JP2023051181A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントカバーの回動による干渉を抑え、ステアリングの操作性の低下を抑え、且つ、ライダーの足への泥水の飛散を抑えると共に、傷ついたフロントカバーの補修が容易な鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、フートレストと、ステアリング装置と、フロントカバーとを備える。フロントカバーは、ステアリング装置と共に回動する。ステアリング装置は、アンダーブラケットとフロントサスペンションとを含む。フロントサスペンションは、インナーチューブとアウターチューブとを含む。フロントカバーは、サイドカバー部とサイドプロテクターとを含む。サイドプロテクターは、サイドカバー部と別体であり、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられる。サイドプロテクターは、サイドカバー部との間に隙間を設けて配置される。車両側面視で、サイドプロテクターは、フートレストの前方に配置され、アンダーブラケットより下方まで延びている。【選択図】図3
Description
本発明は、鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両には、ハンドルとフロントカバーとが一体的に回動するものがある。例えば、特許文献1の鞍乗型車両では、フロントカバーは、フロントフォークに支持されている。ライダーがハンドルを左右に操舵することで、フロントカバーがフロントフォークと共に回動する。
上記の鞍乗型車両では、フロントカバーの後方、且つ、下方に、フートレストが配置されている。フロントカバーがフロントフォークと共に回動する場合、フロントカバーがフートレストと干渉することを防ぐために、フロントカバーとフートレストとの間には隙間が設けられる。しかし、この隙間によって、走行時に跳ね上げられた泥水が、ライダーの足に付着しやすい。
また、フロントカバーが回動することで、車両の周囲の物にフロントカバーがぶつかり易い。それによりフロントカバーに傷がついても、フロントカバーを補修することは容易ではない。さらに、泥水の飛散を防ぐために、フロントカバーが大型化されると、フロントカバーにさらに傷がつきやすくなってしまう。
また、フロントカバーが大型化されることでフロントカバーが重くなると、ステアリングの操作性が低下してしまう。本発明の目的は、フロントカバーの回動による干渉を抑え、ステアリングの操作性の低下を抑え、且つ、ライダーの足への泥水の飛散を抑えると共に、傷ついたフロントカバーの補修が容易な鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、シートと、フートレストと、ステアリング装置と、前輪と、フロントカバーとを備える。シートは、ヘッドパイプの後方に配置される。フートレストは、シートの前方、且つ、下方に配置される。ステアリング装置は、ヘッドパイプに回動可能に支持される。前輪は、ステアリング装置に回転可能に支持される。フロントカバーは、ヘッドパイプを覆う。フロントカバーは、ステアリング装置に取り付けられる。フロントカバーは、ステアリング装置と共に回動する。
ステアリング装置は、ステアリングシャフトと、アンダーブラケットと、フロントサスペンションとを含む。ステアリングシャフトは、ヘッドパイプに回転可能に支持される。アンダーブラケットは、ステアリングシャフトに接続される。フロントサスペンションは、インナーチューブとアウターチューブとを含む。インナーチューブは、アンダーブラケットに接続される。アウターチューブは、前輪を回転可能に支持する。
フロントカバーは、中央カバー部と、サイドカバー部と、サイドプロテクターとを含む。中央カバー部は、車両正面視でヘッドパイプと重なる。サイドカバー部は、中央カバー部の側方に配置される。サイドプロテクターは、サイドカバー部と別体である。サイドプロテクターは、サイドカバー部に取り付けられる。
サイドプロテクターは、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられる。サイドプロテクターは、サイドカバー部との間に隙間を設けて配置される。車両側面視で、サイドプロテクターは、フートレストの前方に配置される。サイドプロテクターは、アンダーブラケットより下方まで延びている。
本態様に係る鞍乗型車両では、サイドカバー部と別体のサイドプロテクターがサイドカバー部に取り付けられる。そのため、サイドカバー部を小型化することで、フロントカバーの回動による干渉が抑えられる。また、サイドカバー部の小型化により、サイドカバー部とフートレストとの間の隙間が大きくなっても、サイドプロテクターが大きく下方に延びていることによって、泥水の飛散が抑えられる。
