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JP2022550834A - 偏光最適化型ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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JP2022550834A JP2022520356A JP2022520356A JP2022550834A JP 2022550834 A JP2022550834 A JP 2022550834A JP 2022520356 A JP2022520356 A JP 2022520356A JP 2022520356 A JP2022520356 A JP 2022520356A JP 2022550834 A JP2022550834 A JP 2022550834A
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Abstract

光学システムは、最大横寸法Dを有するアクティブディスプレイ領域を含み、かつ、観察者の眼によって見られるための画像を発出するように構成されたディスプレイであって、アクティブディスプレイ領域は、ディスプレイ中心と、及び当該ディスプレイ中心を含む所定の領域とを含み、所定の領域は、最大横寸法dを有し、d/D≦0.25である、ディスプレイと、乗り物のウィンドシールドと、アクティブディスプレイ領域によって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射又は透過するように構成された光学フィルムであって、ウィンドシールドは、光学フィルムによって反射又は透過された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分を眼に向かって反射するように構成されており、アクティブディスプレイ領域の所定の領域内の少なくとも1つの第1の位置について、発出された画像は、第1の位置から発出された第1の発出画像コーンを含み、第1の発出画像コーンは、第1の位置から発出された第1の発出中心画像光線を含み、光学フィルムは、第1の発出中心画像光線を、ウィンドシールドに入射したときに、入射面内で実質的に偏光させるように配向されている、光学フィルムと、を含む。

Description

本明細書のいくつかの態様では、光学システムであって、最大横寸法Dを有するアクティブディスプレイ領域を有し、かつ、観察者の眼によって見られるための画像を発出するように構成されたディスプレイであって、アクティブディスプレイ領域は、ディスプレイ中心と、及び当該ディスプレイ中心を含む所定の領域とを含み、所定の領域は、最大横寸法dを有し、d/D≦0.25である、ディスプレイと、乗り物のウィンドシールドと、アクティブディスプレイ領域によって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射又は透過するように構成された光学フィルムであって、ウィンドシールドは、光学フィルムによって反射又は透過された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分を眼に向かって反射するように構成されており、アクティブディスプレイ領域の所定の領域内の少なくとも1つの第1の位置について、発出された画像は、第1の位置から発出された第1の発出画像コーンを含み、第1の発出画像コーンは、第1の位置から発出された第1の発出中心画像光線を含み、光学フィルムは、第1の発出中心画像光線を、ウィンドシールドに入射したときに、入射面内で実質的に偏光させるように配向されている、光学フィルムと、を備える、光学システムが提供される。
先行技術に見られるような、ヘッドアップディスプレイの上部概略図である。 本明細書の一実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステムの断面図である。 本明細書の一実施形態に係る、ディスプレイシステム及び光学フィルムの正面図ある。 本明細書の一実施形態に係る、吸収偏光子に関連する様々なタイプの偏光を示す図である。 本明細書の一実施形態に係る、吸収偏光子の側面図である。 本明細書の一実施形態に係る、反射偏光子の断面図である。 本明細書の代替実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステムの断面図である。 本明細書の別の代替実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステムの断面図である。 本明細書の一実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイの効果を図示するグラフィカルプロットである。 本明細書の一実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイの効果を図示するグラフィカルプロットである。
