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JP2022134962A - 多孔質焼結体及びその製造方法 - Google Patents

多孔質焼結体及びその製造方法 Download PDF

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JP2022134962A JP2021034494A JP2021034494A JP2022134962A JP 2022134962 A JP2022134962 A JP 2022134962A JP 2021034494 A JP2021034494 A JP 2021034494A JP 2021034494 A JP2021034494 A JP 2021034494A JP 2022134962 A JP2022134962 A JP 2022134962A
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Abstract

【課題】薄物または薄型のワークの吸着時にワークの変形や損傷がなく吸着可能な多孔質焼結体及びその製造方法を提供する。【解決手段】多孔質焼結体1は、ワーク30を吸着するための吸着面1bとこれに背向して負圧源に接続するための吸引面1aとの間を連通する連通孔8を有する。多孔質焼結体は、第1多孔質層3、第2多孔質層7、第3多孔質層5の3層を積層して形成され、下端に吸引面が形成され、上端に吸着面が形成される。3つ多孔質層の夫々は、メジアン径が互いに異なるステンレス鋼粉末を焼結して形成され、下側の第2多孔質層7から上側の第1多孔質層3に向かってメジアン径が小さくなる。3つ多孔質層の夫々には、焼結により互に連結した多数の空隙3a,5a、7aが形成され、これらの空隙によって吸着面及び吸引面の間を相互に連通する多数の連通孔が形成される。連通孔の気孔径は、吸引面から吸着面に向かって小さくなる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ステンレス鋼粉末を焼結してなる多孔質焼結体及びその製造方法であって、特に、半導体等の繊細な取扱いを要するワークを吸着保持する吸着ヘッド等の吸着プレートに使用するのに適した多孔質焼結体及びその製造方法に関する。
ワークを吸着保持する吸着ヘッド等の吸着プレートとしては、多孔質焼結体を使用したものが既に知られている。このような多孔質焼結体は、例えば特許文献1に記載された多孔質ステンレス鋼焼結体のように、ステンレス鋼粉末を加圧成形したグリーン体を焼結して形成される。この多孔質ステンレス鋼焼結体は、強度が高いので、使用等により表面が損傷し難く、表面の平面性や吸着力の低下が抑制されて、ワークを精度良く確実に吸着することができる。
特開2003-171702号公報
ところで、このような多孔質焼結体によって半導体等の繊細な取扱いを要するワークを吸着保持する場合、負圧(吸着力)によるワークの変形や損傷を防止するため、前記多孔質焼結体に形成される多数の気孔の径分布はより小径側であることが望ましい。そして、このように気孔の径分布をより小径側にするためには、より小さいメジアン径を有するステンレス鋼粉末を使用する必要性がある。
しかしながら、特許文献1に記載された従来の多孔質ステンレス鋼焼結体は、特定の粒径分布を有した1種類のステンレス鋼粉末を加圧成形して焼結することにより形成されている。そのため、焼結体に形成される気孔の径分布がより小径側となるように、より小径のステンレス鋼粉末を使用して焼結密度を上げようとすると、焼結時に小径の気孔が潰れ易く気孔の径分布が大径側となる傾向にある。そして、そのような焼結体を用いてワークを吸着すると、上述のようにワークの変形や損傷を生じる虞がある。
そこで、本発明の技術的課題は、負圧によるワークの吸着時に、該ワークが変形したり損傷したりするのを防止することが可能な多孔質焼結体及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る多孔質焼結体は、ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、負圧によりワークを吸着するための吸着面と、前記吸着面に背向して負圧源に接続するための吸引面とを有し、内部に、前記焼結により形成され相互に連結した多数の空隙によって、前記吸着面及び前記吸引面の間を相互に連通させる多数の連通孔が形成されたワーク吸着用の多孔質焼結体であって、前記多孔質焼結体は、複数の多孔質層を積層することにより形成されていて、積層方向一方の端面によって前記吸引面が形成され、積層方向他方の端面によって前記吸着面が形成されており、複数の前記多孔質層の夫々は、メジアン径が互いに異なるステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、前記吸引面側に配された多孔質層よりも吸着面側に配された多孔質層の方が、焼結したステンレス鋼粉末のメジアン径が小さくなっており、それにより、前記連通孔の気孔径が、前記吸引面から前記吸着面に向けて徐々に小さくなるように形成されている、ことを特徴とする。
