JP2023091613A - work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、農業用トラクタ等の作業車両に関し、特にボンネット内前部のベースプレートの構成に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a work vehicle such as an agricultural tractor, and more particularly to the construction of a base plate in the front portion inside the bonnet.
従来、農業用トラクタのボンネット内前部のベースプレートにバッテリ取付部やラジエータを取り付けるラジエータブラケット、エアフィルタを取り付けるエアフィルタ支持ステーを備えた構成がある(特許文献1)。 Conventionally, there is a configuration in which a battery mounting portion, a radiator bracket for mounting a radiator, and an air filter support stay for mounting an air filter are provided on a base plate in the front part of the bonnet of an agricultural tractor (Patent Document 1).
特許文献1の構成によると、ベースプレート上の空間を利用して各種機器を配設できるが、ベールプレート上に多くの部材を一体に設けているため、組立の際ベースプレートのサブ組立の部品点数が増加して重量が嵩み、組立て難いものとなっていた。
According to the configuration of
本発明は、上記従来技術に鑑み、容易にエンジン周辺の組立作業を行うことが出来る作業車両を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a working vehicle that facilitates assembly work around an engine.
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。 In order to solve the above problems, the present invention has taken the following technical measures.
請求項1に記載の発明は、エンジンルーム35内の前部の底部に前部プレート部60fと後部プレート部60rを有するベースプレート60を備え、前部プレート部60f側にはバッテリ57、冷却水リザーブタンク66及びボンネットロック部68を設けた。
According to the first aspect of the invention, the
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、後部プレート部60rは前部プレート部60fよりも低い状態に固定し、後部プレート部60r側にはエアクリーナ33、オイルクーラ55及び燃料クーラ56を設けた。
According to the invention of claim 2, in the invention of
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前部プレート部60fの後端には適宜高さの起立縁69を形成し、バッテリ57後端部を係止できる構成とした。
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, an
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前部プレート部60fの後端側に切欠き部70を形成し、そこにバッテリ57接続用ハーネス71を配策する。
According to the fourth aspect of the invention, in the third aspect of the invention, a
請求項1に記載の発明によると、ベースプレート60を前部プレート部60fと後部プレート部60rに分割構成するため、サブ組立部品点数が減少し、組立を容易化できる。 請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、後部側のみを機体前部フレームに落とし込み状態とすることができ、ラジエータ40前部の冷却空間の容積を拡大し得て、オイルクーラ55や燃料クーラ45及びその周辺機器の配置に余裕を持たせることができ、組立の容易性を高める。
According to the first aspect of the invention, since the
請求項3に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、起立縁69を形成したのでこれにバッテリ57後端部を当接できてバッテリ57の位置決めと確実な固定を行うことができる。
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, the rear end of the
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の発明に上記効果に加え、所定に設ける切欠き部70にバッテリ57接続用ハーネス71を配策するので、配策を容易化できる。
According to the fourth aspect of the invention, in addition to the above effects of the third aspect of the invention, the
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 EMBODIMENT OF THE INVENTION Below, embodiment which concerns on this invention is described in detail based on drawing.
