JP2023122186A - 制御システム、支援装置および支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】何らかの問題が発生した場合に、制御装置などから取得される情報を効率的に利用して、当該問題の解決を支援する仕組みを提供する。【解決手段】制御システムは、制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と、支援装置とを含む。支援装置は、1または複数の制御装置が有している装置情報を取得する取得部と、制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部と、イベントの解析結果に基づいて、取得した装置情報に含まれるデータのうち問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部と、イベントに関連して、問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部と、関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部とを含む。【選択図】図6
Description
本発明は、制御システム、支援装置および支援プログラムに関する。
装置および設備からなるプラントは、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)などの制御装置によって制御される。プラントで何らかの問題が発生した場合には、可能な限り早期に当該問題を解決することが要求される。
このような課題に対して、特開2020-197934号公報(特許文献1)は、知識や経験の乏しいユーザであっても異常を解消しやすい制御システムなどを開示する。
制御装置は、装置や設備の制御に必要な情報を有している。このような制御装置が有している情報は数および量も膨大になり得る。
本発明は、何らかの問題が発生した場合に、制御装置などから取得される情報を効率的に利用して、当該問題の解決を支援する仕組みを提供するものである。
本発明の一例に従う制御システムは、制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と、支援装置とを含む。支援装置は、1または複数の制御装置が有している装置情報を取得する取得部と、制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部と、イベントの解析結果に基づいて、取得した装置情報に含まれるデータのうち問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部と、イベントに関連して、問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部と、関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部とを含む。
例えば、プラントなどに何らかの問題が発生した場合には、マニュアルを参照したり、HMIなどに表示される情報を参照したりすることで、問題を解決するというのが一般的である。但し、問題に関連し得る情報を探し出すには、プラントの設計者の知見や専門家の知見などが必要である場合も多く、問題を早期に解決することは容易ではなかった。これに対して、本実施の形態によれば、発生している問題の解決に繋がり得るデータが関連データとして抽出されるので、専門的な知見などがないユーザであっても、問題をより早期に解決できる。
この構成によれば、イベントの解析結果に基づいて抽出された関連データから可視化するデータを選択できるので、制御装置から取得した装置情報に含まれるすべてのデータから選択する場合に比較して、問題の解決に繋がるデータを選択できる可能性を高めることができる。これによって、何らかの問題が発生した場合に、制御装置などから取得される情報を効率的に利用して、当該問題の解決を支援できる。
解析部は、自然言語処理によりイベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出するようにしてもよい。この構成によれば、イベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出することで、当該イベントの発生に関連し得るデータをより効率的に抽出できる。
データ抽出部は、抽出された固有表現と類似度に基づいて、関連データを抽出するようにしてもよい。この構成によれば、抽出された固有表現に類似したデータを固有データとして抽出できる。
イベント抽出部は、イベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、イベント候補を抽出するようにしてもよい。この構成によれば、当該イベントの発生と近い時間に発生したイベントをイベント候補として抽出できる。
出力部は、関連データおよびイベント候補を選択的に出力するようにしてもよい。この構成によれば、問題を解決するにあたって、関連データおよびイベント候補の両方を参照できる。
支援装置は、問題の解決に繋がった1または複数のデータを特定するための情報を格納する格納部をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、今後発生し得る同様の問題を解決する際に、当該情報を参照することで、より効率的に対象のデータを選択できる。
解析部は、イベント候補のうちいずれかの他のイベントが選択されると、当該選択された他のイベントを解析するようにしてもよい。この構成によれば、発生したイベントではなく、問題の本質により近い別のイベントが見つかれば、当該別のイベントを解析することで、問題の解決をより効率化できる。
本発明の別の一例に従えば、制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と直接的または間接的に接続された支援装置が提供される。支援装置は、1または複数の制御装置が有している装置情報を取得する取得部と、制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部と、イベントの解析結果に基づいて、取得した装置情報に含まれるデータのうち問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部と、イベントに関連して、問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部と、関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部とを含む。