この場合において、好ましくは、前記多孔質焼結体は、3つの前記多孔質層を積層した3層に形成されている。また、より好ましくは、前記多孔質焼結体は、前記吸引面を有する第1多孔質層と、前記第1多孔質層に積層された第3多孔質層と、前記第3多孔質層に積層されて前記吸着面を有する第2多孔質層とにより形成され、前記第1多孔質層は、第1ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成され、前記第2多孔質層は、第2ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成され、前記第3多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末と前記第2ステンレス鋼粉末とが混合された第3ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されている。
さらに、好ましくは、前記第1多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末に、前記第1ステンレス鋼粉末の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製され、前記第2多孔質層は、前記第2ステンレス鋼粉末に、前記第2ステンレス鋼粉末の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製され、前記第3多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末及び前記第2ステンレス鋼粉末の夫々に、前記第1ステンレス鋼粉末及び前記第2ステンレス鋼粉末の夫々の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製される。
また、好ましくは、前記多孔質焼結体は、前記吸着面と前記吸引面とが互いに平行に延びてプレート状に形成されている。
また、本発明に係る多孔質焼結体の製造方法は、ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、負圧によりワークを吸着するための吸着面と、前記吸着面に背向して負圧源に接続するための吸引面とを有し、内部に、前記焼結により形成され相互に連結した多数の空隙によって、前記吸着面及び前記吸引面の間を相互に連通させる多数の連通孔が形成されたワーク吸着用の多孔質焼結体の製造方法であって、メジアン径が互いに異なる複数種類のステンレス鋼粉末の夫々に焼結助剤を混合して複数種類の原料粉末を作製する原料粉末作製工程と、前記複数種類の原料粉末の夫々を成形型に投入して複数層の積層体を成形する成形工程と、前記複数層の積層体を積層方向に沿った1軸方向に圧縮成形して複数層のグリーン体を作製する圧縮工程と、前記グリーン体を焼結して、前記多孔質焼結体を作製する焼結工程と、を含むことを特徴とする。
また、好ましくは、前記原料粉末作製工程において、メジアン径が互いに異なる複数種類のステンレス鋼粉末の夫々の前記焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、複数種類の前記原料粉末を作製することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、負圧によるワークの吸着時に、該ワークが変形したり損傷したりするのを防止することが可能な多孔質焼結体及びその製造方法を提供することができる。
