を効果的に防止することができ、そして、コンテナ内における太陽電池モジュールアセンブリ2の横方向の占有スペースを削減することができるので、パッケージアセンブリ100はコンテナのドアを便利に通過することができ、同時にパッケージアセンブリ100の作業効率及び組立効率が向上する。
本開示のいくつかの実施形態によれば、太陽電池モジュール21の長さをLとし、太陽電池モジュール21の幅をWとした場合、L、Wは、1.5<L/W<1.9を満たす。L/W≦1.5の場合、太陽電池モジュール21の幅が比較的広くなり、太陽電池モジュール21のコンテナへの出し入れが不便である場合がある;L/W≧1.9の場合、太陽電池モジュール21の長さが比較的長くなり、太陽電池モジュール21の積載率に影響を与える可能性がある。したがって、L及びWが1.5<L/W<1.9を満たす場合、太陽電池モジュール21のコンテナへの出し入れが便利であると同時に、太陽電池モジュール21の積載率が保証される。
本開示のいくつかの実施形態によれば、太陽電池モジュール21の長さをLとし、太陽電池モジュール21の幅をWとした場合、L、Wはそれぞれ、2000mm≦L≦2400mm、1100mm≦W≦1500mmを満たす。このように構成し、L、Wがそれぞれ、2000mm≦L≦2400mm、1100mm≦W≦1500mmを満たすとき、太陽電池モジュール21のサイズを大きくすることができるので、太陽電池モジュール21内に大型の電池セルを設置することができ、太陽電池モジュール21の出力を効果的に高めることができると同時に、コンテナのスペースを有効に利用しつつ、パッケージアセンブリ100をコンテナに出し入れするための作業スペースが確保される。
本開示のいくつかの実施形態によれば、パッケージアセンブリ100の高さをHとした場合、Hは、2100mm≦H≦2520mmを満たす。H<2100mmの場合、太陽電池モジュール21のサイズが小さいため、太陽電池モジュール21の光電変換効率が低く、太陽電池モジュール21に対するユーザーの電力需要が担保されない可能性がある;H>2520mmの場合、パッケージアセンブリ100の高さが高いため、パッケージアセンブリ100をコンテナに出し入れするための操作スペースが減少し、パッケージアセンブリ100をコンテナに出し入れする際の利便性が影響を受ける。したがって、Hが2100mm≦H≦2520mmを満たす場合、太陽電池モジュール21の出力及び光電変換効率を効果的に保証することができるだけでなく、パッケージアセンブリ100をコンテナに出し入れするための操作スペースが確保され、パッケージアセンブリ100のコンテナへの出し入れが便利になる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、トレイ1は矩形のトレイであり、太陽電池モジュールアセンブリ2の側辺はトレイ1の縁部と平行であり、太陽電池モジュールアセンブリ2の少なくとも1つの側辺とトレイ1の対応する縁部との間の距離をdとした場合、dは、5mm≦d≦30mmを満たす。例えば、dはd=10mmを満たすことができる。このようにして、太陽電池モジュールアセンブリ2の上述の側辺とトレイ1の対応する縁部との間の距離を効果的に減少させることができ、したがって、補強装置30と太陽電池モジュールアセンブリ2との間の距離を減少させることができ、パッケージアセンブリ100の全体的な安定性を向上させることができる。
太陽電池モジュール21をパッケージングするとき、太陽電池モジュール21の長辺211は、鉛直上向き又はほぼ鉛直に配置することができ、太陽電池モジュール21の短辺212が所在する面はトレイ1と接し、かつ太陽電池モジュール21の短辺212はトレイ1の対応する縁部と平行又はほぼ平行であり、整然と積み重ねられ、同時に、隣接する2つの太陽電池モジュール21の間に顕著な隙間がないようにし、太陽電池モジュール21を積み重ねる方向がほぼ一方向を向くようにし、かつ太陽電池モジュールアセンブリ2の最も外側に位置する2つの太陽電池モジュール21のフレームが外側を向くようにすることで、作業者がパッキングベルトで太陽電池モジュール21をパッケージングすることが便利になる。