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JP2023510175A - 硫黄含有置換基を有する殺有害生物的に活性な複素環式誘導体 - Google Patents

硫黄含有置換基を有する殺有害生物的に活性な複素環式誘導体 Download PDF

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JP2023510175A JP2022540360A JP2022540360A JP2023510175A JP 2023510175 A JP2023510175 A JP 2023510175A JP 2022540360 A JP2022540360 A JP 2022540360A JP 2022540360 A JP2022540360 A JP 2022540360A JP 2023510175 A JP2023510175 A JP 2023510175A
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シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
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Abstract

Figure 2023510175000001
式(I)
【化1】
Figure 2023510175000129
(式中、置換基は、請求項1に定義されているとおりである)
の化合物。さらに、本発明は、式(I)の化合物を含む農芸化学組成物、これらの組成物の調製並びに節足動物及び特に昆虫、線虫、軟体動物又はダニ目の代表例を含む動物有害生物を駆除、予防又は防除するための、農業又は園芸における化合物又は組成物の使用に関する。

Description

本発明は、硫黄置換基を含有する、殺有害生物的に活性である、特に殺虫的に活性である複素環式誘導体、それらの調製のためのプロセス、それらの化合物を含む組成物及び節足動物、特に昆虫又はダニ目(Acarina)の代表例を含む動物有害生物を防除するためのそれらの使用に関する。
殺有害生物作用を有するヘテロ環式化合物は、公知であり、例えば国際公開第2013191112号に記載されている。
意外なことに、ここで、硫黄含有置換基を備える特定の新規な殺有害生物活性誘導体が殺有害生物剤として好ましい特性を有することが見出された。
本発明は、従って、式I
Figure 2023510175000002
(式中、
2は、C1~C6ハロアルキルであり;
Qは、式Qa及びQb
Figure 2023510175000003
からなる群から選択される基であり、ここで、矢印は、二環式環の炭素原子に対する結合点を示し;
Aは、CH又はNを表し;
Xは、S、SO又はSO2であり;
1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;
1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5、-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4ハロアルキル、C1~C4アルコキシ、C1~C4ハロアルコキシ、C1~C4アルキルスルファニル、C1~C4アルキルスルフィニル及びC1~C4アルキルスルホニルからなる群から選択される置換基によって単置換若しくは多置換されており;及び前記環系は、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有することができ、ここで、前記環系は、2個以上の環酸素原子を含有することができず、且つ2個以上の環硫黄原子を含有することができないか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4ハロアルキル、C1~C4アルコキシ、C1~C4ハロアルコキシ、C1~C4アルキルスルファニル、C1~C4アルキルスルフィニル及びC1~C4アルキルスルホニルからなる群から選択される置換基によって単置換若しくは多置換されており;及び前記環系は、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有し、ここで、前記環系は、少なくとも1個の環窒素原子を含有し、及び2個以上の環酸素原子を含有することができず、且つ2個以上の環硫黄原子を含有することができず;
3は、水素、ハロゲン又はC1~C4アルキルであり;
各R4は、独立して、水素、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;及び
5は、C1~C6アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
の化合物を提供する。
本発明は、式Iの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体及びN-オキシドも提供する。
少なくとも1つの塩基性中心(basic centre)を有する式Iの化合物は、例えば、酸付加塩、例えば無機強酸、例えば鉱酸、例えば過塩素酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸又はハロゲン化水素酸との酸付加塩、強有機カルボン酸、例えば非置換であるか又は例えばハロゲンで置換されるC1~C4アルカンカルボン酸、例えば酢酸、例えば飽和又は不飽和ジカルボン酸、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸又はフタル酸、例えばヒドロキシカルボン酸、例えばアスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸又はクエン酸、又は例えば安息香酸との酸付加塩、又は有機スルホン酸、例えば非置換であるか又は例えばハロゲンで置換されるC1~C4アルカン-又はアリールスルホン酸、例えばメタン-又はp-トルエンスルホン酸との酸付加塩を形成することができる。少なくとも1つの酸性基を有する式Iの化合物は、例えば、塩基との塩、例えば無機塩、例えばアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩又はマグネシウム塩、又はアンモニア又は有機アミンとの塩、例えばモルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ-、ジ-又はトリ-低級アルキルアミン、例えばエチル-、ジエチル-、トリエチル-又はジメチルプロピルアミン、又はモノ-、ジ-又はトリヒドロキシ-低級アルキルアミン、例えばモノ-、ジ-又はトリエタノールアミンを形成することができる。
各事例において、本発明に係る式Iの化合物は、遊離形態、N-オキシドとしての酸化型形態又は例えば農学的に使用可能な塩形態といった塩形態である。
N-オキシドは、第三級アミンの酸化型又は窒素含有芳香族複素環式化合物の酸化型である。これらは、例えば、“Heterocyclic N-oxides”,A.Albini and S.Pietra,CRC Press,Boca Raton 1991といった書籍に記載されている。
本発明に係る式Iの化合物は、塩形成中に形成され得る水和物も含む。
置換基自体がさらに置換されていると記載されている場合、これは、それらが1つ以上の同等の又は異なる置換基、例えば1~4つの置換基を有することを意味する。通常、3つ以下のこのような任意の置換基が同時に存在する。2つ以下のこのような置換基が同時に存在することが好ましい(すなわち、この基は、1又は2つの記載されている置換基によって置換されている)。追加の置換基がシクロアルキル又はフェニルなどのより大きい基である場合、このような任意の置換基の一方のみが存在することが最も好ましい。例えば、アルキルといった基が置換されていると記載されている場合、これは、例えば、アルキルチオ中のアルキルといった他の基の一部である基を含む。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnアルキル」という用語は、炭素原子のいずれかを介して結合している、1~n個の炭素原子を有する飽和直鎖又は分岐炭化水素基を指し、例えばメチル、エチル、n-プロピル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、n-ペンチル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル又は1-エチル-2-メチルプロピルといった基のいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnハロアルキル」という用語は、炭素原子のいずれかを介して結合している、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、ここで、これらの基中における水素原子のいくつか又はすべては、フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素で置き換えられ得、すなわち例えばクロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2-フルオロエチル、2-クロロエチル、2-ブロモエチル、2-ヨードエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、2-フルオロプロピル、3-フルオロプロピル、2,2-ジフルオロプロピル、2,3-ジフルオロプロピル、2-クロロプロピル、3-クロロプロピル、2,3-ジクロロプロピル、2-ブロモプロピル、3-ブロモプロピル、3,3,3-トリフルオロプロピル、3,3,3-トリクロロプロピル、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1-(フルオロメチル)-2-フルオロエチル、1-(クロロメチル)-2-クロロエチル、1-(ブロモメチル)-2-ブロモエチル、4-フルオロブチル、4-クロロブチル、4-ブロモブチル又はノナフルオロブチルの1つである。「C1~C2-フルオロアルキル」という用語によれば、1、2、3、4又は5つのフッ素原子を有するC1~C2-アルキル基を指し、例えばジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1,1,2,2-テトラフルオロエチル又はペンタ-フルオロエチルのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnアルコキシ」という用語は、酸素原子を介して結合している、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、すなわち例えばメトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、1-メチルエトキシ、n-ブトキシ、1-メチルプロポキシ、2-メチルプロポキシ又は1,1-ジメチルエトキシのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnハロアルコキシ」という用語は、フッ素、塩素、臭素及び/又はヨウ素で部分的又は完全に置換されている上記のC1~Cnアルコキシ基を指し、すなわち例えばクロロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、2-クロロエトキシ、2-ブロモエトキシ、2-ヨードエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-クロロ-2-フルオロエトキシ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエトキシ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2-フルオロプロポキシ、3-フルオロプロポキシ、2,2-ジフルオロプロポキシ、2,3-ジフルオロプロポキシ、2-クロロプロポキシ、3-クロロプロポキシ、2,3-ジクロロプロポキシ、2-ブロモプロポキシ、3-ブロモプロポキシ、3,3,3-トリフルオロプロポキシ、3,3,3-トリクロロプロポキシ、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、1-(フルオロメチル)-2-フルオロエトキシ、1-(クロロメチル)-2-クロロエトキシ、1-(ブロモメチル)-2-ブロモエトキシ、4-フルオロブトキシ、4-クロロブトキシ又は4-ブロモブトキシのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cn-アルキルスルファニル」という用語は、硫黄原子を介して結合している、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、すなわち例えばメチルチオ、エチルチオ、n-プロピルチオ、1-メチルエチルチオ、ブチルチオ、1-メチルプロピルチオ、2-メチルプロピルチオ又は1,1-ジメチルエチルチオのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnアルキルスルフィニル」という用語は、スルフィニル基の硫黄原子を介して結合している、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、すなわち例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n-プロピルスルフィニル、1-メチルエチル-スルフィニル、n-ブチルスルフィニル、1-メチルプロピルスルフィニル、2-メチルプロピルスルフィニル、1,1-ジメチル-エチルスルフィニル、n-ペンチルスルフィニル、1-メチルブチルスルフィニル、2-メチルブチルスルフィニル、3-メチル-ブチルスルフィニル、1,1-ジメチルプロピルスルフィニル、1,2-ジメチルプロピルスルフィニル、2,2-ジメチルプロピルスルフィニル又は1-エチルプロピルスルフィニルのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnアルキルスルホニル」という用語は、スルホニル基の硫黄原子を介して結合している、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、すなわち例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、n-プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n-ブチルスルホニル、1-メチルプロピルスルホニル、2-メチルプロピルスルホニル又はt-ブチルスルホニルのいずれか1つである。
本明細書において用いられる場合、「C1~Cnシアノアルキル」という用語は、シアノ基で置換されている、1~n個の炭素原子を有する直鎖又は分岐飽和アルキル基を指し(上記のとおり)、例えばシアノメチレン、シアノエチレン、1,1-ジメチルシアノメチル、シアノメチル、シアノエチル及び1-ジメチルシアノメチルである。
「C1~Cnシアノアルコキシ」という用語は、上記の基であるが、酸素原子を介して結合しているものを指す。
本明細書において用いられる場合、「C3~Cnシクロアルキル」(nは、1~6の整数である)などの用語の後の接尾辞「-C1~Cnアルキル」は、C3~Cnシクロアルキルによって置換されている直鎖又は分岐飽和アルキル基を指す。C3~Cnシクロアルキル-C1~Cnアルキルの例は、例えば、シクロプロピルメチルである。
本明細書において用いられる場合、「C3~C6シクロアルキル」という用語は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロプロパン、シクロペンタン及びシクロヘキサンなどの3~6員シクロアルキル基を指す。
ハロゲンは、一般に、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。これは、対応して、ハロアルキルなどの他の意味との組み合わせでハロゲンにも適用される。
本発明に関連して、置換基の定義における「単置換又は多置換」は、典型的には、置換基の化学構造に応じて単置換~5回置換、より好ましくは単置換、二置換又は三置換を意味する。
本発明に関連して、「Q1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり...」及び「Q1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり...」という句は、該当し得る場合、場合により式Qa又は式Qbのいずれかで表される基Qに対する、置換基Q1の特定の実施形態の結合様式を指す。これは、対応して、それぞれAがN又はCである場合、ピリジル及びフェニル実施形態(すなわちX-R1によって置換されたピリジル環又はX-R1によって置換されたフェニル環)にも適用される。
本発明に関連して、「Q1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、...及び前記環系は、1、2又は3個のヘテロ原子を含有することができる」の例は、特にこれらに限定されないが、フェニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジニル及びピリミジニル;好ましくはフェニル、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、ピリミジン-2-イル、ピリミジン-4-イル及びピリミジン-5-イルである。これは、対応して、それぞれAがN又はCである場合、ピリジル及びフェニル実施形態にも適用される。
本発明に関連して、「Q1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、...及び前記環系は、1、2又は3個のヘテロ原子を含有することができる」の例は、特にこれらに限定されないが、ピラゾリル、ピロリル、イミダゾリル及びトリアゾリル;好ましくはピロール-1-イル、ピラゾール-1-イル、トリアゾール-2-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル及びイミダゾール-1-イルである。これは、対応して、それぞれAがN又はCである場合、ピリジル及びフェニル実施形態にも適用される。
本発明に係る特定の実施形態が以下に記載のとおり提供される。
実施形態1は、上記に定義されている、式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供する。
実施形態2は、実施形態1に係る化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供し、ここで、Qは、Qaであり、且つ以下に記載されているとおり、R2、A、X、R1、Q1、R4、R5及びR3の好ましい値を有する。
実施形態3は、実施形態1に係る化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドを提供し、ここで、Qは、Qbであり、且つ以下に記載されているとおり、R2、A、X、R1、Q1、R4、R5及びR3の好ましい値を有する。
実施形態1~3に関して、R2、A、X、R1、Q1、R4、R5及びR3の好ましい値は、これらのいずれかの組み合わせにおいて、以下に記載されているとおりである。
好ましくは、R2は、C1~C6ハロアルキルである。
より好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルである。
さらにより好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3である。
最も好ましくは、R2は、-CH2CF3、-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である。
好ましくは、Aは、Nである。
好ましくは、Xは、S又はSO2である。
最も好ましくは、Xは、SO2である。
好ましくは、R1は、C1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルである。
より好ましくは、R1は、エチル又はシクロプロピルメチルである。
最も好ましくは、R1は、エチルである。
好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有する。
より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素若しくはメチルのいずれかであり、及びR5は、メチル若しくはシクロプロピルのいずれかであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、若しくはクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか;又はQ1は、N結合トリアゾリル若しくはC結合ピリミジニルである。
より好ましくは、Q1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである。
最も好ましくは、Q1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである。
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルである。
最も好ましくは、各R4は、独立して、水素又はメチルである。
好ましくは、R5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
より好ましくは、R5は、メチル、エチル又はシクロプロピルである。
より好ましくは、R5は、メチル又はシクロプロピルである。
最も好ましくは、R5は、メチルである。
好ましくは、R3は、水素又はC1~C4アルキルである。
より好ましくは、R3は、水素又はメチルである。
最も好ましくは、R3は、水素である。
本発明に係る化合物の1つの群は、式I-1
Figure 2023510175000004
(式中、A、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-1の化合物におけるA、X、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素若しくはメチルのいずれかであり、及びR5は、メチル、エチル若しくはシクロプロピルのいずれかであり;好ましくはメチル若しくはシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、若しくはクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル若しくはC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、AがNである式(I-1)の化合物である、式(I-1a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、AがCHである式(I-1)の化合物である、式(I-1b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-1)の化合物である、式(I-1c)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、XがS又はSO2であり;好ましくは、XがSO2である式(I-1)の化合物である、式(I-1d)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり;好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-1)の化合物である、式(I-1e)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-2
Figure 2023510175000005
(式中、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-2の化合物におけるX、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピル;好ましくはメチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、XがS又はSO2であり、好ましくは、XがSO2である式(I-2)の化合物である、式(I-2a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり、好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-2)の化合物である、式(I-2b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-2)の化合物である、式(I-2c)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-3
Figure 2023510175000006
(式中、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-3の化合物におけるX、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピル;好ましくはメチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、XがS又はSO2であり、好ましくは、XがSO2である式(I-3)の化合物である、式(I-3a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり、好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-3)の化合物である、式(I-3b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-3)の化合物である、式(I-3c)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-4
Figure 2023510175000007
(式中、
Aは、CH又はN、好ましくはNであり;
2は、C1~C6ハロアルキルであり、好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルであり、より好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;
3は、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;
1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキル、好ましくはメチル、エチル又はシクロプロピル、より好ましくはメチル又はシクロプロピルである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドである。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、AがNである式(I-4)の化合物である、式(I-4a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、AがCHである式(I-4)の化合物である、式(I-4b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、R3が水素である式(I-4)の化合物である、式(I-4c)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、R3がC1~C4アルキル、好ましくはメチルである式(I-4)の化合物である、式(I-4d)の化合物である。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、AがNであり、及びR3が水素である式(I-4)の化合物である、式(I-4e)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1が水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4が、独立して、水素若しくはメチルであり、及びR5がメチル、エチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1が(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであり;好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであり;より好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシである式(I-4)の化合物である、式(I-4f)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1が、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系が無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系が1又は2個の環窒素原子を含有することができ;好ましくは、Q1がC結合ピリミジニルであり;より好ましくは、Q1がピリミジン-2-イルである式(I-4)の化合物である、式(I-4g)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1が、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系が無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系が2個の環窒素原子を含有し;好ましくは、Q1が無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであり;より好ましくは、Q1がピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル又は1,2,4-トリアゾール-1-イルである式(I-4)の化合物である、式(I-4h)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、
AがNであり;
2がC1~C6フルオロアルキル、好ましくは-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
3が水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
1が水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4が、独立して、水素又はメチルであり、及びR5がメチル、エチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1が(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1がN結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルである式(I-4)の化合物である、式(I-4i)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、
AがNであり;
2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
3が水素であり;及び
1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルであり;好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである式(I-4)の化合物である、式(I-4j)の化合物である。
本発明に係る化合物の1つの群は、式I-5
Figure 2023510175000008
(式中、A、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-5の化合物におけるA、X、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5、-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素若しくはメチルのいずれかであり、及びR5は、メチル、エチル若しくはシクロプロピルのいずれかであり;好ましくはメチル若しくはシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、若しくはクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル若しくはC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、AがNである式(I-5)の化合物である、式(I-5a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、AがCHである式(I-5)の化合物である、式(I-5b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-5)の化合物である、式(I-5c)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、XがS又はSO2であり;好ましくは、XがSO2である式(I-5)の化合物である、式(I-5d)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり;好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-5)の化合物である、式(I-5e)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-6
Figure 2023510175000009
(式中、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-6の化合物におけるX、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピル;好ましくはメチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、XがS又はSO2であり、好ましくは、XがSO2である式(I-6)の化合物である、式(I-6a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり、好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-6)の化合物である、式(I-6b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-6)の化合物である、式(I-6c)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-7
Figure 2023510175000010
(式中、X、R1及びR2は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドであり、ここで、Q1は、好ましくは、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、炭素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、窒素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
3は、好ましくは、水素又はC1~C4アルキルであり;
好ましくは、各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
5は、好ましくは、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである。
式I-7の化合物におけるX、R1及びR2の好ましい定義は、式Iの化合物(上記)について定義されているとおりであり、より好ましくは、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピル;好ましくはメチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;及びR3は、水素又はメチル、好ましくは水素である。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、XがS又はSO2であり、好ましくは、XがSO2である式(I-7)の化合物である、式(I-7a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R1がC1~C4アルキル又はシクロプロピル-C1~C4アルキルであり、好ましくは、R1がエチル又はシクロプロピルメチルであり;より好ましくは、R1がエチルである式(I-7)の化合物である、式(I-7b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、R2がC1~C6フルオロアルキルであり;好ましくは、R2が-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;より好ましくは、R2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である式(I-7)の化合物である、式(I-7c)の化合物である。
本発明に係る化合物の他の群は、式I-8
Figure 2023510175000011
(式中、
Aは、CH又はN、好ましくはNであり;
2は、C1~C6ハロアルキルであり、好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルであり、より好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;
3は、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;
1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
1は、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキル;好ましくはメチル、エチル又はシクロプロピル、より好ましくはメチル又はシクロプロピルである)
のもの又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドである。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、AがNである式(I-8)の化合物である、式(I-8a)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、AがCHである式(I-8)の化合物である、式(I-8b)の化合物である。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、R3が水素である式(I-8)の化合物である、式(I-8c)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、R3がC1~C4アルキル、好ましくはメチルである式(I-8)の化合物である、式(I-8d)の化合物である。
本実施形態に係る化合物に係る1つのさらなる好ましい群は、AがNであり、及びR3が水素である式(I-8)の化合物である、式(I-8e)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1が水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4が、独立して、水素又はメチルであり、及びR5がメチル、エチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1が(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであり;好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであり;より好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシである式(I-8)の化合物である、式(I-8f)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1が、環炭素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系が無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系が1又は2個の環窒素原子を含有することができ;好ましくは、Q1がC結合ピリミジニルであり;より好ましくは、Q1がピリミジン-2-イルである式(I-8)の化合物である、式(I-8g)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、Q1は、環窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系が無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系が2個の環窒素原子を含有し;好ましくは、Q1が無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであり;より好ましくは、Q1がピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル又は1,2,4-トリアゾール-1-イルである式(I-8)の化合物である、式(I-8h)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに好ましい1つの群は、
AがNであり;
2がC1~C6フルオロアルキル、好ましくは-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
3が水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
1が水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4が、独立して、水素又はメチルであり、及びR5がメチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1が(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1がN結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルである式(I-8)の化合物である、式(I-8i)の化合物である。
本実施形態に係る化合物の他の好ましい群は、
AがNであり;
2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
3が水素であり;及び
1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルであり;好ましくは、Q1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである式(I-8)の化合物である、式(I-8j)の化合物である。
本発明に係る化合物の際立った群は、式I-9
Figure 2023510175000012
(式中、
2は、C1~C6ハロアルキルであり、好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルであり、より好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;
Qは、式Qa1及びQb1
Figure 2023510175000013
からなる群から選択される基であり、ここで、矢印は、二環式環の炭素原子に対する結合点を示し;
Aは、CH又はN、好ましくはNであり;及び
1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピルであり;好ましくは、R5は、メチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;
好ましくは、Q1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルであり;
より好ましくは、Q1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである)
のものである。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9a)の化合物であり、ここで、Aは、Nである。
本実施形態に係る化合物の他の群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9b)の化合物であり、ここで、Aは、CHである。
本実施形態に係る化合物の1つの群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9c)の化合物であり、ここで、R2は、-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9d)の化合物であり、ここで、Q1は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シアノシクロプロピル、シアノイソプロピル、トリフルオロエトキシ、-N(R42、-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42であり、これらの各々において、R4は、独立して、水素又はメチルであり、及びR5は、メチル、エチル又はシクロプロピルであるか、又はQ1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、無置換であるか、又はクロロ、シアノ若しくはトリフルオロメチルによって単置換されているN結合ピラゾリルであるか、又はQ1は、N結合トリアゾリル又はC結合ピリミジニルであり;好ましくは、Q1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである。
本実施形態に係る化合物の他の群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9e)の化合物であり、ここで、Q1は、水素である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9f)の化合物であり、ここで、Q1は、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)又は-N(CH3)CONH(CH3)である。
本実施形態に係る化合物の他の群は、式(I-9)の化合物及び式(I-9)の好ましい実施形態のいずれかである式(I-9g)の化合物であり、ここで、Q1は、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
Qが、式Qa1及びQb1からなる群から選択される基であり、
AがNであり;及び
1が水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9h)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CF3又は-CH2CF3であり;
Qが、式Qa1及びQb1からなる群から選択される基であり、
AがNであり;及び
1が水素、塩素、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル又はトリアゾール-2-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9h-1)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CF3又は-CH2CF3であり;
Qが、式Qa1及びQb1からなる群から選択される基であり、
AがNであり;及び
1が水素、塩素、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ、3-クロロ-ピラゾール-1-イル又は1,2,4-トリアゾール-1-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9h-2)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;
Qが、式Qa1及びQb1からなる群から選択される基であり、
AがNであり;及び
1が、QがQa1である場合、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルであるか;又は
1が、QがQb1である場合、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH(CH3)、-N(CH3)CONH(CH3)、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9i)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CF3又は-CH2CF3であり;
Qが基Qa1であり、
AがNであり;及び
1が水素、塩素、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル又はトリアゾール-2-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9j)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、Q1が水素、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ又は3-クロロ-ピラゾール-1-イルである式(I-9j)の化合物である、式(I-9j-1)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、
2が-CH2CF2CF3又は-CH2CF3であり;
Qが基Qb1であり、
AがNであり;及び
1が水素、塩素、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル又はトリアゾール-2-イルである式(I-9)の化合物である、式(I-9k)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、Q1が水素、塩素、シクロプロピル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル又はトリアゾール-2-イルである式(I-9k)の化合物である、式(I-9k-1)の化合物である。
本実施形態に係る化合物のさらに際立った1つの群は、Q1が水素、塩素、シクロプロピル又は1,2,4-トリアゾール-1-イルである式(I-9k)の化合物である、式(I-9k-2)の化合物である。
本発明に係る化合物は、とりわけ、昆虫に対して植物を保護するための有利なレベルの生物学的活性又は農芸化学的有効成分として用いられるための優れた特性(例えば、高い生物学的活性、有利な活性範囲、高い安全性プロファイル、向上した物理化学的特性又は高い生分解性又は環境プロファイル)を含むいずれかの数の有益性を有し得る。特に、特定の式(I)の化合物は、特にミツバチ、単生ミツバチ及びマルハナバチなどの受粉媒介者といった非標的節足動物に対して有利な安全性プロファイルを示し得ることが意外なことに見出された。最も具体的には、セイヨウミツバチ(Apis mellifera)である。
他の態様において、本発明は、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の、式(I-1)、(I-2)、(I-3)、(I-4)、(I-5)、(I-6)、(I-7)、(I-8)及び(I-9)(上記)の化合物に係る実施形態のいずれかに定義されている式(I)の化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドと、任意に助剤又は希釈剤とを含む組成物を提供する。
さらなる態様において、本発明は、昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物を駆除及び防除する方法であって、有害生物、有害生物の生息地又は有害生物による攻撃を受けやすい植物に、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の、式(I-1)、(I-2)、(I-3)、(I-4)、(I-5)、(I-6)、(I-7)、(I-8)及び(I-9)(上記)の化合物(上記)に係るいずれかの実施形態に定義されている式(I)の化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド或いは上記に定義されている組成物を適用する工程を含む方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物による攻撃から植物繁殖材料を保護する方法であって、繁殖材料又は繁殖材料が植えられている場所を、上記に定義されている組成物で処理する工程を含む方法を提供する。
本発明に係る式Iの化合物を調製するためのプロセスは、原理上、当業者に公知の方法により実施される。より具体的には且つスキーム1及び2に記載されるとおり、XがSO(スルホキシド)及び/又はSO2(スルホン)である式Iの化合物のサブグループは、他の酸化剤の中でも、例えばメタクロロ過安息香酸(mCPBA)、過酸化水素、オキソン、過ヨウ素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸t-ブチルなどの試薬を伴う、XがSである対応する式Iのスルフィド化合物の酸化反応により入手され得る。酸化反応は、一般に、溶剤の存在下で実施される。反応において用いられる溶剤の例としては、ジクロロメタン及びクロロホルムなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素;メタノール及びエタノールなどのアルコール;酢酸;水;並びにこれらの混合物が挙げられる。反応中において用いられる酸化剤の量は、一般に、スルホキシド化合物Iを生成するための1モルのスルフィド化合物Iを基準として1~3モル、好ましくは1~1.2モルであり、好ましくはスルホン化合物Iを生成するための1モルのスルフィド化合物Iを基準として2~2.2モルの酸化剤である。このような酸化反応は、例えば、国際公開第2013/018928号において開示されている。
スキーム1
Figure 2023510175000014
式I-a1の化合物から式I-a2及びI-a3の化合物を得るためのスキーム1における既述の化学反応は、式I-a4の化合物から式I-a5及びI-a6の化合物を調製するために同様に適用可能であり(スキーム2)、ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである。
スキーム2
Figure 2023510175000015
式I(式中、R2は、式Iに定義されているとおりであり、及びQは、Qaと定義され、ここで、A、Q1、R3、X及びR1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物のサブグループは、式I-Qaの化合物と定義され得る(スキーム3)。
スキーム3
Figure 2023510175000016
式I-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、A、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式V(式中、R2、Q1、A及びR3は、式VIに定義されているとおりである)の化合物を、式VI
1-SH (VI)
(式中、R1は、式Iに定義されているとおりである)
の試薬又はその塩と、任意にアルカリ金属炭酸塩などの好適な塩基、例えば炭酸ナトリウム及び炭酸カリウム、又は水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、又はナトリウム若しくはカリウムtert-ブトキシドの存在下、不活性溶媒中、好ましくは25~120℃の温度で反応させることにより調製可能である。使用される溶媒の例としては、テトラヒドロフランTHF、エチレングリコールジメチルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、1,4-ジオキサンなどのエーテル、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、アセトニトリルなどのニトリル又はN,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドンNMP、ジメチルスルホキシドなどの極性非プロトン性溶媒が挙げられる。式VIの化合物の塩の例としては、式VIa
1-S-M (VIa)
(式中、R1は、上記に定義されているとおりであり、及びMは、例えば、ナトリウム又はカリウムである)
の化合物が挙げられる。式Vの化合物から式I-Qaの化合物を調製するためのこのようなプロセスは、例えば、国際公開第16/091731号に記載されている。
代わりに、I-Qaを形成するためのこの反応は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム触媒の存在下、キサントホスなどのホスフィンリガンドの存在下、不活性溶媒、例えばキシレン中、100~160℃の温度、好ましくは140℃において、Tetrahedron 2005,61,5253-5259に記載されているとおりに実施することができる。
式V(式中、R2、Q1、A及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式IV(式中、Q1、A及びR3は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びR32は、C1~C10アルキル、好ましくはn-ブチル又はメチルである)の化合物と、式III(式中、R2は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びX10は、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)といった脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物とのスティル反応により調製可能である。このようなスティル反応は、通常、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、酢酸パラジウム(II)又はビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドといったパラジウム触媒の存在下及びホスフィンリガンドであるキサントホス、xphosなどのリガンドの存在下、とりわけN,N-ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、トルエン又はジオキサンなどの不活性溶剤中、任意にフッ化セシウム又は塩化リチウムなどの添加剤の存在下及び任意に例えばヨウ化銅(I)といったさらなる触媒の存在下で実施される。このようなスティルカップリングは、当業者に周知でもあり、例えばJ.Org.Chem.,2005,70,8601-8604、J.Org.Chem.,2009,74,5599-5602及びAngew.Chem.Int.Ed.,2004,43,1132-1136において記載されている。
式III(式中、R2は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びX10は、例えば、塩素、臭素又はヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)といった脱離基又は式Iに定義されているトリフルオロメタンスルホネートなどのアリール-若しくはアルキルスルホネートであり、ここで、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、式II(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)の化合物と、式R2-LG(式中、R2は、式Iに定義されているとおりであり、ここで、LGは、ハロゲン、好ましくはヨウ素、臭素又は塩素(又は(ハロ)アルキル若しくはフェニルスルホン酸エステル、例えばトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)の試薬とを水素化ナトリウム又はアルカリ土類金属水素化物、炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸セシウム)又は水酸化物などの塩基の存在下、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N-ジメチルホルムアミドDMF、N,N-ジメチルアセタミド又はアセトニトリル等などの不活性溶剤中、0~120℃の温度において、当業者に周知の手法により反応させることにより調製可能である。
式III
Figure 2023510175000017
(式中、
2は、式Iに定義されているとおりであり;及び
10は、ハロゲン又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基である)
のこのような化合物は、新規であり、特に本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発されたものであり、従って本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式IIIの化合物に関して有効である。好ましくは、X10は、ブロモ又はクロロであり;さらにより好ましくは、X10は、ブロモである。
式IIの化合物から式I-Qaの化合物を得るためのスキーム3における既述の化学反応は、式IIの化合物から式I-Qbの化合物を調製するために同様に適用可能であり(スキーム4)、ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである。
スキーム4:
Figure 2023510175000018
式VI(式中、R1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物及び式VIa(式中、R1は、上記に定義されているとおりであり、及びMは、例えば、ナトリウム又はカリウムである)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
