[56] 以下、本発明に係る好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。添付した図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明しようとするものであり、本発明が実施できる唯一の実施形態を示そうとするものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために、具体的な細部事項を含む。しかしながら、当業者は、本発明がこのような具体的な細部事項がなくとも実施できるということが分かる。
[57] 幾つかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置は省略されるか、または各構造及び装置の中核機能を中心としたブロック図の形式で示されることができる。
[58] 以下において、ダウンリンク(DL:downlink)は、基地局から端末への通信を意味し、アップリンク(UL:uplink)は、端末から基地局への通信を意味する。ダウンリンクにおいて送信機は、基地局の一部であり、受信機は端末の一部であることができる。アップリンクでは送信機は端末の一部であり、受信機は、基地局の一部であることができる。基地局は、第1通信装置と、端末は、第2通信装置と表現されることもできる。基地局(BS:Base Station)は、固定局(fixed station)、Node B、eNB(evolved-NodeB)、gNB(Next Generation NodeB)、BTS(base transceiver system)、アクセスポイント(AP:Access Point)、ネットワーク(5Gネットワーク)、AIシステム、RSU(road side unit)、 車両(vehicle)、ロボット、ドローン(Unmanned Aerial vehicle、UAV)、AR(Augmented Reality)装置、VR(Virtual Reality)装置などの用語に置き換えられることができる。また、端末(Terminal)は、固定されたり移動性を有することができ、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)、WT(Wireless terminal)、MTC(Machine-Type Communication)装置、M2M(Machine-to-Machine)装置、D2D(Device-to-Device)装置、車両(vehicle)、ロボット(robot)、AIモジュール、ドローン(Unmanned Aerial Vehicle、UAV)、AR(Augmented Reality)装置、VR(Virtual Reality)装置などの用語に置き換えることができる。
[59] 以下の技術は、CDMA、FDMA、TDMA、OFDMA、SC-FDMAなどのような、さまざまな無線接続システムに用いられる。 CDMAはUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000などの無線技術で実現され得る。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications/GPRS(General Packet Radio Service/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術で実現され得る。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術で実現され得る。 UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。 3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(Long Term Evolution)は、E-UTRAを使用するE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced/LTE-A proは3GPP LTEの進化したバージョンである。 3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は、3GPP LTE/LTE-A/LTE-A proの進化したバージョンである。
[60] 説明を明確にするために、3GPP通信システム(例えば、LTE-A、NR)に基づいて説明するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。 LTEは3GPP TS 36.xxx Release 8以降の技術を意味する。細部的には、3GPP TS 36.xxx Release 10以降のLTE技術は、LTE-Aと称し、3GPP TS 36.xxx Release 13以降のLTE技術は、LTE-A proと称する。 3GPP NRはTS 38.xxx Release 15以降の技術を意味する。 LTE/NRは、3GPPシステムと称することができる。 「xxx」は、標準文書の詳細番号を意味する。LTE/NRは、3GPPシステムで通称され得る。本発明の説明に使用した背景技術、用語、略語等に関しては、本発明以前に公開された標準文書に記載された事項を参照することができる。たとえば、次の文書を参照することができる。
[61] 3GPP LTE
[62] - 36.211:Physical channels and modULation
[63] - 36.212:Multiplexing and channel coding
[64] - 36.213:Physical layer procedures
[65] - 36.300:Overall description
[66] - 36.331:Radio Resource Control(RRC)
[67] 3GPP NR
[68] - 38.211:Physical channels and modULation
[69] - 38.212:Multiplexing and channel coding
[70] - 38.213:Physical layer procedures for control
[71] - 38.214:Physical layer procedures for data
[72] - 38.300:NR and NG-RAN Overall Description
[73] - 36.331:Radio Resource Control(RRC)protocol specification
[74] さらに多くの通信機器がさらに大きな通信容量を要求することに伴い、従来のradio access technologyに比べて向上されたmobile broadband通信の必要性が台頭している。また、多数の機器と物事を接続して、いつでもどこでも、様々なサービスを提供するmassive MTC(Machine Type Communications)もまた次世代通信で考慮される重要な問題の1つである。だけでなく、reliabilityとlatencyに敏感なサービス/端末を考慮した通信システムの設計が議論されている。このようにeMBB(enhanced mobile broadband communication)、Mmtc(massive MTC)、URLLC(ULtra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代radio access technologyの導入が議論されており、本明細書においては、便宜上、そのtechnologyをNRと称する。 NRは5G無線接続技術(radio access technology、RAT)の一例を示した表現である。
[75] 5Gの3つの主要要求事項領域は、(1)改善されたモバイルブロードバンド(Enhanced Mobile Broadband:eMBB)領域、(2)多量のマシンタイプ通信(massive Machine Type Communication:mMTC)領域、及び(3)超信頼及び低遅延通信(Ultra-reliable and Low Latency Communications:URLLC)領域を含む。
[76] 一部の使用例(Use Case)は、最適化のために多数の領域が要求されることがあり、他の使用例は、1つの重要業績評価指標(Key Performance Indicator:KPI)にのみフォーカスされることができる。5Gは、このような多様な使用例を柔軟で信頼できる方法でサポートする。
[77] eMBBは、基本的なモバイルインターネットアクセスをはるかに凌ぐようにし、豊富な双方向作業、クラウド又は増強現実においてメディア及びエンターテインメントアプリケーションをカバーする。データは、5Gの核心動力の1つであり、5G時代において初めて専用音声サービスを見ることができない可能性がある。5Gにおいて、音声は単に通信システムにより提供されるデータ接続を使用して応用プログラムとして処理されることが期待される。増加されたトラヒック量(volume)のための主要原因は、コンテンツサイズの増加及び高いデータ送信率を要求するアプリケーション数の増加である。ストリーミングサービス(オーディオ及びビデオ)、対話型ビデオ及びモバイルインターネット接続は、より多くの装置がインターネットに接続されるほどより広く使用される。このような多くの応用プログラムは、ユーザにリアルタイム情報及び通知をプッシュするために常にオンになっている接続性が必要である。クラウドストレージ及びアプリケーションはモバイル通信プラットフォームで急速に増加しており、これは業務及びエンターテインメントの両方ともに適用できる。そして、クラウドストレージは、アップリンクデータ送信率の成長を牽引する特別な使用例である。5Gはまた、クラウドの遠隔業務にも使用され、触覚インタフェースが使用されるときに優秀なユーザ経験を維持するようにはるかに低いエンドツーエンド(end-to-end)遅延を要求する。エンターテインメント、例えば、クラウドゲーム及びビデオストリーミングは、モバイルブロードバンド能力に対する要求を増加させるもう1つ核心要素である。エンターテインメントは、汽車、車、及び飛行機のような高い移動性環境を含むどんなところでもスマートフォン及びタブレットにおいて必須的である。また他の使用例は、エンターテインメントのための増強現実及び情報検索である。ここで、増強現実は、非常に低い遅延と瞬間的なデータ量を必要とする。
[78] また、最も多く予想される5G使用例の1つは、すべての分野で埋め込みセンサ(embedded sensor)を円滑に接続できる機能、すなわち、mMTCに関することである。2020年まで潜在的なIoT装置は204億個に達すると予測される。産業IoTは、5Gがスマートシティ、資産追跡(asset tracking)、スマートユーティリティ、農業及びセキュリティインフラを可能にする主要な役割を行う領域の1つである。
[79] URLLCは、重要インフラの遠隔制御及び自動運転車両(self-driving vehicle)などの超信頼/利用可能な遅延が少ないリンクを介して産業を変化させる新しいサービスを含む。信頼性と遅延の水準は、スマートグリッド制御、産業自動化、ロボット工学、ドローン制御、及び調整に必須的である。
[80] 以下、多数の使用例についてより具体的に説明する。
[81] 5Gは、秒当たり数百メガビットから秒当たりギガビットと評価されるストリームを提供する手段としてFTTH(fiber-to-the-home)及びケーブルベースブロードバンド(又は、DOCSIS)を補完することができる。このような速い速度は、仮想現実と増強現実だけでなく、4K以上(6K、8K及びそれ以上)の解像度でTVを伝達するのに要求される。VR(Virtual Reality)及びAR(Augmented Reality)アプリケーションは、大部分没入型(immersive)スポーツを含む。特定応用プログラムは、特別なネットワーク設定が要求されることがある。例えば、VRゲームの場合、ゲーム会社が遅延を最小化するためにコアサーバをネットワークオペレータのエッジネットワークサーバと統合しなければならないことがある。
[82] 自動車(Automotive)は、車両に対する移動通信のための多くの使用例とともに5Gにおいて重要な新しい動力になると予想される。例えば、乗客のためのエンターテインメントは、同時の高い容量と高い移動性モバイルブロードバンドを要求する。その理由は、未来のユーザは自分の位置及び速度に関係なく高品質の接続を継続して期待するためである。自動車分野の他の活用例は、増強現実のダッシュボードである。これは、運転者が前面窓を通じて見ているものの上に、闇の中で物体を識別し、物体の距離と動きに対して運転者に知らせる情報を重ねてディスプレイする。未来に、無線モジュールは、車両間の通信、車両とサポートするインフラ構造間の情報交換、及び自動車と他の接続されたデバイス(例えば、歩行者が携帯するデバイス)間の情報交換を可能にする。安全システムは、運転者がより安全に運転することができるように、行動の代替コースを案内して事故の危険を減らすことができるようにする。次の段階は、遠隔操縦又は自動運転車両(self-driven vehicle)になる。これは、相異なる自動運転車両の運転車両間及び自動車とインフラ間で非常に信頼性があり、非常に速い通信を要求する。未来に、自動運転車両が全ての運転活動を行い、運転者は車両自体が識別できない交通異常にのみ集中するようにする。自動運転車両の技術的な要求事項は、トラヒック安全を人が達成できない程度の水準まで増加するように超低遅延と超高速信頼性を要求する。
[83] スマート社会(smart society)として言及されるスマートシティやスマートホームは、高密度無線センサネットワークで埋め込まれる(embedded)。知能型センサの分散ネットワークは、シティ又はホームの費用及びエネルギー効率的な維持に対する条件を識別する。類似の設定が各家庭のために行われることができる。温度センサ、窓及び暖房コントローラ、盗難警報機及び家電製品は全て無線で接続される。このようなセンサのうち多くのセンサが典型的に低いデータ送信速度、省電力及び低コストである。しかしながら、例えば、リアルタイムHDビデオは、監視のために特定タイプの装置により要求される可能性がある。
[84] 熱又はガスを含むエネルギーの消費及び分配は、高度に分散化されており、分散センサネットワークの自動化制御が要求される。スマートグリッドは、情報を収集し、これによって行動するようにデジタル情報及び通信技術を使用してこのようなセンサを相互接続する。この情報は、供給会社と消費者の行動を含むことができるので、スマートグリッドが効率性、信頼性、経済性、生産の持続可能性、及び自動化方式で電気などの燃料の分配を改善するようにすることができる。スマートグリッドは、遅延が少ない他のセンサネットワークとして見ることもできる。
[85] 健康部門は、移動通信の恵みを享受できる多くの応用プログラムを保有している。通信システムは、遠く離れた所で臨床診療を提供する遠隔診療をサポートすることができる。これは、距離に対する障壁を減らすようにするとともに、遠距離の農村で持続的に利用できない医療サービスへの接近を改善させることができる。これはまた、重要な診療及び応急状況で命を救うために使用される。移動通信ベースの無線センサネットワークは、心拍数及び血圧のようなパラメータに対する遠隔モニタリング及びセンサを提供することができる。
[86] 無線及びモバイル通信は、産業応用分野でますます重要になっている。配線は設置及び維持費用が高い。従って、ケーブルを再構成できる無線リンクへの交替可能性は、多くの産業分野で魅力的な機会である。しかしながら、これを達成することは、無線接続がケーブルと類似した遅延、信頼性、及び容量で動作することと、その管理が単純化されることが要求される。低い遅延と非常に低い誤り確率は、5Gで接続される必要のある新たな要求事項である。
[87] 物流(logistics)及び貨物追跡(freight tracking)は、位置ベース情報システムを使用してとこでもインベントリ(inventory)及びパッケージの追跡を可能にする移動通信に対する重要な使用例である。物流及び貨物追跡の使用例は、典型的に低いデータ速度を要求するが、広い範囲と信頼性のある位置情報が必要である。
[88] NRを含む新しいRATシステムはOFDM送信方式またはこれと類似した送信方式を使用する。新しいRATシステムは、LTEのOFDMパラメータとは異なるOFDMパラメータを従うことができる。または新しいRATシステムは、既存のLTE/LTE-Aのヌメロロジー(numerology)をそのまま従うが、さらに大きいシステムの帯域幅(例えば、100MHz)を有することができる。または1つのセルが複数のヌメロロジーをサポートすることもできる。つまり、互いに異なるヌメロロジーで動作する端末が1つのセルの中で共存することができる。
[89] ヌメロロジー(numerology)は、周波数領域で1つのsubcarrier spacingに対応する。Reference subcarrier spacingを整数Nにscalingすることにより、異なるヌメロロジーが定義され得る。
[90] 用語の定義
[91] eLTE eNB:eLTE eNBは、EPC及びNGCに対する連結を支援するeNBの進化(evolution)である。
[92] gNB:NGCとの連結だけでなく、NRを支援するノード。
[93] 新しいRAN:NR又はE-UTRAを支援するか、NGCと相互作用する無線アクセスネットワーク。
[94] ネットワークスライス(network slice):ネットワークスライスは、終端間の範囲と共に特定の要求事項を要求する特定の市場シナリオに対して最適化されたソリューションを提供するようにオペレータによって定義されたネットワーク。
[95] ネットワーク機能(network function):ネットワーク機能は、よく定義された外部のインターフェースと、よく定義された機能的動作を有するネットワークインフラ内での論理的ノード。
[96] NG-C:新しいRANとNGC間のNG2リファレンスポイント(reference point)に用いられるコントロールプレーンインターフェース。
[97] NG-U:新しいRANとNGC間のNG3リファレンスポイント(reference point)に用いられるユーザプレーンインターフェース。
[98] 非独立型(Non-standalone)NR:gNBがLTE eNBをEPCにコントロールプレーンの連結のためのアンカーとして要求するか、又はeLTE eNBをNGCにコントロールプレーンの連結のためのアンカーとして要求する配置構成。
[99] 非独立型E-UTRA:eLTE eNBがNGCにコントロールプレーンの連結のためのアンカーとしてgNBを要求する配置構成。
[100] ユーザプレーンゲートウェイ:NG-Uインターフェースの終端点。
[101] システム一般
[102] 図1は、本明細書で提案する方法が適用できるNRの全体的なシステム構造の一例を示した図である。
[103] 図1を参照すると、NG-RANはNG-RAユーザプレーン(新しいAS sublayer/PDCP/RLC/MAC/PHY)及びUE(User Equipment)に対するコントロールプレーン(RRC)プロトコル終端を提供するgNBで構成される。
[104] 前記gNBは、Xnインターフェースを介して相互連結される。
[105] 前記gNBは、また、NGインターフェースを介してNGCに連結される。
[106] より具体的には、前記gNBはN2インターフェースを介してAMF(Access and Mobility Management Function)に、N3インターフェースを介してUPF(User Plane Function)に連結される。
[107] NR(New Rat)ヌメロロジー(Numerology)及びフレーム(frame)構造
[108] NRシステムでは、多数のヌメロロジー(numerology)が支援できる。ここで、ヌメロロジーはサブキャリア間隔(subcarrier spacing)とCP(Cyclic Prefix)のオーバーヘッドにより定義されることができる。このとき、多数のサブキャリア間隔は基本サブキャリア間隔を整数N(または、μ)にスケーリング(scaling)することにより誘導できる。また、非常に高い搬送波周波数で非常に低いサブキャリア間隔を用いないと仮定されても、用いられるヌメロロジーは周波数帯域と独立に選択されることができる。
[109] また、NRシステムでは多数のヌメロロジーに従う多様なフレーム構造が支援されることができる。
[110] 以下、NRシステムで考慮されることができるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ヌメロロジー及びフレーム構造を見る。
[111] NRシステムで支援される多数のOFDMヌメロロジーは、表1のように定義されることができる。
[113] NRは、様々な5Gサービスをサポートするための多数のnumerology(またはsubcarrier spacing(SCS))をサポートする。例えば、SCSが15kHzである場合には、従来の携帯電話バンドでの広い領域(wide area)をサポートし、SCSが30kHz/60kHzである場合には、密集した - 都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)およびより広いキャリアの帯域幅(wider carrier bandwidth)をサポートし、SCSが60kHzまたはそれより高い場合には、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzよりも大きい帯域幅をサポートする。
[114] NR周波数バンド(frequency band)は、2つのtype(FR1、FR2)の周波数範囲(frequency range)で定義される。FR1、FR2は、以下の表2に示すように構成されることができる。また、FR2はミリ波(millimeter wave、mmW)を意味することができる。
[117] 図2は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムにおけるアップリンクフレームとダウンリンクフレームとの間の関係を示す。
[120] 全ての端末が同時に伝送及び受信できるものではなく、これはダウンリンクスロット(downlink slot)又はアップリンクスロット(uplink slot)の全てのOFDMシンボルが用いられることはできないということを意味する。
[124] 図3は、NRシステムでのフレーム構造の一例を示す。図3は、単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するのではない。
[125] 表4の場合、μ=2の場合、即ちサブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)が60kHzである場合の一例であって、表3を参考すると、1サブフレーム(または、フレーム)は4個のスロットを含むことができ、図3に図示された1サブフレーム={1、2、4}スロットは一例であって、1サブフレームに含まれることができるスロットの個数は表3のように定義できる。
[126] また、ミニ-スロット(mini-slot)は2、4、または7シンボル(symbol)で構成されることもでき、より多いか、またはより少ないシンボルで構成されることもできる。
[127] NRシステムでの物理資源(physical resource)と関連して、アンテナポート(antenna port)、資源グリッド(resource grid)、資源要素(resource element)、資源ブロック(resource block)、キャリアパート(carrier part)などが考慮できる。
[128] 以下、NRシステムで考慮できる前記物理資源に対して具体的に説明する。
[129] まず、アンテナポートと関連して、アンテナポートはアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルが同一なアンテナポート上の他のシンボルが運搬されるチャンネルから推論できるように定義される。1つのアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルの広範囲特性(large-scale property)が他のアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャンネルから類推できる場合、2つのアンテナポートはQC/QCL(quasi co-locatedまたはquasi co-location)関係にあるということができる。ここで、前記広範囲特性は遅延拡散(Delay spread)、ドップラー拡散(Doppler spread)、周波数シフト(Frequency shift)、平均受信パワー(Average received power)、受信タイミング(Received Timing)のうち、1つ以上を含む。
[130] 図4は、本明細書で提案する方法が適用できる無線通信システムで支援する資源グリッド(resource grid)の一例を示す。
[133] この場合、図5のように、ヌメロロジーμ及びアンテナポートp別に1つの資源グリッドが設定できる。
[134] 図5は、本明細書で提案する方法が適用できるアンテナポート及びヌメロロジー別資源グリッドの例を示す。
[138] Point Aは資源ブロックグリッドの共通参照地点(common reference point)として役割をし、次の通り獲得できる。
[139] - PCellダウンリンクに対するoffsetToPointAは初期セル選択のためにUEにより使われたSS/PBCHブロックと重なる最も低い資源ブロックの最も低いサブキャリアとpoint A間の周波数オフセットを示し、FR1に対して15kHzサブキャリア間隔及びFR2に対して60kHzサブキャリア間隔を仮定した資源ブロック単位(unit)で表現され;
[140] - absoluteFrequencyPointAは、ARFCN(absolute radio-frequency channel number)のように表現されたpoint Aの周波数-位置を示す。
[141] 共通資源ブロック(common resource block)は、サブキャリア間隔設定μに対する周波数領域で0から上方にナンバリング(numbering)される。
[147] 帯域幅パート(Bandwidth part、BWP)
[148] NRシステムは、1つのcomponent carrier(CC)当たり最大400MHzまで支援されることができる。このようなwideband CCで動作する端末が常にCC全体に対するRFを付けたまま動作するならば、端末バッテリ消費が大きくなることがある。あるいは、1つのwideband CC内に動作する種々のuse case(例えば、eMBB、URLLC、Mmtc、V2X等)を考慮するとき、当該CC内に周波数帯域別に互いに異なるnumerology(例えば、sub-carrier spacing)が支援され得る。あるいは、端末別に最大bandwidthに対するcapabilityが異なることがある。これを考慮して、基地局は、wideband CCの全体bandwidthでない一部bandwidthでのみ動作するように端末に指示することができ、当該一部bandwidthを都合上、Bandwidth part(BWP)と定義する。BWPは、周波数軸上で連続したresource block(RB)で構成されることができ、1つのnumerology(例えば、sub-carrier spacing、CP length、slot/mini-slot duration)に対応することができる。
