ある特定の実施形態の詳細な説明
本開示の技術は、ある特定の実施形態の以下の詳細な説明に対する参照によってより容易に理解され得る。
定義
本明細書で使用する場合、別段の指示がない限り、以下の定義が適用されるものとする。本開示のために、化学元素は、Handbook of Chemistry and Physics, 75th Edの元素周期表、CAS方式に従って特定される。さらに、有機化学の一般的な原理は、“Organic Chemistry”, Thomas Sorrell, University Science Books, Sausalito:1999、及び“March’s Advanced Organic Chemistry”, 5th Ed., Ed.:Smith, M.B. and March, J., John Wiley & Sons, New York:2001に記載される。
本開示において本明細書で使用する場合、文脈から明らかでない限り、(i)用語「1つ(a)」又は「1つ(an)」は、「少なくとも1つ」を意味すると理解されてもよく;(ii)用語「又は」は、「及び/又は」を意味すると理解されてもよく;(iii)用語「含む(comprising)」、「含む(comprise)」、「含む(including)」(「~に限定されない」とともに使用されるかどうかにかかわらず)、及び「含む(include)」(「~に限定されない」とともに使用されるかどうかにかかわらず)は、それら自体によって提示されるか又は1つ以上の追加の構成要素若しくは工程とともに提示されるかにかかわらず項目分けされた構成要素又は工程を包含すると理解されてもよく;(iv)用語「別の」は、少なくとも追加の/第2の1つ以上を意味すると理解されてもよく;(v)用語「約」及び「およそ」は、当業者によって理解されるような標準的な変動を許容すると理解されてもよく;且つ(vi)範囲が与えられる場合、終点が含まれる。
別段の指定がない限り、オリゴヌクレオチド及びその要素(例えば、塩基配列、糖修飾、ヌクレオチド間結合、結合リンの立体化学、そのパターンなど)の説明は、5’から3’の順である。当業者が理解するように、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、塩形態、特に、薬学的に許容される塩形態、例えば、ナトリウム塩として提供され及び/又は利用され得る。当業者がまた理解するとおり、いくつかの実施形態では、組成物内の個々のオリゴヌクレオチドは、たとえそのような組成物(例えば、液体組成物)内であっても同じ構成及び/又は構造のものであるとみなされてもよく、特定のそのようなオリゴヌクレオチドは、特定の瞬間に異なる塩形態である可能性がある(且つ溶解されてもよいし、オリゴヌクレオチド鎖が、例えば、液体組成物中にあるときにアニオン形態として存在してもよい)。例えば、当業者は、所定のpHにおいて、オリゴヌクレオチド鎖に沿った個々のヌクレオチド間結合が、酸(H)形態、又は複数の可能な塩形態のうちの1つ(例えば、ナトリウム塩、又は調製物若しくは組成物中に存在し得るイオンに応じて異なるカチオンの塩)であってもよいことを理解し、且つそれらの酸形態(例えば、もしあれば全てのカチオンをH+で置き換える)が同じ構成及び/又は構造である限り、そのような個々のオリゴヌクレオチドは、適宜同じ構成及び/又は構造であるとみなされることを理解するであろう。
脂肪族:本明細書で使用する場合、「脂肪族」は、完全に飽和であるか又は不飽和(ただし芳香族ではない)の1つ以上の単位を含有する直鎖(すなわち、非分岐状)又は分岐状の置換若しくは非置換炭化水素鎖、又は完全に飽和であるか又は不飽和(ただし芳香族ではない)の1つ以上の単位を含有する置換又は非置換単環式、二環式、若しくは多環式炭化水素環、又はその組み合わせを意味する。いくつかの実施形態では、脂肪族基は、1~50個の脂肪族炭素原子を含有する。いくつかの実施形態では、脂肪族基は、1~20個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~10個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~9個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~8個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~7個の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は、1~6個の脂肪族炭素原子を含有する。さらなる他の実施形態では、脂肪族基は、1~5個の脂肪族炭素原子を含有し、さらに他の実施形態では、脂肪族基は、1、2、3、又は4個の脂肪族炭素原子を含有する。好適な脂肪族基としては、直鎖状又は分岐状、置換又は非置換アルキル、アルケニル、アルキニル基及び(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキル又は(シクロアルキル)アルケニルなどのそのハイブリッドが挙げられるが、これらに限定されない。
アルケニル:本明細書で使用する場合、用語「アルケニル」は、1つ以上の二重結合を有する、本明細書で定義されるとおりの脂肪族基を指す。
アルキル:本明細書で使用する場合、用語「アルキル」は、当技術分野におけるその通常の意味を有し、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル(脂環)基、アルキル置換シクロアルキル基、及びシクロアルキル置換アルキル基を含む飽和脂肪族基を含み得る。いくつかの実施形態では、アルキルは、1~100個の炭素原子を有する。ある特定の実施形態では、直鎖又は分岐鎖アルキルは、その骨格において約1~20個の炭素原子(例えば、直鎖に関してC1~C20、分岐鎖に関してC2~C20)、或いは約1~10個を有する。いくつかの実施形態では、シクロアルキル環は、それらの環構造において約3~10個の炭素原子を有し、そのような環は、単環式、二環式、又は多環式であるか、或いは環構造において約5、6又は7個の炭素を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、低級アルキル基であってもよく、低級アルキル基は、1~4個の炭素原子を含む(例えば、直鎖低級アルキルに関してC1~C4)。
アルキニル:本明細書で使用する場合、用語「アルキニル」は、1つ以上の三重結合を有する、本明細書で定義されるとおりの脂肪族基を指す。
類似体:用語「類似体」は、基準となる化学的部分又は部分のクラスと構造的に異なるが、そのような基準となる化学的部分又は部分のクラスの少なくとも1つの機能を果たすことができる任意の化学的部分を含む。非限定的な例として、ヌクレオチド類似体は、ヌクレオチドと構造的に異なるが、ヌクレオチドの少なくとも1つの機能を果たす;核酸塩基類似体は、核酸塩基と構造的に異なるが、核酸塩基の少なくとも1つの機能を果たすなどがある。
動物:本明細書で使用する場合、用語「動物」は、動物界の任意のメンバーを指す。いくつかの実施形態では、「動物」は、任意の発生段階のヒトを指す。いくつかの実施形態では、「動物」は、任意の発生段階の非ヒト動物を指す。ある特定の実施形態では、非ヒト動物は、哺乳動物(例えば、齧歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシ、霊長類、及び/又はブタ)である。いくつかの実施形態では、動物としては、哺乳動物、鳥類、爬虫類、両生類、魚類及び/又は寄生虫が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、動物は、トランスジェニック動物、遺伝子操作された動物及び/又はクローンであってもよい。
アリール:単独で又は「アラルキル」、「アラルコキシ」、若しくは「アリールオキシアルキル」のより大きい部分の一部として使用される用語「アリール」は、本明細書で使用する場合、合計で5~30個の環員を有する単環式、二環式又は多環式環系を指し、系における少なくとも1つの環は、芳香族である。いくつかの実施形態では、アリール基は、合計で5~14個の環員を有する単環式、二環式又は多環式環系であり、系における少なくとも1つの環は芳香族であり、系における各環は、3~7個の環員を含有する。いくつかの実施形態では、各単環式環単位は、芳香族である。いくつかの実施形態では、アリール基は、ビアリール基である。用語「アリール」は、用語「アリール環」と互換的に使用され得る。本開示のある特定の実施形態では、「アリール」は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ビナフチル、アントラシルなどを含むがこれらに限定されない芳香環系を指し、1つ以上の置換基を有し得る。本明細書で使用される場合、芳香環が、インダニル、フタルイミジル、ナフチミジル、フェナントリジニル、又はテトラヒドロナフチルなどの1つ以上の非芳香環に融合される基もまた用語「アリール」の範囲内に含まれる。
特徴的な部分:本明細書で使用する場合、用語「特徴的な部分」は、最も広い意味において、その存在(又は欠如)が物質の特定の特徴、属性、又は活性の存在(又は欠如)と相関する物質の一部を指す。いくつかの実施形態では、物質の特徴的な部分は、物質及び特定の特徴、属性又は活性を共有する関連物質において見出されるが、特定の特徴、属性又は活性を共有しないものにおいて見出されない部分である。ある特定の実施形態では、特徴的な部分は、インタクトな物質と少なくとも1つの機能的特徴を共有する。例えば、いくつかの実施形態では、タンパク質又はポリペプチドの「特徴的な部分」は、合わせてタンパク質又はポリペプチドの特徴である連続した一続きのアミノ酸、又は連続した一続きのアミノ酸の集合を含有するものである。いくつかの実施形態では、それぞれのそのような連続した一続きは一般に、少なくとも2、5、10、15、20、50、又はそれを超えるアミノ酸を含有する。一般に、物質の(例えば、タンパク質、抗体などの)特徴的な部分は、上で指定される配列及び/又は構造的同一性に加えて、関連したインタクトな物質と少なくとも1つの機能的特徴を共有するものである。いくつかの実施形態では、特徴的な部分は、生物学的に活性であり得る。
キラル制御:本明細書で使用する場合、「キラル制御」は、オリゴヌクレオチド内のキラルヌクレオチド間結合におけるキラル結合リンの立体化学的指定の制御を指す。本明細書で使用する場合、キラルヌクレオチド間結合は、結合リンがキラルであるヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、制御は、オリゴヌクレオチドの糖及び塩基部分に存在しないキラル元素により達成され、例えば、いくつかの実施形態では、制御は、オリゴヌクレオチド調製の間の1つ以上の不斉補助剤の使用により達成され、不斉補助剤は、オリゴヌクレオチド調製の間に使用されるキラルホスホラミダイトの一部である場合が多い。キラル制御とは対照的に、当業者は、不斉補助剤を使用しない従来のオリゴヌクレオチド合成が、そのような従来のオリゴヌクレオチド合成を使用してキラルヌクレオチド間結合を形成する場合、キラルヌクレオチド間結合で立体化学を制御できないことを理解するであろう。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド内の各キラルヌクレオチド間結合における各キラル結合リンの立体化学的指定が制御される。
キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物:用語「キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物」、「キラル制御された核酸組成物」などは、本明細書で使用する場合、共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)を含む組成物を指し、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する(キラル制御された又は立体的に規制されたヌクレオチド間結合、組成物中のキラル結合リンがRp又はSpであり(「立体的に規制された」)、キラル制御されていないヌクレオチド間結合としての不規則なRp及びSp混合物ではない)。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、1)共通の塩基配列、2)骨格結合の共通のパターン、及び3)骨格リン修飾の共通のパターンを共有する複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)を含み、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する(キラル制御された又は立体的に規制されたヌクレオチド間結合、そのキラル結合リンは、組成物中でRp又はSpであり(「立体的に規制された」)、キラル制御されていないヌクレオチド間結合としての不規則なRp及びSp混合物ではない)。キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)のレベルは、キラル制御されていないオリゴヌクレオチド組成物における不規則なレベルと比較して、予め規定され/制御されるか又は高められる(例えば、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合を立体選択的に形成するキラル制御されたオリゴヌクレオチド調製により)。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの約1%~100%(例えば、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、又は約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、若しくは99%)は、複数のオリゴヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格リン修飾の共通のパターンを共有するキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの約1%~100%(例えば、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、又は約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、若しくは99%)は、複数のオリゴヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、レベルは、組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの、又は共通の塩基配列を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの(例えば、複数のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド型の)、又は共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格リン修飾の共通のパターンを共有する組成物中の全てのオリゴヌクレ
オチドの、又は共通の塩基配列、塩基修飾の共通のパターン、糖修飾の共通のパターン、ヌクレオチド間結合型の共通のパターン、及び/又はヌクレオチド間結合修飾の共通のパターンを共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの約1%~100%(例えば、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、又は約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、若しくは99%)である。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、少なくとも約1~50個(例えば、約1~10、1~20、5~10、5~20、10~15、10~20、10~25、10~30、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20、又は少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20)のキラルヌクレオチド間結合で同じ立体化学を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、キラルヌクレオチド間結合の約1%~100%(例えば、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは99%)で同じ立体化学を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、いずれにおいても同じパターンの糖及び/又は核酸塩基修飾を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、様々な形態の同じオリゴヌクレオチド(例えば、同じオリゴヌクレオチドの酸及び/又は様々な塩)である。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、同じ構成のものである。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)のレベルは、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)と同じ構成を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチド(又は核酸)の約1%~100%(例えば、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、又は約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、若しくは99%)である。いくつかの実施形態では、各キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されたヌクレオチド間結合であり、組成物は、完全にキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、構造的に同一である。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%、典型的には少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも95%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも96%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも97%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも98%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも99%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、レベルのパーセンテージは、(DS)ncであるか又は少なくとも(DS)ncであり、DSは、本開示に記載されるとおりのジアステレオ純度(例えば、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)であり、ncは、本開示に記載されるとおりのキラル制御されたヌクレオチド間結合の数(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25以上)である。いくつかの実施形態では、レベルのパーセンテージは、(DS)ncであるか又は少なくとも(DS)ncであり、DSは、95%~100%である。例えば、DSが99%であり且つncが10であるとき、パーセンテージは、90%であるか又は少なくとも90%である((99%)10≒0.90=90%)。いくつかの実施形態では、組成物中の複数のオリゴヌクレオチドのレベルは、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合のジアステレオ純度の生成物として表される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド(又は核酸)において2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合のジアステレオ純度は、同じ2つのヌクレオシドを連結する二量体のヌクレオチド間結合のジアステレオ純度によって表され、二量体は、比較可能な条件、いくつかの例では、同一の合成サイクル条件を使用して調製される(例えば、オリゴヌクレオチドにおけるNxとNyの間の結合・・・.NxNy・・・..に関して、二量体はNxNyである)。いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合がキラル制御されたヌクレオチド間結合というわけではなく、組成物は、部分的にキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物(例えば、当業者に理解されるとおり、従来のオリゴヌクレオチド合成、例えば、ホスホラミダイト法から)において典型的に観察されるとおり、約80%、75%、70%、65%、60%、55%未満の、又は約50%のジアステレオ純度を有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチド(又は核酸)は、同じ型のものである。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、不規則ではないか又は制御されたレベルの個々のオリゴヌクレオチド又は核酸型を含む。例えば、いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、ただ1つのオリゴヌクレオチド型を含む。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、2つ以上のオリゴヌクレオチド型を含む。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチド型を含む。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、あるオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドの組成物であり、組成物は、そのオリゴヌクレオチド型の不規則ではないか又は制御されたレベルの複数のオリゴヌクレオチドを含む。
比較可能な:用語「比較可能な」は、得られる結果又は観察される事象の比較を可能にするのに互いに十分に類似している条件又は状況の2つ(以上)のセットを記載するために本明細書で使用される。いくつかの実施形態では、条件又は状況の比較可能なセットは、複数の実質的に同等の特徴及び1つ又は少数の変動する特徴によって特徴付けられる。当業者は、異なるセットの条件又は状況下で得られた結果又は観察された事象の相違が、変えられたそれらの特徴の変化に起因するか又はそれを意味するという合理的な結論を保証する、十分な数及び種類の実質的に同一の特徴によって特徴付けられる場合、条件のセットが互いに比較可能であると理解するであろう。
脂環式:用語「脂環式」、「炭素環」、「カルボシクリル」、「炭素環式基」、及び「炭素環式環」は、互換的に使用され、本明細書で使用する場合、別段の指定がない限り、3~30の環員を有する、本明細書に記載されるとおりの飽和又は部分不飽和であるが非芳香族の環状脂肪族単環式、二環式、又は多環式環系を指す。脂環式基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、シクロオクチル、シクロオクテニル、ノルボルニル、アダマンチル、及びシクロオクタジエニルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、脂環式基は、3~6個の炭素を有する。いくつかの実施形態では、脂環式基は、飽和であり且つシクロアルキルである。用語「脂環式」はまた、デカヒドロナフチル又はテトラヒドロナフチルなどの1つ以上の芳香環又は非芳香環に融合された脂環式環を含み得る。いくつかの実施形態では、脂環式基は、二環式である。いくつかの実施形態では、脂環式基は、三環式である。いくつかの実施形態では、脂環式基は、多環式である。いくつかの実施形態では、「脂環式」は、完全飽和であるか又は1つ以上の単位の不飽和を含有するが芳香族ではない、分子の残部への単一の結合点を有するC3~C6単環式炭化水素、若しくはC8~C10二環式若しくは多環式炭化水素、又は完全飽和であるか又は1つ以上の単位の不飽和を含有するが芳香族ではない、分子の残部への単一の結合点を有するC9~C16多環式炭化水素を指す。
ヘテロ脂肪族:用語「ヘテロ脂肪族」は、本明細書で使用する場合、当技術分野におけるその通常の意味を有し、1つ以上の炭素原子が、独立して、1つ以上のヘテロ原子(例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなど)で置き換えられる本明細書に記載されるとおりの脂肪族基を指す。いくつかの実施形態では、C、CH、CH2、及びCH3から選択される1つ以上の単位は、独立して、1つ以上のヘテロ原子(その酸化及び/又は置換形態を含む)によって置き換えられる。いくつかの実施形態では、ヘテロ脂肪族基は、ヘテロアルキルである。いくつかの実施形態では、ヘテロ脂肪族基は、ヘテロアルケニルである。
ヘテロアルキル:用語「ヘテロアルキル」は、本明細書で使用する場合、当技術分野におけるその通常の意味を有し、1つ以上の炭素原子が、独立して、1つ以上のヘテロ原子(例えば、酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リンなど)で置き換えられる本明細書に記載されるとおりのアルキル基を指す。ヘテロアルキルの例としては、アルコキシ、ポリ(エチレングリコール)-、アルキル置換アミノ、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、モルホリニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
ヘテロアリール:単独で又より大きい部分、例えば、「ヘテロアラルキル」、若しくは「ヘテロアラルコキシ」の一部として使用される用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロar-」、は、本明細書で使用する場合、合計で5~30個の環員を有する単環式、二環式又は多環式環系を指し、系における少なくとも1つの環は、芳香族であり且つ少なくとも1つの芳香環原子は、ヘテロ原子である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基は、5~10個の環原子(すなわち、単環式、二環式又は多環式)、いくつかの実施形態では、5、6、9、又は10個の環原子を有する基である。いくつかの実施形態では、各単環式環単位は、芳香族である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基は、環状の配列において共有される6、10、又は14個のπ電子、炭素原子に加えて1~5個のヘテロ原子を有する。ヘテロアリール基としては、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、及びプテリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、ビピリジルなどのヘテロビアリール基である。用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロar-」はまた、本明細書で使用する場合、ヘテロ芳香環が、1個以上のアリール、脂環式、又はヘテロシクリル環に縮合され、結合の基又は点が、ヘテロ芳香環上にある基を含む。非限定的な例としては、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H-キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、及びピリド[2,3-b]-1,4-オキサジン-3(4H)-オンが挙げられる。ヘテロアリール基は、単環式、二環式又は多環式であり得る。用語「ヘテロアリール」は、用語「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」、又は「ヘテロ芳香族」と互換的に使用されてもよく、これらの用語のいずれも、任意選択により置換された環を含む。用語「ヘテロアラルキル」は、ヘテロアリール基によって置換されたアルキル基を指し、アルキル及びヘテロアリール部分は、独立して、任意選択により置換される。
ヘテロ原子:用語「ヘテロ原子」は、本明細書で使用する場合、炭素又は水素ではない原子を意味する。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、ホウ素、酸素、硫黄、窒素、リン、又はケイ素(窒素、硫黄、リン、又はケイ素の酸化形態;窒素(例えば、四級化形態、イミニウム基のような形態など)、リン、硫黄、酸素の荷電形態などを含む)である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、ケイ素、リン、酸素、硫黄又は窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、ケイ素、酸素、硫黄又は窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素、硫黄又は窒素である。
複素環:本明細書で使用する場合、用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式基」、及び「複素環式環」は、本明細書で使用する場合、互換的に使用され、飽和又は部分不飽和であり且つ1個以上のヘテロ原子環原子を有する単環式、二環式又は多環式環部分(例えば、3~30員)を指す。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリル基は、飽和又は部分不飽和のいずれかであり、且つ炭素原子に加えて、1個以上の、好ましくは1~4個の上で定義されるとおりのヘテロ原子を有する安定な5~7員単環式又は7~10員二環式複素環式部分である。複素環の環原子に対する参照において使用されるとき、用語「窒素」は、置換された窒素を含む。一例として、飽和又は酸素、硫黄及び窒素から選択される0~3個のヘテロ原子を有する部分不飽和環において、窒素は、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルの場合のように)、NH(ピロリジニルの場合のように)、又は+NR(N置換ピロリジニルの場合のように)であり得る。複素環式環は、安定な構造をもたらす任意のヘテロ原子又は炭素原子でそのペンダント基に結合することができ、環原子のいずれかは任意選択により置換され得る。そのような飽和又は部分不飽和複素環式基の例としては、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、及びキヌクリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。用語「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、及び「複素環式基」は、本明細書で互換的に使用され、ヘテロシクリル環が1個以上のアリール、ヘテロアリール、又は脂環式環、例えば、インドリニル、3H-インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、又はテトラヒドロキノリニルに融合される基も含む。ヘテロシクリル基は、単環式、二環式又は多環式であり得る。用語「ヘテロシクリルアルキル」は、ヘテロシクリルによって置換されたアルキル基を指し、アルキル及びヘテロシクリル部分は、独立して、任意選択により置換される。
同一性:本明細書で使用する場合、用語「同一性」は、ポリマー分子間、例えば、核酸分子(例えば、オリゴヌクレオチド、DNA、RNAなど)間及び/又はポリペプチド分子間の全体的な関連性を指す。いくつかの実施形態では、ポリマー分子は、それらの配列が少なくとも25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は99%同一である場合、互いに「実質的に同一」であるとみなされる。2つの核酸又はポリペプチド配列の同一性パーセントの計算は、例えば、最適な比較目的のために2つの配列をアラインメントすることによって実施することができる(例えば、最適なアラインメントのために第1及び第2の配列の一方又は両方にギャップを導入することができ、同一ではない配列は比較目的のために無視することができる)。ある特定の実施形態では、比較のためにアライメントされる配列の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、又は実質的に100%である。次に、対応する位置のヌクレオチドが比較される。第1の配列における位置が、第2の配列における対応する位置と同じ残基(例えば、ヌクレオチド又はアミノ酸)により占有される場合、その分子は、その位置で同一である。2つの配列間の同一性パーセントは、この2つの配列の最適アライメントのために導入する必要があるギャップ数及び各ギャップの長さを考慮した、これらの配列により共有される同一である位置の数の関数である。2つの配列間での配列比較及び同一性パーセントの決定は、数理的アルゴリズムを使用して達成され得る。例えば、2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは、ALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み込まれているMeyers及びMillerのアルゴリズム(CABIOS, 1989, 4:11-17)を使用して決定され得る。いくつかの例示的な実施形態では、ALIGNプログラムでなされる核酸配列比較は、PAM120重量残基表、12のギャップ長ペナルティー及び4のギャップペナルティーを使用する。或いは、2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは、NWSgapdna.CMPマトリックスを使用するGCGソフトフェアパッケージにおけるGAPプログラムを使用して決定され得る。
ヌクレオチド間結合:本明細書で使用する場合、語句「ヌクレオチド間結合」は一般に、オリゴヌクレオチド又は核酸のヌクレオシド単位を連結する結合を指す。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、天然に存在するDNA及びRNA分子に広範囲に見出されるホスホジエステル結合(天然のリン酸結合(-OP(=O)(OH)O-)、当業者によって理解されるとおり、塩形態として存在し得る)である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合(天然のリン酸結合ではない)である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、「修飾されたヌクレオチド間結合」であり、ホスホジエステル結合の少なくとも1つの酸素原子又は-OHは、異なる有機又は無機部分によって置き換えられる。いくつかの実施形態では、そのような有機又は無機部分は、=S、=Se、=NR’、-SR’、-SeR’、-N(R’)2、B(R’)3、-S-、-Se-、及び-N(R’)-から選択され、各R’は、独立して、本開示で定義され且つ記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、ホスホジエステル結合、ホスホロチオエート結合(又はホスホロチオエートジエステル結合、-OP(=O)(SH)O-、当業者によって理解されるとおり、塩形態として存在し得る)、又はホスホロチオエートトリエステル結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエート結合である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、例えば、PNA(ペプチド核酸)又はPMO(ホスホロジアミデートモルホリノオリゴマー)結合のうちの1つである。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合(例えば、ある特定の提供されるオリゴヌクレオチドにおけるn001)である。ヌクレオチド間結合が、結合中の酸又は塩基部分の存在により所定のpHでアニオン又はカチオンとして存在し得ることは当業者によって理解される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、国際公開第2017/210647号に記載されるとおりs、s1、s2、s3、s4、s5、s6、s7、s8、s9、s10、s11、s12、s13、s14、s15、s16、s17及びs18と命名される修飾されたヌクレオチド間結合である。
インビトロ:本明細書で使用する場合、用語「インビトロ」は、生物体(例えば、動物、植物、又は微生物)内ではなく、人工環境において、例えば試験管又は反応容器中、細胞培養物中などにおいて起こる事象を指す。
インビボ:本明細書で使用する場合、用語「インビボ」は、生物体(例えば、動物、植物、及び/又は微生物)内で起こる事象を指す。
結合リン:本明細書で定義されるとおり、語句「結合リン」は、参照される特定のリン原子がヌクレオチド間結合に存在するリン原子であることを示すために使用され、リン原子は、天然に存在するDNA及びRNAに存在する場合、ホスホジエステルヌクレオチド間結合のリン原子に対応する。いくつかの実施形態では、結合リン原子は、修飾されたヌクレオチド間結合中にあり、ホスホジエステル結合の各酸素原子は、任意選択により且つ独立して、有機又は無機部分によって置き換えられる。いくつかの実施形態では、結合リン原子は、キラル(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の場合のように)である。いくつかの実施形態では、結合リン原子は、アキラル(例えば、天然のリン酸結合の場合のように)である。
修飾された核酸塩基:用語「修飾された核酸塩基」、「修飾された塩基」などは、核酸塩基と化学的に異なるが、核酸塩基の少なくとも1つの機能を果たすことができる化学的部分を指す。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、修飾を含む核酸塩基である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、核酸塩基の少なくとも1つの機能の、例えば、少なくとも塩基の相補的配列を含む核酸に対する塩基対形成の能力があるポリマー中の部分を形成する能力がある。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、置換されたA、T、C、G、若しくはU、又はA、T、C、G、若しくはUの置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの文脈における修飾された核酸塩基は、A、T、C、G又はUではない核酸塩基を指す。
修飾されたヌクレオシド:用語「修飾されたヌクレオシド」は、天然のヌクレオシドから誘導されるか又はそれと化学的に類似するが、天然のヌクレオシドからそれを区別する化学修飾を含む部分を指す。修飾されたヌクレオシドの非限定的な例としては、塩基及び/又は糖での修飾を含むものが挙げられる。修飾されたヌクレオシドの非限定的な例としては、糖で2’修飾を有するものが挙げられる。修飾されたヌクレオシドの非限定的な例としては、脱塩基ヌクレオシド(核酸塩基を欠く)も挙げられる。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオシドは、ヌクレオシドの少なくとも1つの機能、例えば、少なくとも塩基の相補的配列を含む核酸に対する塩基対形成の能力があるポリマー中の部分を形成する能力がある。
修飾されたヌクレオチド:用語「修飾されたヌクレオチド」は、天然のヌクレオチドと構造的に異なるが、天然のヌクレオチドの少なくとも1つの機能を果たすことができる任意の化学的部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチドは、糖、塩基及び/又はヌクレオチド間結合で修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチドは、修飾された糖、修飾された核酸塩基及び/又は修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチドは、ヌクレオチドの少なくとも1つの機能、例えば、少なくとも塩基の相補的配列を含む核酸に対する塩基対形成の能力があるポリマー中のサブユニットを形成する能力がある。
修飾された糖:用語「修飾された糖」は、糖を置き換えることができる部分を指す。修飾された糖は、糖の空間配置、電気的特性、又はいくつかの他の物理化学的特性を模倣する。いくつかの実施形態では、本開示に記載されるとおり、修飾された糖は、置換されたリボース又はデオキシリボースである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。有用な2’-修飾の例は、当技術分野で広く利用され、本明細書に記載される。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-Fである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~10脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖(例えば、LNA、BNAなどで使用される糖)である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの文脈において、修飾された糖は、典型的には天然のRNA又はDNAにおいて見出されるとおりのリボース又はデオキシリボースではない糖である。
核酸:用語「核酸」は、本明細書で使用する場合、任意のヌクレオチド及びそのポリマーを含む。用語「ポリヌクレオチド」は、本明細書で使用する場合、任意の長さのヌクレオチドのポリマー形態、リボヌクレオチド(RNA)若しくはデオキシリボヌクレオチド(DNA)又はその組み合わせのいずれかを指す。これらの用語は、分子の一次構造を指し、したがって、二本鎖及び一本鎖DNA、並びに二本鎖及び一本鎖RNAを含む。これらの用語は、等価物として、メチル化、保護された及び/又はキャップ付加されたヌクレオチド又はポリヌクレオチドを介するがこれらに限定されないものなどの修飾されたヌクレオチド及び/又は修飾されたポリヌクレオチドを含むRNA又はDNAのいずれかの類似体を含む。用語は、ポリ-又はオリゴ-リボヌクレオチド(RNA)及びポリ-又はオリゴ-デオキシリボヌクレオチド(DNA);核酸塩基及び/又は修飾された核酸塩基のN-グリコシド又はC-グリコシドから誘導されるRNA又はDNA;糖及び/又は修飾された糖から誘導される核酸;並びにリン酸架橋及び/又は修飾されたヌクレオチド間結合から誘導される核酸を包含する。用語は、核酸塩基、修飾された核酸塩基、糖、修飾された糖、リン酸架橋又は修飾されたヌクレオチド間結合の任意の組み合わせを含有する核酸を包含する。例としては、リボース部分を含有する核酸、デオキシ-リボースを含有する核酸、リボース及びデオキシリボース部分の両方を含有する核酸、リボース及び修飾されたリボース部分を含有する核酸が挙げられるが、これらに限定されない。別段の指定がない限り、接頭辞のポリ-は、2~約10,000個のヌクレオチド単量体単位を含有する核酸を指し、接頭辞のオリゴ-は、2~約200個のヌクレオチド単量体単位を含有する核酸を指す。
核酸塩基:用語「核酸塩基」は、配列特異的な様式で一方の核酸鎖をもう一方の相補鎖に結合する水素結合に関与する核酸の部分を指す。最も一般的な天然に存在する核酸塩基は、アデニン(A)、グアニン(G)、ウラシル(U)、シトシン(C)、及びチミン(T)である。いくつかの実施形態では、天然に存在する核酸塩基は、修飾されたアデニン、グアニン、ウラシル、シトシン、又はチミンである。いくつかの実施形態では、天然に存在する核酸塩基は、メチル化されたアデニン、グアニン、ウラシル、シトシン、又はチミンである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、ヘテロアリール環を含み、環原子は窒素であり、且つヌクレオシドの場合、窒素は、糖部分に結合される。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、複素環式環を含み、環原子は窒素であり、且つヌクレオシドの場合、窒素は、糖部分に結合される。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、「修飾された核酸塩基」、アデニン(A)、グアニン(G)、ウラシル(U)、シトシン(C)、及びチミン(T)以外の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、置換されたA、T、C、G又はUである。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、A、T、C、G、又はUの置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、メチル化されたアデニン、グアニン、ウラシル、シトシン、又はチミンである。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、核酸塩基の空間配置、電子的特性、又はいくつかの他の物理化学的特性を模倣し、配列特異的な様式で一方の核酸鎖をもう一方のものに結合する水素結合の特性を保持する。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、オリゴヌクレオチド二重鎖の細胞内酵素又は活性による融解挙動、認識に実質的に影響を及ぼすことなく5種の天然に存在する塩基(ウラシル、チミン、アデニン、シトシン、又はグアニン)の全てと対形成できる。本明細書で使用する場合、用語「核酸塩基」はまた、修飾された核酸塩基及び核酸塩基類似体などの天然の又は天然に存在するヌクレオチドの代わりに使用される構造的類似体を包含する。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G、若しくはU、又はA、T、C、G、若しくはUの任意選択により置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、「核酸塩基」は、オリゴヌクレオチド又は核酸における核酸塩基単位(例えば、オリゴヌクレオチド又は核酸の場合のようなA、T、C、G又はU)を指す。
ヌクレオシド:用語「ヌクレオシド」は、核酸塩基又は修飾された核酸塩基が糖又は修飾された糖に共有結合されている部分を指す。いくつかの実施形態では、ヌクレオシドは、天然のヌクレオシド、例えば、アデノシン、デオキシアデノシン、グアノシン、デオキシグアノシン、チミジン、ウリジン、シチジン、又はデオキシシチジンである。いくつかの実施形態では、ヌクレオシドは、修飾されたヌクレオシド、例えば、アデノシン、デオキシアデノシン、グアノシン、デオキシグアノシン、チミジン、ウリジン、シチジン、及びデオキシシチジンから選択される置換された天然のヌクレオシドである。いくつかの実施形態では、ヌクレオシドは、修飾されたヌクレオシド、例えば、アデノシン、デオキシアデノシン、グアノシン、デオキシグアノシン、チミジン、ウリジン、シチジン、及びデオキシシチジンから選択される天然のヌクレオシドの置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、「ヌクレオシド」は、オリゴヌクレオチド又は核酸におけるヌクレオシド単位を指す。
ヌクレオチド:用語「ヌクレオチド」は、本明細書で使用する場合、核酸塩基、糖、及び1つ以上のヌクレオチド結合(例えば、天然のDNA及びRNAにおけるリン酸結合)からなるポリヌクレオチドの単量体単位を指す。天然に存在する塩基[グアニン、(G)、アデニン、(A)、シトシン、(C)、チミン、(T)、及びウラシル(U)]は、プリン又はピリミジンの誘導体であるが、天然に存在する塩基類似体及び天然に存在しない塩基類似体も含まれることが理解されるべきである。天然に存在する糖は、ペントース(五炭糖)デオキシリボース(DNAを形成する)又はリボース(RNAを形成する)であるが、天然に存在する糖類似体及び天然に存在しない糖類似体も含まれることが理解されるべきである。ヌクレオチドは、ヌクレオチド間結合を介して連結されて、核酸、又はポリヌクレオチドを形成する。多くのヌクレオチド間結合は、当技術分野で知られる(ホスフェート、ホスホロチオエート、ボラノホスフェートなどを介するものなどであるが、これらに限定されない)。人工核酸としては、PNA(ペプチド核酸)、ホスホトリエステル、ホスホロチオエート、H-ホスホネート、ホスホロアミダート、ボラノホスフェート、メチルホスホネート、ホスホノアセテート、チオホスホノアセテート及び本明細書に記載されるものなどの天然の核酸のリン酸骨格の他のバリアントが挙げられる。いくつかの実施形態では、天然のヌクレオチドは、天然に存在する塩基、糖及びヌクレオチド間結合を含む。本明細書で使用する場合、用語「ヌクレオチド」はまた、修飾されたヌクレオチド及びヌクレオチド類似体などの天然の又は天然に存在するヌクレオチドの代わりに使用される構造的類似体を包含する。いくつかの実施形態では、「ヌクレオチド」は、オリゴヌクレオチド又は核酸におけるヌクレオチド単位を指す。
オリゴヌクレオチド:用語「オリゴヌクレオチド」は、ヌクレオチドのポリマー又はオリゴマーを指し、天然の及び非天然の核酸塩基、糖、及びヌクレオチド間結合の任意の組み合わせを含有し得る。
オリゴヌクレオチドは、一本鎖又は二本鎖であり得る。一本鎖オリゴヌクレオチドは、二本鎖領域(一本鎖オリゴヌクレオチドの2つの部分によって形成される)を有してもよく、2本のオリゴヌクレオチド鎖を含む二本鎖オリゴヌクレオチドは、例えば、2本のオリゴヌクレオチド鎖が互いに相補的ではない領域で一本鎖領域を有してもよい。オリゴヌクレオチドの例としては、構造遺伝子、制御及び終結領域を含む遺伝子、ウイルス又はプラスミドDNAなどの自己複製系、一本鎖及び二本鎖RNAi薬剤並びに他のRNA干渉試薬(RNAi薬剤又はiRNA薬剤)、shRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、リボザイム、マイクロRNA、マイクロRNA模倣体、スーパーmir、アプタマー、アンチmir、アンタゴmir、Ulアダプター、三重鎖形成オリゴヌクレオチド、G-四重鎖オリゴヌクレオチド、RNA活性化因子、免疫刺激性オリゴヌクレオチド、及びデコイオリゴヌクレオチドが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示のオリゴヌクレオチドは、様々な長さのものであり得る。特定の実施形態では、オリゴヌクレオチドは、約2~約200ヌクレオシド長の範囲であり得る。様々な関連する実施形態では、オリゴヌクレオチドの一本鎖、二本鎖、又は三本鎖は、約4~約10ヌクレオシド、約10~約50ヌクレオシド、約20~約50ヌクレオシド、約15~約30ヌクレオシド、約20~約30ヌクレオシド長の長さの範囲であり得る。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、約9~約39のヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも4ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも5ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも6ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも7ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも8ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも9ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも10ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも11ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも12ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも15ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも15ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも16ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも17ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも18ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも19ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも20ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも25ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも30ヌクレオシド長である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド長において計数される各ヌクレオシドは、独立して、少なくとも1つの窒素環原子を有する環を含む核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド長において計数される各ヌクレオシドは、独立して、A、T、C、G、若しくはU、又は任意選択により置換されたA、T、C、G、若しくはU、又はA、T、C、G、若しくはUの任意選択により置換された互変異性体を含む。
オリゴヌクレオチド型:本明細書で使用する場合、語句「オリゴヌクレオチド型」は、特定の塩基配列、骨格結合のパターン(すなわち、ヌクレオチド間結合型のパターン、例えば、ホスフェート、ホスホロチオエート、ホスホロチオエートトリエステルなど)、骨格のキラル中心のパターン[すなわち、結合リンの立体化学(Rp/Sp)のパターン]、及び骨格リンの修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドを定義するために使用される。いくつかの実施形態では、一般的に命名される「型」のオリゴヌクレオチドは、互いに構造的に同一である。
当業者は、本開示の合成方法が、オリゴヌクレオチド鎖の各ヌクレオチド単位が、結合リンでの特定の立体化学及び/又は結合リンでの特定の修飾、及び/又は特定の塩基、及び/又は特定の糖を有するように先行して設計され及び/又は選択され得るように、オリゴヌクレオチド鎖の合成の間にある程度の制御をもたらすことを理解するであろう。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖は、結合リンで特定の組み合わせの立体中心を有するように先行して設計され及び/又は選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖は、結合リンで特定の組み合わせの修飾を有するように設計され及び/又は決定される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖は、特定の組み合わせの塩基を有するように設計され及び/又は選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖は、上の構造的特徴の1つ以上の特定の組み合わせを有するように設計され及び/又は選択される。いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチド分子を含むか又はそれらからなる組成物(例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物)を提供する。いくつかの実施形態では、全てのそのような分子は、同じ型のものである(すなわち、互いに構造的に同一である)。しかしながら、いくつかの実施形態では、提供される組成物は、典型的には既定の相対量で異なる型の複数のオリゴヌクレオチドを含む。
任意選択により置換された:本明細書に記載されるとおり、本開示の化合物、例えば、オリゴヌクレオチドは、任意選択により置換された部分及び/又は置換された部分を含有し得る。一般に、用語「置換された」は、用語「任意選択により」が先行するかどうかにかかわらず、指定された部分の1つ以上の水素が好適な置換基で置き換えられていることを意味する。別段の指示がない限り、「任意選択により置換された」基は、基の各々の置換可能な位置に好適な置換基を有してもよく、任意の所与の構造における2つ以上の位置が、指定の基から選択される2つ以上の置換基で置換され得る場合、置換基は、全ての位置で同じでも異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、任意選択により置換された基は、置換されていない。本開示によって想定される置換基の組み合わせは、好ましくは、安定な又は化学的に実現可能な化合物の形成をもたらすものである。本明細書で使用する場合、用語「安定な」は、それらの生成、検出、並びに、特定の実施形態では、それらの回収、精製、及び本明細書で開示される目的の1つ以上のための使用を可能にする条件に供されたときに、実質的に変化しない化合物を指す。ある特定の置換基は、下に記載される。
置換可能な原子上の好適な一価置換基、例えば、好適な炭素原子は、独立して、ハロゲン;-(CH2)0~4R°;-(CH2)0~4OR°;-O(CH2)0~4R°、-O-(CH2)0~4C(O)OR°;-(CH2)0~4CH(OR°)2;R°で置換され得る-(CH2)0~4Ph;R°で置換され得る-(CH2)0~4O(CH2)0~1Ph;R°で置換され得る-CH=CHPh;R°で置換され得る-(CH2)0~4O(CH2)0~1-ピリジル;-NO2;-CN;-N3;-(CH2)0~4N(R°)2;-(CH2)0~4N(R°)C(O)R°;-N(R°)C(S)R°;-(CH2)0~4N(R°)C(O)NR°2;-N(R°)C(S)NR°2;-(CH2)0~4N(R°)C(O)OR°;-N(R°)N(R°)C(O)R°;-N(R°)N(R°)C(O)NR°2;-N(R°)N(R°)C(O)OR°;-(CH2)0~4C(O)R°;-C(S)R°;-(CH2)0~4C(O)OR°;-(CH2)0~4C(O)SR°;-(CH2)0~4C(O)OSiR°3;-(CH2)0~4OC(O)R°;-OC(O)(CH2)0~4SR°,-SC(S)SR°;-(CH2)0~4SC(O)R°;-(CH2)0~4C(O)NR°2;-C(S)NR°2;-C(S)SR°;-(CH2)0~4OC(O)NR°2;-C(O)N(OR°)R°;-C(O)C(O)R°;-C(O)CH2C(O)R°;-C(NOR°)R°;-(CH2)0~4SSR°;-(CH2)0~4S(O)2R°;-(CH2)0~4S(O)2OR°;-(CH2)0~4OS(O)2R°;-S(O)2NR°2;-(CH2)0~4S(O)R°;-N(R°)S(O)2NR°2;-N(R°)S(O)2R°;-N(OR°)R°;-C(NH)NR°2;-Si(R°)3;-OSi(R°)3;-B(R°)2;-OB(R°)2;-OB(OR°)2;-P(R°)2;-P(OR°)2;-P(R°)(OR°);-OP(R°)2;-OP(OR°)2;-OP(R°)(OR°);-P(O)(R°)2;-P(O)(OR°)2;-OP(O)(R°)2;-OP(O)(OR°)2;-OP(O)(OR°)(SR°);-SP(O)(R°)2;-SP(O)(OR°)2;-N(R°)P(O)(R°)2;-N(R°)P(O)(OR°)2;-P(R°)2[B(R°)3];-P(OR°)2[B(R°)3];-OP(R°)2[B(R°)3];-OP(OR°)2[B(R°)3];-(C1~4直鎖又は分岐状アルキレン)O-N(R°)2;又は-(C1~4直鎖又は分岐状アルキレン)C(O)O-N(R°)2であり、各R°は、本明細書で定義されるとおりに置換されてもよく、独立して、水素、C1~20脂肪族、窒素、酸素、硫黄、ケイ素及びリンから独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有するC1~20ヘテロ脂肪族、-CH2-(C6~14アリール)、-O(CH2)0~1(C6~14アリール)、-CH2-(5~14員ヘテロアリール環)、窒素、酸素、硫黄、ケイ素及びリンから独立して選択される0~5個のヘテロ原子を有する5~20員、単環式、二環式、又は多環式の飽和、部分不飽和又はアリール環であるか、又は上の定義にもかかわらず、R°の2つの独立した存在が、それらの介在原子と合わせて、下で定義されるとおりに置換され得る、窒素、酸素、硫黄、ケイ素及びリンから独立して選択される0~5個のヘテロ原子を有する5~20員、単環式、二環式、又は多環式の飽和、部分不飽和又はアリール環を形成する。
R°上の好適な一価置換基(又はR°の2つの独立した存在をそれらの介在原子と合わせることによって形成される環)は、独立して、ハロゲン、-(CH2)0~2R●、-(ハロR●)、-(CH2)0~2OH、-(CH2)0~2OR●、-(CH2)0~2CH(OR●)2;-O(ハロR●)、-CN、-N3、-(CH2)0~2C(O)R●、-(CH2)0~2C(O)OH、-(CH2)0~2C(O)OR●、-(CH2)0~2SR●、-(CH2)0~2SH、-(CH2)0~2NH2、-(CH2)0~2NHR●、-(CH2)0~2NR●
2、-NO2、-SiR●
3、-OSiR●
3、-C(O)SR●、-(C1~4直鎖又は分岐状アルキレン)C(O)OR●、又は-SSR●であり、各R●は、置換されていないか又は「ハロ」が前に付く場合、1つ以上のハロゲンでのみ置換され、且つ独立して、C1~4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0~1Ph、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する5~6員飽和、部分不飽和、又はアリール環から選択される。R°の飽和炭素原子上の好適な二価置換基は、=O及び=Sを含む。
例えば、好適な炭素原子上の好適な二価置換基は、独立して、以下の:=O、=S、=NNR*2、=NNHC(O)R*、=NNHC(O)OR*、=NNHS(O)2R*、=NR*、=NOR*、-O(C(R*2))2~3O-、又は-S(C(R*2))2~3S-であり、R*の各々の独立した存在は、水素、下で定義されるとおりに置換され得るC1~6脂肪族、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する非置換5~6員飽和、部分不飽和、又はアリール環から選択される。「任意選択により置換された」基の近接する置換可能な炭素に結合される好適な二価置換基としては、-O(CR*2)2~3O-が挙げられ、R*の各々の独立した存在は、水素、下で定義されるとおりに置換され得るC1~6脂肪族、並びに窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する非置換5~6員飽和、部分不飽和、並びにアリール環から選択される。
R*の脂肪族基上の好適な置換基は、独立して、ハロゲン、-R●、-(ハロR●)、-OH、-OR●、-O(ハロR●)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR●、-NH2、-NHR●、-NR●
2、又は-NO2であり、各R●は、不飽和であるか又は「ハロ」が前に付くものは、1個以上のハロゲンによってのみ置換され、且つ独立して、C1~4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0~1Ph、又は窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する5~6員飽和、部分不飽和、若しくはアリール環である。
いくつかの実施形態では、置換可能な窒素上の好適な置換基は、独立して、-R†、-NR†
2、-C(O)R†、-C(O)OR†、-C(O)C(O)R†、-C(O)CH2C(O)R†、-S(O)2R†、-S(O)2NR†
2、-C(S)NR†
2、-C(NH)NR†
2、又は-N(R†)S(O)2R†であり、各R†は、独立して、水素、下で定義されるとおりに置換され得るC1~6脂肪族、非置換-OPh、又は窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する非置換5~6員飽和、部分不飽和、若しくはアリール環であるか、又は上の定義にもかかわらず、R†の2つの独立した存在を、それらの介在原子と合わせて、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する非置換3~12員飽和、部分不飽和、又はアリール単環式若しくは二環式環を形成する。
R†の脂肪族基上の好適な置換基は、独立して、ハロゲン、-R●、-(ハロR●)、-OH、-OR●、-O(ハロR●)、-CN、-C(O)OH、-C(O)OR●、-NH2、-NHR●、-NR●
2、又は-NO2であり、各R●は、置換されていないか又は「ハロ」が前に付くものは、1個以上のハロゲンによってのみ置換され、且つ独立して、C1~4脂肪族、-CH2Ph、-O(CH2)0~1Ph、又は窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される0~4個のヘテロ原子を有する5~6員飽和、部分不飽和、若しくはアリール環である。
P-修飾:本明細書で使用する場合、用語「P-修飾」は、立体化学修飾以外の結合リンでの任意の修飾を指す。いくつかの実施形態では、P-修飾は、結合リンに共有結合されたペンダント部分の付加、置換、又は除去を含む。
部分不飽和:本明細書で使用する場合、用語「部分不飽和」は、少なくとも1つの二重結合又は三重結合を含む環部分を指す。用語「部分不飽和」は、複数の部位の不飽和を有する環を包含することが意図されるが、本明細書で定義されるとおりのアリール又はヘテロアリール部分を含むことが意図されない。
医薬組成物:本明細書で使用する場合、用語「医薬組成物」は、1つ以上の薬学的に許容される担体とともに製剤化された活性薬剤を指す。いくつかの実施形態では、活性薬剤は、適切な集団に投与されるときに既定の治療効果を達成する統計的に有意な可能性を示す治療レジメンにおける投与に適した単位用量で存在する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、以下に適合するものを含む固体又は液体形態における投与:経口投与、例えば、水薬(水性又は非水性の溶液又は懸濁液)、錠剤、例えば、頬側、舌下、及び全身性吸収を標的にするもの、ボーラス、散剤、顆粒剤、舌への適用のためのペースト剤;例えば、無菌溶液若しくは懸濁液、又は徐放製剤としての、例えば、皮下、筋肉内、静脈内又は硬膜外注射による非経口投与;例えば、皮膚、肺、又は口腔に適用されるクリーム剤、軟膏剤、又は制御放出パッチ若しくは噴霧剤としての局所適用;例えば、腟坐薬、クリーム剤、又は泡として腟内又は直腸内;舌下;眼球;経皮;又は経鼻、肺、及び他の粘膜表面のために特別に製剤化され得る。
薬学的に許容される:本明細書で使用する場合、「薬学的に許容される」という語句は、適切な医学的判断の範囲内において、ヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適であり、過剰な毒性、刺激、アレルギー応答又は他の問題若しくは合併症を起こさず、合理的なベネフィット/リスク比に対応した化合物、材料、組成物及び/又は剤形を指す。
薬学的に許容される担体:本明細書で使用する場合、用語「薬学的に許容される担体」は、ある器官、又は身体の部分から別の器官、又は身体の部分に対象化合物を運ぶか又は輸送することに関与する液体若しくは固体充填剤、希釈剤、賦形剤、又は材料を被包する溶媒などの薬学的に許容される材料、組成物又はビヒクルを意味する。各担体は、製剤の他の成分と相溶性であり、患者に有害でないという意味で「許容され」なければならない。薬学的に許容される担体として機能することができる材料のいくつかの例としては、糖類、例えば、ラクトース、グルコース及びスクロース;デンプン、例えば、トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプン;セルロース及びその誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース及び酢酸セルロース;粉末トラガント;麦芽;ゼラチン;タルク;賦形剤、例えば、カカオ脂及び坐剤ワックス;油、例えば、ラッカセイ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油及びダイズ油;グリコール類、例えば、プロピレングリコール;ポリオール類、例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトール及びポリエチレングリコール;エステル類、例えば、オレイン酸エチル及びラウリン酸エチル;カンテン;緩衝剤、例えば、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウム;アルギン酸;パイロジェンフリーの水;等張生理食塩水;リンゲル液;エチルアルコール;pH緩衝溶液;ポリエステル、ポリカーボネート及び/又はポリ酸無水物;並びに医薬製剤に使用される他の無毒性の適合性物質が挙げられる。
薬学的に許容される塩:用語「薬学的に許容される塩」は、本明細書で使用する場合、医薬の文脈における使用に適切なそのような化合物の塩、すなわち、適切な医学的判断の範囲内において、過剰な毒性、刺激、アレルギー応答などを起こさず、合理的なベネフィット/リスク比に対応した、ヒト及び下等動物の組織と接触して使用するのに適した塩を指す。薬学的に許容される塩は、当技術分野でよく知られている。例えば、S. M. Bergeらは、J. Pharmaceutical Sciences, 66:1-19(1977)において薬学的に許容される塩を詳細に記載している。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩としては、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸及び過塩素酸などの無機酸、又は酢酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸若しくはマロン酸などの有機酸により形成されるか、或いはイオン交換などの当技術分野において使用される他の方法を使用することによって形成されるアミノ基の塩である無毒性の酸付加塩が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、提供される化合物は、1つ以上の酸性基、例えば、オリゴヌクレオチドを含み、薬学的に許容される塩は、アルカリ、アルカリ土類金属、又はアンモニウム(例えば、N(R)3のアンモニウム塩、各Rは、独立して定義され、本開示において記載される)塩である。代表的なアルカリ金属又はアルカリ土類金属としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、ナトリウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、カリウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、カルシウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩としては、適切な場合、ハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、1~6個の炭素原子を有するアルキル、スルホン酸塩及びアリールスルホン酸塩などの対イオンを使用して形成される無毒性アンモニウム、第四級アンモニウム、及びアミンカチオンが挙げられる。いくつかの実施形態では、提供される化合物は、2つ以上の酸基を含み、例えば、オリゴヌクレオチドは、2つ以上の酸性基(例えば、天然のリン酸結合及び/又は修飾されたヌクレオチド間結合において)を含み得る。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩、又は一般にそのような化合物の塩は、同じであり得るか又は異なり得る2つ以上のカチオンを含む。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩(又は一般に、塩)において、酸性基中の全てのイオン化できる水素(例えば、約11、10、9、8、7、6、5、4、3、又は2以下、いくつかの実施形態では、約7以下;いくつかの実施形態では、約6以下;いくつかの実施形態では、約5以下;いくつかの実施形態では、約4以下;いくつかの実施形態では、約3以下のpKaを有する水溶液中)は、カチオンと置き換えられる。いくつかの実施形態では、各ホスホロチオエート及びホスフェート基は、独立して、その塩形態で存在する(例えば、ナトリウム塩の場合、それぞれ-O-P(O)(SNa)-O-及び-O-P(O)(ONa)-O-)。いくつかの実施形態では、各ホスホロチオエート及びホスフェートヌクレオチド間結合は、独立して、その塩形態で存在する(例えば、ナトリウム塩の場合、それぞれ-O-P(O)(SNa)-O-及び-O-P(O)(ONa)-O-)。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、オリゴヌクレオチドのナトリウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、オリゴヌクレオチドのナトリウム塩であり、各酸性リン酸基及び修飾されたリン酸基(例えば、ホスホロチオエート、ホスフェートなど)は、もしあれば、塩形態として存在する(全てがナトリウム塩)。
既定の:既定の(predetermined)(又は既定の(pre-determined))は、例えば、不規則に起こるか、不規則であるか、又は制御を伴わずに達成されたものとは対照的に、計画的に選択されたか又は不規則ではないか又は制御されていることを意味する。本明細書を読む当業者は、本開示が、オリゴヌクレオチド組成物に組み込まれることになる特定の化学及び/又は立体化学の特徴の選択を可能にし、さらにそのような化学及び/又は立体化学の特徴を有するオリゴヌクレオチド組成物の制御された調製を可能にする技術を提供することを理解するであろう。そのように提供される組成物は、本明細書に記載されるとおり「既定の」ものである。特定の化学及び/又は立体化学の特徴を意図的に生成するように制御されていないプロセスを通じて偶然生成されたため、ある特定のオリゴヌクレオチドを含有する可能性がある組成物は、「既定の」組成物ではない。いくつかの実施形態では、既定の組成物は、意図的に再現され得るものである(例えば、制御されたプロセスの反復による)。いくつかの実施形態では、組成物中の複数のオリゴヌクレオチドの既定のレベルは、組成物中の複数のオリゴヌクレオチドの絶対量、及び/又は相対量(比、パーセンテージなど)が制御されることを意味する。いくつかの実施形態では、組成物中の複数のオリゴヌクレオチドの既定のレベルは、キラル制御されたオリゴヌクレオチドの調製により達成される。
保護基:用語「保護基」は、本明細書で使用する場合、当技術分野でよく知られ、全体が参照により本明細書に組み込まれるOrganic Synthesis, T. W. Greene and P. G. M. Wuts, 3rd edition, John Wiley & Sons, 1999のProtecting Groupsに詳細に記載されるものを含む。チャプター2の全体が参照により本明細書に組み込まれるSerge L. Beaucage et al. 06/2012によって編集されたCurrent Protocols in Nucleic Acid Chemistryに記載されるヌクレオシド及びヌクレオチド化学に特別に適合されたそれらの保護基も含まれる。好適なアミノ-保護基としては、カルバミン酸メチル、カルバミン酸(carbamante)エチル、カルバミン酸9-フルオレニルメチル(Fmoc)、カルバミン酸9-(2-スルホ)フルオレニルメチル、カルバミン酸9-(2,7-ジブロモ)フルオロエニルメチル、カルバミン酸2,7-ジ-t-ブチル-[9-(10,10-ジオキソ-10,10,10,10-テトラヒドロチオキサンチル)]メチル(DBD-Tmoc)、カルバミン酸4-メトキシフェナシル(Phenoc)、カルバミン酸2,2,2-トリクロロエチル(Troc)、カルバミン酸2-トリメチルシリルエチル(Teoc)、カルバミン酸2-フェニルエチル(hZ)、カルバミン酸1-(1-アダマンチル)-1-メチルエチル(Adpoc)、カルバミン酸1,1-ジメチル-2-ハロエチル、カルバミン酸1,1-ジメチル-2,2-ジブロモエチル(DB-t-BOC)、カルバミン酸1,1-ジメチル-2,2,2-トリクロロエチル(TCBOC)、カルバミン酸1-メチル-1-(4-ビフェニルイル)エチル(Bpoc)、カルバミン酸1-(3,5-ジ-t-ブチルフェニル)-1-メチルエチル(t-Bumeoc)、カルバミン酸2-(2’-及び4’-ピリジル)エチル(Pyoc)、カルバミン酸2-(N,N-ジシクロヘキシルカルボキサミド)エチル、カルバミン酸t-ブチル(BOC)、カルバミン酸1-アダマンチル(Adoc)、カルバミン酸ビニル(Voc)、カルバミン酸アリル(Alloc)、カルバミン酸1-イソプロピルアリル(Ipaoc)、カルバミン酸シンナミル(Coc)、カルバミン酸4-ニトロシンナミル(Noc)、カルバミン酸8-キノリル、カルバミン酸N-ヒドロキシピペリジニル、カルバミン酸アルキルジチオ、カルバミン酸ベンジル(Cbz)、カルバミン酸p-メトキシベンジル(Moz)、カルバミン酸p-ニトベンジル(nitobenzyl)、カルバミン酸p-ブロモベンジル、カルバミン酸p-クロロベンジル、カルバミン酸2,4-ジクロロベンジル、カルバミン酸4-メチルスルフィニルベンジル(Msz)、カルバミン酸9-アントリルメチル、カルバミン酸ジフェニルメチル、カルバミン酸2-メチルチオエチル、カルバミン酸2-メチルスルホニルエチル、カルバミン酸2-(p-トルエンスルホニル)エチル、カルバミン酸[2-(1,3-ジチアニル)]メチル(Dmoc)、カルバミン酸4-メチルチオフェニル(Mtpc)、カルバミン酸2,4-ジメチルチオフェニル(Bmpc)、カルバミン酸2-ホスホニオエチル(Peoc)、カルバミン酸2-トリフェニルホスホニオイソプロピル(Ppoc)、カルバミン酸1,1-ジメチル-2-シアノエチル、カルバミン酸m-クロロ-p-アシルオキシベンジル、カルバミン酸p-(ジヒドロキシボリル)ベンジル、カルバミン酸5-ベンゾイソオキサゾリルメチル、カルバミン酸2-(トリフルオロメチル)-6-クロモニルメチル(Tcroc)、カルバミン酸m-ニトロフェニル、カルバミン酸3,5-ジメトキシベンジル、カルバミン酸o-ニトロベンジル、カルバミン酸3,4-ジメトキシ-6-ニトロベンジル、カルバミン酸フェニル(o-ニトロフェニル)メチル、フェノチアジニル-(10)-カルボニル誘導体、N’-p-トルエンスルホニルアミノカルボニル誘導体、N’-フェニルアミノチオカルボニル誘導体、カルバミン酸t-アミル、チオカルバミン酸S-ベンジル、カルバミン酸p-シアノベンジル、カルバミン酸シクロブチル、カルバミン酸シクロヘキシル、カルバミン酸シクロペンチル、カルバミン酸シクロプロピルメチル、カルバミン酸p-デシルオキシベンジル、カルバミン酸2,2-ジメトキシカルボニルビニル、カルバミン酸o-(N,N-ジメチルカルボキサミド)ベンジル、カルバミン酸1,1-ジメチル-3-(N,N-ジメチルカルボキサミド)プロピル、カルバミン酸1,1-ジメチルプロピニル、カルバミン酸ジ(2-ピリジル)メチル、カルバミン酸2-フラニルメチル、カルバミン酸2-ヨードエチル、カルバミン酸イソボルニル(isoborynl)、カルバミン酸イソブチル、カルバミン酸イソニコチニル、カルバミン酸p-(p’-メトキシフェニルアゾ)ベンジル、カルバミン酸1-メチルシクロブチル、カルバミン酸1-メチルシクロヘキシル、カルバミン酸1-メチル-1-シクロプロピルメチル、カルバミン酸1-メチル-1-(3,5-ジメトキシフェニル)エチル、カルバミン酸1-メチル-1-(p-フェニルアゾフェニル)エチル、カルバミン酸1-メチル-1-フェニルエチル、カルバミン酸1-メチル-1-(4-ピリジル)エチル、カルバミン酸フェニル、カルバミン酸p-(フェニルアゾ)ベンジル、カルバミン酸2,4,6-トリ-t-ブチルフェニル、カルバミン酸4-(トリメチルアンモニウム)ベンジル、カルバミン酸2,4,6-トリメチルベンジル、ホルムアミド、アセトアミド、クロロアセトアミド、トリクロロアセトアミド、トリフルオロアセトアミド、フェニルアセトアミド、3-フェニルプロパンアミド、ピコリンアミド、3-ピリジルカルボキサミド、N-ベンゾイルフェニルアラニル誘導体、ベンズアミド、p-フェニルベンズアミド、o-ニトフェニルアセトアミド、o-ニトロフェノキシアセトアミド、アセトアセトアミド,(N’-ジチオベンジルオキシカルボニルアミノ)アセトアミド、3-(p-ヒドロキシフェニル)プロパンアミド、3-(o-ニトロフェニル)プロパンアミド、2-メチル-2-(o-ニトロフェノキシ)プロパンアミド、2-メチル-2-(o-フェニルアゾフェノキシ)プロパンアミド、4-クロロブタンアミド、3-メチル-3-ニトロブタンアミド、o-ニトロシンアミド、N-アセチルメチオニン誘導体、o-ニトロベンズアミド、o-(ベンゾイルオキシメチル)ベンズアミド、4,5-ジフェニル-3-オキサゾリン-2-オン、N-フタルイミド、N-ジチアスクシンイミド(Dts)、N-2,3-ジフェニルマレイミド、N-2,5-ジメチルピロール、N-1,1,4,4-テトラメチルジシリルアザシクロペンタン付加体(STABASE)、5-置換1,3-ジメチル-1,3,5-トリアザシクロヘキサン-2-オン、5-置換1,3-ジベンジル-1,3,5-トリアザシクロヘキサン-2-オン、1-置換3,5-ジニトロ-4-ピリドン、N-メチルアミン、N-アリルアミン、N-[2-(トリメチルシリル)エトキシ]メチルアミン(SEM)、N-3-アセトキシプロピルアミン、N-(1-イソプロピル-4-ニトロ-2-オキソ-3-ピロオリン(pyroolin)-3-イル)アミン、四級アンモニウム塩、N-ベンジルアミン、N-ジ(4-メトキシフェニル)メチルアミン、N-5-ジベンゾスベリルアミン、N-トリフェニルメチルアミン(Tr)、N-[(4-メトキシフェニル)ジフェニルメチル]アミン(MMTr)、N-9-フェニルフルオレニルアミン(PhF)、N-2,7-ジクロロ-9-フルオレニルメチレンアミン、N-フェロセニルメチルアミノ(Fcm)、N-2-ピコリルアミノN’-オキシド、N-1,1-ジメチルチオメチレンアミン、N-ベンジリデンアミン、N-p-メトキシベンジリデンアミン、N-ジフェニルメチレンアミン、N-[(2-ピリジル)メシチル]メチレンアミン、N-(N’,N’-ジメチルアミノメチレン)アミン、N,N’-イソプロピリデンジアミン、N-p-ニトロベンジリデンアミン、N-サリシリデンアミン、N-5-クロロサリシリデンアミン、N-(5-クロロ-2-ヒドロキシフェニル)フェニルメチレンアミン、N-シクロヘキシリデンアミン、N-(5,5-ジメチル-3-オキソ-1-シクロヘキセニル)アミン、N-ボラン誘導体、N-ジフェニルボリン酸誘導体、N-[フェニル(ペンタカルボニルクロム-又はタングステン)カルボニル]アミン、N-銅キレート化合物、N-亜鉛キレート化合物、N-ニトロアミン、N-ニトロソアミン、アミンN-オキシド、ジフェニルホスフィンアミド(Dpp)、ジメチルチオホスフィンアミド(Mpt)、ジフェニルチオホスフィンアミド(Ppt)、ジアルキルホスホロアミド酸、ホスホロアミド酸ジベンジル、ホスホロアミド酸ジフェニル、ベンゼンスルフェンアミド、o-ニトロベンゼンスルフェンアミド(Nps)、2,4-ジニトロベンゼンスルフェンアミド、ペンタクロロベンゼンスルフェンアミド、2-ニトロ-4-メトキシベンゼンスルフェンアミド、トリフェニルメチルスルフェンアミド、3-ニトロピリジンスルフェンアミド(Npys)、p-トルエンスルホンアミド(Ts)、ベンゼンスルホンアミド、2,3,6,-トリメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mtr)、2,4,6-トリメトキシベンゼンスルホンアミド(Mtb)、2,6-ジメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Pme)、2,3,5,6-テトラメチル-4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mte)、4-メトキシベンゼンスルホンアミド(Mbs)、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホンアミド(Mts)、2,6-ジメトキシ-4-メチルベンゼンスルホンアミド(iMds)、2,2,5,7,8-ペンタメチルクロマン-6-スルホンアミド(Pmc)、メタンスルホンアミド(Ms)、β-トリメチルシリルエタンスルホンアミド(SES)、9-アントラセンスルホンアミド、4-(4’,8’-ジメトキシナフチルメチル)ベンゼンスルホンアミド(DNMBS)、ベンジルスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、及びフェナシルスルホンアミドが挙げられる。
好適に保護されたカルボン酸としてはさらに、シリル-、アルキル-、アルケニル-、アリール-、及びアリールアルキル保護されたカルボン酸が挙げられるが、これらに限定されない。好適なシリル基の例としては、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリル、トリイソプロピルシリルなどが挙げられる。好適なアルキル基の例としては、メチル、ベンジル、p-メトキシベンジル、3,4-ジメトキシベンジル、トリチル、t-ブチル、テトラヒドロピラン-2-イルが挙げられる。好適なアルケニル基の例としては、アリルが挙げられる。好適なアリール基の例としては、任意選択により置換されたフェニル、ビフェニル、又はナフチルが挙げられる。好適なアリールアルキル基の例としては、任意選択により置換されたベンジル(例えば、p-メトキシベンジル(MPM)、3,4-ジメトキシベンジル、O-ニトロベンジル、p-ニトロベンジル、p-ハロベンジル、2,6-ジクロロベンジル、p-シアノベンジル)、並びに2-及び4-ピコリルが挙げられる。
好適なヒドロキシル保護基としては、メチル、メトキシルメチル(MOM)、メチルチオメチル(MTM)、t-ブチルチオメチル,(フェニルジメチルシリル)メトキシメチル(SMOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、p-メトキシベンジルオキシメチル(PMBM)、(4-メトキシフェノキシ)メチル(p-AOM)、グアヤコールメチル(GUM)、t-ブトキシメチル、4-ペンテニルオキシメチル(POM)、シロキシメチル、2-メトキシエトキシメチル(MEM)、2,2,2-トリクロロエトキシメチル、ビス(2-クロロエトキシ)メチル、2-(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEMOR)、テトラヒドロピラニル(THP)、3-ブロモテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、1-メトキシシクロヘキシル、4-メトキシテトラヒドロピラニル(MTHP)、4-メトキシテトラヒドロチオピラニル、4-メトキシテトラヒドロチオピラニル S,S-ジオキシド、1-[(2-クロロ-4-メチル)フェニル]-4-メトキシピペリジン-4-イル(CTMP)、1,4-ジオキサン-2-イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、2,3,3a,4,5,6,7,7a-オクタヒドロ-7,8,8-トリメチル-4,7-メタノベンゾフラン-2-イル、1-エトキシエチル、1-(2-クロロエトキシ)エチル、1-メチル-1-メトキシエチル、1-メチル-1-ベンジルオキシエチル、1-メチル-1-ベンジルオキシ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、2-トリメチルシリルエチル、2-(フェニルセレニル)エチル、t-ブチル、アリル、p-クロロフェニル、p-メトキシフェニル、2,4-ジニトロフェニル、ベンジル、p-メトキシベンジル、3,4-ジメトキシベンジル、o-ニトロベンジル、p-ニトロベンジル、p-ハロベンジル、2,6-ジクロロベンジル、p-シアノベンジル、p-フェニルベンジル、2-ピコリル、4-ピコリル、3-メチル-2-ピコリルN-オキシド、ジフェニルメチル、p,p’-ジニトロベンズヒドリル、5-ジベンゾスベリル、トリフェニルメチル、α-ナフチルジフェニルメチル、p-メトキシフェニルジフェニルメチル、ジ(p-メトキシフェニル)フェニルメチル、トリ(p-メトキシフェニル)メチル、4-(4’-ブロモフェナシルオキシフェニル)ジフェニルメチル、4,4’,4’’-トリス(4,5-ジクロロフタルイミドフェニル)メチル、4,4’,4’’-トリス(レブリノイルオキシフェニル)メチル、4,4’,4’’-トリス(ベンゾイルオキシフェニル)メチル、3-(イミダゾール-1-イル)ビス(4’,4’’-ジメトキシフェニル)メチル、1,1-ビス(4-メトキシフェニル)-1’-ピレニルメチル、9-アントリル、9-(9-フェニル)キサンテニル、9-(9-フェニル-10-オキソ)アントリル、1,3-ベンゾジチオラン-2-イル、ベンゾイソチアゾリルS,S-ジオキシド、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、ジメチルイソプロピルシリル(IPDMS)、ジエチルイソプロピルシリル(DEIPS)、ジメチルテキシルシリル、t-ブチルジメチルシリル(TBDMS)、t-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、トリベンジルシリル、トリ-p-キシリルシリル、トリフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル(DPMS)、t-ブチルメトキシフェニルシリル(TBMPS)、ギ酸塩、ベンゾイルギ酸塩、酢酸塩、クロロ酢酸塩、ジクロロ酢酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メトキシ酢酸塩、トリフェニルメトキシ酢酸塩、フェノキシ酢酸塩、p-クロロフェノキシ酢酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、4-オキソペンタン酸塩(レブリナート)、4,4-(エチレンジチオ)ペンタン酸塩(レブリノイルジチオアセタール)、ピバロアート、アダマノアート、クロトナート、4-メトキシクロトナート、安息香酸塩、p-フェニル安息香酸塩、2,4,6-トリメチル安息香酸塩(メシトアート)、炭酸アルキルメチル、炭酸9-フルオレニルメチル(Fmoc)、炭酸アルキルエチル、炭酸アルキル2,2,2-トリクロロエチル(Troc)、炭酸2-(トリメチルシリル)エチル(TMSEC)、炭酸2-(フェニルスルホニル)エチル(Psec)、炭酸2-(トリフェニルホスホニオ)エチル(Peoc)、炭酸アルキルイソブチル、炭酸アルキルビニル、炭酸アルキルアリル、炭酸アルキルp-ニトロフェニル、炭酸アルキルベンジル、炭酸アルキルp-メトキシベンジル、炭酸アルキル3,4-ジメトキシベンジル、炭酸アルキルo-ニトロベンジル、炭酸アルキルp-ニトロベンジル、チオ炭酸アルキルS-ベンジル、炭酸4-エトキシ-1-ナフトチル(napththyl)、ジチオ炭酸メチル、2-ヨードベンゾアート、4-アジドブチラート、4-ニトロ-4-メチルペンタノアート、o-(ジブロモメチル)ベンゾアート、2-ホルミルベンゼンスルホナート、2-(メチルチオメトキシ)エチル、4-(メチルチオメトキシ)ブチラート、2-(メチルチオメトキシメチル)ベンゾアート、2,6-ジクロロ-4-メチルフェノキシアセタート、2,6-ジクロロ-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノキシアセタート、2,4-ビス(1,1-ジメチルプロピル)フェノキシアセタート、クロロジフェニルアセタート、イソブチラート、モノスクシナート、(E)-2-メチル-2-ブテノアート、o-(メトキシカルボニル)ベンゾアート、α-ナフトアート、ニトラート、アルキルN,N,N’,N’-テトラメチルホスホロジアミダート、N-フェニルカルバミン酸アルキル、ボラート、ジメチルホスフィノチオイル、2,4-ジニトロフェニルスルフェン酸アルキル、スルファート、メタンスルホン酸塩(メシラート)、ベンジルスルホナート、トシラート(Ts)が挙げられる。1,2-又は1,3-ジオールを保護するために、保護基は、メチレンアセタール、エチリデンアセタール、1-t-ブチルエチリデンケタール、1-フェニルエチリデンケタール、(4-メトキシフェニル)エチリデンアセタール、2,2,2-トリクロロエチリデンアセタール、アセトニド、シクロペンチリデンケタール、シクロヘキシリデンケタール、シクロヘプチリデンケタール、ベンジリデンアセタール、p-メトキシベンジリデンアセタール、2,4-ジメトキシベンジリデンケタール、3,4-ジメトキシベンジリデンアセタール、2-ニトロベンジリデンアセタール、メトキシメチレンアセタール、エトキシメチレンアセタール、ジメトキシメチレンオルトエステル、1-メトキシエチリデンオルトエステル、1-エトキシエチリデンオルトエステル、1,2-ジメトキシエチリデンオルトエステル、α-メトキシベンジリデンオルトエステル、1-(N,N-ジメチルアミノ)エチリデン誘導体、α-(N,N’-ジメチルアミノ)ベンジリデン誘導体、2-オキサシクロペンチリデンオルトエステル、ジ-t-ブチルシリレン基(DTBS)、1,3-(1,1,3,3-テトライソプロピルジシロキサニリデン)誘導体(TIPDS)、テトラ-t-ブトキシジシロキサン-1,3-ジイリデン誘導体(TBDS)、環状カルボナート、環状ボロナート、ボロン酸エチル、及びボロン酸フェニルを含む。
いくつかの実施形態では、ヒドロキシル保護基は、アセチル、t-ブチル、tブトキシメチル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、1-エトキシエチル、1-(2-クロロエトキシ)エチル、2-トリメチルシリルエチル、p-クロロフェニル、2,4-ジニトロフェニル、ベンジル、ベンゾイル、p-フェニルベンゾイル、2,6-ジクロロベンジル、ジフェニルメチル、p-ニトロベンジル、トリフェニルメチル(トリチル)、4,4’-ジメトキシトリチル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリル、トリフェニルシリル、トリイソプロピルシリル、ベンゾイルギ酸、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフィウオロアセチル(trifiuoroacetyl)、ピバロイル、炭酸9-フルオレニルメチル、メシラート、トシラート、トリフラート、トリチル、モノメトキシトリチル(MMTr)、4,4’-ジメトキシトリチル、(DMTr)及び4,4’,4’’-トリメトキシトリチル(TMTr)、2-シアノエチル(CE又はCne)、2-(トリメチルシリル)エチル(TSE)、2-(2-ニトロフェニル)エチル、2-(4-シアノフェニル)エチル 2-(4-ニトロフェニル)エチル(NPE)、2-(4-ニトロフェニルスルホニル)エチル、3,5-ジクロロフェニル、2,4-ジメチルフェニル、2-ニトロフェニル、4-ニトロフェニル、2,4,6-トリメチルフェニル、2-(2-ニトロフェニル)エチル、ブチルチオカルボニル、4,4’,4’’-トリス(ベンゾイルオキシ)トリチル、ジフェニルカルバモイル、レブリニル、2-(ジブロモメチル)ベンゾイル(Dbmb)、2-(イソプロピルチオメトキシメチル)ベンゾイル(Ptmt)、9-フェニルキサンテン-9-イル(ピクシル)又は9-(p-メトキシフェニル)キサンチン-9-イル(MOX)である。いくつかの実施形態では、ヒドロキシル保護基の各々は、独立して、アセチル、ベンジル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリル及び4,4’-ジメトキシトリチルから選択される。いくつかの実施形態では、ヒドロキシル基は、トリチル、モノメトキシトリチル及び4,4’-ジメトキシトリチル基からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、リン結合保護基は、オリゴヌクレオチド合成全体にわたってリン結合(例えば、ヌクレオチド間結合)に結合される基である。いくつかの実施形態では、保護基は、ホスホロチオエート基の硫黄原子に結合される。いくつかの実施形態では、保護基は、ヌクレオチド間ホスホロチオエート結合の酸素原子に結合される。いくつかの実施形態では、保護基は、ヌクレオチド間リン結合の酸素原子に結合される。いくつかの実施形態では、保護基は、2-シアノエチル(CE又はCne)、2-トリメチルシリルエチル、2-ニトロエチル、2-スルホニルエチル、メチル、ベンジル、o-ニトロベンジル、2-(p-ニトロフェニル)エチル(NPE又はNpe)、2-フェニルエチル、3-(N-tert-ブチルカルボキサミド)-1-プロピル、4-オキソペンチル、4-メチルチオ-l-ブチル、2-シアノ-1,1-ジメチルエチル、4-N-メチルアミノブチル、3-(2-ピリジル)-1-プロピル、2-[N-メチル-N-(2-ピリジル)]アミノエチル、2-(N-ホルミル,N-メチル)アミノエチル、又は4-[N-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロアセチル)アミノ]ブチルである。
対象:本明細書で使用する場合、用語「対象」又は「試験対象」は、化合物(例えば、オリゴヌクレオチド)又は組成物が、本開示に従って、例えば、実験、診断、予防及び/又は治療のために投与される任意の生物体を指す。典型的な対象としては、動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、非ヒト霊長類、及びヒトなどの哺乳動物;昆虫;寄生虫など)及び植物が挙げられる。いくつかの実施形態では、対象は、ヒトである。いくつかの実施形態では、対象は、疾患、障害及び/又は状態に罹患している場合があり及び/又はそれになりやすい場合がある。
実質的に:本明細書で使用する場合、用語「実質的に」は、目的の特徴又は特性の全体的な又はほぼ全範囲若しくは程度を示す定性的条件を指す。第2の配列と実質的に同一であるか又は相補的な塩基配列は、第2の配列と完全に同一ではないか又は相補的ではないが、第2の配列と大部分又はほぼ同一であるか又は相補的である。いくつかの実施形態では、別のオリゴヌクレオチド又は核酸と実質的に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドは、完全に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドと同様の様式でオリゴヌクレオチド又は核酸と二重鎖を形成する。加えて、生物学及び/又は化学分野の当業者は、生物学的及び化学的事象が完了に到り及び/又は完全になるまで進行するか、又は絶対的な結果を達成若しくは回避することが、たとえあったとしても極めて稀であることを理解するであろう。したがって、本明細書で使用される「実質的に」という用語は、多くの生物学的及び/又は化学的事象に固有の完全性の潜在的欠如をとらえるために使用される。
糖:用語「糖」は、閉鎖型及び/又は開放型の単糖又は多糖を指す。いくつかの実施形態では、糖は、単糖類である。いくつかの実施形態では、糖は、多糖類である。糖としては、リボース、デオキシリボース、ペントフラノース、ペントピラノース、及びヘキソピラノース部分が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用する場合、用語「糖」はまた、グリコール、核酸類似体の骨格を形成するポリマー、グリコール核酸(「GNA」)などの従来の糖分子の代わりに使用される構造的類似体も包含する。本明細書で使用する場合、用語「糖」はまた、修飾された糖及びヌクレオチド糖などの天然の又は天然に存在するヌクレオチドの代わりに使用される構造的類似体も包含する。いくつかの実施形態では、糖は、RNA又はDNA糖(リボース又はデオキシリボース)である。いくつかの実施形態では、糖は、修飾されたリボース又はデオキシリボース糖、例えば、2’-修飾、5’-修飾などである。本明細書で記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び/又は核酸において使用されるとき、修飾された糖は、1つ以上の所望の特性、活性などを提供し得る。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたリボース又はデオキシリボースである。いくつかの実施形態では、「糖」は、オリゴヌクレオチド又は核酸における糖単位を指す。
~になりやすい:疾患、障害及び/又は状態「~になりやすい」個体は、一般の個体よりも疾患、障害及び/又は状態を発症するリスクが高い個体である。いくつかの実施形態では、疾患、障害及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害及び/又は状態を有する素因を有する。いくつかの実施形態では、疾患、障害及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害及び/又は状態と診断されていない場合がある。いくつかの実施形態では、疾患、障害及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害及び/又は状態の症状を示す場合がある。いくつかの実施形態では、疾患、障害及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害及び/又は状態の症状を示さない場合がある。いくつかの実施形態では、疾患、障害、及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害、及び/又は状態を発症することになる。いくつかの実施形態では、疾患、障害、及び/又は状態になりやすい個体は、疾患、障害、及び/又は状態を発症しないことになる。
治療剤:本明細書で使用する場合、用語「治療剤」は一般に、対象に投与されるときに所望の効果(例えば、所望の生物学的、臨床的、又は薬理学的効果)を誘発する任意の薬剤を指す。いくつかの実施形態では、薬剤は、それが適切な集団全体にわたって統計的に有意な効果を示す場合、治療剤であるとみなされる。いくつかの実施形態では、適切な集団は、疾患、障害又は状態に罹患し及び/又はそれになりやすい対象の集団である。いくつかの実施形態では、適切な集団は、モデル生物の集団である。いくつかの実施形態では、適切な集団は、療法を受ける前に、年齢群、性別、遺伝的背景、既存の臨床状態などの1つ以上の判断基準によって定義され得る。いくつかの実施形態では、治療剤は、有効量で対象に投与されるときに、対象の疾患、障害、及び/又は状態の1つ以上の症状又は特徴を軽減し、寛解させ、緩和し、阻害し、予防し、その発症を遅らせ、その重症度を低減し、及び/又はその発生率を減少させる物質である。いくつかの実施形態では、「治療剤」は、それがヒトへの投与のために上市され得る前に政府機関によって承認されているか又は承認されることが要求されている薬剤である。いくつかの実施形態では、「治療剤」は、処方箋がヒトへの投与のために要求される薬剤である。いくつかの実施形態では、治療剤は、提供される化合物、例えば、提供されるオリゴヌクレオチドである。
治療有効量:本明細書で使用する場合、用語「治療有効量」は、治療レジメンの一部として投与されるときに所望の生物学的応答を誘発する物質(例えば、治療剤、組成物、及び/又は製剤)の量を意味する。いくつかの実施形態では、物質の治療有効量は、疾患、障害、及び/又は状態に罹患しているか又はそれになりやすい対象に投与されるとき、疾患、障害、及び/又は状態を治療し、診断し、予防し、及び/又はその発症を遅らせるのに十分な量である。当業者によって理解されるとおり、物質の有効量は、所望の生物学的エンドポイント、送達されることになる物質、標的細胞又は組織などのような要因に応じて変動し得る。例えば、疾患、障害、及び/又は状態を治療するための製剤中の化合物の有効量は、疾患、障害、及び/又は状態の1つ以上の症状又は特徴を軽減し、寛解させ、緩和し、阻害し、予防し、その発症を遅らせ、その重症度を低減し、及び/又はその発生率を減少させる量である。いくつかの実施形態では、治療有効量は、単一用量で投与され:いくつかの実施形態では、複数単位の用量は、治療有効量を送達するために必要となる。
治療する:本明細書で使用する場合、用語「治療する」、「治療」、又は「治療すること」は、疾患、障害、及び/又は状態の1つ以上の症状又は特徴を部分的に又は完全に軽減し、寛解させ、緩和し、阻害し、予防し、その発症を遅らせ、その重症度を低減し、及び/又はその発生率を減少させるために使用される任意の方法を指す。治療は、疾患、障害、及び/又は状態の徴候を示さない対象に施されてもよい。いくつかの実施形態では、治療は、例えば、疾患、障害、及び/又は状態と関連する病変を発症するリスクを減少させるために、疾患、障害、及び/又は状態の極めて早期の徴候を示す対象に施されてもよい。
不飽和:用語「不飽和」は、本明細書で使用する場合、部分が1つ以上の単位の不飽和を有することを意味する。
野生型:本明細書で使用する場合、用語「野生型」は、その当技術分野で理解される意味を有し、これは「正常な」(変異体、病気、変化などとは対照的に)状態又は文脈において天然に見出されるとおりの構造及び/又は活性を有する実体を指す。当業者は、野生型遺伝子及びポリペプチドが、複数の異なる形態(例えば、アレル)において存在する場合が多いことを理解するであろう。
当業者が理解するとおり、提供される化合物(例えば、オリゴヌクレオチド)に関連する本明細書に記載される方法及び組成物は一般に、そのような化合物の薬学的に許容される塩にも適用される。
ある特定の実施形態の説明
オリゴヌクレオチドは、様々な治療、診断、及び研究適用に有用である。天然に存在する核酸の使用は、例えば、エンド-及びエキソ-ヌクレアーゼに対するそれらの感受性によって限定される。そのため、様々な合成対応物は、これらの欠点を回避し及び/又は様々な特性及び活性をさらに向上させるために開発されている。これらは、特に、これらの分子の分解に対する感受性を少なくし、且つ他の特性及び/又は活性を向上させる化学修飾、例えば、塩基修飾、糖修飾、骨格修飾などを含有する合成オリゴヌクレオチドを含む。
構造的な観点から、ヌクレオチド間結合に対する修飾は、キラリティーを導入することができ、ある特定の特性及び活性は、オリゴヌクレオチドの結合リン原子の配置によって影響され得る。例えば、結合親和性、相補的RNAに対する配列特異的結合、ヌクレアーゼに対する安定性、活性、送達、薬物動態などは、とりわけ骨格結合リン原子のキラリティーによって影響され得る。
特に、本開示は、様々な構造的要素、例えば、糖修飾及びそのパターン、核酸塩基修飾及びそのパターン、修飾されたヌクレオチド間結合及びそのパターン、結合リンの立体化学及びそのパターン、追加の化学的部分(通常、オリゴヌクレオチド鎖中にない部分)及びそのパターンなどを制御するための技術を利用する。オリゴヌクレオチドの構造的要素を完全に制御する能力により、本開示は、例えば、治療剤、プローブなどとしての様々な適用のために改善され及び/又は新規の特性及び/又は活性を有するオリゴヌクレオチドを提供する。例えば、本明細書で実証されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物は、標的核酸中の標的アデノシンを編集して、いくつかの実施形態では、AをIに変換することによってGからAへの変異を補正するのに特に強力である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、核酸(例えば、DNA、プレmRNA、mRNAなど)の4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、典型的には15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60以上の連続した塩基と同一であるか又は完全に若しくは実質的に相補的である配列を含む。いくつかの実施形態では、核酸は、1つ以上の標的アデノシンを含む標的核酸である。いくつかの実施形態では、標的核酸は、ただ1つの標的アデノシンを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的核酸とハイブリダイズできる。いくつかの実施形態では、そのようなハイブリダイゼーションは、核酸又はその産物において、例えば、ADAR1、ADAR2などによるAの修飾(例えば、AからIへの変換)を促進する。
いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドは、本明細書で開示されるオリゴヌクレオチド又は核酸(例えば、表中の)の約10~40、約15~40、約20~40、又は少なくとも27、少なくとも28、少なくとも29、少なくとも30、少なくとも31、少なくとも32、少なくとも33、少なくとも34の連続した塩基であるか又はそれを含む塩基配列、又は本明細書で開示される標的RNA配列遺伝子、転写物などと相補的な配列を有し、各Tは、任意選択により且つ独立して、Uで置き換えられてもよく、逆もまた同じである。いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示されるとおりの、例えば、表中のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的核酸、例えば、RNA中のヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の部位特異的編集のための一本鎖オリゴヌクレオチドである。
本明細書に記載されるとおり、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合(非天然のリン結合)を含有し得る。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、結合リンがキラルであるキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の負に荷電したヌクレオチド間結合(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合、天然のリン酸結合など)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の中性のヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、キラル制御される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、キラルに純粋(又は「立体的に純粋」、「立体化学的に純粋」)であり、オリゴヌクレオチドは、単一の立体異性形態として存在する(多くの場合、複数のキラル中心がオリゴヌクレオチド中で、例えば、結合リン、糖、炭素などで存在し得るため、単一のジアステレオ異性(又は「ジアステレオマーの」)形態)。当業者によって理解されるとおり、キラルに純粋なオリゴヌクレオチドは、その他の立体異性形態から分離される(化学的及び生物学的プロセス、選択性及び/又は精製などは、たとえあったとしても、絶対的に完全であることはまれであるため、いくつかの不純物が存在する可能性がある程度まで)。キラルに純粋なオリゴヌクレオチドにおいて、各キラル中心は、独立して、その配置に関して定義される(キラルに純粋なオリゴヌクレオチドに関して、各ヌクレオチド間結合は、独立して、立体的に規制されるか又はキラル制御される)。立体的に規制された結合リンを含むキラル制御され且つキラルに純粋なオリゴヌクレオチドとは対照的に、例えば、従来の硫化(立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合を生成する)と組み合わせたカップリング工程の間に立体化学的制御を伴わない従来のホスホラミダイトオリゴヌクレオチド合成に由来するキラル結合リンを含むラセミ(又は「立体的に不規則な」、「キラル制御されない」)オリゴヌクレオチドは、様々な立体異性体の不規則な混合物を指す(典型的には、複数のキラル中心がオリゴヌクレオチド中にあるため、ジアステレオ異性体(又は「ジアステレオマー」);例えば、ヌクレオチド及び結合リンにおけるもの以外にキラル元素を含有しない試薬を使用する従来のオリゴヌクレオチド調製に由来する)。例えば、A*A*Aに関して(*は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合(キラル結合リンを含む)である)、ラセミオリゴヌクレオチドの調製は、4種のジアステレオマー[22=4、2つのキラル結合リンを考慮して、その各々は、2種の配置(Sp又はRp)のいずれかにおいて存在し得る]:A*S A*S A、A*S A*R A、A*R A*S A、及びA*R A*R A(*Sは、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表し、*Rは、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を表す)を含む。キラルに純粋なオリゴヌクレオチド、例えば、A*S A*S Aに関して、それは、単一の立体異性形態で存在し、それは他の立体異性体(例えば、ジアステレオマーA*S A*R A、A*R A*S A、及びA*R A*R A)から分離される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10以上の立体的に不規則なヌクレオチド間結合(ヌクレオチド間結合でのRp及びSp結合リンの混合物、例えば、従来のキラル制御されないオリゴヌクレオチド合成に由来する)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上(例えば、1~60、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60以上)のキラル制御されたヌクレオチド間結合(ヌクレオチド間結合でのRp又はSp結合リン、例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド合成に由来する)を含む。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、キラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
特に、本開示は、キラル制御された(いくつかの実施形態では、立体化学的に純粋な)オリゴヌクレオチドを調製するための技術を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、立体化学的に純粋である。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、又は約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%、又は少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは99%が立体化学的に純粋である。
いくつかの実施形態では、本開示は、様々なオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、立体的に不規則であるか又はキラル制御されない。いくつかの実施形態では、提供される組成物のオリゴヌクレオチドにおいてキラル制御されたヌクレオチド間結合はない。いくつかの実施形態では、組成物中のオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合は、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物)を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含み、オリゴヌクレオチド中の1つ以上のヌクレオチド間結合は、キラル制御され、1つ以上のヌクレオチド間結合は、立体的に不規則である(キラル制御されない)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含み、オリゴヌクレオチド中のキラル結合リンを含む各ヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ塩基配列、並びに同じ塩基及び糖修飾を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ塩基配列、並びに同じ塩基、糖及びヌクレオチド間結合修飾を共有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、同じ構成のオリゴヌクレオチドを含み、1つ以上のヌクレオチド間結合は、キラル制御され、1つ以上のヌクレオチド間結合は、立体的に不規則である(キラル制御されない)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、同じ構成のオリゴヌクレオチドを含み、キラルリン結合リンを含む各ヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、共通の塩基配列の全てのオリゴヌクレオチドの少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%若しくは95%、又は全てのオリゴヌクレオチドは、複数のオリゴヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、本開示は、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物を調製し、評価し及び/又は利用するための技術を提供する。
本開示において使用されるとおり、いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、1~200、1~150、1~100、1~90、1~80、1~70、1~60、1~50、1~40、1~30、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、若しくは60である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、1である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、2である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、3である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、4である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、5である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、6である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、7である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、8である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、9である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、10である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも1である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも2である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも3である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも4である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも5である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも6である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも7である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも8である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも9である。いくつかの実施形態では、「1つ以上」は、少なくとも10である。
本開示において使用されるとおり、いくつかの実施形態では、「少なくとも1つ」は、1つ以上である。
オリゴヌクレオチド
特に、本開示は、様々な設計のオリゴヌクレオチドを提供し、これらは、本開示に記載されるとおりの様々な核酸塩基及びそのパターン、糖及びそのパターン、ヌクレオチド間結合及びそのパターン、及び/又は追加の化学的部分及びそのパターンを含み得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、標的核酸においてAからIへの編集を誘導することができる。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、標的RNA配列中のアデノシンの部位特異的な編集(AからIへの変換)の能力がある一本鎖オリゴヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、好適な長さ及び標的核酸と特異的にハイブリダイズするのに相補的な配列のものである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、十分な長さであり且つオフターゲット効果を減少させるために他の核酸から標的核酸を区別する標的核酸と十分に相補的である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、送達を容易にし、製造の複雑さ及び/又はコストを低減するために十分に短く、所望の特性及び活性(例えば、アデノシンの編集)を維持する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、約10~200(例えば、約10~20、10~30、10~40、10~50、10~60、10~70、10~80、10~90、10~100、10~120、10~150、20~30、20~40、20~50、20~60、20~70、20~80、20~90、20~100、20~120、20~150、20~200、25~30、25~40、25~50、25~60、25~70、25~80、25~90、25~100、25~120、25~150、25~200、30~40、30~50、30~60、30~70、30~80、30~90、30~100、30~120、30~150、30~200、10、20、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、45、50、60など)の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、約10~60の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約15~50の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約15~約35の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約25~約34の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約26~約35の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約27~約32の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約29~約35の核酸塩基の長さである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、又は60の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、35の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも35の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、34の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも34の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、33の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも33の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、32の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも32の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、31の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも31の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、30の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも30の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、29の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも29の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、28の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも28の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、27の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも27の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、塩基配列は、26の核酸塩基の長さであるか又は少なくとも26の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、二重鎖中の相補的部分の塩基配列は、少なくとも15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、16、27、28、29、30、31、32、33、34、35以上の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも18の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも19の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも20の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも21の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも22の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも23の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも24の核酸塩基の長さである。いくつかの他の実施形態では、それは、少なくとも25の核酸塩基の長さである。特に、本開示は、以前に報告されたアデノシン編集オリゴヌクレオチドと比較して、同等の若しくはより良好な特性及び/又は同等の若しくはより高い活性であるがより短い長さのオリゴヌクレオチドを提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のワトソン-クリック塩基対(AT、AU及びCG)ではないミスマッチを伴って標的核酸の塩基配列と相補的(例えば、標的アデノシンを含む標的核酸の一部と相補的)である。いくつかの実施形態では、ミスマッチはない。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、相補性のために設計されていない部分を含有してもよい(例えば、ループ、タンパク質結合配列など、タンパク質、例えば、ADARのリクルートのため)。当業者が理解するとおり、ミスマッチ及び/又は相補性を計算するとき、そのような部分は適切に除外され得る。いくつかの実施形態では、相補性、例えば、オリゴヌクレオチドと標的核酸の間の相補性は、約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、相補性は、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、相補性は、オリゴヌクレオチドの長さ全体にわたる100%である。いくつかの実施形態では、相補性は、オリゴヌクレオチドの長さ全体にわたる標的ヌクレオシド(例えば、アデノシン)と反対側のヌクレオシドを除いて100%である。通常、相補性は、ワトソン-クリック塩基対AT、AU及びCGに基づく。当業者は、異なる長さの2つの配列(例えば、提供されるオリゴヌクレオチド及び標的核酸)の相補性を評価するとき、相補性は、2つの配列間のより短い配列の長さ及び/又は最大の相補性に適切に基づき得ることを理解するであろう。多くの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び標的核酸は、修飾が標的アデノシン部位に選択的に向けられるように十分な相補性のものである。
いくつかの実施形態では、1個以上のミスマッチは、独立して、ゆらぎである。いくつかの実施形態では、各ミスマッチは、ゆらぎである。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。いくつかの実施形態では、ゆらぎは、G-U、I-A、G-A、I-U、I-C、I-T、A-A、又は逆向きのA-Tである。いくつかの実施形態では、ゆらぎは、G-U、I-A、G-A、I-U、又はI-Cである。いくつかの実施形態では、I-Cは、Iが標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドの3’側のすぐ隣のヌクレオシドであるとき、マッチであると考えられ得る。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、2つのミスマッチ、ミスマッチとオリゴヌクレオチドの一方若しくは両方の端(又はその部分、例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメイン)、及び/又はミスマッチと標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの間の距離は、独立して、0~50、0~40、0~30、0~25、0~20、0~15、0~10(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、又は35個の核酸塩基(ミスマッチ、末端ヌクレオシド及び標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含まない)であり得る。いくつかの実施形態では、数は、0~30である。いくつかの実施形態では、数は、0~20である。いくつかの実施形態では、数は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20である。いくつかの実施形態では、2つのミスマッチ間の距離は、0~20である。いくつかの実施形態では、2つのミスマッチ間の距離は、1~10である。いくつかの実施形態では、ミスマッチとオリゴヌクレオチドの5’末端ヌクレオシドの間の距離は、0~20である。いくつかの実施形態では、ミスマッチとオリゴヌクレオチドの5’末端ヌクレオシドの間の距離は、5~20である。いくつかの実施形態では、ミスマッチとオリゴヌクレオチドの3’末端ヌクレオシドの間の距離は、0~40である。いくつかの実施形態では、ミスマッチとオリゴヌクレオチドの3’末端ヌクレオシドの間の距離は、5~20である。いくつかの実施形態では、ミスマッチと標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの間の距離は、0~20である。いくつかの実施形態では、ミスマッチと標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの間の距離は、1~10である。いくつかの実施形態では、距離に関する核酸塩基の数は、0である。いくつかの実施形態では、それは、1である。いくつかの実施形態では、それは、2である。いくつかの実施形態では、それは、3である。いくつかの実施形態では、それは、4である。いくつかの実施形態では、それは、5である。いくつかの実施形態では、それは、6である。いくつかの実施形態では、それは、7である。いくつかの実施形態では、それは、8である。いくつかの実施形態では、それは、9である。いくつかの実施形態では、それは、10である。いくつかの実施形態では、それは、11である。いくつかの実施形態では、それは、12である。いくつかの実施形態では、それは、13である。いくつかの実施形態では、それは、14である。いくつかの実施形態では、それは、15である。いくつかの実施形態では、それは、16である。いくつかの実施形態では、それは、17である。いくつかの実施形態では、それは、18である。いくつかの実施形態では、それは、19である。いくつかの実施形態では、それは、20である。いくつかの実施形態では、ミスマッチは、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、又は第3のサブドメインの末端、例えば、5’-末端又は3’-末端にある。いくつかの実施形態では、ミスマッチは、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドにある。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、標的核酸においてアデノシン編集(例えば、AからIへの変換)を誘導することができ、本明細書で開示されるオリゴヌクレオチドの塩基配列の部分(例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19以上にわたる連続した塩基)からなるか、それを含むか、又はそれを含む塩基配列を有し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよく、逆もまた同じであり、オリゴヌクレオチドは、塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合の少なくとも1つの天然に存在しない修飾を含む。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の炭水化物部分を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上のGalNAc部分を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の標的化部分を含む。オリゴヌクレオチド鎖にコンジュゲートされ得るそのような追加の化学的部分の非限定的な例は、本明細書に記載される。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、標的配列、又はその産物におけるGからAへの変異の補正を誘導することができる。いくつかの実施形態では、GからAへの変異の補正は、AからIへの変換であるか又はそれを含み、これは翻訳又は他の生物学的プロセスの間にGとして読まれ得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、ADARに媒介される脱アミノ化を介して標的配列又はその産物におけるGからAへの変異の補正を誘導することができる。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、内在性ADARをリクルートし(例えば、標的細胞において)、ADARに媒介される脱アミノ化を促進することによって、ADARに媒介される脱アミノ化を介して標的配列又はその産物におけるGからAへの変異の補正を誘導することができる。しかしながら、それにもかかわらず、本開示は、任意の特定の機構に限定されない。いくつかの実施形態では、本開示は、二本鎖RNA干渉、一本鎖RNA干渉、RNA分解酵素Hに媒介されるノックダウン、翻訳の立体障害、ADARに媒介される脱アミノ化又は2つ以上のそのような機構の組み合わせを介して操作することができるオリゴヌクレオチド、組成物、方法などを提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、本明細書に記載される、例えば、表における構造的要素又はその部分を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、塩基配列(又はその部分)を含む塩基配列を有し、各Tは、独立して、U、本明細書で開示される、例えば、表若しくは図面における、又はそれ以外で本明細書に開示される化学修飾(又はその部分)のパターン、及び/又はオリゴヌクレオチドの形式で置換され得る。いくつかの実施形態では、そのようなオリゴヌクレオチドは、標的配列、又はその産物におけるGからAへの変異の補正を誘導することができる。
特に、提供されるオリゴヌクレオチドは、それらの標的核酸(例えば、プレmRNA、成熟mRNAなど)にハイブリダイズし得る。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、プレmRNA又は成熟mRNAを含むがこれらに限定されないRNAプロセシングのいずれかの段階において標的RNA配列の核酸にハイブリダイズできる。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、プロモーター領域、エンハンサー領域、転写終止領域、翻訳開始シグナル、翻訳終止シグナル、コード領域、非コード領域、エクソン、イントロン、イントロン/エクソン若しくはエクソン/イントロンジャンクション、5’UTR、又は3’UTRを含むがこれらに限定されないオリゴヌクレオチド核酸の任意の要素又はその相補体にハイブリダイズできる。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的部位(例えば、標的配列)のセンス鎖に由来する転写物の2つ以上のバリアントにハイブリダイズする。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、増加したレベルの1つ以上の同位体を含有する。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、例えば、1つ以上の元素、例えば、水素、炭素、窒素などの1つ以上の同位体によって標識される。いくつかの実施形態では、提供される組成物中の提供されるオリゴヌクレオチド、例えば、組成物の複数のオリゴヌクレオチドは、塩基修飾、糖修飾、及び/又はヌクレオチド間結合修飾を含み、オリゴヌクレオチドは、濃縮されたレベルの重水素を含有する。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の位置にて重水素で標識される(-1Hを-2Hで置き換える)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド鎖又はオリゴヌクレオチド鎖にコンジュゲートされた任意の部分(例えば、標的化部分など)の1つ以上の1Hが、2Hで置換される。そのようなオリゴヌクレオチドは、本明細書に記載される組成物及び方法において使用され得る。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、本明細書に記載されるとおり1つ以上の修飾された核酸塩基、1つ以上の修飾された糖、及び/又は1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、例えば、それぞれオリゴヌクレオチド内の全ての核酸塩基、糖、及びヌクレオチド間結合の約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などのある特定のレベルの修飾された核酸塩基、修飾された糖、及び/又は修飾されたヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。様々な修飾が、本開示に従って糖及び/又は核酸塩基に導入され得る。例えば、いくつかの実施形態では、修飾は、米国特許第9006198号に記載される修飾である。いくつかの実施形態では、修飾は、各々の糖、塩基、及びヌクレオチド間結合が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許第20170037399号、米国特許第20180216108号、米国特許第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される修飾である。
いくつかの実施形態では、ヌクレオシド中の核酸塩基は、BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VIの構造を有する環BA、又は環BAの互変異性体であるか又はそれを含み、核酸塩基は、任意選択により置換されるか又は保護される。
いくつかの実施形態では、糖は、2’-修飾、例えば、2’-F、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換された脂肪族、又は二環式糖(例えば、LNA糖)、又は非環式糖(例えば、UNA糖)である)を含む修飾された糖である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上のドメインを含み、その各々は独立して、本明細書に記載されるとおりのある特定の長さ、修飾、結合リンの立体化学などを有する。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の修飾された糖及び/又は1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドは、各々が独立して1つ以上の核酸塩基を含む第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、本開示は、
第1のドメイン;及び
第2のドメイン
を含むオリゴヌクレオチドを提供し、
ここで、
第1のドメインは、1つ以上の2’-F修飾を含み;
第2のドメインは、2’-F修飾を有しない1つ以上の糖を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルの修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、5’-修飾を含む。通常、本開示のオリゴヌクレオチドは、例えば文脈による別段の指定がない限り、その5’末端で遊離5’-OH及びその3’末端で遊離3’-OHを有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの5’末端糖は、修飾された5’-OHを含み得る。
いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全ての糖の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルの修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルのキラルヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルのキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルのSpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルのSpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。多くの実施形態において、オリゴヌクレオチド又はその特定の部分における高いパーセンテージ(例えば、Rpのヌクレオチド間結合及び/又は天然のリン酸結合と比較して)のSpのヌクレオチド間結合は、向上した特性及び/又は活性、例えば、高い安定性及び/又は高いアデノシン編集活性をもたらすことができることが観察された。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、それぞれオリゴヌクレオチド又はその部分中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。
特定の理論に縛られることを望むものではないが、いくつかの例では、ヌクレオチド間結合のRp及びSp配置は、オリゴヌクレオチド及びRNAなどの標的核酸によって形成される二本鎖複合体のらせん形構造の構造的変化に影響を及ぼす可能性があり、ADARタンパク質は、複数のドメインを介して様々な標的(例えば、オリゴヌクレオチド及びRNAなどの標的核酸によって形成される二本鎖複合体)を認識し且つそれと相互作用する可能性がある。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物は、オリゴヌクレオチド、標的核酸、及び/又はADARタンパク質の相互作用プロファイルを促進し及び/又は増強して、様々な修飾及び/又は立体化学の制御の組み込みを介してADARタンパク質による効率的なアデノシン修飾をもたらす。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、塩基配列;ヌクレオチド間結合、塩基修飾、糖修飾、追加の化学的部分、若しくはそのパターン;及び/又は本明細書に記載される、例えば、表における任意の他の構造的要素を有し得るか又は含み得る。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又は組成物は、それが系(例えば、ADARに媒介される脱アミノ化系)中で標的アデノシンを含む標的核酸と連結されるとき、標的アデノシンの修飾(例えば、標的Aの脱アミノ化)は、参照条件(例えば、組成物の非存在、参照オリゴヌクレオチド又は組成物の存在、及びその組み合わせからなる群から選択される)下で観察されるものと比較して改善されるという点で特徴付けられる。いくつかの実施形態では、修飾、例えば、ADARに媒介される脱アミノ化(例えば、内在性ADARに媒介されるアミノ化)は、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、又は2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18,19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、40、50、60、70、80、90、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000倍以上増加される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、塩形態として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、それらの塩形態として存在する負に荷電したヌクレオチド間結合(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合、天然のリン酸結合など)を含む塩として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、薬学的に許容される塩として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、金属塩として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、ナトリウム塩として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、アンモニウム塩として提供される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、金属塩、例えば、ナトリウム塩として提供され、それぞれの負に荷電したヌクレオチド間結合は、独立して、塩形態で存在する(例えば、ナトリウム塩に関して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合については-O-P(O)(SNa)-O-、天然のリン酸結合については-O-P(O)(ONa)-O-など)。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、キラル制御され、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、立体化学的に純粋である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその組成物は、他の立体異性体から立体化学的に純粋である。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。
本明細書に記載されるとおり、本開示のオリゴヌクレオチドは、高純度(例えば、50%~100%)で提供され得る。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、高い立体化学的純度(例えば、50%~100%)のものである。いくつかの実施形態では、提供される組成物中のオリゴヌクレオチドは、高い立体化学的純度(例えば、同じオリゴヌクレオチドの他の立体異性体と比較して高いパーセンテージ(例えば、50%~100%)の立体異性体)のものである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも又は約95%である。
第1のドメイン
本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、第1のドメイン及び第2のドメインからなる。ある特定の実施形態が例として下に記載される。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約2~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約5~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約10~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約10~20の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約13~16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、11の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、13の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、14の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、15の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、17の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、18の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、19の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、20の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、オリゴヌクレオチドの約、又は少なくとも約5~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~70%、40%~60%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%~60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約90%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチが第1のドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎが第1のドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、2個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、3個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、4個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、5個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、6個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、7個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、8個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、9個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、10個のゆらぎがある。
いくつかの実施形態では、第1のドメイン領域中のオリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、標的核酸と完全に相補的である。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖、例えば、LNA糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、2’-F修飾を有する約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。
いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、二環式糖又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)を含まない。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の2’-OR修飾された糖(式中、Rは任意選択により置換されたC1~10脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)のレベルは、個々に又は合わせて、2’-F修飾された糖のレベルと比較して相対的に低い。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-OMeを含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約50%以下は、2’-OMeを含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約50%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約40%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約30%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約25%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約20%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の糖の約10%以下は、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、2’-ORは、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、2’-ORは、2’-MOE又は2’-OMeである。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、2’-N(R)2修飾を含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、2’-NH2修飾を含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の二環式糖、例えば、LNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のいくつかの5’末端糖は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のいくつかの(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10以上)5’末端糖は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の5’末端から最初の約1~10、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の糖は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、最初の1個は、2’-OR修飾される。いくつかの実施形態では、最初の2個は、独立して、2’-OR修飾される。いくつかの実施形態では、最初の3個は、独立して、2’-OR修飾される。いくつかの実施形態では、最初の4個は、独立して、2’-OR修飾される。いくつかの実施形態では、最初の5個は、独立して、2’-OR修飾される。いくつかの実施形態では、ドメイン(例えば、第1のドメイン)、サブドメイン(例えば、第1のサブドメイン)、又はオリゴヌクレオチド中の全ての2’-OR修飾は、同じである。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-OMeである。
いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のどの糖も、2’-ORを含まない。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のどの糖も、2’-OMeを含まない。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のどの糖も、2’-MOEを含まない。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のどの糖も、2’-MOE又は2’-OMeを含まない。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のどの糖も、2’-OR(式中、Rは任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のそれぞれの糖は、2’-Fを含む。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の各ヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラ
ル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、その数は、1以上である。いくつかの実施形態では、その数は、2以上である。いくつかの実施形態では、その数は、3以上である。いくつかの実施形態では、その数は、4以上である。いくつかの実施形態では、その数は、5以上である。いくつかの実施形態では、その数は、6以上である。いくつかの実施形態では、その数は、7以上である。いくつかの実施形態では、その数は、8以上である。いくつかの実施形態では、その数は、9以上である。いくつかの実施形態では、その数は、10以上である。いくつかの実施形態では、その数は、11以上である。いくつかの実施形態では、その数は、12以上である。いくつかの実施形態では、その数は、13以上である。いくつかの実施形態では、その数は、14以上である。いくつかの実施形態では、その数は、15以上である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、2つの第1のドメインヌクレオシドを連結するそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインのヌクレオチド間結合は、第1のドメインの2つのヌクレオシドに結合される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のヌクレオシド及び第2のドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、第1のドメインのヌクレオチド間結合であると適切にみなされ得る。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のヌクレオシド及び第2のドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラルヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラル制御され;いくつかの実施形態では、それはRpであり;いくつかの実施形態では、それはSpである。多くの実施形態において、高いパーセンテージ(例えば、Rpのヌクレオチド間結合及び/又は天然のリン酸結合と比較して)のSpのヌクレオチド間結合は、向上した特性及び/又は活性、例えば、高い安定性及び/又は高いアデノシン編集活性をもたらすことが観察された。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のドメイン中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のドメイン中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のドメイン中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、1~5、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。
いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、第1のドメインは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、第1のドメインの5’末端にある。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001などの中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中の最初の2つのヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの最初の2つのヌクレオシドである。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、天然のリン酸結合を含有しない。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、ADARタンパク質(例えば、ADAR1、ADAR2など)などのタンパク質をリクルートするか、そのリクルートメントを促進するか又はそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、又はそれとの相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、ADARの第2のRBDドメインと実質的に接触しない。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと実質的に接触しない。いくつかの実施形態では、様々な核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合が、タンパク質、例えば、ADARタンパク質の1つ以上の残基と相互作用し得る。
第2のドメイン
本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’から3’に第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、第1のドメイン及び第2のドメインからなる。第2のドメインのある特定の実施形態が、例として下に記載される。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、修飾される(例えば、Iへの変換)ことになる標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約2~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約5~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約10~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約10~20の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約5~15の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約13~16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~7の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、11の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、13の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、14の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、15の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、17の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、18の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、19の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、20の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、オリゴヌクレオチドの約、又は少なくとも約5~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~70%、40%~60%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%~60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約90%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチが第2のドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎが第2のドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、2個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、3個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、4個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、5個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、6個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、7個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、8個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、9個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、10個のゆらぎがある。
いくつかの実施形態では、第2のドメイン領域中のオリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、標的核酸と完全に相補的である。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、例えば、オリゴヌクレオチドが標的核酸と二重鎖を形成するとき、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、任意選択により置換された若しくは保護されたUであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたUの互変異性体である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基はUである。
いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、Uと比較して、標的アデノシンの標的アデニンとより弱い水素結合を有する。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、Uと比較して、標的アデノシンの標的アデニンとより少ない水素結合を形成する。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、タンパク質、例えば、ADARの1つ以上のアミノ酸残基と1つ以上の水素結合を形成し、これらの残基は、標的アデノシンと反対側のUと1つ以上の水素結合を形成する。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、標的アデノシンと反対側のUと1つ以上の水素結合を形成するADARの各アミノ酸残基と1つ以上の水素結合を形成する。いくつかの実施形態では、標的Aとの水素結合を弱め及び/又はADAR1、ADAR2などのタンパク質との相互作用を維持するか若しくは増強することによって、ある特定の反対側の核酸塩基は、例えば、ADAR1及びADAR2などのADARタンパク質によって、アデノシン修飾を容易にし及び/又は促進する。
いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、任意選択により置換された若しくは保護されたCであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたCの互変異性体である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基はCである。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、任意選択により置換された若しくは保護されたAであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたAの互変異性体である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基はAである。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、任意選択により置換された若しくは保護されたシュードイソシトシンの核酸塩基であるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたシュードイソシトシンの核酸塩基の互変異性体である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、シュードイソシトシンの核酸塩基である。
いくつかの実施形態では、ヌクレオシド、例えば、本明細書に記載されるとおりの脱塩基と反対側のヌクレオシド(例えば、L010、L012、L028などの構造を有する)。
