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JP2023064396A - 格納装置 - Google Patents

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JP2023064396A
JP2023064396A JP2021174657A JP2021174657A JP2023064396A JP 2023064396 A JP2023064396 A JP 2023064396A JP 2021174657 A JP2021174657 A JP 2021174657A JP 2021174657 A JP2021174657 A JP 2021174657A JP 2023064396 A JP2023064396 A JP 2023064396A
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JP2021174657A
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English (en)
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すすむ ▲高▼橋
Susumu Takahashi
隼人 田中
Hayato Tanaka
祐亮 串間
Yusuke Kushima
啓太 隅田
Keita Sumida
優樹 飛田
Yuki Hida
理 吉井
Osamu Yoshii
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Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】コンテナを格納するためのスペースを水平方向において省スペース化することができる格納装置を提供する。【解決手段】格納装置10は、下方に延びるアウトリガー26を有するスワップボディコンテナ23を格納する。格納装置10は、スワップボディコンテナ23を搭載した輸送車両20が乗り入れ可能であって、スワップボディコンテナ23が格納される空間S1と、空間S1の上方でスワップボディコンテナ23が支持された状態で格納される空間S2と、空間S1と空間S2との間でスワップボディコンテナ23を昇降させる昇降装置13と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、格納装置に関するものである。
積み荷を運搬する輸送車両として、乗務員が搭乗する搭乗部と、搭乗部の下部から後方に延びるシャーシ上に搭載され積み荷が積載されるコンテナと、を備え、コンテナがシャーシから分離可能なものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、車体の荷室部分が、シャーシに対して脱着自在に架装されるスワップボディで成る輸送車両が記載されている。
このようなシャーシから分離可能なコンテナとして、コンテナの下面から下方に延びる脚部(以下、「アウトリガー」と称する。)を備え、アウトリガーが地面に立設することで自立可能なコンテナ(以下、「スワップボディコンテナ」と称する)が知られている。このようなスワップボディコンテナは、輸送車両から分離されると、アウトリガーによって地面とコンテナ本体部との間に輸送車両のシャーシが入り込める空間を形成しつつ、地面に自立する。
特開2002-200989号公報
多数のスワップボディコンテナを倉庫や格納スペースに格納する場合、各スワップボディコンテナを地面に自立させるため、多大なスペースを要することとなる。このため、スワップボディコンテナの格納スペースを省スペース化することが望まれている。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コンテナを格納するためのスペースを水平方向において省スペース化することができる格納装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の格納装置は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る下方に延びる脚部を有するコンテナを格納する格納装置であって、前記コンテナを搭載した輸送車両が乗り入れ可能であって、前記コンテナが格納される第1格納部と、前記第1格納部の上方で前記コンテナが支持された状態で格納される第2格納部と、前記第1格納部と前記第2格納部との間で前記コンテナを昇降させる昇降装置と、を備える。
