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JP2022514844A - 通信ネットワークにおける無線アクセスに関連した方法、装置、および機械可読媒体 - Google Patents

通信ネットワークにおける無線アクセスに関連した方法、装置、および機械可読媒体 Download PDF

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JP2022514844A JP2021534929A JP2021534929A JP2022514844A JP 2022514844 A JP2022514844 A JP 2022514844A JP 2021534929 A JP2021534929 A JP 2021534929A JP 2021534929 A JP2021534929 A JP 2021534929A JP 2022514844 A JP2022514844 A JP 2022514844A
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Abstract

無線アクセスネットワークノードと無線光通信ネットワークノードとを備える通信ネットワークにおける無線アクセスのための方法、装置、および非一時的な機械可読媒体が提供される。一実施形態において、方法は、通信ネットワークにおける無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために無線アクセスネットワークノードにより実施される。無線アクセスネットワークノードは、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備える。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含む。本方法は、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することとを含む。【選択図】図1b

Description

本開示の実施形態は、通信ネットワークにおける無線アクセスに関し、特に、無線アクセスネットワークノードおよび無線光通信ネットワークノードを含む通信ネットワークにおける無線アクセスのための方法、装置、および機械可読媒体に関する。
ワイヤレス無線通信ネットワークのための送信点は益々、高度なアンテナシステムを備えるようになっている。これらのアンテナシステムは、アンテナアレイの追加により既存の無線システムの能力および/またはカバレッジを大きくする。これは、ビーム形成技術の使用が、特定の方向に送信された、および特定の方向から受信された信号に対する受信信号強度を高めることを可能にする。無線デバイスは、同様に、マルチアンテナトランシーバを備える。したがって、無線デバイスは、更に、ビーム形成技術を適用して、送信された信号と受信された信号との両方に対する特定の方向におけるビーム形成ゲインの恩恵を受けることができる。
したがって、ビーム形成ゲインの恩恵を受けるために、送信デバイスは、アクセスポイント(AP)であるか無線デバイスであるかによらず、受信デバイスの方向に、より高いゲインを伴ってビームを送信するために適切な送信ビーム(例えば、形状および/または方向)を特定しなければならない。同様に、受信デバイスは、APであるか無線デバイスであるかによらず、送信デバイスの方向において、より高いゲインを伴ってビームを受信するために適切な受信ビーム(例えば、形状および/または方向)を特定しなければならない。
この結果は、通常、送信デバイスが例えばバーストにより、および/または、規則的なインターバルにおいて、すべての既定の方向にビームを送信するビーム掃引として知られる処理を通して実現される。適切な送信受信ビームペアが特定され得るように、受信デバイスは、受信デバイスの受信ビームのすべてを使用して送信されたビームに対して測定を実施し、送信デバイスに測定結果を報告する。最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定が、すべての可能な送信受信ビームペアに対して実施される。
送信受信ビームペアのこの選択は、ネットワークにおける幾つかの異なる処理の一部として実施され得る。例えば、(例えば、経時的に最適なビームペアが使用され続けることを確実なものとするために)ワイヤレス無線通信ネットワークに対する初期システムアクセスにおいて、ある無線アクセスポイントから別の無線アクセスポイントへのハンドオーバー中に、無線ビームリンク失敗後に、および/または、継続中の接続中に、送信受信ビームペアが特定され得る。後者の場合において、ビームペアは、定期的に、またはイベントドリブンベースで(例えば、受信信号品質または強度が閾値未満に低下したことに応じて)再特定され得る。
最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定が、すべての可能な送信受信ビームペアに対して実施される。これは非常に長い時間を必要とし、ネットワークにおける非常に大きい信号オーバーヘッドを伴い得る。処理がより迅速に、またはより効率的に行われるのであれば、ネットワークにアクセスしようと試みる他のデバイスのために無線リソースが解放されることになる。
本開示の実施形態は、これらの課題および他の課題を解決することを目的とする。
一態様において、通信ネットワークにおける無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線アクセスネットワークノードにより実施される方法が提供される。無線アクセスネットワークノードは、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備える。通信ネットワーク1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含む。本方法は、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することとを含む。
上述の本方法を実施するための装置および非一時的な機械可読媒体が更に提供される。例えば、一態様において、本方法(および本明細書に記載された他の方法)を実施するように設定された無線アクセスネットワークノードが提供される。別の一態様において、通信ネットワークにおける無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線アクセスネットワークノードが提供される。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含む。無線アクセスネットワークノードは、処理回路、非一時的な機械可読媒体、および複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備える。非一時的な機械可読媒体は、処理回路により実行されたときに、無線アクセスネットワークノードに、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することとを行わせる命令を記憶している。
別の一態様において、通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線デバイスにより実施される方法が提供される。無線デバイスは、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備える。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含む。本方法は、無線LCネットワークノードに接続することと、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施することとを含む。
上述の本方法を実施するための装置および非一時的な機械可読媒体が更に提供される。例えば、一態様において、本方法(および本明細書に記載された他の方法)を実施するように設定された無線デバイスが提供される。別の一態様において、通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線デバイスが提供される。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含む。無線デバイスは、処理回路、非一時的な機械可読媒体、および複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備える。非一時的な機械可読媒体は、処理回路により実行されたときに、無線デバイスに、無線LCネットワークノードに接続することと、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施することとを行わせる命令を記憶している。
更なる態様は、通信ネットワークにおける無線光通信(LC)ネットワークノードにより実施される方法を提供する。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含み、各無線アクセスネットワークノードが、それぞれの無線セルを形成する。本方法は、無線デバイスとの無線LC接続を確立することと、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを、無線アクセスネットワークノードに送信することとを含む。
上述の本方法を実施するための装置および非一時的な機械可読媒体が更に提供される。例えば、一態様において、本方法(および本明細書に記載された他の方法)を実施するように設定された無線LCネットワークノードが提供される。別の一態様において、通信ネットワークにおける無線光通信(LC)ネットワークノードが提供される。通信ネットワークは、1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含み、各無線アクセスネットワークノードがそれぞれの無線セルを形成する。無線LCネットワークノードは、処理回路と、非一時的な機械可読媒体であって、処理回路により実行されたときに、無線LCネットワークノードに、無線デバイスとの無線LC接続を確立することと、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを、無線アクセスネットワークノードに送信することとを行わせる命令を記憶した非一時的な機械可読媒体とを備える。
本開示の例のより良い理解のために、および、例がどのように実現され得るかをより明確に示すために、以下で単なる例示として以下の図面が参照される。
本開示の実施形態による、通信ネットワークにおけるビーム形成を示す概略図である。 本開示の実施形態による、通信ネットワークにおけるビーム形成を示す概略図である。 本開示の実施形態による信号図である。 本開示の実施形態による、無線アクセスネットワークノードにより実施される方法のフローチャートである。 本開示の実施形態による、無線デバイスにより実施される方法のフローチャートである。 本開示の実施形態による、無線光通信ネットワークノードにより実施される方法のフローチャートである。 本開示の実施形態による、無線アクセスネットワークノードの概略図である。 本開示の実施形態による、無線アクセスネットワークノードの概略図である。 本開示の実施形態による、無線デバイスの概略図である。 本開示の実施形態による、無線デバイスの概略図である。 本開示の実施形態による、無線光通信ネットワークノードの概略図である。 本開示の実施形態による、無線光通信ネットワークノードの概略図である。 本開示の幾つかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態による、部分的に無線の接続を介して、基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態による、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ機器を含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。
図1aは、本開示の実施形態による通信ネットワーク100を示す概略図である。図は、ネットワーク100が(ページの下部における床と上部における天井とを含む)屋内に配備された例を示すが、当業者は、本明細書において開示されている概念が屋内および屋外環境に適用可能であることを理解する。
ネットワーク100は、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とを備える。
無線アクセスネットワークノード102は、任意の適切な無線通信規格を実装した無線デバイス104へのワイヤレス無線アクセスを提供するように設定されている。例えば、無線アクセスネットワークノード102は、セルラーネットワークの一部を形成し、および、例えば、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Advanced、および新無線(New Radio)(NR)と呼ばれる5G規格といった、セルラーネットワーク無線規格、例えば第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により生成されたものに適合した無線アクセスを提供し得る。代替的に、無線アクセスネットワークノード102は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の一部を形成し得、および、例えば、IEEE 802.11規格に適合した無線アクセスを提供し得る。この後者の例において、無線アクセスノードは、アクセスポイント(AP)と呼ばれ得る。本明細書における「無線アクセスネットワークノード」に対する参照は、少なくともセルラー無線アクセスネットワークノードおよびWLANアクセスポイントを含む。示される実施形態において、無線アクセスネットワークノード102は天井に位置するが、無線アクセスネットワークノード102は、任意の位置に位置し得ることが理解される。
無線デバイス104は、無線アクセスネットワークノード102と無線通信するように設定されており、したがって、更に、無線アクセスネットワークノード102と同じ規格を実装している。例えば、無線デバイス102は、代替的にユーザ機器(UE)またはモバイルステーション(STA)と呼ばれ得る。
示される実施形態において、無線アクセスネットワークノード102および無線デバイス104の各々が、無線信号の送信および/または受信のための複数のアンテナまたはアンテナ要素(例えば、アンテナアレイまたは同様の構成体)を備える。したがって、ビーム形成技術の適用を通して、無線アクセスネットワークノード102および無線デバイス104は、より大きい強度をもつ無線信号を送信すること、および/または、特定の方向において、より高い感度により無線信号を受信することとの両方を行うことができる。例えば、1つまたは複数のそれぞれの重み付けまたは位相シフトが、各アンテナ要素に提供される、または各アンテナ要素から受信された信号に適用され得、したがって、特定の方向からの、または特定の方向への信号が強め合う干渉を体感するのに対し、他の方向からの信号は弱め合う干渉を体感する。当業者はビーム形成技術の原理をよく理解することができる。