太陽電池モジュール21のジャンクションボックスのケーブル端子はトレイ1に面するようにすることで、ケーブル端子を筐体61に包まれるようにし、筐体61は水気が太陽電池モジュールアセンブリ2に入るのを効果的に防止することができるので、ジャンクションボックスの故障を回避することができる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、太陽電池モジュール21の数をNとした場合、Nは、20≦N≦70を満たす。太陽電池モジュール21の数が20である場合、パッケージアセンブリ100の全体のサイズは小さく、パッケージアセンブリ100の操作がより簡便になる;太陽電池モジュール21の数が70である場合、多数の太陽電池モジュール21を一度に運搬することができ、パッケージアセンブリ100の運搬効率を高めることができる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、トレイ1の高さをhとした場合、hは、80mm≦h≦125mmを満たす。このように、トレイ1の高さhを80mm≦h≦125mmを満たすように設定することにより、パッケージアセンブリ100の全体の高さを効果的に低くすることができ、パッケージアセンブリ100をコンテナに出し入れするための操作スペースが増加し、パッケージアセンブリ100をより便利にコンテナに出し入れすることができる。
任意選択で、hは、さらにh≦100mmを満たすことができる。トレイ1の高さhをh≦100mmに設定することにより、太陽電池モジュール21をトレイ1に組み付けた際に、太陽電池モジュール21の嵩高をより低くすることができ、太陽電池モジュール21をコンテナに出し入れするための操作スペースをさらに増加させ、太陽電池モジュール21をさらにより便利にコンテナに出し入れすることができる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、図12~図21を参照すると、補強装置30の上面とトレイ1との間の距離をd1とし、太陽電池モジュールアセンブリ2の上面とトレイ1との間の距離をd2とした場合、d1、d2は、1/2d2≦d1≦2/3d2を満たす。d1<1/2d2である場合、補強装置30の高さが比較的低くなり、トレイ3に太陽電池モジュール21を組み付けた際に、補強装置30によって太陽電池モジュール21の安定性を確保することができず、太陽電池モジュール21が転倒しやすい;d1>2/3d2である場合、パッケージアセンブリ100の構造強度は効果的に高められるが、補強装置30の高さが比較的高くなるので、パッケージアセンブリ100全体が重くなり、太陽電池モジュール21の組み立て、分解、及び操作にある程度影響を与える。したがって、d1及びd2を1/2d2≦d1≦2/3d2を満たすようにすることにより、補強装置30の上面が複数の太陽電池モジュール21の重心に到達し、又は太陽電池モジュール21の重心よりも高くなることを効果的に保証することができ、したがって、パッケージアセンブリ100の構造強度を効果的に高めて、太陽電池モジュール21の転倒を防止するだけでなく、パッケージアセンブリ100の重量を軽減して、太陽電池モジュール21の組み立て、分解、及び操作を容易にすることができる。
本開示のいくつかの特定の実施形態によれば、図19及び図20を参照すると、補強装置30は、4つの第3の補強ストリップ43、少なくとも2つの第4の補強ストリップ44、及び少なくとも2つの第5の補強ストリップ45を含む。4つの第3の補強ストリップ43はすべて上下方向に沿って延伸し、4つの第3の補強ストリップ43は太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部それぞれに位置し、かつ4つの第3の補強ストリップ43の下端はトレイ1に接続されている。例えば、トレイ1の底部には、複数のトレイ支柱11を設けることができ、各第3の補強ストリップ43の下端は、対応するトレイ支柱11に接続されている。各第4の補強ストリップ44は、隣接する2つの第3の補強ストリップ43の上端の間で接続され、少なくとも2つの第4の補強ストリップ44は太陽電池モジュールアセンブリ2の径方向外側に配置されている。各第5の補強ストリップ45の上端は、隣接する2つの第3の補強ストリップ43の上端に接続され、各第5の補強ストリップ45の下端は、隣接する2つの第3の補強ストリップ43の下端に接続され、少なくとも2つの第5の補強ストリップ45は太陽電池モジュールアセンブリ2の径方向外側に配置されている。