本実施形態に係わる多孔質焼結体が組み込まれた吸着工具の断面図である。 多孔質焼結体の製造工程図である。 図3(a)はステンレス鋼粉末に焼結助剤を混合した状態のステンレス鋼粉末の模式図であり、図3(b)は、さらにバインダーを混合した状態のステンレス鋼粉末の模式図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る多孔質焼結体及びその製造方法について説明する。本実施形態の多孔質焼結体1は、薄物または薄型のワークを吸着するための吸着体として用いられ、多孔質層を3層積層したものを例にして説明する。なお、多孔質焼結体1は、多孔質層を3層積層したものに限るものではなく、2層又は4層以上積層したものでもよい。
多孔質焼結体1は、図1に示すように、ワーク30を吸着するための吸着面1bと吸着面1bに背向して負圧源に接続するための吸引面1aとの間を連通する連通孔8が内部に形成されており、吸着面1bと吸引面1aとが互いに平行に延びてプレート状に形成されている。
多孔質焼結体1は、積層方向一方側(以下、「下側」と記す。)から積層方向他方側(以下、「上側」と記す。)へ向かって、第1多孔質層(多孔質層)3、第3多孔質層(多孔質層)5、第2多孔質層(多孔質層)7の3層が配されて形成されている。これら3層の多孔質層の夫々は、メジアン径(頻度の累積50%の粒子径)が互いに異なるステンレス鋼粉末を焼結して形成されている。本実施形態では、3層の多孔質層の夫々は、メジアン径が異なる2種類のステンレス鋼粉末の少なくともいずれかにより焼結形成されている。ステンレス鋼粉末の詳細については後述する。
第1多孔質層3は、メジアン径が異なる2種類のステンレス鋼粉末のうち最もメジアン径が大きい第1ステンレス鋼粉末11を焼結して形成されており、内部には多数の空隙3aによって相互に連結して積層方向に延びる多数の第1連通孔部3cが形成されている。第1多孔質層3の下端には負圧源に接続されるための吸引面1aが形成されている。
第2多孔質層7は、2種類のステンレス鋼粉末のうち最もメジアン径が小さい第2ステンレス鋼粉末12を焼結して形成されており、内部には、多数の空隙7aによって相互に連結して積層方向に延びる多数の第2連通孔部7cが形成されている。第2多孔質層7の上端にはワーク30を吸着するための吸着面1bが形成されている。
第3多孔質層5は、第1多孔質層3と第2多孔質層7との間に形成されて、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12が混在して焼結形成され、内部には多数の空隙5aによって相互に連結して積層方向に延びる多数の第3連通孔部5cが形成される。これらの連通孔部3c、5c、7cは互いに連通して吸着面1b及び吸引面1aの間を相互に連通させる連通孔8を形成している。
第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の表面は、焼結後の収縮変形の程度を調整するための焼結助剤14(図3(b)参照)によって覆われている。なお、図3(a)及び図3(b)は、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の1粒子を一方向から見たときの模式図であり、図中に示す小さい粒が焼結助剤14を表している。焼結助剤14の詳細は後述する。
本実施形態に係わる多孔質焼結体1及びその製造方法に用いられる第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12のステンレス鋼は、ステンレス鋼であれば特に限定されないが、例えば、SUS410が好ましい。また、2種類の第1ステンレス鋼粉末11、第2ステンレス鋼粉末12の夫々の粒径は、10~250μmの範囲内であって且つ種類毎にメジアン径が相違するものである。より具体的には2種類のメジアン径の夫々は、例えば150μm、200μmであることが好ましい。また、焼結助剤14は、例えば、タングステンカーバイト(WC)が好ましい。なお、焼結助剤14は、WCに限定されるものではなく、WCの他に炭化クロム(Cr)や炭化バナジウム(VC)が含まれたものでもよい。
第2多孔質層7の上端に形成された吸着面1bには上側開口部7bが形成されている。この上側開口部7bは、第2連通孔部7cの上端部が吸着面1bに開口したものである。一方、第1多孔質層3の下端に形成された吸引面1aには、下側開口部3bが形成される。この下側開口部3bは、第1連通孔部3cの下端部が吸引面1aに開口したものである。このため、連通孔8は、吸着面1bに開口する上側開口部7bと吸引面1aに開口する下側開口部3bとの間を連通している。