例えば、反対側の核酸塩基に関する修飾された核酸塩基の多くの有用な実施形態もまた、下に記載される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり(例えば、様々なオリゴヌクレオチドにおいて)、本開示は、例えば、C、A、aC、b007U、b001U、b001A、b002U、b001C、b003U、b002C、b004U、b003C、b005U、b002I、b006U、b003I、b008U、b009U、b002A、b003A、b001G、又はzdnpであるか又はそれを含む、Aなどの標的ヌクレオシドと反対側のヌクレオシドの核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Cである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Aである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、aCである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b007Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b001Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b001Aである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b002Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b001Cである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b003Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b002Cである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b004Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b003Cである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b005Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b002Iである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b006Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b003Iである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b008Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b009Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b002Aである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b003Aである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、b001Gである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、zdnpである。いくつかの実施形態では、当業者が理解するとおり、核酸塩基は、例えば、オリゴヌクレオチド合成のために保護される。例えば、いくつかの実施形態では、核酸塩基は、
の構造を有する保護されたb001Aであり、R’は、本明細書に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Phである。
ある特定の修飾された核酸塩基
いくつかの実施形態では、BAは、環BA又はその互変異性体であるか又はそれを含み、環BAは、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された、5~20員、単環式、二環式又は多環式環である。いくつかの実施形態では、環BAは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された、5~20員、単環式、二環式又は多環式であるか又はそれを含み、少なくとも1個のヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、環BAは、飽和である。いくつかの実施形態では、環BAは、1つ以上の不飽和を含む。いくつかの実施形態では、環BAは、部分不飽和である。いくつかの実施形態では、環BAは、芳香族である。
いくつかの実施形態では、BAは、環BAであるか又はそれを含み、環BAは、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された、5~20員、単環式、二環式又は多環式環である。いくつかの実施形態では、環BAは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された、5~20員、単環式、二環式又は多環式であるか又はそれを含み、少なくとも1個のヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、環BAは、飽和である。いくつかの実施形態では、環BAは、1つ以上の不飽和を含む。いくつかの実施形態では、環BAは、部分不飽和である。いくつかの実施形態では、環BAは、芳香族である。
いくつかの実施形態では、BAは、環BAであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、BAは、環BAである。いくつかの実施形態では、BAは、環BAの互変異性体であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、BAは、環BAの互変異性体である。
いくつかの実施形態では、本開示の構造は、1つ以上の任意選択により置換された環(例えば、R基と合わせて形成される環BA、-Cy-、環BAA、Rなど)を含有する。いくつかの実施形態では、環は、0~10個(例えば、1~10、1~5、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10など)のヘテロ原子を有する任意選択により置換されたC3~30、C3~20、C3~15、C3~10、C3~9、C3~8、C3~7、C3~6、C5~50、C5~20、C5~15、C5~10、C5~9、C5~8、C5~7、C5~6、又は3~30(例えば、3~30、3~20、3~15、3~10、3~9、3~8、3~7、3~6、5~50、5~20、5~15、5~10、5~9、5~8、5~7、5~6、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30など)員単環式、二環式又は多環式である。いくつかの実施形態では、環は、0~3個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~10員単環式又は二環式の飽和、部分飽和又は芳香環である。いくつかの実施形態では、環は、置換されている。いくつかの実施形態では、環は、置換されていない。いくつかの実施形態では、環は、3、4、5、6、7、8、9、又は10員である。いくつかの実施形態では、環は、5、6、又は7員である。いくつかの実施形態では、環は、5員である。いくつかの実施形態では、環は、6員である。いくつかの実施形態では、環は、7員である。いくつかの実施形態では、環は、単環式である。いくつかの実施形態では、環は、二環式である。いくつかの実施形態では、環は、多環式である。いくつかの実施形態では、環は、飽和である。いくつかの実施形態では、環は、少なくとも1つの不飽和を含有する。いくつかの実施形態では、環は、部分不飽和である。いくつかの実施形態では、環は、芳香族である。いくつかの実施形態では、環は、0~5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、1~5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、1個以上のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、1個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、3個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、4個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。いくつかの実施形態では、環は、置換されている、例えば、1つ以上のアルキル基及び任意選択により本明細書に記載されるとおりの1つ以上の他の置換基で置換されている。いくつかの実施形態では、置換基は、メチルである。
いくつかの実施形態では、本開示の単環式、二環式、又は多環式環(例えば、R基と合わせて形成される環BA、-Cy-、環BAA、Rなど)のそれぞれの単環式環単位は、独立して、0~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~7員、飽和、部分不飽和又は芳香環である。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、独立して、1つ以上の不飽和を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、飽和である。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、部分飽和である。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、芳香族である。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、独立して、1~5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、1つ以上の単環式単位は、独立して、少なくとも1個の窒素原子を有する。いくつかの実施形態では、各単環式単位は、独立して、5又は6員である。いくつかの実施形態では、単環式単位は、5員である。いくつかの実施形態では、単環式単位は、5員であり且つ1~2個の窒素原子を有する。いくつかの実施形態では、単環式単位は、6員である。いくつかの実施形態では、単環式単位は、6員であり且つ1~2個の窒素原子を有する。環及びその単環式単位は、別段の指定がない限り任意選択により置換される。
いずれかの特定の理論により限定されることを意図するものではないが、本開示は、いくつかの実施形態において、核酸塩基(例えば、BA)の構造が、タンパク質(例えば、ADAR1、ADAR2などのADARタンパク質)との相互作用に影響し得ることを認める。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、酵素、例えば、ADAR1とオリゴヌクレオチドの相互作用を促進できる核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、塩基対形成の強度を低減し得る(例えば、A-T/U又はC-Gと比較して)核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、本開示は、タンパク質(例えば、ADAR1のような酵素)と第1の核酸塩基との相互作用(例えば、水素結合)を維持し及び/又は増強し、及び/又は二重鎖の他の鎖上のその対応する核酸塩基(例えば、A)と第1の核酸塩基の相互作用(例えば、水素結合)を低減することによって、タンパク質(例えば、ADAR1のような酵素)による対応する核酸塩基の修飾が、著しく向上され得ることを認める。いくつかの実施形態では、本開示は、そのような第1の核酸塩基(例えば、本明細書に記載されるBAの様々な実施形態)を含むオリゴヌクレオチドを提供する。そのような第1の核酸塩基の例示的な実施形態は、本明細書に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、そのような第1の核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドが、最大の相補性に関して別の核酸とアラインメントされるとき、第1の核酸塩基は、Aの反対側にある。いくつかの実施形態では、本開示の多くの実施形態に例示されるとおりの第1の核酸塩基の反対側のそのようなAは、本開示の技術を使用して効率的に修飾され得る。
いくつかの実施形態では、環BAは、部分
(各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、環BAは、部分
(各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、環BAは、部分
(各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、環BAは、部分
(各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、X
1は、糖に結合される。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-である。いくつかの実施形態では、X
1は、-C(=)-である。いくつかの実施形態では、X
2は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X
3は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(O)-ではない。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(O)-であり、例えば、同じヌクレオチド単位の部分と(例えば、同じBA単位内(例えば、X
5の水素結合ドナー(例えば、-OH、SHなど)と))分子内水素結合を形成する。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(=NH)-である。いくつかの実施形態では、環BAは、部分
(各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、X
4’は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X
5’は、-NH-である。
いくつかの実施形態では、BAは、任意選択により置換された若しくは保護されたC又はその互変異性体である。いくつかの実施形態では、BAは、任意選択により置換された又は任意選択により保護されたCである。いくつかの実施形態では、BAは、任意選択により置換された又は任意選択により保護されたCの互変異性体である。いくつかの実施形態では、BAは、Cである、いくつかの実施形態では、BAは、置換されたCである。いくつかの実施形態では、BAは、保護されたCである。いくつかの実施形態では、BAは、置換されたCの互変異性体である。いくつかの実施形態では、BAは、保護されたCの互変異性体である。
いくつかの実施形態では、環BAは、式BA-Iの構造:
(式中、
環BAは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員の単環式、二環式又は多環式の飽和、部分飽和又は芳香環であり;
各
は、独立して、単結合又は二重結合であり;
X
1は、-N(-)-又は-C(-)=であり;
X
2は、-C(O)-、-C(R
B2)=、又は-C(OR
B2)=(式中、R
B2は、-L
B2-R’である)であり;
X
3は、-N(R
B3)-又は-N=(式中、R
B3は、-L
B3-R’である)であり;
X
4は、-C(R
B4)=、-C(-N(R
B4)
2)=、-C(R
B4)
2-、-C(O)-、又は-C(=NR
B4)-(式中、各R
B4は、独立して、-L
B4-R
B41であるか、又は同じ原子上の2つのR
B4を合わせて、=O、=C(-L
B4-R
B41)
2、=N-L
B4-R
B41、又は任意選択により置換された=CH
2若しくは=NHを形成する(式中、各R
B41は、独立して、R’である))であり;
L
B2、L
B3、及びL
B4の各々は、独立して、LBであり;
各LBは、独立して、共有結合、又は0~6個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された二価C
1~10飽和若しくは部分不飽和鎖であり、1つ以上のメチレン単位は、任意選択により且つ独立して、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)
2-、-S(O)
2N(R’)-、-C(O)S-、又は-C(O)O-で置き換えられ;
各-Cy-は、独立して、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員単環式、二環式又は多環式環であり;
各R’は、独立して、-R、-C(O)R、-C(O)OR、-C(O)N(R)
2、又は-SO
2Rであり;並びに
各Rは、独立して、-H、又はC
1~20脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC
1~20ヘテロ脂肪族、C
6~20アリール、C
6~20アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC
6~20アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~20員ヘテロアリール、及び1~10個のヘテロ原子を有する3~20員ヘテロシクリルから選択される任意選択により置換された基であるか、又は
2つのR基を、任意選択により且つ独立して合わせて、共有結合を形成するか、又は
同じ原子上の2つ以上のR基を、任意選択により且つ独立して、その原子と合わせて、その原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員単環式、二環式又は多環式環を形成するか;又は
2つ以上の原子上の2つ以上のR基を、任意選択により且つ独立して、それらの介在原子と合わせて、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~30員単環式、二環式又は多環式環を形成する)を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-Iの1つ)は、式BA-I-aの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-aなどの1つ)は、式BA-I-bの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-Iの1つ)は、式BA-IIの構造:
(式中、
X
5は、-C(R
B5)
2-、-N(R
B5)-、-C(R
B5)=、-C(O)-、又は-N=であり、各R
B5は、独立して、ハロゲン、又は-L
B5-R
B51であり、R
B51は、-R’、-N(R’)
2、-OR’、又は-SR’であり;
L
B5は、L
Bであり;且つ
それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-IIなどの1つ)は、式BA-II-aの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-aなどの1つ)は、式BA-II-bの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-IIなどの1つ)は、式BA-IIIの構造:
(式中、
X
6は、-C(R
B6)=、-C(OR
B6)=、-C(R
B6)
2-、-C(O)-、又は-N=(式中、各R
B6は、独立して、-L
B6-R
B61であるか、又は同じ原子上の2つのR
B6を合わせて、=O、=C(-L
B6-R
B61)
2、=N-L
B6-R
B61、又は任意選択により置換された=CH
2若しくは=NHを形成する(式中、各R
B61は、独立して、R’である))であり;
L
B6は、LBであり;且つ
それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-II、BA-II-a、BA-IIIなどの1つ)は、式BA-III-aの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-aなどの1つ)は、式BA-III-bの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-IIなどの1つ)は、式BA-IVの構造:
(式中、
環BAAは、0~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~14員単環式、二環式又は多環式環であり;且つ
それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-II、BA-II-aなどの1つ)は、式BA-IV-aの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-II、BA-II-aなどの1つ)は、式BA-IV-bの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-II、BA-III、BA-IVなどの1つ)は、式BA-Vの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-II、BA-II-a、BA-III、BA-III-a、BA-IV、BA-IV-a、BA-Vなどの1つ)は、式BA-V-aの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BA(例えば、式BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-aなどの1つ)は、式BA-V-bの構造:
を有する。
いくつかの実施形態では、環BAは、式BA-VIの構造:
(式中、
X
1’は、-N(-)-又は-C(-)=であり;
X
2’は、-C(O)-又は-C(R
B2’)=(式中、R
B2’は、-L
B2’-R’である)であり;
各
は、独立して、単結合又は二重結合であり;
X
3’は、-N(R
B3’)-又は-N=(式中、R
B3’は、-L
B3’-R’である)であり;
X
4’は、-C(R
B4’)=、-C(OR
B4’)=、-C(-N(R
B4’)
2)=、-C(R
B4’)
2-、-C(O)-、又は-C(=NR
B4’)-(式中、各R
B4’は、独立して、-L
B4’-R
B41’であるか、又は同じ原子上の2つのR
B4’を合わせて、=O、=C(-L
B4’-R
B41’)
2、=N-L
B4’-R
B41’、又は任意選択により置換された=CH
2又は=NHを形成する(式中、各R
B41’は、独立して、-R’である))であり;
X
5’は、-N(R
B5’)-又は-N=(式中、R
B5’は、-L
B5’-R’である)であり;
X
6’は、-C(R
B6’)=、-C(OR
B6’)=、-C(R
B6’)
2-、-C(O)-、又は-N=(式中、各R
B6’は、独立して、-L
B6’-R
B61’であるか、又は同じ原子上の2つのR
B6’を合わせて、=O、=C(-L
B6’-R
B61’)
2、=N-L
B6’-R
B61’、又は任意選択により置換された=CH
2若しくは=NHを形成する(式中、各R
B61’は、独立して、R’である))であり;
X
7’は、-C(R
B7’)=、-C(OR
B6’)=、-C(R
B7’)
2-、-C(O)-、-N(R
B7’)-、又は-N=(式中、各R
B7’は、独立して、-L
7’-R
B71’であるか、又は同じ原子上の2つのR
B7’を合わせて、=O、=C(-L
7’-R
B71’)
2、=N-L
7’-R
B71’、又は任意選択により置換された=CH
2若しくは=NHを形成する(式中、各R
B71’は、独立して、R’である))であり;
L
B2’、L
B3’、L
B4’、L
B5’及びL
B6’の各々は、独立して、LBであり;且つ
それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。
いくつかの実施形態では、
は、単結合である。いくつかの実施形態では、
は、二重結合である。
いくつかの実施形態では、X1は、-N(-)-である。いくつかの実施形態では、X1は、-C(-)=である。
いくつかの実施形態では、X2は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X2は、-C(RB2)=である。いくつかの実施形態では、X2は、-C(ORB2)=である。いくつかの実施形態では、X2は、-CH=である。
いくつかの実施形態では、LB2は、共有結合である。
いくつかの実施形態では、RB2は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なヒドロキシル保護基である。いくつかの実施形態では、RB2は、R’である。いくつかの実施形態では、RB2は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X3は、-N(RB3)-である。いくつかの実施形態では、X3は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X3は、-N=である。
いくつかの実施形態では、LB3は、共有結合である。
いくつかの実施形態では、RB3は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なアミノ酸保護基(例えば、Bz)である。いくつかの実施形態では、RB3は、R’である。いくつかの実施形態では、RB3は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、RB3は、Rである。いくつかの実施形態では、RB3は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X4は、-C(RB4)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(R)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(ORB4)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(-N(RB4)2)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(-NHRB4)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(=NHR’)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(=NHR’)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(=NH2)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(-NHC(O)R)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(RB4)2-である。いくつかの実施形態では、X4は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(O)-(式中、Oは、分子内水素結合を形成する)である。いくつかの実施形態では、Oは、同じBAのX5の水素結合ドナーと水素結合を形成する。いくつかの実施形態では、X4は、-C(=NRB4)-である。いくつかの実施形態では、X4は、-C((=NRB4)-(式中、Nは、分子内水素結合を形成する)である。いくつかの実施形態では、Nは、同じBAのX5の水素結合ドナーと水素結合を形成する。
いくつかの実施形態では、RB4は、-LB4-RB41である。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=O、=C(-LB4-RB41)2、=N-LB4-RB41、又は任意選択により置換された=CH2若しくは=NHを形成する。
いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=Oを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=C(-LB4-RB41)2を形成する。いくつかの実施形態では、=C(-LB4-RB41)2は、=CH-LB4-RB41である。いくつかの実施形態では、=C(-LB4-RB41)2は、=CHR’である。いくつかの実施形態では、=C(-LB4-RB41)2は、=CHRである。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=N-LB4-RB41を形成する。いくつかの実施形態では、=N-LB4-RB41は、=N-Rである。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=CH2を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4を合わせて、=NHを形成する。いくつかの実施形態では、形成された基は、オリゴヌクレオチド合成のための好適な保護基、例えば、アミノ保護基である。
いくつかの実施形態では、X4は、-C(-N=C(-LB4-RB41)2)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(-N=CH-LB4-RB41)=である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(-N=CH-N(CH3)2)=である。
いくつかの実施形態では、X4(例えば、-C(=N-R)-、=C(R)-など)のRを、例えば、X5の別のRと任意選択により合わせて、本明細書に記載されるとおりの環を形成する。
いくつかの実施形態では、RB4は、R’である。いくつかの実施形態では、RB4は、Rである。いくつかの実施形態では、RB4は、-Hである。
いくつかの実施形態では、RB4は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なアミノ又はヒドロキシル保護基である。いくつかの実施形態では、RB4は、R’である。いくつかの実施形態では、RB4は、-CH2CH2-(4-ニトロフェニル)である。
いくつかの実施形態では、LB4は、共有結合である。いくつかの実施形態では、LB4は、共有結合ではない。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-NH-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、LB4は、任意選択により置換された-N=CH-であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、RB41は、R’である。いくつかの実施形態では、RB41は、-Hである。いくつかの実施形態では、RB41は、Rである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。
いくつかの実施形態では、X5は、-C(RB5)2-である。いくつかの実施形態では、X5は、-ChRB5-である。いくつかの実施形態では、X5は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、X5は、-N(RB5)-である。いくつかの実施形態では、X5は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X5は、-C(RB5)=である。いくつかの実施形態では、X5は、-C(R)=である。いくつかの実施形態では、X5は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X5は、-N=である。いくつかの実施形態では、X5は、-C(O)-である。
いくつかの実施形態では、RB5は、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、RB5は、-LB5-RB51である。いくつかの実施形態では、RB5は、-LB5-RB51(式中、RB51は、R’、-NHR’、-OH、又は-SHである)である。いくつかの実施形態では、RB5は、-LB5-RB51(式中、RB51は、-NHR’、-OH、又は-SHである)である。いくつかの実施形態では、RB5は、-LB5-RB51(式中、RB51は、-NH2、-OH、又は-SHである)である。いくつかの実施形態では、RB5は、-C(O)-RB51である。いくつかの実施形態では、RB5は、R’である。いくつかの実施形態では、RB5は、Rである。いくつかの実施形態では、RB5は、-Hである。いくつかの実施形態では、RB5は、-OHである。いくつかの実施形態では、RB5は、-CH2OHである。
いくつかの実施形態では、X4が-C(O)-であるとき、X5は、-C(RB5)2-、-C(RB5)=、又は-N(RB5)-(式中、RB5は、-LB5-RB51であり、RB51は、-NHR’、-OH、又は-SHである)である。いくつかの実施形態では、X4は、-C(O)-であり、且つRB51は、X4のOと水素結合を形成する水素結合ドナーであるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、LB5は、共有結合である。いくつかの実施形態では、LB5は、-C(O)-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LB5は、-O-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LB5は、-OC(O)-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LB5は、-CH2OC(O)-であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、R51は、-R’である。いくつかの実施形態では、R51は、-Rである。いくつかの実施形態では、R51は、-Hである。いくつかの実施形態では、R51は、-N(R’)2である。いくつかの実施形態では、R51は、-NHR’である。いくつかの実施形態では、R51は、-NHRである。いくつかの実施形態では、R51は、-NH2である。いくつかの実施形態では、R51は、-OR’である。いくつかの実施形態では、R51は、-ORである。いくつかの実施形態では、R51は、-OHである。いくつかの実施形態では、R51は、-SR’である。いくつかの実施形態では、R51は、-SRである。いくつかの実施形態では、R51は、-SHである。いくつかの実施形態では、Rは、ベンジルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、RB5は、-C(O)-RB51である。いくつかの実施形態では、RB5は、-C(O)NHCH2Phである。いくつかの実施形態では、RB5は、-C(O)NHPhである。いくつかの実施形態では、RB5は、-C(O)NHCH3である。いくつかの実施形態では、RB5は、-OC(O)-RB51である。いくつかの実施形態では、RB5は、-OC(O)-Rである。いくつかの実施形態では、RB5は、-OC(O)CH3である。
いくつかの実施形態では、X5は、X1に直接的に結合され、環BAは、5員である。
いくつかの実施形態では、X6は、-C(RB6)=である。いくつかの実施形態では、X6は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X6は、-C(ORB6)=である。いくつかの実施形態では、X6は、-C(RB6)2-である。いくつかの実施形態では、X6は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、X6は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X6は、-N=である。
いくつかの実施形態では、RB6は、-LB6-RB61である。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB6を合わせて、=O、=C(-LB6-RB61)2、=N-LB6-RB61、又は任意選択により置換された=CH2若しくは=NHを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB6を合わせて、=Oを形成する。いくつかの実施形態では、LB6は、共有結合である。いくつかの実施形態では、RB6は、Rである。いくつかの実施形態では、RB6は、-Hである。
いくつかの実施形態では、RB6は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なアミノ又はヒドロキシル保護基である。いくつかの実施形態では、RB6は、Rである。いくつかの実施形態では。
いくつかの実施形態では、LB6は、共有結合である。いくつかの実施形態では、LB6は、任意選択により置換されたC1~10アルキレンである。いくつかの実施形態では、LB6は、-CH2CH2-である。いくつかの実施形態では、RB6は、-CH2CH2-(4-ニトロフェニル)である。
いくつかの実施形態では、RB61は、R’である。いくつかの実施形態では、RB61は、Rである。いくつかの実施形態では、RB61は、-Hである。
いくつかの実施形態では、環BAAは、5員である。いくつかの実施形態では、環BAAは、5員である。いくつかの実施形態では、環BAAは、1個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環BAAは、2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。
いくつかの実施形態では、X1’は、-N(-)-である。いくつかの実施形態では、X1’は、-C(-)=である。
いくつかの実施形態では、X2’は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X2’は、-C(RB2’)=である。いくつかの実施形態では、X2’は、-CH=である。
いくつかの実施形態では、LB2’は、共有結合である。
いくつかの実施形態では、RB2’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB2’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB2’は、-Hである。いくつかの実施形態では、X2’は、-CH=である。
いくつかの実施形態では、X3’は、-N(RB3’)-である。いくつかの実施形態では、X3’は、-N(R’)-である。いくつかの実施形態では、X3’は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X3’は、-N=である。
いくつかの実施形態では、LB3’は、共有結合である。
いくつかの実施形態では、RB3’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB3’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB3’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X4’は、-C(RB4’)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(ORB4’)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-N(RB4’)2)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-NHRB4’)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-NH2)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-NHR’)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-NHC(O)R)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(RB4’)2-である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(=NRB4’)-である。
いくつかの実施形態では、RB4’は、-LB4’-RB41’である。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=O、=C(-LB4’-RB41’)2、=N-LB4’-RB41’、又は任意選択により置換された=CH2若しくは=NHを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=Oを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=C(-LB4’-RB41’)2を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=N-LB4’-RB41’を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=CH2を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB4’を合わせて、=NHを形成する。いくつかの実施形態では、形成された基は、オリゴヌクレオチド合成のための好適な保護基、例えば、アミノ保護基である。
いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-N=C(-LB4’-RB41’)2)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-N=CH-LB4’-RB41’)=である。いくつかの実施形態では、X4’は、-C(-N=CH-N(CH3)2)=である。
いくつかの実施形態では、RB4’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB4’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB4’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、RB4’は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なアミノ又はヒドロキシル保護基である。いくつかの実施形態では、RB4’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB4’は、-CH2CH2-(4-ニトロフェニル)である。
いくつかの実施形態では、LB4’は、共有結合である。いくつかの実施形態では、LB4’は、任意選択により置換されたC1~10アルキレンである。いくつかの実施形態では、LB4’は、-CH2CH2-である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、R’は、Rである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。いくつかの実施形態では、Rは、-Hである。
いくつかの実施形態では、RB41’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB41’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB41’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X5’は、-N(RB5’)-である。いくつかの実施形態では、X5’は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X5’は、-N=である。
いくつかの実施形態では、LB5’は、共有結合である。
いくつかの実施形態では、RB5’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB5’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB5’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X6’は、-C(RB6’)=である。いくつかの実施形態では、X6’は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X6’は、-C(ORB6’)=である。いくつかの実施形態では、X6’は、-C(RB6’)2-である。いくつかの実施形態では、X6’は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X6’は、-N=である。
いくつかの実施形態では、RB6’は、-LB6’-RB61’である。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB6’を合わせて、=O、=C(-LB6’-RB61’)2、=N-LB6’-RB61’、又は任意選択により置換された=CH2若しくは=NHを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB6’を合わせて、=Oを形成する。
いくつかの実施形態では、LB6’は、共有結合である。いくつかの実施形態では、LB6’は、任意選択により置換されたC1~10アルキレンである。いくつかの実施形態では、LB6’は、-CH2CH2-である。
いくつかの実施形態では、RB6’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB6’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB6’は、-Hである。いくつかの実施形態では、RB6’は、保護基、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なアミノ又はヒドロキシル保護基である。いくつかの実施形態では、RB6’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB6’は、-CH2CH2-(4-ニトロフェニル)である。
いくつかの実施形態では、RB61’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB61’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB61’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、X7’は、-C(RB7’)=である。いくつかの実施形態では、X7’は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X7’は、-C(ORB7’)=である。いくつかの実施形態では、X7’は、-C(RB7’)2-である。いくつかの実施形態では、X7’は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、X7’は、-N(RB7’)-である。いくつかの実施形態では、X7’は、-NH-である。いくつかの実施形態では、X7’は、-N=である。
いくつかの実施形態では、RB7’は、-L7’-RB71’である。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB7’を合わせて、=O、=C(-L7’-RB71’)2、=N-L7’-RB71’、又は任意選択により置換された=CH2若しくは=NHを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つのRB7’を合わせて、=Oを形成する。いくつかの実施形態では、L7’は、共有結合である。いくつかの実施形態では、RB7’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB7’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、RB71’は、R’である。いくつかの実施形態では、RB71’は、Rである。いくつかの実施形態では、RB71’は、-Hである。
いくつかの実施形態では、LBは、共有結合である。いくつかの実施形態では、LBは、任意選択により置換された二価C1~10飽和又は部分不飽和脂肪族鎖であり、1つ以上のメチレン単位は、任意選択により且つ独立して、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)2-、-S(O)2N(R’)-、-C(O)S-、又は-C(O)O-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、LBは、1~6個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された二価C1~10飽和又は部分不飽和ヘテロ脂肪族鎖であり、1つ以上のメチレン単位は、任意選択により且つ独立して、-Cy-、-O-、-S-、-N(R’)-、-C(O)-、-C(S)-、-C(NR’)-、-C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)N(R’)-、-N(R’)C(O)O-、-S(O)-、-S(O)2-、-S(O)2N(R’)-、-C(O)S-、又は-C(O)O-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくともメチレン単位は置き換えられる。いくつかの実施形態では、LBは、任意選択により置換されたC1~10アルキレンである。いくつかの実施形態では、LBは、-CH2CH2-である。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-C(O)N(R’)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-N(R’)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-NH-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのメチレン単位は、-Cy-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、LBは、任意選択により置換された-N=CH-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LBは、-C(O)-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LBは、-O-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LBは、-OC(O)-であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、LBは、-CH2OC(O)-であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、各-Cy-は、独立して、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員単環式、二環式又は多環式の飽和、部分飽和又は芳香族環である。-Cy-の好適な単環式単位は、本明細書に記載される。いくつかの実施形態では、-Cy-は、単環式である。いくつかの実施形態では、-Cy-は、二環式である。いくつかの実施形態では、-Cy-は、多環式である。いくつかの実施形態では、-Cy-は、0~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された二価3~10員単環式の飽和又は部分不飽和環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は、0~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された二価5~10員芳香環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は、任意選択により置換されたフェニレンである。いくつかの実施形態では、-Cy-は、フェニレンである。
いくつかの実施形態では、R’は、Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)ORである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)N(R)2である。いくつかの実施形態では、R’は、-SO2Rである。
いくつかの実施形態では、様々な構造におけるR’は、保護基(例えば、アミノ、ヒドロキシルなど)、例えば、オリゴヌクレオチド合成に好適なものである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、4-ニトロフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、-CH2CH2-(4-ニトロフェニル)である。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)NPh2である。
いくつかの実施形態では、各Rは、独立して、-H、又はC1~20脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC1~20ヘテロ脂肪族、C6~30アリール、C6~30アリール脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有するC6~30アリールヘテロ脂肪族、1~10個のヘテロ原子を有する5~20員ヘテロアリール、及び1~10個のヘテロ原子を有する3~30員ヘテロシクリルから選択される任意選択により置換された基である。いくつかの実施形態では、2つのR基を、任意選択により且つ独立して合わせて、共有結合を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つ以上のR基を、任意選択により且つ独立して、その原子と合わせて、その原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員単環式、二環式又は多環式環を形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子上の2つの基を、任意選択により且つ独立して、その原子と合わせて、その原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員単環式、二環式又は多環式環を形成する。いくつかの実施形態では、2つ以上の原子上の2つ以上のR基を、任意選択により且つ独立して、それらの介在原子と合わせて、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~30員単環式、二環式又は多環式環を形成する。いくつかの実施形態では、2つ以上の原子上の2つの基を、任意選択により且つ独立して、それらの介在原子と合わせて、介在原子に加えて0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~30員単環式、二環式又は多環式環を形成する。いくつかの実施形態では、形成される環は、単環式である。いくつかの実施形態では、形成される環は、二環式である。いくつかの実施形態では、形成される環は、多環式である。いくつかの実施形態では、それぞれの単環式環単位は、独立して、3~10(例えば、3~8、3~7、3~6、5~10、5~8、5~7、5~6、3、4、5、6、7、8、9、又は10)員であり、独立して、飽和、部分飽和、又は芳香族であり、且つ独立して、0~5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環は、飽和である。いくつかの実施形態では、環は、部分飽和である。いくつかの実施形態では、環は、芳香族である。いくつかの実施形態では、形成される環は、1~5個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、形成される環は、1個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、形成される環は、2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。
いくつかの実施形態では、Rは、-Hである。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~20、C1~15、C1~10、C1~8、C1~6、C1~5、C1~4、C1~3、又はC1~2脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたアルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたメチルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換された脂環である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたシクロアルキルである。
いくつかの実施形態では、Rは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換されたC1~20ヘテロ脂肪族である。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC6~20アリールである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC6~20アリール脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC6~20アリールアルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、ベンジルである。いくつかの実施形態では、Rは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換されたC6~20アリールヘテロ脂肪族である。
いくつかの実施形態では、Rは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Rは、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Rは、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された6員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、Rは、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態では、Rは、1~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~10員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態では、Rは、1~5個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~6員ヘテロシクリルである。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリルは、飽和である。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリルは、部分飽和である。
いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、ホウ素、窒素、酸素、硫黄、ケイ素及びリンから選択される。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、硫黄、及びケイ素から選択される。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素、酸素、及び硫黄から選択される。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、硫黄である。
当業者によって理解されるとおり、可変要素に関して記載される実施形態は、様々な構造を提供するために容易に組み合わせられ得る。当業者はまた、可変要素に関して記載される実施形態は、当該可変要素、例えば、R’ RB2、RB3、RB4、RB5、RB6、RB2’、RB3’、RB4’、RB5’、RB6’などに関するRの実施形態;LB2、LB3、LB4、LB5、LB6、LB2’、LB3’、LB4’、LB5’、LB6’などに関するLBの実施形態の実施形態であり得る他の可変要素のために容易に利用され得ることを理解する。例示的な実施形態及びその組み合わせとしては、本明細書に例示される構造が挙げられるが、これらに限定されない。ある特定の例が下に記載される。
例えば、いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
4は、-C(O)-であり、X
4の-C(O)-におけるOは、R
5の-H、例えば、-NHR’における-H、R
5’の-OH又は-SHと水素結合を形成し得る。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(O)-であり、X
5は、-C(R
5)=である。いくつかの実施形態では、R
5’は、-NHR’である。いくつかの実施形態では、R
5は、-L
B5-NHR’である。いくつかの実施形態では、L
B5は、任意選択により置換された-CH
2-である。いくつかの実施形態では、メチレン単位は、-C(O)-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、L
B5は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたメチルである。いくつかの実施形態では、R’は、-CH
2Phである。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、R’は、フェニルである。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたC
1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたメチルである。いくつかの実施形態では、R’は、メチルである。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
1は、-C(-)=であり、X
4は、=C(-N(R
B4)
2)-である。いくつかの実施形態では、同じ原子、例えば、窒素原子上の2つのR基を合わせて、任意選択により置換された=CH
2又は=NHを形成する。いくつかの実施形態では、同じ原子、例えば、窒素原子上の2つのR基を合わせて、任意選択により置換された=C(-L
B4-R)
2、=N-L
B4-Rを形成する。いくつかの実施形態では、形成される基は、=CHN(R)
2である。いくつかの実施形態では、形成される基は、=CHN(CH
3)
2である。いくつかの実施形態では、X
4は、=C(-N=CHN(CH
3)
2)-である。いくつかの実施形態では、-N(R
B4)
2は、-NR
B4である。いくつかの実施形態では、R
B4は、-NHC(O)Rである。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、且つX
3は、-N(R
B3)-である。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-であり、且つX
4は、-C(R
B4)=である。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-であり、X
4は、-C(R
B4)=であり、且つX
5は、-C(R
B5)=である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
3は、-N(R’)-である。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(R
B4)
2-である。いくつかの実施形態では、R
B4は、-Rである。いくつかの実施形態では、R
B4は、-Hである。いくつかの実施形態では、X
4は、-CH
2-である。いくつかの実施形態では、X
5は、-C(R
B5)
2-である。いくつかの実施形態では、R
B5は、-Rである。いくつかの実施形態では、R
B5は、-Hである。いくつかの実施形態では、X
5は、-CH
2-である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
4は、-C(R
B4)=である。いくつかの実施形態では、X
4は、-CH=である。いくつかの実施形態では、X
5は、-C(R
B5)=である。いくつかの実施形態では、X
5は、-CH=である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
4は、-C(R
B4)
2-である。いくつかの実施形態では、X
4は、-CH
2-である。いくつかの実施形態では、X
5は、-C(R
B5)=である。いくつかの実施形態では、X
5は、-CH=である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-であり、X
4は、-C(R
B4)=であり、X
5は、-C(R
B5)=であり、X
6は、-C(O)-である。いくつかの実施形態では、R
B3、R
B4及びR
B5の各々は、独立して、Rである。いくつかの実施形態では、R
B3は、-Hである。いくつかの実施形態では、R
B4は、-Hである。いくつかの実施形態では、R
B5は、-Hである。いくつかの実施形態では、BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-である。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(R
B4)
2-(式中、2つのR
B4を合わせて=Oを形成する)、又は=C(-L
B4-R
B41)
2、=N-L
B4-R
B41である。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(=NR
B4)-である。いくつかの実施形態では、X
5は、-C(R
B5)=である。いくつかの実施形態では、R
B41又はR
B4及びR
B5は、Rであり、それらの介在原子と合わせて、本明細書に記載されるとおりの任意選択により置換された環を形成する。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N=である。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(-N(R
B4)
2)=である。いくつかの実施形態では、X
4は、-C(-NHR
B4)=である。いくつかの実施形態では、X
5は、-C(R
B5)=である。いくつかの実施形態では、1つのR
B4及びR
B5を合わせて、本明細書に記載されるとおりの任意選択により置換された環を形成する。いくつかの実施形態では、形成される環は、窒素原子を有する任意選択により置換された5員環である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、環BAは、式BA-IV又はBA-Vの構造を有する。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、且つX
3は、-N=である。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N=であり、且つX
6は、-C(R
B6)=である。いくつかの実施形態では、環BAAは、5~6員である。いくつかの実施形態では、環BAAは、単環式である。いくつかの実施形態では、環BAAは、部分不飽和である。いくつかの実施形態では、環BAAは、芳香族である。いくつかの実施形態では、環BAAは、0~2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環BAAは、1~2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環BAAは、1個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、環BAAは、2個のヘテロ原子を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロ原子は、酸素である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された5員環である。いくつかの実施形態では、X
1は、X
5に結合される。いくつかの実施形態では、X
4及びX
5の各々は、独立して、-CH=である。いくつかの実施形態では、X
1は、-N(-)-であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-NH-であり、X
4は、-CH=であり、且つX
5は、-CH=である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、環BAは、式BA-VIの構造を有する。いくつかの実施形態では、X
1’は、-N(-)-であり、X
2’は、-C(O)-であり、且つX
3’は、-N(R
B3)-である。いくつかの実施形態では、X
1’は、-N(-)-であり、X
2’は、-C(O)-であり、X
3’は、-N(R
B3)-であり、X
4’は、-C(R
B4’)=であり、X
5’は、-N=であり、X
6’は、-C(R
B6’)=であり、且つX
7’は、-N=である。いくつかの実施形態では、X
1’は、-N(-)-であり、X
2’は、-C(O)-であり、X
3’は、-N(R
B3)-であり、X
4’は、-C(R
B4’)=であり、X
5’は、-C(R
B5’)=であり、X
6’は、-C(R
B6’)=であり、且つX
7’は、-C(R
B7’)=である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、X
1’は、-N(-)-であり、X
2’は、-C(R
B2’)=であり、且つX
3’は、-N=である。いくつかの実施形態では、X
1’は、-N(-)-であり、X
2’は、-C(R
B2’)=であり、X
3’は、-N=であり、X
4’は、-C(-N(R
B4’)
2)=であり、X
5’は、-N=であり、X
6’は、-C(O)-であり、且つX
7’は、-N(R
B7’)-である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
いくつかの実施形態では、X
1は、-C(-)=であり、X
2は、-C(O)-であり、且つX
3は、-N(R
B3)-である。いくつかの実施形態では、X
1は、-C(-)=であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-、-C(-N(R
B4)
2)=であり、且つX
4は、-C(R
B4)=である。いくつかの実施形態では、X
1は、-C(-)=であり、X
2は、-C(O)-であり、X
3は、-N(R
B3)-、-C(-N(R
B4)
2)=であり、X
4は、-C(R
B4)=であり、且つX
6は、-C(R
B6)=である。いくつかの実施形態では、R
B3、R
B4、及びR
B6の各々は、独立して、-Hである。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。いくつかの実施形態では、環BAは、任意選択により置換された又は保護された
である。いくつかの実施形態では、環BAは、
である。
本明細書に記載されるとおり、環BAは、任意選択により置換され得る。いくつかの実施形態では、X2、X3、X4、X5、X6、X2’、X3’、X4’、X5’、X6’、及びX7’の各々は、それが-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、X2、X3、X4、X5、X6、X2’、X3’、X4’、X5’、X6’、及びX7’の各々は、それが-CH=、-CH2-、又は-NH-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、X2、X3、X4、X5、X6、X2’、X3’、X4’、X5’、X6’、及びX7’の各々は、それが-CH=であるとき、独立して且つ任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、X2、X3、X4、X5、X6、X2’、X3’、X4’、X5’、X6’、及びX7’の各々は、それが-CH2-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、X2、X3、X4、X5、X6、X2’、X3’、X4’、X5’、X6’、及びX7’の各々は、それが-NH-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、X2は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X3は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X4は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X5は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X6は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X2’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X3’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X4’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X5’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X6’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。いくつかの実施形態では、X7’は、任意選択により置換された-CH=、-C(OH)=、-C(-NH2)=、-CH2-、-C(=NH)-、又は-NH-である。
本明細書で実証されるとおり、いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側にある特定の核酸塩基(例えば、b001A、b002A、b008U、C、Aなど)を含む提供されるオリゴヌクレオチドは、特に、向上した編集効率(例えば、Uなどの参照核酸塩基と比較して)を提供することができる。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、その3’側においてIに連結される。
いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、例えば、
の構造を有する脱塩基である。当業者によって理解され且つ様々なオリゴヌクレオチドにおいて実証されるとおり、脱塩基ヌクレオシドはまた、オリゴヌクレオチドの他の部分において利用されてもよく、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の(例えば、1、2、3、4、5、又はそれより多い)任意選択により連続的な脱塩基ヌクレオシドを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上の任意選択により連続的な脱塩基ヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、ただ1つの脱塩基ヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、それぞれの脱塩基ヌクレオシドは、独立して、第1のドメイン又は第2のドメインの第1のサブドメイン中にある。いくつかの実施形態では、それぞれの脱塩基ヌクレオシドは、独立して、第1のドメイン中にある。いくつかの実施形態では、それぞれの脱塩基ヌクレオシドは、独立して、第2のドメインの第1のサブドメイン中にある。いくつかの実施形態では、脱塩基ヌクレオシドは、標的アデノシンの反対側にある。本明細書で実証されるとおり、単一の脱塩基ヌクレオシドは、各々が参照オリゴヌクレオチド中に核酸塩基を独立して含む1つ以上のヌクレオシドを置き換えてもよく、例えば、L010は、核酸塩基を含む1つのヌクレオシドを置き換えるために利用されてもよく、L012は、各々が核酸塩基を独立して含む1、2又は3つのヌクレオシドを置き換えるために利用されてもよく、L028は、各々が核酸塩基を独立して含む1、2又は3つのヌクレオシドを置き換えるために利用されてもよい。いくつかの実施形態では、塩基ヌクレオシドは、立体的に不規則な結合(例えば、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(任意選択により脱塩基である)に連結される。いくつかの実施形態では、それぞれの塩基ヌクレオシドは、独立して、立体的に不規則な結合(例えば、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(任意選択により脱塩基である)に連結される。
いくつかの実施形態では、標的アデニンの反対側の修飾された核酸塩基は、オリゴヌクレオチドの特性及び/又は活性を著しく向上させることができる。いくつかの実施形態では、反対側の位置の修飾された核酸塩基は、その隣(例えば、3’側)にGがあるときでさえ、高い活性を提供することができ、及び/又は他の核酸塩基、例えば、Cは、はるかに低い活性を提供するか又は実質的に活性(activites)を検出しない。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖、例えば、LNA糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。いくつかの実施形態では、その数は、6である。いくつかの実施形態では、その数は、7である。いくつかの実施形態では、その数は、8である。いくつかの実施形態では、その数は、9である。いくつかの実施形態では、その数は、10である。いくつかの実施形態では、その数は、11である。いくつかの実施形態では、その数は、12である。いくつかの実施形態では、その数は、13である。いくつかの実施形態では、その数は、14である。いくつかの実施形態では、その数は、15である。いくつかの実施形態では、その数は、16である。いくつかの実施形態では、その数は、17である。いくつかの実施形態では、その数は、18である。いくつかの実施形態では、その数は、19である。いくつかの実施形態では、その数は、20である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-Fではない修飾を有する修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの修飾された糖は、それぞれ独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を有する糖から選択される。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2’-F修飾された糖を含まない。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)のレベルは、個々に又は合わせて、2’-F修飾された糖のレベルと比較して相対的に高い。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約50%以下は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の2’-N(R)2修飾を含む修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の2’-NH2修飾を含む修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の二環式糖、例えば、LNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む。
いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の糖の約50%以下は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のどの糖も2’-MOEを含まない。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の各ヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間
結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、その数は、1以上である。いくつかの実施形態では、その数は、2以上である。いくつかの実施形態では、その数は、3以上である。いくつかの実施形態では、その数は、4以上である。いくつかの実施形態では、その数は、5以上である。いくつかの実施形態では、その数は、6以上である。いくつかの実施形態では、その数は、7以上である。いくつかの実施形態では、その数は、8以上である。いくつかの実施形態では、その数は、9以上である。いくつかの実施形態では、その数は、10以上である。いくつかの実施形態では、その数は、11以上である。いくつかの実施形態では、その数は、12以上である。いくつかの実施形態では、その数は、13以上である。いくつかの実施形態では、その数は、14以上である。いくつかの実施形態では、その数は、15以上である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、2つの第2のドメインヌクレオシドを連結するそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインのヌクレオチド間結合は、第2のドメインの2つのヌクレオシドに結合される。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のヌクレオシド及び第2のドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、第2のドメインのヌクレオチド間結合であると適切にみなされ得る。いくつかの実施形態では、高いパーセンテージ(例えば、Rpのヌクレオチド間結合及び/又は天然のリン酸結合と比較して)のSpのヌクレオチド間結合は、向上した特性及び/又は活性、例えば、高い安定性及び/又は高いアデノシン編集活性をもたらすことが観察された。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のドメイン中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のドメイン中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のドメイン中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、1~5、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。
いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、第2のドメインは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上(例えば、約2、約3、約4など)の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、第2のドメインの3’末端にある。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、n001ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中の最後の2つのヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの最後の2つのヌクレオシドである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001などの中性のヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、天然のリン酸結合を含有しない。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、そのリクルートメントを促進するか又はそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、又はそれとの相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと接触する。いくつかの実施形態では、様々な核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合が、タンパク質、例えば、ADARタンパク質の1つ以上の残基と相互作用し得る。
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、本明細書に記載されるとおりの第1のサブドメインを含むか又はそれらからなる。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、本明細書に記載されるとおりの第2のサブドメインを含むか又はそれらからなる。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、本明細書に記載されるとおりの第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、5’から3’に第1のサブドメイン、第2のサブドメイン及び第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる。そのようなサブドメインのある特定の実施形態が下に記載される。
第1のサブドメイン
本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’から3’に第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、5’から3’に第1のサブドメイン、第2のサブドメイン及び第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる。第1のサブドメインのある特定の実施形態が、例として下に記載される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、修飾される(例えば、Iへの変換)ことになる標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~20(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約5~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約10~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約10~20の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約5~15の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約13~16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約6~12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約6~9の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~7の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、2の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、3の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、4の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、5の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、6の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、7の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、8の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、9の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、11の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、13の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、14の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、15の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、第2のドメインの約、又は少なくとも約5~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~70%、40%~60%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%~60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約90%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチが第1のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎが第1のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、2個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、3個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、4個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、5個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、6個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、7個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、8個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、9個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、10個のゆらぎがある。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン領域中のオリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、標的核酸と完全に相補的である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、例えば、オリゴヌクレオチドが標的核酸と二重鎖を形成するとき、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。反対側のヌクレオシド中に修飾された核酸塩基を含む好適な核酸塩基は、本明細書に記載される。例えば、いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、C、Cの互変異性体、U、Uの互変異性体、A、Aの互変異性体、及びBA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VIの構造を有する環BA、又は環BAの互変異性体であるか又はそれを含む核酸塩基から選択される任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖、例えば、LNA糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。いくつかの実施形態では、その数は、6である。いくつかの実施形態では、その数は、7である。いくつかの実施形態では、その数は、8である。いくつかの実施形態では、その数は、9である。いくつかの実施形態では、その数は、10である。いくつかの実施形態では、その数は、11である。いくつかの実施形態では、その数は、12である。いくつかの実施形態では、その数は、13である。いくつかの実施形態では、その数は、14である。いくつかの実施形態では、その数は、15である。いくつかの実施形態では、その数は、16である。いくつかの実施形態では、その数は、17である。いくつかの実施形態では、その数は、18である。いくつかの実施形態では、その数は、19である。いくつかの実施形態では、その数は、20である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-Fではない修飾を有する修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの修飾された糖は、それぞれ独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を有する糖から選択される。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、二環式糖(例えば、LNA)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を有する糖から独立して選択される約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾(式中、LBは、任意選択により置換された-CH2-である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含む。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、2’-F修飾された糖を含まない。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)のレベルは、個々に又は合わせて、2’-F修飾された糖のレベルと比較して相対的に高い。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約50%以下は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の2’-N(R)2修飾を含む修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、2’-NH2修飾を含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の二環式糖、例えば、LNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の糖の約50%以下は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のどの糖も、2’-MOEを含まない。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の各ヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサ
ブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、その数は、1以上である。いくつかの実施形態では、その数は、2以上である。いくつかの実施形態では、その数は、3以上である。いくつかの実施形態では、その数は、4以上である。いくつかの実施形態では、その数は、5以上である。いくつかの実施形態では、その数は、6以上である。いくつかの実施形態では、その数は、7以上である。いくつかの実施形態では、その数は、8以上である。いくつかの実施形態では、その数は、9以上である。いくつかの実施形態では、その数は、10以上である。いくつかの実施形態では、その数は、11以上である。いくつかの実施形態では、その数は、12以上である。いくつかの実施形態では、その数は、13以上である。いくつかの実施形態では、その数は、14以上である。いくつかの実施形態では、その数は、15以上である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、2つの第1のサブドメインヌクレオシドを連結するそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインのヌクレオチド間結合は、第1のサブドメインの2つのヌクレオシドに結合される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のヌクレオシド及び第2のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、第1のサブドメインのヌクレオチド間結合であると適切にみなされ得る。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のヌクレオシド及び第2のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラルヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラル制御され;いくつかの実施形態では、それはRpであり;いくつかの実施形態では、それはSpである。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のサブドメイン中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のサブドメイン中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第1のサブドメイン中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、1~5、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、第1のサブドメインは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、第1のサブドメイン中の全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上(例えば、約2、約3、約4など)の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、第1のサブドメインの3’末端にある。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、n001ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001などの中性のヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、天然のリン酸結合を含有しない。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、5’末端部分、例えば、約1~20、1~15、1~10、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、約3~6の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、6個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、7個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、8個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、9個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、10個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、第1のサブドメインの5’末端核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~20、1~15、1~10、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OR(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OMeである。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分のヌクレオチド間結合の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、Rpである。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、5’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、3’末端部分、例えば、約1~20、1~15、1~10、1~5、1~3、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、約1~3の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、6個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、7個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、8個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、9個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、10個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、第1のサブドメインの3’末端核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、5’末端部分及び3’末端部分を含むか又はそれらからなる。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~20、1~15、1~10、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OR(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OMeである。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、5’末端部分と比較して、3’末端部分は、より高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)の2’-F修飾された糖及び/又は2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、及び/又はより低いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)の他の種類の修飾された糖、例えば、二環式糖及び/又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分と比較して、3’末端部分は、より高いレベルの2’-F修飾された糖及び/又はより低いレベルの2’-OR修飾された糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分と比較して、3’末端部分は、より高いレベルの2’-F修飾された糖及び/又はより低いレベルの2’-OMe修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分と比較して、3’末端部分は、より高いレベルの天然のDNA糖及び/又はより低いレベルの2’-OR修飾された糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分と比較して、3’末端部分は、より高いレベルの天然のDNA糖及び/又はより低いレベルの2’-OMe修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、低いレベル(例えば、50%、40%、30%、25%、20%、若しくは10%以下、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10個以下)の二環式糖又は2’-ORを含む糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族(例えば、メチル)である)である修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、二環式糖又は2’-ORを含む糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族(例えば、メチル)である)である修飾された糖を含有しない。
いくつかの実施形態では、1つ以上の修飾された糖は、独立して、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、どの修飾された糖も、2’-OMe又は他の2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含まない。いくつかの実施形態では、3’末端部分のそれぞれの糖は、独立して、2つの2’-H又は2’-F修飾を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1、2、3、4、又は5個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1~3個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1、2、3、4、又は5個の天然のDNA糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1~3個の天然のDNA糖を含む。
いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分のヌクレオチド間結合の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、Rpである。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、3’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、3’-末端部分は、5’末端部分と比較してより高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)のRpのヌクレオチド間結合及び/又は天然のリン酸結合を含有する。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ADARタンパク質、例えば、ADAR1、ADAR2などのタンパク質をリクルートするか、そのリクルートメントを促進するか又はそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、又はそれとの相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインの様々な核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合が、タンパク質、例えば、ADARタンパク質の1つ以上の残基と相互作用し得る。
第2のサブドメイン
本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’から3’に第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、5’から3’に第1のサブドメイン、第2のサブドメイン及び第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる。第2のサブドメインのある特定の実施形態が、例として下に記載される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、修飾される(例えば、Iへの変換)ことになる標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、標的アデノシンの反対側にただ1つのヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの標的アデノシンの反対側のそれぞれのヌクレオシドは、第2のサブドメインである。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、約1~10、1~5、1~3、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、約1~10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、約1~5の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、約1~3の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、2の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、3の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチが第2のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ただ1個のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ただ2個のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ただ2個のミスマッチを含み、1個のミスマッチは、標的アデノシンとその反対側のヌクレオシドの間にあり、及び/又は1個のミスマッチは、標的アデノシンの隣ヌクレオシドとオリゴヌクレオチド中のその対応するヌクレオシドの間にある。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの隣のヌクレオシドとオリゴヌクレオチド中のその対応するヌクレオシドの間のミスマッチは、ゆらぎである。いくつかの実施形態では、ゆらぎは、I-Cである。いくつかの実施形態では、Cは、標的アデノシンの隣、例えば、その3’側のすぐ隣にある。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎが第2のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、2個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、3個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、4個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、5個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、6個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、7個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、8個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、9個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、10個のゆらぎがある。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン領域中のオリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、標的核酸と完全に相補的である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、例えば、オリゴヌクレオチドが標的核酸と二重鎖を形成するとき、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。反対側のヌクレオシド中の修飾された核酸塩基を含む好適な核酸塩基は、本明細書に記載される。例えば、いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、C、Cの互変異性体、U、Uの互変異性体、A、Aの互変異性体、及びBA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VIの構造を有する環BA、又は環BAの互変異性体であるか又はそれを含む核酸塩基から選択される任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。例えば、いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
から選択される。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、
である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、反対側の核酸塩基の隣に修飾された核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、それは、5’側にある。いくつかの実施形態では、それは、3’側にある。いくつかの実施形態では、それぞれの側に、独立して、修飾された核酸塩基がある。特に、本開示は、反対側の核酸塩基に隣接する(例えば、その隣にある)核酸塩基が、標的核酸、オリゴヌクレオチド及び/又はその二重鎖の認識、結合、相互作用、及び/又は修飾に対する破壊(例えば、立体障害)を引き起こす可能性があることを認める。いくつかの実施形態では、破壊は、隣接するGと関連する。いくつかの実施形態では、本開示は、Gを置き換えることができ、Gと比較して向上した安定性及び/又は活性をもたらすことができる核酸塩基を提供する。例えば、いくつかの実施形態では、隣接する核酸塩基(例えば、反対側のヌクレオシドの3’側のすぐ隣のヌクレオシド)は、ヒポキサンチンである(破壊(例えば、立体障害)及び/又はCとのゆらぎの塩基対形成の形成を低減するためにGを置き換える)。いくつかの実施形態では、隣接する核酸塩基は、ヒポキサンチンの誘導体である。いくつかの実施形態では、3’側のすぐ隣のヌクレオシドは、式BA-VIの構造を有する環BAであるか又はそれを含む核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、隣接する核酸塩基は、
である。いくつかの実施形態では、隣接する核酸塩基は、
である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖、例えば、LNA糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、UNA糖などの非環式糖を含む。いくつかの実施形態では、そのような非環式糖は、タンパク質が標的アデノシン上で修飾を行うための柔軟性を提供する。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から独立して選択される約1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の低いレベル(例えば、50%、40%、30%、25%、20%、若しくは10%以下、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10個以下)の糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾(式中、LBは、任意選択により置換された-CH2-である)を含有しない。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含有しない。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1つ以上の2’-F修飾された糖を含む。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、又は2’-OHを含む糖(例えば、天然のRNA糖)である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、天然のDNA糖、又は天然のRNA糖である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖及び天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、レベルは、100%である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1、2、3、4又は5個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、2つの2’-Hを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1、2、3、4又は5個の天然のDNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、2’-OHを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1、2、3、4又は5個の天然のRNA糖を含む。いくつかの実施形態では、数は、1である。いくつかの実施形態では、数は、2である。いくつかの実施形態では、数は、3である。いくつかの実施形態では、数は、4である。いくつかの実施形態では、数は、5である。
いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの糖(「反対側の糖」)、反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(「5’側の隣の糖」)、及び/又は反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(「3’側の隣の糖」)は、独立して且つ任意選択により、2’-F修飾された糖、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、又は2’-OHを含む糖(例えば、天然のRNA糖)である。いくつかの実施形態では、反対側の糖は、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、反対側の糖は、2つの2’-Hを含む糖である。いくつかの実施形態では、反対側の糖は、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、反対側の糖は、2’-OHを含む糖である。いくつかの実施形態では、反対側の糖は、天然のRNA糖である。例えば、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中の5’側の隣の糖、反対側の糖及び3’側の隣の糖の各々は、独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、2’-F修飾された糖であり、反対側の糖及び3’側の隣の糖の各々は、独立して、天然のDNA糖である。
いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、2つの2’-Hを含む糖である。いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、2’-OHを含む糖である。いくつかの実施形態では、5’側の隣の糖は、天然のRNA糖である。
いくつかの実施形態では、3’側の隣の糖は、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、3’側の隣の糖は、2つの2’-Hを含む糖である。いくつかの実施形態では、3’側の隣の糖は、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、3’側の隣の糖は、2’-OHを含む糖である。いくつかの実施形態では、3’側の隣の糖は、天然のRNA糖である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の糖の約50%以下は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のどの糖も、2’-MOEを含まない。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、約1~10個(例えば、約1~5、1~4、1~3、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の各ヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の少なくとも約1~10個(例えば、約1~5、1~4、1~3、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の少なくとも約1~10個(例えば、約1~5、1~4、1~3、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のキラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の少なくとも約1~10個(例えば、約1~5、1~4、1~3、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、その数は、1以上である。いくつかの実施形態では、その数は、2以上である。いくつかの実施形態では、その数は、3以上である。いくつかの実施形態では、その数は、4以上である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、2つの第2のサブドメインヌクレオシドを連結するそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、Spホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインのヌクレオチド間結合は、第2のサブドメインの2つのヌクレオシドに結合される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のヌクレオシド及び第1又は第3のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、第2のサブドメインのヌクレオチド間結合であると適切にみなされ得る。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のヌクレオシド及び第1又は第3のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラルヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラル制御され;いくつかの実施形態では、それはRpであり;いくつかの実施形態では、それはSpである。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のサブドメイン中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のサブドメイン中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第2のサブドメイン中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、1~10個(例えば、約1~5、1~4、1~3、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、他の部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン全体、第1のサブドメイン、第3のサブドメイン、又はその部分)と比較してより高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)のRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、Spのヌクレオチド間結合より高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)のRpのヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、第2のサブドメインは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~5、又は約1、2、3、4、若しくは5である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、第2のサブドメイン中の全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上(例えば、約2、約3、約4など)の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、第2のサブドメインの3’末端にある。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、n001ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後のヌクレオシド及び第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後のヌクレオシド及び第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後のヌクレオシド及び第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後のヌクレオシド及び第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの最後のヌクレオシド及び第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001などの中性のヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1つ以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、天然のリン酸結合を含有しない。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、少なくとも1つの天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、少なくとも2つの天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、少なくとも3つの天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、少なくとも4つの天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、少なくとも5つの天然のリン酸結合を含む。
いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、天然のリン酸結合を介してその5’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、天然のリン酸結合を介してその5’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその5’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、中性荷電のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Spである。
いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、天然のリン酸結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(反対側のヌクレオシドに対して-1の位置)に連結される。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、中性荷電のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御されない。
いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドに対して-1の位置のヌクレオシド及び反対側のヌクレオシドに対して-2の位置のヌクレオシド(例えば、5’-・・・N0N-1N-2・・・3’において、N0が反対側のヌクレオシドである場合、N-1は、-1の位置にあり且つN-2は-2の位置にある)は、天然のリン酸結合を介して連結される。いくつかの実施形態では、それらは、修飾されたヌクレオチド間結合を介して連結される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、中性荷電のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御されない。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインのヌクレオシド及び第3のサブドメインのヌクレオシドは、天然のリン酸結合を介して連結される。いくつかの実施形態では、それらは、修飾されたヌクレオチド間結合を介して連結される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、中性荷電のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)であり、キラル制御されない。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’-N1N0N-1-3’を含み、N1、N0、及びN-1の各々は、独立して、ヌクレオシドであり、N1及びN0は、本明細書に記載されるとおりのヌクレオチド間結合に結合し、N-1及びN0は、本明細書に記載されるとおりのヌクレオチド間結合に結合し、N0は、標的アデノシンの反対側である。いくつかの実施形態では、N1、N0、及びN-1の各々の糖は、独立して、天然のDNA糖又は2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、N1、N0、及びN-1の各々の糖は、独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、N1の糖は、2’修飾された糖であり、N0及びN-1の各々の糖は、独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、そのようなオリゴヌクレオチドは、高い編集レベルを提供する。いくつかの実施形態では、N-1に結合される2つのヌクレオチド間結合の各々は、独立して、Rpである。いくつかの実施形態では、N-1に結合される2つのヌクレオチド間結合の各々は、独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、N-1に結合される2つのヌクレオチド間結合の各々は、独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの他のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、もしあれば独立して、Spである。いくつかの実施形態では、N1に結合される5’ヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、N1及びN0に結合されるヌクレオチド間結合(すなわち、N1に結合された3’ヌクレオチド間結合)は、Rpである。いくつかの実施形態では、N-1及びN0に結合されるヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、N-1に結合される3’ヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、N0に結合されるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、Rpである。いくつかの実施形態では、N0又はN1に結合されるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、Rpである。いくつかの実施形態では、N0又はN-1に結合されるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、Rpである。いくつかの実施形態では、N1に結合されるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、Rpである。いくつかの実施形態では、それぞれのRpのヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの他のキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、Spである。
いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N1)の糖は、独立して、天然のDNA糖、天然のRNA糖、及び2’-F修飾された糖(例えば、R2sは-Fである)から選択される。いくつかの実施形態では、反対のヌクレオシド(例えば、N0)の糖は、独立して、天然のDNA糖、天然のRNA糖、及び2’-F修飾された糖から選択される。いくつかの実施形態では、3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N-1)の糖は、独立して、天然のDNA糖、天然のRNA糖、及び2’-F修飾された糖から選択される。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド、反対側のヌクレオシド、及び3’側のすぐ隣のヌクレオシドの糖は、それぞれ独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド、反対側のヌクレオシド、及び3’側のすぐ隣のヌクレオシドの糖は、それぞれ天然のDNA糖、天然のRNA糖、及び天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド、反対側のヌクレオシド、及び3’側のすぐ隣のヌクレオシドの糖は、それぞれ2’-F修飾された糖、天然のRNA糖、及び天然のDNA糖である。
いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドの糖は、天然のRNA糖である。いくつかの実施形態では、そのような反対側のヌクレオシドは、3’側のすぐ隣のIヌクレオシド(アラインメントされるとき、標的核酸中のCに対して任意選択により相補的である)とともに利用される。いくつかの実施形態では、3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N-1)とその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N-2)の間のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則である。いくつかの実施形態では、それは、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、それは、キラル制御され、Spである。
いくつかの実施形態では、3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N-1)及びその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、5’-N1N0N-1N-2-3’におけるN-2)に結合されるヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則な負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則なn001である。いくつかの実施形態では、それは、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それは、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それは、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001である。
いくつかの実施形態では、N-1は、Iである。いくつかの実施形態では、例えば、標的核酸が5’-CA-3’(式中、Aは、標的アデノシンである)を含むとき、Iを利用してGを置き換える。いくつかの実施形態では、5’-N1N0N-1-3’は、5’-N1N0I-3’である。いくつかの実施形態では、N0は、b001A、b002A、b003A、b008U、b001C、C、A、又はUである。いくつかの実施形態では、N0は、b001A、b002A、b008U、b001C、C、又はAである。いくつかの実施形態では、N0は、b001A、b002A、b008U、又はb001Cである。いくつかの実施形態では、N0は、b001Aである。いくつかの実施形態では、N0は、b002Aである。いくつかの実施形態では、N0は、b003Aである。いくつかの実施形態では、N0は、b008Uである。いくつかの実施形態では、N0は、b001Cである。いくつかの実施形態では、N0は、Aである。いくつかの実施形態では、N0は、Uである。
本明細書で実証されるとおり、いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側にある特定の核酸塩基(例えば、b001A、b002A、b008U、C、Aなど)を含む提供されるオリゴヌクレオチドは、特に、向上した編集効率(例えば、Uなどの参照核酸塩基と比較して)を提供することができる。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、その3’側においてIに連結される。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、5’末端部分、例えば、約1~5、1~3、又は約1、2、3、4、若しくは5の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~5、1~3、又は約1、2、3、4、若しくは5)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、5’末端部分中の低いレベル(例えば、50%、40%、30%、25%、20%、若しくは10%以下、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10個以下)の糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾(式中、LBは、任意選択により置換された-CH2-である)を含有しない。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含有しない。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1つ以上の2’-F修飾された糖を含む。
いくつかの実施形態では、5’末端中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、又は2’-OHを含む糖(例えば、天然のRNA糖)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、天然のDNA糖、又は天然のRNA糖である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖及び天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、レベルは、100%である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の糖は、2つの2’-Hを有する糖(例えば、天然のDNA糖)及び2’-F修飾された糖から選択される。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1、2、3、4又は5個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2つの2’-Hを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1、2、3、4又は5個の天然のDNA糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2’-OHを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1、2、3、4又は5個の天然のRNA糖を含む。いくつかの実施形態では、数は、1である。いくつかの実施形態では、数は、2である。いくつかの実施形態では、数は、3である。いくつかの実施形態では、数は、4である。いくつかの実施形態では、数は、5である。
いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、5’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。
いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、5’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Rpである。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、反対側のヌクレオシドの5’側の隣にヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドは、本明細書に記載されるとおりの核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、3’末端部分、例えば、約1~5、1~3、又は約1、2、3、4、若しくは5の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、5’末端部分及び3’末端部分からなる。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~5、1~3、又は約1、2、3、4、若しくは5)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、3’末端部分中の低いレベル(例えば、50%、40%、30%、25%、20%、若しくは10%以下、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10個以下)の糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾(式中、LBは、任意選択により置換された-CH2-である)を含有しない。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含有しない。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1つ以上の2’-F修飾された糖を含む。
いくつかの実施形態では、3’末端中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、又は2’-OHを含む糖(例えば、天然のRNA糖)である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖、天然のDNA糖、又は天然のRNA糖である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の高いレベル(例えば、約60~100%、又は約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以上、若しくは100%)又は全ての糖は、独立して、2’-F修飾された糖及び天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、レベルは、100%である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の糖は、2つの2’-Hを有する糖(例えば、天然のDNA糖)及び2’-F修飾された糖から選択される。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1、2、3、4又は5個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2つの2’-Hを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1、2、3、4又は5個の天然のDNA糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2’-OHを含む1、2、3、4又は5個の糖を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、1、2、3、4又は5個の天然のRNA糖を含む。いくつかの実施形態では、数は、1である。いくつかの実施形態では、数は、2である。いくつかの実施形態では、数は、3である。いくつかの実施形態では、数は、4である。いくつかの実施形態では、数は、5である。
いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、3’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。
いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のヌクレオチド間結合は、Rpである。いくつかの実施形態では、3’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Rpである。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1、2、3、4、又は5)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、反対側のヌクレオシドの3’側の隣にヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドは、本明細書に記載されるとおりの核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドは、標的核酸における対応するヌクレオシドとゆらぎの対を形成する。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの核酸塩基は、ヒポキサンチンであり;いくつかの実施形態では、それは、ヒポキサンチンの誘導体である。
いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ADARタンパク質、例えば、ADAR1、ADAR2などのタンパク質をリクルートするか、そのリクルートメントを促進するか又はそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、又はそれとの相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインの様々な核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合が、タンパク質、例えば、ADARタンパク質の1つ以上の残基と相互作用し得る。
第3のサブドメイン
本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’から3’に第1のドメイン及び第2のドメインを含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、5’から3’に第1のサブドメイン、第2のサブドメイン及び第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる。第3のサブドメインのある特定の実施形態が、例として下に記載される。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~20(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約5~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約10~30の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約10~20の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約5~15の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約13~16の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約6~12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約6~9の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~7の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、3の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、4の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、5の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、6の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、7の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、8の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、9の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、10の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、11の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、12の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、13の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、14の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、15の長さの核酸塩基を有する。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、第1のサブドメインより短い。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、第1のドメインより短い。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、第2のドメインの3’末端核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、第2のドメインの約、又は少なくとも約5~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~70%、40%~60%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%~70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%~60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約90%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチが第3のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、2個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、3個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、4個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、5個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、6個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、7個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、8個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、9個のミスマッチがある。いくつかの実施形態では、10個のミスマッチがある。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1個以上(例えば、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎが第3のサブドメイン中に存在する。いくつかの実施形態では、1個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、2個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、3個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、4個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、5個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、6個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、7個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、8個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、9個のゆらぎがある。いくつかの実施形態では、10個のゆらぎがある。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン領域中のオリゴヌクレオチド及び標的核酸の二重鎖は、各々がゆらぎではない1個以上のミスマッチを独立して含む1個以上のバルジを含む。いくつかの実施形態では、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジがある。いくつかの実施形態では、その数は、0である。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、標的核酸と完全に相補的である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上の修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、第3のドメインは、標的アデノシンの反対側ヌクレオシド(反対側のヌクレオシド)を含む。いくつかの実施形態では、第3のドメインは、反対側のヌクレオシドの3’側の隣にヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、第3のドメインは、反対側のヌクレオシドの5’側の隣にヌクレオシドを含む。糖及びその核酸塩基を含む様々な好適な反対側のヌクレオシドは、本明細書に記載されている。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、例えば、オリゴヌクレオチドが標的核酸と二重鎖を形成するとき、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む。反対側のヌクレオシド中に修飾された核酸塩基を含む好適な核酸塩基は、本明細書に記載される。例えば、いくつかの実施形態では、反対側の核酸塩基は、C、Cの互変異性体、U、Uの互変異性体、A、Aの互変異性体、及びBA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VIの構造を有する環BA、又は環BAの互変異性体であるか又はそれを含む核酸塩基から選択される任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、二環式糖、例えば、LNA糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、非環式糖(例えば、対応する環状糖のC2-C3結合を切断することによる)である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、その数は、1である。いくつかの実施形態では、その数は、2である。いくつかの実施形態では、その数は、3である。いくつかの実施形態では、その数は、4である。いくつかの実施形態では、その数は、5である。いくつかの実施形態では、その数は、6である。いくつかの実施形態では、その数は、7である。いくつかの実施形態では、その数は、8である。いくつかの実施形態では、その数は、9である。いくつかの実施形態では、その数は、10である。いくつかの実施形態では、その数は、11である。いくつかの実施形態では、その数は、12である。いくつかの実施形態では、その数は、13である。いくつかの実施形態では、その数は、14である。いくつかの実施形態では、その数は、15である。いくつかの実施形態では、その数は、16である。いくつかの実施形態では、その数は、17である。いくつかの実施形態では、その数は、18である。いくつかの実施形態では、その数は、19である。いくつかの実施形態では、その数は、20である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2’-OHを含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2つの2’-Hを含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のRNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のDNA糖を含む。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の全ての糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の独立して2’-Fではない修飾を有する修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの修飾された糖は、それぞれ独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を有する糖から選択される。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、二環式糖(例えば、LNA)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を有する糖から独立して選択される約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾(式中、LBは、任意選択により置換された-CH2-である)を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含む。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2’-F修飾された糖を含まない。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上の二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、二環式糖及び/又は2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)のレベルは、個々に又は合わせて、2’-F修飾された糖のレベルと比較して相対的に高い。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約50%以下は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の2’-N(R)2修飾を含む修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、2’-NH2修飾を含む1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の二環式糖、例えば、LNA糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約50%以下は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のどの糖も、2’-MOEを含まない。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の各ヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾された又はキラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合、例えば、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20な
ど)のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の少なくとも約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、Spである。いくつかの実施形態では、その数は、1以上である。いくつかの実施形態では、その数は、2以上である。いくつかの実施形態では、その数は、3以上である。いくつかの実施形態では、その数は、4以上である。いくつかの実施形態では、その数は、5以上である。いくつかの実施形態では、その数は、6以上である。いくつかの実施形態では、その数は、7以上である。いくつかの実施形態では、その数は、8以上である。いくつかの実施形態では、その数は、9以上である。いくつかの実施形態では、その数は、10以上である。いくつかの実施形態では、その数は、11以上である。いくつかの実施形態では、その数は、12以上である。いくつかの実施形態では、その数は、13以上である。いくつかの実施形態では、その数は、14以上である。いくつかの実施形態では、その数は、15以上である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、2つの第3のサブドメインヌクレオシドを連結するそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインのヌクレオチド間結合は、第3のサブドメインの2つのヌクレオシドに結合される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のヌクレオシド及び第2のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されたヌクレオチド間結合は、第3のサブドメインのヌクレオチド間結合であると適切にみなされ得る。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のヌクレオシド及び第2のサブドメイン中のヌクレオシドに結合されたヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラルヌクレオチド間結合であり;いくつかの実施形態では、それはキラル制御され;いくつかの実施形態では、それはRpであり;いくつかの実施形態では、それはSpである。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ある特定のレベルのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、レベルは、第3のサブドメイン中の全てのヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第3のサブドメイン中の全てのキラルヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、レベルは、第3のサブドメイン中の全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約、例えば、約5%~100%、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%などである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約55%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%又は約5%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約10%又は約10%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約15%又は約15%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約20%又は約20%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約25%又は約25%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約30%又は約30%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約35%又は約35%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約40%又は約40%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約45%又は約45%以下である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約50%又は約50%以下である。いくつかの実施形態では、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、1~5、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個のヌクレオチド間結合は、独立して、Rpのキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、その数は、約1又は約1以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約2又は約2以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約3又は約3以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約4又は約4以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約5又は約5以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約6又は約6以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約7又は約7以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約8又は約8以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約9又は約9以下である。いくつかの実施形態では、その数は、約10又は約10以下である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、第3のサブドメインは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上(例えば、約2、約3、約4など)の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、第3のサブドメインの3’末端にある。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、n001ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最後の2つのヌクレオシドは、第2のドメインの最後の2つのヌクレオシドである。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の最後の2つのヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの最後の2つのヌクレオシドである。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Rpの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001などの中性のヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10)の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第3のドメインは、天然のリン酸結合を含有しない。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、5’末端部分、例えば、約1~20、1~15、1~10、1~8、1~5、1~3、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、約1~3の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、6個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、7個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、8個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、9個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、10個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、第3のサブドメインの5’末端核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、3’末端部分及び5’末端部分を含むか又はそれらからなる。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、第3のサブドメインの5’末端核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの5’末端部分は、第2のサブドメインに結合される。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~20、1~15、1~10、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OR(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OMeである。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、5’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、3’末端部分と比較して、5’末端部分は、より高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)の2’-F修飾された糖及び/又は2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)、及び/又はより低いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)の他の種類の修飾された糖、例えば、二環式糖及び/又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分と比較して、5’末端部分は、より高いレベルの2’-F修飾された糖及び/又はより低いレベルの2’-OR修飾された糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分と比較して、5’末端部分は、より高いレベルの2’-F修飾された糖及び/又はより低いレベルの2’-OMe修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分と比較して、5’末端部分は、より高いレベルの天然のDNA糖及び/又はより低いレベルの2’-OR修飾された糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含有する。いくつかの実施形態では、3’末端部分と比較して、5’末端部分は、より高いレベルの天然のDNA糖及び/又はより低いレベルの2’-OMe修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、低いレベル(例えば、50%、40%、30%、25%、20%、若しくは10%以下、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10個以下)の二環式糖又は2’-ORを含む糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族(例えば、メチル)である)である修飾された糖を含有する。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、二環式糖又は2’-ORを含む糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族(例えば、メチル)である)である修飾された糖を含有しない。