式IVの化合物及び式VIIの化合物(式中、Q1、A及びR3は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びR32は、C1~C10アルキル、好ましくはn-ブチル又はメチルである)と、式R2-LG(式中、R2は、式Iに定義されているとおりであり、ここで、LGは、ハロゲン、好ましくはヨウ素、臭素又は塩素(又は(ハロ)アルキル若しくはフェニルスルホン酸エステル、例えばトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)である)の試薬とは、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
代わりに、式I-Qa(式中、R1、R2、R3、Q1及びXは、上記の式Iに定義されているとおりであり、ここで、Aは、Nである)の化合物は、スキーム5に従って調製可能である。
スキーム5:
Figure 2023510175000019
式I-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、R3及びQ1は、上記の式Iに定義されているとおりである)の化合物は、亜鉛粉末及び塩化アンモニウムなどの試薬、好ましくは飽和塩化アンモニウム水溶液を、テトラヒドロフラン又はジオキサンなどのエーテル溶剤中において、0℃~還流条件の温度で用いる、式X(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物の脱酸素化により調製される(スキーム5)。代わりに、このような還元は、当業者に公知である条件下において、例えば酢酸中の鉄粉を伴って、又は任意に加圧下において、通常、例えばラネーニッケルなどの触媒の存在下において分子水素(H2)を用いて、又は移動水素化条件を(例えば、ギ酸アンモニウム及びテトラヒドロフラン中の5~10%パラジウム-チャコールを室温付近で)用いて、又はビス(ピナコラート)ジボロン(4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン)を用いて、又は三塩化リン、亜リン酸トリエチル若しくはトリフェニルホスフィンなどのリン系試薬を用いて達成され得る。
式X(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式IX(式中、R2、R3及びQ1は、上記の式Iに記載されているとおりである)の化合物から、式Vの化合物から式I-Qaの化合物を調製するためにスキーム3に記載されているものと同様の手法により調製可能である。
式X
Figure 2023510175000020
(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、Q1、R3及びR1は、式Iに定義されているとおりである)
のこのような化合物は、新規であり、特に本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発されたものであり、従って本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式Xの化合物に関して有効である。
代わりに、式I-Qa(式中、Xは、Sである)の化合物は、式IXの化合物から、上記のものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわち脱酸素化/還元を介してIXからVへのシーケンスを実施し、続いてVをVI又はVIaと反応させて、I-Qa(ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである)を形成することにより)調製し得る。
式V
Figure 2023510175000021
(式中、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)
の化合物は、新規であり、特に本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発されたものであり、従って本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式Vの化合物に関して有効である。
式IXの化合物から式I-Qaの化合物を得るためのスキーム5における既述の化学反応は、式XIの化合物から式I-Qbの化合物を調製するために同様に適用可能であり(スキーム6)、ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである。
スキーム6:
Figure 2023510175000022
式IX(式中、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、
スキーム7:
Figure 2023510175000023
式III(式中、R2は、上記の式Iに定義されているとおりであり、ここで、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物と、式XIVa(式中、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物とを金属触媒反応(好ましくはパラジウム触媒反応)条件下において、例えば任意にジクロロメタンとの錯体(好ましくは1:1錯体)としての[1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(PdCl2(dppf))を伴い、2,2,6,6-テトラメチルピペリジド-塩化亜鉛-塩化リチウム(TMP ZnCl・LiCl;市販のもの又はOrg.Lett.2009,11,1837-1840に従い調製したもの)などの塩基の存在下、好ましくはテトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体のテトラヒドロフラン溶液の形態において、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2-ジメトキシエタンなどのエーテル、好ましくはテトラヒドロフラン中、0℃~還流条件の温度、好ましくは室温~80℃の温度において、好ましくは不活性雰囲気下、任意にマイクロ波の照射下でクロスカップリング反応させることによって調製可能である(スキーム7)。このようなクロスカップリング条件は、例えば、Org.Lett.2012,14,862-865に記載されている。
代わりに、このクロスカップリングステップは、Fagnou型条件(Fagnouらにより、例えばOrg.Lett.2011,13,2310-13及びJ.Am.Chem.Soc.2009,131,3291-3306に記載)下において、酢酸パラジウム及びトリ-tert-ブチルホスホニウムテトラフルオロボラート(PtBu3-HBF4)などのホスホニウムリガンドを伴い、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの塩基の存在下、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、トルエンなどの溶媒中、0℃~150℃の温度、好ましくは室温~120℃の温度において、好ましくは不活性雰囲気下及び任意にマイクロ波の照射下でも実施され得る。
式IX
Figure 2023510175000024
(式中、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)
のこのような化合物は、新規であり、特に本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発されたものであり、従って本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式IXの化合物に関して有効である。
式XIVa(式中、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XIIIa(式中、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、当業者に知られている条件下において、例えば酢酸エチル、クロロホルム、塩化メチレンなどの不活性溶媒中のメタ-クロロ過安息香酸を伴い、0℃~80℃の温度、好ましくは10~70℃の温度で酸化することによって調製可能である。代わりに、他の好適な酸化剤、例えばメチルトリオキソレニウム及び過酸化水素(水溶液で又は尿素錯体としてのいずれか)、酢酸中過酸化水素又は酸無水物(例えば、トリフルオロ酢酸無水物)の存在下におけるH22/尿素付加物などが使用され得る。このような酸化は、文献、例えばJ.Med.Chem.1989,32,2561、国際公開第00/15615号又は国際公開第20/182577号から公知である。
式XIIIa(式中、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により若しくは例えば国際公開第20/182577号に見出される記載と同様に調製可能であるかのいずれかである。
式IXの化合物を得るためのスキーム7における既述の化学反応は、式XIの化合物の調製に同様に適用可能であり(スキーム8)、ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである。
スキーム8:
Figure 2023510175000025
式XIIIb(式中、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
式IIの化合物は、スキーム9に従って調製可能である。
スキーム9:
Figure 2023510175000026
式II(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、BOC-官能基(tert-ブトキシカルボニル)の酸触媒脱保護及びその後、アミン及びカルボン酸の分子内環化でカルボキサミドを形成することにより調製可能である(スキーム9)。このような反応は、とりわけトリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸などの酸の存在下及び任意にとりわけジクロロメタン、ジクロロエタンといったハロゲン化溶剤などの溶剤、水の存在下において室温から溶剤又は試薬の沸点の温度で実施可能である。式XVIII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、とりわけn-BuLi、リチウムジイソプロピルアミド、Li-TMPなどの好適な塩基の存在下及びとりわけテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドなどの溶剤の存在下、-78℃~溶剤の沸点の温度における、式XVII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物と、tert-酢酸ブチルとの反応により調製可能である。式XVII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、n-BuLi、リチウムジイソプロピルアミド、Li-TMPなどの塩基を用いる、式XVI(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物のメタレーション及びその後、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミドなどの溶剤の存在下におけるDMFとの反応により調製可能である。このような反応は、例えば、J.Org Chem.,1990,55,4744において公知である。代わりに、式XVIIの化合物は、式XV(式中、X10及びX12は、独立して、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物と、tert-ブチルカルバメート(BOCNH2)とのパラジウムにより触媒される選択的なブッフバルト・ハートウィグ(Buchwald-Hartwig)クロスカップリング反応により調製可能である。このような反応は、[1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]-ジクロロパラジウム(PdCl2(dppf))又はPd(OAc)2などの金属触媒(好ましくはパラジウム触媒)の存在下、及びトリブチルホスフィン、dppf、キサントホス、Xphosなどのリガンドの存在下、及びナトリウムtert-ブトキシド、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下、及びテトラヒドロフラン、ジオキサン又は1,2-ジメトキシエタン、トルエンなどの溶剤の存在下、及び0℃~還流条件の温度、好ましくは不活性雰囲気下、及び任意にマイクロ波の照射下で実施可能である。このような反応は、文献において周知であり、例えばChem.Rev.2016,116,19,12564-12649及びJ.Org.Chem.1999,64,15,5575-5580に記載されている。
代わりに、式II(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、以下のスキーム10に従って且つ国際公開第2000/049015号に記載の手法と同様に調製可能である。
スキーム10:
Figure 2023510175000027
代わりに、式II(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物は、式XXVII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素であり、ここで、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物から、酢酸、塩酸HCl、硫酸H2SO4若しくはトリフルオロ酢酸TFAなどの酸触媒の存在下又はナトリウムメトキシドなどの塩基の存在下における、ニトロ還元及びその後の分子内環化を介して調製可能である(スキーム11)。
スキーム11:
Figure 2023510175000028
ニトロ還元では、典型的には塩化アンモニウム(Sn/HCl)又はとりわけテトラヒドロキシジボロンの存在下において、0℃~反応混合物の沸点の温度で鉄などの試薬が利用される。このような反応は、文献において公知であり、例として、例えばSynthesis,2018,50,1765-1768、Org.Lett.2014,16,19,5192-5195、Organic Letters(2019),21(9),3465-3469及びSynthetic Communications,2007,37,2777-2786に記載されている。
式XXVの化合物は、XXVa及び/又はXXVb:
Figure 2023510175000029
などの異なる互変異形態で存在し得る。
本発明は、このような異性体及び互変異性体並びにすべての割合におけるこれらの混合物をすべて包含する。
式XXVII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素であり、ここで、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物は、式XIX(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物と、式XXVI(式中、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物とを、他の類似の塩基のうち、カリウムtert-ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム、n-ブチルリチウム、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ-7-エン(DBU)、リチウムジイソプロピルアミドなどの塩基の存在下、任意にテトラヒドロフラン、メタノール、ジオキサン、エタノール、DMFなどの溶剤の存在下において、-78℃~反応混合物の沸点の温度で反応させることにより調製可能である。
代わりに、式XXVII(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素であり、ここで、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物は、式XIXの化合物から2つのステップで調製可能である。第1のステップは、式XIXの化合物と、式XXIV(式中、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物との、他の類似の塩基のうち、カリウムtert-ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム、n-ブチルリチウム、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ-7-エン(DBU)、リチウムジイソプロピルアミドなどの塩基の存在下、任意にテトラヒドロフラン、メタノール、ジオキサン、エタノール、DMFなどの溶剤の存在下及び-78℃~反応混合物の沸点の温度における反応を伴う。また、第2のステップは、ホウ素系還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム、ボラン又はアルミニウム系試薬、例えば水素化ジイソブチルアルミニウム若しくは水素化アルミニウムリチウムなどの還元剤の存在下における、式XXV(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素であり、ここで、R03は、C1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物のカルボニル還元を伴う。このような2ステップ手法は、文献において公知であり、例えば国際公開第2005/044802号に記載されているとおりである。
式XV(式中、X10及びX12は、独立して、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物;及び
式XVI(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物;及び
式XIX(式中、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物;及び
式XXIV及びXXVI(式中、R03はC1~C6アルキル、ベンジル又はアリール基である)の化合物
は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
代わりに、式I-Qbの化合物は、以下のスキーム12からも調製可能である。特定の状況下において、Q1が、窒素原子を介して基Aを含む環に結合されている、任意に置換されていてもよいトリアゾールである場合、式I-Qb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物
スキーム12:
Figure 2023510175000030
は、代わりに、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール又は高沸点直鎖若しくは分岐鎖アルコール)、ピリジン又は酢酸などの溶媒中、任意に炭酸カリウムK2CO3又は炭酸セシウムCs2CO3などの追加の塩基の存在下、任意に例えばヨウ化銅(I)といった銅触媒の存在下、30~180℃の温度において、任意にマイクロ波の照射下において、Q1がN結合トリアゾリルである任意に置換されていてもよいトリアゾールQ1-H(これは、適切なNH官能基を含有する)(XVIIIaa)と反応(C-N結合形成)させることにより、調製され得る(スキーム12)。
スキーム12中の特定の状況において、Q1が、R4及びR5が式Iに定義されているとおりである-N(R4)COR5又は-N(R4)CON(R42である場合、XがSである式I-Qbの化合物は、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素若しくは臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、HN(R4)COR5又はHN(R4)CON(R42(式中、R4及びR5は、式Iに定義されているとおりである)に対する均等物である試薬Q1-H(XVIIIaa)との反応(C-N結合形成)により調製され得る。このような反応は、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下、トルエン、ジメチルホルムアミドDMF、N-メチルピロリジンNMP、ジメチルスルホキシドDMSO、ジオキサン、テトラヒドロフランTHF等などの不活性溶剤中、任意に例えば酢酸パラジウム(II)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(Pd(dba)2)若しくはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3、任意にクロロホルム付加物の形態)又は例えばt-BuBrettPhos Pd G3[(2-ジ-t-ブチルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホン酸若しくはBrettPhos Pd G3[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホン酸などのパラジウムプレ触媒といった触媒の存在下及び任意に例えばSPhos、t-BuBrettPhos又はキサントホスといったリガンドの存在下、60~120℃の温度で任意にマイクロ波の照射下において行われる。
スキーム12中の特定の状況において、Q1が、R4が式Iに定義されているとおりである-N(R42である場合、XがSである式I-Qbの化合物は、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素若しくは臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、HN(R42に対する均等物である試薬Q1-H(XVIIIaa)(式中、R4は、式Iに定義されているとおりである)又はその塩(ハロゲン化水素酸塩など、好ましくは塩酸塩、若しくは臭化水素酸塩、若しくはトリフルオロ酢酸塩又はいずれかの他の均等な塩)を伴う反応(C-N結合形成)により調製され得る。このような反応は、通常、アルコール、アミド、エステル、エーテル、ニトリル及び水などの不活性溶剤、特に好ましくはメタノール、エタノール、2,2,2-トリフルオロエタノール、プロパノール、イソプロパノール、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセタミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、アセトニトリル、酢酸エチル、トルエン、水又はこれらの混合物といった不活性溶剤中、0~150℃の温度において、任意にマイクロ波の照射下又はオートクレーブを用いた加圧条件下、任意に銅粉末、ヨウ化銅(I)若しくは硫酸銅(任意に水和物の形態)などの銅触媒又はこれらの混合物の存在下、任意に例えばジアミンリガンド(例えば、N,N’-ジメチルエチレンジアミン若しくはトランス-シクロヘキシルジアミン)、又はジベンジリデンアセトン(dba)、又は1,10-フェナントロリンといったリガンドの存在下及び任意にリン酸カリウムなどの塩基の存在下で行われる。
試薬HN(R42、HN(R4)COR5又はHN(R4)CON(R42(式中、R4及びR5は、式Iに定義されているとおりである)は、いずれも公知であり、市販されているか、又は当業者に公知の方法により調製され得る。
代わりに、XがSである式I-Qbの化合物は、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素若しくは臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物と、式XVIII(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりであり、ここで、Yb1は、例えば、B(OH)2又はB(ORb12などのホウ素由来官能基であり得、Rb1は、C1~C4アルキル基であり得るか、又は2つの基ORb1は、ホウ素原子と一緒になって、例えばボロン酸ピナコールエステルとしての5員環を形成することが可能である)の化合物との反応を例えば伴うスズキ反応(スキーム12)によって調製され得る。この反応は、炭酸ナトリウム、リン酸三カリウム又はフッ化セシウムのような塩基の存在下、例えばジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、1,2-ジメトキシエタン及び水の混合物、若しくはジオキサン/水の混合物、若しくはトルエン/水の混合物といった溶剤又は溶剤混合物中において、好ましくは不活性雰囲気で例えばテトラキス(トリフェニル-ホスフィン)パラジウム(0)、(1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロ-パラジウム-ジクロロメタン(1:1錯体)又はクロロ(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)(XPhosパラダサイクル)といったパラジウム系触媒により触媒され得る。反応温度は、好ましくは、室温から反応混合物の沸点の範囲であり得るか、又はこの反応は、マイクロ波の照射下で行われ得る。このようなスズキ反応は、当業者に周知であり、且つ例えばJ.Orgmet.Chem.576,1999,147-168においてレビューされている。
代わりに、XがSである式I-Qbの化合物は、式XVIIIa(式中、Q1は、上記に定義されているとおりであり、ここで、Yb2は、トリアルキルスズ誘導体、好ましくはトリ-n-ブチルスズ又はトリ-メチル-スズである)の化合物と、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素若しくは臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物とのスティル反応により調製され得る。このようなスティル反応は、通常、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)又はビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドといったパラジウム触媒の存在下、N,N-ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、トルエン又はジオキサンなどの不活性溶剤中、任意にフッ化セシウム又は塩化リチウム添加剤の存在下及び任意に例えばヨウ化銅(I)といったさらなる触媒の存在下で実施される。このようなスティルカップリングも当業者に周知であり、且つ例えばJ.Org.Chem.,2005,70,8601-8604、J.Org.Chem.,2009,74,5599-5602及びAngew.Chem.Int.Ed.,2004,43,1132-1136において記載されている。
1が、窒素原子を介して、置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系である場合、XがSである式I-Qbの化合物は、式XXXIb(式中、Xは、Sであり、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素若しくは臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、炭酸カリウムK2CO3又は炭酸セシウムCs2CO3などの塩基の存在下、任意に例えばヨウ化銅(I)といった銅触媒の存在下、L-プロライン、N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン又はN,N’-ジメチル-エチレン-ジアミンなどの添加剤を伴って又は伴わずに、N-メチルピロリドンNMP又はN,N-ジメチルホルムアミドDMFなどの不活性溶剤中、30~150℃の温度で任意にマイクロ波の照射下における、Q1が上記に定義されている複素環Q1-H(これは、適切なNH官能基を含有する)(XVIIIaa)を伴う反応により調製され得る。
多数の式(XVIII)、(XVIIIa)及び(XVIIIaa)の化合物は、市販されているか又は当業者により調製可能である。
代わりに、XがSO又はSO2である式I-Qbの化合物は、式XXXIb(式中、Xは、SO又はSO2であり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくは又はヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、上記のものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわちXXXIb(Xは、Sである)に対して、XXXIb(Xは、SO又はSO2である)を形成する酸化ステップを実施し、これに続いてスズキ、スティル又はC-N結合形成により、XXXIb(Xは、SO又はSO2である)からXXXIb(Xは、SO又はSO2である)へのシーケンスを実施することにより)調製され得る。
式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物の、好適な酸化剤による式XXXIb(式中、Xは、SO又はSO2である)の化合物への酸化は、上記において既述の条件下で達成され得る。
式XXXIb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物は、式XXXb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、オキシ塩化リンPOCl3、オキシ臭化リンなどのハロゲン化剤とそのままで又はクロロホルム、トルエンなどの適切な溶媒中において、任意にトリエチルアミン、ピリジンなどの塩基の存在下、室温~還流条件の温度で反応させることにより調製され得る(スキーム12)。このようなデオキシハロゲン化は、例えば、国際公開第16/116338号に記載されている。
式XXXIb-1
Figure 2023510175000031
(式中、
Xは、S、SO又はSO2であり;
11は、ハロゲン又は擬ハロゲン脱離基であり;及び
1、R2及びR3は、請求項1において式Iで定義されているとおりである)
の化合物は、新規であり、特に本発明に係る式Iの化合物の調製のために開発されたものであり、従って本発明のさらなる目的を表す。式Iの化合物の置換基の好ましさ及び好ましい実施形態も式XXXIb-1の化合物に関して有効である。好ましくは、X11は、ブロモ又はクロロであり;さらにより好ましくは、X11は、クロロである。
式XXXb(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XXIXb(式中、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を式VI又はVIa(式中、R1は、式Iに定義されているとおりである)の試薬と既述の条件下で反応させることにより調製し得る(本文中のスキーム3を参照されたい)。
式XXIXb(式中、R2及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式III(式中、R2は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びX10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物を式XIVb-1(式中、R3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物と、スキーム13に記載されているとおり且つ既述の条件下でクロスカップリングすることにより調製し得る(本文中のスキーム7及び8を参照されたい)。
スキーム13:
Figure 2023510175000032
式XIIIb-1(式中、R3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、上記の方法(本文中のスキーム7及び8を参照されたい)により、式XIVb-1(式中、R3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物に酸化される。
式XIIIb-1(式中、R3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、公知であるか、市販されているか若しくは当業者に知られているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
代わりに、式I-Qb(式中、Xは、S、SO又はSO2である)の化合物は、式XXIXbの化合物から、上記のものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわちXXIXbからXXXIIbへの、XXXIIbから既述のXXXIIIbへの及びXXXIIIbからI-Qbへのシーケンスを実施し、これに続いて酸化を行うことにより(ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである))調製され得る(スキーム12)。
特定の状況において、R3がC1~C4アルキルである場合、式I-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2、Q1及びR3は、式Iに定義されているとおりである)の化合物
スキーム14:
Figure 2023510175000033
は、代わりに、式XXXVa(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、Q1及びR2は、式Iに定義されているとおりであり、ここで、X11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、C-C結合形成反応を、典型的にはパラジウムを触媒とする(代替的にはニッケルを触媒とする)クロスカップリング条件下で行うことにより調製され得る(スキーム14)。式XXXVaのこのような化合物と、式R3B(OH)2(式中、R3は、C1~C4アルキルである)のC1~C4アルキルボロン酸又は対応するC1~C4アルキルボロン酸エステル誘導体若しくは対応する式(R3BO)3(式中、R3は、C1~C4アルキルである)の6員トリ(C1~C4アルキル)ボロキシン誘導体とのスズキ-ミヤウラクロスカップリング反応は、当業者に知られている。R3がメチルである特定の状況において、式XXXVaの化合物は、例えば、トリメチルボロキシン(2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナンとしても知られている)と、テトラキス(トリフェニルホスフィン)-パラジウム(0)又は[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド-ジクロロメタン錯体などのパラジウム触媒及び炭酸ナトリウム又はカリウムなどの塩基の存在下、N,N-ジメチルホルムアミド、ジオキサン、ジオキサン-水混合物などの溶媒中、室温~160℃の温度において、任意にマイクロ波加熱条件下において、好ましくは不活性雰囲気下で反応され得る。このような条件は、例えば、Tetrahedron Letters(2000),41(32),6237-6240に記載されている。
式XXXVa(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物は、式IXa-1の化合物から(式XXXIVaの化合物を介して)(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりである)、上記において既述のシーケンス及び条件下で(本文のスキーム12を参照されたい)調製され得、ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである。
代わりに、式I-Qa(式中、Xは、SO又はSO2である)の化合物は、式XXXVa(式中、Xは、SO又はSO2であり、ここで、R1、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、上記のものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわちXXXVa(式中、Xは、Sである)に対して、XXXVa(式中、Xは、SO又はSO2である)を形成する酸化ステップを実施し、これに続いてXXXVa(Xは、SO又はSO2である)から、R3B(OH)2又は均等物を用いたC-C結合形成を介するI-Qa(Xは、SO又はSO2である)へのシーケンスを実施することにより)調製され得る。
式XXXVa(式中、Xは、Sであり、ここで、R1、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物の、好適な酸化剤による式XXXVa(式中、Xは、SO又はSO2である)の化合物への酸化は、上記において既述の条件下で達成され得る。
代わりに、式I-Qa(式中、Xは、S、SO又はSO2である)の化合物は、式IXa-1の化合物から、直前に記載したものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわちIXa-1からXXXVIaへの、XXXVIaから既述のXXXVIIaへの及びXXXVIIaからI-Qaへのシーケンスを実施し、これに続いて酸化を行うことにより(ここで、既述のすべての置換基の定義は、有効なままである))調製され得る(スキーム14)。
特定の状況において、R3が水素である場合、式I-Qa(式中、Xは、S、SO又はSO2であり、ここで、R1、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、代わりに、式XXXVa(式中、Xは、S、SO又はSO2であり、ここで、R1、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりであり、及びX11は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロ-メタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物から、還元的脱ハロゲン化により調製され得る(スキーム14)。このような水素化脱ハロゲン化は、例えば、亜鉛末及び酢酸若しくはトリフルオロ酢酸又はこれらの混合物を使用して、0℃~120℃の温度、好ましくは50℃~還流温度の温度において、例えばJournal of the Chemical Society,Perkin Transactions 1:Organic and Bio-Organic Chemistry(1972-1999),(10),2501-6,1983又は米国特許出願公開第20100076027号明細書に記載されているとおりに達成され得る。
式R3B(OH)2(式中、R3は、C1~C4アルキルである)のC1~C4アルキルボロン酸又は対応するC1~C4アルキルボロン酸エステル誘導体若しくは対応する式(R3BO)3(式中、R3は、C1~C4アルキルである)の6員トリ(C1~C4アルキル)ボロキシン誘導体は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
式IXa-1(式中、R2及びQ1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式III(式中、R2は、上記の式Iに定義されているとおりであり、及びX10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)の化合物を、式XIVa-1(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物と、スキーム15に記載されているとおり且つ既述の条件下でクロスカップリングすることにより調製し得る(本文中のスキーム7及び8を参照されたい)。
スキーム15:
Figure 2023510175000034
式XIIIa-1(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、上記の方法(本文中のスキーム7及び8を参照されたい)により、式XIVa-1(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりである)の化合物に酸化される。
式XIIIa-1の化合物及び式XIVa-1の化合物(式中、Q1は、式Iに定義されているとおりである)は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により若しくは例えば国際公開第20/182577号に見出される記載と同様に調製可能であるかのいずれかである。
式I(式中、R2は、式Iに定義されているとおりであり、及びQは、Qaと定義されており、ここで、Aは、Nであり、及びR3、X及びR1は、式Iに定義されているとおりであり、及びQ1は、-N(R4)COR5であり、ここで、R4及びR5は、式Iに定義されているとおりである)の化合物のサブグループは、式I-Qa-1の化合物と定義され得る(スキーム16)。
スキーム16:
Figure 2023510175000035
XがSO(スルホキシド)又はSO2(スルホン)である対応する化合物への、好適な酸化剤を伴う式I-Qa-1(式中、置換基は、上記に定義されているとおりであり、ここで、Xは、S(スルフィド)である)の化合物の酸化は、既述の条件下で達成され得る。
式I-Qa-1(式中、Xは、Sであり、R3は、Hであり、ここで、R2、R1、R4及びR5は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XLII-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、Hであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、式XL(式中、R5は、式Iに定義されているとおりであり、及びX01は、ハロゲン、好ましくは塩素(代わりに、X01は、脱離基-O(CO)R5である)である)の化合物と、トリエチルアミン、N,N-ジイソプロピル-エチルアミン、ピリジンなどの塩基の存在下、任意に触媒(4-ジメチルアミノピリジンDMAPなど)の存在下、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、酢酸エチル、トルエンなどの不活性溶媒中、0~50℃の温度で反応させることにより調製され得る(スキーム16)。ピリジン、トリエチルアミンなどの特定の塩基は、塩基及び溶媒の両方として好適に採用され得る。
式XLII-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、Hであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XLI-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、Hであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物から、有機酸、例えばトリフルオロ酢酸、酢酸及び同種のもの又は塩酸などの無機酸で、ジクロロメタン、テトラヒドロフランTHFなどの不活性溶媒中、任意に水の存在下、0~80℃の温度において、当業者に知られている方法により処理することによって調製され得る。
代わりに、XがSO又はSO2である式I-Qa-1の化合物は、式XLI-Qa(式中、Xは、Sであり、及びR3は、Hであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物から、上記のものと同じ化学反応を伴うが、ステップの順番を変更することにより(すなわち、XがSO又はSO2であるXLI-Qaが形成される、XがSであるXLI-Qaに対する酸化ステップ、これに続く、酸による処理を介した、XがSO又はSO2であるXLI-Qaから、XがSO又はSO2であるXLII-Qaへのシーケンス及び式XLの試薬を伴う処理による、XがSO又はSO2であるXLII-Qaから、XがSO又はSO2であるI-Qa-1へのシーケンスを行うことにより)調製し得る。
式XLI-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、Hであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XXXIV-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、上記において既述の条件下で脱酸素/還元(スキーム5を参照されたい、化合物XのI-Qaへの変換)することによって調製され得る。
代わりに、式I-Qa-1(式中、Xは、Sであり、R3は、C1~C4アルキルであり、ここで、R2、R1、R4及びR5は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XXXIX-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、C1~C4アルキルであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、式XL(式中、R5は、式Iに定義されているとおりであり、及びX01は、ハロゲン、好ましくは塩素(代わりに、X01は、脱離基-O(CO)R5である)である)の化合物と、上記において既述の条件下で反応させることによって(スキーム16を参照されたい、化合物XLII-QaからI-Qa-1への変換)調製され得る(スキーム16)。
式XXXIX-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、C1~C4アルキルであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XXXVIII-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、C1~C4アルキルであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、酸で、上記において既述の条件下で処理することによって(スキーム16を参照されたい、化合物XLI-QaからXLII-Qaへの変換)調製され得る。
式XXXVIII-Qa(式中、Xは、Sであり、R3は、C1~C4アルキルであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式XXXV-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりであり、及びX12は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物を、式R3B(OH)2(式中、R3は、C1~C4アルキルである)のC1~C4アルキルボロン酸又は対応するC1~C4アルキルボロン酸エステル誘導体若しくは対応する式(R3BO)3(式中、R3は、C1~C4アルキルである)の6員トリ(C1~C4アルキル)ボロキシン誘導体と、上記において既述の条件下で反応させることによって(スキーム14を参照されたい、C-C結合形成反応による化合物XXXVaのI-Qaへの変換)調製され得る。
式XXXV-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりであり、及びX12は、例えば、塩素、臭素若しくはヨウ素(好ましくは塩素又は臭素)のような脱離基又はトリフルオロメタンスルホン酸などのアリール-若しくはアルキルスルホネートである)の化合物は、式XXXIV-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物から、上記において既述の条件下でデオキシハロゲン化することによって(スキーム14を参照されたい、化合物XXXVaのXXXVaへの変換)調製され得る。
式XXXIV-Qa(式中、Xは、Sであり、ここで、R2、R1及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式IX-Qa(式中、R2及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物を、式VI又はVIa(式中、R1は、式Iに定義されているとおりである)の試薬と、上記において既述の条件下で(本文中のスキーム3及び5を参照されたい)反応させることによって調製され得る。
式IX-Qa(式中、R2及びR4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、式VIII(式中、R2は、式Iに定義されているとおりであり、ここで、X10は、ハロゲン(又はトリフレートなどの擬ハロゲン脱離基)、好ましくは臭素又は塩素である)である)の化合物を、式XIV-Qa-1(式中、R4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物と、上記において既述の条件下で(本文のスキーム7及び15を参照されたい)クロスカップリングさせることによって調製され得る。
式XIV-Qa-1(式中、R4は、式Iに定義されているとおりである)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により若しくは例えば国際公開第20/182577号に見出される記載と同様に調製可能であるかのいずれかである。
XがSO(スルホキシド)又はSO2(スルホン)である対応する化合物への、好適な酸化剤を伴う、スキーム16における式XXXIV-Qa、XXXV-Qa、XXXVIII-Qa、XXXIX-Qa、XLI-Qa、XLII-Qa及びI-Qa-1の化合物のいずれかの酸化(ここで、置換基は、上記に定義されているとおりであり、ここで、Xは、S(スルフィド)である)は、既述の条件下で達成され得る。
式XL(式中、R5は、式Iに定義されているとおりであり、及びX01は、ハロゲン、好ましくは塩素である(代わりに、X01は、脱離基-O(CO)R5である)である)の化合物は、公知であるか、市販されているか、又は当業者に知られている方法により調製可能であるかのいずれかである。
反応剤は、塩基の存在下で反応され得る。好適な塩基の例は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属アミド、アルカリ金属又はアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属又はアルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属ジアルキルアミド又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属アルキルシリルアミド、アルキルアミド、アルキレンジアミド、遊離又はN-アルキル化飽和又は不飽和シクロアルキルアミン、塩基性複素環、水酸化アンモニウム及び炭素環式アミンである。挙げられる例は、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水素化カリウム、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、水素化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、N-シクロヘキシル-N,N-ジメチルアミン、N,N-ジエチルアニリン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、キヌクリジン、N-メチルモルホリン、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム及び1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)である。
反応剤は、そのままで、すなわち溶媒又は希釈剤を加えずに互いに反応され得る。しかしながら、ほとんどの場合、不活性溶媒又は希釈剤又はこれらの混合物を加えることが有利である。反応が塩基の存在下で行われる場合、トリエチルアミン、ピリジン、N-メチルモルホリン又はN,N-ジエチルアニリンなどの過剰に用いられる塩基は、溶媒又は希釈剤としての役割も果たし得る。
反応は、約-80℃~約+140℃、好ましくは約-30℃~約+100℃の温度範囲、多くの場合、周囲温度から約+80℃の範囲で行われるのが有利である。
従来の方法において、本発明に係る他の置換基によって式Iの出発化合物の1つ以上の置換基を置換することにより、且つ酸化、アルキル化、還元、アシル化などの反応及び当業者に公知である他の方法による化合物の後変性により、式Iの化合物は、それ自体公知である様式で他の式Iの化合物に転換可能である。
それぞれ好適な反応条件及び出発材料の選択に応じて、例えば1つの反応工程において、1つの置換基を本発明に係る別の置換基で単に置換することが可能であるか、又は複数の置換基が同じ反応工程において本発明に係る他の置換基で置換され得る。
式Iの化合物の塩は、それ自体公知の方法で調製され得る。従って、例えば、式Iの化合物の酸付加塩が好適な酸又は好適なイオン交換試薬による処理によって得られ、塩基による塩が好適な塩基又は好適なイオン交換試薬による処理によって得られる。
式Iの化合物の塩は、例えば、好適な塩基性化合物又は好適なイオン交換試薬による処理により、遊離化合物Iの酸付加塩に、且つ例えば好適な酸又は好適なイオン交換試薬による処理により、塩基による塩に慣例的な方法で転化され得る。
式Iの化合物の塩は、例えば、塩化銀を形成する無機塩が不溶性であり、従って反応混合物から沈殿する好適な溶媒中において、例えば塩酸塩などの無機酸塩を酸のナトリウム塩、バリウム塩又は銀塩などの好適な金属塩、例えば酢酸銀で処理することにより、式Iの化合物の他の塩、酸付加塩、例えば他の酸付加塩にそれ自体公知の方法で転化され得る。
手順又は反応条件に応じて、塩形成特性を有する式Iの化合物が遊離形態又は塩の形態で得られる。
式Iの化合物及び必要に応じてその互変異性体は、それぞれ遊離形態又は塩形態において、分子中に現れる不斉炭素原子の数、絶対及び相対配置に応じて、且つ/又は分子中に現れる非芳香族二重結合の配置に応じて、例えば対掌体及び/若しくはジアステレオマーなどの純粋な異性体の形態において又は鏡像異性体混合物、例えばラセミ体、ジアステレオマー混合物若しくはラセミ体混合物などの異性体混合物として、可能な異性体の1つの形態で又はこれらの混合物として存在することができ;本発明は、純粋な異性体に関し、可能なすべての異性体混合物にも関し、立体化学の詳細がそれぞれ特に記載されていない場合でも、上記及び下記においてこの意味でそれぞれ理解されるべきである。
式Iの化合物のジアステレオマー混合物又はラセミ混合物は、いずれの出発材料及び手順が選択されたかに応じて得られる遊離形態又は塩形態において、例えば分別結晶化、蒸留及び/又はクロマトグラフィにより、成分の物理化学的差異に基づいて純粋なジアステレオマー又はラセミ体に公知の方法で分離され得る。
同様の方法で得られるラセミ体などの鏡像異性体混合物は、公知の方法により、例えば光学活性溶媒からの再結晶化により、キラル吸着剤におけるクロマトグラフィ、例えば好適な微生物を用いたアセチルセルロースにおける高速液体クロマトグラフィ(HPLC)により、例えば1つのみの鏡像異性体が複合されるキラルクラウンエーテルを用いた、包接化合物の形成を介した特定の固定化酵素による開裂により又はジアステレオマー塩への転化により、例えば塩基性最終生成物ラセミ体をカルボン酸、例えばショウノウ酸、酒石酸若しくはリンゴ酸又はスルホン酸、例えばカンファースルホン酸などの光学活性酸と反応させ、このように得られるジアステレオマー混合物を、例えば異なる溶解度に基づく分別結晶によって分離して、好適な物質、例えば塩基性物質の作用により、所望の鏡像異性体がそれから放出され得るジアステレオマーを得ることによって光学対掌体に分解され得る。
純粋なジアステレオマー又は鏡像異性体は、本発明に従って、好適な異性体混合物を分離することによるだけでなく、ジアステレオ選択的又はエナンチオ選択的合成の一般に知られている方法によっても、例えば立体化学特性を有する出発材料を用いて、本発明に係る方法を行うことによっても得られる。
N-オキシドは、酸無水物、例えば無水トリフルオロ酢酸の存在下で式Iの化合物を好適な酸化剤、例えばH22/尿素付加物と反応させることによって調製され得る。このような酸化は、例えば、J.Med.Chem.,32(12),2561-73,1989又は国際公開第2000/15615号といった文献から公知である。
個々の成分が異なる生物学的活性を有する場合、それぞれ生物学的により有効な異性体、例えば鏡像異性体若しくはジアステレオマー又は異性体混合物、例えば鏡像異性体混合物又はジアステレオマー混合物を単離又は合成することが有利である。
式Iの化合物及び必要に応じてその互変異性体は、それぞれ遊離形態又は塩形態、必要に応じて水和物の形態で得ることもでき、且つ/又は他の溶媒、例えば固体形態で存在する化合物の結晶化に使用され得た溶媒を含む。
以下の表A-1~A-60及び以下の表B-1~B-60に係る化合物は、上記の方法に従って調製可能である。以下に続く例は、本発明の例示を意図したものであって、好ましい式Iの化合物を示すものである。
以下の表A-1~A-60は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
Figure 2023510175000036
Figure 2023510175000037
表Y及び表Aにおいて、「シクロC3」は、シクロプロピルを表す。