本開示によれば、コンテナを格納するためのスペースを水平方向において省スペース化することができる。
本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係る輸送車に設けられたスワップボディコンテナを示す下面図である。 本開示の第1実施形態に係る格納装置に設けられた昇降フレームを示す平面図である。 図3のIV-IV矢視断面図であって、本開示の第1実施形態に係るスワップボディコンテナ及び昇降フレームを示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るスワップボディコンテナ及び昇降フレームを示す側面図である。 本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に1台目のスワップボディコンテナを自立させた状態を示している。 本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図であって1台目のスワップボディコンテナを上昇させて第2格納部に格納した状態を示している。 本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを搭載した輸送車両が乗り入れている状態を示している。 本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを格納している途中の状態を示している。 本開示の第1実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを自立させて格納した状態を示している。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図である。 本開示の第2実施形態に係るスワップボディコンテナ及び昇降フレームを示す正面図である。 本開示の第2実施形態に係る輸送車両及び昇降フレームを示す正面図である。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に1台目のスワップボディコンテナを自立させた状態を示している。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図であって1台目のスワップボディコンテナを上昇させて第2格納部に格納した状態を示している。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを搭載した輸送車両が乗り入れている状態を示している。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを格納している途中の状態を示している。 本開示の第2実施形態に係る格納装置を示す側面図であって第1格納部に2台目のスワップボディコンテナを自立させて格納した状態を示している。
以下に、本開示に係る格納装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明において、前後方向とは、輸送車両20の前後方向を意味し、左右方向は、輸送車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。また、左右方向は、輸送車両20の幅方向でもあるので、車幅方向と称する場合もある。
〔第1実施形態〕
以下、本開示の第1実施形態について、図1から図10を用いて説明する。
本実施形態に係る格納装置10は、図1及び図10等に示すように、輸送車両20(例えば、トラック)に搭載されたスワップボディコンテナ23を複数(本実施形態では2台)格納する装置である。
まず、輸送車両20について説明する。
本実施形態に係る輸送車両20は、図1に示すように、乗務員が搭乗するキャブ21と、キャブ21の下部から車両後方へ延びるシャーシ22と、シャーシ22上に固定されるスワップボディコンテナ23と、を備えている。
スワップボディコンテナ23は、略直方体形状の箱状の部材である。スワップボディコンテナ23の内部には、積載物が積載される空間が形成されている。
スワップボディコンテナ23の下面には、図2に示すように、長手方向(車両前後方向)に沿って延在する一対のステアリングトンネル(荷重部)24が固定されている。一対のステアリングトンネル24は、平面視でスワップボディコンテナ23の中心軸線を挟んで左右方向に所定の間隔離間するように配置されている。ステアリングトンネル24の長手方向の長さは、スワップボディコンテナ23の長手方向の長さと略同一とされている。