さらに、サイドプロテクターは着脱可能なため、サイドプロテクターに傷がついても、サイドプロテクターの交換が容易である。そのため、傷ついたフロントカバーの補修が容易である。また、サイドプロテクターは、サイドカバー部との間に隙間を設けて配置される。それにより、フロントカバーの重量の増加が抑えられ、ステアリングの操作性の低下が抑えられる。
サイドプロテクターの上端は、シートより上方に位置してもよい。この場合、サイドカバー部の高い位置までサイドプロテクターによって保護される。サイドプロテクターの下端は、サイドカバー部よりも下方に位置してもよい。この場合、サイドカバー部の低い位置までサイドプロテクターによって保護される。
車両側面視で、サイドプロテクターは、フロントサスペンションの軸線方向に沿って、ヘッドパイプよりも上方から、アウターチューブの上端より下方まで延びていてもよい。この場合、大型のサイドプロテクターによって、サイドカバー部の広い範囲が保護される。
車両側面視で、サイドプロテクターは、フロントサスペンションの少なくとも一部と重なってもよい。この場合、サイドプロテクターによって、フロントサスペンションが保護される。サイドプロテクターは、切り欠きを含んでもよい。この場合、サイドプロテクターが軽量化される。
サイドプロテクターは、第1固定部と第2固定部とを含んでもよい。第1固定部は、切り欠きよりも上方に位置してもよい。第1固定部は、サイドカバー部に固定されてもよい。第2固定部は、切り欠きよりも下方に位置してもよい。第2固定部は、サイドカバー部に固定されてもよい。この場合、切り欠きによるサイドプロテクターの強度低下が抑えられる。
サイドプロテクターは、フロントカバーよりも高強度の材料で形成されてもよい。この場合、サイドプロテクターの強度が向上する。サイドプロテクターは、透明又は半透明の材料で形成されてもよい。この場合、サイドプロテクターの傷が目立ちにくい。
鞍乗型車両は、フラッシャをさらに備えてもよい。フラッシャは、車両側面視で、サイドプロテクターの上方に配置されてもよい。この場合、サイドプロテクターが大型化しても、フラッシャの視認性が確保される。
車両側面視で、フラッシャは、サイドカバー部の上縁に沿って配置されてもよい。フロントカバーは、蓋部をさらに含んでもよい。蓋部は、サイドカバー部の上縁に取り付けられてもよい。蓋部は、フラッシャを上方から覆ってもよい。この場合、フラッシャの取付が容易になる。
本発明によれば、鞍乗型車両において、フロントカバーの回動による干渉が抑えられ、ステアリングの操作性の低下が抑えられ、且つ、ライダーの足への泥水の飛散が抑えられると共に、傷ついたフロントカバーの補修が容易となる。
以下、図面を参照して実施形態に係る鞍乗型車両について説明する。図1は、実施形態に係る鞍乗型車両1の側面図である。図2は、鞍乗型車両1の正面図である。鞍乗型車両1は、スクータである。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、前輪3と、ステアリング装置4と、エンジンユニット5と、車体カバー6と、シート7と、後輪8を備えている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、シートフレーム14とを含む。ヘッドパイプ11は、前斜め下方に延びている。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方へ延びている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12から後方へ延びている。シートフレーム14は、シート7の下方に配置されている。シートフレーム14は、後斜め上方へ向かって延びている。シート7は、ヘッドパイプ11の後方に配置されている。
前輪3は、ステアリング装置4に回転可能に支持されている。ステアリング装置4は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリング装置4は、ハンドルバー15と、ステアリングシャフト16と、アンダーブラケット17と、第1フロントサスペンション18と、第2フロントサスペンション19とを含む。ハンドルバー15は、ステアリングシャフト16に接続されている。ステアリングシャフト16は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。
アンダーブラケット17は、ヘッドパイプ11の下方に配置されている。アンダーブラケット17は、ステアリングシャフト16に接続されている。第1フロントサスペンション18は、インナーチューブ21とアウターチューブ22とを含む。インナーチューブ21は、アンダーブラケット17に接続されている。インナーチューブ21は、アンダーブラケット17から下方、且つ、前方に延びている。インナーチューブ21の下部は、アウターチューブ22内に配置されている。
アウターチューブ22は、前輪3を回転可能に支持する。アウターチューブ22には、フロントフェンダー23が取り付けられている。フロントフェンダー23は、前輪3の上方に配置される。第2フロントサスペンション19は、第1フロントサスペンション18と左右方向に並んで配置されている。第2フロントサスペンション19は、第1フロントサスペンション18と同様の構造を有している。