表A-1は、式I-Qaの20種の化合物A-1.001~A-1.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-2は、式I-Qaの20種の化合物A-2.001~A-2.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-3は、式I-Qaの20種の化合物A-3.001~A-3.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-4は、式I-Qaの20種の化合物A-4.001~A-4.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-5は、式I-Qaの20種の化合物A-5.001~A-5.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-6は、式I-Qaの20種の化合物A-6.001~A-6.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-7は、式I-Qaの20種の化合物A-7.001~A-7.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-8は、式I-Qaの20種の化合物A-8.001~A-8.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-9は、式I-Qaの20種の化合物A-9.001~A-9.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-10は、式I-Qaの20種の化合物A-10.001~A-10.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-11は、式I-Qaの20種の化合物A-11.001~A-11.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-12は、式I-Qaの20種の化合物A-12.001~A-12.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-13は、式I-Qaの20種の化合物A-13.001~A-13.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-14は、式I-Qaの20種の化合物A-14.001~A-14.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-15は、式I-Qaの20種の化合物A-15.001~A-15.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-16は、式I-Qaの20種の化合物A-16.001~A-16.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-17は、式I-Qaの20種の化合物A-17.001~A-17.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-18は、式I-Qaの20種の化合物A-18.001~A-18.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-19は、式I-Qaの20種の化合物A-19.001~A-19.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-20は、式I-Qaの20種の化合物A-20.001~A-20.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-21は、式I-Qaの20種の化合物A-21.001~A-21.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-22は、式I-Qaの20種の化合物A-22.001~A-22.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-23は、式I-Qaの20種の化合物A-23.001~A-23.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-24は、式I-Qaの20種の化合物A-24.001~A-24.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-25は、式I-Qaの20種の化合物A-25.001~A-25.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-26は、式I-Qaの20種の化合物A-26.001~A-26.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-27は、式I-Qaの20種の化合物A-27.001~A-27.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-28は、式I-Qaの20種の化合物A-28.001~A-28.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-29は、式I-Qaの20種の化合物A-29.001~A-29.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-30は、式I-Qaの20種の化合物A-30.001~A-30.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-31は、式I-Qaの20種の化合物A-31.001~A-31.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-32は、式I-Qaの20種の化合物A-32.001~A-32.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-33は、式I-Qaの20種の化合物A-33.001~A-33.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-34は、式I-Qaの20種の化合物A-34.001~A-34.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-35は、式I-Qaの20種の化合物A-35.001~A-35.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-36は、式I-Qaの20種の化合物A-36.001~A-36.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-37は、式I-Qaの20種の化合物A-37.001~A-37.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-38は、式I-Qaの20種の化合物A-38.001~A-38.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-39は、式I-Qaの20種の化合物A-39.001~A-39.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-40は、式I-Qaの20種の化合物A-40.001~A-40.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-41は、式I-Qaの20種の化合物A-41.001~A-41.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-42は、式I-Qaの20種の化合物A-42.001~A-42.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-43は、式I-Qaの20種の化合物A-43.001~A-43.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-44は、式I-Qaの20種の化合物A-44.001~A-44.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-45は、式I-Qaの20種の化合物A-45.001~A-45.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-46は、式I-Qaの20種の化合物A-46.001~A-46.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-47は、式I-Qaの20種の化合物A-47.001~A-47.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-48は、式I-Qaの20種の化合物A-48.001~A-48.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-49は、式I-Qaの20種の化合物A-49.001~A-49.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-50は、式I-Qaの20種の化合物A-50.001~A-50.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-51は、式I-Qaの20種の化合物A-51.001~A-51.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-52は、式I-Qaの20種の化合物A-52.001~A-52.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-53は、式I-Qaの20種の化合物A-53.001~A-53.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-54は、式I-Qaの20種の化合物A-54.001~A-54.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-55は、式I-Qaの20種の化合物A-55.001~A-55.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-56は、式I-Qaの20種の化合物A-56.001~A-56.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-57は、式I-Qaの20種の化合物A-57.001~A-57.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-58は、式I-Qaの20種の化合物A-58.001~A-58.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-59は、式I-Qaの20種の化合物A-59.001~A-59.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
表A-60は、式I-Qaの20種の化合物A-60.001~A-60.020を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Yに定義されているとおりである。
以下の表B-1~B-60は、本発明のさらなる特定の化合物を示す。
Figure 2023510175000038
Figure 2023510175000039
表Z及び表Bにおいて、「シクロC3」は、シクロプロピルを表す。
表B-1は、式I-Qbの21種の化合物B-1.001~B-1.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-2は、式I-Qbの21種の化合物B-2.001~B-2.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-3は、式I-Qbの21種の化合物B-3.001~B-3.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-4は、式I-Qbの21種の化合物B-4.001~B-4.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-5は、式I-Qbの21種の化合物B-5.001~B-5.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-6は、式I-Qbの21種の化合物B-6.001~B-6.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-7は、式I-Qbの21種の化合物B-7.001~B-7.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-8は、式I-Qbの21種の化合物B-8.001~B-8.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-9は、式I-Qbの21種の化合物B-9.001~B-9.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-10は、式I-Qbの21種の化合物B-10.001~B-10.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-11は、式I-Qbの21種の化合物B-11.001~B-11.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-12は、式I-Qbの21種の化合物B-12.001~B-12.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-13は、式I-Qbの21種の化合物B-13.001~B-13.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-14は、式I-Qbの21種の化合物B-14.001~B-14.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-15は、式I-Qbの21種の化合物B-15.001~B-15.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-16は、式I-Qbの21種の化合物B-16.001~B-16.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-17は、式I-Qbの21種の化合物B-17.001~B-17.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-18は、式I-Qbの21種の化合物B-18.001~B-18.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-19は、式I-Qbの21種の化合物B-19.001~B-19.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-20は、式I-Qbの21種の化合物B-20.001~B-20.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-21は、式I-Qbの21種の化合物B-21.001~B-21.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-22は、式I-Qbの21種の化合物B-22.001~B-22.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-23は、式I-Qbの21種の化合物B-23.001~B-23.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-24は、式I-Qbの21種の化合物B-24.001~B-24.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-25は、式I-Qbの21種の化合物B-25.001~B-25.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は表Zに定義されているとおりである。
表B-26は、式I-Qbの21種の化合物B-26.001~B-26.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-27は、式I-Qbの21種の化合物B-27.001~B-27.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-28は、式I-Qbの21種の化合物B-28.001~B-28.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-29は、式I-Qbの21種の化合物B-29.001~B-29.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-30は、式I-Qbの21種の化合物B-30.001~B-30.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-31は、式I-Qbの21種の化合物B-31.001~B-31.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-32は、式I-Qbの21種の化合物B-32.001~B-32.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-33は、式I-Qbの21種の化合物B-33.001~B-33.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-34は、式I-Qbの21種の化合物B-34.001~B-34.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-35は、式I-Qbの21種の化合物B-35.001~B-35.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-36は、式I-Qbの21種の化合物B-36.001~B-36.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-37は、式I-Qbの21種の化合物B-37.001~B-37.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-38は、式I-Qbの21種の化合物B-38.001~B-38.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-39は、式I-Qbの21種の化合物B-39.001~B-39.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-40は、式I-Qbの21種の化合物B-40.001~B-40.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-41は、式I-Qbの21種の化合物B-41.001~B-41.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-42は、式I-Qbの21種の化合物B-42.001~B-42.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-43は、式I-Qbの21種の化合物B-43.001~B-43.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-44は、式I-Qbの21種の化合物B-44.001~B-44.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-45は、式I-Qbの21種の化合物B-45.001~B-45.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-46は、式I-Qbの21種の化合物B-46.001~B-46.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-47は、式I-Qbの21種の化合物B-47.001~B-47.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-48は、式I-Qbの21種の化合物B-48.001~B-48.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CHF2であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-49は、式I-Qbの21種の化合物B-49.001~B-49.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-50は、式I-Qbの21種の化合物B-50.001~B-50.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-51は、式I-Qbの21種の化合物B-51.001~B-51.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-52は、式I-Qbの21種の化合物B-52.001~B-52.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-53は、式I-Qbの21種の化合物B-53.001~B-53.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-54は、式I-Qbの21種の化合物B-54.001~B-54.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、Nであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-55は、式I-Qbの21種の化合物B-55.001~B-55.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-56は、式I-Qbの21種の化合物B-56.001~B-56.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-57は、式I-Qbの21種の化合物B-57.001~B-57.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Hであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-58は、式I-Qbの21種の化合物B-58.001~B-58.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、Sであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-59は、式I-Qbの21種の化合物B-59.001~B-59.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SOであり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
表B-60は、式I-Qbの21種の化合物B-60.001~B-60.021を提供するものであり、ここで、R2は、CH2CF2CHFCF3であり、Aは、CHであり、R3は、Meであり、Xは、SO2であり、R1は、エチルであり、及びQ1は、表Zに定義されているとおりである。
本発明に係る式Iの化合物は、低施用量でも、有害生物防除分野における予防的及び/又は治療的に価値の高い有効成分であり、これらは、きわめて好ましい殺生物範囲を有すると共に、温血種、魚類及び植物類による良好な耐性を示す。本発明に係る有効成分は、通常、感受性であるが、耐性でもある昆虫又は代表的なダニ目などの動物有害生物の成長段階のすべて又は各々に対して作用する。本発明に係る有効成分の殺虫活性又は殺ダニ活性は、それ自体、直接的に顕在化(すなわち直後又は一定時間が経過した後にのみ(例えば、脱皮中)生じる有害生物の駆除)されるか、又は間接的に顕在化(例えば、産卵及び/又は孵化率の低下、少なくとも50~60%の駆除割合(死亡率)に相当する良好な活性)され得る。
上記の動物有害生物の例は、以下のとおりである:
ダニ目(Acarina)から、例えばアカリツス属(Acalitus spp)、アカルス属(Aculus spp)、アカリカルス属(Acaricalus spp)、アセリア属(Aceria spp)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属(Argas spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、ブレビパルパス属(Brevipalpus spp.)、ブリオビア属(Bryobia spp)、カリピトリメルス属(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、デルマトファゴイデス属(Dermatophagoides spp)、エオテトラニカス属(Eotetranychus spp)、エリオフィエス属(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属(Hemitarsonemus spp)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、オリゴニクス属(Olygonychus spp)、カズキダニ属(Ornithodoros spp.)、ポリファゴタルソネ・ラタス(Polyphagotarsone latus)、パノニクス属(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、フィトネムス属(Phytonemus spp)、ポリファゴタロソネムス属(Polyphagotarsonemus spp)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属(Sarcoptes spp.)、ステネオタルソネムス属(Steneotarsonemus spp)、ホコリダニ属(Tarsonemus spp.)及びテトラニクス属(Tetranychus spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えばブタジラミ属(Haematopinus spp.)、リノグナツス属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)及びフィロキセラ属(Phylloxera spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えばアグリオテス属(Agriotes spp.)、アンフィマロン・マジャレ(Amphimallon majale)、セマダラコガネ(Anomala orientalis)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、マグソコガネ属(Aphodius spp)、アスチラス・アトロマクラタス(Astylus atromaculatus)、アテニウス属(Ataenius spp)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、セロトマ属(Cerotoma spp)、コノデルス属(Conoderus spp)、コスモポリテス属(Cosmopolites spp.)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)、クルクリオ属(Curculio spp.)、シクロセファラ属(Cyclocephala spp)、デルメステス属(Dermestes spp.)、ジアブロチカ属(Diabrotica spp.)、アブデルスツノカブトムシ(Diloboderus abderus)、エピラクナ属(Epilachna spp.)、エレムヌス属(Eremnus spp.)、ヘテロニクス・アラトル(Heteronychus arator)、コーヒーノミキクイムシ(Hypothenemus hampei)、ラグリア・フイロサ(Lagria vilosa)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)、リッソルホプトルス属(Lissorhoptrus spp.)、リオゲニス属(Liogenys spp)、マエコラスピス属(Maecolaspis spp)、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)、メガセリス属(Megascelis spp)、メリゲテス・アエネウス(Melighetes aeneus)、メロロンタ属(Melolontha spp.)、マイオクロウス・アルマツス(Myochrous armatus)、オリカエフィルス属(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属(Otiorhynchus spp.)、フィロファガ属(Phyllophaga spp)、フリクチヌス属(Phlyctinus spp.)、ポピリア属(Popillia spp.)、プシリオデス属(Psylliodes spp.)、リソマツス・アウブチリス(Rhyssomatus aubtilis)、リゾペルタ属(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、シトフィルス属(Sitophilus spp.)、シトトルガ属(Sitotroga spp.)、ソマチカス属(Somaticus spp)、スフェノフォラス属(Sphenophorus spp)、ステルネクススブ・シグナツス(Sternechus subsignatus)、ゴミムシダマシ属(Tenebrio spp.)、トリボリウム属(Tribolium spp.)及びトロゴデルマ属(Trogoderma spp.);
双翅目(Diptera)から、例えばヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp)、アンテリゴナ・ソカタ(Antherigona soccata)、オリーブミバエ(Bactrocea oleae)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、ブラジシア属(Bradysia spp)、クロバエ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属(Ceratitis spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、イエカ属(Culex spp.)、クテレブラ属(Cuterebra spp.)、ダクス属(Dacus spp.)、デリア属(Delia spp)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ガストロフィラス属(Gastrophilus spp.)、ゲオミザ・トリプンクタタ(Geomyza tripunctata)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、ヒフバエ属(Hypoderma spp.)、ヒッポボスカ属(Hyppobosca spp.)、リリオミザ属(Liriomyza spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属(Melanagromyza spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、オルセオリア属(Orseolia spp.)、キモグリバエ(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属(Phorbia spp.)、ラゴレチス属(Rhagoletis spp)、リベリア・クアドリファシアタ(Rivelia quadrifasciata)、スカテラ属(Scatella spp)、キノコバエ属(Sciara spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、タニア属(Tannia spp.)及びガガンボ属(Tipula spp.);
半翅目(Hemiptera)から、例えばアカントコリス・スカブラトル(Acanthocoris scabrator)、アクロステルナム属(Acrosternum spp)、ウススジカスミカメムシ(Adelphocoris lineolatus)、アンブリペルタ・ニチダ(Amblypelta nitida)、バチコエリア・タラシナ(Bathycoelia thalassina)、ブリサス属(Blissus spp)、トコジラミ属(Cimex spp.)、クラビグララ・トメントシコリス(Clavigralla tomentosicollis)、クレオンチアデス属(Creontiades spp)、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiella theobroma)、ジケロプス・フルカツス(Dichelops furcatus)、ジスデルクス属(Dysdercus spp.)、エデッサ属(Edessa spp)、ユーキスツス属(Euchistus spp.)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、エウリガステル属(Eurygaster spp.)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ホルシアス・ノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属(Leptocorisa spp.)、メクラカメムシ属(Lygus spp)、マルガロデス属(Margarodes spp)、ムルガンチア・ヒストリオニク(Murgantia histrionic)、ネオメガロトムス属(Neomegalotomus spp)、タバコカスミカメムシ(Nesidiocoris tenuis)、ネザラ属(Nezara spp.)、ニシウス・シムランス(Nysius simulans)、オエバルス・インスラリス(Oebalus insularis)、ピエスマ属(Piesma spp.)、ピエゾドルス属(Piezodorus spp)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリス・カスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノファラ属(Scotinophara spp.)、チアンタ属(Thyanta spp)、サシガメ属(Triatoma spp.)、ヴァチガ・イルデンス(Vatiga illudens);
アシルトシウム・ピスム(Acyrthosium pisum)、アダルゲス属(Adalges spp)、アガリアナ・エンシゲラ(Agalliana ensigera)、アゴノセナ・タルギオニイ(Agonoscena targionii)、アレウロジクス属(Aleurodicus spp)、アレウロカンツス属(Aleurocanthus spp)、アレウロロブス・バロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリクス・フロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデス・ブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、フタテンミドリヨコバイ(Amarasca biguttula)、アムリトズス・アトキンソニ(Amritodus atkinsoni)、アノニジエラ属(Aonidiella spp.)、アリマキ科(Aphididae)、ワタアブラムシ属(Aphis spp.)、アスピジオツス属(Aspidiotus spp.)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、バクテリセラ・コッケレリ(Bactericera cockerelli)、ベミシア属(Bemisia spp)、ブラキカウズス属(Brachycaudus spp)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属(Cacopsylla spp)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、セロプラスタ属(Ceroplaster spp.)、クリソムファルス・アオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、シカデラ属(Cicadella spp)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クリプトミズス属(Cryptomyzus spp)、シカデュリナ属(Cicadulina spp)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ダルブルス・マイジス(Dalbulus maidis)、ジアレウロデス属(Dialeurodes spp)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)、ジサフィス属(Dysaphis spp)、エンポアスカ属(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロネウラ属(Erythroneura spp.)、ガスカルジア属(Gascardia spp.)、グリカスピス・ブリンブレコンベイ(Glycaspis brimblecombei)、ヒアダフィス・シュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス属(Hyalopterus spp)、ヒペロミズス・パリズス(Hyperomyzus pallidus)、リュウガンズキンヨコバイ(Idioscopus clypealis)、ヤコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)、ラオデルファクス属(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属(Lepidosaphes spp.)、ニセダイコンアブラムシ(Lopaphis erysimi)、リオゲニス・マイジス(Lyogenys maidis)、マクロシフム属(Macrosiphum spp.)、マハナルヴァ属(Mahanarva spp)、メタカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミンズス・クルズス(Myndus crudus)、ミズス属(Myzus spp.)、ネオトキソプテラ属(Neotoxoptera sp)、ツマグロヨコバイ属(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属(Nilaparvata spp.)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats)、オドナスピス・ルタエ(Odonaspis ruthae)、オレグマ・ラニゲラ・ゼンター(Oregma lanigera Zehnter)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属(Pemphigus spp.)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、ペルキンシエラ属(Perkinsiella spp)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属(Phylloxera spp)、プラノコッカス属(Planococcus spp.)、シューダウラカスピス属(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属(Pseudococcus spp.)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus)、プシラ属(Psylla spp.)、プルビナリア・エチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラズピジオツス属(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ロパロシフム属(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属(Saissetia spp.)、スカホイデウス属(Scaphoideus spp.)、スチザフィス属(Schizaphis spp.)、シトビオン属(Sitobion spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、スピシスチルス・フェスチヌス(Spissistilus festinus)、タロファガス・プロセルピナ(Tarophagus Proserpina)、トキソプテラ属(Toxoptera spp)、トリアレウロデス属(Trialeurodes spp)、トリジスカス・スポロボリ(Tridiscus sporoboli)、トリオニムス属(Trionymus spp)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ジギナ・フラミゲラ(Zygina flammigera)、ジギニジア・スクテラリス(Zyginidia scutellaris);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えばヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、アルゲ属(Arge spp)、ハキリアリ属(Atta spp.)、セフス属(Cephus spp.)、ジプリオン属(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ホプロカンパ属(Hoplocampa spp.)、ケアリ属(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属(Neodiprion spp.)、シュウカクアリ属(Pogonomyrmex spp)、スレノプシス・インビクタ(Slenopsis invicta)、ソレノプシス属(Solenopsis spp.)及びベスパ属(Vespa spp.);
等翅目(Isoptera)から、例えばコプトテルメス属(Coptotermes spp)、コルニテルネス・クムランス(Corniternes cumulans)、インシシテルメス属(Incisitermes spp)、マクロテルメス属(Macrotermes spp)、マストテルメス属(Mastotermes spp)、ミクロテルメス属(Microtermes spp)、ヤマトシロアリ属(Reticulitermes spp.);ソレノプシス・ゲミナテ(Solenopsis geminate)
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えばアクレリス属(Acleris spp.)、アドキソフィエス属(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属(Aegeria spp.)、アグロティス属(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属(Amylois spp.)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属(Archips spp.)、アルギレスチア属(Argyresthia spp)、アルギロタエニア属(Argyrotaenia spp.)、アウトグラファ属(Autographa spp.)、ブックラトリクス・ツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、チロ属(Chilo spp.)、コリストネウラ属(Choristoneura spp.)、クリソテウチア・トピアリア(Chrysoteuchia topiaria)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属(Cnephasia spp.)、コチリス属(Cochylis spp.)、コレオフォラ属(Coleophora spp.)、コリアス・レスビア(Colias lesbia)、ワタアカキリバ(Cosmophila flava)、クラムバス属(Crambus spp)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シダリマ・ペルスペクタリス(Cydalima perspectalis)、シジア属(Cydia spp.)、ジアファニア・ペルスペクタリス(Diaphania perspectalis)、ジアトラエア属(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属(Earias spp.)、エルダナ・サッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属(Ephestia spp.)、エピノチア属(Epinotia spp)、エスチグメネ・アクレア(Estigmene acrea)、エチエラ・ジンキネラ(Etiella zinckinella)、ユーコスマ属(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属(Euproctis spp.)、ユークソア属(Euxoa spp.)、フェルチア・ジャクリフェリア(Feltia jaculiferia)、グラホリタ属(Grapholita spp.)、ヘディア・ヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヘルペトグラマ属(Herpetogramma spp)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、モロコシマダラメイガ(Lasmopalpus lignosellus)、レウコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲ・ビフィダリス(Loxostege bifidalis)、リマントリア属(Lymantria spp.)、リオネチア属(Lyonetia spp.)、マラコソマ属(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、ミチムナ属(Mythimna spp)、ノクツア属(Noctua spp)、オペロフテラ属(Operophtera spp.)、オルニオデス・インディカ(Orniodes indica)、アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属(Pammene spp.)、パンデミス属(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、パパイペマ・ネブリス(Papaipema nebris)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、コーヒーハモグリバエ(Perileucoptera coffeella)、シューダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、ピエリス属(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属(Prays spp.)、シュードプルシア属(Pseudoplusia spp)、ラキプルシア・ヌ(Rachiplusia nu)、リチア・アルビコスタ(Richia albicosta)、シルポファガ属(Scirpophaga spp.)、セサミア属(Sesamia spp.)、スパルガノチス属(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属(Spodoptera spp.)、シレプタ・デロガテ(Sylepta derogate)、シナンテドン属(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トマトキバガ(Tuta absoluta)及びスガ属(Yponomeuta spp.);
食毛目(Mallophaga)から、例えばダマリネア属(Damalinea spp.)及びケモノハジラミ属(Trichodectes spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えばゴキブリ属(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属(Blattella spp.)、ケラ属(Gryllotalpa spp.)、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)、トノサマバッタ属(Locusta spp.)、ネオクルチラ・ヘキサダクチラ(Neocurtilla hexadactyla)、ワモンゴキブリ属(Periplaneta spp.)、スカプテリスカス属(Scapteriscus spp)及びコオロギ属(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えばリポセリス属(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えばナガノミ属(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)及びケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目(Thysanoptera)から、例えばカリオトリプス・ファセオリ(Calliothrips phaseoli)、ハナアザミウマ属(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属(Heliothrips spp)、ヘルシノトリプス属(Hercinothrips spp.)、パルテノトリプス属(Parthenothrips spp)、シルトトリプス・アウランチィ(Scirtothrips aurantii)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis)、タエニオトリプス属(Taeniothrips spp.)、アザミウマ属(Thrips spp);
シミ目(Thysanura)から、例えばセイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
本発明に係る有効成分は、特に植物、特に有用な植物及び農業、園芸及び森林における観賞植物又はこのような植物の果実、花、葉、茎、塊茎若しくは根などの器官において発生する上記のタイプの有害生物を防除、すなわち抑制又は破壊するのに使用され得、場合により、後の時点で形成される植物器官でさえこれらの有害生物から保護されたままである。
好適な標的作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ又はソルガムなどの穀物;テンサイ又は飼料用ビートなどのビート;果実、例えばリンゴ、セイヨウナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクランボ又は液果類、例えばイチゴ、ラズベリー又はブラックベリーなどの仁果類、核果類又は柔らかい果物;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ又はダイズなどのマメ科作物;ナタネ、カラシナ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ヤシ、ヒマ、カカオ又はアメリカホドイモ(ground nut)などの油脂作物;カボチャ、キュウリ又はメロンなどのウリ科植物;ワタ、アマ、麻又はジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツ又はタンジェリンなどの柑橘類の果物;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ又はピーマンなどの野菜類;アボカド、シナモン又はショウノウなどのクスノキ科(Lauraceae)の植物;及びさらにタバコ、堅果類、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科の植物及びラテックス植物である。
本発明の組成物及び/又は方法は、花、潅木、闊葉樹及び常緑樹を含むいずれかの観賞用及び/又は野菜作物にも用いられ得る。
例えば、本発明は、以下の観賞植物種のいずれかに使用され得る:カッコウアザミ属(Ageratum spp.)、アロンソア属(Alonsoa spp.)、イチリンソウ属(Anemone spp.)、アニソドンテア・カペンシス(Anisodontea capsenisis)、アンセミス属(Anthemis spp.)、キンギョソウ属(Antirrhinum spp.)、シオン属(Aster spp.)、ベゴニア属(Begonia spp.)(例えば、エラチオールベゴニア(B.elatior)、シキザキベゴニア(B.semperflorens)、B.チュベレウクス(B.tubereux))、ブーゲンビリア属(Bougainvillea spp.)、ブラキスコメ属(Brachycome spp.)、アブラナ属(Brassica spp.)(観賞植物)、カルセオラリア属(Calceolaria spp.)、トウガラシ(Capsicum annuum)、ニチニチソウ(Catharanthus roseus)、カンナ属(Canna spp.)、ヤグルマギク属(Centaurea spp.)、キク属(Chrysanthemum spp.)、シネラリア属(Cineraria spp.)(シロタエギク(C.maritime))、ハルシャギク属(Coreopsis spp.)、クラッスラ・コッキネア(Crassula coccinea)、クフェア・イグネア(Cuphea ignea)、ダリア属(Dahlia spp.)、デルフィニウム属(Delphinium spp.)、ケマンソウ(Dicentra spectabilis)、ドロテアンツス属(Dorotheantus spp.)、トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)、レンギョウ属(Forsythia spp.)、フクシア属(Fuchsia spp.)、ゼラニウム・グナファリウム(Geranium gnaphalium)、ガーベラ属(Gerbera spp.)、センニチコウ(Gomphrena globosa)、キダチルリソウ属(Heliotropium spp.)、ヒマワリ属(Helianthus spp.)、フヨウ属(Hibiscus spp.)、アジサイ属(Hortensia spp.)、アジサイ属(Hydrangea spp.)、ソバカスソウ(Hypoestes phyllostachya)、ツリフネソウ属(Impatiens spp.)(アフリカホウセンカ(I.Walleriana))、イレシネ属(Iresines spp.)、カランコエ属(Kalanchoe spp.)、ランタナ(Lantana camara)、ハナアオイ(Lavatera trimestris)、カエンキセワタ(Leonotis leonurus)、ユリ属(Lilium spp.)、メセンブリアンテマ属(Mesembryanthemum spp.)、ミゾホオズキ属(Mimulus spp.)、ヤグルマハッカ属(Monarda spp.)、ネメシア属(Nemesia spp.)、タゲテス属(Tagetes spp.)、ナデシコ属(Dianthus spp.)(カーネーション)、カンナ属(Canna spp.)、カタバミ属(Oxalis spp.)、ヒナギク属(Bellis spp.)、テンジクアオイ属(Pelargonium spp.)(アイビーゼラニウム(P.peltatum)、モンテンジクアオイ(P.Zonale))、スミレ属(Viola spp.)(パンジー)、ペチュニア属(Petunia spp.)、フロックス属(Phlox spp.)、プレクトランサス属(Plecthranthus spp.)、ポインセチア種(Poinsettia spp.)、ツタ属(Parthenocissus spp.)(アメリカヅタ(P.quinquefolia)、ツタ(P.tricuspidata))、サクラソウ属(Primula spp.)、キンポウゲ属(Ranunculus spp.)、ツツジ属(Rhododendron spp.)、バラ属(Rosa spp.)(バラ)、オオハンゴンソウ属(Rudbeckia spp.)、セントポーリア属(Saintpaulia spp.)、アキギリ属(Salvia spp.)、ブルーファンフラワー(Scaevola aemola)、コチョウソウ(Schizanthus wisetonensis)、マンネングサ属(Sedum spp.)、ナス属(Solanum spp.)、サフィニア種(Surfinia spp.)、タゲテス属(Tagetes spp.)、タバコ属(Nicotinia spp.)、バーベナ種(Verbena spp.)、ヒャクニチソウ属(Zinnia spp.)及び他の花壇用の植物。
例えば、本発明は、以下の野菜種のいずれかに使用され得る:ネギ属(Allium spp.)(ニンニク(A.sativum)、タマネギ(A..cepa)、エシャロット(A.oschaninii)、リーキ(A.Porrum)、シャロット(A.ascalonicum)、ネギ(A.fistulosum))、チャービル(Anthriscus cerefolium)、セロリ(Apium graveolus)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、テンサイ(Beta vulgarus)、アブラナ属(Brassica spp.)(ヤセイカンラン(B.Oleracea)、ハクサイ(B.Pekinensis)、カブ(B.rapa))、トウガラシ(Capsicum annuum)、ヒヨコマメ(Cicer arietinum)、エンダイブ(Cichorium endivia)、キクニガナ属(Cichorum spp.)(チコリー(C.intybus)、エンダイブ(C.endivia))、スイカ(Citrillus lanatus)、キュウリ属(Cucumis spp.)(サフラン(C.sativus)、メロン(C.melo))、カボチャ属(Cucurbita spp.)(ペポカボチャ(C.pepo)、西洋カボチャ(C.maxima))、チョウセンアザミ属(Cyanara spp.)(アーティチョーク(C.scolymus)、カルドン(C.cardunculus))、黒人参(Daucus carota)、フェンネル(Foeniculum vulgare)、オトギリソウ属(Hypericum spp.)、レタス(Lactuca sativa)、トマト属(Lycopersicon spp.)(トマト(L.esculentum)、トマト(L.lycopersicum))、ハッカ属(Mentha spp.)、バジル(Ocimum basilicum)、パセリ(Petroselinum crispum)、インゲンマメ属(Phaseolus spp.)(インゲンマメ(P.vulgaris)、ベニバナインゲン(P.coccineus))、エンドウ(Pisum sativum)、ハツカダイコン(Raphanus sativus)、マルバダイオウ(Rheum rhaponticum)、マンネンロウ属(Rosemarinus spp.)、アキギリ属(Salvia spp.)、キバナバラモンジン(Scorzonera hispanica)、ナス(Solanum melongena)、ホウレンソウ(Spinacea oleracea)、ノヂシャ属(Valerianella spp.)(ノヂシャ(V.locusta)、イタリアンコーンサラダ(V.eriocarpa))及びソラマメ(Vicia faba)。
好ましい観賞植物種としては、セントポーリア(African violet)、ベゴニア属(Begonia)、ダリア属(Dahlia)、ガーベラ属(Gerbera)、アジサイ属(Hydrangea)、クマツヅラ属(Verbena)、バラ属(Rosa)、カランコエ属(Kalanchoe)、ポインセチア(Poinsettia)、シオン属(Aster)、ヤグルマギク属(Centaurea)、ハルシャギク属(Coreopsis)、デルフィニウム属(Delphinium)、ヤグルマハッカ属(Monarda)、フロックス属(Phlox)、オオハンゴンソウ属(Rudbeckia)、マンネングサ属(Sedum)、ペチュニア属(Petunia)、スミレ属(Viola)、ツリフネソウ属(Impatiens)、フウロソウ属(Geranium)、キク属(Chrysanthemum)、キンポウゲ属(Ranunculus)、フクシア属(Fuchsia)、アキギリ属(Salvia)、アジサイ属(Hortensia)、ローズマリー、セージ、セイヨウオトギリ(St.Johnswort)、ミント、ピーマン、トマト及びキュウリが挙げられる。
本発明に係る有効成分は、ワタ、野菜、トウモロコシ、イネ及びダイズ作物におけるマメアブラムシ(Aphis craccivora)、ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コナガ(Plutella xylostella)及びエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)を防除するのに特に好適である。本発明に係る有効成分は、さらに、マメストラ属(Mamestra)(好ましくは野菜中)、コドリンガ(Cydia pomonella)(好ましくはリンゴ中)、エンポアスカ属(Empoasca)(好ましくは野菜、ブドウ園中)、レプチノタルサ属(Leptinotarsa)(好ましくはジャガイモ中)及びニカメイガ(Chilo supressalis)(好ましくはイネ中)を防除するのに特に好適である。
本発明に係る有効成分は、ワタ、野菜、トウモロコシ、イネ及びダイズ作物における、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、コナガ(Plutella xylostella)及びエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)を防除するのに特に好適である。本発明に係る有効成分は、さらに、マメストラ属(Mamestra)(好ましくは野菜中)、コドリンガ(Cydia pomonella)(好ましくはリンゴ中)、エンポアスカ属(Empoasca)(好ましくは野菜、ブドウ園中)、レプチノタルサ属(Leptinotarsa)(好ましくはジャガイモ中)及びニカメイガ(Chilo supressalis)(好ましくはイネ中)を防除するのに特に好適である。
さらなる態様において、本発明は、植物寄生性線虫(内部寄生性、半内部寄生性及び外部寄生性線虫)、特にネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria)及び他のメロイドギネ属(Meloidogyne)種;シスト形成センチュウ、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)及び他のグロボデラ属(Globodera)種;ムギシストセンチュウ(Heterodera avenae)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、テンサイシストセンチュウ(Heterodera schachtii)、クローバシストセンチュウ(Heterodera trifolii)及び他のヘテロデラ属(Heterodera)種;タネコブセンチュウ、アンギナ属(Anguina)種;クキセンチュウ及びハセンチュウ、アフェレンコイデス属(Aphelenchoides)種;刺毛センチュウ(Sting nematode)、ベロノライムス・ロンギカウダツス(Belonolaimus longicaudatus)及び他のベロノライムス属(Belonolaimus)種;マツセンチュウ、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)及び他のバーサフェレンカス属(Bursaphelenchus)種;ワセンチュウ(Ring nematode)、クリコネマ属(Criconema)種、クリコネメラ属(Criconemella)種、クリコネモイデス属(Criconemoides)種、メソクリコネマ属(Mesocriconema)種;クキ及びリンケイセンチュウ、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)及び他のジチレンクス属(Ditylenchus)種;キリセンチュウ(Awl nematode)、ドリコドルス属(Dolichodorus)種;ラセンセンチュウ(Spiral nematode)、ヘリオコチレンクス・マルチシンクツス(Heliocotylenchus multicinctus)及び他のヘリオコチレンクス属(Helicotylenchus)種;サヤセンチュウ及びサヤワセンチュウ(Sheath and sheathoid nematode)、ヘミシクリオホラ属(Hemicycliophora)種及びヘミクリコネモイデス属(Hemicriconemoides)種;ヒルスマンニエラ属(Hirshmanniella)種;ヤリセンチュウ(Lance nematode)、ホプロライムス(Hoploaimus)種;ニセネコブセンチュウ、ナコブス属(Nacobbus)種;ハリセンチュウ(Needle nematode)、ロンギドルス・エロンガツス(Longidorus elongatus)及び他のロンギドルス属(Longidorus)種;ピンセンチュウ(Pin nematode)、プラチレンクス属(Pratylenchus)種;ネグサレセンチュウ(Lesion nematode)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、プラチレンクス・カービタツス(Pratylenchus curvitatus)、プラチレンクス・ゴオデイ(Pratylenchus goodeyi)及び他のプラチレンクス属(Pratylenchus)種;ネモグリセンチュウ(Burrowing nematode)、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)及び他のラドホルス属(Radopholus)種;ニセフクロセンチュウ(Reniform nematode)、ロチレンクス・ロブスタス(Rotylenchus robustus)、ロチレンクス・レニフォルミス(Rotylenchus reniformis)及び他のロチレンクス属(Rotylenchus)種;スクテロネマ属(Scutellonema)種;ミハリセンチュウ(Stubby root nematode)、トリコドルス・プリミチブス(Trichodorus primitivus)及び他のトリコドルス属(Trichodorus)種、パラトリコドルス属(Paratrichodorus)種;イシュクセンチュウ(Stunt nematode)、ナミイシュクセンチュ(Tylenchorhynchus claytoni)、チレンコリンクス・デュビウス(Tylenchorhynchus dubius)及び他のチレンコリンクス属(Tylenchorhynchus)種;ミカンセンチュウ(Citrus nematode)、チレンクルス属(Tylenchulus)種;オオハリセンチュウ(Dagger nematode)、キシフィネマ属(Xiphinema)種などの植物寄生性線虫;並びにスバンギナ属(Subanguina spp.)、ヒプソペリン属(Hypsoperine spp.)、マクロポストニア属(Macroposthonia spp.)、メリニウス属(Melinius spp.)、プンクトデラ属(Punctodera spp.)及びキニスルシウス属(Quinisulcius spp.)などの他の植物寄生性線虫種による植物及び植物の部分への攻撃を防除する方法にも関する。