本発明のさらに別の一例に従えば、制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と直接的または間接的に接続されたコンピュータで実行される支援プログラムが提供される。支援プログラムは、コンピュータに、1または複数の制御装置が有している装置情報を取得するステップと、制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析するステップと、イベントの解析結果に基づいて、取得した装置情報に含まれるデータのうち問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するステップと、イベントに関連して、問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するステップと、関連データのうち選択されたデータを可視化して出力するステップとを実行させる。
本発明によれば、何らかの問題が発生した場合に、制御装置などから取得される情報を効率的に利用して、当該問題の解決を支援する仕組みを提供できる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.全体構成例>
まず、本実施の形態に従う制御システム1の全体構成例について説明する。
まず、本実施の形態に従う制御システム1の全体構成例について説明する。
図1は、本実施の形態に従う制御システム1の全体構成例を示す模式図である。図1を参照して、本実施の形態に従う制御システム1は、主たるコンポーネントとして、1または複数の制御装置200と、1または複数のHMI(Human Machine Interface)300と、支援装置100とを含む。
制御装置200は、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)などの一種のコンピュータである。制御装置200は、典型的には、プラントなどを構成する装置や設備を制御するための制御演算をサイクリック実行する。
図1に示す構成例において、制御システム1は、4つの制御装置200-1~200-4と、フィールドバス4-1~4-4をそれぞれ介して、制御装置200-1~200-4とそれぞれ接続されたHMI300-1~300-4とを含む。
制御装置200-1~200-4は、プラントとの間でプロセス信号をやり取りするフィールド装置の一例として、リモートI/O(Input/Output)装置400-1~400-4とそれぞれ接続されている。リモートI/O装置400-1~400-4は、フィールドバス2-1~2-4をそれぞれ介して、制御装置200-1~200-4とそれぞれ接続されている。
以下の説明において、制御装置200は、制御装置200-1~200-4を総称するものであり、HMI300は、HMI300-1~300-4を総称するものであり、フィールドバス2は、フィールドバス2-1~2-4を総称するものであり、フィールドバス4は、フィールドバス4-1~4-4を総称するものである。
フィールドバス2およびフィールドバス4は、産業用の通信プロトコルを採用することが好ましい。このような通信プロトコルとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などが知られている。
支援装置100は、上位ネットワーク6を介して、HMI300-1~300-4とそれぞれ接続されている。このとき、支援装置100は、HMI300-1~300-4をそれぞれ介して、制御装置200-1~200-4にアクセスすることができる。このように、支援装置100は、1または複数の制御装置200と直接的または間接的に接続される。
支援装置100は、制御装置200および/またはHMI300から取得した装置情報に基づいて、後述するような問題を解決するための情報をユーザへ提供する。
<B.ハードウェア構成例>
次に、本実施の形態に従う制御システム1の主要な装置のハードウェア構成例について説明する。
次に、本実施の形態に従う制御システム1の主要な装置のハードウェア構成例について説明する。
(b1:制御装置200)
図2は、本実施の形態に従う制御システム1の制御装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2を参照して、制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ202と、チップセット204と、主記憶装置206と、二次記憶装置208と、上位ネットワークコントローラ210と、USB(Universal Serial Bus)コントローラ212と、メモリカードインターフェイス214と、フィールドバスコントローラ218,220と、内部バスコントローラ222と、I/Oユニット224-1,224-2,…とを含む。
図2は、本実施の形態に従う制御システム1の制御装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2を参照して、制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ202と、チップセット204と、主記憶装置206と、二次記憶装置208と、上位ネットワークコントローラ210と、USB(Universal Serial Bus)コントローラ212と、メモリカードインターフェイス214と、フィールドバスコントローラ218,220と、内部バスコントローラ222と、I/Oユニット224-1,224-2,…とを含む。
プロセッサ202は、二次記憶装置208に格納された各種プログラムを読み出して、主記憶装置206に展開して実行することで、制御装置200に必要な処理を実現する。チップセット204は、プロセッサ202と各コンポーネントとの間のデータ伝送などを制御する。
二次記憶装置208には、システムプログラム231と、制御演算の内容を記述したユーザプログラム232と、任意のアプリケーションを実行するための環境を提供するアプリケーション実行環境プログラム233と、任意の1または複数のアプリケーションを記述したアプリケーションプログラム234とが格納される。
二次記憶装置208に格納されるプログラムが実行されることで、コンピュータである制御装置200に本明細書に記載された処理を実行させるとともに、コンピュータである制御装置200において本明細書に記載された機能構成を実現させる。
上位ネットワークコントローラ210は、上位ネットワーク6を介した他の装置との間のデータのやり取りを制御する。USBコントローラ212は、USB接続を介して支援装置100との間のデータのやり取りを制御する。
メモリカードインターフェイス214は、メモリカード216を着脱可能に構成されており、メモリカード216に対してデータを書き込み、メモリカード216から各種データ(ユーザプログラムやトレースデータなど)を読み出すことが可能になっている。
フィールドバスコントローラ220は、フィールドバス2を介した他の装置との間のデータのやり取りを制御する。フィールドバスコントローラ220は、フィールドバス2を介した他の装置との間のデータのやり取りを制御する。
内部バスコントローラ222は、制御装置200に搭載されるI/Oユニット224-1,224-2,…との間でデータをやり取りするインターフェイスである。