ここで、3層を形成する第1多孔質層3、第2多孔質層7、第3多孔質層5について更に詳細に説明する。先ず、3層の上部に配された第2多孔質層7から説明する。第2多孔質層7は、この原料となる第2ステンレス鋼粉末12に、第2ステンレス鋼粉末12の焼結助剤14(B)に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、焼結助剤14を混合して焼結処理されて作製されている。第2ステンレス鋼粉末12の表面には、隣接する焼結助剤14間の隙間が小さい密の状態で均一に付着している(図3(b)参照)。このため、図1に示すように、第2ステンレス鋼粉末12は、焼結時において、焼結密度のムラがなく且つ焼結密度が高くなり、第2多孔質層7に形成される空隙7aは狭くなる。従って、第2多孔質層7に形成される多数の第2連通孔部7cの径分布はより小径側になる。
一方、3層の下部に配された第1多孔質層3は、この原料となる第1ステンレス鋼粉末11に、第1ステンレス鋼粉末11の焼結助剤14に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、焼結助剤14を混合して焼結処理されて作製される。第1ステンレス鋼粉末11のメジアン径は、第2ステンレス鋼粉末12よりもメジアン径が大きく、第1ステンレス鋼粉末11の表面には焼結助剤14が均一に付着している(図3(b)参照)。このため、第1ステンレス鋼粉末11は、焼結時において、焼結密度のムラがないが、焼結密度が第2ステンレス鋼粉末12と比較して低くなる。このため、第1多孔質層3に形成される空隙3aは、第2多孔質層7に形成される空隙7aよりも広くなる。従って、第1多孔質層3に形成される多数の第1連通孔部3cの径分布は、第2多孔質層7に形成される多数の第2連通孔部7cの径分布よりも大径側になる。
さらに、第1多孔質層3と第2多孔質層7との間に配された第3多孔質層5は、この原料が第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12が混在したものであり、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々に、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の焼結助剤14に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、焼結助剤14を混合して焼結処理されて作製される、このため、第3多孔質層5に形成される空隙5aは、空隙3aと空隙7aとが含まれたものであるので、第3多孔質層5に形成される多数の空隙5aの平均的な大きさは、第1多孔質層3の空隙3aよりも狭く且つ第2多孔質層7の空隙7aよりも広くなる。従って、第3多孔質層5に形成される第3連通孔部5cの径分布は、第1多孔質層3に形成される第1連通孔部3cの径分布よりも小径側であって、且つ第2多孔質層7に形成される第2連通孔部7cの径分布よりも大径側となる。よって、多孔質焼結体1内に形成される連通孔8は、吸引面1aから吸着面1bへ向かって気孔径が段階的に小さくなる傾斜構造を有している。
このように、連通孔8は、吸引面1aから吸着面1bへ向かって気孔径が段階的に小さくなる傾斜構造を有しているので、多孔質焼結体1は、第2多孔質層7の吸着面1bに開口する小径の上側開口部7bによって、薄物または薄型のワーク30を変形させることなく吸着することができる。また、連通孔8のうち気孔径の小さい第2連通孔部7cは、3層のうちの一つの第2多孔質層7のみに形成されているので、気孔径が小さい第2連通孔部7cのみによって連通孔8の全体が形成される焼結体と比較して、連通孔8における第2連通孔部7cが占める上下方向長さを短くすることができる。このため、連通孔8の目詰まりや圧力損失の増大を抑制することができる。
次に、本実施形態に係る多孔質焼結体1を製造して吸着ヘッドに組み込むまでの製造方法について、図1、図2、図3を参照しながら説明する。多孔質焼結体1の製造方法は、原料粉末作製工程と、成形工程と、焼結工程と、粗加工・洗浄工程と、仕上げ加工工程と、洗浄乾燥工程と、組込工程と、を有する。
原料粉末作製工程(S100)は、図2に示すように、ステンレス鋼粉末と焼結助剤14の計量・混合工程(S101)と、バインダー投入・混合工程(S102)とを含む。
ステンレス鋼粉末と焼結助剤14の計量・混合工程(S101)では、先ず、メジアン径が互いに異なる2種類の第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々と焼結助剤14とを所定の混合比になるように計量する。本実施形態では、2種類の第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の焼結助剤14に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、第1ステンレス鋼粉末11、第2ステンレス鋼粉末12、焼結助剤14を計量する。なお、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12と焼結助剤14は、体積混合比を基準として計量してもよい。
