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JP2023070343A - 加熱調理システムおよびアプリケーションプログラム - Google Patents

加熱調理システムおよびアプリケーションプログラム Download PDF

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JP2023070343A JP2021182451A JP2021182451A JP2023070343A JP 2023070343 A JP2023070343 A JP 2023070343A JP 2021182451 A JP2021182451 A JP 2021182451A JP 2021182451 A JP2021182451 A JP 2021182451A JP 2023070343 A JP2023070343 A JP 2023070343A
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Abstract

【課題】本明細書では、加熱調理器と端末装置が通信可能な加熱調理システムにおいて、端末装置から加熱調理器に送信する情報量を低減し、処理の迅速性を確保することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する加熱調理システムは、加熱調理器と、加熱調理器と通信可能な端末装置を備える。加熱調理器は、加熱対象物を加熱する加熱部と、加熱部の動作を制御する制御部を備えている。端末装置は、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報をユーザが入力可能に構成されている。端末装置は、加熱部による加熱の実行中、遠隔タイマ設定がオンの場合に、遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングが到来した時に、加熱部による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、加熱調理器に送信するように構成されている。制御部は、遠隔加熱終了指示を端末装置から受信した場合に、加熱部による加熱を終了するように構成されている。【選択図】図3

Description

本明細書は、加熱調理システムおよびアプリケーションプログラムに関する。
特許文献1の加熱調理システムは、加熱調理器と、前記加熱調理器と通信可能な端末装置を備えている。前記加熱調理器は、加熱対象物を加熱する加熱部と、前記加熱部の動作を制御する制御部を備えている。前記端末装置は、タイマ設定およびタイマ情報をユーザが入力可能に構成されている。前記端末装置は、前記タイマ設定および前記タイマ情報を前記加熱調理器に送信するように構成されている。前記制御部は、前記タイマ設定がオンの場合に、前記タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている。
特開2015-158344号公報
加熱調理器と端末装置が通信可能な加熱調理システムでは、処理の迅速性を確保すべく、端末装置から加熱調理器に送信する情報量を低減したい場合がある。特許文献1のような加熱調理システムでは、端末装置においてタイマ設定およびタイマ情報が入力された場合、端末装置はタイマ設定およびタイマ情報を加熱調理器に送信する。このような加熱調理システムでは、端末装置から加熱調理器に送信する情報量が比較的大きい。本明細書では、加熱調理器と端末装置が通信可能な加熱調理システムにおいて、端末装置から加熱調理器に送信する情報量を低減し、処理の迅速性を確保することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する加熱調理システムは、加熱調理器と、前記加熱調理器と通信可能な端末装置を備える。前記加熱調理器は、加熱対象物を加熱する加熱部と、前記加熱部の動作を制御する制御部を備えている。前記端末装置は、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報をユーザが入力可能に構成されている。前記端末装置は、前記加熱部による加熱の実行中、前記遠隔タイマ設定がオンの場合に、前記遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、前記加熱調理器に送信するように構成されている。前記制御部は、前記遠隔加熱終了指示を前記端末装置から受信した場合に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている。なお、本明細書では、「タイマ設定」、「遠隔タイマ設定」とは、タイマのオン・オフを示す設定を意味する。「タイマ情報」、「遠隔タイマ情報」とは、加熱部の停止タイミングを特定するための情報を意味する。例えば、「タイマ情報」とは、加熱部による加熱を終了するまでの時間(タイマ時間)や、加熱部による加熱を終了する時刻(タイマ時刻)を含む情報である。「遠隔タイマ情報」とは、加熱部による加熱を終了するまでの時間(遠隔タイマ時間)や、加熱部による加熱を終了する時刻(遠隔タイマ時刻)を含む情報である。
本明細書が開示するアプリケーションプログラムは、端末装置によって実行され、前記端末装置を、加熱調理器と通信可能であって、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報をユーザが入力可能に構成されており、加熱調理器の加熱部による加熱の実行中、前記遠隔タイマ設定がオンの場合に、前記遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、前記加熱調理器に送信するように構成されている端末装置として機能させる。
