JP2022178477A - 投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】色むらの無い高画質、小型化、低コストをバランスよく達成した2板式の投射型表示装置が求められていた。【解決手段】光源からの光を第1の色光の第1照明光と第2の色光の第2照明光とに分割するダイクロイックミラーと、第1照明光を第1反射型光変調素子に導く第1照明光学系と、第2照明光を第2反射型光変調素子に導く第2照明光学系と、第1反射型光変調素子から出力される第1映像光を誘電体多層膜を透過させるとともに、第2反射型光変調素子から出力される第2映像光を誘電体多層膜にて反射させて光路を変更し、第1映像光と第2映像光を合成した合成光を出射する合成プリズムと、第1後群レンズと、第2後群レンズと、合成プリズムよりも拡大側に配置されて合成光に作用する前群レンズとを備え、誘電体多層膜への第1映像光と第2映像光の入射角の大きさは実質的に等しく、10度以上かつ27度以下である投射型表示装置である。【選択図】図1
Description
本発明は、反射型光変調素子を2つ備えた2板式の投射型表示装置に関する。
従来から、DMD素子や液晶素子などの光変調素子と投射光学系を備え、カラー画像をスクリーン等に拡大投影して表示する投射型表示装置が知られている。
例えば、異なる色の照明光を高速で切り替えながら単板の光変調素子を照射し、異なる色の画像を時分割で投射する単板式の投射型表示装置が知られている。光変調素子が単板でありながらもカラー表示が可能であるため、コスト低減や装置小型化の面で利点はあるものの、異なる表示色の画像を時分割で切り替えながらの表示であるため、高輝度化が困難であった。また、時分割で色が切り替わる照明光を作り出すために、切り替え式カラーフィルターと白色光源とを組合わせて用いる場合には、白色光の一部しか利用されず、光利用率が低いために消費電力が大きくなるという問題もあった。
例えば、異なる色の照明光を高速で切り替えながら単板の光変調素子を照射し、異なる色の画像を時分割で投射する単板式の投射型表示装置が知られている。光変調素子が単板でありながらもカラー表示が可能であるため、コスト低減や装置小型化の面で利点はあるものの、異なる表示色の画像を時分割で切り替えながらの表示であるため、高輝度化が困難であった。また、時分割で色が切り替わる照明光を作り出すために、切り替え式カラーフィルターと白色光源とを組合わせて用いる場合には、白色光の一部しか利用されず、光利用率が低いために消費電力が大きくなるという問題もあった。
単板式とは異なる方式として、3つの光変調素子を備え、異なる色の照明光(例えばR、G、B)で各光変調素子を照射し、各光変調素子から出力される異なる色の表示画像をダイクロイックプリズム等を用いて合成して投影する3板式の投射型表示装置が知られている。前述の単板式に比べて高輝度化が可能であるため、シネマなどの大型スクリーン用途には適するが、光学系の構成が複雑で部品点数も多くなるため、低コスト化や装置小型化が困難であり、使用用途が限られていた。
そこで、高輝度、小型化、低コスト化のバランスに優れた汎用性の高い装置を実現するため、2つの光変調素子を備えた2板式の投射型表示装置が試みられている。
そこで、高輝度、小型化、低コスト化のバランスに優れた汎用性の高い装置を実現するため、2つの光変調素子を備えた2板式の投射型表示装置が試みられている。
例えば、特許文献1には、光源部と、光源部からの出射光を第1の色光と第2の色光に分離する色分離ミラーと、第1の色光を変調する第1の光変調素子と、第2の色光を変調する第2の光変調素子と、第1の光変調素子により変調された第1の色光と、第2の光変調素子により変調された第2の色光とを色合成する色合成プリズムを備えた投射型表示装置が記載されている。この装置は、色合成プリズムから出射する合成光を投写するための投写ユニットを更に備えている。
また、特許文献2には、光源部からの光を分離する分離用偏光ダイクロイックプリズムと、第1の光変調素子と第2の光変調素子と、第1の光変調素子の出力光と第2の光変調素子の出力光を合成する合成用偏光ダイクロイックプリズムと、を備えた投射型表示装置が記載されている。この装置の光源ユニットは、第1の表示期間には、第1の光変調素子と第2の光変調素子にそれぞれ青色光を照射し、第2の表示期間には、第1の光変調素子に緑色光を、第2の光変調素子に赤色光を照射するように構成されている。
特許文献1に記載された方法では、色分離ミラーへの入射角をθ1とし、色合成プリズムへの入射角をθ2としたとき、θ1=55度、θ2=35度のように角度設定して光学素子をレイアウトしている。同文献の図1に示されるように、TIRプリズムと色合成プリズムとを合体したプリズムユニットが、光変調素子と投射レンズの間に配置され、かつ色合成プリズムへの入射角θ2を35度としたことにより、投射レンズのバックフォーカスが、3板式の場合よりもむしろ大きくなってしまっており、その意味では装置の小型化が必ずしも十分ではない。
また、特許文献1では、色合成プリズムの色合成面に対して対称になるように光変調素子を配置することで装置の小型化が図られているが、上述したようにθ2=35度に設定した結果、最も普及していてコスト的に有利なタイプの反射型光変調素子を適用するのが困難になっている。最も普及していてコスト的に有利な反射型光変調素子は、図15に示すように、画面に多数のマイクロミラーが2次元配列され、各、オン・オフ時には反射面が±12度に傾斜するように駆動されるタイプである。この素子では、図中の左上に拡大して示すように、表示すべきon光と表示させないoff光を異なる方向に反射させるが、特許文献1の装置ではθ2=35度でかつ光変調素子を対称に配置した結果、on光を投射レンズの方向に反射させ、off光を投射レンズ外の方向に反射させ得る幾何学的な配置が成立し得なくなっている。したがって、特許文献1に記載された方法を実施する際には、コスト的に有利なタイプの反射型光変調素子を採用することができず、マイクロミラーの偏角方向が画面の水平方向(H方向)か垂直方向(V方向)の反射型光変調素子を採用する必要があった。
また、特許文献2に記載された方法では、2つの光変調素子の出力光を色合成する手段として偏光ダイクロイックプリズムを用いているが、ダイクロイックプリズムの偏光特性は入射角に依存して大きく変化する。このため、例えばFナンバーが2.5程度で面内の入射角ばらつきが±12度である現実的な光学系においては、表示画面内で色むらが顕著に発生し、表示画質が低下する問題が生じる。
そこで、色むらの少ない高画質と、小型化、低コストをバランスよく達成した汎用性の高い2板式の投射型表示装置が求められていた。
そこで、色むらの少ない高画質と、小型化、低コストをバランスよく達成した汎用性の高い2板式の投射型表示装置が求められていた。