計量された第1ステンレス鋼粉末11、第2ステンレス鋼粉末12、焼結助剤14は、メジアン径が互いに異なる2種類の第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12毎に、別々の混合機によって2時間混合される。本実施形態では、混合機による混合によって、焼結助剤14は、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の表面の一部分に密の状態で付着し(図3(a)参照)、表面の他の部分において隣接する焼結助剤14間の隙間が大きい粗の状態で付着して、表面全体において密の状態で均一に付着していない。
バインダー投入・混合工程(S102)では、混合された第1ステンレス鋼粉末11及び焼結助剤14と、混合された第2ステンレス鋼粉末12及び焼結助剤14の夫々に、重量比で6%未満のプレス成型用バインダーを、更に投入して混合する。そして、バインダーが混合された、第1ステンレス鋼粉末11及び焼結助剤14と第2ステンレス鋼粉末12及び焼結助剤14の夫々を、90℃のオーブン内で一定時間の間、加熱して乾燥させる。このバインダーは、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12と焼結助剤14との仮固着剤として機能する。
したがって、本実施形態では、バインダー混合後の第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の表面には、図3(b)に示すように、焼結助剤14が均一に付着する。よって、成形(圧縮成形)が完了するまでにおいて、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々と焼結助剤14とが分離し難くなり、後述する成形型内に投入されて圧縮された第1ステンレス鋼粉末11と焼結助剤14からなるグリーン体、及び第2ステンレス鋼粉末12と焼結助剤14からなるグリーン体の強度が不足して、カケや割れが簡単に発生する事態を防止することができる。また、焼結助剤14は、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の表面に均一に付着するので、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々の焼結密度を高めることができる。
成形工程(S120)では、図示しない加圧成形用の成形型内に、メジアン径が互いに異なる2種類の第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12を投入して積層する。従って、本実施形態では、第1ステンレス鋼粉末11からなる第1層と、第2ステンレス鋼粉末12からなる第2層とからなる二層構造の積層体が形成される。なお、第1ステンレス鋼粉末11のメジアン径は、第2ステンレス鋼粉末12のメジアン径よりも大きい。
二層構造の積層体が成形型内に形成されると、積層体を圧縮する。圧縮は、積層方向に沿った1軸加圧成形によって行われる。本実施形態では、面圧力が所定値(1.5t/cm)以下となるように、積層体を圧縮する。本実施形態では、積層体が圧縮されると、図1を参照して説明すると、第1層の第1ステンレス鋼粉末11と第2層の第2ステンレス鋼粉末12の夫々の一部が混ざり合って、第1層と第2層との間に第1ステンレス鋼粉末11と第2ステンレス鋼粉末12とが混在するステンレス鋼粉末(以下、「第3ステンレス鋼粉末13」と記す。)からなる第3層が形成されて、第1層、第3層,第2層からなる三層構造のグリーン体が形成される。よって、この三層構造のグリーン体は、下側の第1層から上側の第2層に向かってステンレス鋼粉末のメジアン径が徐々に小さくなる。
なお、1軸加圧成形のみでは、グリーン体の場所により密度にムラが生じて、通気性や硬度が均一にならない場合がある。この場合には、グリーン体に対して1軸加圧成形を予備成形として、圧力が所定値(例えば1.5t/cm)以下の等方圧成形を行う。