以下の説明では、本明細書の一部を形成し様々な実施形態が例示として示されている添付図面が参照される。図面は、必ずしも実際の縮尺ではない。他の実施形態が想到され、本明細書の範囲又は趣旨から逸脱することなく実施されてもよい点を理解されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、限定的な意味では解釈されない。
現代のヘッドアップディスプレイ(HUD)システムでは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイが、乗り物のウィンドシールド上に画像を投影し、その画像を乗り物の操作者又は乗員が見ることができる。HUDシステムにおいて見られる1つの一般的な問題は、投影された画像が前側のガラスと空気との境界面(ウィンドシールドの内面)と後側のガラスと空気との境界面(ウィンドシールドの外面)の両方から反射するときの「ゴースト発生」の問題であり、2つの反射画像が、異なる入射角で観察者に「跳ね返り」、メイン画像と、メイン画像からオフセットした見かけ上の第2の「ゴースト」画像を生成し、これは、表示された情報の読み取り易さを低下させることがある。このゴースト発生の問題に対処する1つの一般的な方法は、ウィンドシールドの製造業者がウィンドシールドの外面と内面との間にくさび形状を生成することである。すなわち、外側のガラスと空気との境界面は、内側のガラスと空気との境界面とはわずかに異なる角度で配置されており、これは、少なくとも1つの理想的な視野角(例えば、平均的な身長の運転者の視野角)に対して、2つの反射画像を単一の画像に位置合わせすることを意図している。ゴースト発生の問題に対する別の解決策は、ウィンドシールドの中にくさび形状を生成するのではなく、2枚のガラスの間に弱反射偏光子を埋め込んで(すなわち、内部ガラスシートと外部ガラスシートとの間に挟んで)、線形偏光された光を反射偏光子から反射させることである。反射偏光子の1つのそのような例は、3M Corporationによって製造される3M(商標)Windshield Combiner Film(3M(商標)WCF)である。反射偏光子が使用されるとき、ディスプレイからの画像光線は、(例えば、P偏光状態、又はP偏光画像光線で)線形偏光され、ブルースター角の一定の角度で、又はブルースター角の非常に近い角度で、ウィンドシールドに向かって方向付けられる。ブルースター角は、P偏光光が反射せずに内側のガラスと空気との境界面を通過して反射偏光子に衝突し、P偏光光の少なくとも一部分が、単一の画像として観察者に向かって反射される(すなわち、画像は、反射偏光子でのみ反射し、内側又は外側のガラスと空気との境界面では反射しない)、入射角である。この手法は、ブルースター角付近の入射角について、前側及び後側のガラスと空気との境界面からのゴースト画像を強力に低減するためにうまく機能する。しかしながら、HUD画像の幅が広くなると、(例えば、ウィンドシールドの固有の曲線、又は画像に対するドライバの角度を理由にして)画像が観察者に対して水平スキュー角で表示されたときに、軸方向入射プレイに従って定義されるP偏光画像光線が、P偏光光とS偏光光の混合へと変換され、その結果、ゴースト画像反射がより高くなる。
本明細書のいくつかの態様によれば、ウィンドシールドのすくい角及びスキュー角に応じた出力偏光の最適化に基づく光学システムが説明される。いくつかの実施形態では、最適化は、ディスプレイ自体で行われ得る。いくつかの実施形態では、最適化は、ディスプレイからウィンドシールドまでの光路内の任意の適切な点で行われ得る。例えば、最適化は、光路(反射偏光子など)内における光学フィルムの配向、あるいは、光学反射体(例えば、光路を折り畳むために使用されるミラー)の配向、光路内におけるビームスプリッタの配向、又は、光路内におけるリターダ層(例えば、4分の1波長板若しくは2分の1波長板)の配向を制御することによって行われ得る。これらの例は、限定を意図するものではない。
いくつかの実施形態では、光学システム(例えば、ヘッドアップディスプレイ、又はHUD)は、ディスプレイと、乗り物のウィンドシールドと、ディスプレイによって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射又は透過するように構成された光学フィルムと、を含む。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、液晶ディスプレイ(LED)、有機発光ディスプレイ(OLED)、デジタル光処理(DLP)ディスプレイ、又は任意の他の適切な画像生成ユニット(picture generating unit、PGU)であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、最大横寸法(すなわち、アクティブディスプレイ領域の対角線)Dを有するアクティブディスプレイ領域を有してもよく、ディスプレイは、乗り物の操作者の眼など、観察者の眼によって見られるための画像を発出するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、アクティブディスプレイ領域は、ディスプレイ中心(すなわち、水平寸法と垂直寸法の両方におけるディスプレイの物理的中心)と、及びディスプレイ中心の周りのディスプレイ中心を含む所定の領域(すなわち、所定の領域は、アクティブディスプレイ領域全体のサブセット又は一部分である)とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、所定の領域は、最大横寸法dを有してもよく、比d/Dは、約0.25以下である(すなわち、所定の領域は、アクティブディスプレイ領域全体の約4分の1であり得る)。いくつかの実施形態では、比d/Dは、約0.2以下、約0.15以下、又は約0.1以下であってもよい。
