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JP2023011630A - 耳鳴りの処置におけるガボキサドールの使用 - Google Patents

耳鳴りの処置におけるガボキサドールの使用 Download PDF

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JP2023011630A JP2022163131A JP2022163131A JP2023011630A JP 2023011630 A JP2023011630 A JP 2023011630A JP 2022163131 A JP2022163131 A JP 2022163131A JP 2022163131 A JP2022163131 A JP 2022163131A JP 2023011630 A JP2023011630 A JP 2023011630A
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Abstract

【課題】急性感音性難聴を処置するための医薬組成物を提供する。【解決手段】約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む急性感音性難聴を処置するための医薬組成物であって、患者における急性感音性難聴の1以上の症状を改善し、前記改善が、投与後6時間を超えて提供されるものである、医薬組成物である。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年2月3日に出願された米国仮出願番号第62/454,280号;2017年7月10日に出願された米国仮出願番号第62/530,528号;および2017年7月25日に出願された米国仮出願番号第62/536,669号の優先権の利益を主張するものであり、これらはそれぞれの全体の参照により本明細書に包含させる。
技術分野
急性感音性難聴、メニエール病または耳鳴りの処置方法。
耳鳴りは、外部音がない状態での聴覚により特徴付けられる。多くの場合、耳鳴りは主観的に知覚され、すなわち、対象のみが症状を知覚できる。耳鳴りの症状は、一方または両方の耳におけるリンギング(ringing)、ローリング(roaring)、スタティック(static)、バジング(buzzing)、ヒッシング(hissing)およびホイッスリング(whistling)を含む。雑音は断続的または継続的であり得る。米国立聴覚・伝達障害研究所(NIDCD)によると、米国の成人人口の約10パーセント、または2500万人のアメリカ人がある程度の耳鳴りを経験している。アメリカ耳鳴協会によると、これらの患者の2000万人が重度の慢性的な耳鳴りを患っており、200万人は極度かつ衰弱性の症例を有している。重篤な耳鳴りは、患者および患者の家族に深刻な影響を与えるうつ病および他の精神健康問題をもたらし得る。マスキング、音療、電気刺激および薬物のような治療法は、ある程度利益を示す。不運にも、これらの処置は不十分であり得て、多くの患者は耳鳴りを患い続ける。従って、耳鳴りの処置には未だ大きな需要が存在する。
急性感音性難聴(ASNHL)は突発性感音性難聴(SSNHL)、突発性難聴および急性感音性難聴としてもまた知られている。特発性急性感音性難聴は、明確な原因が不明である急性感音性難聴の形態である。用語「急性感音性難聴」または「ASNHL」が、本明細書において便宜上使用され、SSNHL、突発性難聴、急性感音性難聴および特発性急性感音性難聴を包含する。特定の例において、急性感音性難聴は、72時間以内の片側の感音性難聴の発症として定義され得る。それは年間推定5~20/100,000人を襲う。いくつかの例において、ASNHLは様々な内耳損傷の後に生じ得る。特定の例において、ASNHLは、過度の騒音(急性またはその他の音響外傷)、内耳におけるウイルスまたは細菌感染、内耳血液供給の障害、中耳および内耳外科手術、耳毒性薬物への曝露、頭部外傷、耳と脳を結ぶ神経における腫瘍および様々な他の出来事により誘発され得る。特定の例において、ASNHLは外科手術誘発性音響外傷と関連し得る。ASNHLにおける最も一般的な症状は、耳閉感(時々、耳の圧迫感とも表現される)と、続く難聴および耳鳴りの症状である。耳閉感は非特異的症状である。ASNHLに対する最も一般的な処置は、特に原因が不明である場合、コルチコステロイドである。コルチコステロイドは免疫応答低下と関連することがあり、ASNHLが細菌またはウイルス感染により引き起こされる場合には有害であり得る。
メニエール病は、進行性の、最終的には聴覚を永久に失う、耳内の音鳴り(耳鳴り)および影響を受けた耳における時折の閉塞感または圧迫感を伴う回転性めまいおよび変動的難聴を引き起こす内耳障害である。メニエール病の一般的な症状は、音に対する過敏性である。多くの場合、メニエール病は、少なくとも初期は、一方の耳のみに影響を与える;しかしながら、時間と共に両耳が巻き込まれ得る。メニエール病の原因は不明であるが、遺伝的および環境的因子が関与し得る。メニエール病は内耳における異常量の流体(内リンパ)が関与する。メニエール病の治癒法は存在しないが、ジメンヒドリナート、メクリジンまたはプロクロルペラジンのような吐き気を減少させる医薬が投与され得る。NSAIDSまたはコルチコステロイドのような抗炎症性医薬もまた、投与され得る。
ガボキサドール(4,5,6,7-テトラヒドロイソキサゾロ[5,4-c]ピリジン-3-オール)(THIP))は欧州特許第0000338号および欧州特許第0840601号、米国特許番号第4,278,676号、第4,362,731号、第4,353,910号および国際公開第2005/094820号に記載されている。ガボキサドールは、δ-サブユニット含有GABA受容体に優先的な選択的GABA受容体アゴニストである。1980年代初期、ガボキサドールは鎮痛剤および抗不安剤としての、ならびに遅発性ジスキネジア、ハンチントン病、アルツハイマー病および痙攣に対する処置としてのその有効性を試験した一連のパイロット試験の対象であった。1990年代、ガボキサドールは不眠症の処置について後期開発段階に移行した。3か月の有効性試験において化合物が睡眠開始および睡眠維持における顕著な効果を示さなかった後、開発は中止された。さらに、患者はガボキサドールを与えられた薬物濫用の病歴を有する患者は、精神医学的有害事象における急激な増加を経験した。
ガボキサドールは耳鳴りの処置に対して示唆されていたが、近年の研究は聴覚視床/内側膝状体(MGB)におけるガボキサドールGABA介在性持続性阻害が音への曝露と反対側の耳鳴りに関連する有意な増加を引き起こすことを示す。例えば、Sametsky et al., Journal of Neuroscience, (June 24, 2015) 35(25): 9369-9380を参照。
ベンゾジアゼピンは、抗不安剤、睡眠剤、抗痙攣剤および筋弛緩剤として幅広く臨床的に使用される薬物のクラスである。それらは中枢神経系におけるGABA受容体機能を強化することにより作用する。GABA受容体複合体は、各々複数のアイソフォームを有する5個のグリコタンパク質サブユニットから成る。GABA受容体は2個のαサブユニット、2個のβサブユニットおよび1個のγサブユニットを含む。各受容体複合体は2個のGABA結合部位を有するが、ベンゾジアゼピン(BZD)結合部位は1個のみである。BZD受容体は、αサブユニットアイソフォームおよび各々のタイプに関連する臨床的効果に基づいて、いくつかのタイプに分類される。Griffin III et al., Benzodiazepine Pharmacology and Central Nervous System-Mediated Effects. The Ochsner Journal: Summer 2013, Vol. 13, No. 2, pp. 214-223を参照。ベンゾジアゼピンは、耳鳴りの管理における使用について示唆されている。Jufas and Wood, Journal of Laryngology & Otology (2015) 129 (Suppl. S3) S14-S22を参照。しかしながら、主観的な耳鳴りの医療管理におけるベンゾジアゼピンの使用は、確固たるエビデンスベースを有さない。同上。クロナゼパムは3回の試験において耳鳴りの処置に有効であることが示され、2回のアルプラゾラム試験は相反する結果を示し、ジアゼパムは2回の試験において有効でないことを示し、オキサゼパムは1回の試験において有効であることが示された。同上。
本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が耳鳴りの改善を提供するものである。本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が耳鳴りの1以上の症状の改善を提供するものである。本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が耳鳴りの改善を翌日に提供するものである。本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が患者への投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が約900ng・時間/ml未満のAUC6-12を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書に記載される。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をベンゾジアゼピンと組み合わせて投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が耳鳴りの改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムと組み合わせて投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が耳鳴りの改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者に約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を10mgのクロバザムと組み合わせて投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が耳鳴りの改善を提供するものが、本明細書に記載される。
本明細書に記載の急性感音性難聴の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が急性感音性難聴の改善を提供するものである。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をベンゾジアゼピンと組み合わせて投与することを含む、急性感音性難聴の処置方法であって、ここで前記方法が急性感音性難聴の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムと組み合わせて投与することを含む、急性感音性難聴の処置方法であって、ここで前記方法が急性感音性難聴の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者に約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を10mgのクロバザムと組み合わせて投与することを含む、急性感音性難聴の処置方法であって、ここで前記方法が急性感音性難聴の改善を提供するものが、本明細書に記載される。
本明細書に記載のメニエール病の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法がメニエール病の改善を提供するものである。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をベンゾジアゼピンと組み合わせて投与することを含む、メニエール病の処置方法であって、ここで前記方法がメニエール病の改善を提供するものが、本明細書において記載される。処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムと組み合わせて投与することを含む、メニエール病の処置方法であって、ここで前記方法がメニエール病の改善を提供するものが、本明細書において記載される。処置を必要とする患者に約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を10mgのクロバザムと組み合わせて投与することを含む、メニエール病の処置方法であって、ここで前記方法がメニエール病の改善を提供するものが、本明細書において記載される。
実施例1に記載の単回経口用量(2.5mg、5mg、10mg、15mgおよび20mg)後の算術的なガボキサドールの平均血漿濃度-時間プロファイルを示し、水平線Δは6時間と12時間の間の変化を示す。 実施例1に記載の単回経口用量(2.5mg、5mg、10mg、15mgおよび20mg)後の算術的なガボキサドールの平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。 提案された12週間のガボキサドール処置の3つの群:1)単回の夜の投与、2)朝と夜の投与および3)プラセボを図式的に示す。
詳細な説明
ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を用いた耳鳴りの処置方法が、本明細書に記載される。ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を用いた急性感音性難聴の処置方法もまた、本明細書に記載される。ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を用いたメニエール病の処置方法もまた、本明細書に記載される。
多くの医薬製品は、治療有効性を達成するために規則的な間隔で、固定用量として投与される。その作用期間は、その血漿半減期に反映される。ガボキサドールは比較的短い半減期(t1/2=1.5時間)を有する選択的GABA受容体アゴニストである。有効性は中枢神経系内の十分な曝露にしばしば依存するため、短い半減期を有するCNS薬物の投与は頻繁な維持量を必要とすることがある。
ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与による耳鳴りの処置方法が、本明細書に有利に開示される。例えば、ある実施態様において、処置を必要とする患者に0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで該組成物が患者への投与後6時間を超える改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が提供される。
ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与による急性感音性難聴の処置方法が、本明細書に有利に開示される。例えば、ある実施態様において、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで該組成物が患者への投与後6時間を超える改善を提供するものである、急性感音性難聴の処置方法が提供される。
ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与によるメニエール病の処置方法が、本明細書に有利に開示される。例えば、ある実施態様において、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで該組成物が患者への投与後、6時間を超える改善を提供するものである、メニエール病の処置方法が提供される。
本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が耳鳴りの1以上の症状の改善を提供するものである。本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が耳鳴りの改善を翌日に提供するものである。本明細書に記載の耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が患者への投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、耳鳴りの処置方法であって、ここで前記方法が約900ng・時間/ml未満のAUC6-12を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書に記載される。
本明細書に記載の急性感音性難聴の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が急性感音性難聴の1以上の症状の改善を提供するものである。本明細書に記載の急性感音性難聴の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が急性感音性難聴の改善を翌日に提供するものである。本明細書に記載の急性感音性難聴の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が患者への投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与する、急性感音性難聴の処置方法であって、ここで前記方法が約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、急性感音性難聴の処置方法であって、ここで前記方法が約900ng・時間/ml未満のAUC6-12を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、急性感音性難聴の処置方法が、本明細書に記載される。
本明細書に記載のメニエール病の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法がメニエール病の1以上の症状の改善を提供するものである。本明細書に記載のメニエール病の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法がメニエール病の改善を翌日に提供するものである。本明細書に記載のメニエール病の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここで前記方法が患者への投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、メニエール病の処置方法であって、ここで前記方法が約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、ものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、メニエール病の処置方法であって、ここで前記方法が約900ng・時間/ml未満のAUC6-12を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ前記方法がガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものが、本明細書に記載される。処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、メニエール病の処置方法が、本明細書に記載される。
本明細書に記載の実施態様は処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを提供する。ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩は、酸付加塩、双性イオン水和物、双性イオン無水物、塩酸塩または臭化水素酸塩として、または双性イオン一水和物の形態で提供され得る。酸付加塩は、限定されないが、マレイン酸付加塩、フマル酸付加塩、安息香酸付加塩、アスコルビン酸付加塩、コハク酸付加塩、シュウ酸付加塩、ビスメチレンサリチル酸付加塩、メタンスルホン酸付加塩、エタンジスルホン酸付加塩、酢酸付加塩、プロピオン酸付加塩、酒石酸付加塩、サリチル酸付加塩、クエン酸付加塩、グルコン酸付加塩、乳酸付加塩、リンゴ酸付加塩、マンデル酸付加塩、ケイ皮酸付加塩、シトラコン酸付加塩、アスパラギン酸付加塩、ステアリン酸付加塩、パルミチン酸付加塩、イタコン酸付加塩、グリコール酸付加塩、p-アミノ-安息香酸付加塩、グルタミン酸付加塩、ベンゼンスルホン酸付加塩またはテオフィリン酢酸付加塩、ならびに8-ハロテオフィリン、例えば8-ブロモ-テオフィリンを含む。他の適切な実施態様において、限定されないが、塩酸付加塩、臭化水素酸付加塩、硫酸付加塩、スルファミン酸付加塩、リン酸付加塩または硝酸付加塩を含む無機酸付加塩が使用され得る。
ある実施態様において、ガボキサドールはガボキサドール一水和物として提供される。当業者は、医薬組成物中の有効成分の量は提供されるガボキサドールの形態に依存することを容易に理解する。例えば、5.0mg、10.0mgまたは15.0mgのガボキサドールを含む医薬組成物は、5.6mg、11.3mgまたは16.9mgのガボキサドール一水和物に対応する。
ある実施態様において、ガボキサドールは、結晶塩酸塩、結晶臭化水素酸塩または結晶双性イオン一水和物のような結晶である。ある実施態様において、ガボキサドールは結晶一水和物として提供される。
薬物動態(PK)、薬力学(PD)および毒性プロファイルを改善するための医薬の重水素化が、いくつかのクラスの薬物を用いて以前に示された。従って、重水素富化したガボキサドールの使用が企図され、これは本明細書に記載の方法および組成物の範囲内である。重水素は、当分野の既知の合成法により、合成的に水素の代わりに任意の位置に組み込まれる。例えば、重水素はプロトン-重水素平衡交換により、アミンN--Hのような交換可能なプロトンを有する様々な位置に組み込まれ得る。このように、重水素は当分野の既知の方法により選択的または非選択的に組み込まれて重水素富化したガボキサドールを提供し得る。Journal of Labeled Compounds and Radiopharmaceuticals 19(5) 689-702 (1982)を参照。
重水素富化したガボキサドールは、水素の代わりに分子の所定の位置で取り込まれている重水素の割合により表され得る。例えば、所定の位置での1%の重水素富化は、所定のサンプルの分子の1%がその特定の位置に重水素を含むことを意味する。重水素富化は、質量分析および核磁気共鳴分光法のような従来の分析法を用いて決定され得る。ある実施態様において、重水素富化したガボキサドールは、特定の重水素が天然に存在する分布を上回る(すなわち、約.0156%を上回る)重水素で富化されていることを意味する。ある実施態様において、重水素富化は特定の位置で約1%以上、約5%以上、約10%以上、約20%以上、約50%以上、約70%以上、約80%以上、約90%以上または約98%以上の重水素である。
ある実施態様において、耳鳴りの処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含む。ある実施態様において、急性感音性難聴の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含む。ある実施態様において、メニエール病の処置方法は、処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含む。
ある実施態様において、医薬組成物は0.1mg~25mg、0.1mg~20mg、0.1mg~15mg、0.5mg~25mg、0.5mg~20mg、0.5~15mg、1mg~25mg、1mg~20mg、1mg~15mg、1.5mg~25mg、1.5mg~20mg、1.5mg~15mg、2mg~25mg、2mg~20mg、2mg~15mg、2.5mg~25mg、2.5mg~20mg、2.5mg~15mg、3mg~25mg、3mg~20mg、3mg~15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、医薬組成物は5mg~20mg、5mg~10mg、4mg~6mg、6mg~8mg、8mg~10mg、10mg~12mg、12mg~14mg、14mg~16mg、16mg~18mgまたは18mg~20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、医薬組成物は0.1mg、0.25mg、0.5mg、1mg、2.5mg、3mg、4mg、5mg、7mg、7.5mg、8mg、8.5mg、9mg、9.5mg、10mg、10.5mg、11mg、12mg、12.5mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、17.5mg、18mg、19mg、20mg、21mg、22mg、23mg、24mg、25mg、26mg、27mg、28mg、29mgまたは30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩またはこのような用量の倍数を含む。ある実施態様において、医薬組成物は2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgまたは20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
本明細書における医薬組成物は、即時放出、遅延放出、延長放出または修飾された放出プロファイルを備え得る。ある実施態様において、種々の薬物放出プロファイルを有する医薬組成物は、二相または三相の放出プロファイルを生み出すために組み合わせてよい。例えば、医薬組成物は即時放出および延長放出プロファイルを備え得る。ある実施態様において、医薬組成物延長放出および遅延放出プロファイルを備え得る。このような組成物はパルス製剤、多層錠剤または錠剤、ビーズ、顆粒を含むカプセル剤などとして提供され得る。組成物は安全かつ有効であると考えられる材料から成る薬学的に許容される「担体」を用いて製造され得る。「担体」は、医薬製剤中に存在する有効成分または成分以外の全ての成分を含む。用語「担体」は、限定されないが、希釈剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、充填剤およびコーティング組成物を含む。
ある実施態様において、本明細書に記載の医薬組成物は1日1回、2回もしくは3回または隔日投与される。ある実施態様において、本明細書に記載の医薬組成物は、夜に患者に提供される。ある実施態様において、本明細書に記載の医薬組成物は夜に1回および朝に1回患者に提供される。ある実施態様において、24時間の期間に対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は、1mg~30mgである。ある実施態様において、24時間の期間に対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は1mg~20mgである。ある実施態様において、24時間の期間に対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は、5mg、10mgまたは15mgである。ある実施態様において、24時間の期間に対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は、20mgである。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が耳鳴りの少なくとも1つの症状の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。症状は、限定されないが、片耳または両耳におけるリンギング、ローリング、スタティック、バジング、ヒッシング、ウーシング(whoosing)、クリケットノイズ(cricket noise)およびジャックハンマーノイズ(jackhammer noise)および/またはホイッスリングを含み得る。症状は断続的または継続的である。ガボキサドールの投与による耳鳴り症状の改善は、上記Sametskyらを考慮すると、驚くべきものである。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が急性感音性難聴の少なくとも1つの症状の改善を提供すること含む、急性感音性難聴の処置方法が、本明細書において提供される。症状は、限定されないが、難聴、耳閉感および耳鳴りを含み得る。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がメニエール病の少なくとも1つの症状の改善を提供するものである、メニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。症状は、限定されないが、影響を受けた耳における回転性めまい、難聴、耳鳴り、音に対する過敏性および耳閉感を含み得る。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超えて少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善を提供するものである、ASNHLの処置方法が提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善を提供するものである、メニエール病の処置方法が本明細書において提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールを含む医薬組成物を第二の薬学的に活性な薬剤と組み合わせて投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールを含む医薬組成物を第二の薬学的に活性な薬剤と組み合わせて投与することを含むASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールを含む医薬組成物を第二の薬学的に活性な薬剤と組み合わせて投与することを含むメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