示される例において、様々なビームが示されている。無線アクセスネットワークノード102により使用されるビームには参照符号110が付されており、無線デバイス104により使用されるビームには参照符号112が付されている。ビーム110、112が、ワイヤレス無線信号の送信または受信のためのものであり得ることが理解される。例えば、一実施形態において、無線アクセスネットワークノード102は送信デバイスであり、無線デバイス104は受信デバイスであり、したがって、この例では、ビーム110が送信ビームであり、ビーム112が受信ビームである。別の例において、無線デバイス104が送信デバイスであり、無線アクセスネットワークノード102が受信デバイスであり、したがって、この例では、ビーム112が送信ビームであり、ビーム110が受信ビームである。
更なる例において、送信ビームまたは受信ビームは、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの1つのみにより使用され得、他の送信無線信号または受信無線信号は全方向性である。したがって、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの一方が、方向性ビームを使用して無線信号を送信し得るのに対し、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの他方が、ビーム形成を使用せずに無線信号を受信する。同様に、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの一方が、ビーム形成を使用せずに無線信号を送信し得るのに対し、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの他方が、受信ビームを使用して無線信号を受信する。以下の説明は、送信受信ビームペアが無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とに対して特定されることを前提とする。しかし、本開示の実施形態は、無線アクセスネットワークノード102と無線デバイス104とのうちの一方のみに対する送信ビームまたは受信ビームの特定にも関連することが理解される。
上述のように、ビーム形成ゲインの恩恵を受けるために、送信デバイスは、受信デバイスの方向に、より高いゲインを伴ってビームを送信するために、適切な送信ビーム(例えば、形状および/または方向)を特定しなければならない。同様に、受信デバイスは(アクセスポイントであるか無線デバイスであるかによらず)、送信デバイスの方向において、より高いゲインを伴ってビームを受信するために、適切な受信ビーム(例えば、形状および/または方向)を特定しなければならない。このようなデバイスは、典型的には、例えば、送信デバイスがバーストにより、および/または規則的なインターバルにおいて、すべての既定の方向にビームを送信するビーム掃引として知られる処理を使用する。適切な送信受信ビームペアが特定され得るように、受信デバイスは、受信デバイスの受信ビームのすべてを使用して、送信されたビームに対して測定を実施し、送信デバイスに測定結果を報告する。最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定が、すべての可能な送信受信ビームペアに対して実施される。この処理は時間がかかり、および大幅な電力および無線リソースを使用する。
本開示の実施形態は、代替的な無線通信技術を使用して、相応の程度の正確さで(無線アクセスネットワークノード102であるか無線デバイス104であるかにかかわらず)受信デバイスの位置を特定する。したがって、受信デバイスの知られた位置をターゲットにするために、ビーム掃引工程の一部として試験される送信ビームおよび/または受信ビームの数が減らされ得る。
特に、本開示の実施形態は、(「LiFi」と呼ばれることもある)無線光通信を使用し、したがって、ネットワーク100は、複数の無線光通信ネットワークノード106a、106b、106c、106d(まとめて、106)を更に備える。
学界における最近の研究、および産業界からの早期のプロトタイプは、可視光通信(VLC)が無線通信の新しい手段になる可能性があることを示している。これは、例えば赤外光といった、可視光スペクトルに属しない周波数を使用する一般的な光通信(LC)に対しても当てはまる。特に、通信目的のために光スペクトルを使用する無線通信システムから、1秒当たり数ギガビット(Gb/s)が予想される。
LCの背景にある主な概念は、急速に変化する光強度レベルを使用して二進データを通信することである。より詳細には、二進データを異なる出射光強度レベルに変調するために、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)が送信源に配備される。配備されたLEDは、人の目により知覚できない速度において出射光強度のレベルを変える。したがって、照明システムへのLCの組み込みは、照明の品質に影響を与えない。受信デバイスは、例えば光ディテクター(PD)を使用して出射光強度の変化を検出する。この手法により、受信デバイスは送信されたデータを検出することができる。
したがって、無線LCネットワークノード106の各々は、光の送信のための1つまたは複数の光源(LEDなど)を備える。光は、スペクトルの可視光部分に、または可視光部分の近く(例えば、赤外線または紫外線)に波長をもち得る。受信デバイスにより検出され、および復号され得る手法により光の強度が経時的に変動するように、光が1つまたは複数のデータ源を使用して変調される。この光によりカバーされた見通し線エリアが破線107により示される。したがって、無線デバイス104は、無線LCネットワークノード106により送信された変調された光の検出のための1つまたは複数の光ディテクターを備え、この手法により、無線LCネットワークノード106から無線デバイス104までのダウンリンクにおいて通信が行われ得る。無線デバイス104が1つまたは複数の光源(LEDなど)を更に備え得、無線LCネットワークノード106が1つまたは複数の光ディテクターを備え得、したがって、無線デバイス104からLCネットワークノード106までのアップリンクにおいても通信が行われ得る。
下記の付録1はLCチャンネルが送信機(例えば、LCノード106)と受信部(例えば、無線デバイス104)との間の見通し線成分によりどのように支配されるかについて説明している。見通し線が送信機と受信機との間にもはや存在しない場合、送信機と受信機との間の接続がもはや実行可能でないように、通信のSINRが大幅に低下する。したがって、LC送信機とLC受信部との間において接続が使用可能である場合、LC受信部の位置は知られており、LC受信部はLC送信機の見通し線内に存在しなければならない。図1の場合において、LC接続が無線LCノード106と無線デバイス104との間に存在する場合、無線デバイスは透過光107の境界内に存在しなければならない。このエリアは、本明細書において「LCセル」107と呼ばれる。
無線LCネットワークノード106は互いに独立したものであり得、独立した無線基地局に類似した手法により、無線デバイスに独立したサービスを提供する。例えば、各無線LCネットワークノード106は、無線LCネットワークノード106自体のそれぞれのソフトウェアプロトコルスタックを実装し得る。代替的に、無線LCネットワークノード106は、無線基地局の異なる送受信点に類似した手法により、より大きいエンティティの一部を形成し得る。例えば、各無線LCネットワークノード106がプロトコルスタックの1つまたは複数のより低いレイヤーを実装し得、独立したネットワークエンティティが、複数の無線LCネットワークノード106に対する、より高いレイヤーを実装する。
無線LCノード106がバックホール接続108を介して無線アクセスネットワークノード102に通信可能に結合されることにも留意されたい。バックホール接続108は、典型的には、例えば、Ethernet接続(例えば、パワーオーバーイーサネット)、または他のパケットデータ接続といった有線接続であるが、特定の実施形態において、接続108は代替的に無線であり得る。
本開示の実施形態によると、無線アクセスネットワークノード102は、無線デバイス104が接続された対象のLCセル107または無線LCネットワークノード106を識別する情報を取得する。その情報に基づいて、無線アクセスネットワークノード102は、無線アクセスネットワークノード102が生成することが可能なビーム110の部分集合を選択すること、および、無線デバイス104と通信するための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、ビームのその部分集合のみを使用してビーム掃引工程を開始することができる。同様に、無線デバイス104は、LCセル107または無線LCネットワークノード106に接続し、および、LCセルまたは無線LCネットワークノード106に基づいて、無線デバイス104が生成することが可能な送信ビームまたは受信ビームの部分集合を識別し、無線アクセスネットワークノード102と通信するための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、ビームの部分集合を使用して、ビーム掃引工程を実施する。
図1bは、送信ビームまたは受信ビームの部分集合の選択が行われた後の、上述のネットワーク100を示す。この例では、無線デバイス104は無線LCノード106cとの接続を確立している。無線LCネットワークノード106cまたはLCセル107により形成された無線LCネットワークノード106cまたはLCセル107を識別する情報は、(例えば、バックホール接続108を介して、または無線デバイス104自体による通信から)無線アクセスネットワークノード102に提供され、結果として無線アクセスネットワークノードがまさにセル107をターゲットにしたビーム114(ビーム110の部分集合)を識別する。同様に、無線デバイス104は、識別されたセル107から無線アクセスネットワークノード102をターゲットにしたビーム116(ビーム112の部分集合)を識別する。したがって、ビーム114、116のこれらの部分集合のみを使用したビーム掃引工程は、完了するために、はるかに少ない時間およびリソースしか必要としない。
図2は、無線周波数ネットワークノードまたはアクセスポイント(例えば、上述の無線アクセスネットワークノード102)、無線デバイスまたはSTA(例えば、上述の無線デバイス104)、および、無線光通信ネットワークノードまたはアクセスポイント(例えば、上述の無線LCノード106)の間のシグナリングを示す本開示の実施形態による信号図である。
200。無線デバイス104は無線LCネットワークノード106に接続する。上述の理由、および付録1における後述の理由により、無線LCネットワークノードとの接続は無線デバイス104と無線LCネットワークノード106との間の見通し線を必要とする。
無線LCネットワークノードへの接続は、任意の適切なメカニズムを使用して、および/または、将来的にLC通信のために開発され得る任意の適切な規格に従って確立され得る。例えば、接続は、無線デバイス104がLCネットワークノードに識別コードを送信する形態のランダムアクセスを使用して確立され得る。
202。無線アクセスネットワークノードは、ステップ200において無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノード、または、無線LCネットワークノードにより形成されたLCセルを識別する情報を取得する。例えば、無線LCネットワークノードは、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含むメッセージを、(例えば、バックホールリンク108を介して)無線アクセスネットワークノードに送信し得る。標示は、無線デバイスに対する識別子を含み得る。メッセージは、無線LCネットワークノードの識別情報の標示を更に含み得、または、代替的に、無線LCネットワークノードの識別情報は、メッセージのソースから推測され得る。代替的に、無線デバイス自体が、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含むメッセージを、(例えば、確立された無線接続を介して)無線アクセスネットワークノードに送信し得る。標示は、無線LCネットワークノードまたはLCセルに対する識別子を含み得る。メッセージは無線デバイスの識別情報の標示を更に含み得、または代替的に、無線デバイスの識別情報はメッセージのソースから推測され得る。当業者は、無線アクセスネットワークノードに無線デバイスの接続を知らせる代替的な方法が可能であることを理解する。例えば、無線LCネットワークノード106に結合された更なるノード(図示されていない)は、どの無線デバイスがどの無線LCネットワークノードに接続されているかについての情報を照合し、無線アクセスネットワークノードに情報を提供し得る。
204a。無線アクセスネットワークノードは、ステップ202において識別された無線LCネットワークノードまたはLCセルに基づいて、無線アクセスネットワークノードにとって利用可能な送信ビームまたは受信ビームのうちの1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。例えば、送信ビームまたは受信ビームの部分集合は、LCセルの地理的エリアを含む地理的エリアにメッセージを送信するか、またはLCセルの地理的エリアを含む地理的エリアからメッセージを受信するために、LCセルの地理的エリアを含む地理的エリアをターゲットにするように向けられ得る。
無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードに対するLCセルの地理的位置の知識情報を更に使用し得る。例えば、無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードの近傍におけるLCセルの位置を使用して、および/または、無線アクセスネットワークノードの近傍におけるLCセルをターゲットにするために使用されるビームのそれぞれの部分集合を使用して事前にプログラムされ得る。代替的に、無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードの近傍におけるLCセルに接続された無線デバイスとの、無線アクセスネットワークノードの相互作用を通して、経時的にその知識情報を獲得し得る。例えば、無線アクセスネットワークノードは、特定のLCセルに接続された無線デバイスのための最適なビームを特定するために、従来のビーム掃引工程を(すなわち、すべての利用可能なビームを使用して)実施し得る。無線アクセスネットワークノードは、従来の方法を通して特定された特定のLCセルと最適なビームとの間の関連性を記憶し得る。特定されたビームは、例えば、その特定のLCセルに対するビームの部分集合に追加され得る。