車体カバー6は、フロントカバー26と、センターカバー27と、フートレスト28と、リアカバー29とを含む。フロントカバー26は、ヘッドパイプ11を覆う。フロントカバー26は、ヘッドパイプ11の前後左右に配置されている。フロントカバー26は、ステアリング装置4に取り付けられている。
センターカバー27は、フロントカバー26の下方、及び、後方に配置されている。センターカバー27は、シート7の前方、且つ、下方に配置されている。センターカバー27は、フロントカバー26と別体である。フロントカバー26は、センターカバー27に対して回転可能に設けられている。フロントカバー26は、ステアリング装置4と共に回動する。
フートレスト28は、シート7の前方、且つ、下方に配置される。フートレスト28は、センターカバー27の左右の側方に配置される。フートレスト28は、アウターチューブ22の後方に配置されている。センターカバー27は、フートレスト28から上方に突出している。フートレスト28は、傾斜面31と頂上面32とを含む。傾斜面31には、ライダーの足が置かれる。傾斜面31は、前方、且つ、上方に向かって傾斜している。頂上面32は、傾斜面31の上端から前方へ延びている。頂上面32は、フロントカバー26の下方に配置されている。頂上面32は、アウターチューブ22の後方に配置されている。
なお、図1においては、左のフートレスト28のみが図示されているが、右のフートレストも、左のフートレスト28と同様の構造を有している。リアカバー29は、シート7の下方に配置されている。リアカバー29は、シートフレーム14の側方に配置されている。
エンジンユニット5は、シート7の下方に配置されている。エンジンユニット5は、車体フレーム2に支持されている。後輪8は、スイングアーム33を介して、車体フレーム2に支持されている。後輪8は、エンジンユニット5からの動力によって回転する。
図3は、鞍乗型車両1の前部の拡大側面図である。図4は、鞍乗型車両1の前部の拡大斜視図である。図5は、フロントカバー26の分解斜視図である。図3から図5に示すように、フロントカバー26は、中央カバー部34と、バックカバー部35と、第1サイドカバー部36と、第1サイドプロテクター37と、第2サイドカバー部38と、第2サイドプロテクター39とを含む。
中央カバー部34は、ヘッドパイプ11の前方に配置されている。中央カバー部34は、車両正面視でヘッドパイプ11と重なる。中央カバー部34には、ヘッドライト41が取り付けられる。中央カバー部34は、凹部42を含む。凹部42は、中央カバー部34の下縁から上方に凹んでいる。凹部42の下方には、フロントフェンダー23が配置される。
バックカバー部35は、中央カバー部34の後方に配置される。バックカバー部35は、ヘッドパイプ11の後方に配置されている。バックカバー部35は、センターカバー27の上方に配置されている。図3に示すように、バックカバー部35は、開口43を含む。開口43は、バックカバー部35の下縁に設けられている。開口43は、下方を向いて開かれている。センターカバー27の前部は、開口43に隣接して配置されている。
第1サイドカバー部36は、中央カバー部34の一側方に配置される。第2サイドカバー部38は、中央カバー部34の他側方に配置される。本実施形態では、第1サイドカバー部36は中央カバー部34の左方に配置され、第2サイドカバー部38は中央カバー部34の右方に配置されている。ただし、第1サイドカバー部36と第2サイドカバー部38とは、左右逆に配置されてもよい。
図5に示すように、第1サイドカバー部36は、中央カバー部34と別体である。第1サイドカバー部36は、中央カバー部34に取り付けられる。車両側面視で、第1サイドカバー部36は、前方、且つ、下方へ向かって斜めに延びている。車両側面視で、第1サイドカバー部36は、直線状の形状を有する。車両側面視で、第1サイドカバー部36は、ヘッドパイプ11と重なる。車両側面視で、第1サイドカバー部36は、第1フロントサスペンション18のインナーチューブ21と重なる。車両側面視で、第1サイドカバー部36は、アンダーブラケット17と重なる。
第1サイドカバー部36は、中央カバー部34の凹部42よりも下方まで延びている。第1サイドカバー部36は、バックカバー部35よりも下方まで延びている。第1サイドカバー部36は、ヘッドライト41よりも上方まで延びている。第1サイドカバー部36は、シート7よりも上方まで延びている。
図3に示すように、車両側面視で、第1サイドカバー部36は、センターカバー27の前縁44の前方に配置される。第1サイドカバー部36は、センターカバー27の前縁44に対して、間隔をおいて配置される。第1サイドカバー部36は、フートレスト28の頂上面32よりも上方に配置される。第1サイドカバー部36は、フートレスト28の頂上面32に対して、間隔をおいて配置される。