各ステアリングトンネル24は、図4に示すように、長手方向と直交する面で切断した際の断面形状が、略C字状の部材である。詳細には、各ステアリングトンネル24は、上面がスワップボディコンテナ23の下面に固定される板状の固定板部24aと、固定板部24aの車幅方向の内側の端部から略直角に曲折して下方に延びる板状の鉛直板部24bと、鉛直板部24bの下端から略直角に曲折して車幅方向の外側方向へ延びる水平板部24cと、を一体的に有している。
ステアリングトンネル24は、スワップボディコンテナ23が輸送車両20に搭載されている状態において、水平板部24cがシャーシ22の上面に載置されており、スワップボディコンテナ23の荷重の大部分を支持している。また、鉛直板部24bの車幅方向の内側の面は、シャーシ22に設けられた長手方向に並んで配置される複数のローラ(図示省略)と当接している。各ローラは、上下方向に延びる中心軸線を中心として回転する。このローラが回転することで、スワップボディコンテナ23を輸送車両20に搭載する際や、スワップボディコンテナ23を輸送車両20から降ろす際に、シャーシ22に対するスワップボディコンテナ23の長手方向の移動を円滑にする。
また、ステアリングトンネル24は、スワップボディコンテナ23が後述する昇降装置13で昇降されている状態、及び、スワップボディコンテナ23が空間S2に格納されている状態において、水平板部24cが昇降装置13の昇降フレーム14(詳細には、長手方向フレーム14a)の上面に載置されている(図4参照)。
また、スワップボディコンテナ23の下面には、図2に示すように、ステアリングトンネル24と直交するように延在する複数(本実施形態では一例として3本)のクロスメンバ25が設けられている。複数のクロスメンバ25は、車両前後方向に所定の間隔で並んで配置されている。詳細には、クロスメンバ25は、スワップボディコンテナ23及びステアリングトンネル24の車両前後方向の両端部と中央部に配置されている。クロスメンバ25の車幅方向の両端部には、後述するアウトリガー(脚部)26が設けられている。クロスメンバ25は、ステアリングトンネル24に支持されている。
また、スワップボディコンテナ23の下面には、図2に示すように、複数の(本実施形態では一例として4つ)の下隅金具27が設けられている。
アウトリガー26は、上述のように、各クロスメンバ25の両端に設けられている。すなわち、本実施形態では、アウトリガー26は、6本設けられている。アウトリガー26は、図5等に示すように、棒状の部材である。また、アウトリガー26は、ステアリングトンネル24やスワップボディコンテナ23と平行である収納姿勢(図4参照)と、鉛直下方に延びる自立姿勢(図5参照)とに変更可能とされている。収納姿勢と自立姿勢との間の変更は、手動で行うことができる。
次に、格納装置10について説明する。
格納装置10は、図1に示すように、輸送車両20が乗り入れ可能な乗入部(第1格納部)11と、乗入部11の上面に立設される枠部(第2格納部)12と、スワップボディコンテナ23を昇降する昇降装置13と、を備えている。
乗入部11は、上面の大部分が平坦に形成されており、この平坦な上面を輸送車両20が走行可能とされている。また、乗入部11の上面には、後述する昇降装置13の昇降フレーム14が収容される凹部11aが形成されている。凹部11aの深さは、昇降フレーム14の上下方向の長さ(高さ)と略同一とされている。すなわち、凹部11aに昇降フレーム14が収容されている状態において、乗入部11の上面と昇降フレーム14の上面とは略面一とされている。このように構成することで、凹部11aに昇降フレーム14が収容されている状態(すなわち、1台目のスワップボディコンテナ23を搭載した輸送車両20が進入する際)において、乗入部11の上面を輸送車両20が走行し易くすることができる。
枠部12は、乗入部11の上面に立設する複数の柱部12aと、隣接する柱部12aの上端同士を接続する複数の梁部12bとを有している。複数の柱部12aは、図3に示すように、車幅方向に所定の間隔で並ぶ2本を1セットとし、車両前後方向(スワップボディコンテナ23の長手方向)に所定の間隔で複数セット並んで配置されている。なお、図1等では図示の関係上、車両前後方向の両端部に配置される柱部12aのみを図示している。
複数の梁部12bは、図3に示すように、前端部に配置される柱部12a同士、後端部に配置される柱部12a同士を接続している。また、前後方向に並ぶ柱部12a同士を接続している。