第二活性薬剤は、鎮痛剤、抗炎症剤、抗うつ剤、カルシウムチャンネルアンタゴニスト、グルタミン酸受容体アンタゴニスト、CGRPアゴニスト、CGRPアンタゴニスト、抗痙攣剤(例えば、バクロフェン型)、浸透圧調節剤、ナトリウムチャンネルブロッカー、抗痙攣剤、抗不整脈剤および神経保護剤を含み得る。ある実施態様において、鎮痛剤はオピオイド、非ステロイド性鎮痛剤、ガバペンチンおよびα-アドレナリンアゴニストを含み得る。ある実施態様において、第二活性薬剤は、スルホンアミド、例えば、アセタゾラミド、アゾセミド、ブメタニド、クロルチアリドン、クロパミド、フロセミド、ヒドロクロロチアジド(HCT、HCTZ、HZT)、インダパミド、メフルシド、メトラゾン、ピレタニド、トリパミド、キシパミドアミド、ジクロルフェナミド(DCP)、ドルゾラミド、エトキシゾラミド、スルチアムまたはソニサミドを含み得る。ある実施態様において、第二活性薬剤は、チアジド、例えばベンドロフルメチアジド、ベンズチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、メチルクロチアジド、ポリチアジド、トリクロルメチアジド、クロルタリドン、インダパミド、メトラゾンまたはキネタゾンを含み得る。
ある実施態様において、第二活性薬剤は、NK1受容体アンタゴニスト、例えば2-(S)-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-ピペラジン-1-カルボン酸[1-(R)-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-メチル-アミドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、4-(S)-(4-アセチル-ピペラジン-1-イル)-2-(R)-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸[1-(R)-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-メチルアミドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、および2-(R)-(4-フルオロ-2-メチル-フェニル)-4-(S)-((8aS)-6-オキソ-ヘキサヒドロ-ピロロ[1,2- -a]-ピラジン-2-イル)-ピペリジン-1-カルボン酸[1-(R)-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-メチルアミドまたはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含み得る。
ある実施態様において、第二活性薬剤は、ベンゾジアゼピンを含み得る。ベンゾジアゼピンは、ジアゼパム、アルプラゾラム、エスタゾラム、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼプ酸、クロルジアゼポキシド、フルラゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ミダゾラム、ハラゼパム、クアゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、それらの誘導体またはそれらの薬学的に許容される塩を含み得る。
ある実施態様において、第二活性薬剤は、ロナゼパムおよび/またはクロバザムを含み得る。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロナゼパムを投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロバザムを投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロナゼパムを投与することを含むASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロバザムを投与することを含むASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロナゼパムを投与することを含むメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に上記いずれかの量のガボキサドールまたはその薬学的な塩を含む医薬組成物およびクロバザムを投与することを含むメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
開示された組合せ剤は、一方の活性剤単独と比較して改善された処置を提供し得る。例えば、組合せ剤は相乗効果を提供し得る。例えば、低用量処置は主観的な耳鳴りの症状を減少させるまたは取り除くのに特に有効であり得る。同様に、組合せ剤は相乗効果を提供し得る。例えば、低用量処置はASHNLの症状を減少させるまたは取り除くのに特に有効であり得る。同様に、組合せ剤は相乗効果を提供し得る。例えば、低用量処置はメニエール病の症状を減少させるまたは取り除くのに特に有効であり得る。
ある実施態様において、医薬組成物は0.1mg~30mg、0.1mg~20mg、0.1mg~15mg、0.5mg~25mg、0.5mg~20mg、0.5~15mg、1mg~25mg、1mg~20mg、1mg~15mg、1.5mg~25mg、1.5mg~20mg、1.5mg~15mg、2mg~25mg、2mg~20mg、2mg~15mg、2.5mg~25mg、2.5mg~20mg、2.5mg~15mg、3mg~25mg、3mg~20mg、3mg~15mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、医薬組成物は5mg~20mg、5mg~10mg、4mg~6mg、6mg~8mg、8mg~10mg、10mg~12mg、12mg~14mg、14mg~16mg、16mg~18mgまたは18mg~20mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、医薬組成物は0.1mg、0.25mg、0.5mg、1mg、1.5mg、2.0mg、2.5mg、3mg、4mg、5mg、7mg、7.5mg、8mg、8.5mg、9mg、9.5mg、10mg、10.5mg、11mg、12mg、12.5mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、17.5mg、18mg、19mg、20mg、21mg、22mg、23mg、24mg、25mg、26mg、27mg、28mg、29mgまたは30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩またはこのような用量の複数量を含む。ある実施態様において、医薬組成物は2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgまたは20mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、クロバザムの成人用量は、分割用量または夜に与えられる単回用量で1日に5~60mgであり得る。例えば、クロバザムの成人用量は、1日2回、1日3回のような分割用量または夜に与えられる単回用量で、1日に5~10mg、5~20mg、5~25mg、5~30mg、5~35mg、5~40mg、5~50mg、5~55mg、10~15mg、10~20mg、10~25mg、10~30mg、10~35mg、10~40mg、10~45mg、10~50mg、10~55mg、10~60mg、15~20mg、15~25mg、15~30mg、15~35mg、15~40mg、15~50mg、15~55mg、15~60mg、20~25mg、20~30mg、20~35mg、20~40mg、20~45mg、20~50mg、20~55mg、20~60mg、25~30mg、25~35mg、25~40mg、25~50mg、25~55mg、25~60mg、30~35mg、30~40mg、30~45mg、30~50mg、30~55mg、30~60mg、35~40mg、35~50mg、35~55mg、35~60mg、40~45mg、40~50mg、40~55mg、40~60mg、45~50mg、45~55mg、45~60mg、50~55mgまたは55~60mgであり得る。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を同時にまたは別個に投与することを含み、ここで前記患者が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善を経験する、耳鳴りの処置方法が本明細書において提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間、少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後12時間、少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を同時にまたは別個に投与することを含み、ここで前記患者が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善を経験することを含むASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間、少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後12時間、少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を同時にまたは別個に投与することを含み、ここで前記患者が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善を経験することを含むメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間、少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者へのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩の投与後12時間、少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つの耳鳴り症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善を提供するものである、ASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つのASNHL症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物が、患者への医薬組成物の投与後、4時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善を提供するものである、メニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、6時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において患者への医薬組成物の投与後、少なくとも、例えば8時間、10時間、12時間、15時間、18時間、20時間または24時間を超える少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。ある実施態様において、患者への医薬組成物の投与後12時間、少なくとも1つのメニエール病症状の改善が、本発明により提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が耳鳴りの改善を翌日に提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がASNHLの改善を翌日に提供するものである、ASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がメニエール病の改善を翌日に提供するものである、メニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物が耳鳴りの改善を翌日に提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物がASNHLの改善を翌日に提供するものである、ASNHLの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩をクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含み、ここで前記組成物がメニエール病の改善を翌日に提供するものである、メニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩およびクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が耳鳴りの改善を翌日に提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
図1は、単回経口用量(2.5mg、5mg、10mg、15mgおよび20mg)後の算術的なガボキサドールの平均血漿濃度-時間プロファイルを示し、水平線Δは6時間と12時間の間の変化を示す(下記実施例1を参照)。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが55%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが60%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが65%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが70%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが75%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約75%未満である耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が約75%未満である方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約80%未満である耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約80%未満である方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約65%~約85%である耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量は、投与された量の約65%~約85%である。