本出願は、2017年10月19日に出願された米国特許出願第15/788,535号の一部継続である。第15/788,535号は、2017年2月20日に出願された米国特許出願第15/437,337号の一部継続である。第15/437,337号は、2017年1月12日に出願された米国特許出願第15/405,154号の継続である。第15/405,154号は、2016年3月2日に出願され、現在は米国特許第9,586,109である米国特許出願第15/058,414号の継続である。第15/058,414号は、2016年2月16日出願の仮特許出願第62/295,567号、および、2015年4月22日出願の仮特許出願第62/151,155号、および、2015年3月2日出願の仮特許出願第62/127,033号、および、2015年8月28日出願の仮特許出願第62/211,568号の優先権を主張する。さらに、米国特許出願第15/788,535号は、2016年10月19日に出願された米国仮特許出願第62/410,044号および2017年2月20日に出願された米国仮特許出願第62/461,054号の優先権を主張する。本出願はまた、2017年8月22日に出願された米国仮特許出願第62/548,720号、および2017年10月9日に出願された米国仮特許出願第62/570,024号の優先権を主張し、これらの内容はすべて参照により本明細書に完全に組み込まれる。
図1Aは、展開された三脚形態のスタンドアセンブリを有するゴルフバッグの第1の側面の斜視図である。
図1Bは、図1Aのゴルフバッグの左側図であり、ストラップが付いていない収納形態である。
図1Cは、図1Bのゴルフバッグの正面図である。
図1Dは、図1Bのゴルフバッグの右側面図である。
図1Eは、図1Bのゴルフバッグの背面図である。
図2は、図1Aのゴルフバッグの第1の側とは反対側の第2の側の斜視図であり、サブアセンブリを示すために平坦部が取り除かれている。
図3は、図2のゴルフバッグの斜視図であり、バッグの運搬を容易にするために、スタンドが引っ込められた形態にあるサブアセンブリを示す。
図4は、図3の線4-4に沿って取られた図2のゴルフバッグの一部の側面図である。ベーススタンドアセンブリが収納形態にあるときに、分割スリーブをベースに結合する複数の接続部材と、分割スリーブとベースとの間のギャップとを含むサブアセンブリの一部と、を示す。
図5は、図4のゴルフバッグの部分の斜視図である。自己締結係合の態様を示すために締結されていない接続部材を示す。
図6Aは、図2のゴルフバッグのベースの一部の斜視図である。ゴルフバッグが脚部を引っ込めた運搬形態にあるときの、仕切りスリーブとベースとの間の代替的な接続を示す。
図6Bは、図1Aのゴルフバッグと同様のゴルフバッグの側面透視図である。ベース上にスナップ接続されるかクリップ留めされる仕切りスリーブを有する。
図6Cは、図6Bのゴルフバッグのサブアセンブリの拡大側面図である。
図7は、図2の線7-7に沿った図2のゴルフバッグの一部の斜視図である。仕切りスリーブが取付けられた仕切り頂部を示す。
図8は、図7のゴルフバッグの一部の斜視図であり、仕切りスリーブが取り外された仕切り頂部を示す。
図9は、図7のゴルフバッグの一部の斜視図であり、自己締結係合によって仕切り頂部の一部に結合する仕切りスリーブの一部を示す。
図10は、図7のゴルフバッグの一部の斜視図であり、自己締結係合によって仕切り頂部の外側リングの一部に結合する仕切りスリーブの一部を示す。
図11は、図3のゴルフバッグサブアセンブリの側面図である。
図12は、図2の線12-12に沿った、図2のゴルフバッグサブアセンブリの部分斜視図である。
図13は、図1のゴルフバッグの仕切り頂部から分離された脚部取付けブラケットの前側の斜視図である。
図14は、図13の仕切り頂部から分離された脚部取付けブラケットの側面斜視図である。
図15は、図13の仕切り頂部から分離された脚部取付けブラケットの後方斜視図である。
図16は、代替的な仕切り頂部の斜視図である。
図17は、図16の仕切り頂部と共に使用するための別の脚部取付けブラケットの、後方斜視図である。
図18は、代替的な仕切り頂部の底面斜視図である。
図19は、一実施形態による端部キャップの斜視図である。
図20は、図1のゴルフバッグの仕切り頂部の一部の斜視図である。脚部取付けブラケットが仕切り頂部とスナップフィット接続されている。端部キャップが、脚部に取付けられるとともに、脚部取付けブラケットの脚部アンカーによって受け入れられる。
図21は、ステーが取り外され、第1の形態にある、頂部ステーヒンジの斜視図である。
図22は、図21の頂部ステーヒンジの斜視図である。頂部ステーヒンジは、ステーの第1の端部に接続され、第2の形態にある。
図23は、図1のゴルフバッグに使用するための第1のヒンジ位置にある頂部ステーヒンジの斜視図である。
図24は、第2の非ヒンジ位置にある、図23の頂部ステーヒンジの斜視図である。
図25は、ステーの第2の端部に接続されたベースステーヒンジの斜視図である。
図26Aは、一実施形態による、図1Aのゴルフバッグに使用するためのベースステーヒンジの側面図である。
図26Bは、一実施形態による、図1Aのゴルフバッグに使用するためのベースステーヒンジの側面図である。
図27Aは、図26Aのベースステーヒンジの頂部の立面図である。
図27Bは、図26Bのベースステーヒンジの頂部の立面図である。
図28Aは、ヒンジアームの屈曲を示す、図26Aのベースステーヒンジの側面の立面図である。
図28Bは、ヒンジアームの屈曲を示す、図26Bのベースステーヒンジの側面の立面図である。
図29は、図21の頂部ステーヒンジの斜視図であり、頂部ステーヒンジは、ステーの第1の端部に接続されている。
図30は、図1のゴルフバッグの平坦部の外側の斜視図である。
図31は、図1のゴルフバッグの平坦部の内部の斜視図である。
図32は、可撓性材料のストリップ上に成形された複数のスナップツリーによる、平坦部とベースとの間の代替的なスナップフィット取付けの斜視図である。
図33は、図32の平坦部とベースとの間の代替的なスナップフィット取付けの斜視図であり、平坦部とベースとを接続する可撓性材料のストリップを示す。
図34は、図33の線34-34に沿った、図32の平坦部とベースとの間の代替的なスナップフィットアタッチメントの一部の側面図である。平坦部およびベースの対応する穴によって受け入れられる単一のスナップツリーを示す。
図35は、ゴルフバッグのための展開可能なポケットアセンブリの実施形態の斜視図である。ポケットアセンブリは、展開された形態で示され、靴を含む。
図36は、図35の線36-36に沿って取られた、展開された形態における図35の展開可能なポケットアセンブリの上面図である。靴が取り外されたシューズポケットを示す。
図37は、図35の展開可能なポケットアセンブリの上面図である。シューポケットが実線で格納された形態にあり、破線で展開された形態にあることを示す。
図38は、展開形態にある2つのシューズポケットを示す、図35のゴルフバッグの斜視図である。
図39は、一実施形態によるシューズポケットアセンブリの側面図である。
図40は、ゴルフバッグの別の実施形態の第1の側面の側面図である。
図41は、図40のゴルフバッグの第2面(裏面)の側面図である。
図42は、図40のゴルフバッグの第1の側とは反対側の第3の側の側面図である。
図43は、図40のゴルフバッグの第2面とは反対側の第4面(前面)の側面図である。
図44は、図40のゴルフバッグの側面図であり、ポケットは継ぎ目に沿って旋回されている。
図45は、図40のゴルフバッグの側面図であり、ポケットは継ぎ目に沿って旋回されている。
図46は、図40のゴルフバッグの斜視図であり、ポケットと防水処理を受ける平坦部との間の継ぎ目を示す。
図47は、折り畳まれた形態のゴルフバッグのためのサブアセンブリの実施形態の斜視図である。
図48は、拡張形態における図47のサブアセンブリの斜視図である。
図49は、図47のサブアセンブリの斜視図であり、平坦部の端部が仕切り頂部とスナップフィット接続された状態で配置されていることを示している。
図50は、図47のサブアセンブリの斜視図であり、平坦部の端部がベースとスナップフィット接続された状態で配置されていることを示す。
図51は、図47のサブアセンブリの斜視図である。平坦部の端部がベースとスナップフィット接続され、追加のスナップフィット接続されている状態を示す。
図52は、図47のサブアセンブリの斜視図である。仕切り頂部およびベースの両方との平坦部のスナップフィット接続、および封止される平坦部の継ぎ目を示す。
図53は、組み立てられたスナップフィットゴルフバッグの斜視図である。
図54は、分解されたゴルフバッグおよび関連する自己組立システムを出荷する際に使用するためのボックスの上面の立面図である。ボックスは、上面を示すより大きな既知のボックスの隣に配置され、組み立てられたゴルフバッグを出荷するために使用される。
図55は、図54の箱の側面の立面図である。箱はより大きな既知の箱の隣に配置され、側面を示し、組み立てられたゴルフバッグを出荷するために使用される。
図56は、図54のボックスの一部に印刷されたしるしの立面図であり、しるしは組立説明書として示されている。
図57は、輸送中に収納された、折り畳まれ、部分的に組み立てられた状態のゴルフバッグの斜視図である。
図58は、図57のゴルフバッグを組み立てるための自己組立システムの実施例の斜視図である。
図59は、スタンドアセンブリばね用のコネクタと、自己組立を容易にするためにコネクタに係合するベースの一部と、の斜視図である。
図60は、自己組立後にベースと係合することを示す図59のコネクタの斜視図である。
図61は、脚部自己組立システムの一部である。特に、それぞれの脚部に接続され、脚部を図57のゴルフバッグの取付けブラケットに接続するための取り外し可能なピンを有する端部キャップの斜視図である。
図62は、図61に示すピンの立面図である。
図63は、脚部に取り外し可能に接続された位置合わせ補助の立面図であり、2つの取り外し可能なピンを有する。
図64は、例示の目的で取付けられた1つの脚部および取付けられた1つのピンを示す、位置合わせ補助具の代替実施形態の第1の側面の斜視図である。
図65は、図64の位置合わせ補助の第2の側面の斜視図である。
図66は、図58の脚部自己組立システムの一部分の斜視図である。脚部自己組立システムは組立中にゴルフバッグ取付けブラケットと整列し、それによって受け入れられる。
図67は、図57のゴルフバッグの一部分の斜視図であり、ばねの一部分を取り囲み、ラッチされていない構成のストラップを示す。
図68は、図58の脚部自己組立システムと共に使用するための多部品端部キャップの斜視図である。
図69は、第2の部品から分離された第1の部品を示す、図68の多部品端部キャップの第1の側面の斜視図である。
図70は、図69の多部品端部キャップの第2の側面の斜視図である。
図71は、第2の部品を保持するための戻り止めを有する内部を示す、図69の多部品端部キャップの第1の部品の斜視図である。
図72は、図68の多部品端部キャップの斜視図であり、脚部取付けブラケットに取付けられた脚部の完成した自己組立てを示す。
図73は、図57のゴルフバッグの一部の斜視図であり、スプリングを各脚に接続するブラケットを示す。
図74は、図73のブラケットの第1の斜視図である。
図75は、図73のブラケットの第2の斜視図である。
図76は、折り畳まれ、部分的に組み立てられた図57のゴルフバッグを組み立てる方法の概略図である。
図77は、ツーピースベースアセンブリシステムの斜視図である。
図78は、図77のツーピースベースアセンブリシステムのリング部分の正面図である。
図79は、図78のリング部分のスナップタブの斜視図である。
図80は、図77のツーピースベースアセンブリシステムのベースの斜視図である。
図81は、図77の組み立てられたツーピースベースアセンブリシステムの斜視図である。
図82は、仕切り頂部に組み立てられたカバーの斜視図である。
図83は、互いに分離された図82のカバーおよび仕切り頂部の斜視図である。
図84は、図82のカバーの底面図である。
図85は、膨張式のヒップパッド用のゴルフバッグ上のポケットの斜視図である。
図86は、膨張式のヒップパッドの実施形態の斜視図である。
図87は、ショルダーストラップの斜視図である。
図88は、端部キャップの別の実施形態の斜視図である。
図89は、取付けブラケットの別の実施形態の斜視図である。
図90は、組み立てられた位置にある、図88の端部キャップおよび図89の取付けブラケットの斜視図である。
図91は、ベースアセンブリシステムの別の実施形態の分解図である。
図92は、図91のベースアセンブリシステムの上面斜視図である。
図93Aは、スナップ留めカラーシステムの実施形態の斜視図である。
図93Bは、ジッパーが開いた状態の、図93Aのスナップ留めカラーシステムの斜視図である。
図93Cは、ジッパーが開いており、弾性体が伸びている、図93Aのスナップ留めカラーシステムの斜視図である。
図94Aは、組み立てられたモジュール式仕切り頂部の実施形態の斜視図である。
図94Bは、組み立てられたモジュール式仕切り頂部の実施形態の斜視図である。
図95は、モジュール式仕切り頂部の頂部リングの斜視図である。
図96は、一実施形態による、モジュール式仕切り頂部の頂部リングの斜視上面図である。
図97Aは、図94Aのモジュール式仕切り頂部の交差部材部分の斜視図である。
図97Bは、図94Bのモジュール式仕切り頂部の交差部材部分の斜視図である。
図98は、図97Aの交差部材部分の斜視上面図である。
図99は、一実施形態による、モジュール式仕切り頂部の頂部リング上に挿入されている交差部材部分の斜視側面図である。
図100は、一実施形態による、仕切りスリーブに取付けられたモジュール式仕切り頂部の交差部材部分の斜視図である。
図101Aは、一実施形態による、仕切り頂部から分離された脚部取付けブラケットの前側の斜視図である。
図101Bは、図101Aの仕切り頂部に接続された図101Aの脚部取付けブラケットの拡大斜視図である。
図102は、一体成形された仕切り頂部および脚部取付けブラケットの斜視図である。
図103は、一実施形態による、脚部取付けブラケットを受け入れるための窓を有する平坦部に挿入された脚部取付けブラケットを有する、仕切り頂部の斜視図である。
図104は、平坦な完全に取付けられた図103の脚部取付けブラケットおよび仕切り頂部の斜視図である。
図105Aは、開いた形態における、ゴルフバッグの容易なアクセス/ジッパー付きポケットの実施形態の斜視図である。
図105Bは、閉鎖形態における、ゴルフバッグの容易なアクセス/ジッパー付きポケットの実施形態の斜視図である。
図106は、ゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。容易にアクセスでき、ジッパーで留められた図110のポケットの位置を示している。
図107は、取り外し可能なポケットを有するゴルフバッグの別の実施形態の側面図である。
図108は、図112のゴルフバッグの側面図であり、取り外し可能なポケットが部分的に接続された構成で示されている。
図109は、図113のゴルフバッグの側面図であり、取り外し可能なポケットは、分離された形態で示されている。
図110は、ゴルフバッグのリップの下に隠された取り外し可能なポケットを有するゴルフバッグの、別の実施形態の側面図である。
図111は、一実施形態による取り外し可能なクーラーバッグと共に、取り外し可能なクーラーバッグを受け入れるように構成されたポケットを有する、カートバッグの斜視図である。
図112は、一実施形態による、取り外し可能な冷却バッグの斜視図である。
図113は、カートバッグの一実施形態の斜視図であり、平坦部の背後のステーの位置を示す。
図114は、図113の線114-114に沿って見た、図113のゴルフバッグの斜視図である。
図115は、図113のゴルフバッグの斜視図であり、サブアセンブリの一実施形態を示すために平坦部が取り除かれている。
図116は、図114のゴルフバッグの斜視図であり、サブアセンブリを示すために平坦部が取り除かれている。
図117は、図115の線117-117に沿って取った仕切り頂部の拡大図である。
図118は、図116の線118-118に沿った仕切り頂部の拡大図である。
図119は、図115の線119-119に沿った仕切り頂部の拡大図である。
図120は、図116の線120-120に沿った仕切り頂部の拡大図である。
図121は、図116の線121-121に沿った仕切り頂部の一部の拡大図である。
図122は、図115に示すサブアセンブリの上面図である。
図123は、ゴルフバッグを受け入れるように構成されたゴルフカートのライナの一部の一例の、上面図である。
図124は、図113のゴルフバッグのベースがその中に配置された、図123のライナの上面図である。
図125は、図113のゴルフバッグの頂部ステーハブの斜視図であり、ステーがその中に配置されている。
図126は、ステーを取り外した状態の図125の頂部ステーハブの斜視図である。
図127は、図113のゴルフバッグと共に使用するための頂部ステーハブの別の実施例の斜視図である。
図128は、図113のゴルフバッグのベースステーハブの斜視図である。
図129は、図128のベースステーハブの1つの拡大図である。
図130は、図115のサブアセンブリに連結された仕切りスリーブの斜視図である。
図131は、図115のサブアセンブリの仕切り頂部に取付けられた平坦部の一部の斜視図である。
図132は、仕切り頂部および平坦部の一部の断面図である。
図133は、図115のサブアセンブリのベースに取付けられている平坦部の一部の斜視図である。
図134は、ベースおよび平坦部の一部の断面図である。
図135は、折り畳まれた形態で示された、図113のゴルフバッグの斜視図である。
図136は、折り畳まれた形態で示される、ゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。
図137は、組み立てを示す図136のゴルフバッグの斜視図である。
図138は、展開形態にある図136のゴルフバッグの斜視図である。
図139は、折り畳まれた形態で示される、ゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。
図140は、組み立てを示す図103のゴルフバッグの斜視図である。
図141は、展開形態にある図139のゴルフバッグの斜視図である。
図142は、折り畳まれた形態で示される、ゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。
図143は、展開形態にある図142のゴルフバッグの斜視図である。
図144は、平坦部の一部が除去されたゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。
図145Aは、取り外し可能なストラップ接続機構が取り外された形態にある、ゴルフバッグの別の実施形態の斜視図である。
図145Bは、図145Aのゴルフバッグの斜視図であり、撤去可能なストラップ接続メカニズムを添付した形態である。
図146は、取り外し可能なストラップ接続機構が取り外された形態にある、図145Aのゴルフバッグの拡大斜視図である。
図147は、バッグ取付けタブがストラップ取付けタブから90度の角度にある、図145Bの取り外し可能なストラップ接続機構の断面図である。
図148は、バッグ取付けタブがストラップ取付けタブから180度の角度にある、図145Bの取り外し可能なストラップ接続機構の断面図である。
以下に提示されるのは、複雑な工具を必要としないスナップフィット接続などの機械的手段によってゴルフバッグを組み立てることができるように製造された、キャリーバッグまたはカートバッグであり得るゴルフバッグである。このスナップフィットアセンブリは、輸送コスト、製造時間の経済的節約をもたらし、成形または特殊化された製造プラントでの完全な組み立てを必要とした以前のゴルフバッグではなく、エンドユーザがゴルフバッグを組み立てることを可能にする。ゴルフバッグは、仕切り頂部と、仕切りスリーブと、ベースと、平坦部とを備える。ゴルフバッグのいくつかの実施形態は、脚部およびばねを有するスタンドアセンブリをさらに備えることができる。スタンドアセンブリは、ゴルフバッグを支持するために展開することや、ゴルフバッグの便利な運搬または保管を可能にするために引っ込めることができる。上述のように、ゴルフバッグの構成要素は、ゴルフバッグの他の構成要素と係合するためにスナップフィット接続を使用することができる。スナップフィット接続は、熟練した労力と高価な装置を必要とするリベット締めの必要性を排除する。ゴルフバッグは、ゴルフバッグが組み立てられるサブアセンブリを備えることができる。スナップフィット接続はさらに、ゴルフバッグを、ゴルフバッグの最終使用者によって完成される自己組立キットとして製造することを可能にする。いくつかの実施形態では、ポケットなどの特定の構成要素がゴルフバッグから取り外し可能である。これらの構成要素の取り外し可能な性質は、ゴルフバッグの迅速かつ容易なカスタマイズを可能にする。
サブアセンブリを組み込んだゴルフバッグは、以前に設計されたゴルフバッグを上回る利点を提供する。これらの利点には、(1)ベース付近での仕切りスリーブのバンチングまたはギャザー寄せを減少させることによって、ゴルフバッグに関するゴルファーの体験を改善すること、(2)スタンドアセンブリが展開された状態でゴルフバッグが三脚形態に配置されているときに、ゴルフバッグへのゴルフクラブの挿入およびゴルフバッグからのゴルフクラブの取り外しを容易にすること、が含まれる。さらに、接続部材は、製造プロセス中に仕切りスリーブ(およびサブアセンブリ)の張力を調整する能力を製造業者に提供する。さらに、スナップフィット接続および自己締結具(self-fasteners)を使用することによって、リベットなどの設置材料の削減、およびサブアセンブリを仕切り頂部およびベースに接続するための時間の短縮を含む、本明細書に記載のゴルフバッグの製造および組立中の効率およびコスト削減が実現される。この結果、ゴルフバッグの総組立時間およびコストが低減される。本発明の事前に組み立てられた性質、ならびに出荷量の減少のために、出荷コストおよび関税回避も達成可能である。
定義
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。矛盾する場合には、定義を含めて、本文書が優先する。本明細書に記載されるものと類似または同等の好ましい方法および材料を、本発明の実施または試験において使用することができる。本明細書で言及される全ての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献は、その全体が参照により組み込まれる。本明細書に開示される材質、方法、および実施例は、例示にすぎず、限定することを意図するものではない。
用語「備える(comprise(s))」、「含む(include(s))」、「有する(having, has)」、「できる(can)」、「含む(contain(s))」、およびその変形は本明細書で使用されるように、追加の行為または構造の可能性を排除しない、オープンエンドの移行句、用語、または単語であることが意図されている。単数形「1つの(a)」、「および(and)」、「前記(the)」は、文脈がそわないことを明確に指示しない限り、複数の参照を含む。明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態が、本明細書で提示される実施形態または要素を「備える(comprising)」こと、「からなる(consisting of)」こと、および「実質的に成る(consisting essentially of)」ことを、本開示は図っている。
量に関して使用される修飾語「約(about)」、「おおよそ(approximately)」、または「概略的に(roughly)」は、記載された値を含み、文脈によって指示される意味を有する(例えば、それは少なくとも、特定の量の測定に関連する誤差の程度を含む)。修飾語「約(about)」、「おおよそ(approximately)」、または「概略的に(roughly)」は、2つの終点の絶対値によって定義される範囲を開示するものとみなされるべきである。例えば、「約2~約4」という表現は「2~4」の範囲も開示する。用語「約(about)」、「おおよそ(approximately)」、または「概略的に(roughly)」は、示された数のプラスまたはマイナス10%を指すことができる。例えば、「約10%」は9%~11%の範囲を示すことができ、「約1」は0.9~1.1を意味することができる。
本明細書で使用される「ゴルフバッグ」は、ゴルフクラブを保持または保管するための特別なタイプの保管バッグを意味し得る。ゴルフバッグはゴルフクラブを長期間保管するために、またはプレイ中にゴルフクラブを移動させて保持するために使用することができる。いくつかのゴルフバッグはまた、ティー、ゴルフボール、レンジファインダー、ボールマーカー、ダイベット修理工具、ゴルフグローブ、クラブおよびゴルフバッグのためのレインギア、およびゴルフプレーヤがゴルフコース上でアクセスしたいと思う可能性のある雑多な物品などの他の装備を保存する手段を提供する。ゴルフバッグは以下に定義されるように、少なくとも平坦部、1つ以上のステー、ベース、および仕切り頂部を備える。
本明細書で使用される「平坦部(Flat)」は、ゴルフバッグの仕切り頂部とベースとの間に取付けられ、それらの間に延在する管状部分、外側シェル、外側ハウジング、またはカバーを意味し得る。平坦部は、皮革、合成皮革、織物、または他の適切な材料から形成することができる。平坦部は、他の特徴の中でもとりわけ、1つまたは複数のポケットおよび少なくとも1つの運搬ハンドルを含むことができる。平坦部のいくつかの実施形態は、1つ以上のショルダーストラップをさらに備える。
本明細書で使用される「ベース(Base)」は、ゴルフバッグの基礎である構成要素を意味し得る。ベースはゴルフクラブが平坦部の下端から落下するのを防止するために、ゴルフクラブを支持することができる。ベースは地面と接触することができ、平坦部に形状を提供する頑丈な構造を提供する。
本明細書で使用される「仕切り頂部(Divider top)」は、ゴルフバッグの頂部に剛性の形状を与え、平坦部に挿入されるゴルフクラブを受けて仕切る(または選別する)ための開口部を備える構成要素を意味することができる。
本明細書で使用される「ステー(Stay(s))」は、平坦部に剛性を提供する1つまたは複数の剛性部材を意味することができる。1つ以上のステーは、ベースと仕切り頂部とを接続する。
ゴルフバッグには、上述のように、「キャリーバッグ」および「カートバッグ」の2つのクラスがある。本明細書で使用される「キャリーバッグ」はその名前が暗示するように、ゴルフのラウンド中に典型的にゴルファーによってホールの間で運ばれるゴルフバッグを意味し得る。キャリーバッグは、典型的にはカートバッグよりも重量が小さい。重量を減らすために、キャリーバッグは、典型的にはカートバッグよりも軽量の材料で製造され、9インチ未満などのより小さい直径を有する可能性がある。いくつかのタイプのキャリーバッグがある。キャリーバッグは、三脚を形成し、自立位置を容易にするために展開する格納式脚部を含むスタンドバッグを含む。キャリーバッグは、ゴルフクラブを受け入れるが、重量をさらに低減するためにゴルフアクセサリのための最小の格納容量を有する、事実上、超軽量で可撓性の「スリーブ」である日曜バッグ(Sunday bag)を含む。
本明細書で使用される「カートバッグ」は、典型的には直径が約9~14インチであり、ゴルフアクセサリ(例えば、ゴルフボール、レインギア、レンジファインダーなど)を保管するための複数のポケットを含み、典型的には皮革、合成皮革、または布帛を含む比較的硬く重い材料から製造されるゴルフバッグを意味し得る。カートバッグはその実質的なサイズ、重量、およびゴルフアクセサリを格納する能力のために、典型的には、ゴルフプレイ中にゴルファーによって持ち運ばれない。代わりに、カートバッグは、キャディ、電動カート、プッシュカート、またはプルカートによって搬送される。カートバッグの非限定的な例としては、スタッフバッグまたはツアーバッグが挙げられる。
本明細書で使用される「スナップフィット接続(Snap fit connection)」は、押圧力を介して係合され、同じ値の反対の引っ張り力によって解放され得ない任意の接続を意味し得る。スナップフィット接続は、スナップファスナ、スナップフィットアタッチメント、締まりばめ(interference fit)、スナップボタン、または、(接続を形成するか、さもなければアセンブラによって接続される)他の同様の固定アセンブリとすることができる。工具を使用することなく、スナップフィット接続を固定することができる。
ほとんどのスナップフィット接続は、少なくとも1つの可撓性構成要素を備える。典型的には、スナップフィット接続の1つの構成要素が突出部または傾斜部を有し、第2の受容構成要素は第1の構成要素の突出部または傾斜部を受容する窪み、開口部、またはハウジングを有する。しかしながら、スナップフィット接続は、この典型的な実施形態に限定されない。ゴルフバッグの多くの要素は形容詞として「スナップフィット」と記載されており、このことは、要素がスナップフィット接続を介して、それ自体またはゴルフバッグの別の要素のいずれかと係合され得ることを意味する。例えば、スナップフィットブラケットは、スナップフィット接続を介して仕切り頂部と係合されるブラケットであり得る。
ここでいう「折り畳み(Collapse)」とは、ユニットを折り畳んだり、圧縮したり、曲げたり、圧縮したり、あるいはユニットの元の状態または展開状態よりも少ない体積を占める状態に変換する動作を意味する。ゴルフバッグの折り畳まれた状態を「出荷形態」とも呼ぶことができる。
ここでいう「展開(Deploy)」とは、ユニットを展開したり、広げたり、開いたり、ユニットを折り畳んだ状態よりも多くの体積を占める状態に変換したりする動作をいう。ゴルフバッグの展開状態を「動作形態」ともいう。
本明細書で使用される「受取人(Recipient)」は、ゴルフバッグのユーザ、供給会社(以下に定義される)から出荷される形態でゴルフバッグを受け取る人(顧客など)、売り場(point of sale)に関連する1人または複数の人(例えば、ゴルフショップなど)、卸売業者(distributor)、またはゴルフバッグを受け取る任意の他の人を意味することができる。
本明細書で使用される「アセンブリ(Assembler)」は、ゴルフバッグを自己組立てすることを要求される受取人、またはゴルフバッグの組立てプロセスを補助する製造場所の作業者、のいずれかを意味し得る。
本明細書で使用される「製造現場(Manufacturing site)」は、販売、出荷、またはその他の方法で受取人に与えられる前にゴルフバッグの組み立てが行われる、任意の工場、組立工場、供給会社、製造場所、倉庫、作業場、または他の場所を意味することができる。
本明細書で使用される「供給会社(Supplying company)」は、ゴルフバッグを販売、出荷、または他の方法で配布している会社を意味することができる。上記で定義した製造サイトは、供給会社に所有され、契約され、監督され、雇用され、または他の方法で関連付けられることを理解されたい。
本明細書で使用される「サブアセンブリ(Sub-assembly)」は、ゴルフバッグのいくつかの構成要素(例えば、ベースまたは仕切り頂部)の、グループ化、組み立て、ユニット化、または構造、を意味し得る。サブアセンブリは、ゴルフバッグの組み立てを完了するために使用することができる、部分的に組み立てられたユニットである。サブアセンブリの異なる実施形態は、異なる構成要素を備えることができる。多くの実施形態では、サブアセンブリは折り畳み可能である。サブアセンブリは以下に定義するように、ゴルフバッグキットに含めることができる。
本明細書で使用される「ゴルフバッグキット(Golf bag kit)」は、ゴルフバッグに組み立てることができる構成要素または部品の集合体を意味することができる。キットは、組み立てに必要な工具を除いて、ゴルフバッグを完成させるのに必要な全ての構成要素を含む。キットは、部分的に組み立てられたゴルフバッグを含むことができる。ほとんどの実施形態では、キットがゴルフバッグの構成要素、部品、サブアセンブリ、および/または部分的に組み立てられた部分を含み、これらは輸送のために箱に折り畳まれる。言い換えれば、キットはゴルフバッグを拡張、展開、および/または完成させるために必要な構成要素とともに、折り畳まれた形態のゴルフバッグを含むことができる。キットを保持するために必要とされるボックスの容積は、一般に、完全に組み立てられたゴルフバッグを保持するために必要とされるボックスの容積よりも小さい。いくつかの実施形態では、キット構成要素が別個のボックスで出荷されるが、構成要素の全体的な出荷量は、完全に組み立てられたゴルフバッグの出荷量未満のままである。本開示の任意の実施形態が詳細に説明される前に、本開示は、その適用において、以下の説明に記載されるような、または図面に示されるような、構成要素の詳細または構成および配置に限定されないことを理解されたい。本開示は他の実施形態をサポートすることができ、様々な方法で実施または実行することができる。特定の実施形態の説明は、本開示の精神および範囲内にあるすべての修正、均等物、および代替物を網羅することから、本開示を限定することを意図していないことを理解されたい。また、本明細書で使用される語法および用語は説明の目的のためのものであり、限定とみなされるべきではないことを理解されたい。
I.ゴルフバッグ
本明細書に記載されるのは、人間工学、耐久性、およびゴルフのラウンド中にゴルファーによって必要とされるゴルフクラブおよびゴルフ関連アイテムを保管および運搬するための多数の選択肢を犠牲にすることなく、輸送コストをさらに節約する、製造が容易なゴルフバッグである。ゴルフバッグは、スナップフィット構成要素を含むことができる。ゴルフバッグは、キャリーバッグまたはカートバッグであり得る。キャリーバッグは、1つ以上のストラップを含む少なくとも1つの平坦部と、1つのステーと、ベースと、仕切り頂部と、脚部を含むスタンドアセンブリと、を備える。カートバッグは、平坦部と、2つ以上のステーと、ベースと、仕切り頂部と、を少なくとも備える。説明および理解を容易にするために、また説明のみを目的として、以下の詳細な説明は、ゴルフバッグをキャリーバッグまたはカートバッグとして示す。参照された図は例示の目的のために提供され、本明細書に開示されるキャリーバッグ10またはカートバッグ1010の態様は、任意の適切なクラス、タイプ、またはサイズのゴルフバッグに組み込まれてもよいことを理解されたい。一般に、ゴルフバッグ10、1010は、フルセットの複数のゴルフクラブ、例えば、ドライバー、ウッド、ハイブリッド、アイアン、ウェッジ、および/またはパターのうちの1つ以上の組み合わせを含むゴルフクラブのセットを運ぶのに適したサイズである。フルセットのゴルフクラブは、折り畳み可能ではなく、クラブに応じて、約32インチ~約49インチの長さを有する。
図1~90、図94A~104、および図107~110は、キャリータイプのゴルフバッグに似た特徴および実施形態を有するゴルフバッグ10の実施形態を示す。図91~93C、図105A~106、および図111~144は、典型的にはカートバッグに関連する特徴を有するゴルフバッグ1010の実施形態を示す。ゴルフバッグ10およびゴルフバッグ1010について開示される特徴は、必要に応じて、キャリーバッグまたはカートバッグのいずれかに選択的に実装され得る。以下の説明の目的のために、ゴルフバッグ10及び1010は、一般的なゴルフバッグとして、特にキャリーバッグ10及びカートバッグ1010として参照される。
図1B、1C、1D、および1Eは、それぞれ、ゴルフバッグ10の実施形態の右側面図、背面図、左側面図、および正面図を示す。図1および図113を参照すると、ゴルフバッグ10、1010の一般的な構成要素は、ベース34、1034、仕切り頂部30、1030、仕切りスリーブ46、1046、1つ以上のステー39、1039、および平坦部14、1014を含む。ゴルフバッグ10、1010は、サブアセンブリ42、1042から形成することができる。サブアセンブリ42、1042は、ベース34、1034、仕切り頂部30、1030、仕切りスリーブ46、1046、1つまたは複数のステー39、1039、および平坦部14、1014のうち、1つまたは複数を備える。仕切り頂部30、1030は、1つ以上のステー39、1039、平坦部14、1014、及び仕切りスリーブ46、1046を取付ける。ベース34、1034は、1つまたは複数のステー39、1039、平坦部14、1014、および仕切りスリーブ46、1046を取付ける。1つまたは複数のステー39、1039は、ゴルフバッグ10、1010に剛性を与え、ベース34、1034および仕切り頂部30、1030を互いに対して固定位置に保持する。ほぼ円筒形の平坦部14、1014は、ゴルフクラブを保管するための区画を画定し、仕切り頂部30、1030とベース34、1034との間に伸びる。仕切りスリーブ46、1046は、仕切り頂部30、1030に取付けられ、ベース34、1034に向かって伸びる。仕切りスリーブ46、1046は、接続部材50を介して平坦部14、1014のベース34、1034または底端部に取付けられる。仕切り頂部30、1030および仕切りスリーブ46、1046はゴルフクラブが一緒に束にならないように、または互いに捕捉しないように、ゴルフバッグ10、1010内のゴルフクラブを分離する手段を提供する。ゴルフバッグ10、1010の構成要素は、以下のセクションでより詳細に説明される。
A.仕切り頂部および仕切りスリーブ
ゴルフバッグ10、1010は、仕切り頂部30、1030および仕切りスリーブ46、1046を含む。図7、図8、図117及び図118は、仕切り頂部30、1030を示す。図7は、仕切りスリーブ46が取付けられた仕切り頂部30を示す。図7に示すように、仕切り開口82は、仕切り頂部30からベース34に向かって延びる仕切りスリーブ46の複数の仕切り部分86への入口を画定する。仕切り部分86、1086はそれぞれ、1つ以上のゴルフクラブを受け入れ、クラブがゴルフバッグ10、1010内に受け入れられている間に、ゴルファーが特定のゴルフクラブを選別または隔離することを可能にする。例えば、ゴルファーは、ウッドおよび/またはハイブリッドをアイアンから隔離することができる。別の例として、ゴルファーは、