本発明の一態様は、光源と、前記光源からの光を、第1平面に配された光軸に沿って伝搬させるライトトンネルと、前記ライトトンネルを経由して入射する前記光源からの光を、第1の色光の第1照明光と第2の色光の第2照明光とに分割するダイクロイックミラーと、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第1照明光を第1反射型光変調素子に導く第1照明光学系と、前記ダイクロイックミラーを透過した前記第2照明光を第2反射型光変調素子に導く第2照明光学系と、前記第1反射型光変調素子から出力される第1映像光を誘電体多層膜を透過させるとともに、前記第2反射型光変調素子から出力される第2映像光を前記誘電体多層膜にて反射させて光路を変更し、前記第1映像光と前記第2映像光を合成した合成光を出射する合成プリズムと、前記合成プリズムと前記第1反射型光変調素子の間に配置されて前記第1映像光に作用する第1後群レンズと、前記合成プリズムと前記第2反射型光変調素子の間に配置されて前記第2映像光に作用する第2後群レンズと、前記合成プリズムよりも拡大側に配置されて前記合成光に作用する前群レンズと、を備え、前記誘電体多層膜への前記第1映像光と前記第2映像光の入射角の大きさは実質的に等しく、10度以上かつ27度以下である、ことを特徴とする投射型表示装置である。
本発明によれば、色むらの少ない高画質と、小型化、低コストをバランスよく達成した汎用性の高い2板式の投射型表示装置を提供することができる。
図面を参照して、実施形態にかかる投射型表示装置について説明してゆく。
[実施形態1]
図1は、実施形態1にかかる投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図である。投射型表示装置1は、反射型光変調素子200a(第1反射型光変調素子)および反射型光変調素子200b(第2反射型光変調素子)を備えている。本実施形態では、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bとして、マイクロミラーデバイスをアレイ状に設けたDMDが用いられる。尚、DMDとしては、図15を参照して説明したように、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられる。各画素に対応するマイクロミラーは、画像信号の輝度レベルに応じて、反射方向がパルス幅変調により変更されるように駆動される。
[実施形態1]
図1は、実施形態1にかかる投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図である。投射型表示装置1は、反射型光変調素子200a(第1反射型光変調素子)および反射型光変調素子200b(第2反射型光変調素子)を備えている。本実施形態では、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bとして、マイクロミラーデバイスをアレイ状に設けたDMDが用いられる。尚、DMDとしては、図15を参照して説明したように、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられる。各画素に対応するマイクロミラーは、画像信号の輝度レベルに応じて、反射方向がパルス幅変調により変更されるように駆動される。
投射型表示装置1は、光源装置110を備えている。光源装置110は、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するための光源である。図8(a)に、本実施形態で用いる光源装置110の構成を示す。光源装置110は、励起光源ユニット210を備えているが、励起光源ユニット210は、発光素子(例えば青色発光の半導体レーザ)を2次元的に複数配列し、各発光素子に対応してコリメートレンズを設けたユニットである。また、光源装置110は、モータ121により回転可能な回転体122を備え、回転体122の主面上には、蛍光体123が設けられている。さらに、励起光源ユニット210と蛍光体123の間には、ダイクロイックミラー105、1/4波長板107、および集光レンズが配置されている。
本実施形態の光源装置では、回転体122はモータ121により回転可能であり、回転体122の主面上には、蛍光体123が設けられている。図16に、回転体122の平面図を示すが、回転体122の主面上には、回転軸RAを中心としたリング領域の一部に黄色蛍光体123Yが塗布され、リング領域の残りの部分には蛍光体が塗布されずに、励起光Exを反射するための反射部124が設けられている。反射部124は、青色レーザ光を高い効率で反射するように鏡面加工しておくのが望ましい。黄色蛍光体123Yが設けられている領域の下地には、回転体122の方向に放射された蛍光をレンズ側に反射するための反射面が設けられ、蛍光の取出し効率の向上が図られている。
図17に、黄色蛍光体123Yに励起光Exを照射した際に黄色蛍光体123Yから得られる光のスペクトルの例を示す。図中に一点鎖線で示すグラフ32が黄色蛍光体123Yの発光スペクトルである。参考のため、一般的な緑色蛍光体の発光スペクトルを点線グラフ31で示し、一般的な赤色蛍光体の発光スペクトルを実線グラフ33で示している。尚、波長450nm付近に見られるピークは、蛍光体による発光ではなく、励起光Exの一部が蛍光体に吸収されずに反射されたものである。尚、図17に示されたグラフ32は一例であり、本実施形態で用いられ得る蛍光体の発光特性は、これと厳密に一致しなければならないわけではない。
このような回転体122を回転させることにより、励起光Exは、黄色蛍光体123Yか、または反射部124か、のいずれかを照射する。蛍光体の過熱を防ぐため、回転体122の基材には熱伝導率が高い金属が好適に用いられ、空冷効率を向上させるため基材に凹凸部や空孔が設けられる場合もある。
次に、光源装置110の各部の作用について図8(a)を参照して説明する。
励起光源ユニット210から出射されたコリメートされたS偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105に入射する。S偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105により回転体122の方向に反射される。1/4波長板107を経由した励起光は、集光レンズによって回転体122に集光される。
励起光源ユニット210から出射されたコリメートされたS偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105に入射する。S偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105により回転体122の方向に反射される。1/4波長板107を経由した励起光は、集光レンズによって回転体122に集光される。
励起光Exが集光される位置に黄色蛍光体123Yが存在するような回転タイミングにおいては、黄色の蛍光が発せられる。また、励起光Exが集光される位置に反射部124が存在するような回転タイミングにおいては、励起光Ex(青色光)は反射される。