一般的に、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報の情報量よりも、遠隔加熱終了指示の情報量の方が小さい。上記の構成によれば、端末装置において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報が入力された場合、遠隔停止タイミングは端末装置によって特定される。このため、端末装置において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報が入力された場合、端末装置は遠隔加熱終了指示のみを加熱調理器に送信する。上記の構成によれば、加熱調理器と端末装置が通信可能な加熱調理システムにおいて、端末装置から加熱調理器に送信する情報量を低減し、処理の迅速性を確保することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記加熱調理器は、タイマ設定およびタイマ情報をユーザが入力可能に構成された入力部をさらに備えている。前記制御部は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合に、前記タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている。
上記の構成によれば、加熱調理器と端末装置が通信可能な加熱調理システムにおいて、端末装置で遠隔タイマ設定を入力することができるだけでなく、加熱調理器でタイマ設定を入力することもできる。上記の構成によれば、加熱調理システムの利便性を向上することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記制御部は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合には、前記遠隔加熱終了指示を前記端末装置から受信した時であっても、前記加熱部による加熱を終了せず、前記タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている。
加熱調理器を直接操作するユーザと端末装置を操作する別のユーザでは、加熱調理器を直接操作するユーザの方が、端末装置を操作するユーザよりも調理の進行状況を把握していると考えられる。このため、加熱調理器を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、端末装置を操作する別のユーザによって加熱部による加熱を終了するタイミングが早められると、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性がある。上記の構成によれば、加熱調理器側でタイマ設定がオンの場合には、加熱調理器は遠隔加熱終了指示を受信しても加熱部による加熱を終了しないように構成されている。このため、加熱調理器を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、端末装置を操作する別のユーザによって加熱部による加熱を終了するタイミングが早められることはない。上記の構成によれば、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性を低減することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記端末装置は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合には、前記遠隔タイマ設定がオンであって、前記遠隔停止タイミングが到来した時であっても、前記遠隔加熱終了指示を、前記加熱調理器に送信しないように構成されている。
加熱調理器を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、端末装置を操作する別のユーザによって加熱部による加熱を終了するタイミングが早められると、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性がある。上記の構成によれば、加熱調理器側でタイマ設定がオンの場合には、端末装置は遠隔加熱終了指示を加熱調理器に送信しないように構成されている。このため、加熱調理器を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、端末装置を操作する別のユーザによって加熱部による加熱を終了するタイミングが早められることはない。上記の構成によれば、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性を低減することができる。
実施例1および2に係る加熱調理システム1の構成を示すブロック図である。 実施例1および2に係る加熱調理システム1の、加熱調理器2の構成を示す斜視図である。 実施例1に係る加熱調理システム1において、携帯端末100が実行する処理のフローチャートである。 実施例1に係る加熱調理システム1において、加熱調理器2が実行する処理のフローチャートである。 実施例2に係る加熱調理システム1において、携帯端末100が実行する処理のフローチャートである。 実施例2に係る加熱調理システム1において、加熱調理器2が実行する処理のフローチャートである。
(実施例1)
(加熱調理システム1の構成)
図1に示すように、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、加熱調理器2と通信可能な携帯端末100を備える。加熱調理器2と携帯端末100は、加熱調理器2と携帯端末100の間でBluetooth(登録商標)方式に従ったBluetooth(以下では、「BT」と記載する。)接続が確立されると、BT通信を介して互いに通信可能となる。また、加熱調理器2と携帯端末100は、それぞれ、Wi-Fi(登録商標)方式に従ったWi-Fi通信を実行して、インターネット150に接続可能である。従って、加熱調理器2と携帯端末100は、インターネット150を介して、互いに通信可能である。加熱調理器2および携帯端末100は、各々が指示の送受信を行うことができる。
(加熱調理器2の構成)