[149] 一方、基地局は、端末に設定された1つのCC内でも複数のBWPを設定できる。一例として、PDCCH monitoring slotでは、相対的に小さい周波数領域を占めるBWPを設定し、PDCCHで指示するPDSCHは、それより大きいBWP上にスケジュールされることができる。あるいは、特定BWPにUEが集まる場合、load balancingのために一部UEを他のBWPに設定することができる。あるいは、隣接セル間のfrequency domain inter-cell interference cancellationなどを考慮して、全体帯域幅のうち、中間の一部spectrumを排除し、両側BWPを同一slot内でも設定することができる。すなわち、基地局は、wideband CCとassociationされた端末に少なくとも1つのDL/UL BWPをconfigureすることができ、特定時点に設定された(configured)DL/UL BWP(s)のうち、少なくとも1つのDL/UL BWPを(L1 signaling or MAC CE or RRC signalingなどにより)activationさせることができ、他の設定されたDL/UL BWPでswitchingが(L1 signaling or MAC CE or RRC signalingなどにより)指示されることができるか、timer基盤でtimer値がexpireされれば、決められたDL/UL BWPでswitchingされることもできる。このとき、activationされたDL/UL BWPをactive DL/UL BWPと定義する。ところが、端末がinitial access過程にあるか、あるいはRRC connectionがset upされる前などの状況では、DL/UL BWPに対するconfigurationを受信できないことがあるが、このような状況で端末が仮定するDL/UL BWPは、initial active DL/UL BWPと定義する。
[150] 例えば、BWPを指示する特定フィールド(例:BWP indicator field)がPDSCHのスケジューリングのためのDCI(例:DCIフォーマット1_1)に含まれる場合、当該フィールドの値は、端末に対してDL受信のために(予め)設定されたDL BWP集合のうち、特定DL BWP(例:active DL BWP)を指示するように設定されることができる。この場合、前記DCIを受信した端末は、当該フィールドにより指示される特定DL BWPでDLデータを受信するように設定されることができる。そして/または、BWPを指示する特定フィールド(例:BWP indicator field)がPUSCHのスケジューリングのためのDCI(例:DCIフォーマット0_1)に含まれる場合、当該フィールドの値は、端末に対してUL送信のために(予め)設定されたUL BWP集合のうち、特定UL BWP(例:active UL BWP)を指示するように設定されることができる。この場合、前記DCIを受信した端末は、当該フィールドにより指示される特定UL BWPでULデータを送信するように設定されることができる。
[151] 物理チャネル及び一般的な信号送信
[152] 図6は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及び一般的な信号送信を例示する。無線通信システムにおいて端末は、基地局からのダウンリンク(Downlink、DL)を介して情報を受信し、端末は基地局にアップリンク(Uplink、UL規格)を介して情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報は、データと、さまざまな制御情報を含み、これらが送受信する情報の種類/用途に応じて様々な物理チャネルが存在する。
[153] 端末は、電源がオンまたは新たにセルに進入した場合、基地局との同期を合わせるなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S601)。このため、端末は、基地局から主同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)と副同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)を受信して基地局との同期を合わせて、セルIDなどの情報を獲得することができる。その後、端末は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)を受信して、セル内の放送情報を獲得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階でダウンリンク参照信号(Downlink Reference Signal、DL RS)を受信して、ダウンリンクチャネルの状態を確認することができる。
[154] 初期セル探索を終えた端末は、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)及び前記PDCCHに掲載された情報に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel; PDSCH)を受信することにより、さらに具体的なシステム情報を獲得することができる(S602)。
[155] 一方、基地局に最初に接続したり、信号送信のための無線資源がない場合、端末は、基地局に対してランダムアクセス過程(Random Access Procedure、RACH)を実行することができる(S603乃至S606)。このため、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介して、特定シーケンスをプリアンブルで送信して(S603及びS605)、PDCCH及び対応するPDSCHを介してプリアンブルに対する応答メッセージ(((RAR Random Access Response)message)を受信することができる。競争基盤RACHの場合、さらに競合の解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる(S606)。
[156] 前述したような手順を実行した端末は、その後、一般的なアップ/ダウンリンク信号の送信手順としてPDCCH/ PDSCH受信(S607)と物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH/物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel; PUCCH)送信(S608)を実行することができる。特に端末はPDCCHを介してダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信することができる。ここで、DCIは端末の資源割り当て情報のような制御情報を含み、使用目的に応じてフォーマットが互いに異なるように適用され得る。
[157] 例えば、NRシステムでDCI format 0_0、DCI format 0_1は、1つのセルでPUSCHのスケジューリングに使用され、DCI format 1_0、DCI format 1_1は、1つのセルでPDSCHのスケジューリングに使用される。DCI format 0_0に含まれた情報は、C-RNTIまたはCS-RNTIまたはMCS-C-RNTIによりCRCスクランブリングされて送信される。そして、DCI format 0_1は、1つのセルでPUSCHを予約するのに使用される。DCI format 0_1に含まれた情報は、C-RNTIまたはCS-RNTIまたはSP-CSI-RNTIまたはMCS-C-RNTIによりCRCスクランブリングされて送信される。DCI format 1_0は、1つのDLセルでPDSCHのスケジューリングのために使用される。DCI format 1_0に含まれた情報は、C-RNTIまたはCS-RNTIまたはMCS-C-RNTIによりCRCスクランブリングされて送信される。DCI format 1_1は、1つのセルでPDSCHのスケジューリングのために使用される。DCI format 1_1に含まれる情報は、C-RNTIまたはCS-RNTIまたはMCS-C-RNTIによりCRCスクランブリングされて送信される。DCIフォーマット2_1は、端末が送信を意図しなかったことと仮定できるPRB(等)及びOFDMシンボル(等)を知らせるのに使用される。DCIフォーマット2_1に含まれるpreemption indication 1、preemption indication 2、...、preemption indication Nなどの情報は、INT-RNTIによりCRCスクランブリングされて送信される。
[158] 一方、端末がアップリンクを介して基地局に送信するかまたは端末が基地局から受信する制御情報は、ダウンリンク/アップリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix、インデックス)、RI(Rank Indicator )などを含むことができる。端末は、前述したCQI/PMI/RI等の制御情報をPUSCH及び/又はPUCCHを介して送信することができる。
[159] DL及びUL送受信動作
[160] DL送受信動作
[161] 図7は、ダウンリンク送受信動作の一例を示した図である。
[162] 図7に示すように、基地局は、周波数/時間資源、送信層、ダウンリンクフリーコーダー、MCSなどのようなダウンリンク送信をスケジューリングする(S701)。特に、基地局は、前述したビーム管理動作を介して端末にPDSCHを送信するためのビームを決定することができる。そして、端末は、基地局からダウンリンクスケジューリングのための(つまり、PDSCHのスケジューリング情報を含む)ダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)をPDCCH上で受信する(S702)。ダウンリンクスケジューリングのためにDCIフォーマット1_0または1_1が用いられ得るし、特に、DCIフォーマット1_1では、次のような情報を含む:DCIフォーマット識別子(Identifier for DCI formats)、帯域幅の部分の指示子(Bandwidth part indicator)、周波数ドメインの資源割り当て(Frequency domain resource assignment)、時間ドメインの資源割り当て(Time domain resource assignment)、PRBバンドルサイズ指示子(PRB bundling size indicator)、レイトマッチング指示子(Rate matching indicator)、ZP CSI-RSトリガー(ZP CSI-RS trigger)、アンテナポート(Antenna port)、送信設定指示(TCI :Transmission configuration indication)、SRS要求(SRS request)、DMRS(Demodulation Reference Signal)シーケンスの初期化(DMRS sequence initialization)
[163] 特に、アンテナポート(等)(Antenna port(s))フィールドで指示される各状態(state)/インデックスによって、DMRSポートの数がスケジューリングされ得るし、また、SU(Single-user)/MU(Multi-user)送信スケジューリングが可能である。具体的に、dmrs-type及びmaxLengthによってCW数に対応するDMRS portの順序が予め定義されることができ、DCIのアンテナポートフィールドを介してDMRSポートの数及び/又は順序が指示され得る。また、決定されたDMRSポートは、DM-RS configuration type別に定義されたDMRS関連パラメータに基づいて同じCDM groupに含まれるか、または相違したCDM groupに含まれるか決定されることができる。
[164] 例えば、DMRS configuration type 1に対し、アンテナポートpが{1000、1001、1004、1005}はCDM group 0に含まれ、アンテナポートpが{1002、1003、1006、1007}はCDM group 1に含まれることができる。DMRS configuration type 2に対し、アンテナポートpが{1000、1001、1006、1007}はCDM group 0に含まれ、アンテナポートpが{1002、1003、1008、1009}はCDM group 1に含まれ、アンテナポートpが{1004、1005、1010、1011}はCDM group 2に含まれることができる。
[165] 例えば、dmrs-Type=2、maxLength=1、1CWである場合、DMRSのアンテナポートフィールドを介して「2」が指示されれば、DMRS portは0、1(すなわち、1000、1001)が指示され、同じCDMグループ内のDMRS portが指示されることを分かることができる。一例として、DMRSのアンテナポートフィールドを介して「9」が指示されれば、DMRS portは0、1、2(すなわち、1000、1001、1002)が指示され、互いに異なるCDMグループ内のDMRS portが指示されることを分かることができる。
[166] また、TCIフィールドは3ビットで構成され、TCIフィールドの値に応じて、最大8TCI状態を指示することにより、動的にDMRSに対するQCLが指示される。そして、端末は、基地局からダウンリンクデータをPDSCH上で受信する(S703)。端末がDCIフォーマット1_0または1_1を含むPDCCHを検出(detect)すると、当該DCIによる指示に基づいてPDSCHをデコードする。
[167] ここで、端末がDCIフォーマット1_1によってスケジューリングされたPDSCHを受信するとき、端末は、上位階層パラメータ「dmrs-Type」によってDMRS設定タイプが設定されることができ、DMRS設定タイプは、PDSCHを受信するために使用される。また、端末は、上位階層パラメータ「maxLength」によってPDSCHのためのfront-loaded DMRSシンボルの最大数が設定され得る。
[168] DMRS設定(configuration)タイプ1の場合、端末が1つのコードワードがスケジューリングされ、{2、9、10、11または30}のインデックスとマッピングされたアンテナポートが指定されると、または端末が2つのコードワードがスケジューリングされると、端末は、すべての残りの直交したアンテナポートがさらに他の端末へのPDSCH送信と連関しないと仮定する。または、DMRS設定タイプ2の場合、端末が1つのコードワードがスケジューリングされ、{2、10または23}のインデックスとマッピングされたアンテナポートが指定されると、または端末が2つのコードワードがスケジューリングされると、端末は、すべての残りの直交したアンテナポートがさらに他の端末へのPDSCH送信と連関しないと仮定する。
[169] PDSCHのための周波数領域の資源割当(resource allocation)は、type 0とtype 1の2つの方式が支援される。
[170] Type 0で、資源ブロック割当(assignment)情報は、UEに割り当てられた資源ブロックグループ(resource block group、RBG(以下、RBG))を指示するビットマップを含む。ここで、RBGは、連続する(consecutive)仮想資源ブロックの集合であることができ、PDSCH-Configにより設定される上位階層パラメータrbg-Size及びBWPサイズにより定義されることができる。RBGは、BWPの最も低い周波数から始めて、周波数が増加する順序でインデックスされることができ、ビットマップで1の値に該当するRBGが端末に割り当てられ、0の値に該当するRBGは、UEに割り当てられない。
[171] Type 1で、資源ブロック割当(assignment)情報は、スケジュールされたUEに活性化BWP内の連続して(contiguously)割り当てられたnon-interleavedまたはinterleaved仮想資源ブロックの集合を指示する(CORESET 0のサイズを使用するか、initial DL BWPのサイズを使用して、CSSでDCI format 1_0をデコードする場合を除く)。ダウンリンクtype 1資源割当フィールドは、開始(starting)仮想資源ブロックRB_startに対応する資源指示値RIVと連続的に割り当てられた資源ブロックの長さ、L_RBs、で構成されることができる。
[172] また、物理資源ブロック(physical resource block、PRB(以下、PRB))は、バンドル(bundling)されることができ、端末がPDSCHを受信するとき、フリーコーディング単位(precoding granularity)P’を周波数ドメインでの連続した(consecutive)資源ブロックと仮定することができる。ここで、P’は、{2、4、ブロードバンド(広帯域)のうち、1つの値に対応することができる。 P’がブロードバンドで決定されると、端末は、不連続的な(non-contiguous)PRBにスケジュールされることを予想せず、端末は、割り当てられた資源に同じフリーコーディングが適用されると仮定することができる。一方、P’が{2、4}のうち、いずれか1つに決定されると、フリーコーディング資源ブロックグループ(PRG:Precoding Resource Block Group)は、P’個の連続したPRBに分割される。各PRG内の実際の連続したPRBの数は、1つまたはそれ以上であることができる。 端末は、PRG内の連続したダウンリンクPRBには同じフリーコーディングが適用されると仮定することができる。
[173] 端末が PDSCH 内変調次数(modulation order)、目標コードレート(target code rate)、送信ブロックサイズ(transport block size)を決定するために、端末はまずDCI内の5ビットMCDフィールドを読んで、変調次数(modulation order)とターゲットコード率(target code rate)を決定する。そして、DCI内の冗長性バージョンフィールドを読み、冗長バージョンを決定する。そして、端末は、レートマッチング前に、層の数、割り当てられたPRBの総数を用いて、送信ブロックサイズ(transport block size)を決定する。
[174] Transport blockは、1つ以上のCBG(code block group)で構成されることができ、1つのCBGは、1つ以上のCB(code block)で構成されることができる。また、NRシステムでtransport block単位のデータ送受信だけでなく、CB/CBG単位のデータ送受信が可能でありうる。したがって、CB/CBG単位のACK/NACK送信及び再送信(retransmission)も可能であることができる。UEは、CB/CBGに関する情報をDCI(例えば、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_1等)を介して基地局から受信することができる。また、UEは、基地局からデータ送信単位(例えば、TB/CB/CBG)に関する情報を受信することができる。
[175] UL送受信動作
[176] 図8は、アップリンク送受信動作の一例を示した図である。
[177] 図8に示すように、基地局は、周波数/時間資源、送信層、アップリンクフリーコーダー、MCSなどのようなアップリンク送信をスケジューリングする(S801)。特に、基地局は、前述したビーム管理動作を介して端末がPUSCH送信のためのビームを決定することができる。そして、端末は、基地局からアップリンクスケジューリングのための(つまり、PUSCHのスケジューリング情報を含む)DCIをPDCCH上で受信する(S802)。アップリンクスケジューリングのためにDCIフォーマット0_0または0_1が用いられ得るし、特に、DCIフォーマット0_1では、次のような情報を含む:DCIフォーマット識別子(Identifier for DCI formats)、UL/SUL(Supplementary uplink)指示子(UL/SUL indicator)、帯域幅の部分の指示子(Bandwidth part indicator)、周波数ドメインの資源の割り当て(Frequency domain resource assignment)、時間ドメインの資源の割り当て(Time domain resource assignment)、周波数ホッピングフラグ(Frequency hopping flag)、変調及び符号化方式(MCS:Modulation and coding scheme)、SRS資源の指示子(SRI:SRS resource indicator)、フリーコーディング情報及びレイヤ数(Precoding information and number of layers)、アンテナポート(等)(Antenna port(s))、SRS要求(SRS request)、DMRSシーケンスの初期化(DMRS sequence initialization)、UL-SCH(Uplink Shared Channel)の指示子(UL-SCH indicator)
[178] 特に、SRS resource indicatorフィールドによって上位階層パラメータ「usage」と連関したSRS資源のセット内に設定されたSRS資源が指示され得る。また、各SRS resource別に「spatialRelationInfo」を設定することができ、その値は、{CRI、SSB、SRI}のうち1つであることができる。
[179] そして、端末は、基地局にアップリンクデータをPUSCH上で送信する(S803)。端末がDCIフォーマット0_0または0_1を含むPDCCHを検出する(detect)と、当該DCIによる指示に応じて、PUSCHを送信する。PUSCH送信のために、コードブック(codebook)基盤の送信方式と非-コードブック(non-codebook)基盤の送信の2つの送信方式がサポートされる。
[180] コードブック基盤の送信の場合、上位階層パラメータ「txConfig」が「codebook」に設定されたとき、端末はcodebook基盤の送信に設定される。一方、上位階層パラメータ「txConfig」が「nonCodebook」に設定されたとき、端末はnon-codebook基盤の送信に設定される。上位階層パラメータ「txConfig」が設定されない場合は、端末は、DCIフォーマット0_1によってスケジューリングされることを予想しない。DCIフォーマット0_0によってPUSCHがスケジュールされると、PUSCH送信は、1つのアンテナポートに基づく。codebook基盤送信の場合、PUSCHは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1または半静的に(semi-statically)スケジューリングされることができる。このPUSCHがDCIフォーマット0_1によってスケジューリングされると、端末は、SRS resource indicatorフィールドとPrecoding information and number of layersフィールドによって与えられたように、DCIからSRI、TPMI(Transmit Precoding Matrix Indicator)及び送信ランクに基づいてPUSCH送信フリーコーダーを決定する。 TPMIは、アンテナポートに亘って適用されるフリーコーダーを指示するために用いられ、多重のSRS資源が設定されるとき、SRIによって選択されたSRS資源に相当する。または、1つのSRS資源が設定されると、TPMIは、アンテナポートに渡って適用されるフリーコーダーを指示するために用いられ、その1つのSRS資源に相当する。上位階層パラメータ「nrofSRS-Ports」と同じアンテナポートの数を有するアップリンクコードブックから送信プリコーダが選択される。端末が「codebook」に設定された上位階層がパラメータ「txConfig」に設定されるとき、端末は、少なくとも1つのSRS資源が設定される。スロットnで指示されたSRIは、SRIによって識別されたSRS資源の最新の送信と連関し、ここで、SRS資源は、SRIを運ぶPDCCH(つまり、スロットn)に先立つ。
[181] non-codebook基盤送信の場合、PUSCHは、DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1または半静的に(semi-statically)スケジューリングされることができる。多重のSRS資源が設定されるとき、端末は、ブロードバンドSRIに基づいてPUSCHフリーコーダーと送信ランクを決定することができ、ここで、SRIは、DCI内のSRS resource indicatorによって与えられるか、または上位階層パラメータ「srs-ResourceIndicator」によって与えられる。端末は、SRS送信のために1つ又は多重のSRS資源を利用し、ここでSRS資源の数は、UE能力に基づいて、同じRB内で同時送信のために設定されることができる。各SRS資源ごとにただ1つのSRSポートのみが設定される。1つのSRS資源だけが「nonCodebook」に設定された上位階層パラメータ「usage」に設定されることができる。 non-codebook基盤アップリンク送信のために設定されることができるSRS資源の最大の数は4である。スロットnで指示されたSRIは、SRIによって識別されたSRS資源の最新の送信と連関し、ここで、SRS送信は、SRIを運ぶPDCCH(つまり、スロットn)に先立つ。
[182] DMRS(demodulation reference signal)
[183] PDSCH受信のためのDMRS関連動作について説明する。
[184] DCI format 1_0によりスケジュールされたPDSCHを受信するとき、またはdmrs-AdditionalPosition、maxLength、及びdmrs-Typeパラメータのうち、任意の専用上位階層設定前にPDSCHを受信するとき、端末は、PDSCHマッピングタイプ(mapping type)Bを有した2つのシンボルの割当持続区間(duration)を有したPDSCHを除いたDM-RSを運ぶ任意のシンボルでPDSCHが存在せず、DM-RSポート1000上で設定タイプ(configuration type)1の単一シンボルfront-loaded DM-RSが送信され、残っている直交アンテナポートが共に他の端末へのPDSCHの送信と関連しないと仮定する。
[185] 追加的に、マッピングタイプAを有したPDSCHに対し、端末は、DCIで指示されたPDSCH持続区間によってスロットでdmrs-AdditionalPosition=‘pos2’と最大2個までのadditional単一-シンボルDM-RSが存在すると仮定する。マッピングタイプBを有する一般(normal)CPに対する7つのシンボルまたは拡張(extended)CPに対する6つのシンボルの割当持続区間を有したPDSCHに対し、front-loaded DM-RSシンボルがPDSCH割当持続区間の1stまたは2ndシンボルの各々にあるとき、端末は、5thまたは6thシンボルで1つのadditional単一シンボルDM-RSが存在すると仮定する。それとも、端末は、additional DM-RSシンボルが存在しないと仮定する。そして、マッピングタイプBを有する4つのシンボルの割当持続区間を有するPDSCHに対し、端末は、それ以上additional DM-RSが存在しないと仮定し、マッピングタイプBを有する2つのシンボルの割当持続区間を有するPDSCHに対し、端末は、additional DM-RSが存在しないと仮定し、端末は、PDSCHがDM-RSを運ぶシンボル内に存在すると仮定する。
[186] 図9は、DL DMRS手順の一例を示したフローチャートである。
[187] 基地局は、端末にDMRS設定(configuration)情報を送信する(S910)。