ダイクロイックミラー105に入射する黄色蛍光のうちP偏光成分はほとんど全てが、S偏光成分は波長が約490nm以上の大部分が透過する。また、P偏光に変換された青色光は、ほとんど全てが透過する。すなわち、これらの光はダイクロイックミラー105を高い効率で透過し、光源装置の出力光として取り出され、集光レンズ109により適宜集光される。
ダイクロイックミラー105に入射する黄色蛍光のうちP偏光成分はほとんど全てが、S偏光成分は波長が約490nm以上の大部分が透過する。また、P偏光に変換された青色光は、ほとんど全てが透過する。すなわち、これらの光はダイクロイックミラー105を高い効率で透過し、光源装置の出力光として取り出され、集光レンズ109により適宜集光される。
集光レンズ109は、投射光学系610のFナンバーに適合させるべく所定のNAに設定されており、照明光ILをライトトンネル140の入射口に集光する。図1に示すように、光源装置の出力光は、投射型表示装置の照明光ILとして利用される。尚、場合によっては照明光ILから不要なスペクトル成分を除外するため、集光レンズ109とライトトンネル140の間に例えば切り替え式のカラーフィルター(カラーホイール)を設けてもよい。
次に、光源装置110から提供される照明光ILを、反射型光変調素子200a(第1の反射型光変調素子)と反射型光変調素子200b(第2の反射型光変調素子)に分配する照明光学系について説明する。
図2は、実施形態1の照明光学系の一部を抽出して示した図である。ライトトンネル140を介して伝搬された照明光ILは、ライトトンネル側集光レンズ150により、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するのに適した光束に整形される。ライトトンネル側集光レンズ150は、単数もしくは複数のレンズで構成される。
ライトトンネル側集光レンズ150を経由した照明光ILは、さらに中間像側集光レンズ151を経て、拡大中間像155を結ぶ。ただし、拡大中間像155の結像位置の近傍にはダイクロイックミラー180が配置されており、照明光ILの入射角η1は27.5度に設定されている。照明光ILに含まれる赤色光Rはダイクロイックミラー180を透過し、緑色光Gおよび青色光Bはダイクロイックミラー180により反射される。尚、照明光ILの入射角η1は、必ずしも27.5度である必要はないが、下記の条件を満足するのが望ましい。
25度<η1<32度 ・・・(条件1)
25度<η1<32度 ・・・(条件1)
図5に、ダイクロイックミラー180の透過率の波長依存性を示す。プレート状のダイクロイックミラー180は、ダイクロイックプリズムに比べてPS分離幅や角度シフト(入射角依存性)が小さいという利点がある。図5に示すように、入射角が28度に対して±10度変化したとしても、角度シフトはあるもののシフト量は小さい。また、カーブの立ち上がりも急峻でほぼステップ状であり、赤色光の分離能が優れていることがわかる。
ダイクロイックミラー180を透過した赤色光Rは、反射型光変調素子200bを照明するのに用いられ、ダイクロイックミラー180により反射された緑色光Gおよび青色光Bは、反射型光変調素子200aを照明するのに用いられる。言い換えれば、照明光の拡大中間像155の第1の色光成分は第1反射型光変調素子に転写され、第2の色光成分は第2反射型光変調素子に転写される。以後の説明では、反射型光変調素子200aを照明するのに用いられる緑色光Gおよび青色光Bを第1照明光(G+B)と呼び、反射型光変調素子200bを照明するのに用いられる赤色光Rを第2照明光(R)と呼ぶ場合がある。また、ダイクロイックミラー180から反射型光変調素子200aまでの第1照明光の光路を第1照明光学系と呼び、ダイクロイックミラー180から反射型光変調素子200bまでの第2照明光の光路を第2照明光学系と呼ぶものとする。
図1および図2から理解されるように、第1照明光学系においては、ダイクロイックミラー180により反射された第1照明光(G+B)は、中間像側集光レンズ160(第1レンズ)、折り返しミラー182a(第1ミラー)、変調素子側集光レンズ163、TIRプリズム170aを経由して、反射型光変調素子200aに集光される。第1照明光学系においては、光源装置110から反射型光変調素子200aまでの間に、ダイクロイックミラー180、折り返しミラー182a、TIRプリズム170aの3箇所で反射されるため、第1照明光の折り返し回数は3回である。
尚、ライトトンネル140からダイクロイックミラー180に至るまでの照明光ILの光軸は、Y軸と平行方向、つまりXY平面と平行な第1平面内にあるが、第1照明光の光軸は、ダイクロイックミラー180にて反射されてから折り返しミラー182aに到達するまではXY平面と平行な第1平面内にある。一方、折り返しミラー182aにより反射されると、第1照明光の光軸はXY平面内から打ち上げられてZ方向成分を有することになる。すなわち、第1照明光の光軸は、反射型光変調素子200aの手前で折り返しミラー182aにより第1平面とは交差する方向に折り曲げられる。
TIRプリズム170aは、例えば2つのプリズムを組み合わせて構成された内部全反射プリズムであり、第1照明光を内部全反射させて、反射型光変調素子200aに所定の角度で入射させる。
尚、照明光ILがダイクロイックミラー180に入射する入射角η1は、前述のように例えば27.5度に設定され、折り返しミラー182aにおける入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、例えば59.3度に設定される。
一方、ダイクロイックミラー180を透過した第2照明光(R)は、中間像側集光レンズ161、光路変更ミラー181、中継レンズ162(第2レンズ)、折り返しミラー182b(第2ミラー)、変調素子側集光レンズ163、TIRプリズム170bを経由して、反射型光変調素子200bに集光される。第2照明光学系においては、光源装置110から反射型光変調素子200bまでの間に、光路変更ミラー181、折り返しミラー182b、TIRプリズム170bの3箇所で反射されるため、第2照明光の折り返し回数は3回である。すなわち、第1照明光の折り返し回数と、第2照明光の折り返し回数は等しいため、各反射型光変調素子に同質の照明光を照射でき、ムラの発生を抑制することができる。
第2照明光の光軸は、ダイクロイックミラー180を透過してから、光路変更ミラー181にて反射されて折り返しミラー182bに到達するまでは、XY平面と平行な第1平面内にあるが、折り返しミラー182bにより反射されると、光軸はXY平面内から打ち上げられてZ方向成分を有することになる。すなわち、第2照明光の光軸は、反射型光変調素子200bの手前で折り返しミラー182bにより第1平面とは交差する方向に折り曲げられる。
TIRプリズム170bは、例えば2つのプリズムを貼り合わせて構成された内部全反射プリズムであり、第2照明光を内部全反射させて、反射型光変調素子200bに所定の角度で入射させる。