本発明の化合物は、軟体動物に対しても活性を有し得る。軟体動物の例としては、例えば、スクミリンゴガイ科(Ampullariidae);アリオン属(Arion)(コウラクロナメクジ(A.ater)、A.サーカムスクリプツス(A.circumscriptus)、A.ホルテンシス(A.hortensis)、A.ルーファス(A.rufus));オナジマイマイ科(Bradybaenidae)(ブラジバエナ・フルチクム(Bradybaena fruticum));オウシュウマイマイ属(Cepaea)(ニワノオウシュウマイマイ(C.hortensis)、モリマイマイ(C.Nemoralis));オクロジナ(ochlodina);デロセラス属(Deroceras)(D.アグレスチス(D.agrestis)、D.エムピリコルム(D.empiricorum)、D.ラエヴェ(D.laeve)、D.レチクラツム(D.reticulatum));ディスクス属(Discus)(D.ロツンダツス(D.rotundatus));ユーオムファリア属(Euomphalia);ガルバ属(Galba)(G.トルンクラタ(G.trunculata));ヘリセリア属(Helicelia)(H.イタラ(H.itala)、H.オブヴィア(H.obvia));マイマイ科(Helicidae)ヘリシゴナ・アルブストルム(Helicigona arbustorum));ヘリコディスクス属(Helicodiscus);ヘリクス属(Helix)(H.アペルタ(H.aperta));リマックス属(Limax)(L.シネレオニゲル(L.cinereoniger)、キイロナメクジ(L.flavus)、チャコウラナメクジ(L.marginatus)、マダラコウラナメクジ(L.maximus)、L.テネルス(L.tenellus));モノアライガイ属(Lymnaea);ミラックス属(Milax)(ニワコウラナメクジ(M.gagates)、M.マルギナツス(M.marginatus)、M.ソウェルビイ(M.sowerbyi));オペアス属(Opeas);リンゴガイ属(Pomacea)(スクミリンゴガイ(P.canaticulata));ミジンマイマイ属(Vallonia)及びザニトイデス属(Zanitoides)が挙げられる。
「作物」という用語は、例えば、毒素産生細菌、特にバチルス属(Bacillus)の細菌に由来する公知のような1つ又は複数の選択的に作用する毒素を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことが理解されるべきである。
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る毒素としては、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)又はバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)に由来する殺虫タンパク質;又はδ-エンドトキシン、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9Cなど、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫タンパク質又は植物性殺虫タンパク質(Vip)、例えばVip1、Vip2、Vip3又はVip3A;又は細菌コロニー形成線虫、例えばフォトラブダス・ルミネセンス(Photorhabdus luminescens)、キセノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などのフォトラブダス属(Photorhabdus spp.又はキセノラブダス属(Xenorhabdus spp.)の殺虫タンパク質;サソリ毒素、クモ形類毒素、ハチ毒素及び他の昆虫に特有の神経毒素など、動物によって産生される毒素;ストレプトマイセス属(Streptomycetes)毒素など、真菌によって産生される毒素、エンドウレクチン、オオムギレクチン又はユキノハナレクチンなどの植物レクチン;凝集素;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤などのプロティナーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジンなどのリボソーム不活性化タンパク質(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤、HMG-COA-レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウムチャネル又はカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、幼若ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ及びグルカナーゼが挙げられる。
本発明に関して、δ-エンドトキシンは、例えば、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1若しくはCry9C又は植物性殺虫タンパク質(Vip)、例えばVip1、Vip2、Vip3又はVip3A、また明確にハイブリッド毒素、切断毒素及び改変毒素によって理解される。ハイブリッド毒素は、それらのタンパク質の異なるドメインの新たな組合せによって組み換えにより産生される(例えば、国際公開第02/15701号を参照されたい)。切断毒素、例えば切断Cry1Abが公知である。改変毒素の場合、天然毒素の1つ又は複数のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸置換では、好ましくは、天然に存在しないプロテアーゼ認識配列が毒素に挿入され、例えばCry3A055の場合、カテプシン-G-認識配列がCry3A毒素に挿入される(国際公開第03/018810号を参照されたい)。
このような毒素又はこのような毒素を合成することが可能なトランスジェニック植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第0374753号明細書、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0427529号明細書、欧州特許出願公開第451878号明細書及び国際公開第03/052073号に開示されている。
このようなトランスジェニック植物の調製のための方法は、当業者に一般に知られており、例えば上記の刊行物に記載されている。CryI型のデオキシリボ核酸及びそれらの調製は、例えば、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第0367474号明細書、欧州特許出願公開第0401979号明細書及び国際公開第90/13651号から公知である。
トランスジェニック植物に含まれる毒素は、害虫に対する耐性を植物に与える。このような昆虫は、昆虫の分類群において見られるが、甲虫(鞘翅目(Coleoptera))、双翅昆虫(双翅目(Diptera))及び蛾(鱗翅目(Lepidoptera))において特に一般的に見られる。
殺虫剤耐性(insecticidal resistance)をコードし、1つ又は複数の毒素を発現する1つ又は複数の遺伝子を含むトランスジェニック植物が公知であり、それらのいくつかが市販されている。このような植物の例は、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1Ab及びCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9C毒素を発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素及び除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るための酵素ホスフィノトリシンN-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種);Bollgard II(登録商標)(Cry1Ac及びCry2Ab毒素を発現するワタ品種);VipCot(登録商標)(Vip3A及びCry1Ab毒素を発現するワタ品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種);NatureGard(登録商標)、Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11アワノメイガ(CB)形質)及びProtecta(登録商標)である。
このようなトランスジェニック作物のさらなる例は、以下のとおりである:
1.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のBt11トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。切断Cry1Ab毒素のトランスジェニック発現により、ヨーロッパアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性を与えられた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt11トウモロコシは、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために酵素PATも遺伝子組み換えにより発現する。
2.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のBt176トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Ab毒素のトランスジェニック発現により、ヨーロッパアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)及びセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性を与えられた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt176トウモロコシは、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために酵素PATも遺伝子組み換えにより発現する。
3.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F-31 790 St.Sauveur,France)製のMIR604トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。改変Cry3A毒素のトランスジェニック発現によって耐虫性にされたトウモロコシ。この毒素は、カテプシン-G-プロテアーゼ認識配列の挿入によって修飾されたCry3A055である。このようなトランスジェニックトウモロコシ植物の調製は、国際公開第03/018810号に記載されている。
4.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のMON 863トウモロコシ、登録番号C/DE/02/9。MON 863は、Cry3Bb1毒素を発現し、特定の鞘翅目(Coleoptera)昆虫に対する耐性を有する。
5.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のIPC 531ワタ、登録番号C/ES/96/02。
6.Pioneer Overseas Corporation(Avenue Tedesco,7 B-1160 Brussels,Belgium)製の1507トウモロコシ、登録番号C/NL/00/10。特定の鱗翅目(Lepidoptera)昆虫に対する耐性を得るためにタンパク質Cry1F及び除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るためにPATタンパク質の発現のための遺伝子組み換えトウモロコシ。
7.Monsanto Europe S.A.(270-272 Avenue de Tervuren,B-1150 Brussels,Belgium)製のNK603×MON 810トウモロコシ、登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子組み換え品種NK603及びMON 810を交配することによる従来法で育種した雑種トウモロコシ品種からなる。NK603×MON 810トウモロコシは、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサートを含有する)に対する耐性を与える、アグロバクテリウム属(Agrobacterium sp.)菌株CP4から得られるタンパク質CP4 EPSPS及びヨーロッパアワノメイガを含む特定の鱗翅目(Lepidoptera)に対する耐性をもたらす、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)から得られるCry1Ab毒素も遺伝子組み換えにより発現する。
昆虫耐性植物のトランスジェニック作物は、BATS(Zentrum fuer Biosicherheit und Nachhaltigkeit,Zentrum BATS,Clarastrasse 13,4058 Basel,Switzerland)Report 2003,(http://bats.ch)にも記載されている。
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP、例えば欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照されたい)など、選択的作用を有する抗病原性物質を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことが理解されるべきである。このような抗病原性物質及びこのような抗病原性物質を合成することが可能なトランスジェニック植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第0392225号明細書、国際公開第95/33818号及び欧州特許出願公開第0353191号明細書から公知である。このようなトランスジェニック植物を産生する方法は、当業者に一般に知られており、例えば上記の刊行物に記載されている。
作物は、真菌(例えば、フザリウム属(Fusarium)、炭疽病又はフィトフトラ属(Phytophthora))、細菌(例えば、シュードモナス属(Pseudomonas))又はウイルス性(例えば、ジャガイモ葉巻病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する耐性を高めるためにも改良され得る。
作物は、ダイズシスト線虫などの線虫に対する高い抵抗性を有するものも含む。
非生物的ストレスに耐性である作物は、例えば、NF-YB又は、当技術分野において公知である他のタンパク質の発現により、干ばつ、高塩分、高温、低温、霜又は光線に対する高い耐性を有するものを含む。
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る抗病原性物質としては、例えば、ナトリウムチャネル又はカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、例えばウイルス性KP1、KP4又はKP6毒素;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP;例えば欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照されたい);微生物によって産生される抗病原性物質、例えばペプチド抗生物質又は複素環式抗生物質(例えば、国際公開第95/33818号を参照されたい)又は植物病原体防御に関与するタンパク質又はポリペプチド因子(国際公開第03/000906号に記載されている、いわゆる「植物病害抵抗性遺伝子」)が挙げられる。
本発明に係る組成物のさらなる使用分野は、貯蔵品及び貯蔵室の保護及び原料(木材及び織物など)、床仕上げ材及び建築物の保護及び衛生分野において、特に上記のタイプの有害生物からのヒト、家畜及び生産性家畜の保護である。
本発明は、有害生物(蚊及び他の病原媒介動物など;http://www.who.int/malaria/vector_control/irs/en/も参照されたい)を防除するための方法も提供する。一実施形態において、有害生物を防除するための方法は、本発明の組成物を標的有害生物、その生息地又は表面若しくは基材にブラシ塗布、ローラ塗布、噴霧、塗布又は浸漬によって施用する工程を含む。例として、壁、天井又は床面などの表面のIRS(屋内残留噴霧)施用が本発明の方法によって想定されている。別の実施形態において、このような組成物を網、衣類、寝具、カーテン及びテントの形態(又はこれらの製造に使用され得る形態)の不織布又は布帛材料などの基材に施用することが想定されている。
一実施形態において、このような有害生物を防除するための方法は、有効な残存性の有害生物防除活性を表面又は基材に与えるように、殺有害生物的に有効な量の本発明の組成物を標的有害生物、その生息地又は表面若しくは基材に施用する工程を含む。このような施用は、本発明の殺有害生物組成物をブラシ塗布、ローラ塗布、噴霧、塗布又は浸漬することによって行われ得る。例として、壁、天井又は床面などの表面におけるIRS施用は、有効な残存性の有害生物防除活性を表面に与えるように、本発明の方法によって想定されている。別の実施形態において、網、衣類、寝具、カーテン及びテントの形態(又はこれらの製造に使用され得る形態)の布帛材料などの基材における有害生物の残存性防除のためにこのような組成物を施用することが想定されている。
処理されるべき不織布、布帛又は網を含む基材は、綿、ラフィア、ジュート、亜麻、サイザル、麻布若しくは羊毛などの天然繊維又はポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリルなどの合成繊維で作製され得る。ポリエステルが特に好適である。織物処理の方法は、例えば、国際公開第2008/151984号、国際公開第2003/034823号、米国特許第5631072号明細書、国際公開第2005/64072号、国際公開第2006/128870号、欧州特許第1724392号明細書、国際公開第2005113886号又は国際公開第2007/090739号から公知である。
本発明に係る組成物のさらなる使用分野は、すべての観賞用樹木並びにあらゆる種類の果樹及び堅果の成る木の樹幹注入/幹処理の分野である。
樹幹注入/幹処理の分野において、本発明に係る化合物は、上記の鱗翅目(Lepidoptera)及び鞘翅目(Coleoptera)の木材穿孔性(wood-boring)昆虫に対して、特に以下の表A及びBに列挙される木材穿孔性昆虫(woodborer)に対して特に好適である。
Figure 2023510175000040
Figure 2023510175000041
Figure 2023510175000042
Figure 2023510175000043
本発明は、例えば、甲虫、イモムシ、ヒアリ、ワタフキカイガラムシ(ground pearl)、ヤスデ、ダンゴムシ、ダニ、ケラ、カイガラムシ、コナカイガラムシ、マダニ、アワフキムシ、サウザンキンクバッグ(southern chinch bug)及び地虫を含む、芝草中に存在し得る任意の昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。本発明は、卵、幼虫、若虫及び成虫を含む、生活環の様々な段階の昆虫有害生物を防除するのに使用され得る。
特に、本発明は、地虫(コガネカブト属(Cyclocephala spp.)(例えば、マスクドコガネムシ(masked chafer)、C.ルリダ(C.lurida))、リゾトログス属(Rhizotrogus spp.)(例えば、ヨーロピアンコガネムシ、R.マハリス(R.majalis))、コチヌス属(Cotinus spp.)(例えば、アオコフキコガネ、C.ニチダ(C.nitida))、ポピリア属(Popillia spp.)(例えば、マメコガネ(Japanese beetle)、マメコガネ(P.japonica))、フィロファガ属(Phyllophaga spp.)(例えば、コガネムシ(May/June beetle))、アテニウス属(Ataenius spp.)(例えば、ブラック・ターフグラス・アテニウス(Black turfgrass ataenius)、A.スプレツルス(A.spretulus))、マラデラ属(Maladera spp.)(例えば、アカビロウドコガネ、M.カスタネア(M.castanea))及びトマルス属(Tomarus spp.)など)、ワタフキカイガラムシ(マルガロデス属(Margarodes spp.))、ケラ(タウニー(tawny)、サウザン(southern)及び短翅型;スカプテリスクス属(Scapteriscus spp.)、ケラ(Gryllotalpa africana))及びレザージャケット(leatherjacket)(ヨーロピアンクレーンフライ(European crane fly)、ガガンボ属(Tipula spp.))を含む、芝草の根を餌とする昆虫有害生物を防除するのに使用され得る。
本発明は、ヨトウムシ(ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)及び一般的なヨトウムシ(common armyworm)(プセウダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)など)、ネキリムシ、ゾウムシ(スフェノホルス属(Sphenophorus spp.)、シバオサゾウムシ(S.venatus verstitus)及びS.パルブルス(S.parvulus)など)及びソッドウェブワーム(sod webworm)(クラムブス属(Crambus spp.)及び熱帯ソッドウェブワーム(tropical sod webworm)、ケナシクロオビクロノメイガ(Herpetogramma phaeopteralis)など)を含む、藁に住む芝草の昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。
本発明は、ヒメコガネナガカメムシ(サウザンキンクバッグ、ブリスス・インスラリス(Blissus insularis)など)、ギョウギシバ(Bermudagrass)のダニ(エリオフィエス・シノドニエンシス(Eriophyes cynodoniensis))、アフリカヒゲシバ(rhodesgrass)のコナカイガラムシ(チガヤシロオカイガラムシ(Antonina graminis))、2本線のあるアワフキムシ(two-lined spittlebug)(プロサピア・ビシンクタ(Propsapia bicincta))、ヨコバイ、ネキリムシ(ヤガ科(Noctuidae))及びムギミドリアブラムシを含む、地上に生息し、芝草の葉を餌とする昆虫有害生物を防除するのにも使用され得る。
本発明は、芝生にアリ塚を作製するアカヒアリ(Solenopsis invicta)など、芝草の他の有害生物を防除するのにも使用され得る。
衛生分野において、本発明に係る組成物は、カタダニ(hard tick)、ヒメダニ(soft tick)、疥癬ダニ、ツツガムシ、ハエ(サシバエ及び舐性(licking)のハエ)、寄生性のハエ幼虫、シラミ、ケジラミ、ハジラミ及びノミなどの外部寄生生物に対して有効である。
このような寄生生物の例は、以下のとおりである:
シラミ目(Anoplurida)のうち:ブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)及びケジラミ属(Phtirus spp.)、ソレノポテス属(Solenopotes spp.)。
ハジラミ目(Mallophagida)のうち:トリメノポン属(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属(Menopon spp.)、トリノトン属(Trinoton spp.)、ボビコラ属(Bovicola spp.)、ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.)、レピケントロン属(Lepikentron spp.)、ダマリナ属(Damalina spp.)、トリコデクテス属(Trichodectes spp.)及びフェリコラ属(Felicola spp.)。
双翅目(Diptera)並びにその亜目であるネマトセリナ亜目(Nematocerina)及び短角亜目(Brachycerina)のうち、例えばヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp.)、イエカ属(Culex spp.)、ブヨ属(Simulium spp.)、ツノマユブユ属(Eusimulium spp.)、サシチョウバエ属(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属(Culicoides spp.)、メクラアブ属(Chrysops spp.)、ヒボミトラ属(Hybomitra spp.)、キイロアブ属(Atylotus spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、ゴマフアブ属(Haematopota spp.)、フィリポミア属(Philipomyia spp.)、ブラウラ属(Braula spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、トゲアシメマトイ属(Hydrotaea spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、ヘマトビア属(Haematobia spp.)、モレリア属(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、オオクロバエ属(Calliphora spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトニクバエ属(Wohlfahrtia spp.)、ニクバエ属(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、ウシバエ属(Hypoderma spp.)、ウマバエ属(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属(Hippobosca spp.)、シカシラミバエ属(Lipoptena spp.)及びヒツジシラミバエ属(Melophagus spp.)。
ノミ目(Siphonapterida)のうち、例えばヒトノミ属(Pulex spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)、ネズミノミ属(Xenopsylla spp.)、ナガノミ属(Ceratophyllus spp.)。
異翅目(Heteropterida)のうち、例えばトコジラミ属(Cimex spp.)、サシガメ属(Triatoma spp.)、ロドニウス属(Rhodnius spp.)、パンストロギルス属(Panstrongylus spp.)。
ゴキブリ目(Blattarida)のうち、例えばトウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ(Blattelagermanica)及びスペラ属(Supella spp.)。
ダニ亜綱(Acaria(Acarida))並びにマダニ亜目(Metastigmata)及び中気門亜目(Mesostigmata)のうち、例えばナガヒメダニ属(Argas spp.)、カズキダニ属(Ornithodorus spp.)、オトビウス属(Otobius spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、カクマダニ属(Dermacentor spp.)、チマダニ属(Haemophysalis spp.)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、デルマニスス属(Dermanyssus spp.)、ライリエチア属(Raillietia spp.)、ニューモニスス属(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属(Sternostoma spp.)及びバロア属(Varroa spp.)。
ダニ目(Actinedida)(前気門類(Prostigmata))及びカイチュウ目(Acaridida)(コナダニ亜目(Astigmata))のうち、例えばアカラピス属(Acarapis spp.)、ツメダニ属(Cheyletiella spp.)、オルニソケイレチア属(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属(Psorergatesspp.)、ニキビダニ属(Demodex spp.)、ツツガムシ属(Trombicula spp.)、リストロホルス属(Listrophorus spp.)、コナダニ属(Acarus spp.)、チロファグス属(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ属(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属(Hypodectes spp.)、プテロリクス属(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属(Otodectes spp.)、ヒゼンダニ属(Sarcoptes spp.)、ショウセンコウヒゼンダニ属(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属(Cytodites spp.)及びラミノシオプテス属(Laminosioptes spp.)。
本発明に係る組成物は、木材、織物、プラスチック、接着剤、のり、塗料、紙及び厚紙、皮革、床仕上げ材及び建築物などの材料の場合、昆虫の寄生から保護するのにも好適である。
本発明に係る組成物は、例えば、以下の有害生物に対して使用され得る:ヨーロッパイエカミキリ(Hylotrupes bajulus)、クロロホルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、キセストビウム・ルホビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌスペクチコルニス(Ptilinuspecticornis)、デンドロビウム・ペルチネクス(Dendrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、オオナガシバンムシ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、アメリカヒラタキクイムシ(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクツス・プベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテスルギコリス(Minthesrugicollis)、キシルボルス属種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン属種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モナクス(Apate monachus)、ボストリクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクス・ブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン属種(Sinoxylon spec.)及びチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)などの甲虫並びにさらにコルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)及びウロセルス・アウグル(Urocerus augur)などの膜翅類の昆虫(hymenopteran)並びにカロテルメス・フラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、ニシインドカンザイシロアリ(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメス・インディコラ(Heterotermes indicola)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、レティクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)及びイエシロアリ(Coptotermes formosanus)などのシロアリ並びにセイヨウシミ(Lepisma saccharina)などのシミ。
本発明に係る化合物は、非修飾形態で有害生物防除剤として使用され得るが、それらは、一般に、担体、溶媒及び表面活性物質などの製剤化補助剤を用いて、様々な方法で組成物に製剤化される。製剤は、様々な物理的形態、例えば粉剤、ゲル、水和剤、水和性粒剤、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油乳剤、油性フロアブル剤、水性分散液、油性分散液、サスポエマルション、カプセル懸濁剤、乳化性粒剤、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体として水又は水混和性有機溶媒を含む)、含浸ポリマーフィルムの形態又は例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)から公知の他の形態であり得る。このような製剤は、直接使用されるか又は使用前に希釈され得る。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒を用いて行われ得る。
製剤は、微粉化された固体、粒剤、液剤、分散液又は乳剤の形態の組成物を得るために、例えば有効成分を製剤化補助剤と混合することによって調製され得る。有効成分は、微粉化された固体、鉱油、植物若しくは動物由来の油、植物若しくは動物由来の変性油、有機溶媒、水、表面活性物質又はそれらの組合せなどの他の補助剤と共にも製剤化され得る。
有効成分は、微細なマイクロカプセル中に含有され得る。マイクロカプセルは、多孔質担体中に有効成分も含有する。これにより、有効成分を制御された量で環境中に放出させることができる(例えば、持続放出)。マイクロカプセルは、通常、0.1~500μmの直径を有する。マイクロカプセルは、カプセル重量の約25~95重量%の量で有効成分を含有する。有効成分は、モノリシック固体の形態、固体若しくは液体分散体中の微粒子の形態又は好適な溶液の形態であり得る。封入用の膜は、例えば、天然若しくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタン又は化学修飾ポリマー及びデンプンキサンテート又は当業者に公知の他のポリマーを含み得る。代わりに、有効成分が基剤の固体マトリクス中に微粉化された粒子の形態で含まれた微細なマイクロカプセルが形成され得るが、このマイクロカプセル自体は封入されない。
本発明に係る組成物の調製に好適な製剤化補助剤は、それ自体公知である。液体担体として、以下のものが使用され得る:水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール(diproxitol)、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、二酢酸グリセロール、三酢酸グリセロール、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール及びアミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノールなどのより高い分子量のアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドンなど。
好適な固体担体は、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石粘土、シリカ、アタパルジャイト粘土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、粉砕されたクルミ殻、リグニン及び同様の物質である。
多くの表面活性物質は、固体及び液体製剤の両方中、特に使用前に担体で希釈され得る製剤中で有利に使用され得る。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性又はポリマーであり得、それらは、乳化剤、湿潤剤又は懸濁化剤として又は他の目的のために使用され得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなど、硫酸アルキルの塩;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなど、アルキルアリールスルホネートの塩;ノニルフェノールエトキシレートなど、アルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなど、アルコール/アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどの石鹸;ナトリウムジブチルナフタレンスルホネートなど、アルキルナフタレンスルホネートの塩;ナトリウムジ(2-エチルヘキシル)スルホスクシネートなど、スルホコハク酸塩のジアルキルエステル;オレイン酸ソルビトールなどのソルビトールエステル;ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなどの第4級アミン、ポリエチレングリコールステアレートなど、脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックコポリマー;並びにモノ-及びジ-アルキルリン酸エステルの塩;並びにさらに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載されているさらなる物質が挙げられる。
殺有害生物製剤に使用され得るさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度調整剤、懸濁化剤、染料、酸化防止剤、発泡剤、光吸収剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤又はpH調整物質及び緩衝液、腐食防止剤、香料、湿潤剤、吸収向上剤、微量栄養素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤並びに液体及び固体肥料が挙げられる。
本発明に係る組成物は、植物若しくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル又はこのような油と油誘導体との混合物を含む添加剤を含み得る。本発明に係る組成物中の油添加剤の量は、一般に、施用される混合物を基準にして、0.01~10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後、所望の濃度でスプレータンクに加えられ得る。好ましい油添加剤は、鉱油又は植物由来の油、例えばナタネ油、オリーブ油若しくはヒマワリ油、乳化植物油、植物由来の油のアルキルエステル、例えばメチル誘導体又は魚油若しくは牛脂などの動物由来の油を含む。好ましい油添加剤は、C8~C22脂肪酸のアルキルエステル、特にC12~C18脂肪酸のメチル誘導体、例えばラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステル(それぞれラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル及びオレイン酸メチル)を含む。多くの油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
本発明の組成物は、一般に、0.1~99重量%、特に0.1~95重量%の、本発明の化合物及び1~99.9重量%の製剤化補助剤(これは、好ましくは、0~25重量%の表面活性物質を含む)を含む。市販の製品は、好ましくは、濃縮物として製剤化され得るが、最終使用者は、通常、希釈製剤を用いるであろう。
施用量は、広い範囲内で変化し、土壌の性質、施用方法、作物植物、防除される有害生物、そのときの気候条件並びに施用方法、施用の時期及び標的作物に左右される他の要因に応じて決まる。一般的な指針として、化合物は、1~2000l/ha、特に10~1000l/haの割合で施用され得る。
好ましい製剤は、以下の組成を有し得る(重量%)。
乳化性濃縮物:
有効成分:1~95%、好ましくは60~90%
表面活性剤:1~30%、好ましくは5~20%
液体担体:1~80%、好ましくは1~35%
ダスト剤:
有効成分:0.1~10%、好ましくは0.1~5%
固体担体:99.9~90%、好ましくは99.9~99%
懸濁液濃縮物:
有効成分:5~75%、好ましくは10~50%
水:94~24%、好ましくは88~30%
表面活性剤:1~40%、好ましくは2~30%
水和剤:
有効成分:0.5~90%、好ましくは1~80%
表面活性剤:0.5~20%、好ましくは1~15%
固体担体:5~95%、好ましくは15~90%
粒剤:
有効成分:0.1~30%、好ましくは0.1~15%
固体担体:99.5~70%、好ましくは97~85%
以下の実施例は、本発明をさらに例示するが、本発明を限定するものではない。
Figure 2023510175000044
この組合せは、補助剤と十分に混合され、混合物が好適なミルにおいて十分に粉砕され、これにより、水和剤が得られ、これは、水で希釈されて、所望の濃度の懸濁液が得られる。
Figure 2023510175000045
この組合せは、補助剤と十分に混合され、混合物が好適なミルにおいて十分に粉砕され、種子処理に直接使用され得る粉剤が得られる。
Figure 2023510175000046
植物保護に使用され得る、任意の所要の希釈率の乳剤が水による希釈によってこの濃縮物から得られる。
Figure 2023510175000047
即時使用可能なダスト剤は、担体と組み合わせて混合し、混合物を好適なミルにおいて粉砕することによって得られる。このような粉末は、種子の乾式粉衣にも使用され得る。
Figure 2023510175000048
この組合せは、補助剤と混合され、粉砕され、混合物は、水で濡らされる。混合物は、押し出され、次に空気流中で乾燥される。
Figure 2023510175000049
この微粉化された組合せは、ミキサー中において、ポリエチレングリコールで濡らされたカオリンに均一に適用される。このように、ほこりのない被覆された粒剤が得られる。
Figure 2023510175000050
この微粉化された組合せは、補助剤と均質混合され、懸濁液濃縮物が得られ、この懸濁液濃縮物から、任意の所望の希釈率の懸濁液が水による希釈によって得られる。このような希釈を用いて、生きた植物並びに植物繁殖材料が処理され、噴霧、注ぎかけ又は浸漬によって微生物による寄生から保護され得る。
Figure 2023510175000051
この微粉化された組合せは、補助剤と均質混合され、懸濁液濃縮物が得られ、この懸濁液濃縮物から、任意の所望の希釈率の懸濁液が水による希釈によって得られる。このような希釈を用いて、生きた植物並びに植物繁殖材料が処理され、噴霧、注ぎかけ又は浸漬によって微生物による寄生から保護され得る。
持続放出性カプセル懸濁剤
28部のこの組合せを2部の芳香族溶媒及び7部のトルエンジイソシアネート/ポリメチレン-ポリフェニルイソシアネート-混合物(8:1)と混合する。この混合物を、所望の粒度が得られるまで、1.2部のポリビニルアルコールと、0.05部の消泡剤と、51.6部の水との混合物中で乳化する。この乳剤に5.3部の水中の2.8部の1,6-ジアミノヘキサンの混合物を加える。混合物を、重合反応が完了するまで撹拌する。得られたカプセル懸濁剤を、0.25部の増粘剤及び3部の分散剤を加えることによって安定化させる。カプセル懸濁剤製剤は、28%の有効成分を含有する。カプセルの中間直径は8~15μmである。得られた製剤を、該当する目的に好適な装置中の水性懸濁液として種子に施用する。
製剤のタイプとしては、乳剤濃縮物(EC)、懸濁液濃縮物(SC)、サスポエマルション(SE)、カプセル懸濁剤(CS)、水和性粒剤(WG)、乳化性粒剤(EG)、油中水乳剤(EO)、水中油乳剤(EW)、マイクロエマルション(ME)、油性分散液(OD)、油混和性フロアブル剤(OF)、油混和性液体(OL)、可溶性濃縮物(SL)微量散布用懸濁剤(SU)、微量散布用液剤(UL)、工業用濃縮物(TK)、分散性濃縮物(DC)、水和剤(WP)、可溶性粒剤(SG)又は農学的に許容できる補助剤と組み合わされた任意の技術的に実現可能な製剤が挙げられる。
調製実施例:
「Mp」は、融点(℃)を意味する。遊離基は、メチル基を表す。1H NMR測定をBrucker400MHz分光計で記録し、化学シフトを、TMS標準を基準としてppmで示す。示されるように、スペクトルを重水素化溶媒中で測定した。以下のLCMS法のいずれか一方を用いて化合物を特徴付けた。各化合物について得た特徴的なLCMS値は、保持時間(「Rt」、分で記録した)及び実測の分子イオン(M+H)+又は(M-H)-であった。
LCMS法:
方法1:
スペクトルを、以下を備えるWaters製質量分光計(SQDシングル四重極型質量分光計)で記録した:エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン又は陰イオン、フルスキャン、キャピラリ:3.00kV、コーン範囲:41V、ソース温度:150℃、脱溶剤温度:500℃、コーンガス流:50L/Hr、脱溶剤ガス流:1000L/Hr、質量範囲:110~800Da)及びWaters製H-Class UPLC:バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器。カラム:Waters UPLC HSS T3 C18、1.8μm、30×2.1mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):210~400、溶剤勾配:A=水+5%アセトニトリル+0.1%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05% HCOOH:勾配:0分、10%B;0.から0.2分で10から50%B;0.2から0.7分で50から100%B;0.7から1.3分で100%B;1.3から1.4分で100から10%B;1.4から1.6分で10%B;流量(mL/min)0.6。
方法2:
スペクトルを、以下を備えるAgilent Technologies製の質量分光計(6410 Triple Quadrupole質量分光計)で記録した:エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン又は陰イオン、MS2スキャン、キャピラリ:4.00kV、フラグメンタ:100V、脱溶剤温度:350℃、ガス流:11L/min、ネブライザガス:45psi、質量範囲:110~1000Da)及びAgilent製1200Series HPLC:クォータナリポンプ、被加熱カラムコンパートメント及びダイオード-アレイ検出器。カラム:KINETEX EVO C18、2.6μm、50×4.6mm、温度:40℃、DAD波長範囲(nm):210~400、溶剤勾配:A=水+5% アセトニトリル+0.1% HCOOH、B=アセトニトリル+0.1% HCOOH:勾配:0分間 0% B、100% A;0.9~1.8分間 100% B;流れ(mL/min)1.8。
実施例H1:6-(3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P2)の調製
Figure 2023510175000052
ステップ1:エチル3-(2-クロロ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエート(中間体I-1)の調製
Figure 2023510175000053
2-クロロ-4-メチル-5-ニトロピリジン(CAS23056-33-9、1.00g、5.79mmol)のジエチルオキサレート(7.59mL、54.5mmol)中の溶液に窒素雰囲気下で1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(1.15mL、7.53mmol)を室温で10分間の時間をかけて添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を氷冷水(10mL)に注ぎ入れ、2N塩酸(3mL)で酸性化し、5分間撹拌した。溶剤を傾瀉し、得られた残渣を氷冷メタノール中で20分間撹拌した。沈殿物をろ過し、減圧下で乾燥して、所望の生成物(1.42g)を得た。LCMS(方法1):273(M+H)+、Rt 0.99分間。
ステップ2:エチル3-(2-クロロ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-ヒドロキシ-プロパノエート(中間体I-2)の調製
Figure 2023510175000054
エチル3-(2-クロロ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエート(上記のとおり調製した中間体I-1、0.500g、1.80mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)及び水(1mL)中の氷冷溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(70mg、1.8mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を15分間、0℃で撹拌した。氷冷水を反応混合物に添加し、これを0℃で、塩化アンモニウム飽和水溶液により失活させた。得られた懸濁液を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して所望の生成物(0.480g)を得、これをさらに精製せずに用いた。LCMS(方法1):275(M+H)+、Rt 0.89分間。
ステップ3:6-クロロ-1H-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-3)の調製
Figure 2023510175000055
エチル3-(2-クロロ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-ヒドロキシ-プロパノエート(上記のとおり調製した中間体I-2、0.400g、0.970mmol)の酢酸(6mL)中の溶液に鉄(0.220g、3.90mmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃に30分間かけて加熱した。この反応混合物に次いで1,4-ジオキサン(4mL)及び6N塩酸(3mL)を70℃で添加した。温度を90℃に昇温し、撹拌を4時間継続した。室温に冷却した後、反応混合物をセライトでろ過し、酢酸エチルで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮した。得られた残渣を水(20mL)で希釈し、0℃に冷却し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(25mL)で中和した。懸濁液をろ過し、減圧下で乾燥した。粗残渣をエタノール:1,2-ジクロロエタン(1:1、20mL)中に採り、70℃に30分間かけて加熱した。得られた熱い溶液をセライトでろ過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物を茶色の固体として得た(0.125g)。LCMS(方法1):181(M+H)+、Rt 0.38分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 6.82(d,J=9.54Hz,1H)7.83(s,1H)7.92(d,J=9.54Hz,1H)8.44(s,1H)11.99-12.23(m,1H)。
ステップ4:6-クロロ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オンの調製
(中間体I-4)
Figure 2023510175000056
6-クロロ-1H-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-3、2.50g、13.8mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に室温で炭酸カリウム(4.98g、36.0mmol)及び2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネート(3.31mL、19.4mmol)を添加した。反応混合物を70℃で9時間撹拌し、次いで50℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、これを水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物(0.900g)を得た。LCMS(方法1):313(M+H)+、Rt 1.03分間。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 5.03(br s,2H)6.97(d,J=9.66Hz,1H)7.51(s,1H)7.67(d,J=9.66Hz,1H)8.57(s,1H)。
ステップ5:6-(3-フルオロ-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-5)の調製
Figure 2023510175000057
6-クロロ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-4、0.800g、2.56mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液に2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(XPhos)(0.30g、0.61mmol)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で15分間脱気し、その後、酢酸パラジウム(II)(59mg、0.26mmol)を添加した。再度、反応混合物をさらに15分間脱気し、その後、トリブチル-(3-フルオロ-2-ピリジル)スタナン(1.51g、3.84mmol)を添加した。次いで、これを90℃に加熱し、一晩撹拌した。室温に冷却した後、これを水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物(0.210g)を得た。LCMS(方法1):374(M+H)+、Rt 0.97分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 4.92-5.32(m,2H)6.99(d,J=9.66Hz,1H)7.40-7.49(m,1H)7.53-7.68(m,1H)7.77-7.88(d,J=9.66Hz,1H)8.27(s,1H)8.60-8.68(m,1H)9.01(br s,1H)。
ステップ6:6-(3-エチルスルファニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P1)の調製
Figure 2023510175000058
6-(3-フルオロ-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-5、0.200g、0.536mmol)の乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液に室温、窒素雰囲気下でエチルスルファニルナトリウム(0.110g、1.18mmol)を添加した。反応混合物を室温で90分間撹拌した。次いで、水を添加し、これを酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物(55mg)を得た。LCMS(方法1):416(M+H)+、Rt 1.07分間。
ステップ7:6-(3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(表題の化合物P2)の調製
Figure 2023510175000059
6-(3-エチルスルファニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-6、65mg、0.16mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に0℃で3-クロロ安息香酸(85mg、0.34mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、これを炭酸カリウム飽和水溶液及び水で失活し、酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物をオフホワイトの固体として得た(10mg)(融点217~219℃)。LCMS(方法1):448(M+H)+、Rt 0.97分間。
実施例H2:1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P3)の調製
Figure 2023510175000060
ステップ1:エチル(E)-3-(2-ブロモ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-ヒドロキシ-プロプ-2-エノエートの調製(中間体I-6)
Figure 2023510175000061
エチル3-(2-ブロモ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-オキソ-プロパノエート(CAS:800401-69-8、200mg、0.631mmol)のテトラヒドロフラン(4ml)中の溶液に水素化ホウ素ナトリウム(30mg、0.757mmol)を0℃で3回に分けて添加した。混合物を30分間かけて5℃に温め、その後、水(5ml)を添加した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(3ml)で中和し、生成物を酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を濃い黄色の油として得た(110mg)。LCMS(方法1):315/317(M-H)-、Rt 0.91分間。
ステップ2:(E)-3-(5-アミノ-2-ブロモ-4-ピリジル)プロプ-2-エン酸(中間体I-7)の調製
Figure 2023510175000062
エチル(E)-3-(2-ブロモ-5-ニトロ-4-ピリジル)-2-ヒドロキシ-プロプ-2-エノエート(上記のとおり調製した中間体I-6、500mg、1.57mmol)をエタノール(5ml)及び水(2ml)中において不活性雰囲気下で溶解した。テトラヒドロキシジボロン(739mg、7.83mmol)を少量ずつ室温で添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した。氷冷水(25ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をn-ペンタンで洗浄して、表題の化合物を茶色の油として得た(350mg)。LCMS(方法1):243/245(M+H)+、Rt 0.20分間。
ステップ3:6-ブロモ-1H-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-8)の調製
Figure 2023510175000063
(E)-3-(5-アミノ-2-ブロモ-4-ピリジル)プロプ-2-エン酸(上記のとおり調製した中間体I-7、350mg、1.44mmol)を1,4-ジオキサン(3.5ml)中に溶解した。水性5N塩酸(3.5ml、17.5mmol)をゆっくりと添加し、混合物を95℃で16時間撹拌した。水(10ml)及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(35ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(4×30ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残渣をn-ペンタン(3×5ml)で洗浄し、次いで高減圧下で乾燥して、表題の化合物を茶色の半固体として得た(130mg)。LCMS(方法1):225/227(M+H)+、Rt 0.82分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 6.81(d,J=9.54Hz,1H),7.90(d,J=9.54Hz,1H),7.95(s,1H),8.41(s,1H),12.09(br s,1H)。
ステップ4:6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オンの調製
(中間体I-9)
Figure 2023510175000064
6-ブロモ-1H-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-8、1.80g、8.00mmol)をテトラヒドロフラン(18ml)中において不活性雰囲気下で溶解した。炭酸カリウム(4.42g、32mmol)及び2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネート(5.47ml、9.31g、32mmol)を添加し、反応を75℃で4時間撹拌した。炭酸カリウム(4.42g、32mmol)及び2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホネート(5.47ml、9.31g、32mmol)をさらに添加し、撹拌を75℃で4時間継続した。室温に冷却した後、水を添加し、生成物を酢酸エチル(6×200ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を得た。(900mg)。LCMS(方法1):357/359(M+H)+、Rt 1.00分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 5.02(br s,2H)6.97(d,1H)7.63-7.68(m,2H)8.56(s,1H).