履歴データを使用してビームの部分集合を選択する後者の実施形態は、無線アクセスネットワークノードと無線デバイスとの間に見通し線が存在しない場合に特に有益であり得る。したがって、例えば、無線アクセスネットワークノードと無線デバイスとの間に見通し線が存在しない場合、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するために履歴データが使用され得る。
当業者は、2つの無線デバイス間に見通し線が存在するか否かを判定するために幾つかの方法を認識する。様々な論文がこのトピックを解決し、本明細書では更に詳細に説明されない。例えば、このような方法は、デバイス間の無線送信の偏波の検出に依存して、無線送信がデバイス間の表面により反射されたか否かを判定し得る。代替的に、Benedettoらによる論文(「Dynamic LOS/NLOS Statistical Discrimination of Wireless Mobile Channels」、2007 IEEE Vehicular Technology Conference)、および、Borrasらによる論文(「Decision Theoretic Framework for NLOS Identification」、1998 IEEE Vehicular Technology Conference)は、統計的アプローチをとる。本開示は、上述の点に限定されない。
204b。無線デバイスは、ステップ200において無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、無線デバイスにとって利用可能な送信ビームまたは受信ビームのうちの1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。例えば、送信ビームまたは受信ビームの部分集合は、識別された無線LCネットワークノードのカバレッジエリア(例えば、LCセル)から無線アクセスネットワークノードに向けられた送信ビーム、または、無線アクセスネットワークノードからの送信を受信するように向けられた、識別された無線LCネットワークノードのカバレッジエリアにおける受信ビームに対応し得る。
無線デバイスは、LCセルに関連した無線アクセスネットワークノードの地理的位置の知識情報を更に取得し、および使用し得る。例えば、このような知識情報は、無線アクセスネットワークノードから受信された1つまたは複数の送信に対する到来角情報、識別されたLCセルを形成する無線LCネットワークノードから受信された位置情報、および、無線アクセスネットワークノードから受信された位置情報を含み、またはこれらのうちの1つまたは複数に基づき得る。したがって、無線LCネットワークノードおよび/または無線アクセスネットワークノード(または、ネットワーク100の任意の他のノード)は、無線デバイスへの送信において黙示的に、または明示的に情報を提供し得る。
無線デバイスは、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するために、無線デバイスの方向の知識情報を更に取得し、および使用し得る。例えば、無線デバイスは、1つまたは複数のセンサー(例えば、コンパス、加速度計、ジャイロスコープなど)を備え得、センサーから、無線デバイスは、規定の基準座標系に対する無線デバイスの方向を特定することができる。無線デバイスは、無線アクセスネットワークノードより動きやすいと想定され、したがって、無線デバイスの方向は任意の所与の位置から無線アクセスネットワークノードをターゲットにすることに有効なビームを変化させ、およびビームに影響を与える傾向がある。したがって、無線デバイスの方向も、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するときに考慮され得る。
206。無線アクセスネットワークノードおよび無線デバイスは、送信ビームまたは受信ビームの選択された部分集合のみを使用してビーム掃引工程を実施する。上述のように、この工程は、(無線アクセスネットワークノードであるか無線デバイスであるかによらず)送信デバイスが、例えばバーストにより、および/または規則的なインターバルにおいて、部分集合のビームのすべてにおけるビームを送信することを伴い得る。受信デバイスは、部分集合における受信ビームのすべてを使用して、送信されたビームに対して測定を実施し、適切な送信受信ビームペアが特定され得るように、送信デバイスに測定結果を報告する。最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定は、選択された部分集合内のすべての可能な送信受信ビームペアに対して実施され得る。しかし、送信ビームおよび受信ビームの部分集合のみが掃引されるので、この処理は、大幅に少ない時間しか必要とせず、あまり複雑ではないと想定され得る。
208aおよび208b。無線アクセスネットワークノードおよび無線デバイスは、ステップ206において実施された測定に基づいて送信受信ビームペアを選択する。例えば、最高の、または最良の信号尺度、例えば受信信号強度または品質に関連した送信受信ビームペアが選択され得る。
210。無線アクセスネットワークノードおよび無線デバイスは、選択された送信受信ビームペアを使用して互いに通信する。
図3は、本開示の実施形態による無線アクセスネットワークノードにより実施される方法のフローチャートである。本方法は、例えば図2を参照してここまでに説明されている無線アクセスネットワークノードまたはアクセスポイントのシグナリングに部分的に対応し得る。本方法は、図1を参照してここまでに説明されている無線アクセスネットワークノード102により実施され得る。
ステップ300において、無線ネットワークノードは、無線デバイスが接続を確立した対象の無線LCネットワークノード、または、無線LCネットワークノードにより形成されたLCセルを識別する情報を取得する。例えば、無線LCネットワークノードは、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含むメッセージを(例えば、バックホールリンク108を介して)無線アクセスネットワークノードに送信し得る。標示は、無線デバイスに対する識別子を含み得る。メッセージは、無線LCネットワークノードの識別情報の標示を更に含み得、または代替的に、無線LCネットワークノードの識別情報はメッセージのソースから推測され得る。代替的に、無線デバイス自体が、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含むメッセージを、(例えば、確立された無線接続を介して)無線アクセスネットワークノードに送信し得る。標示は、無線LCネットワークノードまたは無線LCネットワークノードにより形成されたLCセルに対する識別子を含み得る。メッセージは、無線デバイスの識別情報の標示を更に含み得、または代替的に、無線デバイスの識別情報はメッセージのソースから推測され得る。当業者は、無線アクセスネットワークノードに無線デバイスの接続を知らせる代替的な方法が可能であることを理解する。例えば、無線LCネットワークノード106に結合された更なるノード(図示されていない)が、どの無線デバイスがどのLCセルに接続されたかについて情報を照合し、無線アクセスネットワークノードに情報を提供し得る。
情報は、定期的に、無線アクセスネットワークノードからの要求に応じて(例えば、無線アクセスネットワークノードにより無線デバイスおよび/または無線LCネットワークノードに送信された要求メッセージに応答して)、または、無線LCネットワークノードとの接続の確立時に取得され得る。
ステップ302において、無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードと無線デバイスとの間に見通し線が存在するか否かを判定する。2つの無線デバイス間に見通し線が存在するか否かを判定するための様々な方法がここまでに説明されている。
本方法は次にステップ304に進み、ステップ304では、無線アクセスネットワークノードは、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、無線アクセスネットワークノードが使用することが可能な送信ビームまたは受信ビームから、1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。見通し線が存在する場合、このステップはサブステップ306を伴い、サブステップ306において、無線アクセスネットワークノードは、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、およびLCセルの地理的なカバレッジエリアに対応して、無線アクセスネットワークノードが使用することが可能な送信ビームまたは受信ビームから、1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。例えば、送信ビームまたは受信ビームの部分集合は、LCセルの地理的エリアを含む地理的エリアにメッセージを送信するために、または、LCセルの地理的エリアを含む地理的エリアからメッセージを受信するために、LCセルの地理的エリアを含む地理的エリアをターゲットにするように向けられ得る。
無線アクセスネットワークノードは、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するときに、無線アクセスネットワークノードに対するLCセルの地理的位置の知識情報を更に使用し得る。例えば、無線アクセスネットワークノードは、無線アクセスネットワークノードの近傍におけるLCセルの位置、および/または、無線アクセスネットワークノードの近傍におけるLCセルをターゲットにするために使用されるビームのそれぞれの部分集合を使用して事前にプログラムされ得る。
見通し線が存在しない場合、ステップ304はサブステップ308を伴い、サブステップ308において、無線アクセスネットワークノードは履歴データを使用して送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。例えば、経時的に、無線アクセスネットワークノードは、特定の無線LCネットワークノードに接続された無線デバイスに対する最適なビームを特定するために、複数の従来のビーム掃引工程を(すなわち、すべての利用可能なビームを使用して)実施し得る。無線アクセスネットワークノードは、特定の無線LCネットワークノードと従来の方法を通して特定された最適なビームとの間の関連性を記憶し得る。特定されたビームは、その特定の無線LCネットワークノードに対するビームの部分集合に追加され得る。
ビームは、アナログ、ハイブリッド、またはデジタル技術を使用して生成され得、したがって、ステップ304におけるビームの部分集合の選択は、複数のアナログビーム形成器、複数のアナログ結合器、ビーム形成器のデジタルコードブック、および、結合器のデジタルコードブックからの1つまたは複数のビームの選択を含み得る。
ステップ310において、無線アクセスネットワークノードは、ステップ304において選択された送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始する。上述のように、この工程は、(無線アクセスネットワークノードであるか無線デバイスであるかによらず)送信デバイスが、例えばバーストにより、および/または規則的なインターバルにおいて、部分集合のビームのすべてにおけるビームを送信することを伴い得る。受信デバイスは、部分集合における受信ビームのすべてを使用して、それらのビームに対して測定を実施し、適切な送信受信ビームペアが特定され得るように、送信デバイスに測定結果を報告する。最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定が、選択された部分集合内のすべての可能な送信受信ビームペアに対して実施され得る。
ステップ312において、無線アクセスネットワークノードは、ステップ310において実施された測定に基づいて、送信ビームまたは受信ビームを選択する。例えば、最高の、または最良の信号尺度、例えば受信信号強度または品質に関連した送信ビームまたは受信ビームが選択され得る。
図4は、本開示の実施形態による無線デバイスにより実施される方法のフローチャートである。本方法は、例えば図2を参照してここまでに説明されている無線デバイスのシグナリングに部分的に対応し得る。本方法は、図1を参照してここまでに説明されている無線デバイス104により実施され得る。
ステップ400において、無線デバイスが無線LCネットワークノード106に接続する。上述の理由、および付録1における後述の理由により、無線LCネットワークノードとの接続は、無線デバイス104と無線LCネットワークノード106との間の見通し線を必要とする。
無線LCネットワークノードへの接続は、任意の適切なメカニズムを使用して、および/または、将来的にLC通信のために開発され得る任意の適切な規格に従って確立され得る。例えば、接続は、無線デバイス104が無線LCネットワークノードに識別コードを送信する形態のランダムアクセスを使用して確立され得る。
ステップ402において、無線デバイスは、無線デバイスの方向の知識情報を取得する。例えば、無線デバイスは、1つまたは複数のセンサー(コンパス、加速度計、ジャイロスコープなどのうちの1つまたは複数など)を備え得、センサーから、無線デバイスが、規定の基準座標系に対する無線デバイスの方向を特定することができる。
ステップ404において、無線デバイスは、無線LCネットワークノードのLCセルを形成する無線LCネットワークノードに対する無線アクセスネットワークノードの位置を識別する知識情報を取得する。例えば、このような知識情報は、無線アクセスネットワークノードから受信された1つまたは複数の送信に対する到来角情報、LCセルを形成する無線LCネットワークノードから受信された位置情報、および、無線アクセスネットワークノードから受信された位置情報を含み、または、これらのうちの1つまたは複数に基づき得る。したがって、無線LCネットワークノードおよび/または無線アクセスネットワークノード(または、ネットワーク100の任意の他のノード)が、無線デバイスへの送信において黙示的に、または明示的に情報を提供し得る。
ステップ406において、無線デバイスは、ステップ400において無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、無線デバイスにとって利用可能な送信ビームまたは受信ビームのうちの1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択する。例えば、送信ビームまたは受信ビームの部分集合は、識別された無線LCネットワークノードのカバレッジエリア(例えば、LCセル)から無線アクセスネットワークノードに向けられた送信ビーム、または、無線アクセスネットワークノードからの送信を受信するように向けられた、識別された無線LCネットワークノードのカバレッジエリアにおける受信ビームに対応し得る。
