JP2022554187A - キメラサイトカイン改変抗体およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2019年10月24日に出願された「CHIMERIC CYTOKINE MODIFIED ANTIBODIES AND METHODS OF USE THEREOF」と題する米国仮出願第62/925,740号の優先権を主張し、その内容はすべての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み入れられる。
本出願は、電子形式の配列表と共に出願されている。配列表は、サイズが79,015バイトである、2020年10月22日に作成された165772000140SeqList.txtという表題のファイルとして提供されている。配列表の電子形式の情報は、その全体が参照により組み入れられる。
本開示は、重鎖のCDR3の一部がインターロイキン(IL-15)またはIL-2によって置換されている、ウシ(bovine)抗体配列またはそのヒト化配列などに基づく超長CDR3を含有するキメラサイトカイン改変抗体、および関連する抗体に関する。本開示の分子には、IL15Rα sushiドメインなどのIL15Rαの細胞外部分とさらに連結または複合体化されたキメラIL-15サイトカイン改変抗体分子がある。本開示はまた、キメラサイトカイン改変抗体を作製および使用する方法を提供する。
抗体は、主に感染に対する防御のために、脊椎動物の免疫系が異物(抗原)に応答して形成する天然タンパク質である。抗体は、標的抗原への結合を媒介する相補性決定領域(CDR)を含有する。いくつかのウシ(bovine)抗体は、最大70アミノ酸長であり得る他の脊椎動物と比較して、異常に長いVH CDR3配列を有する。長いCDR3は、抗体表面から突出する独特のドメインを形成することができ、それによって独特の抗体プラットフォームを可能にする。
ウシ(bovine)抗体もしくは抗原結合断片またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換するインターロイキン-15(IL-15)サイトカイン配列またはその生物学的に活性な部分を含む改変超長CDR3を含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片が本明細書で提供される。
IL-15もしくはIL-2配列またはその生物学的に活性な部分がウシ(bovine)(ウシ(cow))抗体またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の一部を置換しているキメラサイトカイン改変抗体融合分子が、本明細書で提供される。いくつかの態様では、超長CDR3領域は、ウシ(bovine)抗体に存在するような上行性ストーク領域、ノブ領域および下行性ストーク領域を含有し、ノブ領域の全部または一部はサイトカイン配列によって置換されている。いくつかの態様では、サイトカイン配列は、IL-2またはその生物学的に活性な部分であり、例えば、IL-2は、SEQ ID NO:165に示される配列を有する。いくつかの態様では、サイトカイン配列は、IL-15またはその生物学的に活性な部分であり、例えば、IL-15は、SEQ ID NO:1に示される配列を有する。IL15Rαの細胞外部分、例えばIL15Rα sushiドメイン(例えば、SEQ ID NO:2に示される)と連結または複合体化されたそのような抗体を含む変異体キメラIL-15改変抗体も本明細書で提供される。
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語、表記ならびに他の技術的および科学的用語または用法は、特許請求される主題が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有することが意図される。場合によっては、一般に理解される意味を有する用語は、明確にするためおよび/または容易に参照するために本明細書で定義され、本明細書にそのような定義を含めることは、当技術分野で一般に理解されるものとの実質的な違いを表すと必ずしも解釈されるべきではない。
IL-2配列もしくはその生物学的に活性な部分、またはIL-15配列もしくはその生物学的に活性な部分などのサイトカイン配列が、ウシ(bovine)(ウシ(cow))抗体またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の一部を置換しているキメラ改変抗体が、本明細書で提供される。提供されるキメラ改変IL-15抗体はまた、IL15Rαの細胞外部分、例えば、IL15Rα sushiドメイン(例えば、SEQ ID NO:2に示される)に連結または複合体化された、そのような抗体を含む。
提供される態様では、提供されるキメラサイトカイン改変抗体の重鎖は、サイトカイン配列、例えばIL-2もしくはその生物学的に活性な部分またはIL-15もしくはその生物学的に活性な部分が、超長CDR3配列の少なくとも一部に挿入されるかまたはそれを置換する、超長CDR3を有するフレームワーク配列に基づくかまたは由来する。抗体フレームワークは、VH-VLなどのウシ(bovine)配列、ヒト生殖細胞系配列、または改変ヒト生殖細胞系配列に由来し得る。
いくつかの態様では、抗体または抗原結合断片は軽鎖可変領域をさらに含む。いくつかの態様では、キメラサイトカイン改変抗体可変鎖は、ウシ(bovine)配列に基づき、ウシ(bovine)抗体の可変軽鎖と対になる。別の態様では、本開示は、ヒト化超長CDR3重鎖とウシ(bovine)軽鎖との対形成を提供する。特定の態様では、軽鎖はラムダ軽鎖である。