低いロフトのアイアン(例えば、4番アイアンから7番アイアン)を高いロフトのアイアン(例えば、8番アイアンからウェッジ)とは別個の仕切り部分86、1086にすることで、複数の仕切り部分86、1086の間でアイアンをソートしてもよい。
仕切り頂部30、1030は、仕切り頂部30、1030の周囲を画定する外側リング74、1074を含む。仕切り頂部30、1030は、1つ以上のハンドル33、103a、1033bを構成する。これらは、仕切り頂部30、1030と形成され、または他の方法で接続され、外側リング74、1074によって定義される境界を超えて拡大している。図8、図117及び図118を参照すると、仕切りスリーブ46、1046は、仕切り頂部30、1030を更に示すために取り外されている。一実施形態では、少なくとも1つの交差部材78、1078が外側リング74、1074によって画定される部分を横切って延びて、複数の仕切り開口82、1082を画定する。図8に示すように、複数の交差部材78a、78bがリング74によって画定される部分を横切って延び、少なくとも1つの中間部材80が交差部材78a、78bの間に延びて仕切り開口82を画定する。交差部材78、1078および/または中間部材80、1080は2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または20個の開口を含むが、これらに限定されず、任意の適切な数の分割開口82、1082を画定することができる。
分割開口82、1082は正方形、長方形、三角形、平行四辺形、台形、円形、および楕円形を含むが、これらに限定されず、様々な形状を含むことができる。複数の形状の分割開口82、1082を同じ仕切り頂部30、1030に実装して、パターンを作成することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の仕切り開口82、1082は特定のタイプのクラブを収容するように成形される。例えば、図117の実施形態では、パターウェル開口1716がパター型クラブを収容するように設計されている。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の開口82、1082は仕切り頂部30、1030の底縁部の上方の異なる高さで開口することができる。開口の異なる高さは、より短いクラブがより低い高さで開口する開口内に配置されることを可能にし、より長いクラブがより高い高さで開口する開口内に配置されることを可能にすることができる。
仕切り頂部30、1030は、更に頂部ステー受容チャネル166、174aを構成する。頂部ステー受容チャネル166、174aは、頂部ステーヒンジ162、1740を受容するように構成され、そのステー39、1039を仕切り頂部30、1030に接続する。典型的には頂部ステー受容チャネル166、174aは、外側リング74、1074の内面に配置され、ゴルフバッグ10、1010の背面に隣接して配置される。仕切り頂部30、1030のいくつかの実施形態は、二次ステーを直接受け入れるための1つまたは複数のステーハブを備えることもできる。これらのステーハブは、外側リング74、1074の外面に配置することができる。
仕切り頂部30、1030のいくつかの実施形態は、平坦部14、1014と係合するための平坦部取付け機構をさらに備える。平坦部14、1014に係合するための平坦部取付け機構は、取付け開口、スナップボタン、平坦部の自己締結接続部材に係合するための表面、または他の適切な接続手段を備えることができる。なお、大半の実施形態において、平坦部取付け機構は不可欠であるか、または外側リング74、1074上に位置する。いくつかの実施形態では、平坦部が取付け機構を介して接続されるのではなく、仕切り頂部30、1030に直接縫い付けられるか、または接着される。
いくつかの実施形態では、仕切り頂部30、1030は仕切り取付け機構をさらに備える。仕切り取付け機構は、取付け開口、スナップボタン、他のスナップフィット接続、仕切りスリーブ46、1046の自己締結接続部材に係合する表面、または他の適切な接続手段を備えることができる。仕切りスリーブ46、1046の仕切り頂部30、1030への接続は、以下でさらに詳細に説明される。
仕切り頂部30、1030は、1つの一体部品として、または互いに接合された複数の部品として形成することができる。いくつかの実施形態では、仕切り頂部30、1030は仕切り頂部30、1030の容易なカスタマイズを可能にするために、複数の部品を含む。仕切り頂部30、1030は、以下に説明するモジュール仕切り頂部アセンブリ830のような、モジュール仕切り頂部アセンブリとすることができる。仕切り頂部30、1030は、以下に説明するカバー870などのカバーを備えることができる。仕切り頂部30、1030の複数の部品による実施形態は、色のカスタマイズおよび/または仕切り開口カスタマイズを可能にすることができる。例えば、開口82、1082の数および/または形状は、受取人の所望の開口パターンに基づいてカスタマイズされ得る。いくつかのゴルファーは各ゴルフクラブを個々の開口82、1082に分類することを可能にするために、多数の開口82、1082を好む。他のゴルファーはより大きな開口の各々に複数のクラブを容易に挿入できるように、少数の開口82、1082を好む。
1.モジュール式仕切り頂部
図94~図97を参照すると、トップリング840および交差部材部分850を備えるモジュール式仕切り頂部アセンブリ830が示されている。モジュール式仕切りアセンブリ830の図示の実施形態はキャリーバッグの仕切り頂部30に似ているが、モジュール式仕切りアセンブリ830の概念はゴルフバッグの任意のクラス、タイプ、または設計に適用することができる。仕切り頂部は、交差部材部分850が頂部リング部分840内に嵌合するように成形される。いくつかの実施形態では、交差部材部分850が仕切りスリーブ46に取付けられる。トップリング840と交差部材部分850とのモジュラー結合は、交差部材部分850の様々な実施形態がトップリング840に交換可能に取付けられることを可能にする。これにより、ゴルフバッグ10、1010における仕切りレイアウトのコスト効率のよいカスタマイズが可能になる。
図96に示すように、モジュール式仕切り頂部830のトップリング840は、壁841と、棚部842と、内部棚部843と、内部支持体844と、ハンドル845とを備えている。いくつかの実施形態は、2つ以上のハンドルを備える。壁841はトップリング840の底部を形成し、棚部842から垂直下方に延びる。壁841は、0.5~2.5インチの高さを有することができる。壁841の高さは、壁841の底縁から棚部842との壁の交点まで測定される。例えば、壁の高さは、0.5、1.0、1.2、1.4、1.6、1.8、2.0、2.2、2.4、または2.5インチとすることができる。トップリング840の棚部842は、壁841から外側に延び、ゴルフバッグ10本体の棚に対応する。棚部842は、ゴルフバッグ10の上部にトップリング840を保持するのを助け、トップリング840がゴルフバッグ10の本体内に滑り落ちるのを防止する。ハンドル845は、トップリング840がゴルフバッグ10に取付けられたときにハンドル845がゴルフバッグ10の裏側に位置するように、トップリング840の後端に位置する。トップリング840の内部棚部843は、交差部材部分850の棚部に対応する。内部棚部843は、トップリング840の内部全体を取り囲むことができる。または内部棚部843は、トップリング840の内部の一部のみを取り囲むことができる。
いくつかの実施形態では、内部支持体844がトップリング840の複数の側面から内側に延びる。内部支持体844は、側部から側部への支持体および/または前部から後部への支持体(図示せず)を含むことができる。トップリング840は、支持体を含まないか、または1、2、3、4、5、もしくは6つの支持体を含むことができる。いくつかの実施形態では、内部支持体844が15°と45°との間の角度で内向きおよび上向きに延びるリブである。内部支持体844は、15、20、25、30、35、40、または45度であり得る。これらのリブは、0~2インチの長さを有することができる。リブの長さは、0.2、0.4、0.6、0.8、1.0、1.2、1.4、1.6、1.8、または2.0インチとすることができる。これらのリブは図2に示すように、各リブの一端でトップリングに接続することができる。他の実施形態では、内部支持体がトップリング840の一方の側からトップリング840の反対側に完全に(側部から側部への支持体)、またはトップリング840の前部から後部に完全に(前部から後部への支持体)延在する梁(図示せず)である。いくつかの実施形態では、前部から後部への支持体が2つ以上の側部から側部への支持体と交差してもよい。同様に、側部から側部への支持体は、2つ以上の前部から後部への支持体と交差してもよい。ビームは、真っ直ぐな又は弓形の形状をとることができる。図95に示すような幾つかの実施形態は、内部支持体を含まない。いくつかの実施形態では、トップリング840がトップリング840の後端付近に内部突起846をさらに含む。内部突起846は、ステー39がモジュール式仕切りアセンブリ830に接続するためのハブを含むことができる。ハブは、ステー39を受け入れるために内部突起846内に上方に延びるキャビティを有する。
図96に示すように、モジュール式仕切り頂部830の交差部材部分850は、本体壁851と、外部棚部852と、複数の側部から側部への横断部材853と、複数の前部から後部への横断部材854とを備えている。本体壁851は、トップリング840内に嵌合するように寸法決めされている。外部棚部852は本体壁851を取り囲み、トップリング840の内部棚部843に対応する。トップリング840の内部棚部843および交差部材部分850の外側棚部852は、交差部材部分850がトップリング840の下を摺動するのを防止し、交差部材部分850を適所に固定するのを助ける。複数の横断部材853は、本体壁851の一方の側から本体壁851の反対側まで延びる1、2、3、4、又はそれ以上の横断部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の側部から側部への横断部材853が、2つ以上の前部から後部への横断部材854と交差する。いくつかの実施形態では、1つ以上の横断部材853が、本体壁851に接触しない。複数の前後横断部材854は、1、2、3、4、5、又はそれ以上の横断部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の前後横断部材854が2つ以上の側方横断部材853と交差する。いくつかの実施形態では、1つ以上の前後横断部材854が横断部材850の本体壁851に接触しない。
側部から側部への横断部材853と前部から後部への横断部材854との構造的組み合わせは、ゴルフクラブを受け入れるための3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、又はそれ以上の開口部を形成する。いくつかの実施形態では、交換可能な交差部材部分850には、ゴルフクラブを受け入れるための4、5、7、または14個の開口部が設けられる。図3および図4に示すように、交差部材は、トップリング840の内部支持体844と係合する中空溝またはチャネル855を備える。いくつかの実施形態では、交差部材部分850が、トップリング840上の内部突起846に対応するノッチ856をさらに含む。内部突起846およびノッチ856は、モジュール式仕切り頂部830の組立中に、交差部材部分850を頂部リング540と整列させる。
仕切りスリーブ46は、ゴルフバッグ10の頂部からベース34に向かって延びる1つ以上の区画を含む。図100は、モジュール式仕切り頂部830の交差部材部分850に取付けられた仕切りスリーブ46を示す。図4~図6Cを参照して説明したように、仕切りスリーブ46は、仕切りスリーブ46の下端47に複数の接続部材(またはファスナ)をさらに備えることができる。複数の接続部材は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、またはそれ以上の接続部材を含むことができる。接続部材は、弾性片およびクリップ、スナップ、または任意の他の適切な機械的締結機構を備えることができる。仕切りスリーブのベースの接続部材は、ゴルフバッグ10、1010のベースに、または平坦部14の底端部に固定することができる。
モジュール式仕切り頂部アセンブリ830の利点は、仕切り頂部の効率的なカスタマイズ、さっぱりとした外観、単一の仕切り頂部よりも軽い全体的な仕切り頂部重量、およびクラブシャフトに対するより良好な保護を含む。以下に説明するように、交差部材部分850はトップリング840よりも軽量の材料から形成することができるので、仕切り頂部30、1030はより軽量化された全体重量を有することができる。仕切り頂部アセンブリ830のモジュールの性質により、製造業者は、カスタマイズされた交差部材部分850を提供することによって、より多くの色、テクスチャ、仕切りパターン、およびグラフィックオプションを受取人に簡単かつ高コスト効率で提供することができる。ゴルフバッグ10、1010は、仕切り頂部830の交差部材部分850なしでほぼ完全に組み立てることができるので、供給会社は以下の方法の節で説明するように、トップリング840を有するバッグを事前に組み立て、後に、カスタマイズされた交差部材部分850をトップリング840に固定することができる。
2.仕切り頂部の交差部材上のカバー
図82~図84は仕切り頂部30、1030の別の実施形態を示している。カバー870を、交差部材78および中間部材80の上に取付けることができる。カバー870は、交差部材78、および、ゴルフバッグ10、1010に挿入されたときに仕切り頂部30、1030に衝突する任意のゴルフクラブを保護する。カバー870はさらに、仕切り頂部30、1030の色のカスタマイズを可能にする。1つまたは複数の中間部材を備える仕切り頂部30、1030の実施形態は、カバー870を備えることもできる。しかし本明細書の目的のために、1つの中間部材80を備える実施形態のみが示されている。
カバー870は、仕切り頂部30との容易なワンステップ組立を可能にするワンピースシステムとすることができる。これは、仕切り頂部30の各交差部材878及び中間部材880の周りにフラップ90を巻き付けなければならないこととは反対である。いくつかのゴルフバッグでは、仕切りスリーブ46、1046は、1つ以上のフラップ90を備える。1つ以上のフラップ90は、仕切りスリーブ46、1046を仕切り頂部30、1030に固定すること、および、仕切り頂部30、1030の交差部材78、878、1078を保護すること、という二重の目的を果たす。カバー870は、交差部材878および中間部材880の上にカバー870を配置するための組み立てを必要とするだけである。さらにカバー870は、色、テクスチャー、またはグラフィックのカスタマイズのためのより多くの機会を提供することができる。カバー870は、フラップ90システムよりもゴルフクラブに大きな保護を提供する可能性を有する。
カバー870は、仕切り頂部30に固定又は接着することができる。カバー870は、仕切り頂部30の外側リング74と同じ輪郭に従うことができるカバー外側リング874を含むことができる。さらに、カバー外側リング874は、組み立てられたときにカバー外側リング874の外面が外側リング74の内面に隣接するように、外側リング74の外周よりも小さい外周を有することができる。カバー870は、カバー外側リング874の一部を横切って延在し、複数のカバー開口882を画定し、仕切り頂部30の少なくとも1つの交差部材78に対応する、少なくとも1つの交差部材カバー878をさらに含む。いくつかの実施形態では、図83を参照すると、複数の交差部材カバー878a、878bがカバー外側リング874によって画定される部分を横切って延びている。少なくとも1つの中間部材カバー880が、交差部材カバー878a、878bの間に延びて、仕切り開口82に対応するカバー開口882を画定する。下方から見たときの図84を参照すると、クロスメンバカバー878および中間部材カバー880は、組み立てられたときにクロスメンバ78および中間メンバ80がチャネル890の内側に嵌合するように、チャネル890を含む。
他の実施形態では、カバー870が、交差部材カバー878および少なくとも1つの中間部材カバー880を含むことができるとともに、カバー外側リング874を欠くことができる。これらまたは他の実施形態では、下から見たとき、交差部材カバー878および中間部材カバー880は、交差部材78および中間部材80がチャネル890の内側に嵌合することができるように、チャネル890を含むことができる。組み立てられると、交差部材カバー878および中間部材カバー880は、仕切り頂部30の外側リング74を露出させたまま、交差部材78および中間部材80を覆うことができる。
他の実施形態では、カバー870が、カバー外側リング874を含むことができるとともに、交差部材カバー878および中間部材カバー880を欠くことができる。これらの実施形態または他の実施形態では、下から見たときに、カバー外側リング874は、外側リング74がチャネル890の内側に嵌合することができるように、チャネル890を含むことができる。組み立てられると、カバー外側リング874は、部材カバー878および仕切り頂部30の中間部材880を露出させたまま、外側リング74を覆うことができる。
いくつかの実施形態では、組み立てられたときに、カバー870を仕切り頂部30に固定する接着剤またはエポキシでチャネル890を充填することができる。他の実施形態では、カバー870は、任意の適切な機構によって仕切り頂部30に固定することができる。例えば、カバー870は、ねじ機構、スナップフィット機構、面ファスナ機構(VELCRO(登録商標))、リベット、ラッチ機構、バックル機構、クリップ機構、ストラップ機構、ピン機構、または任意の他の適切な機構によって、仕切り頂部30に固定され得る。
いくつかの実施形態では、カバー870は、仕切り頂部30と同じ色とすることができる。他の実施形態では、カバー870が、仕切り頂部30とは異なる色であってもよい。他の実施形態では、カバー870が、青色、緑色、黄色、橙色、赤色、紫色、白色、黒色、灰色、金色、または任意の他の適切な色であり得る。
3.仕切り頂部材質
仕切り頂部30、1030は可撓性、強度、および軽量構造のために、ポリプロピレンまたは他の熱可塑性ポリマーで作製されることが好ましい。具体的には仕切り頂部30、1030は、ガラス充填ポリマーまたは任意の他の適切なプラスチックから形成することができる。いくつかの実施形態では、仕切り頂部30、1030は、ガラス充填ポリマー、ポリプロピレン、または任意の他の熱可塑性ポリマーを含むが、これらに限定されず、複数の材料から形成することができる。
モジュール式仕切り頂部830の実施形態では、頂部リング540は、仕切り頂部30、1030を形成することができる材料と同様の材料で形成することができる。また、モジュール式仕切り頂部830の実施形態では、交差部材部分850材料は、エチレン-酢酸ビニル(以下、「EVA」)、Croslite(登録商標)(Crocs(登録商標)、ボールダー、コロラド)、ポリウレタン(以下、「PU」)、シリコーン、または任意の他の好適な材料で形成することができる。EVAは、モジュール式仕切り頂部アセンブリ830の重量を低下させる無毒で強靭で低密度なオプションを提供する。Croslite(登録商標)(Crocs(登録商標)、ボールダー、コロラド)は、耐紫外線性および低密度と共に衝撃吸収特性を提供する。シリコーンは、極端な環境に耐性のある、非反応性で製造が容易なオプションを提供する。いくつかの実施形態では、成形仕切り頂部830が複数の材料を含む。いくつかの材料の柔軟な性質は、追加の支えを必要とする。追加の支えは、モジュール式仕切り頂部830の交差部材部分850の多材料構造によって、または、リブの代わりに内部支持体のためのフルビームのような頂部リング540からの追加の支持によって、提供される。交差部材部分850の材質は、ゴルフバッグ仕切りの全体重量を低減することができる。
カバー870を有する実施形態では、カバー870は、柔らかく軽量な特性を有する任意の材料で作ることができる。カバーは、連続気泡、独立気泡発泡体、または任意の他の適切な材料を含むことができる。例えば、カバーは、PU発泡体、ポリエチレン発泡体、EVA発泡体、Croslite(登録商標)(Crocs(登録商標)、ボールダー、コロラド)、網状ポリウレタン発泡体、ポリエチレンプラスチック、ポリウレタンプラスチック、ポリプロピレンプラスチック、ポリカーボネートプラスチック、ゴム、シリコーン、または任意の他の好適な材料などの材料を含むことができる。さらにいくつかの実施形態では、カバー870は、追加のパッドまたはパッド材料を含むことができる。カバー870を有する仕切り頂部30の実施形態は、従来の布地、メッシュ、または充填材を含むフラップシステムよりも軽量であり得る。
A.ベース
ゴルフバッグ10、1010は、ゴルフバッグ10、1010の基礎を形成するベース34、1034をさらに備えることができる。典型的にはベース34、1034は、ゴルフバッグ10、1010の1つ以上のステー39、1039および平坦部14、1014と係合する。図4、図119、および図120は、以下の説明で参照するゴルフバッグベース34、1034の実施形態を少なくとも部分的に示す。ゴルフバッグ10、1010のベースは、クラブを保持して地面に接触させるための底面38、1038と、平坦部14、1014に係合するためのリップ72、1072と、ゴルフバッグ10、1010を直立に保持するのを助けるための1つまたは複数のステー受容チャネル174、1174bと、を備えることができる。リップ72、1072は、底面38、1038から離れるように延び、ベース34、1034の周囲(または円周)を画定する。いくつかの実施形態では、ベース34、1034は、キャリーバッグのためのスタンドアセンブリシステムに係合する手段をさらに備えることができる。ゴルフバッグ10、1010のいくつかの実施形態では、ベース34、1034は、以下に記載されるように、スナップフィット接続を介して係合する2つの部分を有するベースアセンブリを備えることができる。
ベース34、1034はさらに、ステー39、1039をベース34、1034に接続するベースステーヒンジ170、1740を受け入れるように構成された、ベースステー受容チャネル174、174bを含む。典型的にはベースステー受容チャネル174、174bは、外側リング74、1074の内面に配置され、ゴルフバッグ10、1010の背面に隣接して配置される。ベース34、1034のいくつかの実施形態は、補助ステーを直接受けるための1つまたは複数のベースステーハブを備えることもできる。これらのステーハブは、外側リング74、1074の外面に配置することができる。
ベース34、1034は、平坦部14、1014をベース34、1034に固定するための平坦部取付け機構を備える。この平坦部取付け機構は、取付け開口、スナップボタン、平坦部14、1014または他の適切な接続手段の自己締結接続部材50と係合するための表面またはスロット,を備えることができる。ほとんどの実施形態では、平坦部取付け機構が、ベースのリップ72、1072と一体であるか、またはリップ72、1072上に配置される。いくつかの実施形態では、平坦部1014をベース1034に固定するための平坦部取付け機構は、リップ1072(図119に示す)上の複数の取付け開口1728を含む。取付け開口1728は、リップ1072の周囲(または円周)の周りに配置される。各取付け開口1728は、平坦部1014のリップ1072への取付け、より具体的には、平坦部1014のベース1034への取付けを容易にするために、締結具を受容するように構成される。平坦部14、1014のベース34、1034への取付けについては、以下でさらに詳細に説明する。
さらに、ベース34、1034は、仕切りスリーブ46、1046をベース34、1034に固定するための仕切り取付け機構を備えることができる。仕切り取付け機構は、取付け開口、スナップボタン、スナップクリップ、他のスナップフィット接続機構、仕切りスリーブ46、1046または他の適切な接続手段の自己締結接続部材に係合する表面またはスロット、を備えることができる。
例えば、図4及び図5に示す仕切り取付け機構の一実施例では、ベース34、1034は仕切りスリーブ46用の複数のスロット62を備えている。複数のスロット62は、リップ72を貫通し、ベース34の周囲に設けられている。複数のスロット62の各スロットは、以下でより詳細に説明するように(接続部材セクションにおいて)、それぞれの接続部材50を受け入れるように構成される。例えば、図119、図120、および図86に示す仕切り取付け機構の別の実施形態では、底面38、1038は、複数の仕切り取付け開口1732を含む。仕切り取付孔1732は、底面38、1038を通って延びている。各仕切り取付け開口1732は、底面38、1038への仕切りスリーブ1046の取付け、より具体的には、ベース1034への仕切りスリーブ1046の取付けを容易にするために、締結具を受け入れるように構成される。仕切り取付け機構の他の実施形態では、仕切りスリーブ46、1046は、ベース34、1034に直接縫い付けられる。仕切り取付け機構の他の実施形態は、仕切りスリーブ46、1046の接続に関して、以下により詳細に図示され、説明される。
1.ベースアセンブリ(ツーピーススナップ結合ベース)
いくつかの実施形態では、ベース34、1034は、ツーピースのスナップ結合ベースアセンブリを含むことができる。以下の説明は、キャリーバッグ内のベースアセンブリ900の第1の実施形態を示す図77~81、および、カートバッグ内のベースアセンブリ1900の第2の実施形態を示す図91および92を参照する。
図77および図91を参照すると、ベースアセンブリ900、1900は、リング部分910、1910およびベース部分920、1920を含むことができる。リング部分910、1910は、平坦部14、1014と結合するように構成された上端911、1911と、複数のスナップタブ930、1930を含む下端912、1912とを含む。各スナップタブ930、1930は、外側表面上に配置され、ベース部分920、1920と結合するように構成された突出面932、1932を備える。ベース部分920、1020は、平坦な底面938、1938と、ベースアセンブリ900、1900の周囲を画定し、底面938、1938から上方に延びる垂直リップ972、1972と、を含む。垂直リップ972、1972は、複数のスロット973、1973を含む。各スロット973、1973は、ベースアセンブリ900、1900が組み立てられた位置にあるとき、対応する突出面932、1973を受容するように構成される。
図78および図91を参照すると、ベースアセンブリ900、1900のリング部分910、1910は、第1の直径を有する上端911、1911と、第2の直径を有する下端912、1912とを備えることができる。多くの実施形態では、第1の直径が第2の直径よりも大きい。リング部分910、1910がベース部分920、1920に組み付けられたときに、下端912、1912が垂直リップ972、1972の内側に嵌合し、上端911、1911が垂直リップ972、1972の上に載るように、第1の直径は垂直リップ972、1972の直径に等しくすることができる。他の実施形態では、第2の直径が第1の直径よりも大きくてもよく、または第1の直径と同じであってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、リング部分910、1910がベース部分920、1920に組み付けられたときに、下端912、1912が垂直リップ972、1972の外側に嵌合し、上端911、1911が垂直リップ972、1972の上に載るように、第2の直径が第1の直径よりも大きい。
リング部分910、1910は、任意の適切な形状を備えることができる。図示の実施形態では上から見たとき、リング910、1910は丸みを帯びた角を有する正方形の形状を有する。他の実施形態では、リングが長方形、三角形、円形、またはベース920、1920に対応する任意の他の適切な形状であり得る。
特に図77~81の実施形態を参照すると、リング部分910の下端912は、複数のスナップタブ930を備える。各スナップタブ930は、リング部分910の下端912から上方に延びる一対の切欠き931によって画定される。切欠き931は、スナップタブ930がベース部分920に組み立てられるときに曲がることを可能にする。いくつかの実施形態では、各スナップタブ930が、リング部分910の下端912から上方に延びる単一の切り欠き931によって画定されてもよい。他の実施形態では、切欠き931がリング部分910の上端911から下方に延びることができる。別の実施形態では、スナップタブ930がリング部分910の下端912から外向きに延びることができる。
図79を参照すると、各スナップタブ930は、スナップタブ930の外面に配置された突出面932を有する。いくつかの実施形態では、突出面932は、スナップタブ930の外面と90度の段差を形成する第1の端部935と、スナップタブ930の外面に向かって先細になる第2の端部936と、を有することができる。他の実施形態では、突起が第1の端部935から第2の端部936まで一定のままであるか、増加するか、または減少する高さを含むことができる。さらに、突出面932は、第1の端部から第2の端部まで増加、減少、または一定のままである幅または長さを含むことができる。
図示の実施形態では、突出面932は、長方形の形状を有する。他の実施形態では、突出面932が三角形、円形、台形、または任意の他の適切な形状など、任意の形状を備えることができる。さらに、突出面932は、スナップタブ930の外面の任意の部分を含むことができる。多くの実施形態では、突出面932が、スナップタブ930の外面の3/4を構成する。他の実施形態では、突出面932がスナップタブ930の外側部分の20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、または90%を含むことができる。例えば、突出面932は、スナップタブ930の外側部分の20%~50%、40%~70%、または50%~90%を含むことができる。
図91および図92に示す実施形態では、リング部分1910は切欠きを備えていない。したがって、スナップタブ1930は、突出面1932を備えるリング部分1910の下端1912の部分として画定される。これらの突出面1932は、リング部分1910の下端1912の底部周囲からリング部分1910の上端1911に向かって隣接して延在する。突出面1932は、リング部分1910の表面から外側に傾斜している。スナップタブ1930は、ベース部分1920の垂直リップ1972のスロット1973に係合するスナップフィット接続として設計される。
図79および図91に示す実施形態では、スナップタブ930が、ベースアセンブリ900を側面から見たときに長方形の形状を有する。他の実施形態では、スナップタブ930は任意の形状を有することができる。例えば、スナップタブ930は、三角形、円形、台形、または任意の他の適切な形状を有することができる。
図80および図91を参照すると、ベースアセンブリ900、1900のベース部分920、1920は、底面938、1938と、平坦な底面938、1938の周囲から外側に延びる垂直リップ972、1972と、を含む。垂直リップ972、1972は、スナップタブ930、1930上に配置された突出面932、1932を受け入れるように構成された、複数のスロット973、1973を備えることができる。複数のスロット973、1973は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のスロットを含むことができる。図77~81の実施形態では、各スロット973は、垂直リップ972の底部から始まり、垂直リップ972の頂部へ至るルートの途中まで延在する。ベース部分920は、スロット973の一部を覆う垂直リップ972の内部に配置されている、カバー974を含む。カバー974は、ベースアセンブリ900が組み立てられた位置にあるときに、各スナップタブ930の底面が各対応するカバー974の上面と当接するように、スロットの上方に一部延びる。
図91および92(ベースアセンブリ1900)の実施形態では、ベース部分1920の垂直リップ1972は、リング部分1910の下端1912を受け入れるためのチャネル1975をさらに備える。チャネル1975の内壁1976および外壁1977は、リング部分1910をベース部分1920に整列させ、固定するのを助ける。チャネル1975の内壁1976および外壁1977はさらに、ツーピースベースアセンブリ1900に構造的剛性を加える。ほとんどの実施形態では、ベース部分1920がリング部分1910に組み付けられると、リング部分1910の下端1912はベース部分1920の垂直リップ1972のチャネル1975の内側に嵌合する。他の実施形態では、ベース部分1920がリング部分1910に組み付けられると、リング部分1910の下端1912は、ベース部分1920の垂直リップ1972の外側に嵌合する。さらに他の実施形態では、図77~図81の実施形態と同様に、ベース部分がリング部分に組み付けられると、リング部分の下端がベース部分の垂直リップの内側に嵌合する。リング部分の下端が垂直リップの外側または内側に嵌合する実施形態では、垂直リップはチャネル1975を含まない。図91および図92の実施形態では、スロット1973が、垂直リップ1972のチャネル1975の外壁1977の開口である。この実施形態では、ベース部分1910がベースアセンブリ1900のリング部分1910と係合すると、スナップタブ1930がスロット1973を通して見える。
図示の実施形態では、スロットは長方形の形状を有する。他の実施形態では、スロットがベースの外側から見たときに任意の形状を含むことができる。例えば、スロットは、三角形、円形、台形、またはスナップタブ上の突出面の形状に対応する任意の他の適切な形状であり得る。
図81および図92を参照すると、組み立てられた位置にあるベースアセンブリ900、1900が示されている。ベースアセンブリ900、1900を組み立てるために、リング部分910、1910のスナップタブ930、1930は、ベース部分920、1920のスロット973、1973と整列される。次いで、リング部分910、1910は、ベース部分920、1920に押し込まれる。図77~81の実施形態では、スナップタブ930の底部が、カバー974の上面と当接する。ベースアセンブリの任意の実施形態は、以下に説明する分割スリーブ接続部材50、50cのいずれかをさらに含むことができる。分割スリーブ接続部材50、50cは、分割スリーブ46をリング部分またはベース部分のいずれかに結合する。
ベース部分920、1920の平坦な底面938、1938は、図91および図92の隆起部1921のような隆起部分を含むことができる。底面938、1938の隆起部1921は、凹部1923のような4つの凹部を残したおおよそ十字形状とすることができ、底面938、1938は隆起していない。凹部1923は、ベース34、1034の外面上で底面938、1938の隆起部1921よりも下方に延在し、4つの突出部を形成する。いくつかの実施形態では、凹部1923は、リッジ、バンプ、チャネル、溝、または他のグリップおよび粗さの特徴を備える。これらの特徴は耐久性を改善し、凹部1923が地面上で滑るのを防止する。他の実施形態では、隆起部分1921が円形、卵形、三角形、長方形、菱形、または任意の他の適切な形状であり得る。いくつかの実施形態では、凹部1923の少なくとも一部は、底面938、1938の材料とは異なる材料で構成される。
ベースアセンブリ900、1900は、リング部分910、1910の上端911、1911の内側と一体化されたベースステー受容チャネル(ベース34、1034について上述した174、174bと同様)をさらに備えることができる。いくつかの実施形態では、ベースアセンブリ900、1900のリング部分910、1910は、1つまたは複数の補助ステーを受け入れるための、リング部分910、1910と一体の複数のステーポート(ベース34、1034について上述した複数のステーポートと同様)をさらに備える。
ツーピースベースアセンブリ900、1900は、ワンピースベース34、1034を有するシステムと比較して、ゴルフバッグ10、1010のより効率的な組み立てを可能にする。リング部分910、1910は、スナップフィット接続、縫合、ピン、ボタン、クランプ、ジッパー、または任意の他の適切な機構を介して、平坦部に結合され得る。ベースアセンブリ900、1900は、リング部分910、1910の底部の開口部を介して平坦部14の内部へのアクセスを提供する。これは、ゴルフバッグ10、1010の上部を通って入ることによって、平坦部14、1014をベース34、1034に結合するのとは対照的に、より容易な結合プロセスを可能にする。分割スリーブ46のベース920、1920への結合は、ベース920、1920とリング部分910、1910との結合の前に完了することができる。これは、ベース部分910、1910の内部への容易なアクセスを提供し、ゴルフバッグ10、1010の上部を通って入ることによって、仕切りスリーブ46をベース部分920、1920に取付けることとは対照的に、より容易な製造プロセスを可能にする。
B.分割スリーブ取付機構
ゴルフバッグ10、1010は、異なるゴルフクラブがゴルフバッグ10、1010に挿入されたときに、異なるゴルフクラブのグリップ及びシャフトの絡み合いを防止するための仕切りスリーブ46、1046を含むことができる。仕切りスリーブ46、1046の一端は仕切り頂部30、1030に取付けることができ、仕切りスリーブ46、1046の他端はベース34、1034または平坦部14、1014のいずれかに取付けることができる。仕切りスリーブ46は、取付け開口、スナップボタン、他のスナップフィット接続、仕切りスリーブ46の自己締結接続部材、または他の適切な接続手段などの取付け機構を介して、仕切り頂部30、1030、ベース34、1034、および/または平坦部14、1014に取付けることができる。