いくつかの実施形態では、光学システムは、ディスプレイ中心点からウィンドシールドに、かつ観察者の眼へと延びる光軸を中心としてもよい。いくつかの実施形態では、光軸は、第1の発出中心画像光線によって画定され得る。
いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、ガラスウィンドシールドであってもよい。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、水平方向、垂直方向、又はその両方のいずれかにおいて湾曲してもよい。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、すくい角であってもよい(すなわち、垂直から操作者に向かって角度が付いていてもよい)。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、対応するブルースター角を有する第1の境界面(例えば、内側のガラス/空気の境界面)を含んでもよく、第1の発出中心画像光線は、ウィンドシールドの第1のインターフェースにブルースター角で入射する。
いくつかの実施形態では、光学フィルムは、アクティブディスプレイ領域によって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射又は透過するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、光学フィルムによって反射又は透過された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分を眼に向かって反射するように構成され得る。アクティブディスプレイ領域の所定の領域内の少なくとも1つの第1の位置について、発出された画像は、第1の位置から発出された第1の発出画像コーンを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1の発出画像コーンは、第1の位置から発出された第1の発出中心画像光線を含んでもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムは、第1の発出中心画像光線を、ウィンドシールドに入射したときに、入射平面内で実質的に偏光させるように配向されてもよい。別の言い方をすると、少なくとも中心画像光線が、画像がウィンドシールドに衝突したときに入射平面内にある偏光を有するように「調整」されるように、光学フィルムの配向を調節(例えば、回転)してもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムは、第1の発出中心画像光線の偏光の少なくとも約90%、又は少なくとも約95%が、光学フィルムに入射したときに、入射平面内になるように配向され得る。
いくつかの実施形態では、光学フィルムは、反射偏光子であってもよい。いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光について、かつ約420nm~約670nmにわたる可視波長範囲内の少なくとも1つの可視波長について、反射偏光子は、第1の偏光状態を有する入射光(例えば、P偏光光)の約20%~約40%を反射し、直交する第2の偏光状態を有する入射光(例えば、線形S偏光タイプの光、又はS偏光光)の少なくとも60%を透過する。いくつかの実施形態では、反射偏光子は、合計で約30よりも多くの数の、又は合計で約50より多くの数の、又は合計で約100よりも多くの数の複数の層を含む多層光学フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、反射偏光子の複数の層は、複数の交互の第1の層と第2の層とを含む。いくつかの実施形態では、第1の層及び第2の層の各々は、約500nm未満の平均厚さを有してもよい。いくつかの実施形態では、第1の偏光状態に沿った第1の層と第2の層との屈折率の差は、約0.05より大きくてもよい。いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光について、かつ約700nm~約1500nmにわたる波長範囲内の少なくとも1つの赤外波長について、反射偏光子は、第1の偏光状態及び第2の偏光状態のうちの少なくとも1つについて、入射光の少なくとも40%を反射してもよい。換言すると、いくつかの実施形態では、反射偏光子は、太陽光からの熱を反射して、熱がHUDシステムに入ることを防止するように機能することができる。