図2には、プロセッサ202がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。あるいは、制御装置200の主要部を、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェア(例えば、汎用パソコンをベースとした産業用パソコン)を用いて実現してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOS(Operating System)を並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
(b2:HMI300)
図3は、本実施の形態に従う制御システム1のHMI300のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施の形態に従うHMI300は、一例として、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェアを有する汎用コンピュータなどで構成される。
図3は、本実施の形態に従う制御システム1のHMI300のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施の形態に従うHMI300は、一例として、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェアを有する汎用コンピュータなどで構成される。
図3を参照して、HMI300は、CPUやGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサ302と、主記憶装置306と、二次記憶装置308と、USBコントローラ312と、ネットワークコントローラ314と、フィールドバスコントローラ315と、入力部316と、表示部318と、タッチパネル319とを含む。これらのコンポーネントはバス320を介して接続される。
プロセッサ302は、二次記憶装置308に格納された各種プログラムを読み出して、主記憶装置306に展開して実行することで、任意の処理を実現する。
二次記憶装置308には、典型的には、OS322と、後述するような処理を行うための支援システムプログラム324とが格納される。二次記憶装置308には、図3に示すプログラム以外の必要なプログラムが格納されてもよい。
HMI300で実行される各種プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体を介してインストールされてもよいし、ネットワーク上のサーバ装置などからダウンロードする形でインストールするようにしてもよい。また、本実施の形態に従うHMI300が実行する処理は、OS322が提供するモジュールの一部を利用する形で実現される場合もある。
USBコントローラ312は、USB接続を介して任意の装置との間のデータのやり取りを制御する。ネットワークコントローラ314は、上位ネットワーク6を介した他の装置との間のデータのやり取りを制御する。
入力部316は、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザ操作を受け付ける。表示部318は、ディスプレイ、各種インジケータ、プリンタなどで構成され、プロセッサ302からの処理結果などを出力する。タッチパネル319は、表示部318と一体的に構成され、ユーザ操作を受け付ける。
図3には、プロセッサ302がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
(b3:支援装置100)
図4は、本実施の形態に従う制御システム1の支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施の形態に従う支援装置100は、一例として、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェアを有する汎用コンピュータなどで構成される。
図4は、本実施の形態に従う制御システム1の支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施の形態に従う支援装置100は、一例として、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェアを有する汎用コンピュータなどで構成される。
図4を参照して、支援装置100は、CPUやGPUなどのプロセッサ102と、光学ドライブ104と、主記憶装置106と、二次記憶装置108と、USBコントローラ112と、ネットワークコントローラ114と、入力部116と、表示部118とを含む。これらのコンポーネントはバス120を介して接続される。
プロセッサ102は、二次記憶装置108に格納された各種プログラムを読み出して、主記憶装置106に展開して実行することで、任意の処理を実現する。
二次記憶装置108には、典型的には、OS122と、ブラウザプログラム124とが格納される。二次記憶装置108には、図4に示すプログラム以外の必要なプログラムが格納されてもよい。
二次記憶装置108に格納されるプログラムが実行されることで、コンピュータである支援装置100に本明細書に記載された処理を実行させるとともに、コンピュータである支援装置100において本明細書に記載された機能構成を実現させる。
支援装置100は、光学ドライブ104を有しており、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体105(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)から、その中に格納されたプログラムが読み取られて二次記憶装置108などにインストールされる。
支援装置100で実行される各種プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体105を介してインストールされてもよいし、ネットワーク上のサーバ装置などからダウンロードする形でインストールするようにしてもよい。また、本実施の形態に従う支援装置100が実行する処理は、OS122が提供するモジュールの一部を利用する形で実現される場合もある。
USBコントローラ112は、USB接続を介して制御装置200との間のデータのやり取りを制御する。ネットワークコントローラ114は、任意のネットワークを介した他の装置との間のデータのやり取りを制御する。
入力部116は、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザ操作を受け付ける。表示部118は、ディスプレイ、各種インジケータ、プリンタなどで構成され、プロセッサ102からの処理結果などを出力する。
図4には、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
<C.機能構成例>
次に、本実施の形態に従う制御システム1の機能構成例について説明する。