[188] 前記DMRS設定情報は、DMRS-DownlinkConfig IEを指すことができる。前記DMRS-DownlinkConfig IEは、dmrs-Typeパラメータ、dmrs-AdditionalPositionパラメータ、maxLengthパラメータ、phaseTrackingRSパラメータなどを含むことができる。
[189] 前記dmrs-Typeパラメータは、DLのために使用されるDMRS configuration typeの選択のためのパラメータである。NRで、DMRSは、(1)DMRS configuration type 1と(2)DMRS configuration type 2の2つのconfiguration typeに区分されることができる。DMRS configuration type 1は、周波数領域でより高いRS densityを有するtypeであり、DMRS configuration type 2は、より多くのDMRS antenna portを有するtypeである。
[190] 前記dmrs-AdditionalPositionパラメータは、DLで追加的な(additional)DMRSの位置を表すパラメータである。当該パラメータが存在しない場合、端末は、pos2値を適用する。DMRSは、PDSCH mapping type(type Aまたはtype B)によってfront-loaded DMRSの1番目の位置が決定され、高い速度(high speed)の端末を支援するために、追加的な(additional)DMRSが設定され得る。前記front-loaded DMRSは、1または2の連続するOFDM symbolを占有し、RRCsignaling及びDCI(downlink control information)により指示される。
[191] 前記maxLengthパラメータは、DL front-loaded DMRSに対するOFDM symbolの最大個数を表すパラメータである。前記phaseTrackingRSパラメータは、DL PTRSを設定するパラメータである。当該パラメータが存在しないか、またはキャンセルされた場合、端末は、DL PTRSがないと仮定する。
[192] 前記基地局は、DMRSに使用されるシーケンスを生成する(S920)。
[193] 前記DMRSに対するシーケンスは、下記の数式3によって生成される。
[201] 前記基地局は、前記生成されたシーケンスを資源要素(resource element)にマッピングする(S930)。ここで、資源要素は、時間、周波数、アンテナポート、またはコードのうち、少なくとも1つを含む意味であることができる。
[202] 前記基地局は、前記資源要素上で前記DMRSを端末に送信する(S940)。前記端末は、前記受信されたDMRSを用いてPDSCHを受信するようになる。
[203] QCL(Quasi-Co Location)
[204] アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが運搬されるチャネルが同じアンテナポート上の他のシンボルが運搬されるチャネルから推論され得るように定義される。1つのアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャネルの特性(property)が、他のアンテナポート上のシンボルが運搬されるチャネルから類推され得る場合、2つのアンテナポートは、QC/QCL(quasi co-locatedあるいはquasi co-location )の関係にあるとすることができる。
[205] ここで、前記チャネル特性は、遅延拡散(Delayspread)、ドップラー拡散(Doppler spread)、周波数/ドップラーシフト(FreqUEncy/Doppler shift)、平均受信パワー(Average received power)、受信タイミング・平均遅延(Received Timing/average delay)、Spatial RX parameterの内、いずれか1つ以上を含む。ここでSpatial Rx parameterはangle of arrivalのような空間的な(受信)チャネル特性パラメータを意味する。
[206] 端末は、当該端末と与えられたれたserving cellに対し意図されたDCIを有する検出されたPDCCHに基づいてPDSCHをデコードするために、higher layer parameter PDSCH-Config内のM個までのTCI-State configurationのリストに設定され得る。前記MはUE capabilityに依存する。
[207] それぞれのTCI-Stateは 1つまたは2つのDL reference signalとPDSCHのDM-RS portの間のquasi co-location関係を設定するためのパラメータを含む。
[208] Quasi co-location関係は、最初のDL RSのhigher layer parameter qcl-Type1と第二のDL RSのqcl-Type2(設定された場合)に設定される。2つのDL RSの場合、referenceが同じDL RSまたは互いに異なるDL RSであるかにかかわらず、QCL typeは同じではない。
[209] 各DL RSに対応するquasi co-location typeはQCL-Infoのhigher layer parameter qcl-Typeによって与えられ、次の値の内、いずれかの値を取ることができる:
[210] -「QCL-TypeA」:{Doppler shift、Doppler spread、average delay、delay spread}
[211] - 「QCL-TypeB」:{Doppler shift、Doppler spread}
[212] - 「QCL-TypeC」: {Doppler shift, average delay}
[213] - 「QCL-TypeD」:{Spatial Rx parameter}
[214] たとえば、target antenna portが特定のNZP CSI-RSの場合、該当NZP CSI-RS antenna portsはQCL-Type Aの観点では、特定のTRSと、QCLDの観点では、特定のSSBとQCLになったと指示/設定することができてる。このような指示/設定を受けた端末は、QCL-TypeA TRSで測定されたDoppler、delay値を用いて、そのNZP CSI-RSを受信し、QCL-TypeD SSBの受信に用いられた受信ビームをそのNZP CSI-RSの受信に適用することができる。
[215] UEは、8つまでのTCIstateをDCIフィールドTransmission Configuration Indication」のcodepointにマッピングするために用いるMAC CE signalingによるactivation commandを受信することができる。
[216] ビーム指示(beam indication)と関連して、端末は、少なくともQCL(Quasi Co-location) indicationの目的のために、最大M個の候補(candidate)送信設定指示(Transmission Configuration Indication、TCI)状態(state)に対するリストをRRC設定されることができる。ここで、Mは、64であることができる。
[217] 各TCI stateは、1つのRS setに設定されることができる。少なくともRS set内のspatial QCL目的(QCL Type D)のためのDL RSのそれぞれのIDは、SSB、P-CSI RS、SP-CSI RS、A-CSI RSなどのDL RS typeのうち1つを参照できる。少なくともspatial QCL目的のために使用されるRS set内のDL RS(等)のIDの初期化(initialization)/アップデート(update)は、少なくとも明示的シグナリング(explicit signaling)を介して行われることができる。
[218] TCI-State IEは、1つまたは2つのDL reference signal(RS)に対応するquasi co-location(QCL) typeと連関させる。TCI-State IEは、bwp-Id/referencesignal/QCL typeなどのパラメータを含むことができる。
[219] bwp-Id parameterは、RSが位置されるDL BWPを表し、cell parameterは、RSが位置されるcarrierを表し、referencesignal parameterは、当該target antenna port(s)に対してquasi co-locationのsourceになるreference antenna port(s)あるいはこれを含むreference signalを表す。前記target antenna port(s)は、CSI-RS、PDCCH DMRS、またはPDSCH DMRSであることができる。一例として、NZP CSI-RSに対するQCL reference RS情報を指示するために、NZP CSI-RS資源設定情報に当該TCI state IDを指示できる。さらに他の一例として、PDCCH DMRS antenna port(s)に対するQCL reference情報を指示するために、各CORESET設定にTCI state IDを指示できる。さらに他の一例として、PDSCH DMRS antenna port(s)に対するQCL reference情報を指示するために、DCIを介してTCI state IDを指示できる。
[220] 前述した内容(3GPP system、frame structure、DL送受信動作等)は、後述する本発明において提案する方法等と組み合わせられて適用されることができ、または本発明において提案する方法の技術的特徴を明確にするのに補充されることができる。また、本明細書において、「/」は、/に区分された内容を全て含む(and)か、区分された内容のうち一部のみ含む(or)ことを意味できる。
[221] Multi-TRP(Transmission/Reception Point)関連動作
[222] CoMP(Coordinated Multi Point)の手法は、多数の基地局が端末からフィードバックされたチャネル情報(例えば、RI/CQI/PMI/LIなど)を相互に交換(例えば、X2 interface利用)または活用して、端末を協力送信して、干渉を効果的に制御する方式をいう。利用する方式に応じて、Joint transmission(JT)、Coordinated scheduling(CS)、Coordinated beamforming(CB)、DPS(dynamic point selection)、DPB(dynamic point blacking)などに区分されることができる。
[223] NCJT(Non-coherent joint transmission)は、干渉を考慮しない(すなわち、干渉性のない)協力送信を意味できる。一例として、前記NCJTは、基地局(等)が多重TRPを介して1つの端末に同じ時間資源及び周波数資源を利用してデータを送信する方式であることができる。当該方式の場合、基地局(等)の多重TRPは、相互間に互いに異なるDMRS(demodulation reference signal)ポート(port)を利用して他のレイヤ(layer)を介して端末にデータを送信するように設定されることができる。言い換えれば、NCJTは、TRP間の適応的(adaptive)フリーコーディングなしに2個以上のTRPからMIMO layer(s)の送信が行われる送信方式と対応することができる。
[224] NCJTは、各TRPが送信する時間周波数資源が完全に重なっているfully overlapped NCJTと一部時間周波数資源のみ重なっているpartially overlapped NCJTとの2つに区分される。一例として、部分重複NCJTの場合、一部時間資源及び/又は周波数資源で第1の基地局(例:TRP 1)のデータ及び第2の基地局(例:TRP 2)のデータが共に送信され、残りの時間資源及び/又は周波数資源で第1の基地局または第2の基地局のうち、いずれか1つの基地局のデータのみが送信され得る。
[225] TRPは、NCJT受信する端末にデータスケジューリング情報をDCI(Downlink Control Information)で伝達するようになるが、DCI(Downlink Control Information)送信観点で、M-TRP(multiple TRP)送信方式は、i)各TRPが互いに異なるDCIを送信するM-DCI(multiple DCI) based M-TRP送信と、ii)1つのTRPがDCIを送信するS-DCI(single DCI) based M-TRP送信方式とに分けることができる。
[226] 第1に、single DCI based MTRP方式について説明する。代表TRPの1つが、自分が送信するデータと他のTRPが送信するデータとに対するスケジューリング情報を1つのDCIで伝達するsingle DCI based M-TRP方式では、MTRPは、共通した1つのPDSCHを共に協力送信し、協力送信に参加する各TRPは、当該PDSCHを互いに異なるlayer(すなわち、互いに異なるDMRS ports)に空間分割して送信する。言い換えれば、MTRPが1つのPDSCHを送信するようになるが、各TRPは、1つのPDSCHを構成するmultiple layerの一部layerだけを送信するようになる。例えば、4layerデータが送信される場合、TRP 1が2layerを送信し、TRP 2が残りの2layerをUEに送信する。
[227] このとき、前記PDSCHに対するscheduling情報は、UEに1つのDCIを介して指示され、当該DCIには、どのDMRS portがどのQCL RS及びQCL typeの情報を利用するかが指示される(これは、既存にDCIで指示された全てのDMRS portsに共通に適用されるQCL RS及びTYPEを指示することとは異なる。)。すなわち、DCI内のTCIフィールドを介してM個のTCI stateが指示され(2TRP協力送信である場合、M=2)、M個のDMRS port group別に互いに異なるM個のTCI stateを利用してQCL RS及びtypeを把握する。また、新しいDMRS tableを利用してDMRS port情報が指示され得る。
[228] 一例として、S-DCIの場合には、M TRPが送信するデータに対する全てのscheduling情報が1つのDCIを介して伝達されなければならないので、2つのTRP間のdynamicな協力が可能なideal BH(ideal BackHaul)環境で使用されることができる。
[229] 第2に、multiple DCI based MTRP方式について説明する。MTRPは、各々互いに異なるDCIとPDSCHを送信し(UEは、N個のDCIとN個のPDSCHをN TRPから受信)、当該PDSCHは、互いに周波数時間資源上で(一部または全体が)オーバーラップされて送信される。当該PDSCHは、互いに異なるscrambling IDを介してscramblingされ、当該DCIは、互いに異なるCoreset groupに属したCoresetを介して送信されることができる(Coreset groupとは、各CoresetのCoreset configuration内に定義されたindexと把握することができ、例えば、Coreset 1と2は、index=0がconfigureされ、Coreset 3と4は、index=1がconfigureされたならば、Coreset 1、2は、Coreset group 0であり、Coreset 3、4は、Coreset groupに属する。また、Coreset内のindexが定義されなかった場合、index=0と解釈することができる)。1つのserving cellでscrambling IDが複数個configureされたか、Coreset groupが2つ以上configureされた場合、UEは、multiple DCI based MTRP動作でデータを受信することが分かる。
[230] 一例として、single DCI based MTRP方式であるか、multiple DCI based MTRP方式であるかは、別のsignalingを介してUEに指示されることができる。一例として、1つのserving cellに対してMTRP動作のために複数個のCRS patternがUEに指示される場合、single DCI based MTRP方式であるか、multiple DCI based MTRP方式であるかによってCRSに対するPDSCH rate matchingが異なることがある。
[231] 本明細書において説明される基地局は、端末とデータの送受信を行うオブジェクト(object)を総称する意味であることができる。例えば、本明細書において説明される基地局は、1つ以上のTP(Transmission Point)、1つ以上のTRP(Transmission and Reception Point)などを含む概念であることができる。例えば、本明細書において説明される多重TP及び/又は多重TRPは、1つの基地局に含まれるものであるか、複数の基地局に含まれるものであることもできる。また、TP及び/又はTRPは、基地局のパネル、送受信ユニット(transmission and reception unit)などを含むものであることができる。
[232] また、本明細書において説明されるTRPは、特定地域(area)の特定地理的位置(geographical location)に位置するネットワークで使用可能な(avaliable)1つ以上のアンテナ要素(element)があるアンテナ配列(antenna array)を意味できる。本明細書では、説明の都合上、「TRP」を基準に説明されるが、TRPは、基地局、TP(transmission point)、セル(例:macro cell/small cell/pico cell等)、アンテナアレイ(antenna array)、またはパネル(panel)などに代替されて理解/適用されることができる。
[233] また、本明細書において説明されるCORESET group IDは、各TRP/panelに設定された/連関した(または、各TRP/panelのための)CORESETを区分するためのインデックス(index)/識別情報(例えば、ID)/指示子などを意味できる。そして、CORESET groupは、CORESETを区分するためのインデックス/識別情報(例えば、ID)/前記CORESET group ID等により区分されるCORESETのグループ/和集合であることができる。一例として、CORESET group IDは、CORSET configuration内に定義される特定index情報であることができる。一例として、 CORSET groupは、各CORESETに対するCORSET configuration内に定義されたインデックスにより設定/指示/定義されることができる。前記CORSET group IDは、上位階層シグナリング(higher layer signaling、例えば、RRC siganling)/L2シグナリング(例えば、MAC-CE)/L1シグナリング(例えば、DCI)などを介して設定/指示されることができる。
[234] 例えば、上位階層パラメータであるControlResourceSet IE(information element)は、時間/周波数制御資源集合(control resource set、CORESET)を設定するために使用される。一例として、前記制御資源集合は、ダウンリンク制御情報の検出、受信と関連することができる。前記ControlResourceSet IEは、CORESET関連ID(例:controlResourceSetID)、CORESETに対するCORESET poolのインデックス(例:CORESETPoolIndex)、CORESETの時間/周波数資源設定、CORESETと関連したTCI情報などを含むことができる。一例として、CORESET poolのインデックス(例:CORESETPoolIndex)は、0または1に設定されることができる。CORESET Poolのインデックスは、CORESET group IDを意味できる。例えば、CORESET poolのインデックス(例:CORESETPoolIndex)は、上述したCoreset group IDと対応することができる。
[235] M-TRP(multiple-TRP)送信方式
[236] 複数個(例:M個)のTRPが1つの端末(User equipment、UE)にデータを送信するM-TRP送信方式は、大別して送信率を高めるための方式であるeMBB M-TRP送信と受信成功率増加及び遅延(latency)減少のための方式であるURLLC M-TRP送信の2つに分けることができる。
[237] URLLC M-TRPとは、同一TB(Transport Block)をM-TRPが異なるlayer/time/frequencyを利用して送信することを意味できる。URLLC M-TRP送信方式を設定されたUEは、DCIで種々のTCI state(s)を指示され、各TCI stateのQCL RSを利用して受信したデータは、互いに同一TBであることを仮定できる。それに対し、eMBB M-TRPは、他のTBをM-TRPが異なるlayer/time/frequencyを利用して送信することを意味できる。eMBB M-TRP送信方式を設定されたUEは、DCIで種々のTCI state(s)を指示され、各TCI stateのQCL RSを利用して受信したデータは、互いに異なるTBであることを仮定できる。
[238] 例えば、UEは、MTRP-URLLC用途に設定されたRNTIとMTRP-eMBB用途に設定されたRNTIとを別に区分して利用することで、当該M-TRP送信がURLLC送信であるか、またはeMBB送信であるかの可否を判断/決定することができる。すなわち、UEが受信したDCIのCRC maskingがMTRP-URLLC用途に設定されたRNTIを用いて行われた場合、これは、URLLC送信に該当し、DCIのCRC maskingがMTRP-URLLC用途に設定されたRNTIを用いて行われた場合、これは、eMBB送信に該当することができる。
[239] また、URLLC M-TRP送信方式は、後述するSDM基盤方式(scheme)、TDM基盤方式、FDM基盤方式などが存在しうる。UEは、URLLC M-TRP送信方式の細部的な方式(例:SDM/FDM/TDM)に対しても設定されることができる。例えば、このための上位階層パラメータ(例:repetitionScheme)が定義され得るし、当該パラメータを介してSDM、FDM、またはTDM方式のうち1つが設定され得る。端末は、設定された方式に基づいて同一TBがM-TRPから異なるlayer/time/frequencyを用いて送信されることを認識できる。
[240] Multi-TRPにおける信頼度向上方式
[241] 図10は、複数のTRPにより支援される信頼度(reliability)向上のための送受信方法の例示であって、下記の2つの方法を考慮してみることができる。
[242] 図10の(a)の例は、同じCW(codeword)/TB(transport block)を送信するレイヤグループ(layer group)が互いに異なるTRPに対応する場合を示す。すなわち、同じCWが他のレイヤ/レイヤグループを介して送信されることができる。このとき、レイヤグループは、1つまたは1つ以上のレイヤからなる一種のレイヤ集合を意味できる。このように、レイヤ数が増加するにつれて送信資源の量が増加し、これを通じてTBに対して低い符号率の剛健なチャネルコーディングを使用できるという長所がある。また、複数のTRPからチャネルが異なるので、ダイバーシティ(diversity)利得に基づいて受信信号の信頼度向上を期待することができる。
[243] 一方、図10の(b)の例は、互いに異なるCWを互いに異なるTRPに対応するレイヤグループを介して送信する例を示す。すなわち、互いに異なるCWが異なるレイヤ/レイヤグループを介して送信されることができる。このとき、第1のCW(CW #1)と第2のCW(CW #2)に対応するTBは、互いに同一であることを仮定できる。したがって、同一TBの繰り返し送信の例とみなすことができる。図10の(b)の場合、図10の(a)に対比してTBに対応する符号率が高いという短所を有することができる。しかし、チャネル環境によって同一TBから生成されたencoding bitsに対して互いに異なるRV(redundancy version)値を指示して符号率を調整したり、各CWの変調次数(modulation order)を調節できるという長所を有する。
[244] 前記図10の(a)または図10の(b)では、同一TBが互いに異なるレイヤグループを介して繰り返し送信され、各レイヤグループを互いに異なるTRP/panelが送信することによりデータ受信確率を高めることができるが、これをSDM(spatial division multiplexing)基盤のURLLC M-TRP送信方式と命名する。互いに異なるレイヤグループに属したレイヤ(等)は、互いに異なるDMRS CDM groupに属したDMRS portを介して各々送信される。
[245] また、上述した複数TRPに関連した内容は、互いに異なるレイヤを用いるSDM(spatial division multiplexing)方式だけでなく、互いに異なる周波数領域資源(例:RB/PRB(set))に基づくFDM(frequency division multiplexing)方式及び/又は互いに異なる時間領域資源(例:slot、symbol、sub-symbol)に基づくTDM(time division multiplexing)方式にも拡張して適用され得ることはもちろんである。
[246] 例えば、TDM based URLLC M-TRP動作は、i)1つのslotで1つのTRPがTBを送信する方式(例:scheme4)と、ii)1つのTRPが連続したいくつのOFDM symbol(すなわち、symbol group)を介してTBを送信する方式(例:scheme3)がありうる。前記i)方式の場合は、種々のslotで種々のTRPから受信した同一TBを介してデータ受信確率を高めることができるという効果がある。前記ii)方式の場合は、1つのslot内で種々のTRPが互いに異なるsymbol groupを介して同一TBを送信することができる。
[247] 例えば、上述した説明を互いに異なる周波数領域資源(例:RB/PRB(set))に基づくFDM(frequency division multiplexing)方式に拡張して適用すれば、下記の例のように動作することができる。これは、上位階層パラメータ(例:repetitionScheme)を介してFDM方式が設定された場合の動作であることができる。互いに異なる周波数領域資源は、互いに異なるTRPに対応することができる。また、互いに異なる周波数領域資源は、周波数領域で各TRPに対応する資源領域が重ならないことを意味できる。
[248] 一例として、同じCW/TBが互いに異なる周波数領域資源(例:RB/PRB(セット))を介して送信されることができる。または、一例として、同じTBに対応する複数のCW(例:CW #1/CW #2)が互いに異なる周波数領域資源(例:RB/PRB(セット))を介して送信されることもできる。これは、同一TBの繰り返し送信の例とみなすことができる。DCIを介して複数のTCI stateを設定されたUEは、各TCI stateのQCL RSを用いてデータ(例:CW/TB)を受信することができ、受信したデータは、互いに同一TBであることを仮定できる。