図6は、第1、第2サイドカバー部36,38と、第1、第2サイドプロテクター37,39とを示す斜視図である。第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36と別体である。第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36に、着脱可能に取り付けられる。
第1サイドプロテクター37と第1サイドカバー部36とは、樹脂製である。第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36よりも高強度の材料で形成される。強度とは、例えば、曲げ応力、或いは、衝撃強さで示される。第1サイドプロテクター37は、例えば、ポリカーボネート(PC)製である。第1サイドカバー部36は、例えば、ポリプロピレン(PP)製である。第1サイドプロテクター37は、透明、又は、半透明の材料で形成される。
第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36を側方から覆う。車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36と重なる。車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、前方、且つ、下方へ向かって斜めに延びている。車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、直線状の形状を有する。
車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、第1フロントサスペンション18の軸線方向に沿って、ヘッドパイプ11よりも上方から、アウターチューブ22の上端45より下方まで延びている。図3に示すように、第1サイドプロテクター37の下端46は、第1サイドカバー部36よりも下方に位置する。第1サイドプロテクター37の上端47は、シート7より上方に位置する。
車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、センターカバー27の前縁44の前方に配置される。第1サイドプロテクター37は、センターカバー27の前縁44に対して、間隔をおいて配置される。第1サイドプロテクター37の下端46は、フートレスト28の頂上面32の前方に配置される。第1サイドプロテクター37は、フートレスト28の頂上面32に対して、間隔をおいて配置される。
車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、ヘッドパイプ11と重なる。車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、第1フロントサスペンション18のインナーチューブ21と重なる。第1サイドプロテクター37は、第1フロントサスペンション18のアウターチューブ22と重なる。車両側面視で、第1サイドプロテクター37は、アンダーブラケット17と重なる。
第1サイドプロテクター37は、切り欠き48を含む。切り欠き48は、第1サイドプロテクター37の後縁から前方に凹んだ形状を有している。車両側面視で、切り欠き48を通して、第1サイドカバー部36の一部が、外部に露出している。第1サイドプロテクター37は、第1固定部51と第2固定部52とを含む。第1固定部51と第2固定部52とは、第1サイドカバー部36に固定される。第1固定部51は、切り欠き48よりも上方に位置する。第2固定部52は、切り欠き48よりも下方に位置する。すなわち、切り欠き48は、第1固定部51と第2固定部52との間に位置する。
図2に示すように、第1サイドプロテクター37は、中央カバー部34から側方に離れて配置されている。車両正面視で、第1サイドプロテクター37と中央カバー部34との間を通して、第1サイドカバー部36の一部が外部に露出している。
図7は、図3における第1サイドカバー部36と第1サイドプロテクター37とのVII-VII断面図である。図7に示すように、第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36との間に隙間を設けて配置される。第1固定部51は、凸部53を含む。凸部53は、第1サイドプロテクター37の内面から第1サイドカバー部36に向かって突出している。凸部53は、ネジ54によって、第1サイドカバー部36に固定されている。凸部53は、第1サイドカバー部36の表面に接触している。
図2に示すように、鞍乗型車両1は、第1フラッシャ56と、第2フラッシャ57と、第1蓋部58と、第2蓋部59とを備えている。第1フラッシャ56は、第1サイドカバー部36に取り付けられる。第1フラッシャ56は、車両側面視で、第1サイドプロテクター37の上方に配置される。第1フラッシャ56は、第1サイドカバー部36の上縁61に沿って配置される。第2フラッシャ57は、第2サイドカバー部38に取り付けられる。第2フラッシャ57は、車両側面視で、第2サイドプロテクター39の上方に配置される。第2フラッシャ57は、第2サイドカバー部38の上縁62に沿って配置される。