次に、本実施の形態に従う制御システム1の機能構成例について説明する。
図5は、本実施の形態に従う制御システム1の機能構成例を示す模式図である。図5を参照して、制御装置200-1~200-4は、装置情報250-1~250-4(以下、「装置情報250」とも総称する)をそれぞれ有している。制御装置200がサイクリック実行される制御演算に応じて、装置情報250の内容は更新される。
同様に、HMI300-1~300-4は、装置情報350-1~350-4(以下、「装置情報350」とも総称する)をそれぞれ有している。HMI300において実行される処理に応じて、装置情報350の内容は更新される。
装置情報250および装置情報350は、例えば、各装置が管理している変数、各装置が出力したアラームの内容、および、各装置で発生したイベントの内容を含む。
HMI300-1~300-4は、Webサーバ360-1~360-4(以下、「Webサーバ360」とも総称する)と、アクセスインターフェイス370-1~370-4(以下、「アクセスインターフェイス370」とも総称する)とを有している。
Webサーバ360は、支援装置100からのアクセス(一例として、HTTPまたはHTTPSを用いたアクセス)を管理する。アクセスインターフェイス370は、支援装置100からの要求に応じて、制御装置200が管理する装置情報250の内容、および/または、HMI300が管理する装置情報350の内容を応答する。
支援装置100は、ブラウザ150と、ブラウザ150で実行されるアプリケーションコード160とを含む。アプリケーションコード160は、例えば、HTMLドキュメントの形で記述されていてもよい。アプリケーションコード160は、HMI300のWebサーバ360へアクセスするとともに、制御装置200が管理する装置情報250の内容、および/または、HMI300が管理する装置情報350の内容を要求するための命令コード(一例として、JavaScript(登録商標)、Java(登録商標)、Ruby、Python、PHPなどの言語で記述)を含む。
情報の要求および当該要求に応答した情報の提供は、例えば、REST(REpresentational State Transfer)に従うWebサービスモデルを用いて実装してもよい。また、JSON(JavaScript Object Notation)などのデータフォーマットを用いることもできる。
なお、アプリケーションコード160は、支援装置100に予め格納されていてもよいし、Webサーバ360(HMI300)に予め格納されていてもよい。後者の場合には、支援装置100がHMI300にアクセスすることで、アプリケーションコード160が提供されてもよい。このとき、複数の制御装置200および/または複数のHMI300が存在する場合には、制御装置200毎またはHMI300毎にアプリケーションコード160が提供されてもよい。
また、アプリケーションコード160は、ユーザの要求などに応じて、支援装置100および/またはHMI300が都度生成されてもよい。この場合には、制御システム1の構成情報などが参照されて、制御装置200および/またはHMI300が実行する処理などに応じたアプリケーションコード160が生成されてもよい。
<D.支援処理>
次に、本実施の形態に係る支援装置100が提供する支援処理について説明する。
次に、本実施の形態に係る支援装置100が提供する支援処理について説明する。
本実施の形態に係る支援装置100は、制御システム1が制御するプラントおよび/または制御システム1自体に何らかの問題が生じた場合に、当該問題の解決(原因特定および原因排除など)を支援する。
図6は、本実施の形態に係る支援装置100が提供する支援処理の概要を説明するための図である。図6を参照して、何らかの問題が発生すると、ユーザは、支援装置100を操作して支援画面を開く(ステップS1)。支援画面は、ブラウザ150がアプリケーションコード160を実行することで実現される。すなわち、支援画面は、Webアプリケーションとして提供されてもよい。また、後述の支援装置100が実行する処理についても、支援装置100がアプリケーションコード160に記述された命令コードを実行することで実現される。
支援画面は、対象の制御装置200および/またはHMI300に応じて、個別に最適化されてもよい。
続いて、支援装置100は、制御システム1に含まれる制御装置200および/またはHMI300で発生したイベントを取得する(ステップS2)。
イベントは、予め定められた状態変化が生じた場合、および、予め定められた異常が生じた場合に、制御装置200および/またはHMI300がメッセージ(テキストデータ)を発生すること、ならびに、当該発生したメッセージそのものである。イベントのメッセージは、発生日時が関連付けられており、発生日時に従ってソートされているので、支援装置100は、イベントとして、時系列のテキストデータを取得する。
また、イベントは、予め定められたシステム定義イベント、および、ユーザが任意に定義できるユーザ定義イベントを含む。
続いて、支援装置100は、発生したイベントを解析する(ステップS3)。支援装置100は、発生したイベントのテキストデータを解析して、問題の解決に有効な情報を抽出する。より具体的には、以下のような処理が実行される。
(1)発生日時の抽出
(2)自然言語処理による固有表現の抽出
(3)区切り文字を含む固有表現の分割
(4)固有表現の表記ゆれの補正
(5)簡略化処理
なお、これらの処理の一部のみが実行されてもよいし、実行順序についても適宜変更できる。
(2)自然言語処理による固有表現の抽出
(3)区切り文字を含む固有表現の分割
(4)固有表現の表記ゆれの補正
(5)簡略化処理
なお、これらの処理の一部のみが実行されてもよいし、実行順序についても適宜変更できる。
(2)自然言語処理による固有表現の抽出の具体的な処理は、テキストデータに含まれる1または複数のタームを抽出する処理を含む。例えば、イベントのテキストデータとして「機能Aの入力値Bに想定外の値Cが入力されました」が入力された場合、「機能A」および「入力値B」という2つのタームが抽出される。すなわち、対象の問題は、「機能A」に関係していると推定されるとともに、「入力値B」にも関係していると推定される。
(3)区切り文字を含む固有表現の分割の具体的な処理は、制御演算に用いる変数(値、ファンクション、ファンクションブロックなどを特定するための名前)は、区切り文字(アンダーバーやドットなど)を用いて階層構造を示す場合ある。そのため、区切り文字を含む固有表現を分割するようにしてもよい。例えば、イベントのテキストデータに含まれる固有表現として「Function_Latch_Status_Lamp」が抽出された場合には、アンダーバーを区切り文字と判断して、「Function」、「Latch」、「Status」、「Lamp」の4つのタームに分割される。