このように、4つの第3の補強ストリップ43を太陽電池モジュールアセンブリ2の4つの縁部にそれぞれ配置することにより、第3の補強ストリップ43は、太陽電池モジュール21の縁部を保護し、運搬中に太陽電池モジュール21が損傷するのを防止することができる。また、第3の補強ストリップ43、第4の補強ストリップ44及び第5の補強ストリップ45を設けることにより、補強装置30の構造強度を効果的に向上させることができ、補強装置30全体の構造が安定するので、パッケージアセンブリ100全体の下部構造を安定させることができ、太陽電池モジュール21の安定性を確保し、したがって、太陽電池モジュール21の転倒現象を効果的に防止することができる。
本開示のいくつかの任意選択の実施形態によれば、図19に示されるように、4つの第3の補強ストリップ43は、2つの第1のサブ補強ストリップ431と2つの第2のサブ補強ストリップ432とを含み、2つの第1のサブ補強ストリップ431の上端は2つの第2のサブ補強ストリップ432の上端より下方に位置し、このとき、第1のサブ補強ストリップ431の高さが第2のサブ補強ストリップ432の高さより低いので、パッケージアセンブリ100の取り外しが便利になると同時に、太陽電池モジュール21を補強装置30から取り出すのが容易になり、同時に、第2のサブ補強ストリップ432の材料消費を効果的に削減することができ、補強装置30の重量及びコストを低減させることができる。第4の補強ストリップ44は2つあり、そのうちの一方の第4の補強ストリップ44は2つの第1のサブ補強ストリップ431の上端の間に接続され、他方の第4の補強ストリップ44は2つの第2のサブ補強ストリップ432の上端の間に接続されている。第5の補強ストリップ45は2つあり、そのうちの一方の第5の補強ストリップ45は隣接する第1のサブ補強ストリップ431と第2のサブ補強ストリップ432との間に接続され、他方の第5の補強ストリップ45は別の隣接する第1のサブ補強ストリップ431と第2のサブ補強ストリップ432との間に接続されている。このようにすることで、補強装置30の構造強度を効果的に保証することができる。
本開示の他のいくつかの任意選択の実施形態によれば、図20に示されるように、4つの第3の補強ストリップ43の上端は同一水平面内に位置し、第4の補強ストリップ44は4つあり、4つの第4の補強ストリップ44はそれぞれ、隣接する2つの第3の補強ストリップ43の上端の間に接続されている。このように構成することで、補強装置30の構造強度を効果的に高めることができ、太陽電池モジュール21を、補強装置30とトレイ1が共同して規定する収納スペースに取り付ける際に、同様に太陽電池モジュール21の安定性を保証することができ、太陽電池モジュール21の転倒現象を回避することができる。
いくつかの任意選択の実施形態では、図19及び図20を参照すると、第5の補強ストリップ45は2つあり、2つの第5の補強ストリップ45はそれぞれ、太陽電池モジュールアセンブリ2の互いに対向する2つの側面に位置する。このように構成することで、第5の補強ストリップ45は隣接する2つの第3の補強ストリップ43を効果的に支持し、さらに補強装置30の構造強度を保証することができる。
任意選択で、第3の補強ストリップ43、第4の補強ストリップ44及び第5の補強ストリップ45はいずれも木製ストリップであり得る。木製ストリップは補強装置30の構造強度を高めることができるほか、木製ストリップのコストは低い。しかし、これに限定されない。
本開示のいくつかの実施形態によれば、図12~図21を参照すると、パッケージアセンブリ100はさらに筐体61及びトップカバー63を含み、筐体61は太陽電池モジュールアセンブリ2の外周側を取り囲むように配置され、かつ筐体61は太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆う。図18~図19を参照すると、筐体61は、周方向に沿って接続される第1の筐体部61a及び第2の筐体部61bを含むことができ、第1の筐体部61aはほぼ「U」字形であり、筐体61を取り付ける際、先に第1の筐体部61aを複数の太陽電池モジュール21と補強装置30との間に配置して、次に第2の筐体部61bを第1の筐体部61aに接続することができ、これによって筐体61は太陽電池モジュール21の外周面を覆うことができ、トップカバー63は太陽電池モジュールアセンブリ2の頂部に配置されており、複数の太陽電池モジュール21の外周面及び頂部を効果的に保護することができ、複数の太陽電池モジュール21が組み立て、分解及び操作中に損傷を受けることを防止することができる。