[249] 図11は、互いに異なるTRP(例:TRP1及びTRP2)で互いに異なる周波数資源を利用して端末(例:UE1)にデータを送信する場合の例を示す。図11は、FDM基盤のURLLC M-TRP動作の一例である。図11の(a)に示すように、TRP1は、第1の周波数資源グループ(すなわち、FRG #1)を介してデータを送信し、TRP2は、第2の周波数資源グループ(すなわち、FRG #2)を介してデータを送信することができる。図11の(b)に示すように、前記第1の周波数資源グループと前記第2の周波数資源グループとは、時間領域(time domain)で重なり、周波数領域では重ならないことがある。端末の立場で、周波数領域で重ならない第1の周波数資源グループと第2の周波数資源グループとで端末は、互いに異なるTRPからデータを受信することができる。
[250] 図11の(b)で互いに異なるFRGが時間領域で重なって(overlap)いる状況を例にしたが、これは、説明の便宜のための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。したがって、時間領域で互いに異なるFRGが一部重なるか、重ならなかった状況も考慮されることができる。
[251] すなわち、FDM方式にて互いに異なる周波数領域資源で複数のTRPがデータを送信できる。このとき、周波数資源グループ(Frequency resource group(FRG)、以下、FRGと表現)は、周波数資源の集合を意味でき、1つの周波数資源グループは、1つ以上の周波数資源を含むことができる。例えば、FRGは、PRG、PRGセット、RBG(resource block group)、RBGセットなどの用語に代替されて使用されることができる。
[252] このように、互いに異なるTRPで端末に信号(または、データ)を送信する場合、複数のTRPからのチャネルが異なるので、ダイバーシティ(diversity)利得に基づいて受信信号の信頼度向上を期待することができる。
[253] 上述したFDM基盤のM-TRP動作において、複数のTRPのうち、代表TRPがDCIを送信する、すなわち、単一DCI基盤のM-TRP送信が行われ得る。1つのDCIを利用して互いに異なるTRPに互いに異なる周波数資源を割り当てる方法として下記の2つの方式を考慮できる。
[254] 図12は、単一DCI基盤のM-TRP動作で、単一DCIを介して互いに異なるTRPに周波数資源を割り当てる方法(例:FRA方法1とFRA方法2)の一例を示す。
[255] 図12の(a)に示すように、DCI内のFRA(Frequency resource allocation)フィールドは、全てのTRPに対するスケジューリング周波数資源を指示し、シグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)及び/又は規則に基づいて互いに異なるTRPがDCIでスケジュールされた周波数資源を分けて有することができる。前記DCI内のFRAフィールドは、DCIの「Frequency domain resource assignment」フィールドを意味できる。以下において、説明の都合上、このような方式を「FRA方法1」と称することにする。
[256] 図12の(b)に示すように、DCI内のFRAフィールドは、特定TRPに対するスケジューリング周波数資源を指示し、シグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)及び/又は規則に基づいて他のTRPにマッピングされる周波数資源を割り当てることができる。以下において、説明の都合上、このような方式を「FRA方法2」と称することにする。
[257] 一方、送信ブロック(transport block、TB)サイズ(size)計算のために基準になる周波数資源を定義する方法として、(i)複数のTRPに割り当てられた全ての周波数資源を考慮する方案(以下、「基準FR(frequency resource)定義方法1」と表現)と、(ii)特定TRPに割り当てられた周波数資源だけを考慮する方案(以下、「基準FR定義方法2」と表現)を考慮することができる。
[258] 前記基準RF定義方法1と比較して前記基準FR定義方法2の場合は、単一TBの繰り返し送信形態と解釈されることができる。この場合、各TBに対して互いに異なる変調次数(modulation order)/RVなどを適用できるという長所を有することができる。
[259] 上述した単一DCIを介して互いに異なるTRPに周波数資源を割り当てる方法(例:FRA方法1とFRA方法2)とTBサイズ計算のための基準周波数資源決定方法(例:基準FR定義方法1と基準FR定義方法2)との組み合わせを考慮して、現在標準に影響を及ぼすことができる部分を説明すれば、下記のとおりである。
[260] ・FRA方法1と基準FR定義方法1との組み合わせの場合:DCIに基づいて割り当てられた周波数資源を各TRP別に分けるためのシグナリング及び/又は規則が必要である。TBサイズ計算には影響がないことがある。
[261] ・FRA方法1と基準FR定義方法2との組み合わせの場合:DCIに基づいて割り当てられた周波数資源を各TRP別に分けるためのシグナリング及び/又は規則が必要である。また、TBサイズ計算のための基準資源を決定するために、シグナリング及び/又は規則が必要である。TB別の別のMCS/RV指示が可能でありうる。
[262] ・FRA方法2と基準FR定義方法1との組み合わせの場合:DCIを介して割り当てられた周波数資源に基づいて他のTRPの周波数資源決定のためのシグナリング及び/又は規則が必要である。また、TBサイズ計算のための基準資源を決定するために、シグナリング及び/又は規則が必要である。
[263] ・FRA方法2と基準FR定義方法2との組み合わせの場合:DCIを介して割り当てられた周波数資源に基づいて他のTRPの周波数資源決定のためのシグナリング及び/又は規則が必要である。TBサイズ計算には影響がないことがある。TB別の別のMCS/RV指示が可能でありうる。
[264] 本明細書では、無線通信システムにおいて複数の基地局(例:1つまたはそれ以上の基地局の複数TP/TRP等)と端末との間の協力送信(例:NCJT)を考慮するとき、特に、FDM基盤のM-TRP動作に対して、上述したFRA方法及び基準FR定義方法の組み合わせによって追加的な端末/基地局動作及び/又はシグナリング/規則が必要な場合に対して提案され得る方法について説明する。
[265] 具体的に、提案1は、単一DCI基盤のM-TRP送信で、協力送信する複数のTRPに対する全体周波数資源をDCIを介して設定し、各TRP別に設定された周波数資源を分配して使用する方法を提案する。提案1-1は、提案1に基づく資源割当を仮定し、M-TRPからPTRSを受信する方法を提案する。提案2は、単一DCI基盤のM-TRP送信で、協力送信する複数のTRPのうち、特定TRPに対する周波数資源をDCIを介して設定し、設定された周波数資源に基づいて他のTRPの周波数資源を決定する方法を提案する。また、提案1及び提案2で各資源割当方法によるTBサイズ計算のための基準資源決定方法を提案する。
[266] 本明細書において説明される方法等は、基地局(等)の1つ以上のTP/TRPを基準に説明されるが、当該方法等は、基地局(等)の1つ以上のパネル(panel)に基づいた送信にも同一または類似した方式で適用され得ることはもちろんである。また、本明細書において説明する提案1、提案1-1、及び提案2で単一DCI基盤のM-TRP動作を仮定し、説明の都合上、2個のTRPがNCJTで動作する状況を中心に説明する。しかし、2つ以上のTRPが動作する場合にも、提案1、提案1-2、及び提案2が適用され得ることはもちろんである。
[267] [提案1]
[268] 上述したFRA方法1のように、現在DCIは、周波数資源割当のために、単一フィールド(例:「Frequency domain resource assignment」フィールド)だけを提供しており、当該フィールドを介してNCJTで動作するM-TRP全体に対する周波数資源が設定/指示され得る。割り当てられた周波数資源で各TRPに対応する周波数資源を決定するためには、基地局と端末との間に一種の規則及び/又はシグナリング方法が定義されなければならない。本明細書の提案1では、単一DCIを介して割り当てられた全体TRPに対する資源を特定資源単位(例:PRG/PRGセット/RBG/RBGセット等)にグループ化し、各グループ(/サブグループ)と各TRPと連関したTCI stateとのマッピングに基づいて各TRPに対する周波数資源を決定する方法を提案する。
[269] 具体的に、端末に複数のTCI stateが指示される場合(すなわち、DCIを介して2つ以上のTCI stateと連関した特定コードポイントが設定される場合)、互いに異なるTRPと関連したTCI stateを周波数資源と対応させて、各TRPに対する周波数資源を区分できる。言い換えれば、単一DCIを介して指示された周波数資源領域内で各TCI stateが対応する周波数資源が異なることがある。以下において、multi-TRP送信を支援するために、特定の周波数資源に互いに異なるTRPと関連したTCI stateを対応させることができる方法と、それによる資源割当方法を説明する。
[270] 方法1)単一DCIを介して互いに異なるTRPに互いに異なる周波数資源を割り当てる方法の一例として、1つ以上のPRG(precoding resource block group、以下、PRG)からなるPRGセットを利用できる。このとき、1つのPRGセットは、1つ以上のPRGを含むことができ、1つのPRGセットを構成するPRGの数は、上位階層シグナリング及び/又はDCIシグナリングを介して端末に設定されることができる。または、固定された規則で基地局と端末との間に定義されることができる。
[271] 端末にフリーコーディングgranularityが2または4に設定/指示される場合、フリーコーディング資源ブロックグループ(PRG:Precoding resource block group)は、2または4個の連続したPRBに分割される。言い換えれば、1つのPRGは、2または4個の連続したPRBで構成されることができる。端末は、PRG内の連続したダウンリンクPRBには同じフリーコーディングが適用されると仮定することができる。
[272] 端末にフリーコーディングgranularityが2または4に設定/指示される場合、各TCI stateが対応する周波数資源は、複数のPRG(s)からなる一種のPRGセット(set)単位で端末に割り当てられることができる。より特徴的に、連続するPRGセットが互いに異なるTCI stateに交互に対応する特徴を有することができる。
[273] 図13は、PRGセットに基づいてTRP別の周波数資源を割り当てる一例を示す。図13は、説明の便宜のための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。図13においてCRB、PRG、BWPは、各々common resource block、precoding resource block group、bandwidth partを意味し、以下の説明でも同じ用語が使用され得る。
[274] 図13において、上述した周波数領域のダウンリンク資源割当方式であるType 0(例:RBGサイズ4)とType 1の各々に対して、PRGサイズが2に設定/指示され、PRGセットサイズが1に設定された場合を図示した。PRGセットサイズが1である場合、1つのPRGセットは、端末に設定/指示された1つのPRGと関連した周波数資源と定義されることができる。端末にDCIに基づいてスケジューリングされた全体周波数資源に対してPRGセット単位で交互に互いに異なるTRPと関連したTCI stateがマッピングされ得る。言い換えれば、PRGセット単位で互いに異なるTCI stateがマッピングされ得るし、各TCI stateと連関したTRPに当該PRGセットが割り当てられ得る。一例として、TCI state 1がマッピングされたPRGセットは、TRP1に割り当てられた資源であり、TCI state 2がマッピングされたPRGセットは、TRP2に割り当てられた資源であることができる。
[275] 例えば、PRGセットサイズが2である場合、1つのPRGセットは、2つのPRGで構成されることができ、かつ、当該PRGセット単位で交互に互いに異なるTRPと関連したTCI stateにマッピングされることができる。
[276] 図13の例は、端末にスケジューリングされた周波数資源を基準に互いに異なるTRPと関連したTCI stateが一種のPRGセット単位で交互にマッピングされる方法とみなすことができる。より特徴的に、端末に指示された2つのTCI stateのうち、1番目のTCI stateは(端末にスケジューリングされた周波数資源で低い周波数インデックスを基準に)、奇数番目のPRGセットに対応し、2番目のTCI stateは、偶数番目のPRGセットに対応することができる。または、逆の順序も可能であり、したがって、1番目のTCI stateは(端末にスケジューリングされた周波数資源で低い周波数インデックスを基準に)、偶数番目のPRGセットに対応し、2番目のTCI stateは、奇数番目のPRGセットに対応することができる。または、マッピング順序に対しては、固定された規則で定義されるか、上位階層シグナリング及び/又はDCIシグナリングを介して設定/指示されることができる。
[277] 上述した方法は、互いに異なるTRPと関連した周波数資源が端末にDCIを介して割り当てられるスケジューリング帯域に均等に広がっているので、周波数多重化利得(diversity gain)を期待することができ、PRGセットサイズを調節することにより、互いに異なるTRPに割り当てられる周波数資源のサイズを調節できるという長所がある。
[278] 方法2)前記図13の例では、端末にスケジューリングされた周波数資源を基準にPRGセットを定義し、奇数番目のPRGセットと偶数番目のPRGセットに互いに異なるTCI stateをマッピングする方式を提案した。一方、PDSCHが送信されるBWP(bandwidth part)を基準にPRGセットを定義し、当該PRGセットを基準に特定TCI stateとのマッピング関係を定義する方法も可能である。
[279] 図14は、本明細書において提案する方法にしたがってPDSCHが送信され得るBWPを基準にPRGセットを定義し、PRGセットとTCI stateとの間のマッピング関係の例を示す。図14は、発明の理解を助けるための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
[280] 図14において、上述した周波数領域のダウンリンク資源割当方式であるType 0(RBGサイズ4)とType 1の各々に対して、PRGサイズが4に設定/指示され、PRGセットサイズが1に設定された場合を図示した。図14のType 0の場合から確認できるように、PRGセットをPDSCHが送信され得るBWPを基準に定義したので、実際端末にスケジューリングされた周波数資源内では(前記図13の例とは異なるように)、互いに同じTRPと関連したTCI stateが連続するPRGセットと関連することができる。一例として、TCI state 1がマッピングされたPRGセットに連続するPRGセットにTCI state 1が同一にマッピングされることができる。
[281] 前記図13の方法と比較したとき、前記図14の方法を適用する場合、互いに異なるTRP間に半-静的に(semi-static)周波数資源領域を区分でき、TRP間のスケジューリングが互いに影響を与えないので、各TRPでスケジューリング複雑度が減少し得るし、スケジューリング自由度が増加し得るという長所がある。
[282] 一方、上述した方法1/方法2/図13/図14の例において互いに異なるTRPと関連した周波数資源は、時間領域で重複(overlap)、部分重複(partial overlap)、または非重複(non-overlap)されることができる。
[283] 方法3)端末に設定/指示されたprecoding granularity、すなわち、PRGのサイズがwideband(広帯域)に該当する場合、端末は、不連続的な(non-contiguous)PRBにスケジューリングされることを予想せず、端末は、割り当てられた資源に同じフリーコーディングが適用されると仮定することができる。この場合、DCIを介して端末に割り当てられた周波数資源領域を互いに同じであるか、最大限均等に分けて互いに異なるTCI stateにマッピングさせる方法を考慮することができる。
[284] 具体的に、端末にprecoding granularityがワイドバンドに設定/指示される場合、各TCI stateが対応する周波数資源は、連接する複数のRB(s)(Resource block(s))/RBG(s)(Resource block group(s))からなる一種のRBセット/RBGセットで端末に割り当てられることができる。このとき、互いに異なるTCI stateと関連したRBセット/RBGセットのサイズは、互いに同じであるか、最大限均等であることを特徴とすることができる。
[285] 端末に前記方式によって動作するように特定モードがシグナリング(例:上位階層シグナリング/DCIシグナリング)及び/又は規則及び/又はRNTIに基づいて設定/指示されることができる。一例として、特定のRNTIを介してCRCチェックに成功する場合、前記提案方式によって周波数資源割当のためのDCIを解釈することができる。
[286] 図15は、PDSCHのための周波数領域の資源割当(resource allocation)方式によって各TRPと連関したTCI stateをマッピングする方法の一例である。具体的に、端末にType 0(例:RBGサイズ4)の場合に(a)4RBGs、(b)3RBGs、(c)3RBGsが割り当てられた場合と、Type 1の場合に、(d)連続する16RBsが割り当てられた場合との例を示す。図15の例において互いに異なるTRPと関連した周波数資源は、時間領域で重複(overlap)、部分重複(partial overlap)、または非重複(non-overlap)されることができる。図15は、本発明の理解を助けるための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
[287] 前記図15の例においてType 0で(a)4RBGsを割り当てられた場合は、RGB/RB単位で互いに異なるTRPに同じ周波数資源をマッピングさせることができる。一方、3RBGを割り当てられる場合(例:(b)、(c))に対しては、RBG単位で区分するか(b)、RB単位で区分するか(c)によって各TRPと関連した資源のサイズが変わることができる。一方、Type 1では、(d)RB単位で区分して互いに異なるTRPに周波数資源をマッピングさせることができる。
[288] Type 0、Type 1の両方の場合において資源割当の単位によって互いに異なるTRPにマッピングされる資源のサイズが互いに異なることができる。このような場合、特定TRPと関連した資源のサイズがより大きいことができる。このような場合を回避するために、端末が互いに異なるTRPと関連した周波数資源のサイズが同一であることを仮定できるように、基地局が資源をスケジューリングすることも可能である。
[289] 図15の例のように、単一DCIを介して端末に割り当てられた周波数資源領域を互いに同じであるか、または最大限均等に分けて互いに異なるTCI stateにマッピングする場合、2つのTRPの各々に対して最も広い領域の連続する周波数資源を割り当てることができ、最大のPRGサイズを提供して、各TRPと関連したチャネルに対するチャネル推定性能を向上させることができるという長所がある。既存の動作で、端末にprecoding granularityがワイドバンドに設定/指示される場合は、端末に同じフリーコーディングが適用された連続する周波数資源が割り当てられたということを知らせて、チャネル推定方式に役に立つための目的として使用されることができるので、これを活用すれば、上記の提案動作のように、互いに異なるTRPの各々に対して同じフリーコーディングが適用された連続する周波数資源が割り当てられたことを指示する用途で活用されることができる。
[290] また、例えば、方法3に対しても、端末に指示された2つのTCI stateのうち、1番目のTCI stateは(端末にスケジューリングされた周波数資源で低い周波数インデックスを基準に)、1番目のRBセット/RBGセットに対応し、2番目のTCI stateは、2番目のRBセット/RBGセットに対応することができる。(逆の順序も可能であり、マッピング順序に対しては、固定された規則で定義されるか、上位階層シグナリング及び/又はDCIシグナリングを介して設定/指示されることができる。)
[291] 一方、上述した方法3のように、端末に指示された互いに異なるTCI stateに互いに異なる周波数資源、より特徴的に、互いに異なるRBセット/RBGセットがマッピングされる場合、端末の観点でPRGは、すなわち、precoding granularityは、当該RBセット/RBGセットと定義することができる。
[292] 例えば、PRG=「Wideband」に設定され、TCI stateの数が1より大きいとき(>1)、端末は、「スケジュールされたBW/TCI stateの数」に該当する帯域に含まれたアンテナポートのみ同一(same)アンテナポートと仮定することができる。及び/又は、端末は、PRG=「スケジュールされたBW/TCI stateの数」と仮定する。あるいは、前記動作を支援するために、別のprecoding granularityを定義できる。例えば、PRG=「sub_wideband」=「スケジュールされたBW/TCI stateの数」という別のprecoding granularityを定義でき、当該granularityを設定/指示された端末は、前記提案動作を行うことができる。
[293] 一方、前記例において各TCI stateが対応する資源領域をRBセット/RBGセットと表現することができる理由は、次のとおりである。端末に周波数資源を割り当てる方法としてType 0とType 1がある。Type 0の場合、複数のRBで構成されたRBGという資源単位を定義して、RBG単位で定義されたビットマップ方式に基づいて周波数資源を割り当てることができ、Type 1の場合、RB単位で連続するRBで構成された周波数資源を割り当てることができる。このように、周波数資源割当方式によって周波数割当の最小単位が異なることがあるので、上述した提案方法のように、互いに異なるTCI stateと関連した周波数資源を定義するための周波数割当の最小単位が周波数割当方式によって変わることがある。
[294] 上述した互いに異なるTCI stateと関連したRBセット/RBGセットのサイズを互いに同じであるか、最大限均等に定義するための方法を下記のように説明することができる。
[302]
[303] 上述した提案1の方法(例:方法1/2/3等)に基づいてTB計算のための基準FRを定義する方法を説明する。
[304] 前記提案1で説明したFRA方法1に対して「基準FR定義方法1」、すなわち、複数のTRPに割り当てられた全ての周波数資源を考慮する場合、DCIを介して指示される周波数資源が互いに異なるTRPを介してPDSCH送信に使用される周波数資源の合計と一致するので、現在TBサイズを計算する方式をそのまま利用することができる。
[305] それに対し、前記提案1で説明したFRA方法1に対して「基準FR定義方法2」、すなわち、特定TRPに割り当てられた周波数資源だけを考慮する場合、端末がTB(Transport Block)サイズを計算するにあたり、どのTRPと関連したTCI stateがマッピングされた周波数資源を基準にTBサイズを計算するか決定する方法が必要である。
[306] 端末は、前記提案1の方法及び/又は実施例によって単一DCIを介してスケジューリングされた周波数資源に各TRPと連関したTCI stateがどのようにマッピングされるか分かる。したがって、端末がTBサイズを計算するとき、基地局と端末との間のシグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)及び/又は規則に基づいて特定TRPと関連したTCI stateがマッピングされた周波数資源を基準にTBサイズを計算できる。
[307] 例えば、基地局と端末との間に特定TCI stateにマッピングされた周波数資源をTBサイズ計算のための基準資源とする規則が定義され得る。一例として、1番目のTCI stateにマッピングされた周波数資源を基準にTBサイズを計算するように定義することができる。現在標準によれば、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源をTBサイズ計算に適用するようになっているが、前記方式を適用する場合、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源の一部だけをTBサイズ計算に適用する特徴を有する。
[308] 前記例において「1番目のTCI state」にマッピングされた周波数資源を基準にTBサイズを計算する例を説明したが、2番目のTCI stateにマッピングされた周波数資源を基準にTBサイズを計算するように定義されることもできる。すなわち、2つのTCI state(例えば、1番目のTCI state及び2番目のTCI state)のうち1つのTCI stateが固定的な規則で選択されることができ、選択されたTCI stateに対応する周波数資源を基準にTBサイズを計算するように定義されることができる。
[309] さらに、例えば、TBサイズ計算に基準になる特定TRP(または、特定TCI state)に関する情報を基地局が端末に送信する方法を考慮することもできる。一例として、既存に定義されたDCIフィールドを用いて当該情報が伝達され得る。提案1の方法を適用する場合、DMRS表を最適化してDMRS port指示のためのフィールド(例:「Antenna port(s)」フィールド)を減らすことができる。したがって、既存にDMRS port指示のためのフィールドを定義するためのビットのうち一部(例:MSB(s)/LSB(s))を前記目的のために使用することができる。
[310] 前記例において説明したDMRS port指示のためのフィールドは、一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。したがって、DMRS port指示のためのフィールドだけでなく、DCI内のさらに他の特定フィールドが活用されることもできる。現在標準に定義された既存のフィールドを活用することができ、または、前記提案のために、新しいフィールドが定義されることもできる。
[311] 例えば、同じTCI stateにマッピングされる周波数資源のサイズ(例えば、PRB数等)を基準にTBサイズ計算のための基準周波数資源を選択することもできる。一例として、各TCI stateにマッピングされたPRBの数を基準に周波数資源を選択してTBサイズを計算できる。より多いまたはより少ないPRBがマッピング(/割当)されるTCI stateに対応する周波数資源をTB計算のための基準資源として決定することができ、決定された基準資源に基づいてTBサイズを計算できる。
[312] さらに他の例として、TBサイズを計算する周波数資源を選択するために、同一のTCI stateにマッピングされる周波数資源のインデックスを基準にすることができる。一例として、最も低いまたは最も高いインデックスにマッピング(/割当)されるTCI stateに対応する周波数資源を基準にTBサイズを計算できる。
