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JP2023176521A - 作業車両 - Google Patents

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JP2023176521A
JP2023176521A JP2022088847A JP2022088847A JP2023176521A JP 2023176521 A JP2023176521 A JP 2023176521A JP 2022088847 A JP2022088847 A JP 2022088847A JP 2022088847 A JP2022088847 A JP 2022088847A JP 2023176521 A JP2023176521 A JP 2023176521A
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air cleaner
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lever
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JP2022088847A
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裕佑 馬場
Yusuke Baba
太郎 綱島
Taro Tsunashima
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】エアクリーナおよびマフラを高い剛性で取り付けることができ、また、エンジンおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる作業車両を提供すること。【解決手段】実施形態に係る作業車両は、走行車体と、エンジンと、エアクリーナおよびマフラと、取付ステーとを備える。走行車体は、エンジンルームを有する。エンジンは、エンジンルームに取り付けられる。エアクリーナおよびマフラは、エンジンルームにおいてエンジンの上方に取り付けられる。取付ステーは、エアクリーナおよびマフラを一体化して支持する。【選択図】図4

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、作業車両において、エンジンを収納するエンジンルームの収納効率を向上させるために、エンジンルームに配置されたエンジンの上方における左右一方にエアクリーナが配置され、左右他方にマフラが配置されたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2017-74902号公報
ところで、エンジンルームに配置されるエアクリーナおよびマフラを、それぞれ高い剛性で取り付けたいという要望がある。
しかしながら、上記したような従来の作業車両では、エアクリーナおよびマフラが別々のステーを介して取り付けられるため、エアクリーナおよびマフラを高い剛性で取り付けるためには改良が必要であった。
また、上記したような従来の作業車両では、エアクリーナおよびマフラを効率よく収納できるものの、上記したように、エアクリーナおよびマフラが別々のステーを介して取り付けられるため、エンジンの組立作業や、エアクリーナおよびマフラを含むエンジン周辺機器の組立作業が煩雑になるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エアクリーナおよびマフラを高い剛性で取り付けることができ、また、エンジンおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両(10)は、エンジンルーム(R)を有する走行車体(11)と、前記エンジンルーム(R)に取り付けられるエンジン(E)と、前記エンジンルーム(R)において前記エンジン(E)の上方に取り付けられるエアクリーナ(61)およびマフラ(62)と、前記エアクリーナ(61)および前記マフラ(62)を一体化しつつ支持する取付ステー(70)とを備えることを特徴とする。
実施形態に係る作業車両によれば、エアクリーナおよびマフラを高い剛性で取り付けることができ、また、エンジンおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる。
図1Aは、実施形態に係る作業車両の一例を示す概略右側面図である。 図1Bは、実施形態に係る作業車両の一例を示す概略平面図である。 図2は、エアクリーナおよびマフラの配置の説明図(その1)である。 図3は、エアクリーナおよびマフラの配置の説明図(その2)である。 図4は、エアクリーナおよびマフラを示す概略斜視図である。 図5Aは、取付ステーを示す概略斜視図(その1)である。 図5Bは、取付ステーを示す概略斜視図(その2)である。 図6は、ステー本体を示す概略斜視図である。 図7は、パーキングブレーキレバー装置を示す概略斜視図である。 図8は、支持ブラケットを示す概略斜視図である。 図9は、ブレーキセンサ部を示す概略斜視図である。 図10は、ブレーキ駆動ケーブルを示す概略斜視図である。 図11は、ジョイスティック装置のバルブ駆動構成の一例を示すブロック図である。 図12は、ジョイスティック装置を示す概略斜視図(その1)である。 図13は、ジョイスティック装置を示す概略斜視図(その2)である。 図14は、ジョイスティック装置の変形例を示す概略斜視図(その1)である。 図15は、ジョイスティック装置の変形例を示す概略斜視図(その2)である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両の概要>