いくつかの態様では、本明細書で提供されるキメラインターロイキン15抗体分子は、IL-15高親和性受容体α(IL15Rα)の全部または一部、例えばIL15Rαの細胞外ドメインを含有する部分、例えばIL15Rα sushiドメインとさらに連結または複合体化され得る。いくつかの態様では、IL-15サイトカイン配列は、IL-15高親和性受容体α(IL15Rα)の全部または一部に連結されている。いくつかの態様では、IL15Rαは、受容体βおよびγサブユニット(IL2/15Rβおよびγc)へのトランスシグナリングを増加させるように発現される。IL-15高親和性受容体は、IL15Rα sushiドメインを含む。いくつかの態様では、IL15Rα sushiドメインは、SEQ ID NO:2に示される配列を含む。
本明細書に開示される抗体またはその断片の組換え産生のために、それをコードする核酸を単離し、さらなるクローニング(DNAの増幅)または発現のために複製可能なベクターに挿入する。抗体をコードするDNAは、従来の手順(例えば、抗体の重鎖および軽鎖をコードする遺伝子に特異的に結合することができるオリゴヌクレオチドプローブを使用することによって)を用いて容易に単離され、配列決定される。例示的な態様では、超長CDR3を含む抗体、超長CDR3を含む可変領域、または超長CDR3をコードする核酸を単離し、さらなるクローニング(DNAの増幅)または発現のために複製可能なベクターに挿入する。多くのベクターが利用可能である。ベクターの選択は、使用される宿主細胞に部分的に依存する。一般に、好ましい宿主細胞は、原核生物または真核生物(一般に哺乳動物)起源のものである。IgG、IgM、IgA、IgDおよびIgE定常領域を含む任意のアイソタイプの定常領域をこの目的のために使用することができ、そのような定常領域は任意のヒトまたは動物種から得ることができることが理解されよう。
本明細書に開示される超長CDR3、核酸またはベクターを含む抗体または抗原結合断片は、組成物、特に薬学的組成物に製剤化することができる。超長CDR3を含む抗体を有するそのような組成物は、本明細書に開示される超長CDR3、抗体断片、核酸またはベクターを含む治療有効量または予防有効量の抗体を、適切な担体、例えば薬学的に許容される剤と混合して含む。典型的には、本明細書に開示される超長CDR3、抗体断片、核酸またはベクターを含む抗体は、薬学的組成物に製剤化する前に、投与するために十分に精製される。
疾患または状態を治療するための、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を含有する組成物を使用するための方法およびその使用が、本明細書で提供される。特定の態様では、疾患または状態は、キメラ分子に存在するサイトカインで治療可能なものである。例えば、疾患または状態は、IL-2またはIL-15で治療可能である。いくつかの態様では、提供されるキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片は、免疫療法としての使用に特に適している。特定の局面では、提供されるキメラサイトカイン改変抗体もしくは抗原結合断片、またはそれらの組成物は、T細胞の活性化および/または増殖を促進することによって、がんなどのいくつかの腫瘍学的用途に使用される。いくつかの態様では、提供されるキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片は、それを必要とする対象においてがんを治療するための使用である。
提供される態様には以下がある:
1.ウシ(bovine)抗体もしくは抗原結合断片またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換するインターロイキン-15(IL-15)サイトカイン配列またはその生物学的に活性な部分を含む、改変超長CDR3
を含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
2.前記IL-15サイトカイン配列がヒトIL-15である、態様1のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
3.前記IL-15サイトカイン配列が、SEQ ID NO:1に対して少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸の配列を含む、態様1または態様2のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
4.前記IL-15サイトカイン配列が、SEQ ID NO:1に示されるアミノ酸の配列を含む、態様1~3のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
5.ウシ(bovine)抗体もしくは抗原結合断片またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換するインターロイキン-2(IL-2)サイトカイン配列またはその生物学的に活性な部分を含む、改変超長CDR3
を含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
6.前記IL-2サイトカイン配列がヒトIL-2である、態様5のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
7.前記IL-2サイトカイン配列が、SEQ ID NO:165に対して少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸の配列を含む、態様5または態様6のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
8.前記IL-2サイトカイン配列が、SEQ ID NO:165に示されるアミノ酸の配列を含む、態様5~7のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
9.前記サイトカイン配列が、ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換する、態様1~8のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