本実施形態では、枠部12に囲まれた空間S1及び枠部12に囲まれた乗入部11の上面が第1格納部に含まれている。
昇降装置13は、図1に示すように、昇降フレーム(支持部)14と、昇降フレーム14を吊り上げる駆動源となる巻上装置15(例えば、ウインチ)と、昇降フレーム14に接続され巻上装置15によって巻き上げられるチェーン16と、チェーン16の延在方向を変更する滑車17と、を備えている。巻上装置15は、枠部12の上面に設けられている。巻上装置15と昇降フレーム14とは4本のチェーン16で接続されている。チェーン16は、各々、後述する昇降フレーム14の2本の短手方向フレーム14bの各端部に固定されている。
本実施形態では、枠部12に固定された状態の昇降フレーム14の上方の空間S2が第2格納部に含まれている。
昇降フレーム14は、図3に示すように、スワップボディコンテナ23の長手方向に沿って延在する複数(本実施形態では一例として2本)長手方向フレーム14aと、スワップボディコンテナ23の短手方向に沿って延在する複数(本実施形態では一例として2本)の短手方向フレーム14bと、2本の長手方向フレーム14aの各端部同士を接続する接続フレーム14cと、を有している。昇降フレーム14は、乗入部11の上面に形成された凹部11a(図1参照)に収容されている。
2本の長手方向フレーム14aは、短手方向(左右方向)に所定の間隔離間するように配置されている。長手方向フレーム14aは、長手方向フレーム14aの長手方向の長さは、スワップボディコンテナ23の長手方向の長さよりも長い。また、図3及び図5に示すように、長手方向フレーム14aの長手方向の両端部の上面には、長手方向規制部(規制部)18が設けられている。長手方向規制部18は、長手方向フレーム14aの上面から上方に突出するように設けられている。各長手方向規制部18は、スワップボディコンテナ23の長手方向の端面に当接又は近接している。長手方向規制部18は、スワップボディコンテナ23と当接することで、スワップボディコンテナ23の長手方向の移動を規制している。スワップボディコンテナ23側の面が上方に向かうほどスワップボディコンテナ23から離れるように傾斜している。このように構成することで、長手方向規制部18やスワップボディコンテナ23の寸法誤差を吸収することができる。
スワップボディコンテナ23が後述する昇降装置13で昇降されている状態、及び、スワップボディコンテナ23が空間S2に格納されている状態において、各長手方向フレーム14aの上面には、ステアリングトンネル24が載置される。すなわち、長手方向フレーム14aは、下方からステアリングトンネル24を支持している。
2本の短手方向フレーム14bは、長手方向に所定の間隔離間するように配置されている。2本の短手方向フレーム14bは、長手方向フレーム14aと交差している。短手方向フレーム14bの短手方向の長さは、スワップボディコンテナ23の短手方向の長さよりも長い。また、図3及び図4に示すように、短手方向フレーム14bの短手方向の略中央部の上面には、複数の短手方向規制部(規制部)19が設けられている。短手方向規制部19は、短手方向フレーム14bの上面から上方に突出するように設けられている。各短手方向規制部19は、一対のステアリングトンネル24の間に設けられている。短手方向規制部19は、鉛直板部24bの車幅方向の中心側の面に当接又は近接している。短手方向規制部19は、ステアリングトンネル24と当接することで、スワップボディコンテナ23の短手方向の移動を規制している。短手方向規制部19は、図4に示すように、ステアリングトンネル24側の面が上方に向かうほどステアリングトンネル24から離れるように傾斜している。このように構成することで、短手方向規制部19やステアリングトンネル24の寸法誤差を吸収することができる。
各短手方向フレーム14bの端部には、各々、チェーン16が接続される。このチェーン16を巻上装置15が巻き上げることで、昇降フレーム14を吊り上げることができる。
昇降フレーム14は、平面視において、スワップボディコンテナ23に設けられるアウトリガー26と重複しない位置に配置されている。
次に、本実施形態に係る格納装置10にスワップボディコンテナ23を格納する方法について、図1及び図6から図10を用いて説明する。以下の説明では、1台目のスワップボディコンテナ23をスワップボディコンテナ23Aと称し、2台目のスワップボディコンテナ23をスワップボディコンテナ23Bと称する。