まず、図1Aおよび1Bを参照して実施形態に係る作業車両10の概要について説明する。図1Aは、実施形態に係る作業車両10の一例を示す概略右側面図である。図1Bは、実施形態に係る作業車両10の一例を示す概略平面図である。なお、図1Aおよび1Bでは、後述するステアリングホイールを省略している。また、図1Bでは、後述する芝刈装置3および運転席17などを省略している。
また、図1Aおよび1Bを含む各図には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している場合がある。以下では、説明の便宜上、X軸の正方向を左方、X軸の負方向を右方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という。
また、以下では、作業車両10として、運転者(作業者ともいう)の運転によって、芝草を刈り取り、刈り取った芝草を集草する乗用芝刈機を例に説明する。なお、作業車両10は、乗用芝刈機に限定されず、たとえば、圃場で耕耘などの作業を行う農業用トラクタであってもよい。
また、以下では、作業車両10または後述する走行車体11を指して「機体」という場合がある。
図1Aおよび1Bに示すように、作業車両である乗用芝刈機10は、走行車体11と、芝刈装置(以下、モアという)21と、モア昇降機構22と、集草容器(以下、コレクタという)25と、コレクタ昇降シリンダ31と、ダンプシリンダ32とを備える。
走行車体11は、車体フレーム12と、左右一対の前輪13と、左右一対の後輪14と、ボンネット15とを備える。車体フレーム12は、走行車体11の車体骨格を形成する。車体フレーム12の前部にはエンジンEが配置される。なお、エンジンEは、たとえば、ディーゼルエンジンである。車体フレーム12は、エンジンEの下方において、フロントアクスルケースを介して前輪13を支持する。
また、車体フレーム12は、変速装置であるHST(Hydro Static Transmission)を収納するミッションケースを支持し、後方へと延設されたチェーンケースを介して後輪14を支持する。
乗用芝刈機10では、エンジンEの回転動力を、HSTを介して適宜変速し、ミッションケースおよびチェーンケースに収納された伝動機構を介して左右の後輪14へ伝達するとともに、ミッションケースから動力を取り出して、取り出した動力を左右の前輪13へ伝達する。
ボンネット15は、車体フレーム12の前部において、閉じた状態でエンジンEを覆うことが可能なように開閉自在に設けられる。ボンネット15は、車体フレーム12にエンジンEが配置されるためのエンジンルームRを形成する。
走行車体11は、フロアステップ16を備える。また、走行車体11は、フロアステップ16の上方に、運転席17と、ステアリングコラム18と、ステアリングホイール(図示せず)と、操作ペダル19とを備える。運転席17は、運転者が着席する座席である。なお、運転席17の左右いずれか一側方(たとえば、右側方)には、後述するジョイスティック装置40(ジョイスティックレバー42など)、モア昇降レバー51、バルブユニット90(図11参照)などが設けられる。
ステアリングコラム18は、運転席17の前方に設けられる。なお、ステアリングコラム18の周りには、操作パネル、各種操作レバー、各種操作スイッチなどが設けられる。ステアリングホイールは、ステアリングコラム18の上部に設けられる。ステアリングホイールは、機体操向のための操作具である。操作ペダル19は、ステアリングコラム18およびステアリングホイールの下方かつ左右側方に設けられる。操作ペダル19は、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルなどである。
また、運転席17の後方には、機体の転倒時などにおいて運転者の安全を確保するために、機体を正面から見てアーチ状の安全フレーム(ロプスともいう)20が設けられる。
モア21は、走行車体11の下方であり、前輪13および後輪14の間に設けられる。このように、乗用芝刈機10は、機体の中央部にモア21を備えた、いわゆるミッドモア型乗用芝刈機である。なお、乗用芝刈機10は、たとえば、機体の前部にモア21を備えた、いわゆるフロントモア型乗用芝刈機であってもよい。
モア21は、刈刃(図示せず)を備える。また、モア21は、デッキやモータなどを備える。乗用芝刈機10では、刈刃で刈り取られた芝草を、ダクト(図示せず)、シュータ(図示せず)を介して、後述するコレクタ25へと搬送する。
モア昇降機構22は、モア21を昇降駆動する油圧シリンダであるモア昇降シリンダ23と、リフトアーム24とを備える。モア昇降機構22は、モア昇降シリンダ23からの動力をリフトアーム24へと伝達して、リフトアーム24を駆動する。モア昇降機構22は、リフトアーム24を駆動することで、モア21を昇降する。なお、リフトアーム24は、一端が走行車体11に連結され、他端がモア21に連結される。