図1に示すように、加熱調理器2は、BTI/F(インタフェースの略)70と、Wi-FiI/F72と、制御部80を備える。BTI/F70は、外部機器とのBT通信を実行するための無線I/Fである。加熱調理器2は、BTI/F70を介して、携帯端末100とBT通信を実行可能である。Wi-FiI/F72は、外部機器とのWi-Fi通信を実行するための無線I/Fである。加熱調理器2は、Wi-FiI/F72を介して、インターネット150に接続可能である。
制御部80は、ROM、RAM、EEPROM等によって構成されるメモリ82を備える。制御部80は、メモリ82に格納されているプログラム84に従って、加熱調理器2の動作を制御する。制御部80は、時間を計測するためのタイマ86をさらに備えている。
図2に示すように、加熱調理器2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。加熱調理器2は、前面4aがシステムキッチンの手前側に露出する本体4と、本体4の上部に配置されており、システムキッチンのカウンタトップに露出する天板6を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a、8b、8cと、それぞれの五徳8a、8b、8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a、8b、8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a、10b、10cと、それぞれのコンロバーナ10a、10b、10cに対応して設けられているコンロ温度センサ12a、12b、12cが設けられている。コンロ温度センサ12a、12b、12cは、五徳8a、8b、8cに支持される加熱対象物の存在を検出するとともに、加熱対象物の底の温度を検出する。なお、図1では、説明を分かり易くするために、コンロバーナ10b、10c、コンロ温度センサ12b、12cを省略している。
本体4は、本体4の内部に設けられて加熱対象物である食材等を収容するグリル庫20と、本体4の前面4aに配置されてグリル庫20を開閉するグリル扉22と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の右側に設けられたコンロ操作部24と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の左側に設けられたグリル操作部26を備えている。なお、グリル庫20の内部には、グリル庫20内に収容した加熱対象物を加熱するグリルバーナ10d(図1参照)と、グリル庫20内の温度を検出するグリル温度センサ12d(図1参照)が設けられている。
コンロ操作部24は、加熱調理器2の電源スイッチ40と、3つのコンロ火力操作部42a、42b、42cと、パネル操作部44を備える。コンロ火力操作部42a、42b、42cは、それぞれ、コンロバーナ10a、10b、10cの点火及び消火を行うとともに、コンロバーナ10a、10b、10cの火力の調整を行うための操作部である。
パネル操作部44は、コンロ表示部46と、コンロ設定操作部48a、48b、48cを備える。コンロ表示部46には、各コンロバーナ10a、10b、10cの動作状態やタイマ設定、タイマ時間などが表示される。コンロ設定操作部48a、48b、48cでは、それぞれ、コンロバーナ10a、10b、10cに対応する各種指示を設定することができる。パネル操作部44において、ユーザはコンロバーナ10a、10b、10cのタイマ設定およびタイマ時間を入力することができる。なお、パネル操作部44に入力されたタイマ設定およびタイマ時間は、メモリ82(図1参照)に記憶される。
グリル操作部26は、グリル火力操作部60と、パネル操作部62を備える。パネル操作部62は、グリル表示部64と、グリル設定操作部66を備える。グリル火力操作部60およびパネル操作部62は、グリルバーナ10d(図1参照)に対応する操作部である点を除いて、コンロ火力操作部42aおよびパネル操作部44と同様の機能を有する。
以下では、説明の便宜上、コンロバーナ10a、10b、10cと、グリルバーナ10dを総称して「加熱部10」とも呼ぶ。
(携帯端末100の構成)
図1に示す携帯端末100は、携帯電話、スマートフォン等の可搬型の端末装置である。携帯端末100は、タッチパネル102と、BTI/F106と、Wi-FiI/F108と、制御部110と、を備える。タッチパネル102は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。また、タッチパネル102では、ユーザのタッチ操作に応じて各種指示を携帯端末100に入力することができる。詳細は後述するが、ユーザは、タッチパネル102を介して、加熱部10の遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間を携帯端末100に入力することができる。BTI/F106は、外部機器とのBT通信を実行するための無線I/Fである。携帯端末100は、BTI/F106を介して、加熱調理器2とBT通信を実行可能である。Wi-FiI/F108は、加熱調理器2のWi-FiI/F72と同様である。制御部110は、携帯端末100の動作を制御する。制御部110は、ROM、RAM、EEPROM等によって構成されるメモリ112を備える。メモリ112は、携帯端末100に入力された加熱部10の遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間を記憶することができる。また、メモリ112には、調理器アプリ114が格納されている。調理器アプリ114は、インターネット150上のサーバ(図示省略)から携帯端末100にインストールされる。調理器アプリ114は、ユーザの操作によって起動される。調理器アプリ114は、加熱調理器2に関する各種情報の受信や、加熱調理器2への各種指示の送信を実行するためのアプリケーションである。制御部110は、時間を計測するためのタイマ116をさらに備えている。