まず、図1に示すように、スワップボディコンテナ23Aを搭載した輸送車両20を乗入部11に乗入れる。そして、スワップボディコンテナ23Aに設けられたアウトリガー26を、収納姿勢から自立姿勢に手動で変更する。そして、アウトリガー26によって、スワップボディコンテナ23Aを乗入部11の上面に自立させる。このとき、短手方向フレーム14bの端部にはチェーン16が接続されている。
次に、図6に示すように、自立した状態のスワップボディコンテナ23Aを乗入部11(空間S1)に残してスワップボディコンテナ23Aを取り外した輸送車両20を前進させ、乗入部11から退出させる。
次に、図7に示すように、スワップボディコンテナ23Aを昇降装置13によって吊上げる。このとき、図4に示すように、昇降フレーム14の長手方向フレーム14aの上面にステアリングトンネル24の水平板部24cが載った状態で吊上げられる。また、アウトリガー26は、自立姿勢のまま吊上げられる。
昇降フレーム14が梁部12bの高さと同じ高さ程度となるまで吊り上げると、巻上装置15を停止し、昇降フレーム14と枠部12とを固定する。このようにして、スワップボディコンテナ23Aを空間S1から空間S2へ移動させる。空間S2に移動されたスワップボディコンテナ23Aは、空間S2に格納された状態となる。
スワップボディコンテナ23Aを空間S2へ移動させたことで、空間S1にはスワップボディコンテナ23が格納されていない状態となると、次に、図8及び図9に示すように、スワップボディコンテナ23Bを搭載した輸送車両20を乗入部11に乗入れる。そして、スワップボディコンテナ23Bに設けられたアウトリガー26を、収納姿勢から自立姿勢に手動で変更する。そして、アウトリガー26によって、スワップボディコンテナ23Bを自立させる。
次に、図10に示すように、自立した状態のスワップボディコンテナ23Bを乗入部11(空間S1)に残してスワップボディコンテナ23Bを取り外した輸送車両20を前進させ、乗入部11から退出させる。これにより、スワップボディコンテナ23Bは、空間S1に格納された状態となる。
このように、上下方向に並んだ空間S1及び空間S2の両方にスワップボディコンテナ23を格納することができる。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、上下方向に並んだ空間S1及び空間S2の両方にスワップボディコンテナ23を格納することができるので、スワップボディコンテナ23を水平方向に並べて格納する場合と比較して、スワップボディコンテナ23を格納するために要する面積を小さくすることができる。すなわち、スワップボディコンテナ23を格納するためのスペースを水平方向において省スペース化することができる。したがって、同一の格納スペースに格納する場合、スワップボディコンテナ23を水平方向に並べて格納する場合と比較して、スワップボディコンテナ23の格納台数を増大することができる。
また、空間S2に格納されるスワップボディコンテナ23は、昇降フレーム14を介して枠部12に支持されている。すなわち、枠部12及び昇降フレーム14は、空間S1の上方でスワップボディコンテナ23を支持しているので、空間S2に格納されたスワップボディコンテナ23の荷重が空間S1に格納されたスワップボディコンテナ23に作用しない。一般的に、スワップボディコンテナ23は、軽量化の目的から比較的剛性が低く形成されている。このため、スワップボディコンテナ23の上に直接スワップボディコンテナ23を積載することはできないが、このような比較的剛性の低いスワップボディコンテナ23であっても、昇降フレーム14及び枠部12が空間S2に格納されたスワップボディコンテナ23を支持しているので、上下方向に2つのスワップボディコンテナ23を格納することができる。
ステアリングトンネル24は、輸送車両20にスワップボディコンテナ23を搭載している状態において、輸送車のシャーシ状に載置されており、スワップボディコンテナ23の大部分の荷重を支えている。このため、ステアリングトンネル24は、スワップボディコンテナ23の下面の他の部分よりも剛性が高い。本実施形態では、昇降装置13の昇降フレーム14がステアリングトンネル24を下方から支持しているので、空間S1から空間S2へ移動させる際にも剛性の高いステアリングトンネル24で下方からスワップボディコンテナ23を支持することとなる。したがって、昇降装置13でスワップボディコンテナ23を移動させている際に、スワップボディコンテナ23の姿勢を安定させることができる。また、昇降装置13でスワップボディコンテナ23を移動させている際に、比較的剛性の低い部分に荷重が作用しないので、スワップボディコンテナ23を損傷し難くすることができる。