尚、第2照明光が光路変更ミラー181に入射する入射角η2(図2)は、例えば64度に設定され、折り返しミラー182bにおける入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、第1照明光と同様に例えば59.3度に設定される。尚、照明光ILがダイクロイックミラー180に入射する入射角η1と、第2照明光が光路変更ミラー181に入射する入射角η2については、以下の関係が成立するように設定される。
η2≧η1 ・・・(条件2)
η2≧η1 ・・・(条件2)
第1照明光の照明光学系と第2照明光の照明光学系においては、折り返しミラー182aと折り返しミラー182b、変調素子側集光レンズ163、TIRプリズム170aとTIRプリズム170bは、それぞれ同じ仕様のものを用いることができる。両方の照明光学系において、これらの光学素子は、反射型光変調素子に対する相対位置関係が同等になるように配置される。
図7(a)は、ライトトンネル140から反射型光変調素子200aに至る照明光学系を模式的に示し、図7(b)は、ライトトンネル140から反射型光変調素子200bに至る照明光学系を模式的に示している。尚、図示の便宜のため、図7(a)では、ダイクロイックミラー180、折り返しミラー182a、TIRプリズム170aによる光路方向の変更は図示を省略し、光軸を直線的に示している。同様に、図7(b)では、光路変更ミラー181、折り返しミラー182b、TIRプリズム170bによる光路方向の変更は図示を省略し、光軸を直線的に示している。
また、図6は、反射型光変調素子200bを背面側から見た時の各光学素子の配置を模式的に示している。尚、図6では、照明光学系の一部は図示を省略している。折り返しミラー182bの反射点PからTIRプリズム170bに向かう照明光は、反射型光変調素子200bに入射角45°で入射する。尚、反射型光変調素子200b(および反射型光変調素子200a)として用いられるDMD素子は、図15を参照してすでに述べたように、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられている。
図7(a)に示すように、第1照明光の光軸とダイクロイックミラー180の交点をS、第1照明光の光軸と折り返しミラー182aの交点をPa、SとPaの距離をLaとする。また、図7(b)に示すように、第2照明光の光軸とダイクロイックミラー180の交点をS、第2照明光の光軸と折り返しミラー182bの交点をPb、SとPbの距離をLbとする。
図7(a)および図7(b)に例示されるように、本実施形態では、LaとLbが必ずしも等しくない、すなわちLa/Lbが必ずしも1にはならないように、第1照明光用の折り返しミラー182aと第2照明光用の折り返しミラー182bは配置される。
第1照明光と第2照明光の両方について、折り返しミラー182a(折り返しミラー182b)から反射型光変調素子200a(反射型光変調素子200b)までの光路長は等しく設定されているため、ライトトンネル140から反射型光変調素子200aに至る第1照明光の光路長と、ライトトンネル140から反射型光変調素子200bに至る第2照明光の光路長には、La-Lb=ΔLの差異が生じる。尚、La/Lbが1にならない構成としては、図7(a)および図7(b)に示したLa>Lbとする構成の他に、La<Lbとなるように、第1照明光用の折り返しミラー182aと第2照明光用の折り返しミラー182bを配置してもよい。
本実施形態では、第1照明光が反射型光変調素子200aを照明する条件と、第2照明光が反射型光変調素子200bを照明する条件をなるべく揃えるため、第1照明光の光路中のダイクロイックミラー180と折り返しミラー182aの間に中間像側集光レンズ160を配置し、第2照明光の光路中のダイクロイックミラー180と光路変更ミラー181の間に中間像側集光レンズ161を、光路変更ミラー181と折り返しミラー182bの間に中継レンズ162を配置している。これらのレンズの位置と焦点距離とを適宜設定することにより、光路長差ΔLの影響を低減して両方の反射型光変調素子の照明条件を揃えることができる。
また、本実施形態では、前述したように、黄色蛍光体を備えた光源装置110から図17に示したスペクトル特性の蛍光が出力され、ダイクロイックミラー180にて色光を分離するが、照明光の色純度を高めるために、第1照明光学系にシアンフィルターCFを、第2照明光学系に赤フィルターRFを設けるのが好ましい。フィルターを設ける位置は任意であるが、本実施形態では光学系の対称性を考慮して、各々の光学系の変調素子側集光レンズ163の出射面に、ダイクロイックフィルター(多層膜フィルター)を設けた。すなわち、図7(a)に示すように、第1照明光学系の変調素子側集光レンズ163の出射面には、図9(a)に示す特性を備えたシアンフィルターCFを設け、図7(b)に示すように、第2照明光学系の変調素子側集光レンズ163の出射面には、図9(b)に示す特性を備えた赤フィルターRFを設けた。
以上により、反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bは、第1照明光と第2照明光により各々照明される。
以上により、反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bは、第1照明光と第2照明光により各々照明される。
尚、ダイクロイックミラー180から反射型光変調素子200aまでの光路長をLDAとし、ダイクロイックミラー180から反射型光変調素子200bまでの光路長をLDBとした時に、以下の条件を満足するのが望ましい。
0.9<LDA/LDB<1.1 ・・・(条件3)
0.9<LDA/LDB<1.1 ・・・(条件3)
反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bは、アレイ状に設けられた多数のマイクロミラーを有するが、光源装置110から照射される照明光ILの色の切り替えタイミングと同期して、照明光を変調する。
図18(a)~図18(e)は、光源装置110と各反射型光変調素子の駆動タイミングを説明するため、横軸を時間tで表したタイムチャートである。図8(a)、図16、図27を参照して説明したように、光源装置110は、回転体122を回転させて、黄色蛍光体123Yが発する黄色の蛍光と、反射部124が反射する青色光を交互に出力する。画像信号の1フレームの期間に同期させて回転体122を1回転させるように制御すれば、図18(a)に示すように、光源装置110からはY光とB光が交互に出力される。
ダイクロイックミラー180は、図5に示した透過特性を有するため、ダイクロイックミラー180により反射された第1照明光は、図18(b)に示すようにG光とB光が交互に照射する態様となり、ダイクロイックミラー180を透過した第2照明光は、図18(d)に示すように、R光が間欠的に照射する態様となる。
