JP2022168385A - 回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造設備の大型化の抑制と、高い材料歩留まりの両立を可能とする回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を提供する。【解決手段】プレス機械40のスライド42に上型50Uを、ボルスタ41に下型50Dをそれぞれ取り付けた1組の金型50に鋼板Kを投入し、スライド42を動作させて、金型50内で鋼板Kから鉄心片KPを打ち抜き、鋼板Kの一定長さの送りを繰り返す打抜第一工程と、金型50から排出され、鋼板Kから鉄心片KPを打ち抜いた残りの一次残鋼板K1を、再度金型50に投入し、スライド42を動作させて、金型50内で一次残鋼板K1から鉄心片KPを打ち抜く打抜第二工程とを備える回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。【選択図】図2
Description
本願は、回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法に関するものである。
近年、回転電機の小型化、高効率化、及び高生産性が求められており、回転電機の固定子鉄心には分割鉄心構造が多く採用されている。分割鉄心は、電磁鋼板または鉄等の高透磁率材の薄板(以下、鋼板という)から打ち抜かれた分割コア片を所定枚数積層することにより製造される。
このような分割鉄心の製造方法において、鋼板から分割コア片を打ち抜く際に、鋼板上に隣り合う分割コア片を当接させて互い違いに配置することによって、製品となる部分以外の廃棄領域を減らす技術が提案されている。
例えば特許文献1では、鋼板上にL字形状の分割コア片を配置する際に、「2つの前記分割コア形状線のL字形状鋭角側の長辺同士及び短辺同士の両方が対向するように配置す」し、各分割コア形状線のL字形状鋭角側にあるスロット予定部のスペースを互いに有効利用している。
しかしながら、鋼板上に互い違いに分割コア片を配置する方法では、金型内に多数組のパンチとダイを配置する必要があるため、スペースと打ち抜き荷重の観点から、金型とプレス機を大型化する必要があった。また、分割コア片が多数の場所で打ち抜かれ、多数の場所から金型外に排出されることになり、打ち抜き後の後工程において、分割コアの取り扱いが煩雑になるという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、製造設備の大型化の抑制と、高い材料歩留まりの両立を可能とする回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機の固定子の鉄心片の製造方法は、
プレス機のスライドに上型を、ボルスタに下型をそれぞれ取り付けた1組の金型に鋼板を投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記鋼板から鉄心片を打ち抜き、前記鋼板の一定長さの送りを繰り返す打抜第一工程と、
前記金型から排出され、前記鋼板から前記鉄心片を打ち抜いた残りの一次残鋼板を、再度前記金型に投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記一次残鋼板から前記鉄心片を打ち抜く打抜第二工程とを備えるものである。
また、本願に開示される分割鉄心の製造方法は、
前記固定子の鉄心片の製造方法を用いて製造した複数の前記鉄心片を前記金型内で積層するものである。
また、本願に開示される、回転電機の製造方法は、
前記分割鉄心の製造方法によって製造された複数の前記分割鉄心を環状に組み合わせた固定子鉄心と前記固定子鉄心に巻き回した電機子巻線とを備える固定子の内周面に、外周面を対向させて回転可能に回転子を支持するものである。
プレス機のスライドに上型を、ボルスタに下型をそれぞれ取り付けた1組の金型に鋼板を投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記鋼板から鉄心片を打ち抜き、前記鋼板の一定長さの送りを繰り返す打抜第一工程と、
前記金型から排出され、前記鋼板から前記鉄心片を打ち抜いた残りの一次残鋼板を、再度前記金型に投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記一次残鋼板から前記鉄心片を打ち抜く打抜第二工程とを備えるものである。
また、本願に開示される分割鉄心の製造方法は、
前記固定子の鉄心片の製造方法を用いて製造した複数の前記鉄心片を前記金型内で積層するものである。
また、本願に開示される、回転電機の製造方法は、
前記分割鉄心の製造方法によって製造された複数の前記分割鉄心を環状に組み合わせた固定子鉄心と前記固定子鉄心に巻き回した電機子巻線とを備える固定子の内周面に、外周面を対向させて回転可能に回転子を支持するものである。
本願に開示される回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、製造設備の大型化の抑制と、高い材料歩留まりの両立を可能とする。
実施の形態1.