図1,図2において、作業車両としての農用トラクタは、動力によって自走しながら圃場等で作業を行う。農用トラクタは、機体1前側にあって駆動可能でかつ操舵可能な左右の前輪2L,2Rと、機体1後側に装着される左右の後輪3L,3Rと、動力源としてのエンジン4と、変速装置を内装するトランスミッションケース5を備える。なお、左右一対に設けられる部材において、図中符号Lは左側を示し、符合Rは右側を示す。
In FIGS. 1 and 2, an agricultural tractor as a work vehicle performs work in fields or the like while self-propelled by power. The agricultural tractor includes drivable and steerable left and right
また、機体1後部に、ロータリ等の作業機6を装着可能な連結装置7が配設されている。連結装置7は、中央上部のトップリンク7aと下部左右のロアリンク7b,7bからなる3点リンクとされ、リフトアーム8を油圧で回動することで、リフトロッド9,9を介してロアリンク7bを回動し該作業機6を昇降連動する構成である。
A connecting
トラクタ1は、機体上の操縦席10の前側のダッシュボード12からステアリングハンドル13が立設されると共に、操縦席10の周りにクラッチペダル、ブレーキペダル、前後進ペダル等の各種操作ペダルや前後進レバー、変速レバー等の各種操作レバーが配置されている。
In the
前記ミッションケース5内には伝動機構を配置している。伝動機構について、エンジン4からの動力は、公知の油圧無段変速装置(HST)14、副変速機構15を介して後輪及び前輪に伝達される構成である。ミッションケース5内の動力伝達装置を図3に基づいて説明すると、エンジン4の出力軸の回転がメインクラッチ16を介してミッションケース5の入力軸17へ伝動される。この入力軸17の回転は増速ギア18,19で増速されてHST14の入力軸20に伝動される。
A transmission mechanism is arranged in the
HST14は、静油圧式の無段変速機とされ、可変容量型の油圧ポンプ21と固定容量型の油圧モータ22で構成され、油圧ポンプ21の可動斜板23の傾きを変えることで油圧モータ22の回転を変更する。可動斜板23の傾きは前後進ペダル24の動きを検出して作動するトラニオン軸連係手段25によって変更されて、油圧モータ22のモータ出力軸22aの回転が変速される。油圧ポンプ21に直接繋がるポンプ出力軸21aの回転は前記入力軸20の回転数と同じである。 ポンプ出力軸21aの回転は、PTO正逆クラッチ27及びPTO油圧クラッチ28を経て、PTO中間軸29へ伝動され、さらにPTO変速装置30を経てPTO軸31に伝達され、ミッションケース15の外部へ取り出されて、ロータリなどの作業機6を駆動する。
The HST 14 is a hydrostatic continuously variable transmission and is composed of a variable displacement
また、油圧モータ22のモータ出力軸22aは、前記副変速装置15を経て、後輪3L,3Rを駆動し、さらに、副変速装置15から前輪増速切換機構32を経て、前輪2L,2Rを駆動する。
The
次いで、図4,図5に基づいて、ボンネット36内においてエンジン4、その補器類及びエアクリーナ33等を配設するエンジンルーム35について説明する。 エンジン4の後部を前記ミッションケース5の前端に連結し、エンジン4の前側には前輪3のアクスルハウジングを支持するアクスルブラケット39を連結構成し、全体として機体フレームを構成している。ボンネット36内において前記ダッシュボード12の前側に位置する仕切壁部34とラジエータ40の配置位置との間にエンジンルーム35が形成される。
Next, the
ボンネット36は、前照灯41を支持するフロントグリル36a、天井のフード部36b、及び該フード部36bから側面に至る左右の延長カバー部36cL,36cRを一体的に形成し、後端上部に構成する開閉支点回りに前方が大きく上後方に開くことができる構成としている。この左右の延長カバー部36cL,36cRは、ボンネット36の前側半部は側面全面を覆うようにその下端をアクスルブラケット39まで延長し、後側半部においては、エンジンルーム35の熱気を排出するための開放部42L,42Rを確保するため、ラジエータ40の側面部から斜め後上方に向かい前記仕切壁部34に至る湾曲縁36dL,36dRを形成している。そして、この湾曲縁36dL,36dR下位側においては、前記の開放部42L,42Rが形成される。
The
これら開放部42L,42Rに、夫々通気性に形成した左サイドカバー37及び右サイドカバー38を装着している。パンチングメタル等の通気性材を使用することによって、エンジンルーム35の熱気を機外に排出できると共に、手指の侵入を防止して安全を確保でき、デザイン上の効果が期待できる。
A
ところで、左右のサイドカバー37,38は、その安全性の保護対象等の関係でその形状を決定している。左サイドカバー37は、ラジエータ40の下半部からエンジン4前側に至る前後空間部43に配置されるベルト伝動機構44及びラジエータ40用冷却ファン45を覆うように構成するに加えて、高温化するターボ機構46の側面も覆うように構成されている。なお、ターボ機構46は、排気通路からターボチャージャーのタービンに排気を導入し、その排気エネルギーで給気通路に過給を行うようにしたものである。なお、左サイドカバー37の固定は、前側下端部をアクスルブラケット39の側面に着脱自在に締結すべく該前側下端部に連結部37aを設け、後端部を前記仕切壁部34又は該仕切壁部34を固定支持する柱状フレーム部に締結すべく連結部37bを設けている。
By the way, the shape of the left and right side covers 37 and 38 is determined according to the object of safety protection. The