いくつかの実施形態では、1つ以上の修飾された糖は、独立して、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、どの修飾された糖も、2’-OMe又は他の2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含まない。いくつかの実施形態では、5’末端部分のそれぞれの糖は、独立して、2つの2’-H又は2’-F修飾を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1、2、3、4、又は5個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1~3個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1、2、3、4、又は5個の天然のDNA糖を含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、1~3個の天然のDNA糖を含む。
いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’末端部分のヌクレオチド間結合の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、Rpである。いくつかの実施形態では、5’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、5’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、5’-末端部分は、3’末端部分と比較してより高いレベル(数及び/又はパーセンテージにおいて)のRpのヌクレオチド間結合及び/又は天然のリン酸結合を含有する。
いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、5’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、3’末端部分、例えば、約1~20、1~15、1~10、1~8、1~4、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の長さの核酸塩基を有するものを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、約3~6の長さの核酸塩基を有する。いくつかの実施形態では、長さは、1個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、2個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、3個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、4個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、5個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、6個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、7個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、8個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、9個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、長さは、10個の核酸塩基である。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、第3のサブドメイン3’末端核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2つの2’-Hを有する1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、2’-OHを有する1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の1つ以上(例えば、約1~20、1~15、1~10、3~8、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)から選択される。
いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OR(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、修飾された糖のうちの1つ以上は、独立して、2’-F又は2’-OMeである。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)又は2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-OR修飾を有する糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、3’末端部分中の1つ以上の糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)、又は2’-O-LB-4’修飾を含む。いくつかの実施形態では、LBは、任意選択により置換された-CH2-である。いくつかの実施形態では、LBは、-CH2-である。いくつかの実施形態では、3’末端部分中のそれぞれの糖は、独立して、2’-OMeを含む。
いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、3’末端部分のヌクレオチド間結合の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)は、Rpである。いくつかの実施形態では、3’末端部分の1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、3’末端部分のそれぞれのヌクレオチド間結合は、Spである。
いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、本明細書に記載されるとおりの1つ以上(例えば、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10)のゆらぎを含む。いくつかの実施形態では、3’末端部分は、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である。いくつかの実施形態では、相補性は、60%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、70%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、75%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、80%以上である。いくつかの実施形態では、相補性は、90%以上である。
いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ADARタンパク質、例えば、ADAR1、ADAR2などのタンパク質をリクルートするか、そのリクルートメントを促進するか又はそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ADARタンパク質などのタンパク質をリクルートするか、又はそれとの相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインの様々な核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合が、タンパク質、例えば、ADARタンパク質の1つ以上の残基と相互作用し得る。
本明細書で実証されるとおり、キラルヌクレオチド間結合の結合リンのキラル制御は、様々な特性及び/又は活性を提供するためにオリゴヌクレオチドにおいて利用され得る。いくつかの実施形態では、Rpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)、Spのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)、又はキラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある(「+」は、そのヌクレオシドからオリゴヌクレオチドの5’末端方向への計数であり、+1位置でのヌクレオチド間結合は、ヌクレオシドの5’-炭素に結合されたヌクレオチド間結合であり、「-」は、そのヌクレオシドからオリゴヌクレオチドの3’末端方向への計数であり、-1位置でのヌクレオチド間結合は、3’-炭素に結合されたヌクレオチド間結合である)。いくつかの実施形態では、Rpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、Rpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-2、-1、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、Spのヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、Spのヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-2、-1、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-2、-1、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。
いくつかの実施形態では、Rpは、位置+8にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+7にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-6にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+5にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+4にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+3にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+2にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置+1にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-1にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-2にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-3にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-4にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-5にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-6にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-7にある。いくつかの実施形態では、Rpは、位置-8にある。いくつかの実施形態では、Rpは、キラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合の配置である。いくつかの実施形態では、Spは、位置+8にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+7にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-6にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+5にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+4にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+3にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+2にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置+1にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-1にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-2にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-3にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-4にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-5にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-6にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-7にある。いくつかの実施形態では、Spは、位置-8にある。いくつかの実施形態では、Spは、キラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合の配置である。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+8にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+7にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-6にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+5にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+4にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+3にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+2にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置+1にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-1にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-2にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-3にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-4にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-5にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-6にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-7にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、位置-8にある。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合は、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のRpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のSpのヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のキラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のヌクレオチド間結合の少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全ては、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、第1のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全ては、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のRpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のSpのヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のキラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のヌクレオチド間結合の少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全ては、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、第2のドメイン中のホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全ては、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のRpのヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のSpのヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)のキラル制御されていないヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されていないホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含む。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合は、第1のサブドメインの3’末端部分にある。
いくつかの実施形態では、1つ以上の天然のリン酸結合が、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物において利用される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、1つ以上(例えば、約、又は少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、若しくは50、又はそれ以上)の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、2つ以上(例えば、約、又は少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、若しくは50、又はそれ以上)の連続した天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の連続した天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)中の約又は少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)中の約又は少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合ではない。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)中の約又は少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのヌクレオチド間結合は、連続した天然のリン酸結合ではない。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分は、1つ以上の天然のリン酸結合及び1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分は、1つ以上の天然のリン酸結合及び1つ以上のキラル制御された修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、各々が独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであるが、-Hではない)を含まない2つの糖に結合する約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、各々が独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであるが、-Hではない)を含まない2つの糖に結合する2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の連続した天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、各々が独立して、2つの2’-F修飾された糖に結合する約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)は、各々が独立して2つの2’-F修飾された糖に結合する2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下の連続した天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2’-OR修飾(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであるが、-Hではない)を含まない2つの糖に結合する約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下、例えば、2以下、3以下、4以下、5以下などのヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2つの2’-F修飾された糖に結合する約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下、例えば、2以下、3以下、4以下、5以下などのヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2’-OR修飾(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであるが、-Hではない)を含まない2つの糖に結合するヌクレオチド間結合の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%以下、例えば、10%以下、15%以下、20%以下、25%以下、約30%以下、約40%以下、50%以下などは、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2つの2’-F修飾された糖に結合するヌクレオチド間結合の約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%以下、例えば、10%以下、15%以下、20%以下、25%以下、約30%以下、約40%以下、50%以下などは、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2’-OR修飾(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであるが、-Hではない)を含まない2つの糖に結合する約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下、例えば、2以下、3以下、4以下、5以下などの連続したヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)において、2つの2’-F修飾された糖に結合する約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、又は50以下、例えば、2以下、3以下、4以下、5以下などの連続したヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。
いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-1及び+1の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-1及び+1にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-1にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+1にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+8にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+7にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-6にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+5にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+4にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+3にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+2にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-2にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-3にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-4にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-5にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-6にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-7にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-8にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置-1にあり、修飾されたヌクレオチド間結合は、位置+1にある。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、位置+1にあり、修飾されたヌクレオチド間結合は、位置-1にある。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル制御されたSpのホスホロチオからエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル制御されたRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、2つ以下の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以下の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、単一の天然のリン酸結合は、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなど)の様々な位置で利用され得る。
いくつかの実施形態では、特定の種類の糖が、オリゴヌクレオチド又はその部分の特定の位置で利用される。例えば、いくつかの実施形態では、第1のドメインは、いくつかの2’-F修飾された糖(及び任意選択により、いくつかの2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)、いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖よりも低いレベルで)を含み、第1のサブドメインは、いくつかの2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)(例えば、2’-OMe修飾された糖;及び任意選択により、いくつかの2’-F糖、いくつかの実施形態では、2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)より低いレベルで)を含み、第2のドメインは、1つ以上の天然のDNA糖(2’位置で置換がない)及び/又は1つ以上の2’-F修飾された糖を含み、及び/又は第3のサブドメインは、いくつかの2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)(例えば、2’-OMe修飾された糖;及び任意選択により、いくつかの2’-F糖、いくつかの実施形態では、2’-OR修飾された糖(式中、Rは-Hではない)より低いレベルで)を含む。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び+8の1つ以上にある(「+」は、そのヌクレオシドからオリゴヌクレオチドの5’末端方向への計数であり、「-」は、そのヌクレオシドからオリゴヌクレオチドの3’末端方向への計数であり、位置0は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドの位置であり、例えば:5’-・・・N+2N+1N0N-1N-2・・・.3’)。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、位置-5、-4、-3、-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、及び+5の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、位置-3、-2、-1、0、+1、+2、及び+3の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、位置-2、-1、0、+1、及び+2の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、位置-1、0、及び+1の1つ以上にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+8にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+7にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+6にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+5にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+4にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+3にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+2にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置+1にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置0にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-8にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-7にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-6にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-5にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-4にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-3にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-2にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、位置-1にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、天然のDNA糖(2’-炭素で2つの2’-H)、2’-OMe修飾された糖、及び2’-F修飾された糖から選択される糖である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、天然のDNA糖(2’-炭素で2つの2’-H)及び2’-OMe修飾された糖から選択される糖である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、独立して、例えば、位置0、-1、及び/又は+1での糖に関して、天然のDNA糖(2’-炭素で2つの2’-H)及び2’-F修飾された糖から選択される糖である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、例えば、位置-1、0又は+1で、天然のDNA糖(2’-炭素での2つの2’-H)である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、例えば、位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び/又は+8で、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、例えば、位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び/又は+8で、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置-2にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置-3にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置-4にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+2にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+3にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+4にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+5にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+6にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+7にある。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、位置+8にある。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、例えば、位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び/又は+8で、2’-OMe修飾された糖である。いくつかの実施形態では、特定の種類の糖は、例えば、位置-8、-7、-6、-5、-4、-3、-2、+2、+3、+4、+5、+6、+7、及び/又は+8で、2’-OMe修飾された糖である。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置-2にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置-3にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置-4にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+2にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+3にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+4にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+5にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+6にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+7にある。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、位置+8にある。いくつかの実施形態では、位置0での糖は、2’-MOE修飾された糖ではない。いくつかの実施形態では、位置0での糖は、天然のDNA糖(2’-炭素で2つの2’-H)である。いくつかの実施形態では、位置0での糖は、2’-MOE修飾された糖ではない。いくつかの実施形態では、位置-1での糖は、2’-MOE修飾された糖ではない。いくつかの実施形態では、位置-2での糖は、2’-MOE修飾された糖ではない。いくつかの実施形態では、位置-3での糖は、2’-MOE修飾された糖ではない。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上の2’-F修飾された糖、及び任意選択により2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1、2、3、若しくは4個、又はただ1個、ただ2個、ただ3個、又はただ4個の2’-OR修飾された糖(式中、Rは、C1~6脂肪族である)を含む。いくつかの実施形態では、第1のドメインの第1、第2、第3及び/又は第4の糖は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-ORを含む糖は、連続している。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、
その5’末端で2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の連続した糖を含む(それぞれの糖は、独立して、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)を含む)。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、1つ以上の2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)、及び任意選択により、2’-F修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)を含む。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、1つ以上の2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)、及び任意選択により、2’-F修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上の2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)、及び任意選択により、2’-F修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで;いくつかの実施形態では、より高いレベルで)を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約、又は少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、約、又は少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の連続した2’-F修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の糖の約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%は、独立して、2’-F修飾を含む。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン(5’から3’)中の最初の2’-F修飾された糖は、第3のサブドメイン中の最初の糖ではない。いくつかの実施形態では、第3のドメイン中の最初の2’-F修飾された糖は、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置-3にある。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの糖は、独立して、修飾された糖であり、修飾は、2’-F及び2’-OR(式中、Rは、C1~6脂肪族である)から選択される。いくつかの実施形態では、修飾は、2’-F及び2’-OMeから選択される。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、2’-OMe修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中の1つ以上の修飾された糖は、独立して、2’-OMe修飾された糖であり、第3のサブドメイン中の1つ以上の修飾された糖は、独立して、2’-F修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメイン中のそれぞれの修飾された糖は、独立して、第3のサブドメインの第1の糖を除いて、2’-F修飾された糖であり、これは、いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖である。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、1つ以上の2’-OR修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりであり、-Hではない)、及び任意選択により、2’-F修飾された糖(いくつかの実施形態では、より低いレベルで)を含む。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-MOEである。
塩基配列
当業者によって理解されるとおり、核酸塩基修飾、糖修飾、ヌクレオチド間結合修飾、結合リンの立体化学などの本開示の構造的特徴、及びその組み合わせは、所望の特性及び/又は活性を有するオリゴヌクレオチド及び組成物を提供するために様々な好適な塩基配列とともに利用され得る。例えば、アデノシン修飾(例えば、ADARタンパク質の存在下でのIへの変換)のためのオリゴヌクレオチドは通常、標的アデノシンを含む標的核酸の配列と十分に相補的な配列を有する。標的アデノシンの反対側のヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの様々な位置で存在し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドが、第1のドメイン中にある。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドが、第2のドメイン中にある。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドが、第1のサブドメイン中にある。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドが、第2のサブドメイン中にある。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドが、第3のサブドメイン中にある。本開示のオリゴヌクレオチドは、1つ以上の標的アデノシンを標的化し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の反対側のヌクレオシドは、それぞれ独立して、第2のサブドメインの構造的特徴を有する部分において存在し、各々が独立して、本明細書に記載されるとおりの反対側のヌクレオシドの1つ以上又は全ての構造的特徴を有する。多くの実施形態では、例えば、GからAへの変異を標的化するために、オリゴヌクレオチドは、例えば、Iに変換するADARによって、修飾のためにただ1つの標的アデノシンを選択的に標的化し得る。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの5’末端より3’末端に近い。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、0~5個(例えば、0、1、2、3、4又は5)のミスマッチを有する本明細書に記載される(例えば、表における)塩基配列又はその部分(例えば、10~50、10~40、10~30、10~20の範囲、又は10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、又は少なくとも10、少なくとも15、少なくとも20、少なくとも25個の連続した核酸塩基)を有し、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、本明細書に記載される塩基配列、又はその部分を含み、部分は、少なくとも10個の連続した核酸塩基の範囲、又は0~5個のミスマッチを有する少なくとも15個の連続した核酸塩基の範囲である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、本明細書に記載される塩基配列、又はその部分を含み、部分は、少なくとも10個の連続した核酸塩基の範囲、又は1~5個のミスマッチを有する少なくとも10個の連続した核酸塩基の範囲であり、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、10~60個(例えば、約又は少なくとも10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、45、50、55、60;いくつかの実施形態では、少なくとも15;いくつかの実施形態では、少なくとも16;いくつかの実施形態では、少なくとも17;いくつかの実施形態では、少なくとも18;いくつかの実施形態では、少なくとも19;いくつかの実施形態では、少なくとも20;いくつかの実施形態では、少なくとも21;いくつかの実施形態では、少なくとも22;いくつかの実施形態では、少なくとも23;いくつかの実施形態では、少なくとも24;いくつかの実施形態では、少なくとも25;いくつかの実施形態では、少なくとも26;いくつかの実施形態では、少なくとも27;いくつかの実施形態では、少なくとも28;いくつかの実施形態では、少なくとも29;いくつかの実施形態では、少なくとも30;いくつかの実施形態では、少なくとも31;いくつかの実施形態では、少なくとも32;いくつかの実施形態では、少なくとも33;いくつかの実施形態では、少なくとも34;いくつかの実施形態では、少なくとも35)の塩基、任意選択により連続した、核酸、例えば、遺伝子又はその転写物(例えば、mRNA)の塩基配列と同一であるか又は相補的な塩基配列を含むか又はそれからなる。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、遺伝子又はその転写物中の標的配列と相補的な配列であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、配列は、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、45、50、55、60以上の核酸塩基の長さである。
いくつかの実施形態では、標的配列は、関連する生物において他よりも核酸配列を規定するという点で、核酸配列の(例えば、遺伝子又はその転写物の)特徴的な配列であるか又はそれを含む;例えば、特徴的な配列は、関連する生物における他のゲノム核酸配列(例えば、遺伝子)又はその転写物中にないか又は少なくとも様々なミスマッチを有する。いくつかの実施形態では、転写物の特徴的な配列は、関連する生物における他の転写物よりもその転写物を規定する;例えば、いくつかの実施形態では、特徴的な配列は、異なる核酸配列(例えば、異なる遺伝子)から転写される転写物中にない。いくつかの実施形態では、核酸配列からの転写物バリアント(例えば、遺伝子のmRNAバリアント)は、例えば、他の遺伝子の転写物からそれらを規定する共通の特徴的な配列を共有し得る。いくつかの実施形態では、特徴的な配列は、標的アデノシンを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的アデノシンを含む核酸と選択的に二重鎖を形成し、標的アデノシンは、二重鎖領域内にあり、ADAR1又はADAR2などのタンパク質によって修飾され得る。
当業者によって理解されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチドの塩基配列は通常、例えば、標的アデノシンの部位特異的編集のために、十分な長さ及びそれらの標的核酸、例えば、RNA転写物(例えば、プレmRNA、成熟mRNAなど)との相補性を有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的アデノシンを含む標的RNA配列の一部と相補的である(当業者によって理解されるとおり、多くの場合において、標的核酸は、本開示のオリゴヌクレオチドより長く、相補性は、2つのオリゴヌクレオチドのより短い方に基づいて適切に評価され得る)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、表に開示されるオリゴヌクレオチドの塩基配列と90%以上の同一性を有し、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、表に開示されるオリゴヌクレオチドの塩基配列と95%以上の同一性を有し、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、表に開示されるオリゴヌクレオチドの15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40以上の塩基の連続した範囲を含み、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよく、その範囲内の1つ以上の塩基が脱塩基(例えば、核酸塩基は、ヌクレオチドを欠損している)であることを除く。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列を含む塩基配列を有するオリゴヌクレオチドに関し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列である塩基配列を有するオリゴヌクレオチドに関し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列の少なくとも15個の連続した塩基を含む塩基配列を有するオリゴヌクレオチドに関し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列と少なくとも90%同一である塩基配列を有するオリゴヌクレオチドに関し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列と少なくとも95%同一である塩基配列を有するオリゴヌクレオチドに関し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、本明細書に記載される任意のオリゴヌクレオチドの塩基配列の10~40個、例えば、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40個の連続した塩基であるか、それらを含むか、又はそれらを含み、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、本明細書の表に示されるオリゴヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの塩基配列は、標的核酸、例えば、標的アデノシンを含む部分のものと相補的である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、表におけるオリゴヌクレオチドの少なくとも15個の連続した塩基(例えば、15、16、17、18、又は20)を含む塩基配列を有し、各Tは、独立して、Uで置換されてもよいし、その逆であってもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、表のいずれかに記載される塩基配列又はその部分(例えば、10~40個、例えば、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40個の核酸塩基を含む部分)を含み、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよく、及び/又は表のいずれかに記載される糖、核酸塩基、及び/又はヌクレオチド間結合修飾及び/又は立体化学、及び/又はそのパターン、及び/又は表のいずれかに記載される追加の化学的部分(オリゴヌクレオチド鎖に加えて、例えば、標的部分、脂質部分、炭水化物部分など)を含む。
いくつかの実施形態では、用語「相補的な」、「完全に相補的な」及び「実質的に相補的な」は、それらの使用の文脈から当業者によって理解されるとおり、オリゴヌクレオチドと標的配列の間で一致する塩基に関して使用され得る。UからTへの置換、又はその逆は一般に、相補性の量を変えないと認められる。本明細書で使用する場合、標的配列と「実質的に相補的な」オリゴヌクレオチドは、大部分又はほとんど相補的であるが、必ずしも100%相補的ではない。いくつかの実施形態では、実質的に相補的な配列(例えば、オリゴヌクレオチド)は、その標的配列と最大限にアラインメントされるとき、1個以上、例えば、1、2、3、4又は5個のミスマッチを有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的核酸の標的配列と実質的に相補的な塩基配列を有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、本明細書で開示されるオリゴヌクレオチドの配列の相補体と実質的に相補的な塩基配列を有する。当業者によって理解されるとおり、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの配列は、オリゴヌクレオチドがそれらの機能(例えば、核酸におけるAからIへの変換)を果たすためにそれらの標的と100%相補的である必要はない。いくつかの実施形態では、ミスマッチは、オリゴヌクレオチドの5’及び/又は3’末端又は中程で十分に許容される。いくつかの実施形態では、1個以上のミスマッチは、本明細書で実証されるとおりのアデノシン修飾のために好ましい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的核酸との相補性のための部分、及び任意選択により主として標的核酸との相補性のためのものではない部分を含み;例えば、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、タンパク質結合のための部分を含み得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドの塩基配列は、それらの標的配列と完全に相補的である(A-T/U及びC-G塩基対形成)。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドの塩基配列は、標的ヌクレオシド(例えば、アデノシン)の反対側のヌクレオシドを除いて、それらの標的配列と完全に相補的である(A-T/U及びC-G塩基対形成)。
いくつかの実施形態では、本開示は、表に記載されるオリゴヌクレオチドに見出される配列を含むオリゴヌクレオチドを提供し、1つ以上のUは、独立して且つ任意選択により、Tで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つのT及び/又は少なくとも1つのUを含み得る。いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書の表に記載されるオリゴヌクレオチドに見出される配列を含むオリゴヌクレオチドを提供し、前記配列は、表に記載されるオリゴヌクレオチドの配列と50%を超える同一性を有する。いくつかの実施形態では、本開示は、塩基配列が表で開示されるオリゴヌクレオチドの配列であるオリゴヌクレオチドを提供し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、本開示は、表のオリゴヌクレオチドに見出される配列を含むオリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドは、本明細書の表の同じオリゴヌクレオチド又は別のオリゴヌクレオチドの骨格結合のパターン、骨格のキラル中心のパターン、及び/又は骨格のリン修飾のパターンを有する。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される、例えば、表におけるオリゴヌクレオチドの塩基配列の一部であるか、それを含むか、又はそれを含む塩基配列を有するオリゴヌクレオチドを提供し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよく、オリゴヌクレオチドは任意選択によりさらに、本明細書に記載される化学修飾、立体化学、形式、追加の化学的部分(例えば、標的化部分、脂質部分、炭水化物部分など)、及び/又は別の構造的特徴を含む。
いくつかの実施形態では、「部分」(例えば、塩基配列又は修飾若しくは他の構造的要素のパターン)は、少なくとも5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20個の単量体単位長である。
本開示に関する当業者は、本明細書の技術が、編集するために標的アデノシンを含む様々な標的核酸を標的化するために利用され得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、標的核酸は、PiZZアレルの転写物である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、・・・atcgacAagaaagggactgaagc...である。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、それらが編集のために標的アデノシンを含む転写物の一部と二重鎖を選択的に形成するのに十分な相補性を有するように、好適な塩基配列を有する。
本明細書に記載されるとおり、標的ヌクレオシド(例えば、A)の反対側のヌクレオシドは、様々な位置に位置し得る。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置3以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置4以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置5以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置6以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置7以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置8以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置9以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの5’末端から位置10以上にある。いくつかの実施形態では、反対側のヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置3以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置4以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置5以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置6以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置7以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置8以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置9以上にある。いくつかの実施形態では、それは、オリゴヌクレオチドの3’末端から位置10以上にある。いくつかの実施形態では、5’末端及び/又は3’末端から位置1にある核酸塩基は、最大の相補性に関してアラインメントされるとき、標的配列中の対応する核酸塩基と相補的である。いくつかの実施形態では、ある特定の位置、例えば、位置6、7、又は8は、より高い編集効率をもたらし得る。
例として、ある特定の例の塩基配列、核酸塩基修飾及びそのパターン、糖修飾及びそのパターン、ヌクレオチド間結合及びそのパターン、結合リンの立体化学及びそのパターン、リンカー、及び/又は追加の化学的部分などを含むある特定のオリゴヌクレオチドは、下の表1に示される。特に、これらのオリゴヌクレオチドは、遺伝子又は遺伝子産物におけるGからAへの変異を補正する(例えば、AからIに変換することによって)ために利用され得る。いくつかの実施形態では、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物が表に列挙される。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。
注記:
説明、塩基配列及び立体化学/結合は、それらの長さに起因して、表1(例えば、表1A、表1B、表1Cなど)において複数の系列に分類され得る。別段の指定がない限り、表1の全てのオリゴヌクレオチドは、一本鎖である。当業者によって理解されるとおり、ヌクレオシド単位は、別段の指示がない限り(例えば、r、m、m5、eoなど)、修飾されず、修飾されていない核酸塩基及び2’-デオキシ糖を含有し;結合は、別段の指示がない限り、天然のリン酸結合であり;且つ酸性/塩基性基は、独立して、それらの塩形態で存在し得る。糖が指定されない場合、糖は、天然のDNA糖であり;且つヌクレオチド間結合が指定されない場合、ヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。部分及び修飾:
m:2’-OMe;
m5:Cの5位でのメチル(核酸塩基は5-メチルシトシンである);
m51C:Cの5位でのメチル(核酸塩基は5-メチルシトシンである)、糖はLNA糖である;l:LNA糖;
I:核酸塩基は、ヒポキサンチンである;
f:2’-F;
r:2’-OH;
eo:2’-MOE(2’-OCH
2CH
2OCH
3);
m5Ceo:5-メチル 2’-O-メトキシエチル C;
O、PO:ホスホジエステル(リン酸)。それは、結合又は末端基(又はその構成要素)、例えば、リンカーとオリゴヌクレオチド鎖の間の結合、ヌクレオチド間結合(天然のリン酸結合)などであり得る。ホスホジエステルは通常、立体化学/結合の列において「O」で示され、通常説明の列において標識されない(それが末端基、例えば、5’末端基である場合、それは説明において示され、通常は立体化学/結合において示されない);結合が説明の列で示されない場合、別段の指示がない限り、それは通常、ホスホジエステルである。リンカー(例えば、L001)とオリゴヌクレオチド鎖の間のリン酸結合は、説明の列において標識され得ないが、立体化学/結合の列において「O」で示され得ることに留意されたい;
*、PS:ホスホロチオエート。それは、末端基(それが末端基、例えば、5’末端基である場合、それは、説明において示され、通常は立体化学/結合において示されない)、又は結合、例えば、リンカー(例えば、L001)とオリゴヌクレオチド鎖の間の結合、ヌクレオチド間結合(ホスホロチオエートヌクレオチド間結合)などであり得る。
R、Rp:Rp配置におけるホスホロチオエート。説明における*Rは、Rp配置の単一のホスホロチオエート結合を示すことに留意されたい;
S、Sp:Sp配置におけるホスホロチオエート。説明における*Sは、Sp配置の単一のホスホロチオエート結合を示すことに留意されたい;
X:立体的に不規則なホスホロチオエート;
n001:
;
nX:立体的に不規則なn001;
nR又はn001R:Rp配置におけるn001;
nS又はn001S:Sp配置におけるn001;
Mod001:
;
L001:-NH-を介してMod(例えば、Mod001)に連結され、例えば、WV-27457の場合、リン酸結合(O又はPO)を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端に連結された-NH-(CH
2)
6-リンカー(C6リンカー、C6アミンリンカー又はC6アミノリンカー)。例えば、WV-27457において、L001は、-NH-を介してMod001に連結され(アミド基-C(O)-NH-を形成する)、リン酸結合(O)を介してオリゴヌクレオチド鎖に連結される;
L010:
。いくつかの実施形態では、L010がオリゴヌクレオチドの中程に存在するとき、それは、他の糖(例えば、DNA糖)としてヌクレオチド間結合に結合され、例えば、その5’-炭素は、別の単位(例えば、糖の3’)に連結され、その3’-炭素は、別の単位(例えば、炭素の5’-炭素)に連結され、独立して、例えば、結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介する。
L012:-CH
2CH
2OCH
2CH
2OCH
2CH
2-。L012が、オリゴヌクレオチドの中程に存在するとき、その2つの末端の各々は、独立して、ヌクレオチド間結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))に結合され;
L025:
式中、-CH
2-の連結部位が、糖(例えば、DNA糖)のC5連結部位として利用され、別の単位(例えば、糖の3’)に連結され、環上の連結部位は、C3連結部位として利用され、別の単位(炭素の5’-炭素)に連結され、各々は独立して、例えば、結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介する。L025が、いずれの修飾も有しないa5’末端であるとき、その-CH
2-の連結部位は、-OHに結合される。例えば、様々なオリゴヌクレオチドにおけるL025L025L025-は、
(様々な塩形態として存在し得る)の構造を有し、指定の結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介して、オリゴヌクレオチド鎖の5’-炭素に連結される。
L028:-CH
2CH
2OCH
2CH
2OCH
2CH
2OCH
2CH
2-。L028が、オリゴヌクレオチドの中程に存在するとき、その2つの末端の各々は、独立して、ヌクレオチド間結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))に結合される;
環上の連結部位は、糖(例えば、DNA糖)のC3連結部位として利用され、各々は独立して、sm04:
に結合される。sm04は、それが結合される核酸塩基に続き;例えば、WV-28787において、例えば、「Usm04」は、Uがsm04(
)に結合されることを示す;
a:2’-NH
2;
b001U:塩基が
であるヌクレオシド;
b001rU:塩基が
であり、且つ糖が天然のRNA糖(r)であるヌクレオシド;
b002U:塩基が
であるヌクレオシド;
b003U:塩基が
であるヌクレオシド;
b004U:塩基が
であるヌクレオシド;
b005U:塩基が
であるヌクレオシド;
b006U:塩基が
であるヌクレオシド;
b007U:塩基が
であるヌクレオシド;
b008U:塩基が
であるヌクレオシド;
b009U:塩基が
であるヌクレオシド;
b003I:塩基が
であるヌクレオシド;
b001G:塩基が
であるヌクレオシド;
b001A:塩基が
であるヌクレオシド;
b002A:塩基が
であるヌクレオシド;
b003A:塩基が
であるヌクレオシド;
zdnp:塩基が
であるヌクレオシド;
b001C:塩基が
であるヌクレオシド;
b002C:塩基が
であるヌクレオシド;
b003C:塩基が
であるヌクレオシド。
オリゴヌクレオチド組成物
特に、本開示は、様々なオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に記載されるオリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、本開示に記載される複数のオリゴヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されない(立体的に不規則)。
天然のリン酸結合の結合リンは、アキラルである。多くの修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の結合リンは、キラルである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物の調製の間(例えば、従来のホスホラミダイトオリゴヌクレオチド合成において)、キラル結合リンの配置は、意図的に設計又は制御されず、様々な立体異性体(ジアステレオ異性体)の複雑で不規則な混合物であるキラル制御されていない(立体的に不規則な)オリゴヌクレオチド組成物(実質的にラセミ調製物)をもたらし、n個のキラルヌクレオチド間結合(結合リンがキラルである)を有するオリゴヌクレオチドに関して、通常2n個の立体異性体(例えば、nが10であるとき、210=1,032;nが20であるとき、220=1,048,576)がある。これらの立体異性体は、同じ構成を有するが、それらの結合リンの立体化学のパターンに関して異なる。
いくつかの実施形態では、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物は、ある特定の目的及び/又は適用のために十分な特性及び/又は活性を有する。いくつかの実施形態では、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物より安価に、容易に及び/又は単純に生成され得る。しかしながら、立体的に不規則な組成物内の立体異性体は、異なる特性、活性、及び/又は毒性を有する場合があり、特に、同じ構成のオリゴヌクレオチドのある特定のキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物と比較して、立体的に不規則な組成物によって不定の治療効果及び/又は意図しない副作用がもたらされる。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を設計し、調製するための技術を包含する。いくつかの実施形態では、本開示は、例えば、表1においてそれらの立体化学/結合にS及び/又はRを含有する多くのオリゴヌクレオチドのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、制御された/既定の(立体的に不規則な組成物のように不規則ではない)レベルの複数のオリゴヌクレオチドを含み、オリゴヌクレオチドは、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)で同じ結合リンの立体化学を共有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、骨格のキラル中心(結合リンの立体化学)の同じパターンを共有する。いくつかの実施形態では、骨格のキラル中心のパターンは、本開示に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、構造的に同一である。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、複数のオリゴヌクレオチドは、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有する。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、複数のオリゴヌクレオチドは、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列を共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
1つ以上(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、又はそれ以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
骨格のキラル中心の共通のパターン(パターンは、少なくとも1つのSpを含む)
を共有し、
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
骨格のキラル中心の共通のパターン(パターンは、少なくとも1つのRpを含む)
を共有し、
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、
1)共通の構成を共有し、且つ
2)1つ以上(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25以上)のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)で同じ結合リンの立体化学
を共有し、
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の構成のオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、複数のオリゴヌクレオチドは、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合の結合リンの立体化学的純度は、独立して、80%~100%(例えば、85~100%、90~100%、約又は少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%)である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
1つ以上(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、又はそれ以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合の結合リンの立体化学的純度は、独立して、80%~100%(例えば、85~100%、90~100%、約又は少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%)である。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、
1)共通の構成を共有し、且つ
2)1つ以上(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25以上)のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)で同じ結合リンの立体化学
を共有し、
それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合の結合リンの立体化学的純度は、独立して、80%~100%(例えば、85~100%、90~100%、約又は少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%)である。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、複数のオリゴヌクレオチドは、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
共通の塩基配列は、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である。
いくつかの実施形態では、本開示は、1種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、それぞれの複数のオリゴヌクレオチドは、独立して、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数の共通の塩基配列は、独立して、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である。
いくつかの実施形態では、本開示は、
a)共通の塩基配列;
b)骨格結合の共通のパターン;
c)骨格のキラル中心の共通のパターン;
d)骨格のリン修飾の共通のパターン
によって特徴付けられる特定のオリゴヌクレオチド型のものである複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物
を提供し;
組成物は、それが、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ共通の塩基配列、骨格結合のパターン及び骨格のリン修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮されるか、又は共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドであるという点でキラル制御され;並びに
共通の塩基配列は、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、部分は、約又は少なくとも約10~40、15~40、20~40、例えば、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30以上の核酸塩基長であり得る。いくつかの実施形態では、部分は、核酸の約若しくは少なくとも約1%~50%又は約1%~50%以下である。いくつかの実施形態では、部分は、核酸の全長である。いくつかの実施形態では、共通の塩基配列は、本明細書に記載されるとおりの核酸の一部の塩基配列と相補的である。いくつかの実施形態では、それは、標的アデノシンの反対側の核酸塩基を除いて、その長さ全体にわたって完全に相補的である。いくつかの実施形態では、それは、その長さ全体にわたって完全に相補的である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、状態、障害又は疾患と関連する。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、状態、障害又は疾患と関連するGからAへの変異である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、提供されるオリゴヌクレオチド又は組成物によってIに編集される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、編集は、転写物又はその産物(例えば、mRNA、タンパク質など)の発現、レベル及び/又は活性を増大させる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、編集は、転写物又はその産物(例えば、mRNA、タンパク質など)の発現、レベル及び/又は活性を低減する。
いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ核酸塩基修飾及び/又は糖修飾を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じヌクレオチド間結合修飾(ヌクレオチド間結合は、様々な酸、塩基、及び/又は塩形態で存在し得る)を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、もしあれば、同じ核酸塩基修飾、糖修飾、及びヌクレオチド間結合修飾を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ形態、例えば、酸形態、塩基形態、又は特に塩形態(例えば、薬学的に許容される塩形態、例えば、塩形態)のものである。いくつかの実施形態では、組成物中のオリゴヌクレオチドは、1つ以上の形態、例えば、酸形態、塩基形態、及び/又は1つ以上の塩形態として存在し得る。いくつかの実施形態では、水溶液中で(例えば、PBSのような緩衝液中で溶解されるとき)、アニオン及びカチオンは、解離し得る。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ構成のものである。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、構造的に同一である。いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、共通の構成のものであり、且つ1つ以上(例えば、1~60、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60以上)のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)で同じ結合リンの立体化学を共有し、組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の構成のオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合の数は、少なくとも3である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも4である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも5である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも6である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも7である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも8である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも9である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも10である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも11である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも12である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも13である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも14である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも15である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも20である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも25である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも30である。
いくつかの実施形態では、全てのヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、全てのホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも90%である。いくつか各実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御される。
いくつかの実施形態では、1~10個以下、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、1個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、2個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、3個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、4個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、5個以下のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラル制御されていないヌクレオチド間結合の数は、1である。いくつかの実施形態では、それは、2である。いくつかの実施形態では、それは、3である。いくつかの実施形態では、それは、4である。いくつかの実施形態では、それは、5である。
いくつかの実施形態では、実質的にラセミの調製物と比較した濃縮は、組成物中の全てのオリゴヌクレオチド、又は複数の共通の塩基配列を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチド、又は複数の共通の構成を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの少なくとも約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%が、複数のオリゴヌクレオチドであることである。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも10%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも50%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも60%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも70%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも80%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも95%である。
キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の複数のオリゴヌクレオチドのレベルは、制御される。対照的に、キラル制御されていない(又は立体的に不規則な、ラセミの)オリゴヌクレオチド組成物(又は調製物)において、オリゴヌクレオチドのレベルは、不規則であり且つ制御されない。いくつかの実施形態では、実質的にラセミの調製物と比較した濃縮は、本明細書に記載されるレベルである。
いくつかの実施形態では、パーセンテージとしてのレベル(例えば、制御されたレベル、既定のレベル、濃縮)は、(DS)ncであるか又は少なくとも(DS)ncであり、DS(個々のヌクレオチド間結合のジアステレオ純度)は、90%~100%であり、ncは、本開示に記載されるとおりのキラル制御されたヌクレオチド間結合の数(例えば、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上)である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御され、ncは、キラルヌクレオチド間結合の数である。いくつかの実施形態では、DSは、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上である。いくつかの実施形態では、DSは、90%又は少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、DSは、91%又は少なくとも91%である。いくつかの実施形態では、DSは、92%又は少なくとも92%である。いくつかの実施形態では、DSは、93%又は少なくとも93%である。いくつかの実施形態では、DSは、94%又は少なくとも94%である。いくつかの実施形態では、DSは、95%又は少なくとも95%である。いくつかの実施形態では、DSは、96%又は少なくとも96%である。いくつかの実施形態では、DSは、97%又は少なくとも97%である。いくつかの実施形態では、DSは、98%又は少なくとも98%である。いくつかの実施形態では、DSは、99%又は少なくとも99%である。いくつかの実施形態では、レベル(例えば、制御されたレベル、既定のレベル、濃縮)は、同じ構成を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのパーセンテージであり、パーセンテージは、(DS)nc又は少なくとも(DS)ncである。例えば、DSは99%であり、且つncは10であり、パーセンテージは、90%又は少なくとも90%である((99%)10≒0.90=90%)。当業者によって理解されるとおり、立体的に不規則な調製物において、パーセンテージは通常、約1/2ncである(ncが10であるとき、パーセンテージは約1/210≒0.001=0.1%である)。いくつかの実施形態では、濃縮(例えば、実質的にラセミの調製物と比較して)、レベルなどは、組成物中の全てのオリゴヌクレオチド、又は複数の共通の塩基配列を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチド、又は複数の共通の構成を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドの少なくとも約(DS)ncが、複数のオリゴヌクレオチドであることである。いくつかの実施形態では、それは、組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのものである。いくつかの実施形態では、それは、複数の共通の塩基配列を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのものである。いくつかの実施形態では、それは、複数の共通の構成を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのものである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの様々な形態(例えば、様々な塩形態)は、同じ構成を有すると適切にみなされ得る。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物(オリゴヌクレオチド組成物とも称される)は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
1つ以上のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)での同じ結合リンの立体化学
を共有し、
共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチド内の複数のオリゴヌクレオチドのパーセンテージは、少なくとも(DS)ncであり、DSは90%~100%であり、ncはキラル制御されたヌクレオチド間結合の数である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物(オリゴヌクレオチド組成物とも称される)は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
骨格のキラル中心の共通のパターン(パターンは、少なくとも1つのSpを含む)
を共有し、
共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチド内の複数のオリゴヌクレオチドのパーセンテージは、少なくとも(DS)ncであり、DSは90%~100%であり、ncはキラル制御されたヌクレオチド間結合の数である。
いくつかの実施形態では、組成物中の複数のオリゴヌクレオチドのジアステレオ純度のレベルは、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合のジアステレオ純度の生成物として決定され得る。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド(又は核酸)において2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合のジアステレオ純度は、同じ2つのヌクレオシドを連結する二量体のヌクレオチド間結合のジアステレオ純度によって表され、二量体は、比較可能な条件、いくつかの例では、同一の合成サイクル条件を使用して調製される(例えば、オリゴヌクレオチドにおけるNxとNyの間の結合・・・.NxNy・・・..に関して、二量体はNxNyである)。
いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、2種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含み、それぞれの複数のものは、独立して、複数の本明細書に記載されるオリゴヌクレオチドである(例えば、様々なキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物において)。例えば、いくつかの実施形態では、それぞれの複数のものは、独立して、共通の塩基配列、及び1つ以上のキラルヌクレオチド間結合での同じ結合リンの立体化学を共有し、且つそれぞれの複数のものは、独立して、その複数のものの立体的に不規則な調製物と比較して濃縮されるか又はそれぞれの複数のものは、独立して、本明細書に記載されるとおりのレベルのものである。いくつかの実施形態では、少なくとも2種の複数のもの又はそれぞれの複数のものは、独立して、異なるアデノシンを標的化する。いくつかの実施形態では、少なくとも2種の複数のもの又はそれぞれの複数のものは、独立して、同じ又は異なる核酸の異なる転写物を標的化する。いくつかの実施形態では、少なくとも2種の複数のもの又はそれぞれの複数のものは、独立して、異なる遺伝子の転写物を標的化する。特に、そのような組成物は、2種以上の標的を、いくつかの実施形態において、同時に且つ同じ系において標的化するために利用され得る。
いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御され、組成物は、完全にキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合がキラル制御されたヌクレオチド間結合というわけではなく、組成物は、部分的にキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。
オリゴヌクレオチドは、骨格のキラル中心の様々なパターン(キラル結合リンの立体化学のパターン)を含み得るか又はそれらからなり得る。骨格のキラル中心のある特定の有用なパターンは、本開示に記載される。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、本開示に記載されるパターンであるか又はそれを含む骨格のキラル中心の共通のパターン(例えば、「結合リンの立体化学及びそのパターン」、表1のキラル制御されたオリゴヌクレオチドの骨格のキラル中心のパターンなど)を共有する。
いくつかの実施形態では、キラルに純粋(又は立体的に純粋、立体化学的に純粋)なオリゴヌクレオチド組成物であり、オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含み、オリゴヌクレオチドは、同一であり[(それぞれのキラル結合リンを含むオリゴヌクレオチドのそれぞれのキラル元素が独立して規定される(立体的に規制される)ことを含む]、且つ組成物は、他の立体異性体を含有しない。オリゴヌクレオチド立体異性体のキラルに純粋(又は立体的に純粋、立体化学的に純粋)なオリゴヌクレオチド組成物は、他の立体異性体を含有しない(当業者によって理解されるとおり、1種以上の意図されない立体異性体が不純物として存在する場合がある)。
キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物を超えるいくつかの利点を示すことができる。特に、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、オリゴヌクレオチド構造に関して、対応する立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物より均一である。立体化学を制御することによって、個々の立体異性体の組成物を調製し且つ評価することができ、その結果、所望の特性及び/又は活性を有する立体異性体のキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を開発することができる。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、例えば、対応する立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物と比較して、より良好な送達、安定性、クリアランス、活性、選択性、及び/又は毒性プロファイルを提供する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、より良好な有効性、より少ない副作用、及び/又はより簡便であり且つ効果的な投薬レジメンを提供する。特に、本明細書に記載される他の構造的特徴、例えば、核酸塩基、糖、ヌクレオチド間結合などの修飾と任意選択により組み合わせた本明細書に記載されるとおりの骨格のキラル中心のパターンは、高い効率で所望のアデノシン編集をもたらすために利用され得る。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、立体的に制御されている(キラル制御されている;いくつかの実施形態では、立体的に純粋な)1つ以上のヌクレオチド間結合及び立体的に不規則な1つ以上のヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、立体的に制御されている(キラル制御されている;いくつかの実施形態では、立体的に純粋な)1つ以上のヌクレオチド間結合及び立体的に不規則な1つ以上のヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、立体的に制御されている(例えば、キラル制御されているか又は立体的に純粋な)1つ以上のヌクレオチド間結合及び立体的に不規則な1つ以上のヌクレオチド間結合を含む。そのようなオリゴヌクレオチドは、様々な核酸を標的化する場合があり、様々な塩基配列を有する場合があり、効率的なアデノシン編集(例えば、AからIへの変換)をもたらす場合がある。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、提供されるキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、同じ構成の複数のオリゴヌクレオチドを含み、且つ1つ以上のヌクレオチド間結合を有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物において、表1(及び/又はその様々な塩形態のうちの1つ以上)から選択される複数のオリゴヌクレオチドであり、オリゴヌクレオチドは、キラル制御されたヌクレオチド間結合において少なくとも1つのRp又はSpの結合リンを含む。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物において、表1(及び/又はその様々な塩形態のうちの1つ以上)から選択される複数のオリゴヌクレオチドであり、オリゴヌクレオチド中のそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される(それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、Rp又はSpである)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物、例えば、オリゴヌクレオチド組成物は、単一のオリゴヌクレオチドではない組成物中のオリゴヌクレオチドが、いくつかの場合、ある特定の精製手順の後の単一のオリゴヌクレオチドの調製プロセスに由来する不純物であるという点で単一のオリゴヌクレオチドの実質的に純粋な調製物である。いくつかの実施形態では、単一のオリゴヌクレオチドは、表1のオリゴヌクレオチドであり、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御される(例えば、「立体化学/結合」においてXではなくS又はRとして示される)。
いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、対応する立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物と比較して、活性及び/又は安定性の増大、送達の増加、及び/又は補体、TLR9活性化などの有害作用を誘発する能力の低減を有し得る。いくつかの実施形態では、立体的に不規則な(キラル制御されていない)オリゴヌクレオチド組成物は、その対応する複数のオリゴヌクレオチドが、いずれのキラル制御されたヌクレオチド間結合も含有しないが、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物が、その他の点でキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物と同一であるという点でキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物と異なる。
いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を調節することができるキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物に関する。いくつかの実施形態では、参照条件(例えば、本開示のオリゴヌクレオチド及び/又は組成物の非存在下、及び/又は参照オリゴヌクレオチド及び/又はオリゴヌクレオチド組成物(例えば、同じ塩基配列であるが異なる修飾のオリゴヌクレオチド、同等の構造(例えば、塩基配列、修飾など)のオリゴヌクレオチドの立体的に不規則な組成物の存在下であるが立体化学的制御を欠くなど)と比較して、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現は、増大され(例えば、正しいGからAへの変異を元に戻すためのAからIへの変換によって、タンパク質翻訳レベルを増大させ、特定のタンパク質アイソフォームの産生を増加させ、特定のスプライシング産物及びそれによりコードされるタンパク質のレベルを増大させるためにスプライシングを調節することなどを介して)、いくつかの実施形態では、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現は、低減される(例えば、終止コドンを作製し及び/又はコドンを変化させるためのAからIへの変換によって、タンパク質翻訳レベルを低減し、特定のタンパク質アイソフォームの産生を減少させ、特定のスプライシング産物及びそれによりコードされるタンパク質のレベルを低減するためにスプライシングを調節することなどを介して)。
いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を増大させることができ、且つある範囲(例えば、少なくとも10又は15個の連続した塩基)の本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか、それを含むか、又はそれを含む共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を増大させることができ、且つ本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか又はそれを含む共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を増大させることができ、且つ本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を低減することができ、且つある範囲(例えば、少なくとも10又は15個の連続した塩基)の本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか、それを含むか、又はそれを含む共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を低減することができ、且つ本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか又はそれを含む共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、活性又は発現を低減することができ、且つ本明細書で開示される(例えば、表1において、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい)塩基配列であるか共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、提供されるキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、キラルに純粋(又は「立体化学的に純粋」)なオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、本開示は、表1のオリゴヌクレオチドのキラルに純粋なオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される(Rp又はSp、例えば、「立体化学/結合」においてR又はSから決定できるがXから決定できない)。当業者が理解することになるとおり、化学的選択性が完全になることは(絶対的な100%)、もしあったとしても、ほとんどない。いくつかの実施形態では、キラルに純粋なオリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを含み、複数のオリゴヌクレオチドは、構造的に同一であり且つ全てが同じ構造を有し(同じ立体異性形態;オリゴヌクレオチドの文脈において、典型的にはオリゴヌクレオチド中に複数のキラル中心が存在するため、典型的には同じジアステレオ異性形態)、キラルに純粋なオリゴヌクレオチド組成物は、他の立体異性体を含有しない(オリゴヌクレオチドの文脈において、典型的にはオリゴヌクレオチド中に複数のキラル中心が存在するため、典型的にはジアステレオマー;例えば、立体選択的調製によって達成可能な程度まで)。当業者によって理解されるとおり、立体的に不規則な(又は「ラセミの」、「キラル制御されていない」)オリゴヌクレオチド組成物は、多くの立体異性体(例えば、2nのジアステレオ異性体、nは、他のキラル中心(例えば、糖における炭素キラル中心)が、それぞれ独立して1つの配置に存在してキラル制御され、且つ唯一のキラル結合リンの中心がキラル制御されないオリゴヌクレオチドに関するキラル結合リンの数である)の不規則な混合物である。
キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物、例えば、標的遺伝子及び/又はその産物のレベル、活性及び/又は発現を調節する際のキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物の特性及び/又は活性を示すある特定のデータは、例えば、本開示の実施例において示される。
いくつかの実施形態では、本開示は、少なくとも1つのキラル結合リンを含むオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、少なくとも1つのキラル結合リンを含むオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドがキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、結合リンがRp配置を有するオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドがキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、結合リンがSp配置を有するオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドがキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含み、結合リンがRp配置を有し且つ結合リンがSp配置を有するオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、そのようなオリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御され、Rp及び/又はSpのヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物と比較して、提供されるオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物(例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物)は、驚くほど効果的である。いくつかの実施形態では、所望の生物学的効果(例えば、mRNA、タンパク質など(そのレベルは増大の対象となっている)のレベルの増大(増大が望まれる場合)及び/又は低減(低減が望まれる場合)によって測定されるとおり)は、1.5、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、40、50、又は100倍を超えて増強され得る(例えば、所望のmRNA、タンパク質などのレベルによって測定されるとおり)。いくつかの実施形態では、変化は、参照条件と比較して、所望のmRNA及び/又はタンパク質レベルの増大、又は望まれないmRNA及び/又はタンパク質レベルの低減によって測定される。いくつかの実施形態では、変化は、参照条件と比較して、所望のmRNA及び/又はタンパク質レベルの増大によって測定される。いくつかの実施形態では、変化は、参照条件と比較して、望まれないmRNA及び/又はレベルの低減によって測定される。いくつかの実施形態では、参照条件は、それぞれ提供されるオリゴヌクレオチド若しくはオリゴヌクレオチド組成物の非存在、及び/又は参照オリゴヌクレオチド若しくはオリゴヌクレオチドの存在である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチドは、同じ塩基配列を共有するが、核酸塩基修飾、糖修飾、ヌクレオチド間結合修飾、及び/又は結合リンの立体化学が異なる。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、同じ塩基配列であるが、核酸塩基修飾、糖修飾、ヌクレオチド間結合修飾、及び/又は結合リンの立体化学が異なるオリゴヌクレオチドの組成物である。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物のための参照組成物は、同じ塩基配列、核酸塩基修飾、糖修飾、及び/又はヌクレオチド間結合修飾を有するか(ただし、結合リンの立体化学的制御の欠如及び/又は低いレベル)、又は同じ構成を有するオリゴヌクレオチドの対応する立体的に不規則な組成物である。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合の結合リンは、Spである。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、キラル制御されたヌクレオチド間結合の結合リンの大部分は、Spである。いくつかの実施形態では、全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の(又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の)約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上は、Spである。いくつかの実施形態では、全てのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上は、Spである。いくつかの実施形態では、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個以下は、キラル制御されないか又はキラル制御され且つRpである。いくつかの実施形態では、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個以下は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、それは、1個以下である。いくつかの実施形態では、それは、2個以下である。いくつかの実施形態では、それは、3個以下である。いくつかの実施形態では、それは、4個以下である。いくつかの実施形態では、それは、5個以下である。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、キラルヌクレオチド間結合の大部分は、キラル制御され、それらの結合リンでSpである。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、それぞれのキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御され、それぞれのキラル結合リンは、Spである。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物、例えば、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、Rpの結合リンを有するキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクヌクレオチド組成物を提供し、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、Rpの結合リンを含み、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、少なくとも2つのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、互いに対して異なる結合リンの立体化学及び/又は異なるP-修飾を有し、P-修飾は、結合リンでの修飾である。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、少なくとも2つのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、互いに対して異なる立体化学を有し、オリゴヌクレオチドの骨格のキラル中心のパターンは、交互の立体化学の反復パターンによって特徴付けられる。
ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有する。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、天然のリン酸結合を含む。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、天然のリン酸結合及びホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、ホスホロチオエートトリエステルヌクレオチド間結合を含む。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、天然のリン酸結合及びホスホロチオエートトリエステルヌクレオチド間結合を含む。ある特定の実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドの各々の中で、少なくとも2つの個々のヌクレオチド間結合は、互いに対して異なるP-修飾を有し、オリゴヌクレオチドの各々は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合及びホスホロチオエートトリエステルヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示されるオリゴヌクレオチドの塩基配列である共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、少なくとも1つのヌクレオチド間結合は、キラル制御される。
結合リンの立体化学及び骨格のキラル中心のパターン
特に、本開示は、様々なオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に記載されるオリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、本開示に記載される複数のオリゴヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されない(立体的に不規則)。
天然のリン酸結合とは対照的に、キラル修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の結合リンは、キラルである。特に、本開示は、キラルヌクレオチド間結合中のキラル結合リンの立体化学の制御を含む技術(例えば、オリゴヌクレオチド、組成物、方法など)を提供する。いくつかの実施形態では、本明細書で実証されるとおり、立体化学の制御は、所望の安定性、毒性の低減、標的核酸の修飾の向上、転写物及び/又はそれにコードされる産物(例えば、mRNA、タンパク質など)のレベルの調節の向上を含む、向上した特性及び/又は活性を提供することができる。いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチド及び/又はその領域に関する骨格のキラル中心の有用なパターンを提供し、パターンは、5’から3’のキラル結合リンのそれぞれのキラル結合リン(Rp又はSp)の立体化学、それぞれのアキラル結合リン(Op、もしあれば)の表示などの組み合わせを含む。ある特定のパターンは、様々な表において提供される(例えば、例として立体化学/結合;そのようなパターンは、様々な塩基配列及び修飾(例えば、そのパターンを含む本明細書に記載されるもの)を有する様々なオリゴヌクレオチドに適用され得る。
骨格のキラル中心、例えば、オリゴヌクレオチド、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、第3のサブドメインなどに関するものの有用なパターンは、本明細書で広範に記載される。例えば、いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその1つ以上の部分(例えば、第1のドメイン、第2のドメイン、第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、及び/又は第3のサブドメイン、及び/又はその中の5’末端部分及び/又は3’末端部分)の高いレベルのSpのヌクレオチド間結合は、高い安定性及び/又は活性をもたらす。いくつかの実施形態では、第1のドメインは、高いレベルのSpのヌクレオチド間結合を含有する。いくつかの実施形態では、第2のドメインは、高いレベルのSpのヌクレオチド間結合を含有する(天然のリン酸結合及び/又はRpのヌクレオチド間結合と比較して、数及び/又はパーセンテージにおいて)。いくつかの実施形態では、第1のサブドメインは、高いレベルのSpのヌクレオチド間結合を含有する。いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、高いレベルのSpのヌクレオチド間結合を含有する。いくつかの実施形態では、第3のサブドメインは、高いレベルのSpのヌクレオチド間結合を含有する。いくつかの実施形態では、本明細書で実証されるとおり、Rpのヌクレオチド間結合は、様々な位置及び/又は部分において利用され得る。例えば、いくつかの実施形態では、第1のドメインは、1つ以上又は高いレベルのRpのヌクレオチド間結合を含有し、いくつかの実施形態では、第2のサブドメインは、1つ以上又は高いレベルのRpのヌクレオチド間結合を含有する。
いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合におけるいくつかの結合リンは、Spである。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合の少なくとも10%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%又は95%は、Sp結合リンを有する。いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合の少なくとも10%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%又は95%は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、全てのヌクレオチド間結合の少なくとも10%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%又は95%は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも65%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも95%である。いくつかの実施形態では、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも5個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも6個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも7個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも8個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも9個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも10個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも11個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも12個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも13個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも14個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも15個のヌクレオチド間結合は、Spの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25個のヌクレオチド間結合は、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、又は60個以下のヌクレオチド間結合は、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のただ1個のヌクレオチド間結合が、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のただ2個のヌクレオチド間結合が、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のただ3個のヌクレオチド間結合が、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のただ4個のヌクレオチド間結合が、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のただ5個のヌクレオチド間結合が、Rpの結合リンを有するキラル制御されたヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分におけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、1つ又は少数のヌクレオチド間結合(例えば、1、2、3、4、若しくは5個、及び/又はオリゴヌクレオチドにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%、又は5%未満がRp配置にあることを除いて、Spの配置にある(例えば、オリゴヌクレオチドにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第1のドメインにおけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、Sp配置にある(例えば、第1のドメインにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第1のドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、ドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインにおけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、Sp配置にある(例えば、第2のドメインにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第2のドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインのサブドメインにおけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、Sp配置にある(例えば、第2のドメインの第1のサブドメインにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第1のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第1のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第2のサブドメインにおけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、1つ又は少数のヌクレオチド間結合がRp配置であることを除いて、Sp配置にある(例えば、第2のドメインの第2のサブドメインにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第2のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第2のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第3のサブドメインにおけるヌクレオチド間結合の全て、本質的に全て又は大部分は、Sp配置にある(例えば、第2のドメインの第3のサブドメインにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の、又は全てのキラルヌクレオチド間結合の、又は全てのヌクレオチド間結合の約50%~100%、55%~100%、60%~100%、65%~100%、70%~100%、75%~100%、80%~100%、85%~100%、90%~100%、55%~95%、60%~95%、65%~95%、又は約55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、99%以上)。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第3のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。いくつかの実施形態では、第2のドメインの第3のサブドメインにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、1つがRp配置のホスホロチオエートであることを除いて、Sp配置のホスホロチオエートである。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上のRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、ただ1つのRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5つ以上のRpのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約5%~50%は、Rpである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおける全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合の約5%~40%は、Rpである。いくつかの実施形態では、ある特定の部分(例えば、ドメイン、サブドメインなど)、例えば、第2のサブドメインは、相対的に多くの(数及び/又はパーセンテージにおいて)Rpのヌクレオチド間結合を含有し得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、組成物は、不規則ではない又は制御されたレベルの複数のオリゴヌクレオチドを含み、複数のオリゴヌクレオチドは、共通の塩基配列を共有し、且つ独立して1~60、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ配置の結合リンを共有する。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、2~30個のキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド組成物は、5~30個のキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド組成物は、10~30個のキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド組成物は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25個以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、全てのヌクレオチド間結合の約1~100%は、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、全てのキラルヌクレオチド間結合の約1~100%は、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%~100%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、965、96%、98%、又は99%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、965、96%、98%、又は99%である。
いくつかの実施形態では、Sp配置(Spの結合リンを有する)のヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、アキラルヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、Rp配置(Rpの結合リンを有する)のヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、Sp配置のそれぞれのヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれのアキラルヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、Rp配置のそれぞれのヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、Sp配置のそれぞれのヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、それぞれのアキラルヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合であり、且つRp配置のそれぞれのヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の提供されるオリゴヌクレオチドはそれぞれ、異なる型のヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、少なくとも1個の天然のリン酸結合及び少なくとも1個の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、少なくとも1個の天然のリン酸結合及び1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39又は40個の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、キラルヌクレオチド間結合であり、独立して、キラル制御される。
いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中のオリゴヌクレオチドはそれぞれ、互いに対して異なる立体化学及び/又は異なるP-修飾を有する少なくとも2つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのヌクレオチド間結合は、互いに対して異なる立体化学を有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドはそれぞれ、交互の結合リンの立体化学を含む骨格のキラル中心のパターンを含む。
いくつかの実施形態では、ホスホロチオエートトリエステル結合は、例えば、反応、例えば、オリゴヌクレオチド合成サイクルにおけるカップリング反応の立体選択性を制御するために使用される不斉補助剤を含む。いくつかの実施形態では、ホスホロチオエートトリエステル結合は、不斉補助剤を含まない。いくつかの実施形態では、ホスホロチオエートトリエステル結合は、対象へのオリゴヌクレオチド組成物の投与まで及び/又はその間に意図的に維持される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、固体支持体に連結される。いくつかの実施形態では、固体支持体は、オリゴヌクレオチド合成のための支持体である。いくつかの実施形態では、固体支持体は、ガラスを含む。いくつかの実施形態では、固体支持体は、CPG(コントロールドポアガラス)である。いくつかの実施形態では、固体支持体は、ポリマーである。いくつかの実施形態では、固体支持体は、ポリスチレンである。いくつかの実施形態では、固体支持体は、高度に架橋したポリスチレン(HCP)である。いくつかの実施形態では、固体支持体は、コントロールドポアガラス(CPG)と高度に架橋したポリスチレン(HCP)のハイブリッド支持体である。いくつかの実施形態では、固体支持体は、金属フォームである。いくつかの実施形態では、固体支持体は、樹脂である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、固体支持体から切断される。
いくつかの実施形態では、キラル結合リンの中心ではないオリゴヌクレオチド中の全ての他のキラル中心が、立体的に規制されている(例えば、糖における炭素キラル中心であって、これは、例えば、オリゴヌクレオチド合成のためにホスホラミダイトにおいて規定される)多くのオリゴヌクレオチド及びその組成物の純度、特に立体化学的純度、及び特にジアステレオマー純度は、キラルヌクレオチド間結合を形成するときのカップリング工程におけるキラル結合リンでの立体選択性(当業者によって理解されるとおり、オリゴヌクレオチドが2つ以上のキラル中心を含むオリゴヌクレオチド合成の多くの場合におけるジアステレオ選択性)によって制御され得る。いくつかの実施形態では、カップリング工程は、結合リンで60%の立体選択性(他のキラル中心があるとき、ジアステレオ選択性)を有する。そのようなカップリング工程の後、形成された新たなヌクレオチド間結合は、60%の立体化学的純度(オリゴヌクレオチドに関して、典型的には、他のキラル中心の存在に鑑みてジアステレオマー純度)を有すると参照され得る。いくつかの実施形態では、それぞれのカップリング工程は、独立して、少なくとも60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、又は99.5%の立体選択性を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は通常、少なくとも85%、87%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99.5%又は実質的に100%の立体選択性を有して形成される(いくつかの実施形態では、少なくとも85%;いくつかの実施形態では、少なくとも87%;いくつかの実施形態では、少なくとも90%;いくつかの実施形態では、少なくとも95%;いくつかの実施形態では、少なくとも96%;いくつかの実施形態では、少なくとも97%;いくつかの実施形態では、少なくとも98%;いくつかの実施形態では、少なくとも99%)。いくつかの実施形態では、立体選択性は、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、立体選択性は、少なくとも87%である。いくつかの実施形態では、立体選択性は、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、それぞれのカップリング工程は、独立して、実質的に100%の立体選択性を有する。
いくつかの実施形態では、組成物中のキラル中心、例えば、キラル結合リンの立体純度は、少なくとも60%、70%、80%、85%、87%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、又は99.5%である。いくつかの実施形態では、立体純度は、少なくとも80%である。いくつかの実施形態では、立体純度は、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、立体純度は、少なくとも87%である。いくつかの実施形態では、立体純度は、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、立体純度は、実質的に100%である。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、そのキラル結合リンで少なくとも85%、87%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99.5%又は実質的に100%の立体化学的純度(複数のキラル中心を有するオリゴヌクレオチドに関しては典型的にはジアステレオマー純度)を有する(いくつかの実施形態では、少なくとも85%;いくつかの実施形態では、少なくとも87%;いくつかの実施形態では、少なくとも90%;いくつかの実施形態では、少なくとも95%;いくつかの実施形態では、少なくとも96%;いくつかの実施形態では、少なくとも97%;いくつかの実施形態では、少なくとも98%;いくつかの実施形態では、少なくとも99%)。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、少なくとも90%の立体化学的純度を有する。いくつかの実施形態では、キラル制御されたヌクレオチド間結合の大部分は、独立して、少なくとも90%の立体化学的純度を有する。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、少なくとも90%の立体化学的純度を有する。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。いくつかの実施形態では、少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、若しくは95%、又は全てのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。
立体選択性及び立体純度は、様々な技術によって評価され得る。いくつかの実施形態では、立体選択性及び/又は立体純度は、組成物が分析的方法(例えば、NMR、HPLCなど)によって分析されるとき、実質的に全ての検出可能な立体異性体が意図される立体化学を有するという点で実質的に100%である。
いくつかの実施形態では、単量体の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のカップリング(当業者によって理解されるとおり、多くの実施形態において、オリゴヌクレオチド合成に関してはホスホラミダイト)は、独立して、約60%、70%、80%、85%、又は90%未満の立体選択性を有する[オリゴヌクレオチド合成に関して、形成される結合リンのキラル中心については典型的にはジアステレオ選択性]。
いくつかの実施形態では、立体的に不規則な(又はラセミの)調製物(又は立体的に不規則な/キラル制御されていないオリゴヌクレオチド組成物)において、オリゴヌクレオチドの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25個のキラルヌクレオチド間結合は、独立して、ヌクレオチド間結合のキラル結合リンに関して約60%、65%、70%、75%、80%、又は85%未満の立体化学的純度(複数のキラル中心を含むオリゴヌクレオチドに関して、典型的にはジアステレオマー純度)を有する。いくつかの実施形態では、立体化学純度(立体純度)は、約60%未満である。いくつかの実施形態では、立体化学純度(立体純度)は、約65%未満である。いくつかの実施形態では、立体化学純度(立体純度)は、約70%未満である。いくつかの実施形態では、立体化学純度(立体純度)は、約75%未満である。いくつかの実施形態では、立体化学純度(立体純度)は、約80%未満である。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物(例えば、オリゴヌクレオチド、不斉補助剤など)は、複数のキラル元素(例えば、複数の炭素及び/又はリン(例えば、キラルヌクレオチド間結合の結合リン)のキラル中心)を含む。いくつかの実施形態では、提供される化合物(例えば、オリゴヌクレオチド)の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9個以上のキラル元素は、それぞれ独立して、本明細書に記載されるとおりのジアステレオマー純度を有する。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも86%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも87%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも88%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも89%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも91%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも92%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも93%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも94%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも95%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも96%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも97%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも98%である。いくつかの実施形態では、ジアステレオマー純度は、少なくとも99%である。
当業者によって理解されるとおり、いくつかの実施形態では、カップリングのジアステレオ選択性又はキラル結合リンの中心のジアステレオマー純度は、二量体形成のジアステレオ選択性又は同じ若しくは比較可能な条件下で調製される二量体のジアステレオマー純度を介して評価することができ、二量体は、同じ5’及び3’ヌクレオシド並びにヌクレオチド間結合を有する。
様々な技術が、キラル元素の立体化学(例えば、キラル結合リンの配置)及び/又は骨格のキラル中心のパターンを同定するか又は確認するため、及び/又は立体選択性(例えば、オリゴヌクレオチド合成におけるカップリング工程のジアステレオ選択性)及び/又は立体化学的純度(例えば、ヌクレオチド間結合、化合物(例えば、オリゴヌクレオチド)などのジアステレオマー純度)を評価するために利用され得る。技術の例としては、NMR[例えば、1D(1次元)及び/又は2D(2次元)1H-31P HETCOR(異種核相関分光法)]、HPLC、RP-HPLC、質量分析、LC-MS、及び立体特異的ヌクレアーゼによるヌクレオチド間結合の切断などが挙げられ、それらは、個別に又は組み合わせて利用され得る。有用なヌクレアーゼの例としては、Rpの結合リンを有するある特定のヌクレオチド間結合(例えば、Rpのホスホロチオエート結合)に特異的なベンゾナーゼ、小球菌ヌクレアーゼ、及びsvPDE(ヘビ毒ホスホジエステラーゼ);並びにSpの結合リンを有するヌクレオチド間結合(例えば、Spのホスホロチオエート結合)に特異的なヌクレアーゼP1、マングビーンヌクレアーゼ、及びヌクレアーゼS1が挙げられる。いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、少なくともいくつかの場合において、特定のヌクレアーゼによるオリゴヌクレオチドの切断が、構造的要素、例えば、化学修飾(例えば、糖の2’-修飾)、塩基配列、又は立体化学的文脈によって影響される場合があることを認める。例えば、いくつかの場合において、Rpの結合リンを有するヌクレオチド間結合に特異的なベンゾナーゼ及び小球菌ヌクレアーゼは、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合に隣接する単離されたRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を切断できなかった。
いくつかの実施形態では、共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格のキラル中心の共通のパターンを共有するオリゴヌクレオチドは、骨格のリン修飾の共通のパターン及び塩基修飾の共通のパターンを共有する。いくつかの実施形態では、共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格のキラル中心の共通のパターンを共有するオリゴヌクレオチド組成物は、骨格のリン修飾の共通のパターン及びヌクレオシド修飾の共通のパターンを共有する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格のキラル中心の共通のパターンを共有し、同一の構造を有する。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸における標的アデノシンの脱アミノ化を誘導することができる複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物を提供し、複数のオリゴヌクレオチドは、特定のオリゴヌクレオチド型のものであり、組成物は、それが、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ塩基配列を有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮されるという点でキラル制御される。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド組成物中の複数のオリゴヌクレオチド又は特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドは、オリゴヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列;
骨格結合の共通のパターン;及び
1つ以上のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)での同じ結合リンの立体化学
を共有し、
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される。
いくつかの実施形態では、本開示は、複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列;
骨格結合の共通のパターン;及び
骨格のキラル中心の共通のパターンを共有し、組成物は、組成物中のオリゴヌクレオチドの少なくとも約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、93%、95%、96%、97%、98%、又は99%が、共通の塩基配列、骨格結合の共通のパターン、及び骨格のキラル中心の共通のパターンを有するという点で単一のオリゴヌクレオチドの実質的に純粋な調製物である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物の型はさらに、もしあれば、4)追加の化学的部分によって規定される。
いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約10%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約20%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約30%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約40%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約91%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約92%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約93%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約94%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約95%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約96%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約97%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約98%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、少なくとも約99%である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、(DS)ncであるか又は(DS)ncより大きく、DS及びncは、それぞれ独立して、本開示に記載されるとおりである。
いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同じ構成を共有する。いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドは、同一(同じ立体異性体)である。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、立体的に純粋なオリゴヌクレオチド組成物であり、複数のオリゴヌクレオチドは、同一(同じ立体異性体)であり、組成物は、いずれかの他の立体異性体を含有しない。当業者は、プロセス、選択性、精製などが完全ではない場合があるため、1つ以上の他の立体異性体が不純物として存在する可能性があることを理解するであろう。
いくつかの実施形態では、提供される組成物は、それが標的核酸[例えば、転写物(例えば、組成物のオリゴヌクレオチドとハイブリダイズするプレmRNA、成熟mRNA、他の型のRNAなど)]と接触されるとき、標的核酸及び/又はそれによってコードされる産物のレベルが、参照条件下で観察されるものと比較して低減されるという点で特徴付けられる。いくつかの実施形態では、核酸が標的核酸のAからIへの編集の産物である核酸及び/又はその産物のレベルは、増大される。いくつかの実施形態では、参照条件は、組成物の非存在、参照組成物の存在、及びその組み合わせからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、参照条件は、組成物の非存在である。いくつかの実施形態では、参照条件は、参照組成物の存在である。いくつかの実施形態では、参照組成物は、オリゴヌクレオチドが標的核酸とハイブリダイズしない組成物である。いくつかの実施形態では、参照組成物は、オリゴヌクレオチドが標的核酸と十分に相補的な配列を含まない組成物である。いくつかの実施形態では、参照組成物は、オリゴヌクレオチドが同じ塩基配列を共有するが、同じ核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合修飾を共有しない組成物である。いくつかの実施形態では、提供される組成物は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物であり、参照組成物は、他の点で同一であるがキラル制御されていないオリゴヌクレオチド組成物(例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物中の複数のオリゴヌクレオチドと同じ構成のオリゴヌクレオチドのラセミ調製物)である。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸中の標的アデノシンの脱アミノ化を誘導することができる複数のオリゴヌクレオチドを含むキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供し、オリゴヌクレオチドは、
共通の塩基配列、
骨格結合の共通のパターン、及び
1つ以上のキラルヌクレオチド間結合(キラル制御されたヌクレオチド間結合)での同じ結合リンの立体化学
を共有し、
組成物は、複数のオリゴヌクレオチドに関して、共通の塩基配列及び骨格結合のパターンを共有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮され、
オリゴヌクレオチド組成物は、それが標的配列と接触されるとき、標的核酸中の標的アデノシンの脱アミノ化が、組成物の非存在、参照組成物の存在、及びその組み合わせからなる群から選択される参照条件下で観察されるものと比較して向上されるという点で特徴付けられる。
当業者によって理解されるとおり、標的アデノシンの脱アミノ化は、様々な技術を使用して評価され得る。いくつかの実施形態では、技術は、配列決定であり、脱アミノ化されたアデノシンは、G又はIとして検出される。いくつかの実施形態では、脱アミノ化は、産物(例えば、RNA、タンパク質(例えば、標的AがIで置き換えられるが、他の点では標的核酸と同一である配列によってコードされる)など)のレベルによって評価される。
本明細書で実証されるとおり、オリゴヌクレオチドの構造的要素(例えば、糖修飾、骨格結合、骨格のキラル中心、骨格のリン修飾、そのパターンなど)及びその組み合わせは、驚くほど向上した特性及び/又は生物活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物は、同じ構成のものであるが、立体異性体のものではない組成物中のオリゴヌクレオチドが、いくつかの場合、ある特定の精製手順の後の前記オリゴヌクレオチド立体異性体の調製プロセスに由来する不純物であるという点で単一のオリゴヌクレオチド立体異性体の実質的に純粋な調製物である。
いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御され、いくつかの実施形態では、立体的に純粋であるオリゴヌクレオチド及びオリゴヌクレオチド組成物を提供する。例えば、いくつかの実施形態では、提供される組成物は、不規則ではない又は制御されたレベルの1種以上の個々のオリゴヌクレオチド型を含有する。いくつかの実施形態では、同じオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドは、同一である。
核酸塩基
様々な核酸塩基が、本開示に従って提供されるオリゴヌクレオチド中で利用され得る。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、天然の核酸塩基であり、最も一般的に存在するものは、A、T、C、G及びUである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、それがA、T、C、G又はUではないという点で修飾された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G若しくはU、又はA、T、C、G若しくはUの置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G又はU、例えば、5mC、5-ヒドロキシメチルCなどである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、アルキル置換されたA、T、C、G又はUである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Aである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Tである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Cである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Gである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、Uである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、5mCである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、置換されたA、T、C、G又はUである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、A、T、C、G又はUの置換された互変異性体である。いくつかの実施形態では、置換は、核酸塩基中のある特定の官能基を保護して、オリゴヌクレオチド合成中の望まれない反応を最小限にする。オリゴヌクレオチド合成における核酸塩基の保護のための好適な技術は、当技術分野で広く知られており、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、オリゴヌクレオチドの特性及び/又は活性を向上させる。例えば、多くの場合、5mCは、ある特定の望まれない生物学的作用、例えば、免疫反応を調節するためにCの代わりに利用され得る。いくつかの実施形態では、配列同一性を決定するとき、同じ水素結合パターンを有する置換された核酸塩基は、置換されていない核酸塩基と同じものとして処理され、例えば、5mCは、Cと同じものとして処理され得る[例えば、Cの代わりに5mCを有するオリゴヌクレオチド(例えば、AT5mCG)は、対応する位置でCを有するオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列(例えば、ATCG)を有するとみなされる]。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、少なくとも1つの窒素原子を有する任意選択により置換された環であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、本明細書に記載されるとおりの環BAを含み、環BAの少なくとも1つの単環式環は、窒素環原子を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上のA、T、C、G又はUを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の任意選択により置換されたA、T、C、G又はUを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の5-メチルシチジン、5-ヒドロキシメチルシチジン、5-ホルミルシトシン、又は5-カルボキシルシトシンを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の5-メチルシチジンを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの核酸塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G及びU、並びにA、T、C、G及びUの任意選択により置換された互変異性体からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの核酸塩基は、任意選択により保護されたA、T、C、G及びUである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの核酸塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G又はUである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド中のそれぞれの核酸塩基は、A、T、C、G、U、及び5mCからなる群から選択される。
本明細書で実証されるとおり、ある特定の位置での(例えば、標的アデノシン及びその隣接するヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにおける)ある特定の核酸塩基の利用は、向上した特性及び/又は活性(例えば、Iへのアデノシン編集)を有するオリゴヌクレオチドを提供することができる。いくつかの実施形態では、有用な核酸塩基は、本明細書に記載されるとおりの環BAであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヌクレオシド中の核酸塩基は、BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VIの構造を有する環BA、又は環BAの互変異性体であるか又はそれを含み、核酸塩基は、任意選択により置換されるか又は保護される。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換された若しくは保護された、又は以下の任意選択により置換された若しくは保護された互変異性体である。
いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上のそのような核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、そのような核酸塩基を含むホスホラミダイトを提供する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、CEDホスホラミダイトである。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、本明細書に記載されるとおりの不斉補助剤部分を含む(例えば、PがO及びNに結合を形成する)。いくつかの実施形態では、RNSは、そのような核酸塩基を含む。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、オリゴヌクレオチド合成のために保護される。
いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換された2AP(2-アミノプリン、
)又はDAP(2,6-ジアミノプリン、
)である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換された2APである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたDAPである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、2APである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、DAPである。
当業者によって理解されるとおり、様々な核酸塩基が当技術分野で知られおり、本開示に従って利用されてもよく、例えば、各々の糖、塩基、及びヌクレオチド間結合修飾が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許第20170037399号、米国特許第20180216108号、米国特許第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるものである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護され、オリゴヌクレオチド合成のために有用である。
いくつかの実施形態では、核酸塩基は、天然の核酸塩基又は天然の核酸塩基から誘導される修飾された核酸塩基である。例としては、アシル保護基によって保護された対応するアミノ基を任意選択により有するウラシル、チミン、アデニン、シトシン、及びグアニン、2-フルオロフラシル、2-フルオロシトシン、5-ブロモウラシル、5-ヨードウラシル、2,6-ジアミノプリン、アザシトシン、シュードイソシトシン及びシュードウラシルなどのピリミジン類似体並びに8-置換プリン、キサンチン、又はヒポキサンチン(後の2つは天然の分解産物である)などの他の修飾された核酸塩基が挙げられる。修飾された核酸塩基のある特定の例は、Chiu and Rana,RNA,2003,9,1034-1048,Limbach et al.Nucleic Acids Research,1994,22,2183-2196及びRevankar and Rao,Comprehensive Natural Products Chemistry,vol. 7,313に開示される。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、置換されたウラシル、チミン、アデニン、シトシン、又はグアニンである。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、例えば、水素結合及び/又はウラシル、チミン、アデニン、シトシン、若しくはグアニンの塩基対形成に関する機能的置換である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたウラシル、チミン、アデニン、シトシン、5-メチルシトシン、又はグアニンである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、ウラシル、チミン、アデニン、シトシン、5-メチルシトシン、又はグアニンである。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の5-メチルシトシンを含む。いくつかの実施形態では、本開示は、塩基配列が本明細書、例えば、表1で開示されるオリゴヌクレオチドを提供し、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよく、各シトシンは、任意選択により且つ独立して、5-メチルシトシンで置き換えられるか又はその逆である。当業者によって理解されるとおり、いくつかの実施形態では、5mCは、オリゴヌクレオチドの塩基配列に関してCとして処理されてもよい(そのようなオリゴヌクレオチドは、C位置で核酸塩基修飾を含む(例えば、表1の様々なオリゴヌクレオチドを参照のこと))。オリゴヌクレオチドの記載において、典型的には、別段の記載がない限り、核酸塩基、糖及びヌクレオチド間結合は、修飾されない。
いくつかの実施形態では、修飾された塩基は、任意選択により置換されたアデニン、シトシン、グアニン、チミン、若しくはウラシル、又はその互変異性体である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、
核酸塩基が、アシル、ハロゲン、アミノ、アジド、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルボキシル、ヒドロキシル、ビオチン、アビジン、ストレプトアビジン、置換されたシリル、及びその組み合わせから独立して選択される1つ以上の任意選択により置換された基によって修飾されるか;
核酸塩基の1つ以上の原子が、独立して、炭素、窒素及び硫黄から選択される異なる原子で置き換えられるか;
核酸塩基中の1つ以上の二重結合が、独立して、水素化されるか;又は
1つ以上のアリール又はヘテロアリール環が、独立して、核酸塩基に挿入される、
1つ以上の修飾によって修飾される修飾されたアデニン、シトシン、グアニン、チミン又はウラシルである。
いくつかの実施形態では、塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G又はUであり、1つ以上の-NH2は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)3で置き換えられ、1つ以上の-NH-は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)2-で置き換えられ、1つ以上の=N-は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)-で置き換えられ、1つ以上の=CH-は、独立して且つ任意選択により、=N-で置き換えられ、且つ1つ以上の=Oは、独立して且つ任意選択により、=S、=N(-L-R1)、又は=C(-L-R1)2で置き換えられ、2つ以上の-L-R1を、任意選択により、それらの介在原子と合わせて、0~10個のヘテロ原子環原子を有する3~30員二環式又は多環式環を形成する。いくつかの実施形態では、修飾された塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G又はUであり、1つ以上の-NH2は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)3で置き換えられ、1つ以上の-NH-は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)2-で置き換えられ、1つ以上の=N-は、独立して且つ任意選択により、-C(-L-R1)-で置き換えられ、1つ以上の=CH-は、独立して且つ任意選択により、=N-で置き換えられ、且つ1つ以上の=Oは、独立して且つ任意選択により、=S、=N(-L-R1)、又は=C(-L-R1)2で置き換えられ、2つ以上の-L-R1を、任意選択により、それらの介在原子と合わせて、0~10個のヘテロ原子環原子を有する3~30員二環式又は多環式環を形成し、修飾された塩基は、天然のA、T、C、G及びUとは異なる。いくつかの実施形態では、塩基は、任意選択により置換されたA、T、C、G又はUである。いくつかの実施形態では、修飾された塩基は、置換されたA、T、C、G又はUであり、修飾された塩基は、天然のA、T、C、G及びUとは異なる。
いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、当技術分野、例えば、国際公開第2017/210647号で知られる修飾された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、フェニル環などの1つ以上のアリール及び/又はヘテロアリール環が付加された拡大したサイズの核酸塩基である。核酸塩基の置換を含む修飾された核酸塩基のある特定の例は、Glen Researchカタログ(Glen Research,Sterling,Virginia);Krueger AT et al.,Acc. Chem. Res.,2007,40,141-150;Kool,ET,Acc. Chem. Res.,2002,35,936-943;Benner S.A.,et al.,Nat. Rev. Genet.,2005,6,553-543;Romesberg,F.E.,et al.,Curr. Opin. Chem. Biol.,2003,7,723-733;又はHirao,I.,Curr.Opin.Chem.Biol.,2006,10,622-627に記載される。いくつかの実施形態では、拡大したサイズの核酸塩基は、例えば、国際公開第2017/210647号に記載される拡大したサイズの核酸塩基である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、コーリン又はポルフィリンに由来する環などの部分である。ある特定のポルフィリンに由来する塩基の置換は、例えば、Morales-Rojas,H and Kool,ET,Org.Lett.,2002,4,4377-4380に記載されている。いくつかの実施形態では、ポルフィリンに由来する環は、例えば、国際公開第2017/219647号に記載されるポルフィリンに由来する環である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、例えば、国際公開第2017/219647号に記載される修飾された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、蛍光性である。そのような蛍光性の修飾された核酸塩基の例としては、フェナントレン、ピレン、スチルベン、イソキサンチン、イソザントプテリン(isozanthopterin)、テルフェニル、テルチオフェン、ベンゾテルチオフェン、クマリン、ルマジン、テザースチルベン、ベンゾ-ウラシル、ナフト-ウラシルなど、及び例えば、国際公開第2017/210647号に記載されるものが挙げられる。いくつかの実施形態では、核酸塩基又は修飾された核酸塩基は、C5-プロピン T、C5-プロピン C、C5-チアゾール、フェノキサジン、2-チオ-チミン、5-トリアゾリルフェニル-チミン、ジアミノプリン、及びN2-アミノプロピルグアニンから選択される。
いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、5-置換ピリミジン、6-アザピリミジン、アルキル又はアルキニル置換されたピリミジン、アルキル置換されたプリン、並びにN-2、N-6及びO-6置換されたプリンから選択される。ある特定の実施形態では、修飾された核酸塩基は、2-アミノプロピルアデニン、5-ヒドロキシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2-アミノアデニン、6-N-メチルグアニン、6-N-メチルアデニン、2-プロピルアデニン、2-チオウラシル、2-チオチミン及び2-チオシトシン、5-プロピニル(-C≡C-CH3)ウラシル、5-プロピニルシトシン、6-アゾウラシル、6-アゾシトシン、6-アゾチミン、5-リボシルウラシル(シュードウラシル)、4-チオウラシル、8-ハロ、8-アミノ、8-チオール、8-チオアルキル、8-ヒドロキシl、8-アザ及び他の8-置換プリン、5-ハロ、特に、5-ブロモ、5-トリフルオロメチル、5-ハロウラシル、及び5-ハロシトシン、7-メチルグアニン、7-メチルアデニン、2-F-アデニン、2-アミノアデニン、7-デアザグアニン、7-デアザアデニン、3-デアザグアニン、3-デアザアデニン、6-N-ベンゾイルアデニン、2-N-イソブチリルグアニン、4-N-ベンゾイルシトシン、4-N-ベンゾイルウラシル、5-メチル4-N-ベンゾイルシトシン、5-メチル4-N-ベンゾイルウラシル、ユニバーサル塩基、疎水性塩基、乱雑な塩基、サイズが拡大された塩基、及びフッ化塩基から選択される。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、l,3-ジアザフェノキサジン-2-オン、l,3-ジアザフェノチアジン-2-オン又は9-(2-アミノエトキシ)-l,3-ジアザフェノキサジン-2-オン(G-クランプ)などの三環式ピリミジンである。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、プリン又はピリミジン塩基が、他の複素環、例えば、7-デアザ-アデニン、7-デアザグアノシン、2-アミノピリジン又は2-ピリドンで置き換えられているものである。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、米国特許第3687808号、The Concise Encyclopedia Of Polymer Science And Engineering,Kroschwitz,J.I.,Ed.,John Wiley & Sons,1990,858-859;Englisch et al.,Angewandte Chemie,International Edition,1991,30,613;Sanghvi,Y.S.,Chapter 15,Antisense Research and Applications,Crooke,S.T. and Lebleu,B.,Eds.,CRC Press,1993,273-288;又はChapters 6 and 15,Antisense Drug Technology,Crooke S.T.,Ed.,CRC Press,2008,163-166 and 442-443において開示されるものである。
いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基及びその方法は、米国特許出願公開第20030158403号、米国特許第3687808号、米国特許第4845205号、米国特許第5130302号、米国特許第5134066号、米国特許第5175273号、米国特許第5367066号、米国特許第5432272号、米国特許第5434257号、米国特許第5457187号、米国特許第5459255号、米国特許第5484908号、米国特許第5502177号、米国特許第5525711号、米国特許第5552540号、米国特許第5587469号、米国特許第5594121号、米国特許第5596091号、米国特許第5614617号、米国特許第5645985号、米国特許第5681941号、米国特許第5750692号、米国特許第5763588号、米国特許第5830653号、又は米国特許第6005096号に記載されるものである。
いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、置換されている。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、それが、例えば、ヘテロ原子、アルキル基、又は蛍光部分、ビオチン若しくはアビジン部分、又は他のタンパク質若しくはペプチドに連結される連結部分を含有するように置換される。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基は、最も古典的な意味での核酸塩基ではないが、核酸塩基と同様に機能する「ユニバーサル塩基」である。ユニバーサル塩基の一例は、3-ニトロピロールである。
いくつかの実施形態では、提供される技術において利用され得るヌクレオシドは、修飾された核酸塩基及び/又は修飾された糖、例えば、4-アセチルシチジン;5-(カルボキシヒドロキシルメチル)ウリジン;2’-O-メチルシチジン;5-カルボキシメチルアミノメチル-2-チオウリジン;5-カルボキシメチルアミノメチルウリジン;ジヒドロウリジン;2’-O-メチルシュードウリジン;ベータ,D-ガラクトシルキューオシン;2’-O-メチルグアノシン;N6-イソペンテニルアデノシン;1-メチルアデノシン;1-メチルシュードウリジン;1-メチルグアノシン;l-メチルイノシン;2,2-ジメチルグアノシン;2-メチルアデノシン;2-メチルグアノシン;N7-メチルグアノシン;3-メチル-シチジン;5-メチルシチジン;5-ヒドロキシメチルシチジン;5-ホルミルシトシン;5-カルボキシルシトシン;N6-メチルアデノシン;7-メチルグアノシン;5-メチルアミノエチルウリジン;5-メトキシアミノメチル-2-チオウリジン;ベータ,D-マンノシルキューオシン;5-メトキシカルボニルメチルウリジン;5-メトキシウリジン;2-メチルチオ-N6-イソペンテニルアデノシン;N-((9-ベータ,D-リボフラノシル-2-メチルチオプリン-6-イル)カルバモイル)スレオニン;N-((9-ベータ,D-リボフラノシルプリン-6-イル)-N-メチルカルバモイル)スレオニン;ウリジン-5-オキシ酢酸メチルエステル;ウリジン-5-オキシ酢酸(v);シュードウリジン;キューオシン;2-チオシチジン;5-メチル-2-チオウリジン;2-チオウリジン;4-チオウリジン;5-メチルウリジン;2’-O-メチル-5-メチルウリジン;及び2’-O-メチルウリジンを含む。
いくつかの実施形態では、核酸塩基、例えば、修飾された核酸塩基は、例えば、抗体、抗体断片、ビオチン、アビジン、ストレプトアビジン、受容体リガンド、又はキレート化部分などの1つ以上の生体分子結合部分を含む。他の実施形態では、核酸塩基は、5-ブロモウラシル、5-ヨードウラシル、又は2,6-ジアミノプリンである。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、蛍光性又は生体分子結合部分との置換を含む。いくつかの実施形態では、置換基は、蛍光性部分である。いくつかの実施形態では、置換基は、ビオチン又はアビジンである。
核酸塩基及び関連する方法のある特定の例は、米国特許第3687808号、同第4845205号、米国特許第513030号、米国特許第5134066号、米国特許第5175273号、米国特許第5367066号、米国特許第5432272号、米国特許第5457187号、米国特許第5457191号、米国特許第5459255号、米国特許第5484908号、米国特許第5502177号、米国特許第5525711号、米国特許第5552540号、米国特許第5587469号、米国特許第5594121号、米国特許第5596091号、米国特許第5614617号、米国特許第5681941号、米国特許第5750692号、米国特許第6015886号、米国特許第6147200号、米国特許第6166197号、米国特許第6222025号、米国特許第6235887号、米国特許第6380368号、米国特許第6528640号、米国特許第6639062号、米国特許第6617438号、米国特許第7045610号、米国特許第7427672号、又は米国特許第7495088号に記載される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、Gryaznov,S;Chen,J.-K.J.Am.Chem.Soc.1994,116,3143;Hendrix et al.1997 Chem.Eur.J.3:110;Hyrup et al.1996 Bioorg.Med.Chem.4:5;Jepsen et al.2004 Oligo.14:130-146;Jones et al.J.Org.Chem.1993,58,2983;Koizumi et al.2003 Nuc.Acids Res.12:3267-3273;Koshkin et al.1998 Tetrahedron 54:3607-3630;Kumar et al.1998 Bioo.Med.Chem.Let.8:2219-2222;Lauritsen et al.2002 Chem.Comm.5:530-531;Lauritsen et al.2003 Bioo.Med.Chem.Lett.13:253-256;Mesmaeker et al.Angew.Chem.,Int.Ed.Engl.1994,33,226;Morita et al.2001 Nucl.Acids Res.Supp.1:241-242;Morita et al.2002 Bioo.Med.Chem.Lett.12:73-76;Morita et al.2003 Bioo.Med.Chem.Lett.2211-2226;Nielsen et al.1997 Chem.Soc.Rev.73;Nielsen et al.1997 J.Chem.Soc.Perkins Transl.1:3423-3433;Obika et al.1997 Tetrahedron Lett.38(50):8735-8;Obika et al.1998 Tetrahedron Lett.39:5401-5404;Pallan et al.2012 Chem.Comm.48:8195-8197;Petersen et al.2003 TRENDS Biotech.21:74-81;Rajwanshi et al.1999 Chem.Commun.1395-1396;Schultz et al.1996 Nucleic Acids Res.24:2966;Seth et al.2009 J.Med.Chem.52:10-13;Seth et al.2010 J.Med.Chem.53:8309-8318;Seth et al.2010 J.Org.Chem.75:1569-1581;Seth et al.2012 Bioo.Med.Chem.Lett.22:296-299;Seth et al.2012 Mol.Ther-Nuc.Acids.1,e47;Seth,Punit P;Siwkowski,Andrew;Allerson,Charles R;Vasquez,Guillermo;Lee,Sam;Prakash,Thazha P;Kinberger,Garth;Migawa,Michael T;Gaus,Hans;Bhat,Balkrishen;et al.From Nucleic Acids Symposium Series(2008),52(1),553-554;Singh et al.1998 Chem.Comm.1247-1248;Singh et al.1998 J.Org.Chem.63:10035-39;Singh et al.1998 J.Org.Chem.63:6078-6079;Sorensen 2003 Chem.Comm.2130-2131;Ts’o et al.Ann.N.Y.Acad.Sci.1988,507,220;Van Aerschot et al.1995 Angew.Chem.Int.Ed.Engl.34:1338;Vasseur et al.J.Am.Chem.Soc.1992,114,4006;国際公開第2007090071号;又は国際公開第2016/079181号のいずれかに記載される核酸塩基、糖、ヌクレオシド、及び/又はヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、Feldman et al.2017 J.Am.Chem.Soc.139:11427-11433,Feldman et al.2017 Proc.Natl.Acad.Sci.USA 114:E6478-E6479,Hwang et al.2009 Nucl.Acids Res.37:4757-4763,Hwang et al.2008 J.Am.Chem.Soc.130:14872-14882,Lavergne et al.2012 Chem.Eur.J.18:1231-1239,Lavergne et al.2013 J.Am.Chem.Soc.135:5408-5419,Ledbetter et al.2018 J.Am.Chem.Soc.140:758-765,Malyshev et al.2009 J.Am.Chem.Soc.131:14620-14621,Seo et al.2009 Chem.Bio.Chem.10:2394-2400のいずれかに記載される修飾された核酸塩基、ヌクレオシド又はヌクレオチド、例えば、d3FB、d2Py類似体、d2Py、d3MPy、d4MPy、d5MPy、d34DMPy、d35DMPy、d45DMPy、d5FM、d5PrM、d5SICS、dFEMO、dMMO2、dNaM、dNM01、dTPT3、2’-アジド、2’-クロロ、2’-アミノ又はアラビノース糖を有するヌクレオチド、イソカルボスチリル-、ナフチル-及びアザインドール-ヌクレオチド、並びにその修飾及び誘導体及び機能付加されたバージョン、例えば、糖が2’-修飾及び/又は他の修飾、並びにメタ-塩素、-臭素、-ヨウ素、-メチル、又は-プロピニル置換基を有するdMM02誘導体を含むものを含む。
いくつかの実施形態では、核酸塩基は、ヘテロ原子の環原子を含む少なくとも1つの任意選択により置換された環を含む。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、窒素環原子を含む少なくとも1つの任意選択により置換された環を含む。いくつかの実施形態では、そのような環は、芳香族である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、ヘテロ原子を介して糖に結合される。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、窒素原子を介して糖に結合される。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、環窒素原子を介して糖に結合される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、各々の塩基及び修飾された核酸塩基が独立して参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるとおりの核酸塩基又は修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたプリン塩基残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたプリン塩基残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたアデニン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたアデニン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたグアニン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたグアニン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたシトシン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたシトシン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたチミン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたチミン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換されたウラシル残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護されたウラシル残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、任意選択により置換された5-メチルシトシン残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、保護された5-メチルシトシン残基である。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、例えば、米国特許第5552540号、米国特許第6222025号、米国特許第6528640号、米国特許第4845205号、米国特許第5681941号、米国特許第5750692号、米国特許第6015886号、米国特許第5614617号、米国特許第6147200号、米国特許第5457187号、米国特許第6639062号、米国特許第7427672号、米国特許第5459255号、米国特許第5484908号、米国特許第7045610号、米国特許第3687808号、米国特許第5502177号、米国特許第5525711号、同第6235887号、米国特許第5175273号、米国特許第6617438号、米国特許第5594121号、米国特許第6380368号、米国特許第5367066号、米国特許第5587469号、米国特許第6166197号、米国特許第5432272号、米国特許第7495088号、米国特許第5134066号、又は米国特許第5596091号に記載される修飾された核酸塩基を含む。
いくつかの実施形態では、核酸塩基は、オリゴヌクレオチド調製において使用されるとおりの保護された塩基残基である。いくつかの実施形態では、核酸塩基は、各々の塩基残基が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2011/0294124号、米国特許出願公開第2015/0211006号、米国特許出願公開第2015/0197540号、国際公開第2015/107425号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に示される塩基残基である。
糖
修飾された糖を含む様々な糖が、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドに組み込まれるとき、向上した特性及び/又は活性を提供することができる他の構造的要素(例えば、ヌクレオチド間結合修飾及びそのパターン、その骨格のキラル中心のパターンなど)と任意選択により組み合わせて糖修飾及びそのパターンを提供する。
最も一般的な天然に存在するヌクレオシドは、核酸塩基アデノシン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)、チミン(T)又はウラシル(U)に連結されたリボース糖(例えば、RNAにおいて)又はデオキシリボース糖(例えば、DNAにおいて)を含む。いくつかの実施形態では、表1の多くのヌクレオチドにおける糖、例えば、様々な糖(別段の記載がない限り)は、
の構造を有する天然のDNA糖(DNA核酸又はオリゴヌクレオチドにおいて)であり、
核酸塩基は、1’位に結合され、3’及び5’位は、ヌクレオチド間結合に連結され(当業者によって理解されるとおり)、オリゴヌクレオチドの5’末端の場合、5’位は、5’末端基(例えば、-OH)に連結され得るし、オリゴヌクレオチドの3’末端の場合、3’位は、3’末端基(例えば、-OH)に連結され得る。いくつかの実施形態では、糖は、
の構造を有する天然のRNA糖(RNA核酸又はオリゴヌクレオチドにおいて)であり、
核酸塩基は、1’位に結合され、3’及び5’位は、ヌクレオチド間結合に連結され(当業者によって理解されるとおり)、オリゴヌクレオチドの5’末端の場合、5’位は、5’末端基(例えば、-OH)に連結され得るし、オリゴヌクレオチドの3’末端の場合、3’位は、3’末端基(例えば、-OH)に連結され得る。いくつかの実施形態では、糖は、それが天然のDNA糖又は天然のRNA糖ではないという点で修飾された糖である。特に、修飾された糖は、向上した安定性を提供し得る。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、1つ以上のハイブリダイゼーション特性を変化させ及び/又は最適化するために利用され得る。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、標的核酸認識を変化させ及び/又は最適化するために利用され得る。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、Tmを最適化するために利用され得る。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、オリゴヌクレオチド活性を向上させるために利用され得る。
糖は、様々な位置でヌクレオチド間結合に結合され得る。非限定的な例として、ヌクレオチド間結合は、糖の2’、3’、4’、又は5’位に結合され得る。いくつかの実施形態では、天然の核酸において最も一般的であるように、ヌクレオチド間結合は、別段の指示がない限り、5’位で一方の糖と3’位でもう一方の糖と連結する。
いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換された天然のDNA又はRNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換された
である。いくつかの実施形態では、2’位は、任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、糖は、
である。いくつかの実施形態では、糖は、
の構造を有し、R
1s、R
2s、R
3s、R
4s、及びR
5sの各々は、独立して、-H、好適な置換基又は好適な糖修飾(例えば、各々の置換基、糖修飾、R
1s、R
2s、R
3s、R
4s、及びR
5s、並びに修飾された糖が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるもの)である。いくつかの実施形態では、R
1s、R
2s、R
3s、R
4s、及びR
5sの各々は、独立して、R
sであり、各R
sは、独立して、-F、-Cl、-Br、-I、-CN、-N
3、-NO、-NO
2、-L
s-R’、-L
s-OR’、-L
s-SR’、-L
s-N(R’)
2、-O-L
s-OR’、-O-L
s-SR’、又は-O-L
s-N(R’)
2であり、各R’は、独立して、本明細書に記載されるとおりであり、各L
sは、独立して、共有結合又は任意選択により置換された二価C
1~6脂肪族若しくは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族であるか;又は2つのR
sを合わせて、-L
s-架橋を形成する。いくつかの実施形態では、R’は、任意選択により置換されたC
1~10脂肪族である。いくつかの実施形態では、糖は、
の構造を有する。様々なそのような糖が、表1で利用される。いくつかの実施形態では、糖は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、2’-修飾された糖は、
(式中、R
2sは、2’-修飾である)の構造を有する。いくつかの実施形態では、糖は、
(式中、R
2sは、-H、ハロゲン、又は-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)である)の構造を有する。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-OMeである。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオシドは、mA、mT、mC、m5mC、mG、mUなどであり、R
2sは、-OMeである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-OCH
2CH
2OMeである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、Aeo、Teo、Ceo、m5Ceo、Geo、Ueoなどであり、R
2sは、-OCH
2CH
2OMeである。いくつかの実施形態では、2’-F修飾された糖は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、2’-OMe修飾された糖は、
の構造を有する。
いくつかの実施形態では、糖は、
(式中、R
2s及びR
4sを合わせて、-L
s-を形成し、L
sは、共有結合又は任意選択により置換された二価のC
1~6脂肪族若しくは1~4個のヘテロ原子を有するヘテロ脂肪族である)の構造を有する。いくつかの実施形態では、各ヘテロ原子は、独立して、窒素、酸素又は硫黄から選択される。いくつかの実施形態では、L
sは、任意選択により置換されたC2-O-CH
2-C4である。いくつかの実施形態では、L
sは、C2-O-CH
2-C4である。いくつかの実施形態では、L
sは、C2-O-(R)-CH(CH
2CH
3)-C4である。いくつかの実施形態では、L
sは、C2-O-(S)-CH(CH
2CH
3)-C4である。
いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、BA
sは、-H又は任意選択により置換された若しくは保護された核酸塩基(例えば、BA)であり、R
2sは、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
2sは、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、BA
sは、-Hである。いくつかの実施形態では、BA
sは、任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、BA
sは、BAである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
2sは、-H、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)の構造を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
2sは、-H、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
2s’はR
sであり、R
s、R
2s及びBA
sの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
2s及びR
2s’の各々は、独立して、-H、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-OHである。いくつかの実施形態では、R
2sは、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、R
2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、R
2sは、任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、R
2s’は、-Hである。いくつかの実施形態では、R
2s’は、-OHである。いくつかの実施形態では、R
2s’は、ハロゲンである。いくつかの実施形態では、R
2s’は、-Fである。いくつかの実施形態では、R
2s’は、任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、BA
sは、-Hである。いくつかの実施形態では、BA
sは、任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、BA
sは、BAである。いくつかの実施形態では、BAなどの核酸塩基は、オリゴヌクレオチド合成のために任意選択により置換されるか又は保護される。糖及び核酸塩基を含むある特定のそのようなヌクレオシド並びにその使用は、国際公開第2020/154342号に記載される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、そのようなヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、そのようなヌクレオシドを含む(いくつかの実施形態では、1つの連結部位(例えば、-CH
2-連結部位)は、任意選択により置換された-OH、例えば、(-ODMTr)に結合され、1つの連結部位(例えば、環連結部位)は、ホスホラミダイトのPにも結合されるOに結合される)。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
1)、反対側のヌクレオシド(N
0)及び3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
-1)の1つ以上又は各々は、独立して、そのようなヌクレオシドである。
いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
6s及びR
7sの各々は、独立して、R
sであり、BA
sは、-H又は任意選択により置換された若しくは保護された核酸塩基(例えば、BA)であり、R
sは、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
6sは、-H、-OH又はハロゲンであり、R
7sは、-H、-OH、ハロゲン又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、BA
sは、-Hである。いくつかの実施形態では、BA
sは、任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、BA
sは、BAである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
8s及びR
9sの各々は、独立してR
sであり、R
s及びBA
sの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
8sは、-H又は-ハロゲンであり、R
9sは、-H、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
10s及びR
11sの各々は、独立してR
sであり、R
s及びBA
sの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
10sは、-H又は-ハロゲンであり、R
11sは、-H、-OH、ハロゲン、又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルコキシである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、BA
sは、本明細書に記載されるとおりである)を有する。当業者は、いくつかの実施形態では、窒素が結合リンに直接的に結合され得ることを理解する。いくつかの実施形態では、ハロゲンは、-Fである。いくつかの実施形態では、BA
sは、-Hである。いくつかの実施形態では、BA
sは、任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、BA
sは、BAである。いくつかの実施形態では、BAなどの核酸塩基は、オリゴヌクレオチド合成のために任意選択により置換されるか又は保護される。糖及び核酸塩基を含むある特定のそのようなヌクレオシド並びにその使用は、国際公開第2020/154343号に記載される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、そのようなヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、そのようなヌクレオシドを含む(いくつかの実施形態では、1つの連結部位(例えば、-CH
2-連結部位)は、任意選択により置換された-OH、例えば、-ODMTrに結合され、1つの連結部位(例えば、環連結部位)は、ホスホラミダイトのP(例えば、連結する環原子がNであるとき)又はホスホラミダイトのPにも結合されるO(例えば、連結する環原子がCであるとき)に結合される)。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
1)、反対側のヌクレオシド(N
0)及び3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
-1)の1つ以上又は各々は、独立して、そのようなヌクレオシドである。
いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
12sはR
sであり、R
s及びBA
sの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
12sは、-H、-OH、ハロゲン、任意選択により置換されたC
1~6アルキル、任意選択により置換されたC
1~6ヘテロアルキル、又は任意選択により置換されたC
1~6アルコキシである。いくつかの実施形態では、ハロゲンは、-Fである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオチドは、
の構造又はその塩形態(式中、R
13sはR
sであり、R
s及びBA
sの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、R
13sは、-H又は任意選択により置換されたC
1~C
6アルキルである。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオシドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、修飾された糖を含むヌクレオチドは、
の構造又はその塩形態(式中、各可変要素は、本明細書に記載されるとおりである)を有する。いくつかの実施形態では、結合は、アミド結合である。いくつかの実施形態では、BA
sは、-Hである。いくつかの実施形態では、BA
sは、任意選択により置換された又は保護された核酸塩基である。いくつかの実施形態では、BA
sは、BAである。いくつかの実施形態では、BAなどの核酸塩基は、オリゴヌクレオチド合成のために任意選択により置換されるか又は保護される。糖及び核酸塩基を含むある特定のそのようなヌクレオシド及びヌクレオチド並びにその使用は、国際公開第2020/154344号に記載される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、そのようなヌクレオシドを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、そのようなヌクレオシドを含む(いくつかの実施形態では、1つの連結部位(例えば、-CH
2-連結部位)は、任意選択により置換された-OH、例えば、(-ODMTr)に結合され、1つの連結部位(例えば、環連結部位)は、ホスホラミダイトのPにも結合されるOに結合される)。いくつかの実施形態では、5’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
1)、反対側のヌクレオシド(N
0)及び3’側のすぐ隣のヌクレオシド(例えば、N
-1)の1つ以上又は各々は、独立して、そのようなヌクレオシドである。
いくつかの実施形態では、糖は、非環式糖、例えば、UNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換された
である。いくつかの実施形態では、2’位は、任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、糖は、
である。いくつかの実施形態では、糖は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、R
2sは、-OHである。
いくつかの実施形態では、R1s、R2s、R3s、R4s、及びR5sの各々は、独立して、Rsであり、Rsは、独立して、-H、ハロゲン、-CN、-N3、-NO、-NO2、-Ls-R’、-Ls-Si(R’)3、-Ls-OR’、-Ls-SR’、-Ls-N(R’)2、-O-Ls-R’、-O-Ls-Si(R)3、-O-Ls-OR’、-O-Ls-SR’、又は-O-Ls-N(R’)2であり;Lsは、本明細書に記載されるとおりのLBであり、それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、R1s及びR2sの各々は、独立して、Rsである。いくつかの実施形態では、Rsは、-Hである。いくつかの実施形態では、Rsは、-Hではない。いくつかの実施形態では、Lsは、共有結合である。いくつかの実施形態では、R2s及びR4sの各々は、独立して、-H、-F、-OR、-N(R)2である。いくつかの実施形態では、R2sは、-H、-F、-OR、-N(R)2である。いくつかの実施形態では、R4sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R2s及びR4sは、2’-O-Ls-(式中、Lsは、任意選択により置換されたC1~6アルキレンである)を形成する。いくつかの実施形態では、Lsは、任意選択により置換された-CH2-である。いくつかの実施形態では、Lsは、任意選択により置換された-CH2-である。
いくつかの実施形態では、Rは、水素である。いくつかの実施形態では、Rは、水素ではない。いくつかの実施形態では、Rは、C1~10脂肪族、酸素、窒素、硫黄、リン及びケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有するC1~10ヘテロ脂肪族、C6~20アリール、酸素、窒素、硫黄、リン及びケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する5~20員ヘテロアリール環、並びに酸素、窒素、硫黄、リン及びケイ素から独立して選択される1~10個のヘテロ原子を有する3~20員複素環式環から選択される任意選択により置換された基である。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~30脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~20脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~15脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~10脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたヘキシル、ペンチル、ブチル、プロピル、エチル又はメチルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたヘキシルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたペンチルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたブチルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたプロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたエチルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたメチルである。いくつかの実施形態では、Rは、ヘキシルである。いくつかの実施形態では、Rは、ペンチルである。いくつかの実施形態では、Rは、ブチルである。いくつかの実施形態では、Rは、プロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、エチルである。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。いくつかの実施形態では、Rは、イソプロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、n-プロピルである。いくつかの実施形態では、Rは、tert-ブチルである。いくつかの実施形態では、Rは、sec-ブチルである。いくつかの実施形態では、Rは、n-ブチルである。いくつかの実施形態では、Rは、-(CH2)2OCH3である。
いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。
いくつかの実施形態では、R2sは、本開示に記載されるとおりの2’-修飾であり、R4sは、-Hである。いくつかの実施形態では、R2sは、-OR(式中、Rは、水素ではない)である。いくつかの実施形態では、R2sは、-Fである。いくつかの実施形態では、R2sは、-OMeである。いくつかの実施形態では、R2sは、例えば、表1において利用される様々なXeo(Xは、m5C、T、G、Aなどである)において-OCH2CH2CH3である。いくつかの実施形態では、R2sは、-H、-F、及び-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)から選択される。いくつかの実施形態では、R2sは、-H、-F、及び-OMeから選択される。
いくつかの実施形態では、糖は、二環式糖、例えば、R2s及びR4sを合わせて、本開示に記載されるとおりの任意選択により置換された環を形成する糖である。いくつかの実施形態では、糖は、LNA糖、BNA糖、cEt糖などから選択される。いくつかの実施形態では、架橋は、2’と4’-炭素原子(それらの介在原子と合わせて、本明細書に記載されるとおりの任意選択により置換された環を形成するために合わせられたR2s及びR4sに対応する)の間にある。いくつかの実施形態では、架橋は、2’-La-Lb-4’(式中、Laは、-O-、-S-又はN(R)であり、Lbは、任意選択により置換されたC1~4二価脂肪族鎖、例えば、メチレンである)である。
いくつかの実施形態では、糖は、2’-OMe、2’-MOE、2’-F、LNA(ロックド核酸)糖、ENA(エチレン架橋核酸)糖、BNA(NMe)(メチルアミノ架橋核酸)糖、2’-F ANA(2’-Fアラビノース)、アルファ-DNA(アルファ-D-リボース)、2’/5’ODN(例えば、2’/5’結合オリゴヌクレオチド)、Inv(反転糖、例えば、反転デオキシリボース)、AmR(アミノ-リボース)、チオR(チオール-リボース)、HNA(ヘキソース核酸)、CeNA(シクロヘキセン核酸)、又はMOR(モルホリノ)糖である。
本開示を読んだ後の当業者は、様々な型の糖修飾が知られ、本開示に従って利用され得ることを理解することになる。いくつかの実施形態では、糖修飾は、2’-修飾(例えば、R2s)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-Fである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OR(式中、Rは水素ではない)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、糖部分の2’-炭素を糖部分の別の炭素に連結する-O-Lb-又は-Lb-Lb-である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、糖部分の2’-炭素を糖部分の4’-炭素に連結する2’-O-Lb-4’又は2’-Lb-Lb-4’である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、S-cEtである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、LNA糖である。いくつかの実施形態では、-Lb-は、-C(R)2-である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-C(R)2-C4)(式中、各Rは、独立して、本開示に記載されるとおりである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、LNA糖修飾(C2-O-CH2-CH4)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-CHR-C4)(式中、Rは、本開示に記載されるとおりである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(R)-CHR-C4)(式中、Rは、本開示に記載されるとおりであり、水素ではない)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(S)-CHR-C4)(式中、Rは、本開示に記載されるとおりであり、水素ではない)である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、置換されていないC1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。いくつかの実施形態では、Rは、エチルである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-CHR-C4)(式中、Rは、メチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-CHR-C4)(式中、Rは、エチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(R)-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(R)-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(R)-CHR-C4)(式中、Rは、メチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(R)-CHR-C4)(式中、Rは、エチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(S)-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(S)-CHR-C4)(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(S)-CHR-C4)(式中、Rは、メチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、(C2-O-(S)-CHR-C4)(式中、Rは、エチルである)である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、C2-O-(R)-CH(CH2CH3)-C4である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、C2-O-(S)-CH(CH2CH3)-C4である。いくつかの実施形態では、糖は、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、天然のRNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換された天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、2’で任意選択により置換された天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、2’で置換された(2’-修飾)天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、糖は、2’で修飾された(2’-修飾)天然のDNA糖である。
いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたリボース又はデオキシリボースである。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により修飾されたリボース又はデオキシリボースであり、リボース又はデオキシリボース部分の1つ以上のヒドロキシル基は、任意選択により且つ独立して、ハロゲン、R’、-N(R’)2、-OR’、又は-SR’(式中、各R’は、本明細書に記載されるとおりである)によって置き換えられる。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、ハロゲン、R’、-N(R’)2、-OR’、又は-SR’(式中、各R’は、独立して、本開示に記載される)で置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、ハロゲンで置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、1つ以上の-Fで置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、-OR’(式中、各R’は、独立して、本開示に記載される)で置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、-OR’(式中、各R’は、独立して、任意選択により置換されたC1~C6脂肪族である)で置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、-OR’(式中、各R’は、独立して、任意選択により置換されたC1~C6アルキルである)で置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、-OMeで置換される。いくつかの実施形態では、糖は、任意選択により置換されたデオキシリボースであり、デオキシリボースの2’位は、任意選択により、-O-メトキシエチルで置換される。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾された糖を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾された糖及び1つ以上の天然の糖を含む。
二環式糖の例としては、アルファ-L-メチレンオキシ(4’-CH2-O-2’)LNA、ベータ-D-メチレンオキシ(4’-CH2-O-2’)LNA,エチレンオキシ(4’-(CH2)2-O-2’)LNA、アミノオキシ(4’-CH2-O-N(R)-2’)LNA、及びオキシアミノ(4’-CH2-N(R)-O-2’)LNAの糖が挙げられる。いくつかの実施形態では、二環式糖、例えば、LNA又はBNA糖は、2つの糖炭素の間に少なくとも1つの架橋を有する糖である。いくつかの実施形態では、ヌクレオシド中の二環式糖は、アルファ-L-リボフラノース又はベータ-D-リボフラノースの立体化学的配置を有し得る。
いくつかの実施形態では、二環式糖はさらに、異性体配置によって定義され得る。例えば、4’-(CH2)-O-2’架橋を含む糖は、アルファ-L配置又はベータ-D配置において存在し得る。いくつかの実施形態では、4’~2’架橋は、-L-4’-(CH2)-O-2’、b-D-4’-CH2-O-2’、4’-(CH2)2-O-2’、4’-CH2-O-N(R’)-2’、4’-CH2-N(R’)-O-2’、4’-CH(R’)-O-2’、4’-CH(CH3)-O-2’、4’-CH2-S-2’、4’-CH2-N(R’)-2’、4’-CH2-CH(R’)-2’、4’-CH2-CH(CH3)-2’、及び4’-(CH2)3-2’であり、各R’は、本開示に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、R’は、-H、保護基又は任意選択により置換されたC1~C12アルキルである。いくつかの実施形態では、R’は、-H又は任意選択により置換されたC1~C12アルキルである。
いくつかの実施形態では、二環式糖は、アルファ-L-メチレンオキシ(4’-CH2-O-2’)BNA、ベータ-D-メチレンオキシ(4’-CH2-O-2’)BNA、エチレンオキシ(4’-(CH2)2-O-2’)BNA、アミノオキシ(4’-CH2-O-N(R)-2’)BNA、オキシアミノ(4’-CH2-N(R)-O-2’)BNA、メチル(メチレンオキシ)(4’-CH(CH3)-O-2’)BNA(拘束エチル又はcEtとも称される)、メチレン-チオ(4’-CH2-S-2’)BNA、メチレン-アミノ(4’-CH2-N(R)-2’)BNA、メチル炭素環式(4’-CH2-CH(CH3)-2’)BNA、プロピレン炭素環式(4’-(CH2)3-2’)BNA、又はビニルBNAの糖である。
いくつかの実施形態では、糖修飾は、米国特許第9006198号に記載される修飾である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、米国特許第9006198号に記載される いくつかの実施形態では、糖修飾は、各々の糖修飾及び修飾された糖が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許第20170037399号、米国特許第20180216108号、米国特許第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される修飾である。
いくつかの実施形態では、修飾された糖は、米国特許第5658873号、米国特許第5118800号、米国特許第5393878号、米国特許第5514785号、米国特許第5627053号、米国特許第7034133号;同第7084125号、米国特許第7399845号、米国特許第5319080号、米国特許第5591722号、米国特許第5597909号、米国特許第5466786号、米国特許第6268490号、米国特許第6525191号、米国特許第5519134号、米国特許第5576427号、米国特許第6794499号、米国特許第6998484号、米国特許第7053207号、米国特許第4981957号、米国特許第5359044号、米国特許第6770748号、米国特許第7427672号、米国特許第5446137号、米国特許第6670461号、米国特許第7569686号、米国特許第7741457号、米国特許第8022193号、米国特許第8030467号、米国特許第8278425号、米国特許第5610300号、米国特許第5646265号、米国特許第8278426号、米国特許第5567811号、米国特許第5700920号、米国特許第8278283号、米国特許第5639873号、米国特許第5670633号、米国特許第8314227号、米国特許出願公開第2008/0039618号又は米国特許出願公開第2009/0012281号に記載されるものである。
いくつかの実施形態では、糖修飾は、2’-OMe、2’-MOE、2’-LNA、2’-F、5’-ビニル、又はS-cEtである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、FRNA、FANA、又はモルホリノの糖である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、核酸類似体、例えば、GNA、LNA、PNA、TNA、F-HNA(F-THP又は3’-フルオロテトラヒドロピラン)、MNA(マンニトール核酸、例えば、Leumann 2002 Bioorg.Med.Chem.10:841-854)、ANA(アニトール核酸)、若しくはモルホリノ、又はその部分を含む。いくつかの実施形態では、糖修飾は、天然の糖を別の環式又は非環式部分で置き換える。そのような部分の例は、モルホリノ、グリコール核酸において使用されるものなど、当技術分野で広く知られており、本開示に従って利用され得る。当業者によって理解されるとおり、修飾された糖とともに利用されるとき、いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、例えば、モルホリノ、PNAなどのように修飾され得る。
いくつかの実施形態では、糖は、6位で(R)又は(S)-キラリティーのいずれかを有する6’-修飾された二環式糖、例えば、米国特許第7399845号に記載されるものである。いくつかの実施形態では、糖は、5位で(R)又は(S)-キラリティーのいずれかを有する5’-修飾された二環式糖、例えば、米国特許出願公開第20070287831号に記載されるものである。
いくつかの実施形態では、修飾された糖は、-F;-CF3、-CN、-N3、-NO、-NO2、-OR’、-SR’、又は-N(R’)2(式中、各R’は、独立して、本開示に記載される);-O-(C1~C10アルキル)、-S-(C1~C10アルキル)、-NH-(C1~C10アルキル)、又は-N(C1~C10アルキル)2;-O-(C2~C10アルケニル)、-S-(C2~C10アルケニル)、-NH-(C2~C10アルケニル)、又は-N(C2~C10アルケニル)2;-O-(C2~C10アルキニル)、-S-(C2~C10アルキニル)、-NH-(C2~C10アルキニル)、又は-N(C2~C10アルキニル)2;又は-O-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)、-O-(C1~C10アルキレン)-NH-(C1~C10アルキル)若しくは-O-(C1~C10アルキレン)-NH(C1~C10アルキル)2、-NH-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)、又は-N(C1~C10アルキル)-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)(式中、アルキル、アルキレン、アルケニル及びアルキニルの各々は、独立して且つ任意選択により、置換される)から独立して選択される2’位での1つ以上の置換基(典型的には1つの置換基、及び多くの場合アキシャルな位置で)を含有する。いくつかの実施形態では、置換基は、-O(CH2)nOCH3、-O(CH2)nNH2、MOE、DMAOE、又はDMAEOE(式中、nは、1~約10である)である。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、国際公開第2001/088198号;及びMartin et al.,Helv.Chim.Acta,1995,78,486-504に記載されるものである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、置換されたシリル基、RNA切断基、レポーター基、蛍光標識、干渉物質、核酸の薬物動態特性を向上させるための基、核酸の薬力学的特性を向上させるための基、又は同様の特性を有する他の置換基から選択される1つ以上の基を含む。いくつかの実施形態では、修飾は、3’末端ヌクレオシドの糖の3’位又は5’末端ヌクレオシドの5’位を含む2’、3’、4’、又は5’位の1つ以上でなされる。
いくつかの実施形態では、リボースの2’-OHは、-H、-F;-CF3、-CN、-N3、-NO、-NO2、-OR’、-SR’、又は-N(R’)2(式中、各R’は、独立して、本開示に記載される);-O-(C1~C10アルキル)、-S-(C1~C10アルキル)、-NH-(C1~C10アルキル)、又は-N(C1~C10アルキル)2;-O-(C2~C10アルケニル)、-S-(C2~C10アルケニル)、-NH-(C2~C10アルケニル)、又は-N(C2~C10アルケニル)2;-O-(C2~C10アルキニル)、-S-(C2~C10アルキニル)、-NH-(C2~C10アルキニル)、又は-N(C2~C10アルキニル)2;又は-O-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)、-O-(C1~C10アルキレン)-NH-(C1~C10アルキル)若しくは-O-(C1~C10アルキレン)-NH(C1~C10アルキル)2、-NH-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)、又は-N(C1~C10アルキル)-(C1~C10アルキレン)-O-(C1~C10アルキル)(式中、アルキル、アルキレン、アルケニル及びアルキニルの各々は、独立して且つ任意選択により、置換される)から選択される基で置き換えられる。いくつかの実施形態では、2’-OHは、-Hで置き換えられる(デオキシリボース)。いくつかの実施形態では、2’-OHは、-Fで置き換えられる。いくつかの実施形態では、2’-OHは、-OR’で置き換えられる。いくつかの実施形態では、2’-OHは、-OMeで置き換えられる。いくつかの実施形態では、2’-OHは、-OCH2CH2OMeで置き換えられる。
いくつかの実施形態では、糖修飾は、2’-修飾である。一般的に使用される2’-修飾としては、2’-OR(式中、Rは、水素ではなく、本開示において記載されるとおりである)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、修飾は、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である)である。いくつかの実施形態では、修飾は、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、修飾は、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、修飾は、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、S-cEtである。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、LNA糖である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、-Fである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、FANAである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、FRNAである。いくつかの実施形態では、糖修飾は、5’-修飾、例えば、5’-Meである。いくつかの実施形態では、糖修飾は、糖環のサイズを変化させる。いくつかの実施形態では、糖修飾は、FHNAにおける糖部分である。
いくつかの実施形態では、糖修飾は、糖部分を別の環式又は非環式部分で置き換える。そのような部分の例は、当技術分野で広く知られており、モルホリノ(任意選択により、そのホスホロジアミデート結合を伴う)、グリコール核酸などにおいて使用されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの糖の1つ以上が修飾される。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、2’-修飾を含む。いくつか実施形態では、それぞれの修飾された糖は、独立して、2’-修飾を含む。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-ORである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、LNA糖修飾である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-Fである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-修飾である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-Fである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-F(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-Fであり、少なくとも1つは、2’-Fである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-F(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルであり、且つ少なくとも1つは、2’-ORである)である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-F(式中、少なくとも1つは、2’-Fであり、且つ少なくとも1つは、2’-ORである)である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR又は2’-F(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルであり、且つ少なくとも1つは、2’-Fであり、且つ少なくとも1つは、2’-ORである)である。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-ORである。いくつか糖実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6アルキルである)である。いくつか糖実施形態では、それぞれの糖修飾は、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OMe又は2’-MOEである。いくつかの実施形態では、それぞれの糖修飾は、独立して、2’-OMe、2’-MOE、又はLNA糖である。
修飾された糖は、ペントフラノシル糖の代わりにシクロブチル又はシクロペンチル部分を含む。そのような修飾された糖の代表例としては、米国特許第4,981,957号、米国特許第5,118,800号、米国特許第5,319,080号、又は米国特許第5,359,044号に記載されるものが挙げられる。いくつかの実施形態では、リボース環内の酸素原子は、窒素、硫黄、セレン、又は炭素によって置き換えられる。いくつかの実施形態では、-O-は、-N(R’)-、-S-、-Se-又は-C(R’)2-で置き換えられる。いくつかの実施形態では、修飾された糖は、修飾されたリボースであり、リボース環内の酸素原子は、窒素で置き換えられ、窒素は、任意選択により、アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピルなど)で置換される。
修飾された糖の非限定的な例は、例えば、Zhang,R et al.,J.Am.Chem.Soc.,2008,130,5846-5847;Zhang L,et al.,J.Am.Chem.Soc.,2005,127,4174-4175及びTsai CH et al.,PNAS,2007,14598-14603に記載されるとおりのグリセロール核酸(GNA)の一部であるグリセロールである。
可動性の核酸(FNA)は、例えば、Joyce GF et al.,PNAS,1987,84,4398-4402 and Heuberger BD及びSwitzer C,J.Am.Chem.Soc.,2008,130,412-413に記載されるとおりのホルミルグリセロールの混合型アセタールアミナールに基づく。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド、及び/又はその修飾されたヌクレオシドは、各々の糖及び修飾された糖が独立して参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるとおりの糖又は修飾された糖を含む。
いくつかの実施形態では、糖における1つ以上のヒドロキシル基は、任意選択により且つ独立して、R’-N(R’)2、-OR’、又は-SR’(式中、各R’は、独立して、本開示において記載される)で置き換えられる。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオシドは、各々の修飾されたヌクレオシドが独立して参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される任意の修飾されたヌクレオシドである。
いくつかの実施形態では、糖修飾は、5’-ビニル(R又はS)、5’-メチル(R又はS)、2’-SH、2’-F、2’-OCH3、2’-OCH2CH3、2’-OCH2CH2F又は2’-O(CH2)20CH3である。いくつかの実施形態では、2’位での置換基、例えば、2’-修飾は、アリル、アミノ、アジド、チオ、O-アリル、O-C1~C10アルキル、OCF3、OCH2F、O(CH2)2SCH3、O(CH2)2-O-N(Rm)(Rn)、O-CH2-C(=O)-N(Rm)(Rn)、及びO-CH2-C(=O)-N(R1)-(CH2)2-N(Rm)(Rn)であり、それぞれのアリル、アミノ及びアルキルは、任意選択により置換され、Rl、Rm及びRnの各々は、独立して、本開示に記載されるとおりのR’である。いくつかの実施形態では、Rl、Rm及びRnの各々は、独立して、-Hであるか又は任意選択により置換されたC1~C10アルキルである。
いくつかの実施形態では、二環式糖は、2つの糖炭素の間、例えば、4’及び2’リボシル環炭素原子の間に架橋、例えば、-Lb-Lb-、-L-などを含む。いくつかの実施形態では、架橋は、4’-(CH2)-O-2’(例えば、LNA糖)、4’-(CH2)-S-2’、4’-(CH2)2-O-2’(例えば、ENA糖)、4’-CH(R’)-O-2’(例えば、4’-CH(CH3)-O-2’、4’-CH(CH2OCH3)-O-2’、及び米国特許第7399845号における例など)、4’-CH(R’)2-O-2’(例えば、4’-C(CH3)(CH3)-O-2’及び国際公開第2009006478号における例など)、4’-CH2-N(OR’)-2’(例えば、4’-CH2-N(OCH3)-2’、国際公開第2008150729号における例など)、4’-CH2-O-N(R’)-2’(例えば、4’-CH2-O-N(CH3)-2’、米国特許出願公開第20040171570号における例など)、4’-CH2-N(R’)-O-2’[例えば、Rは、-H、C1~C12アルキル、又は保護基(例えば、米国特許第7427672号を参照のこと)]、4’-C(R’)2-C(H)(R’)-2’(例えば、4’-CH2-C(H)(CH3)-2’、Chattopadhyaya et al.,J.Org.Chem.,2009,74,118-134における例など),又は4’-C(R’)2-C(=C(R’)2)-2’(例えば、4’-CH2-C(=CH2)-2’、国際公開第2008154401号における例など)である。
いくつかの実施形態では、糖は、テトラヒドロピラン又はTHP糖である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオシドは、典型的な天然のヌクレオシドにおけるペントフラノシル残基に関して置換された6員テトラヒドロピラン糖を有するヌクレオシドであるテトラヒドロピランヌクレオシド又はTHPヌクレオシドである。THP糖及び/又はヌクレオシドとしては、ヘキシトール核酸(HNA)、アニトール核酸(ANA)、マンニトール核酸(MNA)(例えば、Leumann,Bioorg.Med.Chem.,2002,10,841-854)又はフルオロHNA(F-HNA)において使用されるものが挙げられる。
いくつかの実施形態では、糖は、6個以上の原子及び/又は2個以上のヘテロ原子を有する環、例えば、Braasch et al.,Biochemistry,2002,41,4503-4510;米国特許第5698685号;米国特許第5166315号;米国特許第5185444号;米国特許第5034506号などに記載されるモルホリノ糖を含む。
当業者は、糖、核酸塩基、ヌクレオチド間結合などの修飾を理解することになり、オリゴヌクレオチド(例えば、表1の様々なオリゴヌクレオチドを参照のこと)と組み合わせて利用されてもよく且つ利用される場合が多い。
いくつかの実施形態では、ヌクレオシドは、天然に存在するヌクレオシドにおけるペントフラノシル残基の代わりに6員シクロヘキセニルを有する。シクロヘキセニルヌクレオシド並びにその調製及び使用の例は、国際公開第2010036696号;Robeyns et al.,J.Am.Chem.Soc.,2008,130(6),1979-1984;Horvath et al.,Tetrahedron Letters,2007,48,3621-3623;Nauwelaerts et al.,J.Am.Chem.Soc.,2007,129(30),9340-9348;Gu et al.,Nucleosides,Nucleotides & Nucleic Acids,2005,24(5-7),993-998;Nauwelaerts et al.,Nucleic Acids Research,2005,33(8),2452-2463;Robeyns et al.,Acta Crystallographica,Section F:Structural Biology and Crystallization Communications,2005,F61(6),585-586;Gu et al.,Tetrahedron,2004,60(9),2111-2123;Gu et al.,Oligonucleotides,2003,13(6),479-489;Wang et al.,J.Org.Chem.,2003,68,4499-4505;Verbeure et al.,Nucleic Acids Research,2001,29(24),4941-4947;Wang et al.,J.Org.Chem.,2001,66,8478-82;Wang et al.,Nucleosides,Nucleotides & Nucleic Acids,2001,20(4-7),785-788;Wang et al.,J.Am.Chem.,2000,122,8595-8602;国際公開第2006047842号;国際公開第2001049687号などに記載される。
多くの単環式、二環式及び三環式環系は、代用の糖(修飾された糖)として好適であり、本開示に従って利用され得る。例えば、Leumann,Christian J.Bioorg.& Med.Chem.,2002,10,841-854を参照されたい。そのような環系は、様々な追加の置換を経て、それらの特性及び/又は活性をさらに増強することができる。
いくつかの実施形態では、2’-修飾された糖は、2’位で修飾されたフラノシル糖である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、ハロゲン、-R’(式中、R’は-Hではない)、-OR’(式中、R’は-Hではない)、-SR’、-N(R’)2、任意選択により置換された-CH2-CH=CH2、任意選択により置換されたアルケニル、又は任意選択により置換されたアルキニルである。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、-O[(CH2)nO]mCH3、-O(CH2)nNH2、-O(CH2)nCH3、-O(CH2)nF、-O(CH2)nONH2、-OCH2C(=O)N(H)CH3、及び-O(CH2)nON[(CH2)nCH3]2(式中、各n及びmは、独立して、1~約10である)から選択される。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、任意選択により置換されたC1~C12アルキル、任意選択により置換されたアルケニル、任意選択により置換されたアルキニル、任意選択により置換されたアルカリール、任意選択により置換されたアラルキル、任意選択により置換された-O-アルカリール、任意選択により置換された-O-アラルキル、-SH、-SCH3、-OCN、-Cl、-Br、-CN、-F、-CF3、-OCF3、-SOCH3、-SO2CH3、-ONO2、-NO2、-N3、-NH2、任意選択により置換されたヘテロシクロアルキル、任意選択により置換されたヘテロシクロアルカリール、任意選択により置換されたアミノアルキルアミノ、任意選択により置換されたポリアルキルアミノ、置換されたシリル、レポーター基、干渉物質、薬物動態特性を向上させるための基、薬力学的特性を向上させるための基、及び他の置換基である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、2’-MOE修飾である(例えば、Baker et al.,J.Biol.Chem.,1997,272,11944-12000を参照のこと)。いくつかの場合において、2’-MOE修飾は、修飾されていない糖及び2’-O-メチル、2’-O-プロピル、及び2’-O-アミノプロピルなどのいくつかの他の修飾されたヌクレオシドと比較して、向上した結合親和性を有すると報告されている。2’-MOE修飾を有するオリゴヌクレオチドはまた、インビボでの使用のための有望な特徴を有する遺伝子発現を阻害することができると報告されている(例えば、Martin,Helv.Chim.Acta,1995,78,486-504;Altmann et al.,Chimia,1996,50,168-176;Altmann et al.,Biochem.Soc.Trans.,1996,24,630-637;及びAltmann et al.,Nucleosides Nucleotides,1997,16,917-926などを参照のこと)。
いくつかの実施形態では、2’-修飾された又は2’-置換された糖又はヌクレオシドは、-H(通常、置換基としてみなされない)又は-OH以外の糖の2’位で置換基を含む糖又はヌクレオシドである。いくつかの実施形態では、2’-修飾された糖は、1つが2’炭素である糖環の2つの炭素原子を連結する架橋を含む二環式糖である。いくつかの実施形態では、2’-修飾は、非架橋、例えば、アリル、アミノ、アジド、チオ、任意選択により置換された-O-アリル、任意選択により置換された-O-C1~C10アルキル、-OCF3、-O(CH2)2OCH3、2’-O(CH2)2SCH3、-O(CH2)2ON(Rm)(Rn)、又は-OCH2C(=O)N(Rm)(Rn)(式中、それぞれのRm及びRnは、独立して、-H又は任意選択により置換されたC1~C10アルキルである)である。
ある特定の修飾された糖、それらの調製及び使用は、米国特許第4981957号、米国特許第5118800号、米国特許第5319080号、米国特許第5359044号、米国特許第5393878号、米国特許第5446137号、米国特許第5466786号、米国特許第5514785号、米国特許第5519134号、米国特許第5567811号、米国特許第5576427号、米国特許第5591722号、米国特許第5597909号、米国特許第5610300号、米国特許第5627053号、米国特許第5639873号、米国特許第5646265号、米国特許第5670633号、米国特許第5700920号、米国特許第5792847号、米国特許第6600032号及び国際公開第2005121371号に記載される。
いくつかの実施形態では、糖は、N-メタノカルバ、LNA、cMOE BNA、cEt BNA、α-L-LNA若しくは関連する類似体、HNA、Me-ANA、MOE-ANA、Ara-FHNA、FHNA、R-6’-Me-FHNA、S-6’-Me-FHNA、ENA、又はc-ANAの糖である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、C3-アミド(例えば、C3’に結合されたアミド修飾を有する糖、Mutisya et al.2014 Nucleic Acids Res.2014 Jun 1;42(10):6542-6551)、ホルムアセタール、チオホルムアセタール、MMI[例えば、メチレン(メチルイミノ)、Peoc’h et al.2006 Nucleosides and Nucleotides 16(7-9)]、PMO(ホスホロジアミデート結合モルホリノ)結合(2つの糖を連結する)、又はPNA(ペプチド核酸)結合である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合及び/又は糖の例は、Allerson et al.2005 J.Med.Chem.48:901-4;BMCL 2011 21:1122;BMCL 2011 21:588;BMCL 2012 22:296;Chattopadhyaya et al.2007 J.Am.Chem.Soc.129:8362;Chem.Bio.Chem.2013 14:58;Curr.Prot.Nucl.Acids Chem.2011 1.24.1;Egli et al.2011 J.Am.Chem.Soc.133:16642;Hendrix et al.1997 Chem.Eur.J.3:110;Hyrup et al.1996 Bioorg.Med.Chem.4:5;Imanishi 1997 Tet.Lett.38:8735;J.Am.Chem.Soc.1994,116,3143;J.Med.Chem.2009 52:10;J.Org.Chem.2010 75:1589;Jepsen et al.2004 Oligo.14:130-146;Jones et al.J.Org.Chem.1993,58,2983;Jung et al.2014 ACIEE 53:9893;Kodama et al.2014 AGDS;Koizumi 2003 BMC 11:2211;Koizumi et al.2003 Nuc.Acids Res.12:3267-3273;Koshkin et al.1998 Tetrahedron 54:3607-3630;Kumar et al.1998 Bioo.Med.Chem.Let.8:2219-2222;Lauritsen et al.2002 Chem.Comm.5:530-531;Lauritsen et al.2003 Bioo.Med.Chem.Lett.13:253-256;Lima et al.2012 Cell 150:883-894;Mesmaeker et al.Angew.Chem.,Int.Ed.Engl.1994,33,226;Migawa et al.2013 Org.Lett.15:4316;Mol.Ther.Nucl.Acids 2012 1:e47;Morita et al.2001 Nucl.Acids Res.Supp.1:241-242;Morita et al.2002 Bioo.Med.Chem.Lett.12:73-76;Morita et al.2003 Bioo.Med.Chem.Lett.2211-2226;Murray et al.2012 Nucl.Acids Res.40:6135;Nielsen et al.1997 Chem.Soc.Rev.73;Nielsen et al.1997 J.Chem.Soc.Perkins Transl.1:3423-3433;Obika et al.1997 Tetrahedron Lett.38(50):8735-8;Obika et al.1998 Tetrahedron Lett.39:5401-5404;Obika et al.2008 J.Am.Chem.Soc.130:4886;Obika et al.2011 Org.Lett.13:6050;Oestergaard et al.2014 JOC 79:8877;Pallan et al.2012 Biochem.51:7;Pallan et al.2012 Chem.Comm.48:8195-8197;Petersen et al.2003 TRENDS Biotech.21:74-81;Prakash et al.2010 J.Med.Chem.53:1636;Prakash et al.2015 Nucl.Acids Res.43:2993-3011;Prakash et al.2016 Bioorg.Med.Chem.Lett.26:2817-2820;Rajwanshi et al.1999 Chem.Commun.1395-1396;Schultz et al.1996 Nucleic Acids Res.24:2966;Seth et al.2008 Nucl.Acid Sym.Ser.52:553;Seth et al.2009 J.Med.Chem.52:10-13;Seth et al.2010 J.Am.Chem.Soc.132:14942;Seth et al.2010 J.Med.Chem.53:8309-8318;Seth et al.2010 J.Org.Chem.75:1569-1581;Seth et al.2011 BMCL 21:4690;Seth et al.2012 Bioo.Med.Chem.Lett.22:296-299;Seth et al.2012 Mol.Ther-Nuc.Acids.1,e47;Seth et al.,Nucleic Acids Symposium Series(2008),52(1),553-554;Singh et al.1998 Chem.Comm.1247-1248;Singh et al.1998 J.Org.Chem.63:10035-39;Singh et al.1998 J.Org.Chem.63:6078-6079;Sorensen 2003 Chem.Comm.2130-2131;Starrup et al.2010 Nucl.Acids Res.38:7100;Swayze et al.2007 Nucl.Acids Res.35:687;Ts’o et al.Ann.N.Y.Acad.Sci.1988,507,220;Van Aerschot et al.1995 Angew.Chem.Int.Ed.Engl.34:1338;Vasseur et al.J.Am.Chem.Soc.1992,114,4006;国際公開第2007090071号;国際公開第2016079181号;米国特許第6326199号;米国特許第6066500号;又は米国特許第6440739号において記載される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、ドメイン、サブドメインなど)は、高いレベルの2’-F修飾された糖、例えば、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、ドメイン、サブドメインなど)の約10%~100%(例えば、約20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくはそれ以上、又は約100%)は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約50%以上は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約60%以上は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約70%以上は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約80%以上は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約90%以上は、2’-Fを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分はまた、2’-Fを含まない1つ以上の糖(例えば、修飾を含まない糖及び/又は他の修飾を含む糖)を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、ドメイン、サブドメインなど)における糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における糖の約50%以下は、2’-MOEを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分におけるどの糖も、2’-MOEを含まない。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における1、2、3、4、又は5個以下の糖は、2’-MOEを含む。
オリゴヌクレオチド又はその類似体を調製するのに有用な様々な追加の糖は、当技術分野で知られ、本開示に従って利用され得る。
ヌクレオチド間結合
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、塩基修飾、糖修飾、及び/又はヌクレオチド間結合修飾を含む。様々なヌクレオチド間結合は、核酸塩基を含む単位、例えば、ヌクレオシドを連結するために本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合及び1つ以上の天然のリン酸結合の両方を含む。当業者によって広く知られるとおり、天然のリン酸結合は、天然のDNA及びRNA分子に広く見出される;それらは、-OP(O)(OH)O-の構造を有し、DNA及びRNA中のヌクレオシドにおける糖を連結し、例えば、生理的pH(約7.4)で様々な塩形態において存在してもよく、天然のリン酸結合は主に、塩形態で存在し、アニオンは、-OP(O)(O-)O-である。修飾されたヌクレオチド間結合、又は非天然のリン酸結合は、天然のリン酸結合又はその塩形態ではないヌクレオチド間結合である。修飾されたヌクレオチド間結合は、それらの構造に応じて、それらの塩形態において存在し得る。例えば、当業者によって理解されるとおり、-OP(O)(SH)O-の構造を有するホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、例えば、生理的pH(約7.4)で様々な塩形態において存在してもよく、アニオンは、-OP(O)(S-)O-である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、修飾されたヌクレオチド間結合であるヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、メチルホスホネート、ホスホロアミデート、チオホスフェート、3’-チオホスフェート、又は5’-チオホスフェートを含む。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラル結合リンを含むキラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエート結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、そのキラル結合リンに関してキラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、そのキラル結合リンに関して立体化学的に純粋である。いくつかの実施形態では、キラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、骨格のキラル中心のパターンは、キラル制御されたヌクレオチド間結合の位置及び結合リンの配置(Rp又はSp)並びにアキラルヌクレオチド間結合(例えば、天然のリン酸結合)の位置を含むか又はそれらからなる。
いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、P-修飾を含み、P-修飾は、結合リンでの修飾である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、例えば、ペプチド核酸(PNA)の場合のように、リンを含まないが、それぞれ独立して、核酸塩基を含む2つの糖又は2つの部分を連結するのに役立つ部分である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、式I、I-a、I-b、又はI-cの構造を有し且つ本明細書及び/又は各々のヌクレオチド間結合(例えば、式I、I-a、I-b、I-cのものなど)が独立して参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるものを含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、キラルヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、正に荷電したヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の中性のヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、本明細書及び/又は各々の負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、式I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、II-d-2のものなど、又はその好適な塩形態)が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607、国際公開第2019/032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるとおりの式I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、II-d-2などの構造、又はその塩形態を有する。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、送達及び/又は活性(例えば、アデノシン編集活性)を向上させることができる。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合(例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合)は、任意選択により置換されたトリアゾリルを含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合(例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合)は、任意選択により置換されたアルキニルを含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、トリアゾール又はアルキン部分を含む。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分、例えば、トリアゾリル基は、任意選択により置換される。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分、例えば、トリアゾリル基は、置換される。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分は、置換されない。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、任意選択により置換された環式グアニジン部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、
の構造を有し、任意選択によりキラル制御され、R
1は、-L-R’であり、Lは、本明細書に記載されるとおりのL
Bであり、且つR’は、本明細書に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、各R
1は、独立して、R’である。いくつかの実施形態では、各R’は、独立して、Rである。いくつかの実施形態では、2つのR
1及びRを合わせて、本明細書に記載されるとおりの環を形成する。いくつかの実施形態では、2つの異なる窒素原子上の2つのR
1は、Rであり、合わせて、本明細書に記載されるとおりの環を形成する。いくつかの実施形態では、R
1は、独立して、本明細書に記載されるとおりの任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、R
1は、メチルである。いくつかの実施形態では、2つの同じ窒素原子上の2つのR’は、Rであり、合わせて、本明細書に記載されるとおりの環を形成する。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、
の構造を有し、任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、
は、
である。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、任意選択により置換された環式グアニジン部分を含み、
の構造を有し、Wは、O又はSである。いくつかの実施形態では、Wは、Oである。いくつかの実施形態では、Wは、Sである。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、立体化学的に制御される。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合は、トリアゾール部分を含むヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合は、任意選択により置換されたトリアゾリル基を含む。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分(例えば、任意選択により置換されたトリアゾリル基)を含むヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分を含むヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、トリアゾール部分を含むヌクレオチド間結合は、
の式を有し、Wは、O又はSである。いくつかの実施形態では、アルキン部分(例えば、任意選択により置換されたアルキニル基)を含むヌクレオチド間結合は、
の式を有し、Wは、O又はSである。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合、例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合、中性のヌクレオチド間結合は、環式グアニジン部分を含む。いくつかの実施形態では、環式グアニジン部分を含むヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は中性のヌクレオチド間結合は、
(式中、Wは、O又はSである)の構造であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、Tmg基
を含む。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、Tmg基を含み、
(「Tmgヌクレオチド間結合」)の構造を有する。いくつかの実施形態では、中性のヌクレオチド間結合としては、PNA及びPMOのヌクレオチド間結合、並びにTmgヌクレオチド間結合が挙げられる。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、式I、I-a、I-b、I-c、I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、II-d-2などの構造、又はその塩形態を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員ヘテロシクリル又はヘテロアリール基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~20員ヘテロシクリル又はヘテロアリール基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、そのようなヘテロシクリル又はヘテロアリール基は、5員環のものである。いくつかの実施形態では、そのようなヘテロシクリル又はヘテロアリール基は、6員環のものである。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員ヘテロアリール基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員ヘテロアリール基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~6員ヘテロアリール基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5員ヘテロアリール基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基は、結合リンに直接的に結合される。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、任意選択により置換されたトリアゾリル基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、置換されていないトリアゾリル、例えば、
を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、置換されたトリアゾリル基、例えば、
を含む。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員ヘテロシクリル基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員ヘテロシクリル基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~6員ヘテロシクリル基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、1~4個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5員ヘテロシクリル基を含み、少なくとも1つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのヘテロ原子は、窒素である。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリル基は、結合リンに直接的に結合される。いくつかの実施形態では、ヘテロシクリル基が、その=N-を介して結合リンに直接的に結合されるグアニジン部分の一部であるとき、ヘテロシクリル基は、リンカー、例えば、=N-を介して結合リンに結合される。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、任意選択により置換された
基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、置換された
基を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
基(式中、各R
1は、独立して、-L-Rである)を含む。いくつかの実施形態では、各R
1は、独立して、任意選択により置換されたC
1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、各R
1は、独立して、メチルである。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、各々が任意選択により置換されるトリアゾール又はアルキン部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、トリアゾール部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、置換されていないトリアゾール部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、置換されたトリアゾール部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、アルキル部分を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、任意選択により置換されたアルキニル基を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、置換されていないアルキニル基を含む。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、置換されたアルキニル基を含む。いくつかの実施形態では、アルキニル基は、結合リンに直接的に結合される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、異なる型のヌクレオチド間リン結合を含む。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチドは、少なくとも1つの天然のリン酸結合及び少なくとも1つの修飾された(非天然)ヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つの天然のリン酸結合及び少なくとも1つのホスホロチオエートを含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つの負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つの天然のリン酸結合及び少なくとも1つの負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合及び少なくとも1つの負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオチド間結合、少なくとも1つの天然のリン酸結合、及び少なくとも1つの負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上、例えば、1~50、1~40、1~30、1~20、1~15、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、水溶液中の所定のpHで、ヌクレオチド間結合の50%、40%、40%、30%、20%、10%、5%、又は1%未満が、負に荷電した塩形態において存在するという点で負に荷電されていない。いくつかの実施形態では、pHは、約pH7.4である。いくつかの実施形態では、pHは、約4~9である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、10%未満である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、5%未満である。いくつかの実施形態では、パーセンテージは、1%未満である。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合は、ヌクレオチド間結合の中性形態が、水中で約1、2、3、4、5、6、又は7以下のpKaを有しないという点で負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、pKaは、7以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、6以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、5以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、4以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、3以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、2以下ではない。いくつかの実施形態では、pKaは、1以下ではない。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合の中性形態のpKaは、CH
3-ヌクレオチド間結合-CH
3の構造を有する化合物の中性形態のpKaによって表され得る。例えば、式Iの構造を有するヌクレオチド間結合の中性形態のpKaは、
(式中、X、Y、Zの各々は、独立して、-O-、-S-、-N(R’)-であり;Lは、L
Bであり、且つR
lは、-L-R’である)の構造を有する化合物の中性形態のpKaによって表されてもよく、
のpKaは、
のpKaによって表され得る。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、正に荷電したヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、グアニジン部分を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、ヘテロアリール塩基部分を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、トリアゾール部分を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、アルキニル部分を含む。
いくつかの実施形態では、中性又は負に荷電していないヌクレオチド間結合は、各々の中性又は負に荷電していないヌクレオチド間結合が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許第20170037399号、米国特許第20180216108号、米国特許第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252,2607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号のいずれかに記載されるいずれかの中性又は負に荷電していないヌクレオチド間結合の構造を有する。
いくつかの実施形態では、各R’は、独立して、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、各R’は、独立して、任意選択により置換された:C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、各R’は、独立して、-CH3である。いくつかの実施形態では、各Rsは、-Hである。
いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、Wは、Oである。いくつかの実施形態では、Wは、Sである。いくつかの実施形態では、中性のヌクレオチド間結合は、上記の負に荷電していないヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、各々の式I、I-a、I-b、I-c、I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、若しくはII-d-2、又はその塩形態が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される式I、I-a、I-b、I-c、I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、又はII-d-2の1つ以上のヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、中性のヌクレオチド間結合及びキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、中性のヌクレオチド間結合及び中性のヌクレオチド間結合ではないキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、中性のヌクレオチド間結合及びキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合及び1つ以上のホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の中性のヌクレオチド間結合及び1つ以上のホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、少なくとも5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上のキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、中性のヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、中性のヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。
いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、中性のヌクレオチド間結合が、中性のリン酸結合(PO)より疎水的であり得るホスホロチオエートヌクレオチド間結合(PS)より疎水的であり得ることを認める。通常、PS又はPOとは異なり、中性のヌクレオチド間結合は、より少ない電荷を有する。いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、オリゴヌクレオチドへの1つ以上の中性のヌクレオチド間結合の組み込みが、細胞によって取り込まれ及び/又はエンドソームから逃避するオリゴヌクレオチドの能力を増大させ得ることを認める。いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、1つ以上の中性のヌクレオチド間結合の組み込みが、オリゴヌクレオチドとその標的核酸の間で形成される二重鎖の融解温度を調節するために利用され得ることを認める。
いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、オリゴヌクレオチドへの1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合、例えば、中性のヌクレオチド間結合の組み込みが、標的アデノシン編集などの機能を媒介するオリゴヌクレオチドの能力を増大させることができることを認める。
当業者によって理解されるとおり、中性のリン酸結合及び式I、I-a、I-b、I-c、I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、II-d-2のもの、又はその塩形態などのヌクレオチド間結合は通常、式I、I-a、I-b、I-c、I-n-1、I-n-2、I-n-3、I-n-4、II、II-a-1、II-a-2、II-b-1、II-b-2、II-c-1、II-c-2、II-d-1、II-d-2、又はその塩形態の各々が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9394333号、米国特許第9744183号、米国特許第9605019号、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるとおりの2つのヌクレオシド(天然のものであり得るか又は修飾され得る)を連結する。天然のDNA及びRNAの場合のような典型的な連結は、ヌクレオチド間結合が、2つの糖(修飾されないか又は本明細書に記載されるとおりに修飾され得る)との結合を形成することである。多くの実施形態では、本明細書に例示されるとおり、ヌクレオチド間結合は、その5’炭素で1つの任意選択により修飾されたリボース又はデオキシリボース、及びその3’炭素で他の任意選択により修飾されたリボース又はデオキシリボースとその酸素原子又はヘテロ原子(例えば、様々な式におけるY及びZ)を介する結合を形成する。いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合によって連結されるそれぞれのヌクレオシド単位は、独立して、任意選択により置換されたA、T、C、G、若しくはU、又はA、T、C、G若しくはUの置換された互変異性体、又は少なくとも1つの窒素原子を有する任意選択により置換されたヘテロシクリル及び/又はヘテロアリール環を含む核酸塩基である核酸塩基を独立して含む。
当業者によって理解されるとおり、多くの他の型のヌクレオチド間結合、例えば、米国特許第3,687,808号;同第4,469,863号;同第4,476,301号;同第5,177,195号;同第5,023,243号;同第5,034,506号;同第5,166,315号;同第5,185,444号;同第5,188,897号;同第5,214,134号;同第5,216,141号;同第5,235,033号;同第5,264,423号;同第5,264,564号;同第5,276,019号;同第5,278,302号;同第5,286,717号;同第5,321,131号;同第5,399,676号;同第5,405,938号;同第5,405,939号;同第5,434,257号;同第5,453,496号;同第5,455,233号;同第5,466,677号;同第5,466,677号;同第5,470,967号;同第5,476,925号;同第5,489,677号;同第5,519,126号;同第5,536,821号;同第5,541,307号;同第5,541,316号;同第5,550,111号;同第5,561,225号;同第5,563,253号;同第5,571,799号;同第5,587,361号;同第5,596,086号;同第5,602,240号;同第5,608,046号;同第5,610,289号;同第5,618,704号;同第5,623,070号;同第5,625,050号;同第5,633,360号;同第5,64,562号;同第5,663,312号;同第5,677,437号;同第5,677,439号;同第6,160,109号;同第6,239,265号;同第6,028,188号;同第6,124,445号;同第6,169,170号;同第6,172,209号;同第6,277,603号;同第6,326,199号;同第6,346,614号;同第6,444,423号;同第6,531,590号;同第6,534,639号;同第6,608,035号;同第6,683,167号;同第6,858,715号;同第6,867,294号;同第6,878,805号;同第7,015,315号;同第7,041,816号;同第7,273,933号;同第7,321,029号;又は米国再発行特許発明第39464号に記載されるものは、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、各々の核酸塩基、糖、ヌクレオチド間結合、不斉補助剤/試薬、及びオリゴヌクレオチド合成のための技術(試薬、条件、サイクルなど)が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、国際公開第2017192664号、国際公開第2017015575号、国際公開第2017062862号、国際公開第2018067973号、国際公開第2017160741号、国際公開第2017192679号、国際公開第2017210647号、国際公開第2018098264号、PCT/US18/35687号、PCT/US18/38835号、又はPCT/US18/51398号に記載されるものである。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、天然のリン酸結合、ホスホロチオエート結合、及び負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)から選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのヌクレオチド間結合は、独立して、中性の天然のリン酸結合、ホスホロチオエート結合、及び中性のヌクレオチド間結合(例えば、n001)から選択される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、ある特定の条件下で「自動的に遊離する」傾向があるリン修飾を独立して含む1つ以上のヌクレオチドを含む。すなわち、ある特定の条件下で、特定のリン修飾は、それがオリゴヌクレオチドから自己切断して、例えば、天然のリン結合をもたらすように設計される。いくつかの実施形態では、そのようなリン修飾は、-O-L-R1(式中、Lは、本明細書に記載されるとおりのLBであり、R1は、本明細書に記載されるとおりのR’である)の構造を有する。いくつかの実施形態では、リン修飾は、-S-L-R1(式中、それぞれのL及びR1は、独立して、本開示に記載されるとおりである)の構造を有する。そのようなリン修飾基のある特定の例は、米国特許第9982257号において見出され得る。いくつかの実施形態では、自動的に遊離する基は、モルホリノ基を含む。いくつかの実施形態では、自動的に遊離する基は、ヌクレオチド間リンリンカーに薬剤を送達する能力によって特徴付けられ、その薬剤は、例えば、脱硫化などのリン原子のさらなる修飾を促進する。いくつかの実施形態では、薬剤は、水であり、さらなる修飾は、天然のリン酸結合を形成する加水分解である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、オリゴヌクレオチドの1つ以上の医薬特性及び/又は活性を向上させる1つ以上のヌクレオチド間結合を含む。ある特定のオリゴヌクレオチドは、ヌクレアーゼによって急速に分解され、細胞質細胞膜を介する細胞への不十分な取り込みを示すことは、当技術分野ではよく記述されている(Poijarvi-Virta et al.,Curr.Med.Chem.(2006),13(28);3441-65;Wagner et al.,Med.Res.Rev.(2000),20(6):417-51;Peyrottes et al.,Mini Rev.Med.Chem.(2004),4(4):395-408;Gosselin et al.,(1996),43(1):196-208;Bologna et al.,(2002),Antisense & Nucleic Acid Drug Development 12:33-41)。Vives et al.(Nucleic Acids Research(1999),27(20):4071-76)は、tert-ブチルSATEプロ-オリゴヌクレオチドが、ある特定の条件下で親オリゴヌクレオチドと比較して、細胞透過の顕著な増加を示したことを報告した。
オリゴヌクレオチドは、様々な数の天然のリン酸結合を含み得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の5%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の10%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の15%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の20%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の25%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の30%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の35%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドのヌクレオチド間結合の40%以上は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、4、5、6、7、8、9、10以上の天然のリン酸結合を含む。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、2である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、3である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、4である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、5である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、6である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、7である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の数は、8である。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合の一部又は全ては、連続的している。
いくつかの実施形態では、本開示は、少なくともいくつかの場合、特に、5’及び/又は3’末端でのSpのヌクレオチド間結合は、オリゴヌクレオチド安定性を向上させることができることを実証する。いくつかの実施形態では、本開示は、特に、天然のリン酸結合及び/又はRpのヌクレオチド間結合が、系からのオリゴヌクレオチドの除去を向上させ得ることを実証する。当業者によって理解されるとおり、当技術分野で知られる様々なアッセイが、本開示に従ってそのような特性を評価するために利用され得る。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分(例えば、ドメイン、サブドメインなど)におけるそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々は、独立して、Sp又はRpである。いくつかの実施形態では、高いレベルは、本明細書に記載されるとおりのSpである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分におけるそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、1個以上、例えば、約1~5個(例えば、約1、2、3、4、又は5)は、Rpである。
いくつかの実施形態では、ある特定の例に示されるとおり、オリゴヌクレオチド又はその部分は、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含み、その各々は、任意選択により且つ独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、キラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれのキラルの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における負に荷電していないヌクレオチド間結合の数は、約1~10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10である。いくつかの実施形態では、それは、約1である。いくつかの実施形態では、それは、約2である。いくつかの実施形態では、それは、約3である。いくつかの実施形態では、それは、約4である。いくつかの実施形態では、それは、約5である。いくつかの実施形態では、それは、約6である。いくつかの実施形態では、それは、約7である。いくつかの実施形態では、それは、約8である。いくつかの実施形態では、それは、約9である。いくつかの実施形態では、それは、約10である。いくつかの実施形態では、2つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している。いくつかの実施形態では、どの2つの負に荷電していないヌクレオチド間結合も、連続していない。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分における全ての負に荷電していないヌクレオチド間結合は、連続している(例えば、3つの連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、又は2つ以上(例えば、約2、約3、約4など)の連続した負に荷電していないヌクレオチド間結合は、オリゴヌクレオチド又はその部分の3’末端にある。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最後の2又は3又は4つのヌクレオチド間結合は、n001ではない少なくとも1つのヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最初の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Spある。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその部分の最後の2つのヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Spある。
いくつかの実施形態では、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御され、1つ以上のキラルヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御され、1つ以上の負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御され、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御されない。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドの最初の2つのヌクレオシド間のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、最後の2つのヌクレオシド間のヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、両方が、独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の追加のヌクレオチド間結合を含み、例えば、その1つは、標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドに対して位置-1及び-2のヌクレオシド間にある(標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドの3’側のすぐ隣の2つのヌクレオシド)(例えば、・・・N0N-1N-2・・・において、N0は、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドであり、N-1及びN-2は、それぞれ位置-1及び-2にある)。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、n001である。
本明細書で実証されるとおり、いくつかの実施形態では、n001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、向上した特性及び/又は活性を提供し得る。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおいて、各々が独立して、本明細書に記載されるとおりの核酸塩基を含む2つのヌクレオシドに結合される5’末端ヌクレオチド間結合及び/又は3’末端ヌクレオチド間結合は、本明細書に記載されるとおりの負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、各々が独立して、第1のドメインにおける2つのヌクレオシドに結合される最初の1つ以上(例えば、最初の1、2、及び/又は3つ)、及び/又は最後の1つ以上(例えば、最後の1、2、3、4、5、6又は7つ)のヌクレオチド間結合は、独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの最初のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第1のドメインの2つのヌクレオシドに結合する最後のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの最後のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、各々が第2のドメインの2つのヌクレオシドに独立して結合する第2のドメインの中程におけるヌクレオチド間結合の1つ以上、例えば、4番目、5番目及び6番目のヌクレオチド間結合の1つ以上は、独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、第2のドメインの2つのヌクレオシドに結合する11番目のヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに結合されないが、その3’側のすぐ隣のヌクレオシドに結合されるヌクレオチド間結合は、負に荷電していないヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、中性のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001である。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、n001である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、立体的に不規則である。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Rpである。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合は、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、独立して、キラル制御される。いくつかの実施形態では、各々が第1のドメインの2つのヌクレオシドに独立して結合される第1のドメインの1つ以上のヌクレオチド間結合、例えば、4番目、5番目、6番目、7番目及び8番目のヌクレオチド間結合の1つ以上は、独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、各々が第1のドメインの2つのヌクレオシドに独立して結合される第2のドメインの1つ以上のヌクレオチド間結合、例えば、1番目、2番目、3番目、7番目、8番目、9番目、12番目及び13番目のヌクレオチド間結合の1つ以上は、独立して、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、第2のドメインの2番目及び3番目のヌクレオチド間結合の一方又は両方は、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合ではないヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Rpのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、Spのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
いくつかの実施形態では、組成物中の制御されたレベルのオリゴヌクレオチドは、所望のオリゴヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、共通の塩基配列(例えば、目的のための所望の配列)を共有する組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのうち、又は組成物中の全てのオリゴヌクレオチドのうち、所望のオリゴヌクレオチド(様々な形態(例えば、塩形態)で存在する場合があり且つ典型的にはキラル制御されていないヌクレオチド間結合でのみ異なる(同じ立体異性体の様々な形態がこの目的のために同じであるとみなされ得る))のレベルは、約5%~100%、10%~100%、20%~100%、30%~100%、40%~100%、50%~100%、60%~100%、70%~100%、80~100%、90~100%、95~100%、50%~90%、約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%、又は少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは99%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約60%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約70%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約75%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約80%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約85%である。いくつかの実施形態では、レベルは、少なくとも約90%である。いくつかの実施形態では、レベルは、(DS)ncであるか又は少なくとも(DS)ncであり、DSは、約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%であり、ncは、本開示に記載されるとおりのキラル制御されたヌクレオチド間結合の数(例えば、1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25以上)である。いくつかの実施形態では、レベルは、(DS)ncであるか又は少なくとも(DS)ncであり、DSは、95%~100%である。
様々な型のヌクレオチド間結合が、所望のオリゴヌクレオチド特性及び/又は活性を達成するために、他の構造的要素、例えば、糖と組み合わせて利用され得る。例えば、本開示は、オリゴヌクレオチドを設計する際、任意選択により天然のリン酸結合及び天然の糖とともに修飾されたヌクレオチド間結合及び修飾された糖を慣例的に利用する。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の修飾された糖を含むオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、1つ以上の修飾された糖及び1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合(これらの1つ以上は天然のリン酸結合である)を含むオリゴヌクレオチドを提供する。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、いくつかの天然のRNA糖を含む(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30以上、それらの2つ以上又は全ては、任意選択により連続している)。いくつかの実施形態では、そのようなオリゴヌクレオチドは、一方又は両方の末端で修飾された糖、例えば、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)(例えば、2-OMe、2-MOEなど)、及び/又は様々な修飾されたヌクレオチド間結合(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合、負に荷電していないヌクレオチド間結合など)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端に、1つ以上、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上のそのような2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)が存在する。いくつかの実施形態では、3’末端に、1つ以上、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上のそのような2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)が存在する。いくつかの実施形態では、それぞれの2’-修飾された糖は、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、-Hではない)である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、2’-ORは、2’-OMeである。いくつかの実施形態では、2’-ORは、2’-MOEである。いくつかの実施形態では、2’-ORの各々は、独立して、2’-OMe又は2’-MOEである。いくつかの実施形態では、各2’-ORは、2’-OMeである。
追加の化学的部分
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の追加の化学的部分を含む。様々な追加の化学的部分、例えば、標的化部分、炭水化物部分、脂質部分などは、当技術分野で知られており、提供されるオリゴヌクレオチドの特性及び/又は活性、例えば、安定性、半減期、活性、送達、薬力学特性、薬物動態特性などを調節するために本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、ある特定の化学的部分は、中枢神経系の細胞を含むがこれらに限定されない所望の細胞、組織及び/又は器官へのオリゴヌクレオチドの送達を促進する。いくつかの実施形態では、ある特定の追加の化学的部分は、オリゴヌクレオチドの内部移行を促進する。いくつかの実施形態では、ある特定の追加の化学的部分は、オリゴヌクレオチド安定性を増大させる。いくつかの実施形態では、本開示は、様々な追加の化学的部分をオリゴヌクレオチドに組み込むための技術を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、参照オリゴヌクレオチド、例えば、追加の化学的部分を有しないが、他の点では同一である参照オリゴヌクレオチドと比較して、組織への送達及び/又は組織中での活性の増大を示す追加の化学的部分を含む。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分の非限定的な例としては、オリゴヌクレオチドに組み込まれるとき、1つ以上の特性を向上させることができる炭水化物部分、標的化部分などが挙げられる。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、グルコース、GluNAc(N-アセチルアミングルコサミン)及びアニスアミド部分から選択される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、2つ以上の追加の化学的部分を含んでもよく、追加の化学的部分は、同一であるか若しくは同一ではないか、又は同じ分類(例えば、炭水化物部分、糖部分、標的化部分など)のものであるか若しくは同じ分類のものではない。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、標的化部分である。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、炭水化物部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、脂質部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、例えば、シグマ受容体、アシアロ糖タンパク質受容体などの細胞受容体のためのリガンド部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、リガンド部分は、シグマ受容体のためのリガンド部分であり得るアニスアミド部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、リガンド部分は、アシアロ糖タンパク質受容体のためのリガンド部分であり得るGalNAcであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、肝臓への送達を促進する。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、1つ以上のリンカー及び追加の化学的部分(例えば、標的化部分)を含んでもよく、及び/又はキラル制御されてもよいし、キラル制御されなくてもよく、及び/又は本明細書に記載されるとおりの塩基配列及び/又は1つ以上の修飾及び/又は形式を有してもよい。
当技術分野で知られる多くのものを含む様々なリンカー、炭水化物部分及び標的化部分が、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、炭水化物部分は、標的化部分である。いくつかの実施形態では、標的化部分は、炭水化物部分である。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、送達に好適な追加の化学的部分、例えば、グルコース、GluNAc(N-アセチルアミングルコサミン)、アニスアミド、又は
から選択される構造を含む。いくつかの実施形態では、nは、1である。いくつかの実施形態では、nは、2である。いくつかの実施形態では、nは、3である。いくつかの実施形態では、nは、4である。いくつかの実施形態では、nは、5である。いくつかの実施形態では、nは、6である。いくつかの実施形態では、nは、7である。いくつかの実施形態では、nは、8である。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、様々なオリゴヌクレオチドに組み込まれる様々な追加の化学的部分の例を含む、実施例に記載されるもののいずれかである。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにコンジュゲートされた追加の化学的部分は、中枢神経系の細胞にオリゴヌクレオチドを標的化することができる。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、細胞受容体リガンドを含むか又はそれである。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、タンパク質結合体、例えば、細胞表面タンパク質に結合するものを含むか又はそれである。そのような部分は特に、対応する受容体又はタンパク質を発現する細胞へのオリゴヌクレオチドの標的化された送達に有用であり得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドの追加の化学的部分は、アニスアミド又はその誘導体若しくは類似体を含み、シグマ1受容体などの特定の受容体を発現する細胞にオリゴヌクレオチドを標的化することができる。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、その標的を発現する体細胞及び/又は組織への投与のために製剤化される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにコンジュゲートされた追加の化学的部分は、細胞にオリゴヌクレオチドを標的化することができる。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、任意選択により置換されたフェニル、
(式中、n’は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10であり、それぞれの他の可変要素は、本開示に記載されるとおりである)から選択される。いくつかの実施形態では、R
sは、Fである。いくつかの実施形態では、R
sは、OMeである。いくつかの実施形態では、R
sは、OHである。いくつかの実施形態では、R
sは、NHAcである。いくつかの実施形態では、R
sは、NHCOCF
3である。いくつかの実施形態では、R’は、Hである。いくつかの実施形態では、Rは、Hである。いくつかの実施形態では、R
2sは、NHAcであり、且つR
5sは、OHである。いくつかの実施形態では、R
2sは、p-アニソイルであり、R
5sは、OHである。いくつかの実施形態では、R
2sは、NHAcであり、R
5sは、p-アニソイルである。いくつかの実施形態では、R
2sは、OHであり、R
5sは、p-アニソイルである。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
から選択される。いくつかの実施形態では、n’は、1である。いくつかの実施形態では、n’は、0である。いくつかの実施形態では、n”は、1である。いくつかの実施形態では、n”は、2である。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、アシアロ糖タンパク質受容体(ASGPR)リガンドであるか又はそれを含む。
いずれかの特定の理論に縛られることを望むものではないが、本開示は、ANGPR1もまた、マウスの海馬領域及び/又は小脳プルキンエ細胞層において発現されることが報告されていることを認める。http://mouse.brain-map.org/experiment/show/2048
様々な他のASGPRリガンドは、当技術分野で知られており、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、炭水化物である。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、GalNac又はその誘導体若しくは類似体である。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、Sanhueza et al.J.Am.Chem.Soc.,2017,139(9),pp 3528-3536に記載されるものである。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、Mamidyala et al.J.Am.Chem.Soc.,2012,134,pp 1978-1981に記載されるものである。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、米国特許出願公開第20160207953号に記載されるものである。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、例えば、米国特許出願公開第20160207953号において開示される置換-6,8-ジオキサビシクロ[3.2.1]オクタン-2,3-ジオール誘導体である。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、例えば、米国特許出願公開第20150329555号に記載されるものである。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、例えば、米国特許出願公開第20150329555号において開示される置換-6,8-ジオキサビシクロ[3.2.1]オクタン-2,3-ジオール誘導体である。いくつかの実施形態では、ASGPRリガンドは、米国特許第8877917号、米国特許出願公開第20160376585号、米国特許第10086081号、又は米国特許第8106022号に記載されるものである。これらの文書に記載されるASGPRリガンドは、参照により本明細書に組み込まれる。当業者は、ASGPRへの化学的部分の結合を評価するためのこれらの文書に記載されるものを含む様々な技術が当技術分野で知られており、本開示に従って利用され得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、ASGPRリガンドにコンジュゲートされる。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、ASGPRリガンドを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
(式中、各可変要素は、独立して、本開示に記載されるとおりである)であるASGPRリガンドを含む。いくつかの実施形態では、Rは、-Hである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、任意選択により置換された
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、
であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、例えば、オリゴヌクレオチド標的細胞に結合できる1つ以上の部分を含む。例えば、いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、1つ以上のタンパク質リガンド部分を含み、例えば、いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、各々が独立して、ASGPRリガンドである複数の部分を含む。いくつかの実施形態では、Mod 001及びMod083の場合のように、追加の化学的部分は、3つのそのようなリガンドを含む。
Mod001:
Mod083:
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、
(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、各-OR’は、-OAcであり、-N(R’)
2は、-NHAcである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、
を含む。いくつかの実施形態では、各R’は、-Hである。いくつかの実施形態では、各-OR’は、-OHであり、各-N(R’)
2は、-NHC(O)Rである。いくつかの実施形態では、各-OR’は、-OHであり、各-N(R’)
2は、-NHAcである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、
(L025)を含む。いくつかの実施形態では、-CH
2-連結部位は、糖におけるC5連結部位として利用される。いくつかの実施形態では、環上の連結部位は、糖におけるC3連結部位として利用される。そのような部分は、例えば、
例えば、
などのホスホラミダイトを利用して導入され得る(当業者は、-OH、-NH
2-、-N(i-Pr)
2、-OCH
2CH
2CNのための保護基などの1つ以上の他の基が代わりに利用されてもよく、保護基は、場合によりオリゴヌクレオチド脱保護及び/又は切断工程の間、様々な好適な条件下で除去され得ることを理解する)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、2、3つ以上(例えば、ただ3つ)の
を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、2、3つ以上(例えば、ただ3つ)の
を含む。いくつかの実施形態では、そのような部分の複製物は、本明細書に記載されるとおりのヌクレオチド間結合、例えば、天然のリン酸結合によって連結される。いくつかの実施形態では、5’末端にあるとき、-CH
2-連結部位は、-OHに結合される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、
を含む。いくつかの実施形態では、各-OR’は、-OAcであり、-N(R’)
2は、-NHAcである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、
を含む。特に、
は、同等の及び/又はより良好な活性及び/又は特性を有する
を導入するために利用され得る。いくつかの実施形態では、それは、同じ数の
に関して向上した調製効率及び/又は低いコスト(例えば、Mod001と比較したとき)を提供する。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、本明細書、例えば、表1に記載されるMod基である。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、Mod001である。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、Mod083である。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分、例えば、Mod基は、オリゴヌクレオチドの残部に直接的にコンジュゲートされる(例えば、リンカーを伴わずに)。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、オリゴヌクレオチドの残部にリンカーを介してコンジュゲートされる。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分、例えば、Mod基は、直接的に及び/又はリンカーを介して、オリゴヌクレオチドの核酸塩基、糖及び/又はヌクレオチド間結合に連結され得る。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、糖に連結される。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、5’末端糖に連結される。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、5’炭素を介して5’末端糖に連結される。例えば、表1における様々なオリゴヌクレオチドを参照されたい。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、3’末端糖に連結される。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、3’炭素を介して3’末端糖に連結される。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、核酸塩基に連結される。いくつかの実施形態では、Mod基は、直接的に又はリンカーを介して、ヌクレオチド間結合に連結される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、L001を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端に連結されたMod001を含む。
当業者によって理解されるとおり、追加の化学的部分は、様々な位置、例えば、5’末端、3’末端、又は中程の位置(例えば、糖、塩基、ヌクレオチド間結合などの)でオリゴヌクレオチド鎖に連結され得る。いくつかの実施形態では、それは、5’末端で連結される。いくつかの実施形態では、それは、3’末端で連結される。いくつかの実施形態では、それは、中程のヌクレオチドで連結される。
Mod012、Mod039、Mod062、Mod085、Mod086、及びMod094を含むがこれらに限定されないある特定の追加の化学的部分(例えば、脂質部分、標的化部分、炭水化物部分)、並びにL001、L003、L004、L008、L009、及びL010を含むがこれらに限定されない、オリゴヌクレオチド鎖に追加の化学的部分を連結するための様々なリンカーは、各々の追加の化学的部分及びリンカーが独立して参照により本明細書に組み込まれる国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載され、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、ジゴキシゲニン若しくはビオチン又はその誘導体である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、リンカー、例えば、L001 L004、L008、及び/又は追加の化学的部分、例えば、Mod012、Mod039、Mod062、Mod085、Mod086、又はMod094を含む。いくつかの実施形態では、リンカー、例えば、L001、L003、L004、L008、L009、L110などは、Mod、例えば、Mod012、Mod039、Mod062、Mod085、Mod086、Mod094などに連結される。
L001:-CH
2-連結部位で示されるとおりの、もしあれば-NH-を介してMod、及びリン酸結合(塩形態として存在してもよく、且つO又はPOとして示されてもよい-O-P(O)(OH)-O-)又はホスホロチオエート結合(塩形態として存在してもよく、且つホスホロチオエートがキラル制御されない場合*;又はホスホロチオエートがキラル制御され、Sp配置を有する場合、*S、Sp、若しくはSp、又はホスホロチオエートがキラル制御され、Rp配置を有する場合、*R、R、又はRpとして示されてもよい-O-P(O)(SH)-O-)のいずれかを介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端又は3’末端に連結された-NH-(CH
2)
6-リンカー(C6リンカー、C6アミンリンカー又はC6アミノリンカーとしても知られる)。Modが存在しない場合、L001は、-NH-を介して-Hに連結される;
L003:
リンカー。いくつかの実施形態では、それは、もしあれば(Modがない場合、-H)、そのアミノ基を介してModに、及び例えば、結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端又は3’末端に連結される。
L004:-NH(CH
2)
4CH(CH
2OH)CH
2-(式中、-NH-は、Mod(-C(O)-を介して)又は-Hに連結され、-CH
2-連結部位は、結合、例えば、ホスホジエステル(塩形態として存在してもよく、O又はPOとして示されてもよい-O-P(O)(OH)-O-)、ホスホロチオエート(塩形態として存在してもよく、ホスホロチオエートがキラル制御されない場合*;又はホスホロチオエートがキラル制御され、Sp配置を有する場合、*S、Sp、若しくはSp、又はホスホロチオエートがキラル制御され、Rp配置を有する場合、*R、R、又はRpとして示されてもよい-O-P(O)(SH)-O-)、又はホスホロジチオエート(塩形態として存在してもよく、PS2又は:又はDとして示されてもよい-O-P(S)(SH)-O-)結合を介してオリゴヌクレオチド鎖(例えば、3’末端で)に連結される)の構造を有するリンカー。例えば、L004の直前のアスタリスク(例えば、*L004)は、結合がホスホロチオエート結合であることを示し、L004の直前のアスタリスクの欠如は、結合がホスホジエステル結合であることを示す。例えば、mAL004において終止するオリゴヌクレオチドにおいて、リンカーL004は、ホスホジエステル結合を介して3’末端糖(2’-OMe修飾され、核酸塩基Aに連結される)の3’位に連結され(-CH
2-部位を介して)、L004リンカーは、-NH-から-Hを介して連結される。同様に、1つ以上のオリゴヌクレオチドにおいて、L004リンカーは、ホスホジエステル結合を介して3’末端糖の3’位に連結され(-CH
2-部位を介して)、L004は、-NH-を介して、例えば、Mod012、Mod085、Mod086などに連結される。
L008:-C(O)-(CH
2)
9-(式中、-C(O)-は、Mod(-NH-を介して)又は-OH(Modが示されない場合)に連結され、-CH
2-連結部位は、結合、例えば、ホスホジエステル(塩形態として存在してもよく、O又はPOとして示されてもよい-O-P(O)(OH)-O-)、ホスホロチオエート(塩形態として存在してもよく、ホスホロチオエートがキラル制御されない場合*;又はホスホロチオエートがキラル制御され、Sp配置を有する場合、*S、Sp、若しくはSp、又はホスホロチオエートがキラル制御され、Rp配置を有する場合、*R、R、又はRpとして示されてもよい-O-P(O)(SH)-O-)、又はホスホロジチオエート(塩形態として存在してもよく、PS2又は:又はDとして示されてもよい-O-P(S)(SH)-O-)結合を介してオリゴヌクレオチド鎖(例えば、5’末端で)に連結される)の構造を有するリンカー。例えば、5’-L008mN*mN*mN*mN*N*N*N*N*N*N*N*N*N*N*mN*mN*mN*mN-3’の配列を有し、OXXXXXXXXX XXXXXXXX(式中、Nは、塩基であり、Oは、天然のリン酸ヌクレオチド間結合であり、Xは、立体的に不規則なホスホロチオエートである)の立体化学/結合を有する例となるオリゴヌクレオチドにおいて、L008は、-C(O)-を介して-OHに、及びリン酸結合(「立体化学/結合」においてOとして示される)を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端に連結され;5’-Mod062L008mN*mN*mN*mN*N*N*N*N*N*N*N*N*N*N*mN*mN*mN*mN-3’の配列を有し、OXXXXXXXXX XXXXXXXX(式中、Nは、塩基である)の立体化学/結合を有する別の例のオリゴヌクレオチドにおいて、L008は、-C(O)-を介してMod062に、リン酸結合(「立体化学/結合」においてOとして示される)を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端に連結される。
L009:-CH
2CH
2CH
2-。いくつかの実施形態では、L009が、Modを伴わずにオリゴヌクレオチドの5’末端に存在するとき、L009の一方の端は、-OHに連結され、他方の端は、例えば、結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介して、オリゴヌクレオチド鎖の5’-炭素に連結される。
L010:
。いくつかの実施形態では、L010が、Modを伴わずにオリゴヌクレオチドの5’末端に存在するとき、L010の5’-炭素は、-OHに連結され、3’-炭素は、例えば、結合(例えば、リン酸結合(O又はPO)又はホスホロチオエート結合(キラル制御されなくてもよいし、キラル制御されてもよい(Sp又はRp)))を介して、オリゴヌクレオチド鎖の5’-炭素に連結される。
Mod012(いくつかの実施形態では、-C(O)-は、L001、L004、L008などのリンカーの-NH-に連結する):
;
Mod039(いくつかの実施形態では、-C(O)-は、L001、L003、L004、L008、L009、L110などのリンカーの-NH-に連結する):
Mod062(いくつかの実施形態では、-C(O)-は、L001、L003、L004、L008、L009、L110などのリンカーの-NH-に連結する):
;
Mod085(いくつかの実施形態では、-C(O)-は、L001、L003、L004、L008、L009、L110などのリンカーの-NH-に連結する):
;
Mod086(いくつかの実施形態では、-C(O)-は、L001、L003、L004、L008、L009、L110などのリンカーの-NH-に連結する):
;
Mod094(いくつかの実施形態では、ヌクレオチド間結合に、又は結合、例えば、リン酸結合、ホスホロチオエート結合(任意選択によりキラル制御される)などを介してオリゴヌクレオチドの5’末端又は3’末端に連結する。例えば、5’-mN*mN*mN*mN*N*N*N*N*N*N*N*N*N*N*mN*mN*mN*mNMod094-3’の配列を有し、XXXXX XXXXX XXXXX XXO(式中、Nは、塩基である)の立体化学/結合を有する例のオリゴヌクレオチドにおいて、Mod094は、リン酸基(下に示されず、塩形態として存在してもよく;(「立体化学/結合」において「O」として示される(...XXXXO)))を介してオリゴヌクレオチド鎖の3’末端(3’末端糖の3’-炭素)に連結される:
。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、国際公開第2012/030683号に記載されるものである。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、国際公開第2012/030683号に記載される化学構造(例えば、リンカー、脂質、可溶化基、及び/又は標的化リガンド)を含む。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、米国特許第5,688,941号;同第6,294,664号;同第6,320,017号;同第6,576,752号;同第5,258,506号;同第5,591,584号;同第4,958,013号;同第5,082,830号;同第5,118,802号;同第5,138,045号;同第6,783,931号;同第5,254,469号;同第5,414,077号;同第5,486,603号;同第5,112,963号;同第5,599,928号;同第6,900,297号;同第5,214,136号;同第5,109,124号;同第5,512,439号;同第4,667,025号;同第5,525,465号;同第5,514,785号;同第5,565,552号;同第5,541,313号;同第5,545,730号;同第4,835,263号;同第4,876,335号;同第5,578,717号;同第5,580,731号;同第5,451,463号;同第5,510,475号;同第4,904,582号;同第5,082,830号;同第4,762,779号;同第4,789,737号;同第4,824,941号;同第4,828,979号;同第5,595,726号;同第5,214,136号;同第5,245,022号;同第5,317,098号;同第5,371,241号;同第5,391,723号;同第4,948,882号;同第5,218,105号;同第5,112,963号;同第5,567,810号;同第5,574,142号;同第5,578,718号;同第5,608,046号;同第4,587,044号;同第4,605,735号;同第5,585,481号;同第5,292,873号;同第5,552,538号;同第5,512,667号;同第5,597,696号;同第5,599,923号;同第7,037,646号;同第5,587,371号;同第5,416,203号;同第5,262,536号;同第5,272,250号;又は同第8,106,022号に記載される追加の化学的部分及び/又は修飾(例えば、核酸塩基、糖、ヌクレオチド間結合などの)を含む。
いくつかの実施形態では、追加の化学的部分、例えば、Modは、リンカーを介して連結される。様々なリンカー、例えば、タンパク質(例えば、抗体薬物コンジュゲートを形成する抗体を伴う)、核酸などとの様々な部分のコンジュゲーションのために利用されるものが当技術分野で利用可能であり、本開示に従って利用され得る。ある特定の有用なリンカーは、各々のリンカー部分が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される。いくつかの実施形態では、リンカーは、非限定的な例として、L001、L004、L009又はL010である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、リンカーを含むが、リンカー以外の追加の化学的部分を含まない。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、リンカーを含むが、リンカー以外の追加の化学的部分を含まず、リンカーは、L001、L004、L009、又はL010である。
本明細書で実証されるとおり、提供される技術は、いくつかの実施形態では、望ましく及び/又は必要であると報告された特定の構造的要素(例えば、修飾、結合配置及び/又はパターンなど)(例えば、国際公開第2019/219581号に報告されるもの)を利用することなく高いレベルの活性及び/又は所望の特性を提供することができるが、ある特定のそのような構造的要素は、本開示に従って様々な他の構造的要素と組み合わせてオリゴヌクレオチドに組み込まれ得る。例えば、いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、3’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでにより少ないヌクレオシドを有し、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合が、報告によれば、好ましくなかったか又は許容されなかった1つ以上の位置で1つ以上のホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含有し、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合が、報告によれば、好ましくなかったか又は許容されなかった1つ以上の位置で1つ以上のSpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含有し、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合が、報告によれば、好ましくなかったか又は許容されなかった1つ以上の位置で1つ以上のRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含有し、及び/又は報告によればある特定のオリゴヌクレオチド特性及び/又は活性に好ましいか又は必要となるものと比較して1つ以上の位置で異なる修飾(例えば、ヌクレオチド間結合修飾、糖修飾など)及び/又は立体化学を含有する(例えば、2’-MOEの存在、ある特定の位置でのホスホロチオエート結合の非存在、ある特定の位置でのSpのホスホロチオエート結合の非存在、及び/又はある特定の位置でのRpのホスホロチオエート結合の非存在は、報告によれば、ある特定のオリゴヌクレオチド特性及び/又は活性に好ましいか又は必要となり;本明細書で実証されるとおり、提供される技術は、2’-MOEを利用することなく、1つ以上のそのようなある特定の位置でホスホロチオエート結合を避けることなく、1つ以上のそのようなある特定の位置でSpのホスホロチオエート結合を避けることなく、及び/又は1つ以上のそのようなある特定の位置でRpのホスホロチオエート結合を避けることなく、所望の特性及び/又は高い活性を提供することができる)。これに加えて又はこれに代えて、提供されるオリゴヌクレオチドは、ある特定の修飾(例えば、塩基修飾、糖修飾(例えば、2’-F)、結合修飾(例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合)、追加の部分など)の利用など並びにそのレベル、パターン、及び、組み合わせなど、以前に認識されなかった構造的要素を組み込む。
例えば、いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチドは、3’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでに5、6、7、8、9、10、11又は12個以下のヌクレオシドを含有する。