(携帯端末100が実行する処理)
本実施例では、携帯端末100の制御部110は、携帯端末100の電源が投入され、調理器アプリ114が起動されると、図3の処理を開始する。
S11では、制御部110は、加熱調理器2に対して、加熱部10における加熱状況の送信を指示する加熱状況送信指示を送信する。なお、加熱調理器2の制御部80は、加熱状況送信指示を受信した場合、携帯端末100に対して加熱部10の加熱状況(例えば、加熱実行中など)を送信するように構成されている。そして、制御部110は、加熱調理器2から送信される加熱部10の加熱状況に基づいて、加熱部10が加熱実行中であるか否かを判断する。加熱部10が加熱実行中でない(消火されている)と判断される場合(NOの場合)、処理はS11を再度実行する。加熱部10が加熱実行中であると判断される場合(YESの場合)、処理はS12へ進む。
S12では、制御部110は、タッチパネル102において加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作があったか否かを判断する。加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作がなかったと判断される場合(NOの場合)、処理はS11に戻る。加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作があったと判断される場合(YESの場合)、処理はS14へ進む。
S14では、制御部110は、タイマ116において時間計測を開始する。S14の後、処理はS16へ進む。
S16では、制御部110は、タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達したか否かを判断する。タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS16を再度実行する。タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達したと判断される場合(YESの場合)、処理はS18へ進む。
S18では、制御部110は、加熱調理器2に対して、メモリ82に記憶されている加熱部10のタイマ設定の送信を指示するタイマ設定送信指示を送信する。なお、加熱調理器2の制御部80は、タイマ設定送信指示を受信した場合、携帯端末100に対して加熱部10のタイマ設定を送信するように構成されている。そして、制御部110は、加熱調理器2から送信される加熱部10のタイマ設定に基づいて、加熱調理器2において加熱部10のタイマ設定がオンになっているか否かを判断する。加熱調理器2において加熱部10のタイマ設定がオンになっていないと判断される場合(NOの場合)、処理はS20へ進む。加熱調理器2において加熱部10のタイマ設定がオンになっていると判断される場合(YESの場合)、処理はS22へ進む。
S20では、制御部110は、加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を加熱調理器2に送信する。S20の後、処理はS22へ進む。
S22では、制御部110は、メモリ112に記憶されている加熱部10の遠隔タイマ設定をオフにする。S22の後、処理はS11に戻る。
このように、携帯端末100の電源が投入され、調理器アプリ114が起動されている間、制御部110は、S11からS22の各処理を繰り返し実行している。なお、S14からS20の処理の実行中であっても、タッチパネル102において加熱部10の遠隔タイマ設定をオフにする操作がされると、処理はS11に戻る。
(加熱調理器2が実行する処理)
本実施例では、加熱調理器2の制御部80は、電源スイッチ40の操作によって加熱調理器2の電源が投入され、加熱部10の火力操作部(コンロ火力操作部42a、42b、42c、またはグリル火力操作部60)に点火操作がされると、図4の処理を開始する。
S112では、制御部80は、パネル操作部44またはパネル操作部62において、加熱部10のタイマ設定をオンにする操作があったか否かを判断する。加熱部10のタイマ設定をオンにする操作がなかったと判断される場合(NOの場合)、処理はS114へ進む。加熱部10のタイマ設定をオンにする操作があったと判断される場合(YESの場合)、処理はS116へ進む。
S114では、制御部80は、携帯端末100から加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信したか否かを判断する。加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信したと判断される場合(YESの場合)、処理はS120へ進む。加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS112へ戻る。
S116では、制御部80は、タイマ86において時間計測を開始する。S116の後、処理はS118へ進む。
S118では、制御部80は、タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達したか否かを判断する。タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS118を再度実行する。タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達したと判断される場合(YESの場合)、処理はS120へ進む。
S120では、制御部80は、加熱部10による加熱を終了する。S120の後、図4の処理は終了する。
なお、S116からS120の処理の実行中であっても、パネル操作部44またはパネル操作部62において加熱部10のタイマ設定をオフにする操作がされると、処理はS112に戻る。また、図4の処理の実行中であっても、加熱部10の火力操作部(コンロ火力操作部42a、42b、42c、またはグリル火力操作部60)に消火操作がされると、加熱調理器2の制御部80は、加熱部10による加熱を終了するとともに、図4の処理を終了する。