ステップ5:1-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(中間体I-10)の調製
Figure 2023510175000065
1-(5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-3-イル)シクロプロパンカルボニトリル(国際公開第20/182577号に記載のとおり調製、2.20g、12mmol)のテトラヒドロフラン(22ml)中の溶液を10分間脱気した。2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体(THF中に1.0mol/L、19ml、19mmol)を0℃で滴下し、添加後、撹拌をさらに15分間、0℃で継続した。6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-9、4.4g、12mmol)のTHF(44ml)中の溶液を別のフラスコ中において調製し、窒素で10分間脱気した。この溶液を最初のものに10℃で添加した。[1,1’-ビス(ジフェニル-ホスフィノ)-フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(540mg、0.74mmol)を添加し、反応混合物を60℃で16時間加熱した。飽和塩化アンモニウム水溶液(70ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を得た。(3.90g)。LCMS(方法1):455(M+H)+、Rt 0.99分間。
ステップ6:1-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(中間体I-11)の調製
Figure 2023510175000066
1-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した中間体I-10、500mg、1.10mmol)のN-メチル-2-ピロリドン(10ml)中の溶液にナトリウムエタンチオレート(174mg、1.65mmol)を0℃、窒素雰囲気下で添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。氷冷水(10ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を茶色の固体として得た(320mg)。LCMS(方法1):497(M+H)+、Rt 1.01分間。
ステップ7:1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P13)の調製
Figure 2023510175000067
1-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した中間体I-11、600mg、1.21mmol)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(307mg、1.21mmol)のアセトニトリル(12ml)中の溶液を70℃で12時間撹拌した。混合物を水(100ml)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(430mg)。LCMS(方法1):481(M+H)+、Rt 1.12分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.38(t,J=7.3Hz,3H)1.52-1.58(m,2H)1.85-1.90(m,2H)2.99(q,J=7.3Hz,2H)5.10(br s,2H)6.96(d,J=9.7Hz,1H)7.72(d,J=2.1Hz,1H)7.82(d,J=9.5Hz,1H)8.25-8.30(m,2H)8.91(s,1H).
ステップ8:1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(表題の化合物P3)の調製
Figure 2023510175000068
1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1.7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した化合物P13、430mg、0.90mmol)のアセトニトリル(8.6ml)中の溶液に3-クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(486mg、1.97mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、これを2N水酸化ナトリウム水溶液(20ml)及び水(10ml)で失活した。生成物を酢酸エチル(2×20ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(300mg)(融点:224~226℃)。LCMS(方法1):513(M+H)+、Rt 1.07分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.23-1.35(t,3H),1.78-1.91(m,2H),1.94-2.01(m,2H)4.01(q,2H),5.44(br t,2H),7.05(d,1H)8.22(d,1H)8.24(s,1H)8.37(d,1H)8.90(d,1H)9.11(s,1H).
実施例H3:6-[3-エチルスルホニル-6-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P4)の調製
Figure 2023510175000069
ステップ1:6-(3-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-12)の調製
Figure 2023510175000070
3-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1イウム(CAS:695-37-4、1.9g、17mmol)のテトラヒドロフラン(40ml)中の溶液を10分間脱気した。テトラヒドロフラン中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル塩化亜鉛塩化リチウム錯体(1.0mol/L、CAS:1145881-09-9、17ml、17mmol)を0℃で滴下し、添加後、撹拌をさらに15分間、0℃で継続した。6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オンの溶液(上記のとおり調製した中間体I-9、4.0g、11mmol)をテトラヒドロフラン(40ml)中に溶解し、脱気した。この溶液を最初のものに添加し、次いで[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(490mg、0.67mmol)を添加し、反応混合物を60℃で16時間加熱した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(80ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の35%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を得た。(4.2g)。LCMS(方法1):390(M+H)+、Rt 0.94分間。
ステップ2:6-(3-エチルスルファニル-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-13)の調製
Figure 2023510175000071
6-(3-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-12、750mg、1.93mmol)の乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(11.25ml)中の溶液にナトリウムエタンチオレート(446mg、4.24mmol)を0℃で添加した。混合物を0℃で15分間撹拌した。氷冷水(50ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、表題の化合物を得た。(750mg)。LCMS(方法1):432(M+H)+、Rt 0.77分間。
ステップ3:6-(6-クロロ-3-エチルスルファニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-14)の調製
Figure 2023510175000072
6-(3-エチルスルファニル-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-13、3.0g、7.0mmol)を塩化ホスホリル(30ml)中に溶解した。この溶液を2時間、室温で撹拌した。反応混合物を氷水にゆっくりと注ぎ入れ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、生成物を酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を得た。(1.2g)。LCMS(方法1):450/452(M+H)+、Rt 1.18分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.37(t,3H)2.96(q,2H)5.12(br s,2H)6.98(d,1H)7.34(d,1H)7.71(d,1H)7.86(d,1H)8.34(s,1H)8.92(s,1H).
ステップ4:6-(6-クロロ-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-15)の調製
Figure 2023510175000073
6-(6-クロロ-3-エチルスルファニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-14、1.2g、2.7mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(12ml)中の溶液に0℃で3-クロロベンゼンカルボペルオキソ酸(1.4g、5.9mmol)を少量ずつ添加した。混合物を1時間、室温で撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ入れ、生成物を酢酸エチル(3×80ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た。(1.1g)。LCMS(方法1):482/484(M+H)+、Rt 1.10分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.43(t,3H)3.97(q,2H)5.13(br s,2H)7.00(d,1H)7.60(d,1H)7.83(d,1H)8.08-8.12(m,1H)8.46(d,1H)8.78(s,1H).
ステップ5:6-[3-エチルスルホニル-6-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(表題の化合物P4)の調製
Figure 2023510175000074
6-(6-クロロ-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-15、350mg、0.73mmol)のアセトニトリル(3.5ml)中の溶液に1H-1,2,4-トリアゾール(75.3mg、1.09mmol)及び炭酸カリウム(151mg、1.09mmol)を添加した。反応混合物を90℃で4時間撹拌し、次いで水で希釈した。析出した生成物をろ出した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中のメタノール勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(230mg)(融点:314~316℃)。LCMS(方法1):515(M+H)+、Rt 1.07分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.30(t,3H)4.04(q,2H)5.46(br s,2H)7.08(d,1H)8.16(d,1H)8.20(br d,1H)8.44(s,1H)8.50(s,1H)8.70(d,1H)9.15(s,1H)9.65(s,1H).
実施例H4:6-(6-シクロプロピル-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P5)の調製
Figure 2023510175000075
6-(6-クロロ-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-15、400mg、0.81mmol)のトルエン(8ml)及び水(1.2ml)中の溶液に炭酸カリウム(344mg、2.49mmol)及びシクロプロピルボロン酸(188mg、2.08mmol)を添加した。混合物を窒素で10分間脱気し、次いで[1,1’-ビス(ジフェニル-ホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(35mg、0.042mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波中において110℃で1.5時間加熱し、水で希釈し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た(210mg)(融点:212~214℃)。LCMS(方法1):488(M+H)+、Rt 1.16分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.11-1.15(m,4H)1.25(t,3H)2.28-2.38(m,1H)3.89(q,2H)5.44(br t,2H)7.03(d,1H)7.66(d,1H)8.16(s,1H)8.21(d,1H)8.27(d,1H)9.07(s,1H).
実施例H5:2-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(化合物P6)の調製
Figure 2023510175000076
ステップ1:2-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-2-メチル-プロパンニトリル(中間体I-16)の調製
Figure 2023510175000077
2-(5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-3-イル)-2-メチル-プロパンニトリル(国際公開第20/182577号に記載のとおり調製、1.5g、8.4mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)中の溶液を10分間脱気した。これにテトラヒドロフラン中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル塩化亜鉛塩化リチウム錯体(1mmol/ml、CAS:1145881-09-9、8.4ml、8.4mmol)を0℃で15分間かけて滴下した。別のフラスコ中において、6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-9、2.0g、5.6mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)中の溶液を10分間、窒素で脱気した。この溶液を最初のものに10℃で添加し、次いで[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(250mg、0.34mmol)を添加し、混合物を60℃に16時間加熱した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の35%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た。(2.2g)。LCMS(方法1):457(M+H)+、Rt 0.90分間。
ステップ2:2-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-2-メチル-プロパンニトリル(中間体I-17)の調製
Figure 2023510175000078
2-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-2-メチル-プロパンニトリル(上記のとおり調製した中間体I-16、1.20g、2.63mmol)の乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(18ml)中の溶液に0℃でナトリウムエタンチオレート(608mg、5.79mmol)を添加した。混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで氷冷水(50ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、表題の化合物を得た。(1.1g)。LCMS(方法1):499(M+H)+、Rt 0.93分間。
ステップ3:2-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(化合物P17)の調製
Figure 2023510175000079
2-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-2-メチル-プロパンニトリル(上記のとおり調製した中間体I-17、1.1g、2.2mmol)をテトラヒドロフラン(22ml)中に溶解した。飽和塩化アンモニウム水溶液(11ml)を添加し、続いて金属亜鉛(290mg、4.4mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(40ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を淡い黄色の固体として得た(230mg)。LCMS(方法1):484(M+H)+、Rt 1.11分間。
ステップ4:2-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(化合物P6)の調製
Figure 2023510175000080
2-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(上記のとおり調製した化合物P17、60mg、0.124mmol)のアセトニトリル(8ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸酸(70%、67mg、0.274mmol)を添加した。混合物を2時間、室温で撹拌した。2N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)及び水(10ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(2×10ml)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の30%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(45mg)(融点:245~247℃)。LCMS(方法1):515(M+H)+、Rt 1.02分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.44(t,3H)1.89(s,6H)3.99(q,2H)5.13(br s,2H)6.99(d,1H)7.83(d,1H)8.09(s,1H)8.53(d,1H)8.78(s,1H)9.09(d,1H).
実施例H6:N-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-アセトアミド(化合物P7)の調製
Figure 2023510175000081
ステップ1:tert-ブチルN-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-N-メチル-カルバメート(中間体I-18)の調製
Figure 2023510175000082
tert-ブチルN-(5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-3-イル)-N-メチル-カルバメート(国際公開第20/182577号に記載のとおり調製、3.0g、12mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を窒素で10分間脱気し、0℃に冷却した。テトラヒドロフラン中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体(1mmol/ml、CAS:1145881-09-9、19ml、19mmol)を滴下した。他のフラスコ中において、6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-9、3.1g、8.7mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を窒素で脱気し、次いで両方の溶液を混合し、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(540mg、0.74mmol)を添加し、混合物を60℃に16時間加熱した。飽和塩化アンモニウム水溶液(70ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の65%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た(4.3g)。LCMS(方法1):519(M+H)+、Rt 1.04分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.55(s,9H)3.34(s,3H)4.85-5.33(m,2H)6.98(d,1H)7.38-7.55(m,1H)7.80(d,1H)8.11-8.17(m,1H)8.36(s,1H)8.96(s,1H).
ステップ2:tert-ブチルN-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-N-メチル-カルバメート(中間体I-19)の調製
Figure 2023510175000083
tert-ブチルN-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-N-メチル-カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-18、4.30g、8.30mmol)の乾燥N-メチルピロリドン(21.5ml)中の溶液に0℃でナトリウムエタンチオレート(1.05g、12.44mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、氷冷水(10ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の5%メタノール)による粗材料の精製で所望の生成物を半固体として得た(3.0g)。LCMS(方法1):561(M+H)+、Rt 1.10分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.30(t,3H)1.53(s,9H)2.88(q,2H)3.31(s,3H)4.82-5.32(m,2H)6.95(d,1H)7.29-7.43(m,1H)7.77(d,1H)7.95(s,1H)8.17(d,1H)8.93(s,1H).
ステップ3:tert-ブチルN-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-カルバメート(中間体I-20)の調製
Figure 2023510175000084
tert-ブチルN-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]-N-メチル-カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-19、2.90g、5.17mmol)のアセトニトリル(29ml)中の溶液に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.58g、6.21mmol)を添加した。混合物を60℃で16時間撹拌し、水(100ml)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の25%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(2.2g)(融点:172~174℃)。LCMS(方法1):545(M+H)+、Rt 1.24分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.38(t,3H)1.52(s,9H)2.95(q,2H)3.37(s,3H)5.12(br s,2H)6.96(d,1H)7.67(s,1H)7.83(d,1H)8.25(s,1H)8.39(d,1H)8.92(s,1H).
ステップ4:tert-ブチルN-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-カルバメート(中間体I-21)の調製
Figure 2023510175000085
tert-ブチルN-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-20、1.10g、2.02mmol)のアセトニトリル(22ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸酸(70%、1.10g、4.44mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで2N水酸化ナトリウム水溶液(20ml)及び水(20ml)を添加した。生成物を酢酸エチル(2×50ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の30%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(870mg)(融点:196~198℃)。LCMS(方法1):577(M+H)+、Rt 1.13分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.45(t,3H)1.54(m,9H)3.42(s,3H)3.98(q,2H)5.11(br s,2H)6.97(d,1H)7.81(d,1H)8.06(s,1H)8.42(d,1H)8.77(s,1H)8.88(d,1H).
ステップ5:6-[3-エチルスルホニル-5-(メチルアミノ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-22)の調製
Figure 2023510175000086
tert-ブチルN-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-カルバメート(上記のとおり調製した中間体I-21、610mg、1.06mmol)のベンゾトリフルオリド(12.2ml)中の溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(2.54g、1.70ml、21.16mmol)を添加した。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、生成物を酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を薄い黄色の固体として得た(470mg)(融点:224~226℃)。LCMS(方法1):477(M+H)+、Rt 1.04分間。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.26(t,3H)2.84(d,3H)3.96(q,2H)5.42(br t,2H)6.74-6.83(m,1H)7.00(d,1H)7.49(d,1H)8.09(s,1H)8.18(d,1H)8.24(d,1H)9.00(s,1H).
ステップ6:N-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-アセトアミド(化合物P7)の調製
Figure 2023510175000087
6-[3-エチルスルホニル-5-(メチルアミノ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-22、300mg、0.63mmol)のピリジン(6ml)中の溶液にN,N-ジメチルピリジン-4-アミン(15.5mg、0.126mmol)を添加し、続いて塩化アセチル(99mg、90μl、0.099mmol)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水を添加し、生成物を酢酸エチル(2×50ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の80%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(250mg)(融点:280~282℃)。LCMS(方法1):519(M+H)+、Rt 0.99分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.46(t,3H)2.09(br s,3H)3.47(br s,3H)4.03(q,2H)4.90-5.32(m,2H)7.01(d,1H)7.84(d,1H)8.12(s,1H)8.41(d,1H)8.80(s,1H)8.85(br s,1H).
実施例H7:6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルホニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P8)の調製
Figure 2023510175000088
ステップ1:(3-クロロピラゾール-1-イル)-5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム(中間体I-23)の調製
Figure 2023510175000089
3-(3-クロロピラゾール-1-イル)-5-フルオロ-ピリジン(CAS:1374320-30-5、1.4g、7.1mmol)のジクロロメタン(40ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸(70%、3.8g、16mmol)を少量ずつ添加した。混合物を室温に温め、16時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、生成物を酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(70ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の80%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物をオフホワイトの固体として得た(1.2g)。LCMS(方法1):214/216(M+H)+、Rt 0.58分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 6.53(d,1H)7.60(br d,1H)7.86-7.95(m,1H)8.17(br s,1H)8.65(s,1H).
ステップ2:6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-24)の調製
Figure 2023510175000090
(3-クロロピラゾール-1-イル)-5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム(上記のとおり調製した中間体I-23、1.5g、7.0mmol)のテトラヒドロフラン(18ml)中の溶液を窒素で10分間脱気し、10℃に冷却した。テトラヒドロフラン中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体(1mmol/ml、CAS:1145881-09-9、7ml、7mmol)を滴下した。他のフラスコ中において、6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-9、1.8g、4.6mmol)のテトラヒドロフラン(18ml)中の溶液を窒素で脱気し、次いで両方の溶液を混合し、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(230mg、0.30mmol)を添加した。反応混合物を60℃に15時間加熱した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(60ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×60ml)で3回抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の10%メタノール)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た(2.0g)。LCMS(方法1):490/492(M+H)+、Rt 1.07分間。
ステップ3:6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-フルオロ-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-25)の調製
Figure 2023510175000091
6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-24、1.56g、3.18mmol)の乾燥アセトニトリル(15.6ml)中の溶液に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(809mg、3.18mmol)を添加した。反応混合物を70℃で10時間撹拌した。他のバッチの4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(404mg、1.59mmol)を添加し、撹拌を70℃で9時間継続した。混合物を水(100ml)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0~40%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物をピンク色の固体として得た(967mg)。LCMS(方法1):474/476(M+H)+、Rt 1.11分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 5.12(br s,2H)6.53(d,1H)7.00(d,1H)7.85(d,1H)8.01(m,2H)8.28(s,1H)8.91(d,1H)9.00(s,1H).
ステップ4:6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルファニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P14)の調製
Figure 2023510175000092
6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-フルオロ-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-25、950mg、2.0mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(10ml)中の溶液にナトリウムエタンチオレート(250mg、3.0mmol)を添加した。混合物を室温で7時間撹拌し、次いで氷冷水(50ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で3回抽出した。組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の40%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(700mg)(融点:231~232℃)。LCMS(方法1):516/518(M+H)+、Rt 1.20分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.41(t,3H)3.05(q,2H)5.11(br s,2H)6.50(d,1H)6.97(d,1H)7.84(d,1H)7.98(d,1H)8.09(d,1H)8.31(s,1H)8.67(d,1H)8.93(s,1H).
ステップ5:6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルホニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P8)の調製
Figure 2023510175000093
6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルファニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した化合物P14、672mg、1.303mmol)のベンゾトリフルオリド(20ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸酸(70%、707mg、2.87mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌し、次いで氷冷水(50ml)を添加し、溶液を2N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化した。生成物を酢酸エチル(3×60ml)で抽出し、組み合わせた有機層を水(100ml)及び塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0~100%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(504mg)。LCMS(方法1):548/550(M+H)+、Rt 1.13分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.47(t,3H)4.05(q,2H)5.13(br s,2H)6.56(d,1H)6.99(d,1H)7.84(d,1H)8.03-8.09(m,1H)8.12(s,1H)8.72(d,1H)8.79(s,1H)9.30(d,1H).
実施例H8.6-[3-エチルスルホニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P9)の調製
Figure 2023510175000094
ステップ1:6-[3-フルオロ-1-オキシド-5-(2-ピリジルオキシ)ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-26)の調製
Figure 2023510175000095
3-フルオロ-1-オキシド-5-(2-ピリジルオキシ)ピリジン-1-イウム(国際公開第20/182577号に記載のとおり調製、3.0g、15.0mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を窒素で10分間脱気し、0℃に冷却した。テトラヒドロフラン中の2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体(1mmol/ml、CAS:1145881-09-9、22ml、22mmol)を滴下し、混合物を15分間、0℃で撹拌した。他のフラスコ中において、6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-9、4.2g、12mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を調製し、窒素で脱気し、次いで両方の溶液を混合し、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ-パラジウム(II)(640mg、0.87mmol)を添加した。反応混合物を60℃に16時間加熱し、次いで飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の35%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た(4.0g)。LCMS(方法1):483(M+H)+、Rt 1.00分間。
ステップ2:6-[3-エチルスルファニル-1-オキシド-5-(2-ピリジルオキシ)ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-27)の調製
Figure 2023510175000096
6-[3-フルオロ-1-オキシド-5-(2-ピリジルオキシ)ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-26、500mg、1.04mmol)の乾燥N-メチルピロリドン(10ml)中の溶液に0℃でナトリウムエタンチオレート(164mg、1.55mmol)を添加した。混合物を室温で5時間撹拌した。ナトリウムエタンチオレート(164mg、1.55mmol)をさらに添加し、撹拌を室温で16時間継続した。氷冷水(10ml)を添加し、生成物を酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の4%メタノール)による粗材料の精製で所望の生成物を茶色の粘性の油として得た(300mg)。LCMS(方法1):525(M+H)+、Rt 1.03分間。
ステップ3:6-[3-エチルスルファニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P16)の調製
Figure 2023510175000097
6-[3-エチルスルファニル-1-オキシド-5-(2-ピリジルオキシ)ピリジン-1-イウム-2-イル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-27、5.2g、9.91mmol)の乾燥アセトニトリル(104ml)中の溶液に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(2.52g、9.91mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌し、水(100ml)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の65%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(1.8g)。LCMS(方法1):509(M+H)+、Rt 1.17分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.37(t,3H)2.92(q,2H)5.13(br s,2H)6.96(d,1H)7.07(d,1H)7.11(ddd,1H)7.58(d,1H)7.80(ddd,1H)7.84(d,1H)8.22(d,1H)8.28(s,1H)8.36(d,1H)8.93(s,1H).
ステップ4:6-[3-エチルスルホニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P9)の調製
Figure 2023510175000098
6-[3-エチルスルファニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した化合物P16、350mg、0.688mmol)のアセトニトリル(7ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸酸(70%、373mg、1.51mmol)を添加した。混合物を2時間、室温で撹拌した。氷冷水(10ml)を添加し、溶液を2N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)で塩基性化した。生成物を酢酸エチル(2×50ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の30%酢酸エチル)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(195mg)(融点:216~218℃)。LCMS(方法1):541(M+H)+、Rt 1.11分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.46(t,3H)4.00(q,2H)5.14(br s,2H)6.99(d,1H)7.12-7.18(m,2H)7.81-7.87(m,2H)8.09(s,1H)8.20(dd,1H)8.37(d,1H)8.80(s,1H)8.83(d,1H).
実施例H9:1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P10)の調製
Figure 2023510175000099
ステップ1:6-ブロモ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(中間体I-28)の調製
Figure 2023510175000100
6-ブロモ-1H-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-8、6.00g、25.1mmol)のテトラヒドロフラン(18ml)中の溶液に炭酸カリウム(12.12g、87.7mmol)、続いて2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(18.0g、75.19mmol)を添加した。反応混合物を75℃に5時間加熱し、次いで溶剤を減圧下で除去した。氷冷水を残渣に添加し、生成物を酢酸エチル(2×150ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(5.0g)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 5.00(br d,2H)6.95(d,1H)7.62-7.68(m,2H)8.58(s,1H).
ステップ2:1-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(中間体I-29)の調製
Figure 2023510175000101
1-(5-フルオロ-1-オキシド-ピリジン-1-イウム-3-イル)シクロプロパンカルボニトリル(国際公開第20/182577号に記載のとおり調製、2.61g、14.66mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を10分間脱気し、10℃に冷却した。2,2,6,6-テトラメチルピペリジニル-塩化亜鉛-塩化リチウム錯体(THF中に1.0mol/L、14.66ml、14.66mmol)を10℃で滴下し、撹拌をさらに15分間、10℃で継続した。6-ブロモ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-28、3.0g、9.77mmol)のテトラヒドロフラン(30ml)中の溶液を別のフラスコ中において調製し、窒素で10分間脱気した。両方の溶液を10℃で混合し、次いで[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(474mg、0.64mmol)を添加し、反応混合物を60℃に15時間加熱した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(60ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×60ml)で抽出した。組み合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の0~10%メタノール)による粗材料の精製で所望の生成物を得た(2.47g)。LCMS(方法1):405(M+H)+、Rt 0.94分間。
ステップ3:1-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(中間体I-30)の調製
Figure 2023510175000102
1-[5-フルオロ-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した中間体I-29、2.47g、6.11mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド(15ml)中の溶液にナトリウムエタンチオレート(771mg、9.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷冷水(100ml)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で3回抽出した。組み合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチル中の0~10%メタノール)による粗材料の精製で所望の生成物を固体として得た(1.77g)(融点:231~232℃)。LCMS(方法1):447(M+H)+、Rt 0.99分間。
ステップ4:1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P15)の調製
Figure 2023510175000103
1-[5-エチルスルファニル-1-オキシド-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]ピリジン-1-イウム-3-イル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した中間体I-30、1.77g、3.96mmol)の乾燥アセトニトリル(35.4ml)中の溶液に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.51g、5.94mmol)を添加した。混合物を3時間、70℃で撹拌し、60℃で12時間撹拌した。水(100ml)で希釈した後、生成物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(50ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0~40%酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物をオフホワイトの固体として得た(1.09g)。LCMS(方法1):431(M+H)+、Rt 1.10分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.38(t,3H)1.52-1.58(m,2H)1.85-1.90(m,2H)2.98(q,2H)5.08(br d,2H)6.95(d,1H)7.71(d,1H)7.81(d,1H)8.24-8.30(m,2H)8.94(s,1H).
ステップ5:1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P10)の調製
Figure 2023510175000104
1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(上記のとおり調製した化合物P15、350mg、0.813mmol)のアセトニトリル(7ml)中の溶液に0℃で3-クロロ過安息香酸酸(70%、441mg、1.79mmol)を添加した。混合物を2時間、室温で撹拌し、次いで氷冷水(20ml)を添加し、溶液を2N水酸化ナトリウム水溶液(20ml)で塩基性化した。生成物を酢酸エチル(3×20ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水(20ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルにおけるフラッシュクロマトグラフィ(シクロヘキサン中の0~80%酢酸エチル勾配)による粗材料の精製で所望の生成物を無色の固体として得た(294mg)(融点:225~226℃)。LCMS(方法1):463(M+H)+、Rt 1.03分間。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ ppm 1.43(t,3H)1.60-1.65(m,2H)1.95-2.00(m,2H)3.99(q,2H)5.09(br d,2H)6.98(d,1H)7.82(d,1H)8.09(s,1H)8.25(d,1H)8.81(s,1H)8.97(d,1H).
実施例H10:6-[3-エチルスルホニル-6-(トリアゾール-2-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P11)及び6-[3-エチルスルホニル-6-(トリアゾール-1-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P12)の調製
Figure 2023510175000105
6-(6-クロロ-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(上記のとおり調製した中間体I-15、400mg、0.83mmol)のアセトニトリル(4ml)中の溶液に2H-トリアゾール(86mg、1.25mmol)及び炭酸カリウム(172mg、1.25mmol)を添加した。反応混合物を90℃で1時間撹拌し、次いで水(50ml)で希釈し、析出した生成物をろ出した。逆相カラムクロマトグラフィによる粗材料の精製で両方の異性体を分離した。
化合物P11:LCMS(方法1):515(M+H)+、Rt 1.08分間。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.32(t,J=7.40Hz,3H)4.05(q,J=7.40Hz,2H)5.47(m,2H)7.08(d,J=9.6Hz,1H)8.12(d,J=1.35Hz,1H)8.21(d,J=9.6Hz,1H)8.45(d,J=8.56Hz,1H)8.48(s,1H)8.75(d,J=8.56Hz,1H)9.12(d,J=1.34Hz,1H)9.17(s,1H).
化合物P12:LCMS(方法1):515(M+H)+、Rt 1.07分間。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.30(t,J=7.40Hz,3H)3.99(q,J=7.40Hz,2H)5.47(m,2H)7.07(d,J=9.7Hz,1H)8.29(d,J=9.7Hz,1H)8.30(s,1H)8.34(br s,2H),8.36(d,J=8.68Hz,1H)8.70(d,J=8.68Hz,1H)9.16(s,1H).