第1照明光の色の切り替わりタイミングに同期させて映像信号のG成分とB成分を入力することにより、反射型光変調素子200aからは、図18(c)に示す映像光G+Bが出力される。また、第2照明光のR光が点灯するタイミングに同期させて映像信号のR成分を入力することにより、反射型光変調素子200bからは、図18(e)に示す映像光Rが出力される。各色の映像光は、映像信号中の各色成分の輝度に応じて反射型光変調素子によりパルス幅変調されている。色ごとに1階調に相当するパルス幅(時間的長さ)を異ならせる必要がある場合には、反射型光変調素子を駆動するクロックの周波数を映像光の色に合わせて調整すればよい。
次に、反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bから出力された映像光を合成して投射する投射光学系について説明する。
図3は、投射光学系について説明するため、図1に示した投射型表示装置1の全体構成の中から、投射光学系610の部分を抽出した図面である。
図3は、投射光学系について説明するため、図1に示した投射型表示装置1の全体構成の中から、投射光学系610の部分を抽出した図面である。
前述したように、反射型光変調素子200aは、映像信号中のG色またはB色の信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、第1照明光を所定角度で反射させ、図18(c)に示す映像光G+Bを出力する。映像光G+Bは、TIRプリズム170aを透過して第1後群レンズ601aに入射し、さらに合成プリズム400を透過して前群レンズ602に入射し、投映面700(例えば投映スクリーン)に拡大投影される。
また、反射型光変調素子200bは、映像信号中のR色の信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、第2照明光を所定角度で反射させ、図18(e)に示す映像光Rを出力する。映像光Rは、TIRプリズム170bを透過して第2後群レンズ601bに入射し、さらに合成プリズム400にて内部反射して光路を変更されて前群レンズ602に入射し、投映面700(例えば投映スクリーン)に拡大投影される。尚、図1~図3では、前群レンズ602の光軸LXが一点鎖線で示されている。
前群レンズ602は、第1後群レンズ601aと合わせて、映像光G+Bに対する投射レンズとして作用する。同様に、前群レンズ602は、第2後群レンズ601bと合わせて、映像光Rに対する投射レンズとして作用する。ここで、TIRプリズム170aとTIRプリズム170bは、同一構成の素子が用いられ、第1後群レンズ601aと第2後群レンズ601bは、同一構成のレンズが用いられる。また、後述するように、合成プリズム400内において、映像光Rの光路長と映像光G+Bの光路長は等しくなるように構成されている。このため、本実施形により構成される投射レンズ系では、投映面700上の画像の調整(例えばピント調整)は、前群レンズ602を操作するだけで簡単に行うことができる。
合成プリズム400は、映像光Rの光路を変更して映像光G+Bの光路に重畳させ、映像光Rおよび映像光G+Bを前群レンズ602に向けて導く。
図4(a)に示すように、合成プリズム400は、プリズム401、プリズム402、プリズム403の3つのプリズムで構成されている。プリズム401とプリズム402は、微小な隙間であるエアギャップAG1を挟んで対向し、プリズム402とプリズム403は、微小な隙間であるエアギャップAG2を挟んで対向している。プリズム402の光学面のうち、エアギャップAG1を挟んでプリズム401と対向している面には、誘電体多層膜405が設けられている。
図4(a)に示すように、合成プリズム400は、プリズム401、プリズム402、プリズム403の3つのプリズムで構成されている。プリズム401とプリズム402は、微小な隙間であるエアギャップAG1を挟んで対向し、プリズム402とプリズム403は、微小な隙間であるエアギャップAG2を挟んで対向している。プリズム402の光学面のうち、エアギャップAG1を挟んでプリズム401と対向している面には、誘電体多層膜405が設けられている。
映像光Rは、プリズム402に入射すると、エアギャップAG2側の光学面にて誘電体多層膜405に向けて内部全反射される。本実施形態では、誘電体多層膜405に対する映像光Rの入射角ωが、ω=12度となるよう構成されている。誘電体多層膜405は、図4(b)に示す透過/反射特性を備えた膜であり、映像光Rは殆どすべてが反射される。尚、誘電体多層膜405は、プリズム401とプリズム402の間に隙間なくサンドイッチ(接着)されているのではなく、プリズム401との間にエアギャップを介しているので、接着型のクロスプリズムと比較してPS分離幅および角度シフトのシフト量は小さく、グラフのカーブの立ち上がりが急峻でほぼステップ状である。誘電体多層膜405で反射された映像光Rは、エアギャップAG2、プリズム403を透過して前群レンズ602に入射する。
一方、映像光G+Bは、プリズム401、エアギャップAG1を透過し、誘電体多層膜405に入射角12度で入射する。先に説明した図4(b)の透過/反射特性から明らかなように、映像光G+Bは誘電体多層膜405を透過する。映像光G+Bは、さらにプリズム402、エアギャップAG2およびプリズム403を透過して前群レンズ602に入射する。
尚、誘電体多層膜405に対する入射角は、製造上の誤差を除き、映像光Rと映像光G+Bとで実質的に等しくなるように構成されている。また、映像光Rがプリズム402内に入射してから誘電体多層膜405に到達するまでの光路長は、映像光G+Bがプリズム401内に入射してから出射するまでの光路長と等しくなるように、プリズム402とプリズム401の形状が設定されている。
以上説明した本実施形態によれば、例えば特許文献1に開示された2板式の表示装置に比べ、投射レンズのバックフォーカスを小さくできるため、装置を小型化することができる。また、マイクロミラーが画面の垂直方向(V方向)に対して45度の向きに配置されるタイプの反射型光変調素子を用いるため、コスト的に有利である。また、特許文献2に開示された2板式の表示装置に比べ、偏光特性が入射角に依存して大きく変化するダイクロイックプリズムを用いない光学系であるため、色むらが少なく高画質の映像を表示することが可能である。すなわち、本実施形態によれば、高画質、小型化、低コストをバランスよく達成した汎用性の高い2板式の投射型表示装置を実現することができた。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る投射型表示装置について説明する。尚、実施形態1と同一または類似する部分については、説明を簡略化または省略する。
次に、実施形態2に係る投射型表示装置について説明する。尚、実施形態1と同一または類似する部分については、説明を簡略化または省略する。