成形後のグリーン体は、500℃還元雰囲気下の炉内で脱脂(脱バインダー)される(S130)。なお、炉は、脱脂時に炉内の温度がプログラムに従った速度で上昇するように設定される。
焼結工程(S140)では、グリーン体を真空炉内に入れて所定温度(例えば、1000℃~1300℃)で焼結する。グリーン体の焼結によって、第1多孔質層3内に第1連通孔部3cを形成し,第2多孔質層7内に第2連通孔部7cを形成し、第3多孔質層5内に第3連通孔部5cを形成して、これら第1から第3の連通孔部3c、7c、5cが互いに連通して連通孔8を形成するとともに、3つの多孔質層のうちの下部に形成された第1多孔質層3の下端に吸引面1aを形成し、上部に形成された第2多孔質層7の上端に吸着面1bを形成した多孔質焼結体1が作製される。連通孔8の気孔径は、吸引面1aから吸着面1bに向かって小さくなる。焼結によって形成された多孔質焼結体1は、ファンから送風される冷却ガス(例えば、窒素ガス)により急冷却される。
なお、前述したように、グリーン体の焼結後には第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12が収縮変形して連通孔8の一部が潰れる虞がある。このため、連通孔8の連通状態が維持されるようにするため、前述したように第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12の夫々に対する焼結助剤14の混合割合が調整されている。
粗加工・洗浄工程(S150)では、製品設計に合わせて多孔質焼結体1に対して切削加工又はレーザー加工を行って、多孔質焼結体1の外径及び厚さを所定の大きさにする。外径及び厚さが調整された多孔質焼結体1は、平面研削用砥石を用いて多孔質焼結体1の表面及び裏面に対して平面研削加工が行われて、面精度を出しながら厚さの精度が高められる。そして、面精度及び厚さの精度が高められた多孔質焼結体1に対して、純水による超音波洗浄を実施した後に、90℃に設定されたオーブン内で8時間、加熱して乾燥させる。
仕上げ加工工程(S160)では、粗加工で用いられた平面研削用砥石よりも目が細かい砥石を用いて、多孔質焼結体1に対して平面研削加工を行う。これにより、多孔質焼結体1内の連通孔8を連通状態にすることができる。なお、多孔質焼結体1を切削工具等の製品内に組み込んだ際に、多孔質焼結体1と製品とが同一平面上にない場合には、仕上げ加工工程(S160)の前に、多孔質焼結体1及び製品に対して一体加工(平面研削加工)を行う。
洗浄乾燥工程(S170)では、多孔質焼結体1に対して、純水による超音波洗浄を行うことで多孔質焼結体の連通孔8に入り込んだ切削カス等を除去する。そして、純水の代わりにアルコールを用いて上記洗浄乾燥工程(S170)を繰り返す。さらに、アルコールの代わりにアセトンを用いて上記洗浄乾燥工程(S170)を繰り返す。そして、連通孔8を完全に乾燥させるため、多孔質焼結体1を90℃に設定されたオーブン内で8時間以上、加熱して乾燥させて、多孔質焼結体1が完成する。
組込工程(S180)では、図1に示すように、多孔質焼結体1を吸着ヘッド20に形成された収容凹部22内に挿入し、ボルトやエポキシ樹脂系接着剤を介して多孔質焼結体1を吸着ヘッド20に固定する。なお、多孔質焼結体1を吸着ヘッド20等の製品に固定する方法は、製品毎に設定される。またボルトで多孔質焼結体1を製品に締結する場合には、ボルトを螺合するための雌ネジ穴の加工は、前述した粗加工・洗浄工程(S150)後に行うのが好ましい。
次に、このようにして作製された多孔質焼結体1を備える吸着ヘッド20について説明する。吸着ヘッド20の上面には、図1に示すように、上方に開口して下方へ窪む収容凹部22が形成され、この収容凹部22の底部には、収容凹部22に連通する複数の通気溝23が環状に設けられ、通気溝23の上端は開口して多孔質焼結体1の吸引面1aに対向する。複数の通気溝23の一部は、吸着ヘッド20に設けられた吸引孔24に連通している。このため、吸引孔24から空気が吸引されると、複数の通気溝23を通じて多孔質焼結体1の連通孔8内の空気を吸引することができる。