Figure 2023510175000106
Figure 2023510175000107
Figure 2023510175000108
Figure 2023510175000109
Figure 2023510175000110
Figure 2023510175000111
Figure 2023510175000112
Figure 2023510175000113
本発明に係る組成物の活性は、他の殺虫的に、殺ダニ的に、且つ/又は殺真菌的に活性な成分を加えることによってかなり範囲が拡大され、一般的な状況に適合され得る。式Iの化合物と、他の殺虫的に、殺ダニ的に、且つ/又は殺真菌的に活性な成分との混合物は、より広い意味において、相乗活性として記載されることもあるさらなる意外な利点も有し得る。例えば、植物によるより良好な耐容性、減少した植物毒性、昆虫がそれらの異なる発育段階で防除され得ること又はそれらの製造中、例えば粉砕若しくは混合中、それらの貯蔵中若しくはそれらの使用中におけるより良好な挙動がある。
本明細書における有効成分への好適な添加剤は、例えば、以下の種類の有効成分が代表例である:有機リン化合物、ニトロフェノール誘導体、チオ尿素、幼若ホルモン、ホルムアミジン、ベンゾフェノン誘導体、尿素、ピロール誘導体、カルバメート、ピレスロイド、塩素化炭化水素、アシル尿素、ピリジルメチレンアミノ誘導体、マクロライド、ネオニコチノイド及びバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)調製物。
式Iの化合物と有効成分との以下の混合物が好ましい(「TX」という略語は、「本発明の表A-1~A-60、表B-1~B-60及び表Pに記載の化合物からなる群から選択される1種の化合物」を意味する):
石油(代替名)(628)+TXからなる物質の群から選択される補助剤;
アバメクチン+TX、アセキノシル+TX、アセタミプリド+TX、アセトプロール+TX、アクリナトリン+TX、アシノナピル+TX、アフィドピロペン+TX、アフォキソラネル+TX、アラニカルブ+TX、アレトリン+TX、α-シペルメトリン+TX、αメトリン+TX、アミドフルメト+TX、アミノカルブ+TX、アゾシクロチン+TX、ベンサルタップ+TX、ベンゾキメート+TX、ベンズピリモキサン+TX、βシフルトリン+TX、β-シペルメトリン+TX、ビフェナゼート+TX、ビフェントリン+TX、ビナパクリル+TX、ビオアレトリン+TX、ビオアレトリンS)-シクロペンチルアイソマー+TX、ビオレスメトリン+TX、ビストリフルロン+TX、ブロフラニリド+TX、ブロフルトリネート+TX、ブロモホス-エチル+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、カズサホス+TX、カルバリル+TX、カルボスルファン+TX、カルタップ+TX、CAS番号:1632218-00-8+TX、CAS番号:1808115-49-2+TX、CAS番号:2032403-97-5+TX、CAS番号:2044701-44-0+TX、CAS番号:2128706-05-6+TX、CAS番号:2246757-58-2(又は2249718-27-0)+TX、CAS番号:907187-07-9+TX、クロラントラニリプロール+TX、クロルダン+TX、クロルフェナピル+TX、クロロプラレトリン+TX、クロマフェノジド+TX、クレンピリン+TX、クロエトカルブ+TX、クロチアニジン+TX、2-クロロフェニルN-メチルカルバメート(CPMC)+TX、シアノフェンホス+TX、シアントラニリプロール+TX、シクラニリプロール+TX、シクロブトリフルラム+TX、シクロプロトリン+TX、シクロキサプリド+TX、シクロキサプリド+TX、シエノピラフェン+TX、シエトピラフェン+TX、シフルメトフェン+TX、シフルトリン+TX、シハロジアミド+TX、シハロトリン+TX、シペルメトリン+TX、シフェノトリン+TX、シプロフラニリド+TX、シロマジン+TX、デルタメトリン+TX、ジアフェンチウロン+TX、ジアリホス+TX、ジブロム+TX、ジクロロメゾチアズ+TX、ジフロヴィダジン+TX、ジフルベンズロン+TX、ジムプロピリダズ+TX、ジナクチン+TX、ジノカップ+TX、ジノテフラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、エマメクチン(又はエマメクチン安息香酸塩)+TX、エムペントリン+TX、ε-モンフルオロトリン+TX、ε-メトフルトリン+TX、エスフェンバレレート+TX、エチオン+TX、エチプロール+TX、エトフェンプロックス+TX、エトキサゾール+TX、ファンファー+TX、フェナザキン+TX、フェンフルトリン+TX、フェニトロチオン+TX、フェノブカルブ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェノキシカルブ+TX、フェンプロパトリン+TX、フェンピロキシメート+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン+TX、フェンチンアセテート+TX、フェンバレレート+TX、フィプロニル+TX、フロメトキン+TX、フロニカミド+TX、フルアクリピリム+TX、フルアザインドリジン+TX、フルアズロン+TX、フルベンジアミド+TX、フルベンジミン+TX、フルシトリネート+TX、フルシクロクスロン+TX、フルシトリネート+TX、フルエンスルホン+TX、フルフェネリム+TX、フルフェンプロックス+TX、フルフィプロール+TX、フルヘキサホン+TX、フルメトリン+TX、フルオピラム+TX、フルペンチオフェノックス+TX、フルピラジフロン+TX、フルピリミン+TX、フルララナー+TX、フルバリネート+TX、フルキサメタミド+TX、ホスチアゼート+TX、γ-シハロトリン+TX、Gossyplure(商標)+TX、グアジピル(Guadipyr)+TX、ハロフェノジド+TX、ハロフェノジド+TX、ハルフェンプロクス+TX、ヘプタフルトリン+TX、ヘキシチアゾクス+TX、ヒドラメチルノン+TX、イミシアホス+TX、イミダクロプリド+TX、イミプロトリン+TX、インドキサカルブ+TX、ヨードメタン+TX、イプロジオン+TX、イソシクロセラム+TX、イソチオエート+TX、イベルメクチン+TX、κ-ビフェントリン+TX、κ-テフルトリン+TX、λ-シハロトリン+TX、レピメクチン+TX、ルフェヌロン+TX、メタフルミゾン+TX、メタアルデヒド+TX、メタム+TX、メソミル+TX、メトキシフェノジド+TX、メトフルトリン+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベメクチン+TX、モンフルオロトリン+TX、ニクロスアミド+TX、ニコフルプロール+TX;ニテンピラム+TX、ニチアジン+TX、オメトエート+TX、オキサミル+TX、オキサゾスルフィル+TX、パラチオン-エチル+TX、ペルメトリン+TX、フェノトリン+TX、ホスホカルブ+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピリミカーブ+TX、ピリミホス-エチル+TX、ピリミホス-メチル+TX、多角体ウイルス+TX、プラレトリン+TX、プロフェノホス+TX、プロフェノホス+TX、プロフルトリン+TX、プロパルギット+TX、プロペタムホス+TX、プロポキスル+TX、プロチオホス+TX、プロトリフェンブト+TX、ピフルブミド+TX、ピメトロジン+TX、ピラクロホス+TX、ピラフルプロール+TX、ピリダベン+TX、ピリダリル+TX、ピリフルキナゾン+TX、ピリミジフェン+TX、ピリミノストロビン+TX、ピリプロール+TX、ピリプロキシフェン+TX、レスメスリン+TX、サロラネル+TX、セラメクチン+TX、シラフルオフェン+TX、スピネトラム+TX、スピノサド+TX、スピロジクロフェン+TX、スピロメシフェン+TX、スピロピジオン+TX、スピロテトラマト+TX、スルホキサフロル+TX、テブフェノジド+TX、テブフェンピラド+TX、テブピリミホス+TX、テフルトリン+TX、テメホス+TX、テトラクロラントラニリプロール+TX、テトラジホン+TX、テトラメトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、テトラナクチン+TX、テトラニリプロール+TX、θ-シペルメトリン+TX、チアクロプリド+TX、チアメトキサム+TX、チオシクラム+TX、チオジカルブ+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオスルタップ+TX、チオキサザフェン+TX、トルフェンピラド+TX、トキサフェン+TX、トラロメトリン+TX、トランスフルトリン+TX、トリアザメート+TX、トリアゾホス+TX、トリクロルホン+TX、トリクロロネート+TX、トリクロルホン+TX、トリフルメゾピリン+TX、チクロピラゾフロル+TX、ζ-シペルメトリン+TX、海草抽出物及びメラッセ由来の発酵生成物+TX、海草抽出物及び尿素を含むメラッセ由来の発酵生成物+TX、アミノ酸+TX、カリウム及びモリブデン及びEDTA-キレート化マンガン+TX、海草抽出物及び発酵植物生成物+TX、海草抽出物及び植物ホルモンを含む発酵植物生成物+TX、ビタミン+TX、EDTA-キレート化銅+TX、亜鉛+TX及び鉄+TX、アザジラクチン+TX、バチルス・アイザワイ(Bacillus aizawai)+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)AQ746(NRRLアクセッション番号B-21 618)+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)+TX、バチルス・クルスターキ(Bacillus kurstaki)+TX、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)AQ726(NRRLアクセッション番号B-21664)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(NRRLアクセッション番号B-30087)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)AQ717(NRRLアクセッション番号B-21662)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ178(ATCCアクセッション番号53522)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ175(ATCCアクセッション番号55608)+TX、バチルス属の種(Bacillus sp.)AQ177(ATCCアクセッション番号55609)+TX、不特定のバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ153(ATCCアクセッション番号55614)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ30002(NRRLアクセッション番号B-50421)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ30004(NRRLアクセッション番号B-50455)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ713(NRRLアクセッション番号B-21661)+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)AQ743(NRRLアクセッション番号B-21665)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AQ52(NRRLアクセッション番号B-21619)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)BD#32(NRRLアクセッション番号B-21530)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subspec.kurstaki)BMP 123+TX、ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)+TX、D-リモネン+TX、グラニュロウイルス+TX、ハルピン+TX、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多核体ウイルス+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多核体ウイルス+TX、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)核多核体ウイルス+TX、ヘリオチス・プンクチゲラ(Heliothis punctigera)核多核体ウイルス+TX、メタリジウム属の種(Metarhizium spp.)+TX、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(NRRLアクセッション番号30547)+TX、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)A3-5(NRRLアクセッション番号30548)+TX、ニームツリー(Neem tree)系生成物+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)+TX、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)+TX、パスツリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans)+TX、パスツア・アラモサ(Pasteuria ramosa)+TX、パスツリア・ソルネイ(Pasteuria thornei)+TX、パスツリア・ウスガエ(Pasteuria usgae)+TX、P-シメン+TX、コナガ(Plutella xylostella)グラニュローシスウイルス+TX、コナガ(Plutella xylostella)核多核体ウイルス+TX、多角体ウイルス+TX、ジョチュウギク+TX、QRD 420(テルペノイドブレンド)+TX、QRD 452(テルペノイドブレンド)+TX、QRD 460(テルペノイドブレンド)+TX、キラヤサポナリア(Quillaja saponaria)+TX、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)AQ719(NRRLアクセッション番号B-21663)+TX、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)核多核体ウイルス+TX、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)(NRRLアクセッション番号30232)+
TX、ストレプトマイセス属の種(Streptomyces sp.)(NRRLアクセッション番号B-30145)+TX、テルペノイドブレンド+TX及びベルチシリウム属の種(Verticillium spp.)から選択される昆虫防除有効物質;
ベトキサジン[CCN]+TX、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、硫酸銅(172)+TX、シブトリン[CCN]+TX、ジクロン(1052)+TX、ジクロロフェン(232)+TX、エンドタール(295)+TX、フェンチン(347)+TX、消石灰[CCN]+TX、ナーバム(566)+TX、キノクラミン(714)+TX、キノンアミド(1379)+TX、シマジン(730)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)及び水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TXからなる物質の群から選択される殺藻剤;
アバメクチン(1)+TX、クルホメート(1011)+TX、シクロブトリフルラム+TX、ドラメクチン(代替名)[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エピリノメクチン(代替名)[CCN]+TX、イベルメクチン(代替名)[CCN]+TX、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+TX、モキシデクチン(代替名)[CCN]+TX、ピペラジン[CCN]+TX、セラメクチン(代替名)[CCN]+TX、スピノサド(737)及びチオファネート(1435)+TXからなる物質の群から選択される駆虫薬;
クロラロース(127)+TX、エンドリン(1122)+TX、フェンチオン(346)+TX、ピリジン-4-アミン(IUPAC名)(23)及びストリキニン(745)+TXからなる物質の群から選択される殺鳥剤;
1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン(IUPAC名)(1222)+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、8-硫酸ヒドロキシキノリン(446)+TX、ブロノポール(97)+TX、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+TX、水酸化銅(IUPAC名)(169)+TX、クレゾール[CCN]+TX、ジクロロフェン(232)+TX、ジピリチオン(1105)+TX、ドジチン(1112)+TX、フェナミノスルフ(1144)+TX、ホルムアルデヒド(404)+TX、ヒドラルガフェン(代替名)[CCN]+TX、カスガマイシン(483)+TX、カスガマイシンヒドロクロリド水和物(483)+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)(IUPAC名)(1308)+TX、ニトラピリン(580)+TX、オクチリノン(590)+TX、オキソリン酸(606)+TX、オキシテトラサイクリン(611)+TX、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム(446)+TX、プロベナゾール(658)+TX、ストレプトマイシン(744)+TX、ストレプトマイシンセスキスルフェート(744)+TX、テクロフタラム(766)+TX及びチオメルサール(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される殺バクテリア剤;
リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV(代替名)(12)+TX、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)(代替名)(13)+TX、アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)(代替名)(19)+TX、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV(代替名)(28)+TX、アングルスアトムス(Anagrus atomus)(代替名)(29)+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(代替名)(33)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)(代替名)(34)+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(代替名)(35)+TX、オートグラファ・カリホルニカ(Autographa californica)NPV(代替名)(38)+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)(代替名)(48)+TX、バチルスス・ファエリクス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)(学名)(49)+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ベルリネル(Berliner)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)(学名)(51)+TX、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)(学名)(51)+TX、ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)(代替名)(53)+TX、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(代替名)(54)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(代替名)(151)+TX、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)(代替名)(178)+TX、コドリンガ(Cydia pomonella)GV(代替名)(191)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(代替名)(212)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(代替名)(254)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(学名)(293)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(代替名)(300)+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV(代替名)(431)+TX、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギジス(H.megidis)(代替名)(433)+TX、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)(代替名)(442)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)(代替名)(488)+TX、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)(代替名)(491)+TX、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV(代替名)(494)+TX、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)(代替名)(522)+TX、メタリジウムアニソプリアエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)(学名)(523)+TX、メタリジウムアニソプリアエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)(学名)(523)+TX、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV(代替名)(575)+TX、ヒメハナカメムシ属の種(Orius spp.)(代替名)(596)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(代替名)(613)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(代替名)(644)+TX、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチカプシド核多角体ウイルス(学名)(741)+TX、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・リオブラエb(Steinernema riobrave)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ・スカプテリスキ(Steinernema scapterisci)(代替名)(742)+TX、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)(代替名)(742)+TX、トリコグラマ属の種(Trichogramma spp.)(代替名)(826)+TX、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)(代替名)(844)及びベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)(代替名)(848)+TXからなる物質の群から選択される生物剤;
ヨードメタン(IUPAC名)(542)及び臭化メチル(537)+TXからなる物質の群から選択される土壌滅菌剤;
アホレート[CCN]+TX、ビサジル(代替名)[CCN]+TX、ブスルファン(代替名)[CCN]+TX、ジフルベンズロン(250)+TX、ジマチフ(代替名)[CCN]+TX、ヘメル[CCN]+TX、ヘムパ[CCN]+TX、メテパ[CCN]+TX、メチオテパ[CCN]+TX、メチルアホレート[CCN]+TX、モルジド[CCN]+TX、ペンフルロン(代替名)[CCN]+TX、テパ[CCN]+TX、チオヘムパ(代替名)[CCN]+TX、チオテパ(代替名)[CCN]+TX、トレタミン(代替名)[CCN]及びウレデパ(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される不妊化剤;
(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート及び(E)-デカ-5-エン-1-オール(IUPAC名)(222)+TX、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(829)+TX、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール(IUPAC名)(541)+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(779)+TX、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(285)+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エナル(IUPAC名)(436)+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(437)+TX、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート(IUPAC名)(438)+TX、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン(IUPAC名)(448)+TX、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アル(IUPAC名)(782)+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール(IUPAC名)(783)+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(784)+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(283)+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(780)+TX、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(781)+TX、14-メチルオクタデカ-1-エン(IUPAC名)(545)+TX、4-メチルノナン-5-オール+4-メチルノナン-5-オン(IUPAC名)(544)+TX、α-ムルチストリアチン(代替名)[CCN]+TX、ブレビコミン(代替名)[CCN]+TX、コドレルレ(代替名)[CCN]+TX、コドレモン(代替名)(167)+TX、クエルレ(代替名)(179)+TX、ジスパールア(277)+TX、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(286)+TX、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(287)+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(284)+TX、ドミニカルア(代替名)[CCN]+TX、エチル4-メチルオクタノエート(IUPAC名)(317)+TX、オイゲノール(代替名)[CCN]+TX、フロンタリン(代替名)[CCN]+TX、ゴシップルア(代替名)(420)+TX、グランドルア(421)+TX、グランドルアI(代替名)(421)+TX、グランドルアII(代替名)(421)+TX、グランドルアIII(代替名)(421)+TX、グランドルアIV(代替名)(421)+TX、ヘキサルア[CCN]+TX、イプスジエノール(代替名)[CCN]+TX、イプセノール(代替名)[CCN]+TX、ジャポニルア(代替名)(481)+TX、リネアチン(代替名)[CCN]+TX、リトルア(代替名)[CCN]+TX、ループルア(代替名)[CCN]+TX、メドルア[CCN]+TX、メガトモ酸(代替名)[CCN]+TX、メチルオイゲノール(代替名)(540)+TX、ムスカルア(563)+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(588)+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート(IUPAC名)(589)+TX、オルフラルア(代替名)[CCN]+TX、オリクタルア(代替名)(317)+TX、オストラモン(代替名)[CCN]+TX、シグルア[CCN]+TX、ソルジジン(代替名)(736)+TX、スルカトール(代替名)[CCN]+TX、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート(IUPAC名)(785)+TX、トリメドルア(839)+TX、トリメドルアA(代替名)(839)+TX、トリメドルアB1(代替名)(839)+TX、トリメドルアB2(代替名)(839)+TX、トリメドルアC(代替名)(839)及びトランク-コール(trunc-call)(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される昆虫フェロモン;
2-(オクチルチオ)エタノール(IUPAC名)(591)+TX、ブタピロノキシル(933)+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)(936)+TX、ジブチルアジペート(IUPAC名)(1046)+TX、フタル酸ジブチル(1047)+TX、ジブチルコハク酸塩(IUPAC名)(1048)+TX、ジエチルトルアミド[CCN]+TX、ジメチルカルベート[CCN]+TX、ジメチルフタレート[CCN]+TX、エチルヘキサンジオール(1137)+TX、ヘキサミド[CCN]+TX、メトキン-ブチル(1276)+TX、メチルネオデカンアミド[CCN]+TX、オキサメート[CCN]及びピカリジン[CCN]+TXからなる物質の群から選択される昆虫忌避剤;
ビス(トリブチルスズ)オキシド(IUPAC名)(913)+TX、ブロモアセタミド[CCN]+TX、ヒ酸カルシウム[CCN]+TX、クロエトカルブ(999)+TX、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+TX、硫酸銅(172)+TX、フェンチン(347)+TX、第二鉄リン酸塩(IUPAC名)(352)+TX、メタアルデヒド(518)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ニクロスアミド(576)+TX、ニクロスアミド-オラミン(576)+TX、ペンタクロロフェノール(623)+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩(623)+TX、タジムカルブ(1412)+TX、チオジカルブ(799)+TX、酸化トリブチルスズ(913)+TX、トリフェンモルフ(1454)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)及び水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+TX、ピリプロール[394730-71-3]+TXからなる物質の群から選択される殺軟体動物剤;
AKD-3088(化合物コード)+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1045)+TX、1,2-ジクロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1062)+TX、1,2-ジクロロプロパン+1,3-ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+TX、1,3-ジクロロプロペン(233)+TX、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1065)+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン(IUPAC名)(980)+TX、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸(IUPAC名)(1286)+TX、6-イソペンテニルアミノプリン(代替名)(210)+TX、アバメクチン(1)+TX、アセトプロール[CCN]+TX、アラニカルブ(15)+TX、アルジカルブ(16)+TX、アルドキシカルブ(863)+TX、AZ 60541(化合物コード)+TX、ベンクロチアズ[CCN]+TX、ベノミル(62)+TX、ブチルピリダベン(代替名)+TX、カズサホス(109)+TX、カルボフラン(118)+TX、二硫化炭素(945)+TX、カルボスルファン(119)+TX、クロルピクリン(141)+TX、クロルピリホス(145)+TX、クロエトカルブ(999)+TX、シクロブトリフルラム+TX、サイトカイニン(代替名)(210)+TX、ダゾメット(216)+TX、DBCP(1045)+TX、DCIP(218)+TX、ジアミダホス(1044)+TX、ジクロロフェンチオン(1051)+TX、ジクリホス(代替名)+TX、ジメトエート(262)+TX、ドラメクチン(代替名)[CCN]+TX、エマメクチン(291)+TX、エマメクチン安息香酸塩(291)+TX、エピリノメクチン(代替名)[CCN]+TX、エトプロホス(312)+TX、エチレンジブロミド(316)+TX、フェナミホス(326)+TX、フェンピラド(代替名)+TX、フェンスルホチオン(1158)+TX、ホスチアゼート(408)+TX、ホスチエタン(1196)+TX、ルフラール(代替名)[CCN]+TX、GY-81(開発コード)(423)+TX、ヘテロホス[CCN]+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、イサミドホス(1230)+TX、イサゾホス(1231)+TX、イベルメクチン(代替名)[CCN]+TX、カイネチン(代替名)(210)+TX、メカルホン(1258)+TX、メタム(519)+TX、メタム-カリウム(代替名)(519)+TX、メタム-ナトリウム(519)+TX、臭化メチル(537)+TX、メチルイソチオシアネート(543)+TX、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+TX、モキシデクチン(代替名)[CCN]+TX、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物(代替名)(565)+TX、NC-184(化合物コード)+TX、オキサミル(602)+TX、ホレート(636)+TX、ホスファミドン(639)+TX、ホスホカルブ[CCN]+TX、セブホス(代替名)+TX、セラメクチン(代替名)[CCN]+TX、スピノサド(737)+TX、テルバム(代替名)+TX、テルブホス(773)+TX、テトラクロロチオフェン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1422)+TX、チアフェノクス(代替名)+TX、チオナジン(1434)+TX、トリアゾホス(820)+TX、トリアズロン(代替名)+TX、キシレノルス[CCN]+TX、YI-5302(化合物コード)及びゼアチン(代替名)(210)+TX、フルエンスルホン[318290-98-1]+TX、フルオピラム+TXからなる物質の群から選択される殺線虫剤;
エチルキサントゲン酸カリウム[CCN]及びニトラピリン(580)+TXからなる物質の群から選択される硝化阻害剤;
アシベンゾラル(6)+TX、アシベンゾラル-S-メチル(6)+TX、プロベナゾール(658)及びオオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(代替名)(720)+TXからなる物質の群から選択される植物活性化剤;
2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン(IUPAC名)(1246)+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+TX、α-クロロヒドリン[CCN]+TX、リン化アルミニウム(640)+TX、アンツ(880)+TX、三酸化ヒ素(882)+TX、炭酸バリウム(891)+TX、ビスチオセミ(912)+TX、ブロジファクム(89)+TX、ブロマジオロン(α-ブロマジオロンを含む)+TX、ブロメタリン(92)+TX、シアン化カルシウム(444)+TX、クロラロース(127)+TX、クロロファシノン(140)+TX、コレカルシフェロール(代替名)(850)+TX、クマクロル(1004)+TX、クマフリル(1005)+TX、クマテトラリル(175)+TX、クリミジン(1009)+TX、ジフェナクム(246)+TX、ジフェチアロン(249)+TX、ジファシノン(273)+TX、エルゴカルシフェロール(301)+TX、フロクマフェン(357)+TX、フルオロアセタミド(379)+TX、フルプロパジン(1183)+TX、フルプロパジンヒドロクロリド(1183)+TX、γ-HCH(430)+TX、HCH(430)+TX、シアン化水素(444)+TX、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+TX、リンダン(430)+TX、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+TX、臭化メチル(537)+TX、ノルボルミド(1318)+TX、ホスアセチム(1336)+TX、ホスフィン(IUPAC名)(640)+TX、リン[CCN]+TX、ピンドン(1341)+TX、亜ヒ酸カリウム[CCN]+TX、ピリヌロン(1371)+TX、シリロシド(1390)+TX、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+TX、シアン化ナトリウム(444)+TX、フルオロ酢酸ナトリウム(735)+TX、ストリキニン(745)+TX、硫酸タリウム[CCN]+TX、ワルファリン(851)及び亜鉛ホスフィド(640)+TXからなる物質の群から選択される殺鼠剤;
2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート(IUPAC名)(934)+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン(IUPAC名)(903)+TX、ファルネソール+ネロリドール(代替名)(324)+TX、MB-599(開発コード)(498)+TX、MGK 264(開発コード)(296)+TX、ピペロニルブトキシド(649)+TX、ピプロタール(1343)+TX、プロピル異性体(1358)+TX、S421(開発コード)(724)+TX、セサメックス(1393)+TX、セサスモリン(1394)及びスルホキシド(1406)+TXからなる物質の群から選択される共力剤;
アントラキノン(32)+TX、クロラロース(127)+TX、ナフテン酸銅[CCN]+TX、オキシ塩化銅(171)+TX、ダイアジノン(227)+TX、ジシクロペンタジエン(化学名)(1069)+TX、グアザチン(422)+TX、グアザチン酢酸塩(422)+TX、メチオカルブ(530)+TX、ピリジン-4-アミン(IUPAC名)(23)+TX、チラム(804)+TX、トリメタカルブ(840)+TX、ナフテン酸亜鉛[CCN]及びジラム(856)+TXからなる物質の群から選択される動物忌避剤;
イマニン(代替名)[CCN]及びリバビリン(代替名)[CCN]+TXからなる物質の群から選択される抗ウイルス剤;
酸化水銀(II)(512)+TX、オクチリノン(590)及びチオファネート-メチル(802)+TXからなる物質の群から選択される傷保護剤;
1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール+TX、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート+TX、2-フルオロ-N-メチル-N-1-シンナムアルデヒド+TX、4-クロロフェニルフェニルスルホン+TX、アセトプロール+TX、アルドキシカルブ+TX、アミジチオン+TX、アミドチオエート+TX、アミトン+TX、シュウ酸水素アミトン+TX、アミトラズ+TX、アラマイト+TX、三酸化ヒ素+TX、アゾベンゼン+TX、アゾトエート+TX、ベノミル+TX、ベノキサ-ホス+TX、ベンジル安息香酸塩+TX、ビキサフェン+TX、ブロフェンバレレート+TX、ブロモ-シクレン+TX、ブロモホス+TX、ブロモプロピレート+TX、ブプロフェジン+TX、ブトカルボキシム+TX、ブトキシカルボキシム+TX、ブチルピリダベン+TX、多硫酸カルシウム+TX、カンフェクロール+TX、カルバノレート+TX、カルボフェノチオン+TX、シミアゾール+TX、チノ-メチオナート+TX、クロルベンシド+TX、クロルジメホルム+TX、クロルジメホルムヒドロクロリド+TX、クロルフェネトール+TX、クロルフェンソン+TX、クロロフェンスルフィド+TX、クロロベンジラート+TX、クロロメブホルム+TX、クロロメチウロン+TX、クロロプロピレート+TX、クロルチオホス+TX、シネリンI+TX、シネリンII+TX、シネリンス+TX、クロサンテル+TX、クマホス+TX、クロタミトン+TX、クロトキシホス+TX、クフラエブ+TX、シアントエート+TX、DCPM+TX、DDT+TX、デメフィオン+TX、デメフィオン-O+TX、デメフィオン-S+TX、デメトン-メチル+TX、デメトン-O+TX、デメトン-O-メチル+TX、デメトン-S+TX、デメトン-S-メチル+TX、デメトン-S-メチルスルホン+TX、ジクロフルアニド+TX、ジクロルボス+TX、ジクリホス+TX、ジエノクロル+TX、ジメホクス+TX、ジネクス+TX、ジネクス-ジクレキシン+TX、ジノカップ-4+TX、ジノカップ-6+TX、ジノクトン+TX、ジノ-ペントン+TX、ジノスルホン+TX、ジノテルボン+TX、ジオキサチオン+TX、ジフェニルスルホン+TX、ジスルフィラム+TX、DNOC+TX、ドフェナピン+TX、ドラメクチン+TX、エンドチオン+TX、エピリノメクチン+TX、エトエート-メチル+TX、エトリムホス+TX、フェナザフロル+TX、酸化フェンブタスズ+TX、フェノチオカルブ+TX、フェンピラド+TX、フェン-ピロキシメート+TX、フェンピラザミン+TX、フェンソン+TX、フェントリファニル+TX、フルベンジミン+TX、フルシクロクスロン+TX、フルエネチル+TX、フルオルベンシド+TX、FMC 1137+TX、ホルメタネート+TX、ホルメタネートヒドロクロリド+TX、ホルムパラネート+TX、γ-HCH+TX、グリオジン+TX、ハルフェンプロクス+TX、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート+TX、イソカルボホス+TX、ジャスモリンI+TX、ジャスモリンII+TX、ジョドフェンホス+TX、リンダン+TX、マロノベン+TX、メカルバム+TX、メホスフォラン+TX、メスルフェン+TX、メタクリホス+TX、臭化メチル+TX、メトルカルブ+TX、メキサカルベート+TX、ミルベマイシンオキシム+TX、ミパホクス+TX、モノクロトホス+TX、モルホチオン+TX、モキシデクチン+TX、ナレド+TX、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン+TX、ニフルリジド+TX、ニッコマイシン+TX、ニトリラカルブ+TX、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体+TX、オメトエート+TX、オキシデプロホス+TX、オキシジスルホトン+TX、pp’-DDT+TX、パラチオン+TX、ペルメトリン+TX、フェンカプトン+TX、ホサロン+TX、ホスホラン+TX、ホスファミドン+TX、ポリクロロテルペン+TX、ポリナクチン+TX、プロクロノール+TX、プロマシル+TX、プロポキスル+TX、プロチダチオン+TX、プロトエート+TX、ピレトリンI+TX、ピレトリンII+TX、ピレトリン+TX、ピリダフェンチオン+TX、ピリミテート+TX、キナルホス+TX、キンチオホス+TX、R-1492+TX、ホスグリシン+TX、ロテノン+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、セラメクチン+TX、ソファミド+TX、SSI-121+TX、スルフィラム+TX、スルフラミド+TX、スルホテプ+TX、硫黄+TX、ジフロビダジン+TX、τ-フルバリネート+TX、TEPP+TX、テルバム+TX、テトラジホン+TX、テトラスル+TX、チアフェノクス+TX、チオカルボキシム+TX、チオファノックス+TX、チオメトン+TX、チオキノックス+TX、ツリンギエンシン+TX、トリアミホス+TX、トリアラテン+TX、トリアゾホス+TX、トリアズロン+TX、トリフェノホス+TX、トリナクチン+TX、バミドチオン+TX、バニリプロール+TX、ベトキサジン+TX、ジオクタン酸銅+TX、硫酸銅+TX、シブトリン+TX、ジクロン+TX、ジクロロフェン+TX、エンドタール+TX、フェンチン+TX、消石灰+TX、ナーバム+TX、キノクラミン+TX、キノンアミド+TX、シマジン+TX、酢酸トリフェニルスズ+TX、水酸化トリフェニルスズ+TX、クルホメート+TX、ピペラジン+TX、チオファネート+TX、クロラロース+TX、フェンチオン+TX、ピリジン-4-アミン+TX、ストリキニン+TX、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン+TX、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド+TX、8-硫酸ヒドロキシキノリン+TX、ブロノポール+TX、水酸化銅+TX、クレゾール+TX、ジピリチオン+TX、ドジチン+TX、フェナミノスルフ+TX、ホルムアルデヒド+TX、ヒドラルガフェン+TX、カスガマイシン+TX、カスガマイシンヒドロクロリド水和物+TX、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)+TX、ニトラピリン+TX、オクチリノン+TX、オキソリン酸+TX、オキシテトラサイクリン+TX、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム+TX、プロベナゾール+TX、ストレプトマイシン+TX、ストレプトマイシンセスキスルフェート+TX、テクロフタラム+TX、チオメルサール+TX、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)+TX、アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)+TX、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV+TX、アングルス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)+TX、オートグラファ・カリホルニカ(Autographa californica)NPV+TX、バチルス・スファエリクス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)+TX、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)+TX、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)+TX、コドリンガ(Cydia pomonella)GV+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)+TX、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギジス(H.megidis)+TX、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)+TX、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)+TX、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV+TX、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)+TX、メタリジウムアニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)+TX、メタリジウムアニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)+TX、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV+TX、ヒメハナカメムシ属の種(Orius spp.)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)+TX、ステイネルネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)+TX、ステイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)+TX、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)+TX、ステイネルネマ・グラセリ(Steinernema glaseri)+TX、ステイネルネマ・リオブラエb(Steinernema riobrave)+TX、ステイネルネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)+TX、ステイネルネマ・スカプテリスキ(Steinernema scapterisci)+TX、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)+TX、トリコグラマ属の種(Trichogramma spp.)+TX、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)+TX、ベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)+TX、アホレート+TX、ビサジル+TX、ブスルファン+TX、ジマチフ+TX、ヘメル+TX、ヘムパ+TX、メテパ+TX、メチオテパ+TX、メチルアホレート+TX、モルジド+TX、ペンフルロン+TX、テパ+TX、チオヘムパ+TX、チオテパ+TX、トレタミン+TX、ウレデパ+TX、(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート+(E)-デカ-5-エン-1-オール+TX、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート+TX、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール+TX、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エナール+TX、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート+TX、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート+TX、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン+TX、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アル+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール+TX、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート+TX、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート+TX、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート+TX、14-メチルオクタデカ-1-エン+TX、4-メチルノナン-5-オール+4-メチルノナン-5-オン+TX、α-ムルチストリアチン+TX、ブレビコミン+TX、コドレルレ+TX、コドレモン+TX、クエルレ+TX、ジスパールア+TX、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート+TX、ドデカ-8+TX、10-ジエン-1