また、本実施形態では、昇降フレーム14とアウトリガー26とが重複しないように配置されているので、アウトリガー26を自立姿勢とする際にアウトリガー26と昇降フレーム14とが干渉し難い。これにより、空間S1にスワップボディコンテナ23を降ろす際にアウトリガー26を容易に自立姿勢とすることができる。したがって、作業者の負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、昇降装置13がスワップボディコンテナ23の水平方向の移動を規制する長手方向規制部18及び短手方向規制部19を有している。これにより、スワップボディコンテナ23を昇降させる際に、スワップボディコンテナ23の水平方向の移動を長手方向規制部18及び短手方向規制部19が規制する。したがって、昇降時にスワップボディコンテナ23の姿勢を安定させることができる。また、格納時においてもスワップボディコンテナ23の姿勢を安定させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る格納装置30について説明する。
本実施形態に係る格納装置30は、昇降フレーム14の代わりにパレット34を備えている点で、上記第1実施形態と異なっている。その他の点は第1実施形態と略同様であるので、同様の構成については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る格納装置30は、図11に示すように、矩形板状のパレット34を備えている。パレット34は、乗入部11の上面に形成された凹部11aに収容されている。
パレット34は、図12及び図13に示すように、薄板状の部材であって、左右方向の両端部の上面に縁石34aが設けられている。縁石34aを設けることで、輸送車両20の車幅方向の停止位置を規制することができる。
また、スワップボディコンテナ23が昇降装置13で昇降されている状態、及び、スワップボディコンテナ23が空間S2に格納されている状態において、パレット34の上面には、アウトリガー26が立設している(図12等参照)。すなわち、パレット34は、下方からアウトリガー26を支持している。
パレット34の左右方向の端部には、チェーン16が接続される。このチェーン16を巻上装置15が巻き上げることで、パレット34を吊り上げることができる。
次に、本実施形態に係る格納装置30にスワップボディコンテナ23を格納する方法について、図11及び図14から図18を用いて説明する。以下の説明では、1台目のスワップボディコンテナ23をスワップボディコンテナ23Aと称し、2台目のスワップボディコンテナ23をスワップボディコンテナ23Bと称する。
まず、図11に示すように、スワップボディコンテナ23Aを搭載した輸送車両20を乗入部11に乗入れる。そして、スワップボディコンテナ23Aに設けられたアウトリガー26を、収納姿勢から自立姿勢に手動で変更する。そして、アウトリガー26によって、スワップボディコンテナ23Aをパレット34の上面に自立させる。このとき、パレット34にはチェーン16が接続されている。
次に、図14に示すように、自立した状態のスワップボディコンテナ23Aを乗入部11(空間S1)に残してスワップボディコンテナ23Aを取り外した輸送車両20を前進させ、乗入部11から退出させる。
次に、図15に示すように、スワップボディコンテナ23Aを昇降装置13によって吊上げる。このとき、図12に示すように、パレット34の上面にアウトリガー26が立設した状態で吊上げられる。パレット34が梁部12bの高さと同じ高さ程度となるまで吊り上げると、巻上装置15を停止し、パレット34と枠部12とを固定する。このようにして、スワップボディコンテナ23Aを空間S1から空間S2(枠部12に固定された状態のパレット34の上方の空間)へ移動させる。空間S2に移動されたスワップボディコンテナ23Aは、空間S2に格納された状態となる。
スワップボディコンテナ23Aを空間S2へ移動させたことで、空間S1にはスワップボディコンテナ23が格納されていない状態となると、次に、図16及び図17に示すように、スワップボディコンテナ23Bを搭載した輸送車両20を乗入部11に乗入れる。そして、スワップボディコンテナ23Bに設けられたアウトリガー26を、収納姿勢から自立姿勢に手動で変更する。そして、アウトリガー26によって、スワップボディコンテナ23Bを自立させる。