[313] 上述したように、「FRA方法1」に対して「基準FR定義方法2」、すなわち、特定TCI stateがマッピングされた(特定TRPに割り当てられた)周波数資源だけをTBサイズ計算に利用する場合、(i)TBサイズ計算に適用された周波数資源を介して送信されるPDSCH(例:PDSCH 1)と(ii)さらに他の資源を介して送信されるPDSCH(例:PDSCH 2)とを区分することができる。さらに他の資源を介して送信されるPDSCH(例:PDSCH 2)は、繰り返し送信されるPDSCHと解釈されることができる。このとき、PDSCH 1とPDSCH 2のRV及び/又は変調次数は、互いに異なることができる。このために、DMRS表の最適化を介してDMRSポート指示のためのフィールドに使用されていた既存ビットのうち一部(例:MSB(s)/LSB(s))及び/又は2番目のTBのMCS/RV/NDIを指示するためのTB情報フィールドに対する解釈を異なるようにすることができる。
[314] また、上述した「FRA方法1」及び「基準FR定義方法2」による方法及び/又は実施例とともにTBサイズを計算するために、どのMCS(modulation and coding scheme)値を用いるかに対する規則が基地局と端末との間に定義される必要がある。基地局は、DCI内のフィールドを介して端末にTB 1/TB 2に対するMCS値を各々指示することができる。DCIを介して端末に指示される複数のMCS値のうち、TBサイズ計算に用いられることができる特定値を決定する方法が必要でありうる。TBサイズ計算に用いられることができる特定MCS値を決定するための規則が端末と基地局との間に定義されることができる。
[315] 一例として、DCIでスケジューリング可能な最大CW数を意味する上位階層パラメータである「maxNrofCodeWordsScheduledByDCI」値が1に設定される場合、TB 1に対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズを計算できる。
[316] さらに他の一例として、「maxNrofCodeWordsScheduledByDCI」値が2に設定され、TB 1またはTB 2に対応するMCS、RVフィールドの値が特定値(すなわち、MCS=26 and RV=1)と指示されて、当該TB(例えば、TB1/TB2)が「disabled」と指示される場合、「enabled」と指示されたTB(例えば、TB1/TB2)に対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズを計算できる。
[317] さらに他の例として、「maxNrofCodeWordsScheduledByDCI」値が2に設定され、2つのTB(例えば、TB1及びTB2)が共に「enabled」と指示される場合、前記でTBサイズを計算するために選択された周波数資源に対応するTCI stateを基準にTBサイズ計算に適用されるMCS値が決定され得る。例えば、1番目のTCI stateがTB 1、2番目のTCI stateがTB 2に各々対応すると仮定することができる。TBサイズを計算するために選択された周波数資源が1番目のTCI stateに対応する場合、TB 1に対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズを計算し、TBサイズを計算するために選択された周波数資源が2番目のTCI stateに対応する場合、TB 2に対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズを計算できる。
[318] 上記の例では、1番目のTCI stateがTB 1、2番目のTCI stateがTB 2に各々対応すると仮定したが、TCI stateとTBの対応関係は、上記の例に制限されないことは自明である。例えば、TCI stateとTBの対応関係は、基地局と端末との間に固定された規則で特定関係で定義されることができ、または、基地局のシグナリングを介して端末に設定/指示されることができる。
[319] さらに他の例として、「maxNrofCodeWordsScheduledByDCI」値が2に設定され、2つのTB(例えば、TB 1及びTB 2)が共に「enabled」と指示される場合、各TBに対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズ計算に適用されるMCS値が決定され得る。例えば、より低いまたはより高いMCS値を基準にTBサイズを計算できる。これとともに、TBサイズ計算に適用されるMCSフィールドに対応するTBによってTBサイズ計算に適用される周波数資源が決定され得る。例えば、1番目のTB 1は、1番目のTCI state、TB 2は、2番目のTCI stateに各々対応すると仮定する。TBサイズを計算するために選択されたMCSフィールドがTB 1に対応する場合、1番目のTCI stateに対応する周波数資源を基準にTBサイズを計算し、TBサイズを計算するために選択されたMCSフィールドがTB 2に対応する場合、2番目のTCI stateに対応する周波数資源を基準にTBサイズを計算できる。
[320] 上記の例では、TB 1が1番目のTCI state、TB 2が2番目のTCI stateに各々対応すると仮定したが、TBとTCI stateの対応関係は、上記の例に制限されないことは自明である。例えば、TBとTCI stateの対応関係は、基地局と端末との間に固定された規則で特定関係で定義されることができ、または、基地局のシグナリングを介して端末に設定/指示されることができる。
[321] さらに、例えば、「maxNrofCodeWordsScheduledByDCI」値が2に設定され、2つのTB(例えば、TB1及びTB2)が共に「enabled」と指示される場合、特定TBに対応するMCSフィールドを介して指示されるMCS値を基準にTBサイズを計算できる。このとき、特定TBは、基地局と端末との間に固定された規則で定義されることができ、または、基地局のシグナリングを介して端末に設定/指示されることができる。例えば、TB 1に対応するMCSフィールドで指示するMCS値を基準にTBサイズを計算するように固定された規則で定義されることができる。
[322] 上述した提案1の方法及び/又は実施例を介して単一DCI基盤のM-TRP動作で1つのDCIで割り当てられた周波数資源をTCI stateと周波数資源とのマッピングを介してTRP別に資源を分配できる。また、上述した提案1の方法及び/又は実施例を介してTBサイズ計算のための基準周波数資源を決定できる。
[323] [提案1-1]
[324] 提案1-1では、上述した提案1の周波数資源設定方法及びTB計算のための基準資源設定方法に基づいて互いに異なるTRPでPTRSを送信するための方法を説明する。
[325] 5G NR標準でPTRS(Phase-tracking reference signal)は、高周波帯域で位相ノイズのために発生する損傷(impairment)を補償するために導入された。位相ノイズは、周波数領域でcommon phase error (CPE)及びinter-carrier interference (ICI)を引き起こすためである。
[326] 以下、DL PTRSとUL PTRS関連動作を具体的に説明する。PTRSと関連した詳細な内容は、TS38.211の7.4.1.2章とTS38.214の5.1.6.3で確認することができる。
[327] 図16は、DL PTRS手順の一例を示したフローチャートである。
[328] 基地局は、端末にPTRS設定(configuration)情報を送信する(S1610)。前記PTRS設定情報は、PTRS-DownlinkConfig IEを指すことができる。前記PTRS-DownlinkConfig IEは、frequencyDensityパラメータ、timeDensityパラメータ、epre-Ratioパラメータ、resourceElementOffsetパラメータなどを含むことができる。
[329] 前記frequencyDensityパラメータは、スケジュールされたBWの関数(function)であって、DL PTRSの存在(presence)及び周波数密度を表すパラメータである。前記timeDensityパラメータは、MCS(modulation and coding scheme)の関数であって、DL PTRSの存在及び時間密度を表すパラメータである。前記epre-Ratioパラメータは、PTRSとPDSCHとの間のEPRE(Energy Per Resource Element)を表すパラメータである。
[330] 前記frequencyDensityパラメータと前記timeDensityパラメータとは、表6及び表7の閾値、ptrs-MCSi、i=1、2、3、4とN_RB、i、i=0、1、を指示する。表6は、スケジュールされたMCSの関数(function)であって、PTRSの時間密度を表す。表7は、スケジュールされた帯域幅の関数(function)であって、PTRSの周波数密度を表す。
[333] PTRSのパターンは、周波数領域の密度と時間領域の密度によって決定されることができる。周波数領域の密度(すなわち、PTRSの周波数密度)は、周波数領域でPTRS間の間隔(例えば、RBの個数)を意味できる。時間領域の密度(すなわち、PTRSの時間密度)は、時間領域でPTRS間の間隔(例えば、シンボル個数)を意味できる。
[334] 表6及び表7を参考すれば、PTRSの時間密度は、端末にスケジュールされたMCSによって変わることができ、PTRSの周波数密度は、端末にスケジュールされた帯域幅によって変わることができる。PTRS設定情報(例えば、PTRS-DownlinkConfig)を介して設定されるMCSの閾値(例えば、ptrs-MCS1/2/3/4)と帯域幅の閾値(例えば、N_RB0/1)を基準としてPTRSの時間密度/周波数密度が変わることができる。
[335] 前記基地局は、PTRSに使用されるシーケンスを生成する(S1620)。前記PTRSに対するシーケンスは、下記の数式5のように同じsubcarrierのDMRSシーケンスを用いて生成される。PTRSに対するシーケンス生成は、transform precodingがenableされたかによって異なるように定義されることができ、下記の数式5は、transform precodingがdisableされた場合の一例を示す。
[338] すなわち、PTRSのシーケンスは、DMRSのシーケンス用いるが、より具体的に、subcarrier kでPTRSのシーケンスは、subcarrier kにおけるDMRSのシーケンスと同一である。
[339] 基地局は、前記生成されたシーケンスを資源要素(resource element)にマッピングする(S1630)。ここで、資源要素は、時間、周波数、アンテナポート、またはコードのうち、少なくとも1つを含む意味であることができる。
[340] PTRSの時間領域における位置は、PDSCH割当の開始シンボルから始めて特定シンボル間隔でマッピングされるものの、DMRSシンボルが存在する場合、当該DMRSシンボルの次のシンボルからマッピングが行われる。前記特定シンボル間隔は、1、2、または4symbolであることができる。
[341] そして、PTRSのresource elementマッピングと関連してPTRSの周波数位置は、連関したDMRSポートの周波数位置と上位階層パラメータUL-PTRS-RE-offsetにより決定される。ここで、UL-PTRS-RE-offsetは、PTRS configurationに含まれ、CP-OFDMに対するUL PTRSに対するsubcarrier offsetを指示する。
[342] DLに対し、PTRS portは、スケジュールされたDMRS port間で最も低いインデックスのDMRS portと連関する。そして、ULに対し、基地局は、UL DCIを介してどのDMRS portがPTRS portと連関しているかを設定する。
[343] 基地局は、前記資源要素上で前記PTRSを端末に送信する(S1640)。前記端末は、前記受信されたPTRSを利用して位相雑音に対する補償を行う。
[344] 一方、UL PTRS関連動作は、前述したDL PTRS関連動作と類似し、DL PTRSと関連したパラメータの名称がUL PTRSと関連したパラメータの名称に代替されることができる。すなわち、PTRS-DownlinkConfig IEは、PTRS-UplinkConfig IEに、DL PTRS関連動作で基地局は、端末に、端末は、基地局に代替されることができる。同様に、PTRSに対するシーケンス生成は、transform precodingがenableされたかによって異なるように定義されることができる。
[345] 一方、上述した提案1の方法及び/又は実施例によって端末にprecoding granularityが2または4に設定/指示され、各TCI stateが対応する周波数資源が複数のPRG(s)で構成されたPRGセット単位で端末に割り当てられ、連続するPRGセットに互いに異なるTCI stateが交互に(交差して)対応する場合、特定TCI stateに対応する周波数資源でPTRSが送信され得ないという問題が生じ得る。例えば、PTRSの周波数密度によって周波数領域でPTRSが送信される間隔が同一TCI stateが対応する1つのPRGセットより大きい場合、特定順序のPRGセットにはPTRSがマッピングされないことがある。
[346] 図17は、周波数領域でprecoding granularityが2に設定され、PRGセットが1つのPRGで構成された場合、スケジュールされたRBと各TRPに対応するTCI stateとの間のマッピング関係及びPTRSが送信されるRBを示した例示である。図17においてPTRSが送信される間隔は、4RBsである。図17は、説明の便宜のための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
[347] 図17に示すように、特定TRP(例:TRP #1)に対応する周波数資源でのみPTRSが送信される。これは、現在標準によれば、DCIを介して端末にスケジューリングされた全体帯域幅に基づいて周波数領域のPTRS密度とPTRSが送信されるRBが決定されるように定義されているためである。しかし、前記例にように、特定TRPに対応する周波数資源でのみPTRSが送信される場合、互いに異なるTCI stateに対応する互いに異なるTRPの位相ソースが同じでなければ、特定TRPから送信されるデータに対して位相ノイズの影響を補償することができないため、大きい性能劣化が発生しうる。
[348] したがって、本明細書の提案1-1では、このような問題を解決するために、互いに異なるTRPに対応する、すなわち、互いに異なるTCI stateに対応するそれぞれの周波数資源でPTRSを送信/受信するための方法(例:実施例1/2/3/4/5)を提案する。以下、後述する各方法は、独立的に行われることができ、または、いずれか1つの方法が他の1つの方法と組み合わせられて適用されることもでき、または、いずれか1つの方法の一部構成が他の1つの方法の一部/全部構成と置き換えられて適用されることもできる。また、提案1-1の方法及び/又は実施例等(例:実施例1/2/3/4/5)は、precoding granularityが2、4、またはwidebandである場合に対して適用されることができる。
[349] まず、FDM基盤のM-TRP協力送信において、PTRSの周波数密度を決定する方法を説明する。
[350] 上述したように、PTRSの周波数密度は、端末にスケジュールされた帯域幅(すなわち、スケジュールされたRBの数)によって変わることができる。PTRS設定情報(例えば、PTRS-DownlinkConfig)を介して設定される帯域幅の閾値(例えば、N_RB0/1)を基準としてPTRSの周波数密度が変わることができる。上述した表7に基づいてPTRSの周波数密度が決定され得る。スケジュールされた帯域幅N_RBと上位階層パラメータを介して設定された閾値(例えば、N_RB0/1)とを比較してPTRSの周波数密度が決定され得る。以下の説明においてPTRS周波数領域密度は、前記表7のK_PT-RSを意味できる。また、PTRS周波数領域密度を決定するために考慮される帯域幅は、前記表7のN_RB(例:資源ブロックの数)を意味できる。
[351] 実施例1)PTRSの周波数領域密度(すなわち、PTRSの周波数密度)を決定するために、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅でないDCIでスケジューリングされた全体帯域幅の中で特定TCI stateに対応する帯域幅だけを基準にPTRS周波数領域密度を決定できる。
[352] 例えば、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅の中で特定TCI stateに対応する帯域幅は、1番目のTCI stateあるいは2番目のTCI stateに対応する帯域幅になることができる。特定TCI stateは、基地局と端末との間に固定的な規則で定義されたり、上位階層シグナリング及び/又はDCIシグナリングを介して端末に設定/指示されることができる。
[353] 例えば、特定TCI stateに対応する帯域幅(すなわち、N_RB)とfrequencyDensityパラメータに設定された閾値(例えば、N_RB0/1)とを比較して前記表7によってPTRSの周波数密度(すなわち、K_PT-RS)が決定され得る。前記特定TCI stateに対応する帯域幅(すなわち、N_RB)は、特定TCI stateがマッピングされた資源ブロック(例:PRB)を意味できる。具体的に、特定TCI stateに対応する帯域幅(すなわち、N_RB)がN_RB0より小さければ、PTRSは存在しないことができ、特定TCI stateに対応する帯域幅(すなわち、N_RB)がN_RB0より大きいか、同じであり、N_RB1より小さければ、PTRSの周波数密度は2であることができ、特定TCI stateに対応する帯域幅(すなわち、N_RB)がN_RB1より大きいか、同じであれば、PTRSの周波数密度は、4であることができる。
[354] 基地局/端末は、特定TCI stateに対応するRBからなる帯域幅(例:表7のN_RB)を基準に決定したPTRS周波数領域密度単位(例:表7のK_PT-RS)に基づいてPTRSを送信/受信することができる。さらに、PTRS周波数領域密度を定義/決定した基地局/端末は、当該PTRS周波数領域密度に基づいてPTRSを送信/受信することができる。
[355] 前記提案を適用する場合、基地局は、各TRPに対応する、すなわち、各TCI stateに対応する周波数領域のサイズに最適化されたPTRS周波数領域密度を定義することができる。
[356] 実施例2)PTRSの周波数領域密度(すなわち、PTRSの周波数密度)を決定するために、スケジューリングされた全体帯域幅の中で各TRPと連関したTCI state別に対応する帯域幅を基準にPTRS周波数領域密度を決定できる。言い換えれば、PTRSの周波数領域密度は、特定TCI stateに対応する帯域幅に対して各々定義されることができる。前記特定TCI stateに対応する帯域幅は、特定TCI stateがマッピングされた資源ブロック(例:PRB)を意味できる。
[357] 例えば、TCI state 1に対応する帯域幅に対して第1のPTRS周波数領域密度が決定され得るし、TCI state 2に対応する帯域幅に対して第2のPTRS周波数領域密度が決定され得る。前記第1のPTRS周波数領域密度と第2のPTRS周波数領域密度とは、互いに同一であるか、異なる値を有することができる。
[358] 例えば、TCI state 1に対応する帯域幅を第1のN_RBで表し、TCI state 2に対応する帯域幅を第2のN_RBで表すこととする。frequencyDensityパラメータに設定された閾値(例えば、N_RB0/1)と前記第1のN_RBと前記第2のN_RBとを各々比較して前記表7によってPTRSの周波数密度(すなわち、K_PT-RS)が決定され得る。具体的に、第1のN_RB/第2のN_RBがN_RB0より小さければ、PTRSは存在しないことができ、第1のN_RB/第2のN_RBがN_RB0より大きいか、同じであり、N_RB1より小さければ、PTRSの周波数密度は、2であることができ、第1のN_RB/第2のN_RBがN_RB1より大きいか、同じであれば、PTRSの周波数密度は、4であることができる。
[359] 上述した提案1で説明した「FRA方法1」に基づいてDCIを介してスケジュールされた全体周波数資源に対して各TRPと連関したTCI stateをマッピングして、各TRPの周波数資源が決定され得る。例えば、TRP1の周波数資源領域をFRG #1とし、TCI state 1がマッピングされ、TRP2の周波数資源領域をFRG #2とし、TCI state 2がマッピングされることを仮定できる。この場合、TCI state 1に対応する帯域幅(第1のN_RB)に基づいて決定されたPTRS周波数密度(例:第1のPTRS周波数領域密度)は、FRG #1で適用されることができ、TCI state 2に対応する帯域幅(第2のN_RB)に基づいて決定されたPTRS周波数密度(例:第2のPTRS周波数領域密度)は、FRG #2で適用されることができる。
[360] 前記実施例2の方式にしたがって互いに異なるTCI stateに対応する互いに異なる周波数領域に対して互いに異なるPTRS周波数領域密度を決定できる場合、それぞれの周波数領域資源に最適化されたPTRS周波数領域密度を適用できるという長所がある。
[361] 一方、前記実施例2では、PTRSの周波数密度決定のためのパラメータ(例:frequencyDensity)が共通に設定されて、TCI state 1に対応する帯域幅(例:第1のN_RB)とTCI state 2に対応する帯域幅(例:第2のN_RB)との周波数密度計算の際、同じ閾値基準が適用された。追加的に、特定TCI stateに対応する帯域幅に対して各々PTRS周波数領域密度を定義するために、周波数領域密度を決定するためのパラメータが複数個定義されることもできる。各パラメータは、互いに異なるTCI stateが対応するそれぞれの帯域幅に対するPTRS周波数密度計算の際に適用されることができる。
[362] 例えば、上位階層シグナリングを介して設定されるPTRS-DownlinkConfig内のfrequencyDensityパラメータがfrequencyDensity-1/2に拡張されることができ、frequencyDensity-1は、1番目のTCI stateに対応する帯域幅内でPTRS周波数領域密度定義に適用されることができ、frequencyDensity-2は、2番目のTCI stateに対応する帯域幅内でPTRS周波数領域密度定義に適用されることができる。基地局は、端末に周波数密度決定のためのパラメータ(例:frequencyDensity)を複数個設定することができる。各パラメータは、順次TCI stateに対応する帯域幅内のPTRSの周波数密度を決定するのに用いられることができる。
[363] 実施例3)PTRSの周波数領域密度(すなわち、PTRSの周波数密度)を決定するために、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅でないDCIでスケジューリングされた全体帯域幅の中でDCIでスケジューリングされた全体帯域幅の半分に該当する帯域幅を基準にPTRSの周波数領域密度を決定できる。
[364] 例えば、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅が奇数である場合、四捨五入演算、切り捨て演算、または切り上げ演算を介して特定値を計算でき、計算された帯域幅を基準にPTRSの周波数領域密度を決定できる。
[365] 実施例3の方式を適用する場合、単純な固定された規則でPTRSの周波数領域の密度を決定できるという長所がある。
[366] 実施例4)上述した提案1の方法にしたがって端末にDCIを介して全体TRPに対する周波数資源が割り当てられ、スケジューリングされた周波数資源を互いに異なるTCI stateにマッピングされるサブ資源グループに分けることができる場合、PTRSの周波数領域密度は、特定値と定義されることができる。前記特定値とは、(i)基地局と端末との間に固定的な規則で定義された値または(ii)基地局と端末との間にシグナリング(例:RRC/MAC-CE/DCI、etc)を介して設定された値であることができる。
[367] 例えば、特定値は、最も小さい間隔を有する周波数領域密度で設定/定義されることができる。表7を参考するとき、前記最も小さい間隔を有する周波数領域密度は、2になることができる。このように、最も小さい間隔を有する周波数領域密度を適用する場合、最も小さいPRGセットのサイズが2PRBになり得ることを仮定したとき、周波数領域でPTRSが送信される間隔が同一TCI stateが対応する1つのPRGセットより大きい場合が存在しないことがあるので、互いに異なるTRPで各々PTRS送信が可能である。
[368] 前記例のように、PTRSの周波数領域密度がスケジューリングされるRB数と関係なく特定値と定義される場合、端末にスケジューリングされるRB数が特定値より小さければ、PTRSは送信されないことがある。このように、端末にスケジューリングされるRB数によってPTRSの周波数領域密度が決定される点を考慮したとき、PTRSの周波数領域密度がスケジューリングされるRB数と関係なく特定値と定義されることは、不要なRSオーバーヘッドを増加させるという短所を有することができる。
[369] したがって、PTRSの周波数領域密度がスケジューリングされるRB数によって決定される既存動作は維持するものの、周波数領域密度の最大値を制限して特定TRPに対応する周波数資源でのみPTRSが送信される状況を防止できる。
[370] このために、PTRSの周波数領域密度の最大値が特定値と定義されることができる。前記特定値とは、(i)基地局と端末との間に固定的な規則で定義された値、または(ii)基地局と端末との間にシグナリング(例:RRC/MAC-CE/DCI、etc)を介して設定された値であることができる。
[371] 例えば、PTRSの周波数領域密度の最大値(すなわち、前記特定値)は、2になることができる。このような場合、最大間隔である4が設定されることを防止でき、互いに異なるTRPで各々PTRS送信が可能である。
[372] 上述した実施例4の方法は、端末に設定/指示されるprecoding granularityによって適用可否が決定され得る。例えば、端末にprecoding granularityが4に設定/指示される場合、PTRSの周波数領域密度が4に決定される場合にも、互いに異なるTRPで各々PTRS送信が可能である。それに対し、端末にprecoding granularityが2に設定/指示される場合、PTRSの周波数領域密度が4に決定される場合、特定TRPでPTRSが送信され得ない場合がありうる。したがって、端末にprecoding granularityが2に設定/指示される場合にのみPTRSの周波数領域密度を特定値で適用してPTRSの周波数領域密度を2に固定するか、PTRSの周波数領域密度の最大値を特定値(例:2)で適用して/制限して互いに異なるTRPで各々PTRS送信が可能なように保障することができる。
[373] 一方、図16において説明したように、PTRSは、資源要素にマッピングされて受信されることができる。ここで、資源要素は、時間、周波数、アンテナポート、またはコードのうち、少なくとも1つを含む意味であることができる。PTRSの周波数位置(すなわち、周波数領域の資源マッピング)は、連関したDMRSポートの周波数位置と上位階層パラメータUL-PTRS-RE-offsetにより決定されることができる。ここで、UL-PTRS-RE-offsetは、PTRS configurationに含まれ、CP-OFDMに対するUL PTRSに対するsubcarrier offsetを指示する。