コレクタ25は、走行車体11の後部に設けられ、モア21で刈り取られた芝草を収容する。すなわち、コレクタ25は、モア21で刈り取られた芝草を集草する。コレクタ25は、たとえば、直方体状のフレーム枠で構成され、フレーム枠の前後、左右および上面が、通気穴を有するプレート部材で構成される。コレクタ25の前面には、シュータと連通された、芝草の取入口(図示せず)が形成される。
また、コレクタ25は、コレクタ25の後面および上面が一体となって構成された蓋部26を備える。蓋部26は、コレクタ25のダンプと連動して、コレクタ25の本体から離れて、コレクタ25の後部を広く開放するように構成される。
また、安全フレーム20の上部には、後方へと延伸しているリンクアーム27,28が、上下に並んで回動可能に支持される。リンクアーム27,28は、互いの先端部が上下方向のダンプ用フレーム29と接続されて左右一対の4辺リンク機構が構成される。
コレクタ昇降シリンダ31は、コレクタ25を昇降駆動する油圧シリンダであり、下側のリンクアーム28および安全フレーム20の下端部の間に設けられる。ダンプシリンダ32は、コレクタ25をダンプ駆動する油圧シリンダであり、コレクタ25およびダンプ用フレーム29の間に設けられる。なお、コレクタ25は、ダンプ用フレーム29に設けられた左右方向の回動軸30に回動可能に取り付けられる。
乗用芝刈機10では、コレクタ昇降シリンダ31のロッドを伸長させると、リンクアーム27,28が上方へと回動してコレクタ25を上昇させ、コレクタ昇降シリンダ31のロッドを短縮させると、リンクアーム27,28が下方へと回動してコレクタ25を下降させる。
また、乗用芝刈機10では、ダンプシリンダ32のロッドを伸長させると、コレクタ25が回動軸30を中心に略水平状態から後方へと回動してダンプ状態となり、ダンプシリンダ32のロッドを短縮させると、コレクタ25がダンプ状態から略水平状態へと復帰する。
乗用芝刈機10は、コレクタ25の昇降駆動およびダンプ駆動のために、ジョイスティックレバー42を含むジョイスティック装置40を備える。また、乗用芝刈機10は、モア21の昇降駆動のために、モア昇降レバー51を備える。
また、エンジンルームRには、エンジンEが取り付けられる他、エアクリーナ61およびマフラ62(いずれも、図2~4参照)などのエンジン周辺機器が取り付けられる。
<エアクリーナおよびマフラの配置>
次に、図2および3を参照してエアクリーナ61およびマフラ62の配置について説明する。図2および3は、エアクリーナ61およびマフラ62の配置の説明図である。なお、図2には、ボンネット15(エンジンルームR)の概略正断面図を示し、図3には、エンジンルームRを後方かつ上方から見た概略図(概略斜視図)を示している。
図2に示すように、ボンネット15で覆われたエンジンルームRには、上記したように、エンジンEが配置される。また、エンジンルームRには、エンジンEと共に、エアクリーナ61およびマフラ62が配置される。
エアクリーナ61は、エンジンEの吸気側に設けられる。エアクリーナ61は、空気を浄化し、浄化した空気をエンジンEへ供給する。エアクリーナ61は、取り込んだ空気を浄化(空気から除塵)するためのフィルタなどを備える。図2および3に示すように、エアクリーナ61は、エンジンEの上方における左右一方(図示の例では、エンジンEの吸気側となる右側)に配置される。
マフラ62は、エンジンEの排気側に設けられる。マフラ62は、エンジンEからの排気ガスを外部へ排出する。図2および3に示すように、マフラ62は、エンジンEの上方における左右他方(図示の例では、エンジンEの排気側となる左側)に配置される。なお、エンジンEの排気側であり、エンジンEおよびマフラ62の間には、たとえば、排気ガス中の粒状化物質を捕集するためのDPF(Diesel Particulate Filter)が設けられる。
図3に示すように、エアクリーナ61およびマフラ62は、取付ステー70に支持されつつ、取付ステー70を介してエンジンルームRに取り付けられる。
<取付ステーの構成>
次に、図4~6を参照して取付ステー70の構成について説明する。図4は、エアクリーナ61およびマフラ62を示す概略斜視図である。図5Aおよび5Bは、取付ステー70を示す概略斜視図である。なお、図5Aには、取付ステー70を上方から見た図を示し、図5Bには、取付ステー70を下方から見た図を示している。図6は、ステー本体74を示す概略斜視図である。
図4に示すように、取付ステー70は、エアクリーナ61およびマフラ62を下方から支持する支持部材である。取付ステー70では、取付ステー70の左右方向の一方側部(右側部)に設けられたエアクリーナ固定部71にエアクリーナ61が取り付けられ、他方側部(左側部)に設けられたマフラ固定部72にマフラ62が取り付けられる。
また、取付ステー70は、前後方向の両端部に設けられたエンジン固定部73を介して、エンジンE(図3参照)の上部に取り付けられる。これにより、取付ステー70は、エンジンEの上方に固定される。また、取付ステー70は、エンジンEの上方における右側にエアクリーナ61を固定し、エンジンEの上方における左側にマフラ62を固定する。