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の75%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の80%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の85%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の90%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の95%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の100%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが55%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが60%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが65%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが70%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、あるインビボ血漿プロファイルを提供する約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含み、ここでガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが75%より大きく減少し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約75%未満であるASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が約75%未満である方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約80%未満であるASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約80%未満である方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、医薬組成物の投与約4時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が、投与された量の約65%~約85%であるASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、例えば、医薬組成物の投与約6時間後、約8時間後、約10時間後、約12時間後、約15時間後または約20時間後の患者におけるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩は、投与された量の約65%~約85%である。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の75%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の80%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の85%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の90%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の95%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与6時間後に投与された量の100%未満のインビボ血漿濃度を提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が約500ng/ml未満のCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は患者への投与後6時間を超える改善を提供する。
ある実施態様において、組成物は、例えば約450ng/ml未満、約400ng/ml未満、約350ng/ml未満または約300ng/ml未満のインビボ血漿プロファイルを有し、ここで前記組成物は投与1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約250ng/ml未満、約200ng/ml未満、約150ng/ml未満または約100ng/ml未満のCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物は投与1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が約900ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は投与の1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約850ng・時間/ml未満、約800ng・時間/ml未満、約750ng・時間/ml未満または約700ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物は投与の1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は投与後6時間を超える1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が約900ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は投与の1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約850ng・時間/ml未満、約800ng・時間/ml未満、約750ng・時間/ml未満または約700ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物は投与の1日後に1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は投与後6時間を超える1以上の耳鳴り症状の改善を提供する。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が例えば約650ng・時間/ml未満、約600ng・時間/ml未満、約550ng・時間/ml未満または約500ng・時間/ml未満または450ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は、例えば約400ng・時間/ml未満、約350ng・時間/ml未満、約300ng・時間/ml未満、約250ng・時間/ml未満または約200ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約150ng・時間/ml未満、約100ng・時間/ml未満、約75ng・時間/ml未満または約50ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、組成物は、患者への組成物の投与後、例えば4時間、6時間、8時間、10時間または12時間を超える耳鳴りの症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも約20%低い平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が約500ng/ml未満のCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は患者への投与後6時間を超える改善を提供する。
ある実施態様において、組成物は、例えば約450ng/ml未満、約400ng/ml未満、約350ng/ml未満または約300ng/ml未満のCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物が投与1日後にASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約250ng/ml未満、約200ng/ml未満、約150ng/ml未満、または約100ng/ml未満のCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物が投与1日後にASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が約900ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は、投与1日後にASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約850ng・時間/ml未満、約800ng・時間/ml未満、約750ng・時間/ml未満または約700ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、ここで前記組成物が、投与1日後にASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が、例えば約650ng・時間/ml未満、約600ng・時間/ml未満、約550ng・時間/ml未満、約500ng・時間/ml未満または約450ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は、例えば約400ng・時間/ml未満、約350ng・時間/ml未満、約300ng・時間/ml未満、約250ng・時間/ml未満または約200ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、組成物は、例えば約150ng・時間/ml未満、約100ng・時間/ml未満、約75ng・時間/ml未満または約50ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、組成物は患者への組成物の投与後、例えば4時間、6時間、8時間、10時間または12時間を超えるASNHLまたはメニエール病の症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者に、Cmaxの100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供する量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物がCmaxの100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の75%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の80%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の85%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の90%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の95%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を投与することを含み、ここで前記組成物が投与された量の100%未満のAUC6-12を有するインビボ血漿プロファイルを提供し、かつ投与後6時間、8時間、10時間、12時間、14時間、16時間、18時間、20時間、22時間または24時間を超えて患者の改善を提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも約20%低い平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病処置方法が、本明細書において提供される。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は1日1回、2回もしくは3回または隔日投与される。ある実施態様において、第一または第二医薬組成物は夜に患者に与えられる。ある実施態様において、第二医薬組成物は、第一医薬組成物において提供されるガボキサドール量の少なくとも3分の1の量のガボキサドールを含む。ある実施態様において、第二医薬組成物は、第一医薬組成物において提供されるガボキサドール量の少なくとも半分の量のガボキサドールを含む。ある実施態様において、第二医薬組成物はクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む。ある実施態様において、第二医薬組成物はクロバザムまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、第一または第二医薬組成物は夜に1回および朝に1回患者に提供される。ある実施態様において、24時間の期間で対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は1mg~30mgである。ある実施態様において、24時間の期間で対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は1mg~20mgである。ある実施態様において、24時間の期間で対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は10mg、15mgまたは20mgである。ある実施態様において、24時間の期間で対象に投与されるガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の総量は20mgである。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は即時放出、遅延放出、延長放出または修飾された放出プロファイルを備え得る。第一および第二医薬組成物は同時に、または例えば6時間、12時間などの時間間隔を開けて、提供され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は、二段階放出プロファイルを生み出すために、異なる薬物放出プロファイルを備え得る。例えば、第一医薬組成物は即時放出プロファイルを備え得て、第二医薬組成物は延長放出プロファイルを備え得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物の一方または両方は、延長放出または遅延放出プロファイルを備え得る。このような組成物はパルス製剤、多層錠剤または錠剤、ビーズ、顆粒を含むカプセル剤などとして提供され得る。ある実施態様において、第一医薬組成物は即時放出組成物である。ある実施態様において、第二医薬組成物は即時放出組成物である。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は別個の即時放出組成物、例えば錠剤またはカプセル剤として提供される。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は12時間空けて提供される。