さらに、筐体61を、太陽電池モジュールアセンブリ2の高さ方向における少なくとも一部を覆うように構成することにより、太陽電池モジュールアセンブリ2の転倒をある程度防止することができると同時に、筐体61は水気を一定程度隔離する機能も有するため、太陽電池モジュール21の正常な使用を効果的に保証することができる。また、補強装置30の上面とトップカバー63は互いに離れて配置されているため、パッケージボックス100の構造強度を保証すると同時に、補強装置30のサイズを小さくすることができ、補強装置30の材料を節約し、コストを削減することができる。
いくつかの任意選択の実施形態では、筐体61の上面とトレイ1との距離をd1とし、トップカバー63とトレイ1との距離をd2とした場合、d1、d2は、1/2d2≦d1≦d2を満たす。このように、d1、d2が、1/2d2≦d1≦d2を満たす場合、筐体61の上面は太陽電池モジュールアセンブリ2の上面よりも低く、筐体61の上面は補強装置30の上面と面一であることができ、筐体61が太陽電池モジュール21を確実に保護できるようにしつつ、筐体61の高さを低くすることができるので、筐体61のコストを削減することができる。d1=d2である場合、トップカバー63は筐体61の頂部に配置され、このとき、筐体61の上面は、太陽電池モジュールアセンブリ2の上面と面一であり、筐体61の上面は補強装置30の上面よりも高く、筐体61は太陽電池モジュール21の外面全体を覆うことができ、筐体61、トップカバー63、及びトレイ1は共同して、太陽電池モジュール21全体を覆う。太陽電池モジュール21が海上で輸送されるとき、筐体61は、太陽電池モジュール61を水気から隔離し、太陽電池モジュール61が水気によって損傷することを効果的に防止することができる。
いくつかの任意選択の実施形態では、補強装置30と太陽電池モジュールアセンブリ2との間に緩衝部材(図示せず)が設けられる。一方では、緩衝部材は緩衝の機能を果たし、太陽電池モジュール21が操作中に外力によって損傷することを防止する;他方では、緩衝部材は補強装置30と太陽電池モジュールアセンブリ2との間の隙間を埋めることができるので、補強装置30と緩衝部材との間の隙間がゼロになることができ、緩衝部材と太陽電池モジュールアセンブリ2との間の隙間がゼロになることができ、したがって、パッケージアセンブリ100の転倒防止効果をさらに高めることができる。
任意選択で、緩衝部材は、包装用フィルム、発泡フォーム、発泡スチロールなどであってもよい。しかし、これらに限定されない。
任意選択で、トレイ1は木製のトレイである。例えば、太陽電池モジュール21をコンテナに積載する際に、太陽電池モジュール21の頂部とコンテナの頂部との間の距離が比較的大きければ、トレイ1として木製のトレイを採用することができ、一方では、太陽電池モジュール21を効率的にコンテナに積載することができ、他方では、木製のトレイのコストが比較的低く、パッケージアセンブリ100全体のコストを効果的に削減することができる。
あるいは、任意選択で、トレイ1は金属と木の混合トレイとすることもできる。この場合、トレイ1は金属及び木の2種の材質で作ることができる。例えば、太陽電池モジュール21をコンテナに積載する際に、太陽電池モジュール21の頂部とコンテナの頂部との間の距離が比較的小さいか、又は太陽電池モジュール21の重量が比較的重ければ、トレイ1として金属と木の混合トレイを採用することができる。一方では、金属と木の混合トレイの高さを低く設定できるため、太陽電池モジュール21を効率的にコンテナに積載することができ、他方では、金属と木の混合トレイは、パッケージアセンブリ100の構造強度を効果的に確保し、太陽電池モジュール21の転倒を防止することができる。
本開示の第2の側面であるコンテナアセンブリ(図示せず)によれば、コンテナ及び複数のパッケージアセンブリ100が含まれる。ここで、パッケージアセンブリ100は本開示の上述の第1の側面の実施態様のパッケージアセンブリ100であり、複数のパッケージアセンブリ100はいずれもコンテナ内に配置されている。