ここで、本実施形態では、多孔質焼結体1の吸着面1bには、開口の大きさが小さい上側開口部7bが形成されているので、上側開口部7bを通じて薄物または薄型のワーク30を吸着する際に、ワーク30が変形したり損傷したりするのを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係わる多孔質焼結体1は、ワーク30を吸着するための吸着面1bとこれに背向して負圧源に接続するための吸引面1aとの間を連通する連通孔8を有してワーク30の吸着に用いられる。この多孔質焼結体1は、第1から第3の多孔質層3,7,5を積層して形成され、下端に吸引面1aが形成され、上端に吸着面1bが形成される。第1から第3の多孔質層3,7,5の夫々は、メジアン径が互いに異なる第1から第3のステンレス鋼粉末11,12,13を焼結して形成され、下側の第2多孔質層7から上側の第1多孔質層3に向かってメジアン径が小さくなるステンレス鋼粉末を焼結して形成される。3つの多孔質層の夫々には、焼結により互に連結した多数の空隙3a,5a、7aが形成され、これらの空隙3a,5a、7aによって吸着面1b及び吸引面1aの間を相互に連通する多数の連通孔8が形成される。連通孔8の気孔径は、吸引面1aから吸着面1bに向かって小さくなっている。
このため、多孔質焼結体1の吸着面1bに開口する連通孔8の気孔径は小径であるので、ワーク30の吸引時にワーク30を変形させたり損傷させたりすることなく吸着可能な多孔質焼結体1を提供することができる。
なお、前述した実施形態では、多孔質焼結体1は、第1ステンレス鋼粉末11を焼結してなる第1多孔質層3と、第2ステンレス鋼粉末12を焼結してなる第2多孔質層7と、第1ステンレス鋼粉末11及び第2ステンレス鋼粉末12が混在する第3ステンレス鋼粉末13を焼結してなる第3多孔質層5とを有する3層構造である場合を示したが、焼結体の構造はこれに限るものではない。多孔質焼結体1は、第1ステンレス鋼粉末11を焼結してなる第1多孔質層3と、第2ステンレス鋼粉末12を焼結してなる第2多孔質層7とからなる2層構造や、第1多孔質層3及び第2多孔質層7を含んだ4層以上の多層構造でもよい。
以下に、本発明に係わる実施例を比較例と対比して具体的に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定されるものではない。原料粉末として、SUS410のステンレス鋼の不規則形状の粉末と焼結助剤(WC)とを表1に示すメジアン径比で混合したものを用い、成形圧力1.0t/cmで加圧して60×60×15mmのグリーン体を作成し、真空中で1300℃に加熱して、実施例および比較例の多孔質焼結体1を作製した。これらの多孔質焼結体を試験片として、下記方法で表面気孔径、表面気孔率、見かけ密度を測定した。その結果を表1に示す。
表面気孔径の測定方法は、作製された多孔質焼結体1の表面の一部を光学顕微鏡で撮影し、撮影画像を画像処理して気孔のみを色付けして気孔径を測定し、さらに表面の他の部分も同様に撮影して気孔の色づけ及び気孔径の測定を行う工程を複数回実施し、測定された複数の気孔径の平均値を表面気孔径とした。
また、表面気孔率の算出方法は、多孔質焼結体1の表面の一部を光学顕微鏡で撮影し、多孔質焼結体1の表面の全表面積に対する撮影された表面の画像面積の割合を考慮して、多孔質焼結体1の全表面積に対する気孔部分の面積の割合を気孔率とし、さらに表面の他の部分も同様に撮影して多孔質焼結体1の表面の全表面積に対する気孔部分の面積の割合を気孔率とする工程を複数回実施して、測定された複数の気孔率の平均値を表面気孔率とした。また、見掛け密度は、グリーン体の焼結後の体積と実重量から算出した。
Figure 2022134962000002
表1に示すように、実施例1~3の多孔質焼結体は、表面気孔径が30~150μmとなり、厚さが100μmの薄いワークを変形させること無く、吸着することができた。一方、比較例1の多孔質焼結体は、表面気孔径が200μmであり、厚さが100μmの薄いワークを吸着することができるが、吸着時にワークを変形させてしまった。
1 多孔質焼結体
1a 吸引面
1b 吸着面
3 第1多孔質層(多孔質層)
3a、5a、7a 空隙
3b 下側開口部
3c 第1連通孔部
5 第3多孔質層(多孔質層)
5c 第3連通孔部
7 第2多孔質層(多孔質層)
7b 上側開口部
7c 第2連通孔部
8 連通孔
11 第1ステンレス鋼粉末(ステンレス鋼粉末)
12 第2ステンレス鋼粉末(ステンレス鋼粉末)
13 第3ステンレス鋼粉末(ステンレス鋼粉末)
14 焼結助剤
20 吸着ヘッド
22 収容凹部
23 通気溝
24 吸引孔
30 ワーク

Claims (7)

  1. ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、負圧によりワークを吸着するための吸着面と、前記吸着面に背向して負圧源に接続するための吸引面とを有し、内部に、前記焼結により形成され相互に連結した多数の空隙によって、前記吸着面及び前記吸引面の間を相互に連通させる多数の連通孔が形成されたワーク吸着用の多孔質焼結体であって、