(対応関係)
実施例1では、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、加熱調理器2と通信可能な携帯端末100(端末装置の例)を備える。加熱調理器2は、加熱対象物を加熱する加熱部10と、加熱部10の動作を制御する制御部80を備えている。携帯端末100は、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間(遠隔タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されている。携帯端末100は、加熱部10による加熱の実行中、遠隔タイマ設定がオンの場合に、タイマ116における計測時間が遠隔タイマ時間に達したと判断されるタイミング(遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、加熱調理器2に送信するように構成されている。制御部80は、遠隔加熱終了指示を携帯端末100から受信した場合に、加熱部10による加熱を終了するように構成されている。
実施例1では、調理器アプリ114(アプリケーションプログラム)は、携帯端末100(端末装置の例)によって実行され、携帯端末100を、加熱調理器2と通信可能であって、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間(遠隔タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されており、加熱調理器2の加熱部10による加熱の実行中、遠隔タイマ設定がオンの場合に、タイマ116における計測時間が遠隔タイマ時間に達したと判断されるタイミング(遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、加熱調理器2に送信するように構成されている端末装置として機能させる。
一般的に、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間の情報量よりも、遠隔加熱終了指示の情報量の方が小さい。上記の構成によれば、携帯端末100において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間が入力された場合、遠隔停止タイミングは携帯端末100によって特定される。このため、携帯端末100において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間が入力された場合、携帯端末100は遠隔加熱終了指示のみを加熱調理器2に送信する。上記の構成によれば、加熱調理器2と携帯端末100が通信可能な加熱調理システム1において、携帯端末100から加熱調理器2に送信する情報量を低減し、処理の迅速性を確保することができる。
実施例1では、加熱調理器2は、タイマ設定およびタイマ時間(タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されたパネル操作部44およびパネル操作部62(入力部の例)をさらに備えている。制御部80は、加熱部10による加熱の実行中、タイマ設定がオンの場合に、タイマ86における計測時間がタイマ時間に達したと判断されるタイミング(タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように構成されている。
上記の構成によれば、加熱調理器2と携帯端末100が通信可能な加熱調理システム1において、携帯端末100で遠隔タイマ設定を入力することができるだけでなく、加熱調理器2でタイマ設定を入力することもできる。上記の構成によれば、加熱調理システム1の利便性を向上することができる。
実施例1では、携帯端末100は、加熱部10による加熱の実行中、タイマ設定がオンの場合には、遠隔タイマ設定がオンであって、タイマ86における計測時間がタイマ時間に達したと判断されるタイミングが到来した時であっても、遠隔加熱終了指示を、加熱調理器2に送信しないように構成されている。
加熱調理器2を直接操作するユーザと携帯端末100を操作する別のユーザでは、加熱調理器2を直接操作するユーザの方が、携帯端末100を操作するユーザよりも調理の進行状況を把握していると考えられる。このため、加熱調理器2を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、携帯端末100を操作する別のユーザによって加熱部10による加熱を終了するタイミングが早められると、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性がある。上記の構成によれば、加熱調理器2側でタイマ設定がオンの場合には、携帯端末100は遠隔加熱終了指示を加熱調理器2に送信しないように構成されている。このため、加熱調理器2を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、携帯端末100を操作する別のユーザによって加熱部10による加熱を終了するタイミングが早められることはない。上記の構成によれば、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性を低減することができる。
(実施例2)
本実施例に係る加熱調理システム1は、図1および図2に示す、実施例1に係る加熱調理システム1とほぼ同様の構成を備えている。
(携帯端末100が実行する処理)
本実施例では、携帯端末100の制御部110は、携帯端末100の電源が投入され、調理器アプリ114が起動されると、図3の処理の代わりに、図5の処理を開始する。