1.仕切り頂部への仕切りスリーブ取付機構
ここで図9および図10を参照すると、一実施形態では、仕切りスリーブ46が自己締結係合によって仕切り頂部30に取付けられる。参照された図は、例示の目的のために提供される。本明細書に開示されるベース34および仕切りスリーブ46の態様は、任意のサイズまたはタイプのベース34、1034および仕切りスリーブ46に組み込まれ得る。接続部材50の端部と反対側の仕切りスリーブ46の端部は、複数のフラップ90を含む。フラップ90は仕切りスリーブ46に一体化されてもよく、それぞれが、面ファスナとして示される自己締結具94を含む。図10に示すように、自己締結具94は、第2の自己締結部分102から分離された第1の自己締結部分98を含む。第1および第2の自己締結部分98、102は、フラップ90の同じ側に設けられ、フラップ90が仕切り頂部30の一部の周りに巻き付くのに十分な距離だけ分離されている。第1および第2の自己締結部分98、102は、面ファスナのそれぞれのフック98およびループ102部分として示されている。しかしながら、他の実施形態において、任意の適当な自己締結具94が、ボタン及びボタンホール、フック&アイ閉鎖部、またはスナップファスナを含むものとして使用され得る。さらに他の実施形態では、第1の自己締結部分98が締結具のフックまたはループ部分であってもよく、一方、第2の自己締結部分102が締結具のループまたはフック部分の他方であってもよい。図9に示すように、交差部材78および中間部材80の周りに巻き付くフラップ90は、ゴルフクラブを交差部材78または中間部材80に対して擦ることによる損傷から保護するために、追加のパッドまたはパッド材料104を含む。外側リング74の一部の周りを包むフラップ90は、追加のパッドまたはパッド材料なしで示されているが、他の実施形態ではフラップ90がそのような追加のパッドまたはパッド材料を含むことができる。
ゴルフバッグ10、1010のいくつかの実施形態では、上述したものと同様のフラップを備える。フラップは、仕切り頂部30、1030の一部の周りに巻き付くとともに、仕切り頂部30、1030の周りに固定するためにそれ自体に縫い付けられる。これらの実施形態では、縫合が面ファスナに取って代わっており、これにより、場合によっては製造プロセスを単純化することができる。
2.ベースへの仕切りスリーブ取付機構(接続部材)
いくつかの実施形態では、仕切りスリーブ46とベース34、1034との間の取付け機構は、複数の接続部材を備える。本開示の目的のために、特に図4および図5に示されるようなキャリーバッグ10はこの特徴を例示するために使用されるが、取付け機構は任意のクラス、タイプ、またはサイズのゴルフバッグに組み込まれ得ることが理解される。バッグ10の図示の実施例では、複数の接続部材50、より具体的には4つの接続部材50が、仕切りスリーブ46をベース34に結合している。他の実施形態では、2つ、3つ、または5つ以上の接続部材50を使用して、仕切りスリーブ46をベース34に結合することができる。接続部材50は、好ましくは弾性ウエビングのような可撓性、弾性、伸縮性材料で形成され、仕切りスリーブ46とベース34との間に可撓性及び/又は弾性連結を形成する。他の実施形態では、接続部材50が本明細書に開示される内部サブアセンブリ42の動作に従って機能することを可能にするのに十分な可撓性および/または弾性を有する任意の適切な材料を使用することができる。さらに、接続部材50の端部56は、仕切りスリーブ46(図5に示す)に取付けられている。端部56は縫い合わせによって仕切りスリーブ46に取付けられているように示されているが、他の実施形態では端部56が接着剤、リベット、または端部56と仕切りスリーブ46との間の接続を維持するのに適した他の任意の公知のまたは将来開発される取付けによって取付けられてもよい。その一方、接続部材50は、本明細書で開示される内部サブアセンブリ42の動作に従って機能することができる。
ここで図4および図5を参照すると、第1の実施形態では、各接続部材50が仕切りスリーブ46を自己締結具58によってベース34に結合しながら自己締結係合状態にある。図5に示すように、自己締結具58aの第1の部分は、自己締結具58bの第2の部分から離間している。自己締結具58a、58bの両方の部分は、接続部材50の同じ側に設けられる。これにより、各接続部材50はベース34のスロット62(図4及び図5に示す)に受け入れられ、次に、自己締結具58a、58b(図4に示す)の部分を連結することにより自己締結される。別の言い方をすれば、接続部材50がスロット62によって受け入れられた後、接続部材50の第1の部分66は、接続部材50の第2の部分70に締結されて自己締結接続を形成する。自己締結接続は、各接続部材50がベース34の一部の周りに巻き付いて、仕切りスリーブ46をベース34に結合することを可能にする。ベース34の周囲に設けられた複数のスロット62は、それぞれの接続部材50を受け入れるようにそれぞれ構成されている。自己締結具58は面ファスナ(例えば、VELCRO(登録商標))の形態で示されているが、他の実施形態ではボタンおよびボタン穴、鉤ホック(hook-and-eye closure)、またはスナップファスナを含む、任意の適切な自己締結具58を使用することができる。さらに、他の実施形態では自己締結具58aの第1の部分が締結具のフックまたはループ部分であってもよく、自己締結具58bの第2の部分は締結具のループまたはフック部分の他方である。他の実施形態では、接続部材50の第1の部分66が(例えば、接着剤または同様の材料の使用によって)恒久的または半恒久的な配置で第2の部分70に固定される。
3.代替実施形態の仕切りスリーブとベース取付け機構(接続部材)
図6は、ベース34への仕切りスリーブ46の取付け機構の、別の実施形態を示す。仕切りスリーブ46をベース34に結合する自己締結係合のこの代替実施形態は、リップ72にスロットを有さない。むしろ、接続部材50は、ベース34の底部71の一部と係合して、仕切りスリーブ46をベース34に連結する。具体的には、底部71の部分が複数の接続部分73を含む。各接続部分73は、ベース34の底部71を貫通して形成された2つのスロットまたは開口(図示せず)によって画定される。各接続部材50は、それぞれの接続部分73の周りに巻き付けられ、面ファスナ(VELCRO(登録商標))による自己接続を形成する。図示のゴルフバッグ10では、4つの接続部材50が仕切りスリーブ46をベース34に連結している。
図6Bは、ベース34への仕切りスリーブ46の取付け機構の、別の代替実施形態を示す。仕切りスリーブ46は、各接続部材50bの端部にスナップファスナまたはクリップ55bを有する接続部材50bを備える。図77~図81に示されるとともに上述したように、このスナップファスナの実施形態は、リング部分910およびベース表面部分920を備えるベースアセンブリ900に関して説明されているが、ベース34、1034の他の実施形態と共に使用することもできる。ゴルフバッグ10、1010のベース34は、リング部分910と、リング部分910にスナップフィットするベース表面部分920と、リング部分910に接続する可撓性接続部材50cとを備える。ベースリング部分910の可撓性接続部材50cは、仕切りスリーブ46の接続部材50bのスナップファスナまたはクリップ55bと係合する、スナップファスナまたはクリップ55cを有する。ベースリング部分910は上記に詳細に記載されるように、バッグ平坦部14に縫い付けられるか、または恒久的に取付けられることができる。ツーピースの、スナップ結合ベースアセンブリ900は、ベース表面部分920がベースリング部分910上にスナップ結合される前に、ファスナまたはクリップ55b、55cが容易に結合されることを可能にする。スナップファスナまたはクリップ55b、55cを使用して仕切りスリーブ46をベース34、1034に接続することにより、ベース34、1034にスロットを設ける必要がなくなる。この実施形態の他の変形例では、ベースの接続部材50cがベース表面部分920に取付けられる。
図示されていない他の実施形態では、ワンピースベースが、可撓性接続部材(50cに類似)およびスナップファスナまたはクリップ(55cに類似)を備えることができる。このベースは、仕切りスリーブがベースに取付けられる前に、ゴルフバッグの平坦部に接続される。接続部材(50bに類似)およびスナップファスナまたはクリップ(55bに類似)を含む仕切りスリーブを、仕切り頂部に連結することができる。ベースおよび仕切りスリーブのスナップファスナまたはクリップは、組立者が仕切りスリーブをベースに容易に接続することを可能にする。
C.ステー
ゴルフバッグ10、1010は、ベース34、1034、および、仕切り頂部30、1030を接続する1つ以上のステー39、1039、1039a、1039b(以下、39、1039)を備えることができる。1つ以上のステー39、1039は、展開された形態にあるゴルフバッグ10、1010に剛性を与える。1つまたは複数のステー39、1039は、ヒンジを介して、ベース34、1034および/または仕切り頂部30、1030に旋回可能に接続することができる。1つまたは複数のステー39、1039および/またはヒンジは、1つまたは複数のスナップフィット接続によって、ベース34、1034および/または仕切り頂部30、1030と係合することができる。頂部およびベースステーヒンジ162、170により、仕切り頂部30、1030およびベース34、1034は、ステー39、1039に向かって折りたたむ、または潰すことができる。仕切り頂部30、1030、ベース34、1034、および1つ以上のステー39、1039を備えるサブアセンブリにおいて、ヒンジ162、170は、サブアセンブリが輸送または保管のために潰れることを可能にする。
図21~図29は、旋回ステー39(図2参照)のためのスナップフィットサブアセンブリを示す。図21~図22は、仕切り頂部30に旋回可能に接続された、第1または頂部ステーヒンジ162を示す。図25~図26を参照すると、頂部ステーヒンジ162は、ジョイント165によって第2の部分または第2のアーム164に旋回可能に接続された、第1の部分または第1のアーム163を含む。第1のアーム163は、仕切り頂部30(図21に示す)に接続される。第2のアーム164は、ステー39(図22に示す)に接続される。例えば、第1のアーム163は、仕切り頂部30内の対応するチャネル(図示せず)内に受け入れることができる。一方、第2のアーム164は、ステー39の第1の端部または頂端部を受け入れるチャネルまたはスリーブ部分166を画定することができる。
頂部ステーヒンジ162は、第1および第2のアーム163、164が互いに対してある角度で配置される第1の位置(図23に示される)と、第1および第2のアーム163、164が互いに対して真っ直ぐな角度(例えば、180度)を形成するかまたは概して同一直線上にある第2の位置(図24に示される)と、の間で、ジョイント165において旋回する。いくつかの実施形態では第1および第2のアーム163、164は、170°と190°との間の最大角度で傾斜している。第1および第2のアーム163、164は、30~40度、35~45度、40~50度、45~55度、50~60度、60~70度、70~80度、80~90度、90~100度、100~110度、110~120度、120~130度、130~140度、140~150度、150~160度、160~170度、170~180度、または180~190度、互いに対して角度を付けることができる。頂部ステーヒンジ162は、(図29に示すように)第2のアーム164が外側リング74の一部にほぼ垂直である位置から(図22に示すように)第2のアーム164が外側リング74の一部にほぼ平行である位置まで、約90度(90°)旋回する。
第1の位置(ゴルフバッグ10が折り畳まれたときに起こる)から第2の位置(ゴルフバッグ10が展開されたときに起こる)への移行中の頂部ステーヒンジ162の過伸展を制限するために、頂部ステーヒンジ162は、ヒンジリミット167を含む。図示の実施形態では、ヒンジリミット167は、(第2または第1のアーム163、164の他方に配置された)ノッチ169によって受けられる(第1または第2のアーム163、164の一方に配置された)ヒンジ突起168を含む。頂部ステーヒンジ162を第1の位置(図23に示す)から第2の位置(図24に示す)まで回転させると、ノッチ169は、頂部ステーヒンジ162が第2の位置に到達したときに突起168を受け入れる。第1および第2のアーム163、164の部分は互いに接触し、頂部ステーヒンジ162の回転または旋回をさらに制限する。ヒンジリミット167は、自己組立中に仕切り頂部30が過伸展するのを防止する一助となる。
図25は、ベース34に旋回可能に接続された、第2または底部またはベースステーヒンジ170を示す。図26A~図28Bに示すように、ベースステーヒンジ170は、ばねまたは付勢部分173によって第2の部分または第2のアーム172に可撓的に接続された、第1の部分または第1のアーム171を含む。第1のアーム171はベース34に連結され、第2のアーム172はステー39に連結されている。例えば、第1のアーム171は、ベース34(図4~5および図25に示される)によって画定されるステー受容チャネル174に受容または係合することができる。一方、第2のアーム172は、ステー39(図5および25に示される)の一部を受容するチャネル175を画定し得る。図28に示すように、ヒンジ170は付勢部分173で撓む。これにより、第1および第2のアーム171、172は、互いに対して撓むことができる。いくつかの実施形態では、付勢部分173は、図26A、27A、および28Aに示すように、付勢部分173を補強する突起または隆起を備えることができる。他の実施形態では、付勢部分173は、図26B、27B、27C、および28Bに示されるように、滑らかな表面を備える。同様に、第1および第2のアーム171、172に取付けられた構成要素(例えば、それぞれ、ベース34およびステー39)は、互いに対して屈曲または旋回する。
ベースステーヒンジ170は、ゴルフバッグ10を折り畳まれた状態から展開された状態に変換するために、ステー39の周りのベース34の旋回を容易にする。いくつかの実施形態では、第1および第2のアーム171、172は、互いに対して最大170°~190°の角度をなしている。第1および第2のアーム171、172は、互いに対して30~190度の角度をなしていてもよい。例えば、ベースステーヒンジ170の第1及び第2のアーム171、172は、30~40度、35~45度、40~50度、45~55度、50~60度、60~70度、70~80度、80~90度、90~100度、100~110度、110~120度、120~130度、130~140度、140~150度、150~160度、160~170度、170~180度、又は180~190度だけ互いに対して角度を付けることができる。一実施形態では、ベースステーヒンジ170は、ベース34の側壁178の一部にほぼ垂直な位置から、ベース34の側壁178の一部にほぼ平行な位置まで、約90度(90°)まで旋回するように構成される。いくつかの実施形態では、ステーヒンジ162、170は、機械的に旋回可能ではなく、可撓的に旋回可能である。
スタンドアセンブリを有するゴルフバッグの実施形態では、ベースステーヒンジ170はまた、使用中にゴルフバッグ10が第1の形態(脚部40が格納された状態の図3を参照)から第2の形態(脚部40が広がった状態の図2を参照)に移行するときに、ベース34の周りでステー39を傾斜させるのを助けることができる。いくつかの実施形態では、ベースステーヒンジ170の第1および第2のアーム171、172は、ゴルフバッグ10が広がった形態にあるときに、互いに対して120~150度の角度をなし得る。例えば、広がった形態では、ベースステーヒンジ170の第1および第2のアーム171、172は、120~130度、130~140度、140~150度、150~160度、または160~170度だけ互いに対して角度を付けることができる。いくつかの実施形態では、ベースステーヒンジ170の第1および第2のアーム171、172は、ゴルフバッグ10が格納形態にあるとき、互いに対して170~190度の角度をなし得る。例えば、格納形態では、ベースステーヒンジ170の第1および第2のアーム171、172は、互いに対して170°~180°、175°~185°、または180°~190°の角度をなすことができる。
スナップフィットサブアセンブリは、ステー39がスナップフィット接続によって仕切り頂部30とベース34とを相互接続することを可能にする一方で、サブアセンブリの部分(例えば、仕切り頂部30、ベース34、およびステー39)が包装体積を減少させることによって、より費用効果の高い輸送のために平坦に旋回されることを可能にする。ステーヒンジ162、170は、仕切り頂部30及びベース34がステー39に対してほぼ垂直な位置(例えば、脚部40がスタンドバッグのために引っ込められたとき、又はカートバッグ内に引っ込められたとき)から、ステー39に対してほぼ平行な位置(図29に示すように)まで、ステー39の周りを旋回することを可能にする。図29に示す形態の結果として、仕切り頂部30は、ステー39からオフセットされ、ステー39の平面にほぼ平行な平面内にある。図示されていないが、ベース34もステー39からオフセットされ、ステー39の平面にほぼ平行な平面内にあり、ベース34および仕切り頂部30はほぼ平行またはほぼ同じ平面内にある。
図117~120に示される旋回ステー39のためのスナップフィットサブアセンブリの別の実施形態では、サブアセンブリが第1または頂部ステーヒンジ1740と、第2またはベースステーヒンジ1744とを備える。頂部ステーヒンジ1740は、頂部ステーヒンジ162またはベースステーヒンジ170のいずれかと同様であり得る。ベースステーヒンジ1744は、頂部ステーヒンジ162またはベースステーヒンジ170のいずれかと同様であり得る。要するに、旋回ステー39のいずれかの端部での曲げまたは回転を可能にするために、任意の適切なヒンジ設計を実施することができる。いくつかの実施形態では、頂部ステーヒンジおよび下部ステーヒンジが、ステー39と一体的に形成されてもよい。
D.平坦部
ゴルフバッグ10、1010は、管状形状を形成するために固定される側面を有する管状または長方形を備えることができる平坦部14、1014をさらに備える。平坦部14、1014は、ゴルフバッグ10、1010の本体の側面を形成する。平坦部14、1014は、仕切り頂部30、1030とベース34、1034との間に延在する。平坦部14、1014は、ゴルフバッグ10、1010内にゴルフクラブを含む枠組みとして機能することができる。いくつかの実施形態では、平坦部14、1014は、ゴルフバッグ10、1010のサブアセンブリ42、1042にスナップフィットすることができる。平坦部14、1014の少なくとも一部は、サブアセンブリ42、1042上に縫い付けることができる。平坦部14、1014の少なくとも一部は、サブアセンブリ42、1042上にリベット留めすることができる。ゴルフバッグ10、1010の様々な実施形態は、平坦部14、1014を下記のサブアセンブリ42、1042に接続するための方法の異なる組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、平坦部14、1014は、仕切り頂部30、1030上を摺動し、スナップフィットするように設計された管状ユニットとして設けることができる。他の実施形態では平坦部14、1014は、図30および図31に示す平坦部14のような、(管状ではなく)開放ユニットとして設けられる。開いた平坦部14、1014は、縫合またはファスナ(例えば、ジッパーまたはスナップフィット接続)を介して、管状構成に組み立てられ得る。いくつかの実施形態では、平坦部14、1014は、管状または開放のいずれかで提供され、成形されたスナップツリー部材を用いて、仕切り頂部30、1030および/またはベース34、1034に固定され得る。
平坦部14、1014は一般に、ポケット18、1018、ハンドル22、1022、および肩ストラップ24、1024が取付けられた状態で、単一の材料、または2つ以上の材料から形成される。ポケット18、1018は、平坦部14、1014から分離し、取り外し可能とすることができる。例えば、各ポケット18、1018は以下に説明するように、スナップフィットボタン、面ファスナ(例えば、VELCRO(登録商標))、または1つ以上のジッパーなどの取り外し可能な取付け具によって、平坦部14、1014に接続されてもよい。取り外し可能なポケット18、1018は、平坦部14、1014上の異なるポケット18、1018のサイズ、数、または位置のカスタム構成または再構成を可能にする。
1.平坦部の仕切り頂部またはベースへのスナップフィットコネクタを介した取付機構
図30~31は、ゴルフバッグ10を形成するための組み立て中にサブアセンブリとスナップフィット接続を形成する、開放平坦部14を示す。図30は、平坦部14の外側すなわち第1の側面を示す。図31は、平坦部14の内側または第2の側面を示す。平坦部14は、底部またはベース端部182と、頂端部186とを含む。両端は、(雌又は雄スナップフィットボタン194として図47に示された)サブアセンブリの仕切り頂部30及びベース34に設けられたそれぞれのスナップフィットコネクタ194と係合するための、(雄又は雌スナップフィットボタン190として示された)複数のスナップフィットコネクタ190を含む。平坦部14上の複数のスナップフィットコネクタ190、および、仕切り頂部30およびベース34上のそれぞれのスナップフィットコネクタ194は、スナップフィットコネクタを有さないゴルフバッグよりも、組立時間を短縮することを可能にする。更に、スナップフィットコネクタ190、194は、平坦部を仕切り頂部30及び/又はベース34にリベット留め又は縫い付けるのに必要な工具及び装置の必要性を排除する。
2.平坦部の仕切り頂部へのスナップフィットカラーを介した取付機構
管状平坦部14、1014は、スナップフィット接続を介してサブアセンブリに接続することもできる。図93A~93Cを参照すると、ゴルフバッグ10の一実施形態では、ゴルフバッグ10は、(仕切り頂部30と同様の)仕切り頂部230と、(平坦部14の頂端部186と同様の)頂端部286を有する(平坦部14と同様の)管状ゴルフバッグ平坦部214と、を少なくとも含む。平坦部214は、可撓性カラー(collar)210を含む。可撓性カラー210は、組み立て中に、管状平坦部214がゴルフバッグ10の仕切り頂部230の周りを摺動し、仕切り頂部230と重なることを可能にする。バッグ平坦部214のカラー210は、組立プロセスを容易にするために、1つ以上の補強壁216、スナップコネクタ224、弾性部分222、およびジッパー225を備える。仕切り頂部230は、成形体と、外部スナップコネクタ234を有する布カバーと、を含む。バッグ平坦部214のカラー210上のスナップコネクタ224は、仕切り頂部230のスナップコネクタ234と係合して、バッグ平坦部214を仕切り頂部230に取付ける。バッグ平坦部214のカラー210の補強壁216は、バッグ平坦部214にいくらかの剛性を与える。バッグ平坦部カラー210の弾性部分222は2つの補強壁216を接続し、バッグ平坦部214にスナップコネクタ224、234の組立に必要な可撓性を与える。バッグ平坦部カラー210のジッパー225は、組み立て中に可撓性を可能にするが、完成したバッグの仕切り頂部230に対してバッグ平坦部214をぴったりと保持するために、組み立ての最終段階で閉じられる。
バッグ平坦部214のカラー210は、1つ以上の補強壁216を備えることができる。ほとんどの実施形態では、バッグ平坦部214が仕切り頂部230と係合すると、バッグ平坦部214のカラー210の壁は仕切り頂部230の側部に隣接し、ほぼ平行に位置する。補強壁216は、バッグ平坦部214にいくらかの剛性を与える。多くの実施形態では、これらの壁216が、壁幅218および壁高さ220を含む平坦なシートであってもよい。各壁216について、壁幅218は、バッグのベースに平行にかつ補強壁216の底部に沿って測定したとき、それぞれのカラー壁216に対応する仕切り頂部230の側部の幅とほぼ同じである。このようにして、バッグ平坦部214のカラー210は、仕切り頂部230の外面に係合する。バッグ平坦部カラー210の壁の高さ220は、変えることができる。例えば、いくつかの実施形態では、バッグ平坦部214の後側の壁が、バッグ平坦部214の前側の壁の高さよりも高い高さを有する。いくつかの実施形態では、バッグ平坦部カラー210の左側および右側に対応する壁216が、図1に示されるように、それぞれのセクションの幅218を横切る様々な高さ220を有することができる。可撓性カラー210の壁216は、スポンジなどの連続気泡発泡体、またはCrocslite(商標)(Crocs(商標)、ボールダー、コロラド)材料などの独立気泡発泡体などの材料から形成することができる。あるいは、カラー210の壁216が、シリコーンなどの成形熱可塑性材料、または別のタイプの熱可塑性エラストマーから形成することができる。
カラー210の壁216は、メッシュカバーに入れることができる。メッシュカバーは、壁216を一緒に固定する。メッシュカバー216は、各壁216の内側層および外側層を覆うための布またはメッシュパネルを含む。メッシュカバーは、バッグ平坦部214のカラー210の頂部211および底部212の縁を取り囲む、縁取り部をさらに備える。カラー210のジッパー225は、バッグ平坦部214のカラー210の2つの壁216の間の接続を形成することができる。いくつかの実施形態では、ジッパー225を、カラー210の後壁と側壁との間に配置することができる。ジッパー225は、カラー210の下縁部212から上縁部211まで延びることができる。ジッパー225は、ジッパー歯の第1の列228aおよび第2の列228bと、ジッパーカー(zipper car)226と、ジッパーガレージ(zipper garage)228とを備えることができる。ジッパー歯228aの第1の列は、カラー壁216の縁部に沿ってほぼ垂直に延びている。ジッパー歯228bの第2の列は、隣接するカラー壁216の縁部に沿ってほぼ垂直に延びている。ジッパーカー226は、カー226がカラー210の上縁部211に隣接するときにジッパー225が閉じられ、カー226が平坦部214のカラー210の下縁部212に隣接するときにジッパー225が開くように、ジッパー歯228の列に取付けることができる。ジッパー225は、カラー部分を完全に分離するのではない。ジッパー225は、ジッパー225が開いているときに、カラー210が伸びることを可能にする可撓性を提供する。ジッパー225が開いているときのカラー210の拡張は、組み立て中にバッグ平坦部のカラー210が仕切り頂部230の所望の部分上に摺動することを可能にする。
トップメッシュ縁取りの1つのセクションは、第1のジッパー歯列228aおよび第2のジッパー歯列228bを備える2つのカラー壁216の間を橋渡しする、弾性部分222を備える。ジッパー225が開いているとき、弾性部分222は、カラー210を拡張するために伸張することができる。反対に、ジッパー225が閉じているとき、弾性部分222は伸ばすことができず、平坦部214のカラー210はより剛性が高い。ジッパー225が閉じられると、ジッパーカー226は、平坦部214の上縁部211に隣接するジッパーガレージ227内に収容される。
バッグ平坦部214は、カラー210の内面にスナップコネクタ224をさらに備える。スナップコネクタ224は、仕切り頂部230の外面上のスナップコネクタ234に対応する。カラー210上のスナップコネクタ224の位置は、組み立て中にバッグ平坦部214が仕切り頂部230に対してどこに位置するかを決定する。バッグ平坦部スナップコネクタ224は、仕切り頂部230の対応するスナップコネクタ234に固定することができる。いくつかの実施形態では、バッグ平坦部214のカラー210上のスナップコネクタ224が、カラー210の上縁部211と下縁部212との間のほぼ中間に配置される。他の実施形態では、スナップコネクタ224が、カラー210の下縁部212から一定の距離に配置される。いくつかの実施形態では、スナップコネクタ224が、平坦部214のカラー210の内面の周りに等間隔で配置される。スナップコネクタ224、234は、ボタンスナップまたは任意の他の適切なタイプのスナップコネクタとすることができる。
3.平坦部の仕切り頂部またはベースへの代替スナップフィット接続を介した取付機構
ゴルフバッグ10、1010の平坦部14、1014は、代替的な手段及びデザインを介して取付けることができる。平坦部14と仕切り頂部30および/またはベース34との間の、このような代替的なスナップフィット接続が、図32~図34に示されている。平坦部14の実施形態は、周囲の周りに複数の打抜き穴195を含む。一方、ベース34の実施形態は、周囲の周りに、対応する複数の打抜き穴196を含む。平坦部14の打抜き穴195とベース34の打抜き穴196は、整列して配置される。可撓性成形スナップツリーまたはスナップツリー部材198のストリップ197が、整列した打抜き穴195、196と係合する。そして、平坦部14およびベース34の各整列した穴195、196は、単一のツリー198を受け入れる(図34参照)。図32~図34は、平坦部14とベース34との間の代替のスナップフィット接続を示すが、平坦部14と仕切り頂部30との間に同じ代替のスナップフィット接続を使用してもよい。さらに他の実施形態では、平坦部14が面ファスナ(例えば、VELCRO(登録商標))、フックアンドフックファスナ(hook and hook fastener)、ボタン、または任意の他の適切なスナップフィットファスナもしくは固定アセンブリによって、サブアセンブリ42とのスナップフィット取付けを形成し得る。
ツーピースベースを有するゴルフバッグのような代替の実施形態は、ベースおよび仕切り頂部に直接縫い付けられるかまたは接続される。したがって平坦部14は、スナップフィット接続を有さない。
平坦部14はまた、仕切り頂部30の周りに追加の補強及び剛性を与えるために、頂端部186に補強リング200を含む(図31参照)。スタンドアセンブリを有するゴルフバッグの実施形態では、平坦部14はまた、図101~図104の平坦部414の窓428のような複数の窓を含んでもよい。これらの窓はそれぞれ、脚部取付けブラケット30のアンカー122が突出することを可能にし、アンカー122を露出させて、脚部40とのスナップフィットおよび旋回接続を容易にする。これにより、平坦部14は、カートバッグサブアセンブリとキャリー(またはスタンド)バッグサブアセンブリとの間で、交換可能となる。
平坦部14は、第2の継ぎ目縁部204(図31参照)に対向する第1の継ぎ目縁部203によって画定される、継ぎ目202(図52参照)を含む。第1継ぎ目縁部203は、第2継ぎ目縁部204に縫い付けられて、ゴルフバッグの管状外側シェルを形成する。サブアセンブリ42の他の実施形態では、平坦部14の継ぎ目縁部203、204は単一のジッパー、2つのジッパー、面ファスナ(VELCRO(登録商標))、関連するレール内に嵌合する舌部を有する取付けトラック、スナップ嵌合ボタン、または任意の他の適切なスナップ嵌合ファスナまたは固定アセンブリによって接続される。ある構成では、単一のジッパーが平坦部14の中央部分で縁部203、204を取付け、平坦部14の頂部および/または底部は、スナップフィットボタン、フック・ループファスナ(VELCRO(登録商標))などで固定される。別の構造では、2つのジッパーが平坦部14の2つの別個の継ぎ目をサブアセンブリ42に接続する。さらに別の実施形態では、平坦部14が、スナップフィット取付けによってサブアセンブリ42に取付けられる複数の部分に分割されてもよい。しかしながら、単一の継ぎ目の利点は、平坦部14のより容易な防水性、および、サブアセンブリ42の周りに平坦部14を巻き付けるための単一の取付け線である。
E.平坦部のポケット
取付け機構、継ぎ目、および他の特徴に加えて、平坦部14、1014は、衣料品、ゴルフ用品、ゴルフアクセサリ、および/または他の個人用品を保管するための、1つまたは複数のポケット18、1018をさらに備えることができる。平坦部14、1014のポケット18、1018は、ポケット18、1018の所望の機能に応じて、大きさ及び形状を変えることができる。いくつかのポケット18、1018は、平坦部14、1014に構成されるか、または縫い付けられて、それらを取り外し不能にする。ポケット18、1018は一般に「衣料ポケット」、「ボールポケット」、または「アクセサリポケット」と呼ばれる、1つまたは複数のポケットを含むことができる。いくつかのポケット18、1018は、取り外し可能であるか、または平坦部14、1014に連結されるように構成され、それらを取付け可能または取り外し可能(以下、「取り外し可能」と記載する)にする。これらの取り外し可能なポケットは、製造プロセスの第2段階中に、ゴルフバッグ10、1010に取付けることができる。平坦部14、1014は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または10個のポケット18、1018を備えることができる。いくつかの実施形態では、ポケット18、1018のうちの1つまたは複数は、別のポケットの上、前、または内部に配置されてもよい。ポケット18、1018のうちの1つまたは複数は、閉鎖機構を有さない開口部を備えることができる。ポケット18、1018のうちの1つまたは複数は、ジッパー、スナップフィット接続、ファスナ、ボタン、または磁石などの閉鎖機構を有する開口部を備えることができる。特定のポケットの実施形態を以下に詳細に説明する。
1.取り外し可能なポケット
ゴルフバッグ平坦部14、1014の1つの可能な実施形態は、1つ以上のカスタマイズ可能な、取り外し可能な(または取り外し可能な)ゴルフバッグポケットを包含する。図107~図109は、取り外し可能なゴルフバッグポケットを有するゴルフバッグ10を示す。この取り外し可能なポケットは、ゴルフバッグ10、ゴルフバッグ1010、または任意の他のゴルフバッグと関連付けることができる。ゴルフバッグのカスタマイズは、現在、時間のかかるプロセスである。ゴルフバッグのオプションとして取り外し可能なゴルフバッグポケットを含むことにより、製造者は、ゴルフバッグを迅速にカスタマイズすることができる。さらに、取り外し可能なポケットは、ゴルフバッグを部品で輸送可能にすることによって輸送コストを低減し、したがって輸送量を低減する。以下の説明は取り外し可能な衣類ポケット1620のみを示すが、他のポケットも同様の取り外し可能な設計を含むことができることを理解されたい。例えば、キャリーバッグ10は、取り外し可能なボールポケット(ゴルフバッグの裏面12上)、取り外し可能なアクセサリポケット(図1Bに描写されるように、ゴルフバッグの右側上)、または他のポケットを含み得る。
いくつかの実施形態では、図107~図110に示すように、ポケット18はバッグ平坦部14とは別個に製造することができる。ポケット18は、バッグ平坦部14に取付け、および、取り外すことができる。他の実施形態では、ポケットのいくつかはバッグ平坦部14と一体的に製造することができ、一方、残りのポケットは取り外し可能とすることができる。いくつかの実施形態では、ゴルフバッグ1010が1つの取り外し可能なポケット、2つの取り外し可能なポケット、3つの取り外し可能なポケット、4つの取り外し可能なポケット、5つの取り外し可能なポケット、または任意の数の取り外し可能なポケットを含むことができる。図107の実施形態は、1つの取り外し可能なポケット1620を有するキャリーバッグ10を示す。着脱可能なポケット1620を有する実施形態では、バッグ平坦部14が、第1の受容機構1621および第2の受容機構1622をさらに備えることができる。第1および第2の受容機構は、着脱可能なポケットを受容し、固定するように構成される。第1および第2の受容機構は、ジッパー歯、VELCRO(登録商標)、スナップボタン、スナップフィットコネクタ、開口部、凹部、ひも(tie)、または任意の他の適切な取付け受容機構であり得る。
ゴルフバッグの取り外し可能なポケットがバッグ平坦部に取付けられるように配置されるとき、取り外し可能なポケットは、バッグ平坦部1625に隣接する表面と、バッグ平坦部に隣接する表面の周囲1626と、を備える。取り外し可能なポケット1620は、第1の取付け機構1623および第2の取付け機構1624を、さらに備えることができる。第1および第2の取付け機構は、バッグ平坦部1625に隣接する周囲および/または表面上に配置することができる。第1の取付け機構1623は、バッグ平坦部の第1の受け機構1621によって受けられるように構成される。第2の取付け機構1624は、バッグ平坦部の第2の受け機構1622によって受けられるように構成される。
図107~図109に示すような多くの実施形態では、第1の取付け機構1623はジッパーであってもよく、第2の取付け機構1624はVELCRO(登録商標)であってもよい。したがって、第1の受け機構1621はジッパー歯であってもよく、第2の受け機構1622はVELCRO(登録商標)であってもよい。他の実施形態では、第1および第2の取付け機構がジッパー、VELCRO(登録商標)、スナップボタン、ボタン、ファスナ、ひも、フック、バックル、または分離可能なポケット1620の分離を可能にする他の適切な取付け機構であってもよい。上記を考慮して、第1の取付け機構1623の参照は以下、ジッパーと呼ばれ、第2の取付け機構1624の参照は以下、VELCRO(登録商標)と呼ばれ、第1の受け機構1621の参照は以下、ジッパー歯と呼ばれ、第2の受け機構1622の参照は以下、VELCRO(登録商標)と呼ばれる。