或いは又は加えて、本明細書に記載されるとおり(例えば、ある特定の実施例に示される)、3’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの構造的要素に関して、いくつかの実施形態では、3’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%)は、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合であり、これは任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、3’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合はどれも天然のリン酸結合ではない。いくつかの実施形態では、1個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、2個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、3個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエート又は負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)である。いくつかの実施形態では、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、3’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにその糖の3’位(-1位とみなされる)で結合されるヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、3’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでで唯一のRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置-3のヌクレオチド間結合(例えば、・・・N0N-1N-2N-3・・・に関して、N-2及びN-3を連結するヌクレオチド間結合、N0は、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドである)は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置-6のヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置-4及び/又は-5のヌクレオチド間結合は、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であるか、又は独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置-1、-3、-4、-5、及び-6の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置-1、-3、-4、-5、及び-6の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置-4及び/又は-5のヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Rpのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置-4及び/又は-5のヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。多くの実施形態では、1、2、3、4、又は5個以下のヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。
或いは又は加えて、本明細書に記載されるとおり(例えば、ある特定の実施例に示される)、いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%)は、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合であり、これは任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの0個又は1、2、若しくは3個以下のヌクレオチド間結合は、修飾されたヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの0個又は1、2、若しくは3個以下のヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの0個又は1、2、若しくは3個以下のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオチド間結合はどれも天然のリン酸結合ではない。いくつかの実施形態では、1個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、2個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、3個以下のそのようなヌクレオチド間結合は、天然のリン酸結合である。いくつかの実施形態では、それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合は、独立して、ホスホロチオエート又は負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)である。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでに2、3、又は4個の連続したヌクレオチド間結合は存在せず、各々は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでに2、3、又は4個の連続したヌクレオチド間結合は存在せず、各々は、キラル制御され、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでの0個又は1、2、3、4、若しくは5個以下のヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにその糖の5’位(+1位とみなされる)で結合されるヌクレオチド間結合は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それは、3’から標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドまでで唯一のRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置+5のヌクレオチド間結合(例えば、・・・N+5N+4N+3N+2N+1N0・・・に関して、N+4及びN+5を連結するヌクレオチド間結合、N0は、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドである)は、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、位置+11のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置+6~+8の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合であり、任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、それらの各々は、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、それらの各々は、独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置+6~+8の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、位置+6、+7、+8、+9、及び+11の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Rpのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+6、+7、+8、+9、及び+11の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+5、+6、+7、+8、及び+9の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+5、+6、+7、+8、及び+9の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、それぞれ独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+5のヌクレオチド間結合は、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+5のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+6のヌクレオチド間結合は、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+6のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+7のヌクレオチド間結合は、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+7のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+8のヌクレオチド間結合は、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+8のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+9のヌクレオチド間結合は、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、位置+9のヌクレオチド間結合は、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、若しくは32、又は約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%)は、それぞれ独立して、キラル制御され、Spのヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのホスホロチオエートヌクレオチド間結合の少なくとも約1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10、又は約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、若しくは32、又は約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%)は、それぞれ独立して、キラル制御され、Spである。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのそれぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、Spである。
オリゴヌクレオチド及び組成物の生成
様々な方法が、オリゴヌクレオチド及び組成物の生成のために利用されてもよく、本開示に従って利用されてもよい。例えば、従来のホスホラミダイト化学反応(例えば、-CH2CH2CN及び-N(i-Pr)2を含むホスホラミダイト)を利用して、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド及び組成物を調製することができ、ある特定の試薬及びキラル制御された技術を利用して、例えば、各々の試薬及び方法が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるとおりのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を調製することができる。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及びその組成物のキラル制御された/立体選択的な調製は、例えば、単量体ホスホラミダイトの一部として不斉補助剤の利用を含む。そのような不斉補助剤試薬及びホスホラミダイトの例は、各々の不斉補助剤試薬及びホスホラミダイトが独立して参照により組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される。いくつかの実施形態では、不斉補助剤は、各々の不斉補助剤が独立して参照により本明細書に組み込まれる、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号のいずれかに記載される不斉補助剤である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド合成サイクル、試薬及び条件を含むキラル制御された調製技術は、各々のオリゴヌクレオチド合成方法、サイクル、試薬及び条件が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、及び国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/022473号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019032612号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/223073号、国際公開第2018/223081号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される。
合成されると、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物は通常、さらに精製される。好適な精製技術は、当業者によって広く知られ、行われており、各々の精製技術が独立して参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載されるものを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、サイクルは、カップリング、キャップ付加、修飾及びデブロッキングを含むか又はそれらからなる。いくつかの実施形態では、サイクルは、カップリング、キャップ付加、修飾、キャップ付加及びデブロッキングを含むか又はそれらからなる。これらの工程は通常、それらが列挙される順序で実施されるが、いくつかの実施形態では、当業者によって理解されるとおり、ある特定の工程、例えば、キャップ付加及び修飾の順序は、変更されてもよい。必要があれば、当業者がしばしば合成において実施するように、1つ以上の工程が、変換、収率及び/又は純度を向上させるために繰り返されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、カップリングが繰り返されてもよい;いくつかの実施形態では、修飾(例えば、=Oを導入するための酸化、=Sを導入するための硫化など)が繰り返されてもよい;いくつかの実施形態では、カップリングが、P(III)結合をある特定の条件下でより安定である場合があるP(V)結合に変換できる修飾の後に繰り返され、カップリングの後、慣例的に、新たに形成されたP(III)結合をP(V)結合に変換する修飾が行われる。いくつかの実施形態では、工程が繰り返されるとき、異なる条件が利用されてもよい(例えば、濃度、温度、試薬、時間など)。
提供されるオリゴヌクレオチドを製剤化し及び/又は例えば、様々な経路を介する対象への投与のための医薬組成物を調製するための技術、例えば、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、又は国際公開第2018/237194号及びそこで引用される参考文献に記載されるものは、当技術分野で容易に利用可能であり、本開示に従って利用され得る。
提供されるオリゴヌクレオチドを製剤化し及び/又は例えば、様々な経路を介する対象への投与のための医薬組成物を調製するための技術、例えば、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、又は国際公開第2018/237194号及びそこで引用される参考文献に記載されるものは、当技術分野で容易に利用可能であり、本開示に従って利用され得る。
いくつかの実施形態では、有用な不斉補助剤は、
、又はその塩(式中、R
C11は、-L
C1-R
C1であり、L
C1は、任意選択により置換された-CH
2-である)の構造を有する。R
C1は、R、-Si(R)
3、-SO
2R又は電子求引性基であり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~10員飽和環を形成する。いくつかの実施形態では、有用な不斉補助剤は、
(式中、R
C1は、R、-Si(R)
3又は-SO
2Rであり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~7員飽和環を形成する)の構造を有する。形成される環は、任意選択により置換された5員環である。いくつかの実施形態では、有用な不斉補助剤は、
又はその塩の構造を有する。いくつかの実施形態では、有用な不斉補助剤は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、有用な不斉補助剤は、DPSE不斉補助剤である。いくつかの実施形態では、不斉補助剤の純度又は立体化学的純度は、少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、又は99%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも95%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも96%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも97%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも98%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも99%である。
いくつかの実施形態では、LC1は、-CH2-である。いくつかの実施形態では、LC1は、置換された-CH2-である。いくつかの実施形態では、LC1は、一置換-CH2-である。
いくつかの実施形態では、RC1は、Rである。いくつかの実施形態では、RC1は、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、RC1は、-SiR3である。いくつかの実施形態では、RC1は、-SiPh2Meである。いくつかの実施形態では、RC1は、-SO2Rである。いくつかの実施形態では、Rは、水素ではない。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族である。いくつかの実施形態では、Rは、C1~6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。いくつかの実施形態では、Rは、t-ブチルである。
いくつかの実施形態では、RC1は、-C(O)R、-OP(O)(OR)2、-OP(O)(R)2、-P(O)(R)2、-S(O)R、-S(O)2Rなどの電子求引性基である。いくつかの実施形態では、電子求引性基RC1基を含む不斉補助剤は、キラル制御された負に荷電していないヌクレオチド間結合及び/又は天然のRNA糖に結合されたキラル制御されたヌクレオチド間結合を調製するのに特に有用である。
いくつかの実施形態では、RC2及びRC3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えてヘテロ原子を有しない任意選択により置換された3~10(例えば、3、4、5、6、7、8、9、又は10)員飽和環を形成する。いくつかの実施形態では、RC2及びRC3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えてヘテロ原子を有しない任意選択により置換された5員飽和環を形成する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び/又は組成物を調製するための方法は、例えば、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合を構築するために、本明細書に記載される不斉補助剤を使用することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、DPSE不斉補助剤を使用して構築される。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、DPSE不斉補助剤を使用して構築される。いくつかの実施形態では、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、
、又はその塩(式中、R
AUは、本明細書に記載されるとおりである)を使用して構築される。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御された負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)は、独立して、
、又はその塩を使用して構築される。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、
、又はその塩を使用して構築される。いくつかの実施形態では、R
AUは、任意選択により置換されたC
1~20、C
1~10、C
1~6、C
1~5、又はC
1~4脂肪族である。いくつかの実施形態では、R
AUは、任意選択により置換されたC
1~20、C
1~10、C
1~6、C
1~5、又はC
1~4アルキルである。いくつかの実施形態では、R
AUは、任意選択により置換されたアリールである。いくつかの実施形態では、R
AUは、フェニルである。いくつかの実施形態では、1つ以上のキラル制御されたヌクレオチド間結合は、PSM不斉補助剤を使用して構築される。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御された負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)は、独立して、PSM不斉補助剤を使用して構築される。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、PSM不斉補助剤を使用して構築される。当業者によって理解されるとおり、不斉補助剤は、オリゴヌクレオチド調製のためにホスホラミダイト(例えば、
(DPSEホスホラミダイト)、
(式中、R
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、PSMホスホラミダイトである)、R
NSは、任意選択により置換された/保護されたヌクレオシド(例えば、オリゴヌクレオチド合成のために任意選択により保護される)、又はその塩などである)において利用される場合が多い。いくつかの実施形態では、方法は、DPSE及び/又はPSMホスホラミダイト又はその塩を供給することを含む。いくつかの実施形態では、提供される方法は、DPSE及び/又はPSMホスホラミダイト又はその塩を、-OH(例えば、ヌクレオシド又はオリゴヌクレオチド鎖の5’-OH)と接触させることを含む。当業者が理解するとおり、接触は、リン結合が形成されるように様々な好適な条件下で実施され得る。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合の調製は、独立して、DPSE若しくはPSMホスホラミダイト又はその塩を、-OH(例えば、ヌクレオシド又はオリゴヌクレオチド鎖の5’-OH)と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合の調製は、独立して、DPSEホスホラミダイト又はその塩を、-OH(例えば、ヌクレオシド又はオリゴヌクレオチド鎖の5’-OH)と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御された負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)の調製は、独立して、PSMホスホラミダイト又はその塩を、-OH(例えば、ヌクレオシド又はオリゴヌクレオチド鎖の5’-OH)と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合の調製は、独立して、PSMホスホラミダイト又はその塩を、-OH(例えば、ヌクレオシド又はオリゴヌクレオチド鎖の5’-OH)と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、接触は、2つの糖及び不斉補助剤部分(例えば、
、又はその塩形態(例えば、DPSEホスホラミダイト又はその塩に由来する)、
、又はその塩形態(式中、R
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)など)に結合されたリン原子を含むP(III)結合を形成する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、例えば、DPSE又はPSMホスホラミダイトに由来する不斉補助剤部分を含むP(III)結合を含む。いくつかの実施形態では、不斉補助剤部分を含むP(III)結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、不斉補助剤部分は、例えば、P(III)結合をP(V)結合に変換する前(例えば、硫化、アジドと反応させる前など)に保護され得る。いくつかの実施形態では、保護された不斉補助剤は、
、若しくはその塩形態(例えば、式中、R’は、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;例えば、DPSEホスホラミダイト又はその塩に由来する)、又は
、若しくはその塩形態(式中、それぞれのR’及びR
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)(各R’は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)の構造を有する。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)R(式中、Rは、本明細書に記載されるとおりである)である。いくつかの実施形態では、Rは、-CH
3である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、保護された不斉補助剤を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、
、若しくはその塩形態、又は
、若しくはその塩形態を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドにおけるそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、
、又はその塩形態を含む。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)CH
3である。いくつかの実施形態では、R
AUは、Phである。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PIII-1)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PIII-2)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PIII-5)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PIII-6)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、5’末端のヌクレオチド間結合は、PIII-1、PIII-2、PIII-5、又はPIII-6である。いくつかの実施形態では、5’末端のヌクレオチド間結合は、PIII-1又はPIII-2である。いくつかの実施形態では、R’は、-Hである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)CH
3である。いくつかの実施形態では、R
AUは、-Phである。いくつかの実施形態では、P(III)結合は、P(V)結合に変換される。いくつかの実施は、P(V)結合は、2つの糖、不斉補助剤部分(例えば、
、又はその塩形態(式中、R’は、本明細書に記載されるとおりであり;例えば、DPSEホスホラミダイト又はその塩に由来する)、
、又はその塩形態(式中、R’及びR
AUの各々は、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)など)、及びS又は
に結合されたリン原子を含む。いくつかの実施形態では、P(V)結合は、2つの糖、
、又はその塩形態(式中、それぞれのR’及びR
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)など)、及びS又は
に結合されたリン原子を含む。いくつかの実施形態では、P(V)結合は、2つの糖、
、又はその塩形態(式中、それぞれのR’及びR
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)など)、及びSに結合されたリン原子を含む。いくつかの実施形態では、P(V)結合は、2つの糖、
、又はその塩形態(式中、それぞれのR’及びR
AUは、独立して、本明細書に記載されるとおりであり;R
AUが-Phであるとき、例えば、PSMホスホラミダイト又はその塩に由来する)など)、及び
に結合されたリン原子を含む。当業者は、
が、対イオン、例えば、いくつかの実施形態では、PF
6
-とともに存在し得ることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-1)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-2)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-3)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-4)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-5)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、1つ以上の
又はその塩形態(PV-6)(式中、各可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)を含む。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合、又はそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、PIII-1、PIII-2、PIII-5、PIII-6、PV-1、PV-2、PV-3、PV-4、PV-5、及びPV-6から選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合、又はそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、PIII-1、PIII-2、PV-1、PV-2、PV-3、及びPV-4から選択される。いくつかの実施形態では、PIII-1、PIII-2、PIII-5、又はPIII-6の結合は通常、5’末端のヌクレオチド間結合である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合、又はそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、PV-1、PV-2、PV-3、PV-4、PV-5、及びPV-6から選択される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドのそれぞれのキラルヌクレオチド間結合、又はそれぞれのキラル制御されたヌクレオチド間結合は、独立して、PV-1、PV-2、PV-3、又はPV-4から選択される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、本明細書、例えば、表A1に記載されるとおりのオリゴヌクレオチドであり、各*Sは、独立して、PV-3又はPV-5で置き換えられ、各*Rは、独立して、PV-4又はPV-6で置き換えられ、各n001Rは、独立して、PV-1で置き換えられ、各n001Sは、独立して、PV-2で置き換えられる。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、本明細書、例えば、表A1に記載されるとおりのオリゴヌクレオチドであり、各*Sは、独立して、PV-3で置き換えられ、各*Rは、独立して、PV-4で置き換えられ、各n001Rは、独立して、PV-1で置き換えられ、各n001Sは、独立して、PV-2で置き換えられる。いくつかの実施形態では、それぞれの天然のリン酸結合は、独立して、前駆体、例えば、
で置き換えられる。いくつかの実施形態では、R’は、-Hである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)Rである。いくつかの実施形態では、R’は、-C(O)CH
3である。いくつかの実施形態では、R
AUは、-Phである。いくつかの実施形態では、方法は、ホスホロチオエート及び/又は負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)が形成される(例えば、V-1、PV-2、PV-3、PV-4、PV-5、PV-6などから)ように1つ以上の不斉補助剤部分の除去を含む。いくつかの実施形態では、不斉補助剤(例えば、PSM)の除去は、無水条件下でオリゴヌクレオチドを塩基(例えば、DEAなどのN(R)
3)と接触させることを含む。
いくつかの実施形態では、当業者によって理解されるとおり、キラル制御されたヌクレオチド間結合の調製のために、ホスホラミダイト(例えば、DPSE又はPSMホスホラミダイト)は通常、キラルに濃縮された又は純粋な形態(例えば、本明細書に記載されるとおりの純度の(例えば、約又は少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、若しくは99%、又は約100%))で利用される。
いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチド及びその組成物の調製のための有用な試薬を提供する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、本明細書に記載されるとおりのヌクレオシド、核酸塩基及び糖を含む。いくつかの実施形態では、核酸塩基及び糖は、当業者が理解するとおり、オリゴヌクレオチド合成のために適切に保護される。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、R
NS-P(OR)N(R)
2(式中、R
NSは、任意選択により保護されたヌクレオシド部分である)の構造を有する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、R
NS-P(OCH
2CH
2CN)N(i-Pr)
2の構造を有する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、環BAであるか又はそれを含む核酸塩基を含み、環BAは、BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VI、又は環BAの互変異性体の構造を有し、核酸塩基は、任意選択に置換されるか又は保護される。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、不斉補助剤部分を含み、リンは、不斉補助剤部分の酸素及び窒素原子に結合される。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、
、又はその塩(式中、R
NSは、保護されたヌクレオシド部分(例えば、オリゴヌクレオチド合成のために好適に保護された5’-OH及び/又は核酸塩基)であり、それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)の構造を有する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、
(式中、R
NSは、保護されたヌクレオシド部分(例えば、オリゴヌクレオチド合成のために好適に保護された5’-OH及び/又は核酸塩基)であり、R
C1は、R、-Si(R)
3又は-SO
2Rであり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~7員飽和環を形成し、カップリングは、ヌクレオチド間結合を形成する)の構造を有する。いくつかの実施形態では、R
NSの5’-OHは、保護される。いくつかの実施形態では、R
NSの5’-OHは、-ODMTrとして保護される。いくつかの実施形態では、R
NSは、その3’-O-を介してリンに結合される。いくつかの実施形態では、R
C2及びR
C3によって形成される環は、任意選択により置換された5員環である。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、
、又はその塩の構造を有する。いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトは、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおり、R
NSは、オリゴヌクレオチド合成のために任意選択により保護される修飾された核酸塩基(例えば、b001A、b002A、b003A、b008U、b001Cなど)を含む。
いくつかの実施形態では、ホスホラミダイトの純度又は立体化学的純度は、少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、又は99%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも95%である。
いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチド又は組成物を調製するための方法であって、オリゴヌクレオチド又はヌクレオシドの遊離-OH、例えば、遊離5’-OHを本明細書に記載されるとおりのホスホラミダイトとカップリングすることを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドを提供し、オリゴヌクレオチドは、-O5-PL(W)(RCA)-O3-(式中、
PLは、P、又はP(=W)であり;
Wは、O、S、又はWNであり;
WNは、=N-C(-N(R1)2=N+(R1)2Q-であり;
Q-は、アニオンであり;
RCAは、任意選択によりキャップ付加された不斉補助剤部分であるか又はそれを含み、
O5は、糖の5’-炭素に結合された酸素であり、且つ
O3は、糖の3’-炭素に結合された酸素である)の構造をそれぞれ独立して有する1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合を含む。
いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、任意選択によりキラル制御される。いくつかの実施形態では、修飾されたヌクレオチド間結合は、任意選択によりキラル制御される。
いくつかの実施形態では、提供される方法は、そのような修飾されたヌクレオチド間結合からRCAを除去することを含む。いくつかの実施形態では、除去の後、RCAへの結合は、-OHで置き換えられる。いくつかの実施形態では、除去の後、RCAへの結合は、=Oで置き換えられ、WNへの結合は、-N=C(N(R1)2)2で置き換えられる。
いくつかの実施形態では、PLは、P=Sであり、RCAが除去されるとき、そのようなヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合に変換される。
いくつかの実施形態では、P
Lは、P=W
Nであり、R
CAが除去されるとき、そのようなヌクレオチド間結合は、
の構造を有するヌクレオチド間結合に変換される。いくつかの実施形態では、
の構造を有するヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。いくつかの実施形態では、
の構造を有するヌクレオチド間結合は、
の構造を有する。
いくつかの実施形態では、P
Lは、P(例えば、5’-OHとホスホラミダイトのカップリングから新たに形成されるヌクレオチド間結合において)である。いくつかの実施形態では、Wは、O又はSである。いくつかの実施形態では、Wは、Sである(例えば、硫化の後)。いくつかの実施形態では、Wは、Oである(例えば、酸化の後)。いくつかの実施形態では、ある特定の負に荷電していないヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合は、P(III)亜リン酸トリエステルヌクレオチド間結合をアジドイミダゾリウム塩(例えば、
を含む化合物)と好適な条件下で反応させることによって調製され得る。いくつかの実施形態では、アジドイミダゾリウム塩は、PF
6
-の塩である。いくつかの実施形態では、アジドイミダゾリウム塩は、
の塩である。いくつかの実施形態では、アジドイミダゾリウム塩は、2-アジド-1,3-ジメチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェートである。
当業者によって理解されるとおり、Q-は、系(例えば、オリゴヌクレオチド合成における)に存在する様々な好適なアニオンであってもよく、サイクル、プロセス段階、試薬、溶媒などに応じてオリゴヌクレオチド調製プロセスの間に変動し得る。いくつかの実施形態では、Q-は、PF6
-である。
いくつかの実施形態では、R
CAは、
(式中、R
C4は、-H又は-C(O)R’であり、それぞれの他の可変要素は、独立して、本明細書に記載されるとおりである)である。いくつかの実施形態では、R
CAは、
(式中、R
C1は、R、-Si(R)
3又は-SO
2Rであり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~7員飽和環を形成し、R
C4は、-H又は-C(O)R’である)である。いくつかの実施形態では、R
C4は、-Hである。いくつかの実施形態では、R
C4は、-C(O)CH
3である。いくつかの実施形態では、R
C2及びR
C3を合わせて、任意選択により置換された5員環を形成する。
いくつかの実施形態では、RC4は、-H(例えば、5’-OHとホスホラミダイトのカップリングから新たに形成されるヌクレオチド間結合において)である。いくつかの実施形態では、RC4は、-C(O)Rである(例えば、アミンのキャップ付加の後)。いくつかの実施形態では、Rは、メチルである。
いくつかの実施形態では、それぞれのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、独立して、-O5-PL(W)(RCA)-O3-から変換される。
ADAR
特に、提供される技術は、AをIに変換することによる標的アデノシンの修飾/編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び/又は標的核酸とオリゴヌクレオチドによって形成される二重鎖は、タンパク質、例えば、ADARタンパク質と相互作用する。いくつかの実施形態では、そのようなタンパク質は、アデノシン修飾活性を含み、標的核酸中の標的アデノシンを修飾することができ、例えば、それらをイノシンに変換する。
ADARタンパク質は、様々な細胞、組織、器官及び/又は生物体において天然に発現されるタンパク質である。いくつかのADARタンパク質、例えば、ADAR1及びADAR2は、脱アミノ化によりアデノシンを編集して、アデノシンをイノシンに変換することができ、翻訳中にG又はそれと同様に読まれることを含むいくつかの機能を提供することができることが報告されている。ADARに媒介されるRNA編集の機構(例えば、脱アミノ化)が報告されている。例えば、ADARタンパク質は、ミスマッチを有する二本鎖RNA基質上でアデノシンからイノシンへの変換を触媒することが報告される。当業者によって理解されるとおり、イノシンは、細胞における翻訳及び/又はスプライシング機構によってグアノシンとして認識され得る。したがって、ADARは、核酸、例えば、プレmRNA及びmRNA基質の機能的なアデノシンからグアノシンへの編集のために使用され得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸、例えば、RNAにおける標的アデノシンのADARに媒介される編集のためのオリゴヌクレオチド及びその組成物を提供する。ADARに媒介されるRNA編集は、DNA編集を超えるいくつかの利点を提供することができ、例えば、送達は、Cas9のような組換えタンパク質の発現を必要としないため単純化される。ADAR1及びADAR2の両方は内在性酵素であるため、オリゴヌクレオチドの細胞性送達のみで編集のために十分であり得る。オフターゲット作用は、たとえあったとしても一過的であり、ゲノムDNAに変化をもたらさない。さらに、ADARに媒介される編集は、分裂終了細胞において使用されてもよく、それは修復のためのHDR鋳型を必要としない。3つの脊椎動物ADAR遺伝子が、共通の機能ドメインとともに報告されている(Nishikura Nat Rev Mol Cell Biol.2016 Feb;17(2):83-96.;Nishikura Annu Rev Biochem.2010;79:321-349.;Thomas and Beal Bioessays.2017 Apr;39(4))。3つのADARの全てが、dsRNA結合ドメイン(dsRBD)を含有し、dsRNA基質と接触することができる。いくつかのADAR1は、Z-DNA結合ドメインも含有する。ADAR1は、脳、肺、腎臓、肝臓、及び心臓などにおいて著しく発現されることが報告されており、2つのアイソフォームで存在し得る。いくつかの実施形態では、アイソフォームp150は、インターフェロンによって誘導され得る一方で、アイソフォームp110は、構成的に発現され得る。いくつかの実施形態では、広範且つ構成的に発現されることが報告されるため、p110を利用することが有利であり得る。ADAR2は、例えば、脳及び肺において高度に発現される場合があり、核に排他的に局在されることが報告される。ADAR3は、触媒的に不活性であり、脳にのみ発現されることが報告される。組織発現における潜在的な相違は、治療標的を選択する際に考慮に入れられ得る。
ADARによるRNA編集のためのオリゴヌクレオチドの使用が報告されている。特に、本開示は、以前に報告された技術が一般に、1つ以上の欠点、例えば、低い安定性(例えば、天然のRNA糖を有するオリゴヌクレオチド)、低い編集効率、低い編集特異性(例えば、いくつかのAが、オリゴヌクレオチドと実質的に相補的な標的核酸の一部において編集される)、ADAR認識/リクルートメントに関するオリゴヌクレオチドにおける特異的な構造、外来タンパク質(例えば、編集のために特異的な構造を有するオリゴヌクレオチド及び/又はその二重鎖(例えば、標的核酸との)を認識するために操作されたもの)などを有することを認識する。さらに、以前に報告された技術は通常、オリゴヌクレオチドが修飾されたヌクレオチド間結合の1つ以上のキラルの結合リンを含むとき、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物を利用する。
例えば、様々な報告されたオリゴヌクレオチドは、ADARリクルートドメインを含有する。Merkle et al.,Nat Biotechnol.2019 Feb;37(2):133-138は、内在性転写物を転写するために内在性ヒトADAR2をリクルートする分子内ステムループである不完全な20bpのヘアピンADARリクルートドメインを含むオリゴヌクレオチドを開示した。Mali et al.,Nat Methods.2019 Mar;16(3):239-242において報告されるオリゴヌクレオチドは、標的mRNAにハイブリダイズする特異性ドメインに加えて、ADAR基質のGluR2プレ-メッセンジャーRNA配列又はMS2ヘアピンを含有する。
ある特定の報告された編集手法は、外来又は操作されたタンパク質、例えば、CRISPR/Cas9系を利用するものを利用する。例えば、Komor et al.Nature 2016 volume533,pages420-424は、プログラム可能なDNA塩基エディターを作製するためにCRISPR-Cas9と結合したデアミナーゼを開示した。それは、外来編集タンパク質において結合するため、CRISPR/Cas9系及びガイドRNAの両方の送達を必要とする。
特に、本開示は、以前のアデノシン編集技術が有する1つ以上又は全ての欠点を、例えば、本明細書に記載される設計されたオリゴヌクレオチドのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供することにより解決するための糖修飾、塩基修飾、ヌクレオチド間結合修飾、立体化学の制御、その様々なパターンなどの1つ以上の特徴を含むオリゴヌクレオチドを提供する。例えば、本明細書で実証されるとおり、ADARリクルートループは、任意選択であり、提供される技術に要求されない。
当業者によって理解されるとおり、そのような有用な特徴の1つ以上を利用して、以前の技術(例えば、各々のオリゴヌクレオチド及びオリゴヌクレオチド組成物が独立して参照により組み込まれる、国際公開第2016097212号、国際公開第2017220751号、国際公開第2018041973号、国際公開第2018134301A1号に記載されるもの)におけるオリゴヌクレオチドを向上させ得る いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に記載される1つ以上の有用な特徴を以前に報告されたオリゴヌクレオチド塩基配列に適用することによる、以前の技術の改善を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、アデノシン編集に有用であり得る以前に報告されたオリゴヌクレオチドのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物を使用する以前に報告されたアデノシン編集の、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を使用してそのような編集を実施することによる改善を提供する。
報告されるとおり、ADARタンパク質は、様々なアイソフォームを有し得る。例えば、ADAR1は、とりわけ、報告されるp110アイソフォーム及び報告されるp150アイソフォームを有する。いくつかの実施形態では、ある特定のキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、複数のアイソフォーム、いくつかの実施形態では、p110及びp150の両方のアイソフォームにより高いレベルのアデノシン修飾(例えば、AからIへの変換)を提供できる一方で、立体的に不規則な組成物は、1つ以上のアイソフォーム(例えば、p110)に関して低いレベルのアデノシン修飾を提供することが観察された。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、ADAR1のp110を発現するか又は含む系(例えば、細胞、組織、器官、生物体、対象など)、特に、p150アイソフォームと比較して高いレベルのADAR1のp110アイソフォームを発現するか若しくは含むもの、又はADAR1 p150をまったく発現しないか若しくは低いレベルで発現するものにおけるアデノシン修飾に特に有用である。
いくつかの実施形態では、本開示は、構造中にステムループを必要としないシス作用性(CisA)オリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、塩基対形成を介して標的mRNAとdsRNA構造を形成することができる。いくつかの実施形態では、形成されるdsRNA構造(任意選択により二次的なミスマッチを有する)は、ADAR結合を促進し、したがって、ADARに媒介される編集(例えば、標的アデノシン(qdenosine)の脱アミノ化)を促進することができるバルジを含有する。いくつかの実施形態では、本開示のオリゴヌクレオチドは、LSLオリゴヌクレオチド又はCSLオリゴヌクレオチドより短く、例えば、32nt以下若しくは約32nt、31nt以下若しくは約31nt、30nt以下若しくは約30nt、29nt以下若しくは約29nt、28nt以下若しくは約28nt、27nt以下若しくは約27nt、又は26nt以下若しくは約26ntの長さであり、高い編集効率を提供することができる。
提供する技術の評価/特徴付け
当業者によって理解されるとおり、様々な技術が、本開示に従って提供される技術を評価/特徴付けるために利用され得る。ある特定の有用な技術は、実施例において記載される;実証されるとおり、特に、本開示は、提供される技術を評価し且つ特徴付けるのに好適な様々なインビボ及びインビトロの技術を記載する。いくつかの実施形態では、提供される技術は、外来ADARポリペプチドを伴って又は伴わずに、例えば、細胞において評価される/特徴付けられる;これに加えて又はこれに代えて、いくつかの実施形態では、提供される技術は、例えば、動物、例えば、非ヒト霊長類及びマウスにおいて評価される/特徴付けられる。
特に、本開示は、様々なヒト系、例えば、細胞において編集を提供することができる様々な薬剤(例えば、オリゴヌクレオチド)及びその組成物が、ヒトADAR、例えば、ヒトADAR1を含有しないか又は発現しないある特定の細胞(例えば、マウス細胞)及び齧歯類(例えば、マウス)などのある特定の動物において編集を全く示さないか又ははるかに低いレベルの編集を示し得るという洞察を包含する。特に、一般的に使用される動物モデルであるマウスは、ヒト細胞において活性な様々な薬剤が、適切なADAR1(例えば、ヒトADAR1)ポリペプチド又はその特徴的な部分を含むか又は発現するように操作されていないマウス細胞及び動物において全く活性をもたらさないか又は非常に低いレベルの活性をもたらすため、ヒトにおける編集のための様々な薬剤(例えば、オリゴヌクレオチド)の評価には、限定的な使用になり得る(図40及び図47、野生型(WT)マウス及び細胞、ヒト細胞、並びにhADAR1 p110を発現するように操作された細胞及びマウス(huADARマウス)に関するデータを参照のこと)。いくつかの実施形態では、本開示は、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分を発現する操作された細胞及び非ヒト動物を提供する。いくつかの実施形態では、そのような細胞及びヒトは、提供される技術を評価し、特徴付けるのに有用である。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 p110ポリペプチド又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 p150ポリペプチド又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 p110ペプチドであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 p150ペプチドであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1の以下のドメイン:Z-DNA結合ドメイン、dsRNA結合ドメイン、及びデアミナーゼドメインの1つ以上又は全てであるか又はそれらを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 Z-DNA結合ドメインの一方又は両方であるか又はそれを含み;或いは又は加えて、いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトADAR1 dsRNA結合ドメインの1つ、2つ又は全てであるか又はそれを含み;或いは又は加えて、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトデアミナーゼドメインであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、マウスADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分とともに発現されてもよく、例えば、1つ以上のヒトdsRNA結合ドメインは、マウスデアミナーゼドメインとともに発現するように操作されて、ヒト-マウスハイブリッドADAR1ポリペプチドを形成し得る。いくつかの実施形態では、細胞及び/又は非ヒト動物は、本明細書に記載されるとおりのヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含み及び/又は発現するように操作される。いくつかの実施形態では、細胞及び/又は非ヒト動物のゲノムは、本明細書に記載されるとおりのヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含むように操作される。いくつかの実施形態では、細胞及び/又は非ヒト動物の生殖系列ゲノムは、本明細書に記載されるとおりのヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含むように操作される。いくつかの実施形態では、細胞及び非ヒト動物は、例えば、それらのゲノムにおいて(いくつかの実施形態では、生殖系列ゲノム)、状態、障害又は疾患とそれぞれ独立して関連する1つ以上のAからGへの変異(例えば、AIATタンパク質のアミノ酸位置342でグルタミン酸からリジンへの置換(E342K)をもたらすSERPINA1遺伝子における変異(例えば、c.1024G>A))を含むように操作される。本明細書で実証されるとおり、特に、そのような細胞及び動物は、提供される技術、例えば、様々なオリゴヌクレオチド及びその組成物を、例えば、1つ以上の状態、障害又は疾患に対するそれらの使用を含むそれらの編集特性及び/又は活性に関して評価する/特徴付けるのに有用である。いくつかの実施形態では、細胞は、齧歯類細胞である。いくつかの実施形態では、細胞は、マウス細胞である。いくつかの実施形態では、動物は、齧歯類である。いくつかの実施形態では、動物は、マウスである。
いくつかの実施形態では、本開示は、ADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分、又はADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含むか又は発現するように操作されたものを含む細胞及び/又は非ヒト動物を評価するために評価する/特徴付けるための技術を提供し、ADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分及び/又はポリヌクレオチドは、操作する前に細胞及び/又は非ヒト動物中に存在せず及び/又はその中で発現されない。いくつかの実施形態では、提供される方法は、細胞又はその集団に、それぞれ独立して、比較可能なヒト細胞又はその集団においてアデノシンを編集することができる1つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、提供される方法は、動物又はその集団に、それぞれ独立して、ヒト細胞又はその集団においてアデノシンを編集することができる1つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、評価される/特徴付けられることになる細胞における、又は動物に由来する細胞における編集レベルは、比較可能なヒト細胞において観察されるものと比較される。いくつかの実施形態では、比較可能なヒト細胞は、評価される/特徴付けられる細胞又は動物に由来する細胞と同じ型のものである。いくつかの実施形態では、細胞は、齧歯類細胞である。いくつかの実施形態では、細胞は、マウス細胞である。いくつかの実施形態では、動物は、齧歯類である。いくつかの実施形態では、動物は、マウスである。いくつかの実施形態では、1つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物は、別々の細胞及び/又は動物に別々に投与される。いくつかの実施形態では、1つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物は、細胞及び/又は動物の同じ集団に、任意選択により同時に投与され得る。様々な標的アデノシンを編集することができる様々なオリゴヌクレオチド及び組成物は、本明細書に記載されるとおりであり、適宜利用され得る。
使用及び適用
当業者によって理解されるとおり、オリゴヌクレオチドは、複数の目的のために有用である。いくつかの実施形態では、提供される技術(例えば、オリゴヌクレオチド、組成物、方法など)は、様々な核酸(例えば、RNA)及び/又はそれにコードされる産物(例えば、タンパク質)のレベル及び/又は活性を調節するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、提供される技術は、望まれない標的核酸(例えば、望まれないアデノシンを含む)及び/又はその産物のレベル及び/又は活性を低減することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、所望の標的核酸(例えば、1つ以上の位置で望まれないアデノシンの代わりにIを含む)及び/又はその産物のレベル及び/又は活性を増大させることができる。
例えば、いくつかの実施形態では、提供される技術は、標的RNA配列における標的アデノシンの部位特異的編集のために一本鎖オリゴヌクレオチドとして利用され得る。いくつかの実施形態では、提供される技術は、発現及び活性のレベルを調節することができる。特に、本開示は、様々な状態、障害又は疾患(例えば、GからAへの変異と関連するもの)の治療及び/又は予防を含むがこれらに限定されない様々な所望の生体機能の改善であり得る、提供される技術による改善を提供する。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、標的遺伝子の活性及び/又は機能を調節することができる。いくつかの実施形態では、標的遺伝子は、1つ以上の遺伝子産物(例えば、RNA及び/又はタンパク質産物)の発現及び/又は活性が改変されることが意図される遺伝子である。多くの実施形態では、標的遺伝子は、改変されることになる標的アデノシン残基を有し、そのような残基のイノシン残基への変換から利益を得る可能性がある。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されるとおりのオリゴヌクレオチドが、特定の標的遺伝子上で作用するとき、その遺伝子の1つ以上の遺伝子産物のレベル及び/又は活性は、そのオリゴヌクレオチドが存在するとき、それが欠損しているときと比較して、改変され得る。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物は、様々な状態、障害、又は疾患を、状態、障害、又は疾患と関連する標的転写物及び/又はそれによりコードされる産物のレベル及び/又は活性を低減すること、及び任意選択により、状態、障害又は疾患とより少なく関連するか又は関連しない転写物及び/又はそれによりコードされる産物を提供すること(例えば、GからAへの変異を補正する標的アデノシンからイノシンへの変換によって、スプライシングを改変するなど)によって治療するのに有用である。いくつかの実施形態では、本開示は、状態、障害、又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、それになりやすいか又はそれに罹患している対象に、有効量に提供されるオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、状態、障害、又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、状態、障害又は疾患になりやすいか又はそれに罹患している対象に、標的RNA配列におけるヌクレオチド(例えば、標的アデノシン)の部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチド、又はその組成物を投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチドは、状態、障害、又は疾患と関連する転写物の一部と部分的に又は完全に相補的な塩基配列のものである。いくつかの実施形態では、塩基配列は、それが状態、障害又は疾患と関連する転写物に、前記状態、障害、又は疾患と関連しない他の転写物より優先的に結合するようなものである。いくつかの実施形態では、状態、障害、又は疾患は、GからAへの変異と関連する。
いくつかの実施形態では、提供される方法におけるオリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患を治療する方法は、標的転写物における標的配列と相補的な共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物を投与することを含み得る。特に、本開示は、系における標的転写物と接触するとき、転写物のアデノシン編集が、組成物の非存在、参照組成物の存在、及びそのいずれかの組み合わせからなる群から選択される参照条件下で観察されるものと比較して向上されるという点で特徴付けられる、本開示に記載されるとおりのオリゴヌクレオチド組成物でありキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を投与することを含む改善を提供する。いくつかの実施形態では、参照組成物は、同じ配列又は構成のオリゴヌクレオチドのラセミ調製物である。いくつかの実施形態では、標的転写物は、オリゴヌクレオチド転写物である。
当業者によって理解されるとおり、特に、提供される技術は、アデノシンからイノシンへの変換を伴い及び/又はそれから利益を得る可能性のある様々な適用のために利用され得る。ある特定の適用は、下で記載される。
本開示を読む当業者は、様々なGからAへの変異、例えば、ヒト遺伝子において存在する最も一般的な変異の型である、転写物におけるCからTへの変異は、補正され、したがって、提供される技術から利益を得る可能性があることを理解するであろう。いくつかの実施形態では、提供される技術は、様々な極性又は荷電アミノ酸(例えば、Ser、Tyr、Asp、Glu、His、Asn、Gln、Lysなど)、終止コドン(オパール、オーカー及びアンバー)、転写開始部位、スプライシングシグナル、マイクロRNA認識部位、反復配列、マイクロRNA(miRNA)、タンパク質コード転写物などと関連する標的変異に対して利用され得る。特に、提供される技術は、多様な機能的帰結、例えば、スプライシングの改変、タンパク質発現及び/又は機能の回復/向上などを誘発することができる。
いくつかの実施形態では、編集を介して、提供される技術は、タンパク質機能を回復させることができ(例えば、スプライシングで補正できないナンセンス及びミスセンス変異を修復し、終止変異を除去し、タンパク質ミスフォールディング及び凝集などを妨げ、潜性若しくは顕性の遺伝的に規定された疾患などの様々な状態、障害又は疾患を予防し及び/又は治療するために利用され得る)、タンパク質機能を修飾することができ(例えば、タンパク質プロセシング(例えば、プロテアーゼ切断部位)、タンパク質-タンパク質相互作用を改変し、シグナル伝達経路などを調節し、且つイオンチャネル透過性に関連するものなどの様々な状態、障害又は疾患を予防し及び/又は治療するために利用され得る)、タンパク質上方制御を修飾することができる(例えば、miRNA標的部位修飾、ORFの上流の修飾、ユビキチン化部位の修飾など、様々な状態、障害又はハプロ不全疾患などの疾患を予防し及び/又は治療するために利用され得る)。
ある特定の適用は、例えば、国際公開第2016097212号、国際公開第2017220751号、国際公開第2018041973号、及び/又は国際公開第2018134301A1号に記載される。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物が、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸中の標的アデノシンは、修飾される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物が、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸のレベルは、産物の非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して低減される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物が、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸又はその産物のスプライシングは、オリゴヌクレオチドの非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して改変される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物が、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸の産物のレベルは、産物の非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して改変される。いくつかの実施形態では、産物のレベルは増大され、産物は、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンが修飾されている核酸であるか、又はそれによってコードされる。いくつかの実施形態では、産物のレベルは増大され、産物は、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンがイノシンで置き換えられている核酸であるか、又はそれによってコードされる。いくつかの実施形態では、産物のレベルは増大され、産物は、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンのアデニンがグアニンで置き換えられている核酸であるか、又はそれによってコードされる。いくつかの実施形態では、産物は、タンパク質である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、グアニンからの変異である。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、同じ位置でグアニンよりも状態、障害又は疾患とより関連している。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的核酸と二本鎖複合体を形成することができる。いくつかの実施形態では、標的核酸又はその部分は、RNAであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、RNAのものである。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは修飾され、修飾は、標的アデノシンの脱アミノ化であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは修飾され、修飾は、標的アデノシンのイノシンへの変換であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、修飾は、ADARタンパク質によって促進される。いくつかの実施形態では、系は、ADARタンパク質を含むインビトロ又はエクスビボの系である。いくつかの実施形態では、系は、ADARタンパク質を含むか又は発現する細胞であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、系は、ADARタンパク質を含むか又は発現する細胞を含む対象である。いくつかの実施形態では、ADARタンパク質は、ADAR1である。いくつかの実施形態では、ADAR1タンパク質は、p110アイソフォームであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1タンパク質は、p150アイソフォームであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1タンパク質は、p110及びp150アイソフォームであるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADARタンパク質は、ADAR2である。本明細書で実証されるとおり、本開示は、特に、標的部位(標的Aを含むもの)に酵素をリクルートするための技術であって、そのような標的部位を、提供されるオリゴヌクレオチド又はその組成物と接触させること、又はそのような標的部位を含むポリヌクレオチド(例えば、RNA)を含むか又は発現する系に投与することを含む技術を提供する。いくつかの実施形態では、酵素は、本明細書に記載されるとおり、ADAR1、ADAR2などのRNA編集酵素である。
いくつかの実施形態では、複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物は、比較可能な参照オリゴヌクレオチド組成物で観察されるものより高いレベルを提供し、例えば、標的アデノシンは、より高いレベルで修飾される。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドを全く含まないか又はより低いレベルの複数のオリゴヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、参照組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構成を有するオリゴヌクレオチドを含有しない。いくつかの実施形態では、参照組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構造を有するオリゴヌクレオチドを含有しない。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの2’-F修飾を含有する組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの2’-OMe修飾を含有する組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して異なる糖修飾パターンを有する組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの修飾されたヌクレオチド間結合を含有する組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含有する組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、参照組成物は、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構成のオリゴヌクレオチドの立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸において標的アデノシンを修飾するための技術であって、標的核酸を本明細書に記載されるとおりの提供されるオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物と接触させることを含む技術を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸において標的アデノシンを脱アミノ化するための方法であって、標的核酸を本明細書に記載されるとおりのオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、特定の核酸の産物を生成するか、又はそのレベルを回復させるか若しくは増大させるための方法であって、標的核酸を提供されるオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含み、標的核酸が、標的アデノシンを含み、特定の核酸が、標的アデノシンの代わりにI又はGを有するという点で標的核酸と異なる方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸の産物のレベルを低減するための方法であって、標的核酸を本開示のオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含み、標的核酸が、標的アデノシンを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、産物は、タンパク質である。いくつかの実施形態では、産物は、mRNAである。
いくつかの実施形態では、本開示は、
オリゴヌクレオチド又は組成物を標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触させることを含み、
オリゴヌクレオチド組成物中のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドの塩基配列が、標的核酸のものと実質的に相補的であり;並びに
標的核酸が、標的アデノシンを含み;
標的アデノシンが修飾される方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラルヌクレオチド間結合を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上のキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
参照の複数のオリゴヌクレオチドが、キラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含まず(参照オリゴヌクレオチド組成物が、「立体的に不規則な」組成物であり);並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、
標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
ここで、
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上のキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
参照の複数のオリゴヌクレオチドが、キラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含まない(参照オリゴヌクレオチド組成物が、「立体的に不規則な」組成物である)方法を提供する。
いくつかの実施形態では、第1のオリゴヌクレオチド組成物は、本明細書に記載されるとおりのオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、第1のオリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、デアミナーゼは、ADAR酵素である。いくつかの実施形態では、デアミナーゼは、ADAR1である。いくつかの実施形態では、デアミナーゼは、ADAR2である。いくつかの実施形態では、試料は、細胞であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、標的核酸は、標的アデノシンの代わりに標的アデノシンの部分でI又はGを有するという点で標的核酸と異なる核酸と比較して、状態、障害又は疾患とより関連するか、又は所望の特性若しくは機能の低減とより関連するか、又は望まれない特性若しくは機能の増大とより関連する。いくつかの実施形態では、標的アデノシンは、GからAへの変異である。
特に、本開示のオリゴヌクレオチド設計、例えば、核酸塩基、糖、ヌクレオチド間結合修飾、結合リンの立体化学の制御、及び/又はそのパターンは、以前の技術を向上させるために適用され得る。いくつかの実施形態では、本開示は、以前の技術におけるオリゴヌクレオチドに、本開示の1つ以上の構造的特徴、例えば、核酸塩基、糖、ヌクレオチド間結合修飾、結合リンの立体化学の制御、及び/又はそのパターンを導入することによって、以前の技術に対して改善を提供する。いくつかの実施形態では、改善は、結合リンの立体化学の制御に由来する改善であるか又はそれを含む。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチド組成物は、核酸の著しい分解を引き起こさない(例えば、約5%~100%以下(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%以下など))。いくつかの実施形態では、組成物は、標的核酸において著しい望まれないエクソンスキッピング又はエクソンインクルージョンの改変を引き起こさない(例えば、約5%~100%以下(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%以下など))。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、高いレベルのアデノシン編集(例えば、イノシンへの変換)を提供することができる。いくつかの実施形態では、標的アデノシン編集のパーセンテージは、約10%~100%、例えば、少なくとも約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも10%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも15%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも20%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも25%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも30%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも35%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも40%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも45%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも50%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも60%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも70%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも75%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも80%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも85%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも90%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも95%である。いくつかの実施形態では、それは、少なくとも約100%である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその組成物は、標的核酸又はその産物の発現又はレベルの低減を媒介することができる(例えば、標的アデノシンをイノシンに修飾することによる)。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその組成物は、インビトロの細胞において標的遺伝子又はその遺伝子産物の発現又はレベルの低減を媒介することができる(例えば、標的アデノシンをイノシンに修飾することによる)。いくつかの実施形態では、発現又はレベルは、少なくとも約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%低減され得る。いくつかの実施形態では、標的遺伝子又はその遺伝子産物の発現又はレベルは、例えば、インビトロの細胞において10uM以下の濃度で、オリゴヌクレオチド又はその組成物によって誘導されるADARに媒介される脱アミノ化によって、少なくとも約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、60%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%低減され得る。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその組成物は、1nM、5nM、10nM以下の濃度で好適なレベルの活性を提供することができる(例えば、インビトロ又はインビボの細胞においてアッセイされるとき)。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物の活性は、好適な条件、例えば、細胞ベースのインビトロアッセイにおいて、標的核酸又はその産物のレベルを50%低減する阻害濃度であるIC50によって評価され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド又は組成物は、例えば、細胞ベースのアッセイにおいて評価されるとき、0.001、0.01、0.1、0.5、1、2、5、10、50、100、200、500又は1000nM以下のIC50を有する。いくつかの実施形態では、IC50は、約500nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約200nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約100nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約50nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約25nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約10nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約5nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約2nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約1nM以下である。いくつかの実施形態では、IC50は、約0.5nM以下である。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、標的アデノシンにおいて他のアデノシン残基より標的アデノシンの選択的編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、非標的アデノシンに対する標的アデノシンの選択性は、少なくとも1.5、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、40、50、60、70、80、90、100倍以上である(例えば、好適な条件での非標的アデノシンに対する標的アデノシンの編集のレベル、又はある特定のレベルの編集(例えば、0.5%、1%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%など)のためのオリゴヌクレオチド濃度によって測定されるとおり)。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも2倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも3倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも4倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも5倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも10倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも25倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも50倍である。いくつかの実施形態では、選択性は、少なくとも100倍である。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的核酸配列からの転写物の抑制のための方法であって、1つ以上の同様の核酸配列が、集団内に存在し、標的及び同様の配列の各々が、同様の配列に対して標的配列を定義する特定の特徴的な配列エレメントを含有し、標的核酸配列の転写物を含む試料を、オリゴヌクレオチド、又は共通の塩基配列を共有する複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物と接触させることを含み、オリゴヌクレオチドの塩基配列、又は複数のオリゴヌクレオチドの共通の塩基配列が、標的核酸配列を定義する特徴的な配列エレメントと相補的な配列であるか又はそれを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド、又はオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸配列及び同様の核酸配列の両方の転写物を含む系と接触されるとき、標的核酸配列の転写物は、同様の核酸配列について観察される抑制のレベルより大きいレベルで抑制される。いくつかの実施形態では、標的核酸配列の転写物の抑制は、同様の核酸配列について観察される抑制より1.1~100、2~100、1.5、2、2.5、3、4、5、6、7、8、9、又は10倍大きいものであり得る。いくつかの実施形態では、標的核酸配列は、状態、障害又は疾患と関連する(又は同様の核酸配列と比較してより関連する)。当業者が理解するとおり、状態、障害又は疾患と関連しない、又は関連性が低い転写物を維持しながらの状態、障害又は疾患に関連する転写物(及び/又はその産物)の選択的な低減は、いくつかの利点を提供することができ、例えば、1つ以上の所望の生体機能を維持しながら疾患治療及び/又は予防を提供できる(これは、特に、少ない又は重症ではない副作用をもたらす可能性がある)。
いくつかの実施形態では、本明細書で実証されるとおり、選択性は、系、例えば、本明細書に記載されるレポーターアッセイにおいて少なくとも10倍、又は20、30、40、若しくは50倍以上である。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又は組成物は、系において野生型タンパク質のレベルを維持しながら(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、それ以上の野生型タンパク質が残存する)変異体タンパク質のレベルを効果的に低減し得る(例えば、変異体タンパク質の少なくとも50%、60%、70%以上の低減)。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、様々な生物システム、例えば、マウス脳ホモジネートにおいて安定である(例えば、1、2、3、4、5、6、7、又は8日後に少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上残存する)。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、低毒性のものである。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物、例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド及びその組成物は、TLR9を著しくは活性化しない(例えば、参照オリゴヌクレオチド及びその組成物(例えば、対応する立体的に不規則なオリゴヌクレオチド及びその組成物)と比較したとき)。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物、例えば、キラル制御されたオリゴヌクレオチド及びその組成物は、補体活性化を著しくは誘導しない(例えば、参照オリゴヌクレオチド及びその組成物(例えば、対応する立体的に不規則なオリゴヌクレオチド及びその組成物)と比較したとき)。
様々な適用のために、提供されるオリゴヌクレオチド及び/又は組成物は、医薬組成物として提供され得る。いくつかの実施形態では、本開示は、有効量のオリゴヌクレオチド又はその薬学的に許容される塩を含むか又は送達する医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、オリゴヌクレオチドの様々な形態、例えば、酸、塩基及び様々な薬学的に許容される塩形態を含み得る。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、ナトリウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、カリウム塩である。いくつかの実施形態では、薬学的に許容される塩は、アミン塩(例えば、N(R)3の構造を有するアミンの)である。いくつか医薬実施形態では、医薬組成物はさらに、薬学的に許容される担形を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、液体溶液であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、液体組成物は、制御されたpH範囲、例えば、およそ生理的pH又は生理的pHを有する。
特に、本開示は、状態、障害又は疾患を予防するか又は治療するための技術を提供する。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患は、AからIへの変換に影響を受けやすい(例えば、それから利益を得る可能性がある)。いくつかの実施形態では、本開示は、GからAへの変異に影響を受けやすい状態、障害又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、それになりやすいか又はそれに罹患している対象に、有効量の本明細書に記載されるとおりのオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、それになりやすいか又はそれに罹患している対象に、有効量の本明細書に記載されるとおりのオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物中の1つまたは複数のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドの塩基配列は、標的アデノシンを含む標的核酸のものと実質的に相補的である。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患と関連する細胞、組織又は器官は、ADARタンパク質を含むか又は発現する。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患と関連する細胞、組織又は器官は、ADAR1(例えば、p110及び/又はp150形態)を含むか又は発現する。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患と関連する細胞、組織又は器官は、ADAR2を含むか又は発現する。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患は、本明細書に記載されるとおりである。いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患は、アルファ-1アンチトリプシン欠損症である。いくつかの実施形態では、方法は、標的アデノシンをIに変換することを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、標的配列との配列相補性を含むオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、部位特異的(部位特異的(site directed)とも称され得る)編集(例えば、脱アミノ化)を誘導するオリゴヌクレオチドを提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、ADAR(例えば、内在性ADAR)によって媒介される部位特異的アデノシン編集を誘導するオリゴヌクレオチドを提供する。様々な提供されるオリゴヌクレオチドは、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための一本鎖オリゴヌクレオチドとして利用され得る。いくつかの実施形態では、本開示は、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチド及びその組成物を使用して、標的配列におけるGからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患を予防し及び/又は治療するための方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、例えば、標的配列におけるGからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患のための、医薬としての使用のためのオリゴヌクレオチド及びその組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、標的配列におけるGからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患の治療における使用ためのオリゴヌクレオチド及びその組成物を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、標的配列におけるGからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患の治療のための医薬の製造のためのオリゴヌクレオチド及びその組成物を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、なりやすいか又は罹患している対象において標的配列におけるGからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患を予防するか、治療するか又は寛解させるための方法であって、対象に治療有効量のオリゴヌクレオチド又はその医薬組成物を投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、細胞中の標的配列における標的アデノシンを脱アミノ化するための方法であって、細胞をオリゴヌクレオチド又はその組成物と接触させることを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、細胞中の標的配列(例えば、転写物)における標的アデノシンを脱アミノ化する方法であって、細胞をオリゴヌクレオチド又はその組成物と接触させることを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、細胞におけるGからAへの変異と関連するタンパク質のレベルを低減するための方法であって、細胞をオリゴヌクレオチド又はその組成物と接触させることを含む方法を提供する。いくつかの実施形態では、提供される方法は、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患に関連する転写物及び/又はそれによりコードされる産物のレベルを選択的に低減することができる。いくつかの実施形態では、提供される方法は、標的核酸、例えば、標的Aの位置でGを有する他の点で同一な核酸に対して、望まれないA(例えば、GからAへの変異)を含む標的核酸、例えば、転写物を選択的に編集することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、必要とする哺乳動物における変異した遺伝子(例えば、GからAへの変異)発現を減少させるための方法であって、哺乳動物に、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチド又はその組成物を含む核酸-脂質粒子を投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、オリゴヌクレオチドのインビボ送達のための方法であって、哺乳動物にオリゴヌクレオチド又はその組成物を投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、GからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患の治療に好適な対象又は患者は、医療専門家によって同定され得るか又は診断され得る。
いくつかの実施形態では、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患の症状は、AからIへの変換から利益を得る可能性がある任意の状態、障害又は疾患であり得る。
いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチド又はその組成物は、GからAへの変異と関連する状態、障害若しくは疾患、又はGからAへの変異と関連する状態、障害若しくは疾患の少なくとも1つの症状を予防するか、治療するか、寛解させるか、又はその進行を遅らせることができる。
いくつかの実施形態では、本開示の方法は、対象におけるGからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患の治療のためのものであってもよく、方法は、対象に治療有効量のオリゴヌクレオチド又はその医薬組成物を投与することを含む。
いくつかの実施形態では、提供される方法は、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患の少なくとも1つの症状を低減することができ、方法は、対象に治療有効量のオリゴヌクレオチド又はその医薬組成物を投与することを含む。
いくつかの実施形態では、患者又は対象へのオリゴヌクレオチドの投与は、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患の進行を遅らせること;、GからAへの変異と関連する状態、障害若しくは疾患又はその少なくとも1つの症状の発症を遅延させること;GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患の1つ以上の徴候を改善すること;及び/又は患者又は対象の生存時間又は寿命を増加させることのうちのいずれか1つ以上を媒介することが可能である。
いくつかの実施形態では、疾患進行を遅らせることは、本明細書に記載されるものなど、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患になりやすいか又はそれに罹患している個体における、1つ以上の臨床パラメーターの臨床的に望まれない変化の予防、又はその遅延に関連し得る。GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患になりやすいか又はそれに罹患している個体における疾患進行の緩徐化を、本明細書に記載される疾患評価試験の1つ以上を使用して同定することは、十分に医師の能力の範囲内である。さらに、医師は、GからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患になりやすいか又はそれに罹患している個体における疾患進行の速度を評価するために、本明細書に記載されるもの以外の個々の診断試験を施してもよいことが理解される。
医師は、GからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患の家族歴又は同様の遺伝的プロファイルを有する他の患者との比較を使用してもよい。
いくつかの実施形態では、GからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患の徴候は、状態、障害、又は疾患の進行を診断するか又は測定するために医師などの医療従事者によって利用されるパラメーターを含む。
いくつかの実施形態では、対象は、オリゴヌクレオチド若しくはその組成物及び追加の薬剤及び/又は方法、例えば、追加の治療剤及び/又は方法を施される。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド又はその組成物は、単独で又は1つ以上の追加の治療剤及び/又は治療と組み合わせて投与され得る。組み合わせて投与されるとき、それぞれの構成要素は、同時に又は異なる時点で任意の順序において逐次的に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、それぞれの構成要素は、所望の治療効果をもたらすために別々であるが十分に近い時間で投与されてもよい。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び追加の治療的構成要素は、同時に投与される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び追加の治療的構成要素は、1つの組成物として投与され得る。いくつかの実施形態では、ある時点で、投与されている対象は、提供されるオリゴヌクレオチド及び追加の構成要素の両方に同時に暴露され得る。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドに物理的にコンジュゲートされ得る。いくつかの実施形態では、追加の薬剤は、GalNAcである。いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチドは、追加の薬剤に物理的にコンジュゲートされ得る。いくつかの実施形態では、追加の薬剤のオリゴヌクレオチドは、本開示に記載されるとおりの塩基配列、糖、核酸塩基、ヌクレオチド間結合、糖、核酸塩基、及び/又はヌクレオチド間結合修飾のパターン、骨格のキラル中心のパターンなど、又はその任意の組み合わせを有してもよく、各Tは、独立して、Uで置き換えられてもよいし、その逆であってもよい。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的配列の発現、活性、及び/又はレベルを低減することができるか(直接的に又は間接的に)、又はGからAへの変異と関連する状態、障害、又は疾患を治療するのに有用な第2のオリゴヌクレオチドに物理的にコンジュゲートされ得る。
いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチドは、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患のための1つ以上の追加の(又は第2の)治療剤とともに投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、対象は、オリゴヌクレオチド及び追加の治療剤を投与される場合があり、追加の治療剤は、治療されることになる状態、障害又は疾患の治療に有用な本明細書に記載されるか又は当技術分野で知られる薬剤である。
いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための提供される一本鎖オリゴヌクレオチドは、アプタマー、lncRNA、lncRNA阻害剤、抗体、ペプチド、低分子、他の標的を標的化する他のオリゴヌクレオチドを含むがこれらに限定されない、状態、障害若しくは疾患又はその症状のための1つ以上の治療とともに同時投与され得るか又は治療レジメンの一部として使用され得る。
いくつかの実施形態では、追加の治療的治療は、非限定的な例として、遺伝子を編集する方法である。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、非限定的な例として、オリゴヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、第2の又は追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの前に、それと同時に、又はその後に対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、第2の又は追加の治療剤は、対象に複数回投与されてもよく、オリゴヌクレオチドもまた、対象に複数回投与され、その投与は、任意の順序である。
いくつかの実施形態では、改善は、疾患状態において高すぎる遺伝子又は遺伝子産物の発現、活性及び/又はレベルを低減すること;疾患状態において低すぎる遺伝子又は遺伝子産物の発現、活性及び/又はレベルを増大させること;及び/又は遺伝子又は遺伝子産物の変異体及び/又は疾患関連バリアントの発現、活性及び/又はレベルを低減することを含み得る。
いくつかの実施形態では、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患を治療し、寛解させ及び/又は予防するのに有用なオリゴヌクレオチド又は組成物は、様々な好適に利用可能な技術を介して(例えば、対象に)投与され得る。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド、例えば、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための一本鎖オリゴヌクレオチドは、例えば、状態、障害又は疾患を治療し、寛解させ及び/又は予防するために、医薬組成物として投与され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御される。
特に、本開示の技術、例えば、オリゴヌクレオチド及びその組成物は、参照技術(例えば、キラル制御(例えば、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物(例えば、同じ塩基配列、又は同じ構成などのオリゴヌクレオチドの))の欠如若しくは低いレベル、及び/又はある特定の修飾及びそのパターン(例えば、2’-F、負に荷電していないヌクレオチド間結合など)の欠如若しくは低いレベルと比較して、安定性、送達、編集効率、薬物動態、及び/又は薬物動力学の改善などの様々な改善及び利点を提供することができる。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、同じ塩基配列を有するオリゴヌクレオチドの立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、同じ構成を有するオリゴヌクレオチドの立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である(当業者によって理解されるとおり、いくつかの実施形態では、様々な塩形態が同じ構成のものであると適切にみなされ得る)。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチドは、負に荷電していないヌクレオチド間結合を含まないオリゴヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチドは、n001を含まない。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、負に荷電していないヌクレオチド間結合を含まないオリゴヌクレオチドの組成物である。いくつかの実施形態では、参照オリゴヌクレオチド組成物は、n001を含まないオリゴヌクレオチドの組成物である。いくつかの実施形態では、提供される技術は、参照技術と比較して、低い単位又は総用量で利用されてもよく、及び/又は少ない用量及び/又は長い投与間隔で投与されてもよい(例えば、同等又はより良好な効果を達成するために)。いくつかの実施形態では、提供される技術は、編集の長期の耐久性を提供することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、投与されると、最後の投与の後の一定期間、例えば、約又は少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、60日以上、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、若しくは10ヶ月間、ある特定のレベル以上(例えば、ある特定の生物学的効果及び/又は治療効果をもたらすのに有用な及び/又は十分なレベル)で活性、例えば、標的編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、低い毒性を提供する。いくつかの実施形態では、提供される技術は、参照技術と比較して、高い単位又は総用量で利用されてもよく、及び/又は多い用量及び/又は短い投与間隔で投与されてもよい(例えば、より良好な効果を達成するために)。いくつかの実施形態では、総用量は、単一用量として投与され得る。いくつかの実施形態では、総用量は、2回以上の単一用量として投与され得る。いくつかの実施形態では、単一用量として投与される総用量は、2回以上の単一用量として投与されるときと比較して、より高い最大編集レベルを提供し得る。
いくつかの場合において、医薬としてオリゴヌクレオチドを投与されている患者は、血小板減少症、腎毒性、糸球体腎炎、及び/又は凝血異常;遺伝毒性、標的器官の反復投与毒性及び病的作用;用量反応及び暴露関連性;慢性毒性;幼若毒性;生殖及び発生毒性;心血管安全性;注射部位反応;サイトカイン反応補体作用;免疫原性;及び/又は発癌性を含むある特定の副作用又は有害作用を経験する可能性がある。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの投与の副作用又は有害作用を相殺するために投与される。いくつかの実施形態では、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための特定の一本鎖オリゴヌクレオチドは、標的RNA配列におけるヌクレオチドの部位特異的編集のための異なる一本鎖オリゴヌクレオチドと比較して、副作用又は有害作用を誘発する能力の低減を有し得る。
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの投与と関連する1つ以上の副作用又は有害作用を制御するか又は軽減するために患者に投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び1つ以上の追加の治療剤が、患者に投与されてもよく(任意の順序で)、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの投与と関連する1つ以上の副作用又は有害作用を制御するか又は軽減するために患者に投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び1つ以上の追加の治療剤が、患者に投与されてもよく(任意の順序で)、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの投与と関連する1つ以上の副作用又は有害作用を制御するか又は軽減するために患者に投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び1つ以上の追加の治療剤が、患者に投与されてもよく(任意の順序で)、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチドの投与と関連する1つ以上の副作用又は有害作用を制御するか又は軽減するために投与されてもよく、オリゴヌクレオチドは、標的遺伝子又はその遺伝子産物のレベル、発現及び/又は活性を低減すること、標的遺伝子mRNAの1つ以上のエクソンのスキッピングを増加させるか又は減少させること、ADARに媒介される脱アミノ化、RNaseHに媒介される機構、立体障害に媒介される機構、及び/又はRNA干渉に媒介される機構を含むがこれらに限定されない任意の生化学的機構を介して機能し、オリゴヌクレオチドは、一本鎖又は二本鎖である。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド組成物及び1つ以上の追加の治療剤が、患者に投与されてもよく(任意の順序で)、追加の治療剤は、オリゴヌクレオチド組成物の投与と関連する1つ以上の副作用又は有害作用を制御するか又は軽減するために患者に投与されてもよく、オリゴヌクレオチド組成物は、キラル制御されてもよいし、少なくとも1つのキラル制御されたヌクレオチド間結合(キラル制御されたホスホロチオエートを含むがこれに限定されない)を含む。
GからAへの変異と関連するもの、例えば、嚢胞性線維症、ハーラー症候群、アルファ-1アンチトリプシン(A1AT)欠損症、パーキンソン病、アルツハイマー病、白皮症、筋萎縮性側索硬化症、喘息、β-サラセミア、カダシル症候群、シャルコー・マリー・トゥース病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、遠位型脊髄性筋萎縮症(DSMA)、デュシェンヌ/ベッカー型筋ジストロフィー、栄養障害型表皮水疱症、表皮水疱症(Epidermylosis bullosa)、ファブリー病、第V因子ライデン関連障害、家族性大腸腺腫症、ポリープ症、ガラクトース血症、ゴーシェ病、グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ、血友病、遺伝性ヘモクロマトーシス(Hereditary Hematochromatosis)、ハンター症候群、ハンチントン病、炎症性腸疾患(IBD)、遺伝性多凝集反応症候群、レーバー先天黒内障、レッシュ・ナイハン症候群、リンチ症候群、マルファン症候群、ムコ多糖症、筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィーI型及びII型、神経線維腫症、ニーマン・ピック病A、B及びC型、NY-eso1関連癌、ポイツ・ジェガース症候群、フェニルケトン尿症、ポンぺ病、原発性線毛疾患、プロトロンビンG20210A変異などのプロトロンビン変異関連障害、肺高血圧症、網膜色素変性症、サンドホフ病、重症複合免疫不全症候群(SCID)、鎌状赤血球貧血、脊髄性筋萎縮症、シュタルガルト病、テイ・サックス病、アッシャー症候群、X連鎖免疫不全、スタージ・ウェーバー症候群、及び様々な癌を含む様々な状態、障害、又は疾患がアデノシン編集から利益を得る可能性がある。
いくつかの実施形態では、状態、障害又は疾患は、アルファ-1アンチトリプシン(AIAT)欠損症(AATD)である。
アルファ-1アンチトリプシン(AIAT)欠損症(AATD)は、報告によればSERPINA1遺伝子(PI;AIA;AAT;PIl;AIAT;PR02275;及びアルファ1ATとしても知られる)における欠損によって引き起こされる遺伝性疾患である。重篤なAIAT欠損症は、肺及び肝臓表現型を含む様々な表現型と関連する。
報告によれば、AIAT欠損症は、北欧の血統の対象において最も一般的な遺伝性疾患の1つである。米国単独での重篤な`AAT欠損症の患者数は、80,000~100,000人である。同様の数がEUにおいて見出されると推定される。重篤なAAT欠損症の全世界での概算は、300万人で固定されている。AIAT欠損症は、肺気腫を引き起こし、対象は20代又は30代で肺気腫を発症する。AIAT欠損症はまた、肝不全及び肝細胞癌を引き起こす可能性もあり、重篤なAIAT欠損症を有する対象の最大30%が肝硬変、劇症肝不全、及び肝細胞癌を含む重大な肝疾患を発症する。
SERPINA1遺伝子における変異(すなわち、c.1024G>A)は、成熟AIATタンパク質のアミノ酸位置342でグルタミン酸からリジンへの置換(E342K、「Z変異」)を引き起こす。このミスセンス変異は、タンパク質の立体構造及び分泌に影響を及ぼし、AIATの循環レベルの低減を引き起こす。Z変異を有するアレルは、PiZアレルとして同定される。PiZアレルに関してホモ接合性の対象は、PiZZ保因者と呼ばれ、血清A1ATの正常レベルの10~15%を発現する。A1AT欠損症の徴候を示す対象のおよそ95%が、PiZZ遺伝型を有する。Z変異に関してヘテロ接合性の対象は、PiMZ変異体と呼ばれ、血清A1ATの正常レベルの60%を発現する。診断された中で重篤なAAT欠損症を有する患者の90%が、ZZ変異を有する。米国における約30,000~50,000人の個体が、PiZZ遺伝型を有する。
A1AT欠損症の病態生理は、冒される器官によって異なる場合がある。肝疾患は、機能獲得の機構に起因すると報告される。異常に折り畳まれたA1AT、特に、Z型A1AT(Z-AT)は、肝細胞内で凝集し、重合する。A1AT封入体は、PiZZ対象において見出され、肝硬変及びいくつかの場合、肝細胞癌を引き起こすと考えられる。肝疾患における機能獲得の機構に関するエビデンスは、ヌルホモ接合体によって支持される。これらの対象は、A1ATを産生し、肝細胞封入体又は肝疾患を発症しない。
AIAT欠損症は、AIAT対象の最大約50%において肝疾患を引き起こし、対象の最大約30%において重篤な肝疾患を引き起こすことが報告される。肝疾患は、(a)自然治癒する小児期の肝硬変、(b)肝移植を必要とするか又は死に至る小児期又は成人期の重篤な肝硬変及び(c)致命的である場合が多い肝細胞癌として顕在化し得る。肝疾患の発症は、二峰性であり、主に小児又は成人を冒すことが報告される。小児疾患は、多くの場合自然治癒するが、末期の致命的な肝硬変を引き起こす可能性もある。PiZZ遺伝型を有する対象の最大約18%は、小児期に臨床的に重大な肝臓異常を発症する可能性があることが報告される。PiZZ対象のおよそ2%は、小児期に死に至る重篤な肝硬変を発症することが報告される(Sveger 1988; Volpert 2000)。成人が発症する疾患は、全ての遺伝型を有する対象を冒す可能性があるが、PiZZ遺伝型を有する対象においてより早く生じる。AIAT欠損症対象のおよそ2~10%が、成人が発症する肝疾患を発症することが報告される。
AIAT欠損症と関連する肺疾患は現在、ヒト由来の置換AIATタンパク質の静脈内投与で治療されるが、対象の全寿命にわたって費用がかかり且つ頻繁な注射を必要とすることに加えて、この手法は、部分的に有効なだけである。肝細胞癌を有するAIAT欠損症対象は現在、化学療法及び外科手術で治療されるが、AIAT欠損症の潜在的に死に至る肝臓徴候を予防するための満足な手法は存在しない。
特に、本開示は、例えば、肝臓及び肺徴候を含むAIAT欠損症の治療の改善に対する必要性を認識する。いくつかの実施形態では、本開示は、例えば、A変異を、タンパク質翻訳中にGとして読まれ得るIに変換でき、したがってタンパク質翻訳のためにGからAへの変異を補正するオリゴヌクレオチド及び/又は組成物を提供することによって、状態、障害又は疾患に関連するアルファ-1アンチトリプシン(AIAT)欠損症を予防するか又は治療するための技術を提供する。特に、肝細胞の1つ以上におけるSERPINA1の改変によって、毒性のZタンパク質(Z-AAT)の産生を減少させるか又は消失させることによって、AIAT欠損症を有する対象における肝疾患の進行を予防することができる。ある特定の実施形態では、Zタンパク質の産生は、提供される技術を利用することによって消失されるか又は減少される。ある特定の実施形態では、疾患は、療法を受けていない対象と比較して、治癒させられるか、進行しないか、又は進行の遅延を有する。
ある特定の実施形態では、本明細書に記載されるとおりの技術は、治療された肝細胞の1つ以上の生存に対して選択的な利点を提供することができる。ある特定の実施形態では、標的細胞は、修飾される。いくつかの実施形態では、本明細書の技術で治療される細胞は、毒性のZタンパク質を産生しない場合がある。いくつかの実施形態では、修飾されていない疾患細胞は、毒性のZタンパク質を産生し、Zタンパク質のミスフォールディングによって誘導される小胞体(ER)ストレスから二次的に起こるアポトーシスを経る場合がある。ある特定の実施形態では、提供される技術を使用する治療の後、治療された細胞は、生存することになり、未治療の細胞は、死ぬことになる。この選択的な利点は、大部分がSERPINA1を補正された細胞である肝細胞の最終的なコロニー形成を促進することができる。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患に罹患しているか又はなりやすい患者に投与されるとき、状態、障害又は疾患の少なくとも1つの症状を低減することができ、及び/又は遺伝子又は遺伝子産物におけるGからAへの変異に起因する状態、障害又は疾患の少なくとも1つの症状の発症、悪化を遅延させるか又は予防することができ、及び/又はその悪化の速度及び/又は程度を低減することができる。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、系(例えば、細胞、組織、器官、動物など)の2つ以上の部位の編集を提供することができる(「多重編集」)。いくつかの実施形態では、提供される技術は、同じ転写物の2つ以上の部位を標的化し、その編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、同じ核酸又は異なる核酸のいずれかに由来する2つ以上の異なる転写物を標的化し、その編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、2つ以上の異なる核酸に由来する転写物を標的化し、その編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、提供される技術は、2つ以上の異なる遺伝子に由来する転写物を標的化し、その編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、同時に編集された標的の中で、各々は独立して、生物学的に及び/又は治療的に適切なレベルで存在する。いくつかの実施形態では、多重編集において、1つ以上又は全ての標的は、独立して、同等の条件下で個別に実行される編集と同等のレベルで編集される。いくつかの実施形態では、多重編集は、各々が独立して1つ以上の標的を標的化する2つ以上の別々の組成物を利用して実施される。いくつかの実施形態では、組成物は、同時に投与される。いくつかの実施形態では、組成物は、好適な間隔で投与される。いくつかの実施形態では、1つ以上の組成物は、1つ以上の他の組成物の前又はその後に投与される。いくつかの実施形態では、多重編集は、単一の組成物、例えば、複数のものが、異なる標的を標的化する2つ以上の複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物を利用して実施される。いくつかの実施形態では、それぞれの複数のものは、独立して、異なるアデノシンを標的化する。いくつかの実施形態では、それぞれの複数のものは、独立して、異なる転写物を標的化する。いくつかの実施形態では、それぞれの複数のものは、独立して、異なる遺伝子を標的化する。いくつかの実施形態では、2つ以上の複数のものは、同じ標的を標的化し得るが、複数のものは一緒に所望の標的を標的化する。
本明細書に記載されるとおり、提供される技術は、いくつかの利点を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、提供される技術は、可逆的且つ調整可能なRNA編集を提供することができるため(例えば、用量の調整により)、提供される技術は、DNAに対して作用する技術より安全である。加えて及び或いは、本明細書で実証されるとおり、提供される技術は、内在性ADARタンパク質を発現する系において高いレベルの編集を提供することができ、したがって、様々な場合において、内在性タンパク質の導入の必要を回避する。さらに、提供される技術は、多くの他の技術において、特に、細胞培養以外の適用のために利用されるようなウイルスベクター又は脂質ナノ粒子などの補助的な送達ビヒクルに依存する複雑なオリゴヌクレオチドを必要としない。いくつかの実施形態では、提供される技術は、内在性ADAR酵素を使用して高い効率を有する配列特異的なAからIへのRNA編集を提供することができ、人工的な送達剤の非存在下で様々な系、例えば、細胞に送達され得る。
本開示を読む当業者は、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物が、本開示に従っていくつかの技術を使用して送達され得ることを理解することになる。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物は、トランスフェクション又はリポフェクションを介して送達され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物は、トランスフェクション又はリポフェクションにおいて利用されるものなどの送達助剤の非存在下で送達され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物は、トランスフェクション又はリポフェクションを介して送達され得る。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物は、gymnosisによる送達で送達される。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、送達を促進することができる追加の化学的部分を含む。例えば、いくつかの実施形態では、追加の化学的部分は、受容体(例えば、アシアロ糖タンパク質受容体)に対するリガンド部分(例えば、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc))であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチド及びその組成物は、GalNAcに媒介される送達により送達され得る。
特に、本開示は、例としての以下の実施形態を提供する:
1.第1のドメイン;及び
第2のドメイン
を含むオリゴヌクレオチドであって、
第1のドメインが、1つ以上の2’-F修飾を含み;
第2のドメインが、2’-F修飾を有しない1つ以上の糖を含む、オリゴヌクレオチド。
2.1つ以上の修飾された糖及び/又は1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドであって、オリゴヌクレオチドが、各々が独立して1つ以上の核酸塩基を含む第1のドメイン及び第2のドメインを含む、オリゴヌクレオチド。
3.オリゴヌクレオチドが、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸中の標的アデノシンが、修飾される、実施形態1又は2のオリゴヌクレオチド。
4.オリゴヌクレオチドが、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸のレベルが、産物の非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して低減される、実施形態1又は2のオリゴヌクレオチド。
5.オリゴヌクレオチドが、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸又はその産物のスプライシングが、そのオリゴヌクレオチドの非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して改変される、実施形態1又は2のオリゴヌクレオチド。
6.オリゴヌクレオチドが、系において標的アデノシンを含む標的核酸と接触されるとき、標的核酸の産物のレベルが、産物の非存在下又は参照オリゴヌクレオチドの存在下と比較して改変される、実施形態1又は2のオリゴヌクレオチド。
7.標的核酸が、修飾される、実施形態4~6のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
8.産物のレベルが増大され、産物が、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンが修飾されている核酸であるか、又はそれによってコードされる、実施形態3~7のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
9.産物のレベルが増大され、産物が、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンがイノシンで置き換えられている核酸であるか、又はそれによってコードされる、実施形態3~7のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
10.産物のレベルが増大され、産物が、標的核酸と他の点で同一であるが標的アデノシンのアデニンがグアニンで置き換えられている核酸であるか、又はそれによってコードされる、実施形態3~7のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
11.産物が、タンパク質である、実施形態8~10のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
12.標的アデノシンが、グアニンからの変異である、実施形態1~11のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
13.標的アデノシンが、同じ位置でグアニンよりも状態、障害又は疾患とより関連している、実施形態1~12のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
14.オリゴヌクレオチドが、標的核酸と二本鎖複合体を形成することができる、実施形態1~13のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
15.標的核酸又はその部分が、RNAであるか又はそれを含む、実施形態3~14のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
16.標的アデノシンが、RNAのものである、実施形態3~15のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
17.標的アデノシンが修飾され、且つ修飾が、標的アデノシンの脱アミノ化であるか又はそれを含む、実施形態3~16のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
18.標的アデノシンが修飾され、修飾が、標的アデノシンのイノシンへの変換であるか又はそれを含む、実施形態3~17のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
19.修飾が、ADARタンパク質によって促進される、実施形態3~18のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
20.系が、ADARタンパク質を含むインビトロ又はエクスビボの系である、実施形態3~19のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
21.系が、ADARタンパク質を含むか又は発現する細胞であるか又はそれを含む、実施形態3~19のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
22.系が、ADARタンパク質を含むか又はそれを発現する細胞を含む対象である、実施形態3~19のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
23.ADARタンパク質が、ADAR1である、実施形態19~22のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
24.ADARタンパク質が、ADAR2である、実施形態19~22のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
25.オリゴヌクレオチドが、約10~200(例えば、約10~20、10~30、10~40、10~50、10~60、10~70、10~80、10~90、10~100、10~120、10~150、20~30、20~40、20~50、20~60、20~70、20~80、20~90、20~100、20~120、20~150、20~200、25~30、25~40、25~50、25~60、25~70、25~80、25~90、25~100、25~120、25~150、25~200、30~40、30~50、30~60、30~70、30~80、30~90、30~100、30~120、30~150、30~200、10、20、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、45、50、60など)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~24のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
26.オリゴヌクレオチドが、約26~35の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~25のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
27.オリゴヌクレオチドが、約29~35の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~26のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
28.オリゴヌクレオチドの塩基配列が、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のワトソン-クリック塩基対ではないミスマッチを伴って標的アデノシンを含む標的核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態1~27のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
29.1つ以上のミスマッチが、独立して、ゆらぎの塩基対形成である、実施形態28のオリゴヌクレオチド。
30.相補性が、約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)である、実施形態28~29のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
31.相補性が,約90%~100%又は95~100%である、実施形態28~29のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
32.相補性が、100%である、実施形態28~29のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
33.相補性が、標的ヌクレオシド(例えば、アデノシン)の反対側のヌクレオシドを除いて100%である、実施形態28~29のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
34.オリゴヌクレオチドが、第1のドメイン及び第2のドメインからなる、実施形態1~33のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
35.第1のドメインが、約2~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~34のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
36.第1のドメインが、約10~25の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~35のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
37.第1のドメインが、約15の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~36のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
38.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチを含む、実施形態1~37のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
39.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、2個以上のミスマッチを含む、実施形態1~38のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
40.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、ただ1個のミスマッチを含む、実施形態1~35のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
41.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、ただ2個のミスマッチを含む、実施形態1~35のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
42.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジを含む、実施形態1~41のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
43.各バルジが、独立して、ワトソン-クリック又はゆらぎ対ではない1個以上の塩基対を含む、実施形態42のオリゴヌクレオチド。
44.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎ対を含む、実施形態1~43のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
45.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、2個以上のゆらぎ対を含む、実施形態1~44のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
46.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のドメインが、ただ2個のゆらぎ対を含む、実施形態1~45のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
47.第1のドメインが、標的核酸と完全に相補的である、実施形態1~35のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
48.第1のドメインが、2’-F修飾を有する約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の糖を含む、実施形態1~47のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
49.第1のドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-F修飾を含む、実施形態1~48のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
50.第1のドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-F修飾を含む、実施形態1~49のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
51.第1のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)が、2’-OMeを含む、実施形態1~50のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
52.第1のドメイン中の糖の約50%以下が、2’-OMeを含む、実施形態1~51のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
53.第1のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)が、2’-OMe(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む、実施形態1~52のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
54.第1のドメイン中の糖の約50%以下が、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む、実施形態1~53のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
55.第1のドメイン中の糖の約1%~95%以下(例えば、約1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%以下など)が、2’-ORを含む、実施形態1~54のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
56.第1のドメイン中の糖の約50%以下が、2’-ORを含む、実施形態1~55のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
57.第1のドメインが、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~56のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
58.第1のドメインが、2’-MOE修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~57のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
59.第1のドメインが、2’-OMe修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~58のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
60.第1のドメインの5’末端から最初の約1~5個、例えば、1、2、3、4、又は5個の糖が、独立して、2’-OR修飾された糖(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)である、実施形態1~59のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
61.第1のドメインの5’末端から最初の約1~5個、例えば、1、2、3、4、又は5個の糖が、独立して、2’-MOE修飾された糖である実施形態1~60のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
62.第1のドメインが、2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~61のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
63.第1のドメインが、2’-NH
2修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~62のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
64.第1のドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のLNA糖を含む、実施形態1~63のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
65.第1のドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む、実施形態1~64のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
66.第1のドメインが、2’-F修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~65のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
67.第1のドメインが、2’-OHを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~66のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
68.第1のドメインが、2個の2’-Hを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~67のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
69.第1のドメイン中のどの糖も、2’-ORを含まない、実施形態1~56のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
70.第1のドメイン中のどの糖も、2’-OMeを含まない、実施形態1~56のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
71.第1のドメイン中のどの糖も、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含まない、実施形態1~56のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
72.第1のドメイン中の各糖が、2’-Fを含む、実施形態1~56のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
73.第1のドメインが、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~72のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
74.第1のドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~73のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
75.第1のドメイン中のヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~74のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
76.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態1~75のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
77.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~76のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
78.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である、実施形態1~77のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
79.第1のドメインが、1つ以上のホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~78のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
80.第1のドメインが、1、2、3、4、又は5個の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~79のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
81.第1のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~80のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
82.第1のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~81のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
83.第1のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~82のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
84.第1のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、キラル制御される、実施形態1~83のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
85.第1のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~84のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
86.第1のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~85のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
87.それぞれのキラルヌクレオチド間結合が、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~86のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
88.第1のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~87のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
89.第1のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、Spである、実施形態1~88のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
90.第1のドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~89のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
91.第1のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態1~89のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
92.第1のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態1~89及び91のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
93.第1のドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~92のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
94.第1のドメインが、1つ以上の天然のリン酸結合を含む、実施形態1~92のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
95.第1のドメインが、標的核酸にADARタンパク質をリクルートできるか、又はそのリクルートメントを促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~94のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
96.第1のドメインが、標的核酸を伴うADARタンパク質と相互作用できるか、又は標的核酸とADARタンパク質の相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~95のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
97.第1のドメインが、ADARのRNA結合ドメイン(RBD)と接触する、実施形態1~96のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
98.第1のドメインが、ADARの第2のRBDドメインと実質的に接触しない、実施形態1~97のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
99.第1のドメインが、デアミナーゼ活性を有するADARの触媒ドメインと実質的に接触しない、実施形態1~98のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
100.第2のドメインが、約2~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~99のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
101.第2のドメインが、約1~7の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~100のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
102.第2のドメインが、約5~15の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~101のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
103.第2のドメインが、約10~25の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~102のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
104.第2のドメインが、約15の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~103のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
105.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチを含む、実施形態1~104のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
106.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、2個以上のミスマッチを含む、実施形態1~105のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
107.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、ただ1個のミスマッチを含む、実施形態1~100のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
108.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、ただ2個のミスマッチを含む、実施形態1~100のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
109.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジを含む、実施形態1~108のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
110.各バルジが、独立して、ワトソン-クリック又はゆらぎ対ではない1個以上の塩基対を含む、実施形態109のオリゴヌクレオチド。
111.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎ対を含む、実施形態1~110のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
112.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、2個以上のゆらぎ対を含む、実施形態1~111のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
113.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、ただ2個のゆらぎ対を含む、実施形態1~112のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
114.第2のドメインが、標的核酸と完全に相補的である、実施形態1~100のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
115.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のドメインが、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む、実施形態1~114のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
116.反対側の核酸塩基が、任意選択により置換された若しくは保護されたUであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたUの互変異性体である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
117.反対側の核酸塩基が、Uである、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
118.反対側の核酸塩基が、任意選択により置換された若しくは保護されたCであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたCの互変異性体である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
119.反対側の核酸塩基が、Cである、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
120.反対側の核酸塩基が、任意選択により置換された若しくは保護されたAであるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたAの互変異性体である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
121.反対側の核酸塩基が、Aである、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
122.反対側の核酸塩基が、任意選択により置換された若しくは保護されたシュードイソシトシンの核酸塩基であるか、又は任意選択により置換された若しくは保護されたシュードイソシトシンの核酸塩基の互変異性体である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
123.反対側の核酸塩基が、シュードイソシトシンの核酸塩基である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
124.オリゴヌクレオチドが、核酸塩基BAを含み、BAが、環BA又はその互変異性体であるか又はそれを含み、環BAが、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員の単環式、二環式又は多環式環である、実施形態1~123のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
125.オリゴヌクレオチドであって、オリゴヌクレオチドが、核酸塩基BAを含み、BAが、環BA又はその互変異性体であるか又はそれを含み、環BAが、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員の単環式、二環式又は多環式環である、オリゴヌクレオチド。
126.核酸塩基がBAであり、BAが、環BA又はその互変異性体であるか又はそれを含み、環BAが、0~10個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された5~20員の単環式、二環式又は多環式環である、実施形態115のオリゴヌクレオチド。
127.BAが、Uと比較してアデノシンの標的アデニンとより弱い水素結合を有する、実施形態124~126のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
128.BAが、Uと比較してアデノシンの標的アデニンとより弱い水素結合を形成する、実施形態124~127のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
129.BAが、残基が標的アデノシンの反対側のUと1つ以上の水素結合を形成するADARの1つ以上のアミノ酸残基と1つ以上の水素結合を形成する、実施形態124~128のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
130.BAが、標的アデノシンの反対側のUと1つ以上の水素結合を形成するADARの各アミノ酸残基と1つ以上の水素結合を形成する、実施形態124~129のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
131.環BAが、
を含む、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
132.環BAが、
を含む、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
133.環BAが、
を含む、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
134.環BAが、
を含む、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
135.環BAが、式BA-Iの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
136.環BAが、式BA-I-aの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
137.環BAが、式BA-I-bの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
138.環BAが、式BA-IIの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
139.環BAが、式BA-II-aの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
140.環BAが、式BA-II-bの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
141.環BAが、式BA-IIIの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
142.環BAが、式BA-III-aの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
143.環BAが、式BA-III-bの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
144.X
1、X
2、X
3、X
4、X
5、X
6、X
1’、X
2’、X
3’、X
4’、X
5’、X
6’、及びX
7’の各々が、それが-CH=、-C(OH)=、-C(-NH
2)=、-CH
2-、-C(=NH)-、又は-NH-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される、実施形態124~143のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
145.X
1が、-N(-)-である、実施形態131~144のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
146.X
1が、-C(-)=である、実施形態131~144のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
147.X
2が、-C(O)-である、実施形態131~146のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
148.X
3が、-NR’-である、実施形態131~147のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
149.X
3が、任意選択により置換された-NH-である、実施形態131~148のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
150.X
3が、-NH-である、実施形態131~148のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
151.X
4が、-C(R
B4)=、-C(-N(R
B4)
2)=、-C(R
B4)
2-、又は-C(=NR
B4)-である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
152.X
4が、-C(R
B4)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
153.X
4が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
154.X
4が、-CH=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
155.X
4が、-C(-N(R
B4)
2)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
156.X
4が、任意選択により置換された-C(-NH
2)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
157.X
4が、-C(-NH
2)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
158.X
4が、-C(-N=CHNR
2)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
159.X
4が、-C(-N=CHN(CH
3)
2)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
160.X
4が、-C(-NHR’)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
161.X
4が、-C(R
B4)
2-である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
162.X
4が、任意選択により置換された-CH
2-である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
163.X
4が、-CH
2-である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
164.X
4が、任意選択により置換された-C(=NH)-である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
165.X
4が、-C(=NR
B4)=である、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
166.X
4が、-C(O)=であり、酸素原子が、Uにおける対応する-C(O)-より弱い水素結合アクセプターを有する、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
167.X
4が、-C(O)=であり、酸素原子が、分子内水素結合を形成する、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
168.X
4が、-C(O)=であり、酸素原子が、同じ核酸塩基内の水素と水素結合を形成する、実施形態131~150のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
169.X
5が、-C(R
B5)
2-である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
170.X
5が、任意選択により置換された-CH
2-である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
171.X
5が、-CH
2-である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
172.X
5が、-C(R
B5)=である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
173.X
5が、任意選択により置換された-C(-NO
2)=である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
174.X
5が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
175.X
5が、-CH=である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
176.X
5が、-C(-L
B5-R
B51)=であり、R
B51が、-R’、-N(R’)
2、-OR’、又は-SR’である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
177.X
5が、-C(-L
B5-R
B51)=であり、R
B51が、-N(R’)
2、-OR’、又は-SR’である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
178.X
5が、-C(-L
B5-R
B51)=であり、R
B51が、-NHR’である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
179.L
B5が、-C(O)であるか又はそれを含む、実施形態176~178のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
180.X
5が、-N=である、実施形態138~168のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
181.X
4が、-C(O)=であり、酸素原子が、R
B51において-NHR’、-OH又は-SHの水素と水素結合を形成する、実施形態178~179のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
182.環BAが、式BA-IVの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