エアクリーナ固定部71は、ベルト711と、クリップ712とを備える。ベルト711は、たとえば、ゴム製のベルト状部材である。ベルト711は、エアクリーナ61の円筒状の外周面に巻き付けられる。クリップ712は、ベルト711の先端部に設けられる。エアクリーナ固定部71は、クリップ712が後述するエアクリーナ固定用ステー75と連結することで、取付ステー70にエアクリーナ61を固定する。
マフラ固定部72は、固定板721を備える。固定板721は、たとえば、金属製の部材であり、それぞれL字状に屈曲された一対の板状部材である。固定板721は、マフラ62を前後方向から挟み込んだ状態で、ボルトなどの固定具(図示せず)によってマフラ62に固定される。また、固定板721は、ボルトなどの固定具722によって後述するマフラ固定用ステー(後述する立板部)743に固定される。これにより、マフラ固定部72は、取付ステー70にマフラ62を固定する。
エンジン固定部73は、孔731を備える。孔731は、後述するエンジン固定用ステー(後述する一対の側板部)742に形成される。孔731には、ボルトなどの固定具732(図3参照)が取り付けられる。エンジン固定部73は、固定具732によってエンジンEの上部に固定される。このように、取付ステー70は、エアクリーナ61およびマフラ62を一体化しつつ支持する。また、取付ステー70は、略一体となったエアクリーナ61およびマフラ62をエンジンEの上方に固定する。
このような構成によれば、エアクリーナ61およびマフラ62が一体化されることで、エアクリーナ61およびマフラ62を高い剛性で取り付けることができる。また、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業時には、エアクリーナ61およびマフラ62を取付ステー70に取り付けた後、エアクリーナ61およびマフラ62を取付ステー70ごとエンジンEに取り付けることができる。これにより、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる。
図5A、5Bおよび6に示すように、取付ステー70は、ステー本体74と、エアクリーナ固定用ステー75と、フック係止部76と、補強部77と、固定用ステー78とを備える。ステー本体74は、基板部741と、一対の側板部742と、立板部743とを備える。基板部741は、平板状の部位である。
一対の側板部742は、平板状の部位であり、それぞれ基板部741の対向する端縁部において向かい合うように設けられる。一対の側板部742は、基板部741に対して直交するように設けられる。一対の側板部742は、上記した「マフラー固定用ステー」である。また、一対の側板部742には、取付ステー70をエンジンEに固定させるためのエンジン固定部73の孔731が形成される。
また、一対の側板部742のうち一方の側板部742には、後述する孔状または切欠き状のフック係止部76の一方側(フック係止部761)が設けられる。
立板部743は、平板状の部位であり、基板部741における一対の側板部742とは異なる端縁部に設けられる。立板部743は、基板部741に対して直交するように設けられるとともに、一対の側板部742に対しても直交するように設けられる。立板部743は、上記した「マフラー固定用ステー」である。また、立板部743には、マフラ62(図4参照)を固定するための固定具722(図4参照)が挿通される孔743aが形成される。
ステー本体74は、金属製の部材である。ステー本体74、すなわち、基板部741、一対の側板部742および立板部743は、1つの板状部材を屈曲することで、一体形成される。
エアクリーナ固定用ステー75は、エアクリーナ固定部71に固定されるエアクリーナ61を支持するための金属製の板状部材である。図5Aおよび5Bに示すように、エアクリーナ固定用ステー75は、ステー本体74に設けられる。エアクリーナ固定用ステー75は、金属製の部材であり、ステー本体74の一方端部において、たとえば、溶接によって、基板部741に固定される。
また、エンジンルームR(図3参照)にエンジンE(図3参照)を取り付ける場合、エンジンEを吊り下げた状態でエンジンルームRへ移動させる。次に説明するフック係止部76は、フック(図示せず)が取り付けられ、取付ステー70を介してエアクリーナ61(図4参照)およびマフラ62(図4参照)がエンジンEに取り付けられた状態でエンジンEを吊り下げるための部位である。
フック係止部76は、孔状または切欠き状の部位である。フック係止部76は、一対であり、このうち、一方のフック係止部761は、上記したように、ステー本体74の一方の側板部742に設けられる。他方のフック係止部762は、後述する補強部77(第1補強部材771)に設けられる。フック係止部761およびフック係止部762は、エンジンEの吊り下げ支点となる。
このような構成によれば、エアクリーナ61およびマフラ62を事前にエンジンEに取り付けた状態として、エアクリーナ61およびマフラ62が取り付けられた状態でエンジンEを取り付けることができる。たとえば、エンジンルームRに取り付けられたエンジンEに対してエアクリーナ61およびマフラ62を取り付ける場合には、たとえば、ボルトなどによる固定のための作業スペースが狭くなることがある。ところが、上記したように、取付ステー70にフック係止部76が設けられることで、エアクリーナ61およびマフラ62が取り付けられた状態でエンジンEを取り付けることができ、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる。