図108および図109に示すように、着脱可能なポケットのジッパー1623は、継ぎ目に沿って周囲1626の少なくとも1つの側部に沿って延びることができる。他の実施形態では、取り外し可能なポケット1620のジッパー1623が、バッグ平坦部14に隣接する表面の継ぎ目に沿って周囲1626全体に沿って延びることができる。取り外し可能なポケットのジッパー1623は、バッグ平坦部のジッパー歯1621と整列し、嵌合する。ジッパー1623は、取り外し可能なポケット1620をバッグ平坦部14に対して正しく方向付けるための位置合わせ機構として機能する。ジッパー1623はさらに、着脱可能なポケット1620をバッグ平坦部14上に固定するための主取付機構として機能する。いくつかの実施形態では、ジッパー1623が周囲の一部に沿って延在する単一の連続ジッパーとすることができる。他の実施形態では、ジッパー1623が周囲の一部に沿った複数の不連続ジッパーとすることができる。
図110に示すように、いくつかの実施形態では、受け入れジッパー歯1621は、ゴルフバッグ平坦部14のリップ1627の下に、視界から隠すことができる。リップ1627はまた、取り外し可能なポケット1620がゴルフバッグ10に取付けられるとき、取り外し可能なポケット1620のジッパー1623を隠す。これらの実施形態では、ポケット1620が取付けられると、バッグに恒久的に取付けられているように見えるが、機能的にはポケット1620は取り外し可能である。リップ1627は、適応性および製造効率を犠牲にすることなく、ゴルフバッグにすっきりとした外観を与える。
図108および図109に示すように、着脱可能なポケットのベルクロ(登録商標)1624は、ファスナの周囲空隙の一部に近接して、バッグ平坦部14に隣接する表面上に配置することができる。他の実施形態では、VELCRO(登録商標)1624を、バッグ平坦部14に隣接する表面上の任意の場所に配置することができる。取り外し可能なポケットのVELCRO(登録商標)1624は、バッグ平坦部14のVELCRO(登録商標)1624と整列し、嵌合する。着脱可能なポケット1620のVELCRO(登録商標)1624は、着脱可能なポケットをバッグに対して平坦に静止状態に保つための第2の固定手段で作用する。それによって、ゴルフバッグが動いているときに着脱可能なポケットが揺れることを防止する。多くの実施形態において、VELCRO(登録商標)1624は、バッグ平坦部に隣接する表面上の円形パッチであり得る。他の実施形態では、VELCRO(登録商標)1624が三角形パッチ、正方形パッチ、八角形パッチ、任意の多角形形状パッチ、または単一の連続した長いストリップとすることができる。いくつかの実施形態では、1つのパッチ/ストリップ、2つのパッチ/ストリップ、3つのパッチ/ストリップ、4つのパッチ/ストリップ、5つのパッチ/ストリップ、または6つのパッチ/ストリップが存在し得る。
2.取外し可能なポケット代替取付機構
図示されていない他の実施形態では、着脱可能ポケットが、上述の着脱可能ポケット1620の第1の取付け機構1623と同様の第1の取付け機構を含むことができる。取り外し可能なポケットは、ゴルフバッグの基端部に隣接して配置された第2の取付け機構をさらに備えることができる。この実施形態では、第2の取付け機構は、受け部分とコア部分とを含む。コア部分は、ゴルフバッグの平坦部に取付けられる。受け部分は、着脱可能なポケットに取付けられる。受け部分のチャネルは、着脱可能なポケットを平坦部に固定するためにコア部分を受容するように構成される。さらに他の実施形態(図示せず)では、平坦部の第2の受け機構および取り外し可能なポケットの第2の取付け機構が、スナップフィットコネクタ要素またはクリップを備える。
3.着脱可能なポケットのカスタマイズ
着脱可能なポケット1620およびバッグ平坦部14は、複数の異なる色で製造することができる。これにより、製造業者はカスタマイズされた注文に基づいて特定のカラースキームのために、バッグ平坦部14および取り外し可能なポケット1620の複数の色を組み合わせることができる。取り外し可能なポケット1620は、サイズの違いにより、カスタマイズされたロゴプロセスをさらに単純化する。カスタマイズされたロゴ(例えば、学校マスコット/学校名)をゴルフバッグに組み込むことは、ゴルフバッグに恒久的に取付けられたポケットよりも、取り外し可能なポケット1620上ではるかに容易である。アイテム上にロゴをスクリーン印刷または刺繍するプロセスは、ゴルフバッグのような大きなかさばるアイテム上よりも、ポケットのような小さなアイテム上でより迅速かつ容易である。
任意の着色された着脱可能なポケットを任意の着色されたバッグ平坦部14と組み合わせる能力は、単純化されたカスタマイズされたロゴプロセスと組み合わせて、カスタムバッグ注文の納期を約90~180日から約30~45日に短縮することができる。納期を半分以上短縮することは、顧客満足度を高める。さらに、取り外し可能なポケットを有するゴルフバッグは、別個により小さい体積のパッケージにパッケージングできる。それによって、ゴルフバッグを収容するパッケージの全体の体積サイズを減少させる。組み合わされた2つの別個の小容量パッケージは、恒久的に取付けられたポケットを有するゴルフバッグを収容する単一の大容量パッケージと比較して、より低い輸送コストを有する。消費者の送料を削減することで、消費者の満足度をさらに高めることができる。さらに、取り外し可能なポケットは、ポケットタイプおよび/または色によって倉庫内の在庫を単純化することができる。したがって、倉庫の組織化および組立てを増加させる。
4.クイックアクセスポケット(インプレイポケット)
平坦部14、1014は、ゴルフのラウンド中にプレーヤがアクセスしたいと思うゴルフティーまたはゴルフボールなどの小さなアクセサリを格納するための、クイックアクセスポケットをさらに備えることができる。図105A~図106は、クイックアクセスポケット1600を有するゴルフバッグを示す(クイックアクセスポケットは、「インプレイポケット」、「クイックアクセスジッパー付きポケット」、または「磁気ジッパー付きポケット」とも呼ばれ得る)。このクイックアクセスポケット1600は、ゴルフバッグ10、ゴルフバッグ1010、および/または任意の他の適切なゴルフバッグと関連付けられ得る。クイックアクセスポケット1600は、ゴルフバッグ平坦部14、1014の1つ以上のポケット18と同様であり得る。ゴルフバッグクイックアクセスポケット1600は、ジッパー1601および磁石機構1602を含む。このポケットはプレイの間、クイックアクセスポケットとして機能するが、輸送の間、またはより長期間の移動使用の間、ジッパー1601によってしっかりと閉鎖され得る。磁石機構1602は、ゴルフプレイ中にポケット蓋1605を閉じた状態に保持するために使用することができるが、必要なときに蓋を迅速に開くことができる。ゴルフポケット1600は、プレイ中にアイテムが落下しないことを確実にするため、およびポケットの構造的一体性を改善するために、ポケットの開口部の内側の周りに剛性リップ1603をさらに備える。
クイックアクセスポケット1600は、2つの別個の機能を果たす。1つの機能は、輸送または保管中にゴルフバッグ内にアイテムを保持することである。別の機能は、プレイ中にアイテムを保持することである。ジッパー1601は、第1(搬送・収納)機能を満たす。磁石機構1602および剛性リップ1603は、第2(迅速アクセス)機能を満たす。
クイックアクセスポケット1600は、ゴルフバッグ10内にアイテムを固定するために使用することができる。ポケット1600は、様々な本体形状及びサイズを有することができる。ポケット蓋1605は、ポケット1600の開口部を覆っている。図105A~図106の図示された実施形態では、ポケット開口部が蓋1605が本体に接続するヒンジ側面1604と、蓋1605が開いているときにポケット1600へのアクセスを可能にする3つの側面とを備える。蓋1605は、剛性を高めるためにポリエチレンを含むことができる。蓋1605は、他の適切な材料を含むことができる。
ポケット1600内に物品を固定する特徴は、ジッパー1601、磁石1602、および開口部の内側の周りの剛性リップ1603を含む。ジッパー1601は、ポケットへのアクセスを可能にする3つの側面に沿って開口部の外側を囲む。ジッパー1601は、蓋1605をポケットの本体に接続する。それにより、全ての保管された物品ならびに磁石機構1602および剛性リップ1603機構を取り囲むことができる。磁石機構1602は、上部磁石および下部磁石を含む。上部磁石は、剛性リップ1603に埋め込まれた下部磁石に対応するポケット1600の蓋1605に、埋め込まれている。上部磁石は、蓋1605が閉じられたときに下部磁石と接続する。剛性リップ1603は、ポケットへのアクセスを可能にする3つの側面の内側に沿って延びる。剛性リップ1603は、開口部のこれら3つの側面からポケット開口部の中心に向かって延びる。剛性リップ1603は、0.5インチと2インチとの間など、側面から様々な長さに延在することができる。剛性リップ機構1603は、ゴルフポケットの構造的一体性に寄与し、下部磁石を収容する。リップ1603はまた、蓋が閉じられたときに蓋1605が載るためのプラットフォームを提供する。剛性リップ1603は、ポリエチレンまたは他の適切な材料で構成することができる。
ジッパー1601を磁石機構1602および剛性リップ1603と組み合わせることにより、保管を確実にするために複数の磁石を使用する既存のクイックアクセスポケットのコストよりもコストを低くすることができる。ジッパー1601を組み込み、磁石の数を制限することは、最終製品のコストを下げ、ポケット1600を閉じた状態に固定するより信頼性の高い方法を提供する。
本発明のクイックアクセスポケット1600は、様々なゴルフバッグデザインと共に使用することができる。ポケット1600は、バッグの上部またはゴルフバッグの下部に配置することができる。図106は、クイックアクセスポケット1600のための第1の可能な位置1606および第2の可能な位置1607を示す。
5.シューポケット
ゴルフバッグ平坦部14、1014のいくつかの実施形態は、一対の靴を収納するための展開可能なシューズポケットアセンブリを含むことができる。使用されていないとき、シューズポケットはゴルフバッグ内の隠されたコンパートメントに保管することができる。図35~図46は、ゴルフバッグ10に取付けられた展開可能なシューズポケットアセンブリ300を示す。シューズポケットアセンブリ300は、展開された(または第1の)構成(図35~36に示される)と、格納された(または第2の)構成(図37に示される)と、の間で展開可能である。特に図35を参照すると、シューズポケットアセンブリ300は、1つのシューズ(または一対のシューズ)を受け入れるように構成された区画308を画定する、シューズポケット304を含む。シューズポケット304の一端は、コンパートメント308へのアクセスを提供するための開口部312を画定する。開口部312の周囲は、内側に付勢され、開口部312をその弛緩位置に収縮させる弾性材料316で形成することができる。これは、シューズポケット304によって受けられる靴(または複数の靴)の保持を容易にし、一方、使用されていないときにシューズポケット304のサイズを低減する。
図36は、展開形態にあるシューズポケット304を示す。ポケット18は、継ぎ目(または他の適切な締結具)に沿って平坦部14に取付けることができる。継ぎ目の一部は、貯蔵チャネル319へのアクセスポート317を画定することができる。貯蔵チャネル319は、平坦部14によって部分的に画定されるとともに、ポケット18によって部分的に画定されている(図36および図37参照)。シューズポケット304は、ガセット320においてファスナ318(例えば、クリップ、縫合等)によって、ポケット18に取付けられる。ガセット320は、ポケット18の縁部に、またはポケット18の任意の他の適切な部分に配置することができる。他の実施形態では、シューズポケット304は、平坦部14の一部に(例えば、平坦部14上のガセットなど)取付けることができる。
図37は、収納形態にあるシューズポケット304を示す。この構成では、シューポケット304が矢印324によって示されるように、貯蔵チャネル319内に配置される(シューポケット304は展開された構成で破線で示される)。したがってこれにより、使用者は、靴を収納するためにシューズポケット304を展開し、また使用していないときにシューズポケット304を収納形態に収納することを選択できる。
図示の実施形態では、シューズポケットアセンブリ300がゴルフバッグ10のハンドル22及び/又はストラップ24とは反対側(例えば、ゴルフバッグ10「腹」側)に配置される。他の実施形態では、シューズポケットアセンブリ300が、ゴルフバッグ10上の任意の適切な位置に配置することができる。さらに、図示の実施形態は、シューズポケット304に受け入れられた単一の靴を示している。したがって、シューポケットアセンブリ300は図38に示すように、1対のシューを収容する2つのシューポケット304を含むことができる。図38に示す実施例では、シューポケット304は、別個のポケット18に取付けられている。しかしながら、他の実施形態では、シューズポケット304が両方とも単一のポケット18に取付けることができる。図39に示すように、各シューポケット304は、弾性又は伸縮性のメッシュ材料328で形成されている。他の実施形態では、シューズポケット304は、任意の適切な材料(例えば、ナイロン、ポリエステルなど)で形成することができる。さらに、各シューズポケット304は、シューズを受け入れて持ち運ぶように寸法決めされている。靴のポケット304は高さが約30センチ、長さLが約17.5センチであり、これは開口部312の周縁を約35センチと定義する。他の実施形態では、シューズポケット304が1つの靴を運ぶのに適した任意のサイズであってもよく、または1対の靴を運ぶのに適したサイズであってもよい。シューズアセンブリ300に受け入れられるシューズは任意の適切なシューズ(例えば、ゴルフバッグ10がゴルフコースから離れて運ばれているときのゴルフシューズ、ゴルフバッグ10がゴルフコース上またはゴルフコースの周りを運ばれているときのストリートシューズなど)を含むことができる。
6.クーラーバッグポケット
ゴルフバッグ10、1010のいくつかの実施形態では、平坦部は、取り外し可能なクーラーバッグを格納するためのポケットを備える。図109aは、取り外し可能なクーラーバッグ1500を受け入れるためのポケットを含む、ゴルフバッグの実施形態を示す。この取り外し可能なクーラーバッグ1500は、ゴルフバッグ10および/またはゴルフバッグ1010と関連付けることができる。取り外し可能なクーラーバッグ1500は、サブアセンブリゴルフバッグパッケージに含まれてもよく、またはクーラーバッグはユーザに別個に供給されてもよい。取り外し可能なクーラーバッグ1500は、ゴルフカートバッグ/ゴルフキャリーバッグ10のコンパートメントに適合するように設計されている。取り外し可能なクーラーバッグ1500は、断熱され完全に密封されるか、または、断熱なしで完全に密封され得る。標準的な再凍結可能なゲルアイスパックに適合する内部ポケットを、バッグの内側に構築することができる。
クーラーバッグは、既存のカートバッグまたはキャリーバッグの内側に適合するように、独自に成形することができる。図109bは、クーラーバッグ1500の第2の実施形態1510の図を含む。第2の実施形態では、取り外し可能なクーラーバッグが、ラッチハンドル1513を有する単一のバッグエンティティを含むことができる。第1の実施形態1500では、クーラーバッグが蓋1501、主バッグ本体1502、ハンドル1503、および剛性ベース1504などの複数の結合された構成要素を有することができる。断熱材は、主バッグ本体1502の内側に含めることができる。
硬質または可撓性のハンドル1503は、カート/キャリーバッグのポケットからのクーラーバッグの容易な取り出しのために、クーラーバッグ上に含まれる。クーラーバッグは、剛性の蓋または可撓性の蓋フラップ1501を組み込むことができる。バッグを密封する他の方法は、多くの防水キャンピングバッグに見られるように、バッグ材料を巻くこと、および巻かれた材料を一緒に締めることを含むことができる。クランプ機構1513は、留め金、プラスチックバックル、または任意の他の適切な機構を備えることができる。クーラーバッグのベース1504は、耐久性を追加するために硬質プラスチック構成要素を含むことができる。ベースのためのこの補強構成要素は、冷却バッグの底部に外部から接着することができ、または冷却バッグの底部の内側に固定することができる。取り外し可能なクーラーバッグは、耐水性の可撓性プラスチック材料から作ることができる。ハンドル、クランプ、蓋、およびベースは、プラスチックまたは他の適切な材料から作製され得る。
クーラーバッグ1500の目的は、ゴルフをしながらゴルフバッグ内の飲料及び食品を輸送する便利さを改善することである。クーラーバッグの壁に断熱材が追加され、完全シールが飲料をより長く冷たく保つ。取り外し可能なクーラーバッグは、ゴルフコースに到達する前に、家庭での飲料の容易な包装および冷却を可能にする。クーラーバッグはまた、飲料および食品をゴルフバッグの残りの部分から隔離し、ゴルフバッグの汚れを回避するのに役立つ。
F.防水
ゴルフバッグ10、1010は防水性であってもよい。図40~図46は、ゴルフバッグ10の1つ以上の区画への水の浸透を減少させるための防水を含む、ゴルフバッグ10の実施形態を示す。例えば、ポケット18はコーティングされたポリエステル材料、より具体的には二重コーティングされたポリエステル材料から製造することができる。一例として、ポリエステルのためのコーティングは、ポリエステル-ポリウレタン樹脂コーティング、および/または、ポリウレタン樹脂コーティングであり得る。コーティングされたポリエステルは、好都合なことに高温の気象条件(例えば、華氏90度を超えるなど)で収縮しない。ポケット18は製造され、コーティングされ、次いで、平坦部14に取付けられる(例えば、縫い付けられる等)。ポケット18は、ポケット18に形状を与える結合縁338を有することができる。さらに図44~図45を参照すると、ポケット18が平坦部14に取付けられると、固定点330(例えば、継ぎ目など)を防水材でコーティングすることができる。ポケット18は、複数の相補的ファスナ334a、334b(例えば、面ファスナなど)によって、固定点330の反対側の縁部で平坦部14に選択的に結合することができる。ファスナ334a、334b(図44~45に示される)、および/または、ポケット18の縁部、または、各ポケット18が平坦部14に接続する継ぎ目336(図46に示される)、または、ジッパー340、または、各ポケット18への他のアクセス開口部(図40~45に示される)は、防水材でコーティングされ得る。防水は、処理されたポケット18または平坦部14の一部への、水または他の液体の浸透を減少させる。これは、ポケット18内に貯蔵された物品を、悪天候条件または水への不注意な暴露(例えば、ゴルフバッグ10を潅漑水源(irrigation head)の近くに配置するなど)において、乾燥状態に保つことを補助する。表Iを参照すると、防水性を有するゴルフバッグ10は、本明細書に記載されるように、様々な市販の防水性ゴルフバッグと比較して、約26%~73%の水分貯蔵の全体的な減少、および、約6%~44%のポケット18内の水検出の減少をもたらした。
G.サブアセンブリ
サブアセンブリ42、1042は、ベース34、1034、仕切り頂部30、1030、仕切りスリーブ46、1046、1つまたは複数のステー39、1039、および、平坦部14、1014のうちの、1つまたは複数を備えることができる。以下の表IIは、種々の例示的なサブアセンブリの実施形態の組成を示す。ベース34、1034、仕切り頂部30、1030、1つまたは複数のステー39、1039、および平坦部14、1014は、以下に詳細に説明するように、それぞれ2つ以上の部品を含むことができることを理解されたい。したがって、表Iでは、サブアセンブリにコンポーネントを含めることは、前記コンポーネントの1つまたは複数のピースを含めることを表すことができる。例えば、サブアセンブリ実施形態VIは、仕切り頂部、仕切りスリーブ、および平坦部と共に、ツーピーススナップ結合ベースのリング部分のみを含むことができる。
サブアセンブリ42、1042は、ベース34、1034、仕切り頂部30、1030、仕切りスリーブ46、1046、1つまたは複数のステー39、1039、および平坦部14、1014、の任意の組み合わせを備えることができる。サブアセンブリ42、1042は、表IIに開示される実施形態に限定されない。異なる構成要素の交換から形成されるサブアセンブリ42、1042は、ゴルフバッグ10、1010の特定の実施形態に利点を提供することができる。例えば、ベース、ステー、および仕切り頂部(表IIのサブアセンブリVIIなど)を有するサブアセンブリ42、1042は、第2の製造段階中にステーを挿入するステップを排除することができる。しかし、仕切り頂部、ベース、および平坦部(サブアセンブリVなど)を有するサブアセンブリ42、1042は、1つまたは複数のステーの挿入を必要とするが、第2の製造段階中に平坦部を仕切り頂部またはベースにリベット留めまたは他の方法で固定する必要性を排除する。したがって、サブアセンブリの構成要素は、特定のゴルフバッグ設計を補完するために、または製造現場(すなわち、利用可能な設備)の制限を満たすために、交換または変更され得る。
II.キャリーゴルフバッグとキャリーバッグのサブアセンブリ
ゴルフバッグは、キャリーバッグ10とすることができる。図1~90、図94A~104、および図107~110は、キャリータイプのゴルフバッグと関連付けることができるゴルフバッグの特徴および実施形態を示す。キャリーバッグ10は、上述の構成要素を組み込むことができる。さらに、キャリーバッグ10は、スタンドアセンブリ、および1つ以上のストラップをさらに含み得る。スタンドアセンブリは、キャリーバッグを、格納形態または展開形態で使用されることを可能にする。用語「格納形態(retracted configuration)」は、スタンドアセンブリがキャリーバッグの平坦部に対して保持(または格納)される状態を指す(格納形態は、「第1の形態」とも呼ばれる)。用語「展開形態(extended configuration)」は、スタンドアセンブリが展開され、キャリーバッグを安定位置に支持する状態を指す(展開形態は「自立形態」、「三脚形態」、または「第2の形態」とも呼ばれる)。
上述したように、キャリーバッグ10は、(1)ベース34、(2)仕切り頂部30、(3)仕切りスリーブ46、(4)ステー39、及び(5)平坦部14、の構成要素を含むことができる。キャリーバッグ10は、スタンドアセンブリ26と、1つ以上のストラップ24と、をさらに備えることができる。上述のように、キャリーバッグ10は、ベース34、仕切り頂部30、仕切りスリーブ46、ステー39、および平坦部14のうちの1つ以上を備えるサブアセンブリ42から形成され得る。スタンドアセンブリ26は、サブアセンブリ42に結合するように構成される。いくつかの実施形態では、スタンドアセンブリ26が、仕切り頂部30およびベース34に結合するように構成される。1つ以上のストラップ24は、平坦部14の一部と係合し、仕切り頂部30に結合する。
図1Aは、展開された形態のキャリーバッグ10を示す。図1B、図1C、図1D、および図1Eは、ストラップのない収納形態のキャリーバッグ10を示す。ゴルフバッグ10は、ゴルフアクセサリ(例えば、ゴルフボール、ゴルフティー、ゴルフグローブ、レインギアおよび他の衣料品など)を保管するための複数のポケット18を含む、平坦部14または平坦部を含む。ゴルフバッグ10はまた、バッグ10の把持および/または運搬を容易にする、複数のハンドル22およびショルダーキャリーストラップ24を含む。スタンドアセンブリ26は、脚部取付けブラケット32(図2~図3に示す)によって、仕切り頂部30でゴルフバッグ10に回動自在に接続されている。仕切り頂部30は、ゴルフバッグ10の運搬を補助するための、追加のハンドル33を含む。仕切り頂部30の反対側には、ベース34がある。図示された展開形態では、スタンドアセンブリ26が展開され、平坦部14がスタンドアセンブリ26に向かってベース34の周りで傾斜する。これは、ベース34の底面38がバッグ10が展開される表面との接触を維持することを可能にし、三脚形態にある間のバッグ10の安定性を増加させる。
図2及び図3は、平坦部14が取り外された状態のゴルフバッグ10を示す。図2を参照すると、ステー39が、仕切り頂部30からベース34まで延びている。スタンドアセンブリ26は、バッグ10のステー39とは反対側に設けられている。スタンドアセンブリ26は、脚部取付けブラケット32に回動可能に連結された、一対の脚部40a、40bを含む。ばね41は、ベース34に結合されている。ばね41は、ばね部材41a、41bを含む。ばね部材41a、41bは、ベース34から延びて、それぞれの脚部40a、40bに接続する。いくつかの実施形態では、ばね部材41a、41bは、図74および75を参照して以下で説明するブラケット600などのブラケットを介して、それぞれの脚部40a、40bに接続する。
図2および図3はまた、第1の実施形態による内部サブアセンブリ42を示す。サブアセンブリ42は、仕切り頂部30とベース34とを含む。さらに、仕切りスリーブ46は、仕切り頂部30に結合されており、仕切り頂部30から離れてベース34に向かって延びている。仕切りスリーブ46は、ほぼ箱状の形状を有するが、他の実施形態では任意の適切なまたは所望の形状であってもよい。図4を参照すると、バッグ10が格納形態にあるとき(すなわち、図3に示すようにスタンドアセンブリ26が格納されているとき)、仕切りスリーブ46はベース34まで完全には延びていない。仕切りスリーブ46の端部又は底縁47は、ベース34の頂部リップ又は縁48から間隔を置いて配置されている。複数の接続部材50が、仕切りスリーブ46に接続される。より具体的には、複数の接続部材50は、ベース34に最も近い仕切りスリーブ46の端部47に隣接して接続される。接続部材50は、仕切りスリーブ46をベース34に連結する。仕切りスリーブ46がベース34に結合されると、図4に示されるように、端部47によって画定される仕切りスリーブ46の周囲の周りで変化する第1の距離D1を有する、ギャップまたは開口部または空間54が存在する。複数のギャップ54の各々は、仕切りスリーブ46(またはその縁47)、2つの隣接する接続部材50、および、ベース34(またはその頂部リップ48)、によって概ね画定される。
A.キャリーバッグ: スタンドアセンブリの収納および展開形態
使用時には、キャリーバッグ10は、典型的にはスタンドアセンブリ26が収納された収納形態で使用開始される。図11に示すように、収納形態では、ステー39が第1の長さすなわち距離L1で、仕切り頂部30とベース34との間に延びている。仕切りスリーブ46は、仕切り頂部30から第2の長さすなわち距離L2だけ離れて延びており、仕切りスリーブ46の第2の長さL2は、ステー39の第1の長さL1よりも全体的に短い。また、接続部材50は、仕切りスリーブ46とベース34との間で全体的に緊張しているか、またはほとんど緩んでいない。この収納形態では、仕切りスリーブ46とベース34との間のギャップ54が、仕切りスリーブ46とベース34との間に十分なスペースまたは空間を提供し、ゴルファーがゴルフバッグ10から1つ以上のゴルフクラブを自由に挿入し、取り出すことを可能にする。
ゴルファーは、典型的にはゴルフバッグ10を収納形態(第1の形態)から展開形態(第2の形態)に移行させ、ゴルフバッグ10を下にセットするときにスタンドアセンブリ26を展開させる。ゴルファーは、底面38が支持面上に載置された状態で、ベース34を支持面上に配置する。次に、ゴルファーは、仕切り頂部30に下向きの力を加える。下向きの力を加えることによって、ばね41はベース34の周りを旋回し、脚部40a、40bをバッグ10から離れるように押す。同時に、ステー39は、ベース34のサブアセンブリの周りをスタンドアセンブリ26に向かって傾斜させる。これはまた、図2に示すように、サブアセンブリ42をスタンドアセンブリ26に向かって傾斜させる。ステー39がベース34の周りで傾斜している間、ステー39は収納形態および展開形態の両方において仕切り頂部30とベース34との間に一定の距離L1を維持し、一方、仕切りスリーブ46は、収納形態よりも展開形態においてベース34に近づくように移動することを理解されたい。
スタンドアセンブリ26を配置した展開形態に入ると、サブアセンブリ42は、ベース34の近くの分割スリーブ46のまとまりや集束を減らし、ゴルフバッグ10からのゴルフクラブの出し入れを改善することによって、ゴルフバッグ10に対するゴルファーの体験を有利に改善する。図12を参照すると、仕切りスリーブ46とベース34との間のギャップ54は、それぞれ、第1の距離D1よりも小さい第2の非ゼロ距離D2に縮小されている。ギャップ54は、仕切りスリーブ46が収納形態(図3及び図11)と展開形態(図2及び図12)との間でベース34の周りを旋回するのに十分な間隔を提供する。一方、ギャップ54は、ベース34の近くで仕切りスリーブ46の望ましくない集束又はまとまりをもたらす可能性がある余材を制限する。
B.キャリーバッグ: スナップフィット機能
ここで図13~図29を参照すると、スナップフィットサブアセンブリの態様がさらに詳細に開示されている。図13~図20は、スナップフィットスタンドアセンブリ26(図2~図3に示す)の構成要素を示す。以下のスナップフィット機能は、キャリーバッグの様々な実施形態に、部分的にまたは完全に含まれていてもよいし、または含まれなくてもよいことを理解されたい。キャリーバッグ10に組み込まれるスナップフィット接続は、プレスフィット接続、雄または雌スナップフィットボタン、または上記で定義されるような他のスナップフィット接続を含むことができる。キャリーバッグのいくつかの構成要素は、スナップフィット接続部を備える。このスナップフィット接続部は、開口部に滑り嵌めおよびスナップフィットすることによって開口部に係合する、角度のついた突出面を備える。他の構成要素は、1つまたは複数の突起と係合するスロットまたは溝を備える、スナップフィット接続を備える。スナップフィット接続を有するいくつかの構成要素は、接続のための支持および位置合わせを提供するために、インターロックおよび/または当接面をさらに備える。
1.キャリーバッグ: スナップフィット脚部取付けブラケット
キャリーバッグ10は、脚部取付けブラケットを備えることができる。脚部取付けブラケットは、スナップフィット脚部取付けブラケットとすることができる。図13に示すように、一実施形態では、キャリーバッグ10の仕切り頂部30には、スナップフィット脚部取付けブラケット32を収容するために、外側リング74を貫通する複数の開口106を形成することができる。外側リング74はまた、第1の縁部112に設けられた複数の整合スロット110と、第1の縁部112の反対側の縁部に設けられ、好ましくはリング74の周囲に延びるリム114と、を含む。
図13~図15に示すように、脚部取付けブラケット32は、複数の脚部アンカー122と、取付け部分またはチャネル126(図14に示す)と、を含む。取付けチャネル126は、ブラケット32の前部130および後部134によって画定される。複数のスナップ又はスナップ部材又は保持部材138が、前部130及び後部134からチャネル126内に突出している。チャネル126はまた、脚部取付けブラケット32と仕切り頂部30の外側リング74との整合を容易にする、複数の整合リブ(図示せず)を含む。図示の実施形態では、合計5つのスナップ138が示されており、2つが前部130から突出し、3つが後部134から突出している。他の実施形態では、任意の好ましい数のスナップ138を使用することができ、スナップ138は前部130のみ、後部134のみ、または前部130および後部134の任意の適切な組み合わせからチャネル126内に突出することができる。
脚部取付けブラケット32は一般に、弓形または湾曲した曲率角度(図14に示す)を有する。脚部取付けブラケット32は、仕切り頂部30の外側リング74と相補的であり、脚部取付けブラケット32の仕切り頂部30へのスナップフィット接続を容易にする。脚部取付けブラケット32は、仕切り頂部30の外側リングと相補的な直線形状を有することができる。スナップフィット接続を形成するために、脚部取付けブラケット32は、外側リング74の第1の縁部112を、取付けチャネル126内に受け入れるように配置される。脚部取付けブラケット32は、脚部取付けブラケット32の整合リブ(図示せず)がそれぞれの整合スロット110によって受け入れられるまで、外側リング74の周りで調節される。一旦受け入れられると、脚部取付けブラケット32は外側リング74を受け入れ、各スナップ138は外側リング74のそれぞれの開口106に係合(又は受け入れられ)て、スナップフィット接続を形成する。リム114は、ゴルフバッグ10の作動中に脚部取付けブラケット32のための付加的な構造的支持を提供しながら、脚部取付けブラケット32内への外側リング74の過剰挿入を防止する。
他の実施形態では、仕切り頂部30に対する脚部取付けブラケット32の向きは、仕切り頂部30の下からの係合に限定されず、任意の他の方向からの係合が適切であり得ることを理解されたい。加えて、スナップフィット接続は、スナップ138と開口106との係合として示されているが、スタンドアセンブリ26からの力を打ち消して支持し、脚部取付けブラケット32を仕切り頂部30にロックして確実な構造的接続を形成する任意の他の適切な機械的接続を実施することができる。
図16~図17は、脚部取付けブラケット32aを有する仕切り頂部1030の、代替実施形態を示す。この実施形態では、脚部取付けブラケット32aは、スナップフィット(またはプレスフィット)接続によって仕切り頂部1030と係合される。この実施形態では、トラフまたはチャネル142が、後部134に設けられている。トラフ142は、仕切り頂部1030(又は図8に示すような中間部材80)に仕切り区分を画定する横部材78の周りに、嵌合するように設けられる。トラフ142はまた、(脚部取付けブラケット32に関連して開示されているように)スナップフィット接続のために脚部取付けブラケット32aを仕切り頂部1030と適切に整列させるための追加の位置合わせ補助として、機能することができる。図18は、脚部取付けブラケット32、32aの一実施形態に係合するための4つの開口106を有する、仕切り頂部30bの追加の代替実施形態を示す。
2.キャリーバッグ:トラフ付き脚部取付けブラケット
キャリーバッグ10のいくつかの実施形態は、スナップフィット取付けブラケット432の代替実施形態を含む。図101A~図104は、各脚部アンカー422a、422bに沿ったトラフまたはチャネル436a、436bを備える、脚部取付けブラケット432を示す。各脚部アンカー422a、422bは、バッグ平坦部14と同様のバッグ平坦部414を受け入れるためのものである。各脚部アンカー422a、442b上のトラフ436a、436bは、バッグ平坦部414を仕切り頂部430に整列させ、固定するのを助ける。図101Aおよび101Bに示されるように、脚部取付けブラケット432は、取付け部分434および複数の脚部アンカー422a、422bを備える。しかしながら、脚部取付けブラケット432のこの実施形態は、仕切り頂部又はスナップコネクタと係合するための、図414のチャネル126のようなチャネルを備えていない。むしろ、脚部取付けブラケット432は、リベット476、接着剤、または他の締結機構を介して、仕切り頂部430に固定することができる。脚部取付けブラケット432は、仕切り頂部430の外側リング474の外面に取付けられている。脚部取付けブラケット432の取付け部分434は、一般に、弓形または湾曲した曲率角度を有し、仕切り頂部430の外側リング474と相補的である。取付け部分434の湾曲は、脚部取付けブラケット432が仕切り頂部430と係合することを可能にする。図102に示すように、いくつかの実施形態では、脚部取付けブラケット432が、仕切り頂部430と一体的に形成される。
いくつかの実施形態では図103~図104に示すように、脚部取付けブラケット432は、平坦部414上に取付けられる。図103は、仕切り頂部430を平坦部414にどのように挿入することができるかを示している。図104は、バッグ平坦部414と係合した仕切り頂部430を示す。仕切り頂部430は、キャリーバッグ10の背面12のハンドルの下の平坦部414にリベット留めすることができる。キャリーバッグ10の前部11では、平坦部414が、仕切り頂部430の脚部アンカー422a、422bとの係合によって持ち上げられる。
脚部取付ブラケット432に係合するバッグ平坦部414は、脚部アンカー422a、422bがバッグ平坦部414を通って延びることを可能にする、2つの窓428a、428bを備える。窓428a、428bは、それぞれ、結合エッジ429a、429bによって取り囲まれている。結合エッジ429a、429bは、脚部取付けブラケット432のトラフ436a、436b内に嵌り、平坦部414を仕切り頂部430に対して所望の位置に保持する。脚部アンカー422a、422bは、平坦部414をバッグの前側(または腹側)11で仕切り頂部430に保持するので、平坦部414をバッグの前側11に固定するために、(リベット、または、VELCRO(登録商標)のような自己固定コネクタなどの)他の固定機構は、もはや必要ではない。平坦部414を仕切り頂部430にリベット留め又は他の方法で固定する必要性を排除することにより、組立工程及び必要な製造装置が低減される。したがって、組み立て時間および製造工程のオーバーヘッドを低減することができる。さらに、以前にVELCRO(登録商標)を使用した実施形態と比較して、トラフ436a、436bを有する脚部取付けブラケット432は、はるかにきれいな仕上げをもたらす。