[374] 現在標準では、S-TRP送信に基づいて、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅を基準にPTRSの送信位置が決定される。しかし、FDM基盤のM-TRP協力送信において、PTRSの周波数領域の資源位置は、DCIでスケジューリングされた全体帯域幅でないDCIでスケジューリングされた全体帯域幅のうち、それぞれのTCI stateに対応する帯域幅内で独立的に決定されることができる。すなわち、DCIでスケジューリングされた全体周波数資源(例:帯域幅)は、2つ以上のサブグループに分けられることができ、各サブグループは、互いに異なるTCI stateに対応することができ、PTRSの周波数領域の資源位置は、それぞれのTCI stateに対応するサブグループの帯域幅を基準に決定されることができる。
[375] 言い換えれば、FDM基盤のM-TRP送信で、DCIのTCIフィールドを介して複数個(例えば、2)のTCI stateが指示され得るし、PTRSの周波数領域における資源要素マッピングは、各TCI stateに対して割り当てられた帯域幅(例:PRBs)と連関することができる。
[377] 例えば、提案1で説明したように、フリーコーディングgranularityが「2または4」である場合、1番目のTCI stateは、(端末にスケジューリングされた周波数資源で低い周波数インデックスを基準に)偶数番目のPRGセットに対応し、2番目のTCI stateは、奇数番目のPRGセットに対応することができる。各TCI stateに対して割り当てられた帯域幅(例:PRBs)に基づいてPTRSがマッピングされ得る。
[378] DCIでスケジューリングされた全体帯域幅のうち、それぞれのTCI stateに対応する帯域幅内で独立的に送信位置を決定する方法は、上述したPTRSの周波数領域密度を決定する方法(例:実施例1/2/3/4)とともに適用されることもできる。
[379] 例えば、上述した実施例2に基づいてそれぞれのTCI stateに対応する帯域幅内で互いに異なる周波数領域密度が決定され得るし、各周波数密度に基づいてPTRSの送信位置が決定され得る。基地局/端末は、特定TCI stateに対応するRBからなる帯域幅(例:表7のN_RB)を基準に決定したPTRS周波数領域密度単位(例:表7のK_PT-RS)に基づいてPTRSを送信/受信することができる。さらに、PTRS周波数領域密度を定義/決定した基地局/端末は、当該PTRS周波数領域密度に基づいてPTRSを送信/受信することができる。言い換えれば、各TCI stateに対して割り当てられた資源ブロック(帯域幅)で各TCI stateと連関した資源ブロック(帯域幅)の数により決定された周波数密度によってPTRSがマッピングされて受信されることができる。
[380] 実施例5)さらに他の例として、基地局は、上述した問題が生じ得るPTRSの周波数領域密度とPRG及びPRGセットのサイズの組み合わせを端末に設定しないことがある。すなわち、基地局は、現在標準に定義されたPTRSの周波数領域密度及び位置決定方式によってPTRSを送信し、端末は、互いに異なるTCI stateに対応する資源領域の各々でPTRSが送信されることを仮定できる。
[381] 実施例5によれば、互いに異なるTRPに対応する、すなわち、互いに異なるTCI stateに対応する周波数領域のサイズに適合していないPTRS周波数領域密度が適用され得る。例えば、周波数領域密度が低いことができる環境、すなわち、周波数領域でPTRSの間隔が大きいことができる環境でも、各TRPに対応するPTRS周波数領域密度は大きくなることができる。すなわち、特定TRP(または、TCI state)に対応する周波数領域で小さい間隔でPTRSが送信されて、不要にRSオーバーヘッドを増加させることができ、スペクトル効率(spectral efficiency)を減少させることができる。または、逆に、周波数領域密度が高くなければならない環境、すなわち、周波数領域でPTRSの間隔が小さくなければならない環境でも、各TRPに対応するPTRS周波数領域密度は低いことができる。DCIを介してスケジューリングされた全体帯域を基準にPTRSの周波数領域密度を計算するので、結果的に低い密度で決定されたが、実際、特定TRP(または、TCI state)と対応する周波数領域は、これより小さいことができ、したがって、高い周波数領域密度を必要とすることができる。このように、適切なPTRS周波数領域密度が支援され得ない場合、位相ノイズによる損傷(impairment)を適切に補償できず、BLER性能を劣化させ、結果的にthroughputを減少させることができる。
[382] 上記の提案方式は、precoding granularityが2、4、widebandである場合の全てに対して適用されることができる。
[383] <提案2>
[384] 提案2では、上述した「FRA方法2」のように、単一DCIを介してCoMPで動作するM-TRPのうち、特定TRPに対する周波数資源が設定/指示され、設定された周波数資源に基づいて他のTRPに対する周波数資源を決定する方法を説明する。
[385] 提案2でも、単一DCI基盤のM-TRP動作を仮定して、説明の都合上、2個のTRPがNCJTで動作する状況を中心に説明する。提案2は、2つ以上のTRPが動作する場合にも適用され得ることはもちろんである。
[386] DCIの周波数資源割当フィールドを介して端末に特定TRPに対する周波数資源が割り当てられ得るし、割り当てられた周波数資源は、特定TRPと関連したTCI stateにマッピングされることができる。例えば、DCIを介して割り当てられる資源は、DCIを送信するTRPに対する周波数資源であることができる。前記周波数資源を基準に他のTRPと関連したTCI stateがマッピングされる周波数資源が定義され得る。
[387] 例えば、基準になる周波数資源(すなわち、DCIを介して割り当てられた資源)との差値が端末にシグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)されることができ、前記差値に基づいて他のTRPの周波数資源が決定され得る。または、基地局と端末との間に固定された規則で他のTRPと関連したTCI stateがマッピングされる周波数資源が定義され得る。
[388] 端末に提案2にしたがって動作するように特定モードがシグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)及び/又は規則及び/又はRNTIに基づいて設定/指示されることができる。一例として、特定のRNTIを介してCRC checkに成功する場合、前記提案方式によって周波数資源割当のためのDCIを解釈することができる。
[389] 例えば、DCIを介して端末に指示された周波数領域の資源を基準に同じサイズの資源がすぐ連接して送信されることを仮定するように規則が定義され得る。端末は、DCIを介して指示された周波数領域の資源に第1のTCI stateをマッピングし、連接する同じサイズの資源に第2のTCI stateをマッピングすることができる。
[390] 図18は、本明細書において提案する方法によるDCIを介して指示された周波数資源を基準としてM-TRPの周波数資源を決定する方法を示した例示である。図18は、説明の便宜のための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。図18に示すように、DCIを介してTRP #1のための周波数資源が指示され得るし、当該資源にTRP #1と連関したTCI state #1がマッピングされ得る。また、TRP#2のための周波数資源は、TRP #1のための周波数資源に連接して同じサイズで構成されることができ、TRP#2と連関したTCI state #2がマッピングされ得る。
[391] さらに他の例として、既存のDCI内で一部フィールドの用途を前記差値を指示するための用途に変えて適用することができる。基地局は、DCIの一部フィールドを介して周波数資源割当フィールドを介して指示される資源との差値をシグナリングすることができる。一部フィールドの例では、DMRSポート指示のためのフィールドの一部ビット(等)及び/又は2番目のTB情報を指示するためのフィールド(for MCS/NDI/RV)の一部ビット(等)を挙げることができる。
[392] 上述した提案2に基づいてTB計算のための基準FRを定義する方法を説明する。
[393] 前記提案2で説明したFRA方法2に対して「基準FR定義方法2」、すなわち、特定TRPに割り当てられた周波数資源だけを考慮する場合、DCIを介して指示される周波数資源が特定TRPを介してPDSCH送信に使用される周波数資源と一致するので、現在TBサイズ計算方式を端末動作のための一部規則を定義してそのまま利用することができる。例えば、DCI内で1番目のTBに対するTB情報フィールド(for MCS1/RV1/NDI1)と2番目のTBに対するTB情報フィールド(for MCS2/RV2/NDI2)とが共に用いられる場合、特定フィールド値を基準に、例えば、1番目のTB情報フィールドを基準とし、DCIを介してスケジューリングされる周波数資源を基準としてTBサイズを計算できる。
[394] 一方、上記のように、特定TCI stateがマッピングされた周波数資源だけをTBサイズ計算に利用する場合、TBサイズ計算に適用された周波数資源を介して送信されるPDSCHをPDSCH 1と命名することができ、さらに他の資源を介して送信されるPDSCHは、繰り返し送信されるPDSCHと解釈されることができ、PDSCH 2と命名することができる。このとき、PDSCH 1とPDSCH 2のRV及び/又は変調次数は互いに異なることができる。このために、DMRS表の最適化を介してDMRS port指示のためのフィールドに使用されていた既存ビットのうち一部(例:MSB(s)/LSB(s))及び/又は2番目のTBのMCS/RV/NDIを指示するためのTB情報フィールドに対する解釈を異なるようにすることができる。
[395] 一方、前記提案2で説明したFRA方法2に対して「基準FR定義方案1」、すなわち、複数のTRPに割り当てられた全ての周波数資源を考慮する場合、追加的な端末動作が必要である。
[396] したがって、端末がTBサイズを計算するにあたり、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源のN倍の周波数資源を基準にTBサイズを計算するように定義/設定する方法を提案する。このとき、Nの値は、端末に指示されたTCI stateの数と同じであることができる。
[397] 端末は、上述した提案2の方法にしたがってPDSCHを送信するTRPの数を分かることができ、TRPの数は、端末に指示されたTCI stateの数と同じであることができる。したがって、端末は、PDSCH送信のために使用される全体周波数資源のサイズを分かることができる。この全体周波数資源のサイズは、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源のサイズをBとしたとき、BとTCI stateの数の積(B×number of TCIs)と同じである。したがって、端末は、PDSCH送信のために使用される全体周波数資源のサイズであるBとTCI stateの数を乗算した周波数資源サイズを基準にTBサイズを計算するように定義することができる。現在標準によれば、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源をTBサイズ計算に適用するようになっているが、前記方式を適用する場合、DCIを介してスケジューリングされた周波数資源の倍数をTBサイズ計算に適用する特徴を有する。
[398] 上述した提案2の方法及び/又は実施例を介して単一DCI基盤のM-TRP動作で1つのDCIで割り当てられた特定TRPに対する周波数資源に基づいて他のTRPに対する周波数資源を決定できる。また、上述した提案2の方法及び/又は実施例を介してTBサイズ計算のための基準周波数資源を決定できる。
[399]
[400] 一方、TS 38.211文書を参考すれば、antenna port及びQCL(quasi co-located)は、表8のように定義されている。
[402] 上述した方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)を適用するために、表8のQCL定義が表9のように一部修正されることができる。修正された部分は、下線で表示された部分である。
[404] 表9を参考すれば、「QCL-f-RB set」は、ターゲット(target)アンテナポートに対して同一QCL reference RS(及び/又は、antenna port)を仮定/適用できるRBセット(周波数資源の集合)を意味できる。前記RBセット内の連続する(contiguous)RBの数は、PRGサイズと同じであるか、大きいことができる。一方、上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)は、QCL-f-RB setを構成する方法の一例とみなすことができる。すなわち、上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)によって特定TCI stateがマッピングされる周波数資源が決定され得るし、特定TCI stateがマッピングされる周波数資源は、QCL-f-RB setと対応することができる。
[405] 上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)で互いに異なるTRPと関連したTCI stateがマッピングされる周波数資源は、VRB(virtual resource block)またはPRB(physical resource block)のうち、特定単位(VRBまたはPRB)で前記提案の方式が適用されるように定義されることができる。または、シグナリング(例:上位階層シグナリング/DCI)及び/又は規則を介して前記提案が適用される単位(VRBまたはPRB)を選択するように定義されることができる。
[406]
[407] 本明細書において上述した方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)で互いに異なる2つのTRPが協力送信する動作を仮定したが、3個以上の複数のTRPに対しても本明細書において説明する方法及び/又は実施例を適用できる。また、上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)は、複数個のTRPを基準に説明したが、これは、複数個のpanelを介しての送信にも同様に適用されることができる。また、本明細書において説明する方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)で単一DCI基盤のM-TRP送信を中心に説明したが、複数のTRPのうち一部TRPを除いた残りのTRPでDCIを送信するmultiple DCI基盤のM-TRP送受信の場合に対しても提案方式が適用されることもできる。
[408]
[409] 図19は、M-TRP(あるいは、M-セル、以下、全てのTRPは、セルに代替されることができる、あるいは、1つのTRPから複数のCORESET(/CORESET group)を設定された場合もM-TRPと仮定することができる)状況で端末が単一(single)DCIを受信する場合(すなわち、代表TRPがUEにDCIを送信する場合)のシグナリングを示す。図19は、説明の便宜のための一例であり、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
[410] 以下の説明では、「TRP」を基準に説明されるが、上述したように、「TRP」は、パネル(panel)、アンテナアレイ(antenna array)、セル(cell)(例:macro cell/small cell/pico cell等)、TP(transmission point)、基地局(base station、gNB等)などの表現に代替されて適用されることができる。また、上述したように、TRPは、CORESETグループ(または、CORESETプール)に関する情報(例:インデックス、ID)によって区分されることができる。一例として、1つの端末が複数のTRP(または、セル)等と送受信を行うように設定された場合、これは、1つの端末に対して複数のCORESETグループ(または、CORESETプール)が設定されたことを意味できる。このようなCORESETグループ(または、CORESETプール)に対する設定は、上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング等)を介して行われることができる。
[411] 図19に示すように、説明の都合上、2個のTRP等とUEとの間のシグナリングが考慮されるが、当該シグナリング方式が複数のTRP及び複数のUE間のシグナリングにも拡張されて適用され得ることはもちろんである。以下の説明においてNetwork sideは、複数のTRPを含む1つの基地局であることができ、複数のTRPを含む1つのCellであることができる。一例として、Network sideを構成するTRP 1とTRP 2との間には、ideal/non-ideal backhaulが設定されることもできる。また、以下の説明は、複数のTRPを基準に説明されるか、これは、複数のpanelを介しての送信にも同一に拡張して適用されることができる。さらに、本文書において端末がTRP1/TRP2から信号を受信する動作は、端末がNetwork sideから(TRP1/2を介して/利用して)信号を受信する動作とも解釈/説明されることができ(あるいは、動作であることができ)、端末がTRP1/TRP2で信号を送信する動作は、端末がNetwork sideで(TRP1/TRP2を介して/利用して)信号を送信する動作と解釈/説明されることができ(あるいは、動作であることができ)、逆にも解釈/説明されることができる。
[412] UEは、Network sideからTRP 1(及び/又は、TRP2)を介して/利用してMultiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報(configuration information)を受信することができる(S1905)。すなわち、Network sideは、UEにTRP1(及び/又はTRP2)を介して/利用してMultiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報(configuration information)を送信することができる(S1905)。前記設定情報は、Network sideの構成(すなわち、TRP構成)と関連した情報/Multiple TRP基盤の送受信と関連した資源情報(resource allocation)などを含むことができる。前記設定情報は、上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング、MAC-CE等)を介して伝達されることができる。また、前記設定情報が予め定義または設定されている場合、当該ステップは省略されることもできる。
[413] 例えば、前記設定情報は、上述した方法(例:提案1/提案1-1/提案2等)で説明したように、CORESET関連設定情報(例:ControlResourceSet IE)を含むことができる。前記CORESET関連設定情報は、CORESET関連ID(例:controlResourceSetID)、CORESETに対するCORESET poolのインデックス(例:CORESETPoolIndex)、CORESETの時間/周波数資源設定、CORESETと関連したTCI情報などを含むことができる。前記CORESET poolのインデックス(例:CORESETPoolIndex)は、各CORESETにマッピングされる/設定される特定index(例えば、CORESET group Index、HARQ Codebook index)を意味できる。
[414] 例えば、上述した方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)によって前記設定情報は、複数のURLLC動作のうち、どの動作を行うかに関する情報を含むことができる。一例として、前記設定情報は、M-TRP URLLC scheme(例:scheme2a/2b/3/4)のうち1つを設定する情報を含むことができる。
[415] 例えば、前記設定情報は、PTRS関連設定情報を含むことができる。前記PTRS関連設定情報(例:PTRS-DownlinkConfig)は、PTRSの周波数密度(frequency density)に関する情報(例:frequencyDensityパラメータ)、時間密度に関する情報(例:timeDensityパラメータ)、epre-Ratioパラメータ、資源要素オフセットパラメータ(例:(resourceElementOffset)などを含むことができる。
[416] 例えば、上述したS1905ステップのUE(図22~図26の100/200)がNetwork side(図22~図26の100/200)から前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報を受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報を受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、Network sideから前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報を受信することができる。
[417] これと同様に、上述したS1905ステップのNetwork side(図22~図26の100/200)がUE(図22~図26の100/200)に前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報(configuration information)を送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報を送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、Network sideから前記Multiple TRP基盤の送受信と関連した設定情報を送信できる。
[418] UEは、Network sideからTRP 1を介して/利用してDCI及び当該DCIによりスケジューリングされるData 1を受信することができる(S1910-1)。また、UEは、Network sideからTRP 2を介して/利用してData 2を受信することができる(S1910-2)。すなわち、Network sideは、UEにTRP 1を介して/利用してDCI及び当該DCIによりスケジューリングされるData 1を送信できる(S1910-1)。また、Network sideは、UEにTRP 2を介して/利用してData 2を送信できる(S1910-2)。例えば、DCI及びData(例えば、Data 1、Data 2)は、各々制御チャネル(例えば、PDCCH等)及びデータチャネル(例えば、PDSCH等)を介して伝達されることができる。また、S1910-1ステップ及びS1910-2ステップは、同時に行われるか、いずれか1つが他の1つより早く行われることもできる。
[419] 例えば、前記DCIは、TCIフィールド、Antenna port(s)フィールド、time domain resource assignmentフィールド、frequency domain resource assignmentフィールド、MCSフィールド、またはRVフィールドなどを含むことができる。
[420] 例えば、上述した方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案2等)で説明したように、前記DCIは、Data 1及びData 2の両方に対するスケジューリングのために用いられるように設定されることができ、Data 1及びData 2は、同じTBに対応することができる。
[421] 例えば、非重複周波数資源を利用することを前提として、前記DCIは、周波数資源と互いに異なるTRP(例:TRP 1、TRP 2)と関連したTCI state間のマッピング関係に関する情報を含むことができる。これを通じて、UEは、周波数資源とTCI state/TRPとの間のマッピング関係を把握できる。また、前記DCIに対して、UEは、一定基準による周波数資源を基準にTB sizeを計算(すなわち、TB関連情報フィールドを解釈)するように設定されることもできる。
[422] 例えば、上述した提案1-1のように、前記DCIに基づいてPTRSの周波数密度/周波数資源マッピングが決定され得る。DCIを介してスケジューリングされた周波数資源が互いに異なるTCI stateにマッピングされる場合、PTRSの周波数密度/周波数資源マッピングは、各TCI stateと連関した周波数資源(例:帯域幅/PRBs)によって決定されることができる。また、この場合、Data 1及びData 2は、上述した提案1-1で説明されたPTRS(port)等に基づいて送受信されることができる。
[423] 例えば、上述したS1910-1/S1910-2ステップのUE(図22~図26の100/200)がNetwork side(図22~図26の100/200)から前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、Network sideから前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を受信することができる。
[424] これと同様に、上述したS1910-1/S1910-2ステップのNetwork side(図22~図26の100/200)がUE(図22~図26の100/200)に前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、UEに前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又は前記Data 2を送信できる。
[425] UEは、TRP 1及びTRP 2から受信したData 1及びData 2をデコード(decoding)することができる(S1915)。例えば、UEは、上述した方法(例:提案1/提案1-1/提案2等)などに基づいてチャネル推定及び/又はデータに対するデコードを行うことができる。
[426] 例えば、上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案2/提案3/提案4等)に基づいて、UEは、基地局が特定URLLC動作によって同じデータを送信したことがわかり、Data 1とData 2が同じデータであることを仮定して、Data 1及びData 2をデコードすることができる。一例として、UEは、基地局がDCIを介して指示されたTCI statesの数の分だけ同じデータを繰り返し送信することを仮定して、Data 1及びData 2をデコードすることができる。例えば、UEは、基地局がDCIを介して指示した周波数領域で同じデータを繰り返し送信したことを仮定して、Data 1及びData 2をデコードすることができる。
[427] 例えば、上述したS1915ステップのUE(図22~図26の100/200)が前記Data 1及びData 2をデコードする動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記Data 1及びData 2をデコードする動作を行うように、1つ以上のメモリ104などを制御できる。