補強部77は、第1補強部材771と、第2補強部材772と、第3補強部材773とを備える。第1補強部材(以下、補強プレートという)771は、金属製の板状部材であり、ステー本体74の一方端部において、エアクリーナ固定部71およびマフラ固定部72の間に設けられる。補強プレート771は、たとえば、溶接によって、ステー本体74およびエアクリーナ固定用ステー75に固定される。
補強プレート771は、ステー本体74よりも高い剛性を有する。また、補強プレート771には、フック係止部76の少なくとも一部が設けられる。すなわち、補強プレート771には、フック係止部76における他方のフック係止部762が設けられる。このように、補強プレート771は、この1つの部材によって、ステー本体74の補強を行い、フック係止部762によるエンジンEの吊り下げ支点となる。
このような構成によれば、重量物であるエンジンEが吊り下げられても変形しない高い剛性を有するフック係止部76(フック係止部762)をエアクリーナ固定部71およびマフラ固定部72の補強に利用することで、取付ステー70全体の剛性を高めることができる。また、エンジンEや取付ステー70に対してエアクリーナ61およびマフラ62を強固に取り付けることができる。
第2補強部材772は、金属製であり、たとえば、板状の部材である。第2補強部材772は、ステー本体74の長手方向に沿ってステー本体74(基板部741)の上面に設けられる。第2補強部材772は、たとえば、溶接によって、ステー本体74に固定される。第2補強部材772は、ステー本体74よりも高い剛性を有する。
第3補強部材773は、金属製であり、たとえば、棒状の部材である。第3補強部材773は、ステー本体74(基板部741)からエアクリーナ固定用ステー75へかけて設けられる。第3補強部材773は、エアクリーナ固定用ステー75を補強するための部材である。第3補強部材773は、たとえば、溶接によって、ステー本体74およびエアクリーナ固定用ステー75に固定される。第3補強部材773は、ステー本体74よりも高い剛性を有する。
固定用ステー78は、金属製であり、たとえば、板状の部材である。固定用ステー78は、取付ステー70を、エンジンEまたはエンジンE以外の重量物に固定させるための部材である。固定用ステー78には、取付ステー70を固定させるための孔781が形成される。なお、固定用ステー78は、エンジン固定部73と共に、エンジンEの上方に取付ステー70を固定する。固定用ステー78は、たとえば、溶接によって、ステー本体74に固定される。
<パーキングブレーキレバー装置>
次に、図7~10を参照してパーキングブレーキレバー装置80について説明する。図7は、パーキングブレーキレバー装置80を示す概略斜視図である。図8は、支持ブラケット83を示す概略斜視図である。図9は、ブレーキセンサ部84を示す概略斜視図である。図10は、ブレーキ駆動ケーブル852を示す概略斜視図である。
図7に示すように、乗用芝刈機10(図1Aおよび1B参照)は、パーキングブレーキレバー装置80を備える。パーキングブレーキレバー装置80は、たとえば、乗用芝刈機10の駐車時などに機体の静止状態を保つための制動機構を操作するための装置である。また、パーキングブレーキレバー装置80は、運転席17(図1A参照)に着座した運転者が使用する手動式の装置である。
パーキングブレーキレバー装置80は、運転席17の左側方に設けられる。なお、運転席17の下方(直下)には燃料タンク33が設けられており、このため、パーキングブレーキレバー装置80は、燃料タンク33の左側方に設けられる。
パーキングブレーキレバー装置80は、ブレーキレバー81と、ハイトアジャスト82と、支持ブラケット83と、ブレーキセンサ部84と、ブレーキ駆動部85とを備える。
ブレーキレバー81は、レバー本体811と、グリップ部812と、基部813とを備える。レバー本体811は、棒状の部位である。グリップ部812は、レバー本体811の先端部に設けられる。グリップ部812は、運転者がレバー本体811を操作する場合に握るための部位である。基部813は、レバー本体811から下方へと連続するように設けられる。基部813は、レバー本体811を上下方向へ向けて揺動可能に軸支する部位である。
ハイトアジャスト82は、モア21(図1A参照)の刈り高さを調整するための操作具である。ハイトアジャスト82は、ダイヤル状の操作具であり、後述する支持ブラケット83に支持されることで、前後方向へ向けて回転可能に設けられる。運転者は、ハイトアジャスト82を前後方向へ向けて回転することで、モア21の刈り高さを調整することができる。
支持ブラケット83は、上記したように、ハイトアジャスト82を前後方向へ向けて回転可能に支持する。図8に示すように、支持ブラケット83は、ハイトアジャスト82を前方において支持する。また、支持ブラケット83には、ブレーキレバー81の基部813が上下方向へ向けて揺動可能となるように取り付けられる。すなわち、支持ブラケット83は、ブレーキレバー81を後方において支持する。