183.環BAが、式BA-IV-aの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
184.環BAが、式BA-IV-bの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
185.環BAが、式BA-Vの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
186.環BAが、式BA-V-aの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
187.環BAが、式BA-V-bの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
188.環BAが、式BA-VIの構造を有する、実施形態124~134のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
189.X
1、X
2、X
3、X
4、X
5、X
6、X
1’、X
2’、X
3’、X
4’、X
5’、X
6’、及びX
7’の各々が、それが-CH=、-C(OH)=、-C(-NH
2)=、-CH
2-、-C(=NH)-、又は-NH-であるとき、独立して且つ任意選択により置換される、実施形態182~188のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
190.X
1が、-N(-)-である、実施形態182~189のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
191.X
1が、-C(-)=である、実施形態182~189のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
192.X
2が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態182~191のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
193.X
2が、-CH=である、実施形態182~191のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
194.X
2が、-C(O)-である、実施形態182~191のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
195.X
3が、-NR’-である、実施形態182~194のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
196.X
3が、任意選択により置換された-NH-である、実施形態182~194のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
197.X
3が、-NH-である、実施形態182~194のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
198.環BA
Aが、5員である、実施形態182~197のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
199.環BA
Aが、6員である、実施形態182~197のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
200.環BA
Aが、1~3個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された環である、実施形態182~199のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
201.ヘテロ原子が、窒素である、実施形態200のオリゴヌクレオチド。
202.環BA
Aが、2個の窒素を含有する、実施形態200~201のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
203.ヘテロ原子が、酸素である、実施形態200~201のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
204.X
6が、-C(R
B6)=、-C(OR
B6)=、-C(R
B6)
2-、又は-C(O)-である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
205.X
6が、-C(R)=、-C(R)
2-、又は-C(O)-である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
206.X
6が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
207.X
6が、-CH=である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
208.X
6が、任意選択により置換された-CH
2-である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
209.X
6が、-CH
2-である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
210.X
6が、-C(O)-である、実施形態141~203のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
211.環BAが、
を含む、実施形態115~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
212.環BAが、式BA-VIの構造を有する、実施形態124~130又は211のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
213.X
1’が、-N(-)-である、実施形態211のオリゴヌクレオチド。
214.X
1’が、-C(-)=である、実施形態211のオリゴヌクレオチド。
215.X
2’が、-C(O)-である、実施形態211~214のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
216.X
2’が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態211~214のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
217.X
2’が、-CH=である、実施形態211~214のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
218.X
2’が、-C(-)=である、実施形態211~214のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
219.X
3’が、-NR’-である、実施形態211~217のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
220.X
3’が、任意選択により置換された-NH-である、実施形態211~217のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
221.X
3’が、-NH-である、実施形態211~217のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
222.X
3’が、-N=である、実施形態211~217のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
223.X
4’が、-C(O)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
224.X
4’が、-C(OR
B4’)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
225.X
4’が、-C(R
B4’)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
226.X
4’が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
227.X
4’が、-CH=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
228.X
4’が、-C(-N(R
B4’)
2)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
229.X
4’が、任意選択により置換された-C(-NH
2)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
230.X
4’が、-C(-NH
2)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
231.X
4’が、-C(-N=CHN(CH
3)
2)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
232.X
4’が、-C(-NC(O)R’)=である、実施形態211~222のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
233.X
5’が、任意選択により置換された-NH-である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
234.X
5’が、-NH-である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
235.X
5’が、-N=である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
236.X
5’が、-C(R
B5’)=である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
237.X
5’が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
238.X
5’が、-CH=である、実施形態211~232のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
239.X
6’が、-C(R
B6’)=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
240.X
6’が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
241.X
6’が、-CH=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
242.X
6’が、-C(O)=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
243.X
6’が、-C(OR
B6’)=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
244.X
6’が、-C(-OR’)=である、実施形態211~238のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
245.X
7’が、-C(R
B7’)=である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
246.X
7’が、任意選択により置換された-CH=である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
247.X
7’が、-CH=である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
248.X
7’が、任意選択により置換された-NH-である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
249.X
7’が、-NH-である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
250.X
7’が、-N=である、実施形態211~244のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
251.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
252.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
253.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
254.環BAが、
(式中、R’は、-C(O)Rである)である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
255.環BAが、
(式中、R’は、-C(O)Phである)である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
256.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
257.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
258.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
259.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
260.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
261.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
262.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
263.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
264.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
265.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
266.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
267.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
268.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
269.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
270.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
271.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
272.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
273.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
274.環BAが、
である、実施形態124~130のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
275.核酸塩基が、環BA又はその互変異性体である、実施形態124~274のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
276.核酸塩基が、置換された環BA又はその互変異性体である、実施形態124~274のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
277.核酸塩基が、任意選択により置換された環BA又はその互変異性体であり、各環-CH=、-CH
2-及び-NH-が、任意選択により且つ独立して、置換される、実施形態124~274のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
278.核酸塩基が、任意選択により置換された環BA又はその互変異性体であり、各環-CH=及び-CH
2-が、任意選択により且つ独立して、置換される、実施形態124~274のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
279.核酸塩基が、任意選択により置換された環BA又はその互変異性体であり、各環-CH=が、任意選択により且つ独立して、置換される、実施形態124~274のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
280.第2のドメインが、2’-Fではない修飾を独立して有する約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~279のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
281.第2のドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態124~280のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
282.第2のドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態124~281のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
283.修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態120~282のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
284.第2のドメインが、2’-F修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~283のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
285.第2のドメインが、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~284のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
286.第2のドメインが、2’-OMe修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~285のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
287.第2のドメインが、2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~286のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
288.第2のドメインが、2’-NH
2修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~287のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
289.第2のドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のLNA糖を含む、実施形態124~288のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
290.第2のドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む、実施形態124~289のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
291.第2のドメインが、2’-F修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態124~290のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
292.第2のドメインが、2’-OHを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態124~291のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
293.第2のドメインが、2個の2’-Hを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態124~292のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
294.第2のドメインが、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む、実施形態124~293のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
295.第2のドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態124~294のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
296.第2のドメイン中のヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態124~295のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
297.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態124~296のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
298.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態124~297のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
299.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である、実施形態124~298のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
300.第2のドメインが、1つ以上のホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含む、実施形態124~299のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
301.第2のドメインが、1、2、3、4、又は5個の負に荷電していないヌクレオチド間結合を含む、実施形態124~300のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
302.第2のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態124~301のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
303.第2のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態124~302のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
304.第2のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態124~303のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
305.第2のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、キラル制御される、実施形態124~304のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
306.第2のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態124~305のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
307.第2のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態124~306のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
308.それぞれのキラルヌクレオチド間結合が、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である、実施形態124~307のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
309.第2のドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態124~308のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
310.第2のドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、Spであるか、又は第2のドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態124~309のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
311.第2のドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態124~310のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
312.第2のドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態124~311のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
313.第2のドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態124~312のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
314.第2のドメインが、1つ以上の天然のリン酸結合を含む、実施形態1~312のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
315.第2のドメインが、標的核酸にADARタンパク質をリクルートできるか、又はそのリクルートメントを促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~314のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
316.第2のドメインが、標的核酸を伴うADARタンパク質と相互作用できるか、又は標的核酸とADARタンパク質の相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~315のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
317.第2のドメインが、酵素活性を有するドメインと接触する、実施形態1~316のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
318.第2のドメインが、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~317のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
319.第2のドメインが、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~318のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
320.第2のドメインが、5’から3’までに第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、及び第3のサブドメインを含むか又はそれらからなる、実施形態1~319のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
321.第2のドメインが、5’から3’までに第1のサブドメイン、第2のサブドメイン、及び第3のサブドメインからなる、実施形態1~320のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
322.第1のサブドメインが、約1~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~321のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
323.第1のサブドメインが、約10~20(例えば、約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~322のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
324.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチを含む、実施形態1~323のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
325.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、2個以上のミスマッチを含む、実施形態1~324のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
326.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、ただ1個のミスマッチを含む、実施形態1~324のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
327.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、ただ2個のミスマッチを含む、実施形態1~324のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
328.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジを含む、実施形態1~327のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
329.各バルジが、独立して、ワトソン-クリック又はゆらぎ対ではない1個以上の塩基対を含む、実施形態328のオリゴヌクレオチド。
330.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎ対を含む、実施形態1~329のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
331.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、2個以上のゆらぎ対を含む、実施形態1~330のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
332.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第1のサブドメインが、ただ2個のゆらぎ対を含む、実施形態1~331のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
333.第1のサブドメインが、標的核酸と完全に相補的である、実施形態1~332のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
334.第1のサブドメインが、2’-Fではない修飾を独立して有する約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~333のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
335.第1のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態1~334のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
336.第1のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態1~335のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
337.第1のサブドメインが、二環式糖(例えば、LNA)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を有する糖から独立して選択される約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む、実施形態334~336のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
338.第1のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である、実施形態334~336のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
339.第1のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である、実施形態334~336のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
340.第1のサブドメインが、2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~339のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
341.第1のサブドメインが、2’-NH
2修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~340のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
342.第1のサブドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のLNA糖を含む、実施形態1~341のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
343.第1のサブドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む、実施形態1~342のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
344.第1のサブドメインが、2’-F修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~343のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
345.第1のサブドメインが、2’-OHを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~344のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
346.第1のサブドメインが、2個の2’-Hを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~345のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
347.第1のサブドメインが、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~346のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
348.第1のサブドメインが、2’-OMe修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~346のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
349.第1のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾を含む、実施形態320~339のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
350.第1のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾(式中、L
Bは、任意選択により置換された-CH
2-である)を含む、実施形態349のオリゴヌクレオチド。
351.第1のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OMeを含む、実施形態349のオリゴヌクレオチド。
352.第1のサブドメインが、約3~8の長さの核酸塩基を有する5’末端部分を含む、実施形態1~351のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
353.5’末端部分が、約3~6の長さの核酸塩基を有する、実施形態352のオリゴヌクレオチド。
354.5’末端部分が、第1のサブドメインの5’末端核酸塩基を含む、実施形態352又は353のオリゴヌクレオチド。
355.5’末端部分における糖の1つ以上が、独立して、修飾された糖である、実施形態352~354のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
356.修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態355のオリゴヌクレオチド。
357.修飾された糖のうちの1つ以上が、独立して、2’-F又は2’-OR(式中、Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む、実施形態355のオリゴヌクレオチド。
358.修飾された糖の1つ以上が、独立して、2’-F又は2’-OMeである、実施形態355のオリゴヌクレオチド。
359.5’末端部分が、1つ以上のミスマッチを含む、実施形態352~358のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
360.5’末端部分が、1つ以上のゆらぎを含む、実施形態352~359のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
361.5’末端部分が、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である、実施形態352~360のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
362.第1のサブドメインが、約3~8の長さの核酸塩基を有する3’末端部分を含む、実施形態1~361のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
363.3’末端部分が、約1~3の長さの核酸塩基を有する、実施形態362のオリゴヌクレオチド。
364.3’末端部分が、第1のサブドメインの3’末端核酸塩基を含む、実施形態362又は363のオリゴヌクレオチド。
365.3’末端部分における糖の1つ以上が、独立して、修飾された糖である、実施形態362~364のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
366.修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態365のオリゴヌクレオチド。
367.修飾された糖の1つ以上が、独立して、2’-Fを含む、実施形態365のオリゴヌクレオチド。
368.どの修飾された糖も、2’-OMeを含まない、実施形態365~367のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
369.3’末端部分のそれぞれの糖が、独立して、2つの2’-H又は2’-F修飾を含む、実施形態362~368のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
370.3’末端部分が、1つ以上のミスマッチを含む、実施形態352~358のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
371.3’末端部分が、1つ以上のゆらぎを含む、実施形態352~359のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
372.3’末端部分が、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である、実施形態352~360のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
373.第1のサブドメインが、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~372のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
374.第1のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~373のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
375.第1のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~374のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
376.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態1~375のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
377.第1のサブドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~376のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
378.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~377のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
379.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である、実施形態1~378のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
380.第1のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~379のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
381.第1のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、キラル制御される、実施形態1~380のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
382.第1のサブドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~381のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
383.それぞれのキラルヌクレオチド間結合が、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~382のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
384.第1のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~383のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
385.第1のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、Spである、実施形態1~384のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
386.第1のサブドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~385のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
387.第1のサブドメインの1番目と2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態1~386のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
388.第1のドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~387のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
389.第1のサブドメインが、1つ以上の天然のリン酸結合を含む、実施形態1~387のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
390.第1のサブドメインが、標的核酸にADARタンパク質をリクルートできるか、又はそのリクルートメントを促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~389のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
391.第1のサブドメインが、標的核酸を伴うADARタンパク質と相互作用できるか、又は標的核酸とADARタンパク質の相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~390のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
392.第1のサブドメインが、酵素活性を有するドメインと接触する、実施形態1~391のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
393.第1のサブドメインが、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~392のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
394.第1のサブドメインが、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~393のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
395.第2のサブドメインが、約1~10(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~394のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
396.第2のサブドメインが、約1~5(例えば、約1、2、3、4、又は5)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~395のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
397.第2のサブドメインが、約1、2、又は3の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~396のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
398.第2のサブドメインが、3の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~397のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
399.第2のサブドメインが、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドを含む、実施形態1~398のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
400.第2のドメインが、標的アデノシンの反対側のただ1個のヌクレオシドを含む、実施形態1~399のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
401.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチを含む、実施形態1~400のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
402.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、2個以上のミスマッチを含む、実施形態1~401のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
403.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、ただ1個のミスマッチを含む、実施形態1~401のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
404.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、ただ2個のミスマッチを含む、実施形態1~401のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
405.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジを含む、実施形態1~404のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
406.各バルジが、独立して、ワトソン-クリック又はゆらぎ対ではない1個以上の塩基対を含む、実施形態405のオリゴヌクレオチド。
407.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎ対を含む、実施形態1~406のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
408.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、2個以上のゆらぎ対を含む、実施形態1~407のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
409.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第2のサブドメインが、ただ2個のゆらぎ対を含む、実施形態1~408のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
410.第2のサブドメインが、標的核酸と完全に相補的である、実施形態1~400のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
411.第2のサブドメインが、2つの2’-Hを含む1つ以上の糖(例えば、天然のDNA糖)を含む、実施形態1~410のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
412.第2のサブドメインが、2’-OHを含む1つ以上の糖(例えば、天然のRNA糖)を含む、実施形態1~411のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
413.第2のサブドメインが、約1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の修飾された糖を含む、実施形態1~412のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
414.それぞれの修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態413のオリゴヌクレオチド。
415.第2のサブドメインが、2’-OMe修飾を含む修飾された糖を含まない、実施形態1~414のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
416.第2のサブドメインが、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む修飾された糖を含まない、実施形態1~415のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
417.それぞれの2’-修飾された糖が、2’-F修飾を含む糖である、実施形態413のオリゴヌクレオチド。
418.反対側のヌクレオシドの糖が、非環式糖(例えば、UNA糖)である、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
419.反対側のヌクレオシドの糖が、2つの2’-Hを含む、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
420.反対側のヌクレオシドの糖が、2’-OHを含む、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
421.反対側のヌクレオシドの糖が、天然のDNA糖である、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
422.反対側のヌクレオシドの糖が、修飾される、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
423.反対側のヌクレオシドの糖が、2’-Fを含む、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
424.反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2つの2’-Hを含む、実施形態1~423のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
425.反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2’-OHを含む、実施形態1~424のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
426.反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、天然のDNA糖である、実施形態1~425のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
427.反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2’-Fを含む、実施形態1~426のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
428.反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2つの2’-Hを含む、実施形態1~427のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
429.反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2’-OHを含む、実施形態1~428のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
430.反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、天然のDNA糖である、実施形態1~429のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
431.反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2’-Fを含む、実施形態1~430のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
432.反対側のヌクレオシドの糖、反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)、及び反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)の各々が、独立して、天然のDNA糖である、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
433.反対側のヌクレオシドの糖が、天然のDNA糖であり、反対側のヌクレオシドの5’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
1N
0...3’におけるN
1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、2’-F修飾された糖であり、且つ反対側のヌクレオシドの3’側の隣のヌクレオシドの糖(5’-...N
0N
-1...3’におけるN
-1の糖、標的とアラインメントされるとき、N
0は、標的アデノシンの反対側にある)が、天然のDNA糖である、実施形態1~416のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
434.第2のサブドメインが、反対側のヌクレオシドの5’側に連結された5’末端部分を含む、実施形態1~433のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
435.5’末端部分が、相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1つ以上のミスマッチ又はゆらぎを含む、実施形態431のオリゴヌクレオチド。
436.5’末端部分が、1、2又は3の長さの核酸塩基を有する、実施形態431又は435のオリゴヌクレオチド。
437.5’末端部分の糖が、2つの2’-Hを有する糖(例えば、天然のDNA糖)及び2’-F修飾された糖から選択される、実施形態431~436のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
438.第2のサブドメインが、反対側のヌクレオシドの3’側に連結された3’末端部分を含む、実施形態1~437のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
439.3’末端部分が、相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1つ以上のミスマッチ又はゆらぎを含む、実施形態438のオリゴヌクレオチド。
440.3’末端部分が、相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1つ以上のミスマッチ及び/又はゆらぎを含む、実施形態438のオリゴヌクレオチド。
441.3’末端部分が、相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、1つ以上のゆらぎを含む、実施形態438のオリゴヌクレオチド。
442.3’末端部分が、I又はその誘導体を含む、実施形態438のオリゴヌクレオチド。
443.3’末端部分が、相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、I及びI-Cゆらぎを含む、実施形態438のオリゴヌクレオチド。
444.3’末端部分が、1、2又は3の長さの核酸塩基を有する、実施形態438~443のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
445.3’末端部分の糖が、2つの2’-Hを有する糖(例えば、天然のDNA糖)及び2’-F修飾された糖から選択される、実施形態438~444のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
446.3’末端部分の糖が、2つの2’-Hを有する糖(例えば、天然のDNA糖)である、実施形態438~444のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
447.第2のサブドメインが、約1~10個(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、又は20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~446のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
448.第2のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~447のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
449.第2のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~448のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
450.第2のサブドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態1~449のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
451.第2のサブドメイン中のそれぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~450のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
452.第2のサブドメイン中のそれぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である、実施形態1~451のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
453.第2のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~452のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
454.第2のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、キラル制御される、実施形態1~453のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
455.第2のサブドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~454のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
456.第2のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~455のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
457.第2のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態1~456のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
458.第2のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、Spである、実施形態1~457のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
459.第2のサブドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~458のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
460.第2のサブドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~459のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
461.第2のサブドメインが、1つ以上の天然のリン酸結合を含む、実施形態1~459のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
462.反対側のヌクレオシドが、天然のリン酸結合を介してその5’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される、実施形態1~459のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
463.反対側のヌクレオシドが、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその5’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される、実施形態1~461のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
464.反対側のヌクレオシドが、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される、実施形態1~463のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
465.反対側のヌクレオシド(位置0)の3’側のすぐ隣のヌクレオシド(位置-1)が、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(位置-2)に連結される、実施形態1~464のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
466.修飾されたヌクレオチド間結合が、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態463~465のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
467.修飾されたヌクレオチド間結合が、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態463~466のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
468.修飾されたヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態463~466のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
469.修飾されたヌクレオチド間結合が、中性荷電のヌクレオチド間結合である、実施形態463~466のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
470.キラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態466~469のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
471.キラルヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態466~470のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
472.キラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態466~470のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
473.5’側のすぐ隣のヌクレオシドが、修飾された糖を含む、実施形態462~472のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
474.5’側のすぐ隣のヌクレオシドが、2’-F修飾を含む修飾された糖を含む、実施形態462~472のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
475.5’側のすぐ隣のヌクレオシドが、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)を含む、実施形態462~472のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
476.反対側のヌクレオシドが、天然のリン酸結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される、実施形態1~459及び461~475のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
477.反対側のヌクレオシドが、修飾されたヌクレオチド間結合を介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシドに連結される、実施形態1~459及び461~475のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
478.修飾されたヌクレオチド間結合が、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態477のオリゴヌクレオチド。
479.修飾されたヌクレオチド間結合が、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態477又は478のオリゴヌクレオチド。
480.修飾されたヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態477又は478のオリゴヌクレオチド。
481.修飾されたヌクレオチド間結合が、中性荷電のヌクレオチド間結合である、実施形態477又は478のオリゴヌクレオチド。
482.キラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態478~481のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
483.キラルヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態478~482のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
484.キラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態478~482のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
485.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、修飾された糖を含む、実施形態1~484のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
486.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、2’-F修飾を含む修飾された糖を含む、実施形態484のオリゴヌクレオチド。
487.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、2つの2’-Hを含む糖(例えば、天然のDNA糖)を含む、実施形態484のオリゴヌクレオチド。
488.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、Gではない塩基を含む、実施形態1~487のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
489.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、Gより立体的ではない塩基を含む、実施形態1~488のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
490.3’側のすぐ隣のヌクレオシドが、式BA-VIの構造を有する環BAであるか又はそれを含む核酸塩基を含む、実施形態1~489のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
491.環BAが、実施形態213~279のいずれか1つの環BAである、実施形態488~490のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
492.核酸塩基が、
である、実施形態488~491のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
493.核酸塩基が、
である、実施形態488~491のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
494.核酸塩基が、ヒポキサンチンである、実施形態488~491のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
495.標的核酸が、5’-CA-3’(式中、Aは、標的アデノシンである)を含む、実施形態1~494のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
496.5’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~495のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
497.5’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~495のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
498.5’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~495のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
499.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~498のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
500.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~498のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
501.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~498のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
502.3’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~501のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
503.3’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~501のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
504.3’側のすぐ隣のヌクレオシドにおける糖が、
であるか又はそれを含む、実施形態1~501のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
505.第2のサブドメインが、標的核酸にADARタンパク質をリクルートできるか、又はそのリクルートメントを促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~504のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
506.第2のサブドメインが、標的核酸を伴うADARタンパク質と相互作用できるか、又は標的核酸とADARタンパク質の相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~505のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
507.第2のサブドメインが、酵素活性を有するドメインと接触する、実施形態1~506のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
508.第2のサブドメインが、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~507のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
509.第2のサブドメインが、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~508のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
510.第3のサブドメインが、約1~50(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~509のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
511.第3のサブドメインが、約1~10(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10)の長さの核酸塩基を有する、実施形態1~510のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
512.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のミスマッチを含む、実施形態1~511のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
513.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、2個以上のミスマッチを含む、実施形態1~512のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
514.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、ただ1個のミスマッチを含む、実施形態1~512のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
515.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、ただ2個のミスマッチを含む、実施形態1~512のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
516.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のバルジを含む、実施形態1~515のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
517.各バルジが、独立して、ワトソン-クリック又はゆらぎ対ではない1個以上の塩基対を含む、実施形態516のオリゴヌクレオチド。
518.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、1個以上(例えば、1~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のゆらぎ対を含む、実施形態1~517のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
519.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、2個以上のゆらぎ対を含む、実施形態1~518のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
520.オリゴヌクレオチドが相補性に関して標的核酸とアラインメントされるとき、第3のサブドメインが、ただ2個のゆらぎ対を含む、実施形態1~519のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
521.第3のサブドメインが、標的核酸と完全に相補的である、実施形態1~511のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
522.第3のサブドメインが、2’-Fではない修飾を独立して有する約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~521のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
523.第3のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態1~522のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
524.第3のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、2’-Fではない修飾を有する修飾された糖である、実施形態1~523のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
525.第3のサブドメインが、二環式糖(例えば、LNA)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を有する糖から独立して選択される約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~524のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
526.第3のサブドメイン中の糖の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である、実施形態1~525のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
527.第3のサブドメイン中の糖の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される修飾された糖である、実施形態1~526のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
528.第3のサブドメインが、2’-N(R)
2修飾(式中、各Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~527のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
529.第3のサブドメインが、2’-NH
2修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~528のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
530.第3のサブドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)のLNA糖を含む、実施形態1~529のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
531.第3のサブドメインが、1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の非環式糖(例えば、UNA糖)を含む、実施形態1~530のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
532.第3のサブドメインが、2’-F修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~531のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
533.第3のサブドメインが、2’-OHを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~532のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
534.第3のサブドメインが、2個の2’-Hを含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の糖を含む、実施形態1~533のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
535.第3のサブドメインが、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~534のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
536.第3のサブドメインが、2’-OMe修飾を含む1個以上(例えば、約1~20、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20など)の修飾された糖を含む、実施形態1~535のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
537.第3のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾を含む、実施形態1~527のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
538.第3のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾(式中、L
Bは、任意選択により置換された-CH
2-である)を含む、実施形態537のオリゴヌクレオチド。
539.第3のサブドメイン中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OMeを含む、実施形態537のオリゴヌクレオチド。
540.第3のサブドメインが、約1~8の長さの核酸塩基を有する5’末端部分を含む、実施形態1~539のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
541.5’末端部分が、約1、2、又は3の長さの核酸塩基を有する、実施形態540のオリゴヌクレオチド。
542.5’末端部分が、第2のサブドメインに結合される、実施形態540又は541のオリゴヌクレオチド。
543.5’末端部分における糖の1つ以上が、独立して、修飾された糖である、実施形態540~542のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
544.修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態543のオリゴヌクレオチド。
545.修飾された糖の1つ以上が、独立して、2’-Fを含む、実施形態543のオリゴヌクレオチド。
546.5’末端部分の1つ以上の糖が、独立して、2つの2’-H(例えば、天然のDNA糖)を含む、実施形態540~542のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
547.5’末端部分の1つ以上の糖が、独立して、2’-OH(例えば、天然のRNA糖)を含む、実施形態540~546のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
548.5’末端部分の糖が、独立して、2つの2’-H(例えば、天然のDNA糖)又は2’-OH(例えば、天然のRNA糖)を含む、実施形態540~542のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
549.5’末端部分の糖が、独立して、天然のDNA糖又はRNA糖である、実施形態540~542のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
550.5’末端部分が、1つ以上のミスマッチを含む、実施形態540~549のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
551.5’末端部分が、1つ以上のゆらぎを含む、実施形態540~550のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
552.5’末端部分が、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である、実施形態540~551のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
553.第3のサブドメインが、約1~8の長さの核酸塩基を有する3’末端部分を含む、実施形態1~552のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
554.3’末端部分が、約1、2、3、又は4の長さの核酸塩基を有する、実施形態553のオリゴヌクレオチド。
555.3’末端部分が、第3のサブドメインの3’末端核酸塩基を含む、実施形態553又は554のオリゴヌクレオチド。
556.3’末端部分における糖の1つ以上が、独立して、修飾された糖である、実施形態553~555のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
557.修飾された糖が、独立して、二環式糖(例えば、LNA糖)、非環式糖(例えば、UNA糖)、2’-OR修飾を有する糖、又は2’-N(R)
2修飾を有する糖(式中、各Rは、独立して、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)から選択される、実施形態556のオリゴヌクレオチド。
558.1つ以上の修飾された糖が、独立して、2’-Fを含む、実施形態556~557のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
559.第3のサブドメインにおける少なくとも20%、25%、30%、35%、40%、50%、60%、70%、75%、80%、90%、又は95%の糖が、独立して、2’-Fを含む、実施形態556~557のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
560.3’末端部分中の1つ以上の糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾を含む、実施形態556~559のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
561.3’末端部分中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OR修飾(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~6脂肪族である)、又は2’-O-L
B-4’修飾を含む、実施形態560のオリゴヌクレオチド。
562.L
Bが、任意選択により置換された-CH
2-である、実施形態560~561のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
563.L
Bが、-CH
2-である、実施形態560~561のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
564.3’末端部分中のそれぞれの糖が、独立して、2’-OMeを含む、実施形態560のオリゴヌクレオチド。
565.3’末端部分が、1つ以上のミスマッチを含む、実施形態553~564のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
566.3’末端部分が、1つ以上のゆらぎを含む、実施形態553~565のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
567.3’末端部分が、標的核酸に対して約60~100%(例えば、66%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又はそれ以上)相補的である、実施形態553~566のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
568.第3のサブドメインが、約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)の修飾されたヌクレオチド間結合を含む、実施形態1~567のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
569.第3のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~568のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
570.第3のサブドメイン中のヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~569のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
571.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、キラルヌクレオチド間結合である、実施形態1~570のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
572.第3のサブドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~571のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
573.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~572のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
574.それぞれの修飾されたヌクレオチド間結合が、独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は中性のヌクレオチド間結合である、実施形態1~573のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
575.第3のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~574のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
576.第3のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、キラル制御される、実施形態1~575のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
577.第3のサブドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態1~576のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
578.それぞれのキラルヌクレオチド間結合が、独立して、キラル制御されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~577のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
579.第3のサブドメイン中の少なくとも約1~50個(例えば、約5、6、7、8、9、若しくは10~約10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50、又は約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、40若しくは50など、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、若しくは20など)のキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~578のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
580.第3のサブドメイン中のキラルヌクレオチド間結合の少なくとも5%~100%(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%など)が、Spである、実施形態1~579のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
581.第3のサブドメイン中のそれぞれのキラルヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態1~580のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
582.第3のサブドメインの最後と最後から2番目のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態1~580のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
583.第2のサブドメインの最後のヌクレオシドと第3のサブドメインの最初のヌクレオシドを連結するヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~582のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
584.位置-2のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~583のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
585.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態583~584のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
586.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、Rpである、実施形態585のオリゴヌクレオチド。
587.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、Spである、実施形態585のオリゴヌクレオチド。
588.第3のサブドメイン中のそれぞれのヌクレオチド間結合が、独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~587のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
589.第3のサブドメインが、1つ以上の天然のリン酸結合を含む、実施形態1~587のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
590.第3のサブドメインが、標的核酸にADARタンパク質をリクルートできるか、又はそのリクルートメントを促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~589のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
591.第3のサブドメインが、標的核酸を伴うADARタンパク質と相互作用できるか、又は標的核酸とADARタンパク質の相互作用を促進するか若しくはそれに寄与する、実施形態1~590のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
592.第3のサブドメインが、酵素活性を有するドメインと接触する、実施形態1~591のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
593.第3のサブドメインが、ADAR1のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~592のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
594.第3のサブドメインが、ADAR2のデアミナーゼ活性を有するドメインと接触する、実施形態1~593のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
595.各ゆらぎ塩基対が、独立して、G-U、I-A、G-A、I-U、I-C、I-T、A-A、又は逆向きのA-Tである、実施形態1~594のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
596.各ゆらぎ塩基対が、独立して、G-U、I-A、G-A、I-U、又はI-Cである、実施形態1~595のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
597.それぞれの環式糖又はそれぞれの糖が、独立して、任意選択により置換された
である、実施形態1~596のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
598.それぞれの環式糖又はそれぞれの糖が、独立して、
の構造を有する、実施形態1~597のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
599.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
2s及びR
4sは、Hである)を含む、実施形態598のオリゴヌクレオチド。
600.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
2sは、-ORであり、且つR
4sは、Hである)を含む、実施形態598~599のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
601.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
2sは、-ORであり、Rは、任意選択により置換されたC
1~4アルキルであり、且つR
4sは、Hである)を含む、実施形態598~600のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
602.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
2sは、-OMeであり、且つR
4sは、Hである)を含む、実施形態598~601のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
603.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
2sは、-Fであり、且つ
4sは、Hである)を含む、実施形態598~602のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
604.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
4s及びR
2sは、任意選択により置換された2’-O-CH
2-4’の構造を有する架橋を形成している)を含む、実施形態598~603のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
605.オリゴヌクレオチドが、1つ以上の糖(式中、R
4s及びR
2sは、2’-O-CH
2-4’の構造を有する架橋を形成している)を含む、実施形態598~603のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
606.オリゴヌクレオチドが、追加の化学的部分を含む、実施形態1~605のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
607.オリゴヌクレオチドが、標的化部分を含む、実施形態1~606のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
608.オリゴヌクレオチドが、炭水化物部分を含む、実施形態1~607のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
609.その部分が、アシアロ糖タンパク質受容体のためのリガンドであるか又はそれを含む、実施形態604~608のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
610.その部分が、GalNAc又はその誘導体であるか又はそれを含む、実施形態604~609のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
611.その部分が、任意選択により置換された
であるか又はそれを含む、実施形態604~610のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
612.その部分が、任意選択により置換された
であるか又はそれを含む、実施形態604~610のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
613.その部分が、リンカーを介してオリゴヌクレオチド鎖に連結される、実施形態604~612のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
614.リンカーが、L001であるか又はそれを含む、実施形態613のオリゴヌクレオチド。
615.L001が、リン酸基を介してオリゴヌクレオチド鎖の5’末端5’-炭素に連結される、実施形態499のオリゴヌクレオチド。
616.オリゴヌクレオチドが、塩形態で存在する、実施形態1~614のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
617.オリゴヌクレオチドが、薬学的に許容される塩形態で存在する、実施形態1~615のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
618.オリゴヌクレオチドが、ナトリウム塩形態で存在する、実施形態1~617のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
619.オリゴヌクレオチドが、アンモニウム塩形態で存在する、実施形態1~618のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
620.もしあれば、少なくとも1つ又はそれぞれの中性のヌクレオチド間結合が、独立して、n001である、実施形態1~619のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
621.もしあれば、それぞれの負に荷電していないヌクレオチド間結合が、独立して、n001である、実施形態1~620のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
622.3’から標的アデノシンの反対側ヌクレオシドまで5、6、7、8、9、10、11又は12個以下のヌクレオシドである、実施形態1~621のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
623.3’から標的ヌクレオシドの反対側ヌクレオシドまで5、6、7、8、9、10、11又は12個以下のヌクレオシドであり、ヌクレオシドの各々が、独立して、任意選択により置換されたA、T、C、G、U、又はその互変異性体である、実施形態1~622のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
624.3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%)が、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合である、実施形態1~623のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
625.3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%)が、それぞれ独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合又は負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~624のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
626.3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合が、天然のリン酸結合である、実施形態1~625のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
627.3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合が、Rpのヌクレオチド間結合である、実施形態1~626のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
628.3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでの1、2、又は3個以下のヌクレオチド間結合が、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~627のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
629.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドとその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(-1位とみなされる)の間のヌクレオチド間結合が、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
630.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドとその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(-1位とみなされる)の間のヌクレオチド間結合が、キラル制御されたRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
631.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドとその3’側のすぐ隣のヌクレオシド(-1位とみなされる)の間のヌクレオチド間結合が、キラル制御されたSpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
632.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにその糖の3’位(-1位とみなされる)で結合されるヌクレオチド間結合が、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、且つ任意選択により、3’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合のみである、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
633.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにその糖の3’位(-1位とみなされる)で結合されるヌクレオチド間結合が、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
634.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドにその糖の3’位(-1位とみなされる)で結合されるヌクレオチド間結合が、立体的に不規則なホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
635.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドの3’側のすぐ隣のヌクレオシドとその次の3’側のすぐ隣のヌクレオシドの間のヌクレオチド間結合(例えば、5’-...N
0N
-1N
-2...-3’のN
-1とN
-2の間の位置-2、N
0は、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドを表す)が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~628のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
636.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、立体的に不規則である、実施形態635のオリゴヌクレオチド。
637.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態635のオリゴヌクレオチド。
638.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Spである、実施形態635のオリゴヌクレオチド。
639.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Rpである、実施形態635のオリゴヌクレオチド。
640.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、n001である、実施形態635~639のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
641.1番目のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~640のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
642.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、立体的に不規則である、実施形態641のオリゴヌクレオチド。
643.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態641のオリゴヌクレオチド。
644.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Spである、実施形態641のオリゴヌクレオチド。
645.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Rpである、実施形態641のオリゴヌクレオチド。
646.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、n001である、実施形態641~645のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
647.最後のヌクレオチド間結合が、負に荷電していないヌクレオチド間結合である、実施形態1~646のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
648.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、立体的に不規則である、実施形態647のオリゴヌクレオチド。
649.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御される、実施形態647のオリゴヌクレオチド。
650.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Spである、実施形態647のオリゴヌクレオチド。
651.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、キラル制御され、Rpである、実施形態647のオリゴヌクレオチド。
652.負に荷電していないヌクレオチド間結合が、n001である、実施形態647~651のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
653.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置-3のヌクレオチド間結合が、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない、実施形態1~652のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
654.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置-6のヌクレオチド間結合が、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない、実施形態1~653のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
655.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置-4及び/又は-5のヌクレオチド間結合が、修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~654のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
656.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドが、5’末端から位置2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30にある、実施形態1~655のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
657.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドが、3’末端から位置2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30にある、実施形態1~656のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
658.位置が、位置4である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
659.位置が、位置5である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
660.位置が、位置6である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
661.位置が、位置7である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
662.位置が、位置8である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
663.位置が、位置9である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
664.位置が、位置10である、実施形態656又は657のオリゴヌクレオチド。
665.5’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでのヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%)が、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合であり、これが任意選択によりキラル制御される、実施形態1~664のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
666.5’から標的ヌクレオシド(例えば、標的アデノシン)の反対側のヌクレオシドまでのホスホロチオエートヌクレオチド間結合の約50%~100%(例えば、約又は少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%)がそれぞれ、キラル制御され、Spである、実施形態1~665のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
667.5’から標的アデノシンの反対側のヌクレオシドまでの0個又は1、2、若しくは3個以下のヌクレオチド間結合が、天然のリン酸結合である、実施形態1~666のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
668.標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドに対して位置+5のヌクレオチド間結合(例えば、...N
+5N
+4N
+3N
+2N
+1N
0...に関して、N
+4及びN
+5を連結するヌクレオチド間結合、N
0は、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドである)が、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合ではない、実施形態1~667のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
669.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+6~+8の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合が、それぞれ独立して、修飾されたヌクレオチド間結合であり、任意選択によりキラル制御される、実施形態1~668のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
670.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+6~+8の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合が、それぞれ独立して、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合であり、任意選択によりキラル制御される、実施形態1~669のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
671.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+6、+7、+8、+9、及び+11の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合が、それぞれ独立して、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~670のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
672.標的アデノシンの反対側のヌクレオシドに対して位置+5、+6、+7、+8、及び+9の1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合が、それぞれ独立して、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態1~671のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
673.オリゴヌクレオチドが、PiZZアレル(例えば、
)に対して約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、又は少なくとも約50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%など)の相補性を有する、実施形態1~672のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
674.オリゴヌクレオチドが、約10%~100%(例えば、約10%~95%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、又は約又は少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%など)の純度を有する、実施形態1~673のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
675.オリゴヌクレオチドが、約50%~100%(例えば、約50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、又は少なくとも約50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、若しくは100%など)の純度を有する、実施形態1~674のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
676.有効量の実施形態1~675のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含むか又は送達する医薬組成物。
677.複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、複数のオリゴヌクレオチドが、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態1~676のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、オリゴヌクレオチド組成物。
678.複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、複数のオリゴヌクレオチドが、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態780~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、オリゴヌクレオチド組成物。
679.複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、複数のオリゴヌクレオチドが、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
共通の塩基配列が、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である、オリゴヌクレオチド組成物。
680.共通の塩基配列が、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のワトソン-クリック塩基対ではないミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態679の組成物。
681.共通の塩基配列が、ワトソン-クリック塩基対ではない0~5個のミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態679の組成物。
682.共通の塩基配列が、標的アデノシンと反対側のヌクレオシドを除いて共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態679の組成物。
683.共通の塩基配列が、共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態679の組成物。
684.組成物が、ADARを発現する系において核酸と接触されるとき、標的AをIに編集することができる、実施形態677~683のいずれか1つの組成物。
685.標的アデノシンが、状態、障害又は疾患と関連するGからAへの変異である、実施形態677~684のいずれか1つの組成物。
686.複数のオリゴヌクレオチドが、同じ塩基及び糖修飾を共有する、実施形態677~685のいずれか1つの組成物。
687.複数のオリゴヌクレオチドが、同じパターンの骨格のキラル中心を共有する、実施形態677~686のいずれか1つの組成物。
688.組成物が、どのヌクレオチド間結合もキラル制御されないオリゴヌクレオチドの立体的に不規則な調製物と比較して、複数のオリゴヌクレオチドについて濃縮される、実施形態677~687のいずれか1つの組成物。
689.共通の塩基配列並びに同じ塩基及び糖修飾を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態677~687のいずれか1つの組成物。
690.共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態677~687のいずれか1つの組成物。
691.複数のオリゴヌクレオチドが、同じオリゴヌクレオチド又はその1つ以上の薬学的に許容される塩のものである、実施形態677~690のいずれか1つの組成物。
692.複数のオリゴヌクレオチドが、同じ酸形態のオリゴヌクレオチドの1つ以上の薬学的に許容される塩である、実施形態677~690のいずれか1つの組成物。
693.複数のオリゴヌクレオチドが、同じ構成のものである、実施形態677~690のいずれか1つの組成物。
694.複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態693の組成物。
695.同じ構成を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態693の組成物。
696.複数のオリゴヌクレオチドが、同じ構造のものである、実施形態677~690のいずれか1つの組成物。
697.複数のオリゴヌクレオチドが、ナトリウム塩である、実施形態677~696のいずれか1つの組成物。
698.複数のオリゴヌクレオチドが、10以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態677~697のいずれか1つの組成物。
699.複数のオリゴヌクレオチドが、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態677~698のいずれか1つの組成物。
700.複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上又はいずれの負に荷電していないヌクレオチド間結合でも同じ結合リンの立体化学を共有しない、実施形態677~699のいずれか1つの組成物。
701.1種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態679~700のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、オリゴヌクレオチド組成物。
702.1種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態679~700及び実施形態780~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、オリゴヌクレオチド組成物。
703.1種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態780~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、オリゴヌクレオチド組成物。
704.1種以上の複数のオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチド組成物であって、それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、
1)共通の塩基配列、及び
2)独立して1つ以上(例えば、約1~50、1~40、1~30、1~25、1~20、1~15、1~10、5~50、5~40、5~30、5~25、5~20、5~15、5~10、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25以上)のキラルヌクレオチド間結合(「キラル制御されたヌクレオチド間結合」)での同じ結合リンの立体化学
を共有し;
それぞれの複数の共通の塩基配列が、独立して、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である、オリゴヌクレオチド組成物。
705.共通の塩基配列が、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のワトソン-クリック塩基対ではないミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態の組成物。
706.それぞれの複数の共通の塩基配列が、独立して、ワトソン-クリック塩基対ではない0~5個のミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列複数と相補的である、実施形態705の組成物。
707.それぞれの複数の共通の塩基配列が、独立して、標的アデノシンと反対側のヌクレオシドを除いて共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態705の組成物。
708.それぞれの複数の共通の塩基配列が、独立して、共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態705の組成物。
709.それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、ADARを発現する系において核酸と接触されるとき、標的AをIに編集することができる、実施形態701~708のいずれか1つの組成物。
710.標的アデノシンが、状態、障害又は疾患と関連するGからAへの変異である、実施形態701~709のいずれか1つの組成物。
711.組成物が、2種以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、又はそれ以上)の複数のオリゴヌクレオチドを含む、実施形態701~710のいずれか1つの組成物。
712.少なくとも2種の複数の共通の塩基配列が異なる、実施形態701~711のいずれか1つの組成物。
713.どの2種の複数のオリゴヌクレオチドも、同じ共通の塩基配列を共有しない、実施形態701~712のいずれか1つの組成物。
714.少なくとも2種の複数のオリゴヌクレオチドが、異なるアデノシンを標的化する、実施形態701~713のいずれか1つの組成物。
715.どの2種の複数のオリゴヌクレオチドも、同じアデノシンを標的化しない、実施形態701~714のいずれか1つの組成物。
716.少なくとも2種の複数のオリゴヌクレオチドが、異なる転写物を標的化する、実施形態701~715のいずれか1つの組成物。
717.どの2種の複数のオリゴヌクレオチドも、同じ転写物を標的化しない、実施形態701~716のいずれか1つの組成物。
718.少なくとも2種の複数のオリゴヌクレオチドが、異なるポリヌクレオチドに由来する転写物におけるアデノシン残基を標的化する、実施形態701~717のいずれか1つの組成物。
719.どの2種の複数のオリゴヌクレオチドも、同じポリヌクレオチドに由来する転写物を標的化しない、実施形態701~720のいずれか1つの組成物。
720.少なくとも2種の複数のオリゴヌクレオチドが、異なる遺伝子に由来する転写物におけるアデノシン残基を標的化する、実施形態701~719のいずれか1つの組成物。
721.どの2種の複数のオリゴヌクレオチドも、同じ遺伝子に由来する転写物を標的化しない、実施形態701~720のいずれか1つの組成物。
722.それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、その複数のものの中で同じ塩基及び糖修飾を共有する、実施形態701~721のいずれか1つの組成物。
723.それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、その複数のものの中で同じパターンの骨格のキラル中心を共有する、実施形態701~722のいずれか1つの組成物。
724.それぞれの複数のものに関して、独立して、組成物が、どのヌクレオチド間結合もキラル制御されないその複数のオリゴヌクレオチドの立体的に不規則な調製物と比較して、その複数のオリゴヌクレオチドについて濃縮される、実施形態701~723のいずれか1つの組成物。
725.それぞれの複数のものに関して、独立して、共通の塩基配列並びに同じ塩基及び糖修飾を共有する組成物中の不規則ではないレベル全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態701~724のいずれか1つの組成物。
726.それぞれの複数のものに関して、独立して、共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態701~724のいずれか1つの組成物。
727.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、同じオリゴヌクレオチド又はその1つ以上の薬学的に許容される塩のものである、実施形態701~726のいずれか1つの組成物。
728.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、同じ酸形態のオリゴヌクレオチドの1つ以上の薬学的に許容される塩である、実施形態701~727のいずれか1つの組成物。
729.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、同じ構成のものである、実施形態701~726のいずれか1つの組成物。
730.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態729の組成物。
731.それぞれの複数のものに関して、独立して、同じ構成を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態729の組成物。
732.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、同じ構造のものである、実施形態701~731のいずれか1つの組成物。
733.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、それぞれ独立して、薬学的に許容される塩形態である、実施形態701~732のいずれか1つの組成物。
734.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、ナトリウム塩である、実施形態701~732のいずれか1つの組成物。
735.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、10以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態701~734のいずれか1つの組成物。
736.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、10以上のキラルヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態701~735のいずれか1つの組成物。
737.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態701~736のいずれか1つの組成物。
738.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、それぞれのホスホロチオエートヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有する、実施形態701~737のいずれか1つの組成物。
739.1つ若しくは2つ又は全ての複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上又は任意の負に荷電していないヌクレオチド間結合で同じ結合リンの立体化学を共有しない、実施形態701~738のいずれか1つの組成物。
740.それぞれの複数のものに関して、独立して、複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上又はいずれの負に荷電していないヌクレオチド間結合でも同じ結合リンの立体化学を共有しない、実施形態701~739のいずれか1つの組成物。
741.
a)共通の塩基配列;
b)骨格結合の共通のパターン;
c)骨格のキラル中心の共通のパターン;
d)骨格のリン修飾の共通のパターン
によって特徴付けられる特定のオリゴヌクレオチド型のものである複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物であって;
組成物が、それが、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ共通の塩基配列、骨格結合のパターン及び骨格のリン修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮されるか、又は共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドであるという点でキラル制御され;並びに
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態701~740のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、組成物。
742.
a)共通の塩基配列;
b)骨格結合の共通のパターン;
c)骨格のキラル中心の共通のパターン;
d)骨格のリン修飾の共通のパターン
によって特徴付けられる特定のオリゴヌクレオチド型のものである複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物であって;
組成物が、それが、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ共通の塩基配列、骨格結合のパターン及び骨格のリン修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮されるか、又は共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドであるという点でキラル制御され;並びに
それぞれの複数のオリゴヌクレオチドが、独立して、実施形態780~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、又はその酸、塩基、若しくは塩形態である、組成物。
743.
a)共通の塩基配列;
b)骨格結合の共通のパターン;
c)骨格のキラル中心の共通のパターン;
d)骨格のリン修飾の共通のパターン
によって特徴付けられる特定のオリゴヌクレオチド型のものである複数のオリゴヌクレオチドを含む組成物であって;
組成物が、それが、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ共通の塩基配列、骨格結合のパターン及び骨格のリン修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮されるか、又は共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドであるという点でキラル制御され;並びに
共通の塩基配列が、部分が標的アデノシンを含む核酸の一部の塩基配列と相補的である、組成物。
744.共通の塩基配列が、0~10個(例えば、0~1、0~2、0~3、0~4、0~5、0~6、0~7、0~8、0~9、0~10、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、2~3、2~4、2~5、2~6、2~7、2~8、2~9、2~10、3~4、3~5、3~6、3~7、3~8、3~9、3~10、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10など)のワトソン-クリック塩基対ではないミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態743の組成物。
745.共通の塩基配列が、ワトソン-クリック塩基対ではない0~5個のミスマッチを伴って核酸の一部の塩基配列と相補的である、実施形態743の組成物。
746.共通の塩基配列が、標的アデノシンと反対側のヌクレオシドを除いて共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態743の組成物。
747.共通の塩基配列が、共通の塩基配列の長さにわたって核酸の一部の塩基配列と100%相補的である、実施形態743の組成物。
748.組成物が、ADARを発現する系において核酸と接触されるとき、標的AをIに編集することができる、実施形態741~747のいずれか1つの組成物。
749.標的アデノシンが、状態、障害又は疾患と関連するGからAへの変異である、実施形態741~748のいずれか1つの組成物。
750.組成物が、特定のオリゴヌクレオチド型のオリゴヌクレオチドに関して、同じ共通の塩基配列、骨格結合のパターン及び骨格のリン修飾のパターンを有するオリゴヌクレオチドの実質的にラセミの調製物と比較して濃縮される、実施形態741~749のいずれか1つの組成物。
751.共通の塩基配列を共有する組成物中の不規則ではないレベルの全てのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドである、実施形態741~750のいずれか1つの組成物。
752.組成物中のオリゴヌクレオチドにおいて複数のオリゴヌクレオチドのうち共通の塩基配列を共有するもののレベルが、約又は少なくとも約(DS)
ncであり、DSが、約85%~100%(例えば、約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)であり、ncが、キラル制御されたヌクレオチド間結合の数である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
753.それぞれの複数のオリゴヌクレオチドに関して、組成物中のオリゴヌクレオチドにおいて複数のオリゴヌクレオチドのうち共通の塩基配列を共有するもののレベルが、独立して、約又は少なくとも約(DS)
ncであり、DSが、約85%~100%(例えば、約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)であり、ncが、キラル制御されたヌクレオチド間結合の数である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
754.組成物中のオリゴヌクレオチドにおいて複数のオリゴヌクレオチドのうち共通の構成を共有するもののレベルが、約又は少なくとも約(DS)
ncであり、DSが、約85%~100%(例えば、約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)であり、ncが、キラル制御されたヌクレオチド間結合の数である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
755.それぞれの複数のオリゴヌクレオチドに関して、組成物中のオリゴヌクレオチドにおいて複数のオリゴヌクレオチドのうち共通の構成を共有するもののレベルが、独立して、約又は少なくとも約(DS)
ncであり、DSが、約85%~100%(例えば、約85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)であり、ncが、キラル制御されたヌクレオチド間結合の数である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
756.DSが、約90%~100%(例えば、約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又は99.5%以上)である、実施形態677~755のいずれか1つの組成物。
757.ncが、約5~40(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、又は40)以上である、実施形態752~756のいずれか1つの組成物。
758.レベルが、少なくとも約10%~100%、又は少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
759.レベルが、少なくとも約50%~100%、又は少なくとも約50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%である、実施形態677~751のいずれか1つの組成物。
760.組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるとき、標的アデノシン残基が、修飾される、実施形態677~759のいずれか1つの組成物。
761.修飾が、ADAR1によって行われる修飾であるか又はそれを含む、実施形態760の組成物。
762.修飾が、ADAR2によって行われる修飾であるか又はそれを含む、実施形態760又は761の組成物。
763.修飾が、インビトロで行われる、実施形態760~762のいずれか1つの組成物。
764.試料が、細胞である、実施形態760~762のいずれか1つの組成物。
765.標的アデノシンが、イノシンに変換される、実施形態760~764のいずれか1つの組成物。
766.標的アデノシンが、比較可能な参照オリゴヌクレオチド組成物で観察されるものより大きい程度まで修飾される、実施形態760~765のいずれか1つの組成物。
767、参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドを全く含まないか又はより低いレベルの複数のオリゴヌクレオチドを含む、実施形態766の組成物。
768.参照組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構成を有するオリゴヌクレオチドを含有しない、実施形態766~767のいずれか1つの組成物。
769.参照組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構造を有するオリゴヌクレオチドを含有しない、実施形態766~768のいずれか1つの組成物。
770.参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの2’-F修飾を含有する組成物である、実施形態766の組成物。
771.参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの2’-OMe修飾を含有する組成物である、実施形態766~770のいずれか1つの組成物。
772.参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して異なる糖修飾パターンを有する組成物である、実施形態766~771のいずれか1つの組成物。
773.参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルの修飾されたヌクレオチド間結合を含有する組成物である、実施形態766~772のいずれか1つの組成物。
774.参照オリゴヌクレオチド組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ塩基配列を有するそのオリゴヌクレオチドが、複数のオリゴヌクレオチドと比較して低いレベルのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含有する組成物である、実施形態766~773のいずれか1つの組成物。
775.参照組成物が、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である、実施形態766~774のいずれか1つの組成物。
776.参照組成物が、複数のオリゴヌクレオチドと同じ構成のオリゴヌクレオチドの立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物である、実施形態766の組成物。
777.組成物が、核酸の著しい分解を引き起こさない(例えば、約5%~100%以下(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%以下など))、実施形態677~776のいずれか1つの組成物。
778.組成物が、標的核酸において著しいエクソンスキッピング又はエクソンインクルージョンの改変を引き起こさない(例えば、約5%~100%以下(例えば、約10%~100%、20~100%、30%~100%、40%~100%、50%~80%、50%~85%、50%~90%、50%~95%、60%~80%、60%~85%、60%~90%、60%~95%、60%~100%、65%~80%、65%~85%、65%~90%、65%~95%、65%~100%、70%~80%、70%~85%、70%~90%、70%~95%、70%~100%、75%~80%、75%~85%、75%~90%、75%~95%、75%~100%、80%~85%、80%~90%、80%~95%、80%~100%、85%~90%、85%~95%、85%~100%、90%~95%、90%~100%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は100%以下など))、実施形態実施形態677~778のいずれか1つの組成物。
779.組成物が、医薬組成物であり、且つさらに薬学的に許容される担体を含む、実施形態677~778のいずれか1つの組成物。
780.オリゴヌクレオチドであって、オリゴヌクレオチドが、修飾されたヌクレオチド間結合の位置で、-O
5-P
L(R
CA)-O
3-(式中、
P
Lは、P、又はP(=W)であり;
Wは、O、S、又はW
Nであり;
R
CAは、任意選択により置換された又はキャップ付加された不斉補助剤部分であるか又はそれを含み、
O
5は、糖の5’-炭素に結合された酸素であり、且つ
O
3は、糖の3’-炭素に結合された酸素である)の構造を有する結合であることを除いて実施形態1~779のいずれか1つのオリゴヌクレオチドと他の点で同一である、オリゴヌクレオチド。
781.不斉補助剤が除去され、結合が修飾されたヌクレオチド間結合に変換される、実施形態780のオリゴヌクレオチド。
782.修飾されたヌクレオチド間結合が、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合である、実施形態780のオリゴヌクレオチド。
783.Wが-SHで置き換えられ、且つR
CAがOで置き換えられ、P
Lが、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の結合リンと同じ配置を有する、実施形態782のオリゴヌクレオチド。
784.修飾されたヌクレオチド間結合が、中性のヌクレオチド間結合である、実施形態780~783のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
785.修飾されたヌクレオチド間結合が、n001である、実施形態780~783のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
786.ホスホロチオエートヌクレオチド間結合のそれぞれの位置で、独立して、-O
5-P
L(W)(R
CA)-O
3-の構造を有する結合である、実施形態780~785のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
787.修飾されたヌクレオチド間結合のそれぞれの位置で、独立して、-O
5-P
L(W)(R
CA)-O
3-の構造を有する結合である、実施形態780~785のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
788.1つ又は各Wが、Sである、実施形態780~787のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
789.ただ1つのP
Lが、Pである、実施形態780~788のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
790.各R
CAが、独立して、
である、実施形態780~789のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
791.各R
CAが、独立して、
(式中、R
C1は、R、-Si(R)
3又は-SO
2Rであり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~7員飽和又は部分不飽和環を形成し、R
C4は、-H又は-C(O)R’である)である、実施形態780~789のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
792.結合において、R
C4が、-C(O)Rであり、且つP
Lが、Pである、実施形態790又は791のオリゴヌクレオチド。
793.結合において、R
C4が、-C(O)Rであり、Wが、Sである、実施形態791~792のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
794.それぞれの結合において、Wが、Sであり、R
C4が、-C(O)R’である、実施形態791~793のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
795.R
C4が、-C(O)CH
3である、実施形態791~794のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
796.結合において、R
C4が、-Hであり、且つP
Lが、Pである、実施形態791のオリゴヌクレオチド。
797.R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えてヘテロ原子を有しない任意選択により置換された5員飽和環を形成する、実施形態791~796のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
798.各R
CAが、独立して、
である、実施形態791~797のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
799.R
C1が、-SiPh
2Meである、実施形態791~798のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
800.R
C1が、-SO
2Rである、実施形態791~798のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
801.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~10脂肪族である)である、実施形態791~798のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
802.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、任意選択により置換されたフェニルである)である、実施形態791~798のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
803.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、フェニルである)である、実施形態791~798のいずれか1つのオリゴヌクレオチド。
804.ホスホラミダイトであって、ホスホラミダイトの核酸塩基が、実施形態1~675のいずれか1つの核酸塩基又はその互変異性体であり、核酸塩基又はその互変異性体が、任意選択により置換されるか又は保護される、ホスホラミダイト。
805.ホスホラミダイトであって、核酸塩基が、環BAであるか又はそれを含み、環BAが、BA-I、BA-I-a、BA-I-b、BA-II、BA-II-a、BA-II-b、BA-III、BA-III-a、BA-III-b、BA-IV、BA-IV-a、BA-IV-b、BA-V、BA-V-a、BA-V-b、若しくはBA-VI、又は環BAの互変異性体の構造を有し、核酸塩基が、任意選択に置換されるか又は保護される、ホスホラミダイト。
806.ホスホラミダイトの糖が、実施形態1~675のいずれか1つの糖であり、糖が、任意選択により保護される、実施形態804~805のいずれか1つのホスホラミダイト。
807.ホスホラミダイトが、R
NS-P(OR)N(R)
2の構造を有し、R
NSが、任意選択により保護されたヌクレオシド部分であり、且つ各Rが、本明細書に記載されるとおりである、実施形態804~806のいずれか1つのホスホラミダイト。
808.ホスホラミダイトが、R
NS-P(OCH
2CH
2CN)N(i-Pr)
2の構造を有する、実施形態804~806のいずれか1つのホスホラミダイト。
809.ホスホラミダイトが、不斉補助剤部分を含み、リンが、不斉補助剤部分の酸素及び窒素原子に結合される、実施形態804~806のいずれか1つのホスホラミダイト。
810.ホスホラミダイトが、
、又はその塩の構造を有する、実施形態804~806又は809のいずれか1つのホスホラミダイト。
811.ホスホラミダイトが、
(式中、R
NSは、任意選択により保護されたヌクレオシド部分であり、R
C1は、R、-Si(R)
3又は-SO
2Rであり、R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えて0~2個のヘテロ原子を有する任意選択により置換された3~7員飽和環又は部分不飽和環を形成する)の構造を有する、実施形態804~806又は809のいずれか1つのホスホラミダイト。
812.R
NSの5’-OHが、保護される、実施形態807~811のいずれか1つのホスホラミダイト。
813.R
NSの5’-OHが、-ODMTrとして保護される、実施形態812のホスホラミダイト。
814.R
NSが、その3’-O-を介してリンに結合される、実施形態807~813のいずれか1つのホスホラミダイト。
815.R
C2及びR
C3を、それらの介在原子と合わせて、窒素原子に加えてヘテロ原子を有しない任意選択により置換された5員飽和環を形成する、実施形態810~814のいずれか1つのホスホラミダイト。
816.ホスホラミダイトが、
、又はその塩の構造を有する、実施形態810~815のいずれか1つのホスホラミダイト。
817.ホスホラミダイトが、
の構造を有する、実施形態810~815のいずれか1つのホスホラミダイト。
818.R
C1が、-SiPh
2Meである、実施形態810~817のいずれか1つのホスホラミダイト。
819.R
C1が、-SO
2Rである、実施形態810~817のいずれか1つのホスホラミダイト。
820.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、任意選択により置換されたC
1~10脂肪族である)である、実施形態810~817のいずれか1つのホスホラミダイト。
821.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、任意選択により置換されたフェニルである)である、実施形態810~817のいずれか1つのホスホラミダイト。
822.R
C1が、-SO
2R(式中、Rは、フェニルである)である、実施形態810~817のいずれか1つのホスホラミダイト。
823.ホスホラミダイトの純度が、少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、又は99%である、実施形態819~822のいずれか1つのホスホラミダイト。
824.オリゴヌクレオチド又は組成物を調製するための方法であって、オリゴヌクレオチド又はヌクレオシドの5’-OHを実施形態780~823のいずれか1つのホスホラミダイトとカップリングさせることを含む方法。
825.オリゴヌクレオチド又は組成物を調製するための方法であって、オリゴヌクレオチド又はヌクレオシドの5’-OHを実施形態810~823のいずれか1つのホスホラミダイトとカップリングさせることを含む方法。
826.オリゴヌクレオチド又は組成物を調製する方法であって、実施形態677~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチドから不斉補助剤部分を除去することを含む方法。
827.オリゴヌクレオチド、又は組成物中のオリゴヌクレオチドが、2’-OHを含む糖を含む、実施形態824~826のいずれか1つの方法。
828.オリゴヌクレオチド、又は組成物中のオリゴヌクレオチドが、2’-OHを含む糖を含み、糖が、キラル制御されたヌクレオチド間結合に結合される、実施形態824~827のいずれか1つの方法。
829.各ヘテロ原子が、独立して、窒素、酸素、ケイ素、リン及び硫黄から選択される、実施形態1~803又は824~828のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、組成物又は方法。
830.各核酸塩基が、独立して、少なくとも1つの窒素を有する任意選択により置換された環を含む、実施形態1~803又は824~828のいずれか1つのオリゴヌクレオチド、組成物又は方法。
831.オリゴヌクレオチド又は組成物を特徴付けるための方法であって、
ADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分、又はADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含むか又は発現する細胞又はその集団にオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法。
832.細胞が、マウス細胞である、実施形態831の方法。
833.細胞のゲノムが、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含む、実施形態831~832のいずれか1つの方法。
834.オリゴヌクレオチド又は組成物を特徴付けるための方法であって、
ADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分、又はADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含むか又は発現する非ヒト動物又はその集団にオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法。
835.動物が、マウスである、実施形態834の方法。
836.動物のゲノムが、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含む、実施形態834~835のいずれか1つの方法。
837.動物の生殖系列ゲノムが、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含む、実施形態834~835のいずれか1つの方法。
838.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトADAR1 Z-DNA結合ドメインの一方又は両方であるか又はそれを含む、実施形態831~837のいずれか1つの方法。
839.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトADAR1 dsRNA結合ドメインの1つ以上又は全てであるか又はそれを含む、実施形態831~838のいずれか1つの方法。
840.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトデアミナーゼドメインであるか又はそれを含む、実施形態831~839のいずれか1つの方法。
841.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトADAR1であるか又はそれを含む、実施形態831~840のいずれか1つの方法。
842.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトADAR1 p110であるか又はそれを含む、実施形態831~841のいずれか1つの方法。
843.ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分が、ヒトADAR1 p150であるか又はそれを含む、実施形態831~841のいずれか1つの方法。
844.細胞若しくは動物に由来する細胞、又はその集団から観察されるオリゴヌクレオチド又は組成物の活性レベルが、操作前の細胞若しくは操作前の動物に由来する細胞、又はその集団から観察されるものと比較して、比較可能なヒト細胞又はその集団で観察されるものとより類似している、実施形態831~843のいずれか1つの方法。
845.比較可能なヒト細胞が、細胞又は動物に由来する細胞と同じ型のものである、実施形態844の方法。
846.標的核酸における標的アデノシンを修飾するための方法であって、標的核酸を実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含む方法。
847.標的核酸における標的アデノシンを脱アミノ化するための方法であって、標的核酸を実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含む方法。
848.特定の核酸の産物を生成するか、又はそのレベルを回復させるか若しくは増大させるための方法であって、標的核酸を実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含み、標的核酸が、標的アデノシンを含み、特定の核酸が、標的アデノシンの代わりにI又はGを有するという点で標的核酸と異なる方法。
849.標的核酸の産物のレベルを低減するための方法であって、標的核酸を実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物と接触させることを含み、標的核酸が、標的アデノシンを含む方法。
850.産物が、タンパク質である、実施形態849又は849の方法。
851.産物が、mRNAである、実施形態849又は849の方法。
852.オリゴヌクレオチド組成物中の1つ又は複数のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドの塩基配列が、標的核酸のものと実質的に相補的である、実施形態846~851のいずれか1つの方法。
853.標的核酸が、試料中に存在する、実施形態846~852のいずれか1つの方法。
854.実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物を標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触させることを含み、
オリゴヌクレオチド組成物中の1つ又は複数のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドの塩基配列が、標的核酸のものと実質的に相補的であり;及び
標的核酸が、標的アデノシンを含み;
標的アデノシンが、修飾される方法。
855.
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法。
856.標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラルヌクレオチド間結合を含む方法。
857.
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法。
858.標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、参照の複数のオリゴヌクレオチドより、多くの2’-F修飾を有する糖、多くの2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)を有する糖、及び/又は多くのキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含む方法。
859.
1)標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
2)標的核酸において参照レベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上のキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
参照の複数のオリゴヌクレオチドが、キラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含まず(参照オリゴヌクレオチド組成物が、「立体的に不規則な」組成物であり);並びに
第1のオリゴヌクレオチド組成物が、参照オリゴヌクレオチド組成物のオリゴヌクレオチドと比較して高いレベルの修飾を提供する方法。
860.