図10は、実施形態2にかかる投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図である。投射型表示装置2は、反射型光変調素子200a(第1反射型光変調素子)および反射型光変調素子200b(第2反射型光変調素子)を備えている。本実施形態においても、実施形態1と同様に、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bとして、マイクロミラーデバイスをアレイ状に設けたDMDが用いられる。尚、DMDとしては、図15を参照して説明したように、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられる。各画素に対応するマイクロミラーは、画像信号の輝度レベルに応じて、反射方向がパルス幅変調により変更されるように駆動される。
投射型表示装置2は、光源装置110を備えている。光源装置110は、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するための光源である。
図8(b)に、本実施形態で用いる光源装置110の構成を示す。本実施形態の光源装置110は、実施形態1の光源装置のように蛍光体を励起して発光させるのではなく、独立に駆動可能な色光の異なる固体光源(例えば、R、G、Bの半導体レーザやLED)の出力光を合成して照明光ILとして出力する。すなわち、光源装置110は、赤発光の固体光源111R、青発光の固体光源112B、緑発光の固体光源113Gと、各発光源の光を集光するレンズ115とを備え、青反射のダイクロイックミラー807と赤反射のダイクロイックミラー808とを用いて各色光の光路を重畳させ、集光レンズ109を介して照明光ILをライトトンネル140に向けて出射する。固体光源(例えば、半導体レーザやLED)を用いることにより、本実施形態では蛍光体に比べて色純度の高い照明光ILをライトトンネル140に向けて出射することができる。
図8(b)に、本実施形態で用いる光源装置110の構成を示す。本実施形態の光源装置110は、実施形態1の光源装置のように蛍光体を励起して発光させるのではなく、独立に駆動可能な色光の異なる固体光源(例えば、R、G、Bの半導体レーザやLED)の出力光を合成して照明光ILとして出力する。すなわち、光源装置110は、赤発光の固体光源111R、青発光の固体光源112B、緑発光の固体光源113Gと、各発光源の光を集光するレンズ115とを備え、青反射のダイクロイックミラー807と赤反射のダイクロイックミラー808とを用いて各色光の光路を重畳させ、集光レンズ109を介して照明光ILをライトトンネル140に向けて出射する。固体光源(例えば、半導体レーザやLED)を用いることにより、本実施形態では蛍光体に比べて色純度の高い照明光ILをライトトンネル140に向けて出射することができる。
図11は実施形態2の照明光学系の一部を抽出して示した図であり、実施形態1における図2に対応している。本実施形態における照明光学系の基本構成は、実施形態1と類似しているが、図中の表に示す通り、各光学素子の設置角度や位置が異なっている。本実施形においても、第1照明光が反射型光変調素子200aを照明する条件と、第2照明光が反射型光変調素子200bを照明する条件をなるべく揃えるため、第1照明光の光路中のダイクロイックミラー180と折り返しミラー182aの間に中間像側集光レンズ160を配置し、第2照明光の光路中のダイクロイックミラー180と光路変更ミラー181の間に中間像側集光レンズ161を、光路変更ミラー181と折り返しミラー182bの間に中継レンズ162を配置している。これらのレンズの位置と焦点距離とを適宜設定することにより、光路長差ΔLの影響を低減して両方の反射型光変調素子の照明条件を揃えることができる。
また、図14は、反射型光変調素子200bを背面側から見た時の各光学素子の配置を模式的に示している。尚、図14では、照明光学系の一部は図示を省略している。折り返しミラー182bの反射点PからTIRプリズム170bに向かう照明光は、反射型光変調素子200bに入射角45°で入射する。尚、反射型光変調素子200b(および反射型光変調素子200a)として用いられるDMD素子は、図15を参照してすでに述べたように、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられている。
反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bは、アレイ状に設けられた多数のマイクロミラーを有するが、光源装置110から照射される照明光ILの色の切り替えタイミングと同期して、照明光を変調する。
図19(a)~図19(e)は、光源装置110と各反射型光変調素子の駆動タイミングを説明するため、横軸を時間tで表したタイムチャートである。図8(b)を参照して説明したように、光源装置110は、独立に駆動可能な色光の異なる固体光源として、赤発光の固体光源111R、青発光の固体光源112B、緑発光の固体光源113Gを備えている。図19(a)に示すように、画像信号の1フレームに相当する期間のうち、例えば約2/3は固体光源111Rと緑発光の固体光源113Gとを同時に点灯させてR光とG光を出力し、残りの約1/3は固体光源112Bを点灯させてB光を出力させる。
ダイクロイックミラー180は、図5に示した透過特性を有するため、ダイクロイックミラー180により反射された第1照明光は、図19(b)に示すようにG光とB光が交互に照射する態様となり、ダイクロイックミラー180を透過した第2照明光は、図19(d)に示すように、R光が間欠的に照射する態様となる。
第1照明光の色の切り替わりタイミングに同期させて映像信号のG成分とB成分を入力することにより、反射型光変調素子200aからは、図19(c)に示す映像光G+Bが出力される。また、第2照明光のR光が点灯するタイミングに同期させて映像信号のR成分を入力することにより、反射型光変調素子200bからは、図19(e)に示す映像光Rが出力される。各色の映像光は、映像信号中の各色成分の輝度に応じて反射型光変調素子によりパルス幅変調されている。色ごとに1階調に相当するパルス幅(時間的長さ)を異ならせる必要がある場合には、反射型光変調素子を駆動するクロックの周波数を映像光の色に合わせて調整すればよい。
尚、駆動タイミングは図19(a)~図19(e)の例に限られるわけではなく、例えば図20(a)~図20(e)に示す態様であってもよい。図20(a)に示すように、画像信号の1フレームに相当する期間の全域にわたり固体光源111Rを点灯させてR光を出力し、これと並行して画像信号の1フレームに相当する期間のうち、例えば約2/3は緑発光の固体光源113Gを点灯させてG光を出力し、残りの約1/3は固体光源112Bを点灯させてB光を出力させる。