ある実施態様において処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が第一医薬組成物の、少なくとも、例えば約25%未満、約30%未満、約35%未満、約40%未満、約45%未満または約50%未満の平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は投与1日後に耳鳴りの1以上の症状の改善を提供する。例えば、組成物は、第一および/または第二医薬組成物の投与後、例えば6時間、8時間、10時間または12時間を超える1以上の症状の改善を提供し得る。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を提供し、ここで前記第二医薬組成物が約900ng・時間/ml未満の平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約800ng・時間/ml未満、約750ng・時間/ml未満、約700ng・時間/ml未満、約650ng・時間/ml未満または約600ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約550ng・時間/ml未満、約500ng・時間/ml未満、約450ng・時間/ml未満、約400ng・時間/ml未満または約350ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約300ng・時間/ml未満、約250ng・時間/ml未満、約200ng・時間/ml未満、約150ng・時間/ml未満または約100ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物が投与され、ここで前記組成物は患者の翌日機能の改善を提供する。ある実施態様において、第一医薬組成物は、第一医薬組成物の投与後、例えば6時間、8時間または12時間を超える1以上の症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第一組成物が第二医薬組成物の投与により提供されるCmaxより約50%を超えて上回るCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、耳鳴りの処置方法が、本明細書において提供される。本明細書において使用される第二医薬組成物の投与により提供されるCmaxは、第一医薬組成物の血漿プロファイル寄与を含んでも含まなくてもよい。ある実施態様において、第二医薬組成物の投与は、第一医薬組成物の血漿プロファイル寄与を含まない。ある実施態様において、第一組成物は、第二医薬組成物の投与により提供されるより、例えば約60%、約70%、約80%または約90%超上回るCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供する。
ある実施態様において、第一医薬組成物のTmaxは3時間未満である。ある実施態様において、第一医薬組成物のTmaxは2.5時間未満である。ある実施態様において、第一医薬組成物のTmaxは2時間未満である。ある実施態様において、第一医薬組成物のTmaxは1.5時間未満である。ある実施態様において、第一医薬組成物のTmaxは1時間未満である。
ある実施態様において、第一医薬組成物は、処置を必要とする患者への投与の最初の20分以内に、少なくとも約80%の溶解を提供する。ある実施態様において、第一医薬組成物は、処置を必要とする患者への投与の最初の20分以内に、少なくとも、例えば約85%、約90%または約95%の溶解を提供する。ある実施態様において、第一医薬組成物は、処置を必要とする患者への投与の最初の10分以内に、少なくとも約80%の溶解を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が第一医薬組成物の、少なくとも、例えば約25%未満、約30%未満、約35%未満、約40%未満、約45%未満または約50%未満の平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、組成物は投与1日後にASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。例えば、組成物は第一および/または第二医薬組成物の投与後、例えば約6時間、約8時間または約12時間を超える症状の1以上の改善を提供し得る。
ある実施態様において処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第二医薬組成物が約900ng・時間/ml未満の平均AUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約800ng・時間/ml未満、約750ng・時間/ml未満、約700ng・時間/ml未満、約650ng・時間/ml未満または約600ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約550ng・時間/ml未満、約500ng・時間/ml未満、約450ng・時間/ml未満、約400ng・時間/ml未満または約350ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第二医薬組成物は、例えば約300ng・時間/ml、約250ng・時間/ml、約200ng・時間/ml、約150ng・時間/mlまたは約100ng・時間/ml未満のAUC0-∞を有するインビボ血漿プロファイルを提供する。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物が投与され、ここで前記組成物は患者の翌日機能の改善を提供する。ある実施態様において、第一医薬組成物は、第一医薬組成物の投与後、例えば6時間、8時間または12時間を超えるASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善を提供する。
ある実施態様において、処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含み、ここで前記第一組成物が第二医薬組成物の投与により提供されるCmaxより約50%超上回るCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供するものである、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が、本明細書において提供される。本明細書において使用される第二医薬組成物の投与により提供されるCmaxは、第一医薬組成物の血漿プロファイルを含んでも含まなくてもよい。ある実施態様において、第二医薬組成物の投与は、第一医薬組成物の血漿プロファイル寄与を含まない。ある実施態様において、第一組成物は、第二医薬組成物の投与により提供されるより、例えば約60%、約70%、約80%または約90%超上回るCmaxを有するインビボ血漿プロファイルを提供する。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は治療量以下の投与量である。治療量以下の投与量は、治療効果のために必要とされる量未満のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量である。ある実施態様において、治療量以下の投与量は、少なくとも1つの耳鳴りの症状の改善を提供し得ないが、このような改善を維持するのに十分な量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量である。ある実施態様において、治療量以下の投与量は、ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状の改善を提供し得ないが、このような改善を維持するのに十分な量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量である。ある実施態様において、方法は、耳鳴りの少なくとも1つの症状の改善を提供する第一医薬組成物および改善を維持する第二組成物を投与することを提供する。ある実施態様において、方法は、ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状の改善を提供する第一医薬組成物および改善を維持する第二組成物を投与することを提供する。ある実施態様において、第一医薬組成物の投与後、第二医薬組成物は相乗効果を提供し、耳鳴りの少なくとも1つの症状を改善し得る。ある実施態様において、第一医薬組成物の投与後、第二医薬組成物は相乗効果を提供し、ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状を改善する。ある実施態様において、第二医薬組成物は相乗効果を提供し、耳鳴りの少なくとも1つの症状を改善し得る。ある実施態様において、第二医薬組成物は相乗効果を提供し、ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状を改善し得る。
ある実施態様において、処置を必要とする患者に、投与後6時間を超える改善を提供するガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬投与量を含む医薬組成物および治療量以下の投与量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含む、耳鳴りの処置方法が本明細書において提供される。ある実施態様において、投与後6時間を超える改善を提供するガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬投与量を含む医薬組成物および治療量以下の投与量のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含む、ASNHLまたはメニエール病の処置方法が本明細書において提供される。
耳鳴りの少なくとも1つの症状における長期間の改善を達成するために、第一および第二医薬組成物の投与は離され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は6時間空けて投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は12時間空けて投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は、例えば6時間以内、12時間以内、18時間以内、24時間以内などに投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は、少なくとも、例えば6時間、12時間、18時間、24時間などで別々に投与され得る。ある実施態様において、患者への投与後、8時間を超える耳鳴りの少なくとも1つの症状の改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、例えば約10時間、約12時間、約15時間、約18時間、約20時間または約24時間を超える改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、8時間を超える耳鳴りの少なくとも1つの症状の改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、例えば約10時間、約12時間、約15時間、約18時間、約20時間または約24時間を超える改善が提供される。
ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状における長期間の改善を達成するために、第一および第二医薬組成物の投与は離され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は6時間空けて投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は12時間空けて投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は、例えば6時間以内、12時間以内、18時間以内、24時間以内などに投与され得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物は、少なくとも、例えば6時間、12時間、18時間、24時間などで別々に投与され得る。ある実施態様において、患者への投与後、8時間を超えるASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状の改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、例えば約10時間、約12時間、約15時間、約18時間、約20時間または約24時間を超える改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、8時間を超えるASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状の改善が提供される。ある実施態様において、患者への投与後、例えば約10時間、約12時間、約15時間、約18時間、約20時間または約24時間を超える改善が提供される。
ある実施態様において、第一医薬組成物および/または第二医薬組成物は約0.1mg~約40mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。第一医薬組成物および第二医薬組成物中のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量は、同一または異なってよい。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物の投与は、耳鳴りの少なくとも1つの症状を改善するための相乗効果を提供し得る。ある実施態様において、第一および第二医薬組成物の投与は、ASNHLまたはメニエール病の少なくとも1つの症状を改善するための相乗効果を提供し得る。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は0.1mg~25mg、0.1mg~20mg、0.1mg~15mg、0.5mg~25mg、0.5mg~20mg、0.5~15mg、1mg~25mg、1mg~20mg、1mg~15mg、1.5mg~25mg、1.5mg~20mg、1.5mg~15mg、2mg~25mg、2mg~20mg、2mg~15mg、2.5mg~25mg、2.5mg~20mg、2.5mg~15mg、3mg~25mg、3mg~20mgまたは3mg~15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は5mg~15mg、5mg~10mg、4mg~6mg、6mg~8mg、8mg~10mg、10mg~12mg、12mg~14mg、14mg~16mg、16mg~18mgまたは18mg~20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
ある実施態様において、第一および/または第二医薬組成物は0.1mg、0.25mg、0.5mg、1mg、2.5mg、3mg、4mg、5mg、7mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mg、17.5mg、20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩またはこのような用量の複数量を含む。ある実施態様において、第一医薬組成物は2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgまたは20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。ある実施態様において、第二医薬組成物は2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgまたは20mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む。
特に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術的および科学的用語は当業者により通常理解されるものと同一の意義を有する。