以下、実施の形態1による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、図を用いて説明する。
図1は、回転電機100の断面図である。
回転電機100は、回転子10と固定子20とを備える。回転子10は、回転子鉄心11と回転軸12と永久磁石13とを備える。回転子10は、その外周面を固定子20の内周面に空隙5を介して対向させて、図示しないベアリングによって回転可能に支持されている。
以下、実施の形態1による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、図を用いて説明する。
図1は、回転電機100の断面図である。
回転電機100は、回転子10と固定子20とを備える。回転子10は、回転子鉄心11と回転軸12と永久磁石13とを備える。回転子10は、その外周面を固定子20の内周面に空隙5を介して対向させて、図示しないベアリングによって回転可能に支持されている。
固定子20は、円環形状をしており、固定子鉄心21と電機子巻線22とを備える。電機子巻線22は、磁性を有する固定子鉄心21のスロットに導電性を有する線材を組み立てることで構成されている。
固定子鉄心21は、複数の分割鉄心21Bを円環状に組み合わせて形成されている。分割鉄心21Bは、鋼板から打ち抜かれた複数の鉄心片が、固定子20の軸方向Zに積層されている。
回転電機100は、固定子20から発生される磁界により回転子10を回転し、回転力を回転電機100の外部に伝達する。
図2は、鉄心片KPの打抜第一工程を示す図である。
図3は、鉄心片KPの打抜第二工程を示す図である。
図4A~図4Dは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図4A、図4B、図4C、図4Dは、それぞれ、図2、図3中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示し、ドット模様は、鋼板Kの裏面を示す。また、各図の太矢印は、鋼板Kの進行方向を示す(以下同じ)。
図3は、鉄心片KPの打抜第二工程を示す図である。
図4A~図4Dは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図4A、図4B、図4C、図4Dは、それぞれ、図2、図3中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示し、ドット模様は、鋼板Kの裏面を示す。また、各図の太矢印は、鋼板Kの進行方向を示す(以下同じ)。
図2において、プレス機40は、ボルスタ41とスライド42とを備える。
ボルスタ41には金型50の下型50Dが固定され、スライド42には、金型50の上型50Uが固定されている。
ボルスタ41には金型50の下型50Dが固定され、スライド42には、金型50の上型50Uが固定されている。
下型50Dの上に鋼板Kが配置された状態でプレス機40を駆動させることによって上型50Uが下降し、鋼板Kから鉄心片KPが打ち抜かれる。また、プレス機40の水平方向の一方側(図2では左側)には、帯状の鋼板Kをコイル状に反時計回りに巻き取った0次コイルC0が、回転機7Aに搭載されている。0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kから金型50内で打ち抜かれた鉄心片KPは、下方に排出される。
そして、プレス機40内を通過し、鋼板Kから鉄心片KPを打ち抜いた残りの一次残鋼板K1は、プレス機40を挟んで回転機7Aの反対側(図2では右側)に設置された回転機7Bによって、一次コイルC1として反時計回りに巻き取られる(再コイル化工程)。この時、プレス機40の上流側と下流側のどちらか、もしくは、両方には、鋼板Kを一定の長さで送ることのできる送り装置45を備える。
このように、回転機7Aに搭載された0次コイルC0は巻き解かれ、図4Aに示す帯状の鋼板Kとして金型50に投入排出口51から投入され、プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返すことにより、複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていくと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の一次残鋼板K1は、金型50の外に投入排出口52から排出され、図4Bに示すような状態で回転機7Bによって、一次コイルC1として巻き取られる。
0次コイルC0を全て巻き解き、一次残鋼板K1が一次コイルC1として全て巻き取られるまでの工程を打抜一工程とする。
次に、図3を用いて打抜第二工程を説明する。
図3において、図2の回転機7A、7B、金型50など、基本的な構成は同じである。
打抜第二工程においては、まず、打抜第一工程で一次残鋼板K1を一次コイルC1として巻き取った回転機7Bを、図3に示すように、左右が逆となるように矢印T1に示す方向に180度回転させる。
図3において、図2の回転機7A、7B、金型50など、基本的な構成は同じである。
打抜第二工程においては、まず、打抜第一工程で一次残鋼板K1を一次コイルC1として巻き取った回転機7Bを、図3に示すように、左右が逆となるように矢印T1に示す方向に180度回転させる。