1つまたは複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合の選択は、ステップ402において特定された無線デバイスの方向、および、ステップ404において特定された無線デバイスにまたは無線LCネットワークノードに対する無線アクセスネットワークノードの位置の1つまたは複数に更に基づき得る。
ステップ408において、無線デバイスは、送信ビームまたは受信ビームの選択された部分集合のみを使用してビーム掃引工程を実施する。上述のように、この工程は、(無線アクセスネットワークノードであるか無線デバイスであるかによらず)送信デバイスが、例えばバーストにより、および/または規則的なインターバルにおいて、部分集合のビームのすべてにおけるビームを送信することを伴い得る。受信デバイスは、部分集合における受信ビームのすべてを使用して、送信されたビームに対して測定を実施し、適切な送信受信ビームペアが特定され得るように、送信デバイスに測定結果を報告する。最適なビームペアが選択されることを確実なものとするために、送信、および対応する測定は、選択された部分集合内のすべての可能な送信受信ビームペアに対して実施され得る。
ステップ410において、無線デバイスは、ステップ408において実施された測定に基づいて、送信ビームまたは受信ビームを選択する。例えば、最高の、または最良の信号尺度、例えば受信信号強度または品質に関連した送信ビームまたは受信ビームが選択され得る。
図5は、本開示の実施形態による無線LCネットワークノードにより実施される方法のフローチャートである。方法は、例えば図2を参照してここまでに説明されている無線LCネットワークノードのシグナリングに部分的に対応し得る。本方法は、図1を参照してここまでに説明されている無線LCネットワークノード106により実施され得る。
ステップ500において、無線LCネットワークノードは、無線デバイスとの接続を確立する。
無線デバイスと無線LCネットワークノードとの間の接続は、任意の適切なメカニズムを使用して、および/または、将来的にLC通信のために開発され得る任意の適切な規格に従って確立され得る。例えば、接続は、無線デバイスが無線LCネットワークノードに識別コードを送信する形態のランダムアクセスを使用して確立され得る。
ステップ502において、無線LCネットワークノードは、無線デバイスがそれに接続されたことの標示を含むメッセージを(例えば、バックホールリンク108を介して)無線アクセスネットワークノードに送信する。標示は、無線デバイスに対する識別子を含み得る。メッセージは、無線LCネットワークノードの識別情報の標示を更に含み得、または代替的に、無線LCネットワークノードの識別情報はメッセージのソースから推測され得る。代替的に、この情報は、無線アクセスネットワークノードに間接的に送信され得る。例えば、無線LCネットワークノードに結合された更なるノード(図示されていない)が、どの無線デバイスがどの無線LCネットワークノードに接続されているかについて情報を照合し、無線アクセスネットワークノードに情報を提供し得る。
メッセージは、定期的に、無線アクセスネットワークノードからの要求に応じて(例えば、無線アクセスネットワークノードにより無線LCネットワークノードに送信された要求メッセージに応答して)、または、ステップ500における無線デバイスとの接続の確立時に送信され得る。
図6は、本開示の実施形態による無線アクセスネットワークノード600の概略図である。無線アクセスネットワークノード600は、図2を参照してここまでに説明されている無線アクセスネットワークノード102のシグナリング、および/または、図3を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。上述のように、一実施形態において、無線アクセスネットワークノード600はWLANアクセスポイントである。
無線アクセスネットワークノード600は、処理回路602(例えば、1つまたは複数のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、汎用処理ユニットなど)、機械可読媒体604(例えば、メモリ、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイスなど)、および1つまたは複数のインターフェース606を備える。1つまたは複数のインターフェース606は、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え得る。インターフェース606は、バックホール通信のためのインターフェース、例えば、無線、有線(例えば、パワーオーバーイーサネット)、または光インターフェースを更に備え得る。一緒に直列に結合されたコンポーネントが示されているが、当業者は、コンポーネントが(例えば、システムバスまたはそのような種類のものを介して)任意の適切な手法により一緒に結合され得ることを理解する。
無線アクセスネットワークノード600は、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを備える通信ネットワークにおいて動作可能である。本開示の実施形態によると、コンピュータ可読媒体604は、処理回路602により実行されたときに、ノード600に、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することとを行わせる命令を記憶している。
本開示の更なる実施形態において、ノード600は、電力回路(図示されていない)を備え得る。電力回路は、電力管理回路を備え、または電力管理回路に結合され得、および、本明細書において説明されている機能を実施するためにノード600のコンポーネントに電力を供給するように設定されている。電力回路は、電源から電力を受信し得る。電源および/または電力回路は、(例えば、それぞれのコンポーネントの各々に必要な電圧レベルおよび電流レベルにおいて)それぞれのコンポーネントに適した形態でノード600の様々なコンポーネントに電力を提供するように設定され得る。電源は、電力回路および/またはノード600に含まれ、または、電力回路および/またはノード600の外部に存在し得る。例えば、ノード600は、入力回路またはインターフェース、例えば電気ケーブルを介して外部電源(例えば、電力コンセント)に接続可能であり得、結果として、外部電源が電力回路に給電する。更なる例として、電源は、電力回路に接続された、または統合された電池または電池パックの形態をとる電源を備え得る。電池は、外部電源が故障した場合に予備電力を提供し得る。他のタイプの電源、例えば太陽電池デバイスも使用され得る。
図7は、本開示の実施形態による無線アクセスネットワークノード700の概略図である。無線アクセスネットワークノード700は、図2を参照してここまでに説明されている無線アクセスネットワークノード102のシグナリング、および/または図3を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。上述のように、一実施形態において、無線アクセスネットワークノード700はWLANアクセスポイントである。
無線アクセスネットワークノード700は、取得ユニット702、選択ユニット704、およびビーム掃引ユニット706を備える。無線アクセスネットワークノードは、1つまたは複数のインターフェース(図示されていない)を更に備え得る。1つまたは複数のインターフェース706は、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え得る。インターフェース706は、バックホール通信のためのインターフェース、例えば、無線、有線(例えば、パワーオーバーイーサネット)または光インターフェースを更に備え得る。
無線アクセスネットワークノード700は、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを備える通信ネットワークにおいて動作可能である。本開示の実施形態によると、取得ユニット702は、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得するように設定されている。選択ユニット704は、識別された無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するように設定されている。ビーム掃引ユニット706は、無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始するように設定されている。
図8は、本開示の実施形態による無線デバイス800の概略図である。無線デバイス800は、図2を参照してここまでに説明されている無線デバイス104のシグナリング、および/または図4を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。
無線デバイス800は、処理回路802(例えば、1つまたは複数のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、汎用処理ユニットなど)、機械可読媒体804(例えば、メモリ、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイスなど)および1つまたは複数のインターフェース806を備える。1つまたは複数のインターフェース806は、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え得る。コンポーネントは一緒に直列に結合されて示されているが、当業者は、コンポーネントが任意の適切な手法により(例えば、システムバスまたはそのような種類のものを介して)一緒に結合され得ることを理解する。
無線デバイス800は、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを備える通信ネットワークにおいて動作可能である。本開示の実施形態によると、コンピュータ可読媒体804は、処理回路802により実行されたときに、無線デバイス800に、無線LCネットワークノードに接続することと、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施することとを行わせる命令を記憶している。
本開示の更なる実施形態において、無線デバイス800は、電力回路(図示されていない)を備え得る。電力回路は、電力管理回路を備え、または電力管理回路に結合され得、および、本明細書において説明されている機能を実施するために無線デバイス800のコンポーネントに電力を供給するように設定されている。電力回路は、電源から電力を受信し得る。電源および/または電力回路は、それぞれのコンポーネントに適した形態で(例えば、それぞれのコンポーネントの各々に必要な電圧レベルおよび電流レベルにおいて)無線デバイス800の様々なコンポーネントに電力を提供するように設定され得る。電源は、電力回路および/または無線デバイス800に含まれ、または、電力回路および/または無線デバイス800の外部に存在し得る。例えば、無線デバイス800は、入力回路またはインターフェース、例えば電気ケーブルを介して、外部電源(例えば、電力コンセント)に接続可能であり得、結果として、外部電源が電力回路に給電する。更なる例として、電源は、電力回路に接続された、または統合された電池または電池パックの形態をとる電源を備え得る。電池は、外部電源が故障した場合に予備電力を提供し得る。他のタイプの電源、例えば太陽電池デバイスも使用され得る。
図9は、本開示の実施形態による無線デバイス900の概略図である。無線デバイス900は、図2を参照してここまでに説明されている無線デバイス104のシグナリング、および/または、図4を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。
無線デバイス900は、接続ユニット902、選択ユニット904、およびビーム掃引ユニット906を備える。無線デバイスは、1つまたは複数のインターフェース(図示されていない)を更に備え得る。1つまたは複数のインターフェース906は、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え得る。
無線デバイス900は、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを備える通信ネットワークにおいて動作可能である。本開示の実施形態によると、接続ユニット902は、無線LCネットワークノードに接続するように設定されている。選択ユニット904は、無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードに基づいて、複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するように設定されている。ビーム掃引ユニット906は、無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施するように設定されている。
図10は、本開示の実施形態による無線光通信ネットワークノード1000の概略図である。無線アクセスネットワークノード1000は、図2を参照してここまでに説明されている無線光通信ネットワークノード106のシグナリング、および/または、図5を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。
無線光通信アクセスネットワークノード1000は、処理回路1002(例えば、1つまたは複数のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、汎用処理ユニットなど)、機械可読媒体1004(例えば、メモリ、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光ストレージデバイスなど)、および1つまたは複数のインターフェース1006を備える。1つまたは複数のインターフェース1006は、光媒体を介した無線データの送信を可能にするために、出力がデータ源を使用して変調され得る1つまたは複数の光源(例えば、LED)を備え得る。インターフェース1006は、バックホール通信のためのインターフェース、例えば、無線、有線(例えば、パワーオーバーイーサネット)、または光インターフェースを更に備え得る。コンポーネントは一緒に直列に結合されて示されているが、当業者は、コンポーネントが(例えば、システムバスまたはそのような種類のものを介して)任意の適切な手法により一緒に結合され得ることを理解する。
無線LCネットワークノード1000は、各々がそれぞれの無線セルを形成する1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含む通信ネットワークにおいて動作可能である。