他方の右側のサイドカバー38は、主として、前記空間部43のベルト伝動機構44及び冷却ファン45を覆う大きさに形成され、後端下部側に90度折り曲げて形成した連結部38aをもって適宜にエンジン4本体に着脱自在に締結できる構成としている。
The other
ついで、エンジン4からの排気ガス処理について、エンジン4はディーゼルエンジンを採用し、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を酸化処理するディーゼル酸化触媒(DOC)やパティキュレートマター(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)を内装した排気ガス浄化装置50をエンジン4の上部に配置している。排気ガスはエンジン4のエギゾーストパイプから排気ガス浄化装置50に導入され、DOCとDPFによる処理を経てその排出側から排気管51を経由して機外排出される。この排気管51は、DPF50の排出部に連結されエンジン4の上部を前方に向かう水平部51a、前記ベルト伝動機構44が配置される空間部43の右側に配置される垂下部51b、アクスルブラケット39に沿う下部の噴出部51cに形成され、右サイドカバー38は、これらのうち垂下部51b及び下部噴出部51cを覆うよう構成している。
Next, regarding exhaust gas treatment from the
そして、図6に示すように、ボンネット36内には、エンジン4の前部からその前方へ向けて前記ベルト伝動機構44、冷却ファン45、ラジエータ40が設けられ、ラジエータ40の前方にオイルクーラ55、燃料クーラ56、バッテリ57等が設けられている。
As shown in FIG. 6, inside the
すなわち、前記エンジン4の後部は前記ミッションケース5の前端に連結する一方、エンジン4の前側には前輪2のアクスルハウジングを支持する前記アクスルブラケット39を連結構成し、機体前部フレームを構成し、この機体前部フレームにはラジエータ40の支持枠を構成している。
That is, while the rear part of the
すなわち、図7に示すように、ラジエータ40の支持構成について、前方をボンネット36の前下端縁に沿わせて円弧状にベースプレート60を形成し、その後部に、中間部及び下方部を左右連結することで剛体化した起立部材61L,61Rを締結手段あるいは溶接手段で固定して前面を開放状態としたラジエータ支持枠61を構成する。
That is, as shown in FIG. 7, regarding the support structure of the
なおこの支持枠61の上部前方にエアクリーナ支持部62を構成する。支持枠61に支持されたラジエータ40の後部側にはファンシュラウド63を設ける。このファンシュラウド63は内側方を大きく円形に切り欠いて前記冷却ファン45の外周を覆うもので、外形形状は背面視矩形を呈して、少なくとも左右に壁部63L,63Rが形成される。そして、ファンシュラウド63の上部には、ボンネット36内周を前後に密閉状に仕切る仕切壁64を設けている。
An air
ところで、エンジンルーム35の前部の底部は前部プレート部60fと後部プレート部60rからなるベースプレート60を備える。このうち前部プレート部60fは、下方に形成した取付プレート65をアクスルブラケット39等の機体前部フレームに締結することで支持固定され、その上部にバッテリ57載置部、冷却水リザーブタンク66の支持フレーム67、ボンネット36の前下端部に係合又は解除可能なボンネットロック部68を設けている。なお、上記支持フレーム67は前部プレート部60fの右側に立設され、冷却水リザーブタンク66の背面に設けるガイド部をスライド案内できるレール部67aを形成しストッパ67b位置で該タンク66を停止保持する構成である。またバッテリ57はその載置部に公知のアーム手段57aで固定するものであるが、前部プレート部60fの後端には適宜高さの起立縁69を形成し、バッテリ57後端部を当接できてバッテリ57の位置決めと確実な固定を行うことができる。そして前部プレート部60fの後端側一側(図例では左側)に切欠き部70を形成し、バッテリ57接続用ハーネス71を配策している。さらに、ボンネットロック部68について、ボンネット36の前部下縁がベースプレート60の上面に当接する閉じ状態では図外ボンネット側ロックピンを開閉自在なロックプレート68aで上動を規制し解除レバー68bの引き操作によってロックプレート68aを開口させてロックピンの規制を解除する公知の構成である。
By the way, the front bottom portion of the
一方、後部プレート部60rは、前記ラジエータ支持枠61とサブ組み立てされ、機体前部フレームに締結固定される構成であり、後部プレート部60r側にも締結固定部を構成しても良い。なお、ラジエータ支持枠61には前記エアクリーナ支持部62の他、起立部材61L,61Rから前方突出状に設けるブラケット部材72L,72Rや載置面としての後部プレート部60rをもってオイルクーラ55、燃料クーラ56の支持部を構成している。そして、この後部プレート部60rは前記前部プレート部60fよりも低い状態に固定されている。つまり前後部を分割構成とすることにより、後部側のみを機体前部フレームに落とし込み状態とすることができ、ラジエータ40前部の冷却空間の容積を拡大し得て、オイルクーラ55や燃料クーラ45及びその周辺機器の配置に余裕を持たせることができ、組立の容易性を高める。
On the other hand, the
4 エンジン
33 エアクリーナ
35 エンジンルーム
36 ボンネット55
55 オイルクーラ
56 冷却水リザーブタンク
57 バッテリ
60 ベースプレート
60f 前部プレート部
60r 後部プレート部
66 冷却水リザーブタンク
68 ボンネットロック部
70 切欠き部
71 ハーネス
4
55 oil cooler 56 cooling
Claims (4)
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2021
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