また、図8に示すように、支持ブラケット83には、後述するブレーキセンサ部84(図7参照)を取り付けるためのセンサ固定用ステー831が設けられる。センサ固定用ステー831は、支持ブラケット83の一対の側板832a,832bのうち外側に配置される側板832bから外方へ向けて突出するように設けられる。なお、センサ固定用ステー831は、たとえば、溶接によって支持ブラケット83に固定される。
また、センサ固定用ステー831には、後述するブレーキセンサ部84のセンサアーム841を取り付けるための孔833が形成される。孔833は、上下方向に長い長孔である。このように、孔833が長孔であることで、センサ固定用ステー831に取り付けられるブレーキセンサ部84(センサアーム841)の位置を調整することができる。
図9に示すように、ブレーキセンサ部84は、センサアーム841と、駆動ピン842とを備える。センサアーム841は、その先端部841aが基端部841bを支点として、上下方向へ向けて揺動可能に軸支される。駆動ピン842は、後述するブレーキ駆動部85のリンク部851(リンクピン851a)に設けられる。駆動ピン842は、リンクピン851aから外方へ向けて突出するように設けられる。
駆動ピン842は、運転者によるブレーキレバー81のブレーキ操作(上方への揺動操作)に連動して上方へと平行移動する。センサアーム841は、駆動ピン842の移動によって先端部841aが駆動ピン842に押し上げられることで、ブレーキレバー81のブレーキ操作を検知する。
図9および10に示すように、ブレーキ駆動部85は、リンク部851と、ブレーキ駆動ケーブル852とを備える。リンク部851は、支持ブラケット83に設けられる。リンク部851は、リンクピン851aを含むリンク構成部材を備える。リンクピン851aは、運転者によるブレーキレバー81のブレーキ操作(上方への揺動操作)に連動して上方へ向けて揺動移動する。
ブレーキ駆動ケーブル852は、その一端部が駆動ピン842(たとえば、駆動ピン842の一端部842a)に接続され、他端部がブレーキ機構(図示せず)に接続される。ブレーキ駆動ケーブル852は、ブレーキレバー81がブレーキ操作されるとブレーキレバー81の上方への揺動に応じて引っ張られ、ブレーキ機構を作動させる。
上記したようなパーキングブレーキレバー装置80によれば、支持ブラケット83がブレーキレバー81およびハイトアジャスト82を1つにまとめるため、小型化が可能となる。また、ブレーキレバー81およびハイトアジャスト82が別々に支持されないため、部品点数を削減することができる。また、ブレーキ駆動ケーブル852が駆動ピン842に接続されるため、駆動ピン842がブレーキ操作の検知およびブレーキ駆動ケーブル852の接続を兼ねる部材となり、部品点数を削減することができる。
<ジョイスティック装置>
次に、図11~15を参照してジョイスティック装置40について説明する。図11は、ジョイスティック装置40のバルブ駆動構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、乗用芝刈機10は、ジョイスティック装置40と、モア昇降レバー51と、バルブユニット90と、コレクタ昇降シリンダ31と、ダンプシリンダ32と、モア昇降シリンダ23とを備える。
ジョイスティック装置40のジョイスティックレバー42は、バルブユニット90のコレクタ昇降バルブ91およびダンプバルブ92のそれぞれにリンク機構を介して接続される。
ジョイスティックレバー42を、たとえば、前後方向に傾倒させることで、コレクタ昇降バルブ駆動部を介してコレクタ昇降バルブ91を機械的に駆動して、コレクタ昇降シリンダ31を駆動する。この場合、ジョイスティックレバー42を、たとえば、前方へ傾倒させると、コレクタ25(図1Aおよび1B参照)が上昇し、後方へ傾倒させると、コレクタ25が下降する。
また、ジョイスティックレバー42を、たとえば、左右方向に傾倒させることで、ダンプバルブ駆動部を介してダンプバルブ92を機械的に駆動して、ダンプシリンダ32を駆動する。この場合、ジョイスティックレバー42を、たとえば、左方へ傾倒させると、コレクタ25がダンプし、たとえば、右方へ傾倒させると、コレクタ25がダンプ状態から元の状態へと復帰する。
なお、ジョイスティックレバー42が操作される場合、ジョイスティックレバー42の操作量に応じて、コレクタ25の昇降速度およびダンプ(または、ダンプからの復帰)速度が可変する。すなわち、ジョイスティックレバー42を前後左右のいずれかへと大きく操作するほど、コレクタ25の昇降速度およびダンプ(または、ダンプからの復帰)速度が高速となり、ジョイスティックレバー42を小さく操作するほど、コレクタ25の昇降速度およびダンプ(または、ダンプからの復帰)速度が低速となる。
また、モア昇降レバー51は、バルブユニット90のモア昇降バルブ93にリンク機構を介して接続される。モア昇降レバー51を、前後方向に傾倒させることで、モア昇降バルブ駆動部を介してモア昇降バルブ93を機械的に駆動して、モア昇降シリンダ23を駆動する。この場合、モア昇降レバー51を、たとえば、前方へ傾倒させると、モア21(図1Aおよび1B参照)が上昇し、たとえば、後方へ傾倒させると、モア21が下降する。