10.前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、ウシ(bovine)抗体BLV1H12またはその抗原結合断片である、態様9のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
11.前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:5に示される配列によってコードされる可変重鎖アミノ酸配列およびSEQ ID NO:8に示される配列によってコードされる可変軽鎖アミノ酸配列を含む、態様9または態様10のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
12.前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:167に示される配列によってコードされる可変重鎖アミノ酸配列およびSEQ ID NO:168に示される配列によってコードされる可変軽鎖アミノ酸配列を含む、態様9または態様10のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
13.前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:26に示される可変重鎖およびSEQ ID NO:27に示される可変軽鎖を含む、態様9または態様10のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
14.前記サイトカイン配列が、ヒト化ウシ(bovine)抗体またはその抗原結合断片の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換する、態様1~8のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
15.前記ヒト化ウシ(bovine)抗体またはその抗原結合断片が、
ヒト重鎖生殖細胞系配列であるか、またはヒト重鎖生殖細胞系配列に由来する重鎖またはその一部と、
ヒト軽鎖生殖細胞系配列であるか、またはヒト軽鎖生殖細胞系配列に由来する軽鎖またはその一部と
を含む、態様14のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
16.前記ヒト重鎖生殖細胞系配列が、VH4-39、VH4-59*03、VH4-34*02もしくはVH4-34*09生殖細胞系配列であるか、またはSEQ ID NO:68~71のいずれか1つに示される配列である、態様15のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
17.前記ヒト軽鎖生殖細胞系配列が、VL1-51生殖細胞系配列であるか、または1つもしくは複数の変異を含む前記VL1-51生殖細胞系配列に基づく配列であり、任意で、前記VL1-51生殖細胞系配列がSEQ ID NO:156に示されている、態様15または態様16のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
18.前記1つまたは複数の変異が、以下:
Kabatナンバリングに基づくアミノ酸置換S2A、T5N、P8S、A12G、A13SおよびP14Lの1つまたは複数;
Kabatナンバリングに基づくアミノ酸置換S2A、T5N、P8S、A12G、A13SおよびP14L;
アミノ酸置換I29VおよびN32Gを含む、CDR1における変異;
DNNのGDTへの置換を含む、CDR2における変異;
DNNKRPのGDTSRAへの置換を含む、CDR2における変異;または
前述のいずれかの組み合わせ
より選択される、態様17のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
19.前記抗体が、可変重鎖および可変軽鎖を含む抗原結合断片である、態様1~18のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
20.前記抗体が、重鎖定常ドメイン(CH1-CH2-CH3)に結合された可変重鎖と、軽鎖定常ドメイン(CL1)に結合された可変軽鎖とを含む、態様1~19のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
21.前記重鎖定常ドメインがヒトIgG1に由来する、態様20のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
22.前記軽鎖定常ドメインがラムダ軽鎖領域である、態様20または態様21のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
23.前記超長CDR3領域の少なくとも一部がノブ領域を含み、前記サイトカイン配列が、前記改変超長CDR3の上行性ストークドメインと下行性ストークドメインとの間に存在する、態様1~22のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
24.前記サイトカイン配列が、柔軟なリンカー、任意でGGSまたはGSGリンカーを介して前記上行性ストークドメインおよび/または前記下行性ストークドメインに連結されている、態様23のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
25.前記上行性ストークドメインが、SEQ ID NO:158またはSEQ ID NO:159に示される配列を含む、態様23または態様24のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
26.前記下行性ストークドメインが、SEQ ID NO:161に示される配列を含む、態様23~25のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