本明細書で使用される用語「約」または「およそ」は、当業者により決定される特定の値についての許容される誤差範囲を意味し、それはその値がどのように計測されるまたは決定されるか、すなわち測定系の限定に一部依存する。例えば、「約」は当分野の慣行により、3以内または3を超える標準偏差を意味し得る。あるいは、「約」は与えられた値の最大20%、最大10%、最大5%および/または最大1%の範囲を意味し得る。あるいは、特に生物学的システムまたはプロセスについて、その用語は値の1桁以内、好ましくは5倍以内、およびより好ましくは2倍以内を意味する。
「改善」とは、少なくとも1つの症状に関連して測定される耳鳴り、ASNHLまたはメニエール病の処置を示す。
「投与1日後の耳鳴り、ASNHLまたはメニエール病の1以上の症状の改善」とは、少なくとも1つの症状の有益な効果が、例えば6時間、12時間、24時間などの期間にわたって持続することを示す。
「PK」とは薬物動態プロファイルを示す。Cmaxは、試験中に測定される最も高い血漿薬物濃度(ng/ml)として定義される。Tmaxは、Cmaxが測定されるときの時間(分)として定義される。AUC0-∞は、薬物投与から薬物が排泄されるまでの血漿薬物濃度-時間曲線下の総面積(ng・時間/ml)である。その曲線下の面積は、クリアランスにより決定される。クリアランスは、単位時間(ml/分)あたりの薬物含有量が完全に消失する血液または血漿の体積として定義される。
「処置する」または「処置」は、疾患または状態に苦しむまたは罹患しやすいが、疾患もしくは状態の臨床的または亜臨床的症状を経験または発症していない対象における疾患または状態の発症を軽減するまたは遅延させることを示す。特定の実施態様において、「処置する」または「処置」は、疾患または状態に苦しむまたは罹患しやすいが、疾患もしくは状態の臨床的または亜臨床的症状を経験または発症していない対象における疾患または状態の発症を予防することを示し得る。「処置する」または「処置」はまた、疾患または状態を阻害する、例えばその発症または少なくとも1つのその臨床的もしくは亜臨床的症状を停止させるまたは減少させることを示す。「処置する」または「処置」は、疾患または状態を緩和する、例えば疾患または状態または少なくとも1つのその臨床的または亜臨床的症状の退行を引き起こすことをさらに示す。処置される患者に対する利益は、統計的に有意であり得る、数学的に有意であり得る、または対象および/または医師にとって少なくとも知覚可能であり得る。それにもかかわらず、予防的(予防性の)および治療的(治癒的)処置は、本明細書に記載の別個の態様である。
「薬学的に許容される」は、「一般的に安全であると考えられる」-例えば、ヒトに投与するとき、生理学的に寛容であり、かつ一般的にアレルギーまたは急性胃蠕動などのような同様の有害な反応を起こさない分子実体および組成物を示す。ある実施態様において、この用語は、FDAによる市販前調査および承認の対象である連邦食品・医薬品・化粧品法第204章(s)および第409章のGRASリストもしくは類似のリスト、米国薬局方または動物、およびより具体的にはヒトにおける使用について一般的に認識されている別の薬局方として、連邦または政府の規制当局により承認された分子全体および組成物を示す。
「有効量」または「治療有効量」は、処置される障害、疾患または状態、例えば耳鳴り、ASNHLまたはメニエール病の1以上の症状を軽減する、または他に所望の薬理学的および/または生理的効果を提供するのに十分な投与量を意味する。
「共投与される(co-administered with)」、「組み合わせて(in combination with)」、「組合せ(a combination of)」または「併せて投与される(administered along with)」は、互換可能に使用され得て、治療の過程で2以上の薬剤が投与されることを意味する。薬剤は、同時にまたは間隔を空けて別個に投与され得る。薬剤は単一の投与形態で、または別個の投与形態で投与され得る。
「処置を必要とする患者」は、耳鳴りと診断された個体を含む。方法は、例えば新生児、幼児、小児患者(6か月~12歳)、青年患者(12~18歳)または成人(18歳超)である患者を含むあらゆる個体に提供され得る。「患者」および「対象」は、本明細書において互換可能に使用され得る。
本明細書において提供される実施例は、本明細書における開示を補強するために含まれるに過ぎず、いかなる点においても限定するものと考えられるべきではない。
実施例1
次の実施例は、2.5~20mgの範囲の単回経口用量後のガボキサドール一水和物の血漿濃度プロファイルおよび用量比例性を提供する。2.5~20mgの範囲のガボキサドール一水和物カプセルの絶対的バイオアベイラビリティもまた、評価される。
本試験は、2.5~20mgの範囲の用量にわたってガボキサドールの5つの単回経口用量の用量比例性および絶対的バイオアベイラビリティを評価するために設計された6回の期間、二重盲検、無作為化、クロスオーバー試験に参加した10名の健常な成人対象(各性別少なくとも4名)の別個の群から構成された。ガボキサドールの5つの単回用量(2.5mg;5mg;10mg;15mg;および20mg)を与えられる対象の順序を処置期間1~5の間に無作為化した。各対象は全6回の処置期間を完了すると予想され、各処置期間の間に少なくとも4日のウォッシュアウト期間を設けた。
処置期間中の各経口投与は、各々の予定された投与で同時に摂取される2つの治験薬物のカプセルから成った。経口投与される治験薬物の処置指定は次のとおりであった:処置A-2.5mgガボキサドールカプセル1剤および適合するプラセボカプセル1剤;処置B-5mgガボキサドールカプセル1剤および適合するプラセボカプセル1剤;処置C-10mgガボキサドールカプセル1剤および適合するプラセボカプセル1剤;処置D-15mgガボキサドールカプセル1剤および適合するプラセボカプセル1剤;および処置E-20mgガボキサドール(10mgガボキサドールカプセル2剤)。対象は、一晩絶食後、午前8:00頃に240mlの水と共に治験薬物を与えられた。治験薬物投与前および投与後1時間以内を除いて、水は自由に許可した。投与後4時間食事は許可しなかった。
各処置における各対象について、薬物動態パラメーター(例えば、必要に応じてAUC、Cmax、Tmax、見かけのt1/2、累積尿中排泄、腎臓クリアランス、クリアランス、および定常状態分布体積)の決定のために、血漿および尿サンプルを投与後16時間にわたり採取した。ガボキサドールについてのAUCおよびCmaxは、治験中の薬物動態データの比較を容易にするために強度を調整した。表1は個々の強度を調整したガボキサドールの単回経口用量(2.5mg、5mg、10mg、15mgおよび20mg)後の薬物動態パラメーターを提供する。
Figure 2023011630000001
図2は、単回経口用量(2.5mg、5mg、10mg、15mgおよび20mg)後の計算ガボキサドールの平均血漿濃度-時間プロファイルを示す。ガボキサドールのバイオアベイラビリティ約92%である。ガボキサドールの血漿AUC0-∞およびCmaxは比例的増加を示し、試験された全用量範囲、2.5~20mgについて線形であると考えられる。ガボキサドールについてのピーク血漿濃度(Tmax 30-60分)および半減期(1.5時間のt1/2)までの時間は、2.5~20mgのガボキサドールの用量範囲にわたる用量と独立していると考えられる。ガボキサドールの排泄は主に尿からであり、そこで用量の96.5%が回収され;75%は投与後4時間以内に回収される。
実施例2
ガボキサドール投与に起因する残存効果の評価
本試験は、健常な高齢の男性及び女性における二重盲検、ダブルダミー、無作為化、活性およびプラセボ対照、単回用量、3期間クロスオーバー試験、それに続くオープンラベル、単回投与、1期間試験であった。対象は、各々の3つの処置(処置A、BおよびC)に無作為化されて、最初の3処置期間にわたりクロスオーバー法で投与された。処置Aについて、対象体は、ガボキサドール10mgの単回投与を受け;処置Bについて、対象は、フルラゼパム30mgの単回投与を受け;処置Cについて、対象は、プラセボを単回投与された。1回分は1日目の就寝時に経口投与された。対象を、各処置期間中、投与する晩の早くから投与後約36時間(3日目の朝)まで在宅させた。処置期間1~3に参加した対象は、第4の処置期間に参加した。この期間において、ガボキサドール10mgの単回投与(処置D)が、ガボキサドールのPKのために1日目の朝にオープンラベル法で経口投与された。連続する処置期間の投与間に、少なくとも14日のウォッシュアウトがあった。試験参加者には、65~80歳で、24のミニメンタルステートを有し、体重が少なくとも55kgある、健常な高齢の男性および女性対象体が含まれた。
全ての対象に10mgのガボキサドール一水和物カプセルおよび30mgのフルラゼパム(2x15mgカプセル剤として提供される)を与え、ガボキサドールおよびフルラゼパムにの両方ついて、適合するプラセボを提供した。
評価された主要評価項目には、(精神運動能力、記憶、注意力および午後の投与後の日中の眠気の測定)、ガボキサドール薬物動態および安全性が含まれた。ガボキサドール(単回投与10mg)は、主要評価項目の選択反応時間および臨界フリッカー融合に対する投与後9時間の残存効果を示さなかったが、活性対照のフルラゼパム(30mg単回投与)は、同一試験において顕著な効果を示した。さらにガボキサドールは、当該試験で適用された他の測定(Multiple Sleep Latency Test (MSLT); Digit symbol substitution test(DSST)、トラッキング、記憶検査、身体の揺れおよびリーズ睡眠評価質問票)に対する残存効果の何れの兆候も示さなかった。
実施例3
ガボキサドール投与後の運転能力試験
本試験は、ガボキサドールの晩および夜間投与の運転能力に対する影響を調査する、二重盲検、無作為化、プラセボおよび活性対照の5通りのクロスオーバー試験であった。試験参加者には、21~45歳で、有効な運転免許を少なくとも3年間有する、健常な男性および女性対象が含まれた。
運転能力に対するガボキサドールの影響を、道路設定上の実際の運転を用いて調査した。対象は、就寝前の夜またはモーニングコール後真夜中の午前4時のいずれかに15mgのガボキサドールを与えられた。一連の認知および精神運動試験後、運転試験を午前9時に開始し、1時間継続した。ガボキサドール15mgは、真夜中の投与後、運転に対して臨床的に関連する障害効果を有した。
晩の投与後、ガボキサドール15mgの運転に対する統計的に有意な効果が観察された。しかしながら、この効果は欧州の大部分の国で運転が禁止される濃度制限である0.05%の血中アルコール濃度で観察される効果より小さかった。一般的に、ゾピクロン(7.5mg)およびゾルピデム(10mg)をそれぞれ晩および真夜中に投与後、数字的により大きな効果があった。ガボキサドールの夜および真夜中の投与は、真夜中の処置についてはめまい、悪心および傾眠、および夜の処置については頭痛および傾眠である最も頻繁な有害事象を伴い良好な許容性であった。
活性対照ゾピクロンの対象は、同一の試験において数字的により大きい効果を有した。記憶検査、身体の揺れ、DSSTまたはクリティカルトラッキングに対する効果は無かったが、ゾピクロンはこれらの検査のいくつかに効果を有した。
実施例4
睡眠制限後の日中行動試験
本試験は、5時間睡眠制限を受けた健常な成人における、ガボキサドールの日中行動に対する効果を評価するための4夜試験、並行群間試験、無作為化試験、二重盲検(社内盲検を伴う)試験であった。本試験は、睡眠が5時間に制限される2夜単盲検プラセボ導入期間、4夜二重盲検処置期間および2夜単盲検プラセボ退薬期間を含んだ。本試験は、18歳~55歳未満の健常な男性および女性ボランティアを含んだ。
2夜導入期間:全ての患者にプラセボを与えた
4夜二重盲検処置期間:患者をガボキサドール15mgまたは適合するプラセボに無作為化した
2夜退薬期間:全ての患者にプラセボを与えた
主要評価項目には、Multiple Sleep Latency Test(MSLT)および徐波睡眠(SWS)評価に基づく観察が含まれた。第一目的は、MSLTにより測定される日中睡眠傾向の減少においてプラセボと比較したガボキサドール(15mg)の有効性を評価することであった。ガボキサドール対象は、睡眠制限期間中に、プラセボ対象より顕著に少ない日中の眠気を有した(p=0.047、片側)。MSLTは、最後の2日の睡眠制限日において、プラセボで処置した対象より、ガボキサドール(15mg)で処置した対象で平均2.01分長かった。
さらに、第二目的は、睡眠制限の最後の2夜に徐波睡眠(SWS)の量の増加におけるプラセボと比較したガボキサドールの有効性を評価することであった。ガボキサドールを与えられる対象は、睡眠制限期間中にプラセボ対象より統計学的に多いSWSを経験した(p<0.001、片側)。さらに、ガボキサドールで処置した対象は、睡眠制限の最後の2日の夜において、プラセボで処置した対象より平均20.53分長いSWSを有した。
最後に、(1)一連の神経行動により評価される記憶および注意の改善;(2) Karolinska Sleepiness Score (KSS)により評価される主観的睡眠の減少;(3)睡眠パラメーター(例えば、全睡眠時間、徐波睡眠(SWS)潜時、徐波活動(SWA))の変化;ならびに(4)心拍変動の増加、コルチゾールレベルの低下、カテコールアミンレベルの低下および体温の低下に代表される生物学的ストレスの減少において、睡眠制限の最後の2夜/日間にプラセボと比較したガボキサドールの有効性を試験した。
ガボキサドール対象では、プラセボ対象と比較して、睡眠制限期間中に主観的な日中の眠気がより少なくなる傾向があった。ベースラインKSS、性別および年齢を調節した時系列データ分析(LDA)モデルにより評価されるように、Karolinska Sleepiness Score (KSS)は、最後の2日睡眠制限において、プラセボで処置した対象より、ガボキサドールで処置した対象で平均0.68低かった(p=0.058、片側)。共分散使用指示的分析(ANCOVA)もまた、この知見を支持する。一連の神経認知について計算された効果サイズは、ガボキサドールが日中行動を改善するという強力な証拠がないことを示した。ストレスの生体生理学的測定(心拍変動、コルチゾールレベル、カテコールアミンレベル、体温)に関して、ガボキサドールとプラセボとの間に差異はなかった。
4夜睡眠制限の最後の2日にMSLTにより測定されるように、プラセボと比較して、ガボキサドールは、日中の眠気の減少に対する保護効果を有する。プラセボと比較して、ガボキサドールは、睡眠制限の4夜の最後の2夜中に、徐波睡眠(SWS)の量を増加させる。
実施例5
耳鳴りを有する患者におけるガボキサドールの有効性の前向き評価
本試験は、ガボキサドールが耳鳴りの改善をもたらすかどうかを決定するために設計された。本試験の第一目的は、異なる用量レベルにわたり、2通りの投与スケジュールでの耳鳴りを有する成人対象における、ベースラインから6週および12週までのガボキサドールの安全性および許容性を評価することであり得る。プラセボに対して、次の用量が評価され得る:(1)1日1回(o.d.):許容されない場合を除き、15mgの標的用量まで漸増される夜の用量;および(2)1日2回(b.i.d.):許容されない場合を除き、15mgの夜の用量および10mgの朝の用量まで漸増される、夜および朝の用量。