いくつかの実施形態では、光学フィルムは、吸収偏光子であってもよい。いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光について、吸収偏光子は、第1の方向に沿って偏光された入射光の少なくとも60%を透過し、直交する第2の方向に沿って偏光された入射光の約60%を吸収してもよく、第1の発出中心画像光線は、吸収偏光子に入射したときに、第3の方向に沿って偏光され、第1の方向及び第3の方向は、約5度よりも大きい傾斜角度を形成する。
いくつかの実施形態では、光学フィルムは、光学反射体(例えば、光学ミラー)であってもよい。いくつかの実施形態では、光学反射体は、アクティブディスプレイ領域によって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、光学反射体によって反射された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分を観察者の眼に向かって反射するように構成され得る。いくつかの実施形態では、光学反射体は、第1の発出中心画像光線を、ウィンドシールドに入射したときに、入射平面内で実質的に偏光させるように配向されてもよい。いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光について、かつ約420nm~約670nmにわたる可視波長範囲内の少なくとも1つの可視波長について、光学反射体は、互いに直交する第1の方向及び第2の方向の各々に沿って偏光された入射光(例えば、線形P偏光光又は線形S偏光光)の少なくとも60%を反射してもよい。いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光について、かつ約700nm~約1500nmにわたる波長範囲内の少なくとも1つの赤外波長について、光学反射体は、互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの少なくとも1つに沿って偏光された入射光の少なくとも40%を透過する。いくつかの実施形態では、光学反射体は、複数の交互の第1の層と第2の層とを含む多層光学フィルムであってもよく、第1の層及び第2の層の各々は、約500nm未満の平均厚さを有する。
いくつかの実施形態では、光学システムは、光学フィルムとウィンドシールドとの間に配置されたリターダ層(例えば、4分の1波長板又は半波長板)を更に含んでもよい。いくつかの実施形態では、光学フィルムは、アクティブディスプレイ領域によって発出された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分をウィンドシールドに向かって反射するように構成された光学反射体であってもよい。いくつかの実施形態では、ウィンドシールドは、光学反射体によって反射された画像がリターダ層を通過した後に、反射された画像を受け取り、受け取った画像の少なくとも一部分を眼に向かって反射するように構成され得る。いくつかの実施形態では、リターダ層は、第1の発出中心画像光線を、ウィンドシールドに入射したときに、入射平面内で実質的に偏光させるように配向される。
ここで図面を参照すると、図1は、先行技術に見られるような、ヘッドアップディスプレイの上部概略図である。図1に示すように、典型的なヘッドアップディスプレイ200は、ウィンドシールド40上に画像を投影し、その画像を観察者30が、反射画像22として見る。今日入手可能なほとんどのウィンドシールドは、時には、(図1の上面図に示されるような)水平方向と垂直方向(すなわち、観察者30が見たときに上部から下部)の両方において湾曲している。例えば、図1に示すように、HUD200によってウィンドシールド40上に投影された画像は、約10度の水平スキュー角でウィンドシールドに衝突し、これは、現代の車には珍しくなく、時には、10度よりも大きいことさえあり得る。HUD200の位置は、乗り物のタイプに応じて変動してもよく、観察者30から図1に示されるよりも遠くに離れた点に配置されてもよい(反射画像22に更に大きなスキュー角度を付与する)ことに留意することも重要である。画像が軸方向入射面に対して(つまり、光軸に対して)主にP偏光光になるように投影されるとき、光は、有意な水平スキュー角で表面上に投影されることに起因して、P偏光光とS偏光光との混合へとシフトする。この増大したS偏光成分により、観察者30が見たときのゴースト発生が増大することがある。
図2Aは、本明細書の一実施形態に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステムの断面図である。いくつかの実施形態では、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイ(HUD)300は、LED、OLED、又は他のPGUなどのディスプレイ10を含む。ディスプレイ10は、光軸60に沿って画像20を発出するように構成されており、第1の境界面44(例えば、ウィンドシールド40の内側にある空気とガラスとの間の境界面)を有するウィンドシールド40上に投影される。発出された画像20は、ディスプレイ上の第1の位置14から発出された発出光円錐23を含み、発出光円錐23は、発出中心画像光線24を含む。いくつかの実施形態では、発出された画像20は、光学フィルム50を通過し、画像の少なくとも一部分21は、それを透過してウィンドシールド40上に投影され、画像の少なくとも一部分21は、次いで、反射画像22としてウィンドシールドから反射され、観察者30の眼まで進む。いくつかの実施形態では、中心画像光線24は、光軸60と一致してもよい。