27.SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチドの配列、またはSEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列と少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すヌクレオチドの配列によってコードされる可変重鎖配列を含み、IL-15配列を含有する改変超長CDR3を含有する、態様1~4および9~26のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
28.IL15Rα sushiドメインを含むIL15Rαの細胞外ドメインと複合体化されている、態様1~4および9~27のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
29.前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、前記IL-15配列と非共有結合的に会合している、態様28のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
30.前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが前記可変軽鎖に連結されている、態様28のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
31.ペプチドリンカーを介して連結されている、態様30のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
32.前記ペプチドリンカーが、グリシンリンカーまたはグリシン-セリンリンカーであり、任意で、前記リンカーがGSである、態様31のキメラサイトカイン改変抗体。
33.前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、SEQ ID NO:2に示される配列を含む、態様28~32のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体。
34.前記可変軽鎖が、SEQ ID NO:3によってコードされるアミノ酸の配列を含む、態様30~33のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
35.態様1~34のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片をコードする、ポリヌクレオチド。
36.態様1~34のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片の重鎖またはその可変領域をコードする、ポリヌクレオチド。
37.態様1~34のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片の軽鎖またはその可変領域をコードする、ポリヌクレオチド。
38.態様35~37のいずれかのポリヌクレオチドを含む、発現ベクター。
39.態様35~37のいずれかのポリヌクレオチドまたは態様37の発現ベクターを含む、宿主細胞。
40.前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの細胞外ドメインを発現するポリヌクレオチドまたはベクターをさらに含む、態様39の宿主細胞。
41.前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、SEQ ID NO:2に示される配列を含む、態様40の宿主細胞。
42.態様39~41のいずれかの宿主細胞を、前記細胞による抗体または抗原結合断片の発現のための条件下で培養する工程を含み、任意で、前記抗体または抗原結合断片を精製することの回収する工程をさらに含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を産生する方法。
43.態様42の方法によって産生される、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
44.態様1~34または43のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を含む、薬学的組成物。
45.治療有効量の態様1~34または43のいずれかのキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を投与する工程を含む、対象のがんを治療する方法。
46.治療有効量の態様44の薬学的組成物を投与する工程を含む、対象のがんを治療する方法。
以下の実施例は、例示のみを目的として含まれ、本発明の範囲を限定することを意図しない。
ウシ(bovine)BLV1H12抗体のノブ領域をインターロイキン(IL)-15で置換することによってBLV1H12の超長CDR3領域を操作したキメラBLV1H12-IL-15(B15)融合抗体を生成した。
IL2受容体α(IL2Rα)およびIL15Rαに対するキメラBLV1H12-IL-15(B15)融合抗体の結合を、酵素連結免疫吸着アッセイ(ELISA)で評価した。ウェルあたり50ngのIL2Rαまたは100ngのIL15Rαタンパク質(R&D systems)を、96ウェルの高結合プレートにおいて4℃で一晩、コーティングした。プレートを、0.1% Tween 20(TBST)を含有するtris緩衝生理食塩水(TBS)で3回洗浄した。プレート上の結合していない部位を、室温にて1時間、TBST中で調製した1%ウシ(bovine)血清アルブミン(BSA)でブロックした。ウェルあたり10ピコモルのB15(TBST中1% BSAで希釈)を添加し、BSAのみを添加した陰性対照ウェルもセットアップした。プレートを室温で1時間インキュベートし、次いでTBSTで4回洗浄して結合していないB15を除去した。使用した検出抗体は、西洋ワサビペルオキシダーゼにコンジュゲートされたヤギ抗ヒトラムダ(Southern Biotech)であり、これをTBST中の1% BSAで1~5000に希釈し、ウェルあたり50ulの希釈液を添加した。二次抗体との30分間のインキュベーション後、プレートをTBSTで5回洗浄して、結合していない二次抗体を除去した。ウェルあたり50ulのTMB基質(TheromoScientific)を添加し、西洋ワサビペルオキシダーゼ-TMB反応を1分30秒間実行し、次いでウェルあたり50ulの1.0規定度の硫酸を添加することによって停止した。プレートをTecanプレートリーダーにおいて450nmで読み取り、プロットされた値は、バックグラウンド読み取り値を差し引いた3つの二重ウェルの平均であった。