次に、図18に示すように、自立した状態のスワップボディコンテナ23Bを乗入部11(空間S1)に残してスワップボディコンテナ23Bを取り外した輸送車両20を前進させ、乗入部11から退出させる。これにより、スワップボディコンテナ23Bは、空間S1に格納された状態となる。
このように、上下方向に並んだ空間S1及び空間S2の両方にスワップボディコンテナ23を格納することができる。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。特に、アウトリガー26は、スワップボディコンテナ23を自立させることができることから、ステアリングトンネル24と同様に、他の部分よりも比較的剛性が高い。このため、上記第1実施形態と同様に、昇降装置13でスワップボディコンテナ23を移動させている際に、スワップボディコンテナ23の姿勢を安定させることができる。また、昇降装置13でスワップボディコンテナ23を移動させている際に、比較的剛性の低い部分に荷重が作用しないので、スワップボディコンテナ23を損傷し難くすることができる。
なお、本開示は、上記各実施形態に係る開示に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
例えば、上記第1実施形態では、昇降フレーム14がステアリングトンネル24を下方から支持した状態で、スワップボディコンテナ23を吊り上げる例について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、昇降フレーム14が下隅金具27を下方から支持した状態でスワップボディコンテナ23を吊り上げてもよい。
また、上記各実施形態では、上下方向に格納部を2つ並べて、2台のスワップボディコンテナ23を格納する格納装置について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、格納装置は、上下方向に3段以上格納部を並べ、スワップボディコンテナ23を3台以上格納してもよい。
また、上記各実施形態では、チェーン16を介して昇降フレーム14やパレット34を昇降させる例について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、チェーン16の代わりにロープを用いてもよい。
以上説明した実施形態に記載の格納装置は、例えば以下のように把握される。
本開示の一態様に係る格納装置は、下方に延びる脚部(26)を有するコンテナ(23)を格納する格納装置(10)であって、前記コンテナを搭載した輸送車両(20)が乗り入れ可能であって、前記コンテナが格納される第1格納部(11,S1)と、前記第1格納部の上方で前記コンテナが支持された状態で格納される第2格納部(12,S2)と、前記第1格納部と前記第2格納部との間で前記コンテナを昇降させる昇降装置(13)と、を備える。
上記構成では、第1格納部に乗り入れた輸送車からコンテナを第1格納部に降ろし、第1格納部に降ろされたコンテナを昇降装置によって第2格納部へ移動させることができる。第2格納部へ移動されたコンテナは、第2格納部に格納された状態となる。コンテナを第1格納部から第2格納部へ移動させたことで、第1格納部にはコンテナが格納されていない状態となるので、第1格納部に新たに乗り入れた輸送車から第2格納部に格納されたコンテナとは別のコンテナを降ろし第1格納部にコンテナを格納することができる。このように、上下方向に並んだ第1格納部及び第2格納部の両方にコンテナを格納することができるので、コンテナを水平方向に並べて格納する場合と比較して、コンテナを格納するために要する面積を小さくすることができる。すなわち、コンテナを格納するためのスペースを水平方向において省スペース化することができる。したがって、同一の格納スペースに格納する場合、コンテナを水平方向に並べて格納する場合と比較して、コンテナの格納台数を増大することができる。
また、第2格納部は第1格納部の上方でコンテナを支持しているので、第2格納部に格納されたコンテナの荷重が第1格納部に格納されたコンテナに作用しない。これにより、コンテナ上に別のコンテナを積載することができないような比較的剛性の低いコンテナであっても、第1格納部及び第2格納部に格納することができる。
また、本開示の一態様に係る格納装置は、前記昇降装置は、前記コンテナの下面に設けられ前記コンテナの主たる荷重が作用する荷重部(24,26)を下方から支持する支持部(14,34)を有する。