なお、モア昇降レバー51の場合も、モア昇降レバー51の操作量に応じて、モア21の昇降速度が可変する。すなわち、モア昇降レバー51を前後のいずれかへと大きく操作するほど、モア21の昇降速度が高速となり、モア昇降レバー51を小さく操作するほど、モア21の昇降速度が低速となる。
図12および13は、ジョイスティック装置40を示す概略斜視図である。なお、図13には、ジョイスティックカバー41を取り外した状態の図を示している。図14および15は、ジョイスティック装置40の変形例(ジョイスティック装置40A)を示す概略斜視図である。
図12および13に示すように、ジョイスティック装置40は、運転席17(図1参照)の左右一側方(右側方)に設けられる。ジョイスティック装置40は、ジョイスティックカバー41と、ジョイスティックレバー42と、ロック機構43と、ロックレバー44と、ガイドプレート部45ととを備える。
図12に示すように、ジョイスティックカバー41は、ジョイスティックレバー42、ロックレバー44およびモア昇降レバー51を突出させた状態として、ジョイスティック装置40を覆うように設けられる。ジョイスティックカバー41は、樹脂製である。また、ジョイスティックカバー41には、ジョイスティックレバー42を操作可能に挿通させる十字状の開口412、ロックレバー44を操作可能に挿通させる直線状の開口412、モア昇降レバー51を操作可能に挿通させる直線状の開口413がそれぞれ形成される。
図13に示すように、ジョイスティックレバー42は、レバー部421と、グリップ部422と、ジョイント部423とを備える。レバー部421は、棒状の部材である。グリップ部422は、レバー部421の上端部に設けられ、操縦者がジョイスティックレバー42を操作する場合に手で握る部分である。
ジョイント部423は、ユニバーサルジョイント(図示せず)を備える。ジョイント部423は、ユニバーサルジョイントを介して、レバー部421の傾倒を可能とする。このため、ジョイスティックレバー42は、たとえば、レバー部421の下端部を中心点とする放射方向(同一の平面内で360度)の傾倒が可能となる。
レバー部421は、その下端部がジョイント部423を介してコレクタ昇降バルブ91(図11参照)を駆動するコレクタ昇降バルブ駆動部に接続される。また、レバー部421は、その下端部がジョイント部423を介してダンプバルブ92(図11参照)を駆動するダンプバルブ駆動部に接続される。
ロック機構43は、ロック状態でジョイスティックレバー42の操作を規制するための機構である。ロック機構43は、後述するロックレバー44が上方へ操作されることで、ロックピン431がジョイスティックレバー42側に設けられたロック孔432に挿通される。これにより、ジョイスティックレバー42の操作が規制される。
ロックレバー44は、ジョイスティックレバー42の前方に設けられる。ロックレバー44には、ロックピン431が設けられる。ロックレバー44は、ロック機構43によるジョイスティックレバー42の操作を規制する場合に上方へと操作される。
ガイドプレート部45は、ジョイスティックレバー42を支持するブラケットから連続するように設けられる。なお、ガイドプレート部45は、たとえば、金属製である。ガイドプレート部45は、ジョイスティックレバーガイドプレート451と、ロックレバーガイドプレート452と、前部プレート453と、後部プレート454とを備える。
ジョイスティックレバーガイドプレート451は、ジョイスティックレバー42をガイドする部位である。ジョイスティックレバーガイドプレート451には、ジョイスティックレバー42を操作可能に挿通させる十字状のガイド溝451aが形成される。
ロックレバーガイドプレート452は、ロックレバー44をガイドする部位である。ロックレバーガイドプレート452には、ロックレバー44を操作可能に挿通させる直線状のガイド溝452aが形成される。また、ロックレバーガイドプレート452は、ジョイスティックレバーガイドプレート451と一体形成される。これにより、部品点数を削減することができる。
前部プレート453は、ロックレバーガイドプレート452から連続するように設けられ、ロックレバーガイドプレート452から前方へ延伸している。前部プレート453には、ジョイスティックカバー41を取り付けるための取付部(取付孔)が形成される。これにより、ジョイスティックカバー41を、たとえば、フェンダ側ではなく、ジョイスティック装置40側に取り付けることができ、ジョイスティックレバー42および開口412のずれを抑制することができる。
また、前部プレート453は、左右方向に所定の幅を有して形成される。これにより、たとえば、ジョイスティックカバー41のロックレバー44を挿通させるための開口412において不要な部分(下方に延びた部分)を塞ぐことができ、見栄えが良くなる。
後部プレート454は、ジョイスティックレバーガイドプレート451から連続するように設けられ、ジョイスティックレバーガイドプレート451から後方へ延伸している。後部プレート454には、ジョイスティックカバー41を取り付けるための取付部(取付孔)が形成される。これにより、ジョイスティックカバー41を、たとえば、フェンダ側ではなく、ジョイスティック装置40側に取り付けることができ、ジョイスティックレバー42および開口412のずれを抑制することができる。