打抜第一工程においては、鋼板Kの送り方向は、図2では左側から右側であったが、図3に示す打抜第二工程においては、一次残鋼板K1の送り方向は、逆方向の右側から左側となって、打抜第一工程と同様にプレス機40による鉄心片KPの打ち抜きを行う。即ち、回転機7Bに搭載された一次コイルC1は、次第に巻き解かれ、図4Cに示すように、表裏が逆になって、一次残鋼板K1が先ほど排出された投入排出口52から金型50に投入され、プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返すことになる。
これにより複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていくと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の二次残鋼板K2は、投入排出口51から金型50の外に、左から右へと排出される。
金型50から排出された二次残鋼板K2は、図4Dに示す状態で回転機7Aによって、二次コイルC2として巻き取られる。一次コイルC1を全て巻き解き、二次残鋼板K2が二次コイルC2に巻き取られるか、またはスクラップされるまでを打抜第二工程とする。巻き取らずにスクラップとしてもよい。
このように、打抜第一工程から打抜第二工程に移る際に、一次コイルC1を、図3の矢印T1に示すように、左右反転させることで、図4Cに示すように一次残鋼板K1を表裏反転することができ、プレス機40内の金型50の位置を移動することなく、そのまま一次残鋼板K1の残存部分に対して打抜第二工程を実施して鉄心片KPを打ち抜くことができる。また、打抜第二工程の打ち抜き後において、図4Dに示すように鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らすことができる千鳥状に鉄心片KPを打ち抜くことができる。
なお、以下の(1)~(3)のいずれかの場合であっても、鋼板Kから鉄心片KPを千鳥状に打ち抜きが可能となる。
(1) 図2における一次コイルC1回転機7Bによる巻き取り方向を時計回りとし、図3における一次コイルC1の左右反転をしないこととする場合。
(2) 打抜第一工程における金型50からの一次残鋼板K1の排出と、回転機7Bによる一次コイルC1の巻き取りの間で一次残鋼板を幅方向に180度捻る、捻り工程を加える場合。
(3) 打抜第二工程における回転機7Bからの一次コイルC1の金型50への投入の間で一次残鋼板K1を幅方向に180度捻る、捻り工程を加える場合。
(1) 図2における一次コイルC1回転機7Bによる巻き取り方向を時計回りとし、図3における一次コイルC1の左右反転をしないこととする場合。
(2) 打抜第一工程における金型50からの一次残鋼板K1の排出と、回転機7Bによる一次コイルC1の巻き取りの間で一次残鋼板を幅方向に180度捻る、捻り工程を加える場合。
(3) 打抜第二工程における回転機7Bからの一次コイルC1の金型50への投入の間で一次残鋼板K1を幅方向に180度捻る、捻り工程を加える場合。
図5A~図5Dは、鋼板Kの打ち抜き状態の他の例を示す図である。
図5A、図5B、図5C、図5Dは、それぞれ、図2、図3中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示す。
鉄心片KPの他の打ち抜き例として、打抜第二工程において、一次残鋼板K1の幅方向の中心が、金型50内を通過するパスラインP2を、打抜第一工程において鋼板Kの幅方向の中心が、金型50内を通過したパスラインP1から変化させることで、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らすことも可能である。
図5A、図5B、図5C、図5Dは、それぞれ、図2、図3中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示す。
鉄心片KPの他の打ち抜き例として、打抜第二工程において、一次残鋼板K1の幅方向の中心が、金型50内を通過するパスラインP2を、打抜第一工程において鋼板Kの幅方向の中心が、金型50内を通過したパスラインP1から変化させることで、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らすことも可能である。
すなわち、回転機7Aに搭載された0次コイルC0が巻き解かれ、図5Aに示す帯状の鋼板Kとして、打抜第一工程のパスラインP1でもって金型50に投入される。プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返すことにより、複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていく。これと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の一次残鋼板K1は、金型50の外に排出され、図5Bに示す状態で回転機7Bによって、一次コイルC1に巻き取られる。
次に、回転機7Bに搭載された一次コイルC1が、巻き解かれ、表裏はそのままで、図5Bのような帯状の一次残鋼板K1として、打抜第二工程のパスラインP2でもって金型50に投入される。プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返すことにより、複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていく。これと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の二次残鋼板K2は、金型50の外に排出され、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らした図5Dに示すような状態で回転機7Aによって、二次コイルC2に巻き取られる。この場合、鋼板Kを表裏反転させる必要はなく、打ち抜き工程の数も、鋼板Kの幅に応じて増やすことができる。