例えば、コンテナのドアの高さは2580mmであり得、ドアの幅は2342mmであり得る。このように、コンテナのサイズが固定値であるため、上述のパッケージアセンブリ100を採用することにより、太陽電池モジュール21のサイズが比較的大きい(例えば、電池セルの一辺の長さが210mmに達する)とき、パッケージアセンブリ100はコンテナのドアを簡便に通過することができる。また、太陽電池モジュールアセンブリ2の横方向のサイズが比較的小さいため、輸送時、太陽電池モジュールアセンブリ2のコンテナ内での横方向の占有スペースを小さくすることができ、したがって、太陽電池モジュール21の積載率を効果的に向上させることができる。また、パッケージアセンブリ100の第1の側壁に垂直な方向における占有するスペースが少ないので、さらに積載率を高め、輸送コストを削減することができる。
本開示の実施形態のコンテナアセンブリによれば、上述のパッケージアセンブリ100を使用することにより、パッケージアセンブリ100の占有スペースが比較的小さく、コンテナはより多くの太陽電池モジュール21を収納することができ、したがって、太陽電池モジュール21の輸送コストを効果的に削減することができる。
本開示のいくつかの実施形態では、各パッケージアセンブリ100の第1のサブストリップ421の本体4211は、コンテナの長さ方向に対して垂直である。ここで、太陽電池モジュールアセンブリ2の2つの第1の側壁はコンテナの長さ方向に垂直であり得、太陽電池モジュールアセンブリ2の2つの第2の側壁はコンテナの幅方向に垂直であり得る。このように、コンテナの幅方向における余剰スペースが比較的大きいため、本体4211をコンテナの長さ方向に垂直とすることにより、第1のサブストリップ421のコンテナの長さ方向における占有スペースを効果的に小さくすることができ、第1の補強ストリップ41に接続するための接続部4212をコンテナの幅方向に配置することができ、したがって、パッケージアセンブリ100のコンテナの長さ方向上のサイズの最小化を実現することができ、太陽電池モジュール21の積載率の向上に有利である。
本開示の説明において、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「頂」、「底」、「内側」、「外側」などの、向き又は位置関係を示す用語は、添付の図面において示される方向又は位置関係であり、本開示の説明を容易にし、説明を単純化するためであると理解されるべきであり、示された装置又は要素が特定の向きを有し、又は特定の向きで構築及び動作しなければならないことを教示又は暗示するものではなく、したがって、本開示の限定として解釈されるべきではない。
本出願の説明において、別段の明確な規定又は限定がない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」との用語は広い意味で解釈される必要があると理解されるべきである。例えば、固定接続であってもよく、脱着可能な接続であってもよく、一体化した接続であってもよい;機械的な接続であってもよく、電気的な接続であってもよい;直接的な接続であってもよく、中間媒体を介した間接的な接続であってもよく、2つのコンポーネントの内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況における本出願における上述の用語の具体的な意義を理解することができる。
本明細書の説明において、用語「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「例示的な実施形態」、「例」、「特定の例」、又は「いくつかの例」などへの言及は、当該実施形態又は実施例によって説明される具体的な特徴、構造、材料、又は特質が、本開示の少なくとも1つの実施形態又は実施例に含まれること意味する。本明細書において、上述の用語の概略的記述は、必ずしも同じ実施形態又は例を指すものではない。
本開示の実施形態が示され、説明されてきたが、当業者は、本発明の原理及び精神から逸脱することなく、これらの実施形態において様々な変更、修正、置換、及び変形を行うことができることを理解することができる。本開示の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物によって定義される。