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JP2023119665A - タッチセンサ - Google Patents

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JP2023119665A
JP2023119665A JP2022022643A JP2022022643A JP2023119665A JP 2023119665 A JP2023119665 A JP 2023119665A JP 2022022643 A JP2022022643 A JP 2022022643A JP 2022022643 A JP2022022643 A JP 2022022643A JP 2023119665 A JP2023119665 A JP 2023119665A
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JP
Japan
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sensor
cylindrical portion
touch sensor
contact
tubular
Prior art date
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Pending
Application number
JP2022022643A
Other languages
English (en)
Inventor
悠斗 植原
Yuto UEHARA
洋明 西川
Hiroaki Nishikawa
健太郎 安達
Kentaro Adachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2022022643A priority Critical patent/JP2023119665A/ja
Publication of JP2023119665A publication Critical patent/JP2023119665A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

【課題】確実且つ迅速に物体との当接を検出することができるタッチセンサを提供する。【課題を解決するための手段】タッチセンサ40は、物体50の当接による外力によって弾性変形する筒部41と、筒部41を構成する材料より柔軟性が高く、筒部41内に充填される柔軟材部42と、筒部41の長手方向の端部に取付けられるセンサ部44を備え、センサ部44は、筒部41の弾性変形に伴い、筒部41の長手方向端部から突出する柔軟材部42の突出部45の突出量を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、自動ドアのドア等の移動体による異物の挟み込みを検出するタッチセンサに関する。
自動車、鉄道などの車両や建物には、モータなどを用いて自動的にドアを開閉する電動開閉装置が備えられているものがある。このような電動開閉装置では、ドアが閉まる時に、例えば、片開きドアの場合にはドア枠とドア本体との間に、両開きドアの場合には、ドア本体間に物体が挟まれる場合がある。このような場合、電動開閉装置は、ドアを閉める作動を停止すると共にドアを開く作動を行い、挟まれた物体を取り除く必要がある。したがって、物体と、ドア又はドア枠との当接を素早く検出するセンサが求められている。
例えば、特許文献1には、以下のセンサが開示されている。図4に示すように、感圧センサ500は、ゴムや軟質の合成樹脂材等、絶縁性を有する弾性材によって長尺状に形成された外皮部510を備えている。外皮部510の内部には断面が略十字形状の十字孔560が外皮部510の長手方向に沿って形成されている。十字孔560は外皮部510の長手方向に沿って外皮部510の中心周りに漸次変位している。
外皮部510の内部には銅線等の導電性細線を縒り合わせることにより可撓性を有する長尺紐状に形成され、且つ、導電性ゴムに被覆された電極として4本の電極線520、530、540、550が設けられている。これらの電極線520~550は、十字孔560の中央近傍で十字孔560を介して互いに離間した状態で十字孔560に沿って螺旋状に配置され、十字孔560の内周部へ一体的に固着されている。
したがって、物体と当接し、外皮部510が弾性変形することでにより電極線520~550は撓み、特に、十字孔560が潰れる程度に外皮部510が弾性変形すれば、電極線520又は電極線530が電極線540又は電極線550と接触して導通する。また、物体が離れ、外皮部510が復元すれば電極線520~550もまた復元し、導通が遮断される。
また、例えば、特許文献2には、以下のセンサ付きのプロテクタ200が開示されている。図5に示すように、プロテクタ200は、自動車のスライドドアの前端面に取付けられる、車内側壁310、車外側壁320及び連結壁330からなる断面略U字形状の取付基部300とそれに一体成形された中空部400を備え、中空部400には、スライドドアとボディ側開口部との間に人体の一部(指や手足)などの異物が挟まった場合にその挟み込みを検知して対応する電気信号を出力するセンサ(感圧センサ)600 が取付けられている。