-イルアセテート+TX、ドミニカルア+TX、エチル4-メチルオクタノエート+TX、オイゲノール+TX、フロンタリン+TX、グランドルア+TX、グランドルアI+TX、グランドルアII+TX、グランドルアIII+TX、グランドルアIV+TX、ヘキサルア+TX、イプスジエノール+TX、イプセノール+TX、ジャポニルア+TX、リネアチン+TX、リトルア+TX、ループルア+TX、メドルア+TX、メガトモ酸+TX、メチルオイゲノール+TX、ムスカルア+TX、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート+TX、オルフラルア+TX、オリクタルア+TX、オストラモン+TX、シグルア+TX、ソルジジン+TX、スルカトール+TX、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート+TX、トリメドルア+TX、トリメドルアA+TX、トリメドルアB1+TX、トリメドルアB2+TX、トリメドルアC+TX、トランク-コール(trunc-call)+TX、2-(オクチルチオ)エタノール+TX、ブタピロノキシル+TX、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)+TX、ジブチルアジペート+TX、フタル酸ジブチル+TX、ジブチルコハク酸塩+TX、ジエチルトルアミド+TX、ジメチルカルベート+TX、ジメチルフタレート+TX、エチルヘキサンジオール+TX、ヘキサミド+TX、メトキン-ブチル+TX、メチルネオデカンアミド+TX、オキサメート+TX、ピカリジン+TX、1-ジクロロ-1-ニトロエタン+TX、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)-エタン+TX、1,2-ジクロロプロパン+1,3-ジクロロプロペン+TX、1-ブロモ-2-クロロエタン+TX、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)酢酸エチル+TX、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルリン酸塩+TX、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート+TX、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート+TX、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート+TX、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール+TX、2-クロロビニルジエチルリン酸塩+TX、2-イミダゾリドン+TX、2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン+TX、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート+TX、2-チオシアナトエチルラウレート+TX、3-ブロモ-1-クロロプロプ-1-エン+TX、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート+TX、4-メチル(プロプ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート+TX、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート+TX、アセチオン+TX、アクリロニトリル+TX、アルドリン+TX、アロサミジン+TX、アリキシカルブ+TX、α-エクジソン+TX、リン化アルミニウム+TX、アミノカルブ+TX、アナバシン+TX、アチダチオン+TX、アザメチホス+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン+TX、バリウムヘキサフルオロシリケート+TX、バリウムポリスルフィド+TX、バルトリン+TX、バイエル22/190+TX、バイエル22408+TX、β-シフルトリン+TX、β-シペルメトリン+TX、バイオエタノメトリン+TX、ビオパーメトリン+TX、ビス(2-クロロエチル)エーテル+TX、ホウ酸ナトリウム+TX、ブロムフェンビンホス+TX、ブロモ-DDT+TX、ブフェンカルブ+TX、ブタカルブ+TX、ブタチオホス+TX、ブトネート+TX、ヒ酸カルシウム+TX、シアン化カルシウム+TX、二硫化炭素+TX、四塩化炭素+TX、カルタップヒドロクロリド+TX、セバジン+TX、クロルビシクレン+TX、クロルダン+TX、クロルデコン+TX、クロロホルム+TX、クロルピクリン+TX、クロルホキシム+TX、クロルプラゾホス+TX、シス-レスメスリン+TX、シスメトリン+TX、クロシトリン+TX、アセト亜ヒ酸銅+TX、ヒ酸銅+TX、オレイン酸銅+TX、クミトエート+TX、氷晶石+TX、CS 708+TX、シアノフェンホス+TX、シアノホス+TX、シクレトリン+TX、シチオエート+TX、d-テトラメトリン+TX、DAEP+TX、ダゾメット+TX、デカルボフラン+TX、ジアミダホス+TX、ジカプトン+TX、ジクロロフェンチオン+TX、ジクレシル+TX、ジシクラニル+TX、ディルドリン+TX、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルリン酸塩+TX、ジロール+TX、ジメフルトリン+TX、ジメタン+TX、ジメトリン+TX、ジメチルビンホス+TX、ジメチラン+TX、ジノプロプ+TX、ジノサム+TX、ジノセブ+TX、ジオフェノラン+TX、ジオキサベンゾホス+TX、ジチクロホス+TX、DSP+TX、エクジステロン+TX、EI 1642+TX、EMPC+TX、EPBP+TX、エタホス+TX、エチオフェンカルブ+TX、ギ酸エチル+TX、エチレンジブロミド+TX、二塩化エチレン+TX、エチレンオキシド+TX、EXD+TX、フェンクロルホス+TX、フェネタカルブ+TX、フェニトロチオン+TX、フェノキサクリム+TX、フェンピリトリン+TX、フェンスルホチオン+TX、フェンチオン-エチル+TX、フルコフロン+TX、ホスメチラン+TX、ホスピレート+TX、ホスチエタン+TX、フラチオカルブ+TX、フレトリン+TX、グアザチン+TX、グアザチン酢酸塩+TX、テトラチオカルボン酸ナトリウム+TX、ハルフェンプロクス+TX、HCH+TX、HEOD+TX、ヘプタクロール+TX、ヘテロホス+TX、HHDN+TX、シアン化水素+TX、ヒキンカルブ+TX、IPSP+TX、イサゾホス+TX、イソベンザン+TX、イソドリン+TX、イソフェンホス+TX、イソラン+TX、イソプロチオラン+TX、イソキサチオン+TX、幼虫ホルモンI+TX、幼虫ホルモンII+TX、幼虫ホルモンIII+TX、ケレバン+TX、キノプレン+TX、砒酸鉛+TX、レプトホス+TX、リリムホス+TX、リチダチオン+TX、m-クメニルメチルカルバメート+TX、リン化マグネシウム+TX、マジドクス+TX、メカルホン+TX、メナゾン+TX、塩化第一水銀+TX、メスルフェンホス+TX、メタム+TX、メタム-カリウム+TX、メタム-ナトリウム+TX、メタンフッ化スルホニル+TX、メトクロトホス+TX、メトプレン+TX、メトトリン+TX、メトキシクロル+TX、メチルイソチオシアネート+TX、メチルクロロホルム+TX、塩化メチレン+TX、メトキサジアゾン+TX、ミレックス+TX、ナフタロホス+TX、ナフタレン+TX、NC-170+TX、ニコチン+TX、ニコチンスルフェート+TX、ニチアジン+TX、ノルニコチン+TX、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート+TX、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオネート+TX、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオネート+TX、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート+TX、オレイン酸+TX、パラ-ジクロロベンゼン+TX、パラチオン-メチル+TX、ペンタクロロフェノール+TX、ラウリン酸ペンタクロロフェニル+TX、PH60-38+TX、フェンカプトン+TX、ホスニクロル+TX、ホスフィン+TX、ホキシム-メチル+TX、ピリメタホス+TX、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体+TX、亜ヒ酸カリウム+TX、カリウムチオシアネート+TX、プレコセンI+TX、プレコセンII+TX、プレコセンIII+TX、ピリミドホス+TX、プロフルトリン+TX、プロメカルブ+TX、プロチオホス+TX、ピラゾホス+TX、ピレスメトリン+TX、カッシア+TX、キナルホス-メチル+TX、キノチオン+TX、ラホキサニド+TX、レスメスリン+TX、ロテノン+TX、カデトリン+TX、リアニア+TX、リアノジン+TX、サバジラ)+TX、シュラダン+TX、セブホス+TX、SI-0009+TX、チアプロニル+TX、亜ヒ酸ナトリウム+TX、シアン化ナトリウム+TX、フッ化ナトリウム+TX、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム+TX、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩+TX、セレン酸ナトリウム+TX、チオシアン酸ナトリウム+TX、スルコフロン+TX、スルコフロン-ナトリウム+TX、フッ化スルフリル+TX、スルプロホス+TX、タール油+TX、タジムカルブ+TX、TDE+TX、テブピリムホス+TX、テメホス+TX、テラレスリン+TX、テトラクロロエタン+TX、チクロホス+TX、チオシクラム+TX、チオシクラム水素オキサレート+TX、チオナジン+TX、チオスルタップ+TX、チオスルタップ-ナトリウム+TX、トラロメトリン+TX、トランスパーメトリン+TX、トリアザメート+TX、トリクロルメタホス-3+TX、トリクロロナト+TX、トリメタカルブ+TX、トルプロカルブ+TX、トリクロピリカルブ+TX、トリプレン+TX、ベラトリジン+TX、ベラトリン+TX、XMC+TX、ζメトリン+TX、亜鉛ホスフィド+TX、ゾラプロホス+TX及びメペルフルトリン+TX、テトラメチルフルトリン+TX、ビス(トリブチルスズ)オキシド+TX、ブロモアセタミド+TX、第二鉄リン酸塩+TX、ニクロスアミド-オラミン+TX、酸化トリブチルスズ+TX、ピリモルフ+TX、トリフェンモルフ+TX、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン+TX、1,3-ジクロロプロペン+TX、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1-ジオキシド+TX、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン+TX、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸+TX、6-イソペンテニルアミノプリン+TX、2-フルオロ-N-(3-メトキシフェニル)-9H-プリン-6-アミン+TX、ベンクロチアズ+TX、サイトカイニン+TX、DCIP+TX、ルフラール+TX、イサミドホス+TX、カイネチン+TX、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物+TX、テトラクロロチオフェン+TX、キシレノルス+TX、ゼアチン+TX、エチルキサントゲン酸カリウム+TX、アシベンゾラル+TX、アシベンゾラル-S-メチル+TX、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物+TX、α-クロロヒドリン+TX、アンツ+TX、炭酸バリウム+TX、ビスチオセミ+TX、ブロジファクム+TX、ブロマジオロン+TX、ブロメタリン+TX、クロロファシノン+TX、コレカルシフェロール+TX、クマクロル+TX、クマフリル+TX、クマテトラリル+TX、クリミジン+TX、ジフェナクム+TX、ジフェチアロン+TX、ジファシノン+TX、エルゴカルシフェロール+TX、フロクマフェン+TX、フルオロアセタミド+TX、フルプロパジン+TX、フルプロパジンヒドロクロリド+TX、ノルボルミド+TX、ホスアセチム+TX、リン+TX、ピンドン+TX、ピリヌロン+TX、シリロシド+TX、フルオロ酢酸ナトリウム+TX、硫酸タリウム+TX、ワルファリン+TX、-2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート+TX、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン+TX、ファルネソール+ネロリドール+TX、ベルブチン+TX、MGK 264+TX、ピペロニルブトキシド+TX、ピプロタール+TX、プロピル異性体+TX、S421+TX、セサメックス+TX、セサスモリン+TX、スルホキシド+TX、アントラキノン+TX、ナフテン酸銅+TX、オキシ塩化銅+TX、ジシクロペンタジエン+TX、チラム+TX、ナフテン酸亜鉛+TX、ジラム+TX、イマニン+TX、リバビリン+TX、クロロインコナジド+TX
、酸化水銀(II)+TX、チオファネート-メチル+TX、アザコナゾール+TX、ビテルタノール+TX、ブロムコナゾール+TX、シプロコナゾール+TX、ジフェノコナゾール+TX、ジニコナゾール+TX、エポキシコナゾール+TX、フェンブコナゾール+TX、フルキンコナゾール+TX、フルシラゾール+TX、フルトリアホール+TX、フラメトピル+TX、ヘキサコナゾール+TX、イマザリル+TX、イミベン-コナゾール+TX、イプコナゾール+TX、メトコナゾール+TX、ミクロブタニル+TX、パクロブトラゾール+TX、ペフラゾエート+TX、ペンコナゾール+TX、プロチオコナゾール+TX、ピリフェノックス+TX、プロクロラズ+TX、プロピコナゾール+TX、ピリソキサゾール+TX、シメコナゾール+TX、テブコナゾール+TX、テトラコナゾール+TX、トリアジメホン+TX、トリアジメノール+TX、トリフルミゾール+TX、トリチコナゾール+TX、アンシミドール+TX、フェナリモル+TX、ヌアリモル+TX、ブピリメート+TX、ジメチリモール+TX、エチリモール+TX、ドデモルフ+TX、フェンプロピジン+TX、フェンプロピモルフ+TX、スピロキサミン+TX、トリデモルフ+TX、シプロジニル+TX、メパニピリム+TX、ピリメタニル+TX、フェンピクロニル+TX、フルジオキソニル+TX、ベナラキシル+TX、フララキシル+TX、メタラキシル-+TX、Rメタラキシル+TX、オフレース+TX、オキサジキシル+TX、カルベンダジム+TX、デバカルブ+TX、フベリダゾール+TX、チアベンダゾール+TX、クロゾリネート+TX、ジクロゾリン+TX、ミクロゾリン+TX、プロシミドン+TX、ビンクロゾリン+TX、ボスカリド+TX、カルボキシン+TX、フェンフラム+TX、フルトラニル+TX、メプロニル+TX、オキシカルボキシン+TX、ペンチオピラド+TX、チフルザミド+TX、ドジン+TX、イミノクタジン+TX、アゾキシストロビン+TX、ジモキシストロビン+TX、エネストロブリン+TX、フェナミンストロビン+TX、フルフェノキシストロビン+TX、フルオキサストロビン+TX、クレソキシム-メチル+TX、メトミノストロビン+TX、トリフロキシストロビン+TX、オリザストロビン+TX、ピコキシストロビン+TX、ピラクロストロビン+TX、ピラメトストロビン+TX、ピラオキシストロビン+TX、フェルバム+TX、マンコゼブ+TX、マンネブ+TX、メチラム+TX、プロピネブ+TX、ジネブ+TX、カプタホール+TX、キャプタン+TX、フルオロイミド+TX、ホルペット+TX、トリルフルアニド+TX、ボルドー液+TX、酸化銅+TX、マンカッパー+TX、オキシン-銅+TX、ニトロタル-イソプロピル+TX、エディフェンホス+TX、イプロベンホス+TX、ホスジフェン+TX、トルコホス-メチル+TX、アニラジン+TX、ベンチアバリカルブ+TX、ブラストサイジン-S+TX、クロロネブ+TX、クロロ-タ-ロニル+TX、シフルフェナミド+TX、シモキサニル+TX、シクロブトリフルラム+TX、ジクロシメット+TX、ジクロメジン+TX、ジクロラン+TX、ジエトフェンカルブ+TX、ジメトモルフ+TX、フルモルフ+TX、ジチアノン+TX、エタボキサム+TX、エトリジアゾール+TX、ファモキサドン+TX、フェンアミドン+TX、フェノキサニル+TX、フェリムゾン+TX、フルアジナム+TX、フルオピコリド+TX、フルスルファミド+TX、フルキサピロキサド+TX、フェンヘキサミド+TX、ホセチル-アルミニウム+TX、ヒメキサゾール+TX、イプロバリカルブ+TX、シアゾファミド+TX、メタスルホカルブ+TX、メトラフェノン+TX、ペンシクロン+TX、フタリド+TX、ポリオキシン+TX、プロパモカルブ+TX、ピリベンカルブ+TX、プロキナジド+TX、ピロキロン+TX、ピリオフェノン+TX、キノキシフェン+TX、キントゼン+TX、チアジニル+TX、トリアゾキシド+TX、トリシクラゾール+TX、トリホリン+TX、バリダマイシン+TX、バリフェナレート+TX、ゾキサミド+TX、マンジプロパミド+TX、フルベンテラム+TX、イソピラザム+TX、セダキサン+TX、ベンゾビンジフルピル+TX、ピジフルメトフェン+TX、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド+TX、イソフルシプラム+TX、イソチアニル+TX、ジピメチトロン+TX、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル+TX、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン+TX、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン+TX、フルインダピル+TX、クメトキシストロビン(ジアキシアングジュンジ(jiaxiangjunzhi))+TX、ルベンミキシアナン(lvbenmixianan)+TX、ジクロベンチアゾクス+TX、マンデストロビン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン+TX、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール+TX、オキサチアピプロリン+TX、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、ピラジフルミド+TX、インピルフルキサム+TX、ツロールプロカルブ+TX、メフェントリフルコナゾール+TX、イプフェントリフルコナゾール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホン酸+TX、ブタ-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート+TX、メチルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート+TX、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン+TX、ピリダクロメチル+TX、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン+TX、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン+TX、アミノピリフェン+TX、アメトクトラジン+TX、アミスルブロム+TX、ペンフルフェン+TX、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX、フロリルピコキサミド+TX、フェンピコキサミド+TX、テブフロキン+TX、イププルフェノキン+TX、キノフメリン+TX、イソフェタミド+TX、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド+TX、ベンゾチオストロビン+TX、フェナマクリル+TX、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)+TX、フルオピラム+TX、フルチアニル+TX、フルオピモミド+TX、ピラプロポイン+TX、ピカルブトラゾクス+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、メチルテトラプロール+TX、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1,1,3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド+TX、α-(1,1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール+TX、フルオキサピプロリン+TX、エノキサストロビン+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル+TX、トリネキサパック+TX、クモキシストロビン+TX、チョンサンマイシン(zhongshengmycin)+TX、チオジアゾール銅+TX、亜鉛チアゾール+TX、アメクトトラクチン+TX、イプロジオン+TX、N-オクチル-N’-[2-(オクチルアミノ)エチル]エタン-1,2-ジアミン+TX;N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法から調製され得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジ
ン+TX(本化合物は、IPCOM000249876Dに記載の方法から調製され得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/228896号に記載の方法から調製され得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン+TX(これらの化合物は、国際公開第2019/110427号に記載の方法から調製され得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法から調製され得る);1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン+TX、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/025510号に記載の方法から調製され得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン+TX、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン+TX、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール+TX(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法から調製され得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド+TX、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素+TX、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド+TX、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン+TX、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン+TX。本段落中における本化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法から調製され得る;2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(本化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール+TX(本化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(本化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル+TX(本化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法から調製され得る);(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート+TX(本化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法から調製され得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン+TX(本化合物は、国際公開第2011/138281号に記載の方法から調製され得る);N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド+TX;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド+TX(本化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法から調製され得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン+TX(本化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法から調製され得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド+TX(本化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法から調製され得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン+TX(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法から調製され得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX(本化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法から調製され得る);エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート+TX(本化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法から調製され得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド+TX、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド+TX(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載の方法から調製され得る)から選択される生物学的に有効な物質;
以下のものを含む微生物(microbials):アシネトバクタールオフィイ(Acinetobacter lwoffii)+TX、アクレモニウムアルテルナタム(Acremonium alternatum)+TX+TX、アクレモニウムセファロスポリウム(Acremonium cephalosporium)+TX+TX、アクレモニウムジオスピリ(Acremonium diospyri)+TX、アクレモニウムオブカラバタム(Acremonium obclavatum)+TX、アドキソフィイスオラナグラヌロヴィルス(Adoxophyes orana granulovirus)(AdoxGV)(Capex(登録商標))+TX、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)菌株K84(Galltrol-A(登録商標))+TX、アルテルナリア・アルテルナータ(Alternaria alternate)+TX、アルテルナリア・カッシア(Alternaria cassia)+TX、アルテルナリア・デストルエンス(Alternaria destruens)(Smolder(登録商標))+TX、アムペロマイセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)(AQ10(登録商標))+TX、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)AF36(AF36(登録商標))+TX、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)NRRL 21882(Aflaguard(登録商標))+TX、アスペルギルス属の種(Aspergillus spp.)+TX、アウレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)+TX、アゾスピリルム属(Azospirillum)+TX、(MicroAZ(登録商標)+TX、TAZO B(登録商標))+TX、アゾトバクター(Azotobacter)+TX、アゾトバクター・クロオクカム(Azotobacter chroocuccum)(Azotomeal(登録商標))+TX、アゾトバクター(Azotobacter)シスト(cyst)(Bionatural Blooming Blossoms(登録商標))+TX、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)+TX、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)菌株CM-1+TX、バチルス・キチノスポルス(Bacillus chitinosporus)菌株AQ746+TX、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)菌株HB-2(Biostart(商標)Rhizoboost(登録商標))+TX、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)菌株3086(EcoGuard(登録商標)+TX、Green Releaf(登録商標))+TX、バチルス・シルクランス(Bacillus circulans)+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)(BioSafe(登録商標)+TX、BioNem-WP(登録商標)+TX、VOTiVO(登録商標))+TX、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)菌株I-1582+TX、バチルス・マセランス(Bacillus macerans)+TX、バチルス・マリスモルツイ(Bacillus marismortui)+TX、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)+TX、バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoides)菌株AQ726+TX、バチルス・パピラエ(Bacillus papillae)(Milky Spore Powder(登録商標))+TX、バチルス・プミルス属の種(Bacillus pumilus spp.)+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株GB34(収率Shield(登録商標))+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株AQ717+TX、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)菌株QST 2808(Sonata(登録商標)+TX、Ballad Plus(登録商標))+TX、バチルス・スパヘリクス(Bacillus spahericus)(VectoLex(登録商標))+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ175+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ177+TX、バチルス属の種(Bacillus spp.)菌株AQ178+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST 713(CEASE(登録商標)+TX、Serenade(登録商標)+TX、Rhapsody(登録商標))+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST 714(JAZZ(登録商標))+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株AQ153+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株AQ743+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST3002+TX、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)菌株QST3004+TX、バチルス・サブチリス変種アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var.amyloliquefaciens)菌株FZB24(Taegro(登録商標)+TX、Rhizopro(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)Cry 2Ae+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)Cry1Ab+TX、バチルス・チューリンゲンシス・アイザワイ(Bacillus thuringiensis aizawai)GC 91(Agree(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis israelensis)(BMP123(登録商標)+TX、Aquabac(登録商標)+TX、VectoBac(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)(Javelin(登録商標)+TX、Deliver(登録商標)+TX、CryMax(登録商標)+TX、Bonide(登録商標)+TX、Scutella WP(登録商標)+TX、Turilav WP(登録商標)+TX、Astuto(登録商標)+TX、Dipel WP(登録商標)+TX、Biobit(登録商標)+TX、Foray(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)BMP 123(Baritone(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス・クルスターキ(Bacillus thuringiensis kurstaki)HD-1(Bioprotec-CAF/3P(登録商標))+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)菌株BD#32+TX、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)菌株AQ52+TX、バチルス・チューリンゲンシス変種アイザワイ(Bacillus thuringiensis var.aizawai)(XenTari(登録商標)+TX、DiPel(登録商標))+TX、バクテリア属の種(bacteria spp.)(GROWMEND(登録商標)+TX、GROWSWEET(登録商標)+TX、Shootup(登録商標))+TX、クラビパクター・ミシガンシス(Clavipacter michiganensis)のバクテリオファージ(AgriPhage(登録商標))+TX、Bakflor(登録商標)+TX、ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)(Beaugenic(登録商標)+TX、Brocaril WP(登録商標))+TX、ベアウベリア・バッシアナ(Beauveria bassiana)GHA(Mycotrol ES(登録商標)+TX、Mycotrol O(登録商標)+TX、BotaniGuard(登録商標))+TX、ベアウベリア・ブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(Engerlingspilz(登録商標)+TX、Schweizer Beauveria(登録商標)+TX、Melocont(登録商標))+TX、ボーベリア属の種(Beauveria spp.)+TX、ボトリチス・シネリア(Botrytis cineria)+TX、ダイズ根粒菌(Bradyrhizobium japonicum)(TerraMax(登録商標))+TX、ブレビバチルス・ブレビス(Brevibacillus brevis)+TX、バチルス・チューリンゲンシス・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis tenebrionis)(Novodor(登録商標))+TX、BtBooster+TX、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)(Deny(登録商標)+TX、Intercept(登録商標)+TX、Blue Circle(登録商標))+TX、バークホルデリア・グラジイ(Burkholderia gladii)+TX、バークホルデリア・グラジオリ(Burkholderia gladioli)+TX、バークホルデリア属の種(Burkholderia spp.)+TX、カナディアン・チスル・ファンガス(Canadian thistle fungus)(CBH Canadian Bioherbicide(登録商標))+TX、カンジダ・ブチリ(Candida butyri)+TX、カンジダ・ファマタ(Candida famata)+TX、カンジダ・フルクツス(Candida fructus)+TX、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)+TX、カンジダ・グイリエルモンヂイ(Candida guilliermondii)+TX、カンジダ・メリビオシカ(Candida melibiosica)+TX、カンジダ・オレフィラ(Candida oleophila)菌株O+TX、カンジダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)+TX、カンジダ・ペリクロサ(Candida pelliculosa)+TX、カンジダ・プルケリマ(Candida pulcherrima)+TX、カンジダ・レウカウフィイ(Candida reukaufii)+TX、カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana)(Bio-Coat(登録商標)+TX、Biocure(登録商標))+TX、カンジダ・サケ(Candida sake)+TX、カンジダ属の種(Candida spp.)+TX、カンジダ・テニウス(Candida tenius)+TX、セデセア・ドラビサエ(Cedecea dravisae)+TX、セルモナス・フラビゲナ(Cellulomonas flavigena)+TX、カエトミウム・コクリオデス(Chaetomium cochliodes)(Nova-Cide(登録商標))+TX、カエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)(Nova-Cide(登録商標))+TX、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae)菌株PRAA4-1T(Grandevo(登録商標))+TX、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium clad
osporioides)+TX、クラドスポリウム・オキシスポルム(Cladosporium oxysporum)+TX、クラドスポリウム・クロロセファルム(Cladosporium chlorocephalum)+TX、クラドスポリウム属の種(Cladosporium spp.)+TX、クラドスポリウム・テヌイシマム(Cladosporium tenuissimum)+TX、クロノスタキス・ロゼア(Clonostachys rosea)(EndoFine(登録商標))+TX、コレトトリカム・アクタタム(Colletotrichum acutatum)+TX、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)(Cotans WG(登録商標))+TX、コニオチリウム属の種(Coniothyrium spp.)+TX、クリプトコッカス・アルビダス(Cryptococcus albidus)(YIELDPLUS(登録商標))+TX、クリプトコッカス・フミコラ(Cryptococcus Humicola)+TX、クリプトコッカス・インフィルモ・ミニアツス(Cryptococcus infirmo-miniatus)+TX、クリプトコッカス・ラウレンチイ(Cryptococcus laurentii)+TX、クリプトフレビア・ロイコトレタ・グラニュロウイルス(Cryptophlebia leucotreta granulovirus)(Cryptex(登録商標))+TX、クプリアビダス・カムピネンシス(Cupriavidus campinensis)+TX、シジア・ポモネラ・グラニュロウイルス(Cydia pomonella granulovirus)(CYD-X(登録商標))+TX、シジア・ポモネラ・グラニュロウイルス(Cydia pomonella granulovirus)(Madex(登録商標)+TX、Madex Plus(登録商標)+TX、Madex Max/Carpovirusine(登録商標))+TX、エビコウヤクタケ(Cylindrobasidium laeve)(Stumpout(登録商標))+TX、シリンドロクラジウム属(Cylindrocladium)+TX、デバリオマイセス・ハンセニイ(Debaryomyces hansenii)+TX、ドレックスレラ・ハワイイネンシス(Drechslera hawaiinensis)+TX、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)+TX、エンテロバクター・イアカ(Enterobacter iaceae)+TX、エントモフトラ・ヴィルレンタ(Entomophtora virulenta)(Vektor(登録商標))+TX、エピコッカム・ニグラム(Epicoccum nigrum)+TX、エピコッカム・プルプラセンス(Epicoccum purpurascens)+TX、エピコッカム属の種(Epicoccum spp.)+TX、フィロバシジウム・フロリホルメ(Filobasidium floriforme)+TX、フザリウム・アクミナタム(Fusarium acuminatum)+TX、フザリウム・クラミドスポルム(Fusarium chlamydosporum)+TX、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)(Fusaclean(登録商標)/Biofox C(登録商標))+TX、フザリウム・プラリフェラタム(Fusarium proliferatum)+TX、フザリウム属の種(Fusarium spp.)+TX、グララクトマイセス・ゲオトリクム(Galactomyces geotrichum)+TX、グリオクラジウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum)(Primastop(登録商標)+TX、Prestop(登録商標))+TX、グリオクラジウム・ロセウム(Gliocladium roseum)+TX、グリオクラジウム属の種(Gliocladium spp.)(SoilGard(登録商標))+TX、グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)(Soilgard(登録商標))+TX、グラニュロウイルス(Granupom(登録商標))+TX、ハロバシルス・ハロフィルス(Halobacillus halophilus)+TX、ハロバシルス・リトラリス(Halobacillus litoralis)+TX、ハロバシルス・トルエペリ(Halobacillus trueperi)+TX、ハロモナス属の種(Halomonas spp.)+TX、ハロモナス・スブグラシエスコラ(Halomonas subglaciescola)+TX、ハロビブリオ・バリアビィス(Halovibrio variabilis)+TX、ハンセニアスポラ・ウバルム(Hanseniaspora uvarum)+TX、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)核多核体ウイルス(Helicovex(登録商標))+TX、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)核多角体病ウイルス(Gemstar(登録商標))+TX、イソフラボン-ホルモノネチン(Myconate(登録商標))+TX、クロエケラ・アピクラタ(Kloeckera apiculata)+TX、クロエケラ属の種(Kloeckera spp.)+TX、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum)(Laginex(登録商標))+TX、オンシツコナジラミ(Lecanicillium longisporum)(Vertiblast(登録商標))+TX、レカニシリウム・ムスカリウム(Lecanicillium muscarium)(Vertikil(登録商標))+TX、マイマイガ核多角体病ウイルス(Lymantria Dispar nucleopolyhedrosis virus)(Disparvirus(登録商標))+TX、マリノコッカス・ハロフィルス(Marinococcus halophilus)+TX、メイラ・ゲウラコニギイ(Meira geulakonigii)+TX、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)(Met52(登録商標))+TX、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)(Destruxin WP(登録商標))+TX、メチニコビア・フルチコラ(Metschnikowia fruticola)(Shemer(登録商標))+TX、メチニコビア・プルケリマ(Metschnikowia pulcherrima)+TX、ミクロドキウム・ジメルム(Microdochium dimerum)(Antibot(登録商標))+TX、ミクロモノスポラ・コエルレア(Micromonospora coerulea)+TX、ミクロスファエロプシス・オクラセア(Microsphaeropsis ochracea)+TX、ムスコドル・アルブス(Muscodor albus)620(Muscudor(登録商標))+TX、ムスコドル・ロセウス(Muscodor roseus)菌株A3-5+TX、ミコルヒザエ属の種(Mycorrhizae spp.)(AMykor(登録商標)+TX、Root Maximizer(登録商標))+TX、ミロテシウム・ベルカリア(Myrothecium verrucaria)菌株AARC-0255(DiTera(登録商標))+TX、BROS PLUS(登録商標)+TX、オフィオストマ・ピリフェルム(Ophiostoma piliferum)菌株D97(Sylvanex(登録商標))+TX、パエシロマイセス・ファリノスス(Paecilomyces farinosus)+TX、パエシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(PFR-97(登録商標)+TX、PreFeRal(登録商標))+TX、パエシロマイセス・リナシヌス(Paecilomyces linacinus)(Biostat WP(登録商標))+TX、パエシロマイセス・リラシヌス(Paecilomyces lilacinus)菌株251(MeloCon WG(登録商標))+TX、パエニバチルス・ポリミクサ(Paenibacillus polymyxa)+TX、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)(BlightBan C9-1(登録商標))+TX、パントエア属の種(Pantoea spp.)+TX、パスツリア属の種(Pasteuria spp.)(Econem(登録商標))+TX、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)+TX、ペニシリウム・オーランチオグリセウム(Penicillium aurantiogriseum)+TX、ペニシリウム・ビライ(Penicillium billai)(Jumpstart(登録商標)+TX、TagTeam(登録商標))+TX、ペニシリウム・ブレビコンパクタム(Penicillium brevicompactum)+TX、ペニシリウム・フレクエンタンス(Penicillium frequentans)+TX、ペニシリウム・グリセオフルバム(Penicillium griseofulvum)+TX、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)+TX、ペニシリウム属の種(Penicillium spp.)+TX、ペニシリウム・ビリディカタム(Penicillium viridicatum)+TX、フレビオプシス・ギガンテアン(Phlebiopsis gigantean)(Rotstop(登録商標))+TX、リン酸塩溶解細菌(Phosphomeal(登録商標))+TX、フィトフトラ・クリプトギア(Phytophthora cryptogea)+TX、フィトフトラ・パルミボラ(Phytophthora palmivora)(Devine(登録商標))+TX、ピチア・アノマラ(Pichia anomala)+TX、ピチア・グイレルモンディイ(Pichia guilermondii)+TX、ピチア・メンブランファイエンス(Pichia membranaefaciens)+TX、ピチア・オニキス(Pichia onychis)+TX、ピチア・スチピテス(Pichia stipites)+TX、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)+TX、シュードモナス・アウレオファシエンス(Pseudomonas aureofasciens)(Spot-Less Biofungicide(登録商標))+TX、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)+TX、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)(AtEze(登録商標))+TX、シュードモナス・コルゲート(Pseudomonas corrugate)+TX、シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)菌株A506(BlightBan A506(登録商標))+TX、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)+TX、シュードモナス・リアクタンス(Pseudomonas reactans)+TX、シュードモナス属の種(Pseudomonas spp.)+TX、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)(Bio-Save(登録商標))+TX、シュードモナス・ビリジフラバ(Pseudomonas viridiflava)+TX、蛍光菌(Pseudomons fluorescens)(Zequanox(登録商標))+TX、シュードジマ・フロクロッサ(Pseudozyma flocculosa)菌株PF-A22 UL(Sporodex L(登録商標))+TX、
プッシニア・カナリクラタ(Puccinia canaliculata)+TX、プッシニア・トラスペオス(Puccinia thlaspeos)(Wood Warrior(登録商標))+TX、ピシウム・パレカンドルム(Pythium paroecandrum)+TX、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum)(Polygandron(登録商標)+TX、Polyversum(登録商標))+TX、ピシウム・ペリプロクム(Pythium periplocum)+TX、ラネラ・アクアチリス(Rhanella aquatilis)+TX、ラネラ属の種(Rhanella spp.)+TX、根粒菌(Rhizobia)(Dormal(登録商標)+TX、Vault(登録商標))+TX、リゾクトニア属(Rhizoctonia)+TX、ロドコッカス・グロベルルス(Rhodococcus globerulus)菌株AQ719+TX、ロドスポリジウム・ディオボバタム(Rhodosporidium diobovatum)+TX、ロドスポリジウム・トルロイデス(Rhodosporidium toruloides)+TX、ロドトルラ属の種(Rhodotorula spp.)+TX、ロトトルラ・グルチニス(Rhodotorula glutinis)+TX、ロドトルラ・グラミニス(Rhodotorula graminis)+TX、ロドトルラ・ムシラグノサ(Rhodotorula mucilagnosa)+TX、ロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)+TX、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)+TX、サリノコッカス・ロセウス(Salinococcus roseus)+TX、スクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)+TX、スクレロチニア・ミノル(Sclerotinia minor)(SARRITOR(登録商標))+TX、シタリジウム属の種(Scytalidium spp.)+TX、シタリジウム・ウレジニコラ(Scytalidium uredinicola)+TX、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)核多角体病ウイルス(Spod-X(登録商標)+TX、Spexit(登録商標))+TX、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)+TX、セラチア・プリムシカ(Serratia plymuthica)+TX、セラチア属の種(Serratia spp.)+TX、ソルダリア・フィミコラ(Sordaria fimicola)+TX、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)核多核体ウイルス(Littovir(登録商標))+TX、スポロボロミセス・ロセウス(Sporobolomyces roseus)+TX、ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)+TX、ストレプトマイセス・アヒグロスコピクス(Streptomyces ahygroscopicus)+TX、ストレプトマイセス・アルバドンカス(Streptomyces albaduncus)+TX、ストレプトマイセス・エクサホリアテス(Streptomyces exfoliates)+TX、ストレプトマイセス・ガルブス(Streptomyces galbus)+TX、ストレプトマイセス・グリセオプラヌス(Streptomyces griseoplanus)+TX、ストレプトマイセス・グリセオビリディス(Streptomyces griseoviridis)(Mycostop(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)(Actinovate(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・リディクス(Streptomyces lydicus)WYEC-108(ActinoGrow(登録商標))+TX、ストレプトマイセス・ビオラセウス(Streptomyces violaceus)+TX、チレチオプシス・ミノル(Tilletiopsis minor)+TX、チレチオプシス属の種(Tilletiopsis spp.)+TX、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)(T34 Biocontrol(登録商標))+TX、トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)(Tenet(登録商標))+TX、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)(Plantmate(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハマツム(Trichoderma hamatum)TH 382+TX、トリコデルマ・ハルジアヌムリファイ(Trichoderma harzianum rifai)(Mycostar(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T-22(Trianum-P(登録商標)+TX、PlantShield HC(登録商標)+TX、RootShield(登録商標)+TX、Trianum-G(登録商標))+TX、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T-39(Trichodex(登録商標))+TX、トリコデルマ・インハマツム(Trichoderma inhamatum)+TX、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)+TX、トリコデルマ属の種(Trichoderma spp.)LC 52(Sentinel(登録商標))+TX、トリコデルマ・リグノルム(Trichoderma lignorum)+TX、トリコデルマ・ロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)+TX、トリコデルマ・ポリスポルム(Trichoderma polysporum)(Binab T(登録商標))+TX、トリコデルマ・タクシ(Trichoderma taxi)+TX、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)+TX、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)(旧グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)GL-21)(SoilGuard(登録商標))+TX、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)+TX、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)菌株ICC 080(Remedier(登録商標))+TX、トリコスポロン・プルランス(Trichosporon pullulans)+TX、トリコスポロン属の種(Trichosporon spp.)+TX、トリコテシウム属の種(Trichothecium spp.)+TX、トリコテシウム・ロセウム(Trichothecium roseum)+TX、アカエガマノホタケ(Typhula phacorrhiza)菌株94670+TX、アカエガマノホタケ(Typhula phacorrhiza)菌株94671+TX、ウロクラディウム・アトラム(Ulocladium atrum)+TX、ウロクラディウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)(Botry-Zen(登録商標))+TX、ウスチラゴ・マイディス(Ustilago maydis)+TX、種々のバクテリア及び補助微量栄養素(Natural II(登録商標))+TX、種々の真菌(Millennium Microbes(登録商標))+TX、ベルチシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)+TX、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)(Mycotal(登録商標)+TX、Vertalec(登録商標))+TX、Vip3Aa20(VIPtera(登録商標))+TX、ビルギバクリルス・マリスモルツイ(Virgibaclillus marismortui)+TX、キサントモナス・カムペストリス病原型ポアエ(Xanthomonas campestris pv.Poae)(Camperico(登録商標))+TX、ゼノラブダス・ボビエニイ(Xenorhabdus bovienii)+TX、ゼノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus);