いくつかの実施形態では、ウィンドシールド40は、内側の反射偏光子層140(例えば、内側のガラス層と外側のガラス層との間に挟まれたポリマーフィルム反射偏光子)を含み得る。いくつかの実施形態では、これは、第1の偏光状態を有する入射光の20%~40%を反射し、第2の直交偏光状態を有する入射光の少なくとも60%を透過させる、弱反射偏光子であり得る。反射偏光子140は、本明細書の他の場所で図3の議論においてより詳細に論じられる。
図2Bは、ディスプレイ10及び光学フィルム50の正面図であり、更なる詳細を示している。図2A及び図2Bを連携させると、以下の議論について最もよく考察することができる。ディスプレイ10のアクティブディスプレイ領域11の所定の領域13は、ディスプレイ中心12(水平方向と垂直寸法の両方におけるディスプレイの物理的中心)と、光円錐23を発出する第1の位置14とを含む。いくつかの実施形態では、第1の位置14及びディスプレイ中心12は、一緒に配置されてもよい(すなわち、同じ点であってもよい)。発出光円錐23は、少なくとも第1の発出中心画像光線24を含み、これは、ディスプレイ10によって発出され、光学フィルム50を通って進み、ウィンドシールド40から反射され、観察者30の眼まで連続する。いくつかの実施形態では、第1の発出中心画像光線24は、光軸60と一致してもよく、あるいは光軸60に実質的に平行であってもよい。図2Bを参照すると、所定の領域13は、最大横寸法dを有することができ、アクティブディスプレイ領域11は、最大横寸法Dを有することができ、d/Dの比は、約0.25、又は約0.2、又は約1.5、又は約1.0である。換言すると、所定の領域13は、アクティブディスプレイ領域11の中央部分を表す。
いくつかの実施形態では、光学フィルム50は、第1の発出中心画像光線24が、ウィンドシールド40に入射したときに、入射平面内で実質的に偏光されるように配向(例えば、回転)されてもよい。換言すると、第1の発出中心画像光線24の偏光がウィンドシールド40との入射点で実質的に偏光されるように、光学フィルム50を「従来の」配向から回転しても、さもなければ配向してもよく、これは、前述のように、湾曲したウィンドシールド40上で観察者30に対して実質的なスキュー角であり得る。このようにして、システムは、ウィンドシールドのスキュー角に起因して、観察者30には見える任意のゴースト発生を補償することができる。
光学フィルム50は、ディスプレイ10に対して物理的に回転される矩形の形状を有するものとして図2Bに示されていることに留意されたい。しかしながら、物理的な光学フィルム50の形状は任意であり、光学フィルム50内の偏光特徴部の配向が重要である。また、本明細書に記載の他の実施形態に見られるように、画像光線24の偏光の最適化は、画像光線24の光路に沿った他の位置で行われてもよい。
図2C及び図2Dは、光学フィルム50が吸収偏光子70である実施形態を示す。図2C及び図2Dを連携させると、以下の議論について最もよく考察することができる。光学フィルム50が吸収偏光子70である場合、垂直な入射光71(中心画像光線24を含み得る)について、吸収偏光子70は、第1の方向(図2Cに示すような、偏光方向72)に沿って偏光された入射光71の少なくとも60%を透過し、直交する第2の方向(偏光方向73)に沿って偏光された入射光71の少なくとも60%を吸収することができる。いくつかの実施形態では、吸収偏光子70は、吸収偏光子70を通過する光が新しい第3の方向74に沿って偏光できるように配向されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の方向72及び第3の方向74は、それらの間に、約5度より大きい傾斜角度αを成す。別の言い方をすれば、図2Dを参照すると、中心画像光線24は、24(p72)と示されるように偏光方向72で吸収偏光子70に入射し、画像光線24の少なくとも一部分は、24(p74)として示される偏光方向74で、吸収偏光子70から出射する。換言すると、中心画像光線24の偏光は、光学フィルム50によって回転され、歪曲したウィンドシールド上の入射平面内で実質的に偏光される。