S51では、制御部110は、加熱調理器2に対して、加熱部10における加熱状況の送信を指示する加熱状況送信指示を送信する。なお、加熱調理器2の制御部80は、加熱状況送信指示を受信した場合、携帯端末100に対して加熱部10の加熱状況(例えば、加熱実行中など)を送信するように構成されている。そして、制御部110は、加熱調理器2から送信される加熱部10の加熱状況に基づいて、加熱部10が加熱実行中であるか否かを判断する。加熱部10が加熱実行中でない(消火されている)と判断される場合(NOの場合)、処理はS51を再度実行する。加熱部10が加熱実行中であると判断される場合(YESの場合)、処理はS52へ進む。
S52では、制御部110は、タッチパネル102において加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作があったか否かを判断する。加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作がなかったと判断される場合(NOの場合)、処理はS51に戻る。加熱部10の遠隔タイマ設定をオンにする操作があったと判断される場合(YESの場合)、処理はS54へ進む。
S54では、制御部110は、タイマ116において時間計測を開始する。S54の後、処理はS56へ進む。
S56では、制御部110は、タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達したか否かを判断する。タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS56を再度実行する。タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達したと判断される場合(YESの場合)、処理はS58へ進む。
S58では、制御部110は、加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を加熱調理器2に送信する。S58の後、処理はS60へ進む。
S60では、制御部110は、メモリ112に記憶されている加熱部10の遠隔タイマ設定をオフにする。S60の後、処理はS51に戻る。
このように、携帯端末100の電源が投入され、調理器アプリ114が起動されている間、制御部110は、S51からS60の各処理を繰り返し実行している。なお、S54からS58の処理の実行中であっても、タッチパネル102において加熱部10の遠隔タイマ設定をオフにする操作がされると、処理はS51に戻る。
(加熱調理器2が実行する処理)
本実施例では、加熱調理器2の制御部80は、電源スイッチ40の操作によって加熱調理器2の電源が投入され、加熱部10の火力操作部(コンロ火力操作部42a、42b、42c、またはグリル火力操作部60)に点火操作がされると、図4の処理の代わりに、図6の処理を実行する。
S152では、制御部80は、パネル操作部44またはパネル操作部62において、加熱部10のタイマ設定をオンにする操作があったか否かを判断する。加熱部10のタイマ設定をオンにする操作がなかったと判断される場合(NOの場合)、処理はS154へ進む。加熱部10のタイマ設定をオンにする操作があったと判断される場合(YESの場合)、処理はS156へ進む。
S154では、制御部80は、携帯端末100から加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信したか否かを判断する。加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信したと判断される場合(YESの場合)、処理はS160へ進む。加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS152へ戻る。
S156では、制御部80は、タイマ86において時間計測を開始する。S156の後、処理はS158へ進む。
S158では、制御部80は、タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達したか否かを判断する。タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達していないと判断される場合(NOの場合)、処理はS158を再度実行する。タイマ86における計測時間がメモリ82に記憶された加熱部10のタイマ時間に達したと判断される場合(YESの場合)、処理はS160へ進む。
S160では、制御部80は、加熱部10による加熱を終了する。S160の後、図6の処理は終了する。
なお、S156からS160の処理の実行中であっても、パネル操作部44またはパネル操作部62において加熱部10のタイマ設定をオフにする操作がされると、処理はS152に戻る。また、図6の処理の実行中であっても、加熱部10の火力操作部(コンロ火力操作部42a、42b、42c、またはグリル火力操作部60)に消火操作がされると、加熱調理器2の制御部80は、加熱部10による加熱を終了するとともに、図6の処理を終了する。
(対応関係)
実施例2では、加熱調理システム1は、加熱調理器2と、加熱調理器2と通信可能な携帯端末100(端末装置の例)を備える。加熱調理器2は、加熱対象物を加熱する加熱部10と、加熱部10の動作を制御する制御部80を備えている。携帯端末100は、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間(遠隔タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されている。携帯端末100は、加熱部10による加熱の実行中、遠隔タイマ設定がオンの場合に、タイマ116における計測時間が遠隔タイマ時間に達したと判断されるタイミング(遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、加熱調理器2に送信するように構成されている。制御部80は、遠隔加熱終了指示を携帯端末100から受信した場合に、加熱部10による加熱を終了するように構成されている。