第1蓋部58は、第1サイドカバー部36の上縁61に取り付けられる。第1蓋部58は、第1フラッシャ56を上方から覆う。第2蓋部59は、第2サイドカバー部38の上縁62に取り付けられる。第2蓋部59は、第2フラッシャ57を上方から覆う。
図8は、第1蓋部58と第2蓋部59との斜視図である。図8に示すように、第1蓋部58は、第1切り欠き63を含む。第1フラッシャ56は、第1切り欠き63を通して外部に露出している。第2蓋部59は、第2切り欠き64を含む。第2フラッシャ57は、第2切り欠き64を通して外部に露出している。
以上、第1サイドカバー部36と第1サイドプロテクター37について説明したが、第2サイドカバー部38と第2サイドプロテクター39とは、それぞれ第1サイドカバー部36と第1サイドプロテクター37と概ね左右対称であり、同様の構造を有している。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1では、第1サイドカバー部36と別体の第1サイドプロテクター37が、第1サイドカバー部36に取り付けられる。そのため、第1サイドカバー部36を小型化することで、フロントカバー26の回動による干渉が抑えられる。また、第1サイドカバー部36の小型化により、第1サイドカバー部36とフートレスト28との間の隙間が大きくなっても、第1サイドプロテクター37が大きく下方に延びていることによって、泥水の飛散が抑えられる。
さらに、第1サイドプロテクター37は着脱可能なため、第1サイドプロテクター37に傷がついても、第1サイドプロテクター37の交換が容易である。そのため、傷ついたフロントカバー26の補修が容易である。また、第1サイドプロテクター37は、第1サイドカバー部36との間に隙間を設けて配置される。それにより、フロントカバー26の重量の増加が抑えられ、ステアリングの操作性の低下が抑えられる。
第2サイドカバー部38と第2サイドプロテクター39についても、上述した第1サイドプロテクター37が第1サイドカバー部36と同様の効果が得られる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両1は、スクータに限らず、モペッドなどの他の種類の車両であってもよい。鞍乗型車両1は、エンジンに代えて、電動モータを備えてもよい。フロントカバー26の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。
例えば、中央カバー部34の形状は変更されてもよい。第1サイドカバー部36の形状は変更されてもよい。第1サイドプロテクター37の形状は変更されてもよい。例えば、第1サイドプロテクター37の上端47の位置は変更されてもよい。第1サイドプロテクター37の下端46の位置は変更されてもよい。第1サイドプロテクター37の第1固定部51と第2固定部52との位置は、変更されてもよい。第1サイドプロテクター37の切り欠き48は省略されてもよい。
第1サイドプロテクター37の材料は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、第1サイドプロテクター37は、金属製であってもよい。第1サイドカバー部36の材料は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。第2サイドプロテクター39についても、第1サイドプロテクター37と同様に変更されてもよい。第2サイドカバー部38についても、第1サイドカバー部36と同様に変更されてもよい。
第1フラッシャ56と第2フラッシャ57との位置は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。第1蓋部58と第2蓋部59との構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。或いは、第1蓋部58と第2蓋部59とは、省略されてもよい。
本発明によれば、鞍乗型車両において、フロントカバーの回動による干渉が抑えられ、ステアリングの操作性の低下が抑えられ、且つ、ライダーの足への泥水の飛散が抑えられると共に、傷ついたフロントカバーの補修が容易となる。
3:前輪、 4:ステアリング装置、 7:シート、 11:ヘッドパイプ、 16:ステアリングシャフト、 17:アンダーブラケット、 18:第1フロントサスペンション、 21:インナーチューブ、 22:アウターチューブ、 26:フロントカバー、 28:フートレスト、 34:中央カバー部、 36:第1サイドカバー部、 37:第1サイドプロテクター、 48:切り欠き、 51:第1固定部、 52:第2固定部、 56:第1フラッシャ、 58:第1蓋部
Claims (11)
- ヘッドパイプと、
前記ヘッドパイプの後方に配置されるシートと、
前記シートの前方、且つ、下方に配置されるフートレストと、
前記ヘッドパイプに回動可能に支持されるステアリング装置と、