ダイクロイックミラー180は、図5に示した透過特性を有するため、ダイクロイックミラー180により反射された第1照明光は、図20(b)に示すようにG光とB光が交互に照射する態様となり、ダイクロイックミラー180を透過した第2照明光は、図20(d)に示すように、R光が連続的に照射する態様となる。
第1照明光の色の切り替わりタイミングに同期させて映像信号のG成分とB成分を入力することにより、反射型光変調素子200aからは、図20(c)に示す映像光G+Bが出力される。また、フレームの切り替わりタイミングに同期させて映像信号のR成分を入力することにより、反射型光変調素子200bからは、図20(e)に示す映像光Rが出力される。各色の映像光は、映像信号中の各色成分の輝度に応じて反射型光変調素子によりパルス幅変調されている。色ごとに1階調に相当するパルス幅(時間的長さ)を異ならせる必要がある場合には、反射型光変調素子を駆動するクロックの周波数を映像光の色に合わせて調整すればよい。
次に、反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bから出力された映像光を合成して投射する投射光学系について説明する。
図12は、投射光学系について説明するため、図10に示した投射型表示装置2の全体構成の中から、投射光学系610の部分を抽出した図面である。
図12は、投射光学系について説明するため、図10に示した投射型表示装置2の全体構成の中から、投射光学系610の部分を抽出した図面である。
前述したように、反射型光変調素子200aは、映像信号中のG色またはB色の信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、第1照明光を所定角度で反射させ、図19(c)あるいは図20(c)に示す映像光G+Bを出力する。映像光G+Bは、TIRプリズム170aを透過して第1リレーレンズ611aに入射し、さらに合成プリズム410を透過して第3リレーレンズ612を経て中間像613を結ぶ。中間像613は、拡大側に配置された投射レンズ614により投映面700(例えば投映スクリーン)に拡大投射される。
また、反射型光変調素子200bは、映像信号中のR色の信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、第2照明光を所定角度で反射させ、図19(e)あるいは図20(e)に示す映像光Rを出力する。映像光Rは、TIRプリズム170bを透過して第2リレーレンズ611bに入射し、さらに合成プリズム410にて内部反射して光路を変更されて第3リレーレンズ612を経て中間像613を結ぶ。中間像613は、投射レンズ614により投映面700(例えば投映スクリーン)に拡大投影される。
このように、本実施形態では、リレーレンズを用いて投射レンズ614の手前で表示映像の中間像を一旦形成する構成である点が実施形態1と異なる。本実施形態では、リレーレンズ絞り付近の光線径を小さくすることができるため、合成プリズム410を小型化することができる。
合成プリズム410は、映像光Rの光路を変更して映像光G+Bの光路に重畳させ、映像光Rおよび映像光G+Bを前群レンズ602に向けて導く。
合成プリズム410は、映像光Rの光路を変更して映像光G+Bの光路に重畳させ、映像光Rおよび映像光G+Bを前群レンズ602に向けて導く。
図13(a)に示すように、合成プリズム410は、プリズム411およびプリズム412の2つのプリズムで構成されている。プリズム411とプリズム412は、微小な隙間であるエアギャップAG3を挟んで対向している。プリズム411の光学面のうち、エアギャップAG3を挟んでプリズム412と対向している面には、誘電体多層膜415が設けられている。
映像光Rは、プリズム411に入射すると、第3リレーレンズ612側の光学面にて誘電体多層膜415に向けて内部全反射される。本実施形態では、誘電体多層膜415に対する映像光Rの入射角ωが、ω=26.5度となるよう構成されている。誘電体多層膜415は、図13(b)に示す透過/反射特性を備えた膜であるが、固体光源の単色性の良い照明光を変調した映像光Rは、殆どすべてが反射される。尚、誘電体多層膜415は、プリズム411とプリズム412の間に隙間なくサンドイッチ(接着)されているのではなく、プリズム412との間にエアギャップを介しているので、接着型のクロスプリズムと比較してPS分離幅および角度シフトのシフト量は小さく、グラフのカーブの立ち上がりが急峻でほぼステップ状である。誘電体多層膜415で反射された映像光Rは、プリズム411を透過して第3リレーレンズ612に入射する。
一方、映像光G+Bは、プリズム412、エアギャップAG3を透過し、誘電体多層膜415に入射角26.5度で入射する。先に説明した図13(b)の透過/反射特性から明らかなように、固体光源の単色性の良い照明光を変調した映像光G+Bは、誘電体多層膜415を透過する。映像光G+Bは、さらにプリズム411を透過して第3リレーレンズ612に入射する。
尚、誘電体多層膜415に対する入射角は、映像光Rと映像光G+Bとで等しくなるように構成されている。また、映像光Rがプリズム411内に入射してから誘電体多層膜415に到達するまでの光路長は、映像光G+Bがプリズム412内に入射してから出射するまでの光路長と等しくなるように、プリズム411とプリズム412の形状が設定されている。
以上説明した本実施形態によれば、例えば特許文献1に開示された2板式の表示装置に比べ、投射レンズのバックフォーカスを小さくできるため、装置を小型化することができる。また、マイクロミラーが画面の垂直方向(V方向)に対して45度の向きに配置されるタイプの反射型光変調素子を用いるため、コスト的に有利である。また、特許文献2に開示された2板式の表示装置に比べ、偏光特性が入射角に依存して大きく変化するダイクロイックプリズムを用いない光学系であるため、色むらが少なく高画質の映像を表示することが可能である。すなわち、本実施形態によれば、高画質、小型化、低コストをバランスよく達成した汎用性の高い2板式の投射型表示装置を実現することができた。
[その他の実施形態]
本発明の実施は、上述した実施形態や具体的な実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
例えば、実施形態1で用いた光源装置と、実施形態2で用いた映像の中間像を形成する投射光学系を組合わせてもよい。あるいは、実施形態2で用いた光源装置と、実施形態1で用いた映像の中間像を形成しない投射光学系を組合わせてもよい。
本発明の実施は、上述した実施形態や具体的な実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
例えば、実施形態1で用いた光源装置と、実施形態2で用いた映像の中間像を形成する投射光学系を組合わせてもよい。あるいは、実施形態2で用いた光源装置と、実施形態1で用いた映像の中間像を形成しない投射光学系を組合わせてもよい。