センサ600は、車両上下方向(長手方向)に延びる2本の芯線(電極線)410、420が、空間部440を介して設けられた導電性のゴム様弾性体(導電部)450、460に埋設されるようにして中空部400内に固定されており、スライドドアの閉時にスライドドアとボディ側開口部との間に異物が挟み込まれると中空部400が部分的に押圧されて潰れ、ゴム様弾性体450、460が接触して2本の芯線410、420が短絡して異物の存在が検知される。
特開2002-235480号公報 特開2016-097810号公報
ところで、上記の特許文献1では、外皮部510が弾性変形を開始しても、十字孔560が潰れ、電極線520又は電極線530が電極線540又は電極線550と接触して導通するまでは、物体の挟み込みを検出することができない。また、特許文献2においても、物体が挟まれ、中空部400が変形してゴム様弾性体450、460が接触することにより2本の芯線410、420が短絡して導通するまでは、物体の挟み込みを検出することができない。したがって、上記の両特許文献は、共に物体と当接(すなわち、物体の挟まれが発生)してから物体を検出するまでに時間差を有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、確実且つ迅速に物体との当接を検出することができるタッチセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の本発明は、物体の当接による外力によって弾性変形する筒部と、筒部を構成する材料より柔軟性が高く、筒部内に充填される柔軟材部と、筒部の長手方向の端部に取付けられるセンサ部を備え、センサ部は、筒部の弾性変形に伴い、筒部の長手方向端部から突出する柔軟材部の突出部の突出量を検出するタッチセンサである。
請求項1の本発明では、物体の当接による外力によって弾性変形する筒部と、筒部を構成する材料より柔軟性が高く、筒部内に充填される柔軟材部を備えている。物体の当接による外力によって筒部が弾性変形すると、筒部内の体積が減少する。筒部内には、筒部を構成する材料より柔軟性が高い柔軟材部が充填されているので、物体の当接により筒部が撓み筒部内の体積が減少することに伴い、柔軟材部は筒部の長手方向端部から押し出されて突出し、突出部が出現する。筒部の長手方向の端部には、柔軟材部の突出量を検出するセンサ部を備えているので、筒部に加わった外力を柔軟材部の突出部の突出量として瞬時に検出し、出力することができる。したがって、突出部の突出量、及び突出量の変化量によって、物体との当接の有無や当接による外力の大きさなどを確実且つ迅速に検出することができる。
なお、センサ部の検出手段は、突出部の突出量をセンサ部が受ける圧力を検出してもよく、筒部の端部から突出する柔軟材部の突出部の長さを検出してもよい。
タッチセンサは、物体の当接による外力によって弾性変形する筒部と、筒部を構成する材料より柔軟性が高く、筒部内に充填される柔軟材部と、筒部の長手方向の端部に取付けられるセンサ部を備え、センサ部は、筒部の弾性変形に伴い、筒部の長手方向端部から突出する柔軟材部の突出部の突出量を検出するので、筒部に加わった外力を突出部の突出量として検出し、出力することができる。したがって、突出部の突出量、及び突出量の変化量によって、物体との当接の有無や当接による外力の大きさなどを確実且つ迅速に検出することができる。
本発明のタッチセンサを自動車のスライドドアの挟み込み検出装置に適用した例を示す斜視図である。 図1のX-X断面図である。 本発明のタッチセンサの作動を説明する長手方向の断面図であり、(a)は物体を挟み込んでいない状態、(b)は物体を挟み込んだ状態である。 従来のセンサの断面図である(特許文献1)。 従来のセンサの断面図である(特許文献2)。
図1は、本発明のタッチセンサ40を自動車のスライドドア10の挟み込み検出装置に適用した例を示す斜視図である。この挟み込み検出装置は、ドアパネル11の開口端部に取付けられる先端部にタッチセンサ40が形成されたプロテクタ20であり、長尺状である。このタッチセンサ40を利用して、ドア枠12とドアパネル11との間への人体の一部(指や手足) などの物体の挟み込みを検出する。なお、以下に示す寸法、材料及び特性値は一例であり、記載事項に限定されるものではない。
図2及び図3(a)に示すように、このタッチセンサ40付きのプロテクタ20は、図1に示すスライドドア10に形成された図示しないフランジに直接、取付けられる車内側壁31,車外側壁32及び連結壁33からなる断面略U字形状の取付基部30と、その取付基部30に一体成形され、スライドドア10の閉時にスライドドア10の前端面とその前端面が対向するドア枠12との間に指等の異物があるとその異物に弾接するチューブ状の筒部41と、その筒部41内に充填された、筒部41を構成する材料より柔軟性の高い柔軟材部42と、車両上下方向(長手方向)に延びる筒部41の上方先端部分に取付けられたセンサ部44から構成されている。車両上下方向(長手方向)に延びる筒部41の下方先端部分は、筒部41と同じ材料による封止部43で封止されている。この封止部43は、物体50(図3(b))を挟み込んだ場合においても、撓まないように形成されている。なお、封止部43は筒部41より硬質の材料で形成してもよい。
取付基部30の内側には複数の保持リップ34、34が形成され、また取付基部30には剛性をアップさせるために断面略U字形状の芯材(インサート)35が埋設されている。さらに取付基部30の車外側壁32には意匠リップ36が形成されている。
本発明のタッチセンサ40の作動を図3(a)及び図3(b)に基づいて説明する。図3(a)に示すように、チューブ状の筒部41内には、筒部41を構成する材料より柔軟性の高い柔軟材部42が充填されている。筒部41の下方先端部分は封止部43で封止されており、上方先端部分は開放されている。また、筒部41の上方先端部分には、センサ部44が取付けられている。