実施の形態1による、回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、鋼板Kの表裏を反転させて鉄心片KPを千鳥状に打ち抜いたり、異なるパスラインで鋼板Kの打ち抜きを繰り返したりすることによって鋼板Kの鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らし、材料歩留まりに優れた鉄心片KPの打ち抜きを実現しつつ、製品である鉄心片KPの排出場所は1箇所に抑制できるため、後工程における鉄心片KPの取り扱いの簡素化が可能でとなる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
以下、実施の形態2による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図6は、鉄心片KPの打抜第一工程を示す図である。
図7は、鉄心片KPの打抜第二工程を示す図である。
図8A~図8Dは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図8A、図8B、図8C、図8Dは、それぞれ、図6、図7中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示す。
図7は、鉄心片KPの打抜第二工程を示す図である。
図8A~図8Dは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図8A、図8B、図8C、図8Dは、それぞれ、図6、図7中の視点A、B、C、Dに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示す。
図6において、基本的な構成は図2と同じであるが、回転機7Bの巻き取り方向が図2とは異なり、時計回りに巻き取られている。また、図4A~図4Dと、図8A~図8Dを比較すると分かるように、鋼板K上における鉄心片KPの配置が異なる。
回転機7Aに搭載された0次コイルC0は巻き解かれ、図8Aに示す帯状の鋼板Kとして投入排出口51から金型50に投入され、プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返すことにより、複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていくと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の一次残鋼板K1は、投入排出口52から金型50の外に排出され、図8Bに示すような状態で回転機7Bによって、一次コイルC1として巻き取られる。
0次コイルC0を全て巻き解き、一次残鋼板K1が一次コイルC1として全て巻き取られるまでの工程を打抜一工程とする。
図7において、図6の回転機7A、7B、金型50など、基本的な構成は同じであるが、回転機7Aと回転機7Bの配置が異なる。
図7において、図6の回転機7A、7B、金型50など、基本的な構成は同じであるが、回転機7Aと回転機7Bの配置が異なる。
打抜第二工程においては、まず、打抜第一工程で一次残鋼板K1を一次コイルC1として巻き取った回転機7Bと、鋼板Kを全て巻き解いて空になった回転機7Aとの位置を、図7、矢印T201に示すように入れ替えると同時に、矢印T202に示すように、左右が逆となるように180度回転させる。
そして、打抜第二工程においては、打抜第一工程と同様に、回転機7Bに搭載された一次コイルC1は、次第に巻き解かれ、図8Cに示すように金型50に打抜第一工程と同じ投入排出口51から同じ方向に投入され、プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きと、送り装置45による一定長での送りを繰り返す。このとき、実施の形態1とは異なり、金型50に挿入される鋼板の表裏は、打抜第一工程と同じである。
これにより複数の鉄心片KPが下型50D内で整列、積層されていくと同時に、鉄心片KPが打ち抜かれた後の二次残鋼板K2は、投入排出口52から金型50の外に、左から右へと排出される。
金型50から排出された二次残鋼板K2は、図8Dに示す状態で回転機7Aによって、二次コイルC2として巻き取られる。一次コイルC1を全て巻き解き、二次残鋼板K2が二次コイルC2に巻き取られるか、または、巻き取らずにスクラップされるまでを打抜第二工程とする。
実施の形態2による、回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、金型50に挿入される鋼板の向きを180度反転させることによって、鉄心片KPを千鳥状に打ち抜き、鋼板Kの鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らし、材料歩留まりに優れた鉄心片KPの打ち抜きを実現しつつ、製品である鉄心片KPの排出場所は1箇所に抑制できるため、後工程における鉄心片KPの取り扱いの簡素化が可能でとなる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1、2と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図9は、鉄心片KPの打抜工程および鋼板の循環経路を示す図である。