標的核酸において第1のレベルの標的アデノシンの修飾を得ることを含み、そのレベルが、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、第1のオリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する第1の複数のオリゴヌクレオチドを含み;並びに
標的アデノシンの修飾の第1のレベルが、標的アデノシンの修飾の参照レベルより高く、参照レベルが、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸及びアデノシンデアミナーゼを含む試料と接触されるときに観察され、参照オリゴヌクレオチド組成物が、標的核酸のものと実質的に相補的な同じ塩基配列を共有する参照の複数のオリゴヌクレオチドを含み;
第1の複数のオリゴヌクレオチドが、1つ以上のキラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含み;並びに
参照の複数のオリゴヌクレオチドが、キラル制御されたキラルヌクレオチド間結合を含まない(参照オリゴヌクレオチド組成物が、「立体的に不規則な」組成物である)方法。
861.第1のオリゴヌクレオチド組成物が、実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド組成物である、実施形態855~860のいずれか1つの方法。
862.参照オリゴヌクレオチド組成物が、実施形態767~776のいずれか1つの参照オリゴヌクレオチド組成物である、実施形態855~861のいずれか1つの方法。
863.デアミナーゼが、ADAR酵素である、実施形態846~862のいずれか1つの方法。
864.デアミナーゼが、ADAR1である、実施形態846~862のいずれか1つの方法。
865.デアミナーゼが、ADAR2である、実施形態846~862のいずれか1つの方法。
866.標的核酸が、RNAであるか又はそれを含む、実施形態846~865のいずれか1つの方法。
867.試料が、細胞である、実施形態846~866のいずれか1つの方法。
868.標的核酸が、標的アデノシンの代わりに標的アデノシンの位置でI又はGを有するという点で標的核酸と異なる核酸と比較して、状態、障害又は疾患とより関連するか、又は所望の特性若しくは機能の低減とより関連するか、又は望まれない特性若しくは機能の増大とより関連する、実施形態846~867のいずれか1つの方法。
869.標的アデノシンが、GからAへの変異である、実施形態846~867のいずれか1つの方法。
870.GからAへの変異に影響を受けやすい状態、障害又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、それになりやすいか又はそれに罹患している対象に、有効量の実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法。
871.GからAへの変異と関連する状態、障害又は疾患を予防するか又は治療するための方法であって、それになりやすいか又はそれに罹患している対象に、有効量の実施形態1~803のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又は組成物を投与することを含む方法。
872.オリゴヌクレオチド組成物中の1つ又は複数のオリゴヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドの塩基配列が、変異である標的アデノシンを含む標的核酸のものと実質的に相補的である、実施形態870又は871の方法。
873.状態、障害又は疾患が、AからG又はAからIへの修飾に影響を受けやすい、実施形態871~872のいずれか1つの方法。
874.状態、障害又は疾患と関連する細胞が、ADARタンパク質を含むか又はそれを発現する、実施形態870~873のいずれか1つの方法。
875.状態、障害又は疾患と関連する細胞が、ADAR1を含むか又はそれを発現する、実施形態870~873のいずれか1つの方法。
876.状態、障害又は疾患と関連する細胞が、ADAR2を含むか又はそれを発現する、実施形態870~873のいずれか1つの方法。
877.状態、障害又は疾患が、アルファ-1アンチトリプシン欠損症であるか又はそれと関連する、実施形態870~876のいずれか1つの方法。
878.標的アデノシンをIに変換することを含む、実施形態846~877のいずれか1つの方法。
879.2つ以上の異なるアデノシンが、標的化され、編集される、実施形態846~878のいずれか1つの方法。
880.2つ以上の異なる転写物が、標的化され、編集される、実施形態846~878のいずれか1つの方法。
881.2つ以上の異なるポリヌクレオチドに由来する転写物が、標的化され、編集される、実施形態846~878のいずれか1つの方法。
882.2つ以上の遺伝子に由来する転写物が、標的化され、編集される、実施形態846~878のいずれか1つの方法。
883.各々が独立して異なる標的を標的化し、各々が独立して実施形態1~675のいずれか1つのオリゴヌクレオチド又はその塩である、2つ以上のオリゴヌクレオチドを投与することを含む、実施形態879~882のいずれか1つの方法。
884.各々が独立して少なくとも1つの異なる標的を標的化し、各々が独立して実施形態676~779のいずれか1つの組成物である、2つ以上のオリゴヌクレオチド組成物を投与することを含む、実施形態879~882のいずれか1つの方法。
885.実施形態701~779のいずれか1つの組成物を投与することを含む、実施形態879~884のいずれか1つの方法。
886.2つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物が、同時に投与される、実施形態879~885のいずれか1つの方法。
887.2つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物が、単一の組成物で同時に投与される、実施形態879~886のいずれか1つの方法。
888.2つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物が、別々の組成物として投与される、実施形態879~886のいずれか1つの方法。
889.1つ以上のオリゴヌクレオチド又は組成物が、1つ以上の他のオリゴヌクレオチド又は組成物の前又は後に投与される、実施形態879~885のいずれか1つの方法。
例証
提供される技術(化合物(オリゴヌクレオチド、試薬など)、組成物、方法(調製、使用、評価の方法など)など)のある特定の例が、本明細書で提示される。
当業者は、多くの技術が、提供される技術、例えば、下の実施例に記載されるものの特性及び/又は活性を評価するために利用され得ることを理解する。
実施例1.アデノシン編集を評価するための有用な技術
オリゴヌクレオチド設計は、様々な系を使用して評価され得る。いくつかの実施形態では、cLucオリゴヌクレオチドが調製され、HEK293T細胞において評価される。いくつかの実施形態では、cLuc(ウミホタル(Cypridina))を標的化するオリゴヌクレオチドは、ヒトADAR1又はヒトADAR2のいずれかに関するプラスミド及びcLucルシフェラーゼレポータープラスミドでトランスフェクトされた293T細胞において評価された。cLucレポータープラスミドは、ルシフェラーゼに関して(ガウシア(Gaussia))gLuc-p2A-cLuc(W85X)からなった。cLucレポーターは、ADARに媒介されるA>I編集によって活性化された。オリゴヌクレオチドの編集活性は、式:
倍率変化=処理されたオリゴヌクレオチド(cLuc/gLuc)/モック(cLuc/gLuc)を使用して計算された。
いくつかの実施形態では、レポータープラスミド及びADAR1又はADAR2プラスミドは、Liptofectamine 2000トランスフェクションプロトコル(Thermo 11668030)を使用してHEK293T細胞に合わせてトランスフェクトされた。好適な期間、例えば、24時間後、レポーター及びADARプラスミドを発現するHEK293T細胞は、各実験のために適切な量のオリゴヌクレオチドでリバーストランスフェクトされた。cLuc及びgLuc活性は、それぞれPierce(商標)ガウシア(Gaussia)ルシフェラーゼGlowアッセイキット(Pierce(商標)16161)又はPierce(商標)ウミホタル(Cypridina)ルシフェラーゼGlowアッセイキット(Pierce(商標)16170)を使用して、48、72、及び/又は96時間後に測定された。
実施例2.提供される技術は、外来ADARを伴わずに所望の編集を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び組成物は、アデノシン編集を評価するために初代ヒト肝細胞において評価された。ACTB mRNAを標的化するオリゴヌクレオチドは、Liptofectamine RNAimaxトランスフェクションプロトコル(Thermo 11668030)を使用してトランスフェクトされたか又はGymnosisによる自由取り込み条件下で初代ヒト肝細胞(Gibco)に送達された。48時間後、全RNAが、SV96全RNA単離システムプロトコル(Promega:Z3505)を使用して回収された。内在的に発現される標的RNAの編集部位に隣接するプライマーは、Phusion High-Fidelity DNAポリメラーゼプロトコル(Thermo:F-530XL)を使用するPCRのためのものであった。PCR産物は、サンガー法により配列決定され、ADARに媒介される編集のパーセントは、プログラムEditR(https://moriaritylab.shinyapps.io/editr_v10/)を使用して計算された。提供される技術は、外来ADARを伴わずに所望の編集を提供した。
実施例3.提供される技術は、様々な細胞型において外来ADARを伴わずに所望の編集を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及びその組成物は、アデノシン編集を評価するために初代気管支上皮細胞において評価された。ACTB mRNAを標的化するオリゴヌクレオチドは、Liptofectamine RNAimaxトランスフェクションプロトコル(Thermo 11668030)を使用してトランスフェクトされたか又はGymnosisによる自由取り込み条件下で初代気管支上皮細胞(Lonza)に送達された。48時間後、全RNAが、SV96全RNA単離システムプロトコル(Promega:Z3505)を使用して回収された。内在的に発現される標的RNAの編集部位に隣接するプライマーは、Phusion High-Fidelity DNAポリメラーゼプロトコル(Thermo:F-530XL)を使用するPCRのためのものであった。PCR産物は、サンガー法により配列決定され、ADARに媒介される編集のパーセントは、プログラムEditRを使用して計算された。提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集を提供した。
実施例4.提供される技術は、様々な細胞型において外来ADARを伴わずに所望の編集を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び組成物は、アデノシン編集のために初代網膜色素上皮細胞において評価された。ACTB mRNAを標的化するオリゴヌクレオチドは、Liptofectamine RNAimaxトランスフェクションプロトコル(Thermo 11668030)を使用してトランスフェクトされたか又はGymnosisによる自由取り込み条件下で初代ヒト網膜色素上皮細胞(Lonza)に送達された。48時間後、全RNAが、SV96全RNA単離システムプロトコル(Promega:Z3505)を使用して回収された。内在的に発現される標的RNAの編集部位に隣接するプライマーは、Phusion High-Fidelity DNAポリメラーゼプロトコル(Thermo:F-530XL)を使用するPCRのために使用された。PCR産物は、サンガー法により配列決定され、ADARに媒介される編集のパーセントは、プログラムEditRを使用して計算された。提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集を提供した。
実施例5.提供される技術は、様々な標的核酸の所望の編集を提供する。
いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチド及び組成物は、初代マウス肝細胞において評価された。初代肝細胞は、NOD.Cg-Prkdcscid Il2rgtm1Wjl Tg(SERPINA1*E342K)#Slcw/SzJマウスモデル(The Jackson Laboratory:028842)から単離された。SerpinA1 mRNAを標的化するオリゴヌクレオチドは、Liptofectamine RNAimaxトランスフェクションプロトコル(Thermo 11668030)を使用してトランスフェクトされたか又はGymnosisによる自由取り込み条件下で単離された初代肝細胞に送達された。48時間後、全RNAが、SV96全RNA単離システムプロトコル(Promega:Z3505)を使用して回収された。内在的に発現される標的RNAの編集部位に隣接するプライマーは、Phusion High-Fidelity DNAポリメラーゼプロトコル(Thermo:F-530XL)を使用するPCRのために使用された。PCR産物は、サンガー法により配列決定され、ADARに媒介される編集のパーセントは、プログラムEditRを使用して計算された。提供される技術は、所望の編集を提供した。
実施例6.提供される技術は、編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、特に、様々な活性、例えば、アデノシン編集活性を発揮することができるオリゴヌクレオチド組成物を提供する。例えば、提供される糖修飾設計を含むオリゴヌクレオチドの組成物は、編集活性を提供することができる。ある特定のデータが、例えば、図1及びいくつかの他の図において示された。実証されるとおり、いくつかの実施形態では、任意選択により他の修飾(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合などの修飾されたヌクレオチド間結合)を有するある特定の位置(例えば、第1のドメインにおける2’-F、第2のドメインにおける2’-OMeなど)の1つ以上の糖修飾は、本開示に従って編集レベルを向上させ得る。
実施例7.提供される技術は、編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、特に、様々な活性、例えば、アデノシン編集活性を発揮することができるオリゴヌクレオチド組成物を提供する。例えば、提供されるヌクレオチド間結合修飾設計を含むオリゴヌクレオチドの組成物は、編集活性を提供することができる。ある特定のデータが、例えば、図2及びいくつかの他の図において示された。図2に示されるとおり、いくつかの実施形態では、1つ以上の修飾されたヌクレオチド間結合、例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合の組み込みは、本開示に従って編集レベルを向上させ得る。
実施例8.様々な糖修飾を含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々な糖修飾を含むオリゴヌクレオチド及びその組成物が、例えば、様々な図に示されるとおりの編集活性を提供することができることを実証する。ある特定のデータが、図3に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は尺度であり、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)におけるGluc発現に標準化された。実証されるとおり、いくつかの実施形態では、編集部位及び/又はその近傍でのある特定の糖、例えば、天然のDNA糖、2’-F修飾された糖などの利用は、編集活性を提供する。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、5’-N1N0N-1-3’を含み、N1、N0、及びN-1の各々は、独立して、ヌクレオシドであり、N1及びN0は、本明細書に記載されるとおりのヌクレオチド間結合に結合し、N-1及びN0は、本明細書に記載されるとおりのヌクレオチド間結合に結合し、N0は、標的アデノシンの反対側である。いくつかの実施形態では、N1、N0、及びN-1の各々の糖は、独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、N1の糖は、2’修飾された糖であり、N0及びN-1の各々の糖は、独立して、天然のDNA糖である。いくつかの実施形態では、そのようなオリゴヌクレオチドは、高い編集レベルを提供する。
実施例9.様々な糖型を含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々な糖型を含むオリゴヌクレオチド及びその組成物が、例えば、様々な図に示されるとおりの編集活性を提供することができることを実証する。ある特定のデータが、図4に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は尺度であり、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)におけるGluc発現に標準化された。
実施例10.提供される技術は、短い配列で編集を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、例えば、以前の技術と比較して短い配列のオリゴヌクレオチド、及びその組成物を提供する。そのようなオリゴヌクレオチド及び組成物は、例えば、製造、送達などに関していくつかの利点を提供することができる。例えば、様々な図において実証されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチド及び組成物は、長い配列を使用することなく編集活性を提供することができる。ある特定のデータが、図5に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1(a及びb)又はADAR2(c及びd)、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、測定され、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。実証されるとおり、様々な長さ、例えば、27、28、29、20、31、32、又はそれ以上のオリゴヌクレオチドは、例えば、ADAR1及び/又はADAR2と接触されるとき、編集を提供することができる。
実施例11.提供される技術は、外来ADARを伴わずに様々な細胞型で編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、例えば、様々な図において示されるとおり、所望の結果を提供するための外来ADARを必要としない。ある特定のデータが、図6に示され、これは異なる細胞型において外来ADARを伴わない内在性の標的(アクチンの3’UTRにおけるTAG部位)の編集を示す。細胞は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされ、編集は、48時間後に測定された。(RPE及びNHBE細胞に関してN=1、肝細胞に関してN=2の生物学的複製物)
実施例12.様々な数のミスマッチを含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、標的核酸と完全に相補的である。いくつかの実施形態では、1つ以上のミスマッチがある。特に、本開示は、様々な数のミスマッチを含むオリゴヌクレオチド及びその組成物が、例えば、様々な図に示されるとおりの編集活性を提供することができることを実証する。ある特定のデータが、図7に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性が、48及び96時間で測定され、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。
実施例13.様々なパターンのミスマッチを含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、ミスマッチは、様々な位置の間及び位置で(例えば、末端、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドなどに対して)様々な距離を有する。特に、本開示は、様々なパターンのミスマッチが、例えば、様々な図に示されるとおりの編集活性を提供するために利用され得ることを実証する。ある特定のデータが、図8に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。
実施例14.様々なパターンのミスマッチを含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
図9は、様々なミスマッチパターンを有するオリゴヌクレオチド及びその組成物が、編集活性を提供することができることを示す追加のデータを提供する。図9に関して、組成物は全てcLucコード配列内の中途でのUAG終止コドンを標的化する。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。
実施例15.キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、対応する立体的に不規則な組成物を超える様々な利点を提供することができるキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、例えば、様々な図に示されるとおり、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、編集活性を提供することができる。いずれかの特定の理論に縛られることを意図するものではないが、キラル制御されたヌクレオチド間結合は、ADARとのある特定の立体化学的に特異的な相互作用を介して向上したオリゴヌクレオチド安定性を提供し及び/又はADARタンパク質によるアデノシン編集を促進し得る。ある特定のデータが、図10に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。特に、Spのヌクレオチド間結合、例えば、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物が、より高いレベルの編集を提供することができること(例えば、参照の立体的に不規則な組成物及び/又はより少ないSp及び/又はより多いRpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドのある特定のキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物と比較して)が実証された。いくつかの実施形態では、Rpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、本開示に従って、オリゴヌクレオチドの中程の位置で利用され得る、例えば、第2のサブドメインなどのヌクレオシドに結合され得る。
実施例16.キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、高い活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、特に、高い活性、例えば、アデノシン編集活性を発揮することができるキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を提供する。いくつかの実施形態では、図11に示されるとおり、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、参照の立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物と比較して、最大8~10倍高いADAR1に媒介される編集活性を発揮することができる。
実施例17.キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、外来ADARを伴わずに様々な細胞型において著しく高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物が、外来ADARを伴わずに予想外の高い活性を提供することができることを実証する。ある特定のデータが、図12に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。細胞は、10uMの用量のオリゴヌクレオチドでGymnosisにより処理されたか、又は50nMの用量でトランスフェクトされた。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例18.提供される技術は、外来ADARを伴わずに短い配列で編集活性を提供することができる。
本明細書で実証されるとおり、提供される技術は、様々な長さのオリゴヌクレオチド及びその組成物を使用して編集活性を発揮することができる。ある特定のデータが図13に示され、初代ヒト網膜色素上皮(RPE細胞)における編集を示す。組成物は全て、アクチンの3’UTRのUAGモチーフを標的化する。初代ヒトRPE細胞は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例19.キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物は、外来ADARを伴わずに様々な細胞型において高い活性を提供することができる。
提供される技術のある特定の利点、例えば、高い活性は、図14において実証され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。初代ヒト気管支上皮細胞は、10uMのオリゴヌクレオチドでGymnosisにより処理された一方で、初代RPE細胞は、50nmのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例20.様々なヌクレオチド間結合パターンを含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々な型のヌクレオチド間結合(及びそのパターン)を有するオリゴヌクレオチドを提供する。ある特定のヌクレオチド間結合、例えば、中性のヌクレオチド間結合は、オリゴヌクレオチドの1つ以上の特性及び/又は活性を向上させ得る。特に、本開示は、様々な型のヌクレオチド間結合が、例えば、様々な図に示されるとおりの編集編集活性を提供するために利用され得ることを実証する。ある特定のデータが、図15に示され、その中で様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。
実施例21.様々なヌクレオチド間結合パターンを含む提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々なヌクレオチド間結合パターンを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図16に示されるとおり、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができることを実証する。初代ヒト肝細胞は、3.3uMのオリゴヌクレオチドでGymnosisにより処理された。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例22.様々な修飾及びキラル制御を含む提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができる。
本明細書に記載されるとおり、提供される技術は、高い活性のオリゴヌクレオチド及び組成物を提供する、様々な提供される特徴、例えば、修飾及び/又は立体化学的制御を利用することができる。いくつかの実施形態では、例えば、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドで提供される修飾は、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図17に示されるとおり、外来ADARを伴わずに高いアデノシン編集活性を提供することができる。初代ヒト肝細胞は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例23.追加の部分を含む提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、追加の化学的部分、例えば、GalNAc及びその誘導体を含む。いくつかの実施形態では、追加の部分の組み込みは、向上した特性及び/又は活性を提供する。ある特定のデータが、図18に示され、その中でGalNAc部分を含むオリゴヌクレオチドの組成物が評価された。初代ヒト肝細胞は、様々な濃度でGymnosisにより処理された。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された(n=2の生物学的複製物)。初代ヒト肝細胞における1セットのデータにおいて、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物WV-27458及びWV-27460による編集は、ACTBの65%~75%に達し、WV-27458及びWV-27460に関する絶対EC50は、それぞれ309.0nM(95% CI:259.0~359.1nM)及び166.2nM(95% CI:144.6~187.8nM)であったが、立体的に不規則な組成物WV-30298による編集は、50%未満で定常に達し、このことは、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物が、特に、向上した編集を提供できることを確証した。本明細書に記載され且つ実証されるとおり、キラル制御は、特に、様々な送達技術が利用されるとき、活性の増大を提供することができる。例えば、Gymnosisによる送達が利用された1セットの実験において(気管支上皮細胞、10uMオリゴヌクレオチド濃度)、ACTB編集は、立体的に不規則な組成物WV-23928に関して観察されなかったが、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物WV-27387は、ACTBの約19%の編集を提供した。
実施例24.修飾された核酸塩基含む提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、ある特定の位置で修飾された核酸塩基を含み、そのような修飾された核酸塩基は、様々な利点、例えば、高い活性を提供し得る。いくつかの実施形態では、本明細書、例えば、図19において実証されるとおり、設計されるとおりの修飾された核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドは、著しく高い活性を提供することができる(例えば、標的アデニンの反対側の核酸塩基の隣のヒポキサンチン)。図19は、初代マウス肝細胞におけるSERPINA1(PiZアレル)の編集を示す。組成物は全て、変異体ヒトSERPINA1転写物(PiZZアレル)におけるアデノシンを標的化する。初代肝細胞(変異体ヒト転写物を発現するマウスモデルから抽出された)は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された(n=2の生物学的複製物)。
実施例25.修飾された核酸塩基含む提供される技術は、外来ADARを伴わずに編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、提供される技術は、ある特定の位置、例えば、標的アデノシンの反対側で修飾された核酸塩基を含み、そのような修飾された核酸塩基は、様々な利点、例えば、高い活性を提供し得る。いくつかの実施形態では、本明細書、例えば、図20において実証されるとおり、設計されるとおりの修飾された核酸塩基(図20において、シュード-イソシトシン)を含むオリゴヌクレオチドは、著しく高い活性を提供することができる。図20は、初代マウス肝細胞におけるSERPINA1(PiZアレル)の編集を示す。組成物は全て、変異体ヒトSERPINA1転写物(PiZZアレル)におけるアデノシンを標的化する。初代肝細胞(変異体ヒト転写物を発現するマウスモデルから抽出された)は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされ、処理された。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された(n=2の生物学的複製物)。示されるとおり、修飾された核酸塩基を含む提供される設計は、活性を非常に向上させることができる。
実施例26.様々な核酸塩基を含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾された核酸塩基を含む様々な核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドが、編集を提供し得ることを実証する。ある特定のデータが、図21に示される。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び様々なオリゴヌクレオチド濃度の指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。
実施例27.様々な核酸塩基を含む提供される技術は、編集活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾された核酸塩基を含む様々な核酸塩基を含むオリゴヌクレオチドが、増強された編集を提供し得ることを実証する。いくつかの実施形態では、修飾された核酸塩基を含むヌクレオシドは、標的アデノシンの真向かいにある(いくつかの実施形態では、そのようなヌクレオシドは、「標的アデノシンの反対側のヌクレオシド」、又は「反対側のヌクレオシド」と称される)。ある特定のデータが、図21に示され、その中で8-オキソアデノシンを含むオリゴヌクレオチドの組成物が評価された。293T細胞は、ADAR1又はADAR2、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び様々なオリゴヌクレオチド濃度の指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。本明細書で実証されるとおり、8-オキソアデノシンは、より高い編集効率を提供することができる。いずれかの理論によって限定されることを意図するものではないが、8-オキソアデノシンは、そのプリン環の7’位でN-H結合を有するため、例えば、シトシンより多くの及び/又は強い水素結合をAdar酵素と形成することができた。
実施例28.1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オンの合成。
工程1.HMDS(800mL)中のピリミジン-2-オールHCl塩(40g、301.78mmol、1当量)の混合物を脱気し、N
2で3回パージし、続いて混合物をN
2雰囲気下にて130℃で2時間撹拌した。反応混合物は透明になる。反応混合物にトルエン(500mL*2)を加え、減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。粗生成物2-((トリメチルシリル)オキシ)ピリミジン(50g、粗製物、黄色油として)を、さらに精製することなく次の工程に使用した。
工程2.DCE(1200mL)中のジ安息香酸(2S,3R,4R,5R)-2-アセトキシ-5-((ベンゾイルオキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(60g、118.93mmol、1当量)の溶液に、化合物2-((トリメチルシリル)オキシ)ピリミジン(26.82g、159.37mmol、1.34当量)を加えた。DCE(600mL)中のSnCl4(43.69g、167.70mmol、19.59mL、1.41当量)及びモレキュラーシーブ4A(10g)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0:1)により精製して、黄色固体として得られたジ安息香酸(2R,3R,4R,5R)-2-((ベンゾイルオキシ)メチル)-5-(2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(128g、収率99.56%)を得た。TLC:(石油エーテル:酢酸エチル=0:1):Rf=0.32。MS:445.2(M-95)+。
工程3.THF(2000mL)中のジ安息香酸(2R,3R,4R,5R)-2-((ベンゾイルオキシ)メチル)-5-(2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(40g、74.00mmol、1当量)の溶液に、MeOH(100mL)中のNaBH4(3.08g、81.40mmol、1.1当量)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残渣にH2O(1500mL)を加え、続いてEtOAc(2000mL)で希釈し、EtOAc(2000mL*3)で抽出した。Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=2:3)により精製して、黄色固体として得られたジ安息香酸(2R,3R,4R,5R)-2-((ベンゾイルオキシ)メチル)-5-(2-オキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(13g、23.96mmol、収率10.79%)及びジ黄色固体として得られたジ安息香酸(2R,3R,4R,5R)-2-((ベンゾイルオキシ)メチル)-5-(2-オキソ-3,4-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(19g、35.02mmol、収率15.77%)を得た。MS:543.0(M+H)+。
工程4.MeOH(40mL)及びDCM(20mL)中のジ安息香酸(2R,3R,4R,5R)-2-((ベンゾイルオキシ)メチル)-5-(2-オキソ-3,4-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3,4-ジイル(4g、7.37mmol、1当量)の溶液に、NH3.H2O(25.84g、184.32mmol、28.40mL、純度25%、25当量)を加えた。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去し、続いて粗製物を、トルエン(30mL*2)によるロータリーエバポレーター上での共沸蒸留により乾燥させた。粗製物を、逆相HPLC(0.1% NH3・H2O条件)により精製して、黄色固体として1-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オン(1.7g、7.38mmol、収率100%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ=7.97-7.76(m,1H),7.51-7.28(m,2H),6.78(br s,1H),6.32(br d,J=8.1Hz,1H),5.63(br d,J=5.6Hz,1H),4.95-4.80(m,1H),3.90-3.82(m,2H),3.77(br d,J=12.7Hz,1H),3.65(br d,J=2.7Hz,1H),3.54-3.36(m,2H);MS:230.8(M+H)+.
工程5.ピリジン(20mL)中の1-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オン(1g、4.34mmol、1当量)の溶液に、DMTr-Cl(1.62g、4.77mmol、1.1当量)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を、分取HPLC(カラム:Agela DuraShell C18 150*25mm*5um;移動相:[水(0.04%NH3H2O)-ACN];B%:35%-55%、22分)により精製した。1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オン(0.3g、563.29umol、収率12.98%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.42(d,J=7.7Hz,2H),7.36-7.28(m,5H),7.22(d,J=7.3Hz,1H),6.83(d,J=8.8Hz,4H),6.44(d,J=8.2Hz,1H),5.84-5.70(m,1H),5.03(br s,1H),4.84-4.69(m,1H),4.21(d,J=3.3Hz,2H),4.10(br s,1H),3.98(br s,2H),3.80(s,6H),3.50(s,1H),3.38(br d,J=3.1Hz,1H),3.26(dd,J=3.6,10.5Hz,2H)
工程5:THF(32mL)中の1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オン(0.7g、1.31mmol、1当量)の溶液に、AgNO3(267.93mg、1.58mmol、1.2当量)及びピリジン(519.82mg、6.57mmol、530.43uL、5当量)を加え、続いてTBSCl(217.91mg、1.45mmol、177.16uL、1.1当量)を加えた。反応混合物に、飽和NaHCO3(水溶液、5mL)を加え、EtOAc(10mL*3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、分取TLC(SiO2、石油エーテル:酢酸エチル=1:1)により精製した。1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-3,4-ジヒドロピリミジン-2(1H)-オン(WV-NU-072)(0.39g、602.93umol、収率45.87%)を、白色固体として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.42(d,J=7.5Hz,2H),7.36-7.27(m,6H),7.25-7.19(m,1H),6.84(d,J=8.6Hz,4H),6.46(br d,J=8.1Hz,1H),5.92(d,J=6.0Hz,1H),4.83(br s,1H),4.79-4.70(m,1H),4.32(t,J=5.8Hz,1H),4.13(br d,J=7.0Hz,1H),4.06-4.00(m,1H),3.99-3.90(m,2H),3.80(s,6H),3.44(dd,J=2.5,10.5Hz,1H),3.26(dd,J=3.1,10.4Hz,1H),1.00-0.89(m,9H),0.18(d,J=2.6Hz,6H).
実施例29.-ベンジル-1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミドの合成。
工程1.ピリジン(900mL)中の化合物1-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(90g、243.18mmol、1当量)及びDMAP(2.97g、24.32mmol、0.1当量)の溶液に、DMTrCl(90.64g、267.50mmol、1.1当量)を加えた。混合物を15℃で3時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。反応混合物をEtOAc(2000mL)で希釈し、飽和NaHCO
3(水溶液、1000mL)で洗浄した。水相をEtOAc(1000mL*2)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、MPLC(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0:1、続いて酢酸エチル:MeOH=50:1、1% TEA)により精製した。1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(132g、196.29mmol、収率80.72%)を、褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.03(s,1H),7.34(br d,J=7.6Hz,2H),7.26-7.18(m,6H),7.15-7.08(m,1H),6.76(d,J=8.7Hz,4H),6.07(br s,2H),5.85(br d,J=4.3Hz,1H),4.40(br t,J=4.5Hz,1H),4.32(br d,J=3.9Hz,1H),4.16(br s,1H),3.67(s,6H),3.40-3.24(m,2H).
工程2.COで飽和したTHF(630mL)中の1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(63g、93.69mmol、1当量)、フェニルメタンアミン;塩酸塩(47.09g、327.90mmol、3.5当量)、Pd(PPh3)4(21.65g、18.74mmol、0.2当量)、TEA(189.60g、1.87mol、260.80mL、20当量)の溶液を、オートクレーブ中において150Psi下にて70℃で48時間撹拌した。LC-MSは、出発材料が消失したことを示した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、MPLC(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0:1、1% TEA)により精製した。N-ベンジル-1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(25g、36.78mmol、収率39.26%)を、黄色固体として得た。MS:671.0(M-H)-。
工程3.THF(500mL)中のN-ベンジル-1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(25g、36.78mmol、1当量)の溶液に、硝酸銀(7.50g、44.14mmol、1.2当量)、ピリジン(14.55g、183.90mmol、14.84mL、5当量)及びTBSCl(7.21g、47.81mmol、5.86mL、1.3当量)を加えた。混合物を暗所において15℃で48時間撹拌した。TLCは、出発材料が消費されたことを示した。反応混合物に、飽和NaHCO3(水溶液、50mL)を加え、EtOAc(500mL*3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、MPLC(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0/1)により2回精製した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0/1)により6回精製した。N-ベンジル-1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(WV-NU-074)(4.4g)を、黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.75(t,J=5.8Hz,1H),8.52(s,1H),7.63-7.57(m,9H),7.51-7.44(m,5H),7.43-7.35(m,12H),7.33-7.08(m,30H),6.76(dd,J=1.1,8.9Hz,5H),5.77(d,J=4.4Hz,1H),4.56-4.44(m,2H),4.37(d,J=5.8Hz,3H),4.31-4.26(m,1H),4.01-3.90(m,2H),3.69(s,7H),3.45-3.30(m,2H),0.85-0.80(m,9H),0.00(d,J=3.3Hz,6H);MS:792.3(M-H+).
実施例30.1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-N-メチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミドの合成。
工程1.COで飽和されたTHF(500mL)中の1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(63g、93.69mmol、1当量)、メチルアミン;塩酸塩(63.26g、936.85mmol、10当量)、Pd(PPh
3)
4(21.65g、18.74mmol、0.2当量)、TEA(189.60g、1.87mol、260.80mL、20当量)の溶液を、オートクレーブ中において150Psi下にて70℃で48時間撹拌した。LC-MSは、出発材料が消費されたことを示し、所望のMSを有する1つのメインピークが検出された。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、5% TEA、3回の実施、R
f=0.30)。残渣を、MPLC(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0:1、1% TEA)により3回精製した。1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-N-メチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(13.6g、22.53mmol、収率24.05%)を、黄色固体として得た。MS:602.1(M-H)
-。
工程2.THF(260mL)中の1-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(13.6g、22.53mmol、1当量)の溶液に、硝酸銀(4.59g、27.04mmol、1.2当量)、ピリジン(8.91g、112.65mmol、9.09mL、5当量)及びTBSCl(4.41g、29.29mmol、3.59mL、1.3当量)を加えた。混合物を15℃で48時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、Rf=0.52及び0.65)は、出発材料が消費されたことを示し、1つの所望のスポットが検出された。反応混合物に、飽和NaHCO3(水溶液、100mL)を加え、EtOAc(300mL*3)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:4、5% TEA、Rf=0.10及び0.20)。残渣を、MPLC(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=9/1~0:1、1% TEA)により精製した。1-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-N-メチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(WV-NU-075)(10.5g)を、白色固体として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.52(d,J=15.8Hz,2H),8.43-8.26(m,2H),7.61(dd,J=7.9,11.9Hz,1H),7.50-7.34(m,5H),7.33-7.08(m,15H),6.76(br d,J=8.3Hz,8H),5.75(dd,J=4.4,15.6Hz,1H),4.32-4.11(m,2H),4.01-3.90(m,2H),3.77-3.63(m,12H),3.43-3.16(m,4H),2.97-2.76(m,6H),0.87-0.81(m,9H),0.79-0.73(m,9H),0.10--0.02(m,6H),-0.04--0.10(m,3H),-0.12--0.19(m,3H);MS:716.3(M-H)+.
実施例31.1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オンの合成。
工程1.4-メチルベンゾイルクロリド(93.91g、607.46mmol、80.27mL、2当量)を、アセトン(500mL)中の1-O-メチル-2-デオキシ-D-リボース(45g、303.73mmol、36.89mL、1当量)
で溶解させ、続いてEt
3N(67.62g、668.21mmol、93.01mL、2.2当量)をゆっくりと加え、温度が20℃未満であることを確認し、混合物を15℃で16時間撹拌した。LCMS及びTLC(石油エーテル/酢酸エチル=3:1)は、1-O-メチル-2-デオキシ-D-リボースが消費されたことを示し、所望の物質が見出された。混合物を濾過し、濾液を蒸発させて、粗製物を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=30/1~10/1)により3回精製して、黄色固体として4-メチル安息香酸(2R,3S)-5-メトキシ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(70g、182.09mmol、収率59.95%)を得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.05-7.92(m,4H),7.31-7.25(m,4H),5.68-5.42(m,1H),5.31-5.21(m,1H),4.71-4.48(m,3H),3.47(s,2H),3.41(s,2H),2.66-2.53(m,1H),2.47-2.37(m,7H);MS:407.2(M+Na)
+.
工程2.HCl(気体)を、無水Et2O(600mL)中の化合物4-メチル安息香酸(2R,3S)-5-メトキシ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(33g、85.84mmol、1当量)の溶液に0℃で1時間バブリングした。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1、Rf=0.21)は、出発材料が消費されたことを示した。固体を濾過し、乾燥ジエチルエーテル(2*150mL)で洗浄し、塊を高真空で乾燥させて、白色固体としてさらに精製することなく4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(26g、66.87mmol、収率77.89%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.02(d,J=8.1Hz,2H),7.92(d,J=8.1Hz,2H),7.36-7.20(m,4H),6.50(d,J=5.0Hz,1H),5.58(dd,J=2.4,7.1Hz,1H),4.88(q,J=3.3Hz,1H),4.75-4.55(m,2H),2.89(ddd,J=5.3,7.4,15.0Hz,1H),2.77(d,J=15.0Hz,1H),2.44(d,J=4.8Hz,5H);TLC(石油エーテル:酢酸エチル=3:1)、Rf=0.21。
工程3.DCE(900mL)中の4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(26g、66.87mmol、1当量)、モレキュラーシーブ4A(10g、66.87mmol、1当量)及び化合物2-((トリメチルシリル)オキシ)ピリミジン(38.08g、226.31mmol、4当量)の溶液に、DCE(100mL)中のSnCl4(24.56g、94.28mmol、11.01mL、1.41当量)を-30℃で加えた。混合物を-30℃で5時間撹拌した。TLCは、出発材料が消費されたことを示した。混合物を濃縮して、粗製物を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、50gの粗製物を得て、RP-HPLCにより再精製して、白色固体として4-メチル安息香酸((2R,3S,5R)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(19g、42.37mmol、収率63.36%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.57(dd,J=2.9,4.0Hz,1H),8.17(dd,J=2.8,6.8Hz,1H),7.97(d,J=8.3Hz,2H),7.83(d,J=8.3Hz,2H),7.34-7.20(m,5H),6.40-6.23(m,2H),5.62(br d,J=6.4Hz,1H),4.86-4.75(m,1H),4.74-4.64(m,2H),3.22(ddd,J=1.8,5.6,14.6Hz,1H),2.44(d,J=10.6Hz,7H),2.35-2.23(m,1H);TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)Rf=0.05。
工程4.MeOH(400mL)中の4-メチル安息香酸((2R,3S,5R)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(20g、44.60mmol、1当量)の溶液に、Pd/C(5g、純度10%)を加えた。懸濁液を真空下で脱気し、H2で数回パージした。混合物を、H2(20psi)下にて45℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発材料が消費されたことを示した。反応混合物を濾過し、フィルターを濃縮して、黄色油として安息香酸((2R,3S,5R)-3-(ベンゾイルオキシ)-5-(2-オキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(20g、粗製物)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.97-7.89(m,4H),7.27-7.22(m,4H),6.68-6.53(m,1H),5.56-5.41(m,1H),5.04(br s,1H),4.71-4.28(m,4H),3.46-3.07(m,5H),2.47-2.39(m,7H),2.38-1.80(m,5H);MS:(M+H+)453.2
工程5.NaOMe(9.55g、176.80mmol、4当量)中の安息香酸((2R,3S,5R)-3-(ベンゾイルオキシ)-5-(2-オキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(20g、44.20mmol、1当量)の溶液を、MEOH(900mL)中で溶解させ、混合物を15℃で3.5時間撹拌した。混合物を濃縮して、黄色油として1-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(9.5g、粗製物)を得た。MS:217.1(M+H)+。
工程6.ピリジン(80mL)中の化合物7(9.5g、43.93mmol、1当量)の溶液に、DMTCl(16.37g、48.33mmol、1.1当量)を加え、混合物を15℃で4時間撹拌した。LCMSは、化合物7が消費されたことを示し、所望の物質が見出された。混合物に、飽和NaHCO3(水溶液、300mL)を加え、酢酸エチル(200mL*2)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗製物を得た。混合物を、シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=20:1、0:1、5% TEA)により3回精製して、8gを得た。2gの粗製の混合物を、分取HPLC カラム:Agela DuraShell C18 250*50mm*10um;移動相:[水(10mM NH4CO3)-ACN];B%:25%~50%、25分により再精製して、白色固体として1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(WV-NU-092)(4.1g、収率42%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.45-7.40(m,2H),7.34-7.28(m,5H),7.24-7.19(m,1H),6.83(d,J=8.8Hz,4H),6.46(t,J=7.1Hz,1H),5.31(s,1H),4.80(br s,1H),4.37-4.29(m,1H),3.85-3.78(m,7H),3.45-3.23(m,5H),3.16-3.05(m,1H),2.27(d,J=4.3Hz,1H),2.21-2.10(m,1H),2.04-1.96(m,2H),1.90-1.82(m,2H);MS:517.3(M-H)-.
実施例32.1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-N-フェニル-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミドの合成。
THF(300mL)中の1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(30g、45.70mmol、1当量)の溶液に、Pd(PPh
3)
4(10.56g、9.14mmol、0.2当量)、PhNH
2(42.56g、456.99mmol、41.72mL、10当量)及びTEA(92.49g、913.99mmol、127.22mL、20当量)を加えた。混合物を、オートクレーブ中においてCO(50psi)下にて70℃で120時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いて酢酸エチル/メタノール=10/1、5% TEA)により精製した。(TLC:酢酸エチル:石油エーテル=2:1、R
f=0.20)により精製した。化合物WV-NU-108(11.5g、17.70mmol、収率38.73%)を、黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=10.46(s,1H),8.66(s,1H),7.59(d,J=7.8Hz,2H),7.34(d,J=7.4Hz,2H),7.29(s,1H),7.26-7.18(m,7H),7.16-7.09(m,1H),7.08-7.01(m,1H),6.82-6.71(m,4H),6.13(t,J=6.4Hz,1H),4.37-4.28(m,1H),3.97(d,J=4.6Hz,1H),3.68(d,J=3.1Hz,6H),3.48-3.40(m,1H),3.38-3.30(m,1H),2.48(ddd,J=4.1,6.3,13.9Hz,1H),2.23(td,J=6.6,13.8Hz,1H);
13C NMR(101MHz,クロロホルム-d)δ=162.94,159.27,158.59,158.57,149.34,146.62,144.53,137.97,135.64,135.50,130.11,130.05,128.95,128.07,127.96,126.97,124.34,120.35,113.31,113.28,106.32,86.99,86.71,86.21,77.36,77.05,76.73,72.41,63.60,60.46,55.18,40.74,21.08,14.22;MS:648.2(M-H
+)648.2.
実施例33.1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-N-メチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミドの合成。
THF(300mL)中の1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-5-ヨードピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(30g、45.70mmol、1当量)の溶液に、Pd(PPh
3)
4(10.56g、9.14mmol、0.2当量)、メタンアミン(30.86g、456.99mmol、2.78mL、10当量、HCl)及びTEA(92.49g、913.99mmol、127.22mL、20当量)を加えた。混合物を、オートクレーブ中においてCO(50psi)下にて70℃で72時間撹拌した。LCMSは、化合物1が消費されたことを示し、メインピークは、所望のものであった。TLC:(酢酸エチル:石油エーテル=2:1、R
f=0.23)。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、5% TEA、続いて酢酸エチル/メタノール=10/1、5% TEA)により精製した。化合物WV-NU-113(15g、25.53mmol、収率55.86%)を、黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.59(s,1H),8.50-8.39(m,1H),7.40(d,J=7.4Hz,2H),7.34-7.27(m,5H),7.26(s,1H),7.23-7.16(m,1H),6.84(d,J=8.9Hz,4H),6.16(s,1H),4.35(br d,J=6.6Hz,1H),3.97(s,1H),3.79(s,6H),3.47(br d,J=4.6Hz,1H),3.42-3.33(m,1H),2.93(d,J=4.9Hz,3H),2.54-2.41(m,1H),2.25(s,1H);MS:610.2(M+Na)
+.
実施例34.3-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(WV-NU-096)の合成。
工程1.2,4-ジメトキシピリミジン(25g、178.39mmol、1当量)、塩化アセチル(38.50g、490.46mmol、35.00mL、2.75当量)の混合物を、脱気し、N
2で3回パージし、続いて混合物をN
2雰囲気下にて25℃で24時間撹拌した。TLCは、2,4-ジメトキシピリミジンが完全に消費されたことを示し、続いて混合物に、トルエン(200mL)を加え、続いて真空中で濃縮を3回繰り返した。次に、残渣をMeOH(2000mL)中で溶解させ、続いて混合物にナトリウムメトキシド(10.60g、196.23mmol、1.1当量)を加えた。混合物を50℃で1時間撹拌した。TLCは、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をジオキサン(1000mL)中で溶解させ、続いて真空中で濃縮した。4-メトキシピリミジン-2(1H)-オン(89g、粗製物)を、白色固体として得た。
工程2.ジオキサン(500mL)及びアクリロニトリル(84.15g、1.59mol、105.19mL、10当量)中の4-メトキシピリミジン-2(1H)-オン(20g、158.59mmol、1当量)の溶液に、NaOMe(1M、158.59mL、1当量)の溶液を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSは、4-メトキシピリミジン-2(1H)-オンが完全に消費されたことを示し、所望の質量を有する1つのメインピークが検出された。反応物を濾過し、濾塊をH2O(300mL)によりクエンチし、続いて濾過し、濾液をDCM/ジオキサン=50/1(100mL*3)で抽出し、続いて有機相をNa2SO4により乾燥させ、続いて真空中で濃縮した。3-(4-メトキシ-2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)プロパンニトリル(12g、粗製物)を、黄色油として得た。MS:180.3(M+H+)。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1)Rf1=0.43
工程3.DCE(200mL)中の4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(14g、36.00mmol、1当量)、及び3-(4-メトキシ-2-オキソピリミジン-1(2H)-イル)プロパンニトリル(6.45g、36.00mmol、1当量)の溶液に、4A MS(20g)を加えた。混合物を25℃で48時間撹拌した。TLCは、出発材料が完全に消費され、新たなスポットが形成されたことを示した。反応物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~5/1、1/1、0/1)により精製した。4-メチル安息香酸(2R,3S)-5-(3-(2-シアノエチル)-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(1g、粗製物)を、白色固体として得た。MS:540.3(M+Na+);TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)Rf=0.08。
工程4.MeOH(15mL)中の4-メチル安息香酸(2R,3S)-5-(3-(2-シアノエチル)-2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(1.5g、3.06mmol、1当量)の溶液に、NaOMe(579.45mg、10.73mmol、3.5当量)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSは、出発材料が完全に消費されたことを示し、所望の質量を有する1つのメインピークが検出された。溶液にNH4Cl(570mg)を加え、続いて混合物を真空中で濃縮した。残渣をピリジン(50mL)中で溶解させ、高真空中で濃縮を3回繰り返した。3-((4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(699mg、粗製物)を、黄色油として得た。MS:251.2(M+Na)+。
工程5.ピリジン(30mL)中の3-((4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(699mg、3.06mmol、1当量)の溶液に、DMTrCl(1.25g、3.68mmol、1.2当量)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LC-MSは、出発材料が完全に消費されたことを示し、所望の質量を有する2つのピークが検出された。混合物を真空中で濃縮した。残渣を、NaHCO3飽和水溶液(50mL)によりクエンチし、続いてEtOAc(20mL*3)で抽出した。合わせた有機相を塩水(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、分取HPLC(中性条件)により精製した。カラム:Agela DuraShell C18 250*50mm*10um;移動相:[水(10mM NH4HCO3)-ACN];B%:42%~62%、22分。3-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(WV-NU-096)(500mg、892.35umol、収率29.13%、純度94.69%)を、黄色固体として得た。3-((2S,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン(WV-NU-096A)(360mg、569.62umol、収率18.60%、純度83.951%)を、白色固体として得た。
WV-NU-096:1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=9.84(br s,1H),7.44(br d,J=7.8Hz,2H),7.33(d,J=8.8Hz,4H),7.26-7.22(m,2H),7.22-7.15(m,1H),6.80(dd,J=1.8,8.6Hz,4H),6.72-6.58(m,2H),5.54(d,J=7.6Hz,1H),4.64(q,J=6.1Hz,1H),3.96-3.86(m,1H),3.84-3.67(m,6H),3.52-3.41(m,1H),3.35(dd,J=5.9,9.3Hz,1H),2.90-2.74(m,1H),2.24-2.10(m,1H);13C NMR(101MHz,クロロホルム-d)δ=162.84,158.45,152.27,144.82,138.95,136.00,135.99,129.14,128.79,128.16,127.82,130.07,126.82,113.12,102.22,86.38,84.94,81.13,73.40,64.67,55.21,55.19,37.19;MS:529.2(M-H+);TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)Rf=0.14.
WV-NU-096A:1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.72(br s,1H),7.44(d,J=7.6Hz,2H),7.37-7.27(m,7H),7.24-7.16(m,2H),7.12(br d,J=7.9Hz,1H),5.76(d,J=7.5Hz,1H),5.14(br d,J=11.5Hz,1H),4.40(br s,1H),4.37-4.29(m,1H),3.80(s,6H),3.25(dd,J=3.9,9.9Hz,1H),3.11(dd,J=3.9,10.0Hz,1H),2.93(td,J=8.9,14.8Hz,1H),2.26(br dd,J=2.9,14.8Hz,1H);13C NMR(101MHz,クロロホルム-d)δ=163.22,158.62,158.45,151.82,144.72,138.62,135.96,135.81,130.03,130.01,129.11,128.10,127.86,127.74,127.06,126.77,113.16,102.86,88.75,86.36,83.63,74.29,64.76,55.19,39.69;LCMS:M-H+=529.2,純度:83.95%;TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)Rf=0.23.
実施例35.(2R,3S,5R)-5-(3-ベンゾイル-2-オキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイトの合成。
工程1:ピリジン(10.2mL)中の1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(1.17g、2.26mmol)の溶液を、クロロトリメチルシラン(1.43mL、11.31mmol)で処理した。室温で1.5時間撹拌した。TLC及びLC-MSは、予想される中間体が形成されたことを示した。0℃に冷却した。反応溶液に、塩化ベンゾイル(288.73uL、2.49mmol)を滴下して加えた。最初に0℃で15分間、続いて室温で一晩撹拌を続けた。LC-MSは、予想される中間体が観察されたことを示した。氷水(3.9mL)を加えた。撹拌を2時間続けた。LC-MSは反応が完了したことを示した。反応溶液を塩水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×60mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の25~100% EtOAc(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として所望の生成物1-ベンゾイル-3-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(基底上方)及び望まれないジアステレオマー(基底下方)の3:2比の混合物を得た(1.04g、収率73.7%)。
1H NMR(600MHz,DMSO-d
6)δ 7.50-7.15(m,14H),6.93-6.83(m,4H),6.03(q,J=6.8,5.9Hz,1H),5.23(d,J=3.9Hz,0.41H,望まれないジアステレオマーに由来するOHプロトン),5.15(d,J=4.6Hz,0.66H,所望の生成物に由来するOHプロトン),4.15-4.07(m,1H),3.79-3.59(m,8H),3.57-3.48(m,1H),3.44-3.37(m,1H),3.31-3.26(m,1H),3.14-3.06(m,1H),3.01-2.87(m,1H),2.12-2.06(m,1H),2.05-1.99(m,1H),1.95-1.86(m,1H),1.86-1.79(m,1H);MS(ESI),645.67[M+Na]
+.
工程2:THF(11mL)中の1-ベンゾイル-3-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)テトラヒドロピリミジン-2(1H)-オン(基底上方)及び望まれないジアステレオマー(基底下方)(1.3g、2.09mmol)の3:2比の乾燥混合物の溶液に、トリエチルアミン(1.05mL、7.52mmol)を加えた。0℃に冷却した。反応溶液に、2-シアノエチルN,N-ジイソプロピルクロロホスホラミダイト(0.56mL、2.51mmol)を4分間かけて滴下して加えた。反応溶液を、最初に0℃で1時間、続いて室温で2時間撹拌し続けた。LC-MSは、生成物が形成されたことを示した。トリエチルアミン(1mL)を加えた後、MgSO4(0.3g)及びEtOAc(20mL)を加えた。2分間撹拌した。混合物を、フリット漏斗に通して濾過した。漏斗中の固体を、EtOAc(20mL)ですすいだ。濾液を濃縮した。得られた粗製のアミダイトを、ヘキサン中の20~60% EtOAc(各移動相は、2.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として所望の(2R,3S,5R)-5-(3-ベンゾイル-2-オキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイト及び望まれないジアステレオマー(基底下方)の3:2比の混合物を得た(0.90g、収率52.4%)。31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ 148.86(s、2つの望まれないジアステレオマーのうちの一方に由来する、基底下方)、148.72(s,2つの望まれないジアステレオマーのうちの他方に由来する、基底下方)、148.48(s、2つの所望の立体異性体の一方に由来する、基底上方)、148.38(s、2つの所望の立体異性体の他方に由来する、基底上方);MS(ESI)、823.47[M+H]+.
実施例36.(2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(2,4-ジオキソ-5-(フェニルカルバモイル)-3,4-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイトの合成。
THF(17.4mL)中の乾燥1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-2,4-ジオキソ-N-フェニル-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-5-カルボキサミド(2.0g、3.08mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.72mL、12.31mmol)を加えた。0℃に冷却した。溶液に、2-シアノエチルN,N-ジイソプロピルクロロホスホラミダイト(0.89mL、4.0mmol)を5分間かけて滴下して加えた。反応溶液を、最初に0℃で30分間、続いて室温で3.5時間撹拌し続けた。TLCは反応が完了したことを示した。トリエチルアミン(1.72mL)を加えた後、無水MgSO
4(0.55g)及びEtOAc(25mL)を加えた。2分間撹拌した。混合物を濾過した。フリット漏斗中の固体を、EtOAc(25mL)ですすいだ。濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として(2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(2,4-ジオキソ-5-(フェニルカルバモイル)-3,4-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイト(2.61g、収率99.8%)を得た。
1H NMR(600MHz,クロロホルム-d)δ 10.64(bs,1H),8.78-8.72(m,1H),7.65(d,J=8.0Hz,2H),7.41(t,J=6.5Hz,2H),7.33(q,J=8.0Hz,6H),7.29-7.24(m,3H),7.18(q,J=7.4Hz,1H),7.10(t,J=7.4Hz,1H),6.83(q,J=7.3,6.7Hz,4H),6.20(q,J=7.3Hz,1H),4.50-4.42(m,1H),4.26-4.19(m,1H),3.88-3.77(m,1H),3.70-3.61(m,1H),3.61-3.50(m,2H),3.42-3.32(m,2H),2.78-2.65(m,1H),2.45(t,J=6.7Hz,1H),2.32-2.24(m,2H),1.27(t,J=7.7Hz,3H),1.20-1.13(m,9H);
31PNMR(243MHz,クロロホルム-d)δ 149.19,148.80;MS(ESI),848.68[M-H]
-.
実施例37.9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンの合成。
乾燥9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロ-フラン-2-イル)-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(7.5g、13.52mmol)を、THF(500mL)中で不完全に溶解させた。トリエチルアミン(9.42mL、67.62mmol)を加えた。反応フラスコを、水浴中に設置した。(3S,3aS)-1-クロロ-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(THF中の0.9574M、19.78mL、18.93mmol)を、8分間かけて加えた。水浴を取り外し、反応スラリーを室温で5時間撹拌した。TLC及びLC-MSは、反応が、基質の不十分な溶解性のために完全ではなかったことを示した。トリエチルアミン(9.4mL)を加えた後、MgSO
4(6.0g)及びEtOAc(150mL)を加えた。混合物を、セライトの薄層で充填されたフリット漏斗に通して濾過した。漏斗中の固体を、EtOAc(100mL)ですすいだ。濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてEtOAc中の0~100% ACN(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色の泡沫状の固体として9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン(2.4g、収率19.9%)を得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 7.96(s,1H),7.90(s,1H),7.52-7.17(m,19H),6.84-6.74(m,4H),6.31-6.24(m,1H),4.89-4.81(m,1H),4.77(dt,J=10.1,5.6Hz,1H),4.07-4.01(m,1H),3.76(s,6H),3.54(ddd,J=18.2,14.9,7.8Hz,1H),3.36(dq,J=12.9,5.9Hz,1H),3.26(d,J=4.4Hz,2H),3.09(qd,J=10.8,4.1Hz,1H),2.48(dt,J=13.7,6.7Hz,1H),2.37-2.27(m,1H),1.90-1.83(m,1H),1.75-1.65(m,1H),1.56(dd,J=14.7,9.0Hz,1H),1.43(dd,J=14.2,6.0Hz,2H),1.31-1.21(m,1H),0.63(s,3H);
31PNMR(162MHz,クロロホルム-d)δ 151.40;MS(ESI),894.91[M+H]
+.
実施例38.ジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイルの合成。
DCM(450mL)中の5-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)ペンタン酸(36.0g、80.46mmol)の溶液に、N-ヒドロキシスクシンイミド(13.89g、120.69mmol)を加えた後、トリエチルアミン(33.6mL、241mmol)を加えた。溶液を0℃に冷却した。EDC・HCl(30.8g、160.9mmol)を少量ずつ加えた。最初に0℃で5分間、続いて室温で一晩撹拌を続けた。LC-MSは反応が完了したことを示した。揮発性物質を蒸発させて、濁った油を得て、これをEtOAc(450mL)中で懸濁させ、水(150mL)で洗浄した。水層を、EtOAc(3×225mL)で逆抽出した。合わせた有機層を、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られたグリース状の泡を、DCM(3×100mL)と共蒸発させ、さらに高真空で一晩乾燥させて、生成物ジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイル(40.9g、収率93.4%)を得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 5.82(d,J=8.8Hz,1H),5.35(dd,J=3.5,1.2Hz,1H),5.27(dd,J=11.2,3.4Hz,1H),4.71(d,J=8.4Hz,1H),4.23-4.07(m,2H),4.05-3.89(m,1H),3.94-3.85(m,2H),3.60(ddd,J=11.0,6.4,4.8Hz,1H),2.87(m,4H),2.79-2.56(m,2H),2.15(s,3H),2.05(s,3H),2.00(s,3H),1.95(s,3H),1.91-1.65(m,4H);MS(ESI),545.20[M+H]
+.
実施例39.1-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)-16,16-ビス((3-((3-(5-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)ペンタンアミド)プロピル)アミノ)-3-オキソプロポキシ)メチル)-5,11,18-トリオキソ-14-オキサ-6,10,17-トリアザノナコサン-29-酸の合成。
工程1:DCM(140mL)中の12-[[2-[3-[3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]-1,1-ビス[[3-[3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]メチル]エチル]アミノ]-12-オキソ-ドデカン酸ベンジル(20.8g、18.765mmol)の溶液を、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(43.4mL、562.96mmol)を、10分間かけて加えた。最初に0℃で15分間、続いて室温で3時間撹拌を続けた。LC-MSは反応が完了したことを示した。揮発性物質を蒸発させた。得られた残渣を、DCM(150mL)及びACN(150mL)で連続的に共蒸発させた。残渣を、ACN(30mL)で再溶解させ、ジエチルエーテル(300mL)でトリチュレートした。得られた白色の濁った混合物を、冷蔵庫中に一晩置いた。エーテル層をデカントした。得られた油を、ACN(30mL)で再度共蒸発させて、油を得た。油をさらに、高真空で三晩乾燥させて、油として12-((1,19-ジアミノ-10-((3-((3-アミノプロピル)アミノ)-3-オキソプロポキシ)メチル)-5,15-ジオキソ-8,12-ジオキサ-4,16-ジアザノナデカン-10-イル)アミノ)-12-オキソドデカン酸ベンジル トリス(2,2,2-トリフルオロアセタート)(25.37g、収率118%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ 8.03(t,J=5.8Hz,3H),7.78(bs,9H),7.40-7.30(m,5H),6.98(s,1H),5.08(s,2H),3.60-3.50(m,12H),3.11(q,J=6.6Hz,6H),2.84-2.70(m,6H),2.38-2.28(m,8H),2.05(t,J=7.48Hz,2H),1.67(p,J=7.0Hz,6H),1.57-1.48(m,2H),1.46-1.39(m,2H),1.27-1.17(m,12H);MS(ESI),808.57[M+H]
+.
工程2:12-((1,19-ジアミノ-10-((3-((3-アミノプロピル)アミノ)-3-オキソプロポキシ)メチル)-5,15-ジオキソ-8,12-ジオキサ-4,16-ジアザノナデカン-10-イル)アミノ)-12-オキソドデカン酸ベンジル トリス(2,2,2-トリフルオロアセタート)(21.5g、18.694mmol)に、アセトニトリル(125mL)及びDIPEA(39.1mL、224.33mmol)を加えた。得られた濁った溶液に、DCM(125mL)を加え、混合物が透明の溶液になった。DCM(250mL)中のジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイル(40.9g、75.113mmol)の溶液を、0℃に冷却した。塩基性化されたアミン溶液を、冷たい求電子剤溶液に15分間かけてゆっくりと加えた。最初に0℃で10分間、続いて室温で70分間撹拌を続けた。LC-MSは、反応が完了したことを示した。反応溶液を濃縮した。得られた油を、最初にACN(2×50mL)、続いてDCM(2×50mL)と共蒸発させた。粗生成物を、勾配としてDCM中の0~40% MeOHを適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として12-[[2-[3-[3-[5-[3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]-1,1-ビス[[3-[3-[5-[3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]メチル]エチル]アミノ]-12-オキソ-ドデカン酸ベンジル(33.7g、収率86.1%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 7.85-7.77(m,6H),7.71(t,J=5.7Hz,3H),7.42-7.28(m,5H),6.96(s,1H),5.21(d,J=3.4Hz,3H),5.08(s,2H),4.97(dd,J=11.2,3.4Hz,3H),4.48(d,J=8.4Hz,3H),4.07-3.96(m,9H),3.87(dt,J=11.2,8.8Hz,3H),3.71(dd,J=10.3,5.6Hz,3H),3.58-3.50(m,12H),3.40(dt,J=9.7,6.0Hz,3H),3.03(p,J=6.3Hz,12H),2.36-2.24(m,8H),2.10(s,9H),2.07-2.01(m,8H),1.99(s,9H),1.89(s,9H),1.77(s,9H),1.56-1.41(m,22H),1.28-1.18(m,12H);MS(ESI),1048.95[M/2+H]+.
工程3:12-[[2-[3-[3-[5-[3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]-1,1-ビス[[3-[3-[5-[3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]メチル]エチル]アミノ]-12-オキソ-ドデカン酸ベンジル(30.8g、14.692mmol)を、EtOAc(450mL)及びMeOH(150mL)中で溶解させた。Pd炭素(10wt.%負荷、2.48g)を加えた。撹拌しながら、フラスコを排気し、水素ガスで再充填した(2回繰り返した)。反応体を、水素バルーン下で3時間水素化した。LC-MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を、セライトの薄層で充填されたフリット漏斗に通して濾過した。漏斗中の固体を、EtOAc/MeOH(2:1;合計900mL)で洗浄した。濾液を濃縮して、グリース状の白色泡を得て、これをDCM(3×100mL)と共蒸発させた。次に、生成物を、二晩にわたって高真空で乾燥させて、白色泡として1-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)-16,16-ビス((3-((3-(5-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)ペンタンアミド)プロピル)アミノ)-3-オキソプロポキシ)メチル)-5,11,18-トリオキソ-14-オキサ-6,10,17-トリアザノナコサン-29-酸(29.5g、収率100%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 11.96(s,1H),7.87-7.79(m,6H),7.74(t,J=5.6Hz,3H),6.99(s,1H),5.21(d,J=3.4Hz,3H),4.96(dd,J=11.2,3.4Hz,3H),4.48(d,J=8.5Hz,3H),4.06-3.98(m,9H),3.87(dt,J=11.2,8.8Hz,3H),3.70(dt,J=10.5,5.6Hz,3H),3.58-3.48(m,12H),3.40(dt,J=9.6,6.0Hz,3H),3.03(p,J=6.3Hz,12H),2.27(t,J=6.4Hz,6H),2.18(t,J=7.4Hz,2H),2.10(s,9H),2.07-2.01(m,8H),1.99(s,9H),1.89(s,9H),1.77(s,9H),1.56-1.41(m,22H),1.28-1.15(m,12H);MS(ESI),1004.00[M/2+H]+.
実施例40.C12リンカー三分岐GalNAcホスホラミダイトの合成。
工程1:丸底フラスコに、GalNAcアセチル誘導体(20.0g、9.86mmol)、HATU(3.94g、10.35mmol)及びACN(165mL)を充填した。撹拌しながら、DIPEA(2.58mL、14.79mmol)を加えた。10分間撹拌して、前駆体Aを得た。6-アミノ-1-ヘキサノール(1.16g、9.86mmol)を、別の丸底フラスコにおいてACN(65mL)中で溶解させた。撹拌しながら、前駆体Aを、2分間かけてアミノアルコール溶液にゆっくりと注いだ。追加のDIPEA(0.5mL)を加えた。反応溶液を45分間撹拌した。LC-MSは、反応が完了したことを示した。揮発性物質を蒸発させた。得られた粗生成物をDCM(600mL)中で溶解させ、水(2×50mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた粗製の残渣を、勾配としてDCM中の5~25% MeOHを適用する順相カラムクロマトグラフィー(ISCO 220g goldカートリッジ)により精製して、固体として酢酸[(3R,5S,6R)-5-アセトアミド-6-[5-[3-[3-[3-[3-[3-[5-[(2R,3S,5R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]-2-[[3-[3-[5-[(2R,3S,5R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]メチル]-2-[[12-(6-ヒドロキシヘキシルアミノ)-12-オキソ-ドデカノイル]アミノ]プロポキシ]プロパノイルアミノ]プロピルアミノ]-5-オキソ-ペントキシ]-3,4-ジアセトキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]メチル(17.9g、収率86.2%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ 7.86-7.77(m,6H),7.77-7.68(m,4H),6.98(s,1H),5.21(d,J=3.4Hz,3H),4.96(dd,J=11.3,3.4Hz,3H),4.48(d,J=8.5Hz,3H),4.33(t,J=5.1Hz,1H),4.08-3.95(m,9H),3.87(dt,J=11.2,8.8Hz,3H),3.70(dt,J=10.3,5.6Hz,3H),3.61-3.46(m,12H),3.46-3.33(m,5H),3.02(h,J=6.1Hz,14H),2.27(t,J=6.4Hz,6H),2.10(s,9H),2.08-2.00(m,10H),1.99(s,9H),1.89(s,9H),1.77(s,9H),1.56-1.31(m,26H),1.31-1.14(m,16H);MS(ESI),1054.0[M/2+H]
+.
工程2:DCM(90mL)中の乾燥[(3R,5S,6R)-5-アセトアミド-6-[5-[3-[3-[3-[3-[3-[5-[(2R,3S,5R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]-2-[[3-[3-[5-[(2R,3S,5R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシペンタノイルアミノ]プロピルアミノ]-3-オキソ-プロポキシ]メチル]-2-[[12-(6-ヒドロキシヘキシルアミノ)-12-オキソ-ドデカノイル]アミノ]プロポキシ]プロパノイルアミノ]プロピルアミノ]-5-オキソ-ペントキシ]-3,4-ジアセトキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]メチル(32.19g、15.29mmol)の溶液を、0℃に冷却した。2-シアノエチルN,N,N’,N’-テトライソプロピルホスホロジアミダイト(9.71mL、30.58mmol)を、3分間かけて滴下して加えた。溶液を5分間撹拌した。5-(エチルチオ)-1H-テトラゾール(2.29g、17.58mmol)を一度に加えた。最初に0℃で5分間、続いて室温で6時間撹拌を続けた。TLCは反応が完了したことを示した。トリエチルアミン(8.3mL)を加えた。5分間撹拌した。混合物を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてEtOAc中の0~80% ACN(各移動相は5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、灰白色泡として所望のC12リンカー三分岐GalNAcホスホラミダイト(27.2g、収率77.1%)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO-d6)δ 7.86-7.78(m,6H),7.73(t,J=5.7Hz,3H),7.69(t,J=5.6Hz,1H),6.98(s,1H),5.21(d,J=3.4Hz,3H),4.96(dd,J=11.2,3.5Hz,3H),4.48(d,J=8.5Hz,3H),4.06-3.98(m,9H),3.87(dt,J=11.2,8.8Hz,3H),3.74-3.67(m,5H),3.62-3.50(m,16H),3.40(dt,J=9.7,6.2Hz,3H),3.02(dq,J=15.4,8.7,7.7Hz,14H),2.75(t,J=5.9Hz,2H),2.27(t,J=6.4Hz,6H),2.10(s,9H),2.07-2.00(m,10H),1.99(s,9H),1.89(s,9H),1.77(s,9H),1.56-1.40(m,26H),1.39-1.17(m,16H),1.13(t,J=6.6Hz,12H);31PNMR(243MHz,DMSO-d6)δ146.32;MS(ESI),1153.24[M/2+H]+.
実施例41.オリゴヌクレオチド組成物の調製。
例えば、各々の方法及び試薬が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第9982257号、米国特許出願公開第20170037399号、米国特許出願公開第20180216108号、米国特許出願公開第20180216107号、米国特許第9598458号、国際公開第2017/062862号、国際公開第2018/067973号、国際公開第2017/160741号、国際公開第2017/192679号、国際公開第2017/210647号、国際公開第2018/098264号、国際公開第2018/223056号、国際公開第2018/237194号、国際公開第2019/032607号、国際公開第2019/055951号、国際公開第2019/075357号、国際公開第2019/200185号、国際公開第2019/217784号、国際公開第2019/032612号、及び/又は国際公開第2020/191252号に記載される方法及び試薬を含む、オリゴヌクレオチド及びオリゴヌクレオチド組成物(立体的に不規則なもの及びキラル制御されたものの両方)を調製するための様々な技術が知られており、本開示に従って利用され得る。
いくつかのオリゴヌクレオチド組成物が合成され、評価された。いくつかの最近調製されたオリゴヌクレオチド組成物中のオリゴヌクレオチドの観測されたMSデータは、以下のとおりである(同じヌクレオチドに関して複数の数値が示されるとき、その数値は、異なるバッチ/実験において観測されたMSデータであり得る):WV-20666:10167.1;WV-20689:10183;WV-20690:10198.4;WV-20691:10215.3;WV-20692:10230.3;WV-20693:10246.5;WV-20694:10262.7;WV-20695:10278.9;WV-20696:10294.3;WV-20697:10311.3;WV-20698:10327;WV-20699:10342.9;WV-20700:10358.5;WV-20701:10376;WV-20702:10391.1;WV-20703:10407.5;WV-20704:10423.6;WV-20706:10199;WV-20707:10215.3;WV-20708:10230.6;WV-20709:10246.5;WV-20710:10262.6;WV-20711:10279.3;WV-20712:10294.2;WV-20713:10310.8;WV-20714:10327;WV-20715:10342.9;WV-20716:10358.7;WV-20717:10246.3;WV-20718:10262.7;WV-20719:10278.3;WV-20720:10294.2;WV-20721:10311.4;WV-20722:10327.1;WV-20723:10342.8;WV-20724:10358.7;WV-20725:10374.8;WV-20726:10391;WV-20727:10182.9;WV-20728:10182.7;WV-20729:10182.7;WV-20730:10182.9;WV-20731:10230.8;WV-20732:10199.1;WV-20733:10663.7;WV-20734:10194.7;WV-20735:10222.7;WV-20736:10250.5;WV-20737:10278.3;WV-20738:10306.7;WV-20739:10334.8;WV-20740:10362.9;WV-20741:10194.8;WV-20742:10208.5;WV-20743:10236.8;WV-20744:10263.9;WV-20745:10293.1;WV-20746:10320.4;WV-20747:10093.9;WV-20748:10098.1;WV-20749:10101.9;WV-20750:10106.4;WV-20751:10110.5;WV-20752:10113.5;WV-20753:10118.3;WV-20754:10122.6;WV-20755:10098;WV-20756:10100;WV-20757:10104.3;WV-20758:10107.7;WV-20759:10111.8;WV-20760:10116.7;WV-23388:10098;WV-23395:10612.3;WV-24111:10046.8;WV-24112:10047;WV-24113:10047;WV-24114:10046.8;WV-24115:10047;WV-24116:10046.8;WV-24117:10046.9;WV-24118:10046.8;WV-24119:10046.9;WV-24120:10047.1;WV-24121:10047;WV-24122:10047.1;WV-24123:10047;WV-24124:10047;WV-24125:10046.9;WV-24126:10046.9;WV-24127:10047;WV-24128:10046.5;WV-24129:10047;WV-24130:10046.8;WV-24131:10046.8;WV-24132:10047;WV-24133:10047.1;WV-24134:10047;WV-24135:10047;WV-24136:10046.9;WV-24137:10047.1;WV-24138:10047;WV-24139:10046.8;WV-24140:10046.4;WV-24141:10046.9;WV-24142:10047;WV-24143:10047.1;WV-24144:10047;WV-24145:10047.1;WV-24146:10046.9;WV-24147:10046.7;WV-24148:10047;WV-24149:10047;WV-24150:10047.1;WV-24151:10047.1;WV-24152:10047.1;WV-24153:10047.1;WV-24154:10047.1;WV-24155:10047.1;WV-24156:10046.7;WV-24157:10047;WV-24158:10047.1;WV-27457:12613.1;WV-27458:11954.6;WV-27459:12631;WV-27460:11972.7;WV-27521:10064.1;WV-31133:10737.8;WV-31134:10869.1;WV-31135:10790.3;WV-31137:10779.4;WV-31138:10788.2;WV-31139:10039.1;WV-31140:10168.8;WV-31141:10091.0;WV-31143:10079.0;WV-31144:10089.6;WV-31632:10772.7;WV-31633:10786.6;WV-31634:10072.7;WV-31635:10087.2;WV-31748:10762.5;WV-31749:10064.4;WV-28788:10169.1;WV-27458:11954.6;WV-31940:10285.5;WV-35741:12352.0。
本明細書に記載され且つ確証されるとおり、本開示の技術は、様々な構造的特徴を含むオリゴヌクレオチドの様々な組成物を調製するのに有用である。いくつかの実施形態では、本明細書で確証されるとおり、提供される技術、例えば、電子求引性基を含む不斉補助剤(例えば、電子求引性基(例えば、-SO2RC1、-C(O)RC1など)を含むRC11)を利用するものは、特に、2’-OH糖(例えば、典型的には天然のRNAに見出される糖などのR2s=OHを有する糖)を含むオリゴヌクレオチドのキラル制御された組成物を、特にそのような糖がキラル制御されたヌクレオチド間結合に結合されるときに調製するのに有用である。WV-29874の調製は、例として下に記載される。
25umol規模でのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物(WV-29874)の自動化された固相合成は、下のサイクルに従って実施された。
合成サイクルの完了後、PSM不斉補助基は、無水塩基処理(DEA処理)によって除去された。CPGを、40% MeNH2(5.0mL)により35℃で30分間処理し、室温まで冷却し、CPGを、膜濾過により分離し、8.0mLのDMSOで洗浄した。濾液に、TEA(トリエチルアミン)-3HF(5.0mL)を加え、45℃で1時間撹拌し、これにより2’-OHからTBS保護基を除去することができる。反応混合物を室温まで冷却し、10mLの50mM NaOAc(pH5.2)で希釈した。粗製の材料を、LTQ及びRP-UPLCにより分析した。粗製の材料を、50mM TEAA(酢酸トリエチルアンモニウム)中のMeCNの直線勾配によるRP-HPLCにより精製し、tC18 SepPakカートリッジにより脱塩して、標的オリゴヌクレオチドを得た。
脱塩は、以下の手順を使用して実施された:
存在する場合、試料からMeCNを蒸発させる。
4CVの100% アセトニトリル(HPLCグレード)による条件カラム。
Millipore Bio-Pak水、エンドトキシン不含中の2CVの40% MeCNでカラムをすすぐ。
4CVの水(Millipore Bio-Pak、エンドトキシン不含)でカラムをすすぐ。
Millipore Bio-Pak水、エンドトキシン不含中の2CVの50mM TEAAでカラムを平衡化する。
平衡化されたカラム上に純粋な画分をロードする。いくつかの実施形態では、重力によるロードは、最大量の結合をもたらし、吸引によるゆっくりとしたロードは、一定の水準の結合をもたらし、吸引による迅速なロードは、不十分な結合をもたらす。
2CVのBioPak水でカラムを洗浄してTEAAを洗い流す。
2CVの100mM NaOAcでカラムを洗浄して、オリゴヌクレオチドの骨格上のアンモニウムをナトリウムと交換する。
溶出液の伝導率が<20uS/cmになるまでBioPak水でカラムを洗浄する。
Millipore Bio-Pak水、エンドトキシン不含中の2カラム体積の40% MeCNで生成物を溶出する。
Speed-vac上に30℃で一晩置いて、アセトニトリルを除去し、濃縮する。
1つの調製物からの結果:合成規模:25umol;粗製のOD:874OD;粗製のUPLC純度:32.17%;粗製のLTQ純度:62.45%;最終OD:59.8OD;最終UPLC純度:59.85%;最終MS純度:74.51%;及び最後に観測されたMS:10064.4(計算値10,063.68)。
実施例42.キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物を含む提供される技術は、立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物と比較して高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々なキラル制御されたヌクレオチド間結合を含む提供される組成物が、キラル制御されたヌクレオチド間結合を含まない立体的に不規則な組成物と比較して高い活性を提供することができることを実証する。例えば、図24に示されるとおり、様々なキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物が評価され、様々な標的転写物に関して立体的に不規則な組成物と比較して高い活性を提供した。初代ヒト肝細胞は、50nMのオリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。RNAは48時間後に収集され、編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。
実施例43.修飾されたヌクレオチド間結合を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々なヌクレオチド間結合型及びパターンを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図25に示されるとおり、編集活性を提供することができることを実証する。組成物は、cLucコード配列内の中途でのUAG終止コドンを標的化する。293T細胞は、ADAR1-p150、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト、及び3.3nMのオリゴヌクレオチド濃度の指定の組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。いくつかの実施形態では、ある特定の位置でのn001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合の組み込みは、より高い編集活性を提供することができる。
実施例44.追加の化学的部分を含むオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々なヌクレオチド間結合パターン、糖修飾パターン、及び/又は追加の化学的部分を含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図26に示されるとおり、外来ADARの有無にかかわらず高い編集活性を提供することができることを実証する。初代サル肝細胞は、指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された(n=2の生物学的複製物)。いくつかの実施形態では、ある特定の構造的要素、例えば、第2のサブドメイン中の2’-F修飾された糖、第2のサブドメインヌクレオシドに結合されるRpのホスホロチオエート結合(示されるとおり、ある特定の第2のサブドメインヌクレオシドに結合される2つのRpホスホロチオエート結合)、及び/又はある特定の位置でのn001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、編集効率を向上させることができる。
実施例45.修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図27に示されるとおり、高い活性を提供することができることを実証する。初代ヒト肝細胞は、指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。いくつかの実施形態では、ある特定の構造的要素、例えば、第2のサブドメイン中の2’-F修飾された糖、第2のサブドメインヌクレオシドに結合されるRpのホスホロチオエート結合、ミスマッチの位置、及び/又はある特定の位置でのn001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、編集効率を向上させることができる。
実施例46.様々な修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾及び/又は追加の部分を含むオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、様々なヌクレオチド間結合修飾、糖修飾及び/又は追加の部分並びにそのパターンを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図28に示されるとおり、外来ADARの有無にかかわらず高い編集活性を提供することができることを実証する。初代ヒト肝細胞は、指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。いくつかの実施形態では、ある特定の構造的要素、例えば、第2のサブドメイン中の2’-F修飾された糖、第2のサブドメインヌクレオシドに結合されるRpのホスホロチオエート結合、ミスマッチの位置及び/又は有無、及び/又はある特定の位置でのn001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合は、編集効率を向上させることができる。実施例47。修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図29に示されるとおり、高い活性を提供することができることを実証する(様々な図及び他の箇所の場合のように、オリゴヌクレオチド/組成物の詳細な説明は、例えば、表1(例えば、1A、1B、1C及び/又は1D)において見出すことができ;いくつかの場合において、オリゴヌクレオチド/組成物は、番号のみで参照され得る(例えば、図29において、WV-32101、WV-35713、WV-35737及びWV-35736は、それらの番号のみ(それぞれ32101、35713、35737及び35736)によって参照される))。
初代ヒト肝細胞は、指定の濃度の指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。ADARは、内在性であった。組成物は、ベータ-アクチンmRNAの3’UTRにおけるアデノシンを標的化する。編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合のある特定のパターン及び/又は負に荷電していないヌクレオチド間結合の数の増加は、編集効率を増大させることができる。いくつかの実施形態では、ミスマッチを減少させること、及び/又は第2のドメイン(例えば、第2のサブドメイン(例えば、編集されることになる標的アデノシンの反対側のヌクレオシド(例えば、5’側)の隣))に2’-F修飾された糖を含むヌクレオシドを利用することによって、編集効率の増大をもたらすことができる。
実施例47.修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図29に示されるとおり、高い活性を提供することができることを実証する。初代ヒト肝細胞は、指定の濃度の指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。ADARは、内在性であった。組成物は、ベータ-アクチンmRNAの3’UTRにおけるアデノシンを標的化する。編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合のある特定のパターン及び/又は負に荷電していないヌクレオチド間結合の数の増加は、編集効率を増大させることができる。いくつかの実施形態では、ミスマッチを減少させること、及び/又は第2のドメイン(例えば、第2のサブドメイン(例えば、編集されることになる標的アデノシンの反対側のヌクレオシド(例えば、5’側)の隣))に2’-F修飾された糖を含むヌクレオシドを利用することによって、編集効率の増大をもたらすことができる。
実施例48.修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術は、高い活性を提供することができる。
特に、本開示は、修飾されたヌクレオチド間結合、糖修飾、及び/又は追加の化学的部分を有するオリゴヌクレオチドを含む提供される技術が、例えば、様々なオリゴヌクレオチド組成物が評価された図30に示されるとおり、高い活性を提供することができることを実証する。初代ヒト又はサル肝細胞は、指定の濃度の指定のオリゴヌクレオチド組成物でGymnosisにより処理された。ADARは、内在性であった。組成物は、ベータ-アクチンmRNAの3’UTRにおけるアデノシンを標的化する。編集された転写物のパーセンテージは、サンガー法による配列決定によって定量化された(n=2の生物学的複製物)。図30に示されるとおり、2’-F以外の糖修飾、例えば、2’-OR(式中、Rは、任意選択により置換されたC1~6脂肪族(2’-OMe及び2’-MOEなど)である)は、第1のドメイン中を含むオリゴヌクレオチドにおいてある特定のレベル(例えば、数及び/又はパーセンテージ)及び/又はパターンで利用され得る。さらに、様々な負に荷電していないヌクレオチド間結合の立体化学を含むパターンを含む、骨格のキラル中心の様々なパターンが、編集のために利用され得る。
実施例49.キラル制御は、編集効率を向上させることができる。
特に、本開示は、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合などの修飾されたヌクレオチド間結合のキラル制御が、活性を向上させることができることを実証する。いくつかの実施形態では、図31及び図32に示されるとおり、第1のドメイン及び/又は第2のドメイン(及びそのサブドメイン)及び/又はオリゴヌクレオチドにおけるキラル制御されたヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されたSpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)の数/レベルの増大は、向上した編集効率を提供することができる。いくつかの実施形態では、1つ以上のキラル制御されていないヌクレオチド間結合は、ある特定のレベルの活性の組成物を提供するためにある特定の位置で利用され得る。組成物は全て、cLucコード配列内の中途でのUAG終止コドンを標的化する。293T細胞は、ADAR1-p110又は-p150をコードするプラスミド、ルシフェラーゼレポーターコンストラクト及び指定のオリゴヌクレオチド組成物でトランスフェクトされた。cLuc活性は、モック処理された試料(n=2の生物学的複製物)においてGluc発現に標準化された。いくつかの実施形態では、Spのホスホロチオエートヌクレオチド間結合は、ADAR1-p110及び/又はADAR1-p150のRBD結合及び/又はデアミナーゼドメイン活性を増大させる。
実施例50.キラル制御及び修飾されたヌクレオチド間結合は、編集効率を向上させることができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、修飾されたヌクレオチド間結合(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合)を含むオリゴヌクレオチドの組成物が、向上した編集活性を提供することができることを実証する。いくつかの実施形態では、本開示は、キラル制御された修飾されたヌクレオチド間結合を含むオリゴヌクレオチドの組成物を提供し、キラル制御が所望の活性を向上させることができることを実証する。いくつかの実施形態では、図33に示されるとおり、第1のドメイン及び/又は第2のドメイン(及びそのサブドメイン)及び/又はオリゴヌクレオチドにおける修飾されたヌクレオチド間結合(例えば、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合)及び/又はキラル制御されたヌクレオチド間結合(例えば、キラル制御されたSpのホスホロチオエートヌクレオチド間結合)の数/レベルの増大は、向上した編集効率を提供することができる。いくつかの実施形態では、天然のリン酸結合は、活性のある特定のレベルの組成物を提供するためにある位置で利用され得る(例えば、図33及び図34を参照のこと)。
実施例51.様々な糖修飾が、所望の活性を有するオリゴヌクレオチド組成物を提供するために利用され得る。
特に、本開示は、様々な糖修飾が、編集活性を提供することができるオリゴヌクレオチド及びその組成物を提供するために本開示に従って利用され得ることを実証する。例えば、2’-修飾(例えば、2’-OR(式中、Rは、水素ではない))は、例えば、アデノシン編集活性を提供するために本開示に従って様々なレベル及び/又はパターンでオリゴヌクレオチドにおいて利用され得る。図35に示されるとおり、2’-OR修飾(式中、Rは、-Hではない)は、様々な位置で利用され得る。いくつかの実施形態では、ある特定の文脈におけるある特定の位置で2’-MOE以外の糖修飾を有する(例えば、2’-OMeを有する)ことが好ましい場合があることが認められる。図36に示されるとおり、2’-F修飾は、様々な位置において利用され得る。いくつかの実施形態では、ある特定の文脈におけるある特定の位置で2’-F以外の糖修飾を有する(例えば、2’-OMeを有する)ことが好ましい場合があることが認められる。
実施例52.提供される技術は、インビボで高いレベルの活性を提供することができる。
上で記載され且つ本明細書で確証されるとおり、提供される技術は、特に、霊長類を含むインビボで高いレベルの編集活性を提供することができる。本明細書で実証されるとおり、様々な提供される技術は、非ヒト霊長類モデルにおいて高い効率のアデノシン編集を提供することができる。
いくつかの実施形態では、投与時にナイーブではないカニクイザル・マカク(cynomolgus macaques)(5~8kg)に、5mg/kg皮下(SC)用量のWV-37314、WV-37315、又はWV-37330を5日間連続して投与した。最後の投与の48時間後、動物は生検処置のために麻酔法及び無痛法を施された。麻酔下で、肝生検試料を全ての利用可能な動物から採取した。それぞれの動物に関して、2つの肝生検試料(80~120mg)を採取し、即座に秤量し、適切な採取バイアルに置き、液体窒素中で急速凍結した。それぞれの個々の試料を、別々のチューブに置いた。次に、試料を、-60~-80℃を維持するように設定された冷凍庫に移すまでドライアイス上で保管した。
RNA単離のために、凍結した組織を1000uLのトリゾールに加え、ホモジナイズした。200uLのクロロホルムを各試料に加え、激しく振盪させ、5分間インキュベートし、続いて10,000xgで5分間遠心分離した。上清(水相)を、SV96全RNA抽出キット(Promega)の結合プレートに移し、RNAをプロトコルに従って抽出した。cDNAを、製造業者(Applied Biosystems)によって推奨されるとおりにHigh Capacity cDNA逆転写キットを使用して20uLのRT反応に9uLの全RNAを加えることによって合成した。2uLのcDNAを、Phusion High-fidelity DNAポリメラーゼ(ThermoFisher Scientific:カタログ番号#F530)によるPCR反応において使用して、IDTからのカスタムプライマーを使用してACTB転写物を増幅した。PCR産物を、製造業者のプロトコルに従ってAMPure XP磁性ビーズを使用して精製し、サンガー法による配列決定(Genewiz、USA)によって分析した。次に、編集のパーセントを、EditRプログラム(https://moriaritylab.shinyapps.io/editr_v10/)を使用して定量化した。ある特定の結果が、図37に示される。実証されるとおり、提供される技術は、これらの霊長類動物において高いレベルの編集活性を提供する。
実施例53.提供される技術は、インビボで持続性の編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、特に、インビボで編集活性を提供することができるオリゴヌクレオチド組成物を提供する。記載されるとおり、提供される技術の技術は、実施例及び図38において確証されるとおり、安定性の増大、高いレベルの編集などを提供することができる。実証されるとおり、提供される技術は、最後の投与の後長期間、例えば、約又は少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45日以上の間所望の編集活性を提供することができる。いくつかの実施形態では、所望の編集活性/編集のレベルは、最後の投与の後長期間、例えば、約又は少なくとも約2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45日以上の間維持され得る。
ある特定のデータは、図38に示され、これは、非ヒト霊長類(NHP)肝臓(a)及び腎臓(b)における編集を示す(投与時においてナイーブではないカニクイザル・マカク(cynomolgus macaque)(5~8kg))。組成物は全て、ベータ-アクチンmRNAの3’UTRにおけるアデノシンを標的化する。動物に、オリゴヌクレオチド組成物(WV-37314、WV-37315、及びWV-37330)を投与し、肝生検を最後の投与後の2日目及び45日目に採取し、腎臓を最後の投与後の45日目に採取した。図38、(a)において確証されるとおり、3種全てのオリゴヌクレオチド組成物(WV-37314、WV-37315、及びWV-37330)が、最後の投与後2日目及び少なくとも45日目の両方の肝臓において、外来ADARを伴わずにインビボでACTB mRNAの編集を提供し(25~50%の範囲の編集)、編集のレベルは、最後の投与後の少なくとも45日目に高いままであった。さらに、図38、(b)においてわかるとおり、3種全てのオリゴヌクレオチド組成物(WV-37314、WV-37315、及びWV-37330)が、最後の投与後の少なくとも45日目の腎臓において、外来ADARを伴わずにインビボでACTB mRNAの編集を提供した(5~15%の範囲の編集)。分析を、肝臓及び腎臓の両方で実施して、オリゴヌクレオチド量を評価した。図38は、150~1000ug/組織のgの範囲を有する最後の投与後の2日目及び45日目の肝臓、及び5~35ug/組織のgの範囲を有する最後の投与後の45日目の腎臓に関するある特定のデータを示し、様々な組織への提供されるオリゴヌクレオチド組成物の送達及び/又は様々な組織における提供されるオリゴヌクレオチド組成物の安定性を確証した。図38において確証されるとおり、いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、その他(例えば、腎臓)のものより1つ以上の組織(例えば、肝臓)においてより高いレベルで選択的に送達され及び/又は維持され得る。
実施例54.提供される技術は、様々な系で編集活性を提供することができる。
記載されるとおり、本開示は、特に、様々な系、例えば、様々な型の細胞、組織、器官、生物体などにおいて編集を提供することができる技術を提供する。ある特定のデータが図39に示され、これはヒト神経細胞における編集を確証する。iCell神経細胞及びiCell星状細胞(それぞれa及びb;それぞれi神経細胞及びi星状細胞とも称され得る;両方がBrainxellから入手可能である)を、Gymnosisによる送達によって、指定の濃度の指定のオリゴヌクレオチド組成物で処理した。図39、(a)において実証されるとおり、4種全てのオリゴヌクレオチド組成物(WV-27404、WV-37317、WV-37318、及びWV-37324)が、ヒト神経細胞において編集を提供した。いくつかの実施形態では、負に荷電していないヌクレオチド間結合、例えば、n001は、編集レベルを向上させるために本開示に従って利用され得ることが確証された(例えば、WV-37317、WV-37318、及びWV-37324は、iCell神経細胞において様々な濃度でWV-27404と比較して高いレベルの編集を提供した、(a))。iCell星状細胞におけるACTB編集に関するある特定のデータは、図39、(b)に示された。iCell神経細胞及びiCell星状細胞における追加の標的アデノシン編集に関するある特定のデータは、それぞれ(c)及び(d)において示された。細胞を、Gymnosisによる送達によって、指定の濃度の指定のオリゴヌクレオチド組成物で処理した。iCell神経細胞及び星状細胞に、それぞれがそれらの対応するmRNAを標的化する、それぞれWV-40590(UGP2を標的化する)、WV-40591(EEF1A1を標的化する)、WV-40592(SRSF1を標的化する)、WV-40595(HSP90AB1を標的化する)、WV-40596(HSP90B1を標的化する)、及びWV-40594(GHITMを標的化する)を含むオリゴヌクレオチド組成物を投与した。本開示を読む当業者は、特に、より高い編集レベル(例えば、図において示されるものより)が、本開示に従って提供される技術を使用して達成され得ることを理解することになる。特に、図39は、提供される技術が、Gymnosisによる送達によって神経細胞に効率的に送達することができ、少なくとも数日間そのような細胞において高いレベルの編集を提供することができることを実証した(例えば、図39に示されるとおり、少なくとも5又は6日)。
実施例55.オリゴヌクレオチド技術を評価するための有用な技術。