本試験に関する安全性評価項目は、(1)有害事象(AE)の頻度および重篤度;(2)バイタルサイン(体重、血圧、体温);(3)検査値(電解質、脂質、グルコース、肝機能および膵機能試験、血液学、クレアチニン);(4)ABC-Irritability Subscaleにより評価される自殺傾向;(5)EEG(背景周波数の変化、てんかん型放電の強度);および/または(6)介護者が電子発作日記を(睡眠記録と同一のデバイスに)維持することを含み得る。
本試験の第二の目的は、後の有効性治験の成人耳鳴り対象におけるガボキサドールの有効性を最も良好に特徴付け得る一連のパラメーターの特定を含み得る。これらの試験は、成人耳鳴り患者に試験を提供するために、適切に訓練された専門家による4回の終日来院(スクリーニング、ベースライン、処置の途中および終了)時に行われ得る。評価は患者の症状の認識に基づき得る。
耳鳴り音圧-ビジュアルアナログスケール(VAS)[時間枠:各週:開始時の質問票の結果から最初の投与後の各週後の結果と比較する間の時間。耳鳴り音圧スケール:1~10のスケールの範囲。患者は、どの数字が、当該患者が有する主観的な耳鳴りの音圧を反映するかを選択する。高い数字-より大きな耳鳴り。耳鳴りの苦痛スケール:1~10のスケールの範囲。患者は、どの数字が、耳鳴りが当該患者に苦痛をもたらす程度を最も反映するかを選択する。スコアが高いほど、耳鳴りは重度である。
睡眠の評価は、(1)入眠潜時(SOL);(2)総睡眠時間(TST);(3)中途覚醒(WASO)=入眠後の覚醒エポックの総数;(4)夜間覚醒(NA);および/または(5)睡眠有効性=就寝時(TIB)の総睡眠時間(TST)を測定するアクティグラフィーによる解析を含み得る。さらなる睡眠の評価は、(1)就寝時間;(2)入眠時間;(3)覚醒回数および期間;(4)不眠行動の回数;(5)最新の覚醒時間;および(6)日中の眠気を含み得る、親/介護者の睡眠パターンの日記の解析を含み得る。
本試験は、3つの処置群を含み得る。例えば合計約75名の対象が、登録され得て、試験完了時に、3つの処置群:1)単回の夜の投与、2)朝および夜の投与、および3)プラセボの各々に約25名の対象が存在し得る。
全ての対象は、処置の全期間中、朝の投与(活性またはプラセボ)および夜の投与(活性またはプラセボ)を受け得る。例えば、図3に示すように、2通りのガボキサドールの投与スケジュール:単回の夜の投与(o.d.;スケジュールA)およびより多くの持続的曝露を提供するために設計される朝と夜の投与(b.i.d;スケジュールB)が試験され得る。スケジュールCは、朝と夜のプラセボである。全ての対象は、標的用量が許容されない場合を除き、標的用量まで漸増され得る(下記の漸増方法)。全ての対象は、最適な許容用量で最大12週間、処置を受け得る。
用量は5mgの増加量(活性またはプラセボ)で、スケジュールAおよびBの夜の用量であるカプセル3剤、ならびにスケジュールBにおける朝の用量であるカプセル2剤の標的用量まで漸次増量され得る。各々の用量増加は、介護者および研究者により十分な許容性が評価された後に実施され得る。例えば、夜にカプセル(活性(Act)またはプラセボ(Plc))1剤を用いた1日目の処置開始である。標的漸増は、3日目(ウィンドウ+2日)に開始され得る:治験薬物に関する有害事象(AE)が介護者および/または研究者により観察されないならば、もう1つのカプセル(活性またはプラセボ)が夜に追加される。7日目(ウィンドウ+2日)、7日目(ウィンドウ+2日)および14日目(ウィンドウ+2日)に再び、治験薬物に関するAEが介護者および/または研究者により観察されないならば、もう1つのカプセル(活性またはプラセボ)が朝に追加され得る。下の表IIは、漸増スケジュールの図示を提供する。
Figure 2023011630000002

ゆっくりとした漸増(Slowed up-titration)または遅延漸増(delayed up-titration)は、上に示された日(3日目、7日目、10日目、14日目)のいずれにおいても、許容性により即時のさらなる用量増加ができないならば、認められる。先の漸増段階後または12週間の処置の経過中に許容性が認められない場合(例えば、傾眠、めまい、行動の変化)の漸減は、用量は以前のレベルまたはそれよりもさらに減量され得る。しかしながら、許容される用量に到達すると、それは処置期間中一定であり続ける。標的用量を達成すると、処置を継続してよい。例えば、14日目:標的用量(朝にカプセル2剤、および夜にカプセル3剤)に到達され得る最も早い日に、不耐容性が漸減を必要としない限り、対象は処置来院の終わり(12週目)まで安定な状態を維持し得る。
最初の用量投与前に最大28日まで、試験の参加について全ての対象を選別した。算入基準は、(1)18歳以上40歳以下であること;(2)耳鳴りの臨床的診断を有していなければならないことである。記述統計は、全ての主要および二次評価項目ならびに処置群によるベースライン変化を要約するために使用され得る。継続的な変化について、n、欠測値の数、平均、標準偏差、中央値、最小値および最大値が提供される。カテゴリ変化について、頻度および割合は、各カテゴリについて存在する。有意義である場合、信頼区間(CI)が提供される。全ての信頼区間は、二方向の95%の信頼区間である。
実施例6
耳鳴りを有する患者におけるガボキサドールおよびクロバザムの有効性の前向き評価
本試験は、ガボキサドールとクロバザムの組合せが耳鳴りの改善をもたらすかどうかを決定するために設計された。本試験の第一目的は、種々の用量レベルにわたり、2通りの投与スケジュールでの耳鳴りを有する成人対象における、ベースラインから6週および12週までのガボキサドールおよびクロバザム安全性および許容性を評価することであり得る。プラセボに対して、次の用量が評価され得る:(1)1日1回(o.d.):許容されない場合を除き、ガボキサドール10mgおよびクロバザム10mgの標的用量まで漸増される夜の用量;および(2)1日2回(b.i.d.):許容されない場合を除き、ガボキサドール10mgおよびクロバザム10mgの夜の用量ならびにガボキサドール10mgおよびクロバザム10mgの朝の用量まで漸増される、夜および朝の用量。
本試験に関する安全性評価項目は、(1)有害事象(AE)の頻度および重篤度;(2)バイタルサイン(体重、血圧、体温);(3)検査値(電解質、脂質、グルコース、肝機能および膵機能試験、血液学、クレアチニン);(4)ABC-Irritability Subscaleにより評価される自殺傾向;(5)EEG(背景周波数の変化、てんかん型放電の強度);および/または(6)介護者が電子発作日記を(睡眠日記と同一のデバイスに)維持することを含み得る。
本試験の第二の目的は、後の有効性治験の成人耳鳴り対象におけるガボキサドールの有効性を最も良好に特徴付け得る一連のパラメーターの特定を含み得る。これらの試験は、成人耳鳴り患者に試験を提供するために、適切に訓練された専門家による4回の終日来院(スクリーニング、ベースライン、処置の途中および終了)時に行われ得る。評価は患者の症状の認識に基づき得る。
耳鳴り音圧-ビジュアルアナログスケール(VAS)[時間枠:各週:開始時の質問票の結果から最初の投与後の各週後の結果と比較する間の時間。耳鳴り音圧スケール:1~10のスケールの範囲。患者は、どの数字が、当該患者が有する主観的な耳鳴りの音圧を反映するかを選択する。高い数字-より大きな耳鳴り。耳鳴りの苦痛スケール:1~10のスケールの範囲。患者は、どの数字が、耳鳴りが当該患者に苦痛をもたらす程度を最も反映するかを選択する。スコアが高いほど、耳鳴りは重度である。
睡眠の評価は、(1)入眠潜時(SOL);(2)総睡眠時間(TST);(3)中途覚醒(WASO)=入眠後の覚醒エポックの総数;(4)夜間覚醒(NA);および/または(5)睡眠有効性=就寝時(TIB)の総睡眠時間(TST)を測定するアクティグラフィーによる解析を含み得る。さらなる睡眠の評価は、(1)就寝時間;(2)入眠時間;(3)覚醒回数および期間;(4)不眠行動の回数;(5)最新の覚醒時間;および(6)日中の眠気を含み得る、親/介護者の睡眠パターンの日記の解析を含み得る。
本試験は、3つの処置群を含み得る。例えば合計約75名の対象が、登録され得て、試験完了時に、3つの処置群:1)単回の夜の投与、2)朝および夜の投与、および3)プラセボの各々に約25名の対象が存在し得る。
全ての対象は、処置の全期間中、朝の投与(活性またはプラセボ)および夜の投与(活性またはプラセボ)を受け得る。例えば、図3に示すように、2通りのガボキサドールの投与スケジュール:単回の夜の投与(o.d.;スケジュールA)およびより多くの持続的曝露を提供するために設計される朝と夜の投与(b.i.d;スケジュールB)が試験され得る。スケジュールCは、朝と夜のプラセボである。全ての対象は、標的用量が許容されない場合を除き、標的用量まで漸増され得る(下記の漸増方法)。全ての対象は、最適な許容用量で最大12週間、処置を受け得る。
用量は5mgの増加量(活性またはプラセボ)で、スケジュールAおよびBの夜の用量であるカプセル1剤、ならびにスケジュールBにおける朝の用量であるカプセル1剤の標的用量まで漸次増量され得る。各々の用量増加は、介護者および研究者により十分な許容性が評価された後に実施され得る。例えば、夜にカプセル(活性(Act)またはプラセボ(Plc))1剤を用いた1日目の処置開始である。その後、標的漸増は、3日目(ウィンドウ+2日)に開始され得る:治験薬物に関する有害事象(AE)が介護者および/または研究者により観察されないならば、もう1つのカプセル(活性またはプラセボ)が夜に追加される。7日目(ウィンドウ+2日)、7日目(ウィンドウ+2日)および14日目(ウィンドウ+2日)に再び、治験薬物に関するAEが介護者および/または研究者により観察されないならば、もう1つのカプセル(活性またはプラセボ)が朝に追加され得る。下の表IIIは、漸増スケジュールの図示を提供する。
Figure 2023011630000003

ゆっくりとした漸増(Slowed up-titration)または遅延漸増(delayed up-titration)は、上に示された日(3日目、7日目、10日目、14日目)のいずれにおいても、許容性により即時のさらなる用量増加ができないならば、認められる。先の漸増段階後または12週間の処置の経過中に許容性が認められない場合(例えば、傾眠、めまい、行動の変化)の漸減は、用量は以前のレベルまたはそれよりもさらに減量され得る。しかしながら、許容される用量に到達すると、それは処置期間中一定であり続ける。標的用量を達成すると、処置を継続してよい。例えば、14日目:標的用量(朝にカプセル1剤、および夜にカプセル1剤)に到達され得る最も早い日に、不耐容性が漸減を必要としない限り、対象は処置来院の終わり(12週目)まで安定な状態を維持し得る。
最初の用量投与前に最大28日まで、試験の参加について全ての対象を選別した。算入基準は、(1)18歳以上40歳以下であること;(2)耳鳴りの臨床的診断を有していなければならないことである。記述統計は、全ての主要および二次評価項目ならびに処置群によるベースライン変化を要約するために使用され得る。継続的な変化について、n、欠測値の数、平均、標準偏差、中央値、最小値および最大値が提供される。カテゴリ変化について、頻度および割合は、各カテゴリについて存在する。有意義である場合、信頼区間(CI)が提供される。全ての信頼区間は、二方向の95%の信頼区間である。
当業者は、単に通常の実験を用いて、本明細書に記載の実施態様の等価物を認識する、または確認することができる。このような等価物は特許請求の範囲により包含されることが意図される。
当業者は、単に通常の実験を用いて、本明細書に記載の実施態様の等価物を認識する、または確認することができる。このような等価物は特許請求の範囲により包含されることが意図される。
さらに、本発明は次の態様を含む。
項1.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
項2.患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項1に記載の方法。
項3.患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項1に記載の方法。
項4.患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項1に記載の方法。
項5.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、項1に記載の方法。
項6.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC 6-12 が投与された量の75%未満である、項1に記載の方法。
項7.リンギング(ringing)、ローリング(roaring)、スタティック(static)、バジング(buzzing)、ヒッシング(hissing)、ウーシング(whoosing)、クリケットノイズ(cricket noise)およびジャックハンマーノイズ(jackhammer noise)および/またはホイッスリング(whistling)から成る群から選択される片耳または両耳における少なくとも1つの症状の改善を提供するものである、項1に記載の方法。
項8.6時間を超えて患者の改善を提供する、項1に記載の方法。
項9.8時間を超えて患者の改善を提供する、項1に記載の方法。
項10.組成物が患者の改善を少なくとも12時間提供する、項1に記載の方法。
項11.処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
項12.処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、約900ng・時間/ml未満のAUC 6-12 を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
項13.処置を必要とする患者をガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC 0-∞ を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、方法。
項14.第二医薬組成物が約900ng・時間/ml未満の平均AUC 0-∞ を含むインビボ血漿プロファイルを提供する、項13に記載の方法。
項15.第一医薬組成物のCmaxが第二医薬組成物のCmaxを20%超上回る、項13に記載の方法。
項16.第一医薬組成物のTmaxが2時間未満である、項13に記載の方法。
項17.第一医薬組成物が最初の10分以内に少なくとも80%の溶解を含む、項13に記載の方法。
項18.第一医薬組成物および第二医薬組成物が単一の投与形態で提供される、項13に記載の方法。
項19.第一医薬組成物において患者に約0.05mg/kg/日~約5mg/kg/日のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を提供する、項13に記載の方法。
項20.第一医薬組成物が約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む、項13に記載の方法。
項21.第二医薬組成物が約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む、項13に記載の方法。