図2Aに関して論じたように、ウィンドシールド40は、内部に埋め込まれた反射偏光子140を含んでもよい。図3は、そのような反射偏光子140の一実施形態の断面図である。いくつかの実施形態では、反射偏光子140は、多層光学フィルム(multilayer optical film、MOF)として構成されてもよい。いくつかの実施形態では、反射偏光子140は、複数の交互の第1のポリマー層142と第2のポリマー層143とを含む。いくつかの実施形態では、組み合わされた交互の第1のポリマー層142及び第2のポリマー層143の個数は、30~700であり得る。いくつかの実施形態では、第1のポリマー層142及び第2のポリマー層143は各々、約500nm未満の平均厚さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、第1のポリマー層142は、実質的に等方性であってもよい(すなわち、異なる方向において測定したときに実質的に同一の屈折率を示す)。いくつかの実施形態では、第2のポリマー層143は、実質的に複屈折性であってもよく(すなわち、直交する異なる方向で測定したときに2つの異なる屈折率を示す)、直交する方向に沿って平面内屈折率nx及びnyを有し、nxとnyとの差は、約0.05よりも大きくても、又は約0.03よりも大きくても又は約0.01よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態では、追加の層141(例えば、接着剤層、他の基材層)が、反射偏光子140の外面上に存在してもよい。
いくつかの実施形態では、反射偏光子140は、比較的弱くてもよく、入射光145がフィルムに衝突したときに、約420nm~約670nmにわたる可視波長範囲内の少なくとも1つの可視波長について、反射偏光子は、第1の偏光状態を有する入射光145(例えば、P偏光光)の約20%~約40%を反射し、直交する第2の偏光状態を有する入射光(例えば、S偏光光)の少なくとも60%を透過する。
いくつかの実施形態では、実質的に垂直な入射光145について、かつ約700nm~約1500nmにわたる赤外波長範囲内の少なくとも1つの赤外波長について、反射偏光子は、第1の偏光状態及び第2の偏光状態のうちの少なくとも1つについて、入射光の少なくとも40%を反射してもよい。いくつかの実施形態では、これは、太陽光がウィンドシールドの外面に衝突することに起因する(HUDへの)望ましくない熱の伝達を低減するのに役立ち得る。
図4及び図5は、本明細書に係る、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステムの代替実施形態の断面図である。図4及び図5、並びに図2Aの要素のうちの多くは共通である。同様の数字が付けられた参照符号を共有する図2A、図4、及び図5の要素は、同一の機能を有し、前述の説明を超える追加の説明は提供されないことがある。
図4では、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステム400は、(光軸60により定義したときに)「折り畳まれた」光路を有し、画像20’は、ディスプレイ10のアクティブディスプレイ領域11から発出され、最初に、光学反射体90(例えば、ミラー、反射フィルムなど)から反射され、その後、画像21’の少なくとも一部分がウィンドシールド40に向かって方向転換される。いくつかの実施形態では、リターダ層100(例えば、4分の1波長板又は2分の1波長板)が光学反射体90上に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、光学反射体90及びリターダ層100の一方又は両方は、第1の発出中心画像光線24を、ウィンドシールド40に入射したときに、入射平面内で実質的に偏光させるように配向されてもよい。画像21’がウィンドシールド40から反射された後、画像22’の少なくとも一部分は、知覚画像として、観察者30に向かって方向転換される。いくつかの実施形態では、光学反射体90は、実質的に平坦な形態、湾曲した(例えば、力を加えるように凸状又は凹状の)形態、又は自由形態であってもよい。いくつかの実施形態では、光学反射体90は、別個のリターダ層100なしで偏光を回転することが可能な偏光反射体(例えば、偏光反射多層光学フィルム)であってもよい。
図5では、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイシステム500は、光軸60によって表される光路に更なる屈曲を追加する。ディスプレイ10は、アクティブディスプレイ領域11から画像20’を発出する。画像20’は、光学ビームスプリッタ80に向かって進む。いくつかの実施形態では、光学ビームスプリッタ80は、第1の偏光状態の入射光(例えば、線形S偏光光)を実質的に反射し、直交する第2の偏光状態の入射光(例えば、線形P偏光光)を実質的に透過する反射偏光子であってもよい。一実施形態では、中心画像光線24は、S偏光状態を有する光として発出されてもよく、光学ビームスプリッタ80によって反射され、光学反射体90に向かって方向転換されてもよい。次いで、光学反射体上に配置されたリターダ層100は、画像21’の少なくとも一部分が光学ビームスプリッタ80に向かって方向転換されたときにS偏光光をP偏光光に変換してもよく、今度は通過する。画像21’は、ウィンドシールド40から反射され、画像22’の少なくとも一部分は、観察者30に向かって方向転換される。ビームスプリッタ80の配向及び回転角を使用して、入射平面において見られる出力偏光を設定してもよい。図4及び図5の実施形態では、光学ビームスプリッタ80、光学反射体90、及びリターダ層100を含む要素のうちのいずれかを、画像(画像光線24を含む)が、歪曲したウィンドシールド40上の入射点において実質的に偏光されるように配向してもよい。