(4)固有表現の表記ゆれの補正の具体的な処理は、例えば、FA(Factory Automation)で一般的に使用される固有表現のうち、表記ゆれが生じ得るものを、単一の表現に統一する。例えば、フィールドバスの通信プロトコルの一例である「EtherCAT」については、「ECAT」や「CAT」と短縮されて表現されることもあるため、イベントのテキストデータから抽出された「ECAT」および「CAT」は、「EtherCAT」と補正してもよい。
(5)簡略化処理の具体的な処理は、問題の解決に有効ではないと判断された情報を除外する。このとき、各タームの出現頻度に基づくしきい値処理などを採用できる。すなわち、出現頻度の高いタームについては、一般的なタームである可能性が高いので、対象の問題を解決するための情報にはなり得ないと考えられる。そのため、このような出現頻度の高いタームについては、問題の解決として提案される内容には含めないようにしてもよい。命令の一種であるファンクションを意味する「Function」や状態を意味する「Status」などについては、出現頻度が高く、問題の解決に有効ではないと判断され得る。
また、支援装置100は、装置情報を取得する(ステップS4)。支援装置100は、取得したイベントを発生した装置だけではなく、制御システム1を構成する制御装置200およびHMI300から装置情報を取得する。このとき、制御装置200および/またはHMI300の各々が管理している変数、各装置が出力したアラームの内容、および、各装置で発生したイベントの内容が取得される。
続いて、支援装置100は、上述したようなイベントの解析結果に基づいて、関連データを抽出し、ユーザへ提示する(ステップS5)。すなわち、支援装置100は、取得した装置情報のうち、イベントの解析結果に基づいて、問題の解決に繋がり得るデータ(関連データ)を抽出する。関連データは、変数、アラームの内容、イベントの内容を含み得る。関連データを抽出するための処理は、例えば、イベントの解析結果(例えば、抽出された固有表現)との類似度に基づいて、発生している問題の原因特定に繋がる関連データを検索してもよい。このとき、自然言語処理のあいまい検索を用いてもよい。
また、支援装置100は、上述したようなイベントの解析結果に基づいて、取得したイベントに関連して、問題の解決に繋がる1または複数の他のイベント(イベント候補)を抽出し、ユーザへ提示する(ステップS6)。すなわち、取得したイベントが発生している問題の原因特定には直接繋がらない可能性もあるため、支援装置100は、イベントの解析結果に基づいて、問題の解決に繋がり得る他のイベントを抽出する。より具体的には、以下のような処理が実行される。
(1)取得したイベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、発生している問題の原因に繋がる他のイベントを検索する処理
(2)取得したイベントと類似度の高いイベントを過去資産から検索する処理
なお、(2)取得したイベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、発生している問題の原因に繋がる他のイベントを検索する処理の具体例としては、以下のような処理を含んでいてもよい。
(2)取得したイベントと類似度の高いイベントを過去資産から検索する処理
なお、(2)取得したイベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、発生している問題の原因に繋がる他のイベントを検索する処理の具体例としては、以下のような処理を含んでいてもよい。
(1-1)取得したイベントの発生前後にある所定数のイベントを、発生している問題の原因に繋がる他のイベントを検索する処理
(1-2)定常的に発生しているイベントを除外する処理
(1-3)重要度に基づいてイベントをフィルタリングする処理
ユーザは、提示される関連データ(ステップS5)、および、イベント候補(ステップS6)を参照しながら、発生している問題の解決(原因特定および原因排除など)を図る(ステップS7)。
(1-2)定常的に発生しているイベントを除外する処理
(1-3)重要度に基づいてイベントをフィルタリングする処理
ユーザは、提示される関連データ(ステップS5)、および、イベント候補(ステップS6)を参照しながら、発生している問題の解決(原因特定および原因排除など)を図る(ステップS7)。
例えば、ユーザは、関連データのうちいくつかのデータを選択し、現在値、および、現在値を含む時間的変化のグラフを確認する。そして、ユーザは、問題の解決に繋がる適切なデータを特定する。なお、時間的変化のグラフは、過去の時間的変化(過去に生じた値の変化)を含み得る。このように、支援装置100は、選択されたデータを可視化してユーザへ提供する。
問題の解決に繋がる適切なデータを特定する場合には、例えば、以下のような手順が想定される。
(1)現在値が異常値を示しているデータを検索
(2)過去の時間的変化とは異なる変化を生じているデータを検索
(3)他の正常に動作している装置に比較して、異なる傾向を示すデータを検索
そして、ユーザは、特定したデータを参照しながら、取得したイベントが発生した原因を特定し、当該原因を排除する。最終的に、原因を排除した後の当該特定したデータを参照して、問題が解決していることを確認する。
(2)過去の時間的変化とは異なる変化を生じているデータを検索
(3)他の正常に動作している装置に比較して、異なる傾向を示すデータを検索
そして、ユーザは、特定したデータを参照しながら、取得したイベントが発生した原因を特定し、当該原因を排除する。最終的に、原因を排除した後の当該特定したデータを参照して、問題が解決していることを確認する。
なお、取得したイベントではなく、イベント候補のうちいずれかのイベントが、問題の解決により適していると判断されると、ユーザは、当該新たなに選択したイベントについて、発生している問題の解決(原因特定および原因排除など)を図る。
最終的に、発生していた問題が解決されると、支援装置100は、解決までの一連の知見を資産化する(ステップS8)。より具体的には、支援装置100は、問題の解決に繋がった1または複数のデータ(を特定するための情報)を格納する。なお、格納先としては、図示しないサーバであってもよいし、支援装置100の内部であってもよい。あるいは、制御装置200および/またはHMI300に資産化された情報の格納先が用意されてもよい。
このとき、支援装置100は、問題の解決に繋がった1または複数のデータに加えて、(1)名前、概要、内容などの付加情報、(2)問題の解決に繋がったイベント、(3)抽出されたイベント候補などを関連付ける。このように資産化された情報が将来的に発生する問題を解決する際に参照される。
図7は、本実施の形態に係る支援装置100が提供する支援処理の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す各ステップは、典型的には、支援装置100のプロセッサ102がブラウザプログラム124を実行するとともに、ブラウザプログラム124でアプリケーションコード160を実行することで実現される。