    前記多孔質焼結体は、複数の多孔質層を積層することにより形成されていて、積層方向一方の端面によって前記吸引面が形成され、積層方向他方の端面によって前記吸着面が形成されており、
    複数の前記多孔質層の夫々は、メジアン径が互いに異なるステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、前記吸引面側に配された多孔質層よりも吸着面側に配された多孔質層の方が、焼結したステンレス鋼粉末のメジアン径が小さくなっており、それにより、前記連通孔の気孔径が、前記吸引面から前記吸着面に向けて徐々に小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする多孔質焼結体。
  2. 前記多孔質焼結体は、3つの前記多孔質層を積層した3層に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多孔質焼結体。
  3. 前記多孔質焼結体は、前記吸引面を有する第1多孔質層と、前記第1多孔質層に積層された第3多孔質層と、前記第3多孔質層に積層されて前記吸着面を有する第2多孔質層とにより形成され、
    前記第1多孔質層は、第1ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成され、
    前記第2多孔質層は、第2ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成され、
    前記第3多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末と前記第2ステンレス鋼粉
    末とが混合された第3ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の多孔質焼結体。
  4. 前記第1多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末に、前記第1ステンレス鋼粉末の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製され、
    前記第2多孔質層は、前記第2ステンレス鋼粉末に、前記第2ステンレス鋼粉末の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製され、
    前記第3多孔質層は、前記第1ステンレス鋼粉末及び前記第2ステンレス鋼粉末の夫々に、前記第1ステンレス鋼粉末及び前記第2ステンレス鋼粉末の夫々の焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、前記焼結助剤を混合して焼結処理されて作製される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の多孔質焼結体。
  5. 前記多孔質焼結体は、前記吸着面と前記吸引面とが互いに平行に延びてプレート状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の多孔質焼結体。
  6. ステンレス鋼粉末を焼結することにより形成されていて、負圧によりワークを吸着するための吸着面と、前記吸着面に背向して負圧源に接続するための吸引面とを有し、内部に、前記焼結により形成され相互に連結した多数の空隙によって、前記吸着面及び前記吸引面の間を相互に連通させる多数の連通孔が形成されたワーク吸着用の多孔質焼結体の製造方法であって、
    メジアン径が互いに異なる複数種類のステンレス鋼粉末の夫々に焼結助剤を混合して複数種類の原料粉末を作製する原料粉末作製工程と、
    前記複数種類の原料粉末の夫々を成形型に投入して複数層の積層体を成形する成形工程と、
    前記複数層の積層体を積層方向に沿った1軸方向に圧縮成形して複数層のグリーン体を作製する圧縮工程と、
    前記グリーン体を焼結して、前記多孔質焼結体を作製する焼結工程と、を含む
    ことを特徴とする多孔質焼結体の製造方法。
  7. 前記原料粉末作製工程において、メジアン径が互いに異なる複数種類のステンレス鋼粉末の夫々の前記焼結助剤に対するメジアン径比が20以上300以下となるように、複数種類の前記原料粉末を作製する
    ことを特徴とする請求項6に記載の多孔質焼結体の製造方法。
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