実施例1に記載したように生成したキメラB15分子によるIL2/15Rβおよびγc受容体の活性化ならびにSTAT5シグナル伝達を、HEK-Blue IL2レポーター細胞(InvivoGen)を使用して試験し、STAT5誘導性アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子の誘導および分泌を通して分析した。
実施例1に記載したように生成したキメラB15分子の活性を、NK-92ナチュラルキラー細胞を増大させる能力によって評価した。NK-92細胞は、IL2Rα、IL15Rα、IL2/15Rβおよびγcサブユニットを発現し、それらの成長および増殖は、受容体に結合して活性化するためのIL2またはIL15の外因性添加に依存する。
キメラBLV1H12-IL-2(B2)融合抗体を、上記のキメラB15抗体のIL15領域をIL-2(SEQ ID NO:165)で置換することによって生成した。
IL2RαおよびIL15Rαに対するキメラBLV1H12-IL-2(B2)融合抗体の結合を、酵素連結免疫吸着アッセイ(ELISA)で評価した。ウェルあたり50ngのIL2Rαまたは100ngのIL15Rαタンパク質(R&D systems)を、96ウェルの高結合プレートにおいて4℃で一晩、コーティングした。翌日、0.1% Tween 20(TBST)を含有するtris緩衝生理食塩水(TBS)でプレートを3回洗浄した。プレート上の結合していない部位を、室温にて1時間、TBST中で調製した1%ウシ(bovine)血清アルブミン(BSA)でブロックした。ウェルあたり10ピコモルのB2(TBST中1% BSAで希釈)を添加し、BSAのみを添加した陰性対照ウェルもセットアップした。プレートを室温で1時間インキュベートし、次いでTBSTで4回洗浄して結合していないB2抗体を除去した。使用した検出抗体は、西洋ワサビペルオキシダーゼにコンジュゲートされたヤギ抗ヒトラムダ(Southern Biotech)であり、これをTBST中の1% BSAで1~5000に希釈し、ウェルあたり50ulの希釈液を添加した。二次抗体との30分間のインキュベーション後、プレートをTBSTで5回洗浄して、結合していない二次抗体を除去した。ウェルあたり50ulのTMB基質(TheromoScientific)を添加し、西洋ワサビペルオキシダーゼ-TMB反応を1分30秒間実行し、次いでウェルあたり50ulの1.0規定度の硫酸を添加することによって停止した。プレートをTecanプレートリーダーにおいて450nmで読み取り、プロットされた値は、バックグラウンド読み取り値を差し引いた3つの二重ウェルの平均であった。
実施例5に記載したように生成したキメラB2分子による、IL2/15Rβおよびγc受容体の活性化ならびにSTAT5シグナル伝達を、IL2モノマー(R&D systemsおよびMillipore Sigma)に対してHEK-Blue IL2レポーター細胞(InvivoGen)を使用して試験し、STAT5誘導性アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子の誘導および分泌を通して分析した。
実施例5に記載したように生成したキメラB2分子の活性を、NK-92ナチュラルキラー細胞を増大させる能力によって評価した。NK-92細胞は、IL2Rα、IL15Rα、IL2/15Rβおよびγcサブユニットを発現し、それらの成長および増殖は、受容体に結合して活性化するためのIL2またはIL15の外因性添加に依存する。
実施例1に記載したように生成したキメラB15分子の活性を、インビトロでヒトPBMC中のNK細胞およびT細胞を刺激する能力によって評価した。NK細胞およびT細胞の両方は、IL15Rα、IL2/15Rβおよびγcサブユニットを発現し、それらの成長および増殖は、受容体に結合して活性化するための内因性または外因性IL15に依存する。
Claims (46)
- ウシ(bovine)抗体もしくは抗原結合断片またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換するインターロイキン-15(IL-15)サイトカイン配列またはその生物学的に活性な部分を含む、改変超長CDR3
を含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。 - 前記IL-15サイトカイン配列がヒトIL-15である、請求項1記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL-15サイトカイン配列が、SEQ ID NO:1に対して少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸の配列を含む、請求項1または2記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL-15サイトカイン配列が、SEQ ID NO:1に示されるアミノ酸の配列を含む、請求項1~3のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- ウシ(bovine)抗体もしくは抗原結合断片またはそのヒト化配列の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換するインターロイキン-2(IL-2)サイトカイン配列またはその生物学的に活性な部分を含む、改変超長CDR3