次に、ジョイスティック装置40の変形例(ジョイスティック装置40A)について説明する。ジョイスティック装置40Aは、上記したジョイスティック装置40とはガイドプレート部45Aの構成において異なる。
図13および14に示すように、ジョイスティック装置40Aは、ガイドプレート部45Aを備える。ガイドプレート部45Aは、ジョイスティックレバーガイドプレート451を備える。ジョイスティックレバーガイドプレート451Aは、ジョイスティックレバー42をガイドする部位である。
ジョイスティックレバーガイドプレート451Aは、ジョイスティックレバー42の前方に設けられる。ジョイスティックレバーガイドプレート451Aは、ジョイスティックレバー42に対してその面を向けるように配置される。ジョイスティックレバーガイドプレート451Aには、ジョイスティックレバー42を操作可能に挿通させる十字状のガイド溝451Aaが形成される。なお、ジョイスティックレバー42のレバー部421には、前方へ向けて突出しているガイドピン424Aが設けられる。
また、ジョイスティックレバーガイドプレート451Aは、たとえば、溶接によって、ロックレバーガイドプレート452と一体形成される。これにより、部品点数を削減することができる。
図15に示すように、ジョイスティックレバーガイドプレート451Aは、ロックレバーガイドプレート452に対して後方へオフセットするように設けられる。これにより、ガイドピン424Aの長さを短くすることができ、小型化が可能となる。
上述してきた実施形態により、以下の作業車両10が実現される。
(1)エンジンルームRを有する走行車体11と、エンジンルームRに取り付けられるエンジンEと、エンジンルームRにおいてエンジンEの上方に取り付けられるエアクリーナ61およびマフラ62と、エアクリーナ61およびマフラ62を一体化しつつ支持する取付ステー70とを備える、作業車両10。
このような作業車両10によれば、エアクリーナ61およびマフラ62が一体化されることで、エアクリーナ61およびマフラ62を高い剛性で取り付けることができる。また、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業時には、エアクリーナ61およびマフラ62を取付ステー70に取り付けた後、エアクリーナ61およびマフラ62を取付ステー70ごとエンジンEに取り付けることができるため、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる。
(2)上記(1)において、取付ステー70は、この取付ステー70を介してエアクリーナ61およびマフラ62がエンジンEに取り付けられた状態でこのエンジンEを吊り下げるためのフック係止部76を有する、作業車両10。
このような作業車両10によれば、上記(1)の効果に加えて、エアクリーナ61およびマフラ62を事前にエンジンEに取り付けた状態として、エアクリーナ61およびマフラ62が取り付けられた状態でエンジンEを取り付けることができる。このため、エンジンEおよびエンジン周辺機器の組立作業を容易に行うことができる。
(3)上記(2)において、取付ステー70は、エアクリーナ61が固定されるエアクリーナ固定部71と、マフラ62が固定されるマフラ固定部72と、エアクリーナ固定部71およびマフラ固定部72の間に設けられる補強プレート771とを有し、フック係止部76の少なくとも一部が補強プレート771に設けられる、作業車両10。
このような作業車両10によれば、上記(2)の効果に加えて、重量物であるエンジンEが吊り下げられても変形しない高い剛性を有するフック係止部76をエアクリーナ固定部71およびマフラ固定部72の補強に利用することで、取付ステー70全体の剛性を高めることができる。また、エンジンEや取付ステー70に対してエアクリーナ61およびマフラ62を強固に取り付けることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 作業車両
11 走行車体
61 エアクリーナ
62 マフラ
70 取付ステー
71 エアクリーナ固定部
72 マフラ固定部
76 フック係止部
771 補強プレート
E エンジン
エンジンルーム

Claims (3)

  1. エンジンルームを有する走行車体と、
    前記エンジンルームに取り付けられるエンジンと、
    前記エンジンルームにおいて前記エンジンの上方に取り付けられるエアクリーナおよびマフラと、
    前記エアクリーナおよび前記マフラを一体化しつつ支持する取付ステーと
    を備えること
    を特徴とする作業車両。
  2. 前記取付ステーは、当該取付ステーを介して前記エアクリーナおよび前記マフラが前記エンジンに取り付けられた状態で該エンジンを吊り下げるためのフック係止部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記取付ステーは、前記エアクリーナが固定されるエアクリーナ固定部と、前記マフラが固定されるマフラ固定部と、前記エアクリーナ固定部および前記マフラ固定部の間に設けられる補強プレートとを有し、前記フック係止部の少なくとも一部が前記補強プレートに設けられること
    を特徴とする請求項2に記載の作業車両。
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