特に、本開示は、編集、例えば、AからI(G)への編集のための薬剤、例えば、オリゴヌクレオチド、及びその組成物を評価するための技術を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書に記載されるとおりのADARポリペプチド、例えば、ADAR1ポリペプチドと相互作用し、及び/又はその1つ以上の機能を調節するか若しくは利用する薬剤(例えば、オリゴヌクレオチド)及びその組成物を評価するのに有用な技術を提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、ADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分、又はADAR1ポリペプチド若しくはその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドを含み及び/又は発現するように操作された非ヒト動物細胞及び/又は非ヒト動物を提供する。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、霊長類のADAR1又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、霊長類のADAR1であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、霊長類のADAR1である。いくつかの実施形態では、霊長類は、非ヒト霊長類である。いくつかの実施形態では、霊長類は、ヒトである。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp110 ADAR1又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp110 ADAR1であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp110 ADAR1である。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp150 ADAR1又はその特徴的な部分であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp150 ADAR1であるか又はそれを含む。いくつかの実施形態では、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分は、ヒトp150 ADAR1である。いくつかの実施形態では、非ヒト動物は、齧歯類である。いくつかの実施形態では、それは、ラットである。いくつかの実施形態では、それは、マウスである。いくつかの実施形態では、本開示は、ヒトADAR1を発現するように操作されたマウスを提供する。いくつかの実施形態では、本開示は、ヒトADAR1を発現するように操作されたマウス細胞を提供する。
特に、本実施例は、提供される技術が、編集、例えば、実施例に記載されるアデノシン編集に有用な薬剤、例えば、オリゴヌクレオチド、及びその組成物を評価するのに特に有用であることを実証する。特に、本開示は、様々なヒト細胞において編集を提供することができる様々な薬剤(例えば、オリゴヌクレオチド)及びその組成物が、ヒトADAR、例えば、ヒトADAR1を含有しないか又は発現しないある特定の細胞(例えば、マウス細胞)及び齧歯類(例えば、マウス)などのある特定の動物において編集を全く示さないか又ははるかに低いレベルの編集を示し得ることを提供し、本実施例はそれを確証する;特に、一般的に使用される動物モデルであるマウスは、ヒトにおいて活性な薬剤が、活性を示さないか又は非常に低いレベルの活性を示し得るため、ヒトにおいて編集するための様々な薬剤(例えば、オリゴヌクレオチド)を評価するための限定的な使用のものであり得る(図40及び図47、野生型(WT)マウス及び細胞、ヒト細胞、並びにhADAR1 p110を発現するように操作された細胞及びマウス(huADARマウス)に関するデータを参照のこと)。いくつかの実施形態では、本開示は、ヒトADAR1(例えば、ヒトADAR1 p110、p150など)を発現するように操作された細胞及び非ヒト動物(例えば、マウスなどの齧歯類)、並びにオリゴヌクレオチド及びその組成物などの編集薬剤を評価するためのそれらの使用を提供する。特に、そのような操作された細胞及び/又は動物は、そのように操作されていない細胞及び/又は動物よりヒト細胞における活性により相関し及び/又はより予測的である活性を実証することができる。
ヒトADAR1を発現する非ヒトマウスの作製:様々な技術が、ヒトADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分を発現するように操作されたマウスを提供するために本開示に従って利用され得る。ある特定の有用な技術が記載される(例えば、例として実施例62)。
図40、図41及び図47において実証されるとおり、ヒトADAR1を発現するように操作されたマウス細胞(図40及び図47)及び動物(図41)において、様々なオリゴヌクレオチドが、ヒトADAR1を発現するように操作されていない参照マウス細胞及び動物と比較して、ヒト細胞におけるそれらの活性プロファイルにはるかに類似した活性プロファイルを示し、例えば、多くのオリゴヌクレオチドが、ヒトADAR1を発現するヒト細胞及び/又はヒトADAR1を発現するように操作されたマウス細胞及び動物と比較して、ヒトADAR1を発現するように操作されていない参照マウス細胞及び動物において活性を示さなかったか又ははるかに低いレベルの活性を示した。
実施例56.キラル制御及び様々なヌクレオチド間結合を含む提供される技術は、インビトロ及びインビボで高い編集活性を提供することができる。
特に、本実施例は、ヌクレオチド間結合のキラル制御及び様々な型が、編集効率を効率的に向上させるために利用され得ることを確証する。図40、図41及び図47に示されるとおり、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物(例えば、図40、(a)におけるWV-38700及びWV-38702、並びに図40、(b)におけるWV-38697及びWV-38699)は、参照のキラル制御されていないオリゴヌクレオチド組成物(例えば、それぞれ図40、(a)及び(b)におけるWV-38701及びWV-38698;図47も参照のこと)と比較して高い編集効率を提供することができる。特に、本実施例は、本開示に従う負に荷電していないヌクレオチド間結合、例えば、n001の組み込みもまた、インビボ及びインビトロで編集効率を向上させることができることを確証する(図40、(a)及び図41、(a)におけるWV-38702、並びに図40、(b)及び図41、(b)におけるWV-38699;図47も参照のこと)。細胞に、UGP(WV-38700、WV-38700及びWV-38702)又はEEF1A1(WV-38697、WV-38697及びWV-38699)を標的化するGalNAcコンジュゲートされたオリゴヌクレオチドの組成物を投与した。図41に関して、動物に、指定のオリゴヌクレオチド組成物を、ヒトADAR-p110(ヒトADAR-p110マウス)を内在的に発現するように操作されたC57/Blk6マウスにおいて合計で3回の投与(1、3、及び5日目)のために隔日で10mg/kgの皮下(SC)投与によって投与した。同じ投薬レジメンを使用して、野生型C57/Blk6マウスにおいてWV-38702及びWV-38699組成物を投与した。全てのマウスの肝臓は、最後の投与の3日後(8日目)に採取された。特に、本実施例は、いくつかの実施形態では、特に、負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001)を含むオリゴヌクレオチドのキラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物が、本開示に従って向上した編集効率を提供することができることを確証する。
実施例58.提供される技術は、インビボで編集活性を提供することができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、特に、様々な系、例えば、インビボの様々な細胞、組織、及び/又は器官で編集活性を提供することができるオリゴヌクレオチド組成物を提供する。ある特定のデータが、図42に示され、提供される技術が、CNSを含むインビボの様々な組織で編集を提供することができることを確証している。ヒトAdar-p110(ヒトADAR-p110マウス)を内在的に発現するように操作されたC57/Blk6マウスは、単回の100ug用量又は2日の間隔を空けた2×50ug用量のいずれかでの指定のオリゴヌクレオチド組成物の脳室内(ICV)投与によって投与された。単回投与の8日後及び最後の50ug投与の6日後、複数のCNS組織を採取し、分析した。図42においてわかるとおり、UGP2オリゴヌクレオチド(WV-40590)は、分析された全ての脳領域に存在し、濃度は5~60ug/組織のgの範囲であった(a)。UGP2 mRNAは、分析された全ての組織(皮質、小脳、線条体、海馬、脳幹、及び脊髄)において編集され、編集のパーセントは10~60%の範囲であった。別の標的であるSRSF1に関して、オリゴヌクレオチド(WV-40592)は、分析された全ての脳領域において観察され、濃度は、5~45ug/組織のgの範囲であり(b)、SRSF1 mRNAは、分析された全ての組織(皮質、小脳、線条体、海馬、脳幹、及び脊髄)において編集を示し、編集のパーセントは、10~40%の範囲であった。特に、本実施例は、提供される技術が、CNSを含むインビボの様々な組織において編集を提供することができ、最後の投与後の少なくとも1週間に編集を提供することができる。
実施例59.ある特定の組成物の活性は、ある特定のADARポリペプチドのレベルと相関し得る。
本明細書に記載されるとおり、提供される技術は、編集を提供するために様々なポリペプチドを利用し得る。いずれかの理論に限定されることを意図するものではないが、いくつかの実施形態では、提供される技術は、編集を提供するためにADAR1を利用する;いくつかの実施形態では、提供される技術は、編集を提供するためにADAR1 p110を利用する;いくつかの実施形態では、提供される技術は、編集を提供するためにADAR1 p150を利用する;いくつかの実施形態では、提供される技術は、編集を提供するためにADAR2を利用する;いくつかの実施形態では、1つ以上のADARポリペプチド及び/又はそのアイソフォームのレベルは、1つ以上の他のものより編集レベルとより関連し得る;いくつかの実施形態では、提供される技術は、2種以上のADARタンパク質(例えば、ADAR1、ADAR2など)及び/又はそのアイソフォーム(例えば、ADAR1のp110及び/又はp150)を利用する;いくつかの実施形態では、提供される技術は、ADAR1のp110及びp150の両方、並びに任意選択により他のアイソフォームを利用する。いくつかの実施形態では、編集レベルは、ADAR1のレベルと関連する。いくつかの実施形態では、編集レベルは、ADAR1 p110のレベルと関連する。いくつかの実施形態では、編集レベルは、ADAR1 p150のレベルと関連する。いくつかの実施形態では、編集レベルは、ADAR1 p150のレベルよりADAR1 p110のレベルとより関連する(例えば、ある特定キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物に関して観察されるとおり)。いくつかの実施形態では、編集レベルは、ADAR1 p110のレベルよりADAR1 p150のレベルとより関連する(例えば、ある特定の立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物に関して観察されるとおり)。特に、本実施例は、ある特定の状況において、ある特定のオリゴヌクレオチド組成物のある特定の編集レベルとある特定のタンパク質(及び/又はそのアイソフォーム)のレベルの間のある特定の観察される関連を示すデータを提供する。いくつかの実施形態では、ADAR1(両方のアイソフォーム)、ADAR1 p150、又はADAR2を標的化する低分子干渉RNA(siRNA)試薬は、ある特定のタンパク質のレベルが低減されたときに編集活性を評価するために利用された(図43及び図44)。オリゴヌクレオチド組成物を、細胞にトランスフェクトした。示されるとおり、IFN-a処理は、ARPE-19細胞におけるADAR1 p150発現のレベルを増大させることができる。立体的に不規則なオリゴヌクレオチド組成物WV-23928に関して、増大した編集のレベルは、非IFN-a処理と比較して、IFN-a刺激の後に観察された(図44、左のパネル、NTC-siRNA)。ADAR1(p110及びp150)又はADAR1 p150単独のノックダウンは、IFN-a刺激によるものを含む編集を低減した。理論によって限定されることを意図するものではないが、WV-23928による編集は、ADAR1 p150のレベルと関連してもよく、いくつかの実施形態では、p110のレベル及び/又はWV-27395によるものよりそうであってもよい。理論によって限定されることを意図するものではないが、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物WV-27395による編集は、WV-23928と比較して、ADAR1 p150又はIFN-a処理のレベルと関連が少なくてもよく(又はいくつかの実施形態では、それと著しくは関連しない)、及び/又はADAR1 p110のレベルとより関連してもよい。いくつかの実施形態では、IFN-a処理は、WV-27395によって提供される編集レベルに著しくは影響を及ぼさなかった(図44、右のパネル)。ADAR2タンパク質は、これらの試験された条件下にて著しいレベルで検出されず、siRNAに媒介されるADAR2の欠乏は、WV-23928又はWV-27395の編集効率に著しく影響するようには見えなかった(図44)。
実施例60.提供される技術は、高い特異性を提供することができる。
特に、提供される技術は、高い特異性を提供することができる。本実施例は、そのような特異性を確証する例としてある特定のデータを提供する。
いくつかの実施形態では、特異性を評価するために、鎖特異的ライブラリーを使用するディープRNAシークエンシング(RNA-seq)を実施して、オンターゲット編集及びオフターゲット編集を定量化した。いくつかの実施形態では、キラル制御されたオリゴヌクレオチド組成物WV-27458及び立体的に不規則な組成物WV-30298は、初代ヒト肝細胞において評価された。いくつかの実施形態では、RNA-seqにより検出されたオンターゲット編集のパーセンテージは、サンガー法による配列決定により検出されたパーセンテージと十分に相関した(R2=0.996)ことが観察された。また、WV-30298(31.9%、図4b)より高いパーセンテージのACTB編集が、WV-27458(53.8%)で検出された。ACTB転写物においては他の場所で編集は検出されなかった。
全トランスクリプトームに関するオフターゲット編集を評価するために、Mutect2を利用して、編集部位を要求した。いくつかの実施形態では、Mutect 2は、特に、低い頻度のバリアントを検出する際の感受性並びにモック及び処理された試料の両方にあったバリアントを予め選別する能力を提供することができる。処理された試料に特異的であった検出された大部分のバリアントは、反復領域(例えば、Aluリピート領域)にあり、他の報告と同様に、これらのバリアントが選別された。いくつかの実施形態では、提供される技術は、天然の編集恒常性を破壊することなく標的転写物に対する配列特異的な編集を誘導することができる(例えば、Aluリピート領域において同定される様々なバリアントによって証明されるとおり)。フィルターを適用して、WV-30298で処理された試料におい178種のバリアントが、WV-27458で処理された試料において169種のバリアントが同定され、これらはモック処理された試料において見出されなかった。これらのバリアントは、オフターゲット編集が起こる可能性のある潜在的な部位である。
これらのバリアントの大部分は3’非翻訳領域に位置し;全てのバリアントが、標的化されたACTB部位よりはるかに低いLODスコアを有した(ACT-69に関して40倍低い、WV-27458に関して80倍低い)。さらに、大部分の潜在的なオフターゲット編集は、リードカバー度が低かったか(WV-27458:>10%の編集の平均カバー度=45、<10%の平均カバー度=139;WV-30298:>10%の編集の平均カバー度=43、<10%の平均カバー度=143)又は低いパーセンテージ(リードの<10%)で発生したが、このことは、WV-30298及びWV-27458の両方が、高度に特異的な編集活性を誘発したことを示している(図45)。WV-30298(145)とWV-27458(154)で検出されたオフターゲット部位の間にはほとんど重複(24)がなく、オフターゲット部位付近の配列は、ACTBにおける標的配列と関連しなかったが、このことは、オフターゲット編集が、たとえあったとしても、配列依存的ではない可能性があることを示している。24個の共有されたオフターゲット部位の中で、大部分が、低いパーセンテージの編集と高いカバー度を有したが、このことは、それらが希な事象であることを示している。特に、本明細書に示されるデータは、提供される技術が、標的アデノシンの高度に特異的なAからIへの編集を提供することができることを確証する。
実施例61.提供される技術は、多重の編集を提供することができる。
特に、提供される技術は、系におけるいくつかの標的の編集を同時に提供することができる。例は下に記載される。
1つの実験において、初代ヒト肝細胞における3つの遺伝子の転写物が、多重条件下で編集された。実証されるとおり、3つ全ての遺伝子の転写物の効率的な編集は、トランスフェクション後に達成された。いくつかの実施形態では、EEF1A転写物の編集は、単独のものと比較して多重条件下で減少され得るが(図46、(a)、ウェルチ検定、P<0.05)、依然として非常に高い編集レベルが達成され得る。多重編集は、GalNAcを含むオリゴヌクレオチドを使用するときにも達成された(図46、(b))。特に、これらのデータは、提供される技術が、外来ADARを伴わずに、本実施例の場合のようないくつかの場合において効率的な多重編集を提供することができることを実証する。
実施例62.提供される動物モデルは、インビボでの編集活性を確証する。
本明細書に記載されるとおり、様々な技術が、提供される技術を評価するために利用され得る。特に、本実施例は、例としてある特定のそのような有用な技術を記載する。当業者は、本開示に従って、様々なパラメーター、条件などが、提供される技術、例えば、様々なアデノシンを標的化するオリゴヌクレオチド組成物を評価するために調整され得ることを理解する。
DNA発現コンストラクト。いくつかの実施形態では、二重ルシフェラーゼレポーターを使用して、RNA編集を評価した。いくつかの実施形態では、それは、Genscript(USA)によって合成され、以前の報告(例えば、Cox,D.B.T.et al.RNA editing with CRISPR-Cas13.Science(New York,N.Y.)358,1019-1027,doi:10.1126/science.aaq0180(2017))に基づいた。いくつかの実施形態では、ヒトADAR1 p110(NM_001025107)、ヒトADAR1 p150(NM_001111)、及びヒトADAR2(NM_001112)をコードするプラスミドを、デノボ合成した(GenScript、USA)。
細胞株。様々な細胞株が、提供される技術を評価するのに有用であり得る。いくつかの実施形態では、細胞は、市販されている。いくつかの実施形態では、細胞は、報告される手順に従って調製され得る。例えば、ARPE-19細胞は、ATCC(CRL-2302、Manassas、Virginia)、Lonzaからの初代ヒト網膜色素上皮細胞(RPE)(カタログNo.00194987、Basel、Switzerland)、Thermo Fisherからの初代ヒト肝細胞(カタログNo.HMCPUS、USA)、及びLonzaからの初代ヒト気管支上皮細胞(カタログNo.CC-2540)から得られてもよい。
ルシフェラーゼレポーターアッセイ。いくつかの実施形態では、本開示は、提供される編集薬剤、例えば、オリゴヌクレオチド、又はその組成物を評価するためのルシフェラーゼレポーターアッセイを提供し、それを利用する。有用な手順は、例として下に記載される。
6ウェルディッシュにおけるウェル当たり700,000細胞で播種された293T細胞は、製造業者のプロトコルに従ってOptiMEM中の5uLのLipofectamine 2000(Thermo Fisher、USA)を使用して、1.25ugのルシフェラーゼレポーターコンストラクト及びADAR1-又はADAR2-発現ベクターで播種の16時間後にトランスフェクトされた。翌朝、細胞に新鮮な完全培地を補充した。8時間後、細胞は、剥離され、96ウェルプレート中でリバーストランスフェクトされた。オリゴヌクレオチド及びLipofectamine 2000(Thermo Fisher、USA)(0.25uL/ウェル)をそれぞれ、別々のチューブにおいて10uLの最終体積までOptiMEM中に希釈した。5分後、2つの希釈液を混合し、20分間インキュベートした後、それらを、抗生物質を欠く培地中の130uLの細胞懸濁液(20,000細胞/ウェル)に加えた。ルシフェラーゼ活性を、Pierce Gaussia又はCypridina Luciferase Glowアッセイキット(それぞれThermo Fisher,Cat.No.16161及び16171)を使用して48~96時間後に測定した。分泌されたルシフェラーゼを含有する2つの20uLの一定分量の培地を使用して、製造業者のプロトコルに従ってルシフェラーゼ活性(ルシフェラーゼアッセイ毎に20uL)を測定した。cLuc活性を、同じウェルからのgLuc活性に正規化し、全てのデータをモック-トランスフェクション対照(オリゴヌクレオチドなし)に標準化した。いくつかの実施形態では、実験は、生物学的複製物、n=2として実施された。
siRNA及びIFN-アルファ(IFN-a)試験。いくつかの実施形態では、そのような技術は、提供される技術を評価するために利用される。1つの実験が例として下に記載される。6ウェルディッシュにおいてウェル当たり250,000細胞で播種されたARPE-19細胞は、20nMの適切なsiRNA及び7uLのLipofectamine RNAiMAX(Life Technologies)でトランスフェクトされた。siRNA及びRNAiMAXをそれぞれ、別々のチューブにおいて250uLの最終体積までOptiMEM中に希釈した。5分後、2つの希釈液を混合し、20分間インキュベートした後、1.5mLの完全培地中のARPE-19細胞に均等に分配した。24時間後、細胞は剥離され、オリゴヌクレオチドトランスフェクションのための96ウェルプレート(12,000細胞/ウェル)又はタンパク質ノックダウンを検証するための6ウェルプレートに蒔かれた。16時間後、96ウェルプレート中の細胞は、オリゴヌクレオチドでトランスフェクトされた。オリゴヌクレオチド及びLipofectamine RNAiMAX(0.3uL/ウェル)を、別々のチューブにおいて10uLの最終体積までOptiMEM中に希釈した。5分後、2つの希釈液を混合し、20分間インキュベートした後、それらを100uLの新たに補充された培地に加えた。IFN-a(Millipore,Cat.No.IF007)を、オリゴヌクレオチドトランスフェクション時に6000U/mLの最終濃度で培地に加えた。siRNAは、Thermo Fisherのものであり、ADAR1(両方のアイソフォーム;ADAR1 Silencer Select siRNA,Cat.No.4390824 s1008)、ADAR1 p150(Custom Silencer Select siRNA、センス鎖:5’-GCCUCGCGGGCGCAAUGAAtt;アンチセンス鎖:5’-UUCAUUGCGCCCGCGAGGCat)、ADAR2(ADARB1 Silencer Select siRNA、Cat.No.4392420 s1012)、又は非標的化対照(Silencer Select Negative Control No.1,Cat.No.4390843)を標的化した。
ウエスタンブロット。いくつかの実施形態では、ウエスタンブロットが利用される。当業者は、様々なプロトコルが、本開示に従って利用され得ることを理解する。1つの実験において、ウエスタンブロットのために、細胞を、PBSで1回洗浄し、プロテアーゼ阻害剤を含有するRIPA緩衝液(Thermo,Cat.No.89900)中で溶解した。透明化されたライセートを新しいチューブに移し、全タンパク質を、製造業者のプロトコルに従ってBCAタンパク質アッセイキットを使用して定量化した。試料を、還元剤を含むXT試料緩衝液中において90℃で5分間加熱することによって変性させた。試料当たり7ugのタンパク質を、Criterion XT 4~12%タンパク質ゲル上にロードし、XT MOPSランニング緩衝液で分離した。タンパク質を、BioRad Trans-Blot Turboシステムを使用してニトロセルロース膜にトランスファーした。膜を、5% ミルク溶液中で1時間ブロッキングし、TBST(抗ADAR1:Cell Signaling カタログNo.1417;抗ビンクリン:Invitrogen Cat.No.MA5-11690)中で1:1,000に希釈された一次抗体とともに4℃で一晩染色した。膜を洗浄し、PBS、5% 脱脂乳中で1:10,000に希釈された二次抗体(それぞれロバ抗ウサギIRDye 800CW及びヤギ抗マウスIRDye680LT)とともに室温で1時間インキュベートした。洗浄後、膜を、ODYSSEY CLxイメージングシステム上で可視化した。タンパク質バンドの強度を、Image Studio Liteバージョン5.2ソフトウェアで分析した。
内在性RNA編集アッセイ。いくつかの実施形態では、提供される技術は、内在性RNA編集アッセイを利用して評価される。有用なプロトコルは、例としてここで記載される。トランスフェクション条件下で内在性転写物の編集を評価するために、初代肝細胞(ウェル当たり10,000~20,000細胞)を96ウェルプレートに播種した。16時間後、オリゴヌクレオチド(50nMの最終濃度)は、Lipofectamine RNAiMax(0.3uL/ウェル)を使用してトランスフェクトされた。オリゴヌクレオチド及びLipofectamineを、別々のチューブにおいて10uLの最終体積まで希釈した。5分後、2つの希釈液を混合し、さらに20分間インキュベートした後、それらを100uLの培地中の細胞に加えた。RNAは、48時間後に収集された。GalNAcに媒介される取り込みのために、オリゴヌクレオチドを、肝細胞が播種されたときに所望の濃度で培地に加えた(ウェル当たり10,000個の肝細胞;96ウェルプレート)。Gymnosisによる取り込みのために、NHBE細胞を、96ウェルプレート中で播種し(5,000細胞/ウェル)、16時間後に細胞を所望の濃度のオリゴヌクレオチドを含有する新鮮な培地で処理した。RNAを、例えば、下記のプロトコルを利用して、48時間後に回収した。
いくつかの実施形態では、RNAを、製造業者のプロトコルに従ってPromega SV 96全RNA単離システムを使用して細胞から収集した。RNAを、40~50uLの最終体積中に溶出させた。9uLのRNAが、製造業者のプロトコルに従って20uLの反応中でHigh-Capacity cDNA逆転写キット(Life Technologies,Cat.No.4374967)を使用してcDNAを作製するために使用された。2uLのcDNAが、Phusion High-fidelity DNAポリメラーゼ(Thermo Fisher,Cat.No.F530)及び転写物に適切なプライマーを使用して目的の転写物を増幅するために使用された。ある特定の有用なプライマーが例として下に列挙された;当業者は、他のプライマーが同じ及び他の遺伝子のために利用され得ることを理解する。PCR産物を、AMPure XPビーズ(Beckman Coulter)を使用して精製し、サンガー法による配列決定(Genewiz、USA)によって分析した。AからIへの編集は、EditRソフトウェア(https://moriaritylab.shinyapps.io/editr_v10/)を使用して定量化された。
編集特異性を評価するためのトランスクリプトーム配列決定。いくつかの実施形態では、トランスクリプトーム配列決定を利用して、特異性を評価した。有用なプロトコルは、例として下に記載される。
オリゴヌクレオチド処理及びRNA収集。オフターゲット編集分析のために、初代ヒト肝細胞を、6ウェルプレート中で播種し、上記のとおりのオリゴヌクレオチド組成物で処理した(1uMの最終濃度)。48時間後、細胞をPBSで洗浄し、1mLのトリゾール/ウェル中に回収した。200uLのクロロホルムを各試料に加え、十分に混合し、10分間インキュベートした後、13,000gで10分間スピンダウンした。水相を、Promega SV 96全RNA単離システムカラムに移し、RNAを製造業者のプロトコルに従って抽出した。2つのウェルを生物学的複製物毎に使用して、十分なRNAの質及び量を保証した。
全RNAは、リボソームが枯渇しており、鎖特異的なライブラリーが作製された(Genewiz、USA)。試料当たり50Mのリード(2×150bp)を、Illumina NovaSeqプラットフォーム(Illumina、San Diego、CA、USA)により配列決定した。アダプター配列を、Kmers(BBDuk)トリミングを使用するBBTools BB Decontamination(https://jgi.doe.gov/data-and-tools/bbtools/bb-tools-user-guide/)を使用して除去した。バリアントコーリングの前に、リードを、RNA配列決定データにおいてバリアントをコールするためのGATKの最良の実施を使用して処理した(https://gatk.broadinstitute.org/hc/en-us/articles/360035531192-RNAseq-short-variant-discovery-SNPs-Indels-)。簡潔には、トリミングされたリードを、STARアライナー2-パスを使用してゲノムアセンブリGRCh38にアラインメントした(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/assembly/GCF_000001405.26/)。PicardのAddOrReplaceReadGroupsを使用して、モック試料及び処理試料のグループ名を変更し、PicardのMarkDuplicatesを使用して、PCRの二つ組のリードを除去した。GATKのSplitNCigar及びBaseRecalbiatrionを使用して、イントロンに対してRNAリードをフォーマットし、それを使用してライブラリープレップの間に生じる可能性のあるいずれかの系のバイアスを検出した。バリアントコーリングのために、Mutect2を使用して、処理された試料に固有のバリアントを検出した。それぞれの比較に関して、3種全ての処理された複製物は、腫瘍試料と同等であり、3種のモック複製物は、正常試料と同等であった。FilterMutectCallsの後、通過したバリアントのみが維持された。TLODを使用して、検出されたバリアントの有意性を決定した。既知のADAR編集部位を選別するために、Aluリピート領域を、Mutect2の出力から選別した。Aluリピート領域は、UCSCテーブルブラウザー(https://genome.ucsc.edu/cgi-bin/hgTables)から取得された。<5%の編集を有するバリアントを除去した。Annovarを使用して、残っているバリアントをアノテートした。
統計。様々な統計法が、本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、以下の統計法が使用された。全ての統計分析及びプロットは、Rコンピューティング環境(v 3.6.0)及びKNIME(Konstanz Information Miner)プラットフォーム(v 4.1.3)において生成された。全ての統計比較に関して、固有の分散が仮定された。両側ウェルチのt-検定及びウェルチ一方向ANOVAは、それぞれ1つの因子にわたって2つの手段及び複数の手段を比較するために利用された。二因子分析のために、white修正された二方向ANOVAを実施して、car Rパッケージ(v 3.0-7)を使用して固有の分散に関して補正した。ANOVA分析の後、両側ペアワイズ及びダネット事後比較は、該当する場合、multcomp Rパッケージ(v 1.4-13)を使用して利用され、P値は、多変量t分布(Rパッケージ mvtnorm、v 1.1-0)を介する一段階の方法により複数の仮説に関して調整され、堅固なHC3共分散推定を使用して不等分散性(Rパッケージ sandwich、v 2.5-1)に関して調整した。用量反応曲線のために、3パラメーター対数回帰関数がフィッティングされ、絶対EC50値が、Rパッケージdrc(v 3.0-1)を使用して計算された。残りのプロットは、Rパッケージggplot2(v.3.3.0)を使用して生成された。
ヒトADAR1を発現するように操作されたマウスの作製。様々な技術が、ヒトADAR1を発現する操作されたマウスを作製するために利用され得る。例えば、ある特定の有用な技術が、米国特許第10314297B2号に記載される。一例が、下に記載された。
ヒトADAR-1アイソフォームp110(例えば、転写物バリアント4)ポリヌクレオチドを合成し、サンガー法による配列決定により確認した。ヒトADAR-1アイソフォームp150(転写物バリアント1)ポリヌクレオチドも合成し、サンガー法による配列決定により確認した。断片を制限酵素で消化し、標的化ベクターにライゲートした。当業者は、様々なベクターが利用され得ることを理解する。いくつかの実施形態では、ベクターは、選択マーカー、例えば、アンピシリン耐性陽性選択マーカー、複製の起点、並びに5’から3’の順に:5’(左とも呼ばれる)ホモロジーアーム、アデノウイルス由来スプライスアクセプター、KOZAK配列、目的のコード配列、マーモットヘルペスウイルス転写後調節エレメント(WPRE)、ウシ成長ホルモン(bGH)ポリアデニル化シグナル、及び3’(右とも呼ばれる)ホモロジーアームを含む。ある特定の配列は、例として下に示され;同じ目的のための他の配列も利用され得る:
5’ホモロジーアーム:
スプライスアクセプター:
gtgacctgcacgtctagggcgcagtagtccagggtttccttgatgatgtcatacttatcctgtcccttttttttccacagctcgcggttgaggacaaactcttcgcggtctttccagt
ヒトADAR1 p110:
ヒトADAR1 p150:
マーモットヘルペスウイルス転写後調節エレメント(WPRE):
ポリアデニル化シグナル:
3’(右とも呼ばれる)ホモロジーアーム:
いくつかの実施形態では、ベクターを、増殖させ、線状化して、注入のためのポリヌクレオチドを提供する。
様々な技術が、ADAR1ポリペプチド又はその特徴的な部分をコードするポリヌクレオチドをゲノムに導入するために本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、市販のExtreme Genome Editing(EGE(商標))Systemが利用された。接合体へのポリヌクレオチドの注入の後、接合体を代理母に移した。子を、いくつかの実施形態では、PCR及びサンガー法による配列決定によって遺伝子型を同定して、目的のポリヌクレオチドの挿入を同定し、確認した。
同定された初代の子は、本開示に従って利用可能な方法を使用して目的のポリヌクレオチドの安定なゲルミン伝達を確立するために利用された。例えば、いくつかの実施形態では、huADAR1 p110又はp150挿入に関してヘテロ接合性の初代の子は、C57BL/6Jマウスと交雑されて、安定なF1の子孫を生成した。一方の交雑において、WT雄C57BL/6J動物は、確認されたアレルキャリアの雌と交配され、得られた子は、PCRを使用して遺伝子型を同定された。もう一方の交雑において、いくつかのWT雌C57BL/6Jは、確認されたアレルキャリアの雄と交配され、得られた子は、PCRを使用して遺伝子型を同定されて、挿入を確認した。これらのF1動物をさらに、サザンブロット遺伝子型同定によって評価して、目的のポリヌクレオチド、例えば、huADAR1 p110をコードするポリヌクレオチドの存在を確認した。ホモ接合的に操作された動物は、本開示に従って標準的な育種の教示を介して作製された。例えば、配列がヒトADAR1 p110をコードするポリヌクレオチドを含むヘテロ接合型の動物を交配して、数リットルの子を作製し、最初に利用可能な遺伝子型同定データは、複数のWT、複数のヘテロ接合体、及び複数のホモ接合体を示した。導入されたポリヌクレオチドの発現は、様々な組織におけるウエスタンブロットによって確認された。例えば、ヒトADAR1 p110の発現は、初代ヒト細胞、例えば、初代肝細胞(肝細胞に関して)及びヒトiCell神経細胞(神経組織に関して)と同様のレベルで、肺、肝細胞、小脳、脳橋/髄質、皮質、及び中脳において並びに様々な場合において確認された。
実施例63.調製するためのある特定の技術は、様々なオリゴヌクレオチドを含む化合物を提供した。
本明細書に記載されるとおり、本開示は、様々なオリゴヌクレオチド及びその組成物を含む提供される化合物を調製するための様々な技術を提供する。いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドにおける1つ以上又は全てのヌクレオチド間結合は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、提供される化合物は、キラル制御される。いくつかの実施形態では、提供される化合物は、キラルに純粋である。例としてのある特定の有用な化合物の調製が下に記載される。
(2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(2,6-ジオキソ-3,6-ジヒドロピリミジン-1(2H)-イル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイトの合成
THF(6mL)中の乾燥3-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-1H-ピリミジン-2,4-ジオン(476.5mg、0.90mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.50mL、3.59mmol)を加えた。0℃まで冷却した。透明な溶液に、2-シアノエチル N,N-ジイソプロピルクロロホスホラミダイト(0.24mL、1.08mmol)を滴下して加えた。得られた白色スラリーを、0℃で1時間、続いて室温で1時間15分間撹拌し続けた。TLC及びLCMSは、ごく少量の生成物が形成され、出発材料が主要な生成物であったことを示した。追加のトリエチルアミン(0.45mL)を加えた後、追加の2-シアノエチル N,N-ジイソプロピルクロロホスホラミダイト(0.22mL)を滴下して加えた。反応混合物を、室温で2時間撹拌し続けた。TLCは、出発材料が消費されたことを示した。トリエチルアミン(0.6mL)を加えた後、無水MgSO
4(380mg)及びEtOAc(10mL)を加えた。混合物を濾過し、透明な濾液を濃縮して、グリース状の材料として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてヘキサン中の10~100% EtOAc(各移動相は5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として標題の化合物(0.394g、収率60.0%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.13(s,1H),7.50-7.43(m,2H),7.35(td,J=7.3,1.5Hz,4H),7.27-7.19(m,2H),7.20-7.12(m,1H),6.82-6.71(m,5H),6.66(dd,J=7.7,5.4Hz,1H),5.55(dd,J=7.7,0.8Hz,1H),4.73-4.59(m1H),4.15-4.06(m,1H),3.83-3.67(m,7H),3.60-3.52(m,1H),3.50(ddt,J=16.9,13.6,6.7Hz,1H),3.36-3.30(m,1H),2.85(dddd,J=18.1,13.2,8.0,5.1Hz,1H),2.59(dt,J=12.8,6.3Hz,1H),2.44-2.32(m,1H),2.26(dddd,J=33.7,13.6,8.6,5.4Hz,1H),1.27(dd,J=8.5,6.8Hz,2H),1.15(d,J=6.8Hz,3H),1.12(d,J=6.8Hz,6H),1.01(d,J=6.8Hz,3H);
31PNMR(243MHz,CDCl
3)δ148.45,148.33;MS(ESI),729.82[M-H]
-.
3-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)ピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオンの合成
THF(9mL)中の乾燥3-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-1H-ピリミジン-2,4-ジオン(695mg、1.31mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.88mL、6.29mmol)を加えた。溶液を0℃まで冷却した。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.9574M、2.19mL、2.1mmol)を滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を0℃で2時間、続いて室温で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了しなかったことを示した。再び0℃まで冷却した。追加のトリエチルアミン(0.274mL)を加えた後、追加の[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.9574M、0.684mL)を滴下して加えた。白色のスラリーを、0℃で2.5時間撹拌し続けた。TLC及びLCMSは、ごく少量の出発材料が依然として残っていたことを示した。反応を水(23uL)によりクエンチした。無水MgSO4(313mg)を加えた。混合物をセライトに通して濾過し、透明な濾液を濃縮して、灰白色泡として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として標題の化合物(0.685g、収率60.1%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 11.04(s,1H),7.54-7.49(m,3H),7.49-7.45(m,2H),7.40-7.33(m,3H),7.33-7.28(m,3H),7.28-7.19(m,8H),7.19-7.16(m,1H),6.85-6.77(m,4H),6.44(dd,J=8.7,4.2Hz,1H),5.59(d,J=7.6Hz,1H),4.75-4.66(m,1H),4.63(dt,J=10.2,5.3Hz,1H),3.77-3.66(m,7H),3.31-3.25(m,1H),3.25-3.19(m,1H),3.13(dd,J=9.9,7.7Hz,1H),3.01(ddd,J=17.9,8.6,4.5Hz,1H),2.58-2.51(m,1H),1.88-1.78(m,2H),1.77-1.71(m,1H),1.58-1.52(m,1H),1.48-1.41(m,2H),1.41-1.36(m,1H),1.12(dq,J=13.5,11.4,10.6Hz,1H),0.58(s,3H);
31PNMR(243MHz,DMSO)δ 142.16;MS(ESI),868.37[M-H]
-.
1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オンの合成
工程1.2つのバッチ、HMDS(450mL)及びDCE(150mL)中の1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オン(20g、237.88mmol、1当量)、(NH4)2SO4(2.40g、18.16mmol、1.36mL、7.64e-2当量)の混合物を、90℃で2時間還流させた。反応物は透明になった。2つのバッチを後処理のために合わせた。過剰のHMDS及びジクロロエタンを、蒸発によって混合物から除去した。2-((トリメチルシリル)オキシ)-1H-イミダゾール(74.34g、粗製物)を、白色固体として得た。
工程2.2つのバッチ:2-((トリメチルシリル)オキシ)-1H-イミダゾール(37g、236.79mmol、3当量)及び4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル(30.69g、78.93mmol、1当量)を、MeCN(390mL)中で溶解させた。混合物に、MeCN(10mL)中のSnCl4(4.11g、15.79mmol、1.84mL、0.2当量)の溶液を-15℃で滴下して加え、溶液を25℃で1時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、Rf=0.2)は、4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イルが完全に消費され、1つの新たなメインスポットが形成されたことを示した。反応は、TLCによればきれいであった。2つのバッチを、後処理のために合わせた:反応混合物を、ジクロロメタン(600mL)及びNaHCO3飽和溶液(400mL)に注いだ。有機層を、塩化ナトリウム飽和溶液(60mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で蒸発させた。粗製物を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=3/1~0/1)により精製した。精製の後、生成物は、TLCプレートで見ることができた。黄色油として4-メチル安息香酸((2R,3S)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(25g、57.28mmol、収率36.29%)の混合物を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=9.68-9.40(m,1H),8.02-7.68(m,4H),7.33-6.98(m,5H),6.56-5.41(m,4H),4.73-4.35(m,3H),2.99-2.39(m,2H),2.38-2.25(m,6H).
工程3.2つのバッチ:アンモニア(600mL)中の4-メチル安息香酸((2R,3S)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(12.5g、28.64mmol、1当量)の混合物の溶液、混合物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1/1、生成物Rf=0.0)は、完全な消費及び1つの新たなスポットが形成されたことを示した。2つのバッチを、後処理のために合わせた:反応混合物を減圧下で濃縮して、黄色油を得た。さらに精製しなかった。1-((4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オン(11.47g、粗製物)を、黄色油として得た。LCMS:(M+H+:201.1)。
工程4.2つのバッチ:ピリジン(150mL)中の1-((4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オン混合物(5.73g、28.62mmol、1当量)の溶液に、DMTCl(11.65g、34.35mmol、1.2当量)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。LCMSは、出発材料が完全消費されたことを示し、所望の質量を有する1つのメインピークが検出された。2つのバッチを、後処理のために合わせた:得られた濁った溶液を、H2O(400mL)で希釈し、EtOAc(800mL)で抽出した。合わせた抽出物を、H2O(100mL)及び塩水(150mL)で洗浄した。溶液を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の化合物を、MPLC(石油エーテル/酢酸エチル=3/1~0/1)により精製した。1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オン(WV-NU-117)(9.5g、17.39mmol、収率30.38%、純度92.001%)及びWV-NU-117A(6.9g、12.62mmol、収率22.04%、純度91.885%)を、黄色固体として得た。WV-NU-117:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ=10.01(br s,1H),7.43-7.33(m,2H),7.32-7.09(m,8H),6.87(br dd,J=1.8,8.9Hz,4H),6.41-6.29(m,2H),5.84(br t,J=6.9Hz,1H),5.22(d,J=4.5Hz,1H),4.17(br d,J=3.4Hz,1H),3.85-3.76(m,1H),3.73(s,6H),3.06(br d,J=4.9Hz,2H),2.25-2.11(m,1H),2.06-1.99(m,1H);13C NMR(101MHz,DMSO-d6)δ=158.53,130.19,128.27,128.21,113.64,85.92,55.50;LCMS(M-H+):501.1,純度92.0%.WV-NU-117A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ=10.00(br s,1H),7.45-7.22(m,9H),6.90(br d,J=8.6Hz,4H),5.86(br dd,J=4.2,7.8Hz,1H),5.48(d,J=4.6Hz,1H),4.13(br dd,J=3.1,7.1Hz,1H),3.74(s,6H),3.09-2.89(m,2H),2.05-1.95(m,2H);13C NMR(101MHz,DMSO-d6)δ=158.53,153.67,136.11,130.17,128.32,128.16,113.69,109.84,108.72,85.92,85.65,82.20,71.60,55.50;LCMS(M-H+):501.2,純度91.9%.
(2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイトの合成
DMF(20mL)中のWV-NU-117(1.8g、3.58mmol、1当量)の溶液に、5-エチルスルファニル-2H-テトラゾール(466.23mg、3.58mmol、1当量)及び1-メチルイミダゾール(588.14mg、7.16mmol、571.01uL、2当量)を加え、続いて3-ビス(ジイソプロピルアミノ)ホスファニルオキシプロパンニトリル(1.19g、3.94mmol、1.25mL、1.1当量)を0℃で加えた。混合物を0~25℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、Rf
1=0.55、Rf
2=0.50)は、WV-NU-117が消費され、3つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を、NaHCO
3飽和水溶液(50mL)の0℃での添加によってクエンチし、EtOAc(20mL*4)で抽出した。Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いて酢酸エチル/アセトニトリル=10:1、5% TEA)により精製した。(2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-3-イル(2-シアノエチル)ジイソプロピルホスホラミダイト(WV-NU-117-CEP)(0.8g、1.14mmol、収率31.78%)を、黄色油として得た。
1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=10.03-9.82(m,1H),7.76(s,1H),7.50-7.39(m,2H),7.36-7.28(m,5H),7.26-7.13(m,2H),6.93-6.71(m,4H),6.41-6.31(m,1H),6.26-6.20(m,1H),6.14-6.06(m,1H),4.69-4.50(m,1H),4.27-4.14(m,2H),3.83-3.72(m,6H),3.69-3.41(m,5H),3.39-3.27(m,1H),3.25-3.17(m,1H),2.76(br d,J=1.5Hz,2H),2.66-2.56(m,1H),2.47-2.29(m,3H),1.28(dd,J=5.8,6.5Hz,12H),1.21-1.12(m,8H),1.07(d,J=6.8Hz,2H);
31P NMR(162MHz,クロロホルム-d)δ 148.47,148.26;LCMS:(M+H
+)=703.3.
1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オンの合成
丸底フラスコ中の乾燥3-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-1H-イミダゾール-2-オン(2.0g、3.98mmol)を、THF(26mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(3.74mL、26.86mmol)を加えた。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.96M溶液、7.48mL、7.16mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を、室温で2.5時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。無水MgSO
4(480mg)を加えた。1分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾール-2-オン(1.59g、収率47.4%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.46(s,1H),7.48(tq,J=6.6,2.8,2.3Hz,4H),7.44-7.40(m,2H),7.30(dddd,J=12.6,7.6,6.3,4.6Hz,10H),7.27-7.25(m,2H),7.22-7.18(m,1H),6.85-6.78(m,4H),6.30(t,J=2.6Hz,1H),6.19(t,J=2.6Hz,1H),6.03(dd,J=8.2,5.8Hz,1H),4.73(dq,J=9.2,6.0Hz,2H),3.86(q,J=3.4Hz,1H),3.76(s,6H),3.49(ddt,J=14.8,10.6,7.6Hz,1H),3.31-3.23(m,2H),3.14(dd,J=10.3,3.7Hz,1H),3.04(tdd,J=10.8,8.8,4.3Hz,1H),2.17(ddd,J=13.4,5.8,2.7Hz,1H),2.10(ddd,J=13.8,8.3,6.3Hz,1H),1.83(ddt,J=12.6,7.7,3.9Hz,1H),1.68-1.62(m,1H),1.53(dd,J=14.6,8.8Hz,1H),1.43-1.33(m,2H),1.25-1.17(m,1H),0.60(s,3H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 151.32;MS(ESI),842.12[M+H]
+.
(1S,3S,3aS)-1-(((2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(6-(2-(トリメチルシリル)エトキシ)-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホールの合成
丸底フラスコ中の乾燥(2R,3R,5R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-5-[6-(2-トリメチルシリルエトキシ)プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-オール(2.5g、3.82mmol)を、THF(26mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(3.59mL、25.77mmol)を加えた。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.96M溶液、7.18mL、6.87mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を、室温で4時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の10~85% EtOAc(各移動相は、1.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として(1S,3S,3aS)-1-(((2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(6-(2-(トリメチルシリル)エトキシ)-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(2.89g、収率76.1%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 8.42(s,1H),7.99(s,1H),7.50-7.45(m,4H),7.41-7.37(m,2H),7.27(td,J=5.7,4.9,1.7Hz,7H),7.25-7.21(m,2H),7.21-7.14(m,4H),6.80-6.74(m,4H),6.34(dd,J=7.8,5.9Hz,1H),4.88(ddt,J=8.8,5.7,2.7Hz,1H),4.79(dt,J=9.1,5.5Hz,1H),4.73-4.67(m,2H),4.04(td,J=4.2,2.5Hz,1H),3.76(s,6H),3.53(ddt,J=14.8,10.6,7.7Hz,1H),3.41-3.33(m,1H),3.29(dd,J=10.3,4.3Hz,1H),3.25(dd,J=10.3,4.4Hz,1H),3.07(tdd,J=10.8,8.9,4.2Hz,1H),2.54(ddd,J=13.8,7.9,6.1Hz,1H),2.31(ddd,J=13.5,6.0,2.7Hz,1H),1.86(tt,J=8.8,4.5Hz,1H),1.74-1.65(m,1H),1.55(dd,J=14.7,9.1Hz,1H),1.48-1.39(m,2H),1.33-1.21(m,3H),0.63(s,3H),0.11(s,9H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 150.68;MS(ESI),994.13[M+H]
+.
(1S,3S,3aS)-1-(((2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(6-(2-(トリメチルシリル)エトキシ)-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホールの合成
丸底フラスコ中の乾燥(2R,3R,5R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-5-[6-(2-トリメチルシリルエトキシ)プリン-9-イル]テトラヒドロフラン-3-オール(2.5g、3.82mmol)を、THF(26mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(3.59mL、25.77mmol)を加えた。(3S,3aS)-3-(ベンゼンスルホニルメチル)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(L-PSM Cl)(THF中の0.9M溶液、7.64mL、6.87mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を室温で4時間40分間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として(1S,3S,3aS)-1-(((2R,3S,5R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-5-(6-(2-(トリメチルシリル)エトキシ)-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(1.51g、収率42.3%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 8.44(s,1H),8.05(s,1H),7.92-7.87(m,2H),7.60-7.54(m,1H),7.48(t,J=7.8Hz,2H),7.43-7.37(m,2H),7.31-7.28(m,3H),7.26-7.23(m,3H),7.22-7.16(m,1H),6.79(d,J=8.7Hz,4H),6.44(dd,J=7.8,5.9Hz,1H),5.04(q,J=6.0Hz,1H),4.93(ddt,J=8.8,5.8,2.6Hz,1H),4.72-4.66(m,2H),4.17(td,J=4.4,2.4Hz,1H),3.77(s,6H),3.66(dq,J=10.1,6.0Hz,1H),3.56-3.50(m,1H),3.48(dd,J=14.8,7.1Hz,1H),3.37(dt,J=14.9,5.1Hz,2H),3.31(dd,J=10.3,4.5Hz,1H),3.18-3.09(m,1H),2.89(ddd,J=13.7,7.9,6.0Hz,1H),2.56(ddd,J=13.6,6.0,2.6Hz,1H),1.93-1.86(m,1H),1.79(dt,J=11.6,8.6Hz,1H),1.69-1.64(m,1H),1.31-1.25(m,2H),1.18-1.08(m,1H),0.10(s,9H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 152.58;MS(ESI),938.58[M+H]
+.
N-(9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(WV-NU-137)の合成
工程1.3時間後、BnOH(391.84g、3.62mol)中のNa(9.99g、434.67mmol)の溶液に、(2R,3S,5R)-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(25g、75.73mmol)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。反応混合物を、HCl(1M)800mLを0℃で添加することによってクエンチし、pH約9になるまでNaHCO
3飽和水溶液を加え、EtOAc(1000mL*3)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー((SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=5/1~酢酸エチル:メタノール=10/1)により精製して、黄色油として(2R,3S,5R)-5-(6-アミノ-8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(35g、収率64.67%)を得た。LCMS:(M+H+):358.2。
工程2.(2R,3S,5R)-5-(6-アミノ-8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(50g、139.91mmol)(ピリジン(200mL*3)を含むロータリーエバポレーター上での共沸蒸留によって乾燥された)に、HMDS(338.72g、2.10mol)を加えた。混合物を150℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。さらに精製することなく8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,4S,5R)-4-((トリメチルシリル)オキシ)-5-(((トリメチルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-アミン(70.2g、粗製物)を、黄色油として得た。
工程3.ピリジン(500mL)中の8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,4S,5R)-4-((トリメチルシリル)オキシ)-5-(((トリメチルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-アミン(70.2g)の溶液に、BzCl(29.50g)を加えた。混合物を、20℃で2時間撹拌した。MeOH(500mL)及び水(500mL)を加え、10分後、NH3.H2O(250mL)を加え、30分後、H2O(500mL)を加え、EtOAc(500mL*4)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いて酢酸エチル/メタノール=10:1)により精製して、黄色固体としてN-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(36g、収率55.76%)を得た。LCMS:(M+H+):462.2。
工程4.THF(500mL)及びMeOH(500mL)中のN-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(36g、78mmol)の溶液に、Pd/C(9g、39.01mmol、純度10%)を加えた。混合物を、H2(15psi)中において15℃で3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、黄色固体としてN-(9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(28.9g、粗製物)を得た。LCMS:(M+H+):372.2。
工程5.ピリジン(300mL)中のN-(9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(28.9g、77.82mmol)の溶液に、DMTCl(26.37g、77.82mmol)を加え、混合物を、15℃で12時間撹拌した。反応混合物を、水(200mL)の0℃での添加によりクエンチし、EtOAc(300mL*3)で抽出した。Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1、1/4、5% TEA)により精製して、白色固体としてN-(9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(WV-NU-137)(32g、収率57.75%)を得た。1H NMR(400MHz,400MHz,DMSO-d6)δ=8.38-8.24(m,1H),8.12-8.00(m,2H),7.67-7.60(m,1H),7.58-7.51(m,2H),7.38-7.33(m,2H),7.26-7.13(m,7H),6.81(dd,J=9.0,13.3Hz,4H),6.25(t,J=6.8Hz,1H),5.29(d,J=4.6Hz,1H),4.56-4.49(m,1H),3.95(q,J=4.9Hz,1H),3.71(d,J=4.4Hz,6H),3.20-3.15(m,2H),3.08(td,J=6.5,13.0Hz,1H),2.21-2.10(m,1H);LCMS(M-H+):672.2.
N-(9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミドの合成
丸底フラスコ中の乾燥N-[9-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-8-オキソ-7H-プリン-6-イル]ベンズアミド(4.0g、5.94mmol)を、THF(50mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(5.59mL、40.08mmol)を加えた。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.96M溶液、11.16mL、10.69mmol)を、滴下して加えた。反応溶液を、室温で2時間撹拌した。TLCは反応が完了したことを示した。無水MgSO4(708mg)を加えた。1分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の0~100% EtOAc(各移動相は、1.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡としてN-(9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(4.45g、収率74.0%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.42(s,1H),8.59(s,1H),8.17(s,1H),7.98-7.93(m,2H),7.68-7.62(m,1H),7.58-7.53(m,2H),7.53-7.46(m,4H),7.45-7.40(m,2H),7.33-7.26(m,7H),7.24-7.17(m,5H),7.16-7.11(m,1H),6.76-6.69(m,4H),6.30(dd,J=7.3,6.1Hz,1H),5.05(ddt,J=8.9,6.9,4.5Hz,1H),4.85(dt,J=8.9,5.7Hz,1H),4.03(q,J=5.0Hz,1H),3.73(d,J=4.5Hz,6H),3.49(ddt,J=14.6,10.6,7.6Hz,1H),3.40(ddt,J=12.6,7.0,5.5Hz,1H),3.34(dd,J=10.1,4.9Hz,1H),3.25(dd,J=10.1,5.9Hz,1H),2.97(tdd,J=10.8,8.8,4.3Hz,1H),2.83(dt,J=13.3,6.6Hz,1H),2.08(ddd,J=13.5,7.4,4.6Hz,1H),1.84(ddt,J=12.2,8.5,4.3Hz,1H),1.70-1.63(m,1H),1.55(dd,J=14.7,8.9Hz,1H),1.45-1.38(m,2H),1.30-1.20(m,1H),0.65(s,3H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 148.40;MS(ESI),1013.18[M+H]
+.
N-(9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミドの合成
THF(30mL)中の乾燥N-[9-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-8-オキソ-7H-プリン-6-イル]ベンズアミド(3.0g、4.45mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.55mL、11.13mmol)を加えた。(3S,3aS)-3-(ベンゼンスルホニルメチル)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(THF中の0.9M、8.91mL、8.02mmol)を、滴下して加えた。得られたの灰白色のスラリーを、室温で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。反応を水(80uL)によりクエンチした。無水MgSO4(1.07g)を加えた。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、灰白色泡として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は2.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として標題の化合物(2.979g、収率69.9%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.45(s,1H),8.60(s,1H),8.24(s,1H),7.97-7.92(m,2H),7.92-7.88(m,2H),7.67-7.62(m,1H),7.62-7.57(m,1H),7.57-7.48(m,4H),7.45-7.40(m,2H),7.34-7.28(m,4H),7.21(dd,J=8.3,6.7Hz,2H),7.19-7.13(m,1H),6.79-6.72(m,4H),6.39(t,J=6.8Hz,1H),5.09(ddt,J=14.7,6.9,4.9Hz,2H),4.08-4.03(m,1H),3.76(s,3H),3.75(s,3H),3.69(dq,J=9.8,5.9Hz,1H),3.52-3.42(m,2H),3.37(ddd,J=12.2,5.4,2.4Hz,2H),3.34-3.24(m,2H),3.03(tdd,J=10.3,8.8,4.1Hz,1H),2.30(ddd,J=13.5,7.3,4.5Hz,1H),1.87(dt,J=11.4,5.9Hz,1H),1.80-1.72(m,1H),1.70-1.63(m,1H),1.12(dtd,J=11.7,10.1,8.5Hz,1H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 149.85;MS(ESI),955.37[M-H]
-.
N-(9-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミドの合成
工程1.BnOH(1000mL)中のNa(21g、913.45mmol、21.65mL、8.43当量)の溶液に、3時間後、(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(37.5g、108.34mmol、1.0当量)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。混合物を1N HCl(2500mL)中に注ぎ、EtOAc(1500mL)で抽出した。水相に、pH>8になるまで飽和NaHCO
3(水溶液)を加え、白色の塊を分離して取り出し、濾過し、濃縮して、粗製物を得た。(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(80g、粗製物)を、白色固体として得た。LCMS:(M+H
+):374.4。
工程2.HMDS(400mL)中の(2R,3R,4S,5R)-2-(6-アミノ-8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3,4-ジオール(39.0g、104.46mmol、1.0当量)の溶液に、混合物を130℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。N-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,3R,4R,5R)-4-ヒドロキシ-3-((トリメチルシリル)オキシ)-5-(((トリメチルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(61.62g、粗製物)を、褐色固体として得た。
工程3.ピリジン(460mL)中のN-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,3R,4R,5R)-4-ヒドロキシ-3-((トリメチルシリル)オキシ)-5-(((トリメチルシリル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(46.0g、77.98mmol、1当量)の溶液に、塩化ベンゾイル(21.92g、155.96mmol、18.12mL、2.0当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。反応混合物に、MeOH:H2O(1:1)500mLを加え、15℃で10分間撹拌した。次に、混合物にNH3を加えた。H2O(150mL)を15℃で10分間撹拌した。次に、混合物をH2O 200mLにより希釈し、EtOAc 800mL(200mL*4)により抽出した。混合物に塩水 200mLを加え、Na2SO4で乾燥させた。次に、混合物を減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィーにより精製した。N-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(33.99g、71.19mmol、収率91.29%)を、黄色固体として得た。LCMS:(M+H+):478.4。
工程4.MeOH(1500mL)及びTHF(500mL)中のN-(8-(ベンジルオキシ)-9-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-9H-プリン-6-イル)ベンズアミド(35.1g、73.51mmol、1当量)の溶液に、H2(15psi)下でPd/C(7.0g、純度10%)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した。反応物を濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を精製せず、N-(9-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(19.6g、50.60mmol、収率68.83%)を、褐色固体として得た。LCMS:(M+H+):388.2。
工程5.ピリジン(150mL)中のN-(9-((2R,3R,4S,5R)-3,4-ジヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(14.8g、38.21mmol、1当量)の溶液に、DMTCl(15.54g、45.85mmol、1.2当量)を加えた。混合物を20℃で2時間撹拌した。反応混合物をH2O 10mLで希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を塩水 100mLで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1~0/1)により精製した。N-(9-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(13.2g、19.14mmol、収率50.09%)を、褐色固体として得た。LCMS:(M+H+):690.5。
工程6.DMF(100mL)中のN-(9-((2R,3R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3,4-ジヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(10.20g、14.79mmol、1当量)の溶液に、イミダゾール(3.02g、44.37mmol、3.00当量)及びTBSCl(2.01g、13.31mmol、1.63mL、0.9当量)を加えた。混合物を15℃で10時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、NaHCO3溶液で洗浄した。合わせた有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1~1/1)により精製した。N-(9-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミド(3.82g、4.75mmol、収率32.13%)を、黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=9.51(s,1H),8.57(s,1H),8.26(s,1H),8.03(s,1H),7.96(d,J=7.5Hz,2H),7.70-7.63(m,1H),7.61-7.54(m,2H),7.48(d,J=7.3Hz,2H),7.36(dd,J=2.0,8.9Hz,4H),7.26-7.16(m,3H),6.78(d,J=8.7Hz,4H),5.99(d,J=4.6Hz,1H),5.32-5.27(m,1H),4.48(q,J=5.5Hz,1H),4.13-4.08(m,1H),3.78(s,6H),3.46(dd,J=3.9,10.3Hz,1H),3.32(dd,J=5.3,10.3Hz,1H),2.70(d,J=5.9Hz,1H),2.06(s,1H),1.58(s,2H),1.27(t,J=7.2Hz,1H),0.89(s,9H),0.05(s,3H),-0.01(s,3H);LCMS:(M-H+):802.3.
N-(9-((2R,3R,4R,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-3-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-8-オキソ-8,9-ジヒドロ-7H-プリン-6-イル)ベンズアミドの合成
THF(35mL)中の乾燥N-[9-[(2R,3S,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-3-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-8-オキソ-7H-プリン-6-イル]ベンズアミド(3.5g、4.35mmol)の溶液に、トリエチルアミン(1.52mL、10.88mmol)を加えた。(3S,3aS)-3-(ベンゼンスルホニルメチル)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(THF中の0.9M、8.71mL、7.84mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った溶液を、室温で3.5時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。反応を水(78uL)によりクエンチした。無水MgSO
4(1.05g)を加えた。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、灰白色泡として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてヘキサン中の20~100% EtOAc(各移動相は2.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として標題の化合物(3.512g、収率74.2%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.48(s,1H),8.62(s,1H),8.24(s,1H),7.96-7.92(m,2H),7.90-7.85(m,2H),7.67-7.61(m,1H),7.57(td,J=7.2,1.2Hz,1H),7.54(t,J=7.8Hz,2H),7.50-7.43(m,4H),7.38-7.32(m,4H),7.22(dd,J=8.4,6.9Hz,2H),7.19-7.13(m,1H),6.79-6.72(m,4H),6.01(d,J=5.4Hz,1H),5.33(t,J=5.3Hz,1H),5.00(q,J=6.2Hz,1H),4.78(dt,J=10.8,4.7Hz,1H),4.06(q,J=4.4Hz,1H),3.76(s,6H),3.67(dq,J=11.4,5.8Hz,1H),3.49-3.34(m,4H),3.19(dd,J=10.4,4.9Hz,1H),3.01(qd,J=9.5,4.0Hz,1H),1.85(t,J=5.8Hz,1H),1.77-1.70(m,1H),1.68-1.62(m,1H),1.16-1.06(m,1H),0.83(s,9H),0.02(s,3H),-0.09(s,3H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 152.12;MS(ESI),1086.13[M-H]
-.
1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オンの合成
工程1.THF(210mL)中の1,3-ジヒドロベンゾイミダゾール-2-オン(30g、223.66mmol、1当量)の溶液に、NaH(22.37g、559.14mmol、純度60%、2.5当量)を0℃で加えた。反応物を15分間撹拌し、続いて4-メチル安息香酸(2R,3S,5R)-5-クロロ-2-(((4-メチルベンゾイル)オキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イルを上の混合物に一度に加えた。得られた懸濁液を5時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=2:1)は、生成物が検出されたことを示した。反応物を、H
2O(2000mL)の添加によりクエンチし、2000mLの酢酸エチルで2回抽出した。有機層を、NaCl飽和水溶液及びH
2Oで連続的に洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を、分取MPLC(中性条件)により精製して、白色の泡状固体として4-メチル安息香酸((2R,3S,5R)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(25g、粗製物)を得た。
工程2.MeOH(250mL)中の4-メチル安息香酸((2R,3S,5R)-3-((4-メチルベンゾイル)オキシ)-5-(2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(25g、51.39mmol、1当量)の溶液に、NaOMe(8.33g、154.16mmol、3当量)を加えた。反応物を25℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=1:1)は、生成物が検出されたことを示した。NH4Cl(8.33g)を上の反応物に加えた。反応混合物を減圧下で濃縮して、黄色油として1-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン(12.86g、粗製物)を得た。
工程3.ピリジン(60mL)中の1-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン(12.86g、51.39mmol、1当量)の溶液に、DMTrCl(19.15g、56.53mmol、1.1当量)を加えた。反応物を25℃で5時間撹拌した。LCMS(生成物:RT=1.305分)は、生成物が検出されたことを示した。合わせた抽出物を、H2O(500mL)及び塩水(450mL)で洗浄した。溶液を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、黄色固体として生成物1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン(WV-NU-136)(10.20g、18.26mmol、収率35.54%、純度98.95%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ=10.93(s,1H),7.37(d,J=7.1Hz,2H),7.26-7.21(m,7H),6.97(d,J=4.0Hz,2H),6.81(t,J=8.3Hz,4H),6.72-6.65(m,1H),6.72-6.65(m,1H),6.14(t,J=7.1Hz,1H),5.30(d,J=4.9Hz,1H),4.43(br dd,J=4.0,7.3Hz,1H),3.87(br d,J=3.1Hz,1H),3.70(d,J=1.3Hz,6H),3.27-3.20(m,1H),3.17-3.13(m,1H),2.75-2.64(m,1H),2.01(ddd,J=3.4,6.7,10.0Hz,1H);13C NMR(101MHz,DMSO-d6)δ=177.55,163.23,158.43,150.01,140.76,135.02,134.93,133.64,133.26,132.97,131.85,126.59,125.56,118.35,115.20,118.34,115.20,114.13,90.71,89.86,86.72,75.60,68.98,64.97,60.23,45.37,45.16,44.95,44.54,44.74(br t,J=41.8Hz,1C),44.12,25.98,19.30;LCMS:M+H+=551.2;純度:98.95%.
1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オンの合成
丸底フラスコ中の乾燥3-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-オン(4.0g、7.24mmol)を、THF(50mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(5.67mL、40.72mmol)を加えた。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.96M溶液、11.34mL、10.86mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を、室温で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了しなかったことを示した。追加のトリエチルアミン(1.13mL、8.143mmol)を加えた後、追加の[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン溶液(2.27mL、2.1714mmol)を加えた。2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。トリエチルアミン(5.7mL)を加えた後、Na
2SO
4(1.54g)を加えた。5分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてヘキサン中の10~75% EtOAc(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として1-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-オン(4.89g、収率75.7%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 9.10(s,1H),7.51-7.43(m,6H),7.38-7.30(m,5H),7.29-7.16(m,8H),7.16-7.10(m,1H),7.02-6.96(m,2H),6.79-6.75(m,4H),6.58(td,J=7.5,1.6Hz,1H),6.21(dd,J=8.7,6.1Hz,1H),4.99(td,J=7.6,6.6,3.3Hz,1H),4.78(dt,J=8.8,5.7Hz,1H),3.85(p,J=3.7Hz,1H),3.74(s,6H),3.51(ddt,J=14.8,10.5,7.7Hz,1H),3.37-3.29(m,3H),3.03(qd,J=10.6,4.1Hz,1H),2.56(dt,J=13.6,8.0Hz,1H),2.06-1.99(m,1H),1.86(dtt,J=12.1,8.0,3.2Hz,1H),1.66(ddt,J=16.0,12.8,8.0Hz,1H),1.53(dd,J=14.7,8.8Hz,1H),1.41(dt,J=14.5,7.1Hz,2H),1.26-1.18(m,1H),0.61(s,3H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 149.86;MS(ESI),890.27[M-H]
-.
9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-2-イル)-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オンの合成
工程1.ピリジン(375mL)中の(2R,3S,5R)-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(50g、151.45mmol、1当量)の溶液に、Ac
2O(46.38g、454.36mmol、42.55mL、3当量)及びDMAP(1.85g、15.15mmol、0.1当量)を加えた。混合物を0~15℃で3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、R
f=0.29)は、(2R,3S,5R)-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オールが消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物に、H
2(200mL)を加え、EtOAc(150mL*3)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。粗製の酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(62.7g、粗製物)を、黄色油として得た。LCMS:(M+H
+)=414.0、416.0。
工程2.THF(520mL)中の酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(26g、62.77mmol、1当量)の溶液に、t-BuONO(12.95g、125.54mmol、14.93mL、2当量)を25℃で加え、70℃で3時間撹拌し、続いてt-BuONO(12.95g、125.54mmol、14.93mL、2当量)を上の反応混合物に加え、3時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、Rf=0.49)は、酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(6-アミノ-8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチルが消費され、3つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を減圧下で濃縮して、溶媒を除去した。粗生成物(59.76g)を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1)により精製した。TLC:(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、Rf=0.53)。酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(28g、70.14mmol、収率46.85%)を、黄色固体として得た。LCMS:(M+H+)=399.1、401。
工程3.THF(184mL)中のNaH(22.19g、554.85mmol、純度60%、1.5当量)の溶液に、BnOH(40g、369.90mmol、38.46mL、1当量)を加えた。混合物を0~15℃で2時間撹拌した。灰色液体としての粗生成物ベンジルオキシナトリウム(48g、粗製物)を、さらに精製することなく次の工程に使用した。THF(180mL)中の酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチル(17.9g、44.84mmol、1当量)の溶液に、BnONa(35.01g、269.04mmol、32.41mL、6当量)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。TLC(石油エーテル:酢酸エチル=0:1、Rf=0.60)は、酢酸((2R,3S,5R)-3-アセトキシ-5-(8-ブロモ-9H-プリン-9-イル)テトラヒドロフラン-2-イル)メチルが消費され、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物を、水(300mL)の0℃での添加によりクエンチし、EtOAc(150mL*3)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いて酢酸エチル/メタノール=10:1)により精製した。(2R,3S,5R)-5-(8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(6.4g、18.69mmol、収率26.89%)を、黄色固体として得た。LCMS:(M+H+)=343.0。
工程4.MeOH(150mL)中の(2R,3S,5R)-5-(8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オール(5g、14.61mmol、1当量)の溶液に、Pd/C(2.5g、純度10%)を加えた。混合物を、H2(15PSI)中において25℃で3時間撹拌した。TLC(酢酸エチル:メタノール=10:1、Rf=0.24)は、(2R,3S,5R)-5-(8-(ベンジルオキシ)-9H-プリン-9-イル)-2-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-3-オールが消費され、1つの新たなスポットが形成されたことを示した。Pd/Cを濾過し、反応混合物を減圧下で濃縮した。9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン(3.68g、粗製物)を、黄色油として得た。LCMS:(M+H+)=253.2。
工程5.ピリジン(72mL)中の9-((2R,4S,5R)-4-ヒドロキシ-5-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン-2-イル)-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン(3.68g、14.59mmol、1当量)の溶液に、DMTrCl(5.44g、16.05mmol、1.1当量)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。TLC(酢酸エチル:メタノール=20:1、Rf=0.17)は、化合物5が消費され、2つの新たなスポットが形成されたことを示した。反応混合物に、H2O(70ml)を0℃で加え、EtOAc(50mL*3)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0/1、続いて酢酸エチル/メタノール=10:1.5% TEA)により精製した。化合物WV-NU-135(3.2g、5.77mmol、収率39.55%)を、黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ=8.38(s,1H),8.21(s,1H),7.44-7.36(m,2H),7.27(d,J=8.3Hz,4H),7.18(s,3H),6.81-6.69(m,4H),6.37(s,1H),4.74-4.66(m,1H),3.76(d,J=3.5Hz,6H),3.38-3.33(m,1H),3.29-3.21(m,1H),2.29-2.15(m,1H);13C NMR(101MHz,メタノール-d4)δ=159.99,159.93,154.55,151.59,150.98,146.62,137.45,137.43,134.14,131.37,131.27,129.35,128.59,127.66,123.54,113.93,113.90,87.54,87.31,83.08,73.24,65.66,55.71,49.70,49.27,48.85,49.07(t,J=42.9Hz,1C),48.43,36.89,14.51;LCMS:MS-H+=553.3.
9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オンの合成
丸底フラスコ中の乾燥9-[(2R,4R,5R)-5-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]-4-ヒドロキシ-テトラヒドロフラン-2-イル]-7H-プリン-8-オン(1.6g、2.89mmol)を、THF(25mL)中で溶解させた。透明な溶液に、トリエチルアミン(2.71mL、19.47mmol)を加えた。[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン(THF中の0.96M溶液、5.42mL、5.19mmol)を、滴下して加えた。得られた濁った反応溶液を、室温で4.5時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了しなかったことを示した。追加のトリエチルアミン(0.9mL、6.47mmol)を加えた後、追加の[(3S,3aS)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-3-イル]メチル-メチル-ジフェニル-シラン溶液(1.8mL、1.72mmol)を滴下して加えた。1時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。混合物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、勾配としてEtOAc中の0~50% ACN(各移動相は、5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1S,3S,3aS)-3-((メチルジフェニルシリル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン(1.21g、収率46.8%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 8.44(s,1H),7.94(s,1H),7.50-7.41(m,6H),7.33-7.27(m,7H),7.19(dt,J=15.3,7.0Hz,5H),7.14-7.10(m,1H),6.72(dd,J=9.0,2.7Hz,4H),6.29(t,J=6.9Hz,1H),5.03(ddt,J=10.0,7.2,3.7Hz,1H),4.82(dt,J=8.9,5.6Hz,1H),4.02(q,J=4.7Hz,1H),3.72(s,6H),3.51(ddt,J=14.6,10.6,7.6Hz,1H),3.38(td,J=11.5,10.2,5.6Hz,2H),3.19(dd,J=10.1,5.4Hz,1H),3.05-2.94(m,2H),2.10-2.01(m,1H),1.85(dtd,J=12.6,8.8,7.8,3.5Hz,1H),1.65(ddd,J=16.4,12.4,8.2Hz,1H),1.54(dd,J=14.6,9.0Hz,1H),1.41(dt,J=14.5,5.4Hz,2H),1.30-1.22(m,1H),0.63(s,3H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 149.16;MS(ESI),892.26[M-H]
-.
9-((2R,4S,5R)-5-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((1R,3R,3aR)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール-1-イル)オキシ)テトラヒドロフラン-2-イル)-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オンの合成
乾燥DMT-dI(46.0g、82.94mmol)を、THF(460mL)中で部分的に溶解させた。白色の微細なスラリーに、トリエチルアミン(24.28mL、174.18mmol)を加えた。(3R,3aR)-1-クロロ-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(THF中の0.85M、156.13mL、132.71mmol)を、ゆっくりと加えた。いくつかの塊を有する混合物を、室温で2時間撹拌した。追加のTHF(230mL)を加えた。撹拌を2時間続けた。混合物は白色のスラリーになった。LCMSは、ごくわずかに出発材料が残り、所望の生成物が主要なものであったことを示した。TLCは、出発材料がわずかであり、極性が小さいスポットが主要なものであったことを示した。さらに2.5時間撹拌した。反応を水(1.5mL)によりクエンチした。無水MgSO
4(20g)を加えた。混合物をセライトに通して濾過し、透明な濾液を濃縮して、白色泡として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてEtOAc中の0~45% 無水MeCNを適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、白色泡として標題の化合物(44.12g、収率63.5%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 12.78(s,1H),8.01(s,1H),7.99(s,1H),7.94-7.89(m,2H),7.63-7.57(m,1H),7.51(t,J=7.8Hz,2H),7.42-7.36(m,2H),7.35-7.27(m,4H),7.27-7.23(m,2H),7.23-7.17(m,1H),6.83-6.77(m,4H),6.37(dd,J=7.2,6.1Hz,1H),5.10(ddd,J=7.8,5.8,4.5Hz,1H),4.84(ddt,J=9.1,6.2,3.2Hz,1H),4.25(q,J=4.1Hz,1H),3.77(s,6H),3.68(dt,J=10.0,6.1Hz,1H),3.55-3.44(m,2H),3.42-3.33(m,3H),3.20(tdd,J=10.2,8.7,4.0Hz,1H),2.81(dt,J=13.5,6.3Hz,1H),2.54(ddd,J=13.6,6.1,3.3Hz,1H),1.92-1.83(m,1H),1.80(td,J=12.0,11.2,6.2Hz,1H),1.68-1.61(m,1H),1.14(dtd,J=11.8,10.2,8.4Hz,1H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 156.35;MS(ESI),836.34[M-H]
-.
(1S,3S,3aS)-1-(((2R,3S)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)-3-((フェニルスルホニル)メチル)テトラヒドロ-1H,3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホールの合成
THF(150mL)中の乾燥(2R,3R)-2-[[ビス(4-メトキシフェニル)-フェニル-メトキシ]メチル]テトラヒドロフラン-3-オール(15.0g、35.67mmol)の白色スラリーに、トリエチルアミン(26.85mL、192.63mmol)を加えた。(3S,3aS)-3-(ベンゼンスルホニルメチル)-1-クロロ-3a,4,5,6-テトラヒドロ-3H-ピロロ[1,2-c][1,3,2]オキサザホスホール(THF中の0.9M、71.34mL、64.21mmol)を、滴下して加えた。灰白色のスラリーを、室温で5時間撹拌した。TLC及びLCMSは、反応が完了したことを示した。反応を水(642uL)によりクエンチした。無水MgSO
4(8.56g)を加えた。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮して、灰白色のグリース状の泡として粗生成物を得た。粗生成物を、勾配としてヘキサン中の30~100% DCM(各移動相は2.5%トリエチルアミンを含有した)を適用する順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、黄色がかった灰白色泡として標題の化合物(14.53g、収率57.9%)を得た。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 7.90-7.86(m,2H),7.58(tt,J=7.6,1.2Hz,1H),7.48(t,J=7.8Hz,2H),7.44(d,J=7.6Hz,2H),7.35-7.31(m,4H),7.28(t,J=7.7Hz,2H),7.20(tt,J=7.3,1.4Hz,1H),6.85-6.81(m,4H),4.96(q,J=6.0Hz,1H),4.60(ddt,J=8.7,6.1,2.2Hz,1H),4.03(td,J=8.2,3.0Hz,1H),3.94(ddd,J=9.8,8.2,6.2Hz,1H),3.90(td,J=4.6,2.2Hz,1H),3.78(s,6H),3.60(dq,J=10.0,5.9Hz,1H),3.52-3.43(m,2H),3.35(dd,J=14.6,5.4Hz,1H),3.11(ddd,J=9.1,5.7,3.9Hz,2H),3.05(dd,J=9.8,4.4Hz,1H),2.16-2.07(m,1H),2.00-1.95(m,1H),1.86(tt,J=6.1,2.6Hz,1H),1.76(ddd,J=18.6,13.7,7.7Hz,1H),1.63(ddt,J=13.4,7.0,3.5Hz,1H),1.13-1.05(m,1H);
31P NMR(243MHz,CDCl
3)δ 152.40;MS(ESI),726.86[M+Na]
+.
ジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((6-((2S,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((2-シアノエトキシ)(ジイソプロピルアミノ)ホスファンイル)オキシ)ピロリジン-1-イル)-6-オキソヘキシル)アミノ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイルの合成
工程1.2つのバッチに関して:CH
3CN(350mL)中の5-(((2R,3R,4R,5R,6R)-3-アセトアミド-4,5-ジアセトキシ-6-(アセトキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)ペンタン酸(35g、78.22mmol)の溶液に、HATU(44.61g、117.34mmol)及びDIEA(40.44g、312.90mmol)を加え、続いて6-アミノ-1-((2S,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)ヘキサン-1-オン(41.67g、78.22mmol)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した。LCMSは、主要なピークが所望のものであったことを示した。反応混合物に水(500mL)を0℃で加え、DCM(100mL*2)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いてメタノール/酢酸エチル=1:5、5% TEA)により精製して、黄色固体としてジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((6-((2S,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-6-オキソヘキシル)アミノ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイル(122g、収率81.05%)を得た。LCMS:(M-H
+):960.5;
1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 7.81(d,J=9.2Hz,1H),7.69(t,J=5.6Hz,1H),7.35-7.15(m,9H),6.92-6.83(m,4H),5.75(s,4H),5.21(d,J=3.2Hz,1H),5.00-4.94(m,2H),4.48(d,J=8.4Hz,1H),4.43-4.35(m,1H),4.17-3.98(m,5H),3.94-3.77(m,1H),3.73(s,7H),3.64-3.53(m 1H),3.49-3.35(m,2H),3.20-3.10(m,1H),3.07-2.93(m,3H),2.20(t,J=7.2Hz,2H),2.10(s,3H),2.06-1.96(m,7H),1.89(s,3H),1.77(s,3H),1.55-1.33(m,8H),1.31-1.21(m,3H).
工程2.DCM(600mL)中のトルエン(61g、63.40mmol)によって乾燥されたジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((6-((2S,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-6-オキソヘキシル)アミノ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイルの溶液に、DIEA(9.83g、76.08mmol)を加えた後、3-((クロロ(ジイソプロピルアミノ)ホスファンイル)オキシ)プロパンニトリル(15.01g、63.40mmol)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌した。反応混合物を、NaHCO3飽和水溶液(1000mL)の0℃での添加によってクエンチし、EtOAc(800mL*3)で抽出し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得た。残渣を、カラムクロマトグラフィー(SiO2、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~0/1、続いてEtOAc/ACN=1/0~1/1、5% TEA)により精製して、白色固体としてジ酢酸(2R,3R,4R,5R,6R)-5-アセトアミド-2-(アセトキシメチル)-6-((5-((6-((2S,4R)-2-((ビス(4-メトキシフェニル)(フェニル)メトキシ)メチル)-4-(((2-シアノエトキシ)(ジイソプロピルアミノ)ホスファンイル)オキシ)ピロリジン-1-イル)-6-オキソヘキシル)アミノ)-5-オキソペンチル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4-ジイル(54g、収率36.64%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.36-7.27(m,2H),7.25-7.08(m,7H),6.83-6.79(m,4H),6.31-5.98(m,2H),5.29(d,J=2.9Hz,1H),5.11(dd,J=3.2,11.2Hz,1H),4.69-4.58(m,1H),4.53(s,1H),4.34-4.24(m,1H),4.08(br d,J=4.9Hz,1H),3.82(br t,J=5.1Hz,2H),3.76-3.65(m,7H),3.57-3.30(m,5H),3.25-2.99(m,5H),2.62-2.48(m,2H),2.33-2.00(m,9H),1.94-1.90(m,3H),1.90-1.82(m,3H),1.76-1.42(m,8H),1.42-1.31(m,2H),1.14-1.02(m,12H);31PNMR(162MHz,クロロホルム-d)δ=148.07(s),147.93(s),147.64(s),147.08(s).
実施例64.提供される技術は、様々な型の細胞において編集を提供することができる。
本明細書に記載されるとおり、提供される技術は、様々な型の細胞において編集を提供することができ、様々な送達技術(例えば、Gymnosisによる送達、トランスフェクションなど)を利用して送達され得る。特に、本実施例は、提供される技術によって提供される様々な利益を確証する結果を提供する。
例えば、いくつかの例では、オリゴヌクレオチド組成物(WV-37317及びWV-37318)は、24又は96時間サイトカインで事前に刺激された初代ヒトCD8+T細胞にGymnosisによる送達によって送達された。次に、ACTB mRNA編集の量を、投与の4日後に分析した。図48において確証されるとおり、堅固な編集は、試験された全ての用量で達成された。いくつかの実施形態では、96時間の事前の刺激は、48時間の事前の刺激より高い編集を示した。
オリゴヌクレオチド組成物はまた、Gymnosisによる送達又はトランスフェクションによって複数の線維芽細胞株においても評価された。例えば、図49において示されるとおり、3種の異なる初代ヒト線維芽細胞株が、示されるとおりのオリゴヌクレオチド組成物WV-37318でトランスフェクション(50nM)又はGymnosisによる取り込み(10uM)によって処理された。RNAは、60時間後に収集された。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された。図49において確証されるとおり、ACTB mRNA編集は、トランスフェクション及びGymnosisによる送達の両方によって達成された。
図50において確証されるとおり、提供されるオリゴヌクレオチド組成物はまた、エクスビボでNHPの眼(網膜)において編集を提供した。NHPの眼球を新たに解剖し、網膜組織を、Gymnosisによる取り込みによってオリゴヌクレオチド組成物WV-37317で処理した。RNAは、48時間後に収集された。標的の編集は、サンガー法による配列決定によって測定された。図50によって確証されるとおり、編集は、両方のセットの実験において、エクスビボでNHPの眼(網膜)において達成された。
実施例65.様々な構造的要素が、編集を提供するために本開示に従って利用され得る。
本明細書に記載されるとおり、様々な構造的要素、例えば、糖、核酸塩基、ヌクレオチド間結合、立体化学、追加の化学的部分などは、本開示に従ってオリゴヌクレオチドに組み込まれ得る。本実施例はさらに、特に、本開示に記載されるとおりの様々な修飾を含む様々な要素を含むオリゴヌクレオチドが、様々な特性及び/又は活性を提供することができることを確証する。
例えば、本実施例(例えば、図51に示されるある特定のデータ)によって確証されるとおり、様々な特徴、例えば、修飾、立体化学などを含む組成物は、標的として選択したSerpinA1 mRNA転写物上で様々なアデノシンの編集を提供することができる。これらの標的部位は、代理1~4として示される。それぞれの標的アデノシンに関して、複数のオリゴヌクレオチド組成物が、設計され、調製され且つ評価された。いくつかの実施形態では、ある特定のオリゴヌクレオチドは、1つのヌクレオチドが互いに異なった。例えば、2’-F修飾された糖(第1のドメイン及び/又は第2のドメイン(例えば、第2及び/又は第3のサブドメイン)において)、2’-OR(式中、Rは、-Hではない;例えば、2’-OMe)修飾された糖(例えば、第2のドメイン(例えば、第2及び/又は第3のサブドメイン)において)、ホスホロチオエートヌクレオチド間結合(例えば、Spのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合(例えば、第1のドメイン及び第2のドメインにおいて(例えば、第1、第2、及び/又は第3のサブドメインにおいて)、Rpのキラル制御されたホスホロチオエートヌクレオチド間結合(例えば、第2のドメインにおいて(例えば、第1及び/又は第2の(例えば、反対側のヌクレオシド及び3’側のすぐ隣のヌクレオシドを連結する)サブドメインにおいて))、n001などの負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、第1のドメイン(例えば、5’末端から最初の2つのヌクレオシドを連結する最初のヌクレオチド間結合として)において及び/又は第2のドメイン(例えば、5’末端から最後の2つのヌクレオシドを連結する最後のヌクレオチド間結合として及び/又は3’側のすぐ隣のヌクレオシド及びそれらの3’に隣接するヌクレオシドの間の結合として(例えば、N-1及びN-2の間;例えば、WV-39588、WV-39590など)など)))、追加の化学的部分などの様々な修飾が利用された。例えば、図51において確証されるとおり、様々な修飾を含むオリゴヌクレオチドの組成物は、標的編集を提供することができる。また、確証されるとおり、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドは、オリゴヌクレオチドにおいて様々な位置に置かれ得る(例えば、いくつかの場合において、3’末端から位置5、6、7、8、9以上)。GalNAc(例えば、Mod001又はL025)の異なるバージョンが,送達及び/又は活性を提供するために確証された。当業者によって理解され、本明細書に記載され且つ確証されるとおり、編集の後、編集された核酸塩基は、Gの様々な機能を発揮し得る(及びいくつかの例では、編集は、AからGとして称され得る)。
図52において確証されるとおり、様々な実施形態では、天然のRNA糖は、提供されるオリゴヌクレオチドにおいて、及びいくつかの場合では、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドにおいて利用され得る。いくつかの実施形態では、RNAヌクレオシドは、3’側のすぐ隣のIヌクレオシドとともに利用される。いくつかの実施形態では、3’側のすぐ隣のIヌクレオシドは、n001などのSpの負に荷電していないヌクレオシドを介してその3’側のすぐ隣のヌクレオシドに結合される。
特に、図53は、様々な数の負に荷電していないヌクレオチド間結合が、本開示に従って様々な部分で利用され得ることを確証する。オリゴヌクレオチド組成物は、初代ヒト肝細胞において(50nM及び250nM)、より低い濃度(50nM、25nM、12.5nM、6.25nM;(c)を参照のこと)で投与される。いくつかの実施形態では、ある特定のパターンの修飾(例えば、負に荷電していないヌクレオチド間結合及び/又はその立体化学)は、他のものより高い効率を提供し得る。図53はまた、本明細書に記載されるとおり、いくつかの実施形態では、様々な長さ(例えば、30、31、32など)のオリゴヌクレオチドが編集のために利用され得ることを確証する。
いくつかの実施形態では、図54において確証されるとおり、相補的ではない塩基対(例えば、ゆらぎ及び/又はミスマッチ)の除去は、編集効率を向上させ得る。オリゴヌクレオチドは、指定される投与濃度で初代ヒト及びNHP肝細胞において投与された。図54において実証されるとおり、いくつかの実施形態では、ゆらぎ(例えば、第1のドメインにおける)の除去は、NHP代理部位1及び2の編集レベルを向上させた。いくつかの実施形態では、ミスマッチの付加は、ヒトserpinA1代理部位1及び2において編集レベルを低減した。いくつかの実施形態では、異なる代理部位、例えば、1及び2を標的化するオリゴヌクレオチドは、ヒト初代肝細胞において1つ以上の濃度で同様の又は同じ編集レベルを提供し得るが、それらは、対応する標的部位に関してNHPの初代肝細胞においてより異なる編集レベルを提供することが観察された。特に、図56は、いくつかの実施形態では、相補的ではない塩基の除去、さらなる負に荷電していないヌクレオチド間結合(例えば、n001;ドメイン1及び/又はドメイン2における)、及び/又はさらなる2’-F修飾された糖(例えば、ドメイン2における)の付加は、編集レベルを増大させ得ることを確証する。
本明細書に記載されるとおり、修飾された核酸塩基を含む様々な核酸塩基が、例えば、標的部位にわたってある位置で本開示に従って利用され得る。いくつかの実施形態では、ある特定の核酸塩基は、向上した特性及び/又は活性を提供する。例として、図57におけるデータは、いくつかの実施形態では、様々な修飾された核酸塩基(又は脱塩基ヌクレオシド)を含むオリゴヌクレオチドは、編集を提供することができることを確証した。いくつかの実施形態では、b001A及びb008Uなどのある特定の塩基修飾を含むオリゴヌクレオチドは、参照組成物と比較して編集活性を増大させたことが観察された。
いくつかの実施形態では、提供されるオリゴヌクレオチドは、核酸塩基を含むヌクレオシドの間で脱塩基部分を含む。図58において確証されるとおり、核酸塩基を含むヌクレオシドの代わりに1つ以上の脱塩基単位を含む様々なオリゴヌクレオチドは、編集活性を提供することができる。オリゴヌクレオチドのセットが、cLUC mRNA上のUAGを標的化するように設計された。いくつかの実施形態では、ある特定の位置の脱塩基単位は、他の位置より高い活性を提供したことが観察された。いくつかの実施形態では、オリゴヌクレオチドは、ある特定の状況においてADAR1-p110、ADAR1-p150及びADAR2により異なる絶対的及び/又は相対的編集レベルを提供し得ることが観察された。
図59は、本明細書で提供される様々な塩基修飾が、例えば、編集活性を提供する標的部位の反対側の位置などの第2のドメインにおいて利用され得ることを確証する追加の例となるデータを提供する。ヒトSerpinA1 mRNAにおけるPIZ変異を標的化するオリゴヌクレオチド組成物が、設計され、異なる塩基修飾を含有した。次に、これらのオリゴヌクレオチド組成物は、ヒトSerpinA1-PIZアレルを発現したARPE細胞にトランスフェクトされた。いくつかの実施形態では、ある特定の修飾された核酸塩基b001A及びb002Aは、より高い編集レベルを提供したことが観察された。いくつかの実施形態では、ミスマッチの除去は編集レベルを向上させたことが観察された。
本明細書に記載されるとおり、標的部位の反対側の位置で様々な核酸塩基(例えば、修飾された核酸塩基)及び糖(例えば、天然のDNA糖又はRNA糖)を含む提供されるオリゴヌクレオチドは、編集活性を提供することができる。編集を確証するある特定のデータが、図60に示される。例として、SerpinA1-PIZ標的化オリゴヌクレオチド組成物が、ヒトSerpinA1-PIZアレル及びADAR1-p110又はADAR1-p150のいずれかを発現した293T細胞にトランスフェクトされた。図60において確証されるとおり、全てのオリゴヌクレオチドは、ADAR1-p110及び/又はADAR1-p150でSerpinA1-PIZの編集を提供した。いくつかの実施形態では、ある特定の修飾された塩基、例えば、b001Aを含むオリゴヌクレオチド組成物は、ヒトADAR1-p110及びADAR1-p150の両方に関して高い編集レベルを提供したことが観察された。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側のヌクレオシドにおいて天然のRNA糖を含むオリゴヌクレオチド組成物は、ヒトADAR1-p110及びADAR1-p150の両方に関して高い編集レベルを提供したことが観察された。いくつかの実施形態では、塩基配列が完全に相補的であるオリゴヌクレオチドのオリゴヌクレオチド組成物は、向上した編集レベルを提供したことが観察された。
追加のデータは、図61及び図62において示され、提供されるオリゴヌクレオチドが、様々な送達技術を介して編集を提供することができることを確証している。ある特定のSerpinA1-PIZ標的化オリゴヌクレオチド組成物は、指定の投与濃度でヒトSerpinA1-PIZアレルを発現するマウス初代肝細胞にGymnosis又はGalNAcに媒介される取り込みを介して送達された。図61において確証されるとおり、SerpinA1-PIZの編集は、Gymnosis及びGalNAcに媒介される取り込みの両方によって達成された。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側の部位で、ある特定の修飾された核酸塩基、例えば、b001Aを含むオリゴヌクレオチドの組成物は、向上した編集を提供することができることが観察された。いくつかの実施形態では、例えば、標的アデノシンの反対側の部位で天然のRNA糖を含むオリゴヌクレオチドの組成物は、向上した編集を提供することができることが観察された。いくつかの実施形態では、標的アデノシンの反対側の部位で、ある特定の修飾された核酸塩基、例えば、b008Uを含むオリゴヌクレオチドの組成物は、向上した編集を提供することができることが観察された。
別の例として、図63は、例えば、提供されるオリゴヌクレオチドのドメイン2(例えば、標的ヌクレオシドの反対側のヌクレオシドの3’側のすぐ隣のヌクレオシドとして)におけるイノシンは、編集を提供することができることを確証する。いくつかの実施形態では、ミスマッチを有しない提供されるオリゴヌクレオチドは、より高い編集レベルを提供することができることが観察された。理論によって限定されることを意図するものではないが、ミスマッチは、長いオリゴヌクレオチドよりも相対的に短いオリゴヌクレオチドによって編集に影響を及ぼし得ることが認められる。図63の特定の状況下で、WV-30297を除く他のオリゴヌクレオチド組成物に関して著しい編集は観察されなかった。
特に、図65は、様々な核酸塩基及び糖が、編集などの活性を提供するために本開示に従ってオリゴヌクレオチドにおいて利用され得ることを確証する追加のデータを提供する。図65において、オリゴヌクレオチド組成物は、cLUC mRNAにおけるUAGを標的化する。いくつかの実施形態では、チミンは、zdnpで置き換えられる。図65において確証されるとおり、標的部位の反対側の部位で様々な核酸塩基(例えば、C、zdnp、T、Uなど)及び様々な糖(例えば、天然のRNA糖、天然のDNA糖)、及び他の位置で様々な糖(例えば、第1のドメイン及び/又は第2のドメイン(例えば、5’側のすぐ隣のヌクレオシド)における2’-F修飾された糖、第2のドメインにおける2’-OMe修飾された糖、第2のドメインにおける天然のDNA糖など)を含むオリゴヌクレオチドは、編集を提供することができる。いくつかの実施形態では、標的部位の反対側の部位の天然のRNA糖は、向上した編集を提供することができることが観察された。いくつかの実施形態では、標的部位の反対側の部位でzdnpを含むオリゴヌクレオチドは、Tより向上した編集を提供することができることが観察された。
様々な実施形態が本明細書に記載され、図示されているが、当業者は、機能を発揮し及び/又は本開示に記載される結果及び/又は利点の1つ以上を得るための様々な他の手段及び/又は構造を容易に構想することになり、そのような変形形態及び/又は変更形態の各々が含まれるものとみなされる。より一般的には、当業者は、本明細書に記載される全てのパラメーター、寸法、材料、構成などが、例であることを意味し、実際のパラメーター、寸法、材料、及び/又は構成などが、本開示の教示が使用される特定の適用に依存することになることを容易に理解するであろう。当業者は、単に日常的な実験だけで、本開示に記載される特定の実施形態に対する多数の均等物を認識するか、又は確認することができるであろう。したがって、前述の実施形態は、単なる例示であり、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内で、請求される技術が、具体的に記載され且つ請求されるものとは異なる方法で実践され得ることが理解されることになる。加えて、2つ以上の特徴、系、物品、材料、キット、及び/又は方法などの任意の組合せは、そのような特徴、系、物品、材料、キット、及び/又は方法などが相互に矛盾していない場合、本開示の範囲内に含まれる。