本実施の形態と実施の形態1、2との大きな違いは、実施の形態1、2では、回転機7A、7Bを、金型50を挟んでそれぞれ反対側に配置していたのに対して、本実施の形態3では、金型50に対して同じ側に双方を配置している点である。
以下、実施の形態3による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1、2と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図9は、鉄心片KPの打抜工程および鋼板の循環経路を示す図である。
本実施の形態と実施の形態1、2との大きな違いは、実施の形態1、2では、回転機7A、7Bを、金型50を挟んでそれぞれ反対側に配置していたのに対して、本実施の形態3では、金型50に対して同じ側に双方を配置している点である。
図9において、プレス機40の一方側(図9では左側)に、帯状の鋼板Kをコイル状に巻き取った0次コイルC0が回転機7Aに搭載されて配置されている。
回転機7Aに搭載された0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kは、金型50内で打ち抜かれて、一次残鋼板K1となって図9、右側に排出される。その後、循環経路にあるガイドG1、ローラR1、ローラR2を介し鋼板Kの進行方向を変え、プレス機40の上側を通り、再度、一方側(図9では左側)に設置された回転機7Bによって、0次コイルC0とは表裏が反転した一次コイルC1として巻き取られる。
この時、プレス機40の上流側と下流側のどちらか、もしくは、両方には鋼板Kを一定の長さで送ることのできる送り装置45を備える。
回転機7Bに巻き取られた一次コイルC1は巻き解かれ、再度金型50に投入される。これにより、プレス機40による鉄心片KPの打ち抜きを2回以上繰り返すことが可能である。
実施の形態3による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、実施の形態1および実施の形態2に比べて、設備の設置に必要な面積を小さくすることができ、狭い場所への設置が可能になるなどの利点がある。
なお、図9ではプレス機40の上側を鋼板Kが通る例を図示したが、プレス機40の横、または、下を通してもよい。更に、図9の鋼板Kの送りを逆方向、即ち、鋼板Kが金型50で打ち抜かれる前に、プレス機40の上側などを通してから、金型50で打ち抜く形態をとってもよい。
実施の形態4.
以下、実施の形態4による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1~3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図10は、鉄心片KPの打抜工程を示す図である。
本実施の形態と実施の形態1~3との大きな違いは、実施の形態1~3では、1枚の連続する鋼板Kを用いていたが、本実施の形態4では、予め所定の長さに切断して重ねた鋼板K400を使用する点である。
以下、実施の形態4による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態1~3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図10は、鉄心片KPの打抜工程を示す図である。
本実施の形態と実施の形態1~3との大きな違いは、実施の形態1~3では、1枚の連続する鋼板Kを用いていたが、本実施の形態4では、予め所定の長さに切断して重ねた鋼板K400を使用する点である。
プレス機40の一方側(図10では左側)には、予め短冊状に切断した鋼板K400を積み重ねた0次積層体C400がラック407Aに搭載され、0次積層体C400から、1枚もしくは数枚ずつ送り出された鋼板K400が、金型50内で打ち抜かれ、一次残鋼板K401として排出され、反対側(図10では右側)に設置されたラック407Bの上に、一次積層体C401として積み重ねられる(残鋼板積層工程)。
プレス機40の上流側と下流側のどちらか、もしくは、両方には鋼板K400を一定の長さで送ることのできる送り装置45、445を備える。
次に、打抜第二工程の前にラック407Bを回転させて、一次残鋼板の向きを左右反転させる。そして、ラック407Bのガイド407BGを取り外し、ラック407Bに積み重ねられた一次積層体C401から、1枚もしくは数枚ずつ前述とは逆方向に一次積層体C401から一次残鋼板K401を送り出して、再度金型50に投入し、プレス機40によって鉄心片KPを打ち抜く。
実施の形態4による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
以下、実施の形態5による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図11は、鉄心片KPの打抜工程および鋼板の循環経路を示す図である。
図12A~図12Fは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図12A、図12B、図12C、図12D、図12E、図12Fは、それぞれ、図11中の視点A、B、C、D、E、Fに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示し、ドット模様は、鋼板Kの裏面を示す。各図の太矢印は、鋼板Kの進行方向を示す。
図12A~図12Fは、鋼板Kの打ち抜き状態を示す図である。