実施形態1では、合成プリズム400の誘電体多層膜405に入射する第1映像光(R+G)と第2映像光(R)の入射角ωは、製造上の誤差を除いて実質的に等しい大きさとし、ω=12度とした。また、実施形態2では、合成プリズム410の誘電体多層膜415に入射する第1映像光(R+G)と第2映像光(R)の入射角ωは、製造上の誤差を除いて実質的に等しい大きさとし、ω=26.5度とした。本発明を実施するにあたり、入射角ω12度、または26.5度に限られるわけではないが、入射角ωは10度以上かつ27度以下の範囲内に設定する。
例えば、スクリーンは、投射型表示システムの構成要素として、投射型表示装置と常にセットで用いてもよいが、本発明の実施形態はそれに限られるわけではない。上述したように、実施形態に係る投射型表示装置は、表示画像を光学的に調整する際の操作が簡単なので可搬用途にも適しており、例えばスクリーンを設置していない建築物の壁など、任意の場所の任意の面に容易に表示画像を投射することができる。
1・・・投射型表示装置/110・・・光源装置/105・・・ダイクロイックミラー/107・・・1/4波長板/109・・・集光レンズ/111R・・・赤発光の固体光源/112B・・・青発光の固体光源/113G・・・緑発光の固体光源/121・・・モータ/122・・・回転体/123・・・蛍光体/123Y・・・黄色蛍光体/124・・・反射部/140・・・ライトトンネル/150・・・ライトトンネル側集光レンズ/151・・・・中間像側集光レンズ/155・・・拡大中間像/160・・・中間像側集光レンズ/161・・・中間像側集光レンズ/162・・・中継レンズ/163・・・変調素子側集光レンズ/170a、170b・・・TIRプリズム/180・・・ダイクロイックミラー/181・・・光路変更ミラー/182a、182b・・・折り返しミラー/200a、200b・・・反射型光変調素子/210・・・励起光源ユニット/400・・・合成プリズム/401、402、403・・・プリズム/405・・・誘電体多層膜/410・・・合成プリズム/411、412・・・プリズム/415・・・誘電体多層膜/601a・・・第1後群レンズ/601b・・・第2後群レンズ/602・・・前群レンズ/610・・・投射光学系/611a・・・第1リレーレンズ/611b・・・第2リレーレンズ/60・・・投射光学系/612・・・第3リレーレンズ/613・・・中間像/614・・・投射レンズ/700・・・投映面/AG1、AG2、AG3・・・エアギャップ/Ex・・・励起光/IL・・・照明光/LX・・・前群レンズの光軸
Claims (7)
- 光源と、
前記光源からの光を、第1平面に配された光軸に沿って伝搬させるライトトンネルと、
前記ライトトンネルを経由して入射する前記光源からの光を、第1の色光の第1照明光と第2の色光の第2照明光とに分割するダイクロイックミラーと、
前記ダイクロイックミラーで反射された前記第1照明光を第1反射型光変調素子に導く第1照明光学系と、
前記ダイクロイックミラーを透過した前記第2照明光を第2反射型光変調素子に導く第2照明光学系と、
前記第1反射型光変調素子から出力される第1映像光を誘電体多層膜を透過させるとともに、前記第2反射型光変調素子から出力される第2映像光を前記誘電体多層膜にて反射させて光路を変更し、前記第1映像光と前記第2映像光を合成した合成光を出射する合成プリズムと、
前記合成プリズムと前記第1反射型光変調素子の間に配置されて前記第1映像光に作用する第1後群レンズと、前記合成プリズムと前記第2反射型光変調素子の間に配置されて前記第2映像光に作用する第2後群レンズと、前記合成プリズムよりも拡大側に配置されて前記合成光に作用する前群レンズと、を備え、
前記誘電体多層膜への前記第1映像光と前記第2映像光の入射角の大きさは実質的に等しく、10度以上かつ27度以下である、
ことを特徴とする投射型表示装置。 - 前記第1後群レンズ、前記第2後群レンズ、および前記前群レンズにより投射レンズ系が構成され、
前記第1後群レンズと前記前群レンズにより前記第1映像光が拡大投射され、前記第2後群レンズと前記前群レンズにより前記第2映像光が拡大投射される、
ことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。 - 前記第1後群レンズは、第1リレーレンズを構成し、
前記第2後群レンズは、第2リレーレンズを構成し、
前記前群レンズは、前記合成プリズムの側に配置された第3リレーレンズと、拡大側に配置された投射レンズとを含み、
前記第1映像光は、前記第1リレーレンズと前記第3リレーレンズにより、前記第3リレーレンズと前記投射レンズの間に中間像を結び、
前記第2映像光は、前記第2リレーレンズと前記第3リレーレンズにより、前記第3リレーレンズと前記投射レンズの間に中間像を結び、
前記投射レンズにより、前記第1映像光および前記第2映像光の前記中間像が拡大投射される、
ことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。 - 前記第1照明光学系は、前記第1照明光の光軸を、前記第1反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第1ミラーを含み、
前記第2照明光学系は、前記第2照明光の光軸を前記第1平面の中で折り曲げる光路変更ミラーと、前記第2照明光の光軸を前記第2反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第2ミラーを含み、
前記ダイクロイックミラーから前記第1反射型光変調素子までの光路長をLDAとし、前記ダイクロイックミラーから前記第2反射型光変調素子までの光路長をLDBとした時に、
0.9<LDA/LDB<1.1
を満たす、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型表示装置。 - 前記光源からの光を前記ダイクロイックミラーに入射させる入射角をη1とした時、
25度<η1<32度
を満たす、
ことを特徴とする請求項4に記載の投射型表示装置。 - 前記第2照明光を前記光路変更ミラーに入射させる入射角をη2とした時、
η2≧η1
を満たす、
ことを特徴とする請求項5に記載の投射型表示装置。 - 前記ライトトンネルと前記ダイクロイックミラーとの間に集光レンズを備え、前記集光レンズは前記光源からの光の中間像を形成し、前記第1照明光学系は前記中間像の第1の色光成分を前記第1反射型光変調素子に転写し、前記第2照明光学系は前記中間像の第2の色光成分を前記第2反射型光変調素子に転写する、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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JP2021085314A JP2022178477A (ja) | 2021-05-20 | 2021-05-20 | 投射型表示装置 |
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