を含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。 - 前記IL-2サイトカイン配列がヒトIL-2である、請求項5記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL-2サイトカイン配列が、SEQ ID NO:165に対して少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、または少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すアミノ酸の配列を含む、請求項5または6記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL-2サイトカイン配列が、SEQ ID NO:165に示されるアミノ酸の配列を含む、請求項5~7のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記サイトカイン配列が、ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換する、請求項1~8のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、ウシ(bovine)抗体BLV1H12またはその抗原結合断片である、請求項9記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:5に示される配列によってコードされる可変重鎖アミノ酸配列およびSEQ ID NO:8に示される配列によってコードされる可変軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項9または10記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:167に示される配列によってコードされる可変重鎖アミノ酸配列およびSEQ ID NO:168に示される配列によってコードされる可変軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項9または10記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ウシ(bovine)抗体または抗原結合断片が、SEQ ID NO:26に示される可変重鎖およびSEQ ID NO:27に示される可変軽鎖を含む、請求項9または10記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記サイトカイン配列が、ヒト化ウシ(bovine)抗体またはその抗原結合断片の重鎖の超長CDR3領域の少なくとも一部を置換する、請求項1~8のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ヒト化ウシ(bovine)抗体またはその抗原結合断片が、
ヒト重鎖生殖細胞系配列であるか、またはヒト重鎖生殖細胞系配列に由来する重鎖またはその一部と、
ヒト軽鎖生殖細胞系配列であるか、またはヒト軽鎖生殖細胞系配列に由来する軽鎖またはその一部と
を含む、請求項14記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。 - 前記ヒト重鎖生殖細胞系配列が、VH4-39、VH4-59*03、VH4-34*02もしくはVH4-34*09生殖細胞系配列であるか、またはSEQ ID NO:68~71のいずれか1つに示される配列である、請求項15記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ヒト軽鎖生殖細胞系配列が、VL1-51生殖細胞系配列であるか、または1つもしくは複数の変異を含む前記VL1-51生殖細胞系配列に基づく配列であり、任意で、前記VL1-51生殖細胞系配列がSEQ ID NO:156に示されている、請求項15または請求項16記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記1つまたは複数の変異が、以下:
Kabatナンバリングに基づくアミノ酸置換S2A、T5N、P8S、A12G、A13SおよびP14Lの1つまたは複数;
Kabatナンバリングに基づくアミノ酸置換S2A、T5N、P8S、A12G、A13SおよびP14L;
アミノ酸置換I29VおよびN32Gを含む、CDR1における変異;
DNNのGDTへの置換を含む、CDR2における変異;
DNNKRPのGDTSRAへの置換を含む、CDR2における変異;または
前述のいずれかの組み合わせ
より選択される、請求項17記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。 - 前記抗体が、可変重鎖および可変軽鎖を含む抗原結合断片である、請求項1~18のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記抗体が、重鎖定常ドメイン(CH1-CH2-CH3)に結合された可変重鎖と、軽鎖定常ドメイン(CL1)に結合された可変軽鎖とを含む、請求項1~19のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記重鎖定常ドメインがヒトIgG1に由来する、請求項20記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記軽鎖定常ドメインがラムダ軽鎖領域である、請求項20または21記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記超長CDR3領域の少なくとも一部がノブ領域を含み、前記サイトカイン配列が、前記改変超長CDR3の上行性ストークドメインと下行性ストークドメインとの間に存在する、請求項1~22のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記サイトカイン配列が、柔軟なリンカー、任意でGGSまたはGSGリンカーを介して前記上行性ストークドメインおよび/または前記下行性ストークドメインに連結されている、請求項23記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記上行性ストークドメインが、SEQ ID NO:158またはSEQ ID NO:159に示される配列を含む、請求項23または24記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記下行性ストークドメインが、SEQ ID NO:161に示される配列を含む、請求項23~25のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- SEQ ID NO:7に示されるヌクレオチドの配列、またはSEQ ID NO:7に示されるヌクレオチド配列と少なくとも85%もしくは少なくとも約85%、少なくとも90%もしくは少なくとも約90%、少なくとも92%もしくは少なくとも約92%、少なくとも95%もしくは少なくとも約95%、少なくとも96%もしくは少なくとも約96%、少なくとも97%もしくは少なくとも約97%、少なくとも98%もしくは少なくとも約98%、少なくとも99%もしくは少なくとも約99%の配列同一性を示すヌクレオチドの配列によってコードされる可変重鎖配列を含み、IL-15配列を含有する改変超長CDR3を含有する、請求項1~4および9~26のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- IL15Rα sushiドメインを含むIL15Rαの細胞外ドメインと複合体化されている、請求項1~4および9~27のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、前記IL-15配列と非共有結合的に会合している、請求項28記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが前記可変軽鎖に連結されている、請求項28記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- ペプチドリンカーを介して連結されている、請求項30記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 前記ペプチドリンカーが、グリシンリンカーまたはグリシン-セリンリンカーであり、任意で、前記リンカーがGSである、請求項31記載のキメラサイトカイン改変抗体。
- 前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、SEQ ID NO:2に示される配列を含む、請求項28~32のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体。
- 前記可変軽鎖が、SEQ ID NO:3によってコードされるアミノ酸の配列を含む、請求項30~33のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 請求項1~34のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片をコードする、ポリヌクレオチド。
- 請求項1~34のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片の重鎖またはその可変領域をコードする、ポリヌクレオチド。
- 請求項1~34のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片の軽鎖またはその可変領域をコードする、ポリヌクレオチド。
- 請求項35~37のいずれか一項記載のポリヌクレオチドを含む、発現ベクター。
- 請求項35~37のいずれか一項記載のポリヌクレオチドまたは請求項37記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
- 前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの細胞外ドメインを発現するポリヌクレオチドまたはベクターをさらに含む、請求項39記載の宿主細胞。
- 前記IL15Rα sushiドメインを含む前記IL15Rαの前記細胞外ドメインが、SEQ ID NO:2に示される配列を含む、請求項40記載の宿主細胞。
- 請求項39~41のいずれか一項記載の宿主細胞を、前記細胞による抗体または抗原結合断片の発現のための条件下で培養する工程を含み、任意で、前記抗体または抗原結合断片を精製することの回収する工程をさらに含む、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を産生する方法。
- 請求項42記載の方法によって産生される、キメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片。
- 請求項1~34または43のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を含む、薬学的組成物。
- 治療有効量の請求項1~34または43のいずれか一項記載のキメラサイトカイン改変抗体または抗原結合断片を投与する工程を含む、対象のがんを治療する方法。
- 治療有効量の請求項44記載の薬学的組成物を投与する工程を含む、対象のがんを治療する方法。
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