本開示の実施形態による、コンピュータ可読媒体1004は、処理回路1002により実行されたときに、ノード1000に、無線デバイスとの無線LC接続を確立することと、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを無線アクセスネットワークノードに送信することとを行わせる命令を記憶している。
本開示の更なる実施形態において、ノード1000は、電力回路(図示されていない)を備え得る。電力回路は、電力管理回路を備え、または電力管理回路に結合され得、および、本明細書において説明されている機能を実施するためにノード1000のコンポーネントに電力を供給するように設定されている。電力回路は、電源から電力を受信し得る。電源および/または電力回路は、それぞれのコンポーネントに適した形態で(例えば、それぞれのコンポーネントの各々に必要な電圧レベルおよび電流レベルにおいて)ノード1000の様々なコンポーネントに電力を提供するように設定され得る。電源は、電力回路および/またはノード1000に含まれ、または、電力回路および/またはノード1000の外部に存在し得る。例えば、ノード1000は、入力回路またはインターフェース、例えば電気ケーブルを介して、外部電源(例えば、電力コンセント)に接続可能であり得、結果として外部電源が電力回路に給電する。更なる例として、電源は、電力回路に接続された、または統合された電池または電池パックの形態をとる電源を備え得る。電池は、外部電源が故障した場合に予備電力を提供し得る。他のタイプの電源、例えば太陽電池デバイスも使用され得る。
図11は、本開示の実施形態による無線光通信ネットワークノード1100の概略図である。無線光通信ネットワークノード1100は、図2を参照してここまでに説明されている無線光通信ネットワークノード106のシグナリング、および/または、図5を参照してここまでに説明されている方法を実施するように設定され得る。
無線光通信ネットワークノード1100は、接続ユニット1102と送信ユニット1104とを備える。無線光通信ネットワークノードは、1つまたは複数のインターフェース(図示されていない)を更に備え得る。1つまたは複数のインターフェース1106は、光媒体を介した無線データの送信を可能にするために、データ源を使用して出力が変調され得る1つまたは複数の光源(例えば、LED)を備え得る。インターフェース1006は、バックホール通信のためのインターフェース、例えば無線、有線(例えば、パワーオーバーイーサネット)、または光インターフェースを更に備え得る。
無線LCネットワークノード1100は、各々がそれぞれの無線セルを形成する1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含む通信ネットワークにおいて動作可能である。
本開示の実施形態による、接続ユニット1102は無線デバイスとの無線LC接続を確立するように設定されている。送信ユニット1104は、無線デバイスが無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを無線アクセスネットワークノードに送信するように設定されている。
「ユニット」という用語は、電子機器、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における慣習的な意味をもち得、例えば、電気回路および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理ソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、例えば本明細書において説明されているものといったそれぞれのタスク、工程、演算、出力、および/または表示機能などを実行するためのコンピュータプログラムまたは命令を含み得る。
図12を参照すると、一実施形態において、通信システムは、例えば無線アクセスネットワークといったアクセスネットワーク1211とコアネットワーク1214とを備える、例えば3GPPタイプセルラーネットワークといった通信ネットワーク1210を含む。アクセスネットワーク1211は、各々が対応するカバレッジエリア1213a、1213b、1213cを規定する、例えばNB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントといった、複数の基地局1212a、1212b、1212cを備える。各基地局1212a、1212b、1212cは、有線または無線接続1215を介してコアネットワーク1214に接続可能である。カバレッジエリア1213cに位置する第1のUE1291は、無線により、対応する基地局1212cに接続するように、または、対応する基地局1212cによりページングされるように設定されている。カバレッジエリア1213aにおける第2のUE1292は、対応する基地局1212aに無線により接続可能である。この例では、複数のUE1291、1292が示されているが、開示されている実施形態は、1つのUEがカバレッジエリアに存在する状況、または、1つのUEが対応する基地局1212に接続する状況に同様に適用可能である。
通信ネットワーク1210自体はホストコンピュータ1230に接続されており、ホストコンピュータ1230は、独立型サーバー、クラウド実装型サーバー、または分散型サーバーのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、またはサーバーファームにおける処理リソースとして具現化され得る。ホストコンピュータ1230はサービスプロバイダーの所有下にあり、または制御下にあり得、または、サービスプロバイダーにより、または、サービスプロバイダーの代わりに運用され得る。通信ネットワーク1210とホストコンピュータ1230との間の接続1221および1222は、コアネットワーク1214からホストコンピュータ1230に直接的に延び得、または、任意選択的な中間ネットワーク1220を介して延び得る。中間ネットワーク1220は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホスト型ネットワークのうちの1つ、または1つより多くのものの組合せであり得、中間ネットワーク1220は、存在する場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1220は、2つ以上のサブネットワーク(図示されていない)を備え得る。
図12の通信システムは、全体的に、接続されたUE1291、1292とホストコンピュータ1230との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1250として説明され得る。ホストコンピュータ1230と、接続されたUE1291、1292とは、中間体として、アクセスネットワーク1211、コアネットワーク1214、任意の中間ネットワーク1220、および可能な更なるインフラストラクチャー(図示されていない)を使用して、OTT接続1250を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定されている。OTT接続1250は、OTT接続1250が通る関与する通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で透明であり得る。例えば、ホストコンピュータ1230に由来するデータが、接続されたUE1291に転送される(例えば、ハンドオーバーされる)ときに、基地局1212は、入来するダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされないか、または知らされることを必要としないものであり得る。同様に、基地局1212は、ホストコンピュータ1230に向けてUE1291から生じる外向きのアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
ここまでの段落において説明されているUE、基地局およびホストコンピュータの一実施形態による例示的な実施態様が、図13を参照して以下で説明される。通信システム1300において、ホストコンピュータ1310は、通信システム1300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を構築するように、および維持するように設定された通信インターフェース1316を含むハードウェア1315を備える。ホストコンピュータ1310は、ストレージおよび/または処理能力をもち得る処理回路1318を更に備える。特に処理回路1318は、命令を実行するように適応された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示されていない)を備え得る。ホストコンピュータ1310はホストコンピュータ1310に記憶された、またはホストコンピュータ1310によりアクセス可能な、および処理回路1318により実行可能なソフトウェア1311を更に備える。ソフトウェア1311は、ホストアプリケーション1312を含む。ホストアプリケーション1312は、UE1330とホストコンピュータ1310とにおいて終端するOTT接続1350を介して接続するUE1330などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供することにおいて、ホストアプリケーション1312は、OTT接続1350を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム1300は、通信システムにおいて提供された、および、基地局1320がホストコンピュータ1310およびUE1330と通信することを可能にするハードウェア1325を備える基地局1320を更に含む。ハードウェア1325は、通信システム1300の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を構築するための、および維持するための通信インターフェース1326、および、少なくとも、基地局1320によりサーブされるカバレッジエリア(図13に示されていない)に位置するUE1330との無線接続1370を構築するための、および維持するための無線インターフェース1327を含み得る。通信インターフェース1326は、ホストコンピュータ1310への接続1360を円滑化するように設定され得る。接続1360は直接的であり得、または、接続1360は、通信システムのコアネットワーク(図13に示されていない)を通り、および/または、通信システムの外部における1つまたは複数の中間ネットワークを通り得る。示される実施形態では、基地局1320のハードウェア1325は、命令を実行するように適応された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示されていない)を備え得る処理回路1328を更に含む。基地局1320は、内部に記憶された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1321を更に含む。
通信システム1300は、既に説明されているUE1330を更に含む。UE1330のハードウェア1335は、UE1330が現在位置するカバレッジエリアにサービングする基地局との無線接続1370を構築するように、および維持するように設定された無線インターフェース1337を含み得る。UE1330のハードウェア1335は処理回路1338を更に含み、処理回路1338は、命令を実行するように適応された1つまたは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示されていない)を備え得る。UE1330はUE1330に記憶された、またはUE1330によりアクセス可能な、および処理回路1338により実行可能なソフトウェア1331を更に備える。ソフトウェア1331は、クライアントアプリケーション1332を含む。クライアントアプリケーション1332は、ホストコンピュータ1310のサポートを伴って、UE1330を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1310において、実行中のホストアプリケーション1312は、UE1330とホストコンピュータ1310とにおいて終端するOTT接続1350を介して実行中のクライアントアプリケーション1332と通信し得る。ユーザにサービスを提供することにおいて、クライアントアプリケーション1332は、ホストアプリケーション1312から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1350は、要求データとユーザデータとの両方を伝達し得る。クライアントアプリケーション1332は、それが提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図13に示されるホストコンピュータ1310、基地局1320、およびUE1330は、それぞれ、図12のホストコンピュータ1230、基地局1212a、1212b、1212cのうちの1つ、UE1291、1292のうちの1つと同様または同一であり得ることに留意されたい。これは例えば、これらのエンティティの内部動作が図13に示されるようなものであり、および独立したものであり得、周辺ネットワークトポロジーは図12のものであり得る。
図13において、OTT接続1350は、任意の中間デバイス、およびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングに対する明示的な記載を含まずに、基地局1320を介したホストコンピュータ1310とUE1330との間の通信を示すように抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャーはルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャーはUE1330から、もしくは、ホストコンピュータ1310を運用するサービスプロバイダーから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1350が有効である間に、ネットワークインフラストラクチャーは判断を更に行い得、判断により、ネットワークインフラストラクチャーは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再設定に基づいて)ルーティングを動的に変える。
UE1330と基地局1320との間の無線接続1370は、本開示の全体において説明されている実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1370が最後のセグメントを形成するOTT接続1350を使用してUE1330に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシおよび電力消費を改善し、以て、より短いユーザ待ち時間、およびより長い電池寿命などの利点を提供し得る。