図7を参照して、支援装置100は、ユーザ操作に応じて、支援画面を表示する(ステップS100)。続いて、支援装置100は、ユーザ操作に応じて、選択された装置(制御装置200および/またはHMI300)で発生しているイベントのリストを取得し(ステップS102)、取得したイベントのリストを表示する(ステップS104)。
ユーザが表示されたイベントのリストのうちいずれかのイベントを選択すると、支援装置100は、選択されたイベントを解析する(ステップS106)。また、支援装置100は、制御システム1を構成する制御装置200およびHMI300から装置情報を取得する(ステップS108)。
支援装置100は、イベントの解析結果に基づいて、問題の解決に繋がり得るデータ(関連データ)を抽出する(ステップS110)。また、支援装置100は、イベントの解析結果に基づいて、取得したイベントに関連して、発生している問題の原因特定に繋がる1または複数の他のイベント(イベント候補)を抽出する(ステップS112)。
支援装置100は、関連データの表示がユーザによって指示されたか否かを判断する(ステップS114)。関連データの表示がユーザによって指示されると(ステップS114においてYES)、支援装置100は、抽出した関連データのリストを表示する(ステップS116)。そして、ユーザが表示された関連データのリストのうちいずれかの関連データを選択すると、支援装置100は、選択された関連データのグラフを表示する(ステップS118)。
関連データの表示がユーザによって指示されなければ(ステップS114においてNO)、支援装置100は、イベント候補の表示がユーザによって指示されたか否かを判断する(ステップS120)。イベント候補の表示がユーザによって指示されると(ステップS120においてYES)、支援装置100は、抽出したイベント候補のリストを表示する(ステップS122)。そして、ユーザが表示されたイベント候補のリストのうちいずれかのイベント候補を選択すると(ステップS124においてYES)、支援装置100は、選択されたイベント候補について、ステップS106以下の処理を再度実行する。
ユーザが表示されたイベント候補のリストのうちいずれのイベント候補も選択しなければ(ステップS124においてNO)、ステップS126以下の処理が実行される。
続いて、支援装置100は、発生していた問題が解決したとのユーザ操作を受けたか否かを判断する(ステップS126)。発生していた問題が解決したとのユーザ操作を受けていなければ(ステップS126においてNO)、ステップS114以下の処理が繰り返される。
発生していた問題が解決したとのユーザ操作を受けると(ステップS126においてYES)、支援装置100は、一連のユーザ操作から資産化に必要な情報を収集し(ステップS128)、ユーザが入力する各種情報と関連付けて、データベースに格納する(ステップS130)。そして、処理は終了する。
次に、本実施の形態に従う制御装置200の機能構成例について説明する。
図8は、本実施の形態に従う制御装置200の機能構成例を示す模式図である。図8に示す各モジュールは、典型的には、支援装置100のプロセッサ102がブラウザプログラム124を実行するとともに、ブラウザプログラム124でアプリケーションコード160を実行することで実現される。
図8を参照して、支援装置100は、機能構成として、取得部130と、バッファ132と、解析部134と、関連データ抽出136と、イベント候補抽出部138と、出力部140と、資産化部142と、格納部144とを含む。
取得部130は、制御システム1に含まれる制御装置200および/またはHMI300が有している装置情報を取得する。バッファ132は、取得部130が取得した装置情報を格納する。
解析部134は、制御装置200で発生した問題に関連するイベントを解析する。解析部134は、発生したイベントのテキストデータを解析して、問題の解決に有効な情報を抽出するようにしてもよい。例えば、解析部134は、自然言語処理によりイベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出するようにしてもよい。
なお、解析部134は、イベント候補のうちいずれかの他のイベントが選択されると、当該選択された他のイベントを解析するようにしてもよい。
関連データ抽出136は、イベントの解析結果に基づいて、取得した装置情報に含まれるデータのうち問題の解決に繋がり得る関連データを抽出する。例えば、関連データ抽出136は、抽出された固有表現と類似度に基づいて、関連データを抽出するようにしてもよい。
イベント候補抽出部138は、イベントに関連して、問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出する。
出力部140は、関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する。また、出力部140は、関連データおよびイベント候補を選択的に出力する。
資産化部142は、問題の解決までの一連の知見を資産化する。より具体的には、資産化部142は、問題の解決に繋がった1または複数のデータを特定するための情報を格納部144に格納する。
<E.変形例>
次に、いくつかの変形例について説明する。
次に、いくつかの変形例について説明する。
図9は、本実施の形態の変形例1に従う制御システム1の機能構成例を示す模式図である。図9には、1つのHMI300に複数の制御装置200が接続されている構成例を示す。より具体的には、HMI300-1が制御装置200-1および制御装置200-2と接続されており、HMI300-2が制御装置200-3および制御装置200-4と接続されている。この構成例においては、支援装置100は、HMI300-1およびHMI300-2を介して、制御装置200-1~200-4の装置情報を取得する。
図10は、本実施の形態の変形例2に従う制御システム1のさらに別の機能構成例を示す模式図である。図10には、HMI300に代えて、制御装置200の各々がWebサーバ360と、アクセスインターフェイス370とを有している構成例を示す。より具体的には、制御装置200-1~200-4は、Webサーバ260-1~260-4(以下、「Webサーバ260」とも総称する)と、アクセスインターフェイス270-1~270-4(以下、「アクセスインターフェイス270」とも総称する)とを有している。この構成例においては、制御装置200-1~200-4の各々が支援装置100からの要求に応じて、制御装置200-1~200-4が管理する装置情報250-1~250-4の内容を応答する。
図11は、本実施の形態の変形例3に従う制御システム1のさらに別の機能構成例を示す模式図である。図11には、Webサーバ260およびアクセスインターフェイス270を含む拡張ユニット280を制御装置200に装着する構成例を示す。より具体的には、Webサーバ260-1~260-4と、アクセスインターフェイス270-1~270-4とを有している拡張ユニット280-1~280-4が制御装置200-1~200-4に装着されている。