[428] UEは、上述した提案方法(例:提案1/提案1-1/提案2等)に基づいて、1つ以上のPUCCH(s)を介して前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報(例えば、ACK情報、NACK情報等)をTRP 1及び/又はTRP 2を介して/利用してNetwork sideに送信することができる(S1920-1、S1920-2)。すなわち、Network sideは、上述した提案方法(例:提案1/提案1-1/提案2等)に基づいて、前記DCI及び/又は前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報(例えば、ACK情報、NACK情報等)をTRP 1及び/又はTRP 2を介して/利用してUEから受信することができる(S1920-1、S1920-2)。
[429] 例えば、Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報が1つに結合されるか、分離されることもできる。また、UEは、代表TRP(例えば、TRP 1)へのHARQ-ACK情報だけを送信するように設定され、他のTRP(例えば、TRP 2)へのHARQ-ACK情報送信は、省略されることもできる。例えば、前記HARQ-ACK情報は、PUCCH及び/又はPUSCHを介して送信されることができる。
[430] 例えば、上述したS1920-1/S1920-2ステップのUE(図22~図26の100/200)がNetwork side(図22~図26の100/200)に1つ以上のPUCCHを介して前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、1つ以上のPUCCHを介して前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、Network sideに前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を送信できる。
[431] これと同様に、上述したS1920-1/S1920-2ステップのNetwork side(図22~図26の100/200)がUE(図22~図26の100/200)から1つ以上のPUCCHを介して前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、UEから前記Data 1及び/又はData 2に対するHARQ-ACK情報を受信することができる。
[432] 上述した図19では、単一DCI基盤のM-TRP動作を中心に説明したが、場合によって、多重DCI基盤のM-TRP動作にも適用されることができる。
[433]
[434] 図20は、本明細書において提案する方法(例:提案1/提案1-1/提案2等)が適用され得る端末(User equipment、UE)のPTRS受信動作順序図の一例を示す。前記端末は、複数のTRPにより支援されることができ、複数のTRP間には、ideal/non-ideal backhaulが設定されることもできる。例えば、前記端末は、1つ以上のトランシーバ、1つ以上のプロセッサ、及び前記1つ以上のプロセッサにより実行される動作に対する指示(instruction)を格納し、前記1つ以上のプロセッサと連結される1つ以上のメモリを備えることができる。図20は、単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。また、図20に示された一部step(等)は、状況及び/又は設定などによって省略されることもできる。
[435] 以下の説明では、「TRP」を基準に説明されるが、上述したように、「TRP」は、パネル(panel)、アンテナアレイ(antenna array)、セル(cell)(例:macro cell/small cell/pico cell等)、TP(transmission point)、基地局(base station、gNB等)などの表現に代替されて適用されることができる。また、上述したように、TRPは、CORESETグループ(または、CORESETプール(pool))に関する情報(例:インデックス、ID)によって区分されることができる。一例として、1つの端末が複数のTRP(または、セル)等と送受信を行うように設定された場合、これは、1つの端末に対して複数のCORESETグループ(または、CORESETプール)が設定されたことを意味できる。このようなCORESETグループ(または、CORESETプール)に対する設定は、上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング等)を介して行われることができる。
[436] 図20の動作を行うにあたり、前記端末がFDM基盤のM-TRPにより支援される状況を仮定できる。また、DCIのTCIフィールドを介して複数のTCI state(例:TCI state 1及びTCI state 2)がマッピングされたコードポイントが端末に設定されたことを仮定できる。
[437] 端末(UE)は、PTRS設定情報を受信することができる(S2010)。例えば、前記PTRS設定情報は、RRCシグナリングを介して受信されることができる。
[438] 例えば、前記PTRS設定情報は、PTRS-DownlinkConfig IEを指すことができる。前記PTRS設定情報(例:PTRS-DownlinkConfig)は、PTRSの周波数密度(frequency density)に関する情報(例:frequencyDensityパラメータ)、時間密度に関する情報(例:timeDensityパラメータ)、epre-Ratioパラメータ、資源要素オフセットパラメータ(例:(resourceElementOffset)などを含むことができる。例えば、前記PTRSの周波数密度に関する情報(すなわち、周波数密度パラメータ)は、PTRSの周波数密度決定のための帯域幅の閾値(例:第1の閾値、第2の閾値)を含むことができる。一例として、M-TRP送信を考慮して、前記第1の閾値及び前記第2の閾値は各々複数個の値に設定されることもできる。言い換えれば、各TRP別にPTRSの周波数密度決定のための閾値が異なるように設定されることができる。
[439] 例えば、上述したS2010ステップの端末(図22~図26の100/200)がPTRS設定情報を受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記PTRS設定情報を受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記PTRS設定情報を受信することができる。
[440] 端末(UE)は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信することができる(S2020)。前記DCIは、制御チャネル(例:PDCCH)を介して送信されることができる。
[441] 前記DCIは、i)送信設定指示(transmission configuration indication、TCI)フィールド、ii)アンテナポート(antenna port)フィールド、またはiii)周波数資源割当(assignment)フィールドのうち、少なくとも1つを含むことができる。
[442] 例えば、前記TCIフィールドに基づいて1つ以上のTCI stateと対応するコードポイント(code point)が指示され得る。一例として、複数のTCI state(例:TCI state 1及びTCI state 2)がマッピングされたコードポイントが前記DCIのTCIフィールドに基づいて設定/指示されることができる。
[443] 例えば、データのない(without data)CDMグループの数とDMRSポートの組み合わせと関連した複数個の状態情報が予め定義されることができ、前記DCIのアンテナポートフィールドを介して前記複数個の状態情報のうち、特定状態情報(または、値)が指示され得る。一例として、前記状態情報は、DMRSポート関連情報(例:3gpp TS38.212 Table 7.3.1.2.2-1/2/3/4等)を意味できる。また、DMRSポートとCDMグループのマッピング関係が予め定義されていることができる。指示された特定状態情報(または、値)を介してDMRSポート及びDMRSポートを含むCDMグループの数が決定され得る。一例として、前記アンテナポートフィールドに基づいて同じCDMグループのDMRSポートが指示され得る。
[444] 例えば、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRP全体に対する周波数資源が割り当てられ得る(例:FRA方法1)。上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案1-2等)などに基づいて割り当てられた全体周波数資源を各TRP別に分けて割り当てることができる。一例として、PRGまたはPRGセット単位に基づいて割り当てられた全体周波数資源を分けることができる。端末にフリーコーディングgranularityが2または4に設定/指示される場合、偶数PRG/PRGセットは(例:第1の領域)、TRP 1に割り当てられ、奇数PRG/PRGセットは(例:第2の領域)、TRP 2に割り当てられることができる。さらに他の一例として、RBまたはRBセット単位に基づいて割り当てられた全体周波数資源を分けることができる。端末にフリーコーディングgranularityが広帯域(wideband)に設定/指示される場合、各TRPに対する資源を均等に分配するために、floor(割り当てられた全体資源/2)で資源を分配することができる。
[445] また、前記周波数資源割当フィールドに基づいて割り当てられた周波数資源領域に対してDCIのTCIフィールドを介して指示される複数のTCI stateがマッピングされ得る。例えば、前記割り当てられた周波数資源領域は、周波数領域で重ならない第1の領域及び第2の領域を含むことができる。すなわち、DCIで割り当てられた周波数資源領域が第1の領域及び第2の領域に分けられることができる。前記第1の領域は、第1のTCI stateと連関し、前記第2の領域は、第2のTCI stateに連関することができる。この場合、前記第1の領域の資源ブロックの数により前記PTRSの第1の周波数密度が決定され得るし、前記第2の領域の資源ブロックの数により前記PTRSの第2の周波数密度が決定され得る。
[446] 例えば、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRP全体に対する周波数資源が割り当てられ、TBサイズを計算するために、特定TRPに対する周波数資源を考慮すべきであれば、TBサイズ計算のための前記特定TRPに対する周波数資源が基地局から指示されるか、または予め定義された規則により決定されることができる。
[447] さらに他の例として、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRPのうち、特定TRPに対する周波数資源が割り当てられ得る(例:FRA方法2)。上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案1-2等)などに基づいて特定TRPに対して割り当てられた周波数資源を基準にNCJTを行う他のTRPに対する周波数資源が決定され得る。一例として、他のTRPに対する周波数資源は、DCIで割り当てられた資源とサイズが同一であり、連接して割り当てられることができる。または、DCIで割り当てられた周波数資源との差値が別のシグナリング(例:DCI)を介して設定されることもできる。
[448] 例えば、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRPのうち、特定TRPに対する周波数資源が割り当てられ、他のTRPに対する周波数資源は、前記DCIを介して割り当てられた資源を利用する場合、TBサイズを計算するために、全体TRPに対する周波数資源を考慮すべきであれば、DCIでスケジューリングされた資源サイズにTCI stateの数を乗算したサイズの周波数資源のサイズを利用してTBサイズを計算できる。
[449] 例えば、上述したS2020ステップの端末(図22~図26の100/200)がダウンリンク制御情報を受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記DCIを受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記DCIを受信することができる。
[450] 端末は、前記DCIに基づいてPTRSを受信することができる(S2030)。前記PTRSは、アンテナポート(例:PTRS port)を介して受信されることができる。前記PTRSを受信するアンテナポートは、PTRSが送信される/受信される資源要素を意味できる。
[451] 例えば、前記PTRSは、時間及び/又は周波数資源にマッピングされて受信されることができる。前記PTRSは、周波数領域で一定間隔で資源要素にマッピングされることができる。PTRS間の間隔(例:RBの個数)は、PTRSの周波数密度を意味できる。前記PTRSの周波数密度は、スケジュールされた帯域幅によって決定されることができる。
[452] 例えば、単一TRP送信で、PTRS周波数密度は、DCIでスケジュールされた全体周波数領域の帯域幅を基準に決定されることができる。それに対し、M-TRP送信で、DCIに基づいて複数のTCI stateが指示され、及び複数のTCI stateの各TCI stateと連関した周波数領域の資源が重ならないことに基づいて、PTRSの周波数密度は、各TCI stateと連関した資源ブロック(resource block)の数により決定されることができる。
[453] 具体的な例として、前記PTRSの周波数密度に関する情報を介して設定される閾値(例:第1の閾値、第2の閾値)のうち、少なくとも1つと、各TCI stateと連関した資源ブロックの数とを比較してPTRSの周波数密度が決定され得る。例えば、第1のTCI stateと連関した資源領域(例:第1の領域)の資源ブロックの数によりPTRSの第1の周波数密度が決定され得るし、第2のTCI stateと連関した資源領域(例:第2の領域)の資源ブロックの数によりPTRSの第2の周波数密度が決定され得る。前記第1の領域で前記第1の周波数密度に基づいて前記PTRSが資源要素にマッピングされ、前記第2の領域で、前記第2の周波数密度に基づいて前記PTRSが資源要素にマッピングされて受信されることができる。
[454] 端末は、前記受信されたPTRSを利用して位相雑音に対する補償を行うことができる。
[455] 例えば、上述したS2030ステップの端末(図22~図26の100/200)が前記PTRSを受信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記PTRSを受信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記PTRSを受信することができる。
[456] <基地局動作>
[457] 図21は、本明細書において提案する方法(例:提案1/提案1-2/提案3等)が適用され得る基地局(Base station、BS)のPTRS送信動作の順序図の一例を示す。図21は、単に説明の便宜のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。また、図21に示された一部step(等)は、状況及び/又は設定などによって省略されることもできる。
[458] 前記基地局は、端末とデータの送受信を行うオブジェクト(object)を総称する意味であることができる。例えば、前記基地局は、1つ以上のトランシーバ、1つ以上のプロセッサ、及び前記1つ以上のプロセッサにより実行される動作に対する指示(instruction)を格納し、前記1つ以上のプロセッサと連結される1つ以上のメモリを備えることができる。例えば、前記基地局は、1つ以上のTP(Transmission point)、1つ以上のTRP(Transmission and Reception Point)などを含む概念であることができる。また、TP及び/又はTRPは、基地局のパネル、送受信ユニット(transmission and reception unit)などを含むものでありうる。また、上述したように、TRPは、CORESETグループ(または、CORESETプール)に関する情報(例:インデックス、ID)によって区分されることができる。一例として、1つの端末が複数のTRP(または、セル)と送受信を行うように設定された場合、これは、1つの端末に対して複数のCORESETグループ(または、CORESETプール)が設定されたことを意味できる。このようなCORESETグループ(または、CORESETプール)に対する設定は、上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング等)を介して行われることができる。
[459] 基地局(BS)は、端末(UE)にPTRS設定情報を送信できる(S2110)。例えば、前記PTRS設定情報は、RRCシグナリングを介して送信されることができる。
[460] 例えば、前記PTRS設定情報は、PTRS-DownlinkConfig IEを指すことができる。前記PTRS設定情報(例:PTRS-DownlinkConfig)は、PTRSの周波数密度(frequency density)に関する情報(例:frequencyDensityパラメータ)、時間密度に関する情報(例:timeDensityパラメータ)、epre-Ratioパラメータ、資源要素オフセットパラメータ(例:(resourceElementOffset)などを含むことができる。例えば、前記PTRSの周波数密度に関する情報(すなわち、周波数密度パラメータ)は、PTRSの周波数密度決定のための帯域幅の閾値(例:第1の閾値、第2の閾値)を含むことができる。一例として、M-TRP送信を考慮して、前記第1の閾値及び前記第2の閾値は、各々複数個の値に設定されることもできる。言い換えれば、各TRP別にPTRSの周波数密度決定のための閾値が異なるように設定されることができる。
[461] 例えば、上述したS2110ステップの基地局(図22~図26の100/200)がPTRS設定情報を送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記PTRS設定情報を送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記PTRS設定情報を端末に送信することができる。
[462] 基地局は、端末にダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を送信できる(S2120)。前記DCIは、制御チャネル(例:PDCCH)を介して送信されることができる。
[463] 前記DCIは、i)送信設定指示(transmission configuration indication、TCI)フィールド、ii)アンテナポート(antenna port)フィールド、またはiii)周波数資源割当(assignment)フィールドのうち、少なくとも1つを含むことができる。
[464] 例えば、前記TCIフィールドに基づいて1つ以上のTCI stateと対応するコードポイント(code point)が指示され得る。一例として、複数のTCI state(例:TCI state 1及びTCI state 2)がマッピングされたコードポイントが前記DCIのTCIフィールドに基づいて設定/指示されることができる。
[465] 例えば、前記アンテナポートフィールドに基づいて同じCDMグループのDMRSポートが指示され得る。
[466] 例えば、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRP全体に対して割り当てられた周波数資源が指示され得る(例:FRA方法1)。上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案1-2等)などに基づいて割り当てられた全体周波数資源を各TRP別に分けて割り当てることができる。さらに他の例として、前記周波数資源割当フィールドに基づいてNCJTで動作するM-TRPのうち、特定TRPに対する周波数資源が指示され得る(例:FRA方法2)。上述した提案方法及び/又は実施例(例:提案1/提案1-1/提案1-2等)などに基づいて特定TRPに対して割り当てられた周波数資源を基準にNCJTを行う他のTRPに対する周波数資源が決定され得る。
[467] 例えば、上述したS2120ステップの基地局(図22~図26の100/200)がダウンリンク制御情報を送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記DCIを送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記DCIを端末に送信することができる。
[468] 基地局は、端末にPTRSを送信できる(S2130)。前記PTRSは、位相雑音に対する補償のために用いられることができる。具体的に、基地局は、PTRSに使用されるシーケンスを生成し、生成されたPTRSシーケンスを資源要素(resource element)にマッピングして前記PTRSを送信できる。基地局は、PTRSシーケンスを時間資源、周波数資源、または時間及び周波数資源にマッピングして送信することができる。
[469] 例えば、DCIの周波数資源割当フィールドに基づいて割り当てられた周波数資源領域がFDM方式で複数の領域(例:第1の領域及び第2の領域)に分けられることができる(区分されることができる)。前記複数の領域の各々は、重ならないことができ、各領域に対してTCIフィールドを介して指示されるTCI stateが対応しうる。一例として、前記第1の領域は、第1のTCI stateと連関し、前記第2の領域は、第2のTCI stateに連関することができる。周波数領域でPTRSの資源要素マッピングは、各TCI stateに対して割り当てられた資源ブロックと連関することができる。
[470] 例えば、前記PTRSのパターンは、周波数領域の密度と時間領域の密度によって決定されることができる。PTRSの周波数密度は、周波数領域でPTRS間の間隔(例えば、RBの個数)を意味できる。時間領域の密度(すなわち、PTRSの時間密度)は、時間領域でPTRS間の間隔(例えば、シンボル個数)を意味できる。
[471] 具体的な例として、DCIに基づいて複数のTCI stateが指示され、及び複数のTCI stateの各TCI stateと連関した周波数領域の資源が重ならないことに基づいて、PTRSの周波数密度は、各TCI stateと連関した資源ブロック(resource block)の数により決定されることができる。前記PTRSの周波数密度に関する情報を介して設定される閾値(例:第1の閾値、第2の閾値)のうち、少なくとも1つと各TCI stateと連関した資源ブロックの数を比較してPTRSの周波数密度が決定され得る。
[472] 例えば、第1のTCI stateと連関した資源領域(例:第1の領域)の資源ブロックの数によりPTRSの第1の周波数密度が決定され得るし、第2のTCI stateと連関した資源領域(例:第2の領域)の資源ブロックの数によりPTRSの第2の周波数密度が決定され得る。基地局は、前記第1の領域で前記第1の周波数密度に基づいて前記PTRSを資源要素にマッピングし、前記第2の領域で、前記第2の周波数密度に基づいて前記PTRSを資源要素にマッピングして送信することができる。
[473] 例えば、上述したS2130ステップの基地局(図22~図26の100/200)が前記PTRSを端末に送信する動作は、以下に説明される図22~図26の装置により実現されることができる。例えば、図23に示すように、1つ以上のプロセッサ102は、前記PTRSを送信するように、1つ以上のトランシーバ106及び/又は1つ以上のメモリ104などを制御でき、1つ以上のトランシーバ106は、前記PTRSを端末に送信することができる。
[474]
[475] 先に言及したように、上述したNetwork side/UEシグナリング及び動作(例えば、提案1/提案1-1/提案2/図19/図20/図21等)は、以下に説明される装置(例えば、図22~図26)により実現されることができる。例えば、Network side(例えば、TRP 1/TRP 2)は、第1の無線装置、UEは、第2の無線装置に該当することができ、場合によって、その逆の場合も考慮されることができる。例えば、第1の装置(例えば、TRP1)/第2の装置(例えば、TRP2)は、第1の無線装置、UEは、第2の無線装置に該当することができ、場合によって、その逆の場合も考慮されることができる。
[476] 例えば、上述したNetwork side/UE signaling及び動作(例えば、提案1/提案1-1/提案2/図19/図20/図21等)は、図22~図26の1つ以上のプロセッサ(例えば、102、202)により処理されることができ、上述したNetwork side/UE signaling及び動作(例えば、提案1/提案1-1/提案2/図19/図20/図21等)は、図22~図26の少なくとも1つのプロセッサ(例えば、102、202)を駆動するための命令語/プログラム(例えば、instruction、executable code)形態で1つ以上のメモリ(例えば、104、204)に格納されることもできる。
[477] 例えば、本明細書の一実施形態に係る1つ以上のメモリ及び前記1つ以上のメモリと機能的に連結されている1つ以上のプロセッサを備える装置において、前記1つ以上のプロセッサは、前記装置が、PTRS設定情報を受信し、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信し、及び前記PTRSを受信するように制御することができる。このとき、前記PTRS設定情報は、PTRSの周波数密度(frequency density)に関する情報を含み、前記DCIに基づいて複数のTCI stateが指示され、及び前記複数のTCI stateの各TCI stateと連関した周波数領域の資源が重ならないことに基づいて、前記PTRSの周波数密度は、各TCI stateと連関した資源ブロック(resource block)の数により決定されることができる。
[478] 例えば、本明細書の一実施形態に係る1つ以上の命令語(instructions)を格納する1つ以上の非-一時的な(non-transitory)コンピュータ読み取り可能媒体(computer-readable medium)において、1つ以上のプロセッサにより実行可能な(executable)前記1つ以上の命令語は、端末(User equipment、UE)がPTRS設定情報を受信し、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信し、及び前記PTRSを受信するように指示する命令語を含むことができる。このとき、前記PTRS設定情報は、PTRSの周波数密度(frequency density)に関する情報を含み、前記DCIに基づいて複数のTCI stateが指示され、及び前記複数のTCI stateの各TCI stateと連関した周波数領域の資源が重ならないことに基づいて、前記PTRSの周波数密度は、各TCI stateと連関した資源ブロック(resource block)の数により決定されることができる。
[479]
[480] 本発明が適用される通信システムの例
[481] 本明細書に開示された構成はこれに制限されるものではないが、本明細書に開示された本発明の多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は機器間に無線通信/接続(例えば、5G)を必要とする様々な分野に適用できる。
[482] 以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明において同一の図面符号は、異なる内容に記述しない限り、同一するか又は対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示する。