測定工程は、1つまたは複数の実施形態が改善する対象のデータレート、レイテンシ、および他の因子を監視することを目的として提供され得る。測定結果の変動に応じてホストコンピュータ1310とUE1330との間のOTT接続1350を再設定するための任意選択的なネットワーク機能が更に存在し得る。OTT接続1350を再設定するための測定工程および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ1310のソフトウェア1311およびハードウェア1315により、もしくは、UE1330のソフトウェア1331およびハードウェア1335により、またはその両方により実現され得る。実施形態において、センサー(図示されていない)は、OTT接続1350が通る通信デバイスに配備され、またはOTT接続1350が通る通信デバイスに関連し得、センサーは、上述のように例示される監視される量の値を供給すること、または、他の物理量の値であって、その値からソフトウェア1311、1331が監視される量を演算し、または推定し得る値を供給することにより測定工程に関与し得る。OTT接続1350の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は基地局1320に影響を与える必要がなく、再設定は基地局1320に知られないか、または感知不能であり得る。このような工程および機能は、当技術分野において知られており、および実施され得る。特定の実施形態において、測定結果は、スループット、伝播時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1310の測定を円滑化する独自のUEシグナリングを伴い得る。ソフトウェア1311および1331が伝播時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続1350を使用して、特に空の、または「ダミー」メッセージといったメッセージが送信されることをもたらすという点において、測定がソフトウェア1311および1331において実施され得る。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されているものであり得るホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示の簡潔さを目的として、図14に対する図面の参照のみがこのセクションに含まれている。ステップ1410において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1410の(任意選択的であり得る)サブステップ1411において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1420において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。(任意選択的であり得る)ステップ1430において、基地局は、本開示の全体において説明されている実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において伝達されたユーザデータをUEに送信する。(更に任意選択的であり得る)ステップ1440において、UEは、ホストコンピュータにより実行されたホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行する。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されているものであり得るホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示の簡潔さを目的として、図15に対する図面の参照のみがこのセクションに含まれている。本方法のステップ1510において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択的なサブステップ(図示されていない)においてホストコンピュータはホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1520において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。送信は、本開示の全体において説明されている実施形態の教示に従って、基地局を介して通り得る。(任意選択的であり得る)ステップ1530において、UEは送信において伝達されたユーザデータを受信する。
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されているものであり得るホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示の簡潔さを目的として、図16に対する図面の参照のみがこのセクションに含まれている。(任意選択的であり得る)ステップ1610において、UEは、ホストコンピュータにより提供された入力データを受信する。追加的に、または代替的に、ステップ1620において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1620の(任意選択的であり得る)サブステップ1621において、UEはクライアントアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ1610の(任意選択的であり得る)サブステップ1611において、UEは、ホストコンピュータにより提供される受信された入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供することにおいて、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力を更に考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の手法にかかわらず、UEは、(任意選択的であり得る)サブステップ1630において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法のステップ1640において、ホストコンピュータは、本開示の全体において説明されている実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図12および図13を参照しながら説明されているものであり得るホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示の簡潔さを目的として、図17に対する図面の参照のみがこのセクションに含まれている。(任意選択的であり得る)ステップ1710において、本開示の全体において説明されている実施形態の教示に従って、基地局がUEからユーザデータを受信する。(任意選択的であり得る)ステップ1720において、基地局は、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始する。(任意選択的であり得る)ステップ1730において、ホストコンピュータは、基地局により開始された送信において伝達されたユーザデータを受信する。
上述の実施形態は本明細書において開示されている概念を限定することを示すのではなく、当業者が添付の以下の記載内容の範囲から逸脱することなく多くの代替的な実施形態を設計することができることを示すことに留意されなければならない。「備える(含む、有する、もつ)」という表現は、記載内容に列記された要素およびステップ以外の要素およびステップの存在を否定するわけではなく、英語の「a(不定冠詞)」または「an(不定冠詞)」に対応した表現は複数を排除せず、1つのプロセッサまたは他のユニットは、記載内容に記載された幾つかのユニットの機能を満たし得る。記載内容における任意の参照符号は、記載内容の範囲を限定するために解釈されてはならない。
付録A
ポイントツーポイント光通信
学界における最近の研究、および産業界からの早期のプロトタイプは、可視光通信(VLC)が屋内無線通信の新しい手段になる可能性があることを示している。これは、例えば赤外光といった可視光スペクトルに属さない周波数を使用する一般的な光通信(LC)に対しても当てはまる。特に、通信目的のために光スペクトルを使用する無線通信システムから、1秒当たり数ギガビット(Gb/s)が予想される。
LCの背景にある主な概念は、急速に変化する光強度レベルを使用して二進データを通信することである。より詳細には、二進データを異なる出射光強度レベルに変調するために、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)が送信源により配備される。配備されたLEDは、人の目により知覚できない速度において出射光強度のレベルを変える。したがって、照明システムへのLCの組み込みは照明の品質に影響を与えない。受信デバイスは、例えば光ディテクター(PD)を使用して出射光強度の変化を検出し、この手法により、受信デバイスは送信された二進データを検出することができる。ここまでに暗示されているように、光チャンネルの性質に起因して、直接的な検出(DD)を伴う強度変調(IM)の使用が使用される(例えば、KahnおよびBarryによる論文、「Wireless Infrared Communications」、Proceedings of the IEEE、vol 85、265~298頁を参照されたい)。これは、送信/受信された信号が実数であり、および厳密に正である必要があることを意味する。これは、シングルキャリア送信とマルチキャリア送信との両方において、使用される通信技術に特定の制約を課す。しかし、キャリア波長に比べて比較的大きいPDの物理的面積に起因して、マルチパスフェーディングがない。したがって、LCは、より複雑でない信号処理技術を使用し得る。
個の送信LEDおよびN個の受信PDを含むポイントツーポイントLCシステムを仮定すると、
Figure 2022514844000002
との間の時間領域における光チャンネルは、
Figure 2022514844000003
と表され、ここで、
Figure 2022514844000004
は見通し線(LoS)成分を表し、
Figure 2022514844000005
は拡散成分を表す。学界の文献によると、LoS成分
Figure 2022514844000006
は直流(DC)成分とも呼ばれる。拡散成分
Figure 2022514844000007
、周辺の表面からの複数の光反射のアグリゲート結果である。(1)において、
Figure 2022514844000008
は、
Figure 2022514844000009
と表されるLOS光ゲインを表し、ここで、Aは各PDの面積を表し、kは方向性オーダーを表すランベルトファクターである。ランベルトファクターkは、
Figure 2022514844000010
と表され、ここで、
Figure 2022514844000011
は送信機半角である。更に、dはi番目のPDとj番目のLEDとの間の距離である。角度φi,jおよびψi,jは、それぞれ、送信機平面に対するi番目のPDへのj番目のLEDの出射角、および、i番目のPDの受信部平面の正規直交ベクトルに対するj番目のLEDからのi番目のPDにおける光の入射角を表す。各PDの視野(FOV)半角は、
Figure 2022514844000012
と表記される。LEDおよびPDが三次元空間に位置している場合に、LEDおよびPDの空間位置は、LEDおよびPDのデカルト座標により記述され得る。したがって、角度φi,jおよびψi,jは、
Figure 2022514844000013
および、
Figure 2022514844000014
と演算され得る。
(5)および(4)において、dot(x,y)=xyはベクトルxとyとの間の内積を表す。更に、
Figure 2022514844000015
は、それぞれ、
Figure 2022514844000016
のデカルト座標を表す3×1ベクトルである。j番目のLED(j=1,…,N)の方向は、LEDの平面に垂直な3×1正規直交ベクトル
Figure 2022514844000017
により表される。同様に、i番目のPDの平面に垂直な正規直交ベクトル
Figure 2022514844000018
は、i番目のPDの方向を表す。最後に、i番目のPDとj番目のLEDとの間の距離di,jは、
Figure 2022514844000019
と演算され得る。
典型的な屋内LCシナリオでは、光信号エネルギーの大部分はLOS成分に含まれる。より詳細には、LOS成分は、PDにより収集されたエネルギーの95%を含む。したがって、実験による測定結果および学界の研究に基づくと、拡散成分
Figure 2022514844000020
は無視され得る。したがって、
Figure 2022514844000021
と仮定することが非常に合理的である。
光帯域幅が広い場合であっても、容易に入手可能なLEDの周波数選択性の性質に起因して、LC通信は帯域幅が限られる。より詳細には、容易に入手可能なLEDは、周波数応答HLED(f)を伴う低域通過フィルタのように振る舞う。LEDの特定の形態の周波数応答HLED(f)は、特定のタイプのLED(青色または白色)に依存する。したがって、周波数応答は、LEDの製造業者からの仕様の形態により与えられること、または、実験による測定結果を介して取得されることが想定される。HLED(f)は、配備されたLEDおよびPDの特定の位置に依存しないことに留意されたい。(7)における光チャンネルの近似、およびLEDの周波数応答HLED(f)を考慮すると、LEDと実際の物理的な光チャンネルとの両方を含む複合LCチャンネルは、
Figure 2022514844000022
と表される(近似される)。
本例において、普遍性を失わずに、すべてのLEDが同じファミリーに属し、同じ周波数応答をもつことが間接的に仮定されることに留意されたい。これが当てはまらない場合、(8)における追加的な添字が、使用されるLEDファミリーの各々の異なる周波数応答を示すために使用され得る。
シンボル間干渉(ISI)を避けるために送信レートが適切にセットされること、またはISIが無視され得ることを条件として、シングルキャリアMIMO LCシステムのシステム方程式は、
y=rHLED(f)HLCx+wLC (9)
と表記される。
(9)において、
Figure 2022514844000023
受信信号ベクトルはyと表記され、A/Wを単位としたPDの応答度はrと表記され、HLCは光学的な物理的なMIMOチャンネルを表す
Figure 2022514844000024
行列であり、HLCの(i,j)要素
Figure 2022514844000025
、および、
Figure 2022514844000026
は(2)により与えられ、xは
Figure 2022514844000027
送信光信号ベクトルであり、xの要素は、使用されるMIMO送信スキーム、および二進データを光学的に変調するために使用されるコンスタレーションに依存し、最後に、wLCは、環境ショットおよび熱雑音の複合効果を表す
Figure 2022514844000028
ベクトルである。