項22.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、患者における耳鳴りの1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
項23.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項22に記載の方法。
項24.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項22に記載の方法。
項25.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、項23に記載の方法。
項26.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩が10mgである、項24に記載の方法。
項27.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む急性感音性難聴の処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
項28.患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項27に記載の方法。
項29.患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項27に記載の方法。
項30.患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項27に記載の方法。
項31.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、項27に記載の方法。
項32.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC 6-12 が投与された量の75%未満である、項27に記載の方法。
項33.難聴、耳閉感および耳鳴りから選択される少なくとも1つの症状の改善を提供する、項27に記載の方法。
項34.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含む急性感音性難聴の処置方法であって、患者における急性感音性難聴の1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
項35.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項34に記載の方法。
項36.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項34に記載の方法。
項37.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、項34に記載の方法。
項38.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、項34に記載の方法。
項39.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むメニエール病の処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
項40.患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項39に記載の方法。
項41.患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項39に記載の方法。
項42.患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、項39に記載の方法。
項43.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、項39に記載の方法。
項44.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC 6-12 が投与された量の75%未満である、項39に記載の方法。
項45.難聴、回転性めまい、耳鳴り、音に対する過敏性および耳閉感から選択される少なくとも1つの症状の改善を提供する、項39に記載の方法。
項46.処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含むメニエール病の処置方法であって、患者における急性感音性難聴の1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
項47.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項46に記載の方法。
項48.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、項46に記載の方法。
項49.ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、項46に記載の方法。
項50.クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、項46に記載の方法。

Claims (50)

  1. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
  2. 患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項1に記載の方法。
  3. 患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項1に記載の方法。
  4. 患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項1に記載の方法。
  5. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、請求項1に記載の方法。
  6. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC6-12が投与された量の75%未満である、請求項1に記載の方法。
  7. リンギング(ringing)、ローリング(roaring)、スタティック(static)、バジング(buzzing)、ヒッシング(hissing)、ウーシング(whoosing)、クリケットノイズ(cricket noise)およびジャックハンマーノイズ(jackhammer noise)および/またはホイッスリング(whistling)から成る群から選択される片耳または両耳における少なくとも1つの症状の改善を提供するものである、請求項1に記載の方法。
  8. 6時間を超えて患者の改善を提供する、請求項1に記載の方法。
  9. 8時間を超えて患者の改善を提供する、請求項1に記載の方法。
  10. 組成物が患者の改善を少なくとも12時間提供する、請求項1に記載の方法。
  11. 処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、約400ng/ml未満のCmaxを含むインビボ血漿プロファイルを提供し、ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
  12. 処置を必要とする患者にガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、約900ng・時間/ml未満のAUC6-12を含むインビボ血漿プロファイルを提供し、ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
  13. 処置を必要とする患者をガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第一医薬組成物およびガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む第二医薬組成物を投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、第二医薬組成物が第一医薬組成物より少なくとも20%低い平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供するものである、方法。
  14. 第二医薬組成物が約900ng・時間/ml未満の平均AUC0-∞を含むインビボ血漿プロファイルを提供する、請求項13に記載の方法。
  15. 第一医薬組成物のCmaxが第二医薬組成物のCmaxを20%超上回る、請求項13に記載の方法。
  16. 第一医薬組成物のTmaxが2時間未満である、請求項13に記載の方法。
  17. 第一医薬組成物が最初の10分以内に少なくとも80%の溶解を含む、請求項13に記載の方法。
  18. 第一医薬組成物および第二医薬組成物が単一の投与形態で提供される、請求項13に記載の方法。
  19. 第一医薬組成物において患者に約0.05mg/kg/日~約5mg/kg/日のガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を提供する、請求項13に記載の方法。
  20. 第一医薬組成物が約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む、請求項13に記載の方法。
  21. 第二医薬組成物が約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む、請求項13に記載の方法。
  22. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含む耳鳴りの処置方法であって、患者における耳鳴りの1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
  23. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項22に記載の方法。
  24. クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項22に記載の方法。
  25. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、請求項23に記載の方法。
  26. クロザパムまたはその薬学的に許容される塩が10mgである、請求項24に記載の方法。
  27. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含む急性感音性難聴の処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
  28. 患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項27に記載の方法。
  29. 患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項27に記載の方法。
  30. 患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項27に記載の方法。
  31. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、請求項27に記載の方法。
  32. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC6-12が投与された量の75%未満である、請求項27に記載の方法。
  33. 難聴、耳閉感および耳鳴りから選択される少なくとも1つの症状の改善を提供する、請求項27に記載の方法。
  34. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含む急性感音性難聴の処置方法であって、患者における急性感音性難聴の1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
  35. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項34に記載の方法。
  36. クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項34に記載の方法。
  37. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、請求項34に記載の方法。
  38. クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、請求項34に記載の方法。
  39. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を投与することを含むメニエール病の処置方法であって、投与後、6時間を超えて患者の改善を提供するものである、方法。
  40. 患者に約1mg~約15mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項39に記載の方法。
  41. 患者に約1mg~約10mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項39に記載の方法。
  42. 患者に約1mg~約5mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を含む組成物を投与する、請求項39に記載の方法。
  43. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のインビボ血漿プロファイルが50%超減少する、請求項39に記載の方法。
  44. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の投与6時間後の患者のAUC6-12が投与された量の75%未満である、請求項39に記載の方法。
  45. 難聴、回転性めまい、耳鳴り、音に対する過敏性および耳閉感から選択される少なくとも1つの症状の改善を提供する、請求項39に記載の方法。
  46. 処置を必要とする患者に約0.05mg~約30mgのガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩を約1mg~約30mgのクロバザムまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせて投与することを含むメニエール病の処置方法であって、患者における急性感音性難聴の1以上の症状の改善を提供するものである、方法。
  47. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項46に記載の方法。
  48. クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が5mg~20mgである、請求項46に記載の方法。
  49. ガボキサドールまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、請求項46に記載の方法。
  50. クロバザムまたはその薬学的に許容される塩の量が10mgである、請求項46に記載の方法。
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