この構成例においては、制御装置200-1~200-4に装着された拡張ユニット280-1~280-4の各々が支援装置100からの要求に応じて、制御装置200-1~200-4が管理する装置情報250-1~250-4の内容を応答する。
なお、上述の構成例に限られず、少なくとも制御装置200が有している装置情報250を支援装置100が取得できる構成であれば、どのような構成例を採用してもよい。
<F.付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と、
支援装置(100)とを備え、
前記支援装置は、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得する取得部(130)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部(134)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部(136)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部(138)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部(140)とを備える、制御システム。
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と、
支援装置(100)とを備え、
前記支援装置は、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得する取得部(130)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部(134)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部(136)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部(138)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部(140)とを備える、制御システム。
[構成2]
前記解析部は、自然言語処理により前記イベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出する、構成1に記載の制御システム。
前記解析部は、自然言語処理により前記イベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出する、構成1に記載の制御システム。
[構成3]
前記データ抽出部は、抽出された固有表現と類似度に基づいて、前記関連データを抽出する、構成2に記載の制御システム。
前記データ抽出部は、抽出された固有表現と類似度に基づいて、前記関連データを抽出する、構成2に記載の制御システム。
[構成4]
前記イベント抽出部は、前記イベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、前記イベント候補を抽出する、構成1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
前記イベント抽出部は、前記イベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、前記イベント候補を抽出する、構成1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成5]
前記出力部は、前記関連データおよび前記イベント候補を選択的に出力する、構成1~4のいずれか1項に記載の制御システム。
前記出力部は、前記関連データおよび前記イベント候補を選択的に出力する、構成1~4のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成6]
前記問題の解決に繋がった1または複数のデータを特定するための情報を格納する格納部(144)をさらに備える、構成1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
前記問題の解決に繋がった1または複数のデータを特定するための情報を格納する格納部(144)をさらに備える、構成1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成7]
前記解析部は、前記イベント候補のうちいずれかの他のイベントが選択されると、当該選択された他のイベントを解析する、構成1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
前記解析部は、前記イベント候補のうちいずれかの他のイベントが選択されると、当該選択された他のイベントを解析する、構成1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成8]
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と直接的または間接的に接続された支援装置(100)であって、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得する取得部(130)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部(134)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部(136)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部(138)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部(140)とを備える、支援装置。
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と直接的または間接的に接続された支援装置(100)であって、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得する取得部(130)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部(134)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部(136)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部(138)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部(140)とを備える、支援装置。
[構成9]