以下のものを含む植物抽出物:パイン油(Retenol(登録商標))+TX、アザジラクチン(Plasma Neem Oil(登録商標)+TX、AzaGuard(登録商標)+TX、MeemAzal(登録商標)+TX、Molt-X(登録商標)+TX、植物性の昆虫成長制御剤(Botanical IGR)(Neemazad(登録商標)+TX、Neemix(登録商標))+TX、カノーラ油(Lilly Miller Vegol(登録商標))+TX、アメリカアリタソウ(Chenopodium ambrosioides near ambrosioides)(Requiem(登録商標))+TX、キク属(chrysanthemum)抽出物(Crisant(登録商標))+TX、ニーム油の抽出物(Trilogy(登録商標))+TX、シソ科植物(Labiatae)の精油(Botania(登録商標))+TX、クローブ、ローズマリー、ペパーミント及びタイム油の抽出物(Garden insect killer(登録商標))+TX、グリシンベタイン(Greenstim(登録商標))+TX、ニンニク+TX、レモングラス油(GreenMatch(登録商標))+TX、ニーム油+TX、イヌハッカ(Nepeta cataria)(キャットニップ油)+TX、イヌハッカ(Nepeta catarina)+TX、ニコチン+TX、オレガノ油(MossBuster(登録商標))+TX、ゴマ科植物(Pedaliaceae)油(Nematon(登録商標))+TX、ジョチュウギク+TX、キラヤサポナリア(Quillaja saponaria)(NemaQ(登録商標))+TX、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)(Regalia(登録商標)+TX、Sakalia(登録商標))+TX、ロテノン(Eco Roten(登録商標))+TX、ミカン科植物(Rutaceae)抽出物(Soleo(登録商標))+TX、大豆油(Orthoecosense(登録商標))+TX、ティーツリーオイル(Timorex Gold(登録商標))+TX、タイム油+TX、AGNIQUE(登録商標)MMF+TX、BugOil(登録商標)+TX、ローズマリー、ゴマ、ペパーミントタイム及びシナモン抽出物の混合物(EF 300(登録商標))+TX、クローブ、ローズマリー及びペパーミント抽出物の混合物(EF 400(登録商標))+TX、クローブ、ペパーミント、ニンニク油及びミントの混合物(Soil Shot(登録商標))+TX、カオリン(Screen(登録商標))+TX、褐藻類の貯蔵グルカン(Laminarin(登録商標));
以下のものを含むフェロモン:クロネハイイロヒメハマキ(blackheaded fireworm)フェロモン(3M Sprayable Blackheaded Fireworm Pheromone(登録商標))+TX、コドリンガフェロモン(Paramount dispenser-(CM)/Isomate C-Plus(登録商標))+TX、ホソバヒメハマキフェロモン(3M MEC-GBM Sprayable Pheromone(登録商標))+TX、ハマキムシフェロモン(3M MEC-LR Sprayable Pheromone(登録商標))+TX、Muscamone(Snip7 Fly Bait(登録商標)+TX、Starbar Premium Fly Bait(登録商標))+TX、ナシヒメシンクイフェロモン(3M oriental fruit moth sprayable pheromone(登録商標))+TX、スカシバガ科のガ(Peachtree Borer)フェロモン(Isomate-P(登録商標))+TX、トマトピンワーム(tomato pinworm)フェロモン(3M Sprayable pheromone(登録商標))+TX、Entostat粉末(ヤシの木からの抽出物)(Exosex CM(登録商標))+TX、(E+TX、Z+TX、Z)-3+TX、8+TX、11テトラデカトリエニルアセテート+TX、(Z+TX、Z+TX、E)-7+TX、11+TX、13-ヘキサデカトリエナール+TX、(E+TX、Z)-7+TX、9-ドデカジエン-1-イルアセテート+TX、2-メチル-1-ブタノール+TX、酢酸カルシウム+TX、Scenturion(登録商標)+TX、Biolure(登録商標)+TX、Check-Mate(登録商標)+TX、ラバンズリルセネシオエート;
以下のものを含む生物(Macrobials):アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)+TX、エルビアブラバチ(Aphidius ervi)(Aphelinus-System(登録商標))+TX、アセロファガス・パパイヤ(Acerophagus papaya)+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Adalia-System(登録商標))+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Adaline(登録商標))+TX、フタモンテントウ(Adalia bipunctata)(Aphidalia(登録商標))+TX、アゲニアスピス・シトリアスピス(Ageniaspis citricola)+TX、アゲニアスピス・フシコリス(Ageniaspis fuscicollis)+TX、アムブリセイウス・アンデルソニ(Amblyseius andersoni)(Anderline(登録商標)+TX、Andersoni-System(登録商標))+TX、アムブリセイウス・カリホルニクス(Amblyseius californicus)(Amblyline(登録商標)+TX、Spical(登録商標))+TX、ククメリスカブリダニ(Amblyseius cucumeris)(Thripex(登録商標)+TX、Bugline cucumeris(登録商標))+TX、アンブリセイウス・ファラキス(Amblyseius fallacis)(Fallacis(登録商標))+TX、スワルスキーカブリダニ(Amblyseius swirskii)(Bugline swirskii(登録商標)+TX、Swirskii-Mite(登録商標))+TX、ケナガカブリダニ(Amblyseius womersleyi)(WomerMite(登録商標))+TX、アミツス・ヘスペリズム(Amitus hesperidum)+TX、アングルス・アトムス(Anagrus atomus)+TX、アナギルス・フスシベントリス(Anagyrus fusciventris)+TX、アナギルス・カマリ(Anagyrus kamali)+TX、アナギルス・ロエッキ(Anagyrus loecki)+TX、アナギルス・シュードコッキ(Anagyrus pseudococci)(Citripar(登録商標))+TX、アニセツス・ベネフィセス(Anicetus benefices)+TX、ゾウムシコガネコバチ(Anisopteromalus calandrae)+TX、アントコリス・ネモラリス(Anthocoris nemoralis)(Anthocoris-System(登録商標))+TX、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(Apheline(登録商標)+TX、Aphiline(登録商標))+TX、チャバラアブラコバチ(Aphelinus asychis)+TX、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)(Aphipar(登録商標))+TX、エルビアブラバチ(Aphidius ervi)(Ervipar(登録商標))+TX、ギフアブラバチ(Aphidius gifuensis)+TX、アフィディウス・マトリカリエ(Aphidius matricariae)(Aphipar-M(登録商標))+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(Aphidend(登録商標))+TX、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(Aphidoline(登録商標))+TX、アフィティス・リングナネンシス(Aphytis lingnanensis)+TX、アフィティス・メリヌス(Aphytis melinus)+TX、アプロストセツス・ハゲノウィイ(Aprostocetus hagenowii)+TX、メナシヒメハネカクシ(Atheta coriaria)(Staphyline(登録商標))+TX、マルハナバチ属の種(Bombus spp.)+TX、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)(Natupol Beehive(登録商標))+TX、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)(Beeline(登録商標)+TX、Tripol(登録商標))+TX、セファロノミア・ステファノデリス(Cephalonomia stephanoderis)+TX、キロコルス・ニグリツス(Chilocorus nigritus)+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(Chrysoline(登録商標))+TX、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(Chrysopa(登録商標))+TX、クリソペルラ・ルフィラブリス(Chrysoperla rufilabris)+TX、シロスピルス・インゲヌウス(Cirrospilus ingenuus)+TX、シロスピルス・クアドリストリアツス(Cirrospilus quadristriatus)+TX、シトロスチクス・フィロニストイデス(Citrostichus phyllocnistoides)+TX、クロステロセルス・チャマエレオン(Closterocerus chamaeleon)+TX、クロステロセルス属の種(Closterocerus spp.)+TX、コシドキセノイデス・ペルミヌタス(Coccidoxenoides perminutus)(Planopar(登録商標))+TX、ココファグス・コウペリ(Coccophagus cowperi)+TX、ココファグス・リシムニア(Coccophagus lycimnia)+TX、コテシア・フラビペス(Cotesia flavipes)+TX、コテシア・プルテラエ(Cotesia plutellae)+TX、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)(Cryptobug(登録商標)+TX、Cryptoline(登録商標))+TX、キムネタマキスイ(Cybocephalus nipponicus)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(Minusa(登録商標))+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(Diminex(登録商標))+TX、デルファスツス・カタリナエ(Delphastus catalinae)(Delphastus(登録商標))+TX、デルファスツス・プシルス(Delphastus pusillus)+TX、ディアカスミモルファ・クラウシイ(Diachasmimorpha krausii)+TX、ディアカスミモルファ・ロンギカウダタ(Diachasmimorpha longicaudata)+TX、ディアパルシス・ジュクンダ(Diaparsis jucunda)+TX、ディアホレンシルタス・アリガルヘンシス(Diaphorencyrtus aligarhensis)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)+TX、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(Miglyphus(登録商標)+TX、Digline(登録商標))+TX、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(DacDigline(登録商標)+TX、Minex(登録商標))+TX、ディベルシネルブス属の種(Diversinervus spp.)+TX、エンカルシア・シトリナ(Encarsia citrina)+TX、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(Encarsia max(登録商標)+TX、Encarline(登録商標)+TX、En-Strip(登録商標))+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Enermix(登録商標))+TX、エンカルシア・グアデロウペ(Encarsia guadeloupae)+TX、エンカルシア・ハイチエンシス(Encarsia haitiensis)+TX、ホソヒラタアブ(Episyrphus balteatus)(Syrphidend(登録商標))+TX、エレトモセリス・シホニニ(Eretmoceris siphonini)+TX、エレトモセルス・カリフォルニクス(Eretmocerus californicus)+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Ercal(登録商標)+TX、Eretline e(登録商標))+TX、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(Bemimix(登録商標))+TX、エレトモセルス・ハヤチ(Eretmocerus hayati)+TX、ムンダスツヤコバチ(Eretmocerus mundus)(Bemipar(登録商標)+TX、Eretline m(登録商標))+TX、エレトモセルス・シホニニ(Eretmocerus siphonini)+TX、エクソコムス・クアドリプスツラタス(Exochomus quadripustulatus)+TX、ハダニタマバエ(Feltiella acarisuga)(Spidend(登録商標))+TX、ハダニタマバエ(Feltiella acarisuga)(Feltiline(登録商標))+TX、フォピウス・アリサヌス(Fopius arisanus)+TX、フォピウス・セラチチボルス(Fopius ceratitivorus)+TX、ホルモノネチン(Wirless Beehome(登録商標))+TX、フランクリノトリプス・ベスピホルミス(Franklinothrips vespiformis)(Vespop(登録商標))+TX、ガレンドロムス・オッキデンタリス(Galendromus occidentalis)+TX、ゴニオズス・レグネリ(Goniozus legneri)+TX、ハブロブラコン・ヘベトル(Habrobracon hebetor)+TX、ナミテントウ(Harmonia axyridis)(HarmoBeetle(登録商標))+TX、ヘテロハブディティス属の種(Heterorhabditis spp.)(Lawn Patrol(登録商標))+TX、ヘテロルハブジチス・バクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)(NemaShield HB(登録商標)+TX、Nemaseek(登録商標)+TX、Terranem-Nam(登録商標)+TX、Terranem(登録商標)+TX、Larvanem(登録商標)+TX、B-Green(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nematop(登録商標))+TX、ヘテロラブディティス・メギディス(Heterorhabditis megidis)(Nemasys H(登録商標)+TX、BioNem H(登録商標)+TX、Exhibitline hm(登録商標)+TX、Larvanem-M(登録商標))+TX、ヒポダミア・コンベルゲンス(Hippodamia convergens)+TX、ハイポアスピス・アクレイフェル(Hypoaspis aculeifer)(Aculeifer-System(登録商標)+TX、Entomite-A(登録商標))+TX、ハイポアスピス・ミレス(Hypoaspis miles)(Hypoline m(登録商標)+TX、Entomite-M(登録商標))+TX、ルバリア・レウコスポイデス(Lbalia leucospoides)+TX、レカノイデウス・フロッキシムス(Lecanoideus floccissimus)+TX、レモファグス・エラブンダス(Lemophagus errabundus)+TX、レプトマスチダエ・アブノルミス(Leptomastidea abnormis)+TX、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylop
ii)(Leptopar(登録商標))+TX、レプトマスティクス・エポナ(Leptomastix epona)+TX、リンドルス・ロファンタエ(Lindorus lophanthae)+TX、リポレクシス・オレグマエ(Lipolexis oregmae)+TX、キンバエ(Lucilia caesar)(Natufly(登録商標))+TX、リシフレブス・テスタセイペス(Lysiphlebus testaceipes)+TX、マクロロフス・カリジノサス(Macrolophus caliginosus)(Mirical-N(登録商標)+TX、Macroline c(登録商標)+TX、Mirical(登録商標))+TX、メソセイウルス・ロンギペス(Mesoseiulus longipes)+TX、メタフィクス・フラブス(Metaphycus flavus)+TX、メタフィクス・ロウンスブリイ(Metaphycus lounsburyi)+TX、ミクロムス・アングラタス(Micromus angulatus)(Milacewing(登録商標))+TX、ミクロテリス・フラブス(Microterys flavus)+TX、ムシディフラクス・ラプトレルス(Muscidifurax raptorellus)及びスパランギア・カメロニ(Spalangia cameroni)(Biopar(登録商標))+TX、ネオドリヌスチファロシバエ(Neodryinus typhlocybae)+TX、ネオセイウルス・カリホルニクス(Neoseiulus californicus)+TX、ネオセイウルス・ククメリス(Neoseiulus cucumeris)(THRYPEX(登録商標))+TX、ネオセイウルス・ファラシス(Neoseiulus fallacis)+TX、ネシデオコリス・テヌイス(Nesideocoris tenuis)(NesidioBug(登録商標)+TX、Nesibug(登録商標))+TX、オフィラ・アエネセンス(Ophyra aenescens)(Biofly(登録商標))+TX、オリウス・インシジオスス(Orius insidiosus)(Thripor-I(登録商標)+TX、Oriline i(登録商標))+TX、オリウス・ラエビガツス(Orius laevigatus)(Thripor-L(登録商標)+TX、Oriline l(登録商標))+TX、オリウス・マジュスクルス(Orius majusculus)(Oriline m(登録商標))+TX、タイリクヒメハナカメムシ(Orius strigicollis)(Thripor-S(登録商標))+TX、パウエシア・ジュニペロルム(Pauesia juniperorum)+TX、ペディビウス・フォベオラツス(Pediobius foveolatus)+TX、ファスマラブジチス・ヘルマフロディタ(Phasmarhabditis hermaphrodita)(Nemaslug(登録商標))+TX、フィマスチクス・コフェア(Phymastichus coffea)+TX、フィトセイウルス・マクロピルス(Phytoseiulus macropilus)+TX、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(Spidex(登録商標)+TX、Phytoline p(登録商標))+TX、ポディスス・マクリベントリス(Podisus maculiventris)(Podisus(登録商標))+TX、シュードクテオン・クルバタス(Pseudacteon curvatus)+TX、シューダクテオン・オブツスス(Pseudacteon obtusus)+TX、シューダクテオン・トリクスピス(Pseudacteon tricuspis)+TX、シューダフィクス・マクリペニス(Pseudaphycus maculipennis)+TX、シュードレプトマスチクス・メキシカナ(Pseudleptomastix mexicana)+TX、プシラエファグスピロスス(Psyllaephagus pilosus)+TX、プシッタリア・コンコロル(Psyttalia concolor)(複合体)+TX、クアドラスティクス属の種(Quadrastichus spp.)+TX、リゾビウス・ロファンタエ(Rhyzobius lophanthae)+TX、ベダリアテントウ(Rodolia cardinalis)+TX、ルミナ・デコラテ(Rumina decollate)+TX、セミエラケル・ペチオラタス(Semielacher petiolatus)+TX、シトビオン・アヴェナエ(Sitobion avenae)(Ervibank(登録商標))+TX、ステイネルネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(Nematac C(登録商標)+TX、Millenium(登録商標)+TX、BioNem C(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nemastar(登録商標)+TX、Capsanem(登録商標))+TX、ステイネルネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(NemaShield(登録商標)+TX、Nemasys F(登録商標)+TX、BioNem F(登録商標)+TX、Steinernema-System(登録商標)+TX、NemAttack(登録商標)+TX、Nemaplus(登録商標)+TX、Exhibitline sf(登録商標)+TX、Scia-rid(登録商標)+TX、Entonem(登録商標))+TX、ステイネルネマ・クラウセイ(Steinernema kraussei)(Nemasys L(登録商標)+TX、BioNem L(登録商標)+TX、Exhibitline srb(登録商標))+TX、ステイネルネマ・リオブラエb(Steinernema riobrave)(BioVector(登録商標)+TX、BioVektor(登録商標))+TX、ステイネルネマ・スカプテリスキ(Steinernema scapterisci)(Nematac S(登録商標))+TX、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)+TX、ステイネルネマチド属の種(Steinernematid spp.)(Guardian Nematodes(登録商標))+TX、ステトルス・プンクチルム(Stethorus punctillum)(Stethorus(登録商標))+TX、タマリキシアラディアテ(Tamarixia radiate)+TX、テトラスティクス・セティフェル(Tetrastichus setifer)+TX、トリポビウス・セミルテウス(Thripobius semiluteus)+TX、チュウゴクオナガコバチ(Torymus sinensis)+TX、トリコグランマ・ブラッシカエ(Trichogramma brassicae)(Tricholine b(登録商標))+TX、トリコグランマ・ブラッシカエ(Trichogramma brassicae)(Tricho-Strip(登録商標))+TX、トリコグラマ・エヴァネセンス(Trichogramma evanescens)+TX、トリコグラマ・ミヌタム(Trichogramma minutum)+TX、アワノメイガタマゴバチ(Trichogramma ostriniae)+TX、トリコグラマ・プラトネリ(Trichogramma platneri)+TX、トリコグラマ・プレチオスム(Trichogramma pretiosum)+TX、キサントピムラ・ステマトル(Xanthopimpla stemmator);
以下のものを含む他の生物学的製剤:アブシジン酸+TX、bioSea(登録商標)+TX、ムラサキウロコタケ(Chondrostereum purpureum)(Chontrol Paste(登録商標))+TX、コレトトリカム・グロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)(Collego(登録商標))+TX、オクタン酸銅(Cueva(登録商標))+TX、デルタトラップ(Trapline d(登録商標))+TX、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)(ハルピン)(ProAct(登録商標)+TX、Ni-HIBIT Gold CST(登録商標))+TX、リン酸第二鉄(Ferri-phosphate)(Ferramol(登録商標))+TX、ファネルトラップ(Trapline y(登録商標))+TX、Gallex(登録商標)+TX、Grower’s Secret(登録商標)+TX、ホモ-ブラシノリド(Homo-brassonolide)+TX、リン酸鉄(Lilly Miller Worry Free Ferramol Slug&Snail Bait(登録商標))+TX、MCP hailトラップ(Trapline f(登録商標))+TX、ミクロトヌス・ヒペロダエ(Microctonus hyperodae)+TX、ミコレプトディスクス・テレストリス(Mycoleptodiscus terrestris)(Des-X(登録商標))+TX、BioGain(登録商標)+TX、Aminomite(登録商標)+TX、Zenox(登録商標)+TX、フェロモントラップ(Thripline ams(登録商標))+TX、重炭酸カリウム(MilStop(登録商標))+TX、脂肪酸のカリウム塩(Sanova(登録商標))+TX、ケイ酸カリウム溶液(Sil-Matrix(登録商標))+TX、ヨウ化カリウム+チオシアン酸カリウム(Enzicur(登録商標))+TX、SuffOil-X(登録商標)+TX、クモ毒+TX、ノセマ・ロクスタエ(Nosema locustae)(Semaspore Organic Grasshopper Control(登録商標))+TX、粘着トラップ(Trapline YF(登録商標)+TX、Rebell Amarillo(登録商標))+TX及びトラップ(Takitrapline y+b(登録商標))+TX;並びに
ベノキサコール+TX、クロキントセット(クロキントセット-メキシルを含む)+TX、シプロスルファミド+TX、ジクロルミド+TX、フェンクロラゾール(フェンクロラゾール-エチルを含む)+TX、フェンクロリム+TX、フルキソフェニム+TX、フリラゾール+TX、イソキサジフェン(イソキサジフェン-エチルを含む)+TX、メフェンピル(メフェンピル-ジエチルを含む)+TX、メトカミフェン+TX及びオキサベトリニル+TXなどの毒性緩和剤。
有効成分の後ろの角括弧における参照番号、例えば[3878-19-1]は、ケミカルアブストラクツ登録番号を意味する。上記の混合の相手は公知である。有効成分は、“The Pesticide Manual”[The Pesticide Manual-A World Compendium;Thirteenth Edition; Editor:C.D.S.Tomlin;英国作物保護協議会(The British Crop Protection Council)]に含まれている場合、それらは、特定の化合物について上記において丸括弧中に示される項目番号でその中に記載されており;例えば、「アバメクチン」という化合物は、項目番号(1)で記載されている。「[CCN]」が上記において特定の化合物に付加されている場合、該当する化合物は、“Compendium of Pesticide Common Names”に含まれており、それは、インターネット上でアクセス可能であり[A.Wood;Compendium of Pesticide Common Names,(著作権)1995-2004];例えば、「アセトプロール」という化合物は、インターネットアドレス:http://www.alanwood.net/pesticides/acetoprole.htmlに記載されている。
上記の有効成分のほとんどは、上記においていわゆる「一般名」で呼ばれ、関連する「ISO一般名」又は別の「一般名」が個々の場合に使用される。表記が「一般名」でない場合、代わりに使用される表記の性質が特定の化合物について丸括弧中に示され;その場合、IUPAC名、IUPAC/ケミカルアブストラクツ名、「化学名」、「慣用名」、「化合物名」若しくは「開発コード」が使用されるか、又はそれらの表記の1つも使用されず、「一般名」も使用されない場合、「代替名」が用いられる。「CAS登録番号」は、ケミカルアブストラクル登録番号を意味する。
表A-1~A-60及び表B-1~B-60並びに表Pから選択される式Iの化合物と、上記の有効成分との有効成分混合物は、表A-1~A-60及び表B-1~B-60並びに表Pから選択される化合物及び上記の有効成分を好ましくは100:1~1:6000、特に50:1~1:50の混合比、より特に20:1~1:20、さらにより特に10:1~1:10、非常に特に5:1及び1:5の比率で(2:1~1:2の比率が特に好ましく、4:1~2:1の比率が同様に好ましい)、とりわけ1:1、又は5:1、又は5:2、又は5:3、又は5:4、又は4:1、又は4:2、又は4:3、又は3:1、又は3:2、又は2:1、又は1:5、又は2:5、又は3:5、又は4:5、又は1:4、又は2:4、又は3:4、又は1:3、又は2:3、又は1:2、又は1:600、又は1:300、又は1:150、又は1:35、又は2:35、又は4:35、又は1:75、又は2:75、又は4:75、又は1:6000、又は1:3000、又は1:1500、又は1:350、又は2:350、又は4:350、又は1:750、又は2:750、又は4:750の比率で含む。それらの混合比は、重量基準である。
上記の混合物は、有害生物を防除するための方法に使用され得、この方法は、上記の混合物を含む組成物を有害生物又はその環境に施用する工程を含むが、手術又は治療による人又は動物の身体の治療のための方法及び人又は動物の身体において実施される診断方法を除く。
表A-1~A-60及び表B-1~B-60並びに表Pから選択される式Iの化合物と、上記の1つ又は複数の有効成分とを含む混合物は、例えば、単一の「レディミックス」形態において、「タンクミックス」など、単一の有効成分の別個の製剤から構成される組み合わされたスプレー混合物として及び逐次、すなわち数時間又は数日間などのかなり短い期間で次々に施用される場合、単一の有効成分の併用で施用され得る。表A-1~A-60及び表B-1~B-60並びに表Pから選択される式Iの化合物及び上記の有効成分を施用する順序は、本発明を行うのに重要でない。
本発明に係る組成物は、安定剤、例えば非エポキシ化又はエポキシ化植物油(例えば、エポキシ化ヤシ油、ナタネ油又は大豆油)、消泡剤、例えばシリコーン油、防腐剤、粘性調節剤、結合剤及び/又は粘着付与剤、肥料又は特定の効果を得るための他の有効成分、例えば殺菌剤、殺真菌剤、殺線虫剤、植物活性化剤、殺軟体動物剤又は除草剤などのさらなる固体又は液体助剤も含み得る。
本発明に係る組成物は、例えば、固体有効成分を粉砕し、篩にかけ、且つ/又は圧縮することにより、助剤の非存在下において及び例えば有効成分を1つ又は複数の助剤と均質混合し、且つ/又は粉砕することにより、少なくとも1つの助剤の存在下においてそれ自体公知の方法で調製される。この組成物の調製のためのこれらの方法及びこれらの組成物の調製のための化合物Iの使用も本発明の主題である。
この組成物のための施用方法、すなわち噴霧、霧化、散布、はけ塗り、粉衣、拡散又は注ぎかけ(これらは、一般的な状況における意図される目的に合わせて選択されるべきである)など、上記のタイプの有害生物を防除する方法及び上記のタイプの有害生物を防除するための組成物の使用が本発明の他の主題である。典型的な濃度の比率は、0.1~1000ppm、好ましくは0.1~500ppmの有効成分である。1ヘクタール当たりの施用量は、一般に、1ヘクタール当たり1~2000gの有効成分、特に10~1000g/ha、好ましくは10~600g/haである。
作物保護の分野における施用の好ましい方法は、植物の茎葉への施用(葉面施用)であり、該当する有害生物による寄生の危険性に合わせて施用頻度及び施用量を選択することができる。代わりに、有効成分は、植物の生息地に液体組成物を潅注することにより、又は固体形態の有効成分を植物の生息地、例えば土壌中に例えば粒剤の形態で導入すること(土壌施用)により、根系(全身作用)を介して植物に到達することができる。水稲植物の場合、このような粒剤は、水田に計量供給され得る。
本発明の化合物及びその組成物は、上記のタイプの有害生物からの、植物繁殖材料、例えば果実、塊茎若しくは穀粒などの種子又は苗の保護にも好適である。繁殖材料は、植え付けの前にこの化合物で処理され得、例えば、種子は、種まきの前に処理され得る。代わりに、この化合物は、種子仁を液体組成物に浸漬することにより又は固体組成物の層を塗布することにより種子仁に塗付され得る(コーティング)。繁殖材料が施用の場所に植え付けられる場合、この組成物を例えばドリルまきの際に畝間に施用することも可能である。植物繁殖材料のためのこれらの処理方法及びこのように処理された植物繁殖材料は、本発明のさらなる主題である。典型的な処理率は、植物及び防除される有害生物/真菌に応じて決まり、一般に、100kgの種子当たり1~200グラム、好ましくは100kgの種子当たり5~150グラム(100kgの種子当たり10~100グラムなど)である。
種子という用語は、真正種子、種子片、吸枝、トウモロコシ粒、鱗茎、果実、塊茎、穀粒、根茎、挿し木、挿し芽などを含むがこれらに限定されないあらゆる種類の種子及び植物の珠芽を包含し、好ましい実施形態において、真正種子を意味する。
本発明は、式Iの化合物で被覆若しくは処理されるか又はそれを含有する種子も含む。「で被覆又は処理されるか及び/又はそれを含有する」という用語は、一般に、有効成分は、ほとんどの場合、施用時に種子の表面上にあるが、施用方法に応じて、成分の一部は、程度の差はあるが、種子材料中に浸透し得ることを示す。前記種子製品が(再度)植え付けられるとき、有効成分を吸収し得る。一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物が付着された植物繁殖材料を利用可能にする。さらに、これにより、式(I)の化合物で処理された植物繁殖材料を含む組成物が利用可能になる。
種子処理は、種子粉衣、種子コーティング、種子散布、種子浸漬及び種子ペレッティングなど、当技術分野において公知のすべての好適な種子処理技術を含む。式(I)の化合物の種子処理適用は、種まきの前又は種まき/種子の植え付けの際に噴霧又は種子を散布することなどによる、任意の公知の方法によって行われ得る。
生物学的実施例:
以下の実施例は、本発明を例示するためのものである。本発明の特定の化合物は、低施用量で効力が高いことにより公知の化合物と区別が可能であり、これは、実施例において概述されている実験手法を用いて、必要に応じて例えば50ppm、12.5ppm、6ppm、3ppm、1.5ppm、0.8ppm又は0.2ppmといった低施用量を用いて当業者により検証が可能である。
実施例B1:ジアブロチカ・バルテアタ(Diabrotica balteata)(コーンルートワーム)に対する活性
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天層上に置いたトウモロコシの芽を、吹付けにより10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートにL2幼虫を寄生させた(1ウェル当たり6~10匹)。寄生の4日後、サンプルを死亡率及び成長阻害について未処理のサンプルと比較して評価した。
以下の化合物は、200ppmの施用量で2種のカテゴリ(死亡率又は成長阻害)の少なくとも一方において少なくとも80%の効果をもたらした:P2、P3、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P13、P15。
実施例B2:コナガ(Plutella xylostella)(コナガ)に対する活性
人工餌料の入った24ウェルマイクロタイタープレートを、ピペットにより、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、コナガの卵をプラスチック製のステンシルを介してゲル吸い取り紙上にピペットし、プレートをこれで閉じた。寄生から8日後、死亡率及び成長阻害について未処理のサンプルと比較してサンプルを評価した。
以下の化合物は、200ppmの施用量で2つのカテゴリ(死亡率又は成長阻害)の少なくとも一方において少なくとも80%の効果をもたらした:P2、P3、P4、P5、P6、P8、P13。
実施例B3:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性 摂食/接触活性
ヒマワリの葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天の上に置き、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に様々な齢数のアブラムシの個体群を寄生させた。サンプルを寄生の6日後に死亡率について評価した。
以下の化合物は、200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:P2、P3、P5、P7、P10。
実施例B4:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性 浸透移行活性
様々な齢数のアブラムシ個体群を寄生させたエンドウマメの実生の根を、10,000DMSOストック溶液から調製したテスト水溶液中に直接入れた。実生をテスト溶液に入れてから6日後、サンプルを死亡率について評価した。
以下の化合物は、24ppmのテスト量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:P2、P3、P7。
実施例B5:エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)(エジプトヨトウ)に対する活性
綿の葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に5匹のL1幼虫を寄生させた。寄生の3日後、サンプルを死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害について未処理のサンプルと比較して評価した。死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害のカテゴリの少なくとも1つが未処理のサンプルよりも高い場合、テストサンプルによるエジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)の防除がもたらされている。
以下の化合物は、200ppmの施用量で少なくとも80%の防除をもたらした:P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P13、P15。
実施例B6:ニカメイガ(Chilo suppressalis)(ニカメイチュウ)に対する活性
人工餌料の入った24ウェルマイクロタイタープレートを、ピペットにより、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液で処理した。乾燥させた後、プレートにL2幼虫を外寄生させた(1ウェル当たり6~8匹)。サンプルを、未処理のサンプルと比較して、外寄生から6日後に死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害について評価した。カテゴリ(すなわち死亡率、摂食阻害効果及び成長阻害)の少なくとも1つが未処理のサンプルよりも高い場合、テストサンプルによるニカメイガ(Chilo suppressalis)の防除がもたらされている。
以下の化合物は、200ppmの施用量で少なくとも80%の防除をもたらした:P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P13、P14、P15。
実施例B7:ユースキスツス・ヘロス(Euschistus heros)(ネオトロピカルブラウンスティンクバグ(Neotropical Brown Stink Bug))に対する活性
24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上のダイズの葉に、10,000ppmのDMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉にN2若虫を外寄生させた。外寄生から5日後、サンプルを死亡率及び成長阻害について未処理のサンプルと比較して評価した。
以下の化合物は、200ppmの施用量で2種のカテゴリ(死亡率又は成長阻害)の少なくとも一方において少なくとも80%の効果をもたらした:P2、P3、P6、P8、P9、P10。
実施例B8:シンクイガ(Carpocapsa(Cydia)pomonella)(コドリンガ)に対する活性
適用チャンバ内において、パラフィンでコーティングした食餌キューブに、希釈したテスト溶液を噴霧した。乾燥させた後、処理したキューブ(10回反復)に1匹のL1幼虫を外寄生させた。サンプルを26~27℃でインキュベートし、外寄生から14日後に死亡率及び成長阻害について確認した。
例えば、以下の化合物は、12.5ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:P3、P4、P6。
実施例B9:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)(ミカンキイロアザミウマ)に対する活性
ヒマワリの葉片を24ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、10,000DMSOストック溶液から調製したテスト水溶液を噴霧した。乾燥させた後、葉片に様々な齢数のハナアザミウマ属(Frankliniella)の個体群を寄生させた。寄生の7日後、サンプルを死亡率について評価した。
以下の化合物は、200ppmの施用量で少なくとも80%の死亡率をもたらした:P3。

Claims (20)

  1. 式(I)
    Figure 2023510175000114
    (式中、
    2は、C1~C6ハロアルキルであり;
    Qは、式Qa及びQb
    Figure 2023510175000115
    からなる群から選択される基であり、ここで、矢印は、二環式環の炭素原子に対する結合点を示し;
    Aは、CH又はNを表し;
    Xは、S、SO又はSO2であり;
    1は、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキル-C1~C4アルキルであり;
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6シアノアルコキシ、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5、-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4ハロアルキル、C1~C4アルコキシ、C1~C4ハロアルコキシ、C1~C4アルキルスルファニル、C1~C4アルキルスルフィニル及びC1~C4アルキルスルホニルからなる群から選択される置換基によって単置換若しくは多置換されており;及び前記環系は、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有することができ、ここで、前記環系は、2個以上の環酸素原子を含有することができず、且つ2個以上の環硫黄原子を含有することができないか;又は
    1は、環窒素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4アルキル、C1~C4ハロアルキル、C1~C4アルコキシ、C1~C4ハロアルコキシ、C1~C4アルキルスルファニル、C1~C4アルキルスルフィニル及びC1~C4アルキルスルホニルからなる群から選択される置換基によって単置換若しくは多置換されており;及び前記環系は、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される1、2又は3個の環ヘテロ原子を含有し、ここで、前記環系は、少なくとも1個の環窒素原子を含有し、及び2個以上の環酸素原子を含有することができず、且つ2個以上の環硫黄原子を含有することができず;
    3は、水素、ハロゲン又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素、C1~C4アルキル又はC3~C6シクロアルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル、C1~C6ハロアルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物又は式Iの化合物の農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  2. 式(I-1)
    Figure 2023510175000116
    (式中、A、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  3. 式(I-2)
    Figure 2023510175000117
    (式中、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することできるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  4. 式(I-3)
    Figure 2023510175000118
    (式中、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  5. 式(I-4)
    Figure 2023510175000119
    (式中、
    Aは、CH又はN、好ましくはNであり;
    2は、C1~C6ハロアルキルであり、好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルであり、より好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;
    3は、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    4は、独立して、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキル、好ましくはメチル、エチル又はシクロプロピル、より好ましくはメチル又はシクロプロピルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  6. 式(I-5)
    Figure 2023510175000120
    (式中、A、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  7. 式(I-6)
    Figure 2023510175000121
    (式中、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、X-R1によって置換されたピリジル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  8. 式(I-7)
    Figure 2023510175000122
    (式中、X、R1及びR2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり、
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、炭素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、窒素原子を介して、X-R1によって置換されたフェニル環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    3は、水素又はC1~C4アルキルであり;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド。
  9. 式(I-8)
    Figure 2023510175000123
    (式中、
    Aは、CH又はN、好ましくはNであり;
    2は、C1~C6ハロアルキルであり、好ましくは、R2は、C1~C6フルオロアルキルであり、より好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;
    3は、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;
    1は、水素、ハロゲン、C1~C6ハロアルキル、C3~C6シクロアルキル、シアノによって単置換されたC3~C6シクロアルキル、C1~C6シアノアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、-N(R42、-N(R4)COR5若しくは-N(R4)CON(R42、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル又は2-ピリジルオキシであるか;又は
    1は、環炭素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員~6員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、1又は2個の環窒素原子を含有することができるか;又は
    1は、環窒素原子を介して、前記置換基Aを含有する環に結合されている5員芳香族環系であり、前記環系は、無置換であるか、又はハロゲン、シアノ及びC1~C4ハロアルキルからなる群から選択される置換基によって単置換されており;及び前記環系は、2又は3個の環窒素原子を含有し;
    各R4は、独立して、水素又はC1~C4アルキル、好ましくは水素又はメチルであり;及び
    5は、C1~C6アルキル又はC3~C6シクロアルキル;好ましくはメチル、エチル又はシクロプロピル、より好ましくはメチル又はシクロプロピルである)
    の化合物によって表される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  10. 1は、水素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、2,2,2-トリフルオロエトキシ、-NH2、-NH(CH3)、-N(CH32、-NHCOCH3、-N(CH3)COCH3、-NHCO(シクロプロピル)、-N(CH3)CO(シクロプロピル)、-N(H)CONH2、-N(H)CONH(CH3)、-N(H)CON(CH32、-N(CH3)CONH2、-N(CH3)CONH(CH3)、-N(CH3)CON(CH32、(オキサゾリジン-2-オン)-3-イル、2-ピリジルオキシ、ピラゾール-1-イル、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、3-シアノ-ピラゾール-1-イル、3-トリフルオロメチル-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル又はピリミジン-2-イルであり;好ましくは、Q1は、水素、塩素、シクロプロピル、1-シアノシクロプロピル、1-シアノ-1-メチル-エチル、-NH(CH3)、-N(CH3)COCH3、2-ピリジルオキシ、3-クロロ-ピラゾール-1-イル、1,2,4-トリアゾール-1-イル、トリアゾール-1-イル又はトリアゾール-2-イルである、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 2は、-CH2CF2CF3、-CH2CF2CHF2、-CH2CF3、-CH2CHF2又は-CH2CF2CHFCF3であり;好ましくは、R2は、-CH2CF3、-CH2CF2CHF2又は-CH2CF2CF3であり;好ましくは、R2は、-CH2CF2CF3又は-CH2CF3である、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 6-(3-エチルスルファニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P1);6-(3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P2);1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P3);6-[3-エチルスルホニル-6-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P4);6-(6-シクロプロピル-3-エチルスルホニル-2-ピリジル)-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P5);2-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(化合物P6);N-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-N-メチル-アセトアミド(化合物P7);6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルホニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P8);6-[3-エチルスルホニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P9);1-[5-エチルスルホニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P10);6-[3-エチルスルホニル-6-(トリアゾール-2-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P11);6-[3-エチルスルホニル-6-(トリアゾール-1-イル)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P12);1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P13);6-[5-(3-クロロピラゾール-1-イル)-3-エチルスルファニル-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P14);1-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]シクロプロパンカルボニトリル(化合物P15);6-[3-エチルスルファニル-5-(2-ピリジルオキシ)-2-ピリジル]-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-2-オン(化合物P16);及び2-[5-エチルスルファニル-6-[2-オキソ-1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)-1,7-ナフチリジン-6-イル]-3-ピリジル]-2-メチル-プロパンニトリル(化合物P17)からなる群から選択される、請求項1に記載の式Iの化合物。
  13. 殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の、請求項1~12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシドと、任意に助剤又は希釈剤とを含む組成物。
  14. 昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物を駆除及び防除する方法であって、有害生物、有害生物の生息地又は有害生物による攻撃を受けやすい植物に、殺虫的、殺ダニ的、殺線虫的又は殺軟体動物的に有効な量の、請求項1~12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物又はその農芸化学的に許容可能な塩、立体異性体、鏡像異性体、互変異性体若しくはN-オキシド或いは請求項13に記載の組成物を適用する工程を含む方法。
  15. 昆虫、ダニ類、線虫又は軟体動物による攻撃から植物繁殖材料を保護する方法であって、前記繁殖材料又は前記繁殖材料が植えられている場所を、請求項13に記載の組成物で処理する工程を含む方法。
  16. 式III
    Figure 2023510175000124
    (式中、
    2は、請求項1において式Iで定義されているとおりであり;及び
    10は、ハロゲン又は擬ハロゲン脱離基である)
    の化合物。
  17. 式X
    Figure 2023510175000125
    (式中、
    Xは、Sであり;及び
    2、Q1、R3及びR1は、請求項1において式Iで定義されているとおりである)
    の化合物。
  18. 式IX
    Figure 2023510175000126
    (式中、R2、Q1及びR3は、請求項1において式Iで定義されているとおりである)
    の化合物。
  19. 式V
    Figure 2023510175000127
    (式中、R2、Q1及びR3は、請求項1において式Iで定義されているとおりである)
    の化合物。
  20. 式XXXIb-1
    Figure 2023510175000128
    (式中、
    Xは、S、SO又はSO2であり;
    11は、ハロゲン又は擬ハロゲン脱離基であり;及び
    1、R2及びR3は、請求項1において式Iで定義されているとおりである)
    の化合物。
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