最後に、図6A及び図6Bは、本明細書による、偏光最適化型ヘッドアップディスプレイの効果を図示するグラフィカルプロットを提供する。図6Aは、偏光最適化調整が実行されない(すなわち、図2Aの実施形態の場合、光学フィルム50はディスプレイ10に対して回転されない)ときの、P偏光されたヘッドアップディスプレイの出力のゴースト画像のコントラスト比の割合のプロットを提供する。図6Aのx軸は、軸方向平面に対するウィンドシールドの水平スキュー角(画像の入射点における軸方向平面からの角度)をプロットしている。y軸は、垂直な入射角をプロットしている。破線の矩形ボックスは、乗り物の操作者が見た場合の、表示された画像の「アイボックス」又はアクティブ閲覧領域(約5°×12°)を表す。図6Aの影付きの輪郭は、ゴースト画像のコントラスト比が、「アイボックス」の右側に向かって著しく増大し、2パーセントを超え、3パーセントに近づくことを示している。
図6Bは、HUDの出力偏光が約5度回転したときに達成される、同じシステムの改善された性能を示す。図6Bの「アイボックス」全体は、ほぼ1%未満のゴーストコントラスト比を示し、操作者によって知覚されるゴースト画像が大幅に低減される。
「約(about)」などの用語は、これらが本明細書に使用及び記載されている文脈において、当業者によって理解されよう。特徴部のサイズ、量、及び物理的特性を表す量に適用される「約」の使用が、これが本明細書に使用及び記載されている文脈において、当業者にとって明らかではない場合、「約」とは、特定の値の10パーセント以内を意味すると理解されよう。約特定の値として与えられる量は、正確に特定の値であり得る。例えば、それが本明細書に使用及び記載されている文脈において、当業者にとって明らかではない場合、約1の値を有する量とは、その量が0.9~1.1の値を有することを意味し、その値が1であり得ることを意味する。
「実質的に(substantially)」などの用語は、これらが本明細書に使用及び記載されている文脈において、当業者によって理解されよう。「実質的に等しい(substantially equal)」の使用が、本発明の記載に使用され記載されている文脈において、当業者にとって明らかではない場合、「実質的に等しい」は、ほぼ(about)が上記のとおりであるときには、ほぼ等しいことを意味する。「実質的に平行(substantially parallel)」の使用が、これが本明細書に使用及び記載されている文脈において、当業者にとって明らかではない場合、「実質的に平行」は、平行の30度以内を意味する。互いに実質的に平行として記載されている方向又は表面は、いくつかの実施形態において、平行の20度以内、若しくは10度以内であってもよく、又は平行若しくは名目上平行であってもよい。「実質的に位置合わせされる(substantially aligned)」の使用が、本発明の記載に使用され記載されている文脈において、当業者にとって明らかではない場合、「実質的に位置合わせされる」は、位置合わせされる対象の幅の20%以内で位置合わせされることを意味する。実質的に位置合わせされると記載される対象は、いくつかの実施形態において、位置合わせされる対象の幅の10%以内又は5%以内で位置合わせされてもよい。
上記において参照された参照文献、特許、又は特許出願の全ては、それらの全体が参照により本明細書に一貫して組み込まれている。組み込まれた参照文献の部分と本出願との間に不一致又は矛盾がある場合、前述の記載における情報が優先される。
図中の要素についての説明は、別段の指示がない限り、他の図中の対応する要素に等しく適用されると理解されたい。特定の実施形態が本明細書において図示及び説明されているが、図示及び記載されている特定の実施形態は、本開示の範囲を逸脱することなく、様々な代替的実施態様及び/又は等価の実施態様によって置き換えられ得ることが、当業者には理解されよう。本出願は、本明細書で論じられた特定の実施形態のいずれの適応例又は変形例も包含することが意図されている。したがって、本開示は、特許請求の範囲及びその均等物によってのみ限定されることが意図されている。

Claims (15)

  1. 光学システムであって、
    最大横寸法Dを有するアクティブディスプレイ領域を備え、かつ、観察者の眼によって見られるための画像を発出するように構成されたディスプレイであって、前記アクティブディスプレイ領域は、ディスプレイ中心と、及び前記ディスプレイ中心を含む所定の領域とを含み、前記所定の領域は、最大横寸法dを有し、d/D≦0.25である、ディスプレイと、
    乗り物のウィンドシールドと、
    前記アクティブディスプレイ領域によって発出された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記ウィンドシールドに向かって反射又は透過するように構成された光学フィルムであって、前記ウィンドシールドは、前記光学フィルムによって反射又は透過された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記眼に向かって反射するように構成されており、前記アクティブディスプレイ領域の前記所定の領域内の少なくとも1つの第1の位置について、発出された前記画像は、前記第1の位置から発出された第1の発出画像コーンを含み、前記第1の発出画像コーンは、前記第1の位置から発出された第1の発出中心画像光線を含み、前記光学フィルムは、前記第1の発出中心画像光線を、前記ウィンドシールドに入射したときに、入射面内で実質的に偏光させるように配向されている、光学フィルムと、