脚部取付けブラケット432は、バッグ平坦部414が仕切り頂部430から滑り落ちるのを防止することによって、最終製品の品質をさらに向上させる。いくつかのゴルフバッグでは、平坦部が、面ファスナ(VELCRO(登録商標)など)を介して仕切り頂部に固定される。これらの実施形態は、リベット留めを排除するという利点を有する。しかし、これらのゴルフバッグの平坦部は、平坦部が係合するように設計された仕切り頂部上のレベルより下にたるむことがある。位置ずれした平坦部は、平坦部と仕切り頂部の両方の開口部を通って延びるストラップの締め付けまたは妨害などの問題を引き起こす可能性がある。窓428a、428bを平坦部414上に設けることにより、窓428a、428bは脚部取付けブラケット432のトラフ436a、436bと係合し、ある程度のバッグ平坦部で発生しうる潜在的な不整合の問題が排除される。いくつかの実施形態では、平坦部414が、脚部取付けブラケット432の反対側で、仕切り頂部430上にリベット留めされる。リベットは、窓428a、428bおよび脚部取付けブラケット432によって保持されていない側で、平坦部414を支持する。他の実施形態では、スナップフィット接続を使用して、窓428a、428bおよび脚部取付けブラケット432によって保持されていない側で、平坦部414を支持することができる。
バッグ平坦部414および脚部取付けブラケット432の組立後、脚部アンカー422a、422bは露出されるが、取付け部分434は平坦部414の下に隠される。バッグ平坦部414をゴルフバッグ10に正しい位置で固定することに加えて、平坦部414の下にあるブラケット432の取付け部分434を隠すことで、ゴルフバッグ10の美観をより統一されたシームレスに見えるようにすることができる。
3.キャリーバッグ:脚部取付けブラケットの材質
脚部取付けブラケット32、432は、脚部40とバッグ部分との間のヒンジ点として作用するので、強度のためにガラス充填ナイロンで作られることが好ましい。上述のように、仕切り頂部30、430は、典型的には可撓性で軽量の材料を含む。一実施形態では、仕切り頂部34および脚部取付けブラケット32のそれぞれの材料特性を維持しながら、構成要素が一体化された部品として作用することを、スナップフィット接続が可能にする。仕切り頂部30、430および脚部取付けブラケット32、432を別々に設け、異なる材料で形成することにより、各構成要素を特定の所望の材料特性を有するように調整することができる。例えば、仕切り頂部30、430は、ブラケット材料よりも重量が軽い材料を含むことができ、その結果、キャリーバッグ10全体の重量が節約される。例えば、脚部取付けブラケット32、432は、仕切り頂部30、430の材料よりも強い材料で形成することができ、その結果、脚部40のための耐久性のある接続が得られる。仕切り頂部430および脚部取付けブラケット432を別個の構成要素として有することにより、所望の材料特性に応じて、各構成要素に対して異なる材料を選択することが可能になる。しかしながら、仕切り頂部30、430及び脚部取付けブラケット32、432を一体的に形成することにより、製造プロセスを単純化し、必要とされる組立工程を低減し、品質を改善することができる。一体的に形成された仕切り頂部30、430及びブラケット32、432は、ガラス充填ポリマー又は繊維強化ポリマーのような軽量で強固な材料を含む。
仕切り頂部30、430及び脚部取付けブラケット32、432の一体的に形成された実施形態及び別個の構成要素の実施形態の両方は、キャリーバッグの設計パラメータ及びコスト制限に基づいて活用することができる利点を有する。例えば、材料の重量は、バッグが軽量かつ単純であることが意図されているので、サンデーキャリーバッグにとって重要であり得る。このタイプのキャリーバッグでは、高強度材料の追加コストにもかかわらず、高品質、低密度材料から形成された一体的に形成された仕切り頂部が、別個の仕切り頂部および取付けブラケットよりも好ましいことがある。
4.キャリーバッグ:脚接続
キャリーバッグ10のスタンドアセンブリ26は、脚部取付けブラケット32に接続された脚部40を含むことができる。上述したように、脚部取付けブラケット32は、仕切り頂部30と係合又は一体化することができる。脚部40は、脚部40を受け入れて脚部取付けブラケットに対して回転する脚部端部キャップのような脚部接続機構を介して、脚部取付けブラケット32に接続することができる。様々なスナップフィット脚部接続機構は、対応する特徴部の対応するスロット、開口、または溝に対して、圧入、ロック(またはスナップ)するように摺動する突出面または要素を備える、構成要素とすることができる。いくつかの実施形態では、脚接続機構が以下に記載されるように、受取人による自己組立を可能にする特徴を有するように設計され得る。
図19~図20は、各脚部40と脚部取付けブラケット32との間のスナップフィット接続を示す。図19を参照すると、端部キャップ146は、恒久的な取付け、例えば接着剤又は機械的接続によって脚部40に接続する脚部接続端部150を含む。端部キャップ146はまた、対向する複数の突起154を含む。図20に示すように、各突起154は、脚部アンカー122の各スロット158に受け入れられて、端部キャップ146(及び各関連脚部40)と脚部取付けブラケット32との間にスナップフィット接続を形成する。加えて、突起154とスロット158との係合は、対向する突起154を通って延びる旋回軸の周りで、それぞれの脚部アンカー122に対して、各関連する脚部40が旋回することを可能にする。特に、これにより脚部40は、収納された形態と展開された三脚形態との間で旋回することができる。他の実施形態では、スロット158は、各脚部40と脚部取付けブラケット32/仕切り頂部30との間にスナップフィット保持および旋回接続の両方を提供する開口部または任意の他の適切な接続に、置き換えられてもよい。
5.キャリーバッグ:脚接続の代替実施形態(自己組立)
キャリーバッグにおいて、脚部取付けブラケットと脚部のセットとの間の脚部接続は、工具を使用することなく、組み立てられた態様に容易にスナップ留めまたはロックするように設計することができる。図61~図67は、スタンドアセンブリの一部である脚部自己組立システム502を示す。図61を参照すると、システム502は、それぞれの脚部40a、40bに接続された端部キャップ528a、528bを含む。各端部キャップ528は、ピン516を受け入れるように構成された開口又はピン開口532を含む。図62に示すように、各ピン516は、取り外し及び/又は取付け中にピン516を把持するのを助けるための表面テクスチャ又は粗さ536を有する、端部又は部分を含む。また、表面テクスチャ536を有する部分は、取付け中の過剰挿入を防止するために、ピン516の残りの部分よりも大きな断面直径を有することができる。各ピン516はまた、円周溝538を含むことができる。溝538は、端部キャップ528または取付けブラケット32(図66に示す)の突起または部材(図示せず)を任意選択で受け入れるか、または係合して、適切な挿入の表示を提供し、および/または、自己組立後のピン516の保持を補助することができる。図示の実施形態では、各ピン516は、輸送中、または脚部自己組立システム502がボックス404から取り外されたときのいずれかに、端部キャップ528a、528b内に配置される。他の実施形態では、ピン516が、任意の適切な様式で箱内に格納または収容されてもよい(例えば、封止されたプラスチックバッグなどの箱内の包装に収容される)。図57~58は、ボックス404および脚部自己組立システム502と共に、自己組立キット400を示す。脚部自己組立システム502は、組立キット400と共に、ボックス404内に嵌合するように配置される。
図63は、脚部40a、40bに接続された位置合わせ補助具512を示す。位置合わせ補助具512は、脚部40a、bに取付けられたときに、取付けブラケット32(図66に示される)との係合を容易にするために、脚部40a、bを所定の間隔を置いて配置する長さL1を有する。脚部40a、40bを取付けブラケット32に取付けた後、位置合わせ補助具512を脚部40a、40bから取り外す。設置後に予定されている取り外しを受取人に知らせるために、位置合わせ補助具512は、自己組立後に位置合わせ補助具512を取り外すように受取人に指示する第2のしるし、または、説明書540を含むことができる。図示の実施形態では、位置合わせ補助具512が紙または厚紙で構成され、接着テープによって脚部40a、40bに取り外し可能に取付けられる。他の実施形態では、位置合わせ補助具512が、脚部40a、bと取付けブラケット32との整合を容易にする任意の適当な構造または形成された任意の適当な材料から成る、任意の適当な構造または形成されたものであり得る。例えば、図64~65は、位置合わせ補助具512aの代替実施形態を示す。位置合わせ補助具512aは、それぞれの脚部40(例えば、脚部40a、b)を干渉または摩擦適合によって運搬する、アーチ状脚部サポート経路544のペアを含む。位置合わせ補助具512aはまた、各々がそれぞれのピン516を保持する、1つまたは複数のピン支持チャネルまたは突起548を含むことができる。位置合わせ補助具512aは、脚部40およびピン516とのスナップフィット接続を形成し、出荷中の脚部40およびピン516の組織化された保管を容易にし、組立中(および組立後)の脚部40およびピン516の容易な取り外しを容易にする。図示の位置合わせ補助具512aは、プラスチックで形成されるが、他の実施形態では任意の適切な材料で構成されてもよい。
次に図66を参照すると、脚部40a、40bを仕切り頂部30上の取付けブラケット32に組立てる間の、位置合わせ補助具512が示されている。取付けブラケット32は、端部キャップ528a、528bによって対応する脚部40a、40bを受け入れるように構成された、取付けチャネル552a、552bを画定する。位置合わせ補助具512の長さL1(図63に示す)は、端部キャップ528a、528b間の距離が取付けチャネル552a、552b間の距離に一致するようなものである。これにより、受取人は、端部キャップ528a、528bを容易かつ簡単に整列させ、取付けチャネル552a、552bに挿入することができる。
各チャネル552a、552bはまた、チャネル552a、552bの両側に対向する開口(図示せず)を含む。端部キャップ528a、528bがそれぞれのチャネル552a、552bによって受容されるとき、対向する開口は、各端部キャップ528a、528bを通るピン開口532(図61に示される)と整列する。整列状態にあるとき、ピン516は、脚部40a、40bを取付けブラケット32に接続し保持するために、受取人によって挿入され得る。位置合わせ補助具512は、対向する開口部(図示せず)をピン開口部532(図61に示す)と整列させて、受取人によるピン516の挿入を容易にするのを補助する。脚部40a、40bを取付けブラケット32に接続することに加えて、各ピン516は、脚部40a、40bが取付けブラケット32に対して旋回する旋回軸を画定する(例えば、スタンドアセンブリ26が収納される第1の形態と、スタンドアセンブリ26が展開される第2の形態との間の、脚部40a、40bの旋回を容易にするために)。
脚部40a、40bを取付けブラケット32に組み立てた後、受取人は、ばね41の一部の周りにストラップ556を取付けることができる。図67に示すように、ストラップ又は重力ストラップ556は、ゴルフバッグ10の平坦部14に取付けられ、ストラップ556の自己取付けを容易にするためのラッチアセンブリ又はバックル560を含む。ストラップ556の長さは、ユーザの好みに基づいて調整することができる。ストラップ556をばね41の周りに延ばすことによって、ストラップ556は、ゴルフバッグ10が使用者によって運ばれるとき(例えば、使用者がショルダーストラップ24によってゴルフバッグ10を運んでいるとき)、ばね41によって脚部40a、40bを拘束するのを助ける。この拘束は脚部40a、40bがゴルフバッグ10からぶら下がるか、または離れて展開することを制限するのを助ける(すなわち拘束は、ゴルフバッグ10が運ばれるときに、脚部40a、40bを第1の収納形態に維持するのを助ける)。
スタンドアセンブリの他の実施形態では、脚部40a、40b、ばね41、取付けチャネル552a、552bを有する取付けブラケット32、および脚部自己組立システム502の端部キャップ528a、528b、およびピン516と同様の構成要素を、スタンドアセンブリは備えることができる。スタンドアセンブリは、位置合わせ補助具512のような自己組立機能を排除する。それによって材料を節約し、同時に、キャリーバッグを構築するために組立者によって使用される脚部アセンブリのための十分な構成要素を保持する。
6.キャリーバッグ:第2の代替的な脚部接続の実施形態
脚部接続の別の実施形態は、対応する脚部取付けブラケットと整列する突出部(耳部)を有する、一対の脚部端部キャップを備えることができる。図88~図90は、端部キャップ646および取付けブラケット632の実施形態を示す。図88を参照すると、端部キャップ646は、端部キャップ146と同様である。端部キャップ646は、恒久的な取付けによって脚部40に接続する脚部接続端部650を含む。端部キャップ646はまた、突起654が突起654の中心を通って延びる開口655を含むことを除いて端部キャップ146と同様の、対向する複数の突起654を含む。突起は、脚部取付けブラケット632の溝656内で摺動する。これは、端部キャップ646を脚部取付けブラケット632と整列させるのに役立つ。端部キャップ646と脚部取付けブラケット632との整列は、端部キャップ646の開口655が脚部取付けブラケット632のスロット658と整列し、回転のためのピンまたは軸の挿入を可能にすることを確実にする。いくつかの実施形態では、突起654は、端部キャップ646から外側に0.05インチまで突出する。他の実施形態では、突起654は、端部キャップ646の表面から外側方向に0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、または0.10インチ突出することができる。さらに、いくつかの実施形態では、突起654が丸く、0.24~0.28インチの直径を有することができる。他の実施形態では、突起654は、0.24インチ、0.25インチ、0.26インチ、0.27インチ、または0.28インチの直径を有することができる。
図89を参照すると、取付けブラケット632は、取付けブラケット632のスロット658が取付けブラケット632の底部までずっと延びていないことを除いて、取付けブラケット32と同様である。その代わりに、取付けブラケット632のスロット658は、端部キャップ646の開口655と同じサイズになるように構成される。いくつかの実施形態では、端部キャップ646の開口655および取付けブラケット632のスロット658が、0.15インチと0.25インチとの間の直径を有することができる。他の実施形態では、開口655およびスロット658が、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.2、0.21、0.22、0.23、0.24、または0.25インチの直径を有することができる。多くの実施形態では、スロット658が、開口655の直径よりも0.01インチ大きい直径を有することができる。取付けブラケット632はまた、端部キャップ646の突起654を受け入れるように構成されるとともに、端部キャップ646の開口655が取付けブラケット632のスロット658と整列する位置に端部キャップ646を案内するように構成された、溝656を含む。図90を参照すると、端部キャップ646及び取付けブラケット632は、組み立てられた位置で示されている。ピン(図示せず)はアセンブリの一方の側の開口655およびスロット658を通ってねじ込まれるか、または位置決めされ、アセンブリの他方の側の開口655およびスロット658を通って延在し、脚部40および端部キャップ646を取付けブラケット632にロックすることができる。さらに、ピンとスロット158および開口655との係合は、各関連する脚部40がピンの中心を通って延びる旋回軸の周りで、それぞれの取付けブラケット632に対して旋回することを可能にする。特に、これにより、脚部40は、収納形態と展開形態との間で旋回することができる。
7.キャリーバッグ:脚部接続の第3の代替実施形態
脚部接続部のさらに別の実施形態は、多部品端部キャップを含むことができる。この脚部接続の実施形態は、脚部端部キャップの1つの構成要素(または部品)が、最初に脚部取付けブラケットに回転可能に接続されることを可能にする。第2の構成要素(または部品)は、最初にスタンドアセンブリの脚部に固定される。脚部は、第2の構成要素を第1の構成要素に押し込むことによって、脚部取付けブラケットと迅速に係合(スナップフィット)することができる。この組立工程は迅速であり、工具を必要とせず、熟練した労力を必要としない。
ここで図68~72を参照すると、脚部自己組立システム502と共に使用するための、端部キャップ528の別の代替実施形態が示されている。この実施形態では、端部キャップ528が、スナップフィットによって相互接続する多部品端部キャップ564である。端部キャップ564を使用することにより、脚部自己組立システム502は、ピン516の必要性を排除する。
図68~72は、多部品端部キャップ564の実施形態を示す。端部キャップ564は、第1の部品または第1の部分568と、第2の部品または第2の部分572とを含む。脚部自動組立システム502で使用されるとき、第1の部品568は、例えば、脚部40が第1の構成と第2の構成との間に延在することを可能にするための旋回軸を画定する対向する開口576a、bによって、取付けブラケット32に事前に取付けられる。第2の部品572は、各脚部40に予め取付けられている。例えば、各脚部40は、第2の部品572から延びる突起580を受け入れることができる。さらに、各脚部40は、第2の部品572によって画定された凹部584によって、部分的に受け入れられることができる。突起580は、十字またはプラス記号の断面形状を有するものとして示されているが、他の実施形態では、突起580が脚部40との係合を容易にするために、任意の適切な形状を有することができる。さらに、第2の部品572の図示された実施形態は、脚部40との摩擦または締まり嵌めを示している。しかし、各脚部40を各第2の部品572に保持するのに十分な任意の適切な接続または係合を、使用することができる。
自己組立中に各脚部40を取付けブラケット32に取付けるために、受取人は、第2の部品572を第1の部品568に接続する。接続を容易にするために、多部品端部キャップ564は、スナップフィットアセンブリ584(図69に示す)を含む。図示の実施形態では、第2の部品572は、第1の部品568(図70~図71に示す)内に配置された関連する戻り止め592と係合し保持されるように寸法決めされた、少なくとも1つの可撓性キャッチ588(図69~図70に示す)を含む。第1の部品568および第2の部品572がスナップフィットアセンブリ584によって取付けられると、脚部40が取付けブラケット32に取付けられる(図72参照)。
8.キャリーバッグ:脚部スプリング用ブラケット
脚部取付けブラケット、脚部連結機構、および脚部に加えて、キャリーバッグ10のスタンドアセンブリ26は、ベース34および脚部40と係合するばね41をさらに備えることができる。ブラケットは、ばね41を脚部40に接続する。ばね41は、キャリーバッグ10が展開形態と収納形態との間で移行されるときに、脚部の展開および収納を補助する。
図73~75は、ばね41を各脚部40a、40bに取付けるブラケット600(ばね対脚部ブラケットとも呼ばれる)の実施形態の一例を示す。ブラケット600は、脚部40aまたは40bを受け入れるように構成された脚部受容チャネル604を含み、それぞれの脚部40a、40b上へのブラケット600の取付けを容易にする。ブラケット600はまた、ばね41の一部を受け入れるように構成されたばね受容チャネル608を含み、ばね41を各脚部40a、40bに取付ける。図示された実施形態では、スプリング受容チャネル608は、脚部受容チャネル604からオフセットされているとともに、ほぼ垂直に配置されている。ブラケット600は、ブラケット600の外面上に、弓形突起またはバンパ612を含む。図36に示すように、バンパ612は、脚部40a、40bをばね41から分離する。より具体的には、脚部40a、40bをばね41および平坦部14(図73には示されていないが、図1には示されている)からオフセットさせる。各ブラケット600上のバンパ612によって、脚部40a、40bをばね41からオフセットして配置することによって、脚部40a、40bは、脚部40a、40bが格納形態から展開形態に展開する間、ばね41と絡まらない。
C.キャリーバッグ:平坦部
上述したように、キャリーバッグ10は、平坦部を備えることができる。キャリーバッグ10に特有の平坦部14のいくつかの変形例を以下に説明する。
1.キャリーバッグ:膨張式のヒップパッドと膨張式のショルダーパッド
図85及び図86を参照すると、平坦部14は、膨張式のヒップパッド250を含むこともできる。膨張式のヒップパッド250は、バッグが使用者の背中または腰に載ることができる平坦部14の、任意の部分に沿って配置することができる。平坦部14は、膨張式のヒップパッド250を受け入れるように構成されたポケット1020を含むことができる。多くの実施形態では、膨張式のヒップパッド250と平坦部14とを、縫合、溶接、または任意の他の適切な恒久結合方法によって恒久結合することができる。他の実施形態では、膨張式のヒップパッド250をポケット1020に挿入することができる。ポケットは、ジッパ、スナップフィットメカニズム、面ファスナ、または任意の他の好適な封止法の手段によって封止することができる。膨張式ヒップパッド250は、使用者が膨張式ヒップパッド250を空気で収縮または膨張させることを可能にする、ノズル252をさらに含む。ポケット1020は、ノズル252が平坦部14の外側からユーザがアクセスできるように構成することができる。ノズル252は、バッグ10を運ぶときに使用者の背中または腰に接触しないように配置することができる。
膨張式ヒップパッド250は、外側シェルによって収容された内側膨張式区画を含むことができる。内側膨張可能区画は、単一の大きな区画であってもよい。または内側膨張可能区画は、一連の区画された膨張可能区画を作り出す、膨張式ヒップパッド250を通って延びる複数の開口を備えてもよい。膨張式のヒップパッド250は、ノズル252をさらに備える。多くの実施形態では、ノズル252がツイストロックノズルである。他の実施形態では、ノズル252が任意のタイプのノズルとすることができる。例えば、ノズル252は、ばね負荷ノズル、キャップ付きノズル、プッシュプルノズル、または任意の他の適切な膨張弁とすることができる。図示の実施例では、図86を参照すると、ノズル252は膨張式のヒップパッド250の継ぎ目に溶接することができる。他の実施形態では、ノズル252を、膨張式ヒップパッド250の外面に溶接することができる。
膨張式のヒップパッド250は、製造プロセス中に規定された所定量のフィラーを有するヒップパッドとは対照的に、ユーザがヒップパッド250を所望量のクッションまで膨張させることを可能にする。加えて、ヒップパッド250は空気で膨張されるので、従来のフォームヒップパッドのように、時間が経つにつれて平らになったり圧縮されたりすることはない。さらに、膨張式のヒップパッド250のためのフィラー材料として空気を使用することによって、フィラーとして発泡体または他のより高密度の材料を含む従来のヒップパッドよりも軽量にすることができる。それによって、ゴルフバッグ全体の重量を節約する。
いくつかの実施形態では、図87を参照すると、膨張式のショルダーパッドをショルダーストラップ24に含めることができる。膨張式のショルダーパッドは、サイズがショルダーストラップ24内に適合するように調整されることを除いて、膨張式のヒップパッド250と同様である。膨張式のヒップパッド250と同様に、膨張式のショルダーパッド260は、ノズル252と同様のノズルを備える。このノズルは、ユーザが容易にアクセスできるように、肩ストラップ24を通って嵌合するように構成することができる。ノズルは、ユーザの肩に接触しないように、肩ストラップ24上に配置される。膨張式のショルダーパッド260は、膨張式のヒップパッド250のための膨張式のポケット254と同様に、膨張式のポケットを含むこともできる。いくつかの実施形態では、膨張式のショルダーパッド260のための膨張式のポケットが、ヒップパッドの膨張式のポケット254よりも細長い。
2.キャリーバッグ: 取り外し可能なストラップ接続
バッグを運ぶためにストラップを接続するために、多数のタイプのバックル、クリップ、または接続を使用することができる。幾つかのストラップ24は、シンプルなデザイン、美的目的、及び耐久性ために、キャリーバッグ10に恒久的に取付けられている。他のストラップ24は、キャリーバッグ10に取り外し可能に取付けられ、カスタマイズ、ストラップ構成の変更、および製造の単純化を可能にする。キャリーバッグ10は、キャリーバッグ10からストラップを固定または解放するための、取り外し可能なストラップ接続機構を備えることができる。以下に記載される取り外し可能なストラップ接続機構は、恒久的に取付けられたストラップの利点のいくつかを保持すると同時に、容易かつ非破壊的なストラップの取り外しを可能にする。図145A~図148に示す取り外し可能なストラップ接続機構350は、(1)ストラップを所定の角度に保持し、(2)広いストラップを支持し、(3)バッグとストラップとの間のオフセット距離を最小にし、(4)かなりの重量を支持することができる。最小化されたオフセット距離は、バッグの美観をさらに改善することができる薄型構造を、接続機構に与える。
図145Aに示すように、取り外し可能なストラップ接続機構350は、受容部分360とコア部分380とを備える。受容部分360は、コア部分380上を摺動し、受容部分360およびコア部分380のロック機構を介して所定の位置にスナップ留めされる。典型的には、受容部分360はゴルフバッグ10のストラップ354に接続され、コア部分380はゴルフバッグ10の本体に接続される。ストラップ接続機構350は、ゴルファーがストラップ354を外したときに、ストラップ354がゴルフバッグ10に対してその向きを維持することを可能にする。ストラップ接続機構350は、ストラップ354の端部を、ゴルフバッグ10の背面12から所定の角度に保持することができる。さらに、ストラップ接続機構350は、ストラップ354の望ましくないねじれを防止するように、幅広のストラップ354をゴルフバッグ10に固定することを可能にする。ストラップ接続機構350は、ストラップ354をゴルフバッグ本体に取付ける、薄型で、目立たず、美的にクリーンな手段をさらに提供する。最後に、ストラップ接続機構354は、15~70ポンドの荷重に耐えることができ、高荷重支持用途に有用である。
以下の説明は、図145A~図148の例示された実施形態を対象とするが、本発明の他の実施形態を含むことを理解されたい。キャリーバッグ10のための取り外し可能なストラップ接続機構350は、ストラップ354に連結された受容部分360と、平坦部14または仕切り頂部30などのバッグ本体部分に連結されたコア部分380と、を備える。受容部分360は、ストラップ取付けタブ365と、ストラップ取付けタブ365から延びる第1の弓形アーム366と、ストラップ取付けタブ365から延びる第2の弓形アーム367と、第1および第2の弓形アーム366、367の間に形成されたチャネル364と、を含む。コア部分380は、バッグ取付けタブ385と、バッグ取付けタブ385から延びるコア384と、を含む。受容部分360のストラップ取付けタブ365は、キャリーバッグ10のストラップ354と係合する。コア部分380のバッグ取付けタブ385は、キャリーバッグ10の本体に接続する。しかしながら、他の実施形態では、受容部分360は本体に接続され、コア部分380はストラップ354に接続される。
受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367は、ストラップ取付けタブ365と一体に形成される。第1および第2の弓形アーム366、367は、一緒になって、内径370および外径371を有するほぼ円筒形のチャネル364の一部を形成する。内径370は、0.10~0.45インチの範囲とすることができる。例えば、内径370は、0.10~0.15インチ、0.15~0.20インチ、0.20~0.25インチ、0.25~0.30インチ、0.30~0.35インチ、0.35~0.40インチ、または0.40~0.45インチの範囲とすることができる。外径371は、0.20~0.55インチの範囲とすることができる。例えば、外径371は、0.20~0.25インチ、0.25~0.30インチ、0.30~0.35インチ、0.35~0.40インチ、0.40~0.45インチ、0.45~0.50インチ、または0.50~0.55インチの範囲とすることができる。
第1および第2の弓形アーム366、367は、0.10~0.20インチまたは0.15~0.25インチの範囲の厚さを含むことができる。受容部分360は、ストラップ取付けタブ365の反対側で、第1の弓形アーム366の端部と第2の弓形アーム367の端部との間に配置された開口368をさらに備える。図146に見られるように、受容部分360は、第1の側面361および第2の側面362をさらに備える。第1および第2の弓形アーム366、367は、第1の側面361および第2の側面362の間に延在する。受容部分360はさらに、受容部分360の第2の側面362に端壁を備える。端壁は第1および第2の弓形アーム366、367を接続し、チャネル364の一端でストッパのように作用する。端壁の反対側の受容部分チャネル364の第1の側面361は、コア部分380のコア384を受容するための開口部369を備える。
受容部分360は、受容部分360の第1の側面361と第2の側面362との間に画定された、(すなわち、チャネル364と平行な)幅356を備える。受容部分360の幅356は、0.5~4.0インチの範囲とすることができる。例えば、受容部分360の幅356は、0.5~1.6インチ、1.2~1.8インチ、1.4~2.0インチ、1.6~2.2インチ、1.8~2.4インチ、2.0~2.6インチ、2.2~2.8インチ、2.4~3.0インチ、2.6~3.2インチ、2.8~3.4インチ、または3.0~3インチの範囲とすることができる。
受容部分360は、図示されていないロック機構をさらに備える。ロック機構は、コア部分380のそれぞれのロック機構(例えば、対応する突起または溝)に対応する、溝または突起を備えることができる。受容部分のロック機構は、受容部分360の幅356に沿った任意の適切な位置に配置することができる。受容部分360のロック機構は、第1および第2の弓形アーム366、367の内面に配置することができる。いくつかの実施形態では、ロック機構は、突起または溝ではなく、ボタン解放タブを含む。
コア部分380は、バッグ取付けタブ385と一体的に形成されている。コア部分380のコア384は、コア直径390を有するほぼ円筒形の形状を含む。コア直径390は、0.10~0.45インチの範囲とすることができる。例えば、コア直径390は、0.10~0.15インチ、0.15~0.20インチ、0.20~0.25インチ、0.25~0.30インチ、0.30~0.35インチ、0.35~0.40インチ、または0.40~0.45インチの範囲とすることができる。コア384は、第1の端部381および第2の端部382をさらに備える。コア部分380は、コア384が受容部分360のチャネル364に挿入されたときに、受容部分360のロック機能と係合するロック機能(図示せず)をさらに備える。コア部分ロック機構は、コア384の外面に配置される。受容部分ロック機構が溝である実施形態では、コア部分ロック機構が溝に係合するような大きさの突起であってもよい。受容部分ロック機構が突起である実施形態では、コア部分ロック機構が突起を受け入れるように寸法決めされた溝とすることができる。上述のようにいくつかの実施形態では、ロック機構は、突起または溝ではなく、ボタン解放タブを含むことができる。
コア部分380の幅357は、コア384の第1の端部381と第2の端部382との間に画定される。コア384の幅357は、1.0~3.0インチの範囲とすることができる。例えば、コア384の幅357は、1.0~1.6インチ、1.2~1.8インチ、1.4~2.0インチ、1.6~2.2インチ、1.8~2.4インチ、2.0~2.6インチ、2.2~2.8インチ、または2.4~3.0インチの範囲とすることができる。多くの実施形態では、コア幅357が、受容部分360の幅356よりも小さい。受容部分360の端壁は、受容部分360の幅356の一部を占めるので、コア384の端部が受容部分360の第1の側面361と面一になるように、コア幅357は受容部分幅356より小さくなければならない。取り外し可能なストラップ接続機構350は、受容部分360の幅357に一致する幅を有する。
いくつかの代替実施形態では、受容部分360のチャネル364が円筒形ではない形状を備えることができる。例えば、受容部分360の内部形状は、おおよそ正方形、三角形、台形、涙滴、または任意の他の適切な形状であり得る。コア部分380のコア384は、受容部分360のチャネル384に対応する形状を備えることができる。
ストラップ取付けタブ365は、キャリーバッグ10のストラップ354を受け入れるためのスロットを備えることができる。スロットは、ストラップ取付けタブ365と受容部分360の弓形アーム366、367との間の接続部とは反対側のストラップ取付けタブ365の端部に、隣接して配置される。他の実施形態では、ストラップ取付けタブ365はスロットを含まず、むしろ、ストラップ354に恒久的に縫い付けることができる材料を含む。同様に、バッグ取付けタブ385は、バッグ取付けタブ385とコア部分380のコア384との間の接続部とは反対側の部分を含むことができる。バッグ取付けタブ385のこの部分は、キャリーバッグ10の本体に縫い付けることができる。他の実施形態では、バッグ取付けタブ385が、キャリーバッグ10の本体に縫い付けられるストラップ354を受容するためのスロットを備える。さらに他の実施形態では、バッグ取付けタブ385を、仕切り頂部30などのバッグ本体の要素と一体的に形成することができる。いくつかの実施形態では、バッグ取付けタブ385は、キャリーバッグ10の仕切り頂部30にスナップ留めされるか、リベット留めされるか、または接着されるブラケットに一体化される。バッグ取付けタブ385は、バッグ本体に対して大きく撓まないように、バッグ本体に固定される。
コア部分380を受容部分360と係合させるために、(1)コア部分380のコア384は、受容部分360の第1の端部開口369と位置合わせされる。(2)コア部分380のバッグ取付けタブ385は、受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367の間の開口368と位置合わせされる。(3)コア部分380のコア384は、受容部分360のチャネル364内に摺動される。コア部分380のバッグ取付けタブ385は、受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367の間の開口368内に受け入れられる。(4)コア384およびチャネル364のロック機構が、ロック構成にスナップフィットされ、コア384が受容部分360の端壁に接触すると、コア部分380は受容部分360と完全に係合する。ロック機構に係合するために、いくらかの余分な力が必要とされる。ボタン解放ロック機構を有する実施形態では、コア部分380が同様に、ロックされた構成にスナップフィットすることができる。コア384がチャネル364と係合すると、受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367は、コア部分380のコア384をほぼ完全に包み込む。受容部分360の端壁は、コア384がチャネル364を通って過度に遠くに達するのを防止する。受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367の端部は、コア部分380のバッグ取付けタブ385に隣接して位置する。この構造的構成により、受容部分360は、コア部分380のコア384の周りで回転することが抑制される。その結果、受容部分360のストラップ取付けタブ365は、コア部分380のコア384またはバッグ取付けタブ385に対して旋回することが防止される。
図148に示す実施形態では、コア部分380が受容部分360と係合したとき、ストラップ取付けタブ365とバッグ取付けタブ385とは、ほぼ同一平面上にある(互いに180°の角度をなしている)。他の実施形態では、コア部分380が受容部分360と係合するときに、バッグ取付けタブ385がストラップ取付けタブ365から75°と180°との間で角度を成すことができるように、バッグ取付けタブ385がある角度でコア部分380に一体的に取付けられる。例えば、バッグおよびストラップ取付けタブ385、365は、互いに対して、180度(同一平面上)、175度、170度、165度、160度、155度、150度、145度、140度、135度、130度、125度、120度、115度、110度、105度、100度、95度、90度、85度、80度、75度、または任意の他の適切な角度だけ角度付けられ得る。図2は、コア部分380の一実施形態を示している。バッグ取付けタブ385は、コア384から約90度の角度をなしている。ストラップ取付けタブ365が保持される硬直した角度は、キャリーバッグ10がその腹部(前面11)上に置かれたときに、キャリーバッグ10のストラップ354が立ち上がる(その向きを保持する)のを助ける。
受容部分360およびコア部分380は、アルミニウム合金、亜鉛合金、鋼、または他の適切な金属などの金属から、または成形ポリマー材料から形成することができる。いくつかの実施形態では、受容部分360およびストラップ取付けタブ365が、金属材料から一体的に鋳造される。これらの実施形態では、コア部分380およびバッグ取付けタブ385が、ポリマー材料から一体成形される。他の実施形態では、受容部分360およびストラップ取付けタブ365が金属材料から一体的に鋳造され、コア384およびバッグ取付けタブ385が金属材料から一体的に鋳造される。バッグ取付けタブ385が金属から形成される実施形態では、バッグ取付けタブ385は、バッグ取付けタブ385をキャリーバッグ10に固定するストラップ部材を受容するためのスロットを、典型的に備える。