前記ステアリング装置に回転可能に支持される前輪と、
前記ヘッドパイプを覆い、前記ステアリング装置に取り付けられ、前記ステアリング装置と共に回動するフロントカバーと、
を備え、
前記ステアリング装置は、
前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトに接続されるアンダーブラケットと、
前記アンダーブラケットに接続されるインナーチューブと、前記前輪を回転可能に支持するアウターチューブとを含むフロントサスペンションと、
を含み、
前記フロントカバーは、
車両正面視で前記ヘッドパイプと重なる中央カバー部と、
前記中央カバー部の側方に配置されるサイドカバー部と、
前記サイドカバー部と別体であり、前記サイドカバー部に取り付けられるサイドプロテクターと、
を含み、
前記サイドプロテクターは、前記サイドカバー部に着脱可能に取り付けられ、
前記サイドプロテクターは、前記サイドカバー部との間に隙間を設けて配置され、
車両側面視で、前記サイドプロテクターは、前記フートレストの前方に配置され、
前記サイドプロテクターは、前記アンダーブラケットより下方まで延びている、
鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターの上端は、前記シートより上方に位置する、
請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターの下端は、前記サイドカバー部よりも下方に位置する、
請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。 - 車両側面視で、前記サイドプロテクターは、前記フロントサスペンションの軸線方向に沿って、前記ヘッドパイプよりも上方から、前記アウターチューブの上端より下方まで延びている、
請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 車両側面視で、前記サイドプロテクターは、前記フロントサスペンションの少なくとも一部と重なる、
請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターは、切り欠きを含む、
請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターは、
前記切り欠きよりも上方に位置し、前記サイドカバー部に固定される第1固定部と、
前記切り欠きよりも下方に位置し、前記サイドカバー部に固定される第2固定部と、
を含む、
請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターは、前記サイドカバー部よりも高強度の材料で形成される、
請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドプロテクターは、透明又は半透明の材料で形成される、
請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 車両側面視で、前記サイドプロテクターの上方に配置されるフラッシャをさらに備える、
請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 車両側面視で、前記フラッシャは、前記サイドカバー部の上縁に沿って配置され、
前記フロントカバーは、前記サイドカバー部の上縁に取り付けられる蓋部をさらに含み、
前記蓋部は、前記フラッシャを上方から覆う、
請求項10に記載の鞍乗型車両。
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JP2021161703A JP2023051181A (ja) | 2021-09-30 | 2021-09-30 | 鞍乗型車両 |
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ID=85806184
Family Applications (1)
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2021
- 2021-09-30 JP JP2021161703A patent/JP2023051181A/ja active Pending
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2022
- 2022-02-21 TW TW111106173A patent/TW202315785A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
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TW202315785A (zh) | 2023-04-16 |
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