光チャンネルの性質に起因して、直交周波数分割多重(OFDM)ベースの通信の形成は、無線周波数(RF)通信に比べてより困難である。より詳細には、前述のように、光チャンネルは、実数の、および非負の信号の送信をサポートする。したがって、マルチキャリアLCの設計は、前述の制限の処置を必要とする。複素数信号から実数信号を生成するための技術は、周波数領域におけるそのエルミート対称性と組み合わされた、逆高速フーリエ変換(IFFT)の使用である。この技術は、利用可能なサブキャリアの半分を犠牲にすることにより、負または正であり得る実数信号を生成する。結果として得られる信号は、依然として負または正(バイポーラ)であるので、結果として得られる信号は、正の形態(ユニポーラ)により表され/近似され得る。文献によると、これは異なるアプローチを使用して実現されている。これは、(例えば、Tsonev、Sinanovic、およびHaasによる論文、「Complete Modeling of Nonlinear Distortion in OFDM-Based Optical Wireless Communications」、Journal of Lightwave Technology、vol 31、3064~3076頁において説明されているような)おびただしい数の光OFDMベースの変調スキームをもたらした。1つの例は、(大きい値を除去するための)クリッピングと組み合わされて、結果として得られるバイポーラ信号にDCバイアスを単に導入するDCO-OFDMである。おびただしい数の異なるOFDMベースのスキームにもかかわらず、すべてのスキームが、平らな送信スペクトルを形成する多くの直交サブキャリアを生成することを目的としている。考慮された光OFDMベースの変調スキームにかかわらず、k番目のサブキャリアは、IFFTおよび適切な表現処理を適用した後、
Figure 2022514844000029
と数学的に記述される
Figure 2022514844000030
最後の処理は、特定の光OFDMベースのスキームに依存する。ここで、
Figure 2022514844000031
は生成されたサブキャリアの数である。任意の形態の線形および非線形ひずみ、例えばDC-OFDMに対するクリッピングが無視される限り、前述の式が有効であることに留意されたい。
LCネットワークにおけるセルラー配備
RF通信と同様に、複数のアクセスポイント(AP)が屋内空間における無線カバレッジを提供するために割り当てられるセルラー配備において、LCが使用され得る。例えば、LC APとして機能する複数の発光体が、照明および光無線通信を目的として、部屋の天井に適切に位置し得る。ここで、考慮されるLC APが、例えばパワーオーバーイーサネットといったバックホール接続を使用して相互接続されていると仮定される。セルラー通信の主目的は、考慮される(屋内)空間を複数のセルに空間的に区切ることにより、サーブされるステーション(STA)の数を増やすことである。各セルには、利用可能な光スペクトルの特定の部分においてサーブされる特定の数のSTAが割り当てられる。各セルにおけるスペクトルの割り当ては、考慮されるポリシーおよび周波数再使用因子に依存する。周波数再使用因子の値が、各セルにより観測される干渉のレベルを決定する。制限の中で、スペクトル全体がセルラーネットワークにわたって使用され、最高レベルの干渉が観測される。更に、各STAは、特定の目的の機能に基づいて特定のAP(セル)に関連している。例えば、1つの方法は、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)の最高値を提供するAPに各STAを関連付けることである。代替的な方法は、空間的近さが最も近いAPに各STAを関連付けることである。LCでは、光無線チャンネルの方向性の性質に起因して、LCセルラーシステムの形成は、APの幾何学的構成、および、STAの空間位置および方向により大きく影響されることに留意されたい。これは、(2)および(8)を確認することにより明確になる。(2)および(8)から、トランシーバの空間的構成のパラメータおよびその光学的仕様が、その光チャンネルと、結果としてその観測された受信SINRの厳密な値とを決定することが確認され得る。
LCセルラーネットワークにおける近似的配置
LCの主な特徴は、特にレンズの使用時における、その光チャンネルの非常に方向性のある性質である。特に、これは、光無線チャンネルが利便性の高い形態により近似される(2)および(8)から明確に確認され得る。より詳細には、(2)および(8)は、LCチャンネルが、考慮されるトランシーバの幾何学的構成、および配備されたLEDおよびPDの仕様により決定されることを示している。
k番目のサブキャリアにおけるLCトランシーバの実現された受信SINRは、
Figure 2022514844000032
と表され、ここで、Pは、k番目のサブキャリアにおける送信光パワーであり、Nは、k番目のサブキャリアにおけるガウシアンおよびシュートノイズの分散であり、Iは、k番目のサブキャリアにおける干渉パワーである。ここで、|| ||はフロベニウスノルムである。
将来的なセルラーLCネットワークでは、干渉が、送信LEDの注意深い配備計画に起因して適切に制御されることが想定され得る。したがって、干渉の効果は、無視できる程度である(I≒0)か、または、干渉の値Iが空間における任意の所与の位置に対して正確に推定され、または制限され得ることが想定され得る。特に、考慮されるLCセルの各々に対して、干渉の最大レベルImaxが、各セルのカバレッジ領域に対してオフラインで演算され得る。したがって、各LCセルに対して、(11)における干渉Iは、知られた決定論的量として取り扱われ得る。この理由により、(2)~(8)、および(11)の同時観測は、SINRの値が、三次元空間における各位置に対して(11)から正確に推定され/制限され得ることを示す。したがって、LCセルラーネットワークにより使用されるセル関連付け方法が、1つの、一部の、またはすべての利用可能なサブキャリアに対する(11)におけるSINRの値に基づいている場合、各セルのカバレッジエリアが正確に規定され、および推定され得る。この結論の直接的な結果は、LC受信部が特定のセルに関連している場合、ネットワークがこの受信部の近似的位置を正確に知り得ることである。当然に、セルの関連性がLC受信部の空間位置に基づいている場合、これが直接的に有効である。
概して、LCチャンネルの方向性の性質に起因して、LCセルのカバレッジ空間は、ネットワークから正確に推定され得ると結論づけられ得る。したがって、LC受信部が特定のLCセルに関連している場合、その近似的位置はネットワークにより直接的に知られている。
付録B
以下の番号の付されたパラグラフは本開示の実施形態を提示しており、本明細書に添付される特許請求の範囲を参照している。
1.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラーネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェースと、
を備え、
- セルラーネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを含む基地局を備え、基地局の処理回路が、請求項1から10のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施するように設定された、
通信システム。
2.基地局を更に含む、
実施形態「1.」に記載の通信システム。
3.UEを更に含み、UEが、基地局と通信するように設定された、
実施形態「1.」または「2.」に記載の通信システム。
4.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、以て、ユーザデータを提供するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
実施形態「1.」から「3.」のいずれか1つに記載の通信システム。
5.ホストコンピュータと基地局とユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、方法が、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してユーザデータをUEに伝達する送信を開始することであって、基地局が、請求項1から10のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施する、送信を開始することと、
を含む、方法。
6.基地局において、ユーザデータを送信することを更に含む、
実施形態「5.」に記載の方法。
7.ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによりホストコンピュータにおいて提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行することを更に含む、
実施形態「5.」または「6.」に記載の方法。
8.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、UEが、無線インターフェースと、実施形態「5.」から「7.」のいずれか1つを実施するように設定された処理回路とを備える、UE。
9.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラーネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェースと、
を備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEのコンポーネントが、グループAの実施形態のうちのいずれか1つに記載のステップのうちの任意のものを実施するように設定された、
通信システム。
10.セルラーネットワークが、UEと通信するように設定された基地局を更に含む、
実施形態「9.」に記載の通信システム。
11.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、以て、ユーザデータを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態「9.」または「10.」に記載の通信システム。
12.ホストコンピュータと基地局とユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、方法が、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してユーザデータをUEに伝達する送信を開始することであって、UEが、請求項11から18のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施する、送信を開始することと、
を含む、方法。
13.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することを更に含む、
実施形態「12.」に記載の方法。
14.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、請求項11から18のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施するように設定された、
通信システム。
15.UEを更に含む、
実施形態「14.」に記載の通信システム。
16.基地局を更に含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信により伝達されるユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースとを備える、
実施形態「14.」または「15.」に記載の通信システム。
17.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行し、以て、ユーザデータを提供するように設定された、
実施形態「14.」から「16.」のいずれか1つに記載の通信システム。
18.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、以て、要求データを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行し、以て、要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
実施形態「14.」から「17.」のいずれか1つに記載の通信システム。
19.ホストコンピュータと基地局とユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、方法が、
- ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、請求項11から18のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施する、ユーザデータを受信すること、
を含む、方法。
20.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することを更に含む、
実施形態「19.」に記載の方法。
21.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、以て、送信されるユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連したホストアプリケーションを実行することと、
を更に含む、実施形態「19.」または「20.」に記載の方法。
22.
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
- UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連したホストアプリケーションを実行することによりホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと、
を更に含み、
- 送信されるユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションにより提供される、
実施形態「19.」から「21.」のいずれか1つに記載の方法。
23.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、基地局が、無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、請求項1から10のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施するように設定された、
通信システム。
24.基地局を更に含む、
実施形態「23.」に記載の通信システム。
25.UEを更に含み、UEが、基地局と通信するように設定された、
実施形態「23.」または「24.」に記載の通信システム。
26.
- ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションに関連したクライアントアプリケーションを実行し、以て、ホストコンピュータにより受信されるユーザデータを提供するように設定された、
実施形態「23.」から「25.」のいずれか1つに記載の通信システム。
27.ホストコンピュータと基地局とユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実施される方法であって、方法が、
- ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを受信することであって、UEが、請求項11から18のいずれか一項に記載のステップのうちの任意のものを実施する、ユーザデータを受信すること、
を含む方法。
28.基地局において、UEからユーザデータを受信することを更に含む、
実施形態「27.」に記載の方法。
29.基地局において、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始することを更に含む、
実施形態「27.」または「28.」に記載の方法。

Claims (40)

  1. 通信ネットワークにおける無線デバイス(104)との通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線アクセスネットワークノード(102、600、700)により実施される方法であって、前記無線アクセスネットワークノード(102、600、700)が、複数の送信ビームまたは受信ビーム(110)を提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノード(106)を更に含み、前記方法が、
    前記無線デバイス(104)が接続された対象の無線LCネットワークノード(106)を識別する情報を取得すること(202、300)と、
    識別された前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合(114)を選択すること(204a、304)と、
    前記無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始すること(206、310)と、
    を含む、方法。
  2. 前記送信ビームの部分集合(114)が、識別された前記無線LCネットワークノード(106)のカバレッジエリア(107)に向けられた前記送信ビームに対応し、または、前記受信ビームの部分集合(114)が、識別された前記無線LCネットワークノード(106)の前記カバレッジエリア(107)からの送信を受信するように向けられた前記受信ビームに対応する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の選択が、見通し線が前記無線アクセスネットワークノードと前記無線デバイスとの間に存在するという判定(302)に応答したものである、
    請求項2に記載の方法。
  4. 送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択するステップ(304)が、識別された前記無線LCネットワークノードに接続された無線デバイスとの通信のために以前に選択された前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を特定すること(308)を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の前記選択が、見通し線が前記無線アクセスネットワークノードと前記無線デバイスとの間に存在しないという判定に応答したものである、
    請求項4に記載の方法。
  6. 無線LCネットワークノード(106)を識別する情報を取得するステップ(300)が、前記無線LCネットワークノード(106)の標示を含む前記無線デバイス(104)からのメッセージを受信することを含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 無線LCネットワークノード(106)を識別する情報を取得するステップ(300)が、前記無線デバイス(104)の識別情報の標示を含む前記無線LCネットワークノード(106)からのメッセージを受信することを含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ビーム掃引工程が、無線尺度に対するそれぞれの値を取得するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の各々を使用して送信された信号または受信された信号に対する測定を実施することと、
    前記無線デバイスとの通信のための前記無線尺度に対する最良値をもつ前記送信ビームまたは受信ビームを選択することと、
    を含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記複数の送信ビームまたは受信ビームが、複数のアナログビーム形成器と、複数のアナログ結合器と、ビーム形成器のデジタルコードブックと、結合器のデジタルコードブックとのうちの1つまたは複数により規定される、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記無線アクセスネットワークノード(102、600、700)が、無線セルラー無線仕様と無線ローカルエリアネットワーク仕様とのうちの1つまたは複数を実装するように設定された、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークノード(102)との通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線デバイス(104、800、900)により実施される方法であって、前記無線デバイスが、複数の送信ビームまたは受信ビーム(112)を提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノード(106)を更に含み、前記方法が、
    無線LCネットワークノード(106)に接続すること(200、400)と、
    前記無線デバイスが接続された対象の前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合(116)を選択すること(204b、406)と、
    前記無線アクセスネットワークノード(102)との通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施すること(206、408)と、
    を含む、方法。
  12. 前記無線デバイスの方向を取得すること(402)を更に含み、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合が、前記無線デバイスの前記方向に基づいて選択される、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記無線LCネットワークノード(106)に対する前記無線アクセスネットワークノード(102)の位置を識別する情報を取得すること(404)を更に含み、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合(116)が、前記無線アクセスネットワークノード(102)の前記位置に基づいて選択される、
    請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記無線アクセスネットワークノードの前記位置を識別する前記情報が、前記無線アクセスネットワークノードから受信された1つまたは複数の送信に対する到来角情報と、前記無線LCネットワークノードから受信された位置情報と、前記無線アクセスネットワークノードから受信された位置情報とのうちの1つまたは複数を含む、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記送信ビームの部分集合(116)が、識別された前記無線LCネットワークノードのカバレッジエリア(107)から前記無線アクセスネットワークノードに向けられた前記送信ビームに対応し、または、前記受信ビームの部分集合(116)が、前記無線アクセスネットワークノードからの送信を受信するように向けられた、識別された前記無線LCネットワークノードの前記カバレッジエリア(107)における前記受信ビームに対応する、
    請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記ビーム掃引工程が、無線尺度に対するそれぞれの値を取得するために前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の各々を使用して送信された信号または受信された信号に対する測定を実施することと、
    前記無線アクセスネットワークノードとの通信のための前記無線尺度に対する最良値をもつ前記送信ビームまたは受信ビームを選択すること(208b、410)と、
    を含む、
    請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記複数の送信ビームまたは受信ビームが、複数のアナログビーム形成器と、複数のアナログ結合器と、ビーム形成器のデジタルコードブックと、結合器のデジタルコードブックとのうちの1つまたは複数により規定される、
    請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記無線アクセスネットワークノード(102)が、無線セルラー無線仕様と無線ローカルエリアネットワーク仕様とのうちの1つまたは複数を実装するように設定された、
    請求項11から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 通信ネットワークにおける無線光通信(LC)ネットワークノード(106、1000、1100)により実施される方法であって、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含み、各無線アクセスネットワークノードが、それぞれの無線セルを形成し、前記方法が、
    無線デバイス(104)との無線LC接続を確立すること(200、500)と、
    前記無線デバイスが前記無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを無線アクセスネットワークノード(102)に送信すること(204、502)と、
    を含む、方法。
  20. 前記無線デバイスが前記無線LCネットワークノードに接続されたことの前記標示が、前記無線デバイス(104)の識別情報を含む、
    請求項19に記載の方法。
  21. 前記情報メッセージが、前記無線LCネットワークノード(106)の識別情報を更に含む、
    請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記情報メッセージが、前記無線アクセスネットワークノードと前記無線デバイスとのうちの1つまたは複数からの要求メッセージの受信に応答して送信される、
    請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記情報メッセージが、前記無線デバイスとの前記無線LC接続の確立に応答して送信される、
    請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
  24. 通信ネットワークにおける無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線アクセスネットワークノード(600)であって、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含み、前記無線アクセスネットワークノードが、処理回路(602)、非一時的な機械可読媒体(604)、および複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素(606)を備え、前記非一時的な機械可読媒体が、前記処理回路により実行されたときに、前記無線アクセスネットワークノードに、
    前記無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、
    識別された前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、
    前記無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することと、
    を行わせる命令を記憶している、
    無線アクセスネットワークノード(600)。
  25. 前記送信ビームの部分集合が、識別された前記無線LCネットワークノードのカバレッジエリアに向けられた前記送信ビームに対応し、または、前記受信ビームの部分集合が、識別された前記無線LCネットワークノードの前記カバレッジエリアからの送信を受信するように向けられた前記受信ビームに対応する、
    請求項24に記載の無線アクセスネットワークノード。
  26. 前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の選択が、見通し線が前記無線アクセスネットワークノードと前記無線デバイスとの間に存在するという判定に応答したものである、
    請求項25に記載の無線アクセスネットワークノード。
  27. 前記無線アクセスネットワークノードが、識別された前記無線LCネットワークノードに接続された無線デバイスとの通信のために以前に選択された前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を特定することにより送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択させられる、
    請求項24に記載の無線アクセスネットワークノード。
  28. 前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の選択が、見通し線が前記無線アクセスネットワークノードと前記無線デバイスとの間に存在しないという判定に応答したものである、
    請求項27に記載の無線アクセスネットワークノード。
  29. 前記無線アクセスネットワークノードが、前記無線LCネットワークノードの標示を含む前記無線デバイスからのメッセージを受信することにより、無線LCネットワークノードを識別する情報を取得させられる、
    請求項24から28のいずれか一項に記載の無線アクセスネットワークノード。
  30. 前記無線アクセスネットワークノードが、前記無線デバイスの識別情報の標示を含む前記無線LCネットワークノードからのメッセージを受信することにより、無線LCネットワークノードを識別する情報を取得させられる、
    請求項24から28のいずれか一項に記載の無線アクセスネットワークノード。
  31. 前記ビーム掃引工程が、
    無線尺度に対するそれぞれの値を取得するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の各々を使用して送信された信号または受信された信号に対する測定を実施することと、
    前記無線デバイスとの通信のための前記無線尺度に対する最良値をもつ前記送信ビームまたは受信ビームを選択することと、
    を含む、
    請求項24から30のいずれか一項に記載の無線アクセスネットワークノード。
  32. 通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線デバイス(800)であって、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含み、前記無線デバイスが、処理回路(802)、非一時的な機械可読媒体(804)、および複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素(806)を備え、前記非一時的な機械可読媒体が、前記処理回路により実行されたときに、前記無線デバイスに、
    前記無線LCネットワークノードに接続することと、
    前記無線デバイスが接続された対象の前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、
    前記無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施することと、
    を行わせる命令を記憶している、
    無線デバイス(800)。
  33. 前記無線デバイスが、更に、前記無線デバイスの方向を取得させられ、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合が、前記無線デバイスの前記方向に基づいて選択される、
    請求項32に記載の無線デバイス。
  34. 前記無線デバイスが、更に、前記無線LCネットワークノードに対する前記無線アクセスネットワークノードの位置を識別する情報を取得させられ、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合が、前記無線アクセスネットワークノードの前記位置に基づいて選択される、
    請求項32または33に記載の無線デバイス。
  35. 前記送信ビームの部分集合が、識別された前記無線LCネットワークノードのカバレッジエリアから前記無線アクセスネットワークノードに向けられた前記送信ビームに対応し、または、前記受信ビームの部分集合が、前記無線アクセスネットワークノードからの送信を受信するように向けられた、識別された前記無線LCネットワークノードの前記カバレッジエリアにおける前記受信ビームに対応する、
    請求項32から34のいずれか一項に記載の無線デバイス。
  36. 前記ビーム掃引工程が、
    無線尺度に対するそれぞれの値を取得するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合の各々を使用して送信された信号または受信された信号に対する測定を実施することと、
    前記無線アクセスネットワークノードとの通信のための前記無線尺度に対する最良値をもつ前記送信ビームまたは受信ビームを選択することと、
    を含む、
    請求項32から35のいずれか一項に記載の無線デバイス。
  37. 通信ネットワークにおける無線光通信(LC)ネットワークノード(1000)であって、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含み、各無線アクセスネットワークノードが、それぞれの無線セルを形成し、前記無線LCネットワークノードが、処理回路(1002)と非一時的な機械可読媒体(1004)であって、前記処理回路により実行されたときに、前記無線LCネットワークノードに、
    無線デバイスとの無線LC接続を確立することと、
    前記無線デバイスが前記無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを無線アクセスネットワークノードに送信することと、
    を行わせる命令を記憶した非一時的な機械可読媒体(1004)とを備える、
    無線光通信(LC)ネットワークノード(1000)。
  38. 通信ネットワークにおける無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線アクセスネットワークノードの処理回路による実行のための命令を記憶した非一時的な機械可読媒体であって、前記無線アクセスネットワークノードが、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含み、前記処理回路による前記命令の実行が、前記無線アクセスネットワークノードに、
    前記無線デバイスが接続された対象の無線LCネットワークノードを識別する情報を取得することと、
    識別された前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、
    前記無線デバイスとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を開始することと、
    を行わせる、
    非一時的な機械可読媒体。
  39. 通信ネットワークにおける無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するための無線デバイスの処理回路による実行のための命令を記憶した非一時的な機械可読媒体であって、前記無線デバイスが、複数の送信ビームまたは受信ビームを提供するために設定可能な複数のアンテナ要素を備え、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線光通信(LC)ネットワークノードを更に含み、前記処理回路による前記命令の実行が、前記無線デバイスに、
    無線LCネットワークノードに接続することと、
    前記無線デバイスが接続された対象の前記無線LCネットワークノードに基づいて、前記複数の送信ビームまたは受信ビームの部分集合を選択することと、
    前記無線アクセスネットワークノードとの通信のための送信ビームまたは受信ビームを選択するために、前記送信ビームまたは受信ビームの部分集合を使用してビーム掃引工程を実施することと、
    を行わせる、
    非一時的な機械可読媒体。
  40. 通信ネットワークにおける無線光通信(LC)ネットワークノードの処理回路による実行のための命令を記憶した非一時的な機械可読媒体であって、前記通信ネットワークが、1つまたは複数の無線アクセスネットワークノードを更に含み、各無線アクセスネットワークノードが、それぞれの無線セルを形成し、前記処理回路による前記命令の実行が、前記無線LCネットワークノードに、
    無線デバイスとの無線LC接続を確立することと、
    前記無線デバイスが前記無線LCネットワークノードに接続されたことの標示を含む情報メッセージを無線アクセスネットワークノードに送信することと、
    を行わせる、
    非一時的な機械可読媒体。
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