実施例2では、調理器アプリ114(アプリケーションプログラム)は、携帯端末100(端末装置の例)によって実行され、携帯端末100を、加熱調理器2と通信可能であって、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間(遠隔タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されており、加熱調理器2の加熱部10による加熱の実行中、遠隔タイマ設定がオンの場合に、タイマ116における計測時間が遠隔タイマ時間に達したと判断されるタイミング(遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、加熱調理器2に送信するように構成されている端末装置として機能させる。
一般的に、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間の情報量よりも、遠隔加熱終了指示の情報量の方が小さい。上記の構成によれば、携帯端末100において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間が入力された場合、遠隔停止タイミングは携帯端末100によって特定される。このため、携帯端末100において遠隔タイマ設定および遠隔タイマ時間が入力された場合、携帯端末100は遠隔加熱終了指示のみを加熱調理器2に送信する。上記の構成によれば、加熱調理器2と携帯端末100が通信可能な加熱調理システム1において、携帯端末100から加熱調理器2に送信する情報量を低減し、処理の迅速性を確保することができる。
実施例2では、加熱調理器2は、タイマ設定およびタイマ時間(タイマ情報の例)をユーザが入力可能に構成されたパネル操作部44およびパネル操作部62(入力部の例)をさらに備えている。制御部80は、加熱部10による加熱の実行中、タイマ設定がオンの場合に、タイマ86における計測時間がタイマ時間に達したと判断されるタイミング(タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングの例)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように構成されている。
上記の構成によれば、加熱調理器2と携帯端末100が通信可能な加熱調理システム1において、携帯端末100で遠隔タイマ設定を入力することができるだけでなく、加熱調理器2でタイマ設定を入力することもできる。上記の構成によれば、加熱調理システム1の利便性を向上することができる。
実施例2では、制御部80は、加熱部10による加熱の実行中、タイマ設定がオンの場合には、遠隔加熱終了指示を携帯端末100から受信した時であっても、加熱部10による加熱を終了せず、タイマ86における計測時間がタイマ時間に達したと判断されるタイミング(または、現在時刻がタイマ時刻になったと判断されるタイミング)が到来した時に、加熱部10による加熱を終了するように構成されている。
加熱調理器2を直接操作するユーザと携帯端末100を操作する別のユーザでは、加熱調理器2を直接操作するユーザの方が、携帯端末100を操作するユーザよりも調理の進行状況を把握していると考えられる。このため、加熱調理器2を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、携帯端末100を操作する別のユーザによって加熱部10による加熱を終了するタイミングが早められると、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性がある。上記の構成によれば、加熱調理器2側でタイマ設定がオンの場合には、加熱調理器2は遠隔加熱終了指示を受信しても加熱部10による加熱を終了しないように構成されている。このため、加熱調理器2を直接操作するユーザによってタイマ設定がオンにされている場合に、携帯端末100を操作する別のユーザによって加熱部10による加熱を終了するタイミングが早められることはない。上記の構成によれば、加熱対象物の加熱不足による調理の失敗を招く可能性を低減することができる。
(変形例)
上記の実施例1および2では、加熱調理器2がガス燃焼式のビルトインコンロである構成について説明した。別の実施例では、加熱調理器2はIH式のビルトインコンロであってもよい。また、加熱調理器2は、レンジ、オーブン等の、ビルトインコンロ以外の加熱調理器であってもよい。
上記の実施例1および2では、加熱調理システム1が、加熱調理器2とBT接続を確立可能な1つの携帯端末100を備える構成について説明した。別の実施例では、加熱調理システム1は、加熱調理器2とBT接続を確立可能な複数の携帯端末(例えば、家族のそれぞれが所持する携帯端末等)を備えていてもよい。この場合、各携帯端末は、上記の実施例の携帯端末100と同様に構成されていてもよい。
上記の実施例1および2では、加熱調理器2と携帯端末100がBT接続を介して互いに通信可能である構成について説明した。別の実施例では、加熱調理器2と携帯端末100はBT方式とは異なる通信方式に従った近距離無線接続を介して互いに通信可能であってもよい。例えば、BT方式とは異なる通信方式は、Zigbee(登録商標)方式であってもよい。
上記の実施例1および2では、加熱調理器2のパネル操作部44およびパネル操作部62がタイマ情報としてタイマ時間を入力可能に構成されており、制御部80が、タイマ設定がオンの場合に、タイマ86における計測時間がタイマ時間に達したと判断されるタイミングで、加熱部10による加熱を終了するような構成について説明した。別の実施例では、加熱調理器2のパネル操作部44およびパネル操作部62はタイマ情報としてタイマ時間の代わりにタイマ時刻を入力可能に構成されていてもよい。この場合、制御部80は、現在時刻を取得可能に構成されていてもよい。制御部80は、タイマ設定がオンの場合に、現在時刻がタイマ時刻になったと判断されるタイミングで、加熱部10による加熱を終了するように構成されていてもよい。