剛性ストラップ接続機構350は、キャリーバッグ10が地面上に腹下に置かれたときに、キャリーバッグ10の背面12からある角度で突き出る位置に、ストラップ354を配置する。スタンドアップストラップ354は、最小限の上半身の曲げで、使用者がバッグ10を拾い上げることを可能にする。取り外し可能なストラップ接続機構350はまた、ストラップ354の望ましくないねじれを防止するように、幅広のストラップ354をキャリーバッグ10に固定することができる。ストラップ接続機構350の幅が大きいため、最初にストラップ354を先細にする必要なしに、幅広のストラップ354の端部全体をバッグ10に直接固定することができる。多くの従来のバッグでは、幅の広いストラップがバックルに固定されてバッグに接続される前に、より小さい幅にテーパ付けされなければならない。ストラップのこのより小さい幅部分は、バックルの小さい幅と共に、ストラップが逆さまに、または他の望ましくない構成にねじれることを可能にする。
さらに、従来のバックルが、幅広のストラップを収容するのに十分な大きさに設計される場合、バックルは長さが比例して増加するため、バッグとストラップとの間の大きなオフセット距離をもたらす。これらの大型の従来のバックルは、バッグの美観を変化させるだけでなく、それらの硬くて嵩張った構造を有するストラップの感触も変化させる。取り外し可能なストラップ接続機構350は、(幅が大きいために)広い表面積にわたって接続を提供し、接続機構350に沿った各点で機構にかかる応力の量を低減する。接続機構350のチャネル364およびコア384構造は、幅と共に、ストラップ354とバッグ10との間のオフセット距離を最小限にすることを可能にする。ストラップ354の端部とバッグ10の背面12の一部との間のオフセット距離は、0.2~1.0インチの範囲であり得る。例えば、オフセット距離は、0.2~0.4インチ、0.3~0.5インチ、0.4~0.6インチ、0.5~0.7インチ、0.6~0.8インチ、0.7~0.9インチ、または0.8~1.0インチの範囲とすることができる。オフセット距離は、1.0インチ未満、0.8インチ未満、0.7インチ未満、0.6インチ未満、0.5インチ未満、0.4インチ未満、0.3インチ未満、0.2インチ未満、または0.1インチ未満とすることができる。1つの例示的な実施形態では、オフセット距離が0.2インチと0.5インチとの間である。最小のオフセット距離は、薄型で目立たない外観に寄与する。
ストラップ接続機構350は、15~70ポンドの質量を有するバッグ10(その内容物を含む)の荷重に耐えることができる。例えば、ストラップ接続機構350は、15~20ポンド、20~30ポンド、20~40ポンド、30~40ポンド、40~50ポンド、50~60ポンド、10~30ポンド、20~50ポンド、30~60ポンド、または40~70ポンドの質量を有するバッグ10の荷重に耐えることができる。いくつかの実施形態では、取り外し可能なストラップ接続機構350が、15ポンドと35ポンドとの間の、その内容物を含むバッグ10の荷重に耐えることができる。取り外し可能なストラップ接続部350の構造特性と材料特性との混合により、機構は、従来技術のコネクタよりも大きな重量に耐えることができる。受容部分360の材料特性は、受容部分360の第1および第2の弓形アーム366、367が変形するのを防止する剛性を提供することができる。この剛性は、コア部分380を受容部分360内に保持するために重要である。
さらに、取り外し可能なストラップ接続機構350は、キャリーバッグ10上のストラップ354の容易な変更を可能にする。例えば、ショルダーストラップは、ゴルフバッグストラップを交換するために、または単一のストラップから二重ストラップバッグに変換するために、取り外すことができる。この例では、ストラップ接続機構350はキャリーバッグ10上に2つのコア部分380を備えることができ、単一のストラップ354をどこに取付けるかについて2つの選択肢を提供し、汎用性のあるストラップ構成を可能にする。他の実施形態では、使用者が保管のためにバッグ10の本体に対してストラップ354を平らにすることを可能にするため、キャリーバッグ10からストラップ354を係合解除することは望ましい。取り外し可能なストラップ接続機構350はまた、キャリーバッグ10の空間効率のよい輸送を可能にする。いくつかのキャリーバッグでは、取り外し可能なストラップ接続機構350は、1つ以上のストラップ354の両端に使用することができる。その結果、望む場合には、ストラップ354をバッグ10から完全に取り外すことができる。これは、バッグ製造プロセスの後期段階での、ストラップの色又は他の特性の容易なカスタマイズを可能にする。取り外し可能なストラップ接続機構350は、カスタマイズ、折り畳み性、人間工学的な取扱い、改善された美観、および、従来技術のストラップ-バッグ接続機構を超える他の利点を提供する、機能性、接続強度、および品質を提供する。
D.キャリーバッグ:セルフアセンブリーキット
上述したように、キャリーバッグ10の構成要素は、サブアセンブリ42に組み立てることができる。サブアセンブリ42は、任意の変形の構成要素を含むことができる。サブアセンブリ42は、折り畳み可能であってもよい。さらに、サブアセンブリ42は、キャリーバッグ10を構築するために使用され得る。いくつかの実施形態では以下に記載されるように、サブアセンブリ42は、自己組立キット400の一部として提供される。キャリーバッグ自己組立キット400は、出荷量が減少し、供給会社の人件費が減少した結果として、受取人のコストを減少させる。
ここで図54~72を参照すると、折り畳み式キャリーバッグ10のためのサブアセンブリの実施形態が、自己組立キット400(図57に示される)の状況で図示および記載されている。キット400は、ゴルフバッグ10と、受領者が受領時にゴルフバッグ10を組み立てることを可能にする自己組立システム700と、を含む。
図54~55に示されるように、自己組立キット400は、部分的に組み立てられた状態でゴルフバッグ10を出荷するために使用されるボックスまたはコンテナまたは出荷パッケージ404を含む。ボックス404は、フラップまたはフラップ部分412と一体的に形成することができる、トップサイドまたはフェースサイド408を含む。フェースサイド408は、折り目416によって、ボックス404の一部に、より具体的にはボックスのサイドに接続されている。フェースサイド408は、ボックス404の外面の一部を画定する。一方、フェースサイド408は、折り目416の周りを旋回することによって、ボックス404の内部へのアクセスも提供する。フラップ部分412は、ボックス404の閉鎖を容易にするための係合面を画定する。係合面は、それぞれのスロット418(図57に示される)によって受容され得る、1つ以上のタブ(図示せず)を含み得る。それぞれのスロット418は、フェースサイド408およびフラップ412とは別個の、ボックス404の一部によって画定される(例えば、スロットは、ボックス404の1つ以上の側面によって画定され得るなど)。タブおよびスロットの閉鎖は、閉鎖の例示の目的で提供されている。フェースサイド408および/またはフラップ部分412をボックス404の一部と係合させるのに適した、任意の閉鎖が実施されてもよいことを理解されたい。
自己組立キット400のボックス404は、図54~55に示されており、完全に組立てられたゴルフバッグを出荷するために現在使用されている既知のボックスの隣に示されている。この比較は、既知のボックスに対する、ボックス404の縮小サイズを示す。より具体的には、ボックス404が約2,040立方インチ(in3)の容積を有し、一方、既知のボックスは、約5,190立方インチ(in3)の容積を有する。ボックスの容積はおおよそであるが、ボックス404は既知のボックスよりも約60%少ない容積を有する。ボックス404は、既知のボックスよりもサイズが小さく、容積が小さい。組み立てられたゴルフバッグを出荷するために使用される既知のボックスからの容積の減少範囲は、約15%から約70%、より具体的には約25%から約65%、より具体的には約35%から約60%、より具体的には50%を超える範囲である。
ゴルフバッグ10の自己組立に関して受取人にガイダンスを提供するために、ボックス404はしるし(indicia)420を含むことができる。図56に示すように、しるし420は、ゴルフバッグ10を組み立てるための説明書を含む。組立説明書は、ガイダンスを提供するため、および/または各組立ステップを示すために、1つまたは複数の図または詳細図を含むことができる。ボックス404の図示された実施形態では、しるし420がフェースサイド408の内側に印刷され(すなわち、ボックス404が閉じられたとき、しるし420はボックス404の内部に面する)、受取人が折り目416の周りでフェースサイド408を旋回してボックスを開くとき、しるし420が読取り可能な向きで受取人に面するように配向される。しるし420はボックス404上に印刷されるものとして開示されているが、他の実施形態ではしるし420が(例えば、取扱説明書などとして)ボックス内に別個に含まれてもよい。
図57は、第1の、部分的に組み立てられた、折り畳まれた状態または態様の、ゴルフバッグ10を示す。ゴルフバッグ10は、ボックス404内にこの状態で出荷される。図57において、ゴルフバッグ10は、ボックス404から取り外された状態で示されており、仕切り頂部30、ベース34、およびステー39(図22に示されている)を含んでいる。平坦部14は、仕切り頂部30及びベース34に取付けられている。ゴルフバッグ10は、仕切り頂部30およびベース34が、それぞれステー39の周りに旋回された状態で折り畳まれる。図示された実施形態では、仕切り頂部30およびベース34がそれぞれ、ステー39の周りで互いに向かって約90度旋回される。実施形態の他の例では、仕切り頂部30およびベース34はそれぞれ、ボックス404内での輸送のためにゴルフバッグ10を折り畳むのに適した任意の角度で、ステー39の周りに旋回させることができる。
折り畳み式ゴルフバッグ10に加えて、キット400は、自己組立システム500を含む。自己組立システム500は、受取人によって組み立てられたゴルフバッグ10の1つ以上の構成要素を含む。
図58を参照すると、自己組立システム500の実施形態の第1の例が示されている。図示のシステム500は、(図59に示す)ばね自己組立システム501、および、(図61に示し、上述した)脚自己組立システム502を含むことができる。図58のシステム500は、スタンドアセンブリ26の一部、より具体的には脚部40a、bおよび添付されたばね41を含んでいる。ばね41は、ベース係合フック508(図59に示す)を有する、コネクタ504を含む。いくつかの実施形態では、システム500はまた、取付けのために、受取人が脚部40a、bを取付けブラケット32(図66に示される)と整列させることを補助する、位置合わせ補助具512を含む。システム500はさらに、脚部40a、bを実装ブラケット32に回動可能に取付けるための、ロッドピンまたはピン516を含む。
図59~60は、ばね自己組立システム501をさらに示す。システム501は、ばね41及びベース34の自己組立を容易にする、コネクタ504を含む。図59を参照すると、コネクタ504上のベース係合フック508は、ベース34の一部を受け入れるか、さもなくばベース34の一部に係合するように構成された、チャネルまたはフック部分(図示せず)を含む。図示の実施例では、ベース34が、チャネル174(図25に示す)と同様の、ばね受けスロット又はチャネルを画定する。チャネルは、コネクタ504の一部を受け入れるか、またはそれと係合する。開口または窓520は、ベース34の一部、より具体的にはベース34のばね受けスロット518の一部によって画定される。開口520の周囲の一部は、コネクタ504のギャップまたはスロット内に受容されるように構成された部材または交差部材524によって画定される。自己組み立てを容易にするために、受取人は、コネクタ504をばね受けスロット518内に位置決めする。次に、受取人は、コネクタ504をベース34と係合させ、ベース係合フック508が部材524を受け入れることを可能にする。一旦受け入れられると、ベース係合フック508は、図60に示される開口520によって受け入れられる。これは、コネクタ504とベース34との間、より広くはばね41とベース34との間の自己組立接続を形成する。自己組立接続は、ベース34からのコネクタ504の係合解除または引き抜きを可能にするために、取り外し可能であり得ることが理解されるべきである。例えば、スタンドアセンブリ26の損傷部分(例えば、破損した脚部40、破損したばね41等)を交換用自己組立システム500によって交換するために、接続部を取り外すことができる。
III.カートバッグ
折り畳み可能なゴルフバッグまたはサブアセンブリから組み立てられたゴルフバッグの別の実施形態は、カートバッグ1010として機能することができる。当技術分野で知られているカートバッグは、典型的にはバッグの重量がゴルファーによって持ち運ばれる重量よりも大きくなり得るので、キャリーバッグよりも大きい。また、カートバッグは、プレイ中にゴルフカート上に保管されるので、カートバッグは一般に、ショルダーストラップと、バッグを支えるためのスタンドアセンブリとを欠いている。カートバッグ1010の機能的要件は、典型的なキャリーバッグとの設計の特定の違いを促す。カートバッグ1010のいくつかの構成要素は、キャリーバッグ10の対応する構成要素と同様である。例えば、カートバッグ1010は、上述したキャリーバッグ10の仕切り頂部30、ベース34又はベースアセンブリ900、及び平坦部14と同様とすることができる、仕切り頂部1030と、ベース1034又はベースアセンブリ1900と、平坦部1014と、を含む。カートバッグ1010は、仕切り頂部1030をベース1034に接続する、複数のステーをさらに備える。
以下に記載されるカートバッグ1010は、輸送のために潰れるように、および/または迅速な組み立てを可能にするように設計される、構成要素を備える。カートバッグ1010のいくつかの構成要素は、組み立てプロセスを単純化しスピードアップする、スナップフィット特徴または接続を備える。スナップフィット特徴または接続は、カートバッグ1010がより効率的かつ人間工学的な様式で組み立てられることを可能にする。これは、生産時間を低減し、熟練した労働コストを節約する。さらに、本明細書に記載されるカートバッグ1010の実施形態の折り畳み可能な設計は、カートバッグ1010が製造現場間で容易に輸送されることを可能にする。
図113~図135は、カートバッグ1010の実施形態の一例を示す。カートバッグ1010はキャリーバッグ10と類似しており、同様の構成要素を識別するために同様の番号が使用されている。図113~114を参照すると、カートバッグ1010は、平坦部1014を含む。複数のポケット1018が、平坦部1014に取付けられている。ポケットは、複数のサイドポケット1018aおよび複数のフロントポケット1018bを含む。他の実施形態では、平坦部1014は、少なくとも1つのサイドポケット1018aおよび少なくとも1つのフロントポケット1018bを含むことができる。カートバッグ1010はまた、仕切り頂部1030およびベース1034を含む。複数のステー1039が、仕切り頂部1030からベース1034まで延びている。複数のステーは、第1のステー1039(図113に示す)と、第2のステー1039a(図114に示す)と、第3のステー1039b(図114に示す)と、を含む。
第1のステー1039は、仕切り頂部30cに旋回可能に連結され、ベース1034に旋回可能に連結される。第2および第3のステー1039a、1039bはそれぞれ、第1の端部で仕切り頂部1030に結合され、第1の端部の反対側の第2の端部でベース1034に結合される。第1のステー1039は、カートバッグ1010が動作構成にあるときのステー1039の位置決めを示すために、図113に示されている。しかしながら、第1のステー1039が平坦部1014の内側に配置されている(すなわち、第1のステー1039が平坦部1014によって覆われている)ので、第1のステー1039は、ゴルフバッグ1010の使用者には概して見えないことを理解されたい。図114に示される第2および第3のステー1039a、1039bは、平坦部1014に結合される。より具体的には、平坦部1014は、複数の細長いポケット1704a、1704b(または長手方向ポケット1704a、1704b)を含む。各ポケット1704a、1704bは、ステー1039a、1039bのうちの1つを受け入れるように構成された、チャネルまたは通路(図示せず)を画定する。各ポケット1704a、1704bは、第1のポケット1704aが第2のステー1039aを受け入れ、第2のポケット1704bが第3のステー1039bを受け入れた状態で、平坦部1014に(例えば、縫合等によって)結合される。第1のステー1039は、ゴルフバッグ1010の裏側1011に配置される。第2および第3のステー1039b、1039cは、ゴルフバッグ1010の腹側1012(または前側)の近く(または上)に配置される。より具体的には、第2および第3のステー1039b、1039cは、腹側1012の側面に位置することによって腹側1012に近接している(図122に関連してさらに説明する)。他の実施形態では、第1のステー1039を腹側1012に配置することができ、第2および第3のステー1039、1039bを背側1011に配置することができる。さらに他の実施形態では、第1、第2、および第3のステー1039、1039a、1039bは、カートバッグ1010に適切な支持を提供するために、カートバッグ1010の任意の適切な側面(例えば、背面1011、腹側1012、または背面と腹側1011、1012の間に位置するいずれかの側面など)上に、任意の適切な間隔を置いた関係で位置付けられ得る。
次に図115~116を参照すると、サブアセンブリ1042が組み立てられた構成で示されている。仕切り頂部30c、ベース1034、および複数のステー1039、1039a、1039bは、集合的にサブアセンブリ1042を画定する。
A.カートバッグ:仕切り頂部
カートバッグ1010は、カートバッグ1010に構造を提供する仕切り頂部1030と、カートバッグ1010に挿入されるゴルフクラブの分離を可能にする開口と、を備えることができる。カートバッグ1010の仕切り頂部1030は、上述の特徴を含むことができる。カートバッグ1010の仕切り頂部1030は、図117~図118に詳細に示されている。複数のハンドル1033a、1033bは、仕切り頂部30cと接続されているか、または他の形で形成されている。ハンドル1033a、1033bは、仕切り頂部30cの両側に配置される。仕切り頂部1030は、任意の数の仕切り開口1082を含むことができる。カートバッグ仕切り頂部30cの図示の実施例では、交差部材114及び中間部材80が一緒になって、全部で15個の仕切り開口1082(図122に示す)を形成する。特に図115および図117を参照すると、仕切り開口1082の少なくとも1つは、パターウェル1716とすることができる。図示の実施形態では、パターウェル1716が一般に、他の仕切り開口1082よりも大きい。他の実施形態では、パターウェル1716は、他の仕切り開口1082に対して任意の適切なサイズとすることができる。
仕切り頂部1030は、上述の任意の方法で平坦部1014に接続することができる。しかしながら、カートバッグ1010の図示された実施形態では、平坦部1014がスナップフィットコネクタを介して仕切り頂部1030に固定される。再び図117~118を参照すると、外側リング74は、複数の取付け開口1720を含む。取付け開口1720は、外側リング74の円周(または周囲)の周りに配置される。各取付け開口1720は、平坦部1014の外側リング74への取付け、より具体的には、平坦部1014の仕切り頂部30cへの取付けを容易にするために、締結具またはスナップフィットコネクタを受け入れるように構成される。平坦部1014の仕切り頂部1030への取付けについては、以下でさらに詳細に説明する。
仕切り頂部1030はまた、複数の頂部ステーハブ1724を含む。図117~118に示すように、外側リング74は、第1の頂部ステーハブ1724aおよび第2の頂部ステーハブ1724b(図118に示す)を含む。第1および第2の頂部ステーハブ1724a、1724bは、実質的に同じ設計を有し、外側リング74上で離間した関係にある。図示の実施形態では第1および第2の頂部ステーハブ1724a、1724bは、仕切り頂部30cの腹側1012の両側に配置される。しかし、他の実施形態では、第1および第2の頂部ステーハブ1724a、1724bは、外側リング74上の任意の適切な位置(例えば、仕切り頂部30cの背面1011の対向する側など)に配置され得る。さらに他の実施形態では、外側リング74は、単一の頂部ステーハブ1724、または3つ以上の頂部ステーハブ1724を含むことができる。各頂部ステーハブ1724a、1724bは、ステー1039a、1039bのそれぞれの上端部(または第1の端部)を受け入れる。より具体的には第1の頂部ステーハブ1724aは第2のステー1039aの上端を受け入れ、第2の頂部ステーハブ1724bは第3のステー1039bの上端を受け入れる。
B.カートバッグ:ベース
カートバッグ1010は、ベース1034をさらに備えることができる。ベース1034は、カートバッグ1010のための支持構造を提供し、複数のステー1039、1039a、1039b、平坦部1014、および仕切りスリーブ1046のうちの1つまたは複数に接続する。カートバッグ1010のベース1034は、上述の特徴を含むことができる。カートバッグ1010のベース1034の一実施形態が、図119および120に詳細に示されている。上述の特徴に加えて、図示のベース1034は、複数のベースステーハブ1736も含む。リップ1072は、第1のベースステーハブ1736aおよび第2のベースステーハブ1736b(図120に示す)を含む。第1および第2のベースステーハブ1736a、1736bは、実質的に同じ設計を有し、リップ72上で間隔を置いた関係にある。図示の実施形態では第1および第2のベースステーハブ1736a、1736bは、ベース1034の腹側1012の両側に配置される(図120参照)。しかしながら、他の実施形態では、第1および第2のベースステーハブ1736a、1736bは、リップ1072上の任意の適切な位置(例えば、仕切り頂部30cの背面1011の対向する側など)に配置することができる。さらに他の実施形態では、リップ1072は、単一のベースステーハブ1736、または3つ以上のベースステーハブ1736を含むことができる。各ベースステーハブ1736a、1736bは、各ベースステーハブ826a、826bがステー1039a、1039bのそれぞれの下端(または第2の端部)を受け入れるときに、対応する頂部ステーハブ1724a、1724bと概ね整列(または垂直に整列)される。より具体的には第1のベースステーハブ1736aが第2のステー1039aの下端を受け入れ、第2のベースステーハブ1736bは第3のステー1039bの下端を受け入れる。
図115に戻って参照すると、第1のステー1039は、第1のステーヒンジ1740(または頂部ステーヒンジ1740)および第2のステーヒンジ1744(またはベースステーヒンジ1744)を含む。第1および第2のステーヒンジ1740、1744は、ベースステーヒンジ170(図26~28に示す)と同じ構造である。他の実施形態では、第1および第2のステーヒンジ1740、1744は、両方ともステーヒンジ162(図23~24に示す)とすることができ、またはそれぞれステーヒンジ162またはステーヒンジ170のうちの1つとすることができる(例えば、第1のステーヒンジ1740はヒンジ170とすることができ、第2のステーヒンジ1744はヒンジ162とすることができる、など)。第1のステーヒンジ1740は、ステー1039の第1の端部に結合され、仕切り頂部30cによって画定されたステー受容チャネル1174a(図121に示す)によって受容される。第2のステーヒンジ1744は、第1の端部とは反対側のステー1039の第2の端部に連結される。第2のステーヒンジ1744は、ベース1034によって画定されたステー受容チャネル174b(図116および120に示される)によって受容される。第1のステーヒンジ1740は、ステー1039に対する仕切り頂部1030の傾斜(または旋回)を容易にし、一方、第2のステーヒンジ1744は、ステー1039に対するベース1034の傾斜(または旋回)を容易にする。ステー1039は、ほぼ正方形(または長方形)の断面を有する。ステー1039a、1039bは、ほぼ円形の断面を有する。他の実施形態では、各ステー1039、1039a、1039bは任意の適切な形状の断面(例えば、正方形、円形、長方形、六角形、八角形、三角形など)を有することができる。
図示の実施形態では、ステー受容チャネル174a、174bは、それぞれの仕切り頂部1030またはベース1034の内側に配置される。一方、ステーハブ1724a、1724b、1736a、1736bは、それぞれの仕切り頂部1030またはベース1034の外側に配置される。図118および図121に示すように、ステー受容チャネル1174aは、外側リング74の内側に配置される(図121参照)。一方、頂部ステーハブ1724a、1724bは、外側リング74の反対側の外側に配置される(図118参照)。図120に示すように、ステー受容チャネル174bは、リップ72の内側に配置される。一方、ベースステーハブ1736a、1736bは、リップ72の反対側の外側に配置される。他の実施形態では、ステー受容チャネル174a、174bは、それぞれのリップ1072または外側リング74の外側に配置することができ、ステーハブ1724、1724b、1736a、1736bはそれぞれのリップ1072または外側リング74の内側に配置することができる。さらに他の実施形態では、ステー受容チャネル174a、bおよびステーハブ1724a、1724b、1736a、1736bは、それぞれのリップ1072または外側リング74の内側に、またはそれぞれのリップ1072または外側リング74の外側に配置することができる。
1.カートバッグ:ツーピーススナップ結合ベース
いくつかの実施形態では、カートバッグ1010は、上述のスナップ結合ベースアセンブリと同様のツーピーススナップ結合ベースアセンブリ900を備える。図91および図92を参照すると、カートバッグ用のベースアセンブリ900が示されている。いくつかの実施形態では、リング部分910の下端912が複数のステーポート940をさらに備えるように、カートバッグ1010のベースアセンブリ900が形成される。リング部分910は、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、またはそれ以上のステーポート940を備えることができる。図示の実施形態では、リング部分910は、4つのステーポート940を含む。複数のステーポート940は、複数のステーの各ステーの下端をそれぞれ受け入れる。図示の実施形態では、複数のステーポート940は、ベースアセンブリ900のベースリング910の内側に取付けられる。いくつかの実施形態では、複数のステーポート940が、(図119および120のステーポート1736a、1736bと同様に)ベースアセンブリ900のベースリング910の外側に取付けられる。ベース部分920は、ベース部分920がリング部分910と係合したときに複数のステーポート940を受け入れる、複数のポートハウジング942を含む。任意の所与の実施形態では、ベース部分の複数のポートハウジング942が、トップリング910上のステーポート940の数と同数であることができる。他の実施形態では、カートバッグのツーピースベースアセンブリ900が、上述したものと同様のステー受容チャネルを有することができる。ステー収容チャネルは、リング部分910に一体的に接続することができる。
C.カートバッグ:ステー
上述したように、カートバッグ1010は、複数のステーをさらに含むことができる。図示の実施形態では、カートバッグ1010は、第1のステー1039と、第2のステー1039aと、第3のステー1039bとを含む。第1、第2、および第3のステー1039、1039a、および1039bは、仕切り頂部1030をベース1034に接続する。仕切り頂部1030およびベース1034はそれぞれ、ステー1039、1039a、および1039bを受け入れるためのステーハブを備える。ステーハブは、ステー1039、1039a、1039bを固定し、カートバッグ1010に剛性構造を提供する。
ここで、上面図から仕切り頂部1030を描写する図122を参照すると、整列されたステーハブ1724a、1736a、および1724b、1736bは、サブアセンブリ1042の腹側1012に近接して配置され、より具体的にはサブアセンブリ1042の腹側1012に隣接する。別の言い方をすれば、整列されたステーハブ1724a、1736aは、背面1011よりも腹側1012に近い、それぞれの仕切り頂部1030またはベース1034の第1の側に配置される。整列されたステーハブ1724b、1736bは、背面1011よりも腹側1012に近い、それぞれの仕切り頂部1030またはベース1034の第2の側に配置される。第2の側は、第1の側とは反対側である。この配置(または幾何学的形状)は、異なるゴルフカート(例えば、電動ゴルフカート、プッシュカート、プルカートなど)によって適切に受け入れられるゴルフバッグ1010のベース1034の助けとなる。例えば、図123は、ゴルフバッグを受け入れるように構成された電動カートライナ1748の一部の一例の、上面図である。図示のカートライナ1748は、電動ゴルフカートに使用するために製造されているが、限定的な例であることは意図されていない。カートライナ1748は、窪み1752と、第1の弓形壁1756と、第2の弓形壁1760とを画定する。弓形壁1756、1760は、窪み1752の対向する端部(または側面)にあり、窪み1752内にゴルフバッグ受容領域を部分的に画定する。図124に示すように、カートバッグ1010のベース1034は、窪み1752内に配置される。ベース1034は、弓形壁1756、1760の間に嵌合するように構成される。より具体的にはベースステーハブ1736a、1736bは、腹側1012に隣接するように配置され、したがってカートライナ1748に接触せず、リップ1072の腹側1012が第1の弓形壁1756によって受けられることを可能にする。垂直方向に整列されたステーハブ1724、1736を仕切り頂部1030及びベース1034上に配置して腹側1012に隣接させることにより、ステーハブ1724、1736は、カートライナ1748と接触しないか、さもなければ干渉しない。これにより、カートライナ1748内(またはゴルフカートの任意の適切なゴルフバッグ受容部分内)に、カートバッグ1010を適切に配置することができる。
1.カートバッグ:頂部ステーハブ
カートバッグ1010の仕切り頂部1030は、カートバッグ1010の1つ以上のステー1039、1039a、1039bを受け入れるための、1つ以上の頂部ステーハブを含むことができる。図125および図126は、頂部ステーハブ1724、より具体的には第2の頂部ステーハブ1724bをさらに示す。頂部ステーハブ1724bは、ハウジング1764を含む。ハウジング1764は、仕切り頂部30cの外側リング74から離れて延びる(または突出する)。ハウジング1764は、仕切り頂部30cと共に成形(または形成)することができる。他の実施形態では、ハウジング1764は、(例えば、接着剤、締結具などによって)仕切り頂部1030に結合することができる。図126に示されるように、ハウジング1764は、部分的な円周によって画定されるチャネル1772を備える。さらに図126に示すように、ハウジング1764は、チャネル1772に開口1768を画定する。開口部1768は、ハウジング1764によって画定されるチャネル1772(図126に示される)に通じる。チャネル1772は、開口部1768の上方でハウジング1764内に延びて、凹部1776を形成する。凹部1776は、関連するステー1039bを受け入れるように構成される。凹部1776はハウジング1764内に配置されているので、凹部1776は、段差特徴部を画定することによってステー1039bを保持するのを助ける。いくつかの実施形態では、ハウジング1764の開口部1768が、関連するステー1039bの直径に等しいか、またはそれより大きい幅を備える。関連するステー1039bの直径に等しいか、またはそれより大きい幅は、関連するステー1039cがハウジング1764内に容易に配置されることを可能にする。他の実施形態(図示せず)では、開口部1768でチャネル1772を画定する部分円周が、仕切り頂部30cの外側リング74に向かってさらに延在し、開口部1768の幅を減少させる。この例示的な実施形態では、開口部1768の幅が、関連するステー1039bの直径よりも小さい。開口部1768のより小さい幅は、関連するステー1039bがハウジング1764内に配置されることを可能にし、ハウジング1764内に配置されると、チャネル1772および凹部1776内に保持されることを可能にする。さらに他の実施形態では、凹部1776に加えて、ハウジング1764は、図126に示される突起1780(またはバンプフィーチャ)を含むことができる。突起1780は、ハウジング1764から開口1768に向かって延びることができる。突起1780は、ステー1039bとチャネル1772との摺動係合を容易にするために、傾斜した(または弓形の)表面を有することができる。ステー1039bがチャネル1772によって受け取られる(またはポジショニングされる)と、突起1780は、ステー1039bの幅よりも小さくなるように開口1768の幅を減少させる。したがって、突起1780は、ステー1039bを保持するのをさらに助けることができる。ハウジング1764はまた、外側リング74から、外側リング74とチャネル1772との間にギャップ1784(または平坦なチャネル1784)を画定する距離だけ延びる。ギャップ1784は、ステー1039bを仕切り頂部30cの外側リング74からオフセットされるように位置決めする。ギャップ1784はまた、平坦部1014の位置決めのための間隔を提供し、これは、以下でさらに詳細に議論される。第1の頂部ステーハブ1724aは、第2の頂部ステーハブ1724bと実質的に同じである。したがって、第1の頂部ステーハブ1724aは、第2の頂部ステーハブ1724bに関連して上述した特徴を組み込むことを理解されたい。
図127は、頂部ステーハブ1724cの代替実施形態を示す。この実施形態では、頂部ステーハブ1724cが、(例えば、ファスナ、接着剤などによって)ステー1039bに結合される。頂部ステーハブ1724cは、仕切り頂部30cの外側リング74によって画定される対応する開口部1792と係合するように構成される、突出アセンブリ1788を画定する。突起アセンブリ1788は、開口1792によって受け入れられることに応答してスナップフィットを形成し、ステー1039bを仕切り頂部30cに結合することができる。頂部ステーハブ1724a、1724bの一方または両方の代わりに、頂部ステーハブ1724cを使用できることを理解されたい。
2.カートバッグ:ベースステーハブ
カートバッグ1010のベース1034は、カートバッグ1010の1つまたは複数のステー1039、1039a、1039bを受け入れるための、1つまたは複数のベースステーハブを備えることができる。図128および図129は、ベースステーハブ1736、より具体的には第1のベースステーハブ1736aをさらに示す。図129を参照すると、ベースステーハブ1736aは、ハウジング1796を含む。ハウジング1796は、ベース1034のリップ1072から離れるように延びる(または突出する)。ハウジング1796は、ベース1034と共に成形(または形成)することができる。他の実施形態では、ハウジング1796が、(例えば、接着剤、締結具などによって)ベース1034に結合され得る。ハウジング1796は、開口部1800を画定する。開口部1800は、ハウジング1796によって画定されるチャネル1804に通じる。チャネル1804は、凹部1808を形成するために、開口部1800の下方でハウジング1796内に延在する。凹部1808は、関連するステー1039aを受け入れるように構成されている。凹部1808はハウジング1796内に配置されるので、凹部1808は、段差特徴部を画定することによってステー1039aを保持するのを助ける。ハウジング1796はまた、リップ1072とチャネル1804との間にギャップ1812(または平坦なチャネル1812)を画定する距離だけ、リップ1072から延びる。ギャップ1812は、ベース1034のリップ1072からオフセットされるようにステー1039aを位置決めする。ギャップ1812はまた、平坦部1014の位置決めのための間隔を提供し、これは、以下でさらに詳細に議論される。第2のベースステーハブ1736bは、第1のベースステーハブ1736aと実質的に同じである。したがって、第2のベースステーハブ1736bは、第1のベースステーハブ1736aに関連して上述した特徴を組み込むことを理解されたい。
図130は、サブアセンブリ1042に結合された仕切りスリーブ1046を示す。仕切りスリーブ1046は、仕切り頂部30cから延び、ベース1034に結合する。より具体的には、複数の締結具(例えば、リベット、ボルトなど)が、仕切りスリーブ1046に連結される。各締結具は、底面1038のそれぞれの仕切り取付け開口1732(図122参照)によって受け入れられ、仕切りスリーブ1046をベース1034に結合する。各仕切り取付け開口1732は、底面1038への仕切りスリーブ1046(または仕切り1046)の取付け、より具体的には、ベース1034への仕切りスリーブ1046の取付けを容易にするために、締結具を受容するように構成される。仕切りスリーブ1046は、仕切り頂部30に関連して上述したように、仕切り頂部30cに結合することもできる。