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と直接的または間接的に接続されたコンピュータ(100)で実行される支援プログラム(160)あって、前記支援プログラムは前記コンピュータに、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得するステップ(S108)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析するステップ(S106)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するステップ(S104)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するステップ(S110)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力するステップ(S118)とを実行させる、支援プログラム。
制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置(200)と直接的または間接的に接続されたコンピュータ(100)で実行される支援プログラム(160)あって、前記支援プログラムは前記コンピュータに、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報(250)を取得するステップ(S108)と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析するステップ(S106)と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するステップ(S104)と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するステップ(S110)と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力するステップ(S118)とを実行させる、支援プログラム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 制御システム、2,4 フィールドバス、6 上位ネットワーク、100 支援装置、102,202,302 プロセッサ、104 光学ドライブ、105 記録媒体、106,206,306 主記憶装置、108,208,308 二次記憶装置、112,212,312 USBコントローラ、114,314 ネットワークコントローラ、116,316 入力部、118,318 表示部、120,320 バス、122,322 OS、124 ブラウザプログラム、130 取得部、132 バッファ、134 解析部、136 関連データ抽出、138 イベント候補抽出部、140 出力部、142 資産化部、144 格納部、150 ブラウザ、160 アプリケーションコード、200 制御装置、204 チップセット、210 上位ネットワークコントローラ、214 メモリカードインターフェイス、216 メモリカード、218,220,315 フィールドバスコントローラ、222 内部バスコントローラ、224 I/Oユニット、231 システムプログラム、232 ユーザプログラム、233 アプリケーション実行環境プログラム、234 アプリケーションプログラム、250,350 装置情報、260,360 Webサーバ、270,370 アクセスインターフェイス、280 拡張ユニット、300 HMI、319 タッチパネル、324 支援システムプログラム、400 リモートI/O装置。
Claims (9)
- 制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と、
支援装置とを備え、
前記支援装置は、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報を取得する取得部と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部とを備える、制御システム。 - 前記解析部は、自然言語処理により前記イベントのテキストデータに含まれる固有表現を抽出する、請求項1に記載の制御システム。
- 前記データ抽出部は、抽出された固有表現と類似度に基づいて、前記関連データを抽出する、請求項2に記載の制御システム。
- 前記イベント抽出部は、前記イベントの発生日時との時間的な近さに基づいて、前記イベント候補を抽出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記出力部は、前記関連データおよび前記イベント候補を選択的に出力する、請求項1~4のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記問題の解決に繋がった1または複数のデータを特定するための情報を格納する格納部をさらに備える、請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記解析部は、前記イベント候補のうちいずれかの他のイベントが選択されると、当該選択された他のイベントを解析する、請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
- 制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と直接的または間接的に接続された支援装置であって、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報を取得する取得部と、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析する解析部と、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するデータ抽出部と、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するイベント抽出部と、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力する出力部とを備える、支援装置。 - 制御演算をサイクリック実行する1または複数の制御装置と直接的または間接的に接続されたコンピュータで実行される支援プログラムであって、前記支援プログラムは前記コンピュータに、
前記1または複数の制御装置が有している装置情報を取得するステップと、
前記制御装置で発生した問題に関連するイベントを解析するステップと、
前記イベントの解析結果に基づいて、前記取得した装置情報に含まれるデータのうち前記問題の解決に繋がり得る関連データを抽出するステップと、
前記イベントに関連して、前記問題の解決に繋がり得る1または複数の他のイベントであるイベント候補を抽出するステップと、
前記関連データのうち選択されたデータを可視化して出力するステップとを実行させる、支援プログラム。
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