    を備える、光学システム。
  2. 前記ディスプレイ中心から前記眼まで延びる光軸を実質的に中心とする、請求項1に記載の光学システム。
  3. 前記光軸は、前記第1の発出中心画像光線を含む、請求項2に記載の光学システム。
  4. 前記ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、デジタル光処理ディスプレイを含む、請求項1に記載の光学システム。
  5. d/D≦0.2である、請求項1に記載の光学システム。
  6. 前記ウィンドシールドは、第1の境界面及び対応する第1のブルースター角を含み、前記第1の発出中心画像光線は、前記ウィンドシールドの前記第1の境界面に前記第1のブルースター角で入射する、請求項1に記載の光学システム。
  7. 前記ウィンドシールドは、内部に埋め込まれた反射偏光子を備える、請求項1に記載の光学システム。
  8. 実質的に垂直な入射光について、かつ約420nm~約670nmにわたる可視波長範囲内の少なくとも1つの可視波長について、前記反射偏光子は、第1の偏光状態を有する前記入射光の約20%~約40%を反射し、直交する第2の偏光状態を有する前記入射光の少なくとも60%を透過する、請求項7に記載の光学システム。
  9. 前記実質的に垂直な入射光について、かつ約700nm~約1500nmにわたる赤外波長範囲内の少なくとも1つの赤外波長について、前記反射偏光子は、前記第1の偏光状態及び前記第2の偏光状態のうちの少なくとも1つについて、前記入射光の少なくとも40%を反射する、請求項8に記載の光学システム。
  10. 前記反射偏光子は、合計で約30よりも多くの数の、複数の交互の第1の層と第2の層とを含む複数の層を備え、前記第1の層及び前記第2の層の各々は、約500nm未満の平均厚さを有し、前記第1の偏光状態に沿った前記第1の層と前記第2の層との屈折率の差は、約0.05よりも大きい、請求項8に記載の光学システム。
  11. 前記光学フィルムは、吸収偏光子を備え、実質的に垂直な入射光について、前記吸収偏光子は、第1の方向に沿って偏光された前記入射光の少なくとも60%を透過し、直交する第2の方向に沿って偏光された前記入射光の約60%を吸収し、前記第1の発出中心画像光線は、前記吸収偏光子に入射したときに、第3の方向に沿って偏光され、前記第1の方向及び前記第3の方向は、約5度よりも大きい傾斜角度を形成する、請求項1に記載の光学システム。
  12. 前記光学フィルムは、前記アクティブディスプレイ領域によって発出された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記ウィンドシールドに向かって反射するように構成された光学反射体を備え、前記ウィンドシールドは、前記光学反射体によって反射された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記眼に向かって反射するように構成されており、前記光学反射体は、前記第1の発出中心画像光線を、前記ウィンドシールドに入射したときに、前記入射面内で実質的に偏光させるように配向されている、請求項1に記載の光学システム。
  13. 実質的に垂直な入射光について、かつ約420nm~約670nmにわたる可視波長範囲内の少なくとも1つの可視波長について、前記光学反射体は、互いに直交する第1の方向及び第2の方向の各々に沿って偏光された前記入射光の少なくとも60%を反射する、請求項12に記載の光学システム。
  14. 前記実質的に垂直な入射光について、かつ約700nm~約1500nmにわたる赤外波長範囲内の少なくとも1つの赤外波長について、前記光学反射体は、互いに直交する第1の方向及び第2の方向のうちの少なくとも1つに沿って偏光された前記入射光の少なくとも40%を透過する、請求項12に記載の光学システム。
  15. 前記光学フィルムと前記ウィンドシールドとの間に配置されたリターダ層を更に備え、前記光学フィルムは、光学反射体を備え、前記光学反射体は、前記アクティブディスプレイ領域によって発出された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記ウィンドシールドに向かって反射するように構成されており、前記ウィンドシールドは、前記光学反射体によって反射された前記画像が前記リターダ層を通過した後に、反射された前記画像を受け取り、受け取った前記画像の少なくとも一部分を前記眼に向かって反射するように構成されており、前記リターダ層は、前記第1の発出中心画像光線を、前記ウィンドシールドに入射したときに、前記入射面内で実質的に偏光させるように配向されている、請求項1に記載の光学システム。
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