図131~図134は、サブアセンブリ1042に結合されている(または他の方法で取付けられている)平坦部1014を示す。図131を参照すると、平坦部1014は、複数の締結具1816(例えば、スナップボタンなど)によって、仕切り頂部1030に連結される。平坦部は、複数の第1の締結具1816a(例えば、スナップボタンの雄部分など)を含む。仕切り頂部1030は、複数の第2の締結具1816b(例えば、スナップボタンの雌部分など)を含む。第2の締結具1816bの各々は、(図117~118に示す)外側リング74の円周(または周囲)の周りに配置された取付け開口1720の1つによって受けられる(またはその中に配置される)。第1および第2の締結具1816a、1816bは、平坦部1014を仕切り頂部30cに係合し、固定するように構成される。図132に示すように、第1及び第2の締結具1816a、1816bは、平坦部1014が仕切り頂部30cに取付けられたときに隠される。第1の締結具1816aは、カラー1824(例えば、PEボード、ガセットなど)に連結される。カラー1824は、カラー1824が露出されない(または平坦部1014によって覆われない)ように、ビンディング1828(例えば、縫合など)によって平坦部1014に結合される。図131に戻って参照すると、平坦部1014はまた、平坦部1014の継ぎ目縁部203、204を接続する自己締結具1820(例えば、ジッパー等)を含む。図示の実施形態では、自己締結具1820はジッパーである。他の実施形態では、自己締結具1820は、任意の適切な締結具(例えば、単一のジッパー、2つのジッパー、フックおよびループ締結具(VELCRO(登録商標)、関連するレール内に嵌合する舌部を有する取付けトラック、スナップ嵌合ボタンなど)であり得る。
図133を参照すると、平坦部1014はまた、複数の締結具1816(例えば、スナップボタンなど)によってベース1034に連結される。平坦部は、複数の第1の締結具1816a(例えば、スナップボタンの雄部分など)を含む。一方、ベース1034は、複数の第2の締結具1816b(例えば、スナップボタンの雌部分など)を含む。第2の締結具1816bの各々は、(図119に示す)リップ1072の円周(または周囲)の周りに配置された取付け開口1728の1つによって受けられる(またはその中に配置される)。第1および第2の締結具1816a、1816bは、平坦部1014をベース1034に係合し、固定するように構成される。図134に示すように、第1および第2の締結具1816a、1816bは、平坦部1014がベース1034に取付けられたときに隠される。第1の締結具1816aは、カラー1824(例えば、PEボード、ガセットなど)に連結される。カラー1824は、カラー1824が露出されない(または平坦部1014によって覆われない)ように、ビンディング1828(例えば、縫合など)によって平坦部1014に結合される。図131および図133に戻って参照すると、平坦部1014が締結具1816によって仕切り頂部1030およびベース1034に一旦取付けられると、自己締結具が係合され、平坦部1014の継ぎ目縁部203、204を接続し、平坦部1014をサブアセンブリ1042に結合することができる。平坦部1014は、仕切り頂部1030と頂部ステーハブ1724a、1724bとの間、及びベース1034とベースステーハブ1736a、1736bとの間に配置される。より具体的には、平坦部1014は、仕切り頂部1030と頂部ステーハブ1724a、1724bの各々との間のギャップ1784(または平坦チャネル1784)内に配置される。平坦部1014はまた、ベース1034とベースステーハブ1736a、1736bとの間のギャップ1812(または平坦チャネル1812)に配置される。関連するギャップ1784、1812内に平坦部1014を位置決めすることによって、ユーザは平坦部1014からの干渉なしに、第2および第3のステー1039a、1039bを容易に取付ける(または取り外す)ことができる。
ゴルフバッグ1010の使用者の組み立てを容易にするために、バッグ1010は一般に、図135に示すように使用者に提供される。平坦部1014は、(図131~134に示されるような)サブアセンブリ1042に取付けられる。しかし、第2および第3のステー1039a、1039bは除去される。これにより、仕切り頂部1030は第1のステー1039に対して旋回するとともに、ベース1034は第1のステー1039に対して旋回することができる。旋回運動を容易にし、平坦材料の摩耗を低減し、しわまたは他の望ましくない視覚的傾向を低減するために、平坦部1014は、平坦部1014が仕切り頂部1030およびベース1034に結合する領域に弾性材料1832を含むことができる。仕切り頂部1030およびベース1034が第1のステー1039に対して旋回した状態で、ゴルフバッグ1010は、部分的に組み立てられた折り畳まれた形態にある。折り畳まれた形態では、ボックス44でゴルフバッグ1010を出荷することができる。
ゴルフバッグ1010を組み立てるために、バッグ1010はボックス44から取り外される。次いで、ユーザは、第1のステー1039に対して仕切り頂部1030を展開位置に旋回させ、第1のステー1039に対してベース1034を展開位置に旋回させることができる。展開位置を達成するために、仕切り頂部1030およびベース1034は、互いに離れるように旋回される。次に、ユーザは、第2および第3のステー1039a、1039bを挿入する。ユーザは、各ステー1039a、1039bを、(図114に示す)それぞれのポケット1704a、1704bに挿入することができる。次に、各ステー1039a、1039bをそれぞれのベースステーハブ1736に挿入する。各ステー1039a、1039bは、開口1800を通って対応するベースステーハブ1736a、1736bに挿入され、凹部1808に挿入される。次に、各ステー1039a、1039bを、対応する頂部ステーハブ1724a、1724bに挿入する。各ステー1039a、1039bは、開口部1768を通ってチャネル1772内に挿入され、凹部1776内に配置される。各ステー1039a、1039bが上部およびベースステーハブ1724a、1736a、および1724b、1736bの両方と係合した状態で、ゴルフバッグ1010は(図113に示す)展開形態にある。
図136~図138は、ゴルフバッグ1010の代替実施形態を示す。この実施形態では、ステー1039が、ゴルフバッグ1010の腹側1012に配置される。第2および第3のステー1039a、1039bはまた、モジュール式前方ポケットアセンブリ1836に連結される。ゴルフバッグ1010を組み立てるために、バッグ1010はボックス44から取り外される。次いで、ユーザは、第1のステー1039に対して仕切り頂部1030を展開位置まで旋回させ、第1のステー1039に対してベース1034を展開位置まで旋回させることができる(図101に示す)。次に、ユーザは上述したように、第2および第3のステー1039a、1039bを、上部およびベースステーハブ1724a、1736a、および1724b、1736bと係合させることによって、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836をサブアセンブリ1042(背面1011上)に結合する。(図138に示す)展開形態では、モジュール式前方ポケットアセンブリ1836が、(図137に示す)平坦部1014の自己締結具1820を覆う。
図139~図141は、ゴルフバッグ1010の代替実施形態を示す。この実施形態では、ステー1039が、ゴルフバッグ1010の腹側1012に配置される。第2および第3のステー1039a、1039bはまた、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836に連結される。さらに、第2および第3のステー1039a、1039bは、仕切り頂部1030に結合される(すなわち、取り外し可能ではない)。ゴルフバッグ1010を組み立てるために、バッグ1010はボックス44から取り外される。次に、ユーザは、第1のステー1039に対して仕切り頂部1030を展開位置に旋回させ、第1のステー1039に対してベース1034を展開位置に旋回させることができる(図140に示す)。次いで、使用者は、少なくとも1つの(例えば、ジッパーなどの)第1の自己締結具1820(図140に示される)を閉じて、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836を平坦部1014に締結する。使用者はまた、(例えば、フックおよびループ固定具などの)第2の自己固定具1840を閉じて、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836をベース1034に連結する。その結果、バッグ1010が(図141に示される)展開形態になる。
図142~図143は、ゴルフバッグ1010の代替実施形態を示す。この実施形態では、ステー1039がゴルフバッグ1010の腹側1012に配置され、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836は仕切り頂部30cに連結される。ゴルフバッグ1010を組み立てるために、バッグ1010はボックス44から取り外される。次に、ユーザは、第1のステー1039に対して仕切り頂部1030を展開位置に旋回させ、第1のステー1039に対してベース1034を展開位置に旋回させることができる(図143に示す)。次いで、使用者は、少なくとも1つの(例えば、ジッパーなどの)第1の自己締結具1820(図142に示される)を閉じて、モジュール式前部ポケットアセンブリ1836を平坦部1014に締結する。次に、使用者は、第2及び第3のステー1039a、1039bを、仕切り頂部30cに形成された開口1844に挿入することができる。第2および第3のステー1039a、1039bは、それぞれがベース1034の対応する開口(図示せず)に係合するまで挿入される。あるいは、ユーザは、パターチューブ1848をパターウェル1716に挿入することができる。パターチューブ1848は、ベース1034の対応する開口(図示せず)に係合するまで挿入される。第2および第3のステー1039a、1039bまたはパターチューブ1848を挿入すると、バッグ1010は(図143に示す)展開形態になる。
図144は、追加の特徴を示すためにサブアセンブリ1042から除去された平坦部1014の一部を有する、ゴルフバッグ1010の実施形態を示す。仕切り頂部1030および/またはベース1034は、サブアセンブリ1042上の平坦部1014の適切な位置合わせを補助するために、位置合わせ補助部1852を含むことができる。位置合わせ補助部1852は、サブアセンブリ1042に対して平坦部1014を整列させるのを補助するために、整列スナップボタン、成形特徴部、または任意の他の適切なガイドであり得る。平坦部1014はまた、平坦部1014を仕切り頂部1030及び/又はベース1034に結合するのを助けるための締結具1856を含むことができる。締結具1856は、締結具1856aの第1の部分(例えば、フック、ループなど)が仕切り頂部1030および/またはベース1034上に配置され、締結具1856bの第2の部分(例えば、ループ、フックなど)が平坦部1014上に配置された、フックおよびループ締結具を含むことができる。締結具1856は、面ファスナテープ、ボタンスナップ、ジッパー、または任意の他の適切な締結具であり得る。平坦部1014はまた、第1のステー1039を受け入れるように構成された1つ以上のガイドポケット1860を含むことができる。ガイドポケット1860はまた、サブアセンブリ1042に対する平坦部1014の適切な位置合わせを助けることができる。
IV.サブアセンブリの製造方法
本明細書に記載のゴルフバッグ10、1010は、様々な方法によって製造することができる。上述したように、ゴルフバッグ10、1010は、少なくともベース、仕切り頂部、仕切りスリーブ、ステー、及び平坦部を含む。各特徴の異なる実施形態を組み合わせて、ゴルフバッグ10、1010の多数の変形を形成することができる。製造方法は、ゴルフバッグ10、1010の異なる変形例に対して変更することができる。以下に、ゴルフバッグ10、1010の製造方法の一例を説明する。
1つの例示的な方法は、10の主要なステップを含む。ステップ1では、ベース、仕切り頂部、仕切りスリーブ、ステー、脚/スタンドアセンブリ、及び平坦部が設けられる。ステップ2では、組み立てられるゴルフバッグ10、1010の実施形態に必要であれば、脚部取付けブラケットが仕切り頂部に取付けられる。ステップ3では、仕切りスリーブがベースまたは平坦部に取付けられる。ステップ4では、ステーをベース及び仕切り頂部に取付ける。ステップ5では、平坦部が仕切り頂部に固定される。ステップ6では、組み立てられるゴルフバッグ10、1010の実施形態に必要であれば、脚部アセンブリを、脚部取付けブラケット、仕切り頂部、および/またはベースに取付ける。ステップ7では、組み立てられるゴルフバッグ10、1010の実施形態がマルチピースの仕切り頂部および/またはベースを含む場合、仕切り頂部および/またはベースの組み立てが完了する。ステップ8では、平坦部がベースに固定される。ステップ9において、ゴルフバッグは出荷のために包装される。
これらのステップの順序は、特定の特徴の構成に基づいて変更することができる。さらに、ゴルフバッグ10、1010は、製造プロセス中の任意の時点で、部分的に組み立てられた状態で包装され、出荷されてもよい。このプロセスは、第1および第2の製造段階に分けることができる。ここで、ゴルフバッグ10、1010は、第1の段階の後および第2の段階の前の位置の間で包装され、輸送される。製造方法における前述のステップは、第1の製造段階と第2の製造段階との間で任意の組合せで分割することができる。ゴルフバッグ10、1010を製造する方法のいくつかの実施形態では、完全に組み立てられたゴルフバッグ10、1010とは対照的に、自己組立キットを提供するために、1つ以上のステップが修正または省略される。例えば、自己組立キット400について上述したように、脚部アセンブリを取付けることは、製造プロセスから省略することができ、受取人によって行うことができる。以下、製造工程をより詳細に説明する。
ベース34および仕切り頂部30を提供すること(ステップ(1))は、ベース34、1034および仕切り頂部30、1030を成形、形成、3次元印刷、鋳造、または他の方法で製造することを含む。ベース34、1034および/または仕切り頂部30、1030が複数の要素を含む実施形態では、各要素が別々に成形、形成、3次元印刷、鋳造、または他の方法で製造されなければならない。ベース34、1034および/または仕切り頂部30、1030がスナップコネクタまたは他の締結機構を備える実施形態では、スナップコネクタまたは他の締結機構が提供され、スナップコネクタまたは他の締結機構はベース34、1034および/または仕切り頂部30、1030に取付けられる。仕切り頂部30、1030を設けることはまた、仕切り頂部30、1030の少なくとも一部、例えば交差部材78、1078を包むためのメッシュカバーを設けることを含むことができる。メッシュは面ファスナ(例えば、VELCRO(登録商標))で仕切り頂部30、1030に固定されるか、または、縫い付けられ得る。
仕切りスリーブ46、1046、ステー39、1039、脚部システム502、および平坦部14、1014を供給すること(ステップ(1))は、ステーのための織物、機械的ファスナ、および材料を供給することを含む。織物を縫い合わせて、仕切りスリーブ46、1046を形成する。ステー39、1039の本体は、成形、鋳造、3次元印刷、または他の方法で形成される。頂部およびベースステーヒンジ162および170、1740および1744もまた、成形、鋳造、3次元印刷、または他の方法で形成される。頂部ステーヒンジ162およびベースステーヒンジ170、1740および1744は、それぞれ、接着、機械的スナップ機構、または他の適切な接続手段によって、ステー39、1039の上部および底部に固定される。多くの実施形態では、接着剤またはエポキシを使用して、頂部ステーヒンジ162およびベースステーヒンジ170、1740および1744をステーの本体に接着し、ステー39、1039を形成する。脚部システム502を提供することは、2つの脚部、ばねシステム501、端部キャップ528a、528b、および必要であればピン516を提供することを含むことができる。2つの脚部は、成形、巻き付け、層状化、鋳造、または他の方法で形成することができる。端部キャップ528a、528bは、成形、3次元印刷、鋳造、または他の方法で形成することができる。ピン516は成形、鋳造、押し出し、または他の方法で形成することができる。ばねシステム501を提供することは、成形、鋳造、または他の方法でばね-脚部ブラケット(spring-to-leg brackets)を形成し、ブラケットをばねに取付けることを含む。脚システム502を提供するために、ばねシステム501は、ばね-脚部ブラケットを介して脚に取付けられる。脚システム502の構成要素は、組み立てられた状態で、部分的に組み立てられた状態で、またはパッケージされた個々の部品として、提供され得る。平坦部14は、布を所望の形状に縫い、ポケット18を平坦部14上に縫い、必要であればファスナを平坦部14、1014上に縫い、半硬質材料を平坦部14、1014の一部に縫い又は固定することによって、提供される。
脚部取付けブラケット32を仕切り頂部30に取付けるステップ(ステップ(2))は、脚部取付けブラケット32を仕切り頂部30にリベット留めするステップと、脚部取付けブラケット32を仕切り頂部30にスナップフィットするステップと、脚部取付けブラケット32を仕切り頂部30に接着するステップと、を含むことができる。脚部取付けブラケット32をリベット留めするには、ブラケットを仕切り頂部30の正しい部分と整合させる必要がある。いくつかの実施形態では、4つのリベットがブラケット32を上部仕切り30に保持するために挿入される。1つのリベットが脚部取付けブラケット32の脚部アンカー122の両側に配置され、2つのリベットが脚部アンカー122の間に配置される。本方法の他の実施形態では、任意の数のリベットを使用して、ブラケット32を仕切り頂部30に固定することができる。ゴルフバッグ10のいくつかの実施形態では、脚部取付けブラケット32が仕切り頂部30と一体に形成される。したがって、脚部取付けブラケット32を接続するこのステップは必要ではない。
仕切りスリーブ46、1046を仕切り頂部30、1030に取付けるステップ(ステップ(3))は、仕切りスリーブ46、1046を仕切り頂部30、1030に直接縫い付けるステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、仕切りスリーブ46、1046のフラップ90は、仕切り頂部30、1030の交差部材78、1078上に巻き付けられ、仕切りスリーブ46、1046の重なり合う織物の織物上に縫い付けられる。他の実施形態では、仕切りスリーブ46、1046のフラップ90は、同様の方法で仕切り頂部30、1030の交差部材78、1078上に巻き付けられる。しかしフラップ90は、縫合による代わりに、面ファスナ(VELCRO(登録商標)など)などの自己固定機構を介して固定される。
仕切りスリーブ46、1046をベース34、1034に取付けるステップ(ステップ(4))は、ベース34、1034のスロット62に接続部材50を通すステップと、接続部材50の自己締結具58a、58bを固定するステップと、を含むことができる。他の実施形態では、仕切りスリーブ46、1046をベース34、1034に取付けることは、ベース34、1034の接続部材50を仕切りスリーブ46、1046のそれぞれの接続部材50に固定することを含むことができる。さらに他の実施形態では、ベース34、1034の接続部材50および仕切りスリーブ46、1046は、仕切りスリーブ46、1046をゴルフバッグ10、1010内の正しい位置に保持するために、一緒にスナップ接続またはクリップ留めされる。他の実施形態では、接続部材50が締結具を介する代わりに、縫合(縫製)を介して固定することができる。
ステー39、1039を、ベース34、1034、ベースリング部分910、平坦部14、および/または仕切り頂部30、1030に取付けるステップ(ステップ(5))は、ステー39、1039、頂部ヒンジ162、1740を仕切り頂部30、1030に固定し、ベースステーヒンジ170、1744をベース34、1034に固定するステップを含むことができる。頂部ステーヒンジ162、1740およびベースステーヒンジ170、1744は、それぞれ、仕切り頂部30、1030およびベース34、1034上のチャネルに接着される。他の実施形態では、頂部ステーヒンジ162、1740およびベースステーヒンジ170、1744はそれぞれ、仕切り頂部30、1030およびベース34、1034上のチャネルにスナップ接続され得る。リング部分およびベース部分を有する2パートベースアセンブリを有する実施形態では、ステー39、1039は、ベース部分がリング部分にスナップ留めされる前にリング部分に取付けられる。
平坦部14、1014を仕切り頂部30、1030に固定するステップ(ステップ(6))は、平坦部14、1014を仕切り頂部30、1030にリベット留めするステップと、平坦部14、1014を仕切り頂部30、1030に締結具(VELCRO(登録商標)のようなスナップフィットコネクタまたはフック・ループファスナなど)を介して取付けるステップと、を含むか、または、リベット留めするステップおよび締結具で取付けるステップの組合せを含むことができる。いくつかの実施形態では、平坦部14、1014は、仕切り頂部30、1030に取付けられた脚部取付けブラケット32のチャネルに係合する平坦部14、1014上の窓などの構造的拘束部を介して、少なくとも部分的に仕切り頂部30、1030に固定される。いくつかの実施形態では、平坦部14、1014を仕切り頂部30、1030に固定するステップ(ステップ(6))は、締結(例えば、スナップコネクタまたはクリップを介して)、縫合、または他の方法で、1つまたは複数のストラップ24を仕切り頂部30に固定するステップをさらに含むことができる。
脚部アセンブリを取付けるステップ(ステップ(7))は、平坦部上の外部ループ内に脚部アセンブリを摺動または緩く保持するステップと、ばねアセンブリをベース内にスナップ留めまたはクリップ留めするステップと、脚端部キャップを脚部取付ブラケットの脚部アンカー内に整列させるステップと、ピンが所定の位置にロックまたはスナップ留めされるまで、脚部アンカーおよび脚端部キャップを通してピンを挿入するステップと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、端部キャップは、脚部取付けブラケットに最初に取付けられた第1の部分と、脚部に最初に取付けられた第2の部分と、を備える多部品端部キャップである。これらの第1および第2の部分は、脚部を脚部取付けブラケットに固定するために、互いにスナップ留めまたはクリップ留めされる。これらの実施形態は、脚部がピンなしで脚部アンカーに直接スナップ留めされることを可能にする。
仕切り頂部またはベースの組み立てを完成させるステップ(ステップ(8))は、複数の構成要素を有する仕切り頂部、および/または、複数の構成要素を有するベースを有する実施形態にのみ必要である。これらの実施形態では、複数の構成要素が、スナップフィット、接着、または接続されて、完全な仕切り頂部またはベースを形成する。
平坦部14をベース34に固定するステップ(ステップ(9))は、平坦部14をベース34にリベット留めするステップと、平坦部14を機械的締結具(スナップフィット接続など)を介してベース34に取付けるステップと、を含むか、または、リベット留めするステップおよびと機械的締結具で取付けるステップとの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、ベース34またはベース34の一部が、バッグ平坦部14上に縫い付けられる。
輸送のためにゴルフバッグを包装することは、ボックスを用意すること、必要であれば、エアポケットをゴルフバッグに挿入すること、ゴルフバッグまたはゴルフバッグのサブアセンブリを折り畳むこと、ゴルフバッグまたはサブアセンブリおよびすべての必要な構成要素をボックス内に配置すること、およびボックスの開口部を閉じて固定すること、を含む。エアピロー(またはポケット)を平坦部のポケットに挿入して、ゴルフバッグポケットの形状を維持することができる。例えば、磁気リム付きポケットを有する実施形態では、ゴルフバッグまたはサブアセンブリを潰すと、ポケット蓋とポケット本体との位置合わせが歪む可能性がある。エアピローをゴルフバッグポケット内に配置することにより、ポケットの元の形状及び位置合わせを維持することができる。いくつかの実施形態では、発泡体、スポンジ、紙、バブルラップ、または他の適切な包装材料を、エアピローの代わりに使用することができる。ゴルフバッグまたはサブアセンブリを折り畳むことは、ゴルフバッグまたはサブアセンブリを折り畳むこと、平らにすること、ねじること、さもなくば圧縮すること、を含むことができる。ゴルフバッグおよび/またはサブアセンブリの折り畳み可能な性質は、ゴルフバッグが完全に組み立てられ折り畳み可能ではない場合よりも、製造段階の間に、より低い容積の箱でゴルフバッグを輸送することを可能にする。低容積のボックスは、輸送コストを低減する。
A.管状スナップフィット頂部カラーの製造方法
図93A~図93Cを参照すると、管状スナップフィットカラー210を有するゴルフバッグの製造実施形態は、少なくとも、(1)カラー210のジッパー225を開き、(2)弾性部分222を伸ばし、バッグ平坦部214をカラー210上の所望の位置に引っ張り、(3)バッグ平坦部カラー210上のスナップコネクタ224を仕切り頂部230上のスナップコネクタ234と係合させ、(4)ジッパー225を閉じ、それをジッパーガレージ227に押し込む、というステップを必要とする。
管状バッグ平坦部カラー210を仕切り頂部230の周りに嵌合させるためには、バッグ平坦部カラー210を伸張させるために、ジッパー225を開かなければならない。平坦部214のカラー210は、(弾性部分222が配置されている)その上縁部で主に伸張し、これにより、カラー210を剛性の上側仕切り230の周りに引き上げることができる。カラー210が伸びる能力はまた、組立者がバッグ平坦部214のカラー210上のスナップコネクタ224を、仕切り頂部230上のそれぞれのスナップコネクタ234と容易に係合させることを可能にする。カラー210が、スナップコネクタ224、234を介して仕切り頂部230に固定されると、ジッパー225が閉じられて、バッグ平坦部214が所定の位置でさらに保持され、伸びが出ないようにする。
現在の製造プロセスでは、ゴルフバッグ平坦部214をゴルフバッグ仕切り頂部230にリベット留めする必要がある。このプロセスは時間がかかり、ある種の安全上の危険をもたらす可能性がある。本明細書に記載のバッグ平坦部214を製造し取付けるプロセスは、組み立て時間を短縮し、リベット締めに関連する安全上の危険を排除する。さらに、誤って配置されたリベットは恒久的であり、一方、スナップコネクタは、組み立てプロセスの前に正しく位置合わせされ、組み立て中に誤って配置されることができないため、製造エラーの可能性が低減される。全体として、製造プロセスのPPH(parts per hour)は、スナップフィットファスナカラー210および仕切り頂部230を実施することによって増大させることができる。
B.スナップフィットアセンブリの製造方法
図47~53は、ゴルフバッグ10の一実施形態のスナップフィットアセンブリの方法を示す。図47~53に示す実施形態は、カートゴルフバッグであるが、この方法は特に言及しない限り、キャリーバッグまたはスタンドバッグを組み立てるのと同じである。また、図47~図53は、サブアセンブリ42と同様であってよいサブアセンブリ52を示すことを理解されたい。サブアセンブリ1052は、仕切り頂部37と、ベース44と、仕切りスリーブ88と、を含む。仕切り頂部37は、仕切り頂部30、1030、30b、830a、830bと同じであってもよい。ベース44は、ベース34、900と同じであってもよい。仕切りスリーブ88は、仕切りスリーブ46と同じであってもよい。
図47を参照すると、サブアセンブリ1052は、組み立てのために出荷されるときのサブアセンブリ1052の形態である、折り畳まれた形態で提供されている。図示の折り畳まれた形態では、仕切り頂部37およびベース44が仕切りスリーブ88によって相互接続され、仕切り頂部37およびベース44はオフセットされ、互いにほぼ平行な向きにある。仕切り頂部37及びベース44の両方は、平坦部14上のスナップフィットコネクタ190に接続する、複数のスナップフィットコネクタ194を有する。サブアセンブリ52の他の実施形態、例えば図3に示されたスタンドゴルフバッグ10のサブアセンブリ42などでは、折りたたまれた形態とは、ステー39によって接続された仕切り頂部30とベース34を持ち、その頂部30とベース34がステー39からほぼ平行してオフセットされたものである。
次に、図48に示されるように、サブアセンブリ1052は展開されるか、さもなければ、展開された形態に移行される。図示された展開形態では、仕切り頂部37がベース44と反対方向に引かれ、仕切りスリーブ88を展開する。展開形態では、サブアセンブリ1052が、平坦部14とのスナップフィット取付けのために準備される。いくつかの構造では、1つ以上のステー39を平坦部14のサブアセンブリ1052に挿入して、ゴルフバッグ10にさらなる剛性および支持を提供してもよい。スタンドゴルフバッグ10のための図3に示されるサブアセンブリ42のようなサブアセンブリ52の他の実施形態では、サブアセンブリ42は、仕切り頂部30およびベース34の両方が(図22に示されるように)ステー39に対してほぼ垂直または直交するように、仕切り頂部30およびベース34をそれぞれのステーヒンジ162、170の周りで旋回させることによって、展開位置に移行される。スタンドバッグサブアセンブリ42は、平坦部14のスナップフィット取付けの前に、追加の組み立てステップを有する。脚部取付けブラケット32は、(図2および図13~図15に示し、前述した)スナップフィット接続によって、仕切り頂部30に取付けられる。ばね41も、ベース34(図2参照)に取付けられる。仕切りスリーブ46は、仕切り頂部30およびベース34(図2~10参照)に取付けられる。スタンドバッグサブアセンブリ42のための追加の組み立てステップは、例示の目的で提供され、各ステップは、開示される順序に限定されない。
次に、図49に示すように、平坦部14を仕切り頂部37にスナップフィット接続する。平坦部14は、サブアセンブリ1052と共に所望の又は必要な向きに位置決めされる(例えば、仕切り頂部37及びベース44に対するストラップ24の適切な位置決め)。平坦部14上の複数のスナップフィットコネクタ190の各々は、次に、仕切り頂部37上の複数のスナップフィットコネクタ194のそれぞれ1つとスナップフィット係合するように配置される。図示の実施形態では、各雄または雌スナップフィットボタン190が、関連する雌または雄スナップフィットボタン194と係合する。平坦部14は、スナップフィットコネクタ190、194がスナップフィット係合状態に置かれると、仕切り頂部37の外周に巻き付く。
図1のスタンドゴルフバッグ10のための図2に示すサブアセンブリ42のようなサブアセンブリ52のいくつかの実施形態では、脚部取付けブラケット32の脚部アンカー122が、平坦部14の開口部(図示せず)を通って延びて、脚部アンカー122を平坦部14の外側に露出させるように配置される。
次に、図50~51に示すように、平坦部14をベース44にスナップフィット接続する。すなわち、平坦部14上の複数のスナップフィットコネクタ190の各々を、ベース44上の複数のスナップフィットコネクタ194のそれぞれ1つとスナップフィット係合するように配置する。図示の実施形態では、雄または雌スナップフィットボタン190の各々が、関連する雌または雄スナップフィットボタン194と係合する。平坦部14は、スナップフィットコネクタ190、194がスナップフィット係合状態に置かれると、ベース44の外周に巻き付く。
平坦部14が仕切り頂部37及びベース44とスナップフィット接続されると、平坦部14の継ぎ目202が封止されて、スナップフィット接続が完了する。図52に示すように、継ぎ目202は、継ぎ目縁部203、204に沿って接続部材206を閉じることによって密封される。接続部材206は単一の接続部材206として示されているが、他の実施形態では、接続部材206が2つのジッパー、面ファスナ(VELCRO(登録商標))、関連するレール内に嵌合する舌部を有する取付けトラック、スナップ嵌合ボタン、または前述のような任意の他の適切なスナップ嵌合ファスナもしくは固定アセンブリであってもよい。上述のように、ポケット18はまた、平坦部14上の異なるポケット18のサイズ、数、または位置のカスタム構成または再構成を可能にするために、任意の前述のスナップフィットファスナによって除去および/または調整されてもよい。図1のスタンドゴルフバッグ10のための図2に示すサブアセンブリ42のようなサブアセンブリ52の他の実施例では、脚部40が、各端部キャップ146と脚部取付けブラケット32のそれぞれの脚部アンカー122とのスナップフィットおよび旋回接続によって、取付けられる。脚部39が取付けられると、ばね41はそれぞれの脚部40a、b(図2参照)に連結される。
全てのサブアセンブリ1052の構成要素を取付け、平坦部14をサブアセンブリ52に取付け、平坦部14の継ぎ目202を密封した後、ゴルフバッグ10を組み立てる(図53に示す)。
C.モジュール式仕切りアセンブリを有するゴルフバッグの製造方法
ゴルフバッグを組み立てる従来の方法は、最初に、リベットのような複数の接続部材を介して、単一の仕切り頂部要素をバッグ平坦部に取付けることを必要とする。仕切り頂部は製造工程の初期にアセンブリに取付けられるので、仕切り頂部は、製造工程の最後に容易にカスタマイズすることができない。したがって、製品が製造される前に、様々な仕切りの実施形態の顧客の需要について予測を行わなければならない。これは、不正確な生産量、および、最終製品に関する柔軟性の欠如につながる可能性がある。
ゴルフバッグ用のバッグ仕切りを、モジュール式仕切りアセンブリを共に形成する2つの構成要素に分離することによって、ゴルフバッグの製造が単純化され、顧客にカスタマイズされたデバイダを容易に供給することができる。図94A~100に見られるように、モジュール式仕切りアセンブリ830の交差部材部分850の様々な実施形態は、同じ成形トップリング840と共に使用することができる。ゴルフバッグ10が組み立てられると、トップリング840がゴルフバッグ平坦部14に取付けられる。トップリング840の壁はゴルフバッグ10の本体の形状に対応し、組み立てられると、ゴルフバッグ10の平坦部14内に垂直に下方に延びる。次に、織物仕切りスリーブ46を、交差部材部分850に取付ける。織物仕切りはトップリング840に通され、交差部材部分850はトップリング840に挿入され、固定される。いくつかの実施形態では、交差部材部分850は、トップリング840にスナップフィットされる。他の実施形態では、交差部材部分850は、接着剤またはエポキシなどの接着剤を使用してトップリング840に接着される。最後に、仕切りスリーブ46の下端が、ゴルフバッグ10のベースに固定される。交差部材部分850のトップリング840への挿入は、ゴルフバッグのこの実施形態の最後の組み立てステップの1つであるため、顧客に唯一の仕切りを提供するプロセスは、ゴルフバッグ製造プロセスに容易に組み込まれる。
D.ツーピースベースアセンブリを有するゴルフバッグの製造方法
ツーピースベースアセンブリ900を有するゴルフバッグ10、1010の製造は、少なくとも、第1および第2の製造段階を必要とする。第1段階は、バッグ平坦部、1つ以上のステー39、仕切り頂部30、仕切りスリーブ46、ベースアセンブリ900、およびゴルフバッグ10、1010のための任意の他の必要な構成要素を提供することを含む。第1段階の一部の間、バッグ平坦部は、リング部分910の上端911と係合する。ベースアセンブリ900は、リング部分910の底部の開口部を介して、平坦部の内部へのアクセスを提供する。これは、ゴルフバッグ10、1010の上部を通って入ることによって1つ以上のステーをベースに連結することとは対照的に、1つ以上のステーの容易な挿入を可能にする。リング部分910は、縫合、ピン、ボタン、クランプ、ジッパー、または任意の他の適切な機構を介して、平坦部14に連結され得る。仕切りスリーブ46は、仕切り頂部30、1030及びベース920に接続されている。この段階でのベースアセンブリ900の開放構成は、仕切りスリーブ46およびベース部分920の両方への容易なアクセスを可能にする。これは、製造をスピードアップし、そして単純化する。ツーピースベースアセンブリを有しないゴルフバッグでは、仕切りスリーブ46をベース34、1034に取付けるには、ゴルフバッグ10、1010の頂部を貫通して到達する必要があり、これは扱いにくく、遅い。ベースアセンブリ900のベース部分920は、第1段階の終わりに、ベースアセンブリ900のリング部分910から切り離される。
第2の製造段階は部分的に、1つまたは複数のステー39をリング部分910に接続するステップと、ベース部分920をリング部分910に取付けるステップと、を含む。ベースアセンブリ900を組み立てるために、ベース部分920のスロット973は、リング部分910のスナップタブ930と整列される。次いで、ベース部分920は、リング部分910内に押し上げられる。リング部分910の下端912は、ベース部分920の垂直リップ972の内側(またはいくつかの実施形態ではその隣)に嵌合する。スロット973は、リング部分910のスナップタブ930の突出面932を受け入れる。