図12A、図12B、図12C、図12D、図12E、図12Fは、それぞれ、図11中の視点A、B、C、D、E、Fに対応する。また、斜線模様は、鋼板Kの表面を示し、ドット模様は、鋼板Kの裏面を示す。各図の太矢印は、鋼板Kの進行方向を示す。
本実施の形態5と実施の形態1~3との大きな違いは、本実施の形態5では、一度に複数の鉄心片KPを打ち抜く点である。
図11において、プレス機40の一方側(図11では左側)には、帯状の鋼板Kをコイル状に巻き取った0次コイルC0が回転機7Aに搭載され、0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kは、金型50内で打ち抜かれて一次残鋼板K1として排出される。その後、一次残鋼板K1は、ローラR1を介し鋼板の進行方向を変え、ローラR2、ローラR3の間で一次残鋼板K1の幅方向に180度捻られ(捻り工程)、表裏を反転させながらプレス機40の上側を通り、ローラR4を介して再度、プレス機40の一方側(図11では左側)に取り回され、前述の鋼板Kと上下に重ねられて金型50に再度投入され、鋼板Kと共に金型50内で打ち抜かれて二次残鋼板K2として、一次残鋼板K1と共に排出される。この時、プレス機40の上流側と下流側のどちらか、もしくは、両方には鋼板Kおよび一次残鋼板K1を一定の長さで送ることのできる送り装置45を備える。
次に、各位置での鋼板の状態について説明する。
図11の視点Aにおいては、0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kが図12Aに示すように表面を上にして、上流側の送り装置45Aに投入される。
上流側の送り装置45A内では、後述の一次残鋼板K1が裏面を上にした状態で、鋼板Kの上に重ねられ、図11に示す視点Bにおいては、図12Bに示す状態となる。すなわち、上に重なった一次残鋼板K1に開いた穴から下に重なっている鋼板Kの表面が見えている状態となる。
図11の視点Aにおいては、0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kが図12Aに示すように表面を上にして、上流側の送り装置45Aに投入される。
上流側の送り装置45A内では、後述の一次残鋼板K1が裏面を上にした状態で、鋼板Kの上に重ねられ、図11に示す視点Bにおいては、図12Bに示す状態となる。すなわち、上に重なった一次残鋼板K1に開いた穴から下に重なっている鋼板Kの表面が見えている状態となる。
その後、鋼板Kと一次残鋼板K1が重なった状態で、金型50により鉄心片KPが2枚同時に打ち抜かれ、それぞれの鋼板には新たに鉄心片KPの形状に打ち抜かれた穴が奥側にでき、鋼板Kは一次残鋼板K1に、一次残鋼板K1は二次残鋼板K2となり、図11に示す視点Cでは、図12Cに示す状態となる。すなわち、上に重なっている二次残鋼板K2は、千鳥状に鉄心片KPを打ち抜いた穴が開いており、下側の一次残鋼板K1には、奥側のみに鉄心片KPを打ち抜いた穴が開いている。
次に、下流側の送り装置45B、ローラR1、ガイドG2によって、進行方向を変えると共に、一次残鋼板K1と二次残鋼板K2とが分離される。一次残鋼板K1は、図11に示す視点Dにおいて、図12Dに示す状態となる。なお、二次残鋼板K2については後述する。
一次残鋼板K1は、図11に示す視点Eにおいて、図12Eに示すように一次残鋼板K1の幅方向に180度捩じる(表裏反転)することで、鉄心片KPの形状に打ち抜かれた穴の位置を奥側から手前側に移動させることができる。その後は、前述の上流側の送り装置45A内で、鋼板Kの上に重ねられ、金型50による2枚同時に打ち抜かれる内の1枚となる。
図11に示す視点Dの手前で一次残鋼板K1と分離された二次残鋼板K2に関しては、この後スクラップとなるが、図11に示す視点Fにおいて、図12Fに示すように鉄心片KPの形状に打ち抜かれた穴が互い違いに配置された千鳥状となり、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域が少なく、材料歩留まりに優れた鉄心片KPの打ち抜きがされたことが分かる。
実施の形態5による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法によれば、鋼板Kの幅方向に板厚偏差があった場合であっても、打ち抜かれた鉄心片KPは、板厚偏差の影響を受けずに積層することが可能となる。
例えば、図12Aにおいて、奥側が薄く、手前側が厚い板厚偏差をもった鋼板Kが使われた場合であっても、2枚同時に打ち抜かれる下側の鉄心片KPにおいて、ティース側が厚く、コアバック側が薄くなるのに対して、上側の鉄心片KPは、図12Eに示すように幅方向に180度、捩じっているため、ティース側が薄く、コアバック側が厚くなる。その結果、これらの鉄心片KPが交互に重ね合わされると、板厚偏差を相殺して分割鉄心21Bを積層でき、高精度な分割鉄心21Bと固定子鉄心21を提供することができる。
なお、これまでの説明では、鋼板Kを1巡させた上、2枚重ねで同時に千鳥状に打ち抜く方法について説明したが、実施の形態1で説明したような異なるパスラインでの打ち抜きも組み合わせて、2巡の上、3枚重ね抜き、3巡の上、4枚重ね抜きなどに拡張させてもよい。
これまで説明してきた千鳥状、或いは異なるパスラインでの打ち抜きを、組み合わせ繰り返すことにより、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域を減らし、材料歩留まりに優れた打ち抜きを実現しつつ、製品である鉄心片KPの排出場所は1箇所、あるいは少数に抑制できるため、後工程における鉄心片KPの取り扱いの簡素化が可能である。
実施の形態6.