筒部41に物体50が当接して圧力が加わり、筒部41に撓みが発生すると、図3(b)に示すように、筒部41の下方先端部分は封止部43で封止されているので、筒部41の内部に充填された柔軟材部42は、筒部41の上方先端部分から上方に押出されて突出部45が出現する。また、物体50との当接がなくなり、筒部41が復元すれば柔軟材部42もまた復元し、突出部45は消滅する。
筒部41の上方先端部分には、センサ部44が取付けられているので、センサ部44は、突出部45による圧力変化を検出する、若しくは突出部45の長手方向の突出長さを検出する。なお、突出部45による圧力の検出には、突出部45による直接的な押圧を検出してもよく、センサ部44と柔軟材部42との間に空気層が形成され、突出部45による空気層の容量変化による間接的な押圧を検出してもよい。筒部41の撓み量と、突出部45の長手方向の突出長さには比例関係があるので、物体50の当接を確実に且つ迅速に検出することができる。
そして、例えば、人体(特に、頭、指や手足)への影響を考慮し、センサ部44で検出する圧力や突出部45の長手方向の突出長さに基準値を設定すれば、スライドドア10の閉扉中、物体50が筒部41に当接し、筒部41に一定の撓みが発生した時に「挟み込み有」と判定し、スライドドア10を閉める作動を停止すると共にスライドドア10を開く作動を行うことができる。
本実施形態において、プロテクタ20の取付基部30(インサートを除く)及びタッチセンサ40の筒部41には動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)を使用した。ヤング率は3MPaであり、筒部41の内径は20mm、肉厚は2mmである。
一方、筒部41に充填する柔軟材部42には、スチレン系エラストマーのホットメルトを使用した。ヤング率は0.0023MPa、ポアソン比は0.29、筒部41との摩擦係数は2である。
物体50により、筒部41を撓ませた実験において、筒部41を1600mm押込んだ時に突出した突出部45の突出体積は1200mmであり、押込み体積に対する突出体積の割合は75%であった。また、押込み体積変化量と突出体積変化量の間には、比例関係を有することも確認された。
センサ部44を取付け、センサ部44における圧力変化は未測定であるが、センサ部44としては、突出部45の出現に伴う圧力を、ダイヤフラムを介して感圧素子(半導体ひずみゲージ)により計測し、電気信号に変換して出力することができる。
センサ部44の検出は、センサ部44のセンシング部が柔軟材部42と当接し、突出部45からの押圧を直接受けて行ってもよく、または、センサ部44と筒部41との間を接着等により密封し、センサ部44のセンシング部と柔軟材部42との間に空気層を形成し、突出部45の出現に伴う空気層の圧縮を圧力として間接的に行ってもよい。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
プロテクタ20(インサートを除く)及びタッチセンサ40の筒部41を構成する材料としては、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等で形成することができる。ゴムの場合は、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)が、熱可塑性エラストマーとしては、TPVの他、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)が耐候性、リサイクル、コスト等の観点から望ましい。
例えば、上記の実施形態では、プロテクタ20の取付基部30(インサートを除く)及びタッチセンサ40の筒部41は同じ特性を有するTPVを仕様したが、取付基部30と筒部41で異なる特性値を有するTPVを使用してもよく、または、異なる材料を使用してもよい。
例えば、上記の実施形態では、筒部41の上方先端部分は開放され、柔軟材部42が露出していたが、センサ部44における検出の妨げにならない程度の薄膜により封止してもよい。
例えば、センサ部44の検出手段は、上記の感圧素子を使用する以外に、筒部41突出する柔軟材部42の突出部45の長手方向の長さを測定する方法で検出してもよい。
本発明の実施形態では、自動車のスライドドア10に配設する場合の例を用いて説明したが、これに限定されることなく種々の装置に配設することが可能である。例えば、自動車であればパワーバックドア、電動サンルーフ、電動ヘッドレスト、電動シート、電動稼動ステップ、パワーウィンドウ、電動オットマンなどにも適用することができる。また、自動車に限らず、建築物の自動ドア(回転ドアを含む)、エレベータのドア、鉄道のドアなどにも配設することができる。
10 スライドドア
11 ドアパネル
12 ドア枠
20 プロテクタ
40 タッチセンサ
41 筒部
42 柔軟材部
43 封止部
44 センサ部
45 突出部
50 物体

Claims (1)

  1. 物体の当接による外力によって弾性変形する筒部と、
    前記筒部を構成する材料より柔軟性が高く、前記筒部内に充填される柔軟材部と、
    前記筒部の長手方向の端部に取付けられるセンサ部を備え、
    前記センサ部は、前記筒部の弾性変形に伴い前記筒部の長手方向端部から突出する前記柔軟材部の突出部の突出量を検出するタッチセンサ。
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