[483] 図22は、本発明に適用できる通信システムを例示する(1)。
[484] 図22に示すように、本発明に適用される通信システムは、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれることができる。これに制限されることではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間通信が可能である車両などが含まれる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で実現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などが含まれる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などが含まれる。IoT機器は、センサ、スマートメータなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器でも実現されることができ、特定無線機器100aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
[485] 無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と接続されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400と接続されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成される。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもあるが、基地局/ネットワークを介せずに、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication)することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything) communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
[486] 無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200の間には無線通信/接続150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/接続は、アップ/ダウンリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、リレー(relay)、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは、様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本発明の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうち少なくとも一部が行われることができる。
[487] 本発明が適用される無線機器の例
[488] 図23は、本発明に適用できる無線機器を例示する。
[489] 図23に示すように、第1無線機器100と第2無線機器200は、様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は、図22の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
[490] 第1無線機器100、1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、追加的に1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/又は送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成される。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に保存することができる。メモリ104は、プロセッサ102と接続されることができ、プロセッサ102の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機106は、プロセッサ102と接続されることができ、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機106は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本発明で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
[491] 第2無線機器200は、1つ以上のプロセッサ202、1つ以上のメモリ204を含み、追加的に1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/又は送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に保存することができる。メモリ204は、プロセッサ202と接続されることができ、プロセッサ202の動作に関連した多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機206は、プロセッサ202と接続されることができ、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206はRFユニットと混用されることができる。本発明で無線機器は通信モデム/回路/チップを意味することもある。
[492] 以下、無線機器100、200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに制限されることではないが、1つ以上のプロトコル層が1つ以上のプロセッサ102、202により実現されることができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は1つ以上の層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPなどの機能的層)を実現することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によって1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は1つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図に応じて、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/又は方法によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機106、206に提供することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図によってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
[493] 1つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ばれることができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現されることができる。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを使用して実現され、ファームウェア又はソフトウェアはモジュール、手順、機能などを含むように実現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは1つ以上のプロセッサ102、202に含まれるか、1つ以上のメモリ104、204に保存されて1つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図はコード、命令語及び/又は命令語の集合形態でファームウェア又はソフトウェアを使用して実現されることができる。
[494] 1つ以上のメモリ104、204は1つ以上のプロセッサ12、202と接続されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を保存することができる。1つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ判読保存媒体及び/又はこれらの組み合わせで構成される。1つ以上のメモリ104、204は、1つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/又は外部に位置することができる。また、1つ以上のメモリ104、204は、有線又は無線接続のような多様な技術により1つ以上のプロセッサ102、202と接続される。
[495] 1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上の他の装置に本文書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。1つ以上の送受信機106、206は1つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106、206は1つ以上のプロセッサ102、202と接続されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御することができる。また、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の送受信機106、206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御することができる。また、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208と接続されることができ、1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書において、1つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナ(例、アンテナポート)であり得る。1つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)することができる。1つ以上の送受信機106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換することができる。このために、1つ以上の送受信機206、206は、(アナログ)オシレータ及び/又はフィルタを含むことができる。
[496] 本発明が適用される信号処理回路の例
[497] 図24は、送信信号のための信号処理回路を例示する。
[498] 図24を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラー1010、変調器1020、レイヤマッパー1030、フリーコーダ1040、資源マッパー1050、信号生成器1060を備えることができる。これに制限されるわけではないが、図24の動作/機能は、図23のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実行され得る。図24のハードウェア要素は、図23のプロセッサ102、202、及び/又はトランシーバ106、206で実現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図23のプロセッサ102、202で実現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図23のプロセッサ102、202で実現され、ブロック1060は、図23のトランシーバ106、206で実現されることができる。
[499] コードワードは、図24の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換することができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCH送信ブロック、DL-SCH送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、様々な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
[500] 具体的に、コードワードは、スクランブラー1010によってスクランブルされたビットシーケンスに変換することができる。スクランブルに用いられるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020によって変調シンボルのシーケンスに変調され得る。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルのシーケンスは、レイヤマッパー1030によって1以上の送信層にマッピングすることができる。各送信層の変調シンボルは、フリーコーダ1040によって、該アンテナポートにマッピングすることができる(フリーコーディング)。フリーコーダ1040の出力zは、レイヤマッパー1030の出力yをN * Mのプリコーディング行列Wと掛けて得ることができる。ここで、Nはアンテナポートの数、Mは、送信層の数である。ここで、フリーコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)フリーコーディング(例えば、DFT変換)を実行した後にフリーコーディングを行うことができる。また、フリーコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを行うことなくフリーコーディングを行うことができる。
[501] 資源マッパー1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数資源にマッピングすることができる。時間-周波数資源は、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器に送信することができる。このために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュールとCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップコンバータ(frequency uplink converter)などを含むことができる。
[502] 無線機器で受信信号のための信号処理過程は、図24の信号処理過程(1010~1060)の逆で構成され得る。例えば、無線機器(例えば、図23の100、200)は、アンテナポート/トランシーバを介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元機によりベースバンド信号に変換することができる。このために、信号復元機は、周波数ダウンコンバータ(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去機、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、資源ディ - マッパー過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程及びディ-スクランブル過程を経てコードワードに復元することができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元することができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元機、資源ディ-マッパー、ポストコーダ、復調器、デ-スクランブラ及び復号器を含むことができる。
[503] 本発明が適用される無線機器活用例
[504] 図25は、本発明に適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は、使用-例/サービスに応じて、様々な形で実現されることができる(図22参照)。
[505] 図25を参照すると、無線機器100、200は、図23の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成され得る。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及びトランシーバ114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図23の1つ以上のプロセッサ102、202及び/又は1つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、トランシーバ114は、図23の1つ以上のトランシーバ106、206及び/又は1つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130及び追加要素140と電気的に接続され、無線機器の諸動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/コマンド/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信したり、通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
[506] 追加要素140は、無線機器の種類に応じて多様に構成することができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピューティング部のうち、少なくとも1つを含むことができる。これに制限されるわけではないが、無線機器は、ロボット(図22、100a)、車両(図22、100b-1、100b-2)、XR機器(図22、100c)、携帯機器(図22、100d)、家電(図22、100e)、IoT機器(図22、100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共の安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、 AIサーバー/機器(図22、400)、基地局(図22、200)、ネットワーク、ノードなどの形で実現され得る。無線機器は、使用-例/サービスによって移動可能であるか、固定された場所で用いられることができる。
[507] 図25で、無線機器100、200内の様々な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インターフェイスを介して相互に接続されたり、少なくとも一部が通信部110を介して無線で接続することができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は、有線で接続され、制御部120と、第1ユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で接続することができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、1つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、1つ以上のプロセッサのセットで構成され得る。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィックス処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどのセットで構成され得る。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非 - 揮発性メモリ(non- volatile memory)、及び/又はこれらの組み合わせで構成され得る。
[508] 本発明が適用される携帯機器の例
[509] 図26は、本発明に適用される携帯機器を例示する。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、ハンドヘルドコンピュータ(例えば、ノートなど)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と称することができる。
[510] 図26を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130は、電源供給部140a、インターフェイス部140bと入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部として構成することができる。ブロック110~130/140a~140cは、それぞれ図25のブロック110~130/140に対応する。
[511] 通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御して、様々な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/コマンドを格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有線/無線充電回路、電池などを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と、他の外部機器の接続をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との接続のためのさまざまなポート(例えば、オーディオ入力/出力ポート、ビデオ入力/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/又はユーザから入力される情報を入力を受けたり出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロホン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/又はハプティックモジュールなどを含むことができる。
[512] 一例として、 データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、画像、ビデオ)を獲得し、獲得された情報/信号は、メモリ部130に格納することができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信したり、基地局に送信することができる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局からの無線信号を受信した後、受信した無線信号を元の情報/信号に復元することができる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して様々な形態(例えば、文字、音声、画像、ビデオ、ヘプチク)に出力され得る。
[513] ここで、本明細書の無線機器100、200で実現される無線通信技術は、LTE、NR、及び6Gだけでなく、低電力通信のためのNarrowband Internet of Thingsを含むことができる。このとき、例えば、NB-IoT技術は、LPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であることができ、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2などの規格で実現されることができ、上述した名称に限定されるものではない。追加的にまたは大体的に、本明細書の無線機器100、200で実現される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を行うことができる。このとき、一例として、LTE-M技術は、LPWAN技術の一例であることができ、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称と呼ばれることができる。例えば、LTE-M技術は、1)LTE CAT 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は7)LTE Mなどの様々な規格のうち、少なくともいずれか1つで実現されることができ、上述した名称に限定されるものではない。追加的にまたは大体的に、本明細書の無線機器100、200で実現される無線通信技術は、低電力通信を考慮したジグビー(ZigBee)、ブルートゥース(Bluetooth)、及び低電力広域通信網(Low Power Wide Area Network、LPWAN)のうち、少なくともいずれか1つを含むことができ、上述した名称に限定されるものではない。一例として、ZigBee技術は、IEEE802.15.4などの様々な規格に基づいて小型/低-パワーデジタル通信に関連したPAN(personal area networks)を生成でき、様々な名称と呼ばれることができる。
[514]
[515] 以上で説明された実施形態は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素または特徴は別途の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素または特徴は他の構成要素や特徴と結合されない形態に実施できる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施形態を構成することも可能である。本発明の実施形態で説明される動作の順序は変更できる。ある実施形態の一部の構成や特徴は他の実施形態に含まれることができ、または他の実施形態の対応する構成または特徴と取替できる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施形態を構成するか、または出願後の補正により新たな請求項に含めることができることは自明である。
[516] 本発明に従う実施形態は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウエア(firmware)、ソフトウェア、またはそれらの結合などにより実現できる。ハードウェアによる実現の場合、本発明の一実施形態は1つまたはその以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどにより実現できる。
[517] ファームウエアやソフトウェアによる実現の場合、本発明の一実施形態は以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手続、関数などの形態に実現できる。ソフトウェアコードはメモリーに格納されてプロセッサにより駆動できる。前記メモリーは前記プロセッサの内部または外部に位置し、既に公知された多様な手段により前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
[518] 本発明は本発明の必須的な特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは通常の技術者に自明である。したがって、前述した詳細な説明は全ての面で制限的に解析されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付した請求項の合理的な解析により決定されなければならず、本発明の等価的な範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
[519] 産業上の利用可能性
[520] 本発明の無線通信システムにおいてPTRSを送受信する方法は、3GPP LTE/ LTE-Aシステム、5Gシステム(New RATシステム)に適用される例を中心に説明したが、他にも様々な無線通信システムに適用することが可能である。