図91および図92に示すようなカートバッグの実施形態では、ベース部分920がリング部分910に取付けられると、リング部分910の複数のステーポート940がベース部分920の複数のポートハウジング942の内側に嵌合する。組み立てられた位置にあるベースアセンブリ900が、図2に示されている。ツーピースベースアセンブリ900は、ワンピースベース34、1034を有するシステムと比較して、ゴルフバッグ10、1010のより効率的な組み立てを可能にする。
V.組立方法
A.サブアセンブリ方法
以下に示すのは、サブアセンブリ42(仕切り頂部30、仕切りスリーブ46、およびベース34を含む)を含むゴルフバッグを組み立てる方法である。サブアセンブリ42を組み立てる方法は、ベース34を設けること、複数の接続部材50によって仕切りスリーブ46をベース34に結合すること、を含む。仕切りスリーブ46に接続された複数の接続部材50は、ベース34のそれぞれのスロット62に受け入れられる。接続部材50の各々は、ベース34の一部分の周りを包み、接続部材50の第1の部分66を接続部材50の第2の部分70に接続することによって、自己締結係合を形成する。次に、仕切りスリーブ46は、接続部材50とは反対側の仕切りスリーブ46の端部で、仕切り頂部30に結合される。仕切りスリーブ46は、仕切り頂部30の一部の周りを包むとともに、第1の自己締結部分98を第2の自己締結部分102に接続することによって自己締結係合を形成する、複数のフラップ90を含む。
組立工程はさらに、スタンドアセンブリ26を組立てることを含む。スタンドアセンブリ26は、脚部取付けブラケットと、2つの脚部と、ばねと、脚部とばねとを接続するブラケットと、ヒンジまたはピンなどの任意の他の必要な接続部材と、を備える。第1および第2のばね部材41a、41bは、ブラケット600などのブラケットを介して第1および第2の脚部40a、40bに結合される。脚部40a、40bは、各ブラケット600のそれぞれの脚部受容チャネル604を通して挿入される。脚部は、接着剤、圧入メカニズム、任意の他の好適な固定手段によって、脚部受容チャネル604内に固定することができる。次に、各ばね部材41a、41bの一部が、各ブラケット600の各ばね受容チャネル608を通って挿入される。いくつかの実施形態では、ばね部材41a、41bは、ばね部材41a、41bの横方向の伸張に対するばねの機械的抵抗によって、部分的にばね受容チャネル608内に保持される。例えば、ばね部材41a、41bは、図3及び図7に示すように、ばね部材41a、41bの端部がばね受容チャネル608を通って内側方向に挿入されるように引き伸ばされる。いくつかの実施形態では、各ばね部材が各ばね受容チャネル608を通って挿入された後、ゴム栓(図示せず)が各ばね部材41a、41bの端部に接着される。
スタンドアセンブリ26は、上述の脚部ブラケットおよび/または脚部接続システムのいずれかを用いて、製造することができる。例えば、スタンドアセンブリ26は、ピン516を介して脚部取付けブラケット32に接続する脚部40a、40bを有する、脚部自己組立システム502として設けることができる。脚部41a、41bが脚部取付けブラケットに接続されると、スタンドアセンブリ26が完成する。
サブアセンブリ42およびスタンドアセンブリ26の完成後、ステーが組み立てられる。ステー39は、その主軸に頂部ステーヒンジ162及びベースステーヒンジ170を設けて連結することにより組み立てられる。ステーシャフトの上端は頂部ステーヒンジ162の第2のアーム164に挿入され、ステーシャフトは頂部ステーヒンジ162に接着される。ステーシャフトの下端はベースステーヒンジ170の第2のアーム172に挿入され、ステーシャフトはベースステーヒンジ170に接着される。
サブアセンブリ42およびスタンドアセンブリ26が製造されると、ゴルフバッグ10は、サブアセンブリ42を利用して製造または組み立てられ得る。サブアセンブリ42は、ベース34が最初に挿入されるように、管状平坦部14内に挿入される。一旦挿入されると、サブアセンブリ42のベース34は、ベース34の周囲の周りのリベットによって平坦部14に固定される。ステー39は、平坦部14のスリット(図では示されていない)を通して挿入される。ステー39は、第1の端部で仕切り頂部30へ挿入され、第2の反対の端部でベース34に挿入される。ステー39は、仕切り頂部30及びベース34に設けられたそれぞれのステー受け入れスロットに、受け入れることができる。次に、サブアセンブリ42の仕切り頂部30は、仕切り頂部30の周囲にリベット留めすることによって平坦部14に固定される。仕切り頂部30は、ステー39を挿入する前に平坦部14に固定することができるが、バッグに剛性を与え、仕切り頂部30と平坦部14との整合を助けるために、ステー39を最初に挿入することが好ましい。次に、スタンドアセンブリ26が、平坦部14の一部に挿入される。脚部40a、b(脚部取付けブラケット32としても知られている)のためのピボットを含むスタンドアセンブリ26の一部は、例えばリベット又は他の適切な接続部材によって、仕切り頂部30に結合される。ステー39は、ベースステーヒンジ170の第1のアーム171をベース34のチャネル174に挿入してベースステーヒンジ170を受け入れることによって、ベース34に接続される。完成したゴルフバッグでは、ステーヒンジ170の付勢部分173がゴルフバッグの中心に向かって開いて、ステー39がベース-ステー接続部とは反対側のバッグの側に位置するスタンドアセンブリ26に向かって曲がることを可能にする。最後に、各脚部40a、bに接続されたばね41は、例えば、ベース34のばね受けスロットに挿入されることによって、ベース34に接続される。
サブアセンブリ42、平坦部14、およびスタンドアセンブリ26は、空間効率のよい輸送のために折り畳むことができる。これにより、アセンブリプロセスのこの実施形態は、2つの異なる場所で、かつ2つの段階で、費用効果的に実行されることが可能になる:(1)第1の場所で、サブアセンブリ42、平坦部14、およびスタンドアセンブリ26を提供すること、および(2)第2の場所で、サブアセンブリ42、平坦部14、およびスタンドアセンブリ26を接続すること。
B.仕切り頂部組立方法
サブアセンブリが仕切り頂部及び仕切りスリーブのみを含むことを除いて、上記の方法と同様のゴルフバッグを組み立てる方法を以下に提示する。最初に、サブアセンブリが形成され、ベースが平坦部に接続され、ステーが設けられ、スタンドアセンブリが設けられる。サブアセンブリの仕切りスリーブは、自己締結接続部材または縫合接続部材を介して、仕切り頂部に接続される。サブアセンブリの仕切りスリーブは、仕切りスリーブの下端に縫い付けられた弾性部材をさらに備える。次に、ベースを平坦部にリベット留めまたは縫い付ける。ステーおよびスタンドアセンブリは、上述の例のステーおよびスタンドアセンブリと同様に設けられる。
これらのステップの後、サブアセンブリ、平坦部およびベース、ならびにスタンドアセンブリは、折り畳まれた構成で第2の場所に出荷され得る。第2の場所では、(1)サブアセンブリが平坦部に挿入されて接続され、(2)ステーが仕切り頂部及びベースに接続され、(3)スタンドアセンブリがバッグに取付けられる。
サブアセンブリ42は、仕切りスリーブ46を最初にして、平坦部14内に下方に挿入される。サブアセンブリ42がベース30および平坦部14に接続されると、仕切りスリーブ46の弾性部材が、平坦部14の底端部に隣接するバッグ平坦部14の部分に縫い付けられる。弾力ストラップは、スリーブ46の材料がゴルフバッグ10の下部に伸びることなく、平坦部14の下部にスリーブを固定することができる。展開された形態の脚でバッグが置かれたときに、スリーブがまとまることができる。弾性ストラップを介してバッグ平坦部14に仕切りスリーブ46を縫い付けることによって、ベース30のスロットを通して締結具(または弾性バンド)を挿入するステップが排除される。
1つ以上のショルダーストラップ24を有する実施形態では、1つ以上のストラップ24が平坦部14の開口部に通され、サブアセンブリ42にクリップ留めまたは縫い付けされる。平坦部14は、仕切り頂部30の縁部を越えて下方へ伸びている自己締結部材によって、サブアセンブリ42の仕切り頂部30に接続される。次に、ステー39を平坦部14に挿入する。ステー39の頂部ステーヒンジ162は、仕切り頂部30に接着又はスナップフィットされる。ベースステーヒンジ170は、ベース34に接着またはスナップフィットされる。
スタンドアセンブリ42は、スタンドアセンブリ42の脚部ブラケット32によって仕切り頂部30でゴルフバッグ10に連結され、スタンドアセンブリのばね41によってベース34に連結される。スタンドアセンブリ42の脚部ブラケット32は、仕切り頂部30にリベット止めされている。いくつかの実施形態では、平坦部14の材料が、脚部ブラケット32と仕切り頂部30との間に挿入される。脚部ブラケット32が仕切り頂部30にリベット止めされた後、ばね41の下端のフック状コネクタ508が、ベース34にスナップフィットされるかクリップ止めされる。最後に、組み立てられたバッグ10は、上述したように包装されて出荷される。
C.接触点での組み立て
以下に、2つの製造段階を含むゴルフバッグを組み立てる方法を提示する。第1段階は、仕切り頂部30と、仕切りスリーブ46と、脚部取付けブラケット32aと、を有するサブアセンブリ42を提供することを部分的に含む。サブアセンブリ42を製造することは、(1)仕切り頂部を提供すること、(2)縫製または自己締結接続部材を使用することによって、仕切りスリーブ46を仕切り頂部に結合すること、および(3)脚部取付けブラケットを仕切り頂部にリベット留めすること、を含む。第1段階の間、バッグ平坦部、スタンドアセンブリ、ステー、及び、リング部分910及びベース部分920を有するツーピーススナップ結合ベース900が、上述のように製造される。バッグ平坦部は、リング部分910の上端911と係合された。ベースアセンブリ900は、リング部分910の底部の開口部を介して、平坦部の内部へのアクセスを提供する。リング部分910は、縫合、ピン、ボタン、クランプ、ジッパー、または任意の他の適切な機構を介して、平坦部に連結され得る。仕切りスリーブは、頂部カラー及びベース920に接続される。この段階でのベースアセンブリ900の開放構成は、仕切りスリーブおよびベース部分920の両方への容易なアクセスを可能にし、これは、製造をスピードアップし、単純化する。ツーピースベースアセンブリを有さないゴルフバッグでは、仕切りスリーブをベースに取付けるにはゴルフバッグの頂部を通って到達する必要があり、これは扱いにくく、遅い。ベースアセンブリ900のベース部分920は、第1段階の終わりにベースアセンブリ900のリング部分910から切り離される。
スタンドアセンブリを提供するには、第1および第2のばね部材、2つの脚部、2つの脚部端部キャップ、2つのピン、2つの脚部受けブラケット、および任意選択で位置合わせ補助具を有するばね、を提供することが必要である。第1の製造段階では、2つの脚部が脚部受けブラケットに挿入され、ばねの第1および第2のばね部材がそれぞれのブラケットに取付けられる。脚端部キャップは、脚の頂部に圧入または接着される。位置合わせ補助を有する実施形態では、位置合わせ補助が脚部を一時的に離して保持するために、脚部の上部セクションの間に配置される。ピンはスタンドアセンブリパッケージの一部として提供されるが、この段階では切り離されたままである。また、第1の製造段階の間、ベースのリング部分は、バッグ平坦部に縫い付けられるか、または他の方法で固定される。第1の製造段階の終わりに、仕切りスリーブ46、仕切り頂部、および脚部取付けブラケットは、サブアセンブリを形成し、ベースのリング部分はバッグ平坦部と一体化される。
第2の製造または組立段階の開始時に、サブアセンブリは、スリーブ端部が最初にバッグ平坦部内に挿入される。ショルダーストラップを有する実施形態では、ショルダーストラップが平坦部の開口に通され、スナップコネクタなどの締結具を介してサブアセンブリに取付けられる。次に、スナップファスナまたはクリップを有する仕切りスリーブ接続部材が対応する接続部材に固定される。これらの接続部材は、平坦部の底部でベースのリング部分の近くに取付けられる。スタンドアセンブリのばねは、平坦部のループを通して挿入され、ベースリングの内壁上の受容チャネルにスナップ留めされる。自己組立用に設計された幾つかの実施形態では、スタンドアセンブリのばねは、平坦部のループを通って挿入されるが、受容チャネル内にスナップフィットされない。バッグを容積効率のよい折り畳み形態で、消費者に輸送することができる。脚部端部キャップは脚部取付けブラケットと整列され、スタンドアセンブリのピンは脚部取付けブラケット及び脚部端部キャップを通して挿入されて、脚部をゴルフバッグのサブアセンブリに回転可能に接続する。ピンは、容易な組み立てのために、所定の位置にスナップフィットされる。上述のように、自己組立式の実施形態では、脚部を整列させてピンを介して脚部を取付けブラケットに接続するステップは、第2の製造段階から排除され、消費者が製品を受け取ったときに行うために残される。
平坦部の上端は自己締結接続部材を含む。第2の製造段階は、仕切り頂部の縁部上にこれらの接続部材を巻き付けることをさらに含む。このプロセスは、平坦部を仕切り頂部に固定する。次に、ステーは平坦部14に挿入され、そこで第1の端部で仕切り頂部30にスナップフィットされ、第2の反対側の端部でベース34にスナップフィットされる。ステー39を仕切り頂部30及びベース34に接続することは、上述のサブアセンブリ方法について説明したのと同様に行われる。最後に、ベースのベース部分をリング部分にスナップ留めして、バッグを完成させる。製造プロセスの終わりまでベース上にスナップ留めすることを待つことは、プロセスの大部分の間、管状平坦部の内側への容易なアクセスを提供する。これは、組み立ての速度及び容易さを増加させることができる。例えば、ベースリングの開口により、組立者はステーをベースリングに挿入するために、ステーの下端に迅速に到達することができる。
上述のように、この例示的な製造プロセスは、自己組立ゴルフバッグを製造するように修正することができる。自己組立ゴルフバッグは輸送コストを低減するために、折り畳まれた形態で消費者に輸送される。ゴルフバッグを完成させるためにスタンドアセンブリをゴルフバッグにどのように取付けるかについて、消費者に指示するための説明書が含まれる。
D.モジュール式仕切り頂部アセンブリ
ゴルフバッグを組み立てる方法の一実施形態は、ゴルフバッグがいくつかの構造上の相違点を有することを除いて、上記の接触点での組み立て方法と同様である:(1)仕切り頂部は、トップリング840および交差部材部分850を有する、モジュール式仕切りアセンブリ830を含む。(2)仕切り頂部および脚部取付けブラケットは一体成形される。これらの構造上の相違は、組み立て方法を変化させる。
ゴルフバッグを組み立てる方法は、2つの製造段階を含む。第1の段階は、サブアセンブリを提供することを部分的に含む。サブアセンブリを製造することは、(1)一体型脚部取付けブラケットを含むモジュール式仕切りアセンブリ830のトップリング840を成形すること、(2)交差部材部分850を別個に成形すること、および(3)仕切りスリーブ46をモジュール式仕切りアセンブリ830のトップリング840に結合すること、を含む。脚部取付けブラケットを仕切りアセンブリ830のトップリング840と一体成形することにより、脚部取付けブラケットをトップリング840にリベット留めする製造工程が省かれ、製造時間が短縮される。また、トップリング840と脚部取付けブラケットとを1つの材料から一体成形することにより、成形部品全体を軽量材料から形成することができる。第1の段階は、バッグ平坦部、ステー、リング部分910およびベース部分920を備えるツーピーススのスナップ結合ベースアセンブリ900、および、スタンドアセンブリを提供することをさらに含む。バッグ平坦部は、上述の接触点での組み立て方法と同様の方法で、リング部分910に取付けられる。スタンドアセンブリは、上述した接触点での組立方法と同様の方法で構成される。
第2の製造段階は、上述の接触点での組み立て方法の第2の製造段階と同様である。さらに、第2の製造段階の終わりに、モジュール式頂部アセンブリ830の交差部材部分850は、モジュール式頂部アセンブリ830のトップリング840に挿入される。この例示的な方法のいくつかの実施形態では、プロセスの最終ステップは、交差部材部分850の上に交差部材カバー878を配置することを含む。
E.一体成形された脚部取付けブラケット
以下に説明するのは、ゴルフバッグの別の組み立て方法である。これは脚部取付けブラケットが仕切り頂部と一体成形されていることを除いて、この方法の接触点の実施形態における組み立てと同様である。脚部取付けブラケットと仕切り頂部とを一体成形することにより、脚部取付けブラケットにリベット留めするステップがなくなり、時間が短縮され、組立てに必要な工具が減少する。
F.ゴルフバッグキットからの自己組立方法
図76は、自己組立システム500によるゴルフバッグ700の自己組立方法の一例を示す。この方法は、受取人によって実行される一連の組立てステップを含む。これらのステップは、流れ図形式で示されている。方法ステップは一例として提供され、方法700は開示されたステップのすべてよりも少ないステップを含むことができることを理解されたい。方法700は、ステップ702で始まり、ここで、受取人は、自己組立キット400を受け取る。自己組立キット400は、折り畳み式ゴルフバッグ10および自己組立システム500を含む。自己組立キット400は、ボックス404によって受取人に送達することができる。
次に、ステップ704において、受取人は、(折り畳まれた形態の)ゴルフバッグ10、および、自己組立システム500を、自己組立キット400から取り外す。例えば、受取人は、ゴルフバッグ10をボックス404から取り出す。受取人はまた、しるし420(または組み立てるための説明書)を、読み取り可能な向きに向けることができる。
ステップ706において、受取人は、仕切り頂部30をステー39の周りに(頂部ステーヒンジ162によって)旋回させ、ベース34をステー39の周りに(ベースステーヒンジ170によって)旋回させる。これにより、ゴルフバッグ10は、折り畳まれた状態から展開された状態に変換される。
ステップ708において、受取人は、ばね自己組立システム501をゴルフバッグ10に組み付ける。より具体的には、受取人は、(例えば、ベース係合フック508を開口部520内に配置し、同時に、フック508によって画定されるチャネルが部材524を受容することによって、)バネコネクタ504をベース34に接続する。
次に、ステップ710において、受取人は、脚部自己組立システム502をゴルフバッグ10に組み付ける。
例えば、図61~図66に示される実施形態では、受取人が各ピン516をそれぞれの端部キャップ528a、b(または位置合わせ補助具512a)から取り外す。次いで受取人は、各端部キャップ528a、528bを、取付けブラケット32のそれぞれの取付けチャネル552a、552bと整列させる。この整列は、位置合わせ補助具512、512aによって容易にされる(または合理化される)。一旦整列されると、受取人は各ピン516を、チャネル552a、bの側面上の対向する開口(図示せず)を通して挿入し、ピン開口532を、端部キャップ528a、bを通して挿入する。その後、受取人は脚部40a、bから、位置合わせ補助具a、512aを除去する。
あるいは、図68~図72に示される実施形態では、受取人が(各脚部40a、bに取付けられた)多部品端部キャップ564の第2の部品572を、(それぞれの取付けチャネル552a、bにおいて取付けブラケット32に取付けられた)それぞれの第1の部品568に接続する。第1および第2の部品568、572は、脚部40a、bを取付けブラケット32に接続するために、スナップフィットアセンブリ584によって互いにスナップフィットされる。
ステップ712では、受取人は、脚部40a、bをばね41で拘束するために、ばね41の一部の周りにストラップ556をバックル留めする。ステップ714では、プロセスが完了し、受取人はゴルフバッグ10を組み立て完了する。
折り畳み可能なゴルフバッグ10を製造する方法は、ベース34が最初に入るようにサブアセンブリ42を平坦部14に挿入することを含む。挿入されると、サブアセンブリ42は平坦部14に固定される。ステー39は、平坦部14のスリット(図では示されていない)を通して挿入される。ステー39は、第1の端部で仕切り頂部30に挿入され、第2の反対の端部でベース34に挿入される。次いで、仕切り頂部30及びベース34は、ステー39の周りで折り畳まれた形態に旋回される。次に、この折り畳まれた形態のゴルフバッグ10は、使用者の自己組立のために、スタンドアセンブリ26の一部と共に、出荷ボックス404内に配置される。自己組立のための説明書は出荷箱に含まれ、より具体的には出荷箱に印刷される。
本明細書に開示されたスナップフィット構成要素を組み込んだゴルフバッグ10は、当技術分野で知られているゴルフバッグを上回る利点を提供する。その中でも、スナップフィット部品を利用することにより、製造業者は、ゴルフバッグ組立のためのより少ない機械および装置のオーバーヘッドを提供する。さらに、スナップフィット構成要素の出荷容積は約30%~50%低減され、出荷中のパッケージ容積のより効率的な使用を提供し、過大サイズまたはかさばる構成要素による過剰な出荷コストを制限する。さらに、スナップフィット構成要素は、製造業者によって組立施設で組み立てることができ、あるいは、構成要素は組立てのためにエンドユーザに直接出荷することができる。さらに、スナップフィット構成要素は、交換可能な部品を提供し、摩耗した構成要素の交換、および、製造業者またはエンドユーザによるカスタマイズを可能にする。
折り畳み式ゴルフバッグ10および自己組立システム500を組み込んだゴルフバッグ自己組立キット400は、当技術分野で知られているゴルフバッグに勝る利点を提供する。その中でも、折り畳み可能なゴルフバッグは、予め組み立てられたゴルフバッグよりも、出荷箱のサイズが小さい。これは、輸送コスト、特に箱のサイズまたは容積に基づく輸送コストの低減につながる。さらに、出荷ボックスを製造するために使用される材料が少なくなり、製造コストが低減される。さらに、ゴルフバッグの組み立てを受取人に移すことによって、製造業者は、これらの追加の組み立てコストを被らない。折り畳み可能なゴルフバッグおよび自己組立システムは、明確な組立説明書、および容易に整列され組立てられる構成要素に基づいて、受取人による容易な組立てを提供する。これらおよび他の利点は、本明細書に開示されるゴルフバッグ、ゴルフバッグ自己組立キット、およびゴルフバッグ自己組立システムの1つ以上の実施形態から実現され得る。
VI.出荷
サブアセンブリ42、1042は、1つの製造現場で組み立てられ、別の製造現場に出荷され得る。サブアセンブリ42、1042は代替的に、自己組立キットとして他の必要な構成要素と共に受取人に出荷することができる。典型的にはサブアセンブリ42、1042は折り畳み可能であり、完全に組み立てられた輸送の必要性を取り除く。これは、組み立てられていない部品の「嵩」の減少のために、輸送に必要とされる箱の体積を減少させる。
サブアセンブリおよびゴルフバッグの完成に必要な他の任意の構成要素を輸送するのに必要な容積は、完全に組み立てられたゴルフバッグを輸送するのに必要な容積よりも著しく小さい。展開または作動ゴルフバッグ10、1010と同じサイズを有する従来技術のゴルフバッグは、約4600~4700立方インチ(75,380cc~77,019cc)の容積を有する箱の中で輸送される。折り畳まれた形態では、ゴルフバッグ10、1010は、約2500~3500立方インチ(40,968cc~57,355cc)の体積を有する箱の中で輸送される。折り畳み可能なゴルフバッグ10、1010を輸送するために必要とされる体積は、上記のサブアセンブリの特徴なしにゴルフバッグを輸送するために必要とされる体積の、40%~50%、50%~60%、60%~70%、70%~80%の間であり得る。1つの比較研究において、非サブアセンブリゴルフバッグは、4655立方インチ(76,229cc)の体積を有する箱の中で輸送される。ゴルフバッグ10、1010は、3085立方インチ(50,635cc)の容積を有する箱の中で出荷される。この研究では、サブアセンブリを有する折り畳み式ゴルフバッグ10は、非サブアセンブリゴルフバッグに必要な出荷体積の66%である出荷体積を必要とした。
輸送体積の減少は、折り畳まれたゴルフバッグ10、1010について、10%~50%の輸送コストの減少をもたらすことができる。例えば、出荷コストを10%~20%、20%~30%、30%~40%、または40%~50%削減することができる。一例では、キャリーバッグ10の自己組立システムは、同じサイズの完全に組立てられたキャリーバッグ10を出荷するコストよりも20%~30%低いコストで、受取人に出荷することができる。1つの比較研究によれば、キャリーバッグ自己組立システムは、完全に組立てられたキャリーバッグ10を出荷するコストよりも、25%低いコストで受取人に出荷することができる。
供給会社はまた、折り畳み式ゴルフバッグ10、1010の構成要素および/またはサブアセンブリ42、1042を別々の箱に入れて出荷し、第1および第2の製造現場の両方での効率的な組立ラインプロセスを容易にすることができる。部品および/またはサブアセンブリ42、1042の出荷量は、部品が出荷のためにどのように梱包されるかにかかわらず、同様のパーセンテージだけ減少する。最終組立工程が第2の製造現場で完了する方法は、関税も回避する。
折り畳み可能なサブアセンブリ42、1042の設計の多くの利点の1つは、第1の現場と第2の現場との間で組み立てられていない構成要素を出荷するコストと同様の出荷コストを維持しながら、組み立てプロセスの大部分を第1の製造現場で完了することができる点である。展開されたゴルフバッグ上の折り畳み式サブアセンブリ42、1042のパッケージ容積の減少は、また、製造現場で必要な保管スペースを減少させる。在庫を確保するために必要な保管スペースを削減することは、供給会社の間接費を削減する。
VII.時間とコストの便益
スナップフィットゴルフバッグ10、1010は、製造を単純化し、これは、製造時間および手作業コストを低減する。スナップフィットゴルフバッグ10、1010は、リベット締め、構成要素を一緒に縫い合わせること、および/または工具および機器の必要性を低減する。スナップフィット接続を介して、ゴルフバッグ10、1010で時間の節約が設計される。上述のスナップフィット接続により、組立者は製造工程をより効率的かつ迅速に完了することができ、これにより、パーツ・パー・アワー(PPH)製造速度が増加する。スナップフィット接続および自己締結具は、機械および熟練した労力を必要とするリベット留めまたは縫製などの作業を、少なくとも部分的に排除する。これにより、スナップフィットゴルフバッグをより低いオーバーヘッドコストで製造することができる。
カートバッグツーピースベースアセンブリ1900は、ワンピースベースを有する従来技術のカートバッグを製造するためのPPH速度よりも20%~30%速いPPH製造速度を有する。組み立てプロセスの一実施形態では、特定の組み立てステップは、組み立て者に対して、ベースからゴルフバッグの平坦部に到達することを要求とする。これらのステップのために、ワンピースベースを有するゴルフバッグを製造するとき、一旦平坦部がベースに取付けられると、ゴルフバッグの内側に容易にアクセスすることができないので、組立者はベースを平坦部上に固定するために、製造プロセスの終わり近くまで待たなければならない。あるいはワンピースベースは、第1の製造現場で平坦部上に縫い付けることができる。これは、特定の組立ステップを完了するために、バッグのポケットまたは頂部を通って到達する不便さを、第2の製造現場の組立者に制限する。ベースアセンブリ1900は、第2の製造段階中に、組立者がゴルフバッグ1010の内側に便利にアクセスすることを可能にする。これにより、必要な製造時間が短縮される。
1つの比較研究において、ワンピースベースを有するカートバッグを、本明細書に開示されるツーピーススナップオンベースアセンブリを有するカートバッグ1010と比較した。ツーピーススナップベースがより速く平坦に接続され得るので、ツーピーススナップオンベースを有するカートバッグ1010の組み立ては、ワンピースのベースを有するカートバッグの組み立てよりも20%~30%速かった。さらに、ツーピーススナップベースは、リベット締めを使用せずに平坦部に接続することができる。一例では、ツーピーススナップベースを有するカートバッグ1010の組み立ては、ワンピースベースを有するカートバッグの組み立てよりも24%速かった。
ツーピースベースアセンブリ900、1900は、ワンピースベース34、1034を有するシステムと比較して、ゴルフバッグ10、1010のより効率的な組み立てを可能にする。リング部分910、1910は、スナップフィット接続、縫合、ピン、ボタン、クランプ、ジッパー、または任意の他の適切な機構を介して、平坦部に結合され得る。ベースアセンブリ900、1900は、リング部分910、1910の底部の開口部を介して、平坦部14の内部へのアクセスを提供する。これは、ゴルフバッグ10、1010の上部を通って入ることによって、平坦部14、1014をベース34、1034に結合するのとは対照的に、より容易な結合プロセスを可能にする。分割スリーブ46のベース920、1920への結合は、ベース920、1920とリング部分910、1910との結合の前に完了することができる。これは、ベース部分910、1910の内部への容易なアクセスを提供し、ゴルフバッグ10、1010の上部を通って入ることによって、仕切りスリーブ46をベース部分920、1920に取付けることとは対照的に、より容易な製造プロセスを可能にする。
本明細書に記載されるゴルフバッグ10、1010の別の利点は、ゴルフバッグの設計されたカスタマイズ特徴からの、時間およびコストの節約である。例えば、取り外し可能なポケットは、取り外し可能なポケットセクションで上述したように、ポケット上にロゴを用いて注文されたゴルフバッグの納期を短縮する。例えば、モジュラー(スナップフィット)仕切り頂部は、仕切り頂部開口の数および/または仕切り頂部の色のカスタマイズを可能にする。単一部品のリベット留めされた仕切り頂部を有するゴルフバッグの場合、仕切り頂部を固定するために使用される永久リベットのために、バッグの組み立て前に、受取人が要求する仕切り頂部のスタイルを決定しなければならない。しかしながら、ゴルフバッグ10、1010が上述のモジュール式仕切り頂部を有するように構成される場合、ゴルフバッグ10、1010は所望のスタイルが分かる前に、サブアセンブリ42、1042またはほぼ完全なゴルフバッグに組み立てることができる。モジュール式仕切り頂部、取り外し可能なポケット、および他のカスタマイズ機能により、供給会社は、顧客の注文を受け取ったときに迅速にカスタマイズすることが可能な、部分的に組み立てられたバッグの在庫を、製造することができる。
エンジニアリングされたカスタマイズ機能は、約40%~50%、50%~60%、または60%~70%だけ(顧客の注文とゴルフバッグの出荷との間の)回転時間を短縮することができる。いくつかの特徴では、回転時間は、90~180日から30~45日に短縮される。顧客の注文とゴルフバッグの受取人への出荷との間の時間を短縮することは、顧客の満足度を高める。
ゴルフバッグ10、1010を自己組立キットとして受取人に提供することによっても、製造コストおよび時間を削減することができる。例えば、以下に詳細に説明するキャリーバッグ10自己組立キット400は、受取人がスタンドアセンブリ500を設置することを必要とし、これにより、供給会社のバッグ製造時間がキャリーバッグ10当たり約30~60秒短縮される。この製造時間の短縮は、供給会社にとって年間約380~400時間(47.5~50日)の労働時間の節約になる。さらに、スタンドアセンブリ500を輸送のためにキャリーバッグ10の残りの部分から分離することは、上記のように、必要な箱の容積および輸送コストを減少させる。
条項
[条項1]
ゴルフバッグのためのサブアセンブリであって、
前記サブアセンブリは、
仕切り頂部と、
ベースと、
第1ステーと、第2ステーと、第2端部と反対側の第1端部を有するメインステーと、を含む複数のステーと、
前記メインステーの前記第1端部に連結された頂部ヒンジと、
前記メインステーの前記第2端部に連結されたベースヒンジと、
を備え、
前記メインステーは、前記頂部ヒンジによって前記仕切り頂部にヒンジ連結されており、
前記ステーは、前記ベースヒンジによって前記ベースにヒンジ連結されている、サブアセンブリ。
[条項2]
前記サブアセンブリは、カートタイプのゴルフバッグに組み立てられるように構成されている、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項3]
前記サブアセンブリは、前記第1および第2ステーが両方とも前記仕切り頂部と係合解除されたときに、折り畳み可能である、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項4]
前記サブアセンブリは、前記第1および第2ステーが両方とも前記ベースと係合解除されたときに、折り畳み可能である、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項5]
前記メインステーは、前記第1端部から前記第2端部まで剛性を有する、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項6]
前記仕切り頂部は、前記メインステーに対して旋回するように構成されており、
前記ベースは、前記ステーに対して旋回するように構成されている、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項7]
前記仕切り頂部および前記ベースに連結された仕切りスリーブをさらに備える、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項8]
前記ベースは、ベースステー受容チャネルと、第1のベースステーハブと、第2のベースステーハブと、を備えており、
前記ベースステー受容チャネルは、前記メインステーに連結される前記ベースヒンジに係合するように構成されており、
前記第1のベースステーハブは、前記第1ステーと係合するように構成されており、
前記第2のベースステーハブは、前記第2ステーと係合するように構成されている、
条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項9]
前記仕切り頂部は、頂部ステー受容チャネルと、第1の頂部ステーハブと、第2の頂部ステーハブと、を備えており、
前記頂部ステー受容チャネルは、前記メインステーに連結される前記頂部ヒンジに係合するように構成されており、
前記第1の頂部ステーハブは、前記第1ステーと係合するように構成されており、
前記第2の頂部ステーハブは、前記第2ステーと係合するように構成されている、条項1に記載のサブアセンブリ。
[条項10]
前記ベースは、外側リングをさらに備えており、
前記ベースステー受容チャネルは、前記外側リングの内面上に配置されている、条項8に記載のサブアセンブリ。
[条項11]
前記ベースは、外側リングをさらに備えており、
前記第1のステーハブおよび前記第2のステーハブは、前記外側リングの外面上に配置されている、条項8に記載のサブアセンブリ。
[条項12]
前記仕切り頂部は、外側リングをさらに備えており、
前記頂部ステー受容チャネルは、前記外側リングの内面上に配置されている、条項9に記載のサブアセンブリ。
[条項13]
前記仕切り頂部は、外側リングをさらに備えており、
前記第1の頂部ステーハブおよび前記第2の頂部ステーハブは、前記外側リングの外面上に配置されている、条項9に記載のサブアセンブリ。
[条項14]
平坦部と、サブアセンブリと、を備えるゴルフバッグであって、
前記サブアセンブリは、
仕切り頂部と、
ベースと、
第1ステーと、第2ステーと、第2端部と反対側の第1端部を有するメインステーと、を含む複数のステーと、
前記メインステーの前記第1端部に連結された頂部ヒンジと、
前記メインステーの前記第2端部に連結されたベースヒンジであって、前記メインステーは前記頂部ヒンジによって前記仕切り頂部にヒンジ連結されており、前記ステーは前記ベースヒンジによって前記ベースにヒンジ連結されている、前記ベースヒンジと、
を有しており、
前記平坦部は、サブアセンブリと係合してゴルフバッグを形成するように構成されている、ゴルフバッグ。
[条項15]
前記ゴルフバッグはカート型ゴルフバッグである、条項14に記載のゴルフバッグ。
[条項16]
前記メインステーは、前記第1端部から前記第2端部まで剛性を有する、条項14に記載のゴルフバッグ。
[条項17]
前記仕切り頂部は、前記メインステーに対して旋回するように構成されており、
前記ベースは、前記ステーに対して旋回するように構成されている、条項14に記載のゴルフバッグ。
[条項18]
前記仕切り頂部および前記ベースに連結された仕切りスリーブをさらに備える、条項14に記載のゴルフバッグ。
[条項19]
前記ベースは、ベースステー受容チャネルと、第1のベースステーハブと、第2のベースステーハブと、を備えており、
前記ベースステー受容チャネルは、前記メインステーに連結される前記ベースヒンジに係合するように構成されており、
前記第1のベースステーハブは、前記第1ステーと係合するように構成されており、
前記第2のベースステーハブは、前記第2ステーと係合するように構成されている、
条項14に記載のゴルフバッグ。
[条項20]
前記仕切り頂部は、頂部ステー受容チャネルと、第1の頂部ステーハブと、第2の頂部ステーハブと、を備えており、
前記頂部ステー受容チャネルは、前記メインステーに連結される前記頂部ヒンジに係合するように構成されており、
前記第1の頂部ステーハブは、前記第1ステーと係合するように構成されており、
前記第2の頂部ステーハブは、前記第2ステーと係合するように構成されている、
条項14に記載のゴルフバッグ。