以下、実施の形態6による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態5と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図13は、鉄心片KPの打抜工程および鋼板の循環経路を示す図である。
以下、実施の形態6による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態5と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図13は、鉄心片KPの打抜工程および鋼板の循環経路を示す図である。
図13において、プレス機40の一方側(図11では左側)には、帯状の鋼板Kをコイル状に巻き取った0次コイルC0が回転機7Aに搭載され、0次コイルC0から巻き解かれた鋼板Kは、ロール式材料送り装置645Aを介して金型50に送り込まれ、金型50内で打ち抜かれて一次残鋼板K1としてプレス機40の右側に排出される。
その後、一次残鋼板K1は、ロール式材料送り戻し装置645Bを介し鋼板の進行方向を変え、更に表裏を反転して、再度プレス機40右側から金型50に送り込まれ、前述の鋼板Kと重ねられ金型50内で打ち抜かれて二次残鋼板K2としてプレス機40の左側に排出される。
この時、プレス機40の左側に配置されたロール式材料送り装置645A内のメインローラR61の上側に鋼板K、下側に二次残鋼板K2を通すことで、鋼板Kの送り出し量と二次残鋼板K2の引き出し量を等しくすることができる。同様に、プレス機40の右側に配置されたロール式材料送り戻し装置645B内のメインローラR62の上側に一次残鋼板K1の上流側、下側に一次残鋼板K1の下流側を通すことで、一次残鋼板K1の上流側の引き出し量と一次残鋼板K1の下流側の送り出し量を等しくすることができ、安定した材料送りが可能となる。
また、ロール式材料送り戻し装置645B内で、一次残鋼板K1の幅方向に180度捻り(捻り工程)、表裏を反転させて、実施の形態5と同様に鉄心片KPを千鳥状に打ち抜くことができ、鉄心片KPとなる部分以外の廃棄領域が少なく、材料歩留まりに優れた鉄心片KPの打ち抜きが可能となる。
実施の形態7.
以下、実施の形態7による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態6と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図14は、一次残鋼板K701を示す平面図である。図14において、2回目に打ち抜かれる部分を点線にて示している。本実施の形態7では、1回目の鉄心片KPの打ち抜き時に、鉄心片KPとして打ち抜かない部分に切り欠きCT(パイロット部)を打ち抜いている。
以下、実施の形態7による回転電機の固定子の鉄心片の製造方法、分割鉄心の製造方法、および回転電機の製造方法を、実施の形態6と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図14は、一次残鋼板K701を示す平面図である。図14において、2回目に打ち抜かれる部分を点線にて示している。本実施の形態7では、1回目の鉄心片KPの打ち抜き時に、鉄心片KPとして打ち抜かない部分に切り欠きCT(パイロット部)を打ち抜いている。
2回目以降に鉄心片KPを打ち抜く際に、この切り欠きCTを位置決めの基準として利用することによって、1回目の打ち抜きと、2回目以降の打ち抜きの位置ずれを防止することが可能である。
位置決めは、ロール式材料送り装置645A、ロール式材料送り戻し装置645B内、または、金型50内において、機械的に位置決めしてもよいし、センサーなどで切り欠きCTを検出して位置決めしてもよい。ここでは、切り欠きCTを一例として示したが、穴、突起などでも同様の効果を得ることができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
100 回転電機、10 回転子、11 回転子鉄心、12 回転軸、
13 永久磁石、20 固定子、21 固定子鉄心、21B 分割鉄心、
22 電機子巻線、40 プレス機、41 ボルスタ、42 スライド、
45,45A,45B,445 送り装置、407A,407B ラック、
407BG ガイド、645A ロール式材料送り装置、
645B ロール式材料送り戻し装置、7A,7B 回転機、5 空隙、50 金型、
50D 下型、50U 上型、51,52 投入排出口、K,K400 鋼板、
K1,K401,K701 一次残鋼板、K2 二次残鋼板、KP 鉄心片、
C400 0次積層体、C401 一次積層体、A,B,C,D,E,F 視点、
C0 0次コイル、C1 一次コイル、C2 二次コイル、CT 切り欠き、
G1,G2 ガイド、P1,P2 パスライン、R1,R2,R3,R4 ローラ、
R61,R62 メインローラ、Z 軸方向。
13 永久磁石、20 固定子、21 固定子鉄心、21B 分割鉄心、
22 電機子巻線、40 プレス機、41 ボルスタ、42 スライド、
45,45A,45B,445 送り装置、407A,407B ラック、