荷重部は、コンテナの主たる荷重が作用するので、コンテナの下面の他の部分よりも剛性が高い。上記構成では、昇降装置は、コンテナの荷重部を下方から支持する支持部を有している。これにより、第1格納部から第2格納部へ移動させる際に、剛性の高い荷重部でコンテナを下方から支持することとなる。したがって、昇降装置で移動させている際に、コンテナの姿勢を安定させることができる。また、昇降装置で移動させている際に、比較的剛性の低い部分に荷重が作用しないので、コンテナを損傷し難くすることができる。
また、本開示の一態様に係る格納装置は、前記荷重部は、前記コンテナの下面に設けられ前記コンテナの長手方向に沿って延在するステアリングトンネル(14)を有する。
ステアリングトンネルは、輸送車にコンテナを搭載している状態において、輸送車のシャーシ上に載置されており、コンテナの大部分の荷重を支えている。このため、ステアリングトンネルは、コンテナの下面の他の部分よりも剛性が高い。上記構成では、昇降装置の支持部がステアリングトンネルを下方から支持しているので、第1格納部から第2格納部へ移動させる際にも剛性の高いステアリングトンネルで下方からコンテナを支持することとなる。したがって、昇降装置で移動させている際に、コンテナの姿勢を安定させることができる。また、昇降装置で移動させている際に、比較的剛性の低い部分に荷重が作用しないので、コンテナを損傷し難くすることができる。
また、本開示の一態様に係る格納装置は、前記支持部は、平面視において、前記コンテナに設けられる前記脚部と重複しない位置に配置されている。
例えば、コンテナを脚部で自立させる際に、脚部を収納姿勢(脚部が輸送車の走行の邪魔にならない姿勢)から自立姿勢(コンテナから下方に延びる姿勢)へ、作業者が手動で変更する場合がある。このような場合であっても、上記構成では、支持部と脚部とが重複しないように配置されているので、脚部を自立姿勢とする際に脚部と支持部とが干渉し難い。これにより、第1格納部にコンテナを降ろす際に脚部を容易に自立姿勢とすることができる。したがって、作業者の負担を軽減することができる。
なお、例えば、第1格納部において輸送車両が所定の停車位置に停車した状態で、平面視において支持部が脚部と重複しない位置に配置されていてもよい。
また、本開示の一態様に係る格納装置は、前記昇降装置は、前記コンテナの水平方向の移動を規制する規制部(18、19)を有する。
上記構成では、昇降装置がコンテナの水平方向の移動を規制する規制部を有している。これにより、コンテナを昇降させる際に、コンテナの水平方向の移動を規制部が規制する。したがって、昇降時にコンテナの姿勢を安定させることができる。また、格納時においても、コンテナの姿勢を安定させることができる。
10 :格納装置
11 :乗入部
11a :凹部
12 :枠部
12a :柱部
12b :梁部
13 :昇降装置
14 :昇降フレーム
14a :長手方向フレーム
14b :短手方向フレーム
14c :接続フレーム
15 :巻上装置
16 :チェーン
17 :滑車
18 :長手方向規制部
19 :短手方向規制部
20 :輸送車両
21 :キャブ
22 :シャーシ
23 :スワップボディコンテナ
23A :スワップボディコンテナ
23B :スワップボディコンテナ
24 :ステアリングトンネル
24a :固定板部
24b :鉛直板部
24c :水平板部
25 :クロスメンバ
26 :アウトリガー
27 :下隅金具
30 :格納装置
34 :パレット
34a :縁石
S1 :空間
S2 :空間

Claims (5)

  1. 下方に延びる脚部を有するコンテナを格納する格納装置であって、
    前記コンテナを搭載した輸送車両が乗り入れ可能であって、前記コンテナが格納される第1格納部と、
    前記第1格納部の上方で前記コンテナが支持された状態で格納される第2格納部と、
    前記第1格納部と前記第2格納部との間で前記コンテナを昇降させる昇降装置と、を備える格納装置。
  2. 前記昇降装置は、前記コンテナの下面に設けられ前記コンテナの主たる荷重が作用する荷重部を下方から支持する支持部を有する請求項1に記載の格納装置。
  3. 前記荷重部は、前記コンテナの下面に設けられ前記コンテナの長手方向に沿って延在するステアリングトンネルを有する請求項2に記載の格納装置。
  4. 前記支持部は、平面視において、前記コンテナに設けられる前記脚部と重複しない位置に配置されている請求項2または請求項3に記載の格納装置。
  5. 前記昇降装置は、前記コンテナの水平方向の移動を規制する規制部を有する請求項1から請求項4のいずれかに記載の格納装置。
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