上記の実施例1および2では、携帯端末100が遠隔タイマ情報として遠隔タイマ時間を入力可能に構成されており、制御部110が、遠隔タイマ設定がオンの場合に、タイマ116における計測時間が遠隔タイマ時間に達したと判断されるタイミングで、遠隔加熱終了指示を加熱調理器2に送信する構成について説明した。別の実施例では、携帯端末100は遠隔タイマ情報として遠隔タイマ時間の代わりに遠隔タイマ時刻を入力可能に構成されていてもよい。この場合、制御部110は、現在時刻を取得可能に構成されていてもよい。制御部110は、遠隔タイマ設定がオンの場合に、現在時刻が遠隔タイマ時刻になったと判断されるタイミングで、遠隔加熱終了指示を加熱調理器2に送信するように構成されていてもよい。
上記の実施例1では、制御部110が、タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達した後(図3のS16においてYESと判断した後)、S18において、加熱調理器2に対してタイマ設定送信指示を送信する構成について説明した。別の実施例では、制御部110は、タイマ116における計測時間がメモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間に達する前に、加熱調理器2に対してタイマ設定送信指示を送信してもよい。例えば、制御部110は、タイマ116における計測時間が、メモリ112に記憶された加熱部10の遠隔タイマ時間よりも所定時間だけ短い時間に達した際に、加熱調理器2に対してタイマ設定送信指示を送信してもよい。
上記の実施例1では、加熱調理器2が、携帯端末100からタイマ設定送信指示を受信することに応じて、携帯端末100に対してタイマ設定を送信する構成について説明した。別の実施例では、加熱調理器2は、所定周期ごとに携帯端末100に対してタイマ設定を送信してもよい。この場合、加熱調理器2から携帯端末100に送信されたタイマ設定はメモリ112に記憶されてもよい。図3のS18において、制御部110は、メモリ112に記憶されている最新のタイマ設定がオンになっているか否かを判断してもよい。
上記の実施例2では、制御部80が、加熱調理器2において加熱部10のタイマ設定がオンの場合には、遠隔加熱終了指示を携帯端末100から受信した時であっても加熱部10による加熱を終了せず、タイマ86における計測時間が加熱部10のタイマ時間に達した時にのみ加熱部10による加熱を終了する構成について説明した。別の実施例では、制御部80は、加熱調理器2において加熱部10のタイマ設定がオンになっている場合に、タイマ86における計測時間が加熱部10のタイマ時間に達した時だけでなく、携帯端末100から加熱部10に対する遠隔加熱終了指示を受信した時も、加熱部10による加熱を終了するように構成されていてもよい。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :加熱調理システム
2 :加熱調理器
4 :本体
4a :前面
6 :天板
8a、8b、8c :五徳
10 :加熱部(コンロバーナ、グリルバーナ)
12a、12b、12c :コンロ温度センサ
12d :グリル温度センサ
20 :グリル庫
22 :グリル扉
24 :コンロ操作部
26 :グリル操作部
40 :電源スイッチ
42a、42b、42c :コンロ火力操作部
44 :パネル操作部
46 :コンロ表示部
48a、48b、48c :コンロ設定操作部
60 :グリル火力操作部
62 :パネル操作部
80 :制御部
82 :メモリ
84 :プログラム
86 :タイマ
100 :携帯端末
102 :タッチパネル
110 :制御部
112 :メモリ
114 :調理器アプリ
116 :タイマ
150 :インターネット

Claims (5)

  1. 加熱調理器と、前記加熱調理器と通信可能な端末装置を備える加熱調理システムであって、
    前記加熱調理器は、
    加熱対象物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の動作を制御する制御部を備えており、
    前記端末装置は、遠隔タイマ設定および遠隔タイマ情報をユーザが入力可能に構成されており、
    前記端末装置は、前記加熱部による加熱の実行中、前記遠隔タイマ設定がオンの場合に、前記遠隔タイマ情報に基づいて特定される遠隔停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように指示する遠隔加熱終了指示を、前記加熱調理器に送信するように構成されており、
    前記制御部は、前記遠隔加熱終了指示を前記端末装置から受信した場合に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている、加熱調理システム。
  2. 前記加熱調理器は、タイマ設定およびタイマ情報をユーザが入力可能に構成された入力部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合に、前記タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている、請求項1の加熱調理システム。
  3. 前記制御部は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合には、前記遠隔加熱終了指示を前記端末装置から受信した時であっても、前記加熱部による加熱を終了せず、前記タイマ情報に基づいて特定される停止タイミングが到来した時に、前記加熱部による加熱を終了するように構成されている、請求項2の加熱調理システム。
  4. 前記端末装置は、前記加熱部による加熱の実行中、前記タイマ設定がオンの場合には、前記遠隔タイマ設定がオンであって、前記遠隔停止タイミングが到来した時であっても、前記遠隔加熱終了指示を、前記加熱調理器に送信しないように構成されている、請求項2の加熱調理システム。
  5. 端末装置によって実行され、前記端末装置を請求項1から4の何れか一項に記載の端末装置として機能させる、アプリケーションプログラム。
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