407BG ガイド、645A ロール式材料送り装置、
645B ロール式材料送り戻し装置、7A,7B 回転機、5 空隙、50 金型、
50D 下型、50U 上型、51,52 投入排出口、K,K400 鋼板、
K1,K401,K701 一次残鋼板、K2 二次残鋼板、KP 鉄心片、
C400 0次積層体、C401 一次積層体、A,B,C,D,E,F 視点、
C0 0次コイル、C1 一次コイル、C2 二次コイル、CT 切り欠き、
G1,G2 ガイド、P1,P2 パスライン、R1,R2,R3,R4 ローラ、
R61,R62 メインローラ、Z 軸方向。
Claims (13)
- プレス機のスライドに上型を、ボルスタに下型をそれぞれ取り付けた1組の金型に鋼板を投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記鋼板から鉄心片を打ち抜き、前記鋼板の一定長さの送りを繰り返す打抜第一工程と、
前記金型から排出され、前記鋼板から前記鉄心片を打ち抜いた残りの一次残鋼板を、再度前記金型に投入し、前記スライドを動作させて、前記金型内で前記一次残鋼板から前記鉄心片を打ち抜く打抜第二工程とを備える回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記打抜第二工程において、前記一次残鋼板は、
前記打抜第一工程後に前記一次残鋼板を前記金型から排出した投入排出口から、前記打抜第一工程とは反対方向に前記金型に投入される請求項1に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記打抜第二工程において、前記一次残鋼板は、
前記打抜第一工程において前記鋼板を前記金型に投入した投入排出口から前記打抜第一工程と同じ方向に前記金型に投入される請求項1に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記打抜第二工程において、前記一次残鋼板は、前記打抜第一工程とは表裏を反転させて前記金型に投入される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。
- 前記打抜第二工程において、前記一次残鋼板の幅方向の中心が、前記金型内を通過するパスラインを、前記打抜第一工程において前記鋼板の幅方向の中心が、前記金型内を通過したパスラインから変化させる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。
- 前記打抜第一工程は、帯状に巻き取ったコイルから前記鋼板を巻き解いて前記金型に投入して実施し、
前記金型から排出された一次残鋼板は、循環経路を経て、再度前記金型に投入される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記金型で前記鉄心片を打ち抜く際に、
前記鋼板を複数枚重ね合わせて配置し、或いは前記鋼板と前記一次残鋼板とを重ね合わせて配置し、同時に複数枚の前記鉄心片を打ち抜く請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記循環経路中において、前記一次残鋼板を、幅方向に180度捻る、捻り工程を有する請求項6に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。
- 前記打抜第一工程において、帯状の前記鋼板を巻き取った0次コイルから前記鋼板を巻き解いて前記金型に投入し、
前記金型から排出された前記一次残鋼板を、巻き取って一次コイルを形成する再コイル化工程を有し、
前記一次コイルから再度、前記一次残鋼板を巻き解いて前記金型に投入する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記打抜第一工程において、短冊状の前記鋼板を重ねた0次積層体から、一枚または複数枚重ねた前記鋼板を前記金型に投入し、
前記金型から排出された前記一次残鋼板を積み重ねた一次積層体を形成する残鋼板積層工程と、
前記打抜第二工程において、前記一次積層体から再度、前記金型に、一枚または複数枚の重ねた前記一次残鋼板を前記金型に投入する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。 - 前記打抜第一工程において、次回以降の前記鉄心片の打ち抜き時の位置決めの基準に使用するパイロット部を前記鋼板に形成する請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法。
- 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転電機の固定子の鉄心片の製造方法を用いて製造した複数の前記鉄心片を前記金型内で積層する分割鉄心の製造方法。
- 請求項12に記載の分割鉄心の製造方法によって製造された複数の前記分割鉄心を環状に組み合わせた固定子鉄心と前記固定子鉄心に巻き回した電機子巻線とを備える固定子の内周面に、外周面を対向させて回転可能に回転子を支持する回転電機の製造方法。
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